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  1. 福島市議会 2012-02-09
    平成24年 2月臨時会−02月09日-01号


    取得元: 福島市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-07-22
    平成24年 2月臨時会−02月09日-01号平成24年 2月臨時会                 平成24年2月9日(木曜日) ───────────────────────────────────────────── 出 席 議 員(38名)   1番  梅津一匡            2番  村山国子   3番  丹治 誠            4番  大内雄太   5番  田畝誠司            6番  誉田憲孝   7番  二階堂武文           8番  羽田房男   9番  佐藤真知子           10番  後藤善次   11番  梅津政則            12番  阿部 亨   13番  菅野輝美            14番  大平洋人   15番  白川敏明            16番  萩原太郎   17番  小松良行            18番  半沢正典   19番  杉原二雄            20番  土田 聡   21番  小野京子            22番  高木克尚   23番  粟野啓二            24番  西方正雄   25番  佐久間行夫           26番  黒沢 仁   27番  尾形 武            28番  真田広志   29番  宍戸一照            30番  斎藤朝興
      31番  須貝昌弘            32番  粕谷悦功   33番  山岸 清            34番  佐藤一好   35番  丹治仁志            36番  中野哲郎   37番  渡辺敏彦            38番  小島 衛 ───────────────────────────────────────────── 地方自治法第121条による出席者   市長        瀬戸孝則       副市長       片平憲市   総務部長      斎藤信行       政策推進部長兼危機管理監                                  冨田 光   財務部長      鈴木智久       農政部長      野地正栄   健康福祉部長    小林克弘       総務部次長     八島洋一   参事兼総務課長   羽田昭夫       参事兼財政課長   遊佐吉典   秘書課長      高橋信夫 ───────────────────────────────────────────── 議会事務局出席者   局長        半澤 隆       次長兼総務課長   佐藤芳男   議事調査課長    半澤義憲 ───────────────────────────────────────────── 議 事 日 程   1 会議録署名議員の指名   2 会期の決定   3 議案第2号の提出、審議   4 質疑   5 議案第2号を所管常任委員会に付託   6 議案第2号の委員会における審査結果の報告   7 委員長報告に対する質疑、討論、採決 ───────────────────────────────────────────── 本日の会議に付した事件   1 会期の決定   2 議案第2号 平成23年度福島市一般会計補正予算                午前10時00分    開  会 ○議長(粕谷悦功) 定足数に達しておりますので、これより2月臨時会を開会いたします。  会議録署名議員の指名をいたします。  9番佐藤真知子議員、27番尾形武議員を指名いたします。  会期の決定をいたします。  会期は、議会運営委員会の決定のとおり、すなわち本2月9日の1日間といたしたいと思いますが、ご異議ございませんか。      【「異議なし」と呼ぶ者あり】 ○議長(粕谷悦功) ご異議ございませんので、会期は本2月9日の1日間と決定いたしました。  なお、本会議の議事日程、質疑通告の締め切り等はお手元に配付の印刷物のとおりでありますので、ご了承願います。  議案の説明を求めるため、会期中、市長以下必要と認める執行機関の職員の出席を求めることといたします。  ただいま市長から議案の提出がありました。  議案はさきにお手元に配付しておきましたので、ご了承願います。  日程に従い、議案第2号を議題といたします。  市長の提案理由の説明を求めます。 ◎市長(瀬戸孝則) 議長、市長。 ○議長(粕谷悦功) 市長。      【市長(瀬戸孝則)登壇】 ◎市長(瀬戸孝則) おはようございます。本日ここに、2月市議会臨時会の開会にあたりご参集を賜り、厚くお礼を申し上げるところでございます。  本臨時会に提出いたしました案件でありますが、平成23年度福島市一般会計補正予算の議案1件であります。  議案第2号平成23年度福島市一般会計補正予算は、県の補正予算に関連して、水田畑地除染実施事業費を計上するとともに、保育施設設備等復旧支援事業費を追加するものであります。  この補正による追加額は、18億3,200万円でありますが、これが財源には県支出金を充当するものであります。  繰越明許費の補正は、水田畑地除染実施事業について、平成24年度に繰り越して使用するため、追加するものであります。  以上が提出議案の概要でありますが、詳細につきましてはご質疑、または委員会等において申し上げたいと存じますので、よろしくご審議の上、議決を賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(粕谷悦功) これより議案第2号の議案調査のため、暫時休憩いたします。                午前10時02分    休  憩 ─────────────────────────────────────────────                午前11時04分    再  開 ○議長(粕谷悦功) 休憩前に引き続き会議を開きます。  これより議案第2号に対する質疑を行います。  質疑の通告があります。  質疑通告者は、14番大平洋人議員、4番大内雄太議員、8番羽田房男議員、以上3名の議員であります。  順序に従いまして発言を許します。14番大平洋人議員。 ◆14番(大平洋人) 議長、14番。 ○議長(粕谷悦功) 14番。      【14番(大平洋人)登壇】 ◆14番(大平洋人) みらい福島の大平洋人でございます。会派を代表いたしまして議案第2号平成23年度福島市一般会計補正予算水田畑地除染実施事業費17億2,000万円につきまして質疑をさせていただきたいと思います。  今回の除染に使われますゼオライトの在庫、これは十分に確保されているのでしょうか、これについてお伺いをしたいと思います。 ◎農政部長(野地正栄) 議長、農政部長。 ○議長(粕谷悦功) 農政部長。 ◎農政部長(野地正栄) お答えいたします。  現在需要に追いつかない傾向はあるものの、目標としている必要量は確保できる見込みとなっております。今後は、JA新ふくしまや取り扱い業者等に確認をとりながら、全量確保に努めてまいります。 ◆14番(大平洋人) 議長、14番。 ○議長(粕谷悦功) 14番。 ◆14番(大平洋人) 次です。対象の水田畑地として施工されます農地は、本市の全農地の何%になるのでしょうか、お伺いいたします。 ◎農政部長(野地正栄) 議長、農政部長。 ○議長(粕谷悦功) 農政部長。 ◎農政部長(野地正栄) お答えいたします。  平成22年世界農林業センサスによれば、福島市の経営耕地の総面積は5,564ヘクタールであり、今回除染対象の農地が占める割合は、水田が2,397ヘクタールで約43%、樹園地を除く畑が1,184ヘクタールで約21%、合計3,581ヘクタールで約64%となっております。 ◆14番(大平洋人) 議長、14番。 ○議長(粕谷悦功) 14番。 ◆14番(大平洋人) 次に、耕作放棄地、これはどのようにされるのでしょうか、お伺いいたします。 ◎農政部長(野地正栄) 議長、農政部長。 ○議長(粕谷悦功) 農政部長。 ◎農政部長(野地正栄) お答えいたします。  耕作放棄地につきましては、原則として今回は対象外となりますが、優良農地やあるいは住宅地に隣接するなど、除染が必要と判断される場合は対象といたします。 ◆14番(大平洋人) 議長、14番。 ○議長(粕谷悦功) 14番。 ◆14番(大平洋人) 今の答弁に対してなのですが、基本的には対象外ということでありましたけれども、おのおのの事情によってということですけれども、今後発生した状況によりまして考えていくということでよろしいですか、お伺いいたします。 ◎農政部長(野地正栄) 議長、農政部長。 ○議長(粕谷悦功) 農政部長。 ◎農政部長(野地正栄) お答えいたします。  原則的には対象外となりますけれども、今申し上げました案件、あるいは当該除染作業にあたっての各農家の意向等々を踏まえまして対処してまいりたいというふうに思っております。 ◆14番(大平洋人) 議長、14番。 ○議長(粕谷悦功) 14番。 ◆14番(大平洋人) 次の質疑でありますけれども、家庭菜園をつくる方々、昨日も研修で大学の先生のお話も伺いましたけれども、家庭菜園、この農地については、対象になるのでしょうか、お伺いいたします。 ◎農政部長(野地正栄) 議長、農政部長。 ○議長(粕谷悦功) 農政部長。 ◎農政部長(野地正栄) お答えいたします。
     今回の水田畑地の除染対象は、農家が所有、または耕作している農地を対象としておりますので、自給的農家の農地も対象となります。  なお、家庭菜園の定義は難しいものがありますが、農家が所有をして、ほかに貸し出しをしている農地は、所有農家が除染の実施者となるものと解釈をしています。ただし、宅地内での家庭菜園につきましては、宅地除染の対象となるものでございます。 ◆14番(大平洋人) 議長、14番。 ○議長(粕谷悦功) 14番。 ◆14番(大平洋人) わかりました。次です。  作業用機械を持たない農業者には、どのように対応なさっていくのでしょうか、お伺いいたします。 ◎農政部長(野地正栄) 議長、農政部長。 ○議長(粕谷悦功) 農政部長。 ◎農政部長(野地正栄) お答えいたします。  農機具を持たない農家が例年どおり機械を所有する農家に農作業を委託する場合や、各地区の農振会、生産組合等の団体や組織に委託して実施する場合も対象といたします。その場合の経費につきましては、原則として農地の所有者に支払われますが、支払われた経費の配分については、委託者と受託者の協議によりお決めいただくことになります。 ◆14番(大平洋人) 議長、14番。 ○議長(粕谷悦功) 14番。 ◆14番(大平洋人) 次です。  予算には、機械の借上料、これは含まれるのでしょうか、お伺いします。 ◎農政部長(野地正栄) 議長、農政部長。 ○議長(粕谷悦功) 農政部長。 ◎農政部長(野地正栄) お答えいたします。  反転耕、深耕、吸着資材等の散布経費は、機械借上料込みの作業料金としており、農家が所有をする機械を使用するか、所有する農家に作業をお願いしていただくなどの方法を想定をしております。 ◆14番(大平洋人) 議長、14番。 ○議長(粕谷悦功) 14番。 ◆14番(大平洋人) 次です。  ゼオライトを散布する方法、これはどのようにするのでしょうか、お伺いいたします。 ◎農政部長(野地正栄) 議長、農政部長。 ○議長(粕谷悦功) 農政部長。 ◎農政部長(野地正栄) お答えいたします。  ゼオライトの散布につきましては、ブロードキャスターや背負い式動力散布機などの農業機械使用を想定をしております。 ◆14番(大平洋人) 議長、14番。 ○議長(粕谷悦功) 14番。 ◆14番(大平洋人) 次です。  ゼオライトは、先般の説明でいきますと1ヘクタール当たり3トン、そしてカリウムであれば400キロを使用すると、この今回の事業でありますけれども、その根拠についてお伺いをしたいと思います。 ◎農政部長(野地正栄) 議長、農政部長。 ○議長(粕谷悦功) 農政部長。 ◎農政部長(野地正栄) お答えいたします。  昨年12月に示された福島県農林地等除染基本方針農業技術情報では、ゼオライトの施用量については、具体的な数量が示されておりませんが、施用量が多いほど効果が見込まれるとされております。県が実施をした農用地除染に伴う反転耕実演会で、ゼオライトは、1ヘクタール当たり3トンの施用量を目安としていることから、今回の施用量といたしました。カリウムは、同じく福島県農林地等除染基本方針の中で、反転耕や深耕により土壌の生産力が低下することや、ゼオライトがカリウムを吸着するため、通常より多めに施用するとされていることから、配布を行うものです。 ◆14番(大平洋人) 議長、14番。 ○議長(粕谷悦功) 14番。 ◆14番(大平洋人) 次です。  田畑のほかに樹園地を持つ農業者にとりまして、除染が今年度の作付開始時期に間に合わない場合がある可能性がございます。この場合どうするのか、お伺いをしたいと思います。 ◎農政部長(野地正栄) 議長、農政部長。 ○議長(粕谷悦功) 農政部長。 ◎農政部長(野地正栄) お答えいたします。  水田につきましては、田植え前での作業、畑地については植えつけ前の適宜作業となることから、それぞれの作付開始時期には、十分な作業工程が確保できるものととらえております。  なお、作業の手配がつかない場合には、他農業者への委託も選択肢の一つとして考えられます。 ◆14番(大平洋人) 議長、14番。 ○議長(粕谷悦功) 14番。 ◆14番(大平洋人) 最後になりますが、今回の除染にあたって効果を検討するため、放射線分布マップのようなものを作成しているのでしょうか、お伺いいたします。 ◎農政部長(野地正栄) 議長、農政部長。 ○議長(粕谷悦功) 農政部長。 ◎農政部長(野地正栄) お答えいたします。  県交付金を財源とする今回の農地除染におきましては、除染前後の空間線量の測定が義務づけられておりますので、それらのデータをもとに除染効果を検証する予定としておりまして、マップの作成についても今後検討してまいります。 ◆14番(大平洋人) 議長、14番。 ○議長(粕谷悦功) 14番。 ◆14番(大平洋人) 以上で終わります。 ○議長(粕谷悦功) 以上で大平洋人議員の質疑を終わります。  暫時休憩いたします。                午前11時14分    休  憩 ─────────────────────────────────────────────                午前11時18分    再  開 ○議長(粕谷悦功) 休憩前に引き続き会議を開きます。  4番大内雄太議員。 ◆4番(大内雄太) 議長、4番。 ○議長(粕谷悦功) 4番。      【4番(大内雄太)登壇】 ◆4番(大内雄太) では、今回もよろしくお願いいたします。早速いきます。福島市一般会計補正予算について、水田畑地除染実施事業費に関してお伺いします。  細目1番、事業費17億2,000万円の内訳をお伺いいたします。 ◎農政部長(野地正栄) 議長、農政部長。 ○議長(粕谷悦功) 農政部長。 ◎農政部長(野地正栄) お答えいたします。  事業費の内訳につきましては、整理地区の水田に係る事業費が7億1,764万9,000円、未整理地区の水田に係る事業費が3億4,849万8,000円、畑地に係る事業費が4億4,394万7,000円、ほかに事務費として5,089万6,000円、諸経費として1億5,901万円となっております。 ◆4番(大内雄太) 議長、4番。 ○議長(粕谷悦功) 4番。 ◆4番(大内雄太) 事務費の5,089万円ですけれども、それの詳細な内訳、もしもお示しできたらお願いします。 ◎農政部長(野地正栄) 議長、農政部長。 ○議長(粕谷悦功) 農政部長。 ◎農政部長(野地正栄) お答えいたします。  事務費の内訳についてでございますが、臨時職員を雇用するための賃金及び共済費、それからパソコン等レンタル経費、それからレンタカーの借り上げ経費、それから最終的には、この測定結果につきまして、GIS等を活用した除染結果の管理用システムを構築する予定ということになっています。それらに対する費用でございます。 ◆4番(大内雄太) 議長、4番。 ○議長(粕谷悦功) 4番。 ◆4番(大内雄太) GISを活用したおそらく放射線マップのことだと思うのですけれども、それに関する費用の算出の内訳というのは、お示しできますでしょうか。 ◎農政部長(野地正栄) 議長、農政部長。 ○議長(粕谷悦功) 農政部長。 ◎農政部長(野地正栄) 放射線マップの作成のシステム構築についてですが、今、内訳については、大変申しわけありませんが、今現在手持ちの資料としてはございません。 ◆4番(大内雄太) 議長、4番。 ○議長(粕谷悦功) 4番。 ◆4番(大内雄太) 次の質問に移ります。  先ほどの事業費のうち、事務経費のうちに作業前後の放射線モニタリング調査費用なるもの、先ほどはちょっと申し上げていただいてはいないのですけれども、それも含んでおられるとお伺いしておりますが、その調査内容に関してお伺いいたします。 ◎農政部長(野地正栄) 議長、農政部長。 ○議長(粕谷悦功) 農政部長。 ◎農政部長(野地正栄) お答えいたします。  平成23年12月に環境省が定めた除染関係ガイドライン第1版によりまして、除染効果を確認するため、作業前後の空間線量を測定をいたします。  なお、測定点は、空間線量分布が把握できるような間隔で測定点を設定することになっておりますが、測定点の間隔については、農地の現況等により設定をしてまいりたいと考えております。 ◆4番(大内雄太) 議長、4番。 ○議長(粕谷悦功) 4番。 ◆4番(大内雄太) ということは、今現在では、メッシュというか、どれぐらいの分析のメッシュということは、まだ決まっていないということでよろしいでしょうか。 ◎農政部長(野地正栄) 議長、農政部長。 ○議長(粕谷悦功) 農政部長。 ◎農政部長(野地正栄) お答えいたします。  国のガイドラインでは、住宅地と同じ10メートルメッシュであることとなっておりますが、これは現実的に農地の場合は不可能でございます。したがいまして、実際は1キロあるいは2キロメートルメッシュになる場合もあるということでありまして、実際の測定点は未定ということになっておりますが、一応予算上算出をした測定箇所につきましては、3,581カ所の測定箇所を想定をしているところでございます。 ◆4番(大内雄太) 議長、4番。 ○議長(粕谷悦功) 4番。
    ◆4番(大内雄太) 今の答弁の3,581カ所というのは、福島市の水田と畑地、両方加えたデータという形でよろしいでしょうか。 ◎農政部長(野地正栄) 議長、農政部長。 ○議長(粕谷悦功) 農政部長。 ◎農政部長(野地正栄) ただいまの3,581カ所につきましては、今回除染を行います水田と畑地ということであります。樹園地は除きます。 ◆4番(大内雄太) 議長、4番。 ○議長(粕谷悦功) 4番。 ◆4番(大内雄太) 次の質問に移ります。  3番です。水田の除染作業費に関して、整備地1ヘクタール当たり46万2,000円、未整備地1ヘクタール当たり41万3,000円と価格差があります。従来であれば未整備地の耕作費用のほうが手間がかかるという理由で、整備地作業の3割増しで農業委員会は算出していると思うのですけれども、今回その費用算出で作業費が逆転しております。この理由に関してお伺いいたします。 ◎農政部長(野地正栄) 議長、農政部長。 ○議長(粕谷悦功) 農政部長。 ◎農政部長(野地正栄) お答えいたします。  基盤整備がされた水田におきましては、大型機械等の使用によるプラウ耕とロータリー耕の組み合わせによる作業が可能であると想定し、プラウ耕とロータリー耕の作業経費の合計額を整備地の作業経費としております。一方、未整備地の場合は、山間部の狭隘な水田が多く、大型機械の使用が困難でありますので、プラウを使用した反転耕は現実的ではないと判断したため、ロータリー使用による深耕作業のみと想定をしまして、ロータリー耕の作業経費のみとなったために、プラウ耕の作業を除いた分だけ経費が低減したものであります。 ◆4番(大内雄太) 議長、4番。 ○議長(粕谷悦功) 4番。 ◆4番(大内雄太) 次の質問に移ります。  細目4番に関しては、先ほど大平議員の答弁のとおりだと思うのですけれども、その答弁に関して再質問という形なのですけれども。ではとりあえず4番読んだほうがいいですか。4番読み上げます。 ○議長(粕谷悦功) 4番議員に申し上げます。  再質問は答弁を聞いて、答弁の内容に基づいて質問をお願いします。 ◆4番(大内雄太) 議長、4番。 ○議長(粕谷悦功) 4番。 ◆4番(大内雄太) 済みません、では、4番を読み上げさせていただきます。  4番です。今回除染対象は、平成23年度福島市の農林業記載のデータをもとに算出しておりますが、それとは別のデータで、福島市農業・農村振興計画、昨年の12月につくったものなのですけれども、それの記載のデータによれば、自家消費用及び遊休耕作地を含めた福島市の耕作面積は、田んぼで3,090ヘクタール、畑で4,260ヘクタール、そのうちに樹園地が約2,000ヘクタール含んでおります。今回の除染対象面積は、田んぼ、田園2,397ヘクタール、この遊休農地を含んだ、計算方法は違うとしても、遊休農地を含んだ形でいうと77.5%、樹園地を除いた畑でいうならば52.4%のみが想定されております。遊休耕作地の除染の取り扱いに関してお伺いいたします。 ◎農政部長(野地正栄) 議長、農政部長。 ○議長(粕谷悦功) 農政部長。 ◎農政部長(野地正栄) この答弁につきましては、本日14番大平議員に対する答弁のとおりでございます。 ◆4番(大内雄太) 議長、4番。 ○議長(粕谷悦功) 4番。 ◆4番(大内雄太) そもそも遊休農地のその除染に関してなのですけれども、今回主に除染をするというような想定をされていたのは、恐らく販売農家さんが対象だったと思うのですけれども、この販売農家さんが持っている遊休農地というのは、そもそも存在するのでしょうか、お伺いいたします。 ◎農政部長(野地正栄) 議長、農政部長。 ○議長(粕谷悦功) 農政部長。 ◎農政部長(野地正栄) お答えいたします。  遊休農地、耕作放棄地につきましては、農業委員会の委員さん等で調査をいただいておりますが、当然販売農家の方であっても、耕作放棄地については、所有をしておるというふうな報告を受けております。 ◆4番(大内雄太) 議長、4番。 ○議長(粕谷悦功) 4番。 ◆4番(大内雄太) 考え方なのですけれども、その遊休耕作地に関して同様に除染を行うという話なのですけれども、まさかゼオライトは振らないと思うのですけれども。  済みません。次の質問に移らせていただきます。5番です。除染作業を行う際の優先順位や基準値がありましたらお示し願います。 ◎農政部長(野地正栄) 議長、農政部長。 ○議長(粕谷悦功) 農政部長。 ◎農政部長(野地正栄) お答えいたします。  水田につきましては耕起前、畑地については植えつけ前に適宜除染作業を行うこととしておりますが、場合によっては、空間線量や平成23年産の農作物の放射性物質の検出結果を勘案する必要があると考えております。また、国が示している除染を行う基準値は、空間線量で年間被曝量が1ミリシーベルトを超える地域とされております。 ◆4番(大内雄太) 議長、4番。 ○議長(粕谷悦功) 4番。 ◆4番(大内雄太) 次の質問に移ります。6番です。  優先順位や基準値があるというお話ですけれども、お米に関して、県だったりJAですとか、あと福島市のほうでも自家消費米のデータをとっていると思うのですけれども、その基準値となるデータの根拠は、いずれのデータを使用する想定でしょうか、お伺いいたします。 ◎農政部長(野地正栄) 議長、農政部長。 ○議長(粕谷悦功) 農政部長。 ◎農政部長(野地正栄) お答えいたします。  空間線量につきましては、文部科学省が調査をして、ホームページに公開をされている放射線量等分布マップや、市が独自に調査をしている環境放射線測定結果等を参考にしてまいります。また、農作物に含まれる放射性物質は、県が実施をした緊急時モニタリング調査や、市が独自に行っているモニタリング調査の結果等を参考にしてまいります。 ◆4番(大内雄太) 議長、4番。 ○議長(粕谷悦功) 4番。 ◆4番(大内雄太) 次の質問に移ります。7番です。  米の含有放射線量が、基準値を超過した田んぼの耕作面積をお伺いいたします。 ◎農政部長(野地正栄) 議長、農政部長。 ○議長(粕谷悦功) 農政部長。 ◎農政部長(野地正栄) お答えいたします。  県が実施をした米の放射性物質緊急調査の結果、市内で基準値を超過した農家の戸数は、旧小国村で16戸、旧福島市で7戸となっておりますが、耕作面積については公表されておりません。 ◆4番(大内雄太) 議長、4番。 ○議長(粕谷悦功) 4番。 ◆4番(大内雄太) 次の質問に移ります。8番です。  福島市が今も行っております自家消費用玄米、白米の放射能簡易検査測定結果によりますと、環境放射線量が比較的低い旧平田村、旧庭塚村、旧水保村で、1キログラム当たり100ベクレルを超過する米が複数計測されております。米のセシウム検出には複合的な要因があると聞いておりますが、原因特定と対処に関してお伺いいたします。 ◎農政部長(野地正栄) 議長、農政部長。 ○議長(粕谷悦功) 農政部長。 ◎農政部長(野地正栄) お答えいたします。  福島県と農林水産省による暫定規制値を超過した放射性セシウムを含む米が生産された要因解析の中間報告によりますと、土壌中の放射性セシウム濃度が高かったことに加えて、水田の土質、あるいは施肥量、栽培管理、周辺の環境などの複数の要因が複合的に関係したものと考えられるとの報告がなされております。  また、今後の取り組みとして、まだ直接的に影響が十分検証されていない事項もあることから、引き続き調査を行い、さらに要因の解析を進めるとしておりますことから、それらの成果を注視し、今後対処してまいります。 ◆4番(大内雄太) 議長、4番。 ○議長(粕谷悦功) 4番。 ◆4番(大内雄太) 次の質問に移ります。9番です。  米の土壌改良剤及び肥料の散布に関しまして、震災前と比較して意図的に行う施用内容、方法の構想、想定がございましたらお示し願います。 ◎農政部長(野地正栄) 議長、農政部長。 ○議長(粕谷悦功) 農政部長。 ◎農政部長(野地正栄) お答えいたします。  福島県農林地等除染基本方針に従い、吸着資材やカリウムを多めに使用して、できるだけ深く丁寧に耕うんすることにより、吸着資材や移行抑制剤とともに、放射性セシウムを極力均一に攪拌し、希釈性を高めるための除染効果の発現に努めてまいります。 ◆4番(大内雄太) 議長、4番。 ○議長(粕谷悦功) 4番。 ◆4番(大内雄太) 次の質問に移ります。10番です。  肥料を施用するに当たり、従来行ってきた施肥設計に伴う土壌分析を行う想定は、今回の予算中ありますでしょうか、お伺いいたします。 ◎農政部長(野地正栄) 議長、農政部長。 ○議長(粕谷悦功) 農政部長。 ◎農政部長(野地正栄) お答えいたします。  従来農地の土壌分析につきましては、個々の農家の持ち込みにより、全農ふくしまが行っておりますが、今回の作業にあたっては、除染の時期を逸してしまうことが憂慮されるため、施肥設計に先立って全農地の土壌分析を実施することは、想定をしておりません。 ◆4番(大内雄太) 議長、4番。 ○議長(粕谷悦功) 4番。 ◆4番(大内雄太) 次の質問に移ります。  今まで農家さんがJAさんに対して個別に持っていったということなのですけれども、福島市の農地は、事実上個人が持っているとはいえ、施肥設計に伴う土壌分析を行った経過が十分あると思います。福島市が把握しているデータで土壌カリウム含有状況、田畑に関して不足しているか、それとも十分過ぎるかというような判定のデータが、もしも把握しておりましたらお伺いいたします。 ◎農政部長(野地正栄) 議長、農政部長。 ○議長(粕谷悦功) 農政部長。 ◎農政部長(野地正栄) お答えいたします。  福島県が平成14年度に調査をした県内水田土壌置換性加里頻度分布によれば、JA新ふくしま農協管内においては、高いが13%、適正が74%、低いが13%となっております。 ◆4番(大内雄太) 議長、4番。 ○議長(粕谷悦功) 4番。 ◆4番(大内雄太) 次の質問に移ります。12番です。  カリウムの多量施用により発病助長される病害が多数あるとお伺いしております。そのリスクも十分考慮された上で今回予算措置されていると思いますが、お伺いいたします。 ◎農政部長(野地正栄) 議長、農政部長。 ○議長(粕谷悦功) 農政部長。 ◎農政部長(野地正栄) お答えいたします。  カリウムの過剰施用によりまして、作物によっては、成育障害等が発生することが考えられますので、適切な施肥については、県、JA新ふくしま等の関係機関、団体と連携し、周知をしてまいりたいと思います。 ◆4番(大内雄太) 議長、4番。 ○議長(粕谷悦功) 4番。 ◆4番(大内雄太) 次の質問に移ります。
     ゼオライト等の吸着剤の散布に関しまして、1ヘクタール当たり3トン、19万5,000円を想定されておるようですけれども、散布するエリアと吸着剤の総量に関してお伺いいたします。 ◎農政部長(野地正栄) 議長、農政部長。 ○議長(粕谷悦功) 農政部長。 ◎農政部長(野地正栄) お答えいたします。  市域の水田、畑地の経営耕地を対象としておりまして、散布する総量は、約1万トン強を見込んでおります。 ◆4番(大内雄太) 議長、4番。 ○議長(粕谷悦功) 4番。 ◆4番(大内雄太) この吸着剤なのですけれども、県のお話、県の農政からしますと、そのゼオライト等の吸着資材に関しては、交付金は2分の1しか出ないというようなお話なのですけれども、今回その19万5,000円という数値、算定されているのですけれども、全額これは市のほうで見てもらうというようなお話なのですか。済みません、何か書いてないことを質問しているので、ちょっと混乱しているかもわからないですけれども。県から言わせると、あとゼオライトの施用に関しての交付金は、半分しか支払われないというお話を聞いているのですが、この19万5,000円というのは、全額分全部、今回県の助成金全部負担という形ですから、全部交付金いただくという形だと思うのですけれども。 ○議長(粕谷悦功) 4番議員に申し上げます。  答弁の内容に対する再質問の内容なのか、あるいは通告のない質問内容なのか、不明確でありまして、答弁内容に対する再質問であれば、答弁内容に対してお伺いすると。通告がない内容については、質問を取り下げていただきたいと思います。 ◆4番(大内雄太) 議長、4番。 ○議長(粕谷悦功) 4番。 ◆4番(大内雄太) その19万5,000円に対する再質問という形では伝わらないですか。 ○議長(粕谷悦功) 先ほどの吸着剤の散布エリアと総量についてという内容については、散布する総量は、1万トン強を見込んでおりますということの答弁でありまして。 ◆4番(大内雄太) 議長、4番。 ○議長(粕谷悦功) 4番。 ◆4番(大内雄太) では、済みません、次の質問に移ります。済みません、申しわけないです。14番に移ります。  ゼオライトに関しましては、多数種類がございまして、価格差や品質にばらつきがあります。東京農業大学の後藤教授の見解では、産地間でセシウムの捕捉率はほぼ同等ではあるが、放出率に差が出るとのことです。協議会として特定のゼオライトを指定、推奨する想定がありますでしょうか、お伺いいたします。 ◎農政部長(野地正栄) 議長、農政部長。 ○議長(粕谷悦功) 農政部長。 ◎農政部長(野地正栄) お答えいたします。  特定のゼオライトを指定、推奨する想定はありません。 ◆4番(大内雄太) 議長、4番。 ○議長(粕谷悦功) 4番。 ◆4番(大内雄太) 次の質問に移ります。15番です。  ゼオライトは、水田などの土壌と水が混濁した状態の場合は、セシウムの捕捉率が著しく落ちる。水溶液中では90%超、混濁状況では20%程度の吸着という欠点があるとのことですが、今回の除染作業に支障は来しませんでしょうか、お伺いいたします。 ◎農政部長(野地正栄) 議長、農政部長。 ○議長(粕谷悦功) 農政部長。 ◎農政部長(野地正栄) お答えいたします。  ゼオライトによるセシウムの捕捉率についてのご指摘ですが、期間が限定をされた除染作業でもあり、県の基本方針に基づきまして実現可能な資材を使用して除染作業を行うものであります。 ◆4番(大内雄太) 議長、4番。 ○議長(粕谷悦功) 4番。 ◆4番(大内雄太) 次の質問に移ります。16番です。  東農大のデータによりますと、ゼオライトによるセシウム捕捉率は99.8%以上、放出率は26から33%であり、ゼオライトを含まない全国各地の土壌22点をサンプル調査したところ、土だけの場合は、捕捉率が94から99%、放出率は48から99%であるとのことです。捕捉率は何も含んでいない土壌に関しましては、ゼオライト並みですが、非常に放出率が高く、ゼオライトが放出を抑える効果が確認されていたという証明もされているところであります。セシウム吸着においてゼオライトは効果はあるものの、放出されることも十分考慮しなければならないと思いますけれども、セシウムを吸着されたゼオライトは散布されたままなのでしょうか、その処理方法に関してお伺いいたします。 ◎農政部長(野地正栄) 議長、農政部長。 ○議長(粕谷悦功) 農政部長。 ◎農政部長(野地正栄) お答えいたします。  市内の多くの農地は、既に耕作をされております。県が示す耕起地に対する農地除染方法は、ゼオライトにセシウムを吸着をさせて、土中にとめ置くことにより、空間線量の低減と農作物への移行を防ぐものであり、現時点ではゼオライトの処理についての方法は示されておりません。 ◆4番(大内雄太) 議長、4番。 ○議長(粕谷悦功) 4番。 ◆4番(大内雄太) 次の質問に移ります。  ゼオライト等の吸着剤の手配は、だれが行いますでしょうか、お伺いいたします。 ◎農政部長(野地正栄) 議長、農政部長。 ○議長(粕谷悦功) 農政部長。 ◎農政部長(野地正栄) お答えいたします。  吸着資材は、市が委託をする除染作業の受託者が手配をする予定であります。 ◆4番(大内雄太) 議長、4番。 ○議長(粕谷悦功) 4番。 ◆4番(大内雄太) 次の質問に移ります。  ゼオライト等の吸着剤を個人で手配し、後ほど精算することは可能でしょうか、お伺いいたします。 ◎農政部長(野地正栄) 議長、農政部長。 ○議長(粕谷悦功) 農政部長。 ◎農政部長(野地正栄) お答えいたします。  吸着資材を個人で手配することも可能です。県の農林地等除染基本方針に係る問答集において、個々の農家がみずから除染を行うことも可能としており、必要かつ合理的な範囲で財政支援の対象とする予定としておりますことから、個人で購入の際は、必要かつ合理的な範囲が確認できる書類として、注文書、領収書等をそろえていただくことになります。 ◆4番(大内雄太) 議長、4番。 ○議長(粕谷悦功) 4番。 ◆4番(大内雄太) その精算を承る窓口は、どちらを想定されておりますでしょうか、お伺いいたします。 ◎農政部長(野地正栄) 議長、農政部長。 ○議長(粕谷悦功) 農政部長。 ◎農政部長(野地正栄) 最終的な精算は、この予定をしています受託者。市が委託をする受託者にお願いすると。 ◆4番(大内雄太) 議長、4番。 ○議長(粕谷悦功) 4番。 ◆4番(大内雄太) 次の質問に移ります。19番です。  昨年に収穫された稲わらは、JAの指導により、田に既にすき込まれてしまいました。今回の作業に支障は来しませんでしょうか、お伺いいたします。 ◎農政部長(野地正栄) 議長、農政部長。 ○議長(粕谷悦功) 農政部長。 ◎農政部長(野地正栄) お答えいたします。  これまでもコンバイン等による収穫作業の際に、稲わらを裁断し、水田にすき込むことが行われておりますので、支障はないものと考えます。 ◆4番(大内雄太) 議長、4番。 ○議長(粕谷悦功) 4番。 ◆4番(大内雄太) 次の質問に移ります。20番です。  稲わらや切り株、稲の切り株、根には土壌に比べて同等レベルのセシウムが含有している傾向があります。稲わらは腐植するのに時間を要するために、肥料として速効性はないことを考慮しても、純粋に土壌の放射線量低減を目指すのであるならば、田起こしの前に今、田に残っている刈り株の除去も協議会で十分議論されておると思いますけれども、その協議会の経過をお伺いいたします。 ◎農政部長(野地正栄) 議長、農政部長。 ○議長(粕谷悦功) 農政部長。 ◎農政部長(野地正栄) お答えいたします。  刈り株の除去につきましては、昨年秋の収穫後に耕起をしている農家もあることや、たとえ耕起をしていない水田でも田起こしの前に株を除去することは困難であり、協議会では議論はされておりません。 ◆4番(大内雄太) 議長、4番。 ○議長(粕谷悦功) 4番。 ◆4番(大内雄太) 次の質問に移ります。  私の個人的な土壌の含有放射線量測定の結果では、水路入り口側、田んぼの水路入り口側の放射線量が特に高い傾向にありました。土壌の除去等の指導は、行う想定はありますでしょうか、お伺いいたします。 ◎農政部長(野地正栄) 議長、農政部長。 ○議長(粕谷悦功) 農政部長。 ◎農政部長(野地正栄) お答えいたします。  水田の取水口の土壌除去につきましては、除去面積の範囲を示すことが困難なこと、除去土壌の仮置き場の確保が難しいこと、また、建設機械の手配と作業に見通しが立たないことなどから、土壌除去等の指導を行う想定はしておりません。 ◆4番(大内雄太) 議長、4番。 ○議長(粕谷悦功) 4番。 ◆4番(大内雄太) 次の質問に移ります。22番です。  土壌改良剤施用後の作業後のフォローに関して想定されている内容をお伺いいたします。 ◎農政部長(野地正栄) 議長、農政部長。 ○議長(粕谷悦功) 農政部長。 ◎農政部長(野地正栄) お答えいたします。  昨年末に公表された県の農業技術情報によると、吸着資材散布後にも放射性セシウムを農作物に吸収させない栽培技術の励行に心がけるよう記載されており、具体的にはカリ肥料を多く施用することなどが指導されております。今後も県農業総合センター等で土壌改良に対する技術開発に取り組む意向と聞いておりますので、栽培管理等の情報収集や農家への情報提供に努めてまいります。 ◆4番(大内雄太) 議長、4番。 ○議長(粕谷悦功) 4番。 ◆4番(大内雄太) 次の質問に移ります。  国が示した田畑除染の補助対象となるのが、現状では反転耕、深耕に関してのみとのことで、福島市は2月2日に農水省に対して改善要望されたようですが、市内で反転耕、深耕が実施可能な農地は、全体の何%該当しますでしょうか、お伺いいたします。 ◎農政部長(野地正栄) 議長、農政部長。 ○議長(粕谷悦功) 農政部長。 ◎農政部長(野地正栄) お答えいたします。  反転耕、深耕につきましては、大型機械の使用が可能と想定される基盤整備がなされた水田を想定しておりまして、その面積は1,553ヘクタールで、今回の対象総面積3,581ヘクタールに占める割合は、約43%です。
    ◆4番(大内雄太) 議長、4番。 ○議長(粕谷悦功) 4番。 ◆4番(大内雄太) 次の質問に移ります。  県の除染対策基金には資機材購入費やガソリン代が充当されているとのことですけれども、プラウ等の大型機材は稼働可能なもので、市が把握しているのは福島市に何台存在しているでしょうか、お伺いいたします。 ◎農政部長(野地正栄) 議長、農政部長。 ○議長(粕谷悦功) 農政部長。 ◎農政部長(野地正栄) お答えいたします。  大型農機具の保有状況につきましては、大規模農家や酪農家、さらに営農団体等が保有していると聞き及んでおりますが、その台数については、把握をしておりません。 ◆4番(大内雄太) 議長、4番。 ○議長(粕谷悦功) 4番。 ◆4番(大内雄太) 次の質問に移ります。  市が想定している今回の作業方法においては、既に耕作された農地の除染の場合、改めてロータリー、同じ農機で同様の条件で耕しても、そもそも土壌希釈がもう既にされておりますから、環境放射線量には大きな影響は及ぼさないように思われます。国が示した工法を行わなければ、効果的な環境放射線低減対策とはならないのではないでしょうか、お伺いいたします。 ◎農政部長(野地正栄) 議長、農政部長。 ○議長(粕谷悦功) 農政部長。 ◎農政部長(野地正栄) お答えいたします。  平成23年に耕作した農地は、表土の削り取りによる除染は該当にならず、反転耕、深耕のいずれかのみが補助の対象になります。また、国、県による暫定規制値を超過した放射性セシウムを含む米が生産された要因の解析の中間報告による土壌の放射性セシウムの層別濃度の調査によりますと、表層のゼロから5センチメートル濃度は、その下の5から15センチメートルの層と比べ、測定平均で3.6倍と相当高く、放射性セシウムが耕うん等により均一に攪拌されていないとの推察が示されております。現時点での農家自身が対応できる方法として、反転耕、深耕は、有効な方法の一つと認識しておりますので、同じ農機で可能な限り深く、さらに丁寧に耕作することにより、土壌と吸着剤と放射性セシウムを均一に攪拌し、放射性セシウムを希釈して環境放射線量の低減を図ってまいりたいと考えております。 ◆4番(大内雄太) 議長、4番。 ○議長(粕谷悦功) 4番。 ◆4番(大内雄太) 次の質問、26番に移ります。  耕作後は、環境放射線量は既に低下しておりますから、土壌の含有放射線量が過小評価されているケースが想定されます。今年度の作付前の土壌含有放射線量把握に関する議論もされてこられたと思われますが、今回の予算措置がされなかった経緯をお伺いいたします。 ◎農政部長(野地正栄) 議長、農政部長。 ○議長(粕谷悦功) 農政部長。 ◎農政部長(野地正栄) お答えいたします。  現在県が放射性物質の除去低減対策及び営農指導に活用することを目的に、本市の水田、畑地、樹園地を含む県内の土壌調査を実施をしており、その成果を活用できること。それから、市内の水田、畑地の面積、筆数が膨大であり、除染作業前の短期間に土壌含有放射線量の調査をすることが困難であるということによるものであります。 ◆4番(大内雄太) 議長、4番。 ○議長(粕谷悦功) 4番。 ◆4番(大内雄太) 次の質問に移ります。  土壌学では、水田土壌のように湛水に伴うpH維持機構が働かない畑土壌は、窒素の施用分解の過程で陰イオンである硝酸態窒素を発生し、土壌負荷電と反発し、土壌に吸収されずに雨水などの浸水に伴い垂直降下する過程で、陽イオンであるカリウムなどの交換性塩基類が引きつけられて移動しやすくなるとのことです。要は、肥料をただまけばいいというわけではないわけです。肥料施用に関して今後継続した営農指導が必要かと思われますが、今回の事業費に今後の来年度まで延ばすというお話ですけれども、今回の事業費に含まれておりますでしょうか、お伺いいたします。 ◎農政部長(野地正栄) 議長、農政部長。 ○議長(粕谷悦功) 農政部長。 ◎農政部長(野地正栄) お答えいたします。  本予算には肥料施用についての営農指導に関する経費は含んでおりませんが、これまでも県、JA新ふくしま等により、技術指導が行われてきており、今後においても、国、県、民間研究機関による実証実験、研究成果についての情報収集に努め、県、JA新ふくしま等の関係機関、団体と連携をし、営農指導に努めてまいります。 ◆4番(大内雄太) 議長、4番。 ○議長(粕谷悦功) 4番。 ◆4番(大内雄太) 次の質問に移ります。28番です。  農産物の含有放射線量が特に高い農家さんに対して、個別に指導等の想定はございますでしょうか、お伺いいたします。 ◎農政部長(野地正栄) 議長、農政部長。 ○議長(粕谷悦功) 農政部長。 ◎農政部長(野地正栄) お答えいたします。  作物への放射性物質の移行につきましては、作物ごとに異なり、さらに土壌、施肥、栽培管理など複数の要因が複合的に関係しているものと聞き及んでおりますので、営農指導については、県、JA新ふくしま等の関係機関と連携、協力し、その手法について協議してまいります。 ◆4番(大内雄太) 議長、4番。 ○議長(粕谷悦功) 4番。 ◆4番(大内雄太) 次の質問に移ります。29番です。  現在の方針として最優先に考慮されているのは、農業従事者の放射線被曝低減と農産物の含有放射線量の低減のどちらでしょうか、お伺いいたします。 ◎農政部長(野地正栄) 議長、農政部長。 ○議長(粕谷悦功) 農政部長。 ◎農政部長(野地正栄) お答えいたします。  今回の除染計画におきましては、福島県農林地等除染基本方針に基づきまして、放射能汚染をされた水田畑地の除染を行うことにより、農業者の外部被曝を防ぎ、農作業の安全を確保するとともに、生産される農産物から放射性セシウムが検出されないこと、この2点を目標といたしております。 ◆4番(大内雄太) 議長、4番。 ○議長(粕谷悦功) 4番。 ◆4番(大内雄太) 次の質問に移ります。  今回の対象となる販売農家の総数をお伺いいたします。 ◎農政部長(野地正栄) 議長、農政部長。 ○議長(粕谷悦功) 農政部長。 ◎農政部長(野地正栄) お答えいたします。  平成22年世界農林業センサスによれば、本市の農家総数は、販売農家が4,979戸、自給的農家が2,246戸、合わせて7,225戸となっておりますが、除染対象の農地を所有する農家数は、各地区農振会等を通じ精査する予定であります。 ◆4番(大内雄太) 議長、4番。 ○議長(粕谷悦功) 4番。 ◆4番(大内雄太) 次の質問に移ります。31番です。  ことし1月25日、朝日新聞ホームページによると、伊達市では、特定勧奨地点の農作業を行っていた住民2人が、3カ月間の積算線量計による年間推定値が20ミリシーベルトを超過したとの報道がありました。9月定例会でも作業者への、農業従事者の放射線被曝の管理は必要であると要望させていただきましたけれども、今回、予算措置はされていないと思うのですけれども、されなかった経緯をお伺いいたします。 ◎農政部長(野地正栄) 議長、農政部長。 ○議長(粕谷悦功) 農政部長。 ◎農政部長(野地正栄) お答えいたします。  今回の除染作業につきましては、通常の耕作形態に近い形での作業を想定しており、農作業と除染作業との線引きが困難であることから、個人線量計配布等による放射線被曝管理経費を計上しておりませんが、作業中の外部、内部被曝予防のため、ゴーグル、ゴム手袋、防じんマスク等の着用を励行し、そのために必要な資材購入経費を計上しております。 ◆4番(大内雄太) 議長、4番。 ○議長(粕谷悦功) 4番。 ◆4番(大内雄太) 次の質問に移ります。32番です。  表土に手がかかっていない田畑の法面が環境放射線が高いままの状況であることは、周知の事実であります。環境省の環境放射線量を低減させるという目標からも、今回の予算に法面の表土除去に関する作業は、含まれておりますでしょうか、お伺いいたします。 ◎農政部長(野地正栄) 議長、農政部長。 ○議長(粕谷悦功) 農政部長。 ◎農政部長(野地正栄) お答えいたします。  県の除染対策事業実施要領では、畦畔等の除草は対象としておりますが、表土除去については、定めていないことから、今回の予算には、法面の表土除去の経費は計上しておりません。 ◆4番(大内雄太) 議長、4番。 ○議長(粕谷悦功) 4番。 ◆4番(大内雄太) 次の質問に移ります。33番です。  JA伊達みらいでは、土壌、水質の含有放射線量測定の業務委託費用を予算計上しております。福島市は、同様の内容を行う予算計上は、今回されておりますでしょうか、お伺いいたします。 ◎農政部長(野地正栄) 議長、農政部長。 ○議長(粕谷悦功) 農政部長。 ◎農政部長(野地正栄) お答えいたします。  昨年の12月25日、福島県と農林水産省が発表した中間報告によれば、土壌の放射性セシウムと玄米の放射性セシウム濃度との間には、明確な相関関係が見られず、複合的な要因が考えられるということ。また、それまでに採取した用水の放射性セシウム濃度が1キログラム当たり1ベクレル未満であり、山林からの水の流入による影響について、直接的に実証されていないことから、土壌、水質の含有放射線量測定の業務委託経費については、予算計上しておりません。 ◆4番(大内雄太) 議長、4番。 ○議長(粕谷悦功) 4番。 ◆4番(大内雄太) 最後の質問に移ります。  今回予算計上されました田畑の除染に関しまして、費用、リスク、欠点を踏まえ、効果や必要性をどのようにとらえ、市民の理解を得ようとしておりますでしょうか、お伺いいたします。 ◎農政部長(野地正栄) 議長、農政部長。 ○議長(粕谷悦功) 農政部長。 ◎農政部長(野地正栄) お答えいたします。  今回の除染作業の効果に関しましては、収穫後の検証が必要となりますが、作付を目前に控えた今、農地の空間線量を低減することによる農作業従事者の外部被曝と放射性セシウムの作物への移行を抑制することによる内部被曝をそれぞれ減少させることが、安全な農産物の生産につながりますので、市民の理解は得られるものと考えております。 ◆4番(大内雄太) 議長、4番。 ○議長(粕谷悦功) 4番。 ◆4番(大内雄太) 以上で質問を終わります。ありがとうございます。 ○議長(粕谷悦功) 以上で大内雄太議員の質疑を終わります。  暫時休憩いたします。                午前11時58分    休  憩 ─────────────────────────────────────────────                午後1時00分    再  開 ○議長(粕谷悦功) 休憩前に引き続き会議を開きます。  8番羽田房男議員。 ◆8番(羽田房男) 議長、8番。 ○議長(粕谷悦功) 8番。
         【8番(羽田房男)登壇】 ◆8番(羽田房男) 社民党・護憲連合の羽田房男でございます。会派の一員として質疑をしてまいります。  議案第2号中、水田畑地除染実施事業について何点か、9点ですか、お伺いいたします。除染実施事業にあたりまして、対象の水田畑地の土壌放射線量の測定は、実施をされたのかお伺いいたします。 ◎農政部長(野地正栄) 議長、農政部長。 ○議長(粕谷悦功) 農政部長。 ◎農政部長(野地正栄) お答えいたします。  この答弁につきましては、本日4番大内議員に対する答弁のとおりでございます。 ◆8番(羽田房男) 議長、8番。 ○議長(粕谷悦功) 8番。 ◆8番(羽田房男) 先ほどの答弁は、環境放射線の量というふうに、私は大内議員が質問したというふうに受けとめておりまして、私は土壌放射線の、土壌の放射線量の測定をお聞きしたのですが、環境放射線量の3,581カ所ということで答弁あったのは、それは環境放射線量ではなくて、土壌の放射線量も3,581カ所はかったという理解でよろしいでしょうか。 ◎農政部長(野地正栄) 議長、農政部長。 ○議長(粕谷悦功) 農政部長。 ◎農政部長(野地正栄) お答えいたします。  市といたしましては、土壌調査は行っておりません。ただし、県が福島市内合計で127カ所については、県が土壌調査を行ったその報告については、まだ受けておりませんが、行ったというふうには聞いております。 ◆8番(羽田房男) 議長、8番。 ○議長(粕谷悦功) 8番。 ◆8番(羽田房男) そうですか、先ほど答弁がありました3,581カ所、これは水田畑地1ヘクタール1カ所という測定になるわけですよね、この足していきますと。そうなりますと、なかなかその後の質問でもちょっと困るのですが、では次の2番目の質問です。農地の除染方法は、水田畑地の放射性セシウムの濃度、現況地目、土壌の状況から考慮すれば、除染方法は異なります。表土削り、水による土壌攪拌、今回の反転耕ですね、による除染方法がありますが、今事業でなぜその反転耕による除染方法を有効、そのように3つの選択のうち反転耕と判断をされたのかお伺いいたします。 ◎農政部長(野地正栄) 議長、農政部長。 ○議長(粕谷悦功) 農政部長。 ◎農政部長(野地正栄) お答えいたします。  県の除染対策事業実施要領によれば、耕作されていない農地を対象とし、表土除去及び客土、水による土壌攪拌、反転耕及び深耕による作業方法が示されておりますが、作業実施の困難性や除去土の仮置き場確保の実現性を勘案し、既に耕作されている農地同様、福島県農林地等除染基本方針において有効と規定されている反転耕、または深耕を選択したものであります。 ◆8番(羽田房男) 議長、8番。 ○議長(粕谷悦功) 8番。 ◆8番(羽田房男) 確かに農地の除染の適当な方法等の公表についてということで、昨年の9月30日、原子力災害対策本部からその3つの方法が、除染方法が出されております。表土削り、水による土壌攪拌、反転耕。この資料を見ますと、表土削りについては、3センチから5センチの表土を削り取って、土壌中の放射性セシウムが70から90%以上が低減すると。水による土壌攪拌については、3割から7割の低減。しかしながら、その反転耕については、表面の放射性セシウム、深さ15から20センチ層に入り、表層の濃度が低下との結果が得られている。ここまでしか示されておりません。  そこで、次の質問ですけれども、反転耕による除染方法によってどの程度の除染効果を本市は目標とされているのか、お伺いいたします。 ◎農政部長(野地正栄) 議長、農政部長。 ○議長(粕谷悦功) 農政部長。 ◎農政部長(野地正栄) お答えいたします。  今後の本市の除染目標は、福島県農林地等除染基本方針の除染目標である生産される農産物から放射性セシウムが検出されないこと、推定年間被曝線量が1ミリシーベルト以下となることを目指すものであります。なお、国の実証実験によれば、反転耕による除染方法による空間線量の低減率は、約55%と報告されております。 ◆8番(羽田房男) 議長、8番。 ○議長(粕谷悦功) 8番。 ◆8番(羽田房男) 55%ということなので、それ以上の効果を本市は期待をしているということです。わかりました。  次の質問です。反転耕による除染を行った以降、農業生産を再開する条件を回復するまで一連の作業となります。反転耕により農地は肥料成分や有機質が失われ、浸水性等の物理性も悪化することが予想されます。これは、先ほど申し上げました農地の除染の適当な方法等の公表についてということで、原子力災害対策本部から示されております。そこでですけれども、今事業で事業費が17億2,000万円ですけれども、事業費の中に土地の生産性を回復するため、土壌分析や診断を行った上で客土、肥料、有機質資材、土壌改良資材等の施用等、これらが17億2,000万に含まれているのかお伺いいたします。 ◎農政部長(野地正栄) 議長、農政部長。 ○議長(粕谷悦功) 農政部長。 ◎農政部長(野地正栄) お答えいたします。  反転耕、深耕を実施した水田や畑地では、生産力の維持や土壌改良のために肥料や土壌改良資材等の施用が必要となりますので、資材及び散布経費を本予算に計上をしております。 ◆8番(羽田房男) 議長、8番。 ○議長(粕谷悦功) 8番。 ◆8番(羽田房男) 次です。  福島市農業・農村振興計画では、平成22年耕地面積において、水田の面積は3,090ヘクタールと示されておりますが、今回はどのような基準で販売農家経営耕地面積2,397ヘクタールのみを除染対象面積とされたのかお伺いいたします。 ◎農政部長(野地正栄) 議長、農政部長。 ○議長(粕谷悦功) 農政部長。 ◎農政部長(野地正栄) お答えいたします。  福島市農業・農村振興計画の水田の耕地面積につきましては、国の耕地面積調査の数値を採用しております。この調査によれば、耕地面積には耕地とその周辺にある開墾可能な農地が対象となりまして、休耕地も含まれております。今回の除染計画では、原則として耕作地を対象といたしますので、農林業センサスの経営耕地面積を採用いたしたものであります。 ◆8番(羽田房男) 議長、8番。 ○議長(粕谷悦功) 8番。 ◆8番(羽田房男) そういうことでしたということが初めて私にもわかりました。農業・農村振興計画の耕地面積と耕作放棄地を引いても、この販売農家の2,396ヘクタール、販売農家の全体の面積の43.1%にはならなかったし、畑についても1,184ヘクタールということで、全耕地面積の21.3%、これならなかったので、そういう意味なのかなということで理解をいたしました。  次の質問です。販売農家は、経営農地面積が30アール以上、または調査期日前1年間における農産物販売金額が50万円以上の農家とされ、自給的農家は、経営農地面積が30アール未満かつ調査期日前1年間における農産物販売金額が50万円未満の農家とされております。私の認識では、販売農家も自給的農家も農産物の販売に従事していることには変わりがないと思っております。経営農地面積や農産物販売金額で事業の対象になぜならなかったのかということです。なぜ自給的農家の農地が本事業の対象から除外をされたのかお伺いいたします。 ◎農政部長(野地正栄) 議長、農政部長。 ○議長(粕谷悦功) 農政部長。 ◎農政部長(野地正栄) お答えをいたします。  自給的農家であっても経営耕地であれば除染の対象といたします。耕しておれば自給的農家であっても除染の対象といたします。 ◆8番(羽田房男) 議長、8番。 ○議長(粕谷悦功) 8番。 ◆8番(羽田房男) 提案をされた耕地面積が自給的農家も入っているということですけれども、私は、この福島市の農林業のところの、32ページですけれども、用語の解説というところで、農家、販売農家、自給的農家、専業農家、第1種兼業農家とか、第2種兼業農家とかって、ここから読み取ったものですから、販売農家が先ほどの議案で示された面積なのですね。ですから、私の読み方が間違ったのか、この用語がちょっともう少し詳しく、販売農家と自給的農家、専業農家というふうに分けられておりましたので、このような質問になりました。自給的農家の農地も除染の対象になるということで理解をいたしました。  次の質問です。福島市農業・農村振興計画では、平成22年耕地面積のうち畑地面積は4,260ヘクタールと示されておりますが、今回はどのような基準で販売農家経営耕地面積1,184ヘクタールのみを除染対象面積とされたのかお伺いいたします。 ◎農政部長(野地正栄) 議長、農政部長。 ○議長(粕谷悦功) 農政部長。 ◎農政部長(野地正栄) お答えいたします。  福島市農業・農村振興計画の畑の面積につきましても、国の耕地面積調査の数値を採用しております。この畑地面積の4,260ヘクタールには樹園地も含まれており、この調査では、畑と樹園地の区別がなされていないことから、農林業センサスの畑の経営耕地面積を採用いたしたものであります。 ◆8番(羽田房男) 議長、8番。 ○議長(粕谷悦功) 8番。 ◆8番(羽田房男) 私は、足してみたのですけれども、5,564ヘクタールが販売農家の耕地面積なのですね。先ほども申し上げましたが、2,396ヘクタールが田んぼです。1,184ヘクタールが畑です。樹園地が1,984ヘクタールなのです。これを足してもちょっと合わなかったので、この質問になったのです。そういうことで、樹園地と畑と田んぼを足しても、この示された数字にはならなかったので、質問いたしましたけれども、次の質問に移ります。  平成22年販売農家就業人口、これ8,992人です。65歳以上は5,561人で、比率として61.8%と高齢化が平成17年度の統計と比較しても進行しております。気象条件や樹園地の除染事業、1月10日に42億円の補正予算が執行されることになりましたけれども、作業が重複することとなりますし、事業計画の進捗におくれが生じた場合を想定して、事業計画、対策を立てられているのかお伺いいたします。 ◎農政部長(野地正栄) 議長、農政部長。 ○議長(粕谷悦功) 農政部長。 ◎農政部長(野地正栄) お答えいたします。  この答弁につきましては、本日14番大平議員に対する答弁のとおりでございます。 ◆8番(羽田房男) 議長、8番。 ○議長(粕谷悦功) 8番。 ◆8番(羽田房男) 次の質問です。水田畑地の除染事業が終了した時点で土壌の、土壌ですよ、環境放射線量ではなくて土壌の放射線量の測定は、委託したJA新ふくしまの農業協同組合が責任を持って除染を行った水田畑地、すべての線量測定をして、本市に報告することになるのかお伺いいたします。 ◎農政部長(野地正栄) 議長、農政部長。 ○議長(粕谷悦功) 農政部長。 ◎農政部長(野地正栄) お答えいたします。  除染前後の空間線量の測定は予定をしておりますが、除染後の土壌に含まれる放射性物質の測定は予定をしておりません。今後その必要性について検討してまいります。 ◆8番(羽田房男) 議長、8番。 ○議長(粕谷悦功) 8番。 ◆8番(羽田房男) 私が9月にも空間放射線量を測定します計画はありますかということで質問をさせてもらいました。今後検討するということで、答弁はいただいておりました。そういう意味では、この事業が実際やっぱり効果があったのだということの証明をするのには、環境放射線量の測定は当然ですけれども、土壌のセシウムの放射線量を測定をしなければ、事業前と事業後のその効果が、例えば農産物に与える影響も含めて比較対象にならないのだろうというふうに思うのです。ですから、もう一度答弁をいただきたいのですが、やはり土壌の放射線量の測定は、すべきだというふうに私は再度ご質問申し上げます。 ◎農政部長(野地正栄) 議長、農政部長。 ○議長(粕谷悦功) 農政部長。 ◎農政部長(野地正栄) お答えいたします。  午前中4番議員の質問にも答弁申し上げましたが、現段階で土壌の放射性セシウムと玄米の放射性セシウム濃度との間には、明確な相関関係が見られないという状態になっています。このことは、例えば昨年23年の福島市産の米ですが、500ベクレル、つまり暫定規制値を超えた、500ベクレルを超えた米を産出した地区がありましたが、同じ隣接をする田んぼで、上流の側で500ベクレルを超えた米が産出されたにもかかわらず、隣接をするその下流にある水田では、NDの米が産出をされています。沢の水は、同じ水を使っています。したがいまして、果たしてその土壌だけが特定の要因なのかどうかというふうな今の段階で検証できることがないということから、今後の検討課題とさせていただきたいということであります。 ◆8番(羽田房男) 議長、8番。 ○議長(粕谷悦功) 8番。 ◆8番(羽田房男) 終わります。ありがとうございました。 ○議長(粕谷悦功) 以上で羽田房男議員の質疑を終わります。  質疑を終結いたします。  この際、時間を延長いたします。  議案第2号を所管の常任委員会の審査に付することにいたします。  常任委員会開会のため、暫時休憩いたします。                午後1時18分    休  憩 ─────────────────────────────────────────────                午後3時38分    再  開 ○議長(粕谷悦功) 休憩前に引き続き会議を開きます。  日程に従い、議案第2号の各委員会における審査の結果の報告を求めます。 ○議長(粕谷悦功) 文教福祉常任委員長、21番。 ◆21番(小野京子) 議長、21番。 ○議長(粕谷悦功) 21番。      【21番(小野京子)登壇】
    ◆21番(小野京子) さきの本会議におきまして、当文教福祉常任委員会に付託になりました議案に対する委員会の審査の結果につきまして、ご報告申し上げます。  議案第2号平成23年度福島市一般会計補正予算中、当委員会所管分につきましては、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  以上、ご報告申し上げます。 ○議長(粕谷悦功) 経済民生常任委員長、29番。 ◆29番(宍戸一照) 議長、29番。 ○議長(粕谷悦功) 29番。      【29番(宍戸一照)登壇】 ◆29番(宍戸一照) さきの本会議におきまして、当経済民生常任委員会に付託になりました議案に対する委員会の審査結果につきまして、ご報告申し上げます。  議案第2号平成23年度福島市一般会計補正予算中、当委員会所管分につきましては、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  以上、報告申し上げます。 ○議長(粕谷悦功) ただいまの委員長報告に対し、ご質疑のある方はお述べください。      【「なし」と呼ぶ者あり】 ○議長(粕谷悦功) ご質疑がなければ、討論に移ります。  ご意見のある方はお述べください。      【「なし」と呼ぶ者あり】 ○議長(粕谷悦功) ご意見がなければ、討論を終結いたします。  これより採決を行います。  お諮りいたします。議案第2号平成23年度福島市一般会計補正予算につきましては、ただいまの委員長報告のとおり、すなわち原案のとおり可決することにご異議ございませんか。      【「異議なし」と呼ぶ者あり】 ○議長(粕谷悦功) ご異議ございませんので、議案第2号につきましては、ただいまの委員長報告のとおり、すなわち原案のとおり可決されました。  以上で、本臨時会の日程は全部終了いたしました。  本臨時会はこれをもって閉会いたします。                午後3時41分    閉  会  以上のとおり会議の次第を記載し、その相違ないことを証明するためここに署名する。      福 島 市 議 会 議 長                議 員                議 員...