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  1. 福島市議会 2008-11-07
    平成20年11月臨時会-11月07日-01号


    取得元: 福島市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-07-22
    平成20年11月臨時会-11月07日-01号平成20年11月臨時会  平成20年11月7日(金曜日) ───────────────────────────────────────────── 出 席 議 員(38名)   1番  黒沢 仁            2番  小松良行   3番  半沢正典            4番  村山国子   5番  羽田房男            6番  丹治 誠   7番  尾形 武            8番  真田広志   9番  宍戸一照            10番  大平洋人   11番  早川哲郎            12番  西方正雄   13番  梅津政則            15番  佐藤真知子   16番  髙柳 勇            17番  後藤善次   18番  中野哲郎            19番  渡辺敏彦   20番  大越明夫            21番  丹治智幸   22番  小熊与太郎           23番  佐久間行夫   24番  高木克尚            25番  粟野啓二   26番  土田 聡            27番  杉原二雄   28番  小野京子            29番  小島 衛   30番  誉田真里子           31番  佐藤真五
      32番  佐藤一好            33番  丹治仁志   34番  阿部儀平            35番  粕谷悦功   36番  山岸 清            37番  斎藤朝興   38番  木村六朗            39番  須貝昌弘 ───────────────────────────────────────────── 地方自治法第121条による出席者   市長        瀬戸孝則     副市長       片平憲市   収入役       梅津 裕     総務部長      青木髙昭   財務部長      渡辺隆一     商工観光部長    柴田俊彰   農政部長      阿蘇一男     市民部長      金谷正人   環境部長      渡辺淳一     健康福祉部長    冨田哲夫   建設部長      東海林仁     都市政策部長    氏家主計   下水道部長     清野和一     総務部次長     高木信雄   参事兼総務課長   菊池 稔     参事兼財政課長   渡辺雄二   秘書課長      斎藤房一     水道事業管理者   落合 省   水道局長      遠藤加吉     教育委員会委員   芳賀 裕   教育長       佐藤俊市郎    教育部長      八巻 明   監査委員      今井 明     消防長       菅原 強 ───────────────────────────────────────────── 議会事務局出席者   局長        大内 恒     参与兼次長兼総務課長紺野啓三   議事調査課長    佐藤芳男 ───────────────────────────────────────────── 議 事 日 程   1 会議録署名議員の指名   2 会期の決定   3 議案第215号ないし第218号の提出、審議   4 質疑   5 議案第215号ないし第218号を所管常任委員会に付託   6 議案第215号ないし第218号の委員会における審査の結果の報告   7 委員長報告等に対する質疑、討論、採決 ───────────────────────────────────────────── 本日の会議に付した事件   1 会期の決定   2 議案第215号 工事請負契約の件   3 議案第216号 工事請負契約の件   4 議案第217号 工事請負契約の件   5 議案第218号 工事請負契約の件                午前10時03分    開  会 ○議長(山岸清) 定足数に達しておりますので、これより11月臨時会を開会いたします。  会議録署名議員の指名をいたします。  12番西方正雄議員、26番土田聡議員を指名いたします。  会期の決定をいたします。  会期は、議会運営委員会の決定のとおり、すなわち本11月7日の1日間といたしたいと思いますが、ご異議ございませんか。      【「異議なし」と呼ぶ者あり】 ○議長(山岸清) ご異議がございませんので、会期は本11月7日の1日間と決定いたしました。  なお、本会議の議事日程、質疑通告の締め切り等は、お手元に配付の印刷物のとおりでありますので、ご了承願います。  議案の説明を求めるため、会期中、市長以下必要と認める執行機関の職員の出席を求めることといたします。  ただいま市長から議案の提出がありました。  議案はさきにお手元に配付しておきましたので、ご了承願います。  日程に従い、議案第215号ないし第218号を議題といたします。  市長の提案理由の説明を求めます。 ◎市長(瀬戸孝則) 議長、市長。 ○議長(山岸清) 市長。      【市長(瀬戸孝則)登壇】 ◎市長(瀬戸孝則) 本日ここに、11月市議会臨時会の開会にあたりましてご参集を賜り、厚くお礼を申し上げるところでございます。  本臨時会に提出いたしました議案は、工事請負契約の件4件であります。  議案第215号ないし議案第218号工事請負契約の件は、新庁舎東棟建設に係る工事であり、建築本体工事ほか3件について請負契約を締結するものであります。  詳細につきましては、ご質疑または委員会等におきまして申し上げたいと存じますので、よろしくご審議の上、議決を賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(山岸清) これより議案第215号ないし第218号の議案調査のため、暫時休憩いたします。                午前10時06分    休  憩 ─────────────────────────────────────────────                午前11時00分    再  開 ○議長(山岸清) 休憩前に引き続き会議を開きます。  日程に従い、これより議案第215号ないし第218号に対する質疑を行います。  質疑の通告があります。質疑通告者は、19番渡辺敏彦議員、13番梅津政則議員、16番髙柳勇議員、12番西方正雄議員、17番後藤善次議員、26番土田聡議員、11番早川哲郎議員、以上7名の議員であります。  順序に従いまして発言を許します。19番渡辺敏彦議員。 ◆19番(渡辺敏彦) 議長、19番。 ○議長(山岸清) 19番。      【19番(渡辺敏彦)登壇】 ◆19番(渡辺敏彦) おはようございます。それでは、真政会の一員として、今臨時議会提出の議案第215号ないし第218号に関しご質疑を申し上げます。  新庁舎建設につきましては、市民、当局、そして議会の長年の懸案事項であり、庁舎基金、道路の存続、廃止の問題、公募債の導入などさまざまな検討、協議がなされてまいりました。そして、このたび東棟建設工事入札が行われましたことは、建設が具体的になったということで非常に喜ばしいことだと、このように考えておる次第であります。  さて、ご存じのとおり、私は土木、建設、設計、施工等に関してはずぶの素人でありますので、こんなことも知らないのかなどのご批判もあろうかとは存じますが、ご容赦をいただきたいと存じます。また、議案質疑ということで、意見の開陳は避けること、議案を拡大解釈して枠を超えることは慎みたいというふうには考えておりますが、万が一の場合はご容赦を賜りたいと、このように考えております。  それでは、まず初めに入札制度決定の根拠とメリットについてお伺いをいたします。  このたびの4件の入札につきましてはⅡ型制限付一般競争入札でありますが、さまざまな方式の中で本方式を採用した根拠とメリットについてお伺いをいたします。 ◎財務部長(渡辺隆一) 議長、財務部長。 ○議長(山岸清) 財務部長。 ◎財務部長(渡辺隆一) お答えいたします。  今回の入札方法につきましては、第三者機関である福島市入札監視等委員会からのご意見等に基づき、庁内において検討、手続きを経て、工事の品質確保、分離発注による受注機会の拡大を通した地元企業の育成等に留意をしながら、工事実績、地域要件等参加資格要件を設け、特定多数の者の参加申し込みを受ける方式で、競争性、透明性、公平性などの確保や不適格業者の排除の観点から制限付一般競争入札としたところであります。  効果につきましては、地元企業が各工事に特定建設工事共同企業体を組んで入札参加をし、落札をしていることから、物流、雇用の確保等、相当程度地元経済へ寄与することができるものと考えております。 ◆19番(渡辺敏彦) 議長、19番。 ○議長(山岸清) 19番。 ◆19番(渡辺敏彦) 次に、地元貢献度を加味した総合評価方式は地産地消という観点から検討されてもよかったのではないかと考えますが、ご所見をお伺いいたします。 ◎財務部長(渡辺隆一) 議長、財務部長。 ○議長(山岸清) 財務部長。 ◎財務部長(渡辺隆一) お答えいたします。  価格以外の要素として、技術点やご指摘いただきました地域貢献を加味した総合評価方式につきましても検討させていただきましたが、ただいまご答弁申し上げましたように、工事の品質確保、分離発注による受注機会の拡大を通した地元企業の育成等に留意をしながら、工事実績、地域要件等参加資格要件を設け、特定多数の者の参加申し込みを受ける方式で、競争性、透明性、公平性などの確保や不適格業者の排除の観点から制限付一般競争入札としたところでございます。 ◆19番(渡辺敏彦) 議長、19番。 ○議長(山岸清) 19番。 ◆19番(渡辺敏彦) 次に、本体工事応札業者についてお伺いいたします。  今回の入札には、地元同士のJVが1企業体のみでありました。実績等から見て元請になり得る企業が数社あるものと存じますが、なぜ1企業体だったのか、素人目では不思議であります。苦慮する答弁となるものとは思いますが、当局の考察、所見についてお伺いをいたします。 ◎財務部長(渡辺隆一) 議長、財務部長。 ○議長(山岸清) 財務部長。 ◎財務部長(渡辺隆一) お答えいたします。  本体工事につきましては、免震構造を採用しておりますことから、代表構成員の資格要件に免震構造工法の施工実績を付したところであり、代表構成員として入札参加可能な市内業者は数社見込まれたところでございます。入札の結果、地元同士が1企業体となりましたことは、共同企業体を構成する上で各企業の判断によるものと考えておるところでございます。 ◆19番(渡辺敏彦) 議長、19番。 ○議長(山岸清) 19番。
    ◆19番(渡辺敏彦) 本当に苦慮する答弁であったなというふうに思いますが、次に積算単価の設定についてお伺いいたします。  福島市の積算単価につきましては、県設定の単価を準用しておるものと理解しております。一般的には、年度当初、4月に設定されたものが1年間使用されるものと思いますが、最近の資材の高騰を配慮、加味した設定とされたのかお伺いをいたします。 ◎総務部長(青木髙昭) 議長、総務部長。 ○議長(山岸清) 総務部長。 ◎総務部長(青木髙昭) お答えいたします。  県の建築関係の積算単価につきましては、通常毎年4月に改定されておりますが、近年、資材価格の高騰により、鉄筋、鉄骨などの鋼材類のほか、燃料単価につきましても急激な変動があった場合には毎月見直しが行われているところであります。このようなことから、本市におきましては、県の建築関係工事積算基準に基づいて適正に積算しておるところでございます。 ◆19番(渡辺敏彦) 議長、19番。 ○議長(山岸清) 19番。 ◆19番(渡辺敏彦) 今の答弁は理解しがたいというのは、4月につくったものをそのまま使った、加味されたかどうかという部分については、聞き漏れたかどうかわかりませんが、加味されておったのでしょうか。 ◎総務部長(青木髙昭) 議長、総務部長。 ○議長(山岸清) 総務部長。 ◎総務部長(青木髙昭) お答えいたします。  通常4月に改定しているところでございますが、今回の資材の高騰あるいは燃料等の高騰、5%を上回る部分につきましては見直しをするということでございますが、現状の市場価格の高騰を受けまして毎月価格の改定をしているところでございまして、積算をいたしましたのが8月でございますが、その8月の改定価格に基づいて鋼材等は積算をしておるというところでございます。 ◆19番(渡辺敏彦) 議長、19番。 ○議長(山岸清) 19番。 ◆19番(渡辺敏彦) 了解いたしました。  次に、地産地消の観点から地元下請業者の利活用についてお伺いいたします。  地域経済が疲弊している状況の中で、このたびの新庁舎建設は速効性のある栄養剤的要素のある事業であると考えております。トンビに油揚げとなってしまっては効果も薄れるものと考えますが、資材や下請労働力の供給は地元が中心になり得るのかお伺いをいたします。 ◎財務部長(渡辺隆一) 議長、財務部長。 ○議長(山岸清) 財務部長。 ◎財務部長(渡辺隆一) お答えいたします。  本市のみならず、地方自治体にとりまして地元企業の育成は責務でございますので、中小企業基本法及び官公需についての中小企業者の受注の確保に関する法律の規定に基づきまして、地元企業の積極的な活用に努めているところでございます。新庁舎建設工事の発注につきましても、市議会や入札監視等委員会からのご意見等も踏まえ、地元企業の受注機会の拡大に積極的に取り組んだところであります。  なお、入札公告に際し、下請契約締結時の地元企業活用等を要請してございますが、本契約に際しましても、市長名の要請文書を契約相手方に手交、手渡しするなど、できる限りの働きかけをしてまいります。 ◆19番(渡辺敏彦) 議長、19番。 ○議長(山岸清) 19番。 ◆19番(渡辺敏彦) よろしくお願いをしたいと思うところでありますが、次に、いろんな努力をされるわけでありますが、そういった中でその効果がどの程度のものと考えておられるのかお伺いをいたします。 ◎財務部長(渡辺隆一) 議長、財務部長。 ○議長(山岸清) 財務部長。 ◎財務部長(渡辺隆一) お答えいたします。  工事の品質確保、分離発注による受注機会の拡大を通した地元企業の育成等に留意をしながら、地域要件等参加資格要件を設けて制限付一般競争入札で実施したところでございまして、地元企業が各工事に特定建設工事共同企業体を組みまして落札をしておりますことから、雇用の確保等を通して地元経済へ相当程度寄与することができるものと考えております。 ◆19番(渡辺敏彦) 議長、19番。 ○議長(山岸清) 19番。 ◆19番(渡辺敏彦) 次に、資材、原材料の高騰対策についてお伺いをいたします。  原油価格の高騰に端を発し、さまざまな資材が高騰し、製造業等を中心に大変な思いをしておるのが現状であります。このような中での今回の新庁舎建設については、落札価格で適正に建設が進むものかと心配をいたしております。物価スライドによる追加補正対応が一般的でありますが、価格の乱高下対策は十分なのかお伺いをいたします。 ◎財務部長(渡辺隆一) 議長、財務部長。 ○議長(山岸清) 財務部長。 ◎財務部長(渡辺隆一) お答えいたします。  資材、原材料等の高騰対策につきましては、福島市工事請負契約約款第25条におきまして、賃金または物価の変動に基づく請負代金額の変更が規定されてございまして、その内容としましては、鋼材類や燃料に適用される単品スライドや、さらに工期が十二月を超える工事について適用されます全体スライドがございまして、新庁舎東棟建設工事につきましてもこれらの条項が適用されるものでございます。 ◆19番(渡辺敏彦) 議長、19番。 ○議長(山岸清) 19番。 ◆19番(渡辺敏彦) 次に、落札価格の評価についてお伺いいたします。  4分割で、本体工事82.24%、電気設備工事98.93%、給排水衛生設備工事99.98%、空気調和設備工事98.9%の落札率でありました。良識ある入札の中で決定されたものとは存じますが、俗世間ではさまざまな評価をする方々がおられるものと察します。この落札率に対する当局の評価についてお伺いをいたします。 ◎財務部長(渡辺隆一) 議長、財務部長。 ○議長(山岸清) 財務部長。 ◎財務部長(渡辺隆一) お答えいたします。  今回の発注の工事につきましては、入札監視等委員会からのご意見をいただき、庁内においての検討、諸手続きを経て制限付一般競争入札としたところでございまして、公正性、透明性、競争性の確保を基本として入札を行ったところであり、各工事の落札率につきましては、当然のことながら受注者の積算の結果によるものであり、設計図書等の精査によるもの、そのように考えているところでございます。 ◆19番(渡辺敏彦) 議長、19番。 ○議長(山岸清) 19番。 ◆19番(渡辺敏彦) 次に、入札、落札企業の経営分析の実施についてお伺いをいたします。  現在、実績による点数評価等入札参加資格が与えられておるようでありますが、今のような金融不況の状況では、本業の実績だけで企業を評価することが難しくなってきているのではないかと考えます。経営分析等も視野に入れての評価だったのかお伺いをいたします。 ◎財務部長(渡辺隆一) 議長、財務部長。 ○議長(山岸清) 財務部長。 ◎財務部長(渡辺隆一) お答えいたします。  建設業法第27条の23の規定によりまして、公共工事を発注者から直接受注する建設業者は、経営状況や経営規模、技術的能力等について経営事項審査を受けなければならず、その結果が示された経営規模等評価結果通知書を本市の入札参加資格登録申請時に添付していただいております。その通知書に基づき、本市において工事種別ごと資格総合点数を付与しているところであります。今回の入札参加資格につきましても、これらに基づき実施したものでございます。 ◆19番(渡辺敏彦) 議長、19番。 ○議長(山岸清) 19番。 ◆19番(渡辺敏彦) 次に、これまた素人的なかすかな疑問でありますが、経営分析等をしないまま発注し、万が一落札業者が諸般の事情により立ち行かなくなった場合の発注者責任は発生しないのかお伺いをいたします。 ◎財務部長(渡辺隆一) 議長、財務部長。 ○議長(山岸清) 財務部長。 ◎財務部長(渡辺隆一) お答えいたします。  入札参加企業につきましては、当然のことながら経営事項審査を経ていることが前提条件になりますが、なお直近の経営状況関連資料は市としては求めてございません。  いずれにしましても、福島市共同企業体取扱要綱第22条第1項におきまして、共同企業体の構成員のいずれかが脱退した場合には、残存構成員が共同、連帯して工事完成の義務を負うとしておりまして、さらに同条第2項では脱退及び加入について規定されていることから、工事完成には影響が出ないよう対応できるものと、そのように考えてございます。 ◆19番(渡辺敏彦) 議長、19番。 ○議長(山岸清) 19番。 ◆19番(渡辺敏彦) 若干今の質疑とダブるのですが、次にJVの出資比率と危機管理についてお伺いをいたします。  初めに、落札JVの出資比率についてお伺いをいたします。 ◎財務部長(渡辺隆一) 議長、財務部長。 ○議長(山岸清) 財務部長。 ◎財務部長(渡辺隆一) お答えいたします。  各工事を落札した特定建設工事共同企業体の出資比率につきましては、福島市共同企業体取扱要綱第9条に規定される構成員数に応じて定めた最小出資者の出資割合である、2者の場合ですと30%以上、3者の場合ですと20%以上となってございます。 ◆19番(渡辺敏彦) 議長、19番。 ○議長(山岸清) 19番。 ◆19番(渡辺敏彦) 落札業者の個々の数字はなかったようでありますが、存じ上げておりますので、あれなのですが。  次に、これまた誠に不謹慎ではありますが、JV内企業が万が一倒産した場合の発注者、出資比率筆頭企業の対応についてお伺いをいたします。 ◎財務部長(渡辺隆一) 議長、財務部長。 ○議長(山岸清) 財務部長。 ◎財務部長(渡辺隆一) お答えいたします。  JV内企業の倒産への対応につきましては、福島市共同企業体取扱要綱第22条第1項におきまして、共同企業体の構成員のいずれかが脱退した場合には、残存構成員が共同、連帯して工事完成の義務を負うとしており、同条第2項で主導的役割を担う構成員の脱退により適正な施工が困難な場合の新規加入等について規定しております。なお、工事完成に影響が出ないよう対応できるものと、そのように考えているところでございます。 ◆19番(渡辺敏彦) 議長、19番。 ○議長(山岸清) 19番。 ◆19番(渡辺敏彦) またこれは重複しますけれども、次に、現景気動向の中では何があってもおかしくない状況であります。もし万が一の場合、保険での対応がなされるようでありますが、それだけで十分なのか、発注者持ち出し等はないのかお伺いをいたします。 ◎財務部長(渡辺隆一) 議長、財務部長。 ○議長(山岸清) 財務部長。 ◎財務部長(渡辺隆一) お答えいたします。  請負契約の確実な履行を担保するために、福島市工事請負契約約款第5条に基づきまして、請負者に対して契約保証金の納付を義務づけております。  なお、本件工事の請負契約の受注者は共同企業体でございますことから、福島市共同企業体取扱要綱第22条第1項において、共同企業体の構成員のいずれかが脱退した場合には、残存構成員が共同、連帯して工事完成の義務を負うこととなっております。 ◆19番(渡辺敏彦) 議長、19番。 ○議長(山岸清) 19番。 ◆19番(渡辺敏彦) 最後に、何となく気になりましたので、お伺いをいたします。  本体工事の失格、電気設備工事の辞退がありましたが、その原因について知る範囲でお示しください。 ◎財務部長(渡辺隆一) 議長、財務部長。 ○議長(山岸清) 財務部長。 ◎財務部長(渡辺隆一) お答えいたします。  建築本体工事での失格につきましては、低入札調査基準価格を設定し、入札を行ったことから、低入札調査基準価格の下限となる失格基準価格を下回った業者1社が失格となったものであります。  また、電気設備工事における2回目の札入れの辞退につきましては、共同企業体の構成企業による工事内容と価格を総合的に積算した検討結果であると、そのように考えておるところでございます。 ◆19番(渡辺敏彦) 議長、19番。 ○議長(山岸清) 19番。 ◆19番(渡辺敏彦) ありがとうございました。  取りとめのないお話、質疑を申し上げましたが、議決された暁には、無事故で円滑な工事が行われ、工期内にすばらしい東庁舎が完成することを心よりご祈念を申し上げ、私の質疑を終了させていただきます。ありがとうございました。 ○議長(山岸清) 以上で、渡辺敏彦議員の質疑を終わります。
     暫時休憩いたします。                午前11時23分    休  憩 ─────────────────────────────────────────────                午前11時29分    再  開 ○議長(山岸清) 休憩前に引き続き会議を開きます。  13番梅津政則議員。 ◆13番(梅津政則) 議長、13番。 ○議長(山岸清) 13番。      【13番(梅津政則)登壇】 ◆13番(梅津政則) 11月臨時議会にあたりまして、ふくしま市民21会派の一員としまして、提出議案に関連して何点か質問を申し上げます。  本日は、二十四節気でいいますところの立冬でございます。これから冬に入ります初めての節であります。大地がゆっくりと凍り始めまして、初冬に吹く強い北風が木の葉を散らし始めるころであります。市長はじめ当局の皆様におかれましては、体調など崩されておりませんでしょうか。私どもの会派では、控室にうがい薬と手の消毒液を設置いたしまして、風邪などの予防に努めております。当局の皆様もぜひ体調管理には万全を期していただきたいと思います。  早速でありますが、質問のほうに移ります。  まず、入札方法についてでございます。  1点目は、分離分割の内容につきまして、福島市入札監視等委員会からの意見として分離発注を基本とするとしておりますが、庁内組織の入札制度検討委員会では、この意見を受け、どのような検討がなされ、今回の分離内容としたのかお伺いいたします。 ◎財務部長(渡辺隆一) 議長、財務部長。 ○議長(山岸清) 財務部長。 ◎財務部長(渡辺隆一) お答えいたします。  新庁舎東棟建設工事の分離発注につきましては、市議会や第三者機関であります福島市入札監視等委員会からのご意見を踏まえ、公共事業が持つ市内経済に及ぼす影響を勘案しながら、地方自治体の責務である地元企業の育成や受注機会の拡大による地域の活性化を念頭に、庁内組織の福島市入札制度検討委員会においての検討、諸手続きを経て4分割による分離発注としたところでございます。 ◆13番(梅津政則) 議長、13番。 ○議長(山岸清) 13番。 ◆13番(梅津政則) ただいまの答弁に対しての質問をしたいと思いますけれども、分離の内容はほかにもさまざまな選択肢も考えられますけれども、例えば電気設備でありましたらば、強電と弱電といったようなさまざまな選択肢が考えられると思うのですけれども、今回の4分割、これ以上また以下の分離とすることに対して、公正性、合理性が損なわれるとすれば、その理由についてお伺いしたいと思います。 ◎財務部長(渡辺隆一) 議長、財務部長。 ○議長(山岸清) 財務部長。 ◎財務部長(渡辺隆一) お答えいたします。  今回の4分割による分離発注でございますが、本体工事、それから給排水、電気設備、それから空気調和設備と、その4つの分割によりまして、事業を効果的に、また進捗を十分、スケジュールも考えながら効果的に、なおかつ確実に進めるという観点から検討を行ったところでございますし、また過去におきまして、保健福祉センターにつきましても4分割で行っているというような状況もございます。それらのノウハウも生かせるというような部分もありましたし、また地元といいますか、分割を行うことの基本的な部分として、監視等委員会、それから議会等からも意見をいただいております。それらを踏まえて十分協議、検討した結果でございます。 ◆13番(梅津政則) 議長、13番。 ○議長(山岸清) 13番。 ◆13番(梅津政則) 次の質問です。  中小企業者に関する国等の契約の方針によりますと、分割発注が公正性、経済合理性に反する形で恣意的に実施されることを回避するために、経済合理性を満たしつつ、中小企業者の受注機会の増大を目的とした分割発注を実施した場合には、当該分割発注に係る理由を公表することが地方公共団体にも求められておりますけれども、市の対応についてお伺いいたします。 ◎財務部長(渡辺隆一) 議長、財務部長。 ○議長(山岸清) 財務部長。 ◎財務部長(渡辺隆一) お答えいたします。  官公需についての中小企業者の受注の確保に関する法律第4条第2項の規定に基づきまして、国においては、分離分割発注の推進をはじめ、中小企業者の受注機会の増大のための措置を講ずるものとして中小企業者に関する国等の契約方針を毎年度閣議決定してございますが、本市といたしましては、この方針に基づき、工事の効率的な執行、経済効率等の観点から、地元発注または分離分割による地元発注が適切と判断できる案件につきましては、地元企業の受注機会の拡大に積極的に取り組んできたところでございます。  また、分離発注につきましては、これまで市議会や第三者機関であります福島市入札監視等委員会からのご意見をいただき、公正性、透明性の確保に万全を期しておりますことから、その理由については公表してございません。 ◆13番(梅津政則) 議長、13番。 ○議長(山岸清) 13番。 ◆13番(梅津政則) 次の質問に移ります。  福島市入札監視等委員会からは、特定JVの活用等、発注工事ごとに採用すべき入札方法を検討することとしておりますが、今回の入札方法を選定した根拠について伺います。 ◎財務部長(渡辺隆一) 議長、財務部長。 ○議長(山岸清) 財務部長。 ◎財務部長(渡辺隆一) お答えいたします。  今回の入札方法につきましては、福島市入札監視等委員会からのご意見等に基づき、庁内において検討、手続きを経て決定したものでございます。すなわち、工事の品質確保、分離発注による受注機会の拡大を通した地元企業の育成等に留意しながら、工事実績、地域要件等参加資格要件を設け、特定多数の者の参加申し込みを受ける方式で、競争性、透明性、公平性などの確保や不適格業者の排除の観点から制限付一般競争入札としたところでございます。 ◆13番(梅津政則) 議長、13番。 ○議長(山岸清) 13番。 ◆13番(梅津政則) 次の質問です。  今回の入札にあたりまして、地元企業等の受注機会の拡大についての要請が記載されておりまして、3点について要請をしております。要請の概要では、1点目は下請契約締結は極力地元企業を、2点目は建築資材の購入契約は地元企業を基本に、3点目は建築資材等の購入は地元産を基本にの3点であります。ここで要請しております極力と基本について、求めている程度と違いについてお伺いいたしたいと思います。 ◎財務部長(渡辺隆一) 議長、財務部長。 ○議長(山岸清) 財務部長。 ◎財務部長(渡辺隆一) お答えいたします。  工事の下請契約の締結につきましては、地元に施工可能な事業者があることから、地域経済の動向を勘案して下請業者の選定に極力配慮してほしいという要請をにじませた表現としたところでございます。また、建設資材の購入契約の締結につきましては、地元事業者での調達の可能性を追求すべきという市の基本姿勢を明確にするため、基本という表現としたところでございます。 ◆13番(梅津政則) 議長、13番。 ○議長(山岸清) 13番。 ◆13番(梅津政則) ただいまの答弁に対してですけれども、極力と基本というものについての程度の違いについて再度お伺いしたいと思います。 ◎財務部長(渡辺隆一) 議長、財務部長。 ○議長(山岸清) 財務部長。 ◎財務部長(渡辺隆一) お答えいたします。  工事の下請契約につきましては、地元に施工可能な事業者があるという、そういう状況がございます。そしてまた、地域経済の動向を勘案して、選定については極力、できる限りという配慮をしてほしいという部分でございます。また、建設資材の購入契約の締結につきましては、地元での調達の可能性の追求という観点から、基本、いわゆる物事の大もとは地元で調達してくださいという形で表現させていただいたところでございます。 ◆13番(梅津政則) 議長、13番。 ○議長(山岸清) 13番。 ◆13番(梅津政則) 違いについてはちょっと認識ができていないところもございますけれども、次の質問に移りたいと思います。  福島市のホームページにおいて、平成20年度福島市入札制度一部改正のお知らせの中でも福島市内業者等への下請等の発注要請が記載されておりますが、要請内容は先ほど申し上げました3点と同様であります。こちらではすべて基本としておりますけれども、今回の入札については極力という表現とした理由についてお伺いしたいと思います。 ◎財務部長(渡辺隆一) 議長、財務部長。 ○議長(山岸清) 財務部長。 ◎財務部長(渡辺隆一) お答えいたします。  工事の下請契約の締結につきましては、地元に施工可能な事業者があることから、地域経済の動向を勘案して下請業者の選定に極力配慮してほしいという要請をにじませた表現としたところでございます。 ◆13番(梅津政則) 議長、13番。 ○議長(山岸清) 13番。 ◆13番(梅津政則) 次の質問に移ります。  低入札価格調査の調査基準価格については、福島市低入札価格調査実施要領によりまして、予定価格の3分の2から10分の8.5の範囲で設定できることとなっておりますが、今回の落札結果を見ますと82%以下に設定されていると推察いたしますが、工事の品質確保という視点からいえば、上限に当たる予定価格の85%とすることがベストだと考えます。その数値としますと、今回においては該当が出てまいりますが、それが失格を意味するわけではなく、工事の品質確保のためのチェックでありますので、工事品質、安全管理などのリスク管理の面からも上限値の85%が適していると考えますが、現在の調査価格の根拠と妥当性についてお伺いいたします。 ◎財務部長(渡辺隆一) 議長、財務部長。 ○議長(山岸清) 財務部長。 ◎財務部長(渡辺隆一) お答えいたします。  低入札価格調査基準の価格につきましては、予算決算及び会計令第85条に基づきまして、契約ごとに3分の2から10分の8.5までの範囲内で契約権者が定めることとされております。本市の基準につきましては、この予算決算及び会計令第85条の基準の取り扱いについてを基本に、市の落札状況や他自治体の基準などを参考に設定しております。 ◆13番(梅津政則) 議長、13番。 ○議長(山岸清) 13番。 ◆13番(梅津政則) ただいまの答弁に対してですけれども、工事品質、安全管理が確保されるのか、安過ぎをチェックするわけでありますので、3分の2から10分の8.5という範囲が設定されていること自体が不自然であるというふうに思っているところでありますが、その妥当性については今後検証されていく必要があると考えますけれども、検証していくということについてのご見解をお伺いしたいと思います。 ◎財務部長(渡辺隆一) 議長、財務部長。 ○議長(山岸清) 財務部長。 ◎財務部長(渡辺隆一) お答えいたします。  ただいまご答弁申し上げましたように、低入札価格の調査基準につきましては、国の予算決算及び会計令第85条の基準の取り扱いについてを基本としまして、市の落札状況や他自治体の基準などを参考に設定しているところでございます。今年4月より、この基準等につきまして、失格基準等も含めまして見直し、試行等も行っているところでございます。このような形の中で、今回、調査基準価格を設定いたしまして、それで対応したというような状況にございます。  なお、今後ということでございますが、さらに入札、今年度の実績とか、そのようなものを見ながら、入札監視等委員会等にもご意見等をいただきながら検討していきたいというふうに考えてございます。 ◆13番(梅津政則) 議長、13番。 ○議長(山岸清) 13番。 ◆13番(梅津政則) 次の質問です。  今回、失格が出ておりますけれども、失格基準価格は工事費構成費目ごとに、平成20年度からは直接工事費は10分の8.5、共通仮設費は10分の8.0、現場管理費は10分の6.5、一般管理費が10分の4.5をいずれかでも下回った場合となっておりますが、調査基準価格は予定価格の3分の2から10分の8.5という範囲ということは、3分の2以下ということは到底あり得ないということからだと考えます。構成費目ごととはいえ、工事品質や安全管理のための現場管理費が6.5、企業管理や利益分とも言えます一般管理費が4.5というのは、工事品質の確保や地元企業の育成の面から低過ぎると考えますが、現在の失格基準価格の根拠と妥当性について伺います。 ◎財務部長(渡辺隆一) 議長、財務部長。 ○議長(山岸清) 財務部長。 ◎財務部長(渡辺隆一) お答えいたします。  現在の失格基準価格につきましては、本年1月の福島市入札制度検証委員会からの提言や本年3月の市議会の意見を踏まえ、市の落札状況や他自治体の基準などを参考に庁内において協議、検討を行い、本年4月より失格基準価格を定める低入札価格調査実施要領の一部改正をし、施行しているところでございます。  今後におきましても、失格基準価格につきましては、落札状況や福島市入札監視等委員会等での調査、審議をいただきながら検討してまいります。 ◆13番(梅津政則) 議長、13番。 ○議長(山岸清) 13番。 ◆13番(梅津政則) ただいまの答弁についてでありますけれども、今年度、平成20年度から各工事費目の設定率が見直されているところでありますけれども、見直されたということもありますが、その妥当性についてはこれまた検証していく必要があると思いますけれども、検証をしていくことについてのご見解をお伺いしたいと思います。 ◎財務部長(渡辺隆一) 議長、財務部長。 ○議長(山岸清) 財務部長。 ◎財務部長(渡辺隆一) お答えいたします。  現在の失格基準価格につきましては、先ほど申し上げましたように、本年4月から失格基準価格を定める低入札価格調査実施要領の一部改正をして実施しているというような状況でございます。それで、今後におきましても、失格基準価格につきましては、落札状況やまた入札監視等委員会等での調査、審議をいただきながら検討していくと、そのようなことで考えております。 ◆13番(梅津政則) 議長、13番。 ○議長(山岸清) 13番。 ◆13番(梅津政則) 次の質問に移ります。
     入札の結果についてでありますが、1点目ですが、建設本体工事は入札1回で落札、その他の設備工事については、すべての入札が1回目では予定価格を上回っておりまして、予定価格が安過ぎだという見方もできますが、予定価格の設定において、需給状況、原材料価格の実情が勘案された適正な価格であったか伺います。 ◎財務部長(渡辺隆一) 議長、財務部長。 ○議長(山岸清) 財務部長。 ◎財務部長(渡辺隆一) お答えいたします。  予定価格につきましては、福島市財務規則第173条に定める予定価格の決定の基準に基づき、当該物件に係る価格の状況と市場の実勢等を踏まえて設定したところでございます。 ◆13番(梅津政則) 議長、13番。 ○議長(山岸清) 13番。 ◆13番(梅津政則) ただいまの答弁に対してですけれども、同じ答弁になるかもしれませんが、予定価格設定においてはベースに設計金額というものがあるわけでありますけれども、その予定金額と設計金額の相関については適正であったのかお伺いいたします。 ◎財務部長(渡辺隆一) 議長、財務部長。 ○議長(山岸清) 財務部長。 ◎財務部長(渡辺隆一) お答えいたします。  予定価格でございますが、当該物件に係る価格の状況と市場の実勢等を踏まえて予定価格を設定したところでございますので、よろしくお願いしたいと思います。 ◆13番(梅津政則) 議長、13番。 ○議長(山岸清) 13番。 ◆13番(梅津政則) 次の質問に移ります。  落札率は各工事でばらつきはありますけれども、各工事の落札価格をどのようにとらえているのかお伺いします。 ◎財務部長(渡辺隆一) 議長、財務部長。 ○議長(山岸清) 財務部長。 ◎財務部長(渡辺隆一) お答えいたします。  各工事に係る入札価格につきましては、当然のことながら各事業者の積算の結果によるものであり、工事内容の価格を総合的に積算した検討結果であり、また設計図書等の精査や各事業者の有する固有の資産が反映されたものと考えております。 ◆13番(梅津政則) 議長、13番。 ○議長(山岸清) 13番。 ◆13番(梅津政則) 次の質問です。  地元企業の受注機会拡大や育成の視点から、入札参加企業と入札内容、地元経済に対する今回の分離発注の効果をどのようにとらえているのか伺います。 ◎財務部長(渡辺隆一) 議長、財務部長。 ○議長(山岸清) 財務部長。 ◎財務部長(渡辺隆一) お答えいたします。  今般の分離発注につきましては、工事の品質確保、受注機会の拡大を通した地元企業の育成等に留意しながら、地域要件等参加資格要件を設け、制限付一般競争入札で実施したところであります。この結果、地元企業は各工事に特定建設工事共同企業体を組んで多数参加し、落札をしていることから、物流等さまざまな面で地元経済へも多大な貢献をすることができるものと期待しております。 ◆13番(梅津政則) 議長、13番。 ○議長(山岸清) 13番。 ◆13番(梅津政則) 次の質問に移ります。  地元企業の活用についてであります。  建築本体工事は中央大手と地元とのJVが落札、その他設備工事は地元JVが落札いたしました。地元企業育成の面からは、その出資比率のバランスも重要と考えますが、JV構成員の最小出資率の厳守はもとより、その出資比率バランスについて、今回の出資比率と効果的な出資比率についてのご見解を伺います。 ◎財務部長(渡辺隆一) 議長、財務部長。 ○議長(山岸清) 財務部長。 ◎財務部長(渡辺隆一) お答えいたします。  JV出資比率につきましては、福島市共同企業体取扱要綱に基づき設定したものであり、技術力等を結集することにより確実かつ円滑な施工の確保を図ったものでございます。 ◆13番(梅津政則) 議長、13番。 ○議長(山岸清) 13番。 ◆13番(梅津政則) ただいまの答弁に対してですけれども、JVの中の出資比率、おのおのの出資比率について、地元企業の育成という面で、その効果についてはどういう比率が適しているかということをお伺いしたかったのですけれども、もう一度答弁をお願い申し上げます。 ◎財務部長(渡辺隆一) 議長、財務部長。 ○議長(山岸清) 財務部長。 ◎財務部長(渡辺隆一) お答えいたします。  この出資比率でございますが、福島市共同企業体取扱要綱に基づき設定させていただいてございます。国のほうでは共同企業体運用準則というものを示してございまして、それらを参考にしながら設定したところでございまして、事業の遂行、完遂、いわゆる終わるまでの部分とかあるいは出資とか、そのような部分を総合的に勘案した比率という形での設定というふうになってございまして、技術力等を結集することによっての確実かつ円滑な施工の確保という面からも担保を図ったというものでございます。 ◆13番(梅津政則) 議長、13番。 ○議長(山岸清) 13番。 ◆13番(梅津政則) 次の質問に移ります。  工事実施にあたり、下請契約、資材購入契約、資材購入の地元発注を要請しているわけですが、全部地元でお願いしたいというのが個人的な本音であります。仕様や規格、品質など条件がございますので、全部というのは困難でありますが、せめて契約金額の8割程度は地元に還元されることが望ましいと考えますが、市として契約金額に対する地元発注分についてどの程度の割合を求めていくのかお伺いします。 ◎財務部長(渡辺隆一) 議長、財務部長。 ○議長(山岸清) 財務部長。 ◎財務部長(渡辺隆一) お答えいたします。  受注業者の経済活動に発注者がどの程度関与することが可能なのかといった基本的な問題はございますが、地元企業の活用等についてはでき得る限り働きかけをしてまいります。 ◆13番(梅津政則) 議長、13番。 ○議長(山岸清) 13番。 ◆13番(梅津政則) 次の質問ですけれども、仮契約者、本契約者になりますけれども、地元発注への具体的な働きかけにつきまして、現在の状況と今後の予定について伺います。 ◎財務部長(渡辺隆一) 議長、財務部長。 ○議長(山岸清) 財務部長。 ◎財務部長(渡辺隆一) お答えいたします。  入札公告に際し、下請契約締結時の地元企業活用等を要請しておりますが、なお、本契約に際しましても、市長名の要請文書を契約相手方に手交、手渡しするなど、でき得る限りの働きかけをしてまいります。 ◆13番(梅津政則) 議長、13番。 ○議長(山岸清) 13番。 ◆13番(梅津政則) ぜひ、でき得る限り、8割程度を目安に働きかけをお願いしたいと思います。  次の質問です。下請契約等の地元発注においては、その契約内容と履行が正当性を持ってなされてこそ本来の目的が果たされます。施工体制もさることながら、契約内容と契約金額、その支払いまでも確認することが必要だと考えますが、公共事業の発注者として元請、下請関係の適正化をどのように維持または確立していくのか伺います。 ◎財務部長(渡辺隆一) 議長、財務部長。 ○議長(山岸清) 財務部長。 ◎財務部長(渡辺隆一) お答えいたします。  福島市元請・下請関係適正化指導要綱におきまして、建設工事に係る下請契約、元請負人及び下請負人が遵守すべき事項等について規定しております。新庁舎建設工事にあたりましても、同要綱第10条の規定に基づき、元請負人から下請工事を発注した日から14日以内に、工事内容、工事期間、下請代金、支払い方法、支払い時期などを記載した下請通知書の提出を受け、元請、下請関係の内容を確認することとしております。  また、同要綱第11条の規定によりまして、工事完成検査後2カ月以内に元請負人及び下請負人が署名、捺印し、下請代金の支払い状況等を記載した下請負報告書を市に提出することとなっておりますので、これにより適正な下請契約の履行がなされたかどうかの確認を行ってまいります。  さらに、工事施工中におきましても、施工体制台帳により当該下請負人を確認するとともに、元請負人と下請負人の関係はあくまでも対等の協力者であるよう、同要綱に基づく適正な指導に努めてまいります。 ◆13番(梅津政則) 議長、13番。 ○議長(山岸清) 13番。 ◆13番(梅津政則) 最後の質問です。  元請、下請関係の適正化は、発注者としては公共工事の入札及び契約の適正化の促進に関する法律を遵守することはもとより、受注者において建設産業における生産システム合理化指針等が遵守されているかを発注者として確認、指導していく必要があると考えますけれども、ご見解を伺います。 ◎財務部長(渡辺隆一) 議長、財務部長。 ○議長(山岸清) 財務部長。 ◎財務部長(渡辺隆一) お答えいたします。  建設産業における生産システム合理化指針につきましては、国において、建設工事における総合的管理監督機能を担う総合工事業者と直接施工機能を担う専門工事業者がそれぞれ対等の協力者として、その役割と責任を明確にするとともに、適正な契約の締結、適正な施工体制の確立、建設労働者の雇用条件等の改善等を示したもので、建設生産システムの合理化を進める上での行政による指導の指針であり、また建設業者の取り組みの指針となるべきものと認識してございます。  本市の元請、下請関係の適正化につきましては、本合理化指針、建設業法、公共工事の入札及び契約の適正化の促進に関する法律等、関係法令の規定に基づき、建設工事に係る下請契約、元請負人及び下請負人が遵守すべき事項、市が行う指導の基準として必要な事項を定めた福島市元請・下請関係適正化指導要綱に基づきまして、発注者として確認、指導をしてまいります。 ◆13番(梅津政則) 議長、13番。 ○議長(山岸清) 13番。 ◆13番(梅津政則) ただいまの答弁に対してでありますけれども、元請、下請の適正化ということでありますけれども、やはりパワーバランスというのは存在することだと思っておりますので、先ほど答弁いただきました確認方法でありますと、元請、下請間で出される確認書で確認するということでありましたけれども、やはりその確認、内容がちゃんと履行されたのか、それがそのとおりになっているかという裏とりという、言葉は悪いですけれども、そういった確認も必要ではないかと考えますけれども、ご見解について伺います。 ◎財務部長(渡辺隆一) 議長、財務部長。 ○議長(山岸清) 財務部長。 ◎財務部長(渡辺隆一) お答えいたします。  元請、下請関係の適正化を図るという観点から、議員さんご指摘いただきました建設産業における生産システム合理化指針、また建設業法、それから公共工事の入札及び契約の適正化の促進に関する法律等、関係法令等がございます。これらの規定に基づきまして、また福島市元請・下請関係適正化指導要綱、これにつきましては、元請、下請のそれぞれ遵守すべき事項等、また市の監督、指導について定めてございます。これら関係法令、そして市の要綱等に基づきまして、十分発注者として監督、指導してまいりたいと考えております。 ◆13番(梅津政則) 議長、13番。 ○議長(山岸清) 13番。 ◆13番(梅津政則) 新庁舎は将来都市像の具現化を目指すまちづくりの核でありますので、本事業と新庁舎が福島市の活力となることを切に願うところでございます。庁舎そのものに不適切な施工がされたり、建設に携わる事業者が不当に苦労されたり、工事に従事する皆様が事故等に遭ったりすることは許されませんので、十分な施工管理、安全管理と元請、下請関係の適正化を図られることをお願いいたしまして、私の質問を終わります。 ○議長(山岸清) 以上で、梅津政則議員の質疑を終わります。  暫時休憩いたします。                午前11時58分    休  憩 ─────────────────────────────────────────────                午後1時00分    再  開 ○議長(山岸清) 休憩前に引き続き会議を開きます。  16番髙柳勇議員。 ◆16番(髙柳勇) 議長、16番。 ○議長(山岸清) 16番。      【16番(髙柳 勇)登壇】 ◆16番(髙柳勇) 社民党・護憲連合の髙柳でございます。単刀直入に質問をさせていただきます。  まずは、今回、工事請負契約4議案すべてに関して共通の事項で質問いたします。
     1つ目は、業務の処理に関して発生した損害、これは第三者に及ぼした損害も含むわけですけれども、これらによる必要経費の負担、これはどのような契約内容になっているのかお伺いをいたします。 ◎財務部長(渡辺隆一) 議長、財務部長。 ○議長(山岸清) 財務部長。 ◎財務部長(渡辺隆一) お答えいたします。  損害による必要経費の負担につきましては福島市工事請負契約約款に規定されておりまして、一般的損害につきましては、第27条では、工事目的物の引き渡し前に工事目的物または工事材料について生じた損害、その他工事の施工に関して生じた損害については、請負者がその費用を負担することとしております。ただし、その損害が発注者の責めに帰すべき事由により生じたものにつきましては、発注者が負担することとしております。  また、第三者に及ぼした損害につきましては、第28条第1項で、工事の施工について第三者に損害を及ぼしたときは、請負者がその損害を賠償しなければならないとしており、その損害のうち発注者の責めに帰すべき事由により生じたものにつきましては、発注者が負担するとしております。  第28条第2項では、工事の施工に伴い、通常避けることができない騒音、振動、地盤沈下、地下水の断絶等の理由により第三者に損害を及ぼしたときは、発注者がその損害を負担しなければならないとしており、その損害のうち工事の施工につき請負人が善良な管理者の注意義務を怠ったことにより生じたものにつきましては、請負者が負担するとしております。  なお、第28条第3項では、その他工事の施工について第三者との間に紛争を生じた場合においては、発注者、請負人が協力してその処理、解決に当たるとしているものでございます。 ◆16番(髙柳勇) 議長、16番。 ○議長(山岸清) 16番。 ◆16番(髙柳勇) 次に、福島市における契約の解除権の内容、それと違約金、契約保証金の金額、これらについてお伺いをいたします。 ◎財務部長(渡辺隆一) 議長、財務部長。 ○議長(山岸清) 財務部長。 ◎財務部長(渡辺隆一) お答えいたします。  契約の解除権につきましては、福島市工事請負契約約款第44条第1項において、発注者は、1つとして、正当な理由なく工事に着手すべき期日を過ぎても工事に着手しないとき、2つとして、その責に帰すべき事由により工期内に完成しないとき、または工期経過後相当の期間内に工事を完成する見込みが明らかにないと認められるとき、3つとしまして、工事現場に監理技術者を設置しなかったとき、4つとしまして、その他契約に違反し、その違反により契約の目的を達することができないと認められるとき等に契約を解除することができるとしております。  次に、違約金につきましては、同条第2項で、請負代金額の10分の1に相当する額を違約金として発注者に支払わなければならないとしております。 ◆16番(髙柳勇) 議長、16番。 ○議長(山岸清) 16番。 ◆16番(髙柳勇) 次に、業者における契約の解除権、この内容をお伺いいたします。 ◎財務部長(渡辺隆一) 議長、財務部長。 ○議長(山岸清) 財務部長。 ◎財務部長(渡辺隆一) お答えいたします。  業者における契約の解除権につきましては、福島市工事請負契約約款第46条第1項におきまして、1つとして、発注者が設計図書を変更したため請負代金額が3分の2以上減少したとき、2つとしまして、発注者が天災等により請負人に工事の中止を通知し、工事の施工の中止期間が工期の10分の5を超えたとき、3つ目としまして、発注者が契約に違反し、その違反によって契約の履行が不可能となったときは契約を解除することができるとしております。 ◆16番(髙柳勇) 議長、16番。 ○議長(山岸清) 16番。 ◆16番(髙柳勇) 次に、賠償金額等の支払いに関する契約の内容についてお伺いをいたします。 ◎財務部長(渡辺隆一) 議長、財務部長。 ○議長(山岸清) 財務部長。 ◎財務部長(渡辺隆一) お答えいたします。  賠償金等の支払いにつきましては、福島市工事請負契約約款第41条で、発注者は、工事目的物にかしがあるときは、請負者に対して相当の期間を定めてそのかしの修補を請求し、または修補にかえ、もしくは修補とともに損害の賠償を請求することができるとしております。  次に、第42条では、請負者の責めに帰すべき事由により工期内に工事を完成することができない場合においては、発注者は損害金の支払いを請求者に請求することができるとしております。  次に、第52条では、談合等不正行為に対する損害賠償について規定しており、請負人は、請負代金額の100分の20に相当する額を損害賠償金として発注者に支払わなければならないとしております。 ◆16番(髙柳勇) 議長、16番。 ○議長(山岸清) 16番。 ◆16番(髙柳勇) 最後に、秘密の保持等に関する契約の内容はどのようになっているかお伺いいたします。 ◎財務部長(渡辺隆一) 議長、財務部長。 ○議長(山岸清) 財務部長。 ◎財務部長(渡辺隆一) お答えいたします。  秘密保持等に関しての契約につきましては、福島市工事請負契約約款第1条第4項におきまして、請負人は、この契約の履行に関して知り得た秘密を漏らしてはならないとしておるところでございます。 ◆16番(髙柳勇) 議長、16番。 ○議長(山岸清) 16番。 ◆16番(髙柳勇) 質問を終わります。 ◎財務部長(渡辺隆一) 議長、財務部長。 ○議長(山岸清) 財務部長。 ◎財務部長(渡辺隆一) ただいまの髙柳議員さんのご質問に対する答弁の中におきまして、賠償金等の支払いに関する契約の内容についてでございますが、その中で、発注者は損害金の支払いを請負者に請求することができるとしておりますというところを、損害金の支払いの先を請求者と申しましたので、訂正しておわびさせていただきたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(山岸清) 以上で、髙柳勇議員の質疑を終わります。  暫時休憩いたします。                午後1時7分    休  憩 ─────────────────────────────────────────────                午後1時13分    再  開 ○議長(山岸清) 休憩前に引き続き会議を開きます。  12番西方正雄議員。 ◆12番(西方正雄) 議長、12番。 ○議長(山岸清) 12番。      【12番(西方正雄)登壇】 ◆12番(西方正雄) それでは、早速やらせていただきます。  新庁舎について何点か質問をいたします。  8月27日、入札公告がされ、10月15日、JVによる制限付一般競争入札がなされました。まず、入札条件であります。応札者は、建築においては大手ゼネコンを代表者とする7JV、15社、電気設備においては地元福島市に本店を置く者、2JV、6社、給排水設備、地元福島市に本店を置く者、3JV、7社、空調設備、福島市に本店を置く者で2JV、6社、今回の工事約95億2,000万もの建設物件でありました。  まず、共通といたしまして、共同企業体の資格要件から建築工事、電気設備工事、衛生設備工事、空調設備工事、各JVが何組できるかは、福島市入札参加資格申請書、また経営規模等評価結果を見ればある程度の予測ができたと考えられます。  そこで、伺います。  各工事において何組のJVの参加を予想されていたのか伺います。 ◎財務部長(渡辺隆一) 議長、財務部長。 ○議長(山岸清) 財務部長。 ◎財務部長(渡辺隆一) お答えいたします。  今回の発注の工事につきましては、第三者機関である入札監視等委員会からのご意見をいただき、庁内においての検討、諸手続きを経て制限付一般競争入札としたところでございまして、公正性、透明性、競争性の確保を基本として入札を行ったところでありまして、各工事の代表構成員、その他の構成員の参加資格保有者数から複数の申し込みがあるものと考えておりました。 ◆12番(西方正雄) 議長、12番。 ○議長(山岸清) 12番。 ◆12番(西方正雄) 関連して質問をいたします。  例えばの話で申しわけありませんが、1社のみの参加の場合にはどういう取り扱いをするのか、一般競争入札というより随意契約と受け取れるが、その辺はどういうふうなお考えでしょうか。 ◎財務部長(渡辺隆一) 議長、財務部長。 ○議長(山岸清) 財務部長。 ◎財務部長(渡辺隆一) お答えいたします。  1社のみの参加であった場合につきましては、入札を中止するという形をとってございます。 ◆12番(西方正雄) 議長、12番。 ○議長(山岸清) 12番。 ◆12番(西方正雄) 次に、電気設備工事について伺います。  福島市内に特定建設業の許可を得ている電気設備業者は何社ありますか。  また、一般建設業許可を得ている業者は何社かお示しください。 ◎財務部長(渡辺隆一) 議長、財務部長。 ○議長(山岸清) 財務部長。 ◎財務部長(渡辺隆一) お答えいたします。  特定建設業及び一般建設業の許可を有する市内電気設備業者の数につきましては、特定建設業の許可を受けているのは15社、一般建設業の許可を受けているのは36社でございます。 ◆12番(西方正雄) 議長、12番。 ○議長(山岸清) 12番。 ◆12番(西方正雄) 次に、電気設備工事においては、延べ面積2万7,000平米、このような大きい建物の受変電設備は元請として地元業者は余り経験はないのではないかと私は思います。代表構成員の資格要件として、市内に本店を有する者、資格総合点数900点以上の者とした根拠を伺います。 ◎財務部長(渡辺隆一) 議長、財務部長。 ○議長(山岸清) 財務部長。 ◎財務部長(渡辺隆一) お答えいたします。  電気設備工事に係るJV代表者構成員の資格総合点数につきましては、工事の規模等を勘案して、過去の市発注の建築工事における電気設備工事の資格要件や現在登録している上位業者の工事実績等を考慮して900点以上としたものでございます。 ◆12番(西方正雄) 議長、12番。 ○議長(山岸清) 12番。 ◆12番(西方正雄) 次に、代表構成員となられる900点以上の資格総合点数を有する業者は何社ありますか、伺います。 ◎財務部長(渡辺隆一) 議長、財務部長。 ○議長(山岸清) 財務部長。 ◎財務部長(渡辺隆一) お答えいたします。  代表構成員になれる有資格者につきましては7社でございます。 ◆12番(西方正雄) 議長、12番。 ○議長(山岸清) 12番。 ◆12番(西方正雄) 次に、その他の構成員資格要件では、やはり市内に本店を有する者、資格総合点数800点以上の者とした根拠を伺います。 ◎財務部長(渡辺隆一) 議長、財務部長。
    ○議長(山岸清) 財務部長。 ◎財務部長(渡辺隆一) お答えいたします。  電気設備に係るJVのその他の構成員の資格総合点数につきましては、工事の規模も踏まえ、過去の市発注の建築工事における電気設備工事の資格要件や現在登録している業者の工事実績等を考慮して800点以上としたものでございます。 ◆12番(西方正雄) 議長、12番。 ○議長(山岸清) 12番。 ◆12番(西方正雄) 資格総合点数800点以上900点未満の業者は何社ありますか。 ◎財務部長(渡辺隆一) 議長、財務部長。 ○議長(山岸清) 財務部長。 ◎財務部長(渡辺隆一) お答えいたします。  その他の構成員になれる有資格者につきましては6社でございます。 ◆12番(西方正雄) 議長、12番。 ○議長(山岸清) 12番。 ◆12番(西方正雄) 落札額12億1,000万円、これは消費税抜きでございますけれども、の工事で応札者2JVは私はちょっと少ないのではないかと実は思っております。5JV、例えば代表構成員900点以上が7社、その他の構成員は6社ということは、約7JVから6JVあってもよかったのではなかったかと、こう思っております。その点の感想をお聞きいたします。 ◎財務部長(渡辺隆一) 議長、財務部長。 ○議長(山岸清) 財務部長。 ◎財務部長(渡辺隆一) お答えいたします。  電気設備工事の入札につきましては、公正性、透明性、競争性の確保を基本として制限付一般競争入札により入札を行ったところでございまして、応札者の数につきましては、結果として2共同企業体となったというものでございます。 ◆12番(西方正雄) 議長、12番。 ○議長(山岸清) 12番。 ◆12番(西方正雄) この大工事に2JV、6社のみの参加ということは、参加要件が厳しかったのか、別な理由であったのか、例えば800点を500点ぐらいまで落として入札に参加できる機会をつくってもよかったのではないかと考えておりますが、そのお考えを伺います。 ◎財務部長(渡辺隆一) 議長、財務部長。 ○議長(山岸清) 財務部長。 ◎財務部長(渡辺隆一) お答えいたします。  電気設備工事に係るJVの構成員の資格総合点数につきましては、工事の規模も踏まえ、過去の市発注の建築工事における電気設備工事の資格要件や現在登録している業者の工事実績等を考慮して800点以上としたものでございます。 ◆12番(西方正雄) 議長、12番。 ○議長(山岸清) 12番。 ◆12番(西方正雄) 次に、空調設備工事、給排水設備工事について伺います。  福島市内には、特定建設業の許可を得ている空調、給排水設備業者は何社ありますか。  また、一般建設業の許可を得ている業者は何社かお示しください。 ◎財務部長(渡辺隆一) 議長、財務部長。 ○議長(山岸清) 財務部長。 ◎財務部長(渡辺隆一) お答えいたします。  特定建設業及び一般建設業の許可を有する市内空調、給排水設備業者の数につきましては、特定建設業の許可を受けているのは18社、一般建設業の許可を受けているのは11社でございます。 ◆12番(西方正雄) 議長、12番。 ○議長(山岸清) 12番。 ◆12番(西方正雄) 今の答弁の中で給排水のあれはありませんでしたけれども、これは一緒でございますか。 ◎財務部長(渡辺隆一) 議長、財務部長。 ○議長(山岸清) 財務部長。 ◎財務部長(渡辺隆一) ただいまご答弁申し上げましたように、市内空調、給排水設備業者という形で答弁させていただいたところでございます。よろしくお願いします。 ◆12番(西方正雄) 議長、12番。 ○議長(山岸清) 12番。 ◆12番(西方正雄) 給排水設備3JV、空調設備2JV、お互いにこれはダブっておりますから、合計すると7社のみの参加となります。この大工事に2JV、7社のみの応札者は私は少ないのではないか、こう思います。発注側としての考えを伺います。 ◎財務部長(渡辺隆一) 議長、財務部長。 ○議長(山岸清) 財務部長。 ◎財務部長(渡辺隆一) お答えいたします。  空気調和設備及び給排水衛生設備工事の入札につきましては、公正性、透明性、競争性の確保を基本として制限付一般競争入札により入札を行ったところでございまして、応札者の数につきましては、結果として2共同企業体6社及び3共同企業体7社となったところでございます。 ◆12番(西方正雄) 議長、12番。 ○議長(山岸清) 12番。 ◆12番(西方正雄) 次に、落札率について伺います。  県が10月31日に発表した県発注工事、4月から9月までの上半期発注工事について、1,278件の平均落札率は83.56%、条件付一般競争入札の中で1,159件では83.15%、県内の主な地区の平均落札率は、南会津で128件で90.22%、いわき、165件で84.82%、相双地区、189件で84.63%、喜多方、171件で80.79%でありました。先ほどから落札率のあれがありますけれども、建築工事では82.25%、電気設備では98.93%、衛生設備では99.98%、空調設備工事では98.96%、以上であります。  建築工事を除く設備工事は軒並み再入札、限りなく100%近くでの落札率であります。パーフェクト、神わざとしか言いようがありません。衛生設備にあっては、13万4,000円を残しただけという、ほぼ満額での落札をしています。これは、福島市の業者の積算の技術力の高さだろうと思います。  そこで、伺います。  県内平均落札率と比較し、この落札率の高さをどう感じているのか伺います。 ◎財務部長(渡辺隆一) 議長、財務部長。 ○議長(山岸清) 財務部長。 ◎財務部長(渡辺隆一) お答えいたします。  今回発注の工事につきましては、第三者機関である入札監視等委員会からのご意見をいただき、庁内においての検討、諸手続きを経て制限付一般競争入札としたところであり、公正性、透明性、競争性の確保を基本として本入札を行ったところであり、各共同企業体における設計図書等に基づいて精査あるいは総合的に積算した結果であると、そのように考えてございます。 ◆12番(西方正雄) 議長、12番。 ○議長(山岸清) 12番。 ◆12番(西方正雄) 次に、電気設備の再入札においては、須南、北藤、佐藤JVが再入札で辞退をしております。2回目で辞退をするということは、安過ぎて辞退をするのか、ほかの理由により辞退するということも考えられます。予定価格が安過ぎたのではないですか、考えを伺います。 ◎財務部長(渡辺隆一) 議長、財務部長。 ○議長(山岸清) 財務部長。 ◎財務部長(渡辺隆一) お答えいたします。  予定価格につきましては、福島市財務規則第173条に定める予定価格の決定の基準に基づきまして、当該物件に係る価格の状況等市場の実勢等を踏まえ、設定したところでございます。 ◆12番(西方正雄) 議長、12番。 ○議長(山岸清) 12番。 ◆12番(西方正雄) 次に、地元企業受注機会拡大については先ほどから前議員がいろいろお聞きしておりますけれども、私のほうからも質問をさせていただきたいと思います。  入札公告には、地元企業への受注機会の拡大について、下請契約を締結する場合は極力福島市内に本店、支店、営業所等を有する者を選定すること、また資材購入に関しては同じく配慮することとありますが、元請、下請契約で金額を含めどのように管理監督をしていくのか伺います。 ◎財務部長(渡辺隆一) 議長、財務部長。 ○議長(山岸清) 財務部長。 ◎財務部長(渡辺隆一) お答えいたします。  福島市元請・下請関係適正化指導要綱におきまして、建設工事に係る下請契約、元請負人及び下請負人が遵守すべき事項等について規定しております。新庁舎建設工事にあたりましても、同要綱第10条の規定に基づきまして、元請負人から下請工事を発注した日から14日以内に、工事内容、工事期間、下請代金、支払方法、支払時期などを記載した下請通知書の提出を受け、元請、下請関係の内容を確認することとしております。  また、同要綱第11条の規定によりまして、工事完成検査後2カ月以内に元請負人及び下請負人が署名、捺印し、下請代金の支払い状況等を記載した下請負報告書を市に提出することとなっておりますので、これにより適正な下請契約の履行がなされたかどうかの確認を行ってまいります。  さらに、工事施工中においても、施工体制台帳により当該下請負人を確認するとともに、元請負人と下請負人の関係はあくまでも対等の協力者であるよう、同要綱に基づく適正な指導に努めてまいります。 ◆12番(西方正雄) 議長、12番。 ○議長(山岸清) 12番。 ◆12番(西方正雄) 次に、入札において受注できなかった相入札者は下請としてこの工事に参加できるのかどうかを伺います。 ◎財務部長(渡辺隆一) 議長、財務部長。 ○議長(山岸清) 財務部長。 ◎財務部長(渡辺隆一) お答えいたします。  本市におきましては、これまでも同一工事の入札に参加した事業者が受注者の下請に入ることにつきましては、従来から、入札の透明性、公正性を確保する観点から、同一工事の入札参加業者との下請契約は認めておりません。 ◆12番(西方正雄) 議長、12番。 ○議長(山岸清) 12番。 ◆12番(西方正雄) 地元企業の受注拡大については、今の入札率からいえば限りなく100%に近い金額でとっておるわけですから、私はこの入札率云々を言うつもりは余りないのですけれども、せめてやっぱり、このぐらいの落札率でとったのだから、地元の下請業者が余りいじめられないような、そういうふうな管理監督をしていただきたい、こういうふうなお願いでございます。  次に、入札参加について伺います。  入札が執行された当日、旧堀切邸の電気設備と空調衛生設備の入札が執行されました。電気9社の参加、予定価格に対し落札率は83.36%、空調衛生は8社の参加、落札率93.53%でありました。今回の大工事において、公共性、透明性、競争性をもって重視する制限付一般競争入札は、この程度の入札参加では本当の一般競争入札と言えるのかどうか、私はこの辺が甚だ疑問なのであります。  それで伺いますけれども、その辺の当局の考えを伺います。 ◎財務部長(渡辺隆一) 議長、財務部長。 ○議長(山岸清) 財務部長。 ◎財務部長(渡辺隆一) お答えいたします。  今回の入札方法につきましては、福島市入札監視等委員会からのご意見等に基づきまして、庁内において検討、手続きを経て決定したものでございます。すなわち、工事の品質確保、分離発注による受注機会の拡大を通した地元企業の育成等に留意をしながら、工事実績、地域要件等参加資格要件を設け、特定多数の者の参加申し込みを受ける方式で、競争性、透明性、公平性などの確保や不適格業者の排除の観点から制限付一般競争入札としたところでございます。 ◆12番(西方正雄) 議長、12番。 ○議長(山岸清) 12番。 ◆12番(西方正雄) 以上で私の質問を終わります。 ○議長(山岸清) 以上で、西方正雄議員の質疑を終わります。  暫時休憩いたします。                午後1時33分    休  憩 ─────────────────────────────────────────────                午後1時38分    再  開 ○議長(山岸清) 休憩前に引き続き会議を開きます。
     17番後藤善次議員。 ◆17番(後藤善次) 議長、17番。 ○議長(山岸清) 17番。      【17番(後藤善次)登壇】 ◆17番(後藤善次) 公明党市議団の後藤善次です。11月臨時議会にあたりまして、幾つか質疑をさせていただきますので、どうかよろしくお願いいたします。  いよいよ、平成24年度の完成を目指し、市民の皆様が利用しやすく、より親しみやすい新庁舎の着工に向けて東庁舎建設工事の落札業者が決定し、仮契約まで進んでまいりました。まずは、各工事の落札率についてお伺いいたします。  建築本体工事において、第1回目の札入れの結果、最高価格と最低価格の差が8億1,200万円、予定価格の14%に当たりますが、その中で落札額の落札率が82.25%でありました。  本年1月に行われました総務常任委員会の建設関係参考人招致の所見の中にありましたが、工事の内容にもよりますが、85%を切りますと現場管理費も出ない状態に普通はなるのですとの意見がありました。ちなみに、現場管理費は、現場で働く方の労務管理に要する費用や契約の印紙代、火災保険などの各種保険、そして現場従業員、労働者の給与、福利厚生費になります。  このたびの落札率82.25%、請け差10億5,300万円余についてのご見解をお伺いいたします。 ◎財務部長(渡辺隆一) 議長、財務部長。 ○議長(山岸清) 財務部長。 ◎財務部長(渡辺隆一) お答えいたします。  建築本体工事につきましては、第三者機関である入札監視等委員会からのご意見をいただき、庁内においての検討、諸手続きを経て、公正性、透明性、競争性の確保を基本に制限付一般競争入札を行ったところでありまして、工事の落札率につきましては、設計図書等に基づきまして工事内容の価格を総合的に積算して検討した、あるいは事業者の有する固有の資産、固有の資源、それらの部分が反映されてその結果であるというふうに考えているところでございます。 ◆17番(後藤善次) 議長、17番。 ○議長(山岸清) 17番。 ◆17番(後藤善次) 細目2、3、4番につきましては削除をさせていただきます。  次の質問に移ります。  落札業者提出の工事費内訳明細書についてお伺いいたします。  全体の予定金額と全体の落札金額で10億8,400万円の大半が建築本体工事でしたが、請け差が出ました。工事費内訳明細書の各工事ごとに設計書との金額の精査は行われたのでしょうか。その結果、請け差による工事の影響についてお伺いいたします。 ◎財務部長(渡辺隆一) 議長、財務部長。 ○議長(山岸清) 財務部長。 ◎財務部長(渡辺隆一) お答えいたします。  各工事に係る落札価格につきましては、当然のことながら各事業者の積算の結果というものでございます。それで、設計図書等の精査や各事業者の企業努力によるものと考えておりますことから、工事への影響はないというふうに考えているところでございます。  なお、発注者として、品質の確保を図るため、請負業者との十分な協議、工事期間中の監督体制、工事完了時における検査、評価体制の確立に万全を期してまいります。 ◆17番(後藤善次) 議長、17番。 ○議長(山岸清) 17番。 ◆17番(後藤善次) それでは、その結果、10億8,400万円の請け差が下請業者や資材調達などに影響を及ぼさないのでしょうか。また、影響させないためにどのような対策を講じられるのかお伺いいたします。 ◎財務部長(渡辺隆一) 議長、財務部長。 ○議長(山岸清) 財務部長。 ◎財務部長(渡辺隆一) お答えいたします。  各工事における落札価格につきましては、取引関係のある業者からの資材調達を含め、工事費等について各受注者の積算の結果によるものと考えておりますことから、影響はないものと考えておりますが、なお請負業者との十分な協議に努めてまいります。 ◆17番(後藤善次) 議長、17番。 ○議長(山岸清) 17番。 ◆17番(後藤善次) 次の質問に移ります。  建築本体工事で、大手ゼネコンと地元業者共同企業体の下請業者についてお伺いいたします。  大手ゼネコンともなりますと、福島市内の下請業者さんだけではなく、隣接県、東北地方、または関東圏などの下請業者さんも採用していると思われますが、地元企業の活用についての要請を行うにあたって、下請業者さんや資材、機材調達において地元企業を最優先で採用するためにどのような対応をされるのかお伺いいたします。 ◎財務部長(渡辺隆一) 議長、財務部長。 ○議長(山岸清) 財務部長。 ◎財務部長(渡辺隆一) お答えいたします。  入札公告に際し、下請契約締結時の地元企業活用等を要請しておりますが、なお、本契約に際しましても、市長名の要請文書を契約相手方に手交、手渡しでございますが、するなどできる限りの働きかけをしてまいります。 ◆17番(後藤善次) 議長、17番。 ○議長(山岸清) 17番。 ◆17番(後藤善次) 業者さんのほうからは下請承認願という書類が上がってくる流れになると思いますけれども、設計事務所さんも大手と地元のJVになっております。どうか、地元に配慮した、下請承認願の確認の際には配慮をしていただくような方向性をお願いしたいと思います。  次に、資材を調達する場合に、大手ゼネコンの指定した企業と取引を持たない地元企業を比べたとき、会社の規模や取引量によっては金額の差が生じることが考えられます。地元企業の積極的な活用に努めるとの観点からどのように考えられるのか、ご所見をお伺いいたします。 ◎財務部長(渡辺隆一) 議長、財務部長。 ○議長(山岸清) 財務部長。 ◎財務部長(渡辺隆一) お答えいたします。  受注業者の経済活動に発注者がどの程度関与することが可能なのかといった基本的な問題はございますが、地元企業の活用等についてでき得る限りの働きかけをしてまいります。 ◆17番(後藤善次) 議長、17番。 ○議長(山岸清) 17番。 ◆17番(後藤善次) 中項目4番の質問はカットいたしまして、最後に要望を申し上げさせていただきます。  消費が低迷しているこのときに新庁舎の建設は、このチャンスに地元企業が活性化できるかと本当に期待をしております。先日、企業体に入っておられました設備業者の営業の方にお話を聞く機会がありました。その方は、入札日を迎えるまでの1週間は、何としても仕事をとらねばならないという恐怖から、食欲も睡眠時間も減退し、もうろうとした日を送った、そして入札日が終わって3日間は体調を壊して寝込んでしまったそうです。新庁舎が地元の企業にどれだけ期待をされているかはかり知れません。その結果、企業努力によって落札金額が下がることは、財政を考えると大変助かることですが、しかし、あるラインを超えた段階で大切な財産の質の低下につながることにもなりかねません。  ある設備会社の会長さんが話されていました。資材単価を抑えるために国産以外の資材を使わなければならない現場がある、10年後、20年後が心配になるときがあるとおっしゃっておりました。そのことからも、価値と機能、そしてコストについて、市民の満足度を増すために、本市独自の庁内技術職員によるVE案等の検討部会も大いに期待を申し上げまして、私の質問を終了いたします。ありがとうございました。 ○議長(山岸清) 以上で、後藤善次議員の質疑を終わります。  暫時休憩いたします。                午後1時48分    休  憩 ─────────────────────────────────────────────                午後1時55分    再  開 ○議長(山岸清) 休憩前に引き続き会議を開きます。  26番土田聡議員。 ◆26番(土田聡) 議長、26番。 ○議長(山岸清) 26番。      【26番(土田 聡)登壇】 ◆26番(土田聡) 私は、日本共産党市議団の一員として、11月臨時議会にあたり質疑を行います。  最初に、議案第215号、新庁舎東棟の建設、建築本体工事についてお伺いをしたいと思います。  1つは、JV、共同企業体の構成員の資格要件でありますが、市内に本店を有する者、また支店、営業所を有し、その支店、営業所等を委任先、連絡先として登録済みのものとしてございます。この条件ですと、これは地元だけのJVも応募しておりますけれども、大手ゼネコンとのJVが前提とも受け取れる要件になるのではないでしょうか。なぜ大手ゼネコンが入る条件なのか、見解をお伺いいたします。 ◎財務部長(渡辺隆一) 議長、財務部長。 ○議長(山岸清) 財務部長。 ◎財務部長(渡辺隆一) お答えいたします。  今回発注の工事につきましては、第三者機関である入札監視等委員会からのご意見をいただき、庁内においての検討、諸手続きを経て制限付一般競争入札としたところでありまして、公正性、透明性、競争性の確保を基本として入札を行ったところでございます。  建築本体工事につきましては、工事の品質確保のため、代表構成員の資格要件に延べ床面積1万平方メートル以上の建築工事の施工実績と免震構造工法の施工実績を付したところであり、代表構成員として入札参加可能な市内業者の状況を勘案して競争性を確保するため、市内に支店、営業所等を有する者としたところでございます。 ◆26番(土田聡) 議長、26番。 ○議長(山岸清) 26番。 ◆26番(土田聡) ただいまの答弁に質問しますが、市内業者の状況を勘案してということなのですけれども、この条件で地元の企業、先ほどの答弁ですと数社見込まれたというふうに答弁がありましたが、これは親になれる事業所が数社あったということでよろしいのでしょうか。 ◎財務部長(渡辺隆一) 議長、財務部長。 ○議長(山岸清) 財務部長。 ◎財務部長(渡辺隆一) 数社あったということでございますが、経験を有する者、いわゆる実績ということからいうとそのようなことになってまいります。 ◆26番(土田聡) 議長、26番。 ○議長(山岸清) 26番。 ◆26番(土田聡) 次の質問にまいります。  私は、3月議会、また7月の臨時議会において、分離発注とか、いわゆる地元企業の育成や地域経済への寄与についても質問をしてまいりました。8月20日に出された福島市の入札監視等委員会の意見書でも、地元企業の活用として、分離発注や下請の地元企業の活用、工事資材等の調達などが述べられて、今回の入札の公告にも、今回の質疑にもるる出ておりますように、地元企業等への受注機会の拡大について3項目が提示されております。  この3項目、1つ目が、下請契約を締結する場合は、極力福島市内に本店または支店、営業所等を有する者を選定、工事に参加できるよう配慮すること、2つ目には、建設資材等の購入契約は、市内に本店または支店、営業所を有する者を基本として選定するよう配慮すること、3つ目に、購入する資材等は市内または県内産を基本として、ここにまた優先使用することというふうに出ておりまして、先ほどから基本もしくは極力ということも含めて、相当議会としてもここに神経がいっているのかなというふうに思いますが、この3つを、今の3項目をどのように担保していくのか、改めてご所見をお伺いします。 ◎財務部長(渡辺隆一) 議長、財務部長。 ○議長(山岸清) 財務部長。 ◎財務部長(渡辺隆一) お答えいたします。  本市のみならず、地方自治体にとりまして地元企業の育成は責務でございますので、中小企業基本法及び官公需についての中小企業者の受注の確保に関する法律の規定に基づいて地元企業の積極的な活用に努めているところでございます。新庁舎建設工事の発注につきましても、市議会や入札監視等委員会からのご意見等も踏まえ、地元企業の受注機会の拡大に積極的に取り組んだところであります。  なお、入札公告に際し、下請契約締結時の地元企業活用等を要請してございますが、本契約に際しましても、市長名の要請文書を契約相手方に手交、手渡しするなど、できる限りの働きかけをしてまいります。 ◆26番(土田聡) 議長、26番。 ○議長(山岸清) 26番。 ◆26番(土田聡) 結局、要請、お願いということになるわけであります。  次の質問なのですけれども、下請契約をする場合の条件ということで、市内に支店、営業所等を有する者と入っているわけなのですけれども、地元企業の育成を考えれば、市内に本店を有する者と、これは設備工事の共同企業体の資格要件は市内に本店を有する者ということで、地元しか入札できないようになっておりますけれども、下請契約の中も市内に本店を有する者というふうにすべきではなかったのか、そうならなかった理由をお聞かせください。 ◎財務部長(渡辺隆一) 議長、財務部長。 ○議長(山岸清) 財務部長。 ◎財務部長(渡辺隆一) お答えいたします。  工事の規模等を勘案して、また品質の確保を図る観点から、福島市内に本店または支店、営業所等を有する者との下請契約を要請したところでございます。 ◆26番(土田聡) 議長、26番。 ○議長(山岸清) 26番。 ◆26番(土田聡) ただいまの答弁に質問しますが、品質の確保なども含めて、いわば市外、福島市以外からの業者も入れるようになっているということなのですけれども、設備工事については元請のところは市内に本店を有する者というふうになっているわけです。設備工事は、下請は、市内に営業所、支店がある者というふうになっていますから、下請のところでも市内に本店を有する者ということにすることは可能だったのですよね。可能かどうか、ではお聞かせください。 ◎財務部長(渡辺隆一) 議長、財務部長。 ○議長(山岸清) 財務部長。
    ◎財務部長(渡辺隆一) お答えいたします。  今回の工事、先ほどご答弁申し上げましたように、工事の規模が非常に大きいということ、また大きい中においての品質の確保を図らなくてはならない、また市内で従前より企業等が経済活動といいますか、それらの事業を行っていると、そのような状況がございます。それらも十分勘案しながら、今回そのような設定といいますか、要請といいますか、そのような形をとらせていただいたものでございます。 ◆26番(土田聡) 議長、26番。 ○議長(山岸清) 26番。 ◆26番(土田聡) 3月議会ですけれども、工事を発注するときに、そのときに下請率を設定してやったらいいのではないかというような提案も私はしたのです。これは関西のほうのある市でもそれをやっているのですが、それについては建築業法違反だというような答弁がありまして、このことについてもそれに絡んでくるのかなというふうに思っていたのですが、建築業法違反との関係ではないということですね。可能なことは可能だということなのでしょうか。ここの品質の問題ではなくて、市内に本店を有する者ということで下請の部分を、地元企業への受注機会の拡大についてという項目です、そこは、法律的には市内に本店を有する者というふうにしても問題はなかったということなのですよね。 ◎財務部長(渡辺隆一) 議長、財務部長。 ○議長(山岸清) 財務部長。 ◎財務部長(渡辺隆一) お答えいたします。  受注業者の経済活動、それにつきまして発注者がどの程度関与することが可能なのかといった基本的な問題はございますが、地元企業の活用等についてとにかくでき得る限りの働きかけをしてまいりたいと、そのように考えております。 ◆26番(土田聡) 議長、26番。 ○議長(山岸清) 26番。 ◆26番(土田聡) いまいち釈然としないのですが、いずれにしても要請はしていくということではありますけれども、私はもう少しちゃんと市内に回るような、そういう公告の中でそういう条件づけもしてもらったほうがよかったのかなというふうに思っております。  次の質問にまいります。  次に、議案第216号ないし第218号の各設備工事についてお伺いをいたします。  各設備工事について、共同企業体の資格要件として構成員になれる事業者は、先ほどからも出ておりますけれども、電気設備工事では市内に13社あります。そこで応札したのが、6社で構成されている2つの共同企業体のみ、給排水衛生設備工事では、有資格事業者が市内18社、そのうちの7社で構成された3JV、空調設備工事についても18社で、そのうち6社で構成される2JVが応札をしております。  そういう前提のもとで1つ目の質問なのですけれども、公告における入札の中止についての1、競争性の確保が困難と判断されるときは入札を中止することがあるとありますけれども、競争性の確保が困難と判断されるのはいかなる状況のときなのかお伺いいたします。 ◎財務部長(渡辺隆一) 議長、財務部長。 ○議長(山岸清) 財務部長。 ◎財務部長(渡辺隆一) お答えいたします。  本市の入札につきましては、公正性、透明性、競争性の確保を基本として入札を行っておりまして、競争性の確保が困難と判断される基準につきましては、制限付一般競争入札の場合、1社のみの申し込みの場合としております。 ◆26番(土田聡) 議長、26番。 ○議長(山岸清) 26番。 ◆26番(土田聡) 1社しか応募してこなかったときということなのですけれども、先ほど申し上げました、有資格者のうちの半分ほどの事業者で構成されている事業体が応募をしてきて、しかも2JVとか3JV、これで競争性が発揮できていると認識しているのか、見解をお伺いいたします。 ◎財務部長(渡辺隆一) 議長、財務部長。 ○議長(山岸清) 財務部長。 ◎財務部長(渡辺隆一) お答えいたします。  新庁舎東棟建設工事の入札につきましては、公正性、透明性、競争性の確保を基本として制限付一般競争入札により入札を行ったところであり、応札者の数につきましては、共同企業体を構成する上で各企業の判断によるものと考えておるところでございます。 ◆26番(土田聡) 議長、26番。 ○議長(山岸清) 26番。 ◆26番(土田聡) 先ほどから、公正性、透明性、競争性の確保をしている入札の仕方なので大丈夫なのだと、数はあくまで事業所の都合なのだというようなご答弁なのですけれども、ただいまの答弁に対して質問しますけれども、特定多数の参加申し込みをするためにこういう形でⅡ型の制限付一般競争入札をやったわけなのですが、これだけというか、もう少し広くならなかったということをどういうふうに見るかということだと思うのです。競争性の確保がしっかりなされているかどうかということなのですが、競争性の確保について、先ほど1社のみの場合だとそうならないということなのですが、1社ですと確かに競争はないですけれども、これがわずか2つのときはそれだけで競争性が確保されているものということの認識でよろしいのですね。 ◎財務部長(渡辺隆一) 議長、財務部長。 ○議長(山岸清) 財務部長。 ◎財務部長(渡辺隆一) いわゆる工事の入札についての応募をいただいた中において複数の応募があったと、いわゆる入札参加があったということでありますので、このことにつきましては制限付一般競争入札、いわゆる地方自治法に定めます制限付一般競争入札のやり方に従ってやったというような状況でございます。それでよろしくお願いします。 ◆26番(土田聡) 議長、26番。 ○議長(山岸清) 26番。 ◆26番(土田聡) 複数の参加といっても2つなわけですから、地域経済を考えて地元業者に制限した中でこの数というのは、私はちょっと競争性が本当に図られているのかどうかというのは疑問がありますが、次の質問に移ります。  今、複数の参加で競争性が確保されているという認識だということだったのですけれども、電気設備工事については、これは2つのJVが応募しておりますけれども、1回目の札が入って不調で、2回目のときに1つのJVが辞退をしています。この1JVが辞退をした時点で、競争性の確保が困難と見て何か対応すべきだったのではないかなと、1社になってしまったわけですから。ここについて見解をお伺いします。 ◎財務部長(渡辺隆一) 議長、財務部長。 ○議長(山岸清) 財務部長。 ◎財務部長(渡辺隆一) お答えいたします。  今回の入札につきましては、公正性、透明性、競争性の確保を基本として制限付一般競争入札により行ったものであり、競争性は確保されていると判断してございます。 ◆26番(土田聡) 議長、26番。 ○議長(山岸清) 26番。 ◆26番(土田聡) ただいまの答弁にお伺いしますけれども、競争性が図れないというのは1社のみということですよね。これは、入札、第1回目、第2回目も同じなのではないでしょうか。2回目、1社が辞退して1社が落札、98.93%、先ほど12番議員もおっしゃっていましたけれども、随意契約と何ら変わりない、入札のメリットが全然図られていない、ひいては競争性が確保されていないという判断にならないのでしょうか、この1社が辞退した時点で。私はそうするべきだったのではないかなと思うのですが、いかがですか。 ◎財務部長(渡辺隆一) 議長、財務部長。 ○議長(山岸清) 財務部長。 ◎財務部長(渡辺隆一) お答えいたします。  この入札について、複数の申し込みであったと、そういうことで競争性が確保されたというふうに考えてございます。したがって、制限付一般競争入札により行ったということでありまして、1回目で落札者がおらず、2度目の入札におきまして、再度の入札におきまして予定価格を下回った業者がいたと、相手がいたということで落札という形になったものでございます。 ◆26番(土田聡) 議長、26番。 ○議長(山岸清) 26番。 ◆26番(土田聡) そこは、私は競争性が本当に発揮されているかどうかというのは疑問でございます。  次の質問に移りますけれども、次は落札率についてです。  今回の3つの設備工事ですけれども、電気設備工事は98.93%、給排水設備工事は99.98%、空調設備は98.93%と高落札率になっています。この間、福島市の入札結果については落札率の低下が見られてまいりました。これは2月に出された総務常任委員会の報告書の数字ですが、2005年度と2007年度を12月現在で比較すると、指名競争入札の平均落札率で97.17%から91.5%と5.67ポイント下落、制限付一般競争、郵便入札で平均落札率が94.4%から76.08%と、18.32ポイントと大きく下がっています。このような落札率の低下の中で、この3つの設備工事の落札率が高くなったことについての見解をお伺いします。 ◎財務部長(渡辺隆一) 議長、財務部長。 ○議長(山岸清) 財務部長。 ◎財務部長(渡辺隆一) お答えいたします。  3つの設備工事につきましては、入札監視等委員会からのご意見をいただき、庁内においての検討、諸手続きを経て、公正性、透明性、競争性の確保を基本に制限付一般競争入札を行ったところであり、工事の落札率につきましては、設計図書等の精査により工事内容の価格等について検討、そのような結果によるものと、そのように考えているところでございます。 ◆26番(土田聡) 議長、26番。 ○議長(山岸清) 26番。 ◆26番(土田聡) この数字は結果だと、99.98%も結果だと、6億7,000万円の事業費で12万円ほどに迫って、これも結果だと、しかもこの間、落札率はずっと下がり続けているのに、この設備工事3つが99%前後の落札率になって、これは競争性も図られているという認識なのですね。私は、この数字だけ見ても競争性は図られていないのではないか、また予定価格が漏れていたと言われても仕方のない落札率ではないかというふうに思っています。  地元の業者に言わせますと、予定価格を事前公表すれば落札率は下がるし、事後公表にすれば落札率は上がるのだというようなお話もありました。これは余計な話かな、本体工事については、地元の業者はこれは85%で精いっぱいだという話もしていましたが、結果として市民の税金が入札で適正なというのかな、いわゆるオンブズマンなんかに言わせると、談合があると見られているような数字にとどまってしまったということの結果について所見があればお聞かせいただきたいと思います。済みません、再度。 ◎財務部長(渡辺隆一) 議長、財務部長。 ○議長(山岸清) 財務部長。 ◎財務部長(渡辺隆一) お答えいたします。  制限付一般競争入札ということで、公正性、透明性、競争性の確保を基本に4つの工事請負契約の締結ということになったところでございます。入札関係につきましては、地方自治法、また地方自治法施行令、またその他の諸法令、それらに基づき、さらに市の入札関係の要綱等に基づいて実施したところでございます。それらの手続きに従いまして実施したということでございます。  落札率のお話がございましたが、設計図書等、そういうものについての積算という形で相手方というのは取り組んでいると、そのように認識してございます。  なお、今後については、いわゆる工事の執行にあたりましての品質の確保とか、それらについても総合的に見ていく必要があるのではないかなと、そのように考えているところでございます。 ◆26番(土田聡) 議長、26番。 ○議長(山岸清) 26番。 ◆26番(土田聡) 設計金額は、先ほどから出ていますように、積算単価はわかっていますし、その事業所の能力を考えれば、設計単価でいうと相当接近してくるのだろうなと。ところが、予定価格というのは設計価格とは違いますから、そこに落札金額が迫ってくるというのは大いに疑義があるところかなというふうに最後に申し述べまして、私の質疑を終わりたいと思います。ありがとうございました。 ○議長(山岸清) 以上で、土田聡議員の質疑を終わります。  暫時休憩いたします。                午後2時15分    休  憩 ─────────────────────────────────────────────                午後2時20分    再  開 ○議長(山岸清) 休憩前に引き続き会議を開きます。  11番早川哲郎議員。 ◆11番(早川哲郎) 議長、11番。 ○議長(山岸清) 11番。      【11番(早川哲郎)登壇】 ◆11番(早川哲郎) 早川哲郎でございます。工事請負契約の件について質問させていただきます。  初めに、空調、衛生、電気の各設備工事の入札についてであります。  この3つの設備工事は、2回目の入札で落札が決定するという入札の経緯、そして落札率が98.9%から99.9%と、100%に非常に近いという、非常に似通った経緯をたどっております。  私は、この入札の手法とかそういったことについては全く門外漢なのでわからないわけですが、これまでの本市の入札結果等から勘案して、このような類似した結果、経緯をたどるということが普通にあり得るのかどうなのか、その起こり得る可能性といいますか、蓋然性といいますけれども、こういったものは高いものなのでしょうか、お聞きいたします。 ◎財務部長(渡辺隆一) 議長、財務部長。 ○議長(山岸清) 財務部長。 ◎財務部長(渡辺隆一) お答えいたします。  今回発注の工事につきましては、第三者機関である入札監視等委員会からのご意見をいただき、庁内においての検討、諸手続きを経て制限付一般競争入札としたところでありまして、公正性、透明性、競争性の確保を基本として入札を行ったところであり、各工事の落札経過と落札率につきましては、当然のことながら受注者の積算の結果によるものであり、設計図書等の精査によるもの、そのように考えております。 ◆11番(早川哲郎) 議長、11番。 ○議長(山岸清) 11番。 ◆11番(早川哲郎) それでは、その3つの落札率が100%に非常に近いということについてでありますけれども、今のご答弁にもありましたけれども、積算の手法の精度向上などで必然的に落札額が予定価格に近づくということも考えられると思うのですが、再度の質問になりますけれども、このような結果になることについての合理的な説明というもの、これは市民が納得し得る、やっぱり説明である必要があると思うのですが、そういった合理的な説明というのはできるものなのでしょうか、お聞きしたいと思います。 ◎財務部長(渡辺隆一) 議長、財務部長。 ○議長(山岸清) 財務部長。 ◎財務部長(渡辺隆一) お答えいたします。  ただいまご答弁申し上げましたとおり、各工事の落札経過と落札率につきましては受注者の積算の結果によるものでございまして、設計図書等の精査によるもの、そのように考えております。 ◆11番(早川哲郎) 議長、11番。 ○議長(山岸清) 11番。 ◆11番(早川哲郎) 今のご答弁についてですけれども、積算の結果、設計価格といいますか、積算価格に近くなることはこれはあり得ると思うのです。同じ基準あるいはそういった技術的な手法をたどればそういった結果になると思うのですけれども、そういった、設計価格と予定価格というのはこれは別物だと思うのです。予定価格はあくまで積算の結果をもとに、そのときの物価ですとか工事の種類ですとか、あるいは発注者の意向というものもあると思います。これは入札する側にはわからない情報であって、それに近い入札結果になるということに対してもやはり何らかの説明がされないと、単に偶然にこの3つの入札結果がこれだけ予定価格に近いということは、なかなか一般の市民の方々には十分に理解されないのかなと思うのですけれども、その点についてはいかがでしょうか。 ◎財務部長(渡辺隆一) 議長、財務部長。 ○議長(山岸清) 財務部長。
    ◎財務部長(渡辺隆一) お答えいたします。  ご答弁申し上げましたとおり、各工事の落札経過と落札率でございますが、当然のことながら、受注者におきましては、設計図書等、これらを見まして、工事内容の総合的な積算とか、そういうものを検討されると思います。そのように、設計図書等の精査あるいはみずからが有する固有の資源の活用とか、いろいろ総合的に判断した中での入札価格というふうになってきていると、そのように考えております。  繰り返しになりますが、設計図書等の精査、それから企業のそれぞれのご判断、それらがあっての落札、そして落札率になったと、そのように考えてございます。 ◆11番(早川哲郎) 議長、11番。 ○議長(山岸清) 11番。 ◆11番(早川哲郎) そうしますと、今の積算手法あるいは積算技術によれば、こういった予定価格にかなり近い数字が出るだけのそういった技術といいますか、手法が可能なのだというふうに言いかえることもできるということだと思うのですが、そういうことでよろしいのでしょうか。 ◎財務部長(渡辺隆一) 議長、財務部長。 ○議長(山岸清) 財務部長。 ◎財務部長(渡辺隆一) お答えいたします。  積算技術という部分でございますが、それは各企業におきましてそれぞれ努力なされてやられる部分だと私は認識しているところでございますので、よろしくお願いします。 ◆11番(早川哲郎) 議長、11番。 ○議長(山岸清) 11番。 ◆11番(早川哲郎) 次の質問に移ります。  建築本体工事代表構成員の資格要件についてでありますけれども、この代表構成員の資格要件として本市に本店を有する者、地元企業というふうにした場合に有資格者となる会社は何社程度と想定していたのかお伺いいたします。 ◎財務部長(渡辺隆一) 議長、財務部長。 ○議長(山岸清) 財務部長。 ◎財務部長(渡辺隆一) お答えいたします。  建築本体工事につきましては、工事の品質確保のため、代表構成員の資格要件に延べ床面積1万平方メートル以上の建築工事の施工実績と免震構造工法の施工実績を付したところであり、その結果、市内に本店を有する者とした場合の有資格者は数社と見込んだところでございます。 ◆11番(早川哲郎) 議長、11番。 ○議長(山岸清) 11番。 ◆11番(早川哲郎) 数社とは具体的に何社程度でしょうか。 ◎財務部長(渡辺隆一) 議長、財務部長。 ○議長(山岸清) 財務部長。 ◎財務部長(渡辺隆一) 有資格者は数社でございます。よろしくお願いします。 ◆11番(早川哲郎) 議長、11番。 ○議長(山岸清) 11番。 ◆11番(早川哲郎) それは、見込みを考えていなかったということでしょうか。 ○議長(山岸清) 質問を具体的にしてください。 ◆11番(早川哲郎) 議長、11番。 ○議長(山岸清) 11番。 ◆11番(早川哲郎) 数社ということは、あり得るだろうという程度の想定であって、具体的に何社ぐらいが想定できるかということまでは考えていなかったということでしょうか。 ◎財務部長(渡辺隆一) 議長、財務部長。 ○議長(山岸清) 財務部長。 ◎財務部長(渡辺隆一) 過去のいわゆる工事の実績とか、そのようなものを、あと先ほどご答弁申し上げましたように資格要件、それらを勘案しますと数社ということでございます。 ◆11番(早川哲郎) 議長、11番。 ○議長(山岸清) 11番。 ◆11番(早川哲郎) 次の質問に移ります。  建築本体工事の低入札価格調査についてであります。  建築本工事入札では1JVが失格となっておりますけれども、本市の低入札価格調査実施要綱の中でどの基準に該当して失格となったのかお聞きいたします。 ◎財務部長(渡辺隆一) 議長、財務部長。 ○議長(山岸清) 財務部長。 ◎財務部長(渡辺隆一) お答えいたします。  失格基準につきましては、福島市低入札価格調査実施要領第5条第1項に規定します直接工事費、共通仮設費、一般管理費の3項目について失格基準価格を下回ったものでございます。 ◆11番(早川哲郎) 議長、11番。 ○議長(山岸清) 11番。 ◆11番(早川哲郎) 失格となった基準、失格基準価格ですけれども、この価格をお伺いいたします。 ◎財務部長(渡辺隆一) 議長、財務部長。 ○議長(山岸清) 財務部長。 ◎財務部長(渡辺隆一) お答えいたします。  失格基準価格につきましては、福島市低入札価格調査実施要領第5条第1項に規定しており、その率につきましては市のホームページ等により公表しておりますが、価格につきましては、その価格が目安となって適正な競争が行われにくくなること、建設業者の見積もり努力を損なわせること、談合が容易に行われやすくなる可能性があることなどの弊害が見込まれることから非公表としているところでございます。 ◆11番(早川哲郎) 議長、11番。 ○議長(山岸清) 11番。 ◆11番(早川哲郎) ただいまの答弁についてでありますけれども、先ほどの落札率の質問の際にも、それぞれに技術向上して、もう相当水準に私は積算技術というのは高くなっているということですから、積算の努力を怠るということはまず当たらないだろうと。それから、既に他の多くの地方公共団体では、失格価格、あるいは後で聞きます調査基準価格についても事後公表しておりまして、公正な競争を阻害するといいますか、そういった理由にも既に当たらない状況になっていると思います。  先ほど来、公正、透明、競争性というお話があって、ここは透明性につながる部分でありまして、今回失格JVが1社あるということは、どの基準、幾らによって失格になったのかということを事後的に公表することは、透明性の確保という点では非常に重要な部分ではないかと考えられるわけですけれども、再度この失格基準価格をお伺いいたします。 ◎財務部長(渡辺隆一) 議長、財務部長。 ○議長(山岸清) 財務部長。 ◎財務部長(渡辺隆一) お答えいたします。  先ほどご答弁申し上げましたように、失格基準価格、それが市の低入札価格調査実施要領第5条第1項に規定してございまして、またその率については市のホームページ等により公表しているところでございます。  先ほど申し上げましたように、価格につきましては、その価格が目安となって適正な競争が行われにくくなること、建設業者の見積もり努力を損なわせること、談合が容易に行われやすくなる可能性があることなどの弊害が見込まれるということから非公表としているところでございますので、よろしくお願いします。 ◆11番(早川哲郎) 議長、11番。 ○議長(山岸清) 11番。 ◆11番(早川哲郎) では、議会の場、議会内でのことであればその数字についてはお教えしていただけるのでしょうか。具体的に言えば、例えば秘密会のような形でお聞きすれば答弁いただけるのでしょうか。 ◎財務部長(渡辺隆一) 議長、財務部長。 ○議長(山岸清) 財務部長。 ◎財務部長(渡辺隆一) お答えいたします。  議会の場というご質問でございますが、これは議会さんと当局との関係でございますので、委員長あるいは議長との協議、それによっての対応というふうになると考えてございます。 ◆11番(早川哲郎) 議長、11番。 ○議長(山岸清) 11番。 ◆11番(早川哲郎) ぜひここについては答弁いただきたいので、秘密会にしていただけるような要請をお願いしたいと思うのですが。 ○議長(山岸清) 暫時休憩します。                午後2時33分    休  憩 ─────────────────────────────────────────────                午後3時03分    再  開 ○議長(山岸清) 休憩前に引き続き会議を開きます。  この際、時間を延長いたします。 ◆11番(早川哲郎) 議長、11番。 ○議長(山岸清) 11番。 ◆11番(早川哲郎) 私のただいまの質問についてでありますけれども、今後、総務常任委員会でなお精査がされることと思いますので、次の質問のほうに移りたいと思います。  通告しておりました細目の3、4、5番、各基準価格あるいはその算定根拠についても総務常任委員会の中で精査されるものと思いますので、ここでの質問は割愛させていただきます。  その次、失格基準価格と調査対象基準価格の価格幅についてでありますけれども、この価格幅は予定価格に対しては何%あったのかお聞きいたします。 ◎財務部長(渡辺隆一) 議長、財務部長。 ○議長(山岸清) 財務部長。 ◎財務部長(渡辺隆一) お答えいたします。  失格基準価格の設定、調査基準価格の設定につきましては、それぞれの目的により福島市低入札価格調査実施要領に基づき設定しております。その価格につきましては非公表としており、したがいまして、価格幅につきましてはお答えできませんので、ご了承願います。 ◆11番(早川哲郎) 議長、11番。 ○議長(山岸清) 11番。 ◆11番(早川哲郎) ただいまの答弁で、数字は大して大きな意味ではなくて、これは推測でありますけれども、失格となったJVの入札価格は予定価格にして78.49%、落札をしたJVの価格が82.24%、その差は4%ないわけです。おおよそ80%を前後して失格価格と調査基準価格が設定されているのであろうという推測ができるわけですけれども、果たして3%内外程度の幅でこの調査対象になるか、失格になるかというのは設定としては非常に狭いのではないかと思うわけです。  要するに、先ほど85%が採算に見合う価格であったという、参考人招致があったということもあります。そして、ほかの入札結果を見ますと、1団体は、1JVはちょっと高目ですが、ほかの4JVは85%前後の入札価格としていると。こういうことから見れば、調査対象は85%以下には調査をすると、失格は少し低目にすると、要するに失格基準と調査基準価格ともうちょっと幅があってもよかったのではないかなと考えられるわけですけれども、それだけ狭い価格幅、そうした意図といいますか、どこにその根拠があるのかお聞きいたします。 ◎財務部長(渡辺隆一) 議長、財務部長。 ○議長(山岸清) 財務部長。 ◎財務部長(渡辺隆一) お答えいたします。  ただいまのご質問でございますが、失格基準価格の設定、調査基準価格の設定、その価格につきましては非公表という中でのお話でございますが、基本的なことを申し上げますと、失格基準につきましてはダンピング受注の防止という大きなねらいがございますし、また調査基準価格につきましては、その価格を一つの、いわゆる確実に品質を確保しながら事業を進められるかどうかという判断のものとなってございます。その設定の仕方でございますが、先ほど申し上げましたように、福島市低入札価格調査実施要領に基づいて行っているところでございますので、ご了承願います。 ◆11番(早川哲郎) 議長、11番。 ○議長(山岸清) 11番。 ◆11番(早川哲郎) 次の質問に移ります。  先ほどもお話をしましたけれども、失格基準価格、調査対象基準価格については事後公表してもいいと、むしろ透明性を保つためにも事後公表すべきと考えますけれども、その是非についての見解をお伺いいたします。 ◎財務部長(渡辺隆一) 議長、財務部長。 ○議長(山岸清) 財務部長。 ◎財務部長(渡辺隆一) お答えいたします。  本市におきましては、現在、失格基準価格、調査基準価格につきまして、それぞれ価格が目安となって適正な競争が行われにくくなること、建設業者の見積もり努力を損なわせること、談合が容易に行われやすくなる可能性があることなどの弊害が見込まれますことから非公表としているところでございます。
     なお、事後公表の是非につきましては、福島市入札監視等委員会において調査、審議をいただきながら検討してまいります。 ◆11番(早川哲郎) 議長、11番。 ○議長(山岸清) 11番。 ◆11番(早川哲郎) 残りの質問については割愛をさせていただきます。  以上で質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(山岸清) 以上で、早川哲郎議員の質疑を終わります。  質疑を終結いたします。  議案第215号ないし第218号を所管の常任委員会の審査に付することにいたします。  委員会開会のため、暫時休憩いたします。                午後3時08分    休  憩 ─────────────────────────────────────────────                午後5時34分    再  開 ○議長(山岸清) 休憩前に引き続き会議を開きます。  日程に従い、議案第215号ないし第218号の委員会における審査の結果の報告を求めます。  総務常任委員長、20番。 ◎20番(大越明夫) 議長、20番。 ○議長(山岸清) 20番。      【20番(大越明夫)登壇】 ◎20番(大越明夫) さきの本会議におきまして、当総務常任委員会に付託になりました各議案に対する委員会の審査の結果につきましてご報告申し上げます。  議案第216号工事請負契約の件、議案第217号工事請負契約の件、議案第218号工事請負契約の件、以上につきましては、いずれも賛成多数により原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  議案第215号工事請負契約の件につきましては、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  なお、審査の過程で、いずれの議案に対しても、地元企業等への受注機会の拡大について、入札公告に示された下請契約締結、並びに建設資材等の購入契約締結の場合の地元企業等の受注機会の拡大と、また建設資材等の調達に際して、福島市内または福島県内産を基本として購入または優先使用すること等について、本契約にあたっても受注業者に対し強く要請をされたいとの要望がありましたことを申し添えます。  以上、ご報告申し上げます。 ○議長(山岸清) ただいまの委員長報告に対し、ご質疑のある方はお述べください。      【「なし」と呼ぶ者あり】 ○議長(山岸清) ご質疑がなければ、討論に移ります。  討論の通告があります。4番村山国子議員。 ◆4番(村山国子) 議長、4番。 ○議長(山岸清) 4番。      【4番(村山国子)登壇】 ◆4番(村山国子) 私は、採決に先立ち、日本共産党市議団を代表して、議案第216号工事請負契約の件、福島市新庁舎東棟建設電気設備工事、議案第217号工事請負契約の件、福島市新庁舎東棟建設給排水衛生設備工事、議案第218号工事請負契約の件、福島市新庁舎東棟建設空気調和設備工事に賛成できないという立場で意見を述べます。  新庁舎建設工事の入札に際し、資格要件に福島市内に本店、支店を有する者とし、地元企業に受注機会を保障し、地元に還元するという点においては評価したいと思います。しかし、本体工事以外3工事は応札の共同企業体が少なく、一般競争入札にもかかわらず、競争原理が働いているとは言えません。  電気設備工事においては、福島市内に代表構成員となり得る事業所が7社、構成員となり得る事業所が13社存在します。2社で共同企業体をつくると、単純に4つの共同企業体が可能となります。しかし、応札の共同企業体は3共同企業体です。給排水衛生設備工事空気調和設備工事においては、福島市内に代表構成員となり得る事業所が10社、構成員となり得る事業所が18社存在します。3社で共同企業体をつくると、単純に6つの共同企業体が可能になります。しかし、応札の共同企業体は半分の2ないし3共同企業体です。しかも、電気設備工事においては、応札した2共同企業体のうち1共同企業体が辞退し、残りの1共同企業体が落札しています。このように、入札の大原則である競争性が今回の入札では効果的に働かなかったと言えるのではないでしょうか。よって、今回の入札では、応札が少なかった時点で中止し、再度募集し直す必要があったと考えます。  次に、落札率が電気設備工事は98.93%、給排水衛生設備工事は99.98%、空気調和設備工事は98.93%と非常に高い数値となっております。福島市は、福島県の一連の汚職事件を受け、高落札にならないように適正な入札制度に向けて改革を推進し、平成17年度の平均落札率は97.17%だったものが、平成19年度には平均落札率は91.5%まで下がりました。中には75%という落札もあり、結果として低価格での落札が多数となり、入札の仕組みの見直しがこの間行われてきました。  しかし、今回の入札は前述のとおり高い落札率になっております。今までの入札改革は、決してここまでの高落札率を想定していないはずです。高落札率は、談合の疑いや予定価格の漏えいの可能性が濃厚と言われても仕方がない数字ではないかと思われます。もしそうであるとするならば、自治体という社会秩序の中心であるべきところで社会の倫理規範を揺るがすことになるのではないでしょうか。  以上の理由から、議案第216号工事請負契約の件、福島市新庁舎東棟建設電気設備工事、議案第217号工事請負契約の件、福島市新庁舎東棟建設給排水衛生設備工事、議案第218号工事請負契約の件、福島市新庁舎東棟建設空気調和設備工事に反対いたします。  最後に、新庁舎建設という公共事業において、工事にかかわる労働者の人件費が適正に支払われること、また地元資材の活用に福島市が積極的に監視をすることを求めるものです。  これで討論を終わります。 ○議長(山岸清) 以上で、討論は終結いたしました。  これより採決を行います。  お諮りいたします。議案第215号工事請負契約の件につきましては、ただいまの委員長報告のとおり、すなわち要望を付し、原案のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。      【賛成者起立】 ○議長(山岸清) 起立多数。よって、議案第215号につきましては、ただいまの委員長報告のとおり、すなわち要望を付し、原案のとおり可決されました。  続いて、お諮りいたします。議案第216号工事請負契約の件につきましては、ただいまの委員長報告のとおり、すなわち要望を付し、原案のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。      【賛成者起立】 ○議長(山岸清) 起立多数。よって、議案第216号につきましては、ただいまの委員長報告のとおり、すなわち要望を付し、原案のとおり可決されました。  続いて、お諮りいたします。議案第217号工事請負契約の件につきましては、ただいまの委員長報告のとおり、すなわち要望を付し、原案のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。      【賛成者起立】 ○議長(山岸清) 起立多数。よって、議案第217号につきましては、ただいまの委員長報告のとおり、すなわち要望を付し、原案のとおり可決されました。  続いて、お諮りいたします。議案第218号工事請負契約の件につきましては、ただいまの委員長報告のとおり、すなわち要望を付し、原案のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。      【賛成者起立】 ○議長(山岸清) 起立多数。よって、議案第218号につきましては、ただいまの委員長報告のとおり、すなわち要望を付し、原案のとおり可決されました。  以上で、本会議の日程は全部終了いたしました。  本臨時会はこれをもって閉会いたします。                午後5時44分    閉  会...