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09月25日-一般質問-06号

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  1. 鎌ヶ谷市議会 2020-09-25
    09月25日-一般質問-06号


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    最終取得日: 2021-09-14
    令和 2年  定例会(9月会議)            令和2年鎌ケ谷市議会定例会 令和2年9月会議    議 事 日 程 (第6号)                令和2年9月25日(金)                                 午前10時開議     日程第1 市政に関する一般質問                                            〇出席議員(24名)    1番   後  関  俊  一 議員     2番   葛  山  繁  隆 議員    3番   宗  川  洋  一 議員     4番   松  原  美  子 議員    5番   佐  竹  知  之 議員     6番   德  野     涼 議員    7番   伊  福  幸  一 議員     8番   富  田  信  恵 議員    9番   鈴  木  哲  也 議員    10番   矢  崎     悟 議員   11番   中  村  潤  一 議員    12番   森  谷     宏 議員   13番   針  貝  和  幸 議員    14番   泉  川  洋  二 議員   15番   松  澤  武  人 議員    16番   佐  藤     剛 議員   17番   三  橋  一  郎 議員    18番   河  内  一  朗 議員   19番   津 久 井  清  氏 議員    20番   小  易  和  彦 議員   21番   芝  田  裕  美 議員    22番   土  屋  裕  彦 議員   23番   勝  又     勝 議員    24番   大  野  幸  一 議員〇欠席議員(なし)                                            〇説明のための出席者     市         長   清  水  聖  士  君     副    市    長   北  村  眞  一  君     総 務 企 画 部 長   笠  井  真 利 子  君     総 務 企 画 部 参 事   弓  削  孝  司  君     ( 契 約 管 財 課 長)     総 務 企 画 部 副 参事   小 笠 原  直  樹  君     ( 企 画 財 政 課 長)     総 務 課 行 政 室 長   髙  橋  秀  之  君     総 務 課 情 報推進室長   川  島     隆  君     市 民 生 活 部 長   渡  邊  忠  明  君     安 全 対 策 課 長   伊  藤  正  二  君     健 康 福 祉 部 長   菅  井  智  美  君     健 康 福 祉 部 次 長   西  山  珠  樹  君     健 康 福 祉 部 副 参事   林     宏  幸  君     ( 社 会 福 祉 課 長)     健 康 福 祉 部 副 参事   大  伯  昌  司  君     ( 幼 児 保 育 課 長)     健 康 福 祉 部 副 参事   本  間     恵  君     ( 健 康 増 進 課 長)     こ ど も 支 援 課 長   今  井  崇  徳  君     教    育    長   皆  川  征  夫  君     生 涯 学 習 部 長   狩  谷  昭  夫  君     学 校 教 育 課指導室長   新  泉  貴  久  君     選 挙 管理委員会委員長   石  井  君  雄  君     代 表 監 査 委 員   徳  田     朗  君     農 業 委 員 会事務局長   佐  山  佳  明  君                                            〇議会事務局職員出席者     事   務  局   長   斉  藤     薫     事  務  局  次  長   佐  藤  太  郎     同  主  任  主  事   井  上  裕  之     同  主  任  主  事   中  山  由 貴 子     同   主  事   補   歌  津  達  也          午前10時00分  開 議 ○議長(森谷宏議員) 皆様、引き続きお疲れさまです。 ただいまの出席議員は24名であります。定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。 △議事日程について ○議長(森谷宏議員) 本日の議事日程は、お手元に配付してあるとおりであります。 △市政に関する一般質問 ○議長(森谷宏議員) 日程第1、これより市政に関する一般質問を行います。 順次発言を許します。 まず、21番、芝田裕美議員に発言を許します。 ◆21番(芝田裕美議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 21番、芝田裕美議員。 ◆21番(芝田裕美議員) おはようございます。議席番号21番、芝田裕美、令和2年9月会議に当たり、一般質問を行わせていただきます。 新型コロナウイルス感染症は、第2波の到来が心配されておりましたが、感染者数は6月下旬から急激に増え始め、日本感染症学会においては、8月19日、まさに第2波の真っただ中にいるとの理事長の発言がなされました。現時点においては、7月末がピークだったのではと言われていますが、それでも連日感染者は発生しており、厚生労働省の9月24日の発表によると累計の感染者数8万41人、死者1,520人とされており、本市においても昨日新たに3人の患者が確認され、現在で77人の感染者が発生しております。改めて罹患された方にお見舞いを申し上げますとともに、お亡くなりになられた方のご冥福をお祈り申し上げます。また、第一線でその対応に当たってこられた医療従事者や職員の皆様には心から感謝申し上げます。 新型コロナウイルス感染症は、市の多くの事業に様々な影響を及ぼしていますが、子ども・子育て支援事業もその多くが事業の休止や中止、あるいは延期などを余儀なくされました。とはいえ、国、地方を挙げて、男女共同参画、女性活躍の推進に向けた様々な取組がなされてきている中であらゆる工夫をしつつ、子ども・子育て支援は着実に進めていく必要があります。そのような中、平成27年度から令和元年度までの5か年を計画期間とする第1期子ども・子育て支援事業計画がその計画期間を満了し、新たに令和6年度までを計画期間とする第2期子ども・子育て支援事業計画がこの7月に策定されました。今後とも女性の社会進出が進むことが見込まれる中、子育て支援などにどのように取り組んでいくべきか、また新型コロナウイルス感染症事業推進に与える影響をどのように捉え、対応していくのか、今回一般質問として取り上げさせていただきました。 最初の質問として、第1期子ども・子育て支援事業計画の評価及び第1期計画終了を迎えて明らかになってきた課題についてお答え願います。その他の質問は、再質問にて行わせていただきます。 ○議長(森谷宏議員) ただいまの質問に対し答弁を求めます。 ◎健康福祉部長菅井智美君) 議長、健康福祉部長。 ○議長(森谷宏議員) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長菅井智美君) おはようございます。ご質問の子ども・子育て支援事業の推進についてお答えいたします。お尋ねは、第1期子ども・子育て支援事業計画の評価及び課題についてでございました。 まず、評価でございますが、幼児期における教育、保育といたしましては、5年間で民間保育所4か所、小規模保育事業所8か所の整備を進め、定員482名を確保し、年度当初における国基準の待機児童ゼロを平成27年度から継続して達成してまいりました。また、地域の子ども・子育て支援事業である放課後児童クラブにおいては、施設の整備や改修を実施し、定員の拡充を進めたほか、体験教室を実施するなど、サービスの向上についても取り組んでまいりました。その他様々な子育て支援事業を円滑に利用することができるように、子育て支援コーディネーターを配置したほか、子育て世代が気軽に相談、情報交換を図れるつどいの広場を全児童センターで実施するとともに、乳児家庭全戸訪問事業養育支援訪問事業病児保育事業ファミリーサポートセンター事業などの充実に計画的に取り組んできたことで、子育て世代に優しいまちづくりを目指して子育て支援策の量的拡大が図られ、質の向上を進めることができたものと考えております。 次に、第1期計画の取組を踏まえた課題でございますが、1つとして、多様な教育、保育サービスへの対応、2つとして、支援が必要な子供や家庭に対する支援体制の強化、3つとして、妊娠期から子育て期までの切れ目のない支援、4つとして、地域全体で子育て家庭を見守り、育てる環境づくりが挙げられ、この課題を踏まえ、令和2年7月に策定しました第2期子ども・子育て支援事業計画に基づき、引き続き幼児期の教育、保育や地域の子ども・子育て支援の量的拡充と質の向上など総合的に取り組んでまいります。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆21番(芝田裕美議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 21番、芝田裕美議員。 ◆21番(芝田裕美議員) ご答弁ありがとうございます。 それでは、順次再質問をさせていただきます。おおむね計画は達成できたとの認識のようですが、この5年間の計画期間においても、予想を上回る利用者の増加に伴い、その都度計画の見直しを余儀なくされてきた経緯があります。そこで、保育所の整備を例に取って伺いたいと思います。まず、教育、保育の量の見込み、利用実績確保実績についてですが、平成27年計画策定時に見込んだ令和元年度末の数値と実際の差はどうだったのでしょうか。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎健康福祉部長菅井智美君) 議長、健康福祉部長。 ○議長(森谷宏議員) 健康福祉部長
    健康福祉部長菅井智美君) 平成27年の計画策定時に見込んだ令和元年度末における年齢ごとの数量を計画値、実績値の順で申し上げますと、保育所等では、ゼロ歳児140名に対して322名、1、2歳児562名に対して616名、3歳から5歳児696名に対して788名、総数1,398名に対して1,726名となります。計画と実績値の差は、ゼロ歳児182名、1、2歳児54名、3歳から5歳児92名、総数328名となります。次に、同様に幼稚園では、3歳から5歳児1,991名に対して実績値1,625名となり、計画値と実績値の差はマイナス366名でございます。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆21番(芝田裕美議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 21番、芝田裕美議員。 ◆21番(芝田裕美議員) 保育所等では1,398人を見込んだところ、この見込みを328人、率にすると23.5%上回る1,726人、幼稚園では逆に1,991人に対して1,625人と366人、率にして18.4%下回る結果となったようです。わずか5年間の予測でこれだけの差が生じることは通常考えられませんが、その要因はどこにあったのでしょうか。また、その見込み違いの解消に向けてどのように取り組まれてきたのでしょうか。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎健康福祉部長菅井智美君) 議長、健康福祉部長。 ○議長(森谷宏議員) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長菅井智美君) 当初計画と大きな差が生じた要因でございますが、国の政策などもあり、女性の社会進出が想定を超えて進んできたことが挙げられます。そのため、事業計画の見直しを行い、施設整備を推進してまいりました。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆21番(芝田裕美議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 21番、芝田裕美議員。 ◆21番(芝田裕美議員) 配布をお願いしました資料を御覧いただけたらと思います。表1でも分かりますように、この5年間、毎年度新しい保育所や小規模保育事業所が開設され、その数は12園に上り、ご答弁にあったように鋭意整備に努められたことが分かります。その速やかな対応については、評価をさせていただきたいと思います。この結果として、保育所を例に取りますと、過去5年間は待機児童ゼロを達成されているわけですが、それでも年度末においては多くの待機児童が生じている状況があります。 また、資料裏面の表2によりますと、待機児童数は平成27年度の合計160人が令和元年度では209人と毎年度増加してきています。この5年間で、保育施設の確保量が平成26年度の999人から令和元年度の1,545人まで546人、率にすると54.7%も増加したにもかかわらず、結局この整備量を大きく上回る需要があり、整備が追いつけなかったということが明らかです。調べましたところ、この5年間の就学前児童数は、平成27年度が5,448人だったものが令和2年度は4,614人と834人も減少しているのに対して、保育所の利用者数は大きく増加しています。 一方で、幼稚園の利用者は、資料裏面の表3にあるとおり、第1期計画期間中の5年間は、3歳以上の対象者数のうち利用者は72.7%から64.0%と大きく減少し、今年度では62.9%とさらに減少しています。時代が大きく変わりつつある現在、これからの施策展開はしっかりとした認識の下、推進していく必要がありますが、対応策の一つとして、今会議に令和4年4月1日開設の保育所に関する補正予算が上程され、たくさんの質疑がなされました。ただ、第2期計画では、これからの5年間で保育に関する新たな施設の整備は現段階ではこの保育所だけになっています。計画期間内に見直すとの答弁もありましたが、改めて検証させていただきたいと思います。 資料裏面の表3によりますと、保育施設の利用率は平成27年度の21.7%から令和元年度は30.7%と9ポイント増加しています。そこで伺いますが、第2期の計画期間となる令和2年度から5年間の利用率の伸びはどの程度見込まれたのでしょうか。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎健康福祉部長菅井智美君) 議長、健康福祉部長。 ○議長(森谷宏議員) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長菅井智美君) 令和2年度の3歳以上児の保育利用率32.5%に対し、令和6年度は36.3%と3.8ポイントの伸びを見込んでおりますが、平成27年度から令和2年度の10.8ポイント増加に比べますと小幅な上昇となります。その理由としましては、就学前児童数の減少が見込まれること、幼稚園の預かり保育の充実などにより預かり保育利用者数が増加していることが挙げられ、保育利用率の伸びは鈍化するものと考えているところでございます。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆21番(芝田裕美議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 21番、芝田裕美議員。 ◆21番(芝田裕美議員) 9%から3.8%ですから、第2期は第1期の半分以下と、かなり抑制された利用率の想定に思われ、若干不安を感じなくもありません。そのような中、市の方針としては市基準による待機児童もゼロを目指すということと理解していますが、第2期計画策定に当たって令和6年度末の待機児童数はどの程度になると見込んでいますか。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎健康福祉部長菅井智美君) 議長、健康福祉部長。 ○議長(森谷宏議員) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長菅井智美君) 例年5月以降、待機児童は増加していき、年度末ではここ数年200名前後の待機児童が発生しております。なお、就学前児童数の減少及び女性の就業率の高まり等を踏まえた保育量の見込みは、令和6年度当初ではゼロ歳から5歳までの見込み量である1,604名に対し、確保量が1,635名であることから、令和6年度当初では国基準での待機児童は継続できるものの、年度末では一定程度の待機児童数の発生が予測されるところでございます。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆21番(芝田裕美議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 21番、芝田裕美議員。 ◆21番(芝田裕美議員) であるとしたら、令和4年度に90人程度の保育所を整備したとしても、見込まれる需要を満たすことは不可能です。この整備では、100人を超える待機児童の発生を前提にするとしか思えませんが、いかがなのでしょうか。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎健康福祉部長菅井智美君) 議長、健康福祉部長。 ○議長(森谷宏議員) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長菅井智美君) 市として、施設定員弾力的運用による受入れ、年齢枠の柔軟的対応等による受入れを実施していくほか、幼児教育・保育の無償化に伴い、幼稚園での預かり保育も無償化対象となったことから、幼稚園利用も選択肢として希望する保護者の皆様への周知を図っております。このような対策を進めても、なお待機児童の発生が見込まれる場合については、令和4年度に予定している中間見直し時点において追加整備の実施も踏まえ、検討してまいります。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆21番(芝田裕美議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 21番、芝田裕美議員。 ◆21番(芝田裕美議員) 令和4年度に予定している中間見直しの時点において、追加整備の実施も含めて検討するとの方針のようですが、毎年度の利用希望などを把握した上で、後手に回ることのないような速やかな対応をお願いしたいと思います。ところで、今回の計画では小規模事業所の整備についてはどのように考えていかれるのでしょうか。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎健康福祉部長菅井智美君) 議長、健康福祉部長。 ○議長(森谷宏議員) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長菅井智美君) 小規模保育事業所については、現在10施設が設置されており、新鎌ケ谷駅、東武鎌ケ谷駅、初富駅、鎌ケ谷大仏駅周辺に整備が完了しております。小規模保育事業所は、3歳未満児を対象としていることから、未就学児全てを対象とした保育所に比べ、毎年年度当初は入所率が幾分低い傾向にありますが、月を追うごとに入所者は増え、年度末には100%に近い入所率となり、当面の間このような状況が続くものと考えております。今後も運営事業者に対し、運営費の補助なども含め、必要な支援を継続してまいりますが、鉄道駅に近い保育施設としての新規整備については、引き続き保育ニーズの把握に努めていくものの、おおむね完了したものと認識しております。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆21番(芝田裕美議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 21番、芝田裕美議員。 ◆21番(芝田裕美議員) おおむね整備は完了したとの見方のようですが、その運営に当たっては、様々な面から公的な支援を必要としている事業所もあるように伺っています。健全な運営がなされなければ、子供たちの成長にも影響します。しっかりとしたフォローもお願いしたいと思います。ところで、保育需要の高まりの一方で幼稚園入園希望者は減少し続け、5年前は利用率が72.7%であったものが令和2年度は62.9%となっています。市として幼稚園経営の安定化のための取組をどのように考えているのでしょうか。一時預かり保育の状況なども交えてお聞かせください。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎健康福祉部長菅井智美君) 議長、健康福祉部長。 ○議長(森谷宏議員) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長菅井智美君) 幼稚園経営の安定化のための取組及び推進策につきましては、令和元年10月からの幼児教育無償化も踏まえ、幼稚園での預かり保育の利用促進による待機児童対策を進めるため、預かり保育運営費補助金私立幼稚園振興費補助金などにより今後も支援を継続してまいります。また、保育園申請の際に、3歳以上のお子さんの場合、一時預かりも含めた幼稚園の利用について周知し、利用を促しているところでございます。 次に、一時預かり保育の過去5年間の実績について延べ人数でお答えいたします。平成27年度3万9,833名、平成28年度4万2,037名、平成29年度4万4,436名、平成30年度4万5,990名、令和元年度5万3,851名となっており、入園者数が減少傾向にある中で幼稚園における預かり保育の充実などにより利用者数は増加しております。 なお、現在本市には教育、保育を一体的に行う認定こども園はありませんが、市内幼稚園事業者に対する認定こども園への移行への意識調査を毎年度実施しており、引き続き事業者の意向を的確に把握することで待機児童解消に向けた施策を展開してまいります。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆21番(芝田裕美議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 21番、芝田裕美議員。 ◆21番(芝田裕美議員) 幼稚園経営に携わってきた事業者の方々は、長年にわたりそれぞれの確固たる教育理念に基づき運営されてきたかと思いますが、児童数の減少が続く中、その経営は岐路に差しかかっているように思われます。市として利用できる制度の活用や連携を絶やさぬよう取り組んでいかれることを要望し、第1期計画の課題も踏まえて次の新型コロナウイルス感染症が与える各事業への影響及びその対策について伺ってまいります。今回の新型コロナウイルス感染症により、事業展開にどのような影響があったのか、保育所、放課後児童クラブ、つどいの広場事業乳児家庭全戸訪問事業妊婦健康診査ブックスタート事業ファミリーサポートセンター事業の各事業について伺います。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎健康福祉部長菅井智美君) 議長、健康福祉部長。 ○議長(森谷宏議員) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長菅井智美君) まず、保育所でございますが、国の緊急事態宣言発令日の翌4月8日から5月2日につきましては、家庭での保育についてご協力をお願いする登園自粛期間とし、5月4日の発令期間延長を受け、連休明けの5月7日以降、宣言が解除となるまでは臨時休園とさせていただいたところでございます。また、5月25日には緊急事態宣言が解除されたことを受け、翌26日からは各保育施設において保育を再開したものの、解除後も6月30日までは、家庭での保育が可能な方については引き続き登園自粛へのご協力をお願いしてまいりました。 次に、放課後児童クラブでございますが、放課後児童クラブは学校の休校措置に伴い、3月2日から開所をしました。通常の出席率は70%から80%程度のところ、3月以降減少し、5月の出席率30%を底に、現在でも60%程度と少なくなっております。登録児童数につきましても、令和2年9月1日現在は昨年度と比較して37名減の755名となっており、その影響がうかがわれます。 次に、つどいの広場事業への影響でございますが、不特定多数の方が利用することから、利用者の安全を第一に考え、7月末まで中止としておりました。8月1日から事業を開始しましたが、通常は9時30分から15時までのところ、10時から12時30分までと時間を短縮して実施しております。なお、8月の5館1日当たりの利用人数の平均は27名で、昨年度と比較しまして24名の減少と、大きな影響が出ております。 次に、乳児家庭全戸訪問事業でございますが、令和2年3月より6月末までは、保健推進員による訪問はせず、対象の方へ電話をし、状況を確認していただく方法に変更して実施いたしました。その中で、不安が強いなど支援の必要な方へは、報告を受けた地区担当保健師が訪問し、支援を行いました。7月から保健推進員による訪問を再開しておりますが、感染への不安から、訪問を希望されない方が若干見られます。 次に、妊婦健康診査ですが、現在のところ大きな影響は出ておりませんが、医療機関によっては、健診受診時の付添いや出産への立会い、お見舞いの制限などがされており、初産婦の方などには不安を訴えられる方が見られます。 次に、ブックスタート事業ですが、事業を実施している4か月児健康相談を3月から5月末まで中止といたしました。そのため、対象の方には地区担当保健師が訪問で状況の確認に併せ絵本の配布を行いました。6月から4か月児健康相談を再開しましたが、新型コロナウイルス感染症の拡大防止対策として、集団健康教育や絵本の読み聞かせは中止しております。これにより、会場で絵本の配布は行っておりますが、ブックスタートボランティアの活動は中止となっております。ボランティアへのアンケート調査では、ボランティア自身が高齢の方も多く、活動方法への不安があることから、今年度の活動は見送ることとしております。なお、直接市民と関わらない形でもブックスタート事業に貢献したいという思いから、絵本の配布準備や情報発信の媒体作成などの活動を検討しているところです。 次に、ファミリーサポートセンターでございますが、保育園や放課後児童クラブの利用件数の減少を受けて、本事業の4月以降の利用件数も大きく減少しているほか、5月に開催予定であった提供会員の登録に必要な提供会員基礎研修会につきましても中止といたしましたが、この9月に感染防止策を講じながら再開しております。以上申し上げましたとおり、ほとんどの事業に大きな影響が生じております。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆21番(芝田裕美議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 21番、芝田裕美議員。 ◆21番(芝田裕美議員) 各事業それぞれに大きな影響があったことが分かります。それでは、これらの事業の現状及びこれからの事業展開についてはどのように考えているのでしょうか。特に今回の新型コロナウイルス感染症をきっかけに大きく展開するようなものがあるとしたらお聞かせください。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎健康福祉部長菅井智美君) 議長、健康福祉部長。 ○議長(森谷宏議員) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長菅井智美君) 新型コロナウイルス感染症により、事業の縮小や中止などにより利用者数が減少するなどの影響がございますが、現時点におきまして大きく事業転換を予定しているものはございません。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆21番(芝田裕美議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 21番、芝田裕美議員。 ◆21番(芝田裕美議員) 現時点においては、大きく事業転換を予定しているものはないとのことですが、今回のコロナ禍でテレワーク、リモートワーク、ウェブ会議など、様々な働き方改革とも言える取組がなされてきています。保育や放課後児童クラブなどはもちろんこういった取組の導入は難しいかと思います。ただ、妊婦の方、在宅で子育て中の方などのためにこうした取組の活用を検討できるものもあるのではないでしょうか。例えばブックスタートなどは、事業の趣旨から対面が一番望ましいとは思いますが、会場に来られない場合にはサポートとしてウェブを活用するなども考えられます。そこでお尋ねしますが、事業へのオンライン活用についてのお考えをお聞かせください。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎健康福祉部長菅井智美君) 議長、健康福祉部長。 ○議長(森谷宏議員) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長菅井智美君) インターネットを活用したオンラインでのコミュニケーションツールを活用したつどいの広場や動画の配信などによる絵本の読み聞かせなどは有効な手段の一つであると認識しており、導入に向けて検討しましたが、現時点においてインターネットのセキュリティーなどの課題もあります。今後利用者や事業にご協力いただいているボランティアの意見、先進的な取組などを踏まえ、子育て世代の方が安心して子育てできる取組について調査研究してまいります。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆21番(芝田裕美議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 21番、芝田裕美議員。 ◆21番(芝田裕美議員) ぜひ子供たちのために調査研究を続け、よりよい事業展開を目指してほしいと思います。今は難しいと思われるものでも工夫次第で実現可能なものもあるのではと思います。新型コロナウイルス感染症は、恐らく長期にわたりその影響は続くように思われます。正しく恐れつつ共存していくことが必要と言われています。コロナ前と同じやり方は恐らく今後難しくなっていくことが予想されます。そうであれば、それを前提とした事業展開も必要になります。利用者の声、職員の皆さんの創意工夫を最大限に生かした取組をお願いして私の一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(森谷宏議員) 以上で21番、芝田裕美議員一般質問を終結します。 席の移動をお願いします。 ○議長(森谷宏議員) 次に、2番、葛山繁隆議員に発言を許します。 ◆2番(葛山繁隆議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 2番、葛山繁隆議員。 ◆2番(葛山繁隆議員) 議席番号2番、葛山繁隆、令和2年9月会議に当たり、通告に基づき一般質問させていただきます。今回は、いじめ対策について考えていきたいと思います。 いじめはなくならないのでしょうか。自宅に引き籠もっていた無職の長男、当時44歳を刺殺。元農林水産次官K氏、長男は中学時代のいじめをきっかけに家庭内暴力を振るい、大学進学後、離れて暮らす。同居再開後また暴行、母親に対しても暴行し、恐怖で身体が振るえたということです。6月1日、朝から自宅隣の小学校で運動会が行われ、長男はうるさいと吐き捨て、不機嫌な様子。暴行を瞬時に思い出し、また小学校に行き、子供たちに危害を加えそうな勢いであったということです。反射的に台所の包丁を取り、取っ組み合いの中で刺し続けたという事件です。父親は、ほかの行動はできなかったと思う。なぜ警察に相談しなかったのかという質問に、精神的なショックが大きく、相談しようとは思わなかったということです。 悲しい事件でありますが、ここで問題なのは、長男が変貌したのが中学時代のいじめをきっかけに家庭内暴力、ひきこもりというラインであります。また、SNSにおけるいじめ、ネット掲示板の誹謗中傷、相手の顔が見えない分、相手が傷つく言葉も軽々しく投稿し、いじめの標的になった人は心に深い傷を負ってしまう。つい最近でもネットいじめを苦に女子プロレスラーが自殺しております。加害者に罪の意識がなく、被害者はいじめられたときのことを鮮明に覚えている。中学時代にいじめがあった被害者は、ずっと根に持って、12年ぶりの同窓会にヒ素入りのビールで殺人計画をし、いじめの復讐の心を持って育っていったという事件があります。母親がそれに気づき、警察へ連絡し、事はなかったのですが、母親はとてもつらかったと思います。中学時代、先生、保護者、同級生は知らなかったのでしょうか。同級生はみんな知らんぷりをしていたのでしょうか。 いじめの被害者が不登校、ひきこもり、社会的不適合者と。以前はおまえにも原因がある、立ち向かいなさい、負けるななどというやり方がありましたが、今は全然違いまして逃げるということで、できるだけいじめに遭った場合は身を守るためにも逃げるということが推奨されております。軽い気持ちで取った言動が犯罪に当たる可能性があります。いじめは、基本的人権を奪うもので、加害者も被害者もその後の人生が壊れてしまいます。いじめの加害者は、他人の人生を狂わせてしまったという自覚を持っていただきたいと思います。いじめの定義について改めて伺うとともに、最近SNSのいじめも話題になっておりますが、本市のいじめの現状とその内容についてお伺いします。その他の質問は、再質問にてお伺いします。 ○議長(森谷宏議員) ただいまの質問に対し答弁を求めます。 ◎生涯学習部長(狩谷昭夫君) 議長、生涯学習部長。 ○議長(森谷宏議員) 生涯学習部長。 ◎生涯学習部長(狩谷昭夫君) 学校におけるいじめに対する基本的認識についてお答えいたします。お尋ねは2点ございました。 初めに、いじめの定義につきましては、いじめ防止対策推進法第2条で「いじめとは、児童等に対して、当該児童等が在籍する学校に在籍している等、当該児童等と一定の人間関係にある他の児童等が行う心理的または物理的な影響を与える行為であって、当該行為の対象となった児童等が心身の苦痛を感じているものをいう」となっております。なお、これにはインターネットを通じて行われるものも含みます。 次に、本市のいじめの現状についてお答えいたします。令和元年度の件数としましては、小学校での認知件数が1,295件、中学校での認知件数は206件となっております。過去5年を見ると、増減を繰り返しながらも、小中学校ともに若干の増加傾向にあります。また、いじめの内容については、小学校ではたたかれたり蹴られたり押されたりするが最も多く、次いで言葉や文字でからかわれる、その次に仲間外れや無視されるとなっています。中学校では、言葉や文字でからかわれるが最も多く、次いで仲間外れや無視される、持ち物を隠されたり壊されたりするとなっています。報道からはとても多い印象を持たれていますが、現時点ではSNSでのいじめについては、割合としては高くありません。しかし、インターネットという特殊性から全貌の把握が難しく、解決に時間がかかる傾向があります。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆2番(葛山繁隆議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 2番、葛山繁隆議員。 ◆2番(葛山繁隆議員) いじめ防止対策推進法の内容についてお伺いします。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎生涯学習部長(狩谷昭夫君) 議長、生涯学習部長。 ○議長(森谷宏議員) 生涯学習部長。 ◎生涯学習部長(狩谷昭夫君) いじめ防止対策推進法の第3章、基本的施策及び第4章、いじめの防止等に関する措置の中において、学校の設置者及び学校が講ずべき基本的施策として、道徳教育の充実、早期発見のための措置、相談体制の整備、インターネットを通じて行われるいじめに対する対策の推進を定めております。また、国及び地方公共団体が講ずべき基本的施策として、いじめ防止等の対策に従事する人材の確保等、調査研究の推進、啓発活動について定めることとなっております。個別のいじめに対して学校が講ずべき措置として、いじめの事実確認、いじめを受けた児童生徒またはその保護者に対する支援、いじめを行った児童生徒に対する指導、またはその保護者に対する助言についても定められております。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆2番(葛山繁隆議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 2番、葛山繁隆議員。 ◆2番(葛山繁隆議員) 学校、教職員は、いじめについてどのような認識を持っていますか。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎生涯学習部長(狩谷昭夫君) 議長、生涯学習部長。
    ○議長(森谷宏議員) 生涯学習部長。 ◎生涯学習部長(狩谷昭夫君) 本市としましては、鎌ケ谷市いじめ防止基本方針を策定し、その中の「いじめは、それを受けた児童等の教育を受ける権利を著しく侵害し、その健やかな成長及び人格の形成に重大な影響を与えるのみならず、将来に向けた希望を失わせるなど深刻な問題を与える行為である」を基本認識としております。また、いじめの防止等の対策は、全ての児童等が安心して学校生活を送ることができるよう、学校の内外を問わず、いじめは起こり得るものであるという前提に立ち行わなければならないと定めており、この方針を基に各学校において学校いじめ防止基本方針を策定しております。未然防止への取組や早期発見への取組、いじめを発見した場合の校内体制についてまとめた各学校の方針の下、各学校の職員が未然防止、早期発見、早期対応を心がけて日々の指導に当たっております。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆2番(葛山繁隆議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 2番、葛山繁隆議員。 ◆2番(葛山繁隆議員) 道徳教育や心の教育についてどのようなお考えですか。市としてどのような取組をしておりますか。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎生涯学習部長(狩谷昭夫君) 議長、生涯学習部長。 ○議長(森谷宏議員) 生涯学習部長。 ◎生涯学習部長(狩谷昭夫君) 道徳教育については、新学習指導要領から特別の教科、道徳として位置づけられています。教科書の内容には、いじめについても取り上げられており、児童生徒は学習をしています。心の教育につきましては、いじめに限らず、学校教育活動全般で子供たちの健やかな成長を目指しております。本市といたしましては、生徒指導主任を対象に生徒指導全般に係る研修会を開催しております。特にいじめに関しては、市内のいじめの傾向や課題について共通認識を図るとともに、若年層教員も増えているため、早期発見、早期対応、解決に向けての方策について具体的な事例を取り上げながら研修しております。また他方で、道徳教育推進教師やほほえみ先生を対象とした研修会の開催、特別支援教育に関わる職員への研修を実施しております。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆2番(葛山繁隆議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 2番、葛山繁隆議員。 ◆2番(葛山繁隆議員) いじめを許さない学校風土づくりなどは、どのようにすればつくれるのでしょうか。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎生涯学習部長(狩谷昭夫君) 議長、生涯学習部長。 ○議長(森谷宏議員) 生涯学習部長。 ◎生涯学習部長(狩谷昭夫君) いじめは絶対に許されるものではないということを引き続き啓発指導していくとともに、各学校の取組を把握し、情報提供することで、市全体にいじめ防止へのよりよい指導方法が広がるようにしてまいります。また、学校においては、教師からの情報発信だけではなく、いじめ防止への取組が子供たちから発信できるよう、児童会や生徒会を活用していくことが大切かと考えております。いじめ問題に限らず、子供たちが安心して楽しく学べる学校づくりを教職員が行っていくことが重要と考えております。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆2番(葛山繁隆議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 2番、葛山繁隆議員。 ◆2番(葛山繁隆議員) 教師がいじめを見抜く力が弱っているのかと思いますが、教師がいじめを見抜く力を強めるための対策などはどのように考えておりますか。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎生涯学習部長(狩谷昭夫君) 議長、生涯学習部長。 ○議長(森谷宏議員) 生涯学習部長。 ◎生涯学習部長(狩谷昭夫君) いじめは、校内だけにとどまらず、オンラインゲーム上などインターネットと通じた人間関係の中でも起こるなど、いじめの対応が複雑化し、教師の目だけでは発見しづらい状況になっております。このようなこともあり、学校としては、いじめ防止を啓発するとともに、いじめの被害について把握するために様々な手段を取っております。教師がいじめを見抜くためには、いじめの実態をよく知る必要があると考えます。そこで、本年度は新型コロナウイルス感染症の影響により実施しておりませんが、こころの教育講演会を開催し、その中でいじめ問題についての研修を行ったり生徒指導の機能を生かした授業づくりができるよう、市内の学校で共通認識を図ったりしています。また、教育相談の充実が図られるよう担当者への研修を行っております。加えて、各校の生徒指導担当が集まり、問題行動等の情報交換を行うことで、教師がいじめを早期発見できるような力を身につけるようにしています。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆2番(葛山繁隆議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 2番、葛山繁隆議員。 ◆2番(葛山繁隆議員) 本市ではインターネット上のいじめの割合は低いとありましたが、今後増えていくことも考えられます。本市でのインターネット上のいじめ防止対策は、どのようになっておりますか。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎生涯学習部長(狩谷昭夫君) 議長、生涯学習部長。 ○議長(森谷宏議員) 生涯学習部長。 ◎生涯学習部長(狩谷昭夫君) 本市のいじめの件数の中で、インターネットに関わる件数の割合は高くはありませんが、インターネット特有の匿名性や情報拡散力等を考えると、未然に防ぐことが大切と考えております。千葉県いじめ基本方針の中で「県及び学校は、児童生徒に対して、インターネット上のいじめが重大な人権侵害に当たり、被害者等に深刻な傷を与えかねない行為であることを理解させる取組が必要である」とあります。インターネット上のいじめを防止するために、SNSやインターネットの危険性について授業の中で学ぶことに加え、情報モラルに関する意識を高めるよう講演会を開いたり、校内集会等の場面でSNSの安全な利用の仕方について啓発したりしております。また、青少年センターでは、児童生徒がインターネット上のトラブルに巻き込まれることを未然に防ぐため、ネットパトロールを実施しております。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆2番(葛山繁隆議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 2番、葛山繁隆議員。 ◆2番(葛山繁隆議員) いじめによって不登校というのが起こり得ますが、不登校の定義についてお願いします。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎生涯学習部長(狩谷昭夫君) 議長、生涯学習部長。 ○議長(森谷宏議員) 生涯学習部長。 ◎生涯学習部長(狩谷昭夫君) 不登校とは、当該年度に連続または断続して30日以上欠席し、何らかの心理的、情緒的、身体的、あるいは社会的要因、背景により、児童生徒が登校しない、あるいはしたくてもできない状況にあることをいいます。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆2番(葛山繁隆議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 2番、葛山繁隆議員。 ◆2番(葛山繁隆議員) それでは、本市の不登校の現状についてお伺いします。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎生涯学習部長(狩谷昭夫君) 議長、生涯学習部長。 ○議長(森谷宏議員) 生涯学習部長。 ◎生涯学習部長(狩谷昭夫君) 現状でございますが、毎月行っております長欠月例報告のデータに基づき、不登校児童生徒について述べさせていただきます。過去5年間の本市の不登校児童生徒数は、小学校では、平成27年度が39名、平成28年度が36名、平成29年度が30名、平成30年度が47名、令和元年度が43名となっております。中学校では、平成27年度が61名、平成28年度が80名、平成29年度が70名、平成30年度が79名、令和元年度が59名となっております。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆2番(葛山繁隆議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 2番、葛山繁隆議員。 ◆2番(葛山繁隆議員) いじめから不登校へとつながり、ひきこもりになっていくことも考えられます。教師は、そのところも意識して指導に当たっているのでしょうか。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎生涯学習部長(狩谷昭夫君) 議長、生涯学習部長。 ○議長(森谷宏議員) 生涯学習部長。 ◎生涯学習部長(狩谷昭夫君) 厚生労働省によると、ひきこもりとは、仕事や学校に行かず、かつ家族以外の人との交流もほとんどせずに6か月以上続けて自宅に引き籠もっている状態とあります。昨今、社会的問題にもなっているひきこもりの当事者の一部は、小中学校時代に不登校を経験していると言われており、本市においても不登校への対策は喫緊の課題と捉えております。一概にいじめから不登校へつながるとは限りませんが、これからの時代を生きていく児童生徒にとって社会との関係を構築していくことは大切なことであるため、担任、管理職等、学校職員はチームをつくって対応することとしております。さらに、校内不登校児童生徒支援教室、市のふれあい談話室、家庭訪問相談員などを活用しながら児童生徒との関係を継続して指導に当たっております。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆2番(葛山繁隆議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 2番、葛山繁隆議員。 ◆2番(葛山繁隆議員) 学校に通えない子供でふれあい談話室に通っている子がいると思いますが、今年度の通っている子供の人数はどのようになっておりますか。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎生涯学習部長(狩谷昭夫君) 議長、生涯学習部長。 ○議長(森谷宏議員) 生涯学習部長。 ◎生涯学習部長(狩谷昭夫君) 今年度のふれあい談話室への通室状況でございますが、9月1日現在で中学生が8名、小学生が2名となっております。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆2番(葛山繁隆議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 2番、葛山繁隆議員。 ◆2番(葛山繁隆議員) では、どのような職員が勤務し、児童生徒はどのような活動を行っておりますか。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎生涯学習部長(狩谷昭夫君) 議長、生涯学習部長。 ○議長(森谷宏議員) 生涯学習部長。 ◎生涯学習部長(狩谷昭夫君) 経験豊かな教育相談員4名と家庭訪問相談員1名が指導や相談に当たっています。午前中は、5教科について個々の課題を中心に取り組みます。また、午後はスポーツや図工、美術、家庭科等、体験中心の活動に取り組みます。教育相談活動も実施しており、子供たちや保護者の方々を対象に来室や電話での相談を受け付けています。また、昨年度はふれあい体験活動として、1学期に給食センター見学とパンづくり体験、2学期には市川市の現代産業科学館の見学を行いました。今年度は、新型コロナウイルスの感染症予防のため、現時点で実施しておりません。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆2番(葛山繁隆議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 2番、葛山繁隆議員。 ◆2番(葛山繁隆議員) それでは、ふれあい談話室から学校に復帰できた子供はいるのでしょうか。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎生涯学習部長(狩谷昭夫君) 議長、生涯学習部長。 ○議長(森谷宏議員) 生涯学習部長。 ◎生涯学習部長(狩谷昭夫君) 昨年度関わりを持った児童生徒は24名で、そのうち学校復帰をした児童生徒は11名です。昨年度関わりを持った中学3年生は4名おり、全員が進学することができました。今年度におきましては、中学生1名が学校に復帰をし、現在3年生も進学に向けて勉強に励んでおります。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆2番(葛山繁隆議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 2番、葛山繁隆議員。 ◆2番(葛山繁隆議員) いじめ、不登校、ひきこもりというラインですが、不登校、ひきこもりの原因がいじめであると一概には言えません。家庭内の虐待や貧困等いろいろあると思います。いじめがきっかけであるなら、学校、行政、保護者、地域社会が連携を強化し、一人でも多くの人を助けていきたいと思います。本市においても、学校側がよく把握していると思います。これからも大変ですが、目を光らせ、みんなが楽しく学校生活を送れるようにしてください。また、不登校の場合によっては焦らずゆっくりと、どっしりと構えて対処してください。 以上です。 ○議長(森谷宏議員) 以上で2番、葛山繁隆議員の一般質問を終結します。 休憩します。再開を午後1時とします。          午前10時52分  休 憩                                                      午後 1時00分  再 開 ○議長(森谷宏議員) 再開します。 △一般質問続行 ○議長(森谷宏議員) 次に、1番、後関俊一議員に発言を許します。 ◆1番(後関俊一議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 1番、後関俊一議員。 ◆1番(後関俊一議員) 議席番号1番、後関俊一、令和2年9月会議に当たり、通告に基づきまして一般質問を行います。 質問に入る前に、今も続く新型コロナウイルスに関しまして、迅速に対応していただいています市職員、消防関係者、医療従事者に対しまして改めて感謝を申し上げます。また、新型コロナウイルス感染拡大防止のために、政友会でも質問者の人数を調整し、質問時間を短縮して臨んでいます。執行部の方々も明快なご回答にご協力をお願いいたします。 それでは、質問に入らせていただきます。私からの質問はコロナウイルス感染拡大防止により中止や延期になった事業について、主に出産や子育て、高齢者について質問させていただきます。まず、新型コロナウイルス感染症につきまして、令和2年1月15日、国内で初の感染者が確認され、感染者数も徐々に増加する中、1月31日には県内でも初めての感染者の報告があったところでございます。このような状況の中、鎌ケ谷市では感染症の拡大防止に向け、公共施設の休館や様々な事業について中止や延期などの対応をしております。市民の安全を第一に考えなければいけません。 しかし、妊娠出産期及び子育て期や高齢者など接しなくてはならないことが多くあります。出産や子育ては、不安が多い時期となり、母子保健サービスや子育て支援事業はとても大切であると思います。また、独り暮らしの高齢者など常に気をかけていく必要があると思います。そこで初めに、母子保健サービス、子育て支援事業について、中止や延期となった事業はどのようなものがあるのかをお伺いいたします。その他の質問に関しましては、再質問にてお伺いいたします。 ○議長(森谷宏議員) ただいまの質問に対し答弁を求めます。 ◎健康福祉部長菅井智美君) 議長、健康福祉部長。 ○議長(森谷宏議員) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長菅井智美君) ご質問の新型コロナウイルス感染拡大防止により中止や延期になった事業についてお答えいたします。お尋ねは、母子保健サービス、子育て支援事業において中止や延期をした事業についてでございました。 本市におきましては、新型コロナウイルス感染症の拡大の状況と段階に応じて実施体制を変更し、感染拡大防止のため、事業の延期や中止、縮小等を行い、対応してまいりました。母子保健サービスにつきましては、市民の皆様の健康を守るため、感染が拡大してきた令和2年3月より集団で実施しております乳児健康相談及び幼児健康診査を延期し、乳児家庭全戸訪問事業は訪問を中止、ウエルカムベビースクールにつきましては内容を変更するなどの対応を行いました。このほかの専門職が個別に対応する母子健康手帳の交付、新生児訪問や産後ケア事業、予防接種事業、電話や面接相談等の事業は、感染防止対策に留意しながら継続し、市民の皆様にもご理解をいただき、妊娠、出産、育児の切れ目のない支援を継続することができております。 次に、子育て支援事業につきましては、利用者の安全を第一に考えて、児童センター及び子育て支援センターを休館したほか、つどいの広場や二中サロンを一時的に中止としておりました。また、今年度中止とした事業としましては、児童センターで行う季節のイベント、ニコカマフェス、東部地区で実施しております移動児童館などのほか、市内の中学生、高校生と子育て中の親子が触れ合う乳児ふれあい事業などがございます。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆1番(後関俊一議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 1番、後関俊一議員。
    ◆1番(後関俊一議員) ありがとうございます。それでは、再質問させていただきます。 乳児健康相談や幼児健康診査は延期とされたようですが、その間の対象者の方への対応はどのようにされたのでしょうか。また、現在はどのようにしているのか教えてください。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎健康福祉部長菅井智美君) 議長、健康福祉部長。 ○議長(森谷宏議員) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長菅井智美君) 乳児健康相談及び幼児健康診査は、総合福祉保健センターを会場として集団で行っており、感染拡大を受けて3月から延期といたしました。延期の間は、地区担当保健師が電話をし、ご心配なことがないかお伺いした上で、必要に応じて管理栄養士等の専門職からの助言や訪問での支援につなぐなどの対応をいたしました。 なお、緊急事態宣言の解除を受け、6月より再開しております。再開に当たり、新しい生活様式を基に、会場の部屋8か所全て使用することで密になることを避け、集団指導で行う教育を中止し、個別の相談やリーフレットの配布等に変更するなど内容を見直し、滞在時間の短縮を図るなど、感染対策を徹底した上で実施しております。 なお、国においては、令和2年4月9日付で母子保健事業等の実施に係る新型コロナウイルス感染症への対応として、延期等により健康診査を受診できない乳幼児には別の機会に健康診査を受ける機会を設けることとされ、対象月齢を超過していても差し支えないとの見解が示されました。これを受け、延期としていた3月から5月までの対象者の方のうち乳児に関しては、希望される方に予約制で個別健康相談を実施し、幼児については、6月から9月まで日程を新たに設け、健康診査を実施することといたしました。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆1番(後関俊一議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 1番、後関俊一議員。 ◆1番(後関俊一議員) ありがとうございます。それでは、乳児家庭全戸訪問事業は訪問を中止したとのことですが、中止した間どのような対応をしたのでしょうか。また、現在はどのようにしているのかを教えてください。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎健康福祉部長菅井智美君) 議長、健康福祉部長。 ○議長(森谷宏議員) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長菅井智美君) 乳児家庭全戸訪問事業は、生後2か月から3か月の乳児のいるご家庭に保健推進員が訪問し、子育ての不安や悩みを聞き、必要なサービスにつなげたり、子育てに関する情報提供を行う事業となります。令和2年3月より6月末までは、訪問による方法から電話での対応に変更して実施いたしました。その中で、不安が強いなど支援が必要な方へは、報告を受けた地区担当保健師が訪問し、支援を行いました。7月からは訪問を再開し、事前の体調確認や訪問当日の検温、消毒薬の携帯とマスクやエプロンの着用など感染症対策に留意し、実施しております。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆1番(後関俊一議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 1番、後関俊一議員。 ◆1番(後関俊一議員) ありがとうございます。では、ウエルカムベビースクールは内容を変更したとのことですが、どのように変更したのか、また現在はどのようにしているのか教えてください。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎健康福祉部長菅井智美君) 議長、健康福祉部長。 ○議長(森谷宏議員) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長菅井智美君) イベント、会議開催の基本方針では、妊婦の方が対象のものは当面中止としたことから、本年2月からウエルカムベビースクールは集団教育を中止し、1組から数組ごとに来所いただいての個別相談等で対応するとともに、併せて事業周知も中止としておりました。7月からは、妊娠期の不安の軽減を図り、安心して子育てを行えるよう、集団教育及び参加者の交流の時間は設けず個別対応とし、名称をウエルカムベビースクールからウエルカムベビーアドバイスに変更し、再開しております。 実施時には、4つの対策を取り、開催しております。1つには、密の回避のため人数を制限し、1組おおむね1時間ごとに個別対応とし、完全予約制といたしました。2つには、妊婦歯科健診は受付時間を細分化し、健診のみとし、滞在時間を短縮し、実施しております。3つには、来所者の体調確認、マスクの着用、手指消毒等、基本的な感染防止策を徹底しております。4つには、土曜日開催の出産育児編については、2会場で3クール行い、1回当たり最大18組とし、通常希望者が多いプログラムであるため、日程を増やし対応しております。なお、予約人数が定員を上回る場合については、別日に個別での対応としております。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆1番(後関俊一議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 1番、後関俊一議員。 ◆1番(後関俊一議員) ありがとうございます。 次に、子育て支援事業の影響についてお伺いいたします。地域の子育て支援の拠点となる児童センターを休館していたとのことですが、休館の状況、現在の状況についてお伺いいたします。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎健康福祉部長菅井智美君) 議長、健康福祉部長。 ○議長(森谷宏議員) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長菅井智美君) 新型コロナウイルス感染症の感染防止対策として、利用者の皆様の安全を第一に考え、児童センターを令和2年3月2日から5月末まで臨時に休館としておりました。休館中においては、子育て世帯の孤立化の防止を図るため、電話による子育て相談やきめ細やかな支援が必要なご家庭に対しては状況確認などの対応をしております。6月1日からは、開館時間の短縮や利用制限を設けるなど、感染防止対策に取り組みながら運営しております。 なお、人の密集を避けるため、児童センターで実施しているつどいの広場や子育て支援センターで実施している日中サロンなどについては、7月末まで中止としておりましたが、8月1日より再開しており、時間を短縮するなどの措置を講じております。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆1番(後関俊一議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 1番、後関俊一議員。 ◆1番(後関俊一議員) ありがとうございます。休館中においても子育て相談に応じるなどの対応があり、また児童センターの運営が6月から、時間制限や人数制限はあるものの、再開したとのことで、子育て中の親子が集える場所があり、安心しておりますが、現在の利用人数についてお伺いいたします。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎健康福祉部長菅井智美君) 議長、健康福祉部長。 ○議長(森谷宏議員) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長菅井智美君) 6月以降の児童センター利用人数でございますが、5館の1日当たりの平均利用人数で申し上げますと、6月及び7月が1日当たり26人で、8月が36人と増加しておりますが、時間制限などにより、令和元年度の1日当たりの平均利用人数62名と比較して利用が低い状況にございます。 なお、8月から開始しましたつどいの広場事業につきましても利用時間を短縮して実施していることから、8月の1日当たりの利用人数は28名で、昨年度の同時期の52名と比較して24名減少している状況にございます。児童センターやつどいの広場は、感染症防止対策として利用時間を短縮して実施しておりますが、引き続き子育て親子が集える場所を確保するとともに、交流の場を進め、寄り添った相談を行うなど、孤立化の防止や子供の健やかな育成を促進してまいります。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆1番(後関俊一議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 1番、後関俊一議員。 ◆1番(後関俊一議員) ありがとうございます。 それでは次に、例年多くの方が参加しているニコカマフェスについてお伺いいたします。今年度は中止とのことですが、改めてニコカマフェスの概要と中止となった経緯についてお伺いいたします。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎健康福祉部長菅井智美君) 議長、健康福祉部長。 ○議長(森谷宏議員) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長菅井智美君) ニコカマフェスは、きらり鎌ケ谷市民会館、ショッピングプラザ鎌ケ谷、アクロスモール新鎌ケ谷の施設を活用し、子育て団体、事業所、行政が役割を分担した上で共催事業として実施することにより、多くの子育て中の親子が集うイベントとなっております。また、市の児童センター業務やブックスタート事業など出張型として同時に開催することにより、市の子育て支援策のPRを図ることも目的としております。 なお、平成28年度から市の共催事業として毎年8月中旬に開催しており、昨年度は約3,600人と多くの方の参加をいただいております。中止とした経緯でございますが、ニコカマフェスの実施に伴い、本年5月から出展者などの募集の開始を予定しておりましたが、新型コロナウイルス感染症の影響を踏まえ、4月に実行委員会や参加者などと協議をした結果、参加者の安全を考慮し、今年度の実施は難しいと判断し、中止といたしました。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆1番(後関俊一議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 1番、後関俊一議員。 ◆1番(後関俊一議員) ありがとうございます。新型コロナウイルス感染症の影響から、参加者の安全性を考えると中止にすることはやむを得ないと思いますが、ニコカマフェスなどのイベントは毎年度継続して実施することが大切だと思っております。来年度の実施についてお伺いをいたします。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎健康福祉部長菅井智美君) 議長、健康福祉部長。 ○議長(森谷宏議員) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長菅井智美君) ニコカマフェスは、平成26年度より毎年度継続して実施したことから、イベントの周知が図られ、事業が定着したことにより、年々参加人数も増加しております。来年度の実施につきましては、新型コロナウイルス感染症の状況を踏まえ、実行委員会と協議を行い決定していくことを予定しておりますが、事業の定着が途絶えることのないように、引き続きさらなる周知を図るなど実行委員会と連携を図り、多くの方に参加いただけるように取り組んでまいります。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆1番(後関俊一議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 1番、後関俊一議員。 ◆1番(後関俊一議員) ありがとうございます。 それでは次に、高齢者を対象とする事業についてお伺いいたします。新型コロナウイルス感染拡大による高齢者関係事業への影響についてお聞かせください。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎健康福祉部長菅井智美君) 議長、健康福祉部長。 ○議長(森谷宏議員) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長菅井智美君) 新型コロナウイルス感染症拡大に伴う高齢者関係事業への影響につきましては、自粛要請として、3月1日から社会福祉センターの閉館をはじめ、高齢者を対象とした談話室、老人憩の家、認知症カフェ、老人クラブ等の活動自粛をお願いしてまいりました。その後、緊急事態宣言解除後の6月1日より新型コロナウイルス感染症対策本部で発出した方針に沿って、多くの公共施設は開館いたしましたが、高齢者は感染リスクが高いことを勘案し、社会福祉センターや高齢者を対象とした事業は1か月間の確認期間を設け、7月1日から開館、活動再開としました。ただし、活動内容については、人と人との距離を保ちにくいダンスや道具を共有する囲碁、将棋、マージャン、飛沫感染のリスクがあるカラオケや合唱、会食については、8月末まで活動自粛の継続をお願いいたしました。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆1番(後関俊一議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 1番、後関俊一議員。 ◆1番(後関俊一議員) ありがとうございます。それでは、8月末まで高齢者関係事業で制限を受けている活動は現在も活動を再開していないのでしょうか、お聞かせください。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎健康福祉部長菅井智美君) 議長、健康福祉部長。 ○議長(森谷宏議員) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長菅井智美君) 8月中に感染状況を勘案し、囲碁、将棋、マージャンは全国で感染事例の報告が少ないことから、9月1日より再開しております。活動再開に当たりましては、密にならないよう、部屋の人数に応じた利用人数の見直しや、手指、道具や備品の消毒、換気等に十分留意するようお願いしているところです。また、人と人の距離を保ちにくいダンスや感染の起きやすいカラオケ、合唱、会食を伴う活動等については、現段階でも活動自粛をお願いしているところですが、今後の感染状況を考慮した中でその対応については判断してまいります。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆1番(後関俊一議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 1番、後関俊一議員。 ◆1番(後関俊一議員) ありがとうございます。それでは、健康診査やがん検診等に関わる高齢者への影響についてお伺いいたします。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎健康福祉部長菅井智美君) 議長、健康福祉部長。 ○議長(森谷宏議員) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長菅井智美君) 令和2年度の後期高齢者健康診査につきましては、新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため、例年6月1日からの受診開始日を1か月遅らせ、受診期間を令和2年7月1日から12月31日までとしたところでございます。そのため、受診者数は、令和元年度は6月から8月の3か月で1,628名であったところ、令和2年度は2か月で1,166名となっており、約28.3%減少していることから、今後も広報などにより丁寧な周知に努めていきたいと考えております。 また、鎌ケ谷市総合福祉保健センターを会場として集団で行っております胃がん、肺がん、大腸がん検診は、例年4月から2月中旬に実施しておりますが、新型コロナウイルス感染症の感染拡大を受け、令和2年度は3月時点で4月分の実施を中止し、5月連休明けからの実施を決め、3月末に5月分の受診対象者にがん検診の案内をいたしました。しかし、国が4月7日に新型インフルエンザ等緊急事態宣言を発令し、千葉県も対象地域となったことを受け、5月7日以降もしばらく実施を見合わせることとし、既に検診の案内をした方に中止の旨と再開時に連絡することの通知を行いました。なお、緊急事態宣言の解除を受け、6月より検診を再開しており、5月の受診対象であった方も含め受診できるよう、日程を増やすなど対応しているところです。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆1番(後関俊一議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 1番、後関俊一議員。 ◆1番(後関俊一議員) ありがとうございます。それでは、市民の皆様の困り事について日々支援活動を行っている民生委員の活動に対する影響についてお伺いいたします。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎健康福祉部長菅井智美君) 議長、健康福祉部長。 ○議長(森谷宏議員) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長菅井智美君) 民生委員活動に関しましては、緊急事態宣言の発令に伴う公共施設の閉館時には、民生委員児童委員協議会の総会を書面で開催したほか、市内6地区において月に1度開催する地区民生委員児童委員協議会の定例会等についても、開催場所である公共施設の閉館により開催を中止しておりました。会議等の中止により、活動に対する民生委員同士の情報の共有や活動に必要な物資の配布に苦慮したと伺っておりましたが、現在は活動拠点となる公共施設の利用が可能となったことなどもあり、会議等の活動を再開しております。 また、訪問活動につきましては、民生委員ご自身の感染予防と高齢者や障がい者の方などの支援対象者への感染リスクを避けるため、4月から現在まで担当区域内の訪問を原則中止しております。その間の対応策といたしましては、熱中症対策や災害発生時の避難方法など様々な情報提供を支援対象者宅へのポスティングにより周知を図るなどしております。また、相談があった場合は、相談内容に応じて担当している課へつなぐなどして不安の解消に努めました。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆1番(後関俊一議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 1番、後関俊一議員。 ◆1番(後関俊一議員) ありがとうございます。 それでは、最後の質問になります。新しい生活様式に応じた活動についてお伺いをいたします。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎健康福祉部長菅井智美君) 議長、健康福祉部長。 ○議長(森谷宏議員) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長菅井智美君) 今年に入り、高齢者の方々には活動自粛が長く続きましたが、感染リスクの高い条件として、会食やカラオケ、マスクをしない状態での会話、換気が不十分な屋内での活動などで感染が起きやすいことが分かってきております。このような状態を避け、手洗い、手指消毒、体調不良のときには外出を控えるなどの感染防止対策に十分留意いただき、各事業を行っていただくことは、高齢者の方々にとって大切なことであると考えております。新型コロナウイルス感染症は今後も続くと予測される中、高齢者の方々が自宅に引き籠もりがちになり、身体機能や認知機能の低下が懸念されております。今後は、新しい生活様式に留意した活動が必要となりますが、活動を行っていただく際には、感染予防について正しい知識や情報を得て、過度に感染を恐れることなく活動を続けていただけるよう、情報提供や感染予防の啓発、活動支援を行ってまいります。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆1番(後関俊一議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 1番、後関俊一議員。 ◆1番(後関俊一議員) ありがとうございます。新型コロナウイルスにより、今まで行われていた事業等が中止、延期になっています。生きることについてのサービスは、感染拡大防止に留意しながらできる限りのことをしていただいて、とても感謝しております。不安な状況は、今も続いております。市民の皆さんが安心して暮らせるよう、きめ細やかな支援を引き続きお願い申し上げます。 また、新しい生活様式に応じながら、いろいろなイベントなども再開されていくことになると思います。市民生活を豊かにするためには、市民の皆さんと協働でまちづくりをしていく必要があると思います。中止や延期になった事業を以前のように戻していくことはとても大変なことだと思います。事業に携わっていただいている方々のモチベーションも心配です。先を考え、市民の皆さんと寄り添って、再開後が以前よりもよりよいものになるように進めていただくことを要望いたします。 最後になりますが、今回の一般質問に当たり真摯に相談に乗っていただいた全ての方々と、いつもスムーズな運営をしていただいている事務局の皆様に感謝を申し上げて一般質問を終わります。 ○議長(森谷宏議員) 以上で1番、後関俊一議員の一般質問を終結します。 席の移動をお願いします。 ○議長(森谷宏議員) 次に、10番、矢崎悟議員に発言を許します。 ◆10番(矢崎悟議員) はい、議長。
    ○議長(森谷宏議員) 10番、矢崎悟議員。 ◆10番(矢崎悟議員) 議席番号10番、矢崎悟、令和2年9月会議に当たり、通告に基づき一般質問を行います。今回通告したテーマは、新型コロナウイルスを想定した新しい生活様式等への対応に向けた市の今後の施策についてです。執行部におかれましては、明快なるご答弁をよろしくお願いいたします。 まず冒頭、新型コロナウイルス感染症によりお亡くなりになられた方々、またご遺族の皆様に謹んで哀悼の意を表しますとともに、罹患され、今も療養を必要とされる方々に対し、心よりお見舞いを申し上げ、一日も早い回復をお祈りいたします。 ウィズコロナ、またアフターコロナとも言われておりますが、このコロナ禍によって、密閉、密集、密接の3密を回避するなど、新しい生活様式への対応があらゆる場面において求められるようになりました。また、この3密を回避するための一つの手段として、オンラインを用いたウェブツールなどデジタル技術の活用が注目されるようにもなりました。 特に教育の分野では、昨年の12月にGIGAスクール構想が国において提唱されましたが、このコロナ禍により、緊急事態宣言が発令されたこの期間、学校が一斉休校となりましたが、子供の学びの確保が大きな課題となりました。今年4月、国で閣議決定されました新型コロナウイルス感染症緊急経済対策では、こうした課題に対応するべく、1人1台の学習端末の整備などを加速させる方針が示され、本市におきましても、各小中学校の高速大容量通信ネットワークの整備、また学習端末の整備が今年度急ピッチで進められているところです。 そこで、1回目の質問として、小中学校ICT環境整備事業における令和2年6月会議以降の取組についてお聞きしたいと思います。現在小中学校の先生を含めたICT環境整備検討委員会が設置され、今後の取組などについて議論が進んでいると思いますが、ICT環境整備検討委員会における検討状況についてお聞かせください。 以上で1回目の質問を終わります。ご答弁のほどよろしくお願いいたします。 ○議長(森谷宏議員) ただいまの質問に対し答弁を求めます。 ◎生涯学習部長(狩谷昭夫君) 議長、生涯学習部長。 ○議長(森谷宏議員) 生涯学習部長。 ◎生涯学習部長(狩谷昭夫君) 新型コロナウイルスを想定した新しい生活様式等への対応に向けた市の今後の施策についてお答えいたします。お尋ねは、ICT環境整備検討委員会における検討状況についてでございました。 まず、ICT環境整備検討委員会の開催状況ですが、今年度5回を予定し、現在3回実施いたしました。今まで行った3回の委員会では、大型提示装置の機能の勉強会、クロームブックの使用方法について、各校のアンケート調査を基にした現在の整備内容と活用状況、校務用パソコンの仕様について検討いたしました。今後は、学習や校務を支援するソフトウエアの選定、カメラやプリンターなどの周辺機器の使用について検討してまいります。また、9月からは小中学校1クラスずつをモデル学級に指定して1人1台端末運用試験も行っております。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆10番(矢崎悟議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 10番、矢崎悟議員。 ◆10番(矢崎悟議員) ご答弁ありがとうございました。 それでは、順次質問をさせていただきます。まず、ICT環境検討委員会における現状をお聞きいたしました。今月から小中学校1クラスずつをモデル学級に、今そういった1人1台端末の運用試験を行っているということでございました。小中学校ICT環境整備事業では、GIGAスクール構想で提唱されました教育の質の向上と一斉休校が必要となったときの学びの確保、この2つの側面で取組が進んでいると思います。教育の質の向上に向けた取組の課題の一つとして考えられるのがデジタル教材の活用についてです。 近年、教育領域にイノベーションを起こすビジネスやサービスなどの総称として、教育のエデュケーションとテクノロジーを組み合わせたエドテックという造語が生まれました。特にテクノロジーという分野では、これまでの一般的なアプリやソフト、また大型提示装置などのデバイスの活用のほかにも、AIやVRといった先端技術の活用により、アダプティブ・ラーニングとも言われておりますが、一人一人に合った学習内容の提供を可能とするなど、これまでの教育の仕組みや考え方が根底から変わるとも言われております。改めて、アプリやソフト、また大型提示装置などのデバイスの活用や、AI、またVRといった先端技術の活用などについては、どのような検討が行われているのか、お聞かせください。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎生涯学習部長(狩谷昭夫君) 議長、生涯学習部長。 ○議長(森谷宏議員) 生涯学習部長。 ◎生涯学習部長(狩谷昭夫君) 12月から整備するクロームブックには、現在導入している事業支援ソフトウエアのクラウド版を搭載させることで、現場の先生方がすぐに授業で活用できるようにいたしました。今後ICT環境整備検討委員会では、校務支援用のソフトウエアと学習用ソフトウエアを検討し、来年9月のリニューアルの際に導入するよう計画しております。 次に、大型提示装置につきましては、児童生徒の1人1台端末を最大限に活用する上で各教室に整備することは必要不可欠と考えております。教師画面の拡大提示や、複数の児童生徒の画面を提示して考えを比較するなどの活用が考えられます。先ほど答弁いたしました勉強会での教員のアンケート結果を基に検討し、学校のニーズに対応した機種の選定と配置を行います。 最後に、AIやVRといった先端技術の活用につきましては、先端技術を教育に取り入れることも児童生徒の学びの保障のために必要と考えております。AIについては、ICT環境整備検討委員会において、今後AIを活用したドリルの導入に向けて勉強会を実施する予定でございます。VRについては、令和元年6月25日付で文部科学省から発出された新時代の学びを支える先端技術活用推進方策最終まとめの中で、通常では経験できないことを疑似体験させることで、言葉や映像を通じた指導だけよりも現実感を持った経験をすることでより効果的な学びを得ることができると記載されております。現在本市においては、導入の具体的な計画は立てておりませんが、教育への活用の動向を今後も注視してまいります。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆10番(矢崎悟議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 10番、矢崎悟議員。 ◆10番(矢崎悟議員) 分かりました。今後も注視のほどお願い申し上げます。 では次に、一斉休校が必要となったときの学びの確保として、遠隔学習機能の強化、この点について伺います。今会議の一般会計補正予算に遠隔学習を支援するモバイルルーターやウェブカメラの導入についての予算が計上されております。一斉休校が必要となった際の授業の動画の配信などについては、どのような検討がされているのか、お聞かせください。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎生涯学習部長(狩谷昭夫君) 議長、生涯学習部長。 ○議長(森谷宏議員) 生涯学習部長。 ◎生涯学習部長(狩谷昭夫君) 市内小中学校が一斉に休校したときなどの緊急時は、市内各学校で分担を行い、オンライン授業用の映像作成を考えております。なお、一斉休校時に日中保護者が不在となる家庭や特別に支援が必要となる児童には、学校で預かるケースも検討しているほか、リアルタイムに動画を視聴できない場合に備えて、動画データをクラウドに保存し、いつでも視聴できるようにしたり、復習のために見返したりできるようにしたいと考えております。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆10番(矢崎悟議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 10番、矢崎悟議員。 ◆10番(矢崎悟議員) 分かりました。12月に向けて、その学習端末の整備が今計画されております。また、先ほどご答弁もありましたように、学習用ソフトなど、これも来年の9月のリニューアルの実施に向けて今動かれているということでしたので、ぜひその推進をお願いいたします。また、スタートして事業を進めていく中で、様々その教材についてどうするかというのは、毎年そういった検討する機会があると思いますので、そういったタイミングで例えばそういった先端技術の検討というのもお願いできればと思います。 次に、行政手続等のデジタル技術の活用について伺います。行政手続のオンライン化は、市民の利便性の向上だけにとどまらず、地方公共団体における運営コストの削減、また市職員の働き方などにも関連してくると思いますが、初めに行政手続のオンライン化などデジタル技術の活用を図るため、令和元年12月にデジタル手続法が施行されました。その概要についてお聞かせください。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎総務企画部長(笠井真利子君) 議長、総務企画部長。 ○議長(森谷宏議員) 総務企画部長。 ◎総務企画部長(笠井真利子君) 情報通信技術の活用による行政手続等に係る関係者の利便性の向上並びに行政の運営の簡素化及び効率化を図るための行政手続等における情報通信の技術の利用に関する法律等の一部を改正する法律、いわゆるデジタル手続法につきましては、まずその基本原則として3点ございます。1点目は、個々の手続やサービスが一貫してデジタルで完結するデジタルファースト、2点目は、一度提出した情報は2度提出することを不要とするワンスオンリー、3点目は、民間サービスを含め、複数の手続、サービスをワンストップで実現するコネクテッド・ワンストップの3点を掲げ、デジタル技術を活用した行政の推進を図ることとしております。 そして、この行政手続のデジタル化のために必要な事項としまして、オンラインによる本人確認や手数料等の納付、行政機関間の情報連携等による添付書類の省略、情報システムの共用化などが示されております。特に各種の行政手続のオンラインでの実施や添付書類の省略などをするためには、多くの場合で本人確認や行政機関間の情報連携などが必要になるため、推進のための個別施策の中ではマイナンバーカードの普及促進やマイナンバー利用事務の追加などが示されております。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆10番(矢崎悟議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 10番、矢崎悟議員。 ◆10番(矢崎悟議員) では、そのデジタル手続法の中で情報システム共用化が示されているとのことでしたが、複数の自治体でシステムを活用する仕組みとして自治体クラウドがあると思います。本市における自治体クラウドの活用状況についてお聞かせください。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎総務企画部長(笠井真利子君) 議長、総務企画部長。 ○議長(森谷宏議員) 総務企画部長。 ◎総務企画部長(笠井真利子君) 自治体クラウドの活用状況についてでございますが、本市は住民基本台帳や児童手当など多くの基幹系システムで株式会社ディー・エス・ケイと契約をしており、本市と同様に株式会社ディー・エス・ケイを利用している成田市、柏市、流山市など県内9団体との共同により自治体クラウドの活用を行っております。その効果といたしましては、スケールメリットとして、マイナンバー利用事務の各システム等の業務の標準化によるシステム改修費やハードウエア費等の維持管理費用の低減を図れることが見込まれるほか、耐震性のある外部データセンターを活用することにより、災害時の業務継続性やデータ保全等の安全性といった効果があるものと考えております。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆10番(矢崎悟議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 10番、矢崎悟議員。 ◆10番(矢崎悟議員) 自治体クラウドにつきましては、既に取組を進めており、経費の削減、またデータの保全などの効果が見込まれていることが分かりました。デジタル化については、このような面に加えて、市民の方の行政手続の利便性の向上を図っていくことが大きな目的になるかと思います。現在プレミアム率の高いマイナポイントの付与などマイナンバーカードの普及促進に向けた取組が進んでおり、本市ではマイナンバーカードの取得率が令和2年7月末時点で約19%という状況を伺っております。これまで市の窓口で申請書を提出する際、押印や身分証明書の提出が必要でしたが、今後行政手続のオンライン化に当たり、マイナンバーカードが公的個人認証として活用されることになるかと思いますが、行政手続のオンライン化の現在の状況、また今後の取組に対する市の見解をお聞かせください。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎総務企画部長(笠井真利子君) 議長、総務企画部長。 ○議長(森谷宏議員) 総務企画部長。 ◎総務企画部長(笠井真利子君) 行政手続等のオンライン化につきましては、市役所の窓口に行かなくても各種の行政サービスの申込みや行政情報の提供などが受けられる環境を整備することにより、新型コロナウイルス感染症の予防対策に限らず、市民生活が多様化する中で市民の利便性の向上を図ることが可能な取組であるものと認識しております。 現在本市で実施している主なものとして3点申し上げますと、1点目は、マイナンバーカードを用いて児童手当や保育所の利用の申込みなどができる子育てワンストップサービス、2点目は、マイナンバーカードを用いてコンビニエンスストアなどに設置されているマルチコピー機で住民票などを取得することができるコンビニ交付サービス、3点目は、独自利用事務を含めてマイナンバー利用事務での添付書類の省略などでございます。 しかしながら、本人確認に必要な公的個人認証の機能を有するマイナンバーカードにつきましては、特別定額給付金では約1,700件の電子申請をいただいているところでございますが、現在本市の交付率は約19%という状況であり、マイナポータル上での子育てワンストップサービスにおける児童手当の手続などにつきましても利用が少ない状況となっております。 このような状況から、今後の取組につきましては、今月13日から開始した毎月第2、第4日曜日のマイナンバーカードの日曜交付、現在市庁舎1階で実施しているマイナポイント設定支援ブースをはじめ、マイナンバーカードの普及に向けた取組を進めるとともに、AIの活用など国や他の地方公共団体の事例などを注視し、引き続き市民の利便性の向上等に向けて、本市で実施可能な取組を検討してまいります。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆10番(矢崎悟議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 10番、矢崎悟議員。 ◆10番(矢崎悟議員) ありがとうございます。ぜひ検討をお願いいたします。 次に、子育て世代や高齢者等の新しいつながりの創出について伺います。新型コロナウイルス感染症の拡大により特に私が懸念していることは、居場所や人とのつながりの喪失による孤立化です。例えば結婚、出産を機に市内に転居され、まだ周りにそういった友人が少ないというお母さんは、子育てに関する情報交換の場として児童センターのつどいの広場などを利用されていると思いますし、高齢者の方にとっても、友人との会話、またそういった交流が認知機能の低下を防ぐ、そういった効果があるものと認識をしております。本市におきましても、緊急事態宣言が解除されて以降、公共施設の利用につきましては段階的に3密対策を実施しながら行っていると思いますが、例えば遊び場など子育てに関する情報を交換するつどいの広場の利用人数や家庭児童相談室、こども発達センターで行っている相談件数、また高齢者のコミュニティーを形成する社会福祉センターや老人クラブ、老人憩いの家、オレンジカフェなど介護予防事業等の利用状況は昨年の同時期と比べてどのような状況となっているのか、お聞かせください。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎健康福祉部次長(西山珠樹君) 議長、健康福祉部次長。 ○議長(森谷宏議員) 健康福祉部次長。 ◎健康福祉部次長(西山珠樹君) 初めに、各児童センターで実施しておりますつどいの広場事業につきましては、新型コロナウイルス感染症防止対策として、利用者の安全を第一に考え、事業を中止としておりましたが、8月1日より時間を短縮するなどの措置を講じ、再開しております。8月の利用人数は、児童センター5館の合計が1,299人と、運営時間の短縮などの理由により、昨年度8月の2,461人と比較して1,162人、率にして47.2%減少している状況にございます。 次に、発達の不安や悩みなどの相談に応じておりますこども発達センター相談につきましては、4月、5月は緊急的な場合を除き原則窓口での相談を中止し、電話相談の対応とし、6月からは感染防止対策を講じるなど窓口による相談を開始いたしました。相談件数は、4月から7月の4か月間は973件で、昨年度1,280件と比較して307件、率にして24.0%の減少となっておりますが、8月は327件で、昨年度の276件と比較して51件、18.5%の増加となっております。 次に、家庭児童相談室の相談件数は、学校の臨時休業や外出自粛が継続する中、定期的な電話連絡のほか、関係機関との連携を図り、必要に応じて家庭訪問など、きめ細やかな相談支援を行っており、昨年度と比較して大きな増減はございません。 最後に、高齢者関係事業は3月から6月末まで活動自粛としてまいりましたが、7月から活動を再開いたしました。実績につきましては、7月から8月までの参加人数を昨年度と今年度の順で申し上げますと、社会福祉センターが5,417人、1,213人、談話室が349人、94人、老人憩の家が2,716人、550人、オレンジカフェが254人、7人と減少しております。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆10番(矢崎悟議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 10番、矢崎悟議員。 ◆10番(矢崎悟議員) ご答弁ありがとうございます。電話相談などの件数につきましては、昨年と同様の状況のようですが、やはり人が不特定多数集まるような児童センターとか社会福祉センターでは利用人数も大きく減少しているということが分かりました。今後新型コロナウイルス感染症を考慮し、人との接触を可能な限り控えるという方は少なくないと感じております。その中で、新たなつながりの創出に向けた検討、これも必要と感じております。現在市のほうで検討されていることなどありましたらお聞かせください。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎健康福祉部次長(西山珠樹君) 議長、健康福祉部次長。 ○議長(森谷宏議員) 健康福祉部次長。 ◎健康福祉部次長(西山珠樹君) 新型コロナウイルス感染症の影響により、つどいの広場の利用者数が減少する中におきまして、孤立化防止の観点などからも子育て家庭への新たなつながりの創出は必要であると認識しております。このことから、インターネットを活用したオンラインでのコミュニケーションツールの導入などに向けて検討を行いましたが、現時点においてインターネットのセキュリティーなどの課題もあり、実施することは難しい状況でございます。 今後は、利用者のニーズや先進的な取組を踏まえ、子育て世代の方が安心して子育てできる取組について調査研究してまいります。また、高齢者の方々に対しましても、新しい生活様式に留意した活動が必要と考えており、高齢者の方々が感染予防に対して正しい知識や情報を得て、過度に感染を恐れることなく活動を続けていただき、人とのコミュニケーションの機会を持っていただけるよう、情報提供や感染予防の啓発、活動支援を行ってまいります。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆10番(矢崎悟議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 10番、矢崎悟議員。 ◆10番(矢崎悟議員) 子育て世代や高齢者等のつながりの創出につきましては、ウィズコロナの時代を見据えて引き続き検討をお願いいたします。例えばSNS、またオンラインによる見守りや相談、オンライン規制などもこれまで推奨されてきましたので、今後高齢者の方の中にもスマートフォンやパソコンに挑戦したいという方も今後出てくるように感じます。そうした点も考慮しまして、例えば高齢者向けのスマホやパソコン教室の開催や貯筋教室などの講座につきましては、リモートでの開催、また動画投稿サイト、こういった活用も一つの考えであるかと思います。千葉県の中でもユーチューブの公式チャンネルを持つ自治体もあり、まちの魅力などについて発信されているようです。動画投稿サイトの活用と併せて、こうした取組についてもご検討いただければと思います。 また、デジタル技術を活用する上でその基盤となりますのがインターネットやWi-Fiなどのネットワーク網の構築です。企業や自治体が一定の場所にプライベートネットワークを構築するローカル5Gのサービスが2020年からスタートいたしました。例えば今後一斉休校が必要となったときの遠隔学習での活用や、福祉や医療、介護の分野においても期待されているウエアラブル端末などのIoTとしての活用、また防災ラジオの通信環境としての活用など、中長期的な観点でこうしたネットワーク網の構築につきましても調査研究をお願いできればと思います。 次に、公共施設等の衛生環境対策についてお聞きいたします。公共施設における感染防止対策について、これまでどのような取組をされてきたのかお聞かせください。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎総務企画部長(笠井真利子君) 議長、総務企画部長。 ○議長(森谷宏議員) 総務企画部長。 ◎総務企画部長(笠井真利子君) 公共施設における新型コロナウイルス感染症の感染防止対策として、これまでに市民課など多くの市民と対面する窓口やミーティングテーブルなどにアクリル製つい立てやビニールカーテンを設置し、飛沫感染予防対策を実施しているとともに、出入口など施設内各所にアルコール消毒液を配置し、接触感染予防対策を実施しております。市庁舎では、毎日不特定多数の接触が考えられるトイレや階段の手すり及びエレベーター内などの消毒を行うとともに、1日2回、室内の換気の実施について館内放送を流し、周知を図っているところでございます。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆10番(矢崎悟議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 10番、矢崎悟議員。 ◆10番(矢崎悟議員) 公共施設の衛生環境対策につきましては、地方創生臨時交付金を活用した事業、これも計画されていると思いますが、この事業について主な内容をお聞かせください。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎総務企画部長(笠井真利子君) 議長、総務企画部長。 ○議長(森谷宏議員) 総務企画部長。 ◎総務企画部長(笠井真利子君) 新型コロナウイルス感染症の防止には、接触感染予防と3つの密を避けることが重要となることから、市庁舎や公民館、コミュニティセンターといった公共施設のトイレ照明の自動点滅、小便器及び手洗い器の自動水栓といった非接触型への改修、換気を行うための網戸の設置、議会のリモート化を見据えたWi-Fi環境の整備などを計画しております。 本市の公共施設のトイレについては、小学校では平成29年度から順次改修工事を実施しており、令和3年度末で全ての小学校が照明、小便器及び手洗い器で非接触型となり、中学校についても令和2年度から改修工事を進めていく計画となっております。また、市庁舎は平成29年度に地下1階トイレの改修工事を行い、一部非接触型となりましたが、ほかの公共施設については、比較的新しい施設を除き、まだ多くの施設が非接触型のトイレにはなっておりません。 このため、今回の地方創生臨時交付金を活用し、多くの人が使用する市庁舎は照明、小便器及び手洗い器を非接触型とし、他の公共施設については、利用状況やスペースなど施設の実情に合わせ、手洗い機など一部を非接触型に改修してまいりたいと考えております。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆10番(矢崎悟議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 10番、矢崎悟議員。 ◆10番(矢崎悟議員) 地方創生臨時交付金の活用以外にも、今後の公共施設の更新計画の中で、例えばバリアフリー、自動ドアとかの更新、そういったものの取組と併せて非接触型の施設整備を推進していくことも必要と考えますが、市の見解をお聞かせください。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎総務企画部長(笠井真利子君) 議長、総務企画部長。 ○議長(森谷宏議員) 総務企画部長。 ◎総務企画部長(笠井真利子君) 新型コロナウイルス感染症につきましては、国の発表によりますと、全国的な傾向としては、新規感染者数は緩やかに減少を始めていると考えられるが、引き続き継続的な患者発生数や再拡大に向けた警戒が必要な状況であるとの見解が示されており、今後も密閉、密集、密接、いわゆる3つの密を避けることなど新しい生活様式へと転換していく必要があります。公共施設につきましても、更新などの改修計画において、出入口の自動ドア化、執務スペースなどの換気対策、非接触型トイレの整備、リモート会議のためのWi-Fi環境の整備など、新しい生活様式を見据え、各施設の実情に合わせた整備を検討してまいります。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆10番(矢崎悟議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 10番、矢崎悟議員。 ◆10番(矢崎悟議員) ぜひ検討をお願いいたします。 では次に、避難所生活における3密対策について伺います。昨年の台風15号、19号及び21号に伴う大雨のときには、公民館やコミュニティセンター、学習施設などが避難所として開設されました。昨年の台風の際には、急傾斜地崩壊危険箇所周辺の地域などで避難勧告が発令されましたが、昨年の台風のときに開設しました避難所数と避難された方の人数についてお聞かせください。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎市民生活部長(渡邊忠明君) 議長、市民生活部長。 ○議長(森谷宏議員) 市民生活部長。 ◎市民生活部長(渡邊忠明君) 昨年の台風などにおきまして開設した避難所数と避難された方の人数を台風別にお答えいたします。 初めに、台風第15号では、土砂災害警戒情報の発表に伴い、急傾斜地崩壊危険箇所周辺の地域に避難勧告を発令し、開設した避難所は5か所、避難された方は13名でございました。 次に、台風第19号では、非常に勢力の強い台風の接近に伴い、まず自主避難用の一時滞在施設として5か所の施設を開設し、その後市内全域への避難準備、高齢者等避難開始及び避難勧告の発令に伴い2か所を追加で開設し、最終的には避難所7か所を開設、避難された方は310名でございました。 最後に、台風第21号の影響で10月25日に大雨が降った際には、台風第15号の際と同様に、土砂災害警戒情報の発表に伴い、急傾斜地崩壊危険箇所周辺の地域に避難勧告を発令し、3か所の避難所を開設いたしましたが、避難者はございませんでした。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆10番(矢崎悟議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 10番、矢崎悟議員。 ◆10番(矢崎悟議員) 9月は、台風が上陸しやすく、気象情報への注意が必要な時期となりますが、昨年までと大きく異なる点として、新型コロナウイルスを想定した感染防止対策、これが避難所を運営する際に必要となります。6月会議で同僚の鈴木議員が一般質問を行っておりますが、避難者同士が密接しないよう十分なスペースを確保するためにも、通常の災害時よりも可能な限り多くの施設を避難所として開設する必要があるとご答弁されておりますが、仮に昨年と同規模の台風が上陸した場合を想定した場合、市内における避難所の数はどの程度増やすことを想定されているのか、また1か所に避難者が集中しないような、そういった対策も必要と考えますが、現在の取組や検討状況についてお聞かせください。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎市民生活部長(渡邊忠明君) 議長、市民生活部長。
    ○議長(森谷宏議員) 市民生活部長。 ◎市民生活部長(渡邊忠明君) 市では、本年6月に避難所等における感染症への対応に係る方針を作成し、新型コロナウイルスなどの感染症対策に万全を期すため、避難所及び自主避難用の一時滞在施設の開設をはじめ、避難所などでの感染症対策、自宅、親戚、友人宅などへの避難の検討などについて定めました。その後、間仕切りなどの購入を進めているとともに、ソーシャルディスタンスを踏まえた室内での避難スペースの配置などを盛り込んだ避難所運営マニュアルや開設する施設の順位づけなどに取り組んでいるところでございます。 次に、仮に昨年と同規模の台風の上陸を想定した場合に避難所の数はどの程度を想定しているかとのご質問でございますが、昨年は当初3か所ないし5か所の避難所を開設し、最大時で7か所を開設いたしましたが、新型コロナウイルス感染症のため、初めから7か所の施設で開設し、開設することとした施設内で可能な限り多くの部屋数の確保を図るとともに、状況に応じて可能な限り施設数を増やすことを想定しております。 なお、災害時における避難につきましては、国からの通知においても、避難所が過密状態になることを防ぐため、自宅が安全である場合は自宅で避難生活をする在宅避難や、可能な場合は親戚や友人の家などへの避難についても検討していただくことが必要であるため、既に広報かまがやや市ホームページにて周知を図っているところでございますが、今後におきましても公共施設や民生委員などを通じて在宅避難を呼びかけるチラシを配布する予定でございます。また、新たに作成に取り組んでいる避難所運営マニュアルでは、施設が定員オーバーになる前に市民の皆様に施設の状況をお伝えすることができるような体制づくりを検討しております。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆10番(矢崎悟議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 10番、矢崎悟議員。 ◆10番(矢崎悟議員) 分かりました。 では次に、大規模災害を想定した避難所の開設について伺います。鎌ケ谷市の地域防災計画では、鎌ケ谷市直下を震源とするマグニチュード7.3の東京湾北部地震が発生した場合の想定避難者数を1万1,234人としております。6月会議の鈴木議員への答弁では、新型コロナウイルス感染症などの蔓延が懸念される状況下での避難者の受入れについては、ソーシャルディスタンスの確保が基本となるため、国や県の示す基準などを踏まえ検討していくことが必要と答弁されておりましたが、ソーシャルディスタンスの確保に向けた対策としてどのような検討が現在行われているのかお聞かせください。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎市民生活部長(渡邊忠明君) 議長、市民生活部長。 ○議長(森谷宏議員) 市民生活部長。 ◎市民生活部長(渡邊忠明君) 新たに作成に取り組んでいる避難所運営マニュアルでは、避難者同士が密接しないよう、ほかの家族やグループとの間を2メートル程度空けてスペースを確保することとしております。また、避難所運営において感染症対策に必要となります間仕切りやテントなどにつきまして、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金で購入すべく、現在必要な対応を進めつつあります。さらに、21か所の指定避難所のほかにも、土砂災害などの局所的な災害時に開設することとしているコミュニティセンターや公民館などの14の一時滞在施設も避難所として開設する施設の対象とし、それらの施設の中で通常の災害時よりも可能な限り多くの施設を避難所として開設する必要があるものと考えております。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆10番(矢崎悟議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 10番、矢崎悟議員。 ◆10番(矢崎悟議員) 千葉市や船橋市などでは、新型コロナウイルスを想定した避難所の開設、またその運営などの訓練を実施したとの報道を目にいたしました。机上では想定できなかったことに訓練で気づくこともあるため、こうした取組はとても重要と感じております。こうした取組に対する市の見解と今後の対応についてお聞かせください。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎市民生活部長(渡邊忠明君) 議長、市民生活部長。 ○議長(森谷宏議員) 市民生活部長。 ◎市民生活部長(渡邊忠明君) 新型コロナウイルスを想定した避難所の開設や運営などの訓練を実施することにより、机上では想定できなかった事柄を確認することができるなど、実際に訓練を行うことは重要であると認識しております。本市におきましても、新たに作成に取り組んでいる避難所運営マニュアルにより、訓練実施における感染症予防に配慮しつつ、避難所の開設や運営等の訓練などの実施について検討してまいりたいと考えております。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆10番(矢崎悟議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 10番、矢崎悟議員。 ◆10番(矢崎悟議員) 避難所運営マニュアルの早期整備、これをしっかりお願いいたします。 では、罹災証明手続について伺います。手続の際に窓口の混雑を避ける対策が重要と感じます。本市におきましては、郵送による罹災証明の申請を可能としておりますが、さらなる取組としてオンラインによる申請についても検討が必要と感じますが、市の見解をお聞かせください。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎市民生活部長(渡邊忠明君) 議長、市民生活部長。 ○議長(森谷宏議員) 市民生活部長。 ◎市民生活部長(渡邊忠明君) 罹災証明手続のデジタル化につきまして、本市におきましては罹災証明と証明内容を同様とする被災証明書を交付しておりますが、当該証明書は被災状況などを詳しく教えていただくために窓口での申請を原則としておりますが、郵送での申請も受付をしております。新型コロナウイルスを想定いたしますと、今後は郵送による手続のさらなる周知を図るとともに、新しい生活様式への対応を見据えたデジタル化の取組など今後も国の動向や他市などの事例を注視し、状況に合った災害対応スタイルを研究してまいります。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆10番(矢崎悟議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 10番、矢崎悟議員。 ◆10番(矢崎悟議員) ぜひよろしくお願いいたします。 では最後に、地域未来構想20オープンラボの活用について伺います。国は、地方創生臨時交付金を活用し、感染症にも経済危機にも強い強靱かつ自立的な地域の社会経済の構築に向けて取り組むことが期待される分野として20の政策を例示しています。例えば教育や行政、防災など、あらゆる分野での新しい生活様式の実現に向けて、その基盤ともなるのがデジタル技術と各分野におけるプロ人材の活用であるとしており、地方公共団体と各分野の専門家、また関係省庁等をつなぐ仕組みとして地域未来構想20オープンラボが創設されました。本市は、この地域未来構想20オープンラボへの登録はまだであると思いますけれども、この活用についてどのような検討がされているのかお聞かせください。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎総務企画部長(笠井真利子君) 議長、総務企画部長。 ○議長(森谷宏議員) 総務企画部長。 ◎総務企画部長(笠井真利子君) 地域未来構想20オープンラボは、内閣府のホームページ上に開設されたもので、20の政策分野に関心のある地方公共団体、その地方公共団体に提供できる技術、ノウハウを有している企業など、所管する関係省庁が紹介されており、地方公共団体、企業、関係省庁のマッチングを後押しするものでございます。内閣府の公表によりますと、9月1日時点において地方公共団体が196団体、各分野の企業等が729団体、関係省庁61の所管部署が登録されており、本市といたしましても、全庁的に情報を共有し、今後の事業展開に活用してまいりたいと考えております。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆10番(矢崎悟議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 10番、矢崎悟議員。 ◆10番(矢崎悟議員) ぜひその活用をお願いできればと思います。コロナに強い社会環境を構築するべく、今年の7月に発表されました経済財政運営と改革の基本方針2020、いわゆる骨太の方針では、今後1年間を集中改革期間として位置づけ、デジタル化への集中投資、実装などを加速する方針が明記されているほか、国はデジタル庁の創設に向け、来年の1月の通常国会で関連法案を提出するといった方針も明言しております。こうした動向を新聞報道で見ますと、現在進んでいる小中学校のICT環境整備事業と同様に、今後全国一斉にこうしたデジタル技術の活用に向けた取組が進んでいくことが予想されます。これまで新たな事業について調査研究を行う際には、各地方公共団体の先進事例などを参考に検討を行ってきたかと思いますけれども、今後そうした先進事例がまだ少ない中でこういった取組というのがスタートしていくわけでありますので、そうした状況を考えますと、専門性の高い人材を活用するなど、官民連携の取組、これが今後ますます重要になってくると感じます。ぜひこうした流れに遅れることなく調査研究を引き続き実施していただき、新しい生活様式の実現に向けた積極的な施策の推進、これを最後に要望いたしまして、私の一般質問を終わります。どうもありがとうございました。 ○議長(森谷宏議員) 以上で10番、矢崎悟議員の一般質問を終結します。 休憩します。再開を午後2時20分とします。 なお、関連質問の発言通告は午後2時15分までに提出願います。          午後 2時09分  休 憩                                                      午後 2時20分  再 開 ○議長(森谷宏議員) 再開します。 △一般質問続行 ○議長(森谷宏議員) これより関連質問を行います。 まず、19番、津久井清氏議員に発言を許します。 ◆19番(津久井清氏議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 19番、津久井清氏議員。 ◆19番(津久井清氏議員) 議席番号19番、立憲民主党の津久井清氏でございます。德野議員の質問に関して関連質問を行います。 さて、市民の方々の中にはこの中継をネット中継で見て議会傍聴をされている方がおられます。その中で、9月23日の德野議員の質問についてご感想といいましょうか、どうでしたということで伺いました。そこの中では、このようなことを述べておられます。8月以降、清水市長は複数の新聞記者などに対して具体的に次期衆議院選の立候補に前向きの姿勢を示したとして新聞に大きく報道されていると。ところが、市民の負託を受けて当選した市会議員の質問に対しては、私人なのでとして答弁を拒否されました。新聞記者には具体的な内容を話しても、市民に開かれた市議会の場でこうした答弁拒否に近い状況をされたことは納得できないというのがその方の感想であります。私も全く同感であります。そこで、清水市長に対して質問いたします。既に新聞記者などに示された内容について、市民に開かれた議会の間でお話をしていただきたいということであります。ご答弁よろしくお願いします。 ○議長(森谷宏議員) ただいまの質問に対し答弁を求めます。 ◎市長(清水聖士君) 議長、市長。 ○議長(森谷宏議員) 清水市長。 ◎市長(清水聖士君) おととい德野議員にお答えしたとおり、この場は鎌ケ谷市長という公的な立場で出席しておりまして、鎌ケ谷市長としての私はその市政運営に全力で取り組んでおるわけであります。この場は、市政に関する一般質問という場でありますので、この市政運営とは別個の個人の件に関してはお答えを控えるべきであると考えております。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆19番(津久井清氏議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 19番、津久井清氏議員。 ◆19番(津久井清氏議員) 大変残念であります。 以上です。 ○議長(森谷宏議員) 以上で19番、津久井清氏議員質問を終結します。 ○議長(森谷宏議員) 次に、16番、佐藤剛議員に発言を許します。 ◆16番(佐藤剛議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 16番、佐藤剛議員。 ◆16番(佐藤剛議員) 議席番号16番、佐藤剛です。私からも一昨日の德野議員の質問に対する市長のご答弁について関連質問したいと思います。 具体的には、9月2日の新聞報道について、つまり清水市長が次期衆議院選への立候補に前向きな意向を持っているという報道についてなのですけれども、この質問に対して市長は議場という公的な場において私人としての意見を述べることはできないと回答されました。今津久井議員に対するご答弁でも同じような内容だったと思うのですけれども、このご答弁の是非についてはともかくとしまして、素朴な疑問があるので、1点確認したいのですが、この新聞報道の元になったのは、その前日、9月1日の定例記者会見かと思うのですけれども、ここで清水市長は次期衆議院選挙での立候補に前向きな意向を述べられていたわけなのです。この定例記者会見というのは、公的な会見であって、ここでの発言は公人としての市長としての言葉だと私は認識しているのですが、この定例記者会見というのは公的なものではないのでしょうか。 ○議長(森谷宏議員) ただいまの質問に対し答弁を求めます。 ◎市長(清水聖士君) 議長、市長。 ○議長(森谷宏議員) 清水市長。 ◎市長(清水聖士君) ただいまの佐藤議員の発言には事実の誤認がありまして、その市長定例記者会見で私がどうこう述べたというふうにおっしゃいましたけれども、それは異なっております。事実と異なっておりまして、市長定例記者会見というものは公務として行うものでありますので、公的なものであります。その市長定例記者会見が終了して、一般の職員が退席した後で記者の皆さんとのやり取りが個人的に行われたというところでございます。事実としてはそういうことです。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆16番(佐藤剛議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 16番、佐藤剛議員。 ◆16番(佐藤剛議員) 定例記者会見そのものは公的なものであるけれども、そこでの発言、衆議院選に関する発言というのはその後のことであるから、プライベートな私的な部分だということかと思うのですけれども、私が読んだ新聞ではそうは書かれていなかったのです。定例記者会見においてそのように述べられたというような報道だったので、事実の誤認とおっしゃっていましたけれども、定例記者会見の一環として発言されたわけなので、やはり公的な場での発言というふうに捉えていいのではないかと思うのです。ちょっとしつこいかもしれないのですけれども、この新型コロナウイルスの感染症が終息しないような状況において、市長の去就というのは市民の生活にも影響を与える大きな関心事であると思います。改めて先日の質問についてご答弁いただけないでしょうか。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎市長(清水聖士君) 議長、市長。 ○議長(森谷宏議員) 清水市長。 ◎市長(清水聖士君) すみません。先日の質問というのは、どの質問かよく分かりませんが。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆16番(佐藤剛議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 16番、佐藤剛議員。 ◆16番(佐藤剛議員) 失礼いたしました。9月2日の新聞報道及び9月1日の定例記者会見で述べられた次期衆議院選挙での立候補に前向きな意向を持ったということの事実について、事実か否かについてです。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎市長(清水聖士君) 議長、市長。 ○議長(森谷宏議員) 清水市長。 ◎市長(清水聖士君) 一昨日、德野議員にお答えしたとおり、この場は鎌ケ谷市長という公的な立場で出席している議場でありまして、市長としては全力で市政運営に取り組んでいるところであり、この市政に関する一般質問という場において、市政運営とは別個の個人の件に関してお答えすべきではないと考えております。 ○議長(森谷宏議員) 以上で16番、佐藤剛議員の質問を終結します。 ○議長(森谷宏議員) 次に、4番、松原美子議員に発言を許します。 ◆4番(松原美子議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 4番、松原美子議員。 ◆4番(松原美子議員) 議席番号4番、日本共産党、松原美子でございます。通告に基づいて質問させていただきますけれども、私も德野議員の先日の一般質問についての関連質問でございます。 この中で、市長は答弁の中で、市政に関する一般質問とは、公人である鎌ケ谷市長としての私個人に関する事柄についてはこの場でコメントすべきではないと考えている、あるいは私人としての私個人に関することについてはこの場でコメントすべきではないというふうにコメントされております。私といたしましては、今回の德野議員の質問でございますけれども、鎌ケ谷市長というお立場、つまり公人に対してご質問をされたというふうに理解をしたわけでございますけれども、ここで市長に質問させていただきます。鎌ケ谷市長という公人とは、どういう意味でしょうか。そしてまた、私人という言葉を使われておりますけれども、その私人という意味についてもお伺いいたします。 以上です。 ○議長(森谷宏議員) ただいまの質問に対し答弁を求めます。 ◎市長(清水聖士君) 議長、市長。 ○議長(森谷宏議員) 清水市長。 ◎市長(清水聖士君) 公人というのは、読んで字のごとく公の人でありまして、私人は読んで字のごとく私の人という、そういう意味であります。公人とは、鎌ケ谷市長としての立場でありまして、私人とは清水聖士個人という立場であります。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆4番(松原美子議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 4番、松原美子議員。 ◆4番(松原美子議員) 分かりやすいお返事ありがとうございました。それでは、公人としてこの場に立たれたのではないかなという私の思いを最後にお伝えして終わらせていただきます。失礼いたしました。 ○議長(森谷宏議員) 以上で4番、松原美子議員の質問を終結します。 以上で市政に関する一般質問を終結します。 △散会の宣告 ○議長(森谷宏議員) 以上で本日の日程は終了いたしました。 次の本会議は、9月29日に開くこととし、会議規則第8条第1項の規定のとおり午後1時に開くことにいたします。 本日の会議を散会いたします。 お疲れさまでした。          午後 2時30分  散 会...