国民健康保険課長 平 島 光 洋 君
1.
出席事務局職員
事務局長 重 城 祐 主幹 大 川 美佐子
係長 三 木 貴 好 副主査 渡 邉 秀 樹
1.議 事
議案第13号
令和4
年度富津市
国民健康保険事業特別会計予算
議案第14号
令和4
年度富津市
後期高齢者医療特別会計予算
議案第15号
令和4
年度富津市
介護保険事業特別会計予算
────────────────────────
開 議
令和4年3月16日 午前9時54分 開議
○
委員長(
三木千明君)
皆さんおはようございます。
定刻前でございますけれども、ただいまから本日の会議を開きます。
────────────────────────
委員長の報告
○
委員長(
三木千明君) 本日は、
議案第13号から
議案第15号までの3
議案について審査を行います。どうぞ、
皆さん、よろしくお願いいたします。
続きまして、本日の議事について説明申し上げます。
議案第13号から
議案第15号までは、事前に
説明文を配布しておりますので、
執行部の説明を省略し、直ちに
質疑を行い、
質疑終了後、
討論、採決を行います。
────────────────────────
議 事
(1)
議案第13号
令和4
年度富津市
国民健康保険事業特別会計予算
○
委員長(
三木千明君) それでは、ただいまから議事に入ります。
初めに、
議案第13号
令和4
年度富津市
国民健康保険事業特別会計予算についてを議題といたします。
初めに、あらかじめ
通告のあった
委員の
発言を、
通告順に許可します。
三富敏史委員の
発言を許可します。
三富敏史委員。
◆
委員(
三富敏史君) よろしくお願いいたします。私のほうから、1点質問させていただきます。
予算書232ページ、1款1項1目
国民健康保険税についてでございます。
前
年度の
国民健康保険税は、被
保険者数の
減少に伴い8.1%減、およそ7,300万円減額となっておりますが、
令和4
年度は9億2,919万4,000円、おおよそ11%増となっております。
特別徴収分は減額となっている中で、
普通徴収分と
徴収率が若干上昇しておりますが、その
見込みについてお伺いいたします。よろしくお願いします。
○
委員長(
三木千明君)
国民健康保険課長、
平島光洋君。
◎
国民健康保険課長(
平島光洋君) お答えいたします。
令和3
年度の
予算編成においては、
国民健康保険税のうち、
普通徴収分は
新型コロナウイルス感染症による
影響を踏まえ、
給与所得及び
事業所得に対する
調定額の減を
見込み算定いたしました。
しかしながら、
令和3
年度の当初賦課において、
感染症の
影響は想定より少なかったため、
令和4
年度の
予算では
感染症の
影響は反映させず算定し、
調定額の
増額を見込んだものでございます。
一方で、
特別徴収分につきましては、
年金所得に対するものであることから、
令和3
年度、
令和4
年度ともに
感染症の
影響は反映せず、
所得額の
伸び率及び被
保険者数の
減少などを基に推計しております。
また、
徴収率につきましては、過去3か年の
平均徴収率としており、
徴収強化の取組により、年々上昇していることから、前
年度比1ポイント増と見込んだものでございます。
○
委員長(
三木千明君)
三富敏史委員。
◆
委員(
三富敏史君) 分かりました。ありがとうございます。
多分、それによって
基金の
繰入金も前
年度より減っているというふうに、ちょっと見受けられますので、引き続き
制度の
安定化に向けて、よろしくお願いいたします。
以上でございます。
○
委員長(
三木千明君) 続きまして、
通告のありました
福田委員の
発言を許可します。
福田好枝委員。
◆
委員(
福田好枝君) 私からは1点のみです。
現在の
基金の
残高を教えていただきたいと思います。
○
委員長(
三木千明君)
国民健康保険課長、
平島光洋君。
◎
国民健康保険課長(
平島光洋君) お答えいたします。
令和4年2月末現在の
国民健康保険基金残高は8億762万6,865円です。なお、今
年度末の
残高は6億2,000万円
程度となる
見込みです。
○
委員長(
三木千明君)
福田好枝委員。
◆
委員(
福田好枝君) ありがとうございました。
私の質問は以上です。
○
委員長(
三木千明君) 続きまして、
佐久間委員の
発言を許可します。
佐久間 勇委員。
◆
委員(
佐久間勇君)
予算書の233ページをお願いいたします。4款1項1目
県支出金の
保険給付費等交付金につきましてお聞きいたします。
この
交付金ですけれども、
普通交付金と
特別交付金とある中で、減額の理由が被
保険者の
減少によるものということはお聞きしたんですけれども、この
特別交付金の
説明欄に4項目ございますけれども、そのことも、単に
保険者が減ったのかどうか、その辺の内訳をお聞かせください。
○
委員長(
三木千明君)
国民健康保険課長、
平島光洋君。
◎
国民健康保険課長(
平島光洋君) お答えいたします。
4款1項1目
県支出金保険給付費等交付金につきましては、前
年度比9,809万5,000円のうち、9,565万2,000円が被
保険者数の
減少に伴う
普通交付金の減となっております。
また、
特別交付金の約250万円の減につきましても、主に非
保険者数の減に伴う県の各
市町村への
交付金配分の変更などによるものでございます。
○
委員長(
三木千明君)
佐久間 勇委員。
◆
委員(
佐久間勇君)
説明欄に1から4項目ございますけれども、この中の
保険者努力支援制度分とか、
特別調整交付金市町村分とかございますけれども、その辺のところの増減的なものはどうなんでしょうか。
○
委員長(
三木千明君)
国民健康保険課長、
平島光洋君。
◎
国民健康保険課長(
平島光洋君) お答えいたします。
まず、
保険者努力支援制度分につきましては、前
年度比でマイナス159万2,000円になっております。これは、
保険者努力の配点の変更に伴うものになります。
次の
特別調整交付金につきましては、前
年度比33万6,000円でございます。
3つ目の項目、
県繰入金につきましては、前
年度比107万1,000円の
増額で、
収納率が
向上したものによります。
4番目の
特定健康診査等負担金につきましては、前
年度比221万6,000円の減によります。こちらにつきましては、被
保険者数の減に伴うものになります。
○
委員長(
三木千明君)
佐久間 勇委員。
◆
委員(
佐久間勇君) 分かりました。ありがとうございました。
○
委員長(
三木千明君) よろしいですか。
◆
委員(
佐久間勇君) はい。
○
委員長(
三木千明君) 続きまして、
平野委員の
発言を許可します。
平野英男委員。
◆
委員(
平野英男君) では、243ページ、お願いします。
保険給付費に関係して、
医療費について、ちょっとお伺いしたいんですが、年々、1人
当たり医療費、伸びているんだと思います。
令和4
年度の1人
当たりの
医療費の
見込み額と数年前と比較した
状況、ここを、まず教えてください。
○
委員長(
三木千明君)
国民健康保険課長、
平島光洋君。
◎
国民健康保険課長(
平島光洋君) お答えいたします。
令和4
年度予算における1人
当たりの
保険給付費は、ちょうど約40万円を見込んでおります。また、5年前の平成29
年度決算では33万6,000円で、
予算と
決算との比較にはなってしまいますけれども、5年間で約6万4,000円の
増額となっております。
○
委員長(
三木千明君)
平野英男委員。
◆
委員(
平野英男君) ありがとうございます。昨年の12月20日、
厚生労働省が公表した
最新値では、日本人の
健康寿命が延びたとのことです。この
厚生労働省の
最新値では、
都道府県単位でも
健康寿命の
データが載っているんですが、千葉県
男女ともに延びている
状況です。
ただ、これに関しては
市町村単位の
データがないので、お伺いしたいんですが、
富津市の
男女別の最新の
健康寿命の
状況です。数年前と比較してどのようになっているのか教えてください。
○
委員長(
三木千明君)
国民健康保険課長、
平島光洋君。
◎
国民健康保険課長(
平島光洋君) お答えいたします。
厚生労働省は、
健康寿命について2つの異なる指標を示しています。そのうち、
日常生活の活動が自立している
期間の平均という
介護保険データを用いることにより、
市町村単位でも年齢が算出できます。
千葉県では平成30
年度のこの
データが公表されていますので、この
データを計算し、65歳からの
平均自立期間で見ますと、
富津市の
健康寿命は男性が82.14歳、女性が84.99歳となっております。5年前の平成25
年度の同調査では、男性が81.71歳、女性が84.72歳で、比較すると5年間で男性が
プラス0.43年、女性が
プラス0.27年と
健康寿命が延びております。
○
委員長(
三木千明君)
平野英男委員。
◆
委員(
平野英男君) ありがとうございます。
富津市に関しては、毎回毎回こういった
委員会とかでも御指摘させていただいていますけれども、非常に
健康づくりへの取組、県下でも進んでいる
状況なんで、そういった成果が出ているのかなと思います。
いつも質問していない部分なんですけれども、ちょっと違う観点から教えていただきたいんですが、
短期人間ドッグの
助成をされていると思います。これの市内での
状況と、
あと近隣市、かずさ4市での
助成条件の違いを、その主なものを教えていただきたいと思います。
○
委員長(
三木千明君)
国民健康保険課長、
平島光洋君。
◎
国民健康保険課長(
平島光洋君) お答えいたします。
まず初めに
助成内容ですけれども、2日以内で行う総合的な
精密検査及びそれに付随して行われる
脳ドッグその他の健診、
検査等を
対象にしております。
助成状況につきましては、
令和2
年度実績で
助成件数が420件、
助成額が1,885万9,000円になります。
また、上総4市の
助成条件の違いにつきましては、
対象者につきましては、本市では20歳以上の被
保険者を
対象にしていますけれども、
木更津市、君津市、
袖ケ浦市ともに35歳以上の被
保険者を
対象にしております。
助成額につきましては、
富津市は7万円を
上限に7割を
助成をしております。
木更津市、君津市は6万円を
上限に7割を
助成、
袖ケ浦市は5万円を
限度として
助成しております。
本市は、ほか3市と比較しますと
対象年齢が幅広く、
助成上限額は1から2万円
程度高く
助成し、
受診率の
向上を図っている
状況でございます。
○
委員長(
三木千明君)
平野英男委員。
◆
委員(
平野英男君) ありがとうございます。近隣と比較しても、かなり手厚い
サポートをしていることが分かりました。とにかく
富津市に関しては、この
健康づくりの取組、かなりいい部分だと思いますので、
国保運営、非常に容易じゃないと思いますけれども、ここだけは手厚い
サポートというのはぶらさずに、今後も続けていただきたいと思います。
以上です。
○
委員長(
三木千明君) 次に、
事前通告がありました
宮崎委員の
発言を許可します。
宮崎晴幸委員。
◆
委員(
宮崎晴幸君) 私のほうから、1点質問させてください。
予算書248ページ、
傷病手当金の
令和4
年度の国の
財政支援と
負担率について教えてください。
○
委員長(
三木千明君)
国民健康保険課長、
平島光洋君。
◎
国民健康保険課長(
平島光洋君) お答えいたします。
傷病手当金については、
保険者が
新型コロナウイルス感染症に感染した場合、また、
発熱等の症状があり、
当該感染症の症状が疑われた場合により、その療養のため労務に服することができなかった
期間について
手当金を支給する
制度ですけれども、今
年度につきましては、
令和3
年度以前につきましては、国は
特別調整交付金により
傷病手当金の
支給額の全額を支援することとしております。
令和4
年度につきましては、現在のところ、
令和4年6月までの間に
コロナウイルス感染症に感染し、労務に服することができない
期間がある場合には、国の
財政支援の
対象となっております。
○
委員長(
三木千明君)
宮崎晴幸委員。
◆
委員(
宮崎晴幸君) ありがとうございました。
以上です。
○
委員長(
三木千明君) 猪瀬 浩副
委員長の
発言を許可します。副
委員長、猪瀬 浩君。
○副
委員長(
猪瀬浩君) では、すいません。私のほうは、先ほど
福田議員からも質問ありましたが、
国保基金の推移について、ちょっと御質問させていただければと思います。
私、数年前に、これが
保険料を下げるために
基金を使うということで、三、四年ぐらいで、多分尽きてしまうんではないかという
発言を、多分したと思うんですけど、その後、例年の
決算などを見てみますと、実質、毎年5,000万円ずつぐらいしか
基金が減っていないような
状況になっているんで、10年ぐらいもつんではないのかなというふうに思うわけであります。
そういったところの中で、
令和4
年度は1億8,900万円の
基金取崩しということになって、
令和3
年度よりも1億円以上低く計上しているわけでありますが、この
基金運用についてどのように考えているのか、現状のお考えをお聞かせいただければと思います。
○
委員長(
三木千明君)
国民健康保険課長、
平島光洋君。
◎
国民健康保険課長(
平島光洋君) お答えいたします。
国民健康保険基金につきましては、
令和3
年度補正では1億8,200万円の繰入れを計上しており、
令和2
年度の
決算剰余金の3,400万円と合わせても
令和3
年度末の
基金残高は約6億2,000万円まで
減少する
見込みとなっております。
また、
保険税負担をする被
保険者が
減少する一方で、1人
当たりの
医療費は
増加傾向にあることから、今後も安定的な
国保運営のために
基金の繰入れが必要である
可能性がございます。
このような
状況から、今般作成いたしました
中期収支見通しを踏まえ、計画的に
基金の繰入れなどを行うとともに、
一定規模での
基金残高の保有が必要であると考えております。
○副
委員長(
猪瀬浩君) 分かりました。
○
委員長(
三木千明君) よろしいですか。
○副
委員長(
猪瀬浩君) はい。
○
委員長(
三木千明君) 以上で
通告のあった
委員からの
質疑は終了しました。
委員の
皆さん、
通告された以外の御
質疑ございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
委員長(
三木千明君)
質疑もないようですので、
質疑を終結し
討論に入ります。
反対
討論ありますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
委員長(
三木千明君) 次に
賛成討論はございますか。
佐久間 勇委員。
◆
委員(
佐久間勇君) 私は、
国民健康保険事業特別会計予算に賛成の立場で
討論いたします。
国民皆
保険制度ができて、貧富に関わらず安心して
医療を受けることができるようになりました。
受益者負担を税として、
社会保険加入者を除く被
保険者から徴収しているのが行政であります。
この
国民健康保険税として徴収するお金は、
国保会計の16%ほどになっています。
当該年度、本
予算ベースでの
基金への積立ては、若干ですが
令和4
年度事業の
決算が確定する頃には
増額できたらと期待しております。
また、
国保税のうち、独自の
事業といたしまして、就学時から18歳未満の
均等割額の3割
軽減措置も行っております。県や国からの
支出金が減額する中、
国民健康保険基金からの繰入れを行い、
事業の安定を図っております。
特定健診や
疾病予防に力を入れ、特に
健康寿命を延ばし
医療費削減にもつながる取組として、本市の
保健指導は県下でも筆頭に位置しております。
誰しも健康で暮らしたいはずです。被
保険者である我々も自力で生活できる
健康寿命を延ばすように、また、笑顔で日々が送れるように、心身の状態を把握して
健康維持に努めなければならないと思っております。
予算に繰り入れている
国民健康保険基金の
残高も気になるところですが、現状では住みたい街、選ばれる街に向けた
富津市
づくりの
事業につながるような
予算配分だと思っております。
よって、本
予算に賛成いたします。
○
委員長(
三木千明君) ほかに
討論ございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
委員長(
三木千明君)
討論もないようですので、
討論を終結し直ちに採決を行います。
議案第13号を原案のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
○
委員長(
三木千明君) ありがとうございます。
起立全員であります。よって、
議案第13号は原案のとおり可決すべきものと決しました。
────────────────────────
(2)
議案第14号
令和4
年度富津市
後期高齢者医療特別会計予算
○
委員長(
三木千明君) 次に、
議案第14号
令和4
年度富津市
後期高齢者医療特別会計予算を議題といたします。
あらかじめ
通告のあった
委員の
発言を、
通告順に許可します。
三富敏史委員。
◆
委員(
三富敏史君) 1点だけお伺いします。281ページでございます。1款2項1目
徴収関係事務費におけます
電算業務委託料についてでございます。
本件業務委託料251万9,000円につきましては、前
年度と比較いたしますと、およそ10%ほど増となっておりますが、やはり
後期高齢者、被
保険者の
徴収率の
向上もそうなんですけども、
利便性向上などを考えますと、もう少し手厚く
増額して
利便性を考えてもいいんじゃないかと思いますけれども、
本件業務委託には、どのように反映されているのかお伺いいたします。
○
委員長(
三木千明君)
国民健康保険課長、
平島光洋君。
◎
国民健康保険課長(
平島光洋君) お答えいたします。
電算業務委託料の
増額分なんですけれども、こちらにつきましては、
令和5
年度から開始を予定しております
保険料の
コンビニ収納に対応する
納付書の
読取りテストに要する経費を計上しておりますので、
納税者の
利便性を
向上しているというふうに考えております。
○
委員長(
三木千明君)
三富敏史委員。
◆
委員(
三富敏史君) ありがとうございます。
徴収率100%に近いですけど、ぜひ、また
向上に向けて取り組んでいただければと思います。よろしくお願いします。ありがとうございます。
○
委員長(
三木千明君) 続きまして、
福田委員の
発言を許可します。
福田好枝委員。
◆
委員(
福田好枝君) 私からは1点お聞きします。278ページです。
後期高齢者特別徴収者は何人で、何人というか見込んでいて、
普通徴収は何人を見込んでいらっしゃるのでしょうか、お聞きします。
○
委員長(
三木千明君)
国民健康保険課長、
平島光洋君。
◎
国民健康保険課長(
平島光洋君) お答えいたします。
現
年度分の
特別徴収の人数は8,500人
程度で、全体の約8割を見込んでおります。また、現
年度分の
普通徴収の人数は、1,700人
程度を見込んでおります。
なお、
年度途中に
徴収方法が変更となる方は、それぞれ
見込み人数に計上しております。
○
委員長(
三木千明君)
福田好枝委員。
◆
委員(
福田好枝君) 私からの質問は以上です。ありがとうございます。
○
委員長(
三木千明君) 続きまして、
佐久間委員の
発言を許可します。
佐久間 勇委員。
◆
委員(
佐久間勇君)
予算書の282ページ、2款1項1目の
後期高齢者医療広域連合給付金事業につきましてお聞きいたします。
これは、連合への
給付金ということで、
事前説明でも被
保険者が増えたというお話はお聞きしておりますが、近年の
傾向の増えている、どのぐらい増えているとかという、この近年の
傾向が分かりましたら教えてください。
○
委員長(
三木千明君)
国民健康保険課長、
平島光洋君。
◎
国民健康保険課長(
平島光洋君) お答えいたします。
令和4
年度の被
保険者数は、団塊の世代が
後期高齢者に達するため、前
年度から500人増の8,900人を見込んでおります。また、近年の
傾向といたしましては、
令和2
年度は終戦前後の
出生数減少の
影響により、前
年度から
減少しました。
しかし、平成27
年度から
令和元
年度までは、100人から300人
程度の
増加数となっております。
○
委員長(
三木千明君)
佐久間 勇委員。
◆
委員(
佐久間勇君) ありがとうございました。
以上です。
○
委員長(
三木千明君) 続きまして、
宮崎委員の
発言を許可します。
宮崎晴幸委員。
◆
委員(
宮崎晴幸君) 私からは、1点お聞きします。
予算書278ページ、1款1項の
後期高齢者の
令和4
年度の
保険料の
上限額である
賦課限度額の金額と
影響について教えてください。
○
委員長(
三木千明君)
国民健康保険課長、
平島光洋君。
◎
国民健康保険課長(
平島光洋君) お答えいたします。
賦課限度額は
所得割額と
均等割額の合計が
上限額を超えた場合に
保険料額を一定とするもので、現在の
賦課限度額は年間64万円ですが、
令和4
年度以降66万円となり、2万円の
引上げとなります。
賦課限度額の
引上げは、高
所得者層の被
保険者に
保険料を多く
負担していただきますけれども、その
負担増の分、
中間所得者層の
負担減につながると考えております。
○
委員長(
三木千明君)
宮崎晴幸委員。
◆
委員(
宮崎晴幸君) ありがとうございました。
以上です。
○
委員長(
三木千明君) 以上で、あらかじめ
通告のあった
委員の
質疑は終了いたしました。
委員の
皆さんに伺いますが、ほかに
質疑ございますでしょうか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
委員長(
三木千明君)
質疑もないようですので、
質疑を終結し
討論に入ります。
反対
討論ございますか。
福田好枝委員。
◆
委員(
福田好枝君) 私は、この
予算に反対の立場から
討論させていただきます。
今年10月から、75歳以上の
高齢者で
単身者の場合、年収200万円以上、
複数世帯で
後期高齢者の
年収合計が320万円以上の場合、
医療機関の窓口で支払う
自己負担が現行の1割から2割に引き上げられます。
社会保障のためと
消費税を10%に引き上げながら、新たな
負担を
高齢者に押しつけるもので、これでは
高齢者の生活はますます苦しくなってしまいます。
後期高齢者の
医療費窓口負担2割化は、
高齢者の暮らしと命を脅かすものであり、このことから、この
予算に反対いたします。
以上です。
○
委員長(
三木千明君) 次に、
賛成討論ありますか。
三富敏史委員。
◆
委員(
三富敏史君) 私は賛成の立場で
討論させていただきます。
後期高齢者医療制度につきましては、75歳以上の方と65歳から75歳までの一定の障害のある方で加入を希望する方を
対象に創設された
制度でありますが、世代間の
負担を明確にすることで、公平で分かりやすい
医療保険制度となっております。
制度運営につきましては、高齢化の進展とともに被
保険者や
医療費が増加し、発足当時の
保険料均等割額の軽減などの特例措置は見直されておりますが、介護
保険料軽減の拡充や年金生活者支援
給付金の給付と併せて実施され、段階的に見直しが図られ、着実に
制度が定着し、成果を上げられております。
本市における
後期高齢者医療の被
保険者数は、
令和4年2月末時点で8,522人で、
富津市人口のおよそ2割にあたりますが、
後期高齢者医療制度は、
都道府県単位で運営されていることから、広域化による財政基盤の強化が図られております。
今後ますます高齢化が進展する中、将来にわたり
国民皆保険を堅持するためにも、広域連合と連携を図っていただき、持続可能な
医療制度構築に一層努力していただくよう要望し
賛成討論といたします。
以上でございます。
○
委員長(
三木千明君) ほかに
討論ございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
委員長(
三木千明君)
討論もないようですので、
討論を終結し、直ちに採決を行います。
議案第14号を原案のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
○
委員長(
三木千明君) ありがとうございます。起立多数であります。
よって、
議案第14号は原案のとおり可決すべきものと決しました。
────────────────────────
(3)
議案第15号
令和4
年度富津市
介護保険事業特別会計予算
○
委員長(
三木千明君) 次に、
議案第15号
令和4
年度富津市
介護保険事業特別会計予算を議題といたします。
あらかじめ
通告のあった
委員の
発言を
通告順に許可します。三富
委員の
発言を許可します。
三富敏史委員。
◆
委員(
三富敏史君) 私のほうから、1点質問させていただきます。
予算書308ページ、1款1項1目一般総務関係費におけます
電算業務委託料についてお伺いいたします。
本件業務委託料798万円は、
後期高齢者電算業務委託、先ほど質問いたしましたが、251万9,000円や国保の同業務は39万円でしたが、それらと比較しますと大幅に高額となっておりますが、その電算業務委託の性質の違いをお伺いいたします。
○
委員長(
三木千明君)
介護福祉課長、長谷川 栄君。
◎
介護福祉課長(長谷川栄君) お答えいたします。
308ページにあります介護保険
事業特別会計一般総務関係費の
電算業務委託料798万円については、被
保険者の管理や介護保険受給者に係る給付費実績の管理などに係る介護保険事務処理システムの経費、そのほか第9期
事業計画策定に係るアンケート
対象者抽出経費等となっております。
また、281ページにあります
後期高齢者医療特別会計のうち、
徴収関係事務費の
電算業務委託料251万9,000円につきましては、
後期高齢者医療の
保険料納付通知書等の作成に要する費用となっております。
256ページの
国民健康保険
事業特別会計のうち、
医療費適正化対策
事業の
電算業務委託料3万9,000円につきましては、ジェネリック医薬品差額通知書等の作成に要する費用となっており、それぞれの事務処理に係る
電算業務委託料となっております。
○
委員長(
三木千明君)
三富敏史委員。
◆
委員(
三富敏史君) ありがとうございます。詳細な説明でよく分かりました。引き続き、
制度の
安定化に向けて取組のほどをよろしくお願いいたします。
以上でございます。ありがとうございます。
○
委員長(
三木千明君) 続いて、
佐久間委員の
発言を許可します。
佐久間 勇委員。
◆
委員(
佐久間勇君)
予算書315ページ、2款2項1目の介護予防サービス等給付
事業についてお聞きいたします。
歳入では、介護予防
事業に関して、国や県からの補助金が減額されていますけれども、歳出では介護予防サービス等の給付
事業費が
増額しております。その主な理由を教えてください。
○
委員長(
三木千明君)
介護福祉課長、長谷川 栄君。
◎
介護福祉課長(長谷川栄君) 315ページの歳出、介護予防サービス等諸費の前
年度比から222万6,000円の
増額ですが、介護給付費は第8期介護保険
事業計画で各
年度の認定者数や給付費の伸び等から推計しました給付費
見込みに基づき、
予算計上しております。
歳入では、304ページの地域支援
事業交付金、介護予防
事業の前
年度から8万8,000円の減額、305ページの地域支援
事業交付金、介護予防
事業の前
年度からの4万4,000円の減額ですが、こちらは
保険給付費に対する
交付金ではなく、歳出の319ページにあります介護予防生活支援サービス
事業費及び320ページの一般介護予防
事業費に対する国県の
負担割合に基づく歳入となっております。
なお、同319ページにあります介護予防生活支援サービス
事業費の前
年度比606万6,000円の減額ですが、要支援1・2の方の訪問型サービス費及び通所型サービス費の減額によるものです。
予防
事業の全体としましては、要支援から要介護へ利用する方が増えてきており、これは
高齢者が増加していく中で、例えば認知症の症状の方が重くなったり、フレイル状態の方が介護に移行することなどが考えられます。
介護予防としまして、歳出では第8期介護保険
事業計画に基づいて増を見込んでおりますが、歳入としましては、要支援1・2の方の訪問型サービス、通所型サービスの減を見込んだことによる減となっております。
○
委員長(
三木千明君)
佐久間 勇委員。
◆
委員(
佐久間勇君) 分かりました。要支援1・2が要介護になってくると、それだけ
保険料も高くなってきますので、また
健康寿命でもなくなるということで、できる限り
健康寿命を延ばしてもらいたいなと思いますけれども、次の質問に入ります。
それに、ちょっと絡むような形になると思いますが、
予算書の324ページ、3款3項1目の包括的支援
事業につきまして、お聞きいたします。
フレイル予防とかって、いろいろある中で、この認知症総合支援
事業のうち、認知症初期集中支援チーム員報酬というのがありますけれども、これはどういう
事業のことをいうのかなということと、またその
事業は、これからどのように発展させていくおつもりなのかなということを、ちょっとお聞きします。
○
委員長(
三木千明君)
介護福祉課長、長谷川 栄君。
◎
介護福祉課長(長谷川栄君) お答えいたします。
認知症初期集中支援チーム員としましては、認知症が疑われる方が適切な
医療や介護を受けられるように、平成30年4月より立ち上げ、毎月1回、定期的にチーム員会議を行っております。
構成としましては、
サポート医のドクター1名、看護師3名、主任介護支援専門員3名、作業療法士1名、社会福祉士1名、合計9名の専門職で構成しております。
こちら、支援が必要な家庭への初期支援を包括的・集中的に行い、
医療や介護サービスにつなげております。
また、本
事業のほかに、認知症総合支援
事業としまして、認知症に対する理解を深めるための啓発活動としまして、認知症メモリーウォークの実施や地域全体で認知症の方を見守る体制
づくりを強化するため、認知症サポーターを中心にチームオレンジの立ち上げに向けて検討しております。
認知症は誰もがなり得るものであり、身近なものとなっております。認知症になったとしても重症化を予防しつつ、地域の理解と協力の下、本人の意志が尊重された上で、できる限り住み慣れた地域で自分らしく暮らし続けられることを目指して
事業に取り組んでおります。
○
委員長(
三木千明君)
佐久間 勇委員。
◆
委員(
佐久間勇君) 分かりました。あと、高齢になると、もういろいろな症状が出てくると思うんですが、この認知症ということに限定なく、例えば人の介助が必要だとか、フレイル、よく言われる弱者ですよね。そのフレイルになる前の予防をしましょうというフレイル予防にするために、そういう
対象者に対して、これから追跡調査をしていって、健康につなげていくというような動きの中で、フレイルサポーター、フレイルトレーナーとかっていうようなことが、今、動き出していると思うんですが、それは、できる限りその
対象者に対して進行しない、フレイル弱者の状態から介護にならない支援の状態から普通の生活に戻れるように、なれるようにということに向かっていく動きだと思うんですが、その辺のところの動きの説明があったら教えてください。
○
委員長(
三木千明君)
介護福祉課長、長谷川 栄君。
◎
介護福祉課長(長谷川栄君) お答えします。
フレイルサポーター、フレイルトレーナーにつきましては、今
年度の
事業としまして、認定者が約30名
程度出ております。
また、来
年度以降につきましても、フレイルサポーター、トレーナーの養成講座を行い、各地において、例えばですが、いきいき百歳体操のグループの活動の後に、フレイル予防としまして、サポーター、トレーナー等の指導を入れていきたいと考えております。
○
委員長(
三木千明君)
佐久間 勇委員。
◆
委員(
佐久間勇君) 分かりました。ありがとうございました。
○
委員長(
三木千明君) 続きまして、
宮崎委員の
発言を許可します。
宮崎晴幸委員。
◆
委員(
宮崎晴幸君) ありがとうございます。
予算書314ページ、2款の部分なんですけど、保険給付についてお聞きします。
前
年度予算と比較しまして、2億558万1,000円の
増額となっておりますが、
増額の主な要因を教えてください。
○
委員長(
三木千明君)
介護福祉課長、長谷川 栄君。
◎
介護福祉課長(長谷川栄君) お答えいたします。
増額の要因ですけれども、まず、要介護認定者の3か年の推移ですけれども、各年の1月1日起点としまして、
令和2年1月1日は3,030人、
令和3年1月1日は3,044人、
令和4年1月1日は3,086人となっており、
増加傾向にあります。
保険給付費の
増額要因についてですが、介護給付費は第8期介護保険
事業計画で各
年度の認定者数や給付費の伸び等から積算した給付費
見込みに基づき
予算計上しているものです。
前
年度予算と比較しまして、訪問介護・通所介護費、定期巡回・随時対応型訪問介護看護費、老人福祉施設費、老人保健施設費の
増額幅が大きいものとなっております。
高齢者が増える中で、介護サービスを利用する方が増えてきております。要介護認定5段階のうち、3から4の割合の方が高い
傾向にあります。急激な増加とはなっておりませんが、介護給付費が増となる要因となっております。
○
委員長(
三木千明君)
宮崎晴幸委員。
◆
委員(
宮崎晴幸君) ありがとうございました。
○
委員長(
三木千明君) よろしいですか。
◆
委員(
宮崎晴幸君) はい。
○
委員長(
三木千明君) 以上で、あらかじめ
通告のあった
委員の
質疑は終了となります。
委員の
皆さん、ほかに
質疑ございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
委員長(
三木千明君)
質疑もないようですので、
質疑を終結し
討論に入ります。
反対
討論ございますか。
福田好枝委員。
◆
委員(
福田好枝君) 私は、この
予算に反対の立場から
討論させていただきます。
昨年8月から補足給付の見直しが実施されました。利用者や家族は短期入所が利用しづらくなった、年金が下がっていくのに、食費の値上げの
影響は大きい、どうしても必要だから利用しているのに、私たちをさらに苦しめるまねを国はするのかと訴え、施設や
事業者からは、金銭的な
負担が増えることで、利用控え、介護疲れ、共倒れという悪循環が生じることになるなどの声があります。
このような介護保険の改悪は許せるものではないと考え、この
予算に反対いたします。
○
委員長(
三木千明君) 次に、
賛成討論ございますか。
三富敏史委員。
◆
委員(
三富敏史君) 私は、賛成の立場で
討論させていただきます。
高齢化社会が急速に進展する中、
令和3年4月時点の本市の65歳以上の
高齢者は1万6,497人、要介護・要支援認定者は3,091人であり、
制度開始の平成12
年度と比較しますと、
高齢者は1.4倍に、要介護・要支援認定者は3.4倍に増加しております。
子が親の介護をすることが日本の美風とも言われ、介護は家族の問題という意識が根づいていた中、世界一長寿国となった昨今、寝たきりや認知症などの要介護
高齢者は増加する一方で、介護の必要性はますます高まってきております。
また、介護する側の高齢化も深刻な問題となっており、さらには核家族化の進展により、家族だけで介護することが困難な時代となったため、社会全体で支える仕組みとして創設されたのが介護
保険制度と認識しております。
そうした中、本市では、平成30
年度から取り組んできた第7期介護保険
事業計画が終了します。
令和3
年度からは中長期的な視点で第7期計画の実績等を精査した上、第8期介護保健
事業計画を策定しており、今後とも堅実な介護保険運営がなされているものと推測できます。
また、介護保険財政の健全性、持続性の確保も十分努力しているものと見受けられますので、今後においても本計画に基づき、
高齢者福祉の拡充及び介護保険財政の健全化、持続性確保を要望することで
賛成討論といたします。
以上でございます。
○
委員長(
三木千明君) ほかに
討論ございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
委員長(
三木千明君)
討論もないようですので、
討論を終結し、直ちに採決を行います。
議案第15号を原案のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
○
委員長(
三木千明君) 起立多数であります。よって、
議案第15号は原案のとおり可決すべきものと決しました。
以上で、
予算審査特別委員会に付託されました
議案の審査は全て終了しました。
なお、
委員会報告書の作成及び
委員長報告については、私に御一任願いたいと思いますが、これに御異議ありませんでしょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
委員長(
三木千明君) 異議なしと認め、そのように決定します。
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市長あいさつ
○
委員長(
三木千明君) 閉会に
当たり、
執行部から御挨拶をお願いいたします。市長、高橋恭市君。