富津市議会 2022-03-22
令和 4年 3月定例会−03月22日-05号
令和 4年 3月
定例会−03月22日-05号令和 4年 3月
定例会
令和4年2月招集
富津市議会定例会会議録(第5号)
議 事 日 程
令和4年3月22日(火) 午前10時開議
日程第1 議案第8号から議案第15号まで並びに請願第6号及び陳情第5号
(
委員長報告、質疑、討論、採決)
日程第2 議案第16号及び議案第17号
(
討論省略、採決)
日程第3 議案第18号及び議案第19号
(
提案理由の説明、質疑、
委員会付託省略、討論、採決)
〇本日の会議に付した事件
1.開 議
1.議長の報告
1.議案第8号から議案第15号まで並びに請願第6号及び陳情第5号
(
委員長報告、質疑、討論、採決)
初めに、議案第8号 職員の
育児休業等に関する条例の一部を改正する条例の制定については、審査の過程において、質疑、討論はなく、採決の結果、全員の賛成をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第9号 富津市
情報公開条例及び富津市
個人情報保護条例の一部を改正する条例の制定については、審査の過程において、
土地開発公社から譲り受けた文書の
保存期間について、
情報公開の請求先についての質疑がなされた後、討論はなく、採決の結果、全員の賛成をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第10号 富津市
手数料条例の一部を改正する条例の制定については、審査の過程において、質疑、討論はなく、採決の結果、全員の賛成をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、請願第6号 「
沖縄戦戦没者の遺骨等を含む土砂を埋め立てに使用しないよう求める意見書」の提出を求める請願について、審査の過程において、願意を十分理解するため、
請願者の
趣旨説明の後、討論においては、
遺骨収集及び
当該戦没者の遺族への引渡しについては、国の責務として実施しているため反対するなどの
反対討論がなされ、採決の結果、
賛成者なしをもって不採択とすべきものと決しました。
以上が、
総務産業常任委員会に付託されました議案の審査結果です。よろしく御審議のほどお願い申し上げまして、御報告を終わります。
○議長(
渡辺務君)
委員長の報告は終わりました。
ただいまの報告について質疑ありますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
渡辺務君) 質疑もないようですので、質疑を終結します。
────────────────────────
教育福祉常任委員会委員長の報告
○議長(
渡辺務君) 続いて、
教育福祉常任委員会に付託しました
議案等の審査結果について報告を求めます。
教育福祉常任委員会委員長、
諸岡賛陛君。
〔
教育福祉常任委員会委員長 諸岡賛陛君登壇〕
◎
教育福祉常任委員会委員長(
諸岡賛陛君)
教育福祉常任委員会に付託されました議案1件及び陳情1件について、その審査の結果を報告します。
去る3月9日午前10時から、第3
委員会室において
委員会を開催し、
執行部へ
説明員の出席を求め、慎重に審査した結果は次のとおりです。
初めに、議案第11号 富津市
国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定については、審査の過程において、未
就学児に係る
均等割額を5割軽減するとの改正だが、
市独自施策として実施している未
就学児から18歳以下の者に対する3割
軽減措置を5割にした場合の影響額はどれくらいになるのかとの質疑がなされ、その後、討論はなく、採決の結果、全員の賛成をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
最後に、陳情第5号
富津市立図書館設置に関する陳情については、願意を十分理解するため、
陳情者の
趣旨説明や
執行部の説明を聴取した後、審査の過程において、
指定管理者制度を導入した場合のメリット、デメリットはどのようなものか。
ランニングコストは
イオンモール富津内に設置した場合と新たに建設した場合、共に同程度の費用が見込まれるとのことだが、新たに建設した場合、
保守点検費用や
警備費用などがかかり、同程度にはならないのではないか。
イオンモール富津が撤退し、新たに市で
図書館を設置することになった場合に備え、その費用を
図書整備基金に積み立てていく考えはあるのかなどの質疑がなされ、その後、討論においては、
イオンモールからの提案により、新たに建設して
図書館を造るのではなく、経費を抑えて念願の拠点となる
図書館をつくることができる。
中心市街地の空洞化を防ぎ、利便性も考え、
イオンモール富津内につくることは望ましいことだと思う。
また、利用しやすいように変わり続け、成長していく
図書館を市民の
皆さんとともにつくっていきたいという市の考えに同調し、反対するなどの
反対討論と、
商業施設は集客が見込まれるが、
イオンモール富津に
図書館を設置した場合、地震や火災などの際に避難する
非常階段が1か所しかなく、かなり狭いので対応できるのか大きな不安がある。
また、大阪府茨木市の
穂積図書館では、イオンに対する賃料は無料で、
指定管理者制度を導入していない。このような対応が可能であれば、市としても公設で取り組んでほしいと考え、賛成するとの
賛成討論がなされ、採決の結果、
賛成少数をもって不採択とすべきものと決しました。
以上が、
教育福祉常任委員会に付託されました
議案等の審査結果です。よろしく御審議のほどお願い申し上げまして、報告を終わります。
○議長(
渡辺務君)
委員長の報告は終わりました。
ただいまの報告について質疑ありますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
渡辺務君) 質疑もないようですので、質疑を終結します。
────────────────────────
○議長(
渡辺務君) それでは、順次、討論、採決をします。
初めに、議案第8号 職員の
育児休業等に関する条例の一部を改正する条例の制定について、討論に入ります。
反対討論ありますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
渡辺務君)
賛成討論はありますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
渡辺務君) 討論もないようですので、討論を終結し、直ちに採決します。
議案第8号を
委員長の報告のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
○議長(
渡辺務君)
起立全員です。よって、議案第8号は原案のとおり可決されました。
────────────────────────
○議長(
渡辺務君) 次に、議案第9号 富津市
情報公開条例及び富津市
個人情報保護条例の一部を改正する条例の制定について、討論に入ります。
反対討論はありますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
渡辺務君) 次に、
賛成討論ありますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
渡辺務君) 討論もないようですので、討論を終結し、直ちに採決します。
議案第9号を
委員長の報告のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
○議長(
渡辺務君)
起立全員です。よって、議案第9号は原案のとおり可決されました。
────────────────────────
○議長(
渡辺務君) 次に、議案第10号 富津市
手数料条例の一部を改正する条例の制定について、討論に入ります。
反対討論ありますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
渡辺務君) 次に、
賛成討論ありますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
渡辺務君) 討論もないようですので、討論を終結し、直ちに採決します。
議案第10号を
委員長の報告のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
○議長(
渡辺務君)
起立全員です。よって、議案第10号は原案のとおり可決されました。
────────────────────────
○議長(
渡辺務君) 次に、議案第11号 富津市
国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定について、討論に入ります。
反対討論ありますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
渡辺務君)
賛成討論ありますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
渡辺務君) 討論もないようですので、討論を終結し、直ちに採決します。
議案第11号を
委員長の報告のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
○議長(
渡辺務君)
起立全員です。よって、議案第11号は原案のとおり可決されました。
────────────────────────
○議長(
渡辺務君) 次に、議案第12号 令和4年度富津市
一般会計予算について、討論に入ります。
反対討論ありますか。4番、
福田好枝君。
◆4番(
福田好枝君) 私は、この予算に対して反対の立場から討論させていただきます。
この予算には、市民の暮らしを守る施策があることは十分承知しておりますが、次の点についての予算を認めることができません。
1つ目として、
コロナ対策についての予算の計上が少ないことです。
コロナ対策については、国から費用が来ていますが、市独自で予算を確保してほしいと思います。いつでも、どこでも、何度でも、
PCR検査ができるように、また
抗原検査キットの常備など、住民への支援や援助を行うべきではないでしょうか。
2つ目として、
公共交通に対しての予算についてです。
あまり乗客のいないバスに多額の
補助金を投入する事業に対して、市民から不満の声が届いています。市民は君津市のような
コミュニティバスや
デマンドタクシーなどを走らせてほしいと望んでいます。
富津市み
らい構想(案)での生活の満足度についてのアンケート結果では、
公共交通網の整備に対する不満が80.2%と最も多くなっています。
しかし、この予算では、
市内全域の市民の
交通権を確保するには程遠く、思い切った
公共交通網の整備が必要ではないでしょうか。
3つ目は、
図書館整備事業についてです。
市は、イオンに
指定管理者制度での
図書館を設置することで、この事業を進めています。市が建設し、市が運営する
図書館を造ることを望むので、この
計画自体に反対であることから、この予算に対しても賛成できません。
以上の3点から、
一般会計予算に反対いたします。
○議長(
渡辺務君) 次に、
賛成討論ありますか。14番、石井志郎君。
◆14番(石井志郎君) 議案第12号 令和4年度富津市
一般会計予算について、賛成の立場から討論いたします。
令和4年度
一般会計予算は、歳入歳出195億5,000万円と、一昨年内の
新型コロナウイルス感染症下の困難な状況でも、前年度と比較すると7億5,000万円、約4%の増額となっており、歳入では、市税、地方交付税、国庫支出金が増額、歳出では、主に
民生費や衛生費、
教育費が増額となっており、新規事業や拡充事業としては、子ども・子育て支援事業や子ども医療の充実、レディース検診の推進、
新型コロナウイルスワクチン接種事業、きみさらず聖苑の整備、有害鳥獣対策や水産業対策推進事業、森林
整備事業、市道
整備事業、教育環境整備や
市立図書館の
整備事業などが推進されています。
予算執行に当たり、
歳入確保と歳出の精査により、
子育て日本一を目指し、市民の安全・安心で暮らせる
まちづくりに邁進されることを御期待し、令和4年度
一般会計予算について賛成いたします。
○議長(
渡辺務君) ほかに討論ありますか。1番、宮崎晴幸君。
◆1番(宮崎晴幸君) 私は、議案第12号に対し、賛成の立場より討論させていただきます。
新型コロナウイルスの先が見通せない状況下にあるにもかかわらず、市民ニーズに沿った予算が配分されていると私は感じます。
一例に挙げれば、市道下飯野線、浅間山線、そして、長年の市民の要望のありました
図書館建設等の予算をしっかりとつけ、そしてそれを実行していく姿に、私は大きな安心感を覚えております。
また、継続的な取組として、
子育て日本一を掲げる、富津市ならではの子育て支援策、そして新たに移住定住推進に向けた予算もしっかり拡充されていることから、私は本予算に対し、賛成の立場より討論させていただきました。
○議長(
渡辺務君) ほかに討論ありますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
渡辺務君) ほかに討論もないようですので、討論を終結し、直ちに採決します。
議案第12号を
委員長の報告のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
○議長(
渡辺務君) 起立多数です。よって、議案第12号は原案のとおり可決されました。
────────────────────────
○議長(
渡辺務君) 次に、議案第13号 令和4年度富津市
国民健康保険事業特別会計予算について、討論に入ります。
反対討論ありますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
渡辺務君) 次に、
賛成討論はありますか。12番、佐久間 勇君。
◆12番(佐久間勇君)
委員長報告にもございましたけれども、改めまして、私から
国民健康保険事業特別会計予算に賛成の立場で討論いたします。
国民皆保険制度ができて、貧富にかかわらず安心して医療を受けることができるようになりました。運営体は
広域連合ですが、社会保険加入者を除く国民健康保険被
保険者から税として受益者負担分を徴収しているのが行政であります。
当該予算において、
国民健康保険税として徴収するお金は、国保会計の16%ほどとなっています。国保の広域化後は、県から示される標準保険料率よりも保険税率を引き下げ、被
保険者の負担を軽減している。国や県からの支出金が減少する中でも、
国民健康保険基金からの繰入れを行い、事業の安定を図っています。
また、国保税のうち市の独自事業といたしまして、
就学児から18歳以下の
均等割額の3割
軽減措置も行っています。特定健診や
疾病予防に力を入れ、特に
健康寿命を延ばし、
医療費削減にもつながる取組として、本市の特定健康指導は県下でも筆頭に位置しております。
誰しも健康で暮らしたいはずです。被
保険者である我々も、自力で生活できる
健康寿命を延ばすように、また笑顔の日々が送れるように、心身の状態を把握して、健康維持に努めなければなりません。
予算に繰入れをしている
国民健康保険基金の残高も気になるところですが、現状では住みたいまち、選ばれるまちに向けた富津市づくりの事業につながるような
予算配分だと
確信しております。よって、本予算に賛成いたします。
○議長(
渡辺務君) ほかに討論ございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
渡辺務君) ほかに討論もないようですので、討論を終結し、直ちに採決します。
議案第13号を
委員長の報告のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
○議長(
渡辺務君)
起立全員です。よって、議案第13号は原案のとおり可決されました。
────────────────────────
○議長(
渡辺務君) 次に、議案第14号 令和4年度富津市
後期高齢者医療特別会計予算について、討論に入ります。
反対討論ありますか。4番、
福田好枝君。
◆4番(
福田好枝君) 私は、この予算に反対の立場から討論させていただきます。
今年10月から75歳以上の
高齢者で単身の場合、年収200万円以上、
複数世帯で
後期高齢者の
年収合計が320万円以上の場合、
医療機関の窓口で支払う自己負担が現行の1割から2割に引き上げられます。
社会保障のためと消費税を10%に引き上げながら、新たな負担を
高齢者に押しつけるもので、これでは
高齢者の生活はますます苦しくなってしまいます。
後期高齢者の医療窓口負担2割化は、
高齢者の暮らしと命を脅かすものであり、このことから、この予算に反対いたします。
○議長(
渡辺務君) 次に、
賛成討論ありますか。3番、三富敏史君。
◆3番(三富敏史君) 私は、賛成の立場で討論させていただきます。
後期高齢者医療制度は、家族や社会のために長年貢献された
高齢者の方々が安心して医療を受けられるよう創設された制度であり、世代間の負担を明確にすることで、みんなが納得し、支え合える医療保険制度となっております。
その制度運営は、
高齢化の進展とともに、被
保険者や
医療費が増加し、発足当時の
保険料均等割額の軽減などの
特例措置は見直されておりますが、
介護保険料軽減の拡充や
年金生活者支援給付金の給付と併せて実施され、段階的に見直しが図られ、着実に制度が定着し、成果を上げられております。
本市における
後期高齢者医療の被
保険者数は、令和4年2月末時点で8,522人で、富津市の人口のおよそ2割、5人に1人に当たりますが、
後期高齢者医療制度は都道府県単位で運営されていることから、広域化による財政基盤の強化が図られております。
今後ますます
高齢化が進展する中、将来にわたり、国民皆保険を堅持するためにも、
広域連合と連携を図っていただき、持続可能な医療制度構築に一層努力していただくよう要望し、
賛成討論といたします。
以上でございます。
○議長(
渡辺務君) ほかに討論ございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
渡辺務君) ほかに討論もないようですので、討論を終結し、直ちに採決します。
議案第14号を
委員長の報告のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
○議長(
渡辺務君) 起立多数です。よって、議案第14号は原案のとおり可決されました。
────────────────────────
○議長(
渡辺務君) 次に、議案第15号 令和4年度富津市
介護保険事業特別会計予算について、討論に入ります。
反対討論ありますか。4番、
福田好枝君。
◆4番(
福田好枝君) 私は、この予算に反対の立場から討論させていただきます。
昨年8月から
補足給付の見直しが実施されました。
利用者や家族は、
短期入所は利用しづらくなった。年金が下がっていくのに、食費の値上げの影響は大きい。どうしても必要だから利用しているのに、私たちをさらに苦しめるまねを国はするのかと訴えています。
また、施設や
事業者からは、金銭的な負担が増えることで利用控え、介護疲れ、共倒れという悪循環が生じることになるなどの声があります。このような
介護保険の改悪は許せるものではないと考え、この予算に反対いたします。
○議長(
渡辺務君) 次に、
賛成討論ありますか。3番、三富敏史君。
◆3番(三富敏史君) 私は、賛成の立場で討論させていただきます。
高齢化社会が急速に進展する中、令和3年4月時点の本市の65歳以上の
高齢者は1万6,497人、要介護・要支援認定者は3,091人であり、制度開始の平成12年度と比較いたしますと、
高齢者はおよそ1.4倍に、要介護・要支援認定者は3.4倍に増加しております。
我が国では、子が親を介護するのが日本の美風とも言われ、介護は家族の問題という意識が根づいていた中、核家族化の進展や超
高齢化社会により、介護する側の
高齢化も深刻な問題となっております。
さらに、世界一長寿国となった昨今、寝たきりや認知症などの要介護
高齢者は増加の一途をたどり、家族だけで介護するのが困難な時代となったことから、社会全体で支える仕組みとして創設されたのが
介護保険制度と認識しております。
そうした中、富津市では、平成30年度から取り組んできた第7期
介護保険事業計画が完了しました。令和3年度からは、第7期計画の実績等を精査した上、中長期的な視点で第8期
介護保険事業計画を策定しておりますので、令和4年度以降も堅実な
介護保険運営がなされるものと期待でき、
介護保険財政の
健全性、持続性の確保に十分努力しているものと推察できます。
よって、今後においても、本計画に基づき、
高齢者福祉の拡充及び
介護保険財政の
健全化、
持続性確保を要望し、
賛成討論といたします。
以上でございます。
○議長(
渡辺務君) ほかに討論ございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
渡辺務君) ほかに討論もないようですので、討論を終結し、直ちに採決します。
議案第15号を
委員長の報告のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
○議長(
渡辺務君) 起立多数です。よって、議案第15号は原案のとおり可決されました。
────────────────────────
○議長(
渡辺務君) 次に、請願第6号 「
沖縄戦戦没者の遺骨等を含む土砂を埋め立てに使用しないよう求める意見書」の提出を求める請願について、討論に入ります。
反対討論はありますか。6番、猪瀬 浩君。
◆6番(猪瀬浩君) 私は、請願第6号 「
沖縄戦戦没者の遺骨等を含む土砂を埋め立てに使用しないよう求める意見書」について、反対の立場で討論いたします。
まず、遺骨に関する法律については、墓地、埋葬等に関する法律、いわゆる墓埋法があります。この法律によって、遺骨は原則墓地などに埋葬しなければならないことが定められているわけであります。
また、戦没者の遺骨については、戦没者の
遺骨収集の推進に関する法律が平成28年に制定されたことにより、戦没者などと思われる遺骨を発見した際には、墓埋法及び戦没者の
遺骨収集の推進に関する法律によって、遺骨の発見者は国へその報告をし、国が責任を持って遺族の方に遺骨を渡して、きちんと埋葬していこうという方針を打ち出し、また昨年からは遺骨のDND鑑定などもスタートさせたわけであります。
そういった意味で、今回
請願者が願う戦没者の遺骨を大事に扱ってもらいたいということについては、国は既にしっかりと指針を示しているわけであります。
一方で、
請願者の方は、自然公園法に基づく沖縄戦跡国定公園の指定敷地内において、その遺骨などが含まれる土砂が埋立てに使われるのではないかということも危惧されているものと捉えました。
この沖縄戦跡国定公園は、沖縄県、国によって、自然公園法に基づき、開発を認めるエリアと認めないエリア、また開発できるエリアにおいても、開発許可のレベルを設けているわけであります。
その設定に基づき、遺骨などが含まれている割合が少ないだろうエリアにおいては、もし遺骨などを発見した場合には、墓埋法や戦没者の
遺骨収集の推進に関する法律に基づいて、しっかりと対応していくことを条件に沖縄県が開発許可を出しています。
請願者の方としては、既に長い年月がたち、遺骨なども風化してしまって、土砂と区別がつかないので、沖縄戦跡国定公園内の開発は、すべからく認めるべきではないという意味合いも含んでいらっしゃったかと私は感じたわけでありますが、これについては沖縄県が沖縄戦跡国定公園の開発可能エリアの見直しを図っていくことで対応すべき問題であると考えますし、対応できるものと考えます。
なお、沖縄県の新聞などを見ると、本来沖縄県の開発許可を取らないと土砂の採取などができないのに、無許可で土砂の採取を行っている業者もいるなどといったニュースを目にしたわけでありますが、これについては自然公園法や自然環境保全法違反であると考えますので、そちらの法律に基づいて、違反者には処罰を下していくべきだと考えます。
以上のことを考えますと、従来から国としては、戦没者の遺骨などを含む土砂を開発に使用することを認めているとは考えられず、さらには平成28年からという終戦から考えると、対応は遅きに失していると言えるかもしれませんが、戦没者の
遺骨収集の推進に関する法律を制定するなどして、遺骨などの収集にもしっかりと対応していくことを法律化したことからも、
請願者の方が求める戦没者の遺骨などを含む土砂を開発に使用することのないように、国としては既に配慮をしているものと考えられるわけであります。
一方で、
請願者の方が心配なさっている沖縄戦跡国定公園内における開発においては、沖縄県において開発可能エリアなど、開発許可基準の見直しを図ることによって保全活動をしていくべきであると考えますし、無許可開発を行っている
事業者に対しては、自然公園法などに基づく開発行為の停止を求めていくべきものであると考えるわけであります。
以上の理由をもちまして、今回
請願者が訴える要旨や理由については、現行法などによって対応できるのではないかと思うとともに、
請願者がどういった意図で、どこまでの規制設定を求めているのかが不明瞭であったため、この請願については反対申し上げます。
○議長(
渡辺務君) 次に、
賛成討論はありますか。4番、
福田好枝君。
◆4番(
福田好枝君) 私は、この請願に対して賛成の立場で討論いたします。
戦没者の
遺骨収集は、ボランティアらにより今も続いています。遺骨を新基地建設の埋立てに使用することは、犠牲者の尊厳を冒涜するものであり、物言わぬ戦没者を二度殺すような人道に反する行為です。
そして、この請願は、日米同盟の抑止力の維持と普天間飛行場の危険性除去のための辺野古移設についての議論と混同しているものではなく、遺骨を含む土砂を埋立てにしないよう求める意見書の提出をお願いしているものです。
全ての都道府県から死者を出した沖縄戦であり、沖縄の問題と顔を背けるわけにはいかないのです。この請願にあるように、平和の礎には千葉県出身の1,632人の名前も刻まれています。
地中に眠る遺骨は、沖縄だけの問題ではないと考えます。人の遺骨が入った土砂を埋立てに使うということに対し、あまりにもひどいという常識的な考えから、基地推進の議員も意見書に賛同し、全国に広がっています。
そして、2月8日の時点で206の地方議会で採択されています。戦争で犠牲になった人々を遺族とともに痛み、日本全国が1つになって行動すべきと考え、私は、この請願に対して賛成いたします。
○議長(
渡辺務君) ほかに討論ありますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
渡辺務君) ほかに討論もないようですので、討論を終結し、直ちに採決します。
請願第6号について、
委員長報告は不採択でありましたので、原案について採決します。
請願第6号 「
沖縄戦戦没者の遺骨等を含む土砂を埋め立てに使用しないよう求める意見書」の提出を求める請願を採択することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
○議長(
渡辺務君) 起立少数です。よって、請願第6号は不採択と決しました。
────────────────────────
○議長(
渡辺務君) 次に、陳情第5号
富津市立図書館設置に関する陳情について、討論に入ります。
反対討論はありますか。12番、佐久間 勇君。
◆12番(佐久間勇君) 私は、
富津市立図書館設置に関する本陳情につきましては、採択に反対の立場で討論いたします。
公設公営で建設してくださいとの陳情ですが、本市は県下でも数少ない
図書館がない市と言われ続けておりました。
2004年に(仮称)福祉・教育施設整備促進検討
委員会を設置し、私は、市民公募の中から参加、2010年には
図書館と福祉の機能を持つ複合施設の基本計画に携わりました。その後、破綻報道のあおりから、箱物への夢は凍結されてきた経緯があります。
富津市には、公民館、市民会館にある3図書室、移動
図書館や天羽中学校のような学校図書室がありますが、拠点となる
図書館は確かにございません。
今回イオンからの提案により、安価な投資で、念願だった拠点となる
図書館をつくることができる。都内では3階や地下の
図書館もあります。あくまでも新規に造るのではなく、経費を抑えて、待望の
図書館をつくることに意味があると思います。
中心市街地の空洞化を防ぎ、利便性から、イオン内につくることは望ましいと思います。買物ついでに気軽に立ち寄れる
図書館、さらに子育て世帯の親も安心して読書ができるような一時預かり所などが併設されたらなどと、夢が膨らむ次第であります。
また、市が考える利用しやすいように変わり続け、成長していく
図書館を市民の皆様とともに、つくり上げていきたいとの考えにも同感できます。
よって、本陳情の採択には反対いたします。
○議長(
渡辺務君) 次に、
賛成討論はありますか。4番、
福田好枝君。
◆4番(
福田好枝君) 私は、この陳情に対して賛成の立場で討論いたします。
この陳情は、
図書館設置について反対しているのではなく、次の2点について考えていただきたいとの思いから出されているものです。
1点目は、設置時に30年経過しているイオンの3階につくられることへの不安、2点目は、指定管理ではなく、市の直営で行っていただきたいということです。私も全く同じ考えです。
市は、費用面についてもイオンに設置することで経費の節約になる、イオン側からは、社会貢献、地域貢献として月額10万円という格安の賃料を示されているとのことですが、果たして本当なのでしょうか。
このことについて調べてみると、決して格安ではないと分かりました。例えば、参考資料として配布されたつがる
図書館の賃料は208万2,000円で、年間2,498万4,000円ですが、指定管理料は5,000万円で、合計で7,498万4,000円です。
一方、令和5年に設置予定の富津
市立図書館の賃料は年間で120万円で、指定管理料は1億円程度を見込んでいると基本計画にあり、合計で1億120万円です。1,606平米のつがる
図書館と1,450平米の富津
市立図書館、ほぼ同じ規模でありますが、指定管理料が倍なのはどうしてでしょうか。
ほかにもイオンに設置の
図書館を調べると、大阪府茨木市の
穂積図書館は1,317.72平米で、賃料は無料です。そして、指定管理ではなく、市の直営であることが分かりました。これこそ社会貢献、地域貢献と言えるのではないでしょうか。
市民の税金を投入しての事業です。もう一度よく考えていただきたく、この陳情に賛成いたします。
○議長(
渡辺務君) ほかに討論ございますか。6番、猪瀬 浩君。
◆6番(猪瀬浩君) 私は、この陳情第5号
富津市立図書館設置に関する陳情について、反対の立場で討論いたします。
まず、この陳情で求められる公設公営で建設してもらいたいといった内容についてでありますが、中身を見ますと、イオン富津内に
図書館をつくることに反対をしますということと指定管理者等、民間に事業を委託することに反対するといった内容になっているかと思います。
反対理由につきましては、陳情書の中に事細かに書かれておりますが、イオン富津内に、もし
図書館をつくるために係る建設費なんですけど、こちら特にハード費用については、令和4年度当初予算にも計上されましたが、おおよそ1億5,000万円ということが示されています。
一方、もし富津市が自前で
図書館を造れば、
陳情者の方たちが心配される
図書館が途中でイオンの中からなくなってしまうのではないかというリスクはなくなるわけでありますが、市独自で建設、
図書館を造れば、建設費に9億円程度かかるわけでして、その後、大規模修繕等、長くもたせるための費用なんかを考えると、富津イオンの中に借りてつくるよりも、トータル的には高くなる計算になるかと思います。
8年前の財政難報道が起きたときに、富津市は箱物ばかり造るけど、いざ造っても
利用者が少なく、税金の無駄遣いをしているのではないかといった声も上がったわけであります。
そういったことを考えますと、いきなり公設
図書館を造るのではなく、まずは民間施設をお借りしての読書ニーズなどの機運を高め、8万冊の
図書館では満足できないぐらい利用ニーズが出てくるようであれば、10年間の間に公設
図書館建設基金も積み立てていき、10年後には公設
図書館を造れるように計画を進めていくべきだと考えます。
なお、イオン富津内に
図書館スペースを借りた際に、現在、市のほうからは詳細なレイアウトが示されていませんので、
陳情者の方が心配なさる避難経路など、不安だといった声が陳情書の中に盛り込まれているわけですが、これについては私も同様の意見であります。
市からは、窓は一応あるなどのお話も聞いておりますが、実際にテナントスペースなどの写真を示してもらったわけでもないので、どのような窓があるのか分からない、また災害時における
図書館内の避難誘導灯設備がどのようなものになるのかが分からないので、本当に安全に避難させることが可能なのかといった不安もあります。
これにつきましても、今回の令和4年度当初予算の中で、実際に改装工事を始める前にレイアウト図などをできるだけ議会等に示してもらえるといった回答をいただきましたので、こういったレイアウト図をつくる中で、今回陳情でいただいた不安に対する対策は講じられるものと信じております。
あと指定管理者による活用ですが、あくまでもイオン富津
図書館の運営については、指定管理者に委託することになるわけですが、公民館
図書館、移動
図書館車等は、市職員で管理することになり、イオン富津
図書館を含めた市内全
図書館、図書室のトータルコーディネーターは市が手綱を握ると聞いております。
また、イオン富津
図書館の運営においても、指定管理者だけではなく、有識者などを含む市民との
図書館運営協議会を設置したりしながら、市職員、司書なども含めて、一緒に運営を方法を学んでいくつもりなので、指定管理者任せになるということはないという市の言葉を信じたいと思います。
この10年間における
図書館においては、
陳情者の方からすると、物足りないと思うお気持ちもあるかと思いますが、今まで
図書館がなかった富津市において、十分ではないのかもしれませんが、まずは
図書館ができることをこれからの富津市の文化レベルのさらなる高まりとなる1つのきっかけと考え、イオン富津内の
図書館では駄目だ、指定管理者運営でなければ駄目だとするのではなく、最初から公設公営の
図書館を目指すのではなく、まずはできることという形で、今回の市が提案する内容を私は賛成することから、今回の陳情には反対をさせていただければと思います。
○議長(
渡辺務君) ほかに討論ございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
渡辺務君) ほかに討論もないようですので、討論を終結し、直ちに採決します。
陳情第5号について、
委員長報告は不採択でありましたので、原案について採決します。
陳情第5号
富津市立図書館設置に関する陳情についてを採択とすることに賛成の諸君の起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
○議長(
渡辺務君) 起立少数です。よって、陳情第5号は不採択と決しました。
────────────────────────
議案第16号及び議案第17号
○議長(
渡辺務君) 日程第2、議案第16号及び議案第17号を議題とします。
教育長、岡根 茂君。
◎
教育長(岡根茂君) ただいま議題とされました議案第16号につきましては、私に関わる議案でございますので、退席の許可をお願いいたします。
○議長(
渡辺務君) 岡根
教育長の退席を許可いたします。
〔
教育長 岡根 茂君退席〕
○議長(
渡辺務君) お諮りします。議案第16号及び議案第17号については、人事案件につき、討論を省略し、直ちに採決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
渡辺務君) 異議なしと認め、直ちに採決します。
初めに、議案第16号 富津市教育
委員会教育長の任命につき議会の同意を求めることについて、原案に同意することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
○議長(
渡辺務君)
起立全員です。よって、議案第16号は原案のとおり同意されました。
ここで、
教育長、岡根 茂君の入場を許可いたします。
〔
教育長 岡根 茂君入場〕
○議長(
渡辺務君) ここで、
教育長、岡根 茂君から発言を求められておりますので、これを許可いたします。
教育長、岡根 茂君。
◎
教育長(岡根茂君) ただいま
教育長任命に関わる承認につきまして、
皆さんの御承認いただきましたことを感謝申し上げます。今後とも微力ではございますが、富津市の教育行政充実のために全力で取り組むことをお誓い申し上げ、御挨拶といたします。今後ともどうぞよろしくお願いします。
○議長(
渡辺務君) 次に、議案第17号 富津市教育
委員会委員の任命につき議会の同意を求めることについて、原案に同意することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
○議長(
渡辺務君)
起立全員です。よって、議案第17号は原案のとおり同意されました。
────────────────────────
議案の上程
○議長(
渡辺務君) 日程第3、議案第18号及び議案第19号を議題とします。
ただいま議題とした議案は、お手元に配布の議案一覧表のとおりですので、朗読を省略します。
────────────────────────
市長の
提案理由の説明
○議長(
渡辺務君) ただいま議題となっている議案について、
提案理由の説明を求めます。市長、高橋恭市君。
〔市長 高橋恭市君登壇〕
◎市長(高橋恭市君) ただいま追加提案いたしました議案第18号及び議案第19号の
提案理由について説明いたします。
────────────────────────
議案第18号及び議案第19号
◎市長(高橋恭市君) 議案第18号 令和4年度富津市一般会計補正予(第1号)については、既定の歳入歳出予算の総額にそれぞれ9,938万円を追加するもので、補正の内容は、国の交付金を活用し、中山間地域で使用する簡易給水施設に先進的技術を導入することで、水の安定供給及び管理負荷の軽減を図るため、小規模分散型水インフラ
整備事業に係る経費及びこれに関連する歳入を計上するものであります。
議案第19号 市道路線(西内裏塚線)の認定については、地域住民の利便性を確保するため、市道西内裏塚線を認定することについて、道路法第8条第2項の規定により、議会の議決を求めるものであります。
以上、議案第18号及び議案第19号の
提案理由の説明といたします。十分御審議の上、原案どおり御可決賜りますようお願いいたします。
○議長(
渡辺務君) 以上で、
提案理由の説明を終わります。
ただいまの説明について、質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
渡辺務君) 質疑もないようですので、質疑を終結します。
お諮りします。ただいま議題となっております議案第18号及び議案第19号について、
委員会付託を省略し、直ちに全体審議とすることに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
渡辺務君) 異議なしと認め、そのように決定します。
それでは、順次、討論、採決します。
初めに、議案第18号 令和4年度富津市一般会計補正予算(第1号)について、討論に入ります。
反対討論はありますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
渡辺務君) 次に、
賛成討論はありますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
渡辺務君) 討論もないようですので、討論を終結し、直ちに採決します。
議案第18号を原案のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
○議長(
渡辺務君)
起立全員です。よって、議案第18号は原案のとおり可決されました。
────────────────────────
○議長(
渡辺務君) 次に、議案第19号 市道路線(西内裏塚線)の認定について、討論に入ります。
反対討論はありますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
渡辺務君)
賛成討論はありますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
渡辺務君) 討論もないようですので、討論を終結し、直ちに採決します。
議案第19号を原案のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
○議長(
渡辺務君)
起立全員です。よって、議案第19号は原案のとおり可決されました。
以上で、今
定例会に付議されました事件の審議は全て終了しました。
────────────────────────
市長のあいさつ及び報告
○議長(
渡辺務君) 次に、市長から発言を求められておりますので、これを許可します。市長、高橋恭市君。
〔市長 高橋恭市君登壇〕
◎市長(高橋恭市君) 令和4年3月富津市議会
定例会の閉会に当たり、御礼の御挨拶と御報告を申し上げます。
初めに、ウクライナ国内及び周辺国への救援活動に対する支援について申し上げます。
我が国は、これまでウクライナの民主主義の回復と安定化を図るため、支援を行ってまいりましたが、2月24日、ロシアはウクライナへの軍事侵攻を開始しました。
政府においては、法人の安全確保に努めるとともに、国際社会と連携しつつ、ロシア軍の即時撤収、ウクライナに対する人道的支援と速やかな平和の実現に向け、全力を挙げて取り組んでいただけるよう望みます。
本市においては、平成2年に世界の恒久平和を達成するため、平和で戦争のない社会、基本的人権の尊重される社会、暴力と差別のない社会を追求し、次代を担う
子供たちに、より住みよい環境を確保していくことを誓う平和都市宣言をしております。ロシアのウクライナへの一連の軍事侵攻に対して、1日も早い平和的な解決を望むものであります。
このような状況から、ウクライナ国内及び周辺国への救援活動に対する支援のため、市役所本庁の総合案内、社会福祉課窓口及び天羽行政センターにおいて、救援金の受付を行っております。頂いた救援金は、日本赤十字社千葉県支部を通じ、ウクライナへの救援活動に充てていただきます。御賛同いただける市民の
皆さんの御支援、御協力をお願いいたします。
さて、議員の皆様方におかれましては、御多用の中、本
定例会に連日御出席を賜り、御提案申し上げました各議案につきまして、慎重なる御審議をいただき、原案のとおり御承認、御可決及び御同意を賜り、誠にありがとうございました。
また、議案第1号から議案第7号までにつきましては、御審議の上、原案のとおり御承認及び御可決をいただきましたこと、重ねて御礼申し上げます。
今会期中に皆様方からお寄せいただきました貴重な御意見、御提言等につきましては、十分検討いたしまして適切な措置を講じる所存であります。
次に、諸般の御報告を申し上げます。
初めに、新型コロナウイルスのワクチン接種について申し上げます。
ワクチン接種者数につきましては、本日午前8時現在で3回目の接種を終えた方は1万9,654人で、対象者の約52%、そのうち
高齢者につきましては、対象者の約82%となっており、県内でも接種が進んでいる自治体の1つとなっています。引き続き、接種を希望する市民の
皆さん全員が1日も早く接種できるよう努めてまいります。
次に、富津市
土地開発公社の清算結了について申し上げます。
富津市
土地開発公社は、令和3年10月14日に千葉県知事の解散認可を受け、清算の手続が進められておりました。令和4年1月28日開催の富津市
土地開発公社清算人会において、残余財産の確定及び処分について承認され、残余財産1,640万6,353円が出資団体である富津市に帰属されました。令和4年3月7日に清算決了の届出が千葉県知事に提出され、全ての清算事務が完了いたしました。
次に、大佐和老人憩の家の解体工事について申し上げます。
令和3年9月より建物等の解体工事を進めておりました大佐和老人憩の家につきましては、令和4年2月14日に解体工事が終了し、地権者との土地賃貸借契約が3月末をもって終了いたします。
次に、峰上出張所、関豊連絡所及び金谷連絡所の廃止に伴う郵便局での代替業務開始について申し上げます。
峰上出張所、関豊連絡所及び金谷連絡所の廃止に伴う代替措置として、関尻郵便局及び金谷郵便局において実施する住民票の写しのほか、各種証明書の発行や市への提出書類の預かり業務は、令和4年4月11日から開始する予定です。
以上で、報告を終わります。
ウイズコロナで迎える令和4年度、私たちは、ふるさと富津市をしっかりと見詰め、施策を着実に実行し、地に足をつけ進んでいかなければなりません。今を生きる市民の
皆さんに誇りと愛着を持って富津市に住み続けていただけるよう、富津市の魅力を発信し、多くの方が富津市に関心を持っていただき、この地を選んでいただける施策を展開することで、本市の未来を市民の
皆さんとともに築いてまいります。
議員の皆様には健康に十分御留意され、市政運営になお一層の御支援と御協力を賜りますようお願い申し上げまして、閉会に当たりましての挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。
────────────────────────
閉 会
○議長(
渡辺務君) これをもちまして、令和4年3月富津市議会
定例会を閉会とします。お疲れさまでした。
令和4年3月22日 午前11時12分 閉会
上記会議の顛末を録し相違ないことを証するためにここに署名する。
令和 年 月 日
富津市議会議長 渡 辺 務
富津市議会副議長 平 野 英 男
署名議員 渡 辺 純 一
署名議員 三 富 敏 史
署名議員 福 田 好 枝...