十和田市議会 2006-11-22
11月22日-委員長報告・質疑・討論・採決-05号
平成18年 12月定例会(第4回) 平成18年11月22日(水曜日) 議事日程第5号 平成18年11月22日(水)午前10時開議 第1 請願第2号
関税引き下げとミニマム・
アクセス米の 拡大に反対する請願の
委員長報告(平成 18年) 第2 請願第4号 「
品目横断的経営安定対策」にかかわる 請願の
委員長報告(平成18年) 第3 請願第5号
地域農林水産業活性化を図るための「地 産地消
自治体宣言」を求める請願の委員 長報告(平成18年) 第4 請願第11号
西十四番町内市道の拡幅整備に関する請 願の
委員長報告(平成17年) 第5 認定第4号 平成17年度十和田市
一般会計歳入歳出 決算の認定について 第6 認定第5号 平成17年度十和田市
国民健康保険事業 特別会計歳入歳出決算の認定について 第7 認定第6号 平成17年度十和田市
地方卸売市場事業 特別会計歳入歳出決算の認定について 第8 認定第7号 平成17年度十和田市
老人保健特別会計 歳入歳出決算の認定について 第9 認定第8号 平成17年度十和田市介護保険事業特別
会計歳入歳出決算の認定について 第10 認定第9号 平成17年度十和田市
介護サービス事業 特別会計歳入歳出決算の認定について 第11 認定第10号 平成17年度十和田市
温泉事業特別会計 歳入歳出決算の認定について 第12 認定第11号 平成17年度十和田市
公共用地先行取得 事業特別会計歳入歳出決算の認定につい て 第13 報告第21号 継続費の
精算報告書について 第14 議案第89号 十和田市
都市計画税条例の一部を改正す る条例の制定について 第15 議案第90号 十和田市保育の実施に関する条例の一部 を改正する条例の制定について 第16 議案第91号 十和田市市民の家条例の一部を改正する 条例の制定について 第17 議案第92号 十和田市
下水道事業の設置等に関する条 例の一部を改正する条例の制定について 第18 議案第93号 十和田市
下水道条例の一部を改正する条 例の制定について 第19 議案第94号 十和田市
特定商業集積を構成する商業基 盤施設に係る
固定資産税の特別措置に関 する条例を廃止する条例の制定について 第20 議案第95号 十和田市
デイサービスセンター条例を廃 止する条例の制定について 第21 議案第96号 第1次十和田市
総合計画基本構想につい て 第22 議案第97号 公の施設の
指定管理者の指定について 第23 議案第98号 公の施設の
指定管理者の指定について 第24 議案第99号 平成18年度十和田市
一般会計補正予算 (第4号) 第25 議案第100号 平成18年度十和田市
水道事業会計補正 予算(第2号) 第26 議案第101号 平成18年度十和田市
下水道事業会計補 正予算(第2号) 第27 請願第3号
在日外国人の無
年金障害者と
在日外国人 及び在外邦人の無
年金高齢者に対する救 済措置を求める請願の
継続審査(平成17 年) 第28 請願第4号
高屋~米内沼線の市道認定と舗装整備を 求める請願の
継続審査(平成17年) 第29 請願第8号
十和田市立東小学校の
屋外トイレ設置に 関する請願の
継続審査(平成17年) 第30 請願第9号
都市計画道路佐井幅・高清水線の早期着 工についての請願の
継続審査(平成17 年) 第31 請願第1号
国民健康保険税に関する請願の
継続審査 (平成18年) 第32 請願第6号
市道大学通り・
しらかば団地線の整備に ついての請願の
継続審査(平成18年) 第33 請願第7号 十和田市
大字伝法寺字金目における産業
廃棄物焼却及び焼成施設の建設予定に関 する請願の
継続審査(平成18年) 第34 請願第8号 日本と同等の安全対策のないアメリカ産 牛肉の輸入に関する請願の
継続審査(平 成18年) 第35 発議第6号
十和田市議会委員会条例の一部を改正す る条例の制定について 第36 議案第102号 青森県
後期高齢者医療広域連合の設立に ついて 第37 議案第103号 青森県
消防補償等組合規約の全部変更に ついて 第38 議案第104号 青森県
市町村等非常勤職員公務災害補償 等組合の解散について 第39 議案第105号 青森県
市町村等非常勤職員公務災害補償 等組合の解散に伴う財産処分について 本日の会議に付した事件 議事日程に同じ ただし、追加日程第1 発議第7号
関税引き下げとミニマム・アク セス米の拡大に反対する意見書 追加日程第2 発議第8号 「
品目横断的経営安定対策」に かかわる意見書 追加日程第3 発議第9号 地産地消の推進に関する決議 出席議員(37名) 1番 堰野端 展 雄 君 2番 紺 野 忠 明 君 3番 鳥 越 正 美 君 4番 張 摩 博 子 君 5番 下川原 鉄 男 君 6番 桜 田 博 幸 君 7番 工 藤 正 廣 君 9番 田 中 重 光 君 10番 川 村 慎 一 君 11番 野 月 一 正 君 12番 下 山 明 雄 君 13番 岩 城 康一郎 君 14番 今 泉 勝 博 君 15番 相 馬 真 子 君 16番 漆 畑 善次郎 君 17番 石 橋 義 雄 君 18番 小 川 洋 平 君 19番 東 秀 夫 君 20番 市 澤 善 一 君 21番 野 月 誠 君 22番 赤 石 継 美 君 23番 畑 山 親 弘 君 24番 米 田 由太郎 君 25番 折 田 俊 介 君 26番 織 川 貴 司 君 27番 小笠原 光 君 28番 野 月 一 博 君 29番 赤 坂 孝 悦 君 30番 沢 目 正 俊 君 31番 杉 山 道 夫 君 32番 江 渡 龍 博 君 33番 山 本 富 雄 君 34番 角 瑞 世 君 35番 戸 来 伝 君 36番 竹 島 勝 昭 君 37番 野 月 忠 見 君 38番 豊 川 泰 市 君 欠席議員(なし) 欠 員(1名) 説明のため出席した者 市 長 中野渡 春 雄 君 助 役 気 田 武 夫 君 収 入 役 大 川 晃 君 総 務 部 長 村 山 誠 一 君 (
選挙管理委員会 事務局長併任) 企 画 財政部長 中野渡 崇 君 民 生 部 長 藤 島 一 榮 君 健 康 福祉部長 太 田 信 仁 君 経 済 部 長 斗 沢 清 君 観 光 交流部長 太 田 毅 君 建 設 部 長 苫米地 俊 廣 君
十和田湖支所長 生 出 隆 雄 君 上 下 水道部長 中野渡 實 君 病 院 事務局長 佐々木 隆一郎 君 出 納 室 長 太 田 明 良 君 総 務 課 長 梅 津 敏 明 君 企 画 調整課長 鈴 木 史 郎 君 財 政 課 長 中野渡 不二男 君 国 保 年金課長 小 出 紀 明 君
選挙管理委員会 古 舘 實 君 委 員 長 監 査 委 員 髙 野 洋 三 君 監 査 委 員 立 崎 健 二 君 事 務 局 長
農業委員会会長 松 田 信 一 君 農 業 委 員 会 前川原 新 悦 君 事 務 局 長 教 育 委 員 会 小野寺 功 君 委 員 長 教 育 長 稲 垣 道 博 君 教 育 部 長 奥 義 男 君 職務のため出席した
事務局職員 事 務 局 長 成 田 秀 男 総 括 参 事 宮 崎 秀 美 次 長 石川原 定 子 主 査 中 村 淳 一 午前10時零分 開議
○議長(豊川泰市君) 出席議員は定足数に達していますので、会議は成立しました。 これより本日の会議を開きます。 本日の議事は、議事日程第5号をもって進めます。
△日程第1 請願第2号
関税引き下げとミニマム・
アクセス米の拡大に反対する請願の
委員長報告(平成18年)~日程第3 請願第5号
地域農林水産業活性化を図るための「地産地消
自治体宣言」を求める請願の
委員長報告(平成18年)
○議長(豊川泰市君) 日程第1、請願第2号
関税引き下げとミニマム・
アクセス米の拡大に反対する請願の
委員長報告から日程第3、請願第5号
地域農林水産業活性化を図るための「地産地消
自治体宣言」を求める請願の
委員長報告までの3件を一括議題とします。 請願3件に関し委員長の報告を求めます。
観光経済常任委員長 32番
江渡龍博君
△
観光経済常任委員長報告 (32番
江渡龍博君 登壇)
◆32番(
江渡龍博君) 平成18年6月19日の本会議において、当委員会に付託されました請願第2号
関税引き下げとミニマム・
アクセス米の拡大に反対する請願、請願第4号 「
品目横断的経営安定対策」にかかわる請願、請願第5号
地域農林水産業活性化を図るための「地産地消
自治体宣言」を求める請願の3件につきまして、審査の経過と結果についてご報告申し上げます。 最初に、請願第2号についてであります。本請願の趣旨は、WTOの交渉の際に
食糧輸入国である日本の状況を勘案し、米を初めとした輸入品目の
関税引き下げ及び在庫が膨れ上がっているミニマム・
アクセス米の輸入枠の拡大を行わないよう関係機関に意見書を提出していただきたいというものであります。 当委員会では、3回にわたり委員会を開催し、慎重に審査してまいりました。委員会の審査においては、
農林水産省の
ホームページからWTOの
交渉状況等の資料を参考にしながら審査を行いました。委員からは、日本の米を守るためには
関税引き下げを抑えなくてはいけない等の意見が出され、本請願の願意を妥当と認め、全員異議なく採択すべきものと決定いたしました。 次に、請願第4号についてであります。本請願の趣旨は、国が打ち出した
品目横断的経営安定対策について、その対策を中止し、価格保障を基本にした
経営安定対策を実現すること、農家への周知徹底を図り、地域で十分な話し合いを行うために制度の開始を一たん凍結すること、規模を基準にするのではなく、地域の実情を踏まえた多様な担い手を確保する施策を強めること、以上の点について関係機関に意見書を提出していただきたいというものであります。 当委員会では、これも3回にわたり委員会を開催し、慎重に審査してまいりました。委員会の審査においては、
理事者側の出席を求め、十和田市の
品目横断的経営安定対策への取り組み及び現在の状況について説明を受け、
農林水産省の
ホームページからの資料を参考にしながら審査を行いました。委員からは、十和田市の現状からいくと
認定農業者にもなれない、集落営農からも外れる農家も出てくる。これだと農家のことを考えた政策ではないのではないか等の意見が出され、本請願の願意を妥当と認め、全員異議なく採択すべきものと決定いたしました。 次に、請願第5号についてであります。本請願の趣旨は、地域の
農林水産物を地域内で流通させようという取り組みが全国的に広がっている中で、議会において地産地消
自治体宣言を決議し、
地域生産物の利用、拡大を推進していただきたいというものであります。 当委員会では、3回にわたり委員会を開催し、慎重に審査してまいりました。委員会の審査においては、
理事者側の出席を求め、十和田市における野菜、牛肉、豚肉等の
学校給食等への
取り組み状況について説明を受け、審査を行いました。委員からは、地産地消を行うことで地域の農業を活発にし、生産意欲を高めるということになると思う。もう少し地元の野菜でも畜産物でも消費が拡大されるような方策を講じていく必要があるのではないか等の意見が出され、本請願の願意を妥当と認め、全員異議なく採択すべきものと決しました。 以上、当委員会に付託となりました請願3件の審査の経過と結果についてご報告申し上げましたが、当委員会の
決定どおり議員各位のご賛同を賜りますようお願い申し上げまして、
委員長報告といたします。
○議長(豊川泰市君) 日程第1、請願第2号
関税引き下げとミニマム・
アクセス米の拡大に反対する請願の
委員長報告を議題とします。
委員長報告に対し、質疑を行います。質疑ありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(豊川泰市君) なしと認めます。 これより討論に入ります。討論ありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(豊川泰市君) なしと認めます。 これより採決を行います。 お諮りします。本請願は
委員長報告のとおり採択することにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(豊川泰市君) ご異議なしと認めます。 よって、請願第2号は
委員長報告のとおり採択することに決定しました。 日程第2、請願第4号 「
品目横断的経営安定対策」にかかわる請願の
委員長報告を議題とします。
委員長報告に対し、質疑を行います。質疑ありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(豊川泰市君) なしと認めます。 これより討論に入ります。討論ありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(豊川泰市君) なしと認めます。 これより採決を行います。 お諮りします。本請願は
委員長報告のとおり採択することにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(豊川泰市君) ご異議なしと認めます。 よって、請願第4号は
委員長報告のとおり採択することに決定しました。 日程第3、請願第5号
地域農林水産業活性化を図るための「地産地消
自治体宣言」を求める請願の
委員長報告を議題とします。
委員長報告に対し、質疑を行います。質疑ありませんか。 31番
◆31番(杉山道夫君) この中身については、私も大変賛成です。今
委員長報告の中では、
理事者側のこれまでの取り組みを審査したという報告あります。これは、宣言だけだと、早い話紙に書いてここで決めれば1銭もかからないで決まるのですよね。でも、中身はそれに向けて
理事者側というか、当局側がやっぱり取り組む姿勢がないとただの空手形みたいな空宣言になってしまうわけです。そこら辺もちょっと
理事者側の意向なり考えを審査の中で調べるぐらいまで行ったのかどうか。そうすればもう花丸だと私は思うのですが、そういうことをちょっとお聞きしたいと思います。
○議長(豊川泰市君) 32番
◆32番(
江渡龍博君) 今杉山議員から質問が出たわけでございますが、
理事者側にその点につきましてはお聞きしましたけれども、全面的にそれに対して理事者方もどうするというふうな話を聞きましたし、また今後ともいろいろな努力をするということでございましたので採択いたしたと、こういうわけでございます。
○議長(豊川泰市君) ほかに質疑ありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(豊川泰市君) これにて質疑を終了します。 これより討論に入ります。討論ありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(豊川泰市君) なしと認めます。 これより採決を行います。 お諮りします。本請願は
委員長報告のとおり採択することにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(豊川泰市君) ご異議なしと認めます。 よって、請願第5号は
委員長報告のとおり採択することに決定しました。
△日程第4 請願第11号
西十四番町内市道の拡幅整備に関する請願の
委員長報告(平成17年)
○議長(豊川泰市君) 日程第4、請願第11号
西十四番町内市道の拡幅整備に関する請願の
委員長報告を議題とします。 本件に関し委員長の報告を求めます。
建設常任委員長 25番 折田俊介君
△
建設常任委員長報告 (25番 折田俊介君 登壇)
◆25番(折田俊介君)
建設常任委員会からご報告いたします。 平成17年第4回定例会において、当委員会に付託となりました請願第11号
西十四番町内市道の拡幅整備に関する請願につきまして、その審査の経過と結果をご報告申し上げます。 本請願の趣旨は、この市道は道路の幅員も狭く、簡易舗装であり、降雨時には側溝もないため宅地に雨水が流れる状況であること、また冬期間は雪を寄せる道幅もなく、除排雪は極めて困難な状況であること、さらに火災、救急時には消防車、救急車の進入が極めて困難であり、消火、救急活動においても被害等が拡大するおそれがあると思われることから、道路を拡幅の上整備していただきたいというものであります。 当委員会では、現地調査を含め計7回にわたり委員会を開催し、
理事者側から説明を受けるなど慎重に審査を重ねてまいりました。その結果、本請願の
市道西四番町並木西1号線の一部は、宅地開発が進み、住宅も年々増加していることから、交通量もふえており、地域に密着している道路でありますが、極めて狭隘なため、通学など日常生活に支障を来しております。また、積雪時の道路状況としては、火災などの緊急時における緊急車両の進入やすれ違いが困難になることが予想されるなど、極めて劣悪な状況にあること、整備するに当たっては地権者等からの同意を十分得られているということから、本路線を拡幅の上整備することが妥当と認められ、全員異議なくこれを採択すべきものと決定しました。 以上、審査の経過と結果についてご報告申し上げましたが、当委員会の
決定どおり議員各位のご賛同を賜りますようお願い申し上げまして、壇上からの
委員長報告といたします。
○議長(豊川泰市君) ただいまの
委員長報告に対し、質疑を許します。質疑ありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(豊川泰市君) なしと認めます。 これより討論に入ります。討論ありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(豊川泰市君) なしと認めます。 これより採決を行います。 お諮りします。本請願は
委員長報告のとおり採択することにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(豊川泰市君) ご異議なしと認めます。 よって、請願第11号は
委員長報告のとおり採択することに決定しました。
△日程第5 認定第4号 平成17年度十和田市
一般会計歳入歳出決算の認定について~日程第12 認定第11号 平成17年度十和田市
公共用地先行取得事業特別会計歳入歳出決算の認定について
○議長(豊川泰市君) 日程第5、認定第4号から日程第12、認定第11号までの平成17年度一般会計並びに各
特別会計決算の認定の計8件を一括議題とします。 本件に関し、その審査の経過と結果について委員長の報告を求めます。
決算審査特別委員長 36番 竹島勝昭君
△
決算審査特別委員長報告 (36番 竹島勝昭君 登壇)
◆36番(竹島勝昭君) 11月6日の本会議において、決算審査特別委員会が設置され、当委員会に対し、認定第4号 平成17年度十和田市
一般会計歳入歳出決算の認定についてから認定第11号 平成17年度十和田市
公共用地先行取得事業特別会計歳入歳出決算の認定についてまでの認定8件が付託となりました。 それでは、決算審査特別委員会の審査の経過と結果についてご報告申し上げます。当委員会は、11月17日及び11月20日の2日間にわたり、市長を初めとする
理事者側の出席を求め、付託案件を慎重に審査いたしました。 委員会での主な質疑の概要について申し上げます。認定第4号 平成17年度十和田市
一般会計歳入歳出決算の認定についての審査において、歳入では市税の未済額の状況と滞納者に対する取り組み、行政財産使用料における予算額との比較、電源立地地域対策交付金の交付金の種別、不動産売払収入での未済額の状況についてなどの質疑がありました。 歳出では、第2款総務費では恩給給付払込金の内容について、野外芸術文化ゾーン整備事業における今後の状況について、第3款民生費では街路灯の設置状況について、第4款衛生費では霊園管理費の内容について、第6款農林水産業費では輸入急増戦略的対応特別事業の内容、市営牧野管理費の委託料の内容について、第7款商工費では貸付金の利率について、十和田湖冬物語に対する補助の状況について、第8款土木費では市営住宅の状況、除雪に対する取り組みについて、第10款教育費ではアスベスト除去工事の状況、教育相談費の内容についてなどの質疑がありました。 また、特別会計の決算審査においては、収納率向上対策事業費での報酬の増額の要因、国保税における介護保険料の取り扱い、
介護サービス事業特別会計での管理費についてなど、委員から多数の質疑がありました。 当委員会では、議員全員をもって構成する委員会ですので、審査の詳細については省略させていただき、審査の結果についてのみご報告申し上げます。 付託となりました認定8件について慎重に審査した結果、認定第4号 平成17年度十和田市
一般会計歳入歳出決算の認定については、採決の結果、賛成多数により認定すべきものと決定し、認定第5号 平成17年度十和田市国民健康保険
事業特別会計歳入歳出決算の認定についてから認定第11号 平成17年度十和田市
公共用地先行取得事業特別会計歳入歳出決算の認定についてまでの認定7件については、いずれも全員異議なく認定すべきものと決定しました。 以上、決算審査特別委員会の審査の経過と結果についてご報告申し上げましたが、当委員会の
決定どおり議員各位のご賛同を賜りますようお願い申し上げ、
委員長報告といたします。
○議長(豊川泰市君) ただいまの
委員長報告については、委員全員による審査ですので、質疑なしと認めます。 日程第5、認定第4号 平成17年度十和田市
一般会計歳入歳出決算の認定についての討論に入ります。 まず、本件に対する反対討論の発言を許します。 15番 相馬真子君
△原案に対する反対討論 (15番 相馬真子君 登壇)
◆15番(相馬真子君) 反対討論を申し上げます。私は、平成17年度十和田市一般会計決算に対して、反対の討論に参加をしたいと思います。 新しい十和田市のスタートとなった決算は、39億円もの借金をして、歳入総額では307億円となり、旧十和田市、旧十和田湖町の前年度予算に比べ、98%の規模にとどまりました。では、どんなものが削られたのか見てみますと、少子化が一層深刻になっていくのに、子宝奨励金や小学校、中学校の児童生徒が毎日勉強するのに必要な教具や図書などの購入費が削られました。十和田市の未来を担う子供たちを何よりも優先してこそ十和田市の将来が希望を持って開かれるのではなかったでしょうか。また、高齢化が十和田市にとって極めて重大な課題になっているとき、お年寄りの祝金が縮小、廃止されました。一年一年を生きる目標とし、その励ましとなっていたものを奪うということは、許されるものではありません。 親孝行という言葉がこの決算から消えてしまいました。それなのに野外芸術文化ゾーン整備は少しもはばかることなく進められました。この事業の趣旨は、どれ一つとっても成り立たないことを私は一般質問で何度も指摘をしました。これにかかわって、他の議員から、金沢21世紀美術館を視察して疑問を感じたと述べられました。そこで、4日前に行われたアートセンターを中心としたフォーラムが開かれたとき、一市民からの問題提起があったことを一言紹介しておかなければなりません。このフォーラムには、野外芸術文化ゾーン事業の実質的なリーダーである南條史生氏へ次のように質問したということです。「南條さん、昆虫のバッタを巨大にした作品を十和田市へ持ってきたかったが、水戸芸術館が購入してしまったと言いました。私は、水戸芸術館へそのバッタを本当に購入したのか、また展示してあるのか問い合わせました。それに対し水戸芸術館は「購入はしていない。預かっているだけ」と答えた上に、「膨らませるのに大変だからしまっている」と答えました。このことに南條さんはどのようにお考えでしょう」という質問だったのです。このような一市民の問いかけに南條氏は次のように答えたそうです。「これは私が聞いた話だった。何回も膨らませるとすり切れるのでしまっておくのでしょう」。一市民は重ねて次のように質問をしたそうです。「南條さんは、アメリカの芸術家がつくった「LOVE」の写真を大きな垂れ幕に印刷して桜の広場のカリオンを囲いました。他人の作品を印刷して見せるというのは、芸術にかかわる人のやることなのでしょうか」、この質問に対して南條氏は「私たちは芸術家ではない。芸術を紹介しているのです」と答えたそうです。以上、南條氏の話を紹介しましたが、このようにこの事業は大変危ういものではないかと心配をしています。数百万円や1億円以上も払って購入した作品が間もなくただのごみになるかもしれません。金沢21世紀美術館を訪れた方々の釈然としない気持ちがわかるような気がします。このような事業を市民に目隠しをしながら、わずか1年そこそこで強行していいのでしょうか。 また、私が全く予想もしていなかった十和田湖畔などの水道事業が36億円も必要なことや、今の議会に提案されている
下水道事業の債務負担行為43億円、現在進行中の中央病院建設費の医師含み200億円などをあわせて考えてみると、一気に巨額の借金をすることになります。 一方、市税の決算は微増でしたが、これは合併に伴って
固定資産税を調整してふやしたことによるものなのであって、市民税は個人、法人ともに減っています。このことから市民の暮らしが大変苦しくなっていることが十分わかります。1円たりともむだに使ってはなりません。 さらに、私が合併前から指摘してきたように、国からの地方交付税は坂道を転げ落ちるように5年後には20億円も減額される見通しです。このたびの監査委員は、財政の危機的な状況の指摘とともに事務事業の見直しを提案しているのに、市長がこの現実を直視していないで、決まったことは計画どおりやりますという1本やりでは、市政を担当する者としてそしりを免れないと思います。あえてこのことを申し上げ、私の本決算に対する反対討論といたします。ありがとうございました。
○議長(豊川泰市君) 次に、本件に対する賛成討論の発言を許します。 18番 小川洋平君
△原案に対する賛成討論 (18番 小川洋平君 登壇)
◆18番(小川洋平君) 平成17年度十和田市一般会計の
歳入歳出決算に関する賛成討論をいたします。 私は、認定第4号 平成17年度十和田市
一般会計歳入歳出の決算の認定について賛成の立場から討論をいたします。 まず最初に、行財政運営に当たる市の姿勢でありますが、地方交付税、県支出金、市税の減少など、歳入の見通しが厳しい財政状況の中、新市では行政改革大綱を策定し、数値目標を示した集中改革プランにおいて具体的な行動計画を示し、経費節減に努めるとともに効率的で効果的な行財政の運営を図る努力をしております。私は、その積極的な取り組みを評価するものであります。 次に、諸施策の展開について私の所感を申し述べます。平成17年度は、新十和田市が本格的に動き始めた年であります。新市まちづくり計画においては、その将来像に感動創造都市を掲げ、5つの基本目標のもと、市の総合計画、地域防災計画、障害者福祉計画、観光基本計画、農業振興地域整備計画、国際交流基本計画等の政策に取り組み、合併後の新たなまちづくり実現に向けた市長の意気込みが感じ取れるものであります。 また、具体的な事業内容としては、市民生活に欠かすことのできない道路や上下水道の基盤整備を初め、保健、医療、福祉、教育の分野においては、病院建設事業や小学校の改築、介護保険施設における利用者負担の激変緩和措置、保育所整備事業への支援等に取り組んでいるほか、産業分野におきましても野菜の産地づくりや畜産環境整備に対する支援を初め、中心市街地活性化事業における共通商品券の発行や空き店舗活用事業への支援に積極的に取り組んでおります。 また、監査委員においても、決算は関係法令に準拠して行われており、その計数についても誤りがなく、適正に処理されているとの意見であります。 以上から、私は平成17年度
一般会計歳入歳出決算の認定について賛成するものであります。 終わりに、地方においては長引く景気の低迷が続く中、国の三位一体改革による国庫補助金の削減、廃止及び地方交付税の大幅な削減など、財政状況はさらに厳しさを増すものと思われますが、市においては市税の確保や集中改革プランの適正かつ速やかな実施を進め、より一層健全な財政運営に努め、市民生活の向上が図られるよう要望し、私の賛成討論といたします。
○議長(豊川泰市君) ほかに討論はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(豊川泰市君) これにて討論を終了します。 これより採決を行います。 本件は起立により採決します。 本決算に対する
委員長報告は認定とするものであります。本決算は
委員長報告のとおり認定することに賛成の方の起立を求めます。 (賛成者起立)
○議長(豊川泰市君) 起立多数です。 よって、認定第4号は
委員長報告のとおり認定することに決定しました。 日程第6、認定第5号 平成17年度十和田市国民健康保険
事業特別会計歳入歳出決算の認定についてから日程第12、認定第11号 平成17年度十和田市
公共用地先行取得事業特別会計歳入歳出決算の認定についてまでの決算7件の討論に入りますが、通告がありませんので、討論はなしと認めます。
特別会計決算7件を一括採決します。 決算7件に対する委員長の報告は認定とするものであります。認定第5号から認定第11号までの決算7件は
委員長報告のとおり認定することにご異議ありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(豊川泰市君) ご異議なしと認めます。 よって、認定第5号から認定第11号までの決算7件は
委員長報告のとおり認定することに決定しました。
△日程第13 報告第21号 継続費の
精算報告書について
○議長(豊川泰市君) 日程第13、報告第21号 継続費の
精算報告書についてを議題とします。 これより質疑に入ります。質疑はありませんか。 31番
◆31番(杉山道夫君) この
精算報告書を見ますと、16年度のところで当初見ていない地方債が5,000万余り入っています。それに伴うことでしょうから、国や県の支出金も計上になっているのですが、これはどういう事情で起債がふえたのかが1点。 2点目は、私はこの素人の目で見ると、当初なかった一般財源が実績のところでマイナスとして計上になっているというのは非常にわかりにくいのです。これ縦横計算すれば合うのだけれども、これは架空一般財源があったということですか。その2点教えてください。
○議長(豊川泰市君) 教育部長
◎教育部長(奥義男君) まず、起債の増額分についてご説明いたします。まず、16年度事業分、これは合併によりまして平成16年の12月分までの分が打ち切り決算となったと。そのため工事費等に係る起債が合併後の平成17年1月以降に入金となったために増ということになります。 また、もう1点は、当初起債の対象が補助対象分のみが起債の対象として見込んでいました。それが今度単独事業分も起債の対象となったという形で増となったと、この2点が起債の対象の増加理由ということになります。 先ほど言いました一般財源の方も、打ち切り決算となったという理由で、16年度の打ち切り決算の前に一般財源の方でまず負担したというような状況でございます。 以上です。
○議長(豊川泰市君) ほかに質疑ありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(豊川泰市君) これにて質疑を終了します。 以上で報告第21号は報告済みとします。
△日程第14 議案第89号 十和田市
都市計画税条例の一部を改正する条例の制定について
○議長(豊川泰市君) 日程第14、議案第89号 十和田市
都市計画税条例の一部を改正する条例の制定についてを議題とします。 これより質疑に入ります。質疑はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(豊川泰市君) なしと認めます。 これより討論に入ります。討論はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(豊川泰市君) なしと認めます。 これより採決を行います。 お諮りします。本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(豊川泰市君) ご異議なしと認めます。 よって、議案第89号は原案のとおり可決されました。
△日程第15 議案第90号 十和田市保育の実施に関する条例の一部を改正する条例の制定について
○議長(豊川泰市君) 日程第15、議案第90号 十和田市保育の実施に関する条例の一部を改正する条例の制定についてを議題とします。 これより質疑に入ります。質疑はありませんか。 15番
◆15番(相馬真子君) この条例を見ますと、これまで3人目以降の減免ですか、やってきたのですが、今度は3歳未満の子供に限り、その後はなしということなので、これは十和田市は特にそうですが、少子化に向かっているこの大変なときにこういうふうな条例というのは、それに逆行するものではないか、そういうふうに思いますし、十和田市の発展をまた阻害するものではないかと思っています。 そこで伺いたいんですが、これまで減免のために必要とされたその金額、額がどれくらいなのかまず教えてください。
○議長(豊川泰市君) 健康福祉部長
◎健康福祉部長(太田信仁君) お答えいたします。 平成18年度におきましては、3歳児以上の対象者は164人になります。そして、予算額の方は945万5,000円ということで、県、おおむね470万、市、470万の支出になっております。
○議長(豊川泰市君) 15番
◆15番(相馬真子君) これは県の方の、県がこれを打ち切ったということになると、こう聞いています。164人対象者がいるのに、たった400万、市は400万、県と半々ですね、これはね。ということなので、こういうことこそ市独自でやれればやってほしいと思うし、またそうでなくても半額助成でも減免でもやってほしい。本当にこういうふうなことを見ますと、子供をたくさん産め産めと言いながら、子供を産んでも構いませんよと、自分で育てなさいというような感じで、大変残念なことだと思います。市長として、本当に少子化、これから十和田市を担っていく子供たちに、本当にいい思いで育ててほしい、そういう意味から市長のこれに対する考え方、それをお聞きしたいんですけれども。
○議長(豊川泰市君) 中野渡市長
◎市長(中野渡春雄君) お答えします。 いろいろ考え方はあろうかと思いますけれども、これは国の方針に従って、県また我々市町村として、できればこういうものに対して市長としては削りたくないのは本音でございます。ただ、こういったものを、やはりこれが即削ったことによって少子化の問題が云々ということは、これはどうなのかなという考えも持っております。ただ、こういう細かな行政やろうと思っても、こういったことでそれを積み上げることによってまたちりも積もって山となるということで、市政に、市全体に影響を及ぼすようなことがあれば、大変今後の市政運営のためには大きな支障となる面もあります。ですから、やるときはやっぱりきちんとやっておかなければならないなという私の方針であります。
○議長(豊川泰市君) 15番
◆15番(相馬真子君) それは、国の県の方針に従って、これは市長にすればそのとおりだと思いますけれども、やはりこれから子供を2人、3人と産みたいな、育てたいなという人たちには大変ショックなことだと思います。ですから、こういうことに市長は英断を下し、県、国でやらなくても十和田市はやるのだと、やっているのだよと誇りを持てるようなやり方でやってほしいと、それはお願いをしておきます。よろしくお願いします。
○議長(豊川泰市君) 31番
◆31番(杉山道夫君) 今の相馬議員と同趣旨なのですが、今出生率見ると1.3を切ったぐらいの状況ですよね。3人目以降というのは、大体見かけるとこのごろは1人とか2人子供を産むというか、育てているという世帯が私には多いように見えるのです。これをどうしても上げるためには、もちろん1人が2人になるのも必要ですし、でもやっぱり長い人生の中にはいろんな事故とか何かで残念ながら亡くなるということもあるわけです。それを平均的に見ると、どうしても3人目というの、どこかで生まれていないと、好ましいのは2.4といいましたか、そういう出生率の維持は難しいのでないかなと。確かに市長が言うように、小さいことを積み重ねて何億、何十億という金になるだろうと思うのですが、その中で何を優先的にとるかというのは、努めて市長の判断であり責任だと思うのです。逆に言って1人、2人というのは割合黙っていても生まれる。その後ということにすると、いわゆる3人目以降のところこそ何か援助をしてやらないと、なかなか目標に掲げている子供を多く産むようにというところがますますしぼんでしまうような気がするのです。私もやっぱりここは国がそうだからといっても、どうしてもやっぱり市長がこの地域ではという思いがあれば決して、県もやめれば来ないでしょうから、合わせて1,000万弱ですよね、今のところは。もっと多くなるかもわかりませんが、これはぜひやってほしいのですが。あるいはそうでなくて出生率を高める方策、市長、何か進めているのですか。そこら辺お聞きをしたいと思います。
○議長(豊川泰市君) 中野渡市長
◎市長(中野渡春雄君) 大変大きな国家的政策だと思います、この子育てというのは。ですから、そういった形でいろいろ、例えば3人目にやることによって、では結果として多くなるかどうかは、それは一概に言えない面もあると思います、今の社会情勢において。一つの要素とはなり得るものとは考えますけれども、果たしてどうかということも私も疑問を持っております。ただ、私たちもやっぱり財政として、末端の市町村です。県、国がやらないのに、その自治体の財政事情を考えてやらなければ大変だと思います。そうすることによって、赤字自治体に転落する可能性だってあるわけでございます。そこは綿密に考えてやらなければならないと思います。
○議長(豊川泰市君) 31番
◆31番(杉山道夫君) 市長は、割合国、県の施策に協力的で、上から見ると大変いい市長に見られているのかなという気がするのですが、別に国も県もアートセンターつくれと一言もしゃべったことはないと思うのですが建てるのですから、これはいわゆる判断の話ですよ、市長。国に協力するなとは、私はしたいのであればしてもいいのですが、国、県というだけではなくて、せめて今ある3人目ぐらいは一定年限までは認めると、何だっきゃ、3人目少し安いと思って育てたっきゃ、なくした、だまされたような気がしませんか。せめて今あってきた方は、大抵そういうのやるでしょう、緩和措置というので。それは一定年限のところまでは、この方は認めるが、次からというと、じゃやめたという人あるかもわからないけれども、せめてそのぐらいまでやる気ないですか。学校に入るまで、これ何歳までになっている、3人目以降が学校に入るあたりまではこれは認めると。そうしても十和田市は夕張にはならんでしょう。どうですか、市長。
○議長(豊川泰市君) 健康福祉部長
◎健康福祉部長(太田信仁君) ただいまの件に関しまして、県の方もこの事業の見直しについて、比較的保育料が高いと見られる零歳から2歳までの児童に関しましては3分の2の補助は今後も継続するということで、比較的保育料も一定の額になる3歳以上については、県の行財政改革プランの中で見直しされたということです。
○議長(豊川泰市君) 2番
◆2番(紺野忠明君) 3人目以降の保育費の減免措置を3歳未満ということで、今先輩議員の方からお金の部分どうのこうのの話が出ましたけれども、削るに当たって福祉の方から基本的な答弁、あと市長からの答弁だったわけですが、現実に子育てをまだやっている私たち世代にとっては、学校関係の部分、これは例えて言いますけれども、中学校あたりでも例えば現場に出て親の職業を知るとか、さまざまな仕事についてのどうのこうのの話をします。ところが、その中で今人間として生まれて一番一体何が大事なのか。男として生まれて、女として生まれて、今本来の部分で大事なものは一体何なのかという話が全然出てきません。すべてがお金の話です。まるでお金でえさをつって、畜産動物、経済動物を預かるような、そういう話なのです。そうではなくて、こういった形で財政的に難しいのであれば、今までの仕組みの中で、教育の中で、子供を産み育てることが一番大事で、子供を産み育てることが本当に楽しいんだという部分をもっと教育の中に取り入れるような形をぜひ推進して、経済的な部分云々よりも、そっちを重要視してやっていただきたいと思うのですが、教育長にこれは福祉の方の部分だからではなくて、子供少子化の部分の話、少子化対策でやられたものだというふうに記憶していますので、その辺のところで今後のここの取り組みをどういう形でやっていきたいのかという部分を答弁いただきたいと思うのですが。
○議長(豊川泰市君) 暫時休憩します。 午前10時50分 休憩 午前10時50分 開議
○議長(豊川泰市君) 休憩を解いて会議を開きます。 教育長
◎教育長(稲垣道博君) ただいまのお話は、少子化にかかわって教育という面で何か楽しく子育てできるような方策、あるいはそういうふうな方法はないかという意味と承知しましたが、そういうことでよろしいですね。お答えします。 多くの市民の皆様もそうだと思いますが、ご家庭を持ち、お子さんを持ち、それぞれあるわけですけれども、やはり保護者からすれば自分は子供に対して人生上の先輩であります。その先輩として人間として生きていくためには、無論つらいこともあるわけであるけれども、自分のやりがい、生きがい、またぜひやらなければならないことというふうなことあるがためにみんな生きているのだろうと、つらいけれども、生きているのだろうと、こう思っております。ただ、そういうつらい、苦痛があるというふうな部分の間に子育てにかかわっての自分の思い、未来を子供に投影する、あるいはこんな人間に育てたいというふうな思いを実現していく。いわゆる自分の思いを形づくっていく。それがあるときは自分の仕事の場合もあるだろうし、あるいは子供に対して、そういう子供をつくっていくという楽しさもあるのだろうと思います。そういう点で、特に教育、特に学校教育においても、学校と父兄の皆さんと、保護者の皆さんと協力をしてよい子供をつくっていく、協力してつくっていく、そういう人間同士のつながりを一層強めていく必要があると、こう思っております。教育上においてもいろんな財政的な面で窮屈ではありますが、やっぱり大事なところは人と人とのつながり、それが人間であると、こう思っております。時、場所を得られれば、学校長を通じて保護者に対してはそういう面で協力をお願いしてまいりたいと、そう思っております。
○議長(豊川泰市君) 皆さんにお願いをします。質疑については、議案の範囲内でお願いをいたします。 ほかに質疑ありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(豊川泰市君) なしと認めます。 これより討論に入ります。討論ありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(豊川泰市君) なしと認めます。 これより採決を行います。 お諮りします。本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。 (「異議なし」「異議あり」と呼ぶ者あり)
○議長(豊川泰市君) ご異議がありますので、本案は起立により採決します。 本案は原案のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。 (賛成者起立)
○議長(豊川泰市君) 起立多数です。 よって、議案第90号は原案のとおり可決されました。
△日程第16 議案第91号 十和田市市民の家条例の一部を改正する条例の制定にについて
○議長(豊川泰市君) 日程第16、議案第91号 十和田市市民の家条例の一部を改正する条例の制定についてを議題とします。 これより質疑に入ります。質疑はありませんか。 15番
◆15番(相馬真子君) これは、先日もこの話が出ておりましたけれども、これまでこの施設を利用していた方々はどれくらいあるのかちょっと検討つきませんので、それをまずちょっと知らせていただきたいと思います。 この施設、宿泊が今なくなるということなのですけれども、宿泊を楽しみにしている方たちもいると思います。そこで、この宿泊をこれまで利用している方、月ごとの、もしかすれば農閑期などが多いのでないかなと思うので、そこのところわかっていたら月ごとに教えていただけますか。
○議長(豊川泰市君) 観光交流部長
◎観光交流部長(太田毅君) お答えいたします。 月ごとの人数については手元にありませんけれども、年度ごとの宿泊者数についてお知らせいたします。15年度は554人、16年度617人、17年度713人、今年度はまだ9月末現在で105人ですが、入湯者、宿泊者含めた割合からいきますと、宿泊者数はそれぞれ大体1%台でございます。
○議長(豊川泰市君) 15番
◆15番(相馬真子君) 宿泊者が年々ふえているみたいに今お聞きました。そのうち宿泊者は1%ぐらい。そういうことで、つまり多いわけではないのですけれども、やはり農業振興、地域性から考えて、農業振興のため、あるいは健康維持のためというふうなこともあって、できれば宿泊も残してほしいものだなと、そういうふうに思うのですが、これまで利用してきた人たちがそういう施設がなくなるわけで、大変気の毒だなと思いますし、そういう健康維持のこと、それから農閑期多分特に多いのかなと私は予想しているのですけれども、そういうことを残せないものかなと、そういうふうに考えていますが、これは無理という、また財政の問題も絡むかもしれませんけれども、そういうことで難しい問題ですか。
○議長(豊川泰市君) 観光交流部長
◎観光交流部長(太田毅君) お答えいたします。 温泉郷の地域には、それぞれ民宿というか、旅館、ホテル、さらには湯治場等もありますし、民間等の関連もありまして、民間の活力を大いに利用していただくという観点から、市民の家の宿泊部門を廃止するということであります。
○議長(豊川泰市君) ほかに質疑ありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(豊川泰市君) なしと認めます。 これより討論に入ります。討論はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(豊川泰市君) なしと認めます。 これより採決を行います。 お諮りします。本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(豊川泰市君) ご異議なしと認めます。 よって、議案第91号は原案のとおり可決されました。
△日程第17 議案第92号 十和田市
下水道事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例の制定について
○議長(豊川泰市君) 日程第17、議案第92号 十和田市
下水道事業設置等に関する条例の一部を改正する条例の制定についてを議題とします。 これより質疑に入ります。質疑はありませんか。 36番
◆36番(竹島勝昭君) この浄化槽整備事業は、
下水道事業とあわせて進めば、地下水の汚染をなくする効果的な手法であり、全国的にもまだ少ない、先例的なものでないかなと思います。そこで、この手法を取り入れている市町村は全国的にどれぐらいあるのか。 それから、この事業はPFI事業を採用してつくるということですが、私もちょっと認識不足でありますので、この機会にわかりやすく説明していただければなと思います。 それから、この事業は当面何カ年計画で何件ぐらい予定しているのか、計画を策定しているとすればお聞かせ願います。 以上3点。
○議長(豊川泰市君) 上下水道部長
◎上下水道部長(中野渡實君) まず第1点のどのくらいの市町村がありますかということでございますけれども、環境省の方では市町村型合併浄化槽として既に補助要綱の中にございます。ですから、これは全国的なものなのですが、ただ十和田市がさらに市町村型を実施しながら、民間の活力を使いたいということでPFI。先ほどどういう内容ですかということでございますけれども、私どもは市町村型合併浄化槽なる補助事業の要綱の中で、さらにそれを民間型に置きかえて進めてまいりたいと。今までであれば、合併浄化槽という制度事業がございますが、それをさらに受益者の負担金を軽減しながら、市民全体が同じサービスを受けるための一つの手法でございます。これにはいろいろと民間の技術力、経済力、いろんな面のものをおかりしながら、私どももそれに沿った形でより効果的な普及を図りたいということで進めているところでございます。 期間でございますが、おおむね15年間。最後の方には債務負担行為出てきますが、15年間で進めてまいりたい。設置件数でございますけれども、おおむね2,700基。この2,700基というのは、既に私どもは公共下水道、農業集落排水事業、小規模等々の集合処理施設がございます。そのほかどうしてもまだ整備しなければならない地区がおおむねこのぐらいの件数があるということでございます。 以上です。
○議長(豊川泰市君) 36番
◆36番(竹島勝昭君) すると、これはもうこの2,700基が整備されれば、ほぼ十和田市の下水道整備は大体整備されるというように受けとめてよろしいわけですか。 それから、次の条例の中に分担金ですか、これは受益者の負担金になると思いますけれども、これは公共下水道並みですから、かなり受益者にすればつけやすい額、公共下水道並みの負担金でないのかなと思いますので、これがぜひひとつ効果的に進めていただければなと思います。 それから、これは今下水道計画区域内にあって、まだ整備がされていない所、その方がこれを利用した場合、まず最初に計画区域内にある方がこれを利用できるのか。利用できる場合は、つないだ場合はその負担金はどのようになるのか、その辺ちょっとお聞きします。 (「暫時休憩お願いします」と呼ぶ者あり)
○議長(豊川泰市君) 暫時休憩します。 午前11時3分 休憩 午前11時3分 開議
○議長(豊川泰市君) 休憩を解いて会議を開きます。 上下水道部長
◎上下水道部長(中野渡實君) 議員が今お話しされた、公共下水道の部分と私とらえますが、この公共下水道は都市計画法に基づく認可区域を定めて整備しているものであります。しかし、なかなか整備計画の中で進めるとなると長い年月を要することから、おおむね7年、7年以降整備がない区域については、市町村型、要するに私どもやるPFIの事業で行ってよろしいですよと。では、その地域にさらに管路が入った場合ということになりますが、設置する段階でそこに管路が行った場合は接続しなさい。要するに下水道管がそちらに入っていった場合、下水道管に接続すると。その費用についてはその原因者負担にしてください。条例等の中でそれをうたってありますので、基本的には7年を基準として、7年以降のものについては、何回もお話ししますが、今の浄化槽の事業で構いませんよと。しかし、そこに下水道管が入っていった場合、公共下水道の管が入っていった場合は、それを切り返して接続してください。そのかかる費用については原因者負担、要するに今既に浄化槽で使用されている方の原因者負担でつなぎ直ししてくださいということです。 以上です。
○議長(豊川泰市君) ほかに質疑ありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(豊川泰市君) これにて質疑を終了します。 これより討論に入ります。討論はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(豊川泰市君) なしと認めます。 これより採決を行います。 お諮りします。本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(豊川泰市君) ご異議なしと認めます。 よって、議案第92号は原案のとおり可決されました。
△日程第18 議案第93号 十和田市
下水道条例の一部を改正する条例の制定について
○議長(豊川泰市君) 日程第18、議案第93号 十和田市
下水道条例の一部を改正する条例の制定についてを議題とします。 これより質疑に入ります。質疑はありませんか。 23番
◆23番(畑山親弘君) 前の議案とこの議案関連すると思うのですが、1つはこの合併処理浄化槽を今の上がったのからいきますと2,700世帯ですか、ぐらい準備しているということになっています。かねがね合併処理浄化槽で導入していきますと、いわゆる排水、汚水対策というのが問題になるわけです。従来ですと、農業用水路、そういったところに合併処理浄化槽の排水といいますか、汚水といいますか、それが流れ出ることに対して、関係法では認められていると思うのですが、地元の土地改良区等はなかなかそれは認められないというようなことがこれまでありました。その辺の対応がどうなのかが1点です。 2つ目には、2,700ほど15年間ぐらいで設置されていくわけでありますが、この後の方の債務負担のあれを見ますと、大体その合併処理浄化槽が1個当たりどのくらいかかるのかなと思って逆算したら、98万ぐらいで布設できるのかなというふうに感じられましたが、そんなものですか。
○議長(豊川泰市君) 上下水道部長
◎上下水道部長(中野渡實君) 最初の第1点目の流末処理のことなのですが、確かに浄化槽から出る排水についてはいろいろと議論をされてきたのが、これは事実でございます。しかし、これは完全に処理された水を排水することなので、それぞれ改良区にあっては改良区の受益地の方々、それらの方々も当然改良区の維持管理費を払っているわけでございますので、そのためにはきれいな水を流すことについては当然のことでございますが、地域のための施設でございます。こう理解していただいて、私どもはこれについては今盛んに関係機関と協議を進めているところでございます。 2点目の平均98万円ぐらいということでございますが、全くそのとおりでございます。
○議長(豊川泰市君) 23番
◆23番(畑山親弘君) 今の汚水対策といいますか、合併処理浄化槽から流れる水ですが、法律ではそうなっているし、今部長おっしゃるように協議していただきたいと思います。今回は公的に進めるわけですから、私は十分土地改良区にも理解されると思うのですが、従来ですと幾ら法律がそうなっていても、土地改良区の水を利用している農家から言わせれば、いわゆる窒素分が含まれていて好ましくないということでけられてきた経緯がありますので、十分対応していただきたいと思います。 以上です。
○議長(豊川泰市君) 31番
◆31番(杉山道夫君) 中身ではなくて、お願いです。16ページの条例の表記方法なのですが、私は最初何もわからなくて横に読んでいって、何なのだかわけわからないときあるのです。これ普通はこうあれば、上から順番に読んでいくものだと思って理解しているのです、うちらは。そういう視点に立てば、第4章、第5章が例えば1行下がれば目はそう進んでいくので割合わかるのだけれども、後から見れば全体でわかるとわかりやすくなる、わかるのだけれども、この表記方法は何か後ろまでいかなくても、狭いページに書くのであれば一つ一つ、何々を何々を、何を何々、何を何やった方がわかりやすいのです。何たかた最後まで打たなくても。そういう分の要望だけです。最初がわからない。何のことなんだかというふうに。お願いしておきます。
○議長(豊川泰市君) ほかに質疑ありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(豊川泰市君) これにて質疑を終了します。 これより討論に入ります。討論はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(豊川泰市君) なしと認めます。 これより採決を行います。 お諮りします。本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(豊川泰市君) ご異議なしと認めます。 よって、議案第93号は原案のとおり可決されました。
△日程第19 議案第94号 十和田市
特定商業集積を構成する商業基盤施設に係る
固定資産税の特別措置に関する条例を廃止する条例の制定について
○議長(豊川泰市君) 日程第19、議案第94号 十和田市
特定商業集積を構成する商業基盤施設に係る
固定資産税の特別措置に関する条例を廃止する条例の制定についてを議題とします。 これより質疑に入ります。質疑はありませんか。 15番
◆15番(相馬真子君) ちょっと聞いてもわけがわからないような感じですけれども、単純な質問です。商業基盤施設というのは、これはどういう地域が該当するものなのでしょうか。
○議長(豊川泰市君) 企画財政部長
◎企画財政部長(中野渡崇君) 十和田市では、商業基盤施設に該当するのは、中心商店街にありますアーケードでございます。
○議長(豊川泰市君) 15番
◆15番(相馬真子君) これまでそのアーケードにも課税されていたということなのですが、実績といいますか、これまではアーケード1件ですね、それ1件が該当するということですね。そうすれば、それぞれアーケードが商店の前にあるわけですけれども、これまで
固定資産税の不均一課税申請というのを出して減免というのですか、そういうふうなことをお願いしてきたのだろうと思うのですが、これまでは何件ぐらいあったのか、申請数。ということと、それから18年度からはそれがなくなるというのはどういうことなのか、そういうところを。
○議長(豊川泰市君) 企画財政部長
◎企画財政部長(中野渡崇君) まず1つは、今までどうしてきたかということでございますけれども、アーケードについては一件一件ではありません。あそこの組合が一応あるので、その組合へ課税をするというふうな仕組みになってございまして、これまでも課税につきましては確かにこの条例によりまして不均一課税になっておりますけれども、現実につきましてはこの税と、それから市税条例を適用いたしまして、減免の扱いを適用いたしまして、これまでは課税してきておりません。ただ、今回この条例を廃止するのは、国段階におきましても
特定商業集積の整備の促進に関する特別措置法というのがあるわけでございまして、これが中心市街地三法等の改正を受けてその法律が廃止されたと、よってその廃止されたことに伴って十和田市も条例を廃止するというものでございます。よって、この条例が廃止されたからといって、アーケードについてはこれまでも市税条例で減免してきていますので、今後も市税条例でもって減免していくことによって実害はないということになります。
○議長(豊川泰市君) ほかに質疑ありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(豊川泰市君) これにて質疑を終了します。 これより討論に入ります。討論はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(豊川泰市君) なしと認めます。 これより採決を行います。 お諮りします。本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(豊川泰市君) ご異議なしと認めます。 よって、議案第94号は原案のとおり可決されました。
△日程第20 議案第95号 十和田市
デイサービスセンター条例を廃止する条例の制定について
○議長(豊川泰市君) 日程第20、議案第95号 十和田市
デイサービスセンター条例を廃止する条例の制定についてを議題とします。 これより質疑に入ります。質疑はありませんか。 23番
◆23番(畑山親弘君) 本条例が可決されますと、旧十和田湖町にある高齢者福祉センター、それから保健センターですか、そこでは介護予防事業をやるということでありますが、そこの高齢者福祉センターなり保健センターの年間の維持管理費はどのくらいかかっているのかお答えください。
○議長(豊川泰市君)
十和田湖支所長
◎
十和田湖支所長(生出隆雄君) お答えをします。 今手元に資料がないので若干概算的なものになりますけれども、高齢者福祉センターで400万から500万の維持管理費がかかると思います。 以上です。 (「保健センターは」と呼ぶ者あり)
○議長(豊川泰市君) 健康福祉部長
◎健康福祉部長(太田信仁君) 大変申しわけありません。十和田湖保健センターの維持管理費については、今のところ手元にありません。
○議長(豊川泰市君) 23番
◆23番(畑山親弘君) この前の決算でも多少申し上げましたけれども、高齢者福祉センターは今支所長がおっしゃるには400万から500万、保健センターは私が聞くところによりますとおおむね年間200万から300万ぐらいかかるだろうと、こう言われております。すると、700万から800万かかるということになるんですが、この両施設は、言ってみれば旧十和田湖町の健康福祉増進のための施設でありました。今デイサービスをやることによって一定の収入があって、そこに働いている人件費はもちろんですが、維持管理費も支払っていたということからすれば、廃止の目的が一体何だったのかなというふうに思うのです。これで本当に節約になるのだろうかなと。しかも、これらのデイサービスが行われないとすれば、やっぱり建物も頻度が少なくなりますからだんだんと老朽化が進む、利用度が少なくなるとそれなりに市民から離れていくというふうなことにもなりかねないのですが、私はもっと、新しい建物でもあるし、活用の方法があるのだろうと思うのです。聞くところによると、介護予防をやるというのですが、今の計画によりますと何か50人程度ですね。どっちにもつかないのではないかなと。収入も余りない。いうことからすれば、何のための廃止なのだろうかなというふうに思いますが、いかがでしょうか。
○議長(豊川泰市君)
十和田湖支所長
◎
十和田湖支所長(生出隆雄君) お答えをいたします。 廃止の目的というか、今畑山議員が申し上げましたように、いろいろそういう議論はありますけれども、集中改革プランの中でこれからデイサービス事業をどうするか、いろいろ関係課と協議をしました。その際に、あの施設をつくった当初は周囲にデイサービスの施設がほとんどなかったと、それが今非常に十分周囲にあると、そういう状況。それから、利用者が減ってきている。ここ二、三年10%前後減少してきております。 それから、もう一つ、一番大きかったのは、経費的な面もさることながら、これからやっぱり介護予防の時代だと、行政とすれば介護予防に力を入れるべきだと、そういうことから関係課と協議して廃止をする。ただ、考え方とすれば、廃止ということでなくて、基本的な……デイサービスの事業は廃止をしますけれども、あの施設の活用とすれば介護予防の拠点として本格的なそういう介護予防事業に使っていくということで、方向転換という認識で今の廃止条例をかけております。 以上です。
○議長(豊川泰市君) 健康福祉部長
◎健康福祉部長(太田信仁君) 現在のデイサービスセンターについては、議員ご指摘のとおり、利用料及び維持管理費等については、赤字的な面からいくととんとん程度かなということですが、市の方の介護保険課の方におきましては、少なくとも旧十和田市内におきましては在宅介護支援センターの指導支援等を行う立場でもありました。ということによりまして、旧十和田湖町の方のデイサービスセンターにつきましても、市がみずから事業をやり、かつ市内のこういう在宅介護関係の指導という面においては、ある程度一貫性を持って進めていきたいという思いもあります。 それと、維持管理費の今後につきましては、要支援、要介護状態の予防軽減、悪化防止のための介護予防事業として、国、県の地域支援事業を活用してまいりたいと考えております。
○議長(豊川泰市君) 23番
◆23番(畑山親弘君) 今の答弁ですと、今後は介護予防に力を入れると、それから方向転換だと。さらに、健康福祉部長におかれましては、指導の立場、監督の立場から市がその事業をやっていってはどうかというような趣旨の答弁だったのかなと思って聞いていました。 まず、集中改革プランとか行政改革の中で、かつて法定協議会の中で同施設については当分の間直営でデイサービスを続けるとも言っておりましたね。当分の間というのは、たった2年でこういうふうにして変えてしまうのかなと。旧十和田湖町民にしてみれば、大変遺憾なことなのではないかなと。しかも、先ほど述べたように、どちらも施設としては機能的にも、内容的にも立派なものだというふうに私は思うのです。ですから、これちょっとまずいなというふうに私思っているのです。ですから、できたら本当は、例えば介護予防に今力を入れるということですが、一般の市民の中には介護保険料は大変高いのだと、ですから介護予防をやるにしてもそれこそ徹底して介護予防をやるような経過があるかといえば、私は今皆さんの方から入っている情報では、お湯に入れてやるとか、あるいは筋力トレーニングだとか、そういったことぐらいなのです。もっと予防に力を入れる体制を整えるのだったら、ああ、そうかなというふうにも思うのですが、弱いのではないですか。あの2つの施設を有効活用していただきたいと私は思っているのです。ですから、今回はこの事案はちょっと問題があるなと、こう思っていました。見解をお聞きしたいと思います。
○議長(豊川泰市君) 健康福祉部長
◎健康福祉部長(太田信仁君) お答えいたします。 合併に際して、当分の間続けるという申し合わせについては了解しております。しかし、昨年度国の介護保険に対する見直し、今後の施策として介護予防に力を入れていくという方向性が打ち出されたわけです。ということで、現在やっている市の介護予防的な施設の不足面というのもあります。ということから、いわゆる旧十和田湖町のデイサービスセンター、あるいは高齢者福祉センター、保健センターを活用いたしまして、現在も湯っこの会等で有効活用されておりますし、また今年度始めました湯っこで生き生き交流事業ということで、市内の温泉地をめぐる中で介護予防も実施するというのは、参加者からも大変好評を得ております。そこで、この施設を利用してこれらの事業、湯っこの会の拡大化といいますか、もっと参加者をふやすと、それとあいた時間によりましては介護予防トレーニング教室を利用していきたいと。ただ、これだけでは人数が足りないだろうということですので、高齢者福祉センターの方につきましては、本来の高齢者福祉施設として、いわゆる有効に使わなくても高齢者のサロン的なもの、あるいは老人クラブの活動、そして高齢者の栄養教室、こういったもの、あるいは保健啓発活動にどんどん活用していきたいと、こう考えております。
○議長(豊川泰市君) ほかに質疑ありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(豊川泰市君) これにて質疑を終了します。 これより討論に入ります。討論はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(豊川泰市君) なしと認めます。 これより採決を行います。 お諮りします。本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。 (「異議なし」「異議あり」と呼ぶ者あり)
○議長(豊川泰市君) ご異議がありますので、本案は起立により採決します。 本案は原案のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。 (賛成者起立)
○議長(豊川泰市君) 起立多数です。 よって、議案第95号は原案のとおり可決されました。
△日程第21 議案第96号 第1次十和田市
総合計画基本構想について
○議長(豊川泰市君) 日程第21、議案第96号 第1次十和田市
総合計画基本構想についてを議題とします。 これより質疑に入ります。質疑はありませんか。 31番
◆31番(杉山道夫君) これは、1度全協でもこれに対して説明をしながら、意見を酌んで反映させたものという形で原案的にでき上がったということですが、お聞きしたいのは1つ、あのときも聞いたかもわかりませんが、市長の公約との関係で、今後10年間に及ぶ計画について、市長の注文なり、あるいは公約上ぜひ入れてほしいとかという市長からの具体的な働きかけがあったのかどうか。 2点目、つくり終えたので担当課でいいのですが、この計画の特色、特徴的なものというと、そういうのがあるかないか、あったらどういうものが特色となっているでしょうか。 あと、ページ13の米の産出額は何か聞いたら冷害だったそうで、ああ、そうかと、特にがっくり落ちているので。でも、それはできれば私は括弧で下に冷害とかと入れた方がいいと思うのです。そこでとまっているから、米がだんだん少なくなっているという印象があって見れば、ありゃとこう思うのです。可能かどうかわからないのですが、そういう説明があった方が親切だなと思いました。 あと、これもこのまま皆さん印刷すれば困ると思うので、最後の要望のところでもちょっと抜けているのがありますから、これはちゃんと見直して印刷にかけてほしいと思いますが、2点お伺いいたします。
○議長(豊川泰市君) 企画財政部長
◎企画財政部長(中野渡崇君) まず、1点目の市長の意見、考えということについてでございますけれども、私どもこの計画の策定に当たりましては、市民委員会、開発審議会等の意見を伺った中で策定しているところでございますけれども、ただ計画を作成する前段に当たりまして、策定に関する基本方針というものを定めてございます。この方針の中では市民参加型の計画づくり、それから職員による手づくりの計画と、それから3点目が合併時に定めた新市まちづくり計画との整合性と、そういうものを基本方針に掲げて取り組んでおるところでございまして、当然その中には市長の考えは反映されているというとらえ方をいたしてございます。 それから、2点目の特色でございますけれども、新市として新しい計画ということでございますので、その中から担当課なりで特色としてとらえているのは、まず1つ目は先ほども言いましたように新市まちづくり計画の実現に特段の配慮をした計画と、それから2点目でございますけれども、地域資源を生かし地方分権時代にふさわしい個性的なまちづくりを行うということ、そして3点目はいわゆる厳しい行財政環境の中にあって、市民と行政の協働によるまちづくりを図っていくと、こういうのが一応計画の特徴、特色であるというふうに作成担当課ではとらえてございます。 あと、生産額等並びに脱字等のご指摘につきましては、対応を考えていきたいと考えております。
○議長(豊川泰市君) 31番
◆31番(杉山道夫君) おおむね了解です。私の感想。前のものと比べて、私はざっと読んで、観光というのは非常にこれまでに比べてやっぱり多いなと、当たり前だと言えば当たり前です。合併に伴ってつくった形でずっと見ていくと、これ観光に対する面というのは大変大きくなっているなと。これは、大きい観光地抱えていることだから当然であって当たり前ですが、その辺を、その特色をよく生かして、実際やるときに市長、大事に金つけてお願いします。
○議長(豊川泰市君) ほかに質疑ありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(豊川泰市君) これにて質疑を終了します。 これより討論に入ります。討論はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(豊川泰市君) なしと認めます。 これより採決を行います。 お諮りします。本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(豊川泰市君) ご異議なしと認めます。 よって、議案第96号は原案のとおり可決されました。
△日程第22 議案第97号 公の施設の
指定管理者の指定について
○議長(豊川泰市君) 日程第22、議案第97号 公の施設の
指定管理者の指定についてを議題とします。 これより質疑に入ります。質疑はありませんか。 15番
◆15番(相馬真子君) この間の決算委員会でもちょっとお話ししましたけれども、まず市長にお聞きしたいわけです。大変芸術文化を愛している市長ですのでお聞きしたいわけですけれども、この文化センターというのは十和田市の芸術文化の中心拠点であるということはまずお認めになるだろうと思いますけれども、こういうものを安易に
指定管理者に渡してお願いしていいものかどうかということです。今でもいろいろな不満が聞かれているわけです。やっぱりこういうのは専門性が必要なものですから、そういう専門性を生かすということでは、どこへやってもいいのだということではないと思います。ただ、私今東北共立という、ここのところの実績が全然わかりませんので、そういうところの実績がわかればそれも教えていただきたいと思いますし、市長の文化センターの役割というものをどのように認識をしておられるのか、それ一言お聞きしたいと思います。
○議長(豊川泰市君) 市長
◎市長(中野渡春雄君) お答えします。 文化センターは、市民の文化のよりどころだと私は考えているわけでございます。民間にやって不満があるかということですけれども、それについてはあるかもわかりません。それは、やはりその中で解決していかなければならないと思っておりますし、民間ということは専門家ですので、よりよい方法で管理してもらえるものと思っておりますので、協議して管理をしたということでございますので、ご理解をいただきたいと思います。
○議長(豊川泰市君) 教育部長
◎教育部長(奥義男君) 私の方から選定業者についてご説明したいと思います。 まず、株式会社東北共立、これは本社が仙台にありまして、十和田市に平成18年9月に営業所を置いております。そして、会社の設立は昭和46年4月ということで、資本金は1,500万円。会社の目的としましては、舞台、テレビ、映画に関する照明、美術設計施工、音響効果などの制作、請負操作等でありまして、本年4月から当市の文化センターの舞台、照明、音響設備等の操作業務も委託させております。一昨日の決算委員会では委託はない旨ということを言いましたけれども、指定管理にはなっていないというふうにご理解いただきたいと思います。 あと、類似施設の管理実績としましては、仙台市市民会館
指定管理者、宮城県民会館
指定管理者、それから矢巾町文化会館
指定管理者等になっております。このほかにも当市の先ほど言いました舞台、照明、音響設備等の操作業務の委託を受けているほか、三沢市など13施設の舞台操作等の業務を委託されている会社でございます。 それから、あともう一つ、構成員の県南環境保全センター株式会社、ご指摘がありませんでしたけれども、本社は十和田市にあって、現在文化センター等の清掃業務を委託されている会社でございます。 以上です。
○議長(豊川泰市君) 15番
◆15番(相馬真子君) これもきっと入札で行われたのではないかなと思っておりますけれども、何社ぐらい参加してここを指定したということになりますか。
○議長(豊川泰市君) 教育部長
◎教育部長(奥義男君) 3社ほど応募ありました。その中から選定基準に基づいて選考していったということでございます。
○議長(豊川泰市君) 15番
◆15番(相馬真子君) これ次の方にもかかわるのかなと思うのですけれども、契約額というのですか、これが多分そうかなと思います、37ページの。契約額は幾らだったのか。
○議長(豊川泰市君) 教育部長
◎教育部長(奥義男君) 業者選定しまして、指定管理料の上限という枠は予算の方で債務負担ということでやっていますけれども、あと協定書の中で額を協議しながら、その範囲内で協議していくという形になります。
○議長(豊川泰市君) 36番
◆36番(竹島勝昭君) 今3社が応募したということですが、市内からどういう団体が応募しているのでしょうか。
○議長(豊川泰市君) 教育部長
◎教育部長(奥義男君) 今の会社のほかに1つは設立が平成16年6月で、市内の文化団体有志の一部の方によってNPO法人された方々のグループが、グループというか、そういうNPO法人が1つでございます。もう一つが文化センター開館と同時に文化センターの舞台、照明、音響等の裏方スタッフの組織がもととなって、これが平成16年10月にNPO法人を設立した法人ということになります。 以上、先ほど言いました選定業者のほかに今言った2つのNPO法人が申請して、合わせて3つということになります。 以上です。
○議長(豊川泰市君) 36番
◆36番(竹島勝昭君) 今答弁の中にもあったヤングクリエートですか、これは今……市内の団体の中にこのヤングクリエートというのが入っているのでしょう。
○議長(豊川泰市君) 教育部長
◎教育部長(奥義男君) 固有名詞出していいか、今そういうことでちょっと控えましたけれども、そういう今言った特定非営利活動法人十和田・L・ステージクリエートというNPO法人も入っております。
○議長(豊川泰市君) 36番
◆36番(竹島勝昭君) 何も隠すこともないと思っていますが、この団体は、今も答弁の中にあったように、文化センター開館以来約20年間ですか、ボランティアで今言ったように舞台、照明、音響装置の裏方を支えてきた。多分これも文化センターの指導に基づいて、指導もあって彼らも頑張ってやってきたということを聞いています。こういう団体が今後活動の場がどうなるのかちょっと心配されますが、そういうようなことをどのように考えているのでしょうか。
○議長(豊川泰市君) 教育部長
◎教育部長(奥義男君) 今回の文化センターあるいは視聴覚センターの
指定管理者というのは、従来今まで教育委員会が施設管理してきたものを
指定管理者に管理していただくというもので、文化センターが開館してから開館以来、裏方スタッフとして活動してきた方々につきましては、
指定管理者の管理になっても今までと同じような活動ができるものというふうに考えております。といいますのは、文化センターあるいは視聴覚センターの舞台、照明、音響等の業務は、今まで教育委員会の職員というのですか、そういう者が交代をして全部すべて賄ってきたというわけではありません。基本的な部分だけ対応していたということです。より使用する側の方で舞台の効果を上げたいと、例えば照明とか音響とかという部分で上げたいということになると、今言った方々を料金を別にかけてお願いして、さらに舞台の照明、音響等のスタッフをお願いしてきたということでございますので、まず
指定管理者になってもそういう業務が発生すればまたそういう活躍というか、活動の場が発生してくるというふうに考えております。 以上でございます。
○議長(豊川泰市君) 23番
◆23番(畑山親弘君) この文化センターの
指定管理者のことなのですが、現在それ相応の職員が配置されているわけですよね。それが全くいなくなるのかなということが1つ。 それから、2つ目には、去年の決算書、17年度の決算見ますと、年間1億5,000万ほど運営費にかかっています、職員の人件費含め。そのうち人件費は7,000万ほど入っているのですが、今度の
指定管理者になる東北共立ですか、県南環境保全センターグループというのは、どのくらいの金額でやれるものなのかちょっとあれですが、どんな選定基準なのでしょうか。
○議長(豊川泰市君) 助役
◎助役(気田武夫君) 指定の候補者を選定するに当たっては、選考委員会ありまして、私が委員長になっているわけでございますが、その選考に当たっては
指定管理者の指定の手続等に関する条例がございまして、その中に選定基準というのが載ってあります。3項目ほどあるわけですが、これらのそれぞれの項目に申請者のものを比較考量しながら、総合的に検討して、申請者の中で最もいいと判断されるものを管理者として選定したということでございます。
○議長(豊川泰市君) 教育部長
◎教育部長(奥義男君) まず、今文化センターあるいは視聴覚センターの
指定管理者が行う業務の範囲ということになりますと、施設の使用許可に関する業務ということで、これは使用の受け付け許可、あるいは利用調整、あるいは利用料金の収受等の業務、それから施設設備等の維持管理等に関する業務、それから駐車場管理、それからプラネタリウムの操作業務と、こういうものが主な業務でございます。そのほか今まで文化センターでやってきた自主事業というのですか、ソフト事業があります。例えば自主事業としてのいろんな、先般の夏川りみコンサートとかそういうのがありますけれども、そういう自主事業の実施、それから文化芸術団体の育成というのもあります。それから、小中学校の芸術鑑賞、それからプラネタリウムの方の番組の制作、それからパソコン教室、こういう業務を今度職員というか、教育委員会側の方でそこの文化センターを利用して実施していくということになります。 以上でございます。
○議長(豊川泰市君) 23番
◆23番(畑山親弘君) そうしますと、文化センターの運営については、行政でやる部分と
指定管理者でやる部分というのが明確にされながら運営されていくと。例えばその自主事業は、今の話ですと市の方の教育委員会でやっていくのだと、パソコン教室だとか、そういうものはこちらでやっていくのだということだったように今聞いたのですが。年間1億5,000万ほどもかかっていますし、去年のこの決算を見てみますと、今までの文化センターの収入、視聴覚も含めて、たしか1,600万か700万なのです。こちらの債務負担行為のあれを見ますと、上限があれ3年間分でしょう。1億三千数百万です。3等分しますと4,700万ぐらいになるのです。かなり厳しい運営を指定を受けた業者さんが、事業者がやっていかなければならないのではないかなと多少心配しているのです。果たして大丈夫なのかな。先ほど助役さんがおっしゃるには、選考委員会を設けて選定基準によって選んだと、恐らく資本金だとか、職員配置だとか、技術者だとか、そういった部分等を考慮したのかなと思うのですが、どうも今までの収入の部分から見て考えても、あるいは今まで1年間に1億5,000万ほどかかっている内容から見てもちょっと心配なのですが、心配ありませんか。
○議長(豊川泰市君) 教育部長
◎教育部長(奥義男君) まず、指定管理料のほかに利用料金収入というのがあります。文化センターを利用すると、今度はその使用料というのがあります。それも今度は
指定管理者の方に入ると、駐車場の使用料も入ると。大体その額がざっと2,500万ぐらい見ております。合わせて
指定管理者は六千七、八百万の指定管理料でもってこれをやると。大きな修繕等については、これは行政の方で見ていくと、小破修繕と言えばいいのか、小さい部分については
指定管理者の方にお願いしていくというような形になります。
○議長(豊川泰市君) 23番
◆23番(畑山親弘君) 文化センターには、そうすると職員の配置基準というのは一切なくなる。教育委員会に配置されて、そういった部分を担っていく、そういうふうにやっていけるだろうという判断のようですから、その職員の部分だけお答えください。
○議長(豊川泰市君) 教育部長
◎教育部長(奥義男君) 職員の部分についてはまだこれから具体的に検討になりますけれども、どういう配置になるかわかりませんけれども、教育委員会の事務局の中でその辺の業務を担当していきたいなというふうに考えております。
○議長(豊川泰市君) 31番
◆31番(杉山道夫君) 自主事業、自主事業という名前が適切かどうかはわかりませんが、これまで教育委員会が管理している自主事業というのやっていますよね。これは、わかりやすく言っていい歌手というか、時代に合った人が来れば随分入って、それなりの収入になると思うのですが、レベルは高いが市民は余り関心がないみたいなのも中にはあるのです。でも、やっぱりそういう機会を通して市民にいろんなのを提供するというのもやっぱり文化センターの仕事だろうと。そうしますと、余りもうからないのを業者はやりたくないだろうと。おのずと演歌になるか何になるかは別にして人気がある歌手と。何人も来て歌わない音楽だけのというのは敬遠、これまでの例ですと敬遠する嫌いになっていくというと、だんだんなくなるのではないかなという心配があるわけです。 そこで、契約を結ぶときにこれまで言った自主事業的なものは、新たに市が教育委員会が頼んでやることももちろん可能ですよね、方法としては。あるいは今全体の中で、これまでと同じように契約の中で、例えば1年に何回こういうのをやってくれというような条件をつける形にこれがなっているのか、今までやったような自主事業は教育委員会が新たに頼んでやるというような形になるとか、そこら辺は方向が明確にできているのですか。
○議長(豊川泰市君) 教育部長
◎教育部長(奥義男君) まず、計画書を出していただく段階で、施設の有効利用ということで、
指定管理者独自にやる自主事業というのも算定額を提案されております。その辺の絡みと、今度教育委員会でやっていく自主事業、その辺を今度実際やる段階には調整が必要かなというふうに考えております。具体的なその辺の内容につきましては、さらに調整しながら協定していかなければならないのではないかなというふうに考えております。 以上です。
○議長(豊川泰市君) ほかに質疑ありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(豊川泰市君) これにて質疑を終了します。 これより討論に入ります。討論はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(豊川泰市君) なしと認めます。 これより採決を行います。 お諮りします。本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(豊川泰市君) ご異議なしと認めます。 よって、議案第97号は原案のとおり可決されました。
△日程第23 議案第98号 公の施設の
指定管理者の指定について
○議長(豊川泰市君) 日程第23、議案第98号 公の施設の
指定管理者の指定についてを議題とします。 これより質疑に入ります。質疑はありませんか。 31番
◆31番(杉山道夫君) 今も文化センターでいろいろ意見出ているのですが、道の駅の場合は確かに管理すると言うけれども、その中に伴うどういう方向づけを持っていくかというのは私は大変大事だと思うのです。いろいろな会場を貸すみたいな形というのはだれがやってもそんなに違いがない形で管理できるのではないかなと。ただ、道の駅は大変今のところ順調にいっている。ああいう事業というのは順調のときにその先どうするかというのは、通常民間は考えるのです。うまくいかないと考えてもやれないのです。うまくいっているときに、その先次どういうことを展開していくか、そういうようなのが私は大事だと思うのです。いいときだから、うまくいっているから周りも同意しやすいのです。そういう方向づけや展開するというのが、指定管理するので途切れてしまうのではないかなと。現状維持型、そういくとあと時間とともに悪くなっていくのではないかなと。多分ああいうのはかなり変化していますから、今なら全国のいろんなの見てさらに、さらにですよ、今で満足ではない、さらに長くやるためにはどうするかなどというのが私は今必要だと思っているのだけれども、そこら辺の心配はありませんか。あそこは私は管理しないでいった方がいいのではないかなという気がしているのです。いかがでしょうか。
○議長(豊川泰市君) 観光交流部長
◎観光交流部長(太田毅君) 議員ご指摘のとおりでございますけれども、いろいろな観点から
指定管理者にすることによって、これからますます利用者に喜んでもらえるような施設になっていくのではないかという考えではおります。
○議長(豊川泰市君) 31番
◆31番(杉山道夫君) 皆さんの気持ちと期待はよくわかるのですが、商売やっている方ですから職員たち以上にそういうことには詳しいでしょうし、ただ私はそこでたった一つ、今のままでいいからという、そこで現状に甘えないで、さらによく先見るような見解をぜひどこかに書いて要請してください。お願いします。
○議長(豊川泰市君) 14番
◆14番(今泉勝博君) 道の駅のことで、
指定管理者ということになりますというと、今後今までと同じような形になるのか、それとも管理者が全部やるという形になるのか、これどうなのでしょうか。
○議長(豊川泰市君) 観光交流部長
◎観光交流部長(太田毅君)
指定管理者が全部やることになりますけれども、指導、助言については今までどおりしていきたいと考えております。
○議長(豊川泰市君) 14番
◆14番(今泉勝博君) となりますというと、前にも私は指摘をしたことはあるのです。例えば今大根だの白菜というのはもう非常に安くてどうにもならないと。ところが、今まで出している人たちがある一定の値段では出していると。それをどっとわきから
指定管理者が安くてもどんどん、どんどんよそから入れてやるということになれば、今まで出している人がもう全然売れないということになるのですが、これはどうなのでしょうか。
○議長(豊川泰市君) 観光交流部長
◎観光交流部長(太田毅君) そのようなことは一切ないと。今組合というか、会員ですか、産直のグループがありますね。あれはそのまま今までどおりやることになります。
○議長(豊川泰市君) ほかに質疑ありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(豊川泰市君) これにて質疑を終了します。 これより討論に入ります。討論はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(豊川泰市君) なしと認めます。 これより採決を行います。 お諮りします。本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(豊川泰市君) ご異議なしと認めます。 よって、議案第98号は原案のとおり可決されました。
△日程第24 議案第99号 平成18年度十和田市
一般会計補正予算(第4号)
○議長(豊川泰市君) 日程第24、議案第99号 平成18年度十和田市
一般会計補正予算第4号を議題とします。 これより質疑に入ります。質疑はありませんか。 31番
◆31番(杉山道夫君) 1つは、さっきも出ていた債務負担の関係です。いろいろ自主的な収入といいますか、事業収入ということもあって、さらにこれに内容的には加算になると思うのですが、要は全体を見て人件費の形入るのを見たりして、最終的にこの3年間の額で見たときに、今直営でやっている形と比べて、人件費はこれはもちろん当然違ってくるのではないかなと思うのだけれども、どれぐらいの節約になるものですか。どういう見方をしているかというのが1つ。 それから、この前もちょっと委員会でも出ていた水道費のところの1,300万の認可申請の関係、何か認可申請するには私は随分高いなと思うのです。図面全部調査して調べてつくるとかというとかなりかかると思うのだけれども、何か認可申請というと書類出せばいいのでないかなという感覚で見ると高いのではないかなと思うのだけれども、そこら辺の中身というのはどういうのが認可申請上出ているのですか。
○議長(豊川泰市君) 観光交流部長
◎観光交流部長(太田毅君) 道の駅のこれからのは節約どれぐらいいくかということですけれども、歳入が同じとした場合で年間約800万円ほどの節約になるものと積算しております。 以上です。
○議長(豊川泰市君) 教育部長
◎教育部長(奥義男君) 単年度の収支でお答えしますと、人件費分の市の職員から
指定管理者になる分という形で、その分の減として単年度1,500万ぐらい見ております。 以上でございます。
○議長(豊川泰市君) 上下水道部長
◎上下水道部長(中野渡實君) 今の湖畔の簡易水道における委託の件なのですが、これは制度事業として経営の開始した後、要するに使用した後における計画給水人口の推移とか給水量、水源の種類、水源の場所、水処理方法等の要件を確認しなければならない。そのために変更をしながら改めて水道事業の変更認可を受けるものであります。そこで、当然現地調査、あるいは水質の分析及び変更認可の手続のための書類申請等々ございます。さらに、実施をするために実施に向けて概算設計を提示しなければならないというふうなことから、このぐらいの経費がかかります。 以上です。
○議長(豊川泰市君) ほかに質疑ありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(豊川泰市君) これにて質疑を終了します。 これより討論に入ります。討論ありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(豊川泰市君) なしと認めます。 これより採決を行います。 お諮りします。本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(豊川泰市君) ご異議なしと認めます。 よって、議案第99号は原案のとおり可決されました。 暫時休憩します。 午前11時57分 休憩 午後1時30分 開議
○議長(豊川泰市君) 休憩を解いて会議を開きます。
△日程第25 議案第100号 平成18年度十和田市
水道事業会計補正予算(第2号)
○議長(豊川泰市君) 日程第25、議案第100号 平成18年度十和田市
水道事業会計補正予算第2号を議題とします。 これより質疑に入ります。質疑はありませんか。 5番
◆5番(下川原鉄男君) ちょっとお尋ねいたします。 旧町と旧市の水道使用料が違うわけなのですが、合併時には当分の間現行のままとあります。それから、19年度以降どのようになるのかお聞かせください。
○議長(豊川泰市君) 上下水道部長
◎上下水道部長(中野渡實君) 議員の指摘どおり、旧市、旧町は現在でも使用料が違います。しかし、現状を見ますと相当旧十和田湖町の方は老朽化、あるいはまた施設が急いで整備しなければならない状況でございます。先般全協でも申し上げたとおりでございます。そこで、私どもは既に経営審議会を立ち上げております。その中で、やはり新しい市として使用料は統一すべきと私は個人的に思っています。というふうなことから、今その経営審議会の中で進めているところであり、でき得れば早い時期というふうにお願いできればという個人的な意見でございます。 以上です。
○議長(豊川泰市君) 5番
◆5番(下川原鉄男君) 早い時期というのは、まさか19年度ではないでしょうね。
○議長(豊川泰市君) 上下水道部長
◎上下水道部長(中野渡實君) あくまでも経営審議会の中で答申されたものが19年度中に出た場合は、その旨でお諮りしたいというふうに考えております。 以上です。
○議長(豊川泰市君) ほかに質疑ありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(豊川泰市君) これにて質疑を終了します。 これより討論に入ります。討論ありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(豊川泰市君) なしと認めます。 これより採決を行います。 お諮りします。本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(豊川泰市君) ご異議なしと認めます。 よって、議案第100号は原案のとおり可決されました。
△日程第26 議案第101号 平成18年度十和田市下
水道事業会計補正予算(第2号)
○議長(豊川泰市君) 日程第26、議案第101号 平成18年度十和田市下
水道事業会計補正予算第2号を議題とします。 これより質疑に入ります。質疑はありませんか。 5番
◆5番(下川原鉄男君) 浄化槽整備事業、先ほどもいろいろお話がありました。43億の予算で15年間で合併浄化槽をやるというようでございますが、2,700基をやるという、それ以外の残った分、農業集落排水事業とか
下水道事業、また小規模事業でこれからやる地区があるかどうかをお伺いいたします。
○議長(豊川泰市君) 上下水道部長
◎上下水道部長(中野渡實君) 逆に言いますけれども、農業集落排水事業についてはやめたということに、休ませていただいています。ただ、今出してある43億については、建設投資が……そこに財源内訳がありますが、26億3,000万が補助金とかそういう形で進めていますが、あとの部分は後年度自己負担というのがあるのですが、これはあくまでも合併浄化槽ができた暁には皆さんから使用料をいただいて維持管理していきますよと、それらを合わせて43億ということになりますので、話を戻しますが、今後農業集落排水事業にかわる新しい形の事業としてスタートさせているということでございます。 以上です。
○議長(豊川泰市君) 5番
◆5番(下川原鉄男君) わかりました。もう一点、先ほどの水道料と同じなのですが、これも先ほどの答弁と同じなのですか。
○議長(豊川泰市君) 上下水道部長
◎上下水道部長(中野渡實君) 同じように上下あわせて経営審議会に諮っております。いずれにいたしましても、下水道の方は上水道と違いまして当然処理に経費がかかることから、応分の経費はかかるものと思います。また、今後財政上からいくと企業会計で運営していくためにもその辺の諮問をしております。 以上です。
○議長(豊川泰市君) ほかに質疑ありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(豊川泰市君) これにて質疑を終了します。 これより討論に入ります。討論はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(豊川泰市君) なしと認めます。 これより採決を行います。 お諮りします。本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(豊川泰市君) ご異議なしと認めます。 よって、議案第101号は原案のとおり可決されました。
△日程第27 請願第3号
在日外国人の無
年金障害者と
在日外国人及び在外邦人の無
年金高齢者に対する救済措置を求める請願の
継続審査(平成17年)~日程第34 請願第8号 日本と同等の安全対策のないアメリカ産牛肉の輸入に関する請願の
継続審査(平成18年)
○議長(豊川泰市君) 日程第27、請願第3号
在日外国人の無
年金障害者と
在日外国人及び在外邦人の無
年金高齢者に対する救済措置を求める請願の
継続審査から日程第34、請願第8号 日本と同等の安全対策のないアメリカ産牛肉の輸入に関する請願の
継続審査までの8件を一括議題とします。 総務文教、観光経済、民生福祉、建設の各常任委員長から、現在委員会において審査中の請願について、会議規則第104条の規定により、お手元に配付しました申出書のとおり、閉会中の
継続審査の申し出があります。 お諮りします。各常任委員長から申し出のとおり、閉会中の
継続審査とすることにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(豊川泰市君) ご異議なしと認めます。 よって、請願第3号から請願第8号までの請願8件は各常任委員長から申し出のとおり、閉会中の
継続審査とすることに決定しました。
△日程第35 発議第6号
十和田市議会委員会条例の一部を改正する条例の制定について
○議長(豊川泰市君) 日程第35、発議第6号
十和田市議会委員会条例の一部を改正する条例の制定についてを議題とします。 お諮りします。本案については、会議規則第37条第2項の規定により提案理由の説明を省略したいと思います。これにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(豊川泰市君) ご異議なしと認めます。 よって、発議第6号については、提案理由の説明を省略することに決定しました。 これより質疑に入ります。質疑ありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(豊川泰市君) なしと認めます。 これより討論に入ります。討論はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(豊川泰市君) なしと認めます。 これより採決を行います。 お諮りします。本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(豊川泰市君) ご異議なしと認めます。 よって、発議第6号は原案のとおり可決されました。
△日程第36 議案第102号 青森県
後期高齢者医療広域連合の設立について~日程第39 議案第105号 青森県
市町村等非常勤職員公務災害補償等組合の解散に伴う財産処分について
○議長(豊川泰市君) 日程第36、議案第102号 青森県
後期高齢者医療広域連合の設立についてから日程第39、議案第105号 青森県
市町村等非常勤職員公務災害補償等組合の解散に伴う財産処分についてまでの議案4件を一括上程いたします。 この際、提出者から提案理由の説明を求めます。 市長 (市長 中野渡春雄君 登壇)
◎市長(中野渡春雄君) これより本議会に追加提案いたしました議案について、その概要をご説明申し上げます。 議案第102号の青森県
後期高齢者医療広域連合の設立については、高齢者の医療の確保に関する法律第48条及び健康保険法等の一部を改正する法律附則第36条第1項の規定により、平成18年度の末日までに
後期高齢者医療広域連合を設けるものとされたことに伴い、青森県
後期高齢者医療広域連合の設立について協議するためのものであります。 議案第103号の青森県
消防補償等組合規約の全部変更については、平成19年3月31日をもって青森県市町村税滞納整理組合、青森県
市町村等非常勤職員公務災害補償等組合及び青森県自治会館管理組合を解散し、これらの組合の事務を同年4月1日から青森県消防補償等組合の名称を変更して青森県市町村総合事務組合が承継するため、青森県
消防補償等組合規約の全部を変更することについて協議するためのものであります。 議案第104号の青森県
市町村等非常勤職員公務災害補償等組合の解散については、平成19年3月31日をもって青森県
市町村等非常勤職員公務災害補償等組合を解散することについて協議するためのものであります。 議案第105号の青森県
市町村等非常勤職員公務災害補償等組合の解散に伴う財産処分については、平成19年3月31日をもって青森県
市町村等非常勤職員公務災害補償等組合を解散するに伴い、同組合の財産処分について協議するためのものであります。 以上、本議会に追加提案いたしました議案の概要について申し述べましたが、詳細につきましてはその都度ご説明申し上げますので、ご審議の上、ご賛同賜りますようよろしくお願い申し上げます。
△日程第36 議案第102号 青森県
後期高齢者医療広域連合の設立について
○議長(豊川泰市君) 日程第36、議案第102号 青森県
後期高齢者医療広域連合の設立についてを議題とします。 これより質疑に入ります。質疑はありませんか。 15番
◆15番(相馬真子君) これは、大変大きな問題だなと、そう思って見ました。話は聞いていたのですけれども、中身の詳しいことがわからなかったものですからお聞きしたいのですが、これはことしの6月14日、医療制度改革に伴って出た法案なわけで、政府はこれを無理やり押し通したということです。先ほど説明があったように2008年の4月から施行する。これは、75歳以上の高齢者、後期高齢者と言っていますけれども、75歳の高齢者の医療保険が今度はこれまでやっていた国保から抜けて、別にこの制度をつくって広域連合というのを設立するということのようなのですけれども、そうなのでしょうか、ちょっとお聞きします。
○議長(豊川泰市君) 民生部長
◎民生部長(藤島一榮君) まず、後期高齢者広域連合の設立に至ったその経緯を若干ご説明したいと思います。この問題については、先ほど議員がご指摘のとおり、国が法制化したということでございますが、これについては我が国は今後高齢化社会に突入するという前提のもとに、高齢化の進展及び医療高度化等による医療費の増加、あるいは団塊世代による高齢者層の増加、さらには医療費の地域格差の拡大、そして生活習慣病の増加等に伴って、現行の老人保健制度では現役世代と高齢世代との費用負担の関係が複雑であるということ、それから財政運営の責任主体が複雑である等のことから、このため国においては公平でわかりやすい新たな高齢者の医療制度である後期高齢者医療制度を創設するため、先ほどご指摘のあった老人保健法が国で改正されました。このことによって法律上、平成18年度の末日、平成19年の3月31日までに、これは全国ですけれども、それぞれの県で策定することになりますが、県下全市町村が広域連合に加入する義務が生じたということが、これが法律の中身でございます。したがって、市町村は規約を定めなければならないということのため、規約の議決が必要となったということで、今定例会に追加提案したものでございます。 以上でございます。
○議長(豊川泰市君) 15番
◆15番(相馬真子君) まず、これまで地方自治法で定められていたものと違うのだろうと思いますけれども、これは憲法、民法、自治法、地方自治法、このいずれにかかわっているものなのでしょうか。 それから、これは県全体が1つになるということですね、後期高齢者医療制度というのは。ですから、今度はこれまで自治体がそれぞれ行っていた事務がそっちの方へいってしまうということなのかなと思ってこれ今見ていましたけれども。事務事業が2ページの1番から5番まであるその事務のうち、これをそちらの方に移るということなのですか、ちょっと今また読んでいるうちにわからなくなりました。ですから、何かあったときには市役所ではなくて、今度は番地が変わっていて、青森市の新町2丁目ですか、そこにある組合、そこまで、2丁目4番1号に事務所は置くとなっていますが、そういうふうな所へ今度は行ってお願いしなければならないということになるのか、その点。 それから、組合、役員ですか、それは大変少ない20名という、市長5名、町村長5名、市議会議員5名、町村議会議員5名、この20名で議会を構成する、こういうことのようなのですが、40市町村あって20人で持っていたら、十和田からそういう議員が出ないということもありますよね。そういう点どうなっているのでしょうか。
○議長(豊川泰市君) 民生部長
◎民生部長(藤島一榮君) まず、法律ですけれども、これは地方自治法に基づく……法律は、国が定めたということでございます。 それから、事務事業ということですが、ここでちょっと説明しなければならないのは、ここの2ページにあります広域連合の処理する事務、今度は市町村の処理する事務、この2つに分かれますけれども、まずその前に広域連合の組織体ということで、これは広域連合ということは、今までですと例えば国民健康保険はそれぞれの単独市町村がその事務の保険者になってやっているということですけれども、この後期高齢者については県一本で考えますよと、したがって構成員はそれぞれの各県の構成市町村でもって各県1つの広域連合を組織しなさいという、そういう一つの国の法律に基づいての広域連合の設立ということでございます。 それから、事務については、ここの第4条にありますけれども、ではその広域連合が処理する事務はどうかということになると、いわゆる被保険者の資格に関する事務、医療給付に関する事務、それから保険料の賦課に関する事務、それから保健事業に関する事務、その他後期高齢者医療制度の施行に関する事務ということで、これは広域連合が行う事務になります。 そこで、市町村の事務ということになりますと、市町村はそれぞれの窓口になります。いわゆる徴収する事務は市町村の事務になります。ですから、窓口事務、いわゆる住民の相談の窓口になるのはあくまでも市町村、十和田市がなるということです。わざわざ県まで行く必要がないということでございます。 それから、事務所の関係ですが、これは青森市新町2丁目4番1号ということは、いわゆるこれは青森市にあります共同ビルの中に広域連合の事務所を、今設立準備委員会でそこに事務所を置いておりますので、そこがそのまま引き続き事務所として残るということで、ここにあえて地番を入れたということでございます。 それから、議員の20名ということは、これは広域事務組合の議員が20名で運営するということです。この内訳については、市町村長の中から10名、それから市町村の議会議員の中から10名で20名、その内訳は県内には市が10市ございます。10市の中で、その中から首長が5名出るということになります。ですから、10市の中で首長が5名出ると残りの5名はその10市の中から5名の、市会議員の中から5名の広域連合の議員が選出されますよと。あと、町村になりますと、町村の場合は確かに30町村があります。30町村ありますが、30町村の中から先ほどの市の部の市長と、それから議員の数と同じ比率で、いわゆる30町村長の中から5名の首長が選出される。それから、30町村の議会議員の中から5名の連合会の議員が選出される。それぞれ5名、5名、5名、5名で、20名の広域連合の議員で今後運営されるという形になってきます。 以上でございます。
○議長(豊川泰市君) 15番
◆15番(相馬真子君) 何か大変私もそれに近づいているものですから寂しい、のけ者にされるのではないかなと、そんな感じがしておりますけれども、これは国の方の制度がそういうふうになってしまったということからこういうふうなことになったわけで、この事務事業の中の医療費の給付とか保険料の賦課の関係の事務はそこの広域で行うということなのですが、私の手元に入っている資料では、まず保険料が全国平均で月額6,200円というふうなことにしています。この保険料は、年額18万の年金者から天引きをする。年額18万以上の年金者から天引きをするということですから、これ月にすれば1万5,000円ぐらいですね。ですから、これは大変なものだなと、そう思うのですけれども、本当に高齢者いじめがここでもまた見られるのではないか、そう思っているのですが、そういうふうに考えていないでしょうか。本当にこれは高齢者にとっては何か早くというふうなことのように考えるのですけれども、なぜこういう特別な75歳以上をこういうふうに後期高齢者としたのか、そのあたりも大変異論があるのですけれども、天引きなども高齢者いじめにならないかなという心配ありますけれども、どう思いますか。
○議長(豊川泰市君) 民生部長
◎民生部長(藤島一榮君) 確かにこの制度が施行されますと、国の試算では月額6,200円という負担になるということでございます。その負担することについて、高齢者から負担を取るということは高齢者いじめということだというご意見でございますが、これは今までですと高齢者医療の負担分、国保の部門でも若干負担しておりますが、これは若い、いわゆる若年層からの負担、先ほど申し上げたように団塊の世代がこれからどんどんふえてくるから、高齢者の人口が若年層よりは高齢者の人口がふえる世の中になってくるというようなことの前提のもとに、高齢者もそれ相応の負担をしていただかなければ、逆に若年層の負担がこれまで以上に厳しい状況になってくる。いわゆる今の状況でも経済不況の中で、ニートとか、それからいろんな就職できない若年層がいる中で、若年層から負担を強いるということも、これもまた一つの無理な、いじめとまではいかないけれども、そういう形に負担が、しわ寄せが来るということですから、やはり高齢者もそれぞれ自分たちも幾らかでも負担し合って、これからの団塊世代のお互い経費を出し合って高齢者医療を支えていこうという一つの趣旨のもとにできたものですから、決して私は高齢者いじめという認識は持っておりません。
○議長(豊川泰市君) ほかに質疑ありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(豊川泰市君) なしと認めます。 これより討論に入ります。討論はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(豊川泰市君) なしと認めます。 これより採決を行います。 お諮りします。本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。 (「異議なし」「異議あり」と呼ぶ者あり)
○議長(豊川泰市君) ご異議がありますので、本案は起立により採決します。 本案は原案のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。 (賛成者起立)
○議長(豊川泰市君) 起立多数です。 よって、議案第102号は原案のとおり可決されました。
△日程第37 議案第103号 青森県
消防補償等組合規約の全部変更について
○議長(豊川泰市君) 日程第37、議案第103号 青森県
消防補償等組合規約の全部変更についてを議題とします。 これより質疑に入ります。質疑はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(豊川泰市君) なしと認めます。 これより討論に入ります。討論はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(豊川泰市君) なしと認めます。 これより採決を行います。 お諮りします。本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(豊川泰市君) ご異議なしと認めます。 よって、議案第103号は原案のとおり可決されました。
△日程第38 議案第104号 青森県
市町村等非常勤職員公務災害補償等組合の解散について
○議長(豊川泰市君) 日程第38、議案第104号 青森県
市町村等非常勤職員公務災害補償等組合の解散についてを議題とします。 これより質疑に入ります。質疑はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(豊川泰市君) なしと認めます。 これより討論に入ります。討論はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(豊川泰市君) なしと認めます。 これより採決を行います。 お諮りします。本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(豊川泰市君) ご異議なしと認めます。 よって、議案第104号は原案のとおり可決されました。
△日程第39 議案第105号 青森県
市町村等非常勤職員公務災害補償等組合の解散に伴う財産処分について
○議長(豊川泰市君) 日程第39、議案第105号 青森県
市町村等非常勤職員公務災害補償等組合の解散に伴う財産処分についてを議題とします。 これより質疑に入ります。質疑はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(豊川泰市君) なしと認めます。 これより討論に入ります。討論はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(豊川泰市君) なしと認めます。 これより採決を行います。 お諮りします。本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(豊川泰市君) ご異議なしと認めます。 よって、議案第105号は原案のとおり可決されました。 暫時休憩します。 午後1時58分 休憩 午後1時58分 開議
○議長(豊川泰市君) 休憩を解いて会議を開きます。
△追加日程の件
○議長(豊川泰市君) お諮りします。 ただいま沢目正俊君ほか11名から発議第7号
関税引き下げとミニマム・
アクセス米の拡大に反対する意見書から発議第9号 地産地消の推進に関する決議までの発議3件が提出されました。 この際、発議3件を日程に追加し、追加日程第1から3として議題としたいと思います。これにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(豊川泰市君) ご異議なしと認めます。 よって、発議3件を日程に追加し、追加日程第1から3として議題とすることに決定しました。
△追加日程第1 発議第7号
関税引き下げとミニマム・
アクセス米の拡大に反対する意見書
○議長(豊川泰市君) 追加日程第1、発議第7号
関税引き下げとミニマム・
アクセス米の拡大に反対する意見書を議題とします。 お諮りします。本案については、会議規則第37条第2項の規定により提案理由の説明を省略したいと思います。これにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(豊川泰市君) ご異議なしと認めます。 よって、発議第7号については、提案理由の説明を省略することに決定しました。 これより質疑に入ります。質疑はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(豊川泰市君) なしと認めます。 これより討論に入ります。討論はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(豊川泰市君) なしと認めます。 これより採決を行います。 お諮りします。本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(豊川泰市君) ご異議なしと認めます。 よって、発議第7号は原案のとおり可決されました。
△追加日程第2 発議第8号 「
品目横断的経営安定対策」にかかわる意見書
○議長(豊川泰市君) 追加日程第2、発議第8号 「
品目横断的経営安定対策」にかかわる意見書を議題とします。 お諮りします。本案については、会議規則第37条第2項の規定により提案理由の説明を省略したいと思います。これにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(豊川泰市君) ご異議なしと認めます。 よって、発議第8号については、提案理由の説明を省略することに決定しました。 これより質疑に入ります。質疑はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(豊川泰市君) なしと認めます。 これより討論に入ります。討論はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(豊川泰市君) なしと認めます。 これより採決を行います。 お諮りします。本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(豊川泰市君) ご異議なしと認めます。 よって、発議第8号は原案のとおり可決されました。
△追加日程第3 発議第9号 地産地消の推進に関する決議
○議長(豊川泰市君) 追加日程第3、発議第9号 地産地消の推進に関する決議を議題とします。 お諮りします。本案については、会議規則第37条第2項の規定により提案理由の説明を省略したいと思います。これにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(豊川泰市君) ご異議なしと認めます。 よって、発議第9号については、提案理由の説明を省略することに決定しました。 これより質疑に入ります。質疑はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(豊川泰市君) なしと認めます。 これより討論に入ります。討論はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(豊川泰市君) なしと認めます。 これより採決を行います。 お諮りします。本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(豊川泰市君) ご異議なしと認めます。 よって、発議第9号は原案のとおり可決されました。
△市長あいさつ
○議長(豊川泰市君) 以上で今定例会に付議されました事件の議事はすべて終了いたしました。 この際、市長からあいさつの申し出がありますので、これを許します。 市長 (市長 中野渡春雄君 登壇)
◎市長(中野渡春雄君) 平成18年第4回定例会の閉会に当たり、一言ごあいさつを申し上げます。 さて、合併により平成17年1月1日に新十和田市が誕生しましたが、早いものでもう2年が経過しようとしております。月日のたつのは本当に早いものだなと痛感しております。議員の皆様には、平成の合併や地方分権の推進などによりまして、地方自治が歴史的に大きく変化する中において、新十和田市のまちづくりのためにこれまで大所高所からご指導、そしてご尽力いただきましたことに深く感謝を申し上げる次第であります。特に当地域のさらなる発展という長期的な展望に立ってのご決断のもと、県内第1号となった新設合併を実現できましたことに対し、心から敬意を表する次第であります。 皆様には、2年間の在任期間を無事終了し、この12月31日をもって任期満了となります。来るべき市議会議員選挙に立候補をされます皆様には、再びこの議場においてお会いできますことを心から期待し、ご健闘をお祈り申し上げます。 また、今回をもって勇退されます皆様には、今後一層ご健康に留意されまして、十和田市発展のためなお一層のご支援、ご協力を賜りますようにお願いいたします。 結びに、皆様のますますのご健勝とご活躍を祈念申し上げ、簡単ではございますけれども、閉会に当たってのあいさつといたします。まことにありがとうございました。
△議長あいさつ
○議長(豊川泰市君) この際、私からも一言ごあいさつを申し上げます。 皆さん、本当にありがとうございました。感激でいっぱいです。2年前、1月12日、議長に推挙いただきました。一生懸命無我夢中でやってきました。協力いただいて本当にありがとうございました。皆さんからの協力は生涯忘れません。本当にいい勉強と経験をさせてもらいました。ありがとうございました。 そしてまた、市長初め議員の皆さん、日ごろは十和田市の発展のため大変なご尽力を賜りましたことに対しても、改めて深甚なる敬意と感謝を申し上げます。今後は6万8,284人市民のために、この人たちの幸せのために一生懸命頑張ることを皆さんとともにお約束したい、こう思います。 今回任期を終えて退任を表明されました角議員初め皆さんには、大変ご苦労さまでした。どうか今後とも十和田市の合併、所期の目的達成を忘れることなくご尽力賜りますことをお願い申し上げます。 そしてまた、12月17日再度選挙に挑まれる皆さんには、思う存分頑張って、再度この場に登壇されますことを心から念願をするものであります。 どうぞ皆さん、今後ますます健康に留意されましてご健勝であられますことを心から祈念を申し上げまして、退任のあいさつにさせてもらいます。本当に協力ありがとうございました。
△閉会
○議長(豊川泰市君) 以上をもちまして、平成18年第4回十和田市議会定例会を閉会します。 まことにご苦労さまでした。 午後2時6分 閉会...