鎌ヶ谷市議会 2020-06-22
06月22日-一般質問-04号
令和 2年 定例会(6月会議) 令和2年
鎌ケ谷市議会定例会 令和2年6月会議 議 事 日 程 (第4号) 令和2年6月22日(月) 午前10時開議 日程第1 市政に関する一般質問 〇出席議員(24名) 1番 後 関 俊 一 議員 2番 葛 山 繁 隆 議員 3番 宗 川 洋 一 議員 4番 松 原 美 子 議員 5番 佐 竹 知 之 議員 6番 德 野 涼 議員 7番 伊 福 幸 一 議員 8番 富 田 信 恵 議員 9番 鈴 木 哲 也 議員 10番 矢 崎 悟 議員 11番 中 村 潤 一 議員 12番 森 谷 宏 議員 13番 針 貝 和 幸 議員 14番 泉 川 洋 二 議員 15番 松 澤 武 人 議員 16番 佐 藤 剛 議員 17番 三 橋 一 郎 議員 18番 河 内 一 朗 議員 19番 津 久 井 清 氏 議員 20番 小 易 和 彦 議員 21番 芝 田 裕 美 議員 22番 土 屋 裕 彦 議員 23番 勝 又 勝 議員 24番 大 野 幸 一 議員〇欠席議員(なし) 〇説明のための出席者 市 長 清 水 聖 士 君 副 市 長 北 村 眞 一 君 総 務 企 画 部 参 事 弓 削 孝 司 君 ( 契 約 管 財 課 長) 総 務 課 行 政 室 長 髙 橋 秀 之 君 市 民 生 活 部 長 渡 邊 忠 明 君 市 民 生 活 部 次 長 青 木 真 也 君 ( 商 工 振 興 課 長) 安 全 対 策 課 長 伊 藤 正 二 君 健 康 福 祉 部 次 長 西 山 珠 樹 君 ( 高 齢 化 支援課長) 健 康 福 祉 部 副 参事 林 宏 幸 君 ( 社 会 福 祉 課 長) 健 康 福 祉 部 副 参事 星 野 里 香 君 ( 障 が い 福祉課長) 健 康 福 祉 部 副 参事 本 間 恵 君 ( 健 康 増 進 課 長) 健 康 増 進 課 主 幹 舘 岡 文 君 道 路 河 川 管 理 課長 永 束 昇 君 道 路 河 川
管理課主幹 大 塚 勝 彦 君 教 育 長 皆 川 征 夫 君 生 涯 学 習 部 長 狩 谷 昭 夫 君 生 涯 学 習 部 副 参事 﨑 田 浩 史 君 ( 教 育 総 務 課 長) 生 涯 学 習 部 副 参事 関 根 延 年 君 ( 学 校 教 育 課 長) 教 育 総 務 課 主 幹 岩 見 健 治 君 学 校 教 育
課指導室長 新 泉 貴 久 君 選 挙
管理委員会委員長 石 井 君 雄 君 農 業 委 員
会事務局長 佐 山 佳 明 君 〇
議会事務局職員出席者 事 務 局 長 斉 藤 薫 事 務 局 次 長 佐 藤 太 郎 同 主 任 主 事 井 上 裕 之 同 主 任 主 事 中 山 由 貴 子 同 主 事 補 歌 津 達 也 午前10時00分 開 議
○議長(
森谷宏議員) 皆様、引き続きお疲れさまです。 ただいまの出席議員は24名であります。定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。
△議事日程について
○議長(
森谷宏議員) 本日の議事日程は、お手元に配付してあるとおりであります。
△市政に関する一般質問
○議長(
森谷宏議員) 日程第1、これより市政に関する一般質問を行います。 順次発言を許します。 まず、9番、
鈴木哲也議員に発言を許します。
◆9番(
鈴木哲也議員) はい、議長。
○議長(
森谷宏議員) 9番、
鈴木哲也議員。
◆9番(
鈴木哲也議員) 議席番号9番、鈴木哲也、令和2年6月会議に当たり一般質問を行わせていただきます。 質問に先立ちまして、
新型コロナウイルス感染症でお亡くなりになられた方々に心から哀悼の意を表しますとともに、療養中の方々に心よりお見舞いを申し上げます。また、昼夜を分かたずウイルスと闘いながら地域医療を命がけで支えてくださっている
医療従事者の皆様、また市民の生活を守り支えてくださっている市の職員の皆様に心から感謝を申し上げます。 今回私の通告しております質問は、災害発生時の避難所における
新型コロナウイルス感染症対策についてであります。順次質問をさせていただきますので、執行部におかれましては明快なるご答弁をよろしくお願い申し上げます。
新型コロナウイルス感染症拡大の第2波、第3波が懸念される中、日本列島はこれから本格的な
台風シーズンを迎えるとともに、いつ起きてもおかしくない巨大地震や災害の発生に備えた対策は喫緊の課題です。政府は、国や自治体が講ずべき災害対策の基本的な方針を示した
防災基本計画を修正しました。大きな爪跡を残した昨年の台風被害を教訓に、河川、気象情報の提供、充実や長期停電への対応強化などが新たに盛り込まれましたが、とりわけ注目すべきは
新型コロナウイルスを含む
感染症対策の実施であります。 感染防止は、密閉、密集、密接の3密を避けることが基本となりますが、過去の大規模災害では避難所に入り切れないくらいなほどの住民が避難してきたケースが少なくありません。今後災害が起きた際、避難所が開設されますが、
ウイルス感染のリスクが高い現在、これまでと避難の方法を変えなければなりません。 そうした中、国は
避難所運営における基本方針を発表しました。そこで、1回目の質問は、国が定めた基本方針の概要を伺います。また、国の方針に基づき策定した鎌ケ谷市の基本方針についても併せてお聞かせください。 その他の質問は再質問で伺います。
○議長(
森谷宏議員) ただいまの質問に対し答弁を求めます。
◎
市民生活部長(渡邊忠明君) 議長、
市民生活部長。
○議長(
森谷宏議員)
市民生活部長。
◎
市民生活部長(渡邊忠明君) ご質問の災害発生時の避難所における
新型コロナウイルス感染症対策についてお答えいたします。 お尋ねは、国の
避難所運営における基本方針及び市の基本方針についてでございました。
新型コロナウイルス感染症につきましては、本年4月、国により
緊急事態宣言が発令され、3つの密の回避の徹底など蔓延防止の取組が進められてきました。こうした中、災害時に避難所を開設する場合におきましても
感染症対策に万全を期すことが求められています。 避難所における
新型コロナウイルス感染症への対応につきましては、国などからの通知により、発生した災害や被災者の状況などによっては避難所の収容人数を考慮し、あらかじめ指定した
指定避難所以外の避難所を開設するなど、通常の災害発生時よりも可能な限り多くの避難所の開設を図ること、親戚や友人の家などへの避難の検討、手洗い、
せきエチケットなどの基本的な対策の徹底など、平時の事前準備や災害時の対応などが求められています。 今回本市が策定した避難所等における感染症への対応に係る方針は、
新型コロナウイルスなどの
感染症対策に万全を期すため、避難所及び
自主避難用の一時滞在施設の開設をはじめとした内容を定めるもので、避難施設に関することや避難所などでの
感染症対策、自宅、親戚、友人宅などへの避難の検討などについて定めてございます。
○議長(
森谷宏議員) 再質問を許します。
◆9番(
鈴木哲也議員) はい、議長。
○議長(
森谷宏議員) 9番、
鈴木哲也議員。
◆9番(
鈴木哲也議員) やはり避難所での感染を避けるためには、3つの密を回避する上で、可能な限り多くの避難所の開設を図ることが必要であり、これが大きなテーマになるようです。現在国民は、災害時に避難所に行っても大丈夫なのか、大きな不安を抱えています。感染を恐れて避難所へ行くのをためらい、災害で命を落とすようなことになったら本末転倒です。本日は、鎌ケ谷市が市民の命を守る上でどのような対策に取り組まれているのかを一つ一つ確認し、不安の解消につなげてまいりたいと思います。 それでは、順次再質問をさせていただきます。まず初めに、鎌ケ谷市の現状を確認したいと思います。鎌ケ谷市が作成した
地域防災計画で想定している
東京湾北部地震がこのコロナ禍で発生した場合、避難所を運営する上でどのような課題が発生するのでしょうか。想定される課題についてお聞かせください。
○議長(
森谷宏議員) 答弁を求めます。
◎
市民生活部長(渡邊忠明君) 議長、
市民生活部長。
○議長(
森谷宏議員)
市民生活部長。
◎
市民生活部長(渡邊忠明君) 災害時におきましては、状況に応じて市長を本部長とする
災害対策本部や
市民生活部長を本部長とする
災害警戒本部を設置し、災害情報、被害情報の分析、対策活動の基本方針の決定などを行い、災害対応に当たることとなります。 お尋ねの避難所を運営する上で想定される課題でございますが、現在指定しております避難所の
収容可能人員は、1人当たりの面積を2平方メートルとして算出しておりますので、
新型コロナウイルス感染症などの蔓延が懸念される状況下における避難者の受入れにつきましては、今後地域の実情に応じて、国や県の示す基準などを踏まえ、検討していくことが必要と考えております。 感染症への対応が必要となる状況下におきましては、
感染症担当部署は専門的な知識で、例えば
ソーシャルディスタンスの確保や
せきエチケットの徹底など、避難所における
感染症対策の方法に関する助言を行い、それに基づき各
施設管理者などが避難所として使用する施設や利用する部屋数について、可能な限り多く確保できるようそれぞれが連携し、
感染症対策を講じてまいります。
○議長(
森谷宏議員) 再質問を許します。
◆9番(
鈴木哲也議員) はい、議長。
○議長(
森谷宏議員) 9番、
鈴木哲也議員。
◆9番(
鈴木哲也議員) 避難所の収容人数に関しては、今までのような1人当たりの面積を2平方メートルとする基準が当てはまらないことから、新たに検討する必要があるとのこと。関係機関が連携し、具体的な対策を検討するなど、様々な課題があるようです。本市が策定した方針では、通常の災害発生時よりも可能な限り多くの避難所等の開設を図るとありますが、増設を予定している施設の種類と増設数の見込みについてお聞かせください。
○議長(
森谷宏議員) 答弁を求めます。
◎
市民生活部長(渡邊忠明君) 議長、
市民生活部長。
○議長(
森谷宏議員)
市民生活部長。
◎
市民生活部長(渡邊忠明君)
避難者同士が密接しないよう十分なスペースを確保するためにも、指定避難のほか土砂災害などの局所的な災害時に開設することとしている
コミュニティセンターや公民館など14の一時滞在施設も開設する施設の対象とし、それらの施設の中で、状況に応じて、通常の災害時よりも可能な限り多くの施設を避難所として開設する必要があるものと考えております。
○議長(
森谷宏議員) 再質問を許します。
◆9番(
鈴木哲也議員) はい、議長。
○議長(
森谷宏議員) 9番、
鈴木哲也議員。
◆9番(
鈴木哲也議員) 現在本市では21か所の
指定避難所と1か所の
福祉避難所が準備されていますが、既存の避難所のほかに
コミュニティセンターや公民館などの14の施設が新たに追加されるようです。 それでは、先ほども触れましたが、
東京湾北部地震について再度伺います。鎌ケ谷市が策定した
地域防災計画では、今後起こるであろう最も大きな災害として、鎌ケ谷市直下を震源とするマグニチュード7.3の
東京湾北部地震を想定しておりますが、その際に予測される避難者数は1万1,234人であります。 そこで伺いますが、14か所の新たな
避難所増設を見込んだ上で、1万1,234人の収容について、現段階ではどのように考えているのでしょうか。
○議長(
森谷宏議員) 答弁を求めます。
◎
市民生活部長(渡邊忠明君) 議長、
市民生活部長。
○議長(
森谷宏議員)
市民生活部長。
◎
市民生活部長(渡邊忠明君)
想定避難者数1万1,234人の受入れについてでございますが、現在指定しております避難所の
収容可能人員を合計いたしますと約1万5,000人となります。通常の災害時であれば、
指定避難所において想定する避難者の皆様の受入れは十分可能であると考えております。 しかしながら、
新型コロナウイルス感染症などの蔓延が懸念される状況下での避難者の受入れにつきましては、
ソーシャルディスタンスの確保が基本となります。このため、人と人との距離を確保することを基本に考えますと、例えば国が示す
ガイドラインでは家族ごとの面積の基準として3メートル四方の確保を目安としており、また県の
避難所運営の手引では家族ごとに2メートル程度の間隔を確保できるよう示しておりますことから、今後地域の実情に応じて、国や県の示す基準などを踏まえ、検討していくことが必要と考えております。
○議長(
森谷宏議員) 再質問を許します。
◆9番(
鈴木哲也議員) はい、議長。
○議長(
森谷宏議員) 9番、
鈴木哲也議員。
◆9番(
鈴木哲也議員) 国が示した
ガイドラインや県が策定した手引では、いずれも6月に入ってから示された基準でありますので、本市の収容人数を算出するには、いましばらくの時間が必要かと考えます。 とはいえ災害は待ってくれません。国や県が示した基準を基に、早急に収容人数の目安を示していただき、
万が一収容から漏れるような事態が想定された場合は、その対策まで検討していただくようお願いをいたします。 さて、国では避難所の増設以外にも分散避難を推奨していますが、現在鎌ケ谷市で想定している分散避難の具体例とメリット、
デメリットをお聞かせください。
○議長(
森谷宏議員) 答弁を求めます。
◎
市民生活部長(渡邊忠明君) 議長、
市民生活部長。
○議長(
森谷宏議員)
市民生活部長。
◎
市民生活部長(渡邊忠明君) 災害時に市が開設する避難所以外に避難する、いわゆる分散避難についてでございますが、具体例といたしましては自宅の安全な部屋で避難生活をする在宅避難や親戚、友人宅への避難などが挙げられます。 分散避難のメリット及び
デメリットについてでございますが、これは災害の種類や発災の時期にもよりますが、メリットといたしましては避難所での他人との共同生活でのストレスがないことや
プライバシーが確保されやすいことなどがございます。一方、
デメリットでございますが、避難所に比べて市からの災害情報は得られにくいこと、トイレや市から配給される水、食料などの確保に苦慮することなどが想定されます。
○議長(
森谷宏議員) 再質問を許します。
◆9番(
鈴木哲也議員) はい、議長。
○議長(
森谷宏議員) 9番、
鈴木哲也議員。
◆9番(
鈴木哲也議員)
NPO法人環境防災総合政策研究機構の
環境防災研究所がこの4月、避難経験のある15都道府県の住民5,261人に聞いた調査結果によると、
新型コロナの感染拡大が避難行動に影響すると答えた人は73%、影響を受ける行動として、
車中泊避難をするが42%で最も多く、避難所に行くが様子を見て避難先を変える、
感染防止対策をして避難所に行くなどが続きます。調査結果では、
車中泊避難をするが42%で最も多かったわけでありますが、平成28年4月に発生した熊本地震の際、
プライバシーの侵害や騒音、ペット等の対応から車中泊を選択する方が数多くおられました。鎌ケ谷市においても
東京湾北部地震のような大規模な災害が発生した場合は車中泊を選択される方が多くなると予想されることから、対応を考える必要があると考えます。
エコノミークラス症候群などの課題点もあるかと思いますが、車中泊についての考えをお聞かせください。
○議長(
森谷宏議員) 答弁を求めます。
◎
市民生活部長(渡邊忠明君) 議長、
市民生活部長。
○議長(
森谷宏議員)
市民生活部長。
◎
市民生活部長(渡邊忠明君)
車中泊避難でございますが、本市といたしましては車中で過ごす場合は、
エコノミークラス症候群の懸念があることなどから、市の開設した避難所をはじめ、建物に土砂災害による被災や地震による倒壊などのおそれがない場合は、可能な限り自宅での避難、親戚や友人宅などへの避難を検討してもらうよう周知してまいりたいと考えております。
○議長(
森谷宏議員) 再質問を許します。
◆9番(
鈴木哲也議員) はい、議長。
○議長(
森谷宏議員) 9番、
鈴木哲也議員。
◆9番(
鈴木哲也議員) 車中泊に関しては、熊本地震の際も車中泊を経た後に死亡した例が確認されており、その危険性が一般市民にはあまり認識されていないと感じます。その意味でも危険性をいま一度市民に周知をしていただき、今後に備えて、安全な避難の誘導に努めていただきたいと思います。 ここまで幾つか伺いましたが、避難所における
新型コロナウイルスの感染を防止する上で最も有効な対策はやはり分散避難だと考えますが、今後分散避難を市民に対してどのように周知を図っていくのか、その対策についてお聞かせください。
○議長(
森谷宏議員) 答弁を求めます。
◎
市民生活部長(渡邊忠明君) 議長、
市民生活部長。
○議長(
森谷宏議員)
市民生活部長。
◎
市民生活部長(渡邊忠明君) 市民の皆様に対する分散避難の周知につきましては、国が作成した
避難行動判定フローなどが掲載されたリーフレットなどを活用して、「広報かまがや」、
市ホームページ、
安全対策課の窓口などで事前に周知するほか、災害時に
安心eメールなどで送信する避難情報に分散避難に関する情報を加えるなど、多くのツールを活用し周知してまいりたいと考えております。
○議長(
森谷宏議員) 再質問を許します。
◆9番(
鈴木哲也議員) はい、議長。
○議長(
森谷宏議員) 9番、
鈴木哲也議員。
◆9番(
鈴木哲也議員) それでは、
避難所確保におけるその他の課題と対策をお聞かせください。
○議長(
森谷宏議員) 答弁を求めます。
◎
市民生活部長(渡邊忠明君) 議長、
市民生活部長。
○議長(
森谷宏議員)
市民生活部長。
◎
市民生活部長(渡邊忠明君) 国の通知などには、可能な限り多くの避難所の開設を検討し、避難所として開設可能な
公共施設等の活用についても十分検討した上でなお不足が予測される場合は、ホテルや旅館などの宿泊施設の活用を検討するよう通知がありましたが、本市にはそのような施設が少なく、また施設側の協力が必要となるため、宿泊施設などの活用については難しい状況にございます。 そのような中での避難所のさらなる確保といたしましては、開設可能な公共施設などを活用してもなお避難所が不足する場合は、県内または近隣自治体との
相互応援協定などにより避難先の確保に努めてまいりたいと考えております。
○議長(
森谷宏議員) 再質問を許します。
◆9番(
鈴木哲也議員) はい、議長。
○議長(
森谷宏議員) 9番、
鈴木哲也議員。
◆9番(
鈴木哲也議員)
地域防災計画では、あらゆる可能性を考慮した
最大クラスの地震を前提とした計画とすると定義しておりますので、万全の体制を取っていただくようお願いいたします。 続きましては、物資、資材の確保について伺います。
新型コロナウイルス感染症に対応した物資、資材の現状と今後の整備予定をお聞かせください。
○議長(
森谷宏議員) 答弁を求めます。
◎
市民生活部長(渡邊忠明君) 議長、
市民生活部長。
○議長(
森谷宏議員)
市民生活部長。
◎
市民生活部長(渡邊忠明君)
新型コロナウイルス感染症対策としまして、マスク及び消毒液を購入するほか、避難所用に非接触式の体温計を購入したところでございます。なお、マスクにつきましては市といたしましても備蓄してございますが、基本的には避難者の方に持参していただくようお願いしてまいります。また、
飛沫感染防止対策、
プライバシーの確保を目的として、家族用のテント、
パーティションの購入なども検討しているところでございます。
○議長(
森谷宏議員) 再質問を許します。
◆9番(
鈴木哲也議員) はい、議長。
○議長(
森谷宏議員) 9番、
鈴木哲也議員。
◆9番(
鈴木哲也議員)
先ほど指定避難所以外の
コミュニティセンター、公民館なども避難所として活用するとの答弁がありましたが、これらの備蓄品が整備されていない施設についても、今後備蓄品の整備はされていくのでしょうか。
○議長(
森谷宏議員) 答弁を求めます。
◎
市民生活部長(渡邊忠明君) 議長、
市民生活部長。
○議長(
森谷宏議員)
市民生活部長。
◎
市民生活部長(渡邊忠明君)
指定避難所以外の公民館などの
自主避難用の一時滞在施設につきましては、
地域防災計画上は
指定避難所とは別の用途としているため、
指定避難所のような備蓄倉庫がなく、備蓄品を常備しておりません。しかしながら、
新型インフルエンザや
新型コロナなどの感染の蔓延が懸念される状況下におきましては、避難所などとして開所する可能性が高まるため、各施設の状況に応じて、毛布や食料など基本的な備蓄品の配置について、
指定管理者を含め、
施設管理者などと協議してまいりたいと考えております。
○議長(
森谷宏議員) 再質問を許します。
◆9番(
鈴木哲也議員) はい、議長。
○議長(
森谷宏議員) 9番、
鈴木哲也議員。
◆9番(
鈴木哲也議員) 昨年の台風で、
コミュニティセンター、公民館等に避難した際は、食料、飲料水、タオル等を各自で持参していましたが、毛布や食料などの基本的な備蓄品が用意されれば避難者の負担の軽減になりますので、ぜひ検討をお願いしたいと思います。 さて、政府は第2次補正予算で拡充された
地方創生臨時交付金を活用して、マスクや消毒液、
パーティション、
段ボールベッド等の資材の購入を各自治体に対して推奨していますが、鎌ケ谷市ではこの交付金の活用をどのように考えているのでしょうか。また、活用するのであれば、活用によるメリットについてもお聞かせください。
○議長(
森谷宏議員) 答弁を求めます。
◎
市民生活部長(渡邊忠明君) 議長、
市民生活部長。
○議長(
森谷宏議員)
市民生活部長。
◎
市民生活部長(渡邊忠明君)
地方創生臨時交付金を活用し、
飛沫感染防止対策、
プライバシーの確保を目的として、家族用のテント、
パーティションの購入なども検討しております。この交付金を活用することにより、
避難所運営における
感染症対策のさらなる強化、防災力の向上につながるものと考えております。
○議長(
森谷宏議員) 再質問を許します。
◆9番(
鈴木哲也議員) はい、議長。
○議長(
森谷宏議員) 9番、
鈴木哲也議員。
◆9番(
鈴木哲也議員) テントに関しては、当初予算でも購入を計画されておりましたが、絶対数が足りない状況だと思いますので、交付金を活用していただき、整備の充実に努めていただきたいと思います。 それでは、次に避難所における感染症防止対策について伺います。避難所における感染症防止対策はどのような取組を考えているのかお聞かせください。
○議長(
森谷宏議員) 答弁を求めます。
◎
市民生活部長(渡邊忠明君) 議長、
市民生活部長。
○議長(
森谷宏議員)
市民生活部長。
◎
市民生活部長(渡邊忠明君) 避難所における感染症防止対策でございますが、4つの対策を基本としております。1点目として健康状態の確認です。避難所などに滞在する避難者や
避難所運営者の発熱やせき、嘔吐などの兆候、症状の有無を確認するとともに、検温を実施します。避難所などへの到着時は必ず実施し、その後は状況に応じて定期的に実施してまいります。なお、検温につきましては可能な限り非接触式のものを使用することといたします。 2点目として、基本的な
感染症対策の徹底です。避難所などに滞在する避難者や
避難所運営者は、マスクの着用、小まめな手洗い、消毒、
せきエチケットなどの基本的な
感染症対策を徹底いたします。 3点目として、十分な換気の実施、スペースの確保などでございます。避難所などでは十分な換気に努めるとともに、避難者が十分なスペースを確保できるよう留意いたします。 最後に、4点目として、避難者が感染症を発症した場合、またはその疑いがある場合の対策です。あらかじめ感染症が発症することを想定し、
災害対策本部などは
感染症担当部署と協議し、具体的に動線を分けるなど、状況を踏まえた対応を行ってまいります。
○議長(
森谷宏議員) 再質問を許します。
◆9番(
鈴木哲也議員) はい、議長。
○議長(
森谷宏議員) 9番、
鈴木哲也議員。
◆9番(
鈴木哲也議員) 感染防止のために様々な計画がされていることが分かりました。千葉県が作成した災害時における
避難所運営手引に、発熱やせき等の症状がある者及び濃厚接触者のための専用スペース等には、隔離したこれらの避難者の見守り、清掃の実施、食事の供給等を行うための専属スタッフを配置し、一般の避難者とは接触しない体制を取る。なお、当該スタッフには手袋、ガウン等防護服を着用させるとありますが、このような感染のリスクを伴う役割はどういった方が担うのでしょうか。
避難所運営委員が担うのか、役割を担う基準があるのか、何か資格等が必要なのでしょうか。
○議長(
森谷宏議員) 答弁を求めます。
◎
市民生活部長(渡邊忠明君) 議長、
市民生活部長。
○議長(
森谷宏議員)
市民生活部長。
◎
市民生活部長(渡邊忠明君) 発熱、せき等の症状のある者や濃厚接触者への対応につきましては、6月10日付で国から示された避難所における
新型コロナウイルス感染症への対応に関するQ&Aを踏まえ、今後県、保健所、
感染症担当部署などと連携の上、適切な対応について検討してまいりたいと考えております。
○議長(
森谷宏議員) 再質問を許します。
◆9番(
鈴木哲也議員) はい、議長。
○議長(
森谷宏議員) 9番、
鈴木哲也議員。
◆9番(
鈴木哲也議員) この件に関しては、これからの検討になるようです。命に関わる重要な役割でありますので、今後しっかりと検討していただくようお願いいたします。 次に、要支援者の対応を伺います。避難行動要支援者の避難には、あらかじめ個別支援プランで指定された支援員の支援が必要でありますが、お互いの感染のリスクを考慮した場合、どう対応したらよいのでしょうか。
○議長(
森谷宏議員) 答弁を求めます。
◎
市民生活部長(渡邊忠明君) 議長、
市民生活部長。
○議長(
森谷宏議員)
市民生活部長。
◎
市民生活部長(渡邊忠明君) 避難行動要支援者の方は、重症化する可能性が高い方々に当たると考えられます。既に個別支援プラン作成済みの場合は、感染症に対応したプランの見直しも必要であると考えますが、見直しを行う際には事前に安全な親戚や知人宅に分散避難するなど、対策を盛り込むことも有効であると思われます。 なお、今後作成する支援プランにつきましても、
感染防止対策の視点を盛り込んだ計画とする必要があるものと考えております。
○議長(
森谷宏議員) 再質問を許します。
◆9番(
鈴木哲也議員) はい、議長。
○議長(
森谷宏議員) 9番、
鈴木哲也議員。
◆9番(
鈴木哲也議員) 要支援者及び支援員の方が安心して避難ができるよう、対策の検討をお願いいたします。 続いて、
避難所運営マニュアルと防災訓練について伺います。政府は、国や自治体が講ずべき災害対策の基本的な方針を示した
防災基本計画を新たに修正しましたが、鎌ケ谷市においては
地域防災計画、緊急事態対応計画、
避難所運営マニュアル等の見直しについては、どのように考えているのでしょうか。
○議長(
森谷宏議員) 答弁を求めます。
◎
市民生活部長(渡邊忠明君) 議長、
市民生活部長。
○議長(
森谷宏議員)
市民生活部長。
◎
市民生活部長(渡邊忠明君)
地域防災計画及び緊急事態対応計画などの見直しにつきましては、国や千葉県の動向などを踏まえ、必要に応じて見直しを進めてまいりたいと考えております。また、
避難所運営マニュアルでございますが、現行のマニュアルにおける
感染症対策につきましては、避難所での手洗い、うがい、マスクの着用、消毒の実施など、基本的な
感染症対策となっておりますことから、今回方針で定めた内容の追加や各避難所の状況に応じた具体的なレイアウトの検討、避難者が感染症を発症した場合、またその疑いがある場合の対応などの修正が必要と考えております。
○議長(
森谷宏議員) 再質問を許します。
◆9番(
鈴木哲也議員) はい、議長。
○議長(
森谷宏議員) 9番、
鈴木哲也議員。
◆9番(
鈴木哲也議員) それでは、このマニュアルの修正に伴い、
避難所運営に携わるスタッフの皆さんにこの修正の内容をどのように周知をするのか。運営に携わるスタッフの方も不安を感じているのではないでしょうか。3密を避けながらの講習会、研修会、突然起こる災害にもスムーズに対応できるよう、避難所の運営訓練も早急に行うべきであると考えますが、本市ではどのような取組を考えているのかお聞かせください。
○議長(
森谷宏議員) 答弁を求めます。
◎
市民生活部長(渡邊忠明君) 議長、
市民生活部長。
○議長(
森谷宏議員)
市民生活部長。
◎
市民生活部長(渡邊忠明君) マニュアルの修正につきましては、まず初めに、災害時に
避難所運営を行うこととなる避難所班などと協議しながら、具体的な対応内容について検討を行うことが必要と考えております。また、
避難所運営マニュアルを修正した場合には、
避難所運営委員会など関係機関に速やかに周知するとともに、運営訓練につきましても感染状況などを考慮しながら、訓練内容、訓練方法等につきまして協議してまいります。
○議長(
森谷宏議員) 再質問を許します。
◆9番(
鈴木哲也議員) はい、議長。
○議長(
森谷宏議員) 9番、
鈴木哲也議員。
◆9番(
鈴木哲也議員) マニュアルの周知や避難所の運営訓練に関しては、感染状況などを考慮した上で着々と進める計画ではあるようです。では、各種マニュアルの修正と同時に、市民が活用している防災ハンドブックも感染症に対応した内容に修正し、ホームページへの掲載と市民への配布をお願いしたいと要望しますが、本市の考えをお聞かせください。
○議長(
森谷宏議員) 答弁を求めます。
◎
市民生活部長(渡邊忠明君) 議長、
市民生活部長。
○議長(
森谷宏議員)
市民生活部長。
◎
市民生活部長(渡邊忠明君) 市民の皆様に活用いただいております防災ハンドブックでございますが、自主防災組織連絡協議会との共同事業として作成したものでございます。防災ハンドブックの掲載内容といたしましては、本会議におきましてご審議いただいております洪水ハザードマップも掲載しておりますので、見直しに当たりましてはハザードマップの更新に合わせ、自主防災組織連絡協議会などの関係機関と協議しながら、今回方針で定めた内容などを踏まえ、見直しの作業を進めてまいりたいと考えております。
○議長(
森谷宏議員) 再質問を許します。
◆9番(
鈴木哲也議員) はい、議長。
○議長(
森谷宏議員) 9番、
鈴木哲也議員。
◆9番(
鈴木哲也議員) 防災ハンドブックもハザードマップの更新に合わせて、同時に配布できるよう見直しの検討をお願いいたします。 続きまして、防災訓練について伺います。
避難所運営訓練とともに、市民の皆様も参加する防災訓練の開催も大切であると考えます。新しい生活様式での自主防災訓練、学校での避難訓練、市の総合防災訓練について、鎌ケ谷市では今後どのように取り組んでいかれるのかをお聞かせください。
○議長(
森谷宏議員) 答弁を求めます。
◎
市民生活部長(渡邊忠明君) 議長、
市民生活部長。
○議長(
森谷宏議員)
市民生活部長。
◎
市民生活部長(渡邊忠明君) 防災訓練でございますが、今年度の総合防災訓練につきましては、イベント、会議開催の基本方針などにより、訓練参加者及び来場者などの感染リスクを避けるため中止を決定しておりますが、代替案として市民一人一人の防災意識、防災行動力の向上を図れるような防災啓発などを検討してまいります。また、現在の状況で申し上げますと、自主防災組織などの訓練につきましては市の方針をご説明し、自粛のご協力をいただいている状況でございます。 総合防災訓練をはじめとした今後の訓練につきましては、
新型コロナウイルスとの共存を踏まえた中での新しい生活様式を取り入れた訓練内容、訓練方法が必要になるものと考えますことから、自主防災組織、
避難所運営委員会や関係機関と連携を図りながら、その手法について検討してまいります。
○議長(
森谷宏議員) 再質問を許します。
◆9番(
鈴木哲也議員) はい、議長。
○議長(
森谷宏議員) 9番、
鈴木哲也議員。
◆9番(
鈴木哲也議員) コロナ禍であるがゆえに、突然の災害に備えた訓練が必要であるにも関わらず訓練ができない。そんな矛盾がある中でありますが、代替案も検討されているとのことですので、市民の防災意識、防災行動力の向上を図っていただくようお願いいたします。 それでは、最後に今後の課題と市の取組についてお聞かせください。
○議長(
森谷宏議員) 答弁を求めます。
◎
市民生活部長(渡邊忠明君) 議長、
市民生活部長。
○議長(
森谷宏議員)
市民生活部長。
◎
市民生活部長(渡邊忠明君)
感染防止対策に万全を期すため、避難所における感染症への対応に係る方針に基づき、今後分散避難や施設の確保、避難所などにおける家庭用のテントや
パーティションなどの備品の確保、速やかに具体的な施策の策定を進めていく必要があるものと考えております。 市といたしましては、可能な限り多くの避難所を開設できるよう準備を進めてまいりますが、避難所等で使用する各施設の収容可能人数が限られていることから、多くの方が避難することで過密状態になり、感染リスクが高まる可能性が懸念されます。また、市が開設する避難所等は学校の体育館が主であるため、避難者が長時間滞在することで心身ともに多大なストレスがかかることが懸念されますので、安全性が確保されていることが条件となりますが、自宅、親戚、友人宅などへの分散避難につきましても検討していただくことを周知してまいりたいと考えております。
○議長(
森谷宏議員) 再質問を許します。
◆9番(
鈴木哲也議員) はい、議長。
○議長(
森谷宏議員) 9番、
鈴木哲也議員。
◆9番(
鈴木哲也議員) ここまで避難所における
新型コロナウイルス感染症対策についてるる伺ってまいりましたが、いまだ多くの課題があることも分かりました。今後自然災害と感染症に向き合う中で、職員の皆様の英知を結集して、市民が安心して避難できる体制を整えていただくことを要望し、私の一般質問を終わります。
○議長(
森谷宏議員) 以上で9番、
鈴木哲也議員の一般質問を終結します。 職員は、席の移動をお願いします。
○議長(
森谷宏議員) 次に、10番、矢崎悟議員に発言を許します。
◆10番(矢崎悟議員) はい、議長。
○議長(
森谷宏議員) 10番、矢崎悟議員。
◆10番(矢崎悟議員) 議席番号10番、矢崎悟、令和2年6月会議に当たり、通告に基づき一般質問を行います。 まず冒頭、
新型コロナウイルス感染症によりお亡くなりになられた方々、またご遺族の皆様に謹んで哀悼の意を表しますとともに、現在罹患されている方々、また不安な状況で過ごされておられる方々に心よりお見舞いを申し上げます。 また、医療、介護、障がい福祉サービスの従事者の皆様をはじめ、様々な対応に当たっておられる市職員の皆様に心より感謝と御礼を申し上げます。 今回本市における障がい者福祉の施策についてを通告しておりますが、障がい福祉サービスは障がい者、またそのご家族の生活を支える欠かすことのできないものであります。そこで、今回の一般質問では
新型コロナウイルス感染症に係る支援やバリアフリーに対する取組のほか、現在計画期間でもあります第5期鎌ケ谷市障がい福祉計画、第1期鎌ケ谷市障がい児福祉計画が今年度最終年度を迎えますので、この計画期間に対する取組の評価や課題などから、次期計画の策定に向けた取組についてをお尋ねしたく、執行部におかれましては明快なるご答弁をお願いいたします。 初めに、
新型コロナウイルス感染症対策についてお聞きいたします。1回目の質問として、障がい福祉サービス施設やサービス従事者からの要望などを基に、これまで市が行ってまいりました施設やサービス従事者への支援についてお伺いいたします。 以上で1回目の質問を終わります。よろしくお願いいたします。
○議長(
森谷宏議員) ただいまの質問に対し答弁を求めます。
◎健康福祉部次長(西山珠樹君) 議長、健康福祉部次長。
○議長(
森谷宏議員) 健康福祉部次長。
◎健康福祉部次長(西山珠樹君) 本市における障がい者福祉の施策についてお答えいたします。 お尋ねは、障がい福祉サービス施設等への
新型コロナウイルス感染症対策に係る支援についてでございます。障がい福祉サービス事業所等におきましては、国からの通知等に基づき、利用者の健康状態の変化に留意するとともに、検温やマスクの着用、手指の消毒、距離の確保、面会及び立入り制限等の防止対策を行った上でサービスを提供しております。市といたしましても事業所の感染防止の取組を支援するため、テーブルやドアノブ等の消毒に使用する次亜塩素酸水や手指消毒用エタノール、マスクを配布したところでございます。このほか国からの通知文等、情報提供を随時行い、施設の感染拡大防止に努めていただきました。 施設等からの要望といたしましては、マスクや消毒液が購入できないので、市の在庫を分けてほしいというものがございました。
○議長(
森谷宏議員) 再質問を許します。
◆10番(矢崎悟議員) はい、議長。
○議長(
森谷宏議員) 10番、矢崎悟議員。
◆10番(矢崎悟議員) 対応をされてきたことを心より感謝申し上げます。
新型コロナウイルスに両親が感染し、入院、また宿泊施設での療養が必要となった場合の同居する子供の居場所の確保についてが課題となり、ニュースでも報じられました。こうしたケースの場合、保健所が児童相談所や病院などと連携し、対応に当たりますが、もし障がい者を抱えるご家族が感染したとなった場合の対応としては、市町村がその対応に当たるかと思いますので、万が一の備えとして、家族が感染症、また濃厚接触者となり、入院などが必要となった場合、障がいをお持ちの方の居住場所の確保など、どのような支援、また準備が必要とお考えであるかお聞かせください。
○議長(
森谷宏議員) 答弁を求めます。
◎健康福祉部次長(西山珠樹君) 議長、健康福祉部次長。
○議長(
森谷宏議員) 健康福祉部次長。
◎健康福祉部次長(西山珠樹君) 障がいをお持ちの方のご家族が感染者、または濃厚接触者となった場合、自宅での生活が難しくなり、またショートステイなどのサービスの利用も難しいことが考えられます。このようなときの障がいをお持ちの方の居場所は今後の検討課題であり、医療や障がい者施設、訪問サービス等の関係機関と連携した支援体制の整備が必要と考えております。
○議長(
森谷宏議員) 再質問を許します。
◆10番(矢崎悟議員) はい、議長。
○議長(
森谷宏議員) 10番、矢崎悟議員。
◆10番(矢崎悟議員) 万が一そうした事例が発生した場合に、迅速な対応ができるように準備をお願いします。 国の第2次補正予算が今月12日成立しました。国の第2次補正予算には、障がい保健福祉関係に関する支援も盛り込まれており、一例を申し上げますと障がい福祉サービス施設事業所等のサービス再開や
感染症対策への支援、また利用者と接する職員への慰労金の支給を始めまして、就労系障がい福祉サービス等の機能強化事業、訪問入浴サービス等体制強化事業、医療的ケア児・者の人工呼吸器に必要となる衛生用品等の優先配布事業などがあります。 国の第2次補正予算成立後の市の対応と障がい福祉サービス従事者がサービスが継続できるよう、新しい生活様式に対応する上で、今後必要となる支援についてお伺いいたします。
○議長(
森谷宏議員) 答弁を求めます。
◎健康福祉部次長(西山珠樹君) 議長、健康福祉部次長。
○議長(
森谷宏議員) 健康福祉部次長。
◎健康福祉部次長(西山珠樹君) 国の第2次補正予算成立後の対応につきましては、市町村が対象となる事業等に係る国・県からの通知に基づき、迅速に対応してまいります。 次に、新しい生活様式に対応するための今後の支援につきましては、障がい福祉サービスは利用の方々のその家族の生活を継続する上で欠かせないものであり、十分な
感染防止対策を前提として、利用者に必要なサービスが継続的に提供されることが重要となります。そのためマスクの着用、手洗い等を含めた新しい生活様式を実践し、
感染防止対策を講じていくことは必須であることから、主に3つの支援を行ってまいります。 1つとして、利用者及びサービス提供者の両者が新しい生活様式に取り組み、感染防止に努められるよう周知啓発を行ってまいります。 2つとして、引き続きマスクや消毒液などの物資の支援が必要と考えますことから、各施設でも計画的に備蓄を進めてもらうよう声かけを行い、不足時に対応できるよう、必要物資の備蓄やその配布について検討してまいります。 3つとして、今回の経験を基に、各施設での
感染防止対策やマニュアル等の作成が進むよう対応してまいります。
○議長(
森谷宏議員) 再質問を許します。
◆10番(矢崎悟議員) はい、議長。
○議長(
森谷宏議員) 10番、矢崎悟議員。
◆10番(矢崎悟議員) ぜひお願いいたします。 では、次にバリアフリーに対する取組についてお伺いいたします。バリアフリーの推進は、障がいを持つ方だけの施策にとどまらず、高齢者の安全安心など、誰もが快適に暮らすための社会インフラと捉えていくことが重要であると感じます。 先日鎌ケ谷市の公共施設などのバリアフリーについてインターネットで調べてみましたところ、鎌ケ谷市バリアフリーマップというサイトがございました。市のホームページでも公共施設のほか、商業施設の情報提供についての募集の記事が掲載されておりましたが、このバリアフリーマップが作成されました件についてお伺いいたします。
○議長(
森谷宏議員) 答弁を求めます。
◎健康福祉部次長(西山珠樹君) 議長、健康福祉部次長。
○議長(
森谷宏議員) 健康福祉部次長。
◎健康福祉部次長(西山珠樹君) 市内の公共施設、商業施設等のバリアフリー情報を提供することにより、子供から高齢者、障がいを持つ人も持たない人も積極的にまちに出ていくきっかけとなり、安心して生活し、また移動ができるようなまちづくりに貢献することを目的とし、平成21年度に作成いたしました。作成後は、バリアフリー情報のホームページ更新について、障がいを持つ担当者と現地取材を担当するボランティア団体、行政の3者による協働で年に数回更新を行っております。
○議長(
森谷宏議員) 再質問を許します。
◆10番(矢崎悟議員) はい、議長。
○議長(
森谷宏議員) 10番、矢崎悟議員。
◆10番(矢崎悟議員) このバリアフリーマップの情報は、障がいのお持ちの方にとってとても有益な情報でありますので、引き続き情報収集に努めていただきますようお願いいたします。 また、このバリアフリーマップは公共施設の主なバリアフリー状況が一目で分かるようになっており、例えば出入口に段差のある施設でありましたり、自動ドアやエレベーター、障がい者用トイレがない施設もあるなど課題も見えるほか、視覚に障がいをお持ちの方からは、公共施設の照明が暗くて怖いとのご意見もお聞きしますので、LED化の推進も重要となってくると感じます。情報収集を行う中で、施設の改修など改善できるものがあれば、計画的に行う等の取組が必要と感じますが、施設の改修の必要性など、市の見解をお聞かせください。
○議長(
森谷宏議員) 答弁を求めます。
◎健康福祉部次長(西山珠樹君) 議長、健康福祉部次長。
○議長(
森谷宏議員) 健康福祉部次長。
◎健康福祉部次長(西山珠樹君) 本市の公共施設である市庁舎、総合福祉保健センター、公民館、
コミュニティセンター及び各種スポーツ施設などは、建設から約50年近くたっているものや近年新築したものなど築年数が様々となっております。 このような事情がある中、高齢化社会を迎えたことや障がい者の自立と積極的な社会参加を促すため、バリアフリー新法が平成18年に制定され、それ以後に新築した施設では、車椅子と人がすれ違う廊下の幅を確保することや車椅子使用者のトイレが1つはあることなどの基準に沿って計画をしておりますが、新法制定以前の施設については、この法律に準拠した改修等による施設整備を行うことで、障がい者や高齢者の方々が安心してご利用になれるよう環境づくりを進めていくことが重要であると考えております。自動ドアを例に申し上げますと、平成26年には消防本部庁舎とくぬぎ山消防署の建て替え時に、また平成29年には中央児童センター、令和元年には道野辺保育園と南初富保育園の改修の際に自動ドアを設置しております。今後も公共施設の建て替えや改修などを捉えて、可能なところからバリアフリー化を推進してまいります。 また、LEDにつきましても、平成29年3月に作成した鎌ケ谷市公共施設総合管理計画に基づき、各施設の長寿命化や公共建築物の改修などの機会を捉え、LEDの導入を進めてまいります。 なお、市内の公共施設など不特定多数の人が利用する施設につきましては、バリアフリー情報を鎌ケ谷市バリアフリーマップとしてホームページで紹介するなどの情報提供に努めております。
○議長(
森谷宏議員) 再質問を許します。
◆10番(矢崎悟議員) はい、議長。
○議長(
森谷宏議員) 10番、矢崎悟議員。
◆10番(矢崎悟議員) ぜひお願いいたします。 視覚や聴覚に障がいをお持ちになる方への災害時の情報提供や日常生活を支障なく過ごすための取組として情報バリアフリーがあります。情報バリアフリーの取組につきましては、ただいま取り上げましたバリアフリーマップのほか、市のホームページでもウェブアクセシビリティーへの対応などが行われておりますが、最近では高度化PICS信号機、このPICSとは歩行困難者支援を表しますが、この信号機の設置が進みつつあります。これまで視覚障がい者のための信号機としては音響式信号機が主なものでありましたが、住宅密集地や夜間での運用が難しい等の課題もありました。この高度化PICS信号機は、アプリがインストールされたスマートフォンに信号情報が送られ、音声ガイドや振動、画面表示などでその信号の情報を伝えるというものです。先日千葉県の四街道市において高度化PICS信号機が設置されたというお話をお聞きしましたが、普及促進について市の見解をお伺いいたします。
○議長(
森谷宏議員) 答弁を求めます。
◎健康福祉部次長(西山珠樹君) 議長、健康福祉部次長。
○議長(
森谷宏議員) 健康福祉部次長。
◎健康福祉部次長(西山珠樹君) 視覚障がい者や歩行困難な方へのスマートフォンの音声や振動で歩行者用信号の色を伝える歩行者等支援情報通信システム、通称高度化PICS信号機については、千葉県警が今月から四街道市内の交通量の多い交差点で試験運用を開始しております。今後千葉県警では視覚障がい者の方々の意見を聞くなどの検証を重ねながら、導入の可否について検討するとのことでした。市といたしましても、千葉県警の試験運用の検証経過等を注視しながら、市が警察に信号設置を要望する際の目安としたいと考えております。
○議長(
森谷宏議員) 再質問を許します。
◆10番(矢崎悟議員) はい、議長。
○議長(
森谷宏議員) 10番、矢崎悟議員。
◆10番(矢崎悟議員) 分かりました。 では、次にですけれども、視覚障がいをお持ちの方から鎌ケ谷駅西口のロータリー出た市道にグリーンベルトとポールが設置されておりますが、両方とも緑色の同一色であることから、大変に見づらく、ポールにつまずいてしまったり、また公共施設の駐車場の車止めが路面と同色であるために、そこにつまずくなどのご意見をいただきました。当事者のご意見から生まれるそういった気づきというのも多々あると感じますけれども、多額の経費を組まなくても、そうした対策など、できることはまだまだあるように感じますけれども、市の見解をお聞かせください。
○議長(
森谷宏議員) 答弁を求めます。
◎健康福祉部次長(西山珠樹君) 議長、健康福祉部次長。
○議長(
森谷宏議員) 健康福祉部次長。
◎健康福祉部次長(西山珠樹君) 鎌ケ谷駅西口ロータリーにつながる市道30号線につきましては、鎌ケ谷駅西口の整備に併せて、市道22号線交差点から市道40号線交差点の区間においてグリーンベルトを設置しております。 また、駅ロータリーの出入り口の周辺に歩行者通行の安全確保を目的としてポールを設置しております。今回視覚障がいをお持ちの方がポールにつまずくなどのご意見をいただきましたので、現状を確認し、視覚障がいをお持ちの方や高齢者の方が安全に通行できるよう、通行に支障となるポールの移設や反射テープを貼るなどの対策を講じてまいります。 また、経年劣化等によりポールを更新する際は、より見えやすく、確認のしやすいものに交換するなど対応してまいりたいと考えております。 また、駐車場の車両の車止めにつきましては他種類のタイプがありますが、屋外の駐車場で路面がアスファルトもしくはコンクリートの場合には、一般的なものとしてコンクリート製のものが多く使われており、色については灰色が標準となっております。そのため、路面と車止めが識別しづらいとのご意見もあることから、その対策として車止めの上に反射テープや塗料などの着色などの方法を検討してまいります。 誰もが安全、安心に移動ができ、また施設を利用できることは重要なことであり、今後も皆様から寄せられました声を基に、可能な範囲で対策を講じてまいりたいと考えております。
○議長(
森谷宏議員) 再質問を許します。
◆10番(矢崎悟議員) はい、議長。
○議長(
森谷宏議員) 10番、矢崎悟議員。
◆10番(矢崎悟議員) ぜひよろしくお願い申し上げます。 次に、鎌ケ谷市障がい福祉計画、鎌ケ谷市障がい児福祉計画についてお伺いいたします。現在平成30年度から令和2年度までを計画期間とする第5期鎌ケ谷市障がい福祉計画、第1期鎌ケ谷市障がい児福祉計画に基づき、福祉の充実に取り組まれておりますけれども、この計画の成果目標と進捗状況についてお聞かせください。
○議長(
森谷宏議員) 答弁を求めます。
◎健康福祉部次長(西山珠樹君) 議長、健康福祉部次長。
○議長(
森谷宏議員) 健康福祉部次長。
◎健康福祉部次長(西山珠樹君) 計画に掲げております障がい福祉の充実のための5つの成果目標ごとに進捗状況を申し上げます。 1点目、福祉施設から地域生活への移行促進につきましては、平成28年度末と令和元年度末の施設入所者数を見ますといずれも48人で、現在のところ目標の1名削減には至っていない状況です。 2点目、精神障がいにも対応した地域包括ケアシステムの構築につきましては、鎌ケ谷市障がい者地域自立支援協議会のテーマ別チームに、精神障がいにも対応した地域包括ケアシステム検討チームを設け、関係機関などと検討を重ねているところです。 3点目、地域生活支援拠点等の整備につきましては、障がい者の重度化、高齢化や親亡き後を見据えた居宅支援のための機能を持つ場所や体制である地域生活支援拠点等の整備方法について、地域における複数の機関が分担して機能を担う体制の面的整備型で進めていくことを自立支援協議会で承認をいただきました。また、地域生活支援拠点等の5つの機能のうち緊急時の受入れ対応の機能を担う機関等についても同様に自立支援協議会の承認をいただいております。 4点目、福祉施設から一般就労への移行等につきましては、就労移行支援事業の利用者数は令和元年度に目標値を上回りましたが、一般就労への移行者数は目標値を下回っている状況です。 5点目、障がい児支援の提供体制の整備等につきましては、自立支援協議会のテーマ別チームに医療的ケア児支援チームを設け、関係機関等と検討を重ね、昨年11月には市内にお住まいの医療的ケア児の交流会を行いました。また、令和2年6月には重症心身障がい児を対象に、児童発達支援と放課後等デイサービスを提供する事業所が1か所開所しております。現時点で目標に達していない成果目標につきましては、引き続き必要な協議や障がい福祉サービスなどの支援を行い、計画期間が終了する令和2年度末に到達できるよう取り組んでまいります。
○議長(
森谷宏議員) 再質問を許します。
◆10番(矢崎悟議員) はい、議長。
○議長(
森谷宏議員) 10番、矢崎悟議員。
◆10番(矢崎悟議員) ぜひよろしくお願いいたします。 第5期鎌ケ谷市障がい福祉計画、第1期鎌ケ谷市障がい児福祉計画につきましては、質問この以降同計画と表現させていただきたいと思いますが、同計画を進める上で出てきた課題などがありましたらお聞かせください。
○議長(
森谷宏議員) 答弁を求めます。
◎健康福祉部次長(西山珠樹君) 議長、健康福祉部次長。
○議長(
森谷宏議員) 健康福祉部次長。
◎健康福祉部次長(西山珠樹君) 課題といたしましては、グループホームや放課後等デイサービスなどの事業所が増加しているサービスもある一方、医療的ケアを必要とする障がい児を受け入れる短期入所施設がないなど、不足している地域資源がございます。また、生活を支援するため、障がい福祉サービスの利用等につながっても、その後の障がいの状態や体調の変化等によりサービスが中断してしまい、生活の立て直しや就労などに結びつけることが難しい状況がございます。
○議長(
森谷宏議員) 再質問を許します。
◆10番(矢崎悟議員) はい、議長。
○議長(
森谷宏議員) 10番、矢崎悟議員。
◆10番(矢崎悟議員) 先ほどの同計画の成果目標や進捗状況に対するご答弁にもありましたけれども、こうした課題に対して6つのテーマにチームを分けて、支援についての協議が行われているようですけれども、協議体の設置の経緯と取組状況についてお聞かせください。
○議長(
森谷宏議員) 答弁を求めます。
◎健康福祉部次長(西山珠樹君) 議長、健康福祉部次長。
○議長(
森谷宏議員) 健康福祉部次長。
◎健康福祉部次長(西山珠樹君) 自立支援協議会では、それまで設置した専門部会において部会間や自立支援協議会との連携が不足しているなどの課題があったことから専門部会を改編し、当事者や家族を含めた障がいの分野に携わる人が集い、地域課題を解決するために具体的に何ができるのかについて対等な立場で意見を出し合う、より緩やかで、より柔軟な協議の場としてテーマ別チームを平成30年12月に設置いたしました。テーマ別チームは6チームあり、1、障がい者の働くを支えるチーム、2、地域資源を調査研究し、よりよい方策を提言するチーム、3、障がい者のつながりを支えるチーム、4、障がい分野の情報を発信、啓発するチーム、5、精神障がいにも対応した地域包括ケアシステム検討チーム、6、医療的ケア児支援チームのそれぞれのチームが令和元年度末までに6回から8回の会議を行っております。チームでは、地域課題の解決策を検討するため、事例研究やアンケートの実施、関係機関のほかの分野の方に会議に参加いただくなど、チームそれぞれが自分たちで考えた取組を行い、その結果は自立支援協議会で報告した後、報告書としてまとめております。
○議長(
森谷宏議員) 再質問を許します。
◆10番(矢崎悟議員) はい、議長。
○議長(
森谷宏議員) 10番、矢崎悟議員。
◆10番(矢崎悟議員) では、次に計画に記載されている事業の中から何点かお聞きしたいと思います。 初めに、相談支援事業についてお伺いいたします。サービスの充実と併せ、取り組むべきと感じるのが相談体制の強化です。平成29年10月に基幹相談支援センターが本市におきまして開設されましたが、基幹相談支援センターにおける相談体制と相談件数の推移についてお聞かせください。
○議長(
森谷宏議員) 答弁を求めます。
◎健康福祉部次長(西山珠樹君) 議長、健康福祉部次長。
○議長(
森谷宏議員) 健康福祉部次長。
◎健康福祉部次長(西山珠樹君) 基幹相談支援センターは、地域における相談支援の中核的役割を担う機関として、障がいの種別や年齢、障がい者手帳の有無に関わらず、障がいをお持ちの方やそのご家族等からの相談に対し、行政や関係機関、障がい福祉サービス事業所等との連携をして、障がいをお持ちの方の日常生活や家庭生活を総合的に支援する役割を担っております。 本市におきましては、平成29年10月に基幹相談支援センターえがおが開設いたしました。相談件数の推移ですが、平成29年度は6か月で延べ1,718件、平成30年度は延べ6,996件、令和元年度は延べ1万83件となっております。相談件数の増加に伴い、開設当初は常勤3名、非常勤1名の体制でございましたが、現在は常勤4名、非常勤3名となっており、相談体制の強化を図ったところでございます。
○議長(
森谷宏議員) 再質問を許します。
◆10番(矢崎悟議員) はい、議長。
○議長(
森谷宏議員) 10番、矢崎悟議員。
◆10番(矢崎悟議員) では、相談支援事業を行う中で、相談件数が多いものとして類似するもの、また課題などがありましたらお聞かせください。
○議長(
森谷宏議員) 答弁を求めます。
◎健康福祉部次長(西山珠樹君) 議長、健康福祉部次長。
○議長(
森谷宏議員) 健康福祉部次長。
◎健康福祉部次長(西山珠樹君) 令和元年度の実績で申しますと、相談内容につきましては家族関係、人間関係に関することが延べ1,956件と最も多く、次いで健康、医療に関することが延べ1,405件、福祉サービスの利用等に関することが延べ1,338件となっております。障がいをお持ちの方自身に関する相談であっても、ご自身だけではなく、家族にも支援が必要な場合もあり、何が問題か正しく把握した上で関係機関等と連携し、適切な支援へとつなげていくことが重要だと考えております。
○議長(
森谷宏議員) 再質問を許します。
◆10番(矢崎悟議員) はい、議長。
○議長(
森谷宏議員) 10番、矢崎悟議員。
◆10番(矢崎悟議員) 相談件数が昨年度1万件を超えるとともに、家族関係や人間関係など問題も多様化しているように思います。相談支援体制のさらなる充実が必要と感じますが、市の見解をお聞かせください。
○議長(
森谷宏議員) 答弁を求めます。
◎健康福祉部次長(西山珠樹君) 議長、健康福祉部次長。
○議長(
森谷宏議員) 健康福祉部次長。
◎健康福祉部次長(西山珠樹君) 本市の相談支援体制は、地域における相談支援の中核的な役割を担う基幹相談支援センター1か所と、障がい福祉サービスの利用を支援する役割を担う相談支援事業所1か所に相談事業を委託し、相談支援体制を構築しております。 委託をしております相談支援事業所では、障がい福祉サービスの利用に係る情報提供や専門機関の紹介、困難事例への対応協議などを行うとともに、基幹相談支援センター及び市と定期的に打合せを行い、情報の共有を図るなどして連携を行っております。 また、相談者の中には、既に支援を受けていたり、ご本人だけではなくご家族への支援も必要な場合もあることから、関係機関等と連携を図り、必要な制度や適切な障がい福祉サービス等につなげるなどの支援を行うことが必要と考えており、今後も引き続き関係機関で役割分担をしながら連携を図り、相談体制の充実を図ってまいります。
○議長(
森谷宏議員) 再質問を許します。
◆10番(矢崎悟議員) はい、議長。
○議長(
森谷宏議員) 10番、矢崎悟議員。
◆10番(矢崎悟議員) では、次に意思疎通支援事業について伺います。この事業は、手話や要約筆記を必要とする聴覚障がい者を対象に、手話通訳者や要約筆記者を派遣するなどを行う事業です。今月の5日、手話通訳者など通訳オペレーターを介し、耳の不自由な人が電話を利用しやすくする電話リレーサービスを制度化する聴覚障がい者等電話利用円滑化法が国において成立いたしましたが、近年手話を一つの言語として認知し、手話による理解が社会において深まるよう、各都道府県や市区町村などでは手話言語条例を制定する取組が広がっており、一般社団法人の全日本ろうあ連盟のサイトで公表しております手話言語条例マップを見ますと、令和2年6月9日現在で346の自治体が手話言語条例などを成立させています。千葉県の中では、習志野市が2015年12月に、また千葉県では2016年6月に、それ以降2018年6月には浦安市が、2019年3月に流山市が、同年9月に八千代市、同年12月に松戸市が手話言語条例等を成立させています。こうした手話言語等の条例制定の取組につきましては、本市においても取り組むべきものと考えますが、市の見解を伺います。
○議長(
森谷宏議員) 答弁を求めます。
◎健康福祉部次長(西山珠樹君) 議長、健康福祉部次長。
○議長(
森谷宏議員) 健康福祉部次長。
◎健康福祉部次長(西山珠樹君) 手話言語条例は、聴覚に障がいをお持ちの方の意思疎通に使われる手話が言語であるとの認識に基づき、手話の普及及び手話に対する理解の促進を図ることにより、障がいのある人もない人も共生することのできる社会の実現を目的としております。 本市におきましても、手話は聴覚に障がいをお持ちの方の意思疎通に欠かせないものであり、その普及を図ることにより障がい者への理解が深まり、誰もが暮らしやすいまちづくりにつながるものと考えております。 また、市内の聴覚障がい者団体の皆さんが勉強会などを開催し、条例について研究されていると伺っており、今後は団体の皆さんと連携し、条例も含め、鎌ケ谷市にふさわしい普及方法を検討してまいりたいと考えております。
○議長(
森谷宏議員) 再質問を許します。
◆10番(矢崎悟議員) はい、議長。
○議長(
森谷宏議員) 10番、矢崎悟議員。
◆10番(矢崎悟議員) では、次に重度、重複障がいのある人等の地域生活移行の推進について伺います。先ほどの同計画の成果目標や進捗状況に対するご答弁で、福祉施設から地域生活への移行促進として、施設入所者数の削減目標を1名と数える中、削減に至っていないという状況でございました。これには同計画を進める上で出てきた課題の中でもお答えいただきましたように、短期入所施設などの地域資源の不足や障がいの状態、体調の変化等によりサービスが中断してしまうなど難しい面もあるかと感じます。 県が公表する平成30年度から令和2年度までを計画期間とする第六次千葉県障害者計画の入所施設等から地域生活への移行の推進では、強度行動障がいのある人や医療的ケアが必要な人など、障がい程度が重い人についてもできる限り地域で生活できるよう支援していくとあります。まず、この点につきまして、千葉県が計画の中で目指していることについてお聞かせください。 また、福祉施設から地域生活への移行を促進させていくことは重要であると感じますが、地域生活への移行が極めて困難な方に対する支援については、市はどのような見解をお持ちなのかお聞かせください。
○議長(
森谷宏議員) 答弁を求めます。
◎健康福祉部次長(西山珠樹君) 議長、健康福祉部次長。
○議長(
森谷宏議員) 健康福祉部次長。
◎健康福祉部次長(西山珠樹君) 第六次千葉県障害者計画は、障がいのある人が地域でその人らしく暮らせる共生社会の構築を目指し、入所施設などから地域生活への移行の推進を主要な施策の一つに位置づけております。当該計画では障がい程度が重い人についても、できる限り地域で生活できるよう支援していくとともに、地域での支援が困難な障がいのある方に対しては、入所施設の果たす役割が引き続き重要であることに留意しつつ、入所施設の有する人的資源や機能を地域生活のバックアップのために活用するとしています。 重度・重複障がいをお持ちの方が自宅や住み慣れた地域で生活をする場合、障がい福祉サービスの利用につなげるなど、できる限り支援をすることが重要となります。しかし、高度な医療ケアを必要とする場合など、障がい福祉サービス事業所の設備や従事者の体制に課題があり、地域生活に移行することが難しい場合もございます。そのような場合は、ご本人の安全やご家族の負担を軽減するためにも、引き続き設備や支援体制の整った施設等での生活を選択することができるようにすることが必要だと考えております。
○議長(
森谷宏議員) 再質問を許します。
◆10番(矢崎悟議員) はい、議長。
○議長(
森谷宏議員) 10番、矢崎悟議員。
◆10番(矢崎悟議員) 重度の障がいをお持ちである人のご家族から、施設等の地域資源の不足等により希望するサービスが受けられていないという現状を伺っております。高齢化が進展する中、親亡き後の支援策として、支援するご両親等が亡くなる前に、先の支援の道筋をしっかり立てておくことが重要と考えますけれども、今後どのように取り組むべきとお考えなのかお聞かせください。
○議長(
森谷宏議員) 答弁を求めます。
◎健康福祉部次長(西山珠樹君) 議長、健康福祉部次長。
○議長(
森谷宏議員) 健康福祉部次長。
◎健康福祉部次長(西山珠樹君) これまで障がいを持つ子を支えてきた親が高齢になり、介護することができなくなったときに、子の生活の支援が大きな課題となっております。そのような状態になってから生活環境等を変えることは難しく、親が元気なうちに生活拠点や生活資金等について備えたり、必要となる医療や各種サービスについて検討しておくことが必要です。 本市におきましては、親亡き後の生活の準備として、ご本人やご家族の意向を踏まえた上で、障がい福祉サービスや生活拠点となる食事、日常生活上の援助を受けながら、共同生活を営むグループホームの体験入所につなげるなどの支援を行っております。 また、経済的な支援が必要な場合は、生活保護や障がい年金制度を活用したり、判断能力が不十分な場合は、必要に応じて成年後見等の申立てを支援するなど権利擁護を行っております。
○議長(
森谷宏議員) 再質問を許します。
◆10番(矢崎悟議員) はい、議長。
○議長(
森谷宏議員) 10番、矢崎悟議員。
◆10番(矢崎悟議員) 社会問題の一つといたしまして8050問題があります。これは、80代の親がひきこもりの50代の子供の生活を支えるというもので、こうした親子が社会的に孤立し、生活が立ち行かなくなる深刻なケースが目立ち始めております。まず、本市における現状把握と併せ、今後必要となる取組についてお聞かせください。
○議長(
森谷宏議員) 答弁を求めます。
◎健康福祉部次長(西山珠樹君) 議長、健康福祉部次長。
○議長(
森谷宏議員) 健康福祉部次長。
◎健康福祉部次長(西山珠樹君) ひきこもりにつきましては、実態をつかむことが難しく、ご本人やそのご家族、周辺の方からの相談により把握が可能になる状況です。内閣府が平成30年に初めて40歳から64歳までの方を対象に実施した調査の結果では、40歳から64歳までのひきこもりは全国で61万3,000人と推計しており、これは若年層のひきこもりを上回る推計値となっております。支援機関が関わっている場合でも、なかなかご本人に会うことができなかったり、行きつ戻りつの状態だったりと、長期にわたり継続した関わりや、いつでも支援を再開できる柔軟な対応が必要となります。また、親も高齢で介護サービスなどの支援が必要な場合もあり、関係機関と連携した世帯全体への支援も必要な取組と考えております。
○議長(
森谷宏議員) 再質問を許します。
◆10番(矢崎悟議員) はい、議長。
○議長(
森谷宏議員) 10番、矢崎悟議員。
◆10番(矢崎悟議員) 現状の課題などについて伺ってまいりましたが、最後の質問となります。障がい福祉の充実や、あらゆる地域資源の有効活用を検討していく上で、障がいの分野だけではなく、高齢者支援やこども支援などを含めたあらゆる分野間との連携が今後ますます必要になってくるものと感じます。次期鎌ケ谷市障がい福祉計画、鎌ケ谷市障がい児福祉計画の策定に向けた今後の取組についてお聞かせください。
○議長(
森谷宏議員) 答弁を求めます。
◎健康福祉部次長(西山珠樹君) 議長、健康福祉部次長。
○議長(
森谷宏議員) 健康福祉部次長。
◎健康福祉部次長(西山珠樹君) 計画策定の取組についてでございますが、障がい者児及び難病患者の生活実態や障がい福祉サービスに対する要望やご意見を把握し、計画策定の基礎資料とするため、障がい者手帳をお持ちの方及び難病等対象疾病に該当する方、2,000人を対象としたアンケートや市内の障がい者団体及び障がい福祉サービス事業所に調査を行います。また、庁内の関係部署にこれまでの事業の取組の状況や今後の取組等について調査を行うとともに、これまでの成果及び目標等について検証を行います。これらの結果を踏まえ、計画案を作成し、自立支援協議会での協議、パブリックコメント等を経て策定してまいります。
○議長(
森谷宏議員) 再質問を許します。
◆10番(矢崎悟議員) はい、議長。
○議長(
森谷宏議員) 10番、矢崎悟議員。
◆10番(矢崎悟議員) よろしくお願いします。 障がい者本人の安全、またご家族の負担の軽減に向け、支援体制や施設の整備に努めていただきますとともに、次期鎌ケ谷市障がい福祉計画、鎌ケ谷市障がい児福祉計画が8050問題など困難ケースを抱えておられる方や、発達障がいなどにより生きづらさを抱えておられる方、また障がい程度が重い人、またそのご家族の希望となり、暮らしの安心につながる、そういった計画の策定を心よりお願い申し上げまして私の一般質問を終わります。
○議長(
森谷宏議員) 以上で10番、矢崎悟議員の一般質問を終結します。 休憩します。再開を午後1時とします。 午前11時14分 休 憩 午後 1時00分 再 開
○議長(
森谷宏議員) 再開します。
△一般質問続行
○議長(
森谷宏議員) 次に、5番、佐竹知之議員に発言を許します。
◆5番(佐竹知之議員) はい、議長。
○議長(
森谷宏議員) 5番、佐竹知之議員。
◆5番(佐竹知之議員) 議席番号5番、日本共産党の佐竹知之です。通告に従いまして、市政に関する一般質問を行います。 質問に先立ちまして、
新型コロナウイルス感染症で被害に遭われた皆さんにお見舞い申し上げるとともに、お亡くなりになられた方々、ご家族に心からのお悔やみを申し上げます。予防ワクチンや治療薬ができて、この感染症が一日も早く終息し、人々がまた元の平穏な生活に戻れることを心から願ってやみません。また、
新型コロナウイルス感染症対策に当たってこられた医療関係者や役所の皆さん方の活躍に心から敬意と謝意を申し上げるものでございます。 それでは、質問に入ります。今回の私の質問はテーマが3つあります。1つ目は
新型コロナウイルス感染症に対する市の取組について、2つ目は災害から市民の命と財産を守る対策について、3つ目に高齢難聴者の補聴器購入費助成についてでございます。回答をよろしくお願い申し上げます。 まず最初に、
新型コロナウイルス感染症に対する本市の現状と取組について伺います。
新型コロナウイルス感染で15例目の報告を最後に、本市では新しい感染者は報告されていませんが、今後インフルエンザ等の流行も重なることが予想される中、第2波に立ち向かうために本市として何をなすべきか、基本的な対策と課題についてお伺いしたいと思います。 次に、既に梅雨の季節に入ってきていますが、この後、秋には到来が予想される台風や暴風などの備えが重要になってくると思います。昨年は暴走台風などと言われ、15号、19号台風や集中豪雨が千葉県を直撃しました。市の職員の皆さんも大変なご苦労をされたものと思います。今後は、第2波の
新型コロナウイルス等の感染拡大を抱えて、一層困難さが増すものと予想されます。特に災害時の避難場所の設置は大変難しいと言われています。災害時に人々が殺到し、混雑する中で、感染が広がることが予想されるからであります。災害時の避難場所についてはどのような方針で臨むか、市のお考えを伺いたいと思います。 3つ目に、高齢難聴者の補聴器購入費助成について伺います。高齢になると難聴という問題が出てきます。難聴を放置すると、社会生活に溶け込めなくなったり痴呆症を発症したりという、市民として生活にいろいろな支障が出てくると言われています。これをカバーするのが補聴器です。技術革新で補聴器も次第に性能がよくなってきています。早めに補聴器を使用することが重要だと、医師の皆さんも勧めていらっしゃいます。高齢難聴者の補聴器の必要性について、市はどのように認識しているのか伺いたいと思います。 以上3点をまず最初にお伺いし、あとは再質問にて伺っていきたいと思います。よろしくお願いいたします。
○議長(
森谷宏議員) ただいまの質問に対し答弁を求めます。
◎健康福祉部次長(西山珠樹君) 議長、健康福祉部次長。
○議長(
森谷宏議員) 健康福祉部次長。
◎健康福祉部次長(西山珠樹君) ご質問の1点目、
新型コロナウイルス感染症に対する本市の現状と取組についてと、ご質問の3点目、高齢難聴者に補聴器購入費助成をについてお答えいたします。 ご質問の1点目のお尋ねは、第2波に向けた本市の基本的な対策と課題についてでございました。
新型コロナウイルス感染症は、再度の感染拡大が予想されており、市民の皆様の健康と生活を守るため、次なる感染の波を小さくするため、取組が大変重要であると認識しております。 今後の課題の大きなものとして、感染予防のため、新しい生活様式の定着が挙げられます。一人一人が新しい生活様式に留意し取り組むよう、
市ホームページや広報等で周知啓発するほか、感染状況や活動状況等に合わせた市主催のイベント等の開催基準を作成し、市民の皆様にもご協力いただき、感染リスクの低減を図ってまいります。 また、国は今後の備えとして、検査体制や医療提供体制、感染予防対策のさらなる強化、治療薬やワクチン等の開発の促進を行うこととしています。本市といたしましても、今後の備えとして、マスクや消毒液等の備蓄を進め、検査体制の整備として鎌ケ谷市医師会によるPCR検査実施の協力を仰ぎ、感染発生時に備えた体制を図ります。さらには平成28年度に作成した鎌ケ谷市
新型インフルエンザ等対応マニュアル及び業務継続計画を今般の
新型コロナウイルス感染症の経験を基に全部署で再点検し、必要な改定を行ってまいります。 市民の生命を守るため、刻々と変わる状況に応じて各所属がそれぞれの役割を担い、様々な情報や対策の方針、方向性を確認、共有し、
感染症対策を講じていくことが重要と考えます。今後も対策に遅れが生じることのないよう国や県の動向を注視し、市医師会や関係機関と連携を密にすることで、次なる波が発生した際には今回の取組を生かし、迅速かつ的確な対応が取れるよう備えてまいります。 次に、ご質問の3点目、高齢難聴者に補聴器購入費助成をについてお答えいたします。お尋ねは、高齢難聴者の補聴器の必要性についての市の認識でございました。国立長寿医療研究センターのホームページの中の健やかな高齢期を目指すための46のワンポイントアドバイス、知的な能力と難聴の関係によれば、日常生活に支障のある難聴者の割合は70歳代男性で5人に1人、女性で10人に1人との結果が示され、難聴は高齢者にとって身近な問題であり、難聴によってコミュニケーションが苦手になったり人との付き合いがおっくうになったりするうちに意欲が低下することから、様々なマイナスの影響が考えられると報告されております。難聴によって外界から入る情報を取り入れやすくするためには、補聴器の必要な場合もあると認識しております。 なお、厚生労働省が平成27年に発表した新オレンジプランでは、認知症の危険因子の一つとして難聴が挙げられておりますが、補聴器が難聴者の認知機能維持に役立つかどうかについては現在結論づけられておらず、世界中で研究が行われております。
○議長(
森谷宏議員) 答弁を求めます。
◎
市民生活部長(渡邊忠明君) 議長、
市民生活部長。
○議長(
森谷宏議員)
市民生活部長。
◎
市民生活部長(渡邊忠明君) ご質問の2点目、災害から市民の生命、財産を守る施策についてお答えいたします。 お尋ねは、市の災害対策についてでございました。本市における防災に対する取組といたしましては、鎌ケ谷市
地域防災計画に基づき、災害予防活動及び応急復旧活動などの災害対応をはじめ、防災資機材や備蓄品の整備及び更新、情報伝達手段といたしまして防災行政無線や
安心eメール、ツイッターなどSNSの活用、広報、防災テレホンサービス、ホームページへの防災情報の掲載、防災ハンドブック、洪水ハザードマップの作成及び配布、総合防災訓練による防災意識の醸成、各地域で行う自主防災訓練への支援、指導、自主防災組織に対する資機材の交付など多岐にわたり取り組んでまいりました。 今後も防災資機材、備蓄品の充実、各種防災協定の拡充、情報伝達手段の多様化などハード面の整備を進めるとともに、
新型コロナウイルスの感染が懸念される中ではありますが、災害に強い組織、人づくりのため、自主防災組織の育成、
避難所運営委員会、避難行動要支援者避難支援体制の整備など各種防災事業を行うなど、引き続き市内全域の防災力向上に取り組んでまいります。 また、特に今年は
新型コロナウイルス感染対策も重なり、避難所における
感染症対策も重要な課題と認識しております。避難所におきましては、
感染防止対策を徹底しつつ、状況に応じて
指定避難所以外の避難所を開設するなど、通常の災害発生時よりも可能な限り多くの避難所の開設を図ってまいります。
○議長(
森谷宏議員) 再質問を許します。
◆5番(佐竹知之議員) はい、議長。
○議長(
森谷宏議員) 5番、佐竹知之議員。
◆5番(佐竹知之議員) それでは、順次再質問を行わせていただきます。 まず最初は、
新型コロナウイルス感染症対策について質問であります。最初の質問でお答えいただきましたように、新しい生活様式を考え、慣れていくようにしなければならないと思います。この感染症の拡大を抑えられるワクチンやウイルスを死滅させる治療薬などが開発され、一定の臨床試験を経て、実際に使用できるようになるまでは安心できません。また、今回のコロナ感染症で多くの専門家から指摘されてきたことは、感染者を潜伏させないため、PCR検査や抗体検査をもっと大胆に思い切って行う体制をつくることが重要だと言われてきました。県内でもいち早く検査車両を取り入れ、5月18日から稼働が始まった鎌ケ谷市医師会の移動型PCR検査車ですが、大変的を射た大事な取組だと感心しております。 このPCR検査車ですが、現在はどのぐらいの需要があるのか、また検査人員も含め、体制は大丈夫かなどを伺いたいと思います。
○議長(
森谷宏議員) 答弁を求めます。
◎健康福祉部次長(西山珠樹君) 議長、健康福祉部次長。
○議長(
森谷宏議員) 健康福祉部次長。
◎健康福祉部次長(西山珠樹君) 移動型検査システムは、一般社団法人鎌ケ谷市医師会が実施する鎌ケ谷市PCR検査センターで導入され、令和2年5月18日から検査が開始されております。このシステムは、車両一体型、ウオークスルー方式のため、自家用車を持っていない方にも対応することができ、移動も可能なことから場所を変えて検査を実施することができます。また、透明パネル越しにPCR検査を受けられることから、
医療従事者や被験者の感染リスク、医師が着用する防護服の使用数を最小限に抑えることが可能です。 開始より6月20日の時点で98名の方の検査に対応しております。検査体制につきましては、看護師等のスタッフを雇用し、民間検査機関と契約するなど、安定的に実施できるよう検査体制を整えております。
○議長(
森谷宏議員) 再質問を許します。
◆5番(佐竹知之議員) はい、議長。
○議長(
森谷宏議員) 5番、佐竹知之議員。
◆5番(佐竹知之議員) 6月20日の時点で既に68名もの人の検査に対応しているということであります。やはり検査の機会が待ち望まれていたというふうに思います。多くの専門家からも検査を増やすことが
感染症対策の要と言われてきました。本市は、既にこの事業に対して支援されていると思いますが、これら医師会の活動を側面から支援し、国や県に速やかな財政支援を求めるとともに、本市としても応分の費用は負担すべきと思います。市のお考えを伺いたいと思います。
○議長(
森谷宏議員) 答弁を求めます。
◎健康福祉部次長(西山珠樹君) 議長、健康福祉部次長。
○議長(
森谷宏議員) 健康福祉部次長。
◎健康福祉部次長(西山珠樹君) 医師会が運営するPCR検査センターは、県からの運営委託による方式で実施されており、その事業費は国が2分の1、県が2分の1負担することとなっております。本市ではPCR検査センターの設置に当たり、令和2年3月中旬頃から本市と医師会で話合いの場を持ってまいりました。4月17日には市長が習志野保健所管内の習志野市、八千代市と3市連名で千葉県に対し、各市の医師会への運営委託によるPCR検査の体制整備を要望いたしております。 また、市として県の運営委託を受けるための諸手続について支援を行ったほか、PCR検査センター運営に係る支援として、消毒薬や衛生材料等の物資、人的援助などを行う協定を医師会と締結し、協力を行っております。
○議長(
森谷宏議員) 再質問を許します。
◆5番(佐竹知之議員) はい、議長。
○議長(
森谷宏議員) 5番、佐竹知之議員。
◆5番(佐竹知之議員) 発足までの過程でも、本市として既に多くの支援をしているとのこと、安心いたしました。引き続き市としてできることをバックアップしていただくようお願いいたします。 次に、6月から学校が始まりました。学校などにおいて、
新型コロナウイルス感染症の予防について、どのようなことをどのように徹底されているのか、伺いたいと思います。
○議長(
森谷宏議員) 答弁を求めます。
◎生涯学習部長(狩谷昭夫君) 議長、生涯学習部長。
○議長(
森谷宏議員) 生涯学習部長。
◎生涯学習部長(狩谷昭夫君) 特に強調して取り組んでいることを3点ご説明させていただきます。 1点目に、学校職員をはじめ児童生徒の健康管理を徹底しています。学校職員や児童生徒の朝の検温を含め、健康状態を把握しています。もし検温を忘れた児童生徒がいた場合には、教室に入る前にきちんと体温と体調を確認しています。 2点目に、基本的にマスクを着用して学校生活を送っています。3密を防ぐために教室内を最大限に活用し、机間隔をできるだけ取っています。6月中は、児童生徒の会話を中心とする授業形態は行わず、教科の特性によっては剣道や合唱、調理実習など接触や飛沫が発生しやすい授業はできるだけ9月以降に入れ替え、そのときの感染者の状況を考慮して活動していきます。 3点目として、児童生徒の帰宅後に共有スペースや共有物、例えばドアノブや手すり、教材、机等を職員総出で消毒を行っております。
○議長(
森谷宏議員) 再質問を許します。
◆5番(佐竹知之議員) はい、議長。
○議長(
森谷宏議員) 5番、佐竹知之議員。
◆5番(佐竹知之議員) 最大限の気配りをした対応を行っていること、安心いたしました。マスクの着用については、熱中症との関連もあるので、気をつけて着用を指導していただきたいと思います。 次に、医療機関や介護施設で、コロナ
ウイルス感染の危険の中で直接闘っている従事者に対して、心からの感謝と応援のエールを送りたいと思います。鎌ケ谷市民の中にも医療機関や介護施設で働いている方も多くいらっしゃると思います。生徒、児童のいる家庭について、市として何らかの特別な支援措置が取られているのかどうか、伺いたいと思います。
○議長(
森谷宏議員) 答弁を求めます。
◎健康福祉部次長(西山珠樹君) 議長、健康福祉部次長。
○議長(
森谷宏議員) 健康福祉部次長。
◎健康福祉部次長(西山珠樹君) 国の
緊急事態宣言の発令に伴い、保育園及び放課後児童クラブにつきましては、お子様や保護者の皆様、保育員等の職員の安全を第一に考え、国の
緊急事態宣言が解除するまでの間は登園自粛要請、臨時休園として対応したところでございます。このような対応中におきましても、医療機関や介護施設の従事者など、ご家庭での保育が困難な方を対象として特別保育を実施し、
緊急事態宣言期間中におきましても保護者の皆様が安心して安全にお子様を預けることができるよう支援をしてまいりました。
○議長(
森谷宏議員) 再質問を許します。
◆5番(佐竹知之議員) はい、議長。
○議長(
森谷宏議員) 5番、佐竹知之議員。
◆5番(佐竹知之議員) 医療機関や介護等の第一線の職場で働いている皆さんが安心して感染症と闘うことができるよう、今後とも児童生徒のサポートをよろしくお願いいたします。 さて、市では
新型コロナウイルス感染症下で大きな打撃を受けている中小企業の皆さんのために、国や県の施策に加えて、市独自に創設した支援策も新設されています。限られた予算の中で頑張っておられると思います。市が新設した経営支援給付金や利子補給加算措置など、中小商工業者の皆さんには大変喜ばれています。 しかし、せっかく新設した支援策ですが、業者にとっては手続が難しく、簡素化をしてほしいという要望が多く寄せられています。私どもが懇談した鎌ケ谷商工会などからもこの要望が寄せられていました。国・県の施策も含めて、これらの要望に対して市はどのように考えるか、お答えをお願いしたいと思います。
○議長(
森谷宏議員) 答弁を求めます。
◎
市民生活部長(渡邊忠明君) 議長、
市民生活部長。
○議長(
森谷宏議員)
市民生活部長。
◎
市民生活部長(渡邊忠明君) 各種支援制度活用に関する手続の簡素化について、国・県の制度につきましては、市としてできる限りの対応をさせていただいておりますが、国・県におきましてもその簡素化につきましては改善がなされつつあります。 市の制度につきましては工夫を重ねており、その一例となりますが、経営支援給付金の申請につきましては原則郵送での申請をお願いしており、国の持続化給付金の問合せに多いオンライン申請ができないなど、パソコンやスマートフォンの操作が不慣れな方にも簡単な方法としております。提出書類につきましては、事業者が法人と個人事業主の場合で若干の違いはあるものの、原則前年の売上高を確認する確定申告書類や今年の減収月の売上高が分かる帳簿などの写し、振込先確認のための通帳や本人確認書類の写しなど必要最低限なものとしております。さらに、少しでも提出書類を簡素化するため、国の持続化給付金の交付通知書や千葉県中小企業再建支援金の交付決定通知書の写しなどをもって減収月の売上高が分かる帳簿等の写しにするなど、事業者の方の負担を減らす制度設計としております。 なお、感染症予防の観点から郵送での申請を原則としておりますが、書類の書き方などに係る相談を窓口で受け付けるなど、個別にきめ細かな対応をさせていただいており、申請の手続といたしましては適切なものと考えております。
○議長(
森谷宏議員) 再質問を許します。
◆5番(佐竹知之議員) はい、議長。
○議長(
森谷宏議員) 5番、佐竹知之議員。
◆5番(佐竹知之議員) 実際手続が難しいので、資金繰りに困っているのに経理士さんや税理士さんなどにお願いをして書類を作っているというお話も伺って、これではせっかくつくった制度も生かされないと思いました。ぜひ相当工夫しているとは思いますが、さらに考えていただくよう要望しておきます。 次に、コロナ
ウイルス感染症対策で、本市を含め、国・県からも様々な支援事業が打ち出されています。これらの支援制度全てに精通する相談員を配置し、相談の総合窓口の設置を求める声が寄せられていますが、市の考えを考えたいと思います。
○議長(
森谷宏議員) 答弁を求めます。
◎健康福祉部次長(西山珠樹君) 議長、健康福祉部次長。
○議長(
森谷宏議員) 健康福祉部次長。
◎健康福祉部次長(西山珠樹君) 総合相談窓口の設置については、
新型コロナウイルス感染症についての問合せは感染予防から経済支援に至るまで幅広くありますが、これらに職員が対応できるよう、毎週の
新型コロナウイルス感染症対策本部で方針等を決定し、情報を共有するとともに、
新型コロナウイルス感染症窓口マニュアルを作成し、適宜内容を更新しつつ、職員への周知を通して、各所属で活用をしております。加えて、特に
感染症対策の最前線として窓口を担っている健康増進課においては様々な問合せがあるため、一定の期間全庁から輪番制で応援職員を配置し、市民の皆様の問合せに迅速に対応できるよう対策を実施してきたところでございます。 ワンストップの相談窓口については、
新型コロナウイルス感染症に関する相談が症状や受診に係るもの、事業者等への経済支援に係るもの、特別定額給付金の手続に係るもの等多岐にわたることや、職員の分散配置を行っている中で、来庁される市民の皆様や職員の3つの密を避けることが困難であることから実施しておりませんが、今後も総合相談窓口の設置や対応方法について調査研究してまいります。なお、特に事業者への経済支援や特別定額給付金に係る相談については、各部門のエキスパートである窓口が主導的な役割を担い、相談に応じております。
○議長(
森谷宏議員) 再質問を許します。
◆5番(佐竹知之議員) はい、議長。
○議長(
森谷宏議員) 5番、佐竹知之議員。
◆5番(佐竹知之議員) 総合相談窓口の設置は、相談に訪れた市民が一々探さなくても相談できる窓口が必要だという市民の要望でお願いしているものであります。この時期に、市のあちらこちらの窓口を回られて、感染のリスクが高まります。ぜひ総合的な相談窓口の設置をご検討ください。 この問題の最後に、
新型コロナウイルス感染症予防に関連して、公共施設使用において参加者全員の名簿の提出を要求されていますが、使用する団体の責任者が参加者を押さえていればよいのではないでしょうか。今後も名簿提出を求めていくのかどうか、伺いたいと思います。
○議長(
森谷宏議員) 答弁を求めます。
◎健康福祉部次長(西山珠樹君) 議長、健康福祉部次長。
○議長(
森谷宏議員) 健康福祉部次長。
◎健康福祉部次長(西山珠樹君) 公共施設における
新型コロナウイルス感染症の予防対策につきましては、国の
新型コロナウイルス感染症対策の基本的対処方針に基づき作成された業種ごとの
新型コロナウイルス感染症拡大予防
ガイドライン等を踏まえ、対応しているところです。 例を申し上げますと、公益社団法人全国公民館連合会の
ガイドラインでは、来所者の安全確保のため、来所者の氏名及び緊急連絡先を把握し、名簿を作成する。また、来館者に対してこうした情報が必要に応じて保健所等の公的機関へ提供され得ることを事前に周知するなど個人情報を適切に取り扱うこととしており、本市においてもこれら
ガイドラインを踏まえ、各公共施設における基準などを作成しております。
新型コロナウイルス感染症は8割が軽症であるという性質から、完全な根絶は難しく、長丁場となることが予測されます。今後市民の皆様に安心してご利用いただくために、万が一公共施設において感染者が発生した場合、保健所等と連携し、迅速に感染経路や濃厚接触者を把握し、早期にクラスター対策を講じていく必要があります。感染拡大を防ぐためにも、今後も個人情報の適切な管理を行い、利用者の方に名簿提出へのご協力をお願いしてまいります。
○議長(
森谷宏議員) 再質問を許します。
◆5番(佐竹知之議員) はい、議長。
○議長(
森谷宏議員) 5番、佐竹知之議員。
◆5番(佐竹知之議員) 松戸市では、当初ホームページで公共施設利用者の全員名簿提出を呼びかけていましたが、県が施設利用者の全員名簿の提出をやっていないということから、全員の名簿提出はやめ、代表者のみの名簿提出に変更したそうです。そもそも利用者の代表が参加者名を把握し、名簿を作ってもらうことを代表者に徹底すればよいことだと私は思います。
プライバシーに関わる個人情報を強制すべきではないと思います。ぜひ再考をお願いし、
新型コロナウイルス感染症対策の質問を終わりたいと思います。 次に、2つ目の質問テーマであります災害対策について伺います。昨年の台風の際に、自主避難として避難者に食料や布団の持参を呼びかけておりましたが、これは必要な呼びかけだったのかどうか伺います。避難の際に食料や布団まで持ち出していたのでは、災害避難には間に合わないと心配するものです。市のお考えを伺いたいと思います。
○議長(
森谷宏議員) 答弁を求めます。
◎
市民生活部長(渡邊忠明君) 議長、
市民生活部長。
○議長(
森谷宏議員)
市民生活部長。
◎
市民生活部長(渡邊忠明君) 避難所における災害時の食事や寝具などの備蓄につきましては、内閣府防災担当の避難所における良好な生活環境の確保に向けた取組指針に基づき整備を進め、避難所避難者想定数1万1,234名分の備蓄につきましては、平成28年度に
指定避難所21か所と
福祉避難所1か所の整備が完了いたしました。なお、昨年の台風の際には地震による災害の場合と異なり、事前の避難によるケースや避難が長期間にわたらないことなど、避難者がある程度限定されてくるとの想定から避難所として指定しておりませんが、避難者が過ごしやすい公民館や
コミュニティセンターなどの公共施設を
自主避難用の一時滞在施設として開設いたしました。 その際、食料、飲料水、毛布などにつきましては、近くの
指定避難所から搬送し、対応してまいりましたが、それ以外のもので、ご自分で必要と思われるものにつきましては、避難所開設情報発信の際、各自用意し、避難していただくようお願いするとともに、電話でのお問合せに対しましてもご案内したところでございます。
○議長(
森谷宏議員) 再質問を許します。
◆5番(佐竹知之議員) はい、議長。
○議長(
森谷宏議員) 5番、佐竹知之議員。
◆5番(佐竹知之議員) そうしますと、食料や布団など寝具は個人で用意してくださいということは言っていないということだと思います。避難所に駆けつけた市民の方から、食料と寝具まで持って避難しろと言われても困るという苦情があったものですから、呼びかけがそのようになっていたのかと思いました。必要と思われるものは、身の回りの軽微なものと理解いたします。 次に、内閣府から災害救助法の4号適用を積極的に活用するようにというメールが各県に送られたと聞いてますが、災害救助法の4号とはどのような内容かを伺います。
○議長(
森谷宏議員) 答弁を求めます。
◎
市民生活部長(渡邊忠明君) 議長、
市民生活部長。
○議長(
森谷宏議員)
市民生活部長。
◎
市民生活部長(渡邊忠明君) 災害救助法は、災害発生後の応急期における応急救助に対する主要な法律であり、災害救助法施行令第1条第1項第4号の規定、いわゆる4号基準では、災害救助法第2条の規定に基づき、都道府県知事が災害により被害を受け、現に救助を必要とする者に対し、救助を行う対象とする市町村の区域における災害の程度を定めるものであり、多数の者が生命または身体に危害を受け、または受けるおそれが生じた場合であって、避難して継続的に救助を必要とするなど、内閣府令で定める基準に該当することとされております。
○議長(
森谷宏議員) 再質問を許します。
◆5番(佐竹知之議員) はい、議長。
○議長(
森谷宏議員) 5番、佐竹知之議員。
◆5番(佐竹知之議員) 鎌ケ谷市は、県全体から見れば被害の少ない地域で、4号規定の地域には該当していなかったと理解しました。 次に、昨年の台風などにおいて、当市においても停電が長時間にわたって発生しましたが、市としてはどのように対処したのか伺いたいと思います。
○議長(
森谷宏議員) 答弁を求めます。
◎
市民生活部長(渡邊忠明君) 議長、
市民生活部長。
○議長(
森谷宏議員)
市民生活部長。
◎
市民生活部長(渡邊忠明君) 台風15号に際しましては、暴風に伴う倒木や飛来物の接触による電線の切断等により停電が最大時4,400戸ほど発生いたしました。対応策といたしましては、消防本部及び都市建設部を中心に、鎌ケ谷市建設業協会の協力を得て、道路上やその周辺の倒木の処理、枝や飛来物などの障害物の除去を実施いたしました。また、併せて早期復旧のため、東京電力パワーグリッド株式会社への作業要請を行うとともに、復旧予定などの情報の取得に努め、市民からの問合せに対応してまいりました。
○議長(
森谷宏議員) 再質問を許します。
◆5番(佐竹知之議員) はい、議長。
○議長(
森谷宏議員) 5番、佐竹知之議員。
◆5番(佐竹知之議員) 停電では何が原因で停電になっているのか、いつ復旧の見通しなのか、市民からの問合せがあっても答えられず、当然電話はつながらず、市のほうには東電からの情報が少なく、本当に困りました。停電時の対応については、電力を供給する側の責任ですから、東電からきちんとした情報をせめて市に対しては入れてもらえるよう、市から強く要請していただきたいと思います。 次に、台風15号に関しまして、かなり雨量が予測はされていましたが、暴風などの影響で低い土地、低地などで浸水被害が出てしまいました。大雨のたびに毎回低い地域における浸水被害が出ていますが、抜本的な対策が取れないのかどうか、伺いたいと思います。
○議長(
森谷宏議員) 答弁を求めます。
◎
市民生活部長(渡邊忠明君) 議長、
市民生活部長。
○議長(
森谷宏議員)
市民生活部長。
◎
市民生活部長(渡邊忠明君) 本市は東葛飾地区の高台に位置しており、河川流域の最上流部であることから、下流の河川や水路は整備中あるいは未整備の状況となっております。このような中で浸水被害を少しでも軽減するため、二和川整備事業や県事業である大柏川調整池など、河川や貯留池の整備を行うとともに、排水施設を適切に維持管理し、実施可能な改修や新設を行っているところでございます。
○議長(
森谷宏議員) 再質問を許します。
◆5番(佐竹知之議員) はい、議長。
○議長(
森谷宏議員) 5番、佐竹知之議員。
◆5番(佐竹知之議員) 一日も早く、河川や貯留池の整備で被害をなくしていただくよう切にお願いいたします。 次に、毎年の災害で感じるのですが、市民の様々な災害相談に対応する窓口の一元化が必要と思われますが、市の考えを伺いたいと思います。
○議長(
森谷宏議員) 答弁を求めます。
◎
市民生活部長(渡邊忠明君) 議長、
市民生活部長。
○議長(
森谷宏議員)
市民生活部長。
◎
市民生活部長(渡邊忠明君) 災害対策基本法で規定する地震、風水害等の自然災害、武力攻撃事態対処法で規定する武力攻撃事態及びそれ以外の市民の生命、身体、財産に重要な被害を及ぼす事件、事故等につきましては、
安全対策課が
地域防災計画、危機管理指針、緊急事態対応計画等を策定し、事務局として機能しておりますことから、災害相談、対応等の窓口は
安全対策課に一元化されており、また今回の
新型コロナウイルス感染症に関する事案の場合には、
新型コロナウイルス感染症マニュアルに基づき健康増進課が中心となり、各部局が連携を取り対応していることからも、事案ごとに窓口が一元化されているものと考えております。
○議長(
森谷宏議員) 再質問を許します。
◆5番(佐竹知之議員) はい、議長。
○議長(
森谷宏議員) 5番、佐竹知之議員。
◆5番(佐竹知之議員) 武力攻撃被害は例外として、災害で被害を受けた方が誰でも分かりやすく、気軽に相談できる窓口という意味でお願いしているわけであります。 次に、独り暮らしの高齢者や高齢者のみの世帯、障がい者世帯などの災害時対応についてどのような課題があるのか、市の考えを伺います。
○議長(
森谷宏議員) 答弁を求めます。
◎
市民生活部長(渡邊忠明君) 議長、
市民生活部長。
○議長(
森谷宏議員)
市民生活部長。
◎
市民生活部長(渡邊忠明君) 単独での避難行動などが困難で、支援を要する人を対象とした避難行動要支援者避難支援制度に係る名簿につきましては、既に庁内関係部署で共有し、自治会、自主防災組織、民生委員などに配布を始めておりますが、さらに名簿の受領を促進して、日頃からの挨拶や声かけ、見守り活動及び個別支援計画作成などの取組を進めていく必要があるものと考えております。
○議長(
森谷宏議員) 再質問を許します。
◆5番(佐竹知之議員) はい、議長。
○議長(
森谷宏議員) 5番、佐竹知之議員。
◆5番(佐竹知之議員) 災害対策についてはまだまだいろいろお聞きしたいことがあるのですけれども、改めてまた質問させていただきます。 次に、最後のテーマであります高齢難聴者の支援について再質問を行います。このテーマの最初に、障がい者や生活保護世帯以外で高齢難聴者の補聴器購入の助成をしている自治体はあるのかどうか伺いたいと思います。
○議長(
森谷宏議員) 答弁を求めます。
◎健康福祉部次長(西山珠樹君) 議長、健康福祉部次長。
○議長(
森谷宏議員) 健康福祉部次長。
◎健康福祉部次長(西山珠樹君) 障がい者や生活保護世帯以外で高齢難聴者の補聴器購入の助成をしている自治体は、県内では船橋市と浦安市がございます。
○議長(
森谷宏議員) 再質問を許します。
◆5番(佐竹知之議員) はい、議長。
○議長(
森谷宏議員) 5番、佐竹知之議員。
◆5番(佐竹知之議員) 県内では、まだやっている自治体は少ないと思います。しかし、東京の特別区では9区が高齢者の補聴器助成をやっています。そのほか全国的にはさらに多くの自治体で始めています。 次に、健康診断に聴覚検査がないのはなぜなのか、伺いたいと思います。
○議長(
森谷宏議員) 答弁を求めます。
◎健康福祉部次長(西山珠樹君) 議長、健康福祉部次長。
○議長(
森谷宏議員) 健康福祉部次長。
◎健康福祉部次長(西山珠樹君) 健康診断や健康診査には、学校保健安全法に基づく学校健康診断や労働安全衛生法に基づく職場健診、高齢者の医療の確保に関する法律に基づく特定健康診査や後期高齢者健康診査など法律で定められた法定健診と任意健診である人間ドック等がございます。法定健診では検査内容について定められており、学校保健安全法と労働安全衛生法に基づく健診では聴力検査が必須項目となっております。 しかし、40歳から74歳を対象とした特定健康診査や75歳以上を対象とした後期高齢者健康診査では聴力検査は項目に定められておりません。ただし、人間ドックで行われるような任意健診では、医療機関により聴力検査を実施している場合がございます。
○議長(
森谷宏議員) 再質問を許します。
◆5番(佐竹知之議員) はい、議長。
○議長(
森谷宏議員) 5番、佐竹知之議員。
◆5番(佐竹知之議員) 最初のご答弁で、難聴の人たちが外界から入る情報を取り入れやすくするためには補聴器の必要な場合もあると、やや控え目ながら必要性を認めておられます。私は、ぜひ高齢者の健康診断に、市独自の施策として聴覚検査を加えていただきたいと思います。本市の高齢難聴者で補聴器の必要な人はどれぐらいいるのか、現状を伺いたいと思います。
○議長(
森谷宏議員) 答弁を求めます。
◎健康福祉部次長(西山珠樹君) 議長、健康福祉部次長。
○議長(
森谷宏議員) 健康福祉部次長。
◎健康福祉部次長(西山珠樹君) 本市における高齢難聴者で補聴器の必要な人のデータは、現在のところ持ち合わせておりません。そこで、冒頭の日常生活に支障が出始める難聴者の割合は70歳代男性で5人に1人、女性で10人に1人に上るという報告を参考に、本市の令和2年4月1日現在の70歳代人口に当てはめますと、約2,300人の方が日常生活に支障が出始める難聴者であると仮定できます。しかし、その難聴者の全ての方が補聴器を必要としているかどうかは、個別の事情があると予測されますので、補聴器が必要な人がどれくらいいるかについては一概に判断はできません。
○議長(
森谷宏議員) 再質問を許します。
◆5番(佐竹知之議員) はい、議長。
○議長(
森谷宏議員) 5番、佐竹知之議員。
◆5番(佐竹知之議員) 難聴者全ての人たちが補聴器を必要としない、それはそのとおりですが、必要だと思い、補聴器を使いたいという人に助成をしていくことが必要だと思います。もちろん自力で調達できる人もおりますし、使いたくないという人もいると思います。私が助成が必要だと言っているのは、収入が低くて買えない人たちです。既に助成制度を導入している船橋市をモデルにすると、当市では幾らぐらいの予算が必要か、伺いたいと思います。
○議長(
森谷宏議員) 答弁を求めます。
◎健康福祉部次長(西山珠樹君) 議長、健康福祉部次長。
○議長(
森谷宏議員) 健康福祉部次長。
◎健康福祉部次長(西山珠樹君) 船橋市では、非課税世帯の65歳以上の人で身体障がい者手帳を持たず、医師により補聴器の使用が必要であるとの証明がある場合、1人1台に限り上限2万円の助成を行っております。船橋市の令和2年度補聴器購入費助成予算額は226万円とのことですが、事業を開始してから5年で利用実績は1.7倍となり、今後も増加する見込みであるとのことでございます。仮に船橋市と同程度の助成を行いますと、船橋市の人口の約5分の1である本市では、現段階では約45万円程度が必要と予測されます。
○議長(
森谷宏議員) 再質問を許します。
◆5番(佐竹知之議員) はい、議長。
○議長(
森谷宏議員) 5番、佐竹知之議員。
◆5番(佐竹知之議員) おおよそその助成予想額が45万円程度なら、本市でも制度として実行していただきたいと思います。聞こえの支援、認知症予防として、高齢者や低所得者に補聴器購入及び交換電池代の助成を行うべきと思いますが、市のお考えを伺いたいと思います。
○議長(
森谷宏議員) 答弁を求めます。
◎健康福祉部次長(西山珠樹君) 議長、健康福祉部次長。
○議長(
森谷宏議員) 健康福祉部次長。
◎健康福祉部次長(西山珠樹君) 国では医師等の診療や治療を受けるために直接必要な補聴器の購入費用を平成30年から医療費控除の対象といたしました。高齢者や低所得高齢難聴者への補聴器購入費の助成については、急増している介護給付など優先すべき事業等を勘案するとともに、他自治体の状況、国の動向などを注視して検討してまいりたいと考えております。
○議長(
森谷宏議員) 再質問を許します。
◆5番(佐竹知之議員) はい、議長。
○議長(
森谷宏議員) 5番、佐竹知之議員。
◆5番(佐竹知之議員) ぜひ検討をお願いします。 以上で私の市政に関する一般質問を終わります。
○議長(
森谷宏議員) 以上で5番、佐竹知之議員の一般質問を終結します。 職員は、席の移動をお願いします。
○議長(
森谷宏議員) 次に、1番、後関俊一議員に発言を許します。
◆1番(後関俊一議員) はい、議長。
○議長(
森谷宏議員) 1番、後関俊一議員。
◆1番(後関俊一議員) 議席番号1番、後関俊一、令和2年6月会議に当たり、通告に基づきまして一般質問を行います。 質問に入る前に、今も続く
新型コロナウイルスに関しまして迅速に対応してくださっている市職員、消防関係者の方々に対しまして改めて感謝申し上げます。 また、
新型コロナウイルス感染拡大防止のため、議会運営委員会で議長より3密を避けることと時間の短縮のお願いがありました。政友会でも質問者を5人に調整をして、質問時間を短縮して臨んでいます。執行部の方々も明快な回答のご協力をお願い申し上げます。 それでは質問に入ります。私からの質問は、
新型コロナウイルス感染症対策について、学校関連の質問をさせていただきます。まず、3月以降の小中学校に関わる対応について、どのように行われたのかお聞きします。 その他の質問に関しましては、再質問にてお伺いいたします。
○議長(
森谷宏議員) ただいまの質問に対し答弁を求めます。
◎生涯学習部長(狩谷昭夫君) 議長、生涯学習部長。
○議長(
森谷宏議員) 生涯学習部長。
◎生涯学習部長(狩谷昭夫君)
新型コロナウイルス感染症対策についてお答えします。 お尋ねは、3月以降の学校に係る対応についてでございました。令和2年2月28日の金曜日に政府より週明けの3月2日月曜日から全国の学校に対して
新型コロナウイルス感染拡大防止を目的として臨時休校を行うように要請がありました。その要請を受け、本市といたしましては感染拡大防止を最大限に優先させ、3月2日より臨時休校を行いました。次に、4月3日の時点で国内の感染拡大の状況を考慮し、4月19日日曜日まで休校を延長し、入学式も延期することを決めました。そして、4月7日火曜日に
緊急事態宣言の発令とともに、臨時休校を5月6日水曜日まで再延長を行うこととしました。さらに4月30日木曜日に政府が
緊急事態宣言の延長を検討していることにより、5月31日日曜日まで延長することにしました。 その後、鎌ケ谷市内の感染者の状況として、経路不明の感染者が約1か月発生していないことや
緊急事態宣言の解除が検討されてきている状況を受け、5月18日から休校中の学習支援策として、週2回程度学校にて課題や生活習慣を整えていく一助として短時間分散学習支援を行いました。そして、6月1日より正式な新学期のスタートとなる分散登校を1週間行い、第2週の6月8日月曜日から通常の時間による登校を実施しております。
○議長(
森谷宏議員) 再質問を許します。
◆1番(後関俊一議員) はい、議長。
○議長(
森谷宏議員) 1番、後関俊一議員。
◆1番(後関俊一議員) それでは、学校再開に向けて、感染拡大防止策はどのような対応を行っているのでしょうか、お聞かせください。
○議長(
森谷宏議員) 答弁を求めます。
◎生涯学習部長(狩谷昭夫君) 議長、生涯学習部長。
○議長(
森谷宏議員) 生涯学習部長。
◎生涯学習部長(狩谷昭夫君) 学校再開に向けての段階的な指導を行いました。最初に、5月18日から行われた短時間分散学習支援については、1クラスを2つに分け、前後半で当下校時において密接とならないよう分散を行いまして、教室内の座席は格子型市松模様のように配列し、
ソーシャルディスタンスの確保を行い、隣の席までの間隔を十分に確保し、座るようにしました。また、登校前の検温、健康観察を行い、マスク着用としました。休憩も従来の休み時間と異なりトイレ休憩のみとし、トイレでも密とならないように時間差や間隔を空けて並べるようにテープを張るなどの工夫を行いました。 なお、児童生徒の帰宅後は、教職員が児童生徒の机や共有のスペースを消毒するなどの対応を行いました。 次に、6月1日からの分散登校についてですが、基本的に短時間分散学習支援と同様の対応を行いました。この2つの違いは、あくまで休校中の支援と正式な授業を行うことが大きな違いとなっております。そして、6月8日から通常の登校となりましたが、この時期には感染状況が比較的落ちついていることもあり、教室内でできる限りのスペースを活用して間隔を取るようにしています。保護者の方には、登校前の検温を含む健康観察を徹底し、検温を忘れる等の児童生徒には別室で確認後、教室に入るように指導しています。なお、少しでも具合が悪い場合には登校を控えていただくようにお願いしています。ご家族の健康にも気を配っていただき、ご家族の健康状態によっても相談していただいております。国の方針や鎌ケ谷市の医師会にも相談の上、弾力的な出席停止を講じながら進めています。 さらに、飛沫が比較的発生しやすい合唱等の教育活動は年間学習指導計画を再編成し、6月には行わず、感染状況が落ち着いた段階で行うようにしています。給食時もマスクを外すことになるので、対面で行わず、私語を控えるなど飛沫が発生しないようにしています。また、その他の活動についても鎌ケ谷市医師会の指導を仰ぎながら進めているところでございます。
○議長(
森谷宏議員) 再質問を許します。
◆1番(後関俊一議員) はい、議長。
○議長(
森谷宏議員) 1番、後関俊一議員。
◆1番(後関俊一議員) それでは、休校中の児童虐待についてお伺いいたします。休校中、家にいる時間が長くなり、虐待についていろいろと心配されている報道が多々ありました。本市ではどのように対応したのかお伺いいたします。
○議長(
森谷宏議員) 答弁を求めます。
◎生涯学習部長(狩谷昭夫君) 議長、生涯学習部長。
○議長(
森谷宏議員) 生涯学習部長。
◎生涯学習部長(狩谷昭夫君) 休校中の児童虐待の状況把握については、継続的に観察が必要な児童生徒だけでなく、全ての児童生徒に対して課題を配布する日に登校した児童生徒の様子を見て、虐待が心配されるようなことがないか学校職員が確認をしました。欠席した児童生徒については、学校職員が課題を届けたり、電話をかけて様子を確認しました。
○議長(
森谷宏議員) 再質問を許します。
◆1番(後関俊一議員) はい、議長。
○議長(
森谷宏議員) 1番、後関俊一議員。
◆1番(後関俊一議員) それでは、休校期間が長く続き、学習の遅れが心配されます。学校再開後、学習の遅れについてはどのようにお考えなのかをお伺いいたします。
○議長(
森谷宏議員) 答弁を求めます。
◎生涯学習部長(狩谷昭夫君) 議長、生涯学習部長。
○議長(
森谷宏議員) 生涯学習部長。
◎生涯学習部長(狩谷昭夫君) 基本的な考え方として、できるだけ授業時数を確保し、児童生徒の学力の保障を行うように考えています。4月、5月の約2か月に失われた授業日数を回復するための方策ですが、小中学校により若干の違いがありますので、概要についてご説明をさせていただきます。 まず、失われた授業日数を例年の4月入学式後から行われたとしますと、4月は15日間、5月は18日間の計33日間になります。 次に、本市は夏季休業を8月7日から17日までの11日間と短縮し、7月、8月合わせて21日の授業を確保しました。また、県民の日に授業を行いました。この段階で約10日間程度の不足となりますが、小学校の運動会、中学校の体育祭等の中止により、例年の練習期間に充てている日数を考慮すると、最終的に授業の不足日数は約3日から5日程度となります。この不足分については、校内行事の精選、授業計画の工夫や家庭学習を連動させた授業づくり等の工夫により、ほぼ9月中に回復できる見込みとなっております。
○議長(
森谷宏議員) 再質問を許します。
◆1番(後関俊一議員) はい、議長。
○議長(
森谷宏議員) 1番、後関俊一議員。
◆1番(後関俊一議員) それでは、休校中に学習意欲が高く、一人でもどんどん学習を進めることができた児童生徒と、学習環境が整えられなかった児童生徒がいたと思います。この休校中に開いた学力の差への対応はどのように考えているのか、お伺いいたします。
○議長(
森谷宏議員) 答弁を求めます。
◎生涯学習部長(狩谷昭夫君) 議長、生涯学習部長。
○議長(
森谷宏議員) 生涯学習部長。
◎生涯学習部長(狩谷昭夫君) 約3か月にわたる休校期間中に、自主的に学習のできる児童生徒と、学習に対してあまり積極的ではない児童生徒の間で、家庭学習の時間には大きな差が生じていることは考えられます。基本的な本市の考え方として、休校中の学習課題は復習を中心としています。5月18日から行われた短時間分散学習支援は分散登校とは違い、出席日数には数えず、授業として教育課程に位置づけておりません。その課題について学校でやり方を確認し、家庭学習を自分で進められるように支援してまいりました。 そして、6月1日から行った分散登校で初めて新たな教科書を使った授業を行うようになりました。この分散学習支援の期間で、正式な授業を受けるための生活習慣と学習習慣を整え、スムーズな学校再開となるように配慮していました。このように、正式な授業については6月からの再開としてきましたので、それまで予習等の自主学習をしていなかった児童生徒に対しての学ぶ機会もきちんと保障しております。 なお、全ての期間を通じて、担任だけではなく、市で任用しているきらり先生やほほえみ先生、外国語活動支援員、理科支援員、学校図書館司書等にも活躍していただいております。
○議長(
森谷宏議員) 再質問を許します。
◆1番(後関俊一議員) はい、議長。
○議長(
森谷宏議員) 1番、後関俊一議員。
◆1番(後関俊一議員) 担任の先生方と協力して学ぶ機会を保障していただけていると聞いて安心いたしました。ふだんより小学校では担任の負担が多いと聞きます。担任の先生以外の方と協力をして、児童にきめ細やかな指導をお願いいたします。児童の様子を多くの目で見ることはとても重要だと思います。市で任用しているきらり先生やほほえみ先生、支援員などを増やし、多くの目で児童生徒を指導していただけるとより安心できると思います。 それでは、小中学校における工事対応備品購入についてお伺いいたします。当初予算に計上されていた工事は計画どおり執行されているのか、お伺いいたします。
○議長(
森谷宏議員) 答弁を求めます。
◎生涯学習部長(狩谷昭夫君) 議長、生涯学習部長。
○議長(
森谷宏議員) 生涯学習部長。
◎生涯学習部長(狩谷昭夫君) 令和2年度小中学校の工事につきましては、トイレ改修9件、防火シャッター改修2件、体育館改修1件、プール改修1件、校舎
外壁改修1件、合計14件を予定しております。工事を執行する上での
新型コロナウイルス感染症対策として、工事関係者の3密、いわゆる密閉、密集、密接状態を回避することが重要となります。トイレ改修、防火シャッター改修、体育館改修及びプール改修におきましては3密を回避できるため、計画どおり執行できる見込みでございますが、令和2年度と令和3年度の継続事業である東部小学校校舎外壁、屋上防水改修工事は、アスベストの除去や外壁の吹きつけ作業のため校舎の窓などが開閉できず、建物全体が密閉状態になることから、当該工事につきましては子供たちの安全確保を最優先するために取りやめる予定でございます。 なお、
外壁改修工事の実施予定を近隣市に確認したところ、2市は中止を決定し、他市でも現在工事の執行について検討中とのことでございます。 また、本年度におきましては学校の夏休みが短縮になっておりますが、当初見込みの工期より長く設定することで対応してまいります。
○議長(
森谷宏議員) 再質問を許します。
◆1番(後関俊一議員) はい、議長。
○議長(
森谷宏議員) 1番、後関俊一議員。
◆1番(後関俊一議員) それでは、今後の工事を実施していく上で懸念されることはあるのでしょうか、お伺いいたします。
○議長(
森谷宏議員) 答弁を求めます。
◎生涯学習部長(狩谷昭夫君) 議長、生涯学習部長。
○議長(
森谷宏議員) 生涯学習部長。
◎生涯学習部長(狩谷昭夫君) 工事を実施していく上での懸念材料は2点あります。1点目は、材料、商品の調達についてです。今のところ、業者に聞き取りをした上では、プール改修、防火シャッター改修、トイレ改修の材料、商品につきましては問題なく調達できるとの回答を得ておりますが、今後発注が集中することによる物流の遅延や材料、商品関係の工場内での
新型コロナウイルス感染症の発生に伴う操業停止などによる納期の遅れについて懸念しております。 2点目は、工事関係者に
新型コロナウイルス感染症の罹患が確認された場合の対応です。このように、施工者の責めに帰すことができない場合、工事内容の変更、履行期間の延長などの対応が想定されます。現時点では、このような状況は発生していませんが、万が一このような状況になった場合には、建設業における
新型コロナウイルス感染予防対策
ガイドラインに沿って適切に対処してまいります。
○議長(
森谷宏議員) 再質問を許します。
◆1番(後関俊一議員) はい、議長。
○議長(
森谷宏議員) 1番、後関俊一議員。
◆1番(後関俊一議員) それでは、工事を行っている期間の児童生徒への衛生面の安全対策について、どのように考えているかお伺いいたします。
○議長(
森谷宏議員) 答弁を求めます。
◎生涯学習部長(狩谷昭夫君) 議長、生涯学習部長。
○議長(
森谷宏議員) 生涯学習部長。
◎生涯学習部長(狩谷昭夫君) 工事関係者につきましては、出勤前に体温や感染を疑われる症状の有無を確認するように指導しています。学校内におきましては、マスクの着用、手洗いなどだけでなく、工事関係者同士が3密にならないように人数制限を設けるなど、感染予防対策に努めてまいります。また、児童生徒の登校、下校時刻と工事関係者の学校への入校、退校の時間はずらすこと、校舎内では動線を分離することで、接触しないようにすること、また共有で使用するものがないよう感染経路を断つことで、衛生面の安全を確保してまいります。
○議長(
森谷宏議員) 再質問を許します。
◆1番(後関俊一議員) はい、議長。
○議長(
森谷宏議員) 1番、後関俊一議員。
◆1番(後関俊一議員) 子供たちの安全を確保しつつ、速やかに工事をしていただければと思います。 それでは、感染防止のために消耗品や備品などはどのように購入していますか、お伺いいたします。
○議長(
森谷宏議員) 答弁を求めます。
◎生涯学習部長(狩谷昭夫君) 議長、生涯学習部長。
○議長(
森谷宏議員) 生涯学習部長。
◎生涯学習部長(狩谷昭夫君) 消耗品、備品購入につきましては、既に学校における感染拡大を防止するため、ドアノブや手すり、スイッチを消毒する消毒薬、手指消毒薬、使い捨て手袋、マスクなどを各学校へ配布しております。また、児童生徒の健康確保として非接触型体温計を用意し、学校生活を続けていく上で、教室、保健室などの換気効率を高めるために必要な扇風機や空気清浄機などを購入して、感染防止に努めてまいります。
○議長(
森谷宏議員) 再質問を許します。
◆1番(後関俊一議員) はい、議長。
○議長(
森谷宏議員) 1番、後関俊一議員。
◆1番(後関俊一議員) それでは、小中学校における給食についてお聞きいたします。通常の夏休み期間中に授業を行うということで、この期間の給食はどのように対応されるのでしょうか、お聞かせください。
○議長(
森谷宏議員) 答弁を求めます。
◎生涯学習部長(狩谷昭夫君) 議長、生涯学習部長。
○議長(
森谷宏議員) 生涯学習部長。
◎生涯学習部長(狩谷昭夫君) 従来の夏休み期間中における給食は、通常の学校給食を提供する準備をしております。当初給食提供の予定は7月16日まで給食を提供し、夏休み期間終了後、9月4日から給食を再開する予定でございましたが、夏休み期間を変更することに伴い、8月4日まで給食の提供を延長し、夏休み期間終了後の給食再開を8月24日からと計画しております。日頃より学校給食衛生管理基準に基づいた調理作業や配食等を行っておりますが、例年7月下旬頃から食中毒警報が発令されますので、食品衛生管理の徹底を再認識して給食を提供してまいります。
○議長(
森谷宏議員) 再質問を許します。
◆1番(後関俊一議員) はい、議長。
○議長(
森谷宏議員) 1番、後関俊一議員。
◆1番(後関俊一議員) このような非常事態の中、子供たちの学ぶ場を確保することは大人の責任だと思います。そんな中、このように対処してくださって、また子供たちが下校した後も隅々まで消毒をしていると聞いております。教育委員会をはじめ学校の先生方には子供を持つ親としてとても感謝しております。引き続き、子供たちのためによろしくお願いいたします。 最後になりますが、今回の一般質問をするに当たり、親身に相談に乗っていただいた全ての方々と、いつもスムーズな運営をしていただいている事務局の皆さんに感謝申し上げ、一般質問を終わります。
○議長(
森谷宏議員) 以上で1番、後関俊一議員の一般質問を終結します。
△散会の宣告
○議長(
森谷宏議員) 以上で本日の日程は終了いたしました。 なお、明日の本会議は午前10時に開くことにいたします。 本日の会議を散会いたします。 お疲れさまでした。 午後 2時07分 散 会...