しかしながら、本
条例の
違反者に対する
勧告件数及び
駅前等清掃委託で収集されるごみの量は
減少傾向にあるものの、
重点区域内には依然として多くの
散乱ごみが見受けられ、
令和元年度の
勧告件数は表2のとおり2,060件、
駅前等清掃委託の
ごみ収集量は年間30トンを超える
状況になっている。さらに町の
環境美化に向けた取組の強化を図る必要がある中で、
条例の
改正をしたいと考えている。
上段の
赤括弧のところになる。今回の
条例の
改正等については、大きく2点ある。
本市の主要駅である
船橋駅、
西船橋駅、
津田沼駅を包含する
重点区域の
環境美化を図ることを目的に
ポイ捨て及び
路上喫煙防止対策の強化のための
条例改正になる。
先ほどから2点と
お話ししているが、1つ目としては、
違反者に対して直ちに
過料を科すことができるようにするための
改正となる。現状、
間接罰という中で、1度注意を行って、それに従わないときには
過料を科す形だが、周知の期間を経て、直接罰への
改正というのが1点目である。書かせていただいているように、
令和3年第1回
定例会の議決により、3か月の
周知期間を経て、
令和3年7月1日から
違反者に対して直ちに
過料を科すことができるように
条例の
改正を行うものである。
2点目になる。
重点区域内において、市長が指定した
場所での
喫煙ができるようにするための
改正になる。
令和3年第1回
定例会議決により、
重点区域内に市長が指定した
場所での
喫煙ができるよう
条例の一部を
改正することで、
令和3年6月1日から……後ほどもご説明するが、
JR船橋駅
北口駅前広場に
実証実験を目的とする
指定喫煙所を開設することとしている。
2ページ目、
条例改正の
必要性になる。1つ目としては
間接罰から直接罰への
改正となる。ここでは3点ほどお示している。
罰則規定を強化し、
間接罰から直接罰に
改正することで、
重点区域の
路上喫煙及び
ポイ捨ての
違反者を減少させ、まちの
環境美化をさらに進めることができると考えている。
2点目。
千葉県内の人口40万人以上の市では、本市を除き、全て直接罰としており、
違反者数も本市の半分以下である。
3つ目。
駅利用者等アンケートでは、全体の82.6%が直接罰への
改正を「良い」としている。後ほどご説明するが、4ページの表等でまとめたのがこちらの
アンケートの「良い」としているところになる。
表4については、
先ほど40万人以上の市ではというような
お話をしたが、
罰則規定の
制定状況になる。40万人以上の柏市から97万の千葉市まで、うち以外はそういうような
状況──青色で塗られている直接罰となっている。
白抜きは、書いてあるように、
間接罰という
状況の市になる。
表5、
違反者数である。
船橋市の場合、ここでは
勧告数、
令和元年度の2,060としているが、他市等についてはこういうような
状況の
違反者数となっている。
下段になる、
指定喫煙所設置のための
改正である。こちらでも3つほどご紹介しているが、1つ目として、千葉市の
喫煙所設置による
影響調査では、
路上喫煙率が減少しており、本市においても
路上喫煙の減少による
受動喫煙の
防止の
効果が期待できる。2つ目、特に
違反者の多い
JR船橋駅に
指定喫煙所を
設置することで、
罰則規定の強化に対する
喫煙者への配慮と同時に
路上喫煙の
防止に対して
相乗効果が望める。3つ目、
駅利用者等アンケートでは、全体の73.7%が
重点区域周辺への
指定喫煙所の
設置について必要としているような
状況となる。
先ほど勧告数については、上段の表5で、2,060……これ
令和元年度だが、こちらの表6では、本市の
重点区域別の
勧告件数、これ、1年間じゃなくて
令和元年、直近の10か月間の数となっている。なので、
船橋駅、
西船橋駅、
津田沼駅、その他の駅という中で、
勧告した件数が1,546となっている。
3ページになる。こちら
参考という中で、
指定喫煙所の
設置候補地をご紹介している。ご存じのように、
船橋駅
北口の写真である。赤で塗らせていただいているが、駅の
北口を出て右側の
公衆トイレのちょっと先になるが、こちらの赤い位置で現在のところ、
候補地としている。
参考2の
指定喫煙所設置による
影響調査実証実験の案となっている。位置については
先ほどご説明させていただいたところだが、期間についてはおおむね2年間の
実証実験を予定している。
設置場所選定基準としては他市の
状況を含め、駅からの距離おおむね200メートル以内というところを確認しているところでもあるので、駅からおおむね200メートル以内で
喫煙者を誘導しやすいこと、はみ出しで
喫煙する者が出ない程度の広さを確保できること、3つ目、
検証項目として、2年間の検証の中では、こちら現在の予定となっているが、
路上喫煙率及び
ごみ散乱の
実態調査、
喫煙所利用者及びはみ出し
喫煙者数の
調査、
粉じん濃度測定、
苦情等の
件数調査、
喫煙所を活用した
喫煙マナーの周知などを今のところ予定しているところである。
経費については、現在
協議等をさせていただいており、
設置費用については
JTのほうで負担していただくようなこととなっている。
喫煙所の構造になる。
厚生労働省の
屋外分煙施設の
技術的留意事項についてという通知あり、そちらに適合するような形で
設計等をする予定である。
候補地として、広さについては約26平米……収容というか
喫煙できる方が約22名程度。
排煙対策としては、
送風機で誘導するような形の中で、四隅を
パーティションで囲い、送風については
アロマ等を流すことを予定している。当然ながら、
入り口にはクランクの方式を取り、はみ出さないようにというか、中にちゃんと入った
状況で
喫煙できるような形の
構造運用としている。
寸法については、北側が約8メートル、南側が約4.5メートル。奥行き約4.5メートル。
パーティションの高さについては約3メートル程度を予定している。
こちらにある写真が
イメージ写真というか、一応こういう形で予定していると、ここでお示しさせていただいた。
最後4ページになるが、
アンケート調査である。
先ほどちょっとご説明したところで、私どもが
令和2年1月に
調査をした。その中で、このページ4では、Q3、Q4というところでご紹介しているが、3つ目の設問として、罰則を強化し、
勧告によらず直ちに
過料を科すことをどう思うか、こちらでまとめている。下段のほうは、
路上喫煙を減らすことを目的に
重点区域周辺──おおむね200メートル以内へ
喫煙所の
設置についてどう思うかという形の設問をさせていただき、まとめたのがこちらの表及びグラフとなっている。
最後になるが、10月15日〜11月14日の間、本
条例改正に関する
パブリック・
コメントを実施する。
また、以降のスケジュールについては、
令和3年第1回
定例会に議案を提出させていただき、議決を得られたら、
令和3年4月から
周知啓発。6月1日に
指定喫煙所の開設。7月1日から
間接罰から直接罰へ変更したいと考えている。
条例の一部
改正についての
説明等は以上となる。
………………………………………………
[質疑]
◆
浅野賢也 委員 この
条例改正については、おおむね僕もやったほうがいいと思っているし、進めていっていただきたいと思うが、何点か質問させていただく。
表6で、
船橋駅が784、西船が173、
津田沼が310ということで、
船橋が多い。多分ここ
実証実験の
候補地になったのかなというのもあるが、
津田沼の
北口が310とある。
習志野市の管轄のところも入っていると思うので、この辺の
データは、
船橋市の部分のデッキの数だけ件数拾っているということか。
◎
クリーン推進課長 委員がおっしゃるとおりである。
◆
浅野賢也 委員 習志野市側のほうの
データとかももらったり……
条例のつくりが多分違うと思うので、どうやっているのかは、
データ取ったりしているか。
◎
クリーン推進課長 当然ながら隣接しているというところもあるので、
習志野市とはいろいろ情報交換している中で、そういう数値もいただいている。
ただ、ちょっと申し訳ない。この場で数字が……ちょっと今持っていない。
◆
浅野賢也 委員 そうすると、310って書いてあるが、もうちょっと
津田沼の
北口の部分については多い
可能性が高いということである。
船橋駅が特に多い感じになっているが、
津田沼も同じような今状態でいるのかなと思う。
実証実験が2年間続いて、その後、常設でつくるのかもその後の判断だと思うが、当然、
ポイ捨て、
路上喫煙の
重点地区で、
条例をかけるときには
たばこ吸えるところもしっかり
設置するというのが……僕も
一般質問何回かやらせてもらったが、必要だと思っている。なので、できれば
船橋駅も
北口と
南口両方で
実証実験してほしいぐらいだが、
場所の選定が
北口しかできなかったというのは、もう本当に
場所がここしかなかったということか。
◎
クリーン推進課長 先ほどの、吸える
スペースの確保、それと、当然ながら私どもも、
船橋駅
北口だけではなく、
南口、
津田沼、西船──
候補地になるようなところ当たったが、やはりそういう
スペースがないという中で、まずはここの位置で
実証実験をさせていただき、その後の判断、また、今後2年間、
実証実験やっていく中で、
北口とか
西船橋でそういう
スペースというか、
候補地がまた出てくるかもしれない。なので、そういうところについては私どものほうも把握というか、漏らさないような形で、
実証実験の2年間の
効果を基に、ほかにもつくるのがいいのかを含めて検討していくような形になる。
◆
浅野賢也 委員 実証実験やっていくというのは非常にいいと思うが、
実証実験する期間が2年というのはちょっと長いかなというのが1つあって、おおむね1年ぐらいやって
有効性が確認されれば、
津田沼とか西船にも、
実証実験でもいいが、
設置するような動きもしていただきたいなと思う。あと、
喫煙所を
設置するときに、24時間中で吸える状態で
実証実験始めるということだった。そうすると、
たばこで
火災とか、そういう要因が発生すると思うので、その辺の
対策は消防とも
お話をしていただいているか。
◎
クリーン推進課長 委員のご説明の中で火の始末、大変申し訳ないが、消防のほうとはあまりしていない。
ただ、
安全性も含め、これは
イメージ写真という形だが、外からも見えるような形の中では考えているが、火の関係については申し訳ない。
◎
環境部長 今、消防の
お話が出たが、他所においてもというご回答になるが、
喫煙所について、不必要に燃えてしまって煙が出るようなことは当然想定される。なので、当然水とか用意はさせていただく予定だが、
火災事故という想定で
喫煙所を
設置とは考えてないところではあり、そういった中で、必要に応じて消防にも協議というか、この後、
設置に向けての
必要性の部分、気をつけなきゃいけない部分……これについては確認したいと思っている。だが、
現時点においては
火災による事故の想定の中で
設置は考えていない。
それと、ちょっと補足で、
先ほど設置場所に関しての
お話幾つかあったが、これに関しては
先ほど課長から説明したとおり、他の
候補地についてもいろいろ検討した結果としてということだが、やはり一番考えるところは、
路上喫煙を減らすこと。それと併せて、好まざる
受動喫煙を受ける方ということをやはり一番に配慮しなければいけないと。そういった中では、やはり人の
動線が多いところは、それだけリスクが高くなるということもあり、
候補地の中には市の用地なんかも……
南口についてももちろんあるわけだが、現状、人の
動線等も含めた
受動喫煙を受けない前提の部分としての
設置場所は、
現行候補地が一番適しているだろうという判断をした。
そういった中では、
先ほどお話しいただいたような
効果測定をしていく中で、ある程度、そこを往来する方たちのご意見なんかもいただいた中で、他の
候補地への選定をどうするかということも、市で検証した中では、ある程度また
市民のご
意見等をいただきながら
方向性を決めていくことができるのかなと考えているところである。
◆
浅野賢也 委員 火災の
対策であったり、防犯のことを考えると、終電から始発までの間って開いてなくてもいいのではないかなと思うところもある。
あともう1つ、これは
南口の交番の近くにあれば、24時間置いておいても目がかなり利いているので、本当は
南口に
設置していただきたかったなというのもあるが、終電時間がちょっと早くなったりという
可能性も今、JRのほうも考えているようなので、夜中
喫煙する人というのはそうそういないだろうし、防犯の
対策を考えたり
火災の
対策を考えたりする上では、その辺の時間は閉めておいてもいいかなと思う。ちょっと考えていただければなと。
◆
大矢敏子 委員 今、
場所についてのご説明があったが、もう一回確認させていただきたい。
いろいろ条件とか提示されているが、自治体の人口だとか、資料、
市民の
アンケート、吸わない人にも
アンケートを取っているとかいろいろ出ているが、いろんな
候補の
場所がある中でここにしかというか、ここに
設置することしかできなかった大きな理由ってあるか。
◎
クリーン推進課長 今回は、
参考でご説明している
喫煙所については、約26平米とご説明させていただいている。やはりある程度の規模の
喫煙できる
スペースの確保という中では、いろいろ検討した中では
北口のこちらという形で考え、こういう形で今日ご説明させていただいている。
◆
大矢敏子 委員 そうすると、
優先順位は広さということだったのか。
◎
クリーン推進課長 先ほど部長からも
お話しさせていただいたところだが、やはり広さだけではなく、
動線という形も含めて検討させていただいた中でここに、最終的になっている。
◆
大矢敏子 委員 動線ということだが、この
船橋駅北・南で、
乗降者数が多い
場所はここなのか。
◎
クリーン推進課長 乗降者数としては、
津田沼駅、
西船橋駅よりも
船橋駅のほうが多いと確認している。
◆
大矢敏子 委員 その他のところじゃなくて、
船橋も北と南があるが、
船橋の南、北を比べて、ここのほうが
乗降者数が多いから、ここが
サンプル取るのに一番適しているという判断でいいか。
◎
クリーン推進課長 乗降者数で、
京成船橋駅のほうから
船橋駅のほうに流れてくるという中で、やはり
南口のほうが人の流れは多いと思っている。
◆
大矢敏子 委員 しつこいような質問の仕方したが、人の流れというようなことを言った。人が流れているところで
サンプルを取るのが私は
サンプルの取り方としては最も適するのではないかなと。人の少ないところでどういう
サンプル取るんだろうと思った。ここは、本当は浅野さんのエリアなのであれだが、やっぱりたまに利用する側からしてみると、吸っている
人たちというのは、人の煙って多分気にならないと思うが、吸わない人のほうが多分気になっているはずである。それで、ここで2年間もやられると、吸わない人は2年間その
サンプル取るために我慢しなきゃいけないということの影響が出るのではないか。
サンプルは効率良く、長くやってりゃいいものではないと1つ思うのと、人がここは少ないから、2年ぐらいやらないとサンプリングできないのかと。悪く悪く、物の考え方すると、そんなことにもつながっちゃうのではないかなと感じているので、今みたいな質問している。表4で人口の割合を出されているが、人口じゃなく、そこの駅をどれだけの人数が乗り降りしていて、さらにどの窓口でもって
過料とか
勧告を受けてるような人がいるのか、その割合の多いところでやってこそ、
サンプルを取る意味があるのではないか。広さと置ける
場所だけを優先するからここになったのではというような感じがしなくもないから、こういうことを言っている。
それから、広さでもとおっしゃっていたが、この広さを決めたのは
コロナ前の話ではないかと思うが、
コロナ後の数で、この
スペースで22人が適当という数の判断という理解をしてよろしいか。
◎
クリーン推進課長 現状で予定しているのは3年6月、
現状コロナ禍という中で、開設する開設しない……その時点で、
状況によってはというのはあるが、22人というのは
コロナ禍ではなく、通常の
状況の中で22名の方が吸える
スペースと考えている。
◆
大矢敏子 委員 だとしたら、
コロナを受けて、この中に入る人数の最も適した数は何人になるのか。
◎
クリーン推進課長 参考の3の右のところでもお示ししている。丸が11というような形だが、
先ほどもちょっと
お話ししたが、
状況によってこの辺の
喫煙者数の
喫煙の
状況から、
入り口での
順番待ちになってしまうかもしれないが、中に、灰皿の数だとか吸えるような
状況というのもお示ししながらやっていく……
喫煙していただくような形になる。
◆
大矢敏子 委員 では、22人入れるところを11人にしているから、一応
コロナ対策にはなっているよということか。外で待ってもらうというような言い方をしている。皆さんちゃんとお行儀よくやってくれることが前提なんだろうとは思うが、逆に
コロナで、大きい
スペースを取って11人しか入れないから、吸う人が、通る人が少ない、ここでよかったと、いい方向に判断するとそうなるが、本当に
南口からここに流れてきて吸うかというのが疑問なので、その辺の人の
動線、ここだけのチェックではなく、南からこっち──京成のほうの
人たちがここへ流れてくることもきちっとこの
調査の対象に入れておかなければいけないのではないか。やり始めればいろいろ
問題点も出てくると思うので、それはそれなりに、その場に合わせていろいろ考えて早期に
改正し、吸う方、吸われない方どちらにもメリットが多く出るようにちょっと頑張ってやっていただきたいと思っている。だが、それを考えても2年は……もっと早くいろんなところでいい
サンプルを取ったほうがいいのではないかということを申し添えておきたい。
◆
神田廣栄 委員 関連したことだが、今、
大矢委員から
南口からの心配もしていたが、自分の立場でいけば、
北口のここにあるとなれば、電車で来たとき行く。駅降りて、やっぱり即吸いたいときってある。それはそれとして、そこの
設置場所というか、土地じゃなくても、以前、本会議でも言ったことがあるが、ビルの1室を借りるとか、いろんな方法・手段あると思う。あそこにフェイスも
南口にあるが、できれば1階が……安全面考えりゃ1階がいいんだろうが、最悪は1階でなくても、空き室を借りてやるとか……土地があれば一番いい、そういうのがあれば。費用も
JTのほうで大体今なら負担してくれると思うので、別に土地じゃなく、
南口や
津田沼、西船に関しても
空きビル……200メーター以内ぐらいを目安にして探すのも1つではないかなと思うので、そういうことも念頭に置いてやっていただきたい。
◎
環境部長 今
お話しいただいたようなビルの1室、確かに
環境部でも、今回
設置場所を検討するに当たり、
駅周辺の空いてる
スペースも検討の中身には入れ、検討した。
設置場所としての適当な
候補地がなかったことも事実だが、1番に、問題はまずそこに対して有償での貸与を受ける必要があることと、ある程度排煙に対しての構造的なものを
設置しなければならない。もともとあるところはいいが、そういった状態が、やはり建物の中につくるところでは課題として大きくあるなとは認識している。
それと、
JTの話をさせていただくと、
JTでは屋内でというのは基本的に想定していないところがあり、今回、
アンケートを
市民の方、
利用者の方にも取らせていただいたが、公費をもっての
設置はいかがかと
お話もいただいた。やはり
効果をきちんと市として説明できる状態においては、そういった
方向性もないことはないと思うが、
現時点において、まず
設置をし、
効果検証して
路上喫煙を減らすことと、
ポイ捨てを減らすことに対しての
効果検証をさせていただきたいと思っている。
それと、2年という
お話が
先ほど来出ているが、やはり半年──6か月をめどに検証していく予定なので、その中で
アンケートも含めて、
駅利用者、あるいはその
粉じん調査がどういう
状況にあるのかについては、必要に応じて逐次
委員会の中でも報告させていただきたいと思っている。なので、まず一旦は2年間をめどにとさせていただく中で、場合によってはそれを待たずしてということも想定をしながら検討していきたいと考えている。
◆
神田廣栄 委員 終わったつもりだったが、今、ちょっと
お話あって、部長の意見じゃなく、公費を使うものはいかがなものかという人がいたとかいないとか……冗談じゃない。税金払っている……私たちみんな、
たばこ吸う人はそう思っている。年間35億円から40億、市に税金を納めているわけである……この議員だけじゃなくて。そういう
人たちに還元するのは当たり前だと私は思うので、そういう人の意見はあまり
参考にしないでいただきたい。(笑声)気持ちは分かるが。
◆
滝口宏 委員 これから
喫煙所の
実証実験が始まるということで、その中でいろいろ出てくるのではないかなと思うが、1つ気になったのが、今回、
喫煙所の中の
たばこのごみとかは1日何回か取りに来るのか。誰が来るのか。
◎
クリーン推進課長 当然ながら、
たばこのかすを回収しないといけないわけだが、回数とかその辺については、大変申し訳ないが細かいところはまだ……ただ、2年間の
実証実験の中では、
JTのほうで清掃していただけるような形で考えている。
◆
滝口宏 委員 そうすると今、
喫煙所の中で22人か。
コロナ対策もするから少なくなるということだが、
かなり人があふれちゃうのではないか。それで、よく
喫煙所周りが、中に入れないからと、周りで吸った人がどんどんどんどん灰を捨てていっちゃうと思う。そういう
対策とかはこれからだと思うが、今現在何か考えられていることはあるか。
◎
クリーン推進課長 当然ながら、私どものほうの
パトロールというか、
指導員、
巡視員、その辺で、中でと促すような形にはなると思うし、当然ながら、直罰になると
過料が発生するので、そういう中で順番を待っていただいて、中で吸えるような
状況で吸っていただきたいと考えている。
◆
鈴木心一
委員 船橋市も
条例改正をして
路上喫煙の
防止をしていこうということは、私どもも前向きに捉えている。直接罰への
改正方向にいく中で、他市でも
違反者数が減少をしたとことで取組を始めていきたいということだと思うが、お示しいただいた表5とか見ると、自治体の違反別者数が出ている。
船橋市の現状としては数が多いのでということだが、部長がおっしゃっていたように、
路上喫煙の
防止とか
ポイ捨ても抑止していきたいと。
受動喫煙も受けないようにしていくためであるとのことなので、取組があるわけだが、今、
船橋市で2,060人ぐらいいらっしゃるよという
データだが、取組の中でどのくらいまで
違反者数を抑えていこうという、今のところ目標というか、考え方はあるか。
◎
環境部長 まず今回、資料の中には入れなかったが、直近で、流山市がやはりうちと同じように、平成30年4月から
間接罰から直罰化に切り替えている。この
効果としては、それまで178名……それほど多くないが、切り替えた
効果としては、約半分の85名に翌年なってるということなので、本市としても、直罰化に切り替えることによっての
効果としては50%以上を望むと考えているところである。
◆
鈴木心一
委員 こうやって直接罰を周知をしていきながら導入し、
実証実験もしていく中で、大体半分ぐらいを目指していきたいというお考えである。
こちらの表5を見ると、他市、大体10年以上取組のようである。だから、流山の、直接罰を入れて大体半分ぐらいになったと……1年ぐらいか。といったことだが、そういった抑制のためにも直接罰以降の取組も必要なのかなと考える。他市はもう10年ぐらいやっているからそういう活動に実績があるのは考えられるが、そのような
調査とか、直接罰を入れた以降、市としてもこうやっていこうかという取組の考えはあるか。
◎
環境部長 まず、
先ほど来
お話ししているとおり、この
喫煙所の
利用者、あるいは
駅利用者に対する
アンケート調査は実施する予定だが、その中で、まず、直接罰に切り替えることの
効果については、
喫煙される方本人と併せて、その周りにいらっしゃる方に対しての周知も含めた中で抑止
効果を望むところだと思っている。そのために路面シートなんかも、現状使っているものをある程度大きなもので、もうちょっと目立つものとして、駅──特に
重点区域の周辺地については貼っていくことで、そもそもそこで
路上喫煙していた方が吸いづらいというか、周りの方の目を気にするような状態にすることが一番重要だと考えている。
そういった中で、これまで
間接罰では、例えば、注意をされたらやめればいい。その後また吸う、ということが繰り返されてきた状態に現在あるわけだが、そういった状態を切り替えることによって、吸われる方だけでなく、
駅周辺全体の意識向上を図っていかないと、
効果にはつながっていかないと思っている。なので、
先ほどお話しした
周知啓発も含め、今回切り替えることによって、特に
重点区域内の
周知啓発を十分にやっていくことが必要だろうと考えている。
◆坂井洋介
委員 喫煙所の
送風機を
設置するというようなことが資料に書いてあるが……少しイメージが湧かなくて。これは屋外に
設置して、そこにファンをつけるということか。室内だと換気扇から出ていくようなイメージは何となく立つが、屋外にこれを
設置して、その
効果がどうなるのかが分からないので、ちょっとこの辺詳しく説明していただきたい。
◎
環境部長 設置場所については、
喫煙所内に
送風機を
設置し、イメージとしては
送風機を、中の煙をなるべく周りに出ないように、
送風機によって、中心部に集めると。壁を当てながら空気を回して上空に逃がすというものであり、あくまで建物内の、3メーターの壁面での
喫煙所になるが、壁面上部内側に
設置し、中の空気を回す構造で考えている。
◆坂井洋介
委員 分かったような、分からないような。その横を普通に
市民が通っていっても、煙が上に行くから、横には流れないと。何となく、壁に当たってまた跳ね返ってこないかなという心配をしちゃうが、大丈夫なのか。
◎
クリーン推進課長 部長から説明したように、
送風機を
設置して、中で壁に当たっても、それが中で流れていくような形……今回お示しすればよかったが、流れがあって、風は外に出にくいという形で考えている。
◆坂井洋介
委員 今後直接罰になっていくというような
お話があったが、その中での
喫煙の定義ってどうなるか。
たばこといってもいろんな種類の
たばこがあるようで、ちょっと最近の
たばこについて、私はあんまり詳しくないので分からないが、従来の紙で巻いていてフィルターがついていてライターなどで火をつけて吸うものと、そうでなくて、今は、電子で加熱をして吸うものとか、蒸気でとか、ガムとか──いろいろあるらしいが、何をやったら直接罰になるのか。
◎
クリーン推進課長 最近はやってる電子
たばこをおっしゃってると思うが、
路上喫煙については、電子
たばこは当てはまらない。
ただし、その電子
たばこを吸った後の吸い殻を捨てるようであれば、当然これは
ポイ捨てという形になるので、直接罰の対象になる。
◆坂井洋介
委員 電子
たばこについても多分、多少は影響があるのではないか。
受動喫煙的なものの考え方でいくと、その辺はどう考えているのか……市としては。
◎
クリーン推進課長 電子
たばこ……ニコチンだけは入っているという中では影響があるかもしれないが、現状、
路上喫煙という中では、火のついた
たばこ、当然ながら、周りの人への煙もそうだが、火がついているとやけどという視点からも含め、電子
たばこについては対象にしていないというか、
喫煙所内で吸わなくちゃいけないような位置づけとしては考えていない。
◆坂井洋介
委員 多分、日進月歩でいろいろ
たばこも変わっていくのかなとは思うが、そういう中では、今回、
喫煙所にしても2年間という期間があったりするが、新たな見解の──新しい種類の
たばこが出てきたりということがあったときに、随時、見直しを行う予定か。確認で伺う。
◎
環境部長 先ほど来の
お話については、健康増進法との関連がすごく強いと考えている。
そういった中、電子
たばこについては本来対象ではないが、やはり吸う
場所としては
喫煙所を利用していただくことが必要だろうと。これは絶対条件ではないということではあったとしても、そこに対して、通常の路上で吸われるということは、やはり市としても、
方向性としては、これが
ポイ捨てにつながる
可能性も高いこと、あるいは、そこで吸ってることをもって、火をつける
たばこもいいようになってしまってはよろしくないことから、今後直罰に向けて、電子
たばこの取扱いということは改めて検討していかなきゃいけないと。
それと、坂井
委員から
お話のあったとおり、いろいろな解釈──法
改正も含め、見解が示される。そういった中では当然、市としての対応もそこに合わせてく必要がある。なので、その点については、他市
状況とか、そういう法令関係も含めて示されたものを基に市としてどうしていくのか、改めて検討していきたいと考えている。
◆坂井洋介
委員 最後に、
重点区域で
喫煙所を設けることと併せて直接罰をすることになっていくと思うが、
重点区域といわれいてるような本市の主要駅──
船橋駅、西船、
津田沼以外でも、結構
たばこの
ポイ捨て、または駅のメインストリートでは吸わないが、1本裏通りを入ると通勤通学の時間帯に吸っている人が多いというような
お話も結構聞くし、私も見かける。こういった主要駅での取締りを強化すると、逆にそれ以外のというか、駅での
喫煙、
ポイ捨てが増えるというようなことも一方では心配されるのではないかと思うが、その辺については何か検討されているか。
◎
クリーン推進課長 当課の職員が
重点区域及び
重点区域以外のそういうような
喫煙をしているというような情報なんかもあれば、それは当然ながら
パトロール、そういう中で私どものほうで指導する──吸わない、吸っちゃいけないということの知らしめは当然していきたい。今もしているし、今後も継続していきたいと思っている。
◆
神田廣栄 委員 今、坂井
委員の流れだが、私は紙ずうっとやっているが、電子
たばこは1回もやってない。
たばこは吸わない人から見たら、電子
たばこも紙
たばこも分からないのではないか。電子
たばこはオーケーとなったときに、大分混乱を招くのではないかと思うので、その辺はよく整理して、全部禁止にするとかも含めて検討していただきたい……それはいい……それで今、質問したかったのは、今度、間接から直罰になる。そうすると、人間いろんな人いるから、変な話、手を上げる人もいないとも限らない。駄目、もう
過料とやったときに監視員さんというか、名前分からないが、その
人たちの身の安全とか、保全できる何か方法というのは考えているか。他市はどうやってるのか含めて、ちょっと分かれば教えていただきたい。
◎
クリーン推進課長 今おっしゃったとおりである。もう直罰をやっている市川市だとか千葉市も含め、直罰しているところでどういうようなことが……今、手を上げるとかいろいろあったが、そういう形での対応方法とか、そういう
状況を確認しながら、私どものほうは私どものほうで、それを
参考にしたマニュアル等を作って対応していきたいと、
現時点では考えている。
◆
神田廣栄 委員 警察ではないので、回る人は弱い立場なわけである。だから、そこに何かもうちょっと強い権限を持たせるとか、警察と一緒に回るわけにいかないだろうから……年がら年中。その辺も十分に検討していただいて、大ごとにならないように……必ず起きる問題だと思うので、よろしくお願いしたい。
◆
米原まさと
委員 JTのほうで2年間、実証期間の間は費用を全部持ってくれるような書き方だと思うが、2年後というのは、おぼろげながら
JTが幾らか出してくれるか。
JT側では2年後についてのお金をどのように出すのか、もし続けるとしたらそういうのはもう算段しているのか。市のほうでこれだけ出費が増えるとか、そういうことをお教えいただきたい。
◎
クリーン推進課長 一応、
JTとの協議の中では、2年間というような形で今なっている。だから、2年後なり、それ以前なり含めて、撤去するとか、その辺の話も当然協議していかなくちゃいけないところだが、そのまま仮にあったとして、ランニングコスト──清掃とか
送風機に使うアロマとか、そういうようなのについては一応2年間というような形で今話し合っているところである。
◆
米原まさと
委員 恐らく今の議論の流れだと、半年ごとに見直しながら2年後という話だと思って、もし西船だったり
津田沼だったり
設置して、それ全部
船橋市で持つといったらある程度の金額……毎回相当たまるので、吸い殻、そこら辺は今のうちからある程度算段しとかないといけない。もう1点、これは多分取れないし分からないと思うが、当然
喫煙所増えれば吸う本数は増えるわけで、微々たるものかもしれないが、税収は増えるとは思う。例えば、近くのコンビニでこれだけ売上げ上がっている。
設置することによってどれぐらい収入が入るよ、というのが見えたり、統計取ったり、
データだったりというのはないか。
◎
環境部長 まず、税収の話から。税収に関してどれほど
喫煙所設置が影響出るかということに関しては皆目、
現時点においては予測は立たない。近隣の
たばこを売っているお店の
たばこの売上げはどうなるか、ちょっと私どもそこの視点を欠いていたので、そういったところについては改めて近くのコンビニエンスストア等についても聞いてみたいと思うところである。
それと、ランニングコスト等の
お話については、今回モデル的に、2年間という
お話をさせていただいているが、ご存じの方もいらっしゃるかと思うが、千葉市が海浜幕張駅に
設置を2年前の9月から
設置し、ちょうど今年9月が2年を迎え、千葉市の海浜幕張駅
設置の分については継続
設置が決定していると聞いている。2年間について、
JTのほうである程度費用を持った中で、10月以降分については市のほうで、
設置は必要ないわけだが、維持管理に関しては予算を取って
設置の
方向性で進んでいるとは聞いている。
本市についても、
先ほど費用面の
お話があったが、一応、清掃費であったり多少の電気代であったりというものがかかってくるので、これについてはある程度試算はしているところだが、その辺は、ちょっと状態によって変わってくる。あるいは、
先ほど来
お話のある、
たばこの吸い殻の量によって、清掃活動をどれぐらい入れるかによってもちょっと金額が左右してくるので、その辺は
設置後の状態を見て、ある程度費用についても改めて検討する必要があるかなと思っている。
◆
米原まさと
委員 もう1つ。
先ほど、
駅周辺の……と坂井
委員もおっしゃられていたが、ほかの駅って、
船橋、たくさん駅あると思うが、実際、駅あると、
ポイ捨て、吸い殻って多い。これは、大きい駅──主要駅を中心に話を進めていると思うが、2年後、さらに検討していく中で、この流れだと、各駅まで話がいくというのは大分先になってしまって、
喫煙所を
設置しろということではなく……もちろん
設置するのであれば検討はいただきたいが、現実、
ポイ捨てに対して、別方向から何かしら手を打っていかないと、もう吸い放題、捨て放題に近い状態になっている。なので、この流れとは別に、
船橋市として
ポイ捨てをどのように
対策していくのか。
ポイ捨て、
たばこだけじゃなく、もちろんごみもそうだが、そういったことも考え、別に考えて進めていただければと思うので、よろしくお願いする。
◆
浅野賢也 委員 坂井
委員と神田
委員が
受動喫煙の
お話をしていただいたが、もともと
環境部で、
クリーン推進課で出している
条例なので、もともとのつくりが
環境美化というところから来ており、このつくりになってる。火のついた
たばこが、歩いている子供の目に入るといった観点から、電子
たばこであったり、加熱式の
たばこは、
船橋は路上でも認められている。部長おっしゃってたとおり、健康増進法の観点からいくと、
受動喫煙のことも考えていったほうがいい。坂井
委員が言ったとおり、加熱式の
たばことかの
受動喫煙というのも結構有害性は今いろんな研究されているので、ちょっと健康・高齢部とも
お話ししていただいて、
条例をつくるときには、
受動喫煙の観点から、加熱式の
たばことか電子
たばことかも
路上喫煙の規制の範囲に入れるのも必要かと思うので、ぜひちょっと検討していただきたい。
○
委員長(高橋けんたろう) 他に質疑はあるか。
[「なし」と呼ぶ者あり]