八戸市議会 2021-09-17
令和 3年 9月 決算特別委員会−09月17日-03号
令和 3年 9月
決算特別委員会−09月17日-03号令和 3年 9月
決算特別委員会
決算特別委員会記録(第3日目)
─────────────────────
令和3年9月17日(金)
────────────────────
出席委員(16名)
委員長 夏坂 修 君
副委員長 岡田 英 君
委員 山之内 悠君
〃 高橋正人 君
〃 吉田洸龍 君
〃
田名部裕美君
〃 日當正男 君
〃 上条幸哉 君
〃 田端文明 君
〃 工藤悠平 君
〃 藤川優里 君
〃 小屋敷 孝君
〃 寺地則行 君
午前10時00分 開議
○夏坂 委員長 これより
決算特別委員会を開きます。
昨日に引き続き、認定第1号の審査を行います。
令和2年度八戸市
都市計画土地区画整理事業特別会計歳入歳出決算の審査に入ります。
歳入歳出の一括説明を求めます。
◎石橋
市街地整備課長 おはようございます。
それでは、令和2年度八戸市
都市計画土地区画整理事業特別会計歳入歳出決算について御説明申し上げます。
決算書279ページの総括表をお開き願います。
歳入決算額の合計は16億1539万6692円で、
予算執行率は79.5%、
歳出決算額の合計は15億3970万1004円で、
予算執行率は75.8%でございます。
歳入歳出差引残額7569万5688円は、翌年度へ繰越しいたしました。
280ページをお開き願います。
歳入について御説明いたします。
1款1項1目
土木手数料は、仮
換地証明手数料でございます。
281ページに参りまして、2款1項1目
土地区画整理事業国庫補助金は、
八戸駅西地区に係る
社会資本整備総合交付金で、
収入未済額の5641万3000円は、
繰越明許費特定財源として、令和3年度へ繰越ししております。
282ページに参りまして、3款1項1目
土地区画整理事業保留地処分金は、
八戸駅西地区の
保留地処分金でございます。
283ページに参りまして、4款1項1目繰越金は、前年度からの繰越金で、
繰越明許費分が含まれております。
284ページに参りまして、5款1項1目雑入は、売市第二
土地区画整理事業清算金が主なものでございます。
行政代執行費用徴収金は、収入がなかったものでございます。
285ページに参りまして、6款1項1目
土地区画整理事業債は、八戸駅
西土地区画整理事業に係る市債でございます。
286ページに参りまして、7款1項1目
一般会計繰入金は、事業に充当した一般会計からの繰入金でございます。
287ページをお開き願います。
歳出について御説明いたします。
1款1項1目売市第二
土地区画整理事業費は、売市第二
土地区画整理事業の施行に要した費用で、
清算金徴収に係る事務経費が主なものでございます。
288ページに参りまして、2款1項1目八戸駅
西土地区画整理事業費は、
八戸駅西地区の施行に要した費用で、予算現額11億1645万2000円に対しまして、支出済額は6億2420万238円で、差引残額のうち4億8804万3000円は、
繰越明許費として翌年度へ繰越しいたしました。
支出済額の主なものは、職員の人件費、物件費のほか、12節委託料の
調査設計業務等委託料、289ページに参りまして、14節
工事請負費の
街路築造等工事費、21節補償補填及び賠償金の
建物移転等補償費でございます。
また、令和元年度からの
繰越明許費分は、14節
工事請負費の
街路築造等工事費、21節補償補填及び賠償金の
建物移転等補償費が主なものでございます。
290ページに参りまして、3款1項公債費は、
土地区画整理事業に係る借入金の元金及び
利子償還金でございます。
以上で説明を終わります。
○夏坂 委員長 これより質疑を行います。
御質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○夏坂 委員長 御質疑なしと認めます。
以上で令和2年度八戸市
都市計画土地区画整理事業特別会計歳入歳出決算の質疑を終わります。
令和2年度八戸市
学校給食特別会計歳入歳出決算の審査に入ります。
歳入歳出の一括説明を求めます。
◎熊谷
学校教育課長 それでは、令和2年度八戸市
学校給食特別会計歳入歳出決算について御説明申し上げます。
決算書の293ページをお開き願います。
予算額決算額総括表でございますが、
歳入決算額の合計は19億5888万3084円で、
予算執行率は97.2%、
歳出決算額は19億4257万2811円で、
予算執行率は96.4%でございます。この結果、
歳入歳出差引残額1631万273円は、翌年度へ繰越しいたしました。
次に、294ページに参りまして、歳入について御説明いたします。
第1款分担金及び負担金は、児童生徒の保護者が納入した
給食費負担金でございます。
295ページに参りまして、第2款繰入金は、
給食センターの管理運営に要する事務費及び人件費のほか、市債の償還費用を一般会計から繰入れしたものでございます。
296ページに参りまして、第3款繰越金は、前年度からの繰越金で、
繰越明許費分が含まれております。
297ページに参りまして、第4款諸収入は、
学校臨時休業対策費補助金が主なものでございます。
298ページに参りまして、第5款使用料及び手数料は、
給食センター敷地内への
自動販売機の設置に係る
建物使用料でございます。
299ページに参りまして、第6
款財産収入は、平成28年3月末をもって閉所となった旧
南郷地区給食センターの土地、建物の売払い収入でございます。
次の300ページに参りまして、歳出について御説明いたします。
1款1項1目
給食センター管理費の主なものは、
給食センター職員7人分の人件費のほか、10節需用費は、
ボイラー用重油、
天然ガス購入の燃料費、
給食調理等センター運営に伴う
光熱水費並びに施設設備の修繕料が主なものでございます。11節役務費は、電話料等の
通信運搬費、
ボイラー性能検査等の手数料が主なものでございます。12節委託料は、301ページにわたりますが、
給食廃棄物収集運搬、
空調設備保守点検、
給食センターの調理・
配送業務等に要した経費でございます。13節使用料及び賃借料は、
給食センターのOA機器等借上料など、15節原材料費は、
設備機器類の部品等の購入経費、17節
備品購入費は、二重保温食缶やスタッキングカート、
常温コンテナの更新に要した経費が主なものでございます。同じく1目
給食センター管理費のうち
繰越明許費分は、令和元年度から繰り越した
給食センター管理事業を執行したものでございます。
302ページに参りまして、2款1項1目給食費の主なものは、
学校給食用賄材料購入経費のほか、21節補償補填及び賠償金は、
学校臨時休業による給食停止に伴い、発注済みの
食材キャンセルに要した補償金でございます。
303ページに参りまして、3款1項公債費は、主に
西地区給食センター施設整備のための借入金の元金及び
利子償還金でございます。
以上で説明を終わります。
○夏坂 委員長 これより質疑を行います。
御質疑ありませんか。
◆田端 委員 学校給食のことについて、ナンバー89から92まで質問をしてまいります。
初めに、89番の
給食費滞納状況についてですけれども、こちらは市内の小中学校でどれぐらいあるのかの件数、あと、率にしてどれぐらいになるかお聞かせください。あと1点は、滞納の主な理由でつかんでいるところがあればお聞かせください。
◎熊谷
学校教育課長 それでは、田端委員の御質問にお答えいたします。
給食費の滞納状況につきまして御説明いたします。
直近3年間の滞納状況を
決算額ベースでお知らせいたしますと、平成30年度は1万7179人の児童生徒に対して、滞納者は5名、滞納率は0.015%、令和元年度は1万6701名の児童生徒に対して、滞納者は6名、滞納率は0.018%。令和2年度は1万6402名の児童生徒に対して、滞納者は4名、滞納率は0.011%となっております。この数字は全国と比較しても極めて低い滞納状態となっており、各御家庭の意識の高さが表れていると考えております。
なお、滞納の主な理由ですが、こちらでは詳しく把握はしておりませんけれども、滞納をなさっている方でも、次の月であるとか、少し遅れてもということでお支払いの御協力をいただいておるところでございます。
以上です。
◆田端 委員 給食費の徴収方法についてですけれども、公契約化しているということを聞いておりましたけれども、現在も担任の先生が現金で集めるということがやられているのか確認します。
◎熊谷
学校教育課長 お答え申し上げます。
現在も学校のほうで徴収及び振込からということも行われている学校もございます。
◆田端 委員 了解しました。
次に、90番の食器についてですけれども、こちらは、ホームページを見れば平成29年から新しい食器に更新をしているということで、それぞれ麺類やらカレーライスのときは皿を使うということです。それで、以前は温食用の食器はどの献立でも同一の食器を使っていて、特に麺類のときはあふれてしまうような、とても一般では考えられない食べ方をしていたのだということを思い出して言いましたけれども、新しい食器についての感想や評価、寄せられていることをお聞かせください。
◎梶山
西地区給食センター所長 田端委員の御質問にお答えいたします。
食器についてのお尋ねでございました。
麺類を食べる際の食器が若干小さいのではないかという御指摘と承っておりました。現在、
八戸市立小中学校の給食におきましては、3センター、
北センター、
東センター、
西センターそれぞれのセンターから管轄校に給食を出しているところでございます。それで、
センターごとに若干食器の形が変わっております。まず、
西センターでございます。こちらにつきましては、麺の際には、麺丼といいまして、大きめの食器を使って食べていただいているところでございます。そのほかの
北センター、
東センターにおきましては、専用の麺丼はございませんで、温食用のいわゆる小さめの汁わんを使っていただいて、麺を食べていただいているところでございます。
東センター、
北センターの管轄校の汁わんは麺丼はございませんので、少し小さめではございますけれども、
子どもたちからは不自由なく食べていると聞いているところでございます。
以上でございます。
◆田端 委員 私は食器のことを一番気にしていたのですけれども、今後、引き続いて不便なところは改善していただきたいという意見を申し上げます。
次に、
給食センターの見学者についてですけれども、私は現場を見るというのはとても意義深いものだと思ってまいりました。それで、年間の見学者数はそれぞれ
給食センターで何校、また、人数はどれぐらいあるのかお聞かせください。
◎梶山
西地区給食センター所長 田端委員の御質問にお答えいたします。
給食センターの見学者についてのお尋ねと承っております。
給食センターにおきましては、従来の給食の提供機能のみならず、近年高まっております食育に対する力を入れていくというところを踏まえまして、平成29年度から稼働いたしております
西センターにおきましては、建物の2階に見学通路を設けまして、例えば、調理の作業中の様子でございますとか、そういったのを実際に見学することができます。また、食育に関するコーナーを設けておりまして、実際に来ていただいた方が触ったり、体験したりということもできるコーナーを設けているところでございます。そういったところから、
給食センターの見学におきましては、現在、
西センターを中心に受入れを行って対応しているところでございます。
見学者の数でございますけれども、昨年度、令和2年度でございますけれども、
西センターにおきまして9団体187名の方の見学を受け入れておるところでございます。これに加えまして、令和2年度に関しましては、
東給食センターでも1団体12名の方を受け入れているところでございます。
以上でございます。
◆田端 委員 分かりました。私はこのセンターの見学について質問をしたいと思ったのは、一つ動機があって取り上げました。私は以前、自校方式でやっていた学校で勤務しておりましたので、このときの経験が今でも深く印象に残っています。それで、仕事していて一番関心を持ったのは残菜の量でした。それで、学年または
クラスごとに見学してもらったときがありますけれども、この見学を機会に残菜の量が大幅に減ったということがありました。私も信じられないほどでしたけれども、残菜がゼロということもあって、そのときは本当に驚いたものでしたので、これからも食育の一環として位置づけて、学校の年間の行事としてやってもいいのではないかと思っていますので、そういうことで取り組んでいただきたいと意見を申し上げます。
次に、92番の給食費の無料化について、これまで何度か質問でも取り上げてきました。陳情でも出されておりましたけれども、現在のところ検討していることがあればお聞かせください。
◎熊谷
学校教育課長 では、田端委員にお答え申し上げます。
学校給食に要する経費の負担につきましては、
学校給食法等関連法令の規定によって、
施設設備費及び職員の人件費は学校の設置者の負担、光熱水費については学校の設置者の負担とすることが望ましい、それ以外の経費については保護者の負担とすると定められており、当市におきましてもそれに基づいて取扱いを行っております。現在は、保護者の収入や世帯の状況、要保護であったり、準要保護に応じた無償化の対応をさせていただいておりますけれども、全面的な無償化ということになりますと、これまでの御答弁で申し上げているとおり、新たな財政負担が生じることであったり、あるいは
助成対象者の
審査事務等の増加も見込まれることから、実現可能な方法について、引き続き国や県の動向を踏まえながら研究してまいりたいと思っておりました。
以上です。
◆田端 委員 意見を申し上げてまいります。
学説では、12歳までに食習慣が形づくられると言われております。これをもって食育ということになるかと思っておりますけれども、
学校給食法でも学校給食は教育の一環と言われてきているのはもちろんのことですけれども、また、国の法律では、義務教育は無償とするということで、これは国が責任を持ってやらなければならないのは当然のことです。しかし、私は八戸で完全給食が始まったのは昭和44年からだと記憶しておりますけれども、国は一向にやらないで来ているのです。それで、近年、
少子化対策やら、
子育て支援という意味もあって、全国各地で
完全無償化、または一部無償化に踏み出す自治体が増えてきております。県内では、
完全無償化をやっているところが8自治体、何らかの補助も含めてやっているところが13自治体で、合計で21の自治体まで広がってきております。これは県内の自治体の半数を超えたと思って見ていました。
それで、当市としても、保育料は2人目から半額、3人目からは無料ということになっていますけれども、形態は様々あると思います。2人目から始めるか、また、3人目から無料にするとか、過去の質問では、全てを無料化するとなれば10億円以上の経費がかかるということでしたので、これは大きな決断をしなければならないことだと思っておりますけれども、まずは、私は無償化に対して踏み出すことだと思っております。
それで、
先ほど滞納のことで質問をしましたけれども、全国的に比べても非常に低いということで、来月に繰り越してでも払いますということで、これは経済的にとても困窮しているようなことが背景にあるのではないかと推測しておりますので、無償化に向けて様々な検討、工夫も重ねて踏み出していただきたいという意見を申し上げて終わります。
○夏坂 委員長 以上で事前通告による質疑を終わります。
ほかに御質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○夏坂 委員長 御質疑なしと認めます。
以上で令和2年度八戸市
学校給食特別会計歳入歳出決算の質疑を終わります。
令和2年度八戸市
公共用地取得事業特別会計歳入歳出決算の審査に入ります。
歳入歳出の一括説明を求めます。
◎豊川
都市整備部次長兼
都市政策課長 それでは、令和2年度八戸市
公共用地取得事業特別会計歳入歳出決算について御説明申し上げます。
決算書306ページの総括表をお開き願います。
歳入決算額の合計、並びに
歳出決算額の合計はゼロ円、
予算執行率はともにゼロ%でございます。
公共用地取得等の事業実施はございませんでしたので、
歳入歳出ともございませんでした。
以上で説明を終わります。
○夏坂 委員長 これより質疑を行います。
御質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○夏坂 委員長 御質疑なしと認めます。
以上で令和2年度八戸市
公共用地取得事業特別会計歳入歳出決算の質疑を終わります。
令和2年度八戸市
駐車場特別会計歳入歳出決算の審査に入ります。
歳入歳出の一括説明を求めます。
◎豊川
都市整備部次長兼
都市政策課長 それでは、令和2年度八戸市
駐車場特別会計歳入歳出決算について御説明申し上げます。
決算書311ページの総括表をお開き願います。
歳入の決算額の合計は9103万8201円、
予算執行率120.9%、歳出の決算額の合計は7477万257円、
予算執行率99.3%で、
歳入歳出差引残額1626万7944円は、翌年度に繰越しいたしました。
312ページをお開き願います。歳入について御説明申し上げます。
1款1項1目
駐車場使用料は、
中央駐車場、八戸駅
西口駐車場及び八戸駅
東口駐車場の使用料でございます。
313ページに参りまして、2款1項1目繰越金は、前年度からの繰越金でございます。
314ページをお開き願います。歳出について御説明申し上げます。
1款1項1目
中央駐車場管理費は、
中央駐車場の管理運営に要した費用で、12節委託料の
指定管理料が主なものでございます。
2目
八戸駅東西口駐車場管理費は、八戸駅
東口広場駐車場及び八戸駅
西口広場駐車場の管理運営に要した費用で、12節委託料の
指定管理料が主なものでございます。
315ページに参りまして、2款1項公債費は、
中央駐車場改築事業等に係る借入金の元金及び
利子償還金でございます。
316ページに参りまして、3款1項繰出金は、一般会計への繰出金でございます。
以上で説明を終わります。
○夏坂 委員長 これより質疑を行います。
御質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○夏坂 委員長 御質疑なしと認めます。
以上で令和2年度八戸市
駐車場特別会計歳入歳出決算の質疑を終わります。
令和2年度八戸市
中央卸売市場特別会計歳入歳出決算の審査に入ります。
歳入歳出の一括説明を求めます。
◎根岸
中央卸売市場次長 それでは、令和2年度八戸市
中央卸売市場特別会計歳入歳出決算について御説明申し上げます。
決算書の319ページをお開き願います。
予算額決算額総括表でございますが、歳入の
決算額合計は2億4656万6017円で、
予算執行率は98.1%でございます。
次に参りまして、歳出の
決算額合計は2億3793万6333円で、
予算執行率は94.7%でございます。
歳入歳出差引残額862万9684円は翌年度へ繰越しいたしました。
320ページをお開き願います。歳入について御説明申し上げます。
第1款使用料及び手数料は、卸売業者等からの市場使用料、附属施設使用料が主なものでございます。
321ページに参りまして、第2
款財産収入は、
自動販売機の設置に係る土地及び建物貸付収入でございます。
322ページに参りまして、第3款繰越金は、前年度繰越金でございます。
323ページに参りまして、第4款諸収入は、市場施設使用者からの電気水道使用料等の経費負担分の収入が主なものでございます。
324ページに参りまして、第5款市債は、市場施設改修等のための市場整備事業に充当したものでございます。
325ページをお開き願います。
歳出について御説明申し上げます。
第1款総務費のうち、1項1目一般管理費は、326ページにわたりますが、市場運営、施設運営に係る市場長以下9名分の人件費及び管理費でございます。このうち10節は、光熱水費や施設の修繕等に要した経費が主なものでございます。12節は、市場施設維持管理に係る委託料で、清掃業務、廃棄物運搬業務、施設警備業務などの委託が主なものでございます。
326ページに参りまして、14節は、市場施設改修の工事費でございます。18節は、全国中央卸売市場協会等の負担金が主なものでございます。26節は、市場使用料及び諸収入に賦課される消費税が主なものでございます。
次の2目運営協議会費は、市場運営協議会委員報酬等、その運営に要した経費でございます。
327ページをお開き願います。
第2款公債費は、市場整備事業費借入の元金及び利子の償還金でございます。
328ページをお開き願います。
第3款繰出金は、一般会計へ繰り出ししたものでございます。
以上で説明を終わります。
○夏坂 委員長 これより質疑を行います。
御質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○夏坂 委員長 御質疑なしと認めます。
以上で令和2年度八戸市
中央卸売市場特別会計歳入歳出決算の質疑を終わります。
令和2年度八戸市霊園特別会計
歳入歳出決算の審査に入ります。
歳入歳出の一括説明を求めます。
◎大坪
市民防災部次長兼市民課長 それでは、令和2年度八戸市霊園特別会計
歳入歳出決算について御説明申し上げます。
決算書の331ページをお開き願います。
予算額決算額総括表でございますが、
歳入決算額の合計は5771万612円で、
予算執行率は101.7%でございます。
歳出決算額の合計は5563万508円で、
予算執行率は98.0%で、
歳入歳出の差引残額208万104円は翌年度へ繰越ししたものでございます。
次に、
歳入歳出決算の概要を御説明申し上げます。
332ページをお開き願います。
歳入でございますが、第1款使用料及び手数料は、返還されました墓地を新たに使用許可した59件の永代使用料及び年間の維持管理料が主なものでございます。
333ページをお開き願います。
第2款繰入金は、霊園の管理運営に要する経費につきまして、一般会計から繰入れしたものでございます。
334ページをお開き願います。
第3款繰越金は、前年度会計からの繰越金でございます。
335ページをお開き願います。
第4款諸収入は、地方公務員災害補償基金還付金でございます。
336ページをお開き願います。
第5款市債は、霊園整備事業債でございます。
337ページをお開き願います。
歳出について御説明申し上げます。
1款1項1目霊園管理費は、東霊園、西霊園及び南郷中央霊園の市営霊園の管理運営に関わる経費で、職員1人分の人件費のほか、新しい形の墓地整備工事設計業務委託料、市営霊園の
指定管理料などの運営費が主なものでございます。
338ページをお開き願います。
2款1項公債費は、東霊園等の施設整備のために借入れした借入金の元金とその利子を償還したものでございます。
以上で説明を終わります。
○夏坂 委員長 これより質疑を行います。
御質疑ありませんか。
◆高橋〔正〕 委員 私からは、93番、霊園の施設整備についてお伺いいたします。
まず、東霊園のトイレにつきまして御質問いたします。これは、以前、高山議員からも御質問があったかと思いますけれども、まず、東霊園は管理棟のほかに5か所トイレを設置されていると思いますが、このトイレの今の現状についてお伺いいたします。
◎大坪
市民防災部次長兼市民課長 東霊園ですけれども、現在、屋外5か所、それから屋内1か所の全部で6か所のトイレを設置してございます。そのうち、屋外1か所は老朽化のため使用禁止としておりまして、さらに、本年7月26日から屋外の2か所を閉鎖してございます。これにつきましては、屋内トイレ1か所の管理事務所に隣接しているトイレにつきましては、平成18年に水洗化いたしまして、洋式トイレと、それから多目的トイレに改修しているのですけれども、そのほかの閉鎖しているところも含めて、屋外5か所のトイレにつきましては、昭和40年代、あるいは昭和50年代に造ったもので、全てが和式くみ取り式で、設置年数が40年以上経過していまして、腐食などの老朽化が見られることから、その3か所については現在使用を禁止、あるいは閉鎖しているものでございます。
以上です。
◆高橋〔正〕 委員 ありがとうございます。その上で、これまでにこのトイレに関する問合せとか、相談とかがもしあればお伺いをしたいと思います。お願いします。
◎大坪
市民防災部次長兼市民課長 一応、何年か前になるのですが、アンケートなども取りまして言われているのは、トイレの水洗化、それから洋式化などの設備の充実を望む声、もう一つが、屋外トイレに関してだと思うのですけれども、臭いの苦情などがございます。
以上です。
◆高橋〔正〕 委員 ありがとうございます。これまでにこのトイレの老朽化に伴う、例えば解体であるとか改修であるとか、こういったことを御検討いただいてきているかと思うのですけれども、もし分かればでよろしいのですが、トイレの改修にかかる費用を試算したことがもしあれば、その費用がどれくらいなのか教えていただきたいと思います。
◎大坪
市民防災部次長兼市民課長 改修はケース・バイ・ケースになると思うのですけれども、建て替えとなると数千万円規模ということで、トイレの規模にもよるのですけれども、例えば、男子トイレで小便器が2つ、個室が1つ、それから女子トイレで個室が2つ、あと多目的トイレ、こういったものにプラス洗面所がつくようなイメージの延べ面積40平米ぐらいのトイレで大体5000万円から7000万円ぐらいという概算で出しております。あと、単に解体のトイレでもちょっと古いトイレは建具などにアスベストが含有されている可能性もあるということで、その関係で見ると、解体でも大体400万円ぐらいかかるという検討はしております。
以上です。
◆高橋〔正〕 委員 ありがとうございます。これまでの相談等々、やはりトイレの設置を望む声であったり、充実を望む声であったり、また一方で、臭いなどのいわゆる苦情に近いような問合せもあったかと思います。さらに、この費用の部分についても、全て改修とすれば億単位になるのだろうと思いますし、また、解体にあっても恐らく数千万円に上るのだろうということでありますので、こうしたことを踏まえた上で十分に御検討していただいて、利用される方に寄り添う方向性で慎重に御検討いただければと思いますので、どうぞよろしくお願いを申し上げます。
この質問は以上です。
次に、西霊園のゲートについて、もう一点お伺いいたします。
西霊園のゲートは車道側と歩道側と2つあるわけでございますが、それぞれのゲートの幅が何メートルぐらいあるのか、もし今分かれば教えていただきたいのですが、お願いします。
◎大坪
市民防災部次長兼市民課長 西霊園の出入口なのですけれども、これは車路、それから歩道の部分それぞれに門の扉がついてございまして、夜間の閉園時には閉門しております。西霊園の出入口はこの1か所のみでございまして、車路と歩道の間に門扉の支柱となる門柱が立っております。通常といいますか、霊園内側から見ると、車路の部分の幅員は6メートル、それから歩道につきましては4メートルございます。ただ、ちょうど通り抜ける門柱のある門扉の部分については支柱、それから車道と歩道にある門柱の幅の関係で、車路の部分は約4.8メートルとなっております。
以上です。
◆高橋〔正〕 委員 ありがとうございます。この西霊園のゲートについてでありますけれども、霊園に入る車、あと、霊園から出てくる車が、このゲートの幅が狭いということで双方がすれ違うことができないということで、どちらか一方が譲り合うという形になるということで、それに伴って、霊園の前の一般道に車が並ぶような状況があると聞いております。霊園の前の一般道というのは、見通しもそれほどいいとは言えないわけでありまして、ゲートのところは車のスピードは出るわけではないので、事故等はあまりないのだろうと思いますけれども、ただ、近隣の方とか、あそこの一般道を利用される方に多少なりとも迷惑がかかっていることもやはり考えられるので、そういったことを解消していく上でも、このゲートの幅を拡幅するような形で改善していただければと思っております。
私も、実際に車がすれ違うことができるのかどうか、現地を見てきたのですけれども、4.8メートルということでやはり無理だろうと。少なくとも5.5メートルから6メートルぐらいはやはり必要だと考えておりましたので、このゲートの拡幅についてのお考えをお聞かせ願いたいと思います。
◎大坪
市民防災部次長兼市民課長 今、委員からお話がございましたけれども、混み合う時期といいますか、お盆とかのときにうちのほうでも見に行ったときに、やはり交互に譲り合っているような状態になってございます。ただ、その中でも混み合う時間帯なども結構限られてはいるのかと思いながら見ていたのですけれども、確かに霊園の中だけで見ると、スピードも出さないし、事故の危険もあまりないかと感じていたのですけれども、出入口がすれ違えるように拡幅するとなると、門柱の撤去ですとか門扉の新設、それから、車路と歩道の幅の見直しといいますか、バランスの見直しということになるので、それぞれの路面の改修などで、相当程度、どれぐらいかかるかは分からないですが、それなりに多額の費用が見込まれるかと思います。そういったところを踏まえながらも、利用者の方の安全性の確保ですとか、それから利便性向上の観点から、どのような方法があるのかというところは、これから研究してまいりたいと思います。
以上です。
◆高橋〔正〕 委員 ありがとうございます。ぜひよろしくお願いいたします。
私からは以上でございます。
○夏坂 委員長 以上で事前通告による質疑を終わります。
ほかに御質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○夏坂 委員長 御質疑なしと認めます。
以上で令和2年度八戸市霊園特別会計
歳入歳出決算の質疑を終わります。
令和2年度八戸市介護保険特別会計
歳入歳出決算の審査に入ります。
歳入歳出の一括説明を求めます。
◎岩崎
介護保険課長 それでは、令和2年度八戸市介護保険特別会計
歳入歳出決算について御説明を申し上げます。
決算書の341ページを御覧願います。
予算額決算額総括表でございますが、
歳入決算額の合計は221億8477万2204円で、
予算執行率は99.9%でございます。
歳出決算額の合計は216億3028万505円で、
予算執行率は97.4%であり、
歳入歳出差引残額5億5449万1699円は、翌年度へ繰り越したものでございます。
342ページを御覧願います。
歳入について御説明を申し上げます。
第1款保険料は、65歳以上の第1号被保険者の保険料で、収入済額は47億4324万3320円、還付未済額及び滞納繰越分を除いた現年度分の収納率は99.13%となっております。
343ページに参りまして、第2款使用料及び手数料は、保険料に係る督促手数料でございます。
344ページに参りまして、第3款国庫支出金のうち、1項1目介護給付費負担金は、保険給付費に対する一定割合の国庫負担金、2項1目調整交付金は、市町村間の保険料基準額の格差を是正するための普通調整交付金でございます。
2項2目地域支援事業交付金は、地域支援事業に対する一定割合の国庫補助金、2項3目保険者機能強化推進交付金は、高齢者の自立支援、重度化防止等に向けた取組を支援する交付金、2項4目介護保険システム改修事業費補助金は、介護保険制度改正に伴うシステム改修に対して交付される補助金、2項6目介護保険保険者努力支援交付金は、高齢者の介護予防、健康づくり等に向けた取組を支援する交付金、2項7目介護保険災害等臨時特例補助金は、新型コロナウイルス感染症の影響による第1号保険料の減免措置に対して交付される補助金でございます。
345ページに参りまして、第4款支払基金交付金のうち、1項1目介護給付費交付金は、保険給付費に対する第2号被保険者の負担分、1項2目地域支援事業支援交付金は、介護予防・日常生活支援総合事業に対する第2号被保険者の負担分であり、社会保険診療報酬支払基金からの交付金でございます。
346ページに参りまして、第5款県支出金のうち、1項1目介護給付費負担金は、保険給付費に対する県負担金、2項1目地域支援事業交付金は、地域支援事業に対する県補助金でございます。
347ページに参りまして、第6
款財産収入は、介護保険特別会計財政調整基金から生じた利息収入でございます。
348ページに参りまして、第7款繰入金は、介護給付費のほか、事務費等に係る一般会計からの繰入金でございます。
349ページに参りまして、第8款繰越金は、前年度からの繰越金でございます。
350ページに参りまして、第9款諸収入は、保険料に係る延滞金、交通事故による第三者行為に係る納付金、社会保険料等徴収金、介護給付費等返還金等でございます。
351ページを御覧願います。
歳出について御説明申し上げます。
第1款総務費の1項1目一般管理費は、職員24人分の人件費及び物件費が主なものでございます。
352ページに参りまして、1項2目計画等策定委員会経費は、八戸市健康福祉審議会介護・高齢福祉専門分科会委員16人分の委員報酬及び運営に係る経費が主なものでございます。
2項1目賦課徴収費は、保険料賦課徴収に係る物件費、3項1目認定調査費は、介護支援専門員9人分の報酬のほか、353ページにわたりますが、主治医意見書作成手数料、要介護認定訪問調査委託料が主なものでございます。
3項2目介護認定審査会費は、八戸地域広域市町村圏事務組合が行っている介護認定審査会に係る負担金でございます。
354ページに参りまして、第2款保険給付費は、要介護及び要支援認定者が受けたサービスに係る給付費で、1項介護サービス等諸費は、要介護者に係るそれぞれの給付に要した費用、2項介護予防サービス等諸費は、要支援認定者へのサービス提供に係る費用でございます。
355ページに参りまして、3項1目審査支払手数料は、国民健康保険団体連合会に対する審査支払いに係る手数料でございます。
4項高額介護サービス等費は、1か月の利用者負担が一定上限額を超えた場合、5項高額医療合算介護サービス等費は、介護保険と医療保険の1年間の利用者負担が一定上限額を超えた場合について、それぞれ超えた額を支給したものでございます。
6項特定入所者介護サービス等費は、356ページにわたりますが、食費、居住費の自己負担分について、所得に応じた負担限度額と基準費用との差額分を保険給付したものでございます。
357ページに参りまして、第3款地域支援事業費は、要支援、要介護状態になる前からの予防を推進し、地域で自立した日常生活を送ることを目的として、介護予防・日常生活支援総合事業、包括的支援事業等を行うものでございます。
1項1目介護予防・生活支援サービス事業費は、運動機能向上事業委託料のほか、総合事業対象者の訪問型サービス及び通所型サービスの事業費が主なものでございます。
1項2目介護予防ケアマネジメント事業費は、介護相談指導員等3人分及び介護予防センター職員2人分の人件費のほか、358ページに参りまして、介護予防ケアマネジメント業務委託料及び高齢者支援センターで実施する介護予防ケアマネジメント業務の事業費が主なものでございます。
2項1目一般介護予防事業費は、359ページにわたりますが、生きがいと健康づくり推進事業委託料及び地域包括支援センター運営業務委託料が主なものでございます。
3項1目包括的支援事業費は、360ページにわたりますが、地域包括支援センター職員8人分の人件費のほか、地域包括支援センター運営業務委託料が主なものでございます。
3項2目任意事業費は、介護保険事業運営総合支援システム保守委託料のほか、介護用品助成費が主なものでございます。
4項1目審査支払手数料は、総合事業における国民健康保険団体連合会に対する審査支払いに係る手数料でございます。
4項2目高額介護予防サービス費相当事業費は、総合事業における1か月の利用者負担が一定上限額を超えた場合、4項3目高額医療合算介護予防サービス費相当事業費は、361ページにわたりますが、総合事業における介護保険と医療保険の1年間の利用者負担が一定上限額を超えた場合について、それぞれ超えた額を支給したものでございます。
362ページに参りまして、第4款基金積立金は、後年度の財源調整を図るため、剰余金である前年度繰越金の残額等を介護保険特別会計財政調整基金に積み立てたものでございます。
363ページに参りまして、第5款諸支出金のうち、1項1目第1号被保険者保険料還付金は、被保険者の死亡等の理由による保険料の還付金、1項2目償還金は、国県等への介護給付費負担金及び地域支援事業交付金の返還金でございます。
以上で説明を終わります。
○夏坂 委員長 これより質疑を行います。
御質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○夏坂 委員長 御質疑なしと認めます。
以上で、令和2年度八戸市介護保険特別会計
歳入歳出決算の質疑を終わります。
令和2年度八戸市国民健康保険南郷診療所特別会計
歳入歳出決算の審査に入ります。
歳入歳出の一括説明を求めます。
◎寺沢
南郷事務所副所長 それでは、令和2年度八戸市国民健康保険南郷診療所特別会計
歳入歳出決算について御説明申し上げます。
決算書の366ページをお開き願います。
予算額決算額総括表についてですが、
歳入決算額の合計は1億9721万393円で、
予算執行率は109.1%でございます。
歳出決算額の合計は1億6954万5983円で、
予算執行率は93.8%でございます。その結果、
歳入歳出差引残額2766万4410円は、翌年度へ繰越しいたしました。
367ページをお開き願います。
歳入について御説明申し上げます。
第1款診療収入は、内科及び歯科の外来診療収入や健康診断等の諸検査等収入でございます。
368ページに参りまして、第2款使用料及び手数料は、診断書等の文書証明手数料でございます。
369ページに参りまして、第3款繰入金は、一般会計からの繰入金でございます。
370ページに参りまして、第4款繰越金は、前年度からの繰越金でございます。
371ページに参りまして、第5款諸収入は、各種予防接種や健康診断等の受託事業収入、予防接種の個人負担金収入及び歯ブラシ等の物品販売収入が主なものでございます。
372ページに参りまして、第6款市債は、診療所の医事業務委託に係る南郷診療所整備事業債でございます。
373ページに参りまして、第7款県支出金は、新型コロナウイルス感染症に係る医療従事者等への慰労金及び感染拡大防止対策に要する費用への補助金でございます。
374ページに参りまして、第8款国庫支出金は、インフルエンザ流行期における発熱患者の外来診療・検査体制確保事業に係る補助金でございます。
375ページをお開き願います。
歳出について御説明申し上げます。
第1款総務費は376ページにわたりますが、1項1目一般管理費は、会計年度任用職員を含めた職員12人分の人件費のほか、施設管理に要する物件費が主なものでございます。
377ページに参りまして、第2款医業費でございますが、1項1目医療用機械器具費は、13節の医療事務OA機器及び在宅酸素ボンベ等の借上料、17節の歯科用X線画像システム購入費が主なものでございます。
1項2目医療用消耗器材費は、内科及び歯科の医療用消耗器材購入費及び医科諸検査等委託料、歯科義歯技工委託料でございます。
1項3目医療用衛生材料費は、医薬品や注射液等の医薬材料の購入費でございます。
378ページに参りまして、第3款公債費は、医療機器購入等に係る起債の元利償還金でございます。
以上で説明を終わります。
○夏坂 委員長 これより質疑を行います。
御質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○夏坂 委員長 御質疑なしと認めます。
以上で令和2年度八戸市国民健康保険南郷診療所特別会計
歳入歳出決算の質疑を終了いたします。
この際、暫時休憩いたします。
午前11時00分 休憩
────────────────────
午前11時05分 再開
○夏坂 委員長 休憩前に引き続き、会議を開きます。
令和2年度八戸市後期高齢者医療特別会計
歳入歳出決算の審査に入ります。
歳入歳出の一括説明を求めます。
◎夏坂
市民防災部次長兼
国保年金課長 それでは、令和2年度八戸市後期高齢者医療特別会計
歳入歳出決算につきまして御説明申し上げます。
決算書の381ページをお開き願います。
予算額決算額総括表でございますが、左側の
歳入決算額の合計は29億106万5236円で、
予算執行率は101.8%、右側の
歳出決算額の合計は28億4073万9712円で、
予算執行率は99.7%でございます。この結果、
歳入歳出差引残額6032万5524円は、翌年度へ繰越ししたものでございます。
次の382ページに参りまして、歳入について御説明申し上げます。
第1款後期高齢者医療保険料でございますが、収入済額は19億8461万2480円で、還付未済額を除いた現年度分の収納率は99.5%でございます。
次の383ページに参りまして、第2款使用料及び手数料は、保険料の督促手数料でございます。
次の384ページに参りまして、第3款繰入金は、事務費及び保険基盤安定制度に基づく保険料軽減相当分を一般会計から繰入れしたものでございます。
次の385ページに参りまして、第4款繰越金は、前年度からの繰越金でございます。
次の386ページに参りまして、第5款諸収入は、保険料還付金などに対する広域連合からの受入れ分及び制度の周知広報などに係る特別対策補助金が主なものでございます。
次の387ページに参りまして、第6款国庫支出金は、税制改正に伴うシステム改修に対する円滑運営事業費補助金でございます。
次の388ページに参りまして、歳出について御説明申し上げます。
第1款総務費でございますが、1項1目一般管理費は、職員7人分の人件費、物件費、2項1目徴収費は、次の389ページにわたりますが、保険料徴収に係る物件費のほか、12節のシステム機器保守点検委託料が主なものでございます。
次の390ページに参りまして、第2款後期高齢者医療広域連合納付金は、保険料及び事務費負担金でございます。
次の391ページに参りまして、第3款諸支出金は、保険料の過誤納金還付金でございます。
説明は以上でございます。
○夏坂 委員長 これより質疑を行います。
御質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○夏坂 委員長 御質疑なしと認めます。
以上で令和2年度八戸市後期高齢者医療特別会計
歳入歳出決算の質疑を終わります。
令和2年度八戸市母子父子寡婦福祉資金貸付事業特別会計
歳入歳出決算の審査に入ります。
歳入歳出の一括説明を求めます。
◎三浦
健康部次長兼
こども家庭相談室長 それでは、御説明を申し上げます。
本貸付事業につきましては、国と地方公共団体が母子家庭等の福祉を増進する責務を有すると定めました母子及び父子並びに寡婦福祉法に基づいて、全ての都道府県、政令市、中核市で実施されている制度であります。当市では、中核市への移行に伴い、青森県から本貸付事業が移管されておりまして、ひとり親世帯の経済的自立の支援と生活意欲の向上、扶養児童の福祉増進に努めているところであります。
それでは、決算書の394ページをお開き願います。
予算額決算額総括表について、
歳入決算額の合計は1億4226万2567円で、
予算執行率は98.2%でございます。
右の表に参りまして、
歳出決算額の合計は4303万6400円で
予算執行率は29.7%です。これは、令和元年10月から始まった幼児教育・保育の無償化をはじめ、令和2年度から始まりました大学等における修学の支援に関する法律に基づく新たな制度によりまして、公的な支援が拡充されたことなどに伴い、当初の見込みより貸付制度の利用が大幅に少なくなったものと考えられるもので、
歳入歳出差引残額の9922万6167円は、翌年度へ繰り越したものです。
395ページをお開き願います。
歳入について説明いたします。
第1款繰入金は、本貸付制度の運用に必要となる事務費として、一般会計から繰り入れたものでございます。
396ページをお開き願います。
第2款繰越金は、前年度からの繰越金でございます。
397ページへ参りまして、第3款諸収入のうち、1項1目の貸付金元利収入は、母子福祉資金等の貸付金のうち、返済された償還金の合計額でございます。
398ページへ参りまして、歳出について説明いたします。
第1款総務費は、1項1目運用事務費といたしまして、13節の貸付システムに係るOA機器借上料など、貸付けに伴う運用事務費でございます。
399ページに参りまして、第2款母子父子寡婦福祉資金貸付費は、昨年度に貸付けを行った貸付金で、母子世帯向けが主な貸付先となっております。
以上で説明を終わります。
○夏坂 委員長 これより質疑を行います。
御質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○夏坂 委員長 御質疑なしと認めます。
以上で令和2年度八戸市母子父子寡婦福祉資金貸付事業特別会計
歳入歳出決算の質疑を終わります。
令和2年度八戸市産業団地造成事業特別会計予算
歳入歳出決算の審査に入ります。
歳入歳出の一括説明を求めます。
◎小笠原
商工労働観光部次長兼
産業労政課長 それでは、令和2年度八戸市産業団地造成事業特別会計
歳入歳出決算について御説明申し上げます。
決算書の404ページをお開き願います。
ページ左側、
歳入決算額の合計は3億4648万7544円で、
予算執行率は51.0%、ページ右側に参りまして、
歳出決算額の合計は3億4598万7378円で、
予算執行率は50.9%でございます。
歳入歳出差引残額50万166円は翌年度へ繰越しいたしました。
405ページをお開き願います。
歳入について御説明申し上げます。
1款1項1目産業団地整備事業債は、産業団地の整備に伴う起債でございます。
406ページをお開き願います。
2款1項1目
一般会計繰入金は、産業団地整備に係る公債費等に充てるため、一般会計から繰り入れたものでございます。
407ページをお開き願います。
3款1項1目繰越金は、前年度からの繰越金でございます。
408ページをお開き願います。
歳出について御説明申し上げます。
1款1項1目産業団地整備事業費は、14節の造成工事費、16節の用地購入費、21節の補償金が主なもので、予算現額5億8540万円に対しまして、支出済額は2億7184万592円で、差引残額のうち3億874万6000円は
繰越明許費として翌年度へ繰越しいたしました。また、令和元年度からの
繰越明許費分は、16節の用地購入費、21節の補償金が主なものでございます。
409ページに参りまして、2款1項2目利子は、産業団地整備事業に係る借入金の
利子償還金でございます。
以上で説明を終わります。
○夏坂 委員長 これより質疑を行います。
御質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○夏坂 委員長 御質疑なしと認めます。
以上で令和2年度八戸市産業団地造成事業特別会計予算
歳入歳出決算の質疑を終わります。
これをもって令和2年度八戸市各特別会計
歳入歳出決算の質疑を終わります。
以上で認定第1号令和2年度八戸市一般会計及び各特別会計決算の認定についてに対する質疑は全部終了いたしました。
これより認定第2号令和2年度八戸市公営企業会計決算の認定についての審査に入ります。
これより令和2年度八戸市自動車運送事業会計決算の審査に入ります。
理事者から説明を求めます。
◎佐藤 交通部長 令和2年度八戸市自動車運送事業会計決算の審査に当たりまして、決算の概要を御説明申し上げます。
市営バスは、市民生活を支える重要な公共交通機関として、安全、安心、そして、快適な輸送サービスの提供に努めております。令和2年度は、人口減少や新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて、運送収益が大きく減少するなど、厳しい経営状況となりましたが、前年度に引き続き資金不足比率ゼロ%を達成することができました。今後も、さらなる経営の合理化と利便性の向上を図り、持続可能な経営体質を維持できるよう努めてまいりますので、よろしくお願い申し上げます。
それでは、決算の概要につきまして御説明申し上げます。
お手元に配付しております資料1−1、令和2年度八戸市自動車運送事業会計決算の概要を御覧ください。
まず、下側の表、事業収支(税抜)にあります事業収益の(1)営業収益の運送収益についてでございます。決算額は9億3322万2051円で、前年度比10.6%の減となっております。これに運送雑収益、営業外収益を加えました事業収益は決算額14億4444万8482円で、前年度比3.7%の減となりました。
次に、事業費の(1)営業費用は決算額16億6785万2828円で、前年度と比較して3.9%増加しております。これに営業外費用を加えました事業費は決算額16億8217万6119円で、前年度比4.1%の増加となりました。この結果、令和2年度は2億3772万7637円の純損失となりました。
なお、令和2年度は、中型ノンステップバスを新車で12両、大型ノンステップバスを中古車で7両購入しております。
以上が令和2年度決算の概要でございますが、詳細につきましては、田中
交通部次長兼
運輸管理課長に説明をさせますので、よろしく御審議賜りますようお願い申し上げまして、概要の説明を終わります。
◎田中
交通部次長兼
運輸管理課長 それでは、認定第2号令和2年度八戸市自動車運送事業会計の決算につきまして御説明申し上げます。
決算書の自動車運送事業部分の5ページを御覧願います。
まず、決算報告書につきまして御説明いたします。
決算報告書は、消費税込みの予算額及び決算額となっており、備考欄に消費税額を内書きしてございます。(1)収益的収入及び支出のうち、収入でございますが、第1款事業収益の決算額は15億208万3140円、予算額に対しまして71万1140円の増となりました。
事業収益の内訳でございますが、第1項の営業収益は、乗合収入のほか広告料などの運送雑収益で、決算額は10億688万4639円でございます。
第2項の営業外収益は、一般会計からの補助金などで、決算額は4億9519万8501円でございます。
次に、支出でございます。
第1款事業費の決算額は17億932万477円、不用額は1億842万1523円となり、執行率は94%でございます。
事業費の内訳でございますが、第1項の営業費用は、人件費、物件費、減価償却費が主なもので、決算額は16億9499万7186円でございます。
第2項の営業外費用は、支払利息や納付消費税が主なもので、決算額は1432万3291円でございます。
以上が収益的収入及び支出の概要でございますが、詳細につきましては、後ほど8ページの損益計算書のほうで説明いたします。
次に、6ページを御覧いただきたいと思います。
(2)資本的収入及び支出について説明申し上げます。
まず、収入でございますが、第1款資本的収入の決算額は3億3535万9862円で、予算額に対しまして3億4672万1138円の減となりました。内訳でございますが、第1項の企業債は、新車及び中古乗合バスの購入に伴う起債で、決算額は2億6460万円でございます。
第2項の出資金は、新車乗合バス購入のための一般会計からの出資金で、決算額は2027万4262円でございます。
第3項の補助金は、新車乗合バス及び運賃表示器購入のための市補助金でございまして、決算額は5048万5600円でございます。
次に、支出でございます。
第1款資本的支出の決算額は4億2684万4436円、繰越額は3億4720万7000円、不用額は677万2564円となり、執行率は54.7%でございます。
内訳でございますが、第1項の建設改良費は、新車乗合バス12両、中古乗合バス7両等の購入などに要した費用で、決算額は3億3074万1400円、繰越額は3億4720万7000円でございます。
第2項の企業債償還金は、償還金のうち元金の償還分で、決算額は9543万6706円でございます。
第3項の投資は、バス車両購入に係る自動車リサイクル料金で、決算額は66万6330円でございます。
以上が資本的収入及び支出の概要でございます。
続きまして、8ページにございます損益計算書でございますが、内容につきましては、お手元に配付しております資料に基づきまして御説明申し上げます。
それでは、資料1−1、令和2年度八戸市自動車運送事業会計決算の概要を御覧いただきたいと思います。
まず、事業規模でございますが、令和2年度末の実績で、職員数は67名、内訳は乗務員33名、整備5名、事務29名で、前年度と比較しまして、乗務員4名増、事務1名減となっております。
次に、車両数は118両で、前年度と変更ございません。
営業走行キロメートルは356万7072.6キロで、前年度と比較いたしまして、距離では16万3578.4キロの減、率では4.4%の減となってございます。
年間乗客数につきましては531万4592人で、前年度と比較しまして、人数では121万8146人の減、率では18.6%の減となってございます。
次に、事業収支について御説明いたしますが、決算額は全て消費税抜きでございます。
まず、事業収益の決算額は14億4444万8482円で、前年度と比較いたしまして、金額では5484万2651円の減、率では3.7%の減となってございます。
内訳でございますが、営業収益の運送収益は、車内現金収入の減少等により、1億1018万264円の減、運送雑収益は、広告料収入の増加等により97万4432円の増となってございます。
次に、(2)営業外収益の一般会計補助金は3600万円の増となってございます。長期前受金戻入は232万3368円の増となっております。営業外収益のその他は、コロナ対策関連対策補助金の増加などにより1603万9813円の増となっております。
続きまして、事業費の決算額は16億8217万6119円、前年度と比較いたしまして、金額では6563万4982円の増、率では4.1%の増となってございます。
内訳でございますが、人件費は6432万4053円の増、次に、物件費は3151万282円の減、減価償却費は2946万6224円の増、その他経費は、自動車保険料の減少等により20万8218円の減となってございます。
次に、(2)営業外費用は、雑支出の増加等により356万3205円の増となっております。
以上により、下から2行目の純損益は2億3772万7637円の純損失を計上いたしました。また、一番下の累積損益は2億164万9358円の損失となりました。
以上で令和2年度決算の概要の説明を終わります。
続きまして、資料1−2、決算状況の推移を御覧願います。
平成27年度から令和2年度までの決算状況の推移を掲載してございますので、項目順に説明させていただきます。
まず、1の事業収益は、令和2年度は前年度比3.7%の減、平成27年度を100とした指数で91.5ポイント、2の事業費は、令和2年度は前年度比4.1%の増、平成27年度を100とした指数で115.2ポイントとなってございます。
3の純損益では2億3772万8000円の損失を計上いたしました。
4の累積損益は、令和2年度は2億165万円の損失となりました。
5の一般会計補助金は、前年度と比べ3600万円の増となってございます。
次に、少し飛びまして8の資金不足比率について御説明いたします。
これは地方公共団体の財政の健全化に関する法律に規定される公営企業の経営状況の健全度を表す指標でございまして、欄外にありますとおり、営業収益に対する資金の不足額の割合で表され、値の小さいほど健全であるということを示してございます。
資金の不足額は、流動負債から流動資産を引いたものになりますが、令和2年度におきましても、引き続き資金不足比率ゼロ%を維持することができております。
これで、資料の説明を終わりまして、決算書のほうに戻りますが、自動車運送事業部分の9ページの剰余金計算書から31ページの注記につきましては、恐縮でございますが、説明を省略させていただきたいと思います。
以上で説明を終わります。
○夏坂 委員長 これより質疑を行います。
御質疑ありませんか。
◆寺地 委員 自動車運送に関しましては、いろいろ御苦労をされているのだということを感じております。多分、今年度もコロナの影響もあるので厳しいのかと思います。前々から、改革といいますかやり方をいろいろ変えながら、何とか市民の足を確保するような努力を続けておられることには、敬意を表したいと思います。やはりこれからも少子化、高齢化が進んだ場合、どうしてもバスの利用者が増えていく可能性は非常に少ないかとは思いますが、それでもその必要性はやはり高いものがありますので、何とかバスの維持にはこれからも努力をお願いしたいと思っております。
過去においては、私は、運行に際してもう少し効率性のいいやり方、まちづくりに合わせたバスの運行が必要でないかということは、意見を述べてきたところであります。やはりどうしても現状を見ますと、同じ方向にバスが何台も行く、例えば、中心街のほうから湊方面、鮫方面に行くバス、もしくは旭ケ丘のほうに行くバス、岬台のほうに行くバスは、結局、中心街から小中野の周辺までは同じ場所を通過するわけでありまして、非常に効率が悪いのではないかということで意見を申し述べてきました。
八戸の路線のメインになるところと、ある程度、周辺、サブになるところにまちづくりに合わせてバスターミナルを設けながら、できるだけ重複しないように、例えば、湊方面にバスターミナルを設ければ、中心街から湊までは行けるわけで、その後は路線が分かれるたび、路線ごとにバスターミナルから時間の調整をしながら運行するような考え方でいけば、無駄な運行のロスがなくなるのではないか。または、ある程度、路線、真っすぐなところから、あるターミナルのところからは循環性で地域を回りながら集客をした人間をバスターミナルで中心街に移動させるなり、そういう都市計画とまちづくりが一体になった全体的なバス運行のシステムの確立がこれから望まれるのではないかと思うのです。
ますます八戸の人口も減り、要するに分散化していきますと、どうしても効率が悪くなる。効率が悪くなって採算が取れないとなると、やめざるを得なくなる路線が増えてくる。悪循環の繰り返しということになりますので、やはりそういうものをどうしたら打開できるのかという知恵を出さなければ、これからますます厳しくなっていくのだろうと思うのです。
先ほど言ったみたいに、高齢化になったり、少子化になって利用する人が減れば、その悪循環が必ず繰り返されるという現状を何としても打破していただきたい。そのためには若干のバス料金の値上げもやむを得ないでしょうし、そういう値上げをしながらも何らかのサービスといいますか、見返りで上がった分をポイント制みたいなもので行政の仕組みの中に取り入れながら、市民サービスを増やしていくとか、何か考えていかなければ、私は厳しさは変わらないのではないかと思っています。
それから、これもふだん気になっていることですが、南部バスに委託をされて、なるべく効率化を図っているのは理解できるのですけれども、南部バスと市営バスの時間帯が非常に近い。私も今中居林のほうに住んでいますから、たまにバスを利用する時間帯を見ますと、八戸市営バスが来る10分ぐらい前に南部バスが来るのです。そうしますと、バスを利用する人は、早いほうの南部バスに乗ってしまう。そうすると、10分後に市営バスが来たときには乗車する人がいないという状況です。私は、例えば、南部バスと市営バスの時間差を30分ぐらい開けると、1時間に2本になるわけです。今の状況だと、南部バスと市営バスがほとんど同じ時間に来ますから、1時間に1本というのは変わっていないのです。だから、やはりそういう配慮も少し足りないのではないかと。
ですから、共有する路線は、逆に言えば、市営バスは市営バス、南部バスは南部バスで分けたほうがいいのではないかという考え方も持っています。これも我々は専門家でないので、何とも強調して言えないのですけれども、そういう創意工夫、さっき私が述べたようなやり方の工夫の積み重ね、あと、さっき言ったみたいに、市民の皆様にも理解していただいて、例えば、バス料金の値上げも含め、また、調整する意味で、ある程度、八戸市で高齢者に対するバスの利用券を安い値段でお出ししているということもありますので、そういう行政の負担を増やしながら、弱者である、例えば、高校生とか
子どもたちが利用する際の定期代はもう少し値下げするとか、やはり利用しやすい状況を何とか検討していただきたいと思うのです。
そういうことをしながらも、先ほど言ったみたいに、私は、バスの運行は継続していきながら、市営バスを市民の皆さんに分かっていただける努力がどうしても必要だと思うのです。その辺について、少し御答弁をお願いしたいと思います。
◎田中
交通部次長兼
運輸管理課長 ただいまの御質問は、大きく分けて2点ほどだとお聞きいたしました。
1点目は、現状のバスのダイヤのつくり方について、今後も改良していくべきではないかというお話だったと伺っております。まさにおっしゃっていただいたとおりで、現在、中心街を軸としまして市内の団地や学校、商業施設、病院等を結ぶように、放射状にバス路線を設置いたしまして、中心街を起点として需要の高い区間を市内幹線軸というふうに位置づけまして、幹線軸の区間では、南部バスも含めて協議させていただいた中で、なるべく等間隔になるような、また、頻度も高くなるような路線軸として運行させていただいております。また、こうしたものに付随する形で、各種経由の路線についても状況を確認しながらダイヤを組ませていただいているという状況でございます。
今後ですけれども、今までは、乗客の皆さんに御利用していただいた際に、どういったお客様がどこから乗ってどこで降りられるのか、また、その時間帯はどこで何時の時間が一番混むのかという分析をできる形でダイヤを組んでまいりました。今般、私どもと南部バス、あと、市の都市政策課とも協議させていただきながら、来年度に向けまして、ICカードの導入ということで進めております。先ほどの御質問の2点目にも関わる部分でもありますけれども、お客様の利便性を少しでも図りながら、また、便利にお使いいただいたデータを詳細に検討することで、今行っている昇降客の分析よりもさらに細かい分析ができるものと考えてございます。こうした分析で得られたデータを南部バスと共有しまして、市の施策に合わせた市政に寄与するようなバスのダイヤについて、今後も検討していきたいと考えてございます。
それからもう一つ、先ほどのお話の中で、南部バスとのダイヤの検討ということもおっしゃっていただきましたので、そこの部分につきましても、幹線軸のみならず、その他の路線につきましても、協調しながら、利便性を第一に考えていければと考えてございます。
以上です。
◆寺地 委員 御答弁ありがとうございました。多分、これからも皆様方の努力は続くと思いますので、ぜひ頑張っていただきたいと思います。
令和2年度の自動車運送事業については2億3700万円ほどの赤字ということですけれども、これもやむを得ないこともあろうと思いますので、めげることなく頑張っていただきたい。
そして、やはりバスに乗る方々の快適さとか、楽しさとか、もう少し喜びが湧くようなバスの運行というか、もう少しバスに乗ったら楽しくなるのだというイメージ、そしてまた、車の運転をする人もたまにはバスに乗ってみようかと思わせる施策、そしてまた、さっき言ったバスに乗ることの楽しさとか、快適さとか、もう少しPRというか、啓蒙活動というか、ぜひそういうものも取り入れながら、この事業に当たって頑張っていただきたい。そのことを要望して質問を終わります。
○夏坂 委員長 ほかに御質疑ありませんか。
◆伊藤 委員 ノンステップバスの件につきましてお伺いいたします。
車両のユニバーサルデザイン化をずっと努力されてやってきたわけですけれども、その進み方、ノンステップバスの導入の率は、今運行されている車の中でどのぐらいなのか。
◎田中
交通部次長兼
運輸管理課長 お答え申し上げます。
現在、ワンステップバスは34両保有しておりまして、ノンステップバスは79両となっておりまして、低床バスとしましては、2つ合わせて98.3%が現在のところ低床バスということで、市内路線を走らせているという現状でございます。
◆伊藤 委員 そうすると、あと僅かですので、今年度の計画の中にそれが入っていますでしょうか。
◎田中
交通部次長兼
運輸管理課長 お答え申し上げます。
低床バスでない車両につきましては、あと2両だったと記憶しておりまして、こちらの2両につきましては、今年度、廃止をできる見込みであると考えておりますので、今年度中には低床バスのほうが100%入る、運行できると考えてございます。
以上です。
◆伊藤 委員 私も利用者の1人として、低床バスは乗降のときに非常に楽だと思っております。ノンステップは、本当に乗り心地が使いやすいのですけれども、ワンステップのほうが34台ということで、これはいずれまたノンステップのほうにも替えていかなければいけないと思うのですけれども、新車の車両と中古車両は使い方にもよるのでしょうけれども、期間はどのぐらいで更新されるのでしょうか。
◎田中
交通部次長兼
運輸管理課長 現在のところ、現役で今走っているバスで一番車齢が長いものにつきましては、21年程度というものが一番長いものになります。その後、五月雨で続いていきまして、昨今、令和2年度もそうですが、新車を導入できるようにしていただいたのもありまして、前よりも全体的な平均車齢、バスの新しさは平均で8年程度になって、新しくなってまいりまして、中古車など古い車両につきまして、少しずつ中古車両などと代替、入替えしながら若返りを図っていくと。そうした中で、先ほどのツーステップバスについても順次更新して低床バスに切り替えていくという形になろうかと考えてございます。ここ5年程度で車齢が平均で8.27年程度になったと記憶してございます。
以上です。
◆伊藤 委員 ありがとうございます。とにかく車を持っている場合には、市営バスをあまり使わないかと思うのですけれども、やはり高齢社会であったりとか、学生であったりとか、運転免許を持たない者にとりましては本当に大事な足です。そして、できれば誰にでも本当に乗りやすいノンステップバスのほうにということで、そうすると、今年度中にほぼ100%になるということですけれども、さらにノンステップに向けて、更新の年数もあるかと思いますけれども、継続的に順次進めていっていただければと思います。
そこでまた、まだ導入されていないと思いますけれども、これから車両の中で考えなければいけないのが、カーボンニュートラルの時代を迎えて、車両もやはりそれに対応できる車両にしていかないといけないということで、それで、これは今年度、来年度ということではないにしても、国もそういう動きでもって変えていく方向性を出してくると思いますけれども、その時代を迎えるに当たって、市営バスの考え方を伺っておきたいと思います。
◎田中
交通部次長兼
運輸管理課長 カーボンニュートラルに応えられる車両の導入という御質問だったと思いますけれども、現在のところ、新車の車両につきましては、来年度導入するという計画はございませんが、我々が加入しておりますバス協会を通じまして、国にカーボンニュートラルの車両を導入する際の補助制度などにつきまして要望しているところでございます。そうした中と我々の経営状況と見合いの中で、できるだけ更新していければと考えておるところですが、今のところ、導入台数や導入の時期などについては具体的に決まっておりません。
以上です。
◆伊藤 委員 このカーボンニュートラルというのは、やはり国民一人一人も意識しなければいけないことなのです。そうすると、カーボンニュートラル対応の市営バスに乗るということ自体が、個人個人が努力している、そういうライフスタイルを自分も考慮しているのだということになるわけです。これからバスに乗る市民を増やしていくときに、やはり環境に優しい暮らし方を私はしているのだという方向に意識を変えていかなければいけないと思うのです。そのために大きな役割を持っているかと思います。それも併せまして、乗客を増やす策の中に、これからの時代は、やはり一人一人が、あるいは一家に何台もあるような車の持ち方ではない生活をしていこうということを、市営バスが堂々ともっと声高に言っていかなければならない時代だと思いますので、どうぞこれからその先に向けて努力していっていただきたいと要望して終わります。
○夏坂 委員長 ほかに御質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○夏坂 委員長 御質疑なしと認めます。
以上で令和2年度八戸市自動車運送事業会計決算の質疑を終了いたします。
この際、委員各位にお願いを申し上げます。本日の審査は、昼の休憩なしで行いたいと思いますので、議事進行に御協力をお願いいたします。
これより令和2年度八戸市立市民病院事業会計決算の審査に入ります。
理事者から説明を求めます。
◎三浦
病院事業管理者 市民病院事業会計決算について、調製者であります私から、その概要を説明申し上げます。
当院は、地域の中核病院として、救命救急、周産期などの急性期医療から、精神医療、緩和ケアまで幅広く高度な医療を提供し、地域住民の健康の保持増進に努めております。さて、令和2年度は、全国的に新型コロナウイルス感染症の感染拡大が進み、医療を取り巻く環境がより一層厳しい状況となっております。
こうした中、当院は新型コロナウイルス感染症対応の重点医療機関として、感染者の治療や濃厚接触者に対する検査に万全を期しつつ、緩和ケア病棟の運用を開始するなど、医療の情勢や社会の要請を的確に捉え、八戸地域に必要な医療を提供してまいりました。また、将来にわたって当地域に質の高い医療を提供していけるよう、医療機器の整備や地域の医療機関との密接なる連携を図りながら、引き続き健全経営の維持に努めてまいりたいと考えております。
それでは、令和2年度決算の概要を御説明いたします。
令和2年度は、平成30年11月に着工した緩和ケア病棟整備工事が昨年4月に竣工しましたが、新型コロナウイルス感染症対策を優先するため、9月1日から一部での運用を開始したところであります。また、緩和ケア病棟完成に伴い、事務室等を移設したことによる空き部屋の改修や医療機器の更新などに取り組みました。令和2年度の診療実績でありますが、延べ患者数は、入院17万6701人、外来は23万5039人で、病床利用率は全体水準で77.1%、一般病床のみでは83.4%と、引き続き高い水準を維持しております。
次に、損益計算書の収益及び費用についてでありますが、事業収益は219億6954万9592円、事業費は206億2456万9719円であります。この結果、13億4497万9873円の純利益を計上し、12年連続で黒字を達成したことで、ついに累積欠損金を解消することができました。
次に、資本的収支でありますが、資本的収入は38億2323万5167円、資本的支出は50億4040万5432円であります。
以上が決算の概要でございますが、詳細は後ほど事務局次長兼管理課長より説明させます。
今後も新型コロナウイルス感染症への対応にも精いっぱい取り組んでいくとともに、当院の基本方針である良質な医療は健全な経営の上に成り立つという自覚を堅持し病院経営を行い、地域中核病院として、引き続き医療の質の向上に努めてまいりますので、よろしくお願いいたします。
以上で概要の説明を終わります。
◎長内
市民病院事務局次長兼管理課長 それでは、認定第2号令和2年度八戸市立市民病院事業会計決算について御説明申し上げます。
決算書の35ページを御覧願います。
この決算報告書は、次の36ページにわたりますが、消費税込みの予算額及び決算額となっており、備考欄に消費税額を内書きしてございます。
(1)収益的収入及び支出のうち、まず、収入でございますが、第1款事業収益の決算額は220億1462万770円で、予算額に対し8億9004万8770円の増収、収入率は104.2%でございます。
内訳でございますが、第1項医業収益は、入院及び外来収益などで決算額は180億4448万607円、第2項医業外収益は、地方公営企業法に基づく一般会計からの繰入金などで、決算額は34億2513万9211円、第3項特別利益は、新型コロナウイルス感染症対応医療従事者等慰労金の収入などで、決算額は5億4500万952円でございます。
次に、支出でございますが、第1款事業費の決算額は204億2014万6271円で、不用額は6億642万5729円、執行率は97.1%でございます。
内訳でございますが、第1項医業費用は、給与費や材料費などで決算額は196億3481万1435円、第2項医業外費用は、企業債の
利子償還金などで決算額は2億7804万9420円でございます。第3項特別損失は、新型コロナウイルス感染症対応医療従事者等慰労金などで、決算額は5億728万5416円でございます。
以上が収益的収入及び支出の概要でございますが、詳細につきましては、後ほど、損益計算書で御説明申し上げます。
次に、36ページを御覧願います。
(2)資本的収入及び支出のうち、収入でございますが、第1款資本的収入の決算額は38億2323万5167円で、予算額に対し54万167円の増、収入率は100%でございます。
内訳でございますが、第1項企業債の決算額は23億4200万円で、緩和ケア病棟整備工事及び医療機器等の購入に伴う借入金でございます。第2項出資金の3億9950万4168円及び第3項負担金の9億8644万2999円は、地方公営企業法に基づく一般会計からの繰入金のほか、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金の収入があったものでございます。第4項補助金の9528万8000円は、県からの緩和ケア病棟整備事業費補助金及び新型コロナウイルス感染症対策に係る補助金でございます。
次に、支出でございますが、第1款資本的支出の決算額は50億4040万5432円で、翌年度繰越額は、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金対象事業に係る2億9597万4000円、不用額は1億8608万3568円で、執行率は91.3%でございます。
内訳でございますが、第1項建設改良費の30億1586万8999円は、緩和ケア病棟整備工事費及び医療機器等の購入費、第2項企業債償還金の20億2453万4928円は、病院建設等に係る企業債の元金償還金、第3項投資の1505円は八戸市広域医療連携基金の利息分を積立てしたものでございます。
以上、資本的収支の差引不足額12億1717万265円は、減価償却費などの損益勘定留保資金で補填してございます。
次に、財務諸表について御説明申し上げます。
財務諸表は、実質的な経営成績及び財務状況を表示するため、消費税抜きの処理を行い作成してございます。
それでは、決算書38ページの損益計算書につきまして、タブレットでお配りしております資料1で御説明させていただきます。
この資料は、損益計算書をベースに患者数などの業務内容を加え、前年度と比較した資料でございます。
まず、1の医業収益でございますが、決算額は180億1769万8715円で、前年度比0.7%の増となってございます。
内訳でございますが、(1)の入院収益は127億6561万1258円で、年間の延べ入院患者数は17万6701人でございました。
(2)の外来収益は42億6311万5534円で、年間の延べ外来患者数は23万5039人でございました。
(3)のその他医業収益は6億121万8961円で、室料差額、妊婦検診、分娩料、文書料などでございます。
(4)の他会計負担金は3億8775万2962円で、救命救急センターの運営費などに対して、一般会計から繰入れしたものや、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を受入れしたものでございます。
次に、2の医業費用でございますが、決算額は188億2169万4755円で、前年度比4.1%の増となってございます。
内訳の主なものでございますが、(1)の給与費は95億2822万7437円で、会計年度任用職員制度の適用や、医師、医療技術員の増などにより5.0%の増、(2)材料費は51億58万1925円で、全身麻酔を伴う手術件数が増加し、高額な診療材料の使用割合が高まったことなどにより2.3%の増、(3)の経費は31億1438万9289円で、緩和ケア病棟完成に伴う空き部屋改修などの修繕費や施設管理費、医療機器の保守に係る委託料などにより、8.2%の増となってございます。
以上、1の医業収益から2の医業費用を差し引いた医業収支は、A欄にございますとおり、マイナス8億399万6040円でございました。
次のページを御覧願います。
3の医業外収益は決算額34億684万9925円で、前年度比95.7%の増でございます。
内訳の主なものでございますが、(3)の補助金は16億1650万673円で、新型コロナウイルス感染症入院患者病床確保事業補助金などによるものでございます。
次に、4の医業外費用でございますが、決算額は12億9565万2187円で、前年度比13.4%の増でございます。
以上、3の医業外収益から4の医業外費用を差し引いた額に前ページA欄の医業収支を加えました経常利益は、B欄にございますとおり、プラス13億720万1698円でございます。この経常収支に、5の特別利益5億4500万952円を加え、6の特別損失5億722万2777円を差し引いた当年度の純損益は、C欄にございますとおり、13億4497万9873円の黒字でございました。
これらの結果、令和2年度末の未処理欠損金は、D欄の前年度繰越欠損金7億1421万3799円から令和2年度の純利益分が減となりますので、表の下段E欄にございますとおり、マイナス6億3076万6074円となるものでございます。
参考までに、下段に平成20年度以降の累積欠損金の状況をグラフでお示ししてございます。平成20年度には累積欠損金が135億円でございましたが、令和2年度末で累積欠損金を解消し、6億円の利益剰余金を計上してございます。
次のページ、資料2を御覧願います。
この資料は、過去5か年の入院及び外来患者数の状況をお示ししたもので、上段が入院、下段が外来の状況、また右のグラフにつきましては、それぞれ1日当たりの患者数を棒グラフで、患者1人1日当たりの診療収入、いわゆる診療単価を折れ線グラフでお示ししたものでございます。令和2年度の1日当たりの患者数は、入院が484人、外来が967人と入院患者数、外来患者数ともに、前年度よりも減少してございます。診療単価は、入院が7万2244円、外来が1万8138円で、入院、外来ともに前年度を上回ってございます。診療単価が増加したことで、入院収益は前年度以上の収益を確保できましたが、外来収益は患者数の減少をカバーすることができず、収益が減少するという結果となってございます。
資料の説明は以上でございますが、決算書39ページの剰余金計算書以降につきましては、恐縮でございますが、説明を省略させていただきます。
最後になりますが、病院経営に関しましては、今後とも収益の確保と運営の効率化による経費節減に努めながら、安定した経営基盤を築いてまいりたいと考えておりますので、引き続き御支援のほどよろしくお願いいたします。
説明は以上でございます。
○夏坂 委員長 これより質疑を行います。
御質疑ありませんか。
◆田端 委員 1点だけ質問いたします。
市民病院でのPCR検査について、市民の方からたくさんの要望が出されておりました。市民病院でもやってもらえないかということですが、これまで市民病院で行ってきたPCR検査の件数、あと、体制についてはどうでしょうかということも質問をしたいと思います。また、取った検体は、県の検査センターに送ってやっているのかどうか、この辺を質問します。
◎藤丸 医事課長 PCR検査についてお答えいたします。
まず、当院では、検査の対象者については八戸市保健所及び三戸地方保健所から検査の依頼があった方について対応しているほか、手術予定及び入院予定の患者さん、発熱の症状で受診した患者さんについて対応させていただいております。検査した人数につきましては、入院予定の患者さんについては今年4月1日から8月31日までで977名を検査、また、ドライブスルー方式の検査で今年4月1日から9月13日までで、八戸市保健所依頼分で検査したのは2476人、三戸地方保健所依頼分は147人、合計2623人に対して検査を行っております。PCR検査につきましては、県の検査センターに送っているものと当院独自で行っているTRC検査というものがございます。あとは、自費での検査につきましては、当院では現在、先ほども申しましたが、八戸市保健所及び三戸地方保健所から検査の依頼があった方について対応しているほか、手術予定及び入院予定の患者さんから発熱の症状で受診した患者さんなど幅広く対応しており、そちらに重点を置いていることから、自費でのPCR検査は現在は行っておりません。
以上でございます。
◆田端 委員 独自の検査もしているということは、検査する機器は病院にあるということでよろしいですか。
◎藤丸 医事課長 検査する機器は、当院にもございます。
◆田端 委員 今回、議会でも取り上げましたけれども、新型コロナウイルスの感染拡大防止、また、封じ込めるためには大規模な検査がどうしても必要で、その中で見つかった陽性者は隔離をするということが言われておりますけれども、政府はなかなか立ち上がらなくて、自治体が苦労しながらやっているということがほとんどだと思ってきました。市民の皆さんから、現在、PCR検査を自費でやるとなれば、市内では2つの医療機関と隣の南部町医療センターに行って、こちらも時間、費用がかかるということですけれども、ここは市民病院で何とか体制をつくってもらえないかという要望が出されておりましたので、この時期は病床率もステージ4というところまで来て大変なところですが、検討していただきたいという意見を申し上げて終わります。
○夏坂 委員長 以上で事前通告による質疑を終わります。
ほかに御質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○夏坂 委員長 御質疑なしと認めます。
以上で令和2年度八戸市立市民病院事業会計決算の質疑を終了いたします。
これより、令和2年度八戸市下水道事業会計決算の審査に入ります。
理事者から説明を求めます。
◎石上 環境部長 下水道事業会計決算につきまして、概要を御説明申し上げます。
当市の下水道でございますが、昭和31年度に合流式による下水道管渠の整備に着手して以来、衛生的な生活環境の確保や浸水被害の解消などを目的に整備を進めてまいりました。令和2年度末の整備状況でございますが、単独公共下水道2729ヘクタール、流域関連公共下水道939ヘクタールの合計3668ヘクタールの整備が完了し、普及率は66.8%となっております。
それでは、令和2年度決算の概要を御説明いたします。
令和2年度は、未普及解消事業といたしまして、東部処理区において38件、馬淵川処理区において25件の計63件の汚水管渠整備工事を実施しております。管渠延長は1万6574メートル、処理区域面積は65.6ヘクタール増加しております。
老朽化対策事業では、東部終末処理場の分水槽の改築工事のほか、小中野雨水ポンプ場の受変電設備及び監視制御設備の改築工事を実施いたしました。
浸水対策事業では、尻内雨水ポンプ場周辺の馬淵川左岸第五排水区と駅西区画整理地区の浅水川右岸第三排水区におきまして、2件の管渠整備工事を実施しております。管渠延長は135メートル、排水区域面積は0.32ヘクタール増加いたしました。
次に、損益計算書の収益及び費用についてでございますが、事業収益は69億4737万5718円、事業費は68億2061万8031円となりました。この結果、1億2675万7687円の純利益を計上いたしました。
次に、資本的収支についてでございますが、資本的収入は73億734万6854円、資本的支出は98億5877万2370円となりました。
以上が決算の概要でございますが、詳細は後ほど次長兼
下水道業務課長より御説明いたします。
最後に、下水道事業の今後の見通しでございますが、人口減少等に伴う使用料収入の減少が想定されますほか、施設の老朽化に伴いまして維持管理及び更新費用の増大が見込まれるなど、厳しい見通しとなっております。今後も、収入の維持、確保と費用の節減に努めることで、健全な経営を維持しながら、市民生活に欠くことのできない下水道サービスを継続して提供してまいりますので、よろしくお願いいたします。
以上で概要の説明を終わります。
◎藤田
環境部次長兼
下水道業務課長 それでは、認定第2号令和2年度八戸市下水道事業会計決算につきまして御説明申し上げます。
まず、下水道事業会計につきましては、令和元年度までは、都市計画下水道事業特別会計及び農業集落排水事業特別会計の2つの特別会計としまして、それぞれの決算を御報告しておりましたが、令和2年度から、地方公営企業法の一部を適用しまして、公共下水道事業及び農業集落排水事業の2事業を1つの公営企業会計として事業を運営しておりますので、公営企業会計の決算様式にのっとりまして、2事業を合算した額での決算報告となります。よろしくお願いいたします。
それでは、決算書の73ページを御覧願います。
この決算報告書は次の74ページにわたりますが、消費税込みの予算額及び決算額となっており、備考欄に消費税額を内書きしております。
(1)収益的収入及び支出のうち、まず収入でございますが、第1款事業収益の決算額は73億386万5960円で、予算額に対し1億5544万5040円の減、収入率は97.9%となっております。
内訳でございますが、第1項営業収益は下水道使用料及び他会計負担金などで、決算額は39億7923万4563円、第2項営業外収益は他会計補助金及び長期前受金戻入などで、決算額は33億714万5756円、第3項特別利益の決算額は1748万5641円でございます。
次に、支出でございますが、第1款事業費の決算額は69億6364万7853円で、不用額は1億3889万7147円、執行率は98.0%でございます。
内訳でございますが、第1項営業費用は処理場費や減価償却費などで、決算額は63億250万5436円、第2項営業外費用は企業債の
利子償還金などで、決算額は6億4330万4806円、第3項特別損失の決算額は1783万7611円でございます。
なお、第4項予備費は使用いたしませんでした。
以上が収益的収支の概要でございますが、詳細につきましては、後ほど損益計算書で御説明を申し上げます。
次に、74ページを御覧願います。
(2)資本的収入及び支出のうち、まず収入でございますが、第1款資本的収入の決算額は73億734万6854円で、予算額に対し46億8680万2146円の減、収入率は60.9%でございます。
内訳でございますが、第1項企業債の決算額は43億4710万円で、下水道整備工事に伴う借入金でございます。予算額に対し27億4180万円の減となりましたが、これは工事の繰越しに伴うものでございます。
第2項の出資金6億4721万9000円及び第3項の他会計補助金2億6583万6134円は、地方公営企業法に基づく一般会計からの繰入金でございます。
第4項国庫補助金の決算額は19億6129万2480円で、下水道整備工事に伴う補助金でございます。こちらも工事の繰越しに伴いまして、予算額に対し19億8781万7520円の減となっております。
第5項の負担金及び分担金8588万8240円は受益者負担金及び受益者分担金、第6項の固定資産売却代金1万1000円は車両の売却代金でございます。
次に、支出ですが、第1款資本的支出の決算額は98億5877万2370円で、翌年度繰越額は47億5580万円、不用額は2111万630円で、執行率は67.4%でございます。
内訳でございますが、第1項建設改良費52億4133万7289円は下水道整備などの工事費、第2項固定資産購入費443万1325円は、公用車の購入及び島守処理場の曝気攪拌装置の購入費、第3項企業債償還金46億1300万3756円は下水道整備等に係る企業債の元金償還金でございます。第4項予備費は使用いたしませんでした。
以上が資本的収支の概要でございます。
次に、財務諸表について御説明いたします。
決算書の76ページをお開き願います。
財務諸表は、消費税抜きの処理を行い作成しております。
それでは損益計算書を御説明いたします。
まず、1の営業収益でございますが、決算額は37億3484万3873円となりました。主な内訳でございますが、(1)の下水道使用料が24億4729万2933円、(2)の他会計負担金が12億8271万5000円となっております。その他会計負担金でございますが、地方公営企業法の繰り出し基準に基づきまして、雨水の処理に要する経費に対し、一般会計から繰入れをしております。
次に、2の営業費用でございますが、決算額は61億5947万5614円となりました。主な内訳でございますが、(1)の管きょ費が3億303万1686円、(3)の処理場費が6億1933万6362円、(6)の流域下水道維持管理負担金が3億2746万2337円、(7)の減価償却費が44億7412万4828円となっております。
以上、1の営業収益から2の営業費用を差し引きました営業損失は24億2463万1741円でございます。
次に、3の営業外収益でございますが、決算額は31億9504万6204円となりました。
主な内訳でございますが、(2)の他会計補助金が8億4211万7869円、(3)の長期前受金戻入が21億5638万7551円となっております。
(2)の他会計補助金でございますが、地方公営企業法の繰り出し基準に基づきまして、企業債の
利子償還金や分流式下水道に要する経費などに対し、一般会計から繰入れをしているものでございます。
(3)の長期前受金戻入でございますが、これは固定資産の整備財源となった補助金ですとか、受益者負担金などの長期前受金につきまして、対象資産の減価償却に合わせて収益化しているものでございます。
次に、4の営業外費用でございますが、決算額は6億4330万4806円となりました。
内訳でございますが、(1)の支払利息及び企業債取扱諸費が4億2804万7131円、(2)の雑支出が2億1525万7675円となっております。
以上、1の営業収益から2の営業費用を差し引いた営業損失に3の営業外収益を加え、4の営業外費用を差し引いた経常利益につきましては1億2710万9657円でございます。この経常利益に、5の特別利益1748万5641円を加え、6の特別損失1783万7611円を差し引いた当年度の純利益は1億2675万7687円となるものでございます。
以上が損益計算書の内容でございます。
次の77ページ以降の剰余金計算書、貸借対照表等につきましては、恐縮ではございますが、説明を省略させていただきたいと思います。
最後になりますけれども、下水道事業の経営に関しましては、効率的な整備による未普及の解消と普及率増加による収益確保に努めるとともに、運営の効率化による経費節減を図りまして、より安定した経営基盤を築いてまいりたいと考えておりますので、引き続き御支援のほどよろしくお願いを申し上げます。
説明は以上でございます。
○夏坂 委員長 これより質疑を行います。
御質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○夏坂 委員長 御質疑なしと認めます。
以上で令和2年度八戸市下水道事業会計決算の質疑を終了いたします。
理事者の方々は退席されて結構です。
以上をもって認定第2号についての質疑は全部終了いたしました。
これをもって認定第1号令和2年度八戸市一般会計及び各特別会計決算の認定について並びに認定第2号令和2年度八戸市公営企業会計決算の認定についてに対する質疑は全部終了いたしました。
これより認定第1号を採決いたします。
本決算を認定することに賛成の方々の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○夏坂 委員長 御着席願います。
起立多数であります。
よって、本決算は認定することに決しました。
次に、認定第2号を採決いたします。
本決算を認定することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○夏坂 委員長 御異議なしと認めます。
よって、以上の決算は認定することに決しました。
これをもって、当
決算特別委員会に付託になりました認定第1号及び認定第2号の審査は全部終了いたしました。
なお、報告内容については委員長に一任願います。
以上をもちまして
決算特別委員会を閉じます。
午後0時32分 閉会...