ツイート シェア
  1. 仙台市議会 1999-01-21
    市民教育協議会 本文 1999-01-21


    取得元: 仙台市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-07-24
    1:                 ※協議会の概要                             開会 午後1時14分                             閉会 午後2時47分 2: ◯委員長  引き続き、協議会を開会いたします。  まず、市民局より報告願います。 3: ◯市民局長  市民局から4点の報告を予定しておりますが、まず、去る1月15日に開催いたしました成人式の状況について御報告いたします。  委員の皆様にはお忙しい中御臨席を賜りましたこと、厚く御礼を申し上げます。成人式は平成2年以来これまで各区ごとに実施しておりましたが、本年は全市の新成人を一堂に会し、仙台市体育館を会場として開催いたしました。本年の新成人は1万7768人となっておりまして、来場者は約9,500人、全体の53%となっております。このうち式典へ参加した方は約5,300人、新成人の約30%が出席をいたしました。式典の終了後、早稲田大学教授エジプト考古学者でございます吉村作治氏に「知的探検のすすめ」と題しまして講演をいただいたところでございます。新聞等でさまざまな報道がなされておりますが、本市といたしましては今後とも大人としての自覚を持ち、次代を担う新成人にふさわしい式典となるよう努めてまいりたいと考えております。 4: ◯委員長  ただいまの報告に対し、何か質問等はありませんか。 5: ◯佐藤正昭委員  私も成人式に出席をいたしました。成人式出席者──新成人皆さんの態度、マナーについて、私も実際見てまいりました。そして今、もろもろの報道もなされております。なかなか会場の中に入らないだとか、いろいろなことがございました。その中で、担当者の皆様は、多勢に無勢といいますか、大変御苦労されたなと思います。そういった中で、ただ一つだけ私が新成人に感心をした点があります。それは、式典の最初に国歌斉唱がございました。そのときに御起立をくださいと司会者が言いました。そうしたら、私が見た範囲では全員が起立をして、国歌はわからない人も多いからかなと思いますけれども、歌ってなかったですけれども、全員が起立をした。  このことだけはまあよかったのかなと思いますけれども、それではまず確認をさせていただきたいと思います。なぜ成人式を従来の区ごとの開催から全市一本化した成人式にしたのか。11政令市中8市が全体でやっているようでありますけれども、この辺についてまず確認をさせてください。 6: ◯市民局長  先ほども申し上げましたが、平成2年から各区ごとの開催というやり方で来たわけでありますが、そうした中で、今お話にもございましたように、新成人が集まってはくるけれどもなかなか式典に参加しないといった中で、従来とかくアトラクションといいますか、式典の後のアトラクション等に力が入ってきたというような経過もございまして、それらの反省も踏まえ、見直しを行ってきたところでございます。新成人に対するアンケート等も実施いたしまして、全市1会場でしてほしいというような声もございました。また、新しい新成人の門出にふさわしく市長から直接メッセージをお伝えしたいというような考えもございまして、今回1会場での実施ということにいたしたところでございます。 7: ◯佐藤正昭委員  前回のこの委員会で私が質問して、今回は厳粛な式典中心の式を目指すということでありましたけれども、何が原因でそのようにならなかったのかということについては、どうお感じでしょうか。 8: ◯市民局長  せっかく会場の近くまで来ても、例年のように式典会場に入らない新成人が数多くいたこと、会場に入っても着席しないで私語を交わしたりあるいは携帯電話をするといったような方々がいたことは大変残念なことであったと思います。けれども、先ほどのお話のように君が代の斉唱の際は全員が起立しましたし、また講演についてもまじめに聞いている新成人も多く、中には熱心にメモをとっている方もございました。すべての若い方々がマナーが悪いと決めつけることはできないというふうに考えております。  ただ、一般的に申し上げれば、これまでの成人式の趣旨、我々の考えております式の趣旨と意義、これと今の若い方々のニーズのずれというのが生じてきているのではないかというふうに感じておるところでございます。 9: ◯佐藤正昭委員  私もちょうどことしが2回目の成人式になったわけでありますけれども、そういった中でニーズのずれというか、皆さん来る人たちは、やっぱり何というか友達に久々に会いたいと、だからこそ中に入ると友達になかなか会えないんで、玄関のところで待っていれば友達がいっぱい来て会えるということでありますでしょうけれどもね。  ちょっとお伺いしますけれども、吉村教授講演を予定より10分早く締めくくったという報道をされておりますが、これは何か気分を害してそうなったんでしょうか。また吉村教授は、きのうあたりもいろんな夜のニュース番組であるとか、きょうの朝のワイドショーなんかにも、いろいろコメントが出ておりまして、けれどもその時点で吉村教授は本当にどのような感想を持ってお帰りになったんでしょうか。本当のところはどうだったのか、お教えください。 10: ◯市民局次長  講演が10分ほど繰り上がったというようなことにつきましては、その前の式典が10分ほど早まりました。そのために、吉村教授に御了解を受けながら10分ほど早めて講演をいただいたところでございまして、当初から吉村教授には50分程度の御講演をいただくというような予定にしておりましたので、当初こちらでお願いしていた時間どおりというようなことでございました。  それから、講演を終えた際の教授の感想というようなことですが、直接的には感想は聞いておりませんが、確かに吉村教授講演の中でも後ろの方でざわついている新成人に対していろいろと、聞き入るように何度か語りかけておられました。講演を終えたとき、激怒して憤然として退席したというような言われ方をしておりますが、そういったような様子ではなかったと見受けております。それも、舞台のそでのところで従事した職員にちょっと表情なども後で聞いたんでございますけれども、やはりそうしたような表情もなかったと。こんなふうに聞いております。 11: ◯佐藤正昭委員  わかりました。  市長から成人式について再検討というか見直しの指示が出されているということですけれども、どのような見直しをするようにということで指示を受けておられるのでしょうか。
     また、報道等市長吉村先生に手紙でおわびをしたいということが言われてますけれども、この辺のところは事実関係はどのようになっておりますでしょうか。 12: ◯市民局長  市長からの指示でございますが、やはり今回の成人式につきましては会場雰囲気あるいは会場周辺雰囲気、いろいろ反省すべき点もあったということでございまして、例えば今回実行委員をなさった新成人の方々、それらの方々からも意見を聞くなど、若者のニーズに合ったやり方、方法、これをさらに再検討するようにというような指示をいただいております。  それから吉村教授へのおわびの件でございますが、市長が御自分でおわびの手紙を書いて、差し上げたということを伺っております。 13: ◯佐藤正昭委員  今、市長の方から若者のニーズに合ったやり方を再検討しなさいということで指示がなされたということでありますけれども、このあり方について、現時点で市民局としてどのような方向にしていくおつもりなのか。また、これからどのような形で検討していくのか、何か委員会みたいなものでもつくってやっていくのか、その辺のこれからについてのお考えをお聞かせください。 14: ◯市民局長  市長も、一人でもまじめな新成人がいる限りは続けるべきだと申しておりまして、先ほども申しましたが、大人としての自覚を持って次の世代を担っていくという新成人、これらの門出を祝うという式典となるように努めてまいりたいと考えておりますが、具体的なその検討の進め方先ほど申しました実行委員方々等の御意見を伺うといったことも含めまして、今後の検討の進め方についてはまだ決まっておりません。ただ、余り長く時間をかけることなく、来年に向けて早急に見直すべきところは見直し、改めるべき点は改めていきたいというふうに考えております。 15: ◯佐藤正昭委員  これは一仙台市だけの問題ではないと思います。全国どこの市町村でもそのようにみんなが困っているんだろうなと。仙台はまだいい方なんだよという声もございました。大変な問題でしょうけれども、しっかりと検討していってくださるようにお願いをいたしまして、終わります。 16: ◯木村勝好委員  私からも若干お尋ねをさせていただきたいと思います。  まず、今回区ごとにやっていたのを全市でやると。そして式典中心にといったことをこの委員会でもおっしゃって、今回こういう形で実行されたわけですけれども、総括的に見て、やり方を変えて1カ所でやった今回のやり方、うまくいったというふうに総括しますか。それとも失敗したというふうに感じていらっしゃいますか。どうでしょう。 17: ◯市民局長  全市一斉に開催するといったことで、従来5区に分かれていた新成人、1万近くの方が1カ所に集まるといった面で、例えば交通処理の問題とか、あるいは周辺へお住まいの方への影響とか、いろいろ心配しましたが、そういった面ではうまくいったんじゃないかというふうに考えております。ただし、ふさわしい厳粛な式典といった点につきましては、先ほど申しましたように、その意識、ニーズの違いといったようなものが明らかになり、そういった意味ではまだまだ改善すべき点があるというふうに考えておるところでございます。 18: ◯木村勝好委員  今回の成人式について、さまざまな報道がなされたわけですけれども、実は何も今回に限らず、これまで各区でやってきたときも同様のことが起きているわけですよね。それが1カ所で規模が大きくなって、そのことがさまざま取り上げられたということはあったにしても、現象としては今までも同じような現象がずっと続いてきているわけです。それは恐らく御当局も百も承知の上だと思うんですね。その分けてやったときでさえそういう問題がずっと続いていたのを1カ所で集めてやれば、それはなおさら相乗効果で拡大されるというのは、だれが考えてもわかることだと思うんですけれども、その点については今回始まったことではないわけで、そういう意味ではあえてそうしたのは──つまりそういうリスクを冒してまでした、その理由は何だったんですか。改めてお尋ねします。 19: ◯市民局長  先ほどもお話しいたしましたが、新成人に対する期待、あるいはまちづくり等、それから新成人に担っていただく役割といったものを市長みずから、市長の口から直接お伝えしたいということで、全市一斉開催といった方式をとったわけでございます。もちろんリスクについてもいろいろ予想はされたわけでございますが、式典についても、それから講演につきましても、できるだけ短時間の中でスピーディーに処理し、しかも必要なものは残さずお伝えしていくといったようなやり方を基本に、今回のやり方をまとめてきたところでございます。 20: ◯木村勝好委員  今後見直しをしていかれるというお話がありましたけれども、そうすると、見直す中で場合によっては再度各区ごとにやるという選択もあり得ますか。 21: ◯市民局長  従来各区でやってきたのを今回全市一本ということで実施しましたので、これからの見直しの中では、その全市一本の中でどうやっていくかということを中心に考えていきたいと思います。 22: ◯木村勝好委員  これは私から、見直しをする場合にぜひお考えいただきたいという意味で御提案申し上げたいし、また、今局長としての立場でお返事ができなければ個人的にどうお考えかもあわせてお尋ねをしたいと思うんですけれども、私は新成人といってもいろんな考え方の人  成人式に臨むいろんな思いの違いというのがあると思うんですね。ですから、それを全部1カ所で同じようにしようというところにそもそも無理があるんだと思うんですよ。つまり、先ほどの質問のお話の中にもありましたけれども、友達としばらくぶりに会いたいと、自分の着物姿を見せたい、相手の着物も見てみたいとか、そういうような方々と、一方においてきちんとした形で式典に出たいという方を、同じところに全部一緒くたにすれば、当然ああいう現象が起きるのは当たり前のことで、これは幾らどこをいじっても同じことが起きます。  ですから、むしろ新成人に選んでもらったらいいんじゃないでしょうか。あなたは式典に出て、式典で例えば講演や何かをお聞きになりたいですかと。その方はこの会場に来てください。あなたはみんなとしばらくぶりでお会いしたいという、要するに交流を深めたいという方はこっちの会場に来てください。その方々はずっと2時間でも3時間でも、無制限というわけにはいかないでしょうが一定の時間その場を提供するから、そこでどうか交流会を自主的におやりくださいと、好きなようにやってくださいというふうに選んでもらうと。  新成人で大人になるわけですから、大人の社会というのは常に選択しなければならない社会ですよね。その第一歩から選んでもらうというようなことをやってみたらどうかと思うんですけれども、役所の局長という立場ではお答えにくいでしょうが、個人的にはどう思われますか。 23: ◯市民局長  これからの見直しにつきまして目標とするところは、式は式として式らしい式であるべきだというのが目標でございますが、今御提案ありました選択制と申しますか、選ばせると。もちろん、新成人と申しましても成人になりましたら大人でございますから、すべて自分の行動については自分で責任を持つというのがベースでございますが、選択肢をどのようにつくるかとか、いろいろ難しい問題もあろうかと思いますが、今後の見直しの中での一つの検討材料ということにさせていただきたいと思います。 24: ◯阿達孝治委員  まず、どれぐらいのお金がかかったのか、それからお聞きしていくようにしたいと思います。 25: ◯生活文化部長青少年課長  今回につきましては、まだ概算でございますけれども、1150万ほどというふうに見込みを立てております。 26: ◯阿達孝治委員  実は私は成人式に非常に関心がありまして、成人式というのができてから、自分の成人式のときは私は訓練でいなかったんです。去年は雪で到着できなかったんです。ことしはお呼びがなかったから行かなかったということで、あとは全部出ているんです。それで、実は仙台市になってからお呼びがなかったけれども行ってみたんです。宮城町から仙台市になったときですね。そしたら、成人人たちがわざわざ2人で肩を組んで、市長がごあいさつする前を歩いてみたり……。そしてびっくりしたんです。  それで今回も、新聞に載る前に、実は私、福島に16日の朝にいたんですよ。そして、福島民友新聞を最初見たんです。そうしたら大変な「晴れ舞台で“大暴れ”」──福島。それから、会津若松でも進行妨害だのがあったんですね。これを見ましたから、では仙台に帰って議会の調査課から全国の政令都市にこれを送ってやって、全国の政令都市議会事務局から成人式の新聞を全部送ってもらったんです。これがこんなにあるんですがね。それから東北6県にも送ってやって、みんな聞いてみたんです。それで私はそれを調べてみましたら、まじめに成人式なんていうふうにやっているところは非常に少ない。まじめに成人式をやっていて、非常に似ているところは福岡市博多区──写真も載っていますけれども、これはさっぱり真ん中に人が入っていない写真なんですね。こういうふうなところもあるんですね、成人式。それから非常に変わったことをやっているなというのは、大阪市ではみおつくしの鐘を鳴らす集いがあった。これは40人の人たちが集まって市長と一緒に鐘を鳴らすという成人式。それから、名古屋みたいなのは各区で小さくやっているというんだね。新聞に載っていなくても、古川市みたいなのはいろいろな行事の中でやっぱり上がったりなんかして、随分騒いだりなんかしているのがあるんですね。それで、その中で私ずっと読んでみて、確かに15日は成人の日なんです。だけれども、成人式というふうにして、大きな行事できちんとやっているところはもう少ないんですね。成人の祭りとか成人の集いとか、そういうふうにして、式典をきちんとやっているというようなところはもう仙台と同じような現象がいっぱいよそでもありまして、変えているんですよ。  だから、その辺は仙台市が非常に崇高な精神で成人式の原点に立って、市長のお話をして先生のお話を聞かせるというようなことについては、考え方としては私はよかったんじゃないかと思うんですけれども、これは別の新聞ですが、新成人と大人の認識に大差なんていうのと同じように、市の方の考え方成人人たちの間に考えの大差があって、やっぱりこれはちょっと変えないと、私たちの方で市がみんなに吉村先生の立派な精神のお話を聞かせようと思っても、そういうつもりでなくて出席しているんじゃないのかなと思って、ですから今からはやっぱり、こっちの方でレベルを少し成人の方に下げていくほかないんではないのかなと。そういうふうにしないと、立派な行事をやろうと思っても参加する人たちがこういう態度では、やっぱりこれはだめだ。  それから、私は昔、成人式を夏にやったらいいんじゃないかというようなことで、みんなにアンケートをとったことがあるんですよ。そうしたら、若いお嬢さんたちは反対、反対と。何で反対だと言ったら、「せっかくの成人式だからというので着物をちゃんと買ってもらえるんだ」と。「阿達さん、夏にやったら買ってやれないから反対」と。やっぱりこういうことになる。で、いろいろお話を聞きますと、成人式経済効果というのは、市の活性化事業にとっては大変なものです。だから、やっぱり成人式を全くやめたと、こういうわけには私はいかないだろうというふうに思いますけれども、内容としては成人式ということでなくて、成人祭ぐらいにして、視点というよりも商工観光行政と一緒になって成人のお祭りということで、形を変えた活性化事業をやった方が私はいいんではないのかなと、こういうふうに思うんです。  これは意見が入っていますから局長は検討しますぐらいかもしれませんけれども、今までの質問に対して、感想なりお答えをいただければいいです。 27: ◯市民局長  御指摘ありましたように、この成人式あり方、全国的な問題でもあり、また大都市、中小都市都市規模にかかわらない普遍的な問題でもあろうと思います。いろいろ御提言もいただきましたが、真剣に検討させていただきたいと思います。 28: ◯登坂しのぶ委員  大変項目が多い中で1点だけ。  今、いろんな形で成人式の問題について各委員の方から厳しい指摘があったわけでございますけれども、私は別な視点から1点だけお尋ねしたいと思います。やはり、これだけ青少年マナーが悪くなった、一体どこに原因があるのか、何でそうなってくるのか。幾ら式とか内容を変えたとしても、来る人が変わらなければこれは同じだと思うんですよね。そういう面では一体どこにその根本原因があるのか。それをやはりもっと掘り下げなければいけないと思うんです。  例えば小学校、中学校、高等学校の教育に問題があるのか、あるいは家庭に問題があるのか。その辺のところに立ち入って、青少年の教育はどうあるべきなのか。人が話をしているときは黙って聞きなさい、こういう指導をきっちり各教室でやっているのかどうか。あるいは携帯電話をかけるときには人の前ではしないとか、そういうモラルをきっちり教えているのかどうか。そのことを一体教育の中でどうとらえているかというのは大事だと思うんです。例えばそういうことがはっきりとしないと、学級崩壊だとかいろんな形で出てきているわけですから、その延長が今回のような事態になってくると思うんです。  ですから、これはあくまでも、やはりどこに原因があるかを仙台市としてきっちりまとめて、原因を追求しながら成人式あり方はどうなのかというのを考えていかないと。ただ成人式だけをとらえたら、一向に解決はできないと思います。そういう面で大きな課題を今与えられたわけでございますから、前向きに、どういう点がどうなのかということを含めた検討を、私はぜひお願いしたいなと、こう思うわけでございますけれども、いかがなものでしょうか。この1点だけです。 29: ◯市民局長  新成人、二十を過ぎまして大人としての自覚を持っていただきたいということでございますが、おっしゃるとおり大勢集まりますと、マナーと申しますか、羽目が外れるといいますか、それもそういう方が一部分というのではなくて、まじめなきちんと式に出て人の話を聞いておる方が一部分というような形になっておるわけでございます。この原因につきましては、家庭の問題あるいは学校教育の問題あるいは子供たちの住んでいる地域社会の問題、いろいろあろうと思いますが、私どもはそれらの点につきましては教育委員会あるいは健康福祉局等と連携しながら、その青少年健全育成ということで多面的な取り組みを進めていくところでございます。  それらの結果を待つということではなくて、やはり成人式そのものにつきましても、それではどうあるべきかということを検討すべきであろうということで、先ほど見直しをお話し申し上げておるところでございます。 30: ◯嵯峨サダ子委員  私も成人式に参加させていただいた一人なんですが、先ほど成人式の費用が1150万というお話が出たんですが、これの内訳と、それから昨年の費用はどのぐらいかかっているのか、まずお伺いしたいと思います。 31: ◯生活文化部長青少年課長  昨年の費用でございますけれども、昨年度は5区で開催しておったわけですが、1317万4000円ということでございます。  それからことしの内訳でございますが、今回記念品ということでスキップカードを作成いたしましたけれども、これが424万5000円。それから会場等の設営、これが約400万ほど。それから案内状等の印刷、プログラムの印刷、これらが約250万ほど。そのほかのあて名のラベルでございますとか、いろいろ細かい費用がそのほかの費用となっております。 32: ◯嵯峨サダ子委員  講師の謝礼はこれには含まれていないんでしょうか。 33: ◯生活文化部長青少年課長  講師の謝礼につきましては、委託の中にございますけれども、120万ほどになっております。 34: ◯嵯峨サダ子委員  その委託の中といいますと……。ちょっとわかるように御説明いただけないでしょうか。 35: ◯生活文化部長青少年課長  これは、吉村先生に直接お願いをするということではなくて、代理店を通してございますので、そういうことで委託料ということでございます。 36: ◯嵯峨サダ子委員  わかりました。  先ほど来式のあり方についての議論が出されているんですが、私もたしか前の委員会でも申し上げたんですが、やはり式のあり方について、市の方がおぜん立てをして、上からの押しつけでやってきたところにそもそも問題があるんじゃないかというふうに思うわけなんですね。やっぱり新成人があくまでも主人公なわけですから、新成人皆さんがどのような成人式をやりたいかということで真剣に取り組めば、本当に我々先輩の大人がびっくりするようなすばらしい成人式をやることも私は可能性として非常に大きいというふうに信じるわけなんですね。  ですから、さまざまマスコミ等でも報じられているような事態がすべての成人ではないわけでして、本当に実行委員長の佐藤君ですか、あいさつされましたけれども、あのあいさつは非常に私は正直言って感心いたしました。ありきたりのあいさつではなくて、今の大人をよく観察をしたいと。悪い大人もいい大人もいると。そういう中でよしあしをはっきりと判断できる、そういう大人になりたいというふうに、たしか言っていたかと思うんですが、私はああいうごあいさつに関しては非常に頼もしいなと思ったわけなんですが、そういった方向での来年度からの見直しをぜひやるべきだというふうに思うわけなんで、その辺のところの考え方なりをお伺いして終わりたいと思います。 37: ◯市民局長  先ほども申し上げましたが、市長の方からも実行委員の方々の御意見なんかも伺いながら見直しを進めるようにということでございます。今回の実行委員の9名の方につきましては、今お話がございました実行委員長のあいさつのみならず、誓いのことばあるいは記念品としてつくりましたプログラム冊子、これらはあの実行委員会でおつくりになったものでございまして、それぞれの個性と若さにあふれたすばらしい内容ではなかったかというふうに考えております。そうした意味でも、あの実行委員の方々の御意見なども伺いながら見直しを進めていきたいということでございます。 38: ◯三浦良委員  私も、この問題につきましては過去この委員会で再三取り上げたと記憶いたしておりますが、今回は私はちょっと所用で行きかねましたので、新聞報道なり、ただいまの局長の説明でおおよそのことは察しがつきますけれども、全然改められてないというふうに感じます。区ごとでやるとか全体とか、いろいろ話もあったわけでありまして、私は泉区でありますが、区のやつもずっと出席をして見ておりますが、それの拡大版だったんだなと、こんなふうに私は実は思うのでありまして、その辺お尋ねをしたって仕方ないんでしょうが、検討──これは全体での場合で、そういうことは一体どういうふうに当局としては考えたのか、その真意のほどをひとつお聞きしたいなと思うんでありますけれども……。  いずれにいたしましても、これはやり方としては実行委員会までつくって、新成人考え方も聞きながら、また実行もさせていながら、この結果だ、こういうことですね。しかも今お話を聞くと、1150万の金を──これは税金ですからね。国から来ているわけじゃないでしょう、これは。それだけの市民の税金を使ってこれをやって、マスコミに書かれるようなこのざまでは、一体どう考えるのかということを、私は声を大にして申し上げたい。今どなたかから着つけだとか美容だとかの経済効果もあるんだというお話もありました。全くそのとおりだろうとは思いますけれども、しかし、この1000万以上の金を使って、くどいことを言いますがこの結果きり出ないのであれば、考えようじゃないかというふうに私は申し上げたい。  今局長をして、市長がそれでもまじめに聞く人なり出る人がいるならば続けたいという、それは市長として当然かもしれません。しかし、成人の日って何なのか、それに伴う成人式って何なのか。もう一度市長に言ってください。原点に立ち返って考えていただきたい。市民の税金を有効に使ってもらいたいというふうにおっしゃっていただきたい。局長を通じてそのことを、きょうの委員会で発言があったということを伝えておいていただきたい。やめろとはあえて申し上げませんが、その辺も真剣に考えてもらいたい。それで、どう考えたって、今何か嵯峨委員の方からもう少し主人公がどうのこうのなんて発言があったけれども、前にだって実行委員会をつくって、新成人の意見を聞きながら、企画も取り入れ、自主的にやらせて、この結果でしょう。今回だって同じじゃありませんか。決して私はやり方が新しくなった成人の意思を無視しているとは思いません。  そういうことから言いますと、何回も繰り言になりますけれども、はっきり申し上げてやめることも一つの選択肢ではないのかと。選択肢の一つでしょう。やめろとは申し上げません。市長が一人でもまじめにやる人がいたらやるんだという主張もいいし、結構です。そして1100万も使って一人まじめな人がいたからといって、果たして税金の使い方が許されるんだろうかなという、素朴な疑問を私は持ちますので、その辺を、これは局長に答えろと言ったってちょっとあれでしょうから申し上げませんが、この委員会でそういう意見もあったと、やめることも選択肢の一つではないのかという意見もあったということだけは、市長に正しく伝えておいていただきたい。これは要望として申し上げておきたいと思います。  以上です。 39: ◯委員長  以上で、成人式についての報告を終了いたします。  ここで、関根千賀子副委員長と交代をいたします。             〔委員長退席、副委員長着席〕 40: ◯副委員長  委員長と交代いたします。  引き続き、市民局より報告願います。 41: ◯市民局長  市民局から、引き続き御報告いたします。  まず、地域振興券推進室の設置についてでございますが、地域振興券交付事業の実施に当たりまして、事務の円滑な執行を図るため、平成10年12月18日付で市民局市民部区政課内に地域振興券推進室が設置されましたので、御報告申し上げます。  次に、地域振興券交付事業についてでございますが、券の使用開始日などが決まりましたので、資料2に基づいて御報告いたします。  まず、本市におきましては、券を使用できる期間を平成11年3月7日から9月6日までの6カ月間として事業を実施いたします。  地域振興券の交付の対象となる方々へは2月15日ごろから引換申請券などを郵送し、2月20日から3月6日までの15日間にわたって地域振興券を事前配付いたします。配付場所は各区投所と総合支所の窓口といたしまして、働いている方々の御都合なども考えまして毎日朝8時半から午後7時まで受け付けを行います。  なお、窓口での混雑を避けるために、配付日につきましては各区・総合支所ごとに地区割りによって行ってまいりたいというふうに考えております。  次に、券が使用できるお店などについてでございますが、地域振興券の取扱事業者の登録は、ことしの2月8日から2月19日までの11日間、各区役所と総合支所の窓口で、これは平日の午前9時から午後5時まで受け付けをいたします。また、商工会議所や商工会に加入している方につきましては、これらを通じて登録を行うことといたしております。登録を受けた事業者の店頭などには、地域振興券を使える店であることを示すポスターやステッカーを掲示し、市民の皆様にわかるようにしたいというふうに考えております。なお、地域振興券の配付や事業者の登録につきましては、これらの受付期間以降も9月6日まで継続して行うということになっております。  ただいま御説明いたしました地域振興券の配付方法や取扱店の登録などの詳細につきましては、市政だよりの2月1日号、2月15日号や、新聞などによりまして、市民の皆様へお知らせをいたします。 42: ◯副委員長  ただいまの報告に対し、何か御質問等ございますでしょうか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 43: ◯副委員長  引き続き、報告願います。 44: ◯市民局長  市民局から最後に、生活環境等パトロールネット事業について御報告いたします。  この事業につきましては、昨年の八木山の風致地区で無許可伐採の事件があったということなどを踏まえまして、日常的なパトロール体制の構築が必要であるとの認識から、その具体的なあり方について検討を進めてきたものでございます。  詳細につきましては、広聴相談課長より御説明申し上げます。 45: ◯広聴相談課長  それでは、お手元の資料3──ちょっと横組みになってございますけれども、そちらに基づきまして御説明申し上げます。  概要にもございますが、これまでは道路の破損などの危険箇所や不法投棄などの違法行為の通報につきましては、市民からの直接の通報をまつほかは、それぞれの担当部署において道路公園パトロールや産業廃棄物パトロール、消防パトロールや下水、ガス、交通等での各種パトロールが実施され、それぞれの部署で対応処理をしてきたところでございます。しかしながら、先ほど局長から話がございましたが、昨年の風致地区における杉並木の無許可伐採という問題に関連いたしまして、これまでの庁内における通報のあり方を全面的に見直しネットワーク化を図るとともに、郵便局とのより広範な情報提供体制を組むことで、危険箇所等市民の生活環境にかかわる情報の提供をいち早く受ける総合的な連絡通報体制、図での網かけ部分による体制を確立することといたしたものでございます。  まず、庁内のパトロール業務のネットワーク体制についてでございますが、現在市ではパトロール業務を行っている主な部署といたしまして、各区建設課、それから産業廃棄物指導課、下水道管理事務所、各消防署及び出張所、交通局の各営業所のほか、水道、ガス等でのパトロール車がございまして、例えば各区の建設課では、公園緑地及び道路のパトロールといたしまして、一、二カ月で地域を一巡する体制で二、三台の車で毎日パトロールを実施いたしております。また、産業廃棄物指導課では、不法投棄箇所を重点にほぼ毎日のパトロールを実施いたしておるほか、各消防署では防災上の観点から朝と夜に区域内見回り、また交通局の各営業所におきましては、バス路線の環境整備の視点で週二、三回の頻度でパトロールを実施いたしておるところでございます。  こうした各業務でのパトロール相互の連携をいたしまして、所管業務以外での市民の生活環境にかかわる危険箇所や不法箇所等を情報を通報し合うことで、迅速かつ的確な対応処理を行おうというのが、資料にございます庁内パトロール体制の趣旨でございます。  大まかな流れといたしましては、図で1)の発見から6)の通知までを示してございますが、各パトロールにおいて所管業務以外の危険箇所等を発見した場合は、網かけでの図にあるとおり、その通報窓口を広聴相談課──直通電話で222-8181、またはファクス番号213-8181、通称ハイハイ電話と申してございますが、こちらの方に一本化をいたしまして、通報の簡便化を図り、速やかに担当課に連絡するとともに、通報者には対応処理の事後報告をすることといたしたものでございます。  なお、この事業につきましては、本年1月より生活環境パトロールネット体制といたしまして施行いたしたもので、これにより庁内における通報体制の大枠が確立されたものと考えております。また、パトロール業務のいかんにかかわらず、すべての職員に対しても改めて同様の趣旨での協力をあわせてお願いをいたしたところでございます。  次に、郵便局との生活環境等情報提供体制についてでございますが、これまでは建設局道路部におきまして市内の主な郵便局13局と連携をし、郵便配達員による道路破損の情報提供をいただいてきたところでございますが、その対象範囲をさらに拡大し、道路から環境に至るまでの市民生活にかかわる幅広い情報の提供をいただくとともに、いち早い危険箇所の通報体制を確立するため、市内すべての郵便局と132局所ございますが、そちらと協力体制をとることといたしたものです。こうした市民の生活環境にかかわる幅広い情報提供のために、市と郵便局とが相互に連携をし一つのシステムとして協力し合う体制は、全国的にも初めてのケースであり、その効果的な実施に向けまして一層努めてまいりたいというふうに考えてございます。  なお、この事業につきましては、来週の1月28日、木曜日になりますが、中央郵便局におきまして、市長と市内各郵便局等を代表いたしまして中央郵便局長とで協定の調印式を予定いたしており、実際の体制としてスタートするのは2月1日からとなりますことを、あわせて御報告申し上げます。 46: ◯副委員長  ただいまの報告に対し、何か質問等はありませんか。 47: ◯三浦良委員  ちょっと教えておいてほしいと言った方がよろしいかと思いますが、郵便局さんの御協力をいただいてこういうネットワーク化を図るということは非常に結構なことだろうと思いますし、また御協力いただく各郵便局に感謝をしたいと、このように思います。  ただ、これの窓口がすべて広聴相談課ということでありますので申し上げておきたいんでありますが、連絡をいただいて、ここに担当課と書いている、こういうところに広聴相談課から連絡するんだろうと思いますが、その結果どうなったかということの掌握も広聴相談課でされるのかどうなのか。そういうシステムづくりをされるのかどうか。それから、市民の方でもあるいは郵便局さんでもいいんですが、そういう方にこうなりましたよと、御連絡いただいたことについて、そういう御返事といいますか御回答というようなことまで考えているのかどうか、ちょっと教えておいてほしいなと、このように思います。 48: ◯広聴相談課長  今三浦委員からお話がございましたとおり、これまでも市民から私どもの方にどこそこのところの道路の破損がございますよというふうな連絡があった場合は、担当課に連絡をし、その処理状況の報告をいただいて御本人にお返ししてございます。今回こうした広聴相談課を通して各所管課に振り分けをする、そして通知をするという体制をとっているのは、先ほどお話ししたとおりに、連絡いただいたことに対してお返しを申し上げるというふうな、一つの受けたものをお返しする、そういう体制をつくったというふうなことで考えております。 49: ◯三浦良委員  もう一つ申し上げておきますが、今のに関連して一つの例を申し上げておきます。泉ケ岳に不法投棄がございまして、市民からの連絡でそのことを連絡して、それを処置してもらったんでありますけれども、やはりそのために金のかかる問題に発展しますと、予算がなくて速やかにするということがなかなかできない状態を私はわかりました。  したがいまして、せっかくこういうシステム、パトロールネット事業のことは非常に結構でありますが、そういう連絡が来た場合、それは連絡の状況にもよると思います。うんとお金のかかることならちょっと時間がかかるかもしれませんが、小さいものにつきましては速やかに、金がないからそれはちょっとおくれて云々なんていうことのないように、これは財政当局との問題もあろうかと思いますが、その辺も十分配慮されるようにお願いをしておきたいなと、こんなふうに思いますが、その辺の金の面での態勢は大丈夫ですか。 50: ◯市民局長  大変難しい問題でございます。今回我々全庁的な協力のもとに構築いたしましたのは、情報の的確な処理ということでございまして、おっしゃるとおり事案によっては対応が難しいもの、対応が不能なものもあろうかと思います。ただ、それらについても情報をいただきっ放しにするんではなくて、こういう事情でできない場合はできないと、こういう事情で時間をおかりしたいというようなお返事をきちんと差し上げるといった中で、このネットワークを機能させていきたいというふうに考えております。 51: ◯阿達孝治委員  大変いい考えだなというふうに思いますけれども、実際にこの電話がかかってくると、殺到するんじゃないかなというようなことが考えられますので、この222-8181というのは、この電話回線は何回線ぐらいで、それでファクスだって1台でなくて2台ぐらいなかったら、やっぱり見切れないんではないのかなというふうに思いますが、受ける体制についてどうですか。 52: ◯広聴相談課長  現状でございますけれども、222-8181の電話は受信専用の電話番号でございまして、1回線でございます。ファクスも同様に1回線でやってございます。ただ、今後郵便局との体制がスタートする2月1日以降の実績を見まして、必要であれば対応してまいりたいというふうに考えてございます。 53: ◯阿達孝治委員  番号は代表番号にしても、向こうに忙しい中を結局連絡してくださいということになるんですから、仕事中に連絡などをしてくると思うんです。そうすると、こちらの方が話し中というふうになれば、やっぱり迷惑をかけることになるんですね。ですから、やはり何回線か、数回線ぐらいはないと……。そして、これをすっかり周知した場合、生活環境その他一般というふうなことになってくると、いろんな電話がばんばんかかってくると思うんですよ。そしてまた、せっかくこうやってもさっぱりかからないと。かからないと今度また新聞に投書なんてされたりしますから、その辺はもう少し電話回線をふやして態勢を整えて、落ちついたら少しずつ減らしたりするとしても、最初はやっぱり万全の態勢をとってどうぞと、こういうふうにしないと、せっかくいい案であっても成人式みたいなことになると困りますからね。だからその辺を念を押してやってください。 54: ◯嵯峨サダ子委員  まず一つは、市民への周知方法──今回このようなことをやりますよというようなのをどういうふうに周知をなされるのかと。それから野焼きなどの例を一つとって言うんですが、悪質な業者が休日・夜間・早朝とか、そういったときを見計らって野焼きをしている業者が実際にあります。そういうときに市民が連絡する場合どこに──この電話番号では常時そういう時間帯はいないわけですよね。そういったときの体制はどのようになさるおつもりなのか。その辺のところをお伺いしたいんです。 55: ◯広聴相談課長  まず、市民への周知でございますけれども、これまでもチラシをつくりまして、222-8181の電話番号につきましては市民の方にお伝えをしておるということで対応してございますけれども、今回の生活環境等パトロールネット事業につきましては、庁内のパトロール業務の中で職員が発見したものの通報と、あわせまして郵便局の方々にも御協力いただくという体制でございますので、これにつきましては事業をやったということで今回記者発表をしたというふうなことで、市民の方々にはまず御理解いただけるのではないだろうかというふうに考えてございます。  もう一つ、休日・夜間の対応でございますけれども、これにつきましては本庁及び各区役所に守衛がおりまして、守衛の方から担当係長あるいは課長の方に連絡が行くようになってございます。で、先ほどの産廃等の野焼きも含めた通報につきましては、産廃110番というのがございまして、時間外受付番号ということで711-7883という番号がありますが、こちらの方も守衛を通じて伝わるようにはなってございます。 56: ◯副委員長  ほかにありませんか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 57: ◯副委員長  それでは、次に消防局より報告願います。 58: ◯消防局長  それでは、消防局から2点御報告申し上げます。  初めに、「第45回文化財防火デー」についてでございますが、これは昭和24年1月26日に法隆寺の金堂壁画が火災で消失したことを契機といたしまして、昭和30年から毎年1月26日を文化財防火デーとして定めたものでございまして、本年で45回目となります。文化財を愛護するという思想の高揚を図る目的から、教育局や地域の方々と協力しまして、国宝や重要文化財等の建物を対象に消防訓練を実施する予定といたしております。詳細につきましては、お手元の資料4を御高覧いただきたいと思います。  次に、平成10年中におきます火災と救急の発生状況についてでございます。  火災につきましては、発生件数が前年より12件減少いたしまして419件となっております。また、出火原因につきましては、放火──放火の疑いも含みますが、昭和55年以来19年間連続で出火原因のトップとなっております。  次に救急についてでございますが、出動件数が前年より2,100件余の増加となっております。これは急病による出動件数が毎年増加傾向にある要因と考えられ、今後とも高齢者や循環器系疾患の増加等により高い伸び率を示してくるものと推測されております。  なお、詳細につきましては、お手元の資料の5を御高覧いただきたいと思います。 59: ◯副委員長  ただいまの報告に対し、何か質問等はありませんか。 60: ◯嵯峨サダ子委員  火災・救急発生状況の資料の中でちょっと質問させていただきたいんですが、救急の事故種別のところのその他、転院搬送のところですね。出動件数が3,363件。で、搬送人員が3,353名。件数よりも人員が少ないというのはどういう理由なのか。それから転院搬送の中身ですね。どういう転院搬送なのか、ちょっと実態に即して御説明願いたいと思います。 61: ◯救急救助課長  まず、転院搬送の内容を先に説明させていただきますが、事故種別のうちの転院搬送につきましては、基本的に重症及び中等症の傷病者の方を高次の──例えば二次の医療機関から三次、あるいは初期の医療機関から二次の医療機関──高次の医療機関の方に搬送する、病院の依頼に基づいて搬送する、それから検査を実施した医療機関から患者さんを今度は処置を行うために別な医療機関に搬送する、そういった内容が転院搬送でございます。  最初の御質問の、出動件数の数字と搬送人員の数字が違う──転院搬送についてですね、これにつきましては、実際出場はしたけれども不搬送ということで、搬送しなくてもいいというケースもございますので、そういったことで出動件数──実際の救急車が出動した件数と搬送した人員が違うという結果がございます。
    62: ◯副委員長  ほかにありませんか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 63: ◯副委員長  次に、教育局より報告願います。 64: ◯教育長  それでは、教育委員会から4件ほど報告させていただきます。  まず、平成11年度学校給食費の決定についてでございます。昨日行われました定例教育委員会におきまして平成11年度の学校給食費が決定いたしましたので、御報告申し上げます。  学校給食費につきましては、仙台市学校給食運営審議会の答申に基づき、教育委員会で決定することとされております。前回御報告いたしましたとおり、昨年12月4日、同審議会から平成11年度の学校給食費について改定が適当である旨の答申をいただきましたので、12月18日の定例教育委員会に改訂案を付議いたしましたところ、原案どおり議決されました。これにより、本年4月からの学校給食費は改定後の新しい額となりますが、改定に伴う給食センター対象校の学校給食費に係る歳入、同じく食材料の購入経費及び白衣とウエットティッシュの公費負担に要する経費につきましては、平成11年度予算に計上する必要がございますので、これらにつきましては第1回定例会で改めて御審議をお願いしたいと存じます。  次に、仙台市個人情報保護審議会の答申について御報告申し上げます。  平成9年10月1日、仙台市個人情報保護条例が施行されまして、同日神奈川県に在住の34歳の男性より20年前の仙台市内中学校の指導要録について開示請求があり、全面開示いたしました。平成10年1月、2年生のときの所見欄の内容のうち「家庭生活では全く気ままで自己中心的、両親を困らせている」という部分、それから「二重人格的性格」という部分、この2カ所の記載の訂正、削除の請求がございました。さらに5月に、出欠の備考欄に「いじめ・恐喝からの避難」と記載するよう追加訂正請求がございました。教育委員会といたしましては、訂正それから削除の請求に係る所見欄の記述は評価の内容であり、追加訂正については請求者の認識にかかわるものであることから、いずれも訂正の請求にはなじまないといたしまして、さらに本人から提出された資料は事実を証明するに足る書類とは認められず、個人情報非訂正決定通知をいたしました。その後、7月に異議申し立てがございまして、仙台市個人情報保護審議会に諮問いたしました。平成11年の1月18日にその答申がございまして、結論としては非訂正決定は妥当との判断でございました。しかし、二重人格的性格との記載については、社会通念上著しく不適切な表記であり、原簿に訂正請求のあったことを付記することが適当であるとの要望が出されております。教育委員会といたしましては、これらの答申の内容を厳粛に受けとめるとともに、現行学習指導要領のねらいである子供のよさや可能性の伸長を図る指導と評価について、校長会や各種の会議、研修会等で指導の徹底を図ってまいりたいと考えております。  なお、今後の具体的対応につきましては、答申の内容について局内で十分検討いたしまして、2月の定例教育委員会に付議しまして、最終的に決定してまいりたいと考えております。  引き続きまして、仮称若林区運動広場の愛称決定について御報告申し上げます。  現在若林区日辺地区に建設中の、平成11年6月下旬にオープンを目指しております仮称若林区運動広場が、多くの市民に親しみを持って利用され、愛される施設となるよう、愛称を広く募集いたしました。平成10年11月より約1カ月間募集しましたところ137点の応募作がございまして、本年1月12日に愛称選定委員会において厳正に協議し、最優秀作1点、優秀作2点を選出いたしました。選定におきましては、親しみやすさ、呼びやすさ、地域性をあらわしているか等を種々検討を重ねまして、作品名「ニッペリア」を最優秀作品として決定いたしましたことを御報告申し上げます。  なお、これは愛称でございまして、条例上の名称及び使用料につきましては3月議会におきまして提案させていただきたいと思っておりますので、よろしくお願い申し上げます。  それから、最後でございますけれども、仙台市スポーツ賞の表彰式についてでございます。  仙台市スポーツ賞は、アマチュアスポーツにおいて優秀な成績を上げ、またはすぐれた活動により市民の体育・スポーツへの意識の高揚に貢献した個人及び団体に対して、その栄誉をたたえ顕彰するもので、本年で7回を数えるところでございます。今回は初のスポーツ大賞といたしまして、世界選手権大会優勝やアジア大会で2連覇を遂げられました空手道の阿部良樹選手を表彰いたします。スポーツ賞個人といたしましては、ジュニアバスケットボール日本代表の仙台高校の柏倉、村山、佐藤の3選手を含めた24名、スポーツ賞団体として全日本女子高等学校サッカー選手権大会で優勝いたしました聖和学園のサッカー部ほか5団体と、スポーツ奨励賞22名と11団体の合計64組を表彰することにいたしております。表彰式は来る1月27日水曜日でございますが、午後2時から、また表彰式後に選手を交えた懇談会を、それぞれ江陽グランドホテルで行う予定でございます。委員の皆様方には既に御案内を差し上げておりますけれども、ぜひ御出席をいただきまして選手の栄誉をたたえていただければと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。  以上でございます。 65: ◯副委員長  ただいまの報告に対し、何か質問等はありませんか。 66: ◯嵯峨サダ子委員  給食費の改定についてお伺いをしたいんですが、給食費の改定はもう決められたというただいまの御報告なんですけれども、私も前にも申し上げたわけなんですが、今回の改定で、1人につき年間、小学校ですと大体3,500円、中学校ですと約4,000円近い値上げになりますよね。これが1家庭につきお1人のお子さんだけではなくて、2人3人とお子さんがおられる場合は、非常な負担感になると私は思うんですね。今特に戦後最悪と言われる不況の時代に、さらにそれに追い打ちをかけるようなこうした値上げは、少なくとも今の時期ではなく、もう少し景気が上向いた時期まで引き延ばすとか、その分は何とか公費で負担をするとか、そういった判断は本当は私はあってしかるべきではないかと思うんです。  それと、今回値上げの理由として一番に挙げられておりますのが、米飯給食の米穀の国からの補助金カットということなんですが、今回のこういった措置で、実際には仙台市は給食のお米は独自にササニシキを使用しておりますよね。それについての係り増し経費──差額分ですね。それを市と農協で半分半分ずつ負担をしてこられたんですよね。ところが昨年の12月からはそれの仕組みが若干変わったというお話を伺っているんですが、その辺のところの御説明をちょっとお願いしたいと思います。 67: ◯保健給食課長  まず、給食費の改定の件でございますけれども、今回平成4年度から7年ぶりということで改定をさせていただきたいというふうに考えてございます。それは、この間の嵯峨委員のお話にもございましたとおり、いろいろ給食費の物資関係で米の問題とかがございまして、現在給食の運営が非常に厳しくなってございます。そういったことで、今回1食当たり約20円前後という改定でございますけれども、改定をさせていただきたいということでございます。そういう点で、この給食の苦しい現状を御理解いただきたいと思います。  なお、経済的な問題につきましては、生活保護の制度あるいは就学援助等の制度もございまして、そちらの方で給食費につきまして手当てをするような制度もございますので、あわせて御利用をいただければというふうに考えてございます。  それからもう1点、お米の問題でございますけれども、12月から自主流通米を導入してございます。これまでは、同じくササニシキではございますが、政府米として取り扱っているササニシキということで給食に使ってございましたが、今回給食用だけでなくて、非常に米余りということで政府米の買い上げが非常に少ないということで、新米が全国に行き渡らない状態だということになりました。そういったことで、県内全体で農協さんや何かともいろいろ検討いたしまして、子供たちにやはり新米を、県内産のササニシキの新米を食べさせたい、継続をしたいということでいろいろ検討した結果、自主流通米を使用しましょうということになったわけでございます。これまで係り増し経費につきましては、仙台市と農協さんと半々で負担をしてございましたが、今回県の方もそれに参加するということで、宮城県が2分の1、残りを農協さんと各市町村が負担するということで、4分の1ずつ負担をするというような制度で運用が開始されております。そういった状況でございますので、よろしくお願いいたします。 68: ◯嵯峨サダ子委員  ただいま米穀のことについての御説明があったわけなんですが、ではその12月以前の市の負担分の額がどれくらいで、今度の12月からの自主流通米を取り入れた時点での市の負担分は額的にどのようになっているのか、お伺いしたいと思います。 69: ◯保健給食課長  これまで差額ということで係り増し経費を負担してまいりましたけれども、仙台市として平成10年度──これは年度末に使った分について精算をいたしますので、確定した額ではございませんが、大体834万ほどの仙台市の負担ということで考えてございました。これが12月から自主流通米に切りかわるということで、年度途中からの切りかえでございますが、これによって宮城県が中に入ってくるということで負担が若干軽くなりまして、ちょっと試算の結果、大体714万ほどになるのではないかなというふうに考えてございます。それから、平成11年度は丸々自主流通米になるわけでございますが、これは573万ほどになるのではないかなというふうに考えてございます。ただ、自主流通米の価格がその都度変動いたしますので、係り増し経費が最終的にどのくらいかかるかというのは、実際に年度を終わってみないとわかりませんが、一応試算としてはこのくらいではないかなというふうに考えてございます。 70: ◯嵯峨サダ子委員  今の御説明でもおわかりだと思うんですが、今回県も参加されるということで、実際には市の負担分が、1年という単位で比較しますと260万ほど減ったということになるわけで、実際こういったことから考えても、ウエットティッシュや白衣を今度公費負担にするからということでの御説明で済まそうという感じが私はどうもしないでもないんですが。やっぱりこういった負担が一方では市の方では減って、保護者にその分丸々食材費ということで負担を負わすというようなことが実態なわけですから、その辺のところを、今の子供たちの給食を親の負担感を減らしてよりよいものにしていくという、そういう立場で本当に私は真剣に考えてほしいなと思うわけです。これについてはお答えは要りません。  関連してお尋ねをしたいんですが、太白の学校給食センターが稼働して半年ぐらいになりますけれども、センターから各学校に給食が運ばれる、その学校への到着時間の一番早い時間と一番遅い時間をお知らせください。 71: ◯保健給食課長  早い学校ですと、そのときの道路事情によって違うかとは思いますが、大体11時5分ごろでしょうか。11時ごろ。それから、遅いところですと11時50分ごろの到着ということで予定してございます。 72: ◯嵯峨サダ子委員  今、早いところで大体11時ぐらいという御説明なんですが、実際は私が聞いているところによりますと10時半という時間帯で聞いてございます。で、10時半に到着して、食べるまでその後2時間ぐらい間があるわけですよね。そうすると、せっかく温かいものももう食べる時点では冷たくなってしまうという、特にめん類などはとても食べられたもんじゃないというのが実情のようなんですよね。そういう実態を本当にセンターの方々とかそれから栄養士さん、そして市の給食の担当の部局の方ですとか──教育長も含めてなんですけれども、実際にそういう現場に行かれて、実際に食べてみてもらいたいとまで私は聞いているんですが、本当にそういった実態をちゃんととらまえていらっしゃるのかどうか、お伺いしたいと思います。 73: ◯保健給食課長  確かに、11時に着きますと、学校によってちょっと給食の時間が異なりますが12時過ぎてから食べる形になりますので、1時間以上はかかるということで、やはり熱いままではなくてある程度は温度が下がってしまうというのは、私どもも認識をしてございます。そのために二重食缶を利用したりというようなこともやっておりますけれども、それでもやはり本当に熱いと──物によるかと思います。もちろん熱いものと冷たいものがございますが、そういった意味で、ある程度温度が下がってくるというのは実態かと思います。これにつきましては、どうしたらいいかということで我々も大変頭を悩ませているところでございまして、何かいい方法があればと思っておりますけれども、なかなか改善が難しくて、非常に我々も悩んでいるところでございます。 74: ◯嵯峨サダ子委員  以前にこの太白学校給食センターが議会の議案としていろいろ出されたときに、いろいろ私もお尋ねをしたんですが、例のO-157の問題が出ましたときに、つくってから運び込むまで余り時間を置かない方がいいというお話でしたよね。それで、できるだけつくってから30分以内に学校に運べるようにして、それですぐ食べてもらうようにというお答えをたしかいただいたと記憶しているんですが、そういうことから考えますと、実態は必ずしもそうではないということが今わかってきているわけですよね。  それをどのように改善するかというのは、そもそもセンターの持つ矛盾がこういう形で出てきていると私は思うわけで、本当にどう改善をすればいいのか、どうすればいいのかというような、やっぱり一緒になってセンターの方々や栄養士の方々、そして市の担当の部局の方々とも考えていただきたい問題だと思うんです。センターの給食の悪い点ばかり言うつもりはないんですが、実際にはなかなか教育の一環としての食文化を伝えられないということも現場の方々からの声としても聞いておりますし、そういった点を今後市としてどういうふうに考えていくのか、その辺のところも含めまして、そして実際に現場にぜひ行って、子供たちの声などもぜひ聞いていただきたいと思うわけで、それをぜひ実行していただきたいと思うんですが、いかがでしょうか。 75: ◯教育長  給食につきましては、調理方式としてセンター方式と単独調理校方式とを仙台市では併用してまして、それぞれに利点と欠点とあるわけです。単独調理校の方もそこだけで会計をいたしますので、食材の単価についてセンター校よりも1人当たりが結構高くついてしまうのではないかとか、そういった問題点もありますし、またO-157対策にしても、広いセンターに対するいろんな整備を図っていくということと、各センター校それぞれ、小さいけれどもたくさんあるもの全部に注意を払っていくということ、両方いずれも大変なわけなんですけれども、私どもとしては両方のメリット、デメリットを認識した上で給食を運営していきたいというふうに思っているわけです。  給食の内容につきましては、御指摘いただきましたけれども既に昨年給食懇談会というのを開きまして、各5区で2校ずつですけれども保護者の方々にお集まりいただきまして一緒に給食を食べながら、保護者として感じておられること、それからお子さんから聞いておられる要望などをちょうだいしておりますし、教育委員会も、学校で開催した際に教育委員さんたちに子供たちと一緒に給食を食べてもらったり、いろいろな手段で給食についての市民の御意見はちょうだいしているところでございます。それをちょうだいするだけではいけませんので、なるべくこれからのいろんな工夫、施策に生かしていきたいというふうに考えております。 76: ◯嵯峨サダ子委員  これまでいろいろと御努力された中身は今のお話で伺ったわけなんですが、今こういう実情なんだよということを私は申し上げているわけで、それに対して、では今すぐそういう状況で行ってみますとか、そういったことでのお答えを私はお聞きしたいわけなんで……。いろいろ対応したいというのはわかりますけれども、実際に子供たちが、例えば10時半に到着して食べるまでの間に冷めた──例えばラーメンなんかは出してはいないと思うんですが、そういったのを実際に一緒に食べてみるぐらいの、そういった実態把握というのをぜひお願いしたいという意味なんです。 77: ◯教育長  私も何度か学校訪問をいたしまして、時間があれば給食を一緒に食べたいと学校にお願いして、かなりたくさん食べたんですけれども、たまたまそういう例にめぐり会っておりませんので、ではそういうメニューの日をねらって行ってみたいと思いますけれども……。  そういうお話としては昨年行いました給食懇談会の中でかなり多くの保護者の方からも指摘はいただいておりますので、実態を知らないわけではございません。食べてはいませんが、ではぜひ一度やってみたいと思います。 78: ◯副委員長  ほかにありませんか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 79: ◯副委員長  以上で、報告事項関係を終了いたしました。  この際、当局から報告を受けた事項以外で、皆様から何か発言がありましたら、お願いいたします。 80: ◯阿達孝治委員  河北新報の投書に、12月10日の日に「拝啓「区長様」息子を諭して」というような投書がありました。これは内容は、戸籍謄本等の申請書に仙台市○○区長様と、「様」と書かれているんですね。このことで当局の方は12月22日に、尊大な印象を含めて申しわけないということで検討中だというようなことなんですけれども、これはいつから「様」というふうに直しているのか。それから、これは全市的なのか市民局関係だけなのか。それから、どんなふうに検討しているのか。それをお聞きしたいんです。 81: ◯区政課長  公用文におけます敬称の取り扱いについてでございますが、平成4年4月から、それまで「殿」という敬称をつけておりましたものを「様」というふうに改正をいたしております。これは全市的な形で改正をいたしているものでございまして、現在に至っております。  それから12月の新聞投書でございまして、内部等で検討いたしまして、市民から収受を受ける文書──市民から受ける文書の方でございますが、これにつきましては住民票の写し等申請書、それから届出書等がございますので、これにつきまして敬称を省略する形にしたいということで今進めておりまして、なるべく早く申請書等を改正したいというふうに考えております。 82: ◯阿達孝治委員  今検討されているようでありますけれども、私もこれを読んで、そしてなるほどなというようなことを考えたんですけれども、これは阿達孝治に来た往復はがきなんですね。たまたま出した方で「様」と書かれてくるのがあるんですよね。そうすると、何だこいつと、こういうふうに、官僚ってわからないんだと思うんですね。普通は自分の方で出して戻してもらうときは「行」とか「宛」とかと書いて、私の方ですっすと直して「様」と書いてやるのが礼儀だと、私たちはそういうのを覚えているんですね。だから、役所がつくった文書では、やっぱり役所がつくって役所に出せというのに「様」というのは何だと、こういうふうに私たちのような少し昔からの人たちは思っているのかもしれないし、今はどういうような教育をしているのかわかりませんけれども、その辺は今みたいにあっさり改訂した方が私はいいんではないかと思いますので、できるだけ早くやった方がいいだろうなと思います。  それから、ついでにあっちこっち見てきたら、水道局もやっぱり「様」と書かれているんだよね。だから全市的なものだなというふうに思いますので、これはこれで全市的に取り上げて、そしてよその方もやっぱりそういうようなのは──自分の方に出させる文書に「様」と書いているというのは少しどうかと思いますので、早急に全市的に検討するようにした方がいいと思いますので……。局長、どうですか。 83: ◯市民局長  日本の文化にかかわる問題だと思いますが、この全市的な取り扱いにつきましては、総務局の方で全庁的に調査をし、改正・改善を図っていくということにいたしております。 84: ◯木村勝好委員  1点だけ、質問といいますかお願いといいますか、申し上げておきたいことがございます。  ことしの4月1日をもって、仙台市が政令市になってちょうど丸10年ということになります。恐らく4月号の市政だより等ではその特集のようなことをされるんだろうと思うんですけれども、4月15日にはいわゆる各区の区政だよりが出されると思うんですが、ぜひこれはきょう区長さん方がお見えでございますので、お願いをしておきたいんですけれども、やはり各区においても、この政令市になってから10年間でこういうような事業をした、こういうような施設ができたと、これだけのものをいろいろやってまいりましたということが、一般の区民の方にわかるような形の区政だよりにしていただきたいなというふうに思うんです。  というのは、いろいろお話を聞いていると、特に若林区がそうなのかどうかよくわかりませんけれども、いろんなものがあることを知らないんですよね。区内にこういうようなものがあるということをよく知らないんですよ。若林区に体育館をつくってくださいなんて言われて私はびっくりしたことがあるんですけれども、勤労者体育館は若林区にないと思っている人もいるみたいですし、ですからこの10年間でいろんなことをおやりになってきた、例えば若林区について言えば消防署なんかも新しくなっているわけで、こういったことを10年間でいろいろやってきて、こういうものができてきましたよと。利用していただくという、あるいは認識していただくという意味でも、そういうことをぜひ4月15日に出される区政だよりの中で特集をされるなり、そういうことを十分配慮したものにしていただきたいなというふうに思います。  せっかく若林区の区長がお見えなんで、一言だけお答えいただきたいと思います。 85: ◯若林区長  十分わかりました。 86: ◯阿達孝治委員  さっき言えばよかったんですが、吉村先生に非常に印象を悪くさせて、全国的に仙台市のマナーが悪いというようなことになってしまったものですから、ぜひ吉村先生を招いて、まじめな講演を一遍お聞きしたいなと思うんだけれども、その辺検討してみてはどうでしょうか。 87: ◯市民局長  吉村教授成人式には二度と出ないというふうにおっしゃっておりますが、機会があれば考えてみたいと、こういうふうに思います。 88: ◯副委員長  ほかにありませんか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 89: ◯副委員長  ほかになければ、これをもって協議会を閉会いたします。...