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  1. 千葉市議会 2002-10-03
    平成14年第3回定例会(第10日目) 本文 開催日: 2002-10-03


    取得元: 千葉市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-28
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1      午前10時0分開議 ◯議長(市原 弘君) これより会議を開きます。  出席議員は48名,会議は成立いたしております。    ───────────────  日程第1 会議録署名人選任の件 2 ◯議長(市原 弘君) 日程第1,会議録署名人選任の件を議題といたします。  私より指名いたします。35番・中野弘議員,36番・竹内正巳議員の両議員にお願いをいたします。    ───────────────  日程第2 市政に関する一般質問 3 ◯議長(市原 弘君) 日程第2,市政に関する一般質問を行います。  通告順に従い,お願いをいたします。1番・常賀かづ子議員。    〔1番・常賀かづ子君 登壇,拍手〕 4 ◯1番(常賀かづ子君) おはようございます。  本議会の一般質問最後の日に1番で質問させていただきます。市民ネットワークの常賀かづ子でございます。  初めに,千葉市の平和行政について伺います。  8月15日,57回目の終戦記念日を迎えました。その3日前の8月12日,私ごとですが,鹿児島県にある知覧特攻平和記念館に行ってきました。この特攻会館は,太平洋戦争末期,沖縄の空に散っていった若き陸軍特別攻撃隊が飛び立つ前に書いた遺書,遺影,記録など貴重な資料が収集,保存,展示されているところです。特攻隊員の最年少は17歳1カ月,現在で言えば高校2年生です。わずか17歳の我が子を送り出す親の気持ちや,もはやあすはないという若者の決死の思いを考えると,同世代の子を持つ親として切なくて,やりきれない気持ちでいっぱいになり,涙なくしては見ることはできませんでした。  年間約72万人が訪れるとのことで,戦争の非情さ,特攻の実情と犠牲を目の当たりにし,改めて今の平和が彼らのとうとい命の犠牲によって成り立っていることを再認識してまいりました。次世代を担う子供たちに,また若者たちに,この事実をしっかりと伝えていく役目が私たちにあるのではないでしょうか。  この特攻隊にいた音楽学校の生徒2人が,飛び立つ前に「せめて人生の最期に思いっきりピアノを弾きたい」と,佐賀県鳥栖小学校を訪れ,そこにあったグランドピアノでベートーベンの作曲した月光のソナタを弾きました。この話は10年前に「月光の夏」というタイトルで映画化され,見られた方も多いと思います。そのグランドピアノは,現在,鳥栖市の公共施設に置いてあり,縁あって私もそのピアノで月光のソナタを弾いてまいりました。出撃を前にした若き特攻隊員が弾いたそのピアノは,57年間の祈りが込められているような,重厚で深みのあるすばらしい音色でした。亡くなられた多くの若者たちへ心からの慰霊と,次世代を担う子供たちへの平和の祈りを込めて弾いてまいりました。  さて,世界に目を向けますと,昨年,アメリカで起きた9月11日の事件から早くも1年がたちました。アメリカのブッシュ大統領は「その日に世界は変わりました」と発言し,アフガニスタンへの報復攻撃が行われ,多くの民間人が誤爆の名のもとに犠牲となりました。さらに今日に至っては,イラクへの単独攻撃も辞さないと主張しています。このアフガニスタンやイラクで起きていることは,今や私たちにとって遠いところの戦争ではありません。もしイラクへの攻撃が始まれば,日本政府はまた大量のお金を出し,沖縄の基地から米軍が出かけていき,さらに自衛隊もそれに協力していくのでしょうか。  このまま我が国が戦争に巻き込まれていくかもしれない状況の中で,私たちは政府にばかり外交を任せておけません。市民や自治体がそれぞれできるところから,平和に向けた民際外交やアピールをしていくことが大切ではないでしょうか。
     この8月9日に行われた長崎平和式典で,長崎市長は核政策について,「米国の独断的な行動を私たちは断じて許すことはできない」とアメリカを批判しました。被爆地からの重みのあるこのような勇気ある発言こそ大切な行動と考えます。  さて,千葉市では昭和20年6月10日と7月7日に2度の大空襲の被害を受けて,市街地の7割が焼け野原になった戦争体験を持っています。今後,二度と同じような悲しい経験をすることのないことを願いつつ,平成元年に平和都市宣言をし,平和啓発事業に取り組んできたとのことです。しかし,平和行政がいまひとつ市民,若者,子供たちに浸透していないと感じます。  そこで伺います。千葉市における平和啓発事業の内容,現状,今後の課題など,お聞かせください。  平成12年3月の千葉市平和啓発事業展開方策検討調査報告書を踏まえて,平成13年度,14年度で検討されたこと,新たに取り組んだことはあるのでしょうか。  3,千葉市は現在,6カ国7都市と姉妹友好都市として関係を締結しています。その中でもノースバンクーバーは非核平和都市宣言をしているということですが,これら姉妹友好都市と,平和に向けての事業,交流,活動などなされているのでしょうか。  これから国際社会で生きていく小中高生に対し,平和教育についてどのような取り組みがなされているのでしょうか。また,憲法の学習には十分な時間が割かれているのでしょうか,お尋ねいたします。  次に,スポーツ環境についてです。  4年に1度のアジア大会が29日,韓国の釜山で開幕しました。戦乱から復興を目指すアフガニスタン,5月に独立を果たしたばかりの東ティモール,南北統一旗で入場行進した韓国と北朝鮮,政治的な思惑や国籍,宗教に関係なく,スポーツに楽しみ,競い合い,交流の場になることを願うものです。  また,28日には,戦火の絶えないパレスチナと日本がサッカーで闘いました。結果は2対0で日本が勝利しましたが,練習もままならなかったパレスチナ選手の健闘を心からたたえたいと思います。  さて,サッカーワールドカップが終わり,どこのスタジアムも維持管理費やこれからの活用もままならない状況の中で,千葉市におけるサッカーワールドカップキャンプ決算と,稲毛海浜公園球技場の今後について,以下伺います。  1,サッカーワールドカップキャンプに伴う総決算の詳細を明らかにしてください。  次に,アイルランド代表がキャンプを張った稲毛海浜公園球技場について伺います。1年間の維持管理費とその内訳,また,7月,8月の利用状況と利用料収入を伺います。  6月19日の毎日新聞で,塩害こうむる立地条件という見出しで球技場のことが書かれていました。東京湾から15メートルしか離れていないため,海水が飛んできて芝の先が白く変色し,塩害対策で手間が倍以上かかり,管理運営に課題が残るとしています。塩害についてどのように対処しているのでしょうか。また,塩害対策に要する維持管理費はどの程度かかるのでしょうか,伺います。  また,芝の養生のために使用制限していると聞いていますが,具体的にどのような管理をしているのでしょうか,伺います。  次に,学校完全週5日制の中での学校部活動のあり方について伺います。  部活動は,指導者や子供同士の触れ合いを通して協調性をはぐくみ,スポーツの楽しさや喜びを味わい,豊かな学校生活を経験する活動です。しかし,残念ながら,少子化による生徒の減少,興味・関心の多様化などによる参加生徒の減少,指導者の高齢化や実技指導力不足などの要因で,部活動が減少しているとのことです。また,子供たちの体力や運動能力が低下傾向にあるとも聞いています。  体育の授業のみならず,部活動の充実が一層望まれますが,顧問,指導者,子供たちの部活動への思いなど調査したことがあるのでしょうか。教育委員会として,今後,学校教育の中での部活動のあり方をどのように考えておられるか,伺います。  また,地域ぐるみ教育の一環として,部活動指導者を地域に求め,学校長からの希望に基づき,各校に配置している運動部活動指導者派遣事業の今年度の実態,子供たちの反応などをお聞かせください。  また,予算を拡充し,指導者の各校への配置,指導回数をふやすことも積極的に検討すべきと思いますが,いかがでしょうか。  中学生時代は,心も体もアンバランスで傷つきやすい時期でもあります。指導者が勝負にこだわり過ぎたり,非科学的な練習を続けていくことは,子供たちの心身の成長に悪影響を及ぼしかねません。多感な時代に技術の高い指導者,豊かな人間性を兼ね備えた指導者との出会いは,子供たちにとって大変重要です。部活動の適切な運営のために,顧問,指導者に対する研修の実施,練習時間の適切な管理など行われているのでしょうか。  ことし春から文部科学省が始めた運動部活動地域連携実践事業は,学校の枠を超えた合同部活動や地域のスポーツクラブとの連携,小中高一貫指導などによる新しい部活動のあり方を模索する取り組みだそうです。特に,子供たちの成長に欠くことのできない異年齢とのかかわり,小中高の縦のかかわりが持てる事業と思われますが,取り組む予定はあるのでしょうか,伺います。  市民ネットワークでは,地域コミュニティーの核になる学校の地域開放を長年言い続けてまいりました。学校完全週5日制がスタートして,子供たちが地域で過ごす時間がますますふえてきました。先日の,土曜日の過ごし方に関するアンケートによれば,スポーツ施設の充実が14.2%,学校開放11.1%,自由に遊べる場所40.6%という高い数字がありました。子供たちが気軽にスポーツを楽しむ場所,身近で安心して集まれる場所を望んでいることがわかります。その場所が学校ではないでしょうか。  現在,校庭自由開放は月に2回ということですが,子供たちと地域の人々が交流する場として,また,自主的にスポーツを楽しむ場として,土曜日の学校体育施設のより一層の開放を望みますが,いかがでしょうか。  最後に,総合型地域スポーツクラブについて伺います。  文部科学省で2000年9月,2010年までのスポーツ振興基本計画を策定しました。その基本計画の中に,全国の各市町村において少なくとも一つの総合型地域スポーツクラブを育成することとしています。  神戸市では,神戸アスリートタウンの主要事業の一つとして総合型地域スポーツクラブを位置づけ,2005年度末までに市内172すべての小学校に設立を予定し,現在,31クラブ,約8,000人の会員が活発に,気軽に,さまざまなスポーツを楽しみ,クラブライフを楽しんでいるとのことです。  そこで伺います。千葉市における総合型地域スポーツクラブ育成の現状と今後の施策目標について伺います。  現状の部活動や学校週5日制による課題解決を考えるとき,学校を拠点とした学校,家庭,地域の連携が必要であり,地域のスポーツ環境の充実が不可欠です。総合型地域スポーツクラブ計画の早期実現により,地域のスポーツ環境が大きく改善されると考えます。  千葉市で5月に行った千葉市民まちづくりファミリーアンケートの回答の概要を見ると,生涯学習において,「過去3年間,現在している活動や学習,これから始めたい,また,これからも続けたい活動や学習はありますか」との問いで,一番多かった回答がスポーツ・レクリエーションでした。健康づくりで欠かせないのが体を動かすことやスポーツのようです。また,さきの教育委員会のアンケート集計結果でも,近隣のスポーツ施設の充実,また自由に遊べる場所を多くの子供たちが希望しております。  そのためには,地域で幅広い市民が,徒歩で,また自転車で,気軽に日常的に集まれる場所が活動の拠点とならなければなりません。そこで,小中学校の体育施設や地域の公共施設など,整備充実が進められるべきではないでしょうか。  しかしながら,千葉市の施設整備の施策を見ますと,蘇我特定地区のサッカー場を含む総合運動公園の建設や若葉球技場などの整備,千葉市生涯スポーツマスタープランでいう広域スポーツ施設区スポーツ施設の整備が中心で,肝心の近隣スポーツ施設の整備の比重が低い傾向にあります。厳しい財政環境の中で,効率かつ効果的に施設整備を進めるためには,近隣スポーツ施設の充実こそ第一に考えるべきではないでしょうか。御見解を伺います。  千葉市は1995年に,2010年までのスポーツ振興施策として,千葉市生涯スポーツマスタープランを策定しています。しかし,総合型地域スポーツクラブの位置づけが低く,完全学校週5日制の記述もなく,文部科学省の基本計画内容と比較して,現況と合わない部分が目につきます。スポーツ振興法でも,地方においては,文部科学大臣が定める基本計画を参考として,その実情に即したスポーツ振興を定めることとしています。千葉市として,現状の千葉市生涯スポーツマスタープランの計画全体を根本から見直す必要があると考えますが,いかがでしょうか。  次に,若者が生き生きと暮らすまちづくりについて伺います。  若年層の完全失業率が12.1%に達し,過去最悪になっています。高校生の就職先は狭められ,大学生も就職浪人が常態化しています。フリーターの若者が160万人とか200万人を超えたとも言われ,大きな社会問題になっています。県ではことし,若年者就職支援事業フリーター実態調査などを実施するそうです。  これから高齢化が進み,千葉市の生産年齢人口は,平成12年73.4%でしたが,平成27年には61.7%になり,労働生産性が低下し,経済や社会全体にとっても取り返しのつかない影響を与えることが予想されます。今こそ千葉市は,若年層の就職支援,雇用対策を本気で考えなければならないときが来たのではないでしょうか。  全国に,若年層を対象としたヤングハローワークが4カ所あるそうです。その一つの渋谷の,ヤングハローワーク・しぶや・しごと館に行ってきました。開設は平成13年11月で,ことしの7月までの来場者は8万9,026人,登録者は1万7,512人,そのうち雇用に就いたのが1,324人ということでした。約1割です。ちなみに,千葉県からは1,400人が登録されておりました。  渋谷という立地条件が抜群であることや,また,駅から近いので若者が集まりやすく,コンピューター40台には就職情報が満載で,ビデオ,書籍,資料がとても豊富でした。そして,就職相談もマンツーマンでしてくれ,予約をすればカウンセリングも受けられるという,至れり尽くせりの場所でした。  そこでお尋ねします。千葉市の平成14年度の新規事業として,蘇我勤労市民プラザ内に設けられた中高年・パートタイマー就職相談室に若年層が就職相談に来たことはあるのでしょうか。また,就職相談室に渋谷のような若者が集まりやすい雰囲気の若年層対象のコーナーを設置するお考えはあるのでしょうか。  群馬県太田市では,算数の苦手な児童を対象にした算数支援隊を国の緊急地域雇用特別事業を活用して発足させました。対象は小学校5・6年生で,メニューは,子供たちの家庭を訪問して個別指導したり,土曜スクール,サマースクールなどを開設したそうです。指導者は55名の応募者の中から14名が採用され,そのうち20代は10名いるとのことでした。  そこで伺います。平成11年度にスタートした緊急地域雇用事業では,これまで特に若年層の雇用を意識したメニューはあったのでしょうか,伺います。  兵庫県では,若年層の雇用創出確保を図る兵庫キャリアアッププログラム事業を2000年から実施しました。一般事務職員の超過勤務時間を5%減らし,約2億4,000万円を捻出,新卒・既卒者18歳から29歳までの若年層を非常勤嘱託員として1年間雇用し,次の就職先を見つけるまでのキャリアアップに重点が置かれているそうです。平成12年の採用は120人,13年,14年は170人までに拡充されたそうです。  同様に,仙台市は高校生の新卒者対象に100人,札幌市でも19歳から24歳の若者対象200人に,市の職員としてワークシェアリングを実施しているとのことです。いずれも,市の業務に携わることで社会人としての基礎的な素養を身につけ,職業意識を高め,正規の就職に向けたステップとなるよう,あわせて研修を実施しているとのことです。  先日,視察で行きました鳥取県の鳥取県版ニューディール政策は,教職員も含めた県職員の給与を平均5%削減して,手薄だった教育,福祉の分野に重点的に振り分けるという衝撃的なワークシェアリングを実施しております。このような若者を対象としたワークシェアリングを,今後千葉市で検討するお考えはあるのでしょうか,伺います。  文部科学省が実施した教員統計調査によると,全国小中学校教員の高年齢化が進んでいるとの結果が出ました。小学校教員43.4歳,中学校教員41.8歳とのことで,児童生徒の減少に伴い新規採用が減り続けていたことが原因で,子供たちとの年齢の差がますます広がり,年齢が離れれば離れるほど,教員が子供の気持ちをすくい取れなくなっているとか,若い教員がいないと学校に活気がないなど,年代間のバランスがとても必要であると思います。  千葉市の教員の平均年齢は,小学校44.4歳,中学校は43.1歳で,全国平均を上回っております。  柏市では,平成11年度から保護者や現場からの要望で,30歳未満の臨時講師を派遣するなど,自治体みずから費用を捻出して若手を採用したそうです。  そこで伺います。平成13年度の成果報告書にある教育委員会所管の少人数学習指導教員,非常勤講師,教育相談・長欠対策相談員スクールカウンセラー,心の教室相談員,また学校図書館指導員生活体験指導員小学校外国語指導員情報教育支援員など全体の採用は何名で,そのうち若年層は何名だったのでしょうか。また,どのような効果が得られたと思われますか,伺います。  若者が参加する大きなイベントといえば,毎年の成人式があります。若者を委員とする成人の日を祝う会運営協議会があり,その一部は市政だよりなどで公募を行っていますが,平成11年度は1人,12年度,13年度,14年度とこの3年間,個人での応募は1人もいなかったと伺っております。成人の日を祝う会への参加者は他市と比較して多いようですが,委員の応募が少ないことは非常に残念です。市として原因をどのように分析しているのでしょうか。今後の対策などもお示しください。  JAPAN-KOREA市民交流フェスティバルが11月16日,17日,幕張メッセで開かれます。ワールドカップ日韓共催で弾みのついた両国の関係をさらに深めていく大切な機会と考えます。  新聞によりますと,「ワールドカップ開催後,日韓関係が今よりよい方向に進むと思うか」との問いに対し,日本では,20代,30代の女性が約80%,韓国では30代男性の約90%が「そう思う」と答えているそうです。これからの若者たちの交流が期待されます。  このJAPAN-KOREA市民交流フェスティバルは,大変タイムリーな企画だとは思いますが,日韓の若者たちが参加し,若者たちを活用したイベントはあるのでしょうか,伺います。  最後に,若者のエネルギーを活用する町づくりについて伺います。  東の渋谷と言われている柏市の中心商店街は,休日になると4万人であふれかえり,その数は,市の人口約32万人の1割以上に当たるそうです。そして,集まる年齢層が10代後半から20代前半の若者だそうで,驚きです。  柏に人が集まるようなおもしろいものをつくりたいという発想が,柏に行けば何か楽しいことがあるになったのは,大きな二つの要因があります。  一つは,若者のエネルギーを活用し,若者と地域づくりというテーマで,25歳までの若者を塾生にした「かしわ塾」を開き,塾生50人に200万円を渡して考えさせ,そこで生まれたのがストリートミュージシャンのイベントです。全国的に有名で,ここからたくさんのプロのミュージシャンが育っております。  もう一つは,行政とのパートナーシップです。柏市の経済部と商店街が柏駅周辺イメージ推進協議会という組織をつくり,年間700万円の負担金を市から受け,市がきっちりとサポートしているそうです。  そこで伺います。若者育てが実は町育てになっているこの柏の例です。千葉市でも,経済部が中心となって若者の潜在能力を掘り起こし,あふれるエネルギーを活用して,若者に企画から運営までの事業を任せてはいかがでしょうか。また,若者が生き生きと暮らす町をつくるには,若者が町でみずから起業するような環境づくりも必要です。産業振興財団の事業などを通じ,意欲ある若者にノウハウを学ぶ機会を提供することは,大変意義のあることと考えますが,いかがでしょうか。  最後に,稲毛区の諸問題について伺います。  最初に,長沼コミュニティセンター仮称について伺います。  先日,横浜市今宿にある「われらの茶の間をつくろうじゃないか」というユニークな発想のもとに建設された地区センターを視察に行ってきました。建設懇談会の建設委員が31名,うち公募委員が15名,建設懇談会は夜間も開いたそうで,勤めている方も参加でき,懇談会は13回もの議論を重ねて,今宿の地区センターが昨年7月にオープンしました。小さな子供から高齢の方まで多くの方に利用されているとのことでした。伺った日も,茶の間のイメージのフリースペースには子供たちが大勢集まり,各部屋は利用者で大変にぎわっていました。  長沼コミュニティセンター仮称も,たくさんの人に利用され,愛される施設となるよう,何度も議論を重ねて,市民の声が反映される,地域に息づく施設となることを願って,以下質問いたします。  いまだに,長沼コミュニティセンターが建設されることや,予定地がどこなのか知らない市民が多いのは,市のPR不足ではないでしょうか。また,各種団体の代表の方たちが,それぞれの組織にどのように知らせているのでしょうか,伺います。  また,既に3回目の建設懇談会が開かれておりますが,その内容などを市民に対して広報しているのでしょうか。また,市政だより稲毛区版などで市民にぜひ知らせてほしいと思いますが,いかがでしょうか。  2回目の懇談会議事録を見せていただき,驚いたのは,体育館の是非をその場で決定してしまったことです。近隣に長沼原勤労市民プラザの体育館があることや,地域住民が望んでいるかどうか調査検討したのでしょうか。市民ネットワークいなげで実施したアンケート結果では,図書館を望む声が多かったことは,既に前回の質問でも申し上げましたが,利用する地域住民の声を聞いてこそ市民参画,協働と言えるのではないでしょうか。  また,予定地には,県道長沼船橋線が走っております。交通量はもとより,環境基準を超える音環境をどのように認識しているのか,伺います。  稲毛区の諸問題,二つ目はバリアフリーについてです。  残暑厳しい9月のある日,市民ネットワークいなげでは,全身性障害のある方と一緒に,稲毛駅周辺のバリアフリー度をチェックしました。小仲台の彼女の住まいを出て駅まで行き,車いすに乗った彼女の視点で見ると,普通は見過ごしてしまうようなことがバリアであることがよくわかりました。  その折,保健福祉局で平成10年に作成した「ふくしガイドマップ」も利用者の視点でチェックしてみることにしました。  1,体に障害のある方々が町へ出かけるときに役立つ情報を掲載したガイドマップとなっておりますが,障害のある方々にどのように配布されたのでしょうか。  ガイドマップ上で,車いす用キャッシュコーナーや車いす用公衆電話,車いす用券売機マークがついているところを少しウォッチングしました。いずれも高さは低いものの,車いすのひざが入るデザインにはなっていないので,正面からの利用ができず,手が届かない状況でした。事業者からの申告で情報として掲載されていたようですが,市としてガイドマップに掲載する基準を明確にすべきだと思いますが,お答えください。  小仲台側から稲毛東側に行きたいとき,JR高架下をくぐるためのスロープは,自転車1台を押して通る幅しかなく,車いすでは利用できません。駅構内のメリーナを利用するにも,稲毛駅正面側のスロープしかありません。稲毛駅にシェルターが設置されましたが,混雑する時間はシェルターをはみ出しての人波があります。その支柱は広々としていた空間を遮り,薄暗くなったという印象を持つ方もいます。バリアフリー法を先取りしての事業メニューならば,シェルターづくりよりも駅へのスロープを改善するとか,数をふやすとか,できなかったのでしょうか。なぜまずシェルターだったのか,さらに事後評価をどのようにされるのかもお尋ねします。  さて,駅前を車いすで移動するとき,一番困るのは不法駐輪の自転車や放置自転車です。市民ネットワークいなげでは,6日間を通して,駅近辺6カ所の不法駐輪がどの程度あるのか調べてまいりました。いずれの地点も午前より午後の台数が多く,1日平均は1,143台でした。一番多いのは,メリーナ東館の裏通りがある小仲台2-2のブロック,続いてムー大陸のある2-5のブロック,続いてサティのある幕弁線のブロックです。4月から放置自転車追放指導員を8人ふやして25人体制ということですが,効果をどのように分析されていますか。  4月から,第3自転車駐車場でも一時利用がスタートしましたが,第2駐車場まで手続に行くのが不便なようです。利用率は,第1,第3,それぞれどのくらいでしょうか,伺います。  また,10月末にはクリーンキャンペーンを6駅で一斉に行うと聞いています。平成14年度は放置自転車対策費として,全市的には1億6,000万円予算化されましたが,今議会の補正では,夜間盗難防止のために緊急地域雇用創出事業が活用されています。平成11年度にスタートしたこの事業の中では520万円,12年度は3,300万円,13年度は7,580万円,14年度は9,870万円と,放置自転車追放指導業務への税の投入はすごい伸び率ですが,撤去台数の変化はどうでしょうか。  また,撤去自転車は5カ所で管理されているとのことです。撤去にかかる経費は幾らでしょうか。持ち主の引き取りによる手数料収入はどれくらいでしょうか。残りは民間事業者で廃棄処分されるそうですが,委託料はどのくらいでしょうか。また,5カ所での管理運営を委託しているシルバー人材への委託料はどのくらいでしょうか。  以上,1回目の質問を終わります。当局の明快な,また前向きな御答弁をお願いいたします。御清聴ありがとうございました。 5 ◯議長(市原 弘君) 答弁願います。市民局長。 6 ◯市民局長(加藤元則君) 平和行政について,順次お答えをいたします。  本市では,戦争の悲惨さと平和のとうとさを長く後世に語り継ぎ,世界の恒久平和を実現するため,平成元年に平和都市宣言を行っておるところでございます。  そして,その趣旨に従いまして,毎年,千葉空襲写真パネル展,ちばピースフルコンサート,平和映画会などを開催しているほか,千葉空襲写真誌を制作,配布するなど,各種の平和事業を展開し,市民に対し平和啓発に努めているところでございます。  しかしながら,戦後60年近くが経過し,平和のとうとさを伝承する機会や,戦争体験者が減少していることなどから,今後,いかに市民に伝えていくかが,平和啓発事業を推進する上での重要な課題と認識いたしております。  このため,平成13年度には平和啓発に係るホームページをインターネット上に立ち上げたほか,西千葉,轟町,作草部の周辺地域に点在する,当時を忍ばせる史跡を紹介したパンフレット「平和の礎・史跡散歩道」を制作し,千葉空襲写真誌とあわせ,市内の病院,理髪店,自治会など2,500カ所に配布いたしました。  さらに,平成14年度は,本市の平和都市宣言を理解していただくため,市内の小学校6年生を対象として,啓発用クリアファイルを配布したほか,小学校高学年とその保護者を対象として,バスを利用した戦跡めぐりを実施する予定でございます。これらにより,平和のとうとさのPRに努めておるところでございます。  次に,若者が生き生きと暮らすまちづくりのうち,所管についてお答えをいたします。  本市の就職相談室は,千葉労働局との協定により,中高年者やパートタイマーの方に限って職業紹介を行っておるところでございますが,訪れました市民の方々に対しましては,基本的には相談に応じておるところでございます。  本年4月からの実績でございますが,30歳未満の方は,11人が求職の申し込みを行い,3人の方の就職が決定いたしております。  次に,本市の就職相談室に若年層のコーナーを設置することでございますが,制度的に難しいものと考えております。  なお,ハローワークちば駅前プラザ内に学生職業相談室が開催されており,大学生,専門学校生並びに卒業者のための求人情報提供が行われておるところでございます。  次に,緊急地域雇用事業で若年層の雇用を意識したメニューはないかということでございますが,旧基金事業では,雇用情勢の特に厳しい中高年者を中心に事業を行ってまいりました。  しかしながら,13年度補正予算から開始されました新基金事業では,若年層の雇用も意識した事業を行っております。具体的には,勤労者福祉施設トレーニング指導員やパソコン指導員に若者が雇用されております。  次に,長沼コミュニティセンターの建設にかかわるPRについてでございますが,新5か年計画の事業として位置づけられた際,市政だよりなどにおきまして市民の方々に周知を図っております。また,ことし4月には,市政だより稲毛区版におきまして,建設懇談会の公募委員の募集も行いました。  次に,懇談会委員である団体代表者がどのように組織への周知を行っているかにつきましては,各団体代表者にお任せいたしております。  次に,建設懇談会の内容の広報についてでございますが,特に広報はいたしておりませんが,建設懇談会の委員には公募委員もおり,また,建設懇談会は公開となっております。なお,希望者は懇談会記録を閲覧することができます。  次に,体育館建設の是非についてでございますが,建設懇談会を設置し,建設内容の協議などを進めておりますが,体育館の設置につきましては,第2回目の懇談会において,長沼原勤労市民プラザ視察後に,その必要性について懇談会委員の全員の皆様からの御要望としていただいておるところでございます。  なお,図書館につきましては,長沼コミュニティセンターに併設する計画はございません。  次に,建設予定地周辺の県道の騒音対策などについてでございますが,近隣で行われました測定結果を参考といたしまして,設計などに反映してまいりたいと存じます。  次に,JR稲毛駅周辺の放置自転車対策の効果についてでございますが,毎年6月に放置台数の調査をしております。その状況を申し上げますと,平成12年は1,672台,平成13年には1,318台と減少傾向にあり,12年と13年の比較で申し上げますと,約21%の減少となっております。これは,放置自転車追放指導員を増員し,放置禁止区内を集中的に巡回し,指導啓発を実施したことにより,放置自転車が減少したものと認識いたしております。  次に,JR稲毛駅第1及び第3の自転車駐車場の利用につきましては,一時利用券の購入,また回数券の利用によりまして,第1自転車駐車場は毎日ほぼ満車状況でございますが,第3自転車駐車場はまだ利用が少ないため,今後ともPRに努めてまいりたいと存じます。  次に,放置自転車等の市全体での撤去台数でございますが,11年度は2万4,195台,12年度2万4,688台,13年度2万2,553台となっております。  次に,放置自転車の撤去にかかわる諸経費についてでございますが,13年度の実績で申し上げますと,自転車等移動業務委託費として1,098万1,000円,引き取りによる保管手数料収入といたしまして1,260万1,000円,廃棄自転車等処理業務委託費では277万5,000円,さらにシルバー人材センターとの自転車保管場所内自転車整理業務委託費は814万9,000円となっております。
     以上でございます。 7 ◯議長(市原 弘君) 総務局長。 8 ◯総務局長(安藤正美君) 初めに,平和行政のうち,姉妹友好都市との交流事業についてお答えをいたします。  姉妹友好都市提携の趣旨は,国境や人種,文化の違いを超えて,友情と信頼に基づき国際親善を推進し,世界の平和に役立てることにあります。  本市といたしましては,ノースバンクーバー市を初めとする姉妹友好都市に対し,周年事業の一環として平和都市宣言記念像のレプリカなどを贈呈し,展示していただき,平和のとうとさを語り伝えていただいているところでございます。  今後とも,姉妹友好都市との交流を通して,世界平和への貢献に努めてまいりたいと考えております。  次に,若者を対象としたワークシェアリングについてでございますが,幾つかの地方自治体において,職員の時間外勤務手当を減らして捻出した予算で,若者を非常勤職員等として雇用している事例があることは存じております。  しかしながら,時間外勤務等を削減して実施するワークシェアリングにつきましては難しい問題もございますので,当面は,他の自治体の動向を見きわめてまいりたいと考えております。  以上で終わります。 9 ◯議長(市原 弘君) 教育長。 10 ◯教育長(飯森幸弘君) 平和行政についての御質問のうち,平和教育についてのお尋ねにお答えいたします。  まず,平和教育の取り組みについてでございますが,平和を愛する心を育てることは,学校教育全体で取り組まなければならない重要な課題と認識しております。  社会科の学習指導要領におきましては,平和的な国家・社会の形成者として必要な公民的資質を養うという目標が示されております。本市におきましても,今日的な教育課題として,人権尊重教育や国際理解教育も含め,児童生徒がお互いを尊重し,国際社会の中で世界の人々とともに生きていくための資質や能力の育成に努力しております。  次に,憲法の学習についてでございますが,社会科での重要な学習として位置づけ,年間指導計画では,小学校では8時間,中学校では15時間程度学習することになっております。  次に,スポーツ環境についての御質問のうち,所管の事項について順次お答えいたします。  初めに,サッカーワールドカップキャンプ決算稲毛海浜公園球技場の今後についてのお尋ねのうち,所管のキャンプの決算についてでございますが,まず施設整備費では,球技場につきましては,千葉市生涯スポーツマスタープランに基づいて整備しようとしたものに,公認キャンプ候補地としての基準を上乗せしたものであり,約6億6,400万円であります。  次に,クラブハウスにつきましては,老朽化したプール管理棟を再整備して活用したもので,その費用は約2億5,900万円となっております。  なお,これらは,いずれもワールドカップのキャンプのためにのみ整備したものではございません。  続いて,クラブハウスとしての経費は約700万円,このほか,芝生の管理委託費及び光熱水費等で9,200万円かかっております。  次に,誘致活動費ですが,千葉市キャンプ誘致委員会への補助金及び広報宣伝費等で約3,000万円でございます。  キャンプ実施経費につきましては,決算見込額としましてお答えいたしますが,千葉市キャンプ実行委員会への補助金,練習会場経費及び警備費等で,合計約6,900万円となります。  次に,週5日制の中で学校部活動のあり方についてでございますが,まず顧問,指導者,子供たちの部活動への思いを調査したことがあるかとのお尋ねでございますが,教育委員会といたしましては全体的な把握はしておりませんが,各学校におきまして,子供たちの運動部活動に対する思いや願いを調査し,実施しております。  次に,学校教育活動の中で部活動のあり方をどう考えているかとのことでございますが,中学校の運動部活動は,より高い水準の技術や記録に挑戦する中で,運動の楽しさや喜びを味わい,豊かな学校生活を経験する活動であり,体力の向上や健康の増進を図るだけでなく,生徒の自主性,協調性,連帯感を育成することや,仲間や教師等との密接な触れ合いの場として,極めて教育的効果の高いものであります。したがいまして,運動部活動は学校教育活動の中で重要なものとしてとらえ,各学校に指導しております。  なお,本市の運動部活動は,毎年,約70%の生徒が参加しており,政令指定都市の中でも非常に高い率を示しております。  次に,運動部活動指導者派遣事業についてですが,本年度は45校に56人を派遣し,派遣種目は,野球,サッカー,ソフトテニス,バレーボール,バスケットボールなど13種目に及んでおります。  外部指導者は,技術的,理論的にもすぐれており,適切なアドバイスをするため,子供たちが意欲的に部活動に取り組んでおります。この運動部活動指導者派遣事業につきましては,今後も一層の拡充に努めてまいります。  次に,指導者の研修,練習時間の管理に関するお尋ねについてですが,部活動の顧問には,毎年,体育主任会や学校体育経営推進研修会で理論的研修を行い,また,体育指導者合宿講習会や運動部活動指導者講習会では,主に実技研修を実施しております。外部指導者に対する研修は市全体では行っておりませんが,各学校で校長や顧問などと入念な打ち合わせを行い,土日のどちらかを休業日にするなど,教育活動の中で適正な練習時間を設け,運動部活動を行っております。  次に,合同部活動や地域スポーツクラブとの連携,中高一貫指導といった取り組みについてのお尋ねでございますが,文部科学省の運動部活動地域連携実践事業については,本市としても希望しましたが,指定されませんでした。しかしながら,市独自で合同部活動の実施要項を作成し,今年度から中学校において実施できる体制をつくっております。  また,地域スポーツクラブとの連携につきましても,既に幾つかの中学校において合同練習や練習試合が行われております。  なお,中高一貫した指導につきましては,種目,年齢,技術の差などの課題もありますので,今後研究してまいります。  次に,学校体育施設のより一層の開放とのお尋ねでございますが,体育施設開放事業は,昭和41年度より地域に密着したスポーツ施設として,主に子供たちを対象に校庭の自由開放としてスタートしたものでございます。  地域における指導者の努力のおかげで,組織的な活動が盛んになるにつれまして,その後,スポーツ団体が徐々に組織化されてきました。平成13年度では,年間170万人の利用者のうち,半数の約84万人,350団体の子供たちが利用するまでに発展しております。  その一方,子供たちが家庭や友達と気軽に遊べる自由開放も大切でありますので,完全学校週5日制の実施にあわせ,従来の月2回から3回開放するよう,各学校体育施設開放運営委員会に指導しているところでございます。  いずれにいたしましても,学校教育に支障のない範囲において,より一層の学校開放を進めてまいります。  次に,千葉市における総合型地域スポーツクラブ育成の現状と今後の施策目標についてですが,本市における総合型地域スポーツクラブの取り組みにつきましては,平成9年度,財団法人日本体育協会のモデル地区の指定を桜木小学校地区が受け,3年間取り組んできました。また,新5か年計画にも総合型地域スポーツクラブ推進を位置づけたところであり,期間中に2小学校地区を予定しております。  今後の施策目標につきましては,桜木小学校地区や指定モデル地区の活動をもとに,本市独自の社会体育振興活動の実績を踏まえ,総合型地域スポーツクラブの推進に取り組みたいと考えております。  次に,地域スポーツ環境を充実するための近隣スポーツ施設整備についてですが,千葉市生涯スポーツマスタープランでは,利用者が目的に応じてスポーツに楽しめるよう,近隣スポーツ施設から広域的なスポーツ施設まで,体系的な施設の整備を目指すこととしております。  具体的には,近隣スポーツ施設につきましては,市民の日常的なスポーツ活動の場として,社会体育施設とあわせ,公園運動施設やコミュニティー運動施設等を位置づけております。また,学校体育施設につきましても,地域に密着した施設として開放するとともに,広場や空き地等も,運動広場やスポーツ広場として積極的に活用してまいります。  次に,千葉市生涯スポーツマスタープランの見直しについてでございますが,当該計画は平成22年までを展望した基本的な計画でありますので,今日的な完全学校週5日制への対応につきましては,市民の意見や市のスポーツ振興審議会の意見を十分聞くとともに,関係部局と協議,検討してまいりたいと考えております。  次に,若者が生き生きと暮らすまちづくりについての御質問のうち,教育現場の非常勤講師における若者の採用についてでございますが,雇用総数は337人で,そのうち20代は164人で約50%でございます。  その成果といたしましては,学校の教育現場に多種多様の職能を有する職員を雇用することができ,また,年齢も若いということから,職場の活性化につながっております。  次に,成人の日を祝う会の運営協議会委員の応募が少ない原因と今後の対策についてですが,成人の日を祝う会の運営に若者の意見を反映するために運営協議会を組織しておりますが,委員募集については,市内大学及び中学校校長会を通じた推薦のほか,一部公募により募集しております。  公募による応募が少ない原因といたしましては,今の若者の価値観が多様化する中で,本事業の運営に参画することへの興味が減少しているように感じております。また,参加者が毎年変わるという,この事業の性格も,関心を高めることができない要因であると思われます。  最後に,今後の応募者をふやすための対策でございますが,若者の参画を進めるために,13年度より委員の年齢を新成人に限らず,19歳から21歳へと幅を持たせております。その結果,今年度は,23名の委員のうち,成人の日を祝う会を経験した若者4名が構成メンバーに加わったところでございます。  今後も,若者に親しまれているメディアの活用や,生涯学習施設等を利用している青年グループへの呼びかけなど,より効果的な方法について,引き続き検討,工夫してまいります。  以上で終わります。 11 ◯議長(市原 弘君) 都市局長。 12 ◯都市局長(水野紳志君) スポーツ環境についてのうち,稲毛海浜公園の球技場についてお答え申し上げます。  まず,1年間の維持管理費とその内訳についてでございますが,平成14年度における維持管理費予算は約2,600万円であり,その内訳は,芝刈りや肥料散布,散水などであります。  次に,7・8月の利用状況と利用料収入についてでございますが,7月は5日間,8月は8日間で,その料金収入は9万1,500円でございます。  次に,塩害対策及びその管理経費でございますが,塩害への対策は,芝生に十分な散水を行って対応しております。また,その経費につきましては,年間維持管理経費の中で対応しております。  最後に,芝の使用制限についてでございますが,現在,1週間に3日以内の貸し出しとしております。  以上でございます。 13 ◯議長(市原 弘君) 経済農政局長。 14 ◯経済農政局長(田村多一郎君) 若者が生き生きと暮らすまちづくりのうち,所管についてお答えをいたします。  まず,JAPAN-KOREA市民交流フェスティバルの若者の参加イベントについてでありますが,メインイベントであります江戸時代の朝鮮通信使の再現パレードでは,韓国の大学生40名ほどが大統領からの親書を携えて来葉いたしまして,幅広く公募した市民とともにパレードを行います。また,親書伝達式では,日本の学生が韓国の学生から親書を受け取ることになっております。  また,日韓市民交流事業では,日韓の伝統芸能及び狂言師野村万之丞による千葉大田楽のそれぞれの出演者を幅広く募集をするため,多くの若者の参加が見込めるところであります。  次に,若者のエネルギーを活用する町づくりの2点の御質問でございます。  千葉銀座商店街のフリーマーケットにおきましては,出店者,来客のほとんどが若者でありまして,ここでは一切が出店者に任されておりまして,中には店舗を構えて開業した事例も出てきております。  また,千葉市産業振興財団では,今年度,若者も参加できるビジネススクール事業の一環として,ゲーム形式で会社経営を疑似体験するマネジメントゲームを大学と連携して実施をいたしました。この受講者の中には,企業経営者・管理者以外に,学生なども参加しておりまして,起業を目指す若者がそのノウハウを学んだところであります。  今後も,若者がイベント等の企画,運営にかかわる機会並びに起業に向けての学習機会の提供をしてまいりたいと考えております。  以上でございます。 15 ◯議長(市原 弘君) 保健福祉局次長。 16 ◯保健福祉局次長(伊藤 修君) 稲毛区の諸問題のうち,所管についてお答えをいたします。  まず,ふくしガイドマップの配布方法についてですが,必要とされる障害者の方々に,各区の福祉事務所の窓口や障害者相談センターなどで配布をいたしました。  なお,ガイドマップの配布場所については,障害者団体や市政だよりを通じてお知らせしたところでございます。  次に,ガイドマップに掲載する基準を明確にすべきではないかとのことでございますが,平成9年度版のガイドマップ作成に当たっては,千葉県福祉のまちづくり条例を基準に調査を実施し,その回答を情報として掲載いたしました。しかしながら,車いす用公衆電話など一部の設備については,調査が十分ではないものもございました。  なお,本年度ガイドマップの改訂版を作成する予定でございまして,改訂に当たりましては,こうした点を十分踏まえまして,より正確な情報が提供できるよう工夫してまいりたいと考えております。  以上でございます。 17 ◯議長(市原 弘君) 建設局長。 18 ◯建設局長(前田正啓君) 稲毛区の諸問題についてのうち,稲毛駅前シェルターについてお答えいたします。  初めに,駅前シェルター工事を駅へのスロープの改善よりも先に実施したことについてでございますが,駅へのスロープはJR千葉支社の管理施設でございます。したがいまして,市が管理しております敷地内の駅前シェルター工事を実施したところであります。  なお,現在,交通バリアフリー事業の中で,関係機関等と連絡調整会議を設けておりますので,この中でスロープの必要性等についてJRと協議してまいりたいと考えております。  次に,シェルター設置後の事後評価につきましては,シェルター設置後,駅前広場等の利用者から好評であるとの声を聞いておりますが,今後,障害者,高齢者,地元の方々及びバス等の利用者に対して,シェルター設置後についての意見を聞いてまいりたいと考えております。  終わります。 19 ◯議長(市原 弘君) 常賀議員。 20 ◯1番(常賀かづ子君) 2回目の質問をさせていただきます。  ただいまは,各局長の丁寧な御答弁をありがとうございました。  平和行政についてです。答弁でもありましたが,戦後60年近くが経過して,平和のとうとさを伝承する機会が減少し,いかに市民に伝えていくかが重要な課題であるとありました。戦後世代が7割を超えていることを考えたとき,従来の啓発事業のように,用意された事業に市民が参加するだけではなく,市民みずからが企画,運営をして,市民が自主的にかかわる市民参加型の啓発事業を展開していくことについてのお考えを伺います。  次に,忘れられた歴史は繰り返すということがないよう,二度と核兵器が使用されないよう,若者が平和のメッセージを携えて姉妹友好都市へ民際外交を行うことを考えてほしいと思いますが,いかがでしょうか。  平和につながる事業を推進する上で,市民局,教育委員会,国際交流課の横の連携が大切だと思います。現在はどのように行われているのでしょうか。今後の方針などについても伺います。  最後は要望ですが,日本がアメリカと戦争したことや,また,日本が世界で唯一の被爆国であることなど,知らない子供たちが多くいると聞きます。教員同士の情報交換や地域の住民参加が大きな力ともなります。また,広島市や長崎市の発信する平和施策を千葉市の平和施策に反映させることも必要です。学校現場での総合的な学習や日常的な行事の中で,平和教育についてさらに教え,伝えていくことを強く要望いたします。  次に,スポーツ環境の2回目は,約6億7,000万円の施設整備費をかけて,維持管理費で年間約2,600万円を要する同球技場の利用実態が,2カ月間で13件,料金収入の実績が約9万円ということですが,多額の税金をかけて整備したにしては低いように思われます。同球技場の利用あるいは管理に関する長期ビジョンを明らかにしてください。  今回,教育委員会が土曜日の過ごし方について,全児童生徒を対象に行ったアンケートは,子供たちの声を直接聞くということでは大変評価できるものと思います。  そこで伺います。各学校では,運動部活動に対する思いや願いも調査しているとのことでしたが,具体的にどのような調査を行い,どのような思いや願いを子供たちが持っているのか,また,それが部活動においてどのように反映されたのでしょうか,伺います。  次に,若者が生き生き暮らすまちづくりについてです。  新聞によりますと,県教育委員会は,ことしの春,公立高校の卒業生の6%,約2,400人がフリーターと呼ばれる臨時的な仕事についている若者であると明らかにしました。企業の正規雇用が減少する中,高校生,大学生の就職先や若者の安定した仕事先がないという状態が加速化されています。  そこで伺います。市として若年層の失業者の実態調査をされているのでしょうか,伺います。  稲毛区の諸問題の2回目です。最初に長沼コミュニティセンターについてです。  建設予定地の近隣小中高生の子供たちにアンケート調査を実施するということは大変評価させていただきますが,市民参加のおひざ元の市民局が関与する公共施設づくりですから,より多くの住民の人たちの理解を得られることを願って,一つお尋ねいたします。本年度,基本設計に入るとのことで,非常に早急だと感じますが,基本設計を公表し,地域住民の声を反映する場を持つことへの御見解をお尋ねいたします。  次に,放置自転車についてです。  平成11年度から,緊急地域雇用創出事業で人を年々増員して,放置台数は減ってきているとのことで,効果は大変大きいと言えます。しかし,自転車利用者は,どこかとめるところを必死で探すもので,放置自転車の区域が広がってきているようです。撤去に単純計算で1台当たり966円の税金がかかります。人を配置ができなくなると,元のもくあみです。利用者を巻き込む町づくりの議論がなければ解決しないと思います。自転車等駐車対策協議会は,町づくりの視点を持った会なのかどうか,お尋ねします。  最後に,平成9年度のガイドマップについては,配布ルートがあったとのことで,わかりましたが,障害者で知らない人が多いとも聞いております。本庁と区役所の間の意思の疎通も図ってほしいものです。  今年度,改訂版をつくるとのことですが,障害者やボランティアが参加し,確認しながらの市民参加のマップづくりを目指せないものでしょうか。  以上,伺います。 21 ◯議長(市原 弘君) 市民局長。 22 ◯市民局長(加藤元則君) 市民局に関する2回目の御質問について4点いただきましたので,順次お答えをいたします。  まず,平和行政でございますが,市民参加型の平和啓発事業についてどう取り組むかということでございます。本市といたしましては,これまでも市議会や関係団体からの御要望や御意見などを十分に踏まえながら,市民参加型の啓発事業に取り組んできたところでございますが,今年度につきましては,1回目でも御答弁いたしましたが,小学校高学年の児童と保護者を対象とした,バスを利用した戦跡めぐりなども新たに実施する予定でございます。  また,組織の横の連携ということでございますが,平和行政につきましては市民局が所管局でございますので,従来より総務局や教育委員会と連携を密にして実施してきたものでございます。今後も,御指摘をいただいた点を踏まえまして,さらに連携を深めてまいりたいと存じます。  次に,若年層の失業者の実態調査をしたらどうかということでございますが,本市では,本年度実施いたしております千葉市勤労者実態調査の中で,ハローワークちばと本市の就職相談室を利用する方々に,求職者アンケートを実施する予定でございます。
     次に,稲毛区の諸問題のうち,長沼コミセンの懇談会の広報ということでございますが,建設懇談会は,公募委員を含めまして,地域の住民の皆さんの意見を十分反映するために設置したものでございます。それら住民の意見を踏まえまして今後進めてまいりますが,現在のところ,基本設計については公表する考えはございません。  なお,今後建設を進めていくスケジュールの中で,重要なものにつきましては,その都度,市民の皆様に公表していきたいと思います。  次に,稲毛駅前の放置自転車対策でございますが,本市に置かれております千葉市自転車等駐車対策協議会の趣旨でございますが,この協議会は関係団体の代表者などで構成され,公共の場所における自転車等の放置を防止する有効な対策について,総合的に調査,協議するために設置されているものでございます。  以上でございます。 23 ◯議長(市原 弘君) 総務局長。 24 ◯総務局長(安藤正美君) 平和行政のうち,姉妹友好都市との交流についての2回目の御質問にお答えをいたします。  先ほど申し上げましたとおり,姉妹友好都市提携の目指すものは世界平和への願いでございます。姉妹友好都市との交流の中で,次代を担う若者たちを対象とした青少年交流事業につきましては,既に33年の歴史を持つノースバンクーバー市との高校生の相互交流を初め,ヒューストン市とは中学生,モントルー市とは青少年を対象として,市民対市民の草の根レベルでの交流を展開しております。したがって,御要望の趣旨はそれらの活動の中で果たされているものと認識をしております。  以上でございます。 25 ◯議長(市原 弘君) 都市局長。 26 ◯都市局長(水野紳志君) スポーツ環境についての2回目の御質問にお答え申し上げます。  稲毛海浜公園の球技場の利用あるいは管理に関する長期ビジョンについてでございますが,サッカーは小中高校生から一般まで多くの方々に親しまれているスポーツであります。本球技場は,これらの市民ニーズに対応する天然芝の本格的な球技場であり,今後ともこの球技場で多くの市民の皆様にプレーを楽しんでいただきますよう,適切な管理に努めてまいります。  以上でございます。 27 ◯議長(市原 弘君) 教育長。 28 ◯教育長(飯森幸弘君) スポーツ環境について,2回目の御質問にお答えいたします。  まず,運動部活動に対する思いや願いの調査についてでございますが,毎年4月,全学年を対象に入部希望調査を配布しております。また,新入生に対しましては,生徒会主催の部活動紹介の折に質問や意見を聞くなどして,できるだけ生徒の希望に沿うよう努めております。  次に,子供たちの思いや願いがどのように反映されたかについてですが,年度途中に部を変えたいという声を受け,9月に入部調査をし,変更を認めている学校もあります。また,練習時間が短いという声に対しましては,夏時間は長く,冬時間を短くするなど,季節ごとに部活動の終了時刻を設定したり,公式試合前の一定期間において特別に朝練習を組む場合もございます。さらに,定期的にキャプテン会議を開催しまして,課題や希望等も取りまとめ,部活動顧問と話し合いを持っている学校もございます。  以上で終わります。 29 ◯議長(市原 弘君) 保健福祉局次長。 30 ◯保健福祉局次長(伊藤 修君) ふくしガイドマップについての2回目の御質問にお答えいたします。  新しいふくしガイドマップを作成するに当たって,障害者,ボランティアの参加をとのことでございますが,これまでも改訂版の作成について障害者団体の意見を伺ってきたところでございます。今後も,施設等に対する調査結果の点検を含め,障害者団体などの協力を得ながら作成してまいりたいと考えております。  以上でございます。 31 ◯議長(市原 弘君) 常賀議員。 32 ◯1番(常賀かづ子君) 3回目は要望です。  初めに稲毛区の諸問題について,放置自転車の問題は,稲毛駅だけではなく,千葉市全体,また日本各地でも問題になって,いろいろな視点でとらえられております。  私が5月に行きました秋田県の二ツ井では,レンタサイクルのような活動をしておりました。基点が幾つかありまして,放置されていた自転車を活用して,その場所に持っていけば,いつでもどこでも乗れるというような,町の中でのレンタサイクルをやっておりました。  また,先日の新聞にも市川市の取り組みが,NPOの取り組みが取り上げられておりましたけれども,これからますます自転車の方が,ある意味では環境にやさしい,また乗りやすいということでもありますので,当局と御一緒に,どのような形で放置自転車の,追放だけではなく,自転車が本当に乗りやすい,また乗り入れやすい駅前や,また道づくりに対して,意見提案していきたいと思っております。  また,ガイドマップのことなんですけれども,やはり一緒に歩かないとわからないということが今回つくづくわかりました。私たちの視点では,バリアといってもどこにあるのか,例えば点字ブロックにしても,目の不自由な方はそれを頼りに歩いている。しかし,その点字ブロックで車いすの方が困難を来してしまう,さまざまな問題がありますので,これは本当に解決が困難なところもありますけれども,一つ一つ丁寧に,市民の方,また特に障害を持っている方の声を聞いて,ともにつくっていっていただきたいなと思います。  最後に,若者たちを取り巻く環境のことについて要望いたします。  昨日も,中村議員の質問にありました薬物問題初め若者たちを取り巻く問題として,エイズ問題,またホームレスを襲った少年犯罪,長引く景気の低迷の中で先が見えない経済情勢の中,フリーターがふえ,またパラサイトシングルなどと,大人から見ると「近ごろの若い者は」と片づけてしまいがちですが,目に見えない不安を抱えながら生きている若者たちの置かれている状況についての声は,なかなか私たちに響いてきません。次世代を担う若者たちを私たちが守っていかなくては,だれが育てていくのでしょうか。私たちが守り育てていく責任があると考えます。  雇用問題は,国の厚生労働省の管轄ですが,地方分権の時代,政令指定都市である千葉市独自で,若者の問題を協働で考えていってほしいと思います。そのような思いから今回質問させていただきました。  簡単に解決できる問題ではありませんが,今後,少子・高齢社会を乗り切る施策として,また,町の活性化のためにも,若者に視点を置くことをぜひ市長を初め職員の方々に前向きに取り組んでいただきたいと強く要望して,私の一般質問を終わりにいたします。ありがとうございました。 33 ◯議長(市原 弘君) 常賀かづ子議員の一般質問を終わります。  一般質問を続けます。56番・野本信正議員。    〔56番・野本信正君 登壇,拍手〕 34 ◯56番(野本信正君) 日本共産党の野本でございます。一般質問を行います。  最初は教育についてであります。  体育・健康に関する学校教育について,まずお伺いします。  体育・健康に関する国の位置づけによれば,学校体育・健康に関する指導は,学校教育活動全体を通じて適切に行うものとする。保健体育の時間はもとより,特別活動などにおいても,それぞれの特質に応じて適切に行うよう努めるとしています。  中学校運動部の活動は,学校において計画する教育活動で,より高い水準の技能や記録に挑戦する中で,運動の楽しさや喜びを味わい,豊かな学校生活を経験する活動であるとともに,体力の向上や健康の増進にも極めて効果的な活動である。生徒が積極的に参加できるよう配慮するとともに,生徒の能力等に応じた技能や記録の向上を目指すとともに,協力,友情,好ましい人間関係を育てる。必要に応じて外部指導者を活用して,生徒の能力,適性,興味,関心等に応じつつ,適切な活動が行われるよう指導するとしています。  以上のように,体育・健康に関する教育及び運動部活動の果たす重要な役割が明記されています。そして,中学校総体初め各種大会への参加は,生徒の意欲を高め,学校全体のまとまりをつくります。さらに,能力の高い生徒がプロスポーツ選手などに成長していく可能性もあるわけです。過去に千葉市の生徒がプロ野球やサッカーの選手になった事例もあります。  さて,千葉市には56の中学校がありますが,運動部活動の実態は,ほとんどの学校で実施されているのが野球,サッカーの男子,バスケットの男女,バレーボール,ソフトテニスの女子であります。一方,剣道は56校中28校,女子26校となっています。そして,柔道は56校中男子11校,女子8校しかありませんし,水泳,体操はわずかであります。  このような傾向になっているのは,生徒の数が減少していることと,人気のあるスポーツに生徒が集まることでありますし,いま一つは,顧問や指導者の先生が不足していて,生徒が希望してもかなわず休部に追い込まれたり,部活動を立ち上げることができない学校もあります。  顧問や指導者不足対策として,外部指導者の活用が実施されていますが,千葉市の場合,現在56名で,指導する日は主に土曜,日曜で,報酬は時給2,000円とのことであります。  県内の市川市の場合,地域指導者が月曜日から日曜日まで1日2時間から5時間まで,すべての中学校において複数以上の指導者が対応しています。  私は,生徒たちがスポーツを通じて体と心を鍛え,成長されることを望み,質問いたします。  1,千葉市教育委員会は,私が今紹介した文部科学省の体育・健康に関する教育の位置づけ及び運動部活動に関する位置づけを全面実施しているのかどうか。  2,中学校で生徒たちの運動部活動の希望を一人一人から丁寧に聞いているのか。  3,生徒が希望する運動部活動をどの程度実現することができているのか。  4,ほとんどの中学校に武道場が建設されているのに,運動部活動で剣道部や,とりわけ柔道部が少ないのは,せっかくの施設が有効に使われていないと思うが,改善が必要ではないか。  5,顧問や指導者の先生の不足は深刻でありますが,実態を数値で示していただきたい。  6,外部指導者の活用については,さきに明らかにしたとおり,主に土曜,日曜で,活動時間は2時間程度,56中学校に56名では少な過ぎます。市川市など先進市に学んで大幅に増員することと,平日も活動できるよう改善すべきと提案しますが,どうか。  以上,答弁を求めるものであります。  学校教育の内容充実については次回にいたします。  2番目の質問は,公共用地・公共施設の適正な管理と利用についてであります。  その一つは,公共用地について質問します。  私は,今年第1回定例会で,市が管理して使用していない公共用地を有効に使うよう求めて質問し,弁天保育所隣の高価で購入した土地が遊休しているので,適切な活用を図るよう求めましたが,来年度どんな利用をするつもりなのか,お尋ねをいたします。  次に,管財課所管の倉庫用地についてであります。  この土地は,役所が保存する書類や備品などの保管用倉庫建設用地として平成7年に購入したもので,場所は中央区出洲港,面積は597平方メートル,1区画2億3,354万円,単価1平方メートル39万1,000円です。現地は進入路がなく,県有地の道路らしき道を使ってしか利用できません。  地図をつくってまいりましたけれども,これがその土地であります。ここが県の土木事務所とかあるところでありまして,公道はここですから,今は県有地の,通称道路となっているようなところを通って入ってくるわけですが,ここの間は道が狭くて,これは自動車もすれ違うことができないような土地であります。公道はここまでですから,こんな公道に面していない県有地の中にあるような土地を1坪100万円も出して買ったということに,やはり問題があるんじゃないのかというふうに思うんです。だから,こういう土地を2億3,300万円も出して買って,現在も何も使わないで放置していると,ここにやはり問題があるんだということを私は指摘をしたいと思うんです。  そこで質問しますけれども,この土地を取得した経緯について,だれの紹介か。  それから,進入路は公道でないし,倉庫用地として役所から離れているのになぜ取得したのか。取得後7年もたっているのに更地のまま,倉庫を建てる計画はどうしたのか。建てるつもりはないのか。  3,現在,役所の書類や備品を管理している実態はどうか。見聞するところ,かなり分散していたり,手狭なフロアのあちこちに積み上げたり,苦労しているようだが,どうか。  4,この際,合理的に書類や備品を保管していくために,本庁の敷地内に軽量プレハブでも建てて管理するのが一番いいのではないか。例えば,現在,屋根つきの公用車駐車場がありますが,これを建てかえるときに2階建てにして,1階は駐車場,2階は倉庫にすれば,近くて便利になると思いますが,提案いたします。お答えいただきたいと思います。  次は,公共施設の適正な管理と利用についてであります。今回は,千葉公園関係の体育館,プール,市営野球場について質問します。  公園体育館は,年間8万人の利用者がありますが,戦争中に軍隊がつくった施設を移築してから46年も経過しています。市役所が行った耐震診断の結果,危険なので耐震工事が必要とされています。この問題は,議場で何人もの同僚議員が質問し,解決を迫っているのに,いまだ手つかずにいるのが実態であります。  プールは,公式も含め子供用もあり,年間3万人の利用者があります。久しぶりに訪ねてみましたが,私が40年前泳いだときと全く同じようでありました。ブロック積みの管理棟,天井面の仕上げが剥落している更衣室,開け閉め不能な木製建具,使用すると水がボタボタ漏れるので,ビニール袋をぶら下げた超古いクーラー,3年から5年に1度塗りかえが必要なのに20年間も放置されているプール床面の塗装などには驚きました。  同行した建築士の診断によれば,「全体として老朽化が激しく,各所に劣化が目立ち,プール利用者に建物による被害が出ないよう改善が必要である」と指摘しているわけであります。  昭和24年,1949年に建築された野球場は,高校野球から市民利用までスケジュールがいっぱいで人気もあります。しかし,管理室や審判の待機する部屋などは超古く,もちろんエアコン一つもありません。トイレは男女一緒であります。車いす対応はできていません。一番気になったのは,グラウンド周囲に巡らせた万年塀の劣化が激しいことでした。不等沈下が見られ,支柱と板がはがれている部分があり,破損のため応急に木板で補修している部分もあり,万年塀の部材が経年劣化によってクラックが目立つなど危険な状況です。ちょっと強めの地震がきたら危ないと思われます。管理事務所も大変古くて,管理する人たちは大変だなと思いました。  以上の施設を管理するのは都市局でありますが,担当助役,都市問題の専門家として着任された林助役に質問いたします。  一つ,林助役は,私が今明らかにした千葉公園の体育館,プール,野球場の憂えるべき実態についてどのように感じているでしょうか。林助役は心を傷めているでしょうか,お尋ねします。  2番目に,今まで千葉公園各施設の改修を求めると,決まって「再整備計画により5か年計画で順次行うことになっています」といったような決まった答弁が繰り返されていますが,一向に改修が進みません。この際,再整備計画は進めるとしても,その前に,緊急に必要な安全対策,応急修理などは急いで実施しなければなりません。  そこで提案しますが,千葉市全体の公共施設を対象にした仮称公共施設の安全対策緊急事業を制度化し,毎年予算化してはどうか。そうすれば,安全な公共施設になると同時に,中小業者に仕事もふえるわけであります。この提案をいたしますが,お答えいただきたい。  その上で提案しますが,来年度予算で公園体育館の耐震工事,応急な部分だけでも実施するよう求めますが,お答えください。  公園体育館は,防災計画で避難場所に指定されています。市民の避難所です。市役所の説明書によれば,「避難場所とは,被災者が一時的に宿泊滞在が可能な設備を有する」と書かれています。地震災害のとき,市役所が「避難しなさい」と誘導した体育館が地震被害を受けて,二次災害となったら,市民の安全に責任を持てません。緊急の改修を求めます。  4,プールについては,私が指摘した点についてどのように感じましたか。そして,直ちに耐震診断とその他の安全検査を実施するよう求めます。耐震診断といっても,市役所にはライセンスを持った方がたくさんいらっしゃるわけですから,職員の診断でも十分できるわけですから,直ちにやりなさいと言いたいと思います。  次に,野球場については,私の指摘に対する感想を求めるとともに,最小限内野席の万年塀は撤去して,目隠しフェンスに改修する必要があると思いますけれども,速やかに実施すべきでありますが,どうか。  以上,答弁を求めます。  3番目の質問は,公共工事の入札についてであります。  最近,公共工事の入札をめぐって,談合情報や不正の摘発などいろいろな情報が多く寄せられています。昨年11月,千葉市が発注する工事で談合があるとして,公正取引委員会が建設業協会千葉支部に加盟する千葉市内の建設業者40社に立入検査をしました。その結果が注目されていますが,最近の公共工事の入札をめぐって,談合情報や不正の摘発などの情報が多く寄せられている中で,この実態を考えると,やはり千葉市は公正取引委員会が入らなければいけないような状態があるんだなということを示しているんじゃないでしょうか。  本定例会の入札結果でも,落札率98.8%と明らかに不自然な数字があるとともに,1億円以上の工事では,基準価格以下で落札する低価格の入札がふえています。1億円未満の工事で予定価格の70%を下限にして,これを下回る価格で入札すると失格してしまう最低制限価格が定められています。最近の入札は最低制限価格ぎりぎりの落札が当たり前になっていて,失格する会社もたくさんあり,これで適正な仕事ができるのかと心配な入札結果も目立つようになりました。  ここで紹介しますが,契約課等の窓口では,市民はだれでも入札結果を閲覧できますので,私も閲覧してまいりました。その中で,平成14年7月8日入札,下水道排水施設工事(宇那谷14-2工区)は予定価格9,462万円でした。最低制限価格は7,177万5,139円で,これに対して,入札した業者の落札価格は7,177万5,200円,その差額はわずか61円でありました。そして,これだけの大きな金額の中で61円ということですから驚くばかりであります。ちなみに,応札した16社中5社が失格しております。  そこで,公正な入札と適正な工事執行を願って質問します。  1,昨年11月,千葉市が発注する工事で談合があるとして,公正取引委員会が建設業協会千葉支部に加盟する千葉市内の建設業者40社に立入検査をした実態と,今後の見通しについて,指名停止になる業者があるとしたら何カ月ぐらいの停止になるのか,伺います。  2,最近の1億円未満の入札についてでありますが,平成14年度の最低制限価格対象工事の発注件数と平均落札率は。  3,そのうち最低制限価格と同額の落札件数は。  4,また,最低制限価格から2,000円以内で落札した件数は。  5,最低制限価格と同額及び2,000円以内で落札したもののうち,失格業者の延べ業者数は何社か。  6,なぜこんなぎりぎりの落札率が可能なのか,最低制限価格はいつだれが決定するのか。  7,最低制限価格と同額の落札率及び2,000円以内で落札した会社のうち2件以上落札した会社と落札件数について。  8,次に質問する平成14年度に発注した工事の入札の,1,最低制限価格,2,落札価格,3,差額及び落札業者名を明らかにされたい。  1,下水道排水工事(宇那谷14-2工区),2,下水道排水施設工事(大日14-1工区),3,下水道排水施設工事(畑14-1工区),4,下水道排水施設工事(畑14-2工区),5,富田地区管路工事第10・A工区,6,若葉区球技場(仮称)管理棟新築工事,7,金親町64号線歩道整備工事,8,更科地区管路工事第6・A工区,9,桜木町外公共下水道整備工事(私道),10,富田地区管路工事第11工区。  9番目に,次に質問する平成12年度,13年度に発注した工事名の入札の予定価格,落札価格,差額,落札率,落札業者名を明らかにされたい。  1,動物公園こども動物園工事,2,東寺山66号線側溝新設工事,3,下水道雨水浸透施設工事(みつわ台13-1),4,作草部町734番地先側溝新設工事。  10,次に,一つの工事区間で1年置きに同じ業者が繰り返し受注している問題です。平成9年度から平成12年度までに発注した稲毛停車場穴川線電線共同溝整備工事の1,予定価格,2,落札価格,3,落札率・落札業者名を1回目から4回目まで順序どおり明らかにされたい。  次の質問は,交通不便地域のバス運行についてであります。  1,私は,さらしなバスの運行範囲をふやすように求めてきましたが,その後どんな努力がされたのか質問します。  1,高根グリーンタウン・高根団地などから若葉いきいきプラザ,千城台方面のバスは朝夕しかなく,昼間の利用を望んでいる人たちが困っているので,フラワーバスが運行されていない昼間の時間に限って,さらしなバスを運行するよう提案してきたが,その後どうなったのか。この地域を含めて,交通不便地域への足の確保についてはどうするのか。  2,もしも,さらしなバスの運行が困難なときは,最近,中央バスが走らせているマイクロバスのような小型バスに参入してもらい,大宮台から坂月十字路,泉市民センター,高根グリーンタウン・高根団地,若葉いきいきプラザ,千城台方面の路線を,フラワーバスが運行されていない昼間の時間に限って走ってもらってはどうか。  3,さらしなバスの運行範囲を広げ,白井地区にも入り,大池,鳥喰,五十土等のバス路線のない地域の足を確保してはどうか。  4,また,市営住宅西下田団地から要望のある若葉いきいきプラザへの利用のため,さらしなバスの停車場設置について,こたえていくべきだと思うが,どうか。
     以上,質問いたします。  道路用地の買収については次回にいたします。  第1回目の質問といたします。 35 ◯議長(市原 弘君) 野本信正議員の一般質問に対する答弁を保留し,暫時休憩いたします。      午前11時33分休憩    ───────────────      午後1時0分開議 36 ◯議長(市原 弘君) 休憩前に引き続き,会議を開きます。  野本信正議員の一般質問に対する答弁をお願いいたします。教育長。 37 ◯教育長(飯森幸弘君) 教育についての御質問について順次お答えいたします。  まず,体育・健康に関する学校教育についてのお尋ねのうち,体育・健康に関する教育の位置づけ及び運動部活動の位置づけを全面実施しているのかとのことでございますが,本市教育委員会では,体育・健康に関する指導を保健体育科の授業を中心に,各教科,領域,業間休みや昼休み及び放課後等,学校の教育活動全体を通して適切に行うよう各学校に指導しております。  また,中学校の運動部活動は,生徒が希望する運動部やその人数,そして,それにこたえる教職員の指導技術や能力及び施設設備等,総合的に判断して取り組んでおります。  なお,運動部活動は,休日や早朝及び放課後などの練習においては,教職員のボランティアに頼っているのが現状でございます。  次に,運動部活動の希望を生徒一人一人から聞いているかとのことでございますが,各学校では,毎年4月,全校生徒を対象に入部希望調査を行い,1年生には1カ月程度の仮入部期間を設けるなどして,生徒の希望にこたえられるよう努めております。  なお,本市の運動部活動については,毎年,生徒の約70%が参加しており,政令指定都市の中でも非常に高い率を示しております。  次に,生徒が希望する運動部活動の実現の度合いについてでございますが,学校の実情に応じまして,4月の職員会議で運動部活動の組織,運営等について十分協議し,生徒の希望が最大限実現できるよう努めております。  次に,武道館の有効活用のための改善の必要性についてでございますが,柔道部や剣道部として武道場を使用している学校は31校ですが,保健体育科の学習で,56校すべての学校が柔道または剣道の授業で使用しております。  次に,顧問や指導者不足の実態を数値で示されたいとのことでございますが,生徒の減少による学校の小規模化により指導者が不足し,運動部活動数が減少しております。その中にあって,生徒の希望が少人数であっても運動部が開設できるように,外部指導者を派遣したり,校長の意見を聴取し,人事異動で配慮したりするなど,対応しております。  なお,外部指導者につきましては,14年度は45校から65名の希望があり,56名の外部指導者を派遣しております。  最後に,外部指導者を大幅に増員し,平日も活動できるように改善すべきではないかとのことでございますが,外部指導者の指導日は特に限定しておりませんが,指導者の職業等の条件により,土曜日,日曜日に限られていることは多くあります。  なお,外部指導者の増員につきましては,今後も一層の拡充に努めてまいりたいと考えております。  以上で終わります。 38 ◯議長(市原 弘君) 保健福祉局長。 39 ◯保健福祉局長(片岡佳和君) 公共用地・公共施設の適正な管理と利用についてのうち,弁天保育所の隣の用地についてですが,この用地は,福祉関係施設または弁天保育所拡張用地等として活用を図ることを目的として,市土地開発公社へ先行取得を依頼し,用地取得したものであり,その用途に沿って検討を進めているところであります。 40 ◯議長(市原 弘君) 財政局長。 41 ◯財政局長(鎗田昭雄君) 公共用地・公共施設の適正な管理と利用についてのうち,管財課所管の倉庫用地についてお答えをいたします。  まず,出洲港の庁舎倉庫予定地の取得についてでございますが,取得目的は,本庁舎の狭隘により庁舎倉庫が分散していること,また,新市庁舎整備時の一時保管場所として使用することを目的に,平成7年に公有地の拡大の推進に関する法律により土地開発公社へ先行取得を依頼しました。また,依頼に当たりましては,代替地情報としての物件登録があり,市役所から近傍の土地でもあることから,取得をいたしました。  次に,進入路の土地についてですが,当該地は県有地と日本鉄道建設公団の所有地でありますが,現状は公衆用道路等となっており,建築基準法の適用を受ける道路であることから,倉庫建設は可能であります。  また,現在,倉庫としての使用は,本庁舎及び中央コミュニティセンター,労働者福祉センター,中央分室,旧職員高洲寮に分散しておりますが,総体的には手狭な状況となっているのが実情であります。このため,現状を解消するためにも倉庫が必要と考えております。当該地での倉庫建設につきましては,今まで市庁舎整備計画との関連もあり,見合わせてきたところでありますが,今後とも倉庫確保について検討してまいりたいと考えております。  なお,御提案のありました現庁舎敷地内での倉庫建設につきましては,将来の庁舎整備計画と大きくかかわりますので,現時点での見きわめは難しいと考えております。  次に,公共工事の入札について順次お答えいたします。  まず,公正取引委員会の立入検査についてでございますが,昨年の11月,同委員会が独占禁止法違反の疑いで市内の建設業者を立入検査したことは承知しておりますが,現時点では業者数も不明であり,実際に独占禁止法に抵触したかどうかの事実行為も不明であります。  したがいまして,公正取引委員会の調査の成り行きを見きわめることとし,不正行為の事実が明らかとなった場合には,指名停止等の措置を実施し,厳正に対処してまいりたいと考えております。  なお,その場合,指名停止の期間ですが,千葉市建設工事請負業者指名停止措置要領により,5カ月間となります。  次に,平成14年度の最低制限価格対象工事の発注状況についてですが,8月末現在の発注件数は342件で,平均落札率は91.26%です。  次に,最低制限価格と同額の落札件数は12件で,最低制限価格から2,000円以内で落札した件数は20件で,合わせますと32件です。  また,最低制限価格と同額及び2,000円以内で落札したもののうち,最低制限価格を下回り,失格となった業者数は延べ162社であります。  このような状況になったことにつきましては,最近の公共工事の発注件数が減少傾向にあり,同値でのくじ引きや,最低制限価格を下回り失格する業者も多い中での受注であるため,各業者が少ない受注機会を確実に受注したいという強い意欲を持ち,入札に臨んだ結果であると推測しております。  なお,落札業者に参考までに聞きましたところ,コンピューターの積算ソフトを利用して大まかな数字を出し,その数字をもとに,現在までに公表されている入札結果のデータを蓄積し,統計的な分析を加え,算出した結果であるとのことでありました。  また,最低制限価格は入札日当日,契約事務担当職員である契約課長が決定しております。  次に,最低制限価格と同額及び2,000円以内の落札が複数ある会社名と落札件数についてですが,以下,会社名につきましては株式会社を省略して申し上げます。  伊藤工務店が3件,小梛組が3件,勝司建設が2件,泰伸建設が2件,高田土木が2件,大日建設が2件,西原工業が2件,長谷川土木工業が2件の計18件となっております。  次に,御質問のありました工事ごとの状況ですが,まず平成14年度の10件の工事について順次申し上げます。  下水道排水施設工事(宇那谷14-2工区),最低制限価格7,177万5,139円,落札価格7,177万5,200円,差額61円,落札業者,小梛組。  下水道排水施設工事(大日14-1工区),最低制限価格4,219万2,783円,落札価格4,219万3,000円,差額217円,落札業者,泰伸建設。  下水道排水施設工事(畑14-1工区),最低制限価格4,574万7,689円,落札価格4,574万7,690円,差額1円,落札業者,小梛組。  下水道排水施設工事(畑14-2工区),最低制限価格4,718万9,250円,落札価格4,718万9,300円,差額50円,落札業者,泰伸建設。  富田地区管路工事第10・A工区,最低制限価格4,011万9,200円,落札価格4,011万9,500円,差額300円,落札業者,西原工業。  若葉区球技場(仮称)管理棟新築工事,最低制限価格6,228万5,815円,落札価格6,229万円,差額4,185円,落札業者,五稜建設。  金親町64号線歩道整備工事,最低制限価格3,369万8,000円,落札価格3,369万8,000円,差額ゼロ,落札業者,中田興業。  更科地区管路工事第6・A工区,最低制限価格6,218万9,000円,落札価格6,218万9,000円,差額ゼロ,落札業者,西原工業。  桜木町外公共下水道整備工事(私道),最低制限価格5,994万4,000円,落札価格5,994万4,000円,差額ゼロ,落札業者,須崎建設。  富田地区管路工事第11工区,最低制限価格2,042万5,000円,落札価格2,042万5,000円,差額ゼロ,落札業者,中田興業。  次に,平成12年度及び13年度の4件の工事につきましては,いずれも落札業者は五稜建設でありまして,動物公園こども動物園再整備工事は,予定価格1億5,272万円,落札価格1億5,180万円,差額92万円,落札率99.4%。  東寺山町66号線側溝新設工事,予定価格485万円,落札価格480万円,差額5万円,落札率98.97%。  下水道雨水浸透施設工事(みつわ台13-1),予定価格1,860万円,落札価格1,830万円,差額30万円,落札率98.39%。  作草部町734番地先側溝新設工事,予定価格314万円,落札価格310万円,差額4万円,落札率98.73%。  次に,稲毛停車場穴川線電線共同溝工事の発注状況について,順次申し上げます。  まず,平成9年度の工事は,予定価格9,272万円,落札価格8,820万円,落札率95.13%,落札業者,小梛組。  次に,平成10年度の工事は,予定価格9,602万円,落札価格9,550万円,落札率99.46%,落札業者は泰伸建設。  また,平成12年度には,その1,その2の2件の工事がございまして,その1につきましては,予定価格6,300万円,落札価格6,250万円,落札率99.21%,落札業者,泰伸建設。その2につきましては,予定価格5,770万円,落札価格5,750万円,落札率99.65%,落札業者,小梛組。  以上でございます。 42 ◯議長(市原 弘君) 都市局長。 43 ◯都市局長(水野紳志君) 公共用地・公共施設の適正な管理と利用についてお答え申し上げます。  まず初めに,千葉公園の体育館,プール,野球場の実態についてでございますが,整備後40年以上を経過しており,老朽化が進んでいることは認識しております。新5か年計画の中で,スポーツゾーンの再整備基本計画を策定するとともに,今後とも市民が安心して利用できるよう適切な管理修繕に努めます。  次に,千葉公園各施設の改修についてのうち,千葉市全体の公共施設を対象にした仮称公共施設の安全対策緊急事業の制度化についてでございますが,公共施設の安全確保は最優先事項と認識しております。したがいまして,通常の業務の中でその対応を図っており,御提案の制度については現段階では考えておりません。  次に,来年度予算での公園体育館の耐震工事の実施についてでございますが,千葉公園体育館の耐震工事については,耐震診断の結果を受け,現在,その対応を検討しておるところでございます。  次に,千葉公園プールについて,耐震診断とその他の安全検査の実施についてでございますが,プールについて,老朽化が進んでいることは認識しております。スポーツゾーンの再整備基本計画の中で検討してまいりたいと思います。  次に,千葉公園野球場についてでございますが,野球場についての感想及び内野席の万年塀を目隠しフェンスへの変更ということでございますが,本格的な改修は再整備基本計画の中で検討してまいりますが,市民が安心して利用できるよう,危険箇所については適切な対応をしてまいりたいと考えております。  以上でございます。 44 ◯議長(市原 弘君) 都市局次長。 45 ◯都市局次長(浅井法久君) 交通不便地域のバス運行につきましてお答えいたします。  最初に,高根グリーンタウンなどから千城台方面へ,昼間にさらしなバスを運行できないかとのお尋ねでございますが,さらしなバスの運行に際しましては,地元のさらしなバス利用促進協議会におきまして検討,協議をしながら,運行計画の見直し等を行ってきております。これまでも,路線の延長やダイヤの改善等を図ってきておりますが,これ以上の路線の拡大は難しい状況にございます。  なお,交通不便地域への対応につきましては,現在実施しておりますバス交通対策基本調査を踏まえまして,検討していきたいと考えております。  次に,大宮台から泉市民センターなどを経由し,千城台方面へ昼間に小型バスを活用し,バス事業者に走ってもらってはどうかとの御提案につきましては,バス事業者に伝えてまいります。  それから,白井地区の大池等バス路線のない地域に,さらしなバスの運行範囲を広げられないかとのことでございますが,さらしなバスの運行の拡大につきましては,先ほど答弁したとおり,これ以上の拡大は難しい状況にございます。  最後でございますが,西下田地区にさらしなバスのバス停を設置できないかとのことでございますが,バス停の新設に当たりましては,既存バス事業者等との調整が必要でございますので,関係者と協議したいと存じます。  終わります。 46 ◯議長(市原 弘君) 野本議員。 47 ◯56番(野本信正君) それでは,2回目の質問をいたします。  まず,入札の問題ですけれども,公正取引委員会の検査については不明だということでありますけれども,やはり公正取引委員会が,たしか今度だけじゃなかったですよね。こうして千葉市にたびたび入るということは,千葉市の入札に何か問題があるんじゃないかと。千葉市側にあるのか,入札をする業者とかそういう側にあるのか,その辺の判断をどうしているのか,お伺いしたいというふうに思います。  次に,このたび私は,1億円未満の最低制限価格対象工事について,そのごく一部を閲覧した中で感じたことを含めながら質問をさせていただきました。その中で,ただいま局長から答弁がありましたように,最低制限価格に対して61円とか1円とか0円とか,こういう数字で応札する,そして落札するということは,業界関係者に聞いてみると神業だと言うんですね。なかなかできるものじゃないと,たまにまぐれがあったとしても。こういうことであるし,しかも局長が発表されたように,2件,3件,僅差やゼロで落札している業者が何件もあるということになる。これはもう本当に考えられないことだというふうに言われているわけであります。  0円の落札が,今のお話の中でも12件あったということは,これは今年度の入札ですから,4月から始まって,実際,入札が始まったのはもうちょっと,6月ごろからでしょうから,わずか2カ月ぐらい,8月までですからね。これが12件もあるということです。最低制限価格ですから,1円下回れば失格するわけですよ。局長,そうですね。1円でも下回ればね。そうでしょう。だから,ゼロ円ということは,1円切れば失格する,ぎりぎりのところで入れているということについては,どうしてこういう数字が出るのだろうかということ。しかも,一つの企業が0円で2回も3回も落札するということは,この企業は相当そういう力を持っているか,いろんな計算能力が高いとか,役所に言わせるとそういうことになるんだと思いますけど,常識的には考えられないですね。  局長が答弁なさった,0円を2回落札した業者は,金親64号線と富田地区管路6・Aの2件ということでしたけれども,その後,私,最近の9月の入札について閲覧したところ,9月26日に野呂地区管路工事ですね,これについても9月26日に,何ていいますか,見事といいますか,また0円で落札している。この業者は連続3回,0円で落札する。これは本当に驚きですね。説明してもらいたいと思うんですけど,どうしてこういうことができるのかね。  それから,更科地区管路と富田地区管路10・A落札業者は300円と0円でしょう。また,宇那谷14-2工区と畑14-1工区落札業者は61円と1円ですよ。1円というのも,何て言ったらいいんでしょうかね。憎いというか何ていうか,きっと一生懸命みんなやっているんだと思うんですけれども,ほかの業者はじだんだを踏んでいるんじゃないかと思うんですね。1社でこういう2,000円以下で,しかも本当に僅差で2件も3件も受注している会社,一体どういうふうに考えるのか。3件受注している会社は,さっきの局長の御答弁では3社でしたけれども,私が今,9月分を1社足しましたから,合わせると4社もあるということでありますが,どうしてこういう結果になるのか,なぜ一部の業者だけこんなに正確な金額で落札できるのかについての説明をいただきたいと思います。  それから2番目に,0円やわずかな差額で落札する会社からコンピューターの積算ソフトがあるということで聞いたという答弁がわざわざございました。じゃお聞きしますけれども,市役所の職員はそのソフトを実際にその会社から見せてもらったことがあるのか,何社がそういうソフトを持っているのか,皆さんお確かめになったことがあるのか,こういうことをお聞きするとともに,この間,失格などで落札できない業者の中にコンピューターの積算ソフトを持っている会社はあるのかないのか,お伺いします。  3番目に,最低制限価格と同額及び2,000円以内の落札した件数が32件ですけれども,1業者で2件,3件落札しているため,受注業者数は22社ということになるわけですね。この不況の中で,こうして多くの業者が仕事が欲しい中で22社になってしまう。こういうことについては,やはり市内の中小企業の発展を考えて発注している役所の立場からするとどう思うのか,お伺いします。  4番目に,平成14年度の1億円未満の工事で,最低制限価格と同額及び2,000円以内で落札した8月末までの発注件数32件の指名業者の延べ会社数は558社,うち失格の延べ数が162社,これでいくと3分の1ぐらいですかね。こういう大変多くの方が失格しているわけですけれども,昨年度までと比べてどうなのか。  5番目に,最低制限価格と同額及び2,000円以内で落札した件数は32件,昨年までに比べて急激にふえているとしたら,その原因は何か。また,この中で同額落札でくじ引きになった件数はどのくらいか,お伺いします。  その2として,平成14年7月10日入札の動物公園こども動物園再整備工事は,落札率99.4%は高い方ですね。このときは,設計価格の事前公表はされていなかったわけですから,ない数字の中で1億5,272万円もの工事を99.4%で落札する,これもまた一方すごいわけであります。このほか,同社は3件,先ほどお話があったように,98.97%,98.39%,98.73%と軒並み100%に近い高い落札率でありますが,どういう力があるのか,この会社は。極めて不自然だと思うが,お伺いをしたい。  次に,その3として,稲毛停車場穴川線電線共同溝整備工事について,答弁で明らかになったのは,これまで4回入札が行われた,そして1回と3回が同じ業者,2回と4回が同じ業者。二つの業者が100%近い落札率でかわりばんこに仲よく受注しているわけです。稲毛停車場穴川線電線共同溝整備工事の進捗率を工事担当課にお聞きしたところ,これで60%ということであります。このままいくと,あと残りの40%の工事も二つの会社が順番に独占して受注していくことになりやしないか,お伺いします。  ところで,この二つの会社は,ほかの工事案件でも活躍なさっております。下水道排水施設工事,畑14-1工区と同14-2工区,この工事についても,二つの会社が1工区と2工区を仲よく受注している。大変不自然だと思うが,お伺いをしたい。  次に,同じ路線,同じ工区で特定の会社が連続して受注,独占したことは,競争入札の使命である競争性,透明性が機能しないのではないか,お伺いします。  そこで提案しますが,同じ路線,同じ工区での工事入札は,1度受注した会社は次の指名から外すという措置をとってはどうか提案しますが,お答えをいただきたい。  そして,この入札関係のまとめとして,一つに最低制限価格や入札予定価格は入札当日,契約課長が決定するとのことであります。私どもが契約問題で関係者の声をたくさん聞いておりますが,その方々が私どもに質問することは,「役所から情報が漏れてはいないのか」という質問であります。私どもはそういうときにはこう答えます。「そういうことが絶対あってはならないと思っています」,こういうふうに答えているわけでありますけれども,このことについて当局の説明をいただきたいと思います。  二つ目に,今,公共事業の入札等について,いわゆる口利きが問題となっていて,国会でも対応する法律の改正などが行われてきているところであります。千葉市の公共事業の入札等について,情報収集など,政治家や有力者による口利きがどの程度行われているのかいないのか,建設局,下水道局,財政局の順に見解をお伺いいたします。  さて,質問を移しまして,教育の運動部活動についてであります。  答弁では,全生徒を対象に入部希望調査を行い,生徒の希望にこたえられるよう努めている,指導者不足には民間指導者の増員,拡充に努めると,こうございました。全体として,野球,サッカー,バレーボールなどメジャーな運動部に比べて,長い歴史を持つ剣道や柔道が極めて少ないことは,やはり希望者も多いわけですから,改善が必要だと思うんです。  なぜ柔道部が立ち上がらないかといえば,これは相当経験豊かで技術力も高い人が指導に当たらなければ,けがとかいろんな問題があるわけですから,そういう対応ができないわけですね。そういう点では,民間指導員の問題を考えた場合,民間には,例えば柔道に絞ってみても,高い知識と豊富な経験,指導力を持った方がたくさんおられますし,また,生徒を健全に育成する豊かな心を持った方もたくさんおられると思うんです。  そこで,若い指導員の方もお願いするとともに,定年退職して時間に余裕のある方もいるわけですから,民間の指導者をもっと広く募って,柔道初め生徒の希望が,たとえ少数であってもこたえてやる,そういうふうにしていくべきではないだろうか。答弁をいただきたいと思います。
     次に,千葉公園の体育館,プール,野球場についてであります。  私は,林助役に質問したんですけれども,なぜ答えなかったのか。公園体育館は耐震工事が必要だと診断が出ているのに,これから5か年計画で検討していく,いつまで検討していくのか,助役の口から聞きたいと思います。  プールについても,私が提案した耐震診断と当面の安全対策をイエスと言わずに,再整備計画などの中で検討していくという答弁でしたけれども,これではもしものことがあったときに間に合わないから,やるべきことは早くやった方がいいんじゃないかと言っているわけです。  林助役は,都市問題の専門家として着任されました。きらびやかな蘇我臨海の開発のようなところにばっかり一生懸命ということではないでしょうが,千葉公園の体育館,プール,野球場のように,歴史があり,古いけれども大切に使っている施設の安全と緊急を要する整備について,責任を持って実施すべきではないでしょうか。恐らく林助役も,千葉のお生まれと聞いておりますから,若いころこういう施設になれ親しんだのではないかと思うんです。こういうところがああいう状態になっていることに胸を痛めているのかいないのかと1問目で聞きましたけれども,このことももう一度聞いて,適切な対応をしていただきたいと思いますが,答弁をお願いします。  以上です。 48 ◯議長(市原 弘君) 財政局長。 49 ◯財政局長(鎗田昭雄君) 公共工事の入札についての2回目の御質問にお答えいたします。  初めに,公正取引委員会の検査の関係でございますが,制度に問題があるのではというようなことでございます。これまで談合防止の観点から,指名業者名の入札前の公表などさまざまな制度の改善を図っており,今後も適切な執行に努めてまいります。また,業者のモラルが必要でございますので,各協会等を通じまして指導に努めておるところでございます。  次に,なぜ一部の業者だけ正確に落札できるのか,また,一部の業者に偏っていることについての御質問でございますが,最低制限価格は国土交通省の低入札価格調査制度の基準価格と同様に,工事原価であります直接工事費,共通仮設費,現場管理費をもとに算出しておりまして,先ほど申し上げましたとおり,コンピューター等の積算ソフトの活用によりまして,厳密な算出により見積もりしたものと推測をしております。  次に,その積算ソフトを見せてもらったことがあるのかとのことでございますが,積算ソフトを見せてもらったことはございません。積算ソフトは多数販売されておりますので,普及されているものと考えております。  また,積算ソフトを持っている会社の中で失格した業者はあるのかとのことでございますが,積算ソフトを保有していると答えた業者のいずれもが,他の入札において失格している事例がございます。  次に,最低制限価格など僅差の入札についての御質問でございますが,失格業者は,昨年度までに比べてどうかというようなことでございますが,お話のような僅差での失格者は昨年度はございません。  次に,僅差での落札が急激に増加したというような原因につきまして,先ほども申し上げましたが,発注件数が減少傾向にある中で,少ない入札機会を確実に受注したいとの強い意欲を持って応札した結果であると推測しております。  また,この32件の中で,同額でくじ引きとなった件数は8件ありました。  次に,動物公園こども動物園再整備工事外3件及び稲毛停車場穴川線電線共同溝整備工事,さらに下水道排水施設工事,畑14-1,畑14-2の落札状況についてでありますが,これらはいずれも設計図書に基づき業者が見積もり積算を行い,入札に臨んだ結果であると推測しております。  なお,1度受注した業者の指名につきましては,同一路線等においても,過去に発注した工事が竣工しており,工事検査結果や施工上の問題もなく,近接工事を施工中でなければ,指名業者選定基準に基づき指名することとなります。  次に,最低制限価格の漏えいについてのお話がございました。あってはならないことと考えておりますし,職員による不正行為はないと確信しております。  最後に,公共事業の入札等で外部からのいわゆる口利きはございません。  なお,本年7月に成立した,いわゆる官製談合防止法には,国もしくは地方公共団体の職員が入札談合等に関与した場合の懲戒処分や損害賠償請求などが規定されており,年内にはこの公正取引委員会からガイドラインが示されることになっておりますので,関係職員に対し,これらの周知徹底を図ってまいりたいと存じます。  以上です。 50 ◯議長(市原 弘君) 建設局長。 51 ◯建設局長(前田正啓君) 公共工事の入札についての2回目の御質問についてお答えいたします。  情報収集など有力者による口利きなどがどの程度行われているのかとのことについてでございますが,建設局におきましては,公共事業の入札等の外部からのいわゆる口利きはございません。  終わります。 52 ◯議長(市原 弘君) 下水道局長。 53 ◯下水道局長(堀江信之君) 下水道局におきましても,公共事業の入札等の外部からのいわゆる口利きはございません。  以上です。 54 ◯議長(市原 弘君) 教育長。 55 ◯教育長(飯森幸弘君) 教育について,2回目の御質問にお答えいたします。  入部希望の人数が少ない運動部活動と外部指導者についてでございますが,剣道,柔道のように危険性を伴う種目で希望人数が少ない場合についてでございますが,校内に顧問を配置することができれば部として成立いたします。また,外部指導者につきましては,今年度,56人分の予算を組んでおりますので,希望があれば,その枠の中で派遣することは可能であります。  以上でございます。 56 ◯議長(市原 弘君) 都市局長。 57 ◯都市局長(水野紳志君) 千葉公園に対します2回目の御質問にお答え申し上げます。  まず,体育館の耐震工事をいつまでに検討していくのかという御質問でございますが,千葉公園体育館耐震工事につきましては,平成12年に出ました耐震診断を受け,現在,鋭意その対策を検討中でございます。  次に,プール,野球場に対する感想及びそれに対する適切な対応が必要ではないかという御質問でございますが,これまた先ほど御答弁申し上げましたように,整備後40年以上経過しておりまして,非常に老朽化が進んでいることは認識しております。したがいまして,スポーツゾーンの再整備計画というのを策定することの中で検討してまいりたいと思います。また,今後とも市民が安心して利用できるよう,適切な管理修繕に努めてまいりたいと思います。  以上でございます。 58 ◯議長(市原 弘君) 野本議員。 59 ◯56番(野本信正君) 林助役はなぜかしら立たない。おいでになったばかりですから,きょうはこのままにしておきましょう。しかし,議会に対する態度というのはそういうことはよくないですよ。議員は4年に1回選挙をやって,年に4回,できても質問はそれしかできないんですから,そういう中で真剣な質問をしているんですから,それをちゃんととらえるようにしていかなければいけないということを強く申し上げておきます。  さて,公共事業の問題は,今,いろいろお話ありましたけれども,昨年度ぐらいまでは,どっちかというと上の方のぎりぎりでとっているのが多かった。しかし,ここへ来て急激に,そういうようなことができなくなったらしくて,どうも下の方で競争し合うと。しかもそれが1円とか0円とか,こういうようなことで,しかもそれは一部業者に偏っているということが判明したわけであります。  答弁では,市役所の側から情報が漏れていないと言うし,口利きもないと言います。じゃ,どうしてこういうことになるんだということがやっぱり疑問になるだろうというふうに思うんです。みんなが同じソフトを持っているというんじゃ,入札した業者がみんな同じ価格,ゼロが並んで,みんなでくじ引き,せーのってやらなきゃいけない時代,そうなりますよ,そんなこと言うんなら。それは答弁にならない,説得力ないと思うんですね。  やはり今,公正な公共事業をめぐっては,政治家やその秘書による口利きで公正な入札がゆがめられている,こういうことが国会の不祥事,鈴木宗男事件とか,加藤紘一衆議院議員の事件とか,千葉県では井上裕参議院議員の事件などがあって,その全容の解明が急がれている時期であって,地方自治体でもそれは他人ごとではないわけです。  ですから,政治家の口利きによる公共事業の発注は,利害関係が発生して,入札の競争性,透明性,公平性の機能が失われることになるわけです。このことについて承知しているかどうか,お答えをいただきたいと思います。  そして最後に,口利きはないと言うけれども,もしあった場合は報告をする制度をつくったらどうでしょうか。すなわち政治家が行政に対して,ある業者の指名参加を依頼すること,設計金額の情報収集,収集指名業者のメンバー公表など,いわゆる口利きを行った場合は官報で市民に知らせるとか,議会に知らせるとか,そういう制度をつくるように求めますけれども,お答えをいただきたい。  以上で終わります。 60 ◯議長(市原 弘君) 財政局長。 61 ◯財政局長(鎗田昭雄君) 公共工事の3回目の御質問でございますが,口利きの関係で,いわゆるあっせん利得処罰法,これが7月に改正されていることは承知しておりますけれども,これにつきましてのお話の中で,口利きがあった場合に報告すべきではないかというようなお話がございました。先ほども申し上げましたとおり,これまで口利き等はございません。また,競争性というようなことの中での関係では,公共工事の適正化に常に努めておるところでございまして,先ほども御答弁しましたとおり,本市としましては,毎年度,公共工事の適正な執行に対する見直しを行っておりまして,昨年4月に施行されました入札契約適正化法及びこの7月に成立いたしました官製談合防止法に基づきまして,対応を図っていきたいというふうに考えております。 62 ◯議長(市原 弘君) 野本信正議員の一般質問を終わります。  一般質問を続けます。41番・前沢勝之議員。    〔41番・前沢勝之君 登壇,拍手〕 63 ◯41番(前沢勝之君) 民主新政クラブの前沢勝之でございます。  昨年までの9月議会は総括質問でありました。ことしから一般質問となり,12名の議員の最後の質問となりました。市長初め執行部の皆さん,議員の皆さんも大変お疲れと思います。力を振り絞って元気よく頑張ってまいりますので,熱意ある答弁をお願いいたします。  それでは,通告に従いまして質問を行います。  まず最初に,子和清水の利用計画と整備についてであります。  この夏は,ヒートアイランドの影響なのか,温暖化の傾向が連日,日夜ともに大変暑い厳しい日が続きました。千葉市こてはし温水プールも毎日大盛況のようであり,これまで,この夏の時期における駐車場の確保は,市関係者もプール利用者も大変苦労いたしましたが,ことしはプールの下流側,子和清水の未利用地の一部に盛り土をし,臨時駐車場として活用,連日満車の状況にあり,利用者の声も大変好評のようでありました。  そこで,今回伺いたいのは,この子和清水のこれまでの経緯と,これから公社から買い取ると予測される土地の利用,整備についてであります。  この土地は,子和清水調整池下流から県道四街道船橋線に至る約300メートルの細長い谷津田状態であり,北清掃工場のためにつくられた市道155号線の激しい地盤沈下の状況を見ますと,隣接する子和清水の土地も相当な湿地田であろうし,用地の中央には高架線が走り,当然,地役権設定もされており,これらの状況にあっては,農地としても何らかの施設をつくるにしても,相当利用価値の低い,難しい土地であります。  しかし,この土地を本市の関係する土地開発公社に依頼し,都市住民に対し水田を中心とした農作業体験の場を提供するためのいきいき体験農場整備用地として,1万7,253平米の土地を9億7,600万円,坪当たり18万7,000円弱の値段で,平成9年9月から平成10年3月,この半年間に用地を買収,それが完了し,現在はアシの生い茂る湿地帯のまま未整備であります。  そこで伺います。この土地の買収目的は,先ほど申し上げました都市住民に対し水田を中心とした農作業体験の場の提供とあります。平成9年の当初予算のあらましには,北清掃工場関連施設として,地元地権者の要望に基づき,いきいきプラザの利用者及び学童等に,農業体験を通じて土や自然に触れ合いながら,農業を理解してもらう場として整備すると,正直に書いてあります。  しかし,この土地から数百メートルのところには,千葉市が誇る立派なふるさと農園がありますし,グリーンビレッジ構想の中にも体験農場の設置が検討されております。それらとのかかわりはどうなのか,なぜこの場所に体験農場が必要なのか。また,この湿地田が水田を中心とした農作業の地に適しているのかどうか,お伺いいたします。  2点目は,ことし,温水プールの仮駐車場として用地内に盛り土して利用しておりますが,面積はどのくらいで,何立米の埋め立てをしたのか。その整備費用はどのくらいで,この土地の利用目的を農業体験用地としているならば,駐車場の利用には限度があろうと思います。何年までの利用許可なのか。  なお,埋め立てに関連して伺いますが,本市の発注工事からの残土処理費は,移動10キロメートル以内と仮定すると,1立米当たりの単価はどのくらいなのか,お聞きします。  3点目は,この子和清水未利用地の隣接地に調整池と多目的施設用地2万8,300平方メートル,これがあり,市道155号線ののり面740平米があり,子和清水未利用地と合計しますと4万6,300平米と広大な用地となるわけでありますが,管理所管が農政,清掃,下水,土木と四つに分かれているわけであります。これからどのような一体的な整備を進めていこうとするのか,お聞きします。  2点目は,動物保護指導センターの活用と周辺整備についてであります。  私は,昨年この時期に,ニュージーランド,オーストラリアにおける海外研修視察に参加させていただきました。高齢者福祉や都市づくり,IT,市民参加における花と緑の町づくり等,幅広い視察日程でありましたが,200年以上前から多くの国の花や木を採集し,改善,改良を加え,花と樹木の普及を図ったイギリスの流れをくむニュージーランド,オーストラリアであり,広大な公園の中に花や木や緑豊かな管理された公園,その中で市民がどのように利用し,親しんでいるのか,公園の芝生の管理はどうなのかに注目,期待し,集団での行動のない朝夕に運動靴に履きかえて歩き回りました。  春という季節柄もありましょう。初めて見る数多い種類の樹木や,形や色とりどりの花の中,多くの老若男女が楽しそうに芝生の中で話をしている姿がうらやましく感じました。  その姿の中で驚いたのは,犬のマナーであります。公園を利用する多くの人が犬を連れてきて,公園に来ると犬を自由に放し,走り回っている犬。周りには「芝生に入るべからず」,「犬のふんをさせないで」というような看板はありませんし,走り回っている犬同士も大変仲よく,飼い主から呼ばれれば急いでそのもとに戻るのであります。  そこで私は,公園内の犬のふんが気になり,多くの公園を見て回る中で犬のふんを探しました。延べ10回ほどの公園の散策の中で,小指ほどの小さなふんが1カ所だけ見つかっただけであります。  そこで,通訳の女性に犬のしつけについて尋ねますと,日本と違って犬のマナーは飼い主の責任で,子犬を飼うときに,ボランティアの訓練士が飼い主と犬に厳しい指導訓練を行い,犬が外でふんやおしっこ,これは訓練ではなくて飼い主の責任だということでありました。犬を飼うだけではなくて,猫の場合については,皆,この国では,自宅の中から外に出さないんですよと聞き,日本の現状と違うなと痛感いたしました。  私は,常日ごろ,犬のふんを見つけては,飼い主は自宅でふんをさせてから散歩に連れ出してほしいなと思っている一人であり,犬のおしっこは縄張りをにおいで知らせる動物の本能であり,しようがないのかなとあきらめておりました。  しかし,飼い主と犬のマナーについての講習の必要性を感じ,知人で犬を買っている人にこんな話をしましたら,その知人は「何言ってるの。千葉市の動物保護指導センターではその講習をやってますよ。この犬も私もその講義を受け,大変参考になりました」。  早速,本市から依頼を受け,指導している千葉県動物保護管理協会の獣医師Iさんを訪ね,話を聞きました。その指導方法は,私の知る限り,犬の飼い方,扱い方は全くこれまでと違っておりました。犬の指導の基本は無言無視であり,犬の要求には応じない,人と犬の上下関係をはっきりさせる,指示に従ったら褒める,この繰り返しだそうであります。先生のしつけ教室の内容は,散歩の仕方,お座り,伏せ,待て,犬同士の触れ合いであり,犬のふんやおしっこを自宅でさせるのはしつけ以前の飼い主の責任ですよと笑っておりました。  そこで3点伺います。その一つは,本市で催している犬のしつけ教室の年間回数,受講申込状況,講習をしている場所,講習後の飼い主と犬の効果について。  2点目は,現在のしつけ方教室は,小型犬,大型犬の部ともに講義と実地2回の3日サイクルでありますが,これから犬を飼う人,犬を飼っていないが受講したい人にも基礎講座が望まれるわけですが,それらについてはどうか。  3点目は,現在,犬,猫に対する市民からの苦情はどうか。あるとすれば,その内容はどういうものか,伺います。  次に,猫についてであります。  猫についての問題は何点かありますが,その一つに,猫免疫不全ウイルス感染症,通称猫エイズであり,人や他の動物に感染することがないため,余り大きな問題になっておりませんが,獣医師など専門家の一部では,猫のエイズ感染は地域によっては50%を超え,10年から20年で猫がいなくなってしまうのではと心配し,その対策として,猫を自宅から外に出さないでと飼い主に指導しております。  2点目は,猫は家から外に出ることが多く,その際に繁殖の機会を得ることが多く,望まない繁殖がふえ,放棄処分においては,犬は減少しているに比べて猫が増加している点であります。  そこで伺います。猫エイズ感染について当局はどのように認識しているのか。また,この感染はエイズ抗体検査で判明するわけですが,これ以上の感染拡大を防ぐ観点から,早急な指導周知及び補助が必要と思われますが,どうか。  2点目は,猫の不妊手術の助成でありますが,県内でこの助成をしている市町村は,私の知る範囲では本市のみであります。その取り組みに評価いたします。しかし,その予算は200体の不妊手術補助60万円であります。この募集の期間も6月に限定,抽せんで決めておりますが,当初からあきらめる人が多いと聞きます。犬の安楽死処分に比べ1.5倍の猫の処分が多く,その対策に不妊手術が必要であります。犬の不妊手術助成は390万円であります。その犬の不妊手術並みに上げるべきと思うが,いかがでしょうか。  次に,動物保護指導センターについて伺います。  この建物は,8年前,政令市としての必須要件として宮野木町に建設され,動物の愛護指導と犬,猫の安楽死処分が主な業務で,富里にある県の動物愛護センターと同様の施設をつくると説明がありました。  当時,安楽死処分ということが気になり,富里の施設を視察してまいりましたが,広い芝生の中で子犬と子供たちがたわむれ,問題の管理棟も周辺の環境との違和感もなく,安心しました。しかし,でき上がった本市の施設は,愛護センターではなく指導センターであり,事務所と安楽死処分施設,収容される犬,猫の保護室であり,富里の県施設とは機能は同じでも,内容は大幅に違っておりました。  そこで伺います。一つとして,千葉市の保護指導センターで受け入れられている犬,猫の年間受け入れ頭数と安楽死処分頭数は,それぞれ何頭か。また,処分待ちや保護中の犬,猫はどこで飼われているのか,問題はないのか,伺います。  2点目は,平成12年,動物の愛護と適正な飼養のため,動物の保護及び管理から動物の愛護及び管理に関する法律と改正が行われました。その中に,ペット動物の飼養に伴う飼い主のふんの不始末等の迷惑行為を抑えていくために,地方公共団体が条例によって必要な措置が講じられるようになりましたが,本市の対応はどうなのか,伺います。  3点目は,動物販売業者は,このたびの改正で届け出が義務づけられました。業者を対象とした立入検査や調査については,獣医師等の専門職員に動物愛護管理員としての職名を与えることが必要となりましたが,本市の任命はどうなのか,任命するとすれば何人ぐらいが必要なのか,伺います。  4点目は,これまでの動物保護指導という観点から,動物愛護管理という法律に変わり,ペット飼養者の多様化やマナーの向上に向けて周知や指導の観点からも,同センターの責任は重く,今後の方策,施設の改善や拡張を含め,変化が予測されますが,これからどういう方向に業務内容,組織,施設の整備を進めようとするのか,伺います。  なお,県の富里愛護センターの組織人員,敷地及び建物の面積はどのくらいなのか,伺います。  次に,周辺施設の整備についてであります。  同センターの周辺は,隣が花見川・稲毛土木事務所,その向かいが花見川・稲毛環境事業所であり,その隣接には宮野木スポーツセンター等行政施設がまとまっており,現在,この周辺33ヘクタールの田畑山林に3,000人の新たな居住地となる組合施行の区画整理事業が平成17年度完成を目指して進行中であります。  そこで,花見川・稲毛環境事業所について伺います。この事務所は,建設された昭和52年当時に比べて,仕事の内容が大幅に変化し,業務量,職員数も相当減少し,1万3,000平米と広い敷地に建てられた平家の事務所も老朽化が激しく,3年後には隣に新しい町が誕生すると思うと,事務所の改善,改修,敷地内外構の整備が必要と思われますが,どうなのか。  次に,花見川・稲毛土木事務所でありますが,環境事業所とは反対で,昭和63年に建てられた建物はまだ耐用できますが,所内2課制となり,業務量が複雑に細分化され,事務所に伺っても,物入れや書類に囲まれて仕事をしております。狭隘の現状とその改善策について伺います。  次に,今はまだなき公園事務所について伺います。花島公園内に花見川公園管理事務所の設置が内定,市内6カ所のうち,稲毛区だけが事務所が設置されておらず,場所の予定も聞いておりません。稲毛区内における事務所の設置場所及び予定はどうなのか,伺います。  三つ目は,各部局の契約執行についてであります。  今議会冒頭,市長からの提案理由の説明において,厳しい財政状況の中,常に最少の費用で最大の効果を上げることを念頭に置き,行政改革の推進については,その具体的取組項目を定めた行政改革推進計画の最終年度とし,歳入歳出合わせて35項目の改革,改善に取り組み,約25億円の成果を上げたと評価いたしました。  私も,平成11年,各所管における管理運営業務の委託,許可についての契約方法,随意契約の理由と経緯,今後の扱いと考え方について,種別件数約300件について調査を行いました。その結果は,契約の大半が随意契約であり,今後の契約の考え方の問いにも,引き続き随意契約を継続したいとの回答でありました。  私は,この随意契約の数の多さとともに,契約理由の甘さ,検討もしようとしない体質に驚き,あきれ,すぐ当時の財政局長に調査したすべての資料をお渡しし,改善を申し入れました。  その1年後,市民ネットワークの山口議員から,契約・入札制度の公正・透明化を目指した質問の1項目に市役所や区役所の清掃,警備等があり,長期間,1業者が同じ仕事を独占してよいのでしょうかという質問がありました。  これに対し,当時の財政部長は,本庁舎の清掃及び警備業務の契約につきましては,一般競争入札,指名競争入札を基本にしており,一部随意契約によって実施しており,今後とも透明性や競争性,公正性を確保するために,適時制度の改善を図ってまいりたいと,区役所の契約実態には触れませんでしたが,本庁舎のみの回答を行いました。  そこで私は今年,3年前,300件に及ぶ各所管からの調査回答をコピーし,裏面には前回と同じ内容を,改善されていることを期待して各所管に調査依頼しました。その回答内容は,3年間に契約方法を見直した件数32件,今後見直ししたい件数は15件で,残り80%強は,これからも随意契約という現状維持であります。  そこで伺います。一つとして,財政当局は,2年前の山口議員,3年前の私の改善についての申し入れに対し,改善を図っていきたいと言ってきましたが,実態は質問したとおりであります。当局は,これまでどのような指導改善を図ってきたのか,この実態についてどう認識しているのか,伺います。
     2点目は,調査している300件の中には,随意契約でもやむを得ないかなと思われる売店,レストラン,中央コミュニティセンター関係や,随意契約をすることができる地方自治法施行令167条2項,これらの対象として除外してもいいかなと思うものがあります。しかし,それらを除外しても,教育委員会の40件,保健福祉局の25件,市民局の21件と,数多くの随意契約が見られるわけであります。教育委員会,保健福祉局,市民局の契約実態についての当局の考え方やこれからの対応について伺います。  3点目は,13年度の行政改革35項目の枠には,各局の契約行為は入っておりません。現在取り組んでいる行政改革ではどのような項目を改善しようとしているのか,伺います。  また,最少の費用で最大の効果と言われますが,これを執行していくのは人であります。職員の投資対効果,経済・経営に関する教育,チェック評価はどのようにしていくのか。  4点目は,調査した随意契約のうち,改善すべきと思われる内容を分類すると,警備,清掃,電気,空調,エレベーター保安等,大枠でくくると10項目ぐらいに分けられます。管理所管を超えて類似分類ごとに件数や発注金額等を適度にまとめて発注行為が行われるべきと思いますが,どうか。  4点目は,蘇我臨海における球技場建設についてであります。  蘇我特定地区の整備については,21世紀の本市にとって重要な事業であり,その内容は,土地区画整理,都市計画道路の3路線,総合スポーツ公園で,面積は227ヘクタールと説明を受けてまいりました。  しかし,2月14日,ジェフ市原と市原市長から,ホームタウンの広域化について千葉市に協力の依頼がありました。鶴岡市長は翌日の定例記者会見で,チーム側からホームタウンの広域化について相談があった,今後三者で協議する,蘇我の公園内にできるだけ早く球技場を整備すると公表いたしました。  また,市原市の小出市長は,ホームタウンの灯を消さないため苦渋の選択だが,チーム名の変更やホームゲームの大幅減には応じられない,メーンは市原市という点にこだわりたいと強調いたしました。これに対して鶴岡市長は,市原市とジェフ市原が困っているのであれば手助けをしたい,名称についてもこだわっていないと理解のいいところを示しました。  これだけの内容を聞いておりますと,千葉市が北九州とともにサッカーJ1,J2のJリーグチームを持っていないので,腹の底では相当にチームを欲しがっているなと見られてしまいます。ましてその後の球技場建設に向けての準備の早さは,かつて味わったことがないスピードであります。5月1日には球技場建設準備室が設置され,室長以下5人が配属,その2カ月後の7月1日には千葉市政だよりによって,球技場建設の施行や運営に対するアイデア提案を募集,締め切りは7月31日,この提案を取りまとめ基本設計に反映。また,サッカー関係者の提言としてイレブン懇談会を設置するなど,市政だよりに掲載されたのであります。  しかし,本市は,この提案締め切り7月31日以前の7月23日には,企画提案方式とのことで,4,200万円の契約で日本設計が,本市の都市整備公社から債務負担によって受注が決定いたしました。私は,15年間の議員生活の中で,100億円を大幅に超えると思われる大事業がこのようなスピードで進められていくことは記憶がなく,大変な不安と危機感を覚えます。  そこで伺います。平成14年の第1回定例会において,市民自由クラブの森議員から三者協議会の進め方について質問があり,早期設置すると回答がありました。そこで,三者協議会についての協議内容はどのようなもので,これまで何回開催されたのか,また,その後,三者による契約調印を早急に行う必要がありますが,いつごろになり,契約の内容はどのような内容のものになるのか。  2点目として,今回の代表質疑によって,球技場の内容が2万人規模で屋根つき,球場全体の建設費についてこれから詳細設計によって判明すると,机上の計画段階を思わせる説明がありました。  しかし,サッカー場は公園建設当初からあったと言われましたが,Jリーグの準ではありますがホームグラウンドであり,2万人屋根つき球場,当初の公園配置から球技場の位置が変更され,公園建設費の大幅なアップを考えれば,もう少し慎重な対応が必要と思われます。  そこで,2005年度のできるだけ早い時期にと言っております球技場竣工を考えると,当初の工程第1段階である5か年計画の道路,駐車場を含む公園整備,蘇我駅周辺整備,川鉄や公団等との整備手段に無理はないのか伺います。  3点目は,市民からのアイデア提案募集締め切り,イレブン懇談会の取りまとめの日程と基本設計契約発注の期日について,その整合性について疑問はないのか,どのように提案や提言を生かしていくのか,お伺いいたします。  また,設計について,企画提案方式で日本設計が受注したようですが,企画提案に示した本市の条件は何で,何社が応募し,日本設計が受注した企画のポイントは何だったのか。  なお,庁内におけるジェフ市原の準ホームグラウンドとして受け入れ,球技場建設基本設計発注に至るまでのプロセス及びコンセンサスについて,どのような議論を行い,どのような問題があると市長に具申をしたのか,伺います。  次は,穴川,宮野木における渋滞対策と歩道の整備についてであります。  国道16号穴川インター内の天台交差点の改良工事について伺います。  この交差点は,京葉道路と国道16号の接続点で,24時間車の通行がとまることなく,車と車の間を自転車が通る,非常に危険な交差点でありました。これまで長い間,この議場においても多くの議員が改善を訴え,多くの市民からも要望が出されておりました。市当局もこれらの要望に対し,平成4年,本市が国道16号の道路管理者になってから,天台交差点の改良工事については稲毛地区における重要な交通対策ととらえ,国土交通省や千葉国道事務所,日本道路公団,公安委員会と,多くの関係機関と協議を重ねていることは私たちも承知しておりました。  そこで,長年の当局の努力によって,この交差点の改良工事がことし3月末に完成いたしました。その改良工事の内容は,自転車横断帯の設置や右折・左折レーンの設置,これまで信号での制御は難しいと言われていたものを,複雑な信号での制御化等の安全対策が実施されました。  その結果,8月の新聞で報道されました内容を見ますと,昨年の4月から6月の3カ月間の同月比によれば,昨年の3カ月間96件から,ことしの16件と,3カ月間で80件の大幅な減であり,これまで千葉北警察署管内最大の事故多発交差点が,今回の改良工事で大きく改善されました。ここに至るまでの長い間,当局及び関係機関の皆さんの御努力に感謝と高い評価をいたしております。  しかしながら,今回の対策工事は交通の安全性に重点を置いているためか,一部の箇所において自動車の交通渋滞が解消されておりません。交通渋滞の箇所は,国道16号バイパス下り線から国道16号稲毛方面の出口付近における渋滞であります。  そこで伺います。柏方面への出口は2車線化がなされ,スムーズな流れとなっておりますが,稲毛方面への出口については相変わらず1車線であります。2車線化ができないものか,対策について伺います。  次に,市道園生町4号線の渋滞解消について伺います。  市道園生町4号線は,県道穴川天戸線を起点として,市道穴川犢橋町線の宮長橋に至るバス通りでありますが,幅員が狭く,バス同士のすれ違いも困難で,歩行者や自転車の通行には毎日危険にさらされている現状であります。  この道路と平行して都市計画道路磯辺茂呂町線があり,早期整備が要望されているところであります。市当局の説明によりますと,平成13年度より関係機関との協議を行っており,平成17年度より用地買収を開始するとのことであります。磯辺茂呂町線の開通までには10数年かかる見通しであります。磯辺茂呂町線が間近に供用できるのであれば,拡幅整備については大きな経費がかかることから我慢すべきと考えますが,6年前に磯辺茂呂町線が園生町まで部分開通してから年々交通量がふえてきており,朝夕だけでなく,日中も信号三,四回待ちの現状は限界を超えております。  まして,現在施行中の稲毛北土地区画整理事業が着実に進捗,先ほども申し上げましたが,平成17年完了予定であります。今でも京葉道路,東関道,国道16号に囲まれた過密な地区であり,稲毛方面には園生町4号線しか路線がなく,新たに3,000人もの人が居住し,通勤通学に利用,これまでの交通量に増加,渋滞が加速することに,困惑よりも危機感を覚えるわけであります。  そこで伺います。園生町4号線と穴川犢橋町線との交差点改良については前から要望しておりますが,道路の境界がやっと決まったと聞いております。その後の進捗状況と整備予定について伺います。  2点目は,園生町4号線,約500メートルの区間の整備であります。磯辺茂呂町線の計画がありますので全面拡幅は無理としても,歩行者の安全対策として,待避所的な場所の確保,常に信号3回から5回待ちの渋滞解消策はどうか,伺います。  3点目は,穴川犢橋町線における宮長橋たもとの右折レーン新設と信号制御についてであります。この路線は車両通行量が多い割には流れがよく,1点目で質問した交差点改良が進めば,流れは今以上によくなり,信号の見直しによっては園生町4号線の改善につながります。この改善対策について伺います。  なお,歩道の整備について,街路樹が枯れた後の補植,そして広い歩道での私的な利用についての質問を入れておきましたけれども,市長の花の都・ちばとの関連で当局の意気込みがよくわかりました。今回については,今まで以上に花と緑というものを道路に整備することをお願いしまして,1回目の質問を終わります。  ありがとうございました。 64 ◯議長(市原 弘君) 答弁願います。経済農政局長。 65 ◯経済農政局長(田村多一郎君) 子和清水の利用計画と整備についてお答えをいたします。  御質問のいきいき体験農場と子和清水の一体的整備につきましては関連がございますので,一括して答弁をさせていただきます。  いきいき体験農場につきましては,北清掃工場の関連施設として,農業に役立つ施設の整備を地元から要望されましたことから,自然との触れ合いの実現と農業の理解を深めるため,従来からの水田を活用し,ふるさと農園ではできない稲刈り等の農業体験の場として整備する計画を進めてきたところであります。  しかしながら,最近の厳しい経済情勢や本市における財政状況,それから将来負担,さらには市民生活上の緊急性等を考慮するとともに,また,新たにいずみグリーンビレッジ構想においても同様の事業が検討されていることなどから,いきいき体験農場の整備につきましては,周辺の土地利用や土地の形状等を勘案いたしまして,最も有効な利用ができるよう,今後予定される5か年計画事業の見直しの中で検討してまいりたいと考えております。  次に,残土処理費用についてでございますが,千葉市の積算基準では,建設発生土の処理費は1立方メートル当たり1,020円,運搬費は10トントラックで10キロメートル以内に運搬した場合,1立方メートル当たり1,433円であります。  以上でございます。 66 ◯議長(市原 弘君) 教育長。 67 ◯教育長(飯森幸弘君) 子和清水の利用計画と整備についての御質問のうち,所管の事項にお答えいたします。  こてはし温水プール臨時駐車場の整備内容等についてのお尋ねでございますが,整備面積は約3,400平方メートルで,埋立量は3,000立方メートルでございます。また,整備費用につきましては,約1,000万円でございます。  借用期間でございますが,千葉市土地開発公社より平成14年1月1日から土地使用許可を得て,年度ごとに許可を更新することとしております。  次に,各部局における契約執行についての御質問のうち,随意契約にかかわります教育委員会の考え方についてのお尋ねにお答えいたします。  教育委員会で行っています随意契約につきましては,主に施設の維持管理にかかわる警備委託や空調設備の保守点検業務委託等でございます。これらの業務につきましては,現在,設置事業者以外の保守点検業者等であっても,設備機器の維持管理に必要な知識や技術力,経験を十分備えていると考えられますことから,今後の業務委託等の契約におきましては,地方自治法の趣旨を踏まえ,競争入札による契約を基本としつつ,競争入札になじまないなどの理由によります随意契約につきましても,3社以上から見積もりを徴収するなど,特定の業者に偏ることなく,より一層の透明性や競争性,公正性を確保するよう努めてまいりたいと存じます。  以上で終わります。 68 ◯議長(市原 弘君) 保健福祉局長。 69 ◯保健福祉局長(片岡佳和君) 初めに,動物保護指導センターの活用とその周辺整備についてのうち,所管について順次お答えします。  まず,犬のしつけについてですが,平成13年度の犬のしつけ方教室の開催回数は12回で,延べ263名の方が受講されています。実施場所は,講義は動物保護指導センターの会議室で,実地訓練は同センター玄関前駐車場の限られたスペースを活用して実施しています。  実施による効果は,数字であらわすことはできませんが,受講者に対しまして行いましたアンケートでは,好評を得ております。  しつけなどに関する講習会は,犬のしつけ方教室と愛犬相談の2本立てで実施しております。犬のしつけ方教室については犬を飼っている方を中心に実施し,見学も受け入れており,愛犬相談につきましては,犬を飼っている方と予定している方を対象に実施しております。講習会の充実及び枠の拡大については,今後検討してまいります。  次に,市民からの苦情ですが,平成13年度,犬に関する苦情は1,656件あり,その主な内容は,捕獲の依頼,汚物及び悪臭,鳴き声に関するものです。また,猫に関する苦情は338件あり,その主な内容は,捕獲の依頼,汚物及び悪臭,庭を荒らすなどです。  続きまして,猫についてでございます。  初めに,猫エイズ感染についてですが,この疾病は感染した猫すべてが発症するとは限らず,通常は4年から5年,長期では10年以上の長い潜伏期を経て発症するため,すぐに猫が絶滅するというような状況にはないものと認識しております。  市内の猫エイズ感染率に関するデータはありませんが,ワクチンも開発されておらず,有効な治療法もないため,室内飼育は,猫エイズはもとより他の感染症に対しても有効な予防策であります。そこで,今後,飼養者に対する個別指導,啓発パンフレット,市政だよりなどにより,室内飼育の啓発に努めてまいります。  なお,猫エイズ抗体検査の費用の補助は現状では考えておりません。  次に,猫の不妊手術に関してですが,猫の不妊手術助成事業は,繁殖制限と疾病予防の観点から重要な事業であり,犬と同様に引き上げることについては,今後とも努力してまいりたいと考えております。  続きまして,動物保護指導センターについてですが,まず平成13年度の年間の受け入れ頭数ですが,犬は946頭,内訳は捕獲収容526頭,負傷犬収容17頭,引き取り403頭です。猫につきましては964匹,内訳は負傷猫273匹,引き取り691匹です。このうち,安楽死処分された犬は652頭,猫は924匹です。  収容された犬と猫は,動物保護指導センター収容棟内の収容室,負傷動物室,咬傷犬室,猫室,子犬室の各部屋で管理しております。譲渡用動物や返還を予定している動物については,別室で管理しておりますが,同一棟内であるため,感染症対策に苦慮しております。  次に,迷惑行為を抑えるための本市の対応についてですが,迷惑行為に対しましては,千葉市動物の愛護及び管理に関する条例で所有者の遵守事項を規定しており,必要に応じ措置を命じることができます。また,平成13年4月の条例改正時に,措置命令に従わなかった者に対する処分として,改正前は1年以下の懲役または10万円以下の罰金であったのを,1年以下の懲役または30万円以下の罰金へと罰則の強化をしております。  次に,立入検査などを行う専門職員についてですが,本市では,法律が改正される以前から条例により,ペットショップなどの動物取扱業に対し届け出を義務づけております。また,動物保護指導センターの獣医師6名全員を動物保護指導監視員に任命し,立入検査等に当たらせております。  次に,動物愛護専門施設の整備に関してですが,動物愛護事業に対する社会的要望の高まりから,生命尊重や動物愛護精神の普及啓発のための各種事業のより一層の充実を図るため,動物愛護専門施設の整備が求められています。  したがいまして,新5か年計画の2年目は,動物愛護精神の普及啓発のため,譲渡用動物,愛護用動物を収容動物とは別棟で管理できる施設,動物との触れ合い,犬のしつけ教室などが行える十分なスペースを持つ広場,展示室,資料室などを備えた市民にとって利用しやすい動物愛護専門施設のあり方等について検討することとしていますので,今後取り組んでまいります。  なお,県動物愛護センターの人員は,平成14年9月現在で所長,次長,獣医師3名,指導員14名の19名で,敷地面積は約2万5,000平方メートル,建物面積は約1,700平方メートルです。  続きまして,各部局における契約執行についてのうち,数多くの随意契約の実態に対する保健福祉局の見解についてですが,両市立病院,健康増進センター,総合保健医療センター及び保育所等においては,保健医療事業団や社会福祉協議会への委託を含めまして,管理運営業務委託として随意契約件数は29件であり,大別しますと,ラジオアイソトープ排気排水設備や医療ガス設備等の設備保守業務委託が15件,給食業務及び医事業務等の各種業務委託が12件,保育所の警備委託が2件となっています。  設備保守業務委託及び各種業務委託等につきましては,これまで専門的な知識や業務の習熟が必要なことから随意契約としていますが,今後,地方自治法の趣旨を踏まえ,また,入院・外来患者への診療業務への影響等も考慮し,契約方法の見直しを含め適切な対応を図ってまいります。  以上でございます。 70 ◯議長(市原 弘君) 環境局長。 71 ◯環境局長(藤田雅夫君) 動物保護指導センターの活用と周辺整備についてのうち,花見川・稲毛環境事業所の改修予定についてお答えいたします。  当環境事業所の地区は,稲毛北土地区画整理事業として施行中でございます。この事業の実施に伴い,現況用地の減歩や車庫等の一部が移転対象となることから,これらの施設配置等について区画整理組合と協議を行っているところであり,周辺環境と調和を保つ植栽等にも心がけてまいります。  また,事務所棟につきましては,事業に伴う移転の対象ではなく,かつ,鉄筋コンクリート平家建てであり,建てかえるという状況ではございませんが,一部の老朽化等につきましては,補修等適切な対応をしてまいりたいと存じます。  以上です。 72 ◯議長(市原 弘君) 建設局長。 73 ◯建設局長(前田正啓君) 動物保護指導センターの活用と周辺整備のうち,所管についてお答えいたします。  花見川・稲毛土木事務所の狭隘の現状とその対策についてですが,土木事務所につきましては,平成13年度までは3土木事務所体制で業務を行っておりましたが,平成14年度からは,若葉土木事務所が新設され,4土木事務所体制で業務を行っております。4土木事務所体制に伴い,所管区域及び職員体制を見直し,花見川・稲毛土木事務所につきましては,これまで所管しておりました美浜区を中央・美浜土木事務所に移管したことにより,所管区域は縮小しております。職員数につきましても減少しておりますが,年々,書類や備品類が増加していることから,文書の保管方法や机の配置がえなどを工夫して,スペースの確保に努めているところでございます。  次に,穴川,宮野木町における渋滞対策と歩道の整備についてお答えいたします。  初めに,国道16号穴川インター内,天台交差点の改良工事についてでございますが,本年3月に改良工事を完成させ,歩行者,自転車,自動車等の安全確保を図ったところでございます。  しかしながら,国道16号バイパスから稲毛方面への交差点を信号現示方式に変更したことなどにより,改良後,この区間の交通渋滞が発生しております。交通渋滞の解消につきましては,出口ランプ部分の2車線化が望ましいところでございますが,2車線化は新たな用地取得が必要であるとともに,南側に大規模な擁壁や防音壁が設置されております。今後,これらの構造物を含めました道路構造の調査を行い,千葉国道工事事務所及び千葉県公安委員会を交えて,対応策を検討してまいりたいと考えております。  次に,市道園生町4号線の渋滞解消について,3点の御質問についてお答えをさせていただきます。  初めに,本路線の渋滞解消の一つとして,既に事業化している市道穴川犢橋町線との交差点改良の進捗状況と整備予定でございますが,道路を拡幅し,右折レーンを設置するため,昨年度に宮長橋交差点から約80メートルの区間について,道路境界の確認作業を実施いたしました。本年度は,地権者と用地交渉を重ね,できる限り早期に工事が着手できるように,今後とも努力してまいります。  次に,県道穴川天戸線から宮長橋交差点に至る約500メートル区間の待避所と渋滞対策でございますが,歩行者や自転車の安全確保とバスの運行をスムーズにする待避所的な場所が必要と考えております。そこで,この区間の整備計画を策定するため,現在,バス停付近の地権者と用地交渉を進めているところでございます。  最後に,市道穴川犢橋町線の宮長橋交差点の右折矢印信号の新設と信号制御についてでございますが,先ほどお答えいたしました宮長橋交差点改良工事にあわせて対応できるよう,千葉県公安委員会と協議してまいります。  終わります。 74 ◯議長(市原 弘君) 都市局長。 75 ◯都市局長(水野紳志君) 動物保護センターの活用と周辺整備についてのうち,稲毛区への公園の管理事務所の設置予定についてお答え申し上げます。  現在,稲毛区及び花見川区は,公園緑地事務所は設置されておりませんが,議員御指摘のように,花見川区には花島総合公園内に平成16年度中に設置する予定でございます。このような状況から,将来的には稲毛区にも公園緑地事務所の設置の必要性があろうかと考えておりますが,現在,適当な用地が見つからず苦慮しており,今後,検討を進めてまいります。  次に,蘇我臨海開発における球技場建設についてお答え申し上げます。  まず初めに,三者協議会についてでございますが,去る2月14日の市原市とジェフ市原からのホームタウンの広域化についての協力要請を受け,現在,千葉市,市原市及びジェフ市原の三者協議会を開催する前段といたしまして,事務レベルの打ち合わせを行っております。  今後,三者協議会では,広域化の時期,試合数の割合,チーム名称など具体的な事項について検討する予定でございますが,現在,球技場の建設が未着手であることから,三者協議会の開催時期は未定でございます。  次に,球技場建設による関連事業への影響についてでございますが,球技場は平成17年度のできるだけ早い時期に供用を開始する方向で,現在,関連事業を含めての工程等の調整を行っております。  具体的には,川鉄の既存施設の撤去を含めた球技場建設工程の調整,都市計画道路川崎町南北線の施行工程の見直し,JR蘇我駅から球技場までの歩行者動線の確保などについて検討を行っております。  次に,市民,イレブン懇談会の意見活用と基本設計の企画提案条件及び球技場建設の課題についてでございますが,まず,市民やイレブン懇談会の意見でございますが,観客の収容規模からトイレの設置に関するものまで幅広い御提案が寄せられており,これらの御意見を参考に,基本設計や今後の実施設計を進めてまいります。  次に,基本設計の発注に当たっては,企画提案方式を採用し,主な条件といたしましては,大規模災害発生時の本部施設機能を備え,Jリーグの公式試合が可能であり,ライフサイクルコストを考慮し,経済設計に努め,できるだけ工期を短縮することなどを提示しております。  企画提案には,Jリーグの球技場の設計実績のある会社の中から8社を選定し,提案の的確性,実現性や業務体制,取組意欲などについて,社名を伏せた上で,6名の審査員により審査を行い,その結果,総合ポイントの最も高かった日本設計に決定いたしました。  また,球技場の基本設計発注までの庁内における議論でございますが,重要な事項は助役会議等の場で論議を重ねたところですが,主な課題としては,球技場の位置,防災性・機能性を重視した経済的な施設内容,芝の管理や施設管理の容易さ,関連施設の整備も含めた施行工程などです。  以上でございます。 76 ◯議長(市原 弘君) 財政局長。 77 ◯財政局長(鎗田昭雄君) 各部局における契約執行についての所管についてお答えいたします。  まず,契約方法の見直しについてでありますが,予算の編成並びに執行に当たりましては,常に創意と工夫により,適正かつ計画的な取り組みが必要でありますことから,財政局といたしましては,施設の維持管理委託の執行方法について周知徹底を図っているところであります。
     具体的には,議員の御指摘も踏まえ,平成12年10月の新年度予算編成の説明会において,適正な執行について注意を促すとともに,昨年度は予算編成要綱の中に「維持管理委託については,競争原理の導入を原則とすること」,これを明記するなど改善に努めております。  また,本年3月には平成14年度予算の執行方針におきまして,特に,施設の清掃,機械設備やシステム保守などの維持管理委託につきましては,競争入札方式の導入を原則として適正な執行に努めるよう,周知を図ったところであります。  そのほか,各所管の契約を担当する職員等へは,研修等を通じまして適正な契約手続についての認識を高めるよう指導しているほか,4月と8月に物品等入札参加資格者名簿を各課に配布する際にも,業務委託事務執行に当たっての留意点をあわせて通知することといたしたところでございます。  契約方法は,議員お話しのとおり,法令の規定に基づくものを除いては入札によることが原則でありますので,今後とも一層の透明性,競争性,公平性の確保を図るため,指導等に努めてまいりたいと考えております。  次に,所管を超えて類似分類ごとにまとめて発注することについてでございますが,地域経済の活性化,地元中小企業の育成に寄与するため,地方公共団体などの公的発注機関に対しまして,国から毎年,官公需契約における方針が示されております。その中で,合理的な理由による分離・分割発注の活用に努めることへの要請がなされており,本市といたしましても,この趣旨に沿って,可能な限り地元中小企業への分離・分割発注に努めているところであります。  また,他都市の一部では,業務委託契約を専門に扱う部署を設けている自治体もあることは承知しておりますが,組織,人員等の課題もあることから,他都市の実施状況を調査研究するとともに,引き続き職員の研修,啓発等を通じて,適正な契約事務の執行に努めてまいりたいと考えております。  以上です。 78 ◯議長(市原 弘君) 市民局長。 79 ◯市民局長(加藤元則君) 市民局における施設管理の契約の執行状況についてお答えをいたします。  まず区役所でございますが,いずれの区におきましても,警備,清掃及び日常の設備機器の維持管理については,指名競争入札を行っておるところでございます。  ただし,エレベーターの定期点検,飲料水の水質検査などの法定点検,あるいは空調設備の定期点検など,一部の業務につきましては,機種等により特殊性があり,点検や部品交換に際して専門知識や技術力を要することから,これまで随意契約で締結してまいりました。  しかしながら,各区役所も開所からおよそ10年が経過し,設備機器も良好に維持管理されていること,また,設置業者以外の各保守点検業者であっても,設備機器の維持管理に必要な知識や技術力を十分に備えていると考えられることから,透明性や公平性,また競争性の観点から,来年度以降,指名競争入札により委託業者を決定する方向で検討いたしてまいりたいと存じます。  以上でございます。 80 ◯議長(市原 弘君) 総務局長。 81 ◯総務局長(安藤正美君) 契約執行についてのうち,行政改革についてお答えをいたします。  初めに,今後の行政改革の取組項目についてですが,行政改革を推進する基本的な考え方は,行政改革大綱に示すとおり,厳しい財政状況の中で,市政の持続的発展を維持していくためには,新たな行政課題や市民の多様なニーズに即応した施策を総合的,効率的に展開することでございます。そのため,事務事業の見直し,財政構造の健全化,組織機構の見直しなど,行財政運営全般に関し,150項目の具体的取組項目を行政改革推進計画に盛り込み,進めているところでございます。  次に,行政改革を進めていくための職員の教育や評価についてでございますが,まず,投資効果や経営感覚を身につける教育につきましては,各種の研修や,昨年度から取り組み始めた事務事業評価システムなどにより,職員一人一人の資質の向上や意識改革に努めているところであります。  また,職員の評価につきましては,本年度から導入いたしました新たな評定制度により,人材育成に重点を置いた評価に取り組んでまいります。  以上でございます。 82 ◯議長(市原 弘君) 前沢議員。 83 ◯41番(前沢勝之君) ただいまは,各局長さんから丁寧な御答弁を賜りましてありがとうございました。2回目は,質問と要望を,所見を踏まえてお話をさせていただきたいと思います。順番が若干変更になりますけれども,お許しを願いたいと思います。  まず道路の件であります。これは6年前に磯辺茂呂町線が開通し,部分でとまっている,その当時から将来渋滞するとわかっていたわけであります。しかし,その後,当局は手を打たずに今に至っている。また,これから10数年かかっていくということであれば,もうたまらないというのがいっぱいであります。  ただ,私個人とすれば,今までの交渉の中で当局が大変一生懸命やっていただいている。ただ,相手がいることですから時間がかかるというのはわかるわけですけれども,その動きが見えなければ,地元の皆さんは,何をやっているんだということになります。どうかできるところから,決まったところから,例えば駐車場の用地があるわけですから,そこを売ってくれなければ,1台分,千葉市が借りて駐車場部分を避難場所にしてもいいわけでありますから,できるところから何とかやっていただきたい。今までの努力に対して敬意を表しながら,お願いを申し上げたいと思います。  2点目は子和清水であります。北清掃工場の関連施設として農業に役立つ施設の整備,よくわかりません。地元の要望があったから,ふるさと農園でできない稲刈り体験の場としてやっていきたい,しかし財政が厳しいから,市民生活の緊急性から,5か年計画の途中でありますが,見直しをしたいということであります。よくわかります。  局長,現地を見たことありますか。水田は休耕田にすると,耕して管理をしっかりしていかないと,もう田んぼに使えないということで,休耕田になっても耕して,いつでも使えるようにしているわけであります。5年間何を管理していたのか,何を管理依頼したのか。ヨシが生え茂って,水田に利用できるとはとても思えないわけであります。  しかし,この土地は当時の土地から比べて,清掃工場ができ,いきいきプラザができ,温水プールができ,そして今度,消防署ができるわけであります。そして,隣には多目的広場があって多くの皆さんが利用している。それに子和清水を生かしていけば,真ん中に水路がありますけれども,水路を若干動かすことによって約5,000平米の土地が生まれ,4.7ヘクタールの土地が生まれてくれば,何とか見直しをするべきである。局長の方から,見直しをしたいということで,再答弁は求めませんけれども,本当に市民の皆さんが喜ぶ,待ち遠しいものを早くつくっていただきたい。10億円の土地を何もしないで寝かせておくというのは,市民感情からすれば大変もったいない話であります。ぜひ早く見直しをすることを望んでおります。  次に,動物愛護行政についてであります。  現在,市が取り組んでおります事業や犬,猫の実態についてわかりました。今,答弁を聞いて,また最近急激にふえているペットを飼う人の数の多さ,改めてしつけ教室の充実,市民への周知,広報が必要と思いました。特に,しつけ教室を充実し,しつけの基本として,また,コースの特色として,犬の散歩前のふんのしつけや猫の室内飼育として,常に犬や猫の苦情が上位を占めるふん害苦情ゼロを目標にして取り組んでいく意気込みが望まれるところであります。  そのためには,今実施している教育場所,それこそ猫の額のような保護センターの玄関先での実施は,しつけ教室に大きな期待はできないわけであります。今,年間3,000頭以上の犬の新規登録があるわけであります。年間263名の受講で,それもすぐ定員枠を超えてしまう,そういう状況では困るわけでありますから,犬の嫌いな人がふえないような,そういうような状況をつくっていく必要があるんだろうと思います。  特に,高齢化社会が今進む中,犬を散歩の友として健康を支えている人,それや,犬や猫を話し相手として痴呆の予防に役立っているなどの話もよく聞くわけであります。また,動物との触れ合いは子供の情操教育に極めて有効であると,積極的に動物愛護センターを利用している自治体もあると聞いております。  最近では,コンパニオン・アニマルという呼び方もよく聞きます。ペットというよりは家族の一員,うちの子であります。犬や猫などの動物を飼う市民は今後とも着実にふえていく傾向にあります。動物を飼っていない市民の皆さんも,これらペットを社会の一員として認識できるよう,動物を飼うことの最低限であるマナーの向上は,欠くことができないわけであります。  そこで,千葉市として,特色ある花の都・ちばとともに,動物愛護行政を確立するためにも,相当規模の動物愛護センターとしての整備が必要であると考えるわけであります。改めて当局の考え方をお聞かせ願いたいと思います。  次に,各部局の契約執行についてであります。  外郭団体でありましたけれども,一昨日,福永議員から質問がありました。同じような回答かなと思っておりました。今回,回答の中で,皆,来年から見直していくということでありますので了としますけれども,私は今回の質問で一番ショックなのは,議員が2回も同じ質問をして,それを感じないで,これからも随意契約としますという職員の感覚に驚いているわけであります。  たまたま私どもの会派には,鉄をよく熟知している仲間がいます。鉄を加工するのには,どうも熱いうちに加工しないとできないようであります。千葉市のその変革の時期は今だと思います。市長がかわった,もしくは外からの圧力があった,問題があった,何かないと変革はできません。どうかこの時期にしっかりとした職員教育も含めてやっていただきたいとお願いをしておきます。  次に,蘇我臨海球技場であります。  私は,契約ができているのかなと,三者協議はどうなのかなということが心配で,今,質問をしたわけであります。15年間議員をやってきて,この問題,提案も改善もしない,事実確認だけの質問は初めてでありました。今言いましたように心配であります。2月から9月までプロセスに問題があるんだろうということ,それが一つ。そして,どのような議論をして,どのような問題があるんだということを市長に具申をしたのか,回答がありませんでした。私はこの2点が心配で質問したわけであります。  市長にとっては,1年間の市長生活の中で初めての大きな事業であります。百数十億円はするでしょう,この大きな事業で肩に力が入り,一生懸命やりたいという気持ちは十分わかります。そのときに,だれがこういう問題点がありますよ,ここは注意した方がいいですよということが言えるのか。助役であり教育長であり,そして局長であります。そして,労働組合であり私たち議員であります。その声を聞かずして進んだときに,問題点が起きたときにどうなのか。市長が一生懸命取り組んでいる中で水を差すわけじゃないけれども,この問題はこうでしょうということを,オールマイティーではないから,それを言う必要があると思います。  今,大きな問題,電力の問題または乳牛の問題,ハムの問題,銀行,証券会社,大きなところで大変大きな失敗をしております。それはトップに正しい情報が入っていないからであります。行政も同じであります。いいことは言って,都合の悪いことは言わない,もしそれがあるとすれば,これからの千葉市の体制が大変心配であります。  市長さんがかわって千葉市が変わってきたと,大変大きな評価をする中にあって,ひとつ市長をサポートする観点からも,ぜひその辺はお願いしたい。皆さんにお願いして,私たちも言いたいことは言うという観点から質問を申し上げました。失礼があったかもわかりません。しかし,市長さんのこれからの体制の中で期待をして,2点目の質問は避けて要望にとどめておきます。  以上でございます。2回目を終わります。 84 ◯議長(市原 弘君) 保健福祉局長。 85 ◯保健福祉局長(片岡佳和君) 動物愛護行政,動物愛護センターの整備についてお答えいたします。  少子・高齢化が進展する中,動物が飼い主や周囲の人々に与えるさまざまな効用から見て,今後,動物を飼育する市民の方が増加していくものと考えております。こうした観点に立ちますと,単に動物を愛護することにとどまらず,動物を飼う市民が動物の習性を十二分に理解し,根気強い徹底したしつけを行うことや,動物を飼っていない方も動物に接する際の基本的態度を身につけていただくことが必要と考えます。  そこで,議員の御提案を踏まえ,動物の特性を生かし,地域社会と動物の共生を目指し,特色ある動物愛護行政の今後の展開について,施設整備のあり方や体制の整備などについて,この5か年計画で検討してまいります。  以上でございます。 86 ◯議長(市原 弘君) 答弁漏れございませんね。前沢議員。 87 ◯41番(前沢勝之君) 1回目,2回目の中で,犬,猫の動物愛護センター,環境センターの問題についてお伺いをしました。周辺施設について,環境事業所,土木事務所,公園事務所,動物保護指導センターの実情について伺ったわけであります。  私は,質問の通告の後,確認のために再度,保護センターに伺い,前から気になっておりました安楽死処分施設と,犬,猫の収容室は同一で,そのまま間仕切りのない部屋が当初から気になっておりました。人間でいえば,処分される処刑室とその隣に何日間か住んでいる部屋が同一であります。これは幾ら何でもひどいだろうと思っているわけであります。  そこで私は,係の人にお伺いしました。犬は自分が処分されるのをわかるんですかと尋ねたところ,「いや違います」と言うんだと思ったら,係員の方は「わかるようです。当日,犬が私たちに目で訴えるんです」というお話を聞かされました。今のままでいいのか,そういうことを考え,お話をしたわけでありますけれども,今,局長から前向きな答弁がありました。  この問題の解決は私は二つだと思います。一つは,愛護センターをどちらか広い場所に持っていく。施設をつくりかえる。ともに公園の場所も新しく選択するのが一つであります。  そしてもう一つの方法は,今,愛護センターの前にある1万3,000平米,区画整理があっても8,000平米という大変広い施設があるわけであります。そこに,隣近所が新しい町になるわけでありますし,三つの事業所が古くなった,狭くなったと言っているわけです。土地を探していると言っているわけです。ですから,その土地に併設の建物をつくって解決すればできるんだと思います。  費用対効果の問題,場所の問題,いろいろとあろうと思います。これはだれにお尋ねすればいいのか。市長,助役でありますけれども,企画調整局長がいらっしゃいますので,企画調整局長にお伺いして,私の3回目の質問を終わりにします。  ありがとうございました。 88 ◯議長(市原 弘君) 企画調整局長。 89 ◯企画調整局長(三上都紘君) ただいま動物保護指導センターに関する御質問をいただきました。動物保護指導センターの課題でございますとか,今後の取り組みの基本的な考え方,あるいは周辺の各事務所,そして公園事務所の状況とか課題につきましては,おおむね理解をいたしました。保健福祉局長の答弁にもありましたように,新5か年計画の中で動物愛護専門施設のあり方について検討がされますので,その中で,これにあわせて周辺施設整備を行うとすれば,経済性ですとか効率性を考慮しつつ,関係局と協議をし,行うべきでありまして,一定の方向は見出さなければいけないというふうに考えております。  以上です。 90 ◯議長(市原 弘君) 前沢勝之議員の一般質問を終わります。  以上で,本定例会の一般質問を終わります。  本日の日程は以上で終了いたしました。  明日は,午後1時より会議を開きます。  本日はこれをもって散会といたします。御苦労さまでした。      午後3時12分散会    ───────────────    地方自治法第123条第2項の規定により署名する。      千葉市議会議長  市 原   弘      千葉市議会議員  中 野   弘      千葉市議会議員  竹 内 正 巳 Copyright © Chiba City, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...