2の審査の期間につきましては、平成29年7月24日から8月4日までの間でございます。
3の審査方法でございますが、決算審査に当たっては、一般会計及び特別会計について、提出された
歳入歳出決算書、
歳入歳出決算事項別明細書、実質収支に関する調書及び財産に関する調書について、計数を確認し、資金管理、財産管理等については、それぞれの関係諸帳簿及び証書類と照合、歳入については収入未済額、
不納欠損額等の妥当性について担当課から説明を求め、予算の執行については、議決されました予算の趣旨に沿って適正に執行されたかを審査をいたしました。
また、
公営企業会計の決算審査に当たっては、提出された決算報告書、事業報告書、財務諸表等及び
関係証書類等について、会計記録及び関係者からの説明並びに例月出納検査の結果等を参考にして審査をいたしました。
基金運用状況につきましては、設置目的に沿って合理的かつ効率的に運用されているかに主眼を置き、例月検査の結果等も勘案し、審査を行いました。
次に、4ページをお願いいたします。
第2の審査の結果について申し上げます。
六ヶ所村各会計決算について、審査に付されました一般会計及び特別会計の
歳入歳出決算書、
歳入歳出決算事項別明細書、実質収支に関する調書の計数は、それぞれの関係諸帳簿及び証書類と照合した結果、会計全般にわたり誤りも見受けられず、この決算は適正であると認めました。
また、
公営企業会計については、決算報告書並びに財務諸表等はいずれも関係法令及び
企業会計原則に準拠して作成されており、かつ計数も正確であり、経営成績及び財政状態を適正にあらわしているものと認めました。
2の
基金運用状況についてでございます。各種基金につきましては、証書を確認・検査した結果、計数は正確であり、運用状況についても目的に従って適正に処理されており、良と認めました。
次に、8ページをお願いいたします。
8ページの表の1でございます。表の1は、平成28年度各
会計歳入歳出決算総括表でございます。平成28年度一般会計並びに4
特別会計予算の総額187億2,216万3,576円に対し、歳入決算額が187億2,145万9,736円で、収入率は予算現額に対して100%となりました。歳出の決算額は184億7,087万2,764円で、執行率は98.66%でございます。歳入歳出の差引額は2億5,058万6,972円となっておりまして、うち翌年度へ繰り越すべき財源は3,596万9,000円、基金繰入額が1億5,900万円、差引残額5,561万7,972円となりました。
次に、9ページのほうでございます。
9ページの表の2、平成28年度
公営企業会計歳入歳出決算総括表でございます。決算額合計で申し上げます。一番下の段でございます。水道事業、
農業集落排水事業、下水道事業、
工業用水道事業の収入合計は24億8,770万5,505円、支出合計が27億4,618万9,526円で、
合計収支差引額は2億5,848万4,021円のマイナスとなっております。
なお、小計欄のところがございます。小計欄の資本的収入と資本的支出の差額、これは三角の3億4,633万6,722円につきましては、
損益勘定留保資金等で補填したものでございます。
次に、戻っていただきまして4ページのほうをお願いいたします。
4ページの中段のところに第3、審査意見というところがございます。その意見について、その概要を申し上げます。
(1)の一般会計・特別会計についてでございます。
1)の総括でございます。
平成28年度における
一般会計決算額は、歳入162億2,055万693円、歳出159億9,470万9,544円で、平成27年度と比較して歳入8.82%の増、歳出9.1%の増の決算規模となり、予算現額162億3,722万7,576円に対し収入率99.90%、執行率98.51%となっております。
歳入増の主な要因としては、繰入金及び村税などが増加したことによるものでございます。歳出増の主な要因としては、諸支出金、教育費等の増によるものであります。
また、4、
特別会計決算額の合計が、歳入25億90万9,043円、歳出24億7,616万3,220円で、平成27年度と比較し歳入4.2%の減、歳出3.93%減の決算規模となり、予算現額24億8,493万6,000円に対し収入率100.64%、執行率99.65%となっております。
歳出面では、予算に対する執行率は一般会計及び
特別会計合計で98.66%の執行率となっており、おおむね適正に処理されているものと認められるところでございます。不用額につきましては、一般会計の不用額は1億1,595万3,032円となっており、平成27年度は(1億4,534万4,077円)となっておりまして、比較して20.22%の減、特別会計の不用額は877万2,780円で、平成27年度(1,253万6,674円)と比較して、30.02%減となっているところでございます。
不用額の主なものは、一般会計では総務費が3,370万6,736円、民生費が3,169万7,407円であり、特別会計では、
国民健康保険特別会計(事業勘定)が422万1,605円、
国民健康保険特別会計(
千歳平施設勘定)が190万6,818円などとなっているところでございます。
次に、5ページのほうに入りますが、一方、平成28年度におきます財政力指数、これは1.674となっており、(平成27年度は1.544で、その他、財政構造の弾力性を示す
経常収支比率が69.5%、平成27年度が77.3%でございましたが)となっているところでございます。財政力指数は引き続き高い数値を示しております。平成27年度との比較では0.13ポイント増加しております。
また、
経常収支比率は、平成27年度と比較すると7.8ポイント減少しているところであります。
実質公債費比率が5.4%、(平成27年度は5.1%)で、平成27年度と比較すると0.3ポイント増加しています。
地方公共団体における財政の健全性を判断するための4つの指標(
健全化判断比率)においても基準以下であり、財政運営の悪化は認められておりません。
以上の決算状況から、平成28年度の財政運営は健全であると認められるところであります。
次に、2)の一般会計・特別会計の個別の指摘事項に移ります。
平成28年度の税等の不納欠損額は、恐れ入りますが、14ページのほうを開いていただければ、表-7というのがございます。ここに示してございますとおり村税、
国民健康保険税、介護保険料、これで1,003万2,000円ほどとなっております。
また、平成28年度の村税等の滞納額は、14ページの表-6がございますが、ここで示しておりますとおり、約4,000万6,000円となっておりまして、個人村民税、固定資産税、
国民健康保険税がこの3つで85.33%を占めているところでございます。これに税外徴収金の滞納額を加えた滞納額全体では、15ページのほうにございますが、表-8の2と下のほうにございます。ここに示しておりますとおり、約1億8,491万7,000円と、前年度と比較して微減はしているような状況になっております。
このように
不納欠損処分や滞納は、負担の公平原則や、歳入確保の面で影響が大きいことから、取り扱いについては今後とも慎重に、厳格に対応することが肝要でございます。善良な納税者等の納入意欲を損ねることのないよう、長期的な滞納の抑制及び一層効果的な徴収対策を行い、収納率の向上に努めるとともに、村民の納税等の意識向上にも引き続き積極的に取り組まれるよう要望するものでございます。
税外徴収金の滞納につきましては、同じ15ページの表-8のところにございます。この表-8のとおり年々増加傾向にあり、滞納期間も長期化しているものも見受けられております。特に奨学資金、
公営住宅使用料は年々滞納額が増加傾向にあり長期化しているので、受益者負担の考えのもと利用者の受益と負担の意識啓発を十分に図り、積極的に徴収に努めていただきますよう要望するものでございます。
また、不用額の対応につきましては、当初予算計上時に必要性や実効性を十分に検討するとともに、積算根拠を精査し、欠損見込みで不用額が生じる場合は安易に留保することなく、財政運営の効率化の観点から、減額補正を行うよう努めていただきたいと思います。
加えて、急速に進む高齢化社会の中で、住民の
福祉増進事業や基幹産業の振興事業、
上下水道事業、
生活基盤整備事業等々に多額の財政需要の増加が予想されているところでございます。このことから、引き続き税を初め各種負担金、使用料等、財源を確保するため納税組合の育成指導や滞納整理組合との連携等、徴収体制の充実強化を図り、安定的な歳入確保のためにも収納率を向上させる必要があります。
また、限りある歳入と行政資源を活用して最大の行政サービスを提供するため、6ページのほうに入りますが、経費全般にわたる見直しと新たな行政課題・需要に的確に対応できるよう組織一丸となって財政運営の健全化になお一層努めていただきたいと思っております。
次に、(2)の
公営企業会計でございます。
1)総括でございます。
水道事業、
農業集落排水事業、下水道事業及び
工業用水道事業の4企業会計の決算状況は次のとおりであり、おおむね良好と判断するものでございます。
利益高です。これは4
企業会計合計でございますが、前年度8,171万9,834円に対し、8,785万2,701円となり、対前年比7.51%と増加しているのは、経営努力の成果であることが推察できるわけでございまして、今後も経営努力を継続していただきたいと思っております。
また、当
公営企業会計の
資金不足比率でございますが、平成21年度から算定されていない安定状態にございますので、今後とも引き続き安定状態を継続していただきたいと思っております。
次に、2)の水道事業の
個別指摘事項でございます。
本年度の給水状況でございますが、こちらもまた34ページのほうになりますが、表-26というのがございます。給水状況の推移というところがございます。これに見られますように、昨年度に比べ42人の減、年間の総配水量は昨年度より9万5,268立米増加している状況でございます。しかしながら、34ページの表の27というところがございますが、ここの下のほうにございます有収率というのがございます。この有収率では、4.8%減少しており、ご覧いただきますと、平成24年度から下がり続けているような状況になっておりまして、特に平成28年度は著しく低下しているような状況になっております。有収率の減少は直接、事業利益に影響するものでございますので、漏水箇所の早期発見・早期対応に努めていただくことが肝要でございます。
次に、34ページの表-28というのがございます。
経営成績比較表でございます。この
経営成績比較表を見ますと、昨年度に比べ営業収益では1.23%の減、営業費用では2.81%減少となっています。
営業収益の減少は、給水人口の減、有収率の減が直接影響しているもので、施設の建設・補修とあわせて適切な保守点検作業にも着眼して、有収率の向上を目指していただきたいと思っております。
次に、35ページにございます表-30の
年度別未収金です。水道料金の未収金、これが平成24年度から平成28年度までにつきましては、回収の成果が認められるものの、平成28年度分として461件で364万103円、総額では781件で1,103万9,000円の残高を有しております。早期の回収はもちろんのこと、新たな未収金を発生させないように今後とも引き続き徴収方法を工夫するなど、未収金の回収に組織的に取り組むよう要望するものでございます。
また、給水人口が年々減少していく中で、水道事業を取り巻く経営環境は厳しい状況が続くと思われますが、財政状況に十分配慮し、水道施設の適切な維持管理と整備などを推進し、安全で良質な水を低廉かつ安定的に供給されますように望むものでございます。
次に、3)の
農業集落排水事業の
個別指摘事項でございます。経営状況につきましては、開いていただきまして、36ページのほうに、表-32というところがございます。経営成績表でございます。この表-32のとおり、昨年度同様、利益を計上しております。今後も引き続き努力していただきたいと思います。
また、37ページのほうにありますが、表-33
年度別未収金というのがございます。この
年度別未収金につきましては、徴収努力の成果が見られますけれども、固定化にならないように早期回収に努力をしていただきたいと思います。
また、
下水道事業整備が進む中で、
農業集落排水事業や
浄化槽補助事業で対応している地域の現状を踏まえて、将来の処理事業を総合的に検討する時期にあると思われることから、施設の老朽化等を契機に早急な対応を望むものでございます。
4)のほうの下水道事業の
個別指摘事項でございます。
38ページのほうに、表-35というのがございます。経営成績表でございますが、この経営成績表において、当期利益2,261万3,214円を計上しております。欠損金は昨年度と比較して6.45%減となったのは、努力の成果であります。今後とも引き続き欠損金の解消に努めていただきたいと思います。
また、平成28年度末における未収金につきましては、39ページのほうに、表-36というのがございます。この表-36のとおり、261人、金額では91万2,838円となっています。回収動向を見ると、固定化の傾向も見られますので、早期の回収はもちろんのこと、新たな未収金を発生させないように今後とも引き続き組織的に取り組むよう要望いたします。
5)
工業用水事業の
個別指摘事項でございます。
工業用水道事業につきましては、平成29年4月1日に青森県から六ヶ所村が譲渡を受けることに伴い、平成29年3月定例会において、平成28年度六ヶ所
村工業用水道事業会計予算が定められました。営業開始による決算は、平成29年度決算において審査されますが、今後とも経営の健全化に向けて努力していただきたいと思っております。
以上、概要を申し上げました平成28年度
会計決算審査並びに
基金運用状況の審査の意見といたします。
どうもありがとうございました。
議長(橋本隆春君) 次に、認定第1号から認定第9号まで順次説明を求めます。会計管理者。
会計管理者(野坂純子君) 皆様おはようございます。
それでは、認定第1号平成28年度六ヶ所
村一般会計歳入歳出決算認定についてから、認定第5号平成28年度六ヶ所村
介護保険特別会計(
保険事業勘定)
歳入歳出決算認定についてまでの5案件についてご説明申し上げます。
認定第1号から認定第5号まで、いずれの案件も地方自治法第233条第3項の規定により、平成28年度の各会計、
歳入歳出決算を別紙監査委員の意見をつけて議会の認定に付するものであり、議案書67ページから71ページ及び別冊の
歳入歳出決算書に基づきまして、順次ご説明申し上げます。
初めに、議案書67ページ、認定第1号平成28年度六ヶ所
村一般会計歳入歳出決算認定についてご説明申し上げます。
歳入からご説明いたします。
お手元の決算書の10ページ及び11ページをお開き願います。
下段の
歳入合計欄予算現額162億3,722万7,576円、収入済162億2,55万693円、予算現額に対する収入率は99.90%、調定額164億748万4,315円に対する収納率は98.86%、不納欠損額264万6,206円、収入未済額1億8,428万7,416円、予算現額と収入済額との比較では、1,667万6,883円の減となりました。
次に、歳出についてご説明いたします。
16ページ及び17ページをお願いします。
歳出合計欄予算現額162億3,722万7,576円、支出済額159億9,470万9,544円、予算執行率は98.51%であります。翌年度繰越額1億2,656万5,000円、不用額1億1,595万3,032円、予算現額と支出済額との比較では、2億4,251万8,032円となり、
歳入歳出差引残額は2億2,584万1,149円となりました。
なお、一般会計及び各特別会計の
歳入歳出決算事項別明細書につきましては、時間の制約上説明を省略させていただきますので、ご了承くださいますようお願い申し上げます。
続いて、202ページをお願いします。
実質収支に関する調書についてご説明いたします。
歳入総額162億2,055万1,000円、歳出総額159億9,471万円、
歳入歳出差引額2億2,584万1,000円、翌年度へ繰り越すべき財源は、
継続費逓次繰越額がゼロ円、
繰越明許費繰越額3,596万9,000円、
事故繰越繰越額ゼロ円、計3,596万9,000円であり、実質収支額は1億8,987万2,000円、実質収支のうち、地方自治法第233条の2の規定による基金繰入額を1億5,900万円といたしました。
次に、204ページ及び205ページをお開き願います。
財産に関する調書についてご説明いたします。
初めに、1公有財産の(1)土地及び建物のうち、土地について申し上げます。
下段の合計欄ですが、前年度末現在高1,586万5,450平方メートルから、1,959平方メートル減の1,586万3,491平方メートルとなった主な要因は、六ヶ所
村医療センター研修医宿舎用地282平方メートルの増、
尾駮レイクタウン北地区分譲地等用地2,241平方メートルを売却したことなどによるものであります。
次に、建物について申し上げます。
木造の延べ面積ですが、前年度末現在高の4万3,975平方メートルから62平方メートル減の4万3,913平方メートルとなりました。増減の主なものは、研修医宿舎並びに
千歳平ゲートボール場休憩所新築による増であり、減については、倉庫解体並びに旧
倉内小学校物置及び
南小学校教員住宅の解体によるものであります。
非木造の延べ面積は、前年度末現在高の16万1,457平方メートルから1,193平方メートル増の16万2,650平方メートルとなりました。増減の主なものは、
屋内温水プール及び
プール車庫新築並びに
千歳平こども園新築による増であり、減については、旧
倉内小学校解体並びに、
倉内へき地保育所及び
戸鎖へき地保育所の解体によるものであります。
これらのことから、建物の延べ面積計は20万6,563平方メートルとなりました。
次に、206ページ、(2)動産の船舶につきましては、現在高に変わりありません。
(3)有価証券の株券の300万円の減は、風力発電の株券売却でございますが、こちらは平成27年度中に売却されたものでございますが、平成27年度決算書に記載漏れがあったため、今年度で調整させていただいたものでございます。
(4)出資による権利が50万円の増となっておりますのは、青森県
漁業信用基金協会に50万円を追加出資したものであります。
次に、207ページ、2の物品につきましては、表のとおりでありますので、説明を省略させていただきます。
3の債権につきましては、
奨学資金貸付金が前年度末現在高4億1,958万円、平成28年度中に償還された金額は5,181万1,000円、不納欠損額はなく、新たな貸付額が3,942万円、決算年度末現在高は4億718万9,000円であります。
次に、4の基金については、各基金の年度末現在高のみを申し上げます。
土地開発基金は、山林原野が5,923平方メートル、現金が4,725万3,000円、
高額療養費資金貸付金は285万5,000円、
財政調整基金は現金が66億426万5,000円となっております。
208ページに参りまして、減債基金は現金が27億5,872万6,000円、
生活基盤整備基金は現金が1億5,861万9,000円、
地域福祉基金は現金が1億1,145万1,000円、
スポーツ振興基金は1,270万4,000円、
国民健康保険診療報酬支払準備基金は1億1,841万3,000円、ふるさと水と
土保全対策基金は現在高ありません。
209ページに進んでいただき、
公共用施設維持補修基金が1億6,874万6,000円、
介護保険給付費準備基金は全額を取り崩し、ゼロ円となっております。
高額介護サービス費等資金貸付基金が200万円、
公共施設等整備基金は5億5,434万4,000円、
定住促進住宅維持補修基金は2,119万3,000円、
電源立地地域対策交付金事業基金、
地場産業育成融資事業基金は、現在高ありません。
交通施設整備事業基金は1億2,050万7,000円です。
210ページをお願いします。
石油貯蔵施設立地対策等交付金事業基金は8,755万1,000円、
人材育成基金が現金1億6,224万7,000円、
酪農振興センター維持補修基金は現在高ありません。
核燃料物質等取扱税交付金事業基金は1,600万円、
駐留軍等再編対策事業基金は1億491万3,000円、第一次
産業振興基金は6,281万2,000円、新
庁舎建設準備基金が5億円、以上合計24基金、116億1,460万4,310円となっております。
なお、注意書きに出納整理期間中の基金の取り崩し及び積立額について、参考として記載しておりますので、ご参照いただければと思います。
次に、議案書68ページ、認定第5号平成28年度六ヶ所
村国民健康保険特別会計(事業勘定)
歳入歳出決算認定についてご説明申し上げます。
歳入から御説明いたします。
決算書の218ページ及び219ページをお開き願います。
歳入合計欄、予算現額12億9,625万1,000円、収入済額13億757万3,603円、予算現額に対する収入率は100.87%、調定額13億9,208万382円に対する収納率は93.93%、不納欠損額440万211円、収入未済額8,010万6,568円、予算現額と収入済額との比較では、1,132万2,603円の増となりました。
次に歳出についてご説明いたします。
222ページ及び223ページをお願いします。
歳出合計欄をお願いします。
予算現額12億9,625万1,000円、支出済額は12億9,202万9,395円、予算執行率は99.67%、不用額422万1,605円、予算現額と支出済額との比較では同額の422万1,605円であります。
以上のことから、
歳入歳出差引残額は1,554万4,208円となりました。
続いて248ページをお願いします。
実質収支に関する調書についてご説明いたします。
歳入総額13億757万4,000円、歳出総額12億9,202万9,000円、
歳入歳出差引額1,554万5,000円、翌年度へ繰り越すべき財源はなく、実質収支額1,554万5,000円、基金繰り入れはございません。
次に、議案書69ページ、認定第3号平成28年度六ヶ所村後期高齢者医療特別会計
歳入歳出決算認定についてご説明申し上げます。
歳入からご説明いたします。
決算書の252ページ及び253ページをお願いします。
歳入合計欄、予算現額6,364万4,000円、収入済額6,436万3,618円、予算現額に対する収入率は101.13%、調定額6,508万2,518円に対する収納率は98.90%、不納欠損額はございません。収入未済額71万8,900円、予算現額と収入済額との比較では71万9,618円の増となっております。
次に、歳出についてご説明いたします。
254ページ及び255ページをお願いします。
歳出合計欄、予算現額6,364万4,000円、支出済額6,294万1,633円、予算執行率は98.90%、翌年度繰越額はなく、不用額70万2,367円、予算現額と支出済額との比較は、同額の70万2,367円であります。このことから、
歳入歳出差引残額は142万1,985円となりました。
続いて、266ページをお願いします。
実質収支に関する調書についてご説明いたします。
歳入歳出6,436万4,000円、歳出総額6,294万2,000円、
歳入歳出差引額142万2,000円、翌年度へ繰り越すべき財源はなく、実質収支額は142万2,000円、基金繰り入れはございません。
次に、議案書70ページ、認定第4号平成28年度六ヶ所
村国民健康保険特別会計(
千歳平施設勘定)
歳入歳出決算認定についてご説明を申し上げます。
歳入からご説明いたします。
決算書の270ページ及び271ページをお願いします。
歳入合計欄、予算現額1億196万7,000円、収入済額1億573万568円、予算現額に対する収入率は103.69%、調定額1億578万818円に対する収納率は99.95%、不納欠損額はなく、収入未済額は5万250円、予算現額と収入済額との比較では、376万3,568円の増となりました。
次に、歳出についてご説明いたします。
272ページ及び273ページをお願いします。
歳出合計欄、予算現額1億196万7,000円、支出済額1億2万5,010円、予算執行率は98.10%、翌年度繰越額はなく、不用額194万1,990円、予算現額と支出済額との比較は、同額の194万1,190円、したがいまして、
歳入歳出差引残額は570万5,558円となりました。
続いて288ページをお願いします。
実質収支に関する調書についてご説明いたします。
歳入総額1億573万1,000円、歳出総額1億2万5,000円、
歳入歳出差引額570万6,000円、翌年度へ繰り越すべき財源はなく、実質収支額570万6,000円、基金繰り入れはありません。
次に、議案書71ページ、認定第5号平成28年度六ヶ所村
介護保険特別会計(
保険事業勘定)
歳入歳出決算認定についてご説明を申し上げます。
歳入からご説明いたします。
決算書の292ページ及び293ページをお願いします。
歳入合計欄、予算現額10億2,307万4,000円に対する収入済額は10億2,324万1,254円、収入率は100.02%、調定額10億3,468万2,030円に対する収納率は98.89%、不納欠損額312万1,797円、収入未済額831万8,979円、予算現額と収入済額との比較では、16万7,254円の増となりました。
次に、歳出についてご説明いたします。
294ページ及び295ページをお願いします。
歳出合計欄、予算現額10億2,307万4,000円、支出済額10億2,116万7,182円、予算執行率は99.81%、翌年度繰越額はなく、不用額190万6,818円、予算現額と支出済額との比較は、同額の190万6,818円であります。
したがいまして、
歳入歳出差引残額は296ページにありますとおり、207万4,072円となりました。
続いて、322ページをお願いします。
実質収支に関する調書についてご説明いたします。
歳入総額10億2,324万1,000円、歳出総額10億2,116万7,000円、
歳入歳出差引額は207万4,000円、翌年度へ繰り越すべき財源はなく、実質収支額は207万4,000円、基金繰り入れはございません。
以上でありますが、各会計の
歳入歳出決算の総額につきましては、先ほど監査委員からの説明にありました審査意見書8ページに総括表として提出されておりますので、ご参照くださいますようお願い申し上げまして、説明とさせていただきます。ありがとうございました。
議長(橋本隆春君) 上下水道課長。
上下水道課長(高村健一君) おはようございます。
認定第6号から認定第9号までご説明申し上げます。
認定第6号から認定第9号は、六ヶ所村水道事業、六ヶ所村
農業集落排水事業、六ヶ所村下水道事業及び六ヶ所村
工業用水道事業の平成28年度の決算認定について、地方公営企業法第30条第4項の規定により、それぞれ別紙監査委員の意見をつけて、議会の認定に付するものであります。
議案書は72ページをお願いいたします。
認定第6号平成28年度六ヶ所村水道事業会計決算認定についてご説明いたします。
別冊の平成28年度六ヶ所村
公営企業会計決算書の6、7ページをお願いいたします。
収益的収入及び支出について、収入は第1款水道事業収益が2億9,860万977円、支出は第1款水道事業費が2億6,916万1,639円であります。
次に、8、9ページをお願いいたします。
資本的収入及び支出について、収入は第1款資本的収入が2億2,112万6,000円、支出は第1款資本的支出が3億5,932万1,681円であります。収入額が支出額に不足する額1億3,819万5,681円は、消費税及び地方消費税資本的収支調整額427万3,664円、過年度損益勘定留保資金9,819万8,365円及び当年度分損益勘定留保資金3,572万3,652円で補填いたしました。
次に、13ページをお願いいたします。
損益計算書であります。収益から費用を差し引いた当年度純利益は、下から3行目の2,472万954円で、前年度繰越利益剰余金2,281万422円を加えた当年度未処分利益剰余金は4,753万1,376円であります。
次に、14、15ページをお願いいたします。
剰余金計算書であります。当年度末残高は資本金が1億14万8,589円、資本剰余金合計は6億4,228万8,753円、利益剰余金合計は4億2,353万1,376円であり、これらを合計した資本合計は11億6,596万8,718円であります。
次に、16ページをお願いいたします。
剰余金処分計算書であります。未処分利益剰余金の当年度末残高4,753万1,376円から、4,750万円を減債積立金に充て、翌年度繰越利益剰余金を3万1,376円とするものであります。
次に、17ページをお願いいたします。
貸借対照表であります。資産の部について、1、固定資産と2、流動資産の資産合計は58億8,669万5,752円であります。
次に、18、19ページをお願いいたします。
負債の部、3、固定負債から5、繰延収益までの負債合計は、47億2,072万7,034円であります。資本の部、6、資本金と7、剰余金の資本合計は、11億6,596万8,718円であります。負債資本合計は58億8,669万5,752円であります。
次のページ以降に決算附属書類として事業報告書等を記載しておりますが、時間の関係上、説明は割愛させていただきます。
次に、議案書73ページ、認定第7号平成28年度六ヶ所村
農業集落排水事業会計決算認定についてご説明いたします。
決算書の52、53ページをお願いいたします。
収益的収入及び支出について、収入は第1款
農業集落排水事業収益が1億1,274万9,613円、支出は第1款
農業集落排水事業費が1億705万8,666円であります。
次に、54、55ページをお願いいたします。
資本的収入及び支出について、収入は第1款資本的収入が2,000万円、支出は第1款資本的支出が4,211万9,223円であり、収入が支出に不足する額2,211万9,223円は、過年度分損益勘定留保資金で補填したものであります。
次に、59ページをお願いいたします。
損益計算書であります。収益から費用を差し引いた当年度純利益は566万2,058円で、前年度繰越利益剰余金3万464円を加えた当年度未処分利益剰余金は569万2,522円であります。
次に、60、61ページをお願いいたします。
剰余金計算書であります。当年度末残高は資本金が9,002万円、資本剰余金合計が1億6,576万6,341円、利益剰余金合計が2,691万2,522円であり、これらを合計した資本合計残高は2億8,269万8,863円であります。
次に、62ページをお願いいたします。
剰余金処分計算書であります。未処分利益剰余金の当年度末残高569万2,522円から560万円を減債積立金に充て、翌年度繰越利益剰余金を9万2,522円とするものであります。
次に、63ページをお願いいたします。
貸借対照表であります。資産の部について、1、固定資産と2、流動資産の資産合計は14億3,757万3,714円であります。
次に、64、65ページをお願いいたします。
負債の部3、固定負債から5、繰延収益までの負債合計は11億5,487万4,851円であります。資本の部6、資本金と7、剰余金の資本合計は2億8,269万8,863円であります。負債資本合計は14億3,757万3,714円であります。
次のページ以降の決算附属書類の説明は時間の関係上、割愛させていただきます。
次に、議案書74ページをお願いします。
認定第8号平成28年度六ヶ所村下水道事業会計決算認定についてご説明いたします。
決算書は92、93ページでございます。
資本的収入及び支出について、収入は第1款下水道収益が8億6,153万5,915円、支出は第1款下水道事業費が8億881万3,499円であります。
次に、94、95ページをお願いいたします。
資本的収入及び支出について、収入は第1款資本的収入が8億8,569万3,000円、支出は第1款資本的支出が10億7,171万4,818円であり、収入額が支出額に不足する額1億8,602万1,818円は、消費税及び地方消費税資本的収支調整額3,010万9,202円、過年度分損益勘定留保資金3,710万8,331円及び当年度分損益勘定留保資金1億1,880万4,285円で補填したものであります。
次に、99ページをお願いいたします。
損益計算書であります。収益から費用を差し引いた当年度純利益は2,261万3,214円で、前年度繰越欠損金3億5,079万8,352円に純利益分を充てた後の当年度未処理欠損金は、3億2,818万5,138円であります。
次に、101ページをお願いします。
剰余金計算書であります。当年度末残高は、資本金が2億1,653万6,000円、資本剰余金合計は15億5,418万5,716円、欠損金合計は3億2,818万5,138円であり、資本合計残高は14億4,253万6,578円であります。
102ページをお願いいたします。
欠損金処理計算書であります。未処理欠損金の当年度末残高3億2,818万5,138円を翌年度へ繰越欠損金とするものであります。
次に、103ページをお願いいたします。
貸借対照表であります。資産の部について、1、固定資産と2、流動資産の資産合計は134億1,117万2,564円であります。
次に、104、105ページをお願いいたします。
負債の部、3、固定負債から5、繰延収益までの負債合計は119億6,863万5,986円であります。資本の部について、6、資本金と7、剰余金の資本合計は、14億4,253万6,578円であります。負債資本合計は134億1,117万2,564円であります。
次ページ以降の決算附属書類の説明は時間の関係上、割愛させていただきます。
次に、議案書75ページ、認定第9号平成28年度六ヶ所村
工業用水道事業会計決算認定についてご説明いたします。
決算書は144、145ページであります。
資本的収入及び支出について、第1款資本的収入及び支出ともに8,800万円であります。
次に、150ページ、151ページをお願いいたします。
貸借対照表であります。資産、負債及び負債資本合計、いずれも8,800円であります。決算不足書類については、割愛させていただきます。
以上、よろしくお願いいたします。
議長(橋本隆春君) 説明が終了しました。これより質疑を行います。
初めに、認定第1号平成28年度六ヶ所
村一般会計歳入歳出決算認定について質疑を行います。質疑はありませんか。2番。
2番(寺下和光君) 済みません。一般会計だと訂正いたします。特別会計でございました。
議長(橋本隆春君) 他にありませんか。7番。
7番(高橋文雄君) 一般会計の中の今回の議案の中で提出された参考資料の成果表の中から二、三質問したいと思います。
まず、1つは、空き家対策ですね。これは平成28年に調査をしておりまして、ページ数39ページです。39ページの下から2番ですね。空き家台帳等作成委託事業ということで、平成28年の成果が294万8,000円という形で出てございます。これについては、いろいろ今農泊ということも全国的に言われた中で、やはり一般住宅の空き家対策をどういうふうな活用をするのかということで、いろいろ全国で議論され、そしていろいろな計画をしております。六ヶ所についても、空き家が多いということで、この調査をしたと見ております。この表を見ると、ある一定の成果があったということでございます。平成29年度の予算書を見たときに、私、この成果の後の計画、これを具体的にどうするのかということがちょっと気になったものですから、関連で、これに合わせたことしの計画がどういうふうになっているのか。もう一度お聞きしたいと思います。
議長(橋本隆春君) 総務課長。
総務課長(古泊 崇君) ただいまのご質問にお答えします。
これにつきましては、3月の定例会でもご質問があったところでございますが、平成27年、平成28年で実態調査並びに現況のいろいろと持ち主に対して調査を行いました。それで、平成29年度は実際、予算的には空き家に対する予算はございません。ただし、今、空き家対策についていわゆる危険住宅とか、あるいは今後まちづくりのための有効活用、それらにつきまして、庁内の検討委員会を立ち上げまして、それでいろいろこれからの方向性、そういったものを計画しているというふうな段階でございます。
議長(橋本隆春君) 7番。
7番(高橋文雄君) 平成29年度にまた検討委員会ということで、確かにそういう実行委員会というのは、これは当然事業をする上では必要なんですけれども、せっかく平成28年度に出ているわけですから、具体的に空き家について、幾らでも早く使えるようなシステムづくりというのが必要だろうと。空き家になっているということは、もうどんどん老化が進むということで、使うためにはそれなりの費用もかかってくると。日がたてばたつほどかかるということを踏まえれば、やはり持ち主の事情とか、そういうものを勘案しながら、村で早急に成果を出すために進めるべきだなと思いますので、できるだけ、早急な事業展開をお願いしたいと思います。
次に、32ページの1番、これは、防災ガイドブックの作成事業なんですけれども、これは非常に今の防災対策ということで、これは本当に大変すばらしい考え方を持ってつくったのかなと思います。この予算を見ると、マップを4,200部つくって、193万3,000円、これ、私は非常に本当にシビアな計算をしたものだなと。逆に言えば、もっともっと金をかけたブックができないものかなと、私はそう思いました。
というのは、あの中を見たときに、正直言って、見やすいとは思われない。非常にわかりづらいんですよね。写真もいつの写真なのか非常に古い写真でございます。ですから、例えば老部川地区だとか、尾駮地区を見ると、今現存しない場所に何かがあったりしているわけですよ。そうすると、果たしてこれだけ技術が進んで、航空写真であれ、グーグルであれ、あらゆるものを村は情報を共有しているはずなんですね。そういう意味からいくと、もっともっと新しい写真で見やすい防災地区を指定することができるのではないのかなと思うんですが、その辺についてどういう意図でつくったのか確認したいと思います。
議長(橋本隆春君) 原子力対策課長。
原子力対策課長(福岡 剛君) 六ヶ所の防災ガイドでございますけれども、使用した航空写真、ちょっと古いものでありましたので、今後それらも含めて検討してまいりたいと思います。
議長(橋本隆春君) 7番。
7番(高橋文雄君) また、再度検討するということは、つくり直すということですか。つくり直したとしても190万円くらいなら、今の予算で大した影響はないのかもしれませんけれども、何かせっかくつくるのであれば、もう少し検討して、村民がすぐわかるような資料をつくっていただきたいものだなと。これは今年発行して、また今年中にというわけにはいかないでしょうから、せめて来年にでも大改正版という形で出していただければ大変ありがたいなと思います。
それから、まだ若干あと何点かございます。
43ページの1番の乗り合いタクシーの補助事業なんですけれども、これもいわゆる村活性化、それから青森県の観光立県というものに呼応した、これも大変すばらしい事業だと私も理解をしております。しかし、これを見ると、1人当たり3,000円、つまりタクシーが9,000円を上限にするという内容ですから、3人乗ると、もう補助がないんだよと解釈するわけですよね。そうすると、4人乗ると、その割り増しが来るから、運営会社もいいという解釈だったのかなと思うわけです。そうしますと、この乗り合いタクシー、六ヶ所に今何社ですか。一、二、三、四社くらいあると思うんですけれども、これに参画しているタクシー会社がどれほどあるのか。そこのところを確認したいと思います。
議長(橋本隆春君) 企画調整課長。
企画調整課長(野坂聖博君) 済みません。今のタクシーの会社ですけれども、数はちょっとこちらのほうで資料として今持ってきておりませんでした。ただ、今ちょっと違うんですけれども、大体1カ月当たり59台、60台ほど動いているという状態のデータがございます。
議長(橋本隆春君) 7番。
7番(高橋文雄君) 私が聞きたかったのは、企業が何社加入しているかということなんです。つまり、六ヶ所には企業が何社かあるわけですけれども、その企業が全部これに呼応してやっているのか。そういうことですか。わかりました。そうであればよかったんですが、やはりせっかくの事業ですから、全企業がこれにやはり賛同して、もっともっと活性化できればいいというふうに考えておりましたので、わかりました。
次に、もう一つの教育に関する事務の点検のほうに参りたいと思います。
この評価表を見ますと、これだけ膨大な事業を展開していると。これはまさに学校教育のあり方ということについて、私、さすがに感嘆している部分があるわけでございますけれども、この資料の中で平成28年度の予算実施がなくても、評価がAとか、そういうふうな形で項目があるんですね。というのは、これはあくまでも平成28年度分だと解釈して聞いているわけですけれども、それらはミスなのか、いやいや、継続だから予算がなくてもこれは評価の対象だという解釈でいいのか。その辺、学務課長どうでしょうか。
議長(橋本隆春君) 学務課長。
学務課長(佐々木昭光君) お答え申し上げます。
我々事務をする上で、実質に事業化して、その予算をとっているものと、そうではなくて日常の事務の中で教育に関する事務として事業を振り当ててやっているものがございます。予算の計上の部分とその事務の部分は、直接結びついてはいないわけなんですけれども、ほぼほぼの事業は予算がそこに附随しているわけなんですけれども、中にはそういう事業もございます。
議長(橋本隆春君) 7番。
7番(高橋文雄君) 課長の説明で理解はしたんですけれども、ここにちゃんと事業名と書いてあるんですよね。いわゆる日常業務と事業名とあると、何となく違うような感じがして、私、今聞いてみたんですが、ぜひこの書き方についても検討を加えていただきたいなと。
それとあわせて、いわゆるその項目項目一つ一つ、同じ事業名でも日時が違うと一つ一つやるというふうな書き方をしているんですね。そうすると、非常に項目だけが多くなって、事業名はさほどないという形にもなるやもしれないということで、その辺の書き方についてもぜひ検討を加えていただきたいと思います。
それから、19ページの学校評議委員の配置事業、これは非常に学校のいろいろな問題、いじめから始まって、全国的にそういう問題が取り沙汰されている中で、教育委員会のあり方、そして評議委員のあり方ということで、大いに学校の議論というのが必要だということで何年か前にこれが発足された。そういう形で、六ヶ所村についても活発的に評議委員会をやるということについては、大いに賛同をしていきたいと思っていました。
そこで、評議員会に関連して、今、六ヶ所の小学校、中学校の生徒数が非常に将来的に向かって、減っていくということが取り沙汰されています。片や学校の地域では老朽化が進んで、新築の話も要望等もなされるということで、これはどちらの観点から見ても、どっちでも間違いではないし、正当な要望だろうと私は思います。しかしながら、そういうことがあればこそ、教育委員会が先頭に立って、その議論をむしろ活発化して、きちんとした方針を早目早目に出すことが必要なのではないのかなと、私は思っています。
そういう意味で、例えば泊中学校の問題、これから将来老朽化が進んでいる千歳中学校の問題、こういう問題を当初古川村長の時代には、小学校4校、中学校3校という指針を出した後の経過については、六ヶ所村ではまだ変更をしたというふうに私は聞いておりません。そういうふうな社会情勢が変革する中で、どういうふうに教育長、それから村長が考えておられるのか。今即急な結論は見出せないかもしれませんけれども、やはり世論を反映した学校建設ということをやるためには、学校評議会、教育委員会がどれほどそれを議論しているのか、その辺について、教育長からお聞きしたいと思います。
議長(橋本隆春君) 教育長。
教育長(橋本博子君) 高橋議員のご質問にお答えしたいと思います。
今、学務課では、小・中学校、それから、これから学校に入る子供たちの親を対象としてアンケートをとる準備をしております。前回のときにも、お話ししたように、先生方たちからのアンケートはもう集計してありますので、保護者、それから先生方の意見なども全部踏まえたアンケートの結果をもって、できれば一番早い時期には泊地区から保護者の方々のお話を聞いて、今後の学校についての方針を委員会のほうでもまとめて進んでいきたいなと。できれば年度内にと思ってはいます。
以上です。
議長(橋本隆春君) 7番。
7番(高橋文雄君) ありがとうございました。ぜひそういう形、それがイコール六ヶ所全体の議論を活発化させるような形で六ヶ所の将来の学校ということを考えていただきたい。さらにはそれが六ヶ所高校の存続につながっていくような形でも考えていただければと私は思います。
今、六ヶ所の各学校の生徒が少なくなった中で、いわゆるスポーツ、団体競技が1校ではできないと。そういう中で何か各校と共同してチームを出すと。そういうものがもう現実に行われているという話も聞いております。そういう中で果たして学校がそれぞれの地区にあっていいのかという議論もあわせて検討を加えていっていただければと思います。
最後に、一つ一般の会計の中で、いわゆる不用額が1億二、三千万円出されております。これは前年度に比べて約3,000万円は減っています。この主なるものというのは、私見る限り、工事の入札の減額だとか、こういうものが主に大きい金額で出ていると私は思います。ただ、もう一つ詳しく見ると、各科目間の何千円だとか、何万円だとか、いろいろな事業の中での不用額が非常に多いというふうに思います。実際は、事業が終わった時点で減額補正をするのが本来の会計ではないのかと自分で思っています。
そうすると、例えば5月に事業を完成したものは、6月の補正、さらに間に合わなければ9月の補正という形でどんどん自分の仕事の事業金額をきちんとした減額補正した中で決算をしていくべきではないのかと私は思います。ところが全然なされていない。だとすれば、それだけではない予算のときにいろいろな事業を計画したんだよと。だけれども、結局3月までその事業の計画をやらないで不用額になった金額もあるのではないのかというふうに私、見受けられるのがあるんです。そういうふうな分析は財政課長、どのようになさっていくのかお聞きします。
議長(橋本隆春君) 財政課長。
財政課長(田中 諭君) ただいまのご質問にお答えします。
不用額については、財政課としては節に残っている20万円以上の金額については、極力補正をしなさいということを指導しております。当然当初予算で上げて、事業を実施できなかったと。そういうことについては、予算を落とすということをしております。ただいま、分析をしているかどうかということなんですけれども、決算のところでその中で分析まではいかないんですけれども、今言った20万円以上のものについては下げなさいという指導はしております。
以上です。
議長(橋本隆春君) 7番。
7番(高橋文雄君) ぜひ予算をとるときに、そうすると若干問題あるのかなと、毎年の予算書の中でほとんど変わらない金額と項目が羅列されている予算書ということも見受けられるわけですから、ぜひ新しい年度に向かってそういうところも財政課長の目配りと各課長の活発な事業計画というものも今後心がけていただきたいと。そういうふうにお願いを申し上げて、私の質問を終わります。
議長(橋本隆春君) 2番。
2番(寺下和光君) 先ほどは大変失礼をしました。
69ページのまちづくり協議会補助金2,682万1,000円、これは多分2人の人件費も入った金額だと思います。それを例えば人件費が800万円とするならば、まち協が行っている助成事業は1,800万円ほどしかないわけでございます。そして、まち協が行っている事業と社会教育課が行っている事業に類似するものがあるのではないかと、私は思っております。一般質問でも指摘してございますけれども、公民館分館を自治公民館等に見直すことで、このまち協を社会教育課に統合すべきときではないかと考えておりますので、これについては、庁内の行財政改革検討委員会のほうでもテーブルにのせて議論をしていただければとお願いをして、この部分については終わります。
97ページの単位老人クラブ補助金90万円、これについて、昨年の議会において当時の要綱が会員50人以上でないと、補助金を申請できない。特定の地域では、1つの集落に2つの老人クラブがあることから、この50人を確保するのが大変だという声がありましたので、その補助をもらうための会員数を10から20名程度に見直すべきと指摘しておりましたが、それについて見直しがされているか、福祉課長のご見解をお伺いします。
議長(橋本隆春君) 福祉課長。
福祉課長(尾ヶ瀬一成君) お答えします。
本年3月に改正しております。
議長(橋本隆春君) 2番。
2番(寺下和光君) わかりました。とにかく地区の老人クラブが活用しやすいように、人数も努めて少ない形で要綱のほうは再度改正するのであれば、そういうふうな形でお願いをいたします。
次に、157ページの六ヶ所高校後援会補助金1,211万6,214円、これについては、この金額の中に吹奏楽部楽器導入補助金615万8,000円が含まれると理解してよろしいですか。
議長(橋本隆春君) 学務課長。
学務課長(佐々木昭光君) お答え申し上げます。
議員おっしゃるとおりでございます。
以上です。
議長(橋本隆春君) 2番。
2番(寺下和光君) わかりました。
そうすれば、残りの595万8,214円については、純然たる六ヶ所高校後援会への補助金なわけであります。このことについては、さきの議会でも指摘しておりますけれども、県内40市町村で県立高校の後援会に毎年約600万円の補助金を支出している市町村はないと思ってございます。まして、この六ヶ所高校の存続については、私も望むところでございます。また、村民の中には、六ヶ所高校と全くかかわりのない方々も当然いるということは先般もお話をいたしました。この補助金はまさしく村民の税金を使っているわけでございます。いつまでもこの補助金を支出するということは、将来的に多くの村民から理解を得ることは非常に難しいと思ってございます。
よって、後援会のバスとその職員については、村の体育協会のほうの所属として、バスについては六ヶ所高校の事業に優先的に支援をするんだという前提のもとで、それ以外については村のスポーツ少年団や体育協会が運用することに見直しをすることで、より、効率的な運用ができるのではないかと思ってございます。このことについて、村長は見直しをするという考えをお持ちでしょうか。
議長(橋本隆春君) 村長。
村長(戸田 衛君) 県立六ヶ所高校のこの後援会の関係でご質問がございましたが、これは2番議員ご承知のとおり、このほど県のほうでは高校の統廃合等々の計画が議論されておりまして、その際村にも六ヶ所高校のあり方、今後の県の考え方等々を把握するために首長のほうから意見を伺いたいということがありました。これも数回ございました。その際に、村として申し上げたのは、県立六ヶ所高校の存続をぜひともお願いしたい。これは地域等々何でもよろしいですから、その存続に向けては県のほうとしても考えていただきたい。
なぜなら、これはこれまでも地域の高校として村がさまざまな事業、またあるいは運営等々に支援している経緯がありますと。この考え方は現在も変わっておりませんという考え方で、申し上げまして、もう数度来ましたけれども、その一点張りの方向で要望いたしております。その中で、1つは、今の後援会の補助金の関係もございます。また、それ以外にもご承知のとおり、さまざまな支援対策を講じておりますので、今のこの後援会の件については、2番議員ご指摘のとおり、これまでもその後援会のほうに補助金を出しまして、そして運営をしてきているんですが、これは財政運営上、やはり好ましくないと、こういうふうな考え方を持っております。したがいまして、今のご提言の例えば村が補助金を出して、主に六ヶ所高校の後援会のほうにバス等々の運営のために使用する、活用するということは、やはりこれから村としても考えるべきことではないのかなと、今そういうふうに思っておりますので、今後、後援会ございますから、高校の後援会の方々、あるいはその関係する団体等々もありますので、例えばそれを受ける団体はどこがいいのか、これはさまざま議論してみたいと、このように考えております。
議長(橋本隆春君) 2番。
2番(寺下和光君) 村長が前向きに検討してみたいということでございます。これは当然です。くどく言いますけれども、村民の中には全く六ヶ所高校に縁もゆかりもない世帯も当然いるということを理解していただいて、なおかつバスと職員については、身分をきちんと保証した上で、そういう見直しをしていただきたいということをお願いして終わります。
議長(橋本隆春君) 1番。
1番(橋本 竜君) それでは、ちょっと質問させていただきます。
決算書の137ページの観光案内看板等周辺草刈りという予算が上げられておりますけれども、まず、多分南地区、中地区、北地区等に六ヶ所村の独自の観光看板等が設置されていると思いますが、その設置されている箇所数をまず教えていただければと思います。
議長(橋本隆春君) 商工観光課長。
商工観光課長(佐藤 広君) ご質問にお答えいたします。
全部で5カ所でございます。
議長(橋本隆春君) 1番。
1番(橋本 竜君) 5カ所ということで、地区名はあれなんですけれども、非常に見づらいと感じられます。そして、また連休中とかに他県から来ている観光客の方を見ました。そのときに、その観光案内の場所で、駐車するスペースがまずなかったんですね。そしてあと、今度は除草作業が全然されていなかった。草をこいで歩いていたということで、非常に便利の悪い観光案内板だなと感じたところであります。
ですので、今後特産品販売施設等の整備も進んでいるわけですので、場所の見直しとかという部分を考えられないものか、ちょっとお聞きしたいと思います。
議長(橋本隆春君) 商工観光課長。
商工観光課長(佐藤 広君) ご質問にお答えいたします。
今、ご指摘のございました観光看板についてですが、将来的には、そういった部分もやはりその何よりも見やすかったり、あるいは利用がしやすいというのがまず看板の役目でもあると思いますので、その辺を十分踏まえて今後検討していきたいと考えております。
議長(橋本隆春君) 1番。
1番(橋本 竜君) はい、ありがとうございます。将来的とは申せ、もう観光客は将来的にはという部分で待っていないわけですから、少しでも早く調査をした上で観光に対してもっともっと力を入れて、集客を図るべきではないのかなと思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
続きまして、成果説明書の9ページ、第5節の地域資源の活用ということで、ふるさと納税謝礼品支給事業ということで、納税した方に謝礼をあげますよということで、特産品を謝礼として送っていると思うんですけれども、今現在、六ヶ所村特産品とうたっている品物が何品ぐらいあるのか、ちょっと教えていただければと思います。
議長(橋本隆春君) 商工観光課長。
商工観光課長(佐藤 広君) ただいまのご質問にお答えいたします。
約40品というふうに私は把握しております。あれですよね、返礼品としてということで。
1番(橋本 竜君) いやいや、六ヶ所村の特産品としてということ。
商工観光課長(佐藤 広君) 特産品ですか。失礼しました。特産品としては約100品でございます。今私がお話ししたのは、返礼品としてどのくらいの数をということでお聞きしたので、済みません。
議長(橋本隆春君) 1番。
1番(橋本 竜君) 大変ありがとうございます。返礼品として40品、そして村の特産品としては100品あるということで答えいただきましたが、実際、六ヶ所村の人が、六ヶ所村の人もそうですけれども、観光客としてですけれども、特産品、これこれがありますよという部分がわかっているのがあるのかないのかという部分もあると思うんですよね。私、これ思っているんですけれども、やはりある程度六ヶ所村認定ということで、特産品パンフレット等も作成して、周知を図るのも一つの手ではないのかなと。そうした上で、やはりここのお店ではこういう特産品が買えるよ。こういう特産品が売っているよというふうになると、どんどん周知されていって、もっともっと村に観光客が来るのではないのかなと思うんですけれども、そこら辺をもう少し考えた上で、村長のほうからお聞きしたいと思います。
議長(橋本隆春君) 村長。
村長(戸田 衛君) 私は一つの考え方なんですが、村が現在その特産品、いい資源があります。海のもの、また山のもの、また酪農関係のものもありますが、私もよく東京の中央のほうからお見えになる方々との懇談、会議をする機会が多いんですが、そのときによく言われるのは「六ヶ所村のじゃあ何かを購入したいんですが、何かありますか」と。場所なんですよね「どこへ行けば購入できますか」という話が多いものですから、まずその一つの手だてとして、特産品の販売施設も、今後はその場として、これは活用する。いろいろな考え方をこれからとっていかなければならないかなと思っております。
一つの例ですけれども、PR館のほうを視察する方々が現在は若干減少しておりますが、8万人、9万人という視察団が参っておりますし、もちろんまたエネルギーパーク等々の私どもの事業の関係でそれぞれやはり500名とか、そういう方々も参っておりますから、これはこの方々を生かす方法、やはりこの村の資源をどうしても海産物、農産物を今のブランド化という言葉なんですが、そういうものをつくる。例えば、倉内にもニンジンのジュース等々を今製品として出荷しております。これらもやはり冷涼な地域の畑作の関係の一つとして売り出しするということもこれから考えていければなと思っていますし、やはりそのためには村としての今後そういう開発のための支援する考え方がこれは大事ではないなと、私は思っておりますので、今後今のブランド化を図って、先ほど聞きましたように認定するということも今後考えるべきではないのかなと思っておりますから、どうぞ、これからもひとつご指導をお願いしたいと思っております。
議長(橋本隆春君) 1番。
1番(橋本 竜君) 大変村長ありがとうございました。ですので、とにかく特産品が売れれば村にも収益があるわけですから、特産品の開発、また先ほど言いました開発に対する村長の助成もしたいということですので、どんどんこの特産品を広めて、六ヶ所村というブランドの名前を広めていければなと思いますので、どうぞ前向きに幾らでも早目に早目にということで村のほうも動いていただければなと思いますので、どうぞよろしくお願いを申し上げまして、私の質問を終わります。
議長(橋本隆春君) 他にございませんか。
(なしの声)
議長(橋本隆春君) 質疑なしと認め、質疑を終了し、これより討論を行います。討論はありませんか。
(なしの声)
議長(橋本隆春君) 討論なしと認め、討論を終わります。
議長(橋本隆春君) 討論なしと認め、討論を終わります。
これより採決いたします。
お諮りします。議案第86号六ヶ所特産品販売施設条例の制定について、原案のとおり決することにご異議ありませんか。
(異議なしの声)
議長(橋本隆春君) ご異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
以上で本日の日程は全部終了いたしました。
次回会議は、9月8日午前10時に開きます。
本日はこれにて散会いたします。
大変お疲れさまでした。
議事録の顛末を証するためここに署名する。
平成29年10月19日
六ヶ所村議会議長 橋 本 隆 春
議事録署名者 木 村 廣 正
議事録署名者 高 橋 文 雄
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