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令和 2年 9月24日文教委員会−09月24日-01号
令和 2年 9月24日予算決算委員会文教分科会−09月24日-01号

  • 鴨川市(/)
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  1. 船橋市議会 2020-09-24
    令和 2年 9月24日予算決算委員会文教分科会−09月24日-01号


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    最終取得日: 2021-04-25
    令和 2年 9月24日予算決算委員会文教分科会−09月24日-01号令和 2年 9月24日予算決算委員会文教分科会                                    令和2年9月24日(木)                                      文教委員会散会後                                      第4・第5委員会室 [議題] 1.担当事項の審査(質疑) 〈順序1〉 ・議案第1号 令和2年度船橋一般会計補正予算文教委員会が所管する部局に関する事項】     ………………………………………………………………………………………………          14時26分開会 ○分科会長(杉川浩) ただいまから、予算決算委員会文教分科会を開会する。    ────────────────── △審査等の順序について ○分科会長(杉川浩) お手元の質疑順序表をご覧いただきたい。  本分科会に分担された議案1案及び認定1件のうち、まず順序1として、議案第1号令和2年度船橋一般会計補正予算のうち、文教委員会が所管する部局に関する事項について質疑を行う。  次に、順序2として認定第1号決算の認定について一般会計のうち、文教委員会が所管する部局に関する事項について質疑を行う。  質疑終結後、本分科会を散会する。
     質疑順序については、今申し上げたとおりとすることでよろしいか。      [「はい」と呼ぶ者あり] ○分科会長(杉川浩) それでは、そのように決する。  なお、本日の休憩については、適宜取っていくこととする。    ────────────────── 1.担当事項の審査(質疑) 〈順序1〉 ・議案第1号 令和2年度船橋一般会計補正予算文教委員会が所管する部局に関する事項】    ……………………………………………… [質疑] ◆木村修 委員  学校のGIGAスクール構想に関係するところで伺いたいが、インターネットの光回線の整備と学習ドリル前倒し整備ということで予算取られているが、今回整備されるWi−Fi環境の仕様だが、今まで何度かいろいろ伺ってきたが、まだ固まってなかったので、ちょっと今回改めて確認させていただく。  教室ごとアクセスポイントの設置ということになるのか、それとももっと広い範囲の設置になるのか。あと、その際のアクセスポイントの接続数はどのぐらいになるのか、伺う。 ◎総合教育センター所長 アクセスポイントについてだが、様々な授業でインターネットが使用できるように、基本的には授業で使用する教室ごとアクセスポイントを設置する。  その接続数、カタログ値になるが、無線通信公平化機能を有効にした場合、5ギガヘルツ帯と2.4ギガヘルツ帯の両方で接続数が50台ずつということで、十分1教室で端末が使用できるような値となっていると思う。 ◆木村修 委員  50回線あれば、授業としては全然問題ないかと思うが、端末を持ってどこか移動して勉強するというケースがあるのかということと、その場所の設置、例えば音楽室とかそういういろんな特別教室があると思うが、そういう所の設置がされているのかという……学校じゃなくて、教室以外でも利用できる可能性があるのかを伺う。 ◎総合教育センター所長 今授業をする、例えば技能教科等特別教室で行うので、そうした授業をする教室には端末を持って移動する場合があるので、基本的にはその授業の教室ごとアクセスポイントは設置している。  また、移動先での教室や校舎内では端末の使用が可能となっている。 ◆木村修 委員  前に文教委員会で視察に行ったときも見てきたが、体育の授業とかで使うということも有効だというのがあったが、そういった想定はされているのか。例えば、体育館は多分設置されるかと思うが、運動場なんかでやる場合も、もしかしたら中継機なんかをかますとかということでできるのかなとも思うが、その辺の検討はいかがか。 ◎総合教育センター所長 体育だが、体育館にはアクセスポイントを設置しているので、跳び箱とかマット等々のときには端末使用は可能である。  ただ、運動場については、校舎付近であればだが、どうしても運動場広いので、使用するときにはオフラインで、例えば動画とか画像とか、あと市販にある試技をダウンロードしてオフラインで動画を見るとか、そういったところで活用して有効な授業になるように考えている。 ◆木村修 委員  運動場の場合は全員が持っていくということは多分しないと思うので、その辺は、今あるタブレットとか活用してやっていければいいかなと思う。  前にも伺ったが、例えば故障とか紛失があった場合の予備とかの確保はされているのか。前回はされてないということだったが、今回の補正に関してはどうなのか。 ◎総合教育センター所長 今回だが、前回まで端末を予算化させていただいたリース同様、予備機は見込んでないが、ただし故障した場合には代替機を納品してもらえる保守パックは購入のときも配慮に考えているので、故障のときにはそういった保守パックを考えている。 ◆木村修 委員  では、保守パックがあるので壊れた瞬間は駄目かもしれないが、その辺はうまく調整しながらできるということで理解する。  あと、今回の補正予算で、3年生〜6年生の全学年と、あと特別支援学校については電子黒板の導入が完了するということだが、学びの環境が学校ごとに違うということがなくなると、それは評価するが、1、2年生に関しては、これ入ってないが使用しないのか。それとも将来的に導入していくのか、その辺どうなっているのか。 ◎総合教育センター所長 ご質問あった小学校1、2年生についても、非常に電子黒板が必要で、授業に有効だと認識している。授業で写真や動画、これは低学年特有の授業だが、大きく書き込んだり映したりする活用が必要なので、小学校の1、2年生については、今後継続して電子黒板の整備とか……ということについては関係各課と協議してまいりたいと考えている。 ◆木村修 委員  了解した。将来的に入るということで理解した。  学習ドリルに関して質問しようかと思って、ちょっと要望にとどめるが、繰り返し学習できるので非常に有効なツールだと思うが、採点も不要だということで便利かと思う。  そんな中で、各家庭の状況で、自宅等で取り組める生徒もいれば難しい児童もいるので、例えば放課後子供教室とか、あと所管違うが、放課後ルームとかにドリルができる環境があれば格差を広げないための取組になるのではないかと思うので、これについては、まず授業で活用できないとどうにもならないと思うので、この先、児童生徒が使い込めるようになって、それから進める事業だと思うので、縦割り……最近話題になっているが、縦割りを打ち破って、児童生徒のために放課後ルームとかにもそういった環境を整えられるような検討をぜひお願いしたいと思う。 ◆藤川浩子 委員  まず1つ目が、指導課にお伺いをしたいが、教育課程指導費ということで市立の小中学校、また特別支援学校修学旅行の中止のキャンセル料助成全額保護者に返すということだった。それで、企画料というのは業者に支払わなければならないということだったので、この企画料の支払いも交付金の中に含まれているのかどうか、確認したい。 ◎指導課長 企画料の支払いだが、委員ご指摘のとおり、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金の活用、そういったところを考えている。 ◆藤川浩子 委員  館山のほうで、ちょっと新聞見たが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で修学旅行とか校外学習が中止になったり延期になった、その県内小中学校158校、感染者が少ないところということだったのでうちには来てないだろうと思うが、館山教育旅行を促す案内状を送っているということだった。子供たちの学習とか思い出づくりの場をつくりたいと、国のGoToトラベルキャンペーンも活用して保護者の負担軽減に努めるということだった。  本市では、このように、児童生徒思い出づくりにどのような計画を考えていらっしゃるのか、具体的な事例もあったら挙げていただきたい。 ◎指導課長 館山のことについて、残念ながら届いてはいなかった。  一般質問で学校教育部長が答弁もしたが、修学旅行の中止に伴う代替行事についてだが、長時間の移動や集団での宿泊による感染リスク、そういったところを考慮し、県内の日帰り旅行や卒業遠足、校内でのイベント等を各学校が実態に応じて、子供たちの声、こういったところを聞きながら、今計画しているところである。  ただ、具体例だが、校内イベントについてはミニキャンプファイヤーを企画したりとか、あるいは県内への日帰り旅行、そういったところでは既に行かれた小学校もあるが、鴨川シーワールド、そういったところの見学及び周辺施設での体験活動、また、これから中学校だが舞浜のホテル、そういったところを利用し、テーブルマナー、そういった研修を兼ねた食事、そういったところも計画してるというところで、各学校とも思い出に残るような代替行事の実施に向けて鋭意検討しているところである。 ◆藤川浩子 委員  いろいろバラエティーに富んで、とても学校ごとにいろんなカラーが出ていいのかなと。本当に子供たちの、濃縮だが思い出づくり、1日しっかりとつくっていただきたい。  確認で、代替のものをしたときに、そのかかった経費の費用負担は、保護者の方にはキャンセル料でお返しをするが、例えばその中から請求されるとかそういうことがあるのか。 ◎指導課長 修学旅行代替行事の実施に当たっては、新たに保護者への費用負担を求めることはない。修学旅行積立金の中で支出できると各学校とも考えている。 ◆藤川浩子 委員  分かった。  次に、説明資料の7ページ、学校給食運営費についてちょっとお伺いをしたい。  この市立学校、一斉に臨時休校になったということで、学校給食の休止によって学校の給食関連の事業者に多大な影響が出た。令和2年3月に事業者が負担をしたその設備管理費について補助をするということだった。  この表の中で、全国学校給食会連合会その大きな役割というか、それについてまずもう少し詳細にご説明いただけるとありがたい。 ◎保健体育課長補佐 今回の補正事業は、国により創設された補助事業だが、国からに直接この補助金が下りてくるのではなく、国が補助事業者として指定した学校給食会連合会から事業費の4分の3が財源措置されるので、事務的な内容の取りまとめから支払い、精算までの役割を担っているものである。 ◆藤川浩子 委員  この交付金については3月分ということだった。それで、4月分も既に発注をされているという食材とかもあったと思うが、それらについてどのような対応をされたのか、お伺いしたい。 ◎保健体育課長補佐 4月分についても、給食食材用に既に加工されてしまった食材等もあったので、キャンセル不能なものについては、に請求していただき、食材料費として各業者に支払いをした。 ◆藤川浩子 委員  この6月から今度給食が始まり、学校の給食休止の連絡後、また8月まで……8月も給食を行ってくださったが、例えば、これまで業者のほうから例えば苦情とかご要望とか、それからあと感想等がもしのほうに上がっていたら、お聞かせいただきたい。 ◎保健体育課長補佐 給食食材を納入している小売業者にとっては大変大きな痛手であったことと思う。通常給食を実施していない8月に給食を実施したことによって、多少は休業中の収益を賄えたところもあるとは思うが、保健体育課へは特段苦情や要望等入っていないが、今後も注意深く業者のほうにはご意見、ご要望等を聞きながら、注意深く業者のほうを見守っていきたいと考えている。 ◆藤川浩子 委員  業者の方もいろいろ気を遣ってくださっているのかと思うが、本当に現場はとても業者の方も大変だったと思うので、今後ともご協力のほう、うまく連携取り合ってやっていただければと思う。 ◆大沢ひろゆき 委員  私も学習端末の件に関連してちょっとお聞きしたいが、教育のICT化GIGAスクール構想により学校のICT化の推進が加速している状況であるが、これ令和4年度までの計画が令和3年度と1年前倒しになっているよね。設備整備のスピードが学校のICT化の全体像やビジョン、方向性を確立させるより早いようにちょっと思うが、早急に学校のICT化の全体像やビジョン、方向性を議会や委員会と共有すべきと考えるが、この辺お聞きできるか。 ◎総合教育センター所長 今、委員がおっしゃった学校のICT化の全体像やビジョン、方向性については、現在策定中の船橋教育の情報化推進計画の中で、遅くとも年内をめどに定めてまいりたいと考えている。  また、端末導入までに、端末の操作ができる、課題への取り組ませ方、発表の仕方など、授業での基本的な端末の活用場面が分かっている、端末の管理の仕方が分かっているという教員の姿を目指し研修を行うほか、各教科等の研究委員会学校教育部指導主事で、研究校の実践を踏まえ端末を授業で活用できるよう、基本的な学習場面指導資料を作成する予定である。 ◆大沢ひろゆき 委員  これ、今遅くとも年内をめどにということは、もう次の議会が終わるまでには大丈夫か。 ◎総合教育センター所長 はい、年内には定めてまいりたいと考えている。 ◆大沢ひろゆき 委員  その点、本当にしっかり共有していただけるようにお願いする。 ◆岩井友子 委員  今の、私もGIGAで伺いたかったのは、この説明資料の9ページに米印以降で令和3年度7月頃までに全児童生徒分を整備完了する予定となっているが、これ文字どおり読むと、全児童生徒の一人一人の手元に届くのが完了するのが来年の7月ということでいいか。 ◎総合教育センター所長 説明する。  端末の整備は、なるべく早く年度内に整備したいと考えている。この7月までというのは、どうしても3月また4月から使い始めたとしてもなかなか軌道に乗って……電子黒板に反映させたり端末を授業で使ったりというのにはどうしても7月ぐらいまでかかるということであるので、あくまでも端末整備は年度内までに整備したいと考えている。 ◆岩井友子 委員  そうすると、学習ドリルだが、学習ドリルはもうすぐに使い始めるということで予算化されているではないか。実際に全体に届いて使われ始めるのが新年度になってからということになると、今年度分のこのドリル代は何なんだろうかと思ったがどうなのか。 ◎総合教育センター所長 学習ドリルを前倒しして予算化させていただいたのは、端末導入時に一気に、例えばドリルをやるといろんなことを覚えなきゃいけないことが重なるので、まずはそのドリルに慣れていただくということで早めに導入した。  今、端末が1人1台そろう前までには、学校のパソコン室パソコンを使ったり、できる限りの活用でやっていくということで考えている。 ◆岩井友子 委員  そうすると、このドリルについては、今年度はどういう活用をされようとしているのか。 ◎総合教育センター所長 ドリルについては、授業で使っていく中で、例えば自分の評価すべき確認事項を、テストをする確認であるとか、あとは自主課題として使うとか、そういったことで使っていく予定である。 ◆岩井友子 委員  全員に届いてないかもしれない。それでも授業で使うということか。  それから、自主課題で使うということは、これは今年度から自宅に持ち帰りも始まるということなのか。 ◎総合教育センター所長 端末整備はどうしても年度末になるので、今あるパソコン室パソコンを使うとか、そういった今ある環境の中で使える、学習できる環境の中で使っていくということである。 ○分科会長(杉川浩) 質問に対して適切な答弁をしてもらえるか。  もう一度、岩井委員質問してあげてもらえるか。何か適切な答弁ではないように感じたので。 ◎学校教育部長 1つは、先ほど所長からあったように、学校の授業においてパソコン室パソコンを使いながらドリルに慣れると。例えば、今までだと、数学や算数の授業で教科担任の先生が、いわゆる学力別にたくさんプリントを用意して、終わったらそのプリントに丸つけてあげて次のプリントを取りに来てとかって、そういう授業を行っているが、このパソコンのドリルを使うと、それぞれの能力別なドリルを次から次へとパソコンの中で処理できるので、先生方の採点の手間も省けるし、子供たちもドリルをやりながら自分の能力に合った問題をやることができるということで、単元の確認をする中で今までプリントをたくさん使っていたものを、このドリルを使うことによって非常に効率よく、そして能力別に問題を解くことができて、先生方も机間指導しながら子供たちにアドバイスをすることができると、そういう方法を1つ想定している。  あとは、前回までのドリルについては、スマホとかそういうものでは使えなくてご迷惑をかけてしまった部分があるが、このドリルに関してはスマホでも使うことができるので、家庭で学習することも実際にはできる。ただ、当然その環境がないというような子供も中にはいるので、そういう子には差ができないようにこのドリルの内容をペーパー、プリントで印刷をして渡したりというようなことでの活用も含めて、1人1台の端末までにはそのようなものも含めた上での活用を考えているところである。 ◆岩井友子 委員  1人1台端末になった段階でのドリルが今部長がおっしゃったような使われ方をすれば、いろいろ豊かにできるのかなと思ったが、パソコン室パソコンでそれをやるとなると、各学校にパソコン室が幾つも幾つもあるわけじゃなくて、20も25学級もあるような学校がパソコン室……一体1週間に何時間使えるかといったら、1週間に1回使えるかどうかぐらいになってしまうのに、今回あえて急いで入れる必要性というのはちょっと疑問かなとは思った。有効に使っていただきたい。 ◎学校教育部長 パソコン室の利用、当然1つしかないので、委員おっしゃったようなことも当然考えられるが、各学校においてパソコン室の利用については、小学校であれば各学年ごと、中学校であれば各教科ごとにパソコン室の時間割というものをつくり、小1はここ使いたいとか、小6はここ使いたいとかということで調整をしながら使っていくので、あと各教科でも単元の進度によって調整しながら、ここは社会科で2年生が使うとか、ここは3年生の数学で使うというような時間割をつくっているので、今、委員ご指摘があったように有効に使えるように、そのようなところも工夫しながら対応していきたいと考えている。 ◆岩井友子 委員  それから、せっかくの機器を有効に活用するにはやはり先生方のスキルアップがどうしても欠かせないと思う。研修をするということだが、研修だけじゃなくてもう実地でやっていくときに、絶えず相談できる人を身近なところに配置できるかどうかというのがやはり鍵だと思うが、その辺のスタッフの配置は現状どうなっているのか、見通しとして。 ◎総合教育センター所長 教員のためのサポートについては、まずは学校教育部指導主事が学校に出向いて養成訪問等で、指導等で活用方法を指導していくというのが1点である。  2つ目は、前回までにも話しているが、研究校の実践を踏まえた基本的な学習場面指導資料を作成して、活用していきたいと考えている。  あと、今各学校推進役の教員の方に研修をして、その方が校内でOJTによって研修を行うことで広めていくというようなことも考えている。  また併せて、この研修の体系を整えていくとともに、やはりそのICT支援員等についてもこれから研究して考えていかなきゃいけないとは考えている。 ◆岩井友子 委員  最後のICT支援員の配置がやはり鍵になっていくと思う。どんなに推進役をつくったとしても、その先生だって本来の業務があるではないか。それをやりながら推進員もやってという、ただただ過重負担になってしまったら、特定の人たちにしわ寄せが行くようなやり方、やはりよくない。きちっと何というか、支援員を確保していくというところで、教育委員会が頑張らないと、ますます先生方を疲弊させちゃうか、使わないものになってしまうか、どちらかになるが、それどうやって推進員確保するか。 ◎総合教育センター所長 繰り返しになるが、どうやってというか、研修体系の充実も含めて、ICT支援員の増加については研究検討していきたいというところである。 ◆岩井友子 委員  あまり当てにならない答弁なので、現場の先生たちが本当にどうなるのかなというのは、率直に言って今の段階では心配をしている。  もう1つ、電子黒板が導入されて、タブレットとの関係では大事かなとは理解できるが、電子黒板と黒板の機能の違いをどう使い分けるのか。電子黒板があったら普通の黒板はもう要らないということなのか。 ◎総合教育センター所長 研究校でも実践してるが、板書は板書で書いて、固定的なもので意見を吸い上げたり、また大事なことを貼ったりということで、黒板を使いながら、そういった電子黒板は、例えば動画を流して理解を深めたり、あと生徒の意見を吸い上げて何人か提示して比較させたり、あとは拡大したりということで、普通の黒板も使いながら、そうやって電子黒板も使いながら、授業をするという形態である。 ◆岩井友子 委員  そうである。板書したのを子供たちがノートに書き写したりとかというのをよく見るが、そのことを考えると、もちろん電子黒板を整備するのは必要だと思うが、可動式の黒板がいまだに入ってない小学校があるではないか。そっち残しといて電子黒板だけというのはどういうことなのか、今回。可動式黒板が設置されてない学校はどのぐらい残っているか、どのぐらい教室残っているか。そんなに多くなかったと思う。電子黒板1台、2台分で、相当数の学校の可動式黒板入れられたのではないか。 ◎施設課長 現在用意ないので、少しお時間をいただきたい。 ○分科会長(杉川浩) すぐ出るか。出ないか。  岩井委員、分かっているか。 ◆岩井友子 委員  前に聞いた数字だが、普通教室が1,071教室に対して5月1日付で997教室である。あと100教室も満たないぐらいである。それだけやれば、全部の学校が可動式黒板になって、書いたのを上に上げて消さなくて、子供たちの書くスピードに合わせて板書をすることができるのに、ずっとこれ要望されていていまだにやってなくて、どっちも必要なわけではないか。そういう検討はしなかったのか、今回。電子黒板だけで、同じ小学校でどっちも必要なのに。 ◎施設課長 上下動黒板だが毎年増やしている。今年度もまた増やしているが、これとは別の計画で動いているので、ここで一気に入れるというふうなつながりはない。 ◆岩井友子 委員  結局検討してないということが分かったので、ただ現場としては、やはり上下する黒板で、子供の書くスピードにちゃんと合わせて授業ができるようにさせてあげるというのも教育的な配慮だったのではないかと指摘をしておく。  引き続き、今度図書館の電子棚についてだが、電子棚の効果はどういう効果があるのか、改めてお答えいただけるか。 ◎西図書館長 今回、図書館のほうから何点か補正予算で事業のほう計上させていただいているが、図書館、コロナということで休館をおおむね3か月間させていただいた。その間、ステイホームでいるときだからこそ、また学校が休んでいるときだからこそ、図書館だけでも使わせてほしい、または予約本だけでも受け取りたいというようなご意見とかご要望、約4,700件大変多く頂戴した。そうしたことを経て、今回、これからコロナウイルスという状況において、図書館がその役割を果たしていくためにはどういった部分を補強していくのがいいのかということを検討させていただき、予算を計上させていただいているところである。  そして、ご質問の予約棚の効果についてだが、そういったご意見を踏まえ、予約棚、コロナの感染対策としてカウンターを介さずして利用者ご自身がこの棚から本を取り出して貸出手続を行うものである。これは既に西図書館には設置しているものである。この棚を設置することによって、職員とご利用者の接触や会話の際に生じる飛沫などの感染リスクを下げることができると考えている。  また、もう1点、今後、仮に前回のように休館して臨時窓口を設置するというようなことになった場合でも、この予約棚を活用させていただき、これを整備することによって、この棚から直接ご利用者が本を取り出すというような形を取ってみることも可能ではないかと考えている。これによって、安全かつスムーズに図書館を利用していただけるものと考えている。 ◆岩井友子 委員  そういう説明をいただくと、いかにも何か接触が避けられていいのかなと感じられるが、多くの公共図書館って電子棚入っているのか。今、都内の図書館とか市川とか浦安とかほかの地域の図書館を見てみると、電子棚が入っているという所はあまり聞かないがどうなっているか。 ◎西図書館長 予約棚の導入状況だが、私どもが調査したところでは、千葉県内では4自治体5つの図書館、東京都内では8の自治体10の図書館で導入している状況である。 ◆岩井友子 委員  まだあまり多数ということではない。  それで、予約棚で一番効果がある部署というのは、結局図書館の職員の作業が相当効率化される部分があるではないか。予約した日にちが何日間か、何冊も予約している人がいる場合、その借りに来たときに一遍に貸せるようにということで、毎日のように図書館の職員の方々が中で作業をされていらっしゃって、その作業が相当今回のこの棚が入ることで効率化されると思うが、そういう効果というのは全く考えてないか、先ほど説明なかったが。 ◎西図書館長 先ほど申し上げたのはコロナ対策ということでの効果ということで申し上げさせていただいたが、事務作業の効率化はあると考えている。  予約の本が入ると、ばらばらに図書館がその人用に、受取り館に本が入ってまいる。それを1人ごとに名寄せするというような作業をバックヤードでさせていただいているが、この予約棚を設置するとそういった名寄せの作業がなくなり、カウンターでの予約本の受渡し、お渡しという業務も軽減されることになる。
     そういった部分と、あともう1点、ご利用者のプライバシーの確保ということで、今、全図書館には自動貸出機を設置させていただいているが、予約棚を設置することによって予約している本もこの予約棚のコーナーにある自動貸出機で貸出しをすることになる。そうすると、本によっては図書館の職員にもちょっと知られたくないなというようなプライバシーに関する本、例えば病気であったり体のことであったり家庭のことであったりと、いろいろな観点で本をご利用になると思うが、そういった部分では、ご利用者様がより本を気軽にちゅうちょなくというか、ご利用していただくことができるのかなと考えており、先ほど申し上げた効果のほかに2点ほど効果があると考えている。 ◆岩井友子 委員  私、いろいろ聞かせていただいて、一番大きな効果は名寄せ作業をしなくなって済む、その作業が相当現場の方々には毎日の仕事なので大きな作業効果があるのかなと感じたが、それは何人分ぐらいの人工になるものなのか。 ◎西図書館長 以前27年度ぐらいに、直営館の頃、導入した場合にどれくらいの効果があるかということで積算したことがあるが、その頃だと1人工前後である。 ◆岩井友子 委員  分かった。  結局、これが西図書館以外の指定管理をしている館の所に導入をされるわけである。それで、これだけ作業効果がある、各館1人分ずつの、人工分の仕事がこの予約棚によってできるようになるわけである。本来であれば、指定管理者が自分のところの作業効率をよくするために自前でやらなきゃいけないようなことを、船橋が先回りしてやってあげるのかなという、そんなふうにも感じるが、この部分については指定管理者との間でどういう話をしているのか。 ◎西図書館長 導入に当たっては了承して……決定事項ではないが、設置に向けて準備しているということは館長会議等でお伝えをさせていただいている。  そして、その分だが、先ほど申し上げた人工部分での効果があるので、その分については、その分返却された本を速やかに書架に戻すとか、予約が入っている本をより一層早く本棚から抜き取ってその準備に回すとか、そういった部分のフロアワークに充てられるというような話というようなことで、双方考えている。 ◆岩井友子 委員  何か感想としては、コロナ対策の交付金でどうしてもやらなきゃいけなかった仕事なのかなというのは……この機械そのものは予約棚そのものは悪いとは思わないが、優先順位としてどうだったのかなというのは、ちょっと引っかかるものがあるということは申し上げておきたい。 ◎管理部長 先ほど岩井委員のほうから可動式黒板の話をいただいて、それに対してきちんとお答えできてなかったのでお答えさせていただきたいと思うが、可動式黒板についても全く手をつけてないわけではなくて、ただ学校によって設置率にはかなりばらつきがある。なので、設置率の低い学校と、それからやはり学校からつけてほしいという声があるところを優先的に、計画的に設置は進めている。  ただ今回、GIGAスクールの中で臨時交付金も活用できて、電子黒板を一気に整備できるようになったので逆転してしまったような……整備率が逆転してしまったような感じになるが、可動式黒板についても計画的にちゃんと整備は進めていきたいと思っているので、よろしくお願いする。 ◆岩井友子 委員  計画的だったから長い時間かかってしまったのでこれは一気に……あと残っている100教室分ぐらいなので、一気に取り組んでいただきたいと要望しておく。 ◆島田たいぞう 委員  何点かお伺いする。  翻訳機だが、これ無駄にならないか。それこそさっきの無駄という話になれば、これはやはり教育というのはお互いにコミュニケーションを取りながら、外国人が入ってきた場合には日本人となじみながらというのが教育の原点として、僕、何でこんな一々翻訳機でこうやりながらやるのかよく分からないが、その必要性について。  それから138台入れるのか、その必要性について。 ◎指導課長 委員ご指摘のとおり、外国人児童生徒については、日本語を習得するというのは大事なところだとこちらも考えている。  今回、新型コロナウイルス感染拡大に伴うというところで、臨時休業のときにやはり日本語指導が必要な児童生徒、学校からの連絡事項や課題を十分に理解できず苦労していた。その支援というのがやはり課題となって浮き彫りになってきた。本補正予算での翻訳機の予算計上については、やはりコロナ禍における学びを支援するためということで、今回要求したところである。 ◆島田たいぞう 委員  無駄にならないように、上手に使っていただきたい。  それから、清掃についてはあれなので──次は、GIGAのほうはやられたとして、ドリルのほうもやっていて、清浄機は……今度、生涯学習部のほうお願いする。  この補償金だが、指定管理に関する補償というやつである。これからまずお聞きしたいと思うが、これは当然協定書に基づいてリスク分担というようなことで入っていると聞いているが、そのとおりか。 ◎文化課長 はい、今、委員ご指摘のとおりである。  市民ギャラリー・茶華道センターについては、基本協定書第35条のリスク分担表において、自然災害のうち不可抗力による業務履行不能はと指定管理者の協議事項としていることから、協議の上、補償対象としたものである。 ◆島田たいぞう 委員  この4月〜6月まで一番大変な時期だということで、休業もしたということ分かるが、大体年間の中でトータルでもって考えていったときに、普通は3月とか12月ぐらいに調整して、補償をしていくのが普通ではないのかなと思うが、この時期にやるのはいかがかなと思うが、持続化給付金なんかもらっているのか、国の。いろんな制度があるではないか。そういうのはちゃんと請求していただいているのか。 ◎文化課長 文化施設の指定管理をお願いしている公益財団法人文化・スポーツ公社、同じくこの公社はスポーツ施設も指定管理のほうを担っている。今回、持続化給付金を、手続のほうは企画財政部のほうから示していただき、それにのっとり申請をし給付を受けたと聞いている。 ◆島田たいぞう 委員  当然、これ全体で3億、この場合のスポーツとあれは金額少ないが、3億幾らということだが、これ削減の努力はそれなりに自分たちでやったのか。 ◎文化課長 それでは、文化施設のほうの休業中の経費削減の努力ということでお答えさせていただく。  今回の休業における指定管理者への統一的な補償に関する考え方の中で、施設の迅速な再開と管理運営の継続性の観点から、人件費や受付スタッフなどの委託料については返戻を求めないということになっているため、特に光熱水費以外の経費については削減はしていない。ただし、休業に伴い、例年に比べて事務や事業に係る経費が減少していることが考えられるため、令和2年度の事業終了後、指定管理業務における収支に剰余金が発生する場合は、指定管理者に対して剰余金の額に相当する指定管理料の返戻を求めるルールになっている。 ◆島田たいぞう 委員  それは努力していただいているという、それから今後していかなきゃいけないが、休んでいる間にどんな仕事なされていたのか、彼らは。 ◎生涯スポーツ課長 文化課と同じく、受託法人である文化・スポーツ公社のほうが休館中いかなる業務をしていたかということである。  アリーナ及び武道センター、スポーツ施設においては、事前抽せんの上予約してお使いいただいている。ご予約いただいた方に電話での休館をご案内を申し上げる、また事業の中止を申し上げる、さらに利用料の返戻等を行う、還付である。利用料の還付作業も行う必要がある。そういう業務を行っていた。  また、在宅ワークということで、こちらのほうも国から推奨されていたが、施設開所後のスピーディーなサービス提供に向けて、コロナに係る情報提供、またコロナ対策のマニュアルづくり等をリモートで行っていたと聞いている。  また、ちょうど休館中においては、決算時期に合致することから決算作業等をリモートで行っていたと聞いている。 ◆島田たいぞう 委員  決算の仕事をされてたということだが、もうそれは例年、毎年決算時期になれば当たり前の話で、別にそれでプラスということはないので、それだけ集中している間にもやはり時間が多分あったと思う。その部分について、やはり自分たちで今後どういうふうに、コロナが少しずつ解消してきている、今。開放という時間も緩和されてきているし。そういうような中で、言葉が悪いが、日銭を稼ぐというような努力のプランみたいなことは検討しなかったのか。 ◎生涯スポーツ課長 施設独自で歳入をこの休館中に得るというようなことは行っていないと聞いている。 ◆島田たいぞう 委員  私が言いたいのは、これからの話なので、その休んでいる間に、終わった場合にはどういうふうに今まで以上の挽回するような努力をするようなマニュアルというのか、結局勉強とか研究とかというのをしたマニュアルはないのか。 ◎文化課長 端的には、もう利用者をどうやって増やしていくか、元に戻していくか考えていたのかということだと思うが……(島田たいぞう委員「そういうことです」と呼ぶ)はい、そういうことだと思う。  現在、休館中、先ほど文化施設に関しても、ギャラリー、茶華道センターに関しても、在宅勤務中の職員については、電子メールや電話を活用して、日々情報が変化するコロナ対応に関する情報共有、対応策を協議するとともに、緊急事態宣言後の施設運営等の検討をしてはまいった。  今、施設利用の要件が段階的に緩和はされているが、市民ギャラリー・茶華道センターの利用は高齢者の方が多いこともあり、感染を心配して活動を中止したり、実施時期を延期したりするなどの対応をしている団体が多く、正直以前の利用状況にはまだ戻っていない状況である。  今できることとして指定管理者と協議しているのは、まず安全で安心して利用いただける施設であることを利用者の皆さんにご理解いただけるよう、の施設の使用基準等のルールを周知徹底し、少しでも利用が戻るように取り組んでいるところである。  また、利用者からの活動再開に向けた制限緩和に関するご意見、ご要望を受けているので、類似施設のガイドラインや他の状況を踏まえながら、新型コロナウイルス感染症対策本部とも協議し、なるべく早い段階で以前の利用水準を取り戻せるようにしたいというのが今の現状である。 ◆島田たいぞう 委員  努力をしていただくのは、要するに、我々世の中見ても、中小企業の、例えば小企業なんか特に、もう自己資金を貯金も全部取り崩しながらもう一生懸命努力しているわけである、何とか持続していこうということで。そういう努力がなくて、いきなり4月〜6月の3か月を補填していただきたいというのは、僕はもうちょっと様子見て、いろんな努力をした後にどうしても足らないから下さいと言うならよく分かる話だが、ちょっと理解できないと思うので、より一層の、協会に対する、何というか、努力をしていただくように話しかけていただきたい。  それから話は違うが、このバーチャル展覧会とバーチャル美術館のこの取組……何なのか、どうするのかこれという感じだが、出来上がった後に、一体どういうふうに周知してどうやってしていって、本物はどうするのかという、そういうコロナ対策ということだが、今後のことも考えてそんなに大事なのかなと思うが、お話聞かせていただけるか。 ◎文化課長 ご質問幾つかあったが、まずそもそも、これ何かというところの説明である。  市民の皆様に、自宅にいながら本市ゆかりの美術作品やその関連資料に触れる機会を提供することを目的とした、インターネット上の美術館となる。今回は、今年12月に市民ギャラリーで開催予定の所蔵作品展「椿貞雄と清川コレクション」もバーチャル美術館内に常設展示をして公開する予定でいる。  これって、そもそもどういう考え方なのかという話と、今後どう考えるのかということだと思うが、今回の補正予算では、検討段階では美術品だけでなく2つの博物館、それから図書館、視聴覚センターも含めた部内の貴重資料を一括してバーチャル化できないか協議を進めたが、限られた予算の中で全てバーチャル化をすることはかなわなかった。美術品に関しては、現実の……市民の皆様に鑑賞していただく場がないので、今回は美術品のバーチャル化を優先させていただいたということである。  将来的には、今の話と重なるが、博物館をはじめとした各所属が協力連携して、デジタルミュージアムの持つこの記録保存機能と、今回のこのバーチャル美術館のような公開機能のさらなる充実を図ってまいりたいと考えている。 ◆島田たいぞう 委員  我々映像で見る、よくテレビで日曜美術館とかいろんなものを見ているが、やはり西洋美術館に行って、現場で見るのとは全然感性の受け方が違う。だから、やはりどうしても生で見せるという努力をしていただけるとありがたい。これをつくるなと言うのではなくて、つくった上でさらに周知をし、またそれで見たいなという感性を与えながら、現場に足を運ぶようなものにしていただければありがたい。  それからもう1つ、文化ホールだが、この和風大便器洋式化改造云々と出ているが、これは別に今この時期じゃなくても、何か計画的に造られなかったのか。それとも、なぜこの時期なのか。これこそ何か思いつき──何かどうなのかなと、やるなと言っているわけではない、僕は。だが、何かもうちょっと前に分かっているんだったら……分かっていたではないか、ずっと今までこういうことは。女子便所だって2階開放したり、男子便所だってもう何回も現場踏んで見ていて、ああ、そうなんだ、足らないなというのをよく知っているが。ちょっとお話を教えていただければ。 ◎市民文化ホール館長 和風大便器の洋式化を望む声というのは、公演後に回収したアンケートなどでも把握しており、早くに実施できればよかったが、やはり限られた予算の中、修繕の費用については主に舞台の本番が安全かつ円滑に実施できるように、舞台設備等を優先的に実施してきたということがある。  今回の補正予算では、新型コロナウイルスのお客様への感染防止を最優先に、ホール運営の改善点を洗い出した。トイレについては、和式を避けて順番待ちをする列ができていることから、密な状況を回避するため洋式化の検討を行ったものである。 ◆島田たいぞう 委員  今回造ると言うので、うまく造っていただいて、今の文化ホールあまり使われてない間にきちっと、今度4月、来年以降にお客様を迎える体制をつくっていくことは大事だが、リハーサル、そのモニターというのは、何かそれこそ密室にならないか。結局、逆に、下のもっとフロアの所できちっとしたものを造ったほうがいいのかなと思うが、いかがか。 ◎市民文化ホール館長 リハーサル室については、想定しているのは、今はもう国の方針を受けて、条件に当てはまっていたら1,000人まで、収容人数のマックスまで受け入れることが可能だが、まだまだ全ての公演について1,000人受け入れることが可能というわけではないので、もし定員半減のような、500人までの公演が実施されたときに、お客様入れなかった方を対象にリハーサル室にご案内して、モニターで鑑賞していただければと考えて検討したものである。 ◆島田たいぞう 委員  これは使用料か何か取るのか。 ◎市民文化ホール館長 想定しているのは無料の公演で、当日何名来るかが予測できないような公演、こういった場合は500人以上来てしまうケースもあるので、そういった公演でご利用いただければと考えている。 ◆島田たいぞう 委員  せっかく造られるので、市民の方に喜ばれるようにしていただければありがたいなと思うが、何かもうちょっとこう工夫があるというか、利用方法があるのかなというのは考えているので、ぜひ考えてみていただきたい。 ◆藤川浩子 委員  生涯学習部にお聞きする。  説明資料3ページ、生涯学習施設の予約管理システムの改修だが、ちょっとホームページを確認してみた。そのときに、10月1日、これから市民ギャラリーと茶華道センターが時間を変えて説明と予約の受付となっていた。  今回導入の予約システム、もう一度どのようなものかお伺いする。 ◎文化課長 今回の予約システムだが、市民ギャラリーについては毎月初日に行う抽せんについて、システムを導入せず、今までどおり利用を希望する皆様に施設までお越しいただいて、職員と対面形式で調整の上抽せん会を実施する。そして、抽せん会終了後に空いている部屋についてシステム上での予約が可能となるという中身になっている。  茶華道センターは、月初めの利用抽せんからシステムで行うことが可能である。  なお、両施設とも、利用を希望する月の6か月前から予約が可能だが、システムの利用に必要な利用者登録の手続を事前に施設の窓口でお願いすることとなる。 ◆藤川浩子 委員  米印のところにもあるが、市民ギャラリーについては抽せん方法が複雑であると書いてある。この抽せんシステム、なぜこの対応ができないのかということをもう少し詳細に説明いただければと思う。 ◎文化課長 市民ギャラリーの貸出しは団体により利用期間や利用する部屋数が異なるので、抽せん会では利用日数や利用室数の多い申込みを優先することや、適切な展示室や部屋数、展示の規模をセンターの職員が確認をして、申込者と調整をしながら受付と抽せんを行っている。また、営利目的利用の抽せん会参加の除外などの条件もある。  今回予約システムを導入する際に、こうした条件等を全て反映できるか確認したところ、これについては多額の経費が必要であることが分かったため、抽せん会後の随時予約のみシステム対応することとしたものである。 ◆藤川浩子 委員  ありがとうございます。  やはり、いろんな説明というか、ご案内とかもあると思うので、その辺りは丁寧にしていただきながら利用の活用というか、それを増やしていただければと思う。  ホームページの中に、ポイントカードがありちょっと気になったので、もし答えていただければと思う。  市民ギャラリーの展示会などに行っても、そのポイントカードのお知らせはちょっと目にしたことがなかったので、どのような使われ方をしているのか、お伺いする。 ◎文化課長 ポイントカードの発行については、来館者増加を目指して、指定管理者である船橋文化・スポーツ公社の自主事業として実施しているものである。両施設とも、施設利用団体だけでなく展示会や各種イベントにご来館いただいた方も対象としている。カードの有効期限は最後にポイントを加算した日から1年間で、来館のたびに1日1ポイント付与する仕組みになっている。  現在のところ、カードは227枚発行されており、昨年度は新規で22枚の発行があった。  カードの保有者の多くは、茶華道センターを定期的に利用されている団体の会員の皆様となるが、市民ギャラリーで開催されている展覧会などに定期的に来場していただいている方もいらっしゃっている。  獲得ポイントに応じて指定管理者の主催事業であるスクエア寄席や船橋アンデルセン公園のチケットなどと交換できるようになっているが、なかなかポイントをためることが難しいようで、昨年度のポイント交換実績は2件であった。カード保有者の大多数が茶華道センターを定期利用されている方となるため、カードの新規発行やポイント交換になかなかつながっていないという状況であると聞いている。 ◆藤川浩子 委員  そうである。50ポイントまずはためないといけないということで、その時点でそんなに行かないなということで、カードを私なんかも、じゃ、もらわないかななんてちょっと思ったりもしたが、その辺り、やはりちょっとハードルが高いような思いもするので工夫が必要かなとも思う。来館者の方に喜んでいただけるような、そのようなポイントカードにしていただければと要望する。  次に説明資料12ページ、西図書館にお伺いする。  電子書籍サービスのことである。まず、ここについてはどこの貸出システムを使うのかをお伺いする。 ◎西図書館長 どこのシステムをご利用かということだが、電子書籍サービスは図書館の指定管理者である図書館流通センターの提案事業、自主事業であることから、流通センターのTRC−DLというシステムを利用する予定である。 ◆藤川浩子 委員  この貸出システム、図書館流通センター、指定管理者ということで既に……とお伺いをした。  既にほかの、例えば八千代とか流山ではほかのものだが、電子出版制作・流通協議会とかということで、そちらのほうで導入をされている。  例えば、この貸出システムを導入するに当たって、八千代とか流山またはほかの自治体も参考にされたのか、お伺いする。 ◎西図書館長 令和元年度、ちょうど昨年度だが、電子図書館を導入している八千代の図書館のほうへ視察に行き、その利用状況などを確認させていただいている。  また少し前だが、平成29年度には、電子書籍サービスを当時開始している公共図書館を対象に、電子書籍サービスを始めたきっかけとか、導入しているメーカーの選定理由、またサービスする方の対象の範囲など、14ぐらいの項目について照会を実施させていただいている。 ◆藤川浩子 委員  14項目の調査を行ったということなので、その中でいろいろ参考にしていただければと思う。  このシステムの導入費というのはかかるのかどうか。この説明資料の中には、維持管理に係る費用というのは資料にある使用料及び管理料の996万6000円ということで計上されているが、導入費についてはどうなのか、お伺いする。 ◎西図書館長 資料の12ページにある予算の内訳996万6000円だが、そちら使用料及び賃借料となっているが、これは電子書籍がデータであるためにデータベースの使用という観点からこういった費目になっている。今回補正予算として計上させていただいているこの金額については、全てコンテンツ代、資料費、図書でいえば資料費に当たる。  そして、システムの導入費についてだが、先ほど申し上げさせていただいたとおり、指定管理者の自主事業であることから、指定管理料の範囲において行っていただくので、この導入に当たる新たな経費は生じていない。 ◆藤川浩子 委員  分かった。  それで、例えばこのシステムの導入とか維持管理に係る費用がこの電子書籍の普及を阻んでいるというような声もあるが、その辺りも検討されたのかどうか、お伺いする。 ◎西図書館長 先ほども申し上げさせていただいたが、指定管理料で支出することになっている。仮にシステムを導入する場合だが、ホームページの作成の費用とか船橋図書館仕様の貸出システムの構築など、約100万円程度かかる予定である。  また、維持管理の費用についても、これは毎月10万円程度かかるが、こちらについても指定管理料の中でやっていただくことになっており、そういった点からは、私どもとしては経費的な部分での問題というのは今回はなく、導入に踏み切れたのかなと考えている。 ◆藤川浩子 委員  ありがとうございます。  あとはもう本当に電子書籍の内容か。いかに多くの本が皆さん手元で読めるかということで広げていただければと思う。 ◆木村修 委員  今のに関連してちょっと伺うが、大変基本的なことだが、この電子書籍の仕組みというのは、先ほどTLC−DLと伺ったが、電子書籍を読むにはどういうふうにしたらいいのか。どんな端末で読めるのか、伺う。 ◎西図書館長 まず、どのようにして読めるかということと、どのような端末かということだが、まずは船橋の図書館資料利用券をお持ちの方、つまり図書館の登録がある方だが、その方々のうち船橋在住・在勤・在学の方がご利用の対象となる。そして、手続としては、お近くの図書館や公民館図書室等でまずは利用の手続を行っていただきたい。  そして、ご利用の端末だが、インターネットに接続したパソコン、スマートフォン、タブレットによって24時間いつでも図書館ホームページからご利用が可能となっている。 ◆木村修 委員  展示会に行ったときにちょっと見てきたが、貸出期間が過ぎたら自動的に読めなくなるという仕組みだったが、これもその仕組みか。 ◎西図書館長 おっしゃるとおりであり、貸出期間は2週間の予定である。そして、貸出期間が過ぎると自動的に返却となり、読めなくなる仕組みである。  また、貸出期限を待たずに読み終えた場合は、返却ボタンを押していただいて返却していただくことが可能である。 ◆木村修 委員  蔵書についてだが、通常の本みたいに今後も利用者の要望とか聞いて増やしていくという仕組みなのか。 ◎西図書館長 今後、初めてのサービスなので、導入後の利用状況を見させていただき、例えばニーズの高い分野のものを充実するなど、コンテンツの追加については検討していくこととなると考えている。 ◆木村修 委員  多分、指定管理者さんともあるではないか、いろいろ……このコンテンツの増やし方というのは。この本だけとかというのではないのかもしれないが、ちょっとその辺はまた勉強しておく。  あとネット上だと、無料で読める書籍なんかも結構あるが、書籍にもよるがある程度選別された安心なものであればこういったものも読めるといいと思うが、幅も広がると思うがどう考えるか。
    西図書館長 今回導入しているサービスのコンテンツの中には、青空文庫というものが入る予定であり、それは著作権が消滅した作品や著者が許諾した作品のテキストを公開しているインターネット上の図書館がある。この中から約4,000点ほどこの船橋電子図書館の中にも入れる予定であるので、船橋の電子図書館サービスを通じて、同じサイトの中からこういった、青空文庫になるがそういったものもご利用いただけるものと考えている。 ◆木村修 委員  青空文庫も読めるということで、結構読むのにテクニックも要るものなので、それもウェブで読めれば非常に便利かと思う。  電子書籍というと、紙の本と違って非常によいところも悪いところもあるが、1人でも多くの市民が触れていただけるように、研究を今後もよろしくお願いする。 ◆朝倉幹晴 委員  電子書籍に関連して、中高生や受験生などが役立つような書籍もあるのか。 ◎西図書館長 今回、追加でコンテンツを拡充させていただくわけだが、その選定は歴史とか社会科学、芸術、言語、文学など、様々な分野から司書が選定する予定である。  その中には書き込み式の参考図書なども、これまで本だとなかなか書き込みをされてしまって入れづらかった資料だが、そういった学習参考書も入れる予定である。 ◆つまがり俊明 委員  3点ある。  修学旅行とGIGAとトイレの消毒の話である。  まず修学旅行キャンセル料の補助だが、素早い対応でこうやって上げていただいて、大変よかったと思っている。  9月21日の東京新聞を見ると、これ行かせてあげたいが中止の自治体、苦渋の決断……日帰り旅行の子供、バス会話禁止でも思い出になったとか、結構お子さんや保護者のみならず、やはり社会的に非常に注目されているこの代替事業なのかなと思っている。各自治体によっても学校ごととか、あるいは自治体としてまとまってこうするとやっているところとかいうふうにまちまちである。  もちろん学校現場とか教育委員会のほうではいろいろ動いていらっしゃるということだったと思うし、先ほども鴨川シーワールドとかミニキャンプとかテーブルマナーの話があった。  ただ、これが保護者の皆さんがどれだけ共有されているのかについては、ちょっとなかなかなのかなと。もちろん教育委員会としても、学校に任せていることなのであまり細かく聞けないとは思うが、もうちょっと学校間の横の情報共有、学校名はなくてもいいと思う。今、こういうことがあるというようなことを、もうちょっと教育委員会側から発信をしていただく。学校に向けてというよりは広く世の中に向けてということだと思うが、そういったことは何かちょっと取り組めないか。  聞き取りなんかも、わざわざアンケートとかやるとこれがまた現場の負担になるので、ふだんのやり取りの中で聞き取れる範囲で結構だと思うが、そういうことはいかがか。 ◎指導課長 委員おっしゃるとおりで、実際の、具体的にどんなことを行っているのかというところについては、こちらとしても、個別には校長先生と連絡取る機会私も多いので、どんなことを考えているのかとか、そういったところを機会を捉えて把握をしているところである。  また、校長会で、月1回の校長研修会があるので、そこの場を活用して具体的な情報交換である。そういったのを既にもう9月に行っているというところは聞いているが、さらに校長会を通じてそういった話もまたしていければと考えている。 ◆つまがり俊明 委員  それはいいが、それがやはり保護者の皆さんはやるのかやらないのか、もちろん学校のほうではある程度もちろん決まってからではないと打ち出せないわけである。どこが何をやっているのかということ、うわさでいろいろ入ってくるわけである。そこがまた、うちの学校はどうなんだろうかという不安をあおっていくというか……ところもあるので、何というのか、教育委員会として今いろんな学校で検討していると。中にはこういうものをもう実施した、あるいはもう計画をオープンにしているということを発信をしていただきたい。つまり、横の情報の共有というのが保護者間のみでやられているような状況なので、やはりそれを学校全体としてこうであるということを、教育委員会として発信をもうちょっとしていただきたいということだが、今の話だと、まだ校長会の……学校と教育委員会の関係性だけじゃなくて、そこにやはり保護者との関係性があると思うので、要望にするが検討していただきたい。回答は結構である。  それから、すいません、これも本会議で聞いていた話もあったら恐縮だが、GIGAスクール構想の先ほどの話の中で、体育館のアクセスポイントの話があって、当然避難所との関係もあると思うが、その辺りは危機管理課とよく調整等をされているという理解でよろしいか。 ◎管理部長 危機管理課のほうとは、その調整を今している段階である。 ◆つまがり俊明 委員  恐らく、学習環境として必要なアクセスポイントの容量と避難所としてのアクセスポイントの容量は異なると思う。ただ、それをどのようにやって……つまり、2回投資があるようなことにならないように、ぜひそこは調整を十分図っていただきたい。これはもう要望だけにしておく。  最後に1点である。  学校トイレの消毒の経費ということで、委員会でも度々これはいろんな議論があって、こういった経費をやっていただいているのはとてもいいことだと思っている。  業者委託というようなことになっているが、これから、もちろん契約をしていくわけだが、どういった事業者を想定していらっしゃるのか。一定のめどというか、キャパというのはあるものなのか。その辺りはいかがか。 ◎保健体育課長補佐 市内の清掃業者、こちらのほうを当たって、1社では到底無理だと思うので何社か話を持っていき、業者のほうを決定していきたいと考えている。 ◆つまがり俊明 委員  スクールサポートスタッフの話もあるし、あと中学校は保護者の皆さんにも入ってもらっているところもあるみたいである。小学校のほうはちょっとNGということみたいだが、いろんな形で。あと、今消毒についてももうちょっと緩和して考えていいのではないかというような話もあった。ただ、ちょこちょこと公立高校とかでもちょっと休校なんかも出てきているので、引き続き、恐れ過ぎず、しかししっかりやっていかないといけないということでかじ取り難しいと思うが、いろんな皆さんの力を使って、やって進めていっていただければ思う。 ◆鈴木和美 委員  私は2つ。  まず、トイレの清掃委託のほうから。  今どういう状況でトイレ掃除は行われているか、まず確認をさせていただいていいか。小学校中学校それぞれどのような形で。今、先ほどマニュアル配っていただいて、一応子供たちは掃き掃除をすることはできるようになったのか。どのような状態に今なっているのか、教えていただけるか。 ◎保健体育課長補佐 トイレ掃除については、国のほうのマニュアルでも、だんだんだんだん児童生徒に行わせていいような形には緩和されてきているのだが、船橋の場合は感染状況に鑑みると、なかなか消毒までは子供たちのほうにさせることはできない。手袋を使っての清掃はなかなかさせることは、今の現状では難しいのではないかということで、掃き掃除とかそういうものについてはマスクとか着用しながら教師がついてというところで。個室のほうである便器とか、あと水洗のレバーとかボタンであるというところ、男子トイレもそうだが、そこに関しては職員が消毒作業を行うというふうに現状している。 ◆鈴木和美 委員  この委員会でも何度か議論になっているが、今、中学校のほうでは保護者の方が入ってという話があって、小学校でもPTAにお願いしてやっていただいているところもあると思うが、全体でどのぐらい教員の方の手……児童の手ではなく掃除、消毒がされているのかは把握されているか。 ◎保健体育課長補佐 前々回の文教委員会のときに、18校ぐらいと記憶している。 ◆鈴木和美 委員  そのときと変わってないというご答弁ということでいいか。 ◎保健体育課長補佐 変わってないと思う。 ◆鈴木和美 委員  今度、この20か所を超える学校については、教員の負担が大きいことから毎日の清掃を一部業者委託にするということだが、20か所以上ある学校というのは市内にどのぐらいあるのか。 ◎保健体育課長補佐 現在こちらのほうで調査した内容だと、大体48ぐらいが20か所以上あると調査の結果が出ている。 ◆鈴木和美 委員  48校ということでいいか。 ◎保健体育課長補佐 はい。 ◆鈴木和美 委員  48校のうち、委託に出す個数というのは幾つか。 ◎保健体育課長補佐 この48校について、現状委託に出そうと考えているが、現在もう少し丁寧な調査を行いながら、日常頻繁に使われているトイレの箇所というところも限定しながら、再度調査を学校のほうに現在かけているところである。  現状としては、この48で算定している。 ◆鈴木和美 委員  この算定したときは、48校のうち何か所を委託に出す予定の算定なのか、これ……いいや、ごめんなさい。 ○分科会長(杉川浩) 答えられるか。 ◆鈴木和美 委員  いけるか。 ○分科会長(杉川浩) 数字出てるから、出せるよね。予算が出ているんだもんね。 ◎保健体育課長補佐 すいません、少々時間いただけるか。申し訳ない。 ○分科会長(杉川浩) では、続けて。 ◆鈴木和美 委員  大丈夫である。次行くので。  よく説明を伺ったところ、48校だが、トイレの箇所が20か所以上、例えば22個ある所は2個だけを清掃委託に出すと伺った。  そうすると、学校によっては、例えばトイレの箇所は22か所あって児童数は560人という学校があるが、一方で、トイレの箇所は同じぐらいの規模の学校でも十何か所しかないので委託校にはならない学校があるとか、要するに生徒数と箇所数が必ずしも合ってない。中学校になるとそれが顕著で、例えば児童生徒数が386人しかいないがトイレの数は26か所あるという学校もある。そうすると、この学校は6か所が委託に出ることになると思うが、それって物すごく非効率であると私は思うが、この20か所を超えるところの部分だけを委託にするという方法は効率的だと思うか。 ◎保健体育課長補佐 今回、この積算については、予算を計上する上での理論値ということで、各学校均等に算定できるように計算をした内容であり、今後契約に当たっては試験や学校行事、それと小学校と中学校の差また使用頻度、そういうものを考えて、例えばある程度のエリアをつくってその中で調整するなど、限られた予算の範囲の中で、委員おっしゃるように効率よく運用を図っていきたいと考えている。 ◆鈴木和美 委員  毎日その学校の委託をする予定の箇所というのには清掃が入るということだが、例えば毎日ではなくて各学校回っていただいて、その日は全部のトイレを清掃委託を請け負っていただくところにやっていただくとか、工夫をしていただかないと、例えば小学校で1,200人児童がいて18か所しかないからその委託からは漏れているという学校がある一方で、さっき紹介したように生徒数が386人だが箇所数は26か所あるという学校、これどう考えてもちょっとおかしいと思うので、積算はそのように出されたのかもしれないが、ぜひ工夫をしていただいて偏りがないようにというか、結構大きい予算であるので工夫をしていただければと思う。  次、さっきのドリルの話だが、9月、10月はもう予備費で対応されていて、今9月なのでもう学校で実際に何らかの形で使われているということになると思うが、さっきの話を聞いていると、家庭でやる場合と授業で使う場合と両方を推進してるということでいいか。 ◎総合教育センター所長 基本的には、学校の授業で使いたいと考えている。  ただ、今回、スマートフォンでもできるということで、家庭での学習も自主学習としてできるかなと考えている。 ◆鈴木和美 委員  学校で子供たちはどのように指導をされているのか。家で使えるんだと思うが、子供たちは学校でどのような指導をされて、このドリルについてどのような指導をされているのか。 ◎総合教育センター所長 学校のほうには、GIGAスクール構想で導入する学習ドリルのほうを紹介して、これは学習の授業とか、あと個別の学習に使っていただきたいということで、学校のほうにお願いしている。  学校のほうに、周知は8月の下旬のほうにしたが、なかなか改めて変わっていく内容であるので、いろんな質問もあったために、9月15日に校長研修会のほう……校長と推進委員への研修のときにまたお知らせしたのと、あと副校長・教頭研修会でもドリルについて説明したり、また、その次に教務主任研でも説明したりということで、その使い方について今周知をして、その使い方について学校が理解して、学校が今使用し始めているというような段階ではある。 ◆鈴木和美 委員  ごめんなさい、学校が子供たちにどのような指導をしているのか。  では、もうちょっと詳しく。例えば、学校で使うときに、さっき幾つかご紹介いただいた。パソコン室でみんなで使おうというときに、例えば算数の分数の計算のドリルをみんなでやろうと言って始めて、どんどんできる子はどんどん難しいものが出てきてということだと思うが、今の学校の授業の中で、そのドリルをそうやってみんなでやる時間というのが取れる状況にあって、なおかつそれをみんなでパソコン室でやって、さっき家庭でもできるということなので、どのようにというのは……指導しないのか。家庭で使えるのは分かったが、どういうふうに子供たちにこれを活用しなさいと周知をされるということになっているのか。 ◎総合教育センター所長 まず、そのドリルの紹介で、学校のほうに学習の仕方についてはちょっとお願いはしているが、1つは少しずつ慣れていくということなので、いきなり例えば宿題に出せるとかそういったところまでいかないと思うので、とにかくできる範囲でできる時間で、その学習で使っていってほしいということで説明はしている。 ◆鈴木和美 委員  これ、もう9月……もっと言えば、前の段階から使っているものがあって、9月から新しいライブラリーだったか。ラインズeライブラリアドバンスというものを使っていると思うが、これの使い方について、子供たちはどのような認識をしているのか教えていただいていいか。  もう1つ。保護者はどのようにこれについて説明をされているのか。 ◎総合教育センター所長 委員のご質問だが、今、周知段階というか、先ほどの繰り返しだが、学習で使える範囲でやってほしいということなので、ちょっとどのように周知というのはまだ把握してないので、ただ、学校のほうにはこういったドリルがGIGAスクール構想で導入されるので、アカウントのほうを配付していただいて活用していただきたいということでお願いはしている。 ○分科会長(杉川浩) 子供たちにどう伝えているかと聞いてる。  いいか、鈴木委員。 ◆鈴木和美 委員  はい。時間制限ないのでもう一回聞くので、大丈夫である。  子供たちはどういうふうに言われているのか、これについて。家でやってもいいと言われているのか。お母さん、お父さんたちにはどのように使っていただきたいと言われているのか。どういう今状況なのか。もうこれ、予算始まっていて、予備費でわざわざ事前に対応したわけではないか。予算可決することを待たずに予備費を使って始めたわけではないか。ということは、急いで始めたかった理由がある、予備費を活用して始めたということは。じゃなかったら、この予算が通過して11月からやればよかったものを8月いっぱいで前のものが切れてしまうから、引き続き、このドリル違う会社のものだが、使える状況にあったほうがいいと思ったから予備費で対応したと思うが、そうではないのか。 ◎総合教育センター所長 委員おっしゃっているように、早く慣れてほしい、そして早く双方向の学習を分かってほしいということで、また単元のまとめを使ってほしいということで、ドリルを導入した。 ◆鈴木和美 委員  なので、今どのような状況にあるのかを聞きたいが、早く始めたかったんですよね。もう、今日9月24日である。9月1日からこの予算可決されて使える状況になっていたと思うが、今どのような状況なのか。  今、まだ何にも進んでないんだったら、10月からでよかったではないか。9月から予備費で対応したと言うのだから、何らかの形でもう1か月近くたっているわけなので、形になっているはずだが、それはまだできていないということでいいか。 ◎総合教育センター所長 確かに、早めに学習のほうを進めてほしいということでやっていたが、やはり新しいドリルの形式になったので、学校のほうもしっかり理解してから保護者のほうに周知したいというような要望もあり、いろんな質問に……また先ほどの繰り返しだが、そういった意味で校長研修会とか推進教員の研修会とか、副校長・教頭研修会で説明したりとか、教務主任研という説明があってなので、早く始めた学校もあれば、やはり教員間で確認して学校で理解した上で保護者に通知しているというような学校もある。  確かに、今ほとんど保護者のほうに通知は出しているが、確かに少しスタートの差は出てるということは確かである。 ◆鈴木和美 委員  じゃ、その早くスタートできた学校というのは、保護者には家での活用方法とか取扱いの方法とか、そういうことはよく説明されているということなのか。 ◎総合教育センター所長 早く周知していただいた学校は、そのドリルの内容についてこういったドリルを使えるということで、保護者のほうにアカウント等を配付して実施しているというところである。 ◆鈴木和美 委員  保護者にはアカウントをお知らせして終わりなのか。このような学習目的があって、こういうことに使いたいからこのアカウントを使ってやっていただきたいなのか、それとも各家庭それぞれ環境が違ってできないので、そこまでは望んでいないものなのかというのを周知しないと、アカウントだけ配ったってどうしていいのか保護者は分からないと思う。  こういうふうに、この単元まで今授業が進んでいるからこういうことに使っていただきたいなのか、ここのところはやっていただきたいなのか、確かに初めてというか、5月からやっているが、そこが全く見えない中でアカウントだけ配るための予算なのか、これ。アカウントだけ配って、各家庭それぞれできる人はやっていただきたい、学校では先ほど岩井委員が言っていたように週1回使えるのか、1か月に何回使えるのか分からないパソコン室で使うというだけにかける、これは予算なのか。  タブレットをまだ配られてないんだから使える機会って、学校で使える機会って物すごく少ない。だったら家庭でと言うが、家庭では別に求めてないってさっきご答弁されたが、これはどういう予算なのか。 ◎教育次長 4月からドリル8月末まで無償のものがあったのはご案内のとおりだが、まず一斉休業があったということがあり、こうしたときにこのドリルを中3と6年生は主に貸出しもしたし、対応していった。それが家庭学習の支援につながっていたということもあり、まず切れるということは、これはしないほうがいいだろうということがまず1つにある。  それとあと、今ご質問されて答弁していく中で、現場というか、家庭学習の支援についての指導について、確かにもたついているようなところがあると思う。その部分についてはこれからというか、周知されている分とされてない分に差が出てるということがもう分かったので、徹底して指導してまいりたいと思うので、各学校へ周知して、有効に……要するに一斉休業だけではなく、そうではない場面、通常の業務の中でもPCルームのみならず家庭でも利用できるような格好で、総合教育センターも指導課も合わせて、対応できるように取り組むことを緊急にしたいと思う。 ◆鈴木和美 委員  次長に締められちゃったが、学校に今、船橋では新しい学習ドリルソフトを整備したので、本校で導入することになった。ついては、利用方法をご確認の上ご活用いただきたいという文書が配られているが、何のことやらさっぱり分からない。これでパスワードとID渡されたって。一体何に使ったらいいのか、どういうことなのか、IDを入れて入ってみても、宿題は出ていないみたいな画面が出てきて、これだけを配るために9月、10月予備費を活用して、この先4か月分の予算をいただきたいってちょっとなかなかどうなのかなと思う。 ◎教育次長 ご指摘ごもっともなところも私どもも思うので、ただつながりというものも大事にしていたというのも、これご理解いただきたいと思うが、コロナのことなので、一斉休業というところに対しての手当というものも考えた上での話ではあるというのは前提である。  ただ、学習の場面で家庭学習に有効に利用し得るように、もう一度言うが、緊急にこれに関して対応して、先生がすぐ慣れていただくというのはなかなか難しいのかも分からないが、コンテンツがこうなかなか──今回入れたドリル、なかなか優秀なドリルということもあるので、単元ごとの理解が子供たちがこう差ができないように使えるように、教育委員会で検討して早急に対応してまいりたいと思うので、よろしくお願いする。 ◆鈴木和美 委員  よろしくお願いされちゃったのでよろしくお願いされるが、これもったいないと思う。こんなに予算をかけて、予備費で切れ目がないようにと準備されたと思う。家でやはり端末を使って、保護者のスマホなのか、家のパソコンなのか、タブレットなのかとあると思うが、使わせてやるわけなので、保護者にもある一定理解していただかないと恐らく進んでいかないし、学校だって進めにくいではないか。各家庭によって差があるわけなので。  我が家なんかも、子供が勝手に触れる物というのはない。ということは、自宅に保護者がいるときにしかできないという状況になるので、各家庭、状況も様々な中でこれを使っていくということは、もうちょっとしっかり計画を立ててやっていかないといけないのかなと思った。全員にタブレットが導入すれば問題もなくなってくると思うが、それでも持ち帰りについてはたしかまだ検討中ということだったので、なかなか難しいのかなと思うので、ここはしっかり研究していただいてご対応いただければと思う。 ◆岩井友子 委員  トイレの消毒の話が、いまいち私分からなかったので伺いたいが、48校で20か所を超えた部分だけ委託ということは、トイレ全体の何%ぐらいを委託にするということなのか。  何かいっぱいやるのかなと思ったらごくごくわずかしかやらないということで、これで本当に現場の役に立つのか。たった2か所のトイレの掃除するために、知らない業者が学校に入ってくるなんて、学校にとっては迷惑になっちゃうのではないかみたいな心配であるが、もしこれ、全ての学校のトイレを委託で清掃、消毒するとなると、予算的には幾ら必要なのか。 ◎保健体育課長補佐 大体5億円ぐらい……かかる。 ◆岩井友子 委員  図書館の何とか棚が1億円ではないか。それでGIGAも18億円とか、かなり桁が大きい、今回は事業をやっている。  それで、この学校トイレの消毒は本当に現場から求められていたことであるが、まだこれからも国の交付金の計画が追加があるかもしれない中で、船橋として改めて、全校のトイレを対象にした事業というふうに見直しすべきなのではないか。一番優先、教育委員会の中で優先度の高い事業ではないかと思うが、そういうふうには考えなかったのか。 ◎保健体育課長補佐 やはり、現状トイレの消毒というところで、教職員にかなりの負担をおかけしている部分は多々あったので、そういうふうなところで一度は考えはしたが、やはり予算的にかなりかかるというところで、限られた予算の中でできる範囲ということで、今回このような算定基準を示させていただいた。  ただ、国のマニュアルにも示されているとおり、本市においてもやはりこの4月に向かって段階的に児童生徒の清掃活動、こちらに移行することは考えていかなければならないかなと思っている。通常どおり、児童生徒の清掃活動の範囲が広がることによって、業者による消毒作業にも多少余裕が生じてまいるので、その分を調整してエリア内の他校にも業者に入ってもらうなど、そういう運用方法が軌道に乗ってさきの見通しが見え始めたところで、予算内で全校を見据えた運用も考えていきたいとは思っている。  また、そのことにより、スクールサポートスタッフ、用務員の方々も清掃消毒作業を減らしながら、特にスクールサポートスタッフの方々には、ほかの面で教職員の負担軽減につながる活動を行っていただきたいと考えている。 ◆岩井友子 委員  ぜひそうしていただきたいが、本来だったら5億円必要なところ7200万しかつけてないという、本当に何か限られたことしかできないのかなというのがちょっと残念だが、できれば増額も今後検討していただきたいと要望する。 ◆鈴木和美 委員  岩井委員の質問を聞いていて、これ、スクールサポートスタッフというのは、全校に配置できたのか。 ◎学務課長 スクールサポートスタッフの配置状況については、現時点で83校中51校の配置を終えているところである。  残りの学校についても、現在手続を進めているところなので、10月末までには全校配置できる見通しである。 ◆鈴木和美 委員  ということは、この清掃委託が始まるときには、20か所分はスクールサポートスタッフの方が掃除をするということなのか。この議案の説明会のときの資料を拝見しているとそう読めるが、そういうことでいいか。 ◎保健体育課長補佐 これはあくまでも本当に理論値で計算したもので、スクールサポートスタッフとそれと用務員の方々の勤務時間、こちらのほうから換算し、20か所はできるかなというところで算定させていただいた。ただ、スクールサポートスタッフについては、勤務時間4時間を全て清掃、消毒活動に費やすということではなく、学校事情に応じて校長裁量で上手に活用していただきたいと考えている。  今回の業者導入をすることによって、教職員の負担が全くゼロになるということではないので、全く全てをこのスクールサポートスタッフと用務員の方々にお願いするという考え方では今現状ない。 ◎学校教育部長 すみません、時間が空いてしまったが、先ほど岩井委員からICT支援のご質問をいただいていたが、ちょっとそのことでよろしいか。  古和釜中学校が今ICTの研究校になっている。古和釜中にはICT支援員を1人配置している。これは、指名競争入札の中でこういう方をということで1人配置をしているという経緯がある。かなりICTの専門的な知識を持っている方がいろいろ助言してくれたりということで活用しているので、やはり今後、全校子供一人一人に1台のパソコンをする、または教職員のスキルを上げていくような、そういう専門的な方の知識というのは当然必要だと思うので、教育委員会が直接探すというのはなかなか厳しい状況があると思うので、増えるというところも前提に、どういう形でこういう専門的な方を現場に入れられるかということは今検討しているところである。
             16時21分休憩    ──────────────────          16時23分開議 ○分科会長(杉川浩) 本日の分科会はこれで散会するが、なお、残っている認定第1号決算の認定については、明日10時からこの場所で再開したいと思うので、皆さんよろしくお願いする。    ────────────────── ○分科会長(杉川浩) では、本日はこれで散会する。          16時23分散会    ────────────────── [出席委員]  分科会長  杉川浩(自由民主党)  副分科会長 藤代清七郎(自由市政会)  委員    大沢ひろゆき(自由市政会)        木村修(公明党)        藤川浩子(公明党)        つまがり俊明(市民民主連合)        岩井友子(日本共産党)        島田たいぞう(真政会)        鈴木和美(真政会)        朝倉幹晴(みらい@船橋) [説明のために出席した者]  小山教育次長  大竹管理部長  齋藤教育総務課長  安藤施設課長(参事)  礒野学校教育部長  日高学務課長  大野指導課長  高橋保健体育課長補佐(主幹)  高山児童・生徒防犯安全対策室長  小林総合教育センター所長  兼坂教育支援室長  三山市立船橋高等学校事務長  三澤生涯学習部長  牟田社会教育課長  大屋文化課長(参事)  加藤青少年課長  竹中生涯スポーツ課長(参事)  関根中央公民館長  柴山西図書館長  高橋市民文化ホール館長  栗原郷土資料館長  入江青少年センター所長      そのほか 課長補佐、班長、係長 [議会事務局出席職員]  委員会担当書記 関谷議事課議事第一係長(主査)          安東議事課主事...