ツイート シェア
  1. 富津市議会 2022-09-22
    令和 4年 9月22日全員協議会−09月22日-01号


    取得元: 富津市議会公式サイト
    最終取得日: 2022-12-23
    令和 4年 9月22日全員協議会−09月22日-01号令和 4年 9月22日全員協議会              全員協議会議事録 1.日  時  令和4年9月22日(木)本会議終了後 1.場  所  第3委員会室 1.出席議員   1番 宮 崎 晴 幸 君   2番 渡 辺 純 一 君   3番 三 富 敏 史 君   4番 福 田 好 枝 君   5番 関     努 君   7番 諸 岡 賛 陛 君   8番 三 木 千 明 君   9番 千 倉 淳 子 君   10番 山 田 重 雄 君   11番 平 野 英 男 君   12番 佐久間   勇 君   13番 渡 辺   務 君   14番 石 井 志 郎 君   15番 平 野 明 彦 君   16番 福 原 敏 夫 君 1.欠席議員   6番 猪 瀬   浩 君 1.出席説明員   市長         高 橋 恭 市 君   副市長        小 泉 義 行 君   教育長        岡 根   茂 君   総務部長       中 山 正 之 君   総務部参与      石 川 富 博 君   総務部次長      小 川 真 司 君   総務課長       高 梨 正 之 君   企画課長       阿 部 淳一郎 君   財政課長       花 田 康 宏 君   市民部長       鹿 島 和 博 君
      健康福祉部長     坂 本 秀 則 君   建設経済部長     茂 木 雅 宏 君   建設経済部次長    藤 川 幸 男 君   消防長        牧 野 安 浩 君   教育部長       平 野   勉 君 1.出席事務局職員   事務局長       重 城   祐     主幹         澤 邉 高 廣   局長補佐       三 木 貴 好     副主査        渡 邉 秀 樹 1.議  事    (1)第2期富津まちひと・しごと創生総合戦略実行計画に係る2021年度事業評価について    (2)富津中期収支見込み令和5年度〜令和9年度)について    (3)新個人情報保護法施行に伴う議会個人情報保護対応について           ────────────────────────                    開     会            令和4年9月22日 午前11時14分 開会議長石井志郎君) それでは、ただいまから全員協議会を開催いたします。           ────────────────────────                    議長あいさつ議長石井志郎君) 議員皆様にはお忙しい中、御出席をいただきましてありがとうございます。  本日の協議事項につきましては、お手元の会議次第のとおりです。なお、事前に執行部協議事項に関わる説明文を配布していますので、説明を省略し協議を行いますので御了承ください。  それでは、よろしく御協議のほどお願い申し上げまして、私からの挨拶とします。           ────────────────────────                    議長報告議長石井志郎君) 次に、私から報告します。本日、猪瀬 浩議員から欠席届が提出されていますので、御了承願います。  また本日、委員会室内写真撮影の申出があり、これを許可しましたので報告します。  以上で、私からの報告を終わります。           ────────────────────────                    市長あいさつ議長石井志郎君) 開催に当たり、執行部を代表して市長から御挨拶をお願いします。市長高橋恭市君。 ◎市長高橋恭市君) 全員協議会開会に当たりまして、御挨拶を申し上げます。  議員皆様方には本会議終了後、お疲れの中、本協議会を開催していただきましてまことにありがとうございます。  本日、御協議申し上げます案件は、「第2期富津まちひと・しごと創生総合戦略実行計画に係る2021年度事業評価について」及び「富津中期収支見込み令和5年度から令和9年度)について」の2件でございます。  御意見、御指導賜りますようお願い申し上げまして、開会に当たりましての挨拶といたします。よろしくお願いいたします。 ○議長石井志郎君) ありがとうございました。  ここで、傍聴の許可についてお諮りします。  本日、傍聴の申出がありましたので許可したいと思いますが、これに御異議ありませんか。                〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長石井志郎君) 異議なしと認め、許可します。ここで傍聴者が入室しますので、しばらくお待ちください。                   〔傍聴者入室〕           ────────────────────────                     協議事項     (1)第2期富津まちひと・しごと創生総合戦略実行計画に係る2021年度事業評価について ○議長石井志郎君) それでは、協議事項に入ります。  初めに、協議事項(1)第2期富津まちひと・しごと創生総合戦略実行計画に係る2021年度事業評価についてを議題とします。  直ちに質問に入ります。御質問等ありませんか。2番、渡辺純一議員。 ◆2番(渡辺純一君) そうしましたら、報告書の24ページになります。下段の子育て講座の開催について、御質問というかお願いを含めて申し上げたく思いますが、ここの目標に書いてあります最後の文章です。子育てに関する講座を開催するというふうに記載しておるんですが、一番下のその次年度以降の取組みのところ、子育てに役立つ動画を配信していくということで、言葉の意味合いからすると少しずれているような感じがします。  これ直せということではありませんで、コロナ禍でなかなか対面が難しい中で、職員さんがどうやって事業を進めるのかと、創意工夫をした結果がここに現れているというふうに私は理解しております。ぜひ、職員さん頑張っておりますので、ぜひこの動画を配信した結果が分かるような成果に、ちょっと成果表が追加するだとか、そういったことをしてはいかがかなと思うんですが、その辺いかがでしょうか。 ○議長石井志郎君) 健康福祉部長坂本秀則君。 ◎健康福祉部長坂本秀則君) お答えいたします。  御意見ありがとうございます。こちらの事業動画につきましては、令和3年度2回実施をさせていただきました。内容については、敬老の関係、あとはおやつの作り方とかそういう形で配信をさせていただいております。  御指摘の成果記載につきましては、今いただいた御意見を参考に、見えるものとして検討させていただきたいと思っております。 ○議長石井志郎君) 2番、渡辺純一議員。 ◆2番(渡辺純一君) ぜひ、見える形にしていただけたらと思います。  もう1点、26ページに移ります。子ども110番の家、地域子供見守り隊の部分になります。自己評価のところに、高齢等理由によって辞退された家庭が増加しているということで、取組みが区長回覧なりホームページを通じて新規募集を呼びかけるということです。私も子ども110番の家に登録をさせていただいているんですけども、やはり子育てから離れた高齢者が辞退するというのは理解できます。やはり、実施に子を持つ親が、そういったその110番の家に登録するのが、私は自然な形なのかなというふうに思っています。そういう意味では小中学校なり、あとはPTAですね、ここを通じてそういった呼びかけをお願いするだといったところが、効果的につながるんじゃないかというふうに思うんですが、その点いかがでしょうか。 ○議長石井志郎君) 教育部長、平野 勉君。 ◎教育部長平野勉君) お答えいたします。  子ども110番の協力件数減少理由につきましては、議員お話のとおりでございます。現在の募集方法につきましては区長回覧市ホームページにより周知し、募集している状況でございます。今後は各小中学校から児童生徒を通じて各家庭、保護者への周知及び募集につきましても対応してまいりたいと考えております。 ◆2番(渡辺純一君) ありがとうございました。 ○議長石井志郎君) ほかにございませんか。                 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長石井志郎君) ほかになければ、協議事項(1)を終了とします。           ────────────────────────     (2)富津中期収支見込み令和5年度〜令和9年度)について ○議長石井志郎君) 次に、協議事項(2)富津中期収支見込み令和5年度〜令和9年度)についてを議題とします。  直ちに質問に入ります。御質問等ありませんか。3番、三富敏史議員。 ◆3番(三富敏史君) 私のほうから1点、質問させていただきます。  資料2の4ページです。中期収支見込みにおける人件費ということで、あらかじめいただいた説明文は3ページから4ページになりますが、こちらの記載では令和4年度決算見込額を基礎として、定年制度導入を想定して算出しておりますと記載しております。確かに、今回の定年延長は多様化する行政需要年金制度改革対応するためというふうに認識しておりますが、そこで今回の定員適正化計画ですか、先般いただいたこの富津職員定員適正化計画によりますと、やはり令和5年度から毎年2人ずつ増員しようという計画でございます。ですので、当然人件費増加傾向にありますが、令和5年度から6年度にかけては、突出して6,000万円以上の増加となっております。その理由について伺いたいんですが、まず先般、定年延長につきましては降給や降格といった制度、7割カット、7割措置が導入されている中で、横ばいかそこそこかなというふうに考えてたんですけども、5年度から6年度にかけては6,000万円以上の増加という、その辺の理由をちょっと教えていただければと思います。 ○議長石井志郎君) 総務課長高梨正之君。 ◎総務課長高梨正之君) お答えいたします。  令和5年度、これ内訳といたしましては、定年延長制度による、これによりまして退職者が発生しない年ということが主な理由でございます。なお、現行制度であった場合に令和5年度末に定年を迎える職員は11名となるところでございます。 ○議長石井志郎君) 3番、三富敏史議員。 ◆3番(三富敏史君) 分かりました。ありがとうございます。やはり60歳以上の職員の能力を組織的に最大活用できるように、また併せて財政的な視点からも人件費一定枠に収まるよう、またよろしくお願いいたしたいと思います。 ○議長石井志郎君) ほかにございませんか。13番、渡辺 務議員。 ◆13番(渡辺務君) 歳入のほうで伺います。説明文の中にもあった、説明文の2ページ目の下のほうなんですけど、市税の大幅な減額が要因だということなんですけども、実際見ると、令和4年度決算見込みで87億3,800万の市税令和9年度は73億9,000万ということに、だんだん漸減していくんですけど、この要因を具体的に教えていただければと思います。 ○議長石井志郎君) 市民部長鹿島和博君。 ◎市民部長鹿島和博君) お答えいたします。  こちらの減少の原因でございますが、今後考えられます人口の減少償却資産の大規模設備投資の動向、また減価率等を加味して考えているところです。今後、固定資産税償却資産税減額が見込まれることから、ここでの大幅な減額を見込んでおります。 ○議長石井志郎君) 13番、渡辺 務議員。 ◆13番(渡辺務君) ありがとうございます。  もう1つ収支見込の4ページ、今、三富議員から人件費の増額の内容の質問があったんですけれども、昨今の状況として、円安でいろいろ、例えば民間の人件費なんかもどんどんこれが上がっていくだろうって言われています。物価が上昇する中で、それに見合った人件費というのを上げていかなきゃいけないという世界的な機運の中で、特に今日もニュースなんかでもやってましたけれども、欧米なんかだと人件費がもうめちゃくちゃ上がってます。今日やっていましたけど、トラック運転手の年収が1,570万、円に換算して。そのぐらいの人件費が上がっていくということが予測される。その中で、日本の状況というのはどうか分かりませんけれども、少なくともこれから来年度、再来年度ってどんどん新しい人材を確保していくというのが難しくなっていく時代になると思います。これは民間でも公共事業でも公共でもそうだと思うんですけども、その中で必然的にやっぱりコストアップってのを考えざるを得ないと思うんですけど、それについては考慮は入っているかどうか、その辺をお聞かせください。 ○議長石井志郎君) 総務課長高梨正之君。 ◎総務課長高梨正之君) お答えいたします。  この人件費見込みの中では、単純に昇給率であるとかそういったもののみを、毎年度増やしているのみでございます。 ○議長石井志郎君) 13番、渡辺 務議員
    ◆13番(渡辺務君) 中期収支見込って、先のこと正直分かんないというのが正直なところだとは思うんですけども、ただその時々でやっぱり柔軟な対応というのは必要だと思います。見た感じでいくと、例えば令和9年度の収支の欄2,200万という、かろうじてプラスいうところというのも、5年後がかなり厳しいだろうなと。これは建設費っていうのかな、小学校のとか庁舎とかいろいろ関わりますよね、給食センターとか。その辺の財政負担というのはどんどん確実に上がってくると思うんです。そうするとこの収支見込令和9年度の2,200万というのは、まんざら大げさでもないのかなというふうに私は感じます。ですので、引き続き出るお金と入るお金、これ注意深く考えていっていただきたいということをお願いして、質問を終わります。 ○議長石井志郎君) 答弁よろしいですね。ほかにございませんか。12番、佐久間 勇議員。 ◆12番(佐久間勇君) 説明書の5ページのところの漁港機能増進事業ということで、富津漁業協同組合漁港プレジャーボート用給油施設整備のためにって書いてありますが、ちょっとこのことを教えていただきたいのですが。建設経済部長茂木雅宏君。 ◎建設経済部長茂木雅宏君) お答えいたします。  漁港法が改正されまして、漁港については漁船保管施設のみならず様々な、水産業とか漁協さんの事業が可能となっております。そのような中、富津漁業協同組合では、富津地区のほうです、富津漁協さんの事務所があるほうの地区の泊地を活用して、プレジャーボート係留施設富津漁協さんが事業主体となって整備する方向で今、検討を計画を進めているところでございます。そうした中、それが国、県の交付金を活用してやるということで、それを市が漁協さんのほうに交付するという予定でございます。 ○議長石井志郎君) 12番、佐久間 勇議員。 ◆12番(佐久間勇君) すいません、ちょっと私も勉強不足で申しわけないんですけども、漁港というものは、すごい制限があると思うんですね。船舶以外のものはなかなか入れないということで、当初もあそこにプレジャーボートとかそういういう漁船、遊漁のものが楽に入れたら、レジャーボートが楽には入れたら、もうちょっと活発に活気が出てくるのかなという話もあったんですけど、なかなかその制約の下に入れなかったという現状があったんですけれども、それはもうある程度緩和されたことによって、組合としてそこにプレジャーボートを係留できるようにしたいということの動きで、今後向かっていくということでよろしいんでしょうか。 ○議長石井志郎君) 建設経済部長茂木雅宏君。 ◎建設経済部長茂木雅宏君) お答えいたします。  議員おっしゃるとおりに、以前は様々な制約があって、先ほど言ったように漁船保管施設以外はなかなか活用が難しかったというところもありますが、全国的に漁業者減少漁船等が少なくなったということもありまして、いかに漁港を活用していくかという中で、漁港法漁港に関連する法律のほうが改正されまして、そういったプレジャーボート保管施設とか、あと養殖に関する施設等々について、きちんとした計画を定めた中でやるということが可能となりましたので、そういった中で富津漁協さんのほうがそういった計画を立てて、今後進めていくということでございます。 ○議長石井志郎君) 12番、佐久間 勇議員。 ◆12番(佐久間勇君) 分かりました。港湾の用途をすみ分けして、そういうことで利用できたら大いに活気が出てくるかと思います。これは富津漁協だけじゃなくて、新富津のほうもそのうちそういうことでなり得るかもしれませんけど、また今後ともよろしくお願いします。以上です。 ○議長石井志郎君) ほかにございませんか。9番、千倉淳子議員。 ◆9番(千倉淳子君) すみません、収支見込の5ページで、14番の市道湊富士見線整備ですけど、あと5年、6年と計上されていますが、これの今の進み具合と完了6年、どのくらいになるかちょっと教えてもらっていいですか。 ○議長石井志郎君) 建設経済部長茂木雅宏君。 ◎建設経済部長茂木雅宏君) お答えいたします。  市道富士見台線につきましては、整備を進めております。用地買収のほうを進めておるところなんですが、ちょっとまだ用地のほうの契約に至らない箇所もあります。また、市道富士見台線整備するに当たりまして、きちんとした形で排水整備する必要があったものですから、そちらもやはり用地買収がなかなか進んでなかったところなんですが、今年度の上半期において用地のほうが取得できまして、現在排水整備のほう、下流の排水整備のほうは既に工事を発注いたしまして契約に至っております。今後、排水整備が今年度進みますので、その排水整備進捗状況によりまして、順用地買収の進んだ箇所から工事のほうを進めていきたいと考えております。  また、中期収支見込のほうに書いてありますとおり、私どもとしては令和5年度、そして令和6年度には市道湊富士見台線のほうを完成したいと考えております。 ○議長石井志郎君) 9番、千倉淳子議員。 ◆9番(千倉淳子君) 用地買収というのが大分てこずってるんじゃないかという、毎回毎回、質問した時にそのお返事が出てくるので、その辺、今後の見通しというか、大丈夫なんですか。 ○議長石井志郎君) 建設経済部長茂木雅宏君。 ◎建設経済部長茂木雅宏君) お答えいたします。  用地買収については相手方があるものですから、なかなか厳しい面もありますが、おおむね大きなところは何とか解決する見込みです。ただちょっと、なかなか難しいこともありますが、私どもとしては令和6年度にきちんとした、完成する予定で事業を進めてまいりたいと考えております。 ○議長石井志郎君) 9番、千倉淳子議員。 ◆9番(千倉淳子君) 天羽中学校が新しく統合されて、もう数年がたっておりますので、学校は既に始まっていて、ここの通りはとても大事な通りになりますので、今後も経過を気をつけて見ていきたいと思いますが、引き続き子供たちの安全のためにもよろしくお願いしたいと思っております。  以上です。 ○議長石井志郎君) ほかにございませんか。                 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長石井志郎君) ほかになければ、協議事項(2)を終了とします。  執行部に関する協議事項終了しました。           ────────────────────────                    市長あいさつ議長石井志郎君) 執行部を代表して市長に御挨拶をお願いします。市長高橋恭市君。 ◎市長高橋恭市君) 本日は、本協議会を開催していただき、厚く御礼を申し上げます。また、本協議会の中で御意見、御指導いただきましたことにつきましては、今後十分留意し、対処してまいりたいと思います。本日は誠にありがとうございました。 ○議長石井志郎君) ありがとうございました。  ここで執行部皆様は御退席ください。御苦労さまでした。                   〔執行部退席〕           ────────────────────────     (3)新個人情報保護法施行に伴う議会個人情報保護対応について ○議長石井志郎君) 最後に、協議事項(3)新個人情報保護法施行に伴う議会個人情報保護対応についてを議題とします。  それでは、事務局から説明願います。事務局長、重城 祐君。 ◎事務局長(重城祐君) 新個人情報保護法施行に伴う議会対応について御説明いたしますので、資料、新個人情報保護法施行に伴う議会個人情報保護対応についてを御覧ください。  まず、最初に1ページをお開けください。  囲みの下、左側の現行を御覧ください。これまで個人情報保護制度は、図のとおり所管は総務省個人情報保護委員会、各地方公共団体と3つに分かれ、法令もそれぞれの法と各地方公共団体条例とに分かれていました。それが今回、令和5年4月から施行される法律改正により、右側の見直し後の図のように個人情報保護委員会が所管する新たな個人情報保護法に統合され、全国的な共通ルールが適用されます。  背景を御説明いたしますので、2ページの上段の囲みを御覧ください。今回、個人情報保護法改正の趣旨です。  1つ目の丸、今、国は社会全体のデジタル化を推進しています。この時に団体ごと個人情報保護条例の規定・運用に相違があると、データ利活用に支障が出るという課題があります。いわゆる2000個問題と言われ、およそ2,000もの団体の数だけ規律があるという課題です。  2つ目の丸、国境を越えたデータ流通増加による国の成長戦略への整合です。  次に、3ページを御覧ください。この法律改正によって、地方議会はどのような影響を受けるかが記載されています。新しい個人情報保護法第2条第11項第2号の抜粋が掲載されていますが、地方議会は一部を除き、法における地方公共団体の機関から除かれています。この理由はその下に記載のとおり、国会や裁判所が法による個人情報の取扱いに係る規律の対象となっていないこととの整合性を図るためです。  次に4ページ、議会に関する個人情報保護を御覧ください。現行の地方公共団体議会に関する個人情報保護については3つのパターンがあります。1つとして当該地方公共団体個人情報保護条例において、議会実施期間として規定されているもの。これが全国的に最も多く、富津市もこれに当たります。そこで法律改正によって、議会が除外されることに対して、今後、議会がどのように対応すべきかですが、矢印の下の囲みのとおり、「ほとんどの団体議会個人情報保護に関する条例等の対象とされており、引き続き条例等により共通ルールに沿った自律的な措置が講じることが望まれるものである」とされています。したがいまして、議長会において、各議会個人情報保護条例の制定に向けて参考に供するために条例イメージ例を作成し、提示がありました。  次に5ページを御覧ください。ここで情報公開制度個人情報保護制度を簡単に御説明いたします。  まず、情報公開制度は、議会の保有する情報、いわゆる公文書情報公開に関するものです。個人情報保護制度公文書に係る個人情報保護を狙いとしているものです。情報公開制度における公文書開示請求は誰でも可能ですが、個人情報個人情報の本人が開示請求すれば開示されることになります。  今回の法改正では、個人情報保護に関しては執行機関は市の条例から法の適用に変更されます。情報公開制度については、議会を含め現行と変更がありませんので、これまでどおりの情報公開条例が適用されます。  次に6ページになりますが、今回示された条例(例)の考え方であります。基本的には右の枠にある新個人情報保護法第5章に対応する形になっています。  下段の1つ目の丸、これは法が直接適用されます執行機関側と適用されない議会側の保有する個人情報の手続や取扱いに関して、差異が生じないようにするためです。  2つ目の丸、条例は基本的に議会事務局が保有する個人情報を想定し、各議員議員活動において取得した個人情報については対象としていません。この考え方に従って、条例素案の作成をしてまいります。以上が、今回の条例制定の概要でございます。  次に、条例制定のスケジュール案、A4縦の表を御覧ください。富津議会条例制定につきましては、御覧のとおり執行部と調整、罰則に関する検察庁協議が整った後、12月定例会中に議会運営委員会から本会議条例案を提案予定としています。 ○議長石井志郎君) 説明が終わりました。ただいまの説明について、御質問等ありませんか。3番、三富敏史議員。 ◆3番(三富敏史君) 御説明ありがとうございます。1点ちょっと確認させていただきたいんですけども、現在の富津個人情報保護条例、平成16年3月に制定されました個人情報保護条例の第2条の定義のところで、実施期間について謳っております。その中で市長議会、教育委員会ということで、議会も現在の既存の個人情報保護条例実施機関として規定されているんですけども、先ほど、資料の言いますと3ページの上段枠の11の2で、地方公共団体の機関、議会を除くとありますので、今回新たに議会用の個人情保護条例を制定するという解釈でよろしいんでしょうか。 ○議長石井志郎君) 事務局長、重城 祐君。 ◎事務局長(重城祐君) お答えいたします。  御説明したとおり、今、委員おっしゃったとおり、現在の条例を廃止して新たに議会用の条例を作るという、委員おっしゃるとおりでございます。 ○議長石井志郎君) 3番、三富敏史議員。 ◆3番(三富敏史君) そうしますと、既存の個人情報保護条例実施期間のところに、議会って謳ってあるの、それは外すという解釈でよろしいんですか。 ○議長石井志郎君) 事務局長、重城 祐君。 ◎事務局長(重城祐君) お答えいたします。  外すのではなく、現在の条例については、法によって先ほど2000個問題と申し上げました。2000個問題は各市によって条例があるから2000個問題が起きているので、それは一旦廃止して、法の規制によって執行機関側は個人情報のルールを決めるということになりますので、廃止となります。現在の実施機関、議会執行部分も含めてそれは一旦廃止して、法のほうに持っていくのが執行機関側、今度独自で形式的に決めるのが議会側という違いが出てくることになります。 ○議長石井志郎君) 3番、三富敏史議員。 ◆3番(三富敏史君) ありがとうございます。そうしますと、その市長部局とか教育委員会というのは、また新たに設置するということになるんですか。廃止するということは。 ○議長石井志郎君) 先ほどの説明で、今、制定の経過中なんです。先ほどのスケジュールのほうに書かれているとおり、今、執行部との調整も図っているわけなんで、事務局のほうで答えられる範囲というのがありますので、その辺はちょっと考えて御質問していただければと思います。 ◆3番(三富敏史君) 分かりました、ありがとうございます。 ○議長石井志郎君) ほかにございませんか。9番、千倉淳子議員、どうぞ。 ◆9番(千倉淳子君) このスケジュールというか、今日のこの会議ではとりあえず概要説明とそのスケジュールが説明されましたというところはオーケーなんですが、今後につきまして、例えば議会として新しい議会用の条例、そういうふうに読んでいいのかな、そういった制度をこれから作っていくということになっていくわけですよね。それを決めていくのが、このスケジュールで見ますと12月の定例会では、もうひな形というか基が決まって、もう私たちに示されて、そこで協議をするという形になると思っていいですか。 ○議長石井志郎君) 事務局長、重城 祐君。 ◎事務局長(重城祐君) お答えいたします。  この条例、現在のところのスケジュールですと、そのスケジュール案のとおりの予定でございます。 ○議長石井志郎君) 9番、千倉淳子議員。 ◆9番(千倉淳子君) すいません、理解が遅くて大変申しわけありません。じゃあ、もう1回整理しますと、今日はこのスケジュールを御説明されまして、ここの全員としてはというかもう、基本としては議会のその新しいルールを作りますよということは、もう決定ということでいいんですよね。そしてこれが決定しましたので、これをこれから話し合っていく訳ですが、それまでの間にやっぱり経過というか、途中この12月定例のまでの間のその経過報告というのを、やっぱりこういうふうに全体に示していただいて、協議をする場というのを何度か示していただきたいと思うんですけど、いかがでしょうか。 ○議長石井志郎君) 先ほどの局長のほうから説明があったんですが、私も局長との打ち合わせの中の内容でしかお答えできませんが、このスケジュールを見ていただくとおり、まず個人情報保護法が現在の富津市から外れるということが今、執行部協議しているということです。今後、基本になるものが全国市議会議長会のほうで今、素案を作っています。その素案を基に、今までの大体議会のルールというのは全国市議会議長会で、その素案みたいな、要するにその原案みたいなのがあって、それを各市議会が各市議会に合ったものに変更しているというふうに私は聞いております。  今、やっているのが、ちょうどこの10月から検察庁協議罰則等というのが、そういうものも今後考えなきゃいけないと。それで、出来上がったものが二、三か月のうちに全国市議会議長会から各市議会議長宛てに送られてくると。それを事務局協議した中で、出来上がったものを素案、要するにその富津市の素案というものを議会運営委員会にお願いして、協議していただきたいというのがスケジュールです。  ですから、まずその全国市議会議長会のほうから素案というものが送られてくるのがまだ不明確なんです。それが来ないと富津市の対応ができない。要するにこれだけのボリュームがあるものを富津市がそれなりの法律の専門家を入れて作るってのは、物理的にも費用的にもいろいろ難しい部分がありますので、その辺は御理解いただきたいと思います。よろしいでしょうか。 ◆9番(千倉淳子君) はい。 ○議長石井志郎君) あと補足があれば。事務局長、重城 祐君。 ◎事務局長(重城祐君) 私の説明がなんか分かりづらいので質問が起きているんではないかなと思って、ちょっと反省しているところでございますが、先ほど2ページで御説明した改正の概要を改めて御覧になってください。各市議会によって、各市によって規制が違うと非常に、今後国際関係が問題だからということで、条例の規制から法の規制に変えたというのが今回の一番大きなところでございます。今回、何をやろうとしてるかというと、全国市議会議長会がその辺の調整を法律と全く同じような規制内容にして議会も決めたらどうですかということで、議長と打ち合わせした結果、全国並みに今までどおり決めましょうということが、この説明資料です。ですから、2000個問題というのを解消しようとするということは、全国統一の規定にしようというのが今回の改正のきっかけだということを御理解いただきたいと思います。 ○議長石井志郎君) すいません、余計分かりづらくなったかもしれないんですけど、要するに国の法律の改正に伴って、全国市議会議長会が全国の市議会宛てに、要するに国の法律が変わることによって個人情報保護法の制定をしてくださいよってのが今来ている段階です。今後ここに書かれているとおり、10月以降に動きがあると思います。今日、議会運営委員会の委員長にも御説明してあるとおり、これが要するに次の段階にならないと、どういうものができてくるからもまだちょっと手探りの状態なんで、その辺は御理解ください。次の段階に移った時点では、まず議会運営委員会のほうに言って御協議している中で、必要ならばまた全員協議会を開くというようなことを、また議会運営委員会の委員長さんと御相談しながら進めたいと思いますが、いかがでしょうか。15番、平野明彦議員。 ◆15番(平野明彦君) 今までは、個人情報保護条例というのは、それぞれの自治体とかで単独で決めていたんですよね。 ○議長石井志郎君) それでは暫時休憩します。                  午前11時52分 休憩           ────────────────────────                  午前11時58分 開議 ○議長石井志郎君) 会議を再開します。  ほかに御質疑ございませんか。                 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長石井志郎君) ほかになければ、協議事項(3)を終了とします。  協議事項は全て終了しました。
              ────────────────────────                    閉     会 ○議長石井志郎君) 以上で閉会とします。お疲れさまでした。                  午前11時58分 閉会  上記会議の概要を記載し事実と相違ないことを証するためにここに署名する。    令和  年  月  日              富津議会議長  石 井 志 郎...