鎌ヶ谷市議会 > 2017-12-08 >
12月08日-一般質問-03号

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  1. 鎌ヶ谷市議会 2017-12-08
    12月08日-一般質問-03号


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    平成29年 12月 定例会(第4回)            平成29年鎌ケ谷市議会12月定例会    議 事 日 程 (第3号)               平成29年12月8日(金)                                午前10時開議      日程第1 市政に関する一般質問日程第2 休会の決定                                            〇出席議員(23名)    1番   野  上  陽  子 議員     2番   中  村  潤  一 議員    3番   森  谷     宏 議員     4番   佐  竹  知  之 議員    5番   宮  城  登 美 子 議員     6番   岩  波  初  美 議員    7番   矢  崎     悟 議員     8番   川  原  千 加 子 議員    9番   小  易  和  彦 議員    10番   佐  藤     誠 議員   11番   松  澤  武  人 議員    12番   石  神  市 太 郎 議員   13番   泉  川  洋  二 議員    14番   原     八  郎 議員   15番   小  泉     嚴 議員    17番   三  橋  一  郎 議員   18番   針  貝  和  幸 議員    19番   津 久 井  清  氏 議員   20番   芝  田  裕  美 議員    21番   勝  又     勝 議員   22番   土  屋  裕  彦 議員    23番   池 ヶ 谷  富 士 夫 議員   24番   大  野  幸  一 議員〇欠席議員(なし)                                            〇説明のための出席者     市         長   清  水  聖  士  君     副    市    長   北  村  眞  一  君     会  計  管  理  者   小  高  仁  志  君     総 務 企 画 部 長   皆  川  寛  隆  君     総 務 企 画 部 参 事    武  田  秀  一  君     ( 総 務 課 長 )     総 務 課 行 政 室 長    矢  島  忠  行  君     総務課情報推進室長     佐  藤  太  郎  君     企画財政課企画政策室長   小 笠 原  直  樹  君     市 民 生 活 部 長   高  岡  敏  和  君     市 民 生 活 部 参 事    斉  藤     薫  君     商 工 振 興 課 長   葛  山  順  一  君     安 全 対 策 課 長   小 松 崎  佳  之  君     健 康 福 祉 部 長   望  月     忠  君     健 康 福 祉 部副参事    髙  橋     徹  君     (社会福祉課長)     高 齢 者 支 援 課 長    星  野  里  香  君     都 市 建 設 部 長   宗  川  洋  一  君     都 市 建 設 部 参 事    谷  口  光  儀  君     都市計画課まちづくり室長  横  山  吉  治  君     道路河川整備課長      貞  方  敦  雄  君     道路河川整備課主幹     萩  原     勝  君     教    育    長   皆  川  征  夫  君     生 涯 学 習 部 長   山  﨑  正  史  君     生涯学習部参事       笠  井  真 利 子  君     生涯学習部参事       吉  野  光  雄  君     選挙管理委員会委員長    石  井  君  雄  君     選挙管理委員会事務局長   大  伯  昌  司  君     選挙管理委員会事務局次長  小  島     敏  君     代 表 監 査 委 員   徳  田     朗  君     監査委員事務局長      荒  井     栄  君     農業委員会事務局長     佐  山  佳  明  君     消    防    長   鈴  木  信  彦  君     予  防  課  長    矢 ノ 目  健  二  君     警  防  課  長    佐  藤  俊  一  君                                            〇議会事務局職員出席者     事   務   局  長   山  口     清     事  務  局  次  長   桂  本  弘  明     同   副   主  幹   山  﨑  嘉  也     同    主    事   近  江  光  穂     同    主    事   井  上  裕  之          午前10時00分  開 議 ○議長(勝又勝議員) 皆様、引き続きお疲れさまです。 ただいまの出席議員は23名であります。定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。 △議事日程について ○議長(勝又勝議員) 本日の議事日程は、お手元に配付してあるとおりであります。 △市政に関する一般質問 ○議長(勝又勝議員) 日程第1、これより市政に関する一般質問を行います。 順次発言を許します。 まず、10番、佐藤誠議員に発言を許します。 ◆10番(佐藤誠議員) はい、議長。 ○議長(勝又勝議員) 10番、佐藤誠議員。 ◆10番(佐藤誠議員) トップバッターで質問させていただきます。ちなみに、本日は76年前、真珠湾攻撃、太平洋戦争の開戦ということで、余談ですけれども、今日は私の誕生日でもありますので、しっかり質問させていただきますので、よろしくお願いいたします。 それでは、議席番号10番、佐藤誠、平成29年12月定例会において通告に基づきまして一般質問させていただきます。私の通告してあります質問は、消防行政についてと、もう一つ、詐欺被害対策についてであります。 まず、消防行政についてでありますけれども、本市消防本部におきましてはこれまで毎年政策を明確にしまして、それを組織目標として取り組んできたことと思います。日ごろの危機管理体制の推進や火災予防対策など、予防や警防業務、また平成26年8月に策定いたしました鎌ケ谷市消防団充実強化計画に基づき、消防団の装備品充実及び処遇改善、また消防団員の加入促進にも力を入れるなど、消防団活動の充実、強化も部の組織目標として事業展開してきていると思います。特に市民の生命を火災から守る観点から、本市は消防法改正を受けて火災予防条例を改正し、平成20年6月から全世帯に住宅用火災警報器の設置を義務づけました。こうした住宅用火災警報器の設置推進、また特定空き家等の特別措置法を踏まえた空き家等に対する放火対策などは大変重要な火災予防の取り組みであります。日ごろより市民の安心、安全のため、献身的に消防活動に従事される皆様に対しまして、心から敬意を表したいと思います。 そこで、消防行政については、1回目の質問として3点伺います。まず、設置が義務づけられ10年を迎える住宅用火災警報器設置の重要性について伺うとともに、本市の住宅用火災警報器の設置状況について、過去3年間の推移を伺います。 2点目に、予防及び警防業務の業務内容について確認をさせていただきます。 3点目が地域においての消防団は大変重要な存在と考えておりますが、改めて消防団の位置づけと役割の重要性についてお聞かせください。 次に、通告してある質問の大きな2点目は詐欺被害対策についてであります。警視庁の集計によりますと、オレオレ詐欺架空請求詐欺融資保証金詐欺還付金等詐欺、振り込め詐欺を初めとする特殊詐欺の平成28年の全体の認知件数は前年に比べて約2%増加し、被害総額は約15%減少しているとのことであります。そして、被害総額は振り込め詐欺約375億円と振り込め詐欺以外の特殊詐欺約32億6,000万円を合わせて約407億7,000万円というふうになっております。種類別の認知件数は、オレオレ詐欺は約1%の減少、架空請求詐欺は約9%の減少、融資保証金詐欺は約3%の減少に対し、還付金等詐欺は約55%増加している。そして、平成29年の特殊詐欺の被害状況は、12月1日現在、認知件数1万4,729件、前年比約3,340件プラスとなっております。被害額については、312億6,000万円、前年比マイナス22億2,000万円となっていて、相変わらず被害額は減っていても被害件数は増加している状況であります。人の人情とか弱み等、そうした心理につけ入る悪質な詐欺被害を本市においても絶対に発生させてはなりません。今回この質問により少しでも詐欺被害を防げたらと願っているところであります。 そこで、1回目の質問として、本市の詐欺被害の現状についてお聞かせください。 ご答弁のほどよろしくお願いいたします。 ○議長(勝又勝議員) ただいまの質問に対し答弁を求めます。 ◎消防長(鈴木信彦君) 議長、消防長。 ○議長(勝又勝議員) 鈴木消防長。 ◎消防長(鈴木信彦君) ご質問の1点目、消防行政についてお答えいたします。 お尋ねは3点ございました。1点目の住宅用火災警報器の重要性及び過去3年間の設置状況でございますが、初めに本市における過去3年間の火災の発生件数について申し上げます。平成27年、25件、平成28年、19件、平成29年は11月末現在で19件発生しており、そのうち住宅火災は、平成27年、16件、平成28年、11件、平成29年は11月末現在で8件発生しておりますが、年々減少している状況でございます。住宅火災による被害は、市民のとうとい命と大切な財産を失うことにつながります。住宅用火災警報器を設置することにより火災を早い時期に発見し、避難行動を起こすことが被害を軽減するために大変有効であると考えております。 次に、住宅用火災警報器の過去3年間の設置状況でございますが、各年ともに6月1日現在の設置率と条例適合率で申し上げます。設置率は、平成27年、75.9%、平成28年、79.2%、平成29年、80.0%、条例適合率は、平成27年、70.1%、平成28年、70.8%、平成29年、71.5%でございました。なお、平成29年の全国平均の設置率は81.7%、条例適合率は66.4%、千葉県の設置率は77.6%、条例適合率60.3%でございますので、本市は全国及び千葉県の条例適合率を上回る状況でございます。 お尋ねの2点目、予防及び警防業務の内容でございますが、消防の役割の一つとして、火災を未然に防ぐことを目的とした予防業務がございます。予防業務には、新しい建物を建築する際、消防関係法令に適合した安全な建物であるか審査、確認する消防同意や建物検査、既存建物や店舗へ直接立ち入り、火災予防対策や消防用設備の維持管理状況などを検査する立入検査、火災発生時の対応を指導する消防訓練、火災の原因を究明し、火災予防につなげるための火災原因調査などがございます。また、警防業務につきましては、火災を初めとする各種災害に適切に対応するため、消防部隊の運用や災害に対する防御計画などの作成、消火活動に使用する消防水利の整備、消防団の運営管理に関する業務、年々増加し、複雑、多様化する救急業務に対応するため、救急隊員の教育や研修などを実施するほか、救命率の向上を目的とした市民向けの普通救命講習の開催などがございます。 お尋ねの3点目、消防団の位置づけと役割の重要性でございますが、消防団はみずからのまちはみずからの手で守るという郷土愛護の精神に基づき、社会に奉仕することを目的として、消防組織法第9条の規定に基づき市が設置している非常備の消防組織でございます。なお、本市には消防団本部のほか、市内に8個の分団が配置されており、現在160名の団員が各地域で活動しているところでございます。消防団の役割でございますが、消防署と同様の消防ポンプ自動車を配備し、消火訓練、応急手当てなど災害に対応する訓練を初め、火災予防の啓発活動を行うとともに、火災、風水害、大規模事故、地震災害などが発生した際、消防署と密接な連携のもと、活動をいたします。特に火災発生時には、消火活動、現場周辺の飛び火警戒、周辺の交通整理、また遠方の水利から消防自動車に送水を行うなどの支援活動に当たっております。また、近年首都直下地震南海トラフ地震などの発生が予測される中、地震により道路が寸断された場合でも各地域に活動の拠点となる分団、詰所が分散されて設置されているため、地域に密着し、地元に精通した消防団の果たす役割は極めて大きなものと認識しております。 ○議長(勝又勝議員) 答弁を求めます。 ◎市民生活部長(高岡敏和君) 議長、市民生活部長。 ○議長(勝又勝議員) 高岡市民生活部長。 ◎市民生活部長(高岡敏和君) ご質問の2点目、詐欺被害対策についてお答えいたします。 お尋ねは、本市の詐欺被害の現状についてでございました。詐欺被害につきまして、振り込め詐欺などの特殊詐欺を総称する電話de詐欺に代表され、千葉県警察では金銭を要求する金くれ詐欺、金銭が支払われるなど金やる詐欺に分類しており、その具体的な方法といたしましては、電話やはがきなどの通信手段を利用するもの、自治体職員や警察官などを装うもの、金融商品取引ギャンブル必勝法情報を提供するものなどがあり、多種多様な手段や方法を使い、架空または他人名義の口座に振り込ませ、現金を準備させて受け取りに来たりするなどの詐欺事件が発生しております。このような中、本市の詐欺被害の状況でございますが、平成28年中の被害件数は23件、被害額は1億459万円、平成29年10月末では被害件数は34件、被害額は6,290万円となっており、被害件数は11件増加しております。なお、千葉県内でも被害件数は281件増加しておりますが、被害額につきましては本市では約4,170万円減少、千葉県全体でも約3億6,000万円の減少となっていることから、最近の傾向といたしましては、1件当たりの被害額が減少傾向にあるところでございます。 ○議長(勝又勝議員) 再質問を許します。 ◆10番(佐藤誠議員) はい、議長。 ○議長(勝又勝議員) 10番、佐藤誠議員。
    ◆10番(佐藤誠議員) 本当に詳しく1回目の質問の答弁をいただきました。 それでは、消防行政について再質問させていただきます。先ほど住宅用火災警報器の設置状況のご答弁の中で、条例適合率というのがありましたけれども、設置率と条例適合率の違いをご説明願います。 ○議長(勝又勝議員) 答弁を求めます。 ◎消防長(鈴木信彦君) 議長、消防長。 ○議長(勝又勝議員) 鈴木消防長。 ◎消防長(鈴木信彦君) 初めに、鎌ケ谷市火災予防条例で定める住宅用火災警報器の設置箇所についてご説明いたします。 本市では、就寝する居室及び就寝する居室が2階以上にある場合は階段に住宅用火災警報器の設置が義務づけられております。お尋ねのありました設置率と条例適合率の違いでございますが、設置率は条例で義務づけられている設置箇所のうち1カ所以上設置している世帯の割合でございます。条例適合率は、条例で設置が義務づけられている設置箇所全てに設置されている世帯の割合を示すものでございます。 ○議長(勝又勝議員) 再質問を許します。 ◆10番(佐藤誠議員) はい、議長。 ○議長(勝又勝議員) 10番、佐藤誠議員。 ◆10番(佐藤誠議員) それでは、住宅用火災警報器の設置状況の把握というのはどういうふうにして行っているのでしょうか。 ○議長(勝又勝議員) 答弁を求めます。 ◎消防長(鈴木信彦君) 議長、消防長。 ○議長(勝又勝議員) 鈴木消防長。 ◎消防長(鈴木信彦君) 住宅用火災警報器の設置状況につきましては、平成23年度に千葉県が実施した住宅用火災警報器普及啓発事業の訪問調査により、本市の約1万3,000世帯分の調査を実施いたしました。その後も継続的に本市消防職員及び婦人防火クラブ員による訪問調査を実施し、住宅用火災警報器の設置状況の把握に努めているところでございます。 ○議長(勝又勝議員) 再質問を許します。 ◆10番(佐藤誠議員) はい、議長。 ○議長(勝又勝議員) 10番、佐藤誠議員。 ◆10番(佐藤誠議員) 住宅用火災警報器については、消防法により義務づけられているわけでありますけれども、決して100%ではありません。こういったことから、法的見地から見て未設置に対する見解を伺います。 ○議長(勝又勝議員) 答弁を求めます。 ◎消防長(鈴木信彦君) 議長、消防長。 ○議長(勝又勝議員) 鈴木消防長。 ◎消防長(鈴木信彦君) 初めに、住宅用火災警報器の設置が義務化された経緯についてご説明いたしますと、全国の住宅火災における死者数は平成15年に1,000人を超え、このうち65歳以上の高齢者が占める割合は約6割と高く、今後の高齢化の進展とともにさらに増加することが懸念されておりました。この対策として、平成16年6月に消防法が改正され、既存住宅を含む住宅全てに住宅用火災警報器の設置が義務づけられました。本市では、平成17年9月に火災予防条例の一部改正を行い、平成20年6月2日から全ての住宅に住宅用火災警報器の設置を義務づけたところでございます。法令では、未設置による罰則は設けられてございませんが、市民のとうとい命と大切な財産を守り、被害の軽減を図ることが住宅用火災警報器設置の目的でございますので、未設置の住宅には引き続き設置の有効性についてご理解いただくよう啓発に努めてまいります。 ○議長(勝又勝議員) 再質問を許します。 ◆10番(佐藤誠議員) はい、議長。 ○議長(勝又勝議員) 10番、佐藤誠議員。 ◆10番(佐藤誠議員) 大変重要な警報器ということです。 それでは、これまでに住宅用火災警報器を設置していたことによる奏功事例や設置されていれば大事に至らなかったというような事例はありましたか。 ○議長(勝又勝議員) 答弁を求めます。 ◎消防長(鈴木信彦君) 議長、消防長。 ○議長(勝又勝議員) 鈴木消防長。 ◎消防長(鈴木信彦君) 住宅用火災警報器の設置による奏功事例でございますが、全国の消防機関を初め、本市においても住宅用火災警報器の奏功事例はございます。本市での主な奏功事例では、ガスこんろに火をつけたままてんぷら油の入った鍋を放置したことにより発火した事案や電気ストーブに布団が接触し着火した事案などがございましたが、いずれも発生した煙や熱によって住宅用火災警報器が鳴動したため、火災の早期発見と初期消火により被害を軽減できた事例がございます。また、住宅用火災警報器の未設置による事例では、就寝中に火災が発生し、居住者は逃げおくれたため、大変残念なことに大切な生命と財産を失ってしまいました。住宅用火災警報器が設置されていれば、早期に避難し、命を失うことなく、被害も軽減できた可能性のある事案であったと考えております。 ○議長(勝又勝議員) 再質問を許します。 ◆10番(佐藤誠議員) はい、議長。 ○議長(勝又勝議員) 10番、佐藤誠議員。 ◆10番(佐藤誠議員) 本当に大切な命を守るためにも、こういった火災警報器設置の推進をお願いしたいわけでありますけれども、それでは具体的に火災警報器設置を推進する方策として、現在啓発活動、またイベント、講習会等を実施していると思いますけれども、その内容についてお聞かせください。 ○議長(勝又勝議員) 答弁を求めます。 ◎消防長(鈴木信彦君) 議長、消防長。 ○議長(勝又勝議員) 鈴木消防長。 ◎消防長(鈴木信彦君) 消防では、市民の皆様に住宅用火災警報器の有効性について認識していただくため、継続的にホームページに掲載するとともに、広報かまがや及び自治会の班回覧などを活用させていただき、啓発を行っているところでございます。なお、直近の取り組みといたしましては、11月1号の広報かまがやに住宅用火災警報器の設置と維持管理について掲載させていただくとともに、11月11日に開催した消防広場では、市民の皆様と直接お話ができる機会を捉え、丁寧にご説明させていただいたところでございます。今後も消防関係のイベントや自主防災訓練など、あらゆる機会を捉えて啓発を行い、住宅火災による被害の軽減を図ってまいりたいと考えております。 ○議長(勝又勝議員) 再質問を許します。 ◆10番(佐藤誠議員) はい、議長。 ○議長(勝又勝議員) 10番、佐藤誠議員。 ◆10番(佐藤誠議員) 警報器については、特に電池が切れてしまうとか、そういった問題もあります。そして、もう設置を条例で義務づけてから10年ということですので、その点も含めて設置のほうへの推進をよろしくお願いいたします。 次に、消防及び警防業務から再質問させていただきます。まず、各学校での消防訓練の取り組みについてはいがでしょうか。 ○議長(勝又勝議員) 答弁を求めます。 ◎消防長(鈴木信彦君) 議長、消防長。 ○議長(勝又勝議員) 鈴木消防長。 ◎消防長(鈴木信彦君) 小学校や中学校で実施している消防訓練は、各学校で定める消防計画に基づき実施することとなっており、消防訓練の一つである避難誘導訓練では、生徒や児童も含め、安全かつ迅速に校庭へ避難させる訓練を実施しております。このほかにも、希望された学校には、より実践的な訓練として、消火器の取り扱い訓練煙体験ハウスを使った煙の中での避難体験などもあわせて実施しております。 ○議長(勝又勝議員) 再質問を許します。 ◆10番(佐藤誠議員) はい、議長。 ○議長(勝又勝議員) 10番、佐藤誠議員。 ◆10番(佐藤誠議員) 次に、立入検査についてお伺いいたします。最近焼肉店などの火災が多く発生しております。そういった関係で、立入検査についてでありますけれども、火災予防対策や消防用設備の維持管理状況を検査する立入検査を行っているとのことでありますが、立入検査の目的と対象になる建物と対象にならない建物、これについてお伺いいたします。 ○議長(勝又勝議員) 答弁を求めます。 ◎消防長(鈴木信彦君) 議長、消防長。 ○議長(勝又勝議員) 鈴木消防長。 ◎消防長(鈴木信彦君) 初めに、立入検査の目的でございますが、消防法第4条及び第16条の5の規定に基づき、建物の関係者に火災の発生危険や火災による人命危険を予防させることでございます。立入検査の内容を具体的に申し上げますと、建物に設置されている消火器やスプリンクラー設備自動火災報知設備などの消防用設備の維持管理状況の検査、火気の管理や取り扱いなどの火災予防対策の検査を実施しております。 次に、立入検査の対象となる建物でございますが、物品販売店、飲食店、病院、福祉施設、学校及び共同住宅など、消防法施行令別表第1に掲げる床面積が150平方メートル以上の防火対象物でございます。床面積150平方メートル未満の小規模な物品販売店や飲食店などの防火対象物につきましては、消防用設備の設置義務がないため、立入検査の対象にはしていない状況でございます。 ○議長(勝又勝議員) 再質問を許します。 ◆10番(佐藤誠議員) はい、議長。 ○議長(勝又勝議員) 10番、佐藤誠議員。 ◆10番(佐藤誠議員) それでは、防火対象物は現在市内に何件あるのか、また過去3年間に何件の立入検査を行ったのかお聞かせください。 ○議長(勝又勝議員) 答弁を求めます。 ◎消防長(鈴木信彦君) 議長、消防長。 ○議長(勝又勝議員) 鈴木消防長。 ◎消防長(鈴木信彦君) 初めに、立入検査の対象となる防火対象物の件数でございますが、平成29年3月末現在、2,023件でございます。 次に、過去3年間の立入検査の件数でございますが、平成26年度、444件、平成27年度、489件、平成28年度は528件実施しており、3年間の合計で1,461件、率にいたしますと全体の72.2%の立入検査を実施している状況でございます。なお、立入検査は対象となる防火対象物を3年から5年を目安に一巡できるよう年間計画に基づき実施をしております。 ○議長(勝又勝議員) 再質問を許します。 ◆10番(佐藤誠議員) はい、議長。 ○議長(勝又勝議員) 10番、佐藤誠議員。 ◆10番(佐藤誠議員) 次に、特定空き家等の特別措置法を踏まえた空き家等に対する放火対策などについては、消防の業務範囲のようでしたけれども、現在はどのような対応となっているでしょうか。 ○議長(勝又勝議員) 答弁を求めます。 ◎消防長(鈴木信彦君) 議長、消防長。 ○議長(勝又勝議員) 鈴木消防長。 ◎消防長(鈴木信彦君) 本市の空き家対策は、平成25年10月に鎌ケ谷市空き家等の適正管理に関する条例を施行し、管理不全な状態の空き家等が放置されることがないよう、生活環境の保全と防犯のまちづくりの推進を目的に進めてまいりましたが、平成27年5月、空家等対策の推進に関する特別措置法が施行されたことに伴い、平成28年4月に条例の一部改正を行い、現在適切な管理が行われていない空き家等の総合的な対策を進めているところでございます。消防では、鎌ケ谷市火災予防条例第24条の規定に基づき、火災予防の観点から、玄関や窓から容易に新入可能な空き家、可燃物が放置されている空き家などに対し、関係各課と情報共有を図り、空き家を適正に管理するよう指導をしているところでございます。 ○議長(勝又勝議員) 再質問を許します。 ◆10番(佐藤誠議員) はい、議長。 ○議長(勝又勝議員) 10番、佐藤誠議員。 ◆10番(佐藤誠議員) 次に、道路に設置されている消火栓の点検についてお伺いしますけれども、先日お隣の市ですけれども、たまたま私車で通ったときに真横で消防関係者が消火栓のマンホールふたあけて、何やっているのかなと思ったのですけれども、雨水がいっぱいたまって、それを一生懸命くみ上げていたという状況がありまして、これいざとなったときに消火栓、ホースを接続するの大変だなというふうに、そういった思いがあったので、鎌ケ谷市の場合はこういった消火栓の点検、これについてはどのような状況でしょうか。 ○議長(勝又勝議員) 答弁を求めます。 ◎消防長(鈴木信彦君) 議長、消防長。 ○議長(勝又勝議員) 鈴木消防長。 ◎消防長(鈴木信彦君) 火災などの災害活動時に使用いたします消防水利は、平成29年11月末現在、消火栓1,385基、防火水槽356基、合計1,741基が設置されております。これら消防水利につきましては、各消防署において年1回以上の点検を行っており、機能的な異常や破損の有無について点検を行うとともに、消火栓室内に泥や雨水がたまっている場合は清掃を行い、災害時に支障のないよう維持管理に努めているところでございます。 ○議長(勝又勝議員) 再質問を許します。 ◆10番(佐藤誠議員) はい、議長。 ○議長(勝又勝議員) 10番、佐藤誠議員。 ◆10番(佐藤誠議員) ぜひ、よろしくお願いいたします。 次に、消防団運営から2点ほど質問させていただきます。本市においてもこれまで消防団の装備品整備事業については充実に力を入れてきたことと思いますので、現状など見解をお伺いいたします。 ○議長(勝又勝議員) 答弁を求めます。 ◎消防長(鈴木信彦君) 議長、消防長。 ○議長(勝又勝議員) 鈴木消防長。 ◎消防長(鈴木信彦君) 消防団活動における装備品の充実につきましては、平成25年12月に消防団を中核とした地域防災力の充実強化に関する法律が施行されたことに伴い、本市では平成26年8月に鎌ケ谷市消防団充実強化計画を策定し、計画的に装備品の充実強化を図ることとしております。平成27年度は、活動時に着用する活動服を改正された国の基準に基づき、機能性が向上されたものを導入いたしました。平成28年度は、災害活動中にガラスなどで負傷しないよう、耐切創性の手袋及び防水仕様のトランシーバーを整備いたしました。また、平成29年度以降においては、防煙性及び視認性にすぐれた防火衣の整備を予定しており、消防団の災害活動力並びに安全性の向上につながるものと考えております。 ○議長(勝又勝議員) 再質問を許します。 ◆10番(佐藤誠議員) はい、議長。 ○議長(勝又勝議員) 10番、佐藤誠議員。 ◆10番(佐藤誠議員) それでは、消防行政で最後の質問となります。先ほど今現在消防団、各分団、総勢160名ほどが活動していただいているということであります。そこで、消防団員の後継者問題、これについて伺いますけれども、市内各分団とも消防団員のなり手、後継者問題で苦慮しているのではないかというふうに思われます。このことは、本市に限らないと思うのですけれども、そこで本市の現状についていかがでしょうか。また、そのための取り組みはどのような取り組みをしているのかお聞かせください。 ○議長(勝又勝議員) 答弁を求めます。 ◎消防長(鈴木信彦君) 議長、消防長。 ○議長(勝又勝議員) 鈴木消防長。 ◎消防長(鈴木信彦君) 初めに、消防団の団員数の現状でございますが、過去3年間の団員数を申し上げますと、定数177名のところ、平成27年度から平成29年度までの3年間はともに160名で、17名の欠員が生じている状況でございます。 次に、消防団員の確保のための取り組みでございますが、社会情勢の変化に伴い、被雇用者の占める割合の増加や少子高齢化の進展など、本市に限らず消防団員の減少は全国的な課題となっているところでございます。本市の取り組みといたしましては、入団促進を図るため、平成27年4月に入団要件の上限年齢をなくすとともに、男子に限るという要件を緩和いたしました。また、広報かまがやへの定期的な掲載を初め、総合防災訓練や救急フェア、成人式など、あらゆる機会を捉えて団員募集のチラシを配布しているほか、消防団活動を紹介したリーフレットを全戸配布するなど、消防団員募集の啓発活動を実施しております。なお、12月15日号の広報かまがやでは、消防団活動の紹介や団員募集の特集記事を掲載する予定となっております。今後につきましても、各地域の安全、安心に大きな役割を果たしている消防団活動への理解を深めていただけるよう、啓発活動を実施し、消防団への入団促進につなげてまいりたいと考えております。 ○議長(勝又勝議員) 再質問を許します。 ◆10番(佐藤誠議員) はい、議長。 ○議長(勝又勝議員) 10番、佐藤誠議員。 ◆10番(佐藤誠議員) ぜひその点も推進をお願いいたします。 続いて、詐欺被害対策について再質問をさせていただきます。詐欺の手口と防止対策について伺ってまいりますけれども、詐欺被害に遭った人のほとんどがオレオレ詐欺などの知識はあったのですけれども、犯人の話をすっかり信用しました。慌てたり、混乱してしまいました。裁判になる、逮捕されるとおどされて、家族や職場にばらすと言われて、こういうふうにいろいろな人間の心理につけ入る悪質性があります。そこで、いろいろある特殊詐欺の手口の中でも特に自治体職員を装った還付金詐欺については、平成28年度においても前年比約55%増加しているということですので、当然注意が必要です。そこで、還付金詐欺について、本市の認識と現状についてお聞かせください。 ○議長(勝又勝議員) 答弁を求めます。 ◎市民生活部長(高岡敏和君) 議長、市民生活部長。 ○議長(勝又勝議員) 高岡市民生活部長
    市民生活部長(高岡敏和君) 本市の還付金詐欺の現状でございますが、自治体職員を装った還付金詐欺被害は、平成29年10月末現在、19件発生しており、詐欺被害全体の半数以上を占め、最も多い手口となっております。このことから、市民の皆様が被害に遭わないよう、警察や金融機関など関係機関とも連携し、防止対策を講じるとともに、被害を最小限に食いとめなければならないものと認識しております。 ○議長(勝又勝議員) 再質問を許します。 ◆10番(佐藤誠議員) はい、議長。 ○議長(勝又勝議員) 10番、佐藤誠議員。 ◆10番(佐藤誠議員) では、その防止対策についてはいかがでしょうか。 ○議長(勝又勝議員) 答弁を求めます。 ◎市民生活部長(高岡敏和君) 議長、市民生活部長。 ○議長(勝又勝議員) 高岡市民生活部長。 ◎市民生活部長(高岡敏和君) 詐欺被害対策でございますが、市税や保険料などの収納を担当する庁内各課により組織している鎌ケ谷市各種滞納金対策本部が作成したATM振り込め詐欺発生時対応共通マニュアルに基づき、防災行政無線、かまがや安心eメールの配信、広報車の巡回等による注意喚起などを行い、被害を最小限に食いとめる対策を講じております。 ○議長(勝又勝議員) 再質問を許します。 ◆10番(佐藤誠議員) はい、議長。 ○議長(勝又勝議員) 10番、佐藤誠議員。 ◆10番(佐藤誠議員) 次に、法務省管轄支局民事訴訟管理センター、こういったところからのはがきによるお知らせ詐欺について伺います。今日皆様に私の資料としてはがきのコピーを配布させていただきました。この右側の「総合消費料金に関する訴訟最終通告のお知らせ」、これについては先日我が家に届いた現物のコピーであります。このはがきについても、突然送られてきますと身に覚えがなくても裁判、そしてまた訴訟等の文言を使い、心理的に不安に陥れ、電話で誘導し、そして金銭を振り込ませるというような悪質性があります。このようなはがきについては、4月ごろより始まって、特に10月ごろにはこうしたはがきが全国的に送付されているようであります。現在法務省及び全国の警察、自治体が注意喚起をしている状況にあります。本市内でも当然こういったはがきが送付された方が多くいると考えられますので、その認識についてお聞かせください。 ○議長(勝又勝議員) 答弁を求めます。 ◎市民生活部長(高岡敏和君) 議長、市民生活部長。 ○議長(勝又勝議員) 高岡市民生活部長。 ◎市民生活部長(高岡敏和君) 架空請求に係るはがきについて、本市消費生活センターに寄せられた相談件数を月別に申し上げますと、今年の5月から相談が寄せられ、5月、2件、6月、ゼロ件、7月、2件、8月、5件、9月、6件、10月、19件、11月は15件の合計49件となっております。そのうち約6割が60歳以上の女性からの相談という状況でございます。寄せられた相談の内容の多くは、身に覚えがなく、不審に思い、消費生活センターに連絡をしたというものであり、現在のところ被害に遭ったとの相談はございません。しかしながら、当該はがきによる架空請求は全国的に多発している事例であるとともに、市民の方々が被害に遭わないよう未然の防止など、適切な対応をとる必要があるものと認識しているところでございます。 ○議長(勝又勝議員) 再質問を許します。 ◆10番(佐藤誠議員) はい、議長。 ○議長(勝又勝議員) 10番、佐藤誠議員。 ◆10番(佐藤誠議員) それでは、対策についてでありますが、はがきによるお知らせ詐欺については、本日消費生活センターのホームページ上に注意喚起のお知らせを掲載していただいたようであります。具体的にこの部分はこういうふうに注意しなさいというような形で、非常にわかりやすいような注意喚起のお知らせを掲載していただきました。大変ありがとうございます。 そこで、この消費生活センターにおいてはこれまでも具体的な詐欺被害対策について取り組んできていただいていると思いますが、改めて消費生活センターの役割と特殊詐欺への注意喚起などの取り組みについてお聞かせください。 ○議長(勝又勝議員) 答弁を求めます。 ◎市民生活部長(高岡敏和君) 議長、市民生活部長。 ○議長(勝又勝議員) 高岡市民生活部長。 ◎市民生活部長(高岡敏和君) 消費生活センターの役割は、消費者トラブルに対する情報一元化の根幹を担うという役割がございます。また、詐欺被害に遭った場合の役割は大きく3つございます。1点目は、消費者からの苦情に係る相談及び助言を行うこと、2点目は、消費者からの苦情の処理のためのあっせんを行うこと、3点目は、必要な情報を収集し、住民に対して提供することでございます。特殊詐欺の取り組みといたしましては、情報を適切に伝えるため、チラシを市内公共施設に配架、自治会回覧やかまがや消費生活センターだよりの発行、ホームページへの掲載、出前講座などにより注意喚起を行っており、市民への周知に取り組んでおります。なお、詐欺被害に遭ってしまった方には消費生活センターが業者とのあっせんを行ったり、今後の対応などの助言を行っております。 ○議長(勝又勝議員) 再質問を許します。 ◆10番(佐藤誠議員) はい、議長。 ○議長(勝又勝議員) 10番、佐藤誠議員。 ◆10番(佐藤誠議員) 消費生活センター、今回こういったはがきの注意喚起のお知らせを載せてくれましたけれども、広報等でもぜひ注意喚起のそういったお知らせをお願いをしたいと思います。 次に、詐欺被害防止について、当然鎌ケ谷市、警察、また金融機関との連携をしていると思いますので、その連携状況についてお願いいたします。 ○議長(勝又勝議員) 答弁を求めます。 ◎市民生活部長(高岡敏和君) 議長、市民生活部長。 ○議長(勝又勝議員) 高岡市民生活部長。 ◎市民生活部長(高岡敏和君) 警察や金融機関との連携でございますが、市内において詐欺まがいの電話が多数あるとの情報を受けた際には、鎌ケ谷警察署が中心となり、情報収集や対応策を検討し、市は警察に協力する形で連携しており、金融機関とも平時の予防啓発活動を初め、店舗内やATM周辺への警戒を呼びかけるなど、有事の際には警察を中心として金融機関と市が連携を図り、無人ATMやコンビニエンスストアの周辺を広報車による巡回や職員を配置するなど、被害を未然に防止する対策を講じております。 ○議長(勝又勝議員) 再質問を許します。 ◆10番(佐藤誠議員) はい、議長。 ○議長(勝又勝議員) 10番、佐藤誠議員。 ◆10番(佐藤誠議員) それでは、不幸にして詐欺被害に遭ってしまった人などを救済するため、平成20年6月に施行された振り込め詐欺救済法、これについて伺います。 ○議長(勝又勝議員) 答弁を求めます。 ◎市民生活部長(高岡敏和君) 議長、市民生活部長。 ○議長(勝又勝議員) 高岡市民生活部長。 ◎市民生活部長(高岡敏和君) 振り込め詐欺救済法につきましては、振り込め詐欺の被害を受けた方の財産的被害の迅速な回復を図るため、金融機関は被害を受けた方が振り込んだ口座を凍結いたしまして、その方からの申請により被害額や凍結された講座の残高に応じて被害額の全部または一部を被害回復分配金として受け取ることができる制度でございます。 ○議長(勝又勝議員) 再質問を許します。 ◆10番(佐藤誠議員) はい、議長。 ○議長(勝又勝議員) 10番、佐藤誠議員。 ◆10番(佐藤誠議員) それでは、振り込め詐欺救済法の適用のための相談の方法とか、そういった被害に遭った市民がやるべきこと、これは何でしょうか。 ○議長(勝又勝議員) 答弁を求めます。 ◎市民生活部長(高岡敏和君) 議長、市民生活部長。 ○議長(勝又勝議員) 高岡市民生活部長。 ◎市民生活部長(高岡敏和君) 振り込め詐欺救済法の適用を受け、被害回復分配金の支払いの手続を行うためには、振込先の金融機関に所定の申請書と本人確認書類、振り込み事実の確認できる資料を持参または郵送で提出することになります。被害に遭われた方は、まずは警察に、その後速やかに振込先の金融機関に連絡することが必要となります。 ○議長(勝又勝議員) 再質問を許します。 ◆10番(佐藤誠議員) はい、議長。 ○議長(勝又勝議員) 10番、佐藤誠議員。 ◆10番(佐藤誠議員) 今回振り込め詐欺被害防止のために質問させていただきました。市民の皆さんも、やはり還付金詐欺についても行政のほうから一方的に振り込みますというようなおいしい話はない、あくまでも申請主義ですので、そういった視点と、そしてまたはがきについても、身に覚えがなくてもやはり自分の胸にしまわないで、しっかり消費生活センター等に相談をしていただきたい、そういったことをお願いをいたしまして、一般質問終わります。 ○議長(勝又勝議員) 以上で10番、佐藤誠議員の一般質問を終結します。 ○議長(勝又勝議員) 次に、22番、土屋裕彦議員に発言を許します。 ◆22番(土屋裕彦議員) はい、議長。 ○議長(勝又勝議員) 22番、土屋裕彦議員。 ◆22番(土屋裕彦議員) 議席番号22番、土屋裕彦、平成29年12月定例会に当たり、通告に基づき一般質問をさせていただきます。 今回私通告させていただきましたのは、市長の政治姿勢についてであります。1つとして、15年余りの市政運営を振り返って、2つとして、まちづくりに向けたこれからの課題、3つとして、来年7月実施予定の次期市長選挙についてであります。私市長の政治姿勢という通告は2回目であります。1回目は、平成14年9月の定例会でありました。皆様もご案内のとおり、カオスの中から清水市長が誕生された直後の定例会であります。そのときには、新しく誕生した清水市長がこのまちをどうしていくのかという思いで質問をさせていただきました。以来15年、その間に清水市長は何をなし遂げ、何ができなくて、これからどうしていくのか、そういう思いを込めましてさまざまお尋ねをさせていただきたい、このように思うところであります。 私ごとではありますが、22年前に市民の負託を受けて、皆川市長の7年間、そして清水市長の15年間、その間私なりに真剣にこの町の変遷を見詰めてきたつもりであります。その22年間、本当に鎌ケ谷市は変わりました。東武鎌ケ谷駅周辺地区の区画整理事業、東武野田線、新京成線の連続立体交差事業、新鎌ケ谷駅周辺地区の区画整理事業、多くの都市計画道路整備事業、中核病院である鎌ケ谷総合病院の開設、きらりホールの開館、新しい学校給食センターの開設、小中学校の耐震化、この庁舎の免震工事実施など、その大半が清水市長の在任期間中に形となったことは事実であります。あわせて待機児童ゼロ達成、子ども医療費対象児童の拡大、きらり先生の配置など、福祉、教育全般にわたる多くの独自の取り組みもまた清水市長在任中になされてきております。その一方、新鎌ケ谷地区の区画整理事業や東武野田線、新京成線の連続立体交差事業など、前市長時代に計画をされたものだというお話も各所で聞くところであります。私思うに、ただこの財政危機と言われたときにその計画を具体化、実現していくことの困難さについては、私もよく承知をしておるところであります。これらの事業については、私たち議会といたしましても、市民の代表として市長の提案した予算、決算審議を通して議論を交わし、そして議決していくという形の中で大いにかかわり、まちの発展に貢献ができたものと考えているところであります。 さて、市長はこの15年間、財政状況の悪化など、行財政運営上の大きな課題に直面し、この解決に向けて行財政改革に取り組み、その成果を上げる一方で、就任当初に思い浮かべていた市政運営に関する思いなど、その考えを改めることもあったかと思います。特に就任から数年間は、筋を通すというポリシーを語られつつ、なかなか筋を通さないと申しましょうか、筋を通すことのできない状況も散見されたわけであります。その結果、リーダーシップについて苦言を呈されたこともありました。それでも心折れることなく精進され、現在千葉県市長会会長を務められる立場にまでなられたことは、巷間言われます強烈な政治運ということだけでは語れるものではないというように考えておるところであります。 前置きが長くなりましたが、まずお伺いをいたしますが、この15年余りの市政運営を振り返り、その成果についてどのように評価をしているのか、ポイントを絞ってお答えいただきたいと思います。 その他の質問については、再質問で伺います。 ○議長(勝又勝議員) ただいまの質問に対し答弁を求めます。 ◎市長(清水聖士君) 議長、市長。 ○議長(勝又勝議員) 清水市長。 ◎市長(清水聖士君) 私の15年の市政運営を振り返りますと、思い浮かべる成果でございますけれども、今土屋議員のほうから非常に大局的なお話がございましたので、私のほうも大局的な観点から3点のみに絞って15年の成果としてお話しさせていただきたいと思います。 1つは、まさに今土屋議員からも触れられましたけれども、持続可能な行財政運営の確立でございます。私の市長就任以降の数年間は、行革に明け暮れた毎日でございました。特に平成19年度は、国の三位一体の改革などの影響もあり、財政破綻するのではないかと危惧されるほど厳しい財政状況に陥り、全庁一丸となって必死に行革に取り組んできたところであります。その後議員の皆様を初め、市民の皆様のご理解、ご協力もあり、財政状況は劇的な改善を遂げ、持続可能な行財政運営を確立できたものではないかと自負しております。この持続可能な行財政運営という基本的な考え方は、今なお予算編成や毎年の行革などに生かされておるところであります。 2つ目は、土屋議員からもご指摘ございましたけれども、先人の方々が手がけたまちづくりを着実に実現し、私の新しい施策とも相まって、住宅都市として人口の増加につなげてきたことであります。市長就任以降、さまざまな改革に取り組む一方で、例えば長い年月をかけて構想が練られてきた新鎌ケ谷地区のまちづくりや都市計画道路などの都市基盤整備については、限られた厳しい財源から捻出した可能な限りの財源を投資し、推進してまいりました。私が重点的に取り組んできた子育て支援、教育、高齢者福祉、防災、防犯などの施策と相まって、鎌ケ谷市の魅力を高め、人口増加につながり、あと少しで11万人というところまでふえてきたものと考えております。 3つ目は、新京成線の完全高架化の完成時期が明確となったこと並びに北千葉道路事業が具現化しつつあることなどにより、未来を見据えた新たなまちづくりの展開につなげられていることでございます。平成14年に着手した新京成線連続立体交差事業は、平成31年には完全高架化する見通しとなり、長年の懸案事項であった市内の交通渋滞が解消されることになります。今後は、新京成線の完全高架化を見据えて新鎌ケ谷駅周辺の東京10号線延伸新線跡地の利用など、鎌ケ谷市の新たな躍動感と魅力ある未来のまちづくりの展開につなげていく所存であります。また、北千葉道路につきましては、私が北千葉道路建設促進期成同盟の会長として国や県に要望活動を直接行ってまいりましたが、国と県との間で整備手法や都市計画決定の変更の手続などが確認され、一歩進んだ展開となってまいりました。 私の1期目からの15年を振り返り、主なものとして3点ほど述べさせていただきました。 ○議長(勝又勝議員) 再質問を許します。 ◆22番(土屋裕彦議員) はい、議長。 ○議長(勝又勝議員) 22番、土屋裕彦議員。 ◆22番(土屋裕彦議員) ただいま市長ご自身から行財政運営に関する評価について幾つかご答弁をいただきました。その中で、1点目の持続可能な行財政運営の確立に関しましては、私思うに2期目から3期目までにかけて最も結果を出されたものであることは異論のないところでございます。しかし、一方で、その過程の中で市長ご自身の姿勢や市政運営について、平成20年度の予算案否決というように市議会議員一同が異議を唱えたこともございます。そこで、改めて行財政改革の取り組みについて、幾つかの関連事項を含めてお尋ねをしてまいりたい、このように思う次第であります。行財政改革の取り組みに関しましては、やはり最も財政状況が悪化した平成19年度が契機であり、その後の行財政運営の転換期であったことは、このことも異論を挟む余地はないと思っております。 そこで、お伺いをいたしますが、市長自身としては行財政改革を積極的に取り組むに当たってどのような役割を担ったのか、その点お伺いをいたします。 ○議長(勝又勝議員) 答弁を求めます。 ◎市長(清水聖士君) 議長、市長。 ○議長(勝又勝議員) 清水市長。 ◎市長(清水聖士君) 平成20年度予算案について、市議会議員の皆様により否決に至ったことは私の基本的な行政運営の姿勢などに多大な影響を与え、一方で、よく捉えれば自分自身も含めて本市の行財政運営にもいい意味で大きな転機となったと思っております。私自身の行財政改革に対する役割としては、3つの視点を心がけております。1つ目としては、職員の意識改革に加えて、早期決断と早期実行を可能とする職場風土を構築することであります。2つ目としては、議員各位や市民の方にも財政状況などを理解していただくため、タウンミーティングの開催に加えて、各自治会などの会合に参加する際には、私自身が財政状況をよりわかりやすく説明し、行革への理解と円滑な実施に配慮したところであります。3つ目は、みずからの給料、手当などの削減を率先して実施したことであります。行革を積極的に進める上で、やはり市民の方にもサービスの低下やご負担を求めることは避けられない状況であったことから、市長としての責任を痛感し、みずから姿勢を示すためにも、そのことを実施したところであります。 ○議長(勝又勝議員) 再質問を許します。 ◆22番(土屋裕彦議員) はい、議長。 ○議長(勝又勝議員) 22番、土屋裕彦議員。 ◆22番(土屋裕彦議員) 一般市民の方にいろいろ市長の15年間の実績という話になると、さまざまなご意見が出るかとは思いますが、こうして議会、議員としてかかわってきた大半の方がそういう質問をされたときに、やはり行財政改革という話になる方が多いのかなと思います。そこで、行財政改革については、少し細かい点まで聞いてまいりたいと思います。 平成19年度決算では、県内市町村で最も危機的な財政状況でありました。その状況をわずか五、六年の短期間で打開し、持続可能な行財政運営の確立に至ったのは、市民の皆さんはもちろん、議会の理解、協力もありますが、また行財政運営を担う職員一人ひとりの意識改革がなされた結果であろうと、このように思っておるわけであります。あえて言いますなら、市長のリーダーシップというよりも、職員みずからが行動に移した、そのような感じを受けた時代でもありました。 行革の具体的な取り組みについて、先ほども申しましたが、少し振り返ってまいりたいと思います。私なりに本市の行革の取り組みを3つに区分いたしますと、職員体制、施設運営面などの見直しが1つ、歳出の抑制、そして財源確保と、この3つで成果が出てきたのだろうと考えております。そこで、初めに、組織体制、施設運営などの見直しについて、これまでの取り組みと実績についてお伺いをいたします。 ○議長(勝又勝議員) 答弁を求めます。 ◎市長(清水聖士君) 議長、市長。 ○議長(勝又勝議員) 清水市長。 ◎市長(清水聖士君) 組織体制、施設運営面というお話でございますけれども、まさに土屋議員がお話しされたとおり、職員みずからが一生懸命やったという成果が非常に私もあったと感じておりますが、職員が早期決断と早期実行を可能とする職場風土を構築できたのかなというふうな思いもしておるところでございます。具体的な取り組みとしては、3つ申し上げますけれども、1つ目は行政組織の統合でありまして、部の数を6部から4部に、課の数を33課から27課に縮小し、組織体制の効率化を図るとともに、大幅な職員数の削減を断行し、少数精鋭で取り組むことにより人件費の大幅な削減を図ったところであります。2つ目は、公共施設の管理運営について、指定管理者制度を積極的に導入し、学校給食センターの建てかえでは本市で初めてのPFIを採用し、民間の専門的な知識や資金を活用して、市民サービスの向上と経費削減に取り組んだところであります。3つ目は、第三セクターとなる都市公社の負債について、市の財政運営にとっての急激な負担を回避するため、最大で平成6年度の約80億円あったものを平成24年度には全て解消し、このことは国の第三セクター等の改革に先駆けておる形で鎌ケ谷市においては都市公社の解散を行ったところであります。 ○議長(勝又勝議員) 再質問を許します。 ◆22番(土屋裕彦議員) はい、議長。 ○議長(勝又勝議員) 22番、土屋裕彦議員。 ◆22番(土屋裕彦議員) 行政組織の統廃合、職員数の削減、それにより人件費の大幅削減に至ったことは認めるところであります。一方で、職員の皆様への負担の増加、市民サービスの低下という懸念も生じたことも、これもまた事実であります。そういった反省の上で、現在特に専門職の増加を図っておられるのかと思います。また、ご答弁にもありましたが、都市公社の解散は最大で80億円以上あった負債を完全に返済した結果でもありますから、この点については評価をするものであります。 次に、先ほど3点申し上げました2点目、歳出の抑制についてはいかがでしょうか。 ○議長(勝又勝議員) 答弁を求めます。 ◎市長(清水聖士君) 議長、市長。 ○議長(勝又勝議員) 清水市長。 ◎市長(清水聖士君) 歳出の抑制では、その当時、本市独自のさまざまな給与削減を講じております。具体的に申し上げますと、私を含めた特別職の給与、管理職手当、特殊勤務手当の削減などに取り組むとともに、時間外勤務手当の抑制では、各部局による枠配分方式を導入することで大きな成果を上げており、現在もこの仕組みを継続しています。また、各種補助制度など数え切れないほどのあらゆる事務事業の廃止または見直しなどに取り組んできております。 ○議長(勝又勝議員) 再質問を許します。 ◆22番(土屋裕彦議員) はい、議長。 ○議長(勝又勝議員) 22番、土屋裕彦議員。 ◆22番(土屋裕彦議員) 職員給与の削減などは、財源確保のためにやむを得ない手段であったとはいえ、職員の皆様には大変な時代であったろうと推察をするわけであります。一方で、今お話にも出ましたが、事務事業の見直しでは、事業仕分けも実施されました。その意義は、少しはわかるのですが、一方では、正直申し上げて疑問を呈する声も多く聞かれたことも事実であります。事業仕分けが必要な時期だったということは、時代背景として、はやりといいましょうか、理解できるものではありますが、一種のパフォーマンスにとられたということも否めないことだと思います。議場で取り上げるような話ではございませんが、事業仕分けに限らず、市長自身の言動がパフォーマンスとして受けとめられかねない懸念もあります。そういった点は、今後しっかり気をつけてほしいと思うところであります。 次に、先ほどの3点目、歳入の確保について、これまでの取り組みと実績についてお伺いをいたします。 ○議長(勝又勝議員) 答弁を求めます。 ◎市長(清水聖士君) 議長、市長。 ○議長(勝又勝議員) 清水市長。 ◎市長(清水聖士君) 歳入の確保につきましては、公共施設使用料などの見直し、教職員住宅などの未利用地の売却、市税等の徴収対策の強化が挙げられると思います。特に市税等の徴収対策では、各種滞納対策会議を設置し、徴収部門の情報共有を図るとともに、元税務署職員をプロジェクトマネジャーとして任用し、そのアドバイスをもとに今でもなお高い徴収率を維持しておるところであります。 ○議長(勝又勝議員) 再質問を許します。 ◆22番(土屋裕彦議員) はい、議長。 ○議長(勝又勝議員) 22番、土屋裕彦議員。 ◆22番(土屋裕彦議員) 改めてお聞きしますと、職員数の抑制、人件費の削減、公共施設使用料の見直しなど行革の取り組みは、歳出削減また歳入確保に加えて、行政組織改革など多岐にわたっています。我々市議会といたしましても、危機的な財政状況を理解し、その解消に向けて議員定数の削減、報酬削減など、議会改革を推進してきたところであります。行革に関しては、行政と議会がまさに車の両輪となり、取り組んでいますが、少子高齢化が進む中、財源確保は待ったなしの状況にあります。引き続き行革の取り組みは、手綱を緩めないようにお願いをしたいと思います。そして、行革で得られた財源は、ただ基金に積み立てるだけではなく、さまざまな施策に反映し、鎌ケ谷市の魅力を一層高めていかなければならない、このように考えております。市長は、前回の市長選挙において公約として、行革で得られた財源は福祉、教育、都市基盤整備などの分野にきめ細かく活用し、まちづくりを進めるものとしています。 そこで、前回の市長選における公約の概要についてお伺いをいたします。 ○議長(勝又勝議員) 答弁を求めます。 ◎市長(清水聖士君) 議長、市長。
    ○議長(勝又勝議員) 清水市長。 ◎市長(清水聖士君) 公約としては、子供からお年寄りまでずっと住み続けたいまち鎌ケ谷を目指すため、大きく3つの約束をさせていただいております。1点目としましては、子供からお年寄りまで市民の暮らしを大切にするまちでございます。これは、全ての市民の方が安心して暮らし、そして市民同士がお互いに支え合うまちとするため、地震、災害に強く、子育て世代に優しく、お年寄りも安心して暮らせることを目指すものであります。 2点目は、文教都市として文化、スポーツが盛んで、緑あふれるまちでございます。これは、自然豊かな環境の中で、みんなが文化やスポーツを楽しめるまちを目指し、きらり鎌ケ谷市民会館を中心として、文化の薫りがあって、そして北海道日本ハムファイターズのあるまちとして、スポーツ環境が充実し、さらに都市農業が盛んで、緑豊かな環境を保全することを目指すものであります。 3点目は、ずっと先の未来を見据えたまちでございます。これは、次世代に誇れる活気あるふるさと鎌ケ谷を実現するため、新たな都市の魅力を高めつつ、いずれ到来する人口減少、少子高齢化に対する取り組みを行うとともに、次世代の方にも負担を残さない取り組みを講じるものでございます。 ○議長(勝又勝議員) 再質問を許します。 ◆22番(土屋裕彦議員) はい、議長。 ○議長(勝又勝議員) 22番、土屋裕彦議員。 ◆22番(土屋裕彦議員) 質問項目の2点目、まちづくりに向けた課題にもつながって行きますが、今ご答弁いただいた市長公約に掲げた主な事業の達成状況、そして課題についてもお伺いをしたいと思います。よろしくお願いいたします。 ○議長(勝又勝議員) 答弁を求めます。 ◎市長(清水聖士君) 議長、市長。 ○議長(勝又勝議員) 清水市長。 ◎市長(清水聖士君) まず、では地震、災害に強いまちということで申し上げさせていただきたいと思いますが、私は市長として地震、台風などの予想し得ない災害が発生した際にも、市民の生命、財産を守る責務を負っております。そこで、ハード、ソフトのあらゆる面から総合的な対策の早期実現を図っております。まず、鎌ケ谷の未来を担う子供たちの安全を最優先し、小中学校の耐震化をいち早く実現する一方で、公約に掲げた防災拠点の最前線である消防本部並びにくぬぎ山消防署の建てかえを行いました。また、災害対策本部を設置する市庁舎の耐震化は多額の経費が必要でありましたが、財源的に有利な地方債を活用するなど、財政的な負担を最小限にとどめつつ、免震改修工事を完了させて、これで全ての公共施設の耐震化を実現したところでございます。今後の課題ということでありますけれども、今年度から着手したマンホールトイレの計画的な整備、高齢者、障がい者などの要支援者の避難方法の確立といった対策が必要と考えております。また、公助には限界があることから、やはりご家族やご近所の方々が助け合うという自助、共助のマンパワーを発揮させることが防災対策の鍵であると考えております。また、防災対策の大きな事業としては、馬込沢地区の浸水対策である準用河川二和川の整備事業が課題であると考えております。 続きまして、子育て世代に優しいまちでございますけれども、主に待機児童対策と学校環境の整備でありますが、私の就任以来、多くの保育園を整備し、待機児童をここ3年連続でゼロを達成しておるところでございます。また、子ども医療費の助成については、中学3年生までに拡充し、経済的な負担軽減を図っております。学校教育の整備に関しましては、小中学校の全教室にエアコンを設置し、またきらり先生、ほほえみ先生、外国語指導助手、学校図書館司書の配置に加えて、理科支援員を新たに配置しておるところでございます。子育て世代に優しいまちの課題ということでありますけれども、やはり待機児童対策においては本市も大きな成果を上げているところでありますけれども、結婚、妊娠、出産、子育てという切れ目のない支援をいかに提供し、若い世代の方々の将来の夢をかなえて、結婚や子育てに明るい未来を抱いていただくということが重要であろうかと思います。また、義務教育施設に関しては、施設の老朽化が著しい課題となっておるところでございます。したがいまして、長寿命化を推進し、予防保全を徹底するなど計画的な改修を行い、耐用年数100年を目指してまいりたいと考えております。 少し長くなりますけれども、お年寄りが安心して暮らせるまちということでございますと、介護保険制度に基づく事業展開として、幾つもの特別養護老人ホームの設置、また地域包括支援センターの整備に加えて、認知症カフェ、談話室事業の実施など、また市の単独事業としての老人憩の家の拡充を図ったほか、お年寄りの足でありますコミュニティバスききょう号を週5日の運行から全曜日、週7日の運行へと拡充するなど、高齢者の方も生涯学習やスポーツ活動へ参加しやすい環境を整えております。お年寄りが安心して暮らせるまちについての課題でございますけれども、やはりこれは地域包括ケアシステムの推進に取り組むことが重要であろうと考えております。 文教都市として文化、スポーツが盛んで、緑あふれるまちについての実績でございますけれども、鎌ケ谷市ではそれぞれのエリアにございます交通網、商業施設、公園、公共施設など、それぞれのエリアの特性を生かしたまちづくりを進めております。初富駅周辺は、きらり鎌ケ谷市民会館や図書館などの文化的施設を集約しており、きらりホールを中心に文化的な薫りが漂うエリアを構築しておるところでございます。中沢地区は、北海道日本ハムファイターズ鎌ケ谷スタジアムとともに、みんなのスポーツ広場、弓道、アーチェリー場などを集約し、第2のスポーツエリアとしてスポーツを楽しむエリアを構築しておるところでございます。ファイターズの関係で申し上げれば、年間ファームの試合が約70試合開催されるわけでありますが、市との共同事業として、鎌ケ谷デー、ランフェスタ、野球教室なども企画しております。粟野地区では、粟野地区公園が開園され、隣接する市制記念公園、北総線と並行する緑道を通じて陸上競技場へのアクセスの道のりを形成しておるところでございます。この公約の今後の課題としては、やはり農業人口の減少、耕地面積の縮小への対策が課題でございます。特に県内でも有数な梨の産地でありますところから、梨の販路拡大や農家の育成が重要であります。スポーツ環境の整備に関しては、陸上競技場の全面リニューアルを初め、東初富テニスコートの改修など、老朽化対策が重要であります。 最後の公約のずっと先の未来を見据えたまちの実績につきましては、2つの大きな事業に今任期においては進捗があったと考えます。新京成線の高架化及び側道の整備は、津田沼方面の高架運行が本年10月に開始され、平成31年度には松戸方面の高架化が完了する予定となっており、あわせて初富駅、北初富駅、そして新鎌ケ谷駅の駅舎並びに周辺の整備が進んでおるところでございます。北千葉道路の整備につきましては、国や県で構成される千葉県道路協議会において、有料道路と一般道に区分した整備イメージが示されるなど、作業が進捗しておるところでございます。 ○議長(勝又勝議員) 再質問を許します。 ◆22番(土屋裕彦議員) はい、議長。 ○議長(勝又勝議員) 22番、土屋裕彦議員。 ◆22番(土屋裕彦議員) 今市長の公約をまとめて聞いたのが少しわかりづらくなってしまったかなと反省をしておるところであります。目指すまちごとに聞いたほうがわかりやすかったかなと思いますが、聞いてしまいましたので。まとめますと、達成しているという認識のかなりの割合であって、当然ではありますが、課題についてもそれぞれの分野、割合は違うけれども、かなりの分量あったなと、こういう感じであります。 今最後のところのずっと先の未来を見据えたまちの中で、東武野田線に続き新京成電鉄の、この間も式典がございましたが、高架上を走っている、そういう姿を見ますと、私も大変感慨深いものがあるわけであります。本件については、清水市長みずから補助金獲得に向けて国に幾度となく要望活動を行われたということも聞いておるところであります。また、北千葉道路の整備が具体化しつつあるのも北千葉道路建設促進期成同盟会長としての市長の力が各方面から評価されているものと考えております。 それでは、このことについてこれからの課題を伺います。 ○議長(勝又勝議員) 答弁を求めます。 ◎市長(清水聖士君) 議長、市長。 ○議長(勝又勝議員) 清水市長。 ◎市長(清水聖士君) 本市では、新鎌ケ谷駅、初富駅、東武鎌ケ谷駅の各駅周辺を都市軸と位置づけて、この3駅を結ぶ街路と、その高架下を利用することにより多くの方が行き会う当市のシンボル的な空間を形成することを目指しております。新鎌ケ谷駅周辺は、鎌ケ谷の顔にふさわしい広域交流拠点として商業施設、総合病院などを誘致しており、東武鎌ケ谷駅周辺は、地域の商業拠点として西口駅前広場及び電柱の地中化が完了しております。一方で、初富駅周辺につきましては、平成31年度には新京成線の高架が完成しますが、駅前広場及びアクセス道路の整備を早期に実現することが課題であります。また、県の事業である初富交差点の改良については、私自身も幾度となく千葉県庁や東葛土木事務所に赴き、その必要性をるる説明あるいは要望しておるところであります。その結果、千葉県では平成28年11月にこの初富交差点の改良案を検討する予備設計委託業務を発注しており、現在県が公安委員会と協議をしているということでございます。初富交差点改良の事業化にはまだまだ多くのハードルがありますが、私としましても市の事業と一体的に整備されることを強く望んでおり、今後も一日も早い事業化を目指して県に対しても働きかけを行ってまいりたいと考えております。 次に、中期的な課題でございますけれども、新鎌ケ谷駅前の東京10号線延伸新線跡地は、その一部を南北自由通路や歩道として整備する一方で、そのほかの跡地は民間活力を活用した手法を検討しておりますが、この跡地の活用が新鎌ケ谷駅地区のさらなるポテンシャル向上につながる重要な課題であると考えております。また、北千葉道路の整備は、中長期的な課題でございますが、都市計画決定や環境アセスメントの手続に県が国の協力を得ながら着手しているということが確認されており、早期実現に向けて進展があり、さらなる展開が今後の課題ということでございます。 ○議長(勝又勝議員) 再質問を許します。 ◆22番(土屋裕彦議員) はい、議長。 ○議長(勝又勝議員) 22番、土屋裕彦議員。 ◆22番(土屋裕彦議員) それぞれ重要な事業でありますので、しっかりとやっていただきたい、このように思う次第であります。 今ご答弁の中で、初富交差点の話の中で予備設計委託業務を発注しているという話でありましたが、これは県が発注したのでしょうけれども、これは右折レーン等のことだという理解でよろしいのでしょうか。確認させてください。 ○議長(勝又勝議員) 答弁を求めます。 ◎市長(清水聖士君) 議長、市長。 ○議長(勝又勝議員) 清水市長。 ◎市長(清水聖士君) そのとおりでございます。 ○議長(勝又勝議員) 再質問を許します。 ◆22番(土屋裕彦議員) はい、議長。 ○議長(勝又勝議員) 22番、土屋裕彦議員。 ◆22番(土屋裕彦議員) わかりました。 次に、今4期目の市長の公約につきましては、多くの施策を着実に実施し、公約を上回る成果があったというような答弁だというふうに認識をいたします。一方で、課題等もまだまだ数多くあるという現実もございます。これら課題の解決に向けては、引き続き行財政改革を進めながら、持続可能な行財政運営を継続かつ維持する必要があります。現在どのような取り組みがなされ、またどのような課題が生じているのかお尋ねをいたします。 ○議長(勝又勝議員) 答弁を求めます。 ◎市長(清水聖士君) 議長、市長。 ○議長(勝又勝議員) 清水市長。 ◎市長(清水聖士君) 私は、市長就任後、民間の経営感覚を発揮し、市民サービスの向上を図るためにも行革の必要性を問い続けてまいりました。そこで、平成15年度から4度にわたり、行財政改革に関する計画を切れ目なく策定しておるところであります。現在は、私の指示のもと、歳入増、歳出抑制、変化に対応できる行財政体質の構築を柱とする行財政改革推進プランを策定し、さまざまな取り組みを継続しております。私の指示により策定した平成30年度予算編成方針においては、本市の財政状況を認識できるよう、よりわかりやすい資料作成に努めつつ、財政の中期的な展望を反映し、基金残高の確保を実現するため、目標額を設定しております。今後は、少子高齢化の進展による扶助費、国保、介護保険繰出金の増加、公共施設の老朽化に伴う大規模改修の増加、元利償還金、いわゆる公債費の増加などがあり、当市の財政状況は決して楽観できるものではないと認識しておりますが、優先度などをしっかりと見きわめつつ、事業展開をしていく必要があると考えております。 ○議長(勝又勝議員) 再質問を許します。 ◆22番(土屋裕彦議員) はい、議長。 ○議長(勝又勝議員) 22番、土屋裕彦議員。 ◆22番(土屋裕彦議員) 一時的な危機的財政状況は脱したものと認識をしておりますが、引き続きしっかりとした取り組みが必要であることは言うまでもありません。 ところで、市長は本年2月に千葉県市長会の会長に就任をされておりますが、千葉県や国への要望活動などを行うことにより、千葉県知事を初め、国会議員、各省の大臣など、政府の要人にもお会いになる機会が多くあるかと思います。その際には、国や県の動向を初め、姿勢の円滑な運営、進展に寄与する貴重な情報、連携強化など、目に見えない成果を上げていただきたいと思います。今後市政運営にどのように生かすのか、お考えをお聞かせください。 ○議長(勝又勝議員) 答弁を求めます。 ◎市長(清水聖士君) 議長、市長。 ○議長(勝又勝議員) 清水市長。 ◎市長(清水聖士君) 千葉県市長会の会長としてというお話でございますけれども、本市の今後のまちづくりに大きな影響を及ぼす大きな事業として、やはり北千葉道路の整備や新京成線連続立体交差事業、初富交差点の改良など上げられ、それらは国や県に主体となっていただいて実施されるものでございます。やはりそれらの事業を実施する際には、国や県との連携が必要不可欠でありますので、千葉県市長会の会長として培った経験や国や県との間で培ってきた人脈などを最大限活用して、これらの事業の早期実現、具体化につなげてまいりたいと考えております。 ○議長(勝又勝議員) 再質問を許します。 ◆22番(土屋裕彦議員) はい、議長。 ○議長(勝又勝議員) 22番、土屋裕彦議員。 ◆22番(土屋裕彦議員) 今言ったような事業もそういう機会を有効に活用していただきたいと思います。それにあと、この間新聞に総務省と財務省のほうで基金がたくさんあるところには交付金を減らすという、何と表現していいのかわからないような話が出ていました。先ほど来行財政改革をして、それこそ爪に火をともすようにして、お金がたまったら交付金をという、そういうお話にはぜひ機会あるたびに、間違ってもそういうことのないようにお話をしていただければと思います。11万都市ではありますが、堂々と市長会会長という重責を遂行していただきたい、重ねてお願いを申し上げます。 さて、市長任期も残すところ7カ月となりますが、新たに生じた、今までるるお話しされた課題等々の解決や、解決とまでいかなくても一定の道筋をつけなければならない、そういったことには、当然のことでありますが、相当な時間がかかると、このように私は認識をしておるところであります。千葉県市長会会長の経験や県や国とのパイプをこれからも構築し、より太くし、そういったことも必要だろうと。市政運営に生かし切るのも時間が必要なのではないかなと考えるところであります。市長は、時間的な制約があることについてどのようなご見解をお持ちかお伺いをいたします。 ○議長(勝又勝議員) 答弁を求めます。 ◎市長(清水聖士君) 議長、市長。 ○議長(勝又勝議員) 清水市長。 ◎市長(清水聖士君) 私が前回の市長選挙の際に掲げた公約は、目標にある程度近づいたと、そういう成果を上げられたものと感じておりますけれども、一方で多くの新たな課題が生じるとともに、私が理想とする躍動感と魅力ある未来のまちづくり、子育て世代に優しいまちづくり、お年寄りが安心して暮らせるまちなどなど、市長就任当初から思い続けている理想のまちを確立するにはいま少し時間を要するというのが正直な気持ちであります。北千葉道路の早期事業化、新京成線連続立体交差事業の完成後の初富駅前広場の整備、東京10号線の跡地活用、さらにそれに相まったまちづくりなどなど、また新たな都市計画道路の整備など、中長期的に時間を要する大型事業がございまして、そういった事業に一定の道筋をつけていくことは私の責任ではないかと考えております。 ○議長(勝又勝議員) 再質問を許します。 ◆22番(土屋裕彦議員) はい、議長。 ○議長(勝又勝議員) 22番、土屋裕彦議員。 ◆22番(土屋裕彦議員) るるお話を聞いてまいりましたが、新たな課題等が生じる一方で、市長ご自身においてもこれらの課題について思い続けている理想の鎌ケ谷市、まちづくりのためにまだまだ道半ばであると、一定の道筋をつけてまいりたいということだったかなと思います。 それでは、もう端的にお尋ねをさせていただきます。来年の7月の市長選挙について、引き続き市長として次の4年間を担うお考えをお持ちなのかどうかお尋ねをいたします。 ○議長(勝又勝議員) 答弁を求めます。 ◎市長(清水聖士君) 議長、市長。 ○議長(勝又勝議員) 清水市長。 ◎市長(清水聖士君) 私が市長に就任してからの15年は、行革に必死に取り組み、その後取り組んださまざまな施策を通じて、市民の誰もが鎌ケ谷市に住んでよかったと思えるようなまちづくりを展開してきたつもりではございます。その中で、先ほど新たな課題をるる申し上げましたが、次の4年間は鎌ケ谷市の未来のまちづくりを展開するに当たり、その方向性を位置づける重要な期間となります。この期間には、基本構想、基本計画、実施計画で構成される総合基本計画を策定することになりますが、鎌ケ谷市の最重要な課題についても一定の方向性を定めることが必要であると考えております。その1点目ですが、平成31年度には新京成線の高架が完成します。鎌ケ谷市では、その完成を見据えて、初富駅及び北初富駅の周辺整備に加えて、新鎌ケ谷駅周辺では東京10号線延伸新線跡地の活用など大きな課題がございます。2点目は、北千葉道路の整備促進であります。北千葉道路は、鎌ケ谷市から市川市の区間がいまだ事業化されておりませんが、東京外郭環状道路と結ぶことにより、地域の都市機能が飛躍的に強化されます。鎌ケ谷市にとりましても、その先の首都高速道路につながることから、都心へのアクセスが向上し、周辺には商業施設、物流施設等の立地も期待され、企業誘致の促進にもつながるものと思われます。このような新たなまちづくりの重要課題に取り組まなければならないわけでございますが、先ほども触れましたけれども、千葉県の市長会会長に就任して以降、国や県の要人と会う機会が飛躍的にふえ、国や県への影響力もある程度増したのではないかと思っております。県の市長会会長という立場をよい意味で活用する、鎌ケ谷市のために役立てることにより、これらのまちづくりの重要課題の進捗を図れるという面もあろうと思います。鎌ケ谷市の未来を創造し、その責任を再度担うことにより一定の道筋を確立したいとの新たな決意を持っておりますので、この場をおかりして次期市長選挙への出馬の決意を表明させていただきます。 ○議長(勝又勝議員) 再質問を許します。 ◆22番(土屋裕彦議員) はい、議長。 ○議長(勝又勝議員) 22番、土屋裕彦議員。 ◆22番(土屋裕彦議員) 市長の決意はわかりました。もし市長が次期の市長職を担うことになりますと、お話にもありましたが、次の任期は平成30年7月から平成34年7月までとなります。この間、平成32年の夏には東京オリンピック・パラリンピックが、平成33年9月には当市も市制施行50周年を迎えます。これは、明るい話題ではありますが、一方で少子高齢化はますます進み、地方創生のかけ声のもとに都市間の競争はさらに激しさを増していくと。11万都市として今後どのようなまちを目指していくのか、総合基本計画も策定しなければならない時期とも重なります。次の4年間は、鎌ケ谷市にとっても大変重要な節目となる期間になることは間違いございません。そのような中で、ただいま市長が5期目を目指すということであれば、ぜひ目先のことにとらわれて一喜一憂することなく、長期的な視野と展望、そして何よりもふるさと鎌ケ谷に愛を持っていただきながら市政運営を担っていただくという覚悟と決意を抱いていただけることを心より願いまして、私の一般質問終わります。 ○議長(勝又勝議員) 以上で22番、土屋裕彦議員の一般質問を終結します。 休憩します。再開を午後1時とします。          午前11時35分  休 憩                                                      午後 1時00分  再 開 ○議長(勝又勝議員) 再開します。 △一般質問続行 ○議長(勝又勝議員) 次に、6番、岩波初美議員に発言を許します。 ◆6番(岩波初美議員) はい、議長。 ○議長(勝又勝議員) 6番、岩波初美議員。 ◆6番(岩波初美議員) 6番、岩波初美、通告3点ありますので、順次質問いたします。 まず、1点目、通告しております諸事情で投票に行くことが難しくなっている市民の国民固有の権利、憲法15条を遂行するための対策について伺います。先般市長選挙が行われました市川市では、期日前投票所が全部で13カ所あり、うち3カ所は大型商業施設に設置しています。船橋市では、期日前投票会場は6カ所と少ないものの、船橋駅前の市施設がメーン会場となっておりまして、そのほか、病院32カ所、老人ホーム50カ所、障がい者施設2カ所にて投票ができるようにというように、投票環境の改善に各市が取り組んでおります。鎌ケ谷市の投票環境は、期日前投票所が2カ所、病院が6カ所、老人ホームが6カ所とのことですから、特別取り組みがおくれているというわけではありませんが、それでも高齢化の進行に伴い不便を感じる市民が拡大していることへの対策には常に改善が求められています。この間増加している訴えとして、投票に行きたくても行けなくなり、失望感が高まっているという声があります。選挙に参加するというのは、憲法が保障している国民固有の権利であり、その権利が履行できるような対策をとるのは政府の役割であると考えます。 まず最初に、投票に行きたくとも行けない主な理由としてどのような内容を把握されていますか。まずこれについてご答弁ください。あとは再質問で行います。 続きまして、2点目に通告しております初富交差点右折レーン設置による右折実現への取り組みの現状について伺います。初富交差点右折実現に向けては、昨年の6月の千葉県議会におきまして、鎌ケ谷市選出の石井県議が一般質問にて、交差点の抜本的改善は無理としても、何はともあれ右折実現を暫定的にでも実現させるべきではないかという趣旨の質問を行いました。結果、千葉県からは、地元鎌ケ谷市と連携しながら右折レーンをつくって右折できるようにしていくとの答弁がありました。その後、昨年の9月定例会にて市にその内容を確認した際、明らかになったことは次のとおりです。千葉県は、交差点改良が必要であると認識をしていること、都市計画で定めている船取線を拡幅するというプランは長期間を要するので、そうではなく今後は暫定的な右折レーンの設置について関係機関と協議を進めていくという考えであり、市として同様の認識をしているというものです。要するに本格的な道路拡幅ではなく、暫定的な右折レーン設置で右折を実行できないかという方向性を県、市ともに一致させているということがわかりました。 1点目の質問では、昨年6月の県議会以降の初富交差点右折レーン設置による右折実現への取り組みの現状を説明ください。残りは再質問で行います。 通告の3点目、市長が11月23日祝日に発言した体育館福太郎アリーナへのエアコン設置について伺います。先日11月23日祝日に300人近くが福太郎アリーナに集まった某団体のイベントに招かれた清水市長は、次のように発言いたしました。今日は大変寒いと、学校のエアコン設置が終了したので、次はアリーナへの設置を早い時期に実現させたい、このように市長としての挨拶の中でマイクを通して発言され、300人近い参加者の皆さんは大変喜ばれ、たくさんの期待の拍手が沸き起こったという事実がありました。その場にいた方から、エアコンはいつ設置できるのかという問い合わせを私のほうにいただきましたので、そのような事業計画を私は聞いたことも見たこともありませんので、この場にて明らかにしていただきたく質問いたします。このイベントとは別に、私のところにも昨年体育館使用時に夏の暑さは耐えられないと、ぐあいが悪くなるほどなので、エアコンは設置できないのかという要望がありました。その際私からは、要望が上がらないと話が始まらないので、市にまずはその要望を上げていただきたいと伝えたことがありました。 まず1点目伺います。体育館というスポーツ施設ですけれども、暑さ、寒さということへの市の認識はどのようなものかをまず説明を下さい。 以上で1回目の質問を終わります。 ○議長(勝又勝議員) ただいまの質問に対し答弁を求めます。 ◎選挙管理委員会事務局長(大伯昌司君) 議長、選挙管理委員会事務局長。 ○議長(勝又勝議員) 大伯選挙管理委員会事務局長。 ◎選挙管理委員会事務局長(大伯昌司君) ご質問の1点目、選挙における投票についてお答えいたします。 本市では、これまで投票機会の確保に関し、有権者の方々が少しでも投票に行きやすいようにと投票所の増設を行うことで、各投票区における投票所までの道のりをおおむね2キロメートル以内とし、国が示す投票所の設置基準に準ずる環境を確保してきており、また投票所におきましては高齢者や障がいをお持ちの有権者の方々が不自由なく投票できるように従事者を配置するとともに、資機材の充実にも努めてまいりました。このように投票環境の向上を図ってきた中でも投票所に行けない理由として、在宅の高齢者の方で歩行が困難なため投票に行くことができない、同居家族の支援がなく行けないなど、さまざまな理由で投票所への来所が困難な方がいらっしゃることは認識しているところでございます。また、突然のけがや病気などにより不在者投票のできる施設として指定を受けていない病院などへ入院されることで投票ができない方もいらっしゃいます。 ○議長(勝又勝議員) 答弁を求めます。 ◎都市建設部参事(谷口光儀君) 議長、都市建設部参事。 ○議長(勝又勝議員) 谷口都市建設部参事。 ◎都市建設部参事(谷口光儀君) ご質問の2点目、初富交差点右折レーン設置による右折実現への取り組みの現状についてのご質問にお答えします。 お尋ねは、初富交差点右折レーン設置の取り組み状況についてでございました。初富交差点は、本市の中心市街地に位置している国道464号と県道千葉・鎌ケ谷・松戸線及び船橋・我孫子線により構成された交差点でございます。このいずれの道路も本市における重要な幹線道路であることから、交通量も大変に多い道路となっております。さらに、本交差点は交差角度や用地の制約などによりまして、国道464号では松戸方面から大型車については左折できない状況であるとともに、船橋・我孫子線につきましてはそれぞれ右折できないなど、制約を受けた交差点となっております。この交差点は、都市計画道路の計画がありますが、周辺の面整備と同時に整備する必要があるものと認識しており、現時点では事業化できる状況にございません。したがいまして、国道と県道を所管する千葉県に対し、機会を捉え、現道等を活用した交差点改良について要望してきたところでございます。先ほど市長からも土屋議員の一般質問の際に答弁がありましたように、千葉県においても改良が必要な交差点であるとの認識のもと、初富交差点の改良案を検討する予備設計委託業務を発注したとのことであり、現在千葉県公安委員会と協議中とのことでございます。 ○議長(勝又勝議員) 答弁を求めます。 ◎市長(清水聖士君) 議長、市長。 ○議長(勝又勝議員) 清水市長。 ◎市長(清水聖士君) 11月23日の私の発言に関するご質問でありますけれども、当日は鎌ケ谷市ダンススポーツ協会、平成29年度秋の市民大会が市民体育館で開催され、その開会式に私が招かれ、その挨拶の中でのことかと思われます。今のご質問で市は市民体育館の暑さ、寒さにはどういう認識かというご質問でありましたけれども、市民体育館には現在満足できるような空調設備が設置されているとは言えず、以前より利用者の皆様から夏には暑い、冬には寒いというご意見や苦情がたびたび寄せられておりました。当日も気温がかなり低く、開会式の前に参加されている方から、何とか温かくなりませんかという声を私にも直接いただいておりました。ダンスという協議は、特に女性のドレスが薄着で、寒さを強く感じられている様子がうかがわれました。そのような状況の中、私が挨拶の中で触れましたのは、小中学校の空調設備の整備は完了したが、市民体育館の空調設備の整備はこれから検討すべき課題だという趣旨だったと記憶しております。なお、当日鎌ケ谷市ダンススポーツ協会の会長が、私が挨拶しているすぐ横で聞いておられましたので、念のため私からその会長に確認させていただきましたけれども、会長がおっしゃるには、市長が話したのは11月29日は日本のダンスの日と定められているが、それは明治時代に鹿鳴館が開設された日にちなんでいる。今日参加されている皆さんのダンスも鹿鳴館の舞踏会のように華やかだとか、コミュニティバスのききょう号が土日も運行するようになったので、市民体育館に来やすくなったでしょうということと、当日の参加者が大変寒そうにしていたので、市内の小中学校には空調は整備されたが、市民体育館については今後の検討課題だと、むしろ参加者におわびしているような印象であったと、市民体育館に空調をいつ入れるなどと明言するようなことは一切なかったということをおっしゃっておられました。ちなみに、当日の別の来賓の方もおられましたけれども、同様の認識を示されておられます。職員には今後さまざまな事業展開をする上での課題の一つとして、市民体育館への空調設置を検討課題の一つとして指示はしておりますが、経費なども含め解決すべき事項は多々あり、現段階で具体的な話をできる状況にはございません。本件に限らず事業を実施する場合には、実施計画ヘの計上、予算計上など、議員の皆様へはその都度ご説明、協議を事前に行わせていただき、また予算を伴うものなどにつきましては議案として審議もいただいております。本件につきましては、今後の検討課題ということでもあり、何かお話しできるような状況ではありません。 ○議長(勝又勝議員) 再質問を許します。 ◆6番(岩波初美議員) はい、議長。 ○議長(勝又勝議員) 6番、岩波初美議員。 ◆6番(岩波初美議員) 3点目については、ご丁寧に説明いただきましたので、内容はわかりました。 では、1点目について再質問を行います。投票に行きたくても行けない、困難な方々が多いということは認識しているということなので、私が考えている対策というのを3つ、この質問の通告に上げておきました。鎌ケ谷市でもできると思われる対策としては、1点目は駅前の商業施設への期日前投票所の設置、これはもう各市で実施済みの手法です。2点目は、車両による移動投票車、要は移動投票の車両の導入、これもほかの市では既に実施済みですので、そういう方法もとってみる価値があるのではないか。3点目は、これは私の独自な提案なのですけれども、投票応援ボランティア制度、端的に言えば投票所までの移動支援の、これを市として制度化をしたらいかがかというような3点の解決策を提案したいと思うのですけれども、この中で、またそれ以外であっても市として実施が可能であると思われる対策が何かおありでしょうか。 ○議長(勝又勝議員) 答弁を求めます。 ◎選挙管理委員会事務局長(大伯昌司君) 議長、選挙管理委員会事務局長。 ○議長(勝又勝議員) 大伯選挙管理委員会事務局長。 ◎選挙管理委員会事務局長(大伯昌司君) 1点目の駅前の商業施設等への期日前投票所の設置につきましては、投票所としてのスペースが一定期間優先的に確保することが困難であると想定される上、ほかの期日前投票所での二重投票を防止するためのネットワークシステムの構築が必要となることから、現時点での設置は難しいと思われます。 2点目の移動投票車両につきましては、島根県浜田市での移動期日前投票所としての事例がありますが、この導入経緯は、市町村合併後に投票所数が見直しされ、投票所の統廃合による遠距離を解消するべく対策が講じられたものであり、国の設置基準を確保している本市においては導入の考えはございません。 3点目の投票応援ボランティアについては、これまでの各種選挙では導入事例がないようであり、調整すべき困難な事由も多いことから、実施は難しいと思われます。 また、以上3点のほかに実施が可能であると思われる対策はとのお尋ねですが、現時点では持ち合わせておりません。 ○議長(勝又勝議員) 再質問を許します。 ◆6番(岩波初美議員) はい、議長。 ○議長(勝又勝議員) 6番、岩波初美議員。 ◆6番(岩波初美議員) 困難ということはわかっているけれども、対策はないというご答弁でして、そういう向かい方で市政が改善するのかなというのが私の率直な感想です。 引き続き質問いたします。今投票所は2キロ圏内に設置しているとの現状ですけれども、2キロという距離も人によっては自力で行くことは困難で、投票所の距離が遠いということが投票を諦める要因になっているというのが現実だと思います。市内で最も投票率の高い投票所は、団地の集会所を利用したグリーンハイツ集会所でありまして、投票所が行きなれている便利な場所にあるということが高い効果を生んでいるのであろうと想定されます。そういう意味でも、商業施設やコンビニなどの駐車場などを借りて移動投票車両などを使って期日前投票、別にずっと数日間置きっ放しではなくて、何日はここのコンビニの前ですよというような移動投票所をもっと小まめにつくるということなども別に物理的に難しいわけではないと思いますので、いいのではないでしょうか、考えられるのではないでしょうかというふうに考えています。有権者への対応は、今の現状のままで満たせているという評価ですか、それとも何らかの対策が必要であるという認識は持っていただいているのでしょうか。 ○議長(勝又勝議員) 答弁を求めます。 ◎選挙管理委員会事務局長(大伯昌司君) 議長、選挙管理委員会事務局長。 ○議長(勝又勝議員) 大伯選挙管理委員会事務局長。 ◎選挙管理委員会事務局長(大伯昌司君) 高齢等により投票所に1人で行くことが困難な有権者がいらっしゃるということは認識しているところでございます。しかしながら、本市ではこれまで投票機会の確保に関し、有権者の方々が少しでも投票に行きやすいようにと投票所の増設を行うことで各投票区における投票所までの道のりをおおむね2キロメートル以内とし、国が示す投票所の設置基準に準ずる環境を確保していることから、現時点では新たな方策などは考えておりません。 ○議長(勝又勝議員) 再質問を許します。 ◆6番(岩波初美議員) はい、議長。 ○議長(勝又勝議員) 6番、岩波初美議員。
    ◆6番(岩波初美議員) そういう需要はどんどん高まっているので、考えておりませんというような態度ではなく、先ほども市長も実績として早期決断、早期実現というような役所の職員の風土をつくってきたというのを15年の実績として述べていらっしゃいましたから、ぜひこういった現状に合わせた早期決断、早期実現というものにこういう1つずつの場面で取り組んでいただきたいなと。それが今市長のおっしゃった実績のあらわれだと私は思いまして、困難はわかっているけれども、考えはないというのは、いささかそういう市長のおっしゃった成果と今の対応は少しずれているのではないかなというふうな印象を持ちました。 引き続き質問しますけれども、私3番目に投票応援ボランティア、移動支援の制度化をしたらどうかというふうに独自に考えた案を提案しております。この移動支援というのは、既に買い物とか通院の際に移動支援を行うサービスというのが民間で実施されております。この方法を投票の際にも活用するだけですから、別に難しい話ではなく、大きな困難はないと思われます。私が考える制度化の特徴というのは、今までの移動支援というのは任意で行っていますから、皆さんが私も、私もぜひといったときに、全部に対応できるわけではないので、ぜひこれは制度としていただいて、全ての希望する市民に提供できるような、地域のむらのない市の制度をつくっていただいたらいかがなのでしょうかというふうな提案です。投票応援ボランティアは、まさに高齢者間の市民同士の善意の登録制度で、恐らく市の財源負担としてはガソリン代等の実費、謝礼を準備する程度で、協力者はそういう投票に限ってであればぜひ自分も協力したいと言ってくれる方はたくさんいらっしゃると思います。ぜひ1年半後の統一地方選挙まで時間がありますので、これに合わせて準備してみたらいかがでしょうか。 ○議長(勝又勝議員) 答弁を求めます。 ◎選挙管理委員会事務局長(大伯昌司君) 議長、選挙管理委員会事務局長。 ○議長(勝又勝議員) 大伯選挙管理委員会事務局長。 ◎選挙管理委員会事務局長(大伯昌司君) 投票応援ボランティアの制度化については、選挙管理委員会が主体となり進めていくべき施策であるとは考えておりません。移動支援に関する需要があることは認識しておりますが、ご提案のような支援を行うことは現時点では難しいということをご理解いただくようお願いするところでございます。なお、全ての方が利用できるわけではありませんが、郵便による投票制度、障害者総合支援法による福祉サービス、介護保険による在宅サービス制度等もありまして、選挙時には広報かまがややホームページによりお知らせしております。 ○議長(勝又勝議員) 再質問を許します。 ◆6番(岩波初美議員) はい、議長。 ○議長(勝又勝議員) 6番、岩波初美議員。 ◆6番(岩波初美議員) 今おっしゃったようなさまざまな制度は、対象者、利用できる方が限定していますので、そういう制度があっても投票率が年齢がいってくると下がっているということは、実際にはそういう制度だけでは対応ができないということをまさに物語っているかなと思います。 今のお話では、選挙管理委員会が行うべき事業ではないというようなご答弁でしたけれども、では一体誰が行う事業なのですかということになります。考えるに当たっては、これは市内の各エリアに活動拠点を持つ地区社協などに事務局をお願いしたらとてもやりやすいのではないかと。福祉協議会であれば、本来の活動分野とこういったときの移動支援の分野というのは、活動の目的とか種類が重なりますので、大変スムーズに実行していただけますし、地区社協の本来の目的にもかなった事業だと思うのですけれども、そういう他の機関にお願いするということについてはどう考えますか。 ○議長(勝又勝議員) 答弁を求めます。 ◎選挙管理委員会事務局長(大伯昌司君) 議長、選挙管理委員会事務局長。 ○議長(勝又勝議員) 大伯選挙管理委員会事務局長。 ◎選挙管理委員会事務局長(大伯昌司君) これまで投票所への来所が困難な高齢者の方々の投票につきましては、親族や地域での助け合いなどにより成り立っている実情がございます。また、投票所への移動支援は、有権者の自発的な行動を基本とする投票倫理に反するおそれもあり、これからもご家族や地域の方々のご協力をいただきたいと考えております。なお、今後国の選挙制度の改正や社会情勢の変化等がありました際には改めて検討してまいります。          〔何事か言う者あり〕 ○議長(勝又勝議員) 傍聴人に申し上げます。 静粛にお願いいたします。 再質問を許します。 ◆6番(岩波初美議員) はい、議長。 ○議長(勝又勝議員) 6番、岩波初美議員。 ◆6番(岩波初美議員) この間、前回私が取り上げたときも、国のほうからもさまざまな工夫を自治体でやってくださいと、投票に行けない方への対応については工夫をすることを強く国のほうからも、強くかわかりませんけれども、広く各自治体には通達されていると思うので、別にこれやったから自発的行動を何か損なうことになるとかいうような、そんな話ではございませんので、心配していただかなくて大丈夫ですから、誰かに頼んで私を連れていってくださいというのはまさに投票に行くための自発的行動で、タクシー頼めるだけの生活に余裕のない方は我慢しなければいけないではこれ困ってしまいますから、余裕のある方はタクシー頼んで行かれるでしょうし、生活に余裕のない方でも投票にお金をかけないで行けるというのは、これは憲法の定めている権利の履行ですから、これは全然何か心配なさる必要はないと思います。 それで、ご協力をいただける家族がいない方が実際は困っていますので、今地域の方々のご協力をいただきたいというふうにおっしゃっていまして、私の今回の提案はまさにそこの地域の方々のご協力の具体的方法を提案しているわけです。それができないのであれば、地域の方々の具体的な協力というのは市はどんな方法があると思われていらっしゃるのですか。 ○議長(勝又勝議員) 答弁を求めます。 ◎選挙管理委員会事務局長(大伯昌司君) 議長、選挙管理委員会事務局長。 ○議長(勝又勝議員) 大伯選挙管理委員会事務局長。 ◎選挙管理委員会事務局長(大伯昌司君) 地域の方々のご協力につきましては、これまでご近所を初めとする地域の皆様のご厚意により支えられてきており、これからも可能な範囲でのご支援をいただければと考えております。 ○議長(勝又勝議員) 再質問を許します。 ◆6番(岩波初美議員) はい、議長。 ○議長(勝又勝議員) 6番、岩波初美議員。 ◆6番(岩波初美議員) だから、そういうふうにご厚意だけでやりますと、満たされる方と自分もやってほしいけれども、そういう頼める人が近くにいないとかという方もいて、市民の間で格差が出てしまうのです。自発的な制度というのは、よくも悪くもやりやすいのですけれども、全体を網羅することができないので、それは公平、公正な投票機会の確保という市民サービスとしては余りうまくないのではないでしょうかというのが今回市のボランティアを制度化してほしいという私のお願いなのです。ですから、制度として各社協にお願いしてつくっていただいて、そしてちゃんと前もって希望を聞いて、おねがいしたいという人の数を聞いて、ちゃんと対応できる程度の移動ボランティアを募ったら、市民の皆さんはきっとやってくれると思います。すごく喜んでやってくれると思います。そういうことで困っている方の力になれるのであれば全然問題なくされることができると思うので、市民同士の助け合いの機会というのはこれからますます必要になってくるので、まさにこういったやりやすいテーマから行うのが適切ではないかなというふうに思います。早期決断、早期実行をぜひ実現していただきたいと。 それで、最後は質問なのですけれども、選挙管理委員会が行うことではないという、それが今の市の公式見解ということなのですが、では誰がやるのかなと。それで、福祉協議会と連携している福祉部局は、そういったいろいろと移動の問題というか、課題を抱えている方のお話もよく聞かれると思うので、福祉部が前面に立って協力して進めたらいかがかと思うのですけれども、どうでしょうか。 ○議長(勝又勝議員) 答弁を求めます。 ◎健康福祉部長(望月忠君) 議長、健康福祉部長。 ○議長(勝又勝議員) 望月健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(望月忠君) 投票応援ボランティアにつきましては、選挙管理委員会事務局長が申し上げたとおりでございます。在宅の高齢者の方や障がいをお持ちの方の中には、投票の意思があるにもかかわらず歩行が困難なため投票所に行けない方、同居の親族などの支援がなく、投票所に行けない方などがいることが考えられます。そこで、投票についての移動支援については、介護保険制度や障がい福祉制度の活用ができることとなっておりますので、概要を申し上げさせていただきます。まず、高齢者の支援につきましては、介護保険での投票所の移動支援についてでございます。介護保険の要支援、要介護の認定を受けている方で自宅で生活をしている方、1人での外出が困難、ケアプランに通院等乗降介助や介助移送サービスが位置づけられていることなどの要件を全て満たしている方が対象となります。 まず、要介護の方が対象となる通院等乗降介助です。指定訪問介護事業所の訪問介護員がみずからの運転する車両への乗降の介助を行うとともに、あわせて乗車前もしくは乗車後の屋内外における移動等の介助を行います。費用は、1割または2割の利用者負担と移送費となります。 次に、介助移送サービスでございます。これは、市の独自のサービスでございますが、通院等乗降介助が利用可能な方を除く方が対象となります。ヘルパーの資格を持ったタクシーのドライバーが乗降時及び目的地までの移動の介助を行うものでございます。費用は、介護サービスに係る1割または2割の利用者負担にタクシー運賃の実費となります。このように介護保険での市独自のサービスの活用もできる制度となっております。 次に、障がい福祉制度でございます。身体障がい者の方につきましては、全身性障がい、肢体不自由で1人で外出が困難な方、難病患者の方などで屋外での移動が困難であると判断された方に、地域生活支援事業の移動支援により1人のヘルパーを派遣するものであります。利用者負担は、課税世帯は1割、非課税世帯及び生活保護世帯は無料となり、タクシーなどの実費はかかるところでございます。 このように在宅の高齢者の方、障がい者の方で歩行が困難な方などの対応につきましては、介護保険での対応、障がい福祉サービスなどがございます。制度をぜひご活用いただければと考えております。 ○議長(勝又勝議員) 再質問を許します。 ◆6番(岩波初美議員) はい、議長。 ○議長(勝又勝議員) 6番、岩波初美議員。 ◆6番(岩波初美議員) 1時間しかない持ち時間の中で答弁も含めてやるのが私たちのルールですから、ぜひ議事進行に差しさわりのないような良識的な判断をしていただきたいと思います。 今おっしゃったような制度で対象になる方は一部ですから、要介護になったって福祉タクシーは使えませんし、障がい者でなければ鎌ケ谷市は福祉タクシーの券もないのです。ですから、一部の人たちはそれでいいかもしれませんが、大多数の困っている人たちがいるということに対して福祉のサイドでは制度以外でも社会福祉協議会のような活用できる、働いていただける組織がありますので、市ができなくても社協と一緒に連携していただいて、市民福祉の向上に努めるのが皆さんの鎌ケ谷市としての役割ですから、制度を使ってもらえばいいのだというのは今回の答弁としては市は余りにも仕事をやらな過ぎるのではないかなというふうに私としては感じました。これについては以上です。 続きまして、初富交差点について伺います。先ほど市長の答弁にもあって、いろいろと県のほうには要望されているということですけれども、千葉県にはこの初富交差点の右折レーンの設置に関して、去年の6月の県議会以降現在まで、いつどのような形で市は要望を挙げてきておりますでしょうか。 ○議長(勝又勝議員) 答弁を求めます。 ◎都市建設部参事(谷口光儀君) 議長、都市建設部参事。 ○議長(勝又勝議員) 谷口都市建設部参事。 ◎都市建設部参事(谷口光儀君) 市では、毎年開催される東葛飾土木事務所との連絡調整会議において、東葛飾土木事務所が所管する事業について整備、促進などの要望を行っているところでございます。また、先ほど市長からも土屋議員の一般質問の際に答弁がありましたように、市長みずから平成28年11月には東葛飾土木事務所に、平成29年8月には千葉県知事に対して要望を行ったところでございます。 ○議長(勝又勝議員) 再質問を許します。 ◆6番(岩波初美議員) はい、議長。 ○議長(勝又勝議員) 6番、岩波初美議員。 ◆6番(岩波初美議員) それでは、東葛飾土木事務所に上げてくださっている要望項目の中でどんなふうに取り上げてくださっているのかを伺いたいので、項目だけでいいです。内容の説明は結構ですから、東葛飾土木事務所に上げている市としての要望項目を、1、何々、2、何々というふうに説明なしで項目を説明ください。 ○議長(勝又勝議員) 答弁を求めます。 ◎都市建設部参事(谷口光儀君) 議長、都市建設部参事。 ○議長(勝又勝議員) 谷口都市建設部参事。 ◎都市建設部参事(谷口光儀君) 現在着手している事業として、国道464号粟野バイパスや鎌ケ谷大仏交差点改良の早期整備促進を要望しているところです。また、まちづくりの課題である初富交差点改良や新京成線連続立体交差事業が進む中で、本市のまちづくりとして重要な北初富交差点の改良と初富駅前広場の市道11号線進入路整備に係る県道千葉・鎌ケ谷・松戸線の改良など、さらに国県道の歩道のふぐあい箇所など、きめの細かい要望を行っております。 ○議長(勝又勝議員) 再質問を許します。 ◆6番(岩波初美議員) はい、議長。 ○議長(勝又勝議員) 6番、岩波初美議員。 ◆6番(岩波初美議員) いずれも私どもが認識している、知っている要望項目を上げていただいていると思います。この中で初富交差点の要望というものは、これはもう過去からずっと毎年上げていただいているものなのでしょうか。 ○議長(勝又勝議員) 答弁を求めます。 ◎都市建設部参事(谷口光儀君) 議長、都市建設部参事。 ○議長(勝又勝議員) 谷口都市建設部参事。 ◎都市建設部参事(谷口光儀君) 初富交差点は、改良が必要な交差点であるとの認識のもと、過年度から継続してその他のさまざまな課題も含めて要望を続けているところでございます。また、先ほど市長からも土屋議員の一般質問の際に答弁がありましたように、市長みずから要望しているところでございます。 ○議長(勝又勝議員) 再質問を許します。 ◆6番(岩波初美議員) はい、議長。 ○議長(勝又勝議員) 6番、岩波初美議員。 ◆6番(岩波初美議員) この要望の中で初富交差点については過去から要望がされているということで、市長もみずから行っているということでありまして、そのほか初富駅アクセス道路に伴う県道57号線の拡幅も今年度については入っているということがわかりました。 今説明がありまして、市長の説明にもありましたが、県が初富交差点改良の予備設計委託に平成28年11月から着手したということは、既に2年目の予算がついているということだと思いますが、この予備設計委託というのは何を目的にして、どのようなことを行っているのでしょうか。 ○議長(勝又勝議員) 答弁を求めます。 ◎都市建設部参事(谷口光儀君) 議長、都市建設部参事。 ○議長(勝又勝議員) 谷口都市建設部参事。 ◎都市建設部参事(谷口光儀君) 初富交差点の改良につきましては、右折レーンの設置などを含めて交差形状を検討するとして千葉県公安委員会と協議中と千葉県から伺っております。 ○議長(勝又勝議員) 再質問を許します。 ◆6番(岩波初美議員) はい、議長。 ○議長(勝又勝議員) 6番、岩波初美議員。 ◆6番(岩波初美議員) 今公安委員会というのは、警察のことですけれども、公安委員会との協議を行っているというふうに、市長の説明にもありましたし、今何度も説明いただいているところなのですけれども、公安委員会との協議というのはこれまで県は何回行って、どんな内容の協議をしているのか、ご存じでしたら説明ください。ご存じでなければその旨さらしてください。 ○議長(勝又勝議員) 答弁を求めます。 ◎都市建設部参事(谷口光儀君) 議長、都市建設部参事。 ○議長(勝又勝議員) 谷口都市建設部参事。 ◎都市建設部参事(谷口光儀君) 千葉県からは、協議を進めているということのみ伺ってございます。 ○議長(勝又勝議員) 再質問を許します。 ◆6番(岩波初美議員) はい、議長。 ○議長(勝又勝議員) 6番、岩波初美議員。 ◆6番(岩波初美議員) そういうふうな県と市の間の情報の行き来について、市長が2回も県や知事にも言っていただいているにもかかわらず、どういう内容が今どう進んでいるのかは県から市が把握できていないと、聞いていないということなのですね。要は把握できているけれども、公表できないということではなくて、聞いていないと、知らないということなのですね。 ○議長(勝又勝議員) 答弁を求めます。 ◎都市建設部参事(谷口光儀君) 議長、都市建設部参事。 ○議長(勝又勝議員) 谷口都市建設部参事。 ◎都市建設部参事(谷口光儀君) 協議を行っているということのみ聞いてございます。 ○議長(勝又勝議員) 再質問を許します。 ◆6番(岩波初美議員) はい、議長。 ○議長(勝又勝議員) 6番、岩波初美議員。 ◆6番(岩波初美議員) このように熱心に取り組んでいるものならば、せめて県から、今どんな状況なのですかと、詳細はいいけれども、今実態はどうなのだと、警察協議がどこまで来ていて、どういう点が問題あるのですかというくらいのことは、市民に知らせるといろいろ、いわゆる混乱を起こしてはいけないという判断もあるかもしれないけれども、せめて市と県の間ではちゃんと把握していただかないと、実際にどう進むのか、こういう場で聞いてもまるでわからないということがありまして、これが熱心に取り組んでいるとおっしゃるのであればせめて情報把握は、公表するしないは別としても、しておいてください。皆さんしかできないので、それは。私にはできないので。 では、この委託結果の公表というのはいつになるのでしょうか。 ○議長(勝又勝議員) 答弁を求めます。 ◎都市建設部参事(谷口光儀君) 議長、都市建設部参事。 ○議長(勝又勝議員) 谷口都市建設部参事。 ◎都市建設部参事(谷口光儀君) 千葉県では、交差点の形状などの課題について引き続き千葉県公安委員会との協議を実施しており、改良案を検討していると伺っております。今後は、その協議の過程の中で市に対して千葉県の見解が示されるものと考えております。 ○議長(勝又勝議員) 再質問を許します。 ◆6番(岩波初美議員) はい、議長。 ○議長(勝又勝議員) 6番、岩波初美議員。 ◆6番(岩波初美議員) ぜひ示してほしい、どうなっていますかくらいのことはちょこちょこ県にリクエストしてください。そうすると、市のほうがすごく気にしているということがわかりますから、もう少し情報が適時出てくるのではないかなと思います。放っておいたら大して興味がないのかと思われてしまいますので、ぜひ県のほうにちょこちょこ様子を知らせてくれということはおっしゃってください。確実に進んでいることを確認していただきたいなと思います。 では、今後の交差点改良の実質的な形が決まるまでの流れはどんなふうに流れていくのか説明ください。 ○議長(勝又勝議員) 答弁を求めます。 ◎都市建設部参事(谷口光儀君) 議長、都市建設部参事。 ○議長(勝又勝議員) 谷口都市建設部参事。 ◎都市建設部参事(谷口光儀君) 初富交差点の改良案については、昨年度末から千葉県公安委員会と協議を重ねていると伺っております。今後も現地の状況を踏まえた中で千葉県公安委員会と協議を行い、初富交差点の改良案を策定していくと伺っております。 ○議長(勝又勝議員) 再質問を許します。 ◆6番(岩波初美議員) はい、議長。 ○議長(勝又勝議員) 6番、岩波初美議員。 ◆6番(岩波初美議員) どのくらいかかるのですか。一、二年のうちにできるのですか。それとも何年も先の話なのですか。市の見込みとしてはどうなのですか。 ○議長(勝又勝議員) 答弁を求めます。 ◎都市建設部参事(谷口光儀君) 議長、都市建設部参事。 ○議長(勝又勝議員) 谷口都市建設部参事。
    ◎都市建設部参事(谷口光儀君) 繰り返しになりますが、公安委員会と協議中というふうにのみ千葉県から伺ってございます。 ○議長(勝又勝議員) 再質問を許します。 ◆6番(岩波初美議員) はい、議長。 ○議長(勝又勝議員) 6番、岩波初美議員。 ◆6番(岩波初美議員) せめて私が言ったぐらいのことは聞いてください。いつころになるのですか、どのくらい時間かかるのですか。二、三年かかるのですかと聞きましたら、そういうこともあるかもしれないけれども、そんなふうにかからないでやりたいというのが県のほうの意向でした。情報を教えてほしくて私も直接聞くのですけれども、鎌ケ谷市に今全て伝えていますからということで、情報はいただけない状況になっておりますが、期限という、これからかかる目安、5年も10年も先なのか、それとも一、二年のうちには方向が出るのか、せめてそのくらいのことは情報把握していただかないと市民としては、市もこれからそれを見込んで別な道路をつくるとか、いろいろな方向も出ていましたから、これが早目にできるのであればそのことを前提にまちづくりの他の道路計画も変わってくると思うので、聞いていないとか知らないとかではなくて、お仕事ですからやっていただきたいと。また、明確にできるだけしてください。よろしくお願いします。 少し別件で確認なのですけれども、今鎌ケ谷中学校付近から初富交差点までの間、東武鉄道の下の船取線歩道を整備していますけれども、これは右折レーン設置を諦めた結果というわけではないですよね。少し心配なので確認します。 ○議長(勝又勝議員) 答弁を求めます。 ◎都市建設部参事(谷口光儀君) 議長、都市建設部参事。 ○議長(勝又勝議員) 谷口都市建設部参事。 ◎都市建設部参事(谷口光儀君) 県道船橋・我孫子線の初富交差点付近で実施している歩道設置工事は、歩行者の安全対策として既存の歩道改良を行うもので、初富交差点の改良案の検討とは関係ございません。 ○議長(勝又勝議員) 再質問を許します。 ◆6番(岩波初美議員) はい、議長。 ○議長(勝又勝議員) 6番、岩波初美議員。 ◆6番(岩波初美議員) それで1つ安心をいたしました。 では、別途に通告してあるポイントなのですが、過去から継続して要望してくださっている初富交差点の改良と、今年か去年かわかりませんが、入ったと思われる初富駅アクセス道路のための県道57号線拡幅というものが県への要望事項に両方上がっているのですけれども、これは両方、2つのポイントがすごく至近距離にありまして、2つの要望が上がっているのですが、どちらを先行したいのかというようなことは、千葉県から優先順位というのは市は聞かれているのでしょうか。 ○議長(勝又勝議員) 答弁を求めます。 ◎都市建設部参事(谷口光儀君) 議長、都市建設部参事。 ○議長(勝又勝議員) 谷口都市建設部参事。 ◎都市建設部参事(谷口光儀君) 本市にとりましては、初富交差点も初富駅のアクセスに必要な県道千葉鎌ケ谷松戸線の改良も、どちらも重要な事業でございます。市事業となる初富駅への進入路となる市道11号線の整備については何よりも急がれる事業であり、既に測量に着手しているところでございまして、この市道11号線の整備及び県道千葉鎌ケ谷松戸線の改良は、新京成線連続立体交差事業により初富駅が高架化するのに伴い、そのアクセスのために喫緊の課題として実施する必要がございます。本市にとりましては、県事業として予定している初富交差点改良も初富駅のアクセスに必要な県道千葉鎌ケ谷松戸線の改良もどちらも重要な事業でございますので、今までどおり両事業について千葉県に対して早期に事業化し、着手していただくよう要望を行ってまいりたいと考えております。 ○議長(勝又勝議員) 再質問を許します。 ◆6番(岩波初美議員) はい、議長。 ○議長(勝又勝議員) 6番、岩波初美議員。 ◆6番(岩波初美議員) ということでは、両方とも早急にやってくださいよというふうに市が要望を出しているということですが、県も限られた財源の中で広域の道路計画を優先順位を決めていかないと予算が実際にはついてきません。千葉県の仕組みとしては、やはり地元の、ここでいえば東葛飾土木事務所の中で優先順位を定めて予算づけに入っていくというふうな、要は現場のほうに意思決定が任されていると伺っていますので、そうすると今のような市から優先順位についてはどちらもというふうになると、実際にはこの予算づけについての優先順位は県の判断に任せているというふうに、そういう立場で市はいらっしゃるのでしょうか。 ○議長(勝又勝議員) 答弁を求めます。 ◎都市建設部参事(谷口光儀君) 議長、都市建設部参事。 ○議長(勝又勝議員) 谷口都市建設部参事。 ◎都市建設部参事(谷口光儀君) 現在のところ、千葉県よりどちらの交差点が優先かとの問い合わせはございませんが、市といたしましてはまちづくりの中でいずれも欠くことのできない事業であるとの認識でございます。 ○議長(勝又勝議員) 再質問を許します。 ◆6番(岩波初美議員) はい、議長。 ○議長(勝又勝議員) 6番、岩波初美議員。 ◆6番(岩波初美議員) そのように市が優先順位を述べないということは、千葉県が一緒に両方ともせいので、ほかの地域の要望もある中で鎌ケ谷市の道路に、至近距離にある2つの道路に早急に予算を両方一緒につけるというふうなことはなかなか、他市との兼ね合いもありまして、難しいところもあるのではないかなと思いますので、それは県がどちらがより県民にとって重要かという判断をされるというふうなことであるというふうに私は理解したのですけれども、間違いであればご指摘ください。 ○議長(勝又勝議員) 答弁を求めます。 ◎都市建設部参事(谷口光儀君) 議長、都市建設部参事。 ○議長(勝又勝議員) 谷口都市建設部参事。 ◎都市建設部参事(谷口光儀君) 両事業につきまして、千葉県からこれがというようなお話については私ども伺ってございません。 ○議長(勝又勝議員) 再質問を許します。 ◆6番(岩波初美議員) はい、議長。 ○議長(勝又勝議員) 6番、岩波初美議員。 ◆6番(岩波初美議員) では、それは結構ですので。 最後に、少し伺いますけれども、再確認になるのですが、この初富交差点についてはいわゆる都市計画にあるような船取線を予定どおり広げて、それで交差点改良しますというような、そのようなやり方ではなかなか時間もお金もかかるので、要は暫定的に右折レーンをつくって、まず右折を実現させようという方向性で市も県も今臨んでいると、その方向に向けて進めているということの考え方についてはこれ間違いない、よろしいのでしょうか。 ○議長(勝又勝議員) 答弁を求めます。 ◎都市建設部参事(谷口光儀君) 議長、都市建設部参事。 ○議長(勝又勝議員) 谷口都市建設部参事。 ◎都市建設部参事(谷口光儀君) 市は、初富交差点の改良について、都市計画道路の計画を含め周辺地域の面整備と一体的に整備をする必要があるものと認識しておりますが、現状での事業化は難しいことから、現道などを活用した交差点の改良を要望してきたところでございます。現在千葉県において、右折の実現に向けた初富交差点の改良案について公安委員会と協議中でございますので、今後の協議の推移を見守ってまいりたいと考えております。 ○議長(勝又勝議員) 再質問を許します。 ◆6番(岩波初美議員) はい、議長。 ○議長(勝又勝議員) 6番、岩波初美議員。 ◆6番(岩波初美議員) そういう基本的な考え方が暫定的右折レーン設置による右折の実現であり、それは市も県も一致して進めているということを今日は繰り返し確認させていただきました。今後具体的にそういう事業が一刻も早く形になりますように、千葉県のほうにも機を見て市長からも担当部局の皆さんからもちょこちょこ言っていただいて、そのときに県からも少し情報を引き出してください。今どんな状況なのかということは、市であれば当然同じ目標を持って行う行政機関同士ですから、実態のお話が受けられると思いますので、市民である私たちはそれをなかなか把握することができませんので、それにかわりまして市のほうが県との間の橋渡し役、情報の集約役として活躍いただいて、ぜひこういった議会の場を通してその進捗状況を具体的な項目を持って説明をいただけるように今後とも仕事を続けていただきたいと思います。 ○議長(勝又勝議員) 以上で6番、岩波初美議員の一般質問を終結します。 ○議長(勝又勝議員) 次に、7番、矢崎悟議員に発言を許します。 ◆7番(矢崎悟議員) はい、議長。 ○議長(勝又勝議員) 7番、矢崎悟議員。 ◆7番(矢崎悟議員) 議席番号7番、矢崎悟、平成29年12月定例会に当たり、通告に基づき一般質問をさせていただきます。私が通告しております質問は、市の介護サービスの現状について、総合窓口、ワンストップサービス事業について、道路行政についての3点でございます。執行部におかれましては、明快なるご答弁を何とぞよろしくお願いいたします。 では初めに、通告の1点目、市の介護サービスの現状についてでございますが、高齢化社会が進展するこの日本におきまして、介護が必要になった高齢者を社会全体で支える環境の整備は重要なテーマとなっており、本市におきましてもやはり住みなれた地域で安心して介護サービスが受けられるよう整備していくことは極めて重要な取り組みであると感じます。団塊の世代が75歳を迎える2025年までに地域包括ケアシステムの確立、これを目指す中で、国におきましては今年の5月に改正介護保険法が成立し、また平成30年4月から施行されるとともに、本市におきましても平成30年度から平成32年度までの計画期間とする第7期介護保険事業計画を今年度に策定することとしており、地域包括ケアシステムの確立を推進する上でも、市の介護サービスの現状、これを認識する必要があるものと思い、今回質問をさせていただきます。 まず、1回目の質問といたしまして、介護サービスを利用するまでの流れについてお聞きいたします。ほか通告しております介護サービス従事者の充足率、また市窓口における介護事業所の案内につきましては、再質問でお聞きいたします。 なお、通告内容の介助移送サービスにつきましては、今回の時間の都合上、また別な機会に取り上げさせていただきたいと思います。 次に、通告の2点目、総合窓口、ワンストップサービス事業についてでございますが、市民が市役所で複数の手続を1カ所の窓口で集中して行うことができるようにするための取り組みに市窓口の総合窓口化がございます。市民にとってみれば、1つの案件に対する届け出と思っていても、例えば転入転出、また結婚、出生、死亡などがございますが、実際市役所へその届け出を行う際は、複数の窓口で各種申請が必要となり、市役所にふだんお越しになられない方にとりましては、各部署の窓口がどこにあるのか、そういったこともわからず、苦労されたりすることもあるかと思います。また、各窓口では各申請書を何枚も書かなければならないといった、そういう煩わしさというのもやはり感じるのではないかと。手続の簡素化や迅速な対応を求められる方というのは少なくないと私は感じております。他の市町村では、ICTを駆使した窓口を設置された事例や全庁的に窓口について研究を行っている自治体もあると伺っております。 そこで、まず1回目の質問といたしまして、本市における窓口サービスの現状についてお聞かせいただきたいと思います。ほか通告しております質問につきましては、再質問でお聞きいたします。 次に、通告の3点目、道路行政についてでございますが、今回取り上げます道路箇所は、市道4805号線、市道37号線と市道34号線の交差点、市道4526号線についてです。この箇所は、昨年の12月定例会の一般質問におきましても取り上げさせていただきましたが、その前回の一般質問におきまして、道路に対する問題点や、また課題の認識を共有することができ、それに対する検討また対策を今後行っていただく、そういったご答弁でございました。しかしながら、改良などの抜本的な解決には時間を要するというものが多く、また現状であります。当然中長期的な視点に立って取り組んでいくということの必要性は感じるものの、現時点、安全面におけるそういう不安を抱える箇所につきましては、現状可能な中で対策を行っていく、これもやはり市民の安心、安全にとって重要なのであろうと感じます。 そこで、その中でも市道4805号線、この箇所はグリーン葬祭前の市道37号線と市道38号線と交差する道路となっております。今年の10月、この箇所におきましてホンダカーズ前の市道37号線の歩道のカラー舗装を初め、市道4805号線の交差点付近にゼブラ舗装、またポールを新たに設置し、注意喚起の文字を記載するなどの対応を行っていただきました。これにより市道4805号線から交差点に進入する車両に対し、歩行者を意識させるとともに、交差点に進入する際、車両の速度を抑制する効果が期待できるものと感じております。改めてご対応いただきました市職員の皆様に感謝と御礼を申し上げたいと思います。 1回目の質問といたしまして、昨年市道4805号線の質問をさせていただいた際に、費用や時間は要しますが、市道38号線と正対する形状に改良し、十字路として信号機による制御を行うこと、またこの箇所の出入りを取りやめ、30メートル程度南側に位置する道路から市道37号線に連結するなど、警察とも協議をしながら有効な対策を検討していくとのご答弁でございましたので、市道4805号線の安全対策について検討結果や進捗などについてお聞かせ願いたいと思います。 以上で1回目の質問を終わります。ご答弁の程よろしくお願いいたします。 ○議長(勝又勝議員) ただいまの質問に対し答弁を求めます。 ◎健康福祉部長(望月忠君) 議長、健康福祉部長。 ○議長(勝又勝議員) 望月健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(望月忠君) ご質問の1点目、市の介護サービスの現状についてお答えいたします。 お尋ねは、介護サービスを利用するまでの流れについてでございます。介護サービスを利用するには、どのぐらいの介護サービスを行う必要があるか介護サービスの必要度を判定する要介護認定が必要となります。このため、介護保険要介護認定・要支援認定に関する申請書を高齢者支援課に提出していただきます。その後ご本人の心身の状況を聞き取るため、認定調査員が自宅などを訪問し、認定調査を実施するのとあわせて、ご本人の主治医に介護を必要とする原因疾患などについての主治医意見書を記載していただきます。認定調査と主治医意見書をもとに客観的で公平な判定を行うため、コンピュータによる1次判定を行います。それを原案として、医療、保健、福祉の学識経験者で構成された介護認定審査会で2次判定を行い、要支援1、2、要介護1から5までの要介護状態区分が決定されます。在宅で介護サービスを利用する場合には、要介護1から5の方は居宅介護支援事業所のケアマネジャー、要支援1、2の方は地域包括支援センターとサービスをどのように利用するのか相談の上、ケアプランという計画を立て、ケアプランに沿ってサービスを利用します。なお、特別養護老人ホームなどの介護保険施設を利用する場合には介護認定後にご本人もしくはご家族から直接施設に申し込みをしていただきます。 ○議長(勝又勝議員) 答弁を求めます。 ◎総務企画部参事(武田秀一君) 議長、総務企画部参事。 ○議長(勝又勝議員) 武田総務企画部参事。 ◎総務企画部参事(武田秀一君) ご質問の2点目、総合窓口、ワンストップサービス事業についてのご質問にお答えします。 お尋ねは、本市における窓口サービスの現状についてでございました。本市における各種行政の相談窓口の現状につきましては、市民の皆様から専門的な相談に的確に応じ、正確な事務処理を行うため、それぞれの行政サービス担当課の窓口において対応しているところでございます。しかしながら、市民の皆様からの相談内容は多岐にわたり、複数の課にまたがる相談も多く見受けられます。そのため市民課に総合窓口を設置いたしまして、戸籍、住民基本台帳の届け出、申請、諸証明の交付にあわせまして、関連する国民健康保険証、転入学通知などの交付事務を、部分的ではありますが、ワンストップサービスを実施しているところでございます。また、福祉に関するご相談につきましても、総合福祉保健センター2階のフロアを総合相談窓口と位置づけ、相談者にご不便をおかけしないよう対応しているところでございます。 ○議長(勝又勝議員) 答弁を求めます。 ◎都市建設部参事(谷口光儀君) 議長、都市建設部参事。 ○議長(勝又勝議員) 谷口都市建設部参事。 ◎都市建設部参事(谷口光儀君) ご質問の3点目、道路行政についてお答えします。 市道4805号線は、市道37号線に対し鋭角に接続している形状に加え、反対側の市道38号線に対してはクランク状に交差する変則的な交差点となっております。この交差点には、信号機が設置されておりますが、主道路である市道37号線及び市道38号線に対する制御となっており、従道路である市道4805号線については信号機制御がなされていない状況でございます。このような変則的な交差点形状であることから、車両がふくそうし、車両のみならず交差点を横断する歩行者にとっても危険な状況であることから、改善が必要な交差点であるものと認識しております。抜本的な解決策としましては、市道4805号線を反対側の市道38号線と正対する形状に改良し、十字路として信号機による制御を行うことが考えられますが、交差点の改良には交差点周辺の皆様のご協力と多額の費用が必要であることなどの課題がございます。危険な状況を改善するため、警察とも協議しながら有効な対策について検討した結果、まず約30メートル南側にあります交差点を利用する改良案については、警察より向かい側の遊戯場の駐車場の出入り口に対し市道37号線に専用の右折レーンが設置されている状況から、特に市道4805号線からの右折処理が難しい案であるとの回答がありました。このため市道37号線の歩行者への安全対策を目的として、本年11月に交差点を横断する歩行者に対する安全対策として、市道4805号線が市道37号線に対し鋭角に接続している形状を区画線により直角形状に変更することで車両の速度抑制を図り、市道37号線の歩道が延長する部分を歩道と同じ幅でグリーンに着色し、さらに交差点手前に注意喚起の表示板を設置したところでございます。 ○議長(勝又勝議員) 再質問を許します。 ◆7番(矢崎悟議員) はい、議長。 ○議長(勝又勝議員) 7番、矢崎悟議員。 ◆7番(矢崎悟議員) それでは、順次再質問をさせていただきます。 初めに、市の介護サービスの現状についてでございますが、介護サービスを利用するに当たり、まず重要となってくるのが要介護認定であります。例えばけがなどの理由で要介護認定を受けた場合、これは回復状況によってその後の認定更新で認定が軽くなる、そういったケースもあります。ただ、一方、高齢者本人が他人の世話になるのが恥ずかしいと感じるということもあるようでして、介護を担う家族との思いと逆に、できるだけ判定を軽くしてもらいたい、そういったことを思う方もいらっしゃるようなのです。それで、自治体の中でも判定結果にばらつきがあるのではといった、そういった記事も読んだことがあるというのが実態です。本市における要介護認定は、どのような基準で行われているのかお聞かせください。 ○議長(勝又勝議員) 答弁を求めます。 ◎健康福祉部長(望月忠君) 議長、健康福祉部長。 ○議長(勝又勝議員) 望月健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(望月忠君) 要介護認定は、介護サービスの給付額に結びつくことから、その基準については全国一律に客観的に定められており、平成21年には最新の介護の手間を反映させること、できるだけ認定結果のばらつきを是正することを目的として、要介護認定の見直しが行われております。認定調査員及び介護認定審査員は、国の作成したテキストに基づき調査や判定を行うとともに、研修に参加するなどして全国一律の基準に基づいた公正かつ的確な要介護認定に努めております。 ○議長(勝又勝議員) 再質問を許します。 ◆7番(矢崎悟議員) はい、議長。 ○議長(勝又勝議員) 7番、矢崎悟議員。 ◆7番(矢崎悟議員) 公正かつ的確な認定に努めている、そういったご答弁でございました。 では次に、介護サービスの費用についてお伺いしたいと思います。介護サービスの利用者負担についてはどのようになっているのかお聞かせください。 ○議長(勝又勝議員) 答弁を求めます。 ◎健康福祉部長(望月忠君) 議長、健康福祉部長。 ○議長(勝又勝議員) 望月健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(望月忠君) 介護サービスの費用は、介護サービスの種類ごとに厚生労働大臣が定めることとされ、厚生労働省告示により介護報酬が定められております。介護サービスを利用したときは、原則として保険対象サービスを費用の9割が保険で給付され、残り1割を利用者が負担します。なお、一定以上の所得がある65歳以上の方につきましては、利用者負担が2割となり、保険から給付されるのは8割となります。在宅サービスにつきましては、要介護度に応じて支給限度基準額が設定されており、支給限度基準額を超えるサービスを利用した場合には超える部分の費用は全額利用者負担となります。施設サービスにつきましては、支給限度基準額の設定はなく、1日当たりの介護報酬に利用日数を乗じた額となります。なお、施設サービスを利用した場合、食費、居住費、日常生活費が別途必要となります。 ○議長(勝又勝議員) 再質問を許します。 ◆7番(矢崎悟議員) はい、議長。 ○議長(勝又勝議員) 7番、矢崎悟議員。 ◆7番(矢崎悟議員) 在宅サービスには支給限度基準額が設定されているとのことですが、本市では要介護1と2の方につきましては、訪問介護の利用に限り市独自で支給限度基準額を上乗せする、そういうサービスを行っております。この上乗せサービスとはどういった内容なのか、お聞かせください。 ○議長(勝又勝議員) 答弁を求めます。 ◎健康福祉部長(望月忠君) 議長、健康福祉部長。 ○議長(勝又勝議員) 望月健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(望月忠君) 要介護度に応じて設定されている支給限度基準額について、限度額を超えるサービスを利用する要素の高い要介護1、要介護2の方の支給限度基準額に額を上乗せし、支給限度基準額の特例を認める、いわゆる上乗せサービスを平成15年6月サービス利用分より実施し、在宅サービスの充実を図っております。具体的には、要介護1の支給限度基準額16万6,920円に8,800円を上乗せし17万5,720円に、要介護2の19万6,160円に1万560円を上乗せし20万6,720円とし、上乗せした金額はヘルパーに来てもらう回数をふやしたことにより支給限度基準額を超えた際に充てられています。なお、この金額については、地域区分を勘案しない金額となりますので、利用するサービス事業所の所在地によって若干異なる場合がございます。上乗せサービスの実施につきましては、鎌ケ谷市介護保険条例に規定し、第1号被保険者の保険料を財源として実施しているものであり、近隣市において同様の取り組みを実施しているところはございません。 ○議長(勝又勝議員) 再質問を許します。 ◆7番(矢崎悟議員) はい、議長。 ○議長(勝又勝議員) 7番、矢崎悟議員。 ◆7番(矢崎悟議員) では、近隣市における介護サービスの利用者負担の軽減策について、どのような取り組みがなされているのかお聞かせください。 ○議長(勝又勝議員) 答弁を求めます。 ◎健康福祉部長(望月忠君) 議長、健康福祉部長。 ○議長(勝又勝議員) 望月健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(望月忠君) 近隣市においては、船橋市、市川市、柏市、野田市、白井市において、利用者負担額の一部を助成するなどの方法により市独自に軽減制度を設けております。 ○議長(勝又勝議員) 再質問を許します。 ◆7番(矢崎悟議員) はい、議長。 ○議長(勝又勝議員) 7番、矢崎悟議員。 ◆7番(矢崎悟議員) これからますます介護サービスを利用する方というのはふえていくのではないかと感じる中で、やはり施設の整備やサービスの充実を図っていくためにも介護人材の確保、これが重要な課題となってまいります。本市における現在の介護サービス従事者の充足率についてお聞かせください。 ○議長(勝又勝議員) 答弁を求めます。 ◎健康福祉部長(望月忠君) 議長、健康福祉部長。
    ○議長(勝又勝議員) 望月健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(望月忠君) 市内の介護サービス事業所における従事者の状況につきましては把握しておりませんが、従事者の不足により事業の休止、廃止になったケースは聞いておりません。しかしながら、平成28年の介護労働実態調査では、従業員の過不足状況について62.6%が不足感を感じているという結果が出ており、団塊の世代が75歳以上となる2025年にはその状況が強くなるものと予想されます。地域包括ケアシステムの構築に向け、介護職員の人材確保については重要課題であると認識しております。 ○議長(勝又勝議員) 再質問を許します。 ◆7番(矢崎悟議員) はい、議長。 ○議長(勝又勝議員) 7番、矢崎悟議員。 ◆7番(矢崎悟議員) 昨年の調査では、60%以上が不足感を感じている、そういう結果の中で、介護従事者の不足、これ解消していく取り組みが重要となると感じます。今後本市はどのような取り組みを進めていこうとお考えなのかお聞かせください。 ○議長(勝又勝議員) 答弁を求めます。 ◎健康福祉部長(望月忠君) 議長、健康福祉部長。 ○議長(勝又勝議員) 望月健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(望月忠君) 本市では、今後拡大していくことが予想される生活支援ニーズに対応するため、介護福祉士などヘルパーの資格を持っていない方でも介護予防・日常生活支援総合事業の新たな担い手として活動できるように、市認定ヘルパーを養成しております。平成28年度、平成29年度と、養成のための研修を実施しており、今後も継続してまいります。なお、必要な介護サービスを提供するために、介護職員の人材確保は重要課題であると認識しており、処遇改善など国の介護報酬改定について周知を図ってまいりたいと考えております。 ○議長(勝又勝議員) 再質問を許します。 ◆7番(矢崎悟議員) はい、議長。 ○議長(勝又勝議員) 7番、矢崎悟議員。 ◆7番(矢崎悟議員) 介護報酬の改定における周知、これを図っていくということですので、ぜひともお願いいたします。 では次に、介護サービスを受ける上で市窓口での介護事業所の案内について、本市の現状をお聞かせください。 ○議長(勝又勝議員) 答弁を求めます。 ◎健康福祉部長(望月忠君) 議長、健康福祉部長。 ○議長(勝又勝議員) 望月健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(望月忠君) 市窓口における介護事業所の案内につきましては、介護サービスごとに事業者の名称、住所、電話番号、定員などをまとめた一覧表を作成し、その一覧表をお渡ししております。 ○議長(勝又勝議員) 再質問を許します。 ◆7番(矢崎悟議員) はい、議長。 ○議長(勝又勝議員) 7番、矢崎悟議員。 ◆7番(矢崎悟議員) 市民の方から、この市窓口で渡される一覧表からだけでは介護事業所の特色といったこともわからないため、一覧表を片っ端から連絡していくというふうにせざるを得なくて、大変に不便を感じるというご意見、また改善できないかという、そういうご要望をいただきました。介護事業所の案内について、例えば八千代市では事業所の特色などを冊子にまとめて窓口で渡すサービスを行っているようですけれども、市窓口における介護事業所の案内については近隣市ではどのように対応されているのかお聞かせください。 ○議長(勝又勝議員) 答弁を求めます。 ◎健康福祉部長(望月忠君) 議長、健康福祉部長。 ○議長(勝又勝議員) 望月健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(望月忠君) 東葛南部の5市では、本市と同様に担当課で作成した一覧表や民間業者が作成した冊子を窓口で配布または閲覧用に配置しております。また、市ホームページに介護事業所の一覧表を掲載したり、介護事業者検索システムを導入したりしております。 ○議長(勝又勝議員) 再質問を許します。 ◆7番(矢崎悟議員) はい、議長。 ○議長(勝又勝議員) 7番、矢崎悟議員。 ◆7番(矢崎悟議員) 近隣市でもやはり一覧表以外にも冊子を配布または閲覧用に配置していたり、そういった独自のシステムを導入しているとのことですが、介護事業所の特色などの情報については、本市では情報の収集というのは行っているのでしょうか。お聞かせください。 ○議長(勝又勝議員) 答弁を求めます。 ◎健康福祉部長(望月忠君) 議長、健康福祉部長。 ○議長(勝又勝議員) 望月健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(望月忠君) 今年度鎌ケ谷市医師会のご協力のもと、医療、介護従事者向けに地域包括支援センターの担当区域ごとに医療施設、歯科、薬局、介護施設の情報をまとめた「鎌ケ谷市医療・介護白書2017」を作成いたしました。この白書には、各施設等の住所、電話番号、診療または営業時間、診療科目、定員などと地図が掲載されております。しかしながら、市民向けに特色などをまとめたものは作成しておりません。 ○議長(勝又勝議員) 再質問を許します。 ◆7番(矢崎悟議員) はい、議長。 ○議長(勝又勝議員) 7番、矢崎悟議員。 ◆7番(矢崎悟議員) 介護事業所のそういった特色を閲覧できるようにする仕組み、こういったことはつくっていく必要があると感じます。これから施設がふえるなどの理由から冊子にして配布するということが困難なようでしたら、例えば窓口に先ほどもご答弁いただきました資料に少し特色を加えてファイリングして配置していくとか、市のホームページなどに掲載し、インターネット上で閲覧できるようにすることはできないかと考えるのですけれども、市の見解をお聞かせください。 ○議長(勝又勝議員) 答弁を求めます。 ◎健康福祉部長(望月忠君) 議長、健康福祉部長。 ○議長(勝又勝議員) 望月健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(望月忠君) 本市の情報提供の方法といたしましては、先ほど申し上げました一覧表のほかに、市ホームページから厚生労働省の介護サービス情報公表システムが利用できるようになっておりますが、十分な周知がされていない状況です。情報を必要とする人に利用しやすい方法で必要な情報を得ることができるように、既存のツールの活用も含め、情報提供の方法につきまして検討してまいります。 ○議長(勝又勝議員) 再質問を許します。 ◆7番(矢崎悟議員) はい、議長。 ○議長(勝又勝議員) 7番、矢崎悟議員。 ◆7番(矢崎悟議員) ぜひとも前向きに検討をお願いいたします。 冒頭にも述べましたが、2025年、ここが大きな時代の一つのポイントになってくるのではないかと感じます。医療と介護の連携や、また今定例会の議案として計上されましたが、訪問介護看護事業、また改正介護保険法にも明記されております介護医療院の整備、また高齢者と障がい者が同一の事業所でサービスを受けやすくするなどの共生型サービス、そういった事業所の整備など、地域包括ケアシステムの構築、体制整備により一層の取り組みを進めていただきますよう要望いたしまして、次の質問に移らせていただきたいと思います。 次に、総合窓口、ワンストップサービス事業についてですけれども、本市におきましては部分的なそういったワンストップサービス、これを進めているということでございました。インターネットで総合窓口というワードで検索すると、複数の全国の自治体がヒットしますので、既に取り組んでいる自治体も多くあるようなのですけれども、ただその手法というのはさまざまようなのです。改めて総合窓口、またワンストップサービスとはどういったものなのかお聞かせください。 ○議長(勝又勝議員) 答弁を求めます。 ◎総務企画部参事(武田秀一君) 議長、総務企画部参事。 ○議長(勝又勝議員) 武田総務企画部参事。 ◎総務企画部参事(武田秀一君) 総合窓口とは、市民が関係する複数の手続を集中して行う窓口のことでございまして、一般的には市役所の全ての窓口を統一するものではなく、利用者の多い窓口業務や相互に関連する窓口のみを統一するものでございます。全国の自治体の中には、フロアマネジャーを配置し、来庁された市民には窓口の場所や手続の記載方法など、お困りのようであれば積極的にお声かけし、お手伝いをしているところもございます。その中で、一例を申し上げれば、引っ越しなどの特定の手続について、総合窓口で必要な書類の手続を完結できるようにすることがワンストップサービスといえます。 ○議長(勝又勝議員) 再質問を許します。 ◆7番(矢崎悟議員) はい、議長。 ○議長(勝又勝議員) 7番、矢崎悟議員。 ◆7番(矢崎悟議員) それでは、総合窓口のワンストップサービスを導入している他市の状況と導入による効果を伺います。もし近隣市の状況もわかりましたら教えてください。 ○議長(勝又勝議員) 答弁を求めます。 ◎総務企画部参事(武田秀一君) 議長、総務企画部参事。 ○議長(勝又勝議員) 武田総務企画部参事。 ◎総務企画部参事(武田秀一君) 総合窓口のワンストップサービスを導入している他市の状況と導入による効果でございますが、総合窓口において取り扱う業務は市によって異なりますので、その状況や効果は一概にお答えできませんが、複数の行政手続が一つの窓口で申請できることで手続が簡素化され、待ち時間の短縮も見込めることから、市民の利便性の向上につながるものと考えております。なお、隣接する松戸市、柏市、市川市、船橋市の状況を確認したところ、本市と同様にワンストップで国民健康保険証や転入学通知などの交付事務を行っております。 ○議長(勝又勝議員) 再質問を許します。 ◆7番(矢崎悟議員) はい、議長。 ○議長(勝又勝議員) 7番、矢崎悟議員。 ◆7番(矢崎悟議員) 近隣市におきましても部分的なワンストップサービスは行われているけれども、トータル的なそういうワンストップサービスの導入には至っていないということであろうと思います。総合窓口の設置についてはどのような課題があるのかお聞かせください。 ○議長(勝又勝議員) 答弁を求めます。 ◎総務企画部参事(武田秀一君) 議長、総務企画部参事。 ○議長(勝又勝議員) 武田総務企画部参事。 ◎総務企画部参事(武田秀一君) 総合窓口につきましては、行政サービスの向上と効率化が確実に期待できる一方で、さまざまな業務に精通し、専門的な内容を的確に把握して正確に案内を行う職員の配属が必須であり、そういった人材の育成に努める必要がございますし、相談窓口に担当者を呼んで相談を行うためには、広い相談スペースと待合スペースが必要となり、レイアウトの変更や電算システムの設置など、多額の費用を要するといった課題がございます。 ○議長(勝又勝議員) 再質問を許します。 ◆7番(矢崎悟議員) はい、議長。 ○議長(勝又勝議員) 7番、矢崎悟議員。 ◆7番(矢崎悟議員) 今課題をお聞きいたしましたが、やはり一番の課題は人であろうと思います。そういったスペシャリスト、それをいかに育成していくか、またスペース、費用といったところというのが課題があるということで答弁がございました。 では、窓口に関する市民の意見などについて調査を行ったことがありましたら、調査方法とあわせて窓口や申請などのサービスに対して市民からどのようなご意見が寄せられているのか、特に市民がどういったところに不満を感じているのか、わかる範囲で構いませんので、お聞かせください。 ○議長(勝又勝議員) 答弁を求めます。 ◎総務企画部参事(武田秀一君) 議長、総務企画部参事。 ○議長(勝又勝議員) 武田総務企画部参事。 ◎総務企画部参事(武田秀一君) 窓口サービス及び職員の接遇向上を図るため、平成28年度に来庁された方々へ窓口サービスアンケートを行いました。その中で、手続はスムーズでしたかとのアンケート結果では、約85%の方から満足、やや満足との評価をいただくことができましたが、自由意見欄には、申請するときに他の階で手続があるのでたらい回しになる、受付の場所、人がよくわかりませんでしたなどのご意見をいただきました。平成27年度に窓口対応向上プロジェクトを立ち上げ、窓口対応の向上に取り組んでいるところですので、アンケートでいただきましたご意見を真摯に受けとめ、今後も引き続き窓口対応の向上に努めてまいりたいと考えております。 ○議長(勝又勝議員) 再質問を許します。 ◆7番(矢崎悟議員) はい、議長。 ○議長(勝又勝議員) 7番、矢崎悟議員。 ◆7番(矢崎悟議員) 窓口対応向上プロジェクトを立ち上げて、今その窓口対応の向上に取り組んでいるとのことでしたので、市民の声が可能な限り窓口業務に反映されますよう、引き続き取り組みをお願いできればと思います。 ただ、先ほどの意見の中で、たらい回しにされるといったご意見等、また先ほど総合窓口の設置における課題としてやはりスペースという問題がございます。ここにギャップを感じるのも事実であり、またそのギャップを埋めるという一つの取り組みにICTの活用があるのではと私は考えます。現在本市では、アプリによる広報紙の配信やSNS、またかまがや安心eメールなどで市政情報や防犯情報の発信などにICTが活用されていると認識しておりますが、窓口サービスにおけるICTの活用について、現状の取り組みをお聞かせください。 ○議長(勝又勝議員) 答弁を求めます。 ◎総務企画部参事(武田秀一君) 議長、総務企画部参事。 ○議長(勝又勝議員) 武田総務企画部参事。 ◎総務企画部参事(武田秀一君) 窓口サービスにおけるICTの活用状況でございますが、子育て関係の窓口に関しましては国の子育てワンストップサービスが11月13日から本格運用を開始されたことに伴い、本市におきましても子育てに関する一部の行政手続についてオンラインで手続ができるようになるなど、行政手続の簡素化が進められているところでございます。 ○議長(勝又勝議員) 再質問を許します。 ◆7番(矢崎悟議員) はい、議長。 ○議長(勝又勝議員) 7番、矢崎悟議員。 ◆7番(矢崎悟議員) マイナンバーの本格運用が今年の11月から開始されましたので、今後手続の簡素化というのはより進められていくのであろうと認識しております。 では、市民サービス向上の観点で、ICT活用の方向性について伺いたいと思います。岐阜県大垣市や福岡県粕屋町などではICTを生かしたまちづくりとしまして、総合窓口システムが導入されております。このシステムの導入により、市民一人ひとりに合わせた案内書や申請書を利用することができ、各種手続の漏れというのも防げたり、さらには手続的には記入いただく箇所が減るなど、そのトータル的な効果として窓口における手続時間の短縮、これができていると伺っております。また、福島県会津若松市ではタブレットを活用した窓口システムのサービスを行っているとも伺っております。このような窓口サービスの利便性向上の取り組みにつきまして、本市はどのようなお考えがあるのかお聞かせください。 ○議長(勝又勝議員) 答弁を求めます。 ◎総務企画部参事(武田秀一君) 議長、総務企画部参事。 ○議長(勝又勝議員) 武田総務企画部参事。 ◎総務企画部参事(武田秀一君) 窓口サービスのICT活用による利便性向上の取り組みでございますが、総合窓口の対応のみでは完結することができず、担当課へご移動いただいております手続につきまして、ICTを活用することで総合窓口と担当課の電子情報が連携され、担当課が事前に手続を進めることができるようになりますので、申請手続が簡素化され、申請漏れや記入誤りを防ぐことにもなりますし、待ち時間を短縮することにもなりますので、市民サービスの向上が期待できるものと考えております。 ○議長(勝又勝議員) 再質問を許します。 ◆7番(矢崎悟議員) はい、議長。 ○議長(勝又勝議員) 7番、矢崎悟議員。 ◆7番(矢崎悟議員) 先日船橋市でも住所変更の際、職員が住所等を聞き取り、端末に直接入力する書かない窓口という運用を始めるという、そういう新聞報道がございましたが、もしわかりましたらその仕組みについてお聞かせください。 ○議長(勝又勝議員) 答弁を求めます。 ◎総務企画部参事(武田秀一君) 議長、総務企画部参事。 ○議長(勝又勝議員) 武田総務企画部参事。 ◎総務企画部参事(武田秀一君) 船橋市で試験運用される予定の書かない窓口の仕組みでございますが、転入転出、市内転居に伴う必要書類を職員が市民にかわって作成するというもので、職員が市民から住所、氏名、生年月日、性別の基本4情報やその他の必要事項をお伺いし、お互いにモニタで確認しながら端末へ入力を行うことで、住所異動届では署名欄を除く全てが自動で印字された状態で印刷され、付随して各課に提出する書類についても、住所、氏名、生年月日、性別が自動で印字された状態で印刷されるものです。 ○議長(勝又勝議員) 再質問を許します。 ◆7番(矢崎悟議員) はい、議長。
    ○議長(勝又勝議員) 7番、矢崎悟議員。 ◆7番(矢崎悟議員) 船橋市が導入した仕組みでは、仮に各窓口で申請書を何枚も書いて提出しなければならないといった場合でも、この基本4情報が既に申請書に印字されているというところから記入する箇所というのが減り、その結果、煩わしさの改善というのも図られるのではないかと感じるのですけれども、こういった取り組みに対する本市の見解をお聞かせください。 ○議長(勝又勝議員) 答弁を求めます。 ◎総務企画部参事(武田秀一君) 議長、総務企画部参事。 ○議長(勝又勝議員) 武田総務企画部参事。 ◎総務企画部参事(武田秀一君) 船橋市の取り組みにつきましては、記入の手間が軽減されますし、付随するさまざまな手続の漏れも防止できることから、市民サービスの向上に期待できるものと考えております。なお、この仕組みにつきまして、今月25日から試験導入し、来年2月からの本格導入を目指しているとのことでございますので、システムの開発等に要する経費を含め、その効果等につきまして今後調査研究してまいります。 ○議長(勝又勝議員) 再質問を許します。 ◆7番(矢崎悟議員) はい、議長。 ○議長(勝又勝議員) 7番、矢崎悟議員。 ◆7番(矢崎悟議員) ぜひ状況を注視していただき、調査研究をお願いできればと思います。 次に、AIの活用について伺います。神奈川県川崎市では、AIを活用した問い合わせ支援サービスの実証実験を行い、今後職員がこれまで担ってきた業務の幾つかはAIを活用したサービスがサポートまたは代行可能となっていくことは容易に想像できると報告書にございました。市民の中には、窓口や電話相談で人との対話が苦手な方など、悩みを抱えた市民をケアするとして、また多言語対応や視聴覚障がいをお持ちの方とのコミュニケーションツールとしても活用が期待できるとともに、行政側としてのメリットにおきましても、やはり少子高齢化による人口減少や税収の減に伴う職員数の減少、これも将来的に想定できるものでございますが、そういったものや、またベテラン職員の退職に伴うそういうノウハウの継承など、こういったところにAIの活用が期待できるとなっているのですけれども、本市の見解をお聞かせください。 ○議長(勝又勝議員) 答弁を求めます。 ◎総務企画部参事(武田秀一君) 議長、総務企画部参事。 ○議長(勝又勝議員) 武田総務企画部参事。 ◎総務企画部参事(武田秀一君) 川崎市で行われました実証実験でございますが、子育てに関する専用ウエブページを開設しまして、電話や窓口での問い合わせ、対応業務をAIが代替するもので、実用化すれば24時間問い合わせが可能となり、電話や窓口に問い合わせするよりも気軽に利用することができるとともに、多言語対応が可能となれば窓口業務におけるサポートに活用できることや機能を拡充してAIがディープラーニングを行うことで高精度な処理、判断が可能になるメリットがあるとの報告内容でございました。本市におきましても、最少の職員数で最大の効果を発揮する少数精鋭の組織運営を目指す方法の一つとして、AIなどの先駆的な取り組みに期待するものはございますが、開発企業でもまだ実証実験の段階でもあることから、多方面の情報収集に努めてまいりたいと考えております。 ○議長(勝又勝議員) 再質問を許します。 ◆7番(矢崎悟議員) はい、議長。 ○議長(勝又勝議員) 7番、矢崎悟議員。 ◆7番(矢崎悟議員) では、最後に今後の本市の窓口サービスの基本的な考え方についてお聞かせください。 ○議長(勝又勝議員) 答弁を求めます。 ◎総務企画部参事(武田秀一君) 議長、総務企画部参事。 ○議長(勝又勝議員) 武田総務企画部参事。 ◎総務企画部参事(武田秀一君) 今後の窓口サービスの基本的な考えでございますが、窓口サービスは市民に対する直接的なサービスでございます。それだけに適切かつきめ細やかな行政サービスの提供が求められますので、毎年度職員の接遇研修を行って職員みずから市民の立場に立った接遇マナーへの理解を深め、市民から信頼と好感をいただける行政サービスに努めることが大切であると考えております。また、各種申請書類などの見直しや子育てワンストップサービスに代表される行政手続のオンライン化など、効果的、効率的な行政システムを構築し、市民の利便性の向上を図るため、調査研究してまいりたいと考えております。 ○議長(勝又勝議員) 再質問を許します。 ◆7番(矢崎悟議員) はい、議長。 ○議長(勝又勝議員) 7番、矢崎悟議員。 ◆7番(矢崎悟議員) 今年の9月定例会の予算審査特別委員会の質疑で、今後少子高齢化による市税収入の減少というのも見込まれるという、そういう市の見解もある中で、やはり人口減少という点におきましても職員数の減少というのは想定されるのではないかと感じます。ただ一方、今定例会の議案にも来年10月から旅券事務が市に移管されるなど、レイアウト変更の補正予算が計上されておりますが、人が減る、ただ仕事はふえるという、またここにもギャップというのが出てくるのではないかと感じます。そういう時代を迎える前に、先ほどの市民ニーズ、機能のギャップと出てきましたけれども、市民ニーズを把握しつつ業務の効率化という面、また働き方改革という、そういう面においても総合窓口の検討を進めていく必要があるのではと感じます。また、窓口といっても多くの部署に窓口がございますので、庁内の連携、これがやはり必要になってくるのではないかと感じます。もし可能であればそういうプロジェクトチームというものをぜひ立ち上げるなどして調査研究を進めていただきますよう要望いたしまして、次の質問に移ります。 次に、道路行政につきましては、今回市道4805号線にカラー舗装などの対応をいただきましたが、これにより先ほども申し上げましたとおり注意喚起、また交差点への車両の進入の速度抑制など、そういった効果が期待できると思いますけれども、ただグリーン葬祭前を横断する歩行者にとりましては、車両と歩行者がやはり交差する箇所でありますので、それでも不安を感じる方というのはいるのではないかと感じます。そこで、歩行者を優先させる対策として、歩車分離式の信号がございますが、歩車分離式信号、この設置要件についてお聞かせください。 ○議長(勝又勝議員) 答弁を求めます。 ◎都市建設部参事(谷口光儀君) 議長、都市建設部参事。 ○議長(勝又勝議員) 谷口都市建設部参事。 ◎都市建設部参事(谷口光儀君) 歩車分離式信号に関しましては、警察庁の指針によりますと、導入を検討すべき交差点の一般的な要件としまして、歩車分離式信号機の設置により防止できたと想定される車対歩行者の交通事故の発生状況や公共施設等の付近や通学路などにおいて、児童生徒や高齢者などの安全を特に確保する必要性、また交差点の交通状況等を勘案し、設置により横断歩行者の安全性の向上と交差点処理能力の改善が図れる場合となっており、あわせまして考慮すべき事項としまして、設置による新たな渋滞の発生により交通の円滑に著しい影響が出ないことや信号待ちの時間の増加により歩行者や車両の信号無視を誘発しないことなどが示されております。 ○議長(勝又勝議員) 再質問を許します。 ◆7番(矢崎悟議員) はい、議長。 ○議長(勝又勝議員) 7番、矢崎悟議員。 ◆7番(矢崎悟議員) では、この交差点部分における歩車分離式の信号設置について、市の見解をお聞かせください。 ○議長(勝又勝議員) 答弁を求めます。 ◎都市建設部参事(谷口光儀君) 議長、都市建設部参事。 ○議長(勝又勝議員) 谷口都市建設部参事。 ◎都市建設部参事(谷口光儀君) 本交差点の歩車分離式信号機の設置について、警察と協議したところ、警察からは交差点が変則であり、市道4805号線が信号制御の対象となっていないことから、歩車分離式信号の設置は現状の交差点状況からは困難であるとの回答がございました。 ○議長(勝又勝議員) 再質問を許します。 ◆7番(矢崎悟議員) はい、議長。 ○議長(勝又勝議員) 7番、矢崎悟議員。 ◆7番(矢崎悟議員) 変則的な形状から信号の設置が難しい、そういったことで困難であるという回答であったと思います。この交差点箇所以外にも市道4805号線は、変電所前や反対側の中新山交差点方面からも市道37号線、通称ユニオン通りと言っておりますが、そちらに出ることができます。その変電所前や中新山交差点側の出入り口では、グレーチングが車両の重量に耐え切れずゆがんでしまったりとか、あと側溝のふたが経年劣化により大きく破損してしまったりするなどの事象がここ数年起きております。市民の皆様からもこの安全対策におけるご要望いただく中で、当箇所を舗装する、そういう対策を市のほうで行っていただきましたが、この市道4805号線における車両の交通量の変化についてはどのような見解を持ちなのかお聞かせください。 ○議長(勝又勝議員) 答弁を求めます。 ◎都市建設部参事(谷口光儀君) 議長、都市建設部参事。 ○議長(勝又勝議員) 谷口都市建設部参事。 ◎都市建設部参事(谷口光儀君) 市道4805号線は、市道37号線が整備される以前の旧道として存在しており、市道37号線の整備の際、現在の市道37号線と並行した道路状況となっております。このため、市道37号線に隣接します鎌ケ谷9丁目の一部地域や東道野辺6丁目の一部地域は、この市道4805号線を経由しないと市道37号線へアクセスできない状況となっておりますことから、地域の宅地化が進むにつれ、交通量も多くなる傾向があると認識しております。また、市道4805号線の沿道には店舗や遊戯場が配置されていることから、これらを利用する車両が通行することや工場や変電所もあることから、乗用車以外の比較的大きな車両の通行も生じるなど、さまざまな車両が利用する状況となってございます。 ○議長(勝又勝議員) 再質問を許します。 ◆7番(矢崎悟議員) はい、議長。 ○議長(勝又勝議員) 7番、矢崎悟議員。 ◆7番(矢崎悟議員) 変電所前から市道37号線へ接続する短い道路があるのですけれども、歩行者の横断が見えづらく、自転車と車がぶつかりそうになったという、そういうご意見を以前地域の方から伺ったことがあります。当箇所における安全対策について、市の見解をお聞かせください。 ○議長(勝又勝議員) 答弁を求めます。 ◎都市建設部参事(谷口光儀君) 議長、都市建設部参事。 ○議長(勝又勝議員) 谷口都市建設部参事。 ◎都市建設部参事(谷口光儀君) この交差点は、市道37号線と市道4805号線にあります交差点の一つとなっており、主に東道野辺6丁目内の住宅地からの車両が通行しているものと想定しております。この形状は、市道4805号線から市道37号線に向かって上り坂となっている上に、左側に建物が接していることから、市道37号線に出る際に車両からの左側の視距が確保しにくい形状となっております。歩道につきましては、道路交通法では自転車は一定条件のもと走行することが可能であることから、事故防止の観点から必要に応じて安全対策を行ってまいります。 ○議長(勝又勝議員) 再質問を許します。 ◆7番(矢崎悟議員) はい、議長。 ○議長(勝又勝議員) 7番、矢崎悟議員。 ◆7番(矢崎悟議員) ぜひとも安全対策行っていただきますようお願いいたします。 市道4805号線の中新山交差点方面に接続する出入り口の交差点、ここは非常に鋭角であるため、後ろを見ながら、またカーブミラーを見ながら市道37号線に出ていくという場所なのですけれども、こちらも例えば暗い時間になると車両が見えづらいといった、そういう危険、課題があるように感じます。道路の接続角度などの改良する対策は行われないのでしょうか。 ○議長(勝又勝議員) 答弁を求めます。 ◎都市建設部参事(谷口光儀君) 議長、都市建設部参事。 ○議長(勝又勝議員) 谷口都市建設部参事。 ◎都市建設部参事(谷口光儀君) ご指摘の交差点は、先ほどもご説明させていただきましたとおり、市道37号線の整備の際に生じた交差点で、市道4805号線が市道37号線に対し非常に鋭角に交わる形状に加え、隣接する土地の利用状況から、私道の入り口が交差し、かつ交差点付近の沿道の店舗の駐車場の出入り口があることから、交差部が大きく開いた形状となってございます。この状況の改良につきましては、交差点周辺の土地利用などを勘案し、警察とも協議しながら検討を行ってまいります。 ○議長(勝又勝議員) 再質問を許します。 ◆7番(矢崎悟議員) はい、議長。 ○議長(勝又勝議員) 7番、矢崎悟議員。 ◆7番(矢崎悟議員) 昨年の12月定例会の質問の答弁では、この箇所、市道37、38、4805号線の交差点との一体した整備の検討を行う必要がある箇所として、市道37号線と市道34号線の交差点、マツモトキヨシ前の交差点の箇所を指摘されておりましたが、当箇所におけるその後の進捗についてお聞かせください。 ○議長(勝又勝議員) 答弁を求めます。 ◎都市建設部参事(谷口光儀君) 議長、都市建設部参事。 ○議長(勝又勝議員) 谷口都市建設部参事。 ◎都市建設部参事(谷口光儀君) この交差点は、市道37号線と市道34号線が鋭角に接続し、危険な状況が見受けられることから、昨年11月9日に千葉県、鎌ケ谷警察、公安委員会、交通安全協会などの関係機関と共同現地診断を行ったところです。本年2月末にまとめられました診断結果の中で、今後も協議を継続していく対策として、区画線にて交差点を直角に近づけることや右折レーンのカラー化が示されました。これらの対策につきましては、引き続き警察など関係機関と協議を行ってまいります。このほか、診断結果の中で区画線の補修や注意喚起看板の整理、更新が示されましたので、現在その対応を行っているところでございます。 ○議長(勝又勝議員) 再質問を許します。 ◆7番(矢崎悟議員) はい、議長。 ○議長(勝又勝議員) 7番、矢崎悟議員。 ◆7番(矢崎悟議員) 現在のそういった区画線の補修は、現状復旧する、そういった取り組みを先行して行うということでございましたので、引き続き対応をお願いいたします。 次に、市道4526号線、こちらはミナトスイミング前の道路で、平成27年9月定例会におきまして質問を行いました。抜本的な解決策としては、馬込沢交差点の改良、これが重要な鍵を握るわけなのですが、ただここ数年、この南鎌ケ谷の地域では宅地化が進んでおりまして、また隣接する船橋市馬込町におきましても、宅地化とともに道路環境の整備が進められている状況です。まず、この環境の変化における市の見解や、平成29年9月定例会でのご答弁では船橋市とも連携して通過交通対策を検討するとのことでしたので、こちらの進捗についてもお聞かせください。 ○議長(勝又勝議員) 答弁を求めます。 ◎都市建設部参事(谷口光儀君) 議長、都市建設部参事。 ○議長(勝又勝議員) 谷口都市建設部参事。 ◎都市建設部参事(谷口光儀君) 市道4526号線は、沿道の居住者のほか、馬込十字路の慢性的な渋滞を回避する車両の抜け道として利用され、この状況に加え、近年隣接する船橋市域の宅地化が急速に進んでいることから、船橋地域の居住者の通行量が増加するなど、交通量が多い道路でございます。このため、これまでスクールゾーンでの車両進入抑制策や路面標示、注意喚起看板の設置などによる車両の速度抑制策に取り組んでまいりました。このような中、馬込十字路におきましては、現在千葉県事業により、県道船橋・我孫子線の右折レーンの設置を優先し、交差点改良事業を実施しており、市においても船橋・我孫子線の右折レーンの早期整備完了とあわせて、未設置である市川・印西線の右折レーンの設置の事業化を要望しているところでございます。この市道4526号線は、隣接する船橋市域内の市道の経由し、県道船橋・我孫子線に通行できる形態となっておりますことから、船橋市と連携し、抜け道対策を検討していくため、船橋市と協議を行った結果、船橋市、鎌ケ谷市双方がお互いにできる安全対策に取り組むこととなりました。市としましては、引き続き通過車両に対し歩行者への注意喚起の対策を行うこととし、本年注意喚起看板の増設を準備しているところでございます。 ○議長(勝又勝議員) 再質問を許します。 ◆7番(矢崎悟議員) はい、議長。 ○議長(勝又勝議員) 7番、矢崎悟議員。 ◆7番(矢崎悟議員) この道路において特に危険と感じるのは、市道35号線との交差点箇所です。交差点の出入り口付近は大変に狭く、両方から車が来たとき、グリーンベルトで舗装されている歩道にまで車両が進入するといったことがございます。そうなると、歩行者や自転車の通るスペースはさらに狭くなり、本当に危険と感じるのですけれども、この状況を市はどのように認識しているかお聞かせください。 ○議長(勝又勝議員) 答弁を求めます。 ◎都市建設部参事(谷口光儀君) 議長、都市建設部参事。 ○議長(勝又勝議員) 谷口都市建設部参事。 ◎都市建設部参事(谷口光儀君) ご指摘の箇所に関しましては、道路幅員は6メートル程度でございますが、歩道がないことから、歩行者は路肩を歩行する状況となっております。路肩には、側溝が設置され、沿道には住宅が建ち並び、フェンスや住宅地の塀があることで視覚的に狭く感じる上に、標識や電柱が配置されていることや住宅地からの樹木の繁茂により、一部分ではありますが、道路が狭くになっている状況となってございます。このような状況から、車両がすれ違う際には路肩部分を利用する状況が生じ、その結果、歩行者とのふくそうが生じ、歩行者にとって歩きづらい状況となっているものと認識しております。 ○議長(勝又勝議員) 再質問を許します。 ◆7番(矢崎悟議員) はい、議長。 ○議長(勝又勝議員) 7番、矢崎悟議員。 ◆7番(矢崎悟議員) では、最後に、この箇所を拡幅するなどの対策というのは難しいのでしょうか。お聞かせください。 ○議長(勝又勝議員) 答弁を求めます。 ◎都市建設部参事(谷口光儀君) 議長、都市建設部参事。 ○議長(勝又勝議員) 谷口都市建設部参事。 ◎都市建設部参事(谷口光儀君) この状況を抜本的に改善するためには、道路を拡幅することや歩道を設置することが必要となりますが、いずれにしましても拡幅を行うには一部区間の拡幅ではなく、一定の延長を考慮した計画となるものと考えてございます。このような拡幅を伴います事業につきましては、沿道の皆様のご理解とご協力が不可欠であることや多額の費用と時間がかかるため、即効性のある対策とならない懸念がございます。また、拡幅により車両が走りやすくなる環境となる懸念もありますことから、今後議員ご指摘の箇所を対象として、現状の道路の中で車両に対し歩行者への注意喚起が図れる対策を警察とも協議しながら検討してまいります。 ○議長(勝又勝議員) 再質問を許します。 ◆7番(矢崎悟議員) はい、議長。 ○議長(勝又勝議員) 7番、矢崎悟議員。 ◆7番(矢崎悟議員) ぜひ検討をお願いします。 以上で一般質問を終了いたします。 ○議長(勝又勝議員) 以上で7番、矢崎悟議員の一般質問を終結します。 休憩します。再開を午後3時15分とします。          午後 2時51分  休 憩                                                      午後 3時15分  再 開 ○議長(勝又勝議員) 再開します。
    △一般質問続行 ○議長(勝又勝議員) 次に、1番、野上陽子議員に発言を許します。 ◆1番(野上陽子議員) はい、議長。 ○議長(勝又勝議員) 1番、野上陽子議員。 ◆1番(野上陽子議員) 議席番号1番、野上陽子、平成29年12月定例会に当たり、通告に基づき一般質問をさせていただきます。実りある質問であることを心より願っております。担当部局におかれましては、明快なるご答弁をよろしくお願いいたします。 今回私が通告させていただきましたのは、1つ目に道路についてと、2つ目に地域包括ケアシステムの構築についてでございます。 まず初めに、道路について。市道22号線、旧こひなたストアー前交差点改良に至った経緯を伺います。それ以降の東中沢地区の道路冠水とその下流の状況についてとその冠水対策については、再質問で伺います。 2つ目の地域包括ケアシステムの構築についてですが、高齢化が進む中でどうやったら人に迷惑をかけないで過ごせるのかというのは、高齢になるにつれ悩む方が非常に多いと思います。高齢者のひとり暮らしもふえており、地域の助けを上手に活用していくことが大切になってきております。まず、地域包括ケアシステムの現段階の状況についてお聞かせください。その他の質問については、再質問にて伺います。よろしくお願いいたします。 ○議長(勝又勝議員) ただいまの質問に対し答弁を求めます。 ◎都市建設部参事(谷口光儀君) 議長、都市建設部参事。 ○議長(勝又勝議員) 谷口都市建設部参事。 ◎都市建設部参事(谷口光儀君) ご質問の1点目、道路についてのご質問にお答えします。 お尋ねは、市道22号線、旧こひなたストアー前交差点改良事業に至った経緯についてでございました。当該交差点は、北中沢、東中沢地区と道野辺中央地区を結ぶ主要な幹線道路である市道22号線と生活道路から成る交差点でございます。この交差点の東西に延びる市道22号線は、幅員が狭い割には交通量が多く、さらには交差点部で屈曲し、見通しが悪い状況でございます。また、これに交差する生活道路は、西側にグリーンベルトがある道路で、交差部分には2カ所の横断歩道がございますが、大きな隅切りがないため、歩行者が滞留する場所がなく、歩行者の安全を十分に確保することができておりません。さらに、当該交差点は中部小学校や第四中学校の通学路となっており、多くの児童生徒がこの交差点を横断して通学しているため、信号機の設置について多くの方々から要望をいただいているところでございます。しかしながら、当該交差点は見通しの問題やスペースの問題などから信号機の設置には至っておりません。こうした状況を踏まえ、市ではこれらの課題を解消し、安全性の高い交差点とするため、平成28年度に当該交差点の改良事業に着手したものでございます。 ○議長(勝又勝議員) 答弁を求めます。 ◎健康福祉部長(望月忠君) 議長、健康福祉部長。 ○議長(勝又勝議員) 望月健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(望月忠君) ご質問の2点目、地域包括ケアシステムの構築についてお答えします。 お尋ねは、地域包括ケアシステムの現段階の状況についてでございます。重度な要介護状態になっても住みなれた地域で自分らしい暮らしを人生の最後まで続けることができるよう、地域の包括的な支援、サービス提供体制である地域包括ケアシステムを実現させるためには、医療、介護、介護予防、住まい、生活支援の体制を地域の特性に応じてつくり上げていくことが重要です。そこで、現段階での地域包括ケアシステムの取り組み状況でございます。まず、医療と介護の連携につきましては、鎌ケ谷市医師会のご協力のもと、医療・介護連携推進室の開設や市内の医療、介護施設の情報をまとめた「医療・介護白書」を作成いたしました。また、医療、介護関係者を対象とした研修会の開催などをしております。介護予防につきましては、関係課や介護サービス事業所などと協力をしながら、身体機能向上や生活習慣の改善を目的とした体操教室を充実させるなど、地域での介護予防を推進しております。生活支援につきましては、市認定ヘルパーを養成し、多様な生活支援ニーズに対応できるよう体制を整備しております。住まいについても、安心して住み続けることができるよう、関係課と協議を重ねているところです。今後も連携体制を整備するとともに、各分野の充実を図り、地域包括ケアシステムの実現を目指してまいります。 ○議長(勝又勝議員) 再質問を許します。 ◆1番(野上陽子議員) はい、議長。 ○議長(勝又勝議員) 1番、野上陽子議員。 ◆1番(野上陽子議員) では、旧こひなたストアー前交差点についての再質問をさせていただきます。 まず、事業実施に至った経過をお聞かせいただきましたので、交差点改良の詳細について伺いたいと思います。 ○議長(勝又勝議員) 答弁を求めます。 ◎都市建設部参事(谷口光儀君) 議長、都市建設部参事。 ○議長(勝又勝議員) 谷口都市建設部参事。 ◎都市建設部参事(谷口光儀君) 平成28年度に交差点予備設計に着手し、当該交差点の状況を踏まえ、鎌ケ谷警察署や千葉県公安委員会と協議を重ね、改良計画を策定いたしました。その概要としましては、定周期型の信号機の設置と歩行者等の待機場として四隅に隅切りを設置することにより、歩行者等の安全性を確保することとしております。さらに、市道22号線の幅員を現在の約5.5メートルから約2.5メートル拡幅して約8.0メートルとして整備することとしており、交差点前後はセンターラインを設置し2車線にすることと交差点部の屈曲を緩和するなどの改良を行うこととしております。また、交差点前後におきまして路肩を1.0メートルから1.7メートルの幅で確保し、歩行者空間としてグリーンベルトを設置します。 ○議長(勝又勝議員) 再質問を許します。 ◆1番(野上陽子議員) はい、議長。 ○議長(勝又勝議員) 1番、野上陽子議員。 ◆1番(野上陽子議員) 昨年度に策定した改良計画がよくわかりました。この交差点改良事業が大変大きなものであることがわかりました。また、この改良によりとても安全な交差点となることがわかりました。 それでは、今年度の事業で行ったことをお聞かせください。 ○議長(勝又勝議員) 答弁を求めます。 ◎都市建設部参事(谷口光儀君) 議長、都市建設部参事。 ○議長(勝又勝議員) 谷口都市建設部参事。 ◎都市建設部参事(谷口光儀君) 昨年度に策定した改良計画を踏まえまして、今年度は近隣住民の皆様を対象に事業説明会を開催するとともに、整備に必要な路線測量を実施しました。 ○議長(勝又勝議員) 再質問を許します。 ◆1番(野上陽子議員) はい、議長。 ○議長(勝又勝議員) 1番、野上陽子議員。 ◆1番(野上陽子議員) 説明会を行った際の概要とそのときに参加された皆様がどのようなご意見が出たのか伺います。 ○議長(勝又勝議員) 答弁を求めます。 ◎都市建設部参事(谷口光儀君) 議長、都市建設部参事。 ○議長(勝又勝議員) 谷口都市建設部参事。 ◎都市建設部参事(谷口光儀君) 交差点改良が想定される範囲の地権者やお住まいの皆様を対象として、本年7月に説明会を実施しました。説明会では、改良計画案、用地取得の概要を市より説明し、その後参加された皆様から早期完成のご意見や用地取得に関する補償方法などのご質問をいただきました。説明会におきましては、計画に反対する旨の意見がなかったことから、参加いただいた皆様には事業におおむね理解をいただいたものと認識しております。 ○議長(勝又勝議員) 再質問を許します。 ◆1番(野上陽子議員) はい、議長。 ○議長(勝又勝議員) 1番、野上陽子議員。 ◆1番(野上陽子議員) 参加者の方から特に大きな反対がなかったということで安心いたしました。 今後の予定についてはどのようになっているのかお聞かせください。 ○議長(勝又勝議員) 答弁を求めます。 ◎都市建設部参事(谷口光儀君) 議長、都市建設部参事。 ○議長(勝又勝議員) 谷口都市建設部参事。 ◎都市建設部参事(谷口光儀君) 来年度以降の予定としましては、交差点改良に必要な用地を確定する用地測量を実施し、その後国の交付金を活用して用地の取得を行い、できるだけ早期に工事を進められるよう努めてまいりたいと考えております。 ○議長(勝又勝議員) 再質問を許します。 ◆1番(野上陽子議員) はい、議長。 ○議長(勝又勝議員) 1番、野上陽子議員。 ◆1番(野上陽子議員) ご答弁いただきましたように、この交差点は中部小学校と第四中学校の通学路であり、多くの児童生徒が横断しております。朝の登校時間には、ひっきりなしに通る車を交通安全推進ボランティアの方がせわしなく誘導してくださっています。この交差点が改良されると、児童生徒だけではなく、市民の皆様が通りやすい交差点に生まれ変わるわけです。3月の一般質問の際に、平成31年度から用地取得に入る予定という答弁も出ておりまして、資金調達にご苦労があるかと思いますが、来年度の用地測量に続き確実に進めていっていただけますよう要望いたします。 では次に、東中沢地区の道路冠水とその下流河川の状況について伺ってまいります。近年の雨は、雨量が多く、激しさを増しております。雨量が多い日は浸水などの被害もあり、職員の皆様のご苦労を察するところでございます。私が住んでおります東中沢地区においても、一部地区において浸水が発生しております。そこで、まず最初に雨水の流れについて伺いますが、鎌ケ谷市域に降った雨というのはどこへ流れていくのか教えていただけないでしょうか。 ○議長(勝又勝議員) 答弁を求めます。 ◎都市建設部参事(谷口光儀君) 議長、都市建設部参事。 ○議長(勝又勝議員) 谷口都市建設部参事。 ◎都市建設部参事(谷口光儀君) 鎌ケ谷市は、東葛飾地区の中で標高が最も高い地形となっていることから、本市が属する真間川、手賀沼、印旛沼、海老川の4つの流域の最上流部に位置しております。これら4つの流域に降った雨は、それぞれの流域におきまして側溝や管渠、水路、河川、沼などを経て、東京湾や利根川に流れております。 ○議長(勝又勝議員) 再質問を許します。 ◆1番(野上陽子議員) はい、議長。 ○議長(勝又勝議員) 1番、野上陽子議員。 ◆1番(野上陽子議員) 鎌ケ谷市には4つの流域があるということでした。市内のどの地区の雨水がどの流域に流れていくのか教えていただけないでしょうか。 ○議長(勝又勝議員) 答弁を求めます。 ◎都市建設部参事(谷口光儀君) 議長、都市建設部参事。 ○議長(勝又勝議員) 谷口都市建設部参事。 ◎都市建設部参事(谷口光儀君) 4つの流域のうち、真間川流域、手賀沼流域、印旛沼流域については、本市のほぼ中心である生涯学習推進センター付近において3流域の分水界となっております。真間川流域については本市の中沢地区など南側区域、手賀沼流域については佐津間地区など本市の北側区域、印旛沼流域については東鎌ケ谷地区など本市の東側区域、海老川流域については南鎌ケ谷地区の一部が流域となっております。 ○議長(勝又勝議員) 再質問を許します。 ◆1番(野上陽子議員) はい、議長。 ○議長(勝又勝議員) 1番、野上陽子議員。 ◆1番(野上陽子議員) それでは、東中沢地区はどの流域に当たり、どのような経路で河川や海に流れているのか伺います。 ○議長(勝又勝議員) 答弁を求めます。 ◎都市建設部参事(谷口光儀君) 議長、都市建設部参事。 ○議長(勝又勝議員) 谷口都市建設部参事。 ◎都市建設部参事(谷口光儀君) 東中沢地区は、真間川流域の最上流部に位置し、雨水は側溝や排水管、水路などを経由し、弥生の里自然聖園付近で準用河川根郷川へ流入した後、1級河川大柏川、1級河川真間川を経由して東京湾へ放流されております。 ○議長(勝又勝議員) 再質問を許します。 ◆1番(野上陽子議員) はい、議長。 ○議長(勝又勝議員) 1番、野上陽子議員。 ◆1番(野上陽子議員) 上のほうから下のほうへ流れていくという、よくわかりやすい説明でした。 東中沢地区なのですが、冠水のある場所というのはどれくらいあるのか、把握していれば教えてください。 ○議長(勝又勝議員) 答弁を求めます。 ◎都市建設部参事(谷口光儀君) 議長、都市建設部参事。 ○議長(勝又勝議員) 谷口都市建設部参事。 ◎都市建設部参事(谷口光儀君) 大雨や集中豪雨の際に職員によるパトロールを行い、道路冠水の状況を確認するとともに、住民の皆様からの通報や後日いただいた情報をもとに可能な範囲で把握しております。それを踏まえ、確認できた場所を集計したところ、東中沢地区では過去に12カ所で道路冠水が発生しております。 ○議長(勝又勝議員) 再質問を許します。 ◆1番(野上陽子議員) はい、議長。 ○議長(勝又勝議員) 1番、野上陽子議員。 ◆1番(野上陽子議員) 具体的にはどのあたりを把握されているのか伺います。 ○議長(勝又勝議員) 答弁を求めます。 ◎都市建設部参事(谷口光儀君) 議長、都市建設部参事。 ○議長(勝又勝議員) 谷口都市建設部参事。 ◎都市建設部参事(谷口光儀君) 主な場所としましては、市道28号線の北中沢コミュニティセンター前や市道22号線の旧こひなたストアー前交差点付近、市道29号線の東中沢4丁目12番地付近、また国道464号と旧こひなたストアー交差点を南北に結ぶ市道3315号線における建材会社の車両置き場付近から東中沢第2公園付近までの間などで道路冠水が発生しております。 ○議長(勝又勝議員) 再質問を許します。 ◆1番(野上陽子議員) はい、議長。 ○議長(勝又勝議員) 1番、野上陽子議員。 ◆1番(野上陽子議員) これらの場所なのですが、私のところにも声が届いております。台風など大雨になったときに、私のほうでも確認できる限り道路を見に行ったりはするのですが、やはりおっしゃっているような場所で確認できております。この冠水なのですが、どの程度の雨量で発生するのか把握されているのでしょうか。 ○議長(勝又勝議員) 答弁を求めます。 ◎都市建設部参事(谷口光儀君) 議長、都市建設部参事。 ○議長(勝又勝議員) 谷口都市建設部参事。 ◎都市建設部参事(谷口光儀君) 道路冠水の発生する雨量につきましては、その要因が短時間での局所的な豪雨による場合や排水施設などの能力、地形などにも左右されますので、個別の箇所ごとの雨量は把握してございません。 ○議長(勝又勝議員) 再質問を許します。 ◆1番(野上陽子議員) はい、議長。 ○議長(勝又勝議員) 1番、野上陽子議員。 ◆1番(野上陽子議員) 先ほど答弁いただいた市道3315号線、こちらは北初富方面から旧こひなたストアーの交差点まで南北に結ぶ道路なのですが、こちらの冠水箇所の延長が長く、生活道路という中で多くのお宅がこの道路に接することもあり、特に取り上げさせていただきますが、この道路で起きる冠水の原因としては何が考えられるのでしょうか。 ○議長(勝又勝議員) 答弁を求めます。 ◎都市建設部参事(谷口光儀君) 議長、都市建設部参事。 ○議長(勝又勝議員) 谷口都市建設部参事。
    ◎都市建設部参事(谷口光儀君) 市道3315号線を含めた東中沢地区は市街化区域であり、新京成線北初富駅からも近く、利便性もよいため、今まで畑や雑木林だった場所の宅地化が進み、雨水が地中に浸透せず、そのまま排水施設に流れる場所がふえてまいりました。また、近年は異常気象により局所的に比較的短い時間で多くの雨が降っております。当該地区の一部には、排水能力が十分でないところがあり、このように一時的に雨水が集中することで道路冠水が発生するものと考えられます。 ○議長(勝又勝議員) 再質問を許します。 ◆1番(野上陽子議員) はい、議長。 ○議長(勝又勝議員) 1番、野上陽子議員。 ◆1番(野上陽子議員) この場所に関してですが、何か今までに対策をとられたことがあるのでしょうか。伺います。 ○議長(勝又勝議員) 答弁を求めます。 ◎都市建設部参事(谷口光儀君) 議長、都市建設部参事。 ○議長(勝又勝議員) 谷口都市建設部参事。 ◎都市建設部参事(谷口光儀君) 排水対策につきましては、この地区の流末整備を平成7年度、平成12年度、平成22年度に東中沢4丁目において排水管の増強整備を実施いたしました。また、市道3315号線の周辺で行われた開発行為に対し、雨水流出抑制施設の設置を指導し、できる限り雨水が下流へ流出しないようにすることや側溝などの排水施設が堆積物により雨水が滞留しないよう職員によるパトロールなどで確認し清掃を行うなど、施設の機能維持に努めてまいりました。 ○議長(勝又勝議員) 再質問を許します。 ◆1番(野上陽子議員) はい、議長。 ○議長(勝又勝議員) 1番、野上陽子議員。 ◆1番(野上陽子議員) ここの場所というよりも下流方面の整備をされてくださったということですね。さらに、定期的なパトロールをしていただいているということで、ありがとうございます。引き続き適切な維持管理に努めていただくとともに、宅地開発などが行われる場合は積極的に雨水の流水抑制について指導していただくようにお願いいたします。 先ほどのご答弁の中で、雨の降り方も変わってきているが、近年の集中豪雨の場合にはこの地区の排水の施設の能力が十分ではないということだったのですが、今後この地区の対策としてどのようなことを行っていくのかお伺いいたします。 ○議長(勝又勝議員) 答弁を求めます。 ◎都市建設部参事(谷口光儀君) 議長、都市建設部参事。 ○議長(勝又勝議員) 谷口都市建設部参事。 ◎都市建設部参事(谷口光儀君) 冠水対策としましては、下流より順次管渠埋設などの排水施設の増強整備を行っていくことが必要でございますが、整備には多額の事業費と期間を必要とします。このため地域に降った雨が下流へ流れ込まないよう、公共用地などを活用した雨水流出抑制施設の整備を行うことで道路冠水が軽減できるよう対策を検討してまいりたいと考えております。 ○議長(勝又勝議員) 再質問を許します。 ◆1番(野上陽子議員) はい、議長。 ○議長(勝又勝議員) 1番、野上陽子議員。 ◆1番(野上陽子議員) こちらなのですが、排水施設の能力が十分でないとはいえ、それを整備するにはやはり時間とお金と非常にかかってしまう。さらに、これをやったとて下流に被害が出てしまうということも考えなければいけないということなので、ただ浸水というのは起きている場所にお住まいの皆様にとってはやはり切実な問題になりますので、浸透ます、浸透側溝などの設置などを検討していただけるように要望をいたします。 現在本市では、治水対策として二和川整備や貯水池整備事業など、鋭意取り組んでいただいておりますが、そうした中でこうした地域に密着した排水対策も必要なことと考えますので、ぜひ対策をしていただきたく、お願い申し上げます。 それでは、2点の質問の地域包括ケアシステムの構築について再質問をさせていただきます。厚生労働省による全国の65歳以上の高齢者のいる世帯について見てみると、同居の世帯は減少傾向である一方、親と未婚の子のみの世帯、夫婦のみの世帯、単独世帯は増加傾向にあるということになっておりましたが、鎌ケ谷市の傾向としてはどうなっているでしょうか。伺います。 ○議長(勝又勝議員) 答弁を求めます。 ◎健康福祉部長(望月忠君) 議長、健康福祉部長。 ○議長(勝又勝議員) 望月健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(望月忠君) 本市の65歳以上の親と未婚の子の世帯数及び夫婦のみの世帯は把握しておりませんが、平成25年と平成29年4月1日現在のひとり暮らし高齢者世帯と高齢者世帯の世帯数を申し上げます。なお、高齢者世帯は65歳以上の者のみで構成するか、またはこれに18歳未満の未婚の者が加わった世帯となります。平成25年、ひとり暮らし高齢者世帯2,782世帯、高齢者世帯3,686世帯、平成29年、ひとり暮らし高齢者世帯4,104世帯、高齢者世帯5,578世帯となっており、増加傾向にあります。 ○議長(勝又勝議員) 再質問を許します。 ◆1番(野上陽子議員) はい、議長。 ○議長(勝又勝議員) 1番、野上陽子議員。 ◆1番(野上陽子議員) 1.5倍です。約5年ぐらいで1.5倍になったということなのですが、さらに要介護、要支援の認定率を伺いたいのですが、65歳以上の年齢で5歳ごとに伺えると助かりますが、よろしくお願いいたします。 ○議長(勝又勝議員) 答弁を求めます。 ◎健康福祉部長(望月忠君) 議長、健康福祉部長。 ○議長(勝又勝議員) 望月健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(望月忠君) 要介護、要支援認定者数について5歳刻みの人口及び90歳以上は合計人口に対する認定者数の割合につきまして、平成29年9月の数値を申し上げます。65歳以上70歳未満2.55%、70歳以上75歳未満5.85%、75歳以上80歳未満12.02%、80歳以上85歳未満28.77%、85歳以上90歳未満51.23%、90歳以上75.48%となっております。 ○議長(勝又勝議員) 再質問を許します。 ◆1番(野上陽子議員) はい、議長。 ○議長(勝又勝議員) 1番、野上陽子議員。 ◆1番(野上陽子議員) 70歳から75歳が5.85%で、75歳以上80歳未満が12.02%ということで、ここで一気に数字が上がるのです。75歳を境に何かしらのふぐあいが生じてくるということがわかります。いわゆる75歳が健康寿命という形になるのかなと思うのですが、健康寿命から人生の最後までをどうやって生き生きと暮らしていくか、どんな助けが必要なのかというのが地域包括ケアシステムが担うところであります。人生の最後において病院で、または施設で最後を迎えるという選択もありますが、最後の最後は自宅で迎えたいというのが誰しもが思うところであるかなと思います。しかし、迷惑をかけたくないという思いから施設を選ぶという方も多いのではないかと思うのですが、そこで重要になってくるのが冒頭にありました医療と介護の連携ということが重要になってくるかと思います。春に在宅医療と介護の連携を支援する相談窓口として、医療・介護連携推進室を設置されたということでしたが、この成果としてはどういったことがあったのか、またどのような啓発活動を行ったのか伺います。 ○議長(勝又勝議員) 答弁を求めます。 ◎健康福祉部長(望月忠君) 議長、健康福祉部長。 ○議長(勝又勝議員) 望月健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(望月忠君) 医療・介護連携推進室は、本年5月に鎌ケ谷市医師会内に設置させていただいております。医療・介護連携推進室は、医療、介護の専門職を対象とした相談窓口で、在宅医療に関する専門職を対象とした研修や情報提供のほか、相談室には医療と介護の資格を持つ相談員が配置されております。 次に、啓発活動でございますが、本年4月には在宅医療をされている医師の講演会を開催し、医療、介護関係者約80名の参加がございました。また、医療、介護従事者向けに市内3カ所に設置されております地域包括支援センターの担当地域ごとに医療施設、歯科、薬局、介護施設の情報をまとめた「鎌ケ谷市医療・介護白書2017」を作成いたしました。さらに、11月には地域包括ケアキックオフ集会を開催し、地域包括ケアシステムの構築についての共通認識を持つとともに、医療と介護の従事者が在宅医療と介護の連携について意見交換するグループミーティングを行ったところでございます。 ○議長(勝又勝議員) 再質問を許します。 ◆1番(野上陽子議員) はい、議長。 ○議長(勝又勝議員) 1番、野上陽子議員。 ◆1番(野上陽子議員) 地域包括ケアキックオフ集会のグループミーティングでは、どのような効果があったのか伺います。 ○議長(勝又勝議員) 答弁を求めます。 ◎健康福祉部長(望月忠君) 議長、健康福祉部長。 ○議長(勝又勝議員) 望月健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(望月忠君) 地域包括ケアキックオフ集会では、初めに参加者の皆さんに地域包括ケアシステムについて共通認識を持っていただくため、鎌ケ谷市医師会、石川広己副会長に講演をいただいた後、グループミーティングを行いました。グループミーティングでは、地域ごとに医療、介護の関係者がグループとなり、多職種との連携で困っていること及びその解決策について意見交換を行い、他の業務に対する専門職同士の理解や地域との連携が不足している、他の職種の人と顔を合わせる機会がないなど、多くの課題が挙げられました。また、地域包括ケアキックオフ集会についての参加者アンケートでは、今回のような話し合いの機会を求める意見を多くいただいており、医療、介護連携の重要性について意識の統一が図られ、今後の連携に生かせる集会になったと考えております。 ○議長(勝又勝議員) 再質問を許します。 ◆1番(野上陽子議員) はい、議長。 ○議長(勝又勝議員) 1番、野上陽子議員。 ◆1番(野上陽子議員) ぜひこういった集会を定期的にでも行っていただいて、皆様の認識を共通していただくということを行っていただけたらと思っております。 ひとり暮らしの高齢者世帯が増加傾向にあり、在宅の医療や介護が進められる中、人生の最後というのを自宅でという選択をする人もふえていくであろうと考えられます。在宅のみとりについてどのような対策を考えているのか伺います。 ○議長(勝又勝議員) 答弁を求めます。 ◎健康福祉部長(望月忠君) 議長、健康福祉部長。 ○議長(勝又勝議員) 望月健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(望月忠君) 高齢化の進展の中では、突然のけがや病気が原因で、あるいは年齢を重ねることによって医療と介護が必要になってまいります。住みなれた環境でできるだけ長く過ごせるよう、また望む人には自宅でのみとりも選択肢となるよう、医療と介護の従事者が連携して支援することが必要です。これまでも在宅医療と介護の連携を推進するため、在宅医療に関する研修会や情報提供などを行ってまいりましたが、今後も医療・介護連携推進室とともに取り組んでまいります。 ○議長(勝又勝議員) 再質問を許します。 ◆1番(野上陽子議員) はい、議長。 ○議長(勝又勝議員) 1番、野上陽子議員。 ◆1番(野上陽子議員) 今世の中では、終末医療をどうするとか、最後の最後に医療を受けるのか受けないのか、そういったことをしっかり考えて、どういうふうに生活、最後をどうしたらいいのかとしっかり考えていかなければいけない、それぞれが考えていかなければいけない時期に来ているのですが、医療を受けないという方、最後に病院で亡くなるということを望んでいる人もそう多くないと思うのですが、自然に体が動かなくなってきて、食が自然に細くなって、そして死を迎えるといういわゆる老衰という当たり前の選択ができるように、在宅医療と介護の連携システムをつくっていただけるように、医療従事者の方とよく話し合っていただけるように要望いたします。 次に、地域包括ケア推進協議会、介護保険運営及びサービス推進協議会など、地域包括ケアシステムについて話し合う機会というのがあるそうなのですが、そこではどういった課題が上がっているのか伺っていきます。 ○議長(勝又勝議員) 答弁を求めます。 ◎健康福祉部長(望月忠君) 議長、健康福祉部長。 ○議長(勝又勝議員) 望月健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(望月忠君) 地域包括ケア推進協議会では、地域包括支援センター運営協議会を平成28年7月に開設した協議会で、地域包括支援センターの運営に関することに加えて、在宅医療介護連携推進事業に関すること、認知症施策に関すること、個別ケースの課題分析や地域の課題を明確化するための地域ケア会議に関すること、生活支援に関すること、地域包括ケアに関することについて協議していただいています。本年7月に行った設置後初めての会議では、地域包括ケアシステムについて共通認識を図ったところでございます。また、介護保険運営及びサービス推進協議会では、現在策定中の第7期高齢者保健福祉計画・介護保険事業計画の審議をお願いしております。先般行った会議では、地域で各主体が高齢者の支援をしているが、各主体が連携することが難しく、地域包括ケアシステムが構築されればうまく連携できるのではないかとのご意見がございました。 ○議長(勝又勝議員) 再質問を許します。 ◆1番(野上陽子議員) はい、議長。 ○議長(勝又勝議員) 1番、野上陽子議員。 ◆1番(野上陽子議員) 地域ごとに情報をどれだけ共有できるかということが大きな課題であり、大切なことと考えます。一人ひとりの高齢者を自助、互助、共助、公助の組み合わせにより地域で包括的に支えることが地域包括ケアシステムです。それぞれがどんな立場で何をすべきかということを認識していることが必要と思いますが、状況としてはどんな感じでしょうか。伺います。 ○議長(勝又勝議員) 答弁を求めます。 ◎健康福祉部長(望月忠君) 議長、健康福祉部長。 ○議長(勝又勝議員) 望月健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(望月忠君) 地域包括ケアシステムを構築する上で自助、互助、共助、公助のうち、とりわけ地域住民の取り組みやボランティアの支援などによる互助の強化が必要となります。地域包括ケアシステムの構築は、地域づくりとも言われます。地域の関係者の皆さんの参画のもと、情報共有及び連携、協働による取り組みを推進するため、日常生活圏域となる地区ごとに協議体を順次設置していきたいと考えております。この協議体を中心に、地域の生活支援、介護予防サービスの体制整備に向け、地域づくりの意識の統一、地域課題の把握、その解決策の検討、ボランティア団体やNPOなど生活支援を担う地域資源の把握など、地域づくりを進めていきたいと考えております。 ○議長(勝又勝議員) 再質問を許します。 ◆1番(野上陽子議員) はい、議長。 ○議長(勝又勝議員) 1番、野上陽子議員。 ◆1番(野上陽子議員) 互助の部分に当たるかと思うのですが、シルバー人材センターというのもその一翼を担うということで、生活支援サービスを開設するという話があったかと思いますが、その進捗状況はどうなっているのでしょうか。そしてまた、そこに抱える課題があればお聞かせください。 ○議長(勝又勝議員) 答弁を求めます。 ◎健康福祉部長(望月忠君) 議長、健康福祉部長。 ○議長(勝又勝議員) 望月健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(望月忠君) シルバー人材センターでは、地域包括ケアシステムの生活支援サービスの担い手となるため、サービス提供体制の構築などについて調査、検討するとともに、介護福祉士などのヘルパーの資格を持っていない方でもサービスの新たな担い手として活動できるように、市が実施しております市認定ヘルパー養成研修に平成28年度、平成29年度と参加されているところでございます。訪問介護事業所の開設につきましては、介護福祉士などの有資格者の雇用などの財政的な課題等がありますが、同様の業務を担当できる人材を検討するなど準備を進めており、次年度以降早期の実現を目指していると伺っております。 ○議長(勝又勝議員) 再質問を許します。 ◆1番(野上陽子議員) はい、議長。 ○議長(勝又勝議員) 1番、野上陽子議員。 ◆1番(野上陽子議員) ぜひ早期の実現を目指していただきたいと思っております。 次に、認知症対策について少し伺いたいのですが、最近防災行政無線、こちらで高齢者の行方不明の放送が何とはなしに多くなっているような気が私しておるのですが、認知症対策について現在の状況はいかがでしょうか。 ○議長(勝又勝議員) 答弁を求めます。 ◎健康福祉部長(望月忠君) 議長、健康福祉部長。 ○議長(勝又勝議員) 望月健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(望月忠君) 認知症は、特別な病気ではなく、私たち自身や家族にも起こり得る病気で、高齢化の進展に伴い増加が見込まれています。認知症は、早期発見、早期対応が重要であることから、認知症サポート医、看護師、介護福祉士などの医療、福祉、介護の専門職で構成された認知症初期集中支援チームを6月に設置いたしました。認知症初期集中支援チームは、認知症またはその疑いのある方やご家族を訪問し、困り事や心配事を伺った上で、ご本人やご家族の状況に合わせた医療機関の受診勧奨やサービスの利用、ご家族の介護負担の軽減など、初期の支援を約6カ月間包括的、集中的に行い、自立生活のサポートを行います。そのほかの取り組みといたしましては、認知症の正しい知識と理解を持ち、認知症の人やその家族を手助けする認知症サポーターの養成講座や、認知症の方やその家族が自由に集い、相談や情報交換のできる認知症カフェを2カ所で開催しております。 ○議長(勝又勝議員) 再質問を許します。 ◆1番(野上陽子議員) はい、議長。 ○議長(勝又勝議員) 1番、野上陽子議員。 ◆1番(野上陽子議員) 新しく設置された認知症初期集中支援チームのこれまでの取り組みについてとその効果について伺います。 ○議長(勝又勝議員) 答弁を求めます。 ◎健康福祉部長(望月忠君) 議長、健康福祉部長。 ○議長(勝又勝議員) 望月健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(望月忠君) 認知症初期集中支援チームでは、平成29年6月以降、対象者3人に対し、面談や経過の確認等のため、訪問や電話による対応を延べで約30回しております。支援の内容といたしましては、チーム員会議を月1回、6月から先月までで6回開催し、対象者の状況についてチーム員である認知症サポート医に報告し、服薬管理や栄養面、住環境の整備、家族とのかかわり方などの助言をいただくとともに、支援の方向性について話し合い、今後必要な支援が受けられるよう関係機関につなげていきます。対象者のうち2人につきましては、介護支援専門員と地域包括支援センターにつなぎ、初期集中支援チームの支援を終了しておりますが、1人につきましては引き続き支援を行っております。認知症初期集中支援チームが設置されるまでは、認知症相談事業として看護師2名が対象者を訪問し、相談への対応や助言を行っておりましたが、認知症初期集中支援チームが設置されたことにより医師からの助言が受けられるようになり、より深く認知症の方やご家族への支援ができるようになると考えております。支援をする中で認知症の症状や介護者の介護に対する負担感について確認し、支援当初と終了時を比較するなどの評価を行っておりますので、今後支援の効果について検証を行ってまいります。 ○議長(勝又勝議員) 再質問を許します。 ◆1番(野上陽子議員) はい、議長。 ○議長(勝又勝議員) 1番、野上陽子議員。
    ◆1番(野上陽子議員) 大変細やかな対応ができているというように思います。今後支援効果がどのようになっているのか、検証を引き続き行っていただけたらと思います。 認知症地域支援推進員、ここで役割がある、認知症やその家族を支援する事業の推進役を担う認知症地域支援推進員というのは何人いるのでしょうか、伺います。 ○議長(勝又勝議員) 答弁を求めます。 ◎健康福祉部長(望月忠君) 議長、健康福祉部長。 ○議長(勝又勝議員) 望月健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(望月忠君) 認知症地域支援推進員は、認知症の方やその家族の相談支援、認知症の方がその様態に応じて必要な医療や介護などのサービスが受けられるよう、関係機関との調整、認知症初期集中支援チームとの連携などの役割を担っております。認知症の医療や介護の専門的な知識及び経験を有することが要件となっており、現在介護福祉士の資格を持つ市職員1名、認定調査や認知症相談事業を担当している看護師3名、地域包括支援センター職員4名の合計8名に委嘱しております。 ○議長(勝又勝議員) 再質問を許します。 ◆1番(野上陽子議員) はい、議長。 ○議長(勝又勝議員) 1番、野上陽子議員。 ◆1番(野上陽子議員) この8人というのは、ほかの市で比べると少し多いのです。市川市、船橋市というのは大きい市なので、市川市18名、船橋市15名ということで、また習志野市2名、八千代市3名、浦安市7名といって、地域によって配置状況は異なるのですが、鎌ケ谷市の8名というのは割と多いほうなのかなと、すごく鎌ケ谷市としては努力されているのかなということを思いました。 認知症に関して、そういった細やかな対応もさることながら、やはり予防に関して、予防の支援ということで、日常のリハビリの専門等の職を生かした自立支援に資する取り組みの充実が必要と考えますが、現在の状況に関してはどうでしょうか。 ○議長(勝又勝議員) 答弁を求めます。 ◎健康福祉部長(望月忠君) 議長、健康福祉部長。 ○議長(勝又勝議員) 望月健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(望月忠君) 市では、自立した生活を継続していただくため、介護予防事業を実施しております。65歳以上、要支援1、2の方を対象に、身体能力の向上と生活習慣の改善を目的としたちょ筋教室では、作業療法士の指導による筋力向上体操や腰痛予防体操のほか、口腔機能トレーニング、歯科衛生士または管理栄養士による講習などを行っております。また、今年度から柔道整復師会のご協力のもと、65歳以上の膝や腰に痛みがある方を対象に、市内の整骨院、接骨院で痛みを和らげる運動の指導や支援をしていただく柔体操を実施しております。 ○議長(勝又勝議員) 再質問を許します。 ◆1番(野上陽子議員) はい、議長。 ○議長(勝又勝議員) 1番、野上陽子議員。 ◆1番(野上陽子議員) 今年度から新たに柔体操を取り入れたということで、こういったものもPR、広報によくちょ筋教室も載っておりますが、広報等を使って広げていただければと思っております。 では、本市が目指す地域包括ケアシステムというのは、どういったことを目標に目指しているのかというのを改めて伺いたいと思うのですが、お願いいたします。 ○議長(勝又勝議員) 答弁を求めます。 ◎健康福祉部長(望月忠君) 議長、健康福祉部長。 ○議長(勝又勝議員) 望月健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(望月忠君) 本市では、総合基本計画の基本目標である健康で生きがいのある福祉・学習都市をめざしての実現を目指し、施策を展開しており、高齢者保健福祉計画・介護保険事業計画では、健康長寿を喜び合える明るい活力に満ちたまちをめざして、生きがいを持ち、支え合い、安心して生活できるまちをめざして、心豊かな福祉のまちをめざしての3つを基本目標として掲げております。この3つの基本目標では、高齢者がいつまでも健康を維持し、生きがいを持って社会に参画し続けられる社会、行政と民間事業者及び地域住民とが相互理解と信頼に基づいた連携による支え合いの仕組みの構築、個人の人権が守られる社会をつくることを目指しており、この基本目標も地域包括ケアシステムの目指す形となるものでございます。 ○議長(勝又勝議員) 再質問を許します。 ◆1番(野上陽子議員) はい、議長。 ○議長(勝又勝議員) 1番、野上陽子議員。 ◆1番(野上陽子議員) 地域包括ケアシステムというのは、今日市長の答弁でもありましたが、これからの高齢化社会を担う上ではこの地域包括ケアシステムを構築するということが非常に重要であるというふうに答弁でありました。この地域包括ケアシステムの目指すところとしては、皆が支え合いということなので、今後共生というサービスというのもこれからやっていかなければいけないということで、多様な人とのかかわりがまた高齢者の支援にも有効で、豊かな地域づくりにつながっていくということで、高齢者、要支援、要介護、障がい者、児童などがともに集える環境づくりを心がけるということも非常に重要になってくると思いますが、共生サービスの施設を進めていくという考えということに関してはどのようにお考えでしょうか。 ○議長(勝又勝議員) 答弁を求めます。 ◎健康福祉部長(望月忠君) 議長、健康福祉部長。 ○議長(勝又勝議員) 望月健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(望月忠君) 国は、福祉ニーズの多様化、複雑化、人口減少といった福祉分野を取り巻く課題に対応するため、高齢者、障がい者、児童などの対象者にかかわらず、地域全体で支えていく地域共生社会の実現が必要だとしております。地域共生社会に向けた施策の一環として、高齢者と障がい者が同一の事業所でサービスを受けやすくするため、介護保険と障がい福祉の両方の制度に新たな共生型サービスが位置づけられ、障がい福祉サービス事業所であれば介護保険事業所の、またその逆の指定も受けやすくなる特例が設けられます。なお、共生型のサービス施設につきましては、各制度の人員配置基準、設備基準の適切な運用が必要となりますので、調査研究するとともに、基準の緩和など今後の国の動向を注視してまいりたいと考えております。 ○議長(勝又勝議員) 再質問を許します。 ◆1番(野上陽子議員) はい、議長。 ○議長(勝又勝議員) 1番、野上陽子議員。 ◆1番(野上陽子議員) 共生というのは、「ともいき」とかいう言い方をしたりするのですが、共生することによって相互を理解する、高齢者が子供を理解する、子供が高齢者を理解する、子供が障がい者を理解するという相互理解というのが生まれると言われています。高齢者に至っては、生きがい、役割を生み出して、何げない日常の楽しみを見つけるとか、子供とかかわりたいがゆえにリハビリを頑張るといったような効果もあり、子供にとっては高齢者、障がい者の存在を理解して、親しみを持ち、そういった共生サービスの施設から出た子供というのは、そこにまた戻ってきて高齢者に会いに行って交流をするなど、いい効果があると聞いています。しっかり調査研究をして、そういった方向を進めていただけるように要望しておきます。 最後になりますが、地域包括ケアシステムの現状の進捗状況についてどのような形で評価されているのか伺いたいと思います。 ○議長(勝又勝議員) 答弁を求めます。 ◎健康福祉部長(望月忠君) 議長、健康福祉部長。 ○議長(勝又勝議員) 望月健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(望月忠君) 本市では、地域包括ケアシステムの構築に向け、介護予防・日常生活支援総合事業への移行、在宅医療と介護連携の推進、認知症施策、介護予防事業などに取り組んでまいりました。地域包括ケアシステムは、住みなれた地域で安心して暮らし続けられるよう、地域がサポートし合う社会のシステムと言えます。そのシステムの構築には、地域の連携が欠かせません。地域の連携を築き、システムとして機能させるためには、可能なことから一歩一歩進めていくことが必要だと考えております。また、社会状況の変化などにより、高齢者のニーズも多種多様化していき、地域包括ケアシステムもそれに応じて変化していくものだと考えております。これまでの取り組みを生かしながら、団塊の世代が75歳以上となる2025年、平成37年を目途に取り組んでいきたいと考えております。 ○議長(勝又勝議員) 再質問を許します。 ◆1番(野上陽子議員) はい、議長。 ○議長(勝又勝議員) 1番、野上陽子議員。 ◆1番(野上陽子議員) ご答弁にありましたように、地域がまたサポートし合う社会のシステムというのが地域包括ケアシステムになります。これは、要支援、要介護の認定を受ける、受けないにかかわらず、どんな地域を目指すのか、どんな生活を送りたいのか、地域の皆さんの意思と力が必要です。地域の包括システムが機能するように、行政でしかできない地域のサポート、そしてシステムづくりをしっかり取り組んでいただけるように要望して、私の質問を終わりにします。 ○議長(勝又勝議員) 以上で1番、野上陽子議員の一般質問を終結します。 △休会の決定 ○議長(勝又勝議員) 日程第2、休会の決定を議題といたします。 お諮りいたします。明日から10日までの2日間を休会といたしたいと思います。これにご異議ありませんか。          〔「異議なし」と言う者あり〕 ○議長(勝又勝議員) ご異議なしと認めます。 よって、明日から10日までの2日間は休会と決定いたしました。 なお、12月11日の会議は午前10時に開くことにいたします。 △散会の宣告 ○議長(勝又勝議員) 本日はこれにて散会いたします。 長時間お疲れさまでした。          午後 4時09分  散 会...