千葉市議会 2016-03-07
平成28年予算審査特別委員会教育未来分科会 本文 開催日: 2016-03-07
↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1 午前10時0分開議
◯主査(岩井雅夫君) おはようございます。
ただいまから
予算審査特別委員会教育未来分科会を開きます。
本日の審査日程につきましては、お手元に配付のとおり、まず
教育委員会所管の審査を行った後、
指摘要望事項の協議をお願いいたします。
また、傍聴の方に申し上げます。分科会傍聴に当たっては、傍聴証に記載の注意事項を遵守いただきますよう、お願いいたします。
教育委員会所管審査
2 ◯主査(岩井雅夫君) それでは、
教育委員会所管について説明をお願いいたします。
なお、説明に当たっては、初めに昨年の予算・
決算審査特別委員会における
指摘要望事項に対する措置状況について御報告いただき、続いて平成28年度当初予算議案について御説明願います。また、時間の都合上、
指摘要望事項の読み上げは省略して結構ですので、よろしくお願いいたします。教育長。
3 ◯教育長 おはようございます。教育委員会でございます。よろしくお願いいたします。
座ってよろしいでしょうか。失礼いたします。
それでは、初めに、予算・
決算審査特別委員会におけます
指摘要望事項に対する
措置状況報告書について御説明申し上げます。
お手元の
措置状況報告書の13ページをお願いいたします。
それでは、平成27年第1回
定例会予算審査特別委員会で指摘要望のございました学校施設の防災拠点としての機能強化や時代のニーズに合った整備に関する、新たな整備手法の検討及び国庫補助の積極的な活用等による早期改善について、御説明申し上げます。
措置状況でございますが、学校施設については、国費を積極的に活用し、防災機能強化のための耐震補強や外壁改修等を初め、トイレ改修や音楽室等へのエアコン設置など教育環境の改善を含めた整備を実施しております。
まず、1の防災機能強化についてですが、平成27年度の実施状況及び28年度の予定は、記載のとおりでございます。
次に、14ページをお願いいたします。
2のトイレ改修についてですが、平成27年度の実施状況及び28年度の予定は、記載のとおりでございます。
なお、トイレの改修に当たりましては、施工期間や経費の軽減が可能となる工法を簡易修繕であわせて実施するなど、新たな整備手法の検討を進めております。
最後に、3のエアコン設置についてですが、近隣への配慮から窓を閉め切りにして授業や部活動を行わなければならない小中学校の音楽室などに優先的に設置し、子供たちの教育環境の向上を図ってまいります。平成27年度の実施状況及び28年度の予定は、記載のとおりでございます。
次に、平成27年第3回
定例会決算審査特別委員会で指摘要望のございました小中学校におけるニーズに応じた職員体制の充実と職員の
メンタルヘルスについて、御説明を申し上げます。
同じく
措置状況報告書の26ページをお願いいたします。
措置状況でございますが、1の小中学校におけるニーズに応じた職員体制については、さまざまなニーズに応じた支援が十分行えるよう職員体制の充実に努めているところでございます。
(1)の
スクールカウンセラーにつきましては、不登校などで不安や悩みを抱える児童や保護者に適切な支援を行うため、臨床心理に関して専門的な知識を有する
スクールカウンセラーを配置するとともに、来年度は、新たに
統括スーパーバイザーを配置し、
教育相談体制の一層の充実に努めてまいります。
(6)のスクール
メディカルサポーターの配置でございますが、看護師を巡回させる
スクールメディカルサポート事業を新規に立ち上げ、医療的ケアを必要とする児童が充実した学校生活を送れるよう努めてまいります。
同じく27ページをお願いいたします。
(10)の
適応指導教室管理運営事業についてですが、現在、5つのライトポートに加え、新たに
ライトポート稲毛を平成29年度中に開設し、さらに本市の
適応指導教室の充実を図ってまいります。
次に、2の
職員メンタルヘルスについてですが、教職員の
メンタルヘルス向上を目的に、
教職員ヘルシーシステム事業を実施しております。
(1)の
メンタルヘルスサポート委員会では、医師会、校長会、養護教諭会、教職員組合など、さまざまな立場から教職員の心の健康問題について政策等を協議しております。
(3)の
メンタルヘルス巡回訪問は、
スクールカウンセラー、教育委員会などが直接学校を訪問し、
メンタルヘルスに関する研修を実施しております。本年度は、小中合わせて18校に訪問し、教職員の
メンタルヘルス向上に寄与しているところでございます。
続きまして、平成28年度当初予算案の概要について、御説明を申し上げます。
お手元の平成28年度局別当初予算案の概要、55ページをお願いいたします。
1の基本的な考え方でございますが、教育委員会では、わかる授業、楽しい教室、夢広がる学校づくりを通して、児童生徒の生きる力を育み、市民の誰もが、千葉市で学んでよかった、千葉市で学ばせてよかったと思える学校教育を推進するとともに、市民の学習の成果が生きる地域づくりを進めるため、市民生活や地域社会の課題を学ぶ機会を提供し、学びを支える環境づくりを進めていくほか、新たなニーズや課題等に適切に対応するための施策を推進してまいります。
次に、2の予算額の概要でございますが、一般会計の教育費につきましては、予算額は283億4,900万円で、平成27年度と比較して、24億500万円、9.3%の増となっております。
歳入の主なものは、
学校給食施設整備に伴う市債など、記載のとおりでございます。
次に、特別会計でございます。
学校給食センター事業特別会計につきましては、
新港学校給食センターほか2センターの運営に係るものでございます。
公共用地取得事業特別会計につきましては、取得済み用地に係る償還利子でございます。
3の重点事務事業でございますが、新規及び拡充する事業を中心に御説明をさせていただきます。
初めに、教育総務部の主な事業でございますが、(1)の
グローバルハイスクール化推進につきましては、市立稲毛高校において、
スーパーグローバルハイスクールとして、国際的に活躍できる
グローバルリーダーの育成を推進するものでございます。
56ページをお願いいたします。
(2)の
キャリア教育推進につきましては、産学が連携した会議を設置するほか、
教員研修プログラム開発を行い、
キャリア教育の充実を図るものでございます。
(3)の学校施設の環境整備につきましては、学校施設の長寿命化を図るため、計画的な保全改修を行うとともに、時代の要求水準に沿った施設環境・機能を改善するため、トイレ改修などの質的整備を行うものでございます。
(5)の空き教室等の地域開放につきましては、小学校の空き教室などを、学校教育に支障のない範囲内におきまして地域活動や生涯学習の場として市民利用に供するものでございます。
続きまして、57ページをお願いいたします。
次に、学校教育部の主な事業でございますが、(2)の
学校支援地域本部推進につきましては、新たに中学校1校に、
学校支援地域本部を設置いたします。
(3)の
スクールカウンセラー活用につきましては、新たに
統括スーパーバイザーを配置し、
教育相談体制の充実に努めるものでございます。
(4)の
学校給食センター整備につきましては、こてはし
学校給食センターの平成29年4月供用開始に向け、施設整備、供用準備を行うものでございます。
次に、58ページをお願いいたします。
(5)の
適応指導教室管理運営、設置につきましては、新たに平成29年度開設に向けて、
適応指導教室、
仮称ライトポート稲毛を整備するものでございます。
次に、(6)の
スクールメディカルサポートにつきましては、小学校に在籍いたします医療的ケアが必要な児童に対して、必要に応じて、看護師資格を有する
メディカルサポーターを派遣するものでございます。
次に、生涯学習部の主な事業でございますが、(1)の
放課後子ども教室推進につきましては、教育委員会に新たな
総合コーディネーターを配置し、モデル校において、民間企業、大学、NPO法人等の協力を得た
プログラム提供などの活動支援を行うものでございます。
(3)の
加曽利貝塚特別史跡化推進につきましては、加曽利貝塚の
国特別史跡指定申請に向けて、出土資料の再整理と総括報告書及び
史跡保存活用計画書を作成するものでございます。
59ページをお願いいたします。
(4)の
仮称瑞穂情報図書センターの整備につきましては、読書環境の向上を図るため、平成29年3月開設に向け、花見川区役所の一部スペースに、
仮称瑞穂情報図書センターを整備するものでございます。
(5)の読書ノートの配布につきましては、読んだ本の感想を書き込める、まほうの読書ノートを新たに小学校新4年生にも配布するものでございます。
最後に、見直しました事業につきまして、御説明を申し上げます。
(1)の農山村留学につきましては、小学校6年生の宿泊体験学習につきまして、平成26年度末までに段階的に県外実施を終了するとともに、保護者負担を見直すものでございます。
以上で、平成28年度当初予算案の概要説明を終わります。よろしくお願いいたします。
4 ◯主査(岩井雅夫君) それでは、これから質疑等をお願いしたいと思いますが、御発言の際には、最初に一括か一問一答か、質問方法を述べてください。いずれも答弁並びに意見、要望を含め、45分を目安とさせていただきます。なお、5分ぐらい前になりましたら、残りの時間をお知らせいたしますので、時間内で御発言をまとめていただくよう御協力願います。
また、委員の皆様には、平成28年度の予算審査であることを十分踏まえ、発言いただくとともに、
指摘要望事項に対する措置状況への質疑や御意見等もありましたら、あわせてお願いいたします。
なお、委員外委員が質疑を希望した場合の取り扱いは、当分科会の委員の局ごとの質疑が全て終了した後、協議、決定いたしますので、御了解願います。
また、所管におかれましては、簡潔明瞭な御答弁をお願いいたします。
それでは、御質疑等がありましたら、お願いいたします。三井委員。
5 ◯委員(三井美和香君) 一問一答でお願いいたします。
グローバルハイスクール化の推進についてお伺いします。
本事業に対応できる教員を、まず、確保できますかということと、また、どのような教員を想定しているんでしょうか、お伺いいたします。
6 ◯主査(岩井雅夫君)
教育総務部参事。
7
◯教育総務部参事(
企画課長事務取扱) 企画課でございます。
グローバルハイスクール事業に関しましては、教員については、特に英語科、また、総合的な学習の時間の指導ができる教員を重点的に配置したいと考えております。
8 ◯主査(岩井雅夫君) 三井委員。
9 ◯委員(三井美和香君) 了解しました。
海外派遣とは、どのような内容ですか。語学留学とは違うものと思われますので、お伺いいたします。
10 ◯主査(岩井雅夫君)
教育総務部参事。
11
◯教育総務部参事(
企画課長事務取扱) 海外研修についてお答えいたします。
語学留学とは、御指摘のとおり違いまして、この
スーパーグローバルハイスクールは、地域課題を発見し、国内外の
フィールドワークを通じて、子供たちの力で解決方法を見出すと、そういうことをもって
グローバルリーダーの育成に努めるという事業でございまして、今のところ計画しておりますのは、千葉市の具体的な課題を自分たちで見つけて、それを海外の都市で、どういうような解決方策がなされているのか、海外ではどういう似たような課題があるのか、また違った課題があるのかというのを、みずから海外の都市で
フィールドワークを行うようなことを考えております。語学というよりも、現地でいろいろな課題、いろんな機関や大学などを訪ねてインタビューしたり、議論したりということを計画しております。
12 ◯主査(岩井雅夫君) 三井委員。
13 ◯委員(三井美和香君) 続きまして、大学、企業との連携講座とありますが、どのような企業を想定しているんですか、お伺いいたします。
14 ◯主査(岩井雅夫君)
教育総務部参事。
15
◯教育総務部参事(
企画課長事務取扱) 企業ですが、企業は、千葉市と包括契約を結んでいるイオンさんですとかと今、連携できるような手続を進めているところです。
16 ◯主査(岩井雅夫君) 三井委員。
17 ◯委員(三井美和香君) 了解いたしました。
続きまして、
グローバルハイスクールは、国の最大で5年の事業ですが、具体的に何をもって各年度の実績とするのか、また、卒業生の何をもって
グローバルハイスクールの成果とみなすか、お伺いいたします。
18 ◯主査(岩井雅夫君)
教育総務部参事。
19
◯教育総務部参事(
企画課長事務取扱) お答えいたします。
成果といたしまして、今のところ目標値として申請しておりますのは、海外大学に進学する者の増加ですとか、みずから海外研修に行く者の増加などを成果指標として挙げております。
また、社会参画の意識の醸成もこの事業の一つの目的でございますので、海外に事こだわらず、千葉市のいろんな、
地域ボランティアだとか、地域課題に積極的に参加する者の割合というものを成果指標として、今のところ挙げております。
20 ◯主査(岩井雅夫君) 三井委員。
21 ◯委員(三井美和香君) 意見、要望なんですけれども、グローバルな人材を育成することは、大変重要なことであると認識しておりますので、大いに期待するところです。しかし、人材育成は、1年や5年で達成できることではなく、すぐ成果を期待できるものではないと思いますので、長期にわたって事業を継続されるようお願いいたします。
続きまして、学校図書の充実推進についてお伺いいたします。
具体的に何を充実させるのか、お伺いいたします。
22 ◯主査(岩井雅夫君) 指導課長。
23 ◯指導課長 図書の充実についてお答えいたします。
これにつきましては、学校の図書館にある蔵書の率を上げていくという形で考えております。ただ、蔵書の率もありますけれども、ただ上げるのではなくて、更新というのも必要ですので、その辺に重点を置きながら、また、新学習指導要領への対応も考えながら進めていきたいと考えております。
以上です。
24 ◯主査(岩井雅夫君) 三井委員。
25 ◯委員(三井美和香君) 続きまして、学校司書を配置している割合は、千葉市はどうなっているのか、お伺いいたします。
26 ◯主査(岩井雅夫君) 指導課長。
27 ◯指導課長 千葉市におきましては、
学校図書館指導員を全校に配置しております。
28 ◯主査(岩井雅夫君) 三井委員。
29 ◯委員(三井美和香君) 了解いたしました。
意見、要望なんですけれども、子供たちに読書の楽しみや読書習慣を身につけさせるため、学校図書の活用を拡大していくことは重要ですが、何をどのように充実させるかが問題です。単に蔵書等をふやすだけではなく、例えば、千葉市の場合は、今お伺いしたところ、学校司書を全校に配置しているということですので、あれなんですけれども、司書教諭は、クラス担任や他の教科との兼務が多く、子供の図書館利用が拡充すれば、十分な機能を発揮できないと思われますので、また、教員自身のサポートにもつながると期待されます。さらには、地域に開放を図る等、各学校や地域の事情に応じた充実、推進を図っていただきたいと思います。
続きまして、
放課後子ども教室の推進についてお伺いいたします。
総合コーディネーターの配置とありますが、具体的にどのような人材を考えているのか、お伺いいたします。
30 ◯主査(岩井雅夫君) 生涯
学習振興課長。
31 ◯生涯
学習振興課長 生涯学習振興課でございます。
地域にある教育資源の情報収集とか、
プログラム開発、それから
地域コーディネーターと協力して年間事業の計画、立案、運営に課題がある学校への
地域コーディネーターの派遣などを想定しておりますので、そういったところで、うまく地域の方々のやり方を尊重しながらやっていただける、それから、大学とかNPOとの連携もありますので、それをうまく結びつけてくれるような人材を想定しております。
以上でございます。
32 ◯主査(岩井雅夫君) 三井委員。
33 ◯委員(三井美和香君) 協力者の謝金の見直しとありますが、どのような見直しを図るのか、お伺いいたします。
34 ◯主査(岩井雅夫君) 生涯
学習振興課長。
35 ◯生涯
学習振興課長 協力者につきましては今、協力者という形でいうと、無償でやっていただいているところでございます。ただ、今、大学等との連携を図りますので、外から、例えば、大学の先生とか、それに付随した学生さんとかが来ていただくような形を考えておりまして、その場合に、交通費含めて、微々たるものですけれども、それに対する謝礼を想定しているところでございます。
36 ◯主査(岩井雅夫君) 三井委員。
37 ◯委員(三井美和香君) 最後に、意見、要望なんですけれども、民間企業、大学、NPO等の協力により、魅力的なプログラムを提供するとありますが、内容に関しては、運営者や子供等の意見を十分考慮し、各子ども教室に応じた内容となるようお願いいたします。
以上です。
38 ◯主査(岩井雅夫君) ほかに。椛澤委員。
39 ◯委員(椛澤洋平君) それでは、一問一答でお願いをいたしたいと思います。
まず、昨年度の
決算審査特別委員会で、ちょっと私、要望していた件に踏まえまして、特別支援教育指導員の配置について、まず伺いたいと思います。
千葉市において、緊急に対応が必要なADHDなどの児童への対応ということで、指導員を配置しているわけでありますが、現状、千葉市におけるこの児童生徒数、または、実際にそのお子さんがいらっしゃる学校数、何名いらっしゃるのか、まずお示しをください。
40 ◯主査(岩井雅夫君) 養護教育センター所長。
41 ◯養護教育センター所長 養護教育センターです。
指導員は、前期35人、後期35人を各学校に配置いたしました。
42 ◯主査(岩井雅夫君) 椛澤委員。
43 ◯委員(椛澤洋平君) 千葉市において、緊急な対応が必要なADHDなどの児童生徒数は、ということを初めに聞いているんですが。ちょっとここを御回答いただきたい。
44 ◯主査(岩井雅夫君) 養護教育センター所長。
45 ◯養護教育センター所長 失礼いたしました。
ADHD等の緊急な対応が必要な児童数については、特にADHDについては、医師の診断が必要なため、正確な人数は把握していないところであります。
46 ◯主査(岩井雅夫君) 椛澤委員。
47 ◯委員(椛澤洋平君) 把握をしていないということでありますが、いろいろ発達障害を含めると、いろんなサポートが必要な児童生徒さん、いらっしゃると思うんですが。今、35人、35人ということでありました。学校数としては、全校で何校要望した、そのパーセントですね、全校に応じて何%、要望に応えられているか。あと、政令市の配置人数、これについてもお示しをいただきたいと思います。
48 ◯主査(岩井雅夫君) 養護教育センター所長。
49 ◯養護教育センター所長 平成27年度、110校中32.9%の配置になっています。
他政令市については、把握しておりません。
50 ◯主査(岩井雅夫君) 椛澤委員。
51 ◯委員(椛澤洋平君) 文科省の調査を見ると、通常学級には、在籍で特別な支援を必要とする小中学生がおよそ66万人いると言われていまして、1校当たりにすると約21人、こういうデータが示されております。本来であれば、これは、各学校に1人配置されても十分手当てできない状況なのかなという、文科省のデータを見ても思うわけでありますが。今回、要望して、5人ふやしていただいた。これは、当然、評価できる部分ではあるんですが、現状の規模として、先ほど、要望があったにもかかわらず、やっぱり対応できている割合としては、約3割ぐらいになるんじゃないかなと思うんです。結局、要望したけれども、指導員が来られない、または、指導員が半年でほかの学校に行ってしまう、こういうことで、その後のそういう児童生徒さんへのフォローアップ、それは適切に対応できているのか、その辺をお示しいただきたいと思います。
52 ◯主査(岩井雅夫君) 養護教育センター所長。
53 ◯養護教育センター所長 フォローアップについてなんですけれども、一つは、指導主事や学校訪問相談員という方がいらっしゃいますので、そちらを学校に訪問させています。また、トワイライト相談という形で、夕方、学校が終わった後、こちらのセンターに来ていただき、教職員に指導の方法等を相談したり、今後のやり方などを一緒に考えていくということをやっております。
54 ◯主査(岩井雅夫君) 椛澤委員。
55 ◯委員(椛澤洋平君) 私も、実は発達障害をお持ちのお母さん方と、この間、お話しする機会がありまして、例えば、放課後等デイサービスという福祉のサービスを利用しているときは、やっぱりいろいろと手厚いサポートがあって、お子さんの能力が発揮できるというか、比較的ストレスがかからずやっている。ただ、学校のほうでは、なかなかやっぱり先生も、30人、それ以上いる生徒さんの中で、しっかりそのお子さん、目配りできるかと言われると、なかなかやっぱり厳しい現実もあるんだろうと思うわけであります。
そう思うと、専門的な知識を持った指導員の力がやはりどうしても必要なんじゃないかと思うわけであります。年々ふえていくという中で、まず、一つ要望したいのは、学校現場でのさらなる教員に向けた指導、研修というか、そういったものをもっと充実をしていただきたい、これが1点。
もう一点は、やはり国も、いわゆるインクルーシブ教育というか、そういう方も一緒にやっていこうよということで、予算もふえてきているわけであります。そういう意味において、ぜひこの特別支援教育指導員の増員、今の35人で本当に適切なのか。もう少し、ここ、増員を、抜本的にふやしていただきたい。これをまず求めておきたいと思います。
では、次のテーマに移らせていただきます。
ちょっとここは、報道でいろいろ市民の皆さんが気にされている問題であるんですが、千葉市中央区の小学校で、プールの給水口を閉め忘れて、水を大量流失させたと、こういうことがありました。まず、これについて、いろいろ私も報道で見る限りですと、請求額が438万円だということで起きております。この、まず、経緯についてちょっと御説明をいただきたいと思います。
56 ◯主査(岩井雅夫君) 保健体育課長。
57 ◯保健体育課長 保健体育課でございます。
経緯と申しますと、まず、7月の終わりに、該当校体育主任が、プール水の循環器が故障しましたために、ちょうど海の日を挟む連休だったものですから、水をその後行われる水泳教室を実施するために生かしておこうということで、水を給水口から出しました。強制的に循環させることでプールの水を使えるようにしようということで行いました。校長、教頭にも連絡を入れた上で循環器をとめまして、修理業者に休み明けに連絡しようということで。実際、その連絡を行い、休み明けには修理したんですが、その際、プールの給水栓をあけたままにしてしまいまして、それがわかりましたのが8月7日ということです。月1回、プール水、また学校の水道については、水量計をチェックしておりますので、そのプール水も、8月7日の日にチェックした際、漏れていることが判明したということでございます。
58 ◯主査(岩井雅夫君) 椛澤委員。
59 ◯委員(椛澤洋平君) 実際の今のお話で、大方わかったんですが。まずお伺いしたいのは、学校名を公表しないという措置をされているわけでありますが、いわゆる類似事故というんですかね、他市でこういう事故が起きているときに開示をしている、そういうケースがあると思うんですが、なぜ、千葉市は、まず公表しないということになっているのか、御説明をいただきたいと思います。
60 ◯主査(岩井雅夫君) 保健体育課長。
61 ◯保健体育課長 学校名の公表をしない理由ですが、児童生徒また保護者に直接かかわる案件ではなく、厳重注意であるためでございます。
62 ◯主査(岩井雅夫君) 椛澤委員。
63 ◯委員(椛澤洋平君) 情報をしっかり公開していくというのが、市民にとっても、学校現場にとっても必要なんじゃないかなと、そう思うわけでありますが、ほかの自治体なんかを見ると、やっぱり公表しているところが多いというところであります。
もう一点伺いたいのが、その438万円の負担についてであります。いろいろ弁護士との相談等の兼ね合いでということではあるんですが、3分の1ずつ負担をし合うという、この辺のちょっと、なぜそうなったのかという経緯をもう一回説明いただきたいと思います。
64 ◯主査(岩井雅夫君) 保健体育課長。
65 ◯保健体育課長 そのあたりの経緯ですが、事故が起きましてから、県水道局のほうからの請求が入ったりという流れの中で、年のかわる前の12月8日に、教頭、体育主任と面談を持った際に、自分たちの自己責任がやはりこの事故の原因については大きいということで、自己弁済をさせてほしいということの申し出がございました。その後、さまざま検討を重ねてきましたが、今回については、自己弁済を受け入れるということで判断をいたしました。3分の1ずつにつきましては、本人たちの申し出でございます。
以上です。
66 ◯主査(岩井雅夫君) 椛澤委員。
67 ◯委員(椛澤洋平君) 他市のこういった事例を見ますと、市が負担するというケースもあったということを聞いています。そういった検討というのはされてはなかったんでしょうか。
68 ◯主査(岩井雅夫君) 保健体育課長。
69 ◯保健体育課長 他市の事例も10件近くございましたので調べました。それを含めて、今回については、総合的に判断をしたということでございます。
70 ◯主査(岩井雅夫君) 椛澤委員。
71 ◯委員(椛澤洋平君) その措置については、私たちもあれですが、ただ、140万円という額になると、なかなか大変じゃないかと率直に思うわけであります、業務的にね。その行為がどうかというのは、当然わからないんですけれども、個人で負担するには大変な額だなと率直に思うわけであります。
今回、ちょっと求めたいのは、例えば、小田原市であったときは、発表の際、何が起きたのか説明するのが基本だということで、学校名は開示をしていると。松山市なんかもやはり、子供たちのいじめとか、何か命にかかわるとか、そういうことであれば、やはりプライバシーの問題がありますので、開示しないというのはあれなんですけれども、やはりこういう問題が起きていること自体が、市民にしっかり知らせていくべき普通のことじゃないかなと思うので、公表が原則であるということであると思うんです。
そういった意味においては、今後、私から求めたいのは、もっと情報をディスクローズしていくような、教育委員会の中でということじゃなくて、しっかり市民にも周知していくことが必要じゃないかと、こういうことは求めておきたいと思います。
次に、ちょっとテーマが移りまして、組み体操についてちょっと伺いたいと思います。
市内小中学校で、組み体操を実施している学校数、小学校、中学校、全体、これは、何%になるか、お示しをいただきたいと思います。
72 ◯主査(岩井雅夫君) 保健体育課長。
73 ◯保健体育課長 市内の小中学校で組み体操を実施している学校数、またパーセントですが、小学校112校中105校、94%、中学校が55校中15校、27%でございます。
74 ◯主査(岩井雅夫君) 椛澤委員。
75 ◯委員(椛澤洋平君) 小学校は94%、これはちょっと想像していたより多いという印象を受けるんですが、今やっぱり社会的な問題にもなっている組み体操について、千葉市で組み体操による事故、実際にけがをしただとか、そういう事故がどれぐらい起きているのか、5年ベースで件数をお示しいただきたいと思います。同時に、骨折ですとか、重度のけがというんですかね、その件数もちょっとお示しをいただきたいと思います。
76 ◯主査(岩井雅夫君) 保健体育課長。
77 ◯保健体育課長 組み体操で起きました事故件数、過去5年申し上げます。
日本スポーツ振興センターへ提出いたします、学校がつくりました災害報告書を調べました。平成23年度小学校79件、中学校22件、合計101件。平成24年度小学校78件、中学校28件、合計106件。平成25年度小学校77件、中学校21件、合計98件。平成26年度小学校76件、中学校27件、合計103件。平成27年度につきましては、年度途中のため未集計となっております。
続きまして、骨折などの重度のけがの件数ですが、これも日本スポーツ振興センターに提出する災害報告書から調べたものです。平成23年度が28件、24年度が18件、25年度が28件、26年度が18件、27年度につきましては、本市独自にピラミッド、タワーの実施による骨折、どのくらいあったのかを調べたところ、10件ございました。
以上です。
78 ◯主査(岩井雅夫君) 椛澤委員。
79 ◯委員(椛澤洋平君) 今、事故件数、大体年間100件ですか。小中学校合わせると、大体平均的に起きているということと、けが、骨折なんかも20件から10件程度ということで、大変深刻に受けとめなきゃいけないのかなという数字だと思うんです。
さらに聞きたいのは、脊椎損傷だとか、頭蓋内損傷、いわゆる重症骨折と言われるものが過去にあったのかどうか、お示しをいただきたい。
80 ◯主査(岩井雅夫君) 保健体育課長。
81 ◯保健体育課長 重症な骨折の件数でございますが、過去5年間で1件ございました。小学校5年生が、平成23年度、頭蓋骨骨折という事故がございました。
82 ◯主査(岩井雅夫君) 椛澤委員。
83 ◯委員(椛澤洋平君) 実際にあったということですね、小学校5年生で。本当に重く受けとめなきゃいけないんだなと思うんですが。今、骨折、または障害というか、そういう方に対して補償、市がどういう補償をしたりだとか、サポートしているのか、その辺の体制について伺いたいと思います。
84 ◯主査(岩井雅夫君) 保健体育課長。
85 ◯保健体育課長 けがをした際の補償体制についてですが、日本スポーツ振興センターから、医師の診療を受けた場合に、保険診療の医療費総額の3割の額に、保険診療の医療費総額の1割、これは療養に伴って交通費等に要する費用を加算した額が支払われております。
また、負傷及び疾病が治った後の残ってしまった障害については、その程度により、スポーツ振興センターのほうから、障害見舞金が支払われております。さらに、けがや疾病が長引く場合ですが、最長で初診から10年間は医療費が支払われるようなシステムとなっております。
以上です。
86 ◯主査(岩井雅夫君) 椛澤委員。
87 ◯委員(椛澤洋平君) わかりました。
いろいろサポートはしていく中でも、全国的に見ても、8,000件起きていると言われているものでありまして、今、国会でも、超党派の議員が、何か見直しというか、そういうのを、議連をつくって、国で今やりとりをしている。
先般、2014年に、東京都北区の小学校6年生の方が実際に組み体操の事故に遭って、馳文科大臣に手紙を書いていまして、それを見ると、生まれて初めての手術と入院で、傷みや不安や恐怖、それも、たくさん今まで普通にできていたことができなくなる苦しみがわかりますかと。食事や着がえ、トイレやお風呂、鉛筆を持ってノートに書く、消しゴムで消すことができない。学校で守るのは、私たち子供の命だと思います。これ以上被害者をふやさないでください。こういう手紙を馳文科大臣に送られているわけであります。
これは、やはり市独自でも、今大阪市だとか、東葛の柏市、松戸市なんかでもいろいろ対応が、選択が分かれているというような印象を持っております。市民からも、当然ながら子供の命を守るべきじゃないかと、そういう意見もあるわけでありますが、千葉市教育委員会は、今後、どういう検討をして、どういう決断をしていくか、お示しをいただきたいと思います。
88 ◯主査(岩井雅夫君) 保健体育課長。
89 ◯保健体育課長 組み体操に対します千葉市の今後の対応でございますが、今年度、9月から10月にかけまして、ピラミッドやタワーの段数、また骨折以上のけがの状況調査を市独自に行いました。それを分析いたしました結果、5点にまとめて各学校に通知をいたしました。
ちなみに、簡単に申し上げますと、1点目が、安全を第一に考え、児童生徒の実態に沿った種目、つまり段数や形にするということです。2点目、段階を追った指導をするということで、スモールステップで、一つずつこつこつ丁寧に指導していってほしいということです。3点目、担当一人が指導するのではなく、チームで指導してほしい。また、種目の全体図や構造図、練習計画等も用意して、職員はもちろん、児童生徒にも理解をさせた上で行うこと。4点目が、万が一、倒れたときの補助等の安全対策を万全にしてほしいということ。5点目が、種目の高さばかりでなく、全体がそろうような美しさにも目を向けた種目としてほしいと、こういう5点を、直近ですと、2月に行われました、学校で体育を中心に進めております体育主任の研修会で伝えました。
今後は、この5つの指導を行うときの担保として、各学校で判断をしていってほしいということで進めてまいりたいと思います。年度がかわりましても、管理職研修会等で、先ほどの5点の内容につきましては、重ねて注意をしていきたいというふうに考えております。
以上です。
90 ◯主査(岩井雅夫君) 椛澤委員。
91 ◯委員(椛澤洋平君) 今5点のお話がありました。具体的に、本当に子供たちの命を守る決断になっているのかどうかというところは、ちょっと厳しく見ていかなきゃいけないかなと思います。
1メートル以上から墜落して頭部をぶつければ、頭蓋内損傷を来すと、これは、医学的に言われております。こうしたことがわかっていながら、学校判断に任せるということについて、今後、大きな、なかなか教育委員会として判断が難しいところがあろうかと思うんですが、いろいろきずなだとか、団結を強める、または伝統だ、いろいろあると思うんですが、いろいろソーラン節だとか、または低層にしていくだとか、いろんな形でやっぱり子供たちの命や健康を守る指導というのは引き続きしていただきたい、こういうことを求めておきたいと思います。
では、次のテーマに移ります。
貧困対策とちょっと関連した給付型奨学金制度について伺いたいと思います。
私も昨年度、一般質問で、返済の要らない奨学金制度を千葉市でつくれないものかということで、いろいろ質問をさせていただいたわけであります。今、年間平均300万円だとか、多い方で1,000万円、大学を卒業したときに、奨学金の返済を強いられている。こういう方が大変多いわけでありますが、実態として、市内で、どれだけ有利子奨学金を利用している方がいるのか、または、返済ができずに自己破産を申請するようなケース、そういったのが千葉市で実際あるのかどうか、お示しをいただきたいと思います。
92 ◯主査(岩井雅夫君)
教育総務部参事。
93
◯教育総務部参事(
企画課長事務取扱) 企画課でございます。
御質問を受けました市内で有利子の奨学金を利用している者の人数ですとか、自己破産した件数というのは、千葉市のほうでは承知しておりません。一方、日本学生支援機構が実施しております貸与型奨学金がございますが、こちら、全国の数字になりますが、平成26年度末で、返還を要するものが360万人近くいまして、そのうち、1日以上の延滞者が32万人、また、3カ月以上の延滞者が17万人という数字が出ております。
以上です。
94 ◯主査(岩井雅夫君) 椛澤委員。
95 ◯委員(椛澤洋平君) 今、日本学生支援機構のデータということで、3カ月以上滞納している方が17万人いるというのは、大変やはり多い数であろうと思います。
千葉市が今後、やはり今、社会的な問題になっている高学費であり、または返済に苦しむ若者がふえている、こうした問題がある中で、千葉市として、ちょっと踏み込んだ実態調査をすべきではないかと思うんですが、いかがでしょうか。
96 ◯主査(岩井雅夫君)
教育総務部参事。
97
◯教育総務部参事(
企画課長事務取扱) 委員御指摘のように、経済的な理由によって、進学などを諦めたり、勉強を諦めるようなことがないように対応していくことは重要と考えておりますが、今のところ、市全体の貸与型のものについて調査する予定はございません。
98 ◯主査(岩井雅夫君) 椛澤委員。
99 ◯委員(椛澤洋平君) さきに中央労働福祉協議会ですか、アンケート調査を実施して、奨学金返済が、結局、結婚に影響を与えているかというアンケートがあって、それは、31%、結婚に影響が出る。要は、400万円とか、500万円という奨学金を借りていて、それを返済できないから、返済できないというか、月々返済しているんですけれども、それがやっぱり、今後子供を産む、こういうことにも、あとまたは、結婚にも影響しているということがこのアンケート結果でも浮き彫りになっているわけであります。
他市を見てみますと、那須塩原市が2016年に給付型奨学金制度を創設して、20万円を支給する、スタートすると報道で聞いております。富山市なんかでも自治体独自の取り組みが進んでいるわけであります。ぜひ、現実にこの貧困の連鎖を解消するために、市独自の給付型奨学金制度を検討して、実現をしてもらいたいと思うんですが、いかがでしょうか。
100 ◯主査(岩井雅夫君)
教育総務部参事。
101
◯教育総務部参事(
企画課長事務取扱) 高校時代につきましては、千葉市育英資金という年額12万円、月々1万円の給付型の奨学金がございます。また、国のほうでも、おととしから奨学のための給付金という形で、新たに給付型の返済不要の奨学金を創設しているところでございます。この状況等も見ながら、先ほども申しましたように、貧困の連鎖を解いて、経済的な理由で進学を諦める、勉強を諦めるということがないように、我々も、例えば、そういう制度があるよということを周知するなど、子供たちにしっかり制度を知らせていきたいと考えております。
102 ◯主査(岩井雅夫君) 椛澤委員。
103 ◯委員(椛澤洋平君) 私ども会派、日本共産党市議団が昨年度、条例提案した、要は、奨学金を市民の皆さんから寄附を募って、出していくというような提案をしたわけでありますが、今、千葉市は、教育みらい夢基金、これがあるかと思うんですが、この基金の使用目的、また、今残金、幾らあるのか、お示しをいただきたいと思います。
104 ◯主査(岩井雅夫君)
教育総務部参事。
105
◯教育総務部参事(
企画課長事務取扱) 基金の目的でございますが、基金の目的といたしましては、夢と思いやりの心を持ち、チャレンジする子供の育成、次代を担うこどもの参画推進、科学教育の振興などでございます。
また、残高ですが、平成27年度末で、2,379万7,000円、約2,400万円というところでございます。
106 ◯主査(岩井雅夫君) 椛澤委員。
107 ◯委員(椛澤洋平君) 約2,400万円あると。夢とかチャレンジする子供を育成していくということで、いろいろ使われているんだろうということだと思います。一つの提案として、この夢基金を、今言った、経済的に学びたくても学べない、進学を諦めてしまう人に対して支給するような制度、こうしたものが、いろいろ制度整備をして、実現できないかどうか、こうしたことをやっていただきたいと思うんですが、いかがでしょうか。
108 ◯主査(岩井雅夫君)
教育総務部参事。
109
◯教育総務部参事(
企画課長事務取扱) 夢基金を奨学金にという御提案でございますが、一方で、毎年毎年、高校生、大学生が生まれていく中で、安定的な運用をしていかなければならない中で、2,400万円とはいいましても、その運用益というのが微々たるものというような状況もございますので、今後、そういったニーズとかも踏まえまして、夢基金の使い道については、幅広く検討していきたいと思っております。
110 ◯主査(岩井雅夫君) 椛澤委員。
111 ◯委員(椛澤洋平君) ぜひ、もうだめなんだと、すぐにそういうことじゃなくて、今、本当に貧困と格差が広がっている社会において、とりわけひとり親世帯、生活保護世帯、児童養護施設の方含めて、やはり何とか行政の支援の中、また市民の支援の中で学べる環境を整えていく、それがやはり千葉市を発展させていく力にもなるんだろう、それが本当に、また生活保護に陥れば社会保障負担がふえるわけであります。こういう方をしっかり支援していく中で、新しい事業を生み出す。会社を生み出す。いろんなことで、これが経済にも発展につながっていくのだろうと、私はそう思うわけでありますので、今後も、夢基金に限らず、奨学金制度、または、学びたくても諦めてしまう、こういう人に手だてをとる施策を千葉市独自に検討していっていただきたい、これを求めておきたいと思います。
次のテーマに移ります。
学校施設整備についてでございます。
今回、いろいろ予算で計上していただいているわけであります。学校の老朽化、トイレ改修、さらには音楽室、特別支援学校等のエアコン整備でございますが、これは、各予算における、ちょっと大枠な形で出ていたので、老朽化が幾らで、トイレが幾らでと、エアコンが幾らで。その中に、国の補助金、私どものほうも、この間、エアコンに補助金がつかないだ、どうだということで、国の措置がなかったとかということで、大都市制度・地方創性調査特別委員会のところで要望したりしていたんですが、その補助金が適正についているのかどうか、ちょっとこの点含めてお示しをいただきたいと思います。
112 ◯主査(岩井雅夫君) 学校施設課長。
113 ◯学校施設課長 学校施設課でございます。
それでは、予算額と、あと補助金ということでございますが、まず、老朽化対策に対しましては、25億9,400万円の予算額でございます。これに対しまして、補助でございますが、7億6,200万円程度を見込んでおります。それと、トイレ改修でございますが、予算額は4億8,600万円、これに対しまして、国庫補助は1億4,800万円程度を見込んでおります。あと、音楽教室等へのエアコンでございますが、予算額としまして4億5,400万円程度、そして、国庫補助は6,900万円程度を見込んでおります。
以上でございます。
114 ◯主査(岩井雅夫君) 椛澤委員。
115 ◯委員(椛澤洋平君) 一応、老朽化、トイレ、そしてエアコン、国の補助金がおりたということで、その点はちょっと安心をしたわけであります。結構、国のほうもエアコンの補助金が出ない、つけない、そんなようなことを聞いていたので、その点については安心しました。
116 ◯主査(岩井雅夫君) 学校施設課長。
117 ◯学校施設課長 ただいま申し上げました補助でございますが、あくまでも、今申請をしているという状況でございます。ですので、これが決定しますのが、大体5月末ということです。失礼いたします。
118 ◯主査(岩井雅夫君) 椛澤委員。
119 ◯委員(椛澤洋平君) 承知しました。適切に措置されることを願っておきます。
今年度、平成28年度、老朽化、トイレ、エアコンと、いろいろ大規模改造を含めてやられるわけでありますが、28年度、それぞれ発注をします。その中で、何%が完了見込みなのか。トイレであれば、全体の事業ベースで何%完了するんだと、こういうことがあれば、お示しをいただきたいと思います。
120 ◯主査(岩井雅夫君) 学校施設課長。
121 ◯学校施設課長 学校施設課でございます。
平成28年度、今整備を進めておりますのは、実は、平成24年に学校施設の保全計画というものを策定しまして、これに基づきまして、27年度から第2次実施計画に位置づけて整備をスタートしたというものでございます。
まず、老朽化についてなんでございますが、このうち、いわゆる大規模改造と言われているものは、平成27年度、設計を行いまして、28年度から工事に入りました。ただ、これは、2カ年の継続工事、平成28、29の2カ年の継続工事ということになりますので、平成28年度が終わった段階では、正直ゼロ%という数字でございます。
あと、老朽化の中で、外壁改修がございますが、こちらにつきましては、13%程度が完了というふうに見込んでおります。あと、トイレ改修でございますが、こちらも5%。あと、エアコンの整備につきましては、まず、小学校につきましては、平成28年度はまだ設計の段階でございますので、まだゼロ%、中学校につきましては52%。あと、特別支援学校につきましては、平成27年度の国のほうの補正で補助がつきました関係で、こちらは100%の整備ということでございます。
以上でございます。
122 ◯主査(岩井雅夫君) 椛澤委員。
123 ◯委員(椛澤洋平君) そうですね。トイレ5%、外壁も13%ということで、まだ先は長いんだなという印象を持つわけであります。特別支援学校のほうは100%ということで、これは前向きな形になるんだろうと思います。
エアコン設置についてちょっと聞きたいんですけれども、音楽室等については、いつごろ完了を見込んでいるのかというのをお示しいただきたいと思います。
124 ◯主査(岩井雅夫君) 学校施設課長。
125 ◯学校施設課長 音楽室、あと特別支援学級につきましては、平成27年度の設計からスタートしたわけでございます。中学校からスタートしたんですが、中学校、そして小学校が全て完了するのに、約5年程度かかるものかと感じております。ですので、平成31年度、あるいは32年度程度の完了の見込みでございます。
以上でございます。
126 ◯主査(岩井雅夫君) 椛澤委員。
127 ◯委員(椛澤洋平君) 音楽室のほうで、5年程度まだ先だという見通しだと思うんです。この間、子ども議会で、子供からも早期にエアコンを設置してくれと求められ、現場教員も当然早く設置をしてくださいと、こういう声も多数寄せられている。市民からもたび重なる陳情、請願が出されている。署名なんかももう2万筆を超えているということであります。普通教室への設置を急がなければならない、こういう状況にあって、音楽室のほうは、5年程度かかる。大変遅いと言わなければならないと思います。予算も不十分だとは思うんですが、これは、ほかにも何か要因があるんでしょうか。
128 ◯主査(岩井雅夫君) 学校施設課長。
129 ◯学校施設課長 要因と申しますか、先ほどちょっと委員のほうから御質問がございましたが、要するに、老朽化ですとか、あるいはトイレの改修、こちらも正直全くパーセンテージ、進捗が進んでいないというのが正直なところでございます。やはり今ある建物の危険性、これをまず取り除くということが、私ども最優先で進めていかなければいけないことだと考えております。子供たちにけががあっては本当に困るということでございます。そういったあたりが多少あるかなというふうに考えております。
130 ◯主査(岩井雅夫君) 椛澤委員。
131 ◯委員(椛澤洋平君) もちろん、外壁が落ちてくるとか、そういう子供たちの命にかかわるようなことは絶対にあってはならない。これは当たり前であります。そういう意味では、それは、同時並行でやっていかなきゃいけないだろうと思うわけでありますが、今、私が聞きたかったのは、学校ごとに、音楽室、今やりますという、学校ごとに申請だとかいろいろやりとりをするじゃないですか。それが、本来であれば、普通教室も一緒にやっておけば、事務的な経費というか、やりとり、手間、時間、それが違うんじゃないかと思うわけであります。これがまた、今度、普通教室やりますよといったら、また、これは、二度手間で、いろいろ設計だ何だって時間がかかってくるんじゃないでしょうか。そういう意味では、二段階的にやる、こういうことによって時間がどうなっているのか、その辺、お示しをいただきたいと思います。
132 ◯主査(岩井雅夫君) 学校施設課長。
133 ◯学校施設課長 もちろん、十分な予算が措置できるような状況であれば、全て一括で、大規模改修もエアコン設置も全て一括でやることが最も経費的には少なく済むことだと思います。ただ、残念ながら、必ずしも全部の予算というのがつけるという状況ではないのかと。これは、私どもが言えることではございませんが、やはりそういう財政状況等もございますので、そこは、やはり順序立ててやっていくということにもなろうかと思います。
134 ◯主査(岩井雅夫君) 椛澤委員。
135 ◯委員(椛澤洋平君) 本当に、私も一般質問でいろいろ示させていただいたとおりでありますが、6月から暑くて、2日に1回程度保健室に行っている、こういう相談が具体的に私のもとに来ているんですよ。まともに勉強できない、こういうことでいろいろ。実際、データを見たら、やっぱりこの6月、7月、9月、保健室利用者が多い、こういうことが明らかになったわけであります。実際、あと、学校を休んだ人というのは、月ベースでどうなっているのか、お示しをいただきたいと思います。
136 ◯主査(岩井雅夫君) 保健体育課長。
137 ◯保健体育課長 申しわけございません。今手元に資料がございませんので、後ほど調べてお知らせするということでよろしいでしょうか。
138 ◯主査(岩井雅夫君) 椛澤委員。
139 ◯委員(椛澤洋平君) ぜひよろしくお願いをいたしたいと思います。
健康を害して勉強できない、これは、やはり本当に問題だと思うんです。トイレ、大事です。トイレ、本当に大事です。私もいろいろ要望をいただいて、子供たちが和式ができない、こういう声もいただいているわけでありますので、やはり同時並行でやっていかなきゃいけないだろうと思うわけであります。教育委員会として、例えば、30度、28度以上で勉強させる環境、これが、この先5年、10年続けること、適切だと思っているのかどうか、お示しをいただきたい。
140 ◯主査(岩井雅夫君) 保健体育課長。
141 ◯保健体育課長 現在の状況ですが、今までも申し上げてまいりましたが、水分を適切に補給するとか、休憩をとるというようなことをすることで防げるというふうに考えております。
以上です。
142 ◯主査(岩井雅夫君) 残り5分です。時間内でまとめていただくようお願いいたします。椛澤委員。
143 ◯委員(椛澤洋平君) 今の答弁であるにもかかわらず、防げると思うって。防げてないから、あれだけ保健室の利用者が多いわけじゃないですか。そういう、まず、やっぱり認識も改めていかなきゃいけないんじゃないか、もっともっとやっぱり現場の声を聞いていただきたい、そう思うわけであります。
ちょっと違う観点からいくと、冬場、ストーブからエアコンに例えば切りかえる、こういうことが可能なのか。そうなったときに、光熱費がどれぐらい変わってくるのか、お示しをいただきたい。
144 ◯主査(岩井雅夫君) 学校施設課長。
145 ◯学校施設課長 エアコンを導入した際に、冬場、現在はストーブを使っているわけですが、それをエアコンに切りかえるということは、当然可能かとは思います。ただ、申しわけございません、ただいま、具体的にその光熱費が幾ら変わるのか、済みません、ちょっと手元に資料がございません。
146 ◯主査(岩井雅夫君) 椛澤委員。
147 ◯委員(椛澤洋平君) 他市を見ると、名古屋市とかを見ると、やっぱりガスのエアコンによって光熱費が二十何%削減できたとか、いろいろあるわけであります。だから、夏だけという観点じゃなくて、やっぱり総体的に見て、より税金を使わずに運営していくということもできるんだろうということだと思います。そういうものをしっかり研究していただいて、お示しをいただきたいなと思うわけであります。
私も、いろいろ先生方とお話しして、例えば、女性の教員なんかですと、4階とかまで灯油のポリタンクを上まで持っていくのは大変なんだということを言われておりました。そういうことも考えて、やっぱり教員の皆さんの環境、夏場だけじゃありません。冬場の環境もやっぱり整えていく。これは当たり前なことでありまして、ぜひそういうのもしっかり意見を聞いて、改善をしていただきたいなと思うわけであります。
何よりもやっぱり大事なのは、子供の学ぶ環境整備であります。この5年間で、学校施設費を実際どれぐらい投入してきたのか、5年ベースで推移をお示しいただきたいと思います。
148 ◯主査(岩井雅夫君) 学校施設課長。
149 ◯学校施設課長 私ども、学校施設課の全体の予算といったふうに捉えて、答弁させていただきます。
平成23年度が98億9,000万円ほど、24年度が126億円程度、25年度が109億円、26年度が118億円、27年度が88億円、28年度が、新年度が82億円程度という、こういった推移でございます。
150 ◯主査(岩井雅夫君) 椛澤委員。
151 ◯委員(椛澤洋平君) 今お聞きしたとおりで、平成24年度でいえば126億円ですか。平成28年度の今の当初予算で見たら、40億円ぐらい違うんですかね。ということであります。要は、下がっていると。もちろん耐震化を優先してやってきた、こういう経緯があるというのは重々承知しているわけでありますが、減っているということで言えば、今本当にやっぱり必要だというところで、普通教室へのエアコン設置の予算、学校施設整備をふやさなきゃいけない。今、老朽化もおくれている。トイレもおくれている。ふやさなきゃいけないのにもかかわらず、減っている。これが私は、極めて不満であると思うわけでありますが。
152 ◯主査(岩井雅夫君) 時間ですのでまとめてください。
153 ◯委員(椛澤洋平君) そういう意味では、不満です。やる気さえあれば、財源、市長も、これから市民の意見を聞くということで、先般の代表質疑で答弁をしていたわけであります。早く、もうこれは早急に決断をしていかなきゃならない問題だと思いますので、最後に、教育長に、普通教室のエアコン設置に向けた意気込みというか、思いを最後、答弁いただきたいと思います。
154 ◯主査(岩井雅夫君) 最後になります。教育長。
155 ◯教育長 意気込みというか、先ほど来説明しているとおり、何を優先順位にするかということで、今検討がなされていて、こういう計画で、エアコンも含めて、5年ぐらいの間に、まず必要なところから整備するという方向が出ていまして、その後につきましては、代表質疑でも答弁申し上げましたとおり、もちろんいろいろな先輩の先生方、それから学識経験者等の御意見を聞いて、これからの検討を始めさせていただくという答えをさせていただいていますので、そういう方向で、もちろん市長部局その他と検討しながら、よりよい方向を見つけていきたいと。
ただ、私は、エアコンだけが今ここで議論になるのは、やっぱりいかがなものかと思います。全ての子供たちの安全・安心、健康の学習環境を整える、しかも1年間通じて、4月から3月まで、子供たちがどういうふうに学んでいくかという環境を総合的に考えて整えていくことが必要だろうと考えておりますので、その折には、たくさんの意見を伺った上で検討を進めてまいりたいと考えておりますので、御理解のほどよろしくお願いいたします。
以上でございます。
156 ◯主査(岩井雅夫君) そのほかに。三須委員。
157 ◯委員(三須和夫君) 今、椛澤委員のほうからクーラーの件が入っておりまして、私も、こう見えても孫がいっぱいおりまして、幼稚園が年長さん、小学校が4年生、5年生、そしてまた中学生と、そういう孫がいるわけですよ。私も、孫がたまに集まるときがあって、今、議会でもクーラーの件が出ているんだけれども、どうだと、みんなそれぞれ話を聞くと、ないよりはあったほうがいいよとか言いますよ。
それで、もう一つは、やっぱり冷暖房完備の教室というのはいかがなものかというのもあるんだよね。我々が育ったころはクーラーなんか見たこともないし、自然の中で育ってきたわけで、人間、急に変わるわけではないと思うんですけれども、その中で、一つ聞きたいのは、私らは、話を聞くと、よくお母さん方は、クーラーだって20万円もあれば買えるんでしょうよと。20万円で、例えば、4クラスで6学年あっても、幾らでもないでしょうということなんだけれども、家庭にある100ボルトのエアコンをただ買ってきて、スイッチ入れるだけだったら、大した金じゃないと思うけれども、実際問題、幾らぐらい、配線だとか何だかんだ含めてかかるのか、わかれば、一問一答でいきますけれども、それをちょっと教えてくださいよ。
158 ◯主査(岩井雅夫君) 学校施設課長。
159 ◯学校施設課長 学校施設課でございます。
現在、音楽室、あるいは特別支援学級へ入れておりますが、一つの学校の中に、1教室、あるいは2教室程度入れるのであれば、本当に機械を設置するということだけで済むのですが、学校全体、要するに普通教室に設置するとなりました場合、いわゆる電気設備、要するに電気室の容量が足りない状況なんです。学校といいますのは、実は余り電気を使わない施設でございます。ですから、これまでも、比較的電気容量というのは少ない施設なんです。これが、全ての教室にエアコンを設置するとなりますと、そこからまず変えていかなければいけない。一応、本当に試算でございますが、全小中学校の電気室を変えた場合に、それだけで約33億円程度の改修費がかかるだろうと試算しております。
また、それ以外に、いわゆるエアコンを設置する機械とか、あるいは室外機、あるいは電源等、コンセント等の工事などを含めますと、小中学校合わせて66億円の予算が必要だというふうに計算しております。ですので、1教室当たりにならしますと、大体150万円からの金額が必要になるというふうに計算してございます。
160 ◯主査(岩井雅夫君) 三須委員。
161 ◯委員(三須和夫君) 1教室150万円というのは、クーラー1台150万円。ここにも何台か入っている。事務所なんかでも、1台、このくらいだと、2台ぐらいつけるか。1台200万円ぐらいするんだよな。やっぱり学校全体というか、教室だけではなくて、全部を入れると、やっぱり相当な金がかかるわけだな。簡単にクーラー1台20万円で買えるんじゃないかと言われても、そういうわけにもいかないわけだ、実際は。
それはわかったけれども、我々も孫と話していても、やっぱりないよりあったほうがいいよということを言っていますので、徐々にでも国の予算もふやしてもらって、進めることを願っていますよ。我々も反対しているわけじゃないからね、自民党もね。そういうことでひとつお願いをしたいなと思います。
それから、私らのほうの誉田のほうの話で恐縮だけれども、誉田東小というところがあるんですよ。今そこの北側のほうに大型の団地ができておりまして、要は、私が前からお願いしてあった、団地のほうから直接、表側道路を歩かないで、裏から学校に入れないかということでお願いしてきたところがあるんですよ。やっぱりどうしても道路をまた横断すると、事故やなんかがある。また、今私が言っているのは、北側からうまく入れれば、本当に車に遭遇しないで入れると、そんなことがあるので、その件についてはどうなっているのか、ちょっと答弁お願いします。
162 ◯主査(岩井雅夫君) 学校施設課長。
163 ◯学校施設課長 学校施設課でございます。
誉田東小学校の裏手に当たりますが、まず、600から700世帯の大規模な開発が現在行われているということでございまして、確かに、あの地域から子供たちが学校に通うとなりますと、かなり遠回りをして通うことになると思います。また、今後、それだけの宅地が造成されますと、当然交通量もふえるということでございますので、委員おっしゃっておりました、いわゆる裏側から、校庭側のほうからなんですが、入る通学路といいますか、整備できればというふうに考えておったわけでございます。現在、あの地域を開発している業者のほうが、開発工事の中でそれが整備できないかということで、今関係課等とも話し合って進めております。
以上でございます。
164 ◯主査(岩井雅夫君) 三須委員。
165 ◯委員(三須和夫君) その話は、いつごろ。入学式に間に合うのか、それを一つ。
166 ◯主査(岩井雅夫君) 学校施設課長。
167 ◯学校施設課長 現在、開発をしておりますのが、第1期の開発でございます。これがもう既に実は1月末で終わってしまったということでございます。次、第2期の開発が、年度をまたぎまして、6月ぐらいからスタートするというふうに聞いております。ですから、その第2期の開発の中で整備していただければということで、申しわけございませんが、入学式にはちょっと間に合わないような状況でございます。
168 ◯主査(岩井雅夫君) 三須委員。
169 ◯委員(三須和夫君) わかりました。
とにかく、今、少子化という時代で、子供が少ないですね。やはりその少ない子供を交通事故の遭遇で命を落としたりなんか、そういうことのないように、先生方初め、皆さんに協力してもらって、そういう通学路の問題ももちろんそうなので、ぜひひとつまたよろしくお願いしたいと思います。
先ほど言ったクーラーの件については、本当に莫大な費用がかかるということについて、もう少しやっぱり皆さんにわかってもらえるような説明をしたほうがいいんじゃないのかね。1台20万円ぐらいで買えると思っているから、みんな。そういうことも含めてひとつよろしくお願いします。
これで終わりにします。
170 ◯主査(岩井雅夫君) そのほかに。宇留間委員。
171 ◯委員(宇留間又衛門君) ちょっとお聞きします。
埋蔵文化財調査センターってございますよね。これは、今どこの調査をしているか、お願いいたします。
172 ◯主査(岩井雅夫君) 文化財課特別史跡推進担当課長。
173 ◯文化財課特別史跡推進担当課長 文化財課の担当課長でございます。
埋蔵文化財調査センターで実施しております調査は、市内の埋蔵文化財に限って調査しております。公共事業を中心としておりまして、民間のものにつきましては、財団法人でございます教育振興財団、こちらのほうで調査をさせていただいているものでございます。
以上でございます。
174 ◯主査(岩井雅夫君) 宇留間委員。
175 ◯委員(宇留間又衛門君) 私も何回か行ったんですけれども、非常に暗くて、何をやっているのかなと思っているんですけれども、これは千葉氏と何か関係がございますか。そういう調査をやっているんですか。
176 ◯主査(岩井雅夫君) 文化財課特別史跡推進担当課長。
177 ◯文化財課特別史跡推進担当課長 暗くて申しわけございません。ふだん来園者が少ないものですから、来られてからつけるというような状況をさせていただいているところでございまして、大変申しわけないと思っております。
千葉氏に関してでございますけれども、千葉城につきましては、何度か調査をさせていただいているところでございます。ただいま駐車場があるお城の東側、あちらの調査をさせていただいております。あとは、土塁がございます西側でございますけれども、神社があって、お茶の水におりていくところがございますけれども、あそこのあたりも調査をさせていただいておりまして、堀ですとか、あそこからは、お墓でございます五輪塔が出ているところでございます。
以上でございます。
178 ◯主査(岩井雅夫君) 宇留間委員。
179 ◯委員(宇留間又衛門君) じゃ、千葉氏も、その辺も発掘して、何か出てきましたかね。
180 ◯主査(岩井雅夫君) 文化財課特別史跡推進担当課長。
181 ◯文化財課特別史跡推進担当課長 お答えにくいのですけれども、千葉氏とわかるものは出ておりません。
以上でございます。
182 ◯主査(岩井雅夫君) 宇留間委員。
183 ◯委員(宇留間又衛門君) 埋蔵文化財調査センターの周りに生実城の北門とか東門とかってあるんですけれども、その辺も調査はしているんですか。
184 ◯主査(岩井雅夫君) 文化財課特別史跡推進担当課長。
185 ◯文化財課特別史跡推進担当課長 森藩のほうでございますけれども、あちらにつきましては、本体があったところは宅地造成で古い時代に壊されておりますけれども、現在は、道が通っております。おゆみ野駅から上に上がっていく道の周辺につきましては、調査をしておりまして、上に上がっていったところで、虎口という、虎の口と書いたり、いろいろと門は調査は終了しているところでございます。
186 ◯主査(岩井雅夫君) 宇留間委員。
187 ◯委員(宇留間又衛門君) それこそ埋蔵文化財調査センターのところの堀がございますよね。あそこも何か生実城の堀だと言いますので、そういう文化を、やはり早く言えば、発掘するときには、多分千葉市内でもほとんど造成が入っちゃうと思いますよね。造成をやると、皆さん言っていますよ。出てきたら、教えないって。そうすると、もう半年、1年とまっちゃいますのでね。そういうことのないように、やっぱり埋蔵文化財調査センターの機能を発揮していただき、また、これからも、加曽利貝塚もどんどんと来ますのでね。そういう観点で、やっぱり埋蔵文化財調査センターも非常にこれから重要になってきますので、それこそ先人の文化でございますので、やはり財政の許す限り、そういうところを発掘して。私は、なぜこれを言うかというと、千葉氏が890年になると。じゃ、何が根拠だということで、そういう埋蔵文化財調査センターの人たちが千葉城のあたり、また、これは土気城ですか、そちらのほうに関係しますので、そういうところを発掘してから、やはり890年、900年というようなことをやっていただければと私は思っていますので、埋蔵文化財調査センターの方には頑張っていただきます。
それから、もう一つ、学校の防犯のことですけれども、防犯カメラのシステムというのは、どの辺に、どういうふうに設置してあるんですか、教えていただきたいと思います。
188 ◯主査(岩井雅夫君) 学事課長。
189 ◯学事課長 防犯カメラの質問ですけれども、カメラを見る監視のモニター及びそれを記録するものについては、職員室、または事務室のほうに設置してございます。
190 ◯主査(岩井雅夫君) 宇留間委員。
191 ◯委員(宇留間又衛門君) それは誰が見るんですか。
192 ◯主査(岩井雅夫君) 学事課長。
193 ◯学事課長 やはり職員室、事務室で常時それを監視するというのは、なかなか無理ということでございます。
194 ◯主査(岩井雅夫君) 宇留間委員。
195 ◯委員(宇留間又衛門君) じゃ、それは、登校だとか、あるいは夜だとか、そういうときに、24時間のカメラをずっと仕掛けているんですか。
196 ◯主査(岩井雅夫君) 学事課長。
197 ◯学事課長 24時間作動してございます。
198 ◯主査(岩井雅夫君) 宇留間委員。
199 ◯委員(宇留間又衛門君) 24時間作動している。これは、全学校に、今やる予定ですか。
200 ◯主査(岩井雅夫君) 学事課長。
201 ◯学事課長 現在のところ、小学校27校、中学校36校ということで、設置率ですけれども、小学校が24%、中学校が65%ということで、我々としては、全校設置を目指して予算措置していきたいと考えております。
202 ◯主査(岩井雅夫君) 宇留間委員。
203 ◯委員(宇留間又衛門君) それはどういうわけで、最初、そういう学校につけた、いろいろ、ガラスが割れたとか、そういうところに重点的にやったということですか。
204 ◯主査(岩井雅夫君) 学事課長。
205 ◯学事課長 この防犯カメラシステムの導入につきましては、毎年、各学校のほうから要望等がございます。やはり委員のおっしゃるように、実際の侵入があった、危害があった、そういう学校から優先して設置しております。
206 ◯主査(岩井雅夫君) 宇留間委員。
207 ◯委員(宇留間又衛門君) わかりました。ありがとうございます。
先ほど、エアコン、エアコンと言いますけれども、これからエコの、オリンピックもちょうどスタジアムも木でございますので、たまには新しい学校で、木造の学校をつくったらどうですか。そういうふうにやると、エコですばらしいと思いますので。やはりコンクリートばっかりじゃなくて、木造のね。私たちのときは、ほとんど木造でございましたので、エアコンがなくて、だるまストーブね。三須委員が言うとおりね。そういう学校で育ちましたので、多分、エアコンはなし、田んぼからいい風が入ってきたのね。そういうことですから、そういうこともやっぱり考えて、エコのことも考えていただければと思いますので、これは要望でございますので、よろしくお願いします。
以上です。
208 ◯主査(岩井雅夫君) そのほかに御質問。中村委員。
209 ◯委員(中村公江君) 一問一答でお願いします。
まず、就学援助についてです。
代表質疑でも取り上げましたけれども、市は、他市の取り組み等を参考にし、経済的に困窮している家庭に対して、利用しやすくできるよう努めてまいりますと答弁をされました。どう、何を参考に、何を改善しようとしているのか、お示しください。
210 ◯主査(岩井雅夫君) 学事課長。
211 ◯学事課長 まず、他市の参考にということですけれども、これは、各都市によって、例えば市民税の所得割額とか、所得、収入、さまざまな観点で審査をしております。その辺がやはり、どれが一番適切であるかということ。また、周知方法、これは、平成26年度からは、就学通知書の裏に、全て就学援助のことを記載しています。ですから、まず、就学援助を受けたい人が必ず受けられるような、そういう周知を図ってまいりたいと思います。
212 ◯主査(岩井雅夫君) 中村委員。
213 ◯委員(中村公江君) そもそも小学校や中学校の入学時に、公立で、小学生であればランドセル、中学校であれば、制服や靴やかばんなどを準備しなければならない費用というのは、どのぐらいかかるというふうに市としては認識されているでしょうか。
214 ◯主査(岩井雅夫君) 学事課長。
215 ◯学事課長 就学準備に係るものですけれども、まず、小学生につきましては、新入学時の学用品として、就学援助のほうですけれども、約2万円を支給してございます。中学生につきましては2万3,000円ほど。中学生に関しましては、それに制服のほうも準備として支給してございます。
216 ◯主査(岩井雅夫君) 中村委員。
217 ◯委員(中村公江君) 小学校、ランドセル、2万円で買えますかね。今、結構、売っているのは、いろいろお子さんも好き好きもあるし、やっぱりお金を心配して、お下がり使わせるのもちょっとどうかなというふうに思うし、あと、例えば、算数セット買ってください、体操服買ってくださいとか、さまざま費用がかかれば、結果、実費の負担としては、やっぱり5万円ぐらい出費するんじゃないかと思いますけれども、どうですか。
218 ◯主査(岩井雅夫君) 学事課長。
219 ◯学事課長 こちらのほうで詳細は把握しておりませんが、やはりその程度の額はかかると思われます。
220 ◯主査(岩井雅夫君) 中村委員。
221 ◯委員(中村公江君) 中学校になれば、制服、体操服、ジャージ、そして靴、かばん。部活をすれば、そのためのジャージ、そして遠征費。本当に10万円でも足りないぐらいじゃないかというふうに思うわけですけれども、どうですか。
222 ◯主査(岩井雅夫君) 学事課長。
223 ◯学事課長 特に中学校になりますと、やはり部活動、そして、場合によっては遠征費、こういうものが必要になるというふうに考えております。
224 ◯主査(岩井雅夫君) 中村委員。
225 ◯委員(中村公江君) 本当に必要な入学前の時期に支給をされずに後払いでは、初めに立てかえをするお金の工面もできないから、この制度を受けるわけですよ。なのに、これが後で支給されるということでは、非常に利用しづらいと考えないのか、お示しください。
226 ◯主査(岩井雅夫君) 学事課長。
227 ◯学事課長 本市では、入学後の申請受け付けを行っていますので、入学前の準備金の支給については、現在、実施しておりません。また、修学旅行費等につきましては、実費の支給を行っていることから、実施前に支給することはできないという状況になっております。
228 ◯主査(岩井雅夫君) 中村委員。
229 ◯委員(中村公江君) 新潟市ではことしから、中学校入学時の新入学生徒学用品費の支給時期を8月から3月に前倒しをしていくということが出されています。そして、生活保護基準の1.3倍で、所得の証明の添付を不要としています。
また、川崎市では、全ての生徒に就学援助の書類を渡して、提出をするように、申請をするようにしているわけですよ。申請をするかしないかに丸をつけて提出するということで、年度の途中でもできますよという、ちゃんとそういったお示しもしているわけなんですね。所得の証明については、教育委員会が確認するということでの簡素化も図っています。横浜市も、申請をすれば、所得証明は要らないそうです。
千葉市では、証明する書類全て提出するということが出されている。これは、まず、自分がその対象かどうかもちゃんと調べ直しして、それで、できるかどうかということでの手続を一々踏まなきゃいけないという点で、まず、申請するという段階から非常にハードルが高い。だから、やはりこういう所得証明は省くようなことも、そして、前倒しをするということは、自治体によってできるわけですから、そういった努力をすべきじゃないかと思いますけれども、どうですか。
230 ◯主査(岩井雅夫君) 学事課長。
231 ◯学事課長 申請書の添付に関しましては、庁内でもいろんなシステムの連携を図っているところですが、まず、継続される場合については、そういう書類は必要ありませんけれども、まず、一番最初に申請する場合につきましては、証明書のほうを添付していただいているという状況がございます。
232 ◯主査(岩井雅夫君) 中村委員。
233 ◯委員(中村公江君) 添付をしなくても済む自治体があるわけですから、そこをちゃんと依拠して。やっぱり所得が低い、それと、就学援助そのものが、経済的に困った、自分、実は困っていることも含めて、なかなか申請をするというところにまで至っていないから、この間、千葉市が、受給率が非常に低いままずっと推移していると思うんですよ。所得の証明のチラシを出したということでは、この間、私たちも求めて、示されたことについては、一歩前進はしているものの、それを見て、判断して、申請されていたかという評価でいえば、ほとんど、それが効果的に上がっていたかというと、率にしては、貧困が進んでいるのに、全然この受給率が上がらないわけですから、やっぱり簡素化して、川崎市のように全て提出するとなればもっと、事務作業は、そちらが大変だと思いますけれども、それでも、やっぱり利用する人が格段にふえるということでは、制度としては、なると思いますけれども、どうですか。
234 ◯主査(岩井雅夫君) 学事課長。
235 ◯学事課長 就学援助率に関しましては、ここ数年、8.5%から8.6%と、県のほうもほぼ同様の数字で推移しているというふうに認識しております。この基準額、これについても、就学援助のお知らせの中に、収入そして所得ということで基準額をお示ししておりますので、これを見ながら申請ができるものと考えております。
236 ◯主査(岩井雅夫君) 中村委員。
237 ◯委員(中村公江君) 新潟市なんかでは既に、そういう所得の証明とかなくても、実際、四、五年前では、3割ぐらい受給しているそうですよ。やっぱりこういう簡素化することで、受給する率が高くなるという効果があるわけですから、千葉市は、できないという前に、するというためにはどうしたらいいのかという手だてを、先進市に学ぶというのであれば、そういう手だてをすることによって、できるんじゃないかというふうに思うわけですけれども、それを求めておきたいと思います。ぜひ、できれば言ってください。
そして、前倒しで、自治体では、先ほどの新潟市もそうですが、板橋区なんかも含めてやられているわけですから、千葉市でも、やっぱり先立つお金が、さっき、支給されたお金でも足りないわけですよ。それ以上の実費を全部立てかえて、8月ごろ出たって、それを工面するお金をどこから借金すると思いますか。それは、非常に大変だ。以前、現場でいた人は、結局制服とか、かばんとか、そういうものを、お金がなくて、入学時に結局かなえられなかったというお子さんもいたという実態も示されているというのは、非常に聞いていてつらくなりますよね。そういうことをなくしていくような手だてを講じることこそ必要じゃないんですか。
238 ◯主査(岩井雅夫君) 学事課長。
239 ◯学事課長 私もそのように思います。政令市、いろいろありますので、いろんないいところを、我々のほうでも研究して、取り入れていきたいと思っております。
240 ◯主査(岩井雅夫君) 中村委員。
241 ◯委員(中村公江君) 例えば、修学旅行も、実費だから、終わってからというけれども、まず、立てかえるお金、そして、例えば、最低限のお小遣い、そういうものだって要る。立てかえそのものもできない。生活保護なんかは、例えば、貯金もできないわけじゃないですか。日々の生活が大変なのに、そこで実費でというと、どうするんだという、そういうことも含めて、本当に所得の低い人が大変な状況になっているので、ぜひ対応していただきたいと思いますし、そもそも受ける人たちが、権利として、憲法第26条で、義務教育が無償だということでの本来は受けられる、気軽に受けられるような権利を保障するために、自治体として努力を講じていってもらいたいというふうに思います。
次に、瑞穂の情報図書センターについて伺います。
まず、この場所については私たちは、ずっと、地区図書館だという位置づけで整備されるというふうに思っていたわけですけれども、なぜ瑞穂情報図書センターという名称になったのか、お示しください。
242 ◯主査(岩井雅夫君) 中央図書館長。
243 ◯中央図書館長 中央図書館でございます。
まず、こちらのほう、花見川区役所の情報コーナーに、長く区民に活用されておりましたので、そういった情報機能を生かしまして、区民に身近な情報発信の場として、従来の図書館に縛られない図書館の将来像を見据えたモデル的な施設と考えております。そういった意味で、中央図書館の配下に位置づけるものでございます。そういった意味で、瑞穂情報図書センターという名称にいたしました。
244 ◯主査(岩井雅夫君) 中村委員。
245 ◯委員(中村公江君) どういった内容で実施をしているのか、お示しください。
246 ◯主査(岩井雅夫君) 中央図書館長。
247 ◯中央図書館長 位置づけ的なものということであれば、ほかの図書館と同様に、今議会終了後に規則に定めるような形で考えております。
以上です。
248 ◯主査(岩井雅夫君) 中村委員。
249 ◯委員(中村公江君) 以前お示しいただいた瑞穂情報図書センターについての特徴というのでは、地域の情報発信の拠点として、区民に身近な情報、花見川の草花とか、道が開通したとか、あと、難しい専門書じゃなくて、身近な本を選ぶとか、あと、タブレット、自動貸し出し機など、ICTの活用をするとか。あと、区民の方のコミュニティーの形成の場として、これまでとは新たな事業展開を図るということで聞いておりますけれども、これはどういう、中央図書館の配下という、その位置づけるものと、地区図書館と、例えば、中央図書館との位置づけという意味が、私はちょっとわからないんです。ちょっとそこをお示しいただいて、そして、今言った、新たな事業展開というのはどんなふうに思っていらっしゃるのか、お示しください。
250 ◯主査(岩井雅夫君) 中央図書館長。
251 ◯中央図書館長 まず、新たな事業展開というのは、先ほども申しましたみたいに、モデル的施設ということで位置づけておりますので、それを実施するためには、中央図書館の配下に置いたほうが事業がやりやすいというふうに考えております。
それと、新しい事業展開ということでいえば、これまで図書館を利用されてこなかった方たちに利用していただくための具体的な事業企画とかですね。例えば、お城が好きで、一人でいらっしゃる方が、そういう講座を開きますよといったときに、図書館として、お城に関するような資料を提供して、そういった方同士が集まって、お城について研究すると。それをまた、民間の協力を得られれば、そういった方同士で、例えば、名古屋城に行って、勉強したお城を実際に見て、一人一人の方が、一人では行動できないけれども、区民の方が集まって、そういったことを図書館を利用した形でコミュニティーの新しい形成ができるというように考えておりますので、そういったことを実施していきたいというふうに考えております。
以上です。
252 ◯主査(岩井雅夫君) 中村委員。
253 ◯委員(中村公江君) この場所が、とにかく、区役所の福祉事務所の跡というわけですから、図書館を目当てに来ただけじゃなくて、やっぱり市民課にいろんな手だてをしたときに、ああ、ここにそういう施設があるんだというふうに目に触れるという意味では、いわゆる図書館というのは、目的を持って皆さん行きますから、それと比べると、立ち寄れるというメリットは非常に大きいかなということはあると思うんですよね。今のお話だと、ちょっとマニアックというか、別に城とか、別にそれを否定しているものじゃないんですけれども、そういう立ち寄れる上での、よりもっと気軽に入っていけるような、そういう部分を私としてはもうちょっと期待しているんですけれども、そういうことでの展開があるのかないのかということもちょっとお示しいただけますか。
254 ◯主査(岩井雅夫君) 中央図書館長。
255 ◯中央図書館長 中央図書館です。
気軽に立ち寄るという意味では、区民の情報もそうですけれども、小学生の、瑞穂小学校ですとか花園小学校の小学校3年生から6年生までに全員にアンケートをしておりまして、例えば、図書館で寝転んで本を読みたいとか、そういった要望がありましたので、それで、子供たちが気軽に来ていただけるような形ということ。あと、難しい専門書なども、従来の図書館ですとそういったものは、年に1度しか借りられないような本も置かなければいけないということがありますけれども、そういったことは除いて、身近な本を選書していくと。区民の方にも一部かかわっていただきながら、本をそろえていきたいというふうに考えております。
以上です。
256 ◯主査(岩井雅夫君) 中村委員。
257 ◯委員(中村公江君) 千葉市は、児童館がほとんど、きぼーるはありますけれども、花見川区から行くのには遠くて、こういう場所にお子さんたちが気軽に集えるという点では、非常に大事かなというふうに思っています。
幕張の公民館なんかは、高校が割と近いから、入り口あたりに机がいっぱいあって、そこに高校生が一生懸命勉強しているんですよ。ロケーション、場所もいいし、あと、そう人が出入りするわけじゃないから、気軽に学べる場としても大事なのかなというふうに思っているんですけれども、瑞穂のそういう図書の場所も、小学生だけじゃなくて、そういった高校生ぐらいの居場所としても活用できる何かしらの工夫も要るかなというふうにも思います。ただ、私、子供がちっちゃいときに図書館に行って、本当に、叫んだり、うるさいと、萎縮しちゃって、結局、使えるようで使えなかったという思いがあったので、昔からこの地区図書館をつくるに当たっては、そういう防音というか、お子さんが多少騒いでも、周りに迷惑はかけずにやれるような手だてはしてほしいということは、かねてから言ってきたわけですけれども、この情報センターというのは、そういったものになるんでしょうか。
258 ◯主査(岩井雅夫君) 中央図書館長。
259 ◯中央図書館長 中央図書館です。
お子様のコーナーと大人のコーナーとは、当然区分けをしてございますし、また、高校生が勉強にということで、勉強のところについては、いろいろ議論が交わされているのですけれども、瑞穂の場合は、狭い場所でありながら、窓際に個別に机を全部張りつけて、そちらのほうで、個々で学習されたい方は、そちらのコーナーを使えるような形で工夫をしております。
以上です。
260 ◯主査(岩井雅夫君) 中村委員。
261 ◯委員(中村公江君) あと、職員の配置ですね。さっき、ちょっと地区図書館と中央図書館の違いについてのお示しがなかったんですけれども、中央図書館の配下になることでの人事交流と、そもそも中央と地区図書館の違い、そして、地区図書館と情報図書センターの違いというのは、何か体制的なことがあるのかないのか、お示しください。
262 ◯主査(岩井雅夫君) 中央図書館長。
263 ◯中央図書館長 中央図書館です。
こちらのほうの瑞穂につきましては、457平米ということで、通常の分館と比べまして、分館が600平米以上はございます。また、分館には、蔵書数として6万冊から7万冊あります。瑞穂につきましては、当初2万冊ということで、蔵書数も少ないことから、分館ですとか、そういったものと人数を比べることは、非常に難しいとは思いますので、今後、そういったところの職員等の配置についても、さらに詳しく検討していきたいというふうに考えております。
以上です。
264 ◯主査(岩井雅夫君) 中村委員。
265 ◯委員(中村公江君) ただ、司書の配置、公民館図書室と違って、司書の配置も含めてやられるということでは、一定の水準を維持できるのかというふうに思いますし、それと、移動図書館が、今までだと区役所の前でやられていたわけですけれども、これも結局、ここに地区図書館ができることで、解消される場所になり得るという話も伺っています。やっぱり移動図書館なんかを見ていると、お子さんとか、お子さん連れの人や高齢の方がたくさん利用されている状況を見るにつけ、今後、このセンターができる上では、そういった人たちにも利用しやすいものになってほしいなというふうに思うわけですけれども、そういった移動図書館との兼ね合いと、今後の対応については、どうなんでしょうか。
266 ◯主査(岩井雅夫君) 中央図書館長。
267 ◯中央図書館長 今現在、ステーションというのは27ステーションありまして、月2回巡回をしているところですけれども、花見川区役所のステーションにつきましては、瑞穂情報図書センターが開館いたしますので、廃止の方向で検討したいというふうに考えておりますが、委員がおっしゃられましたように、平成24年度に、み春野地区にステーション設置の要望ということで聞いております。その際に、瑞穂地区に図書館を整備する際に、幕張台のステーションの利用者などから意見を聞きながらステーション設置を検討するとしておりましたので、今後、そのように進めてまいりたいというふうに考えております。
以上です。
268 ◯主査(岩井雅夫君) 中村委員。
269 ◯委員(中村公江君) み春野は地域からも要望があったというふうに伺っているので、もちろん、その分解消ができるなら、あれですけれども、ただ、移動図書館で来られていた人たちがちゃんと借りられそうな本も瑞穂にもちゃんと備えていただいていれば、大分違うかなと。結構、移動図書館って、割と皆さんと生の直接聞きながら、借りたい本を割といつも入れて、直接触れ合ってということで、非常にいい活動をされているなというふうにいつも思っていますので、そういう意味で、ぜひ対応していただきたいというふうに思います。
次に、先ほど、普通教室のエアコンの問題が出ていて、私、こども未来局のときに、学校の特別教室を高学年ルームが使っている、そこでのエアコンの設置のことをちょっと伺ったので、あわせてこちらでも伺いたいんですけれども、今、高学年ルームが学校の特別教室を使っています。学校では、学校の空き教室をマザールームとして学校内で使う場合には、エアコンの設置がされていますよね。だけれども、高学年ルームとして使う場合は、専用の施設でないから、国庫補助の対象にならないということで、つかないという話だったんです。こども未来局とのやりとりで、専用の施設であれば、じゃ補助金が出ることになるのかなというふうに思うわけですけれども、そこは、こども未来局と教育委員会とでは、高学年ルームの場所の活用については、専用施設にするということであれば補助金が出るならば、そういうふうにできるのかできないのか、そのあたりの取り決めはどうなっているのか、お示しいただけますか。
270 ◯主査(岩井雅夫君) 学事課長。
271 ◯学事課長 高学年ルームの設置箇所ですけれども、ここに関しましては、教育活動に支障のない範囲と。やはり高学年ルームを開設している小学校につきましては、いずれも非常に児童数の多い学校、利用者が多いということで、低学年ルームも非常に待ちの状態が続いている、そういう学校に限られているのが現状であるというふうに私どもは聞いております。
そういうことで、学校と協議の上、図書室を提供できれば図書室、それにかわるところがあれば、これに関しましても、さまざまな子供からの動線ですね。特に外に遊びに行く、外からルームに来ると、こういう動線も勘案しまして、学校と協議の上、決めている状況でございます。国庫補助のことについては、ちょっと私どもはわかりません。
272 ◯主査(岩井雅夫君) 中村委員。
273 ◯委員(中村公江君) ちょっと前に、国の文科省か厚労省かちょっと忘れてしまったんですけれども、こういう子どもルームを学校の空き教室を使ってやるということについては、補助金を使ってやれば、エアコンだって設置できるんじゃないですかと国は言っていたんですよね。だから、そういうことをこども未来局と教育委員会とで何らかの手だてができれば、つけられるものは、国のお金を使って、補助金を使って設置をしてもらえないかなというふうに思うわけで、そこはぜひ研究していただきたいなというふうに思います。
それで、こども未来局でも述べたんですけれども、図書室で図書館指導員さんはふだん業務をされていて、エアコンがあるからということで、子どもルームの子供たちが図書室に来ていて、過ごしていただけるように、学校の理解もすごく大変だなと、学校側の立場に立てばですよ。大変だというふうには思います。でも、ともに過ごすことでのお互いのストレスがあったり、図書館指導員にとってみれば、本当は作業があるから、あしたは控えてもらいたいと言われるというふうに、子どもルーム側からすれば、そういう場面もあるというふうに伺っています。
そういう意味で、実態としては、100%使用しているといっても、こういうあつれきというか、そうせざるを得ないいろんな矛盾というのがあるかというふうに思いますけれども、教育委員会としてはどう受けとめていらっしゃっているのか、お示しいただけますか。
274 ◯主査(岩井雅夫君)
教育総務部参事。
275
◯教育総務部参事(
企画課長事務取扱) 子供の放課後に関しましては、現在、こども未来局との連携が非常に重要だと我々も考えておりまして、先ほど御指摘の点も含めまして、こちらでやります
放課後子ども教室と子どもルームの連携も含めまして、現在、放課後対策検討委員会というのをこども未来局と教育委員会で設置しておりまして、そちらで、いろいろな子供の放課後、どういうふうに過ごすのが最適か、どういう支援が必要かというのを議論しておるところでありまして、先ほど御指摘を受けたことも含めまして、連携を強めていきたいと考えております。
276 ◯主査(岩井雅夫君) 中村委員。
277 ◯委員(中村公江君) 図書室で食事ができずに廊下で食べていたというお子さんがいたという話を、ちょうど廊下で食べていたお子さんを保護者が目撃をして、市に苦情があったということが言われていました。非常に悲しいことだなと。結局、子供が犠牲になっちゃったら、非常に気の毒だなというふうに思うんです。これは、別に私、学校の運営している図書館指導員さんを責めているわけじゃなくて、図書室で食べ物を食べることは、本当はふさわしいことじゃないと思いますよ。だから、そういう意味で、別に責めているわけじゃないんです。ただ、特別教室にエアコンさえ設置されていれば、こういう問題が起こらず、あつれきも生じずに、スムーズに過ごせるということになるわけですから、そういった対応をすべきじゃないかというふうに思うわけです。そういう現状について、どこまで認識されているのかなということがあったので、ちょっと伺いました。どうでしょうか。
278 ◯主査(岩井雅夫君)
教育総務部参事。
279
◯教育総務部参事(
企画課長事務取扱) 放課後に関しましては、先ほど申し上げた放課後対策検討会のところで、おやつの食べ方ですとか、過ごし方については、こども未来局のほうからの情報としていただいております。我々も、その情報を踏まえまして、学校側との調整を図っていかなければならないと考えておりますが、いずれにしろ、子供たちが快適に放課後を過ごせるようにどういう方策が必要か、教育委員会とこども未来局のほうでしっかりと検討してまいりたいと思います。
280 ◯主査(岩井雅夫君) 中村委員。
281 ◯委員(中村公江君) 先ほどの議論では、1カ所20万円ぐらいなら設置できるんじゃないかという話が出されていたんだったら、まずは、高学年ルームといっても、3年生の低学年も、結局、押し出しで高学年ルームを使っている場合もあるわけですよ。高学年だから体力的に大丈夫だというふうに言えないような状況も起こっているわけで、やっぱり最低限、この設置については、連携をし合っていただいて、対策を求めていただきたいということを申し上げたいと思います。
それと、教員の方の加配の問題なんですけれども、国の予算で、教員の方の加配、特に貧困による教育格差の解消のための加配ということが認められているようですけれども、千葉市では、そういった対策がとられたのかどうか、お示しください。
282 ◯主査(岩井雅夫君) 教職員課長。
283 ◯教職員課長 教職員課でございます。
文科省のほうが、平成28年度の教育格差の解消に向けた定数の措置として、150人というのを予算案としており、本市においては、県からの、現在は、配当数に基づいて配置しておるわけなんですが、教育格差解消のための加配として、1名の配当が予定されているところであります。
284 ◯主査(岩井雅夫君) 中村委員。
285 ◯委員(中村公江君) 1名、全国で150人だから、千葉市だと1名ぐらいなのかと。ちょっと1名だと、どこにといったって、いっぱい対象があったら、なかなか、どこに選定するというのは簡単ではないかなというふうに思うわけですけれども、そもそもこういった加配をする上での効果とか、具体的にどんなことをするということにつながるのか、そのあたりをお示しいただけますか。
286 ◯主査(岩井雅夫君) 教職員課長。
287 ◯教職員課長 教育格差における加配は、新たに1名という状況ではございますが、県による加配以外に、千葉市のほうで、少人数学習指導教員の配置を行っています。そういう中で、県加配では対応できない一人一人に応じたきめ細かな学習指導、あるいは、特別な支援を要する児童が在籍する学校での生活指導に、市費の少人数指導員を配置して対応しているところであります。
288 ◯主査(岩井雅夫君) 中村委員。
289 ◯委員(中村公江君) やられれば、よりきめ細かな対応ができることにつながるのかなというふうに思いますし、お一人配置された後、やはりもっと要望した上で、必要な教育の格差を是正するための教員配置の加配を国にも求めると同時に、市独自ででも、こういった配置をしていく必要性もあるのかなというふうに思うので、ぜひ対策を講じていっていただければということを求めておきたいと思います。
それと、
学校図書館指導員について、私、ずっと言い続けてきていて、最初は小学校に全校にいて、中学校が小学校から行っていたのが、今度は反対になって、やっぱり小学校は手薄になっているということでは、小学校にも、やはり最初の段階からもっと全校に本当は配置していく必要性というのがあるんじゃないかなというふうに思うわけですけれども、大規模校とかには一定の配置はされつつも、やっぱり週2日とか、4日とか、日にちがどうしても限られていることでの限界はあるかなというふうに思うわけですけれども、そこをもう少しふやしていこうということには、予算が生じるということですか。必要性をまだそこまで感じるというところに至らなかったのか、そのあたりお示しいただけますか。
290 ◯主査(岩井雅夫君) 指導課長。
291 ◯指導課長
学校図書館指導員につきましては、委員さんのおっしゃったとおり、平成8年度に6人から始めまして、順調に伸ばしてきたというところがございます。平成12年度に全小学校に配置して、その後は、中学校の読書量というか、読書活動の充実も必要だということで、中学校のほうを、現在、全校配置という形にしております。
この後は、また、大分図書館指導員さんが配置されることによって、図書室の環境が随分整備されているという状況もあります。ただ、先ほど蔵書率の増加ということも、前の御質問でもありましたけれども、そういうものや、あと、蔵書管理ですね、その辺のところを含めて、必要に応じて検討していきたいというふうに考えております。
以上です。
292 ◯主査(岩井雅夫君) 中村委員。
293 ◯委員(中村公江君)
学校図書館指導員さん、やっぱり小学校の最初の段階で、どれだけ図書室に子供たちが来て、本に親しんで、そういう環境をつくっていかれるというスタートの時点も大事だと思いますし、あと、やっぱり図書室に、単に本を見に来るだけじゃない、例えば、不登校のお子さんとか、いろんな居場所として、お子さんがそこにいられる上では、毎日そこに指導員の先生がいらっしゃることによって、継続的なかかわりができるという意味でのマンパワーとして指導員さんの役割が欠かせないかなというふうに思いますので、そういう意味では、今後ぜひ、毎日配置ができるような手だてもしていただけるように求めておきたいというふうに思います。
それと、決算の分科会のときにもちょっと求めた件ですけれども、教科書の採択に係る情報公開のあり方についてですね。教科書の展示、今後も進めていかれる方向があるかと思いますが、閲覧をよりしやすくする改善策としては、どういうふうに取り組んでいく予定なのかどうか、お示しいただけますか。
294 ◯主査(岩井雅夫君) 指導課長。
295 ◯指導課長 教科書採択の展示会場のことですけれども、前回、それは、御指摘をいただきまして、会場につきましては、やはり交通の利便性、それから、文化センターは、土日も開催できるというメリットがございますので、会場については、来年度につきましてもその方向で進めたいと考えております。
ただ、やはり座ってゆっくり読みたいとか、あと、見るに、照明が非常に暗くてつらいというお声がありましたので、その辺につきましては、文化センターとも交渉しながら、より閲覧しやすい環境づくりに努めていきたいというふうに考えております。
296 ◯主査(岩井雅夫君) 中村委員。
297 ◯委員(中村公江君) 結構、本を全部並べて、ほかの県内のところを聞くと、何か本屋さんみたいに、ただ並べて、平場で置いていないというね。それそのものについては、県内のほかから比べると、千葉市は、全部、小中高とずっと置いてありますから、そういう点では、非常にいいなというふうに思うんですけれども、椅子とかテーブルとかは、ほんのちょっとしか置いていなくて、やっぱりじっくり本を見たいというときに、普通に見られる保障があっていいと思うので、そこは、ちょっと借りて、例えば、ずっと見続けるのかどうかは別ですけれども、そういった手だてをしてもらいたいというふうに思います。
それと、コピー機ですか。ほかの政令市の一覧とかでは、たしかコピーができる環境もあったように伺っています。今、ここに配置しているときに、例えば、リースでコピー機を置いて、お金を出してでもコピーができるという環境というのは整えられるのかどうか、お示しいただけますか。
298 ◯主査(岩井雅夫君) 指導課長。
299 ◯指導課長 見本本のコピーについてですけれども、これは、政令市の状況を見ますと、ほとんど余りコピーをしていないという状況があります。その理由としまして、著作権の問題と、やはりあくまでも見本本なので、それを外に持ち出すということは、遠慮したいというような声があります。この辺は、県とのまた協議もありますので、その辺を含めてやっていきたいと思いますが、基本的には、コピーはその場で見ていただくような形で進めていきたいというふうに考えています。
300 ◯主査(岩井雅夫君) 中村委員。
301 ◯委員(中村公江君) 県とといっても、県は、本当に、教育委員会の教科書の選定そのものも未公開ですから、非常に後ろ向きなところと合わせられて、後退されると、私、困っちゃうなというふうに思うし、そして、ほかのところでは、図書館と併設の場所か何かで、実際にコピーができるような環境が整っているわけですから、そういう意味では、別に著作権云々というんじゃなくて、公開できますよというふうに、ほかの政令市でも、たしか示されていましたよね。そういう意味では、別に著作権云々じゃなくて、ちゃんとコピーする権利、そして、見る権利というのがあるならば、それはちゃんと示していただきたいというふうに思うわけですから、そこはちゃんとやっていただけないでしょうか。
302 ◯主査(岩井雅夫君) 指導課長。
303 ◯指導課長 コピーがいいのか悪いのかというところは、もう少し精査が必要だと思いますので、ちょっとまた、他市の状況を含めまして、検討させていただきます。
304 ◯主査(岩井雅夫君) 中村委員。
305 ◯委員(中村公江君) はい、了解しました。
次に、道徳教育の教科化というのが、今後進められていくということで言われていますけれども、千葉市では、これについてはどう取り組みをしていくのか、お示しいただけますでしょうか。
306 ◯主査(岩井雅夫君) 指導課長。
307 ◯指導課長 それぞれの学校では、道徳につきましては、非常に重要視しておりまして、全体計画や授業研究会の実施等で、道徳教育推進教師というのが各学校に位置づけられておりますので、その者を中心に道徳教育の推進に取り組んでおります。
また、本市では、本市独自の教材で、「千葉市に生きる」というものをつくっておりまして、これは、地域教材、地域の道徳の教材を持ちながら進めているところでございます。
指導要領の改訂が平成28年度中に済むと思いますが、道徳につきましては、平成30年度、31年度、小学校中学校の順で全面実施になりますので、その辺につきましては、情報の収集と、また、これは、主任会や教育課程協議会の中で、各学校に周知していきたいというふうに考えております。
以上です。
308 ◯主査(岩井雅夫君) 中村委員。
309 ◯委員(中村公江君) 現場の先生方、また、ほかの教育委員会の方々のお話をちらっと伺ったのでは、やっぱりこの道徳の教科化と、それと、子供がどういう反応、対応を示したことが、どう結果的に、成績として評価するのかということが非常に悩ましいということで、非常に悩んでいるというお話を伺いました。そういう意味では、現場の先生もそうですよね。だって、子供に、道徳そのものは、それぞれ思いやりの心を育てられる。だけれども、例えば、いい子の発言をした子だけを評価するんじゃなくて、例えば、正直な思いをぶつけたお子さんが、思いを率直にぶつけながら、それを変えていく過程が大事じゃないですか。率直に討議をすること、例えば、いじめについてだって、加害者についても、被害者についても、いろいろそれぞれの思いをそれぞれ引き出しながらやっていくことだって大事だと思うのですけれども、この道徳の教科化そのものというのは、どちらかというと、そういった中身というよりは、より国の愛国心を強めるような方向で、何か指し示して、それに対して、忠実に、例えば、評価して、何か発言したようなことは、それを正当な評価を下したことを点として高くするというふうにしちゃうのは、私、ちょっと、それはいかがなものかなという思いがあって、そういう点数をつけるということが、非常に現場として悩ましいんじゃないかなというふうに思うわけですけれども、教育委員会としてはどうお感じなのか、そのあたり、お示しいただけますか。
310 ◯主査(岩井雅夫君) 指導課長。
311 ◯指導課長 おっしゃるとおり、道徳の評価というのは、非常に難しいということで、今いろいろ議論されているところです。現在、国のほうでも、専門家会議等で、その辺の評価についていろいろ検討して、今後、提示されると思いますので、その辺も踏まえて検討していきたいというふうに考えております。
312 ◯主査(岩井雅夫君) 残り5分です。まとめてください。中村委員。
313 ◯委員(中村公江君) 済みません、あと、教育委員会の制度が改正されたことによって、首長と教育長、今は、教育委員会は、教育委員会委員長がいて、そして教育長がいて、教育委員が構成されていますけれども、首長と教育長のあり方については、この制度の改正によって、一定対応が変わったのか。市としては、どういうふうに受けとめて、どう対策を講じられているのか、千葉市の状況についてお示しいただけますか。
314 ◯主査(岩井雅夫君) 教育総務部長。
315 ◯教育総務部長 今回の法改正に伴いまして、特に教育委員会というのは、独立した機関であるということで、それは、職務権限の変更もございませんので、従来どおり、教育行政の中立的な運営を担っていくということで変わりはございませんが、新しく制度として、総合教育会議というものが設置されました。ここでは、市長部局と教育委員会が連携して行っていくべき施策を題材といたしまして、より一層、今までもやっておりましたが、より一層、市長と教育委員会の連携を深めていけるということで、今年度、会議を設けたところでございます。
以上でございます。
316 ◯主査(岩井雅夫君) 中村委員。
317 ◯委員(中村公江君) 総合教育会議が設置をされていくことで、大綱とかも示されて、大綱そのものは、首長が示す。だけれども、この法改正の中身を国会で議論している中で聞いていると、国や県が、市に対して何らかの圧力というか、こうすべきだという中身に、必ずしも従わなければならないという義務が生じるわけじゃなくて、あくまでも、教育の中立性とか独立性を尊重された上で手だてが講じられるべきだというふうに、こちらとしては受けとめているわけなんですけれども、そういう意味で、千葉市は、今は、首長と教育委員会と、教育長さんそのものの権限が非常に強まりますよね。今までは、教育委員会の教育長と、あくまでも事務の全体の代表の教育長というところでの関係よりも、よりこの教育長に発言権が増して、そして任期も、今までは4年だったのに3年になって、そして、首長は、首長としての人事権を持っている上での力関係でいうと、非常にナーバスな問題がないとも言えないんですが、今の千葉市の、例えば、市長と教育委員会との関係でいえば、あくまでも予算執行権としての首長としての権限があるけれども、教育委員会は教育委員会として独立して、采配を振るえる人事権とか、教科書の選定だとか、そういったことも含めて、一定、教育委員会は、教育委員会としての権限はそのまま尊重した上で今後も進めていかれるという、そういう認識でよろしいんでしょうか。
318 ◯主査(岩井雅夫君) 教育総務部長。
319 ◯教育総務部長 おっしゃるとおり、教科書採択ですとか、教員の人事等については、教育委員会として独立した部分でやっていきますので、ただ、それに対する基本的な事項とか、そういったものは、市長部局、市長が定めることはできますけれども、この辺は、従来どおり、従来と変わりなく、独立した形で教育委員会のほうで執行していくという考えでございます。
以上でございます。
320 ◯主査(岩井雅夫君) 中村委員。
321 ◯委員(中村公江君) 地方教育行政法の改正がされて、じゃ、何でこの改正がされたのかと。教育は政治的に中立だと言いながら、何でこういうものを介入していったのかということに、非常に矛盾が生じていて、それを国会の議論の中で、かなり、確認をされる中では、大分教育委員会が守られたというか、その意義というのがきちんと担保されたのかなというふうに、こちらとしても理解はしています。それがちゃんと施策として、今後も千葉市が進んでいかれるように求めていきたいというふうに思いますし、対等平等な形で運営がなされるように願って、終わりにします。
以上です。
322 ◯主査(岩井雅夫君) それでは、これよりまだ質問等を予定されている方。三瓶委員、阿部委員、伊藤副主査の順で午後やらせていただきます。
それでは、休憩をとりたいと思いますが、1時から再開したいと思います。
それでは、暫時休憩します。
午後0時7分休憩
午後1時0分開議
323 ◯主査(岩井雅夫君) 休憩前に引き続き分科会を開きます。
質疑をお願いします。三瓶委員。
324 ◯委員(三瓶輝枝君) それでは、よろしくお願いいたします。
まず初めに、先ほども委員のほうからお話がございましたけれども、プールの水の自己弁済なので返済させてくれという申し出があったというふうに伺いました。こういうふうにほかの、例えば、こういったケースで、自己責任なので自分たちで弁済させてくれと言われたら、そういう機会が今後もあると思っていいのか、これまでもあったのかどうか。
一問一答でお願いいたします。
325 ◯主査(岩井雅夫君) 保健体育課長。
326 ◯保健体育課長 保健体育課でございます。
今回の事案ですが、これは前例とすることなく、もし万が一起きた場合には、それぞれの事案を慎重に検討して、その都度判断していきたいと思っています。まずは、ともかく二度とこのようなプール用水の流失が起きないように指導を徹底してまいりたいというふうに考えております。
327 ◯主査(岩井雅夫君) 三瓶委員。
328 ◯委員(三瓶輝枝君) 今回は、お申し出によって教育委員会もそのように判断したということは、理解しなければならないかと思うんですが、今回438万円、決して安くはないけれども、3人の先生方にすればさほどの金額でもないと考えているのか。これ、たまたま438万円、高額ですけれども、これ以上の金額、ちょっと想像ができないんですけれども、例えば、高額になってきた場合、こういったことが、たとえ自己責任なので返済させてくれと言われても、なかなかそこはうまくいかないんだろうと思いますが、今後のことも含めて、場合によっては金額の多寡が上がってきた場合、どんなふうになっていくのかということと、もう一つは、今回こういった自己弁済があったから厳重注意だけで済んだのか。あるいはまた、自己返済がどうしてもできないということは、もっと違う指導なり、別の対応があるのかどうか、その辺を伺いたいと思います。
329 ◯主査(岩井雅夫君) 保健体育課長。
330 ◯保健体育課長 あくまでも、金額云々よりも事例をその都度検討するということで、金額が高いから、低いからというような判断はしていかないというふうに考えています。中身については、それぞれごとのいろいろな事情がございますので、その辺を十分検討した上で判断してまいりたいというふうに考えております。
331 ◯主査(岩井雅夫君) はい、もう一つ聞いたことあるね。
332 ◯保健体育課長 済みません、もう一ついただいておりました。
処分と弁済の関係ですが、あくまで検討している、どういうふうな処分を下すのかという検討をしている最中に申し出がございましたので、今回はそれを受けたということでございます。
333 ◯主査(岩井雅夫君) 三瓶委員。
334 ◯委員(三瓶輝枝君) 答弁いただきました。
検討している間にこのようにお申し出があったから、そちらのほうでやったということは、そこは納得するわけですが、例えば、このようなお申し出がない場合、処分はどのように本来なっていくのかというのをお尋ねしたいと思います。
335 ◯主査(岩井雅夫君) 保健体育課長。
336 ◯保健体育課長 処分につきましては、その都度の事情を考えまして、教育委員会に置かれます服務監理委員会で十分協議した上で決定していくという流れになってまいります。
337 ◯主査(岩井雅夫君) 三瓶委員。
338 ◯委員(三瓶輝枝君) 通常、じゃ、このような事例で返済もできない、弁済もできない、申し出もないという場合には、この厳重注意だけでは済まないというふうに考えてもいいんでしょうか。
339 ◯主査(岩井雅夫君) 保健体育課長。
340 ◯保健体育課長 それについても、何とも申し上げられないところですが、やはり服務監理委員会で事情をそれぞれ十分精査していくということで対応してまいりたいというふうに考えております。
341 ◯主査(岩井雅夫君) 三瓶委員。
342 ◯委員(三瓶輝枝君) なかなか一つ一つの事例で、事例も違うし、背景も違うということもあろうかと思います。しかしながら、ある一定の基準というんですかね、これから教育委員会の先生方は、市の職員の一員になっていくわけですので、ある意味、ある一定の基準めいたものがあってもいいのかなと。今回は、今みたいな私の質問に対して、服務監理委員会で検討していたと。じゃ、私は仮定の話をしているわけなんですけれども、仮定の話としてもお答えできないのかですね。弁済ができないというときには、どのようになっていくのかということをお尋ねしております。
343 ◯主査(岩井雅夫君) 教育次長。
344 ◯教育次長 私は、服務監理委員会の委員長でございましたので、私からお答えします。
まさに委員おっしゃるように、仮定の話でございまして、これが自己弁済がなかった場合に処分がどうなったのかというのは、服務監理委員会としても、それはちょっと判断できないものでございます。
今後、こういう本来であれば、その損害、市が税金を使って支払った損害をどのように対応するかというのを教育委員会内で決めた上で処分を決定するわけですが、今回そこに至る前に自己弁済がございましたので、服務監理委員会としても厳重注意にとどまったというようなところでございます。
345 ◯主査(岩井雅夫君) 三瓶委員。
346 ◯委員(三瓶輝枝君) 全ての先生方が、このように自己弁済だけに私もこだわってしまうんですが、皆さんができるわけじゃないという背景も出てくると思うんですね。そういった場合に、以前はこうだった、ああだったとかなされては、随分差ができてしまうことになり得るんじゃないかということを心配しているんです、一つは。
わかりました。このことについては、一つ一つの事例でございますので、私どもも注視してはいきたいと思いますが、会派としてもこれ問題としておりますので、今後も取組状況を、またこういった事例がそうそう出ないということを思っているわけですけれども、今後も注視していきたいと思います。ありがとうございました。
続きまして、先ほどの組み体操の件なんですけれども、やはり先ほどの御答弁の中で、今後、会派の議案研究のときにもいただいたんですが、学校で5つの条件を加味しながらやっていくので、それをもとにしまして各学校で判断する、やる、やらないですね、各学校で判断するということを伺ったと思います。
そうしますと、例えば、重大な事故になってしまった場合、これだけの注意を払ってやったのにもかかわらず、私のところに寄せられている声としては、今はもう40代の男性なんですけれども、相当怖い思いもしていたので、この件に関しては相当思い入れがあるというふうにお話ししてくださって、教育委員会としてきちんとした判断をすべきじゃないかということも出ているところなんですが、なぜ今回は教育委員会として、やる、やらないを学校現場にお任せする、その5つの条件はあったとしても、なぜそういうふうになったのかを伺いたいと思います。
347 ◯主査(岩井雅夫君) 保健体育課長。
348 ◯保健体育課長 組み体操についての、先ほど申し上げました5つの視点なんですが、これにつきましては、今年度9月から10月にかけまして、本市独自にピラミッド、タワーについて、一番事故が起きやすいと思われるこの2点につきまして、段数また骨折以上のけがの状況調査を行い、その結果を分析したものが、先ほどの5つでございます。今までよりも相当細かく学校への指導内容が含まれているものと考えております。これをしっかりと守らせることが、教育委員会としては非常に大事なことかなというふうに思っております。
349 ◯主査(岩井雅夫君) 三瓶委員。
350 ◯委員(三瓶輝枝君) それでは、先ほどの5つの視点から各学校の判断で、やる、やらないをした上で、相当数事故が減っていくと、どの程度減っていくと考えているのか。あるいは全く、やはり数件は残ると考えているのか、その辺をお伺いしたいと思います。
351 ◯主査(岩井雅夫君) 保健体育課長。
352 ◯保健体育課長 今回の5つの視点につきまして、学校できちんと対応していけば、事故の件数自体は減るだろうと思います。ただし、どのぐらい減るかとか、ゼロになるかとかいうことは、ちょっとここでは申し上げられない部分です。ちょっと想像がつかないところです。
ですが、先ほどの視点、やはり各学校の実際に計画を立てる体育主任まできちんと浸透させることで、少しでも子供たちが痛い思いをしないように努力してまいりたいというふうに考えております。
353 ◯主査(岩井雅夫君) 三瓶委員。
354 ◯委員(三瓶輝枝君) ありがとうございます。
今までも、実はこういった事故はずっと続いていたわけで、今に始まった話じゃなくて、先ほどの件数、相当あるわけですよね。中学校でもやっている学校が15校なのに、けがをした人数のほうが多いということを含めますと、やはり相当数、特に中学校になりますと相当けがというものが、単純計算しただけでも1校につき2件ぐらいは、一つの年度に起こっているなというふうに思うんですけれども、これらをゼロを目指して皆さんも、現場でもやってきてはいただいていると思うんですね。
5つのことを改めて出していただく前から、現場では事故のないようにやっていただいていたわけですが、実際には事故が発生してしまうわけですよ。以前は、こういったことに全く配慮されていなかったのか、ちょっと逆の質問で大変申しわけないんですけれども、やはり危険な目に遭ってきたという体験者の言葉とか、私は別のスポーツをやっていて、別段高く上に登っていくスポーツではないんですけれども、人と人がぶつかって、私一時期もう本当に首の骨が痛くて、痛くて、全然曲がらなくて、二、三年もうどうしようもなくて、でも好きなスポーツをやるときには準備体操を十分しながらやればと思って、ようやく年数かかって治ってきたというところもあるんですけれども、これが首の骨なんですけれども、これがただぶつかっただけでこれですから、やっぱり上から落ちてくるとなりますと、自分ではもうその衝撃を抑えられないぐらいなものになってしまうと思うんです。
ですから、今申し上げましたように、本来はやめるべきじゃないかなということと、先ほど申し上げた質問について御答弁をお願いしたいと思います。
355 ◯主査(岩井雅夫君) 保健体育課長。
356 ◯保健体育課長 委員のおっしゃるとおり、今までもずっと組み体操は続けられてまいりました。その中で、確かにおっしゃるとおりいろいろ注意をして学校では取り組んでおります。例えば、小学校の場合ですと、五、六年生で行うことが多いものですから、その中から担当者が決まり、その担当者が練習計画等の原案をつくり、学年に提案して、毎時間中心となって指導する。ほかの職員がそれをカバーすると。中学校も大体同じようなことです。
ただし、こういうふうに昔からの伝統で、千葉市にも流れはあったわけですが、それをさらに厳しく細かく視点を設けることで、事故というものが、やはり少しでも減らせるというふうに考えています。事故を起こした場合には、職員のほうもやはり難しい立場になりますので、私たちは、これからも学校現場に対して十分働きかけをしていきたいと思います。
また、御存じのように、文部科学省のほうで3月いっぱいに通知を出すというようなお話がございます。そういったものも注視し、必要に応じてこれは対応してまいりたいというふうに考えております。
また、すぐにはなかなかできないんですが、次年度1年かけて、より安全な指導方法等につきまして、体育・保健体育主任会等を中心に検討し、実施方法、種目等を協議した上で、より安全な組み体操を目指してまいりたいと、具体的な考えを持っております。
以上です。
357 ◯主査(岩井雅夫君) 三瓶委員。
358 ◯委員(三瓶輝枝君) ありがとうございました。
そうしますと、例えば、現場でこれだけ綿密な方針を出して、それでも事故が起きてしまったということになってきた場合に、それは現場の責任になるのか、あるいは教育委員会の責任になるのか、お伺いしたいと思います。
359 ◯主査(岩井雅夫君) 保健体育課長。
360 ◯保健体育課長 それでもということは、ゼロとは申し上げられません。それがないように少しでも努力することが大切かというふうに思っています。
また、責任につきましては、私どもが何か言える立場ではございませんので、それはそれの専門の部分に任せていきたいというふうに考えております。
361 ◯主査(岩井雅夫君) 三瓶委員。
362 ◯委員(三瓶輝枝君) 教育委員会は、どちらかというと、やりたい先生もいるでしょうからということで、善処してこのような状況になっていると思いますけれども、やはりこういった、今までも注意しながらやっているにもかかわらず、こういった事故が発生していたということを考えますと、相当中身の、例えば、ピラミッドも今まで10階やっていたんだったら、少し段数を半分以下、3段にしても場合によっては事故というのは防げないと思いますが、そういった具体的なことも踏み込んで考えていてくださっているのかどうか、お尋ねします。
363 ◯主査(岩井雅夫君) 保健体育課長。
364 ◯保健体育課長 各学校で子供たちの実態が違いますので、実態に合わせてそれぞれの学校が判断するという中では、この視点等を十分考えていただければ、無理なわざは行わないということで、けがに至ることも減るというふうに考えております。
365 ◯主査(岩井雅夫君) 三瓶委員。
366 ◯委員(三瓶輝枝君) ここに来て、急にこういったことで話題沸騰になってしまったんですが、これまでも過去にこれだけの事故、小学校及び中学校は相当数上っているなと思います。そこで、今までもけがが毎年毎年繰り返されてあったわけですが、その都度その都度の、ちょっと繰り返しの質問になってしまっては申しわけないんですけれども、現場でこういった対策を立てようとか、それが教育委員会全体に広げられていたものであったのかどうか。例えば、この学校ではこういった組み体操をやっていたんだけれども、やっぱりこれじゃ、こういうふうなときに事故が多いとか、そういった注意点などは、それぞれの学校に共通認識としてなされていたのかどうか、今までどうなのか、ちょっと逆の時代に戻ってしまうんですけれども、その辺も伺っておきたいと思います。
367 ◯主査(岩井雅夫君) 保健体育課長。
368 ◯保健体育課長 今までもけがはあったわけでございます。個々につきましては調べておりましたし、それがどういうふうになった、その後の対応等も追っていた部分はあるんですが、市全体でというような視点は欠けていたというふうに反省しております。
それを受けまして、今回、報道等で取り上げられたことをきっかけに、千葉市独自に調査をし、分析をしたというところでございます。
369 ◯主査(岩井雅夫君) 三瓶委員。
370 ◯委員(三瓶輝枝君) ありがとうございました。
それでは、今後このように5つの方針も出されてやっていくわけですが、学校ごと、やる学校においては、どういったときに事故が発生してしまった、単なるピラミッドをつくっていたときだけじゃなくて、その場合、どういった背景があったのか、どういった場合に事故が起きてしまったのかということについても、記録もとっていただいて、それぞれの教育委員会も含めて共通認識を図っていただくことをお願いしたいと思いますが、御答弁があれば改めて。
371 ◯主査(岩井雅夫君) 保健体育課長。
372 ◯保健体育課長 先ほども申し上げましたとおり、また今後、来年度1年間かけて、今までよりも詳細な、今委員のおっしゃったその原因につながること等を分析した上で、子供たちの安全のために対応してまいりたいというふうに考えます。
373 ◯主査(岩井雅夫君) 三瓶委員。
374 ◯委員(三瓶輝枝君) ありがとうございました。何回も行きつ戻りつ質問してしまいました。ありがとうございます。
それでは、次の課題に移らせていただきたいと思います。
予算のあらましの105ページで、空き教室等の地域開放ということがございました。これは、予算が120万円ですか、新規でついているんですけれども、どのようなことにこの予算が使われていくのかということもお示しいただきたいと思います。
375 ◯主査(岩井雅夫君) 学校施設課長。
376 ◯学校施設課長 学校施設課でございます。
今回ついております、この120万円でございますけれども、大体3校分を予定しておりまして、つまり1校当たり40万円程度ということでございます。この使い道でございますが、学校、要するに、その教室を利用するに当たりましてのパーティションの設置、あるいは機械警備等の設定、こういったものに使う費用でございます。
377 ◯主査(岩井雅夫君) 三瓶委員。
378 ◯委員(三瓶輝枝君) ありがとうございます。
地域開放、市民に提供するということで、私は、これはもう大変評価をさせていただきたいと思います。空き教室があって、それをそのままにするんじゃなくて、地域の方がいろいろなことにお使いになるということですけれども、何か制限みたいなものはあるのかということをお伺いしたいと思います。
379 ◯主査(岩井雅夫君) 学校施設課長。
380 ◯学校施設課長 今回、使用するに当たりまして、使用する日時を土日、あるいは夏休み等の長期休暇、こういったところに設定しております。つまり、小学校の子供たちが、実際学校で活動していない時間をこの対象としております。その対象の時間といいますのは、学校に教職員もいない状況でございます。ですので、本当に利用される方の責任においてその施設を利用していただくということでございまして、例えば、そこには単に使いたい方が、きょう借りたいと言えばすっと借りられるというものではなくて、一応、管理運営委員会という委員会を各学校ごとにつくっていただいた上で、そこの管理運営委員会が責任を持って管理をしていただくと、そういった形を考えております。
以上でございます。
381 ◯主査(岩井雅夫君) 三瓶委員。
382 ◯委員(三瓶輝枝君) わかりました。
じゃ、こういった、今回は3校ですけれども、ほかに予算があれば、1カ所40万円というふうに伺ったんですけれども、予算があれば空き教室等を活用できそうな学校というのは、あとどのぐらいあると考えていらっしゃるのか、お伺いいたします。
383 ◯主査(岩井雅夫君) 学校施設課長。
384 ◯学校施設課長 実際にその学校によりましてかなり形態、形が違っています。先ほども申し上げましたが、本当に教職員が誰もいない状況でお貸しをするということになりますので、できれば、例えば、1階の本当に隅の警備が比較的容易な場所があれば、もちろんそういうスペースをお貸しできる、そういうふうにしたいというふうには考えておりますが、なかなか学校によってはそういった場所に空きスペースがない場合もございます。
ですので、それは今後、要望が上がってきた地域、使いたい学校の状況等をよく学校側と話し合いをしまして、そういったスペースを見つけていきたいというふうに考えておりまして、済みませんが、現時点で何校分のそういうスペースがあるのかといったことは、ちょっと把握はしてございません。
以上でございます。
385 ◯主査(岩井雅夫君) 三瓶委員。
386 ◯委員(三瓶輝枝君) 今御答弁いただきまして、要望が上がってきた地域というふうに伺いましたが、なかなか学校ごとに、それでは自分の学校には空き教室が1階でという、この条件を満たしているか満たしていないかというのは、まだ今のところ調査というのは進んでいなさそうなので、今後、調査を進めていただいて、取り組みをしていただきたいと思いますが、今回はこの予算でございますので、3カ所、120万円と伺ったんですが、今後のことについて、改めて、要望が上がってきたときにこの学校はこうですねじゃなくて、もともとこの学校については空き教室、1階であるから、使える学校には違いないんだけれども、例えば、予算の関係上、順番待ちになってしまうとか、そういったことを学校側も教育委員会も把握していただけたらと思うんですが、いかがなものでございましょうか。
387 ◯主査(岩井雅夫君) 学校施設課長。
388 ◯学校施設課長 まず、この対象となる件数でございますが、今回は一応3件、3校分ということで予算がついてございます。ただ、今後、もし要望される地域、また団体等がありますれば、私どものほうで持っている予算の中で対応できる分については、できるだけ対応していきたいというふうには考えております。ですから、必ずしも今回では、平成28年度は3校だけですということではございません。
あとまた、貸し出せる状況、こちらにつきましても、いろいろ学校側とも調整をして、場合によっては空き教室ではなくて、特別教室など、要するに、児童生徒の私物がない部屋であれば貸し出せる可能性もございますので、そういったあたりにつきましても、今後検討してまいりたいというふうに考えております。
389 ◯主査(岩井雅夫君) 三瓶委員。
390 ◯委員(三瓶輝枝君) ありがとうございました。積極的にこれは進めていっていただきたいと思います。
それでは、次に、ページ数で言いますと、予算のあらましの108ページでございます。
メディカルサポート、先ほども質問されていたんですけれども、実際に現場でこのケアを行う
メディカルサポーターさんが必要だという学校は、今までどのぐらいあったのかというのを伺いたいと思います。
391 ◯主査(岩井雅夫君) 養護教育センター所長。
392 ◯養護教育センター所長 平成27年度、18名ですね、医療的ケアが必要なお子さんが、市内ではいらっしゃいます。
以上です。
393 ◯主査(岩井雅夫君) 三瓶委員。
394 ◯委員(三瓶輝枝君) ありがとうございました。
その方たちは今まではどうされていたのかというのを、ちょっと議案研究などで聞いているかもしれませんが、改めてお伺いいたします。
395 ◯主査(岩井雅夫君) 養護教育センター所長。
396 ◯養護教育センター所長 自己、自分でやるお子さんが15名、保護者が付き添って何らかの形で保護者がその場でやっていただくのが3名、以上18名になります。
397 ◯主査(岩井雅夫君) 三瓶委員。
398 ◯委員(三瓶輝枝君) わかりました。
メディカルというところでございますので、自分で何か注射を打ったりということなんでしょうかね。ちょっと想定が難しいので、今少し御説明をお願いしたいと思います。
399 ◯主査(岩井雅夫君) 養護教育センター所長。
400 ◯養護教育センター所長 18名の中では、自己導尿という形で、いわゆる尿を、おしっこを自分で出すという形をやっているお子さんがいらっしゃったり、あと酸素を入れるというような形をやって、ただ自分で全て操作ができるというのが、小学校の高学年になるとほとんど自分でできるお子さんが多くなってまいります。
以上です。
401 ◯主査(岩井雅夫君) 三瓶委員。
402 ◯委員(三瓶輝枝君) ありがとうございました。
そうしましたら、この
メディカルサポーターさんというのは、小学校に配置されるというふうなことでいいのか、これまでは、今御説明いただいた、尿を出すだとか、酸素の関係だとかは、どういった方がされていたのか、御説明をお願いいたします。
403 ◯主査(岩井雅夫君) 養護教育センター所長。
404 ◯養護教育センター所長 養護教育センターです。
今までは保護者の方と一緒にやられていた場合が多くあったというふうに思います。
405 ◯主査(岩井雅夫君) 三瓶委員。
406 ◯委員(三瓶輝枝君) ありがとうございました。
そうしますと、
メディカルサポーターの方たちは、巡回型ということで、一つのところにいないと。そうしますと、今まで保護者の方がいてやっていただいていたから
メディカルサポーターの方は要らなかったんですけれども、要らなかったというのは変な言い方ですけれども、そういう保護者の方がずっとやっていて、これは大変だということで
メディカルサポーターの方の派遣をなされるようになったと思うんですけれども、これによって保護者負担の軽減ですね、全く来ないようになるのか、3人が巡回していくわけですので、いないときもあると思うんですね。その辺のお考えをお伺いいたします。
407 ◯主査(岩井雅夫君) 養護教育センター所長。
408 ◯養護教育センター所長 養護教育センターです。
一つには、保護者にも一定の協力を仰ぎたいというふうには思っております。ただし、今想定しているお子さんは5名考えております。その中で、先ほど委員おっしゃいましたように、それぞれの家庭の状況は違います。片親の方がいらっしゃったり、共稼ぎで、保育園に預けていただいたお子さんが、この後入学してくるというような状況のお子さんもありますので、それに対応したということで、今回3名の看護師で5名のお子さんを一応今は想定して、巡回型をしようと思っています。
以上です。
409 ◯主査(岩井雅夫君) 三瓶委員。
410 ◯委員(三瓶輝枝君) ありがとうございました。
そうしましたら、
メディカルサポーターさんがいらっしゃるので、現場では非常に助かると思います。保護者の方も、今おっしゃっていただいたように、いろいろな条件が違ってくると思いますが、保護者負担の軽減にも確実につながるということで、あとは保護者の方もいない、
メディカルサポーターの方もいない時間というのはあると思います、そういう意味では。そういった場合の対応というのも考えていらっしゃるのか、お伺いいたします。
411 ◯主査(岩井雅夫君) 養護教育センター所長。
412 ◯養護教育センター所長 学校内、学校に登校してから、そしてお帰りになる、今回は子どもルームにも対応できるようにということで、一応巡回型を考えております。もちろん看護師がいない場合もありますけれども、それにつきましては、保護者とも十分相談の上、こういう場合はどうするかということを想定しながら、話し合った上で対応していきたいというふうに考えております。
413 ◯主査(岩井雅夫君) 三瓶委員。
414 ◯委員(三瓶輝枝君) ありがとうございました。
ちなみにですけれども、利用される保護者の方たちは、無料と考えてよろしいわけでしょうか。
415 ◯主査(岩井雅夫君) 養護教育センター所長。
416 ◯養護教育センター所長 はい、無料になります。
417 ◯主査(岩井雅夫君) 三瓶委員。
418 ◯委員(三瓶輝枝君) ありがとうございました。
それでは、次に、すぐその下にあります特別支援教育介助員配置と、それから特別支援教育指導員配置について、あわせてお伺いしたいと思います。
今、現場では介助員さんを非常に多く求めているというふうに私は認識をしているわけなんですけれども、何人ぐらい介助員さんが欲しいと現場から上がっているのか、お伺いいたします。
419 ◯主査(岩井雅夫君) 養護教育センター所長。
420 ◯養護教育センター所長 平成27年度、今年度が17名学校から要望がありました。来年度、平成28年度も17名、また違ったお子さんも含めてですが、17名の要望があります。
以上です。
421 ◯主査(岩井雅夫君) 三瓶委員。
422 ◯委員(三瓶輝枝君) ありがとうございました。
そうしますと、その要望というのは理にかなっている要望なのか、あるいはちょっとそこまで要望しないでもいいんじゃないかというふうに判断されているのか、5名の介助員さんということなので、その辺をお伺いします。
423 ◯主査(岩井雅夫君) 養護教育センター所長。
424 ◯養護教育センター所長 委員さんおっしゃるように、5名しかいませんので、全ての、例えば、平成28年度、来年度の17件につきましては、私どものほうで見に行きまして、保育園、幼稚園の様子を確認した上で、あるいは独自のチェック表をつくった上で、一番学校にとっても保護者にとってもお子さんにとっても必要な順番に配置をするという計画でいます。
425 ◯主査(岩井雅夫君) 三瓶委員。
426 ◯委員(三瓶輝枝君) ありがとうございました。
今、必要なところから順番にと伺ったんですけれども、この5名が介助員さんとして行っているところは、本当に、今学校現場でも困っているお子さんで、まだ17名中5名ですから、あと12名ですかね、本当だったら12名目標にしていらっしゃるのか、その辺も伺いたいと思います。
427 ◯主査(岩井雅夫君) 養護教育センター所長。
428 ◯養護教育センター所長 ことし1年、お子さんの様子を見させていただきまして、介助員をつけることでお子様のほうも少しずつ成長している姿が見られるようになりましたので、想定していたときはずっとそばにいなくてはいけないのかなと思いましたが、場合によってはお子さんが自立できる可能性もあるということも想定して、今後、もちろんふやしたいというふうには思っておりますけれども、お子様から介助員を離して学校と一緒にやっていく場合もあり得るかなというふうに想定しております。
429 ◯主査(岩井雅夫君) 三瓶委員。
430 ◯委員(三瓶輝枝君) ありがとうございました。
学校現場で、このお子さんたちというのは、授業中もあるでしょうし、それから運動会、遠足とか、要するに学校に行く日は、学校関係の活動の日には全て介助員さんが恐らく必要だから要望書が出てくるんだろうと思うんですね。そういうところは、やはり先生方の負担というのが非常に大きいと、結局は一般の児童生徒さんにも非常に教育上影響が出てきてしまうんじゃないかなという思いがあるんですけれども、それに対する対策というのは、学校現場だけにお願いしてしまっているのかというのをお伺いしたいと思います。
431 ◯主査(岩井雅夫君) 養護教育センター所長。
432 ◯養護教育センター所長 介助員の身分的には非常勤でございますので、学校の教職員のように全てお任せするわけにはいきませんので、時間内でできる仕事をこちらと相談しながらやっていただくと。場合によっては、学校のお仕事を手伝っていただくこともありますけれども、基本的には対象となるお子さんと介助員との間でのお仕事を中心にやっていただくということで、学校のお仕事については、基本的には学校にお任せするということになります。
以上です。
433 ◯主査(岩井雅夫君) 三瓶委員。
434 ◯委員(三瓶輝枝君) 違うんです。それはわかりました。
私は、介助員さんがいない学校においては、一般の先生方が、授業中とか、さまざまな諸活動において、やはりそのお子さんに特別支援教育介助員さんがいないと、そのお子さんにどうしても補助だとか手助けをしなければいけなくなってくると、一般の児童生徒さんにも影響があるんじゃないですかということを伺っているんですが、その辺の考え方についてお伺いいたします。
435 ◯主査(岩井雅夫君) 養護教育センター所長。
436 ◯養護教育センター所長 今後、そこら辺につきましては、お子様の状況、あるいは成長ぐあいも見た上で、私どもの介助員の配置につきましても工夫して配置をするということも考えていかなくてはいけないというふうに考えております。
437 ◯主査(岩井雅夫君) 三瓶委員。
438 ◯委員(三瓶輝枝君) ありがとうございました。
この特別支援教育介助員さん、あるいは指導員さん、これちょっと名称は違うんですけれども、結局千葉市が一番最初にやり始めた事業だと思うんですね。これ、文部科学省も非常にこの評価を高くしているところでもあると思うんです。私もその認識はあるんですけれども、実際には、なかなか特別支援教育の介助員さんが、しっかりと派遣されていないといいましょうか、予算上も措置が、やはり足りないというふうに私は思っているわけですよ。それは、さっきも言ったように、学校現場が非常に困ってしまうからだということを私は考えておりますので、ここをやはり、たしか地方交付税の対象にもなっていたはずなんですね、これ。ちょっと名称が違うんですけれども、指導員さんにしろ、介助員さんにしろ、国が考えている地方交付税の対象になっていると思っているんですけれども、その辺の認識と、実際には何人まで交付税の対象となり得るのか、実際にこの交付税対象になっていると思いますので、その辺は本来は何人までつけられるのか、この辺のお考えを伺いたいと思います。
439 ◯主査(岩井雅夫君) 養護教育センター所長。
440 ◯養護教育センター所長 5名の特別支援教育介助員につきましては、国との絡みはないのかなというふうに思います。委員おっしゃるのは、特別支援教育指導員のほうということだと思いますけれども、今こちらのほうではそこを何人までということは把握しておりません。
441 ◯主査(岩井雅夫君) 三瓶委員。
442 ◯委員(三瓶輝枝君) 大分長くなってしまったので、私自身も堂々めぐりになってしまうのですけれども、今、指導員さんというのは千葉市特有の考え方であって、本来は国で示してきているのは、他市の状況なども含めて、介助員さんもあり、指導員さんもありで交付税の対象になっていると思います。ですから、介助員さんの配置も、やはり交付税対象になっているのかなと私は思っているので、やっぱり必要なところには予算がついてくるわけですよ。交付税対応になっているわけですから、やっぱりそこはちゃんと配置をしていただかないと、その予算はどこに回ってしまっているのかというふうに考えざるを得なくなってしまうわけですよ、私なんかは。
そういう意味からも、これ徐々にふやしてきていただいているのかなとも思うんですけれども、その数字の変化、去年よりも少しふえているわけですけれども、この辺は毎年どのぐらいふやしてきているのか、介助員さんのほうを伺いたいと思います。特に、学校現場では介助員さんが欲しいという声が、私としては聞いているものですから。もし違ったら失礼しますけれども。
443 ◯主査(岩井雅夫君) 養護教育センター所長。
444 ◯養護教育センター所長 介助員の事業につきましては、平成27年度からスタートしております。今年度からスタートして、5名でスタートしました。来年度は同じ人数でスタートします。そして、
メディカルサポーターという形で3名の看護師事業が来年度からスタートするという状況であります。なお、特別支援教育指導員につきましては、平成26年度から35名でスタートさせていただいているところであります。
以上です。
445 ◯主査(岩井雅夫君) 残り5分です。時間内でまとめてください。三瓶委員。
446 ◯委員(三瓶輝枝君) わかりました。ありがとうございました。
やはり学校現場の声、これはやっぱり十分に反映させていただきたいと思います。指導員さんのほうも配置してもらいたいという声は確かにあるんだろうと思います。先ほどからも、いろいろな委員からのお示しもありましたけれども、そういう意味からも、こういう特別支援が必要なお子さんに対する予算というのは、そのお子さんだけの予算じゃないということを改めて主張させていただきまして、平成28年度当初予算は、これでいたし方ないのかなと思いますが、もう少し現場の声をこういう予算に反映させていただくことを切にお願い申し上げまして、私の質問を終わりにさせていただきます。ありがとうございました。
447 ◯主査(岩井雅夫君) 阿部委員。
448 ◯委員(阿部 智君) 一問一答でお願いします。
先ほどからずっと出ておりますプールの件でお伺いします。
2人の委員の方からも御指摘があって、重複するところもございますので、質問をしないで意見だけ述べるところもありますが、それだけ私は重要な問題だと認識しております。
関係する3名の先生方が、自主的に強い申し出があったということでございますが、やはり労使間の力関係を考えますと、自由な意思によるものということを素直に受けとめることはなかなか難しいと私は思っています。労働者や使用者との関係において、労働者に対して損害賠償とか業務上の損失、損害を使用者が求めるというようなことは、私は、それは重大な過失とか、そういう場合を除いて、やはりするべきではないと私の考えでは思っております。
こういう中で、質問しようと思ったんですが、2人の委員の方からありました。今回が特例であるということを聞いて、私も安心しております。これが原因で現場が萎縮するようだとやっぱり困ると思っておりますので、これが前例になるようなことにならないようにしていただきたいと思います。
その中で、一つだけ質問させてください。
やはりこういう事件が起きたときは、二度とこういうものが出ないというような対策をすべきであるんですが、それをどのように考えていらっしゃるか、教えてください。
449 ◯主査(岩井雅夫君) 保健体育課長。
450 ◯保健体育課長 保健体育課でございます。
二度と起こさないための対策でございますが、2月にプール管理の中心となる体育主任を対象にいたしました研修会で、プール用給水栓の確実な閉栓について周知徹底を図ったところです。具体的に申しますと、水泳学習前にプール水の管理について校内研修を確実に行うこと。またプール管理日誌に新たに開栓、閉栓の日時、担当者を記載する欄を設けて、そこに逐一記入するということ。また3点目といたしまして、管理責任者はプール管理日誌と水量計を定期的に確認すること。長期休業前等はプール内の水の状況を必ず確認することと。こういうようなことの周知徹底を図りました。この内容を含めまして、平成28年度当初におきましても管理職研修会等で再度周知の徹底を図ってまいりたいというふうに考えております。
451 ◯主査(岩井雅夫君) 阿部委員。
452 ◯委員(阿部 智君) ありがとうございました。
御答弁いただきまして、私にはなかなか思いつかないような、さすが体育のプロの先生が考えられた対応だなと思って感心して聞きました。今後起こらないような再発防止策というのが、非常に重要だと思います。ということですけれども、やはりこういうものは、ミスとか過失というのは、もう想定して、こういうものは起こるということの前提で日ごろから対応していくこと、準備をしておくということが私は必要だと思っています。
そういう中で、我々医療界の中ではハインリッヒの法則といいまして、1対29対300。重大な事故、アクシデントが1。29がインシデント、軽微な事故ですね。イレギュラリティーというんですかね、300の異常。大きなアクシデントの中には、そういうものが潜んでいるということで、日ごろの異常とか、ちょっとした事故みたいなものをきちっと報告して積み重ねていって、重大なアクシデントに備えていくという体制が必要だと思いますので、今回のようなことがあって、間違いじゃないですけれども、こうあって隠していくと、これが一番問題になりますので、隠していかないような、今回隠しているわけじゃないですよ。もし何か起こると、こういうふうに自腹を切ってしまうようなことがあるということになると、間違いが隠れてしまうことを私は非常に不安に思っています。
こういうふうにならないように、きちっとした、間違いが積み重ねていって、情報収集し、そして分析して大きな事故にならないような体制にしていただきたいと思っております。何よりも現場の先生、もう学校は常に事故がつきものだと思っています。現場の先生が萎縮しないでできる職場環境にしていただきたいと、切に望んでおります。
次でございます。
次は、図書館(後に公民館と訂正)の指定管理者制度について現状をちょっと教えてください。
代表質疑でも一つ、共産党さんですかね、触れられたと思いますが、改めて私のほうからも一つ教えてください。特に、社会教育委員会議でしたかね、そちらでもこの図書館(後に公民館と訂正)の指定管理について議論されておると思うところですが、この議論の内容、どういうふうにされているか、教えてください。
453 ◯主査(岩井雅夫君) 生涯学習部長。
454 ◯生涯学習部長 御質問なんですけれども、公民館の指定管理者制度でよろしいでしょうか。
455 ◯主査(岩井雅夫君) 阿部委員。
456 ◯委員(阿部 智君) 失礼しました、公民館です。
457 ◯主査(岩井雅夫君) 生涯学習部長。
458 ◯生涯学習部長 公民館の指定管理者制度の導入に関連しまして、平成24年から3年間かけまして、社会教育委員会議で6回の議論を行っております。
459 ◯主査(岩井雅夫君) 阿部委員。
460 ◯委員(阿部 智君) この6回の議論の内容は、非公開なんでしょうか。どういう議論が今行われて、指定管理に向けて積極的にかじを切っていこうというような方向性なのか、細かいことは結構ですので、大まかな方向性がどういう中で議論されているか、差し支えない範囲、今公表できる範囲で教えてください。
461 ◯主査(岩井雅夫君) 生涯学習部長。
462 ◯生涯学習部長 社会教育委員会議の委員の皆さんのほうから、公民館にも魅力的な講座の充実をお願いしたいという声もございました。また、ボランティアの育成を含めた、そういうものに公民館を活用してほしいということもございました。また、あわせて、そういうものを基本的に公民館活動の中で対応していくためには、指定管理者制度の導入も一つの方法であるという話も、その中の議論としてあったということでございます。
以上でございます。
463 ◯主査(岩井雅夫君) 阿部委員。
464 ◯委員(阿部 智君) ありがとうございます。
公民館の指定管理者制度につきましては、やはりさまざまな御意見があるようです。私も地域の公民館で指定管理を前提にしていこうかというような会議に何度か参加したことがありまして、最初、私も議員になりたてでよくわからないまま、こういう指定管理がいいのかなと思う中でいろいろ話していたんですが、指定管理に向く公民館の事業とか、向き、不向きとかもあるようでございますので、いろいろな委員の方の意見、そして市民の方の意見も踏まえて、ここはやっぱり慎重に議論していただきたいかなと思いますので、意見を言わせていただきます。ありがとうございます。
それでは、次にいきます。
次は、
放課後子ども教室推進、あらましですと109ページ、概要ですと58ページになります。
これも複数の委員の方から質問がございましたが、この中で魅力的なプログラムが提供されるということですが、どのようなものを具体的に考えていらっしゃるか、教えてください。
465 ◯主査(岩井雅夫君) 生涯
学習振興課長。
466 ◯生涯
学習振興課長 生涯学習振興課でございます。
本年度のその前に、前段階ということで、例えば、今千葉大学のほうで国際科の教授とか、そういった先生とお話しさせていただいて、例えば、インドネシアの留学生なんかを
放課後子ども教室に招いて、生に肌で外国人と接するような、それで海外に対する、海外というか異文化に対する興味を持たせたりとか、あとはフリーマーケットを自分たちで企画して、実際に出店してみるということで、起業とかそういった面も考えるとか、あとは例えば、企業のほうで電気の関係ですとか、そういった企業の方々とお話しさせていただいて、まだこれはやってはいないんですけれども、具体的に社会に出たときにどういう仕事があるのかということで、子供のときから職業というものはこういういろいろな職業があるということで、企業を利用してそういったものを見せて、インパクトのある、子供たちが例えば、そういう職業についてみようとか、そのためにどういう勉強をしようかとか、そういったきっかけになるようなものにしていきたいと考えているところでございます。
467 ◯主査(岩井雅夫君) 阿部委員。
468 ◯委員(阿部 智君) ありがとうございます。
内容は、魅力的ですね。御答弁いただいた中で内容を伺っても非常におもしろそうで、私、娘いますけれども、ぜひそういう教室に入れたいなと、正直本当にそう思いますね。私、余りお世辞言わないので、はい。思うような内容です。
これ、どれぐらいの頻度というか、一年に一回だとか、月に一回だとか、毎週やっている、毎日やっているとか、どういうふうに想定されているか、教えてください。
469 ◯主査(岩井雅夫君) 生涯
学習振興課長。
470 ◯生涯
学習振興課長 生涯学習振興課です。
例えば、今現在、現状で申しますと、年間大体、今、21日ぐらい行われているという形です。それは、木曜日が午前中で授業が終わるという形になるところで、低学年とかそうなんですけれども、例えば、3時から4時半ぐらいの時間を使った
放課後子ども教室というふうにやっていますが、それは今の現状だと遊びであったりとか、勉強を地域の方に見てもらったりとか、いろいろな形をやっていますけれども、それが大体21日ぐらいやっております。
今考えているのは、モデルで10校を今想定しておりまして、それについては大体平均でそこが行われているのが、大体14日ぐらいの年間で活動日数になっております。それを20日ふやして、大体35日ぐらいになるような形で、今検討しているところでございます。まだ、モデルを20日ふやすという形で、それを検証を踏まえて、全体的に広げていきたいというふうに考えているところでございます。
471 ◯主査(岩井雅夫君) 阿部委員。
472 ◯委員(阿部 智君) ありがとうございます。非常に興味あります。
ここに出している民間企業、大学、NPOというところで、いろいろな経験とかを提供してくださると思うんですが、この選定はどういうふうになっているのか、教えてください。
473 ◯主査(岩井雅夫君) 生涯
学習振興課長。
474 ◯生涯
学習振興課長 生涯学習振興課でございます。
ただいま、例えば、千葉大学ですとか、ほかのいろいろ千葉市と連携を組んでいる大学等とお話し合いさせていただいたり、企業のほうも例えば、いろいろなところとお話しさせていただいていて、基準というか、千葉市にある、例えば、連携を組んでいるところですとか、千葉市においても実績を感じられるようなところとお話し合いをさせていただいているところでございます。そこと
総合コーディネーターというのを置いて、地域と結びつけるような形で行っていくという形でございます。
475 ◯主査(岩井雅夫君) 阿部委員。
476 ◯委員(阿部 智君) ありがとうございます。
恐らく、わかりませんが、民間の企業さんとかNPOとか、大学はもう市内の大学ほとんどと連携をしていますからいいのかなと思うんですが、民間の企業さんとかNPOとかになると、こういうのに私たちがやっていることを生かしたいわというところもあると思いますので、ぜひそういうところとも連携をとれるように発掘というか、してほしいなと思います。
それが、恐らく今度設置される
総合コーディネーターの方の役目になると思いますので、この方の御活躍、ますます期待していますし、学校の経験ばかりじゃなくて、そのほかの社交というか、外への影響、民間だとか大学だとかNPOとかにもいろいろなネットワークを持っている方がふさわしいかなと個人的には思いました。この取り組み、大変興味深く思っていますので、ぜひ今後どういうふうになられるかとか、教えていただきたいと思っています。非常に楽しみな企画です。
次でございます。
次、図書館のICT化推進、あらましですと111ページ、概要ですと59ページということで、これは、もうただ単にシステムを新しくするということの予算づけということの理解でよろしいでしょうか。利用しやすいシステム云々とこう書いていますが、このあたりどういう位置づけなのか、教えてください。
477 ◯主査(岩井雅夫君) 中央図書館長。
478 ◯中央図書館長 中央図書館でございます。
委員のおっしゃられるとおり、基本的には5年の端末リースの契約終了に伴ったものなんですが、今年度予算を差し上げていますが、前回までが設計委託で、システムの内容に関して今やっておりまして、今回の予算計上につきましては、事業者がかわった場合にデータの移行費用が基本的には中心になっておりまして、今あるデータを、新しい事業者がもしかわった場合には、そのデータを取り込むための費用が中心というふうになっております。
以上です。
479 ◯主査(岩井雅夫君) 阿部委員。
480 ◯委員(阿部 智君) ありがとうございます。
昨年度比で3.8倍ぐらいになっていますが、その移行の作業というのが結構かさむという理解ですか。
481 ◯主査(岩井雅夫君) 中央図書館長。
482 ◯中央図書館長 中央図書館です。
委員のおっしゃるとおりでございます。
483 ◯主査(岩井雅夫君) 阿部委員。
484 ◯委員(阿部 智君) ありがとうございます。わかりました。システムの更新ということでわかりましたので、またわからないことがありましたら、よろしくお願いします。
これに、ICTつながりでもう1問お願いいたします。
ICT活用自治体応援ということで、これはあらましの107ページにあるんですかね。国費で全部対応ということのようですが、これ、きのうか、おとといか、金、土、日、いつの新聞だったか忘れましたけれども、ICT導入するのはいいんだが、それを教える先生が、随分クラシックな頭の中になっていて対応がどうなのかというような記事を見たような気がしたんですが、これにつきまして本市ではどのようになっているか、教えてください。
485 ◯主査(岩井雅夫君) 教育センター所長。
486 ◯教育センター所長 教育センターでございます。
教職員のこういったICTの研修でございますけれども、主にCabinetの取り扱い責任者という講習がございまして、そちらのほうでやっているものと、さらに本年度、教育センターのほうに40台タブレットが導入されましたので、そちらのほうを用いまして、初任者からベテランまでタブレットについて学ぶという機会を設けております。
以上でございます。
487 ◯主査(岩井雅夫君) 阿部委員。
488 ◯委員(阿部 智君) ありがとうございます。
実は、議会でもペーパーレスにしてタブレットを導入しようかみたいな議論があったり、出ては消え、消えては出てくるような感じなんですけれども、使いこなせる方はできるんですが、なかなか難しかったりとかもするわけですね。ましてや、これを教えていくということになると非常に大変なのかなと思いますが、今後こういうものも教育の中で必要になってくる、それがいわゆる教員のファカルティーディベロップメントにつながっているんだと思いますので、ぜひここも、児童生徒に教えることも重要ですけれども、教職員のほうも対応できるように頑張っていただきたいかなと思います。
では、次です。
次は、キャリア教育です。あらましで104ページ、概要で56ページになります。
これも大変興味深い内容かなと私は思っているんですが、まず、この目的ですよね、
キャリア教育をするに当たって、どういう目的でこれを導入されているのか、教えてください。
489 ◯主査(岩井雅夫君)
教育総務部参事。
490
◯教育総務部参事(
企画課長事務取扱) 企画課でございます。
キャリア教育推進でございますが、これまでもキャリア教育ということで、小中高、千葉市としては取り組んできたわけでございますが、今回、総合教育会議、午前中の質問にも出ましたが、市長部局と教育委員会が連携して取り組むことの一つとして、キャリア教育の推進ということで議論が進められてまいりました。
その中で、やはり学校内にとどまるキャリア教育ではなくて、その先、子供たちが職業についていくわけですので、そちらの出口側から見たキャリア教育というのを再構築する必要があるということで、このたび、まず一つとしては産学が連携した会議の設置とございますが、今まで学校現場だけのもので情報共有をしていた
キャリア教育というのを、例えば、商工会議所の人ですとか、大学の先生方、またいろんな業界の方に入っていただいて、学校との連携をさらに強めていただくような施策を展開していきたいというふうに今回考えております。
491 ◯主査(岩井雅夫君) 阿部委員。
492 ◯委員(阿部 智君) ありがとうございます。
この説明を見ると、地域経済、産業にとか、それを支えるような人材の育成をやっていきたいということで、非常にいいなと思って見ています。これ、出口のところなんですが、地域産業、経済を支える人材として、例えば、千葉なんで首都圏に近いからあれなんですが、大学に進学するような方を対象にすると、そのまま東京に行って、そこからさらにどこか外国に行ってになるのか、それとも商業系とか工業系とかに行かれて、千葉にとどまっておられるような方を対象というか、考えているのか、そのあたりどう考えていらっしゃるのか、教えてください。
493 ◯主査(岩井雅夫君)
教育総務部参事。
494
◯教育総務部参事(
企画課長事務取扱) まさにそのあたりを議論したいと思っているのが、その会議でございまして、ただ一方で、小中高とまだ進路を決めるには早い年代というものももちろんありまして、その年代に応じたキャリア教育というのが必要だと考えていますが、一方で、総合教育会議などで議論になったのは、例えば、ハローワークなどで見たら、その職業、求人とのミスマッチが起こっている中で、子供たちが余りにもいろんな職業の情報を知っていないと。ただ単に事務職とか、自分の両親だとか、学校の先生とか、身近な人の職業しか知る機会がないというところで、もう少し幅広い職業観ですとか、実態を知る機会があったほうがいいんではないかという議論が出ておりまして、どういう子供たちを育てたい、どういう職業に導きたいかという具体的な話も含めて、どういうことが
キャリア教育で必要かということをまさにこの、いろんな人が集まってもらった会議で議論していきたいと考えております。
495 ◯主査(岩井雅夫君) 阿部委員。
496 ◯委員(阿部 智君) ありがとうございます。
ちょっとまだわからないかもしれませんけれども、これ座学でとどまる、わからなければこれいいです。座学でとどまるのか、それとも何かこう連携してくださるところに職業の体験とか見学だとか、そんなところはあると思うんですけれども、その辺どう考えていらっしゃるか、教えてください。
497 ◯主査(岩井雅夫君)
教育総務部参事。
498
◯教育総務部参事(
企画課長事務取扱) 今でも中学校2年生職業体験ということで、中学校2年生がいろんな、例えば、学校の近くの商店街ですとか、病院だとかで職場体験をさせてもらうという事業があるんですが、ただ、そちらも一方では、授業先の確保に学校現場が困っていたりとか、また一定の職業に固まっていたりとか、そういう課題もございますので、こちらでは座学じゃなくて、そういう子供たちが体験的に学べるような機会を、いろんな業界の人たちの協力も得て、学校だけでは無理な部分も多うございますので、そういった協力を求めるような、協力体制を構築できるような会議に後々はしていきたいと思っております。
499 ◯主査(岩井雅夫君) 阿部委員。
500 ◯委員(阿部 智君) ありがとうございます。
先ほどの
放課後子ども教室の推進の中のコンテンツとかにも非常にかかわってくるところなんじゃないかなと思って聞かせていただきました。本当に今回予算を設置したこの会議、これだけ見るとよくわからなくて、こんな会議設置してどうするのというような感じだったんですが、御説明を伺ってその重要性がよくわかりましたので、ぜひいい千葉市の一つの特色になる教育になってもらえたらなと思いますので、大変期待しております。ありがとうございます。
次に、何人か質問が出ておりましたが、稲毛高校のSGH、
グローバルハイスクール化の推進について教えてください。あらましでいくと104ページ、概要だと55ページです。
先ほどの御答弁を伺っている中で、海外都市で何かこう研修じゃないんですけれども、いうようなことも考えていらっしゃるということで、これは非常に魅力あるなと思うのですが、そのためには結構乗り越えなければいけないハードルも高いと。その協力体制というか、稲毛高の生徒をよろしくお願いしますみたいな、そのあたりはどういうふうになっているか、教えてください。
501 ◯主査(岩井雅夫君)
教育総務部参事。
502
◯教育総務部参事(
企画課長事務取扱) SGHにつきましては、その推進体制として外部の委員を含めた推進委員会というのを設置することというのが、国の指定を受けるために要件として決まっておりまして、その推進委員会には千葉大学の国際教養学部の先生ですとか、また先ほど申しましたイオンの方ですとか、いろんな企業の方に入っていただいて、外部の方にも入っていただいて、この稲毛高校のSGHを推進していくという形にしております。
また、海外都市との連携につきましても、そういう大学のこれまでの窓口を活用させていただいたり、また稲毛高校も国際教養科で培ってきている海外とのパイプですとか、また千葉市としてはヒューストン市と独自のつながりもございますので、そういうのを生かしながら、子供たちが実り多い海外研修ができるように努めてまいりたいと思っております。
503 ◯主査(岩井雅夫君) 阿部委員。
504 ◯委員(阿部 智君) ありがとうございます。
ぜひこういう、本当に課外学習じゃないですけれども、現場とかそういうところで学ぶことは、特にこういう特色のあるところでは必要になってくると思いますので、大変だと思いますが、そのためにはやっぱり国際交流課とか、あと外郭団体があったりしますので、十分捉えていらっしゃると思いますが、ぜひ協力の中で進めていただきたいかなと思います。
また、ちょっと先ほど御説明いただきましたが、大学だと千葉大学、企業だとイオンさんということですが、これも大学はほぼ限られてくると思うのですが、企業さんとかでもぜひ稲毛高校さんのこのカリキュラムに参加させてほしいだとか、そういうところの手挙げとか、そういうのは、手挙げはなかなか難しいかもしれないけれども、何か考えていらっしゃったら教えてください。
505 ◯主査(岩井雅夫君)
教育総務部参事。
506
◯教育総務部参事(
企画課長事務取扱) 企業としては、その委員に今、まだ内諾という形ではございますが、IBMさんとかも入っていただいているような状況でございます。大企業は、今のところその二つぐらいですが、またいろんな場面で子供たちがそれこそ地域課題を見つけるといった中で、いろんな連携ができるというか、連携が必要な、連携というか、協力をお願いするような場面があると思いますので、そちらは教育委員会としても積極的に窓口として開拓していきたいと考えております。
507 ◯主査(岩井雅夫君) 阿部委員。
508 ◯委員(阿部 智君) ありがとうございます。
これ、何か地域課題解決だとか社会参画とか、そういうのをやっていらっしゃるんですね。これは御答弁結構ですのであれですけれども、例えば、千葉は農業とか、近郊型ですけれども随分盛んで、それを何かイチゴ狩り農園を外国の方に向けて、ずっと内向きだった農業を、今度は外に向けてインバウンドとか、さらには物を外国に出していくという、これなんてまさに、そのためにはどうしたらいいかというのを一緒に考える上では、千葉の資産、農業とかいう資産、そして教育、そしてグローバル化ということ、随分結びつけるにはいい題材じゃないかなと思ったんですね。
ほかにもいっぱいアイデアあると思います。最初は大きな企業さんから入っていくのがいいのだと思うのですけれども、そういう地域とか、社会参画とかいうことも、グローバルといったらそういうところから抜けるのかなと思ったら、それを軸にしてグローバルをやっていくという考え方、非常に私、好きですし、今後必要になってくると思います。こういう教育を受けていると、本当に真に使える、国際舞台で活躍できる人材を育成できると思っていますので、ぜひやっていただきたいかなと思います。
あと、この分野で、最後一つだけ聞かせてください。
どちらかというと、こう外に行くというか、ものが見えてくるんですけれども、それでも受験勉強とか、受験対策もしていかなければいけない中で、この割合をどう考え、どうカリキュラムとしてやっていくのか、今の範囲で御存じでしたら教えてください。
509 ◯主査(岩井雅夫君)
教育総務部参事。
510
◯教育総務部参事(
企画課長事務取扱) 範囲としましては、まず、
グローバルハイスクール、来年の1年生につきましては、国際教養科、普通科、稲毛高校には2つの学科がございますが、両学科とも総合的な学習の時間という時間を使いまして、こういう地域課題だとか海外に目を向けるような取り組みの基礎的な部分を授業の中で取り入れたいと思います。
2年生、3年生は、SGHコースというのを設けまして、大体1クラス分40人程度を希望をとりまして、そこから希望された生徒に対して海外研修だとか、いろんな課題研究だとかということを取り組むことを今計画しております。
受験との両立ということでございますが、まさに今、国のほうでは高大接続改革と申して、センター試験や2次試験だけで評価するのではなく、高校のときに取り組んできた、こういった活動を評価して大学入試を行うということも進んできているところでございますし、まさにこのSGHと受験が両立しないということではなく、特に千葉大学の国際教養科さんなんかは、そういった考えをまさに最初から、ことし新設された学部ですが、持って取り組まれているようなところもございますので、まさにSGHを通じて高校生が3年間で身につけた力が、そのまま大学での学びにつながるような、そういった連携ができると一番理想的かなとは思っていますが、とはいっても、受験勉強をしなければいけない時期というのは、2年生、3年生とかはありますので、そのところについては、生徒や保護者の意見も聞きながらこの事業を進めてまいりたいと思っております。
511 ◯主査(岩井雅夫君) 阿部委員。
512 ◯委員(阿部 智君) ありがとうございました。
先日PTAの集まりがあって、PTAのお母さんと話をする機会がありまして、そのお母さんの長女さんは、日本の高校を出て、今カナダのトロント大学に行っているそうですね。まさに今、この稲毛高校でやろうとしているような経験が、受験に求められているようですね。ちょっとここら辺は細かくなるのでうまく言えないですけれども、読み書きそろばんとか、そういうところよりも、自分は今何をしたい、何をしてきたのか、どういうものをやっていこうと思っているのかというのをきちっと自分で自己表現してというのを外国のほうでは試されるようですね。一つの成果として、海外大学の進学というのも一つの柱にしているようですので、非常に楽しみに見ております。ありがとうございます。
最後です。最後の項目でございます。
埋蔵文化財調査についてでございます。
まず、予算が7,200万円ぐらいから6,100万円ぐらいに下がっていますが、これ、少なくなった理由を教えてください。
513 ◯主査(岩井雅夫君) 文化財課長。
514 ◯文化財課長 主な減額の理由でございますけれども、平成27年度、28年度と比較しまして、発掘調査が今、平和公園のところの木戸作遺跡というところの発掘調査をやってございますが、こちらの予算が500万円ほど減になってございます。それから、平成27年度に埋蔵文化財調査センターの屋上の防水工事の設計を行っておりまして、これが180万円ほどございますが、工事が今年度から建築部に移行するということで、これが減額の主な要素でございます。
以上です。
515 ◯主査(岩井雅夫君) 阿部委員。
516 ◯委員(阿部 智君) ということは、これ文化財調査そのものが、事業が少なくなったということではないんですね。
517 ◯主査(岩井雅夫君) 文化財課長。
518 ◯文化財課長 はい、そうでございます。
519 ◯主査(岩井雅夫君) 阿部委員。
520 ◯委員(阿部 智君) 先ほども宇留間委員から御指摘ありましたが、文化財調査って極めて地味なものだと思いますが、これこそ教育委員会がしないでどこがするんだということでございますので、だんだん緊縮とかになってくるとこういうものが削られていくと認識しております。そういうことではなくて、まさに地元のもの、これから千葉のアイデンティティーを高めていくという中で、いろいろな要素が入ってきますので、こういうものはしっかり、潤沢な財源じゃありませんが、余り手をつけないように、減らさないようにしてほしいなと思います。
そういう中で、あと一、二問で終わります。先ほど、造成とかでやってくると、文化財が出ると、やばい、隠しちゃえとかとなるような、本当かうそか、私もよく聞いておりますが、それだと本当に貴重なものがなくなってしまうということで、造成したりとか何だかんだいうのは、恐らく所管が別だと思うのですが、その所管との連携ですね。隠される前に見つけちゃうというんですかね、しっかり御協力いただくということが必要だと思うんですが、そのあたりの連携はどうなっているか、最後に教えてください。
521 ◯主査(岩井雅夫君) 文化財課長。
522 ◯文化財課長 まず、開発行為が行われる場合は、宅地課等への手続が行われるわけですけれども、宅地課のほうから包蔵地の確認は確実にするようにということで、文化財課のほうに連絡が来るようになってございます。
523 ◯主査(岩井雅夫君) 阿部委員。
524 ◯委員(阿部 智君) わかりました。ありがとうございます。
私は、文化財とか、この前、中央図書館で開催されたイベントに娘と一緒に参加させてもらいましたが、ますますその重要性を感じたところでございますので、ぜひこちらの重要性もこのまま引き継いでいただきたいと思います。
以上でございます。
525 ◯主査(岩井雅夫君) 続きまして、伊藤副主査。
526 ◯副主査(伊藤康平君) 済みません、私で最後になります。
各委員のほうからさまざま御意見がございましたので、私のほうから何点かちょっとお伺いさせていただきます。一問一答でお願いいたします。
最初に、ほかの委員からお話もなかった、あらましで109ページの科学教育の推進ということで、名古屋市なんかの科学館というのは、物すごくすばらしい建物と、御存じの方は、一度行ったらもう一度行きたいというような立派な科学館でもあるんですが、来年度予算を見ますと、若干減額をされているということで、こういった科学教育の推進ということで位置づけられているんですが、予算の関係と、また来年度以降の具体的な取り組みをお示しいただければと思います。
527 ◯主査(岩井雅夫君) 生涯学習振興課科学都市戦略担当課長。
528 ◯生涯学習振興課科学都市戦略担当課長 科学都市戦略担当です。
まず、今の減額に関する御質問ですけれども、減額の部分ですけれども、基本的に言えば、今回の減額分につきましては、券売機を今年度、開館以来かえていない状態だったわけですけれども、ふぐあい等も生じておりましたのでリニューアルいたしました。その分の費用の部分が減額になっているというふうに捉えていただければオーケーだと思います。したがって、科学館の管理運営にかかわる費用等については、ほぼ昨年度までと同額というふうに御理解いただければと思います。
それから、今後のことにつきましてですけれども、科学館をいろいろな市民ニーズに即した形で企画展を行ったり、またはプラネタリウムの有効活用ということで、いろいろな、単なる星空を映すだけでなくて、さまざまなアートというんですかね、コラボレーション等を検討している次第でございます。
以上です。
529 ◯主査(岩井雅夫君) 伊藤副主査。
530 ◯副主査(伊藤康平君) ありがとうございます。
今、いみじくもプラネタリウムのお話がございましたが、先ほどの名古屋市のプラネタリウム、世界で数少ない非常に貴重な機械が入っているということなんですけれども、非常に感心したのは、やっぱりそこで働かれている学芸員の皆さんが、やはり自分たちの知識をそこに集まったお子さんたちにしっかりと伝えていこう、要は機械がしゃべっているんじゃなくて、その学芸員の方の言葉で伝えていると。それが、人がかわれば当然同じ内容を伝えても、見ていく着眼点というのがそれぞれ異なってくるので、同じ内容を見ても2度おいしいというような、そういったような取り組みをされているそうです。
本市のプラネタリウム等で、今後そういった個性的なというか、市独自的なと、同じ内容でもいろんな個性的な取り組みをしていく必要があるかとは思うのですが、そのことについてどのようにお考えなのか、お聞かせいただければと思います。
531 ◯主査(岩井雅夫君) 生涯学習振興課科学都市戦略担当課長。
532 ◯生涯学習振興課科学都市戦略担当課長 そうしたプラネタリウムの投影に関しましても、プラネタリウムを担当している職員のほうもさまざまな形で研修の場というものを大事にするように、私たちのほうからも働きかけている次第でございます。
それから、いろいろな企画等につきましても、全国的な視野でいろいろな企画の実例をもとにして、千葉市の科学館にふさわしい形のものを展開するようになってきているんではないかと思っております。
533 ◯主査(岩井雅夫君) 伊藤副主査。
534 ◯副主査(伊藤康平君) ありがとうございます。
たくさん申し上げたいことというか、お願いしたいこともあるんですけれども、当然、限られた予算の中で運営していくわけですから、すばらしいところと比べてしまうと、それはそこにそれだけの投資をしていくだけのことができるのかという部分が問われてくるので、なかなか一概には言えない部分はあるのかもしれませんが、とにかく本市の科学館というものが、本当にお子様も、そして大人も、行くともう一度足を運んでいってみたいなと思われる、今もそうかもしれませんけれども、さらにそうやって思っていただけるような、来年度以降の取り組みにしていただければというふうに思います。
続いて、公民館の件について何点かお聞かせいただきたいと思います。
犢橋公民館の改築が計上されております。そしてまた公民館については、管理運営費用ということで、これも同じく計上されているわけですが、だんだん公民館自体の老朽化、施設自体が古くなってきているということと、あとはそこを利用する皆さんも同じく高齢化に伴い、若いころ使っていたような公民館利用では、非常に利用が難しくなっているというようなお話を伺います。
例えば、要は階段の上り下りがつらいことによって、美浜区の公民館を見ますと、大体大きいフロアというのは2階にあるんですよね。その2階の階段を上っていって、公民館を利用して皆さんといろいろな集いをしていかなければいけない、だんだんそういったことが厳しくなってきたことによって、エレベーターの設置をという声が上げられております。これまでもさまざまな委員の皆さん、いろんな方からエレベーターの設置の要望もあったんではないかなというふうに思いますが、財政的に新たにエレベーターを設置していくことの難しさなども、皆さんのほうからも御回答いただいております。
以前もお伝えさせていただいたかとは思うんですが、エレベーターの設置がなかなか難しいところに対して、例えば、これまで使ってきた目的をチェンジする。例えば、1階に図書室があって2階に集まる部屋があるのであれば、そのスペース、2階に本を上げて、1階に人が集まるようにするとか、そして1階に事務室があって、2階にまた同じように広場があるんだったら、その2階に上げて、1階に人を集めるようにするとか、そういった目的を、部屋の配置を変えていくということも必要なんじゃないかなと思います。
当然、全ての公民館が対象になるわけではないかもしれませんけれども、そういった高齢者の皆さんが使われている公民館の利用をまた促進していくためには、そういったことも考えていく必要があるかと思います。今お話しさせていただいたことについて、御意見をお聞かせいただければと思います。
535 ◯主査(岩井雅夫君) 生涯
学習振興課長。
536 ◯生涯
学習振興課長 館によってさまざまではあると思いますが、まず、1階に事務室を置いてある理由の一つとしては、セキュリティーというか、そういったものもあると思います。結構、館によって積極的に利用者の方に声をかけているというふうに、一応そういう心がけをしているつもりでございます。
あとは、実際に部屋を動かすというふうになりますと、かなりの費用がかかることが予想されますので、それも踏まえて利用状況等、図書室を例えば、上に上げるとか、そういったのもあるかとは思うんですけれども、ただ、図書室についても高齢者の方も使っていたりする場合もございますので、その辺を踏まえて見ていく必要があるのかなというふうには考えております。
537 ◯主査(岩井雅夫君) 伊藤副主査。
538 ◯副主査(伊藤康平君) それは、今おっしゃられることもわかるんですけれども、いずれにしても、これだけ多くの皆さんが、エレベーターを設置してもらいたいという声は上がっているのは事実だと思うんです。それに伴って建物の老朽化によって、要は建物自体をこうやって犢橋公民館のように改築できればいいですけれども、全ての公民館を対象として行っていけないわけですよね。
ですから、できないことを全て挙げていくのではなくて、今ある既存の施設をどう生かして、どういうふうに活用すれば、そこに住んでいる地域の皆さんが、さらに公民館を利用していただける環境を整えていくことができるんだということも、これはしっかりと考えていかなければいけないんじゃないかなというふうに思います。これは、否定するのは簡単ですけれども、それを新たなものに置きかえていくということもこれから重要な課題だというふうに私は思いますので、ここのことも計画を立ててやっていただきたいなというふうに思うんですが、最後に、しっかりと取り組んでいただくために計画をつくって進めていただきたいなと思うんですが、いかがでしょうか。
539 ◯主査(岩井雅夫君) 生涯学習部長。
540 ◯生涯学習部長 公民館へのエレベーターの設置に関してでございますが、委員おっしゃるとおりに、高齢者の方たちの利用ということで、公民館にエレベーター設置という声があることは承知しているところでございます。予算の関係含めて、なかなか難しい事情もあります。そして、公民館自体の敷地の形状だとか、部屋の状況だとかということによってもなかなか難しいというところがありますが、委員さん御指摘のように、諸室の変更等を含めて、今、逆に言うと、何ができて、何ができないかについては、それぞれの公民館の事情もあろうかと思いますので、そういうものを利用者の意見を聞きながら、我々も地域のほうを回りまして、何ができるかということをきちっと研究しながら、基本的には公民館が大規模改修するときにエレベーターの設置も検討していくという基本的な考えはありますけれども、それだけではなくて、今できることが何かあるのかということも含めて、地域のほうに足を運んで、対応してまいりたいというふうに考えております。
以上です。
541 ◯主査(岩井雅夫君) 伊藤副主査。
542 ◯副主査(伊藤康平君) ぜひよろしくお願いいたします。
続いて、ICTを活用した自治体応援についてということで、ICTを活用した学校教育について、これまで会派としましても代表質疑や、そして一般質問等でも取り上げさせていただきながら、取り組みについてさまざま御提案をさせていただいたかとは思います。
その中、御承知のとおり、現在、新宿小学校の分室でタブレット端末が40台ですかね、配置されて、取り組みが進められているわけでございますけれども、子供たちの学習意欲の高まりとか、学習内容の定着が図られたというような御回答をいただいてはいるんですけれども、一方で、こういった取り組みがなされていない、先進的な授業を行うことができているところと、そうではないところの教育格差と言えば大きな表現になるかもしれませんが、そういった格差が生まれてくるのではないかということが懸念されるわけですけれども、現状の取り組みについてお聞かせいただければと思います。
543 ◯主査(岩井雅夫君) 教育センター所長。
544 ◯教育センター所長 教育センターでございます。
今御指摘のように、新宿小学校に40台導入しているタブレット、そして、先ほど申しましたけれども、教育センターのほうに40台導入したタブレットを使いまして、研究協力員等の学校において、主体的、協働的な学習について研究を進めているところでございます。
今御指摘の、教育間格差というようなお話でございますけれども、タブレットという特性はございますけれども、本市ではICT教育を全体として進めておりますし、また次期のICT環境の中では、可動型の端末を導入するような形で、そちらのほうについて、今、関係各課と協議を進めているところでございます。
545 ◯主査(岩井雅夫君) 伊藤副主査。
546 ◯副主査(伊藤康平君) 新年度予算では、国の補助金として342万円のみが計上になっているんですけれども、今若干お話がありました、いろいろ検討していって、そして可動式のものを導入するなど、そういったお考えがあるようなんですけれども、実質的にこの342万円という国のお金だけがついていて、市として何かそれ以外にこういったことを進めていくんだというような取り組みが、予算計上だけを見ると、しっかりとした取り組みが示されていないのではないかなというふうに思うんですね。そうではないというようなお考えもあるかと思いますので、今回その国からの補助金のみの事業となっているのはなぜなのか、端的にお聞かせいただければと思います。
547 ◯主査(岩井雅夫君) 教育センター所長。
548 ◯教育センター所長 教育センターでございます。
次年度のICTを活用した教育推進自治体応援事業につきましては、平成27年度から文部科学省の事業に応募しているものでございまして、28年度も継続して研究を進めていく予定でございます。この中で、先ほど申しました、昨年度整備しました新宿小学校のタブレット、あるいは本年度整備しております教育センターに整備したタブレット端末に新たなソフトウエア等を導入しまして、事業実践を進めてまいりたいと考えております。
そして、平成28年度については、ICTの中でも特にそういう移動型端末についてよりよく研究するということで、問題解決力をつける学習のあり方等について研究を進めていく中で、次期の機器等についての検討を十分進めてまいりたいというふうに考えております。
以上でございます。
549 ◯主査(岩井雅夫君) 伊藤副主査。
550 ◯副主査(伊藤康平君) わかりましたというか、平成28年度まで引き続いているので、今やっている取り組みを新年度までしっかりやって、具体的な取り組みは、その次年度以降だというようなお話なんですかね。そうですか、わかりました。
では、ちょっと視点を変えて、今後のICTを活用していく中でお聞かせいただきたいなと思うんですけれども、我々の会派の代表質疑の中での答弁で、大きくは三つの課題が挙げられていたんですね。
一つに、タブレット端末を活用するための教職員研修を推進することでありますというふうに言われています。今は、そういった検証していく上での取り組みなんですけれども、今後、こういったICTを活用した事業を進めていくために、一つの課題として教職員研修というものが挙げられておりますけれども、今時点で具体的な取り組みを、なかなか示せというのは難しい部分はあるのかもしれませんが、こういったICTも日進月歩でどんどん変わっていくわけですから、しっかりとしたこの辺の取り組みも重要かと思います。今現在お考えになられている、この教職員を対象とした取り組みについてお聞かせいただければと思います。
551 ◯主査(岩井雅夫君) 教育センター所長。
552 ◯教育センター所長 日進月歩で進んでいくこのICTということでございますけれども、先ほど申しましたけれども、教育センターに導入したタブレット等を活用して、例えば、学校からの依頼に応じて指導主事が直接訪問して出前講座を行う、あるいは夜間の講座等で積極的にそういったICT活用能力を高めていくという、そういったようなことを進めていく中で、平成27年1月末現在の中では、そういう訪問も延べ55校から依頼がございまして、こういった活動もICT活用能力を高めるために、そして新たなICT機器の活用を図るために、続けてまいりたいと考えております。
553 ◯主査(岩井雅夫君) 伊藤副主査。
554 ◯副主査(伊藤康平君) ありがとうございます。
そのほか二つあって、さっき言った家庭でのオンライン学習とか、特別支援教育での活用とか、あとまた、タブレット端末が接続するネットワークの回線速度向上に向けて環境整備を検証することなどが挙げられているわけでございますけれども、いずれにしても、今、これまでお話しいただいている部分で大きな答弁の変化はないので、これ以上お話ししてもあれなのかなと思いますが、最後に、やっぱりこのICTの活用に向けた、ICT化に向けた環境整備の充実というものは、今後ますます重要になってくるかと思いますし、そして、今現在も新宿小学校の分校で40台使われているわけですが、それ以外の皆さんというのは、こういった取り組みが今現在どういった効果があらわれているのかも知らないで1年、1年過ぎ去っていくわけですよね。ということは、やはりこの検証されたものが、しっかりと次につながって、そして具体的に千葉市で学校に通う子供たちにしっかりとこのICTの利用が進んでいくような体制づくりを早期に進めていく必要があるように思いますので、どうか取り組みについては、前向きに進めていっていただければというふうに思います。
続いて、最後に、
放課後子ども教室、これまで各委員さんのほうからお話がございましたが、これも会派として学校開放も含めて、
放課後子ども教室のあり方についてもいろいろなところで提言等させていただいておりましたが、自分のお子さんが
放課後子ども教室に参加するために、親の参加を求める学校があるということも聞いておりますし、これまでもお話をしてきているかと思います。親としては、仕方ないという部分があるんですけれども、ある一面では、こういうことによっての負担感があるという声も寄せられておりますが、このことについてどういうふうに認識されていて、そしてその対応をどういうふうに行っていくのか、お聞かせいただければと思います。
555 ◯主査(岩井雅夫君) 生涯
学習振興課長。
556 ◯生涯
学習振興課長 現在、
放課後子ども教室は、地域の方々の協力のもとに成り立っている制度でございまして、当然それには保護者も含まれているんですけれども、そういった地域の方々にかなりの負担を強いているというところで日数がなかなか伸びていかないという状況がございます。そのために協力をということで、保護者に、例えば、年一回ですとかの協力を求めるというのを少し義務づけるような形で行っているところもあるというふうに認識しております。そのために、子どもルームの子供がなかなか
放課後子ども教室のほうに参加できないという実態もあると思います。
そのため、今回、外部からコーディネーターを招いて、
総合コーディネーターという形で全体を統括するような形で行うことによりまして、地域の負担を少しでも軽減することによりまして、今参加しづらい子どもルームの子供たちが、少しでも
放課後子ども教室のほうに参加できるような体制づくりに努力していきたいと考えております。
以上でございます。
557 ◯主査(岩井雅夫君) 伊藤副主査。
558 ◯副主査(伊藤康平君) ありがとうございます。
以前の答弁を見ますと、こういった担い手不足を解消していくためにボランティアデータバンクを創設するというようなお話がありましたが、このボランティアデータバンクというものが創設されて、これが一つの課題解決に向けてどのように影響しているのかについてお聞かせいただければと思います。
559 ◯主査(岩井雅夫君) 生涯
学習振興課長。
560 ◯生涯
学習振興課長 実際にそういったバンクを創設したんですけれども、なかなか人が集まらない状況がございまして、10名程度集まった程度でございます。ですので、それは多少
放課後子ども教室に紹介したりという状況はあるのですけれども、これは根本的な、今のところ解決になっておりませんので、バンクは引き続き置いて活性化させたいとは思いますけれども、新しいモデル形式という形での
総合コーディネーターを使う形で事業を進めていきたいというふうに考えております。
561 ◯主査(岩井雅夫君) 伊藤副主査。
562 ◯副主査(伊藤康平君) ありがとうございます。
何か揚げ足を取るような言い方になってしまうと恐縮なんですけれども、こういったボランティアデータバンクが実質うまくいかないから
総合コーディネーターという話じゃないと思うんですよね。そういうことじゃないよということなのかもしれませんけれども、でも結局は、要は、個人的な意見とすれば、今いみじくも子どもルームのお話が出ましたけれども、要は、こういった
放課後子ども教室が、月の開催日数がふえていけばふえていくほど、例えば、高学年のお子さんは高学年ルームではなくてこういった
放課後子ども教室に通って、そして親の帰りを待つことだってできるわけですよね。
やっぱりこういった取り組みが非常に、どういうふうにすれば、そしてまた取り組んでいくことによって、所管は違えども、子供たちの居場所をふやしていく役割にもなっていくわけだと思うんですよね。だから、データバンクを創設していただいて、なかなかうまくいかないんですよねというよりは、このデータバンク自体のあり方というものをもう一度考え直していただいて、そして
放課後子ども教室というものが、これから
総合コーディネーターという方が配置されていろいろと取り組みについてもかかわりを持っていただけるのかもしれませんが、こういった方が、さっき言ったデータバンクのあり方についても、どういうふうに位置づけていけばいいのかということもしっかりと確認をしていきながら、取り組みを進めていっていただきたいなというふうに思っております。
今ざっと全体を話したんですけれども、最後に、放課後の過ごし方にかかわるアンケート調査を関係部局と連携して実施をされて、保護者や児童等のニーズを的確に把握して、総合的な放課後対策の効果的な推進に取り組んでいくんだということを、ちょっと長いですけれども、言われておりました。このアンケート調査を受けて、どういった結果があって、そして来年度以降の取り組みがどういうふうに反映されていくのか、お聞かせいただければと思います。
563 ◯主査(岩井雅夫君) 生涯
学習振興課長。
564 ◯生涯
学習振興課長 放課後の過ごし方ということでいうと、結構子供たち、習い事を多くやっている状況がございます。かなり忙しい状況等もそこから見てとれるのでございまして、そういった中で
放課後子ども教室に来てもらうという形になりますので、選択肢として
放課後子ども教室にぜひ来てもらえるような形で、魅力的なものにしていかなければいけないと思いますので、そういったことを踏まえながらやっていきたいというふうに考えております。
565 ◯主査(岩井雅夫君) 伊藤副主査。
566 ◯副主査(伊藤康平君) ありがとうございます。
なかなか具体的な部分というのが、非常に苦しい部分もあるのかなという部分も察していく必要もあるのかもしれませんが、いずれにしても、この
放課後子ども教室のさらなる発展というか、利用者のさらなる取り組みを進めていっていただくことによって、子供の放課後のさまざまな対策にも大きく影響というか、環境の改善もしていくわけですので、これからも、来年度以降も具体的にまたどういった取り組みをしていっていただくのかについても確認をさせていただきますが、皆さんの取り組みが、本当にさらに進んでいくことと、あと開催する日にちを1日でも2日でも多く、本当に進んでいけるような形にしていただければというふうに思いますので、お願いをいたします。
私からは以上です。
567 ◯主査(岩井雅夫君) 予定された分科会委員の質疑は終わりましたが、先ほど渡辺議員より委員外議員発言申し出が提出されました。
発言申し出の内容といたしましては、小中学校における性教育について、重要な教育の一つとして今後の方向性について確認したいためとのことであります。
つきましては、当分科会として発言の許可、不許可を決めるに当たり、委員の皆様から御意見をいただきたいと思いますが、今回の発言申し出に関してはいかがでしょうか。中村委員。
568 ◯委員(中村公江君) 今まで発言された中身ではありませんし、先週同様、発言を認めて、してもらっていいんじゃないかと思います。
569 ◯主査(岩井雅夫君) ほかに。
[「なし」と呼ぶ者あり]
570 ◯主査(岩井雅夫君) それでは、大方の御意見が、許可してよいとのことです。このたびの発言申し出につきましては、当分科会として許可することと決定いたします。
それでは、御発言をお願いします。渡辺議員。
571 ◯委員外議員(渡辺 忍君) 御許可いただき、ありがとうございます。
一問一答でお願いします。
現状、性被害に遭わないためとか、性感染症防止、予防の観点としてこちらの性教育がすごく大事と言われていますけれども、それ以外にも自己肯定感を持つためとか、自尊感情を育むためなどといった理由なんかでも、性教育、命のスタートのところの教育は、とても大事だというふうに認識しております。
その中で、今、現状、学校教育の中でどんな授業形態で、対象学年、小中学校で結構なんですけれども、教えるのが先生だったり、いろんな、養護の先生だったりとかいろいろあると思うんですけれども、全校共通でやられていることと、また学校ごとで違う取り組みをされていることなどあると思うんですが、そのあたりを現状、教えていただけますでしょうか。
572 ◯主査(岩井雅夫君) 保健体育課長。
573 ◯保健体育課長 保健体育課でございます。
保健体育課のほうで性に関する教育ということで取り扱っているものといたしましては、3年生以上に保健の教科書がございますので、この中で取り扱われているものに関しまして指導しているところです。具体的には、体の発育、発達や心身の健康、また性感染症の予防などに関する知識を確実に身につける、また、生命の尊重や自己及び他者の個性を尊重すること、相手を思いやり、望ましい人間関係を構築すること等でございます。
形態といたしましては、学習としての時間が、保健学習、年10時間余りありますので、その時間に、時には養護教諭、時には外部の方を呼びながら、ゲストティーチャーとしての参加を求めながら、授業を担任が進めているという現状です。
学校ごとといいますと、学校ごとにはもちろん、例えば、中学生で特に行われている思春期教室等がございます。こちら助産師さんのお力をおかりして学校が独自に進めておりまして、現在でも中学校55校中40校ほどで進めているような、具体的に子供たちに体験をさせながらという学習がございます。
以上です。
574 ◯主査(岩井雅夫君) 渡辺議員。
575 ◯委員外議員(渡辺 忍君) どうもありがとうございました。
今、前半の部分で3年生以上に教科書を使ってということだったんですけれども、中学生以上についてはどのような副読本とか、またそういった教科書などありますでしょうか。
576 ◯主査(岩井雅夫君) 保健体育課長。
577 ◯保健体育課長 小学校3年生以上、中学校3年生までということで、全て教科書がございますので、その中で学年に応じて触れているというのが現状でございます。
578 ◯主査(岩井雅夫君) 渡辺議員。
579 ◯委員外議員(渡辺 忍君) ありがとうございます。
以前に性教育に関する冊子をつくられていて、今使用しないでまだ残っているんじゃないかということを、ちょっと会派の中で聞いた話題があるんですけれども、そういった性教育に関する冊子を以前つくられていますでしょうか。評価がすごく高かったものが実はあるということで聞いているんですが、その後どうなっているのか。冊子が余っているかなど、お伺いさせていただきたいと思います。
580 ◯主査(岩井雅夫君) 保健体育課長。
581 ◯保健体育課長 恐らくエイズ教育についての副読本ではないかと思うんです。以前、教育委員会でつくりまして、小学校低学年用は絵本形式、高学年用がイラストや図表を入れたもの、中学校用がイラスト、図表をたくさん取り入れてということで、冊子にして配布いたしました。今それが残っているかといいますと、保健体育課に当時配布したものの残りはありますが、たくさんということは残念ながらございません。
582 ◯主査(岩井雅夫君) 渡辺議員。
583 ◯委員外議員(渡辺 忍君) ありがとうございます。
すごく助産師さんの評価が高かった教材だというふうに聞いていますので、こういった具体的な、保健の教科書の中でも十分いろいろ取り入れられていらっしゃるとは思うんですけれども、どうしても学校で行われる教材の中のものというのが、名称を覚えたり、事柄をどうしても教員の方から教わっていく中で、自分事としてとられない教育と、よく性教育の中では、聞いて知ってはいるけれども、じゃ、自分に何かあったときに自分の身をきちんと守っていこうと考えるかといったあたりは、外部講師なんかも使って、ぜひ本当は、もう要求してきているとは思うんですけれども、専門家の方たちによる教育なんかも順次、定期的に満遍なくというか、取り入れていっていただきたいなというのが要望としてあります。
先ほど、ゲストティーチャーということもあったり、あと助産師さんが赤ちゃんを、地域の方を呼んでという教育もあると聞いたんですけれども、やはりできているところと、できていないところと実際にありますし、せめて小中学校の間に専門家の方のお話を1回は聞けるようなローテーションだったりがあるといいんじゃないかなというふうに考えております。
あと、もう一点、デートDVの教材が、教材というか予防プログラムが、市民局さんのほうだったかな、男女共同参画課のほうで、よくDV防止のところで中学生のプログラムができていますということで、今伺っているんですけれども、こちらのほうに対する教育委員会の利用というのはどういったお考えをお持ちなんでしょうか。
584 ◯主査(岩井雅夫君) 指導課長。
585 ◯指導課長 デートDVにつきましても、特に中学生なんか心配な部分もあります。今おっしゃった冊子等は、今
スクールカウンセラーだとか学校の養護教諭のほうに配布をして、そういった指導に役立てるようにはしております。
586 ◯主査(岩井雅夫君) 渡辺議員。
587 ◯委員外議員(渡辺 忍君) ありがとうございます。
各校何部か来ていて、指導する方がお持ちになって見てはいらっしゃるんだと思うんですけれども、結局子供たちにその観念が伝わらなくてはもったいないと思いますので、ぜひどこか授業の中で組み込んでいくのか、教育、予防プログラムというプログラムになっているのであれば、どなたか先生たちができるような形であるかどうか、ちょっとそのあたりまで私も中身を見せていただいてはいないんですけれども、どういった形で教育の現場でやっていくかをぜひ検討して、具体的に進める方法を考えていただきたいなというふうに思います。これは、要望としてお伝えさせていただきます。
もう一つ、性教育と直接は関係ないんですけれども、性教育をして性被害の予防なんかで私たちがずっと言い続けて、取り入れてほしいというプログラムの中に、CAPというのがあるんですけれども、被害に遭わないためのプログラム。こちらのほう、以前から各校、中、小で1校ずつやられて予算がついていたと思うんですけれども、これ本年度はどうなっていますでしょうか。
588 ◯主査(岩井雅夫君) 答弁願います。学事課長。
589 ◯学事課長 恐らくこれは、こども未来局のこども家庭支援課のほうで予算がついて、学校にCAPプログラムをやっているというふうに聞いております。
590 ◯主査(岩井雅夫君) そろそろ時間なので、まとめてください。渡辺議員。
591 ◯委員外議員(渡辺 忍君) こちらのプログラムのほうも、内容としても子供がいじめ、虐待、体罰、性暴力などから身を守る、自分で自分のことを守るためのプログラムとして大変効果的なものとして、ぜひ教員の皆様にも一度知っていただきたいなと思っていて、なかなか予算をつけて全部の学校でというのは難しいのは理解していますので、内容を、全体を理解していただくために、教員のプログラムの中にぜひ入れていただければということで、以前も要望させていただきましたけれども、ぜひ御検討いただけたらというふうに思います。
すごく性教育自体なかなかタブー視されてきていて、難しい部分もあるとは思っていますけれども、すごく大事な部分で、人の始まりとして、生まれるだけですごいと気づく、まず、そのところを何か学校教育の中でやっていけることを、保護者のほうも実はかなり望んで、本当は家庭でできれば一番いいんですけれども、なかなか難しいこともあり、全員にできる学校教育での実施が望まれている部分でもあります。ぜひそういった観点で、一度プログラム化などを考えていただけたらと思います。
以上で終わります。
592 ◯主査(岩井雅夫君) 以上で、
教育委員会所管の審査を終わります。
教育委員会の方々は、御退室願います。御苦労さまでございました。
[教育委員会退室]
指摘要望事項の協議
593 ◯主査(岩井雅夫君) それでは、
教育委員会所管について、
指摘要望事項の有無、また、ある場合は、その項目について御意見がありましたらお願いいたします。
なお、前回の分科会において御説明してありますが、1分科会当たりの提案件数は原則2件までとさせていただきますので、よろしくお願いいたします。
それでは、いかがでしょうか。中村委員。
594 ◯委員(中村公江君) プールの水の問題が3人の委員さんから出たりしたのを、
指摘要望事項になるかというところは、なかなかちょっと悩ましいんですけれども、ただ、こういう問題が起こったときの市の対応というのはどうなのかということがちょっと気になったのと、それと組み体操ですか、やっぱり今後お子さんたちが安全に、教育委員会が強力にということではないけれども、広報のあり方とか、警鐘の鳴らし方とかというところは慎重にやっぱり対応することが必要なのかなということと、それと特別支援学級はできたけれども、音楽室はこれからですが、普通教室へのエアコンの整備も引き続き求めていきたいということは、皆さんおありかなというふうには思うので、そのあたりを一応指摘させていただきたいと思います。
以上です。
595 ◯主査(岩井雅夫君) 組み体操の、私も実際やっていたんですけれども、体育の教員だけじゃなくて、ほかもそうなんですけれども、きょう、今の見解を聞くと、どっちかというと最後は現場の学校長の判断になっちゃうのかなというところなんですけれどもね。だから、それを要望するかどうかというのは、一つどうかなと。
ほかに。はい、三瓶委員。
596 ◯委員(三瓶輝枝君) 他市は、やはり全面的になくそうというような判断もされている市も新聞等で情報をもらっていますので、そういう意味からも、私は別の美しさを求める体育祭、運動会でのやり方とか、そういったものはあるんじゃないかと思うんですよ。ですから、新たな表現方法を求めて、私はいってもいいのではないかというふうに思っていますので、各学校のほうで判断されるというのはどうなのかなと、私も疑問に思っておりますので、主査のそういった御体験をもとに、一つつくっていただければ幸いでございます。よろしくお願いします。
597 ◯主査(岩井雅夫君) 三須委員。
598 ◯委員(三須和夫君) 先ほどから組み体操とか何かの話が出ているけれども、あれもだめ、これもだめって、我々も組み体操とか騎馬戦とかやってけがした人もいるけど、それをみんな、あれだめ、これだめって言っちゃっていいのかどうか。主査、先生の立場でよく考えてください。
599 ◯主査(岩井雅夫君) 阿部委員。
600 ◯委員(阿部 智君) ちょっと自分が発言したところのジャンルが多くなっちゃうかもしれないので、ちょっとそこは差っ引いていっていただいて、幾つかの方ということを言いますと、ICTを活用したタブレットで、もう少しいろんな対応が必要だろうという指摘が出たのは感じました。
それと、ちょっとこれうまい言葉、私、表現できませんが、例えば、
学校支援地域本部を推進するだとか、
放課後子ども教室支援だとか、それから学童ルームですね、子どもルーム。要は子供が学校を終わってその後の対応をいろいろやっていこうという取り組みをしているのは感じましたし、それを指摘される委員の方、私もさせていただきましたけれども、ほかの委員の方も複数いらっしゃいましたので、そのあたり、うまいこと主査、副主査のほうでまとめていただけたらいいのかなと思いました。
基本的には、私は一任いたしますので、そのあたりを感じました。
601 ◯主査(岩井雅夫君) それでは、ただいまの御意見を踏まえ、正副主査において、
教育委員会所管の
指摘要望事項の案文を作成させていただき、10日木曜日の本会議散会後に開催される分科会におきまして、御検討をお願いいたします。
以上で、本日の日程は終了いたしました。
次回は、10日木曜日の本会議散会後に、教育未来分科会を開きます。
本日は、これをもって散会といたします。御苦労さまでございました。
午後3時1分散会
Copyright © Chiba City, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...