38
◯議長(
長谷川章悦君) この際、副
議長に当選されました
藤田誠議員の
当選承諾の御
挨拶をお願いいたします。
登壇願います。
〔副
議長藤田誠君登壇〕
39 ◯副
議長(
藤田誠君) ただいま副
議長に
選任をいただきました
藤田誠でございます。
先ほど
所信表明で述べましたように、開かれた
議会、市民に関心を持ってもらう
議会にするために、
議長のもと、副
議長の要職をしっかり務めてまいりたいと思いますので、引き続き
議員各位の御指導、御鞭撻をお願い申し上げて就任の御
挨拶とします。よろしくお願いします。(拍手)
──────────────────────────
日程第6
議会運営委員の
選任
40
◯議長(
長谷川章悦君)
日程第6「
議会運営委員の
選任」を行います。
議会運営委員の
選任については、
委員会条例第8条第1項の
規定により、
議長において
配付の名簿のとおりそれぞれ指名いたします。
ただいま
委員に
選任されました諸君は、
委員長及び副
委員長を互選して、
議長に報告願います。なお、
組織会は、本日の本
会議休憩中、第3
委員会室において行います。
この際、暫時
休憩いたします。
午前10時56分
休憩
──────────────────────────
午後2時
開議
41
◯議長(
長谷川章悦君)
休憩前に引き続き
会議を開きます。
──────────────────────────
42
◯議長(
長谷川章悦君) この際、私から報告いたします。
本日、本
会議休憩中に開催された
議会運営委員会の
組織会において、
委員長に35番
大矢保議員、副
委員長に19番
村川みどり議員がそれぞれ互選されましたので報告いたします。
43
◯議長(
長谷川章悦君) 先ほど、27番
藤原浩平議員から
議員提出議案第28号「
山崎翔一
議員に対する
辞職勧告決議」が提出されました。
44
◯議長(
長谷川章悦君) お諮りいたします。
この際、
議員提出議案第28号については、緊急を要する事件と認め、
日程に追加し、
議題としたいと思います。これに御
異議ありませんか。
〔「
異議なし」と呼ぶ者あり〕
45
◯議長(
長谷川章悦君) 御
異議なしと認めます。よって、
議員提出議案第28号については、緊急を要する事件と認め、
日程に追加し、
議題とすることに決しました。
──────────────────────────
日程追加 議員提出議案第28号
山崎翔一
議員に対する
辞職勧告決議
46
◯議長(
長谷川章悦君)
議員提出議案第28号「
山崎翔一
議員に対する
辞職勧告決議」を
議題といたします。
47
◯議長(
長谷川章悦君) お諮りいたします。
ただいま
議題となっております
議員提出議案第28号については、
提案理由の説明を省略したいと思います。
これに御
異議ありませんか。
〔「
異議なし」と呼ぶ者あり〕
48
◯議長(
長谷川章悦君) 御
異議なしと認めます。よって、
提案理由の説明を省略することに決しました。
これより質疑に入ります。
御質疑ありませんか。
〔「
なし」と呼ぶ者あり〕
49
◯議長(
長谷川章悦君) 質疑ないものと認めます。
50
◯議長(
長谷川章悦君) お諮りいたします。
ただいま
議題となっております
議員提出議案第28号については、
委員会の付託を省略したいと思います。これに御
異議ありませんか。
〔「
異議なし」と呼ぶ者あり〕
51
◯議長(
長谷川章悦君) 御
異議なしと認めます。よって、
委員会の付託を省略することに決しました。
これより
討論に入ります。
討論の通告がありますので、順次発言を許します。
12番
中村美津緒議員。
〔
議員中村美津緒君登壇〕
52 ◯12番(
中村美津緒君) 12番、市民の声あおもり、
中村美津緒でございます。「
山崎翔一
議員に対する
辞職勧告決議案」に反対する立場で
討論を申し上げます。
冒頭に申し上げますが、私は
山崎翔一
議員が
議員になる前にツイートした現在問題視されている内容を容認、肯定しているものでなく、
幾ら友人同士の軽はずみな気持ちでツイートした内容であったとしても非難を受けるのは当然であり、脇の甘さを私は直接御本人に指摘して申し上げた次第でございます。また、
議員辞職勧告という重大な事案について、
提案理由を述べないということに対して非常に違和感を私は覚えます。
それでは、
反対討論をさせていただきます。昨今、
国会議員を筆頭に
政治家による
差別発言及び
週刊誌による
差別発言の内容の掲載が大きな社会問題となっております。
地方議会においては、SNSによる軽率で不見識、また不適切な投稿により、
平成29年9月に埼玉県飯能市、福岡県糸島市、奈良県宇陀市と同月だけで3件、そして、
平成30年7月には大阪府交野市で
辞職勧告決議案が出されております。このほかにも、
補助金の
不適切支出、
政務活動費不正利用、女性問題、
セクハラ行為、
議長による
あっせん収賄容疑、
交通安全義務違反など、
平成29年度から見ても
議員辞職勧告決議案は全国で挙げれば切りがないくらいございますが、その一部を取り上げてみました。ここで取り上げた事例で共通していることは、全ての事例が現職の
議員の期間中に行われた行為で
辞職勧告が出されたものでございます。
現職の
議員の行為をめぐる領域を、
岩手県立大学名誉教授の天野巡一先生の理論をおかりして述べさせていただきます。
天野名誉教授は、
自治体の
政策法務という
自治体から見た
法務論を確立したこの分野の第一人者であり、
政策法務論の先駆けとしての
研究者でございます。
天野名誉教授は
議員の
活動をめぐる責任の所在について、公人、私人としての位置づけがあり、さらにこの分類をもとにして4つの領域があるとしております。まずは
議会活動分野、次に
議員活動分野、
3つ目に
議員政治活動分野、最後に
個人活動・
私生活分野の4つがあると主張しております。
天野名誉教授の理論に従って、他都市で行われた過去の
議員辞職勧告決議は、さきに述べた
具体例を分類すると、
議員の公人という立場であっても、知人女性との不適切な関係による女性問題により
辞職勧告を受けた当然私人という立場の領域もございました。しかし、これらの全国で問題になった行為は全て、
議員在任中の行為が問題になった事例であり、
議員の当選以前の行為をめぐり問題になった事例は一度もないということでございます。この
議員に当選する前の時点での問題を提起できるのは
青森市議会ではなく、次の市
議会議員選挙で審判を下すことができる青森市民だけであると私は考えます。
全国の
議員辞職勧告決議について事例を述べてきましたが、
議員になる前の行為を
青森市議会本
会議で取り上げることの何の根拠があって
辞職勧告の決議ができるのでしょうかと、
天野名誉教授も疑問を呈しております。今、この
議会で問題になっているのは、ネット上の
山崎翔一
議員の友人同士の内容をめぐっての投稿であり、全てが
議員になる前の投稿でございました。一般市民の時点での問題を
議会として取り上げたこと、また、本決議案を上程できるのか、大いに私は疑問でございます。もし、本決議案を可決するならば、現職
議員全員に過去の倫理問題、交通違反状況、
選挙違反を含めた犯罪歴を全て調査の上、
辞職勧告決議をすることになります。さらに、もしこのような
議員になる前の行為を
議会で問われることになれば、過去に一定のルール違反を犯した市民は市
議会議員に立候補して
議員になることができなくなるという考えも成り立つと
天野名誉教授は指摘をしております。
議員立候補者全員の身分の調査をしなければならないという仕組みが、これからは
青森市議会に必要になるということでございますでしょうか。立派な人徳やすぐれた知識、教養を身につけた理想的な人物しか
青森市議会議員にはなれないということでございますでしょうか。
であるならば、私も
議員辞職勧告を受ける1人でございます。昨年の4月に私が経営する電気設備工事会社の事務所が
議員になる前の約10年間、市街化調整区域で営業していたことが都市計画法違反ということで市から是正勧告を受け、市側と協議の上、計画どおり事務所を移転することになりました。事務所を構えたのは
議員になる前のことでございました。常任
委員会で取り上げた即日の地元新聞社に、「青森市指導 移転求める 経営市議『知らなかった』」と大きく掲載されました。当時、経営者として、また
議員として、知らなかったでは済まされず、多くの方から非難され、家族、従業員、従業員のその家族にはつらく苦しい思いをさせてしまいました。SNS上では私と会社に対しての誹謗中傷が相次ぎ、さらに、いたずら電話、怪文書、おどかしまがいや脅迫を受けたこともあり、ありとあらゆる嫌がらせを受け、何度も警察へ相談いたしました。そういった経験をした私は
山崎翔一本人が心配になり、また、どういった方なのか、本当に反省をしているのかを知るために何度かお会いさせていただきました。本人は、謝罪会見をした後に、LGBT団体、障害者就労施設、対応に追われて多大な御迷惑をおかけした
議会事務局などに謝罪に行ったなどのことを通して、本人が反省しているところを私は見ました。私が受けた誹謗中傷より今回はさらにひどく、
山崎翔一
議員に対して死ねなど、不特定多数の不知を含めた人々からのおどかしやおどかしまがいの嫌がらせがあると聞いております。
山崎翔一
議員がみずから招いた境遇であったとしても、私が味わった苦しさを思い出せば、SNS上の誹謗中傷等により精神的に追い込まれている状況の御本人の痛みと苦しみを察するところでございます。
山崎翔一
議員の
議員になる前のSNS上の投稿の内容は、個人を特定していないとはいっても、友人同士の軽はずみ過ぎる会話の内容であり、非難されるべき脇の甘さを指摘いたしますが、しかしながら、
議員になる前の投稿をもって、法律、条例、規則、何ら抵触していないのにもかかわらず、
山崎翔一
議員本人が出席できていない本
会議場で弁明もできないまま、さらに具体的な根拠もない状況で
議員辞職勧告決議はあり得ないものと私は考えます。
以上の論点を主張するとともに、
議員各位の皆様におかれましては、28歳の若き彼に対し、反省と再生のチャレンジを与えることも私たちの情としてあってもいいのではないでしょうか。可決されても
山崎翔一
議員はやめなくてもいいという消極的賛成の
議員の皆様がいらっしゃれば、どうか
青森市議会が前例をつくってしまうのではなく、
自治体法務論の第一人者の
天野名誉教授の助言を受け、このたびの
辞職勧告にあえて
議員各位の皆様の御判断で反対の意思を示していただき、反対の御賛同を賜りますようお願い申し上げまして、私の
反対討論とさせていただきます。
53
◯議長(
長谷川章悦君) 次に、18番
天内慎也議員。
〔
議員天内慎也君登壇〕(拍手)
54 ◯18番(天内慎也君) 日本共産党の天内慎也です。
議員提出議案第28号「
山崎翔一
議員に対する
辞職勧告決議」に対し、賛成
討論を行います。
山崎
議員は11月5日に開いた会見で、ツイッターでの4つの投稿について、差別と侮辱の表現であることを認めた上で、友人との間での軽い気持ちで発せられた言葉だと釈明しました。今、
議会に問われているのは、みずからが差別と侮辱と認める表現を軽い気持ちでネット上に拡散、発信できる人物が青森市議という公職にふさわしいかどうかという1点にあります。
この4つの投稿は、文字どおり差別と侮辱にまみれたものでした。障害者雇用の水増し問題を語るのにあのような表現を使う理由はどこにもありません。障害を持つ家族から、家族の身になってみろと怒りの声が寄せられています。年金を受給している市民からは、年金からも税金を払う、それで報酬をもらう
議員が年金暮らしじじいとは何事かと怒りの声が寄せられています。市民の声を聞くべき
議員が市民を侮辱するとは言語道断です。4つの投稿以外のものも含め、ここで紹介するのもためらうほどの差別と侮辱にまみれた投稿が続いています。言うまでもなく、ツイッターは世界に発信されるツールです。山崎
議員はこれらの言葉を発したことで、こうした発想を世界に訴えていたことになります。しかも、その行為は
選挙中にもわたっています。2つのアカウントで2つの顔を使い分けて、有権者に届けられた言葉とは違うもう1つの言葉、差別と侮辱の言葉を持っていたとなれば、表の顔の山崎
議員に託された有権者の思いが裏切られたことになるのではないでしょうか。
決議案が指摘するように、
議会基本条例は
議員に対し、市民全体の代表者として高い倫理性を自覚し、品位保持に努めることを求めています。差別と侮辱を日常会話とし、
選挙期間中にもわたってそれを世界中に発信してきた人物は
議員として不適格だと
議会の意思を示す必要があります。本
辞職勧告決議案に党派を超えた賛同をいただくようにお願い申し上げ、賛成
討論といたします。御清聴ありがとうございました。(拍手)
55
◯議長(
長谷川章悦君) これにて
討論を終結いたします。
これより採決いたします。
議員提出議案第28号については、
反対討論がありますので、起立により採決いたします。
議員提出議案第28号については、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
56
◯議長(
長谷川章悦君) 起立を確認しますので、そのまましばらくお待ちください。
起立多数であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。
──────────────────────────
日程第7 報告第41号 専決処分の報告について ~
日程第12 報告第46号 専決処分の報告について
57
◯議長(
長谷川章悦君)
日程第7報告第41号「専決処分の報告について」から
日程第12報告第46号「専決処分の報告について」までの計6件については、
配付いたしております報告書のとおり報告がありました。
──────────────────────────
58
◯議長(
長谷川章悦君) この際、市長から発言の申し出がありますので、これを許可いたします。小野寺市長。
〔市長小野寺晃彦君登壇〕
59 ◯市長(小野寺晃彦君)
議長のお許しをいただき、一言御
挨拶を申し上げます。
まずは、先般の市
議会議員選挙におきまして、御当選をされました
議員各位に対し、心よりお祝い申し上げます。また、先ほど新たに
議長として
長谷川章悦議員が、また、副
議長として
藤田誠議員が選出されました。今後の闊達かつ円滑な
議会運営を御期待申し上げる次第であります。
このたびの市
議会議員選挙は、市制施行120周年を迎えた青森市にとって、今後のまちづくりの方向性を市民の皆様に問う重要な機会であり、2年前に市長に就任し、任期の折り返し点を迎える私にとっても大きな節目となるものでありました。この間、青森駅前再開発ビルアウガは青森市役所駅前庁舎として新たに再生し、10階建てを予定していた青森市役所は3分の1、3階建ての防災庁舎として、
平成32年1月の開設を目指し、現在工事が進んでおります。さらに、去る11月7日、青森駅自由通路・駅舎新設他工事の安全祈願祭が挙行され、
平成32年度にはエレベーター、エスカレーターを完備したバリアフリー化が実現いたします。市長就任以来の緊急課題と位置づけたアウガ、市庁舎、青森駅周辺整備が大きく前進しつつある今、青森市のまちづくりをさらに前に進めようというその方向性に多くの御賛同をいただき、志を同じくする市
議会議員の皆様と再びスクラムを組めることは至上の喜びであります。
29日木曜日から開会されます第4回定例会にあっては、市政運営の最上位計画となる青森市総合計画の基本構想を初め、25本の予算案、条例案等の提出を予定しております。改元初年度となる2019年度の予算編成、2020年度の東京オリンピック・パラリンピックなど、今後、青森市に訪れる活気にあふれたまちづくりを進めるための大きな機会をしっかりと捉え、「市民一人ひとりが挑戦する街」の実現を目指してまいります。県都青森市を牽引する車の両輪として、
議員の皆様と前向きで建設的な議論が交わせますことを御期待申し上げます。
結びに、御列席の
議員各位の今後ますますの御活躍を祈念いたしますとともに、特段の御指導、御鞭撻を賜りますようお願い申し上げ御
挨拶といたします。ありがとうございました。(拍手)
──────────────────────────
60
◯議長(
長谷川章悦君) 以上で本日の
日程は全部終了いたしました。
──────────────────────────
休会について
61
◯議長(
長谷川章悦君) お諮りいたします。
明日は休会いたしたいと思います。
これに御
異議ありませんか。
〔「
異議なし」と呼ぶ者あり〕
62
◯議長(
長谷川章悦君) 御
異議なしと認めます。よって、明日は休会することに決しました。
来る11月28日は午前10時
会議を開きます。
──────────────────────────
散 会
63
◯議長(
長谷川章悦君) 本日はこれにて散会いたします。
午後2時24分散会
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