富津市議会 > 2017-09-07 >
平成29年 9月定例会−09月07日-03号

ツイート シェア
  1. 富津市議会 2017-09-07
    平成29年 9月定例会−09月07日-03号


    取得元: 富津市議会公式サイト
    最終取得日: 2022-12-23
    平成29年 9月定例会−09月07日-03号平成29年 9月定例会                 平成29年8月招集              富津市議会定例会会議録(第3号)                  議 事 日 程           平成29年9月7日(木) 午前9時30分開議 日程第1 一般質問      (個人質問) 日程第2 議案第1号から議案第12号      (総括質疑、委員会付託) 日程第3 議案第13号から議案第18号      (総括質疑、決算審査特別委員会設置及び付託) 日程第4 報告第1号から報告第5号      (総括質疑) 〇本日の会議に付した事件 1.開  議 1.議長の報告
    1.松原和江君の個人質問 1.猪瀬 浩君の個人質問 1.千倉淳子君の個人質問 1.高木一彦君の個人質問 1.議案第1号から議案第12号   (総括質疑、委員会付託) 1.議案第13号から議案第18号   (総括質疑、決算審査特別委員会設置及び付託) 1.決算審査特別委員会委員の選任 1.決算審査特別委員会正副委員長の互選結果報告 1.報告第1号及び報告第5号 1.散  会 〇出席議員  1番 猪 瀬   浩 君   2番 諸 岡 賛 陛 君   3番 三 木 千 明 君  4番 高 木 一 彦 君   5番 千 倉 淳 子 君   6番 山 田 重 雄 君  7番 平 野 英 男 君   8番 渡 辺   務 君   9番 松 原 和 江 君  10番 岩 本   朗 君   11番 石 井 志 郎 君   12番 藤 川 正 美 君  13番 永 井 庄一郎 君   14番 平 野 明 彦 君   15番 鈴 木 幹 雄 君  16番 福 原 敏 夫 君 〇出席説明員  市長         高 橋 恭 市 君  副市長        小 泉 義 行 君  教育長        岡 根   茂 君  総務部長       白 石 久 雄 君  総務部参与      池 本 幸 司 君  市民部長       村 上 泰 隆 君  健康福祉部長     島 津   太 君  建設経済部長     宮 崎 一 行 君  会計管理者      中 後 秀 樹 君  農業委員会事務局長  庄 司 優 人 君  選挙管理委員会事務局長監査委員事務局長  消防長        五月女 正 巳 君             大 塚 幸 男 君  教育部長       能 城 雅 幸 君  水道部長       加 藤 博 一 君  総務課長       前 田 雅 章 君 〇出席事務局職員  事務局長       笹 生 忠 弘    主幹         牧 野 常 夫  庶務係長       中 山 貴 弘    主任書記       平 野 智 裕           ────────────────────────                    開     議            平成29年9月7日 午前9時30分 開議 ○副議長(岩本朗君) 皆さん、おはようございます。ただいまから本日の会議を開きます。           ────────────────────────                     議長の報告 ○副議長(岩本朗君) 日程に入るに先立ち、私から報告をいたします。  議長は所用のため、午前中、欠席届が提出されましたので、地方自治法第106条第1項の規定により、私が議長の職務を行います。  次に、本日議場内の写真撮影の申し出があり、これを許可いたしましたので御報告いたします。  以上で、私からの報告を終わります。           ────────────────────────                 松原和江君の個人質問 ○副議長(岩本朗君) 日程第1、一般質問。  昨日に引き続き、個人質問を行います。  富津市議会申合せ事項により、通告順に質問を許可します。  なお、質問時間は答弁を含めて60分以内となっておりますので、念のため申し添えます。  初めに、9番、松原和江君の発言を許可します。  なお、一般質問に際し、松原議員から申し出があり、説明資料の配付を許可いたしました。  9番、松原和江君。                〔9番 松原和江君登壇〕 ◆9番(松原和江君) 皆さん、おはようございます。議席番号9番、日本共産党の松原和江です。  それでは、質問に入らせていただきます。まず、1番初めに、子育て支援についてです。まず、子育て支援の1つ目、放課後児童クラブ、通称、学童保育といっていますが、これの増設の問題について質問します。  私は、6月議会で、子育て支援のことで、高卒までの医療費助成を求めましたが、市長は子育て支援策としては有効な手段であると考えるが、現状では、ほかの子育て支援策の拡充を図りたいと答弁されました。その中に、放課後児童クラブの開設を子育て支援策の優先に上げておられますので、伺いたいと思います。  では、どの小学校にどのように学童保育を開設しようとしているのか、お聞かせください。  2つ目は、就学援助制度の改善です。同じく6月議会で、私は、小学校の入学準備金を入学前に保護者に支給するよう求めましたら、教育部長は、現行の申請方法や認定方法では課題があるので、どのような方法で支給するのがよいか検討したいと答弁されました。検討の結果はどうなったのかを伺います。  2つ目は、市民の足を守る問題です。富津市地域公共交通会議が発足し、スケジュールに沿って進められておりますが、現在の進捗状況をお聞かせください。  3つ目は、環境問題、産業廃棄物最終処分場の放流水の問題について質問いたします。大塚山にある大平興産の産業廃棄物最終処分場からの放流水は、高宕川から湊川に流れ、東京湾に注がれています。この処分場は管理型ですが、千葉県が水を通しにくい地盤であるからと遮水シートを敷かないで許可した、日本でもまれな処分場です。しかし、2006年、平成18年、漏れていることがわかり、2年間の産廃の搬入がとめられ、原因の究明が行われました。水を通しやすい地層があることもわかりました。現在も漏えい対策は行われておりますが、漏えいがとまったという報告は、市民は受けておりません。この処分場から放出される排水は、濃度の高い塩化物イオンが含まれ、下流の田んぼの稲が枯れるという事故の一因ともなりました。基準値を超える有害物質のホウ素も含まれております。  富津市は、処分場の排水口から高宕川に放流される水の検査を1年に四、五回実施していますが、現在の水質検査の結果はどうなっているか伺います。  次に、リニア残土の受け入れの問題です。ことしの5月29日付け、交通新聞に「リニア建設工事発生土専用コンテナ列車で運搬、梶ヶ谷貨物ターミナルで初列車出発式」という記事がありました。同日の建設通信新聞の公式ブログに「発生土は千葉県内部の旧採石場の埋め立てに活用する」と書いてありました。このリニア残土埋め立てを富津市が受け入れるのかどうなのか伺います。  4つ目は、水道事業の問題です。君津4市の水道事業と君津広域水道企業団の統合、広域化を進めようとしています。水道事業の基本をどのように考えているか、見解をお聞かせくださって、第1回目の質問を終わりにいたします。 ○副議長(岩本朗君) 松原議員の質問に対する答弁を求めます。市長、高橋恭市君。                 〔市長 高橋恭市君登壇〕 ◎市長(高橋恭市君) 松原和江議員の御質問にお答えいたします。  初めに、子育て支援のうち放課後児童クラブ、学童保育の増設の御質問にお答えいたします。  天羽地区につきましては、4月に社会福祉法人金谷温清会より、天羽地区全域を対象とした放課後児童クラブ開設についての相談があり、天神山小学校内で夏休み前には開設の予定でしたが、放課後児童支援員の確保が困難となり、開設することができませんでした。現在は、平成30年4月の開設に向け、準備を進めていると聞いております。今後は、小中学校再配置計画の進行に合わせて引き続き、当法人により統合先の小学校内で開設できるよう協議してまいります。  次に、就学援助制度の改善についての御質問については、教育長から答弁いたします。  次に、市民の足を守る公共交通会議の進捗状況についての御質問にお答えいたします。  富津市地域公共交通会議につきましては、今年度4回程度の開催を予定しています。6月に開催いたしました第1回会議では、富津市地域公共交通網形成計画策定に係る業務実施計画案について御意見をいただいた上で決定いたしました。現在、さきに実施いたしました、市民アンケート調査路線バス利用者及び主要施設利用者聞き取り調査などの調査結果を取りまとめています。10月上旬に開催する次回会議では、調査結果に基づく地域ごとの課題などを議論していただく予定です。  次に、環境問題のうち産業廃棄物最終処分場の放流水についての御質問にお答えいたします。  大平興産株式会社大塚山最終処分場から放流される放流水の水質検査は、年4回実施しています。水質検査の結果については、千葉県廃棄物処理施設の設置及び維持管理に関する指導要綱に基づく放流水の放流孔排水基準を満たしているところでございます。  次に、リニア残土の受け入れの御質問にお答えいたします。  富津市土砂等の埋立て等による土壌の汚染及び災害の発生の防止に関する条例に基づき、土砂等の搬入届内容が安全基準に適合しているか審査し、安全基準を遵守しているものに限り特定事業場へ搬入することとしております。  次に、水道事業統合広域化の御質問にお答えいたします。  平成23年3月策定の富津市地域水道ビジョンの基本理念として、「安全でおいしい水道水を安定的に供給すること及び多くの市民に一層満足していただけるサービスを提供できるよう努めること」としております。この目標の達成のために、統合することによって交付される国からの交付金や一般会計からの出資金を活用して施設整備を加速し、経営基盤を強化することによって安定した供給ができるよう考えております。 ○副議長(岩本朗君) 教育長、岡根 茂君。 ◎教育長(岡根茂君) 私から子育て支援のうち、就学援助制度の改善の御質問にお答えいたします。  入学準備金は、小学校入学前に支給することが望ましいと考えております。現行の支給の仕組みでは、周知方法や認定方法等に課題があるため、先行実施している市町村の仕組み等について調査をしているところです。本市の実情を鑑みながら、現在、実施のための具体的な検討をしているところでございます。 ○副議長(岩本朗君) 再質問に入ります。9番、松原和江君。 ◆9番(松原和江君) それでは、順次、再質問させてください。  まず、子育て支援、学童保育のことについて伺います。ことしの夏休みから天神山小学校で学童保育を開設しようと思ったけど、支援員が集まらなくて開設できなかったというお話ですが、子育て真っ最中の共働きが、学童保育を運営していったりとか、本当に大変なことなんです。ましてや富津市のように小学校が離れていて、2つの小学校を一緒にやるということもすごく難しいし、学校も少人数なんで、学校の中で1つの学童保育ができるような人数を集めることも難しいんです。だから、行政がやっぱり手を差し伸べてほしいと私はいつも思っています。  それで、きのうも諸岡議員がいろいろと質問されていました。私は、きのうの質問、答弁を聞いていまして、なぜ富津市が公設公営ができないのか、そのことに対してとても疑問を持っています。今、千葉県には54市町村ありますけども、公設公営で学童保育を運営している市町村はどのくらいあるか教えてください。 ○副議長(岩本朗君) 健康福祉部長、島津 太君。 ◎健康福祉部長(島津太君) お答えいたします。  千葉県に確認したところ、平成28年5月現在で、県内では26市町が公設公営による学童保育を実施しているところでございます。 ○副議長(岩本朗君) 9番、松原和江君。 ◆9番(松原和江君) 54市町村ですから、52%の市町村が学童保育を公設公営している、どこが違うかというと、指導員を市が責任を持って雇うということなんです。もちろん公設は市が運営をきちんと責任を持つと、例えば公設民営にした場合、市は運営に責任持つけど、運営するのは、例えば社会福祉法人だとか、いろんな業者とか、そういうところに運営を頼むわけです。そうすると、やっぱり指導員というのが、なかなか集まらないわけです。皆さんは働きたいと思っていて、指導員もやりたいと思っているけれども、すごく今の学童保育の指導員というのは、労働条件が悪いんです。勤務時間が短い、でも、要求されることはすごく大きいんです。  まず、質問したいんですけども、指導員の仕事をどのように考えているのか、市の考え方をお聞かせください。
    ○副議長(岩本朗君) 健康福祉部長、島津 太君。 ◎健康福祉部長(島津太君) お答えいたします。  放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準では、放課後児童健全育成事業における支援は、小学校に就学している児童の発達段階に応じた主体的な遊びや生活が可能となるよう、当該児童の自主性、社会性及び創造性の向上、基本的な生活習慣の確立を図り、もって当該児童の健全な育成を図ることを目的として行わなければならないと規定されております。よって、支援員や補助員などの学童保育に携わる全ての方々の責任は重大であることから、非常に重要な役割を担っていただいていると認識をしております。 ○副議長(岩本朗君) 9番、松原和江君。 ◆9番(松原和江君) そういう重要な認識をしている、学校の先生とも違う、お母さんとも違う、要は昼間の兄弟、異年齢の集団です。だからその中で、帰ってきて宿題を見てあげなきゃいけない、子供たちがいざこざを起こせばいろいろと仲介になってやる、母親としての役割も果たしてあげなければいけない、父親としての役割を、そういうような指導員に対して余りにも給料が安すぎるということです。  私、この千葉県の保育団体がまとめたこの資料を見ますと、高くても時給1,000円なんです。これでは、なかなか集まらないと思うんです。これでもいいんです、いい方なんです。今、例えば東京のほうで保育士さんを募集しても、なかなか臨時の保育士さんってのは集まらない。ところが、ある区で正規の保育士さんを募集したらいっぱい来たっていうんです。やっぱり、安定した仕事をして、自分の技能を生かして安定した仕事がしたいっていうのは、働く人たちの要求だと思うんです。  だから、ぜひ、富津市もこれから、来年の4月に向けて、天羽地区の学童保育をやるっていうんですけども、今、例えばこのまま待っていて、指導員さん募集したって集まるかどうか保証はないと思います。ですから、ぜひ早く決断して公立校へ正規の保育士さんを募集して、学童保育を開設するような方向に進んでいただきたいと思うんですけども、いかがでしょうか。 ○副議長(岩本朗君) 健康福祉部長、島津 太君。 ◎健康福祉部長(島津太君) お答えいたします。  諸岡議員の質問でもお答えいたしましたとおり、本市では、公設で設置した場合でも各クラブでの実践を重んじ、それぞれの特色のある保育を大切にしたいという考え方から、民間への委託や指定管理などで運営を行う民営方式を基本に検討してまいりたいと思います。  また、公設公営の考えですけれども、公設民営で不足する場合には、やはり公設公営の検討もしていかなければならないと思っております。また、公設公営で実施する場合でも、やはり、それぞれ特色のあるクラブ運営をする必要があると考えております。 ○副議長(岩本朗君) 9番、松原和江君。 ◆9番(松原和江君) ぜひ、公設公営の方向に向かって実施してほしいと思います。学童保育を市としてつくっていきたいという気持ちはすごくわかります。私ずっと2013年からことしまで予算と実績を、学童保育にどのくらい予算を入れて、どのくらい実績があるかっていう計算しましたら、要は予算は組んでいるんです。でも、去年なんて51%しか実施していないんです。ですから、せっかく、その市の思いがやっぱり実らないんです。このせっかく予算をつけたものを全部使って、子供たちのためにやっていただきたいと思います。以上です。  次は2番目、市民の足を守ることについてです。それでは、今、アンケートが全部出そろって、市民の利用実態やニーズの把握なども終了したと思いますけれども、地域の住民設置公聴会などの開設は、どのように計画されているのかを伺いたいと思います。 ○副議長(岩本朗君) 総務部長、白石久雄君。 ◎総務部長(白石久雄君) お答えいたします。  市民に公共交通に関心を持っていただけるよう、さきに実施した公共交通に関するアンケート集計結果や、市の公共交通の現状をわかりやすくお知らせするとともに、持続可能な公共交通に関する意見を伺うため住民公聴会を実施いたします。  住民公聴会は10月3日、中央公民館、10月4日、市民会館、10月6日、富津公民館、それぞれ18時30分から開催いたします。広く皆様にお知らせするために、9月号の公報ふっつ及び市ホームページに掲載しております。また、10月号の公報ふっつにも、再度掲載する予定で準備を進めているところでございます。 ○副議長(岩本朗君) 9番、松原和江君。 ◆9番(松原和江君) それでは次に、デマンド交通旅客輸送等適用可能性の検証というのがありまして、デマンド交通の適用可能性の検証というはどのように進んでいるのかお知らせください。 ○副議長(岩本朗君) 総務部長、白石久雄君。 ◎総務部長(白石久雄君) お答えいたします。  市民アンケートを集計・分析するとともに、千葉県内におけるデマンド型交通の運行状況を調査し整理しております。デマンド型交通は、ほかの公共交通機関の利用者の低下を招く要因にもなることから、市の公共交通の現状に合ったデマンド型交通の適用可能性を公共交通会議において議論してまいります。 ○副議長(岩本朗君) 9番、松原和江君。 ◆9番(松原和江君) ほかの公共交通の妨げになるような、そんなような認識ですか、今のお答えだと。もう一度、そのところを言ってください。 ○副議長(岩本朗君) 総務部長、白石久雄君。 ◎総務部長(白石久雄君) お答えいたします。  可能性といたしましては、デマンド型交通を利用すれば、ほかの今、例えば路線バスとか不利益は出る可能性もあるということで申し上げました。 ○副議長(岩本朗君) 9番、松原和江君。 ◆9番(松原和江君) 今度の公共交通網というのは、今あるバスの路線とかそういうのを一切考えないで、新しくこういうふうにやろうとつくろうとしているんじゃないですか、だから、既存のバス路線を既定路線として考えて、デマンドをそこに入れようとしているのか、それともデマンドも入れてどうしようと、全部の公共交通をどうしようとしているのか、どこが基本で、今のバス路線はそのまま残すっていう基本なんですか。 ○副議長(岩本朗君) 総務部長、白石久雄君。 ◎総務部長(白石久雄君) お答えいたします。  先ほど申し上げましたように、今回、公共交通会議は、地域の実情に応じて市全体の公共交通網を検討しているものでございます。でありますので、デマンド型交通を導入するに当たりましても、当然、運行形態によりましては、既存のJR、路線バス、あるいはタクシーなどにも影響がありますので、その点については、総合的に全体を考えた上で検討していかなきゃならないと考えております。 ○副議長(岩本朗君) 9番、松原和江君。 ◆9番(松原和江君) デマンドに対する市民の要求というのは、すごく強いんです。ですから、JRや、路線バスや、タクシーが影響あるから、これをやめちゃうとかっていう、そういうことには考えていないわけですね。あくまでもデマンドをどうにかして導入したいと思ってこの公共交通網を考えているのか、その基本を教えてください。 ○副議長(岩本朗君) 総務部長、白石久雄君。 ◎総務部長(白石久雄君) お答えいたします。  デマンド交通を導入するために計画をつくるわけではありません。市全体を考えてですから、それを各公共交通がそれぞれ成立するような形で進めてまいりますので、必ずしもデマンド交通ありきで、ほかの公共交通を考えるということではなくて、全体で考えるということでございます。既存の公共交通網を含めて、その中で総合的に検討していくということでございます。 ○副議長(岩本朗君) 9番、松原和江君。 ◆9番(松原和江君) それでは、次の浅間山バスストップへの移動手段の確保に関して検討はどうなっているか伺いたいと思います。  その前に、まず、皆様にお礼を申し上げたいと思います。  私、6月議会で、このなのはな号、高速バスが湊と竹岡のバス停にとまるように、市はJRバス関東に協力を要請してくださいというようなことをお願いしましたらば、早速、行っていただいたようなので、それで、お礼なんですけども、この運動をしている、まちづくりを考える会が8月の末にJRの関東の本社に行ってきまして交渉してきましたらば、JRのバス関東さんは、残してくださるという回答を得たそうなんです。日東バスさんも全部なくす考えじゃないよというようなことをおっしゃったそうなんで、そのとき、そのバス会社の方は、「市の担当者の方も一生懸命、私たちにお願いしてきましたよ」ということをおっしゃっていたということを、私、聞いておりますので、ここで改めてお礼をいたしたいと思います。どうもありがとうございました。  それでは、浅間山バスストップへの路線の確保のことについて、どのようなことが進んでいるか伺いたいと思います。 ○副議長(岩本朗君) 総務部長、白石久雄君。 ◎総務部長(白石久雄君) お答えいたします。  さきに実施した市民アンケート調査では、仮称浅間山バスストップの利用移行を把握するため、バスストップまでの交通手段や利用頻度などを調査項目といたしました。その結果や交通事業者へのヒアリングを踏まえ、自家用車だけでなく、バス、タクシー、レンタカーなど、市民及び来訪者の移動手段の確保に関する検討をしてまいります。 ○副議長(岩本朗君) 9番、松原和江君。 ◆9番(松原和江君) せっかく国の税金も含めて12億円もかけて、あそこにバスストップをつくるわけですから、やはり富津市の町が発展するようにやっていただきたいと思うんです。やはりJRとつなぐのは湊の駅ですので、ぜひ湊の駅へつなげるような公共交通を実現するようにお願いしたいと思います。  それでは、3番目の環境問題に移っていきます。  皆さんのお手元に、私、この資料をつくりました。この1枚目の資料は、大平興産がいろいろ市民に説明するときの資料を、私が加工してつくったものです。この2枚目の地図っていうのは、これは富津市がつくったもので、富津市が年4回、こういう地点ではかっていますよという地図です。それから、その次の3番目のこの細かい表というのは、富津市が年4回はかっているいろいろな数値があるんですけれど、特に塩化物イオンとホウ素だけを私が抜いて、この表にまとめたものです。ですから、数字は市の数字ですけど、コメントは私がつけたコメントでございます。  皆さん、漏えい問題が起きたときは、2006年、平成18年だったんです。今から11年前です。私は、そのときからずっと環境問題にかかわってきて、説明会全部出ました。大平興産の中にも何回も入りました。ですけど、新しい議員の方もいらっしゃるし、大平の中に入っていない人もいらっしゃるし、ここにいらっしゃる部課長さんの方たちも、この大平の漏えい問題がどんな問題だったかということをよく御存じない方がいらっしゃると思って、私はこれをつけました。  今、産廃が入っているのは、第3処分場の3の3というところです。この3の3というところを、大平が県に申請したとき、要は第2処分場っていうのは、漏えいがあって、漏えい対策をしているけど、まだとまっていない、で、ここの真ん中にある仕切り鋼矢板っていうのを、真ん中に38メートル打ち込んで、ここが第2処分場と分離されたからこっちの第3処分場のほうは、もう漏れませんよっていうことで、3の3が許可されたんです。3の2っていうのは、その前に大平さんは、3の1と3の2と3の3を一緒にしたものを申請したんです。それは、第2処分場の上に乗っかるように申請したんです。そしたらば、この第2処分場が漏れているということがわかったんで、漏れているところに乗っけたら余計漏れちゃうからということで、セットバックしなさいよって言って、ここまでセットバックされて3の2ができて、今、この3の2が埋め終わって、それで、この今、3の3に行っているところなんです。  この3の3、3の2が、申請されるときも、3の3のときです、この富津市の議会でも、要は漏えい対策が全部終わっていないから、申請は県に対して認めちゃいけないよと意見書を出しました。市長さんも漏えい対策の徹底を求めて県に意見書を出してくださいました。ところが、県は許可をしたんです。許可をして、その許可をしたのが3月の27日だったんです。平成26年の3月27日に3の3を県は条件つきで許可をしました。そしたら、富津市長さんは、許可されたことで、また、とんでもないことだということで、千葉県に意見書を、遺憾だということで出してくれました。でも、やっぱり県は認めて搬入が続いております。それで、そのときの条件というのが、これが許可書なんですけど、条件っていうのが、放射性セシウム濃度の管理については今後も継続的にデータ収集に努め、適正な維持管理を行うこと、塩化物イオン対策としてキャッピングを行った際、廃棄物の安定化等への影響について検討することということで、要は塩化物イオンが高いからっていって、私たち環境団体としては、県に何回も新井総合のように脱塩装置をつけてくださいと要求をしたんです。でも、脱塩装置というのは高いからっていって、大平興産は、この3の2のこの上のところにブルーシートを引いて、雨が入らないようにしてそして塩化物イオンが流れないようにするという方策をとったんです。それが2014年、平成26年なんです。  この表を見てください、この表の真ん中に書いてあるのが、平成27年4月27日に県が富津市の議会に来て説明をしました。今、大平興産はこうなっていますよということを説明したんです。そのときの説明なんですけども、大平さんはホウ素は高いからホウ素の吸着装置をつけました。第3処分場の3の2の表面を遮水シートで覆い、塩化物イオンの漏出を削減しましたというような説明を私たちは受けたんです。受けたけれども、その後どういう数字になっているかっていうのは、ここ、分けた数字なんです。確かに、ホウ素、8番見てください、8番のホウ素の段は、そのイオンのホウ素の吸着装置をつけてから、基準値がちゃんと基準値に下がりました。ところが、塩化物イオンは変わりません。その次のホウ素のとこ見てください、7番です、ホウ素が放流口よりも、この7番っていうのは、この図でわかるように、下流なんです。大平から流れるのはここから流れて、こう流れてくるわけです。だから、だんだん流れてくるわけですから、横からいろいろな水が入ったりとかして、本来ならば川の水は希釈されていく、ところが、ホウ素は希釈されないで上がっていってしまったと、こういう数字が出ているわけなんです。  それで、例えば一番最後、平成29年の5月11日、放流口ではホウ素は0.1だったけれども、7番の直下のところは4.1、その次は3.6になっている。この4.1という数字、先ほど市は、県の排出基準に合っていますよとおっしゃったんですけど、確かに放流口は合っているかもしれません。ところが、もう直下に流れてきて高宕川に流れていったらば、これは公有水面なんで環境基準は1リットル当たり0.1なんです、ホウ素というのは。ですから、どうしてこういう高い数字が出るのか、これがすごく不思議でならないんです。  それで、私は今回の質問にしたわけです。この大平さんもすごく塩化物イオンが高くて、高宕川からお水をあげて稲をつくっている人たちの、稲が枯れてしまったということで調査をしました。市もいろいろ調査をしてくれて、県も調査しました。そしたら、やっぱり塩化物イオンが高いということで、大平さんもいろいろ考えて、こういうふうに言っています。塩化物イオン対策としては、これは大平さんのホームページからとったものです。今は、これは掲載されていません。「農業用水、稲作の利水に悪影響を及ぼさないよう新たに設置した管理目標、高宕川合流後1リッター当たり500ミリグラムを達成します」というふうに、大平さんは宣言しているわけです。そして、ホウ素の対策でも、「高宕川で水質環境基準の達成を図るため既存の処理施設にキレート樹脂によるホウ素の処理装置を組み入れ、新たに設定した自主基準、放流水1リッター当たり4ミリグラムを遵守します」こういうふうに言っているんですけど、大平さんも言っているのは、あくまでもホウ素というのは、環境基準は1リッター当たり1ミリグラム以下であることを承知しているわけです。だから、高宕川が1リッター当たり1ミリグラム、環境基準よりも多いということはずっと承知しているからこういうことを宣言した。それにもかかわらず、まだ守られていない、そのことについて、私は、今回、質問をいたします。  それでは、私はこの結果を見て、先ほどの市の答弁では、環境基準に合っているんだということの、排出基準に合っているんだということなんですけども、この塩化物イオンとホウ素というのは、大平さんが宣言した数字にも合っていないし、環境基準にも合っていない、ですから、1日も早く県に対して塩素の装置をつけるように、そのことを要求してほしいんですけどいかがでしょうか。 ○副議長(岩本朗君) 市民部長、村上泰隆君。 ◎市民部長(村上泰隆君) お答えいたします。  ただいま、塩素とホウ素、両方出てございますけども、松原議員御指摘のとおり、数値につきましては、ここに市の調査のものでございますので、今後、現時点では、どのような状況でこのように数値が上がっているか不明でございますので、千葉県に対しまして原因究明、または調査の要請をしていきたいと考えております。 ○副議長(岩本朗君) 9番、松原和江君。 ◆9番(松原和江君) それで、県に対して調査を要求するというんですけども、脱塩装置の設置のことに対しては要請していただけますでしょうか。 ○副議長(岩本朗君) 市民部長、村上泰隆君。 ◎市民部長(村上泰隆君) お答えいたします。  水質検査とあわせまして、早急に千葉県のほうにはお伝えしてまいりたいと考えております。 ○副議長(岩本朗君) 9番、松原和江君。 ◆9番(松原和江君) これは市がはかってくれて、こういう数字になったんです。私はこれを見て、え、何で放流口は数値が少ないのに、だんだん下流にいろんな水が流されて希釈されているのに数値が上がっていくのかすごく不思議に思ったんです。私、素人です。すごく不思議に思ったんです。え、何で、そもそも、じゃあ高宕川にはホウ素がいっぱいあったの、沈澱しているのというふうに思ったし、え、じゃあどっかから、まだ大平、漏えいしているの、そういうふうにも感じました。あくまでもこれは、私、素人です。ですから、これを見て市の職員さんが、いや、おかしいなと思わなかったことに対して、私はすごく心配でした。  ぜひ、今、職員の人たちは、化学が専門の人が環境のところにいらっしゃらないというふうに伺ったんで、そうでしょうか。 ○副議長(岩本朗君) 市民部長、村上泰隆君。 ◎市民部長(村上泰隆君) お答えいたします。  現在、資格を有する者はおりません。 ○副議長(岩本朗君) 9番、松原和江君。 ◆9番(松原和江君) ぜひ市民の環境を、富津市っていうのは、あくまでもきれいな水とおいしい空気です。ですから、環境を守るためにやっぱり適当な、適材適所、きちんとした専門職の配置をぜひお願いしたいと思います。  次に、リニアの問題に行きます。  先ほどは、リニア入ってくるということなんですけども、どこの、どのくらいの量で、どういうルートで入ってくるのか、わかりましたら教えてください。 ○副議長(岩本朗君) 市民部長、村上泰隆君。 ◎市民部長(村上泰隆君) お答えいたします。  搬入量でございますが、工事に伴い出る土量は、最大で約24万立方と聞いておりますが、搬入土量につきましては、明確な数値は、現在のところ未定でございます。搬入ルートでございますが、木更津埠頭、袖ケ浦埠頭の各埠頭から国道16号、国道127号、主要地方道君津鴨川線を通り、特定事業場へ搬入される予定となっております。 ○副議長(岩本朗君) 9番、松原和江君。 ◆9番(松原和江君) まだ入っていないようなんですけれども、このリニアの残土が入るその所、入る場所というのは、富津市が特定事業として許可した千葉開発の処分場だと理解していますけれども、この千葉開発の処分場というのは、きれいな山砂をとっていって、その後、第1期、第2期、第3期、これが第4期の残土の埋め立て事業だと私は理解しております。  毎回、前は、1と2と、2のときは県の許可だったんですけど、3も4も富津市が許可権者になって、富津市がきちんと調査をして許可をおろすっていう、特別にまた残土条例ができて、富津市が全部全て管理するようになったわけです。そのときに千葉県のルールではすごくやわらかかったんだけど、処分場の300メートル以内に住んでいる人たちの8割の同意がなければ、この特定処分場を認めちゃいけないよということでやって、今度の4期のときの許可をするとき、例えば、住民に対して事前説明会が行われたと思うんです。どのような、住民の人たちからこの残土、4期の処分場に対する要望などがあったのか教えてください。 ○副議長(岩本朗君) 市民部長、村上泰隆君。 ◎市民部長(村上泰隆君) お答えいたします。  事業者の説明に対し、地元住民からの意見でございますが、ダンプ交通マナーに関する苦情、また、大雨による崩壊の心配などがあるなどの意見が出されたと聞いております。 ○副議長(岩本朗君) 9番、松原和江君。 ◆9番(松原和江君) それで、1日どのくらいのダンプが、今、行き来しているんでしょうか。 ○副議長(岩本朗君) 市民部長、村上泰隆君。 ◎市民部長(村上泰隆君) お答えいたします。  現在、1日約150台から200台が搬入されております。 ○副議長(岩本朗君) 9番、松原和江君。 ◆9番(松原和江君) やはり、市の職員も人数が少なくて大変だと思いますけれども、やはりきちんと点検をよろしくお願いいたします。  それでは、私、そのリニアのことで一言申し上げたいんですけれども、まだ入ってこない、いろいろ私もこの間、川崎の梶ヶ谷、実際、どんなところを通るのか行っていきましたけど、JRの東海にちゃんと正式に見学させてくださいと言ったら、拒否されました。それで、遠くから見てきたんですけども、あと地元の方といろいろとお話をしてきました。やはりこのリニアの地方新幹線というのは、JR東海が事業主である。どうしてJR東海が事業主かというと、JR東海というのは、国鉄民営化のときに新幹線を受けたんです、東海道新幹線、それがすごく利益があって、一番利益が上がっているんです。だから、リニアやっているわけ。それで、初めは、当初は9兆円の事業費でやりますよって言ったのに、国は3兆円の財政投融資をして、安い利子で貸してあげるということを決めているわけです。こんなことを決めていて、じゃあ、うちのはどうなんでしょうか。富津市民どうなんでしょうか。だんだんJRの本数が減らされて、駅員が減らされて、市民のサービスが悪くなって心配で夜遅く女の人が駅へおりられない、そんなような状態になっているのに、こんなところにお金を使っていいのかということを、私はすごく腹立たしかったんです。  それで、やはりこのリニアの問題は、残土の処分場があって、そこに行くことかもしれないけど、やはり富津市も、市民としてもやっぱり問題視しなきゃいけないなと思いまして、この問題を取り上げました。  次に、4番の水道の広域化の問題でお伺いいたします。  先ほど市長の御答弁では、安全でおいしく安定的に供給できるよう、ということをおっしゃっていたんですけども、これで本当に安全で安定的でおいしいお水ができるのか、疑問だったんで、質問させてください。  まず、1番目、パブリックコメントに寄せられた市民の意見というのは、どのようなものがあったか教えてください。 ○副議長(岩本朗君) 水道部長、加藤博一君。 ◎水道部長(加藤博一君) お答えいたします。  パブリックコメントは、君津地域水道事業統合広域化基本計画(案)を市民からの意見を聞くために実施したもので、その結果、富津市に寄せられた意見は1件です。その1件の内容は、大佐和水源の廃止は反対で、他からの水がとれなくなったときのことを考えると安全対策として稼働継続させるべきと考えますとの意見でございました。この意見に対する市の考え方として、大佐和水源は、統合後直ちに廃止するのではなく、可能な限り利用していくことを前提としています。また、小櫃川水源の安全対策については、本基本計画(案)では、水需要予測や施設整備を勘案して渇水地の対応も考慮しておりますとの考え方でございます。 ○副議長(岩本朗君) 9番、松原和江君。
    ◆9番(松原和江君) 大佐和水源は、可能な限り継続していくということなんですけど、この統合案を見ますと、最後はなくなってしまうようなことになっているわけです。だから、富津市がそういうふうに思っていても計画通り着々と進められるんじゃないかという、すごく疑念があります。この大佐和水源を守るってことはすごく大切なことで、今、君津の企業団は亀山・片倉ダムから小櫃川を通って大寺と十日市場の浄水場に入って、富津市に来るわけです。  この小櫃川の上流というのは、先ほどもお話した新井総合という大型の産業廃棄物処分場があります。ここも放射能が漏れて、第1処分場はそういう搬入停止になっている、今、第2やって、第3の、今、申請が出ていて、その申請に対しても地元住民はとんでもないよってことでもって県議会にボーリング調査をしなさい、環境調査をしなさいと請願が上がって、全会一致で県議会では採択されているわけです。  もしも、今、いろんなとこで異常気象だし、異常気象というか、もう要は温暖化でもうどうしようもないような、アメリカでも、もうどうしようもないような洪水があります。何があるかわからないのに、小櫃川の水だけで富津の市民の安全を守るかということは、私は守りきれないと思います。何としても、やっぱりこの大佐和水源を残してほしいというのが、私の一番の願いです。  それで、伺いたいんですけども、例えば小櫃川の水が飲めなくなっちゃった、そしたらば、今あるこの上飯野とか、それからいろいろなところがあります、配水池が。どのくらいあって、それが市民の何日分の水を供給できるのか教えてください。 ○副議長(岩本朗君) 水道部長、加藤博一君。 ◎水道部長(加藤博一君) お答えいたします。  まず、上飯野第1配水地が6,100立方メートル、上飯野第2配水地が4,000立方メートル、宝竜寺受水槽が2,000立方メートル、大坪山配水地が2,100立方メートル、岩坂第1配水地が920立方メートル、岩坂第2配水地が1,610立方メートル、竹岡第2配水地が2,600立方メートル、以上7カ所で1万9,330立方メートルとなります。  平成28年度の決算見込み数値になりますが、給水人口が4万2,464人で、1日1人平均給水量が0.367立方メートルとなりますので、1日当たり1万5,584立方メートル必要となり、先ほどの配水地及び受水槽7カ所1万9,330立方メートルで割り返しますと、1.2日分の水道水を確保できます。 ○副議長(岩本朗君) 9番、松原和江君。 ◆9番(松原和江君) 1.2日分というと、もう3日分じゃないんですよね。1.2分とはもう1日、本当にすぐ終わっちゃう。何かあったらどうするのかとすごく心配です。また、今度の統廃合は、富津の水道の職員は全部木更津のほうに集中されてしまうわけです、読んでみると。  そうすると、例えば富津の金谷とか竹岡とか遠いところで漏水がありました、何か赤水出ましたよっていったとき、どういうふうにして市民の要望に応えるのか、本当に即答えられるのかどうなんでしょうか。 ○副議長(岩本朗君) 水道部長、加藤博一君。 ◎水道部長(加藤博一君) お答えいたします。  今までのサービスの低下を招かないように、即座に対応できるように考えております。 ○副議長(岩本朗君) 9番、松原和江君。 ◆9番(松原和江君) 私、本当に、この水というものがどんなものか、本当に水がなかったら暮らせないんです。今、残しますよって言っているけど、可能な限り残しますってことが、可能じゃないときが来るわけです。そうすると20年後にはなくなってしまうような計画でしょ、私たちは20年後なんていないかもしれないけど、何で20年後の人たちに、あのときあの人たち残してくれなかったの、こんなきれいな水があるのにって、私も鬼泪山のずっと奥のほうに上がっていきました。そうしましたら、もちろん佐貫の方たちは御存じだと思うんですけども、もう、ぼこぼこと水が沸いているんです。それは、雨が降って、それが関山用水になり、大佐和井戸に流れてくるわけでしょう。おいしいお水なんです、それを何でなくしちゃうのか、それを今、決めちゃっていいものか、そんな私たちに後の世代の人たちの命の水を断ち切るような権利なんかないと思うんです。  私、この君津広域水道企業団、それはいろんな技術が発達して水道水の基準があって、それに基準に合致した数値で私たちの手元に来るかもしれません。来るかもしれませんけど、この君津広域水道企業団のホームページを見てがっくりしたんです。こう書いてあるんです。企業団は大寺浄水場と十日市場浄水場、2つの浄水場を有しており、小櫃川水系に言える、亀山ダム、片倉ダムから放流水を水源として45キロ下にある大寺浄水場の取水口から小櫃堰の背水位を利用して取水し、大寺浄水場とその約1.5キロ下流の十日市場浄水場に分水し、浄水処理をしております。それはいいんですけど、大寺浄水場では、取水された原水は、沈殿池にて砂などの大きな汚れを沈めて、水質状況によりpH調整剤である苛性ソーダとか硫酸を注入して薬品混和剤で攪拌して、ここで、ポリ塩化アルミニウムを添加し汚濁物を、濁質分を凝集させた後、沈殿池へ送って細かい汚れ分を沈殿させて次亜塩素酸ナトリウムを注入します。次に、沈殿池で除去できない鉄・マンガン等を急速ろ過池で除去した後、さらに色やにおいを除去するため活性炭吸着槽に通水して、再び次亜塩酸ナトリウムを加え残留塩素を調整して浄水池に送りますと書いてあるんです。  こんなにいっぱい、いろんなものをこうやって水道水ができるんです。でも、大佐和井戸っていうのは、伺ったところによると、取水して塩素の消毒だけで皆さんのところに行きますよ、単価だって安いんですよっておっしゃったじゃないですか。それなのに、何でそれを残さないのかっていうこと、それがすごく、この合併に対して私は疑問に思っているわけです。  そしてもう1つ、疑問に思っているのは、水が余っている、余っていて、その企業団のお水も余っている。余っているから、企業団のお水をちゃんと確保するために君津・富津・袖ケ浦の水源をなくしていく。こんなやり方ってないんじゃないですか。あくまでも自己水源を守って、それで足りなかったら、企業団からお水を買えばいいんじゃないですか、例えば、大佐和の井戸が、伺うと、ポンプが壊れてこうだこうだとかっておっしゃって、お金がかかる。浄水場だって同じ、ダムだって同じですよ。片倉ダムだって、あと10年、20年たてば、耐用年数50年でしょ、ダムっていうのは、また変えなきゃならない。そのダムっていうのは大きいから特別なものなんです、特注しなきゃいけないものです。小さなとこだったらば、市販のものが使えるかもしれないけど、そういうような無駄がこれから出てくるわけ、それをみんなこれから市民が負うわけじゃないですか。何で自己水源をなくすのかってこと、それがすごく私は疑問に思います。  もうここで、自己水源を絶対守るよといってくださるなら、私は賛成します。  最後に、私は市民から手紙をもらいました。この人は、女の方です。それで、私、パブコメの方かと思って伺ったんですけど、パブコメではないということを伺いました。「水源の廃止って、残念すぎます。20年後を生きているかわかりませんが、もったいないと思います、おいしい水なのに」本当に同感です。ぜひ、大佐和水源を全部残すように力を尽くしていただきたいと思います。いかがでしょうか。 ○副議長(岩本朗君) 水道部長、加藤博一君。 ◎水道部長(加藤博一君) お答えいたします。  現在の財政シミュレーションでは、大佐和水源については廃止の方向ですが、統合後の状況も見守りながら危機管理の強化という点で検討していきたいと考えております。 ○副議長(岩本朗君) 9番、松原和江君。 ◆9番(松原和江君) 質問を終わります。 ○副議長(岩本朗君) 以上で、松原議員の質問を終わります。  会議の途中ですが、ここで休憩といたします。会議の再開を午前10時40分といたします。                 午前10時28分 休憩           ────────────────────────                 午前10時40分 開議 ○副議長(岩本朗君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。           ────────────────────────                 岩本 朗君の個人質問 ○副議長(岩本朗君) 1番、猪瀬 浩君の発言を許可します。1番、猪瀬 浩君。                〔1番 猪瀬 浩君登壇〕 ◆1番(猪瀬浩君) 議席番号1番、猪瀬 浩でございます。本日は、一般質問の中で個人質問をさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。  さて、今回は、ことし3月の予算審査のときに打ち出されました、総合計画策定の進捗状況をもとに富津市の各地域の将来ビジョンについて質問する予定で、最初、通告をさせていただきました。  しかし、その際に総合計画の策定は一旦白紙にするとの報告を受けましたので、富津市の将来ビジョンについてと題して、人口減少への対策と各地域の将来ビジョンをどう考えているかについて御質問させていただくことにします。  それでは、まず最初に、市ホームページにも情報が掲載されていますが、富津市は毎年500人ぐらいずつ人口が減り続けています。そして、このまま行けば、2040年には、消滅可能都市になってしまうと、国立社会保障・人口問題研究会、いわゆる社人研の推計からも指摘されています。前回、6月定例会における石井議員の質問に対して、富津市の生産年齢人口は、2040年には現在の6割程度になってしまうということで、個人市民税も六、七億円程度少なくなってしまう可能性があるとの答弁をされていたかと思いますが、個人市民税の減少に加え、人口減少によって固定資産税や法人市民税等の歳入減少も生じることが考えられ、人口減少は市政運営の財源確保に大きな影響を与えることは容易に考えられることかと思います。  そこで最初の質問ですが、富津市としては持続可能な市政運営を行うために、人口減少をどのように食いとめていくおつもりなのか、お考えを教えていただければと思います。  続きまして、この1月より富津市小中学校再配置計画(案)の保護者説明会や住民説明会を行ってきたわけですが、地域の方々からは子供たちのために小中学校を統廃合することはいたし方ない。しかし、学校がなくなった後の地域の将来はどうなるのかという心配の声が多く聞かれました。また、現状において比較的人口が多い都市計画区域内であります、市街化区域としての土地区画整理事業が成功しました大堀・青木地域以外を除いては、人口減少に歯止めがかからない状況になっているかと思いますが、人口減少が起こっている地域、例えば、私が住む飯野地区ですが、もう高齢で農業もできないので、ただ通勤に利便性のある地域なので、子供や孫たちのために家を建ててあげたいと思っている、しかし、市街化調整区域のため、家をなかなか建てるのが難しい、そんなこんな面倒な申請をしようとしている間に、子供や孫はほかの市に家を建ててしまって富津市を離れてしまった。そういったような声も多く聞きます。  都市計画区域内の区域区分の変更は、県の許可が必要ですので、市街化調整区域の見直しというのはなかなか難しいところがあるかと思います。しかし、地区計画や用途変更を変更するなどにおいては、市民の声を参考にしながら富津市単独で行うことができるかと思います。  そこで確認ですが、富津市では人口減少が進む中において各地域の人口をどのように維持・発展させようとしているのか、各地域の将来発展のためのビジョンのお考えを教えていただければと思います。  以上をもちまして、第1回目の質問を終えさせていただきます。御答弁のほどよろしくお願いいたします。 ○副議長(岩本朗君) 猪瀬議員の質問に対する答弁を求めます。市長、高橋恭市君。                 〔市長 高橋恭市君登壇〕 ◎市長(高橋恭市君) 猪瀬 浩議員の御質問にお答えいたします。  富津市の将来ビジョンについてのうち、市内人口減少の抑制方法についての御質問にお答えいたします。  平成27年度に策定した富津市人口ビジョン2040では、1、市民の出産子育てに関する希望をかなえる、2、市の強みを生かし転出を抑制し転入を促進する、3、人口が減少するまちでも、市民が幸せになるまちをつくることにより市民の満足度を向上させ、人口減少を抑制することを目指しています。  次に、市内各地域の将来発展のためのビジョンについての御質問にお答えいたします。  平成29年3月に改定した富津市都市計画マスタープランでは、将来都市像を豊かな自然に包まれた安全・安心で潤いある暮らしを支え育むまち富津とし、市内を4つの地域に区分し、誰もが安全・安心・快適に暮らせる都市づくり、富津の魅力・資源を生かす都市づくり、市民・企業・行政がみんなで進める都市づくりを基本的な考え方として、それぞれの地域の特色を生かしたまちづくりを目指したいと考えております。 ○副議長(岩本朗君) 再質問に入ります。1番、猪瀬 浩君。 ◆1番(猪瀬浩君) それでは、再質問に入らさせていただきたいと思います。  富津市の人口減少の内訳ですが、富津市人口ビジョン2040の資料を見ますと、毎年の社会増減につきましては、転入が約300名程度、転出が約1,400名程度で100人の減、そして自然増減につきましては、出生が約200名、死亡が約600名で400人の減、合わせて毎年約500人の人口減となっているかと思います。  富津市人口ビジョン2040の中で、社人研のデータとして、2040年の富津市の人口が3万769人になると示されておりますが、富津市としましては、それを3万4,111人に食いとめたいと示されています。現在の富津市の人口が約4万5,000人ですので、現状の自然減、社会減で毎年500人ずつ減少していくと仮定しますと、2040年には、ちょうど3万4,000人ぐらいの人数になるかと思うわけですが、こう考えますと、特段何も手を打たずにいても市の目標達成がかなう可能性は高いのかなと思います。  一方で、富津市としましては、この社人研の推計した3万769人を3万4,111人と社人研の予想よりも3,342人の人口減少の抑制を図る意気込みで、この計画を策定したのかなとも思いますので、そこでお聞きいたしますが、人口減少の抑制について、3,342人の人口減少を抑制するために具体的にどのような対策をとっていくのかをお聞かせいただければと思います。お願いいたします。 ○副議長(岩本朗君) 総務部長、白石久雄君。 ◎総務部長(白石久雄君) お答えいたします。  人口減少抑制のために、平成31年度までを経過期間とする富津市まち・ひと・しごと創生総合戦略で、1つ目として、自分のくらす地域を好きになる、2つ目として、くらしやすく、移住しやすい環境づくり、3つ目として、子どもの笑顔があふれるまちへ、4つ目として、市の産業、仕事を創る、以上の4つの基本目標を基に、基本的な施策の方向を定め着実に実行しているところであります。 ○副議長(岩本朗君) 1番、猪瀬 浩君。 ◆1番(猪瀬浩君) 方針はわかりました。私は、数字でいろいろ言わさせていただいたいと思います。  国勢調査等のデータを見ますと、富津市の人口は平成5年当時は約5万5,000人、そして、現在や約4万5,000人と、この20年足らずで人口が1万人近く減少していることがわかります。人口減少は今の時代において、いたし方ないことなのかもしれませんが、富津市人口ビジョン2040でも示されているように人口減少の中身が大事だと思うわけです。とりわけ15歳から19歳までの大学進学等に当たる世代の転出等が多いこと、また、女性については、20歳から24歳、また25歳から29歳の転出も多いということで、これから子育て世代になるだろう世代の流出が多いことが1つの課題であると書かれており、この世代の人口減少を食いとめることが大事になってくるかと思います。  この富津市人口ビジョン2040のデータ分析をもとに、富津市まち・ひと・しごと創生総合戦略を昨年立てられたことかと思います。そこで個人的に、この1年間で人口動態がどのようになったかを調査するため、先日、市民部に市の統計データを出してもらうようにお願いいたしました。平成28年4月1日時点と、平成29年4月1日時点のデータを出していただいたわけですが、私がお願いしていました年代ごとの転入数、転出数の記載はありませんでした。  そこで、口頭で構いませんので、この場で改めてそれぞれの数字を教えていただければと思います。平成28年4月1日時点と、1年が経過した平成29年4月1日時点を比較して、この1年間のゼロ歳から14歳までの年代の人口、15歳から64歳までの年代の人口、65歳以上の年代の人口、そして、20歳から39歳までの年代の人口ごとに分類した自然増減数及び社会増減数を教えていただければと思います。よろしくお願いします。 ○副議長(岩本朗君) 市民部長、村上泰隆君。 ◎市民部長(村上泰隆君) お答えいたします。  住民基本台帳人口で、平成28年4月1日時点のゼロ歳から14歳までの人口は4,345人、15歳から64歳までの人口は2万5,954人、65歳以上の人口は1万5,976人、内20歳から39歳まで人口は8,427人で、総人口は4万6,275人であります。平成29年4月1日時点のゼロ歳から14歳までの人口は4,226人、15歳から64歳までの人口は2万5,369人、65歳以上の人口は1万6,148人、内20歳から39歳までの人口は8,169人、総人口は4万5,743人であります。1年間の人口動態は転入1,501人、転出1,561人、出生199人、死亡671人、年間に532人の減少となっております。  市民課では、各世代人口別の自然増減数及び社会増減数は、統計数値としては把握してはおりません。 ○副議長(岩本朗君) 1番、猪瀬 浩君。 ◆1番(猪瀬浩君) ありがとうございます。今、お答えいただいたデータは、ホームページ等でも見れるんですが、お答えいただいたように各世代ごとの転入出とかを知りたかったので、御質問させていただきました。  今、なぜこのような質問をしたかと申しますと、富津市人口ビジョン2040の中で若年層の10%の転出を抑える、ファミリー層の転入を5年間で300人とすることで人口減少を抑制すると記載されておりまして、年代ごとの人口動態の精査が必要となってくると思うわけですが、今、お答えいただいた回答ですと、富津市人口ビジョン2040で打ち出した、これらの目標が達成できているか達成できていないのかを把握する手段がないことになるかと思います。  そこで、御質問ですが、富津市人口ビジョン2040で掲げた、例えば若年層の10%の転出が抑えられているかどうか、そういったような目標をどのように調査するおつもりなのか、その調査方法を教えていただければと思います。 ○副議長(岩本朗君) 総務部長、白石久雄君。 ◎総務部長(白石久雄君) お答えいたします。  市の最重要課題であります人口の動向を把握するためには、人口の地区別、年齢別等の動向を随時把握し、公表していく必要があると考えております。 ○副議長(岩本朗君) 1番、猪瀬 浩君。 ◆1番(猪瀬浩君) ありがとうございます。今、お答えいただいたように、この1年間は、とっていなかったということですが、やはりこの目標が達成できているかどうかということは、しっかり把握していく必要があるかと思います。とりわけ生産年齢人口、特にその中でも若年層人口の推移は、市税収入にも大きな影響を及ぼし市政運営の今後を考えていく上でも大事な要素になるかと思います。それゆえに、富津としましても、富津市人口ビジョン2040や富津市まち・ひと・しごと創生総合戦略、富津市都市計画マスタープラン等で、この世代の人口減少を食いとめるような政策を打ち出しているのだと思います。計画を立てる以上は、しっかりと精査できるように予算をとってでも必要なデータ収集及び分析を行っていただければと思います。  ちなみに、社人研のデータでは富津市人口ビジョン2040の中では、富津市の人口は2040年、3万769人になると示されていますが、先日、水道部のほうから示された社人研の、多分直近のデータだと思いますが、2040年度人口は3万176人になるということで、この1年間で将来的にさらに人口減少が加速するだろうという分析を社人研はされているのかなと思います。こういったことも含めまして、しっかりとデータ分析を行いつつ、富津市が掲げた目標が達成できているかどうかを精査していただければと思います。  続きまして、富津市全域ではなくて、各地域の年代別の人口動態に関する富津市の考え方を確認しようと思います。まず最初に、私が個人的に国勢調査のデータ等を集計したものを御説明させていただければと思います。  平成29年度に策定した富津市都市計画マスタープランにおいて、都市計画区域内の市街地として旧富津町、大堀・青木地区、二間塚・山王地区の一部、千種新田・岩瀬・西大和田・小久保地区の4地区を上げているかと思います。この地区をそれぞれ国勢調査データで1995年と2015年の人口を比較してみますと、まず、大堀・青木地区は、1995年当時の総人口は8,291人、ゼロ歳から14歳までの人口は1,435人、15歳から64歳までの人口は5,824人でした。そして、2015年現在の人口としましては1万325人と1995年当時と比べても2,000人近く増え、ゼロ歳から14歳までの人口は、1,420人と少子化が叫ばれる昨今においても、1995年当時とほぼ変わらず、また、15歳から64歳までの人口は6,562人と1995年当時と比べても700人近く増えています。そして、個人的な試算になるんですが、出生率または死亡率等を勘案しまして、2040年当時のそれぞれの人口を2015年現在と比較しましても、この大堀・青木地区につきましては、10%程度の人口減でとどまるのかなと予測します。  続きまして、旧富津地区、富津市富津の町ですが、1995年当時の総人口は5,342人、ゼロ歳から14歳までの人口は776人、15歳から64歳までの人口は3,664人でした。そして、2015年現在の総人口は4,247人と、1995年当時と比べて21%近く減り、ゼロ歳から14歳までの人口も376人と、1995年当時と比べて52%近くも減り、また、15歳から64歳までの人口も2,427人と1995年当時と比べて34%近くも減っています。そして、個人的な試算になりますが、2040年時のそれぞれの人口は、2015年現在と比較しても、さらに30%前後ぐらい減少するのではないのかなと予測します。  続きまして、二間塚・山王地区の一部ですが、国勢調査のほうにつきましては、郵便番号別の人口しか統計されておりませんので、二間塚、上飯野、下飯野、本郷、前久保の飯野地区として数字で分析をさせていただいております。飯野地区の1995年当時の総人口は、6,309人、ゼロ歳から14までの人口は946人、15歳から64歳までの人口は4,480人でした。そして、2015年現在の総人口は5,345人と、1995年当時と比べて15%近く減り、ゼロ歳から14歳までの人口は508人と、1995年当時と比べると47%近くも減り、また、15歳から64歳までの人口は、3,068人と、1995年当時と比べても32%近く減っています。そして、個人的な試算になりますが、2040年時のそれぞれの人口は、2015年現在と比較しても、さらに25%ぐらい減少するのではないかと思います。  最後の市街地区域にあります千種新田・岩瀬・西大和田・小久保地区ですが、1995年当時の総人口は、9,939人、ゼロ歳から14までの人口は1,479人、15歳から64歳までの人口は6,904人でした。それが、2015年現在の総人口として7,591人と、1995年当時と比べると24%近くも減り、ゼロ歳から14歳までの人口も640人と、1995年当時と比べると57%近くも減り、また、15歳から64歳までの人口は4,148人と、1995年当時と比べても40%近くも減っています。そして、個人的な試算となりますが、2040年時のそれぞれの人口も、2015年現在と比較して、さらに35%ぐらい減少するのではないかと思います。  このような形で市街地、今、4つ上げさせていただきましたが、この市街地という言葉の定義をちょっと辞書で調べさせていただいたんですが、家屋、商業施設や商店、商店街が密集した市区町村内で比較的大きい地域ということです。いわば富津市の顔となる地域が市街地であるというふうに思います。その市街地と定められている4つの各地域が、大堀・青木地区以外はどこも軒並みに人口を減少させ、さらに地域の衰退を加速させるだろうことになっていることが予測できます。人口が減ってきているから、商売も成り立たず、地域のお店や病院もどんどんなくなっています。また、人口減少に伴う公共交通の利用者の減少も相まって、JR君津駅以南の運行ダイヤの縮小や路線バスの赤字化の拡大といった問題も起きてきています。  そこで質問ですが、富津市は都市計画マスタープランとして、これらの地区を市街地として維持する方針を立てていますが、人口減少に伴うさまざまな問題に対してどのようにお考えなのか、また、それぞれの地区の家屋、商業施設や商店、商店街の密集を維持するためにどのような対策を考えているのか、現状のお考えを教えていただければと思います。お願いいたします。 ○副議長(岩本朗君) 建設経済部長、宮崎一行君。 ◎建設経済部長(宮崎一行君) お答えいたします。  市街地維持についての人口減少問題と家屋、商業施設の維持対策についての御質問でございますが、都市計画マスタープランは、それぞれの地区のまちづくりの方針を示したものであり、人口減少に伴うさまざまな問題をこの方針だけで対応できるものではないと考えており、それぞれの問題に対応するには、それに対応した計画などを別途検討していく必要があると考えております。また、家屋、商業施設や商店、商店街の密集を維持するためには、空き家や空き家店舗等の有効活用等により維持していくことが望ましいと考えております。 ○副議長(岩本朗君) 1番、猪瀬 浩君。 ◆1番(猪瀬浩君) ありがとうございます。  個別に地区ごとに考えていく必要があるということですので、ぜひ、考えていただければと思います。その参考になるかどうかわかりませんが、各市街地について細かく質問させていただきたいと思います。  まず、旧富津地区ですが、3月定例会の予算審査のときに、道路狭隘の状態に対して防災機能面を備えるために市としてどのように考えているかをお聞きいたしました。そのときは、予算でしたので、具体的な質問はできなかったわけですが、そのときにお答えいただいた内容としては、これから検討していかなければならない問題かと思いますといったような御回答だったと思います。旧富津地区の道路の大半は、42条の2項道路かと思いますので、例えば、今現在の既存の建物を少し改築をしようとする場合には、新たにつくるわけですので、道路のセットバック等が必要になってくるかと思います。  また、富津市都市計画マスタープランを見ますと、この旧富津地区は複合住宅地と専用住宅地という定義になっておりますので、それぞれの建蔽率は、多分、おおむね60から70%ぐらいなのかなと思います。また、容積率は、多分、200%ぐらいなのかなと思いますが、現在の既存の建物なんかを見ますと、建蔽率がほぼ100%に近いようなものも結構見受けられるかと思います。そうしますと、この建蔽率の問題で新たに家を建てるときには、家を大分小さくしなければ建てれない、もしくは、もう場所によっては建てれないような状況が出てくるようにも思います。  このように、旧富津地区を考えるに当たりましては、防災対応や空き家問題等も含めて既存建築物の建てかえ等をどのように行うかが人口減少の抑制対策の課題となってくるかと思いますが、現状、そういった問題を認識されているかと思いますが、どのように対応していくのか、現状のお考えでよいのでお聞かせいただければと思います。 ○副議長(岩本朗君) 建設経済部長、宮崎一行君。 ◎建設経済部長(宮崎一行君) お答えいたします。
     旧富津地区の既存建築物の建てかえ等の考え方についての御質問でございますが、議員おっしゃいますように、旧富津地区につきましては住宅が密集しており狭隘道路も多く、敷地面積も小さいところが多いというふうに認識しております。したがいまして、空き家や空き店舗等の有効活用等により、町のリニューアルのような形で市街地を維持していくことが望ましいと考えております。 ○副議長(岩本朗君) 1番、猪瀬 浩君。 ◆1番(猪瀬浩君) 今、お答えいただきましたが、やはり住んでいる方々の、実際にお話をしていってこれから決めていくことになるかと思いますが、現状の課題を提案しつつ、そこに住んでいる住民の方々の意見を参考に、また個別の対応方法などを検討していただければと思います。  続きまして、現在、富津市では、市道下飯野線、市道山王下飯野線、また、市道小久保岩瀬線、また、県と協力して本郷バイパス等、飯野地区や千種新田・岩瀬・西大和田・小久保地区、につながる道路工事を進めているかと思います。飯野地区におきましては、二間塚・山王地区の一部を除いては、市街化調整区域であり、農業振興地域ということで、小糸川地区の農業生産基盤事業を行い、平成8年度から現在まで約3億円の償還金を支払い続けていて、また、それが平成55年まで続くことになるかと思います。そうしますと、この二間塚・飯野地区の市街化調整区域というものは、開発は非常に難しいのかなと思いますが、例えば、本郷バイパスから上飯野を抜けての非線引き区域となる西大和田地区の開発を検討される等のお考えはございますでしょうか。  先ほども申しましたとおり、もちろんここは民有地ですので、地権者の許可なくして地区計画を立てることはできないのは承知しておりますが、市役所にも近くて、また、君津駅の利便性も飛躍的に向上するこの地域は、今後、人の張りつく可能性が高いのではないのかなと思います。もし、そうなった場合で非常に危惧するのは、非線引き区域であるがために住居を無計画に立てやすい状況だと思いますので、そういった形で住居が建ってしまいますと、人口が増えた後に地区計画を建てようとしても建てるのが非常に難しくなる可能性があるかと思います。この地域も、現状使用道路のほとんどが狭隘となっている部分が多くて、いざ、後で道路を広げようとなったときに、用地買収等で非常に苦労することになるかと思います。そう考えますと、今のうちから地域住民の方と話し合って、都市計画等、地区計画を、どうするか等を話し合っておいてもよいのかなと思います。  今、話した本郷バイパスができたら、そちらが発展するんではないかというのは、私の勝手な想像なのですが、可能性としてはなくはないかと思います。  そこで御質問ですが、富津市としまして、この本郷バイパスができることに対する西大和田地区を初めとする大佐和地域に対する発展の可能性をどう捉えていますでしょうか、お考えを教えていただければと思います。 ○副議長(岩本朗君) 建設経済部長、宮崎一行君。 ◎建設経済部長(宮崎一行君) お答えいたします。  本郷バイパス完成に伴う西大和田地区の発展可能性についての御質問でございますが、本郷バイパスが完成することで、君津方面へのアクセス・利便性が向上しますので、相当の開発需要が見込まれると考えております。なお、民間の開発行為につきましても、都市計画法等に基づく千葉県の許可が必要となります。技術的基準に基づいた道路幅員の確保や排水整備は担保されますので、その辺については民間の開発で行っていきたいというふうに考えております。 ○副議長(岩本朗君) 1番、猪瀬 浩君。 ◆1番(猪瀬浩君) ありがとうございます。  私も、今、言ったとおり、この地区は発展の可能性があるのかなと思います。今、お答えいただいている県と、平成28年3月4日に大佐和都市計画の都市計画の区域の整備、開発及び保全の方針で話されていますが、そこの中に書かれていますものとしましては、用途地域の定めのない地域については、利用形態を保全するとともに市街地のさらなる拡大を抑制しつつ、防災に配慮した適切な都市利用の誘導を図っていきますということですので、そういったことも踏まえまして、この地域、今後、可能性があると思いますので、ぜひともそのときには後々計画が大変にならないように今のうちから住民の方々とお話いただければというふうに思います。  では、続きまして、飯野地区についての質問をさせていただきます。この地区については、私、地元ということですので、また、次回以降詳しい、いろいろ細かいとこ聞いていきたいと思うんですが、1点だけ御質問させていただきたいと思います。  飯野地区の一部には、市街化区域もありまして開発の余地があるのかなと思いますが、例えば、おそば屋さんのやまとさんのところから富津中学校のほうに向かうところ、あのあたりは第1種低層住居専用地域だと思うんですが、建蔽率が30%で容積率が50%ということで、かなり厳しい用途制限がかけられているかと思います。その結果、せっかくの市街化地域がほとんどがソーラーパネルで埋まっていって、空いている土地は荒れ地や沼地となっている状況かと思います。なかなか県が線引きを変更させていただけない現状におきまして、富津市にとっては非常に貴重な市街化区域だと思うんですけど、このような厳しい用途制限をかけている理由と、今後、この地域の用途制限の変更を行うなどのお考えはあるか教えていただければと思います。 ○副議長(岩本朗君) 建設経済部長、宮崎一行君。 ◎建設経済部長(宮崎一行君) お答えいたします。  飯野地区の一部で厳しい用途制限を設けている理由と、今後、この地域の用途変更は行う考えはあるかとの御質問でございますが、御指摘のございました地域は山王土地区画整理事業が予定されていた土地でございまして、区画整理を行う前段として厳しい用途制限を設けさせていただきました。  土地区画整理事業中に設定する用途地域、建蔽率、容積率を区画整理事業が廃止になった後も、現在、継続している状況でございます。この用途地域、建蔽率、容積率の見直しにつきましては、この地域の土地利用方針が決まり、見直しが必要になった段階で地権者の意向を踏まえ、検討してまいりたいと考えております。 ○副議長(岩本朗君) 1番、猪瀬 浩君。 ◆1番(猪瀬浩君) ぜひとも、いろいろ検討いただきたいと思います。こちらも千葉県のほうに提出、28年3月4日に定められたものを見ますと、市街化区域内における未利用地を積極的に良質な住宅へ転換を図るということで、県とお話されているかと思いますので、そういったことも踏まえましてこちらも、また、検討いただければと思います。  では、続きまして、都市計画区域内の市街地についての質問は以上としまして、今度は都市計画区域外の場所について御質問させていただきます。  都市計画マスタープランですと、佐貫地区と上総湊地区を合わせた佐貫・湊地区、そして上総湊地域外の地域である南部地域についての質問になりますが、まず、富津市小中学校再配置計画の中では、佐貫中学校は大貫中学校に統廃合するということで、都市計画マスタープランですと大貫・吉野区域にいる大貫中学校の生徒と、あとは佐貫・湊地域にいる佐貫中学校の生徒が同じ学校で授業を学ぶようなことになるかと思います。そういったところで、地区の都市計画マスタープランでの地区と学区の地区が混在してしまっているような感じになっているかと思います。また同じく、佐貫・湊地域の上総湊にある湊小学校等々、あと天羽中学校とかそういったところも含めまして、佐貫・湊地域と南部地域、そこも区域としてはそれぞれ特色ある形で都市計画マスタープランのほう組んでいるんですが、学区が、それらの学区が混ざるような形でそれぞれの計画が整合性がないような感じがします。  このように、富津市小中学校再配置計画と都市計画マスタープランで学区区分と地域区分とが合致しない地域が生じているかと思いますが、これらについての都市計画等について、どのようにお考えなのか教えていただければと思います。 ○副議長(岩本朗君) 建設経済部長、宮崎一行君。 ◎建設経済部長(宮崎一行君) お答えいたします。  富津市小中学校再配置計画と都市計画マスタープランで、学区区分と地域区分とが合致しない地域の考え方でございますが、学区区分は主に教育的な観点から、地域区分については地域の特性を踏まえたものと、それぞれに区分に対する考え方が異なります。なお、都市計画マスタープランは、都市計画法に基づく市町村の都市計画に関する基本的な方針でございますので、本来、都市計画区域内が対象となりますが、本市の場合は佐貫以南は都市計画区域外でございますので、都市計画区域外についてはまちづくりの基本的な方針として表記したものでございます。 ○副議長(岩本朗君) 1番、猪瀬 浩君。 ◆1番(猪瀬浩君) ありがとうございます。  今、考え方が違うということですが、やはり子供を、まず、面倒見るのは家庭だと思います。その家庭がそれぞれの文化のもとに子供たちを教育して学校に通うと、そうなったときに、やはり考え方が違う子供たちが一緒に場になるかと思いますので、これについては、特に質問ではないんですけど、教育環境につきましては、そういった子供たちが一緒に問題なく授業等を受けられるように配慮等、また、検討いただければと思います。  続きまして、都市づくりの基本目標としまして、都市計画法の適用を南部地域に拡大し、市域内の一体的な都市づくりを行いますとのいう方針が2016年の3月22日付けで、つい最近まで市ホームページに掲載されていました。これをヒアリング時に確認したときには、現在、その方針はありませんということで、その後、市ホームページから削除されたわけですが、南部地域まで都市計画法の適用となると、確かに計画が非常に壮大すぎるため、いろいろ難しい点はあるだろうなと思っていたんですが、この佐貫・湊地域、そして南部地域については、新たな富津市の交通拠点となる浅間山バスストップを中心に地域計画を考えてもよいのかなというふうに思います。現在、これらの地域は小中学校が統廃合するということで、保護者説明会や住民説明会の中で自分たちの住む地域の将来を不安視する住民の方たちから、この地域の地域計画をどう考えていくのかという質問が多く出ていました。あいにくこの説明会につきましては、教育部による子供たちの教育をどう考えているかという説明会でしたので、その場には建設経済部の方や総務部の企画課の方はいらっしゃらなかったわけですが、教育部からこのような住民の声があったということはお聞きしているかと思います。  そこで、御質問ですが、小中学校がなくなってしまうこれらの地域に対して都市計画としてはどのようにお考えなのか、建設経済部か総務部企画課の方に現状のお考えを教えていただければと思います。 ○副議長(岩本朗君) 建設経済部長、宮崎一行君。 ◎建設経済部長(宮崎一行君) お答えいたします。  小学校がなくなってしまう地域に対する都市計画の考え方でございますが、ことしの6月30日に富津市教育委員会で定めました富津市小中学校再配置計画基本方針により、廃校となる小学校はいずれも都市計画区域外の地域にある学校でございます。  都市計画区域の決定は、広域的な見地から検討、決定する必要があるため、千葉県が決定する都市計画でございます。市の方針といたしましても、今のところ都市計画区域の拡大は考えておりません。 ○副議長(岩本朗君) 1番、猪瀬 浩君。 ◆1番(猪瀬浩君) 都市計画区域外ということで、建設経済部のほうの管轄ではないということでしたと思いますので、そうしますと、総務部企画課としては、この地域に対してどのような考え方をされているんでしょうか。 ○副議長(岩本朗君) 総務部長、白石久雄君。 ◎総務部長(白石久雄君) お答えいたします。  小中学校がなくなってしまう地域に対するまちづくりにつきましてですが、基本的には、まず、地域の皆さんが、どういうふうに考えて地域を、自分たちの住む地域をどのようにしていきたいかというのが、まず、重要だと考えます。ですが、今後もこの件につきましては、さまざまな機会を通じて市民の皆様の意見を聞きながら、まちづくりを考えていきたいと思っております。 ○副議長(岩本朗君) 1番、猪瀬 浩君。 ◆1番(猪瀬浩君) ありがとうございます。  今、教育部の方は小中学校の統廃合で非常に頑張っています。ただ、学校がなくなってしまう地域の方々については、学校が統廃合してから地域を考えるでは遅いと思いますので、今、お話しいただいたように同時並行で、今度は総務部のほうは総務部としましていろいろ市民の方の声を聞いていただければと思います。  では、続きまして、富津市都市計画マスタープランの中で記されています、浅間山跡地の都市活力創造拠点、複合機能誘導地について御質問させていただきたいと思います。富津市まち・ひと・しごと創生総合戦略実行計画、いわゆる事業シートを見ますと浅間山バスストップは平成30年頃に完成予定ということで、あと1年とちょっとで完成することと思います。  その浅間山バスストップを中心とした浅間山跡地の都市活力創造拠点ですが、計画地域の大半は既にメガソーラー施設になっていると思いますが、そこで御質問ですが、現在、この都市活力創造拠点は、あと何平方メートルの用地が残っていて、その用地についてはどのような複合機能を誘導しようと考えているのか、現状のお考えを教えていただければと思います。 ○副議長(岩本朗君) 総務部長、白石久雄君。 ◎総務部長(白石久雄君) お答えいたします。  浅間山砂利採取跡地でございますが、平成24年8月浅間山砂利採取跡地利用基本調査報告書では、全体の公募面積は182.8ヘクタールであります。そのうち南北のメガソーラーとして活用されているおよそ96ヘクタールを除きますと、残りの土地面積は約87ヘクタールであります。現在のところ、メガソーラー事業者及び地権者で話し合う場である浅間山協議会では、土地利用に向けて構想の策定及び実現に向けた進展が見えていないところが現状であります。  市といたしましても、地権者及び事業者にこれまで以上に積極的に働きかけてまいりたいと考えております。 ○副議長(岩本朗君) 1番、猪瀬 浩君。 ◆1番(猪瀬浩君) ありがとうございます。やっぱりバスストップというものは、ここ特に南部地域については非常に公共交通については中心となる場所だと思います。実際に運行してみないと、オープンしてみないとわからないところはあるかと思いますが、この地域、複合機能誘導地ということでいろいろ企業の方と協力してということで書かれていますので、ぜひ今後も継続して検討していただければと思います。  では、続きまして、富津市都市計画マスタープランの中で、佐貫・湊地域及び南部地域においては、市街地という言葉のかわりにそれぞれの地域の中心として、地域拠点や地区拠点という言葉を使われているのかなと思います。そうしますと、地域拠点や地区拠点に家屋や商業施設、また、商店、商店街を置き、最低限の生活ができる地域づくりを目指そうとしているのかなと推測するわけですが、この地域拠点と地区拠点というのは、どのような意味合いで定めたのか、まずはお考えを教えていただければと思います。 ○副議長(岩本朗君) 建設経済部長、宮崎一行君。 ◎建設経済部長(宮崎一行君) お答えいたします。  地域拠点、地区拠点をどのように考えるかの御質問でございますが、富津市都市計画マスタープランでは、都市計画区域内外を問わず一定の集積がある集落が形成されている地域であるJR大貫駅周辺、JR上総湊駅周辺を地域拠点として位置づけ、また生活圏のまとまりに対応して地区住民の生活を支える拠点を地区拠点として、富津・佐貫・竹岡・金谷・峰上の5地区を位置づけております。  方針といたしましては、議員おっしゃいますように、人口減少下においても、これを維持・存続していきたいという考え方でございます。 ○副議長(岩本朗君) 1番、猪瀬 浩君。 ◆1番(猪瀬浩君) ありがとうございます。  ちょっと話は飛びますが、現在、富津市地域公共交通網形成計画の策定を行っているかと思いますが、都市計画マスタープランでは、今、お話いただいた地域拠点、地区拠点、また、市街地もそうですし、都市交流拠点、また、都市活力創造拠点、また、観光レクリエーション拠点、都市行政拠点というような富津市における、それぞれ重要な拠点になるかと思います。そうしますと、やはり交通網としましては、それぞれをハブ化するような公共交通が必要になってくるかと思いますが、現在、アンケートもとって、いろいろ精査中だと思いますが、そういったこういう重要な拠点に対して公共交通網の形成計画を現在どのようにお考えなのか、現状でよろしいので、お考えを教えていただければと思います。 ○副議長(岩本朗君) 総務部長、白石久雄君。 ◎総務部長(白石久雄君) お答えいたします。  議員おっしゃるとおり、今のアンケートのデータにつきましては、集計・分析中でございますので、現状といたしましては、市民及び来訪者の利用実態、意向を踏まえ、真に公共交通を必要とする人のための交通網の構築に向けて公共交通会議の場で検討してまいります。 ○副議長(岩本朗君) 1番、猪瀬 浩君。 ◆1番(猪瀬浩君) ありがとうございます。  それは本当に利用される方ということで調査されているかと思いますが、片や都市計画のマスタープランでは、それぞれを重要拠点として残していくという計画が立てられていますので、そういった計画とも整合性をとって検討していただければと思います。  続きまして、観光レクリエーション拠点についてなんですけど、地区拠点としての居住区の機能も持ちます金谷地区を例に出して、1つ御提案をさせていただきたいと思います。金谷地区はマザー牧場やゴルフ場等の観光レクリエーション拠点のように富津市に観光客を誘致してお金を落としてもらえる、富津市にとって大事な観光収入源地域であると思います。ただ、金谷地区は山間に囲まれた地域であるために、多くの方が住み移るには十分な広さはないのかもしれません。ただ、そういった働く場というところでは、非常に魅力があると思いますので、例えば、居住区は上総湊地域として、金谷まで勤めに行く生活スタイルを選ぶ方もいるかもしれません。また、その方は上総湊駅から浜金谷駅まで電車で通勤するかもしれません。  現在、JR内房線は青堀駅以南の乗降数が減少していることより、運行ダイヤを減らす方向で動いていますが、例えば転入者を増やす、雇用を創出する電車の運行ダイヤを確保するなどを目指して、電車通勤をする方に対して、例えば、幾らか定期券の助成をしてあげるような制度を設けてもよいのかなと思います。この制度は、佐賀県の佐賀市や山梨県甲府市を初めとして、さまざまな市町村で行っていますが、富津市に合うものを、例えば検討してみたらどうかなと思います。また、広島県の安芸太田町などでは、通勤に高速道路を使う方に対しても助成などを行っています。富津市に住んで遠方に通勤する方、また、市内においても他地域から通勤する方などに対して助成を行うことで転入者の増加を図ったり、人口が少なくなった地域の働き手の確保を目指すなど各地域の活性化を図ることができるかもしれません。  そこで、御質問ですけど、そういった通勤に関する助成制度についても検討してみたらどうかなと思うんですが、いかがでしょうか。 ○副議長(岩本朗君) 総務部長、白石久雄君。 ◎総務部長(白石久雄君) お答えいたします。  通勤に関する助成制度については、人材確保の観点などから通勤手当制度により支給している企業もありますので、今のところ実施する考えはありません。 ○副議長(岩本朗君) 1番、猪瀬 浩君。 ◆1番(猪瀬浩君) わかりました。  今回、陳情で1件出ていますが、やはり利用者が少ないということで、JRの運行ダイヤがどんどん減っています。これを市や、例えば、市が言ったとしても一企業ですので、利用してくれる方がいなければ便は増やしてくれないと思います。  そういったところで、富津としましても、こういう通勤の助成制度を設けることによって利用者をふやす努力をしていくんで、何とか便を、運行ダイヤを残してくれないかというような交渉もできるかと思いますので、そういった一助としても検討いただければと思います。  まだまだ、いろいろと質問したいこともありますが、今回はそろそろまとめに入らさせていただきたいと思います。  今回の一般質問ですが、冒頭でも申しましたとおり、総合計画の進捗状況等について質問するつもりでした。その中で、最後のまとめとしては、今年度決定する予定であった総合計画の決定時期をもう少し延ばすことができないでしょうかというお願いで締めくくる予定でした。  総合計画は、2011年の地方自治法の改正に伴い、特に定めなくてもよいものとなりましたが、都市計画などを初めとする富津市のまちづくりに関するさまざまな計画の最上位の計画である総合計画を、あえて議会の承認を経て定めることもできるわけであります。その総合計画の基に定められる都市計画は、明確な意思を持って町や都市をこんなふうにしていこうと定めるものであります。  例えば、このあたりは緑豊かなゆったりとした田園風景なので庭つき戸建ての住宅地域にしよう、だから、その景観を壊すような高層マンションや工場などは建てられないようにしようとか、ここは交通利便性が高い場所なので、中高層マンションなどの集った町にしよう、そして、道路はちょっと広めにつくって交通の便をよくするとともに、道路の両脇には商業施設を集めようといったような地域のビジョンを示すものだと思います。  行政は、市民とまちづくりに対する意見を共有し、共通の意思を固め、それを実現するためのビジョンをつくり上げることが求められます。そして、その定めたビジョンにのっとり、行政は道路やインフラ、公園等公共事業を進め、民間事業者や市民はそのビジョンに沿った条件の中でおのおのの総意と個性を発揮した個別の建物などを建てていくことになるかと思います。  現在、市長はふれあい座談会という各地域の市民の方たちと直接対話する方法で市民の意見を吸い上げようと必死に頑張っていることと思います。その中で、地域が目指したい今後のビジョン等いろいろと市民の声を聞くことになるかと思います。  そこで、最後、市長に1つお願いです。今回、総合計画は一旦白紙にするということですが、市長がある程度市民の声を吸い上げられた暁には、改めて総合計画、また新たな都市計画づくりをつくることを検討していただければと思いますが、いかがでしょうか。 ○副議長(岩本朗君) 市長、高橋恭市君。 ◎市長(高橋恭市君) お答えいたします。  全員協議会の際にもお話をさせていただきましたけれども、私自身、計画というのは、計画を実現するため、また、課題を解決するために実行するのであって、策定することだけでなくそれを実現に向けて動き出すことが重要である、必要であると常々考えております。そして、それには現在、官民協働というキーワードの中で進めております行政でありますので、市民の皆様と実行することによって市民の皆様の自信につながり、そして、市民の皆様の富津市ふるさとに対する愛着がさらに深まっていくものだと、そのように考えております。  そういったことから、総合戦略を磨きをかけ、実行することに4年間の任期中は全力を傾注してまいりたいと、そのように考えております。 ○副議長(岩本朗君) 1番、猪瀬 浩君。 ◆1番(猪瀬浩君) 今、計画のために計画をつくるんではない、それはもちろんだと思います、ただ、やはりそれぞれの市民の方と話していくとなると、一部の方しかその情報が伝わらなくなります。それぞれ、今、計画などで、いきなり計画をつくるんではなくて、素案という形で担当部署の方、示すようになってくれています。その素案でもよいと思います。富津市がどういう方向で目指すというものをしっかり資料に、市民に示してもらって、それを見て、また、いろいろ意見が出てくるかと思いますので、そういった意味で、総合計画とまではいかなくてもよいと思うんですけど、そういった素案とか、そのレベルでよいと思いますんで、富津市としてはこの地域、こういう方向で行くよというのをぜひ、ある程度意見がまとまりつつあったら、素案という形でもよいので示していただければと思います。  いずれにしましても、昨年度10月より高橋市長になってから、市はさまざまなことに新たにチャレンジされているかと思います。失敗を恐れて何もしないんではなくて、失敗してでもいいってわけじゃないですけど、それを恐れずに何かを変えたい、そのためには新たなことにチャレンジしていくんだ、果敢にチャレンジしていくんだという、その高橋市長の姿勢というものは、今後の富津市の将来に対して非常に大きな希望を与えてくれていると、私は感じております。ですので、こういった、特に、町につきましては、皆さん非常に、今後、自分の町が地域がどうなるんだということを非常に心配に思っているかと思いますので、ふれあい座談会とかも含めまして、いろいろ声を聞いていただいて、それの上で、高橋市長が、私はこういう町にしていきたいんだ、この地域をこうしていきたいんだ、全体をこうしていきたいんだというものをこの4年間なりでつくっていっていただければなと思います。  いずれにしましても、私も、市長の果敢ないろいろなチャレンジの姿勢は見習いたいと思っております。また、さまざまな市民の声をさらに吸い上げてできるように努力していきたいと思いますし、富津市の明るい未来に向けての将来ビジョンを築けるような提案を今後もしていきたいと思います。  以上をもちまして、私の一般質問を終えさせていただきます。ありがとうございました。 ○副議長(岩本朗君) 以上で、猪瀬議員の質問を終わります。  会議の途中ですが、ここで休憩といたします。会議の再開を午後1時といたします。                 午前11時35分 休憩           ────────────────────────                 午後 1時00分 開議                 千倉淳子君の個人質問
    ○議長(平野明彦君) それでは、皆さん、こんにちは。それでは、岩本副議長に引き続きまして議事を務めさせていただきます。  それでは、休憩前に引き続き会議を開きます。5番、千倉淳子君の発言を許可します。5番、千倉淳子君。                〔5番 千倉淳子君登壇〕 ◆5番(千倉淳子君) 改めまして、こんにちは。お昼も終わりまして、皆様、お腹がいっぱいになって、私もいつもでしたら目の皮が緩むところでございますが、きょうは、引き締めて皆様に御質問、聞いていただき、皆様に御答弁をよろしくお願いしたいと思っております。議席番号5番、千倉淳子でございます。  では、通告書どおり質問をさせていただきます。  まず、1つ目でございますが、富津市の職員の雇用についてお伺いしたいと思っております。1つは、職員の皆様の人事評価をどのようになさっているのか。そして2つ目には、正規または非正規などの職員の雇用形態、それからその業務、勤務状況についてお聞かせいただければと思っております。  2つ目になります。富津市の観光産業と行政の役割についてお聞かせいただきたいと思っています。その中の1つ目としては、海水浴場の運営の実態とその経済効果についてお聞かせいただきたいと思っております。2つ目は、富津市の観光産業の経済効果と今後の推進による未来計画について、お話をいただければと思っております。  大きな3つ目。現在、進行中の大型事業につきましてお話を伺えればと思っています。1つ目は、小学校再配置計画と火葬場の移転計画。これが2つでございますね。この2つについてお答えいただければと思っております。  これで1度目の質問を終わります。御答弁のほう、よろしくお願い申し上げます。 ○議長(平野明彦君) 千倉淳子君の質問に対する答弁を求めます。市長、高橋恭市君。                 〔市長 高橋恭市君登壇〕 ◎市長(高橋恭市君) 千倉淳子議員の御質問にお答えいたします。  初めに、富津市の職員雇用についてのうち、職員の人事評価についての御質問にお答えいたします。  人事評価は、能力評価と業績評価の2つの方法があり、職員の能力を評価項目ごとに客観的に評価する能力評価、職員があらかじめ設定した業務目標の達成度などにより、その業績を客観的に評価する業績評価により行われます。  次に、正規、非正規など職員の雇用形態とその業務、勤務状況についての御質問にお答えいたします。  雇用形態につきましては、いわゆる正規職員には任期の定めのない常勤の一般職がおり、非正規職員には任期が原則1年の非常勤の一般職員、任期が原則6月の臨時的任用職員がおります。  非常勤、臨時職員の業務、勤務状況につきましては、一般事務のほか、保育士など資格免許職や作業員など技能労務職を任用しております。  次に、富津市の観光産業と行政の役割についてのうち、海水浴場の運営の実態と経済効果についての御質問にお答えいたします。  本市は、富津海水浴場、大貫中央海水浴場、新舞子海水浴場、上総湊海水浴場、津浜海水浴場の5つの海水浴場がございます。管理運営につきましては、富津市観光協会の協力をいただき、開設準備、環境整備、監視業務等を実施し、水難防止対策や海水浴客の増加、観光振興につなげております。  また、多くの観光客が訪れることにより、海の家の出店事業者はもとより、周辺の店舗や宿泊施設などが利用され、経済効果や地域の活性化につながっているものと考えております。  次に、富津市の観光産業の経済効果と今後の推進による将来計画についての御質問にお答えいたします。  市の観光産業の経済効果を高めるためには、現在進めている富津市まち・ひと・しごと創生総合戦略に掲げておりますように、地場産業の振興や観光の振興につながるよう観光協会支援、観光地魅力アップ整備事業、海水浴場管理運営事業、観光大使によるPRなどを確実に実行することが持続可能な市の将来計画であり、経済効果に結びつく指標でもあると考えております。  次に、現在進行中の大型事業進捗状況についてのうち、小中学校再配置計画の進捗状況についての御質問については、教育長から答弁いたします。  次に、火葬場移転計画の進捗状況についての御質問にお答えいたします。  さきに行われました全員協議会においても御説明させていただきましたが、負担割合が合意に至りました現況調査業務委託など11事業につきましては、平成29年7月6日付にて、事業費の負担割合等に関する協定の締結を4市間で行っており、各事業のついてはスケジュールに基づき、順次着手しているところでございます。 ○議長(平野明彦君) 教育長、岡根 茂君。                〔教育長 岡根 茂君登壇〕 ◎教育長(岡根茂君) 私から現在進行中の大型事業進捗状況についてのうち、小中学校再配置計画の進捗状況についての御質問にお答えいたします。  富津市学校再配置個別計画検討協議会設置要綱に従いまして、関係する学校群ごとに検討協議会を設けました。この検討協議会は、代表部会、学校教職員部会、PTA等部会の3つの部会で構成し、内容に応じて協議を進めているところでございます。  PTA等部会につきましては、まだ活動を開始しておりませんが、代表部会につきましては、学校名決定の方法についての検討を終え、今後、候補を絞っていく作業を進めてまいります。  また、学校教職員部会につきましては、来年度以降の交流事業等の計画づくりに向け動き出したところでございます。 ○議長(平野明彦君) 再質問に入ります。5番、千倉淳子君。 ◆5番(千倉淳子君) 御答弁ありがとうございました。では、再質問に移らせていただきます。  まずは1つ目の質問でございますが、職員の雇用について再質問させていただきます。  先ほど、人事評価についてお伺いしましたところ、2つの方法があるとお答えをいただいておりますが、では、一番最初の職員採用の際でございますが、どういう基準でその採用の基準が決まっているのか。それから、先ほど言いました2つの方法というのを、もう少し具体的に評価方法を教えていただければと思っております。よろしくお願いします。 ○議長(平野明彦君) 総務部長、白石久雄君。 ◎総務部長(白石久雄君) お答えいたします。  職員の採用試験につきましては、第1次試験と第2次試験があり、上級の一般行政職及び資格免許職の1次試験では、教養及び専門科目の筆記による競争試験を実施しております。また、初級の一般行政職及び消防職におきましては、専門科目にかえて、行政職では作文試験を、消防職においては体力試験による競争試験を実施しております。  2次試験におきましては、いずれの職も集団討論及び個別面接を実施しております。  採用基準につきましては、合格点以上を得たものを獲得点数順に採用者として決定しております。  次に、採用後の評価方法につきましては、業績評価では年度初めに各職員が上司と面談の上、目標設定を行います。10月に各職員は再度上司と面談し、目標の進行状況を確認いたします。1月に各職員は目標に対する自己評価を行った上で上司との面談を行います。  能力評価につきましては、各職員が1年間の自己評価を行い上司に提出し、上司は、部下の職務行動の観察や記録に基づき職務遂行の過程において発揮された能力を客観的に評価します。評価時期は、業績評価、能力評価ともに1月に行います。 ○議長(平野明彦君) 5番、千倉淳子君。 ◆5番(千倉淳子君) ありがとうございました。では、今のような採用試験をやりました後、点数によってということでございましたが、面接試験等々もあることと思われます。  富津市としては、どのようなことに重点を置き、どういう職員像を目指して採用評価を行っているのか教えてください。 ○議長(平野明彦君) 総務部長、白石久雄君。 ◎総務部長(白石久雄君) お答えいたします。  富津市職員人材育成基本方針では、目指すべき職員像を、自己啓発を積み重ね大きく変化対応していく、改革力のある職員としております。具体的には、1つ目に住民満足度を高められる職員、2つ目に仕事の効率と質を上げられる職員、3つ目にコミュニケーション力のある職員、4つ目にマナー、倫理を守る職員、5つ目に柔軟な発想で行動力のある職員、以上の5つでございます。 ○議長(平野明彦君) 5番、千倉淳子君。 ◆5番(千倉淳子君) ありがとうございます。すばらしい評価基準だなと思っております。こういう職員がやっぱり目指されるところだなというのは、私どもも納得するところでございます。  では、配置や異動について、どの部署でどのように判断されて行われているかを教えてください。 ○議長(平野明彦君) 総務部長、白石久雄君。 ◎総務部長(白石久雄君) お答えいたします。  人事異動につきましては、市長部局におきましては、人事評価等を参考に総務部で配置原案を作成した上で、任命権者である市長が決定いたします。 ○議長(平野明彦君) 5番、千倉淳子君。 ◆5番(千倉淳子君) ありがとうございます。では、今、質問させていただいたものを判断しますと、非常に理想の高い職員像を目指して採用をし、異動の際には総務部で市長の御判断を仰いだ上で、配置を決めているということでございますが、この結果、現在、適材適所で人数的にもそれから人材的にも配置ができているというふうに思われますか。 ○議長(平野明彦君) 総務部長、白石久雄君。 ◎総務部長(白石久雄君) お答えいたします。  人事配置につきましては、人事評価書、自己申告書、過去の経歴や各部からの人事ヒアリングなどを参考に、意欲、能力、実績を従事した適材適所の人事配置に努めております。 ○議長(平野明彦君) 5番、千倉淳子議員。 ◆5番(千倉淳子君) ありがとうございます。今、最後に「努めている」というお答えがございました。努めてやっていただいているのですが、残念ながら現在の状況では、その努力が実っているかというところを自分の自己判断だけではなくて、1年少しこの市議をやらせていただいて、町の人たちのお声、それから自分もお仕事をしている上で同業者等々のお声を聞いて判断すると、首を傾げざるを得ないところがあるのかなあと、残念ながら思っております。  職員は市民サービスの窓口であるとともに、さまざまな法等々結びつく行政手続等の、市民にとっては道先案内人だと思っております。しかし、先ほども言いました市民や仲間のほうから残念ながら聞こえてくる声としましては、「窓口で聞いたけれどもよくわからなかった」「聞く人によって答えが違ってしまう」「何かとても感じが悪かった」「重ねて質問ができなかった」「何かとても親切でわかりやすい説明だったなって思ってお聞きしたらパートの方で、お名前をよく存じ上げなかったけれどもパートの方だった」と「窓口に行くたびに担当してくださった方が変わってしまう」「専門的なことをいろいろ質問したんだけれどもよくわからなかった」などなど、そういったお声をお聞きしております。そのことをお伝えしておきます。  では、1回目の質問でお聞きしましたが、もう一つ質問させてください。  前回、私、この件について雇用についてお聞きをしたとき、配置転換のことについてどのように考えていらっしゃいますかというお話をしましたら、永年勤続10年未満はいろいろな部署を経験させるために配置がえを行うと、3年を大概目途に行うというようなことをお聞きしたと思っております。10年以降になりますと本人の意向や上司の声、適性などを考慮して配置を考えているというお答えだったと思いますが、それでよろしかったでしょうか。 ○議長(平野明彦君) 総務部長、白石久雄君。 ◎総務部長(白石久雄君) お答えします。  そのとおりでございます。 ○議長(平野明彦君) 5番、千倉淳子議員。 ◆5番(千倉淳子君) 3年を目途に部署を最初の10年は変えていくというようなお答えでした。そうすると、一般の会社ですと、3年でやっと一人前になるところでまた新たな部署に移っていくということが、そのたびに行われていると解釈をいたします。  行政のお仕事というのは、一般の企業よりも多岐にわたるものが多く、法律の改定などに伴う理解を深くしなければいけないお仕事も数多くあるような気がしております。そう思いますと、そこでの経験というのがとても大事なんだろうなあと推測いたします。そんな中、3年程度でどんどん配置がえをするということが、メリットよりもデメリットのほうが多いんではないのかなあというふうに思ってしまいます。ましてや、ローテンションをすることによって各部に、そういった市民の声が上がるようでは、どうなんだろうなあと思うところでございます。  こんなお話を市民の方とさせていただいたときに、正規ではない職員、いわゆるパートさんのほうが、先ほども言いましたが、親切に対応してくれたなんていう御意見もよくお聞きするんですけども。どうなんでしょうかね、各部、各課ごとにそういう方たちがたくさんいらっしゃるのかなあと思うんですが。まずは、そういう方たちの前に、各部課ごとに適正の配置人数などは把握されておりますか。 ○議長(平野明彦君) 総務部長、白石久雄君。 ◎総務部長(白石久雄君) お答えいたします。  適正配置人数の把握につきましては、組織、機構や人事ヒアリングにおける各部からの意見聴取、各課単位の時間外勤務の比較、類似団体の部門別の職員数の状況などにより、可能な限りその適正人数を把握しております。 ○議長(平野明彦君) 5番、千倉淳子議員。 ◆5番(千倉淳子君) さっきの「努めます」と一緒で今回も「可能な限り」というお答えでしたが、可能にならない理由があるとすれば、どんな理由なんでしょうか。  例えば、そこに何人必要だよということで、適正だと思って配置をするんだけども、それが可能にならないというところの理由がもしあれば、お答えいただきたいなと思います。そしてまた、配置が適正人数がいかなかったときに、ここに非正規採用、非正規職員が必要になるというような考え方でいいですか。 ○議長(平野明彦君) 総務部長、白石久雄君。 ◎総務部長(白石久雄君) お答えいたします。  当初の見込み内、想定外の新規事業に伴う事務量の増加などが考えられます。また、職員に不足が生じた場合には、部内外の職員による相互応援体制を活用したり、臨時的任用職員で対応しております。 ○議長(平野明彦君) 5番、千倉淳子議員。 ◆5番(千倉淳子君) ここまでお話を進めてまいりましたが、実はこの質問を提出いたしましたときには、私、先日の全員協議会で発表になりました職員定員適正化計画というものを存じ上げなかったものですから、今回、この計画をこの定例会の初日、全員協議会のときに初めてお聞きをいたしました。  この内容、またじっくりとこれから精査して、わからないところは、今後質問もしていきたいとは思っておりますが、これが出てきたということは、今、現在は、思うようにはやっぱり回っていない、計画的に、計画を変えてもやっていかなきゃいけないと、執行部では、判断していたという解釈でよろしゅうございますか。 ○議長(平野明彦君) 総務部長、白石久雄君。 ◎総務部長(白石久雄君) お答えいたします。  定員適正化計画につきましては、平成29年度、現計画は3年目でございます。これについては、先日、御説明申し上げたとおり、昨年ですが、目標達成できましたが、本年度は、職員の削減、減員にはなっておりますが、目標値を達成することができませんでした。現実に、休職者とかや育児休業者が、今回の、特に育児休業者が近年増えておりますので、そういう実情もありまして、現状では十分な対応ができないということで、今回計画を見直させていただきました。 ○議長(平野明彦君) 5番、千倉淳子議員。 ◆5番(千倉淳子君) ありがとうございます。やはり行政のほうにも、いろいろなつらさがあって、今も言ったように育児休暇、それから産休、そして、病欠の方、そういった方が増えていくことによって、思うように回らないことはあるんだろうなあというのは、私どもも容易に想像のできるところで、その中、前回の計画より少し前倒しをして、こういう見直しの計画を立てていただいているということにつきましては、前向きに計画をしてくださるんだなということで受けとめております。  じゃあ、今、現在の正職員と非正規職員の職員人数を教えてください。一般職だけで結構です。 ○議長(平野明彦君) 総務部長、白石久雄君。 ◎総務部長(白石久雄君) お答えいたします。  平成29年9月1日現在の常勤の一般職員は452人で、非常勤の一般職員が124人、臨時的任用職員が36人でございます。 ○議長(平野明彦君) 5番、千倉淳子議員。 ◆5番(千倉淳子君) 3分の1近く、非常勤それから臨時の方がいらっしゃるというような感じになりますかね。  それでは、その臨時、非正規職員、雇用する際に勤務体制ですとか、業務の内容それから処遇について、もう一度、一般職だけで結構ですので、教えていただきたいと思います。 ○議長(平野明彦君) 総務部長、白石久雄君。 ◎総務部長(白石久雄君) お答えいたします。  初めに、非正規職員を任用するときの勤務形態ですが、臨時的任用職員におきましては、緊急の場合または臨時の職に関する場合において、主に常勤の職員にかわってその職につくことが想定されていることから、フルタイム勤務が原則となります。  また、非常勤一般職員につきましては、常勤の一般職の職員の1週間当たりの勤務時間の4分の3を越えない範囲以内とされています。ただし業務の都合により、特に必要がある場合には、時間外または週休日等に勤務させることができます。  次に、業務内容につきましては、非常勤一般職員の事務補助員はその職務内容として、反復、継続、定例的業務を中心に従事することが想定されております。その他処遇につきましては、各種の有給または無給の特別休暇や任用月数や勤続年数に応じた年次有給休暇、通勤費や付加報酬または割増賃金の支給、社会保険や労働保険の加入などがございます。
    ○議長(平野明彦君) 5番、千倉淳子議員。 ◆5番(千倉淳子君) ありがとうございました。ということは、今のをまとめると、基本的には、業務としては、事務補助員ということでよろしゅうございますか。では、この事務補助員ということだと思うんですけども、これは、採用するときに何年雇用することを前提として採用されていますか。 ○議長(平野明彦君) 総務部長、白石久雄君。 ◎総務部長(白石久雄君) お答えいたします。  非常勤の一般職員についての任用期間は、1年を越えない範囲としております。なお、一定の条件のもと4回を限度として更新することが可能です。ただし、資格免許を必要とする職についてはこの限りではございません。 ○議長(平野明彦君) 5番、千倉淳子議員。 ◆5番(千倉淳子君) ありがとうございます。そういう決まりのもとに、契約のもとに、お勤めを始めていただくわけですけども、反復、継続、定期的な業務を中心として任用されたというふうにお伺いしましたけれども、どうでしょう、今現実はその枠の中で、その方たちのお仕事が収まっているでしょうか。本来、正規の職員が担うべき責任のあるお仕事を非常勤がしているというようなことはないのかなあというふうに思っておりますが、その辺はいかがでしょうか。 ○議長(平野明彦君) 総務部長、白石久雄君。 ◎総務部長(白石久雄君) お答えいたします。  先ほどから申し上げているように、反復、継続、定例的業務を中心に従事することは想定されておりますので、そのような配置でしております。ただ、基本的にはそれでやっておりますが、中には勤務状況によりましては、あるかもしれません。基本的にはそれでやっております。 ○議長(平野明彦君) 5番、千倉淳子議員。 ◆5番(千倉淳子君) 実は、そういった非常勤の方や非常勤経験者の方たちから最初に契約として入ったときと実務の内容が沿わないこと、もしくは、そういうものにやりがいは感じているけれども、今のままでは、そういった自分のやりがいがなかなか見い出せないというような御意見をたくさんいただいております。  実はここに、非常勤の経験者の方が、市長に宛てて投稿したと言われました文書を私方にもいただきましたので、読ませていただきます。  私は、現在臨時職員として富津市役所に一職員です。日頃より非常勤、臨時の採用に際する処遇待遇に納得できない事柄があり、どうしてもやる気を持って職員として誇りを持って市民サービスに全力に働くことに邁進できない自分がいることに耐えがたい気持ちを訴えたく、市長にぜひお聞きいただきたくお声をお届けいたします。 というようなことでございます。  二、三年前から任用制度が、各部署ごとに変わりそのメリットが判然としません。採用は各部署任せで、継続して働いている職員に関しては、異動希望しても受け入れ先の職員がやめない限り異動することはなく、何年もその部署を離れられない状況が発生する。となると、当然、長くその部署で働いていると事務処理は、なれて詳しくなります。そうなると、永年勤続をしている非常勤、臨時職員が異動してきた職員や新採用に仕事を教えるようになり、正しく教えざるを得ない状況になってまいります。 云々というふうに長い文書をいただいております。  これを全部読み上げるようなことはいたしませんけれども、こういったことの声がたくさん届いている中、この適正化計画というのが、今回出てまいりました。これを行うことによって、今後適正にこういったものが施行されるようになり、職員が市民サービスを思いどおりにできるように、また、臨時職員が必要以上に働くことのないように、そんなふうなことを目標に、また、この適正化が考えられたのではないかと思っているんですが、そう解釈してよろしいですか。 ○議長(平野明彦君) 総務部長、白石久雄君。 ◎総務部長(白石久雄君) 今回、定員適正化計画につきましては、常勤の一般の職員の定数を定める計画でございます。実は計画の中には非常勤職員の数は入っておりません。過去の経緯を見ますと常勤の一般職につきましては、御存じのように削減いたしておりましたが、この何年か傾向を見ますと非常勤一般職はある程度の人数は同じ人数、今のところ推移しておるところでございます。  今後につきましては、まず、正規職員数は定員適正化計画に基づきまして、職員の配置の数を進めてまいりたいと考えています。非常勤一般職員につきましても、今後、これから制度もありますが、改正もございます。それも含めながら適正な配置に努めていきたいと考えております。 ○議長(平野明彦君) 5番、千倉淳子議員。 ◆5番(千倉淳子君) ありがとうございます。非常勤にしましても、常勤にしましても、やはりこの市役所の中で働いていただくというのは、私たち市民にとって、とても大切な人たちだと思っております。もちろん能力を持った方が、それぞれ責任を持って、やりがいを持って、働いていただくことが、まず、私ども市民が行政に御仕事を任せる上で一番の底辺だと、大事なところだというふうに思っております。  これまで、財政難、いろいろなことがございまして、減少減少というふうにきたと思います。減らしていき方または今回のように増やしていき方、それもとても難しいことだとは思います。でも、やはり、その働いている人たちのやりがいを一番に考えて、そして、減らしたとしてもそこがちゃんと穴があかないように、そして、そこに働いている人たちの能力が本当に適正かどうかをしっかり見極めてもらって。  一般の企業でも、確かにあることだと思います。パートで働いたり派遣で働いたりしても、昇給もない、認められることもない、やりがいがない中で潰れていく仕事人がたくさんいるのも事実だと思います。でも、行政、市役所、市民がみんな見ております。ここが、やはりそういった人たちのやりがいある職場づくりの先頭に立っていただいて、いろいろな県や国からの決まりや公務員としての採用の決まりもありましょうけれども、条例やその他で決められるのであれば、ここにいらっしゃる皆さんも、そうして職員を続けていらっしゃった皆様ですので、ぜひ、働く人たちの身、そして、ここに集う市民の気持ち、そして一丸となってやっていける方向をぜひ見つけてほしいなと思って、今回はこの質問をさせていただきました。  突然1日目にこの計画を聞いたものですから、なかなか主旨がまとまらなくて申しわけありません。これで、1つ目の質問については終わりにいたします。ありがとうございました。  では、2つ目の質問の再質問をさせていただきます。  2つ目は、富津市の観光産業と行政の役割についてということでお聞きをしました。1つ目、海水浴場の運営について、先ほど市長からお答えをいただきましたが、市内の海水浴場、5つあるとお答えをいただきました。その運営期間というのは、どのような理由に基づいて毎年決められているのかお答えいただければと思います。 ○議長(平野明彦君) 建設経済部長、宮崎一行君。 ◎建設経済部長(宮崎一行君) お答えいたします。  海水浴場の運営につきましては、平成16年度に策定をいたしました第二次行財政改革推進実施計画、これによりまして、経費の削減についての意見がございました。また、平成27年度に実施した事業仕分けにおいて成果の検証やそれぞれの海水浴場の特徴を生かした改善が必要であるなどの意見が出されております。  市といたしましても、これらの意見に基づき利用者及び事業者を対象にアンケートを実施し、その結果を参考に適正な管理運営に努めているところでございます。  また、海水浴場の開設期間につきましては、海水浴場の入込数などの実績数値を参考に富津市観光協会と協議し、決定をしております。 ○議長(平野明彦君) 5番、千倉淳子議員。 ◆5番(千倉淳子君) ありがとうございました。  では、運営期間は市のほうで決め、海の家の営業期間というのは、観光協会も含め各海の家ごとに決まるということでよろしいですか。 ○議長(平野明彦君) 建設経済部長、宮崎一行君。 ◎建設経済部長(宮崎一行君) はい。各海の家の設置者が千葉県に届け出をしております。そちらが期間を設定しています。 ○議長(平野明彦君) 5番、千倉淳子議員。 ◆5番(千倉淳子君) では、もう一つお聞きしますが、ライフセーバーの委託料というのはどのくらいかかるもんでございますか。 ○議長(平野明彦君) 建設経済部長、宮崎一行君。 ◎建設経済部長(宮崎一行君) お答えいたします。  平成28年度で申しますと約300万円となります。 ○議長(平野明彦君) 5番、千倉淳子議員。 ◆5番(千倉淳子君) それは、富津市でですか。何人を配置してでございましょうか。 ○議長(平野明彦君) 建設経済部長、宮崎一行君。 ◎建設経済部長(宮崎一行君) ライフセーバーが15人、補助員が2人、これらの経費でございます。 ○議長(平野明彦君) 5番、千倉淳子議員。 ◆5番(千倉淳子君) やっぱりライフセーバーの確保というのがかなり難しくて、こういう運営期間というのが、なかなか大きくはとれないというようなところも実はあったりしますか。 ○議長(平野明彦君) 建設経済部長、宮崎一行君。 ◎建設経済部長(宮崎一行君) お答えいたします。  ライフセーバーに係る経費、それに対する対費用効果、それらを勘案して決めております。 ○議長(平野明彦君) 5番、千倉淳子議員。 ◆5番(千倉淳子君) わかりました。あと、先ほどのお答えの中で、第二次行政改革推進実施計画を基本にというような答えがあったかと思うんですが、第二次といいますと16年から21年ぐらいの計画だったと思うんですけれども、それ以降は、その計画でこういったものを見直すようなことはなかったんでしょうか。 ○議長(平野明彦君) 建設経済部長、宮崎一行君。 ◎建設経済部長(宮崎一行君) その後の計画では、見直しはございません。 ○議長(平野明彦君) 5番、千倉淳子議員。 ◆5番(千倉淳子君) では、こういった期間を決めたりとかいう中、今ライフセーバーの規定とかもあるということで、お金がかなりかかっているようですが、国や県からの指導というのは、どんなふうになっていて、市独自での計画というのは割と立てづらい感じですか。 ○議長(平野明彦君) 建設経済部長、宮崎一行君。 ◎建設経済部長(宮崎一行君) お答えいたします。  海水浴場に関する国や県の指導はとの御質問でございますが、毎年千葉県では、君津地区夏期観光安全対策本部事業計画に基づき、海水浴場の安全と地域環境の保全を目的とした受け入れ体制の充実を図っております。  このほか、千葉県の条例や指針により、海水浴場等における危険行為の防止や海岸利用の基準を定めており、市といたしましても、これに基づき海水浴場の運営を行っております。  また、市独自の計画は立てられないかとの御質問でございますが、市でも7月初旬から8月下旬までの間、富津市夏期観光安全対策本部を設置し、海水浴場等の観光客の安全と地域環境の保全を目的として、受け入れ体制を充実し、運営してございます。加えて本年度は、富津市安全安心な海水浴場等の確保に関する条例を新規制定し、運用したところでございます。  なお、今後の海水浴場を利用した観光振興施策につきましては、富津市観光協会とも協議させていただき、平成27年度に実施した事業仕分けの御意見も踏まえ、各海水浴場の運営方針等を検討してまいりたいと考えております。  もう1点、議長。 ○議長(平野明彦君) 続けてどうぞ。 ◎建設経済部長(宮崎一行君) 先ほど、ライフセーバーの経費について約300万とお答えいたしましたが、957万9,600円の誤りです。訂正させていただきます。 ○議長(平野明彦君) 5番、千倉淳子議員。 ◆5番(千倉淳子君) ありがとうございます。  では、今「事業仕分けの意見も」と、お答えの中で出ましたけれども、事業仕分けの中では、海水浴場について、市民の皆様からというか事業仕分けの中からどんな意見が出ておりますでしょうか。教えてください。 ○議長(平野明彦君) 建設経済部長、宮崎一行君。 ◎建設経済部長(宮崎一行君) お答えいたします。  この中では、意見がいっぱいあるんですが、「目的が40年間変わっていないような気がする」とか「目的に対するアプローチがどう変わってきているのか、どんな効果を狙っているのかがわからない」あと、「5つの海水浴場の特徴は違うので民間委託し、有効な財産として活用、市民のための公共エリア、それぞれの潜在力を生かしたメリハリをつけた改善が必要である」というような意見。いずれにしましても、もうちょっと特徴的なことを考えたほうがいいんではないかというようなことが主だと思います。 ○議長(平野明彦君) 5番、千倉淳子議員。 ◆5番(千倉淳子君) ありがとうございます。まさに仕分けで出ている意見のとおりかなと思います。  市内に5つの海水浴場があるということでございます。私が住んでいる竹岡にも1つ小さな津浜という海水浴場があります。1つの市の中に5つも海水浴場があるというのを特徴として生かしていくのか、それとも費用対効果を考えて幾つかに絞っていくのか、それとも経済効果というものを本当に見たときにどうなのか、そういった結果が、今までちっとも見えないまんま、何となくそのままでされているような感がしております。  先ほども言いましたけれども、第二次の計画ではとても昔のもののように思われます。今後その大綱にはとらわれないまでも、こういった事業仕分けの意見を組み入れていただいて、富津市の大切な財産である海水浴場が、もっと注目されるような方向にいっていただきたいなと思っております。  次に行きます。2つ目の質問になりますが、富津市の観光産業の経済効果と今後の推進についてということで質問させていただきましたが、これまで事業化してきたいろいろな事業があると思うんですが、それらの経済効果、見えているもので結構です、教えていただければと思います。 ○議長(平野明彦君) 建設経済部長、宮崎一行君。 ◎建設経済部長(宮崎一行君) お答えいたします。  今まで行ってきた事業の具体的な経済効果というお話でございますが、具体的に目に見えるものというのが、なかなか言葉で表現するのは難しいものでございます。ただ、富津市に訪れます観光客、潮干狩りにしましても海水浴にしましても、ことしは、たまたま海水浴が天候不順のために見込み数、少なかったですけども、年々増加をしておりますので、これらの人たちに何らかのアプローチをして経済効果を高めていきたいと考えております。 ○議長(平野明彦君) 5番、千倉淳子議員。 ◆5番(千倉淳子君) ありがとうございます。市長のお答えの中にも「経済効果に結びつく」というお話がございましたが、経済効果という言葉を調べますと、「ある出来事によって経済にもたらされる一定期間における影響のこと。通常は良い影響に対して使われる。悪い影響の場合は経済損失という。」というふうに書かれておりました。最後まで行われた事業についてが、本当にどれだけの経済効果があったのかということは、その都度しっかり認識しておかないと、今後の計画というのは、いい方向に行かないんではないかなと思っております。  では、そんな中、私どもが見ていて最近の明るい話題と観光を、そのほかで明るい話題としては、マラソンチーム──青学ですね──が富津市でずっと合宿をしていたと。そして、優勝したと。このマラソン以外にも、スポーツ振興に対して、富津市を合宿場所に選ぶようなところが大変増えているように思っております。  こういった富津市の取り柄を生かしたこれからの受け入れに対する何か対策がありましたら教えてください。 ○議長(平野明彦君) 建設経済部長、宮崎一行君。 ◎建設経済部長(宮崎一行君) お答えいたします。  富津市は温暖な気候に加え、首都圏にも近いことから関東近県を中心に1年を通して、先ほど議員おっしゃられましたように、高校生や大学生、実業団のスポーツチームが数多く合宿を行っております。  富津公園周辺では、平たんで走りやすいマラソンコースはもとより、ふれあい公園の陸上競技場や富津温水プール、総合社会体育館などの施設も近くにあることから、駅伝、マラソンの練習場として、非常に人気が高くあります。その影響により、周辺の民宿、旅館を利用される方も多いため、おもてなしサービスの向上、さらなる受け入れ体制の充実について民宿、旅館組合に働きかけてまいります。  また、市では、富津公園内のマラソンコースの周回距離表示の整備など、スポーツ選手へ配慮した練習環境の整備にも取り組んでおりますので、今後とも引き続き継続してまいりたいと考えております。 ○議長(平野明彦君) 5番、千倉淳子議員。 ◆5番(千倉淳子君) ありがとうございました。宿泊施設がないというところは、本当に残念に思っております。訪れる人が増えてきても泊まらずによそへ流れていく。それではせっかくの富津市の観光資源が泣くんではないかなと思っております。  この辺を一番最初の海のこともそうですし、富津市の市長もおっしゃっているように、富津市には自然に恵まれたたくさんの観光スポットがあります。そこを満喫していただくために、交通網ももちろんですが、宿泊をしていただく場所ってとても大事だと思っています。そこに対して、早急な対策が必要なんではないのかなと思っております。ぜひ、その辺を市長主導で早くに確立していただければなあと思っております。  では、次の問題に移ります。  現在の大型事業の進捗状況についてということで、小中学校の統廃合について進捗状況、先ほどお聞きしました。また、この件につきましては、先日来の一般質問でたくさんの議員の方たちが聞いておりましたので、重ねて聞くことはここではいたしませんけれども。1つ、私、これ小中学校再配置計画と表記をしました。そうしますと、御指導いただいたのは、天羽中学校の建設、大規模改修、それとこの統廃合の話というのはもう別の話だよとお聞きをして、あっそうなんだなと改めて再認識をしました。  ただ、ひとつそこで言わせていただきたいのは、計画の案を出していただいたときに、計画案がもうそれありきでセット価格でございました。天羽地区に関しては、天羽中学校を大規模改修をして、そこに統廃合をするという案で、教育委員会からは提出をされ、それが進められてまいりました。  各説明の場所で、いろいろな御意見が出ましたけれども、その中で統廃合については、もう、これは子供が少なくなったので認めざるを得ないだろうというお声が多かったと私も思っております。ただ、設置場所につきましては、私も前回、前々回聞かせていただきましたけれども、過去の父兄たちから署名をつけて天羽中学校の改築につきましては、もっと開けた場所に、統廃合も含めた見直しが最も望ましいと思うという署名が4,000もの人たちの署名をつけて出ていたと思います。そういったことに対する説明だとか、そういったものが全く不明瞭まま、ここまできてしまったような感が否めないと思っています。  そして、今度、そのことを聞こうと思うと、天羽地区に関しては統廃合についてはそれで進んでいるから終わりましたよと私には聞こえて、ちょっと寂しく思いました。  その辺を、済いません、突然ですけど、教育長、首を傾げていらっしゃいますので、反対のお考えがあると思いますので、お聞かせください。 ○議長(平野明彦君) 教育長、岡根 茂君。
    ◎教育長(岡根茂君) 議員御指摘のとおり統廃合の中で建設場所というか、天羽中と天羽東中学校の再配置については、現天羽中学校のところにしますよという話と、天羽中学校の老朽化に伴う改築という話が一緒のような形でお話をさせていただくような状況がありましたことで、誤解を招いてしまったことは深くおわび申し上げます。  天羽中学校につきまして、その場所に建築することについては、るる今までも御説明しましたとおり、さまざまな状況を勘案して武道場とか体育館等の施設等もうまく活用することも踏まえて、天羽中学校の場所に改築していくということでお話を申し上げてきたところでございます。  説明する時期またはその一つ一つの手順を追ってのことについて、配慮が足らなかったことについては、深く反省しておりますけど、御理解いただいて話を進めていきたいと思っていますので、よろしくお願いします。 ○議長(平野明彦君) 5番、千倉淳子議員。 ◆5番(千倉淳子君) ありがとうございました。突然の質問にもお答えいただきましてありがとうございました。  確かに、おっしゃっていただいたとおりだと思っております。最初に市民に説明をされたときに、それありきのように聞こえてしまったのは否めないところでございますし、その中、今、統廃合の話になると佐貫、大貫の統廃合につきましては、まずは大貫に一緒にするよう、その後についてのことをこれから話し合う時間がまだ残されております。でも、天羽につきましては、もう、そこにつきましては、決められたことで進むしかないような状況に今なってしまっているんじゃあないかなと、私は思っておりますが。だだ、そこで決まったことですから、これから今行われている検討の中で、少しでも天羽地区にとっていい形の学校ができることを望んでおりますので、これからも細かい市民の声を拾い上げていただきますようによろしくお願い申し上げます。  最後になりますけれども、火葬場の移転計画の進捗状況についてお聞かせいただければと思っておりますが。  今回のことにつきまして、本郷区との検討委員会の中で、今後3年間についての話し合いがその後も行われていると思われますが、そこの進捗状況についてお聞かせください。 ○議長(平野明彦君) 市民部長、村上泰隆君。 ◎市民部長(村上泰隆君) お答えいたします。  本郷区が組織いたします富津聖苑問題検討委員会から平成29年7月3日付けで地区の整備等に係る要望書の提出があり、現地調査を実施する中で、現在庁内の関係部局におきまして内容を精査し、要望に対する市の考え方を取りまとめているところでございます。 ○議長(平野明彦君) 5番、千倉淳子君。 ◆5番(千倉淳子君) では、その内容については、まだ検討中なので発表できないということでよろしいですか。 ○議長(平野明彦君) 市民部長、村上泰隆君。 ◎市民部長(村上泰隆君) 今月中には取りまとめをしたいと考えておりますので、まとめ次第また議会に御報告したいと思います。 ○議長(平野明彦君) 5番、千倉淳子君。 ◆5番(千倉淳子君) ありがとうございました。では、木更津でも、今大久保区の方たちとのそういった意見交換が話し合いが進んでいることと思われますが、その辺については、何か今ここで言えるようなことがありましたら、教えてください。 ○議長(平野明彦君) 市民部長、村上泰隆君。 ◎市民部長(村上泰隆君) お答えいたします。  さきの全員協議会において提出していただきました木更津市の資料の中でもございましたが、地元自治会から等の提出された要望書対して、木更津市が回答を行っております。なお、4月1日で自治会の役員が交代されたことから、7月16日木更津市とともに3市で説明会に伺っております。 ○議長(平野明彦君) 5番、千倉淳子君。 ◆5番(千倉淳子君) ありがとうございます。そこまでが今発表できるところということで、しつこいようですが。順次、情報が遅れないように発信をしていただきたいなと思っております。  もう一つ、費用負担につきまして、先ほど市長の答弁の中で決定したという言い方をされたのかなと、私、聞いたんですが、もう一度その辺詳しく教えていただけますか。 ○議長(平野明彦君) 市民部長、村上泰隆君。 ◎市民部長(村上泰隆君) お答えいたします。  先ほど、市長答弁の中にもございましたが、ソフト事業に関しましては、(仮称)木更津市火葬場整備運営事業に係る事業費の負担割合等に関する覚え書きを、平成29年7月6日付けにて4市で締結しておりますが、施設整備費及び管理運営費並びに新火葬場周辺道路整備事業費、地元対策事業費等に係る負担割合につきましては、引き続き4市で協議を進めているところでございます。 ○議長(平野明彦君) 5番、千倉淳子君。 ◆5番(千倉淳子君) ありがとうございます。もうそのハードの部分がどのくらいの負担割合になるかというところが、まだ決まっていないということなので、そこがとても大きなものになってくるんではないかなと思っております。  今回のこの事業の大きな理由としては、本郷区の総意というところの25年での契約が切れること、それから大きなもう一つの理由がスケールメリットが高いということ、そういうことでこれを進めることになったと何度も何度もここで確認をさせていただきました。  いろいろ情報については、細かく知りたいこところではありますが、他市との協調の中で進められているということで、前もって富津市だけで発表できないこと等々があることも理解はしているつもりでございます。  全ての状況、今この段階ではお話いただけないということは、あとは執行部さんにお任せするしかないということになってくると思われます。ただ、富津市としては、納得できない市民がたくさんいる中、状況を見守るしかない状況になっております。7,000余の署名をもって陳情があったことも大きなことだったと思っております。市長もそれについては、「大きく受けとめております」というお答えをいただきました。  そんな中で進んでいる事業ですので、本当に一つ一つ市民の皆さんに精査してもらいながら、私は進めていただきたいなと思っております。  これが、最後の質問になります。  これは、私が市議になって1年半、いろいろここで質問させていただいたり、後ろに聞きに来てくださっている方、それから、報告会を開いたときに市民に事実をお知らせしたとき、その中に、私が市民の皆様から質問をされて答えられない、いつもそこ行くと答えられない質問が1つございます。これについて、ぜひ、きょうは市長にお答えいただきまして、御指導していただければと思っていますが。  これは、この火葬場だけに限ったことではありませんが、今は火葬場のお話なので、それについてで聞かせていただきます。  さっきも言いましたように、本郷区の総意とスケールメリットを理由に決定したこの火葬場の移転でございます。これからもし、このまま進んで思ったほどのスケールメリットが出なかった、もしくは、富津市民に火葬場が遠くなったことによって個人負担や利便性の悪化による負担がとても大きくのしかかった。そういった結果が出たときに、「その市民の行き場のない思いは、どこに誰にぶつけたらいいの」そういう御質問を私はいろんなところで伺っております。こういったときは、市長、私はどう答えればいいか御指導をお願いをして、これを最後に質問にいたします。 ○議長(平野明彦君) 市長、高橋恭市君。 ◎市長(高橋恭市君) お答えいたします。  将来にわたって質の高いサービスを市民の皆様に継続的に安定的に提供していくために、4市広域によるスケールメリットを生かした効率的、効果的な共同整備と共同運営が必要であることから、当事業は進めさせていただいているということでございます。 ○議長(平野明彦君) 5番、千倉淳子君。 ◆5番(千倉淳子君) ちょっとお答えになっていません。こういったことをうまくいかないときに、市民はどういう状態で、それをどこへ持っていって伝えればいいですか。 ○議長(平野明彦君) 市長、高橋恭市君。 ◎市長(高橋恭市君) 議員も御承知のことかと思いますけど、行政の行う事業でございます。議会の皆様の御理解と御同意、御協力をいただきながら時の首長が責任を持って事業というものは進めていると思っています。法律の範囲の中での決定でありますので、その後のスケールメリットが当初と違ったというところで、誰の責任だということに関しては非常に難しい判断ではないかなと思っております。しかし、現段階の中で、進める事業に関しては、私が決定をさせていただいているということでございます。 ○議長(平野明彦君) 5番、千倉淳子君。 ◆5番(千倉淳子君) わかりました。でも、そうして行政が進んでいる中、都議会でもどこでも最終的に出たマイナスについて、今になってからいろいろな意見が出るきょうこの頃でございます。私ども議員ももちろんですが、ここにいていただく執行部の皆様も、そういったことを受けとめて仕事をしていらっしゃると思いますので、今の御意見ではなくて、もう少し突っ込んだところで発表してほしいということではなく、お考えをしていただければなと思っております。  これで、私の一般質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(平野明彦君) 以上で、千倉淳子君の質問を終わります。  会議の途中ですが、ここで休憩といたします。会議の再開を午後2時10分といたします。                 午後2時00分 休憩           ────────────────────────                 午後2時10分 開議                 高木一彦君の個人質問 ○議長(平野明彦君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。4番、高木一彦君の発言を許可します。4番、高木一彦君。                〔4番 高木一彦君登壇〕 ◆4番(高木一彦君) 皆様、改めまして、こんにちは。今回の一般質問、最後の質問になります。私の一般質問は6月の一般質問でも言わさせていただきましたけれども、昨年の9月の一般質問で述べさせていただきました質問の1年たってどうなったか、そして、今後どうしていくのかを中心に質問させていただきます。  今回は、その3つの表題について質問させていただきますが、1番目、2番目が昨年からの引き続き、そして、3番目に関しては、今進めている事業についてになります。  まず、表題1ですけれども、山間部の諸問題についての質問です。1つ目といたしまして、有害鳥獣問題について。この質問も昨年の9月議会で質問させていただきましたが、ニホンザルについてなんですが、1年たって個体数、群れ、被害状況等はどのように変化して現状はどのようになっていますでしょうか。また、今後の対策もお聞かせください。  そして、2つ目、資源活用について。こちらも昨年に引き続きなんですが、森林資源についてお聞きいたします。昨年の質問では、ことし4月の森林法の新たな改正に基づき森林台帳の整備とともに、森林整備の計画を見直す予定と答弁されておりました。その後の富津市の取り組みの現状どうなっていますでしょうか。  続きまして、表題2、観光資源について。1つ目のスポーツ利用についてですが、富津市におけるマリンスポーツ利用は、昨年と比較して変化はございますでしょうか。また、その他のスポーツ、例えば、マラソンとか自転車とかマリンスポーツ以外のスポーツの現状についてもお聞かせください。  そして、2つ目、公園利用について。市民ふれあい公園には多彩な施設がございます。昨年もそれについて答えていただきました。それらの施設利用者、昨年と比較してどのようになっていますか。過去3年の推移、そして、今年度の予想についてお答えいただきたいと思います。  そして、表題3、小中学校について。そこの進捗状況について、現在進められている学校再配置個別計画検討協議会及び天羽中学校校舎改築基本設計検討委員会の進捗状況と今後の計画について、お聞きいたします。  以上で、1回目の質問とさせていただきます。 ○議長(平野明彦君) 高木一彦君の質問に対する答弁を求めます。市長、高橋恭市君。                 〔市長 高橋恭市君登壇〕 ◎市長(高橋恭市君) 高木一彦議員の御質問にお答えいたします。  初めに、山間部での諸問題についてのうち、有害鳥獣問題についての御質問にお答えいたします。  ニホンザルの個体数と確認されている群れの数については、市内で発信機を装着し、行動調査を行っている群れは4群あり、それらの行動範囲は主に天羽地区であります。また、個体数については、ニホンザルの群れは小さい群れで20から30頭、大きい群れでは100頭を超える群れがあると聞いておりますが、総数については確認できておりません。  次に、ニホンザルによる農作物被害額は、平成27年度が446万2,000円、平成28年度が481万6,000円でありました。また、捕獲数は、平成27年度が96頭、平成28年度が81頭でした。  今後の対策ですが、千葉県では、県内のニホンザルの群れ総数、個体数が不明であることから千葉県内においての群れの分布、個体数及び加害レベル等を把握するための調査を平成29年及び30年度で実施することになっております。この調査により、ニホンザルの被害対策や適正管理を実施する予定であります。  次に、資源活用についての御質問にお答えいたします。  平成29年4月に施行された改正森林法では、国産材の安定供給体制の構築、森林資源の再造成確保及び森林の公益的機能の維持、増進を一体的に図り、林業の成長産業化を実現するための改正となっております。  市といたしましては、森林法の改正を受け、富津市森林整備計画を変更いたしました。  次に、観光資源についてのうち、スポーツ利用についての御質問にお答えいたします。  富津市におけるマリンスポーツの現状でございますが、主に、富津岬周辺等での利用状況は、水上バイク、サーフィン、スタンドアップパドルボート、ウィンドサーフィン、カイトボード等であり、前年度と比較いたしましても、ほぼ同様であります。なお、利用者の人数につきましては、把握できていないのが現状であります。  その他のスポーツ利用でございますが、富津公園周辺では、千葉県民マラソン、ウォータースイム大会、アクアスロン大会などが、開催されております。なお、全日本実業団駅伝や箱根駅伝などで活躍する選手たちも大会に向けた練習をしております。また、本市を含む房総半島全域では、「山岳丘陵トレイルラン」や自転車レース「ツー・ルド・ちば」等が開催されております。  次に、公園利用についての御質問にお答えいたします。  市民ふれあい公園には、テニスコート、臨海野球場、臨海陸上競技場、球技広場、少年サッカー場などがあり、これらの施設の利用者は、平成28年度で7万8,339人となっており、前年度と比較し450人増加しております。また、3年の推移といたしましては、増加傾向であります。今年度は現在までのところ、ほぼ横ばいの状況となっておりますので、前年度と同程度の利用者を見込んでおります。  次に、小中学校について、進捗状況についての御質問については、教育長から答弁いたします。 ○議長(平野明彦君) 教育長、岡根 茂君。 ◎教育長(岡根茂君) 私から、小中学校について、進捗状況についての御質問にお答えいたします。  小中学校の再配置につきましては、関係する学校群ごとに代表部会、学校教職員部会、PTA等部会の3つの部会の検討協議会を設け、内容に応じて協議を進めているところでございます。  まだPTA等部会につきましては、活動開始しておりませんが、代表部会については、学校名決定の方法についての検討を終え、今後候補を絞っていく作業を進めてまいります。また、学校教職員部会につきましては、来年度以降の交流授業等の計画づくりに向け動きだしたところでございます。  次に、天羽中学校校舎改築基本設計検討委員会は、校舎改築基本設計において、建物の配置計画等について、具体的な検討を行い、その結果を校舎改築に反映させるための組織として設置し、これまで5回の検討委員会を開催してまいりました。  検討委員会は、各委員がそれぞれの組織の代表者として組織の意見や要望を持ち寄り基本設計にかかわる事項について、意見交換するなどし「みんなでつくり上げる学校」を基本理念に進めています。次回の検討委員会は10月上旬を予定しており、これまで各委員から出された意見や要望を反映させてた配置計画案や概略平面計画案を事務局から提案し、構造や棟数、改装等を検討する予定です。  検討委員会では今後も積極的な情報収集に努め、基本設計案につきましては、11月上旬を目途に決定していきたいと考えております。 ○議長(平野明彦君) 再質問に入ります。4番、高木一彦君。 ◆4番(高木一彦君) それでは、再質問に入らさせていただきます。まずは鳥獣被害問題についての再質問に入らさせていただきます。  昨年、地元の方から、はぐれザルの被害に悩まされているということで、現状についてお聞きさせていただきました。昨年は四、五頭いるということで把握しているということでしたけれども、その後の頭数、被害状況について、お聞きしたいと思います。  また、対策、また今後の目標とかもございましたら一緒にお願いいたします。 ○議長(平野明彦君) 建設経済部長、宮崎一行君。 ◎建設経済部長(宮崎一行君) お答えいたします。  雄の猿はおおむね5歳から8歳で生まれた群れから離れ、他の群れに加わったり、雄のグループを形成したりするほか、離れ猿として単独で生活することがございます。  現在、離れ猿の目撃等また被害等の連絡はございますが、全体の頭数、被害状況については、把握できていない状況でございます。  先ほど市長から答弁させていただきましたが、まずは千葉県とともに、猿の群れの分布、個体数及び加害レベルを把握し、対策等を実施してまいりたいと考えております。 ○議長(平野明彦君) 4番、高木一彦君。 ◆4番(高木一彦君) ありがとうございます。非常に広範囲にわたって群れの数も多く、そしてばらばらということで、数の把握等は本当に大変なことだと思います。しかし、被害がある以上はやはり対策をしていっていただきたいと思っておりますので、なにとぞよろしくお願いいたします。  そして、次に質問なんですけども、高宕山自然動物園内において、アカゲザルのDNA鑑定等、処分が行われましたけれども、その成果と今後の予定をお聞かせください。また、動物園内だけではなくて、その外でも個体はたくさんいると思いますので、そちらへの対応のこともお聞かせください。 ○議長(平野明彦君) 建設経済部長、宮崎一行君。
    建設経済部長(宮崎一行君) お答えいたします。  前年度、高宕山自然動物園で飼育しているニホンザルが特定外来生物であるアカゲザルと交雑していないかの確認をするため、全頭交雑検査、DNA鑑定でございますけど、こちらを実施させていただきました。結果といたしましては、検査頭数は164頭、交雑個体と判定されていない頭数は107頭、交雑個体と判定された頭数は57頭でございました。  交雑個体と判定されたものは、特定外来生物による生態系等に係る被害防止に関する法律により、飼育等が禁止されていることから処分をさせていただきました。  動物園以外の状況でございますが、平成26年に環境省が峰上地区に生息する15頭を捕獲し、DNA鑑定を実施したところ全てがニホンザルであったとの報告を受けております。しかしながら、県の調査では、以前に市内で捕獲された個体をDNA鑑定したところ1頭がアカゲザルであったとの報告を受けております。  なお、千葉県においては、アカゲザル防止計画を策定し、全頭捕獲を目標として防除を進めております。  また、アカゲザルも農作物に被害を与える有害獣であることから、引き続き捕獲を実施してまいります。 ○議長(平野明彦君) 4番、高木一彦君。 ◆4番(高木一彦君) ありがとうございます。こちらも本当に1頭1頭DNA検査をするということで、非常に地道な作業となっております。県で実施しているということですので、ただ、こちらに関しても本当に進めないことには増える一方となってしまうところと思いますので、今後も継続してよろしくお願いいたします。  続いて3つ目なんですけれども、戸面原ダム地先で予定しています鳥獣処理の実証実験施設なんですけども、予定よりも大分スケジュールが遅れているようですが、当初の予定ですと7月から9月の3カ月にかけて行うということでしたが、ただいまの進捗状況と今後の予定についてお答えください。 ○議長(平野明彦君) 建設経済部長、宮崎一行君。 ◎建設経済部長(宮崎一行君) お答えいたします。  有害鳥獣処理技術実証実験は、当初7月から9月に実施すると御報告をさせていただきましたが、市と共同で実証実験を行う民間事業から既存の機械ではなく新しいタイプの機械を製作して行いたいという申し出がございました。新たに処理施設を製作したため、これについての安全面の検査、これらを行わなければならず、本日も労働基準監督署における検査が実施されております。そのようなことから、期間が大変遅れてしまいました。きょう、検査が無事終われば、あすから実証実験が開始できる予定となっております。 ○議長(平野明彦君) 4番、高木一彦君。 ◆4番(高木一彦君) わかりました。今まで予定していたものよりも、性能のいいものでということでございますけれども、そんなに検査に時間がかかるとは思っていなかったと先ほどヒアリングでもお聞きしましたが、細かいところなんですけども、当初7月から9月の予定でその場所をお借りして、実際、費用面の話なんですけども、期間が延びてしまったために余計にかかるとかそういう心配はないんでしょうか。 ○議長(平野明彦君) 建設経済部長、宮崎一行君。 ◎建設経済部長(宮崎一行君) 今回、市で負担するものにつきましては、テントのリース料、それと水道の仮設の引き込みでございます。ほかのものは、業者が全てそろえてくれます。テントにつきましては、3カ月のリース期間ということなので、3カ月間のリース期間は7月から9月に遅れさせまして、3カ月ということで、費用は変わってきません。 ○議長(平野明彦君) 4番、高木一彦君。 ◆4番(高木一彦君) 答弁ありがとうございました。引き続きよい結果が出るようにやっていっていただきたいと思います。我々議員も施設に視察に行けるということですので、視察に行ける日を楽しみにしております。  続きまして、資源活用についての再質問に入らさせていただきます。  先ほどの答弁でまだ十分な取り組みはされていないと確かお答えだったと思うんですが、森林のマスタープランである、森林整備計画、森林台帳整備の今後の予定についてお聞かせください。 ○議長(平野明彦君) 建設経済部長、宮崎一行君。 ◎建設経済部長(宮崎一行君) お答えいたします。  先ほど市長からも答弁させていただきましたが、富津市森林整備計画は、森林法の改正を受け、既に変更をさせていただいております。主な変更内容につきましては、鳥獣害防止森林区域の設定及び鳥獣害の防止方法についてを追加させていただきました。  また、森林台帳につきましては、千葉県の協力のより、平成30年度中の作成を目指し、現在作業を進めている状況でございます。 ○議長(平野明彦君) 4番、高木一彦君。 ◆4番(高木一彦君) ありがとうございます。このマスタープランでもあります森林整備計画、そして森林台帳整備が完了した後、これをどのように活用していく予定なのかわかりましたら教えていただきたいと思います。 ○議長(平野明彦君) 建設経済部長、宮崎一行君。 ◎建設経済部長(宮崎一行君) お答えいたします。  市内の森林資源は、豊富に存在いたしております。地域産材活用を促進することで森林が整備され有害鳥獣被害対策にもつながると考えております。さらに富津市公共建築物等における木材利用促進方針を平成25年に策定していることから、市有施設等における地域産材の利用について今後も促進してまいります。  しかしながら、木造施設につきましては、高層の建物が難しいこと、それとか耐用年数、耐火性、コスト高等の課題もあると考えております。 ○議長(平野明彦君) 4番、高木一彦君。 ◆4番(高木一彦君) 今、国では、その地方に生えている県産材を使った木造の建物をどんどん推進しているとこでございます。今、コスト面とかいろいろお話に出ましたけども、高層の建物は何階まで建てれないのか私わからないんですが、大きなホールのような大きな建物も、木をそのまま使うんではなくて、薄く剥いだ木を接着させて強固な材料につくれるということで、大きな建物を木造で建てられる。もちろん中学校の校舎とかそういうものも大丈夫だということであわせて検討していただきたいと思っております。  そして、今の答弁の中で、鳥獣被害防止について、少し触れていただきましたので、それについてお聞きしたいと思います。  改正された森林法の中に、森林整備と一体となった鳥獣被害防止の取り組みについて書かれておりましたけれども、富津市での取り組み予定、その辺が何かありましたら、昨年の御答弁の中でも森林整備や有害鳥獣被害対策につながる、先ほどもありましたけども、そういう答弁ございましたので、そちらについても何かありましたらお答えください。 ○議長(平野明彦君) 建設経済部長、宮崎一行君。 ◎建設経済部長(宮崎一行君) お答えいたします。  有害鳥獣による森林被害は、再造林や適切な森林整備の実施に支障を及ぼし、森林所有者の林業経営意欲を低下させるとともに、土壌の流出等により、森林の有する国土の保全や水源涵養等の公益的機能の低下、さらには森林における生態系に大きな影響を与えると考えられます。  このようなことから、森林の整備とともに有害鳥獣に対し、効率的、効果的な対策を推進する必要があると考えております。 ○議長(平野明彦君) 4番、高木一彦君。 ◆4番(高木一彦君) ありがとうございました。昨年も同じような形で質問させていただいたんですが、森林資源、それを活用することによって鳥獣被害防止につながる、こんな一石二鳥、うまく、なかなかいかないとは思うんですけれども、国もこのように示しているとこですので、ぜひ、そのような方向で進んでいただきたいと思っております。  関連なんですけれども、今、市内では森林の事業に携わる方がいないということで、今林業が何も行われていないということだったんですけれども、台帳整備とかそういうことに関して、今まで森林組合とかに携わっていた方が、過去にどんな木がどこどこに埋まっている一式の台帳を持っている、そういう方もいらっしゃいますし、実際、過去にこれから森林整備を進めるための林道整備等にかかわった人たちが、十分市内でも森林資源を活用することができるとおっしゃっておりました。  例えば、古い台帳とかは、これの森林整備台帳をつくるのに役立つものなんでしょうか。 ○議長(平野明彦君) 建設経済部長、宮崎一行君。 ◎建設経済部長(宮崎一行君) その台帳がどのようなものか私にわかりませんので。ただ、古い資料でございますので、何らかの役に立つのではないと考えております。 ○議長(平野明彦君) 4番、高木一彦君。 ◆4番(高木一彦君) これはヒアリング中に雑談でさせていただいた内容なんですけれども、そういう方がいらっしゃるということでぜひ担当部署の方とおつなぎして、もし、役に立つんであれば、そのような形で、今後も私も協力していきたいと思っておりますので、ぜひともよろしくお願いいたします。  視点といいますか、かえまして、先ほど森林の中に水というような一言がありましたけれども、森林と水、これは密接な関係がございます。  富津市には豊富な水資源がございますけれども、市のほうで把握しています飲料水として使用できるような湧水、湧き水ですね、これがどの程度把握されているか、お答えいただきたいと思います。 ○議長(平野明彦君) 建設経済部長、宮崎一行君。 ◎建設経済部長(宮崎一行君) お答えいたします。  森林は水資源の貯留、水質の浄化等の水源涵養機能を有しており、中山間地域における水源の供給等において重要な役割を担っていると認識しております。なお、現在飲料水として利用できる湧き水につきましては、全てを把握しておりませんが、市ホームページや観光ガイドブック「フッツアー」などに掲載しております水室山を水源とした田原地区にある「銘水滝の不動尊」や志駒地区にある「志駒不動様の霊水」などがございます。 ○議長(平野明彦君) 4番、高木一彦君。 ◆4番(高木一彦君) ありがとうございます。なぜ、こんな話をさせていただいたかといいますと、つい先日、千葉日報に「久留里の名水」を商品化という記事が出ておりました。君津市、「平成の名水百選」に選ばれている生きた水久留里、こちらを飲料水として商品化、今これを市に提案をしたということでございます。  富津市も豊富にある水、今は無料でくめるような形なんですけども、ただ、整備のために募金箱とか設置されていますけれども、恐らくそれぐらいじゃあ足らないと思うんですね。この豊富な水もただでくめるんだけども、決してただでは本当にくめない。地元の方がボランティアで整備したりとか、そういうことが必要になっております。そういうところにも使える、そして地域の新たな財源になる可能性としてもこの水というのは秘めているんじゃあないかなと今回思いまして、この水について聞かさせていただきました。  富津市内でも先日から、この水をどう利用するかというような勉強会が始まっております。また、今後の展開によってはまた質問させていただきますので、そのときには、またよろしくお願いいたします。  続きまして、観光資源についての再質問に入らさせていただきます。  まず、スポーツ利用についての再質問なんですが、東京オリンピック、パラリンピックに向けて取り組み状況はどうなっていますでしょうか。  これも、昨年質問させていただいたんですが、答弁の中では4市広域でキャンプ地誘致に向けて取り組みといたしまして、主な競技施設、宿泊施設を取りまとめ、英語に訳した資料を作成したというような答弁がございました。その後の進捗状況をお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(平野明彦君) 総務部長、白石久雄君。 ◎総務部長(白石久雄君) お答えいたします。  キャンプ地の誘致につきましては、現在、木更津市を中心にいたしまして、君津地域4市で連携して取り組んでいるところでございます。 ○議長(平野明彦君) 4番、高木一彦君。 ◆4番(高木一彦君) 英語に訳した資料を作成したという答弁があったんですが、この資料というのは、今どうなっているんでしょうか。 ○議長(平野明彦君) 総務部長、白石久雄君。 ◎総務部長(白石久雄君) お答えいたします。  プレゼンテーション用の資料につきましては、誘致に向けて利用しているところでございます。ただ、具体的にまだ進展はないということでございます。 ○議長(平野明彦君) 4番、高木一彦君。 ◆4番(高木一彦君) その資料の中に富津市内の施設というのは幾つか含まれているんでしょうか。わかりましたらお答えください。 ○議長(平野明彦君) 総務部長、白石久雄君。 ◎総務部長(白石久雄君) お答えいたします。  その資料の中で紹介されている富津市内の施設でございますが、まず競技施設といたしましては、富津臨海陸上競技場、富津市総合社会体育館、浅間山運動公園、市民ふれあい公園の4カ所でございます。また、宿泊施設といたしましては、ホテル静養園、ホテル喜楽館、味覚の宿志ら井、さざ波館の4カ所であります。 ○議長(平野明彦君) 4番、高木一彦君。 ◆4番(高木一彦君) 今、施設をおっしゃっていただきましたけども、先ほども富津市には恵まれた自然環境もございますので、そちらのPRというのは入ってないでしょうか。例えば、海を使ったマリンスポーツの誘致等、ありましたらお聞かせください。 ○議長(平野明彦君) 総務部長、白石久雄君。 ◎総務部長(白石久雄君) お答えいたします。  資料では、上総4市の紹介とあとアクセス、アクアラインとかの紹介とかありまして、あとは具体的な施設などの紹介となっております。 ○議長(平野明彦君) 4番、高木一彦君。 ◆4番(高木一彦君) ありがとうございました。本当にあともう目前に迫っておりますので、このチャンスをぜひ生かしていただきたいと思っております。4市で広域で進めているということですので、富津市独断でというわけにはいかないとは思うんですが、ぜひとも誘致に向けて動いていただけたらと思っております。  続きまして、また、スポーツについての再質問に入らさせていただきます。  先ほど市長答弁にもありましたように多彩なスポーツが富津市では行われておりますが、それらの受け入れ、宿泊とかについてもお答えしていただいたんですけども、それ以外に安全対策、海のスポーツですと、どうしても危険が伴うということで、昨年シーバード富津という安全対策をしていただくものが発足しまして、その辺の活躍もニュースで目にしております。そのほかに安全対策、ローカルルール等ありましたら教えていただきたいと思います。 ○議長(平野明彦君) 建設経済部長、宮崎一行君。 ◎建設経済部長(宮崎一行君) お答えいたします。  主にマリンスポーツということでお答えさせていただきますが、現在の受け入れ体制につきましては、富津岬北側の一部区域ついて水上オートバイの運行に係る関係機関会議を開催し、走行期間、区域等のローカルルールを決定するなど、安全対策について協議調整してございます。  また、5カ所の海水浴場の開設期間につきましては、本年6月に富津市安全安心な海水浴場等の確保に関する条例を制定し、海水浴場区域における水上オートバイについては禁止行為といたしました。  その他海水浴場区域内での海のルールと安全マナーを遵守していただくよう看板等を設置し、注意喚起を促してございます。 ○議長(平野明彦君) 4番、高木一彦君。 ◆4番(高木一彦君) 先ほどの千倉議員の質問の中でもあったんですが、宿泊施設がかなり不足しているということで、せっかくこれだけ恵まれた自然環境の中でスポーツ等をされていても、そのまま泊まらずに帰ってしまう、もし何かそういう施設があればというような声も結構聞かれます。  きのう、たまたま特区民泊、これについて記事を目にしまして、今、東京の大田区が最初先陣を切りまして、今、全国4カ所で実施しておりまして、つい先日千葉市で議会で承認されまして、これから特区民泊について進めていきたいということなんですが。これ、特区民泊については御存じでしょうか。 ○議長(平野明彦君) 建設経済部長、宮崎一行君。 ◎建設経済部長(宮崎一行君) お答えいたします。  議員のお持ちの資料は存じてございません。 ○議長(平野明彦君) 4番、高木一彦君。 ◆4番(高木一彦君) 私もきのう見つけたので。現状、宿泊期間が1カ月未満の場合は旅館業法が適応されているということで、一般の人とかはすることはできないんですけども、これが見直されることによりまして、都道府県知事等の特定認定を受けた場合、旅館業法の適応を除外されて、普通の民家が民泊で使えるということになっているそうです。効果といたしまして、観光やビジネスの宿泊ニーズに対応した新たな宿泊施設を提供できるということで、条例で定める滞在期間は2泊3日以上とされているようです。  これ、ぜひ、空き家、たくさん富津市内にもありますので、何かこれ、活用できたらいいなと思うんですけれども、情報がないということでしたので、もし、これについて詰めていただきたいんですけど、お答えを聞かせてください。 ○議長(平野明彦君) 建設経済部長、宮崎一行君。 ◎建設経済部長(宮崎一行君) 先ほど、千倉議員にもお答えさせていただきましたが、本年6月に住宅宿泊事業法、いわゆる民泊新法、こちらが制定されまして、今後施行される予定となっております。  先ほど議員お話がございましたように、住宅、宿泊事業者が都道府県知事に対して届け出をすることで、旅館業法の許可がなくても民泊を運営することが可能となるということで、今後この辺の運用方法など情報把握に努めてまいりたいと、このように考えております。 ○議長(平野明彦君) 4番、高木一彦君。 ◆4番(高木一彦君) ありがとうございます。ぜひ、前向きに検討していただきたいと思います。  それでは、このスポーツ利用について最後に先ほどからも言っておりますけれども、本当に、上総4市の中でも富津市は海、山、川、本当に自然環境に恵まれまして、それぞれがスポーツ愛好家にとっては魅力的なものとなっております。スポーツだけではなくて、レジャー等にも本当によそから来た方は「本当に富津っていいところだね」って皆さん言っていただけます。特に都内からアクアラインを渡って片道1時間程度で行き来でき、これだけの利便性と自然環境をあわせ持つこの地域は、本当に他の域にはないものではないかと思っております。
     市としては、この恵まれた環境をどのよう生かしていきたいと考えておりますでしょうか。また、今後の対応についてもお聞かせください。似通った質問になってしまいますけども、よろしくお願いします。 ○議長(平野明彦君) 建設経済部長、宮崎一行君。 ◎建設経済部長(宮崎一行君) お答えいたします。  本市には、美しい海岸線と鹿野山、鋸山などの丘陵が南北に続く風光明媚な地形であり、自然を生かした観光施設としてマザー牧場、富津岬、海水浴場、もみじロードなどがございます。  先ほど市長から御答弁申し上げましたとおり、恵まれた環境であることから各種大会が実施されてございます。今後といたしましては、情報発信はもとより各種大会をより充実した大会にしていくことにより、さらなる集客が期待できるのではないかと思っております。  また、ハードルが高いかと思いますが、現在利用している団体等にさらなる働きかけをし、新たな大会等の実施も有効ではないかと、このように考えております。 ○議長(平野明彦君) 4番、高木一彦君。 ◆4番(高木一彦君) ありがとうございます。  ぜひ、どんどん進めていっていただきたいと思います。私もいろいろなイベントに参加しておりますけれども、本当に参加するとその参加していただいた方々は本当に満足して帰っておられます。富津市の自然環境というのはそれだけ魅力のあるものだと私も思っております。  続きまして、公園利用について、再質問させていただきます。  市長答弁では、施設全体の利用数等を答弁していただきましたけれども、ふれあい公園の中、各施設それぞれの利用状況の推移をお答えください。昨年も同じような質問をしました。昨年からの比較も含めましてお願いいたします。 ○議長(平野明彦君) 建設経済部長、宮崎一行君。 ◎建設経済部長(宮崎一行君) お答えいたします。  施設利用状況の詳細につきまして、市民ふれあい公園内の主な施設について、平成28年度の利用者を申し上げます。  テニスコートが2万7,014人、臨海野球場が1万367人、臨海陸上競技場が2万7,666人、その他球技広場、少年サッカー場などの利用者をあわせた平成28年度の公園施設の利用者は7万8,339人、なお、平成27年度は7万7,889人でございます。  また、今後の予想としましては、今年度ふれあい公園テニスコート10面を人工芝に改修するほか、平成30年度には陸上競技場のトラック部分の改修などの施設のリニューアルを予定してございますので、利用者は増加するものと考えております。 ○議長(平野明彦君) 4番、高木一彦君。 ◆4番(高木一彦君) ありがとうございます。市でも、もうすぐふれあいスポーツフェスタ等大きなイベントがございますが、どんどん市外の方、そして市内の方にも使っていただけるような、すばらしい施設にしていただきたいと思っております。  今の質問と答えが重複してしまうと思うんですけど、より利用しやすい施設、これを目指すために、今、リニューアルをされているということなんですけども、これ、利用者の要望というのも聞くのも非常に大切じゃあないかなと思っております。利用者からの要望、どのようなものが出ているのか、もし把握できていましたらお答えいただきたいと思います。 ○議長(平野明彦君) 建設経済部長、宮崎一行君。 ◎建設経済部長(宮崎一行君) お答えいたします。  市が把握しております利用者からの要望につきましては、平成28年度に指定管理者である公益財団法人富津市施設利用振興公社が利用者のアンケートを実施しております。  利用者の意見といたしましては、テニスコートの人工芝コートの増設や改修など、テニスコート関するものが一番多く、続いてネット予約に関するものやトイレの洋式化についてなどでございました。これらの要望のうちテニスコートに関するものについては、今年度人口芝コートの増設を予定し対応を図っているところでございます。  また、その他の要望につきましても、内容精査の上、今後検討してまいりたいと考えております。 ○議長(平野明彦君) 4番、高木一彦君。 ◆4番(高木一彦君) 一番要望が多かったテニスコートをリニューアルするということで、利用者にとっては非常にありがたいなと思っております。本当に富津市内もテニス人口というのはかなりおりまして、富津市内だけではないとは思うんですが、各市営のテニスコートまた県のコートも使っていろんなサークルが活動しております。それらを整備することによりまして、より利用者が増えることになることを期待しております。  重複してしまうんですが、テニスコートを今後これから整備されまして、例えば、整備が終わった後の記念大会的なイベントや今後の活用またさらに何かこういうことをしたいなという考えがありましたらお答えいただきたいと思います。 ○議長(平野明彦君) 建設経済部長、宮崎一行君。 ◎建設経済部長(宮崎一行君) お答えいたします。  テニスコート完成の暁には、何らかのイベントを考えてはおります。まだ具体的にどのようなものというのは決まってございません。  また今後の活用につきましては、現在の指定管理者が、平成30年度で終了することから、現在、平成31年度からの指定管理についての方法等を検討しております。  なお、次の指定管理につきましては、施設の管理面だけではなく、イベントやスポーツ教室の開催など、運営面を重視した指定管理者の選定を行いたいと、このように考えております。 ○議長(平野明彦君) 4番、高木一彦君。 ◆4番(高木一彦君) ありがとうございます。  すばらしいお考えを聞かせていただきました。今後も、どんどん進めていっていただきたいと思っております。  それでは、続きまして、小中学校についての再質問に入らさせていただきたいと思います。  昨日から、この小中学校についての質問は各議員からいろいろ出ておりますけども、再確認を含めまして、まず、天羽中学校の校舎改築基本設計検討委員会、こちらの内容はどのような形になってますでしょうか。日時や場所、その他、できるだけ詳しく教えていただければと思います。 ○議長(平野明彦君) 教育部長、能城雅幸君。 ◎教育部長(能城雅幸君) お答えをいたします。  天羽中学校校舎改築事業を進めるに当たり、建物の配置計画等について、具体的な検討を行い、その結果を校舎改築に反映させるため、天羽中学校校舎改築基本設計検討委員会を設置いたしました。  検討委員会は、教育長を委員長とし、教育部長、天羽中学校の校長、教頭、関係する小学校の保護者の代表であるPTA会長、富津市小中学校長会長、天羽地区全体区長会長を委員として構成しております。  検討委員会では、各委員がそれぞれの組織の代表として、組織の意見や要望を持ち寄り基本設計かかわる事項について意見交換をし、「みんなでつくり上げる学校」を基本理念に進めており、これまで5回の検討委員会を開催しております。  初回は、6月26日に開催し、校舎改築工事の概要、校舎建築位置、スケジュール等を確認しました。新校舎の建築位置については、既存の体育館や武道場との動線等を検討した結果、既存校舎とほぼ同じ位置に建築することが望ましいとの意見で一致しました。  2回目の検討委員会では、富津中学校を視察しました。3回目の検討委員会では、教科教室型や特別教室型、オープンスクールなどさまざまな校舎建築の事例を交え、校舎建築の基本的な考え方について理解を深め、4回目の検討委員会でそれぞれ違った特徴を持つ安房地区の学校4校を視察いたしました。  8月25日に開催した5回目の検討委員会では、校舎改築に伴う基本的方針を教育内容、教育方法等の変化に対応できる多機能で変化に対応し得る弾力的な施設。学習の場及び生活の場として安全で安心快適な健康でかつ安心で豊か施設。生涯学習の場や地域の避難所の役割を果たす地域の生涯学習やまちづくりの核としての施設の3つとしました。  次回の検討委員会は10月上旬を予定しており、これまで各委員から出された意見や要望を反映させ、再配置計画(案)や概略平面計画(案)を事務局から提案し、構造や棟数、改装等を確認していく予定です。  検討委員会としての基本設計(案)の決定については、11月上旬を予定しております。  第3回検討委員会までの会議録につきましては、現在、市ホームページで公開をしております。 ○議長(平野明彦君) 4番、高木一彦君。 ◆4番(高木一彦君) ありがとうございました。昨日からの同じような質問で重複してしまっているところも多いんですけれども、その答弁の中で、「みんなでつくり上げる学校」この基本理念、これは、本当にすばらしいものだと思っております。地域に誇れる学校をぜひつくっていただきたい。  既に5回の検討委員会が開催されまして、教育内容、教育方法等、対応できる多機能で変化に対応し得る弾力的な施設、そして学力の場及び生活の場として、安全で安心、快適な健康かつ安全で豊かな施設、生涯学習の場や地域の避難場所等の役割を果たす地域学習やまちづくりの核としての施設、この3つの基本方針が上げられたようです。それぞれが、どのような意見をもとにできたのか、検討委員会の中でどのようなお話が出て、このような意見になったのか、そちらもお聞かせください。 ○議長(平野明彦君) 教育部長、能城雅幸君。 ◎教育部長(能城雅幸君) お答えをいたします。  天羽中学校校舎改築基本設計検討委員会の各委員からは、それぞれの組織の意見や要望として意見書を出していただきました。  主なものといたしましては、「さまざまな用途に使用できる多目的室の設置が必要である」「自然光が入る明るい校舎、教室が求められる」「災害時避難場所になることも考慮した設備が必要である」等の意見がございました。このような意見に基づき、校舎改築の基本的な方針を検討をいたしました。 ○議長(平野明彦君) 4番、高木一彦君。 ◆4番(高木一彦君) ありがとうございます。検討委員会の中で何カ所か視察に行ったということですけれども、視察に参りましてどのような意見が出ましたでしょうか。例えば、どこどこの学校にこういうことが印象に残った、こんなことを取り入れたいとか、そういうどんな意見が出たとかそういうのをお聞かせください。 ○議長(平野明彦君) 教育部長、能城雅幸君。 ◎教育部長(能城雅幸君) お答えをいたします。  8月17日に開催した4回目の検討委員会では、それぞれの違った特徴を持つ安房地区の鴨川中学校、嶺南中学校、白浜中学校、神余小学校の4校を視察いたしました。  委員の皆様から出された主な感想は、「他目的スペースは学年集会やほかの活動をするのに非常に使い勝手がよいと思う」というものや「内装に木をふんだんに使用していて温かみを感じた」「吹き抜けスペースは開放的な雰囲気があった」というような意見がございました。 ○議長(平野明彦君) 4番、高木一彦君。 ◆4番(高木一彦君) 次回の検討委員会から校舎の具体手的な構造や棟数、改装等を確認していくということですけども、きのうの渡辺議員からのお話にもありましたけれど、木造校舎、前回の質問からもさせていただいておるんですけども、富津市公共建築物等における木材利用促進方針、これが、市で出されておりますけども、先ほど答弁でありましたような、温かみのある建物ができるということで、これ、木造というのを推進しているところですけども、こちらも検討材料として考えておられますでしょうか。 ○議長(平野明彦君) 教育部長、能城雅幸君。 ◎教育部長(能城雅幸君) お答えをいたします。  富津市公共建築物等における木材利用促進方針には、木造化、木質化をする市有施設の具体的事例として、小学校、中学校が記載されていますが、先ほど建設経済部長から答弁をさせていただいたように、木造施設については、耐用年数、耐火性、コスト高等の問題もあります。天羽中学校校舎の構造や棟数、改装等につきましては、木造、鉄筋コンクリート造、鉄骨造などのそれぞれの長所、短所を総合的に検証し、十分検討していきたいと考えております。 ○議長(平野明彦君) 4番、高木一彦君。 ◆4番(高木一彦君) ありがとうございます。先ほど、コスト高と耐用年数というお話もございましたけども、今技術がどんどん進んでおりまして、そういうところも技術でカバーできるような時代となっております。その辺も考慮いたしまして、今後も検討材料として考えていただきたいと思います。  続きまして、学校再配置個別計画検討協議会についてお聞きしたいと思います。  細かい内容については、もう既にほかの議員から質問が出ているところですので、もう少し細かいところに質問させていただきたいと思います。  協議会の中で、統合を見据えた交流授業を行うと書いてありました。この交流授業、これは本当に力を入れていただきたいなと思っております。やはり、これから統合して顔も知らない子供たちが一緒の教室になるというのは、非常にやはり不安なところだと思います。交流授業というのがそういう不安材料の解消には非常に役に立つと私も思っております。  この交流授業なんですが、これから協議していくことですので、具体的にといっても難しいかと思いますけれども、大まかで構いませんので構想を教えていただければと思います。 ○議長(平野明彦君) 教育部長、能城雅幸君。 ◎教育部長(能城雅幸君) お答えをいたします。  統合を見据えた交流授業については、学校教職員部会で検討してまいります。統合以前に顔見知りを増やし、子供同士の良好な人間関係を築いていけるように、合唱やスポーツなどの合同行事に加え、合同授業についても検討してまいりたいと考えております。 ○議長(平野明彦君) 4番、高木一彦君。 ◆4番(高木一彦君) ありがとうございました。交流授業につきましては、本当に力を入れていただきたいと思っておりますので、なにとぞよろしくお願いいたします。  そして、これもまだこれからの協議となることとは思うんですけれども、スクールバスの運行、こちらについても具体的な考えがありましたら、お答えいただきたいと思います。 ○議長(平野明彦君) 教育部長、能城雅幸君。 ◎教育部長(能城雅幸君) お答えをいたします。  現在、学校再配置推進室において、バスルート、登校時及び下校時の便数、児童生徒の状況に応じた停車場所の確認を行い、運行計画を検討しております。 ○議長(平野明彦君) 4番、高木一彦君。 ◆4番(高木一彦君) 十分な議論を積みまして、利用者が本当にこの方法でよかったと思えるような運行方法にしていただきたいと思います。  その関連するところなんですが、天羽中学校、上がっていくところ道路が狭くて、スクールバスの運行に少々差支えがあるんじゃあないかというところで、回る道路の拡張等も考えているということだったんですが、そちらの道路拡張については、どのような話が進んでますでしょうか。 ○議長(平野明彦君) 教育部長、能城雅幸君。 ◎教育部長(能城雅幸君) お答えをいたします。  天羽中学校前の道路整備につきましては、来年度を道路詳細設計を実施し、具体的なことを決定していく予定でございます。現段階では、必要な幅員を確保できるよう整備をしていくことを考えております。 ○議長(平野明彦君) 4番、高木一彦君。 ◆4番(高木一彦君) ありがとうございます。やはり、保護者の方とかからするとあそこにスクールバスが入ってくるというのはかなり不安材料の1つになっております。全てが拡張するというのは非常に難しいところだと思いますので、交換場所を確保して、そこで必ず子供たちが待避できる場所をつくるというような、そういうような案も含めて提案をしていただけたら、いろいろ理解がされやすいのかなと思いますので、その辺も含めていろいろ検討していただきたいと思います。  本日、いろいろ多岐にわたって質問させていただきましたけれども、これにて、質問を終了させていただきたいと思います。ありがとうございました。 ○議長(平野明彦君) 以上で、高木一彦君の質問を終わります。  これにて、一般質問を終結いたします。  会議の途中ですが、ここで休憩をいたします。開議時刻を午後3時20分といたします。                 午後3時 8分 休憩           ────────────────────────                 午後3時20分 開議               議案第1号ないし議案第12号 ○議長(平野明彦君) それでは、休憩前に引き続き会議を開きます。日程第2、議案第1号から議案第12号までを一括議題といたします。
     ただいま議題といたしました議案につきまして、総括質疑に入ります。  初めに、あらかじめ通告のあった議員の発言を許可します。9番、松原和江君の発言を許可します。9番、松原和江君。 ◆9番(松原和江君) それでは、議案第1号について、質問いたします。  これは、一般職の任期付き職員の採用等に関する条例の制定についてなんですけれども、ここにいろいろとこういう人を雇わなきゃいけない状況というのを書いてあるんですけれども、当面、どのような職務に採用を計画しているのか、伺いたいと思います。 ○議長(平野明彦君) 総務部長、白石久雄君。 ◎総務部長(白石久雄君) お答えいたします。任期採用職員につきましては、現在、保育士の採用を考えているところでございます。 ○議長(平野明彦君) 9番、松原和江君。 ◆9番(松原和江君) 意見ですからいいです。わかりました。保育士さんですね。はい、わかりました。何で保育士なんだろう。 ○議長(平野明彦君) よろしいですか。 ◆9番(松原和江君) はい。何でかわかりませんけど、保育士ですね。 ○議長(平野明彦君) ほかに質疑はございますか。9番、松原和江君。 ◆9番(松原和江君) もう一つは、議案第8号の一般会計の補正予算について伺います。  この中に水道事業統合債務負担行為の補正というのが出ておりまして、水道事業統合広域化出資金についてが出されております。  そこで伺いたいんですけれども、木更津、君津、富津、袖ケ浦の4市が出資するようになっているんですけれども、君津広域水道企業団から受水しているのは、4市だけではなくて、平成27年度の実績を見ますと、県水も約38%受水しているんですね。なぜ県や企業団は出資しないのか、その理由を伺いたいと思います。 ○議長(平野明彦君) 水道部長、加藤博一君。 ◎水道部長(加藤博一君) お答えいたします。企業団から受水を受けております千葉県水道局は、受水する施設の整備事業は計画がないことから、県は出資しないものでございます。また、企業団は、今までどおり用水供給事業を行うのみでございますので、出資いたしません。 ○議長(平野明彦君) 9番、松原和江君。 ◆9番(松原和江君) そうしますと、この出資金というのは、もう厳格に4市の統合とその管路の提供ということも、一切会計は別になって、もう一切その企業団の運営には一切使うことがないということで、理解してよろしいんでしょうか。 ○議長(平野明彦君) 水道部長、加藤博一君。 ◎水道部長(加藤博一君) お答えいたします。統合の形態としては、4市水道事業の事業統合と君津広域水道企業団との経営を一体化する統合形態でございます。  経営主体は、水道事業と水道用水供給事業の2事業を経営することの二つの会計を設けることになっていることから、4市で出資する出資金は、水道事業に出資するもので、水道事業会計だけで経理されるものでございます。 ○議長(平野明彦君) よろしいですか。ほかに御質疑はございませんか。                  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(平野明彦君) ほかに質疑もないようでございますので、総括質疑を終結いたします。           ────────────────────────                     委員会付託 ○議長(平野明彦君) ただいま議題となっております議案第1号から議案第12号までにつきましては、お手元に配付いたしました議案等付託表のとおり、所管の常任委員会に付託いたします。  なお、付託されました常任委員会におきましては、休会中の日程に従い、審査をいただき、最終日に御報告を願います。           ────────────────────────                 議案第13号ないし議案第18号 ○議長(平野明彦君) 日程第3、議案第13号から議案第18号までを一括議題といたします。  ただいま議題といたしました議案につきまして、総括質疑に入ります。質疑ございますか。                  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(平野明彦君) 質疑もないようでございますので、総括質疑を終結いたします。           ────────────────────────               決算審査特別委員会設置及び付託 ○議長(平野明彦君) ここでお諮りいたします。ただいま議題となっております議案第13号から議案第18号までの6議案につきましては、8名の委員をもって構成する決算審査特別委員会を設置し、これに付託の上審査することにいたしたいと思いますが、これに御異議ございませんか。                 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(平野明彦君) 御異議なしと認め、さよう決定させていただきます。           ────────────────────────               決算審査特別委員会委員の選任 ○議長(平野明彦君) それでは、ただいま設置されました決算審査特別委員会委員の選任を行います。  決算審査特別委員会委員の選任につきましては、委員会条例第8条第1項の規定により、議長において指名をいたします。  事務局長から発表いたさせます。事務局長、笹生忠弘君。 ◎事務局長(笹生忠弘君) 申し上げます。  2番、諸岡賛陛議員、5番、千倉淳子議員、6番、山田重雄議員、7番、平野英男議員、10番、岩本 朗議員、11番、石井志郎議員、12番、藤川正美議員、16番、福原敏夫議員、以上でございます。 ○議長(平野明彦君) ただいま選任されました決算審査特別委員会委員につきましては、休憩中に委員会を開催し、正副委員長の互選を行い、その結果を御報告願います。  ここで、委員会条例第10条第1項の規定により、議長において決算審査特別委員会を招集します。直ちに第3委員会室に御参集願います。  会議の途中ですが、ここで暫時休憩をいたします。                 午後3時26分 休憩           ────────────────────────                 午後3時37分 開議             決算審査特別委員会正副委員長の互選結果報告 ○議長(平野明彦君) それでは、休憩前に引き続き会議を開きます。  休憩中に決算審査特別委員会を開催し、正副委員長の互選を行った結果を事務局長から発表いたさせます。事務局長、笹生忠弘君。 ◎事務局長(笹生忠弘君) 申し上げます。  委員長に福原敏夫議員、副委員長に山田重雄議員。  以上でございます。 ○議長(平野明彦君) 以上の方々が決算審査特別委員会の正副委員長に決定しました。  なお、付託されました特別委員会におきましては、休会中に御審査をいただき、最終日に御報告願います。           ────────────────────────               報告第1号ないし報告第5号 ○議長(平野明彦君) 日程第4、報告第1号から報告第5号までを一括議題といたします。  ただいま議題といたしました報告につきまして、総括質疑に入ります。質疑ございますか。11番、石井志郎君。 ◆11番(石井志郎君) 事前に通告してありませんが、報告の中から何点か質問させていただきます。  道路陥没等による自動車に与えた損害の賠償、また、以前から言っておりますが、交通事故等による損害賠償というものが今回多数出ております。道路に関しましては、たまたま私の住んでいる佐貫地区の道路が陥没して、通過中の車が自動車のタイヤ及びホイールまた下部を破損したというような事件だったと思います。そういう中で、今後、不可抗力で道路が陥没したり、通行中の車に被害を与えるということは多々あるかとも思いますが、建設経済部で今後の対応を含めまして、そのようなことがないように注意をしていただきたいと思いますので、御答弁いただきたいと思います。  それと、交通事故に関しましても何度も言っております。ほんの不注意だと思います。たまたま損害保険で賠償できるからいいかと思いますが、日常、職員の皆さん一生懸命仕事をしているのはわかりますが、やはり不可抗力というより不注意という部分が多々あろうかと思います。その辺に関しましても、担当部長からお答えいただければと思います。以上2点よろしくお願いいたします。 ○議長(平野明彦君) 建設経済部長、宮崎一行君。 ◎建設経済部長(宮崎一行君) 道路の陥没だったり、U字溝のふたが割れていて、けがをしたりとかいうことが、今回2件ほどございました。普段から道路パトロールは行っておりますが、気がつかないものがまだ多々ございます。この辺については、さらなるパトロールの強化を実施して未然に事故を防いでもらいたいと、このように考えております。 ○議長(平野明彦君) 総務部長、白石久雄君。 ◎総務部長(白石久雄君) お答えいたします。  公用車の事故につきましては、今回も報告させていただきましたが、最近の公用車による事故は、確かに議員おっしゃるように、比較的こすったとか、そういう事故が多くなっております。これにつきましては、やはり職員に意識改革が必要でございます。また、確かにこういう不注意が原因と思われますので、職員の意識改革して、これは事故に限らず一般の業務にも当たると思いますので、これは全般に職員に意識改革に引き続き努めてまいりたいと思います。 ○議長(平野明彦君) よろしいですか。 ◆11番(石井志郎君) はい。ありがとうございました。 ○議長(平野明彦君) ほかにございますか。1番、猪瀬 浩君。 ◆1番(猪瀬浩君) 私も通告しようかどうか迷ったんですが、今、石井議員から質問が出ましたので、今後でいいので、今言った陥没等、きのうも一般質問で区長さんにいろいろ要望が上がっているというところで、多分リスト化されているかと思いますんで、そういったところについては対応したか対応していないかというところをしっかり精査していただいて、やっぱり市民の方から上がっているのに対応をしていないと、損害賠償という可能性が出てきますので、検討いただきたいのと。  あと、もう一つの交通事故ですが、一つは、発生場所を見ますと、富津中学校の近くのセブンイレブンで事故を起こしたのかなと思います。そうしますと、あの場所ですと、左から来る車というのはかなり見通しがよいと思うので、本当に不注意だったのかなと思います。そういったところも踏まえまして、私がやっている仕事とかですと、災害事例という形で、どういう状況で起こっているかという状況図とかも添付して、今後起こさないように皆さんで注意しましょうということをやっていますんで、もし今後また事故等起こった場合には、現況図とかもつけていただければと思いますんで、お願いできればと思います。  以上です。 ○議長(平野明彦君) これは要望ですか。 ◆1番(猪瀬浩君) 要望です。 ○議長(平野明彦君) じゃあ、答弁はよろしいですね。 ◆1番(猪瀬浩君) はい。 ○議長(平野明彦君) ほかにございますか。
                     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(平野明彦君) ほかに質疑がないようでございますので、総括質疑を終結いたします。           ────────────────────────                    散     会 ○議長(平野明彦君) 以上をもちまして、本日の日程は全て終了いたしました。  次の本会議は9月28日午前10時から会議を開きますので、念のため申し添えます。  本日は、これにて散会といたします。どうも御苦労さまでございました。                  午後3時43分 散会...