平成 7年 第3回定例会( 9月定例会) 平成 7年第3回
印西町議会定例会 議事日程(第1号) 平成 7年9月5日午前10時開議日程第 1
会議録署名議員の指名 日程第 2 会期の決定 日程第 3 諸般の報告 日程第 4
行政報告日程第 5 一般質問 5番 神 山 栄 夫 10番 松 本 隆 志 12番 岩 崎 幸 雄 18番 加 藤 光 雄 20番 山 﨑 山 洋 13番 田 口 伸 二 7番 清 水
哲出席議員(24人) 1番 板 橋 睦 2番 出 山 国 雄 3番 伊 藤 博 信 4番 小 川 誠 5番 神 山 栄 夫 6番 川 村 一 幸 7番 清 水 哲 8番 葉 山 雅 美 9番 別 所 安 信 10番 松 本 隆 志 11番 山 田 喜 代 子 12番 岩 崎 幸 雄 13番 田 口 伸 二 14番 廣 瀬 直 美 15番 松 本 多 一 郎 16番 小 沼 勇 次 17番 勝 田 敏 之 18番 加 藤 光 雄 19番 河 内 保 20番 山 﨑 山 洋 21番 海 老 原 栄 22番 板 倉 正 直 23番 桜 井 秀 雄 24番 鈴 木 貞
男欠席議員(なし)
地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名 町 長 伊 藤 利 明 助 役 磯 貝 正 尚 収 入 役 稲 毛 忠 臣 総務課長 湯 原 秀 明 企画調整 財政課長 渡 辺 垣 明 稲 葉 東 治 課 長 税務課長 高 橋 忠 行 住民課長 大 久 保 晃 国保年金 社会福祉 溝 井 正 明 堀 江 義 男 課 長 課 長 児童福祉 生活環境 谷 平 ミ チ 子 細 谷 幹 雄 課 長 課 長 健康管理 本 橋 孝 司 産業課長 佐 瀬 知 子 課 長 都市整備 建設課長 斎 藤 節 男 森 田 訓 課 長 下 水 道 消防交通 岩 崎 利 雄 大 野 勇 課 長 課 長 水道課長 塩 田 辰 之 教 育 長 武 藤 喜 正 学校教育 庶務課長 石 塚 滿 山 下 勉 課 長 社会教育 保健体育 桜 井 弘 一 石 川 幸 男 課 長 課 長 本会議に職務のため出席した者の職氏名 議 会 米 元 留 雄 調査係長 半 田 實 事務局長 副 主 幹 大 越 忠
△開会の宣告 (午前10時)
○議長(鈴木貞男) おはようございます。 ただいまから、平成7年第3回
印西町議会定例会を開会します。 〇
△開議の宣告
○議長(鈴木貞男) これから本日の会議を開きます。 〇
△議事日程の報告
○議長(鈴木貞男) 本日の議事日程についてはお手元に配りましたとおりです。ご了承願います。 〇
△
会議録署名議員の指名
○議長(鈴木貞男) 日程第1、
会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、会議規則第116条の規定によって、9番別所安信君、10番
松本隆志君を指名します。 〇
△会期の決定
○議長(鈴木貞男) 日程第2、会期決定の件を議題にします。 お諮りします。本定例会の会期は、本日から9月8日までの4日間にしたいと思います。ご異議ありませんか。 〔「異議なし」の声多数〕
○議長(鈴木貞男) 異議なしと認めます。 したがって、会期は本日から9月8日までの4日間に決定しました。 〇
△諸般の報告
○議長(鈴木貞男) 日程第3、諸般の報告を行います。 本日町長から議案の送付があり、これを受理しましたので、ご報告いたします。 次に、監査委員から各会計の5月分、6月分、7月分に関する
例月出納検査の結果の報告がありましたので、その写しをお手元に配付しておきましたから、ご了承願います。 次に、議会活動については、一覧表にしてお手元に配りましたとおりです。 次に、平成7年第2回臨時会、第2回定例会の会議録をお手元に配付しておきましたから、ご了承願います。 次に、
今期定例会の説明員の出席要求を行ったところ、出席通知のありました者の職氏名の写しをお手元に配付しておきましたので、ご了承願います。 次に、本日までに受理した請願は、お手元に配りました
請願文書表のとおり、それぞれ所管の
常任委員会に付託しましたので、報告します。 次に、平成7年8月25日、千葉市中央区新千葉2―7―1、大宗第2ビル6階、代表者、千葉県
保険医協会会長、宇治恒明氏から、国民医療の充実をもとめる陳情書が提出されておりますので、その写しをお手元に配付しておきましたから、ご了承願います。 これで諸般の報告を終わります。 〇
△行政報告
○議長(鈴木貞男) 日程第4、行政報告を行います。 町長から行政報告の申し出がありました。これを許します。 町長。 〔町長、登壇〕
◎町長(伊藤利明) おはようございます。ごあいさつを兼ねまして、平成7年第3回定例会の行政報告をさせていただきます。議員の皆様方には、
大変公私お忙しい中、第3回定例会に当たりましては全員のご出席を賜り、まことにありがとうございます。 また、平素から町行政の推進、町民福祉の向上のために大変ご尽力を賜っておりまして、厚く感謝を申し上げるものでございます。 それでは、第2回定例会以降の主な事項について、ご報告を申し上げさせていただきます。 6月19日、町の
青色申告推進協議会創立20周年
記念通常総代会を開催をしております。 翌20日には町の
専門問題協議会を開催しております。 続いて、21日、町の防犯組合の本部会議を開催してございます。町の
防犯組合本部は、それぞれの支部から成っておりまして、支部の活動が重点という運営の仕方をしております。現在、船尾、
ニュータウン南、
ニュータウン北、永治、大森、木下、小林、それぞれの支部で成り立っております。 6月22日、
印西地区消防組合臨時議会、6月24日、小さな親切運動の町の支部総会を開催をいたしました。現在、町内の支部会員は525人でございます。議員の方々にも会員としてお世話になっております。一般が398人、児童が127人でございまして、これまで表彰、実行賞の伝達は個人で193人、団体で18団体、合わせまして1,257人の方にそれぞれ表彰を差し上げさせていただいております。今年度の主な活動目標は、会員の増強、実行賞の伝達、小さな
親切運動実践者の発掘、
日本列島クリーン作戦、
日本列島コスモス作戦、これは町がやっている行事と同じでございますが、親切運動も国を挙げてこうした運動を取り組んでいただいております。私どもも連携をとりながら進めていきたいと思っています。それにあわせまして、小中学生の
作文コンクールも毎年実施しております。平成6年度で見ますと275点の応募をいただきまして、それぞれ町、県、全国の表彰に輝いております。 6月25日、スイカメロンまつり、
西の原スイカメロンまつりを
牧の原出張所駐車場を中心にして開催をいたしました。主催は町の
園芸連絡協議会でございます。地元の別所議員にも大変ご協力をいただきまして、管理組合の方々、そしてまた
住都公団東京本社、
生活改善グループ、町のそれぞれの担当課、
農業協同組合等が協力をして行ったものでございまして、おおよそ4,000人の参加者がございました。来年も引き続いて実施をする予定でございます。 26日には
印西地区衛生組合議会が開催されまして、助役と関係の議員が出席をしております。 29日、
印西警察署管内防犯組合連合会総会。 6月30日、印旛郡
社会福祉協議会の総会が印旛村で開催されました。私どもの印西町は来年市制を施行いたしますので、印旛郡
社会福祉協議会からは離れまして、独立の
福祉協議会としての活動をするようになります。 7月2日、印旛支部の
消防操法大会がございました。大変消防団員頑張ってくれまして、すばらしい成績を上げております。
ポンプ自動車の部では、第一分団が第3位、
小型ポンプの部では第8分団第一部が準優勝と、そうした栄誉に輝いております。 7月3日、
小林中学校工事で
安全祈願祭。 7月5日、
中央駅南地区及び
中央駅北地区コミュニティセンター建設工事の
安全祈願祭を開催しております。なお、この日には
手賀沼水質浄化対策協議会総会、
町特別土地保有税審議会、
町固定資産評価審査委員会の会議、それぞれ開催をしております。 7月8日、社会を明るくする運動、
青少年健全育成大会、これは本埜村、印旛村と共催で町の
文化ホールで開催をしたものでございます。 7月17日、
水防協議会、同じく印旛郡
市広域市町村圏事務組合議会臨時会が開催をされております。 7月21日、印旛郡市生涯
学習振興大会を
文化ホールで開催をいたしました。町として6名の方が
社会教育功労ということで表彰の栄誉に輝いております。山本忠良氏、織原光平氏、川村勝子氏、板橋睦氏、大久保優氏、稲村穂積氏の6名でございます。心から敬意を表するものです。 7月24日、
成田新線鉄道促進期成会総会。 7月29日から31日まで、
ビッグチャレンジャーズキャンプ大会を小林牧場で開催をいたしまして、154名の参加をいただきました。 7月29日から30日にかけまして、恒例の
郡市民体育大会、四街道市を会場で開催をしております。惜しくも印西町は町村の部では優勝を逸しまして2位。総合では3位ということで、すばらしい成績を総体的には上げていただきました。この中で優勝した種目は、卓球女子、柔道、ゴルフ、
ソフトボール女子でございます。準優勝は
ソフトテニス男子、卓球男子、
テニス男子、
ソフトボール男子でございます。 7月31日、
印旛と畜場組合議会、勝田議員が出席をしていただいております。 8月3日、
住所表示審議会。 8月4日、アルカサールがオープンいたしました。 8月7日、
北千葉導水事業促進協議会として、建設省、大蔵省、関係方面に陳情に上がっております。この日から
住民懇談会が8月20日まで9日間開催をいたしました。延べ9日間で参加者が78名でございます。このうちに重複されて参加した方が22名という数字でございます。 8月9日、コスモスの花いっぱい
運動推進委員会。 22日、県の
行政懇談会。 24、
北千葉道路建設促進期成同盟総会。 8月28日には6軒町内会が町おこし、村おこしということで6軒相撲を30年ぶりに復活をさせてくれました。舞の海も来町いたしまして大変盛況でございました。 8月30日、
町民生委員推薦会。 9月1日に
国保運営協議会が開催をされまして、新しい会長に議員の中から選任をいたしまして、
山﨑山洋議員が会長ということで就任をいただきました。 9月3日、大勢の議員の方々にもご参加をいただきまして、一般の方も含めますと約1,000人という規模で、防災訓練を盛大に意義ある開催をすることができました。 以上が前定例会からきょうまでの主な事項の行政報告でございます。 この議会に提案いたします議案は、承認が2件、条例の一部改正1件、財産の取得1件、契約の締結1件、損害賠償1件、補正予算1件、認定1件、人事案件1件、計19件でございます。それぞれ提案申し上げたときに詳細に説明をさせていただきますので、よろしくご審議くださるようお願いを申し上げて、報告とあいさつにさせていただきます。
○議長(鈴木貞男) これで行政報告が終わりました。 〇
△一般質問
○議長(鈴木貞男) 日程第5、一般質問を行います。 今回通告のありました質問内容に同じようなものが幾つかありますので、前の質問者の質問をよくお聞きになり重複しないよう、また質問が通告内容から外れる場合が見受けられますので、そのようなことがないようお願いいたします。 また、発言につきましては、
地方自治法第132条に規定されております品位の保持に努めていただきたいと思います。 なお、一般質問は答弁を含め、おおむね1時間の申し合わせになっておりますので、議事進行にご協力を願います。 順番に発言を許します。 5番、神山栄夫君。 〔5番、登壇〕
◆5番(神山栄夫) 5番、神山栄夫、質問させていただきます。質問1番。 1、明年市政と発展する重要な時、新しく議席も決まり町政として、行政の施政方針及び所信を伺いたい
① 医療(老人・児童)について ② 文・教育について ③ 農政について
④ 福祉について
⑤ 交通について
⑥ 消防・災害について ⑦ 治安について 2、新旧住民の生活の向上、発展は偏に町政の広く展望した未来の綿密なビジョンにあります。 ① 新しい住民の確保もあるが、町独自で外部の人々が来て楽しむあるいは憩える施設の新設の考えはないか。
○議長(鈴木貞男) 町長。 〔町長、登壇〕
◎町長(伊藤利明) お答えを申し上げます。 私どもの印西町は、昭和58年から続きました「水と緑の明るく健康で住みよい住宅都市」から、
まちづくりの基本構想を「ふれあいとうるおいのある多
機能自立都市」へと平成2年の3月議会で議決をいただきまして、大きな転換をしたわけでございます。それ以来、「住む、働く、学ぶ」、そうしたことのできる町として積極的に教育、企業等々の誘致を進めてまいりました。おかげさまで今、市制に向けて大きく躍動を続けることができております。これは、ひとえに議会を初め町民、国、県、また関係機関のご指導とご協力のたまものでございまして、職員と一体となり、より町民福祉の向上のために邁進をしたいと考えております。 具体的な施策につきましては、助役の方からお答えを申し上げますので、よろしくお願いいたします。
○議長(鈴木貞男) 助役。 〔助役、登壇〕
◎助役(磯貝正尚) では、私からお答えしたいと思います。 現在、2000年を目標とする
印西新基本構想のもと、第1次基本計画に基づきまして、「ふれあいとうるおいのある多
機能自立都市」の実現に向けて諸施策を展開しているところでありますが、第1次基本計画は本年度が最終年度であります。したがいまして、現在、明年度を初年度といたします第
ニ次基本計画の策定作業を進めているところでございます。 そこで、ご質問の諸点について、基本的かつ主な考え方についてお答えしたいと思います。 ①の医療(老人・児童)についてでございますが、明るく健康で安全な
まちづくりを進めるため、
医療サービス体制の確立が重要でございます。医師会、
歯科医師会などの関係機関の協力を得ながら、疾病の初期段階に的確に対応することができる、
かかりつけ医の拡充に努めたいと思っております。また、住民からのご要望の高い各種の診療科目が整った総合病院の誘致を促進してまいりたいとも考えております。また、老人医療や
乳幼児医療対策事業につきましては、関係法令などに基づきまして今後とも適正に実施してまいりたいというように考えております。 ②の文・教育についてでございますが、学校教育は単なる教育の場の提供にとどまっておりません。豊かな人間をはぐくむ場として重要な役割を果たすものであります。このことから、引き続き人口増加にも対応いたしまして、施設の新増設、教育機器の充実に努めますとともに、特色ある
学校づくりを推進するなど教育内容の充実を図ってまいりたい。また、教職員の確保と資質の向上にも努めてまいりたいというように考えております。さらに、今後の人口急増を踏まえまして、高等学校の誘致を推進してまいりたいというように考えております。 また、近年の住民の生涯学習に対する意欲はいよいよ高まっておりまして、学習環境の提供が重要となっております。そこで、公民館あるいは図書館など施設の拡充を計画的に進めてまいりたいというように考えております。 それから、③の農政でありますが、本町の農業は水稲、野菜を中心といたしまして多品目の農産物を生産し、そして発展しておりますが、近年は
農業就業者の高齢化、
後継者不足が深刻化しておるということでございます。そこで、現在非常に農家の生産意欲を高め、活力ある農業を振興するため農地の貸借などで農地の流動化を促進し、地域農業のリーダーとなる中核農家や
自立経営農家の育成を図ってまいりたいというように考えております。また、印西町は首都圏に位置するという利点もありまして、それを生かして
都市型農業として振興するため、施設の整備、農機具の充実などを促進するとともに、高収益かつ優良作物の導入を推進してまいりたいというように考えております。さらには、住民に親しまれるふれあい農業の推進にも力を入れてまいりたいというように考えております。 それから、④の福祉についてでございますが、すべての住民が生涯、心豊かに暮らせる質の高い福祉社会の形成のため、総合的見地に立った
地域福祉計画を策定し、児童福祉、
高齢者福祉、
障害者福祉などの施設の整備、内容の充実を計画的に実施してまいりたいというように考えております。 なお、福祉事業につきましては、平成8年度に市制が施行されますと
福祉事務所の設置が義務づけられ、生活保護、
精神薄弱者、児童と母子関係の業務が県から市に、今現在のところ町でありますが、移管されますので、現在県と協議をしながら手続を進めております。また、事業を円滑に推進するため職員2名を印旛支庁の
社会福祉課に派遣いたしまして、人材育成に努めているところでございます。 ⑤の交通安全についてですが、現在、町内における交通事故の発生状況は、人口及び流入車両の増加に伴いまして増加傾向にございます。よって、今後とも交通弱者と言われます若年者及び高齢者を中心に
交通安全教室を積極的に開催し、交通事故の撲滅に努力していきたいというように考えております。 ⑥の消防・災害についてですが、当町の消防体制は、ご案内のように常備消防として印西及び印西西のニつの消防署が設置されております。消防、そして救急業務を行っております。非常備消防については、消防団として10分団28部、410名の団員で組織され、常備消防と緊密的、有機的な連携のもとに消防活動を行っているところでございますが、時代の進展とともに団員の確保が困難になってきております。 このような中で、近年は
開発事業等によりまして建築物の大規模化、高度化が進んできておりまして、火災が発生した場合、より高度で複雑な対応が必要となってきております。このため常備消防及び施設整備を充実し、消防力の強化を図ってまいりたいというように考えております。 次に、防災でございますが、現在まで
防災行政無線の設置や水防演習、
防災訓練等、有事に備えまして各種の訓練を実施してまいりましたが、さきの阪神・淡路大震災の教訓を踏まえまして、今後とも災害に強い
まちづくりに努力するとともに、
地域防災計画の見直しを行ってまいりたいというように考えております。 ⑦の治安についてでございますが、現在、町内における各種の犯罪は、交通事故と同じく人口増加に伴いまして若干増加傾向にありますが、幸い当町にはここ数年凶悪的な犯罪は発生しておらないところであります。しかしながら、今後、町といたしましても
印西警察署及び
町防犯組合とも連携を密にいたしまして、明るく犯罪のない安心できる
まちづくりに努力していく所存であります。 以上でございます。
○議長(鈴木貞男)
企画調整課長。 〔
企画調整課長、登壇〕
◎
企画調整課長(稲葉東治) 2の①についてお答え申し上げます。 町独自で、外部の人々が来て楽しむ、あるいは憩える施設の新設の考えはないかということでございますが、今現在、町では来年度を初年度とする第2次基本計画を策定中でございまして、その考え方として
JR成田線沿線の旧市街地が多い
田園都市ゾーンと、
千葉ニュータウン地域の新
都市ゾーンとの間をふれあいゾーンと位置づけ、具体的な事業を検討しているところでございます。この事業については、町民を意識したものとして考えておりますが、結果的に外部の人々も利用できるということにもなろうかと考えております。
○議長(鈴木貞男) 5番、神山栄夫君。 〔5番、登壇〕
◆5番(神山栄夫) 1番の表題にありますように、明年市政へと発展する本当に楽しみというか、希望にあふれた印西町、それで新しく一般選挙で議席も決まりまして、本来は初年度に所信をお伺いするのが本当だと私は思いますけれども、長期展望に立てばちょうどワンステップ、市制という本当に重大なときにありましたので、私たちもそれを、本当に一般的ではありますが、町としての所信あるいは方針をお伺いしたわけであります。 それで、7年4月に発行になった「ふれあいとうるおいのある多
機能自立都市」印西実施計画、先ほども平成7年度から9年度と。これは非常にありがたく読まさせていただきました。具体的にはこれに載っておりますが、7年度から9年度、ちょうど8年度が市制になるわけでありますから、ちょうどこれをつくった時点は、それを加味してつくられたか。そういう意味も考えながらつくられたか。あるいは6年度で1期はそれで終わって、第2期こういうものをつくった意図はどういうところにあるのかな、私はちょっと考えました。具体的な一つ一つについては物すごく膨大な質問事項が出てきますので、このほかの議員さんからの質問も含まれると思いますので、対応を今お伺いいたしました。 ただ一つ、このふれあいの印西実施計画、これは8年度市制になって9年度までの計画であります。事実、この中で7年度にもう入っておりますけれども、実施されているのはどれなのか、まだ実施されてないのがどれなのか。これから十分検討していきたいと思います。ただ一つだけ、これは明年市制に対する一つの基礎になっているのか、それをお伺いしたい。 それから、2番目の新旧住民の生活の向上、発展は偏に広く展望した未来の綿密なビジョン、これについて私もお伺いしたいのであります。当然、市制に入りまして長期ビジョン、短期ビジョン。自動車のライトの近目と遠目と車は安全運転するわけであります。たまたま私は、ラーバン千葉21の新千葉ニュータウン新ビジョンという資料をいただきました。千葉県企業庁、住宅・都市整備公団、この新ビジョンについてという言葉のこの文面は、要約してまことにごもっとも私は考えております。たくさんその意義とか課題がありますが、遠目の問題を私は今質問しているのであります。 要するに、市になった場合、この町に潤いと言われますけれども、どれだけの人たちが来て、どれだけの人たちが楽しんでお金を落としていくかと。これは財政にも関係しますけれども、現在は立地条件からいいますと南は千葉、東は成田、北はつくば、西は東京と。ちょうど中間の等距離にある重要な地点にあると位置づけております。それで多摩ニュータウンに匹敵するような大きなビジョンで今進んでおります。それで何がネックになっているのか、それが細かくこのビジョンの計画の中に書かれております。何といっても一方通行というよりも、袋路の交通です。千葉ニュータウン牧の原までは鉄道は来ております。ただ、西に向かって東京とその他の方面の往復の一方通行。要するに通過地点ではないわけであります。まず、この鉄道の運賃の高いのもその辺に起点があると思いますし、また平成16年には19万4,000人の人口を目指している。着実にそれを目指して進んでいるわけであります。それに伴って、ここにも出ておりますけれども、共通のライフスタイル、多世代の定住等を通した多様なヒューマンネットワークの形成による快適な地域社会の実現であります。町民も議会も行政も一体となって、第3セクターを考えられるような一つの大きな長期的なビジョンも必要ではないかと思われます。 それで、私もいろいろ調べました。栃木県宇都宮市は来年で百周年を迎えるそうです。印西はこれから生まれるところであります。雲泥の違いはありますが、100年を目指して農林公園整備計画というのを計画し、既に来年の8月にはオープンするということであります。42ヘクタール、これは莫大な土地であります。しかも、事業計画130億円、これも莫大な計画であります。しかし、あくまでもその意味は21世紀型農業、研究開発型農業の推進、地域産業との連携を図った農林業の推進、国際性豊かな農林業の推進、土地と農村相互の交流、憩いと安らぎの空間の整備、こういう大きな基本的な考え方でつくってきたわけであります。その内容も、中を見ますと憩いというよりも都市と農村が一致したような、あるいは外部から来てそこに十分生活の潤いを得ていくような施設が十分に考えられております。まず、温室を利用して熱温室、フラワーホール、多目的ベジタブルベース、多目的交流プラザ、映像情報コーナーとか、それから温泉、42度のお湯が出るそうであります。そこでお湯を使って21世紀に向けての近代的な農業の仕方などを、農村の方と振興を図りながら都会の方も援助していくと。ここに印西市にそういう一つの大きなプロジェクトを持って、他県から大勢の人が喜んで来てもらえるような1の大きなビジョンが、長期計画の中で私は絶対必要だと思います。 私が非常に残念に思いますのは、印西町に来まして土地の全般を見ますと、ちょうど中央に大きなカントリーがあります。東の隅にもカントリーがあります。これは町のときには非常に環境の保全もありますし、いいなと思ったかもわかりませんが、ちょうどど真ん中にあれだけの施設を一部の人たちのために利用させるようなものがあって、まことに不自然であるし、あそこを何とか利用できないかなと。これはまだまだ先のことになるかもしれませんけれども、そういうような立地条件でもありますし、北総台地、それから印旛沼、手賀沼、そういう水資源のあふれた展望ある市に向けて、外部の人たちがここに来て、正直言いましてお金を落としていく、楽しんでいく、そういう交流ができるような東西両都市の交通の拠点、十字路のど真ん中にある重要な土地にあるわけでありますから、これを町民あるいは県民、あるいは民間、第3セクターで長期的展望で考えていくような町の姿勢も必要ではないかと私は思います。 以上、先ほどの市制に向けてのプランニングも入っているのか。それと新しい住民の確保もありますが、外部からどんどん人を寄せてくる、そういう活気ある市にしていくと。そういう考えがあるかどうか、2点お伺いします。
○議長(鈴木貞男) 助役。
◎助役(磯貝正尚) 第1点の市制に向けての意味合いを込めた実施計画であるのかということについてご答弁させていただきたいと思います。 その実施計画につきましては、今の第1次基本計画が5カ年というスパンでやってございまして、それを3カ年でローリングするという形でやってございます。恐らく第1次基本計画につきましても、やはり人口増に対応しながら市制施行というものを念頭に入れてつくられたというように聞いております。中には用地買収だとかいろんな問題で若干時間が、スパンがずれてしまったものもございますが、私どもとしてはやはり長期的スパンに立ちまして、それを基本計画、実施計画がございますので、当然市制施行を念頭に入れてつくったものと理解しております。
○議長(鈴木貞男) 町長。
◎町長(伊藤利明) 県外の方々まで喜んで印西町に来ていただける、そんな環境づくりは必要なことでもあるし、また大変すばらしいことだと思っております。そうした中で、まず我々が手がけなくてはならないことは、今住んでいる人、今の印西町をよりすばらしくすること、やはり内部を充実することが現段階では第一義だと思っております。順にそうした大きな観点からも
まちづくりを進めていくことができるようにしていきたいと思っています。
○議長(鈴木貞男) 5番、神山栄夫君。
◆5番(神山栄夫) 完全を求めていく、人間の目的はそこにありますが、完全にまだまだいってないところもあると思います。 町長の今のお話の、身近な問題を無視して先のことまでやれとは私は申してはおりません。身近な問題ができなくては先の見通しも立ちません。先の見通しを持って身近な問題を見るべきだと私は考えております。人間には希望がなければ進めません。ですから、あくまでも両方を見て、いわゆる県の方、国の方と進めていかれるものは十分検討しながら、先ほどの中で一つ申しおくれましたけれども、民活法という法律もあります。それを大いに利用して活用できる面もあります。手が足りないのか頭が回らないのか私はわかりませんけれども、そういうビジョンを私は持ってもらいたいと思います。 これで私は終わります。
○議長(鈴木貞男) 町長。
◎町長(伊藤利明) これからの施策の推進の中で十分参考にさせていただきたいと思います。
○議長(鈴木貞男) 引き続き、一般質問を行います。 10番、
松本隆志君。 〔10番、登壇〕
◆10番(松本隆志) 10番、松本隆志です。一般質問を行いますが、その前に文書で発言の通告をいたしました点の一部訂正をいたします。二行目の「平成3年1月」となっておりますのは、「平成4年1月」の誤りですので、訂正させていただきます。 では、四つの点で質問したいと思います。 1番目は、「市制」をめぐる住民参加の問題です。 「市制」をめぐる住民参加については、伊藤町長が平成4年1月に「印西新報」私の発行しております新聞でございますが、このインタビューにこたえて、「住民みんなで市の名前を考えよう」と述べられたのが最初でありました。この翌年の正月にも「印西新報」紙で同じように答えていただきました。大変大胆なご提案だというように考えております。議会でもこの問題については平成4年3月議会で取り上げられまして、一般質問されておられましたが、それに対して、私の「印西新報」で述べたと同じような趣旨を町長はお答えになっておられました。 こうした町長のお考えというのは、印西町が急激に人口増加して、新しい市に発展していくときに、新旧多くの人たちの気持ちを一つにしたいという考えとして大変大胆で積極的なご提案だったと考えております。そういう点で、町長の将来の市をみんなで考える機会にしたいという考えは、住民の多くから歓迎されました。そこで次ぎの点について質問いたします。 ①は、市の名称決定に住民参加を実現するため町はどのような努力をしたのか。また、住民はどのような参加が保証されたのか。 もう一つの点は、②この来年から市になると言われているわけですが、平成8年度にその市民参加で市制実現を祝う企画を町では検討しているということを聞いておりますが、どのようなものが準備されているのか、お聞きしたいと思います。 大きな二つ目の質問は、今年発表された平成7年~9年度の「実施計画」についてであります。いわゆる「第1次基本計画」でございますが、この実現のための「実施計画」であるわけですが、今年度で終わり、6年度以降8年度、9年度についても触れております。今まで出されたものをさらに修正、補強されておられます。これは「第2次基本計画」のある面では先取りだと思います。 そういう点でご質問をさせていただきたいと思いますが、①は七駅圏複合施設、これは公民館、老人福祉センター、児童館、図書館分館が入るとなっておりますが、その設置場所と、それぞれの対象範囲(住区)はどこなのか。 ②は、五駅圏図書館の設置候補地と規模はどのようなものなのか。 ③には、印西町の図書館利用(貸出し冊数、登録者の地域別、年齢層別)などの実績はどのようなものであったかについてお聞きしたいと思います。 大きな三つ目の問題でありますが、千葉ニュータウンの開発の新ビジョン「ラーバン21」がこの春出されました。この問題についてでございます。 この「ラーバン21」を見ますと、このビジョンの中には新住市街地開発法の開発区域に留まらなく、その周辺の開発もやがてしていくという問題について触れておられます。開発は、しかしそれはとめどもない開発ではなくて、ある程度限られた開発であるということについても触れられております。具体的には、現在のところ場所が選定されているのは印旛村や本埜村の区域でありますが、やがてこれは印西町の一部も今後入る考え方だと私は受け取っております。そういう中で、千葉ニュータウンの周辺開発の一方で、開発は制限のあるものなわけですから、そこが「都市と田園の共生」という問題を提起しているのだと私は受け取らせていただきました。 そこで、①の質問は、「ラーバン=都市と田園の共生」という問題ですが、この開発者の考えているその考え方というのは、よく不動産屋がやるような単なるスローガンであってはならないだろうと思います。本当にどうして都市と田園が共生できる
まちづくりができるのか、これについて町はこの開発者に対してどのような努力を求めているのか。その点をお聞きしたいと思います。 ②は、自然環境保全のための対策にはどのようなものがあると考えているのか。 大きな四つ目の問題は、高校新設問題です。これは、今年の6月議会で私も「一般質問」させていただきました。高校新設の重要性、緊急性を申し上げましたけれども、町と私の認識には大きな違いがないことが確認できました。先ほど5番議員の質問に対しても、高校の新設問題をやっていきたいというご答弁もありました。問題は、これから町がどう熱心に県に働きかけるかという問題であります。そこで、二つお聞きします。 ①は、高校新設問題に対し町が今年度千葉県に働きかける計画はあるのか。 ②は、高校新設のための「検討委員会」を設置して「運動」を起こす考えはないか。これは私は6月議会で佐原市の例を取り上げました。佐原市は女学校を男女共学の学校にするように、検討委員会を設置して運動を起こしております。そういう意味合いでございますので、この印西町でもそのような高校新設のための検討委員会を設置して運動を起こす考えはないかについてお聞きします。 以上4点の質問を申し上げますので、よろしくご答弁をお願いしたいと思います。
○議長(鈴木貞男) 町長。 〔町長、登壇〕
◎町長(伊藤利明) お答えを申し上げます。 市制に向けての問題、また市名の問題については、各議会ごとにそれぞれの議員からご質問もいただき、また活発な意見も交わされておられることは十分ご認識のことということでお話を申し上げさせていただきます。 まず、昨年の6月の定例会で小沼議員から大変丁寧なご質問をいただいております。平成5年に意識調査をやったわけでございますから、その結果が出ておるから、市制に向けてのアンケート調査の中で市名の問題を問うのは果たしてどうだろうと、そうしたご懸念がございました。私はそのときに、平成5年の意識調査では「変えた方がいい」という方が36.6%、「変えない方がいい」という方が32.7%、こういう数字では判断は難しいと。また、こういう数字が出てくるということは、それだけ町民の方が、松本議員が先ほどおっしゃられましたように、いろいろと町政に向けてやはり高まりを見せてくれている一つの証拠でもあるわけでございまして、やはりもう一度市制に向けてのアンケート調査の中で実施をいたしますというお答えを平成6年6月の議会で申し上げさせていただいてございます。 それに基づきまして、平成6年8月に市制の意向調査と一緒に市名についても調査を行ったわけでございます。要約しますと、平成5年度の住民意識調査、平成6年8月の市制施行についてのアンケート調査の2回実施をいたしまして、住民の意向については私なりに十分把握させていただいたと判断をしております。今申し上げましたように、5年度の調査では「変えた方がいい」という方が36.6%、「変えない方がいい」という方が32.7%でした。昨年度の平成6年度の調査では、「新しい市名にする」25.5%、「印西町をそのまま印西市にする」61.5%、「どちらでもよい」が13.2%という数字が出ております。こうした調査の結果から、町民の多くの皆さんが自分の町の「印西」という名前、そしてまた印西町に自信と誇りを持ってきていただけるのだと。そうした思いが強くなってきているのが私として実感できるわけでございまして、やはりそうした思いを大切にしていくことが行政の責任者として当然の務めであると思っております。そういうことで、これまでの議会でも何回か申し上げてございますが、あえて調査をお願いをする考えはございません。 ②についてお答えを申し上げます。現在、平成8年度の予算についていろいろと協議を始めさせていただいております。その中で、またご相談をさせていただきたいと思っております。現在まだこの場で具体的にこうという発表できるまでに煮詰まっておるものはございません。 以上です。
○議長(鈴木貞男) 社会教育課長。 〔社会教育課長、登壇〕
◎社会教育課長(桜井弘一) 質問2についてお答え申し上げます。 七駅圏複合施設(公民館、老人福祉センター、児童館、図書館分館)の設置場所と対象範囲(住区)でございますが、設置場所につきましては20住区近隣公園南側のその他公益的施設用地を予定しております。また、対象範囲につきましては、それぞれの施設によって内容が異なりますので、今後建設を進めていく上で十分検討をしてまいりたいと考えております。 2の②についてお答えを申し上げます。ご質問のことにつきましては、今までも本会議におきまして何度かお答えを申し上げてまいりましたとおり、本年度中に基本計画を策定する予定で作業に入っております。ご質問の設置候補地につきましては、施設規模、蔵書数などさまざまな要件を考慮しながら検討しておりますので、ご理解のほどをよろしくお願いを申し上げます。 2の③、印西町図書館利用(貸出し冊数、登録者の地域別、年齢層別)の実績はというご質問ですが、まず貸し出し冊数についてですが、平成6年度末の実績によりますと、全体ではおよそ40万9,700冊で、10月に開館した本館が約27万冊を占め、中央駅前児童館図書室が約9万6,400冊、中央公民館図書室が約2万8,300冊、そして移動図書館が約1万5,200冊となっております。 次に、登録者についてですが、同じく平成6年度末の実績によれば、総数で1万7,539名登録されております。地域別ですは、木下地区が1,716人で10%、小林地区が1,906人で10.9%、大森地区が1,417人で8.1%、永治地区が223人で1.3%、木刈・小倉地区が5,181人で29.5%、船尾地区が163人で0.9%、内野・原山・高花地区が5,443人で31.0%、草深地区が133人で0.8%、西の原地区が587人で3.3%で、町内の登録者総数は1万6,769名となっております。町外では、白井町が205人、我孫子市が242人、栄町が79人、その他の町村が244人で、町外の合計は770人となっております。 また、年齢層別につきましては、ゼロ歳から6歳までが1,756人で10%、7歳から12歳までが4,195人で23.9%、13歳から15歳までが1,10520人で8.7%、16歳から18歳までが740人で4.2%、19歳から22歳までが653人で3.7%、23歳から30歳までが927人で5.3%、31歳から40歳までが3,823人で21.8%、41歳から50歳まで2,825人で16.1%、51歳から60歳までが584人で3.3%、61歳以上は516人で2.9%となっております。また、平成7年度につきましては、年度途中でもございますし、夏休み中の実績がまだまとまっておりませんので、別の機会にご報告申し上げさせていただきますので、よろしくお願いいたします。
○議長(鈴木貞男) ここで、休憩したいと思います。11時15分まで休憩します。 休憩 午前10時59分 再開 午前11時15分
○議長(鈴木貞男) 再開いたします。 休憩前に引き続き一般質問を行います。
企画調整課長。 〔
企画調整課長、登壇〕
◎
企画調整課長(稲葉東治) 3の①についてお答えを申し上げます。 ビジョンの基本理念は、いきいきとした都市の実現、田園と共生する都市空間の形成、快適なコミュニティが発達した地域社会の形成と示されております。町では、これらの理念を踏まえ、ニュータウン区域だけの開発に終わらせることなく、むしろ周辺環境の利点を活用するとともに、積極的に取り込んでいくような
まちづくりを事業者に対し働きかけてまいりたいと考えております。 ②の自然環境保全のための対策といたしまして、ニュータウン区域内を対象とした場合は、環境共生型住宅や省エネ、リサイクルシステムを導入した住宅の建設、水辺環境を生かした市街地の整備などがあり、区域外を対象とした場合は、周辺の農村環境を生かした市民農園の整備、斜面緑地の保全、活用や、北総台地に存在する谷津の保全、活用が考えられると思います。 続きまして、4の高校新設問題について、①と②は関連がございますのであわせてお答えさせていただきたいと思います。 まず、町が千葉県に働きかける計画はあるかということでございますが、6月議会でもお答えしているかと存じますが、あらゆる機会をとらえまして印西町に高校が新設できるように努力してまいりたいと考えております。また、「検討委員会」を設置して「運動」を起こす考えはないかということでございますが、今現在のところ千葉県の方針が凍結ということでございますので、設置して運動するということにつきましては、今後の検討課題とさせていただきたいと思います。 以上でございます。
○議長(鈴木貞男) 10番、
松本隆志君。
◆10番(松本隆志) 再質問したいと思います。 最初の市制の問題につきましては、町長は2回の調査を行った結果、私なりに町民の意識について把握なさったという表現をなさって、今後の調査については改めてする必要は考えていないというようにご答弁なさいました。この件でございますが、私はこの調査は、ある意味で2度の調査を行ったということについては全く異存はございません。これ以上調査をせよということを申し上げているわけではございません。問題は、町長が市の名前をみんなで考えようというように呼びかけてきたわけでございます。みんなというのは、意識調査のことだけだったのか。私はそうは受け取らなかったものですから。住民みんなが考えて、何らかの形で1人1人の住民の意見を反映できる、そういう機会が設けられるのだな、そう受け取っていたわけです。そういう点で、調査について異議を申し上げておりませんが、そういう呼びかけた問題は、それではどこへ行ったのかなという疑問がございます。 また、もう一つこれについては、印西町のこの議会でも、私は当時の構成員ではございませんが、町長が平成4年に最初にこの市名の問題をみんなで考えようと言ってから幾つか質問は出ましたが、だれ一人として議会からはそういうやり方はまずいという異議が出なかったわけです。したがいまして、印西町議会もそのやり方、呼びかけについては容認してきたと言ってもよろしいかと思います。そういう意味で、私どもは責任があるなというように考えるわけであります。 ただ、こんなことがございました。昨年、
文化ホールのオープンのときに水野代議士がごあいさつの中で、コスモス市にしてはどうかと伊藤町長に何度も言っているが、なかなか腰を上げてくれないというような趣旨のごあいさつを申されました。正直言って私はこのとき多少反発を感じました。まだ町の中でどういうように呼びかけていくのかが決まっていないときに、余りにも影響力のある方がそういうことを言っていただきたくないなと。また、私は正直言って個人的にはコスモスという名前は市にふさわしいかなという疑問がありまして、どちらかというと私は印西派だったのかもしれないです。 そういう意味で私は、二つの意味から多少反発を感じていたのですが、しかしよく考えてみますと、今までどういうように町長の提案が実行されてきたのだろうかということを考えてみますと、先ほど町長からもお話のありましたように意識調査でございました。これをやられましたのは成人の町民ということでございます。平成6年8月当初のころは3万7,700人程度の成人の町民がいたわけです。そのうち調査対象になったのは3,600人で、約9.5%かなと私は計算しております。そのうち回答があったのが2,536人である。この方々は、ある意味で平均値を出したかもしれない。だけれども、直接町民に呼びかけて、では私の案はというように考えていた町民、最終的に今日まで町に自分の意見を述べることができなかった人たちは3万4,000人いるわけです。90%の方がそれに答えていないわけですから。そうしますと、一般の町民は新市名をどうやって決めるべきという問題に参加できたのかなという点では疑問があるわけです。 そういうやり方で決定するという方向も明確には示されていなかったわけです。要するにアンケートだけで決定するというようには言われていなかったわけです。一般の町民には市の名称の自由応募をしてみるという機会もなかったわけです。アンケートの中にはいろんな意見が出ていたようでございますが、それは求められたのは実際には3,600人だけであって、他の町民のいろんな意見はどこでも吸い上げることができなかったのではないのかな。 実は、千葉ニュータウンの中の駅の北地区の方々がアンケート調査をいたしました。これをもらったときに、私自身は大変戸惑いました。これをどう受けとめていいか。私自身は、今の印西町の行政の側には具体的な機会をつくるという動きがなさそうなので、これをどう受けとめたらいいかなというように考えてみましたが、今申し上げたような状況を考えますと、この方々の気持ちは、当初町長がねらっていた、この名前を考えることを通じて新しい住民が印西町について考える本当にいいチャンスになっているのだなというように考えたわけです。これをぽんとはねつけるのはどういうものだろうか、そういう点で疑問を感じるわけであります。木刈、小倉台地区の方々は約4,800人の方々からアンケートをとったと言っております。そのうち住民投票で決めたいという方が4,087人、その求めた人たちの86%がそういう意思だったというように言って、町長の方にも要請をされたようですし、議会にも請願が上がっているわけです。そういう意味で、今回の件は住民に呼びかけた町、その方法に反対しなかった議会の両方に責任があると私は考えております。 それでは、市名について意識調査の結果をどのように判断するのか。また、自由応募をするのかどうかという検討機関はつくられたのかどうか。今日までどういう機関が最終決定をするのかというのを私どもに示されていないように思います。また、今日までこの決定は先送りしていると言ってもいいと思います。ことしの6月議会で、平成8年の1月議会のときには議会にも提案したいというようにお話をなさっておられます。さらに、質問した議員が催促をしましたところ、町の内部としては秋ごろまでに決めたいというようにも述べられましたが、今のところ議会で一度も正式にいつ確定するのかと、確定したのだというような町長からのお話はなかったわけでありますから、最初の呼びかけに基づきまして住民から出されましたアンケートについてどうこたえたらいいのか、町はどういうように対応するつもりなのか。この点が非常に大事だと思います。その点で私は町の対応をお聞きしたいと思います。 もう一つは、市制準備町民会議というのをおつくりになっていたと思います。ここで市名の問題についてはご検討なさっておられたのかどうか。また、これが判断の組織なのかどうか、その点についてもお伺いしたいと思います。 次の平成8年度の市制実現に当たっての町の事業の問題については、町長は来年度の予算検討の中でお答えしたいというように申されました。それでも結構だと思いますが、やはりこういう住民が市になるという問題について、それがいいか悪いかという問題は別にして、盛んに町について考えるようになっております。それだけに住民参加の企画というものをいろいろと積極的にお考えをいただければと思います。私も住民の中から多少聞いているのは、ニュータウンの混成合唱団を中心に第9を歌う企画ができないかというように、皆さんが一生懸命頑張っておられるという話も聞いておるのですが、この点については何か町の方として対応する予定があるかどうか。 それから、私は印西町という名前が市にふさわしいかどうかは別にして、印西町の歴史と伝統を新しい住民の方々にしっかり受けとめてもらうということは大切なことだと思います。実は私のところに、木下河岸に関連して河岸問屋の吉岡さんのご親戚の方からお電話がありまして、実は来年は木下河岸が成立してから300年になるので、何らかのことを企画できないのだろうかというお話がありました。どうやら来年というのは、山本忠良先生が元禄8年に吉岡問屋が河岸の権利を取ったというときのことをお書きになったので、そういうことをきっかけに300年という節目を設けたようなのです。 私は町史編さん室の方々その他にお聞きしてみましたところ、どうもこの300年説は疑問があるというご意見もありました。もっとさかのぼれるのではないかと。延宝年間ではないかとか、寛文説だとか
明歴説だとかというのがございまして、いずれにしても300年以上、340年ぐらいの歴史と伝統のある木下河岸の問題がある。しかし、これは特定することはできないと。ならば、この市制実現のときに何らかの形でこの木下河岸の成立というものが一つの町の歴史と伝統を語るのであれば、イベントとして考えてみる必要もあるかなというように私自身も感じました。300年説は別として、それも一つの町の企画として考えられないものかどうかということについてお伺いしたいと思います。 それから、大きな2番目の問題ですが、先ほど七駅圏の複合施設について社会教育課長から答弁がありましたが、これについては、場所についてはご返答があったわけですが、それぞれの区域については今後検討するというご答弁でした。この七駅圏の複合施設というのは、公民館と老人福祉センターと児童館と図書館分館なのです。これは一つの中に入るわけですが、公民館という施設はそれほどたくさんなければならない施設ではない。そうすると七駅圏に一つあれば十分ではないのかな。しかし、老人福祉センターや児童館というのは、やはり子供にしても年寄りにしても足がありません。どう歩いていくところに設置するのかという計画がなくて、まさかここにすぐつくるという計画は立てられないだろう。ほかにも七駅圏の中にどうつくっていくのかという計画が当然あってしかるべきだと思うのです。ですから、今後検討するというのではちょっとまずいのではないのかなと。 今まで私どもが千葉ニュータウンの中にいろんな公共施設を要望したところ、中央駅圏については用地がないので、やりたくてもなかなか難しいと。七駅圏については用地を確保しているというご答弁でした。ですから、七駅圏ぐらいはせめて理想的な公共施設の配置という問題が必要です。その検討をこれからするというのでは、ちょっと遅いのではないのかなということを感じます。 それから、印西町の図書館利用の問題については、数字を挙げて具体的に説明していただきました。この問題については、桜井課長からお話のとおり大変すばらしい実績を上げておられると思います。登録率、貸し出し冊数などを見ますと、もちろん全県平均は上回っておりますが、多分千葉県の図書館がある行政の中でビッグ5に入るのではないかと思うような、大変ないい実績だと思います。これに至った経過は、やはり町長を初め教育長、皆さんの関係者のご活躍のおかげだと思います。 そういう成果を上げられたことについて大変評価をしたいと思いますが、しかし、図書館活動がすべて満足かというとそうではないと思います。貸し本業務という図書館の中の一部の業務という点では、既にすぐれた実績を上げている。ただ、今後の問題は残っております。既にご承知だと思いますが、リクエストやレファレンスなどのいわゆるサービスという問題では、ほとんどまだ十分とは言えません。これは職員も未経験であるということもありますから高望みはできないと思いますが、そういう方向に向かって全力を挙げていただきたいと思います。 ところで、その実施計画の中にあります中央駅圏に図書館をつくるというようになっております。先ほど候補地は検討中であるというお話です。しかし、文面を読みますと、どうしても1カ所だなと思いますし、分館とは書いておられないわけです。図書館とだけ書いてある。それは、この大森にある図書館と同等なものなのかどうなのかはよくわからない。しかし、小林や七駅圏は分館と書いてありますから、それよりも上のものなのだなということは判断がつくわけです。どのようなものをつくるかというのは非常に大切なことだと思います。これはできるだけこれまでの利用者の方々のご意見も聞いた上で、場所の選定も含めていろいろと検討していただきたいと思います。 というのは、先ほどのような立派な実績を上げておられる印西町の図書館でありますけれども、私自身も年齢別に調べてみましたら、3、40代の親が大変よく利用している。と同時に、そのお子さんたちである小学校の児童たちが登録して利用しているのです。これは非常に盛んなのです。ところが、15歳以上の少年、青年、それが比率としては低い。これはやっぱり現在の大森の図書館がヤングアダルトのコーナーなどはないということ、あるいはその年代の人たちが一番欲しがっている学習やそういうコーナーがないということです。そういう問題に関係するだろうと思います。ですから、中央駅圏の中につくるときには大森と同じようなものをすぽっとつくってもだめだろうと思います。どのような違いを出して全体としていい図書館にしていくか。決して中央図書館を今つくろうとしているのではないということはよくわかっております。しかし、その辺の考え方をどう決めるかというのは非常に大事なことだと思いますので、これについてどんな検討をしていくのか。これから検討するというのであれば、その点利用者の方々の意見を聞く予定があるのかどうか、この点についてお伺いします。 それから、千葉ニュータウンの開発の3番目の新ビジョン「ラーバン」の問題でございますが、先ほど①については、この精神で、理念でいろいろとこれからも開発者に働きかけていきたいというのがご答弁であったと思います。それは大変よろしいことだと思うのですが、民間の開発がやっているわけではありません。千葉ニュータウンは1兆円の規模の大予算で、そして首都圏の多摩ニュータウンと並ぶような大きなニュータウンをつくろうとしております。これは大変な都市だと思います。同時に、この「ラーバン21」の精神を見ると、ニュータウンの周辺に続々と民間の方々が乱開発ができないようにしたいという精神でもあるのだと思います。これは非常にいいことだと思うのです。今までの都市づくりというのは、大体大きないいまちができると、その周辺がどんどん、どんどんと乱開発がされてきます。それでは都市として、中にせっかく理想的なまちをつくろうと思っても、その周辺はめちゃくちゃになってしまいます。これでは「ラーバン21」にならないと思います。 しかし、ニュータウン区域外は私有地だよと言うかもしれません。その私有地は、だからこそ何らかの対策が必要なのだと思います。そこで、私は谷津田の斜面の問題ですね。周辺は田園ですから、農林省の何らかの補助金やその他でそれなりに恩恵を受けたりしているわけですが、谷津田については全く自然の大変立派なものであるにもかかわらず、私有地を保有しておられる皆さんが個人的にやっておられる、管理をされておられるのだと思います。現在は薪を切る方もおりませんし、あの谷津田の周辺の斜面を有効に利用することというのは、ほとんどできておらないと思うのです。しかしながら、ここ自身は大変自然を大切にする上でいいところだというように言っております。印西町が企画している自然と触れ合おう会、これはケビン・ショートさんが講師になっておられますが、これによって再評価されております。印西町周辺にあります谷津田の意味合いを改めて考える必要がある。 この問題は、印西町だけで保護してあげられないと思うのです、私有地は。ですから、この開発者の方々に、この印西町の中に都市をつくるだけではなくて、都市の外の田園地帯のそういう雑木林に対しても何かの補助が必要だと思います。この点について、実は千葉市で千葉市の中の自然というものを専門家たちが研究して、こういう報告書にまとめております。その中に印西町のケビン・ショートさんも入って一文を書いているのです。この谷津田の重要性について、やはり千葉市も保護が必要ですよということを書いております。 この間、NHKでもこの印西町がやっている企画が取り上げられました。そこでケビン・ショートさんがカメラに向かってお話をしておりました。外国の雑誌に出ている保護の仕方というのを説明をしておりました。その中で、ケビンさんはヘッジローというイギリスの田園風景の中の生け垣というものを守る、そのために補助金を出して農民の方々に自然を大切にしてもらおうというやり方をやっているのをテレビで紹介しております。それをケビンさんがこの町にも欲しいのだというお話をしておって、テレビを見て初めてケビンさんのお考えを聞いて、すぐそばにいるケビンさんの家へ行きまして、その資料を見せてもらっていろいろお話を聞いたところだったのです。私はこの問題は非常に大切な課題だなと思います。印西町だけではどうすることもできないことですが、開発者の力をもってするならば周辺の自然を守ることはできるはずだと。この点、印西町がはっきりとした政策を持つ必要があるのではないかと思います。 また、印西町は自然と触れ合おう会という大変すばらしい企画をやっておられます。これをぜひこれからもやっていただきたいと思います。 これに関連してですが、同じように開発が進んだところは自然環境を守ろうという動きがあります。我孫子市ではやはり、この厚さではありませんが5冊にわたる報告書が出ております。平成2年から植物について、平成3年には昆虫について、平成5年には水生生物について、平成7年には鳥類について、また手賀沼について、古利根沼についての調査報告書を我孫子市は専門家たちにまとめてもらっています。その結果、明治期よりも、例えば鳥で53種類の鳥がもういなくなってしまった。現在では38科186種の鳥しかいなくなったという実態も報告しております。こういうことを調査することがなぜ大切かというと、やはり人間が生きていく自然環境がどのように変化していっているのかということに対して、機敏にならなければいけない。また、こういう問題を大切にしなければいけないという課題から、周辺の都市になってしまったところは慌てて調査しています。印西町はまだまだ自然が残っておると思いますので、この調査を始めるべきではないかというように思っております。したがいまして、今後自然を守るための町からの積極的な活動を期待しているわけですが、その点についてのご意見をお伺いしたいと思います。 最後に、高校問題です。これは先ほどご答弁がありました。あらゆる機会をとらえて努力していきたいと申されました。その基本的な考え方はそれで結構なのですが、今年度についてはあらゆる機会ではちょっと弱過ぎないか。ことしのことをいつ、どういうようにやるのかという方針が明確でなくて、それでいいのだろうか。あらゆる機会という機会を全部失ってしまうことにならないだろうかということを心配いたします。その点でもう少し具体的なご答弁をお願いします。 それから、検討委員会をつくることは県が凍結しているからと申されましたけれども、そう言ったのでは県の政策を変えることはできないわけですから、その考え方は改めるべきだと思います。その点、香取郡佐原市はそういうことを言っておりません。百も承知だと。県の方針が今頑強に動かないことはよく承知している。だけれども、佐原市が中心になって香取郡の皆さんを全部集めているわけです。そうして皆さんの意向なのだということを県に伝えているわけです。そういう姿勢が必要ですよと私は申し上げているので、県の姿勢が今そうなっていることを知らないわけでありません。その点を改めてご答弁願いたいと思います。 以上です。
○議長(鈴木貞男)
企画調整課長。
◎
企画調整課長(稲葉東治) それでは、私の方からは谷津の保全ということでお答えをさせていただきたいと思います。 谷津の保全、活用につきましては第2次基本計画の中でも研究しているところでございますので、そういった趣旨は十分理解しているところでございます。 それから、高校問題につきまして、具体的にということでございますが、最近では自民党の政調会への要望ということで、高校新設問題についてお願いしているというところでございます。 それから、②につきまして検討委員会ということにつきましてですが、新しいご提案でございますので、先ほど検討課題ということで答弁させていただいたわけですが、やはりそういったことも研究していきたいということでございます。
○議長(鈴木貞男) 社会教育課長。
◎社会教育課長(桜井弘一) 2の質問の中で、図書館について本の貸し出しサービスはよいが、利用者へのサービスというものとは言えないということでございますが、今後、向上に向けて取り組んでまいりたいと思います。 また、中央駅圏につくるものが本館か分館かということでございます。これにつきましても、これからの検討課題の中に入れていきたいと思います。また、その中で利用者の方々の意見を聞く予定があるかということでございますが、現在開館しておりまして、現場ではさまざまなご意見、ご要望等をじかに皆さんから声をお聞かせいただいておるところでございます。また、図書館協議会あるいは図書館を考える会等のご意見等を、今後の計画の中に十分反映できるように取り組んでまいりたいというように考えております。
○議長(鈴木貞男) 町長。
◎町長(伊藤利明) まず、高校の問題につきましては、もう十数年来いろいろ努力をしてきておるわけでございますが、いまだに県の新設を凍結するという大きな壁が打ち壊せないわけでございまして、今後どういう手段を講じたらいいのか、どんな運動がいいのか。ともあれ、できることのために全力を尽くしてやっていきたいと思っております。 それから、市名のことでございますが、これは先ほど松本議員がおっしゃられましたようにもう議会のたびにお話を申し上げ、質問もいただき、お答えをさせてきていただいております。私どもの考えや方針の中に1点の惑いとか、あるいは方向が時には狂うなんていうことも一つもございません。先ほど申し上げましたように昨年の6月の議会のこの場でも、平成5年度に意識調査をやったけれども、その結果についてはまだ確信がないのでもう1回やるよということを申し上げております。町民の皆さんをお聞きしますよということ、それは住民投票で決めますよと、全部の人のご意見を聞きますよと全部の人のご意見を聞きますよということの手段や方法は別でございますが、お1人お1人から何らかの意思表示を直接いただいて決めますよという考えは、最初から私は持っておりません。 恐らく、最近市になった県外、県内を問うても、意識調査をやったところだけでもほとんどないと思います。千葉県には八街町も、その前にやった袖ケ浦町も、意識調査をしておりません。あえて私どもは、先ほどお話出ましたように、より住民意識の高揚とふるさと意識の高揚と、そうした意味合いを持ちまして意識調査をやらせていただいたわけでございます。それで2回目の調査をした結果、あれだけはっきりと出ておるわけでございますから、あえてこれ以上、より細かな意向の把握のための調査はかえって町民を混乱させるものになるのではないかと、そんな判断をしたわけでございます。 それで、あえて申し上げさせていただきますが、先ほど私が最初に答弁したことは、昨年の12月に岩崎議員の質問にお答えしたことそのままでございます。昨年の12月に最初に答弁したお答えは、この議場でもお話を申し上げさせていただいております。また、いろいろなその経緯があるわけでございますが、3月の議会があり、6月の議会がございます。松本議員さんのお話ですと、何か6月の議会で市名についてのご質問は田口議員さんお1人だったと記憶しております。違っていましょうか。1人ですね。田口議員さんのご質問に私ははっきりとお答えをしてあるはずでございます。市名の正式の決定は議会の議決を経なければ決まらないということは、あえて私が再度申し上げなくても、議員の皆さんはもう十二分承知のはずでございますね。それを提案できるのは1月でなくては提案をできないということも、議員の皆さんは十二分にご承知のはずだと思っております。そういうことも申し上げております。 なぜ1月でなければ提案できないかなんていう説明も、これは失礼かもしれませんがあえて申し上げさせていただくならば、10月の国勢調査の結果、住民登録が5万人を超えたと初めて国が認知したときに、私どもは市制に向けての正式な事務手続が始まるわけでございまして、恐らく10月の国勢調査の確定値の発表は11月中下旬か1月になってしまいやしないだろうかと。それを受けて私どもは議会に提案をするわけでございますから、正式に議会の議決を得るのは1月にならざるを得ないと。だから、それまで何にもしないで伏せておくということでも何でもないわけでございます。 くどくなりますけれども、昨年の12月の議会の場ではっきりと住民のアンケート調査の結果がこうだから、やはりそれを受けていきたいと申し上げております。それから私はその後、機会あるたびにいろいろなところでその結果をお話ししながら、住民の大多数はやはり印西市ということを望んでおられるようだと。でも正式の決定は4月に新しい議会が構成されますと。町民の信頼を得て選出をされた議員の皆さんにご相談をして決めたいと、そういうことをお話をしてきております。6月の議会に、田口議員のご質問にそのことをはっきり申し上げてあるはずでございます。正式決定は1月にならざるを得ませんよと。でも1月まで決めないでいたのでは事務的な手続が間に合いませんと。ですから、正式の議決は1月であってもやはり議会の皆さんのコンセンサスを9月の議会でいただければ、何とかそれからいろいろな事務手続を踏ませていただきたいと、そう申し上げてきたはずでございます。 以上です。
○議長(鈴木貞男) 総務課長。
◎総務課長(湯原秀明) 市制準備町民会議でございますが、市名の変更につきましては検討しておりません。 以上でございます。
○議長(鈴木貞男) 町長。
◎町長(伊藤利明) 市名の問題については、市制準備町民会議でもお話を申し上げさせていただいております。また、私は議会の皆さんにお諮りすることが、やはり議会の皆さんは有権者のすべての総意でございますので、そういうことで考えております。
○議長(鈴木貞男) 10番、
松本隆志君。
◆10番(松本隆志) 今町長がご答弁になったことは、私の言ったこととちょっとすれ違っているなという感じがいたしますが、そのことについては時間もございませんのでくどくど申し上げませんが、町として要するにどこで決めるのかという問題について、私は6月議会の議事録をきょう渡されたところですから、議事録で確認しておりませんので記憶でしかないのですが、まだ決定していないというのが6月の議会でしたね。そうではなくて、町が決まっているかのような答弁が実が地区懇談会などでも課長さんたちからも答弁が出ているわけです。そうしますと、私どもはまだ決まっていませんというように言われながら、それでいて今のお話ですとちょっと食い違ってくるわけです。 そういう中で住民から出されてきた要望なのです。町長は、そういうことであれば、きょうのこの議会の中で町としては印西市に決めたのだということなのかどうか、その点を明確にお答え願いたいと思います。 ただ、今総務課長からもお話がありましたが、市制準備町民会議などというものをせっかくおつくりになっていたのですから、そこでも諮らなかったというのであれば、これはちょっとまずいのではないのかな。そうすると、これは町長の市名の判断なのかどうか。要するにそういうところにかける予定は最初からなかったのかどうか。その点の最終確認をしたいと思います。 それから、総合計画の審議は来年以降の問題もありますので歯切れが少し悪いのですが、やはり私どもはこの計画をつくってから言ったのではなかなか変えることができなかろうと思うから、今具体的に実施計画の中に出てきているものについて一部先取りしているのだから、ここで修正することも可能だよという意味もあって言っております。老人福祉の問題についても児童館についても、今後いろいろとつくっていく計画ならば、それぞれのネットワーク構想ですね。どういう範囲に児童館はつくるのか、どういう範囲に老人福祉センターをつくっていくのかという将来像を示しながら、七駅圏の着手をするという方向であるべきだと思います。例えば老人福祉センターにしても、今まではばらばらでした。中心駅圏にあります憩いの家、それから高花の保健福祉センターの中にできました。しかし、オープンの日は、片方は土.日は閉まっています。片方は土.日は公民館並みなのです。これから、木下には地域福祉センターの中にできると言っています。それらは全体として一貫性のあるものなのかどうかということが今のところ明確に示されていないので、私は申し上げたのです。それぞれの政策を持つべきだと。 それから、児童館についても同じようなことが言えます。中央駅圏に今つくってあります。今度、木下につくります地域福祉センターの中に児童に関する施設ができるということですが、児童館とは銘打っておりませんし、それはつながっているのかどうか。七駅と同じものなのかどうか。それからまた、小林にはコミュニティプラザの中にプレールームがありますが、あれは児童館ではないのだろうかと思います。そうすると、将来児童館というものをどのようにつくろうとして七駅圏に着手するのか。そこのところが定かでなくて着手するはずはありませんので、その辺を私は示してほしかったわけです。
○議長(鈴木貞男)
松本隆志君に申し上げます。
◆10番(松本隆志) はい、時間ですね。わかっております。間もなく終わります。
○議長(鈴木貞男) 時間が迫っておりますので、簡潔にお願いします。
◆10番(松本隆志) はい。それから、環境の問題について申し上げますが、印西町ふるさとの森づくり懇談会というのがことしやられているそうですが、それはどういったものなのかどうか。私が質問したようなものと結びついているのかどうかについてお伺いします。 それから、高校の問題については検討する課題だという話だが、検討するために検討委員会をつくっていただきたいのです。それをつくるかどうかも検討するのだというあいまいな態度をできるだけ早急に翻していただいて、どういう範囲の人たちを呼びつけるかという方向を教育委員会の中で検討していただきたいと思います。よろしくお願いします。
○議長(鈴木貞男) 産業課長。
◎産業課長(佐瀬知于) ふるさとの森づくり懇談会の件でございますが、平成7年2月と3月にわたりまして2回開催いたしました。目的としましては、印西町の残されております森林等につきましてどのような形で残していこうかというようなことが目的でございます。引き続きこの件につきましては取り組んでいきたいと、かように考えております。
○議長(鈴木貞男) 町長。
◎町長(伊藤利明) いろいろなご意見いただきましたが、今後の施策の中でいろいろと検討させていただきたいと思います。 それから、市名でございますが、これはお互いにつつき合ったら切りがない話でございまして、町は決めたのか決めないのか。決めたと言えば、どうして、いつ決めたのだと。正式決定というのは、町を市にする議案を上程して初めて正式決定だと私どもはとらえております。それは1月にならざるを得ないわけでございます。それ以前に決定という言葉を使っていいのかどうか。私どもは1月に印西市とする提案をする考えは確定をしております。あくまでもそれは執行部の考えでございまして、町民を代表する議会の議決を1月にいただいて、正式に町が市になることが決まるわけでございますから、この議決を経ないときには正式決定ではないと。あくまでも町の考えだという認識をしております。 ただ、くどくなりますが、それからスタートしたのでは名板一つとってもいろんな作業がいっぱいあるわけでございますから、この議会の中で全員協議会で時間をいただいて、コンセンサスを得させていただければ事務的に非常に円滑にしやすくなりますと思っております。そうした中で議会に陳情も出されたということで、私どもも大変戸惑いを感じておるわけでございます。 以上です。
○議長(鈴木貞男) ここで休憩したいと思います。1時まで休憩します。 休憩 午後零時 再開 午後零時59分
○議長(鈴木貞男) 再開します。 休憩前に引き続き一般質問を行います。 12番、岩崎幸雄君。 〔12番、登壇〕
◆12番(岩崎幸雄) 質問3、12番議員、岩崎幸雄でございます。平成7年9月5日、第3回定例会に当たり、一般質問を行います。 1、将来の行政センターの位置と建設について 明年いよいよ我が印西町は、県下31番目の市制施行が確実視されております。印西町が市として昇格するための諸条件の確保、整備に当っては、行政当局のたゆまぬ努力と、町民各位の愛町の精神に基づく理解と努力、そして協力の賜物であると信じます。印西町が誕生してから40年、諸先輩方が名付けてくれた由緒ある印西町が市制に移行する歴史的な慶事は一度しかありません。私たちは町をあげて、官民一体となってその対応に万全を期さねばならない最も重要な時期であり、その施設ひとつひとつが21世紀に向かって悔いを残さないよう慎重に対処しなければならないと考えます。今町民の一番の関心ごとは、先般の第2回定例会において、13番議員の一般質問に行政センターをどこにどのような形でセットするのかという質問に対し、町長はこの問題は町にとっては最重要課題であり、町民にとっても最大関心ごとであると答弁されました。特に旧住民はもとより、新しく千葉ニュータウンに移り住んだ住民の方々からもそのような声を多く聞くことも事実であります。 そこで、私なりに行政センターについての考えの一端を述べますと、まず格差のない
まちづくりの原点に立って、印西町の概ね中央でどの地区から見ても片寄らない所、また、後々地盤沈下或るいは地形の変化のない高台地区の平坦地かつ幹線道路に面した所が最も好条件と考えます。議会としても先般行政センター研究会が発足しこれに対処するわけでございますが、行政としても将来を展望し、特に時代を先取りするという認識の下に場所の選定や、新構想に熱意を示し北総地域の拠点を築くべく準備をせねばならないと考え、次の点についてお尋ねいたします。 ① 先般の定例会の答弁で、町長は手狭になった現在の庁舎裏側に410平方メートルのプレハブを建設し会議室と倉庫にすると言われたが、これは平成何年頃までこれを使用されるのか。 ② このプハブはあくまで暫定であると思いますが、行政センターの問題について町は、やがて本格的に取り組む時期に来るではないかと思います。そこでどのような方針で、またどのような手順で取り組むのか、その構想なるものがあったらお伺いいたします。 以上2点について質問いたします。
○議長(鈴木貞男) 町長。 〔町長、登壇〕
◎町長(伊藤利明) まず、1についてお答えを申し上げます。 ご指摘のようにこの庁舎は人口6万人というような対応でできております。市制に向けましていろいろな会議等も多くなりますし、また私どもの町が印西地区の中心に位置するというようなことから、町独自のものと、また広域的な会議等も非常に多いわけでございます。会議室の不足も来しております。それで早急に今回、9月の補正で会議室と倉庫の一部を増築する予算をお願いをしてございます。その詳細については財政課長より説明をさせますので、よろしくお願い申し上げます。 それから、行政センターの建設でございますが、これにつきましてはご指摘のように前回13番議員から詳しく質問をいただいたわけでございます。おかげさまで印西町は四つの核と申しますか四局と申しますか、ニュータウンの中央、牧の原、それぞれの北総鉄道の駅圏、また成田線の木下駅圏、小林駅圏、四つの核がそれぞれの周辺地域とともに独特な個性のある
まちづくりを町としても積極的に進めておるわけでございます。これからそれがますます大きく発展していくわけでございますし、そのかなめとなる行政センターをどうするかということは、これからの印西町にとって恐らく市制以降後の最大の重要課題だと認識をしております。 そうした中で、町としてもやはり早急にその体制づくりを進めていかなければならないわけでございますので、まず役場の部内に検討するそんな機関を今年度中にはつくりたいと。そうした中でどこがいいのか、どのくらいの規模がいいのか、いつがいいのか、財政的にはどうしたらいいのか、そんなこと等々まず内部の部会の中で検討を進めさせていただきながら、やはり町全体を取り組んだ委員会なり協議会なり検討委員会なりを設置する方向で今後いきたいと思っております。よろしくお願いします。
○議長(鈴木貞男) 財政課長。 〔財政課長、登壇〕
◎財政課長(渡辺恒明) それでは、会議室と倉庫の関係についてお答え申し上げます。 詳細につきましては補正予算にお願いしてございますので、その場に譲らさせていただきたいと思います。 今回は会議室及び倉庫の増築を考えております。それにあわせまして、その中で使う机、いす等の経費をお願いしているものでございます。会議室及び倉庫でございますが、プレハブの2階建てで、1階には中会議室と倉庫、2階には中会議室と小会議室三つを設けたいと思っております。これに、1階、2階に廊下がつきますので、延べ面積では495平方メートル程度になろうかと思っております。 以上でございます。
○議長(鈴木貞男) 12番、岩崎幸雄君。
◆12番(岩崎幸雄) 再質問いたします。 大変難しい町としては最重要課題であり、また町民にとっても最大の関心事である印西町の拠点づくりということに、ただいま執行者の将来像、方針なるものを拝聴したわけでございます。伸びゆく印西の将来を思うときに、常に後の世に禍根を残さない、いわゆる平等の原則に立って、偏りのない行政を期待するものでございます。それにつきましては、私としても理解と協力を惜しまない前向きの精神で、地域住民の期待と信頼にこたえる所存でございます。 北総台地の中核都市として躍進を続けている印西町も、先ほどもちょっとお話がありましたように、やがては10万人から15万の人口増は目に見えております。そのようなことで、21世紀に引き継ぎ、これを背負っていく方々のためにも、いい施策と教訓を残されるよう、そして後輩たちに私たちの先輩はいい基礎をつくっておいてくださったと喜ばれる、いわゆる称賛されるようなことにひとつご努力を願いたいと思います。そのことについても今後とも慎重に検討なされ、どこの地域から見てもバランスのとれた印西町のシンボルとしての拠点づくりというものを念頭に、そして将来に向かってよりよい施策に努力されることを切望しつつ、いま一度管理者の姿勢の一端を示していただきまして、私の質問を終わります。 以上でございます。
○議長(鈴木貞男) 町長。
◎町長(伊藤利明) 行政センターの建設につきましては、住民のコンセンサスが一番大事な要素になるわけでございまして、当然その前提といたしましては議会のやはりコンセンサスが第一義でございます。慎重に、また十分にいろいろな協議や検討を重ねながら、この問題に積極的に今後取り組んでいきたいと思っております。
○議長(鈴木貞男) 引き続き、一般質問を行います。 18番、加藤光雄君。 〔18番、登壇〕
◆18番(加藤光雄) 質問4、18番、加藤光雄、一般質問を行います。 1、1945年8月15日に第二次世界大戦が終結し、今年は半世紀にあたり、50周年記念式典を各地で各種民間団体や市民団体が参加し、それぞれの立場から追悼式、戦争責任を考える集会やイベントを行い、平和の誓いや平和都市宣言をし、次の平和50年に向けて出発しました。特に8月9日の平和はナガサキからの伊藤長崎市長が「今年は、核兵器の廃絶と世界平和実現の核兵器廃絶の元年にしたい」と訴えておりました。1957年(昭和32年)9月8日、創価学会第2代戸田城聖氏が横浜の三ツ沢競技場で若人の祭典に於いて、世界の民衆生存の権利という生命の次元から「原水爆を使用するものは国の如何を問わず魔の行為であり、サタンである」と獅子吼されたと聞いております。 私は15才にして、中国東北部黒竜江省ハルピン市と旧奉天市(現瀋陽市)へと転進をし、そこで終戦を迎えました。戦後多くの友を異国の地で失い、私も2度生死をさまよい21年7月帰国した1人であります。「平和ほど尊きものはない。平和ほど幸福なものはない。平和こそ人類の進むべき根本の第一歩であらねばならぬ」と宗教指導者の叫びを今更のように実感する1人であります。 戦時中、建国のスローガン「民族協和と王道楽土、愛国心」という美名のもとに、国策という名の下に於いて国を挙げての満州国建設は、植民地支配以外のなにものでもありませんでした。1944年、45年当時の青少年は、陸海軍の少年兵として志願し、南方や北方の陸や海に散っていったのは15歳、16歳であったはずであります。 去る、15日の終戦記念日に村山首相の談話に先の戦争について、国策の誤りと明言し、植民地支配と侵略行為であったことを認め、戦争で犠牲となった内外の人たちに対し哀悼の意を捧げ、痛切な反省と心からのお詫びの意を表明しました。私も当時、隊の近くに関東軍防疫給水部731石井部隊があり、ノモンハンの戦闘に於いて捕虜となったソ連兵を見かけ私たちの病院にカタコトの日本語で話しをしたこともありました。その人たちは、細菌兵器を開発するための人体実験のマルタであったと後で聞かされました。このマルタというのは、人を1人とせずに、機密の上から1人を1本というように計算をしたと聞いております。戦前戦中を通じて日本の軍部は、人間に対する傲慢と人間を見下し、人間を傷つけ戦争という悪夢の中に日本国民を引き入れました。1931年(昭和6年)の満州事変より1945年(昭和20年)8月の敗戦に至る15年の戦争は、幾100万もの日本国民及びそれ以上の数の中国やアジア太平洋諸国民の生命を奪った、植民地支配と侵略や歴史上からもまぎれもない事実であったにもかかわらず、最近就任したばかりの第2次村山内閣の文部大臣は、日本が行った過去の戦争についていちいち謝罪してはいかがなものかと発言し大問題となり、アジア諸国より猛抗議と誤解を受けました。結局は撤回に追い込まれましたが、文部大臣の侵略戦争認識は、まったくお粗末な歴史観であります。 私は、正しい歴史認識を必要とする上から町執行部に対して次の点についてお尋ねをいたしたいと思います。 ① 先の大戦は、国策の誤りとともに中国を始めアジア諸国など多くの国々に植民地支配と侵略による多大な損害と苦痛を与えたことに対し、町執行部はどのような認識をおもちなのかお尋ねいたします ② 先の大戦を踏まえ戦後50年決議として戦争廃絶と恒久平和都市宣言をしてはどうかと思うが町長のご所見と決意の程をお聞かせ願いたい 2、新市名と新庁舎について ① 来年の市制に向けて新しい市名の問題が再び浮上して参りました。1984年より千葉ニュータウン中央に入居が始まり、現在3分の2は新しい人達です。前回の調査では印西町に長く住んでいる人ほど愛着心があり新しい人ほど新市名を望んでいるようです。新市名について町の対応はどのようにされるのかお尋ねをいたします ② 町商工会木下地区の人達は、印西郵便局がニュータウンに移り重要な施設が全部ニュータウンになるのではないかと危惧をしております。町当局はこの先どのように木下駅を中心とした商業地域づくりを考えているのか、また来年から始まるいんざい第2次基本計画の中でどのように商業図づくりをしていくのかお尋ねをいたします 3、市制移行は何時なのか 去る7月5日のニュータウン木刈コミュニティセンター起工式において、町長の挨拶の中で来年4月1日の市制施行が1か月延びて5月1日になるのではないかとの注目すべき発言があったと聞くが、真実は何時なのかお答えをいただきたいと思います。
○議長(鈴木貞男) 町長。 〔町長、登壇〕
◎町長(伊藤利明) お答えを申し上げます。 まず、1の①でございますが、侵略戦争であったか否かということについての見解は差し控えさせていただきまして、いずれにいたしましても、アジアを初め諸国の国民に大変なるご迷惑とご負担をおかけしたと、そのことは日本国民の1人として十分に反省し、謝罪をすべきことであると思っております。 続いて②でございますが、そうした観点からも核兵器、そしてまた当然戦争そのものは絶対あってはいけないことであり、またそういうことのないように1人1人が最善の努力を払うべきだと思っております。 2の市名についてでございますが、先ほど松本議員の質問にお答えを申し上げましたとおり、町といたしましては印西町、印西市でご提案を申し上げていくと、そういう考えでおります。 私もこれまでの間の中で、いろいろやはり7年間悩んでまいりました。数度となく、数10回となくいろんな市名が脳裏を行ったり来たりしておりました。東東京市と、これもなかなかいい名前ではないかなと思ったこともありますし、コスモスという名前も、これもまた新しいまちとしてはふさわしい名前ではないのかなと、そんな思いも数年したこともございます。そうした中で、さきの2回にわたるアンケート調査の結果、やはりこれまで40年、50年かけて印西を培ってきた印西の町民が、印西というものに誇りを持ってきてくれている。それは1日1日、1年1年、日増しにその思いが強くなってくると。そうした観点から、やはり町は印西町、印西市で進むべきであると。そういう判断を現在させていただいておるところでございます。よろしくお願いいたします。以上です。 あと、3と4につきましては、それぞれ担当課からお答えをいたします。
○議長(鈴木貞男) 産業課長。 〔産業課長、登壇〕
◎産業課長(佐瀬知于) では、次に2の②木下駅を中心としました商業地づくりについてのご質問についてお答えします。 商業地につきましては、それぞれの商業地が地域のコミュニティの核としての役割を担ってきておるところでございます。木下駅を中心としました商業地形成につきましては、地域住民との触れ合いを重視し、かつ地域特性や歴史的背景等を考慮しました地域のシンボルとしての
まちづくりを、商工会を初めとしまして関係機関が一体となりまして、魅力ある商業地づくりを第2次基本計画の中におきましても引き続き積極的に進めてまいりたいと考えております。 なお、今年度事業としまして、木下駅南口住民会の環境整備を促進し、商業振興を図ることを目的とします商店街施設建設事業を県補助を受けまして実施の予定でございます。 以上でございます。
○議長(鈴木貞男) 総務課長。 〔総務課長、登壇〕
◎総務課長(湯原秀明) 3の市制施行はいつなのかという問いに対しましてお答え申し上げます。 最初に、今後の市制執行までの事務手続でございますが、
地方自治法の市制施行の要件の一つの人口要件でございますが、これにつきましては国勢調査の人口によるものとされておりまして、10月1日に実施する国勢調査の人口の速報値が12月下旬ごろに発表されるわけでございまして、翌年その協議について内示をいただくということでございます。その後、町議会に町を市とすることについてという議案をご承認いただいた後、正式に申請をいたすわけでございます。そして、千葉県議会の町を市とするための処分議決をいただきまして、これを受けて千葉県知事が町を市とするための処分をして、その後、官報にも掲載され市制施行を迎えるわけでございます。 この手続の中で、県議会の議決から官報告示までは、通常1カ月程度の時間が必要とされております。そういうことで、来年3月の県議会の日程について、通常の会期のとおりでございますと2月末の開会となると聞いております。そして当町の町を市とするための処分議案を仮に県議会で真っ先に議決いただいたとしましても、間に合わないのではないかということで、5月1日ではないかと申し上げたというような状況でございます。 なお、当町といたしましては、4月1日の市制施行をあきらめたという趣旨ではございませんで、関係機関には4月1日市制施行を鋭意お願いしているところでございます。 以上です。
○議長(鈴木貞男) 18番、加藤光雄君。
◆18番(加藤光雄) 再質問させていただきます。 ことしはちょうど戦後50年ということで、50年間日本は平和そのものであったわけです。その50年の間に近隣では朝鮮戦争があり、ベトナム戦争があり、アジアで起こった朝鮮戦争は言えば南北戦争。民族同士の戦いであって、自由主義国と共産主義国のイデオロギーの戦いと言っても決して過言ではないわけです。またベトナム戦争は、大国をバックにした民族同士の戦争でありまして、どちらの戦争も、終わってみれば一番苦しみ犠牲を払ったのはその国の人たちであるわけです。その中で一番犠牲を払っていったのが老人、子供、女性であるわけです。そして、今もなおベトナムでは枯れ葉剤の後遺症で苦しんでいる人たちがたくさんいることを、昨年ベトナム視察の折現地のガイドの口から聞いたわけであります。枯れ葉剤の後遺症は、今もって話したがらないというのが実情のようです。 戦後50年を取り上げたということで、今、大体55歳以下の人では戦争の実態を知らないし、また戦争の苦しみ、あるいは戦争に負けた惨めさを肌で感じている人は少ないのではないかと、こう思うわけでございます。私も1945年、昭和20年の中国の地、何10万という日本人が住むところを追われ、着のみ着のまま、全くあすの命がわからない旅をした人もありますし、私もその中に入ったことがある。その放浪の旅の中で命が尽きていった人、また自分の手で我が子を殺して自分も自殺していった人、こういう人を見ております。こういう悲惨なものをだれが後世に伝えていくのかということが問われるわけです。 50年の節目にして初めて私はこういうことを口にいたしましたけれども、本当の真実をイデオロギーや党派に属した平和運動ではなく、戦争の悲惨さ、異国の地で敗戦し、食糧も着る物も住むところもない放浪の旅をした難民が、今もこの地球上には何100万といるわけです。日本一国が平和主義でなくして、世界平和主義の立場に立てば、日本の文部大臣のような発言は出てこないと思う。過去の歴史を見直せば、我が国が中国を初めアジア諸国で侵略、植民地支配を行い、各国民に多大な迷惑をかけたのは否定のできない事実であるわけです。そういうことを銘記しなければならない。 敗戦の日から50年、世界の日本も歴史的には大きな転換期にあり、世界を支配してきた東西の冷戦構造が崩壊し、地域紛争や民族対立、宗教対立が深刻化しているのが現状であります。そのためにも、50年の間戦争もなく平和の続いている我が国からこそ、今全世界に向けて、一国平和主義ではなく世界平和主義の立場に立って、21世紀に向かって戦争廃絶と恒久平和の町として宣言をすべきであると思うわけです。再度町長にそういうお考えがあるのかどうか、まずそこをお尋ねしたいと思います。 それから、新市名について。9月1日に秋川市と5日市町が合併して、あきる野が誕生しました。あきる野市という非常に言いづらい市名と思った。そういうように思ったのは私1人ではないと思います。新市名のあきる野市は昔から地域に親しまれ、豊かな自然と清流秋川渓谷を挟み、西あきる野、東あきる野という古い地名で地域に根差した由緒のあるあきる野という地域は、豊かな自然の中より先人たちがつけた地名を取り上げてあるわけです。そして、面積73.34平方キロ、人口7万6,000人のあきる野市が誕生したわけであります。 印西町という地名も平成6年第1回定例会の折、印西西の原駅の議論をしたときに印西牧という言葉が出てきました。そのときの参考資料に、幕末の古文書の中に印西牧、小金牧というように地名が使われているということで議論をいたしました。そういうことからいうと、印西という地名は2町2村が合併したときにできた町名ではなく、幕末以前にあった由緒ある地名である。内野小学校の校歌の中にも小金牧という文言が出てきます。あきる野市のように歴史をたずね、由緒ある新市名になるならば、昭和56年に市になった浦安市、四街道市、平成3年市に昇格した袖ケ浦市、平成4年に市になった私の生まれ育った8街市、4市はいずれも元の町名を市名にしております。市名にして現在に至っておるわけです。 町長が平成5年の新春インタビューに、自分の名前は親がつけてくれたので自分では決められませんが、自分の住むまちの名を自分でつけられるというのもおもしろいのではないかと言われています。人類が生存して名前をつけるようになってから、子供が親にこの名前をつけてくれと言って名前をつけてもらった子供はいないと思うのです。私は名前でそのまちの価値とかそのまちの存在とかが決まるのではなくて、そこに住む住民がどのように知恵を出し合い、地域を建設していくかにかかっていると思うわけです。そして先人が築いたものをどのように引き継ぎ次の世代に送るのかが、今行政に携わる我々の考えだと思う。 ある日の投書欄にコスモ市を提唱したいとの住民の声が載っておりました。これはコスモスの「ス」を取ってコスモ市にと書かれていたようであります。印西町にコスモスの由来の入ったのは、千葉ニュータウンができ、そして印西町の花になり、企業庁、公団が住宅やマンションを得るために始めたイベントが定着し続けた中でできた名前であります。後世に引き継いでいくような名前ではないのではないかと思うのは私1人ではないのではないと、このように思います。新市名について印西町がどのような名前の市に引き継ぐのか、子孫末代までに引き継いでいったときにすべてが決まるのではないか、このようにも思います。 それから、2の②の問題でございますが、商業地域づくりの問題。平成6年につくられた印西町地域商業振興ビジョンを策定し、委員のメンバーが決まり、このビジョンを基本として今後、本町の中小小売業活性化の推進をうたっておりますが、来年から始まるいんざい第2次基本計画の整合性との問題はどのようになるのか。現在、産業課の中の一係を、市に昇格した場合にはどのような行政の機構にしていくのか。いずれ商工会も商工会議所に昇格していくわけでございますので、この点について行政がどのように対応されるのかお聞かせをお願いしたいと思います。 現実に地域商業振興ビジョンというものを見ますと、確かに計画としてはこのようにしますよというようなものがありますけれども、現実にもう一歩踏み込んだものが何かないと。私もそれを読みまして何か欠けているのではないかと。昔の中華そばで例えれば、昔の中華そばのスープはぎらぎらしていたと。そして、スープのなべの周りが真っ黒になって何が入っているのかというのがわからない問題がありました。昔の中華のスープをつくる場合にいろんなものを入れてつくっていた。そうしてあのような味が出ていたのです。最近の中華そばの味は、スープはさっぱりしてしまっていて、どの中華そば屋へ行っても昔のような、なべに見た目は汚いように見えても、あの中にいろんなものが入っているので味が全然違ったというような話もあります。 今、印西町の一つの例を引いて話しましたけれども、地域商業ビジョンの中にもう少しこういうものをやって活性化を図ったら、もっとよくなるのではないか。例えば喜多方ラーメンを最初売り出したころは、年商1億円ぐらいの売り上げしかなかった。そのときに議論したことは、昔からある古い土蔵を壊してあれを駐車場にしようといったときに、物すごい反発があって、がくがくの議論をしたという話を聞いております。その喜多方ラーメンが今、年商70億円の売り上げをしているという話を聞いております。それは何だったのかということであるわけです。やっぱり商業地域を活性するためには何を見つけ出さなければならないのではないかと思うのは、今の木下、大森地域の商店街の人たちだと思うのです。これからいろいろな点で議論をしていかなければならない。私も先日、商工会の方へお邪魔してどういうあれがあるのかということで話をしてみました。1日や2日で行ったのでは、1回、2回行ったのでは本当の話が出てこないので、これから何回も足を運んでいろんな話をしていきたいなと思うわけです。 印西町の木下、大森の商店街の中でぽつん、ぽつんとシャッターがおりてくれば、同じ商店街の人たちにすれば心細くなっているのが当然と思うのです。木下にあった郵便局の本庁がニュータウンに行ってしまったと。あといろんなものも行ってしまうのではないかと。そういう問題がある前に、やっぱり印西町はこういうものでいくのだという方向性、商工会や何かの人たちと話をして、どこかで何かを見出さないとこの印西町はしりつぼみになっていってしまうのではないかなというような気がいたします。来年から始まる第2次基本計画の中でどのように位置づけしていくのか、そこらあたりの計画があればお聞きをしたい、このように思います。 次に、市制はいつなのかという問題でございますが、これはさきに総務課長が言われたように、目標は4月1日に置いておるけれども、いろんなところから踏まえて延びるのではないかというようなこともあるということで、これは理解いたします。 以上で再質問を終わります。
○議長(鈴木貞男) 町長。
◎町長(伊藤利明) まず、平和への考えでございますが、加藤議員の大変貴重な厳しい体験に基づきました平和に対する信念につきましては、大変共感をともにするものでございます。これまでの経験や立場は違いますけれども、やはり平和に対する考えは全く同感でございます。そうした観点からも核廃絶、また平和宣言につきましては議会と足並みをそろえていきたいと思っております。 それから、新市名のことでございますが、町としては印西市でいくという方針を固めておることは再々申し上げておるわけでございますが、ただいまのご発言の中でコスモス市という名前が出てまいりましたので、少し説明をさせていただきたいと思います。企業庁、公団も、あるいは県もいろいろなところでコスモスということを今大変使い始めたわけでございますが、あくまでも最初提唱したのは印西町でございます。後からそれぞれが、やはりすばらしい企画であるということを取り入れてきたというように判断をしております。昭和29年に町の40周年記念事業の一つに、町の花としてコスモスを決めました。町の花として決めたからには、やはりこれを町じゅうに広めて、花を通してのふるさとづくりにしていこうではないかという思いが今日に至っておるわけでございます。 そうした過程の中で、加藤議員がおっしゃられたように私もコスモスという市の名前を、本当に何10日か何100日かと言っていいほど頭を去らないときもございました。でも、加藤議員のおっしゃられるとおりでございまして、我々はコスモスに対してどれだけの歴史的な意義があるのだ、伝統があるのだ、文化があるのだと言われたときに、たまたま昭和59年に町の花に決めたというだけで、それも町の花に決めたからには咲かせてみようよと思ってやったと。私から後世に胸を張って市の名前にするほど一生懸命にコスモスの花を咲かせたかと言われたら、大変じくじたるものがございます。でも、少しずつでも力を合わせれば、ああしたすばらしい結果は出てきたわけでございます。ただ、そのことがコスモスという冠を市の名前にまでつけてしまい、後世の人たちに対していろいろな負担や責任をかけることが、我々として果たして適切であるのか。それまで責任を持てるのかなと。そんな思いを強くしているのが現在でございます。あくまでもコスモスは私たちの町のアイドルであり、シンボルであり、そしてまたこれからの永遠の目的であると。そんなものでコスモスはあってほしいなと。市の名前はやはり印西市でいきたいと。これが私の一貫した考えでございます。 それから、機構改革につきましては、現在市制に向けましてすべての部局を検討中でございます。その中でまた産業部門のことも十分検討させていただきたいと思います。 以上です。
○議長(鈴木貞男) 産業課長。
◎産業課長(佐瀬知于) 商業ビジョンと第2次基本計画との整合性でございますが、平成6年度におきまして実施いたしました印西町地域振興ビジョンの策定でございますが、このビジョン策定は、地域商業の将来的な発展に向けまして商業地構造のあり方と、これを踏まえまして各商業地域におけます今後の商業活動の一つの指針なるべきものとして策定されたものでございます。これの第2次基本計画の中でのとらえ方でございますが、一つは商業環境の整備ということで経営の近代化、融資制度の充実、あるいは組織、団体等の育成、あるいはハード施設の整備というようなことで推進していきたいと思っております。 それと、木下、大森地区の商業振興でございますが、先ほどもちょっと言いましたが、印西町商業の発祥地としての歴史的背景があるわけでございます。このような特徴的な面をとらえまして、今後商業地形成を図っていきたいと考えております。 以上でございます。
○議長(鈴木貞男) 18番、加藤光雄君。
◆18番(加藤光雄) では、再々質問をいたします。 町長は新しい市の名前、印西ということでいきたいというような腹づもりのようでございます。先日、私ある人に会って言われたのです。現在の政治家には昔の武士のようなしんの通った人がいない。昔の武士には二言はなかったというようなことを言われた。武士に二言はないということでしんの通った話でした。政治に携わる者は信念を持つべきである。今、新市名に関する請願も出ているようでありますけれども、それにけちをつけようかとか否定しようかというようなことは全然ありませんけれども、現実にあの請願を見ましても、印西町には99の町内会がある。その中の22の町内会の方々からアンケートをとったと。人口の比率からいうと、アンケートに携わった方が大体12分の1、それから新住民の声を聞いて市名をつけるべきだという人が14分の1、そういうようにアンケートの中に数字的に出ておるわけです。 このようなアンケートの声が出てきた以上は、町長が6月議会において13番議員の質問に答えて、先ほども言われていましたけれども、ネーミングについては平成6年度の意識調査を重視して印西市というのが63%と。印西町が市になった、そのままという方が63%と多くなっているので、本年度、新たな市名に関するアンケート調査を行う考えはないと答弁しているわけです。また、平成6年の12月の2番議員の質問に対しても、さきに町長が言われていましたけれども、平成5年度の町民意識調査の結果によると、市制が施行されたとき市名を変えた方がよいのが36.6%、変えない方がよいというのが32.7%。これは平成6年のときの質問でございますので、本年8月に実施したアンケートの調査では、さきに言ったように61.5%、それから新しい市名とするが25.52%で、どちらでもよいという人が13.2%であったと。このように本年の調査では印西市とする答えに非常に高率であったので、その結果を十分尊重したいと考えているという答弁をいたしているわけです。 56年の浦安市、四街道市、それから平成3年の袖ケ浦市、平成他4年の八街市、4市は新しい市名ではなく、そのままの名前を使って市になっている。そういうことから、信念ということを私は重視すべきだなと思うわけです。それというのは、さきの東京都知事に青島幸男氏が、自分の公約を貫くために都市博を中止しているわけです。私はあのような信念が必要ではないのかなと、このように思います。町長は新春対談において話したこと、あるいは5万8,000人の代表で有する印西町議会24名の議員の中で答えた答弁が、どちらが重みがあるのかなと。 印西町議会に我が公明の議員が2名おります。私は既存を地盤にして立候補しました。神山議員はニュータウンを地盤にして立候補しているわけです。当然新しいニュータウンを地盤にしている神山議員にすれば、請願の賛成議員にもなる。私は既存を歩いてこの問題を何人かの人に聞いてみました。そうすると、おれたちは昔からここに住んでいるのだ。印西町という名前は昔からおれたちの頭の上にあるようなものだ。それをあなたは、ニュータウンにいるから変える気があるのかというようなおしかりを受けました。町長はこのまま印西町を市にという名前でいきたいというお話をいただきました。私はこの方に言って、町長はこうやって言っていたよと言えるなと思って、今さっきから町長の答弁を聞いています。 そういうことで印西町の新しい住民の方は新市名に期待するでしょうし、旧住民は印西という名前に愛着がある以上、町長の高い見地から立った市名を決めていただくように強く要望して私は質問を終わります。 以上です。
○議長(鈴木貞男) 町長。
◎町長(伊藤利明) これまでの議会の中でも、加藤議員からただいまいただいたような危惧される言葉を承っておったわけでございます。私は市の名前を一度考えようというお話を申し上げたのは、何も印西を変えて新しい名前にしようということではなくて、やはり今の印西もくるめてみんなで何が新しい市の名前として一番ふさわしいかと。そういうことでいきたいとご説明を申し上げてきたわけでございます。議会の中でもそうしたお答えを申し上げたこともあるわけでございますが、とかく市の名前を考えようというと、町長は違う名前を考えているのだと即とられやすいご懸念を受けるというそしりを、加藤議員からもご質問をいただいた経緯があるわけでございますが、やはりそうした思いというのはかなりおいでになるようでございまして、改めて表現の難しさというものを感じております。 ただ、そうした中で、それこそそれを乗り越えて、多くの町民の方がやはり印西がいいのだよということの再認識をしていただいたというように考えております。
○議長(鈴木貞男) ここで休憩したいと思います。2時15分まで休憩いたします。 休憩 午後2時 再開 午後2時14分
○議長(鈴木貞男) 再開します。 休憩前に引き続き一般質問を行います。 20番、山﨑山洋君。 〔20番、登壇〕
◆20番(山﨑山洋) それでは質問をいたします。質問5番目、20番、山﨑山洋。 一番最初に、(仮称)木下公園整備についてでございますが、平成6年7月に印旛高校下の用地を(仮称)木下公園用地として取得し、いんざい実施計画にも事業化の方針は明記をされております。そこで、今までの事業の進捗状況と今後の予定についてお伺いをいたします。その上で市制記念のため、町民参加の公園にする計画はないかを質問いたします。 答弁要旨の中に入っておらなければ結構ですが、再質問でいたしますが、大利根みどり会からの経緯等についても、もしできますればお話を、答弁をいただきたいと思います。 それから2番目、美しく清潔で快適な
まちづくりについて ①といたしまして、クリーン印西推進運動の実施は、町と団体、事業所、住民が一体となり、ゴミ散乱防止、散乱空きカン等の清掃を目的にすばらしい事業であろうと思います。しかし、散乱防止のためのハード、ソフト面での対応が余り効果をあげていないようにも見受けられます。特に不法投棄の場所等は限られてきているようにも見受けられます。そこで具体的な対策について質問をいたします。 ②といたしまして、今年6月千葉県議会において、墓地埋葬に関する条例が一部改正されたやに聞いています。また、町としては(仮称)平岡自然公園の整備が進められており、墓地についての基本計画も進んでおります。一方では既存集落の共同墓地整備も手がけられております。しかし、町からの補助は1区画当たり2万円になっており、進入路、土留め等、利用者及び所有者の負担は多大であります。今後補助金交付要綱等を見直す考えはないか質問をいたします。 3番目といたしまして、平成8年5月の市制に向けて、教育センターの構想はあるかお尋ねをいたします。その上でいじめの問題、登校拒否等教育行政についての具体的な施策を質問をいたします。 4番目といたしまして、平成5年度からの千葉ニュータウンコンサルタントミーティングの提案を踏まえながら進めてきた「千葉ニュータウン新ビジョン」について質問をいたします。 ① 千葉ニュータウンの21世紀の将来像はどういうものか ② 基本理念について。これ3点ございましたけれども、3点について。 ③ 施策の展開について。6つのポリシーという形で表現されておりますが、その点についてお願いをしたいと思います。 ④ 策定の背景について ⑤ 今後の課題について それから一つ抜かしてしまったようですが、その次に発展を支える資源についてというのがありました。 ⑥ 実現方策について 以上、特に印西町に関するものについて質問をいたします。 以上です。
○議長(鈴木貞男) 町長。 〔町長、登壇〕
◎町長(伊藤利明) 大利根みどり会に関することに関して、私からお答えをさせていただきます。それ以外のことについては、担当からお答えを申し上げますのでよろしくお願い申し上げます。 当該の土地につきましては、印旛高等学校の実習用地、また公園用地等のために1万数1,000平方メートルだったと思いますが、印旛高の敷地に隣接している土地を大利根みどり会という法人を組織して取得をいたしました。学校植物園として、また一部は農業科の実習用地として使われておったわけでございます。問題の学校植物園として使われていた部分は、ほとんど傾斜面でございます。これの維持管理は、買収と所有は大利根みどり会という法人が行いました。ところが大利根みどり会には収入はございません。それで、その学校植物園の部分についての維持管理はPTA予算の中から支出をいたしまして、大利根みどり会の土地の学校植物園を管理をしておったわけでございます。それがかなりの多額に上っておりました。記憶するところでは7、8年前で7、80万円ぐらいになっておったでしょうか。やはりPTAとしてそこに負担することがいろいろ問題にもなってきますし、負担もまた大変になってまいりました。いろいろな議論が出されておりました。 また一方、大利根みどり会が設立されたのは何年ごろでしょう、もう数10年前だと思うのですが、30年代かなり古い時代でございまして、役員の大半が既に死亡しておりまして、そのまま役員の承継もなされておりません。県の教育委員会からは大利根みどり会の解散の勧告等も出ておったわけでございます。そうした中で大利根みどり会をどうするか、大利根みどり会の持っている印旛高の学校植物園の土地をどうするか、いろいろ協議をなされたわけでございます。 たまたま私は印旛高等学校の同窓会長であり、印西町の町長という立場でございまして、またその大利根みどり会の現役の役員の方も全部親しい間柄でもございますので、いろいろと協議をさせていただいたわけでございますが、県の勧告のように大利根みどり会は解散をしようと。それで土地はやはり、土地の初期の目的が印旛高等学校の生徒の環境、情操教育という面もあるわけでございますから、それの一面を果たすような使い方をしていただけるような処分方法がしかるべきだということで、印西町にお譲りいただいて、やはり印西町の公園として整備しながら印旛高等学校の生徒の環境教育、美化のためにも役立てていこうというようなことで、議会の議決をいただきまして現在町の所有となり、整備について鋭意努力をさせていただいておるところでございます。 その経緯については、また都市整備課長の方から説明をさせていただきます。
○議長(鈴木貞男) 都市整備課長。 〔都市整備課長、登壇〕
◎都市整備課長(森田訓) それでは、(仮称)木下公園整備についてお答えします。 今、大利根みどり会からの経緯については町長の答弁のとおりでございます。場所は印旛高校の南側、展望台のある山林で、面積が約1万5,600平方メートルありますが、その9割近くが傾斜地でございます。また、その敷地内に県指定天然記念物木下貝層があることから、既存の自然形態を生かし、地域に親しまれる公園として整備していくことを基本的方針といたしまして、今年度、用地地形測量と基本設計、平成8年度に実施設計に入りたいと思っております。現在、用地地形測量が終了いたしました。これから基本設計に入る予定でございます。 それから、市制記念のためということでございますが、この土地が文化や歴史に関係が深く、利根川や町並みが一望できる場所でもございますので、市制記念を含めた関係機関と協議をさせていただき、基本設計を進めてまいりたいと思っております。 以上です。
○議長(鈴木貞男) 生活環境課長。 〔生活環境課長、登壇〕
◎生活環境課長(細谷幹雄) 2の①についてお答えいたします。 昨年より実施しておりますクリーン印西推進運動につきましては、多くの団体、事業所、住民の方々のご協力を賜り、厚くお礼申し上げます。また、この運動に率先執行されております山﨑議員、そして社員の方々に対しまして厚くお礼申し上げます。 クリーン印西推進運動は、ごみを拾うことと捨てさせないことの両面から推進をしておりますが、ごみを捨てるのは町外の人も多くいると考えられることからPRなど徹底しにくい面もございますので、これらの対応について今後とも研究をしていきたいと思っております。 不法投棄の特定される場所については、一掃清掃を実施したり看板等を設置しておりますが、後を絶たない状況ですので、捨てさせないようするため土地の所有者に対して所有地のパトロール、さくや看板の設置について協力を呼びかけているところでございます。ソフト、ハードともになかなか難しい面がございますが、今後ともクリーン印西推進運動を広く推進するため努力してまいりますので、ご支援、ご協力のほどよろしくお願いいたします。 2の②についてお答えを申し上げます。共同墓地整備事業補助金交付要綱につきましては、平成7年3月に補助対象区域を20戸から10戸以上に、また補助金の額を1区画1万円から2万円に改正し、4月1日から施行しているところです。そこで、見直しにつきましては、今後検討をしてまいりたいと思っております。
○議長(鈴木貞男) 教育長。 〔教育長、登壇〕
◎教育長(武藤喜正) ご質問にお答えいたします。 ご質問の平成8年5月の市制に向けて教育センターの構想はということですが、市制施行に向けてというよりも、印西町の施策、豊かな教育と文化の薫る、楽しくゆとりのある
まちづくりの点を実現していく上で、教育内容の充実、青少年の健全育成、生涯学習体系の確立等のためにも、ご指摘のように教育センター的なものはぜひこれから検討していかなければならないというように認識しております。 いじめ、不登校問題につきましては、第1回定例会において町内の現状につきお答えし、学校、地域社会の取り組みの重要性に触れましたが、ここでは教育委員会としてのいじめ、不登校問題に対する重点事項についてお答えいたします。 第1点の指導体制についてですが、一つ、町内各小中学校に対しいじめ、不登校の問題に関する指導方針などを明らかにし、町校長会、教頭会、生徒指導委員会等々の機会をとらえて積極的な指導を行っております。第2、いじめあるいは不登校の問題等について、学校訪問や調査などの実施を通して実態の的確な把握に努めております。いじめ、不登校等の問題行動について、指導上困難な課題を抱える学校に対しては、県指導主事や町の担当指導主事など専門家を派遣するなど、重点的指導、助言を行っております。 第2点の教育相談について申し上げます。1、学校からの相談はもとより、保護者からの相談も直接受けとめることのできるように、昨年11月より家庭教育相談を設け、電話あるいは面接相談を行っておりますが、さらに保護者への周知に努めるとともに、連携強化を図り充実していきたいと思っております。 ②教育相談の内容に応じて学校と連絡、協力して指導に当たるなど、継続的な事後指導を行っております。また、必要に応じて各専門機関との連携も図っております。 第3点、家庭、地域との連携についてですが、いじめの問題、あるいは不登校の問題の解決には、何よりも子供を取り巻く家庭と学校、地域との共同作業が必要であると思います。今後、学校とPTAあるいは地域の関係団体等がいじめ、不登校等の問題について協議する機会を設け、いじめの、あるいは不登校の根絶に向けて地域ぐるみの対策を推進していきたいと思っております。 以上です。
○議長(鈴木貞男)
企画調整課長。 〔
企画調整課長、登壇〕
◎
企画調整課長(稲葉東治) 4の「千葉ニュータウン新ビジョン」についてお答え申し上げます。 ①と②は一括してお答えしたいと思います。基本理念といたしましては、生き生とした都市の実現、快適なコミュニティが発達した地域社会の形成、田園と共生する都市空間の共生の3項目を掲げておりまして、この理念を実現することにより、都市の魅力と自然がもたらす豊かさがともに享受できる地域社会の達成を将来の目標に掲げてございます。 ③につきましては、テーマ別住宅地の造成、ヒューマンインダストリーの展開、松崎工業団地の整備、タウンセンター地区の整備、暫定施設の活用、沿道型利便施設の誘導、印西総合公園の整備、サイクリングロードの整備、幹線道路、北千葉道路の整備などが主要な施策として示されてございます。 ④の策定の背景についてお答え申し上げます。千葉ニュータウンは約四半世紀を経過した平成6年3月末に計画人口の31%に当たる約6万人が入居してございます。徐々に拠点都市としての姿をあらわしつつあります。しかし、交通アクセス等の公益的地域構造についての展望が開けず、タウンセンターの都市づくりや産業機能の展開等が不透明であり、どのように対応していくのかといった課題に直面しておりました。同時に、高度情報化社会や国際化、高齢化等への対応を必要とする時代を迎えてまいりました。このように広域的社会諸問題に対応し、今後の事業展開を適切に進めるために長期的な都市論が求められ、そのために本ビジョンが策定されたと認識しております。 ⑤につきましては、事業者、地元関係機関及び住民等との連携の強化、関係機関との総合的な推進体制の整備、千葉ニュータウンコンサルティングミーティングの積極的運用が課題として示されてございます。 追加で、発展を支える資源ということでございますが、これにつきましては四つございます。まず一つは、北総の水と緑の豊かな自然環境に恵まれているため、自然を身近に感じつつ、生き生きとした都市の魅力を享受できるという本格的な田園都市の形成を目指す素地があるということ。2番目として、成田方面への鉄道の延伸や国道16号、北千葉道路、さらには幕張、つくば研究学園都市等への南北道路の整備による広域道路の交差する交通上の要所にあり、各拠点都市との連携による多様な可能性が開けるということでございます。3番目といたしまして、ニュータウン内の特定業務施設用地等、すぐに利用できる都市的用地を初め、周辺における開発潜在地等、21世紀にふさわしい都市づくりの試みを可能とする大きな空間地が存在するという点でございます。4番目としまして、これまでの住宅都市としての蓄積によりまして、次世代を担う若い人々が定着しつつあり、また今後も一層進むことから、新しいライフスタイルを実現し、地域の独自な文化形成が図れる活力に富んでいるというように記述されてございます。 最後に、⑥として実現の方策でございますが、基本的には段階的な都市づくりを想定してございます。都市の成長段階にあわせまして3段階の目標都市像を掲げてございます。第1段階を2000年までと想定いたしまして、都市施設、住宅供給等の基本的事業の推進、駅前センター等の交流空間整備、広域的交通基盤施設の検討等の根幹的都市基盤施設の整備に着手する期間としております。第2段階は、概成期として常に対外的に話題性を発信して、生き生きとしたまちの実現を図っていく期間とされております。総合公園の整備、ヒューマンインダストリーパークの形成、情報発信戦略のためのイベント開催等が盛り込まれております。第3段階は、熟成期として地域が自立していけるための事業を推進する期間とされ、成田方面への鉄道延伸、広域道路網の整備、多様な人々のミックス社会の形成が盛り込まれてございます。 以上でございます。
○議長(鈴木貞男) 20番、山﨑山洋君。
◆20番(山﨑山洋) それでは再質問をいたします。 最初に、(仮称)木下公園整備ですが、先ほど都市整備課長の方の面積と私のつかんでいる面積がちょっと数字が合いませんので、私は9,886平方メートルというようにお聞きしておるのですが、再確認をさせていただきたいと思います。 それから、なぜこういう質問をしたかと申しますと、先ほど町長の方から答弁されておりましたとおり、大利根みどり会からの経緯がございます。それで、あの地には課長の方からも話しましたとおり県の指定の天然記念物の貝層もございまして、その昔、岩波新書に「化石」という本がありましたけれども、木下のところも書かれておりましたし、太古の昔からということで非常に重要なところでもあろうと思います。また、記念樹と申しますか記念植樹と申しますか、何本もされております。また、当時、小高敬止校長先生が肝入りで始めた事業でしたので、もみじ谷だとかいろいろ日本の庭園だとか垣根だとか、あるいは日本じゅうの萩の木を集めてこようとか、あるいは椿の種類をそろえてみようとか、いろいろと特色のある植物園経営をされておったわけですが、その後ああいう形で手入れもままならないということになってしまっております。その経緯を十分に踏まえていただいて基本設計をしていただきたい、これが1点です。 それから、動線の確保ですが、県道に面して非常に便利なようであって非常に不便なところなのです。というのは、高等学校への進入路を使うしかないという話もありますし、逆にあそこからでは県有地を通っていかなければならないということもありますし、通学の支障にもなろうかなと思いますので、その動線の希望について、アプローチの確保といいますか、十分注意を払っていただきたいと思っております。 市制記念でお願いをしたいということは一つの理由づけですので。ちょうど来年市制になりますし、来年事業が展開していくのであれば、それもいいかなということで希望的な質問をさせていただきました。ただ、経緯についてはそういうことですので、十分認識をされて基本設計、実施設計をしていただきたいと、こう思っております。 2番目の美しく清潔で快適な
まちづくりということですが、その一番初めのクリーン印西のところで、先ほど課長の方から所有者にもお願いをしてということであったわけですが、この不法投棄につきましてはその土地の所有者の責任ということになってしまいまして、本来であればその土地の所有者が片づけなさいよということだろうと思うのですが、ここにも書きましたとおり場所は大体特定されてきているのではないか。どうも捨てやすい場所というか、捨てられやすい場所というか。うちの近くですと阿夫利神社へ入る参道、この両わきが……毎月毎月ニュータウンの老人クラブの方々も掃除をしてくれていますし、地元も出ておりますし、暇を見れば私も出て掃除はするのですが、するたびするたびごみがふえるという状況で、何であんなにあそこにだけごみが捨てられるのかなというような気持ちがあります。立て看板ぐらいではどうにも追いつかないような状況だと思うのです。 町内を見渡してみますると、余り交通量が多くなくて、夜になると非常に人通りが少なくなるようなところは、どうしてもそういう不法投棄されやすいということですので、そういうところに対してある程度町からの財政の出動も必要ではないかなと。所有者だけにお願いをするということではなくて、例えばさくを結うのに町からの補助を出すとか、あるいは資材を提供するとか、そういうようなところへも踏み込んでいかないと無理ではないかなというような感じがいたしましたので、質問をさせていただきました。 それから、ソフトの面でございますが、これについては例えばビデオで子供たちにその状況を見せるとか、あるいは一般の方にもその状況を見てもらうとか、あるいは逆に片づけるのにどのような大変な思いをする、あるいはそれを処理するのに物すごいお金がかかるよというような形でのメンタルな面に訴えるところも必要ではないかな。そういうことで質問をさせていただきました。 それから、②の件につきましては、今までの共同墓地は私有地ということで利用者と所有者があろうと思いますが、1区画について2万円ということになりますと、はっきり言えばくい代ぐらいのものだろうと。私がお願いしたいのは、これから平岡にすばらしい墓地もできると思いますが、今までは印西町でお住まいになって亡くなられて墓地があるというところの墓地が、余りにもみすぼらしかったり、あるいは導入と申しますかアプローチ、要するに進入路が人がやっと通れるぐらい、あるいはよその墓のわきを抜けながら回っていくような形もありますので、そういう進入路だとか動線の確保については、町としても幾ら私有地であってもある程度の補助対象にしてもよろしいのではないかと。 それから、今までの共同墓地を見ますると、がけのところだとか、余り場所的にいいところにはないというところが多いわけで、土どめの問題だとかも非常にお金のかかることですので、そういうものに対しては町の方でもある程度補助金を出してあげることも考えてもいいのではないかと。区画については利用者に対してのことで結構ですが、全体で使う進入路だとか土どめだとかというものについては、町の方でももう少しその補助金要綱を見直していただいて出してあげていただきたいなというのが、本当に切なる願いというか。新しい墓地ができるところは完璧に整備をされておって、今まで営々として印西町を築いてきた方々の墓地は、それこそ余りにもみすぼらしいという形では、いかがなものかなという気持ちがありましたので質問させていただきました。 それから、3番目の教育センターの件ですが、私も質問するに当たりまして幾つかの教育センター、あるいはそういう関係の施設を見させていただいたり、概要について勉強させていただきました。教育長の方からそのような形で対応したい由の答弁がございましたので、了解をいたします。 ただ、その中で具体的な施策の問題で教育相談がありましたが、個人的な名前は差し控えさせていただきますが、例えばその学校で10人なら10人、15人なら15人の登校拒否あるいは怠学、そういう人がいた場合、まとめて面倒見るというのは非常に難しいと思うのです。だから個別な形になると思います。それを今の学校の先生方にお願いしてどうだということになりますと、私もいろんな関係で学校に出入りをしますが、今の先生方の非常に忙しいこと。その上にいろんな形での問題が生じてきた場合に、先生方だけ、学校だけでは対応できないのではないかというようなことで、教育長の方で教育相談ということがあったのです。電話で受け付けしているという話ですが、電話番号をはっきりお願いしたいということと、そういう部屋があるのかということ。それから、対応する先生方がだれとだれで何人ぐらいなのかということだけお聞きしておきます。というのは、やはり子供を持つ親としていじめの問題だとかこういう不登校の問題だとか、非常に関心のある問題でございますし、日本じゅうでいじめの問題が騒がれておりますので、印西町からそういう問題がニュースざたにならないようにというような気持ちがありますので、対応方よろしくお願いしたいと思います。 4番目いきます。「千葉ニュータウン新ビジョン」が新聞に発表されまして、その新聞を見ただけでは非常にわかりにいくと。それで、はっきり言えば、七問お願いしましたが、稲葉課長には申しわけないのですが、新聞の抜粋みたいな形で、説明をいただいてまたわからなくなってしまったというところなのです。 全部が全部一遍に聞いたのは私もまずかったなと思うのですが、この中で例えば具体的に印西町の例えばさっき言ったでしょう。快適なコミュニティが発達した地域社会の形成と。かつての総務委員会でもお話ししたのですが、コミュニティという定義は何だと。普通コミュニティというと地域社会ではないかと。そうすると、快適な地域社会が発達した地域社会の形成という形になってしまうのだよね。こういうような表現をされると、どこに何を持っていって、自分の頭の中での定義はどうしたらいいのかということになります。全部聞くと非常に時間もかかりますので、稲葉課長の方で整理されておって、これは印西町に対して具体的な例ですよということを幾つか述べていただきたいと思います。施策の展開、6つのポリシーと言うけれども、普通でいくとこれは戦略だろう。わからないのだな、こういう書き方をされると。だから、わかりやすく印西町に対しての具体的な例をしてもらいたい。 それから、せっかく千葉ニュータウンコンサルティングミーティングということでやられてきて、「千葉ニュータウン新ビジョン」ができたわけですが、この新ビジョンのもとというか、これただ新聞に出ているだけで、どういうものなのかわからないのです。例えば小冊子になっているのか。なっているのならば我々にも配付してもらってもいいのではないかなと。だって実際は印西町が真ん中になって中心でしょう。印西町以外というと、例えば印旛村、本埜村の関係だとか、あるいは工業団地で松崎、それから印旛村の工業団地とかの関連だけでしょうから、印西町をこういうような町にしたいのだよと、千葉ニュータウンは。新ビジョンでしょう。そこにいる議員とか人たちが、そのもともわからずに、ただ新聞発表の1枚のぺらの中で言葉を一生懸命に詮索をしているというのも、何か滑稽な感じがしますので、新ビジョンはこういうものですよというもの、まず原本を出していただいて、それに対してこういうような考え方がありますということを説明していただければ一番わかりやすい。 以上です。
○議長(鈴木貞男) 都市整備課長。
◎都市整備課長(森田訓) 1点目の面積の違いなのですが、大利根みどり会から引き継いだときは多分公簿の面積ではないかと思います。今回実測をかけたところ1万5,600平方メートルあったと。 〔何事か言う人あり〕
◎都市整備課長(森田訓) 1万5,600平方メートルでございます。 それから、確かにあそこには木下貝層、それから展望台には記念植樹をされた樹木等ございます。動線を含めた基本設計をこれから進めてまいりたいと思います。
○議長(鈴木貞男) 生活環境課長。
◎生活環境課長(細谷幹雄) 不法投棄の防止につきましてお答えをさせていただきます。 ハード面、ソフト面両方お尋ねでございますが、まずハード面についてでございますが、監視の強化というようなこともあろうかと思います。また、よく捨てられる場所というのは本当に清掃したり、またその後捨てられるというような繰り返しでイタチごっこでございます。そんなことでこれから監視の強化とか、そういったこともしていかなければならないと思います。 また、先ほどは町からの出動も考えなくていいのかというようなことのご指摘でございましたが、基本的にはその土地所有者が管理をするということで、その辺これからご指導をいただきながら、また研究をしてみたいと思います。よろしくお願いします。 また、ソフト面については、基本的には住民のモラルの向上以外になかなか対策というのは考えられないと思いますけれども、清掃体験を実際にしていただいたりして環境美化というものをよく知っていただく、より多くの人にそういう体験をしていただいて、美化運動を理解していただいてもらうほかはないのではないかと思います。そういうことでございますので、こうした運動が定着するまでにはやはり月日というものがかかると思いますし、これから継続していくことが何よりも大切ではないかと思っています。今後ともよろしくご指導のほどお願いしたいと思います。 もう1点、補助金の交付要綱の件についての見直しでございますが、共同墓地利用者及び所有者の負担にならないように鋭意研究をしていきたいと、このように思っています。
○議長(鈴木貞男) 社会教育課長。
◎社会教育課長(桜井弘一) 家庭教育相談についてのことでお答えを申し上げます。 まず、教育相談の電話番号はということでございますが、現在専用電話を入れさせていただいて、4二局の0644ということでやっております。本日も相談事業を行っておるわけですが、昨年11月から、昨年度は役場の会議室で行っておりました。今年度から中央公民館の会議室、毎週火曜日9時半から午後4時半まで行っております。 また、担当者はということでございますが、須藤社会教育指導員、山崎家庭教育指導員が主に担当をしていただいております。昨年の11月から8月31日までの件で、電話相談と直接面接相談を行っております。電話での相談は9件、おいでいただいて面接の相談が14件、合計で25件が相談者でございます。しかし、この25件といいましても、1件の相談で何回もおいでになっていますから、その対応は数多くやっておるということでございます。ちなみに相談者から、中にはおかげさまでというお礼の電話を私どもの方へ受けております。
○議長(鈴木貞男) 学校教育課長。
◎学校教育課長(山下勉) ただいま社会教育課長の方から教育相談についてご説明ありました。それとあわせまして、今年7月より適応指導教室というものを開設しております。これも毎週火曜日、町の指導主事の方で対応いたしまして、不登校、登校できない子供に対する指導も行っております。 以上です。
○議長(鈴木貞男)
企画調整課長。
◎
企画調整課長(稲葉東治) 新ビジョンにつきまして具体的な例ということでございますが、先ほど申し上げた中で多少繰り返しになるかと思いますが、松崎工業団地の整備、タウンセンター地区の整備、暫定施設の活用、沿道型利便施設の誘導、印西総合公園の整備、サイクリングロードの整備、幹線道路としまして北千葉道路の整備等、こういったものが具体的な例かと思いますが、詳細につきましてはこれからかと認識しております。また、町に関しましてはどんどん要望していきたいというように考えております。 また、小冊子になっておるかということでございますが、小冊子になったものはございません。私どもの方にも町の方にも本編が届いてございます。
○議長(鈴木貞男) 20番、山﨑山洋君。
◆20番(山﨑山洋) 何点かだけお尋ねします。 教育問題のところですが、実際、社会教育課長、相談に来てくれるというのはまだいいのではないかと思うのです。隠れてしまって見えないというか、あるいは発見できないところというか、そういうところが痛ましい事件につながってしまうのではないかなというような感じがするのです。中学校なんかでもそうだと思うのですが、兆候は注意をして見ればわかると思うのですが、先生方が余りにも忙し過ぎるというのが私は実感ではないかと思うのです。町の方で何かの形で各学校に対してお手伝いできないものなのかなということもちょっと考えたのです。というのは、どうも先生方の仕事が偏って、物すごく忙しくなってしまっているというのは実感として伝わってきます。それこそボランティアでお願いできれば一番いいのですが。例えば退職された先生方だとか、あるいはそれに非常に興味を持って勉強している方だとか、そういう人たちにお願いをして、今表に出ていない部分についてもう少し掘り下げて対応できないものか。 前に社会教育課長と話をしたのですが、家庭教育学級に出てくる人は教育する必要はないのではないかと。出ない人を教育した方がいいというような話がありましたけれども、実際家庭教育学級を卒業されても、また自主的に学級をつくってやっておられる。それは多少なりの補助金を出しておるようですが、もっともっと補助金を出しもらってもいいと思います。出てこない方に対しての対応だとか、あるいは見えないところに対しての対応というものをもう少し町の方の教育委員会で頑張っていただきたい。それを要望しておきます。 それから、稲葉課長にお願いしたいのですが、ならばその冊子のコピーでもいいと思うのです。それで何かの機会にこのコンサルティングミーティングの方からこういうことを聞いていますと。じかの我々行政の及ぶ範囲ではありませんので、向こうにじかに聞くのはいかがかなと思うのですが、向こうから行政サイド、理事者側が聞いて、理事者側が私たちに対してこういうような形で千葉ニュータウンの
まちづくりを進めていこうというビジョンですというものを細かく砕いて教えていただければ、我々も非常に理解しやすいのではないか。そう思いますので、要望だけして終わりとします。 以上。
○議長(鈴木貞男) 答弁はいいですか。
◆20番(山﨑山洋) いいです。
○議長(鈴木貞男) ここで休憩したいと思います。3時20分まで休憩いたします。 休憩 午後3時4分 再開 午後3時19分
○議長(鈴木貞男) 再開します。 休憩前に引き続き一般質問を行います。 13番、田口伸二君。 〔13番、登壇〕
◆13番(田口伸二) 13番議員、田口伸二。ご通告申し上げましたところに従いまして一般質問をいたします。 平成8年4月の市制施行に向けて、町執行部は「市」というフレームで始めての予算編成に取り組んでおられるところですが、印西町は自治体としての昇格と並行して、開発継続による行政上の数多く難関をクリアしなければならない債務に追われており、より慎重、周到な予算編成理念が必要と考えられます。 同時に、平成7~9年度のいんざい実施計画、平成8年度からのいんざい第2次基本計画などのガイドラインとの整合性も配慮した、緻密な予算編成が望まれます。 そこで、現在志向しておられる平成8年度予算案につき、次の諸点について当局の考えをお尋ねいたします。 ① 平成8年度予算案の規模、及び予算案に含まれる重点施策について ② コミュニティー行政の具体的な展開について ③ 福祉行政、特に高齢化社会への対応について 以上、質問いたします。
○議長(鈴木貞男) 町長。 〔町長、登壇〕
◎町長(伊藤利明) ①について私の方からお答えを申し上げます。②と③につきましては、それぞれ担当課長よりお答えを申し上げます。 平成8年度の予算編成につきましては、この議会の終了後から取りかかりたいと思っております。予算の規模といたしましては、市制記念事業等のために平成7年度よりも若干増加すると、そういう見通しを持っております。重点施策といたしましては、継続的なものが多いわけでございますが、松山下公園整備事業、印西福祉センター施設整備事業、住宅宅地関連公共施設整備促進事業、これは松崎地先から草深へ抜ける道路でございます。市町村道道路改良事業、平岡地先でございます。共同溝整備事業、都市廃棄物空気輸送施設整備事業。それから、新しい事業といたしまして、七駅圏の複合施設の建設整備事業の設計に取りかかれればと思って現在進めておるところでございます。あわせて内野小学校の校庭整備事業等が予想されるわけでございますが、今後、財源の見通し等を勘案をしながら詰めていきたいと思っております。 以上です。
○議長(鈴木貞男)
企画調整課長。 〔
企画調整課長、登壇〕
◎
企画調整課長(稲葉東治) ②のコミュニティー行政の具体的な展開ということでございますが、今のところ考えておりますのは、今年度に建設中にコミュニティセンターの管理運営の充実化を図り、また永治コミュニティ施設をどのようにやっていくかということでございます。 以上でございます。
○議長(鈴木貞男)
社会福祉課長。 〔
社会福祉課長、登壇〕
◎
社会福祉課長(堀江義男) それでは、1の③についてお答えをさせていただきます。 町における高齢化につきましては、ここ数年約8.6%の横ばいを示しているものの、高齢者数は確実に増加しております。こうした状況の中で
高齢者福祉行政につきましては、高齢者の生きがいと介護福祉を両輪として対応していく所存でございます。高齢者の生きがい対策につきましては、老人クラブの支援や老人福祉センターの整備を中心に、また高齢者の介護福祉につきましてはホームヘルプサービスやショートステイ、デイサービス等各種サービスの充実を図り、対応してまいりたいと考えております。
○議長(鈴木貞男) 13番、田口伸二君。
◆13番(田口伸二) 今回の私の質問は、骨組みだけをご質問申し上げてありますので、お答えが大変に簡便でございます。わかりやすい反面、中身についてなかなか触れていただけないと、こういうことがございます。したがいまして、少し最初の質問よりも突っ込んで何点か再質問でさせていただきたいと思います。すべて最初に伺ったお答えの中に総括で出ていることでございますので、その中身を少しずつお答えいただければ結構であろうかと思います。 まず、再質問の1点目といたしましては、町長にお答えいただいた新事業の中の印西牧の原駅圏の複合施設、この問題が新しい事業として平成8年に加わってくると、こういうことでございます。継続の事業がたくさんある中で大変な事業であろうかと思うのですが、これにつきまして、いずれにしても市を迎えるに当たって私どもの予算規模、特に税収の問題にどの程度の見通しを持っておられるか。これが、やはりこれから取り組まれる予算編成での基本的な要素であろうかと思われます。したがいまして、平成8年度の我が市の初年度の税収はどの程度に見込んでおられるか、それを1点目としてお伺いしたいと思います。 2点目につきましては、平成8年に設計委託をなさろうという永治のコミュニティ館の整備についてですけれども、永治館についてはこれに続く各居住圏のコミュニティ施設整備の流れ、これからの流れを方向づけるものとして考えていかなければならないと、かように思っております。中央駅の南北館に始まるコミュニティ施策の方向性を確立した上での永治館着手ということが望まれるわけでございますが、そこで基本的な考え方を伺っておきたいと思います。 コミュニティ施設整備に当たって、いわゆるゾーンの距離的なゾーニングと、それから密度の違う人口的なゾーニング、この二つの要素があると思うのですが、これをどのように考え合わせていかれるコミュニティ行政理念をお持ちか、これについて第2点としてお伺いいたします。 それから、永治館以後のコミュニティ施策の構想を大小つかみで結構ですからお伺いしたいと思います。これが再質問の3点目。 次に、中央駅圏の南北コミュニティ館については平成8年管理運営が始まる年度となるわけでございますが、その管理運営方策も今後の全市的なコミュニティ館運営の起点として極めて注目されるという位置づけでございます。そこで、再質問の4点目、南北館の運営に関する地元の人たちとの話し合いがどこまで、どのように進んでいるのか。そして、地元の人々が今後長くランニングし続ける運営協議組織としてはどのような形態、性格づけを考えておられるのか。さらに、運営管理に予算面でのバックアップはどのように考えておられるのか、お伺いをいたします。これが4点目です。 質問の③についてでございますが、高齢化社会への対応としては、まず健常な高齢者の方々への福祉増進、そして一方では非健常高齢者への介護面での福祉増進、この二つに大別されるわけでございますが、再質問の5点目といたしまして、まず健常高齢者について、ご丈夫な高齢者のマンパワーを社会環流する、これが一番町の活性化、高齢社会の対応としては重要な問題であろうかと思われるのでございます。この社会環流を促進する生きがい事業の形成、今まで私は何度も一般質問しているのですが、平成8年度に形をつくり上げると、こういうお答えを前の議会でいただいております。そこで、これに対してどのような予算面でのバックアップを平成8年度になさるか。そして、8年度に完成するまで、つまりスタートできるまで8年度に準備が終了する見込みをお持ちかどうか伺っておきます。これが5点目。 それから、高齢者マンパワーの供給源としての組織された老人クラブあるいは高齢者任意団体、そういうようなところの組織強化助長策は平成8年度にどのように展開されるのか。まだ当然予算は審議されていないと、起案されていないと思うのですが、考え方という点でお伺いをしておきます。これが6点目。 もう1点お伺いします。一方の非健常高齢者についてですが、ゴールドプランの進展状況に関しては他の同僚議員からの質問もございますので省きます。 そして7点目として伺っておきたいのは、市独自の介護福祉施策、これはゴールドプランがこの議会で遡上に上ったときにもお伺いしてあるのでございますが、いわゆる国と県がおたくの地区の状況を調査しなさいと。そして、その数字に合わせてこちらは試算をするから、そこへ向けてマンパワーの確保を考えなさいと、こういう形でゴールドプランはあるわけでございますが、それだけでなくて、印西町が独自に抱えている非健常者福祉への必要な施策、これはどうしても打ち出していただかないとひずみが生じてくる。つまり入れ物は国、県の入れ物で、受けるのは印西市と、こういうことではいけないと思いますので、市独自の非健常者への介護福祉施策、これについてお考えをお持ちかどうかをお伺いします。これを再質問の7点目といたします。 以上、7項目について再質問をいたします。
○議長(鈴木貞男) 税務課長。
◎税務課長(高橋忠行) それでは、平成8年度の税収の見込みということでございますが、現時点ではまだ確実の推計はしてございませんが、見込みといたしますと70億円前後の税収が見込めるのではないかと考えております。 以上です。
○議長(鈴木貞男)
企画調整課長。
◎
企画調整課長(稲葉東治) 永治コミュニティ施設、こういった施設のこれからの流れを方向づけした後に着手すべきと。基本的な考え方はというようなことかと思いますが、ゾーンの距離的なもの、それから人口によるゾーニングといったことかもしれませんが、今現在のところ中学校単位でやっていきたいと。基本的にはそういった考えでございます。 永治コミュニティ施設の建設、整備以降についての考え方ということかと思いますが、永治コミュニティ施設の以降の考え方につきましては、公民館の施設整備との兼ね合い等もございます。また、入居状況等の推移も見守りながら今後検討していきたいと考えております。 来年、全市というか視点で南北館をオープンし、運営等をやっていくわけでございますが、地元との話し合いがどの程度進んでおるかという質問かと思います。ただいまのところ、建設協議会の方から近々に地元である自治会の方に報告していくということを聞いております。 それから、形態ということでございますが、基本的には管理運営協議会という公共的団体、例えば私どもで今考えておりますのは自治会、それからサークル団体、各種団体等、また個人等も含めた公共的団体ということで今現在のところは考えております。 予算面についてというお尋ねかと思いますが、予算面につきましてはあくまでも今のところでございますが、委託するという部分につきましては人件費相当、それから事務費相当、それから会議相当ということが考えられるかと思います。 以上でございます。
○議長(鈴木貞男)
社会福祉課長。
◎
社会福祉課長(堀江義男) それでは、まず1点目、健常者の介助の関係でございますが、先ほど答弁させていただきましたとおり、高齢者につきましては生きがいと介護福祉を両輪にして対応していくというようなことで答弁したわけでございますが、今後も高齢者の生きがい対策としては老人福祉センターの施設整備に努めてまいりたいということで考えております。 それから、シルバー人材センターの関係かと思いますが、これについてはいろいろ今協議会の方と協議を進めておりまして、中にはいろいろ難しい問題がございます。それは会員の確保、それから仕事の量、核の人材となる確保、そういうものが非常に今問題点となっておりまして、協議会の方といろいろ細かい点について詰めております。なるべく早い時期に住民の協力が得られれば、設置に向けて努力していきたいということで考えております。 それから、老人クラブ等の組織関係でございますが、これにつきましてもやはり各種団体がございます。これから各種団体といろいろ協議をしながら、市制に向けて準備をしていきたいというようなことで考えております。 それから、市独自の介護施設というようなことでございますが、先ほど申し上げましたとおり健常者の施設につきましては今いろいろ計画を立てておりまして、老人福祉センター等を建設する予定でございます。そのほかの施設につきましては、やはり広域でやらなければ難しい問題もございますものですから、その辺はいろいろ協議をしながら今後進めてまいりたいと考えております。
○議長(鈴木貞男) 13番、田口伸二君。
◆13番(田口伸二) もう少しお答えいただいておきたい部分のみ第3質問をいたします。 まず、コミュニティのハード面、館のこれからの設営問題ですけれども、南北館が、長年の住民の希望によってコミュニティ館が南北に初めてできるという事態を迎えているわけでございますが、私どもの関心は、それに続いて印西市がこれから人口増加につれて、あるいはニュータウンの開発の進展につれて、どのようにコミュニティの行政が浸透していくか。つまり進む方と、それからそれをコントロールする方の行政との間でコミュニティ造成がどのように進んでいくのか。これが、一番私どもとすると今の段階で知りたいと。 そういうところで3番目には、南北館の次には永治を始めるのだと、こういうお話があるわけでございます。永治のコミュニティセンターあるいはコミュニティ館という名称になるのでしょうか、その辺はわかりませんが、いずれにしてもコミュニティ施策の一環として永治館をお考えになるということでありましたら、やはり今ニュータウンにつくられつつある南北館とは、コミュニティの精神は同じでも地域性の問題は大変に差がある。これから進んでいくところもすべてそういうように地域差が大きいわけでございますので、お伺いしておきたいのは、この南北館に続いてのコミュニティ施策の基本策づくりに、ひとつ協議体と申しますか諮問機関と申しますか、あるいは住民との話し合いと申しますか、慎重にコミュニティ施策をもう一回腰を据えて練り直していただくお考えがないかどうか。そして、それについて住民の考えを十分に聞きながら先へ進展していただけないか。ここは人口が少ないからこの程度でよかろう式なコミュニティ行政の仕方をしていきますと、でき上がってみると全部ばらつきがある、あるいは全然脈絡がとれてないということになりそうなので、このあたりでやはりもう一回コミュニティ施策を考え直していただくそのお気持ちがあるかどうかを伺っておきます。 それから、南北館についてですが、公共的団体を地元につくっていただいて、そこに委託すると、こういうことでしか方法がない。あるいは、これが近隣の例を見てもベストかなと思うのですが、この人件費という面に関して言いますと、南北にあれだけの規模のコミュニティ館が建って、そしてマンパワーは普通、管理に常時どのくらいの人を確保できるだけの人件費を見込んでいただけるのか。このあたりは協議体との話になっていくと思うのですけれども、今何人分どうのというお答えはいただかなくとも、協議をいつどういう形でお始めになるのか、そのあたりのところを伺っておきます。 それから、シルバーの生きがい事業団の件に関してでございますが、7年度から9年度までの実施計画の一番新しいところの35ページに、職業相談室の実施をしますと。これは高齢者、中高年女性を対象とした職業相談室の実施と、こういうように書いてあるのですが、これについて若干お考えがあるはずですので、具体的にどのようなもので、どのような運営をなさるのか、お伺いをしたいと思います。 以上3点を伺って私の質問を終わります。
○議長(鈴木貞男)
企画調整課長。
◎
企画調整課長(稲葉東治) 腰を据えてもう一度検討し直すというか見直しするかということかと思いますが、南北館は今現在建設中ではございますが、当町にとっても初めての施設でございますので、さらに慎重に私自身も先進地、せんだっては多摩市の方へ行ってまいりました。今後三鷹の方も行ってきたいと思っておりますが、そういったところも視察して、問題点等ももう一回整理して、例えばどこまで公共的団体に委託できるのかを含めまして、コミュニティ形成をもう一度今研究し直しているところでございます。 それから、南北館の管理運営について地元との協議ということでございますが、今のところ予算編成前には地元と協議していきたいというように考えております。
○議長(鈴木貞男) 産業課長。
◎産業課長(佐瀬知于) 職業相談室の関係でございますが、これは県の補助事業を受けまして、地域経済社会の実情に即応しまして高年齢者及び中高年齢の女性を中心としました就職困難な方を対象に、きめ細かな職業相談、紹介等を実施して就職の機会の均衡を図るという事業でございます。
○議長(鈴木貞男) 引き続き一般質問を行います。 7番、清水哲君。 〔7番、登壇〕
◆7番(清水哲) 7番、清水哲、通告に従い質問させていただきます。 1、医療問題についてですが、これは今までもたびたびこの場で質問されておりますので、私からは少し角度を変えて質問をさせていただきたいと思います。 近年の医療技術の進歩には目覚ましいものがあり、まさに日進月歩で進んでいると言っても過言ではないと思います。しかし、ひと昔前であれば、治療が困難であった症例でも、最新の医療技術により完治することも珍しくありません。特に救急医療分野の進歩は顕著で、来院時死亡、デッド・オン・アライバル、DOA患者でも予後、治療経過でありますが、予後がよい症例も多く見受けられます。しかし、これらは発症後に応急処置、搬送、医療機関での治療等がすべて適切に行われることが必要となります。当然、現場での適切な応急手当て、救急車到着まで時間と搬送時間、そしてこの搬送中の救急車車内での手当て、医療機関到着後の高度な技術、スタッフ等が必要になってきます。 簡単な例として、交通事故が発生したと仮定し、その後の望ましい処置の一例を、私の私見でありますが挙げてみたいと思います。まず、救急車到着まで簡単な止血、人工呼吸、心臓マッサージ等がバイスタンダー、救急現場に偶然に居合わせた人でありますが、バイスタンダーにより行われます。その後、この作業は救急隊に引き継がれ、高規格救急車で救急救命士により気道、息をする経路や末梢点滴ラインを確保しながら、速やかに高度救命救急センターや一般の第3次救急医療機関、救命救急センターなどに搬送されることになります。当町の場合、周辺には第3次救急施設として成田日赤病院がありますが、心臓や肺の機能が停止している、あるいは足を切断しているといった3次救急が必要な患者が発生した場合、救急車で成田まで行くということがどのようなことを意味しているのか容易に想像がつくものと思います。すなわち、できるだけ近い場所にこのような施設があれば、当然助かる命もより多くなるわけであります。 町民の間でも救急医療に限らず医療問題は非常に関心が高く、よりよい医療を求める傾向が非常に強いようであります。そこで、以上のような点をご認識いただき、印西町の医療の現状についてお尋ねいたします。 ① 一般に4分間心肺機能停止が続くと、生還率が50%以下になると言われています。また、事故などの際には出血多量やショック等も考えられるわけでありますが、少しでも救命率を高めるために現場での初期手当てを目的としたプライマリーケア講習会等が行われたことがあれば、その実施状況と内容をお教えください。これは町主催でなく、日本赤十字社や地元医師会が行っているものでも構いません。 ② さきに述べましたように救急隊の任務は非常に重要でありますが、現在の救急隊の活動状況、設備、編成等、把握している限りで結構ですので、現場までの到着時間、搬送時間、車内での処置、また第3次救急適応件数等、予後を含めて現状をお教えください。 さらに、今後の予定について当町もしくは印西地区消防組合管内でも構いませんので、ドクターカーや高規格救急車、救急救命士の配備についても、いつまでに、どのくらいの装備になるのか詳細にお教えください。 ③ 現在、厚生省では、医療費の抑制、薬の相互作用による副作用の防止などの目的で医薬分業を推進しておりますが、当町における院外処方箋発行状況と受入れ体制について。発行する側の医療機関の数とその割合、また受け入れる側である調剤可能な薬局を基準薬局とそれ以外の薬局について、数とその分賦をお教えください。 ④ 医療問題については印西町単独で解決できるものではありませんが、町としての方向性は示せるであろうと考えます。そこで、今後の当町における医療計画について、先ほど助役より
かかりつけ医や総合病院などというお話がありましたが、これらの点を踏まえて病院問題や患者情報のICカード化等、町の将来構想をできるだけ具体的にお示しください。 また、あわせて今後どのような姿勢で医療行政に臨んでいくのか、町長のお考えをお聞きしたいと思います。特に救急医療、休日夜間医療、災害時医療について今後どのような取り組みを行っていくのか、具体的にわかりやすくお示しいただきたいと思います。さらに、周辺市町村の動向についても把握しているものがあればお教えください。 次に、2番目として市制施行に伴う諸問題について 当町では来年春に市制施行を予定しておりますが、それに伴い様々な面で変化が生じるものと思います。単に名称だけでなく、行政の組織、住民意識、予算や補助金、許認可事項等、多くの点で変更になるものと思います。多くの住民が興味を持ち、生活に密着した問題が多々あろうかと思いますので、これらについてお尋ねをいたします。 ① 市の名称については、既に何人かが質問しております。また、この後にも質問が続くものと思いますので、私からは次の点だけお尋ねしたいと思います。 現在までに町長は市の名称について十分に、いいですか、十分に町民意識を行ったとお考えでしょうか。また、先ほどからの町長のお話では、その調査結果を反映した形として印西市にしたいというご答弁をしていらっしゃると理解していいのかどうか、お聞きいたします。 ② さきに町長は市役所の組織について、市制施行後に部制を実施したいとお答えになっていたと記憶していますが、そろそろ具体案も煮詰まってきたころかと思います。そこで、どのような組織にいつまでにするのか、予定をお聞きいたします。また、その際増員が必要になるかと思いますが、これらの人材についての育成計画、増員計画等、募集方法も含めて市制施行後の人事全般について町長のお考えをお聞きしたいと思います。 ③ 市制施行後は、行政に対し住民から現在より一層の住民サービスが求められると思います。市制施行を機会に行政サービスで改善する予定があれば、お教えください。 ④ 市制施行後は現在の庁舎では手狭になるものと思いますが、今後行政センターをどの位置に配置すれば多くの住民のニーズにこたえることができると考えているか、町長のお考えをお聞きしたいと思います。これは具体的な地名でなくても構いませんので、地理的に町の中心であるとか、あるいは人口が一番多い地域であるとか、そういった形で結構ですのでお答えいただきたいと思います。 また、今後市の発展を考える上で、現在の印西町だけを対象に新しい
まちづくりを考えていくのか、それとも周辺地域も含めたある程度広域を対象とした、具体的には合併等を考慮に入れた
まちづくりを考えていくのか。執行部のお考えをお聞きしたいと思います。 今後、市が発展していくに当たり、何がしかの特徴を持った
まちづくりが望ましいと思います。例えばシンガポールのようにごみが一つも落ちていない日本一きれいな市であるとか、どこへ行ってもきれいな花が咲き乱れている花の市であるとか、あるいは行政サービスが日本一、こういった特徴のある市でもいいかと思います。とにかく何かに重点を置いた
まちづくりを進めていくことが必要であろうかと思います。「ふれあいとうるおいのある多
機能自立都市」では、少し抽象的でわかりにくいかと思います。この点につきまして町長の具体的なお考えをお聞きしたいと思います。 以上、直接町が管理してない問題があろうかとも思いますが、大いに町民に関係のある事項ですので、よろしくご答弁をお願い申し上げます。
○議長(鈴木貞男) 町長。 〔町長、登壇〕
◎町長(伊藤利明) まず、市名についてでございますが、十分という判断は非常に難しいわけでございますが、町民の市名に対する動向については把握できないという認識を持たせていただいております。 それから、行政センターでございますが、先ほどのご質問にもお答え申し上げましたが、これからまず部内にプロジェクトチームをつくり、そしてまた全庁的なそうした組織をつくる中で、規模とか場所とか時期とか検討してまいりたいと思っております。 それから、町独自の施策といいますか、他と町村と違うようなものということでございますが、ともかく市制を迎えるまでに日本一きれいなまちにしようではないかと、これはだれでも、どこでも、いつでもできる運動ということで、印西クリーン運動を展開をさせていただいております。 また、それぞれの事項については所管の方からお答えさせていただきます。よろしくお願いします。
○議長(鈴木貞男) 消防交通課長。 〔消防交通課長、登壇〕
◎消防交通課長(大野勇) 1の医療問題について、①現場の初期手当てを目的とした講習会等の実施状況とその内容につきましてお答え申し上げます。 初期手当ての講習会等の実施状況は、平成7年1月から8月まで、印西町消防署におきまして5回、印西西消防署におきまして10回実施をしております。その内容につきましては、心肺蘇生法、応急手当て、水難事故による人工呼吸法、災害及び緊急時における応急処置等となっております。また、日本赤十字社印西分区では、昨年2回、70名の方々を対象に家庭看護法並びに救急法について開催をしております。 次に、②の応急隊の活動状況、設備等の状況と今後の予定についてお答え申し上げます。平成6年1月から12月までの1年間で、印西町における救急隊の出動回数は1,048回、1,055人を搬送してございます。隊員でございますが、3名で編成しておりまして、印西町で一番遠いところでございますが、砂田地区に約8分を要しているそうでございます。平均5分程度と伺っております。また、設備でございますが、印西西消防署には一昨年から準高規格救急車を配備しております。今後の予定でございますが、④のご質問にも関係あると思われますけれども、平成9年度から高規格救急車を配備する予定でございます。 なお、現在のところドクターカーの導入計画はないということでございます。 以上です。
○議長(鈴木貞男) 健康管理課長。 〔健康管理課長、登壇〕
◎健康管理課長(本橋孝司) お答えをさせていただきます。 ③の現在の院外処方箋発行状況と受入れ体制について、お答えを申し上げます。本件に関しましては、佐倉保健所と申しますか県の所管事項となっております。先般一般質問が出ましてから急遽佐倉保健所の方へ問い合わせをいたしましたので、必ずしもご質問の趣旨に沿った回答ができるかどうかはちょっとわかりませんが、その辺を含んだ上でお聞きいただきたいと思います。 県の方からの回答でございますが、近年、医療機関からの院外処方箋の発行枚数は漸増傾向にあり、平成5年度の処方箋発行の受け取り率が全国は15.8%、千葉県は20.6%となっております。千葉県におきましては平成5年度院外処方箋発行枚数は約900万枚、前年度に比べて約145万枚の19.4%の増加となっており、今後さらにふえていくのではないかという回答でございました。それから、受け入れ体制につきましては、県といたしましては県民への広報、それから啓発のポスター、リーフレット等を作成、配布をする、あるいは薬局のマップ作成事業を行って医薬分業の推進を努めてまいりたい、このような回答でございました。したがいまして、町といたしましても県の方針に従いまして、より一層推進ができるよう協力をしてまいりたいと考えております。 それから、その質問に関連をいたしまして薬局の数というご質問でございますが、まず薬局が印西町の中に15店舗ございます。それから、佐倉保健所管内が17五店舗ございます。それから千葉県全体で1,62四店舗ございます。このような回答でございました。 それから、④の今後の医療計画についてお答えを申し上げます。先ほど大野消防交通課長からお答えをいたしました救急医療以外の医療について、私の方からお答えをさせていただきたいと思います。 現在、町内に1病院、21診療所及び18歯科診療所が開設されており、地域の医療にご尽力をいただいておるところでございます。今後につきましては、特にニュータウン地区につきましてはニュータウンの入居計画あるいは入居状況等を勘案して、診療所等が誘致できますようにニュータウン事業者に対して積極的に働きかけをしてまいりたいと考えております。 それから、また総合病院問題につきましては、先ほど助役からもお答えを申し上げましたとおりでございますが、今現在ニュータウン事業者と総合病院の規模や形態等について調査研究を実施すべく検討を行っておるところでございます。それらの内容がまとまり次第、早期に実施をしてまいりたいと考えております。 それから、救急医療関係で、特に健康管理課の方で所掌しております事項といたしましては、休日夜間診療問題がございます。今現在、町としては整備をされておりませんが、厚生省の医務局長通達の形で設置基準の通達が示されております。それによりますと、人口5万人を超えた場合には最低1カ所整備をしなさいという規定になっております。町といたしましてもその辺の趣旨に沿いまして、今後医師会の先生方にご協力をいただけるよう働きかけをしてまいりたいと、そのように考えております。 それから、ICカードの問題でございますが、この問題につきましては印西町の中だけで実施をいたしましてもなかなか実効性がないといいますか、いろんな問題が出てこようかと考えております。また、医療機関も協力していただけるかどうかの問題もございます。そのほかに、できましたら印旛郡なり千葉県全体なり広域で実施することがいいのではないか。そのようなことから、保健所なり県の方が中心になりまして進めていただければ町としてもより積極的に参加しやすいと、そのように考えております。 以上でございます。
○議長(鈴木貞男) 助役。 〔助役、登壇〕
◎助役(磯貝正尚) 私からは、二番目の市制移行に伴う諸問題についての②③④についてご答弁申し上げたいと思います。 まず、②の市役所の組織の人事ということでございますが、組織につきましては人口増加に伴う事務事業量の増加、あるいは複雑化に対応するため組織の見直しを行いまして、住民サービスの向上に努めていきたいというように考えております。人事につきましては、職員全体の資質向上を図るため、今まで以上に積極的に研修等を行いまして活力ある職員の育成というように努めていきたいと考えております。 また、部制の問題もございますが、部制というのは複数の課にまたがる施策や業務がスムーズに行える、要するに責任体制の明確化というのもございますが、これにつきましては市制後に取り組んでまいりたいというように考えております。 それから、③の住民サービスの改善でございますが、常日ごろから職員の意識改革に努め、住民の立場に立って行政を行っているところではございますが、この市制施行を契機にさらに意を新たに取り組んでまいりたいというように考えております。ご承知のとおり市になりますと
福祉事務所の設置が義務づけられますので、きめ細かい迅速な福祉サービスが期待できるのではないかというように思っております。さらに、行政を身近に感じていただくと、さらなるサービスの向上を目指すことを基本姿勢として業務に努めてまいりたいというように考えております。 それから、④でございますが、特徴のある
まちづくりについてということでございますが、町といたしましても市制施行を契機といたしまして、当然21世紀に継承する
まちづくりの体制づくりや、北総の中核都市を目指す本町にふさわしい住民にとって誇れる特徴のある
まちづくりについて検討して、努力してまいりたいというように考えております。 以上でございます。
○議長(鈴木貞男) 7番、清水哲君。
◆7番(清水哲) それでは再質問させていただきます。 まず、1の医療問題の方からですが、①で最初のプライマリーケアと申しますか、初期手当ての講習会が今までに何度か行われたということでありますが、その対象と参加した人数等を把握しておりましたら教えていただきたいと思います。また、今まで行った講習会で十分に応急手当てが可能であるかどうか、そういったことが修了者はできるような内容の講習が実施されていたかどうかといった見解もお聞きしたいと思います。 次に②についてですが、先ほど救急車等の装備につきましては前向きなご回答をいただきまして、ぜひ計画どおり進むようにお願いしたいと思います。 救急救命士については、ご返答いただきませんでしたので、救急救命士についてどのような計画で配備をするのか教えていただきたいと思います。 今申しました①②合わせてですが、突然の心臓発作や脳卒中発作等で心肺停止状態に陥った際の予後は、欧米に比べて本法では非常に悪いものとなっています。この原因には、プレホスピタルケア、病院前救護がしっかりと確立されていないことが大きな要素であることは言うまでもありませんが、アメリカ等ではパラメディック制度というものがあり、特別に訓練を受け資格を持った救急隊員が、現場で心電図モニターや電気ショック、点滴輸液や救急薬剤の注入を行い、患者の状態を改善しながら搬送を行っています。もちろん現在の日本では救急隊にここまでの業務はできないわけでありますが、最近では先ほどから申しておりますように救急救命士制度が確立され、気管確保と点滴輸液ができるようになってきております。先日の新聞報道にもありましたように、消防庁の試算によれば、すべての救急車に救急救命士が乗っていれば全国で年間560人もの命が救えたであろうという報告がなされております。これでいきますと、印西町でももしかしたら1名あるいは2名ぐらいの命が多く救えていたかもしれないということになろうかと思います。 そして、患者さんの状態が重篤であればあるほど、最初の数分間の動向がその患者さんの予後を決定すると言っても過言ではないと思います。先ほど救急車の到着までに平均5分程度かかるとおっしゃっておりましたが、心肺停止から5分時間がたちますと、その患者さんが元の社会復帰できる可能性は50%を大きく割り切ってしまうわけであります。そうしたことをかんがみたときに、やはり一般住民に対して応急処置、プライマリーケアの講習会を開くということは非常に意義のあることであると思いますので、その点これから実施計画等ありましたら、さらに煮詰めたものをつくっていただきたいと思います。 1の③ですが、院外処方箋の発行状況とそれの受入れ体制なのですが、当町における院外処方箋の発行医療機関について把握しておりましたら、教えていただきたいと思います。また、当町に基準薬局があるのかどうか、それもあわせて教えていただきたいと思います。千葉県では20.6%院外処方箋を発行しているということでございますが、今後さらに院外処方箋発行機関が増加していくことと思います。住民から、どこへ行けば調剤してもらえるかといった問い合わせも多く来るかと思います。ですから、そういった情報を町サイドでもしっかりと把握していていただきたいと思います。 そして、こういった院外処方といいますか、医薬分業が推進されていきますと、日本全国から多くの処方箋が発行されることになるわけでありますが、一つの薬局だけでは到底すべての薬を備蓄していくことは不可能であるかと思います。そこで、町として医薬品備蓄センターなどを整備していく必要があろうかと思いますが、この点について当局はどのようにお考えか教えていただきたいと思います。 1の④についてですが、夜間、休日医療は現在の段階では決して自慢できるほどのものがあるということではないと思います。今後こういったものを整備していくに当たり、補助金等を出して住民等が安心して暮らせるような夜間、救急時の医療をお願いする予定があるのかどうかお聞きしたいと思います。また、先ほど申しましたように当町周辺の救命救急センターは成田の日赤病院だけでございますが、このほかにも当町の近くに高度救命救急センターあるいは救急センターの必要性があろうかと思いますが、町当局はどのようにご認識なさっているのか、お聞きしたいと思います。 そして、災害時の医療に関してですが、災害の際に、例えば交通機関が麻痺した場合にはどこにヘリをおろしてどこへ運ぶのかといったような、ヘリの要請先あるいは搬送先とのコンセンサスが得られているのかどうか、お聞きしたいと思います。 続いて、2番の市制施行に伴う諸問題についてでございますが、①で町長は十分住民の意見、要望については認識しているというようなご回答だったかと思いますが、もしも十分にそういった認識をしているのであれば、今なぜ住民の間からアンケート調査の結果のような声が上がってきているのかと考えるのか、町長のご見解をお伺いしたいと思います。今町民の間で起こっているアンケート調査というものは、何も印西市に反対しているというわけではなく、決定の過程とその根拠を明らかにしてほしいと言っているわけで、その決定に当たっては十分に住民の声を反映してほしいと言っているのだと思います。私はあくまでこういった問題を決めるのは、主人公であるここに住む住民その人たちであって、その声を最大限聞き入れるのが行政のトップの仕事であると思いますが、いかがでしょうか。 そして、②で市制施行後の人事案件等についてでございますが、増員が必要になるかと思います。その増員の採用計画等お決まりでしたら、お聞きしたいと思います。また、これから市になりますと住民からのニーズがより多様化するものと思います。その声にこたえるためにも、民間人からの登用あるいは人材の公募等を行って人材と申しますのは例えば部長職あるいは課長職といった、ある程度の地位の方の職種の公募あるいは民間からの登用といったことをお考えになると、非常に庁内にも刺激ができ、また多くの住民からのニーズも吸収できるのではないかと思いますが、いかがでしょうか。 そして、③の市制施行後の行政サービスの改善でございますが、これからもニュータウンの人口がどんどんとふえていくものと思います。そして、そういった世帯は共稼ぎの世帯も多くあろうかと思います。現在でありますと、例えば住民票や印鑑証明が欲しいといった場合、会社を休んで、あるいは遅刻をしてから、住民票の交付を受けてからといったことになっていると思いますが、多くの市町村で例えば機械を使って住民票や印鑑証明書を発行する、こういったこともなされております。あるいは休日に庁舎をあけて住民サービスをしている場所もあるかと思います。印西町においても、例えば平日の1日だけでも構いませんから夜9時まで窓口をオープンするとか休日にオープンする、もしくは駅前のスーパー等に出先機関を設けて、そこで住民サービスに努めるといったようなお考えがないのかどうか、お聞きしたいと思います。 現在、住民の間で、特にニュータウン地区を中心といたしまして合併運動が起こっていることは町長もご存じかと思います。この運動を踏まえまして行政センターの位置を考えていくのか、それとも現在の印西町のことだけを考慮に入れて、これからの行政センターの位置を考えていくのか。その点についてお聞きしたいと思います。 以上、再質問いたします。よろしくお願いいたします。
○議長(鈴木貞男) 町長。
◎町長(伊藤利明) それぞれ担当からお答えを申し上げますけれども、二、三私の方からお答えをさせていただきます。 まず、市名の決め方でございますが、私は、議会制民主主義という原則があるわけでございまして、議会の皆さんにお諮りして決めていくことがベストだと思っております。住民の投票といいますか、住民の方々にそれぞれその意思を直接に表明いただいてお決めするということではなくて、有権者から選ばれたばかりの議員さんがおいでになるわけでございますから、議会の皆さんとご相談をして、それで十分に住民の意向を把握させていただけると思っております。 それから、幹部職員の登用の件でございますが、これは今は全く考えておりませんが、今後の研究課題にさせていただきたいと思います。 それから、合併という話は私ども自治体の中ではそういう話はされておりません。現段階では行政センターを考える場合には印西町という自治体の中での行政センターと、そういう枠組みで進めていきたいと思っています。
○議長(鈴木貞男) 助役。
◎助役(磯貝正尚) 人事組織の点で増員計画はあるのかということでございましたけれども、事務量だとかいろんなことを判断しながらやはり増員していくということになろうかと思いますので、今のところそういうはっきりした形の増員計画というのは持っておりません。ただ、いたずらにと申しますか、そういうことでふやせばいいというものでもないという両面があろうかと思います。もうご承知おきかもしれませんが、むしろ印西町の職員は少し多いのではないかという県からのご指摘もあるように伺っておりますので、その辺を十分勘案しながら、やはり必要人員と申しますか、その辺は判断していかなければならないのではないかというように考えているところでございます。
○議長(鈴木貞男) 消防交通課長。
◎消防交通課長(大野勇) ①の応急手当ての講習会参加者の対象者と人数につきましてお答えいたします。 少し細かくなりますが、印西消防署におきましては、本年6月12日、小林北小学校の職員の皆さん23名の方々に実施しております。6月13日、小林小学校の職員の方20名を対象としております。6月20日、大森小学校のPTAの皆さん18名の対象としております。6月30日、永治小学校職員並びにPTAの皆さん15名を対象としております。7月7日、永治公民館で対象者不明でございますが、16人の方々が講習をしております。 次に、印西西消防署におきます講習会の実績でございますが、5月22日に西の原小学校特別活動教室におきまして、保護者の皆さん30名が実施をしております。6月1日、西の原小学校特別活動教室におきまして教職員並びに保護者25名の方々を対象に実施しております。6月6日でございます。内野小学校教職員26名の方を対象としております。6月14日、原山小学校教職員、やはり25名の方を対象としております。7月6日、船尾中学校のやはり教職員22名を対象として実施をしております。7月7日、永治公民館におきまして、永治健康を守る会30名を対象として実施しております。7月10日、永治小学校1年生母親の会を対象に60名の方が参加しております。7月13日でございますが、原山小学校2年、3年、4年生の自主家庭教育学級の皆様方30名を対象としております。8月28日でございますが、船尾幼稚園教職員17名の方々を対象としております。それと、前後いたしますが、やはり7月7日、小倉台小学校母親学級31名の方を対象として実施をしております。 なお、今後の予定でございますが、私の方でお聞きしている範囲で申し上げますと、9月7日木曜日でございますが、印西町中央公民館におきまして木下健康を守る会30名の方を対象にして実施をするそうでございます。 次に、②の救急救命士の関係でございますが、平成9年に高規格救急車を購入する予定でございます。導入に当たりましては、救急救命士が存在すること、資格を有している方がおることが前提となりますので、平成8年中、来年中には養成されるものと思っております。 以上です。
○議長(鈴木貞男) 住民課長。
◎住民課長(大久保晃) それでは、先ほどのご質問のとおり住民サービスの改善の問題で、いわゆる住民課関係の業務が市制に向かって人口がふえることによって事務量が相当ふえております。そういうことから土日の問題も必然的に出てくるわけでございますが、しかし現在におきましては、住民サービスは積極的な電算化等の導入によって改善を図っているわけでございます。休日等の対応につきましては機械の導入というご質問がございましたが、それにつきましては現在県内でも千葉あるいは船橋という人口の50万、30万という多いところが対応しております。やはりその問題については効率的な問題等がございます。しかし、先行きはやはりそういうことも十分研究させていただきたいと思っております。 以上であります。
○議長(鈴木貞男) 健康管理課長。
◎健康管理課長(本橋孝司) 院内処方箋の発行状況の印西町だけの数字を教えていただきたいというご質問でございますが、先ほど第1回目のときにご説明申し上げましたように、佐倉保健所の方で印西町だけの数字を把握しておりません。日常ふだんの業務といたしましても町として所掌といいますか所管しておりませんので、申しわけございませんがつかんでおりません。 それから、2番目の基準薬局の数というご質問でございますが、先ほどの薬局の数のときにちょっと私の方で説明が漏れてしまったのですが、佐倉保健所の方の薬事法に基づいた薬局の区分の仕方でございますが、薬局と申しますと薬剤師が販売または投与の目的で調剤の業務を行う場所を薬局と言うのだそうです。それが15軒。それから、そのほかに一般販売業、要するに売るだけの薬局でございますね、それが五店舗ございます。印西町の中に五店舗ございます。そのほかに薬種業葉販売業、それが二店舗ございます。そのほかに特例販売業、これは知事が指定した品目の医薬品を販売する薬局だそうですが、工業用の酸素等を扱うお店だそうです。これは印西町の中にございません。それから配置販売業、これは有名な富山の薬局さん、これも現在実際はあるのでしょうけれども、佐倉保健所ではつかんでおらないという回答でございました。基準薬局の関連につきましては以上でございます。 それから、調剤用の備蓄品について何種類も備蓄をする考えはないかというご質問でございますが、県の方で備蓄をしておりますので、今現在町単独で備蓄することはいかがなものかなと考えております。 それから、休日夜間診療の問題でございますが、町として補助金を出しても取り組むべきではないかというご質問でございますが、補助金に限らず町としては積極的に取り組んで何とか整備をしたいと、そのように考えております。それには、やはり医師会の先生方のご協力がないとできない仕事でございますので、これから誠心誠意やってまいりたいと考えております。 それから、災害時の救急医療の問題で、連絡網、それからヘリコプター等のあれができているのかということでございますが、連絡網につきましては各ドクター全部連絡がとれるようになっております。ただ、ヘリコプター等につきましては所管が私の方になるのか大野課長の方になるのか、その辺まだ調整ついておりません。健康管理課としてはちょっとつかんでおりません。 以上でございます。
○議長(鈴木貞男) 消防交通課長。
◎消防交通課長(大野勇) 有事の際の救急に対するヘリポートの関係でございますが、現在まで町内には16カ所ということで確認をしております。
○議長(鈴木貞男) 7番、清水哲君。
◆7番(清水哲) 先ほど大野課長からプライマリーケアの講習会について、いろいろ細かい数字を挙げていただきまして、私もちょっとメモし切れなかったもので、後ほど写しかなにかをいただきたいと思います。 先ほどのプライマリーケアの件ですが、1回の講習会で20名前後というのが非常に多かったと。それが何回か行われていたわけでありますが、まだまだこれでは実際に交通事故の現場あるいは家庭とかで脳卒中で倒れた、そういったときに処置をするには十分な数がいるとは思いません。ですから、積極的にこれからも町としてこういった施策というか講習会等を行っていただきたいとお願いをしたいと思います。 それから、②の救急救命士ですが、8年度には養成がされるということでありましたが、何名具体的に養成されて、すべての救急車に24時間常時常務ができるようになるのがいつごろになるのか。そういった点もお伺いしたいと思います。先ほど言いましたように、すべての救急車に救急救命士が乗ることになれば、全国ではありますが年間に何100人という方の命が救えるわけであります。高規格救急車あるいはドクターカー、こういったものを導入することによって、言葉は悪いかもしれませんが、お金をかければ救える命がたくさんあるということをご認識いただきたいと思います。 同じように、先ほどから申し上げていますように3次救急施設、こういったものが近くにあれば、今よりさらに多くの命が救えるものと思います。先ほど3次救急施設もしくは高度救命救急センターといった救急施設の必要性について、町長のご認識をお聞きしたいと思ったのですが、ご答弁がありませんでしたので、この点についてもお伺いしたいと思います。 それから、処方箋の問題ですが、先ほども申しましたようにこれからどんどん、どんどん院外処方箋の発行率がふえてくるかと思います。そのときに町としてどこの病院が処方箋を発行しているのか、あるいはどこの薬局が処方箋を受け入れることができるのか、そういったことがわからないという状況では少し困るのではないかと思います。今後で構いませんので、ぜひともそういったことの把握をしていただきたいと思います。 また、医薬品の備蓄センターですが、千葉県の方でなさっているということでありますが、例えば船橋市であるとか東京の八王子市であるとか、そういった比較的規模の大きい自治体ではありますが、そういったところでもやっていると聞いております。ぜひとも印西町でも前向きに検討なさってはいかがかと思います。 あと、先ほど有事の際のヘリポートが町内に16カ所あるというお話でしたが、ヘリコプターで搬送する先とのコンセンサス、十分に連絡をとって協議を進めていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 それから、住民サービスについて、例えば住民票とかの件でございますが、先ほど千葉市とか船橋市とか比較的大きな自治体で機械を使っての交付業務が行われているとおっしゃっておりましたが、聞くところによりますと来年から我孫子市でも行われるそうでございます。私はこれからの行政を考えるとき、印西町という小さな行政単位でなく、比較的もう少し大きな、先ほど今合併運動が行われていると申しましたが、具体的には白井町、栄町、本埜村、印旛村、こういったところと一緒になってこれからの自治体を考えていくべきではなかろうかと私は思っております。自治省でも人口20万から25万人程度の場所に今の国の権限を移管していこうといったことで、地方自治のあり方を模索していると聞いております。ですから、こういったことをこれからの行政を考える上で、住民の間でも合併運動が起こってきているという現実も踏まえつつ、これからの運営を考えていただきたいと思います。ですから、小さな印西町という行政単位だけで、医療問題にしろ、そういった住民サービスにしろ、考えていくといった時代ではないのではないかと私は思っております。これはあくまで私の私見ではございますが、そういったこともご認識の上、これからの行政運営をしていただきたいと思います。 終わります。
○議長(鈴木貞男) 町長。
◎町長(伊藤利明) 広域的な行政についてはおっしゃられるとおりでございまして、やはりこれからより高度な、より緻密な住民サービスを徹底していくためには、スケールメリットといいますか、そういうものは絶対必要だと。ただ、それには時期とかいろいろな問題がございますので、そういうことを念頭に置きながら、お話のように行政を進めてまいります。 それから、救急病院、総合病院、それこそ救急に私ども必要としておるわけでございまして、医師会の方とも今いろいろと協議をさせていただいておるところでございます。よろしくお願いします。
○議長(鈴木貞男) 消防交通課長。
◎消防交通課長(大野勇) まず、救急救命士の来年度の養成でございますが、はっきり確認しておるわけではございませんけれども、職員の対応等を見ますとやはり1名であろうというように思っております。 それから、救急救命士の資格を持った方が24時間体制で常時、そういう時代が来るのはいつかというようなことでございますが、これにつきましては私ども確認しておりませんで、やはり担当します印西地区消防組合の救急計画がありますので、この辺を確認いたしまして後日回答申し上げたいと思います。 また、臨時ヘリポートにおきます搬送先というようなことにつきましても、今後医療機関と十分協議してまいりたいと思います。 以上です。 〇
△散会の宣告
○議長(鈴木貞男) 以上で本日の日程は全部終了しました。 本日はこれで散会します。ご苦労さまでした。 散会 午後4時35分...