茂原市議会 2013-12-05
平成25年会議録 第3号 平成25年12月5日
平成25年11月27日招集
茂 原 市 議 会 定 例 会 会 議 録 ( 第 3 号 )
議 事 日 程 (第3号)
平成25年12月5日(木)午前10時00分開議
1 一般質問
第
(1) 佐 藤 栄 作 議員
(2) 金 坂 道 人 議員
(3) 細 谷 菜穂子 議員
(4) 三 橋 弘 明 議員
(5) 前 田 正 志 議員
茂原市議会定例会会議録(第3号)
平成25年12月5日(木)午前10時00分 開議
○議長(腰川日出夫君) おはようございます。ただいまから本日の会議を開きます。
現在の出席議員は23名であります。したがいまして、定足数に達し会議は成立しました。
☆ ☆
○議長(腰川日出夫君) 本日の議事日程はお手元に配付してありますので、それにより御了
承願います。
☆ ☆
議 事 日 程
一 般 質 問
○議長(腰川日出夫君) それでは、これより議事日程に基づき議事に入ります。
議事日程第1「一般質問」を行います。
昨日からの一般質問を続行します。
本日は質問順位6番から10番までとします。
最初に、
佐藤栄作議員の一般質問を許します。
佐藤栄作議員。
(6番 佐藤栄作君登壇)
○6番(佐藤栄作君) おはようございます。公明党の佐藤栄作でございます。
先般の台風26号により、茂原地域は大きな被害をこうむりました。被災された皆様には、心
よりお見舞い申し上げます。一日でも早い復旧を祈っております。
また、市長をはじめ、市職員並びに災害に携わった皆様の御苦労と心労に対して心より御礼
それでは、通告に従いまして一般質問をさせていただきますので、何とぞ明確な答弁をよろ
申し上げます。
しくお願い申し上げます。
1項目めに、農業振興について。
初めに、
耕作放棄地の有効活用について質問させていただきます。農家の平均年齢は約66歳
であります。
耕作放棄地は39.6万ヘクタールと埼玉県や滋賀県の面積と同じ規模で、20年前と
比べ倍増しています。これらの担い手が利用する農地面積の割合は、農地全体の5割に過ぎま
せん。今後、攻めの農林水産業を農地集積の加速化により政府は10年間で8割にすることを目
指しております。本市においての取り組みと課題についてお伺いいたします。
- 99 -
続いて、「ねぎぼうず」をさらに発展的にするための提案について質問させていただきます。
「ねぎぼうず」がより一層の発展を遂げるために、現在の売り上げを押し上げるための現状の
課題と今後の対策についてどのように考えているかお伺いいたします。
さらに、地産地消について質問させていただきます。地域の活性化を進める上で、農家の担
い手のやる気を引き出すことが重要です。そこで初めに、豊岡・萱場地域にあっては、私が歩
いたところ、モダンな農家が多く点在し、都会の人が興味を抱く農家の庭先拝見といった催し
で多くの観光客を引きつけて、庭先で家庭自慢のおもてなしに、漬け物等の食味体験による地
元食材をPRする場としてはどうかお伺いします。
2項目めに、
交通ネットワークについて。
初めに、市民バスの
実証運行状況について質問させていただきます。12年目を迎えた市民バ
スは、「モバス」の愛称で10月より毎日運行となりましたが、今まで12年間の状況と実証運行
状況についてお伺いいたします。
続いて、
デマンド交通により西部地域の
実証運行状況について質問させていただきます。君
津市によると、昨年3月末時点で、いすみ市、酒々井町など13市町が
デマンド交通を運行して
いて、本市は「ふれあい」の愛称で新しく
交通過疎対策として10月より実証運行のスタートを
したばかりですが、現況と今後の課題についてお伺いいたします。
3項目めとして、市民の自立支援について。
初めに、家庭における自立支援について質問させていただきます。既に本市においては調理
教室という
健康管理課主催による
食生活改善協議会を立ち上げています。この一例として、ク
ッキングパパ教室を開催していますが、具体的な内容についてお伺いいたします。
さらに、
セラピードッグについて質問させていただきます。
セラピードッグは、動物愛護セ
ンターがガス室で殺される寸前の捨て犬を
国際セラピードッグ協会が引き取り、2年半かけて
高度な訓練を施すことによって育て上げられております。日本初となった
セラピードッグのチ
ロリが寄り添った患者は
アルツーハイマー病を患い、家族の名前もわからず、失語症で歩行も
できない高齢者でありました。最初は無反応だった患者は、チロリとのふれあいを重ねるうち
に言葉が出て、車椅子をおりて歩行ができるようになって、大きな笑顔が戻りました。やがて
家族の名前も思い出して、4年半に及ぶ人と犬の深い絆が奇跡を生みました。また、高齢者の
自殺を防ぐため、東北大震災の仮設住宅に派遣して、年間1万2000人をケアしています。こう
した活動が世界から注目される一方、廃棄物のように犬を捨てる飼い主が後を絶たないのも現
実であり、8割程度が殺処分されています。2011年度では、本市において自治体の犬猫引き取
- 100 -
りは何匹で、そのうち何割が殺処分されているのかお伺いいたします。
4項目めに、地域の諸問題について。
初めに、空き家対策について質問させていただきます。総務省の
最新住宅土地統計調査2008
年によると、全国の空き家はこの20年間で倍増し、住宅全体の約13%となる約757万戸に上り、
年々増加傾向にあります。研究者は、このうち放置された空き家が約35%に上るとしておりま
す。各地で空き家が急増し、社会問題になっています。新茂原の
ゆたか団地入り口反対の国道
128号線を挟んだところには、鉄骨の建屋が今にも崩れかかっています。このため、長尾地域
住民からの要望を現地で受けて感じることは、実効性を求めております。そこで、老朽化が進
んでいる空き家で倒壊の危険性のあるものは何件あるのかお伺いいたします。
続いて、生活資源について、初めにICTについて質問させていただきます。
総務省ICT
情報通信技術生活資源対策会議において、世界の総人口は2050年に90億人に増加、新興国・途
上国の
経済成長等を背景に、私たちの資源消費による問題は一次
エネルギー消費量20年で1.4
倍に急増、鉱物使用量40年で埋蔵量を超過、水不足人口45年で5倍以上の深刻化、廃棄物発生
量15年で1.5倍の急増等、資源をめぐるさまざまな問題に直面しております。そこで、ICT
を徹底的に活用することでその解決に資する方策等を検討するとともに、日本のICT企業の
国際競争力の強化を通じて日本再生に寄与することが求められております。そこで、本市にお
いても
ICT活用による書類の電子化に寄与すべきと思いますが、お伺いいたします。
次に、センサーで
インフラ管理について質問させていただきます。
高度経済成長期に集中整
備された橋、トンネル、下水道などの
社会インフラは、2010年以降、大きな改修の時期を迎え
ております。老朽化による重大事故の発生や災害時の被害拡大の懸念から、安全確保のための
点検補修が求められております。そこで、今回の水害による本納地域の赤目川B調節池にある
手動ポンプを
センサー付き自動ポンプにしてはどうか、お考えをお伺いいたします。
さらに、県道について、これらについては9月1日、公明党の県会議員に自ら現場で説明依
頼してありますが、さらなる進展のため伺います。初めに、新小轡の
田中歯科医院前より東郷
橋付近まで深いU字溝設置について質問させていただきます。これまで内水対策として平成22
年度まで延長されてきた事業ですが、突然打ち切りとなったものを幾度か足を運んで現場の生
の声を聞いて、市民の方から直接現場説明していただいて、また、復活させるための今後の見
通しについてお伺いいたします。
続いて、
県道カインズ前交差点の拡幅及び
右折レーンの設置について質問させていただきま
す。
県道茂原環状線の
腰当交差点から跨線橋までの約150メートル区間の渋滞解消のために拡
- 101 -
幅及び
右折レーンの設置をすべきと思うが、どう考えるかお伺いいたします。
また、市道について質問させていただきます。本納の本町通り、
コンドル産業駐車場から北
へ約200メートルまでの区間の舗装で、重量のある車が通ると異常な音とともに地響きを感じ
るところです。現場を見たところ、地盤の緩みとともに心配される惨事を招かないための対策
が求められます。そこで、市としての対策をお伺いいたします。
以上で、まず1回目の質問を終わらせていただきます。御答弁をよろしくお願いいたします。
○議長(腰川日出夫君) ただいまの
佐藤栄作議員の一般質問に対し当局の答弁を求めます。
市長 田中豊彦君。
(市長 田中豊彦君登壇)
○市長(田中豊彦君)
佐藤栄作議員の一般質問にお答えさせていただきます。
まず、農業振興の中で、
耕作放棄地の有効活用についての取り組みと課題についてでありま
すが、本市においても多くの
耕作放棄地が発生しております。対応が急務であると認識してお
ります。本市の取り組みといたしましては、茂原市
地域農業再生協議会が所有する大型の草刈
り機4台の貸し出しを行い、
耕作放棄地の管理を行っておるところであります。また、国、県
の交付金を活用した
耕作放棄地の再生作業も実施しておりますが、なかなか進まないのが現状
であります。今後も
耕作放棄地の解消に向けてこれらの制度を活用し、
農業委員会と連携を図
り改善に向けた指導を行うとともに、農地の貸し借り、売買の仲介を行う農地銀行や、国が進
めている
農地中間管理機構(仮称)などを有効に活用して
耕作放棄地の解消に努めてまいりた
いと思っております。
次に、農家の庭先を地元食材をPRする場としてはどうかとの御質問ですが、新鮮で安全な
おいしい農産物を生産者が責任を持って供給している場所が
農産物直売所であります。生産者
自らが加工販売に取り組み、付加価値をつけることで生産者の所得向上や地元食材のPRにつ
ながり、地域の活性化等が図られております。地元食材を使った漬け物等は「旬の里 ねぎぼ
うず」におきまして既に販売がされておりますので、さらに地元食材をPRするために、まず
は店内での食味体験や試食ができるように働きかけてまいりたいと考えております。議員おっ
しゃるとおり、どれくらいの農家の方々が庭先を提供していただけるか調査して、地元食材の
PRが継続してできるか検討してみたいと思っております。毎日のことですので、大変な努力
が必要になってきますけれども、果たしてどれくらいの農家の方たちが協力してくれるのかな
と、こういう思いでございます。
次に、地域の諸問題の中で、生活資源について。本市において
ICT活用による書類の電子
- 102 -
化を推進すべきと思いますが、考えを伺いますということなんですが、
ICT活用による書類
の電子化につきましては、本市におきましても重要な問題と認識し、推進すべきと考えており
ます。現在は給与明細の
庁内情報システムによる配信や課税台帳の電子化などを行っており、
今後も推進に努めてまいりたいと思っております。
私からは以上でございます。
○議長(腰川日出夫君)
経済環境部長 豊田正斗君。
(
経済環境部長 豊田正斗君登壇)
○
経済環境部長(豊田正斗君)
経済環境部所管にかかわります御質問の中で、「ねぎぼう
ず」をさらに発展的にするための提案について御答弁を申し上げます。
農産物直売所につきま
しては、消費者が新鮮で安全な食材を求めていることから、平成16年3月、「旬の里 ねぎぼ
うず」がオープンし、多くの来店者の支持を受け、地産地消に貢献しております。平成20年度
には、道路北側に花、植木部門の増設を行い、好評をいただいております。しかしながら、全
盛期に比べ徐々に売り上げが減少しているのが現状であります。その要因といたしましては、
他の直売所との価格競争や店舗数の増加に伴う消費者の分散があるのではないかと思われます。
今後は集客力を確保することが重要となっておりますので、低農薬、低化学肥料によるエコ農
産物の拡大や加工品の開発など、新たな販路の開拓が必要であると考えております。市といた
しましても、JA長生や
長生農業事務所などの関係機関と連携を図りながら、「ねぎぼうず」
の取り組みに対しまして積極的に協力していきたいと考えております。以上です。
○議長(腰川日出夫君) 市民部長 森川浩一君。
(市民部長 森川浩一君登壇)
○市民部長(森川浩一君) 市民部所管にかかわります御質問に御答弁申し上げます。
初めに、
交通ネットワークについての市民バスの
実証運行状況について、今まで12年間の状
況と実証運行後の状況及び課題についての御質問でございます。市民バス「モバス」は、平成
13年10月より運行を開始し、当初は年々利用者が増加し、平成16年度には3万2870人となりま
したが、この年を境に減少へ転じ、平成18年度は利用料金を100円から200円に改定した影響も
加わり、ピーク時の約3分の2となりました。この年以降は緩やかな減少を続け、昨年度の利
用者数は1万5706人とピーク時の約半数となっております。このような状況を受けまして、昨
年度、茂原市
地域公共交通計画を策定し、これに基づき、市民バスの運行と運行日の変更を行
ったところでございます。今年度前半の各月の平均と本年10月の実績数を単純比較いたします
と、利用者数は約9%の減となっております。
実証運行開始から2か月が過ぎ、さらなる利用
- 103 -
者拡大が課題となりますが、広報等を通じ、今後も積極的に市民の皆様に利用の呼びかけをし
てまいりたいと考えております。
次に、
デマンド交通の現況と今後の課題についての御質問でございます。
デマンド交通「ふ
れあい」の10月31日現在の
利用登録者数は195人で、10月の利用実績数は49件となっておりま
す。利用の曜日別では、金曜日が時間帯別では午前中の利用が多くなっております。目的地と
いたしましては、長生病院が約56%、公共施設が約15%、本納駅や商業施設がそれぞれ11%と
なっております。利用者数は1日平均約4.5人で、茂原市
地域公共交通計画における需要想定
人数は下回っている状況でございます。市民バスと同様、利用率を高めることが今後の課題で
ありまして、よりよいサービスの提供を検討するとともに、広報や地域への説明会等を通じま
して積極的に市民の皆様に利用を呼びかけてまいりたいというふうに考えております。
次に、市民の自立支援について、家庭における自立支援の
クッキングパパ教室の具体的な内
容についてとの御質問でございます。
クッキングパパ教室は、茂原市
男女共同参画計画の主要
課題の1つであります男性の家庭参画を促す講座等に位置づけられ、栄養面からの健康管理と
家庭参画ができるよう
食生活改善協議会が支援する料理教室でございます。
保健センターでは、
年1回の開催で参加者はおおむね20人程度で、年齢は60歳代から70歳代が中心となっておりま
す。参加の理由は、独居のため料理を覚えレパートリーを増やしたい、料理を覚えることで何
か家庭の役に立ちたいなど、それぞれ異なっております。教室の内容といたしましては、健康
づくりに係わる講話を約30分程度行った後、調理実習を実施いたします。でき上がった料理を
参加者全員で会食いたしまして、意見交換をしたり、お互いに評価をしたり、料理技術と男女
共同参画の意識の向上に努めている状況でございます。
次に、
セラピードッグの本市における犬猫の引き取りは何匹で、そのうち何割が殺処分され
ているかとの御質問ですが、
長生保健所によりますと、
長生保健所管内の平成24年度の犬猫の
捕獲、引き取り等の数は、犬で56件、猫で95件となっており、同保健所では保護動物の一時預
かり業務のみで、殺処分については他の施設で一括して行われているため、茂原市の犬猫の殺
処分の数は把握していないということでございます。
なお、平成24年度の県内の犬の引き取り件数は2885件で、そのうち殺処分件数は1376件で、
全体の47.7%、また、猫の引き取りは3997件で、殺処分数は3364件で、全体の84.2%を占めて
いる状況でございます。以上でございます。
○議長(腰川日出夫君)
都市建設部長 鳰川文夫君。
(
都市建設部長 鳰川文夫君登壇)
- 104 -
○
都市建設部長(鳰川文夫君)
都市建設部所管にかかわります御質問にお答え申し上げます。
初めに、老朽化が進んでいる空き家で倒壊の危険性のあるものは何件あるのかとの御質問で
すが、倒壊の危険性のある空き家につきましては、市民からの情報提供や苦情等によりその都
度対応してまいりましたが、その実数や実態についての把握はできていない状況でございまし
た。このことから、現在、
緊急雇用創出事業を活用いたしまして、保安上危険な
建築物等実態
調査業務を委託し調査を行っておりますので、本業務完了後には、その実数についても把握で
きることとなります。
次に、赤目川B調節池のポンプを自動にしてはどうかとのことですが、B調節池につきまし
ては、大雨時に乗川から赤目川へ流れ込む水量を調節し、赤目川への負担を軽減することを目
的に設置されたものであります。このことから、赤目川の水位が高い状態でB調節池の水を強
制排水しますと赤目川に過度の負担をかけることとなりますので、現状では
センサー付き自動
ポンプの設置は難しいとのことでございます。
次に、新小轡地先の
県道茂原環状線の排水整備の今後の見通しはとのことでございますが、
当該箇所につきましては、平成22年度以降中断されておりましたが、
長生土木事務所に確認し
たところ、来年度事業として予算の要求を行ったと聞いております。
次に、
県道茂原環状線の
腰当交差点に
右折レーンを設置すべきと思うがとのお尋ねですが、
こちらも県に確認しましたところ、国道より西側の道路改良が完了しましたので、今年度は跨
線橋側の
舗装修繕工事を予定しておるとのことであり、この工事にあわせて
右折レーンを設置
するとのことでございます。
次に、本納の本町通りに地盤の緩みがあるのではとの御質問ですが、現地を確認しましたと
ころ、部分的な舗装のひび割れや弛みは確認されましたが、重大な事故につながる陥没などの
兆候は見受けられませんでした。
なお、振動等につきましては、ひび割れや弛みが起因しているものと思われますので、さら
に損傷が進行した場合には補修等を行い、対応してまいりたいと考えております。以上でござ
います。
○議長(腰川日出夫君) 再質問ありますか。
佐藤栄作議員。
○6番(佐藤栄作君) 農業振興について、
耕作放棄地の有効活用について、これからは一問
一答方式で再質問させていただきます。初めに、本市の
農地関係データとして、経営耕地、耕
作放棄地の面積はそれぞれ何ヘクタールなのか、また、
農地集積率及び遊休農地の面積は何ヘ
クタールなのかお伺いいたします。
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○議長(腰川日出夫君)
経済環境部長 豊田正斗君。
○
経済環境部長(豊田正斗君) 2010年
世界農林業センサスによりますと、本市の経営耕地面
積は1908.3ヘクタール、
耕作放棄地は594.8ヘクタールとなっております。また、
農地集積率
につきましては、市内の農地面積に対して貸し借りなど利用権設定をした面積割合では10.2%
でございます。遊休農地につきましては448.1ヘクタールとなっております。
○議長(腰川日出夫君) さらに質問ありますか。
佐藤栄作議員。
○6番(佐藤栄作君) 地域の手で農地・農業用水や地域環境を守る取り組みで新たな農地・
水保全
管理支払交付金を現在活用している自治体数及び活動内容をお伺いいたします。
○議長(腰川日出夫君)
経済環境部長 豊田正斗君。
○
経済環境部長(豊田正斗君) 農地・水保全
管理支払交付金は、地域共同による農地・農業
用水等の資源の保全管理と農村環境の保全向上の取り組みに対し支援を行うものであります。
自治体数につきましては、平成24年度実績で、県内54市町村のうち41市町村で実施しておりま
す。
活動内容といたしましては、
遊休農地発生防止のための保全管理をはじめ、
農道、水路、た
め池等の草刈りや泥上げ、施設の適正管理及び異常気象時などの対応を行っております。
また、農村環境の保全活動として、花の植栽なども行っております。
○議長(腰川日出夫君) さらに質問ありますか。
佐藤栄作議員。
○6番(佐藤栄作君) 続いて、「ねぎぼうず」をさらに発展的にするための提案について再
質問いたします。これまで生産者が野菜等を直売所に持ってきた際に、1日売れなかったら、
内房の4市、
農家女性たちの
農産物直売所「たんぼはうす」のように野菜を引き取り、併設し
たレストランで家庭的な手料理として提供する、あるいはこれを惣菜として加工・販売する考
えはあるのかお伺いいたします。
○議長(腰川日出夫君)
経済環境部長 豊田正斗君。
○
経済環境部長(豊田正斗君) 豊岡地域におきましては、地元農産物を使った
農家レストラ
ンがございます。「ねぎぼうず」での併設につきましては、建物の建ぺい率などの関係から、
現在の場所での増設はできない状況でございます。惣菜につきましては、旬の食材を生かした
商品開発を「ねぎぼうず」の加工部会で行っており、固定客の確保に努めておるところでござ
います。
○議長(腰川日出夫君) さらに質問ありますか。
佐藤栄作議員。
○6番(佐藤栄作君) 地産地消について再質問いたします。初めに、千葉県はサツマイモ全
- 106 -
国1位の生産地でありますが、新品種べにはるかの壺焼き芋を茂原の売り物や生菓子の新メニ
ューとしたり、これを発信する女性の
シニア野菜ソムリエの普及に力を入れてはどうかお伺い
いたします。
○議長(腰川日出夫君)
経済環境部長 豊田正斗君。
○
経済環境部長(豊田正斗君) 千葉県ではサツマイモや米粉の活用を促進し、その魅力を発
信するために県内の菓子店等において、千葉のスイーツフェア2013を11月1日から12月1日ま
で開催いたしました。茂原市におきましては5店舗が参加いたしまして、サツマイモのあやこ
まちを使ったオレンジ芋のパウンドケーキなど、工夫を凝らしたものを出店、販売しておりま
す。また、茂原の名物として、七夕の郷・茂原謹製が推奨されておりますので、今後も地産地
消の観点から、できるだけ地元食材を使用するよう働きかけてまいりたいと考えております。
なお、野菜や果物の品種や特徴、選び方や保存方法、調理方法など熟知しているシニア野菜
ソムリエにつきましては、地元の旬の食材を使った料理の提案などにより地産地消を促進し、
生産者と生活者をつなげる架け橋になると考えられますので、その育成及び普及に関しまして、
活用方法とともに検討してまいりたいと考えております。
○議長(腰川日出夫君) さらに質問ありますか。
佐藤栄作議員。
○6番(佐藤栄作君) イチジクはアラビア南部原産で、日本では江戸時代に伝来しました。
種から3年ほどで実をつけるようになります。新治、下太田の営農組合ではイチジクが8月か
ら10月ころまで販売されています。今後、イチジクカレーや羊羹などのオリジナルレシピを市
民が商品開発して市が指導にあたる考えはあるのかお伺いいたします。
○議長(腰川日出夫君)
経済環境部長 豊田正斗君。
○
経済環境部長(豊田正斗君) 地元農産物を使いましたレシピ開発は、地産地消により食料
自給率のアップにもつながりますので、市といたしましては、健康づくりの案内役として活躍
いただいております食生活改善推進員の方や麦の会、あるいはアグリライフ長生などの方々に
協力をいただきながら、地元食材を使った新しいレシピ開発を行いまして、それを広報等で引
き続き紹介していきたいと考えております。
○議長(腰川日出夫君) さらに質問ありますか。
佐藤栄作議員。
○6番(佐藤栄作君) 次に、
交通ネットワークについて、市民バスの
実証運行状況について
再質問いたします。東部、南部、北部、各コース別の最近5年間の1便平均乗車数と1日平均
乗車数を今回の毎日運行と比較してどうなのかお伺いいたします。
○議長(腰川日出夫君) 答弁を求めます。市民部長 森川浩一君。
- 107 -
○市民部長(森川浩一君) 過去5年間の平均の乗車数でございますけれども、東部コースは
1便6.7人、1日47.2人です。南部コースは1便6.2人、1日43.3人です。北部コースは1便
3.8人、1日26.5人となっております。
なお、本年10月の1か月の平均乗車数でございますけれども、東部コースは1便3.2人、1
日19.5人、南部コースは1便5.8人、1日23.3人、北部コースは1便1.7人、1日6.9人という
状況でございます。
○議長(腰川日出夫君) さらに質問ありますか。
佐藤栄作議員。
○6番(佐藤栄作君) 最近5年間のデータから、東部コースは1便平均7.0人及び1日乗車
平均は49.14人と一番利用率の高かった便数が1日1往復半と他地域の2往復より減り、今ま
でより不便になりました。早急な対処をお願いしたく、どのように考えているのかお伺いいた
します。
○議長(腰川日出夫君) 市民部長 森川浩一君。
○市民部長(森川浩一君) 確かに議員おっしゃるとおり、隔日運行を毎日運行にしたことに
伴いまして、豊岡方面を回る北部コースと東部コースを1台の市民バスで運行している状況の
ため、このような状況があると認識しております。現在、北部コースの始発を東部コースの始
発とすればこの問題は解決につながると考えてはいるんですけれども、北部コースの利便性を
欠くことにもつながってしまうというようなことでございますので、これらの状況を踏まえま
して、計画全体の内容につきましても、今後の実績等に基づきまして、目標の達成状況や利用
状況などを評価し、必要に応じて見直しを今後計画ではすると。PDCAサイクルによる検証
を実施し、改善を図ってまいりたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたし
ます。
○議長(腰川日出夫君) さらに質問ありますか。
佐藤栄作議員。
○6番(佐藤栄作君) 次に、
デマンド交通による西部地域の
実証運行状況について再質問い
たします。予約乗合型のデマンドタクシーの実証運転を始めたわけですが、1日当たりの予約
目標人数と実利用者数及びその性別と年代構成についてお伺いいたします。
○議長(腰川日出夫君) 市民部長 森川浩一君。
○市民部長(森川浩一君) 茂原市
地域公共交通計画におきまして、利用者の想定人数を1日
平均18人というふうに想定しております。
なお、10月の利用者数につきましては、1日平均4.5人ということで、まだ想定人数は及ば
ないという状況でございます。この1か月間の利用者49人のうち17人が男性です。32人が女性
- 108 -
となっておりまして、全て60歳以上の方で、そのうち70歳代の方が約6割を占めている状況で
ございます。以上です。
○議長(腰川日出夫君) さらに質問ありますか。
佐藤栄作議員。
○6番(佐藤栄作君) これは要望ですが、里帰りや観光及び茂原市に事前登録のない人のた
めに、料金は少し高めの設定で提供してはどうか提案いたします。
質問です。本市が年間幾らで民間事業者に委託しているのか、そして、市が負担するのは幾
らくらいなのかお伺いいたします。
○議長(腰川日出夫君) 市民部長 森川浩一君。
○市民部長(森川浩一君) 民間事業者への委託料につきましては、10月から翌年3月まで、
とりあえず半年間なんですけれども、これが127万4000円となっております。本年度の市の負
担は、この金額から運賃収入を差し引いた金額となりますけれども、委託料から運賃収入を差
し引いた金額の2分の1が平成26年度に国から補助される予定となっております。以上です。
○議長(腰川日出夫君) さらに質問ありますか。
佐藤栄作議員。
○6番(佐藤栄作君) 次に、市民の自立支援について、家庭における自立支援について再質
問いたします。初めに、本市において健康づくりの案内役として食を通して活動している人は
何人で、また、
食生活改善協議会としての料理教室は幾つあって、どのような活動をしている
のかお伺いいたします。
○議長(腰川日出夫君) 市民部長 森川浩一君。
○市民部長(森川浩一君) 食や栄養指導を通しまして市民の健康づくりの推進を目的に活動
しております、先ほど申しました
食生活改善協議会というものがございます。この委員さんが
50人いらっしゃいます。また、
食生活改善協議会としての料理教室は、学童クラブを対象とい
たしました食育活動教室、また親子を対象といたしました親子食育教室、また小学生を対象と
いたしました小学校食育教室、幼稚園保護者を対象といたしました小児生活病予防教室、さら
には一般市民を対象といたしました健康づくり料理教室というようなことで、おおむね10種類
程度の教室を開催いたしまして、参加者の年齢に沿いました栄養指導など食生活の改善の普及
に努めている状況でございます。
○議長(腰川日出夫君) さらに質問ありますか。
佐藤栄作議員。
○6番(佐藤栄作君) 市の広報に掲載されたレシピ等をまとめたものはあるのか。また、今
後、これを編集して発行する考えはあるのかお伺いいたします。
○議長(腰川日出夫君) 市民部長 森川浩一君。
- 109 -
○市民部長(森川浩一君)
食生活改善協議会では、平成20年4月に設立20周年を記念いたし
まして、今まで普及推進してきました献立をまとめた健康レシピ集を発行している状況です。
また、各種料理教室で普及しております献立や栄養ミニ知識を簡単今夜のおかずというような
ことで年5回ほど発行しております。公民館や福祉センターなどに配布し、多くの市民に活用
していただいておる状況でございます。今後も、新しいメニューも引き続き発行していく予定
でございます。以上です。
○議長(腰川日出夫君) さらに質問ありますか。
佐藤栄作議員。
○6番(佐藤栄作君)
セラピードッグについて再質問させていただきます。日本でもAAT
動物介在療法を取り入れる施設が増えつつあります。一方、犬の殺処分は年間10万頭で、これ
らの諸問題を同時解決するための社会システムを提案しています。殺処分される犬の中から、
AATをデイサービスの一貫としてアニマルセラピーの通院で回数減少効果が発現し、医療費
が年間1350億円以上の削減が見込まれますが、一方、レトリバーが必要という現実もあります。
本市にあってどのような考えがあるのかお伺いいたします。
○議長(腰川日出夫君) 市民部長 森川浩一君。
○市民部長(森川浩一君) 御提案のドッグセラピーにつきましては、病院とか高齢者福祉施
設等で導入している事例があります。患者さん等に癒しの効果があることは承知しておる状況
です。医療費の削減の観点からのお話もございましたけれども、施設設置者が患者等の個々の
健康状況や医療効果等を考慮しまして導入すべきものではないかというように考えております
ので、今のところ市が事業として取り入れることは考えてございません。以上です。
○議長(腰川日出夫君) さらに質問ありますか。
佐藤栄作議員。
○6番(佐藤栄作君) 地域の諸問題について、空き家対策について再質問いたします。空き
家は近隣住民にとって深刻な問題であります。県内でも千葉市、流山市、野田市をはじめ、11
の自治体で空き家条例を制定し、独自の取り組みを行っています。本市において制定の考えが
あるのか、考えをお伺いします。
○議長(腰川日出夫君)
都市建設部長 鳰川文夫君。
○
都市建設部長(鳰川文夫君) 空き家への対策につきましては、防犯や生活環境など多方面
にわたることから、現在、関係部署において窓口のあり方や体制について協議をしておるとこ
ろでございます。
研究してまいりたいと考えております。
なお、条例の制定につきましては、国の動向を注視するとともに、先進自治体について調査
- 110 -
○議長(腰川日出夫君) さらに質問ありますか。
佐藤栄作議員。
○6番(佐藤栄作君) 空き家を撤去し更地になると固定資産税の負担が重くなってしまいま
す。そこで、税の軽減などを含めた支援策についての考えがあるのかお伺いいたします。
○議長(腰川日出夫君) 企画財政部長 三浦幸二君。
○企画財政部長(三浦幸二君) 住宅政策の観点から、地方税法におきまして住宅用地に対す
る固定資産税の課税標準額の特例が設けられており、専ら人の居住の用に供する家屋の敷地に
ついては税の軽減が図られております。このため家屋が撤去された場合には、この特例が適用
されないこととなります。
なお、本件につきましては、現在、自民党の議員立法による空き家対策法案において論点と
なっておりますことから、今後も国の動向を注視してまいりたいと考えております。以上でご
ざいます。
○議長(腰川日出夫君) さらに質問ありますか。
佐藤栄作議員。
○6番(佐藤栄作君) 生活資源について、センサーで
インフラ管理について再質問いたしま
す。これは要望です。本納地域の河川の冠水で、朝9時ごろ、本納駅前及び本納中学付近で水
がさっと引いたと言われております。これはポンプアップをこれより少し手前で手動操作した
ためと思われます。今後、水門撤去による効果及びこまめのポンプ操作をお願いいたします。
質問します。赤目川B調節池に設置されている水位計2カ所、赤目川と乗川は超音波水位計
なのか、また、ポンプは先行待機型ポンプなのか、さらに水位計のチャート記録は遠隔地でも
確認できるようになっていると思うが、どこで確認しているのかお伺いいたします。
○議長(腰川日出夫君)
都市建設部長 鳰川文夫君。
○
都市建設部長(鳰川文夫君)
長生土木事務所に確認しましたところ、赤目川B調節池に設
置されております赤目川及び乗川の水位計は超音波式で、排水ポンプにつきましてはあらかじ
め流入に備え稼働させておく先行待機型ではなく、渦巻き式水中ポンプということでございま
す。また、水位計のチャート記録につきましては、過去10日分のデータが蓄積され、確認でき
るとのことでございます。また、リアルタイムでの水位状況につきましては、電話回線で把握
できるようになっている状況とのことでございます。以上です。
○議長(腰川日出夫君) さらに質問ありますか。
佐藤栄作議員。
○6番(佐藤栄作君) 渦巻き方式ということで今発言がありましたけれども、今後、待機型
ポンプについては、エアが入っても大丈夫なポンプでございますので、御検討のほどよろしく
お願いしたいと思います。
- 111 -
続いて、県道について質問させていただきます。新小轡地先の
県道茂原環状線の排水整備に
ついて再質問いたします。来年度事業の予算化に伴って、今後3か年計画なのか、それとも5
か年計画なのかお伺いいたします。
○議長(腰川日出夫君)
都市建設部長 鳰川文夫君。
○
都市建設部長(鳰川文夫君) 3か年程度を予定しているということでございます。
○議長(腰川日出夫君) さらに質問ありますか。
佐藤栄作議員。
○6番(佐藤栄作君) 以上であります。ありがとうございました。
○議長(腰川日出夫君) 以上で
佐藤栄作議員の一般質問を終わります。
ここでしばらく休憩します。
☆ ☆
午前10時48分 休憩
午前11時00分 再開
○議長(腰川日出夫君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
次に、金坂道人議員の一般質問を許します。金坂道人議員。
(10番 金坂道人君登壇)
○10番(金坂道人君) もばら21の金坂道人です。
昨日の一般質問と重複をするかもしれませんが、私どもの住んでいる地域が茂原市で一番、
台風26号による被害を受けましたので、確認の意味を含めて通告に従い、一般質問させていた
だきます。
茂原市は、10月15日から16日の朝方にかけて襲来した台風26号により大きな被害を受けまし
た。災害に遭われた方々に心からお見舞いを申し上げたいと思います。私も5時50分のエリア
メールを見てすぐ避難所であります早野中に行きました。高齢者の方々から小さなお子さんま
で約105名の方々が避難をしておりました。市の担当職員の方々も大変手際よく応対をしてお
りました。また、早野中の職員の方々もストーブをたいたり、お湯を沸かしてくれたりしてく
れました。朝から温かいものを食べることができてよかったとの声も聞かれ、心ある対応に深
く感謝を申し上げます。また、五郷地域の消防団の方々も朝早くから交通整理や救済活動を行
っておりました。それにもかかわらず、主要道路で一生懸命交通整理をしている若い消防団に
心ない人が罵声を浴びせ、指示に従わない車があると市民の方から直接私に知らせが入り、駆
けつけてみますと、指示に従わなかった数台の車が道路で水没しておりました。今回の災害は
幸いにも人的な被害はなく、安堵いたしましたが、過去に3回の水害を受け、平成元年、8年
- 112 -
の災害では激甚災害の指定を受け、一宮川の堤防の嵩上げ、河口の拡幅、五郷地域の墨田、阿
久川中流に調整池を設置しました。中の島や下永吉地域が被害を受けなかったこともある程度
効果があったと考えられます。しかし、3回も水害を受けた私の住んでいる五郷地区の八幡原、
緑町、早野、長清水、早野明光や対岸の八千代においては今回も大変な被害を受けました。住
民の方々の中には、怒りをあらわにする者、あきらめた表情で話す人等、さまざまでありまし
た。市民の生命と身体と財産は何としても守らなければなりません。早野中学校の避難所には
車で避難された方も多く、車の駐車場としてグラウンドの使用ができず、校門から校舎の出入
り口付近に入り乱れ、駐車をしておりました。災害時の駐車スペースを確保するためにも、今
後、早野中のグラウンドの整備が必要であると思いますが、お考えをお聞かせください。
茂原市の管理である準用河川の梅田川も、今回の台風26号の影響により堤防を越流し、氾濫
をしました。上流、中流には水田があり調整池の役割も果たし雨水をためておりましたが、下
流は一宮川と合流しているために、常に被害を受けております。下流域は地盤も特に低く、平
時でも、時間雨量によっては県道茂原大多喜線まで浸水をいたします。今回の台風で他の地域
では16日の午後4時の時点で水が引きました。梅田川下流の早野観音前では、午後8時になっ
ても引かず、最終的に引いたのは午後10時であったと聞いております。一宮川の合流点にぜひ
排水機場を設置していただきたいと強く望みます。災害を受けた方々は本当に気の毒でありま
す。一部でありますが、被災地からの引っ越しを考えて住宅を探している方もおられると聞い
ております。しかし、災害に遭った持ち家を売ろうとしても、過去の事実について説明責任が
生じる場合もあり、大変な資産価値の低下を招いたことになります。本年においても固定資産
税減免措置をするとされておりますが、平成26年度以降の家屋の評価の見直しをどう考えてお
られるのかお聞きをいたします。
一宮川の管理は県管理でありますが、今後、県による災害の検証が行われると思います。河
床の堆砂、法面の堆積土、さらに草木が生い茂り、川の断面を狭くし、流量、流速においても
本来の川の持っている機能を発揮していないのではないかと思われます。一宮川の河床の浚渫、
法面の堆積土の撤去及び草木の除去等、適切な管理を県に求める必要があると思いますが、お
聞きしたいと思います。
次に、観光行政です。
東日本大震災の影響で来客数が減少傾向にありましたが、今回の茂原七夕まつりでは、飾り
も多少増え、来客数も従来に戻ってまいりました。来年度は七夕まつり60周年記念であります。
祭りに向けて特別にどのような取り組みを考えておられるのかお聞きしたいと思います。
- 113 -
茂原公園の弁天湖周囲の桜の木の整備計画について、過去、定例会では何度となく私どもの
会派の鈴木議員とともに質問をしてまいりました。整備計画の進捗状況をお聞かせください。
次に、茂原市の愛唱歌の普及についてであります。今年7月、市民会館で多くの市民の皆様
の御参加のもと盛況に披露されました。本来であれば、愛唱歌は市民の皆さんに公募し、検討
委員会を開き、選定していく手順を踏むことと思います。市民の有志の皆さんの御厚意で茂原
市の良さを市民、また市外の方々にもっとわかってもらおうとの思いから作っていただいたと
考えております。歌詞を読むと、茂原市の四季の状況がよく表現されていると思います。せっ
かくの御厚意で作っていただいた作品ですので、今後の普及活動の方針次第で茂原市の愛唱歌
として市民の皆さんに認定されると思います。お考えをお聞きしたいと思います。
学校施設について質問をいたします。
これは地域の早野中と五郷小についてだけお聞きします。学校の耐震化は平成27年度末に完
了するとお聞きしておりますが、五郷小学校と早野中学校の進捗状況についてお聞きしたいと
思います。
私が議員になって初めての一般質問は、五郷小学校のトイレのにおいと改修の問題について
お聞きしたと記憶しております。においの状況は御努力をいただき大分改善されたと聞いてお
りますが、校舎の管理棟には建設以来、トイレの改修が行われず、いまだ貯水タンクが頭上に
あるタイプのトイレとなっております。万が一、地震が来たときに、老朽化しているために落
下の可能性もあるかもしれません。安全確認はできていると思いますが、トイレの改修は必要
と思いますので、お考えをお聞かせください。
以上で1回目の質問を終わります。
○議長(腰川日出夫君) ただいまの金坂道人議員の一般質問に対し当局の答弁を求めます。
市長 田中豊彦君。
(市長 田中豊彦君登壇)
○市長(田中豊彦君) 金坂道人議員の一般質問にお答えさせていただきます。
まず、台風26号の災害について、一宮川の適切な管理の県への要請や調節池の増設など今後
の対応についての御質問でございますが、昨日も申し上げましたけれども、今回の台風26号で
災害に見舞われました市民の皆様方には、心からお見舞いを申し上げる次第であります。議員
御指摘のとおり、昨日も申し上げましたけれども、平成元年、平成8年と激甚対応で対策を打
ったと、こういう話でございますが、私どももそれにかなり期待をして、二度とこういう水害
が起きないと思っておりました矢先の水害でございまして、ただただびっくりしたところでご
- 114 -
ざいます。ですが、次はあってはいけないということで、きのうもお話ししたとおり、県ある
いは国のほうには適切な検証と、なおかつスピーディな対応をとるようにと、こういう要請を
強くしているところであります。県では、今回の台風26号による水害を受けまして、今年度は
阿久川合流点から日進橋の間の右岸側約800メートルの堆積土の撤去を行い、平成26年度も引
き続き国道409号の砂田橋までの約4.2キロについて撤去を行ってまいりたいとのことでござい
ます。また、河床の浚渫や調節池の増設の関係でございますが、現在、浸水の実態、雨の降り
方、地盤沈下の検証、流域内の開発状況等、浸水発生の要因の分析を行っており、今年度末を
めどに抜本的な対策を取りまとめ、千葉県設置の一宮川流域委員会に諮り、対策を実施する運
びとなります。この対策の中で、一宮川上流部の長柄町や長南町に調節池の設置が必要となっ
た場合には、本市といたしましても調節池の設置に向けて協力のお願いを行ってまいりたいと
考えております。
次に、観光行政の中で、来年度の第60回茂原七夕まつりに向けての特別な取り組みについて
でございますが、七夕まつりは本市にとって大きな観光資源の1つと捉えており、圏央道の開
通によりアクセスが格段に向上したことから、来年度はさらに多くの来場者が見込まれるもの
と考えております。新たな事業展開といたしましては、前回好評でありました市民参加による
七夕竹飾りを本年以上に増設し、見て楽しめる七夕まつりにしてまいりたいと考えております。
また、本市のマスコットキャラクターでありますモバりんの歌を今後募集し、60回の記念開催
にあわせた歌の発表と、モバりんダンスのお披露目により七夕まつりを盛り上げていきたいと
考えております。さらに、七夕まつり期間の前に実施するプレイベントでは、若者が集える場
として、本年開催いたしました、大変好評を博しました街コンの開催や、本市の特徴を生かし
た新たなイベントを考えてまいります。今後も七夕まつり実行委員会と協議し、来場者が来て
よかった、また、参加してよかったと思えるおもてなしの七夕まつりにするよう、さまざまな
工夫をしてまいりたいと思っております。
次に、茂原市の愛唱歌の今後の普及活動についてであります。茂原市の愛唱歌につきまして
は、民間の方々の歌の持つ力で茂原市を明るく元気にしたい、こういう思いから組織された
「故郷に愛唱歌を」制作実行委員会の御尽力により誕生いたしました。茂原七夕まつりのオー
プニングセレモニーにおいて、制作実行委員会より本市へ譲渡していただいたところでござい
ます。普及活動につきましては、今後、教育委員会と協議し、合唱コンクールや学校行事など、
さまざまな機会を捉えて愛唱歌を歌ってもらえるようにしていきたいと考えております。
また、防災行政無線により朝、夕流しているミュージックチャイムに愛唱歌を活用できるよ
- 115 -
う、現在庁内において検討しているところでございます。今後、市民が気軽に口ずさみ、長く
歌い継がれていくようにさまざまな観点から検討してまいりたいと考えております。
私からは以上でございます。
○議長(腰川日出夫君) 総務部長 麻生英樹君。
(総務部長 麻生英樹君登壇)
○総務部長(麻生英樹君) 総務部所管の御質問に答弁をさせていただきます。
台風26号による水害関係で、避難所の駐車スペースの確保についてでございますけれども、
避難所へ避難する際は、原則として徒歩でお願いをしているところでございます。避難所は小
中学校や公民館など公共施設を指定しております。多くの方が車で避難されますと、駐車可能
なスペースには限りがございますので、できる限り徒歩による避難をお願いしたいと考えてお
ります。以上でございます。
○議長(腰川日出夫君) 企画財政部長 三浦幸二君。
(企画財政部長 三浦幸二君登壇)
○企画財政部長(三浦幸二君) 企画財政部所管にかかわります質問にお答えいたします。
固定資産税の減免について、平成26年度以降の家屋の評価額の見直しについての御質問です
が、今回の災害に対する固定資産税の減免につきましては、価格の10分の2以上の価値を減じ
たときは、納期未到来分の税額について10分の4以上の減免をいたします。平成26年度は評価
額の据え置き年度にあたりますが、天災等により当該家屋の価値に大幅な減を来した場合に限
り、損耗減点補正率を適用し評価額を算出することができるとされております。今回のケース
につきましては、ほとんどが床上浸水であり、家屋の価値においては大幅な減とならないため、
家屋の評価額の見直しは考えておりません。以上でございます。
○議長(腰川日出夫君)
都市建設部長 鳰川文夫君。
(
都市建設部長 鳰川文夫君登壇)
○
都市建設部長(鳰川文夫君)
都市建設部所管にかかわります御質問にお答え申し上げます。
初めに、一宮川との合流点に排水機場の設置ができないかとの御質問ですが、今回の台風26
号の水害では、梅田川流域につきましても大きな被害が発生している状況となっており、11月
26日に専門家である国土交通省国土技術政策総合研究所、国土交通省、千葉県、茂原市の担当
によりまして現地を確認後、一宮川浸水対策の検討が開催されたところであり、今後、浸水発
生の要因分析とともに今年度末をめどに対策案が取りまとめられることから、この排水機場に
かかわります内水対策につきましても、あわせて検討を行う予定となっております。
- 116 -
次に、弁天湖周りの桜の整備計画について進捗状況はとのことですが、茂原公園は桜の名所
100選に選ばれ、開花時期になりますと桜まつりが開催され、多くの観光客が訪れ、にぎわい
を見せております。公園内には桜が約2850本ありますが、その中で弁天湖周辺の100本につき
まして、今年の8月、NPO法人樹の生命を守る会に健康度調査を委託した結果、良好が20本、
要治療が58本、回復困難な桜が22本あるとの所見が出されたところでございます。
なお、治療が必要な桜につきましては、順次、腐食部分の除去や殺菌、殺虫剤の散布等を行
い、樹勢の回復に努めてまいりたいと考えております。以上でございます。
○議長(腰川日出夫君) 教育長 古谷一雄君。
○教育長(古谷一雄君) 教育関係の御質問にお答えをいたします。
(教育長 古谷一雄君登壇)
初めに、五郷小学校と早野中学校の耐震化の進捗状況はという御質問にお答えをいたします。
五郷小学校につきましては、普通教室棟2棟、普通特別教室棟1棟及び屋内運動場の耐震化が
必要となっております。今後の予定としましては、平成26年度当初予算に工事費を予算計上し、
年度内に工事契約を行い、平成27年度中に完成する予定でございます。
次に、早野中学校ですが、管理普通教室棟1棟の耐震化が必要となっております。予定とし
ましては、今年度中に契約し、平成26年度中の完成を見込んでおります。
次に、五郷小学校の管理教室棟のトイレ改修についての考えはという御質問にお答えをいた
します。五郷小学校のトイレにつきましては、普通教室棟、普通特別教室棟及び屋内運動場の
トイレは、耐震化工事とあわせて改修を行う予定でございます。耐震工事を実施しない管理教
室棟のトイレにつきましては、学校施設の耐震化が終了する平成28年度以降に計画的に実施し
ていこうと考えておりますのでよろしくお願いいたします。以上でございます。
○議長(腰川日出夫君) 再質問ありますか。金坂道人議員。
○10番(金坂道人君) 先ほど避難所への避難は徒歩が原則との答弁をいただきました。今回
のような夜明けの台風の中、高齢者や子供連れの方は車での避難が多いと予想されますが、そ
の対応はどのようにお考えなのかお聞かせをいただきたいと思います。
○議長(腰川日出夫君) 総務部長 麻生英樹君。
○総務部長(麻生英樹君) 先ほど申し上げましたとおり、できる限り徒歩による避難をお願
いしたいと考えておりますけれども、御質問のとおり、高齢者や子供さんなど、やむを得ず車
で避難する場合もあるかと思われます。したがいまして、今後は早めの避難準備情報の発令に
努めてまいりたいと考えております。よろしくお願いいたします。
- 117 -
○議長(腰川日出夫君) さらに質問ありますか。金坂道人議員。
○10番(金坂道人君) 参考までにお伺いしたいんですけれども、市内の中学校でいいですか
ら、雨のときに車でグラウンドに入ることが可能な学校は何校あるのか教えていただきたいと
思います。
○議長(腰川日出夫君) 教育部長 鈴木健一君。
○教育部長(鈴木健一君) 中学校で雨が降ってもグラウンドに車が入れる学校は、全面使用
できる学校はありませんが、部分的に駐車可能な学校は3校あります。しかし、大雨のときは
排水しきれずに水がたまってしまう学校もありますので、御理解いただきたいというふうに考
えております。
○議長(腰川日出夫君) さらに質問ありますか。金坂道人議員。
○10番(金坂道人君) これは要望になると思うんですけれども、今回の災害では車が自宅の
車庫で水没した方も大変多くございます。特に水害の場合は、水害を受けない安全な広い場所
かあれば、住民の方々も安心して避難場所として目指すんじゃないかと予想されますが、お考
えをお聞きしたいと思います。
○議長(腰川日出夫君) 答弁を求めます。総務部長 麻生英樹君。
○総務部長(麻生英樹君) おっしゃるとおりだと思います。ただ、先ほど申し上げましたと
おり、市の避難所として指定しております場所は、主として小中学校、また公共施設でござい
ます。ですから、市民の方々が避難される場所と車の水没を防ぐための場所というのは別に考
えていかざるを得ないと考えております。以上でございます。
○議長(腰川日出夫君) さらに質問ありますか。金坂道人議員。
○10番(金坂道人君) これは要望としたかったんですけれども、お答えいただきまして、あ
りがとうございました。
避難準備体制の段階で、前もって車を高台に移動いたします。私ども早野地域、五郷地域に
は、緑町とか八幡原の地域には高台がありません。そのような場所があるのは早野中のグラウ
ンドと私は思っています。今後、災害対策として車が入れるようなグラウンド整備をお願いし
たいと思いますけれども、ぜひ御検討をお願いしたいと思います。これはあくまでも要望でご
ざいます。
次に、梅田川の排水について質問をさせていただきます。梅田川流域の排水で、一宮川浸水
対策検討の場において県に検討をお願いしたとの答弁がありましたが、対策案を具体化し実施
するには時間がかかると思います。その点についてお聞きしたいと思います。
- 118 -
○議長(腰川日出夫君)
都市建設部長 鳰川文夫君。
○
都市建設部長(鳰川文夫君) 事業実施につきましては、今後対策が行われます一宮川整備
計画と整合を図りながら進める必要があります。それと、多額な費用が想定されることなどか
ら、時間を要するものと考えております。
なお、当面の対策としましては、堆積土の撤去ですとか、草木の除去を来年度から実施する
予定で考えております。以上でございます。
○議長(腰川日出夫君) さらに質問ありますか。金坂道人議員。
○10番(金坂道人君) 大変時間がかかっては意味があるのかというふうに私も思いますけれ
ども、排水整備の整った西谷川も市の管理の準用河川でございますけれども、あそこにはすば
らしい排水機場があるんですけれども、どのような事業で整備されたのかお聞きしたいなとい
○議長(腰川日出夫君) 答弁を求めます。
経済環境部長 豊田正斗君。
○
経済環境部長(豊田正斗君) 西谷川につきましては、周辺地域の農地が湛水被害を受けて
おりましたので、農林事業である湛水防除事業渋谷地区として排水機場や排水路の整備を実施
うふうに思います。
いたしました。
なお、本事業の完成によりまして、渋谷地区の湛水被害は軽減されております。
○議長(腰川日出夫君) さらに質問ありますか。金坂道人議員。
○10番(金坂道人君) 準用河川である西谷川と、梅田川も準用河川で茂原市の管理ですよね。
その中で、梅田川においても一日も早く実現していくために、同じ事業での活用ができないか
お聞きしたいと思います。
○議長(腰川日出夫君)
経済環境部長 豊田正斗君。
○
経済環境部長(豊田正斗君) 梅田川の周辺地域につきましても、既に農林事業の実施に向
け、国、県と協議を実施しております。今後も事業採択に向けまして関係機関と協議し、湛水
防除事業での対応を図ってまいりたいと考えております。
なお、今回の台風26号によりまして、この災害に対しまして市として緊急的に対応できる事
業は本事業が最適であると考えておりますので、議員におかれましても、ぜひとも本事業の後
押しをお願い申し上げます。
○議長(腰川日出夫君) さらに質問ありますか。金坂道人議員。
○10番(金坂道人君) すばらしい事業があるということをお聞きしました。私も、今部長が
言われたように、後押しをしてくれということですから、私もできる限り頑張ってみたいなと
- 119 -
いうふうに思っております。早急に排水問題は解決しなければならないので、豊田部長も頑張
ってください。これは要望です。
次に、今後の対応についてでございますけれども、先日、茂原市の広報の臨時号に、森田知
事が茂原市の被害状況を視察された際、市長は、一宮川の上流に調整池の増設を要望したと記
事がありました。上流部の開発や耕地の整備が進み、雨水が一宮川を通して茂原市への到達時
間が早くなっていることも考えられて、調整池が必要だというふうに考えられたと思うんです
けれども、調整池の設置が必要になった場合ですけれども、きょう傍聴に長柄町の議員さんも
見えておりますけれども、上流の自治体への働きかけを市として最大限努力していただきたい
とお願いいたします。これは要望です。
先ほど答弁で、11月26日に第1回一宮川浸水対策検討の場が開かれたとお聞きしました。検
討結果に基づいて対策が示されたと聞いておりますが、検討の場のメンバーはどのような方々
で構成されているのかお聞きします。
○議長(腰川日出夫君)
都市建設部長 鳰川文夫君。
○
都市建設部長(鳰川文夫君) 国の治水対策の専門家でございます国土交通省国土技術政策
総合研究所の河川研究室で主任研究官をされている方、国土交通省関東地方整備局の地域河川
課長、千葉県の河川整備を統括しております千葉県河川整備課長、千葉県河川環境課長、一宮
川の河川整備を担当しております千葉県
長生土木事務所長、地元の茂原市役所から都市建設部
長、私ですが、この6名で構成され、今後検討することとなっております。
○議長(腰川日出夫君) さらに質問ありますか。金坂道人議員。
○10番(金坂道人君) 構成メンバーの中に茂原市から建設部長の鳰川部長が入られていると
いうことでございますけれども、被災現場の状況は部長が一番よくわかっていらっしゃると思
うんですよ。今後の災害対策の検討には期待しております。市民のために、特に被災者のため
に、ぜひよい解決策を導き出していただきたいと思います。頑張ってください。これは要望で
す。
次に、先ほど、今年度中、3月末に対策案が示されるということでございますけれども、そ
の後の事業化までの日程ですけれども、その辺がわかればお聞きしたいと思います。
○議長(腰川日出夫君)
都市建設部長 鳰川文夫君。
○
都市建設部長(鳰川文夫君) 先日の検討会での中間報告があったわけですが、この中間報
告に加えまして、さらなる情報の収集と分析を行いまして、これらの資料が整い次第、検討会
が再度開催される予定となっておりますが、ここら辺のところについては資料の収集が今、業
- 120 -
者等に発注しなきゃいけないようなものもございまして、それらの資料が若干今手間取ってい
るということで、本来、年内中に開催したかったんですが、若干遅れるような情報でございま
す。それらをもとにしまして対策案が取りまとめられる予定となっておりまして、これは先ほ
ど答弁いたしました、対策案は今年度中に、3月いっぱいにまとめると。この対策案をその後
学識経験者や地元の自治体、地域住民の代表などの委員で組織されます一宮川流域委員会に諮
りまして、その結果を踏まえ、対策が決定されます。その後、事業化が進められるという運び
になります。以上です。
○議長(腰川日出夫君) さらに質問ありますか。金坂道人議員。
○10番(金坂道人君) 来年度は第60回の七夕まつりということでございますけれども、来年
度はオーストラリアのソルズベリー市からの交流団が七夕の時期に訪問すると聞いております。
私も前回、交流団の一団としてオーストラリアに派遣されましたけれども、大変な歓迎を受け
ました。その際、オーストラリア在住の日本人の方々を集めてさまざまな催しを企画してくだ
さり、体験をさせていただきました。七夕の時期にせっかく訪問していただけることから、見
学だけではなく、ソルズベリー市のブースをつくり、交流団の方々も体験をしていただき、市
民と一緒に楽しめて、さらなる交流が図れるようにしたいと思いますけれども、どう考えます
でしょうか。
○議長(腰川日出夫君) 企画財政部長 三浦幸二君。
○企画財政部長(三浦幸二君) 昨年10月、茂原市から訪問団が訪れた際には、金坂議員をは
じめ、多くの皆様に御協力をいただき、ソルズベリー市との親交を深めることができました。
改めて御礼申し上げます。
ソルズベリー市の訪問団につきましては、来年の七夕まつりにあわせお越しいただく予定で
す。お迎えする際には、御提案のようなブースを設置するなど、七夕まつりや茂原市の魅力を
十分感じ体験していただけるよう準備を進めてまいります。いずれにいたしましても、ソルズ
ベリー市の皆様の熱意に応えられるよう、交流協会や観光協会と連携を図りながら盛大にお迎
えをしたいと考えております。以上でございます。
○議長(腰川日出夫君) さらに質問ありますか。金坂道人議員。
○10番(金坂道人君) 交流団の訪問に最大限企画してお迎えするということでございますけ
れども、先ほど質問の中でも申し上げましたけれども、オーストラリア在住の日本人の方々を
集めていただいたんですね、たくさん。私どもも大変親近感が沸きまして、すごく安堵した気
持ちも覚えております。茂原市に在住するオーストラリア人は何人住んでおられるのか、その
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辺をお聞きしたいと思います。
○議長(腰川日出夫君) 企画財政部長 三浦幸二君。
○企画財政部長(三浦幸二君) 茂原市は4名でございます。郡内では5名、県内では352名
でございます。
○議長(腰川日出夫君) さらに質問ありますか。金坂道人議員。
○10番(金坂道人君) 市内4名でしょうか。その辺は少ないような気がします。例えば、私
たちも在住の日本人を集めていただいて歓迎を受けましたので、4人じゃちょっと少ないので、
茂原市だけじゃなく、在住地域を広げて交流団をお迎えしたらと思いますけれども、その辺は
いかがでしょうか。
○議長(腰川日出夫君) 企画財政部長 三浦幸二君。
○企画財政部長(三浦幸二君) すばらしい御提案だと思います。たまたま昨日、ジャパンデ
ィスプレイに2人の研修生というか、勉強に来ている方がお二人いまして、その送別会があっ
たんですけれども、来年の七夕の時期にもお二人お見えになっているかと思います。今後、茂
原市や七夕まつりに関する資料を作成いたしまして、関係機関に働きかけるなど、多くの情報
を提供することにより、オーストラリア人を含めた外国の方々に参加していただけるよう検討
してまいりたいと思います。以上でございます。
○議長(腰川日出夫君) さらに質問ありますか。金坂道人議員。
○10番(金坂道人君) 茂原公園の整備についてお聞かせいただきたいと思いますけれども、
桜の木の整備計画については、先ほどお話を伺いましたが、弁天湖の周囲、法面が崩れたり、
いろいろ危険な箇所もあるようなところも見えます。弁天湖周辺の整備計画について考えてお
られるのか、その辺をお聞かせ願いたいと思います。
○議長(腰川日出夫君)
都市建設部長 鳰川文夫君。
○
都市建設部長(鳰川文夫君) 弁天湖周辺の整備につきましては、職員の巡視や定期点検を
行うなど、状況に応じての補修や日常の維持管理に努めているところでございます。
なお、護岸につきましては、湖畔周辺に植えられています公園のシンボルであります桜の再
生を最優先に考えた上で方針を今後決定してまいりたいと考えております。
○議長(腰川日出夫君) さらに質問ありますか。金坂道人議員。
○10番(金坂道人君) 春は、本当に茂原公園は桜が咲いてきれいなんでありますけれども、
それ以外も憩いの場所として楽しめなければいけないと思います。春は桜、秋は紅葉のように、
四季を楽しめるような公園にしたらと思いますが、その辺を伺いたいと思います。
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○議長(腰川日出夫君)
都市建設部長 鳰川文夫君。
○
都市建設部長(鳰川文夫君) 公園内には春の桜をはじめとしまして、梅園ですとか、ツツ
ジ、アジサイ、スイレン、紅葉等の四季を通じて楽しめるさまざまな植物が植えられておるわ
けですが、たくさんのものを植えて、市民の憩いの場、自然とのふれあいの場として親しまれ
ておるところでございます。しかしながら、多くの樹木が植えられてから長い年月がたちまし
て、樹勢が衰えるなど良好な環境が保てない箇所も見られますので、順次、適正な剪定等の回
復作業を行うとともに、植え替え等も考慮いたしまして、今以上に魅力のある公園にしてまい
りたいと考えております。以上です。
○議長(腰川日出夫君) さらに質問ありますか。金坂道人議員。
○10番(金坂道人君) 茂原市の愛唱歌の普及についてですけれども、先ほどチャイムだとか、
教育委員会にお願いをして合唱コンクールなどで歌っていただけるようにしていくというお話
を伺いました。今後も、できるだけ市民に浸透するように努めていただきたいと思います。こ
れは要望でございます。
学校施設について、耐震ですけれども、耐震化を早く進め、できれば五郷小学校の管理棟の
トイレを整備していただきたいなというふうに思います。これも要望でございます。
昨日の市長の災害についての質問者への答弁を聞きますと、今後、このようなことがあって
はならないとの強い意思を示されたと思います。私もこんなことがあってはならないというふ
うに考えております。台風26号の後の27号は襲来しませんでしたけれども、26号の被害状況を
踏まえ、約1万5000袋の土のうの準備をし、配付したと聞いております。そのうち1万袋は市
の職員が力をあわせてつくったんだという話も聞き、あと5000袋は業者に委託したとも聞いて
おります。私の後ろに座っている伊藤議員も、そのときお見かけしたんですけれども、重い土
のうをトラックからおろしておりました。大変御苦労さまでした。いつ災害が来るかはわかり
ません。今後も市民の生命と財産を守っていけるような政策の推進をお願いいたしまして、一
般質問を終了いたします。
ここでしばらく休憩します。
○議長(腰川日出夫君) 以上で金坂道人議員の一般質問を終わります。
☆ ☆
○副議長(鈴木敏文君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
午前11時50分 休憩
午後1時00分 再開
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次に、細谷菜穂子議員の一般質問を許します。細谷菜穂子議員。
(13番 細谷菜穂子君登壇)
○13番(細谷菜穂子君) 皆様、こんにちは。細谷菜穂子でございます。多くの市民を代表い
たしまして質問をさせていただきます。
た皆様に、まずお見舞いを申し上げます。
10月16日、台風26号により茂原市は本当に甚大な被害を受けてしまいました。被害に遭われ
そしてまた、市長をはじめ、市役所の職員全員で対応にあたってくれたことにまず御礼を申
し上げます。そして消防の方、ボランティアの方、関係の皆様に敬意と感謝の気持ちを捧げた
いと思います。
残念なことといえば、外房地区では唯一の図書館でありますが、1万5000冊の本が、金額で
いえば約2300万円でございますが、失ってしまったということがあります。
1週間後に台風27号、あるいは28号、ダブル台風が来るやというふうな報道があり、土のう
を積む対策ということで、市役所の職員全員、あるいは御関係の方々の御協力によりまして、
1万5000個の土のうを積んで、その対応にあたったということでございます。地震は突然来ま
す。しかし、台風は予測ができるというふうに言われておりますので、来年の台風シーズンま
で、この夏までは対応をしなければならないというふうに市長も強いお言葉で昨日申しており
ましたとおりだと思います。国への働きが大事だと思います。県への働きはもちろんのこと、
国、国土交通省へしっかりとした対応をしていただかなければなりません。二度とこういうふ
うな甚大な被害をこの茂原市にしてはならない、これからの茂原市の発展のためにも、これは
何が何でも、この茂原市が水害のまちとレッテルを張られないようにやらなければならないと
したがいまして、通告をしたとおり私はこれから質問をいたしますが、まず1番目といたし
思います。
まして、水害対策でございます。
(1)今後の水害対策の取り組みについでございます。具体的な取り組みについてお伺いい
たします。検証していると思いますが、今現在の決まっているものを、明確な対応ということ
でお願いをいたします。
それから(2)番目といたしまして、災害時の市民への伝達方法でございます。災害になっ
てしまってからは、市民は情報が欲しいんですよ。あるいは夜の場合ですと、夜寝ていて起こ
さなくちゃいけないわけです、知らせなくちゃいけないわけです。いろいろな方法が今回もな
されたわけですが、改めて、茂原市で市民に注意を呼びかける方法がどういうのがあるのかお
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伺いをいたします。
大きな2番目、教育問題でございます。
携帯電話はほとんどの方が持っている時代になりました。小学生が30%、中学生が60%、高
校生は90%、従来の携帯電話に加えてスマートフォンというのが主流になりつつあるような、
いろいろな機能を持っているスマートフォンでございます。カメラというよりも、写真をバシ
バシ撮れる、何でもできるような、そういうスマートフォンでございますが、そういう普及に
伴いまして、市内の学校教育の現場、もちろん家庭的な問題もあると思いますが、学校にいる
間、携帯電話はどのように指導されているのかお伺いをいたします。
それから(2)としまして、道徳教育でございます。国のほうは平成27年4月から、道徳と
いうのをしっかりとした教科書で授業化ということを打ち出しております。教科書を今つくり
つつあります。そういうふうな今現在の中で、茂原市の小学校、中学校の現場で道徳という授
業がどういう状況なのか、まずお伺いいたします。
それから、この議場にも国旗と茂原市の旗がございます。茂原市役所にも毎日国旗が揚げら
れております。茂原市内の学校、小学校が14校、中学校が7校ありますが、学校では国旗が毎
日揚げられているんでしょうか。そのあたりをお伺いいたします。
大きな3番目、治安対策でございます。
防犯意識、犯罪に巻き込まれないか、防犯ということが一番、今大事になってきております
が、千葉県では森田知事が肝入りの政策といいまして、コンビニに防犯ボックスを置いて防犯
の意識を高めるというふうなことが新聞にも大きく報道されております。この茂原市も、地域
のボランティアの防犯の皆様の活動は、大勢の方がボランティアで、防犯のジャンパーを着、
旗を持ったり、帽子をかぶったりしていただいて見守りとしてやっておりますが、やはり拠点
は警察になるんでしょうが、これは県の事業になると思いますが、移動交番ということも平成
22年度から始まっておるんですよ。50台の移動交番の車が千葉県中走っているんです。現職の
警察官、あるいは警察官を御退任されたOBの方などが中心になってやられているようですが、
我が茂原市の移動交番の現状をお伺いいたします。実はきょう、2時から3時半まで、ちょう
どこの茂原市役所に移動交番が開設されるんですよ。駐車場に開設されますので、皆様、御確
認いただければなというふうにも思っております。その現状をお伺いいたします。
大きな4番目、市民生活でございます。
(1)可燃ごみ、つまり燃えるごみ袋の料金についてでございます。千葉県で一番高いごみ
袋なんですよ、私たちが住んでいるこの長生郡のごみ袋というのは。私、きょうはごみ袋を持
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ってまいりましたが、今現在のごみ袋は40リットルで、一番大きなサイズ、これは1枚65円で
すよね。なぜかこの65円のごみ袋が、大は小を兼ねるということなのかもしれませんが、去年
のデータだと300万枚売れております。一番大きいのが一番売れるんですね。田中市長もごみ
袋の値下げということで力を入れていただいておりまして、平成24年11月号の広報「市長が行
く」ナンバー45に、ごみ袋値下げについて記されておりました。心強い文章だと思います。そ
の進捗状況、このごみ袋はお店で買いますので、来年4月から消費税が8%になりますよね。
ごみ袋の値段はますます上がるんだろうかというふうな声も聞かれます。そのあたり、どうい
うふうになっておられるのか、わかる範囲でお答え願いたいと思います。
次に、ごみ袋の色についてでございますが、平成18年1月より、長生郡広域ということでブ
ルーのごみ袋になりましたが、茂原市は、前は、懐かしいですね、皆さんね、黄色いごみ袋だ
ったんですよ。あえて私はきょう、この質問をさせていただきました。いろいろな方から、カ
ラスがたくさんいて、カラス対策に困っているんだけどもというふうな声も聞きます。どうも
カラスは黄色い色が嫌いだということが専門家の話でわかりました。そういうふうな流れで、
東京都の杉並区では黄色いごみ袋にしてカラス対策に成功したというふうな事例があるんです
けれども、あえてこの場で質問させていただきますが、環境と色によるものというのは重要な
ものがあるんですね。どうせ同じ値段であれば、黄色のほうが効果が上がるのではないかなと
いうふうに思いますが、そのあたりはどのようになっておるのかお伺いをいたします。
次に、5番目といたしまして、自治基本条例についてでございます。
まちづくりとして、委員の方が提言書をまとめてやっていただいておりますが、誰でも参加
できるという形の条例は非常に危険ではないかなというふうに感ずるわけでございます。茂原
市に勤めている、茂原市の学校にいる、どこに住んでいてもというふうな市民の定義のように、
読みますと、そういうふうに書いておりますが、そのあたりはどういうふうに当局では考えて
おられるのか質問をいたします。
最後に、市のPRについてでございます。9月22日日曜日、これは全国放送でございます。
朝8時からNHKの「小さな旅」という番組があります。これに茂原市が出たんですよ。皆さ
ん、ごらんになった方、いらっしゃいますか。はい。私も見られなかったもので、後で録画を
いただきましたけれども、全国放送の「千葉県茂原市、地の恵み湧き立つ」というすばらしい
タイトルで、つまり地の恵であります天然ガスがメーンになっておりますが、放送されたわけ
でございます。ほとんどの方が市民の方、あるいは市役所を訪れる方、いろいろな方、見てい
ただいたほうがいいです。これは全国放送で茂原市が出たわけですから。市役所のところに画
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面に放映するとかして、あるいは小学校、中学校の若い人に授業の一貫として見せるとか、こ
れは大変な意義があると思います。そのあたりはどのように考えておられるのかお尋ねをいた
します。
1回目の私の質問を終わりにいたします。
○副議長(鈴木敏文君) ただいまの細谷菜穂子議員の一般質問に対し当局の答弁を求めます。
市長 田中豊彦君。
(市長 田中豊彦君登壇)
○市長(田中豊彦君) 細谷菜穂子議員の一般質問にお答えさせていただきます。
まず、水害についてでありますが、今後の具体的な取り組みについてという御質問ですけれ
ども、水害対策の今後の具体的な取り組みにつきましては、昨日、きょうの午前中とも話して
おりますけれども、発生直後から
長生土木事務所においてさまざまな要因の分析を行っており、
先日、11月26日に一宮川浸水対策の検討が行われたところであります。その中では、一宮川の
上流域である水上での雨量が平成8年の大雨のときよりも上回るデータが観測されていること
や、一宮川と調節池の水位観測データを時系列で整理された資料、また、一宮川流域での地盤
沈下の状況等が報告されたところであり、今後さらに検討を進め、今年度末をめどに具体的な
対策案を取りまとめる予定となっております。
なお、県では早急な対策として、今年度から河川法面の堆積土の撤去や草木の除去を実施し
ていくとしております。
次に、市民生活について、可燃ごみ袋の料金についてであります。県内で一番高い可燃ごみ
袋の料金引き下げについて進捗状況ということなんですが、私も、議員から御指摘のとおり、
広域の管理者会議の場で引き下げについて提言をしたところ、なかなか同意を得られなかった
ということで、今に至っております。それ以後の進展は見られませんが、話し合いにより合意
が得られるよう努力してまいりたいと思っております。
また、消費税改正後の可燃ごみ袋の料金につきましては、現行では消費税を内税として20リ
ットル袋35円、30リットル袋50円、40リットル袋65円となっておりますが、議員御指摘のとお
り、私も一番高く設定されていることに疑問なんですけれども、このごみ袋を消費税が上がる
からといって同じように上げるわけにいかないと思っておりますので、本市がごみ袋の値下げ
について提案している状況などを勘案いたしまして、平成26年4月以降も現行の料金を据え置
くことで広域組合の11月の議会にて可決されたところであります。これにより、わずかであり
ますが、市民の皆様の経済的負担が軽減されるものと考えております。
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次に、自治基本条例についてであります。市民として参加できる形の条例案について見解は
との御質問ですが、自治基本条例を考える市民の会から御提出いただいた提言書では、市民の
定義につきまして、市内在住、在勤、在学の個人及び市内で事業や活動を行う個人、法人、そ
の他の団体とされております。その提言理由といたしましては、それらの皆様が既にまちづく
りに積極的に取り組んでいる事例も数多く見受けられ、将来的にも御協力いただく必要がある
ためとされております。今後は、この提言書をもとにまちづくり条例策定協議会において、そ
れぞれの分野からの委員の皆様に幅広い角度から御検討をいただくことになっております。御
質問の市民の定義につきましても、協議会において慎重に御検討いただきながら条例の策定が
進められていくものと考えております。
私からは以上でございます。
○副議長(鈴木敏文君) 総務部長 麻生英樹君。
(総務部長 麻生英樹君登壇)
○総務部長(麻生英樹君) 総務部所管の御質問に答弁をさせていただきます。
まず、災害時の市民の皆様への情報の伝達についてでございますが、方法といたしましては、
防災行政無線の発信、広報車によります巡回放送、もばら安全安心メール、エリアメールなど
のメールの配信、さらにはホームページへの掲載、報道機関の活用などがございます。
次に、9月に放映されたNHK番組「小さな旅」の録画を市のPRに活用することについて
でございますけれども、御提言のありました録画番組の利用につきましては、市からNHKに
問い合わせをいたしましたところ、著作権の問題がございまして許可していないとのことでご
ざいました。したがいまして、大変残念ではございますが、市役所内で放映することは困難で
ございます。しかし、小中学校で授業を担任する者が使用することにつきましては、著作権法
により認められておりますので、これは可能でございます。以上でございます。
○副議長(鈴木敏文君) 教育長 古谷一雄君。
(教育長 古谷一雄君登壇)
○教育長(古谷一雄君) 教育関係の御質問にお答えをいたします。
初めに、市内小中学校の携帯電話の指導の現状はどうなっているのかという御質問でござい
ます。携帯電話所持の低年齢化が進んでいる中で、携帯電話についての正しい知識を持ち、適
切な使用ができる児童生徒を育てていくことは極めて重要な課題であると考えております。学
校での携帯電話の指導の現状につきましては、持ち込みを全面禁止にしたり、条件付きで許可
したりしております。加えまして、警察や電気通信事業者を講師に招聘し、トラブルに巻き込
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まれないための研修会や安全教室を実施したり、保護者へ協力を依頼したりする等、児童生徒
が犯罪被害に遭わないよう、また、加害者にならないよう指導の機会を設けているところでご
ざいます。
次に、道徳の授業の現状は、また、国旗を毎日掲げているのかという御質問にお答えをいた
します。道徳の現状につきましては、小中学校においては毎日の学校教育活動全体を通して道
徳教育を実施しておりますが、特に週1回、授業として道徳を実施しております。また、現行
の学習指導要領が完全実施された平成24年度からは、各学校に道徳教育推進教師を位置づけ、
指導計画の作成や研修の中心となって道徳の充実に努めております。
なお、国旗を毎日掲揚している学校は小学校8校、中学校3校の計11校であり、他の10校に
ついては入学式、卒業式、運動会等の行事において国旗を掲揚しております。以上でございま
す。
○副議長(鈴木敏文君) 市民部長 森川浩一君。
(市民部長 森川浩一君登壇)
○市民部長(森川浩一君) 市民部所管にかかわります御質問に御答弁申し上げます。
治安対策について、移動交番の現状と効果はとの御質問でございます。千葉県警では、安全
で安心できる県民生活の確保と地域の防犯力を強化するため、平成22年3月から移動交番車の
配備を始めました。茂原警察署には平成23年4月1日に配備され、現在、市役所を含め市内4
カ所で定期的に移動交番が開催され、また、イベント等にも要請があれば対応しております。
移動交番車には男性1名、女性1名の警察官と移動交番相談員1名が配置され、安全相談、巡
回パトロール、子供の見守り活動などの防犯指導等の活動を行っており、これらを通じまして
市民に安心感を提供し、また、犯罪抑止にも効果があるものと考えられます。今後も市民が安
全で安心して暮らせるまちになるよう、茂原警察署と連携したまちづくりに努めてまいります。
以上でございます。
○副議長(鈴木敏文君)
経済環境部長 豊田正斗君。
(
経済環境部長 豊田正斗君登壇)
○
経済環境部長(豊田正斗君)
経済環境部所管にかかわります可燃ごみ袋の色につきまして
の御質問に御答弁を申し上げます。カラス対策に有効なごみ袋の色につきましては、黄色い袋
だけでは効果がなく、カラスが見える近紫外線を阻害する特殊物質の顔料を入れた黄色いごみ
袋が有効であると言われております。この特殊なごみ袋は、議員の御意見にもありました杉並
区などで既に導入されておりまして、一定の効果があらわれていると伺っておりますが、特殊
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な物質を使用することにより、ごみ袋の製造コストが上がり、ごみ袋の販売価格も上がってし
まうというデメリットがございます。本市といたしましては、ごみ袋の値下げを第一優先に考
えておりますので、コストが高くなるごみ袋の導入については難しいものと考えております。
以上でございます。
○副議長(鈴木敏文君) 再質問ありますか。細谷菜穂子議員。
○13番(細谷菜穂子君) 御答弁ありがとうございました。
1番目の水害対策でございます。今回、中の島地区とか、小轡とか、ポンプの設置とかがあ
った関係であまり被害がなかったように思いますが、排水ポンプの設置についてはどのように
考えておられますか。
○副議長(鈴木敏文君)
都市建設部長 鳰川文夫君。
○
都市建設部長(鳰川文夫君) 現在、中の島地区を含めまして常設の排水ポンプ場は6カ所
あります。浸水被害防止のための内水排除に大きな役割を果たしたと思っております。このこ
とから、浸水被害を防止する上でも内水排除は最も有効な対策と考えておりますので、一宮川
浸水対策の検討に内水対策も含めて検討するとしているところでございます。以上です。
○副議長(鈴木敏文君) 細谷菜穂子議員。
○13番(細谷菜穂子君) 次へいきます。(2)の災害時の市民への伝達方法でございますが、
幾つか種類がありますが、皆さんが防災行政無線が雨の音、風の音で聞こえないというのはい
ろいろなところから出ているわけでございますが、やはり繰り返し、繰り返し、繰り返し、繰
り返し、繰り返し、繰り返し、何回もサイレンを鳴らして言わないといけないと思いますが、
いかがですか。
○副議長(鈴木敏文君) 総務部長 麻生英樹君。
○総務部長(麻生英樹君) 御指摘のとおり、伝達する内容に応じまして、今後は繰り返し行
うように努めてまいります。また、ただいま御指摘のありました無線を流す前に、今チャイム
が鳴っておるわけでございますけれども、これにサイレンを組み合わせることについても今後
検討してまいりたいと考えております。
○副議長(鈴木敏文君) 細谷菜穂子議員。
○13番(細谷菜穂子君) サイレンを組み合わせるというお話でしたけれども、そのサイレン
を組み合わせて、音を普段のサイレンとは違う、災害のときには組み合わせて、よりよい効果
が出るようにお願いしたいというふうに思いますが、それでも聞こえないという人には戸別受
信機、高額というふうに聞いていますが、それの必要性も大事だと思います。
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1つ、これは11月21日の千葉日報でございます。君津市のことが出ておりました。君津市で
は11月22日から防災行政無線を自動的に受信し放送内容を聞くことができる多機能型防災ラジ
オを1台5000円で販売する。防災行政無線が聞き取りにくいという声がたくさんあり、当初予
算で750万円の予算を計上してラジオを購入した。君津市では、危機管理課というセクション、
窓口があるわけでございますが、聞き取りにくい方は無料の貸し出しも行っているという、そ
ういうこともありますので、そのあたりは、聞こえないといけないわけですから、いかがでし
ょうか。
○副議長(鈴木敏文君) 総務部長 麻生英樹君。
○総務部長(麻生英樹君) 御質問にございました防災行政無線を受信する防災ラジオという
のは比較的安価でございまして、検討した経緯がございます。ただ、これは導入した団体から
の情報ですと、受信感度が不安定であるというふうな情報もございます。また、もう一つは、
この機器はアナログ波しか受信できませんため、デジタル化を進めていく中で将来使えなくな
るというふうなことから、その採用を見送ったという経緯がございます。以上でございます。
○副議長(鈴木敏文君) 細谷菜穂子議員。
○13番(細谷菜穂子君) 先ほどの君津市の事例でございますが、これについてはどういうふ
うにお考えでしょうか。
○副議長(鈴木敏文君) 総務部長 麻生英樹君。
○総務部長(麻生英樹君) それは、そのような前提を踏まえた上でやったものと思われます。
○副議長(鈴木敏文君) さらに質問ありますか。細谷菜穂子議員。
○13番(細谷菜穂子君) 次に移ります。教育問題でございます。携帯電話のことでございま
すが、先ほどの御答弁で、条件付きは許可するということ、その条件付きとはどういう場合を
いうのか。あるいはトラブルとか、いじめとか、そういうのにつながった事例はあるかどうか
伺います。
○副議長(鈴木敏文君) 教育部長 鈴木健一君。
○教育部長(鈴木健一君) 携帯電話の条件付き許可につきましては、学区外や遠距離の通学、
または、けがのため保護者に迎えの連絡など保護者からの申し出があり、必要と認めた場合で
また、トラブルの事例につきましては、24年度の調査によりますと、小学校で1件、中学校
ございます。
で3件ありました。
なお、本年度につきましては、10月末現在で、小学校で1件、中学校で4件の報告を受けて
- 131 -
おりますが、いずれも解決しております。
○副議長(鈴木敏文君) 細谷菜穂子議員。
○13番(細谷菜穂子君) 携帯電話は緊急のときとかは非常に便利なときも、もちろんありま
すが、トラブルの事例ということが多くなってきているということでございます。これは千葉
日報の11月14日の新聞でございます。中高生のインターネットへの書き込みを監視する千葉県
のネットパトロール事業でございます。今年4月から半年間で確認された問題のある書き込み
のうち生徒指導が必要なものが538件、これは前年度から比べると倍の数と書いてあります。
スマートフォンの大きな普及により、簡単に書き込みができるようになった一方、トラブルに
巻き込まれるケースが多い。こうした書き込みはスマートフォンの普及で今後さらに増加する
懸念があります。写真を撮影したその場で書き込むなど、ネット掲載が手軽になる一方、掲載
された個人情報が悪用されたり、しまいには犯罪に巻き込まれるという危険性があるというこ
との認識が乏しいというふうに書いてあります。ネットの適正な利用の啓発に向けて、生徒児
童だけでなくて、保護者向けの講演会活動を強化し、個人の情報をむやみに掲載しないでほし
いと呼びかけていると、こういう記事もございました。したがって、先ほどのトラブルの我が
市の事例は、小学校は1件でございましたけれども、中学校は増えつつあるわけでございます。
情報は、親よりも子供のほうがキャッチしていますよ。親のほうが疎いようなところがあると
思いますので、保護者会とか、あるいは母親学級などで何回も何回も伝えていく。子供の命は
親が守るんだという、そういう義務があるんだよということを親にも、親学、知らせていかな
くてはいけないのかなというふうに思いますが、そのあたりはどうでしょうか。
○副議長(鈴木敏文君) 教育部長 鈴木健一君。
○教育部長(鈴木健一君) 各学校では携帯電話のトラブルから身を守るために児童生徒への
指導は当然でございますけれども、保護者への情報提供に努めております。また、今後とも機
会を見て具体的な事例を取り上げながら、トラブルの被害者や加害者にならないように指導助
言して協力を求めてまいりたいというふうに考えております。
○副議長(鈴木敏文君) 細谷菜穂子議員。
○13番(細谷菜穂子君) 次へいきます。道徳教育でございます。我が市の道徳教育、授業を
やっているということでございますが、授業を今現在教えている先生はどなたなのか、あるい
は道徳の授業がほかの授業に代えられているということはないでしょうか。伺います。
○副議長(鈴木敏文君) 教育部長 鈴木健一君。
○教育部長(鈴木健一君) 道徳を教えている指導者は、小中学校とも学級担任でございます。
- 132 -
各学校から提出されている教育課程実施報告書によりますと、市内小中学校における平成24年
度の道徳の平均授業時間数は、小学校で38時間、中学校で35.7時間と報告されております。い
ずれも1年間の道徳の標準時数の35時間を満たしており、市内小中学校では他の授業に振り替
えることなく道徳の授業が実施されているものと思います。
○副議長(鈴木敏文君) 細谷菜穂子議員。
○13番(細谷菜穂子君) わかりました。
が、その理由があれば教えてください。
○副議長(鈴木敏文君) 教育部長 鈴木健一君。
次、国旗の掲揚でございますが、毎日揚げていない学校が10校あるということでございます
○教育部長(鈴木健一君) 国旗の掲揚につきましては、学習指導要領に入学式や卒業式など
において掲揚すると示されておりますので、本市の小中学校全校でその規定はクリアしていま
す。毎日掲揚している11校につきましては、学習指導要領以上に掲揚していることになります
ので、御理解をお願いします。
○副議長(鈴木敏文君) 細谷菜穂子議員。
○13番(細谷菜穂子君) 次に移ります。治安対策でございます。移動交番の地域密着でござ
いますが、その移動交番は、我が茂原市では定期的に開催されているということでございます
が、具体的な日取りとか、曜日とか、時間などは決められておるんでしょうか。
○副議長(鈴木敏文君) 市民部長 森川浩一君。
○市民部長(森川浩一君) 市内におけます移動交番の開設につきましては、先ほど申しまし
た茂原市役所、ショッピングセンターアスモ、茂原公園、スーパーハヤシ六ツ野店、この4カ
所で行っております。開設の日にちは毎月異なるんですけれども、開設時間につきましては、
午前あるいは午後の1時間30分程度、午前中は10時から11時半まで、午後は2時から3時30分
までというふうになっております。
なお、開設の予定表につきましては、千葉県警察のホームページあるいは茂原市のホームペ
ージから外部接続で確認することができるようになっています。以上です。
○副議長(鈴木敏文君) 細谷菜穂子議員。
○13番(細谷菜穂子君) 場所によっては、今のお話ですと、昼間でございますよね。11時と
か2時とか昼間。夕方の時間とか、そういうふうにいろいろな時間に開設したほうがより効果
が上がるのではないかなというふうに思いますが、そのあたりはいかがでしょうか。
○副議長(鈴木敏文君) 市民部長 森川浩一君。
- 133 -
○市民部長(森川浩一君) 茂原警察署では移動交番の開設のほか、限られた人員の中で下校
時間帯にあわせた地域の防犯活動の業務も行っているということでございます。開設時間帯に
変化を与えることは事業効果を高める上では効果があると思われますので、議員の御意見につ
きましては、茂原警察署に申し伝えてみたいと思います。
○副議長(鈴木敏文君) 細谷菜穂子議員。
○13番(細谷菜穂子君) よろしくお願いいたします。
次に、市民生活のごみ袋でございますが、先ほど市長の答弁で、消費税が上がってもそのま
まの値段ということは、本当にありがとうございます。しかしながら、県内では一番高いとい
うことには変わりはないわけですから、毎回のように一般質問の中でごみ袋の値下げというこ
とでいろいろな議員が質問されておるように、引き続き値下げをしていくというふうな考えに
は変わりはないのかどうか、もう一遍お伺いいたします。
○副議長(鈴木敏文君) 市長 田中豊彦君。
○市長(田中豊彦君) 議員御指摘のとおり、市民の皆さんの経済負担を少しでも軽減したい
と、こう考えておりますので、引き続き構成町村並びに広域組合に値下げについての働きかけ
をしてまいりたいと思っております。茂原市がお願いしてもなかなか認めてくれないところも
ありまして、非常に頭が痛いところでございます。よろしくお願いします。
○副議長(鈴木敏文君) 細谷菜穂子議員。
○13番(細谷菜穂子君) よろしくお願いいたします。
次に、ごみ袋の色でございますが、難しい言葉を言っていましたね。特殊な塗料をごみ袋の
黄色い袋に塗ってということでコストが上がると、それはやはり単なる黄色の色だけでは効果
がないんだろうと思いますけれども、同じ黄色であっても、もう少し濃いめのからし色っぽい
黄色とか、多少研究を重ねていただいて、値段が上がることはいけないと思いますけれども、
やっていただきたいなというふうには思っております。
それからもう1点、ごみ袋の値段が安いとごみの量が増えるというふうな議論が、いろいろ
な集会でもあるんですけれども、ごみ袋が安くなるとごみの量が増えると思いますかと質問し
ますと、誰もそう言いません。私も主婦の一人でございますが、タダであれば増えるかもしれ
ませんよ、ごみ袋が。やはりお金を払ってごみ袋を買っておりますので、ごみの量が増えると
か、そういう心配はないと思いますが、そのあたりも含めてどうお考えでしょうか。
○副議長(鈴木敏文君)
経済環境部長 豊田正斗君。
○
経済環境部長(豊田正斗君) 議員おっしゃっているとおりでございますが、ごみ袋につき
- 134 -
ましては、他市の実証実験の結果、黄色にするだけでは効果が得られないということは言われ
ておるんですが、ほかに先進事例があるかどうか、引き続き広域組合、構成市町村並びに組合
事務局のほうと調査研究をしてまいりたいと思います。
それから、ごみの量については、議員お伺いのとおりだと思います。以上です。
○副議長(鈴木敏文君) 細谷菜穂子議員。
○13番(細谷菜穂子君) よろしくお願いいたします。
次に移ります。自治基本条例でございます。まちづくりに参加する思いということは非常に
わかります。多様化している現代社会の中で、日本人、外国人、いろいろな人、あるいはいろ
いろな団体、あるいはいろいろな思想等々あると思います。それがわかりませんので、そのあ
たりの懸念はないのかどうかお伺いをいたします。
○副議長(鈴木敏文君) 企画財政部長 三浦幸二君。
○企画財政部長(三浦幸二君) 御質問のとおり、グローバル化が進む中、国籍なども多様化
している社会でありますが、地域の担い手が減少する中で、まちづくりに参加する人、団体に
つきましても協議会において今後御検討をいただくことと考えております。以上でございます。
○副議長(鈴木敏文君) 細谷菜穂子議員。
○13番(細谷菜穂子君) この条例は茂原市近隣、例えば市原市とか、東金市とか、千葉市と
か、そういったところではつくっておりますか。
○副議長(鈴木敏文君) 企画財政部長 三浦幸二君。
○企画財政部長(三浦幸二君) 市原市、東金市、千葉市、近隣の市町村で自治基本条例を制
定している自治体はございません。
○副議長(鈴木敏文君) 細谷菜穂子議員。
○13番(細谷菜穂子君) わかりました。
次へ移ります。最後の市のPRでございますけれども、全国ネットで放送されたということ
で、先ほどNHKの著作権の問題ということでございますが、それは残念だと思いますが、こ
の茂原市に、ゼロからの出発ではなくて、地の恵みがあるということを若い人たちに知っても
らう、そしてきっかけをつくって、ひらめき、仕事、あるいはそういう人たちが茂原市に住ん
でやろうとか、意欲とか、そういったものにつながっていくと思われます。これは県の管轄に
なるかもしれませんけれども、県立高校が4つあるわけです。本当はそういう高校生にも、茂
原市にこういうのがあるということをより知ってもらうということも私は大事だと思います。
ここは市の議場でございますので、対象が小中になると思いますが、そういうふうな教育の現
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場で、茂原市の天然ガスが無尽蔵にたくさんあって、これからエネルギー問題も議論されてお
る中で、とても有効な内容だと思います。ぜひ若い人に見ていただく。学校の現場であればい
いというふうなことでございましたが、工夫をしていただいて、学校のほうにやっていただけ
ればというふうに思っております。いかがでしょうか。
○副議長(鈴木敏文君) 教育部長 鈴木健一君。
○教育部長(鈴木健一君) 議員御指摘のとおり、この番組につきましては、茂原市における
天然ガスの利用状況や暮らしとのかかわりの点から、小中学生の視聴については大変意義ある
ものと考えております。今回の放映につきましては、各学校に事前に周知し、活用が図られる
ように対応いたしたところでございます。よろしくお願いします。
○副議長(鈴木敏文君) 細谷菜穂子議員。
○13番(細谷菜穂子君) よろしくお願いいたします。
以上で終わります。ありがとうございました。
○副議長(鈴木敏文君) 以上で細谷菜穂子議員の一般質問を終わります。
ここでしばらく休憩します。
☆ ☆
午後1時50分 休憩
午後2時00分 再開
○副議長(鈴木敏文君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
ここで申し上げます。質問者であります三橋弘明議員より、一般質問に関する資料の配付の
申し出がありましたので、これを許し、お手元に配付いたしました。
次に、三橋弘明議員の一般質問を許します。三橋弘明議員。
○20番(三橋弘明君) 会派絆(きずな)の三橋でございます。
(20番 三橋弘明君登壇)
初めに、台風26号で被害を受けられた方々に心からお見舞い申し上げるとともに、一日も早
い復旧を願うところであります。会派絆(きずな)といたしましても、市当局、関係者と連携
し、原因また対策を考えていきたいと思っております。
さて、通告に従い、一般質問をさせていただきます。
1項目めは、「はだしのゲン」について伺います。1点目として、茂原市の図書館及び市内
小中学校図書室に「はだしのゲン」は閲覧もしくは貸出図書として置かれているのかどうか伺
います。
- 136 -
2点目は、今年の夏、松江市教育委員会における「はだしのゲン」の閉架措置問題がマスコ
ミに取り上げられ、また、マスコミの煽動等もあり、大きな話題となりました。松江市の閉架
措置に至るまでの経緯は、市民の陳情をきっかけとして教育委員会が協議し、その結果、問題
ありとして閉架措置とのことですが、茂原市教育委員会の見解について伺います。
2項目めは、まちづくり基本条例について伺います。
自治基本条例を考える市民の会から提出されました「茂原市まちづくり条例に関する基本的
な考え方(提言書)」がまとめられ、提出されました。提言書の前文にて、市長から市民への
呼びかけでスタートしたとあり、行政への市民参加ができたことは市長の呼びかけがあったか
らこそのことで、画期的であり、すばらしかったと結んでいます。提言書をいただいた市長の
感想を伺います。以上です。
市長 田中豊彦君。
○副議長(鈴木敏文君) ただいまの三橋弘明議員の一般質問に対し当局の答弁を求めます。
(市長 田中豊彦君登壇)
○市長(田中豊彦君) 三橋弘明議員の一般質問にお答えさせていただきます。
まちづくり条例に関する基本的な考え方を受けて、私の感想ということなんですが、自治基
本条例を考える市民の会の皆様方におかれましては、20か月もの長きにわたりまして、夜間や
休日など37回にも上る会議を重ねていただきました。私としては、大変感謝し、また、その御
労苦に対しまして心から御礼を申し上げる次第であります。
この提言書には、市民の会の皆様の大変熱心な議論の結果、市民参加のまちづくりの基本的
なルールであるまちづくり条例についての思いが凝縮されているものと考えております。今後、
この貴重な御提言をもとに、学識経験者や市民、議会、行政の代表者からなる協議会が設置さ
れ、条例案についてさらなる検討がなされるものと考えております。
私からは以上です。
○副議長(鈴木敏文君) 教育長 古谷一雄君。
○教育長(古谷一雄君) 教育関係の御質問にお答えをいたします。
(教育長 古谷一雄君登壇)
初めに、図書館及び学校図書館には「はだしのゲン」は閲覧もしくは貸出図書として置かれ
ているのかという御質問にお答えをいたします。図書館では「はだしのゲン」のコミック本は
蔵書しておりませんが、文庫本と絵本は蔵書しております。小学校におきましては、14校中7
校、中学校では7校中6校が蔵書し、閲覧、貸し出しを行っております。
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次に、松江市教育委員会の「はだしのゲン」の閉架措置問題に対する教育委員会の見解はと
いう御質問にお答えをいたします。松江市教育委員会は、閉架手続きに不備があったとして撤
回を決定したと伺っております。また、全国的に見ましても、閉架措置を講じた松江市に呼応
したところはありませんでしたし、現在においてもございません。茂原市教育委員会におきま
しても、「はだしのゲン」につきまして問題視する意見等は受けておりませんので、各学校で
の判断により閲覧、貸出図書として開架しております。以上でございます。
○副議長(鈴木敏文君) 再質問ありますか。三橋弘明議員。
○20番(三橋弘明君) それでは、まず「はだしのゲン」の問題についてお聞きします。問題
視されていないということですが、お配りした資料を見て、それぞれ議員また職員の皆さん、
いろいろな思いがあると思いますが、まず1つは、日本国の憲法を否定する内容であると、天
皇を否定しておるんですけれども、天皇陛下は日本の国の統合の象徴であるという点で、その
点に関してどのような教育委員会として見解をお持ちかお伺いします。
○副議長(鈴木敏文君) 答弁を求めます。教育部長 鈴木健一君。
○教育部長(鈴木健一君) 「はだしのゲン」につきましては、各方面から多種多様な御意見
があることは承知しております。それを受けまして、学校教育の現場といたしましては、異な
る意見を幅広く学ぶことによって、さらに自分の考えを深めていくことは大切であるというふ
うに考えておりますので、異なる意見は許容限度を超えないと問題がないというふうに考えて
おります。許容限度の判断は人によって考え方は違うと思いますので、難しい問題であります
ので、世論の動向を見てまいりたいと考えております。
○副議長(鈴木敏文君) さらに質問ありますか。三橋弘明議員。
○20番(三橋弘明君) 多様な考えがあるということはわかるんですけれども、小学校では半
分、中学校では7校中6校ということなんですけれども、例えば小中学生にポルノとかエログ
ロのそういう本を読ませていいのか、図書室に置いていいのかというときに、問題があると思
いますけれども、その点についていかがでしょうか。
○副議長(鈴木敏文君) 教育部長 鈴木健一君。
○教育部長(鈴木健一君) 問題のある描写につきましては、判断するのが難しいので、世論
の動向を見てまいりたいというふうに考えておりますので、御理解のほどよろしくお願いしま
す。
○副議長(鈴木敏文君) 三橋弘明議員。
○20番(三橋弘明君) 問題のある点ということなんですけれども、「はだしのゲン」は、当
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初、主人公のゲンが、被爆体験をもとにたくましく生きるゲンの姿が描かれておると、そうい
う漫画だと思っていたんですけれども、今回のマスコミの取り上げによって非常に問題がある
と。なぜそうなったかというと、最初は漫画に連載していたけれども、その後、日教組の機関
紙「教育評論」へ連載するようになってから作風が変わり、お配りしました第10巻では、配付
資料のようなエログロな残虐なシーンが描かれるようになったと。これは逆に言えば、日教組
の平和教育路線が背景にあると言われておりますけれども、そういう日教組教育というものに
ついていかがでしょうか。
○副議長(鈴木敏文君) 教育部長 鈴木健一君。
○教育部長(鈴木健一君) 日教組の教育に対する考え方につきましては、教育委員会として
この場で意見を述べることについては差し控えさせていただきますので、よろしく御理解をお
願い申し上げます。
○副議長(鈴木敏文君) さらに質問ありますか。三橋弘明議員。
○20番(三橋弘明君) 1つは、日教組といっても、教育基本法の精神です。我が国と郷土を
愛する態度を養うということに対して、こういう本は適切でないと思いますが、それに反して
いると思いますが、見解を伺います。
○副議長(鈴木敏文君) 教育部長 鈴木健一君。
○教育部長(鈴木健一君) 先ほども申し上げましたとおり、さまざまな意見があることは承
知しておりますが、全国の図書館や学校図書館でこれにより閉架したという例は聞いておりま
せんので、御理解のほどよろしくお願いいたします。
○副議長(鈴木敏文君) 三橋弘明議員。
○20番(三橋弘明君) 御理解のほどということなんですけれども、まずもって、市の図書館、
また学校図書にこういう本が置かれているということは学習指導要領に反しておると。それは
天皇についての理解と敬愛の念を深める、これは小学校社会の指導要領。児童の発達段階を考
慮し、社会的事象を公正に判断できるようにする。この資料の中には入っていないんですけれ
ども、ゲンが卒業式のときに「君が代」は歌わないという下りがあるんですけれども、国歌
「君が代」はいずれの学年においても歌えるように指導するという、小学校の指導要領、音楽
になっています。こういう中で、全体を通して、日本人としての自覚を持って国を愛し、国家
の発展に努めるという大きな学習指導要領がある中で、そこに反しているこういう本を置くこ
とに問題があるのではないんでしょうかということで、改めて見解を伺います。
○副議長(鈴木敏文君) 教育部長 鈴木健一君。
- 139 -
○教育部長(鈴木健一君) 学習指導要領の中に国旗を掲揚して国歌を歌うということにつき
ましては、入学式だとか卒業式とかの行事のときに実施するということは承知しております。
「はだしのゲン」につきましては、先ほども御答弁いたしましたけれども、教育委員会といた
しましては、世論の動向を見てまいりたいと考えておりますので、御理解のほどよろしくお願
い申し上げます。
○副議長(鈴木敏文君) 三橋弘明議員。
○20番(三橋弘明君) 世論の動向ということですので、私としましては、この「はだしのゲ
ン」につきましては、閉架措置か撤去すべきと考えております。それは意見、要望とします。
今回、いろいろ図書館について、移転が議案に上がっていますけれども、新しい図書館に
「はだしのゲン」を入れてもらいたくないというのもあるんですけれども、新たな図書の選定
を行うときの基準について伺います。
○副議長(鈴木敏文君) 教育部長 鈴木健一君。
○教育部長(鈴木健一君) 図書館では、児童書につきましては茂原市立図書館資料収集方針
に基づき、子供の情操を豊かにし知識の向上、人格の形成を目指して良書を収集しております。
また、小中学校での購入に際しましては、学習指導要領や全国学校図書協議会図書選定基準を
参考にして、人間形成のために幅広く偏りのないように配慮するとともに、発達段階にふさわ
しい内容であるかを精査して選定しているところでございます。
○副議長(鈴木敏文君) 三橋弘明議員。
○20番(三橋弘明君) 発達段階に応じてとか、精査してということですから、ただ、いろい
ろな意見があるという中で、選ぶ人によって偏る危険性もあるわけですから、その辺の選定委
員というか、選ぶ人が、何が公平で中立なのかわかりませんけれども、そういう目で選んでい
ただきたいと、そういうことを要望いたします。
まちづくり条例について、次に伺います。市長は、市民の会への御苦労に対しての感謝はよ
くわかりますけれども、貴重な提言をいただいたということですけれども、提言内容は、今後
協議するので、この議場では答えられないとか答えづらいというお話でしたけれども、市長に
ついていえば、市長の役割、責務とか、いろいろ市長に対しての提言もいっぱいあるんですけ
れども、私から見ると、手かせ、足かせ、首かせをかせられているような提言内容だと感じて
いるんですけれども、その点、支障のないところで答弁をお願いします。
○副議長(鈴木敏文君) 市長 田中豊彦君。
○市長(田中豊彦君) 提言書では、市長については行政組織を代表、統括する、また事務を
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管理・執行するものであり、議会と緊密で緊張感ある関係を保ち、市政運営を行うとされてお
ります。また、職員の適切な定員管理と能力及び適性に応じた採用、登用及び配置に努めると
ともに、研修の機会を設け、これを育成することとされてございます。以上でございます。
○副議長(鈴木敏文君) 三橋弘明議員。
○20番(三橋弘明君) 本提言書を私も読ませていただき、市民の会の皆さんが、前文から始
まり、38条に及ぶ内容ときめ細かい体系化された提言に改めてさまざまな議論を積み重ねてき
た結果と認識させていただきました。しかし、自治会等に回覧いたしました自治基本条例だよ
り、14号からはまちづくり条例だよりとなりますが、その中身と提言書のギャップの大きさに
正直驚きました。ここまで深くいろいろなことを協議していたのかなという思いで驚きました。
さらに、自治基本条例において危惧、問題視されておる内容、提言が、それこそてんこ盛りに
されており、改めて誰のためのまちづくり条例なのか疑問と不安を感じるところであります。
本条例で危険視されている点を何点かまず定義させていただきます。1つとしては、市民の定
義が曖昧であり、暴力団やカルト教団も市民としての権利を持つ危険性があります。2点目と
しては、市民参画・協働のもと、プロ市民により市政運営がなされる危険性があります。第二
の議会とも言われ、選挙で選ばれた私たち議員よりも発言権、行政に対する権限を持つ危険性
があります。3点目としては、議会制民主主義を否定し、一部市民による直接民主主義となる
危険性があります。4点目としては、住民投票制度の導入により外国人参政権につながる危険
性があります。5点目として、今回の提言には最高規範とは書いてありませんが、前後を読め
ば、本条例が最高規範性を持つことにより、市及び議会にさまざまな尊重義務を負わせる危険
性があります。その他、子ども権利条例等、多々あるわけですが、本提言書(案)をもとに協
議会にて検討とのことですが、そこで、本条例策定協議会委員(案)では18名の委員構成とな
っておりますが、現在内定している人数は何人でしょうか。
○副議長(鈴木敏文君) 企画財政部長 三浦幸二君。
○企画財政部長(三浦幸二君) 現在募集している段階で、内定している者は市職員の2名、
あとはございません。
○副議長(鈴木敏文君) 三橋弘明議員。
○20番(三橋弘明君) まだ募集しているということですけれども、第1回は12月となってい
ますが、予定日と、残り16人、いつごろまでに委員を決めるか教えてください。
○副議長(鈴木敏文君) 企画財政部長 三浦幸二君。
○企画財政部長(三浦幸二君) 遅くとも今月中には決めて、できれば今月中に1回お集まり
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いただけるように考えております。
○副議長(鈴木敏文君) 三橋弘明議員。
○20番(三橋弘明君) 今月中に決めて、今月は顔合わせ程度になるのかどうかわりませんけ
れども、私としましては、その協議会の中で、本条例制定の是非をまずもって協議していただ
きたいと。そういうことを要望いたします。
その上で、市民の会の皆さんには大変申しわけないんですが、是非を協議してもらうととも
に、廃案としていただきたく要望して、質問を終わりにします。ありがとうございました。
○副議長(鈴木敏文君) 以上で三橋弘明議員の一般質問を終わります。
ここでしばらく休憩します。
☆ ☆
午後2時24分 休憩
午後2時35分 再開
○副議長(鈴木敏文君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
次に、前田正志議員の一般質問を許します。前田正志議員。
○7番(前田正志君) 会派もばら21の前田正志です。
(7番 前田正志君登壇)
まず、先日の台風26号の被害に遭われた皆様方へ心よりお見舞いを申し上げるとともに、対
応にあたられました職員をはじめとする関係各位の御尽力に心より敬意を表します。
さて、今議会の一般質問も昨日から私で10人目、本日5人目ということで、質問の内容がか
なり重複をしておりますが、御容赦を願いたいと思います。
まず、6月議会の私の一般質問で、茂原市の人口増加についての市長の御認識を伺いました。
その際、御答弁で、今後の人口動向は市政発展の根幹に関わる重要な問題であると認識してい
るとの御答弁をいただきました。そして、茂原市でも定住人口を増加させるための検討が行わ
れると理解をしております。そして、定住人口の獲得も企業誘致と同じく自治体間の競争とな
っております。その競争を勝ち抜くためにも、子育て支援の充実は欠くべからざる要素と考え
ますが、議論の前提として、まず、この子育て支援の必要性について御認識をお聞かせくださ
い。
その中でも、子育て世代にとってとりわけ子供の医療費の助成は大きな関心事でございます。
特に茂原市と長生郡市内の他の町村をはじめとする近隣自治体との間に子供の医療費の格差が
広がっておるということでございます。具体的に申しますと、長生郡内では、入院の場合の対
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象年齢は、一宮町の高校1年生までを除き中学3年生までとなっておりますが、通院の場合の
対象年齢は茂原市と白子町が小学校3年生まで、それに対しまして一宮町が高校1年生、睦沢
町、長柄町、長南町、長生村が中学校3年生までとなっております。自己負担の額は茂原市と
一宮町、白子町、長生村が市町村民税の所得割課税世帯の1日の入院、1回の通院につきまし
て自己負担が300円となっております。非課税世帯では自己負担がございません。それから、
睦沢町、長柄町、長南町では全ての世帯で自己負担がございません。所得制限について見てみ
ますと、茂原市と白子町、長生村が所得制限ありとなっております。一方、一宮町、睦沢町、
長柄町、長南町では所得制限がなしとなっております。近隣のいすみ市では、市長が力を入れ
ているということでございまして、助成制度の対象が入院、通院とも高校3年生まで、自己負
担、所得制限ともになしとなっております。市原市では、助成制度の対象が入院、通院とも中
学校3年生まで、自己負担は、ゼロ歳児が負担なし、1歳児以上の市民税所得割課税世帯の自
己負担は、入院1日、通院1回あたり200円、所得制限はなしとなっております。千葉市では、
対象年齢自己負担額は茂原市と変わりませんが、所得制限がなしとなっております。大網白里
市では、助成制度の対象が、入院が中学校3年生まで、通院が小学校6年生まで、自己負担は
入院が中学3年生まで負担なし、通院がゼロ歳児から小学校3年生まで負担がなし、通院は小
学校4年生から6年生が、これも市民税所得割課税世帯で自己負担300円、所得制限はなしと
なっております。このように近隣自治体との間に子供の医療費の格差が存在していることにつ
いて、御見解をお聞かせください。
それから2点目、子供の居場所。先ごろは共働きの家庭が増えたり、おいじちゃん、おばあ
ちゃん、三世代同居が減ったり、いろいろと社会環境の変化によりまして、昔は家に帰れば誰
かがいた、そういったことでございましたけれども、子供の居場所が昨今では大変に問題とな
っております。保育所や保育園、幼稚園、学校などが子供の居場所として考えられますけれど
も、これら以外の場所での子供の居場所、茂原市の子育て支援についてお聞かせをください。
次に、大きな2番目の項目として、教育・文化施策について伺います。
私の所属しております会派もばら21では、先月、コミュニティスクールの先進的な取り組み
をしている福岡県の那珂川町と小中学校での学力の向上やスポーツの振興に地域で取り組み大
きな成果を上げている大分県の豊後高田市を視察いたしました。教職員や保護者、行政のみな
らず、地域住民との相互の協力により地域とともにある学校づくり、人づくりを行っている姿
は大変参考になるものでございました。そこでまず議論の前提として、茂原市における教育に
ついての基本的な考え方、その中で学校と地域のあるべき姿についてのお考えをお聞かせくだ
- 143 -
さい。
続きまして、現在、茂原市立図書館の移転について検討がなされております。9月の議会で
も質問いたしましたが、その後、10月には台風26号による図書館の浸水被害もありました。現
在の図書館移転の進捗状況、経緯、概要をお聞かせください。
次に、大きな3番目の項目であります安心・安全な地域づくりについて伺います。
10月の台風26号、27号への茂原市の対応について、特に住民への情報提供について、防災無
線やメールの活用など、どのように行われたのかお聞かせをください。
また、今回の台風被害を受けまして、避難所の見直しをすべきと考えますが、いかがでしょ
うか。御見解をお聞かせください。
以上で1回目の質問を終わります。詳細につきましては、再質問にてお伺いをいたしますの
で、どうぞよろしくお願いいたします。ありがとうございました。
○副議長(鈴木敏文君) ただいまの前田正志議員の一般質問に対し当局の答弁を求めます。
市長 田中豊彦君。
(市長 田中豊彦君登壇)
○市長(田中豊彦君) 前田正志議員の一般質問にお答えさせていただきます。
まず、子育て支援についての認識についてでありますが、子育て支援につきましては、核家
族化や共働き世帯が増えるなど、社会環境、家庭環境が大きく変わっていく中で、次代の社会
を担う子供を安心して産み育てることができる環境を社会全体で整備し、少子化の進展に歯止
めをかけることが重要だと思っております。このため質の高い幼児教育、保育の総合的な提供
や子育て世代への就労支援などの施策の充実が必要だと考えております。
次に、子育て支援の中で、近隣自治体との子供の医療費助成制度の格差についての見解はと
の質問ですが、長生郡内6町村の中で本市と同様に県の助成基準に沿って実施している自治体
は1団体で、県内においても3団体のみで、他の自治体は対象年齢、所得制限、限度額等にお
いて県の基準を上回っており、他の自治体と制度間に差異が生じていると認識しております。
次に、安心・安全な地域づくりの中で、台風26号、27号への対応の中で、26号、27号の住民
への対応についてという質問ですが、まず台風26号の対応ですが、10月15日の17時に第一配備
体制をとり、同日17時15分に防災行政無線により気象情報等の注意喚起を行いました。16日、
4時5分に災害対策本部を設置し、4時45分に広報車にて緑町などに対し避難勧告を発令し、
5時45分には防災行政無線で、5時50分にはエリアメールなどにより一宮川流域の水害が想定
される区域に対し避難勧告を発令したところでございます。被災者への対応につきましては、
- 144 -
33カ所の二次避難所を開設して避難者の受け入れを行いました。また、浸水家屋の消毒、ごみ
の回収、災害見舞金や物資の配布等を実施いたしました。
続きまして、台風27号への対応ですが、雨水の貯留量確保のため、市内のため池の管理者、
さらには一宮川上流域の自治体、具体的には長南町、長柄町でございますけれども、ため池な
どの、あるいは農地などの貯留水量の削減を要請いたしたところであります。また、市民の皆
様方に対しましては、1033件、1万5400袋の土のうを配布いたしたところであります。
私からは以上でございます。
○副議長(鈴木敏文君) 福祉部長 岡澤弘道君。
(福祉部長 岡澤弘道君登壇)
○福祉部長(岡澤弘道君) 福祉部所管にかかわります御質問にお答え申し上げます。
子供の居場所について、保育所、学校以外での子育て支援についてとの御質問でございます。
保育所以外での子供の居場所につきましては、現在、総合市民センターほか4カ所の福祉セン
ター、駅前学習プラザ、図書館などの公共施設におきまして、ゼロ歳から就学前の子供と保護
者を対象とした親子遊び、あるいは体育遊び、自由遊び、また、体験教室などを行っておりま
す。また、NPO法人で集いの場や交流事業が行われております。
次に、学校以外でございますが、小学校1年から3年までの学童を対象に、学童クラブを公
設5カ所、民設13カ所の計18カ所を開設し、子供さんを安心して産み育てることができる子育
て支援を行っておるところでございます。以上でございます。
○副議長(鈴木敏文君) 教育長 古谷一雄君。
(教育長 古谷一雄君登壇)
○教育長(古谷一雄君) 教育に関する御質問にお答えをいたします。
初めに、子供の居場所について、幼稚園、学校以外での子育てに対する支援はという御質問
にお答えをいたします。幼稚園では、希望者を対象に午後2時から1時間の延長保育を行って
おります。また、リフレッシュデイとして、月2回、全園児を対象に1時間の延長保育を実施
しております。
なお、夏休み期間中におきましては、希望者を対象に各園でそれぞれ6日間、午前9時から
2時間30分の夏季保育を行っております。小学校におきましては、夏休み期間中に中の島小学
校、緑ケ丘小学校、豊田小学校の3校で夏休み子供教室をそれぞれ7日間、午前9時30分から
2時間、実施しております。
次に、教育についての基本的な考え方はという御質問にお答えいたします。学校教育につき
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ましては、将来を担う子供たちに生涯にわたりたくましく生き抜く力を身につけさせる大切な
営みであると考えております。そのために教育委員会といたしましては、耐震化をはじめ、安
心・安全で学習しやすい施設等の整備、また、学力向上や個に応じた指導を推進するための人
的配置、地域に開かれた学校づくりに向けた環境整備等が重要なことと考えております。
次に、学校と地域のあるべき姿はという御質問にお答えをいたします。学校は児童生徒の健
全育成のために地域の実態や願いを十分に考慮し、学校運営を行うことが必要であると考えて
おります。また、平成18年の教育基本法の改正におきましても、新たに学校、家庭、地域相互
の連携及び協力の必要性が第13条に規定されましたので、さらに開かれた学校づくりを推進す
ることが重要であると考えております。
次に、図書館の移転について、経緯と概要はという御質問にお答えをいたします。図書館は
施設の老朽化が進んでいることと耐震化がなされていないこと、一方で、駅前学習プラザの利
用者が年々減少していることなどから、駅前学習プラザへの移転を計画したところであります。
この図書館の移転につきましては、図書館をはじめ、庁内関係課により協議する場を設け、駐
車場・駐輪場対策、今後の図書館事業のあり方、予算の確保、職員の取り扱い、学習プラザに
ある団体の活動場所の確保等を検討してまいりました。図書館の茂原駅前学習プラザへの移転
及び指定管理者制度の導入につきましては、庁内協議の検討を踏まえ、政策調整会議を経て庁
議で決定したものでございます。以上でございます。
○副議長(鈴木敏文君) 総務部長 麻生英樹君。
(総務部長 麻生英樹君登壇)
○総務部長(麻生英樹君) 総務部所管の御質問に答弁をさせていただきます。
まず、台風26号の対応関係で、住民の方々への情報提供についてでございますが、このたび
の水害における市民の皆様への注意喚起や避難勧告は防災行政無線、広報車、エリアメール、
緊急速報メールを活用いたしました。
次に、避難所の見直しの考えについて申し上げます。避難所の見直しにつきましては、改正
後の災害対策基本法に基づく政令によりまして、被災者が一定期間滞在するための最低限の生
活環境を満たしていることが必要とされましたため、今後、この指定基準をもとに検証してま
いります。これによりまして、現在の避難所の見直しや新たな避難所の指定が必要となる場合
もあると、そのように考えております。以上でございます。
○副議長(鈴木敏文君) 再質問ありますか。前田正志議員。
○7番(前田正志君) 御答弁ありがとうございます。
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まず、子育て支援の認識についての中で、以前、6月の議会の答弁で、庁内に人口減少問題
に対する対策のプロジェクトチームをつくって、その中で子育て支援も議論をして来年度の予
算に反映させていくというような答弁があったと承知をしております。このプロジェクトチー
ムの進捗と成果についてお聞かせをください。
○副議長(鈴木敏文君) 企画財政部長 三浦幸二君。
○企画財政部長(三浦幸二君) プロジェクトチームにつきましては、これまで10回の会議を
開催し、先般、その調査・検討結果及び事業提案の報告を受けたところでございます。今後は、
子育て支援に係る事業をはじめ、提案内容を幹事会及び検討会議の場において協議してまいり
ます。具体的な事業の採択につきましては、事業実施に向け財政推計による計画的な財源確保
を図りながら、平成26年度当初予算に反映させたいと考えております。以上でございます。
○副議長(鈴木敏文君) 前田正志議員。
○7番(前田正志君) ありがとうございます。非常に若手の職員も入っているということで
期待をしておりますので、こういった議会の場で御提案のあった政策のほうをしっかりと我々
もチェックをしていきたいと思います。
それから次に子供の医療費について、格差が生じているのは承知しているということなんで
すけれども、この要因の分析はされているでしょうか。
○副議長(鈴木敏文君) 市民部長 森川浩一君。
○市民部長(森川浩一君) 周辺自治体と本市では財政状況、行政ニーズも異なっております。
一律に比較、評価は難しいとは思いますけれども、現在限られた財源の中で事業の選択と予算
の配分の結果であろうと、かように考えております。以上です。
○副議長(鈴木敏文君) 前田正志議員。
○7番(前田正志君) ニーズは、子育て世代だったら充実をしていただいたほうがいいとい
うのは同じだと思います。やはり財政状況が大きく影響していると思いますが、例えば格差の
解消といいますか、他の市町村並みにするにはどれぐらいの予算がかかるのかお伺いをしたい
と思います。例えば中学3年生まで入院、通院とも自己負担を300円とした場合、これを1番
とします。2番、同じく中学3年生まで通院のみ自己負担300円とした場合、3番目として、
小学校6年生まで入院、通院とも自己負担300円とした場合、4番、同じく小学6年生までで
通院のみ自己負担300円とした場合、最後に、現在の3年生から1学年上げて小学校4年生ま
で入院、通院とも自己負担300円にした場合と、4年生まで通院のみ300円とした場合の6パタ
ーンについて、それぞれ市の負担額はどれくらいになる推計でしょうか。
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○副議長(鈴木敏文君) 市民部長 森川浩一君。
○市民部長(森川浩一君) 今の6パターンという御質問でございますけれども、大変申しわ
けないんですが、市独自として、通院及び調剤につきましての拡充の財源でしたらお示しでき
ますので、そちらでお願いしたいんですけれども、小学校4年生から中学3年生まで拡大した
場合の経費はおよそ1億円余、また、小学校6年生まで拡大した場合の経費は約7000万円余、
なお、小学校4年生まで拡大した場合の経費は約2500万円余と試算しております。以上です。
○副議長(鈴木敏文君) 前田正志議員。
○7番(前田正志君) ありがとうございます。1学年上げるだけでも2500万円かかるという
ことですので、なかなか難しいのかなと思いますが、茂原市のほうも市長の御努力によりまし
て大分、財政調整基金の積み増しも進んでおります。そういった部分もありますので、そろそ
ろこういった子育て支援にも目を向けていただきまして、何とか近々、1学年上げるだけでも、
県内最低水準というあまり芳しくない状況から脱することができますので、何とか2500万円ひ
ねり出していただくようお願いいたします。これは要望です。
続きまして、子供の居場所ということでございまして、先日、私のほうに相談を持ちかけら
れました。若いお父さんからなんですけれども、現在、茂原市に暮らしていて、来年2歳にな
るお子さんがいらっしゃるということなんですが、私立の幼稚園に入れたいんですが、国の補
助制度を利用してといいますか、年度途中で3歳になる子供に国庫補助があるんですけれども、
茂原市が行っている私立保育園の就園奨励費、この補助にはそれが対象にならないんだという
ようなことでございまして、相談がありまして、結局この方は今議会に陳情を提出されたんで
すけれども、この件につきまして、年度途中で3歳になる子供についての奨励費の補助が受け
られない実態と今後の展望についてお聞かせください。
○副議長(鈴木敏文君) 教育部長 鈴木健一君。
○教育部長(鈴木健一君) 幼稚園につきましては、満3歳以上の子供が対象になっておりま
すけれども、現在、お話のありました方というのは、年度の途中で3歳になった方だと思われ
ますけれども、これにつきましては、私立幼稚園のほうでそういう枠の受け入れをしている現
状にございます。市といたしましては、子ども・子育て支援会議の中で、27年度から制度が確
立していく流れの中で、今後、制度も整備されていくというふうに考えておりますので、現状
では御理解をいただきたいというふうに考えているのが実情でございます。
○副議長(鈴木敏文君) 前田正志議員。
○7番(前田正志君) わかりました。平成27年度から国のほうの制度も大きく変わるという
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ことでございますし、茂原市におきましても、子ども・子育ての会議を11月から進めていると
いうことは承知をしております。こういったことでありますけれども、御相談があった場合に
は丁寧な対応をお願いしたいと思います。
続きまして、子供たちの居場所として学童クラブというのは非常に大きな役割を果たしてい
ると考えております。先ほど市内に公立が5カ所、民設が13カ所、合計18カ所の学童クラブが
あるということでございましたけれども、こちらの定員は、ニーズに対してきちんと足りてい
るのかお聞かせください。
○副議長(鈴木敏文君) 福祉部長 岡澤弘道君。
○福祉部長(岡澤弘道君) まず、公設のほうからお答えを申し上げます。公設のほうは、現
員数が177名でございます。それに対しまして定員は205名ということでございますので、充足
されております。民設につきましては、現在279名の方をお預かりしております。定員につき
ましては365名ということでございますので、どちらも定員は充足しておるということでござ
います。
○副議長(鈴木敏文君) 前田正志議員。
○7番(前田正志君) ありがとうございました。小学校1年生から3年生までの対象という
ことですけれども、それより上の4年生、5年生、6年生もぜひ補助などで預けやすくしてい
く環境をお願いしたいと思います。これは要望です。
続きまして、子ども・子育て支援事業計画、こちらのニーズ調査が現在行われているという
ことでございますが、この進捗状況と今後の流れを改めてお聞かせください。
○副議長(鈴木敏文君) 福祉部長 岡澤弘道君。
○福祉部長(岡澤弘道君) 子ども・子育て新制度につきましては、平成27年4月から行って
いくという形で現在作業を進めてございます。今回、11月5日に第1回目の会議を行いまして、
その際には、この12月から行いますニーズ調査につきまして詳細な説明をさせていただきまし
た。あわせまして、来年の2月に結果の報告をさせていただき、具体的な協議に入っていくと
いう流れでございます。
○副議長(鈴木敏文君) 前田正志議員。
○7番(前田正志君) ありがとうございます。先日の茂原市のホームページで、ニーズ調査
に御協力くださいという中身の記載がありました。その対象が小学校3年生までとなっていま
すけれども、3年生までに限った理由は何でしょうか、お聞かせください。
○副議長(鈴木敏文君) 福祉部長 岡澤弘道君。
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○福祉部長(岡澤弘道君) ニーズ調査の対象につきましては、新しい制度の中では、幼児期
の教育、保育及び地域の子育て支援の対象が就学前のお子さんでありますことから、ゼロ歳か
ら5歳の子供の保護者といたしたところでございます。
それから、現在、学童クラブの利用につきましては、小学校3年生までを対象としておるわ
けでございますが、本市としましては、今回、日曜日ですとか祝日の利用希望も含めて把握し
たいというふうに考えておりまして、5歳から小学校3年生までの児童の保護者を対象に、放
課後の過ごし方の調査をさせていただきたいというふうに考えております。
○副議長(鈴木敏文君) 前田正志議員。
○7番(前田正志君) ありがとうございます。そうしますと、いろいろな事情で3年生まで
というのはわかりましたが、4年生以上のこういったニーズの把握はどうされるんでしょうか、
お聞かせください。
○副議長(鈴木敏文君) 福祉部長 岡澤弘道君。
○福祉部長(岡澤弘道君) 今回は、国の新制度におきましては、学童クラブの対象が小学校
6年生まで拡大するという見込みでございます。ですので、本市としましては、同様の対応を
していくために、今回、あらかじめ、前もって将来の意向調査をしたいということで、このよ
うな形で調査を行っていくというふうに考えております。以上です。
○副議長(鈴木敏文君) 前田正志議員。
○7番(前田正志君) ありがとうございます。こういった国の制度が変わるときに茂原市も
きちんと国の動向を注視するという皆様方の姿勢で、しっかりと制度を茂原市でも根づかせる
ようにしていただきたいと思います。
それから、夜間・休日・長期休暇期の居場所の充実については、夏休み等にも中の島とか緑
ケ丘でやっているということでございますので、これをぜひとも広げていただけるようにお願
昨日から質の高い幼児教育というようなお話が出ておりました。しっかりとお願いをしたい
いしたいと思います。
と思います。
続きまして、教育・文化施策についてお伺いをいたします。いろいろと教育について大変重
要なお話をいただきましたけれども、まず学校の教職員の皆さんがしっかりと生徒児童と向き
合う必要があろうかと思います。先日、教職員の皆さんからお話を伺う機会がございました。
昨今では、授業や、その準備のみならず、生活指導、部活動、さまざまな調査、報告などの業
務が多くて、中には燃え尽きてしまう教職員が増えているとのことでございました。そこで、
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教職員の負担についての実態と、その軽減への御認識についてお聞かせください。
○副議長(鈴木敏文君) 教育部長 鈴木健一君。
○教育部長(鈴木健一君) 文部科学省の平成18年度、ちょっとデータが古くなって申しわけ
ないんですけれども、教員勤務実態調査の結果によりますと、児童生徒が学校にいる間は常に
その指導にあたるため、十分な休憩時間がとることもできずにおります。具体的に、数字的に
示しますと、平成18年7月から12月まで調査していただきました結果が報告されております。
休憩時間については、6分から10分というのが調査結果でございます。一番長いのは、夏休み
期間中の44分というのが休憩時間の実態というふうに調査結果になっております。また、下校
させた後に授業準備や採点業務等を行う必要があるため、残業や休日出勤の実態が報告されて
おりますということで、この調査につきましても、平成18年度調査では、残業時間が1か月に
平日で約34時間、休日が約8時間という実態という報告になっております。しかし、子供たち
の健全育成に取り組むためには、教員の心身が健康であることが基本であり、そのために教員
の負担を軽減することは重要なことと認識しております。教育委員会といたしましては、その
対応として、少人数学級の実現、教員の事務量の軽減等に努めております。以上でございます。
○副議長(鈴木敏文君) 前田正志議員。
○7番(前田正志君) ありがとうございます。そこで、今お話が出ましたけれども、少人数
クラス、茂原市においてはどのように展開をされておりますでしょうか、お聞かせください。
○副議長(鈴木敏文君) 教育部長 鈴木健一君。
○教育部長(鈴木健一君) 少人数クラスの状況ですけれども、35人学級の状況ということで、
35人学級については小学校1年、2年、中学校1年で実施しております。今年度は小学校1年
で3校、小学校2年で5校、中学校1年で2校、合計で市内では10学級が増設となっておりま
す。1学級あたりの児童生徒数が減少することで担任の目が一人一人に届きやすい環境となる
とともに、教員の負担の軽減にもつながっていると思います。以上でございます。
○副議長(鈴木敏文君) 前田正志議員。
○7番(前田正志君) ありがとうございます。しっかり取り組んでいただければと思います。
それから、先ほどもありましたけれども、携帯電話とかインターネット、いじめなど、さま
ざまな調査とか報告の書類が多くなっているとの声も聞きました。そういった調査とか報告、
この辺の実態と対応についてはいかがでしょうか。
○副議長(鈴木敏文君) 教育部長 鈴木健一君。
○教育部長(鈴木健一君) 調査、報告書類が多くなっている実態につきましては、子供たち
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を取り巻く社会環境の変化や情報化の進展により、実態調査、報告書等の提出物が増えており
ます。その対応といたしましては、国や県からの同種の調査を精選したり、紙媒体から電子デ
ータの報告、提出へと変更したりする等で配慮して事務量の軽減を図っているところでござい
ます。
○副議長(鈴木敏文君) 前田正志議員。
確保していただきたいと思います。
○7番(前田正志君) ありがとうございます。先生方が児童生徒に向き合う時間をぜひとも
それでは、続きまして、小中学校への地域のサポートについて伺いたいと思います。先月視
察に伺いました豊後高田市では、地域がサポートする補習事業などで、実施前は大分県で下か
ら2番目だった学力が近年は8年連続で大分県トップということでございました。こういった
地域のサポートによる補習事業をもし茂原市で行う場合、やりたいというような団体とかがあ
れば可能なんでしょうか。もし障害があるようでしたら、その問題点などをお聞かせください。
○副議長(鈴木敏文君) 教育部長 鈴木健一君。
○教育部長(鈴木健一君) 現在、補習事業といたしましては、生涯学習課による夏休み子ど
も教室、小中学校が夏季休業中に実施しているサマースクール等があります。地域の方や高校
生に手伝っていただいている学校もあります。地域人材を活用して補習事業を実施する上での
問題点といたしましては、1点目としては人材の確保、2点目としては個人情報の漏洩問題、
3点目としては児童の登下校の安全確保、4点目としては事業にかかる予算の確保等が考えら
れます。これらのことから、早急な実施は難しいと思われますが、今後検討する課題と教育委
員会としては認識しております。
○副議長(鈴木敏文君) 前田正志議員。
○7番(前田正志君) ありがとうございます。課題が多いようですけれども、何とか前に進
めるようにしていきたいと思っております。
続きまして、部活動の指導も教職員の皆さんが時間を必要とする項目でございます。特に中
学校では、部活を見るために休日の大半がそういったことでとられてしまうというような声も
聞いております。それから、部活動の指導を行うべき先生が、その競技やいろんな文化活動を
ほとんど触れたことがない、言ってみたら初心者のような方がしょうがなく受け持っている、
そんなこともございますが、地域のそういった皆さん方、文化とかスポーツに精通した方々が
部活の指導を行うようなことを組織的に行うのは可能でしょうか。また、先ほどと同じように、
問題点があればお聞かせください。
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○副議長(鈴木敏文君) 教育部長 鈴木健一君。
○教育部長(鈴木健一君) 市内の中学校では3校、延べ6つの部活動に地域住民による部活
動指導が行われております。部活動の指導においては、必ずしも専門的な知識や技術を持った
教職員が指導にあたることができる状況ではないため、地域住民による部活動指導は必要であ
り、さらに今後も増加することが期待されております。しかし、問題点といたしましては、1
点目としては、顧問教員と指導方針の違いによる児童生徒の動揺、2点目としては、活動中の
本人の負傷及び児童生徒の負傷への対応、3点目として、外部指導者と保護者とのトラブルな
どが危惧されるところでございます。
○副議長(鈴木敏文君) 前田正志議員。
○7番(前田正志君) ありがとうございます。3校6つのクラブで行われているということ
でございまして、課題もあるということですが、教員と生徒だけではなくて、地域の人たちが
間に入るというのも非常にいいことだと思いますので、増えていくようなことを期待しており
ます。
続きまして、図書館の移転について伺います。こちらは印象として、ものすごくスピード感
を持って事に当たられているなという印象がございます。市民との情報交換という点について
十分に行われたのか、それについての認識をお聞かせください。
○副議長(鈴木敏文君) 教育部長 鈴木健一君。
○教育部長(鈴木健一君) 図書館の移転につきましては、台風26号による被害以前から庁内
で協議しております。茂原市立図書館協議会、茂原市公民館運営審議会においても協議・検討
を続けてまいりました。また、5月には図書館利用者アンケートを実施し、図書館の改修等に
対する御意見を伺ったところでございます。
○副議長(鈴木敏文君) 前田正志議員。
○7番(前田正志君) アンケートというのは、見せていただいたら、5月23日から25日まで
の3日間、187枚ということでございますし、図書館協議会というのはどういったメンバーで
構成されているんでしょうか。まずそこからお聞かせをください。
○副議長(鈴木敏文君) 教育部長 鈴木健一君。
○教育部長(鈴木健一君) 茂原市立図書館協議会は、学校教育関係者、社会教育関係者、家
庭教育関係者及び学識経験者7名で組織されております。
○副議長(鈴木敏文君) 前田正志議員。
○7番(前田正志君) ありがとうございます。この図書館協議会、前回、8月に行われて、
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その前が6月、次、ぜひ傍聴したいなと思ったら、あしたの6日、10時から開催されるとホー
ムページに載っておりました。あした、御存じのとおり、10時は、私は議会があるので傍聴が
できないので大変残念でございまして、議題が、駅前学習プラザ茂原市立図書館の移転及び指
定管理者制度導入の答申についてとありますが、議会の前に答申を決めて議会に諮るならわか
るんです。あるいはこの移転の議決を行ってから答申を議論するのだったら、これもわかるん
ですけれども、同時並行というのはどうなのかなという感想を持っています。もし何か、この
件につきコメントがあればお願いします。
○副議長(鈴木敏文君) 教育部長 鈴木健一君。
○教育部長(鈴木健一君) 10月21日開催の図書館協議会において、図書館の駅前プラザへの
移転及び指定管理者導入について御承認はいただいおりまして、協議会として承認をいただい
ているということは事実としてはございますので、御理解をいただきたいと思います。
○副議長(鈴木敏文君) 前田正志議員。
○7番(前田正志君) 続きまして、駐車場と駐輪場の確保について伺おうと思ったんですけ
れども、これまで何人かの議員が聞いておりました。90分までの駅前駐車場の券を出す、それ
からサンヴェルの駐輪場が126台あるということでございましたが、無料の時間を2時間にす
るとか、自転車の台数を十分確保するとか、そういったことの御配慮をお願いします。答弁は
結構です。
読み聞かせの教室など、現在行われておりますけれども、子供連れへの配慮をお願いしたい
と思います。中にはベビーカーを押してほかの子供の手を握って、雨でも降ろうものなら傘を
さしたり、そういった親子があの交差点を渡っていく姿というのを想像しますと、もう少し何
か配慮いただきたいなというようなところがございます。例えば子供連れに配慮して、読み聞
かせ教室などを他の場所で開催するとか、あるいは子供用の図書館のようなものをつくるとか、
そういった可能性についてお伺いします。
○副議長(鈴木敏文君) 教育部長 鈴木健一君。
○教育部長(鈴木健一君) 読み聞かせ教室につきましては、新しい図書館に子供コーナーを
設置して開催を考えております。また、各福祉センターに児童センターが設置されております
ので、今後、図書館ボランティアによる読み聞かせ教室等の開催についても検討してまいりた
いと考えております。
○副議長(鈴木敏文君) 前田正志議員。
○7番(前田正志君) ありがとうございます。しっかりと検討を行っていただければと思い
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ます。
続きまして、サンヴェル再開発ビルの契約、賃借料とか期間、あるいは契約の内容の見直し、
そういったことはどうなっておりますでしょうか。
○副議長(鈴木敏文君) 教育部長 鈴木健一君。
○教育部長(鈴木健一君) 初めに、図書館の指定管理期間を平成26年度から平成30年度まで
の5か年と考えております。今後、南総通運株式会社と契約の期間や賃料についての詳細な交
渉をしてまいりたいと考えております。
○副議長(鈴木敏文君) 前田正志議員。
思います。
○7番(前田正志君) ありがとうございます。しっかりと交渉をしておいていただければと
続きまして、現在の図書館、土地建物がありますけれども、雨漏り、老朽化ということです
けれども、取り壊したりするんだったら、その跡地になろうかと思いますが、利用方法につい
てお聞かせください。
○副議長(鈴木敏文君) 教育部長 鈴木健一君。
○教育部長(鈴木健一君) 現在の図書館については埋蔵文化財、教育委員会で何カ所か市内
に置いてあるところがありますので、それを保管する場所、あるいは教育委員会の倉庫として
活用していきたいと考えております。
○副議長(鈴木敏文君) 前田正志議員。
○7番(前田正志君) ありがとうございます。雨漏りがするということですので、しっかり
と保存ができる体制をとっていただきたいと思います。
続きまして、指定管理者の募集ということですけれども、この内容についてお聞かせをくだ
さい。お願いします。
○副議長(鈴木敏文君) 教育部長 鈴木健一君。
○教育部長(鈴木健一君) 茂原市立図書館指定管理者募集要項を策定し、募集するとともに、
指定管理者仕様書において管理運営方法を指示してまいります。選定にあたりましては、公立
図書館の管理に関する考え方や、本市図書館の基本方針及び運営方針に基づく事業計画、市の
図書館事業と同等以上のサービスの提供、職員体制や配置、図書館の指定管理や業務委託の実
績等をプロポーザルによって提案していただき、経営収支を勘案した持続性のある指定管理者
を選定してまいりたいと考えております。
○副議長(鈴木敏文君) 前田正志議員。
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○7番(前田正志君) ありがとうございます。その中で、先進の図書館、指定管理をしてい
るところで武雄市とか海老名市ではカフェが設置をされていて大変好評だということでござい
ますが、こういったカフェを茂原市の図書館で設置するといった可能性はいかがでしょうか。
○副議長(鈴木敏文君) 教育部長 鈴木健一君。
○教育部長(鈴木健一君) 自動販売機等の設置は考えておりますが、カフェの設置は考えて
おりません。並びに書籍の販売も考えておりません。
○副議長(鈴木敏文君) 前田正志議員。
○7番(前田正志君) ありがとうございました。本を読みながら憩える、そんな空間もつく
っていただきたいと思います。
続いて、現在の職員配置につきましては、昨日から重複しておりますので、司書の方は配置
換えなどを行って資格を有効に生かしていただく、臨時職員の皆さんについては継続雇用を委
託先にお願いするというようなことでございますので、こちらは結構です。
それから、広報もばらに、市内の金坂医院より、図書館へ100万円の寄附をいただいたとい
うことですが、この寄附の使い道についてはいかがされるのかお聞かせください。
○副議長(鈴木敏文君) 教育部長 鈴木健一君。
○教育部長(鈴木健一君) 100万円の寄附金は、茂原市立図書館の図書購入のために役立て
てほしいとの申し出がありましたので、市として、水害で損害を受けた図書の購入に利用させ
ていただきたいと考えております。
○副議長(鈴木敏文君) 前田正志議員。
○7番(前田正志君) ありがとうございます。先ほどから話がありますけれども、しっかり
と本を選んでいただいて、有効に使っていただきたいと思います。
また、顕彰碑というわけではないんですけれども、何かしらの感謝の意味を長く伝えるため
に、何かモニュメントとか、こういったような御配慮をお願いしたいと思います。感謝の意を
ぜひとも伝えるような形をお願いしたいと思います。
いろいろと厳しいことも申し上げましたけれども、市民サービスの向上を願ってのことです
ので、御容赦をいただきたいと思います。
それから、教育委員会の会議の資料、たまたまネットで見たんですけれども、これから年1
回以上のアンケートを実施するということでございました。9月29日開催の教育委員会の資料
にありましたので、こういったことを通して、しっかりと市民ニーズをすくい上げていい図書
館にしていっていただきたいと思います。今回、事業評価シートというのが茂原市ではあるよ
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うでございまして、現在の図書購入費、平成25年度は700万4000円ということですが、平成26
年、平成27年度見込み、各1600万円に増額になるというような目論見があるようですので、こ
ういったことにしっかりと取り組んでいただいて、移転してよかったなと言えるような体制を
ぜひお願いしたいと思います。
それから、契約途中ですね、指定管理の中でもこういった要望が、ぜひとも5年の中で、当
初の契約に入っていないようなことでも柔軟に対応していただけるような余地をぜひ残してい
ただけるように要望いたします。
続きまして、台風への対応について伺います。原因の分析等も伺いたかったんですけれども、
昨日来、重複をしておりますので、まだ結果も出ていないということですので、こちらの答弁
は割愛をさせていただきます。
それから、金坂議員の先ほどの質問にもありましたけれども、今回、被災時に道路の冠水箇
所で多くの車両が立ち往生しておりました。こういったことで、道路冠水の状況なども含めて
交通誘導ができなかったのか。この点で、警察との連携はどうだったのかについてお聞かせを
ください。
○副議長(鈴木敏文君) 総務部長 麻生英樹君。
○総務部長(麻生英樹君) 御指摘のとおり、今回、道路の冠水で通行が不能であるというよ
うな情報につきましては、皆さんにお知らせをすることができませんでした。1つには箇所数
が非常に多かったこと、その全貌を把握できていなかったことが主な要因でございます。今御
質問にありました警察との連携が、率直に申し上げますと、明確なルールがないと申しましょ
うか、いわゆる道路が道路としての機能が果たせないという意味におきましては、道路管理者
として、例えば市道であれば市、県道であれば県ということになります。一方、交通を規制す
るとなりますと、これは警察の所管というふうな考え方になります。したがいまして、今回の
反省を踏まえまして、情報の収集、通行車両に対する対応について十分な検証と今後の改善を
十分検討してまいりたいと考えております。
○副議長(鈴木敏文君) 前田正志議員。
だきたいと思います。
○7番(前田正志君) ありがとうございました。しっかりとこういった経験を生かしていた
続きまして、住民への情報提供について、防災無線の受信機の配付についてお伺いする予定
でしたけれども、これも重複をしておりますので、今のところあまり配置は前向きに考えてな
いようでした。それから、君津市で5000円という話がありましたけれども、市原市では6000円
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の受信機を2000円で、1500円の外付けアンテナを500円で販売をしております。茂原市では安
価な受信機の調達は検討していないということなんですけれども、市原市の場合、貸し出しを
して、その家で感度がいいか悪いかをきちんと調べてから購入できるというようなことがあり
ますので、御紹介をしておきます。現在の使われているアナログの周波数が、聞くところによ
りますと平成34年まで、場合によってはもっと早く使えなくなるということでございまして、
そういったこともあってアナログのこういった受信機の設置を見合わせているというようなこ
とを当局から聞きましたので、デジタル対応の受信機が高いということもありますので、引き
続き調査検討を行っていただきたいと思います。
続きまして、安全安心メール、先ほど来、エリアメールというようなこともあったんですけ
れども、せっかく市のほうで登録をお願いしている安全安心メールの活用、私も登録していて、
届いていなかったような印象がありました。そのあたりの状況についてお聞かせください。
○副議長(鈴木敏文君) 総務部長 麻生英樹君。
○総務部長(麻生英樹君) 台風26号の際につきましては、緊急情報であります避難勧告を迅
速に伝達するために、市内全域に一斉配信できるエリアメール、また緊急速報メールが有効と
判断いたしまして、こちらを優先して活用したところでございます。ところが、携帯電話会社
ごとに入力する必要がございまして、このことに手間取りまして、もばら安全安心メールによ
る情報伝達は行えなかったというのが実態でございます。この反省と、エリアメールや緊急速
報メールの受信がなかったという御指摘をたくさんちょだいしましたことから、台風27号の際
には安全安心メールも活用いたしまして、情報伝達を行ったところです。
なお、また、さらにエリアメールや緊急速報メールの受信ができなかったという話もござい
ますが、これは携帯電話各社によりまして対応する機種が限定されているという事情によるも
のでございます。以上でございます。
○副議長(鈴木敏文君) 前田正志議員。
○7番(前田正志君) ありがとうございます。私も実は使っている携帯が、機種が大分古く
て、そういったこともあったのかとは思います。いわゆる私もガラ携というものを使っており
まして、スマホではないんですね。携帯電話用の茂原市のホームページ、これもあるんですけ
れども、開けてみたところ、東日本大震災の記事が載っているというような状況だったんです。
こちらもぜひ、情報弱者じゃないですけれども、しっかりと緊急時に、命綱的な部分がありま
すので、対応していただければと思います。
それから、あわせて、千葉県の防災ポータルサイトで、一宮川、阿久川の水位、市内の長生
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土木事務所、真名の降水量がわかる、そういうページがあります。それからまた、行政無線の
内容を電話で確認できるフリーダイヤル、0120-438-119、「市民は119」とい
うのがあるんだそうですけれども、そちらのほうの周知もあわせてお願いをしたいと思います。
答弁は結構です。
それから、今回、台風で日本語を解さない外国人、聴覚障害者、こういった方々は音声的、
あるいは言語的に情報が入りにくいと思うんですが、このあたりについての情報提供の考え方
をお聞かせください。
○副議長(鈴木敏文君) 総務部長 麻生英樹君。
○総務部長(麻生英樹君) まず1点目の日本語を解さない外国人の方々への情報提供でござ
いますけれども、今回は、対応はいたしておりません。これにつきましては、伝達方法も含め
まして検討してまいりたいと思います。
次に、聴覚障害者の方への情報提供についてでございますけれども、エリアメールや緊急速
報メールによる情報の伝達を行ったことが有効であると考えております。これは市内全域に一
斉配信ができますとともに、ポップアップが表示されますことで、一般のメールよりも気づき
やすく、聴覚に障害のある方への伝達には有効であると判断はしております。また、各種支援
につきましては、ホームページや広報臨時号による周知に努めたところでございます。以上で
ございます。
○副議長(鈴木敏文君) 前田正志議員。
したいと思います。
○7番(前田正志君) ありがとうございます。ぜひともそういった方々への御配慮もお願い
今回の台風被害を踏まえて、情報提供についていろいろとあったと思うんですけれども、ま
とめとして、今後の対応についてお聞かせをください。27号の接近時に土のうを配っていると
いうのを知らない方が結構いらっしゃったので、こういったことをしっかりと周知をお願いし
たいと思います。答弁をお願いします。
○副議長(鈴木敏文君) 総務部長 麻生英樹君。
○総務部長(麻生英樹君) 御指摘の意味も含めまして、市民の皆様への情報提供につきまし
ては、避難準備情報なども含めまして早期に、確実に、複数の手段を使いまして繰り返し数多
くの情報を伝達するように努めてまいりたいと考えております。よろしくお願いいたします。
○副議長(鈴木敏文君) 前田正志議員。
○7番(前田正志君) ありがとうございました。よろしくお願いいたします。
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続きまして、最後、避難所の見直しにつきまして、先ほども御答弁ございました。きのうの
質問でも、障害者とか高齢者、福祉避難所というお話がありました。こちらの御検討もお願い
したいと思います。
今回、避難所を実際、33カ所運営をされたということで、運営のノウハウといったものが蓄
積をされたと思いますけれども、その中で、防災備蓄品の充実について必要性などをお感じに
なった、これがあったほうがいいなというのがあろうかと思うんですけれども、そのあたりを
お聞かせください。
○副議長(鈴木敏文君) 総務部長 麻生英樹君。
○総務部長(麻生英樹君) このたびの水害で新たに必要となった備蓄品につきましては、マ
ットレス、乳幼児用の食料、避難された方々のプライベートを確保するための間仕切りでござ
います。これらにつきましては、今後、備蓄する方向で検討してまいりたいと考えております。
○副議長(鈴木敏文君) 前田正志議員。
○7番(前田正志君) ありがとうございます。何回もあっては困ることなんですけれども、
こういったことを生かして、次に備えをしていただければと思います。市長のほうから、4回
目の水害を起こしてはいけないという強い決意を昨日から何回も伺っております。そのために
最大限の備えを、茂原市のみならず、国や県と協働して備えなければいけない、これも大切な
ことだと思います。しかしながら、想定外という部分、その想定外を想定することの大切さを
我々は東日本大震災で学んだのではないかと思います。津波は来ないんだということで大きな
防潮堤がありました。だけど、それを乗り越えてきた。そういったことで大きな被害が出た。
今後も、4回目はないという前提で調整池を掘ったり、堤防を嵩上げしたり、いろいろと対策
がとられるでしょう。しかしながら、それも想定外があるかもしれない。想定外の雨量かもし
れないし、想定していないような事態が起きて堤防が切れたりするかもしれません。あっては
ならない、4回目ですけれども、それにもぜひとも、我々行政、議会は備えなければいけない
と思います。しっかりそういった備え、もしもの想定外の準備をしていただきたいということ
を強く申し述べまして、私の質問を終わらせていただきたいと思います。ありがとうございま
した。
○副議長(鈴木敏文君) 以上で前田正志議員の一般質問を終わります。
これをもって本日の議事日程は終了いたしました。
明日は午前10時から本会議を開き、一般質問を続行し、その後、報告第1号から第3号並び
議案第1号から第12号までの質疑後委員会付託を議題とします。
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本日は以上で散会します。御苦労さまでした。
午後3時37分 散会
☆ ☆
○本日の会議要綱
1.一般質問
1.
佐藤栄作議員の一般質問並びに当局の答弁
① 農業振興について
②
交通ネットワークについて
③ 市民の自立支援について
④ 地域の諸問題について
2.金坂道人議員の一般質問並びに当局の答弁
① 台風26号の災害について
② 観光行政について
③ 学校施設について
3.細谷菜穂子議員の一般質問並びに当局の答弁
① 水害対策について
② 教育問題について
③ 治安対策について
④ 市民生活について
⑤ 自治基本条例について
⑥ 市のPRについて
4.三橋弘明議員の一般質問並びに当局の答弁
① 図書の取扱いについて
② まちづくり基本条例について
5.前田正志議員の一般質問並びに当局の答弁
① 子育て支援について
② 教育・文化施策について
③ 安心・安全な地域づくりについて
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○出 席 議 員
議 長 腰 川 日出夫 君
副議長 鈴 木 敏 文 君
1番 飯 尾 暁 君 2番 小久保 ともこ 君
3番 田 畑 毅 君 4番 山 田 広 宣 君
5番 道 脇 敏 明 君 6番 佐 藤 栄 作 君
7番 前 田 正 志 君 8番 矢 部 義 明 君
9番 平 ゆき子 君 10番 金 坂 道 人 君
11番 中 山 和 夫 君 12番 山 田 きよし 君
13番 細 谷 菜穂子 君 14番 森 川 雅 之 君
16番 ますだ よしお 君 18番 伊 藤 すすむ 君
19番 深 山 和 夫 君 20番 三 橋 弘 明 君
21番 初 谷 智津枝 君 22番 竹 本 正 明 君
23番 常 泉 健 一 君 24番 市 原 健 二 君
☆ ☆
○欠 席 議 員
な し
☆ ☆
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○出席説明員
市
教
長 田 中 豊 彦 君
副
市
長 長谷川 正 君
育
長 古 谷 一 雄 君
総 務 部 長 麻 生 英 樹 君
企 画 財 政 部 長 三 浦 幸 二 君
市 民 部 長 森 川 浩 一 君
福 祉 部 長 岡 澤 弘 道 君
経 済 環 境 部 長 豊 田 正 斗 君
都 市 建 設 部 長 鳰 川 文 夫 君
教 育 部 長 鈴 木 健 一 君
十 枝 秀 文 君
酒 井 宗 一 君
野 島 宏 君
矢 澤 邦 公 君
安 田 勝 彦 君
小 髙 隆 君
企 画 財 政 部 次 長
(財政課長事務取扱)
福 祉 部 次 長
(社会福祉課長事務取扱)
都 市 建 設 部 次 長
(土木建設課長事務取扱)
総 務 部 次 長
(総務課長事務取扱)
市 民 部 次 長
(市民課長事務取扱)
経 済 環 境 部 次 長
(環境保全課長事務取扱)
都 市 建 設 部 次 長
(都市計画課長事務取扱)
教 育 部 次 長
(教育総務課長事務取扱)
佐久間 静 夫 君
中 山 邦 彦 君
職 員 課 長 三 橋 勝 美 君
企 画 政 策 課 長 鶴 岡 一 宏 君
☆ ☆
○出席事務局職員
事 務 局 長
相 澤 佐
主 幹 岡 本 弘 明
庶 務 係 長 佐久間 尉 介
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