八戸市議会 > 1993-03-02 >
平成 5年 3月 定例会-03月02日-01号
平成 5年 3月 定例会−03月02日-目次

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  1. 八戸市議会 1993-03-02
    平成 5年 3月 定例会-03月02日-01号


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    平成 5年 3月 定例会-03月02日-01号平成 5年 3月 定例会 議事日程第一号  平成五年三月二日(火曜日)            午前十時開議 第一 会議録署名議員の指名 第二 会期の決定 第三 議案第三号   平成五年度八戸市一般会計予算    議案第四号   平成五年度八戸市自動車運送事業会計予算    議案第五号   平成五年度八戸市立市民病院事業会計予算    議案第六号   平成五年度八戸市国民健康保険特別会計予算    議案第七号   平成五年度地方卸売市場八戸魚市場特別会計予算    議案第八号   平成五年度八戸市食肉処理場特別会計予算    議案第九号   平成五年度八戸市都市計画土地区画整理事業特別会計予算    議案第十号   平成五年度八戸市学校給食特別会計予算    議案第十一号  平成五年度八戸市都市計画下水道事業特別会計予算    議案第十二号  平成五年度八戸市公共用地取得事業特別会計予算    議案第十三号  平成五年度八戸市都市計画駐車場特別会計予算    議案第十四号  平成五年度八戸市中央卸売市場特別会計予算    議案第十五号  平成五年度八戸市老人保健特別会計予算
       議案第十六号  平成五年度八戸市休日夜間急病診療所特別会計予算    議案第十七号  平成五年度八戸市霊園特別会計予算    議案第十八号  平成五年度八戸市農業集落排水事業特別会計予算    議案第十九号  平成四年度八戸市一般会計補正予算    議案第二十号  平成四年度八戸市自動車運送事業会計補正予算    議案第二十一号 平成四年度八戸市立市民病院事業会計補正予算    議案第二十二号 平成四年度八戸市国民健康保険特別会計補正予算    議案第二十三号 平成四年度地方卸売市場八戸魚市場特別会計補正予算    議案第二十四号 平成四年度八戸市食肉処理場特別会計補正予算    議案第二十五号 平成四年度八戸市都市計画土地区画整理事業特別会計補正予算    議案第二十六号 平成四年度八戸市学校給食特別会計補正予算    議案第二十七号 平成四年度八戸市都市計画下水道事業特別会計補正予算    議案第二十八号 平成四年度八戸市都市計画駐車場特別会計補正予算    議案第二十九号 平成四年度八戸市中央卸売市場特別会計補正予算    議案第三十号  平成四年度八戸市老人保健特別会計補正予算    議案第三十一号 平成四年度八戸市休日夜間急病診療所特別会計補正予算    議案第三十二号 平成四年度八戸市霊園特別会計補正予算    議案第三十三号 平成四年度八戸市農業集落排水事業特別会計補正予算    議案第三十四号 八戸市固定資産評価員に選任する者につき同意を求めることについて    議案第三十五号 八戸市技能労務職員の給与の種類及び基準に関する条例の一部を改正する条例の制定について    議案第三十六号 石手洗団地公営住宅第二種耐火三階建本棟建築工事請負契約の締結について    議案第三十七号 市有土地の売払いについて(雇用促進住宅用地)    議案第三十八号 土地の買入れについて(こどもの国用地)    議案第三十九号 二級河川の指定の変更に係る意見について    議案第四十号  市道路線の廃止及び認定について    議案第四十一号 八戸市の休日に関する条例及び八戸市職員の勤務条件に関する条例の一部を改正する条例の制定について    議案第四十二号 八戸市部設置条例の一部を改正する条例の制定について    議案第四十三号 八戸市職員定数条例の一部を改正する条例の制定について    議案第四十四号 八戸市議会議員の報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例の制定について    議案第四十五号 八戸市特別職の職員の報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例の制定について    議案第四十六号 八戸市特別職の職員の給料等に関する条例の一部を改正する条例の制定について    議案第四十七号 八戸市教育委員会教育長給与等に関する条例の一部を改正する条例の制定について    議案第四十八号 八戸市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定について    議案第四十九号 八戸市基金の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例の制定について    議案第五十号  八戸市学習等供用施設条例の一部を改正する条例の制定について    議案第五十一号 八戸市公民館条例の一部を改正する条例の制定について    議案第五十二号 八戸市違法駐車等の防止に関する条例の制定について    議案第五十三号 八戸市老人いこいの家条例の一部を改正する条例の制定について    議案第五十四号 八戸市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部を改正する条例の制定について    議案第五十五号 八戸市消防団条例の一部を改正する条例の制定について    議案第五十六号 青森県新産業都市建設事業団に委託すべき事業に関する計画の一部変更に係る協議について    議案第五十七号 市有財産の無償貸付けについて(はちのへハイツ汚水排水管埋設用地)     ───▲・▼───  本日の会議に付した事件 議事日程に同じ     ───▲・▼─── 出席議員(三十八名)    一番  田名部 和 義 君    二番  工 藤 雄 剛 君    三番  伊 藤 彰 亮 君    四番  秋 山 恭 寛 君    五番  西 野 陽 一 君    六番  工 藤 智 幸 君    七番  吉 田 淳 一 君    九番  伊 藤 圓 子 君   一〇番  中 村 文 男 君   一一番  笹 倉 啓之介 君   一二番  前 澤 時 廣 君   一三番  山 内 正 孝 君   一四番  大 館 恒 夫 君   一五番  吉 田 博 司 君   一六番  東 野 礼 二 君   一七番  坂 本 美 洋 君   一八番  清 水 悦 郎 君   一九番  荒 川 重 雄 君   二〇番  藤 川 友 信 君   二一番  田名部 定 男 君   二二番  神 田 洋 一 君   二三番  内 城 国 雄 君   二四番  中 村 元 博 君   二五番  上 田 善四郎 君   二六番  谷 地 先次郎 君   二七番  中 村 当次朗 君   二八番  佐々木 秀 男 君   二九番  苅 田 重一郎 君   三〇番  吉 田 忠 吉 君   三一番  小笠原 要 七 君   三二番  河原木 金之蔵 君   三三番  越 田   巌 君   三四番  岩 織 政 美 君   三五番  大久保 忠 亥 君   三六番  上 村 武之助 君   三七番  松 田 岩 雄 君   三九番  斉 藤 健 治 君   四〇番  玉 懸 忠 国 君   ───────────── 欠席議員(二名)    八番  山 口 広 道 君   三八番  河 村 正太郎 君   ───────────── 地方自治法第百二十一条による出席者   市長      中里 信男君
      助役      須藤 昭雄君   収入役     福井 政美君   企画部長    村上 文男君   総務部長    安藤 行夫君   財政部長    下村平太郎君   経済部長    加藤純三郎君   民生部長    松川 芳男君   環境衛生部長  北澤 美達君   建設部長    日影  廣君   都市開発部長  宇部  晃君   下水道部長   関川伊佐夫君   教育長     巻  長俉君   自動車運送事業管理者           越後谷仲三君   市民病院事務局長           川越 精作君   監査委員    荒谷 勇一君    ───────────── 出席事務局職員   事務局長    船越  進   次長      漆澤  惇   議事課長    中野 秀美   課長補佐    荒谷 正孝   議事班長    久保  正   主任主査    工藤  哲   主査      千葉 憲志     ───▲・▼───   午前十時一分 開会 ○議長(西野陽一 君)これより平成五年三月八戸市議会定例会を開会いたします。  直ちに、本日の会議を開きます。     ───▲・▼─── △日程第一 会議録署名議員の指名 ○議長(西野陽一 君)日程第一会議録署名議員の指名を行います。  会議録署名議員は、会議規則第八十一条の規定により、議長において、十六番東野礼二議員、二十二番神田洋一議員を指名いたします。     ───▲・▼─── △日程第二 会期の決定 ○議長(西野陽一 君)日程第二会期の決定を議題といたします。  お諮りいたします。今期定例会の会期は、本日から三月二十五日までの二十四日間といたしたいと思います。  これに御異議ありませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(西野陽一 君)御異議なしと認めます。  よって、会期は二十四日間と決定いたしました。     ───▲・▼─── △日程第三 議案五十五件一括上程 ○議長(西野陽一 君)日程第三議案第三号平成五年度八戸市一般会計予算から議案第五十七号市有財産の無償貸付けについてまでを一括議題といたします。  市長から提案理由の説明を求めます。  市長  〔市長中里信男君登壇〕(拍手) ◎市長(中里信男 君)本日、ここに平成五年三月八戸市議会定例会の開会に当たり、市政運営の基本的な考え方について所信を明らかにし、議員各位並びに市民各位の御理解と御協力をお願い申し上げるとともに、上程されました議案についてその概要を御説明申し上げ、御審議の参考に供したいと存じます。  昨年、私はこの壇上において、平成四年はこれまで掲げてまいりました諸施策を着実に具体化していく「行動の年」「実践する年」としてとらえ、これを一歩一歩現実のものとすべく最善の努力をいたしたい旨を表明したところでありますが、ここに新年度を迎えるに当たり、私は、再びこの決意を新たにするとともに、当面する市政の幾多の困難や試練を果敢に克服し、新しい時代に臨む政策課題を明確に把握し、着実かつ計画的に市政を進展させてまいりたいものと、ひたすら念願するものでございます。  さて、平成四年を振り返りますと、我が国を取り巻く内外の諸情勢においてはさまざまの出来事がございました。  まず国際情勢は、欧州連合への動きや中国と韓国との国交樹立等、世界平和に向けた機運が見られたものの、旧ソ連、東欧諸国を初めとする世界各地において、依然として民族的・宗教的な対立が続いており、南北問題、地球環境の保全、人口と経済の不均衡、科学技術の進歩の今後のあり方等々、世界は新しい時代にふさわしい平和秩序を模索しているところであります。  一方、国内においては、いわゆるバブル経済の崩壊によって、個人消費を中心に景気が停滞し、資産デフレや金融・証券情勢の悪化と相まって、我が国の経済は深刻な事態に直面いたしました。  こうした事態に対し、政府は緊急総合経済対策を実施し、全国の各地方自治体においても、公共事業前倒し等を行い、景気浮揚のため各種施策に積極的に取り組んでまいったところであります。  こうした内外ともに激動する厳しい情勢のもとで、八戸市の基幹産業の一つである水産業においては、三年連続のサバ・イワシの不漁、流し網漁業禁止等によって、生産者及び関連業界は厳しい経営環境を余儀なくされ、当市の産業経済に多様な影響をもたらしました。  一方では、議員各位並びに市民各位の御指導、御協力をいただきながら、第三次八戸市総合計画に沿った事業も順調に進展いたしましたし、当市の永続的発展に不可欠な地方拠点都市地域の第一次指定も得ました。  また、県南地域活性化を図る中核的施設となる八戸地域地場産業振興センターを初め、八戸ハイテクパーク内に高度技術産業都市への第一歩となる八戸インテリジェントプラザ全天候型温水プールを備えた南部山健康運動センター、さらに養護老人ホーム「長生園」と高齢者の文化・レクリエーション活動の拠点である老人いこいの家「諏訪荘」の完成等、住みよい街づくりを目指した都市基盤整備機能充実に取り組んでまいりました。  さて、新しい年を展望いたしますと、東北新幹線盛岡以北フル規格化の見直しに向けての運動や、動物検疫港・輸入促進地域指定、テクノスーパーライナーの誘致運動を展開するとともに、高速道路整備促進、新市民病院建設促進高齢者心身障害者福祉活動拠点施設としての総合福祉会館の建設、新清掃工場建設促進、さらには産業構造の改善を初め公共下水道・港湾・河川・道路・公園等都市機能生活環境の整備・充実並びに農林・水産・商工業等地域産業の振興、そして未来を創造する教育・文化・体育施設の整備・充実、高度情報ネットワークの形成と国際交流促進等二十一世紀を展望した街づくりには、多くの重要な課題が山積しております。  二十一世紀は、もはや遠い将来ではなく、日数では三千日を切っており、まさに今日の延長線上にあります。  今日、八戸市が北東北の拠点都市として大きく伸展しておりますことは、幸いにも自然条件地理的条件に恵まれ、また議員各位の温かいお力添えや多くの先人・先達の長年にわたる御努力によって幾多の困難を克服して今日があるのでありまして、その御労苦に対しまして心から感謝申し上げる次第でございます。  私は、ここに迎えました平成五年を、八戸市の中・長期展望が開け光の見えてきた年であり、この可能性を「着実に開拓して行く年」と位置づけ、国・県を初め議員各位の御支援のもとに関係機関と密接な連携を保つとともに、二十四万市民のエネルギーと英知を結集しながら、自信と希望を持ち、胸を張って、その計画実現のため一つ一つ着実に歩みを進めてまいらなければならないと思うものであります。  そして、私は「まちづくりは都市の魅力創造である」という理念に基づき、「住み・働き・学び・集い・憩う」という人間生活に密着した五つの側面が混然一体となった調和のとれた街で、市民のだれもが「八戸市に生まれ住んで良かった」「八戸市に来て良かった」と誇りと幸せを実感できる「魅力ある都市」の実現のため、清潔で公平な信頼される行政運営を図り、一つ一つを誠実に解決していくことが、市政を預かる者としての責務であり、市民の負託にこたえる道であろうと信じるものであります。  私は、改めて、その責任の重大さに身の引き締まる思いでありますが、ただひたすら謙虚と誠実を旨として、全力を傾注し与えられた職責を全うする決意であります。  何とぞ、議員各位並びに市民各位の一層の御指導・御支援を切にお願い申し上げる次第でございます。  さて、国の平成五年度予算は、人口の高齢化国際社会における我が国の責任の増大等、今後の社会経済情勢の変化に財政が弾力的に対応していくため、公債残高が累増しないような財政体質をつくり上げていくことが緊要な課題であるという考えのもとに、公債発行額を可能な限り抑制し、さらに徹底した見直し、合理化に取り組むとともに、景気の変動に十分配慮すること等を基本として編成されております。  その結果、国の一般会計予算の規模は七十二兆三千五百四十八億円となり、前年度に比較して〇・二%の増となっております。  また、地方財政は、平成五年度においてもなお多額の借入金残高を抱えており、引き続き財政の健全化に向けて努力し、かつ、それぞれの地域の特色を生かした自主的・主体的な活力ある地域づくりの推進による多極分散型国土形成生活関連社会資本の整備、急速に進展する高齢化社会への対応等現下重要政策課題を推進していく上で、地方団体はますます大きな役割を担うことを求められており、本年度はこれに加えて、我が国経済の現状から、景気対策にも十分配慮した地方単独事業積極的推進が強く期待されております。  このため引き続き財政の簡素効率化と経費の節減合理化を推進し、限られた財源の重点的かつ効率的な配分に徹し、節度ある財政運営を行うことにより、財政の健全化の推進及び住民福祉の向上に努めることを基本としております。  このような国及び地方財政の動向を踏まえ、八戸市の平成五年度予算を編成いたしました。  その基本的な考え方は、「第三次八戸市総合計画」を継続的に推進することを前提とし、市民の一人一人が誇りと希望を持てる「たくましい産業文化都市」の実現を目指し、従前にも増して重点主義緊急性に徹した事務事業の厳しい選択を行い、財政の健全化効率化に努めるとともに、行政水準の向上に意を用い、市勢発展上重要な施策については積極的に取り上げることといたしました。  施策の推進に当たっては、財源の効率的な配分を行い、継続事業は優先的に実施することとし、新規事業については緊急性及び重要性を考慮しつつ、来るべき二十一世紀に向けた新しいまちづくりのための重点的な事項をできるだけ取り上げることといたしました。  また、景気の低迷に伴う市税への影響、さらには国庫補助負担率恒久化等、厳しい財政環境のもとで既定経費全般にわたっての見直しを行い、その節減と効率化に努めたものであります。  こうした方針のもとに編成した平成五年度の一般会計及び各特別会計の総額は、一千百三十三億三千百二十三万八千円となりました。  これを前年度と比較いたしますと、九十三億六千七百六十九万九千円の増となり、伸び率は九・〇%となるのであります。  そのうち一般会計予算額は六百八十三億円、特別会計は四百五十億三千百二十三万八千円となり、前年度当初予算との比較では、一般会計において八・〇%、特別会計では一〇・六%の伸びとなるのであります。  以下、一般会計から順次御説明申し上げます。  まず、歳入においては、市税二百八十六億七千万円、地方交付税百十七億円、市債六十五億二千七百五十万円、地方譲与税十七億六千八百万円を計上したほか、国・県支出金等は歳出との関連において計上いたしました。  また、繰入金については約二十六億三千八百三十万円を計上いたしました。  そのうち、公共事業等の推進を図るため、財政調整基金から十二億円、市債管理基金から十四億円を、それぞれ繰り入れをすることにいたしました。  次に歳出でありますが、「第三次八戸市総合計画」に基づく体系に沿って御説明申し上げます。  まず第一に「自然と調和した機能的なまちづくり」については、二十一世紀を展望した活力ある「まちづくり」のために都市基盤の充実、機能的かつ快適で魅力ある市街地形成の推進、市民の日常生活の基盤であります道路整備事業及び都市計画街路整備事業等に重点を置き、約五十六億九千七百三十万円を計上いたしました。  その主なるものとしては、魅力ある機能的なまちづくりの一環として、三八城公園を中心とした多目的広場等整備計画を推進するための多機能交流拠点整備事業費のほか、都市計画用途地域の拡充を図るための調査費を計上いたしました。  道路整備については、新設改良事業及び舗装打換事業を積極的に行うこととし、新たに下長一号線、新井田白銀線及び正法寺下長線等を含めた道路整備事業費を計上いたしました。  街路事業については、継続して進めております長者地区の3・4・9街路等五本の街路整備事業費を計上いたしました。  土地区画整理事業については、八戸駅西地区土地区画整理事業調査費を計上したほか、新井田第一土地区画整理事業負担金及び土地区画整理事業特別会計への繰出金等を計上いたしました。  港湾整備事業については、八戸港の流通拠点港湾としての機能を高めるための推進経費を計上いたしました。  また、河川改修事業については、馬渡川の改修事業費を計上いたしました。  第二に「快適で安全なまちづくり」については、市民が安全でゆとりと潤いのある生活を営むため、特に下水道整備事業を初め、公園整備事業市営住宅及び消防、防災関連施設の整備、さらには、ごみ・し尿処理施設整備費などを中心に約百四十五億五百五十万円を計上いたしました。  その主なるものとしては、公共下水道の一層の整備を図るため、下水道事業特別会計への繰出金約四十四億七千九百万円を計上したほか、継続して実施している田面木都市下水路整備事業費を計上いたしました。  排水路事業については、特に水害常襲地帯である月丘町地区についてその解消を図るための事業費を計上いたしました。
     公園整備事業については、こどもの国建設事業における動物との触れ合いコーナー整備費及び用地取得費を初め、継続して進めている南部山公園、都市公園整備事業及び緑化事業の一層の促進を図るための経費を計上いたしました。  ごみ・し尿処理事業については、衛生的な生活環境の確保を図るため継続して進めている新清掃工場及び環境クリーンセンター管理棟の建設のための負担金等を計上したほか、資源の再利用及びごみ減量化対策経費を計上いたしました。  また、市営住宅の建設については、新たに高齢化社会に対応した地域高齢者住宅計画策定経費を計上するとともに、継続して進めている石手洗団地十八戸、旭ケ丘団地五十四戸の建設費を計上いたしました。  さらに、市民生活安全確保のための消防、交通安全及び公害対策の経費を計上したほか、公共下水道処理区域外における合併処理浄化槽設置整備費補助金八戸圏域水道企業団整備計画に基づく負担金出資金を計上いたしました。  第三に「ふれあいのある健やかなまちづくり」については、市民が健康で文化的な生活を営むため、福祉の一層の充実を図ることとし、特に市民が福祉活動に参画できる拠点づくりを初め、児童福祉老人福祉及び保健医療を充実するための経費約百五十七億六千九百六十万円を計上いたしました。  その主なるものとしては、総合的な福祉施策の推進と福祉団体間の連携強化を図るとともに、福祉活動の拠点となる場としての(仮称)総合福祉会館建設費及びその管理運営費を計上いたしました。  また、急速に進展する高齢化社会への対応としては、老人の教養の向上、レクリエーション等の場として新たに市川地区老人いこいの家(仮称)「市川荘」を建設するための経費を計上したほか、在宅要介護老人等に対する福祉保健サービスを総合的に推進する訪問看護事業寝たきり老人介護者慰労金の給付、ホームヘルパーの経費、老人福祉及び老人保健対策関連経費等を計上いたしました。  また、心身障害児福祉の充実を図るため、「うみねこ学園」の施設改修経費を計上したほか、児童の健全育成の場として、八戸ニュータウンに新たに「児童センター」を建設するための事業費、さらに「母子寮小菊荘」の施設整備費を計上いたしました。  保健医療については、市民の健康保持増進及び疾病予防並びに救急医療体制の強化、充実を図るため、病院群輪番制運営費補助金、休日夜間急病診療所特別会計への繰出金保健医療活動費等を計上したほか、新たに在宅の寝たきり老人等を対象に歯科診療サービスを提供するための委託料を計上いたしました。  さらには、市民病院事業会計に対する助成金を計上するとともに、国民健康保険財政健全化等のための国民健康保険特別会計への繰出金六億七千八百万円を計上いたしました。  そのほか、新たに地域住民の交流の場として根城地区に「コミュニティセンター」を建設することとし、その事業費を計上いたしました。  第四に「明日をひらく人をはぐくむまちづくり」については、心身ともに健全で創造性豊かな新しい時代を築き、国際理解を深め、変動する社会に主体的に対応できる人材を育成するため、教育・文化及び体育施設の整備を中心に約七十九億四千五百六十万円を計上いたしました。  その主なるものとしては、教育環境整備充実を図るため、新たに明治中学校及び南浜中学校校舎増改築事業費約八億五千九百万円を計上したほか、緊急性に配慮しながら、小・中学校の校舎等大規模改修事業費、学校営繕工事費を計上いたしました。  また、体育施設の充実を図るために学校プール改築事業費及び柔剣道場建設事業費を計上いたしました。  社会教育施設の整備拡充については、新たに(仮称)「白銀南公民館」建設のための用地取得費、図書館の冷房設備整備費等を計上いたしました。  さらに、青少年健全育成のため、引き続き小学生を対象とした南部藩ゆかりの都市との少年交流事業、中学生を対象とした海外派遣事業及び高校生による地域活動交流事業を実施するほか、米国フェデラル・ウェイ市との姉妹都市締結に向けた国際交流推進事業費等を計上いたしました。  文化財の保存、活用対策については、新たに是川遺跡の貴重な文化遺産を学習活動に役立てるための(仮称)「縄文学習館」建設事業費を計上したほか、平成六年度開設に向けて、史跡根城跡主殿復原事業を含めた史跡整備事業費を計上いたしました。  スポーツ振興対策としては、平成五年度に八戸市で開催される各種スポーツ大会の補助金等の経費を計上したほか、長根総合運動公園の施設整備事業費等を計上いたしました。  第五に「活力ある豊かなまちづくり」については、活力と希望を持てる、より豊かな生活環境を築くため、既存産業の技術の高度化、活性化を促進するとともに、新たな産業を展開するための基盤づくり及び産業経済の振興のための経費等を中心に約三十九億五千八百八十万円を計上いたしました。  その主なるものとしては、地場産業の発展と活性化を促進するため、八戸地域地場産業振興センターに対する補助金等を計上したほか、高度技術産業都市への転換を促進するための中核組織となる高度技術振興センターへの助成金及び立地奨励金等の企業誘致関連経費等を計上いたしました。  農業振興については、活力ある農村を目指した農業農村活性化のための農業構造改善事業費を計上したほか、八戸西台地地区等の農地開発、南浜地区の農村基盤総合整備事業を引き続き実施するとともに、外野場地区農道、一日市地区樹園地農道、新たに豊崎堤下地区、是川下田中沢地区等の農道改良事業費等を計上いたしました。  水産業の振興については、新たに産地水産物の付加価値を高めるための沿岸地域水産物付加価値向上対策事業補助金、ウニ及びホッキ貝の栽培漁業化のための補助金を計上したほか、サケ・マスのふ化放流事業の一層の効率化を図るための増殖施設整備費補助金を計上いたしました。  また、厳しい水産業界にあって、イワシ・サバの大型・中型まき網漁業及びヒラメ等の小型機船底びき網漁業の減船対策関連補助金約二億六千四百万円を計上いたしました。  さらに、八戸漁港の整備促進を図るための負担金、大久喜などの第一種漁港の整備事業費等を計上いたしました。  商業の振興については、中小企業の振興資金として、商工組合中央金庫へ貸付金五億円を計上したほか、中小企業振興条例に基づく高度化事業に対する補助金等を計上いたしました。  観光振興については、観光協会及び物産協会の一層の強化、育成を図るとともに、えんぶり等各種行事を充実させるための補助金等を計上いたしました。  また、観光施設整備については、種差海岸の淀の松原遊歩道整備費及び観光案内標識整備事業費等を計上し、さらに水産科学館への交通の利便を図るための道路用地購入費を計上いたしました。  次に、企業会計及び特別会計予算の主なるものについて、その概要を御説明申し上げます。  八戸市自動車運送事業会計予算においては、乗合・貸切バスの購入費及びバス停留所上屋の設置費等約二億五千五百万円を計上いたしました。  八戸市立市民病院事業会計予算においては、医療需要の高度化、多様化に対応し、新市民病院建設のための設計委託料及び用地購入費等約十三億六千四百万円を計上いたしました。  八戸市国民健康保険特別会計予算においては、保険給付費及び老人保健拠出金約百三十一億六千八百四十万円を計上いたしました。  地方卸売市場八戸魚市場特別会計予算においては、第二魚市場の施設整備費約六千九百万円を計上いたしました。  八戸市食肉処理場特別会計予算においては、浄化槽整備費等約四千万円を計上いたしました。  八戸市都市計画土地区画整理事業特別会計予算においては、売市第一及び第二地区の街路築造工事費、建物移転補償費等約九億七千九百四十万円を計上いたしました。  八戸市学校給食特別会計予算においては、給食費及び施設整備費約十三億一千四百万円を計上いたしました。  八戸市都市計画下水道事業特別会計予算においては、新たに八戸港第4・1幹線下水道築造工事費、河原木第2排水ポンプ場建設のための設計委託料のほか、類家南ポンプ場の建設、中部第10幹線管渠築造工事費等約七十七億三千八百九十万円を計上いたしました。  八戸市公共用地取得事業特別会計予算においては、こどもの国公園用地の取得に伴う償還経費約一億三千四百八十万円を計上いたしました。  八戸市都市計画駐車場特別会計予算においては、駐車場の管理運営費及び施設整備費を計上いたしました。  八戸市中央卸売市場特別会計予算においては、花きの流通の近代化を図るため、新たに「花き市場」を建設することとし、その事業費約七億七千百万円を計上いたしました。  八戸市老人保健特別会計予算においては、医療給付費及び支給費約百三十億六千六百万円を計上いたしました。  八戸市霊園特別会計予算においては、新たに西霊園を拡張整備するための基本計画調査委託料及び用地測量経費等を計上いたしました。  八戸市農業集落排水事業特別会計予算においては、処理場建設事業費及び管埋設工事費等約五億五百十万円を計上いたしました。  次に、平成四年度の補正予算について御説明申し上げます。  まず、一般会計補正予算は、企業会計に対する助成及び市債管理基金等への積立金のほか、事務事業等の執行による計数を整理したものであります。  その結果、歳入歳出予算の補正額は、三十一億四千九百八十四万六千円となり、予算の総額はそれぞれ六百九十五億七千七百十六万四千円となるのであります。  その補正の主なるものは、地域総合整備資金の貸付金、市債管理基金及び財政調整基金並びに社会福祉基金への積立金を計上したほか、自動車運送事業会計及び市民病院事業会計への助成金、さらには国民健康保険特別会計に対し財政安定化のための繰出金を計上いたしました。  これに対応する歳入といたしましては、市税、地方交付税及び市債等を計上したほか、歳出との関連において、国庫支出金等の計数整理をいたしました。  八戸市自動車運送事業会計補正予算及び八戸市立市民病院事業会計補正予算においては、職員給与費等の補正が主なるものであります。  八戸市国民健康保険特別会計補正予算においては、保険給付費の補正が主なるものであります。  八戸市老人保健特別会計補正予算においては、医療給付費の補正が主なるものであります。  その他の特別会計の補正予算においては、事業等に関連しての計数の整理をしたものであります。  次に、条例案等の主なるものについて御説明申し上げます。  議案第三十四号は、八戸市固定資産評価員中嶋武君の後任として財政部副理事兼住民税課長の職にある高山武治君を選任することについて同意を求めるためのものであります。  議案第三十六号は、石手洗団地公営住宅第二種耐火三階建本棟建築工事の請負契約を締結するためのものであります。  議案第三十七号は、雇用促進住宅建設用地として市有土地を雇用促進事業団に売り払うためのものであります。  議案第四十一号は、すべての土曜日を市の休日とし、職員の勤務を要しない日とするためのものであります。  議案第四十二号は、市民の健康・福祉の増進を推進するとともに生活環境の保全体制を強化するため、民生部門及び環境衛生部門を再編し、健康福祉部及び生活環境部を新設するためのものであります。  議案第四十四号から議案第四十七号までの四件は、八戸市特別職報酬等審議会の答申に基づき、議会議員の報酬及び三役の給料の額を改定し、並びにこれに準じて公営企業の管理者、常勤の監査委員、教育長、非常勤特別職の職員の給料・報酬の額を改定するためのものであります。  議案第四十九号は、助けあい基金を廃止し、都市緑化基金の運用収益を都市緑化事業に使用するためのものであります。  議案第五十二号は、市民の日常生活に重大な支障を及ぼすおそれのある違法駐車等を防止することにより道路を公共の施設として広く一般交通の用に供し、市民の安全で快適な生活環境の保全を図るため、新たに条例を制定するものであります。  議案第五十三号は、老人いこいの家「うみねこ荘」を新設するためのものであります。  議案第五十七号は、市有土地を青森勤労総合福祉センター汚水排水管埋設用地として、財団法人青森県勤労福祉協会に無償貸し付けするためのものであります。  その他の議案につきましては、各議案の末尾記載の理由のとおりでありますので、御了承いただきたいと存じます。  以上をもちまして、市政運営に対する所信と上程されました議案の主なるものについて、その説明を終わりますが、細部につきましては、議事の進行に伴い、本職及び関係職員から詳細に御説明申し上げます。  なお、ただいま上程されました議案のうち議案第三十四号につきましては、本日御審議くださるようお願い申し上げます。  何とぞ、慎重に御審議の上、全議案とも原案のとおり御議決賜りますようお願いを申し上げ、議案の説明を終わります。  〔市長中里信男君降壇〕(拍手)     ───▲・▼─── ○議長(西野陽一 君)この際、議題のうち、議案第三十四号を審議いたします。  お諮りいたします。  本案は、会議規則第三十七条第二項の規定により、委員会の付託を省略いたしたいと思います。  これに御異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(西野陽一 君)御異議なしと認めます。  よって、委員会の付託を省略することに決しました。  これより質疑を行います。  御質疑ありませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(西野陽一 君)御質疑なしと認めます。  これより討論に入りますが、通告がありませんので、これをもって討論を終わります。  これより議案第三十四号を採決いたします。  本案に同意することに御異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(西野陽一 君)御異議なしと認めます。  よって、本案は同意することに決しました。     ───▲・▼───   休会の件 ○議長(西野陽一 君)以上で本日の日程は全部終了いたしました。  この際、お諮りいたします。  議案調査のため、明日から三月六日までの四日間は休会いたしたいと思います。  これに御異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(西野陽一 君)御異議なしと認めます。  よって、四日間は休会することに決しました。  次回本会議は、三月八日午前十時に開きます。
        ───▲・▼───   散 会 ○議長(西野陽一 君)本日はこれにて散会いたします。   午前十時四十一分 散会...