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06月23日-一般質問-05号

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  1. 鎌ヶ谷市議会 2020-06-23
    06月23日-一般質問-05号


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    令和 2年  定例会(6月会議)            令和2年鎌ケ谷市議会定例会 令和2年6月会議    議 事 日 程 (第5号)                令和2年6月23日(火)                                 午前10時開議     日程第1 市政に関する一般質問                                            〇出席議員(24名)    1番   後  関  俊  一 議員     2番   葛  山  繁  隆 議員    3番   宗  川  洋  一 議員     4番   松  原  美  子 議員    5番   佐  竹  知  之 議員     6番   德  野     涼 議員    7番   伊  福  幸  一 議員     8番   富  田  信  恵 議員    9番   鈴  木  哲  也 議員    10番   矢  崎     悟 議員   11番   中  村  潤  一 議員    12番   森  谷     宏 議員   13番   針  貝  和  幸 議員    14番   泉  川  洋  二 議員   15番   松  澤  武  人 議員    16番   佐  藤     剛 議員   17番   三  橋  一  郎 議員    18番   河  内  一  朗 議員   19番   津 久 井  清  氏 議員    20番   小  易  和  彦 議員   21番   芝  田  裕  美 議員    22番   土  屋  裕  彦 議員   23番   勝  又     勝 議員    24番   大  野  幸  一 議員〇欠席議員(なし)                                            〇説明のための出席者     市         長   清  水  聖  士  君     副    市    長   北  村  眞  一  君     総 務 企 画 部 長   笠  井  真 利 子  君     総 務 企 画 部 副 参事   小 笠 原  直  樹  君     総 務 課 行 政 室 長   髙  橋  秀  之  君     企 画 財 政 課財政室長   杉  山  大  樹  君     市 民 生 活 部 長   渡  邊  忠  明  君     市 民 生 活 部 次 長   青  木  真  也  君     ( 商 工 振 興 課 長)     安 全 対 策 課 長   伊  藤  正  二  君     健 康 福 祉 部 副 参事   本  間     恵  君     ( 健 康 増 進 課 長)     こ ど も 支 援 課 長   今  井  崇  徳  君     健 康 増 進 課 主 幹   舘  岡     文  君     都 市 建 設 部 長   貞  方  敦  雄  君     都 市 建 設 部 参 事   浮 ケ 谷  勝  美  君     都 市 建 設 部 副 参事   横  山  吉  治  君     都市計画課都市政策室長   仲  田  政  樹  君     道 路 河 川 管 理 課長   永  束     昇  君     公 園 緑 地 課 長   秋  元  勝  美  君     道 路 河 川 管理課主幹   菊  池  佳  己  君     教    育    長   皆  川  征  夫  君     生 涯 学 習 部 長   狩  谷  昭  夫  君     生 涯 学 習 部 副 参事   﨑  田  浩  史  君     ( 教 育 総 務 課 長)     教 育 総 務 課 主 幹   岩  見  健  治  君     生 涯 学 習 推 進 課長   岩  松  昌  弘  君     生 涯 学 習 推進課主幹   渡  邊  里  恵  君     選 挙 管理委員会委員長   石  井  君  雄  君     代 表 監 査 委 員   徳  田     朗  君     農 業 委 員 会事務局長   佐  山  佳  明  君                                            〇議会事務局職員出席者     事   務  局   長   斉  藤     薫     事  務  局  次  長   佐  藤  太  郎     同  主  任  主  事   井  上  裕  之     同  主  任  主  事   中  山  由 貴 子     同   主  事   補   歌  津  達  也          午前10時00分  開 議 ○議長(森谷宏議員) 皆様、引き続きお疲れさまです。 ただいまの出席議員は24名であります。定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。 △議事日程について ○議長(森谷宏議員) 本日の議事日程は、お手元に配付してあるとおりであります。 △市政に関する一般質問 ○議長(森谷宏議員) 日程第1、これより市政に関する一般質問を行います。 順次発言を許します。 まず、6番、德野涼議員に発言を許します。 ◆6番(德野涼議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 6番、德野涼議員。 ◆6番(德野涼議員) 議席番号6番、德野涼、通告に基づき一般質問いたします。今回通告しておりますのは大きく3点です。1つが子供の遊び場について、公園の美化について、令和2年度予算に関連した幾つかの事項についてです。 まず、1点目、子供の遊び場についてですけれども、昨今のコロナウイルスの影響もあり、室内で遊ぶよりも屋外で遊ぶことが推奨されていて、公園で遊ぶ子供を目にすることもいつもより増えたような気がします。しかし、今子供が公園で遊ぶときにボール遊びができないという現状があります。学校の教育でも、元気に体を動かして遊ぼうと、室内に籠もっているよりは外に出て遊ぼうとしていると思います。しかし、ボール遊びが禁止されていると、やっていいのは鬼ごっこやかくれんぼか、そんなようなものでしょうか。中には、携帯ゲーム機を公園に持ち寄って遊ぶ子供の姿を目にすることがあります。そして、市民の方からも、保護者の方ですね、子供の遊び場の遊び場がないと。道路で遊ばせているとか、先日この場所で行われた子ども議会では小学校6年生の児童が公園でのボール遊びを禁止しないでくれと切に訴えていました。この状況は、改善していかなければならないと思っています。そこでまずは、市内でボール遊びができる場所はどこにあるのかお聞きいたします。 次に、通告の2点目です。公園の美化について、鎌ケ谷市には大きな公園が幾つかありますけれども、中でも市制記念公園、貝柄山公園というのが名物とも言えると思います。そのため、市の魅力向上のために、単なる公園としてではなく、名物としてきれいにしておくということが求められると思います。そこで、2つの公園の清掃や美化というのはどのように行っているのかお伺いします。 そして最後、3点目、令和2年度予算について伺います。ここでは、今年度の予算について、過去や未来にも少し目を向けながらいろいろと聞いていこうと思っております。まず、今年度の予算を執行すれば、かまがやレインボープラン21、その中の後期基本計画が終了することになる、いわば節目の年であると思います。レインボープランというのは、市民の皆様に、鎌ケ谷をこんなまちにしていきますと、そんな宣言、そして市民はそれを見て聞いて、このまちはこんな姿になっていくのだろうなというのを想像したり期待したりするのだと思います。そして、執行部の皆様はこれを達成するために日々汗を流してきたのだろうと思います。ですので、この10年間を振り返り、評価すべき部分は評価し、改善すべき部分は改善し、次の計画に生かしていただければと思っております。そこでまず、レインボープラン21の後期基本計画に当たる部分、その現在の達成状況をお聞かせください。今後の見通し、それから新型コロナウイルスの影響は再質問で行わせていただきます。少し長くなってしまいますが、明快なるご答弁のほどよろしくお願いいたします。 ○議長(森谷宏議員) ただいまの質問に対し答弁を求めます。 ◎都市建設部参事浮ケ谷勝美君) 議長、都市建設部参事。 ○議長(森谷宏議員) 都市建設部参事。 ◎都市建設部参事浮ケ谷勝美君) ご質問の1点目、子供の遊び場についてお答えします。 お尋ねは、公園、児童遊園多目的グラウンド利用ボール遊びの対応についてでございました。公園は、市内に200か所あり、小さなお子様から高齢者の方々までの幅広い年齢の方々や障害をお持ちの方など不特定多数の方々が利用しており、遊びの場、休息の場、鑑賞の場、レクリエーションの場のほか、災害の避難場所などの多くの役割を持った施設であることから、公園でのボールの使用については原則禁止とさせていただいております。 また、本市の児童遊園は市内16か所に設置しており、西佐津間二丁目児童遊園を除き、原則としてボールの使用は禁止しております。その主な理由としましては、児童遊園は面積が小さく、遊具エリアボール遊びエリアを区切ることが不可能な状況であること、また斜面地などもあり、ボールを使用できるエリアを確保できないことが挙げられます。 また、西佐津間二丁目児童遊園につきましては、敷地面積が3,251平方メートルと広いことから、遊具エリアとボールを使用できる多目的エリアの2つに区分しております。ボールを使用できる多目的エリアについては、高さ5メートルのネットフェンスを設置しており、バッティングなどの行為は禁止としておりますが、ボールで遊べるエリアとして多くの子供たちが利用しております。 また、多目的グラウンドにつきましては、市内に3か所設置しており、軽井沢及び四本椚の2か所の多目的グラウンドでは野球、サッカー、グラウンドゴルフなどでボールの使用が可能となっております。中沢多目的グラウンドでは、フェンスを越えない範囲で利用可能なスポーツで利用されることを想定しており、グラウンドゴルフやペタンク、またキャッチボール程度であれば、ボールの使用が可能となっております。 次に、ご質問の2点目、公園の魅力づくりについてお答えいたします。お尋ねは、市制記念公園、貝柄山公園の美化についてでございました。市制記念公園と貝柄山公園は、市を代表する緑豊かな公園であり、多くの利用者が来園する施設です。市制記念公園では、福太郎野球場福太郎テニスコートが併設されており、利用者も多いことから、シルバー人材センターに管理を委託して利用者の利便性の向上を図っております。 また、週2回の清掃や週4回のトイレ清掃を委託し、公園の美化に努めております。貝柄山公園におきましても、週3回の清掃と週4回のトイレ清掃を委託するとともに、適宜樹木の剪定、消毒、草刈りを行い、公園の美化に努め、緑の適切な維持管理を行っております。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎総務企画部長笠井真利子君) 議長、総務企画部長。 ○議長(森谷宏議員) 総務企画部長。 ◎総務企画部長笠井真利子君) ご質問の3点目、令和2年度予算について、お尋ねはかまがやレインボープラン21後期基本計画達成状況についてでございました。昨年度行政評価制度に基づき、平成30年度末時点における施策の事後評価を実施いたしましたので、この評価結果に基づき、後期基本計画達成状況をお答えいたします。 後期基本計画は、41の施策を設定しており、そのうち全ての成果指標を達成している施策は3施策、率にして7.3%、達成度が75%以上100%未満の施策は13施策、率にして31.7%、達成度が25%以上75%未満の施策は18施策で、率にして43.9%、達成度がゼロ%以上25%未満の施策は7施策で、率にして17.1%となっておりますが、おおむね全ての事業に着手しており、計画期間を2年残した段階で完了をしている事業もございます。 なお、教育、福祉、安全安心、魅力あふれるまちづくりの4つの重点政策について事業の重点化を図った結果、先ほど申し上げた成果指標には直接反映されておりませんが、全小中学校のエアコン設置、新京成線の高架化、消防本部庁舎などの建てかえ、きらりホールの整備など、市全体のまちづくりに一定の成果を上げているものと認識しております。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆6番(德野涼議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 6番、德野涼議員
    ◆6番(德野涼議員) では、順次再質問させていただきます。 まずは、公園でのボール遊びについてなのですけれども、市内に幾つかのボール遊びができる場所があるのは理解しましたが、ただその数か所のところにふだん子供がどのくらい遊びに行けるのかと考えると、そう多くはないのではないかと思います。現実的には、ボール遊びができる場所に多くの子供たちが行くことができないと。近くに公園しかないという状況があるのですけれども、先ほど多くの方が利用するからボール遊びを制限するというのはありましたけれども、そのほかにボール遊びが禁止にされる理由がありましたらお伺いいたします。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎都市建設部参事浮ケ谷勝美君) 議長、都市建設部参事。 ○議長(森谷宏議員) 都市建設部参事。 ◎都市建設部参事浮ケ谷勝美君) 公園は、植栽や各種遊具施設、柵、トイレなどが敷地内に点在していることから、公園の限られた平たんなエリアでボールを使用することにより、他の利用者と接触し、けがをしたり、近隣住宅へボールが侵入する恐れがございます。また、ボールが道路に出た場合、これを子供たちが追いかけることによる飛び出しなどが想定されます。こうした敷地内に制約があること、様々な方がご利用いただいていること、施設の安全なご利用の点など総合的に勘案し、ボール遊びについては禁止させていただいているところでございます。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆6番(德野涼議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 6番、德野涼議員。 ◆6番(德野涼議員) 主に安全性の面で禁止にされているということかと思います。ただ一方で、先ほど申し上げたとおり、保護者からの声があったり、子供からはこの子ども議会で訴えがあったり、子ども議会で訴えがあったのは過去に1回や2回ではないと思います。もちろん議会でも取り上げられたと思うのですけれども、そういう公園でボール遊びをさせたい、したいという声が多いというのは認識しているのでしょうか。もし認識しているのであれば、どうお考えなのかお聞かせください。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎都市建設部参事浮ケ谷勝美君) 議長、都市建設部参事。 ○議長(森谷宏議員) 都市建設部参事。 ◎都市建設部参事浮ケ谷勝美君) 利用者の方から公園でボールを使用したいというご意見をいただいていることは認識しております。しかしながら、その一方で近隣にお住まいの方や他の利用者からやめさせてほしいとの声や危険であるなどのご意見も多く、両方の相反する意見を取り入れることは難しく、公園内の迷惑行為の防止や、小さなお子様や高齢の方が多くご利用されていることから、禁止をさせていただいております。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆6番(德野涼議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 6番、德野涼議員。 ◆6番(德野涼議員) 相反する意見を取り入れるというのは本当に難しいことなのだろうなと思います。こちらが立てば、あちらが立たなくなると、それは当然だと思います。しかし、今は片方の意見が完全に無視されているという現状で、今小さな子供も高齢者の方も利用されているとありましたけれども、遊び盛りの子供もその中にはいると。片方の意見だけ採用するのではなくて、もう少し歩み寄ることができないのかなというのが私の意見なのですけれども、例えば小さな子供と小学生では、利用する時間が小さい子供はお母さんと一緒に昼間に行ったり、でも小学生は平日であればその時間は学校に行っていると。なので、例えばですけれども、夕方の4時から6時とか、本当に小学生が平日に使う時間なんて一、二時間なので、その時間だけボール利用の制限を解除するとか、これは例えばですけれども、そういうルールづくりの検討はできないでしょうか。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎都市建設部参事浮ケ谷勝美君) 議長、都市建設部参事。 ○議長(森谷宏議員) 都市建設部参事。 ◎都市建設部参事浮ケ谷勝美君) 市としては、広く市民の皆様に利用していただきたいと考えていることから、ある一定の時間だけ限定して公園のボール利用の制限を解除することは他の公園を利用される方に制限を設けることとなるため、非常に難しいものと考えております。また、市内の都市公園は近隣に居住する方に利用していただく比較的敷地が狭い街区公園が多いことから、他の利用者のご理解が課題となるものと考えております。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆6番(德野涼議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 6番、德野涼議員。 ◆6番(德野涼議員) ほかの方の公園の利用を制限するというのがあるのですけれども、現に今はその遊び盛りボール遊びがしたいという子供の利用が制限されているという考え方もできるかなと私は思っていて、近隣の方の理解を得るのが難しいというのももちろんそうなのかなと。ボールが入ってしまって、子供が勝手に敷地に入るとかというのは、近隣の人からすると許しがたいものだと思います。ただ、そういうところも乗り越えて、船橋市では公園のボール遊び検討委員会というものを設けて、数年かけてルールづくりを行って、公園でボール遊びができるようになりました。公園でのボールの使用について注意事項とか、例えば民地にボールが入ってしまったら、しっかり声をかけて謝ってから取るとか、あとは道路に飛び出さないとか、そういう学校教育にも生かしてルールづくりをして、近隣住民の方の理解を得てボール遊びもできるようになったと。これは、簡単なことではないとは思うのですけれども、市民の意見にしっかりと寄り添った結果なのかなとも思うのですけれども、こうした取組を鎌ケ谷市としても何か検討はできないでしょうか。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎都市建設部参事浮ケ谷勝美君) 議長、都市建設部参事。 ○議長(森谷宏議員) 都市建設部参事。 ◎都市建設部参事浮ケ谷勝美君) 船橋市では、一部公園においてはボール使用を許可しておりますが、当該公園では周りが民家と接していない、広く平らな敷地がある、防球ネットが設置されているなどの条件が整っているところでございます。本市においては、比較的小規模の敷地の公園が多く、大きさ、形状や近隣の状況など様々であることから、個々にルールをつくっていくことは大変難しいものと考えております。引き続き市民の皆様には、ボールの使用は多目的広場などをご利用いただくようお願いしてまいります。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆6番(德野涼議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 6番、德野涼議員。 ◆6番(德野涼議員) 船橋市のルールをそのまま取り入れるというのではなくて、この狭い鎌ケ谷市なりのルールを何か、例えば軟らかいボールだけはオーケーとか、何かそういうルールづくりが検討できないのかなと思うのですけれども、現段階では難しいということで、残念に思いますが、公園のほうは難しいということで、少し角度を変えて、小学校とかで遊ぶことはできないのかということを聞いていきたいと思いますが、今校庭の開放は平日の週1回というふうに聞いています。これがなぜ週1回になっているのか、これまでの経緯を含めて現状をお聞きいたします。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎生涯学習部長狩谷昭夫君) 議長、生涯学習部長。 ○議長(森谷宏議員) 生涯学習部長。 ◎生涯学習部長狩谷昭夫君) 個人開放事業につきましては、子供の安全な遊び場の確保のため、地域の子供たちが自由に遊べる場所として、第1、第3土曜日に加え、平成27年度からは週1回、平日の放課後についても、各小学校の校庭を個人向けに開放している事業でございます。平日週1回とした理由でございますが、当事業はあくまで学校教育に支障のない範囲での開放となりますので、各小学校での活動が最優先となります。開放日を定めるに当たりましては、各小学校の意向をはじめ学校の年間行事や部活動を確認して十分な協議調整を行い、平日週1回の開放についてご協力をいただいたものでございます。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆6番(德野涼議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 6番、德野涼議員。 ◆6番(德野涼議員) 校庭を開放してくださいという要望をしていて心配になるのが、もし増えた場合、学校の先生の負担が増えてしまってはよくないかなと思うのですけれども、その点はいかがでしょうか。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎生涯学習部長狩谷昭夫君) 議長、生涯学習部長。 ○議長(森谷宏議員) 生涯学習部長。 ◎生涯学習部長狩谷昭夫君) 校庭開放につきましては、学校施設をお借りして行う事業であり、来校する子供たちの多くは当該小学校の児童となりますので、不測の事態が生じた際などには先生方にご負担をかける場合もございますが、業務としてお願いをしていることはございません。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆6番(德野涼議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 6番、德野涼議員。 ◆6番(德野涼議員) 何かあったときには先生が登場するみたいな、それは学校の校庭でなくても、ほかの公園で遊んでいても同様なのかなと思いますので、基本的には先生の負担は増えないということで、ということであれば、学校教育に支障のない範囲での開放ということですけれども、どのような支障が考えられるのでしょうか。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎生涯学習部長狩谷昭夫君) 議長、生涯学習部長。 ○議長(森谷宏議員) 生涯学習部長。 ◎生涯学習部長狩谷昭夫君) 各小学校の放課後の校庭につきましては、陸上大会に向けた練習のほか、体力向上への取組や球技などの特設の部活動を行っている学校もございます。また、放課後児童クラブにおきましても、校庭を広く使用し、体験教室を実施することもありますので、個人向けの開放日を増加させた場合は、こうした活動に影響が及ぶことが考えられます。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆6番(德野涼議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 6番、德野涼議員。 ◆6番(德野涼議員) 部活動ということもありましたけれども、確かに部活があったら使用できないのかなと思うのですが、球技大会もなくなって、それに伴って部活動が行われている学校も少なくなってきたと聞いていますが、であればこの平日週1回という開放日を増やすことはできないのでしょうか。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎生涯学習部長狩谷昭夫君) 議長、生涯学習部長。 ○議長(森谷宏議員) 生涯学習部長。 ◎生涯学習部長狩谷昭夫君) 当事業は、あくまで学校教育に支障のない範囲となりますので、開放日を増やすに当たりましては、各小学校の意向をはじめ学校の年間行事放課後児童クラブの活動も確認した上で関係部署と十分な協議調整が必要となりますので、直ちに日数を増やすことは困難な状況にございます。今後も引き続き各小学校の協力を得ながら事業を実施していくとともに、子供たちが安心して遊べる場の確保に努めてまいります。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆6番(德野涼議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 6番、德野涼議員。 ◆6番(德野涼議員) 公園でのボール遊びは難しいということでしたので、せめて学校開放日を増やしていただければなと思います。各学校と協議をして打合せをしていくというのは労力のかかることだと思うのですけれども、そこに実現不可能な課題があるとも思えません。ですので、ぜひ積極的に取り組んでいただければと思います。 ボール遊びは以上になりまして、大きな項目の2つ目に移らせていただきます。公園の美化ですけれども、近所ということもありまして、貝柄山公園についてお聞きしたいと思うのですけれども、四季折々の自然が楽しめて、散歩をする方も多く見られますけれども、私も歩いていて1つ気になるのは、池が汚いなと思うのですけれども、この池についてはどのような管理をしていらっしゃるのでしょうか。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎都市建設部参事浮ケ谷勝美君) 議長、都市建設部参事。 ○議長(森谷宏議員) 都市建設部参事。 ◎都市建設部参事浮ケ谷勝美君) 貝柄山公園は、鎌ケ谷市で唯一、池と噴水のある地区公園として多くの市民の皆様にご利用いただいており、この池は市民の休息、憩いの場として親しまれているところです。貝柄山公園は、敷地が4万515平方メートルあり、初富本町と東中沢の自然の谷津田を利用して昭和57年に公園として供用開始したものでございまして、池は約3,616平方メートルございます。池の水は、ろ過器施設、地下水のくみ上げによる池の流入施設、池の修景施設でもあります噴水施設を組み合わせ、浄化を行っております。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆6番(德野涼議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 6番、德野涼議員。 ◆6番(德野涼議員) ろ過器によって水質の浄化を行っているということですけれども、そのろ過器は正常に機能しているのでしょうか。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎都市建設部参事浮ケ谷勝美君) 議長、都市建設部参事。 ○議長(森谷宏議員) 都市建設部参事。 ◎都市建設部参事浮ケ谷勝美君) 池のろ過器につきましては、平成3年に設置したもので、2台あるうちの1台は平成29年から経年劣化により稼働を停止しております。現在は、1台でろ過をしているところでございます。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆6番(德野涼議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 6番、德野涼議員。 ◆6番(德野涼議員) やっぱり池の水が汚いのは、そうしたろ過器が正常に稼働していない。半分の機能でろ過をしているということになると思うのですけれども、そのほかに池が濁っているという原因は何が考えられるのでしょうか、お伺いします。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎都市建設部参事浮ケ谷勝美君) 議長、都市建設部参事。 ○議長(森谷宏議員) 都市建設部参事。 ◎都市建設部参事浮ケ谷勝美君) 貝柄山公園の池は、2基の井戸が水源となっておりますが、小規模な閉鎖的水域であることから、窒素、リンの増加による不栄養化状態となり、藻類の繁殖や長い期間に沈殿した汚泥等が濁りの原因と推測されます。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆6番(德野涼議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 6番、德野涼議員。 ◆6番(德野涼議員) 藻とか泥が原因ということですけれども、これ何かきれいにする方法はないのでしょうか。1つ考えられるのがろ過器の修理なのですけれども、どのような方策があるのか、またそれを今現在実施していないということになると思うのですけれども、実施する上でどのような課題があるのでしょうか。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎都市建設部参事浮ケ谷勝美君) 議長、都市建設部参事。 ○議長(森谷宏議員) 都市建設部参事。 ◎都市建設部参事浮ケ谷勝美君) 貝柄山公園の池は、閉鎖的水域であることから、水質の対策としましては、しゅんせつによる汚泥の除去やろ過器の増強が考えられます。しかし、しゅんせつは多額の費用がかかり、また現在稼働しているろ過器の増強も機械の更新や改修を行う必要があることから、多額の費用がかかることが想定されます。また、池の水質は季節により変化していることから、今後も水質を観察しつつ、かかる経費の費用対効果を見極めていく必要があり、市全体の公園の整備や遊具などの施設の更新、長寿命化などのかかる経費の中で優先順位等を踏まえ、その対策を研究してまいります。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆6番(德野涼議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 6番、德野涼議員。 ◆6番(德野涼議員) しゅんせつ、泥をかき出して、池の水を抜いて掃除をするということで、それなりの経費がかかるというのが問題になっているのだろうと思います。ただ、この鎌ケ谷は緑あふれるまちということで魅力づくりを掲げているので、公園の美化というのも大きな要素になると思います。ですので、公園を整備して、落ちた葉っぱを拾うとか、枝を切るというだけではなくて、もっともっとブラッシュアップをして名物にまで育てていくということも鎌ケ谷市にとっては重要なのかなと思います。ですので、コストをかけて公園の美化に取り組んでいく必要があると思うのですけれども、この点について市はどのように考えていらっしゃいますでしょうか。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎都市建設部参事浮ケ谷勝美君) 議長、都市建設部参事。 ○議長(森谷宏議員) 都市建設部参事
    都市建設部参事浮ケ谷勝美君) 本市は、緑の豊かなまちで、緑の空間は潤いと安らぎのある快適で豊かな市民生活に欠くことのできない大切なものです。今後も計画的に緑を増やして、より魅力あるまちづくりを進めてまいります。また、本市を代表する市制記念公園や貝柄山公園が今後も多くの方々に快適にご利用いただけるよう、公園の美化に取り組み、緑あふれるまち鎌ケ谷の実現を目指してまいります。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆6番(德野涼議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 6番、德野涼議員。 ◆6番(德野涼議員) ぜひ今おっしゃったように緑あふれるまちづくりを進めていただければと思います。この公園とか緑というところにどのくらいお金をかけるのかというのは本当に難しい判断だと思います。まちの街路樹なんかは、今落ち葉ができるだけ出ないようなコストのかからない街路樹を選定していたりというのが全国の流れだと思いますので、あえてそこを緑とか公園にお金をかけていくという予算づけ、池を汚いままにしておかないと。さらに魅力を高められるような公園事業に取り組んでいただければと思います。 今のを要望として、次の質問に移らせていただきます。予算に関連したところで、先ほどレインボープラン21の後期基本計画は、成果指標があるものに関しては、75%以上達成しているものが4割程度、それ未満のものが6割程度ということですけれども、この状況についての見解、どう評価しているのかお伺いいたします。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎総務企画部長笠井真利子君) 議長、総務企画部長。 ○議長(森谷宏議員) 総務企画部長。 ◎総務企画部長笠井真利子君) 後期基本計画は、平成23年度から令和2年度までの10年間を計画期間として平成22年2月に策定しましたが、施策の進行状況を客観的に評価できるよう、全ての施策に初めて成果指標などを設定したものとなります。そのため、達成度が低い施策もございますが、ほとんどの事業に着手しており、この9年間の間に、先ほど申し上げた事業のほか、6年連続して待機児童ゼロの達成、子供見守りカメラを設置するなど、子供たちの安全確保、北千葉道路の整備促進、全ての公共施設の耐震化を早期に実現するなど、様々な事業において一定の成果を上げているものと認識しております。今後は、後期基本計画も今年度までとなりますが、令和2年度目標値の達成に向けて取り組むとともに、令和3年度を初年度とする次期基本計画の策定の中で新たな成果指標を定めてまいりたいと考えております。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆6番(德野涼議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 6番、德野涼議員。 ◆6番(德野涼議員) 今年で終了という段階なので、75%以上達成という部分が一番多くないと、あと1年でというところは難しいのかなと思います。ただ、全て100%やるというのは当然難しいことだと思いますので、今のようにある程度軽重をかけていくというのも重要なのかなと。ただ、計画は計画したということに価値はなくて、それを形にするというところが一番重要だと思いますので、今年度で終了するので、ぜひ今年度予算を執行したときには、終わってみてどうだったかという振り返りができるかと思いますので、この全体を通して、10年、20年を通して、事業の進め方とか、あとは目標設定が妥当だったのかというところの検証をして以降の計画に生かしていただければなと思います。 少しレインボープランの具体的な中身にも入っていきたいのですけれども、予算に大きな影響を与えるというところで言うと、後期基本計画政策3―1の1、ここにはまちづくりとかが書いてあるのですけれども、その中に新鎌ケ谷は千葉県北西部を代表する交流拠点を目指すというふうに書いてあるのですけれども、今見てみて、この千葉県北西部を代表する交流拠点になっているという認識なのか、もしくはまだまだなっていないという認識なのか、その理由も含めて教えてください。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎都市建設部参事浮ケ谷勝美君) 議長、都市建設部参事。 ○議長(森谷宏議員) 都市建設部参事。 ◎都市建設部参事浮ケ谷勝美君) 後期基本計画、政策3―1の施策1、広域交流拠点整備において、新鎌ケ谷駅周辺地区は、交通結節点として、千葉県北西部地域を代表する躍動感と魅力ある交流拠点を目指す姿としております。後期基本計画では、新鎌ケ谷特定土地区画整理事業の概成、新京成線連続立体交差事業の高架化といった鎌ケ谷市にとって重要な都市基盤整備事業の完成を迎えようとしております。こうしたまちづくりの進展により、後期基本計画における成果目標である1日当たりの新鎌ケ谷駅乗降客数につきましては、令和元年度末現在10万3,942人と、成果目標値である10万人を達成しており、魅力ある交流拠点の形成につながっているものと考えております。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆6番(德野涼議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 6番、德野涼議員。 ◆6番(德野涼議員) 成果目標値の10万人を達成しているというのは、本当にすばらしいことなのだろうなと思います。ただ、乗降客数が増えているということですけれども、レインボープランの序論では、市外からも集客可能な場所を目指すというのもあるのです。ですので、この乗降客数が見事に増えた、その駅の利用客がどれだけこの新鎌ケ谷という駅で降りて、例えばイオンに行ったりとか、駅の周りのところで何か消費活動を行っているかどうかが重要になってくるのかなと思うのですけれども、この点についてはどうお考えでしょうか。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎都市建設部参事浮ケ谷勝美君) 議長、都市建設部参事。 ○議長(森谷宏議員) 都市建設部参事。 ◎都市建設部参事浮ケ谷勝美君) 新鎌ケ谷地区は、平成16年のまち開き以降、イオンをはじめとする店舗の出店や優良企業の進出が進んでおります。また、成田スカイアクセス線の開業や新京成線連続立体交差事業の高架化、東武アーバンパークラインの急行運行が開始されたことにより、様々の方面の方々が新鎌ケ谷地区を訪れ、回遊することで、市内外の方による消費の増加につながっているものと考えております。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆6番(德野涼議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 6番、德野涼議員。 ◆6番(德野涼議員) 消費の増加につながっていると考えられるということですけれども、確かになかなかどれだけ市外の人がこの新鎌ケ谷で降りて買い物をしているのかというリサーチは非常に難しいと思います。ただ、乗降客数が増えているというところだけで言うと、来やすくなった分、出やすくなったというのもあると思います。なので、鎌ケ谷で消費をせずにどこか遠いところに買い物に出かけるというのも起こり得ると思います。ですので、なかなか難しいとは思うのですけれども、そこを突き詰めていかないといけないのかなと。例えばですけれども、既に周辺の商店との連携は取っていただけているとは思うのですけれども、商店からデータを提供をしてもらうだとか、駅利用客ではなくてロータリーの人を数えてみるとか、推測ではなくてしっかりと現状の把握をするということがよりよいまちづくりにつながるのかなと思っております。 次に、これも鎌ケ谷市の税収に大きな影響を及ぼしたなと考えられるのですけれども、ちょっと古い話になってしまいますが、東京10号線延伸新線についてお聞きします。北千葉鉄道と呼ばれたり、鎌スタ前に中沢駅ができるみたいな話もあって、市民が待ち望んでいた新線だと思うのですけれども、レインボープランの中でも明確に表記されておりまして、この新線の整備を確かなものとするためと強い表記があるのですけれども、しかし実際には現状中止になっていると。過去の議会でも、この新線の跡地についてはよく議論されていたのですけれども、この中止になった経緯とか理由というのをちょっと詳しく教えていただければと思います。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎都市建設部参事浮ケ谷勝美君) 議長、都市建設部参事。 ○議長(森谷宏議員) 都市建設部参事。 ◎都市建設部参事浮ケ谷勝美君) 東京10号線延伸新線計画は、本八幡から新鎌ケ谷を結ぶ県営鉄道北千葉線として、平成12年1月の運輸政策審議会で、沿線の開発状況を見極めつつ、その整備を検討すると位置づけされましたが、平成14年に県営事業としての北千葉線は廃止されました。その後、名称を東京10号線延伸新線と改め、第三セクターにより将来的に事業化する方向で、千葉県市川市及び鎌ケ谷市で構成する東京10号線延伸新線促進検討委員会で調査検討を進めてまいりました。しかし、少子高齢化などによる利用者の増加が期待できないことや、約1,400億円という多額の事業費が必要であり、事業の採算性の見通しが立たないことや、利用者の分散化による北総鉄道への影響などから、千葉県より事業廃止の申出があり、協議の結果、平成25年9月に東京10号線延伸新線促進検討委員会は解散することとなり、東京10号線延伸新線計画の検討を終了したものでございます。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆6番(德野涼議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 6番、德野涼議員。 ◆6番(德野涼議員) そのほかにも千葉ニュータウンの開発が予定人口どおりにいかなかったなんてことも影響しているというふうにお聞きしています。そんな中で、鎌ケ谷市としては県営事業が廃止された後も市川市と協力をして何とか事業を残していこうと粘りに粘ったのですけれども、平成25年に泣く泣く廃止を受け入れたということかと思います。非常に残念に思います。もしこれができていればの話をあまりしてもしようがないのですけれども、日ハムの前に駅ができて、より球団との連携も強固にできて、中沢の様子も一変したのかなと。この鎌ケ谷のまちづくりを語る上で外せない要素になってきたのかなと思います。ですので、逆に残念ながら中止になってしまったというところは税収とか予算にも大きな影響があったのかなと思います。 そこで、この10号線延伸新線や先ほどの新鎌ケ谷の開発なんかも踏まえまして、今度は予算全体に目を移していきたいと思うのですけれども、この鎌ケ谷市の10年前と比較して、市税、それから投資的経費、そして義務的経費、扶助費、それぞれの伸び率をお伺いいたします。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎総務企画部長笠井真利子君) 議長、総務企画部長。 ○議長(森谷宏議員) 総務企画部長。 ◎総務企画部長笠井真利子君) 普通会計における平成20年度決算と平成30年度決算との比較でお答えをさせていただきます。 まず、市税ですが、平成20年度が約134億円で、平成30年度は約138億円、伸び率は約3%、投資的経費は、平成20年度が約20億円で、平成30年度が約34億円、伸び率は約70%、義務的経費は、平成20年度が約126億円で、平成30年度が約170億円、伸び率は約35%、扶助費は、平成20年度が約36億円で、平成30年度が約83億円、伸び率は約230%でございます。 なお、参考までに歳入としては、地方消費税交付金は、平成20年度は約7億5,000万円だったものが平成30年度は約17億9,000万円で、伸び率は約139%、国庫支出金は、平成20年度は約21億円だったものが平成30年度は約51億円で、伸び率は約143%と伸びております。 ○議長(森谷宏議員) 再質問いたします。 ◆6番(德野涼議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 6番、德野涼議員。 ◆6番(德野涼議員) やはり義務的経費と言われるところ、扶助費などが伸びが著しいなということです。ただ、その分歳入も増えたり補助金も増えているので、一概にはこの伸び率だけを見てはいけないのですけれども、ちょっと質問を1つ省略して、今後の見通しは皆様のお手元にも配付させていただきましたグラフに落とし込んでいただいています。平成30年度、令和2年度、令和8年度というところで、やはりバツ印になっている扶助費が未来においても伸びていくのかなというところだと思います。このままでは、この傾向はどんどん、どんどん続いていくのかなと思うのですけれども、この扶助費のピークというのはいつ頃来るのか、見込みなどはあるのでしょうか。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎総務企画部長笠井真利子君) 議長、総務企画部長。 ○議長(森谷宏議員) 総務企画部長。 ◎総務企画部長笠井真利子君) 扶助費は、平成30年度決算が約82億円だったところ、令和8年度は約109億円と見込んでおり、この間毎年度増加するものと推計しております。社会保障制度は、国によるところが大きく、制度改正の状況によっては変動することがありますが、現在の推計では、少子高齢化や幼児教育・保育無償化の影響などにより、扶助費は年々増加を続け、いつ頃がピークかという見通しは立っておりません。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆6番(德野涼議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 6番、德野涼議員。 ◆6番(德野涼議員) ピークというものはなくて、年々上がっていってしまうものだと。日本社会、世界全体を見ても、少子高齢化が進んでいるので、いたし方ないのかなと思います。ただし、本市においては、近年少しですけれども、人口が増えていたりという現状もあって、都心から本当に離れている地方とは違って30分で行けたりするので、一概にこの少子化のあおりを受けるとは言えないのかなと思います。むしろまちづくりいかんによっては、この都市に集中化しているというような影響を受けてもおかしくないのかなと。人口増加や若い世代の流入も可能だと思っております。そういった点で、この10年間人口や税収が僅かながらも伸びているのは、新鎌ケ谷の開発の寄与が大きかったように思います。ただ、それによる人口の増加とかは一旦頭打ちになってしまうのかなと思うのですけれども、一方で北千葉道路が延伸するというところを見越して、道路を通すだけではなくて、沿線の開発だとか新たな仕掛けをすることによって人口増加、税収増加を狙っていくべきだと思うのですけれども、見解をお伺いいたします。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎総務企画部長笠井真利子君) 議長、総務企画部長。 ○議長(森谷宏議員) 総務企画部長。 ◎総務企画部長笠井真利子君) 今後のまちづくりについての見解でございますが、令和元年12月に新京成線の上下線高架運行が開始されましたので、今後は仮線の撤去等と併せ関連側道の整備や高架下利用などに取り組むほか、初富駅、北初富駅周辺の整備を行い、さらなる活性化につなげてまいります。また、北千葉道路の早期整備や都市計画道路の整備などに取り組むとともに、令和2年度予算には新鎌ケ谷駅西側地区の土地利用についての基礎調査を行う経費を計上し、今後の在り方について検討してまいります。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆6番(德野涼議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 6番、德野涼議員。 ◆6番(德野涼議員) では、最後に市長にお伺いしたいのですけれども、こういった新たな開発となると、ルーチンワークだけではなくて、市民へ問いかけたりとか、正解の見えない中で政治的な決断も必要になってくると思うのですけれども、市長はこの将来の鎌ケ谷のまちづくりをどう考えているのか。特に新鎌ケ谷については、本当に鎌ケ谷の未来を左右するのかなと思っております。どんな新鎌ケ谷、鎌ケ谷を目指しているのか、市長の考えを聞かせください。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎市長(清水聖士君) 議長、市長。 ○議長(森谷宏議員) 清水市長。 ◎市長(清水聖士君) ただいま担当部長から申し上げたとおり、新鎌ケ谷地区に絡む様々な発展の可能性があって、様々なことに取り組んでいくわけですけれども、特に北千葉道路は今年度、来年度非常に大きな進展が見込まれておりまして、そのことを最重要案件として進めていって、新鎌ケ谷地区を含めて鎌ケ谷市全体のさらなる発展に結びつけていきたいと考えております。令和2年度は、次期総合計画の策定ですとか新鎌ケ谷駅西側地区の土地利用調査、そしてまた新たなマスタープランの策定もいろいろやっていかなくてはならないわけでありまして、こういった計画の策定を行う中で、議会の皆様や市民の皆様と対話しながら、そして節目では市長としてそういったことの方向性に対して判断をして、そういった方向性について判断をしてまいりたいと考えております。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆6番(德野涼議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 6番、德野涼議員。 ◆6番(德野涼議員) 基本計画も今年度で終わり、それから北千葉道路が通るぞというところ、そして新鎌ケ谷の開発も一旦落ちついている状況、本当にこの鎌ケ谷が今後どうなっていくのかという大きな分かれ道に立っていると思います。ですので、市長にはリーダーシップを発揮していただいて、ぜひこの鎌ケ谷というのがよりよく発展する。鎌ケ谷は、もっともっと人口が増えていい立地にあると思っています。近くの印西とか流山というのは、やはりそういうところに力を入れて人口を伸ばして、日本でも知名度のある市に成長していったと思いますので、鎌ケ谷にそれができないわけはないと思っておりますので、ぜひ今後もご尽力いただければと思います。 そして、最後になりますけれども、新型コロナウイルスの予算への影響についてお聞きしていきたいと思うのですが、この新型コロナウイルス感染症、歳入歳出予算にどんな影響があったのか、お伺いいたします。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎総務企画部長笠井真利子君) 議長、総務企画部長。 ○議長(森谷宏議員) 総務企画部長。 ◎総務企画部長笠井真利子君) 新型コロナウイルス感染症の拡大により、本市の令和2年度予算にも歳入、歳出にわたり大きな影響が生じておりますので、その中から主なものについてお答えをさせていただきます。 まず、歳入予算への影響でございますが、市税では、新型コロナウイルスの影響により、事業等に係る収入に相当の減少があった方は1年間の徴収の猶予を受けることができる特例が設けられたほか、軽自動車税環境性能割の臨時的軽減が6か月延長となったことから、いずれも市税が減収することが見込まれます。 そのほか、県税においても、徴収猶予がなされることなどに伴う地方消費税交付金などの各種交付金の減収、市内の各公共施設を臨時休館としたことに伴う使用料の減収、保育所や放課後児童クラブの利用を自粛した方に対して負担金の減免をしたことによる保護者負担金の減収などが見込まれる状況でございます。 次に、歳出予算への影響でございますが、5月補正予算において市民や企業等に対する緊急的な支援に要する経費を予算措置したほか、小中学校の臨時休校に伴い、放課後児童クラブを朝から開所したことによる運営委託料の増額、窓口業務における飛沫防止対策への対応として、アクリルつい立て、ビニールカーテンの設置や消毒液などの購入、市職員の分散配置に必要な資材の購入、学校給食食材の契約業者への違約金の支払い、指定管理者への補償などがあり、一部地方創生臨時交付金を充当するものもありますが、多岐にわたり歳出増の影響が見込まれます。 また、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会が1年程度の延期となったことに伴い、オリンピック聖火リレー関係などの費用を執行停止としているほか、市民まつりなど各種行事が中止となり、歳出が減となる影響が見込まれます。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆6番(德野涼議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 6番、德野涼議員。 ◆6番(德野涼議員) やはり歳出に大きな影響があるということだと思います。その中でも、これまで鎌ケ谷市独自に新型コロナウイルス感染症対策を迅速に行っていただいたと思いますけれども、その財源はどのようになっていたのかお伺いいたします。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎総務企画部長笠井真利子君) 議長、総務企画部長。 ○議長(森谷宏議員) 総務企画部長。 ◎総務企画部長笠井真利子君) これまでの新型コロナウイルス感染症対策の財源でございますが、補正予算により予算措置した事業については、主に国庫補助金や財政調整基金繰入金により財源を確保しているところでございます。 なお、国の令和2年度第一次補正予算により創設された新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金の交付が見込まれますので、今後当該交付金を補正予算に計上し、財源の振替を行いたいと考えております。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆6番(德野涼議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 6番、德野涼議員。 ◆6番(德野涼議員) 一旦この市の財源を使ったのだけれども、後から国に補填してもらうということだと思います。ですので、市の独自支援で約3億円くらいを使ったのですけれども、後で国からその補助金が来た。ということは、この使おうと思っていた3億円を使わずに済んだということにもなると思うのですけれども、この使わずに済んだ3億円を利用して、さらなる市の独自支援策を行っていくことも考えられると思うのですけれども、執行部のお考えを伺います。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎総務企画部長笠井真利子君) 議長、総務企画部長。 ○議長(森谷宏議員) 総務企画部長。 ◎総務企画部長笠井真利子君) 新型コロナウイルス感染症の拡大により、経済状況の悪化が生じており、また対策に多額の経費が必要になっていると認識しております。こうした中、国においては地方の負担増への対応として新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を創設し、地方単独事業を中心に支援を行うこととし、国の第一次補正予算で総額1兆円だったところ、第二次補正予算で2兆円を追加し、総額3兆円としたところでございます。新型コロナウイルス感染症については、第2波にも備えつつ、市民や事業者の皆様への支援を適宜行ってまいりますが、今後の状況の予測が難しい中、まずは国の第二次補正予算に計上された分も含め、地方創生臨時交付金を活用するとともに、活用が可能なその他の補助制度により国や県の補助金を最大限活用してまいります。その上で、さらなる支援が必要な場合には、市税等の減収といった影響も把握しながら、必要に応じてさらなる財政調整基金の繰入れなど一般財源での対応を行ってまいります。 ○議長(森谷宏議員) 再質問いたします。 ◆6番(德野涼議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 6番、德野涼議員。 ◆6番(德野涼議員) 確かに今後どうなっていくのか分からないので、第2波に備えておくというのはもっともだと思います。ただ、ぜひこの使うべきときが来たときには、これまでしていただいたように迅速に、そして惜しむことなく市民への支援を行っていただければと思います。いろいろと要望が多くなりましたけれども。以上で一般質問を終わらせていただきます。 ○議長(森谷宏議員) 以上で6番、德野涼議員一般質問を終結します。 職員は、席の移動をお願いします。 ○議長(森谷宏議員) 次に、7番、伊福幸一議員に発言を許します。 ◆7番(伊福幸一議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 7番、伊福幸一議員。 ◆7番(伊福幸一議員) 議席番号7番、伊福幸一、令和2年6月会議に当たり、通告に基づきまして一般質問させていただきます。 まず冒頭、このコロナ禍お亡くなりになられた方とそのご家族の方に対し心よりお悔やみを申し上げます。また、新型コロナウイルスと戦われている全ての皆様に心よりお見舞いを申し上げます。また、自身の命を顧みず市民の命を守るために従事してくださる全ての方に感謝申し上げます。 行政におかれましては、市民の皆様が新型コロナウイルスと共存しながらも安全安心な暮らしを送れるようにご対応いただき、感謝申し上げます。引き続きご対応のほど、何とぞよろしくお願い申し上げます。 私の質問は、新型コロナウイルス感染症対策についてと新型コロナウイルス感染症対策に関する公共施設の衛生管理についての2点になります。初めに、通告の1点目、新型コロナウイルス感染症対策についてですが、主に鎌ケ谷市における中小企業支援策についてお伺いします。 新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、命を守るということに優先順位を置き、医療崩壊を招かないよう、全国で活動を自粛するという局面が2月の末から緊急事態宣言が解除される5月末まで続きました。その間、不要不急の外出が制限され、経済活動が大きく停滞しました。そのような中、国は第一次補正予算、第二次補正予算により、休業せざるを得ない事業者や売上げが減少した事業者の支援を行っております。 そこで、1回目の質問としまして、鎌ケ谷市においては新型コロナウイルス感染症の影響を受けた中小企業者や個人事業主などへどのような支援策を行っているのかお伺いします。その他の項目は、再質問でお伺いします。 続きまして、通告の2点目、新型コロナウイルス感染症対策に関する公共施設の衛生管理についてお伺いします。子供から高齢者まで全ての市民の皆様が利用する公共施設ですが、新型コロナウイルス感染拡大を防ぐために徹底した衛生管理は不可欠です。 そこで、通告の2点目の質問としまして、公共施設の利用再開後は衛生管理について主にどのような取組をされているのかお伺いします。その他の項目については、再質問にてお伺いします。 以上で2回目の質問を終わります。ご答弁のほどよろしくお願いいたします。 ○議長(森谷宏議員) ただいまの質問に対し答弁を求めます。 ◎市民生活部次長(青木真也君) 議長、市民生活部次長。
    ○議長(森谷宏議員) 市民生活部次長。 ◎市民生活部次長(青木真也君) ご質問の1点目、新型コロナウイルス感染症対策の中小企業支援策についてお答えいたします。 お尋ねは、鎌ケ谷市における新型コロナウイルス感染症の影響を受けた中小企業者や個人事業主などへどのような支援策を行っているかについてでございました。本市の中小企業者等を対象とした独自の支援策につきましては、国の第1緊急支援フェーズと第2V字回復フェーズを見据え、事業継続と雇用維持のため、3つの緊急対策を実施しております。 1つ目は、新型コロナウイルス感染症で大きな影響を受けている事業者への経営支援のため、市内中小企業者等へ一律10万円の支援給付を行っております。 2つ目は、市内中小企業者等にとって資金調達しやすい環境を整えるため、市制度融資について利子補給率を拡充し、実質無利子を実現するほか、借入れに必要な信用保証料について全額を補給しております。 3つ目は、融資等についての相談窓口を市商工振興課に設置し、事業継続のため、事業者の融資の相談に積極的に対応しております。また、雇用維持のための相談についても、雇用調整助成金申請支援体制を整えて対応しているところです。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎生涯学習部長狩谷昭夫君) 議長、生涯学習部長。 ○議長(森谷宏議員) 生涯学習部長。 ◎生涯学習部長狩谷昭夫君) ご質問の2点目、新型コロナウイルス感染症対策に関する公共施設の衛生管理についてお答えいたします。 お尋ねは、公共施設利用再開後の主な取組についてでございました。まず、基本的な開館の方針として、鎌ケ谷市新型コロナウイルス感染症対策本部において5月26日に新型コロナウイルス感染症の緊急事態宣言解除に伴う公共施設開館の方針を策定し、感染防止対策として、3つの密の回避やせきエチケット、マスクの着用、手洗いの徹底等を定めました。この方針に基づき、各施設所管課において利用者向けのお知らせ及び職員向けのマニュアル等を作成し、開館に向けて準備を進めてまいりました。6月1日の開館に合わせ、感染防止対策を含め、利用団体への個別連絡を行ったほか、広報かまがや6月1日号及び市ホームページに掲載し、利用者への周知を図りました。 具体的な感染防止対策といたしましては、各施設により詳細は異なりますが、コミュニティセンターや公民館等では、職員や清掃員による施設内の定期的な清掃、消毒のほか、利用者には来館前の検温、施設入り口での手指消毒、利用人数の制限、利用者名簿の提出及び利用後の消毒作業等のご協力をいただいております。 △会議録署名議員の追加指名 ○議長(森谷宏議員) 会議録署名議員を追加指名いたします。 会議規則第86条の規定により、  18番  河 内 一 朗 議員を指名いたします。 △一般質問続行 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆7番(伊福幸一議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 7番、伊福幸一議員。 ◆7番(伊福幸一議員) それでは、順次再質問させていただきます。 本市が中小企業者や個人事業主などへ鎌ケ谷市独自の3つの緊急対策を行っていることが分かりました。次に、新型コロナウイルス感染症で影響を受けた中小企業者や個人事業主などへのこれまでの国の対策の概要、また今回決まった国の第二次補正予算の中における中小企業者や個人事業主への支援策はどのようなものですか、お伺いします。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎市民生活部次長(青木真也君) 議長、市民生活部次長。 ○議長(森谷宏議員) 市民生活部次長。 ◎市民生活部次長(青木真也君) これまでの国における新型コロナウイルス感染症で影響を受けた中小企業者等への対策としては、事業継続のため、当面の間の資金確保策として、政府系金融機関の日本政策金融公庫や民間金融機関を通じた資金繰り支援に加え、特に厳しい状況にある事業者に対し持続加給金など現金給付を行い、また雇用維持のため、事業活動の縮小を余儀なくされた事業主が労働者に対し支払った休業手当等に対し、その一部を助成する雇用調整助成金の特例措置などの対策を取っております。 次に、国の第二次補正予算では、資金繰り対策として、政府系金融機関の日本政策金融公庫による実質無利子融資の継続や貸付け上限額と利下げ限度額の引上げ、さらには民間金融機関を通じたセーフティネット保証4号などの信用保証つき融資について実質無利子を継続し、融資上限額の引上げなどが盛り込まれております。また、事業者への直接給付として、持続化給付金の積み増しや売上げの急減に直面する事業者の事業継続を下支えするため、地代、家賃の負担を経験することを目的としたテナント事業者への家賃支援給付金のほか、中小企業の事業再開支援として、事業化補助金やものづくり補助金、IT導入補助金などの各補助事業の拡充や中小小規模事業者向けの経営相談体制の強化など、幅広い支援メニューが盛り込まれております。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆7番(伊福幸一議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 7番、伊福幸一議員。 ◆7番(伊福幸一議員) 国のここまでの支援策が資金を確保しやすい環境を整えてきたこと、また影響が長期化していることなどから、家賃等の固定費など様々な視点で支援策を打っていることが分かりました。それでは、鎌ケ谷市独自の支援策の1つ目、経営支援給付金について、まずは概要及び対象についてお伺いします。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎市民生活部次長(青木真也君) 議長、市民生活部次長。 ○議長(森谷宏議員) 市民生活部次長。 ◎市民生活部次長(青木真也君) まずは、概要についてお答えいたします。経営支援給付金は、新型コロナウイルス感染症の影響を受け、売上高が前年同月比で3分の1以上減少した市内事業者を対象に、人件費、家賃、光熱水費や仕入れに係る費用など、事業活動の維持または継続に役立てていただくことを目的に一律10万円を支給するものでございます。 次に、対象については、中小企業基本法第2条第1項及び第5項に規定される事業者のうち、令和2年1月1日現在、市内に本店または主たる事業所を有すること、令和2年1月から12月までのうち任意の1か月間の売上高が前年同月比で3分の1以上減少していること、売上高の総額が30万円を超えることなどの要件を満たしている事業者が対象となっております。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆7番(伊福幸一議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 7番、伊福幸一議員。 ◆7番(伊福幸一議員) この鎌ケ谷市独自の経営支援給付金は、国や県の支援策よりも対象範囲が拡充されており、またその使途は人件費から家賃など、事業活動の維持、継続など幅広い使途で給付されるものとしており、すばらしい支援策だと思います。支払い件数など、現時点までの予算に対する進捗状況をお伺いします。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎市民生活部次長(青木真也君) 議長、市民生活部次長。 ○議長(森谷宏議員) 市民生活部次長。 ◎市民生活部次長(青木真也君) 令和2年6月19日時点において、支払い件数は511件となっており、支払い済み額は5,110万円、予算2億1,000万円に対し、執行率は約24%となっております。なお、次の支払いは6月24日で、63件の支払いを予定しており、支払い予定まで含めますと、合計で574件、支払い予定額は5,740万円となり、予算2億1,000万円に対し、執行率は約27%となっております。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆7番(伊福幸一議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 7番、伊福幸一議員。 ◆7番(伊福幸一議員) 予算に対する執行率は、予定まで含めて約27%とのことです。ちなみにこの経営支援給付金を受けた方のご意見があれば教えてください。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎市民生活部次長(青木真也君) 議長、市民生活部次長。 ○議長(森谷宏議員) 市民生活部次長。 ◎市民生活部次長(青木真也君) 国の持続給付金や千葉県の中小企業再建支援金の対象が2分の1以上の売上げ減少が条件であるのに対し、市の経営支援給付金は売上げ減少が3分の1以上となっており、対象範囲拡充について助かるとのご意見をいただいております。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆7番(伊福幸一議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 7番、伊福幸一議員。 ◆7番(伊福幸一議員) 私も多くの方からご相談を受けて、この鎌ケ谷市独自の支援策を紹介しましたが、国や県の支援策よりも対象範囲が拡充されており、非常に助かるとのお声をいただいております。また、商工振興課の窓口で丁寧に申請の方法を教えていただいたとのお声も私のところに届いております。感謝されておりました。私からも改めて感謝申し上げます。 このように、対象となる中小企業者や個人事業主などの方に支援を受けていただきたいと思いますが、予算の執行率が予定を含めて27%と考えると、支援を受けられる方がまだ支援を受けていないようにも思われます。そこで、経営支援給付金の課題とその対策はどのように考えておりますか、お伺いします。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎市民生活部次長(青木真也君) 議長、市民生活部次長。 ○議長(森谷宏議員) 市民生活部次長。 ◎市民生活部次長(青木真也君) 課題として、これまでの対応の中で市の窓口において国の持続給付金の相談に来た事業者の方に市の制度についてお知らせをしておりますが、ご存じない方もおり、今後対象となる全ての事業者にお知らせしていく必要があるものと考えております。現在は、市広報及びホームページ、鎌ケ谷市商工会での周知のほか、国の持続可給付金や千葉県の中小企業再建支援金のご相談等で市の窓口に来られた事業者の方へご案内を実施しておりますが、これに加え、6月1日以降、順次再開している市内公共施設でのPRや広報への再掲載も実施してまいりたいと考えております。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆7番(伊福幸一議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 7番、伊福幸一議員。 ◆7番(伊福幸一議員) 議場配付させていただいたものは内閣官房が出している支援策一覧表ですが、こういうものがあると経営支援給付金と併せて他の支援も一目で分かり便利だと思いますので、活用を検討していただきたいと思います。ともあれ支援策の周知徹底をしていただき、支援が対象の方にしっかりと行き渡るように要望いたします。 それでは次に、鎌ケ谷市独自の支援策の2つ目、市内中小企業者等にとって資金調達しやすい環境の整備についてお聞きします。事業を継続するためには、まとまった資金が必要であることは言うまでもありません。そのような資金を確保するためにも、融資という方法は重要な施策の一つと考えますが、まず市の制度融資はどのようなものか、概要を教えてください。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎市民生活部次長(青木真也君) 議長、市民生活部次長。 ○議長(森谷宏議員) 市民生活部次長。 ◎市民生活部次長(青木真也君) 本制度は、市内中小企業等の振興を目的として、千葉県信用保証協会の保証を得て長期で低利の融資を行っております。制度融資の資金の種類につきましては、経営上必要とする運転資金及び設備資金を対象とした事業振興資金、独立時または独立開業後1年未満に要する運転資金及び設備資金を対象とした独立開業育成資金、小規模事業者に対し、常時無担保、無保証人にて融資する運転資金及び設備資金を対象とした特別小口事業資金などがございます。 申請は、随時受付をしておりまして、職員が申請のあった事業所を実態調査し、事業活動の確認を含め、審査いたします。市の審査と同時に取扱機関でも調査を行い、千葉県信用保証協会の保証を受け、融資を決定しております。なお、取扱期間といたしましては、千葉銀行鎌ケ谷支店、京葉銀行鎌ケ谷・新鎌ケ谷両支店、千葉興業銀行鎌ケ谷支店、東京東信用金庫鎌ケ谷支店、みずほ銀行鎌ケ谷支店となっております。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆7番(伊福幸一議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 7番、伊福幸一議員。 ◆7番(伊福幸一議員) 仕組みとしましては、事業者が民間金融機関を通じて市の制度融資を受けるもので、千葉県保証協会はその融資の保証するところということでした。一般的に融資を受ける際は、その期間の保証料が発生し、返済については元本と利息を支払うものです。そこでお聞きしますが、今回の鎌ケ谷市独自の利子補給加算措置と信用保証料の補給についてはどのような拡充なのか、これまでの制度と比較して教えてください。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎市民生活部次長(青木真也君) 議長、市民生活部次長。 ○議長(森谷宏議員) 市民生活部次長。 ◎市民生活部次長(青木真也君) まずは、利子補給の概要についてですが、市制度融資を利用している事業者に、年度ごと3月末までに支払った利子に対し、それぞれ利用した融資の種類に応じた既定の利子補給率分を翌年度に市が補給するものでございます。これまでは事業者が支払った利子の一部を補給しておりましたが、新型コロナウイルス感染症の影響を受ける市内事業者の支援のため、また新型コロナウイルス感染症拡大防止とその先を見据えた市内事業者の底上げのため、今後資金調達を検討している市内事業者及び既に市の制度融資を受けている市内事業者の利子補給を拡充するもので、具体的には鎌ケ谷市中小企業資金融資制度の利子補給率を令和3年度末まで1.5%加算し、実質無利子化するものです。 次に、信用保証料の補給の概要についてですが、鎌ケ谷市中小企業資金融資制度では、融資を受ける事業者が千葉県保証協会に対し、融資金額、融資期間及び事業者の信用に応じて所定の信用保証料の支払いが必要となっております。こうした中、新型コロナウイルス感染症の拡大により、多くの事業者が過去に経験のない範囲で影響を受けていることから、令和2年1月から令和3年3月末までの間、市の制度融資を活用する市内事業者を対象に今まで以上に資金調達しやすい環境を整えるため、これまで補給していなかった信用保証料を全額補給するものです。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆7番(伊福幸一議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 7番、伊福幸一議員。 ◆7番(伊福幸一議員) 融資を受ける際の保証料や利子が補強されることは、融資を受ける側にとっては大変ありがたいことです。 それでは、近隣市の状況及び国の第二次補正予算の融資制度の拡充についてはどのようなものとなっておりますか、お聞きします。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎市民生活部次長(青木真也君) 議長、市民生活部次長。 ○議長(森谷宏議員) 市民生活部次長。 ◎市民生活部次長(青木真也君) 近隣市における制度融資の取組といたしましては、例えば船橋市や習志野市では利子及び信用保証料の全額補給を行っておりますが、条件としてセーフティネット4号の認定を受け、市の制度融資を活用する場合に限っております。このような中、本市におきましては、市内事業者全体の底上げのため、セーフティネット4号の認定にかかわらず、今後資金調達を検討している市内事業所及び既に市の制度融資を受けている市内事業者の利子を全額補給し、また信用保証料についても所定の期間内に支払った信用保証料を全額補給する制度となっております。 次に、国の第二次補正予算の融資制度の拡充についてですが、政府系金融機関や民間金融機関による新型コロナウイルス感染症の影響を受けた事業者向けの実質無利子、無担保の融資について、政府系金融機関では従来の上限額1億円から2億円に、民間金融機関では従来の上限額3,000万円から4,000万円にするなど、制度を拡充しております。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆7番(伊福幸一議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 7番、伊福幸一議員。 ◆7番(伊福幸一議員) 近隣市においても、国においても様々な融資の支援策があるということです。経済産業省のホームページを見たところ、代表的なものとしてセーフティネット4号や5号などの要請があり、これは民間金融機関を通じ千葉県の融資制度を活用するものでした。このセーフティーネットを活用するに当たっては、市によるセーフティネット保証関係の認定が必要になります。新型コロナウイルス感染症拡大の影響が出始めた2月くらいから市の窓口の対応も始まったものと思いますが、2月から5月末までの市の制度融資の申請件数は何件ですか。また、千葉県の制度融資に必要なセーフティネット保証関係の認定の申請件数は何件ですか、お聞きします。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎市民生活部次長(青木真也君) 議長、市民生活部次長。 ○議長(森谷宏議員) 市民生活部次長。 ◎市民生活部次長(青木真也君) 2月から5月末までの市制度融資の申請件数は15件となっております。また、千葉県の制度融資に対し、5月末までのセーフティネット保証関係の認定の申請件数は、4号が169件、5号が8件、危機関連保証が50件で、合計227件となっております。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆7番(伊福幸一議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 7番、伊福幸一議員。 ◆7番(伊福幸一議員) 市の融資15件に比べ、千葉県の制度融資に必要なセーフティネット保証関係の認定件数の合計227件は大変多い件数だと思います。千葉県の制度融資が多く活用されている理由として考えられることはどのようなことでしょうか。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎市民生活部次長(青木真也君) 議長、市民生活部次長。 ○議長(森谷宏議員) 市民生活部次長。 ◎市民生活部次長(青木真也君) この融資は、これまで民間金融機関を通じた実質無利子、無担保、元金据置き最大5年間、上限3,000万円の借入れが可能であることに加え、融資申請から実行までの期間が、市制度融資は一般的に20日程度かかるのに対し、この制度は早ければ10日程度など、資金調達の手段として選択しやすいものではないかと思われます。具体的には、売上高が5%以上減少した個人事業主、また売上高が15%以上減少した小中規模事業者について、信用保証料及び金利がゼロとなるものでございます。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆7番(伊福幸一議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 7番、伊福幸一議員。 ◆7番(伊福幸一議員) 事業者から見れば、今回のように先が見えにくい状況下においては、より多くの手持ち資金があったほうが安心だと思います。事業者にとって何が最も有効な手だてなのかの目線で引き続き相談対応をしていただきたいと思います。 次に、今後どのようなことが課題として考えられますか。また、その対策についてお伺いします。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎市民生活部次長(青木真也君) 議長、市民生活部次長。 ○議長(森谷宏議員) 市民生活部次長。 ◎市民生活部次長(青木真也君) 民間金融機関を通じた信用保証料及び金利が最大で実質ゼロの融資対象となるには、中小企業信用保険法に基づくセーフティネット4号、5号、危機関連保証の認定を市から受ける必要がありますので、引き続きスムーズな認定事務を行いたいと考えております。また、課題として、市内事業者においてはパソコン等が使えない方も一定数いらっしゃることから、オンラインのみの受付としている国の持続加給金をはじめ、その他千葉県の中小企業再建支援金、また鎌ケ谷市独自の経営支援給付金など、中小企業支援策の幅広い周知が必要であると考えております。このような中、鎌ケ谷市商工会がパソコン等を使用していない会員向けに国等の支援制度の情報発信を行いました。今後ともより一層の制度周知を図る必要があると考えておりますので、市商工会や市内金融機関等、関係機関との連携強化、また広報かまがやへの掲載等を引き続き行っていきたいと考えております。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆7番(伊福幸一議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 7番、伊福幸一議員。
    ◆7番(伊福幸一議員) 事業者にとっては、融資の申請からお金が入る実行までの時間は大変重要なことと思います。引き続き可能な範囲で迅速に対応していただきたいと思います。また、支援のPRについても工夫していただきたいと思います。 次に、市独自の支援策の3つ目、相談窓口の設置ですが、具体的にはどのような相談に対応していただけますか。また、事業者支援全体について今後どのように進めていかれますか、お考えをお聞かせください。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎市民生活部次長(青木真也君) 議長、市民生活部次長。 ○議長(森谷宏議員) 市民生活部次長。 ◎市民生活部次長(青木真也君) 相談窓口では、大きく3つの相談に対応しております。1つ目は、事業継続に必要な資金確保のための融資申請を含む相談、2つ目は、市独自の経営支援給付金の相談や、また国の持続可給付金、さらには千葉県の中小企業再建支援金の申請方法の問合せなどの相談、3つ目は、事業所の雇用維持のための雇用調整助成金の申請支援窓口としての相談で、社会保険労務士への相談受付を5月25日より開始しているところでございます。 事業者支援全体の今後の方向性については、引き続き経営支援給付金や資金調達しやすい環境として利子保証料補給を拡充した市制度融資の活用、さらに市の制度だけでなく、民間金融機関を通じた国県の融資の活用など、幅広い相談に積極的に応じられるよう対応してまいります。また、今後実施される国の第二次補正予算に伴う支援策につきましても、より多くの事業者に活用していただけるよう、市のホームページや広報、再開した市内公共施設などにおいても積極的に情報発信を行い、国の第1緊急支援フェーズと第2V字回復フェーズを見据えつつ、市内事業者を支援してまいりたいと考えております。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆7番(伊福幸一議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 7番、伊福幸一議員。 ◆7番(伊福幸一議員) 今回の新型コロナウイルス感染症の影響は、100年に1度と言われております。これを乗り切るためにも、国や県、また鎌ケ谷市の施策をより多くの市内事業者に周知していく必要があると思います。引き続き事業者の目線に立ち、どの支援策でもいいので、国や県の情報、そして市の情報を大きな影響を受けた事業者に届けていただき、市内の事業者の支援に全力で取り組んでいただくことを要望いたします。 次に、新型コロナウイルス感染症対策に関する公共施設の衛生管理についての再質問をさせていただきます。さきのご答弁で様々な感染症対策を行っていることが分かりましたが、接触機会が多く、感染リスクが高まる手洗い場の水栓には回転ハンドルやレバー式のものがあります。島根県邑南町では、町内の小中学校11校にある水栓の取っ手約500個を回転ハンドルからレバー式に交換しているとのことです。理由としては、回転ハンドルは手で握って開け閉めをするため、手を洗った後にウイルスが手につく可能性がありますが、左右や上下に動かすレバー式なら、手の甲や肘などを使って操作できるため、触る部分を最小限に抑えることができ、感染リスクを減らすことができるためとのことです。そこで、本市においては学校で導入している水栓はどのようなものですか。仮に回転ハンドルを使用している場合は、感染リスクを減らすためにもレバー式に交換することは有効だと思いますが、本市の見解をお伺いします。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎生涯学習部長狩谷昭夫君) 議長、生涯学習部長。 ○議長(森谷宏議員) 生涯学習部長。 ◎生涯学習部長狩谷昭夫君) 学校の手洗い場などの水栓につきましては、水栓の上にある水を出したり止めたりする部分のハンドルを回して使用する回転ハンドルが一般的となっております。平成29年度からは、トイレ整備を進めている中でトイレ内にある手洗い場と廊下に設置してあります手洗い場のハンドルは改修を進めており、トイレ内にあるハンドルにつきましては自動水栓に改修をしているため、ハンドルに手を触れることなく自動で水を出したり止めたりできるので、衛生的になっております。廊下に設置してあります水洗い場につきましては、学校生活をしていく上では重要な設備であり、手洗い、水飲みだけでなく掃除など多用途に使用することから、蛇口の先の金具を上向き、下向きに変えられる水栓としております。 自動水栓は、蛇口の先が全て下向きとなること、ハンドルを腕で操作できるレバー式にすると、上向きで使用している場合、水を止めるとき腕がぬれてしまうため、回転ハンドルにしておりますが、学校要望により、肢体不自由児の対応として一部にハンドルをレバー式にしている学校もございます。新型コロナウイルスへの感染リスクを極力減らすためにも、学校と協議の上、廊下の手洗い場など、ハンドルの接触を低減できるレバー式の導入も検討してまいりたいと考えております。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆7番(伊福幸一議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 7番、伊福幸一議員。 ◆7番(伊福幸一議員) ぜひともご検討をお願いいたします。また同様に、接触機会が多く、感染リスクが高まるドアノブやトイレの便座等、接触部分に抗菌コートを施す技術がありますが、学校にこれを実施していく計画はありますか、お伺いします。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎生涯学習部長狩谷昭夫君) 議長、生涯学習部長。 ○議長(森谷宏議員) 生涯学習部長。 ◎生涯学習部長狩谷昭夫君) 抗菌コートにつきましては、これまで学校での施工実績はないため、効果は分かりませんが、施工事例を検証するなど、抗菌コートについて調査及び研究をしてまいりたいと考えております。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆7番(伊福幸一議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 7番、伊福幸一議員。 ◆7番(伊福幸一議員) 市民の皆様の感染リスクを少しでも減らすためにも、避難所やほかの公共施設においても、必要であれば水栓の効果の検討、また非接触型の体温計、石けんは網タイプではなくポンプ式等、万全な感染症対策を要望いたしまして、私の一般質問を終わります。 ○議長(森谷宏議員) 以上で7番、伊福幸一議員の一般質問を終結します。 休憩します。再開を午後1時とします。          午前11時28分  休 憩                                                      午後 1時00分  再 開 ○議長(森谷宏議員) 再開します。 △一般質問続行 ○議長(森谷宏議員) 次に、21番、芝田裕美議員に発言を許します。 ◆21番(芝田裕美議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 21番、芝田裕美議員。 ◆21番(芝田裕美議員) 議席番号21番、芝田裕美、令和2年6月会議に当たり、一般質問を行わせていただきます。 私が今回取り上げましたのは、新型コロナウイルス感染症対策についてです。各分野にわたり通告をさせていただきましたが、今議会において多くの議員の方がご質問されておりますので、私のほうからは感染症対策に係る市の体制について及び公共施設の利用、イベントの開催などの内容についてに項目を絞り、質問させていただきます。 新型コロナウイルス感染症は、令和2年1月に中国からWHOに対して報告された急性呼吸器症候群と定義づけられていますが、国内では1月15日に神奈川県在住の男性から初めてウイルスが検出されました。以来、3月下旬まで新たな感染者数は100人以下にとどまっていたものの、3月28日に100人を超えて以来、急激に増加し、今朝の新聞によりますと、昨日までの感染者数は1万7,974人と大変多くの方が罹患されました。また、お亡くなりになられた方も974人に上っており、心からご冥福をお祈りいたします。 鎌ケ谷市においても、先日16人目の感染者が確認されたところです。感染症は、市民生活全般に大きな影響を及ぼし、現在においても多くの方が不安を持ちながら生活されている状況にあることは間違いありません。そのような中、職員の皆さんは感染予防や市民、企業への給付金事業など、あらゆる面で市民のために全力を尽くしてこられたことに心から感謝申し上げます。 以上申し上げて、最初の質問として、感染症対策のために市としてどのような体制を取ってきたのか、時系列的に伺いたいと思います。その他の質問は、再質問にて行わせていただきます。よろしくお願いします。 ○議長(森谷宏議員) ただいまの質問に対し答弁を求めます。 ◎市民生活部長(渡邊忠明君) 議長、市民生活部長。 ○議長(森谷宏議員) 市民生活部長。 ◎市民生活部長(渡邊忠明君) ご質問の新型コロナウイルス感染症対策についてお答えいたします。 お尋ねは、市の体制における組織等の経緯でございました。令和2年1月15日に国内で初の感染者が確認され、感染者数が徐々に増加する中、同年1月31日には県内でも初めての感染者の報告がありました。このような状況の中、本市においては感染者状況などを基に段階に応じて体制を整備してまいりました。 まず、第1段階として、1月31日付で鎌ケ谷市緊急事態対応計画による注意態勢をしきました。県内で1例目の患者発生があったこと、国が2月1日に新型コロナウイルスを指定感染症、検疫感染症と指定することを受け、緊急事態として定義づけ、2月3日には新型コロナウイルス感染症対策会議を設置、2月5日に第1回目の会議を開催いたしました。 第2段階として、クルーズ船での感染者の報道などが続き、感染が拡大するおそれがあることや、部局を超えた対応がより必要になると考え、2月10日に警戒態勢として新型コロナウイルス感染症対策警戒本部を設置し、会議を2回開催いたしました。 第3段階として、千葉県を含む国内の複数地域で感染経路が明らかでない患者が発生し、政府の総合的な基本方針が出されることなどを受け、2月25日に非常態勢とし、新型コロナウイルス感染症対策本部を設置し、非常態勢としての本部会議を4回開催いたしました。 第4段階として、感染経路が追えない新型コロナウイルスの感染者の拡大などを受け、国が4月7日に新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づく新型インフルエンザ等緊急事態宣言を行うこととし、千葉県も対象地域となりました。緊急事態宣言が発令されたときは、市町村長は直ちに市町村対策本部を設置しなければならないこととされていることから、特措法第34条に基づく鎌ケ谷市新型コロナウイルス感染症対策本部に移行し、5月25日までに9回の会議を開催いたしました。 第5段階として、5月25日に緊急事態宣言が解除されたことから、特措法第37条に準用する第25条の規定により、同法に基づく鎌ケ谷市新型コロナウイルス感染症対策本部は廃止し、鎌ケ谷市緊急事態対応計画に基づく非常態勢である鎌ケ谷市新型コロナウイルス感染症対策本部へと移行し、現在まで2回の会議を開催しております。構成員につきましては、鎌ケ谷市緊急事態対応計画に基づく注意態勢においては、その会議体の会長は副市長となります。以降の体制につきましては、市長を対策本部長とし、対策副本部長を副市長並びに教育長、対策本部員は各部局長及び安全対策課長、健康増進課長などを危機所管課長とし、危機所管部局である安全対策課及び健康増進課が庶務を行う組織となります。 なお、鎌ケ谷市新型インフルエンザ等対策行動計画に基づく本部構成員は鎌ケ谷市緊急事態対応計画に基づく本部と同様となってございます。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆21番(芝田裕美議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 21番、芝田裕美議員。 ◆21番(芝田裕美議員) 市の緊急事態対応計画及び特別措置法に基づく対策本部など、かなりの回数の会議を重ねられたようですが、その会議においてはどのような事項が協議されたのか、その大きな流れを、概略で結構ですので、お答え願います。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎市民生活部長(渡邊忠明君) 議長、市民生活部長。 ○議長(森谷宏議員) 市民生活部長。 ◎市民生活部長(渡邊忠明君) 会議では、政府対策本部や専門家会議をはじめとする国や県の情報、感染症の発生状況、市の取組についてなど情報の共有を図るとともに、市の体制や方針、対策などについて協議及び決定を行ってまいりましたが、現在まで18回の会議を開催しております。 協議事項の一例を申し上げますと、2月の会議では、公共施設等での感染予防の取組や円滑な窓口対応、効果的な感染症対策のためのマニュアル作成やイベント開催に係る市の基本的な考え方を決定、3月の会議では、市主催のイベント等の中止、市内公共施設の臨時休館、臨時休校、卒業式、卒園式などの対応、保育園や放課後児童クラブの対応、緊急事態宣言が発令された4月の会議では、分散配置等の職員体制、窓口への仕切り版の設置などの感染症予防対策、特別定額給付金、企業支援、地方創生臨時交付金の活用、検査外来などについて、5月の会議では、緊急事態宣言解除後における公共施設の開館方針、イベント、集会の開催方針、小中学校の再開などについて、感染状況に合わせて公共施設の運営方針や対応、感染予防対策、市民への支援など、早期に連携して対応ができるよう協議及び決定をしてまいりました。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆21番(芝田裕美議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 21番、芝田裕美議員。 ◆21番(芝田裕美議員) 感染状況、国や県の対応などに合わせると同時に、市独自の取組なども含めての対応策が協議決定されたようです。このほか、日々刻々と変化する状況に対応するために、関係する部署の皆さんが定期的に集まり、協議を重ねられたと伺いましたが、現時点で会議の時期、庁内連携などに課題や問題はなかったでしょうか。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎市民生活部長(渡邊忠明君) 議長、市民生活部長。 ○議長(森谷宏議員) 市民生活部長。 ◎市民生活部長(渡邊忠明君) 鎌ケ谷市緊急事態対応計画及び鎌ケ谷市新型インフルエンザ等対策行動計画により、状況に応じた体制をしき、実施体制の移行をスムーズに行い、必要な対策を速やかに実施してきたことだことなどから、殊会議運営等に関しましては、特段の問題の発生はなく、一定の評価をしております。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆21番(芝田裕美議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 21番、芝田裕美議員。 ◆21番(芝田裕美議員) 大きな課題はなかったようですが、それは組織として情報共有や部局間の連携が図られていることのあかしだろうと思います。とはいえ、今回の新型コロナウイルス感染症はもちろん誰も経験したことのない大きな影響を与えていることは間違いありません。庁内連携は問題なかったとしても、当初想定しなかったような課題もあったのではと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎市民生活部長(渡邊忠明君) 議長、市民生活部長。 ○議長(森谷宏議員) 市民生活部長。 ◎市民生活部長(渡邊忠明君) マスクや消毒液等、感染防止対策に必要な物資の全国的な不足など想定を超える事態が発生したことや、定額給付金や企業支援など早急に対応を求められる業務が発生し、その対応に苦慮したこと、職員の感染するリスクを踏まえ、安定的な行政サービスを継続させるための在宅勤務や分散勤務など、経験のない中で早急に対応しなければならない状況下において、一部では困惑したケースもございました。また、職員の応援体制、打合せの方法などにつきましても課題を感じたところでございます。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆21番(芝田裕美議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 21番、芝田裕美議員。 ◆21番(芝田裕美議員) ただいま幾つかの課題を挙げられましたが、今回の感染症の影響はこれからも続き、そしてこれから先どうなっていくかは誰にも分かりません。それに対応するためには、柔軟で、かつ必要なときは即座に動けるような組織が必要になります。市としてぜひ速やかな対応ができるような組織を構築していかれることを要望して、次の公共施設の利用、イベントの開催などの対応についての質問に移ります。 最初に、公共施設の利用ですが、休館や開館措置の時期、利用者への周知方法、使用料の取扱いはどうだったのか伺います。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎市民生活部長(渡邊忠明君) 議長、市民生活部長。 ○議長(森谷宏議員) 市民生活部長。 ◎市民生活部長(渡邊忠明君) まず、休館措置の開始時期でございますが、3月1日から社会福祉センターを、3月2日から児童センター、子育て支援センター、コミュニティセンター、身体障害者福祉センターを、3月3日から公民館、図書館、福太郎アリーナ、きらり鎌ケ谷市民会館、郷土資料館の各施設などの休館を開始いたしました。その後、感染拡大の状況や4月7日の緊急事態宣言の発令などにより休館期間を延長した後、5月25日の緊急事態宣言の解除を受け、本市の公共施設開館の方針に基づき、一部の利用制限と感染防止対策を行った上で6月1日を基本的な開館時期といたしました。 次に、利用者への周知方法といたしましては、市ホームページ、広報、各施設に臨時休館などの案内を掲示するとともに、各施設の状況に応じて利用団体などへ電話連絡や通知文を送付するなど、施設利用者の方への周知漏れがないよう対応に努めてまいりました。 次に、使用料の取扱いでございますが、施設の使用を取りやめた場合、納付後の使用料は原則として返還しないこととしておりますが、新型コロナウイルス感染症を理由として施設の使用を取りやめた場合及び休館措置により使用ができなくなった場合は、従来どおり振替による対応に加え、返金にて対応をしてまいりました。 なお、指定管理者制度を導入している施設の利用料金につきましても市直営の施設と同様の取扱いとしております。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆21番(芝田裕美議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 21番、芝田裕美議員。 ◆21番(芝田裕美議員) それぞれに対応されたようですが、利用者からの意見はどのようなものがあったのでしょうか。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎市民生活部長(渡邊忠明君) 議長、市民生活部長。 ○議長(森谷宏議員) 市民生活部長。 ◎市民生活部長(渡邊忠明君) 当初の段階では、この状況がいつまで続くのかといったご意見もございましたが、全体的には新型コロナウイルス感染症の拡大防止の趣旨をご理解いただき、協力したいといったご意見を、また休館措置を延長する場合には早めにお知らせいただきたいとのご意見などがございました。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆21番(芝田裕美議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 21番、芝田裕美議員。 ◆21番(芝田裕美議員) 適切な広報などもあり、大きなトラブルはなかったようですが、今後の利用方針や感染予防策などはイベントの開催などと関係しますので、併せてお伺いしてまいります。市においては、イベント、会議開催の基本方針及びイベント等の開催基準について定められておりますが、その概要をご説明願います。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎市民生活部長(渡邊忠明君) 議長、市民生活部長。 ○議長(森谷宏議員) 市民生活部長。 ◎市民生活部長(渡邊忠明君) 初めに、イベント開催の基本方針でございますが、市主催のイベントは国、県の考え方を参考に施設ごとに開催の可否を決定いたしますが、不特定多数の参加があるなど管理が困難なイベントにつきましては、令和2年12月末日まで原則中止、延期といたしました。また、市以外の団体などが主催する場合におきましても、市主催のイベントと同様の対応について協力を要請いたします。 2つ目に、会議開催の基本方針でございますが、市主催の会議は6月中は極力自粛するものとし、令和2年7月1日以降においては感染防止策の徹底を図りながら開催することとしており、開催に当たりましては、緊急性、必要性が高いものを優先し、不要不急のものについては引き続き開催しないこととしております。あわせて、書面決議など、可能な限り集まらない形態での開催も検討することとし、他の自治体職員を参集させるものについては、他の自治体と調整を図った上で開催の可否を決定することとしております。 3つ目に、イベントなどの開催基準でございますが、イベント、会議開催の基本方針に基づき、必要な事項を定めるもので、判断基準、判断の手順などを示したものでございます。まず、判断基準は、イベント開催などの段階的緩和として、令和2年5月25日発出の国の考え方、新型コロナウイルス感染症対策の基本的対処方針及び千葉県における基本的な考え方、新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づく協力要請についてに基づき、おおむね3週間ごとに段階的に規模要件を緩和していく対応を基本とし、具体的には4段階での屋内及び屋外の収容率、人数上限を示してございます。 次に、判断の手順でございますが、イベントなどの開催時期に応じて、判断基準の4段階の区分に基づき、利用する会場の人数の上限を積算します。この際、屋内の場合、施設の定員数の半分、もしくは国において屋内、屋外を問わず人との間隔を十分確保することを求められていることから、1人につき2メートルの間隔を取り、3.14平方メートル相当を確保することとします。この定員数の半分の積算と間隔を空けた場合の利用可能人数を比較し、いずれか少ない人数を上限といたします。屋外につきましては、人との間隔を確保して積算いたします。 なお、1人当たり専有面積3.14平方メートルの根拠につきましては、2メートルの間隔を確保するためには、1人につき半径1メートルの円の中心にいることを想定し、その専有面積を積算しております。利用人数の積算に用いる会場の面積につきましては、実際に利用できるスペースの面積を用い、ブースなど人の立ち入ることのできない部分は除外することとしております。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆21番(芝田裕美議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 21番、芝田裕美議員。 ◆21番(芝田裕美議員) 少し詳細に伺いますが、社会福祉センターや老人憩の家など、高齢者の方の利用が大半の施設は、6月中は休館あるいは休所となっておりますが、これらの施設は7月1日から利用開始すると考えていいのでしょうか。また、各施設において3密を防ぐのが難しいダンスや囲碁、将棋は、現在利用を控えるとの方針になっていますが、これらの取扱いはどのようにお考えでしょうか。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎市民生活部長(渡邊忠明君) 議長、市民生活部長。 ○議長(森谷宏議員) 市民生活部長。 ◎市民生活部長(渡邊忠明君) 高齢者の方が多くご利用になる社会福祉センターや老人憩の家、談話室などにおいては、開館や事業再開は7月1日からの予定としておりますが、3密を防ぐのが難しいダンスや囲碁、将棋などの活動に関しましては、8月末まで休止とすることとしております。 なお、公民館など現在開館時期に制限を設けている施設は7月1日から通常の開館時間に戻す予定でございます。ただ、施設における利用制限につきましては、飛沫や接触を防止する対策や少人数で距離を保つなど、これまでの利用の仕方を変更していただくことがございますが、利用者の皆様に感染予防対策を講じていただくことで3密を回避した活動ができると判断した場合は利用していただくことを考えております。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆21番(芝田裕美議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 21番、芝田裕美議員。 ◆21番(芝田裕美議員) 十分な感染予防措置を取った上での再開となるようですが、利用者の皆さんの協力を得ながら、しっかりと感染防止に努めていただくように要望いたします。 ところで、不特定多数の方が参加するイベントなどは原則12月末日まで中止あるいは延期したとのことですが、これにより中止や延期が決まった大規模イベントなどはどのようなものがありますか。また、年内の開催が予定され、対応がまだ決定していない大規模イベントの検討状況はどうなっているのかもお聞かせください。市主催以外で、共催や後援などの形によるイベントも併せてお答え願います。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎市民生活部長(渡邊忠明君) 議長、市民生活部長。 ○議長(森谷宏議員) 市民生活部長。 ◎市民生活部長(渡邊忠明君) 初めに、中止が決まったイベントでございますが、5月31日に予定しておりました環境美化対策推進協議会との共催のごみゼロ運動につきましては既に中止したところでございます。また、市民まつり、ニコカマフェスにつきましては、実行委員会において今年度の開催は困難との判断の下、既に中止が、例年9月に開催している総合防災訓練、例年10月に開催している産業フェスティバル及び同時開催の農業まつりにつきましても中止を決定しております。 なお、例年10月に開催している、かまがや福祉健康フェアにつきましては、実行委員会の会議を6月中に書面開催し、7月上旬に開催の可否について決定する予定でございます。
    ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆21番(芝田裕美議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 21番、芝田裕美議員。 ◆21番(芝田裕美議員) 多くがあるいは延期とされたようですが、来年1月以降に開催する大規模イベントとその取扱いについての考え方をお聞かせください。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎市民生活部長(渡邊忠明君) 議長、市民生活部長。 ○議長(森谷宏議員) 市民生活部長。 ◎市民生活部長(渡邊忠明君) 主な大規模イベントでは、例年1月に開催している鎌ケ谷市新春マラソン大会、成人式、鎌ケ谷市消防出初式などがございます。1月以降開催予定のイベントなどの開催につきましては、感染状況などを考慮しながら今年の10月末をめどに判断してまいりたいと考えております。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆21番(芝田裕美議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 21番、芝田裕美議員。 ◆21番(芝田裕美議員) イベントには、主催者を問わず関わってこられた団体や市民の方などがたくさんいらっしゃるかと思います。それぞれが苦渋の判断をされることになりますが、協力要請はどのようにされ、またどのようなご意見をいただいていますか。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎市民生活部長(渡邊忠明君) 議長、市民生活部長。 ○議長(森谷宏議員) 市民生活部長。 ◎市民生活部長(渡邊忠明君) 市の判断基準などを各団体にお示し、各団体に市の方針に極力ご協力いただきたいと考えております。例えば実行委員会形式で行われるイベントにつきましては、実行委員会の会議の中で市の判断基準などをご説明し、主催者、参加者全員の健康と安全を最優先とした協力をお願いしております。なお、現在のところ市の方針にご理解をいただいております。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆21番(芝田裕美議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 21番、芝田裕美議員。 ◆21番(芝田裕美議員) 皆さんのご理解をいただきながら進めていくことが重要です。今後ともぜひそのようにしていただくようにお願いいたします。 ところで、今回の市の開催基準を見て、国や県の方針に加えて、人と人との適切な距離を保つために、1人当たりの必要な面積3.14平方メートルという基準も設けられていますが、これは本当に分かりやすい基準かと思います。この基準に照らし合わせますと、例えばきらりホールや福太郎アリーナなどの利用可能人数はどの程度になりますか。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎市民生活部長(渡邊忠明君) 議長、市民生活部長。 ○議長(森谷宏議員) 市民生活部長。 ◎市民生活部長(渡邊忠明君) 文化施設であるきらりホールや福太郎アリーナなどのスポーツ施設につきましては、利用目的や競技人数、競技に使用する面積、保護者などの応援や付き添いなど、利用する人数や競技の特殊性など、面積だけを基準に利用可能人数を定めることが困難なことから、目的に応じて利用可能人数を定めております。 まず、きらりホールでございますが、540名の座席のほか、手すりや階段などの附帯設備もあり、均等なソーシャルディスタンスの確保が難しいことから、席数の3分の1の180名を利用可能人数としております。 福太郎アリーナにつきましては、強度が高い運動、スポーツを行う場合、より一層の距離を空ける必要があり、少なくとも2メートルの距離を空けることが適当であるとされておりますので、1人につき半径2メートルの円の中心にいることを想定し、1人当たりの必要な面積12.6平方メートルを基準とし、1,717平方メートルのアリーナは130名、定員1,300名の観客席は、アリーナからの移動者も見込まれることから、席数の3分の1の50%を利用可能人数として200名としております。また、成人式や消防出初式などスポーツ以外のイベントに利用する場合は、アリーナは3.14平方メートルを基準に500名、観客席は席数の3分の1を基準に400名としているところでございます。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆21番(芝田裕美議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 21番、芝田裕美議員。 ◆21番(芝田裕美議員) しばらくの間は、慎重過ぎるくらいの対応をお願いしたいと思います。 新型コロナウイルス感染症は、我が国では感染者数も一定のレベルまで減少はしてきているものの、インドや南米など、これからピークを迎えると言われている国もあります。その中で、我が国においても第2波、第3波の発生が危惧されています。市における現在までの対応、取組については、行財政改革に着手された頃から長い間にわたり培われてきた情報共有や連携が適切になされる組織風土もあり、スムーズになされてきたのではと評価しています。とはいえ、今後の状況が極めて不透明な中、市としては今まで以上に先を見据えた対応が求められることは間違いありません。市の組織間はもちろんのこと、議会、市民との情報共有や連携もしっかりと図り、その対応に当たっていただくように要望して私の質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(森谷宏議員) 以上で21番、芝田裕美議員の一般質問を終結します。 職員は、席の移動をお願いします。 ○議長(森谷宏議員) 次に、13番、針貝和幸議員に発言を許します。 ◆13番(針貝和幸議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 13番、針貝和幸議員。 ◆13番(針貝和幸議員) 議席番号13番、針貝和幸、通告に基づきまして一般質問を行います。今回通告しましたのは、私道について、そして過去に一般質問でも取り上げさせていただきましたこの私道の測量費等助成金についてでございます。 前回この問題を取り上げたのは平成30年の6月議会の一般質問なので、ちょうど2年たつわけでございます。その中で前回私道の方向性について質問しました。都市建設部長のそのときのお答えは、今後の私道の方向性につきましては、不特定多数の方が利用する公共性の高い私道につきましては、寄附の申出のあった場合、市道として受け入れ、市民の利用に供することが望ましい、こういうご答弁をいただきました。なぜ市道として受け入れるのが望ましいのか、やはりこの私道であるために様々な問題が生じているからでございます。 この私道というのは、公道、公の道とは違って個人が所有している道路です。個人が所有しているにもかかわらず、不特定多数の人が使うことができる。普通自分の土地に誰かが入ってきたら、俺の土地に勝手に入るなと、こういうふうに言うことができるのですが、私道、自分の道路を誰かが通ったからといって、俺の道路に入るなとは普通は言いません。でも、ごくまれにこう言う方がいらっしゃるのです。ポールを立てたりコーンを置いたりして、今までみんなが当たり前のように通れたところがある日通れなくなったりすると。しかし、これは違法でも何でもないということで、自分の庭にポールを立てたところで違法ではないのと同じで、自分の私道にポールを立てても違法ではないと。困って市や警察に言っても、行政も警察も動けないわけでございます。この私道とは、個人の所有物でありながら公共的に利用されていて、その公共性は各個人の同意によって得られるという非常に曖昧な性格を有しているのではないのかなと思っています。この曖昧さゆえに、現実にこの地域に難題を引き起こしているというわけでございます。 ほかに修繕の問題もあります。私道は原則この所有者が修繕しなければなりませんが、所有者といっても、個人で持っているというよりも大体道路組合としてみんなで持っているわけでございます。しかし、高齢化が進んで空き家が増えれば、もうこの管理自体が非常に難しくなってくる。私道に伴う問題というのは、こういったように既に顕在化しているわけでございます。今後これがさらに増えると考えられるわけです。行政としては、住みやすい鎌ケ谷市をつくるためにも、平成30年のご答弁のとおり、公共性の高い私道は市道として受け入れ、市民の利用に供するのが望ましいということですね。これは、私と認識を共有しているのではないかと考えております。ですから、今年度の予算に計上していただきました私道寄附に関する費用測量費用等助成金、これは私道問題を解決するに当たって非常に意義のある施策だと思っております。 私道を市道にするというのは、本当に様々な困難が伴うものでありますが、その中の一つに測量費などの金銭的な問題があります。決して安くない金額なので、これが原因で頓挫してしまう場合もあります。ですから、今回この助成金制度が施行されたというのは鎌ケ谷市の私道問題を改善する大きな助けになるに違いなく、行政のご理解に感謝申し上げる次第です。今回一般質問では、この助成金についての質問、そして私道全般に関わることについての議論をしてまいりたいと思っております。まず、最初の質問としまして、鎌ケ谷市の私道の現状、これをお答えください。 ○議長(森谷宏議員) ただいまの質問に対し答弁を求めます。 ◎都市建設部長(貞方敦雄君) 議長、都市建設部長。 ○議長(森谷宏議員) 都市建設部長。 ◎都市建設部長(貞方敦雄君) 私道寄付に関する測量費等助成金についてお答えいたします。 お尋ねは、私道の現状についてでございました。私道につきましては、法令上明確な定義がございませんが、一般的には行政などの公が管理する公道に対して公が管理する道路を指すものでございます。市内には、千葉県が管理しております国道及び県道、鎌ケ谷市が管理しております市道及び認定外道路である法定外公共物がございますので、これらを除き個人や法人などが所有している道路が私道で、その維持管理につきましては各所有者が行っているものでございます。 私道の成り立ちにつきましては、都市計画法による開発行為により築造されたもの、建築基準法による道路位置指定、昭和37年の都市計画区域決定以前の小規模な開発、宅地開発などにより発生したものでございます。私道の延長につきましては、建築基準法による道路及びこれに準ずるものとして約100キロメートルほどあるものと考えられます。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆13番(針貝和幸議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 13番、針貝和幸議員。 ◆13番(針貝和幸議員) ただいまのお答えの中で100キロメートルというふうにありました。100キロメートルというと、調べてみるとここから大体小田原ぐらいまでの距離があるわけでありまして、相当な長さの距離があるのではないのかなと思います。 それでは、順次再質問を行いたいのですが、まず早速今回この新たにつくっていただきました測量費等助成金、この制度についてお答えください。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎都市建設部長(貞方敦雄君) 議長、都市建設部長。 ○議長(森谷宏議員) 都市建設部長。 ◎都市建設部長(貞方敦雄君) 測量費につきましては、従前測量費用の助成に関する要綱に基づき助成を行っておりましたが、この要綱は平成26年度に廃止いたしました。その後、市民の皆様方からの復活を望むご意見やご提案などを受け、検討を重ねてまいりました。その結果、私道を市に寄付しようとする方々が負担する道路用地などの測量費用及び分筆登記に必要とする図面の作成費用を助成することで私道の寄付を円滑に進め、本市における道路行政の発展に資することを目的として、令和元年11月に鎌ケ谷市測量費用等助成金交付要項を制定し、令和2年4月1日から運用を開始いたしました。 概要でございますが、まず寄付しようとする私道が市道として受入れ可能と判断されますと、道路用地寄付事務取扱要綱第7条の規定により、私道の寄付の代表者宛てに寄付採納書を通知いたします。この寄付採納書による通知を受けた方または寄付採納書に記載されている土地所有者が助成金の申請者となります。次に、助成金の交付につきましては、申請者が測量及び当該測量による図面の作成に要する費用を市に申請し、市がその内容の審査を行い、助成金を交付するものです。助成金の額につきましては、助成対象経費に2分の1を乗じて得た額とし、申請者ごとに15万円を上限とするものでございます。なお、助成金の交付に当たりましては、寄付しようとする私道に係る市への所有権移転登記が完了したことを確認の上、助成金を申請者へ交付いたします。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆13番(針貝和幸議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 13番、針貝和幸議員。 ◆13番(針貝和幸議員) 今までこれは全額自己負担だったわけですが、半額ということで大変ありがたいと思っています。そのためというわけではないのですけれども、市民の方から、この助成金ができたと、助成金を得るためには、私道の受入れ条件が厳しくなったのではないのかと、こういったご意見があったわけでございます。今回この助成制度が適用されるに当たり、私道の受入れ条件、これは従来の受入れ条件に影響を与えるものなのか、それとも従前の受入れの要件が適用されるのか、お答えを願います。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎都市建設部長(貞方敦雄君) 議長、都市建設部長。 ○議長(森谷宏議員) 都市建設部長。 ◎都市建設部長(貞方敦雄君) 本市において私道を受入れするための主な要件として、寄付しようとする私道に所有権以外の権利がついていないこと、私道の起点及び終点が県道や市道などの公道に接続していること、行き止まり道路でないこと、または建築基準法に規定する道路で、延長が35メートルを超え、終端部に直径8メートル以上の自動車の転回広場を設けていること、道路の幅員が原則として4メートル以上あることなどがございます。今回の助成制度につきましては、これらの受入れするための要件に変更を加えるものではございません。以上のことから、受入れの要件は従前のものと同様でございます。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆13番(針貝和幸議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 13番、針貝和幸議員。 ◆13番(針貝和幸議員) 従来の市道の受入れの条件と変わらないということが分かりました。 では、今回この助成金の予算額、60万円ですが、仮に1件10万円のこの補助をするとすると6件分というわけでございますが、この予算額以上の申請がなされた場合、どういった対応を取るお考えなのか、お聞かせください。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎都市建設部長(貞方敦雄君) 議長、都市建設部長。 ○議長(森谷宏議員) 都市建設部長。 ◎都市建設部長(貞方敦雄君) 本年4月から運用している鎌ケ谷市測量費用等助成金交付要綱においては、私道を寄付しようとする者が負担する道路用地などの測量に要する費用に対し、予算の範囲内において助成金を交付することとしております。しかしながら、市としましても道路行政の推進の観点から、積極的に制度の活用を図っていただくため、予算の増額や次年度予算での対応など、交付要綱の制度の可能な範囲で弾力的に対応してまいりたいと考えております。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆13番(針貝和幸議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 13番、針貝和幸議員。 ◆13番(針貝和幸議員) 積極的にこの制度の活用を図っていくとおっしゃっていただきました。ぜひよろしくお願いいたします。 今回この助成金ができまして、そのことをやはりこの私道の問題でお困りの方にお話ししたところ、そういうのができたとは知らなかったと。そういう制度ができたのは大変ありがたいとおっしゃっていただきました。もちろんこの予算の兼ね合いもあって、たくさん来たらどうしようというお考えもあるかもしれませんけれども、市内には私道の寄付でお困りの方、この制度を活用できればと考えている市民の方はいらっしゃると思うわけです。ですから、全市的に広報等でお知らせする必要があるのではないのかと考えるわけですが、どのようなお考えでしょうか。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎都市建設部長(貞方敦雄君) 議長、都市建設部長。 ○議長(森谷宏議員) 都市建設部長。 ◎都市建設部長(貞方敦雄君) 本年4月から助成を開始したものでございますので、引き続き窓口での問合せに係るご説明に加えて、今後は広報かまがや及び鎌ケ谷市ホームページに掲載し、市民の皆様などにお知らせしてまいります。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆13番(針貝和幸議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 13番、針貝和幸議員。 ◆13番(針貝和幸議員) 広報及びホームページに掲載していただけるということで、ぜひよろしくお願いいたします。 では、登壇のご答弁の中でもありましたが、市内には千葉県が管理している道路、国道及び県道、国道464号線は千葉県の管轄でございます。そして、もう一つ、鎌ケ谷市が管理する道路として市道及び認定外道路である法定外公共物とのご答弁がありました。この認定外道路、法定外公共物、この概要というものがどうなっているのか、そして修繕はどうするのか、総延長などをお聞かせください。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎都市建設部長(貞方敦雄君) 議長、都市建設部長。 ○議長(森谷宏議員) 都市建設部長。 ◎都市建設部長(貞方敦雄君) 認定外道路とは、市町村などの自治体が管理する道路で、一般的に生活道路として活用されているにもかかわらず、所有権や構造など基準を満たさないなどの理由で市道として認定することができない道路でございます。本市においては、当該道路の適正な使用を図り公共の安全に資するため、鎌ケ谷市法定外公共物の管理に関する条例に基づき管理しているところでございます。なお、認定外道路が発生する状況として考えられるものとしては、私道の寄付に係る事務を進めている最中に状況が変化した結果によるものが考えられます。 具体例としましては、私道の土地所有者の皆さん全員から私道寄付の承諾をいただき、私道移管の事務を進めている最中に私道の土地所有者様がお亡くなりになって相続が発生し、相続自体がまとまらない場合や、相続した方が私道の寄付に同意されないなどの理由で、当該相続人が所有する私道の土地の所有権移転手続ができないことから、私道全ての所有権移転ができないことで、結果として市道の認定ができないため、認定外道路となるものがございます。認定外道路の修繕などにつきましては、本市が実施しております。なお、認定外道路の総延長は約14キロメートルございます。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆13番(針貝和幸議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 13番、針貝和幸議員。 ◆13番(針貝和幸議員) 相続などが発生して、まとまらない場合、市道にならず、認定外道路ということですが、今回今までご説明いただいた測量費用等助成金、これがこの認定外道路のままで今回の助成金は対象になるのかどうか、お答えください。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎都市建設部長(貞方敦雄君) 議長、都市建設部長。 ○議長(森谷宏議員) 都市建設部長。 ◎都市建設部長(貞方敦雄君) 認定外道路は、今回の助成金の対象ではございません。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆13番(針貝和幸議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 13番、針貝和幸議員。 ◆13番(針貝和幸議員) 市道も認定外道路も市の所有物であって、修繕は行政が行う、しかし助成金は市道のみに適用ということが分かりました。 では、ここからは市道全般についてお伺いしたいのですが、指導と認定外道路は行政が修繕する。私道の修繕、これは行政が行うことがあるのかどうか、お答えください。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎都市建設部長(貞方敦雄君) 議長、都市建設部長。 ○議長(森谷宏議員) 都市建設部長。 ◎都市建設部長(貞方敦雄君) 私道につきましては、個人や法人などが所有する私道の資産でございますので、原則として修繕を含む維持管理につきましては各所有者において行っていただくものでございます。しかしながら、市としましては、地域環境の整備を図るため、鎌ケ谷市私道舗装整備要綱に基づき、私道の舗装や舗装の修繕を行っております。舗装の修繕の条件につきましては、舗装工事を実施した私道であって、通り抜けができる私道であるもの、かつ公共公益施設に接続する私道、もしくは公共公益施設から半径500メートル区域内の私道で補修条件に合致するものでございます。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆13番(針貝和幸議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 13番、針貝和幸議員。 ◆13番(針貝和幸議員) 地域環境の整備を図るために私道の舗装修繕を行っていると。これは、個人が所有するものであっても公共性が高いということにほかなりません。その公共性の高い私道をこれからどうしていくのか、これが今後住みやすい鎌ケ谷市をつくるために重要な施策の一つになってくるのではないのかなと思っています。やはり真っ先に思いつく解決は、公共性の高い私道は市道にするということだと思います。しかし、なかなかそう簡単にはいかないと。これも最初の質問で申し上げましたが、私道にポール等が立てられて、それまでみんなが自由に車両の通行ができていた道路が通行できなくなってしまった場合、市としてはどのような対応をされるのか、お答えください。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎都市建設部長(貞方敦雄君) 議長、都市建設部長。 ○議長(森谷宏議員) 都市建設部長。
    ◎都市建設部長(貞方敦雄君) 私道につきましては、個人や法人などが所有する道路でございますので、その私道の状況により、所有者の方などがポールの設置などを行っている状況が市内にもございます。市としましては、道路管理者としての権限が及ばないことや、私道用地に関する利害関係がある中で通行や利用の制限などについて判断することができないことから、市として的確な指導や対応を行うことができないのが実情でございます。しかしながら、地域の方や所有者の方からご相談をいただいた際には、法律や制度、他市の状況などを参考に可能な限り対応してまいります。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆13番(針貝和幸議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 13番、針貝和幸議員。 ◆13番(針貝和幸議員) このポールが立ったときは、私も非常にびっくりしたわけでございます。最初は行政がどうにかしてくれるだろうと楽観していたわけですが、ご答弁のとおり今の制度の中ではなすすべがないわけでございます。本当に私道ならではの問題で、これが市道だったら間違いでもこういう問題は起こらないわけです。住民は、非常に不安に思っているわけです。セットバックして道を広げても、ポールが立ったら何の意味もない。また、救急車とか消防車とかが今まではすっと来れたのがこれを迂回してこなければならないわけで、住民は本当に困っているわけでございます。ですから、市にもご協力いただいて市道移管を進めているわけでございますが、ではこの市道に移管するためには、その該当する私道を所有する住民全員の同意が必要なわけでありまして、不在地主や複数の相続人がいて確認が困難、また相続されないで放置されてしまう私道に対して何らかの措置が取れないのか、こういった場合どうしたらいいのか、行政として何ができるのか、お答えを願います。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎都市建設部長(貞方敦雄君) 議長、都市建設部長。 ○議長(森谷宏議員) 都市建設部長。 ◎都市建設部長(貞方敦雄君) 近年不在地主や複数の相続人がおられることでその所在を把握することが困難な土地が多くなってきております。こうしたことから、私道の移管に当たり、代表者の方も必要な書類を調えることが難しくなっている状況がございます。現行の法制度においては、私道に限らず、個人が所有されている土地について、相続がされないで放置されている土地については、利害関係人が相続財産管理人の選定を家庭裁判所に申し出て、家庭裁判所が選定した相続財産管理人を窓口として必要とする手続を行うこととなっております。しかしながら、こうした手続には費用と長い時間がかかるとのことでございます。こうした状況は、国においても喫緊の課題であるとの認識があり、今後は所有者不明土地の発生を予防するための仕組み、所有者不明土地を円滑かつ適正に利用するための仕組みなどについて必要な制度改正の実現を目指すとされておりますので、国における制度改正が実現されるまでの間につきましては、引き続き私道の移管の代表者様に相続人などに折衝していただくようお願いしてまいります。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆13番(針貝和幸議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 13番、針貝和幸議員。 ◆13番(針貝和幸議員) 日本全国の所有者不明の土地というのを合わせると九州よりも大きい面積だと報道されていました。ご答弁のとおり、この問題を解決するには国における制度の改正が不可欠だと思います。鎌ケ谷市としても国に強く要望していただくようお願いします。 では、最後の質問になりますが、これまでのやり取りの中で非常に市道に移管するというのは大変な困難が伴うわけでございます。移管には、私道の所有者の判こ、集めて提出するわけですが、その判こを集めるというのは容易ではないわけです。不在地主がいたり、相続人がたくさんいたり、抵当に入っているとか、そもそも話合いに応じてもらえないケースもあるわけでございます。今回この私道測量費用等助成金ができたわけで、金銭面の解決には一歩近づいたわけでございます。そこで、こういった助成制度を設けていただいたわけですが、より積極的に私道問題を解決していく、そのことについて市のお考えをお聞かせください。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎都市建設部長(貞方敦雄君) 議長、都市建設部長。 ○議長(森谷宏議員) 都市建設部長。 ◎都市建設部長(貞方敦雄君) 市としましても、少子高齢化や今後想定される人口減少などにより私道の管理が適切に行われない、また市への移管が難しくなるなどの状況が増えていくものと見込まれます。また、道路は市民の皆さんの車や自転車などの移動やライフラインの設置など市民生活に必要不可欠な都市施設でございます。さらに、所有者不明土地の取扱いなどを国も検討しているところでございますので、こうした動向や他市の状況などを注視し、引き続き検討してまいりたいと考えております。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆13番(針貝和幸議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 13番、針貝和幸議員。 ◆13番(針貝和幸議員) 一般交通に用いられる私道、いわゆる公共性の高い私道は、特に市道に移管しないと今後どのような問題が起こってくるか分からない。昨日まで通れた道路が通れなくなったり、修繕したくてもできなくなったりするわけでございます。道路というのは生活に欠かせないものであり、道路環境のよしあしというのは市民の住環境のよしあしに直結するものだと思います。現在市内では高齢化が進んでいるわけでございます。既に空き家も増えている現状で、もう少したてば、相続がうまくいかなかったり、不在地主が多くなったり、ただでさえ今困難な市道への移管がより困難になる。不可能に近くなる。本当に今がラストチャンスだと思うわけです。ですから、今回この測量費等助成金ができたことはこの私道解決の一歩になると大いに期待して、感謝しているところでございます。行政は、私道問題で相談に行くと本当に親身になって相談に乗ってくださっています。今後も住民に寄り添い、さらなる私道受入れの促進、そして相続されずに土地が放置されることにならないよう、国に対して必要な制度改正を強く申し入れていただきたいと要望いたしまして、私の一般質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(森谷宏議員) 以上で13番、針貝和幸議員の一般質問を終結します。 △散会の宣告 ○議長(森谷宏議員) 以上で本日の日程は終了いたしました。 なお、明日の本会議は午前10時に開くことにいたします。 本日の会議を散会いたします。 お疲れさまでした。          午後 1時59分  散 会...