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平成30年第1回定例会(第1号 2月16日)

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  1. 弘前市議会 2018-02-16
    平成30年第1回定例会(第1号 2月16日)


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    平成30年第1回定例会(第1号 2月16日)   議事日程(第1号) 平成30年2月16日                     午前10時 開議 第1 会議録署名議員の指名 第2 会期の決定 第3 諸般報告 第4 議案第3号 事件処分報告及び承認について(事件処分第1号)    議案第4号 弘前市旧相馬村区域過疎地域自立促進計画の一部変更について    議案第5号 平成29年度弘前一般会計補正予算(第10号)    議案第6号 平成29年度弘前一般会計補正予算(第11号)    議案第7号 平成29年度弘前国民健康保険特別会計補正予算(第5号)    議案第8号 平成29年度弘前後期高齢者医療特別会計補正予算(第5号)    議案第9号 平成29年度弘前介護保険特別会計補正予算(第5号)    議案第10号 平成29年度弘前水道事業会計補正予算(第3号)    議案第11号 平成29年度弘前下水道事業会計補正予算(第3号)    議案第12号 平成29年度弘前病院事業会計補正予算(第4号)    議案第13号 平成30年度弘前一般会計予算    議案第14号 平成30年度弘前国民健康保険特別会計予算    議案第15号 平成30年度弘前後期高齢者医療特別会計予算
       議案第16号 平成30年度弘前水道事業会計予算    議案第17号 平成30年度弘前下水道事業会計予算    議案第18号 平成30年度弘前病院事業会計予算    議案第19号 弘前消防団員等公務災害補償条例の一部を改正する条例案    議案第20号 弘前附属機関設置条例の一部を改正する条例案    議案第21号 弘前税条例の一部を改正する条例案    議案第22号 弘前特別災害による被害者に対する市税減免特別措置に関する条例及び弘前特別災害による被害者に対する国民健康保険料減免特別措置に関する条例の一部を改正する条例案    議案第23号 弘前手話言語条例案    議案第24号 弘前保育所条例を廃止する条例案    議案第25号 弘前へき地保育所条例の一部を改正する条例案    議案第26号 弘前障害児入所施設条例の一部を改正する条例案    議案第27号 弘前指定居宅介護支援等事業の人員及び運営に関する基準等を定める条例案    議案第28号 弘前指定地域密着型サービス事業の人員、設備及び運営に関する基準等を定める条例等の一部を改正する条例案    議案第29号 弘前国民健康保険条例の一部を改正する条例案    議案第30号 弘前後期高齢者医療に関する条例の一部を改正する条例案    議案第31号 弘前文化財施設条例の一部を改正する条例案    議案第32号 弘前法定外公共物管理条例の一部を改正する条例案    議案第33号 弘前手数料条例の一部を改正する条例案    議案第34号 弘前霊園条例の一部を改正する条例案    議案第35号 弘前常盤野地区特定環境保全公共下水道事業分担金条例案 ――――――――――――――――――――――― 本日の会議に付した事件  議事日程に同じ ――――――――――――――――――――――― 出席議員(27名)          1番  木 村 隆 洋 議員          2番  千 葉 浩 規 議員          3番  野 村 太 郎 議員          4番  外 崎 勝 康 議員          5番  尾 﨑 寿 一 議員          6番  蒔 苗 博 英 議員          7番  松 橋 武 史 議員          8番  今 泉 昌 一 議員          9番  小田桐 慶 二 議員          10番  伏 見 秀 人 議員          11番  鶴ヶ谷 慶 市 議員          12番  鳴 海   毅 議員          13番  石 岡 千鶴子 議員          14番  加 藤 とし子 議員          15番  一 戸 兼 一 議員          16番  小山内   司 議員          17番  石 田   久 議員          18番  三 上 秋 雄 議員          19番  佐 藤   哲 議員          20番  越   明 男 議員          21番  工 藤 光 志 議員          22番  清 野 一 榮 議員          23番  田 中   元 議員          24番  栗 形 昭 一 議員          25番  宮 本 隆 志 議員          26番  髙 谷 友 視 議員          27番  下 山 文 雄 議員 地方自治法第121条による出席者   市長           葛 西 憲 之   副市長          蛯 名 正 樹   副市長          山 本   昇   教育長          佐々木   健   監査委員         常 田   猛   教育委員会委員長     九 戸 眞 樹   選挙管理委員会委員長   成 田   満   農業委員会会長      成 田 繁 則   経営戦略部長       竹 内 守 康   財務部長         熊 谷 幸 一   市民文化スポーツ部長   三 浦 直 美   健康福祉部長       赤 石   仁   健康福祉部理事      須 郷 雅 憲   農林部長         浮 穴 学 宗   商工振興部長       福 田   実   建設部長         鈴 木 政 孝   都市環境部長       柳 田   穣   岩木総合支所長      松 岡 美也子   相馬総合支所長      田 中   稔   会計管理者        工 藤 純 悦   上下水道部長       加 藤 和 憲   市立病院事務局長     櫻 田   靖   教育部長         野 呂 忠 久   学校教育推進監      奈良岡   淳   選挙管理委員会事務局長  三 上 哲 也   監査委員事務局長     鎌 田   雄   農業委員会事務局長    鎌 田 雅 人   法務契約課長       奈 良 道 明 出席事務局職員   事務局長         三 上 睦 美   次長           高 橋 晋 二   主幹兼議事係長      前 田   修   主査           柴 田   賢   主査           成 田 敏 教   主事           工 藤 健 司   主事           附 田 準 悦  ――――◇―――◇―――◇――――   午前10時00分 開会 ○議長下山文雄議員) これより、平成30年第1回弘前市議会定例会を開会いたします。  ただいまの出席議員は27名で、定足数に達しております。  よって、直ちに会議を開きます。  ―――――――――――――――――議長下山文雄議員) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。  15番一戸兼一議員、17番石田久議員、18番三上秋雄議員を指名いたします。
     ―――――――――――――――――議長下山文雄議員) 日程第2、会期の決定を議題といたします。  お諮りいたします。  本定例会会期は、本日から3月14日までの27日間といたしたいと思います。  これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長下山文雄議員) 御異議なしと認めます。  よって、会期は27日間と決定いたしました。  ―――――――――――――――――議長下山文雄議員) 日程第3、諸般報告をいたさせます。 ○事務局長三上睦美) (朗読) ―――――――――――――――――――――――  諸般報告  一 市長提出議案     議案第3号から第35号までの以上33件。  一 監査報告     弘監発第26号月例現金出納検査の結果に関する報告書及び弘監発第27号定期監査及び財政的援助団体等監査の結果に関する報告書の以上2件。                                       以上 ―――――――――――――――――――――――議長下山文雄議員) 以上をもって、諸般報告は終わりました。  なお、この際、念のため申し上げます。  先例に倣い、総括質疑をされる議員は、会議規則第51条の規定による発言通告書を、本日午後5時までに提出していただきます。  ―――――――――――――――――議長下山文雄議員) 日程第4、議案第3号から第35号までの以上33件を一括議題とし、理事者より提案理由の説明を求めます。葛西市長。   〔市長 葛西憲之 登壇〕 ○市長葛西憲之) おはようございます。  平成30年度の弘前一般会計予算を主な議題とする第1回定例会に当たり、市政運営に関する所信の一端を申し述べるとともに、各会計予算の大綱について御説明申し上げます。  平成22年4月、停滞していたふるさと弘前を何とかしたいとの強い思いから、人生をかけて市長選挙に出馬し、多くの市民の皆様から御信託をいただき、市政を担わせていただくことになりました。あれから2期8年の月日が経過しようとしております。  1期目では長年にわたる市政課題を解決し、2期目では弘前の元気のため、そして、子供たちの将来のためさまざまな事業取り組み、これまで全力で邁進してまいりました。  これまでやってこられたのは、市職員の協力はもとより、議員各位の御理解と、そして何よりも市民の皆様の御支援と御協力があったからこそだと心から感謝をいたしております。  私の政治の原点は、対話と創造であります。私は、市民との対話を何度も何度も重ね、自分が考える理念や政策と市民ニーズとの接点を見出し、マニフェストにまとめ、また、多くの市民が共感できるビジョンとして子供たちの笑顔あふれる弘前をお示しし、それを選挙で訴え、当選後はこのマニフェスト弘前アクションプランとして行政計画化し、市民にわかりやすい行政経営を進めてまいりました。  それをより一層深化させた計画弘前経営計画であります。さらに、計画を策定して満足するのではなく、毎年、計画の内容をPDCAサイクルにより深化・成長させるとともに、激変する社会情勢にも対応できるようなシステムを構築してまいりました。  平成29年度は、弘前経営計画最終年度であり、締めくくりの年度でありました。そして、現在、平成30年度からの新しい総合計画の策定に全力で取り組んでおります。  新しい総合計画の策定に当たっては、より多くの市民との対話を行いました。弘前の現状や課題市民の皆様と共通認識した上で、同じ方向を向いて取り組みを進めていくことが何よりも大切であると考え、市民各種団体との意見交換会を計48回行い、延べ1,000人以上の市民及び164の団体から生の声を直接聞くことができました。  新しい計画では、政策課題を的確に把握するため、統計による数値などの定量的な分析を深め、そこに意見交換などでいただいた市民の生の声を加えることにより、市民の思いの詰まった、対話と創造でつくり上げたこれまでにない計画になるものと考えておりますので、市民生活に寄り添いながら将来に向け必要な投資を行い、そしてこれまで培ってきた仕事力をベースに創意工夫を凝らしながら、オール弘前体制子供たちの笑顔あふれるまち弘前の実現に向けた取り組みを進めてまいりたいと考えております。  超少子高齢化人口減少時代の到来など、当市を取り巻く社会経済の将来的な見通しは非常に厳しいものと予想されます。しかし、そうした厳しい状況の中でも、私たちには、先人たちによって培われた郷土の歴史や魅力、さまざまな財産を次世代へ引き継いでいく責任があります。地域持続性自立性、豊かさを守るためには、生活を支える安定した社会基盤の構築と他都市に負けない活力・競争力の高い地域をつくり上げていくことに私たち一人一人が努めていかなければなりません。  子供たちの笑顔あふれるまちという言葉には、こうした現在と未来弘前へ希求する思いが込められています。子供たちの笑い声が地域に響き渡り、笑顔で楽しく過ごせていることは、地域の持つ魅力や豊かさが高まり、隅々まで行き渡っていることをあらわしています。子供たちの笑顔は、その地域安心感、そして活力を映す鏡であり、子供からお年寄りまで全ての世代の人たち生活の豊かさを象徴するものであります。  私は、ふるさと弘前を、そのような子供たちの笑顔あふれるまちにするという不退転の決意を持って未来へ向かい突き進んでまいります。  さて、平成29年度は、当市地域経営を進めるための最上位計画として20年後の未来を思い描き策定した弘前経営計画最終年度であり、これまで、ひとづくりくらしづくりまちづくりなりわいづくりの四つの分野戦略推進システムにより、人口減少対策市民生活の質の向上地域経済活性化に全身全霊で取り組んでまいりました。  これまでの取り組みとして、ひとづくり分野では、保育料子供医療費負担軽減について拡充してきたほか、多子家族学校給食費上下水道料金負担軽減を進め、子育て支援策を強化してまいりました。教育面では、小中一貫教育の推進や地域と学校が連携・協働し子供たちを育てるコミュニティ・スクールに取り組むとともに、地域子供たちの学びを支える放課後子ども教室を拡充してまいりました。また、外国語指導助手を増員し、小中学校の英語教育を強化するとともに、子供たち地域を学び、郷土愛と誇りを持つことを目的にひろさき卍学を始めております。さらに、子供たちの夢を育むため、はるか夢球場でのプロ野球一軍戦の開催や東京オリンピック・パラリンピックの合宿誘致にも取り組んでまいりました。  くらしづくり分野では、健康づくり取り組みとして、大腸がん検診無料クーポン券の交付や中学生へのピロリ菌検査に取り組むとともに、弘前大学と連携し、地域健康指導リーダーとなるひろさき健幸増進リーダーをこれまで184名養成してまいりました。福祉関係取り組みでは、高齢者地域の中で生きがいを持ち、生き生きと自立した生活が送れるよう高齢者が気軽に集える居場所づくりに取り組むとともに、高齢者健康トレーニング教室を市内3カ所に開設いたしました。また、生活困窮者及び就労阻害要因を有する若年者等の自立・就労を目的に、ひろさき生活仕事応援センターを開設し、相談業務や仕事のあっせんに取り組んでまいりました。このほか、町会等と連携し、LED防犯灯防犯カメラの設置を進めるなど、安全安心な地域づくりを推進してまいったところであります。  まちづくり分野では、雪対策として、冬期間における市民の快適な道路環境向上目的再生可能エネルギーを活用した道路融雪に着手するとともに、地域と一体となって雪対策を進めるため、空き地等を活用した町会雪置き場事業などにも取り組んでまいりました。また、人口減少の大きな課題である空き家空き地対策として、不動産業界金融機関によるパートナーシップ協定を締結し、空き家空き地の解消を進めてきたほか、市民の宝である文化財を後世へ引き継ぐため、本丸石垣整備文化財保存修理、高岡の森弘前藩歴史館の整備などにも取り組んでまいりました。  なりわいづくり分野では、農林業振興として、弘前りんご消費拡大による販売促進目的に積極的なPR活動を展開したほか、りんご輸出拡大にも取り組むとともに、シードルの普及を目的として消費拡大認知度向上にも取り組んでまいりました。観光振興では、地域のさまざまな観光資源の魅力を強化するとともに、効果的な情報発信による誘客活動を展開し、外国人観光客ニーズを捉えたインバウンド対策にも積極的に取り組んでまいりました。商工業振興では、食産業アパレル産業、精密・医療産業の重点3分野を中心に市内産業競争力強化に取り組むとともに、空き店舗対策取り組み、魅力的な商業地域の形成を進めてまいりました。  最後に、戦略推進システムでは、協働によるまちづくり基本条例市民参加型まちづくり1%システムなどにより、協働による地域づくりを進めるとともに、市役所の仕事力向上にも積極的に取り組んでまいりました。  今後、急速に進む人口減少少子高齢化により地域の総合的な活力が失われ、地域を支える世代の負担が増大することが懸念されております。  2015年から2025年までの間に日本の人口は450万人減少する一方で、65歳以上の高齢者は300万人増加し、人口の約3割が高齢者になると推計されております。  当市においては、高齢者の割合が全国より3ないし4ポイント高く推移し、5人に1人が75歳以上になると見込まれ、これまでの人口構造が大きく変化していきます。この人口構造の大きな変化は、社会保障費の増加にとどまらず、地域コミュニティーやさまざまな分野での担い手不足につながり、早期に対策を講じることが必要であります。  このような当市が直面する大きな課題に対ししっかりと向き合い、地域を維持・成長させていくために現在、これまでの計画を引き継ぐ新たな最上位計画として、2018年度から2021年度を計画期間とする弘前経営計画の策定に取り組んでおり、現在実施しているパブリックコメントを経て議会へ提案する予定としております。  次に、平成30年度予算案について申し上げます。  平成30年度予算は、本年4月に市長選挙が実施されることから、人件費扶助費及び公債費から成る義務的経費や、施設管理費などの経常的経費を中心に計上した、いわゆる骨格予算として編成したところであります。ただし、現在の経営計画に掲げ取り組んできた政策的経費であっても、市民生活に定着し継続して実施しなければ影響のある事業平成30年度当初から取り組まなければ成果が出ないといった事業のほか、経営計画に基づいてこれまで進めてきた人口減少対策地方創生に係る事業については必要な予算を盛り込み、切れ間なく最大限の事業効果が発揮できるよう考慮いたしました。  また、新しい総合計画の策定に当たって実施してまいりました市民各種団体などとの意見交換を踏まえ、できる限り意見を反映させることとし、市民に寄り添い、地域に寄り添えるような施策にという思いを込めた予算としております。あわせて、限られた予算の中でできるだけ早期に、かつ有利な財源により事業を実施するため、国の平成29年度補正予算を最大限活用し、平成30年度に予定していた事業を前倒しして平成29年度補正予算に計上する予定であり、補正予算と一体的に取り組んでまいります。  国の地方財政対策においては地方税が大きく伸びると見込んでおり、当市においても、景気の上昇やこれまで取り組んできた施策の効果などにより所得の増などが期待できることから、市税の増を見込んでおります。一方で、歳出においては、今後も社会保障関係経費の増加が避けられない状況であることから、これまで同様、有利な財源の活用や創意工夫による新たな財源の獲得と経費節減に努めるなど、引き続き財政規律の堅持に努めてまいります。  それでは、各会計予算規模等について申し上げます。  平成30年度の一般会計予算の総額は766億1000万円で、平成29年度の当初予算と比較して12億3000万円、1.6%の減となっております。  骨格予算での比較でありますが、減となった主な理由は、庁舎増改築事業弘前運動公園防災拠点化事業津軽歴史文化資料展示施設等整備事業などの大規模建設事業が終了したことによるものであります。  歳入予算構成比では、市税が201億8952万1000円で、26.4%、地方交付税が185億4000万円で、24.2%、国庫支出金が150億2866万4000円で、19.6%などとなっております。  歳出予算の款別の構成比では、第1位が民生費の316億2853万2000円で、41.3%、第2位が土木費の105億88万7000円で、13.7%、第3位が公債費の83億7590万2000円で、10.9%となっております。  歳出予算性質別構成比では、第1位が扶助費の219億9183万2000円で、28.7%、第2位が物件費の103億1622万2000円で、13.5%、第3位が補助費等の99億6352万円で、13.0%となっております。  次に、各特別会計企業会計予算について申し上げます。  特別会計においては、効率的・合理的な事業運営に努めることとし、企業会計においても効率的な経営に努めることとしております。  国民健康保険特別会計予算は199億7365万8000円で、平成29年度に比べ19.1%の減となっております。  後期高齢者医療特別会計予算は18億448万1000円で、平成29年度に比べ6.4%の増となっております。  介護保険特別会計予算は、第7期介護保険料率の改定に当たり、検討及び審議に時間を要している状況であり、決定後に当初予算を編成することといたしました。  水道事業会計予算は、収益的収支において、収入42億9814万4000円、支出40億4083万9000円となっており、また、資本的収支は、収入13億2938万円、支出25億5747万円となっております。  下水道事業会計予算は、収益的収支において、収入58億7892万円、支出55億6917万9000円となっており、また、資本的収支は、収入32億8871万2000円、支出55億2635万4000円となっております。  病院事業会計予算は、収益的収支において、収入36億3070万2000円、支出42億4016万8000円となっており、また、資本的収支は、収入2億3184万8000円、支出も同額となっております。  以上、平成30年度の市政運営に関する所信の一端並びに予算大綱について申し述べてまいりました。  平成30年度は、私にとりましては2期目の任期を終える年となります。そして、本年は、当市が世界に誇る弘前さくらまつりが、大正7年に第1回観桜会として開催されてから100周年を迎える記念すべき節目の年でもあります。  私自身、この意義深い年を迎えるに当たり、これまで積み上げてきた経験と実績をもとに、決して初心を忘れることなく、市政の原点であります市民の幸せを市民一人一人が実感できるよう、市民に寄り添った市政運営をさらに深めていくことが重要であると考えております。  そして、目の前に迫る人口減少少子高齢化の進展や複雑多様化する地域課題に対処するとともに、先人たちが築き上げたふるさと弘前を、長期的な視点に立ち、未来への道筋をしっかりとつけ、自立的で将来にわたって持続可能な都市とするため、これからも市民、企業、大学、地域コミュニティー、行政など地域社会を構成するさまざまな要素がそれぞれに深化・成長し、それらが一体となったオール弘前体制未来につなげる努力をすることが笑顔あふれるまち弘前の実現に結びつくことと確信しております。  どうか市民の皆様並びに議員各位のより一層の御理解と御協力をお願い申し上げまして、平成30年度の施政方針といたします。  次に、平成30年度各会計予算以外の議案の主なるものについて、その概要を御説明申し上げます。  議案第3号は、事件処分報告及び承認についてでありまして、先月下旬の降雪に伴う道路の除排雪経費を追加補正したものであります。  議案第4号は、弘前市旧相馬村区域過疎地域自立促進計画に新たな事業を追加しようとするものであります。  議案第5号及び議案第6号は、いずれも一般会計補正予算でありまして、議案第5号は、弘前市議会議員補欠選挙実施のための経費として366万6000円を計上するもので、これに対応する歳入予算としては全額、財政調整基金繰入金を追加するものであります。  議案第6号は、旧第五十九銀行本店本館の整備に係る経費として320万円を計上するとともに、弘前公園内の公衆無線LANの環境整備に係る経費として1509万2000円を、東小学校屋外運動場の整備のための経費として9520万円を追加するほか、各事業費の確定等に伴う追加・減額を行い、合計3億7826万1000円の減額補正を行うものであります。  これらの歳出予算に対応する歳入予算としては、それぞれの特定財源を追加・減額するほか、ふるさと納税寄附金を追加し、財政調整基金繰入金の追加1億7000万7000円をもって全体予算の調整を図っております。  議案第5号及び議案第6号による2件の補正の結果、平成29年度の一般会計予算額は809億9360万5000円となります。  議案第7号から議案第12号までの6件は、特別会計3件及び企業会計3件の補正予算に係るものであります。  議案第19号から議案第35号までの17件は、条例案についてでありますが、その主なるものとして、議案第20号は、弘前附属機関設置条例について、新たな附属機関として健康づくり推進審議会を設置するものなどであります。  議案第23号は、手話への理解の促進及び手話の普及に関する基本理念等を定めるため、弘前市手話言語条例を制定しようとするものであります。  議案第26号は、弘前障害児入所施設条例について、弥生学園に障害者支援施設を併設するため、関係規定を整備するものであります。  議案第31号は、弘前文化財施設条例について、高照神社馬場跡及び旧第五十九銀行本店本館を設置するものなどであります。  議案第34号は、弘前霊園条例について、合葬墓の整備に伴い、使用者の資格及び永代使用料を定めるものなどであります。  議案第35号は、常盤野地区における特定環境保全公共下水道事業に係る分担金の徴収に関して、必要な事項を定めるため、弘前市常盤野地区特定環境保全公共下水道事業分担金条例を制定しようとするものであります。  以上が、本日提出いたしました議案の概要でありますので、十分に御審議の上、原案どおり御議決くださるようお願いいたします。  私から、以上であります。   〔市長 葛西憲之 降壇〕 ○議長下山文雄議員) 以上をもって、提案理由の説明は終わりました。  ―――――――――――――――――議長下山文雄議員) 次に、お諮りいたします。  ただいま議題としております議案中、議案第5号1件につきましては、理事者より先議の要求がありますので、会議規則第37条第3項の規定により、委員会付託を省略し、本日直ちに審議いたしたいと思います。  これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長下山文雄議員) 御異議なしと認めます。  よって、議案第5号1件につきましては、委員会付託を省略し、本日直ちに審議することに決しました。  議案第5号平成29年度弘前一般会計補正予算(第10号)1件を問題とし、質疑に入ります。  御質疑ありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長下山文雄議員) 質疑なしと認め、質疑を終結いたします。
     討論に入ります。  討論の通告がありませんので、直ちに採決いたします。  議案第5号は、原案のとおり決するに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長下山文雄議員) 御異議なしと認めます。  よって、議案第5号は原案のとおり可決いたしました。  ―――――――――――――――――議長下山文雄議員) 次に、お諮りいたします。  議案熟考のため、2月19日から23日まで、及び26日の6日間を休会いたしたいと思います。  これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長下山文雄議員) 御異議なしと認めます。  よって、6日間休会することに決しました。  以上をもって、本日の日程は、全部終了いたしました。  次の本会議は、2月27日午前10時開議とし、その日程は一般質問を予定しております。  本日は、これをもって散会いたします。   午前10時29分 散会...