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昭和56年第3回定例会−09月08日-03号

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  1. 船橋市議会 1981-09-08
    昭和56年第3回定例会−09月08日-03号


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    最終取得日: 2021-04-25
    昭和56年第3回定例会−09月08日-03号昭和56年第3回定例会  昭和五十六年第三回船橋市議会定例会会議録(第三号) 〇議事日程 第三号   昭和五十六年九月八日(月曜日)    午後一時開議  第一 市長の所信表明並びに議案第一号ないし第九号及び第十三号(質疑)(前会の続き)  第二 会議録署名議員の指名       ───────────────── 〇本日の会議に付した事件  議事日程のとおり       〜〜〜〜〜〜〜 ◇ 〜〜〜〜〜〜〜        午後一時六分開議 ○議長(長谷川勝巳君) 出席議員数が定足数に達しておりますので、これより、本日の会議を開きます。       〜〜〜〜〜〜〜 ◇ 〜〜〜〜〜〜〜 ○議長(長谷川勝巳君) 議事日程は、配付したとおりであります。       〜〜〜〜〜〜〜 ◇ 〜〜〜〜〜〜〜 ○議長(長谷川勝巳君) 日程に入ります。  日程第一、市長の所信表明並びに議案第一号ないし第九号及び第十三号を議題といたします。
     前会に引き続き質疑を行います。  通告に基づき順次質疑を許します。  三十七番小池英一君。       〔三十七番小池英一君登壇、拍手〕 ◆三十七番(小池英一君) 第二日目のトップを切って、ご質問をさせていただきたいと思います。  まずご質問をする前に、厳しかった選挙戦をみごと闘い抜いてこられました大橋和夫新市長に、敬意を表するものでございます。どうかご健康に十分と留意をされながら、所信表明でご決意をされておりますように、活力ある船橋市の都市づくりに専念されますことを強くご期待申し上げるものでございます。  それでは、まずこの所信表明につきまして、二、三ご質問を申し上げますが、昨日の先番議員さんのいろいろな角度からのご質問によりまして、新市長の所信に対する考え方の粗筋につきましては、大体理解をいたしたものと思うのであります。さらには、私が用意いたしました問題点の幾つかが重なっておりますので、それらを省いて順次ご質問申し上げたいと思います。  まず最初に、交通問題のことでございますが、これは市長は所信表明の中で四つの重点施策を取り上げられておられますが、その第一番目の交通渋滞に関しまして、表現はちょっと変わっておりましょうけれども、感じ方としてはこれはひどいという、そういう印象でお受け取りになっているようでございます。  私は、この表現は、市長が率直に感じられたことを表現されていると感じまして、喜ばしい次第だと思います。これはどなたが見ても、今日の市内の主要な交差点付近交通渋滞は、目を覆うばかりでございます。しかし、これもなれてしまうと、延延と長時間待たされることがごくあたりまえのように感じてくるこの不思議な現象は、私たちはこれからはぬぐい去っていかなければならないと思いますが、市長はご自分の選挙を通じて、この船橋市の市内の交通渋滞がいかに市民の迷惑であり、市の発展を大きく阻害しているかということ、さらには、経済的に大きなマイナスを起こしているということを身をもって体験されたので、今回のような率直な表現になったかと思うのであります。  交通問題は今日に始まったものでなく、船橋市の歴史的な背景も大きく影響していることは事実であります。また、藤代前市長も大変にご苦心をされた行政の一つでもあるわけであります。おかげさまで行政の働きによりまして、中野木の交差点の成田街道寄りの混雑は、わずか五十メートルないし六十メートルにわたる道路の拡幅によって大きく解消されたことは、まことにもって喜ばしいことであります。しかし、このところの渋滞の根本的な解消策は、花輪インターチェンジ付近の改良が、さらに国道三五七号線への道路の拡幅が大きくなされない限りには、完全に解消されないと説明を受けておりますので、この辺の問題を一日も早く解決されるように、特段の努力をお願いするものであります。  さて、この場所のように渋滞の根本的な解消策にはならなくても、こうすればこの部分の交通渋滞はある程度解消できるというものが、この市内に何カ所かあるはずでございます。このことにつきましては、もうすでに担当部局では十分にご検討されていると思いますので、この辺の個所と、それからその具体策についてお示しをいただきたいと思うんでございます。  それから引き続きまして、さらにはいよいよ国電船橋駅北口の第二次再開発に伴うところの工事も、先の見通しが見えてきたようで、周りの囲いも取り払い、道路の整備に入っているようでございます。この工事中のビルが営業を開始する時期はいつごろになるんだろうか。開業によりまして、この辺の交通渋滞はさらに大きくなると一般市民が非常に心配をしておりますけれども、この辺についてどのような見方をされているのか、またその対策があったらばひとつ聞かせていただきたいと思います。  それから、私ども市民の間で大きく問題にしておりますのは、この駅北口のちょっと違った交通信号のことでありますが、このビルが開業することによって、この辺の信号なりあるいは車の流れを変えていかれるお考えがあるかどうかを、まずお伺いをしておきたいと思います。  次には、昨日の先番議員さんからのいろいろのご質問の中で、医療センターの件が所々方々で見受けられたんですが、この医療センターの件については、この議会のたびごとに、理事者側の方からはいま少しで自治省の理解を得られるところまできているんだ、そして、いま全力を上げて早期建設に努力しているのでいましばらく待ってほしいという趣旨の報告が、たびたびなされておりました。私も全くそのとおりと理解をして受け取ってまいったのでありますが、しかし、昨日の市長のご答弁によりますと、いままで報告されてきました、いま少しという、その少しの内容に大きな問題があったように受けとめたのでございますが、そのように理解してよろしいかどうかをお尋ねいたします。  また市長は、私が責任者となって早期建設のために最善の努力をしていくと言われましたが、私どもも自治省のご出身であります市長でありますから、その活動に大きく期待を寄せておりますので、ぜひともご努力をしていただきたいと思うのであります。  ところで、市長はそれら一連のご答弁の中で、現状の内容で自治省に接するにはまことに厳しいものがあります、というご答弁がございました。それからまた、自治省の理解を得るためには、今後特別委員会の皆様ともご相談をしながら、市長の責任で早期解決の方向で努力してまいります、というご答弁がございました。このように言われておりますが、現状の内容で理解をさせるのが大変にむずかしいと言われるのですね。その大変にむずかしいと言われるのは、運営上の問題なのか、まだそのほかに問題があるのか。さらには、何を特別委員会にご相談をされるのか、差し支えがなければお聞かせをいただきたいと思うのでございます。  それから、次には高齢化社会に対応する基本的な考え方について、若干お伺いをいたしておきたいと思うんでありますが、ご承知のとおり、わが国の高齢化は急速に進んでいると言われておりまして、それは医学の偉大な進歩と相まちまして、医療施設や薬品の進歩などによるものと言われております。五十五年度の厚生省の統計によりますと、男子の平均寿命が七十三・三二歳であり、女性は七十八・八三歳と言われております。この数字は、アイスランドに次ぐところの世界第二の長寿国だということであります。さらには、今後大きな変動がない限り、数年後には女性は平均寿命が八十歳に達するであろうと言われている。そしてさらには男性の場合には、十数年後には同じく八十歳に達すると言われております。いずれにいたしましても、このままの推移でいきますならば、早晩、日本は世界一の長寿国になるだろうとも言われております。しかし、わが国の高齢化に対する諸施策は大変に立ちおくれておりますが、高齢化の時代がきていることは否定できない事実であります。  このような見通しの中にあって、現実には、すでに私どもの身の周りでもいろいろと問題があります。昨日も先番議員さんの間からは、老人病のいろいろと問題が提起されておりました。それらに対する対応も責められておりましたが、定年退職後の就職の問題とか、あるいは高齢者の雇用の問題、さらには老人施設、あるいは住宅の問題、それから若夫婦との同居の問題とか在宅老人寝たきり老人独居老人生きがい対策等々、老人に対する対策も大きな問題であると考えておりますが、これら高齢化問題をどうとらえ、老人福祉対策を含めて今後どうしていかれるのか、基本的な考え方について、市長さんにお尋ねをいたしたいと思うのであります。  次に、一般会計補正予算の中で、歳出の第三款民生費の仮称社会福祉会館建設用地取得費が計上されております。これもやはり三年がかりで国との折衝を続けてこられまして、この段階でやっと用地を取得するところまでこぎつけてこられましたことに対して、関係者の方々のご努力に非常に感謝を申し上げるものでございます。この予算がこの議会で通ることと私は信じております。そういたしますと、やはり地元民を含めまして、皆さん方は、それならばいつごろから建設工事にとりかかり、いつから実際に使われるだろうかという、そういう期待感が出てまいりますが、このことにつきまして、市長さんからお考えを承りたいと思います。いつこれが建設の計画に乗り、そして完成をいつごろと見ておられるのか、お伺いをいたしたいと思います。  それから、このことに関連をいたしまして、さらにむ尋ねをいたしますが、実はこの船橋市内の民間の労働組合と官公労の労働組合が一つになりまして、全船橋地区労働組合協議会という古い歴史を持った労働団体がございます。そしてさらに、いま申し上げましたこの全船橋地区労働組合協議会という団体に加盟をしていない民間の労働組合が集まりまして、船橋地区同盟という団体をつくっております。そしてそれぞれの団体は、それぞれ別な活動をしておりますが、その別々の活動ではありますけれども、その中で毎年年二回ほど、いままで藤代前市長と会合を持って、市内の労働団体の考え方やあるいは市側の行政について、お互いに理解をし合ってきております。この会合は、実はずうっと古くから、高木市長時代からも続いている会合でありまして、今後は大橋新市長ともぞひこの会合を持っていただきたいと思うのでございます。  実は、その会合の中で藤代前市長との、先ほど申し上げました労働組合の団体が、いまの勤労会館とは別に、新しい発想に基づいたところの総合福祉会館的なものを建設するということについての、今後新しい計画の中でどのように取り組んでいくかということの話まで、実はしてまいったのでございます。これは、いま申し上げました全船橋地区労働組合協議会、さらには船橋地区同盟、この両方の団体がそれぞれが確認をしている事実でございます。このことにつきましては、その会合に出席をされてこられましたご担当の方々については、先般ご承知のことと思うんでありますが、現段階でこれらの会館建設について、どのようにご検討が進められているかをお伺いをいたしたいと思うのでございます。  以上、第一問を終わります。       〔市長大橋和夫君登壇〕 ◎市長(大橋和夫君) 小池議員のご質問にお答えいたします。  最初にまず、ご激励をいただきまして本当にありがとうございます。厚くお礼申し上げます。  第一点の交通問題についてでございますが、関係部長からお答えさせますけれども、所信表明でも述べましたように、今後の市政運営に当たりまして、船橋の交通問題の解決を最重点に取り上げておりますので、市内の交通渋滞個所を全部洗いまして、必要度に応じて、緊急度の高いものにつきまして、関係部局を督励いたしまして、ベストを尽くしたいと考えております。  第二点の医療センターの問題につきましては、自治省の考え方と、従来とられてまいりました船橋市役所の関係の考え方に、かなりの隔たりがございます。自治省におきましては、もっと経営について市が責任を持つような形をとれないかということでございまして、いろいろな点はございますが、中心点はそういうことでございます。私といたしましては、数年間にわたりまして懸案になってまいりました重要な事柄でございますので、過去の経緯を十分尊重しながら、しかし起債の許可の権限を持っておりますのは自治省でございますので、その辺のところを十分特別委員会で調整いたしまして、できるだけ早く起債がおりるようにいたしたいという考え方でございます。  従来、執行部の責任者でいろいろな考え方があったわけでございますが、自治省の方でも船橋市の考え方が全くいけないと言っているわけではございません。従来の経緯も十分尊重しながら、しかし、基本点についてもっと市が責任を持てる形、収支面も考えて言っているわけでございまして、執行部の責任者、従来の責任者だけでは不十分な点がありますので、新しい市長として全部の責任を負って、早期に病院建設ができるように運びたいと考えているわけでございます。調整が円満につきました場合には、遅くとも十一月までには起債が得られるだろうという私の感触でございます。  高齢者の対策につきましては、現在元気で活躍しておられるご老人も多いわけでございますので、お年寄りで元気な方については、スポーツとかあるいは老人大学とか、いろいろな施策がございますが、それと、やはり高齢で体が弱くなられた方と二通りに分けまして、関係の部課長と従来以上に施策を進めてまいりたいと思っております。  社会福祉会館の見通しにつきましては、国有地の払い下げの条件といたしまして、二年以内に建物を建てるようにという条件がございますので、十分関係者の意見を聞いて、建設に努力したいと思っております。勤労者の総合福祉会館の建設については、十分必要性は認めておりますが、従来の経緯も含めてとのお話でございますので、関係部長からご答弁させます。       〔建設局長篠塚弘治君登壇〕 ◎建設局長篠塚弘治君) 現在の都市船橋市内交通渋滞の問題でございますが、この渋滞解消の具体策ということでございますけれども、私ども既定の都市計画街路三十九路線のうち、進捗の現状は約三〇%が完成を見、その実効を上げておるところでございますけれども、どうしても国電船橋駅を中心とする周辺が非常に混雑をしている実態は、私ども十分認識をいたしております。そういった中で、特に大型バスのバス路線にかかわる現状などもとらえまして見ますと、実質的には交差点などで約二十カ所くらい、市内に点在をいたしておるのが実態でございます。  これらの対応といたしましては、抜本的にはやはり都市計画、この街路事業、既定の事業を進めるほかに、渋滞解消の非常に実効の上がる場所についての新規事業を導入する必要があろうというような考え方で、鋭意取り組んでいるのが実態でございますが、道路の建設はなかなか用地の買収からスタートいたしまして、実現が困難でございます。そういった中で、先ほどご指摘のありました中野木交差点の平面改良などによって、状況が苦しい中にも大分改善されておる。こういった部分改良、こういったものについても、財政の許す範囲、市単独でも取り組みをする必要があろうということでございます。  たとえば具体策として、すみ切りの問題、あるいはバスの発着スペースの部分的な確保とか、あるいはバスレーン優先レーンを設定する、こういったことについて、現在の道路環境の中で取り組めるもの等については積極的に取り組みをしてまいりたい、このように考える次第でございます。  それから、北口の再開発ビルの問題でございますが、おかげをもちまして、工事も順調に推移いたしまして、この十月早々にはオープンをするという手はずでございます。このビルのオープンに関連をいたします周辺の道路状況でございますが、従来の工事囲いを排除しておわかりのように、都市計画街路を二車線、あるいは街区道路を一車線、こういったものを同時整備をいたしておるわけですが、そういった街路幅員の拠出によりまして車線の増大、こういったものが発生するわけですが、これを最大活用するということは当然のことでございます。しかしながら、本質的な、広範な渋滞の問題は、先ほど申し上げましたような一連の街路整備にまつということが考えられるわけでございます。  なお、このビルのオープンにあわせて、例の南北道路につきましてでございますが、これは皆川旧肉店まで全線のオープンを、私ども努力目標として鋭意交渉いたしたわけでございますけれども、残念ながら、地権者の一人の方についてまだ最後の詰めができておりません。これは鋭意努力をいたしておりますが、最悪の場合、ビルのいわゆる駅寄りのところまでは完全にここまでは抜きまして対応をしていきたい、このように考えております。  それから、ビルのオープンに伴う信号機の問題でございますが、これにつきましては交通安全対策課を通じ、公安委員会に検討をお願いいたしまして、周辺の道路環境に合わせた手だてをしてもらいたい、このように考えておるわけでございます。       〔経済部長浅川英昭君登壇〕 ◎経済部長浅川英昭君) 三十七番議員さんのご質問のうち、勤労者の福祉会館についてお答えいたします。現在、市内の勤労者の施設としては、ご質問者も十分ご存じのように勤労会館勤労青少年ホームの二カ所があるわけでございますが、いずれも約十五年ほど前に建設をしております。その当時としてはりっぱな施設であったというふうにも私ども理解をしているわけでございますが、最近、勤労者の日常生活というものが非常に多様化してきておりまして、現在の会議室あるいは講習室からなるいまの福祉施設では、機能的な役割りというものを十分に果たしていないというふうにも考えてございます。そういう面から、最近、市内の労働力人口が増加してきている中で、勤労者団体から、五十万都市に見合ったスポーツ施設を備えた勤労者の福祉会館を建設してほしい、という要望が出されてきております。  市としても、先ほど申しましたように、いまの施設としては十分でないということから、県の第二次総合五カ年計画の中で、それを何とか船橋市に建設してもらえないだろうか、という要望も出したわけでございます。しかしながら、結局、これは取り入れることができませんでした。そういう面から、最近、各市でこういった総合的な福祉会館あるいは福祉センターが建設されておりますので、各市の施設内容等を十分に調査をいたしまして、計画樹立に向けて努力してまいりたいというふうに考えております。  以上です。       〔三十七番小池英一君登壇〕 ◆三十七番(小池英一君) 第二問をさせていただきます。  最初に交通問題の関係でございましたが、先ほどのご答弁からさらに進めまして、同じく国電船橋北口駅前通りから通称天沼十字路に向けての道路が、たびたびこの議会でもご報告されているように、二十二メーター道路として拡幅をするんだ、そういうご計画でございましたが、いま聞いてみますと、用地買収に非常に手間を取っている。それで、これの見通しについてはどのようにか考えになっているか。  それから、実は天沼十字路付近の混雑ということにつきまして、駅前の信号もさることながら、根本的な交通渋滞の解消にはならないけれども、とりあえずは建鉄方面から流れてくる車が、天沼十字路で北口に入るために右折をできないので、そこで渋滞するために大変混雑をしております。この混雑は、夏見の方面からも同じであります。さらには市場通りから来る場合もそうですけれども、ややもすると、市場通りの方は車道が広いために二車線、三車線になる場合もあります。しかし、夏見方面、さらには旭硝子方面から来る道路はそれができないために、延々とつながるわけです。いつもこの議会で何とかお考えをいただきたいということでご相談を申し上げると、何か近いうちになりそうなご返事がいつも返ってくるんですが、あそこの前に住宅展示場があった跡が一応整理されて、そこで拡幅をされたので、じゃ、そこで右折車線がとれるのかなと思ったら、これもとれなかった。  根本的な解消にはならないけど、先ほども中野木交差点において非常に成果があったと、こうおっしゃった。そういう部分的な解消ということもやはり必要であろうと思うんです。これが都市計画街路を根本的に考えるといったら、やはりいままでと同じように、毎回毎回市長さんが選挙のたびに、大変申しわけないと謝らなきゃならぬというような実態が続くわけなんです。ですから、手っ取り早いと言っちゃ失礼かもしれませんけど、部分的な解消の方向として、やはりそういう方向が必要だと思うんですが、この辺について大分時間をかけているようでございますが、その後どうなったかということを再度ひとつお知らせをいただきたいと同時に、そういう形で部分解消ということが、ぜひ方々でやらなければならない。  市長さんも、所信表明の中ではひざをつきあわせて多く語りたい、こうおっしゃっている。そういう意味と同時に、市民の皆さんの知恵と力も持てるものをおかしいただきたいと、こうおっしゃっている。私どもは考えたことを率直に申し上げる。たとえば、それでは天沼十字路から船橋駅北口方面に対しまして、これから道路が広がるというご計画のようですが、いまのご答弁によりましても、二車線あるいは片側二車線、あるいはそれにならったものをつくりたいというお答えでございますが、この近くでは市原市の国道二九七号線、これが勝浦へ通ずる道でございますけれども、この入り口から約二・五キロくらいが、時間によって車の中央境堺線が移動している。これは朝晩のラッシュ時に、車がたくさん流れる方向によって中央の車線を変えているんです。片側一車線にして、片側を三車線ぐらいにするとか。それから、最近聞いたことでは、滋賀県の大津から約二十分ぐらい車で彦根の方に寄ったところに、同じくそういう混雑をする時間によって、中央の車線境界線を移動するという方法をとっているところがあるようでございます。こんなことも、ひとつこの天沼十字路の道路について、あるいは市内の交通渋滞が起こっている部分についてもお考えになってみてはどうかということを、まずご提案を申し上げたいと思います。  それから、さらには国電船橋駅の北口駅前広場でございますが、現在バスのターミナルあるいはタクシーの客待ちの場所になっております。非常に広い高価な場所が、言うならばそこに平面的に使われているという問題があるわけです。そして、いつもここの場所で問題になりますのは、市内の駐車場あるいは駐輪場の問題でございまして、そのたびに市民部の部長さんからいろいろと苦しいご答弁がなされているようでございますけれど、こんなところをひとつお考えになってみたらどうなのか。駅前の広場の地下については、これはどこの都市でもショッピングセンターとして十分に使っているところもありましょうし、これがショッピングセンターが大分問題であるようでございますので、私はせめて駐輪場なり駐車場をつくって、そこに先ほど申し上げました、高齢者対策としての民間委託の方向もあろうと思いますし、あるいは生きがい対策事業としての方向も救いの方法があるような気がするんです。  そんなことで、よその都市ではどんどんどんどんそういう公共の場所を有効裏に利用しているけれども、現在、船橋ではなかなかその方までお考えになっていないようでございます。これらもやっぱり小市民の小さな知恵かもしれませんけれども、これらについてもひとつか考えをいただければ幸いかと思うのであります。  それから、先ほどの医療問題でございますが、市長さんも、見通しとしては十一月ごろまでには何とか起債がおりるんではないかという、そういう見通しのようでございます。どうかひとつ、いままでも毎回毎回そういうことで、この議会で報告をされてこられたけども、この医療センターについては大きく市民も期待しているところでございます。この建設が長引けば長引くほど、いろいろと問題もまた出てまいりますので、どうかその線でご努力を賜ることをか願い申し上げるものでございます。  それから、その次は高齢化社会の問題でございますが、ひとつ一点だけお気にとめていただきたいと思うんですが、この所信表明の中でも案外スポーツ振興ということで、市民の健康を願い、あるいはスポーツを通じて青少年の育成ということを非常にご熱心にお考えになっている。そのお考えが中心であるかどうか知りませんが、ただいまのご答弁の中でも高齢者の問題に対しては、病弱の人に対しては、あるいは健康者に対しては、こういうお考えを述べられております。そのほかに、やはり市民全体の中で大きな問題になっておりますのは、生活困窮者の問題があるはずです。お年をとればとるほど、ますます生活に対する不安というものが、一番大きく出てまいります。  特に私どもサラリーマンについては、定年退職というものが一番大きな問題なんです。それは何かといえば、老後にかけるところの生活の不安定さがあるから心配をするんです。これは国家が保障してくれるなら、別にそんな心配はないんですが、いまの日本の福祉のあり方ではそこまで期待ができない。とするならば、やはり生活力のない人たちの不安というものも、非常にあるものでございます。どうかその辺の生活力の乏しい人に対するご配慮も、あわせてお考えをしていっていただきたいと思うんでございます。  さらに、仮称社会福祉会館につきましては、二年以内に建てる、そのように決められているそうでございますので、どうかひとつこれが一日も早く建設されることをお願いをするものでございます。  それから、さらには先ほどの勤労福祉会館の問題でございます。私ども決して肩を怒らせて、あるいは胸を張って申し上げるわけでございませんが、労働組合の人たちあるいは勤労大衆の人たち、特に給料を天引きされる勤労所得の人たちにしてみるならば、どうもはね返りが少ないんじゃないか、この辺にあるような気がするわけなんです。少なくとも市民税の総額の六五%は特別徴収の所得税と退職所得税だと私どもは承っております。そういうことから考えまして、やはり勤労所得の人たちは、どうもおれたちに対するはね返りが少ないじゃないかということの声が非常に高まってきていることも事実でございます。  そんなことから勤労福祉会館──勤労福祉会館と申しましたけれども、その構想の中には、婦人団体もあるいは子供会の人たちもみんな含めて、総合的な大きな福祉会館というものを考えてみてもいいじゃないか、こんなことも実は会議の中で話が出ておりました。  そういうことで、埼玉県の所沢市では、市内の事業所がその事業所の従業員の福祉施設の整備だとか、あるいは福祉関係の用具の購入、あるいはその企業が従業員の研修会等を開催したり、あるいは健康診断をするような場合には、その企業に対して人員割で市から補助金を出しているという、そういうところもあるように聞いております。このように考えてみましても、やはり私ども勤労大衆からするならば、どうかひとつ広い意味での、広域の意味で、そういう勤労福祉会館というものを早急にお考えをいただきたいということでございます。  そして、この建設については、すべてが何でもかんでも船橋市がしょい込むという方向でなく、たとえば雇用促進事業団の資金もありましょうし、あるいは厚生年金基金の財団の資金もありましょうし、そういうものをもっともっと活用する方向を考えていったならばいいんじゃないんだろうか。どうも船橋市の場合には、小学校の体育館だとか、あるいはそういうものについてはそういう事業団の資金を運用しているようでございますが、一般的には大きな問題でなかなかその取り組み方が鈍いよという声も聞かれているようでございますので、その辺も兼ね合わせてお考えをいただきたいと思うのでございます。  以上で二問を終わります。       〔建設局長篠塚弘治君登壇〕 ◎建設局長篠塚弘治君) 前後いたしますが、まず北口の駅前広場の利用の問題でございますけれども、北口の広場につきましては、私ども昭和四十九年に市施行の開発事業によって生み出した現状があるわけですが、その際に、地下駐車場を含めたいろいろな検討を加えた経緯がございます。地下駐車場のみでは、非常に採算上の問題などを含めて断念をした経緯がございます。  現状は、おっしゃるとおり上部平面の利用状態となっているわけでございますけれども、いま私どもが取り組んでいる大きな問題は、都市計画決定をいたしておる北口の計画面積を確保する取り組みをしているわけです。ご案内のように、東側一帯は計画をされながら何らの事業が入らなかったという経緯がございます。この面積が千六百平米ございますが、これをいろいろな折衝をした結果、買い取る、取得するという行政決定を地区の皆さんと話し合って、合意をした経緯がございます。  現在まで担当課において鋭意努力をした結果、約五〇%、これは取得を完了いたしております。物件の片づけや何かはまだでございますが、約五〇%が解決を見た。この残余五〇について、できるだけ短期間に交渉妥結を見て、そうしますと、全体の計画面積が確保できるわけでございます。ここで再度、広場全体、部分的には現状の中でも自家用の発着部分などは非常に手狭な状況でございますので、これらを包含して見直しをするということを考えているのが実情でございます。したがいまして、ご提案の地下駐車場、地下の利用、こういったものも含めてこの時点で考えてみたい、こういうふうに考える次第でございます。  なお、参考までに第二ビルの完成時における駐車場の問題でございますが、ビル内に百三十七台の確保をいたしまして、さらに周辺に三百台の駐車場を確保するという確約を取りつけてございます。自転車につきましては、ビル周辺の土地を借用して、千台をキーテナントが確保する、こういうような手はずになっておるわけでございます。  それから、天沼交差点の改善、改良の問題でございますが、北口の県道線、天沼十字路に至る県道線につきましては、県の事業委託を受けまして、用地課において鋭意交渉中でございますが、十字路付近、ガソリンスタンド、あるいは湖畔亭、この辺がまだ未解決でございます。これらを積極的に交渉を進めてと同時に市の事業といたしましては、この十字路から建鉄に向かう路線がございます。三四二〇号でございますけれども、これも事業実施を見て、市事業としての拡幅買収の折衝をしております。この辺の事業の推移を見ながら、おっしゃるような交差点改良のスペースが確保できた時点では、即刻実施をしていきたい。  それから、市原市等で行っておる時間帯中心線の移動の問題でございますが、相当の幅員が構成されてかる車線であろうと思いますけれども、これらにつきましては、交通安全対策課が所掌している交通問題の連絡協議会が、本市には県の警察、あるいは葛南土木、私どもを含めて開催されておりますので、この会議に提案をしてまいりたいというふうに考えております。       〔市長大橋和夫君登壇〕 ◎市長(大橋和夫君) お答え申し上げます。  高齢化社会における老人対策でございますが、生活力に乏しい老人の方々に対する対策としては、基本的には国が中心となってやるべきだと私は思っておりますが、市町村のやり得る範囲は補完的なものだと思いますが、根本的な制度改正が行われるのを待っていては現状に合わない面がございますので、できるだけきめ細かな点は市町村が分担いたしまして、今後も十分施策の上で配慮してまいりたいと思っております。  なお、健康な老人の方々については、案外忘れられている面がございますので、できるだけ健康な方々については、スポーツ振興の中で、子供から老人までスポーツ都市としての性格を十分生かすように、今後の施策の中に生かしてまいりたいと思っております。  勤労者の総合福祉会館の問題でございますが、従来の勤労会館や夏見の勤労青少年ホームも大分手狭になっておりますので、必要性は十分わかっておりますが、建設の時期と用地の確保、場所が問題でございますので、なお十分検討させていただきたいと思っております。建てる場合には、事業団等の資金も活用したいと思いますので、その際はご協力、ご支援いただきたいと思います。       ───────────────── ○議長(長谷川勝巳君) 三十四番中村伸君。       〔三十四番中村伸君登壇、拍手〕 ◆三十四番(中村伸君) 通告に従いまして、質問をしたいと思います。  まず、先般の市長選挙に当たりましては、大橋市長の当選ということで、この壇上から敬意を表するとともに、よろしく市民のためにお願いをしたいと申し上げたいと思います。  その前に、前藤代市長が取り組んできました「品格ある文化都市づくり」というようなことで、任期途中にして健康のためにやめられたことに対しまして、この席から、本当にご苦労さまでしたということをまず申し上げておきたいと思います。  それから所信表明に入る前に、前藤代市長の「品格ある文化都市づくり」と今回の大橋市長の「活力ある船橋市の都市づくり」というふうなことで、市民にとっては少し名称だけ変わったのではないだろうか、このように言われる方がおりますが、五十六年度の予算につきましては、議会において可決しているわけでございますが、その可決しておる予算について修正があるのかないのか、この辺をまずお伺いしておきたいと思います。  ただ船橋市が、実施三カ年計画あるいは実施五カ年計画というような路線に沿って今日まで行政を私は行ってきたのではないかと思いますが、新しい市長になって、そしてまた行政通である大橋市長のことですから、途中で変更があるのか、あるいは活力ある船橋都市づくりのためには、藤代路線とは違った角度から行政を進めていく考えなのか、お伺いをしておきたいと思います。  今回の所信表明の中で、大橋市長は四本の柱を持って、そして所信表明をなされているわけでございます。先番の議員さんの中にも、交通問題の解決方法につきましては、るる聞いたわけでございますが、やはりわれわれが思っている交通問題の解決につきましては、何が大事かというようなことでもございますが、やはり船橋市の限られた財源の中でどのような施策を、どの部分を削ってこの部分をふやしていくとかというような、前向きの考え方が行われない限り、私は早期の解決はできないのではないだろうか。  その辺で、五十六年は予算も通過しておりますが、五十七年度には思い切った施策が考えられているのか、また考えがあるのか、お尋ねをしておきたいと思います。  次に、活力ある地元経済の発展でありますというような柱で今回進めておりますが、船橋市の中央市場の問題を一つ取り上げてみましても、本当に船橋の人口に合わせた中央市場の運営ということにつきましては、私がここで言うまでもなく、関係理事者につきましては、努力をしておるというように考えるものでございます。けれども、船橋市の経済、また市長の所信表明の中で、私は字句を言いたくないのでございますが、「江戸時代の昔から商業の町、漁業の町」というようになっておりますが、農業の町というように、われわれは農家の出身でございまして、新しく市長になられて、船橋市の江戸時代からの農業という点につきましては、後の方では載っておりますが、この前段でやはり船橋市内においても農家の人がいるということで、その辺の考え方について、私はなぜ入れてもらえなかったんだろうかというように、また船橋市の中におきましても、漁業、商業、それから農業という柱になってかると思いますが、その辺はどのような考えであったのか、お尋ねをしておきたいと思います。  それから、安心して住める医療施設の整備、福祉の充実ということでお尋ねをしておきたいと思いますが、医療施設については、現在まで理事者が相当努力をしてきたけども、まだ少し見通しが立たないというような話でございますが、新しい市長になって、そして路線の修正をしたり早期に解決できるのか。また、国機関的においても出身者であります大橋市長のことですから、早期に解決できるということを、まず期待したいわけでございますが、この辺の医療あるいは病院の問題等については、お願いということにしておきたいと思います。  それから、福祉の充実ということで、船橋が藤代前市長の時代から、船橋市四十周年記念事業の一環として、習志野駅前の国有地の土地に総合福祉センターの建設をするということは、一応決定をしておったわけでございますが、今回の補正の予算の中で、ようやく土地買収費の予算が計上されております。この問題につきましては一日も早く、やはり四十周年記念事業ということの仕事であったわけでございますので、四十五周年記念事業にならないように、努力をひとつ理事者側にお願いをしておきたいと思います。  なお、教育委員会の方にもお願いをしておきたいと思いますが、私は青少年の教育の場として、長野県の飯綱に用地を求めて、そして早期にでも青少年の施設をつくりたいという教育委員会の要望で、議会でも可決し、昭和四十八年の三月二十九日に購入しているわけでございます。新しい市長ができて、そして青少年の育成、あるいはスポーツとかいろいろな面で新しいアイデアを訴え続けている大橋市長のことですから、この辺の問題等についての解決の見通しについて伺っておきたいと思います。  それから、教育・文化の振興であります。大学誘致といううたい文句でありますが、大学誘致について、五十万都市になろうとする船橋市において、早期に市長の施政方針どおり、大学の誘致をお願いをしたいと思います。  なお、私立幼稚園の充実ということでございますが、いままで私立幼稚園の船橋市から補助をしているものについて、それでもまだ輪をかけて補助する考えがあるのか、いまのままなのか、この辺の考え方をまずお伺いしておきたいと思います。  それから、環境部の方にお伺いしておきたいと思いますが、現在、北部清掃工場の工場が完成しているというように聞いておりますが、試運転の段階で白井町からクレームがついて、現在いまだに試運転ができないという話を聞いているわけでございますが、どの辺のことが白井町の住民から訴えられて、そして一日も早く完成を期して、そして待っている船橋市のためにどのようなことなのか、その辺もお伺いしておきたいと思います。(「それはもう終わってるよ」と呼ぶ者あり)終わってるの、私は聞きたいと思います。  最後に、助役も藤代市政の一年間留守の間、職務代理者としての助役の仕事として、精いっぱいやってもらったわけですけども、新しい市長さんとの話し合いで円満に解決し、辞表を提出したということでございますが、その後の行き先においてもお世話できているようなこともお願いをしておきたい、これは要望にとどめます。  一問終わります。       〔市長大橋和夫君登壇〕 ◎市長(大橋和夫君) 中村議員のご質問にお答え申し上げます。  前市長が掲げました「品格ある文化都市づくり」と、私が掲げました「活力ある都市づくり」それぞれまちの発展のポイントをどこに置くかということを強調したところでございまして、私はある程度認識の違いはあろうかと思っております。しかし、最終的には目指す方向は、私も文化都市ということは言っているわけでございますので、私はやはり船橋の歴史から考えまして、先ほどもご指摘がございましたが、私も農業は大切だと思っておりますが、商業、漁業、農業、あるいは物資流通の基地として、そういう背景を見ますと、やはり経済力を基盤にしなければ本当に内容のある文化都市づくりはできない、そういう私の認識があるわけでございまして、かなりの多数の市民の方方のご共鳴もいただいたわけでございます。私としてはこういう面を強調して、できるだけ高い目標に近づけていきたい。しかし、経済の基盤のない都市では大きな文化は咲かないと考えるわけでございまして、そういう面で相通じるところがたくさんあろうかと思います。  私も行政を経験した人間といたしまして、やはり五十六年度予算が議会の承認を得て通った以上、その予算に修正を加える考えは全然ございません。行政の、また市政の継続性が必要でございますので、そういう面は尊重してまいりたいと思っております。しかし、当選した新しい市長としては、新しい角度から市政を進めなければ、支持していただいた市民に申しわけないわけでございまして、そういう意味で、はっきりと本格的に出てまいりますのは、五十七年度の予算からだと思っております。他の市においても、そういうことで進めてまいっておりますので、通例の例に従ってやってまいりたいと思っております。  なか、交通問題につきましては、限られた財源の中でどういうことができるかということでございますが、五十七年度の中で考えていきたいと思っております。  なか、交通問題を考えます場合に、一般財源だけをあてにする施策ではなくて、やはり国なり県なり、あるいは道路公団なり、民間の資金なり、いろいろな手法があるわけでございますので、根本的な改革につきましては、皆様方のご指導もいただき、また市民の方々の知恵もおかりして、根本的な対策についての手法を十分本格的に考えたいと思っております。  それから、中央市場の関係から云々から、漁業、商業のほかに農業を忘れているのではないかということでございますが、私も地元経済の発展の中には、諸団体の中には農業を含めているわけでございます。従来から船橋は都市近郊農業として、千葉県下におきましても、後継者確保に成功した場所として高く評価されておりますので、時勢の進展によりまして、たとえば中央市場におきます魚の輸送あるいは農業の輸送についても、ほとんど陸送に取ってかわられております。こういうような状態を背景にいたしまして、新しい農業について、十分専業農家の方々また兼業家の方々、あるいは農協の方々と十分意思の疎通を図りながら、対策を立てていきたいと思っております。  それから、社会福祉会館につきましては、先ほども申し上げましたように、国有地払い下げの条件が二年ということになっておりますので、二年以内に建物を建てることになっておりますので、約束を守ってこれが建つようにいたしたいと思っております。  私立幼稚園の補助関係につきましては、これまで船橋市の幼稚園教育に果たしてきた私立の役割りを十分考えまして、他市に遜色のない措置をとってまいりたいと思っております。  医療センターあるいは大学誘致、助役の問題につきましては、お話のありました線に沿って努力いたしたいと思っております。       〔環境部長竹下昭治君登壇〕
    ◎環境部長(竹下昭治君) お答えをいたします。  北部清掃工場の試運転がおくれております理由は、昨日もお話を申し上げましたけれども、千葉ニュータウンの白井地区の住民が、具体的には昨年の六月ごろから、口頭でいろいろ説明を求めてまいりまして、反対運動が始まったわけでございます。私どもはその機械の優秀さ、無公害性を説得をして、スムーズに運転ができるだろうという見通しの中できたわけでございますけれども、一番ネックになっている問題というのは、現在の白井地区の大気汚染状況がどういう状況であるかというその把握、これが環境庁の指針でいきますと、六千時間の事前調査をしなければその地域の固定的な内容については確認すべきではない、というような指針もありまして、それを前提にその調査をやれというような要請があったわけでございます。私どもが六千時間をやりますと、非常に操業がおくれてまいりますので、それを詰めてほしいと──。  なぜそういったことが必要かといいますと、私の方の工場が操業した後で、仮に同地区に公害的な問題が発生した場合に、それが私どもの工場に起因しているものかどうか、それを立証するためには、やはり現在、あるいは四季を通じての白井地区の大気の状況を把握しておく必要がある。これは私どももその点については、特に反対をしているわけではございません。ただ時期がありませんので、その期間を短縮をいたしまして、できるだけそういう調査をし、立証できるものをつくりまして、それで相手方に納得をしていただいて操業を開始しようということで、現在、白井地区の方々と協定を結ぶべく、内容の協議を進めておる段階でございます。  主な協定の内容といたしましては、ただいま申し上げました操業前の大気の調査、あるいは排出濃度、排出量の基準値、あるいは目標値、焼却能力、あるいは操業後の同地域の大気の監視測定装置、こういうものをどうするかというような内容について、現在、地域の代表者の方々と内容の協議をしておるところでございます。  以上でございます。       〔教育長伊藤秀三君登壇〕 ◎教育長(伊藤秀三君) 飯綱高原の問題についてお答えいたしますが、質問者のおっしゃられますように、四十八年に購入いたしまして、現在まで施設を建てる段階に至っておりませんが、途中で設計までできた段階もございましたが、事情があって今日まできております。  私どもがあれを購入しましたときには、一般市民も対象にしておりますけれども、主として中学生の修学旅行の形態を変えたいということが大きなねらいでございました。最近の傾向といたしましては、修学旅行を単に名所旧跡を回るということだけでなしに、自然に浸り、そして農家とか牧場のようなところに行って体験学習をするという修学旅行まで起こっている時勢でございます。  また、つい最近知ったんですが、静岡県では、県が、高校生の山の村を南アルプスに近いところの山地に、土地、建物とも十六億何千万かを投じてつくった、ということを伺いました。要するに、山の中で、自然の中で、精神と身体とを訓練する宿泊をさせたいということでございます。  私どもも、同じ自然であるならば、やはり児童生徒あるいは一般にとっても、山の自然ということがやはり千葉県にとっては魅力があるんだと思います。つい最近、これは民間の長野県の観光連盟と千葉県の観光協会が、姉妹観光県の提携を結んだということが出ておりましたが、私どもはその点でやはり長野の山の自然というものは魅力あるものだというふうに考えておりますので、青少年の健全……(「遠い」と呼ぶ者あり)遠いという言葉がございましたが、これは東日本とか太平洋岸だというと、同じ距離、同じ時間をかけても遠いと思わない。現在、中学校が旅行をやっているのは仙台とか福島ですから、これは長野へ行くのと大体時間は同じです。どうも中心へ行くと、山の中へ入るところは遠いという感覚が強いんじゃないかと思いますが、いずれにいたしましても、大変山の自然を活用した、子供たちの健全育成を兼ねた、そういう施設をできるだけ早く、事情が許す限り早くつくりたいという考え方は、いまも持っておる次第でございます。       〔三十四番中村伸君登壇〕 ◆三十四番(中村伸君) 二問をお願いしたいと思います。  大橋市長の答弁の中で、やはり五十六年度の予算についてはそれにはさわらない、必要に応じて補正を組んでいくという路線ではなかろうか、というふうに理解するわけでございます。五十七年度においては、一般財源をあてにせずにして、そして国、県の予算で事業をしていく。また、交通渋滞、船橋に山積しているもろもろの問題の解決は──ただ市長の話を聞いていて一番問題になるのは、借金財政で困る、困ると言う市長が、新しい仕事をする場合において、借金せずにして事業ができるのかということが、私はいま話を聞いていて一番懸念のするところでございますが、借金を減らすんだという市長が、新しい事業をするためには──私はよく借金、借金と言うと、借金していない、船橋市が投資してある施設をいま金に見積もって処分したならば借金ではない、市民に対するサービスなんだというような考え方で、私は実は考えているわけでございますが、その辺の市長との考え方の相違はあるのではないかというふうに考えるものでございます。けれども、五十七年度には一般財源をあてにせずして、そして国、県で新しい事業の推進をしていくという市長の方針につきましては、称賛をするとともに大いに歓迎し、市民の願いを解決してもらえるように、また、してくれるようにお願いをしておきたいと思います。  先ほど農業という問題に触れましたが、市長も船橋における農業振興に対しまして、忘れずして、やはり施策についても都市農業というあり方についてひとつご指導をいただきますよう、お願いをしておきたいと思います。  なお、環境部のいまの答弁の中で、私が一番懸念するのは、船橋市民が船橋市に対する陳情を、あるいは要望を訴えるなら話はわかります。けれども、隣の白井町から船橋に訴えてくる。私は行政サイドにおいて、白井町から船橋市に要望が出たとするならば、大いに取り上げて、船橋の路線を曲げるようなことのないように、できなくなっていることについての解決については、そこに問題があるのではないかというふうに考えます。白井町から、白井町の住民がこういうことで陳情に来ておりますので、船橋市当局の考え方はどうなんですかということがあったのか、ないのか。あったとするならば、その答弁はどのようにしていたのか。  私も豊富の生まれでございまして、一番住民から、船橋の北部清掃工場として日本に一つしかない清掃工場をつくるんだから協力しました、というような考えの方が数多くおります。それが、完成もしたのに試運転もできない、操業もできないということに対しては、協力してくれた市民に対して申しわけないのではないだろうか。そして、あそこの北部清掃工場の利点とするならば、天然ガスあるいは電気、そういってその地域に住んでいる者の、北部清掃工場の排出するもので市民に還元するもの、あるいは老人のいこいの家、温水プール、そういった環境づくりをするということの話があったからこそ、地元は協力したというふうに私は理解をしているわけですけども、その辺の考え方について市長にお尋ねをして、早期に解決するためには、どのような方策をもって一日も早く試運転をし、そしてあの北部清掃工場の周辺の環境、そしてそれに付随するもろもろの施設の施策について、われわれは五十七年度には要望をしたいと思いますが、その辺の考え方を市長にお聞きしておきたいと思います。  なお、環境部長にもう一点だけ最後にお尋ねをしておきたいと思いますが、現在、試運転もできなく、そして行ってみますと、前面の広場について、できる限り青少年の育成の立場で、あの広場を計画が立案できるまで利用させてほしい、このように私は考えておる一人でございますが、その辺の考え方について、青少年に広場として貸すような考えはあるのか、その辺をお尋ねしておきたいと思います。  以上で二問を終わります。       〔環境部長竹下昭治君登壇〕 ◎環境部長(竹下昭治君) 市長にお尋ねの部分もございますけれども、僣越でございますが、私の方からお答えをさせていただきます。  船橋市の市民が反対しないのに、なぜ白井ニュータウンの連中がそういうようなことを言っておるのか。これは私も、船橋の市民であるならば、自分たちが出したごみを焼却し、処理をしてくれる工場であるということで、深い理解を示していただきまして、私どもが事前にお話に伺ったときに、あの周辺の交通問題等について若干の地元のお手伝い等をし、ご理解を願ったわけでございます。  ただ、白井町のニュータウンの人たちの反対の理由といいますのは、自分たちが白井のニュータウンにきれいな太陽、空気、緑を求めてやってきた。高い金を出して土地を買ってきた。しかも、隣の町からのもらい公害があるんだということで、自分たちには全然利害関係のないところからそういう公害を受ける、ということを理由に反対をしているのが事実でございます。そういうことで、私どもも隣の白井町でございますから、やはりそう大きなトラブルの中で試運転を強行するというようなことは避けていこうということで、話し合いに入ったということが内容でございます。  それから、もう一点のご指摘の前面の広場でございますけれども、ご提案のように、私どもはあそこを皆さんが、特に子供さんたちが遊べるような広場、これをつくってできるだけ提供していこうということで、現在計画をしております。  以上でございます。(「白井町、白井町」と呼ぶ者あり)  失礼しました。白井町といたしましては、私どもに六月に出ました陳情と同じような内容が白井町に提案をされまして、これが採択されております。それで、白井の町長さんがその問題について、できるだけ協議の上、解決をしてほしいということの申し入れを、実は私ども市長の方に要望書を持ってまいっております。私どももそれを受けまして、できるだけそういう協議の中で、トラブルのないように物事を運んでいきたいということで、現在白井町とも協議をし、事を進めておるというのが内容でございます。  以上です。       〔三十四番中村伸君登壇〕 ◆三十四番(中村伸君) 三問をお願いしたいと思いますが、私は市長にお願いをしたいのは、市長の所信表明、あれでは出ておりませんでしたけれども、船橋市の借金が六百三十億ですか、そういった問題に大分心配をされております。そういった借金財政だ、借金財政だと言われている市長が、五十七年度には、一般財源を使わずして、国、県の予算で、そして市民要求にこたえる。交通渋滞の問題、あるいは市民の要求するもろもろの施策について、そして発展、あるいは市民の要求を満たしていくんだという姿勢に対して、市長の借金財政という問題については、事業をすれば借金になりますよ、という考えが私はあるわけですけれども、行政通の大橋市長のことですから、借金にならないような財源でやれるのかどうか、三問をお尋ねしておきたいと思います。  それから、要望でございますが、飯綱の施設、船橋が四十八年からそういう計画を立てて、いまだにまだできていない。けれども、教育長は、青少年の広場としてあるいは施設として、まだ考えているんだということでございますが、私は飯綱高原を取得するときに、この壇上から、飯綱の交通費をかけそして時間をかける施設よりも、船橋市内の土地にそういった施設をつくってから、飯綱とか遠いところの施設を購入すべきだということを私は強く要望したわけですけれども、これは議会の皆さんの可決で買ったわけですけども、できる限り私は青少年の施設としては、やはり船橋市内につくるべきだ。そして、いま八木が谷にも青少年のキャンプ場施設もできました。けれども、小学校五年以下、舎営でもって指導者が指導している、あるいはボーイスカウト、ガールスカウト初め子供会、あらゆる角度から、テントを使わずして、冬でもそういった施設があればなというようなことでございます。そこで船橋市内に、船橋市の独自の施設を、本当に自然の中で舎営のできる施設をぜひつくってほしいという考えを持つものでございますが、その辺の考え方について、ひとつ五十七年度にはお願いをしておきたいということで、要望にとどめます。  それから環境部ですけども、私は白井町の住民がということと、公害という問題が出てきましたけども、船橋市の施設が日本の基準よりもはるかに低い、県のレベルよりも低い。そのような施設が、白井町の住民から、あるいは白井町の町役場から住民に理解させるだけの資料を船橋市が送っていなかったのではないか。それからもう一つは、あの現場へ行ってみますと、お隣の白井町の清掃工場の煙の方が、われわれから見てよほどあれは公害ではないだろうかというふうに見えるわけですけれども、船橋市の今度できる施設は、本当に日本でも一つしかないということで、住民も自負している施設でございます。これが、隣の黒い煙を出している住民からクレームをつけて操業がストップしているというようなことでは、私は困るというような形でございます。ですから、ぜひとも早期に解決してほしいということを要望しておきます。  あとの問題等については常任委員会等でも、あるいは予算委員会等でも質問を申し上げることにいたしまして、これで私の質問を終わります。       〔市長大橋和夫君登壇〕 ◎市長(大橋和夫君) 中村議員の再質問にお答えいたします。  五十七年度予算において、一般財源をあてにせずに、他の資金を使ってやらないかというお話でございますが、私は資金の手だてとしてこういう財源調達の方法もあると申したわけでございまして、新しい市長としては、やはり新しい角度で予算編成をする必要がある。その際には、一般財源も含めて考えております。財政運営上、それはどこの市でも当然なことでございまして、ただ借金の内容につきましては、借金の中で市民に対してサービスの面も、確かにご指摘のようにございます。それはそういう角度で考えておりますので、そういう意見も尊重いたしたいと思います。  以上。       ───────────────── ◆三十三番(林利嗣君) 暫時休憩願います。 ○議長(長谷川勝巳君) この際、暫時休憩いたします。        午後二時三十六分休憩       ─────────────────        午後二時五十七分再開 ○副議長(野村清君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。  日程第一の質疑を継続いたします。  七番半場千代松君。       〔七番半場千代松君登壇、拍手〕 ◆七番(半場千代松君) まず質問に入ります前に、昨日からの大橋新市長の所信をお伺いいたしまして、行政優先から、議会と行政が一体となって市民サイドの市政をするんだということをお伺いいたしまして、私は非常に安心いたしました。ゆうべゆっくり眠れました。どうぞ初心を忘れないで、きのう言ったことは忘れないで、市民サイドの市政を担当していただくことを切に要望いたします。  それから財政部長に、これは別にお答えがなくても結構ですけれども、財政部長は非常に子供のときから頭がいいんです。小学校からずっとトップを通してきた。ために、今回の地方交付税の減額も千葉県ではトップなんだ。何とかしてトップになろうと思って予算を組んだんではないだろうと思います。しかしながら、予算の議会におきまして、与党と言わず、野党と言わず、この予算で大丈夫なのか──何回質問されたんですか。大丈夫ですと、大見得を切ってここの壇上からお答えをしておるわけです。しかしいまになってから、人口増が減ったからこれは大きな誤りでした、甘かった。普通に甘かったんじゃないんです。大甘です、これは。それも一回だけじゃない。昨年もそのとおり、ことしもそのとおり。人間ですから、失敗はあります。ここの議場にいなさる先生方も全部欠点はあります、人間ですから。欠点のない人間は一人もおりません。これは神様になってしまいます。人間稼業をやめます、欠点がなかったら。しかし、二回も三回も繰り返す。二度あることは三度ある。来年の予算の編成に関しましては、十分に連絡をとりながら予算の編成をしていただきたい、言ったことは間違いのないように。  そこで、今後は税務部長にか伺いをするんですけれども、いまたばこを、船橋市民の喫煙者の方が何%船橋市外で購入をしておるのか。先ほどか伺いしましたところが、三五%は市外で買っておるんだ。そのために十三億円の去年の還付金が来ているわけです。あとの三五%、一〇〇%とは申しません。そのうちの二〇%でも、三五%のうちの何%でも船橋市民は船橋でたばこを買うんだ──習志野市へ行きますと「たばこは地元で買いましょう」と書いてある。ただ書いてあるだけじゃわからないです、何で買うんだか。船橋で買ってもハイライトは百五十円、東京で買っても百五十円なんです。それなら、何も船橋で買わないで、あと三本しかないんだけど、向こうに行ってから買おうと思って買う。そうじゃなくして、あと三本吸い残りがあったら家へ置いていく、これを。それで東京で買わないで、ここでもう一回買っていく。そういうことにするならば、私は五億円や三億円の金が出てくる。それで財政部長が間違ったところを補正してやりなさい、あんた方。それが互助互譲の精神というんです。人が困ったことをながめていないの。友達なんだから。部内の者なんだから。  ここで五億円、今度たばこ売り上げでもって還付金がきたらば、去年都市計画税を百分の二から百分の三に上げましたけども、百分の二・五に下げますよとやれば、みんな市民は喜んでいる。しかし、せっかくアップしたもんだから、これは下げないで、この五億円はこういう施設に使うんだ──。議員の先生方は視察に行くときは、三日分でも四日分でも全部たばこを買って、かばんの中に入れていくんですよ。(「そうだそうだ」と呼ぶ者あり)余ったら人にくれるほど持っていく、ね。あるいは、長期で出かせぎに行っていたら、奥さんに送らせるんですよ。船橋で買ったら、送料がかかります。しかし、百円の送料がかかっても、二百円が船橋市に返ってきたらば百円もうかるでしょう。そういう内容を広報でもって毎月載せなよ、これから。ただ「地元でたばこを買いましょう」だけじゃないんです。買ったらば、こういう結果になるんですよ。あんた方、たばこは全部、船橋市の喫煙者の方は船橋市で買ってくださいよ──。そんなもの督促状も何も出さなくても、全部黙って専売公社から金が来るんです。ありがたいんです。もう少し知恵をしぼってください、しっかり。  先ほどから、六百何十億の借金を大橋市長はどうするんだとみんなにいじめられているけどもね、船橋市で六百三十億円の借金があったかって、私は驚くことはないと思います。やりようによっては、こんなもの直ちに解消できる。もう少し働く気を職員に起こさせる。いつか高松市へ行ってみたところが、あそこでは百四十人です。鳥取市へ行ってごらんなさい。三十数種類は民間にものを委託してあるんです。なぜそういうことをしたか。鳥取市が大火に遭った。さあ、職員の給料が払えないんです。払いたくてもないものは払えない。そこで考えたのができるだけ民間に委嘱しよう。三十何種類のものを民間に委嘱しておる。それがために、鳥取市の上下水道の完備というものはどうなっているかというと、日本でも屈指の上下水道が完備しておる。だから、やりようによっては六百億やそこらの借金は簡単に返せる、と私は思います。  どうぞ市長ね、今後は行政改革は結構なんですけれども、市役所の職員を適材適所に使って能率を上げさせる。何も百十何人でもって済ませることもない。百五十人がら二百人くらいの市民に必要な職員でもって十分間に合う。そのかわり月給を上げてあげなさい。(笑声)働く意識を持たせる。そういう方法をとったらば私はいいんで、これは質問ではございませんから、お答えは結構です。税務部長だけ、ひとつ今後どういう経済になるか、これだけご答弁をお願いいたします。  さて、教育長にお伺いをいたしますが、最近の青少年の非行が著しくふえておる。あなた、毎日、新聞をごらんになっているでしょう。新聞を広げるのが恐ろしくありませんか、毎日、どういうものが載っているか。家庭内暴力、校内暴力から傷害、殺人、殺人まではいかないまでも登校拒否、自殺。毎日毎日、こういうニュースが載っている。中高校生あたりになると、性関係問題も増加しておる。けさの新聞を見ると、女学生が処女でなくする会をつくろう──ね、(笑声)こんな会をつくることはないんですよ。このほど、熊本市で開かれた全国高校女子教育問題研究会の生活指導分科会で「女子高校生の性的問題行動」が取り上げられた。ある高校では、女子生徒の約一〇%が不純行為の経験者である。また、片思いの女子高校生が男の高校生を殺してしまった。小学六年生の連続通り魔事件、悪質な青少年の非行化がつい最近、新聞、テレビなどで報道され、私たちはこれに非常に大きなショックを受けた。シンナー遊びや暴走族、万引きなどは身の周りで日常茶飯事のごとく、青少年の非行が実行されている。これらの非行は次第にふえつつあるのが実情ではないかと思います。  では、こうした非行を防止するにはどうしたらよいか。家庭、学校や地域、職場で適切な指導をすべきなのは当然ではないでしょうか。この問題は、昨日も大橋市長がこの非行化を防止するのの特効薬を見つけた──今度はノーベル賞をもらえるかもしれませんよ。(笑声)それは何かというと、彼らにスポーツの場を与える。スポーツをさせることが最上の策であると私も考えます。これは市長と私と全く同感です。なぜならば、スポーツをすることによって心身の鍛練を図る、これはもちろんです。同時にストレスを解消させる。友情をはぐくみ、楽しみの中に必ずやルールを守っている。教育長、どんなスポーツにもルールというものがありますね。人間がルールを守っておれば、ああいう非行少年もなければ、事故も起きないんです。そういうことを体で覚えさせる。これが大事なことではないでしょうか。  青少年の現実を見ると、その環境には家庭や学校や子供自身などに問題がありますが、何よりも近年遊びの時間が減少しておることに問題があると私は思うんです。私は少し古いですけれども、教育長は若いですけども。(笑声)五十一年度に文部省が全国の小中学生を対象として実施した調査を見ますと、学習塾や家庭教室、おけいこごとなどを合わせて、学校以外の学習機関を利用している子供たちは小学生で七割、五十一年ですよ、中学生が六割に上っています。いまではこの数はさらに上昇しているものと思われます。  大人たち、特に母親の労働時間が年々短縮され、戦後楽になったのは女だけなんです。男は骨折れることになった。(笑声)労働時間が年々短縮され、余暇が増大しているのに対して、遊びの暇のない子がいかに多いかということを改めて思い知らされます。元来、わが国では「子供は風の子」とか、「子供の仕事は遊び」とかという考え方があったんです。昨今では教育過熱の風潮とともに、もっぱら勉強が善で遊びは悪だといった意識が、非常に観たちを支配しておる。  こうしたことから、子供たちは遊び、すなわちスポーツとは無縁の存在となり、わんぱく仲間集団の姿は消滅してしまいました。ごく少数の傷をなめ合うだけの勉強仲間だけになっているように思います。伸び伸びとした遊びやスポーツは失われ、親やさまざまな教師たちの厳しい管理下で、個人化、室内化、管理化された受け身の子供たちがふえているのが実情です。青少年の不良化、非行化の大きな原因は、こうした環境から生まれているのではないでしょうか。失われつつある子供本来の世界を取り戻すために、遊び場、すなわちスポーツの場所を提供してスポーツの楽しみを指導することこそ、われわれの義務だと信じます。  そこで教育長に質問をしますが、青少年に対する船橋のスポーツ活動の場の実態、スポーツ指導の現況などについてか伺いをいたします。今後のスポーツ振興、スポーツ関連予算についてお伺いをいたします。  現在、船橋市では市民の体力増進、地区スポーツ活動の振興のために、市内全域に百五十人の体育指導委員をあなたが委嘱しておる。その指導委員が日曜、祭日もなく活躍をしているのはご承知のとおりであります。ソフトボール、野球、バレーボールなど球技やミニスポーツが各地区で企画され、多くの市民が多数参加、その勢いは年々増加の途をたどっております。市当局、中でも社会体育課のご尽力はもちろんですが、それにも増して体育指導委員の皆様方のご苦労は大変なものだと私は思います。特に、スポーツの場所を確保するのが並み大抵ではないんです。そのスポーツに参加する人が多ければ多いほど、体育指導委員の苦労というものは多くなるんです。体指の皆さんは、場所の確保がスポーツ振興の最大のネックになっていると申します。  幸いに、船橋市ではほとんどの小中学校が地域住民のために校庭や体育館を開放してくれています。体指も活動の場をこの学校開放に負っている次第です。まことにありがたいことでございます。しかし、学校開放はしていても、たとえば種目、日時、回数など種々の制限があります。自由に使えないのが実情です。もっとも学校開放をするについて、運営管理上、あるいは学校の立地条件や児童生徒の活動の実情から、種々な制限や使用上義務や責任が生ずるのは当然です。  だか、私がここで訴えたいのは、学校の体育館や校庭の開放ができるのに、校庭だけを開放する。しかも、その校庭は船橋市の小学校では五番目、校庭の広いのは。にもかかわらず、ソフトボールや野球をやってはいけない。子供たちがやりたいことをやっちゃいけない。やりたくないことだけやらされておる。そういう学校があるんです。私もかつて体育指導委員を委嘱された時代に、さて、体育指導委員を委嘱されたら何をやるべきか。社会体育の振興を図るにはどうしたらいいか。まず、子供たちに八月の最終日曜日に集まっていただいて球技大会をやる。これは子供たちの要望ですから、それに沿うことをした。ところが、初めは五、六チームしかなかったから、近隣公園で二面でできたんです。これではならぬと思いました私は、各町会長に理解を得て協力方をか願いした。来年からは十五チームぐらいが集まった。しかし、今度は場所がない。  幸いにいたしまして、田久保尚俊先生が千葉日大一高の先生と非常に懇意にしておる。ために場所を確保してくれました。グラウンドが広いから四面とって、これでやれたんです。ところが、そのグラウンドを今度はトラックに改造してしまった。そこで中学校の校庭を借りたんですが、これは二面しかとれない。道路一つ隔てたところに習志野台の第二小学校がありますので、そこを借りましてやっておったんです。ところが、昨年からはこれを貸さない。何で貸さないのか。社会体育課へ行って調べたところが、ガラスを壊すからだ、グラウンドが傷むからだ──。  教育長、習志野台第二小学校のガラスは世界にただ一枚しかないガラスなのか、あれは。(笑声)旭硝子や日本板硝子やセントラル硝子のガラスではないんですか。世界にただ一枚しかないガラスだったら、北京原人がつくったガラスだからこれは壊されちゃ困るんだ、というんならばこれはやむを得ません。しかしながら、市販されてあるガラスならば、私はガラスを持って待機しています。壊れるのを待っています。(笑声)壊れて五分たったらやってあげます。不幸にして、習志野台第二小学校のガラスを全部壊してしまったとしたならば、一日待ってください。私は五十人でも八十人でも職人に電話して、一日で直してあげます。(笑声)  いままで十年間近く借りておりましたけども、一枚も壊したことはありません。しかしながら、壊さないという保証はありません、ガラスは壊れものですから。形あるものは確かに壊れるんですから。あんたは執行者としてこういう校長をどういうふうに指導しておるんですか。あんたのところには指導課長もあるんだよ、どういうわけだか。何を指導しているだ、あの人は。(笑声)  それから、社会教育部長は、モラルが悪いからおまえのところは借りられないんだ、こう言うんだよ。モラルが悪かったらばいいようにしたら、それが教育じゃないのかい。教育とは何なんですか、一体。教え育てるのが教育でしょう。体指だって、モラルが悪いのがいたら、教え、育てなさい。あんたが委嘱したんだから。そういう信用のない者になぜ委嘱したんだ。あんたが委嘱状を一枚持って、ほうってこうやれば全部社会体育の振興が図れると思っているんですか、あんたは。これをお願いしますといったら、裏づけを出すんですよ。ここでこうやってくださいと──。  ここに神戸の学校開放に関する資料がありますけれども、神戸市の人口は百三十七万ある。船橋市は四十八万近いでしょうけども、これは三倍近くある。年間三億五千万の予算を組んで、学校を社会体育の場として開放しておる。これを私はすぐやれとは言いません。先ほど申し上げましたが、六百億も借金している市でもってこんなことに金をかけてやれとは言わない。ただでてきることをなぜやらないのか。神戸市の学校開放による社会体育の利用は二百万人。百三十七万の神戸の人口に対して二百万人の人間が利用しておるんです。  幸いなことに、大橋さんという市長さんが船橋市へ参りましたので、スポーツに対しては非常に関心を持っておる。必ずやこの市長は私はやるんじゃないかと思います、まだはっきりわかりませんけども。(笑声)いままでの私の第一問に対して、教育長はどういう考えを持っておるのか。隣で新庁舎の建設をしておる。非常にうるさい。したがって、声を大にして明確なるご答弁をお願いして、第一問を終わります。       〔教育長伊藤秀三君登壇〕 ◎教育長(伊藤秀三君) 青少年の非行問題に関係しまして、いろいろご質問をいただきました。なお、学校開放についての校長の態度ということでございますが、お答えいたしたいと思います。  子供たちの非行については、ご質問者もおっしゃられているとおり、家庭、社会、学校、それぞれの立場の責任が大変大きいと思います。最近の非行の傾向を見ますと、やっぱり大きいのは社会、家庭の問題で、すでにその素地ができているというような感じが大変強くされます。これはそれをもとにして教育をするわけですけれども、特に私は考えさせられておりますのは、いまの子供たちの不平不満、欲求不満というもののあらわれとして非行に走る例が大変多いということでございます。  ですから、昔は非行の出る家は、家庭的にも普通の家庭と違って、いわゆる欠陥があるというようなことが言われたんですが、最近はごく普通の家庭、あるいはもっと経済的にも恵まれておった家庭からも起こる。というのは、やはり私は過保護というものが大きな問題になっているんだろうと思います。小さいとき、生まれてから三歳までの時期が一番大事だと言われます。この時期に、母親が本当に自分の乳を飲ませ、はだにさわって育てるという時期に、人間性のもとがつくられるとさえ言われています。このときに子育てを離れてしまって、他に全部任していく。それで幼稚園、小学校となるにつれて、特に中学、高校になるにつれて、親は全く無関心、放置である。そして子供たちの欲求不満から要望されるものは、経済的に恵まれてきていますから、それを与える。そうすると、またその上の欲求が出る。遊びを覚える。学校へ行っても勉強はおもしろくないというようなことから非行に走る、という例が大変多いというふうに考えております。  これらを、ただ悪くなったものを正すということでなしに、もっと健全的に育成するという意味では、私は、やはり質問者も言われますように、スポーツの振興というものは大変大きなものであろうというふうに考えます。スポーツはルールに従って、しかも協力してやる、精いっぱいやる、がまん強くやる。そういったがまん強さ、心と体躯の強さを子供たちに持たせないではいけないというふうに考えておりますが、そういう点では私はスポーツは大いに振興すべきである。教育はスポーツだけではありませんから、もちろん学力も伸ばし、人間性を伸ばし、いわゆる知育、体育、徳育の調和したことをやっていかなければいけないというふうに考えているわけでございます。  その点で、学校の開放というものを、委員会としては積極的に現在までやってきております。ただ、学校数が大変多いし、校長の考えもさまざまでありますので、いまおっしゃられるように、余り自分の特色を出し過ぎて意に沿わなかったということはあったんではないか、というふうに考えますが、やはり校長の姿勢としては学校開放に協力するんだ。この基本のわかっていない校長というのは、私は少ないんではないかというふうに思っておるんです。ただ実際問題にしますというと、開放のための施設も十分でなかった、あるいはそのために苦労をしたくないというものがないわけでもございません。そういうものについては十分指導していきたいと思います。  そこで具体的に学校の名前が出まして、ここでやるのは大変ぐあいが悪いんですけれども、質問されておりますからお答えいたしますが、習志野台二小の校長は、教育そのものには大変熱心な校長なんです。これは教育効果を上げる点では、私はりっぱな教育をやっていると思っております。ただ、いま言ったように開放などとか一般の体育ということに対する協力が足りなかったんだろうと思います。これはこの湊小におるときにも、学校の子供たちの体力増強には大変熱心なんです。ですから、習志野二小の子供たちの体力というものは、ほかのところに行って競技をやると、実にすばらしい成績でございます。  そのために熱心の余り、自分の子供たちのためにだけ学校を使いたいという意欲が強過ぎるのではないか、と私は考えているんです。ですから、もっと地域の子供たちも開放に踏み切れかどうか、これは十分本人とも話してみたいと思いますが、誤解のないように、自分のやっていることが受け入れられるような、そういう話し合いの仕方が足りなかったんではないかというような気がいたします。この点につきましては、私もきょう初めて実情を聞きましたので、校長ともよく話し合って、指導すべき点は指導して協力できるところは協力させたい、こういうふうに考えております。       〔税務部長萩原忠君登壇〕 ◎税務部長(萩原忠君) 七番議員さんのご質問に対してご答弁申し上げます。  たばこ消費税につきましてのご質問でございますが、たばこ消費税につきましては、たばこ小売り商組合から税金が入ってくるのではございませんで、これは購買者から、たばこの専売局から特別徴収義務として入ってくるわけでございまして、したがいまして、いわゆるたばこの購入のPRの方法は非常にむずかしいわけでございます。それに対しまして、未成年者の喫煙、それから健康に害があるという問題、禁煙運動等がございますので、非常に私たちとしては、たばこの地元購買に対するPRは非常にむずかしいわけでございまして、それにいたしましても、本市におきましては、本年は十四億一千五百万の予算を計上しております。そういう中で、こういう害を及ぼさない、いわゆるたばこを吸う地元の方はぜひ地元で買ってほしいという宣伝は、いろいろ検討いたしましてできるだけ早くPRに入りたい、こう思っております。       〔七番半場千代松君登壇〕 ◆七番(半場千代松君) ただいま教育長のご答弁によりますと、非常に教育熱心な先生であるから、学校の校庭を開放しないんだ──。教育というもの、学校教育だけで人間性豊かな人間が育つものですか、教育長。私は家庭と学校と地域社会とが三位一体となって、初めて人間性豊かな人間が育ち上がるんじゃないか。(「今度教育長だな」と呼ぶ者あり、笑声)学校の先生が点取り虫の製造工場の工場長であればそれでいいというんですか。やはり地域の皆さん方と一体となって子供のことを考えてやる。  あなた方は体育指導委員ばかりでなく、公民館を通じて子供会をつくれ──子供会は秋にソフトボール大会がある。東子連といって、東部子供会連合会で。その予選を八月の夏休みにやりたいんです。どこの学校でもほかの小学校では全部貸してくれている。予選をして、そこで決勝に残ったものが学校の代表として決勝戦をやるんです。それにも貸さない。東部公民館では子供会をつくれというから、一生懸命つくって何か行事をしようとすれば貸さない。  PTAのお母さん方のバレー大会がある。ことに和田議員がいるから、いつあるんだかわかっているんでしょうけども。それに出るためにPTAのお母さん方が練習をしたいんです。それにも貸してくれない。大体あれは校長一人で自分のポケットマネーで建てたものなんですか、あの学校は。(笑声)何かがあったんじゃないかというけども、話し合いの場を求めて行ったところが、話し合うにも何も会ってくれない、二回も三回も行って。私は何でここにこういう写真を何で持ってきたかというと、国務大臣だって、私たちが面会を求めればちゃんと会ってくれるんです。私は二十一世紀のエネルギー問題を科学技術庁としてどう考えているのか。時の科学技術庁長官長田裕二のところへ行って、三十五分にわたってこういう……。何で小学校の校長が……。       〔発言する者多し〕 ○副議長(野村清君) 静粛に願います、静粛に。 ◆七番(半場千代松君) (続)正式の許可を得んと会えない──これはどういうわけなんです。この宇宙上に、地球上に何万という生物がおります。しかし、話のできるのは人間だけの特典じゃないですか、教育長。そこがまた、万物の霊長なんて言われるゆえんである。私は馬や牛や豚が会議を開いているのを見たことがない。あそこには議会がない。人間同士だから、こうして議会を開いて話し合いをしている。それが学校の校長が、正規の体育指導委員には話しも何もあったものじゃない、会わないんだから。話し合って、かくかくしかじかだから、私はあんた方には貸しませんよ。私は学校教育だけで人間がりっぱに育つんだ。あんた方のお世話にはならないんだ。そんなものに体育指導委員を委嘱した伊藤教育長が悪いんだ、こうおっしゃるのかどうか知りませんけども、もう少し地域のお母さん方やお父さん方や、地域社会と家庭と学校が本当に三位一体となって、二十一世紀を担っていく青少年の大事な育成に力を注ぐべきではないかと私は思いますけども、学校教育熱心だからいい先生なんだ。あそこの子はいい子なんだ。何でいい子なんだ、勉強ができるからだと言うんです。勉強ができる子はみんないい子なんだ。人とおつき合いができなくても何でもいい子なんです。これが果たして人間なんだろうか。私はこんなものはかたわ者だというんです。人間性がない。  私はいつも子供たちを集めて、健康というものは最高の宝物である、自負心をつくるのが最高の財産である、と子供たちの前でいつも話しているんです。野球をやっちゃいけない、バットを──あの体育主任はバットと言わないんだな、棒切れと言うんだな──棒切れを振り回すから、危ないからそんなものやっちゃいけないと言うんです。教育長はまだお若いからわからないかもしれませんけども、バットでもって死んだのは函館オーシャンの久慈さんだけだ、私の知っているのでは。どこの子供にバットを振り回さない子がいるんですか。幼稚園の子供だってバットを振り回していますよ。  私は商売柄、ある家庭でもって、子供部屋へ三六の鏡をはめてくれと言われました。何をするんだと言ったら、子供にバットを振らせるんだ。子供部屋へ三尺の六尺の、九百十の千八百十という鏡を取りつけて、その前で子供にバットを振らせようというんです。こういう家庭もあるんです。それも危ないからだめだ、これも危ないからだめだ。危なくないことは何にもない。子供たちというものは、危ないことがやりたいんです。冒険がしたいんです。  私も商売だから、お母さん方が、うちの子供はこうしてこうでガラスを割って、とよく能書きを言うから、あんたは幸せだと思いなさいと言うんだ。子供はガラスを割るくらいでなきゃだめだ。もしお母さん、家に帰ってずうっと寝ていられたらどうするんですか。(笑声)こんな心配なことはないでしょう。これは私事ですけども……。  それもだめ、これもだめで、何でバットを振り回すとそんなにけがが恐ろしいんです。ここの校庭だけでけがをしなけりゃ、ほかでどんなにけがをしてもいいとおっしゃるんですか。それが教育熱心な先生の言い方なんですか。その点をお伺いして、第二問を終わらせていただきます。       〔教育長伊藤秀三君登壇〕 ◎教育長(伊藤秀三君) 第二問にお答えいたしますが、私は校長のやり方すべてよろしいと言っているわけでもありませんし、体育を軽んじているということでなしに、先ほどの例も申し上げたわけでございますが、ただ地域の方と十分話し合いをしたり、地域の方と融和しながらやっていくということは、不十分であったんではないかというふうに考えますので、この点は十分話をしたいと思います。  それから、バットを振ることはガラスを割るからいけないということではない、というふうに私は考えます。小学校の校庭でそういうものをいま余りやっておりませんのは、バットを振るような運動は、開放のときにもほかの子供たちがいる場合が多いので、そういったものも考えての配慮ではないかというふうに考えます。そこのところがどうあるのか。いま、ほかの学校でも、小学校の校庭で野球とかソフトボールをやることは認めていないところが多いと思うんですが、そこらの調整をどうするかが今後の問題でもございますので、十分社会体育の方でも検討してみたいと思います。       〔七番半場千代松君登壇〕 ◆七番(半場千代松君) ただいま教育長は、小学校の校庭ではそういうバットを振り回すことは全部いけないんだというお答えなんですけれども、あなたのお住まいになっている鎌ケ谷の初富小学校では、PTAが借りてソフトボール大会には開放しておりませんか。八千代の高津小学校へ朝行ってごらんなさい。四チームぐらいが少年野球をやっていますよ。だから、私が五十四年の十二月議会に質問をした。小学校の校庭だから、全部同じペースじゃないでしょう。三倍もあるところがあるでしょう。この校庭は七千何坪あって、船橋市では五番目の校庭なんです。体育指導委員だって、ばかや気違いじゃないんだ。ここでソフトボールをやって危ないか、危なくないかぐらいわかりますよ。いままでやってきて何の被害も出ていない。だから、いままで被害が出ていないから、今度は校長がかわったから被害が出るのかもしれませんけども。小学校の校庭だって全部同じペースじゃないの。あなた、今度は初富小学校へ行って聞いてごらんなさい。おたくでもってPTAにソフトボールをやらせたか、やらせないか。それがために子供らがバットを振り回すから危険だなどと。子供らがむちゃくちゃにバットを持っていって振り回したりしているんです。これは体育指導委員が責任を持ってやっている行事なんです。子供が勝手に遊ぶというんじゃない。  あんたは体育指導委員に何をやれというの、一体。社会体育の振興を図るというのは、あんたの委嘱状を持っていればそれでいいというんですか。あれを持っていると、魔法使いのおばあさんが魔法のつえを持っているように、社会体育の振興ができるものなんですか。それとも、そのかわり社会体育の施設をつくってあげますか、あしたから。とうてい無理でしょう。だから、私は社会体育と学校体育とが両立できる体育館をつくれとこの間勉強会でも言ったんです。中学校の体育館だって、残念ながら部活動が満足にできておりません。本当ならもう一つ欲しいんです。しかし、金がなくてそうはできません。したがって、もうワンフロア乗せて、社会体育と学校体育とが併用して使っていただく。そういうことができないかと言ったら、やる気はありませんというから、やる気がないんでしょうけども。  神戸あたりでは、もう学校を建てる前提としてこういうものをつくっておるんです。小学生だって、一年生と六年生じゃやる行動が違うということは、教育長わかるでしょう。だから、小学校でも高学年はこっちを使いなさい。年少者はこっちを使いなさいと、企画するときからそういうものをつくっておるんです。  こういう学校開放の問題は、私が議員になってから言っているんじゃない。民社党の池田議員は何年前からこの問題を取り上げておるか。全然進歩がないんですよ、あんた方は。やる気がないんです。もう少し学校教育とが両立して初めて私は教育というものができ上がると思うんです。  これで三問目だから、これ以上質問ができません。教育長、はっきりとお答えを願いまして、私の質問を終わらせていただきます。       〔教育長伊藤秀三君登壇〕 ◎教育長(伊藤秀三君) 学校開放で、小学校の場合にでも全くソフトをやっていないということではございませんで、校長の判断によって、それはその学校で差し支えないということでやっているところもたくさんありますので、これは習志野台二小の問題でございますので、そのことについては十分話し合いをしますということで、先ほどお答えしておきました。       ─────────────────
    ○副議長(野村清君) 三十八番佐川隆雄君。       〔三十八番佐川隆雄君登壇、拍手〕 ◆三十八番(佐川隆雄君) 発言の機会をいただきましたので、これより順次ご質問申し上げます。  最初に、現在市の行政が三カ年の実施計画によって推進されているのでありますが、現在は五十五年から五十七年までの実施計画でありますが、通常の場合ですと、この九月議会の時期に次の計画書の配付を受けるわけでありますが、昨日の答弁でも、基本構想についても市長は一部見直しがあるかもしれない、こういうことでありまして、次の実施計画の発表は恐らく来年になるのではないか、このように考えるわけでございますが、そこで確認しておきたいことは、それまでの間、現在の実施計画にのっとって行政を進めていくものと、このように考えるわけでございますが、それで間違いがないかどうか、この点についてお尋ねをしておきたいと思います。と申しますのは、今回もこの実施計画に基づいて総合福祉会館の用地買収、こういうことが載っております。また、この計画には年々不足してまいります小中学校の学校の問題、あるいは地域に密着した地域公民館の問題、あるいは総合教育センターの問題、このように地域住民が大きな期待を持っているものが相当含まれております。そういうことで住民の期待どおりにこの実施計画が進められていくのかどうか、この点について確認をしておきたいと思います。  次に、今回発表されました市長の所信表明について若干お尋ねいたしますが、今回の所信表明では交通渋滞の問題、地元経済の発展、医療施設の整備、あるいは福祉の充実、下水道の整備、教育・文化・スポーツの振興等が重点施策として述べられておりますが、確かにどの項を見ましても、現在の船橋にとって重要なものばかりでございます。早急に整備、充実が待たれるものでございます。市長もその辺を十分承知の上で所信表明として発表されたと思いますが、それでは市長は以上の問題について、おおよそ何年ぐらいをめどに達成されようとされているのか、お尋ねをしておきたいと思います。もっとも交通渋滞の問題には、昨日も数年の間に、また先ほどの先番議員の質問で具体的なものも出てまいりましたので、交通渋滞の問題についてはわかりましたので結構でございます。  次に、地元経済の発展という項についてお尋ねいたしますが、市長は、京葉経済圏の中核都市として経済の底力を十分に発揮させる施策をとる、このように言われておりますが、これは言葉の上では至って簡単でありますが、単発的にはなかなかいかない。総合的に判断をしていかなきゃできない、非常にむずかしい、大変な仕事と考えるのでありますが、たとえば現在船橋の経済の目が千葉の方向に向いているのか、東京に向いているのか、それらの動向。あるいは現在の船橋の産業の動向がどうなっているのか、それらの実態把握が大切だと思いますが、これらについてはどう把握されているのか。また、市長はどのような方途によって船橋の経済の底上げを考えているのか、お尋ねをしておきたいと思います。  次にの力ある者は力を、知恵のある者は知恵を出すときである、このように言われておりますが、力も知恵もない弱小企業の振興対策はどのように考えていらっしゃるのか、この点についてもお尋ねをいたします。  次に、農業関係についてお尋ねいたします。先ほども先番議員から農業の方はどうなっているんだ、農業経営者もたくさんいるんだ、そういったニュアンスの質問がございました。現在船橋の農業経営には非常に機械化が進み、機械力と金肥によって──化学肥料によって、一時から見ますと生産性も一段と向上してきた、このように思われますが、今後さらに農業経営の底上げをするためにはどのような方向が望ましいのか。市としては農業経営にどのような話し合いをしているのか、この点についてお尋ねをしておきたいと思います。  次に、最近の一般消費者の中に、いままでの化学肥料を使わず、有機質を含んだ無公害の野菜を嗜好する風潮が高まってまいってきておりますが、これらについては本市の農業経営の中でどのようになっているのか、お尋ねをしておきたいと思います。  次に、市長は、大きな後背地を持つ京葉港を十分に活用して国際商業都市の性格も加味したい、このように考えられておりますが、確かに京葉港の造成着工以来、船橋市としてもすでに二十一億を超える多額の予算の支出をしております。しかしながら、そのわりには十分な活用がなされていない。このように確かに考えるわけですが、これは港湾の付属施設がいまだに完備されていない、この辺に原因があろうかと思いますが、ちなみに昨年度のデータによりますと、船橋区域分の貨物の取扱量が五百四十四万トン、入ってくる外国船、あるいは国内船の数を合わせて六千五百七十二隻、こういう数字でございますが、もし近い将来に港湾労働者のための福祉会館あるいは船員サービスセンター、倉庫、またそのほか道路事情、荷役機械、そのようなものが完備されますと、いままで東京港あるいは干葉港へ入っていた船も、大分船橋へ入ってくる率がふえてくるのではないか。船橋には栃木、茨城、このような後背地も抱えております。昨日の市長の答弁では、ただ受け皿を整備する、このように簡単に申されましたが、市長の考えているところの受け皿は、いま私がいろいろ申し上げましたが、そのようなことは含まれているのかどうか、この点についてもお尋ねをしておきたいと思います。  次に、この港湾問題に関連して、これは経済部長にお尋ねをしたいと思いますが、外国船、あるいは国内船でも遠いところから入ってくる船が着きますと、当然、水あるいは燃料、あるいは日用品、食糧等々の補給が必要になるかと思いますが、これらについては十分市内業者が対応されているのかどうか、この辺の実態について、また今後どうするのか、この点についてもお尋ねをしておきたいと思います。  次に、市長は教育、文化、スポーツの振興について述べられておりますが、そのうち教育関係について若干お尋ねをいたします。きのうの答弁によりますと、教育関係につきましてはすべて教育委員会にお任せをする、このようなことでございますので、この問題については、教育長ないし担当部長にお尋ねをしたいと思います。この中で全国的に誇れる教育、こういう点がございますが、委員会としてはこれをどのように受けとめ、今後どう対処されていくのか、この点についてお尋ねをしておきたいと思います。  次に、少年犯罪の低年齢化が非常に目立ってまいりました。先ほども先番議員が触れておりましたが、もはや対岸の火事と言っておれない、こういう状態になってまいりました。子供を持つ家庭はもちろん、社会全体にとっても大きな問題となっているのでございます。その主たる原因については、複雑多岐でなかなかむずかしい面もあろうかと思いますが、委員会としてはその実態を把握し、どのように指導し、対処されているのか、今後の問題についてご説明いただきたいと思います。先ほど教育長から、いとも簡単にご説明があったわけですが、こういう大きな問題、むずかしい問題でございますので、その原因等についてもいろいろの面があろうかと思います。こういうことで、ひとつ担当部長からお答えをいただきたいと思います。  また、この問題については、学校教育畑では十分ではないと思いますが、社会教育としてはどう認識され、どう対応していくのか、あわせてお尋ねをしたいと思います。  次に、消防関係についてお尋ねをしておきたいと思いますが、今回の議案にははしご車の購入が載っております。一段と船橋の消防力の充実ということで結構だと思いますが、これではしご車は船橋全体で何台になるのか、また、全体の配置はどう変わるのか、一番最初のはしご車はまだ耐用年数は大丈夫なのか、その辺についてお尋ねをしておきたいと思います。  次に、消防機材の充実は必要でございますが、何と申しましても大切なのは水の問題でございます。いま一四号線でも水道の老朽管の工事が行われておりますが、消火作業から見た場合に、船橋市内の消防の水利、水道の入っているところは水道管の水圧、それらについては十分把握をされ、定期点検されていると思いますが、水道の水圧が低い、早急に何とかしなきゃいけないだろう、このように考えられるところは市内に何カ所ぐらいあるのか。また、水道が入っていない、そういうところについては水利、貯水槽、これらはどの程度整備されているのか、この点についてお尋ねをしておきたいと思います。  最後に、太陽熱温水器設置に対する補助金が今回また増額されているわけでございますが、非常に申し込みも多いと伺っておりますが、その現況と、また聞いたところによりますと、最近何か経済部でこのためのアンケート調査を行った、こういうことも聞いておりますので、その内容等についても、もしわかっていればお知らせをしていただきたい、このように考えております。  以上で第一回の質問を終わります。       〔市長大橋和夫君登壇〕 ◎市長(大橋和夫君) 佐川議員のご質問にお答え申し上げます。  三カ年計画の問題についてでございますが、私は、先ほども申しましたように、行政には継続性が必要でございますので、三カ年計画に載っているものについては、十分尊重していきたいと思いますけれども、全然見直しがないというのは不自然だろうと思います。その理由は、こういうように中央におきましてもかなり厳しい財政事情になっておりますし、経済、社会の変化もあるわけでございます。また、新しい市長が誕生いたしまして、前の市長と一〇〇%同じように継続していくのではありません。やはり新しい角度から市政を担当する部面があっていいわけでございますので、そういう意味で新しい視点から見直しをしたいと思っております。財政事情の変化を考えずに、いろいろな要求につきまして総花的に事業を執行していっては赤字が増大するわけでございますから、財政をやりくりしながら、しかも住民の、市民の方々の一番強い要望を先からやっていくのが順序ではなかろうかと思っております。従来の船橋の財政の運営に、ややもすると安易な面がございまして、市民の多くの方々から厳しい批判もございますので、私としては責任を持って見直しをやり、なお、従来載っているものにつきましては十分尊重してまいりたい。具体的には、五十七年度当初予算においてはっきりしたものを出したいと思っております。予算を提出したいと思っております。  それから、事業の執行についてはおよそ何年くらいであるかということでございますが、これは事業の性質によって違ってくるわけでございまして、三、四年でできるものもあれば、たとえば鉄道のように、新線であれば十年ぐらいかかるものもございます。新線の中でも、あるいは京葉線というようなものであれば数年でできると、いろいろあるわけでございまして、しかし、私自身としては選挙で選ばれた人間でございますので、任期を十分考えながら事業を執行してまいりたいと思っております。  それから、京葉経済圏の中堅都市云々でございますが、非常に大きな課題でございますけれども、私自身だけではなくて、たとえば日本において一番優秀な調査機関であると言われております野村証券の野村総合研究所でも、船橋の実力を高く評価しているわけでございます。また、いろいろな会社の支店におきましても、船橋を中心とした地区を、京葉地帯というよりも近東地区──東京に近い地区と、非常に経済性の底力を持った地区と見て、支店の進出を考えているところもたくさんあるわけでございますので、船橋の経済人、また議会の方々、市民の方々、また学者も、大学助教授を合わせて三百人ほど市内にいると言われておりますけれども、これらの人々の知恵もかり、経済諸団体の知恵もかりて、対策を練りたいと思っております。  中小企業の対策云々と言われましたが、私は、大資本よりも、前から商売をやっております地元の中小企業をまず第一に繁栄させる、どうやって商売繁盛の町にするか、そういうことをまず第一に主眼に置いて施策を練りたいと考えております。  農業の振興につきましてもそうでございまして、先ほどもお答えいたしましたように、船橋の農業は昔から千葉県の中でも有数な農業地帯でございまして、それが人口急増に伴いまして宅地化されようとしておりますが、後継者の方々も含めまして、農家の方々は宅地化だけでは困る、やはり農業そのものとして振興したいということでございます。私はせっかちに施策を練ろうとするわけではございませんで、関係者の多くの方々から、ある程度の時間をかけてやりたいと思っております。船橋時間があるということもわかりましたので、船橋の実情に合ったように、余り早急ではなくて、関係者の意見を十分聞いた振興策を考えたいと思っております。  京葉港につきましては、最近関係者と一緒に船に乗って、海から船橋港、千葉市をながめたわけでございますが、たくさんの外国鉛も入っておりますし、外国にも私どもが知らないようないろいろな輸出がされております。東京湾の中では一番奥深い船橋港でございまして、かつて成形いたしまして、昭和六十年には横浜港を抜くだろうと言われておりました大きい意味の京葉港の貨物量が、すでに横浜港を抜いておりますが、まだ商業港としては非常に不十分でございます。これにつきましても十分な対策を考えたいと思っております。  よろしくご協力をいただければありがたいと思います。       〔経済部長浅川英昭君登壇〕 ◎経済部長浅川英昭君) 私から、京葉港の船舶が入港する物資が市内で間に合っているのかというご質問に対して、お答え申し上げます。  現在京葉港、いわゆる葛南港区の中には、外国船が一日一隻強入ってきておるわけでございます。当然外国船が入ってくる際は、入港地で航行中の船舶の日常生活用品というものは当然入港地で調達をするというのが通例でございます。しかしながら、現在これまで市内の企業等でこれを調達している実例というものがほとんどないと言っても過言でございません。と申しますのは、代理店を通じまして、東京あるいは遠くは横浜から、こういった船舶の生活必要品を購入しているというのが実態でございます。そういう関係から、過日転業された方々に、それぞれ京葉港の船舶の実情というものを十分に認識をしてもらおうという意味から、京葉港の中にございます運送事業協同組合の幹部の方々に、京葉港の実情、そして船舶のこういった関連物資の購入状況等を説明をしてきたわけでございます。また近いうちに、京葉港の中にもこういった代理店がございますので、そういう業界の方々とも話し合いを進めていきたいというふうに考えています。ただ、船舶が入港して出港する場合、短期間でございますので、その期間にいろいろな船舶用品をそろえなきゃいけないということで、やはりこれらの体制づくりが必要ではなかろうかというふうに考えておるわけでございます。  太陽熱温水器の現況でございますが、八月末現在で実績を申し上げますと、補助金の交付の決定の通知をするわけでございます。と申しますのは、市内に一年以上居住している、あるいは市税を滞納していないかどうかというものを調査いたしまして、そして補助金の交付の決定通知を出すわけでございますが、これが五百八件でございます。そして、温水器が完了いたしましたという完了届の提出件数が四百十四件ということでございまして、すでに八月末ではこういった当初予算を超えているというのが実情でございます。  アンケート調査の内容でございますが、七月末までに実際に補助金を交付いたしました世帯に対してのアンケートを実施したわけでございますが、その中から主なものを申し上げますと、設置をする理由ということは、市から補助金が出るからという方は少なく、省エネルギーを考えてという方が全体の七四%という回答になっております。それから、燃料の消費状況の変化ということでございますが、消費量は設置後の方が大幅に減少しているというのが全体の七五・六%でございます。燃料の節約状況でございますが、三〇%以上というものが二二・三%、五〇%以上というのが二一・一%という内容でございます。  以上でございます。       〔教育長伊藤秀三君登壇〕 ◎教育長(伊藤秀三君) 全国に誇れる教育をどう受けとめ、これからどう対処していくかという点についてお答えしたいと思います。  この問題は大変大きな問題でして、十分にお答えできるかどうかわかりませんが、私どもは、教育というものはやはり整備された施設のもとで、十分りっぱな資質を持った指導者によって指導されて、その教育効果を上げていくことにあるんだというふうに考えております。  まず、学校教育の面につきましては、一時は急増のために大変不十分な面が多々あったんですが、現在の学校の施設につきましては、おかげさまで義務教育の校舎にいたしましても、養護学校にしても、市立高等学校にしても、この施設については全国に誇れる段階に来ているというふうに考えております。ただ、備品その他についてはまだまだこれからも努めていかなきゃならぬことはありますが、教師の問題につきましては、これも従来から見ますと、ずっと先生方の質も向上しましたし、またさらにその資質を向上するために、委員会としてもあるいは県としても、その研修の行事を越えて、あるいは各自の研修も進めて努力いたしております。  この学校教育につきましてねらうところは、教育委員会の目標ともいたしておりますように、一人一人の持っているものを十分生かして、そして伸ばしていくんだ、ということを目標にいたしております。この中には、前にも出ましたように知育、徳育、体育という三面があるわけでございますけれども、学力についても向上しておりますし、県下でもそう劣るところよりむしろいい方だというふうに考えております。また、徳育の面だと言いますと、これも豊かな入間性を最終的にはねらっているわけですけれども、非行の面でも、いまのところはそう大きな非行ということも出ておりません。ただ、非行の問題については、これはもう安心はできませんし、まだまだこんなことではならないということで、今後も十分努力していくつもりでおります。体育の面では、これは小中学校とも体育のレベルというものは県下で確かに高い。あるいは芸術面でも高い方に来ていると思います。先ほども出ましたように、体育、芸術、そういう文化活動の方面も盛んにすることは、人づくりにも大変大きな力があるということで、こういうことは全般的にもっともっと進めたい。  ことに体育あたりは、これは全般的に高いし、その中からそれぞれが持っているものをもっともっと伸ばせば、この中から全国優勝も可能でございます。現在でも陸上競技では今年度優勝したのが出ております。また球技でも昨年度は優勝いたしておりますが、優勝をねらうことだけじゃございませんが、今後も、教師の熱意にこれはまつところが多いので、こういう方面も大いに伸ばしてまいりたいというふうに考えております。  それから、社会教育の面でも、これも前はやはり義務教育の施設整備に追われましたが、ようやくその峠を越しましたので、最近は社会教育面の施設もかなり整備されてまいりました。公民館の増設、図書館、あるいは健全育成のための施設というものもつくられましたし、この点でも、これは全国に誇れるというものではございませんが、県下では劣っていないというふうに考えます。しかし、まだまだこの面ももっと充実していかなきゃいけないというふうに考えております。  それから、社会教育のねらうところは、やはり生涯教育として、それぞれの市民が、いつでも、どこでも、だれでもが学べるようなということになりますと、この施設ではやはり指導の人の問題になるわけですが、公民館活動で市民の要望にこたえる方面でも、比較的県下でもその活動を活発に行っているところであり、それぞれの効果を上げていると思いますが、この点もまだまだというふうに考えます。これから施設あるいは人、そういったものでも十分努力いたしまして、市民が身体的にも、精神的にも安心して、楽しく、いい市民生活が行われるような社会教育の面も十分考えてまいりたいというふうに思っております。  以上でございます。       〔学校教育部長鎌田初君登壇〕 ◎学校教育部長(鎌田初君) 児童生徒の非行対策を中心にご答弁申し上げたいと思います。  現在大きな社会問題として取り上げられておりますところの少年非行の特徴といたしましては、先ほどご指摘のように低年齢化、それから集団化、広域化、さらに凶悪化の傾向を示しております。幸いにして本市においてはこれまでに大きな問題として取り上げた事故は発生していませんけれども、特定の地域とか特定の問題としてながめてばかりはいられない現状であります。むしろこれらの芽は温存されていまして、いつそういうことが起こるかわからないという状態ではないだろうかというように考えております。その対策につきましては、前の議会でもお答え申し上げましたように、校長会とか教頭会、あるいは生徒指導主事の補導連絡会、学校警察連絡委員会、あるいはPTA等の組織を通じまして、研究と対策を講じて今日に至っております。  現在の傾向と実態でございますけれども、一番の非行としてのあらわれは学校を休むということにあらわれてくるわけでございます。いわゆる長欠の児童生徒としてあらわれてくるわけでございますが、船橋市におきましては、小学校の場合は、長欠率をパーセントであらわしておりますけれども、長欠率が、五十五年度でございますけれども、〇・二九ということになっております。これは、前年度が〇・二六でございますので、若干上がっているということが言えるんじゃないかと思います。五十一年から比べますというと、五十一年は〇・三四でございましたので、だんだん下がってきていたわけでございますが、五十五年になって、またこれがちょっとふえてきたというような状態でございます。中学につきましては、これも長欠率〇・九一でございます。五十一年が〇・九三でありますので、若干下がりつつありますが、昨年が〇・九〇でございますので、これもちょっと上がってきているということが言えるんじゃないかと思います。  長欠の中には病気もありますけれども、いるゆる怠けと申しますか、学校をきらって、特に家出等の傾向が一番心配されるわけでございます。昨年度の家出の状況でございますが、件数にいたしまして小学校が二件、中学校が十五件でございます。これは人が重なっておりますのであれでありますが、一応件数としては合計十七件ということでございます。  私どもが言っていますところの家出につきましては、児童相談所では、家出といった場合には、うちに帰る意思がないというような子供を家出というようにして言っているようでございますが、私どもは、一日でも帰らなかった子供、いわゆる無断外泊というような子供で、警察等に届け出が出されたものについてはすべて家出というような、少し重い考えをとっております。  なお、あと教育委員会に文書として上げられてまいりますものは、家出の件と、それから窃盗でございます。昨年度は小学校で一件、中学校が九件でございます。  それから、あと集団抗争でございますが、これは昨年度はございません。ただ、中学校において起こりそうなといいますか、いわゆる未遂というものが三校ほどございます。  それから、小学生のいわゆる非行でございますが、主として万引きと言われているものでありまして、この実態はなかなかつかめない現状でございます。お店の方でも、それについて学校に知らせるとかそういうようなことはほとんどしませんので。ただ、補導センターの資料によりますと、補導センターで補導された子供でございますけれども、五十五年度は、五十四年に比較いたしますと四・九%増加をしている。二百七十八人の微増だということでございます。  なお、補導センターの方では市内、市外を扱っておりますが、市内の小学生で補導された者が三十六名でございます。中学生が六十二名という統計が出ております。これらにつきましては、補導の中身でございますが、一番多いのが怠学でございます。怠けでございます。学校に行かないで、盛り場とか、駅とか、そういうようなものをふらついていたところを補導された。それから、中学生においては喫煙が多うございます。そういうような状況でございます。  さて、これらの対策についてでございますが、いろいろ悩んでいるわけでございますけれども、幾つかその対策について申し上げてみたいと思います。  まず、学校現場での生徒指導についてのあり方といたしまして、指導に当たりますところの教師のあり方について、教師は感情的になることなく、精神的に安定していることが要請をされる現代でございます。また、的確な教育理念を持って、柔軟な考え方が必要であります。特に児童生徒の批判対象となるような言動、言葉、服装等にも気をつけ、教師らしい教師でありたい。全職員が一致団結して指導に当たるということが大事であります。特に中学校においては教科担任制でございますので、Aの教員とBの教員が、生徒指導についての指導が違うということになりますと、生徒の不信感のもとになります。  二番目に、教師と児童生徒の信頼関係の確立でございます。何と言いましても学級担任と児童生徒とのつながり、人間関係が一番大事でございます。個々の子供と共感的な理解の上に立って指導し、すべての子供に善悪のけじめをはっきりさせることが大事であろうと思います。  三番目に、これはよく言われることでございますけれども、やはり魅力のある授業ができるということ。非行化の原因の一つといたしまして、授業がわからないとか、ついて行けないというようなことがありますけれども、市の教育目標の上から見ても、一人一人の教育を目標にしておりますが、教師の創意工夫によって授業が楽しく、子供たちにわかる喜びを与えていきたいというように考えております。  なお、特別活動についてでございますが、教科の授業と同様に、教育過程の中に特別活動というのがございますので、そこの中で、一人一人がスポーツを初め芸術、文化について、何か一つ自分が没頭できるようなものがあれば非行化に走らなくても、というようなことも考えております。  なお、課外活動で、俗に言われております部活動についてでございますが、市長の所信表明も受けまして、そのあり方について、規律と節度ある部活動として、今後さらに盛んにしていきたいというように思います。  最後に、非行化防止につきましては、ご承知のように学校教育だけでは済まされない。問題を起こすところの子供たちのほとんどが、家庭が保護能力がない現状でございます。学校といたしましても、家庭教育学級とか、あるいは学年、学級の懇談会等によって、親たちにも指導を加えておりますけれども、今後、やはり親の指導という面についても積極的に進める必要があるんじゃないだろうかというふうに思います。また、問題は、これらの会合に出席しない家庭が一番問題であるわけでございまして、これらの家庭につきましては、家庭訪問をもっと頻繁に行って、親の指導、それから啓蒙というものが大事であるだろうと思われます。現在も各学校で家庭訪問に一番苦労をしているのではないでしょうか。大体の家庭が共かせぎとか、あるいは母子家庭とか父子家庭とか、そういうような家庭が多いわけでありまして、夜の七時とか八時とか、あるいは九時以降でないと親が帰ってこないというようなところがありますので、学級担任はこの点について非常に苦労をしているところであります。  なお、地域社会の人々がみんなで子供たちに呼びかけていくということ、いわゆる愛の一声運動と申しますか、子供にとってはむちの一声に聞こえるかもしれませんが、やっぱりみんなの人が子供たちをよくしていこうというようなことに努力していかなければならないのじゃないでしょうか。  以上でございます。(予定時間終了五分前の合図)       〔社会教育部長川城隆君登壇〕 ◎社会教育部長(川城隆君) 青少年の非行化につきまして、社会教育としてはどう対応していくかというご質問でございますが、先ほど学教部長から数字的な面についてはご答弁がございましたので、私からは別の角度からお答えをしたいと思います。  最近の少年非行の傾向は、家庭、学校、地域社会の抱えるさまざまな問題が、少年の心身に影響を及ぼしまして、直接、間接に非行の要因となっている、このように私どもはとらえているわけでございます。その中で特に問題になりますのは、家庭における教育機能の低下でございます。家庭は少年の人格形成の中でも最も大きな影響を及ぼす場でもございます。したがいまして、両親の社会生活態度が即鏡として子供に映し出される、このように言われているわけでございます。社会ルールを守ること一つをとりましても、大人が、親が範を示す、これが大切ではなかろうか、このように考えております。将を射んと欲すれば馬を射よ、こういうことわざがあるように、少年健全の育成のためにはまず大人の教育が大切であろう、このように考えております。  私ども、社会教育を担当する者としては、公民館等の活動の中で、市民大学、家庭教育学級、婦人学級等の各種学級講座への市民参加の呼びかけ、また、少年の社会への適応性を深めるために、子供会等各種団体の協力のもとに、本年開館いたしました少年自然の家とか青少年会館等の活用の一層の促進、また、社会体育、スポーツの振興を通しまして、青少年の連帯意識を高めるとともに郷土愛を深める。こういう意味からの社会教育面から、学校教育と連携を保ちながら、青少年の健全育成、すなわち非行化防止に努力をいたしているわけでございます。今後ともこの問題につきましては厳しく受けとめながら、一層の努力をしてまいりたい、このように考えております。       〔消防局長柳原義明君登壇〕 ◎消防局長(柳原義明君) ご質問にお答え申し上げます。  まず第一点目の、今回購入いたしますはしごつき大型高所放水車でございますけれども、これは消防力の基準の中で、新しく今回私どもの方が石油コンビナートと災害防止法に関連いたしますところの三点セットで購入する車両でございまして、はしご車といたしましては現在四台でございます。これは現在中央、東、北の三署と前原分遣所に配置してございます。いずれにいたしましても今回購入いたします大型高所放水車につきましては、はしごつきでございますので、暫定的に仮称芝山分遣所に配置を考えているわけでございます。  三番目の、車両は一番古いのはというようなご質問でございますが、いま現在一番古いはしご車につきましては、十五年経過してございます。(予定時間終了の合図)  なか、水利の問題でございますが、ご質問者がおっしゃられますように、私どもも時間帯、それからそういった中でいろいろと苦慮しておるわけでございますが、通常大体三キロ程度ございましたならば放水は十分可能であるというふうに考えておりますが、いまだ七十五ミリ管に入っております古い消火栓等もございます。これにつきましては県水道局と十分連携を保ちながら、布設がえ等を要望しているわけでございます。  なお、水道が入ってからない貯水槽の整備はどうなっているかというご質問でございますが、非常に不足している地域がございます。これは市街地におきましてはまあまあでございますが、密集地等におきましては四六・五%程度の充足率でございまして、四十七ぐらいの貯水槽しかございません。これは基準から申し上げますと百七十二カ所が必要なんでございますが、いずれにいたしましても用地の取得、提供者、それらのもろもろの要件がございますが、今後も十二分に私どもの方で手当てをしてご期待に沿いたい、かように考えているわけでございます。  以上でございます。       ───────────────── ◆三十三番(林利嗣君) 暫時休憩願います。 ○副議長(野村清君) この際、暫時休憩いたします。        午後四時二十八分休憩       ─────────────────        午後四時四十七分再開 ○議長(長谷川勝巳君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。  日程第一の質疑を継続いたします。  四番石川敏弘君。       〔四番石川敏宏君登壇、拍手〕 ◆四番(石川敏宏君) 三つの点についてお伺いいたしたいと思います。  一つは、地方税、地方交付税の減額問題についてです。二つ目が、来年は固定資産税の基準年度に当たりますので、固定資産税の主に評価問題について伺いたいと思います。三つ目は、臨時行政調査会の答申に基づくところの行政改革問題が大変大きな問題になっておりますが、こうした問題と来年度の予算についての考え方を伺いたいと思っています。  初めに、地方交付税の減額の問題ですが、本年度の地方交付税の決定がありましたが、予算に比べて五億七千万円の減額決定でした。これは人口急増補正が、当初の見積もりと大きく違ったというご説明があったわけですが、これまでの交付税の問題について、財政部のお話ですと、交付税は数字を代入をしていけば算出をされる、こうした決まった計算だから間違いようがない、という説明を何度も聞いていたわけですが、こうした交付税の算出が大幅な違いとなったことについては、大変理解しがたい点があるわけです。  特に、昨年の決算委員長の報告の中でも、交付税の算定に当たっては、過誤のないよう慎重を期されたい、このように指摘がされていたわけですが、昨年に続いての連続の過誤ということで、こうした決算委員会の指摘が全く生かされなかったという点について、どのようにお考えかをお尋ねいたします。  そして、第二点としては、今回の補正予算でも財源調整基金の取り崩しが行われています。財政の健全性を損なうというところまでの取り崩しになっていないか。健全性の点から考えて、財源調整基金の残高をどれぐらいに考えているかむ尋ねいたします。  第三者は、市民税の減額と合わせて十億円の歳入欠陥が出そうと言われています。今期は、やりくりが何とかできるという説明があったわけですが、実際の資金ぐりについては、庁舎建設にかかわる地方債を一般財源に回したり、こうしたやりくりで資金ぐりをしていくというようなお話も聞いたわけですが、このようなやりくりは、結局のところ赤字地方債と変わらず、地方財政法に違反をするのではないかと思いますが、この点についての見解をお尋ねいたします。  次に、固定資産税の問題です。  初めに、これまでこの場所でも、共産党として水際価加算の実施の問題について、何回か対応をお尋ねをしてまいりましたが、来年の基準年度に当たって、水際価加算の実施について、これまでの準備状況、そして今後の計画についてお答えください。  第二番目は、船橋市民の中から船橋は税金が高いという声が聞かれます。公共施設の不足など、行政サービスが不十分という面も大変大きく影響していると思いますが、何といっても具体的につかまえるのは、固定資産税が高いということであります。船橋市は隣接市と比べて、課税標準額である固定資産の、特に宅地の評価額が高いわけです。来年は評価替えの年に当たりますので、近隣都市との差を詰める機会ですが、これについてどのように考えているのか、市長のお考えを伺いたいと思います。  固定資産税の課税標準は、基準年度の固定資産の一月一日の価格でございますが、現実には最近の住宅政策の貧困さによって、大都市周辺の地価の上昇は著しいものがあり、宅地の場合は、特に居住の用に供している宅地については、価格を課税標準とすることは、一般国民の負担の限度額を超えて、合理性がなくなっているのではないかと思います。首都圏は三〇%近い上昇率にもなっていると言われています。現実の評価は基準値の価格の設定、路線価方式という評価方式がとられているわけですが、国の指示どおりにやってきた結果として、現在、近隣市と比べて評価額が高くなってしまったということですが、そこで第三点として伺うわけですが、市川市などと比べて、船橋市民の税負担が著しく高いということを、市長はどのように考えているのかお尋ねします。法のもとの平等の原則、さらには市民の財産権への侵害にもつながってくる重大な問題だと考えておりますので、ご答弁をお願いいたします。  第四番目は固定資産税、そして都市計画税ですが、その上昇は家賃の便乗値上げに結びつけられます。こうした便乗値上げに対しての対策もあわせてお伺いいたします。  最後に、三番目の臨時行政調査会の答申に基づく行政改革、そして、これに基づく来年度の本市の予算編成についての考えですが、七月十日に第二次臨時行政調査会の答申が出されて、増税なき財政再建の方向が示されました。この臨時行政調査会の審議と並んで、大蔵省の来年度の予算編成は、ゼロシーリングということで教育費や福祉予算が抑えられています。概算要求についても、この臨調答申を忠実に踏襲する内容となっています。さらに八月二十五日には行政改革大綱が閣議決定をされて、鈴木・土光行革は実行段階への動き出しているわけです。  今回の答申はその前文で断っているように、増税なき財政再建の実施によって、各省庁はもとより国民生活の各分野も、一時的にではあれ痛みを受けることは不可避である、その結果、各方面での失望や反対が起とることも十分予想される、と述べていますが、このことが今回の臨調答申の性格をあらわしていると思います。答申の二つの基本理念を、活力ある福祉社会の実現とか、国際社会に対応する貢献の増大を掲げて、個人の自助や自立の精神に立脚した家庭や近隣、企業や地域社会での連帯を基礎とした効率のよい政府が、適正な負担のもとに福祉の充実を図ることを目指したり、同時に、国際社会への貢献の示唆をしているわけです。  今回の臨時行政調査会は、そのメンバーの六割が財界や官界によって占められていたことや、さらにはこの答申が出される背景となっていることを見れば、その性格も一層明らかになってくると思います。高度経済成長政策の破綻、国家財政の赤字公債依存率が高まって、財政立て直しの方向として、一般消費税など国民への大増税がたくらまれたわけですが、これは国民の反撃によって、しばらくはこうした大幅な増税ができなくなった中で出されてきていますし、また、世界的な問題から考えてみると、カーター政権に続いてレーガン政権の強いアメリカ戦略、そして、一方でのソビエトのアフガニスタンへの武力介入によって世界の緊張が高まって、米ソの軍備拡大、軍事同盟強化が強まって、世界の平和にとって重大な情勢が続いている。こうした世界情勢のもとでの日本の財界や政府の戦略が、この答申にあらわれています。日本は、アジアにおける米軍の肩がわりを要求されて、アメリカからの軍備拡大要求が年々強まり、日米軍事同盟の一層の強化が進んでいるわけです。こうした米国の対日軍拡要求の強まりが、今回の答申の中に強く反映をしています。  答申は、防衛、対外経済協力、エネルギー対策、これが国の仕事、その他は行政の仕事を見直して、国民相互の協力、さらには受益者負担の強化を迫ったり、医療や福祉の切り捨て、さらには自治体への負担の転嫁を図るなど、内容は国民に厳しい負担を求めるものとなっています。  国民が望んでいる民主的な行政改革は、むだと浪費を排し、利権と汚職、腐敗の根を断ち、効率的な行政を実現することでありますが、こうした問題や不公平税制には手を触れず、しわ寄せがもっぱら国民に押しつけられ、大企業、財界中心の財政改革となっています。こうした方向での行政改革が来年予算で貫かれることになれば、国民も自治体も重大な影響があると思いますので、幾つかの点について市長にお尋ねをいたします。  第一は、今回の臨調答申に基づく行政改革の方向を、市長としてどのように受けとめておられるのか。  第二が、補助金削減、四十人学級の見送りなど、自治体の歳入減など予算への影響がどのくらいあるのか。また、市民への影響はどうかなど具体的につかんでいるか。
     第三番目は、いま触れました四十人学級の見送りも含まれているわけですが、こうした教育行政の後退について、教育長の経験もある市長のご意見を伺いたいと思います。  四番目は、老人医療費の助成、さらには国の通達基準を上回る人員配置など、自治体の単独事業を禁止するなど、自治体の自治権への侵害も示唆していますが、国の基準を上回っている市単独事業は、今後ともこの水準を守って、さらに前進をさせていく考えがあるか。  第五番目が、自治体職員の給与削減を迫っております。財政措置もとるなどと言っていますが、公務員労働者への攻撃をはね返していく考えがあるか。  最後に、補助金のカット、教育福祉予算のゼロシーリングという国の予算編成が行われているわけですが、こうした中での船橋市の来年の予算編成についての市長の考え方、特に福祉や教育予算についての考え方を伺って、第一問とさせていただきます。       〔財政部長小杉幸治君登壇〕 ◎財政部長(小杉幸治君) 地方交付税についてお答えを申し上げます。  地方交付税の減額については、一定の基準で計算していくのでそういう減額はあり得ない、ということを何か申し上げたということでございますが、そういうことじゃございませんで、この地方交付税は地方団体の財源の均衡化を図るという目的で、交付税が交付されるわけでございますので、これについては政治的な配慮はございません、あくまでも事務的な計算方式で交付されるものですよ、ということでございます。  ただ、ご指摘のように、交付税の私どもが決定する予算編成上の決定する時点は、一月の中ごろにもうすでに確定しなければならないという、その時期には交付税の予測数値、あるいは単位費用──ご承知のとおり地方交付税の単位費用、測定単位の関係については、その翌年の五月三十一日に交付税の改正が行われるわけでございます。したがって、本算定に入る時点ではそれらの数値を予測することができますけれども、予算編成時点にはそうした資料も情報も得られない、という中での交付税の予測をするわけでございますので、前年度の経緯、その他の状況を見ながらこれらの予測をしていくために、こういう結果にならざるを得ないというのが現実でございます。  しかし、こうした交付税の予算計上の手法についても、現実にこうした大きなマイナス要因を出したということについては、今後大きく予算編成の時点で十分考えていかなくちゃいけないというふうに思っております。  それから、財源調整基金の問題については、私どもはこれは余裕があれば予算総額の五%程度は何か確保していきたいというふうには考えておりますけれども、現実にはこうした五%の確保というのは容易なことではございませんけれども、いずれも経済状況の変動に、あるいはこういう特殊な災害問題に対処するための財源調整基金については、努めて多く積み立てをしていきたいものだというふうに考えてございます。  それから、この地方債の関係につきましては、対象範囲が拡大されたために、地方債が大幅に増額になっているということでございます。したがって、これが入らない場合には当然一般財源を投入してやらなくちゃいけないということなんで、地方債が入ってくることによって、一般財源がそれだけ少なくなるということでございます。何か地方財政法違反云々ということですが、これはございません。       〔税務部長萩原忠君登壇〕 ◎税務部長(萩原忠君) 所管についてお答え申し上げます。  まず、水路価路線につきます経過並びに今後の方針ということでございますが、水路価方式というものは、水面利用の加算方式というものでございまして、これにつきましては従来から論議の的になっておるところでございます。そこで、現在までは固定資産評価時における画地計算の方の、二方路線の影響の加算法という考え方でございまして、大体全国的に適用されているところは、三%の加算をするような内容でございます。そこにおきまして、われわれの船橋としての対策でございますが、県内の関係市の評価担当者による研究会、それから市長会参加の都市税務協議会資産税部会においての検討等を、各市と従来からやってきたわけでございますが、現在の段階では、市長会の方へ水路価線の取り扱いについてのまとめを提出する状態にきております。  そういう中で船橋市を中心にし、千葉、市原、市川等においては、今回の五十七年度の評価替えにつきましては、適用しないような方向にまとまってきているような現況でございまして、なお、本市におきましては、現在の千葉港、船橋埋立地につきます港湾設備の後背地の設備等もまだ準備ができておりませんので、それと大体でき上がっているところが専用埠頭でございませんので、専用埠頭のところはまだ供用開始の命令が出ておりません。そういうことで、五十七年の評価替えには適用しないという方針に現在は固まりつつあるわけでございます。  次に、評価が高いための近隣市との接点の問題でございますが、確かに従来から評価替えに伴いまして、その三年ごとの評価替えにおきましては、常々、近隣市との接点の問題が問題になるわけでございますが、これとても、その市その市の市の基準地の評価額が決定しますので、それに伴いまして路線間に付設していきますので、基準地の高い市と低い市とでは、おのずから上昇率の適用範囲が──上昇率を同じように抑えても、差は縮まらないわけでございまして、こういうことで国、県の指示は、二割を目安として近隣市との調整を図れということになっておりますので、四十八年から五十一年、五十四年と常々県を中心にいたしまして、評価審議会を通じまして調整をしていただいているわけでございますが、それと同時に近隣市との接点の調整を図っております。  そういう中で、八千代、鎌ケ谷には問題がそうありませんが、市川との問題は確かにございます。そういう中で基準地のとり方が、船橋では現在のところ百二万、それから市川では五十八万という基準地の問題がございますので、国の指示の上昇率は同じでございますので、詰めよることはできないわけでございますが、それとても接点調整のために、過去四十八年には船橋との差が四四・七%、五十一年の評価替えにつきましては四九・一%、五十四年の評価替えについては五七%と、こういうふうにだんだん近づいてきているわけでございます。そういう中で、これを市川の基準地の上昇率に直しますと相当高い上昇率になっておるわけでございますが、それをあえて接点調整のためにやっていただいているわけでございまして、今後ともこれは続けていきたい、こういうふうに考えております。  それから、土地評価の上昇によりまして便乗値上げがあるのではないか、ということでございますが、これは、評価と実際には関係あるわけでございますが、担当課が経済部の方にゆだねられております。そういう中で、地代家賃統制令というのがまだありますので、そういう相談がございますれば、それに応じて対処していくような考えでおります。       〔市長大橋和夫君登壇〕 ◎市長(大橋和夫君) 私から、ご質問のありました臨調の答申の関係についてお答え申し上げます。  臨時行政調査会の第一次答申が七月に出まして、各地方公共団体におきまして、非常な影響がございますので、各市とも事態の推移を見守っているところでございますが、ご質問のございました行政改革の必要につきましては、私といたしましても認めております。  なお、船橋市におきましては、多くの市民から市民サービスが悪いというようなご批評もいただいておりますので、行政改革が市民サービスの低下につながらないよう、市民サービスをさらに向上させながら、いかに行政の減量を行うか、苦慮しているところでございます。  幾つかの点にご質問がございましたが、これらの点につきまして、臨調の影響がどの程度船橋市にあるか、またいろいろ挙げられました補助金の削減が船橋市の五十七年度からの行政執行にどのように影響があるか、公務員の給与問題も含めて、庁内に関係幹部を集めた対策委員会を設置して、この対応をできるだけ早く考えたいと思っております。  なお、国が行います行政改革につきまして、とかく国中心の行政改革に終わる場合が多い過去の事例から考えまして、国の行政の縦割りの弊害を受けないよう、行政改革の場合には地方自治、地方分権を重視して、国、地方を通ずる事務事業の再配分を図った上、必要な財源については地方に移譲するよう、そういうような方向で地方の声を大きく行政改革に反映した上で行政の能率化を図るよう、他の地方公共団体と共同して、強く国に対して要望したいと思っております。  なお、来年度の編成に当たりましては、福祉、教育の予算が減額にならないよう、できれば増額措置ができるように、これからも対策を立ててまいりたいと考えております。       〔四番石川敏宏君登壇〕 ◆四番(石川敏宏君) 固定資産税の水際価加算の問題ですが、企画部の港湾対策の方からもらった資料ですと、すでに専用埠頭が相当の規模で使われているということになっています。たとえば、家屋等については、住まなくても一定の枠組みができれば固定資産税は課税するわけですから、この港湾の施設についても完全にできなくても課税できると思うんですね。その辺の見解についても、実際に専用埠頭を利用して便益を受けている、こういう事実に着目して、私は課税できるというふうに思っていますので、この見解、ぜひ市長さんの方からか願いしたいと思うんです。  それから、近隣市と宅地の評価の違いについて、私は試算をしてみたわけです。五十四年度の──これは基準年度ですが、船橋市は二万二千四百七十九円なんですね。それから市川市が一万六千百円です。それから千葉市が一万五千三百三十六円。これは宅地の平均評価額、平米当たりですけども、こうした他市との比較をしてみると、船橋を一〇〇とした場合は市川は七一・六、千葉は六八・二で、先ほどご答弁になった二〇%以上の差があります。ですから、こうした点について少なくとも船橋市が市川市並みの評価をすると、どれぐらい船橋市の市民が税金を多く負担しているかというと、五十六年度の予算書でいきますと、十六億四千九百三十六万円、これだけ税金を市川市と同じ水準で評価をした場合には船橋市は課税されているわけなんです。一世帯当たりでは大体二万一千用ですね。これぐらい船橋市民は税金の負担をしていますし、都市計画税も合わせると二十二億円、これだけ船橋市は税金を市民から多く取っているという計算になると思うんですね。  もし評価額をそのまま据え置けば、船橋市の税収がふえないわけですけども、財政部の方のか話をお聞きしたわけですが、交付税の算定に当たって、基準財政収入額は固定資産税課税台帳、これをもとにして標準税率の七五%、これが基準財政収入額になっているわけですから、もし船橋市の財政当局が、決定権は市長にあるわけですけども、市川市並みの課税評価額にすれば、それだけ税収は減るにしても、交付税はふえてくるという計算になると思うんですね。ですから、この辺はどのように市民に説明をするのか、大変大きな問題だと思うんですね。  私は、固定資産税というものは価格に対して課税をするということになっている、というふうに書いてあるわけですけども、それはあくまでも全国同じような基準で評価をされるべきだというふうに思っています。その税負担の違いは、標準税率から制限税率まで、この間によって税金の負担の違いをやっていくのが、本来の法律の趣旨だというふうに思っているんですけれども、こういう不合理なことを船橋市でやってきたことに対して、市長のお考えを伺いたいと思います。  そういう意味で、ぜひ、来年は五十四年度に比べて一二六%の評価アップをするというふうに聞いているわけですけれども、据え置くなり、もっと大幅に引き下げるなり、ぜひそういうようなことを市民の前に示していただきたいと思いますし、そういうことについて何か差しさわりがあれば、お答えをいただきたいと思います。  それから、臨調の問題については余り明確なご答弁がなかったわけです。私が市長に質問しているのは、一般的に行政改革が必要か、必要でないかということを聞いているわけではないわけですね。現在出されている、臨時行政調査会が出している、そういう背景を持ったところの行政改革について、市長としてどのように考えていくのか。具体的に数字をつかんでいないということは、まだ準備ができていないということでいいわけですけども、現在の臨時行政調査会が進めているところの行政改革についてのお答えをいただきたいと思います。  特に、今回の行政改革は、政府や大企業の代弁をしている、そういう性格を持っているというふうに私は思っていますし、さらには地方自治体に対して道州制を導入をしていくことまで示唆をしている、そういうような臨時行政調査会の答申に対して、市民に大きな負担を与えていくことが明らかになっているそういう行政改革に対し、市長はどのような決意をもって(予定時間終了五分前の合図)臨んでいくのかをお伺いをして、第二問を終わりにいたします。       〔税務部長萩原忠君登壇〕 ◎税務部長(萩原忠君) 再質問にお答えを申し上げます。  見解の問題ですが、供用開始のいわゆる土地につきまして、港湾が使われたか、使われないかの問題でございますが、これは土地、家屋ともに確かに一月一日に使える状態にあれば、これは課税されるわけでございますが、たまたま船橋の港湾につきましては供用開始がないということ。それから後背地の問題がございますので、これはやはり五十七年の評価替えには使えないというふうに思っております。  それから二番目の、市川との差の問題でございますが、この評価替えによって下げることはできるか、できないかということでございますが、固定資産のうち土地、家屋の評価は、地方税法第三百八十八条の規定により、固定資産評価基準によって行われなきゃならないということになっておりますので、これは差し支えがあります。       〔市長大橋和夫君登壇〕 ◎市長(大橋和夫君) 行政改革についてお答えいたしますが、私は、今回の行政改革が政府と大企業だけの代弁でやっているとは思いません。日本の行政改革は、長い歴史の上に、歴代の内閣が手がけようとして、なかなかできなかったことでございまして、新聞論調を見ましても、何十年にわたって行政の簡素化が唱えられてきているわけでございまして、皆様方周知のとおりでございます。  ただ、先ほども申しましたように、具体的に船橋市にどういう影響があるか、これについては重大な影響があるだろうと思いますので、慎重に対策委員会を設けて、情報の収集なりあるいはそれに対する対応策を考えていかなければならないと思いますが、現在では、国の段階において国の土俵の上で議論が行われている段階でございまして、地方も研究はいたしておりますが、千葉県庁自体がまだ模索の段階である──最近の新聞にも出ているとおりでございまして、資料収集班を設けて情報収集に最大限の努力を払う──県の段階でもこのようなところでございますので、第二次の答申も予想されるところでございますので、船橋一市だけの問題ではございませんので、地方の利益を守るよう、他の市と力を合わせて防御したいと思っております。       〔四番石川敏宏君登壇〕 ◆四番(石川敏宏君) 最後ですけども、固定資産税の評価の問題。評価の決定権は市長にあるわけです。ですから、市長のご意見、船橋と市川が県の指導よりも評価に差額が現実にあるわけですから、これについて市長としてどのように対応していくのか、最後にお答えをいただきたいと思います。       〔市長大橋和夫君登壇〕 ◎市長(大橋和夫君) 税の関係についてご答弁いたします。税の問題は(予定時間終了の合図)かなり精密な積み上げによって評価をいたすわけでございまして、長い歴史の経過があるわけでございます。しかし、船橋市は一般に税が高いという市民の声もございますので、それらもあわせて今後十分研究いたしたいと思っております。       ───────────────── ○議長(長谷川勝巳君) 以上で、本日予定されました質疑は終了いたしました。       〜〜〜〜〜〜〜 ◇ 〜〜〜〜〜〜〜 ○議長(長谷川勝巳君) 日程第二、会議録署名議員の指名を行います。  会議録署名議員は、会議規則第八十一条の規定により、議長において、     五番 佐 藤   昭 君 及び   四十四番 大 沢 元 吉 君 を指名いたします。       〜〜〜〜〜〜〜 ◇ 〜〜〜〜〜〜〜 ○議長(長谷川勝巳君) 以上をもって、本日の日程は全部終了いたしました。       〜〜〜〜〜〜〜 ◇ 〜〜〜〜〜〜〜 ○議長(長谷川勝巳君) 次会は、明九日定刻より会議を開きます。  本日はこれにて散会いたします。        午後五時二十八分散会       〜〜〜〜〜〜〜 ◇ 〜〜〜〜〜〜〜 〔出席者〕  ▽出席議員(五十一人)         議  長  長谷川 勝 巳 君         副 議 長  野 村   清 君         議  員           一番  大 野 幸 治 君           二番  櫛 田 信 明 君           三番  岡 本   功 君           四番  石 川 敏 宏 君           五番  佐 藤   昭 君           六番  徳 江 栄 進 君           七番  半 場 千代松 君           八番  興 松   勲 君           九番  滝 口 宗 治 君           十番  和 田 善 行 君          十一番  志 位 明 義 君          十二番  佐 藤 重 雄 君          十三番  長谷川 正 平 君          十四番  市 川 義 平 君          十五番  池 沢 敏 夫 君          十六番  木 村 久 子 君          十七番  芦 田 良 光 君          十八番  田久保 尚 俊 君          十九番  春 田 嘉 文 君          二十番  安 藤 久 子 君         二十一番  小仲井 富 次 君         二十二番  松 崎 節 生 君         二十三番  吉 田 公 一 君         二十四番  山 本 和 宏 君         二十五番  増 尾   博 君         二十六番  本 間 清 吉 君         二十七番  伊 藤 浅 由 君         二十八番  千 葉   満 君         二十九番  三 山   操 君          三十番  大久保 博 夫 君         三十一番  滝 口 四 郎 君         三十二番  小 川 新之助 君         三十三番  林   利 嗣 君         三十四番  中 村   伸 君         三十五番  滝 口 三 郎 君         三十六番  服 部 幸 枝 君
            三十七番  小 池 英 一 君         三十八番  佐 川 隆 雄 君         三十九番  椎 名 政 雄 君          四十番  松 永 勝 進 君         四十二番  佐 藤 佐 平 君         四十四番  大 沢 元 吉 君         四十五番  矢 野 正 男 君         四十六番  田久保 友 吉 君         四十七番  川 崎 忠 治 君         四十八番  津 賀   俊 君         四十九番  池 田 志津雄 君         五十一番  菅 井 長 七 君         五十二番  中 台 久 男 君  ▽欠席議員(一人)         四十一番  林   栄 蔵 君       ─────────────────  ▽説明のため出席した者     市長        大 橋 和 夫 君     収入役       皆 川   博 君      建設局長     篠 塚 弘 治 君      広報部長     大 石 喜美夫 君      企画部長     成 田 知 示 君      総務部長     山 口 重 年 君      財政部長     小 杉 幸 治 君      税務部長     萩 原   忠 君      市民部長     渡 辺 茂 之 君      福祉部長     田 上 一 太 君      保健衛生部長   本 田 行 夫 君      環境部長     竹 下 昭 治 君      経済部長     浅 川 英 昭 君      市場部長     鷹 木 虔 一 君      管理部長     大 沢 正 得 君      下水道部長    松 沢   勇 君      建築部長     佐 藤 国 俊 君      消防局長     柳 原 義 明 君      消防局次長    天 津 照 雄 君     教育長       伊 藤 秀 三 君      管理部長     大 木 林太郎 君      学校教育部長   鎌 田   初 君      社会教育部長   川 城   隆 君      選挙管理委員会事務局長               西 塚 正 太 君      農業委員会事務局長高 橋 奎 吾 君     代表監査委員    石 井 速 雄 君      監査委員事務局長 松 戸 正 夫 君       ─────────────────  ▽議会事務局出席職員     事務局長      須 田 精 次      議事課長     渡 辺 正 雄      議事課長補佐兼委員会係長               堀 内 清 彦      議事係長     幸 田 郁 夫      庶務課長     伊 藤 照 雄      庶務課長補佐兼庶務係長               首 藤   宏      調査係長     大 橋 武 彦      庶務課副主査   小 倉 俊 夫      主任主事     素 保 憲 生        主事     寺 村 登志子        主事     太 田   勲        主事補    岡   和 彦       〜〜〜〜〜〜〜 ◇ 〜〜〜〜〜〜〜 地方自治法第百二十三条第二項の規定によりここに署名する。        船橋市議会議長  長谷川 勝 巳        船橋市議会副議長 野 村   清        船橋市議会議員  佐 藤   昭        船橋市議会議員  大 沢 元 吉...