南相馬市議会 > 2004-06-18 >
06月18日-01号

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  1. 南相馬市議会 2004-06-18
    06月18日-01号


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    平成16年 6月 旧小高町定例会(第2回)招集月日 平成16年6月18日(金曜日)場  所 議会議事堂出席議員 (18名) 1番  今村 裕 君    2番  亀田俊英 君 3番  竹野光雄 君    4番  鈴木一男 君 5番  平田廣昭 君    6番  小林正幸 君 7番  島尾清助 君    8番  太田隆章 君 9番  松原功典 君   10番  佐藤忠吉 君11番  藤 正昭 君   12番  佐藤良一 君13番  佐々木 功君   14番  高野光二 君15番  志賀稔宗 君   16番  渡部寛一 君17番  安部常晴 君   18番  井理 庸 君欠席議員 (なし)説明のため出席した者の職氏名町長      江井 績 君  助役        村井正見 君収入役     小谷津静枝君  教育長       荒川 登 君総務課長    小林茂志 君  企画振興課長    安部克己 君税務課長    松本光信 君  住民課長      井戸川徳義健康福祉課長  星 義弘 君  農林課長      発田栄一 君建設課長    末永善英 君  上下水道課長    佐藤周一 君病院経営改善対策室長        佐藤政宜 君  教育総務課長    阿部貞康 君兼事務長生涯学習課長  川崎隆雄 君  農業委員会事務局長 発田栄一 君監査委員    松本泰行 君  監査委員書記    小林茂志 君出席した事務局職員職氏名議会事務局長  松本孝英  書記  井戸川真希子議事日程第1号     平成16年6月18日(金曜日)  午前9時開議  本日の会議に付した事件 日程第 1 諸般の報告 日程第 2 会議録署名議員の指名 日程第 3 会期の決定 日程第 4 町政報告並びに議案説明 日程第 5 報告第 7号 総務常任委員会所管事務調査報告 日程第 6 報告第 8号 農林建設常任委員会所管事務調査報告 日程第 7 報告第 9号 文教厚生常任委員会所管事務調査報告 日程第 8 議案第43号 監査委員の選任について               午前9時0分開会 ○議長(高野光二君) おはようございます。ただいま、出席議員が定足数に達しております。 これから平成16年小高町議会第2回定例会を開会し、直ちに本日の会議を開きます。 本日の日程につきましては、別紙議事日程第1号をもってお手元に配布してありますので、この順序に従い、議事を進めることにいたします。 △日程第1 諸般の報告 ○議長(高野光二君) 日程第1、諸般の報告を行います。 本定例会に説明員として出席する者の職氏名一覧表については、お手元に配布してありますので、御了承願います。 次に、平成16年第1回定例会以降の議長の用務報告につきましては、別紙印刷物のとおりであります。御報告にかえますので御覧いただきたいと思います。 次に、平成16年3月から平成16年5月までの出納検査結果について別紙のとおり監査委員から報告がありますので、朗読を省略し、会議録に添付したいと思います。御了承願います。 次に、去る6月4日福島県自治会館において、平成16年度福島県町村議会議長会定例総会が開催され、その総会におきまして、自治功労者の表彰が行われました。当議会からは安部常晴議員特別功労者として表彰されましたので、この際、表彰状の伝達を行います。              (17番 安部常晴君 登壇) ○議長(高野光二君) 表彰状、安部常晴殿。あなたは町村議会議員として20年の長きにわたり地方自治の振興発展と住民福祉の向上に尽くされた功績はまことに顕著であります。よってここにこれを表彰します。平成16年6月4日、福島県町村議会議長会長、佐藤茂光。 おめでとうございます。              (拍手) ○議長(高野光二君) 次に、松本代表監査委員から一時退席の届出があります。 以上で諸般の報告を終わります。 △日程第2 会議録署名議員の指名 ○議長(高野光二君) 日程第2、会議録署名議員の指名を行います。 会議録署名議員は、会議規則第120条の規定により、18番井理庸君、1番今村裕君、2番亀田俊英君を指名いたします。 △日程第3 会期の決定 ○議長(高野光二君) 日程第3、会期の決定を議題といたします。 本件について、議会運営委員長の報告を求めます。 議会運営委員長。              (議会運営委員長 渡部寛一君 登壇) ◎議会運営委員長(渡部寛一君) 小高町議会第2回定例会会期日程について、平成16年6月15日招集の議会運営委員会において審議の結果、次のとおり決定したので、会議規則第77条の規定により報告いたします。 1、会期は本日から6月22日までの5日間とし、休会は19日及び20日とする。 2、一般質問は6月22日とする。 以上でございます。 ○議長(高野光二君) おはかりします。本定例会の会期は、ただいま議会運営委員長の報告のとおり、本日から6月22日までの5日間としたいと思います。ご異議ありませんか。             (「異議なし」の声あり) ○議長(高野光二君) 異議なしと認めます。よって会期は、本日から6月22日までの5日間に決定しました。 △日程第4 町政報告並びに議案説明 ○議長(高野光二君) 日程第4、町政報告並びに議案説明を行います。 町長の町政報告並びに説明を求めます。 町長。              (町長 江井績君 登壇) ◎町長(江井績君) 本日、ここに小高町議会第2回定例会を招集いたしましたところ、議員各位には何かと御多用のところお繰り合わせ御出席をいただき、感謝申し上げる次第であります。 本定例会は、平成16年度小高町一般会計予算補正など、11件の議案等について御審議を願うものでありますが、慎重審議のうえ、御議決を賜りますようお願いを申し上げる次第であります。 以下、そのあらましについて御説明いたしますが、それに先立ち、御報告申し上げます。 まず、南相馬合併協議会の協議の進捗状況について申し上げます。 南相馬合併協議会は2月13日設置以来、地域の主体性を尊重する地域分権・分散型の合併、地域の特性を残す、生かす、伸ばす合併、地域が互いに補完しあい、貢献しあう地域間ネットワーク型の合併、を基本理念とする、分権分散型の合併を実現するため、現在まで5回の法定協議会を開催して来たところであります。また、1,750項目に及ぶ膨大な事務事業のすり合わせにおいては、4市町村の職員により作業を進めております。 飯舘村・小高町・鹿島町・原町市の合併は、少子・高齢化への対応、高度化、多様化する行政課題を的確に捉え、合併の基本理念に掲げた分権分散型を大きな柱として、地域の特性を生かした住民自治を運営するため、地域自治組織の構築を目指すものであります。 協議会では、50の法定協議項目を協議いたしますが、協議の効率化と充実を図るため、新市の名称等に関する小委員会、地域自治組織に関する小委員会、新市建設計画に関する小委員会の三つの小委員会を組織し、それぞれの委員会は付託された事項について協議・検討を行っているものであります。 新市の名称等に関する小委員会の進捗状況について申し上げます。 当委員会に付託されている事項は、合併により誕生する新市の名称、合併の期日、議会議員及び農業委員会委員の任期の取扱いであります。新市の名称は、将来にわたり地域のシンボルとなることから、6月15日から7月20日まで公募方式により、新市にふさわしい名称を募集しているところであります。合併の期日については、合併優遇措置のある平成17年3月31日までに議会の議決及び県知事への申請を前提として、その後1年以内の合併準備に係る期間等を考慮し、適切な時期を検討しているところであります。議会議員及び農業委員会委員の任期の取扱いについては、合併の効果及び新市誕生後の地域の情勢を考慮し、新市誕生後50日以内に行われる設置選挙、定数特例を採用する設置選挙、2年間以内の在任特例など法に定められたいずれかを選択するため、合併後の旧市町村ごとの小選挙区制の導入や議員定数の配分等の調整に入ったところであります。 地域自治組織に関する小委員会の進捗状況について申し上げます。 当委員会に付託されている事項は、分権分散型の合併を象徴するため、「地域のことは地域で検討し決定する」、「地域の主体性を尊重するまちづくり」を進める地域自治組織を設置することの検討であります。地域自治組織具体的内容については、先進地である島根県の浜田那珂方式を参考とするものでありますが、地方自治法及び合併特例法の改正を踏まえ、地域自治組織の体制や運営について調整を図っているところであります。 新市建設計画に関する小委員会の進捗状況について申し上げます。 当委員会に付託されている事項は、合併特例債の有効活用により、合併効果を上げるため、4市町村の特色を生かした新市のまちづくりの素案を策定することであります。新市の理念を基本としながら、4市町村が歩んできた歴史や現在まで構築してきた自治体の行財政をさまざまな角度から分析し、新たな自治体としてのまちづくりをどう進めるかの検討であります。8月末には、新市建設計画の骨格が示されるものであり、これに基づき当町では中間の合併住民説明会を行うものであります。 これらの小委員会による検討内容を過日、飯舘村で開催された第5回合併協議会において、中間報告を行ったところであります。 今後も、小委員会から協議会へ報告を受け、法定協定項目を慎重に協議し、合併に向けて一つひとつ確認していくものであります。これらの情報は、あらゆる手段を講じて、迅速かつ分かり易く住民の皆様にお伝えするものであります。 少子高齢化行財政改革により、自治体を取り巻く情勢は一段と厳しくなっており、住民サービスも多様化・高度化が進んでおります。現在の行政サービスの水準を保持するためには、地域住民と行政が自らの責任と判断で「市町村合併」という大きな課題に積極的に取り組むことが重要であると考えるものであります。 次に、国民健康保険税について申し上げます。 国民健康保険は、社会保障制度の重要な役割を担い、町民の医療の確保と健康の保持増進に大きな役割を果たしております。医療保険は、個人の責任では対応しがたい疾病や負傷といった不測の事態に対して、個々人の相互扶助と社会連帯に基づき保険税を負担し、見返りとして給付を受けるものであります。 このような趣旨のもとに国保事業を運営しているところでありますが、地方においてはまだまだ景気の上向きが実感できない状況であり、中小企業の経営難、合理化等による低所得者層の加入者の増加や国民健康保険法の一部改正に伴う前期高齢者の医療費の負担増等、厳しい運営に迫られております。 このような状況のなか、平成16年度の必要な医療給付費、さらには老人保健拠出金等の増加に対して、前年度の剰余金等を勘案いたしましても財政運営が困難な状況にあることから、保険税率の引き上げをお願いするものであります。 年間の平均税額は、1世帯当り18万5,745円、1人当たり8万4,826円となり、前年度より1世帯当たり9,896円、5.6パーセント、1人当たり4,005円、5.0パーセントの増となるものであります。 次に、特別養護老人ホーム「梅の香」について申し上げます。 小高町、原町市、鹿島町が補助し、社会福祉法人南相馬福祉会が整備しておりました本施設は、平成15年度、16年度の2か年事業で整備が進められていたところでありますが、3月末に完成し、備品等の整備を終え、5月26日に竣工祝賀会が開催されたところであります。 また、5月29、30日に一般公開され、町内外の595名の皆さんが訪れたところであります。 6月1日から、順次、入所者の受入を始めておりますが、おおむね1か月間で満床となる予定であります。入所される方皆さんが、高齢・病弱であることから、本人の体調等の関係で、まだ不確定の要素はあるものの、小高町からは、新たに20名の方が入所される予定となっております。また、鹿島町の施設から小高町の施設へ異動を希望される方が4名ほどおりますことから、小高町の方が、「梅の香」の入所定員50名の内、24名の方が利用されることになるものであります。 入所選考にあたっては、南相馬福祉会が定めた入所指針に基づき、介護保険の要介護度、痴呆の程度、介護者の状況、介護サービス利用状況等を点数化し、入所検討委員会で決定されたところであります。小高町からの入所者はもっと少ないものと想定しておりましたが、原町市、鹿島町から御協力いただき、点数の高い小高町の方が多く入所することになったものであります。 社会福祉法人南相馬福祉会の基本理念に基づき、「安心」「信頼」「やすらぎ」の一人ひとりの人権が大切にされ、適切な運営により、地域から信頼される特別養護老人ホームとなるよう期待申し上げますとともに、この間御協力いただきました皆様に御礼を申し上げるものでございます。 次に、町有地の払い下げについて申し上げます。 日本道路公団による常磐自動車道用地買収に伴い、その代替地として羽倉字君ケ沢地区の町有地3万4,750平方メートルを提供するため、常磐自動車道小高地区地権者会を通じ、農地購入の希望について問い合わせをしたところ、4軒の農家から要望があり、協議した結果、最終的には3軒の農家へ農地を3分割し、総額1,300万円で譲渡の協議が整ったところであります。 続いて、今回提案いたします議案等について御説明申し上げます。 議案第33号、専決処分の承認を求めることについては、地方税法の一部改正に伴い、3月31日付けで行いました小高町税条例の一部を改正する条例の専決処分について承認を求めるものであります。 議案第34号、専決処分の承認を求めることについては、地方税法の一部改正に伴い、3月31日付けで行いました小高町国民健康保険税条例の一部を改正する条例の専決処分について承認を求めるものであります。 議案第35号、専決処分の承認を求めることについては、小高町職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の専決処分について承認を求めるものであります。 議案第36号、専決処分の承認を求めることについては、老人保健特別会計への繰出しが必要になったことに伴い、3月31日付けで行いました平成15年度小高町一般会計補正予算専決処分について承認を求めるものであります。 議案第37号、専決処分の承認を求めることについては、医療費の支払い財源の不足により、3月31日付けで行いました平成15年度小高町老人保健特別会計補正予算専決処分について承認を求めるものであります。 議案第38号、原町方部介護認定審査会共同設置規約の一部改正については、原町方部介護認定審査会の審査業務の効率化が図られるよう、委員定数に係る規定を改正したいためのものであります。 議案第39号、小高町国民健康保険税条例の一部改正については、前年の所得等の確定に伴い、国民健康保険税の税率等を改正したいためのものであります。 議案第40号、議案第41号及び議案第42号については、それぞれ平成16年度小高町一般会計、平成16年度小高町国民健康保険特別会計、平成16年度小高町老人保健特別会計の補正予算であります。 議案第43号、監査委員の選任については、松本泰行氏が6月18日で任期満了となるためのものであります。 以上で、町政報告と今回提案いたしました議案等の説明を終わりますが、詳細については、その都度担当課長より説明させますので、よろしく御審議のうえ御議決を賜りますようお願いを申し上げる次第であります。 ○議長(高野光二君) 以上で町政報告並びに議案説明を終わります。 △日程第5 報告第7号 総務常任委員会所管事務調査報告 ○議長(高野光二君) 日程第5、報告第7号、総務常任委員会所管事務調査報告を行います。 本件について総務常任委員長の報告を求めます。 総務常任委員長。              (総務常任委員長 平田廣昭君 登壇) ◎総務常任委員長平田廣昭君) 総務常任委員会所管事務調査報告書、本委員会は、所管事務の調査を次のとおり終了したので、会議規則第77条の規定により報告します。 調査事項 金房財産区の実態調査について 調査月日 平成16年5月24日 調査結果 金房財産区は、昭和29年に1町2村が合併する際、金房村で行っていた事業による利益を合併後も保護するため、村が所有していた山林を財産区として設定したものであります。 金房財産区は特別会計を設け運営していますが、今日の林業状況により厳しい財産運営を強いられています。このことは深刻な問題となっており、金房財産区管理会、関係行政区で今後の運営方針について議論、検討されてきています。 この財産区を町に移管したい旨の要請がありましたので、現況の実態、図面、現場を調査したので報告します。 金房財産区とは 菖蒲沢区有林(羽倉字菖蒲沢)面積6.87ヘクタールで樹種は杉が約80パーセント、赤松が20パーセント、樹齢が55年で、6,600本植林されています。 蛇バミ区有林(大富字蛇バミ)面積8.17ヘクタールで樹種は杉が約65パーセント、赤松が35パーセント、樹齢が50年で、1万500本植林されています。 出戸間船区有林(金谷字出戸間船)面積7.79ヘクタールで樹種は杉が約80パーセント、赤松が10パーセント、他10パーセントで樹齢は杉43年から49年、赤松が43年で、9,100本植林されています。 合計面積は22.83ヘクタールであり、およそ2万6,200本植林されていますが、立木の伐期を迎えた杉で収益1本当たり3,000円前後が相場とされています。販売するとなれば1本当たり経費を除くと0円~1,000円であります。この場合でも条件が良く、重機、車両がその伐倒した場所まで出入りできることとなりますが、金房財産区は容易でない所も多々あると確認しました。 今日のように流通(輸入)が自由になる前は、山林は、肥料源、飼料源、燃料源として、農家の日常生活や農林業経営に不可欠で生活の基盤となる重要なものでありました。 明治22年に町村制が施行され、近代的な地方自治体を確立するため、町村の合併が行われました。この時、山林や田畑等共用財産の多少が問題となって合併促進の障害となったことから、一地域の権利を認め「財産区」が誕生しました。 以後、徐々に貨幣経済が浸透しはじめ、林産物の商品化が進むにつれて財産区の経済的意味も、住民の肥料・飼料・燃料源から現金収入の手段へと変化していったものであります。 昭和28年~29年の合併においては、山林を所有していれば大きな収入を得ることが可能であり、他にこれといった産業のない山間地では、山林の保有が重要な意味を持っているため、多くの財産区が誕生しました。財産区は、町と一体となって財産区住民の福祉増進を行うこととされております。数年前まで、地域情報の発信を行っていた有線放送の建設等に、大きく貢献いたしました。 しかし、その後高度成長期における自給的な生活の崩壊とともに、社会が流動化し、多くの農民が兼業化したため、地域住民の地域に対する権利意識も変化してまいりました。 さらに今日では、先に記述したとおり、木材価格の低迷による林業の不況が山村地域に深刻な影響をもたらしていることも事実であります。 金房財産区の今後の運営については、①分担金を納め、財政問題を解消して、今後とも運営していく。分担金は、金房に住んでいる方が納める。②財産を処分する。立木の売払い、土地の売却等して財産がなくなるまで運営を続ける。(場所が悪く数年で収入が見込めなくなる。)③町に無償で譲渡する。(以後は町で管理することになる。) 以上のようなことが考えられます。 財産区の廃止に関する手続きにおいては、財産区は法人格を認められているため、財産をすべて処分したときは、財産区は廃止されます。先人達のこれまでの財産区に対する愛着、思い、流した汗は、はかりしれないものがあることと考えられます。財産区住民の意思に反する形でこれを強行し、かえって町内部の一体性を損ねることがないようにしなければなりません。地域の方々の了解と、管理会の同意、議会での議決が必要で、今後の推移状況を見守りながら対応すべきことを報告といたします。 以上。
    ○議長(高野光二君) ただいまの総務常任委員長所管事務調査報告に対し、質疑を行います。              (「なし」の声あり) ○議長(高野光二君) なければ、質疑を終わります。 これをもって、総務常任委員会所管事務調査報告を終わります。 △日程第6 報告第8号 農林建設常任委員会所管事務調査報告 ○議長(高野光二君) 日程第6、報告第8号、農林建設常任委員会所管事務調査報告を行います。 本件について農林建設常任委員長の報告を求めます。 農林建設常任委員長。              (農林建設常任委員長 小林正幸君 登壇) ◎農林建設常任委員長小林正幸君) 所管事務調査報告書、本委員会は、所管事務の調査を次のとおり終了したので、会議規則第77条の規定により報告します。 調査事項 町営住宅の実態と万ヶ迫住宅改築工事の今後の計画の調査について 調査月日 平成16年5月19日 調査結果 本委員会は建設課より町営住宅の実態と万ヶ迫住宅改築工事の今後の計画の説明を受け、更に現地を調査しましたので報告いたします。 平成16年5月13日現在、町営住宅団地箇所数岡田住宅15戸、田町住宅11戸、岩屋堂住宅35戸、万ヶ迫住宅110戸、長迫住宅5戸、飯崎住宅10戸、旧紅梅住宅10戸、紅梅住宅44戸、計8団地240戸となっており、空家の状況は万ヶ迫住宅5戸(うち政策空家3戸)、長迫住宅1戸(政策空家)計6戸となっております。今後の住宅の空家については、本年度より万ヶ迫住宅改築工事に伴い、現入居者の移転にあてたいとのことであります。 まず、岡田住宅について申し上げます。 昭和38年に建設された木造平屋一戸建15戸であります。建設年度が昭和38年度と一番古く41年経過しています。1戸当たりの床面積は31.35平方メートルで10坪に満たない住宅であり、以前は増築を認めることなどがあったことから、附属工作物増築は居宅6件、物置5件の状況となっております。また、本年度中に汚水処理については、15戸全戸下水道に接続する計画となっております。 田町住宅については、木造平屋一戸建11戸であり、昭和40年に建設され39年経過しております。1戸当たりの床面積は33.00平方メートルであります。汚水処理については、平成13年に11戸全戸下水道に接続しており、建物自体は相当に古いが、岡田住宅同様玄関ドア、掃き出しについてはアルミサッシの建具に改善され、利用状況も大変望ましいと思われます。附属工作物増築の状況は、物置8件となっております。 岩屋堂住宅については、35戸中15戸が木造平屋建で、昭和43年に建設され36年経過しております。1戸当たりの床面積は31.12平方メートルであります。20戸が簡易耐火構造平屋建一棟二戸で、昭和44年に建設され35年経過していることから屋根構造(カラー鉄板葺)の葺替えをし、10棟の内8棟が改修されております。1戸当たりの床面積は31.47平方メートルであります。附属工作物増築は、居宅1件、物置8件となっております。 万ヶ迫住宅は、町営住宅としては最大の110戸であります。昭和45年から51年にかけて建設された簡易耐火構造平屋建21棟43戸、簡易耐火構造二階建12棟67戸であり、1戸当たりの床面積は34平方メートル~59.28平方メートルとなっております。建設当時木造建具であった建物については、小窓以外はアルミサッシに改修されております。また、屋根については全棟カラートタン葺のため錆が目立ちました。 長迫住宅は平成2年度に建設され、木造平屋一棟二戸建で5戸の小規模団地であります。1戸当たりの床面積は今まで報告した住宅の約2倍の63.45平方メートルとなっており、生活雑排水は集合型単独浄化槽で対応しております。また、各戸の物置のスペースが建屋の中にあり、駐車場もあることから人気のある住宅でありますが、政策的空家1戸となっております。 飯崎住宅は一棟二戸木造平屋建で、昭和61年度に3棟6戸、昭和62年度に2棟4戸、計5棟10戸の団地であります。1戸当たりの床面積は64.26平方メートルとなっており、生活雑排水などの汚水は集合型単独浄化槽で処理され、各戸物置のスペースも棟の中心にとってあります。住宅の南側に小規模な公園がありますが、みんなの公共施設として行き届いた手入れをお願いしたいと思います。 旧紅梅住宅は木造平屋一棟二戸造りで、昭和63年に建設された5棟10戸の団地であります。1戸当たりの床面積は63.45平方メートルで、長迫団地と同様、棟の中心に物置のスペースがあり、駐車場の面積も十分にあるなど学校にも近い好条件の住宅となっています。 今までに報告した町営住宅の風呂については、入居者の持込みとなっています。 次に、紅梅住宅について申し上げます。 小高町振興ビジョンによる地域住宅計画、ホープ計画に基づき、平成7年から平成14年までに海・里・街の家タイプ、高齢者タイプ平屋建1棟2戸を含む22棟44戸(高額所得者タイプ4棟8戸も含む)が建設されました。1戸当たりの床面積は79.49平方メートル(約24.08坪)となっており、他の住宅と比べるとゆとりのある住居環境となっております。また、風呂も備え付けてあり、集合型合併浄化槽で処理され、グレードの高い建築となっていて若い層に人気のある住宅であります。駐車場も舗装整備されており、紅梅住宅のみ駐車場の使用料をいただいております。 以上、8町営住宅について申し上げましたが、公共住宅の本来の目的は住宅困窮者の救済にあることから、家賃が一般的に安く設定されております。家賃の計算例を申し上げますと、家賃=家賃算定基礎額×市町村立地係数×規模係数×経過年数×利便性係数となっております。 ちなみに、8町営住宅の家賃の現況を申し上げますと、岡田住宅2,800円~7,000円、田町住宅3,400円~7,100円、岩屋堂住宅3,500円~8,700円、万ヶ迫住宅4,300円~2万1,300円、長迫住宅1万5,700円~2万2,500円、飯崎住宅1万3,300円~1万3,700円、旧紅梅住宅1万5,100円~3万3,700円、紅梅住宅1万6,900円~7万5,600円となっております。 今回の調査で感じたことは、紅梅住宅のようにグレードの高いところもあるが、築後41年も経過している古い建物もあり、雑排水の処理のための下水道への接続、木製建具から、アルミサッシへの交換、屋根の葺替えなど入居者に対して望ましい細やかな対応をしていると思われますが、今後も引き続き岩屋堂住宅のトイレの改善、生活排水の処理の問題も考えておかなければなりません。 万ヶ迫住宅改築工事の今後の計画について申し上げます。 町営住宅のストック計画の中での万ヶ迫住宅改築計画は、平成16年から10年間で80戸建設の計画であります。80戸の建設にあたっては、高齢者対応型や集会場の合理的な利用のための駐車場の配置なども十分考慮していただきたいと思います。紅梅住宅のようなグレードの高い建物ではないとのことであります。 平成15年度においては、新たに計画された場所の敷地造成や関連する道路の冬期時の凍結問題を解消するための工事も終わっているところであります。造成地は万ヶ迫住宅の西側に位置する高台にあり、6棟12戸の建設スペースになっており、敷地面積は2,060.24平方メートルであります。今年度は2棟4戸の計画になっており、6棟12戸の排水処理については、集合型合併浄化槽で対応するとのことであります。 平成18年度以降建設の排水処理につきましては、上下水道課とも協議しながら下水道への接続に努めてまいるとのことであります。万ヶ迫住宅の入居者の長年の要望でありましたトイレの改善、生活排水の処理や駐車場問題の解消につながるものと思われます。 今後、ストック計画の中で30戸減になる計画であることから、入居者の実情を十分把握しながら対応をお願いしまして報告といたします。 ○議長(高野光二君) ただいまの農林建設常任委員長所管事務調査報告に対し、質疑を行います。              (「なし」の声あり) ○議長(高野光二君) なければ、質疑を終わります。 これをもって、農林建設常任委員会所管事務調査報告を終わります。 △日程第7 報告第9号 文教厚生常任委員会所管事務調査報告 ○議長(高野光二君) 日程第7、報告第9号、文教厚生常任委員会所管事務調査報告を行います。 本件について文教厚生常任委員長の報告を求めます。 文教厚生常任委員長。              (文教厚生常任委員長 鈴木一男君 登壇) ◎文教厚生常任委員長(鈴木一男君) 所管事務調査報告書、本委員会は、所管事務の調査を次のとおり終了いたしましたので、会議規則第77条の規定により報告いたします。 調査事項 消防施設と環境施設の実態調査について 調査月日 6月2日 調査結果 本委員会は、相馬地方広域消防原町消防署小高分署及び原町方部環境衛生組合クリーン原町センターを調査いたしましたので、以下調査の中で出された意見を加え報告いたします。 相馬地方広域消防原町消防署小高分署について申し上げます。 総勢16名の職員体制で、内、小高在住者は9名であります。 勤務編成は分署長が日勤となっており、第1部8名、第2部7名による2部編成24時間体制であります。 救急出場は年毎に増えており、15年度の出場合計は395件に上ります。内、急病出場が242件あり、平成6年度に比して2倍となっております。 このような中、初期医療行為のできる設備のある高規格の救急車配備が平成18年度に実現できるとのことであり、伴って、救急救命士の資格を有する署員を毎年2名ずつ増やし、最終的に4名配置をするということであります。 救急車が119番通報を受けてから現地への到着は、平均5分30秒。医療機関に入るまで約30分が平均とのことであり、小高の救急車が出場中である場合には原町市から応援が来るとのことであります。昨年度は18件の要請がありました。 また、浪江に近い場所での事故などの場合は、緊急的に浪江町に応援を頼むこともあるとのことであります。 次に庁舎概要でありますが、小高分署は、昭和46年建設以来多年が経過しており、修理工事を重ねながら維持しておるものの、近年、雨漏りなど老朽化ゆえの事象が多くなっております。また、高規格の救急車配備において、車庫の広さ、高さが足りない状況になるのではとのことであります。 最後に、小高分署と役場の直通連絡のできる状況ができればとのことでありました。 原町方部環境衛生組合クリーン原町センターについて申し上げます。 処理施設は、ごみ焼却施設、粗大ごみ処理施設、最終処分場施設、リサイクルプラザ施設の4つの施設からなっております。 処理手数料は、家庭系廃棄物が10キログラム当たり20円、事業系廃棄物が10キログラム当たり75円、犬・猫1匹当たり500円であります。 ただし、家庭系廃棄物に限り1日1回200キログラムまでは無料処理となっております。 処理の現況でありますが、1日の処理約85トン、最終処分量約8トンとなっており、最終処分場施設3万1,000平方メートルを立体化することで、あと9年(平成25年)までは持続したいとのことでありました。 処理に係わる歳入でありますが、廃棄物処理手数料は増加傾向にあるものの、資源物売却収入は横ばい状況にあるとのことであります。 また、1トン当たりのごみ処理単価(人件費、物件費、減価償却費など)は平成12年度1万6,312円であったものが、平成14年度には2万2,056円と35パーセントの伸びを示しております。 主な要因は、ダイオキシン対策費、薬品費、電気料の増であります。 最後になりますが、最も印象に残ったのがペットボトルの処理であります。 その量が施設処理能力の90パーセントに達する程に増加していることにも驚かされましたが、それ以上に、小高町の処理と他地域との処理の格差にはビックリいたしました。 小高町から搬入されたペットボトルはラベルが取り除かれきれいに処理されているのに対し、他地域のペットボトルは全く手が行き届いておりません。一人ひとりの取り組みが、最終的には大きな差になって現れることを目の当りにいたしました。 一人ひとりがごみ出しルールを守ること。このこと以外にごみ問題の解決はないと実感したことをお伝えし報告といたします。 ○議長(高野光二君) ただいまの文教厚生常任委員長の所管事務調査報告に対し、質疑を行います。              (「なし」の声あり) ○議長(高野光二君) なければ、質疑を終わります。 これをもって、文教厚生常任委員会所管事務調査報告を終わります。 休憩をいたします。                午前9時48分休議                午前10時1分再開              (監査委員 松本泰行君 退場) ○議長(高野光二君) 休憩前に引続き会議を開きます。 △日程第8 議案第43号 監査委員の選任について ○議長(高野光二君) 日程第8、議案第43号、監査委員の選任についてを議題といたします。 提案理由の説明を求めます。 町長。 ◎町長(江井績君) 議案第43号、監査委員の選任についてご説明を申し上げます。 この件につきましては、松本泰行氏が6月18日で任期満了となるためのものでありますが、引続き松本泰行氏を選任したいもので、お願いをするものであります。 松本泰行氏の優れた識見と円満かつ実直な人柄は監査委員として適任であると考えご提案を申し上げるものでございます。 御審議の上、御同意くださるよう、よろしくお願いを申し上げます。 ○議長(高野光二君) 本案について質疑を行います。              (「なし」の声あり) ○議長(高野光二君) なければ、質疑を終わります。 これから討論を行います。              (「なし」の声あり) ○議長(高野光二君) なければ、討論を終わります。 これから議案第43号を採決いたします。 本案は同意することにご異議ありませんか。              (「異議なし」の声あり) ○議長(高野光二君) 異議なしと認めます。よって議案第43号、監査委員の選任については同意することに決定しました。              (監査委員 松本泰行君 入場) ○議長(高野光二君) 以上で、本日の日程は全部終了いたしました。 本日はこれにて散会いたします。                午前10時3分散会...