鎌ヶ谷市議会 > 2019-06-25 >
06月25日-一般質問-05号

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  1. 鎌ヶ谷市議会 2019-06-25
    06月25日-一般質問-05号


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    最終取得日: 2021-09-14
    令和 元年  定例会(6月会議)            令和元年鎌ケ谷市議会定例会 令和元年6月会議    議 事 日 程 (第5号)                令和元年6月25日(火)                                 午前10時開議     日程第1 市政に関する一般質問                                            〇出席議員(24名)    1番   後  関  俊  一 議員     2番   葛  山  繁  隆 議員    3番   宗  川  洋  一 議員     4番   松  原  美  子 議員    5番   佐  竹  知  之 議員     6番   德  野     涼 議員    7番   伊  福  幸  一 議員     8番   富  田  信  恵 議員    9番   鈴  木  哲  也 議員    10番   矢  崎     悟 議員   11番   中  村  潤  一 議員    12番   森  谷     宏 議員   13番   針  貝  和  幸 議員    14番   泉  川  洋  二 議員   15番   松  澤  武  人 議員    16番   佐  藤     剛 議員   17番   三  橋  一  郎 議員    18番   河  内  一  朗 議員   19番   津 久 井  清  氏 議員    20番   小  易  和  彦 議員   21番   芝  田  裕  美 議員    22番   土  屋  裕  彦 議員   23番   勝  又     勝 議員    24番   大  野  幸  一 議員〇欠席議員(なし)                                            〇説明のための出席者     市         長   清  水  聖  士  君     副    市    長   北  村  眞  一  君     会  計  管  理  者   鈴  木  信  彦  君     総 務 企 画 部 長   山  﨑  正  史  君     総 務 企 画 部 次 長   葛  山  順  一  君     ( 総 務 課 長 )     総 務 企 画 部 副 参事   小 笠 原  直  樹  君     ( 企 画 財 政 課 長)     総 務 企 画 部 副 参事   大  塚  潤  一  君     ( 秘 書 広 報 課 長)     総 務 課 行 政 室 長   髙  橋  秀  之  君     秘書広報課広報公聴室長   田  口  慎  治  君     市 民 生 活 部 長   渡  邊  忠  明  君     市 民 生 活 部 次 長   青  木  真  也  君     市 民 生 活 部 副 参事   小 松 崎  佳  之  君     ( 安 全 対 策 課 長)     保 険 年 金 課 長   井  上  知  子  君     健 康 福 祉 部 長   菅  井  智  美  君     健 康 福 祉 部 次 長   西  山  珠  樹  君     健 康 増 進 課 長   本  間     恵  君     健 康 増 進 課 主 幹   舘  岡     文  君     都 市 建 設 部 長   高  岡  敏  和  君     都 市 建 設 部 次 長   貞  方  敦  雄  君     (道 路 河川整備課長)     都 市 建 設 部 副 参事   木  島  久 仁 男  君     ( 都 市 計 画 課 長)     都市計画課都市政策室長   仲  田  政  樹  君     都市計画課まちづくり室長  横  山  吉  治  君     道路河川整備課北千葉道路  長 谷 川     実  君     ・粟野バイパス推進室長     道 路 河 川 管 理 課長   永  束     昇  君     道 路 河 川 整備課主幹   白  倉  栄 太 郎  君     道 路 河 川 管理課主幹   浅  野  和  彦  君     教    育    長   皆  川  征  夫  君     生 涯 学 習 部 長   笠  井  真 利 子  君     生 涯 学 習 部 参 事   狩  谷  昭  夫  君     生 涯 学 習 部 参 事   斉  藤     実  君     生 涯 学 習 部 副 参事   小  川  宏  宜  君     生 涯 学 習 部 副 参事   関  根  延  年  君     ( 学 校 教 育 課 長)     教 育 総 務 課 長   﨑  田  浩  史  君     学 校 教 育 課指導室長   新  泉  貴  久  君     選挙管理委員会事務局長   田  中  幸  子  君     監 査 委 員 事 務 局長   武  田  秀  一  君     農 業 委 員 会事務局長   佐  山  佳  明  君     消    防    長   松  本  禎  久  君     消 防 本 部 次 長   矢 ノ 目  健  二  君     警   防   課  長   岩  上  一  彦  君     警  防  課  主  幹   松  下  晃  通  君                                            〇議会事務局職員出席者     事   務  局   長   斉  藤     薫     事  務  局  次  長   佐  藤  太  郎     同   主  査   補   飯  村  美 智 子     同  主  任  主  事   井  上  裕  之     同    主    事   中  山  由 貴 子          午前10時00分  開 議 ○議長(森谷宏議員) 皆様、引き続きお疲れさまです。 ただいまの出席議員は24名であります。定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。 △議事日程について ○議長(森谷宏議員) 本日の議事日程は、お手元に配付してあるとおりであります。 △市政に関する一般質問 ○議長(森谷宏議員) 日程第1、これより市政に関する一般質問を行います。 順次発言を許します。 まず、2番、葛山繁隆議員に発言を許します。 ◆2番(葛山繁隆議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 2番、葛山繁隆議員。 ◆2番(葛山繁隆議員) 議席番号2番、葛山繁隆、令和元年6月会議、通告に基づき、一般質問をさせていただきます。 「雨ニモマケズ 風ニモマケズ 雪ニモ夏ノ暑サニモマケズ 丈夫ナカラダヲモチ」と宮沢賢治が詠っておりますが、皆さん70歳まで元気に仕事をしながら、病気もせず生きられますかということです。昨今、人生100年時代、定年65歳において、年金生活が不足で、蓄えが必要であるという記事が出ています。70歳まで働いて、その後年金生活、中高年から健康に留意して70歳まで元気に働かなければなりません。 今回私の質問は大きく2点ございます。1点目は、本市も高齢社会を迎え、高齢になっても元気に過ごせ、健康寿命を延伸していくことがとても大事だと考えます。日本人の死因の6割は、がんや心臓病、脳卒中など生活習慣病であり、生活習慣病の予防と早期発見、治療に重要なのががん検診や特定健診などを定期的に受けることが大事であると聞いております。 そこで、病気の予防ということで伺いたいと思います。まず初めに、市民の皆様が健康に過ごせるように実施している、成人の対象とした検(健)診の種類、対象者、検(健)診内容についてお聞かせください。そのほか質問は、順次再質問にてお聞きしてまいります。 2点目の質問は、道路行政についてお聞きします。昨今、宅地化が進み、人口がふえ、中は飽和状態になり、出口は狭いという道路、通行の形態が日々変化しております。幼稚園、保育園が近くにある、見通しの悪い道路、お配りしてあります地図の箇所図1のところです。4517号、4507号、4514号線において3路線が交わる交差点について、市の認識をお聞かせください。 以上で1回目の質問を終わります。ご答弁のほどよろしくお願いします。 ○議長(森谷宏議員) ただいまの質問に対し答弁を求めます。 ◎健康福祉部長(菅井智美君) 議長、健康福祉部長。 ○議長(森谷宏議員) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(菅井智美君) おはようございます。ご質問の1点目、病気予防についてお答えいたします。 お尋ねは、成人を対象とした検診の種類等についてでございました。本市における成人の方を対象とした健診といたしましては、健康増進法に基づく健康増進事業として、胃、肺、大腸、乳房、子宮のがん検診のほか、肝炎ウイルス検診歯周病検診等を市民の皆様の健康の保持増進を図ることを目的に実施しております。具体的には、40歳以上の方を対象に、胃がん検診は胃部エックス線検査を、肺がん検診は胸部エックス線検査と喫煙指数により喀たん細胞診検査を、大腸がん検診は便潜血検査を実施しております。乳がん検診につきましては、30歳代の女性を対象に超音波検査を、40歳以上の女性につきましては乳房エックス線検査を行っております。子宮がん検診は、20歳以上の女性を対象に内診、子宮頸部の細胞診等を行うほか、医師の判断により子宮体部の細胞診を実施しております。肝炎ウイルス検診は、40歳以上の方を対象に血液検査によりB型及びC型肝炎ウイルスの検査を行っております。歯周病検診は、20歳からの節目年齢の方を対象に口腔内診査を行っております。また、高齢者の医療の確保に関する法律に基づく健診として、国民健康保険被保険者の40歳から74歳の方には特定健康診査を実施し、75歳以上の後期高齢者医療制度の方には後期高齢者健康診査を実施しております。どちらも高血圧や糖尿病、腎疾患等の生活習慣病の予防や重症化予防につながるよう血圧測定、血液検査、尿検査等を行っております。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎都市建設部長(高岡敏和君) 議長、都市建設部長。 ○議長(森谷宏議員) 都市建設部長。 ◎都市建設部長(高岡敏和君) ご質問の2点目、道路行政についてお答えいたします。 お尋ねは、市道4517号線、市道4507号線、市道4514号線の3路線が交わる交差点についてでございました。これらの道路は、県道市川・印西線と並行して住宅地を南北に通過する市道4517号線に対し、西側から市道4507号線、東側から市道4514号線が交差しておりますが、それぞれ交差点に入る道路の線形にずれが生じているため、変則的で走行しにくい交差点となっております。この交差点の周辺には、幼稚園や保育園があることに加え、市道4517号線は渋滞する県道市川・印西線を避けるための抜け道として利用され、交通量の多い道路となっていることから、歩行者の安全の確保が必要な道路であると認識しております。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆2番(葛山繁隆議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 2番、葛山繁隆議員
    ◆2番(葛山繁隆議員) 1問目に戻ります。いろいろな検(健)診があることがわかりました。それでは、がん検診について何点かお尋ねいたします。まず、申し込みをして、検診を受け、受けた結果が出るまでの流れを教えてください。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎健康福祉部長(菅井智美君) 議長、健康福祉部長。 ○議長(森谷宏議員) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(菅井智美君) 検診の申し込みは、自治会回覧による全戸配布のチラシなど、さまざまな周知による情報をごらんになって、健康増進課窓口に直接来所される方法や、郵送、また今年度よりメールでの受け付けを開始しております。受け付け後、健康管理システムに登録を行い、順次個別通知にて検診のご案内を送付しております。胃がん、肺がん、大腸がん検診は、市民の皆様が利用しやすいよう同時に受けられるセット検診として、年間112日、乳がん検診は年間65日間、鎌ケ谷市総合福祉保健センターで実施しており、指定日に受診していただきます。検査の結果は、鎌ケ谷市医師会等にレントゲン写真読影及び便潜血反応の結果、問診票等による総合的判断を依頼しており、異常なし、もしくは要精密検査と判定されます。有効性を高める等の理由から、医師による二重読影を行う体制としており、若干時間を要しますが、検診を受診されてから1カ月程度後の結果通知となります。 なお、早急に検査が必要と医師が判断した場合は担当から早目にご連絡するなど、きめ細かな対応をしております。子宮がん検診及び肝炎ウイルス検診は、個別通知で送付した問診票を使用し、市が委託した市内医療機関で受けていただきます。検査結果につきましては、受検した医療機関で直接説明を受け、精密検査が必要と判断された方には精密検査のできる医療機関等を紹介しております。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆2番(葛山繁隆議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 2番、葛山繁隆議員。 ◆2番(葛山繁隆議員) では、どのような受診状況か、過去3年間の受診率を教えてください。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎健康福祉部長(菅井智美君) 議長、健康福祉部長。 ○議長(森谷宏議員) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(菅井智美君) 男性も女性も受検される胃がん検診、肺がん検診、大腸がん検診の数値でお答えいたします。平成28年度、29年度、30年度の順に申し上げますと、胃がん検診は13.5%、12.2%、11.2%、肺がん検診は17.5%、16.4%、15.7%、大腸がん検診は18.7%、17.7%、17.0%でした。若干減少傾向にございますが、これは人間ドックや職場の検診など、市の検診以外を利用されている方が相当数増加してきていることなどが影響しているものと思われます。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆2番(葛山繁隆議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 2番、葛山繁隆議員。 ◆2番(葛山繁隆議員) ほかでがん検診を受けている方もいるようですが、早期発見、早期治療のために検診を受けていただくことが大切と考えます。がん検診の受診率向上に向けた今後の方策はどのように考えておられますか。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎健康福祉部長(菅井智美君) 議長、健康福祉部長。 ○議長(森谷宏議員) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(菅井智美君) がん検診の実施は、がんの早期発見、早期治療により死亡率が減少するだけでなく、罹患前と変わらずに治療後の社会生活を送ることができ、さらには医療費の削減につながる有効な手段であると認識しております。検診の種類、検査項目の検討や安心して受診していただくための環境整備を行うなど、受診につながる検診体制を精査検証していくとともに、今後も多くの市民の皆様に受診していただけるよう、引き続き各種事業における周知、自治会回覧、個別通知を行い、受診勧奨に努めてまいります。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆2番(葛山繁隆議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 2番、葛山繁隆議員。 ◆2番(葛山繁隆議員) 受診率の向上とともに、検診を受けた結果、要精密検査になった場合、詳しい検査を受けてもらうことが必要かと思います。要精密検査になった方への対応は、どのようになっているのでしょうか。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎健康福祉部長(菅井智美君) 議長、健康福祉部長。 ○議長(森谷宏議員) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(菅井智美君) 胃がん、大腸がん、肺がんのセット検診と乳がん検診は、要精密検査と判断された場合は、医療機関にかかる際に必要な情報が記載してあります精密検査連絡票とともに早期に精密検査を受診するよう文書で個別通知をしております。この通知に基づき受診いただいた場合、医療機関から受診結果の記載された精密検査連絡票を健康増進課に返送していただくこととなっております。子宮がん検診は、指定医療機関で受診いただき、結果については直接医師から説明を受け、精密検査を受けていただくなどの対応をしております。また、結果が精密検査の方で一定期間受診が確認できない方につきましては、受診状況や受診されない理由等を確認させていただくための文書を送付するとともに、あわせて受診勧奨をしております。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆2番(葛山繁隆議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 2番、葛山繁隆議員。 ◆2番(葛山繁隆議員) では次に、特定健康診査はどのような病気の予防を目的に実施しているのか伺います。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎市民生活部長(渡邊忠明君) 議長、市民生活部長。 ○議長(森谷宏議員) 市民生活部長。 ◎市民生活部長(渡邊忠明君) 特定健康診査は、内臓脂肪の蓄積に着目し、高血圧や糖尿病、脂質異常症などの生活習慣病の予防を目的とした健診となっております。さらに、本市では腎臓の機能低下や痛風の予防を目的に国の基本項目に血清クレアチニンと血清尿酸を追加した特定健康診査を実施しております。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆2番(葛山繁隆議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 2番、葛山繁隆議員。 ◆2番(葛山繁隆議員) 特定健康診査を受けずに生活習慣病が悪化すると、どのようなリスクが高まるのでしょうか。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎市民生活部長(渡邊忠明君) 議長、市民生活部長。 ○議長(森谷宏議員) 市民生活部長。 ◎市民生活部長(渡邊忠明君) 高血圧や糖尿病、脂質異常症などの生活習慣病は自覚症状のないまま進行し、血管を傷めます。自覚症状があったときには既に動脈硬化が進行している可能性があり、心臓や脳といった重大な臓器の損傷を生ずるリスクが高くなります。そのため、市といたしましては特定健康診査を定期的に受診していただくよう周知するとともに、必要な方には特定保健指導をご案内しているところでございます。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆2番(葛山繁隆議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 2番、葛山繁隆議員。 ◆2番(葛山繁隆議員) 特定保健指導は、具体的にどのようなことを行うのですか。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎市民生活部長(渡邊忠明君) 議長、市民生活部長。 ○議長(森谷宏議員) 市民生活部長。 ◎市民生活部長(渡邊忠明君) 特定健康診査の結果により一定のリスクがある方には、動機づけ支援と積極的支援に分け、専門職による3カ月以上の保健指導を行っております。具体的には、健診数値の見方について説明するとともに、生活状況を確認の上、食事診断や運動指導などを実施し、対象者の生活改善を支援しております。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆2番(葛山繁隆議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 2番、葛山繁隆議員。 ◆2番(葛山繁隆議員) 特定健康診査を市民が受診しやすく、毎年受けてもらえるように、どのような工夫をしておりますか。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎市民生活部長(渡邊忠明君) 議長、市民生活部長。 ○議長(森谷宏議員) 市民生活部長。 ◎市民生活部長(渡邊忠明君) 特定健康診査は、国民健康保険に加入されている40歳から74歳の対象者全員に受診券を送付しております。自己負担額は、前年度課税世帯の方は1,000円、非課税世帯の方は無料となっておりますが、毎年継続して受診していただけるよう、継続して受診される方の自己負担額を1,000円から500円に軽減するワンコイン受診など、より受診しやすい環境を整備しております。また、実施医療機関は市内28医療機関で、一部の医療機関では土曜日や日曜日も健診を行うなど受診環境の整備にも努めているところでございます。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆2番(葛山繁隆議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 2番、葛山繁隆議員。 ◆2番(葛山繁隆議員) 特定健康診査の受診者の状況と未受診者対策について、どのようになっておりますか。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎市民生活部長(渡邊忠明君) 議長、市民生活部長。 ○議長(森谷宏議員) 市民生活部長。 ◎市民生活部長(渡邊忠明君) 特定健康診査の受診率につきましては、平成30年度では35.7%となっております。未受診者対策といたしまして、未受診者全員に送付する受診勧奨の通知において、対象年代ごとにメッセージを変え、特定健康診査のメリットをお知らせするとともに、特に受診率が低い40歳から50歳代につきましては、電話と訪問での受診勧奨を実施し、受診率向上に努めております。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆2番(葛山繁隆議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 2番、葛山繁隆議員。 ◆2番(葛山繁隆議員) 病気の予防ということでは、感染症からの予防もあると思いますが、成人を対象とした予防接種にはどのようなものがあるのか教えてください。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎健康福祉部長(菅井智美君) 議長、健康福祉部長。 ○議長(森谷宏議員) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(菅井智美君) 予防接種法に基づき実施されております65歳以上の方を対象とした予防接種には、インフルエンザ予防接種高齢者用肺炎球菌予防接種がございます。平成29年版高齢社会白書では、肺炎は高齢者の死亡原因の第3位となっており、日常に生ずる成人の肺炎のうち4分の1から3分の1は肺炎球菌が原因と考えられ、特に高齢者での重篤化が問題となっております。高齢者肺炎球菌ワクチンは、肺炎球菌感染症を予防し、重症化を防ぐことを目的として、予防接種法に基づく定期の予防接種に位置づけられ、平成26年10月1日より開始しております。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆2番(葛山繁隆議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 2番、葛山繁隆議員。 ◆2番(葛山繁隆議員) 高齢者肺炎球菌ワクチンについて幾つかお尋ねいたします。 自己負担はどのくらいかかるか教えてください。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎健康福祉部長(菅井智美君) 議長、健康福祉部長。 ○議長(森谷宏議員) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(菅井智美君) 高齢者用肺炎球菌予防接種の自己負担額でございますが、委託料は1件8,000円で、市負担額6,000円、自己負担額2,000円としております。なお、生活保護受給者中国残留邦人等支援給付受給者の方は自己負担金免除としております。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆2番(葛山繁隆議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 2番、葛山繁隆議員。 ◆2番(葛山繁隆議員) 平成26年度から開始されたようですが、現在までの接種人数の推移についてお聞かせください。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎健康福祉部長(菅井智美君) 議長、健康福祉部長。 ○議長(森谷宏議員) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(菅井智美君) 平成26年度からの接種人数を順に申し上げますと、開始年度の平成26年度は9,453人、以降、27年度1,313人、28年度1,272人、29年度1,207人、30年度984人と、接種者数の総数は1万4,229人、接種率は46.3%となります。なお、事業開始前に既に接種されている方もおり、実際に接種されている方はもう少し多いものと思われます。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆2番(葛山繁隆議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 2番、葛山繁隆議員。 ◆2番(葛山繁隆議員) 定期接種の対象者は5歳刻みの節目年齢にあるということですが、その年度内に接種を忘れてしまった場合、どのような対策を行っておりますか。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎健康福祉部長(菅井智美君) 議長、健康福祉部長。 ○議長(森谷宏議員) 健康福祉部長
    健康福祉部長(菅井智美君) 国の定期接種での対象者は5歳刻みの節目年齢に相当する方となっており、この節目年齢に該当しない方は接種の対象となりません。また、対象年度に接種できなかった場合、次年度以降対象とはなりません。このことから、本市におきましては、5歳刻みの節目年齢である定期接種以外の方も接種できる機会が持てるよう、任意接種に対しての公費助成を行う体制とし、平成26年10月から実施しております。これにより、接種をし忘れたり、元気なうちは接種を見合わせていたものの、病気がちとなり、接種を希望した場合、いつでもそれぞれの事情に合わせて定期接種と同額の自己負担額で接種できるような対策をとっております。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆2番(葛山繁隆議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 2番、葛山繁隆議員。 ◆2番(葛山繁隆議員) 病気を予防する手だてとして、各種検(健)診、予防接種があるということがわかりました。受けていただくことが大切と考えています。最後に、周知について今後の取り組みを教えてください。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎健康福祉部長(菅井智美君) 議長、健康福祉部長。 ○議長(森谷宏議員) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(菅井智美君) 周知方法といたしましては、自治会回覧や個別通知等を行い、いずれの事業も広報やホームページ等でお知らせを定期的に行っているところです。今後も関係各課の事業等でのチラシの配布やごみ分別アプリのお知らせ機能の活用等、さまざまな機会を通して周知を行い、検(健)診や予防接種を受け、病気の予防に取り組む市民の皆様がふえるよう取り組んでまいります。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆2番(葛山繁隆議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 2番、葛山繁隆議員。 ◆2番(葛山繁隆議員) 健康寿命とは、介護の人の助けをかりずに起床、衣類の着脱、食事、入浴など、ふだんの生活の動作が1人ででき、健康な日常生活が送れる期間のことと、あと厚生労働省の公表によりますと、我が国の健康寿命は、2016年、男性72.14歳、女性74.79歳、平均寿命は、2017年、男性81.09歳、女性87.26歳、健康寿命と平均寿命の差は10年前後です。健康寿命を延ばすためには、食習慣、運動習慣、休養、喫煙、飲酒など、生活習慣病の予防に取り組んでいただき、各種検(健)診を受けてもらい、老後を元気で楽しい生活をしていきたいと思います。 次に、道路行政について再質問でございますが、箇所図1の幼稚園、保育園が近くにある、見通しの悪い道路、4517号線、4507号線、4514号線、市民の方から当該交差点付近の前後で交通事故を心配する方もたくさんいらっしゃいます。当該交差点において過去5年間に発生した交通事故の件数などをお伺いします。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎都市建設部長(高岡敏和君) 議長、都市建設部長。 ○議長(森谷宏議員) 都市建設部長。 ◎都市建設部長(高岡敏和君) 過去5年間にこの交差点で交通事故の発生はございませんが、交差点の見通しが悪く、鎌ケ谷大仏駅方面や船橋方面の双方から車両が速度を落とさずに進入してくることから、危険な交差点となっております。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆2番(葛山繁隆議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 2番、葛山繁隆議員。 ◆2番(葛山繁隆議員) 過去5年間に限れば、交通事故が発生していないということがわかりました。それでは、市はこれまでに交差点前後の道路についてどのような安全対策を行っているかお伺いします。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎都市建設部長(高岡敏和君) 議長、都市建設部長。 ○議長(森谷宏議員) 都市建設部長。 ◎都市建設部長(高岡敏和君) 市では、これまでにこの交差点周辺において、特に市道4517号線におきまして「園児注意、出入り口あり」、「住宅地につきスピード落とせ」の注意喚起看板や「園児注意」の路面標示やグリーンベルト、また道路に、舗装の色や表面の素材を一部だけ変え、でこぼこがあるように見せかけたイメージハンプやカーブミラーなどの設置を行ってまいりました。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆2番(葛山繁隆議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 2番、葛山繁隆議員。 ◆2番(葛山繁隆議員) 昨今の報道に鑑みて、より一層の歩行者保護も必要と考えます。そこで、市ではいろいろな対策を行ってきたということですが、今後新たな安全対策の必要性について市の認識をお伺いいたします。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎都市建設部長(高岡敏和君) 議長、都市建設部長。 ○議長(森谷宏議員) 都市建設部長。 ◎都市建設部長(高岡敏和君) 当該交差点は、引き続き安全対策が必要な交差点であると認識しているところでございます。今後も現状の道路の中で対応可能な安全対策について警察などとも協議し、検討してまいります。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆2番(葛山繁隆議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 2番、葛山繁隆議員。 ◆2番(葛山繁隆議員) それでは、幾差路もある見通しの悪い道路、市道4517号線、市道4515号線、市道4521号線について、市の認識についてお伺いいたします。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎都市建設部長(高岡敏和君) 議長、都市建設部長。 ○議長(森谷宏議員) 都市建設部長。 ◎都市建設部長(高岡敏和君) 市道4517号線、市道4515号線、市道4521号線などの交差点についてでございますが、鎌ケ谷7丁目13番地先に位置し、県道市川・印西線から東へ向かう市道4515号線、南北へ向かう市道4521号線、鎌ケ谷大仏駅方面から南に向かう市道4517号線、さらに船橋市域から鎌ケ谷市内に向かう船橋市道が交差する変則5差路の交差点で、加えてこの交差点に近接して2本の狭い道路が接しております。この交差点は、複雑な形状である上、交通量も多いことから、さらなる対策が必要であるものと認識しております。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆2番(葛山繁隆議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 2番、葛山繁隆議員。 ◆2番(葛山繁隆議員) この交差点は、多くの方々から改善要望が寄せられているものと思います。それではまず、当該交差点付近について発生した交通事故の過去5年間の件数についてお伺いいたします。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎都市建設部長(高岡敏和君) 議長、都市建設部長。 ○議長(森谷宏議員) 都市建設部長。 ◎都市建設部長(高岡敏和君) この交差点付近において発生した過去5年間の交通事故発生件数は、平成25年は車両と自転車の事故が1件、平成26年は車両同士の事故が2件、車両とバイクの事故が1件の計3件、平成27年から平成29年までの3年間に発生した事故はございませんでした。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆2番(葛山繁隆議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 2番、葛山繁隆議員。 ◆2番(葛山繁隆議員) 過去には事故が発生していたようですが、平成27年から発生しておりません。何か効果的な安全対策を講じたのでしょうか。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎都市建設部長(高岡敏和君) 議長、都市建設部長。 ○議長(森谷宏議員) 都市建設部長。 ◎都市建設部長(高岡敏和君) 平成27年にカーブミラーを設置し、見通しの向上を図るとともに、グリーンベルトなどの路面標示を施し、歩行者と車両の通行区分を明確にするなどの対策を実施してまいりました。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆2番(葛山繁隆議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 2番、葛山繁隆議員。 ◆2番(葛山繁隆議員) この変則交差点に信号機設置や交差点改良はできないものでしょうか、お伺いいたします。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎都市建設部長(高岡敏和君) 議長、都市建設部長。 ○議長(森谷宏議員) 都市建設部長。 ◎都市建設部長(高岡敏和君) 警察と協議いたしましたところ、原則として5差路以上の交差点では複雑な制御になるため、現状の道路での信号機の設置は難しいとのことでございました。このことから、現状の中で対応可能な安全対策を講じるとともに、引き続き警察などの関係機関と協議検討してまいります。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆2番(葛山繁隆議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 2番、葛山繁隆議員。 ◆2番(葛山繁隆議員) 次に、県道市川・印西線、市道39号線、市道35号線の交差点について、市の認識についてお伺いいたします。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎都市建設部長(高岡敏和君) 議長、都市建設部長。 ○議長(森谷宏議員) 都市建設部長。 ◎都市建設部長(高岡敏和君) 当該交差点は、南鎌ケ谷1丁目地先の通称豆ケ台交差点でございまして、市内でも交通量の多い県道市川・印西線と市道39号線、市道35号線が交差している交差点でございます。交差点は、信号機により制御されておりますが、歩行者の利用も多く、毎年この交差点での交通事故が発生していることから、歩行者の横断に対して安全対策が必要な交差点として認識しております。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆2番(葛山繁隆議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 2番、葛山繁隆議員。 ◆2番(葛山繁隆議員) 当該交差点付近において発生した交通事故の過去5年間の件数についてお伺いいたします。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎都市建設部長(高岡敏和君) 議長、都市建設部長。 ○議長(森谷宏議員) 都市建設部長。 ◎都市建設部長(高岡敏和君) この交差点付近において発生した交通事故の過去5年間の発生件数は、平成25年は5件、26年は5件、27年は6件、28年は1件、29年は1件と、毎年この交差点では交通事故が発生しており、過去5年間で合計18件の交通事故が発生しております。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆2番(葛山繁隆議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 2番、葛山繁隆議員。 ◆2番(葛山繁隆議員) 市内でも交通事故が多く発生する交差点であることはわかりました。それでは、これからの交通事故原因について、市の認識をお伺いいたします。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎都市建設部長(高岡敏和君) 議長、都市建設部長。 ○議長(森谷宏議員) 都市建設部長。 ◎都市建設部長(高岡敏和君) 事故の主な原因は、車両と横断歩道を横断中の歩行者との事故が多く、車両の運転者の安全確認が不十分なものでございます。次いで、車両同士の出会い頭による事故で、車両のどちらか、もしくは双方の前方不注意などによるものと推測されます。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆2番(葛山繁隆議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 2番、葛山繁隆議員。 ◆2番(葛山繁隆議員) この豆ケ台交差点について、市が行ってきた取り組みの状況についてお伺いいたします。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎都市建設部長(高岡敏和君) 議長、都市建設部長。 ○議長(森谷宏議員) 都市建設部長。 ◎都市建設部長(高岡敏和君) 当該交差点周辺の安全対策といたしましては、市道には注意喚起看板の設置や、県道市川・印西線にはカラー舗装を行いました。また、鎌ケ谷警察署と市で当該交差点の安全対策についての協議を行い、信号機制御の変更により、歩行者用信号機が車両用信号機よりも先行して青表示となる、いわゆる歩行者先出し式信号機の設置や、市道上の横断歩道に青色の色をつけ、目立つようにする対策や、ドライバーから歩行者が確認できるよう、カーブミラーの設置、運転手に対する注意喚起看板の設置を行ったものでございます。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆2番(葛山繁隆議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 2番、葛山繁隆議員
    ◆2番(葛山繁隆議員) いろいろな安全対策を実施しているのがわかりました。豆ケ台の交差点の県道、市道35号線、市道39号線とが接する4カ所の歩道内に待機している歩行者の安全を守る支柱を1基ずつ設置されておりますが、先日滋賀県の大津市で発生した交通事故を受け、児童の安全を守るためにも新たな支柱の増設は可能ですか。また、その他の対応についてお伺いいたします。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎都市建設部長(高岡敏和君) 議長、都市建設部長。 ○議長(森谷宏議員) 都市建設部長。 ◎都市建設部長(高岡敏和君) 既設の支柱につきましては、交差点の四隅にある歩道内に設置されている鉄製の支柱でございまして、車両が右折や左折した際に信号待ちしている児童等の防護のために設置されたもので、現在5基ございます。支柱の増設などの今後の対応につきましては、引き続き県道の道路管理者である千葉県や交通管理者である警察などと協議を行いながら安全対策を検討し、実施してまいりたいと考えております。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆2番(葛山繁隆議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 2番、葛山繁隆議員。 ◆2番(葛山繁隆議員) 安心で安全な道路の整備に向け、交通事故のない社会は誰もが望むところでございます。さらに、本市でも危険な交差点において警察や地域とともに協力して効果的な対策に取り組んでいるということで、安心安全で暮らせる道路づくりを目指していただくことを要望して私の一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(森谷宏議員) 以上で2番、葛山繁隆議員の一般質問を終結します。 ○議長(森谷宏議員) 次に、14番、泉川洋二議員に発言を許します。 ◆14番(泉川洋二議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 14番、泉川洋二議員。 ◆14番(泉川洋二議員) 令和元年6月会議に当たり、議席番号14番、泉川洋二、通告に基づき、市政に関する一般質問を行います。私の通告いたしましたのは、大規模災害時の対応についてであります。執行部におかれましては、明快なるご答弁のほどよろしくお願いいたします。 我が国は、諸外国に比べ、地震、火山の噴火、風水害など、自然災害が毎年多く発生し、有史以来受難の歴史を繰り返してきました。昨年だけでも、6月の大阪北部地震、7月の西日本豪雨、同じく7月の猛暑、9月の西日本での台風21号、同じく9月の北海道胆振地震など、枚挙にいとまがないほどの災害が毎年我が国を襲っております。このように多くの災害による犠牲を払いながら、これを教訓に国や県では災害対策基本法などの法律や条例などで対策を立て、またこれらに基づき、基礎自治体である市町村も対策に腐心をしているところでありますが、まだまだ満足できるレベルに達していないというのが現状であろうと思います。 平成25年に改正された災害対策基本法では、地区防災計画制度が新たに創設されました。それに基づき、災害時に自分たちの地区を自分たちで守るために、日ごろからの準備、役割分担、訓練などについて、地区防災計画を策定して、災害に強い地区を目指すという動きがあります。8年前の東日本大震災では、いち早く避難して全員助かった地区、地域が多くあり、また計画を立て、訓練していたかどうかが生死を分ける状況があったことは、これまでの災害報道などにより多くの方々の記憶に新しいところであります。 地区防災計画は、地区の特性をよく知っている住民自身が計画を立てることによって、地区の実情に合った実践的な内容にすることができます。この計画を策定することによって、住民の防災意識が高まり、行政の及ばない部分を共助でカバーして、確実に被害軽減につながることが期待でき、また常に計画を見直すことにより、継続的に地域防災力を向上させるなど、非常にメリットの高いものであると思います。 そこでお伺いいたします。本市において、地区防災計画の必要についてどのようにお考えでしょうか、お伺いいたします。他の項目は、再質問でお伺いさせていただきます。 以上お聞きいたしまして、私の第1回目の質問を終わります。 ○議長(森谷宏議員) ただいまの質問に対し答弁を求めます。 ◎市民生活部長(渡邊忠明君) 議長、市民生活部長。 ○議長(森谷宏議員) 市民生活部長。 ◎市民生活部長(渡邊忠明君) ご質問の本市における大規模災害に対する対応についてお答えいたします。 お尋ねは、地区防災計画の必要性についてでございました。従来防災計画といたしましては、国レベルの総合的かつ長期的な計画である防災基本計画と地域レベルの都道府県及び市町村の地域防災計画を定め、それぞれのレベルでの防災活動を実施しておりましたが、平成7年1月の阪神・淡路大震災を契機に、地域のきずなの大切さや地域における自発的な自助、共助による防災活動の重要性が認識され、また平成23年3月の東日本大震災では、本来被災者を支援すべき行政自体が被災し、行政機能が麻痺したことにより、公助の限界が明らかになったことで、改めて自助、共助の重要性が認識されました。このような教訓を踏まえまして、平成25年に災害対策基本法の一部が改正され、地域コミュニティーにおける共助による防災活動の推進の観点から、市町村内の一定の地区の居住者及び事業者が行う自発的な防災活動に関する地区防災計画制度が新たに創設されたところでございます。地区防災計画につきましては、地区の居住者などにより、その地区の特性に応じて想定される災害について検討を行い、活動主体の目的やレベルに合わせて自発的に行われる防災活動に関する計画であることから、地域の防災力を継続的に向上させるためには重要な計画と認識しております。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆14番(泉川洋二議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 14番、泉川洋二議員。 ◆14番(泉川洋二議員) それでは、順次再質問をさせていただきます。 まず初めに、地区防災計画についてお伺いをさせていただきます。今ご答弁いただきましたけれども、もう早い自治体も地方では地区防災計画にかかっているというような話も聞きますけれども、本市では自治会を中心として自主防災組織というのが組織されておりまして、それぞれ地区ごとに非常に活発に活動されているのですが、現在市内の自主防災組織の整備状況というのはどのようになっているのかお伺いさせていただきます。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎市民生活部長(渡邊忠明君) 議長、市民生活部長。 ○議長(森谷宏議員) 市民生活部長。 ◎市民生活部長(渡邊忠明君) 自主防災組織の整備状況でございますが、令和元年6月1日現在、自治会など94団体で結成されており、組織率は51.46%となっております。また、資機材の整備につきましては、自主防災資機材交付要綱に基づき、94団体の全てに交付が終了しております。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆14番(泉川洋二議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 14番、泉川洋二議員。 ◆14番(泉川洋二議員) 鎌ケ谷の自主防災組織というのは非常にレベル、意識が高くて、いざ災害のときに本当に役割分担も明確にされておりまして、率先的に市と共同しながらさまざまな防災訓練とか非常に積極的に参加されているのですけれども、ではこの自主防災組織でどのような活動を行っているのか、内容についてお伺いさせていただきます。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎市民生活部長(渡邊忠明君) 議長、市民生活部長。 ○議長(森谷宏議員) 市民生活部長。 ◎市民生活部長(渡邊忠明君) 自主防災組織の役割、活動内容といたしましては、自分たちの地域は自分たちで守るという共助の取り組みから、平常時には地域内の安全点検、防災意識の普及啓発、防災訓練の実施などを通して防災意識の高揚に努めるとともに、災害時には初期消火、避難誘導、救助、情報の収集や伝達、避難所の管理や運営など、人命を守り、被害の拡大を防ぐための活動を担っていただいているところでございます。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆14番(泉川洋二議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 14番、泉川洋二議員。 ◆14番(泉川洋二議員) 先ほど登壇のときのご答弁の中にもありましたけれども、東日本大震災、本当に広範囲にわたった甚大な被害がありまして、行政自体も被災をして、行政がシステムとして成り立たなかったという非常に大きな問題がありまして、それだからこそ平成25年の災害対策基本法の中に地区防災計画が盛り込まれたというようなご答弁もありましたけれども、実際に何が生死を分けていくかということは、行政が手を差し伸べることができない、お互いにお互いの命を助け合っていきましょうという地区防災計画、これを非常にしっかりと整備していくということがこれからの防災として非常に大切なことではないのかなというふうに思うのですが、この重要な計画の地区防災計画なのですけれども、市としてはどのように認識をお持ちでしょうか、お伺いさせていただきます。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎市民生活部長(渡邊忠明君) 議長、市民生活部長。 ○議長(森谷宏議員) 市民生活部長。 ◎市民生活部長(渡邊忠明君) 地区防災計画の策定につきましては、自主防災組織や避難所運営委員会、避難行動要支援者制度との関係など、現在の自主防災組織を中心とした地区の防災関係計画を見直す必要がございますが、地域の防災力を継続的に向上させるためには重要な計画であるものと認識しております。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆14番(泉川洋二議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 14番、泉川洋二議員。 ◆14番(泉川洋二議員) 非常に大切なものだということで認識をされているということですが、地区のことを地区の住民の方々が考えるということは、この地区防災計画の中にいろいろなことを盛り込んでいかなければいけないと思います。自主防災組織だけではなくて、地区にいらっしゃいます民生委員の方々、消防団の方々、実際に東日本大震災の中では消防団の活躍というのも非常にあちこちで報道されておりましたけれども、さまざまな立場の方々がさまざまな計画に盛り込んで地区防災計画というのをこれから取り組んでいかなければいけないというふうに思うのですけれども、それでは実際にこれからどのようにこの地区防災計画について対応していくおつもりであるのかお伺いさせていただきます。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎市民生活部長(渡邊忠明君) 議長、市民生活部長。 ○議長(森谷宏議員) 市民生活部長。 ◎市民生活部長(渡邊忠明君) 今後の対応でございますが、内閣府が示しております地区防災計画ガイドラインを参考に自主防災組織連絡協議会の中で制度の概要説明を行い、全体像を把握していただいた上で、各地区における避難所運営委員会、避難行動要支援者制度との調整、各団体のレベルや地区の特性に応じた課題を整理するなど、段階的に地区防災計画策定に係る支援に努めてまいりたいと考えております。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆14番(泉川洋二議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 14番、泉川洋二議員。 ◆14番(泉川洋二議員) 地区防災計画というものがあるよということ自体、多分自主防災組織の方々はご存じない方もいらっしゃると思いますので、そういうアナウンスをしながら、ぜひとも地区防災計画というのを各地区で策定できるようご支援のほどよろしくお願いをさせていただきたいと思います。 続きまして、帰宅困難者対策についてお伺いをさせていただきます。大規模災害が発生したときに市内における帰宅困難者、どのように想定して、どのような対応を予定しているのか、お伺いをさせていただきます。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎市民生活部長(渡邊忠明君) 議長、市民生活部長。 ○議長(森谷宏議員) 市民生活部長。 ◎市民生活部長(渡邊忠明君) 大規模災害時の帰宅困難者の想定でございますが、平成24年度に実施いたしました防災基礎調査では約2,500人を見込んでおります。帰宅困難者対策といたしましては、平成29年3月に、市内で最も利用が多く、4線が交差するターミナル駅である新鎌ケ谷駅に駅周辺の事業所など15団体で組織した新鎌ケ谷駅周辺帰宅困難者等対策協議会を立ち上げ、定期的に協議会を開催しており、その他の駅につきましても協議会の中で各鉄道事業者との協議を進めております。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆14番(泉川洋二議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 14番、泉川洋二議員。 ◆14番(泉川洋二議員) 帰宅困難者の想定が市内全体で2,500人ということなのですけれども、内訳としては多分私鉄4線が乗り入れている新鎌ケ谷駅がメーンなのかなというふうに思うのですが、災害時には、当然鉄道がとまっていますので、道路も渋滞して、当然のことながら振りかえ輸送とか、そこら辺が行われるはずもなく、駅前というのが本当に非常に大混乱すると思うのですけれども、まずはこういう帰宅困難者が発生する前段階で抑制するためにいろいろなことが取り組みとしてできると思うのですけれども、その中で市内の事業者に対してどのような取り組みを行っているのかお伺いをさせていただきます。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎市民生活部長(渡邊忠明君) 議長、市民生活部長。 ○議長(森谷宏議員) 市民生活部長。 ◎市民生活部長(渡邊忠明君) 帰宅困難者対策につきましては、災害発生直後の一斉帰宅による混乱を避けるため、第一に市民、企業などの関係機関に対し、むやみに移動を開始せず、職場などの施設内にとどまるよう呼びかけ、次に施設の被害状況を確認の上、施設内または安全な場所へ移動していただくこととしております。また、駅周辺では、鉄道事業者からの帰宅困難者の情報、駅施設の被害状況や安全性を確認した後、一時滞在施設へ誘導することとしており、市内事業所などには備蓄品の確保や宿泊などに配慮いただけるよう協力をお願いしております。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆14番(泉川洋二議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 14番、泉川洋二議員。 ◆14番(泉川洋二議員) 昨年、最初に言ったのですけれども、大阪北部地震がありまして、その大阪北部地震を受けて災害時の対策を見直そうということで、大阪市がこれから対策として始めることなのですけれども、災害時の帰宅困難者対策として、民間企業などに出社や帰宅の抑制を要請するために非常事態宣言という制度の整備を進めていくということであります。これは、災害時に帰宅困難者になって、そして非常に大震災の後ですから、混乱しているのですけれども、その翌日、まだ復旧が行われていないのに大変な思いをして出社してきても、やはりなかなか業務としては難しいのではないかというような判断で、何日間かは出社に及ばずという、そういう制度を民間企業の中でしっかりと確立をしていただいて、市として非常事態宣言を出すことによって、それは非常時だから、そういう配備体制を事業者でもとってくださいねという、そういうような非常事態宣言という制度をつくろうということで、大阪市でこれから取り組みが始まるということであります。 国で出します非常事態宣言というのはまた別の重みがありまして、戒厳令とか非常事態宣言というのはまた少し法律的に別のものなのですけれども、今まで過去各自治体で出した例というのは、宮崎県における鳥インフルエンザのときに非常事態宣言というのが出されたりとか、特に法律的な縛りというのはなくて、何をしなければいけないということはないのですけれども、これは非常事態なのだよということを宣言するということで、鎌ケ谷市においても、この帰宅困難者関連の問題だけではなく、これだけ大規模なこと起きたのだから、本当に非常事態なのですよということを知らしめるために、今までの配備とはまるっきり違いますよということで、非常事態宣言という制度を鎌ケ谷市でも本格的に制度として考えていかなければいけないのかなというふうに思うのですけれども、このような取り組みに対してどのようにお思いでしょうか、お伺いいたします。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎市民生活部長(渡邊忠明君) 議長、市民生活部長。 ○議長(森谷宏議員) 市民生活部長。 ◎市民生活部長(渡邊忠明君) 本市において最大級の災害などが起こった場合には、地域防災計画、災害応急計画に基づく災害対策本部第2配備をとり、全職員を動員するとともに、防災行政無線やメールなどの情報伝達手段を利用し、全市民に周知することとしております。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆14番(泉川洋二議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 14番、泉川洋二議員。 ◆14番(泉川洋二議員) 当然のことながら、私も地域防災計画をいろいろ詳しく見させていただきまして、配備体制とか、そこら辺も本当によく存じ上げているのですけれども、さらに本当にこれは特別なのだよということを知らしめるため、そしてまた第何配備体制といったって、事業所にそんなこと言ったって全然わからないのは当然ですから、これは本当に非常時なのだよということをピックアップ、本当にクローズアップするためにも、そういう文言、特に文言にはこだわりませんので、非常事態宣言という文言ではなくて、緊急事態宣言とか、そのような制度というか、本当に民間企業向けに、やはりこれは特別なのだよという制度自体をぜひ何らかの形で考えていただけたらというふうに思います。 帰宅困難者というのは、新鎌ケ谷駅もそうですけれども、ほかの駅もそうなのですけれども、市の境目に接しているところなんかは、鎌ケ谷市だけで取り組みをしても、どうしてもほかの市にいらっしゃる企業の方々が新鎌ケ谷駅を利用している事業所というのはいろいろとあると思いますけれども、鎌ケ谷市だけで対策をしているだけではなくて、もう少し広域的に近隣市と話し合いをして対策というのを進めていかなければいけないと思うのですが、13市で防災に対する会議というのを年に2回ぐらい行われているということですが、これについてもやはり近隣市との提携というのがこれから非常に必要だと思いますけれども、そこら辺についてどのようにお考えでしょうか、お伺いします。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎市民生活部長(渡邊忠明君) 議長、市民生活部長。 ○議長(森谷宏議員) 市民生活部長。 ◎市民生活部長(渡邊忠明君) 帰宅困難者に対する広域自治体との連携につきましては、平成24年度に北総線沿線の白井市と印西市との北総台地の防災力強化を推進する協議会を立ち上げ、帰宅困難者対策を含めた相互の協力体制の構築に努めているところでございます。その他といたしましては、東葛6市を含めた13市防災事務連絡会を年2回程度開催しており、相互の協力体制について情報などを交換しておるところでございます。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆14番(泉川洋二議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 14番、泉川洋二議員。 ◆14番(泉川洋二議員) 鎌ケ谷市だけで一生懸命やっても、ほかの市で温度差があったりしたらうまくいかなくなるものも、漏れがあったりしても非常に大変ですから、近隣市と歩調を合わせながら、いい方向に向かっていただけたらというふうに思います。 続きまして、市民に対する啓発についてお伺いをさせていただきます。市民の皆様に対して大規模災害に対する情報の周知や啓発などは現在どのように行っているのでしょうか、お伺いします。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎市民生活部長(渡邊忠明君) 議長、市民生活部長。 ○議長(森谷宏議員) 市民生活部長。 ◎市民生活部長(渡邊忠明君) 市民に対する啓発につきましては、地域防災計画に基づき、インターネット、広報紙、防災マップ、パンフレットなど、多様な手段を通じて災害に関する知識の普及と防災意識の高揚を図るものとしており、洪水ハザードマップ、防災ハンドブックなどの配布による普及、総合防災訓練、自主防災訓練、防災講話などによる防災意識の高揚を図っております。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆14番(泉川洋二議員) はい。 ○議長(森谷宏議員) 14番、泉川洋二議員。 ◆14番(泉川洋二議員) 市民の皆さんの中には、自主防災組織などに加盟して、防災意識が高い方も多い一方、防災意識というのに関心の薄い方もいらっしゃいまして、私もいろいろお話をしてびっくりしたこともあるのですけれども、大地震のときに家が被災をしなくても、とりあえず避難所に行かなければいけないというふうに思い込んでいる方とか、家が被災しなければそのまま家にいていいのですよという話をしたら、えっ、そうなのですかみたいな、そこから認識が違っているのかなと。本当に基礎的なところからおわかりのない方というのは、まだまだ本当に相当多くいらっしゃるというふうに思うのですが、市ではそういう基礎的な防災知識というのを本当に平時から市民の皆さんにあらかじめこのぐらいは知っておいてほしいというようなことを本当に繰り返し繰り返しいろいろな場面を捉まえて、本当に根気よく知識をレベルアップしていかなければいけないというふうに思うのですけれども、今ご答弁いただきましたように、いろいろなこと、さまざまなことをやっていただいていると思いますけれども、市のホームページや広報などを通じて継続的に防災知識を高めていくような取り組みが必要ではないのかなというふうに思うのですが、どのようにお思いでしょうか。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎市民生活部長(渡邊忠明君) 議長、市民生活部長。 ○議長(森谷宏議員) 市民生活部長。 ◎市民生活部長(渡邊忠明君) 地域防災計画におきましては、インターネット、広報紙、防災マップ、パンフレットなど多様な手段を通じ、災害に関する知識の普及と防災意識の高揚を図るものとしておりますので、多くの方が目にする広報やホームページなどに防災基礎知識や防災一口メモのようなものを継続的に掲載するなど、さまざまな機会を捉え、啓発していきたいと考えております。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆14番(泉川洋二議員) はい、議長。
    ○議長(森谷宏議員) 14番、泉川洋二議員。 ◆14番(泉川洋二議員) 最近は、何か知識を得ようとすると、まず開くのがスマートフォンで、電車の中を見ても、大体暇そうにしている人はスマートフォンをいじくったりとか、そういう方が多いのですけれども、市の中で、まずホームページを開くというとなかなか面倒ですけれども、今ごみ分別アプリというのが私もアプリを入れて、情報がいろいろ入ってきて、不審者情報とか、行方不明者情報とか、本当にいろいろ細かい情報が入ってきたりがありまして、その中で防災とか防犯とか、災害について、そのまま押せば鎌ケ谷市のホームページに飛んだりとか、非常に便利に使わせていただいたいるのですが、一般の市民の人から見ると、ごみ分別アプリという名称がありまして、その中に防災が入っているとかちょっとわかりにくいところがありまして、できたら防災というのは、人の生死にかかわるような非常に重要な情報というのもやはりこれからどんどん、どんどん市として発信をしていかなければいけないですし、これは独立して、ごみ分別アプリの中に入って間借りをしているような状態ではなくて、もっともっと多くの市民の方々に周知をしていくためには、さらに拡大して情報発信に努めていただきたいというふうに思いますけれども、どのようにお考えでしょうか。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎市民生活部長(渡邊忠明君) 議長、市民生活部長。 ○議長(森谷宏議員) 市民生活部長。 ◎市民生活部長(渡邊忠明君) 平成31年4月より鎌ケ谷市ごみ分別アプリの中で防災防犯情報などが配信できるようになり、現在防災ハンドブック、洪水ハザードマップ、安心eメールなどの情報を配信しております。また、ヤフー株式会社との災害協定に基づき、避難所マップ及び避難所情報の公開、避難勧告、避難指示などに係る避難情報の配信を行っております。これらも防災アプリと言えますが、防災に特化したアプリの重要性につきましては認識しているところでございます。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆14番(泉川洋二議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 14番、泉川洋二議員。 ◆14番(泉川洋二議員) 私も災害に関して過去結構多く質問をさせていただきまして、今回は特に自助、共助、公助のうち共助や市民の皆さんに対しての啓発などについてお伺いをさせていただきました。北総台地の安定した地盤で揺れにくいまち鎌ケ谷というのをPRして、実際に私の周りにも、約1人なのですけれども、鎌ケ谷は災害に強いまちだから引っ越してきたという方もいらっしゃいました。いろいろハザードマップをあちこち見比べて、船橋は海が近いとか、市川も同様であったり、いろいろなことを勘案して、土地が安いというのも多少あったのかもわかりませんけれども、やはり災害に強いまちというのは鎌ケ谷市の立地としては本当にいい条件である。これからの広域交流拠点としての発展という意味もありますし、さらにこの揺れにくいまちというのをレベルアップして、災害に強いまち鎌ケ谷、これを目指して、ぜひとも行政として一丸となって取り組んでいただくことを要望させていただきまして、私の一般質問を終わります。 ○議長(森谷宏議員) 以上で14番、泉川洋二議員の一般質問を終結します。 休憩します。再開を午後1時とします。          午前11時09分  休 憩                                                      午後 1時00分  再 開 ○議長(森谷宏議員) 再開します。 △一般質問続行 ○議長(森谷宏議員) 次に、5番、佐竹知之議員に発言を許します。 ◆5番(佐竹知之議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 5番、佐竹知之議員。 ◆5番(佐竹知之議員) 議席番号5番、日本共産党の佐竹知之です。2019年、令和元年鎌ケ谷市議会定例会6月会議、通告に基づきまして一般質問させていただきます。 私の今回の質問テーマは、第1は海上自衛隊下総基地の騒音と落下物及び協定書締結の問題です。第2は、小中学校体育館へのエアコン設置問題、そして第3は若い世代の鎌ケ谷市への定住を促進させる問題などです。ご回答よろしくお願いいたします。 それでは、早速1つ目の質問ですが、海上自衛隊下総航空基地の騒音問題では、平成27年9月議会でも質問しておりますが、今回は飛行訓練による騒音問題に加えて落下物問題もありました。まず最初に、騒音問題について質問します。滑走路の周辺住民からの苦情は変わらないのですけれども、従来寄せられた以外の地域の住民からも苦情が寄せられています。風の流れなど、気象状況の変化によっては違いが出てくるかもしれませんが、最近飛行訓練コースが変わったのかどうかお伺いしたいと思います。 2つ目の質問ですが、児童生徒の健康を守るため、学校体育館へのエアコン設置について伺いますが、最初に昨年度の熱中症によって救急搬送された市民の方は何人いらっしゃるのか伺います。また、市内の小中学校体育館で熱中症で救急搬送された児童生徒、小中学校それぞれ何人いるのか、さらにその児童生徒は救急要請の際どのような症状だったのか伺いたいと思います。 3つ目の質問です。若い世代の定住促進についてですが、本市においては、本年3月に策定した人口推計の結果によると、2023年、令和5年をピークに人口減少に転ずるものと予測が出されております。そのため、本市においても特に若い世代に対して子育て支援などさまざまな施策を展開しております。人口減少傾向に歯どめをかけ、若い世代が当市への定住を求めて住んでもらうためにはどうしたらよいのか、市の考えも伺いながら一緒に考えてみたいと思います。まず最初に、本市の人口について、現在の世代別の割合を伺いたいと思います。 以上3点を最初に質問し、あとは再質問で伺ってまいります。ご答弁よろしくお願いいたします。 ○議長(森谷宏議員) ただいまの質問に対し答弁を求めます。 ◎総務企画部次長(葛山順一君) 議長、総務企画部次長。 ○議長(森谷宏議員) 総務企画部次長。 ◎総務企画部次長(葛山順一君) ご質問の1点目、海上自衛隊下総航空基地についてお答えさせていただきます。 お尋ねは、下総航空基地の飛行訓練コースについてでございました。下総航空基地は、海上自衛隊の操縦士等の教育訓練のための飛行場として運用されております。下総航空基地で行われる飛行訓練等につきましては、事前に1週間分の飛行時間等が記載されたスケジュールが示され、訓練後にはその実績について報告をいただいているところでございます。そのような中、個別の飛行訓練ルートについて下総航空基地に確認したところ、詳細のルートを示すことは難しいとのことでございましたが、最近飛行訓練ルートが変わったのかを伺ったところ、特段の変更はないとのことでございました。ただし、風向きは季節によって変わるので、年間を通しては1方向に偏らない飛行訓練を行っているとのことであり、天候の状況によっては実施日を変更するなど安全な飛行に努めているとのことでございます。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎消防長(松本禎久君) 議長、消防長。 ○議長(森谷宏議員) 消防長。 ◎消防長(松本禎久君) ご質問の2点目、児童生徒の健康を守るための学校体育館へのエアコン設置について、お尋ねは昨年度の熱中症による市民の救急搬送の人数、また市内小中学校体育館から熱中症により救急搬送された児童生徒の状況についてでございました。 本市の平成30年度における熱中症による救急搬送人員は71人で、このうち鎌ケ谷市に在住の方は50人でございました。また、市内の小中学校体育館から熱中症で救急搬送された児童生徒につきましては、中学校体育館から生徒の搬送が3人、小学校体育館からの児童の搬送はございませんでした。救急搬送されました3人は、救急隊の聞き取りによりますと、いずれも運動中もしくは運動後の休憩中に熱中症による過呼吸を起こしたものでございます。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎総務企画部長(山﨑正史君) 議長、総務企画部長。 ○議長(森谷宏議員) 総務企画部長。 ◎総務企画部長(山﨑正史君) ご質問の3点目、若い世代の定住促進についてお答えいたします。 お尋ねは、本市における世代別の人口割合についてでございました。平成31年4月1日現在の住民基本台帳人口で申し上げますと、本市の年齢別人口の割合は、15歳未満の年少人口が12.0%の1万3,205人、15歳から64歳の生産年齢人口が60.0%の6万6,006人、65歳以上の老年人口は28.0%の3万739人となります。なお、全体の人口はここ数年増加傾向にございますが、年少人口はほぼ横ばいで推移する一方で、生産年齢人口は減少し、老年人口は大きく増加傾向にございます。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆5番(佐竹知之議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 5番、佐竹知之議員。 ◆5番(佐竹知之議員) それでは、順次再質問させていただきます。 最初に、海上自衛隊下総基地の騒音問題でございます。飛行訓練のコースは特別変わっていないとのことでした。騒音での苦情が多く寄せられる場合は、当市と白井市、柏市の近隣3市連合で申し入れを行っていると聞きましたが、現在市民の苦情はふえているのかどうか、最近3年間の推移について伺いたいと思います。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎総務企画部次長(葛山順一君) 議長、総務企画部次長。 ○議長(森谷宏議員) 総務企画部次長。 ◎総務企画部次長(葛山順一君) 下総航空基地に対する騒音の苦情について直近3年間の件数を申し上げますと、平成28年度1,913件、29年度754件、30年度119件となっております。なお、平成30年度は件数が大きく減少しておりますが、これまで日によっては何件も寄せられていた同一人物と思われる匿名の方からのメールが減少したことが大きな要因と考えております。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆5番(佐竹知之議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 5番、佐竹知之議員。 ◆5番(佐竹知之議員) 直近3年間のデータでは、平成28年の苦情件数と比較して匿名メールが減少したとはいえ、昨年度の苦情件数は極端な減少傾向だと思います。では、最近の飛行訓練はどのくらいの頻度で行われているかについて伺いたいと思います。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎総務企画部次長(葛山順一君) 議長、総務企画部次長。 ○議長(森谷宏議員) 総務企画部次長。 ◎総務企画部次長(葛山順一君) 飛行訓練の頻度について下総航空基地に確認したところ、飛行訓練は原則として月曜日から金曜日までの午前10時から午後4時までで、1日当たり2機から3機程度であるとのことでございます。ただし、天候の影響により予定していた訓練が行えなかった場合など、これ以外の時間帯に訓練を行うこともあるとのことでございます。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆5番(佐竹知之議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 5番、佐竹知之議員。 ◆5番(佐竹知之議員) 実際私も目視しており、訓練機数が1日2機から3機程度というのであれば、こんなに市民からの苦情は出ません。これは、カウントの方法が違うのではないかと思います。同じ訓練機が何回旋回しても機数でカウントすれば2機から3機と言えるかもしれませんが、騒音を受けている市民から見れば、たくさんの訓練機が飛行しているものと考えます。そこのところは、ぜひ市としても実測していただきたいと思います。 海上自衛隊下総基地で訓練飛行する機種は、主にP―3Cという対潜哨戒機だと認識していますが、市民からの苦情では時々全く違う機種が登場するといいます。昨年12月に登場した機種は、市民の方が習志野空挺団に問い合わせてみると、同空挺団の広報担当は「それはC―2という輸送機だ」と回答されたとのことです。C―2は、従来のC―1の1.5倍くらいのパラシュート隊員が乗れるという大型の機種だともいいます。ですから、騒音もP―3Cとは違い、格段に高い音を出します。たまたまことし1月13日に空挺団公開日というのがあり、ふだんの訓練とは違う低空飛行訓練をしていたとのことです。空挺団は陸上自衛隊で、航空機は所有していないため、下総か入間の軍用機や滑走路を借りて訓練しているといいます。さらに、その日の訓練はどこから離着陸しているのかと聞くと、広報担当者は「下総だと思います」と言っていたそうです。いつもの機種とは明らかに違う大型航空機が飛来し、先月も初富上空を低空飛行していたのを目撃したという市民から通報がありました。そこで質問ですが、下総基地の滑走路を空挺団や他の部隊などに貸し出すことはあるのかどうか伺いたいと思います。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎総務企画部次長(葛山順一君) 議長、総務企画部次長。 ○議長(森谷宏議員) 総務企画部次長。 ◎総務企画部次長(葛山順一君) 毎年1月の降下訓練始めなど、習志野駐屯地の空挺降下訓練のためにC―1やC―2などの航空機が下総航空基地を使用することもございます。なお、下総航空基地の訓練の予定及び実績に関しては、1週間単位で情報提供を受けており、空挺降下訓練での離発着の時間等につきましても予定及び実績に記載されております。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆5番(佐竹知之議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 5番、佐竹知之議員。 ◆5番(佐竹知之議員) 空挺団や他の部隊の降下訓練などでP―3C以外にも下総基地を使用することもあるとのこと。自衛隊、防衛省がアメリカから買い入れた17機の大型輸送機、オスプレイなども飛行訓練に使用する危険があるということだと思います。この問題は後で述べます。 次に、千葉県が毎年下総基地周辺で騒音測定を行っているということですが、離着陸時の騒音について、下総航空基地から一番近い観測地での数値を伺いたいと思います。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎総務企画部次長(葛山順一君) 議長、総務企画部次長。 ○議長(森谷宏議員) 総務企画部次長。 ◎総務企画部次長(葛山順一君) 千葉県では、下総空港基地の周辺における航空機騒音の実態を把握するため、毎年13の調査地点で騒音の調査を行っており、そのうち市内には5つの調査地点がございます。本市の下総航空基地に最も近い測定地点は福太郎アリーナになりますが、千葉県の調査結果によりますと、航空機騒音に係る環境基準値57デシベルに対し、福太郎アリーナでの測定結果は平成27年度58デシベル、28年度58デシベル、29年度59デシベルと、若干上回っている状況となっております。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆5番(佐竹知之議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 5番、佐竹知之議員。 ◆5番(佐竹知之議員) 環境基準値からは少し上回っていますが、ほぼ基準値に近い数値だと思います。しかし、基準値に近いとはいっても、毎日連続して騒音にさらされれば、それは耐えがたいものになります。やはり騒音数値を低く抑えるとか回数を減らすなど、平穏な市民の生活環境を守っていただきたいと強く要望したいと思います。 次に、落下物など下総基地内の事故について伺います。去る3月7日に、皆さんのお手元に配付してあります写真の気象観測用のバルーンと附属の金属製浮力計を誤って飛ばしてしまい、民有地に落下させた事故、また5月29日と30日には航空機の部品の紛失が明らかになったことについて、これらの部品はまだ発見されていないということです。紛失したのか、落下したのか、その原因について伺いたいと思います。同時に、防衛省下総航空基地側からはすぐに連絡が入ったのかどうか、経過についても伺いたいと思います。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎総務企画部次長(葛山順一君) 議長、総務企画部次長。 ○議長(森谷宏議員) 総務企画部次長。 ◎総務企画部次長(葛山順一君) 下総航空基地から本市に寄せられた報告によりますと、初めに本年3月に気象観測用のバルーン及び金属製の浮力計が落下した件でございますが、バルーンの大きさは直径80センチメートルから90センチメートルの赤色で、浮力計の長さは約11センチメートルで、重さ約146グラムのステンレス製であります。落下の原因は、作業員が誤って手を放したことによる人為的ミスとのことでございます。 次に、本年5月に航空機の部品のラッチアッシーと尾灯カバーが紛失した件でございますが、ラッチアッシーの大きさは縦約1.8センチメートル、横約2.2センチメートル、厚さ約0.3センチメートル、重さ約13グラムのアルミニウム製で、尾灯カバーの大きさは縦約5センチメートル、横約5センチメートル、高さ約3センチメートル、厚さ約0.5センチメートル、重さ約35グラムのガラス製で、紛失の原因は特定ができていないとのことでございます。いずれの件につきましても、同日中に下総航空基地から連絡が入っております。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆5番(佐竹知之議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 5番、佐竹知之議員。 ◆5番(佐竹知之議員) 被害の状況は確認されていないということですので、人身事故には至らなかったと思われ、安堵しています。これらの内容は、大変危険な事故です。万一これが人に当たるようなことになっていれば、間違いなく大けが、または生死にかかわります。部品は小さくても、高いところから落下すれば、その力は何倍にもなります。これらの事案に対して市はどのような措置をとられたのか、対応について伺いたいと思います。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎総務企画部次長(葛山順一君) 議長、総務企画部次長。 ○議長(森谷宏議員) 総務企画部次長。 ◎総務企画部次長(葛山順一君) 今回の部品の落下及び紛失の事案につきましては、早急に下総航空基地に状況の確認を行うとともに、両事案について、部品の落下などは人命にかかわるものであり、下総空港基地に対して安全管理の徹底を口頭で強く要請いたしました。なお、その内容につきましては市議会に対して迅速に報告をさせていただいております。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆5番(佐竹知之議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 5番、佐竹知之議員。 ◆5番(佐竹知之議員) これらの落下事故は、記録に残したほうがよいと思いますので、口頭だけではなく文書でも申し入れるべきだと思います。自衛隊機からの飛行中の落下事故は、全国でも数多く起きております。私は、3月22日に国会で我が党の議員及び関連する自治体の議員とともに防衛省幹部の皆さんと会い、聞き取りと申し入れを行いました。防衛省側から最近の落下物事故について配付された資料では、この種の事故が平成29年4月から平成30年3月までの1年間に全国では57件にも上っています。その防衛省幹部との話し合いの席で、二度とこのような事故を起こさないための対策をとっていただくよう申し入れました。あわせて、下総航空基地にかかわる市民の安全安心の確保について鎌ケ谷市と協定を交わすことはできないのかと伺いましたら、防衛省幹部の方は協定を結ぶのは一向に構わないとの回答を得ました。調べてみますと、自衛隊立川基地や小松基地などは近隣自治体と騒音対策に関する基本協定書などを結び、騒音や飛行時間帯、飛行要領などについて取り決めをしています。そこで、ここにあるような基地周辺の3市町の要望、これをそのたびに出すのではなくて、きちっとした協定を結ぶということが必要ではないかというふうに思います。予期せぬ事故も含めて基本的な取り決めをしておくことがよいと私は考えますが、市のお考えを伺いたいと思います。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎総務企画部次長(葛山順一君) 議長、総務企画部次長。 ○議長(森谷宏議員) 総務企画部次長。 ◎総務企画部次長(葛山順一君) 現在本市と下総航空基地の間では、災害時の施設の使用に関することなどを定めた協定を締結しておりますが、騒音等に関する協定の締結はしておりません。騒音等に関しては、市民の方の生活に大きく影響を与えるものであると認識しており、近隣市と合同による要望を行うなどの対応を行っております。協定書の締結に当たっては、下総航空基地、近隣市の意向などを踏まえた中での対応も必要となりますので、ほかの航空基地の状況などを調査研究してまいりたいと考えております。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆5番(佐竹知之議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 5番、佐竹知之議員。 ◆5番(佐竹知之議員) 今回は落下物事故なども起きておりますので、ぜひ協定を結び、飛行訓練中の事故や落下物等の事故が起きたときにはどうするのかなどを含めてきちんと取り決めておいていただきたいことを重ねて要望しておきたいと思います。 次に、オスプレイの問題です。最近マスコミでも報じられているように、防衛省が米国から買い入れた垂直離着陸大型輸送機オスプレイの配備問題について、陸上自衛隊木更津基地に暫定的に配備したいと木更津市に申し入れたことが報道されております。万一オスプレイの訓練のため下総航空基地を使いたいとの申し入れがあった場合は本市では断じて認めないでいただきたいと考えるのですが、市のお考え、決意について伺いたいと思います。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎総務企画部次長(葛山順一君) 議長、総務企画部次長。 ○議長(森谷宏議員) 総務企画部次長。 ◎総務企画部次長(葛山順一君) オスプレイの配置については、千葉県内の陸上自衛隊木更津駐屯地において、平成29年に機体の整備が開始されており、同駐屯地への暫定整備に関する報道もございます。本市としては、定期的に安全確保の徹底や騒音の低減などに関し、柏市及び白井市と3市合同で基地に申し入れを行っておりますが、良好な生活環境の維持を基本に考えております。なお、3市合同の要望など基地側との面談等の際には、オスプレイの配備の計画等がないかを確認し、現在海上自衛隊としてオスプレイの運用の予定がない旨、回答を得ているところでございます。引き続き、配備等の計画がないかを自衛隊側に確認するなど、情報の収集に努めてまいります。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆5番(佐竹知之議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 5番、佐竹知之議員。 ◆5番(佐竹知之議員) 空挺団の広報担当が回答したという、C―2という大型輸送機訓練で下総航空基地の滑走路を借りて訓練していたとの話があったので、心配しているところであります。オスプレイについては、沖縄県での事故や米国内での事故など、事故の多い輸送機です。また、騒音もひどく、オスプレイが上空を通ると普通の会話も聞き取れなくなるほどだといいます。平穏な市民生活に重大な悪影響をもたらすオスプレイは、当市の上空はもちろん、千葉県の上空も、日本の空全体を飛んでほしくないと考えます。ましてやオスプレイの訓練に下総航空基地を使うことには断固反対を貫いていただくように要望して次のテーマに移らせていただきます。 昨年度救急車で搬送された市民が50人、うち中学生が3人とのことでした。少なくてよかったと思います。学校が相当注意を払っていただいている結果だというふうに思います。気候変動による急激な気温の上昇など、児童生徒の命と健康を守るために、市内小中学校全校の体育館にエアコンを設置することは急務となっています。前の議会では、同僚議員の質問に、費用がかかりすぎて現状では設置が困難と回答されていましたが、まず設置した場合の費用は幾らかかるのか、またランニングコストは年間幾らかかるのか伺いたいというふうに思います。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎生涯学習部長(笠井真利子君) 議長、生涯学習部長。 ○議長(森谷宏議員) 生涯学習部長。
    ◎生涯学習部長(笠井真利子君) まず、市内小中学校の全校体育館にエアコンを設置した場合の費用につきましては、あくまでも参考でございますが、平成26年度にリース方式で整備した浦安市に伺ったところ、エアコンの耐用年数である13年間のリース契約で、小学校17校分のリース料金が約13億円、中学校9校分のリース料金が約9億円で、1校当たりのリース料金は小学校で約7,647万円、中学校で約1億円とのことでございました。 次に、ランニングコストにつきましては、小学校1校では年間約51万円、中学校1校では年間約84万円とのことでした。これは、保守点検等を加味しておらず、光熱費のみでございます。これを鎌ケ谷市の小学校9校で換算いたしますと、13年間のリース料金は約6億9,000万円で、1年当たり約5,300万円、ランニングコストは年間約459万円、中学校5校では、13年間のリース料金は約5億円で、1年当たり約3,846万円、ランニングコストは年間約420万円となります。小中学校を合わせますと、設置費用とランニングコストは年間1億円程度となります。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆5番(佐竹知之議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 5番、佐竹知之議員。 ◆5番(佐竹知之議員) 小中学校全校で13年間のリース契約をした場合、設置費用が小中学校合わせて22億円、ランニングコストは年間1億円程度かかるということであります。費用がかかって大変ではありますが、大切な児童生徒の命と健康を守るためにはやむを得ないこともあると思いますが、市の認識を伺いたいと思います。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎生涯学習部長(笠井真利子君) 議長、生涯学習部長。 ○議長(森谷宏議員) 生涯学習部長。 ◎生涯学習部長(笠井真利子君) 空調機設置に当たっては、体育館の容積に応じた空調機器を設置することで建物構造に相当の負荷がかかる状況となるため、建物の構造においては補強等の措置が必要となります。設置費用に加えて、多額の経費が必要になる場合がございます。また、躯体の状況によっては、空調機を壁づけすることが不可能となり、床置きで設置せざるを得ない場合も想定されます。したがいまして、体育館への空調機設置に関しましては、機器の設置費用のみならず、設置場所などさまざまな事項を検討した上で慎重に検証する必要がございます。 また、体育館を含めた学校施設は全体的に老朽化が進んでおり、トイレの洋式化や校舎外壁、屋上防水改修などの対応がまずは優先される状況にございます。限られた財源の中で多額の経費を要する体育館の空調設備設置につきましては、本市の財政状況等を考えますと、現在のところ計画に位置づけることは難しい状況であります。ちなみに近隣市における体育館の空調設備設置状況につきましては、先ほど述べさせていただいたとおり、平成26年度に浦安市がリース方式で全校設置を完了しておりますが、他市におきましては設置に向けた検討は進んでいない状況にございます。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆5番(佐竹知之議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 5番、佐竹知之議員。 ◆5番(佐竹知之議員) 異常な気候変動です。気温も毎年上昇しているようです。環境省、文科省、農水省、国交省、気象庁が合同で公表した気候変動の観測・予測・評価影響に関する統合レポート2018ではどのような予測をされているのか伺いたいと思います。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎生涯学習部長(笠井真利子君) 議長、生涯学習部長。 ○議長(森谷宏議員) 生涯学習部長。 ◎生涯学習部長(笠井真利子君) 気候変動の観測・予測及び影響評価統合レポート2018は、気温、降水量、積雪、海水温、海面水位などの自然環境観測データから気候変動の現在の状況と将来予測を整理し、農林水産業、水資源、生態系、自然災害、健康などに及ぼす可能性の影響について報告しているものです。本レポートの将来予測では、日本では世界より速いペースで気温が上昇していると言及しています。今後も真夏日、猛暑日の日数の増加が見られ、日本の21世紀末の年平均気温は全国的に上昇することが予測され、今より低くても0.5度から1.7度高いと3.4度から5.4度上昇される見込みと示されております。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆5番(佐竹知之議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 5番、佐竹知之議員。 ◆5番(佐竹知之議員) 今後ますます気温が上昇傾向にあると予測されているとのことです。本市は、教室へのエアコン設置をいち早く実施し、未着手自治体に大きな影響を与えました。昨年9月、東京都知事が都立の公立小中学校の体育館へのエアコン設置支援を表明いたしました。体育館は、子供たちが大きなエネルギーを発散させる場所であり、災害の折には市民の多くも避難所として使用する場所です。当市においても、国や県に対して支援を強く要請するとともに、独自事業としてでも体育館へのエアコン設置を推進すべきと思いますが、市のお考えを伺いたいと思います。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎生涯学習部長(笠井真利子君) 議長、生涯学習部長。 ○議長(森谷宏議員) 生涯学習部長。 ◎生涯学習部長(笠井真利子君) 空調機設置に当たりまして、先ほども述べさせていただきましたが、建物構造に負担がかかるため、補強等の措置が必要になることで、設置費用に加えて経費が多額になる場合がございます。したがいまして、市の財政状況を考えますと、全事業費を市の単独事業として実施することは極めて難しいものと考えております。 なお、文部科学省の学校施設環境改善交付金の中には体育館の空調設備設置に係る補助率3分の1の補助項目がございますが、耐震化や国土強靱化関連の防災機能強化、トイレ改修などが優先され、採択されるのは難しい状況でございます。また、千葉県の支援につきましては、学校整備についての補助金はありませんが、災害時の避難所の整備という観点から地域防災力向上総合支援補助金がございます。しかしながら、現在のところリース方式による整備につきましては対象外になっているほか令和元年度までの適用となっており、活用が難しい状況でございます。 現在本市における体育館での暑さ対策につきましては、移動式の大型扇風機などを各学校に備えておりますので、これを効果的に活用し、対応しております。また、簡易型熱中症計で気温、湿度を小まめに計測して、運動の方法を工夫したり、休み時間を利用して水分などを補給する指導もしております。また、保健室には、塩分と水分が一度に接種できるようなスポーツドリンクや、スポーツドリンクよりも速効性のある経口補水液、塩分を摂取できるタブレットやあめなどを常備し、対応しております。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆5番(佐竹知之議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 5番、佐竹知之議員。 ◆5番(佐竹知之議員) 熱中症に対応するために皆さん方いろいろなご努力をなさっているということがわかりました。しかし、全国第4位の財政力を持っていると言われている千葉県が子供の命と健康を守るためのエアコン設置費用も助成できないということは大変情けない話であります。私たちも大いに運動して、一日も早い体育館へのエアコン設置を求めていきます。市は、国や県にも強く要望しつつ、エアコン設置が早期に実現するよう最大限の努力をしていただくように切に要望し、最後の質問テーマに移らせていただきます。 最後は、若い世代の当市への定住問題です。人口減少が本市にも訪れることが予想されています。人口減少に歯どめかけ、若い世代が求めて定住する鎌ケ谷市にしなければならないと思います。当市には、その条件が十分にあると思います。そこで、私は若い世代に対する当市への定住の取り組みとしてはどのような施策があるのか伺います。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎総務企画部長(山﨑正史君) 議長、総務企画部長。 ○議長(森谷宏議員) 総務企画部長。 ◎総務企画部長(山﨑正史君) 本市では、人口の減少対策と持続可能な地域づくりの実現に向けて、平成27年12月にまち・ひと・しごと創生総合戦略及び人口ビジョンを策定しております。総合戦略は、子供からお年寄りまであらゆる世代がいつまでも安心して暮らすことができる魅力あふれるまちづくりを展開するため、出生率の向上、人口の流入増、定住促進の3つの目指すべき将来の方向に向けて4つの基本目標と68の施策を定めております。 お尋ねの若い世代となる子育て世代の方を対象とした取り組みでは、若い世代の結婚、出産、子育ての希望をかなえるまちづくりを基本目標の一つに掲げ、4つの施策の基本的方向性として、1点目が安心して子育てできる環境づくり、2点目が若い世代の経済基盤の確保と子育てに係る経済的負担の軽減、3点目が妊娠、出産、子育ての切れ目のない支援、4点目が教育環境の充実及び児童生徒の健康と安全確保の施策となっております。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆5番(佐竹知之議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 5番、佐竹知之議員。 ◆5番(佐竹知之議員) 若い世代の移住定住促進にかかわる各施策を行っているとの答弁でございました。これまでの施策の実績や効果及び今後の方針について、市の考えを伺いたいと思います。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎総務企画部長(山﨑正史君) 議長、総務企画部長。 ○議長(森谷宏議員) 総務企画部長。 ◎総務企画部長(山﨑正史君) 初めに、これまでの施策の主な実績と効果となりますが、民間保育所等を誘致し、5年連続して待機児童ゼロを継続するとともに、本年10月の幼児教育の無償化に向けて手続を開始しております。また、教育環境の充実として、ほほえみ先生、学校図書館司書、外国語指導助手の配置のほか、小中学校の全ての教室にエアコンの設置を完了したほか、現在はトイレの洋式化に取り組んでおります。これら取り組みとともに、鉄道4線を有し、交通の利便性が高い住みやすいまちであることや、新京成線連続立体交差事業の進捗状況などを踏まえて、新鎌ケ谷駅周辺地区を中心に子育て世代の転入が増加したものと認識しております。 次に、今後の方針でございますが、平成27年に策定いたしました鎌ケ谷市まち・ひと・しごと創生総合戦略は今年度が計画期間の最終年度となります。国におきましても、これまでに根づいた地方創生の意識や取り組みを継続するため、本年12月までに第2期まち・ひと・しごと創生戦略の策定を目指していることから、国の動向に注視し、次期総合戦略及び次期総合基本計画の策定、予算編成の中で、若い世代の定住促進や人口減少対策など、本市における今後の方針を決定してまいります。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆5番(佐竹知之議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 5番、佐竹知之議員。 ◆5番(佐竹知之議員) 当市の将来のためには、若い世代に定住してもらうことが極めて重要だと思います。そのためには、思い切った施策を実行することが必要だと思います。 茨城県に常陸太田市という市があります。人口は約5万人、当市の約2分の1弱の人口です。この市が若い世代の誘致策として、民間の賃貸借住宅を契約し、入居した新婚世帯に対し月額2万円を最大36カ月助成するという制度があるそうです。また、市内に新築または中古住宅を取得した子育て世代、または子育て世代との同居者に対し、新築であれば30万円、中古であれば20万円から25万円を助成する住宅取得促進助成金制度があるそうです。金額は別にして、このような制度の新設が当市でも必要ではないでしょうか。市当局のお考えを伺いたいと思います。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎総務企画部長(山﨑正史君) 議長、総務企画部長。 ○議長(森谷宏議員) 総務企画部長。 ◎総務企画部長(山﨑正史君) 常陸太田市は、平成12年をピークに人口減少が続いており、その対策の一つとして、平成22年度に夫婦いずれも50歳以下を対象とした新婚家庭への家賃助成制度とともに、子育て世帯の住宅取得に対する助成制度を導入しております。本市では、現在人口減少には至っておりませんが、何ら対策を講じなければ人口減少が到来するものと見込んでおり、人口減少及び少子化対策は解決すべき課題の一つと認識しておりますが、事業実施に当たりましては、行政評価の結果、国や県、近隣市の動向、対象者のニーズ、経費的な効果などを踏まえて決定しております。住宅取得、家賃助成制度の導入に関しましては、人口ビジョン策定時に実施いたしました転入者アンケートによると、鎌ケ谷市に住居を決めた理由といたしまして、住宅価格、家賃が適当、交通の便がよい、静かな住環境であったこと、また経費的な効果、事業全体の優先順位などを踏まえ、現在のところ導入の予定はございません。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆5番(佐竹知之議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 5番、佐竹知之議員。 ◆5番(佐竹知之議員) 経費的な効果、事業全体の優先順位などを踏まえると、現在そのような考えはないというお答えだと思います。しかしながら、今後人口減少が生ずると予測しているのですから、若い世代にさらに魅力ある鎌ケ谷市にするために具体的な手だてが必要ではないでしょうか。 これも常陸太田市の制度ですが、子育て世代が老いた親の面倒を見るために二世帯住宅に改築する費用で、その費用が100万円以上であれば20万円、100万円未満であれば10万円を助成する改築助成制度もあるとのことでございます。この制度も評価できる制度だと思いますが、当市では検討できないものか伺いたいと思います。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎総務企画部長(山﨑正史君) 議長、総務企画部長。 ○議長(森谷宏議員) 総務企画部長。 ◎総務企画部長(山﨑正史君) 常陸太田市の子育て世帯等住宅増改築助成制度は、人口減少を抑制するとともに、定住化を図るものとして平成26年度に導入したものとなります。近隣市では、同様な趣旨の制度として、市川市、船橋市、松戸市、習志野市、白井市で導入しておりますが、各自治体に確認いたしましたところ、助成額、交付条件、交付実績など異なりますが、総じて利用実績としてはかなりの件数に上っております。本市といたしましては、財源確保やその効果の検証など課題はございますが、子育て世帯の流入、定住促進の一つの方策として研究してまいります。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆5番(佐竹知之議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 5番、佐竹知之議員。 ◆5番(佐竹知之議員) ぜひ若い世代定住の方策として研究していただきたいと思います。 ところで、空き家、空き室の調査が終わり、市内での空き家の実態が明らかになったと思います。そこで、空き家、空き室の有効利活用を考えるべきだと思います。以前は一般質問で、民間の空き家、空き室を市が借り上げて市民に提供すべきだと提案しましたら、民間から借り上げて市民に貸し出すには鎌ケ谷市営住宅等の整備基準を定める条例の規定を満たす必要があり、民間の空き家は大半が老朽化しているので、耐震改修などで多額の費用負担が想定されるなどの課題があるから、考えていないという回答でありました。 東京都世田谷区では、2013年4月から区内にある空き家、空き室を地域資源として捉え、空き家等の地域貢献活用を目的とした空き家等地域貢献活用相談窓口を開設し、事業は区が設立した財団世田谷トラストまちづくりに委託して行われています。相談窓口では、地域貢献活用に提供していただける空き家等を保有するオーナーとNPOなどの利用団体とのマッチングに取り組んで成功しているそうであります。こうした例も参考にして、当市でも独自の専用窓口を設けるなど、空き家の有効活用を若い世代の誘致策とあわせて考えるべきだと思いますが、市の考えを伺いたいと思います。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎総務企画部長(山﨑正史君) 議長、総務企画部長。 ○議長(森谷宏議員) 総務企画部長。 ◎総務企画部長(山﨑正史君) 世田谷区では、空き家の利活用を促進するため、高齢者のデイサービスと多世代交流拠点や放課後の子供たちの居場所づくりなど地域に貢献する施設に活用する場合、空き家等の改修費の助成を行っており、これら事業の窓口や審査などを一般財団法人に委託しているところでございます。本市では、空き家等の相談業務について、鎌ケ谷市シルバー人材センター、千葉県宅地建物取引業協会、千葉司法書士会、千葉県建築士会など関係団体や関係する所属署と連携した総合窓口を設けており、迅速な対応に努めておりますが、今後の有効活用につきましては、平成30年11月に策定いたしました空家等対策計画に基づき、公共施設等、地域活動の拠点、民間事業としての活用を初め、若い世代の支援や定住促進につきましても空き家の活用を含めて検討してまいります。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆5番(佐竹知之議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 5番、佐竹知之議員。 ◆5番(佐竹知之議員) 最後に、要望して終わりたいと思いますが、東京都世田谷区が区内にある空き家、空き室を地域資源として捉えるという認識と、それを具体化する実践がとても参考になるのではないかと私は思っています。私は、全国的に、また当市でも高齢化が着実に進む中で、若い世代が中心となった生き生きとしたまちをつくるためには、若い世代を当市に本気になって呼び寄せる魅力ある施策をどんどん展開していく必要があるのではないかと考えるものであります。私は、まだまだ大丈夫だと言っている間にどんどん高齢化は進んでいくのではと危惧しています。若い世代のニーズに合った施策を先手先手を打っていかなければならないと考えています。そのために、これからも他の自治体のすぐれた先進的施策にも学びながら、当市でできること、当市でしかできないことを積極的に考え、提案していきたいと思います。よろしくお願いします。 以上、希望を申し上げて私の質問を終わるものです。ありがとうございました。 ○議長(森谷宏議員) 以上で5番、佐竹知之議員の一般質問を終結します。 ○議長(森谷宏議員) 次に、21番、芝田裕美議員に発言を許します。 ◆21番(芝田裕美議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 21番、芝田裕美議員。 ◆21番(芝田裕美議員) 議席番号21番、芝田裕美、令和元年6月会議に当たり、一般質問を行わせていただきます。私が今回取り上げましたのは、北千葉道路の整備促進についてと新京成線連続立体交差事業及び関連事業についての2点です。 最初に、北千葉道路の整備促進についてお尋ねします。北千葉道路は、市川市と成田市を結ぶ全長43キロメートルの道路ですが、今から50年前の昭和44年に市川市と当時の印旛村、現在の印西市の間約32キロメートルが都市計画決定されたのを最初に、その後、旧印旛村、成田市間が都市計画決定され、現在に至っています。この間、平成5年にはこの都市計画決定された区間の一部を含む松戸市と成田市間の45キロメートルが一般国道464号として国道に昇格しました。以来一般国道464号北千葉道路と称されるようになりましたが、国道464号のバイパスとしての位置づけもされているようです。この北千葉道路については、既に供用開始や事業化されている区間もありますが、市川市と鎌ケ谷市の間9キロメートルについては未事業化区間として残されています。このような中、6月6日開催の市政報告会において北千葉道路の整備計画について説明がなされ、外環から国道16号までの間の概略計画案が示されました。その案によりますと、専用部、一般部のほか、一部においては副道まで設けられる大変広幅員の道路になることが判明しました。また、市内には2カ所のインターチェンジが設置されるなど、開通の暁には鎌ケ谷市のさらなる発展の起爆剤となることが予想されます。今回は、北千葉道路の構造等の概要、今後の事業化に向けたスケジュールなどを確認し、あわせて課題についても議論させていただくべく、一般質問として取り上げさせていただきました。 そこで、最初の質問として、北千葉道路の開通済み区間及び事業中区間、そして未事業化区間の位置、延長、供用形態など概要をお伺いします。皆様のお手元に配付した資料に基づき、ご説明いただければと思います。その他の質問は、再質問にてお聞きします。 次に、通告の2点目、新京成線連続立体交差事業及び関連事業についてですが、6月16日には新鎌ケ谷高架駅舎も供用が開始されました。事前に行われた見学会に私も参加させていただきましたが、改めて連立事業は着々と進んでいることを実感いたしました。高架化に関しても、平成29年10月には津田沼方面が完了し、本年度中には松戸方面も完了する予定とのことです。総事業費495億円、このうち市の負担額が79億円となっていますが、この負担額は1事業に対しての市の負担としては恐らく最も多額な部類に入るのかと思います。同時期に進められてきた新鎌ケ谷特定土地区画整理事業、準用河川整備事業、消防庁舎の建てかえや公共施設の耐震化事業、これらに加えて増大する民生費の財源を確保しながら連立事業を進めてこられたのは、市民の皆さんのご協力と、職員の皆さんがみずから身を削り、その財源確保に全力を尽くされた結果であり、改めて敬意を表したいと思います。もちろん関連側道などの整備も残っており、令和6年度の事業完了までにはいま少し時間を要しそうです。それでも高架化に関しては、平成11年2月の都市計画決定から20年、平成14年3月の事業認可から17年の歳月を経て完全高架化にこぎつけられそうなことは大変感慨深いものがあります。 そのような中、新京成電鉄においては、初富駅及び北初富駅の勤務体系を見直す方針との連絡が5月21日に市から議員宛てにありました。この件も含めて、今回は質問として取り上げさせていただきたいと思います。最初に、新京成線連続立体交差事業の概要についてご説明願います。その他の質問は、再質問にてお伺いします。よろしくお願いいたします。 ○議長(森谷宏議員) ただいまの質問に対し答弁を求めます。 ◎都市建設部次長(貞方敦雄君) 議長、都市建設部次長。 ○議長(森谷宏議員) 都市建設部次長。 ◎都市建設部次長(貞方敦雄君) ご質問は2点ございました。ご質問の1点目、北千葉道路の整備促進についてお答えします。 お尋ねは、北千葉道路の開通済み区間及び事業中区間、そして未事業化区間の位置、延長、供用形態などの概要についてでございました。お手元の資料1の1ページ最上段の位置図でございますとおり、北千葉道路は外環道の接続地点から成田市を結ぶ全長約43キロメートルの道路です。まずは、それぞれの延長と事業の状況について西側から順にご説明しますと、外環道の接続地点である市川市堀之内地先から鎌ケ谷市初富地先の約9キロメートルが未事業化区間であり、鎌ケ谷市初富地先から印西市若萩地先の約19.7キロメートルが開通済み区間、印西市若萩地先から成田市大山地先までの約13.5キロメートルが事業中区間となっております。 次に、供用形態について西側から順にご説明しますと、鎌ケ谷市初富地先から国道16号の少し右側で道路の線がふえる点である白井市谷田地先までの約8.8キロメートルの区間が一般部4車線で供用されており、白井市谷田地先から印西市若萩地先までの約10.8キロメートルの区間が専用部4車線、一般部4車線の計8車線で供用されております。次に、印西市若萩地先から成田市船形地先までの約6キロメートルの区間ですが、完成形4車線のうち一部区間で2車線の暫定供与がされており、本年3月に開通しました成田市船形地先から成田市押畑地先までの約3.8キロメートルの区間は完成4車線のうち2車線の暫定供与がされております。なお、未開通区間である成田市押畑から終点の成田市大山の区間については、現在千葉県にて鋭意工事が進められております。 次に、ご質問の2点目、新京成線連続立体交差事業及び関連事業についてお答えします。お尋ねは新京成線連続立体交差事業の概要についてでございました。新京成線連続立体交差事業は、鎌ケ谷市の中心市街地を東西に走行する新京成線を南初富6丁目のまなびぃプラザ付近から北初富駅西側の北総線と交差する北中沢1丁目付近までの延長約3.3キロメートルを高架化し、既存の10カ所の踏切を除去し、踏切事故や交通渋滞の解消、消防救急活動の迅速化、市街地の分断解消などを図り、都市交通の円滑化及び都市機能の向上に寄与するものでございます。当該事業は、平成14年3月に千葉県が事業主体となり事業着手し、鋭意整備を進めてきたところでございますが、平成29年10月の下り線、津田沼方面の供用開始に引き続き、今年度全線高架化となる上り線、松戸方面への高架運行開始に向けて事業に取り組んでいるところでございます。 次に、関連事業といたしまして、側道4路線、総延長約1.3キロメートルについて、立体交差化に伴う高架橋築造時の仮線路を敷設した区間で整備を行い、あわせて新鎌ケ谷地区においては区画道路や街区公園について連続立体交差事業の一環で整備するものでございます。そのほか、市で行う関連事業としましては、初富駅前広場、北初富駅前広場、新鎌ケ谷駅南北自由通路などの整備を予定しております。初富駅前広場につきましては、拡幅整備を行う市道11号線から車両を乗り入れる形状で整備し、その整備面積は約3,000平方メートルの計画となっております。北初富駅前広場につきましては、現在平成19年1月に策定された整備構想をもとに駅前広場整備の検討を進めており、その整備面積は約1,300平方メートルの予定となっております。南北自由通路につきましては、新鎌ケ谷駅の北西街区と南西街区を結ぶもので、幅約16メートルの通路整備を行う計画となっております。この通路の目的は、鉄道利用者の利便性を確保するだけにとどまらず、駅を中心とした回遊性の確保や鉄道4線が交差する広域交流拠点としてにぎわいを創出するために整備を行うこととしております。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆21番(芝田裕美議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 21番、芝田裕美議員。 ◆21番(芝田裕美議員) それでは、北千葉道路の整備促進についてから再質問を行わせていただきます。先ほどのご答弁で、延長43キロメートルのうち暫定供用区間を含むと、約7割の29.5キロメートルが既に利用可能となっていることがわかりました。残り区間のうち市川市と鎌ケ谷市の間9キロメートルが未事業化区間となっていますが、まさにこの区間を中心に整備に向けた取り組みが国、県、そして関係市の間で進んでいます。そのような中、国と県の役割分担がわかりづらいのですが、どのようになっていますか。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎都市建設部次長(貞方敦雄君) 議長、都市建設部次長。 ○議長(森谷宏議員) 都市建設部次長。 ◎都市建設部次長(貞方敦雄君) 国と県の役割でございますが、一般国道464号は、国道ではありますが、政令により、千葉県が管理し、整備においても千葉県が行うこととなります。このため、現在千葉県で都市計画変更と環境アセスメントの手続をあわせて行っており、北千葉道路の広報活動につきましても千葉県が主体となって行っております。一方、国は北千葉道路の広域性、重要性の観点から平成27年度から調査に着手し、今年度は構造等の検討などを行い、事業化に向けた手続について千葉県を支援しているところでございます。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆21番(芝田裕美議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 21番、芝田裕美議員。 ◆21番(芝田裕美議員) 役割については理解いたしました。県や促進既成同盟としては、国の直轄工事となることを望んでいるとのことですが、国が直接工事をするということは国が直轄する国道になる必要があるのではないでしょうか。そのための条件など、おわかりでしたらお聞かせ願います。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎都市建設部次長(貞方敦雄君) 議長、都市建設部次長。 ○議長(森谷宏議員) 都市建設部次長。 ◎都市建設部次長(貞方敦雄君) 一般国道464号を国管理の道路とするためには、一般国道を国管理の指定区間として政令に基づき追加する必要がございます。この指定区間となる条件としましては、道路法施行規則により幾つかの項目が定められておりますが、市としましては、北千葉道路は外環道路と成田国際空港を最短ルートで結ぶ規格の高い幹線道路であることを踏まえますと、指定区間にふさわしい道路であると考えております。市としましては、市長が会長を務める北千葉道路建設促進既成同盟や千葉県などにおいて、一般国道464号全線を国への直轄管理とし、国の事業として早期整備をすることを国に要望しているところでございます。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆21番(芝田裕美議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 21番、芝田裕美議員。 ◆21番(芝田裕美議員) どう考えても、国が直接工事を進めるほうが進捗は図れると思います。市としても、引き続きその方向に進むように積極的な取り組みをお願いいたします。 ところで、北千葉道路の事業化への第一歩として、昨年1月に都市計画の概略の案である構想段階評価書及び計画段階環境配慮書が示されました。その後、8月には環境影響評価方法書、本年1月には環境調査と環境影響評価の実施、そして5月には概略計画案の公表と環境アセスメントと、都市計画の両面から手続が進んでいます。特に概略計画案は間もなく詳細の図面とともに住民の皆さんに説明されることになるかと思いますが、本市の説明会の開催は7月14日と広報に掲載されていました。この説明会では、どの程度の説明がなされ、住民の意見はどのように反映されるのでしょうか。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎都市建設部次長(貞方敦雄君) 議長、都市建設部次長。
    ○議長(森谷宏議員) 都市建設部次長。 ◎都市建設部次長(貞方敦雄君) 去る6月15日に発行された広報かまがや、北千葉だよりにおいて北千葉道路の都市計画の原案説明会の開催が市民に周知されましたが、この説明会の趣旨は去る5月23日に開催された北千葉道路連絡調整会議などにおいて合意された概略計画に基づく内容となるとのことであり、説明資料については現在国と県で検討中とのことでございます。千葉県は、説明会でのご意見については、その後に行う都市計画の案の概要の縦覧において改めて地域の皆様から書面での提出をしていただくことを予定しているとのことです。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆21番(芝田裕美議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 21番、芝田裕美議員。 ◆21番(芝田裕美議員) 意見は、今後都市計画法に基づく都市計画案の縦覧において書面でいただくようですが、広く住民の意見を聞くという姿勢で臨まれるように要望いたします。さて、今回概略計画案が示されましたが、その策定に当たってはどのような経緯を経てきたのでしょうか。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎都市建設部次長(貞方敦雄君) 議長、都市建設部次長。 ○議長(森谷宏議員) 都市建設部次長。 ◎都市建設部次長(貞方敦雄君) 概略計画につきましては、平成30年11月5日の第8回北千葉道路連絡調整会議において計画の考え方が示され、協議が開始されました。市は、主に東京方面と成田方面に乗り入れ可能なインターチェンジの設置や主要な交差点付近の副道については相互通行としていただきたいなどを国、千葉県へ要望し、今回示された概略計画に反映されたところでございます。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆21番(芝田裕美議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 21番、芝田裕美議員。 ◆21番(芝田裕美議員) 市の要望も踏まえた中で策定されてきたようですが、かなりの部分、国が中心となってきたのではないでしょうか。これから事業にさらに具体化していく中では、鎌ケ谷市にとって絶対に譲れないという局面もあるかと思います。国や県が中心となり、事業が進められる中、大変かとは思いますが、執行部においては引き続きしっかりとした対応をお願いいたします。 それでは、これからは概略計画案について具体的に伺いたいと思います。最初に、北千葉道路の専用部と一般部、副道を含めて、その概略をご説明願います。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎都市建設部次長(貞方敦雄君) 議長、都市建設部次長。 ○議長(森谷宏議員) 都市建設部次長。 ◎都市建設部次長(貞方敦雄君) 専用部につきましては、外環道から国道16号間の約15キロメートルにおいて自動車専用道路となっています。専用部につきましては、外環道から鎌ケ谷間はできる限りの早期整備を目指すことから、高架構造を基本とし、鎌ケ谷から国道16号間は掘り割り形状で供用済みの北総鉄道の両側に計画しています。 次に、一般部につきましては、地域の幹線道路や生活道路となっている路線などの一般道と交差するため、走行性、安全性を確保しつつ、最適な道路ネットワークを形成するため、地表に沿った構造を基本としています。そのほかの生活道路などについては、副道を通じて一般部に接続する計画となっております。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆21番(芝田裕美議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 21番、芝田裕美議員。 ◆21番(芝田裕美議員) 高架構造と北総鉄道掘り割りを基本とする専用部、地表式を基本とする一般部、さらにそれに接続する副道ということですが、鎌ケ谷市内はどのようになるのか、資料に基づきご説明願います。あわせて、道路の幅員、高架構造物の高さ、地下構造部の深さなどもおわかりになる範囲でお答え願います。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎都市建設部次長(貞方敦雄君) 議長、都市建設部次長。 ○議長(森谷宏議員) 都市建設部次長。 ◎都市建設部次長(貞方敦雄君) 初めに、専用部の概要についてご説明します。お手元の資料1の1ページ、中段の専用部の平面・縦断線形図をごらんください。構造につきましては、縦断図の赤線のとおり、高架構造が占めることとなりますが、新京成との交差部は地下構造となります。 続きまして、一般部の概要についてご説明します。お手元の資料1の1ページの下段の一般部の平面・縦断線形図をごらんください。構造は、縦断図の紺色の線のとおり、地表を沿う形が占めることとなりますが、新京成と東武野田線の交差部は高架構造となっております。 最後に、資料1の2ページの横断構成をごらんください。この横断図の中心を軸とした両外側にあるのが副道でございます。副道は、北千葉道路の区域に接道する土地や家屋、生活道路の機能を持ちつつ、北千葉道路をまたいで行き来するための迂回路の役割を果たす道路であり、一般部の交差点付近で接続される道路でございます。 なお、道路の総幅員につきましては、この標準横断図ではあくまでも標準的な横断構成が記載されておりますが、詳細な断面については国と県などで検討中と聞いております。また、高架構造物の高さ、地下構造物の深さにつきましても国と県などで検討中と聞いております。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆21番(芝田裕美議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 21番、芝田裕美議員。 ◆21番(芝田裕美議員) 詳細は用地測量などを待って決まっていくと理解しましたが、この縦断線形図を見て少し不思議に感じることがあります。高架構造を基本とする専用部が北総線、新京成線と交差するところで地下になり、逆に一般部が高架となっていますが、どうしてこのような計画となったのでしょうか。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎都市建設部次長(貞方敦雄君) 議長、都市建設部次長。 ○議長(森谷宏議員) 都市建設部次長。 ◎都市建設部次長(貞方敦雄君) 新京成線との交差箇所につきましては、松戸市内で北千葉道路に交差する北総鉄道の高架の下部に北千葉道路の計画に合わせたボックスカルバートが設置済みであり、その高さを固定条件とした道路の縦断検討の結果、地下構造の計画としたものでございます。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆21番(芝田裕美議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 21番、芝田裕美議員。 ◆21番(芝田裕美議員) このボックスカルバートは巨大なトンネル状のものですが、北総線建設時にあわせて整備されたものと伺いました。一時は消えかけた北千葉道路の大事業が昭和、平成、令和という3つの時代を経て、事業化へと向かっていることは感慨深い思いになります。 さて、資料2の標準横断図ですが、これを見ますと、専用部で22メートル、一般部と副道などで両側合計41メートル、全て合わせると63メートルと大変大きな道路になっています。もちろん一般部の一部については専用分の下を利用するかと思われますが、それでも全体として40メートルぐらいの幅員になるのではないでしょうか。これだけ広幅員の道路が市内を東西に走るということは、さまざまな影響が予想されます。現時点での都市計画で結構ですが、必要となる用地はおおむねどの程度か、また移転等が必要になる建物はどのくらいかお伺いします。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎都市建設部次長(貞方敦雄君) 議長、都市建設部次長。 ○議長(森谷宏議員) 都市建設部次長。 ◎都市建設部次長(貞方敦雄君) 現地に即した詳細な図面については、国と県などで検討中でございますので、移転などが必要となる建物などについては現時点では明確となっておりません。また、事業の対象となる土地の面積や物件などの詳細につきましては、事業着手後に行われる現地測量などに基づく詳細な設計を行う中で明確になってくるものと考えております。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆21番(芝田裕美議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 21番、芝田裕美議員。 ◆21番(芝田裕美議員) 現段階では詳細な数値は出てこないようですが、住民の皆さんの期待が大きい一方、関係する地権者の皆さんにとっては大きな不安もあるかと思います。詳細が明らかになり次第、丁寧なご説明をお願いいたします。ところで、北千葉道路と交差する道路はどの程度あり、どのような形になるのでしょうか。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎都市建設部次長(貞方敦雄君) 議長、都市建設部次長。 ○議長(森谷宏議員) 都市建設部次長。 ◎都市建設部次長(貞方敦雄君) お手元の資料1の1ページ、下段の一般部の平面・縦断線形の図をごらんください。松戸市行政界から鎌ケ谷消防署付近の市道18号線、いわゆる都市計画道路船橋・我孫子バイパス線との間におきまして北千葉道路と交差する国道、県道、市道は15路線ございます。市内における北千葉道路と新たに計画される交差点は、オレンジ色の丸で示されているとおり、西側から1つ目、北初富公園付近の国道464号、2つ目、串崎新田付近の市道3号線、3つ目、入道溜付近の都市計画道路3・1・2号及び都市計画道路3・4・10号、4つ目、市道18号線、いわゆる都市計画道路船橋・我孫子バイパス線の4カ所となっております。そのほかの道路につきましては、お手元の資料の2ページ、横断構成にございますとおり副道に接続し、一度一般部に合流してから4カ所の交差点などを経由し、北千葉道路を横断することとなります。北千葉道路を横断する場合には、路線によりましては遠回りとなり、ご不便となる場合がございますことから、今後市民の皆様へは交差する道路の利用方法などを丁寧にご説明し、ご理解いただくよう事業化に向けて進めてまいります。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆21番(芝田裕美議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 21番、芝田裕美議員。 ◆21番(芝田裕美議員) 北千葉道路の一般部との交差点は、市内で4カ所に限定され、その他の道路、11路線は副道を利用して迂回することになりそうです。これにより、従来その市道を利用していた住民の方は数百メートルの迂回を余儀なくされるのではと思われます。現在の生活道路がある意味分断されることにより、若干の不便をこうむることになりそうです。であればこそ、繰り返しになりますが、丁寧な説明を心がけてほしいと思います。 次に伺いたいのは、インターチェンジですが、市内2カ所に設置されるとありました。インターチェンジはどのような形態で、その位置はおおよそのあたりになるのでしょうか。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎都市建設部次長(貞方敦雄君) 議長、都市建設部次長。 ○議長(森谷宏議員) 都市建設部次長。 ◎都市建設部次長(貞方敦雄君) それでは、資料1の2ページ中段のインター配置をごらんください。北千葉道路上に半円で示されている図形がインターチェンジの配置を示したものであり、本市においては東京方面へ接続するインターチェンジが都市計画道路3・1・2号及び都市計画道路3・4・10号との交差点の西側に、また成田方面へ接続するインターチェンジが県道船橋・我孫子線の東側に配置される計画となっております。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆21番(芝田裕美議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 21番、芝田裕美議員。 ◆21番(芝田裕美議員) 詳細は、地元説明会までには示されるのでしょうが、市民、議会それぞれに速やかな情報提供をお願いいたします。 北千葉道路の整備に関し、気になるのが資料のインター配置図面にも記載されている都市計画道路3・1・2号線です。松戸市方面から南下し、都市計画道路3・4・10号線に接続する広域的な幹線道路として位置づけられていますが、この整備に関してはどのような検討がなされているのでしょうか。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎都市建設部次長(貞方敦雄君) 議長、都市建設部次長。 ○議長(森谷宏議員) 都市建設部次長。 ◎都市建設部次長(貞方敦雄君) 都市計画道路3・1・2号は、昭和44年に都市計画設定された道路であり、位置としましては、北千葉道路と接する入道溜付近から北西方面へ松戸市五香六実方面、さらには松戸市馬橋付近で国道6号に接続する、市内での延長940メートル、幅員が40メートルの計画でございます。広域的な幹線道路としての性格を踏まえ、千葉県及び関係市と北千葉道路にあわせた整備を検討しております。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆21番(芝田裕美議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 21番、芝田裕美議員。 ◆21番(芝田裕美議員) 将来的には、この道路も整備されることにより、鎌ケ谷市の広域交流拠点としてのポテンシャルはより高まることが予想されます。国、県との協議は積極的に展開していかれるようにお願いいたします。 さて、これから事業化ということになりますが、環境アセスや都市計画の手続はどのように進んでいくのでしょうか。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎都市建設部次長(貞方敦雄君) 議長、都市建設部次長。 ○議長(森谷宏議員) 都市建設部次長。 ◎都市建設部次長(貞方敦雄君) 都市計画の手続としましては、今回示された概略計画に基づいた都市計画の原案の住民説明会を行い、その後都市計画の案の概要を縦覧し、そこで住民意見を受けるとのことです。その住民意見を踏まえ、都市計画の案を作成し、公告縦覧し、再び地域の方々や関係市などの意見を踏まえ、都市計画決定を行うこととなります。一方、環境アセスメント手続としましては、現在地域の環境情報の収集、整理、調査を行い、事業実施による環境の変化を予測するとともに、環境への影響を検討する環境影響評価の実施に取り組んでおります。今後は、準備書の公告縦覧が行われ、地域の方々や関係市などの意見を踏まえた評価書案が作成され、環境大臣などからの意見などを踏まえた評価書が公告縦覧されることとなります。この都市計画決定と評価書の公告縦覧はあわせて行われ、これにより事業実施に必要となる手続が完了することとなります。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆21番(芝田裕美議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 21番、芝田裕美議員。 ◆21番(芝田裕美議員) 多くの手続が必要とされているようです。北千葉道路については、既に都市計画決定もなされていますが、道路幅員などはこの決定された区域の範囲内でおさまるのでしょうか。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎都市建設部次長(貞方敦雄君) 議長、都市建設部次長。 ○議長(森谷宏議員) 都市建設部次長。 ◎都市建設部次長(貞方敦雄君) 現在の都市計画決定幅につきましては、松戸市境から都市計画道路3・1・2号交点付近までとの区間が40メートル、都市計画道路3・1・2号交点付近から県道船橋・我孫子線交点までの区間が63.5メートルまたは60メートルとなっております。道路の幅につきましては、国と千葉県で検討中と聞いておりますが、お手元の資料1の2ページの横断構成の標準横断図の寸法では、現在の松戸市境の新京成線車両基地付近から入道溜付近の都市計画道路3・1・2号交点付近までの区間においては、都市計画決定幅である40メートルではおさまらないものと考えられます。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆21番(芝田裕美議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 21番、芝田裕美議員。 ◆21番(芝田裕美議員) 一部については、現在の都市計画決定の幅員ではおさまらないところも出てくるようです。現在と大きく生活環境も変化するわけですから、関係する地域の方々には極力早期に説明できるようにお願いいたします。 北千葉道路に関しては最後の質問になりますが、事業着手までおおよそどの程度の期間を要すると見込まれているのかお伺いします。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎都市建設部次長(貞方敦雄君) 議長、都市建設部次長。 ○議長(森谷宏議員) 都市建設部次長。 ◎都市建設部次長(貞方敦雄君) 千葉県からは、手続は着実に進めることが必要であり、早期に進めたいとは考えているものの、手続の完了の時期を現時点で示すことは難しいとのことでございます。なお、既に事業化されている印旛から成田の約13.5キロメートルでの環境アセスメントの手続に要した事例を参考までに申しますと、手続着手となる環境影響評価方法書の公告縦覧から環境影響評価書の公告縦覧までおおむね3年5カ月要しております。市としましては、引き続き国や県に対し、国直轄による早期事業化を要望してまいります。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆21番(芝田裕美議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 21番、芝田裕美議員。 ◆21番(芝田裕美議員) 他の事例を参考にすると、少なくともこれから3年程度は必要になるようです。その後、事業完了までには相当な年月を要すると思われます。北千葉道路は、産業振興や経済の好循環をもたらすストック効果を有するとともに、災害時の緊急輸送路としての利用も想定されています。これらに加えて、北千葉道路沿線を中心とした土地利用のあり方により、本市にとってはさらなる発展のための起爆剤となることは間違いありません。一方で、関係地権者の方、あるいは沿線住民にとっては生活環境の激変が予想されます。本事業は、国や県が中心になって進めることになりますが、市民の皆さんへはくれぐれも丁寧に、そして適切な説明や情報提供を心がけていただきたく要望して、次の新京成線連続立体交差事業及び関連事業についての再質問に移ります。事業の概要を先ほどご説明いただきましたが、その進捗状況はいかがでしょうか。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎都市建設部次長(貞方敦雄君) 議長、都市建設部次長。 ○議長(森谷宏議員) 都市建設部次長。 ◎都市建設部次長(貞方敦雄君) 新京成線連続立体交差事業の進捗状況は、高架構造物はおおむね完成し、関連する工事を進めているところです。側道につきましては、今年度高架運行開始後、仮線や仮駅、附属構造物の撤去を行った後に速やかに4路線の側道整備に着手できるよう、現在千葉県において詳細設計を行っているところです。初富駅前広場につきましては、駅前広場の整備に必要な用地、約3,000平方メートルを取得しております。また、駅前広場ヘの進入路や市道11号線の拡幅整備に必要な用地につきましては、約652平方メートルのうち約70平方メートルの用地を取得いたしました。北初富駅前広場につきましては、駅前広場の整備に必要な用地の一部、約998平方メートルを取得し、現在実施可能な駅前広場のあり方について検討を行い、関係機関と整備に向けた協議を進めているところであります。南北自由通路につきましては、平成30年度に新鎌ヶ谷高架駅舎の整備にあわせ、通路の一部を整備しております。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆21番(芝田裕美議員) はい、議長。
    ○議長(森谷宏議員) 21番、芝田裕美議員。 ◆21番(芝田裕美議員) それでは、個別に少し伺ってまいります。 まず、完全高架化の時期は令和元年度中とされていますが、本年末とか来年3月とか情報がふくそうして聞こえてきます。正式な見解としてお聞きしたいのですが、現段階においては具体的な完了時期は特定できていないということでよろしいのでしょうか。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎都市建設部次長(貞方敦雄君) 議長、都市建設部次長。 ○議長(森谷宏議員) 都市建設部次長。 ◎都市建設部次長(貞方敦雄君) 全線高架運行の時期でございますが、現在運行開始に向けて電気、軌道、駅舎施設などの整備を進めているところでございます。鉄道の運行開始に当たりましては、工事完了後、鉄道事業者による各種手続、検査、さらには国の検査などを行う必要がございます。このことから、現時点で具体的な運行開始の時期が申し上げられない状況でございます。運行開始の時期が決まりましたら、速やかにご報告させていただきます。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆21番(芝田裕美議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 21番、芝田裕美議員。 ◆21番(芝田裕美議員) わかりました。関連側道に関しては、詳細設計を行っている最中とのことですが、公安委員会との協議は全て調っていますか。また、資料2の図面に記載の関連側道4本は相互通行なのか、それとも一部については一方通行ということもあるのでしょうか。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎都市建設部次長(貞方敦雄君) 議長、都市建設部次長。 ○議長(森谷宏議員) 都市建設部次長。 ◎都市建設部次長(貞方敦雄君) 関連側道4路線につきましては、これまでの千葉県公安委員会との協議を踏まえ、詳細設計を行っているところですが、側道の供用開始に際しては、供用時の想定される交通状況を踏まえ、改めて千葉県公安委員会と協議を行い、決定していくこととなります。このため、現時点での予定としまして、お手元の資料2で側道の供用方法についてご説明しますと、図の下側、津田沼方から順に北初富方面へ4路線ございます。⑤、都市計画道路7・6・1号富岡1号線は、まなびぃプラザから既存の市道までは現在と同様に相互通行区間と一方通行区間で供用が予定されておりますが、既存の道路から鎌ケ谷中学校脇にかけての区間は都市計画道路3・4・8号が整備されるまでの間、歩行者専用道路を予定しています。次に、⑥、都市計画道路8・7・1号富岡2号線は歩行者専用道路を予定しています。次に、⑦、都市計画道路7・7・2号初富線は、将来都市計画道路3・4・6号が整備されるまでの間は自転車、歩行者の通行に限定した道路を予定しています。最後に、⑧、都市計画道路7・7・3号北初富線は国道464号からの西側に向けての一方通行を予定しています。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆21番(芝田裕美議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 21番、芝田裕美議員。 ◆21番(芝田裕美議員) 供用方法がそれぞれ違うようなので、供用開始までに周知を徹底していただくよう要望させていただきます。 沿線住民の皆さんにとって利便性を高める生活道路となるのが関連側道だとすると、鉄道利用者にとっては駅前広場が大きな意味を持ちます。初富駅前広場については、アクセス道路となる市道11号線も含めて既に事業は進捗中ですが、北初富駅前広場に関しては、車両の進入の可否について不透明な状況かと思います。以前車の進入は大変厳しい状況と伺いましたが、その後改めての検討はされたのでしょうか。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎都市建設部次長(貞方敦雄君) 議長、都市建設部次長。 ○議長(森谷宏議員) 都市建設部次長。 ◎都市建設部次長(貞方敦雄君) 北初富駅前広場につきましては、入り口付近における安全の性能確保や近接した交差点との関係などに課題があることから、今年度改めて車両の乗り入れも含めた実現可能な駅前広場のあり方について検討、設計を行い、関連機関との協議を進めていきたいと考えております。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆21番(芝田裕美議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 21番、芝田裕美議員。 ◆21番(芝田裕美議員) 利用される方にとっては、車が入れるとしたら、それにこしたことはありません。ぜひ早目に課題を解決されるようにと願います。 次に、南北自由通路ですが、既に一部は橋脚の工事がなされています。資料で言えば、②の位置にある千葉県企業局所有の約7,100平方メートルの一部もその通路としての利用が計画されていますが、新京成線敷地との高低差が五、六メートルあるとも伺っております。企業局の土地の活用も含めて、課題及び今後の取り組みをお聞かせください。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎都市建設部次長(貞方敦雄君) 議長、都市建設部次長。 ○議長(森谷宏議員) 都市建設部次長。 ◎都市建設部次長(貞方敦雄君) 南北自由通路の整備を予定しております駅南側の用地につきましては、連立事業完成後の土地の返還方法について千葉県企業局と千葉県柏土木事務所にて協議を行っているところでございます。こうしたことから、南北自由通路の整備を予定している土地の返還後の高低差の状況や形状が明確になっていないことから、整備手法の選定や千葉県による土地活用を踏まえた今後のスケジュールの決定が課題となっております。今後は、南北自由通路や歩道などの明らかに公共目的がある施設用地など一部につきましては、その確保に向けた協議を千葉県と進めてまいりたいと考えております。なお、千葉県による駅南側用地の状況により、南北自由通路などの整備に大きく影響が出るものと判断された場合には、通路などの機能確保を含め、新鎌ケ谷地区の顔としてふさわしい土地活用となるよう、民間活力を活用し、魅力ある広域交流拠点の形成を目指してまいりたいと考えております。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆21番(芝田裕美議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 21番、芝田裕美議員。 ◆21番(芝田裕美議員) 通路の部分は、市が購入するのではなくて、民間の土地利用によっては機能だけの確保という場合もあるということです。課題は大きいようですが、市にとって最も望ましい形で事業に取り組まれるようお願いします。 次に、高架下の活用について、現在の具体的な利用計画なども含めて概略をお聞かせください。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎都市建設部次長(貞方敦雄君) 議長、都市建設部次長。 ○議長(森谷宏議員) 都市建設部次長。 ◎都市建設部次長(貞方敦雄君) 高架下利用の概要でございますが、高架下で公共利用が可能な面積としましては、今後行う予定の詳細な測量により若干の変動が生じる可能性がありますが、駅舎など鉄道施設を除いた2万1,000平方メートルの15%、3,200平方メートルが市が公共利用として利用可能な面積となっております。次に、高架下利用の検討は平成30年9月に市広報やホームページで市民の皆様へ意見の募集を行うとともに、町内で意向調査を実施した結果、歩道や通路、図書館の倉庫、庁用車駐車場などについて意見をいただき、現在利用の範囲などにつきまして新京成と協議しているところでございます。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆21番(芝田裕美議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 21番、芝田裕美議員。 ◆21番(芝田裕美議員) この件については、大きな課題はないように思います。 ところで、高架完了の年度に合わせて、本年12月から初富駅と北初富駅の勤務体系を見直す予定との通知が本年4月1日、新京成電鉄から市になされた旨、市長から議会宛てにご報告がありました。まず、今回の見直しの内容を伺います。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎都市建設部次長(貞方敦雄君) 議長、都市建設部次長。 ○議長(森谷宏議員) 都市建設部次長。 ◎都市建設部次長(貞方敦雄君) 新京成電鉄は、新京成線24駅中、松戸市内の3駅と船橋市内の5駅の合計8駅において、防犯カメラ、テレビ電話、インターホンなどによる遠隔監視システムを利用した駅業務の運用を現在実施しております。このたび初富駅及び北初富駅においても勤務体系を見直し、ことしの12月を目途に常時駅員1名を配置いたしますが、午後10時から午前7時の窓口対応時間外や休憩時間帯などの時間について、事故などの緊急時を除き、通常の駅利用者の対応は集中監視所からの遠隔監視での対応とする旨が新京成電鉄から書面で通知されたところでございます。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆21番(芝田裕美議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 21番、芝田裕美議員。 ◆21番(芝田裕美議員) 平成19年12月、新京成電鉄による無人化計画が問題となり、鎌ケ谷市も無人化の再考を求める要望書を提出されたかと思います。今回の勤務体系の見直しとどのような相違があるのでしょうか。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎都市建設部次長(貞方敦雄君) 議長、都市建設部次長。 ○議長(森谷宏議員) 都市建設部次長。 ◎都市建設部次長(貞方敦雄君) 新京成線において平成19年12月1日から松戸新田駅と前原駅で導入された無人化駅は、駅遠隔監視システムの導入により安全性を確保し、午後10時から午前7時までの深夜、早朝の間、駅業務を無人で実施するもので、緊急時の対応が大きな問題とされておりました。今回導入が予定されている遠隔監視駅は常時駅員1名を配置し、窓口対応時間外や休憩時間などを遠隔監視システムの活用によって対応するもので、緊急時の際にも対応が可能と新京成電鉄より伺っております。なお、初富駅と北初富の間にある新鎌ケ谷駅では、これまで北総鉄道に委託していた業務をこの6月16日から駅員5名を配置して開始しており、両駅の監視を行うとのことでございます。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆21番(芝田裕美議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 21番、芝田裕美議員。 ◆21番(芝田裕美議員) 従来の無人化計画よりは安全性は確保されているのかもしれませんが、市としてのご見解を伺います。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎都市建設部次長(貞方敦雄君) 議長、都市建設部次長。 ○議長(森谷宏議員) 都市建設部次長。 ◎都市建設部次長(貞方敦雄君) 平成19年度以降、松戸市、船橋市において、深夜、早朝時間帯の無人駅が実施され、本市においても初富駅、北初富駅で同様の導入が予定されているとのことから、新京成電鉄に対し平成19年度と平成25年度に無人化計画の再考を要望してきたところでございます。今般改めて初富駅と北初富駅の2つの駅において駅係員の勤務体系を見直し、遠隔監視システムによる1人勤務駅の導入の意向が示されたことは、本市としましては残念なことと受けとめております。市といたしましては、市民を初めとする利用者の方々のさらなる安全対策に万全を期し、引き続き安全安心、快適なサービスの提供をしていただくよう、4月26日に新京成電鉄株式会社に伺い、要望書を提出したところでございます。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆21番(芝田裕美議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 21番、芝田裕美議員。 ◆21番(芝田裕美議員) 連立事業が進められる中で、この2つの駅の勤務体系などについては連立事業終了を待って検討するとの話が10年以上前からありました。今回それが具体化したわけですが、安全確保については今後とも十分配慮されるよう、市としても機会を捉えて要望していただきたいと思います。 今回、一般質問として2つのテーマを取り上げさせていただきました。鎌ケ谷市のさらなる発展、そして活性化にとっては、中長期的には北千葉道路が期待され、短期的には新京成線連続立体交差事業、そして新鎌ケ谷駅前の企業局の土地活用が大きな期待を集めています。多くの課題はあるようですが、執行部の皆さんにあっては、そういった課題を乗り越えて、鎌ケ谷市の発展のためにも引き続き全力を尽くしていただくことをお願いして私の一般質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(森谷宏議員) 以上で21番、芝田裕美議員の一般質問を終結します。 休憩します。再開を3時15分とします。          午後 2時46分  休 憩                                                      午後 3時15分  再 開 ○議長(森谷宏議員) 再開します。 △一般質問続行 ○議長(森谷宏議員) 次に、6番、德野涼議員に発言を許します。 ◆6番(德野涼議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 6番、德野涼議員。 ◆6番(德野涼議員) 議席番号6番、德野涼、令和元年6月会議に当たり一般質問を行います。大きくは、土地活用に関して、教育に関して、それから広報に関して、計3つの質問を行わせていただきます。 鎌ケ谷市は、今後人口の減少及び高齢化が予想され、それに伴って、行く行くは税収の確保、これが難しくなってくるかと思います。これは、本市だけの問題ではなくて、多くの自治体が同じような状況に直面していることと思います。ただ、それゆえに各自治体間において、若い世代、子育て世代の獲得競争、これが行われている現状もあるかと思います。 私の年代、20代、私は26なのですけれども、この中ごろまでで考えると、鎌ケ谷市に入ってくるというよりは出ていくというというような印象が強くあります。というのも、一番多いモデルケースで考えますと、4年制大学を卒業して一般の企業に就職する、やはり東京に企業が多いので、必然的に勤務先も東京になる。となると、鎌ケ谷から1時間かけて通勤するよりは便利な都内に住んでしまおうと。ひとり暮らしをする分には、東京の家賃でも十分家計が成り立つと思いますので、そういう答えにたどり着くこの20代中ごろの人は大変多いと思います。これを引きとめるというのは、なかなかに難しいことだなとも思います。 ただ、これがもう少し先の年代になって、例えば結婚をして子供が生まれるという段階になってくるとまた考えも変わってくると思うのです。例えば家族3人、子供が生まれて子供部屋が欲しい、そうなると東京の家賃では少し厳しい。マイホームを買うなんて、もちろん東京には無理だと。そう考える人たちにとって、鎌ケ谷というのは比較的都心へのアクセスもよく、緑も多く残されている。子育てには大変適している。それに土地の値段もまあまあ手が届く値段だというところで、いい意味でちょうどいいようなところに位置して、それに緑も多いので、大変魅力的なまちに映ると思います。ですので、鎌ケ谷は若い世代といっても、こういった子育てを考えている世代にアプローチをとって人口の流入を図る、これが税収をしっかりと確保していくことに当たって効果的なのではと私は考えます。もちろん定住を図るためにも、それから既にこの鎌ケ谷を選んでくれている人たちのためにも高齢者へのサービス、これが必要不可欠、そして重要だということも認識はしておりますが、このサービスも健全な財政があった上でのサービスだと思いますので、今回はこの若い世代、特に子育て世代にとって魅力ある鎌ケ谷づくりという観点で質問をさせていただきます。 先ほど鎌ケ谷は都内へアクセスもよく、緑もあって魅力的だと申し上げましたが、とはいえこの鎌ケ谷を一番に選んでもらわなければいけないわけです。船橋、市川、松戸、それから千葉だけではなくて、神奈川や埼玉、いろいろな選択肢がある中で一番に鎌ケ谷を選んでもらわなければならない、これは大変なことだと思います。ですから、魅力あるまちづくり、これを絶え間なく続けていく必要があります。特に近年の人口の流入を引き上げているのは新鎌ケ谷、私が言うまでもありませんが、まだまだ開発の余地があると思います。3月議会を初め過去に何度も取り上げられている問題ではあると思いますが、初めての質問ということで、あえて現状の確認のためにも質問をさせていただきますが、ご容赦ください。 現在半円状に進んでいる駅周辺の開発、これを円状に、つまり西側地区も開発を進めていけば、人口の流入のほか、直接的な税入増にもつながると思います。3月議会の答弁でも既に新鎌ケ谷で約7億円の税収増があったとお聞きしております。これだけ可能性のある地域をそのままにしておくのはもったいない。そこで、大きな質問の1つ目、土地の活用についてですが、まずは新鎌ケ谷西側地区の今後の活用計画を現段階でわかる範囲で教えていただきたいです。 次に、都市計画のようなハード面はもちろん、ソフトの面でも魅力向上を図っていかなければならないと思います。少し古いデータなのですけれども、2012年にNHKが行った調査で父母への意識調査というものがあります。これによると、子供への教育費は惜しまない、そう答えた方が7割を超えていました。そして、この少子化、子供が減っているにもかかわらず私立中学校の受験者はふえている、そんなデータもあります。つまりそれだけ子育て世代の教育への関心は高まっているというわけです。いろいろな要因があると思いますが、この10年先の未来、我が子が大人になったときの未来、どんなことになっているか想像もつかない、だからこそ教育はしっかりとしたものを受けさせたい、そんな親御さんの心理が働いているのではないかと私は思っています。鎌ケ谷市においても質の高い教育を提供することが、市内に住む方々へのサービス向上はもちろん、市外への大きなアピールにもつながると思います。鎌ケ谷に引っ越せば最新の教育を受けられる、質の高い教育を受けられるというふうなうわさ、評判が広まれば、これは人口の流入を大きく後押しするものだと思います。 そこで、大きな質問の2点目、教育の中でも特に近年整備が叫ばれているICT教育について。ICT教育というとちょっとわかりづらいと思うのですけれども、国語や算数と違ってICT教育の時間というものが設けられるわけではないので、少し確認をさせていただくと、ICT教育には3つの方向性があるとされています。1つが先生による授業準備などの公務での機器の活用、タブレットやパソコンで成績の管理をしていく、もしくは例えばパワーポイントなどを使って授業のスライドをつくったりとか、これが1つ目。2つ目に授業内での活用があります。映像教材を使ったり、タブレットで授業を行ったりと。そして、3点目が自学自習におけるタブレットなどの機器の活用がありますが、現在の鎌ケ谷市における取り組み、それと確認のためにそれにかけている予算を教えてください。そのほか、プログラミング教育必修化に向けた計画については再質問で行わせていただきます。 そして最後に、ハード、ソフト両面からのまちの魅力を向上させて、それを積極的に発信していくこと、これも同じぐらい重要だと私は考えております。どれだけ魅力的なまちをつくったとしても、居住地を選ぶ、子育て世代が、どこに住もうか、そう考えるときに、どこかのタイミングで鎌ケ谷というまちを知ってもらわなければ、そもそも流入は図れません。1人1台スマートフォンを持ち、情報にあふれる時代です。ただ情報を流すだけではなく、情報を届ける、そういう努力をしなければ、認知はされません。認知されなければ、まちづくりの成果を100%生かし切ることもできません。そこで、大きな質問の3つ目、市外への魅力発信事業や広報についてどのような取り組みを行っているのか教えてください。 以上で1回目の質問を終えさせていただきます。ご答弁のほどよろしくお願いいたします。 ○議長(森谷宏議員) ただいまの質問に対し答弁を求めます。 ◎都市建設部長(高岡敏和君) 議長、都市建設部長。 ○議長(森谷宏議員) 都市建設部長。 ◎都市建設部長(高岡敏和君) ご質問の1点目、土地の活用と都市計画についてお答えいたします。 お尋ねは、新鎌ケ谷駅西側にある市街化調整区域の整備についてでございました。新鎌ケ谷駅西側地区の整備につきましては、鎌ケ谷市後期基本計画及び都市計画マスタープランにおいて、民間活力を誘導しながら都市基盤整備を検討する地区と位置づけております。また、新鎌ケ谷駅西側地区は令和元年度に全線高架化の予定でございます新京成線の連続立体高架事業を初めとする新鎌ケ谷駅周辺のインフラ整備の状況を踏まえた検討が必要であることなどから、整備のあり方については令和2年度に予定しております新鎌ケ谷駅周辺地区市街地整備促進事業の基本構想策定業務において検討してまいりたいと考えております。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎生涯学習部副参事(関根延年君) 議長、生涯学習部副参事。 ○議長(森谷宏議員) 生涯学習部副参事。 ◎生涯学習部副参事(関根延年君) ご質問の2点目、教育の充実についてお答えします。 お尋ねは、ICT教育の取り組みとそれに係る予算でありました。本市のICT教育につきましては、平成20年に交付された現行の学習指導要領に基づき、情報の活用、情報モラルなどの情報教育の充実に取り組んでいます。まず、ICT機器の整備状況は、各小中学校のコンピュータ室にデスクトップのパソコンが40台、タブレット型端末が42台、さらに特別支援学級の児童生徒用としてタブレット型端末を11台ずつ整備しております。また、各学校のコンピュータ主任の先生等を対象にした教育委員会主催の研修を年2回行っています。次に、ICT機器に係る主な予算でございますが、5年間のICT機器システム全体のリース契約として1年当たり1億512万4,000円となります。そのほか、通信費、インク等の消耗品費を含めますと1億1,457万4,000円となります。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎総務企画部長(山﨑正史君) 議長、総務企画部長。 ○議長(森谷宏議員) 総務企画部長。 ◎総務企画部長(山﨑正史君) ご質問の3点目、魅力発信、市の広報についてお答えいたします。 お尋ねは、市の魅力発信に向けた取り組みについてでございました。魅力発信に向けた取り組みにつきましては、子供からお年寄りまで誰もが鎌ケ谷市に住みたいと思われるまちとするため、市のイメージ向上につながる施策を積極的に取り組むことが必要と考えております。そのため、本市の特性となる緑と調和した落ちついた町並み、鉄道4線を有し、都心から近いという恵まれた立地条件、子育て、教育環境が充実していることなど、本市の強みをさらに強化する事業展開に取り組んでおります。 その上で、本市の知名度アップを図るため、各部局において積極的な情報発信に取り組んでおりますが、主な3つの方策を申し上げますと、1つ目は、市ホームページを初め、子育て、市民まつり、観光などに関しては専用のホームページを作成し、ウェブを活用した情報発信を行っております。なお、市ホームページに関しましては、昨年6月に全面リニューアルを行い、鎌ケ谷市の魅力に関する特設ページを開設したところでございます。 2つ目は、多くの市内外の方が集まる鎌ケ谷市民まつりを初め、東京スカイツリー及び羽田空港で行っているふるさと産品PR事業など各種イベントの実施に際し、来場された方に対して市のPRパンフレットやふるさと産品などの配布を行っております。 3つ目は、全国的にも知名度の高い北海道日本ハムファイターズと連携し、鎌ケ谷市のPR動画を作成するとともに、新入団選手歓迎式典、鎌ケ谷ランフェスタ、ファイターズ鎌ケ谷デーなど、各種イベントの共催や講演を行い、マスコミ等で取り上げていただき、市の知名度アップを図っております。 また、平成27年度には、鎌ケ谷市の交通の利便性のよさや待機児童ゼロなどの市の魅力を市外の方へ積極的にPRするため、都市ブランド化事業として、「育つ街鎌ケ谷」を統一コンセプトに「やがて故郷に変わる街」鎌ケ谷をキャッチコピーに掲げた上で、地方創生に係る交付金を活用して、東京駅、新宿駅、渋谷駅、池袋駅、横浜駅の首都圏主要駅で連張りによるポスター掲示や、京成線、新京成線、北総線、東武アーバンパークラインの鉄道4線で中刷り広告の掲出を実施しております。 なお、子育て世代への切れ目のない支援や教育環境の充実、新京成線の高架事業を初めとする市のまちづくりなど、さまざまな施策が相まって、市の住みよさや知名度が向上し、その結果新鎌ケ谷地区の人口の増加につながってきたことと認識しております。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆6番(德野涼議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 6番、德野涼議員。 ◆6番(德野涼議員) ではまず、新鎌ケ谷及び土地の活用についてから再質問をさせていただきます。新鎌ケ谷の西側については、マスタープランにのっとり、民間の活力を誘導するという方針であるとご答弁がありましたけれども、そもそも現在の開発が円状ではなく半円状に進められてしまっているというのは、その西側地域で住民のご理解がいただけない部分もあったというふうなことをお聞きしておりますので、民間活力を誘導するためにも住民への理解を得られるような活動を引き続きしていただければと思います。 この西側と同じように市街化調整区域に関しまして、西側と同じように約、今市の約半分程度が市街化調整区域になっていると思いますが、これについて市の機能を集約したり緑を守ったりという観点のために市街化を抑制することは必要なことだとは思いますけれども、一方で市街化調整区域に土地を広大に持っている人たちですとか土地をもてあましてしまっているという方も多くいらっしゃると思います。これは、てんびんにかけるのが難しいと思うのですけれども、今の鎌ケ谷市の見解、例えば市街化調整区域で宅地を建てられるようにすれば、土地の値段も上がりますし、税収のアップにもつながると思うのですけれども、今の市の見解をお聞かせください。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎都市建設部長(高岡敏和君) 議長、都市建設部長。 ○議長(森谷宏議員) 都市建設部長。 ◎都市建設部長(高岡敏和君) 市域の約半分を占める市街化調整区域は、農地、樹林地、斜面緑地などが保全されていることから、本市が目指す「緑とふれあいのあるふるさと鎌ケ谷」を特徴づけるものとなっております。したがいまして、市街化調整区域につきましては、保全を基調といたしますが、生活環境の維持向上や地域コミュニティーの維持形成のため、必要とされる区域では都市的土地利用へ転換するなど、適切な誘導に努めてまいりたいと考えております。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆6番(德野涼議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 6番、德野涼議員。 ◆6番(德野涼議員) この市街化調整区域の活用、新鎌ケ谷、それから市を囲む市街化調整区域に関しても、先ほどマスタープランによって検討を図っていくというご答弁がありましたけれども、こちらの政策スケジュールであったり、どのような方法でマスタープランをつくっていくのかお聞かせください。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎都市建設部長(高岡敏和君) 議長、都市建設部長。 ○議長(森谷宏議員) 都市建設部長
    都市建設部長(高岡敏和君) 新たな鎌ケ谷市都市計画マスタープランにつきましては、上位計画である次期総合基本計画及び千葉県が策定する都市計画区域の整備、開発及び保全の方針に基づき、令和2年度から見直し作業に着手することとして、意見聴取、資料収集や課題分析などの策定委託を後期基本計画第4次実施計画に計上したところでございます。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆6番(德野涼議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 6番、德野涼議員。 ◆6番(德野涼議員) 令和2年度から見直し作業に着手するということですけれども、そのマスタープランが完成して、それにのっとった事業が行われるのは何年からになるのでしょうか。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎都市建設部長(高岡敏和君) 議長、都市建設部長。 ○議長(森谷宏議員) 都市建設部長。 ◎都市建設部長(高岡敏和君) まずは、先ほど申し上げましたが、令和2年度から見直し作業に着手する意見聴取、資料収集、課題分析、策定委託をいたしまして、基本的な部分を定めるということになりますので、具体なその先のスケジュールについては、その調査、課題等が整理された後になるものと考えております。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆6番(德野涼議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 6番、德野涼議員。 ◆6番(德野涼議員) その新しいマスタープランにのっとって、いつ事業が開始されるかというところは未定ということですけれども、やはり新鎌ケ谷西側地区の発展はこれからの鎌ケ谷市の伸びしろでもあると思います。すぐに急いでやることがよいとは言いませんが、時間のかかることだと思いますので、可能な限り早く整備が進めていけるようにお願いをいたします。また、マスタープランの策定においては市民の皆様の声を広く聞くこともお願いして次の質問に移らせていただきます。 続いてが教育に関しての質問ですが、現状の取り組みとして理解をいたしましたが、実際にどのような形でICT教育が行われているか、具体例も示して教えていただければと思います。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎生涯学習部副参事(関根延年君) 議長、生涯学習部副参事。 ○議長(森谷宏議員) 生涯学習部副参事。 ◎生涯学習部副参事(関根延年君) 最初に、パソコン教室のコンピュータは小学校の中学年では作品づくりを通してパソコンの使い方を学びます。次の段階では、調べ学習や、また調べた内容をまとめることに利用されています。次に、活動場所へ移動可能なタブレットについては、教室で行う総合的な学習の時間などで調べ学習や宿泊行事の事前学習などに使用しております。また、調べ学習や理科の実験、観察では、対象物を撮影し、映像を拡大することもできるので、ノート等にまとめた内容を発表するために撮影し、拡大投影を行い、意見交換の材料とすることもあります。体育では、マット運動や跳び箱運動など友達同士で撮影し、よいところや改善点を視覚的に捉え、次の練習に生かしています。算数では、一覧表示の機能を使って面積の求め方を考えるときに画面を操作して試行錯誤することもできます。特別支援学級では、タブレットを使用して漢字や九九の繰り返し練習などを行い、習得できるように工夫しております。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆6番(德野涼議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 6番、德野涼議員。 ◆6番(德野涼議員) 自分のときには考えられないような教育が現場で実践されているということが理解できました。ただ、これが例えば特定のクラスでだけ行われていたりですとか、3組ではそういう授業を行っているけれども、2組では行われていないとか、実際にどのくらいの時間使われているか、昨日の針貝議員の質問でPC教室の利用時間が10時間から30時間というご答弁がありましたけれども、そのタブレットの使用時間であったりとか把握されていましたら教えてください。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎生涯学習部副参事(関根延年君) 議長、生涯学習部副参事。 ○議長(森谷宏議員) 生涯学習部副参事。 ◎生涯学習部副参事(関根延年君) タブレット型の稼働率に関しては、ログをとらないと確認できないため、各学年で何時間使っている等の把握はできておりませんが、月当たり100時間から200時間程度使われていることは確認されております。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆6番(德野涼議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 6番、德野涼議員。 ◆6番(德野涼議員) 今後ICT教育を本気で取り組んでいくに当たっては、どのクラスでどのくらい利用されているのか、例えば教員によって差異がないかなどといったデータは必須になってくると思います。例えばクラスごとにユーザー名をつくるですとか何か識別できるような工夫、これが必要になってくるかと思いますが、この現状の把握については現在どのようにお考えでしょうか。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎生涯学習部副参事(関根延年君) 議長、生涯学習部副参事。 ○議長(森谷宏議員) 生涯学習部副参事。 ◎生涯学習部副参事(関根延年君) 議員のおっしゃるとおり、各学年、各クラスで差異が生まれるのは余りよくないことと考えておりますので、学習の年間計画の中にできるだけ位置づけて把握できるような形を考えております。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆6番(德野涼議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 6番、德野涼議員。 ◆6番(德野涼議員) ぜひ差異が生まれないように尽力していただければと思います。また、それに関連するのですけれども、先生のICT機器へのなれや有用性の理解などによってICT機器を利用するかというのが左右されてしまうと思うのですけれども、こういった先生方への研修や、例えばこういうふうに授業に使うと効果的ですよとかというのを研修する場というのは設けられているのでしょうか。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎生涯学習部副参事(関根延年君) 議長、生涯学習部副参事。 ○議長(森谷宏議員) 生涯学習部副参事。 ◎生涯学習部副参事(関根延年君) 現在学校職員でコンピュータやタブレットそのものの必要最低限の操作ができない職員はおりませんので、使い方そのものの研修は行っていません。しかし、授業において子供たちに操作方法を教えることや授業での効果的な活用に関する県主催の研修を受けており、各学校のコンピュータ主任を対象には市による研修会を年2回行っております。また、ITサービス企業との契約で、ITの専門家を全小中学校に派遣して、職員研修会の実施や授業支援も行うことで一貫性と統一性を図っております。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆6番(德野涼議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 6番、德野涼議員。 ◆6番(德野涼議員) きめ細かな研修が行われているということで、今後も教育の均質化とともに質向上に努めていただければと思います。 次に、ハード面で、最初のご答弁でもありましたが、お配りした資料の一番上です。学習用パソコンとタブレットの数というもので、その次の2枚目には国から出された教育のICT化に向けた環境整備5か年計画というものがございます。これによると、学習用コンピュータ、PCですとかタブレット、これが3クラスに1クラス分程度整備しなければならないというようなところだったり、各教室に大型提示装置、それから超高速インターネット及び無線LAN、こういったものが国の方針でも整備が求められていますけれども、これは鎌ケ谷市においては、例えば3クラスに1クラス分というのは何台ぐらいになるのか、目標実数とその達成率なんかを教えていただければと思います。また、今後整備台数をふやしていくことは考えているのか教えてください。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎生涯学習部副参事(関根延年君) 議長、生涯学習部副参事。 ○議長(森谷宏議員) 生涯学習部副参事。 ◎生涯学習部副参事(関根延年君) 現在のシステムについては平成28年9月に導入しております。平成25年のその当時の基準となりますけれども、平成25年の第2期教育振興計画に記載されている内容としましては、高速の通信回線、無線LANの整備、校務用コンピュータの導入等については既に達成しております。児童生徒1人当たりのコンピュータの台数も大規模校を除いてほぼ達成し、移動して活用できるタブレットもいち早く導入しております。新たに平成30年に国が示した基準では、3クラスに1クラス分程度の整備と、基準が引き上げられておりますが、ICT機器の整備は先ほども述べましたように多額の経費となるため、本市の財政状況を考慮しつつ、他市の状況なども調査するとともに、国の動向も注視してまいりたいと考えております。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆6番(德野涼議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 6番、德野涼議員。 ◆6番(德野涼議員) 過去の基準で言うと、いち早く鎌ケ谷市はこのICT環境の整備に取り組んでこられたということで、本当にありがとうございます。これからも他市に先駆けて教育の拡充、充実というものをしていただければと思いますが、とはいえ財政状況もあり、そのお金というところで壁に直面することもあるかと思いますが、国の基準を満たしていない上で今後授業でどのように活用していくか、今後の展望についてお聞かせください。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎生涯学習部副参事(関根延年君) 議長、生涯学習部副参事。 ○議長(森谷宏議員) 生涯学習部副参事。 ◎生涯学習部副参事(関根延年君) 2022年度を目標とした国のICT化に向けた環境整備5か年計画で示されている新たな基準は、主に児童生徒用のコンピュータを3クラスに1クラス分の整備、大型の提示装置を各教室に1台と特別教室に6台の配置、ICT支援員の配置などでございますが、この項目以外は、先ほど申し上げましたとおり、各機器は配置されており、基準を満たしております。したがいまして、来年度から始まる新学習指導要領に基づき、授業を実施していく上では特段の支障はないものと考えております。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆6番(德野涼議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 6番、德野涼議員。 ◆6番(德野涼議員) ICT教育の整備については現状のままで問題ないということで、続いてプログラミング学習についてお聞かせください。来年から必修となるプログラミング教育ですけれども、プログラミング教育というのは、プログラミング的思考、つまりプログラミングを教材として論理的思考を養おうというような教育でございますが、来年から必修化ということで、いきなりスタートというわけにもいかないと思いますが、現在その準備期間として鎌ケ谷市ではどのようなことを行っているのか、その予算とともに教えてください。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎生涯学習部副参事(関根延年君) 議長、生涯学習部副参事。 ○議長(森谷宏議員) 生涯学習部副参事。 ◎生涯学習部副参事(関根延年君) 来年度から実施されます新小学校学習指導要領におきましては、情報活用能力を言語能力と同様に学習の基盤となる資質、能力と位置づけ、学校のICT機器の整備とICT機器を活用した学習活動の充実に配慮していくことが必要とされています。また、小学校においては、文字入力などの基本的な操作の習得とプログラミング的思考を育成することが学習指導要領に明記されました。これを踏まえて、本市では昨年度鎌ケ谷市市民提案協働モデル事業により、市内NPO法人との共同で市内の全小学校5年生を対象にプログラミング教育を各クラス4時間ずつ行いました。また、予算については委託料として20万8,000円を計上しております。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆6番(德野涼議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 6番、德野涼議員。 ◆6番(德野涼議員) 準備期間として市内にあるNPO法人と手をとり合って進めているというところで、すばらしい取り組みかと思います。そこで、来年からはどのような教材、実際に必修になるわけですけれども、現在のまま継続していくのか、それとも新しい教材や新しい外部団体と手を組んでやっていくのか、その選定理由とともに教えてください。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎生涯学習部副参事(関根延年君) 議長、生涯学習部副参事。 ○議長(森谷宏議員) 生涯学習部副参事。 ◎生涯学習部副参事(関根延年君) まず、本年度行っている教材について説明をさせていただきます。本年度行っている教材は、マイコンボード・オルディーノと呼ばれる、LEDが点滅する信号機のような教材を活用しました。選定理由でございますが、教員養成の過程では現在の小学校の先生方がプログラミングを学んでおりません。その先生方の負担が少なく、スムーズにプログラミングの授業を行うための方法を検討していたところ、鎌ケ谷市市民提案協働モデル事業により市内のNPO法人から事業提案があったため、事業内容を精査したところ、教職員の負担軽減と安価な教材によりプログラミング教育の目的を達成できることから、採用することにいたしました。 また、これからのことについてですが、小学校におけるプログラミング教育はプログラミング的思考を育むために行います。プログラミング的思考とは、自分が意図する一連の行動を実現するためにどのような動きの組み合わせが必要か、どのように改善していけば、より意図した活動に近づくのかということを論理的に考えていく力です。昨年度から基本的なプログラミングの基礎知識を身につける授業を行ってきました。2年間の授業により、教師のプログラミングに関する知識と理解度を検証し、さらなる効果的な指導を考えていきます。 また、学習指導要領には、理科や算数科において児童がプログラミングを体験しながら論理的思考力を身につけるための学習活動を取り上げる内容やその取り扱い方について例示されています。そちらについても研究を深め、授業に取り入れていきたいと考えています。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆6番(德野涼議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 6番、德野涼議員。 ◆6番(德野涼議員) ICT教育、それからプログラミング教育についてもしっかりと準備を行って、他市に先駆けて準備をしているということが理解できました。教育については、今後10年間で何か起こるかわからない。親御さんも不安だと思いますので、これからも他市に先駆けるように、他市のモデルとなるように進めていただければと思います。鎌ケ谷は、よくも悪くも学校の数が少ないですので、逆にそこを利点として、小回りのきく教育、スピード感がある教育を今後も進めていただければと思います。 それでは、最後の質問に移らせていただきます。広報や魅力発信事業についてですけれども、さまざま取り組みを行っていると最初の答弁でいただきましたけれども、魅力発信においてはターゲットを限定したりですとかということが重要だと思うのですけれども、市の戦略として、特にこの年代、例えば主婦層であるとか、逆に男性、夫を目がけているとか、逆に高齢者を目がけているとか、そういった戦略はありますでしょうか、お聞かせください。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎総務企画部長(山﨑正史君) 議長、総務企画部長。 ○議長(森谷宏議員) 総務企画部長。 ◎総務企画部長(山﨑正史君) 本市では以前から子育て世代の流入促進を図っているため、妊娠、出産、子育てのサポート体制、教育環境のよさなど、子育て世代をターゲットにした内容で施策を打っております。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆6番(德野涼議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 6番、德野涼議員。 ◆6番(德野涼議員) 子育て世代を戦略的に狙っているということで、いわゆる若い世代に当たると思うのですけれども、その中で特にウェブでの発信が重要になってくると思います。鎌ケ谷市のホームページも現在きれいに見やすくつくられているなと感じます。現在のホームページヘのリニューアルはいつどのくらいの金額をかけて行ったのか、その経緯も含めて教えてください。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎総務企画部長(山﨑正史君) 議長、総務企画部長。 ○議長(森谷宏議員) 総務企画部長。 ◎総務企画部長(山﨑正史君) 市のホームページの全面リニューアルでございますが、昨年の6月にリニューアルを実施いたしました。リニューアルに要した金額につきましては、この事業は平成29年から30年にかけて、2カ年度にわたってリニューアルを実施してまいりました。そして、市ホームページリニューアル業務の金額につきましては、市ホームページのリニューアルの業務委託を株式会社日立社会情報サービスと結び、業務委託の金額は2,376万円となっております。委託した業務の内容といたしましては、CMSの導入及び導入に係る支援やサイトデザイン、レイアウトの設計、移行対象となるデータの再構築、市の運用に合わせた操作マニュアルの作成、市職員への操作研修の実施などでございます。 なお、具体的な業務の一例を申し上げますと、旧ホームページ内にあった移行対象データ約4,500ファイルにつきまして情報検索を容易に行えるようにするため、全てのファイルの情報分類や階層、構造等を検討し、一から再構築するなどしております。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆6番(德野涼議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 6番、德野涼議員。 ◆6番(德野涼議員) 2,000万円ほどの予算をかけてリニューアルを図ったということですけれども、私は議員になる前にはこういったウェブをつくる仕事もしておりました。その中の知識で言うと、大体200万あれば、簡易なものはウェブサイトをつくれてしまいます。そんな中で2,000万円かかったというのは、今ご説明にあったとおり、かみ砕いて申し上げますと、今まで少々アナログ的にホームページでアップしていた記事などを新しいウェブサイトにお引っ越しをする、そこが結構手作業になったりするので、そういう部分で2,000万円もの金額がかかったということだと理解をいたしました。かなり多額のお金をかけてリニューアルをしたということですけれども、これの目的についてお聞かせください。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎総務企画部長(山﨑正史君) 議長、総務企画部長。 ○議長(森谷宏議員) 総務企画部長。 ◎総務企画部長(山﨑正史君) 市のホームページの全面リニューアルを実施した理由につきましては、大きく2つの体制を構築するためのものとなっております。1つ目は、健常者だけでなく、高齢者や障がい者を含めて、誰もが市ホームページで提供される情報などを支障なく利用できる、いわゆるウェブアクセシビリティーの体制を構築しております。2つ目は、危機管理体制の強化への対応でございます。広報広聴室だけでなく各所属で更新作業を可能とし、夜間、休日等の緊急時にも迅速かつ正確な情報提供が可能な体制を構築しております。 また、200万円から300万円で可能じゃないかというお話だったのですが、先ほども申しましたように、議員ご承知のように、データの移行等、一からの構築でやっておりますので、CMSの導入といった全面リニューアルであり、公募型のプロポーザル方式による提示価格も判断材料の一つとしてプロポーザルで業者選定しておりますので、妥当な金額であると認識しております。参考までに、近隣市におけるホームページリニューアルの事業費につきましては、松戸市が平成25年度に約6,000万円、我孫子市が27年度に2,800万円、白井市が27年度に2,200万円と伺っております。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆6番(德野涼議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 6番、德野涼議員。
    ◆6番(德野涼議員) 妥当な金額の中で行われているということは理解いたしました。このホームページリニューアルの目的の中に、市外への魅力発信ですとかシティプロモーションという観点はリニューアル当初はなかったというようなお考えでよろしいでしょうか。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎総務企画部長(山﨑正史君) 議長、総務企画部長。 ○議長(森谷宏議員) 総務企画部長。 ◎総務企画部長(山﨑正史君) 市ホームページには、行政手続、市施策、子育て、教育、施設案内など、さまざまな情報を発信しておりますが、鎌ケ谷市を詳しくご存じない方や転入を考えている方などを対象に、まち全体のイメージを知っていただくとともに、知名度アップを図ることを目的に鎌ケ谷市の魅力ページを開設したところでございます。主に発信している情報につきましては、交通アクセスが抜群のまち、子育て、教育環境が充実したまち、みんなが暮らしやすいまち、見どころがいっぱいのまちの4つの区分に分類し、本市の魅力をお知らせするとともに、鎌ケ谷の魅力を再発見していただくページを開設しております。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆6番(德野涼議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 6番、德野涼議員。 ◆6番(德野涼議員) 市外へのアピールも兼ねているというご答弁をお聞きいたしまして、議場配付の資料の最後の1枚、事前に調査を依頼しておりましたホームページのアクセス数、どれくらいこのホームページがクリックされたかというような数値になっております。表面がトップページのアクセス数、裏面が今ご答弁にありました鎌ケ谷市の魅力ページのアクセス数となっております。これは、あくまでアクセス数ですので、何人の方が鎌ケ谷市のホームページを見たかという数字ではないのです。例えば直近の5月で言いますと、表面、トップページ部分には6万7,952回のアクセスがあったと。可能性としては、ある一人の人が6万7,000回アクセスすることも、極論ですが、あり得るわけです。このアクセス数以外に何か市のほうで確認できる、把握している数字はありますでしょうか。例えばよくあるものとしては、ユーザー数であったりですとか、あとどこから訪れたのか、流入経路、どのような検索言語で訪れたのか、例えば「鎌ケ谷市」と入れてホームページにたどり着いたのか、もしくはツイッターやフェイスブックのリンクでホームページを訪れたのかなど、市のほうで把握しているデータがございましたらお聞かせください。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎総務企画部長(山﨑正史君) 議長、総務企画部長。 ○議長(森谷宏議員) 総務企画部長。 ◎総務企画部長(山﨑正史君) アクセス件数につきましては、この表でもわかるとおり、リニューアル後大変増加しております。また、今議員おっしゃいました何人がということにつきましては、市のホームページのユーザー件数というものの捉え方がございまして、トップページに限定した数値は把握できませんので、市ホームページ全体における訪問者に関するデータで申し上げますと、このユーザー数でございますが、ユーザー数は仮に同一の訪問者が同じ月内で複数回市のホームページを閲覧した場合でもカウントについては1人となるものでございます。この件数でございますが、この訪問者数の実績で申し上げますと、令和元年5月が5万5,899人となっております。また、どの検索を使って閲覧したかというのはわかるかということでございますが、市ホームページを閲覧されている方は、お気に入り等からの直接アクセスやグーグル、ヤフーといった検索エンジンを利用してアクセスする流入経路が多数を占めております。 なお、検索エンジンでどのような検索ワードを入力して市ホームページにアクセスしているかにつきましては、上位では「鎌ケ谷市」、それから「鎌ケ谷市役所」、それから「鎌ケ谷」などと続いております。また、外部サイトにあるリンクボタンから市ホームページへアクセスするケースにつきましては、令和元年5月の実績では、主なリンク先として公務員試験情報サイトの求人情報ページや下水道広報プラットホームサイトのマンホールカード検索ページ、それから千葉県ホームページの市町村一覧などからとなっております。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆6番(德野涼議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 6番、德野涼議員。 ◆6番(德野涼議員) 一度に多くの質問をしてしまいましたが、直接アクセスや「鎌ケ谷市」と例えばグーグルなどで打って訪問している方が多数を占めていたと。アクセス数6万7,000に対して、5万5,000人の人がユーザーとしてはいらしたということですけれども、こういったデータの把握というのは定期的に行っているものなのでしょうか。それから、定期的に把握されているのでしたら、何か分析などはされているのか、現状でよいので、お答えください。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎総務企画部長(山﨑正史君) 議長、総務企画部長。 ○議長(森谷宏議員) 総務企画部長。 ◎総務企画部長(山﨑正史君) 市ホームページのリニューアル以降、アクセス数は増加傾向にある中で、閲覧者の方々にとって見やすく、目的の情報が検索しやすい環境を維持することを前提に、市からのお知らせや催し、イベントなど、鮮度の高いコンテンツの充実に加え、鎌ケ谷をPRする情報を積極的に掲載するなど、市内外に向けて情報発信を強化しております。データの分析につきましては、引き続きこのデータが指標の数値となっておりますので、この数値は毎月把握しているところでございまして、引き続きこのアクセス数や閲覧されたコンテンツなどの検証も行い、よいホームページを目指して取り組んでまいります。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆6番(德野涼議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 6番、德野涼議員。 ◆6番(德野涼議員) ウェブのよさというのは、気軽に情報がとれるというのと、発信者側からもデータがとれる、そして修正が容易であるという点が利点として挙げられますので、引き続きこういったデータの分析などもしていただければと思います。 そして次に、検索ワード「鎌ケ谷市」というような検索ワードが多いということですが、SEO対策、つまり検索したときに上位に上がってくるような対策はされていますでしょうか。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎総務企画部長(山﨑正史君) 議長、総務企画部長。 ○議長(森谷宏議員) 総務企画部長。 ◎総務企画部長(山﨑正史君) 市ホームページでは、リニューアル直後である平成30年6月末には例えば検索エンジンで「鎌ケ谷」と検索しても、その検索結果の表示順位等が一時的に安定していない状況もございました。ただ、特別な対策をせずにその後1週間程度で検索結果も今までどおり安定して最上位で表示されるようになっておりますので、現在のところ特にSEOの対策については特段いたしておりません。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆6番(德野涼議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 6番、德野涼議員。 ◆6番(德野涼議員) SEO対策といいますと、検索したときに上位に出てくるかということですが、「鎌ケ谷市」と検索する方というのは鎌ケ谷市のことをもう知っている人なので、それは上位に来るのが普通なのですけれども、まだ鎌ケ谷市を知らない人に例えば先ほどの鎌ケ谷市の魅力発信ページなんていうものは見てもらいたいわけです。ですので、例えばですけれども、「千葉、子育て」とか「災害に強いまち」とかという検索ワードで上位に来ないと、なかなか鎌ケ谷市というものは知ってもらえないと思うのですけれども、今グーグルで仮に調べても、「千葉、子育て」とか「災害に強い」で鎌ケ谷市が上位に出てくることはないわけですけれども、このあたりSEO対策を今後やっていくのかという方針はございますでしょうか。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎総務企画部長(山﨑正史君) 議長、総務企画部長。 ○議長(森谷宏議員) 総務企画部長。 ◎総務企画部長(山﨑正史君) 現在魅力発信のページも用意して、検索のほうも大分閲覧者がふえてきているところでございまして、魅力発信ページに力を注いでいるところであります。また、そういった検索のSEO対策につきましては、新たな経費もかかることでございますので、現在のところその必要性は低いものと考えております。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆6番(德野涼議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 6番、德野涼議員。 ◆6番(德野涼議員) ホームページで発信をしているということですけれども、鎌ケ谷市というのを知ってもらう必要があると思っております。情報を流しているから、ここで見られるようになっているというのではなくて、まだ鎌ケ谷市を知らない人に鎌ケ谷市を知るきっかけが必要なのではと私は考えているところです。ぜひ今後「千葉、子育て」とかで上位に来れば、鎌ケ谷市って子育てに力を入れているのだとか、例えば「揺れにくいまち」で検索すると一番上に来るのです。なので「災害に強いまち」とかで上に来れば、そういったことに関心のある人が鎌ケ谷市のホームページを訪れてくれる、さらに鎌ケ谷市のことを知ってもらえるというような好循環が生まれてくると思いますので、ぜひご検討いただければと思います。 そして最後に、市長にお聞きしたいのですけれども、引き続き広報に関しての質問になりますが、近隣の流山市を例にとりますと、マーケティング課というものを創設して、あわせて流山市のまちを売り込むための任期付職員、これを公募しまして、民間企業でマーケティング経験のある人材を採用しております。そして、「母になるなら流山」、これは大きく話題になりましたけれども、それから「都心から一番近い森のまち」というキャッチコピーをつくり、中刷り広告を実施するなどとともにまちづくりを行い、市長が先頭になって若い世代の流入が図れました。確かにまちづくりをきちんとやっていれば広報の必要はない、自然と人は集まるというような考えもありますが、やはり鎌ケ谷市においても、市民のお知らせの延長線上でのプロモーションではなく、戦略を持って真剣にプロモーションを図っていくべきだと私は考えております。それには、職員の皆様のご活躍はもちろん、強いリーダーのもとでかじ取りが必要だと思います。そこで、今後の魅力発信事業やシティプロモーションについて、市長のお考えをお聞かせください。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎市長(清水聖士君) 議長、市長。 ○議長(森谷宏議員) 市長。 ◎市長(清水聖士君) 魅力発信につきましては、先般魅力発信アドバイザーというポジションを創設し、市の魅力発信に取り組んでいるところでありますけれども、これまでの市の人口流入のターゲットとして、先ほど部長答弁がありましたけれども、子育て世代や共働きの世代をターゲットとしつつ市の魅力を高めるまちづくりを積極的に推進してまいりましたところ、その結果人口増加にもつながり、昨年8月には人口11万人、直近の本年6月1日でも11万55人いるところでありまして、そういった状況になっているところであります。今後もこういった子育て、教育環境の充実、子供たちの安全確保、そういった子育て世代をターゲットとした施策を継続しつつ、やはり何よりも大切なのはインフラストラクチャーの整備、都市基盤の整備でありまして、短期的には、新京成線の先ほども取り上げられましたけれども、新京成線の高架化、また中長期的には北千葉道路の整備、こういったことを進めていくことが何よりも鎌ケ谷市の新たな魅力を高めることにつながっていくということは私は論をまたないところだと思っております。こういった市の魅力を高めるまちづくりを計画的に進めていった上で、本市の魅力発信に関しては、先ほど部長が述べたとおり、市のホームページを初め、あらゆる機会を捉えて全庁的に取り組んでまいりたいと考えております。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆6番(德野涼議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 6番、德野涼議員。 ◆6番(德野涼議員) インフラ整備というのがまず第一にというところは私も賛成するところであります。やはりそういったところを生かし切るためにも、職員の方々の皆様の努力を生かすためにも市外に鎌ケ谷市というものを知ってもらうという努力も引き続き行っていただければと思います。時間ぎりぎりになって申しわけありませんが、こちらで質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(森谷宏議員) 以上で6番、德野涼議員の一般質問を終結します。 △散会の宣告 ○議長(森谷宏議員) 以上で本日の日程は終了いたしました。 なお、明日の本会議は午前10時に開くことにいたします。 本日の会議を散会いたします。 長時間お疲れさまでした。          午後 4時15分  散 会...