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  1. 福島市議会 1993-03-01
    平成 5年 3月定例会−03月01日-01号


    取得元: 福島市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-07-22
    平成 5年 3月定例会−03月01日-01号平成 5年 3月定例会   平成五年三月一日(招集日) ─────────────────────────────────────── 出席議員(三十九名)    一番  佐藤一好君       二番  高橋信一君    三番  山岸 清君       四番  鈴木好広君    五番  鈴木英次君       六番  加藤勝一君    七番  高橋英夫君       八番  伊東忠三君    九番  佐藤保彦君      十一番  丹治仁志君   十二番  佐藤真五君      十三番  半沢常治君   十四番  塩谷憲一君      十五番  誉田義郎君   十六番  斎藤 茂君      十七番  甚野源次郎君   十八番  小林義明君      十九番  阿部保衛君   二十番  加藤雅美君     二十一番  横山俊邦君  二十二番  二階堂匡一朗君   二十三番  桜田栄一君  二十四番  阿部知平君     二十五番  菅野泰典君  二十六番  加藤彦太郎君    二十七番  大宮 勇君  二十八番  木村六朗君     二十九番  佐藤智子君   三十番  宮本シツイ君    三十一番  黒沢源一君
     三十二番  二階堂幸治君    三十三番  斎藤 清君  三十四番  阿部儀平君     三十五番  中村冨治君  三十六番  渡辺藤三君     三十七番  本田新松君  三十八番  八巻一夫君     三十九番  遠藤 一君   四十番  渡辺清隆君 ─────────────────────────────────────── 地方自治法第百二十一条による出席者   市長        吉田修一君     助役        佐藤謙内君   助役        箭内洪一郎君    収入役       渡辺忠男君   総務部長      鈴木長之助君    企画財政部長    斎藤 廣君   商工部長      荒木 香君     農政部長      油井久雄君   市民部長      羽多野英一君    福祉部長      阿部美一君   建設部長      矢崎俊平君     都市開発部長    石川 清君   下水道部長     神野利栄君     国体事務局長    丸岡 充君   企画財政部次長   羽田靖信君     秘書課長      冨田晴夫君   財政課長      斎藤昇久君     水道事業管理者   須田和男君   水道局長      楠田正昭君     教育委員長     山本敬二郎君   教育長       戸田満夫君     教育部長      須田 守君   代表監査委員    八島昭三郎君    消防長       三浦 正君 ─────────────────────────────────────── 議会事務局出席者   局長        熊坂比佐男君    議事調査課長    佐藤堅二郎君   総務課長      鈴木信也君 ─────────────────────────────────────── 議事日程   一 会議録署名議員の指名   二 会期の決定   三 継続審査中の議案第百五十三号の決算特別委員会における審査の経過並びに結果の報告   四 委員長報告に対する質疑、討論、採決   五 議案第八号ないし第四十九号の提出 ─────────────────────────────────────── 本日の会議に付した事件   一 会期の決定   二 議案第百五十三号 平成三年度福島市各会計歳入歳出決算認定の件   三 議案第八号  平成五年度福島市一般会計予算    四 議案第九号 平成五年度福島市水道事業会計予算    五 議案第十号 平成五年度福島市国民健康保険事業費特別会計予算    六 議案第十一号 平成五年度福島市老人保健医療事業費特別会計予算    七 議案第十二号 平成五年度福島市下水道事業費特別会計予算    八 議案第十三号 平成五年度福島市食肉センター事業費特別会計予算    九 議案第十四号 平成五年度福島市飯坂町財産区特別会計予算    十 議案第十五号 平成五年度福島市中央卸売市場事業費特別会計予算   十一 議案第十六号 平成五年度福島市土地区画整理事業費特別会計予算   十二 議案第十七号 平成五年度福島市茂庭地区簡易水道事業費特別会計予算   十三 議案第十八号 福島市職員定数条例の一部を改正する条例制定の件   十四 議案第十九号 福島市交通教育専門員設置条例及び特別職の職員で非常勤のものの報酬等に関する条例の一部を改正する条例制定の件   十五 議案第二〇号 福島市合併農業協同組合整備基金条例制定の件   十六 議案第二十一号 福島市水田農業確立特別対策基金条例を廃止する条例制定の件   十七 議案第二十二号 福島市地区集会所条例の一部を改正する条例制定の件   十八 議案第二十三号 福島市特別会計条例の一部を改正する条例制定の件   十九 議案第二十四号 福島市立学校条例の一部を改正する条例制定の件   二十 議案第二十五号 福島市教育実践センター条例制定の件  二十一 議案第二十六号 福島市社会教育指導員設置条例の一部を改正する条例制定の件  二十二 議案第二十七号 福島市地区体育施設条例制定の件  二十三 議案第二十八号 福島市土湯休憩施設条例制定の件  二十四 議案第二十九号 福島市農村広場条例の一部を改正する条例制定の件  二十五 議案第三十号 福島市母子家庭医療費の助成に関する条例の一部を改正する条例制定の件  二十六 議案第三十一号 福島市児童公園条例の一部を改正する条例制定の件  二十七 議案第三十二号 福島市清掃施設条例の一部を改正する条例制定の件  二十八 議案第三十三号 福島市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部を改正する条例制定の件  二十九 議案第三十四号 福島市都市公園条例の一部を改正する条例制定の件   三十 議案第三十五号 福島市再開発地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例制定の件  三十一 議案第三十六号 福島市消防団員の定員、任免、服務及び給与に関する条例の一部を改正する条例制定の件  三十二 議案第三十七号 市道路線の認定及び廃止の件  三十三 議案第三十八号 平成四年度福島市一般会計補正予算  三十四 議案第三十九号 平成四年度福島市水道事業会計補正予算  三十五 議案第四十号 平成四年度福島市国民健康保険事業費特別会計補正予算  三十六 議案第四十一号 平成四年度福島市下水道事業費特別会計補正予算  三十七 議案第四十二号 平成四年度福島市飯坂町財産区特別会計補正予算  三十八 議案第四十三号 平成四年度福島市中央卸売市場事業費特別会計補正予算  三十九 議案第四十四号 平成四年度福島市土地区画整理事業費特別会計補正予算   四十 議案第四十五号 工事請負契約の件(第二種公営住宅建築本体工事清水ケ丘団地二号棟))  四十一 議案第四十六号 工事請負契約の件(信夫山雨水幹線築造工事)  四十二 議案第四十七号 工事請負契約の件(下梁汚水中継ポンプ場土木工事)  四十三 議案第四十八号 工事請負契約の一部変更の件(旧広瀬座復原工事)  四十四 議案第四十九号 工事請負契約の一部変更の件(土湯温泉町特定環境保全公共下水道処理場進入道路築造工事) ───────────────────────────────────────   午前十時零分    開会 ○議長(桜田栄一君) 定足数に達しておりますので、これより三月定例会を開会いたします。  会議録署名議員の指名をいたします。  十七番甚野源次郎君、二十四番阿部知平君を指名いたします。  会期の決定をいたします。  会期は議会運営委員会の決定のとおり、即ち本三月一日から十九日までの十九日間とすることにいたしたいと思いますが、ご異議ございませんか。   【「異議なし」と呼ぶ者あり】 ○議長(桜田栄一君) ご異議ございませんので、会期は本三月一日から十九日までの十九日間と決定いたしました。  なお、本議会の議事日程、質問通告の締切等はお手元に配付の印刷物のとおりでありますので、ご了承願います。議案等の説明を求めるため、会期中市長以下必要と認める執行機関の職員の出席を求めることにいたします。  諸般の報告をいたします。  報告内容はお手元に配付の印刷物のとおりでありますので、ご了承願います。  これより日程に従い継続審査中の議案第百五十三号の決算特別委員会における審査の経過並びに結果の報告を求めます。決算特別委員長、三十七番。 ◎三十七番(本田新松君) 議長、三十七番。 ○議長(桜田栄一君) 三十七番。   【三十七番(本田新松君)登壇】 ◎三十七番(本田新松君) 去る十二月市議会定例会におきまして当決算特別委員会に付託になり、継続審査中の議案第百五十三号平成三年度福島市各会計歳入歳出決算認定の件につきまして審査の経過並びに結果をご報告申し上げます。  当決算委員会は、本年一月十八日から二十二日及び二月二十二日の六日間にわたり開会、市当局並びに監査委員の出席を求め、詳細なる説明を聴取、活発な質疑を重ね、支払証書等の点検を行い、監査委員の決算審査意見書を参考に慎重に審査いたしました。  なお、審査の過程で決算書等の中に誤りがあったことが判明し、市当局から正誤表が提出され、委員会としてはこれを了としたことを申し添えます。  そういたしまして、議案第百五十三号につきましては、「新埋立処分場建設にかかる資材の選定及び施工に当たっては環境汚染防止に十分留意されたい」との要望を付し、決算のとおり認定すべきものと決定いたしました。  以上、ご報告申し上げます。 ○議長(桜田栄一君) ただいまの委員長報告に対し、ご質疑のある方はお述べください。  ──ご質疑がなければ、討論に移ります。ご意見のある方はお述べください。  ──ご意見がなければ、討論を終結いたします。
     これより採決を行います。  お諮りいたします。  議案第百五十三号平成三年度福島市各会計歳入歳出決算認定の件につきましては、ただいまの委員長の報告のとおり、即ち要望を付し、決算のとおり認定することにご異議ございませんか。   【「異議なし」と呼ぶ者あり】 ○議長(桜田栄一君) ご異議ございませんので、議案第百五十三号につきましては要望を付し、決算のとおり認定することに決しました。  ただいま市長から議案の提出がありました。議案はさきにお手元に配付しておきましたので、ご了承願います。  日程に従い、議案第八号ないし第四十九号を一括して議題といたします。  市長の提案理由の説明を求めます。 ◎市長(吉田修一君) 議長、市長。 ○議長(桜田栄一君) 市長。   【市長(吉田修一君)登壇】 ◎市長(吉田修一君) 本日、ここに三月市議会定例会の開会にあたり、御参集を賜り厚くお礼申し上げます。  本定例会に提出いたしました議案は、平成五年度福島市一般会計予算等の議案四十二件でありますが、これが提案理由を、申し上げるに先立ち、私の市政運営に対する所信を申し上げ、御理解と御協力を賜りたいと存じます。  私は、かねてより、一党一派に偏らない、公正で誠実な政治姿勢により、市議会との連携のもとに市民との対話を重ねながら「県都にふさわしい経済力の強いまちづくり」を進め、市民生活の質の向上のための社会資本の整備、市民福祉の充実、快適な環境づくりに努めるなど、全力を傾注して市政を担当して参りました。この間、市議会をはじめ、市民各位の御理解と御協力によりまして、各般にわたる産業分野での成果と市民福祉の向上が見られ、また幹線道路網をはじめとする都市基盤等が大きく前進するなど、二十一世紀へ向けた本市発展の基盤が着実に固まってきておりますことについて、心から感謝を申し上げる次第であります。  今後、本市におきましては、第三次福島市総合計画の実現を目指すとともに、平成七年開催のふくしま国体の成功に向け、各般の事業を積極的に推進して参るものであり、これが事業を展開するにあたりましては、経済力の強いまちづくりを更に進めるとともに、予算の効率的な執行に努めながら、「生涯健康」、「生涯学習」、「生涯スポーツ」を柱とした「人間尊重のまちづくり」を理念として市政の運営に努めて参る所存であります。  次に、市政の近況等について申し上げます。  まず、地方拠点都市地域の取り組みについて申し上げます。地域指定につきましては、市議会をはじめ関係団体の皆様方の御支援をいただきながら、圏域十七市町村が一体となって取り組んで参ったところでありますが、去る二月二十四日、本福島地方拠点都市地域について、地域指定に係る国との協議対象地域として採択されたところであります。今後市といたしましては、関係市町村とともに、基本計画を策定し地域の一体的整備に努めて参りたいと考えております。  次に、支所の統合について申し上げます。笹谷及び大笹生支所の統合につきましては、市民サービスの向上を図るため、地域の方々と協議を進めてきたところでありますが、関係各位の御理解と御協力によりまして統合支所を建設する運びとなったところであります。  次に、水田営農活性化対策について申し上げます。平成四年度の水田農業確立対策につきましては、目標に対し百一四・二十九パーセントとなったところであり、ここに推進にあたられた農業団体をはじめ、農業者各位の御努力に対し、衷心より敬意を表する次第であります。また、平成五年度の転作等目標面積は、水田営農活性化対策の実施や米の需給事情を考慮して緩和措置が講じられたため、昨年度を下回る八百八十四ヘクタールの配分を受けたところであります。これが推進にあたりましては、水田営農活性化対策方針に基づき、関係農家への配分を行い、農業団体と一体となり御理解と御協力をいただきながら本対策の推進を図って参る所存であります。  次に、仮称農村マニュファクチャー公園整備事業について申し上げます。仮称農村マニュファクチャー公園の整備につきましては、平成四年度に着工し、用地造成工事等、順調に進捗しているところであります。明年度におきましては、農産物加工館等公園施設の建設に着手するなど本事業の一層の推進を図って参る所存であります。  次に、農業協同組合の組織強化について申し上げます。本市の農業協同組合においては、経営基盤の強化と組織機能の充実を図るため、総合農協八組合の合併を目指して昨年二月十七日、合併研究会を設立し、合併に伴う諸問題の対応策について協議検討が進められておるところであります。農協組織の強化は、農業振興の根幹に係る重要な課題でありますので、農家等の意向を十分尊重し、組合員の負託に応え得る農協となるよう合併を推進して参る所存であります。  次に、合併処理浄化槽設置整備事業について申し上げます。生活排水による河川等の公共用水域の水質汚濁を防止し、生活環境の保全を図るため、下水道の事業認可区域外等において合併処理浄化槽を設置する際、助成措置を講ずるものであります。  次に、茂庭地区簡易水道整備事業について申し上げます。茂庭地区簡易水道整備事業につきましては、先に、国に対して簡易水道事業の認可申請をしていたところでありますが、去る一月四日、事業認可を得ましたので新年度から特別会計を設置して平成七年度供用開始を目指し、事業の推進を図るものであります。  次に、仮称渡利ふれあいセンターの建設について申し上げます。人間尊重のまちづくりの一環として「子どもに夢をお年寄りに安らぎを」の施策を実現するため、子どもとお年寄りとの世代間交流を図る児童センター介護支援センターの合築施設として、仮称渡利ふれあいセンターを建設するものであります。  次に、第五十回国民体育大会ふくしま国体」について申し上げます。平成七年に開催される「ふくしま国体」のリハーサル大会となる第三十三回全日本実業団女子ソフトボール選手権大会が、本年五月二十九日から三十一日まで十六沼公園スポーツ広場等で開催されることになりました。このリハーサル大会の円滑な運営を期し、ふくしま国体の実施体制の確立を図るため、去る二月十八日、第五回国民体育大会リハーサル大会市実施本部を設置したところであります。また、本市を訪れる選手、役員等多くの関係者を温かく迎え、本市の豊かな自然と香り高い文化を全国に紹介し、ふくしま国体を実りある大会にするため、市内の各公民館区域ごとに「ふくしま国体地区市民運動推進協議会」の設立を推進して参りましたが、市民の皆さんの御理解と御賛同をいただき、本年四月までには、市内全地区で設立の見通しとなりましたので、今後は具体的実践活動の展開を図って参る所存であります。  次に、子どもの夢を育む文化施設の整備について申し上げます。人間尊重のまちづくりを一層進めるため、明日の福島を担う子どもたちが心豊かに活き活きと活動できる環境づくりを目的として、新年度から子ども文化施設の整備調査及び建設候補地の選定についても検討して参る所存であります。  次に、明年度当初予算について申し上げます。明年度の本市財政は、歳入面において市税は、景気の低迷から、法人市民税は、昨年に引き続いて前年度を下回る状況にあり、市税全体では僅かな伸びにとどまるほか、地方譲与税及び地方交付税等においてもさほど伸びが見込めない状況にあります。一方、歳出面においては、第五十回国民体育大会が間近に迫り関連する重要施策、事業が増大するとともに、市民の行政に対する需要も増嵩しており、加えて景気対策として、市単独事業の拡大を図る必要があることなどから財政環境は引き続き厳しいものがあります。このため、予算編成にあたりましては、行財政の見直しを徹底し、経費の節減合理化を図るとともに、財源の確保に努めるほか、財政調整基金や国の財政支援措置のある市債を活用のうえ、緊急度、優先度により事業を厳しく選択するなど、財源の効率的配分に意を用い、先に申し上げました施策、事業を実現するための予算計上に最大限の努力をいたした次第であります。  このようにして編成いたしました平成五年度予算額は、一般会計において八百四億八千八百三十万円、水道事業会計において九十八億二千六百六十六万一千円、特別会計において四百二十億八千六百二万五千円、総計において一千三百二十四億九十八万六千円でありまして、平成四年度当初予算額に対しては、一般会計において九・八パーセント、水道事業会計において一・七パーセント、特別会計において七・五パーセント、総計において八・四パーセントの伸びとなった次第であります。  以下、その概要について御説明申し上げます。総務部関係につきましては、組織機構を改善し、職員の適正配置と能力開発に努めるのをはじめ、笹谷、大笹生支所を統合する仮称信陵支所の建設及び渡利、吉井田、土湯温泉町支所の改築設計並びに瀬上、湯野、山之内集会所の建設及び大笹生、東浜集会所の建設設計を行うとともに、町会等交付金及び自治振興協議会連合会補助金等の増額を図るほか、選挙関係において衆議院議員選挙、市長及び市議会議員補欠選挙並びに農業委員会委員選挙を執行するための所要額を計上いたしたものであります。また、土地開発基金につきましては、公有地の円滑な取得を行い適正な運用を図る所存であります。  企画財政部関係につきましては、福島大学の自然科学系学部増設など高等教育機関の整備促進、人間尊重のまちづくりの推進及び地方拠点都市地域の整備並びに国際交流の推進を図るとともに、水道事業の経営安定のための補助、福島地方水道用水供給企業団に出資等を行うための所要額を計上いたししたものであります。  商工部関係につきましては、中小企業の健全な育成と経営基盤の安定化を促進するため、金融制度を充実するとともに、商店街共同施設設置事業に対する助成をはじめ、仮称産業文化センター構想の推進を図るほか、商工団体への助成を行うなど中小企業の振興に積極的に努めて参るものであります。更に、経済力の強いまちづくりを進め雇用の安定と拡大を図るため、企業立地の促進に努め、また、地方拠点法に基づく産業業務施設立地円滑化調査を行うとともに、未組織労働者に対する融資制度の維持と県労働金庫に対する財政資金の預託を行うほか、勤労者の福祉増進等を図るため福島勤労者総合福祉センター及び仮称東部勤労者研修センターを建設するものであります。観光事業につきましては、年度内の開設に向けて仮称新鯖湖湯及び仮称浄土平天文台を建設するのをはじめ、休憩施設として、つちゆロードパークを開設するとともに、観光施設の整備と観光宣伝事業の充実を図るほか、観光団体に対する助成を行うなど観光行政を積極的に推進するための所要額を計上いたしたものであります。  農政部関係につきましては、高能率で活力ある本市農業の振興を目指し、各般にわたる農業施策を総合的かつ計画的に実施するほか、農業協同組合の経営基盤を強化し、地域農業振興施策を積極的に推進することにより、農家経営の改善を図るため、合併農業協同組合整備基金を創設するものであります。また、水田営農活性化対策の推進、総合営農改善資金の融資を行うのをはじめ、園芸等の振興を図る果樹産地生産体制整備事業等を実施するとともに、フライト農業対策として高品位農産物の振興に努めるほか、農業の活性化を図るため、仮称農村マニュファクチャー公園の整備促進を図るものであります。更に、農業基盤整備として、引き続き圃場整備事業を進めるとともに、西部広域農道等の基幹農道をはじめとする農道網、農業用水路等の整備を図るほか、農道離着陸場整備事業の促進に努めて参るものであります。林業関係につきましては、造林地の保育事業をはじめ、林道及び小鳥の森の整備を行うとともに、松くい虫の防除に努めるものであります。更に、地籍調査事業につきましては、渡利地区の調査を実施するための所要額を計上いたしたものであります。  市民部関係につきましては、市民の保健医療対策として、がん検診、基本健康診査の充実を図るのをはじめ、新たに麻しん等の予防接種自己負担金を無料化するとともに、引き続き在宅寝たきり老人訪問歯科保健医療事業を実施するほか、各種健康診査に基づく事後指導など、きめ細かな対応により疾病の予防と早期発見、早期治療等に努めながら市民の健康管理の充実を図るものであります。更に、健康についての相談、教育、健康診査、保健指導等の拠点となる仮称総合保健センターの建設構想を推進するため、引き続き調査を行うものであります。また、生活排水による公共用水域の水質汚濁を防止するため、合併処理浄化槽の設置者に対する助成等を行うものであります。廃棄物の処理につきましては、じん芥収集車の更新をはじめ、引き続き新埋立地処分場の建設を進めるほか、ごみ減量化促進対策の充実を図るものであります。また、交通安全対策といたしましては、交通安全思想の啓発、交通安全推進団体の育成に努めるほか、放置自転車対策等を行うものであり、更に、消費者保護、公害対策等のための所要額を計上いたしたものであります。  福祉部関係につきましては、市民福祉の向上を目指し、適正な法定援護を実施するのをはじめ、各種福祉団体に対する助成と社会福祉基金の充実を図るとともに、国民健康保険事業の安定運営を図るため、同特別会計に対し繰り出すものであります。心身障害者福祉対策といたしましては、身体障害者、精神薄弱者のデイサービス事業を実施するのをはじめ、ねたきり障害者介護慰労手当を増額するほか、小規模通所授産施設事業に対する助成等を行うものであります。また、全国身体障害者スポーツ大会開催に向けて準備を進めるとともに、市実行委員会に対して助成するものであります。老人福祉対策といたしましては、高齢化社会に対応する老人保健福祉計画の策定をはじめ、在宅老人の短期入所、デイサービス、入浴援護事業及び在宅介護支援を行うため、中央介護支援センターの業務を充実するとともに、渡利地区にデイサービスを含む介護支援センターを建設するほか、ねたきり老人介護慰労手当を増額するなど在宅福祉の充実を図るものであります。また、ホームヘルプサービス事業の充実に努めるのをはじめ、高齢者等の保健福祉の増進を図るため、長寿社会福祉基金の運用により健康、生きがいづくり推進事業等を実施するとともに、老人クラブの育成強化、シルバー人材センターの運営助成等を行うものであります。児童福祉対策といたしましては、母子家庭医療助成の所得制限の緩和を図るのをはじめ、新たに渡利地区に児童センターを建設するとともに、児童公園の遊具整備を行うほか、「福島わかば保育園」改築事業調査に対する助成、保育料保護者負担軽減措置を充実するなど児童福祉向上に努めるための所要額を計上いたしたものであります。  建設部関係につきましては、市道の整備といたしましては、新設改良、舗装、橋りょう新設、土留側溝、交通安全施設等の整備を図るものであり、仮称阿武隈大橋、仮称あづま公園橋等の建設事業を進めるほか、あづま総合運動公園アクセス道路などの国民体育大会関連事業、福島西部環状道路整備事業の促進に努めるものであります。河川につきましては、準用河川及び都市小河川改修事業をはじめ、水害対策特別事業、河川の改良事業を行うほか、摺上川ダム建設の促進を図るものであります。また、住宅の質的向上を図るため、計画的に公営住宅の建て替えを行うとともに、適正な維持管理に努めるほか、街灯増設等のための所要額を計上いたしたものであります。  都市開発部関係につきましては、方木田・茶屋下線、腰浜町・町庭坂線等の街路事業を積極的に進めるほか、都市計画区域内の用途地域の見直し等を行い、魅力ある都市環境の整備に取り組んで参るものであります。また、都心部の活性化を図るため、引き続き二十四時間都市構想を推進するとともに、福島駅前B−U北地区の再開発事業、福島駅西口土地区画整理事業等の推進を図るものであります。公園事業については、信夫山公園等の都市公園及びあぶくま親水公園等の整備を図るとともに、国民体育大会のソフトボール競技会場となる十六沼公園を開設するものであります。土地区画整理事業におきましては、福島西土地区画整理事業に加え、新たに上名倉・荒井土地区画整理事業に着手するとともに、松川羽山土地区画整理事業に関連する道路等の整備を行うための所要額を計上いたしたものであります。  下水道部関係につきましては、岡島、郷野目都市下水路等を整備するとともに、新たに仮称方木田第二及び仮称平野都市下水路の事業化に向けて調査するための所要額を計上いたしたものであります。  国体事務局関係につきましては、ふくしま国体に向けてのリハーサル大会等の準備を進めるとともに、バレーボール競技会場となる仮称福島市総合体育館を前年に引き続き建設するための所要額を計上いたしたものであります。  消防関係につきましては、消防体制の強化を図るため、職員の増員を図るのをはじめ、救急救命士等の養成研修、救急業務の高度化に伴う医療等器具の整備を行うとともに、消防ポンプ自動車等の更新、屯所・車庫等の整備、消火栓及び防火水槽を設置するほか、消防団員の報酬改定を行うための所要額を計上いたしたものであります。  教育委員会関係につきましては、義務教育及び幼児教育の振興を図るため、御山小学校、佐原小学校の建設をはじめ、岳陽中学校校舎大規模改造事業、清明小学校、平石小学校にプールを建設するなど、学校施設の整備充実を図るとともに、新学習指導要領の実施により、平成三年度から導入をしたコンピュータを全中学校に完備するほか、父母負担の軽減や私学振興のため、私立幼稚園をはじめ各種私立学校に対して助成を行うものであります。また、教育の質的向上を図るため、福島市教育実践センターを開設し、教職員の研修及び児童生徒の学校不適応等の解決に向けての教育相談等を行うものであります。社会教育につきましては、生涯学習の振興を図るため、仮称蓬莱地域学習センターを九月開設に向けて建設するとともに、仮称清水地域学習センター建設のための設計等を行うほか、仮称信陵支所に併設の公民館建設及び仮称吉井田公民館の建設設計を行い、また引き続き民家園第二期建設事業を行うものであります。更に、子どもの夢を育む文化施設の建設について調査等を行うほか、立子山自然の家を開設するものであります。また、古関裕而音楽賞関連事業、埋蔵文化財の発掘調査を行うほか、文化団体の育成、市民文化の振興に努めるものであります。保健体育につきましては、生涯スポーツの振興を図るため、信夫ヶ丘競技場にラグビーゴールポストを設置するほか、庭球場の改修、森合小学校校庭に夜間照明施設を設置するのをはじめ、スポーツ振興基金の運用等により、市民スポーツの振興と活性化に向け、事業の充実を図るものであります。また、ふくしま国体に向けて選手強化に努めて参るものであります。学校保健、給食につきましては、引き続き児童・生徒の健康診断を実施するとともに、学校給食の充実等に努めるほか、給食未実施校の解消を図るため、共同調理場建設の設計を行うための所要額を計上いたしたものであります。以上が歳出の概要であります。  次に、歳入について申し上げます。まず、市税につきましては、経済動向を慎重に検討のうえ計上いたしたものであり、地方譲与税、利子割交付金及び地方交付税につきましては、地方財政計画及び過去の収入実績等を勘案のうえ計上いたしたものであります。国・県支出金、その他の特定財源等につきましては、それぞれの事務・事業の実施計画に応じ、また、その他の収入につきましても、それぞれ適正に見積り計上するとともに、財政調整基金からの繰り入れを行い収支の調整を図った次第であります。  次、水道事業会計について申し上げます。まず、収益的収支の収入において、その大宗を占める給水収益は、過去の実績及び平成四年度の推移等を勘案のうえ、計上したものであり、支出においては、水の有効利用を図るため、配・給水管の漏水調査等を継続して実施するほか、浄・配水施設の適正な維持管理に意を用いるなど、安全で安定した給水業務の円滑な運営を図るものであります。資本的収支の支出においては、平成元年度より継続事業として着手しました第八次拡張事業の五年度として、企業債充当事業により送・配水管の整備及び配水池築造工事等を行うものであります。また、自己財源による事業といたしましては、漏水多発地域の石綿セメント管取替工事を、年次計画のもと規模を拡大して進めることとしたほか、給水不円滑及び未普及地域解消のため配水管布設工事等を実施するもので、これら資本的支出の財源には、企業債、負担金、損益勘定留保資金等を充当することといたしたものであります。  次に、国民健康保険事業費特別会計予算について申し上げます。歳出において、大宗を占める保険給付費が依然増加傾向にありますので、事業の長期安定のため、更に努力して参る所存であります。歳入においては、現行制度により国庫支出金を計上いたしたほか、国民健康保険事業の安定運営を図るため、一般会計繰入金等を計上のうえ、保険税において収支の均衡を図った次第であります。なお、平成五年度に国保制度の見直し等が予定されておりますので、法改正等の内容が確定した段階において、所要の措置を講じて参る所存であります。  老人保健医療事業費特別会計予算につきましては、老人に対し医療の給付を行うためのものであります。  下水道事業費特別会計予算につきましては、管渠の布設工事等を実施するものであり、単独公共下水道事業及び流域関連公共下水道事業を積極的に推進するほか、祓川下水道水緑景観モデル事業、土湯温泉町特定環境保全公共下水道事業を実施するものであり、これが財源には、受益者負担金、使用料、国・県支出金、市債、一般会計繰入金を充当いたしたものであります。  食肉センター事業費特別会計予算につきましては、食肉センターの運営費であり、健全な運営に努めて参る所存であります。  飯坂町財産区特別会計予算につきましては、温泉関係においては、湯泉供給、、公衆浴場運営のための経費であり、山林事業においては、財産区有林の管理を行うものであります。  中央卸売市場事業費特別会計予算につきましては、市場の運営費及び水産仲卸買荷保管所通路上屋設置等の施設の整備を行うとともに、引き続き花き部設置の調査を行うものであり、これが財源には、使用料、国・県支出金、市債、一般会計繰入金等を充当いたしたものであります。  土地区画整理事業費特別会計予算につきましては、飯坂南部、金谷川駅前及び福島北土地区画整理事業を実施するためのものであり、これが財源には、国・県支出金、市債、一般会計繰入金等を充当いたしたものであります。  茂庭地区簡易水道事業費特別会計予算につきましては、茂庭地区において、簡易水道事業を実施するためのものであり、これが財源には、国庫支出金、市債、一般会計繰入金を充当いたしたものであります。  以上が、平成五年度各会計予算の概要でありますが、このほか、条例改正等の議案の提案理由につきましては、それぞれ議案の末尾に記載いたしたとおりでありますので御了承願います。  次に、平成四年度各会計補正予算について申し上げます。まず、一般会計補正予算につきましては、国・県支出金及び市債の内定並びに年度内の執行見込み等に基づく補正を行うものであります。追加の主なものは、職員の退職手当、減債基金積立金、土地開発基金積立金、公共施設建設基金積立金、来庁者用駐車場用地取得費、長寿社会福祉基金積立金、仮称信陵公民館等建設用地取得費等を追加するものであります。  次に、減額の主なものは、私立保育所等措置費、組合施行土地区画整理事業等推進費、土地区画整理事業費特別会計繰出金、公営住宅建設費等であります。  以上により、総額十三億七千四百十三万七千円の追加補正を行うものでありますが、歳入については、歳出補正に関連する国・県支出金、市債等を追加または減額するとともに、利子割交付金、財政調整基金繰入金等を減額し、所要一般財源三十一億二千七百四十万四千円には、市税、地方交付税及び前年度繰越金等を充当いたしたものであります。  継続費の補正は、新埋立処分場整備事業等について総額等を変更するためのものであり、繰越明許費は市道笹谷中野線歩道設置工事費等の事業費の一部を明年度に繰り越して使用するためのものであります。また、債務負担行為の補正は、県単独簡易舗装事業費等を追加するものであり、地方債の補正は、事業費の変更等により清掃運搬施設債等の限度額を変更するものであります。  次に、水道事業会計補正につきましては、執行見込みにより、収益的収支の収入において、水道料金を減額するものであります。  次に、国民健康保険事業費特別会計補正予算につきましては、国民健康保険財政調整基金積立金を追加するものであり、歳入については、保険基盤安定繰入金、前年度繰越金を追加し、財産収入を減額するものであります。  次に、下水道事業費特別会計補正予算につきましては、下水道建設費を追加し、公債費を減額するものであり、歳入については、諸収入、市債を追加し、国・県支出金、一般会計繰入金を減額するものであります。繰越明許費は、公共下水道費の一部を明年度に繰り越して使用するものであり、地方債の補正は、事業費の変更等により限度額を変更するものであります。  次に、飯坂町財産区特別会計補正予算につきましては、歳入において、財産収入を追加するとともに、歳出において予備費調整を行うものであります。  次に、中央卸売市場事業費特別補正予算につきましては、一般管理費及び施設整備費等を減額するものであり、歳入については、国・県支出金、諸収入、市債を減額し、一般会計繰入金を追加するものであります。地方債の補正は、事業費の変更により限度額を変更するものであります。  次に、土地区画整理事業費特別会計補正予算につきましては、金谷川駅前土地区画整理事業等において、事業費等を減額するものであり、歳入については、県支出金、保留地処分金及び市債を追加し、一般会計繰入金を減額するものであります。繰越明許費は、飯坂南部土地区画整理事業費の一部を明年度に繰り越して使用するものであり、地方債の補正は、事業費の変更等により限度額を変更するものであります。  工事請負契約の件は、清水ヶ丘団地第二種公営住宅建築本体工事信夫山雨水幹線築造工事及び下梁汚水中継ポンプ場土木工事について、請負契約を締結するものであります。  また、工事請負契約の一部変更の件は、平成四年九月市議会において議決を受けた、旧広瀬座復原工事について、建設地を変更するため、また、平成四年六月市議会において議決を受けた、土湯温泉町特定環境保全公共下水道処理場進入道路築造工事について、土留擁壁構造物の工法を変更するため、それぞれの工事期限を変更するものであります。  以上が、提出議案の概要でありますが、詳細につきましては、御質疑又は委員会等において申し上げたいと存じますので、よろしく御審議のうえ議決を賜りますようお願い申し上げます。  なお、会期中に、御山小学校及び佐原小学校並びに仮称信陵公民館等の用地の財産取得の件、監査委員選任の件及び人権擁護委員候補者推薦の件を追加提案いたしたいと存じますので、御了承をお願い申し上げます。 ○議長(桜田栄一君) 以上で本日の日程は全部終了いたしました。  この際、お諮りいたします。  明二日から四日までの三日間は議案調査のためそれぞれ休会いたしたいと思いますが、ご異議ございませんか。   【「異議なし」と呼ぶ者あり】 ○議長(桜田栄一君) ご異議ございませんので、明二日から四日までの三日間はそれぞれ休会することに決しました。  なお、五日は午前十時から本会議を開きます。  本日はこれをもって散会をいたします。   午前十時四十六分    散会...