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  1. 青森市議会 2018-06-29
    平成30年第2回定例会(第7号) 本文 2018-06-29


    取得元: 青森市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-04-29
    ▼最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1   午前10時開議 ◯議長里村誠悦君) これより本日の会議を開きます。  本日の会議は「議事日程第7号」により会議を進めます。           ────────────────────────── 日程第1 議案第98号 専決処分の承認について(青森市税条例の一部を改正する条例制定につい            て) ~ 日程第6 議案第114号 契約の一部変更について 日程第7 諮問第3号 下水道使用料徴収処分に対する審査請求に係る諮問について ~ 日程第12 諮問第8号 下水道使用料徴収処分に対する審査請求に係る諮問について 2 ◯議長里村誠悦君) 日程第1議案第98号「専決処分の承認について」から日程第12諮問第8号「下水道使用料徴収処分に対する審査請求に係る諮問について」まで、計12件を一括議題といたします。  総務企画常任委員長報告を求めます。8番奈良岡隆議員。   〔議員奈良岡隆登壇〕 3 ◯8番(奈良岡隆君) おはようございます。(「おはようございます」と呼ぶ者あり)ただいまから総務企画常任委員会審査経過と結果について報告いたします。  本委員会は6月19日に開催し、今期定例会において付託されました議案6件及び諮問6件について審査いたしました。  初めに、議案第98号「専決処分の承認について」でありますが、本案については全員異議なく承認すべきものと決しました。  次に、議案第101号「青森市税条例等の一部を改正する条例制定について」及び議案第108号「青森国民健康保険条例の一部を改正する条例制定について」の計2件についてでありますが、両案については、いずれも起立採決の結果、賛成多数をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第109号「青森後期高齢者医療に関する条例の一部を改正する条例制定について」、議案第113号「契約の一部変更について」及び議案第114号「契約の一部変更について」の計3件についてでありますが、各案件については、いずれも全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、諮問第3号「下水道使用料徴収処分に対する審査請求に係る諮問について」、諮問第4号「下水道使用料督促処分に対する審査請求に係る諮問について」、諮問第5号「下水道使用料督促処分に対する審査請求に係る諮問について」、諮問第6号「下水道使用料徴収処分に対する審査請求に係る諮問について」、諮問第7号「下水道使用料督促処分に対する審査請求に係る諮問について」及び諮問第8号「下水道使用料徴収処分に対する審査請求に係る諮問について」の計6件についてでありますが、内容に関連があることから一括議題として審査いたしましたが、各諮問については、いずれも全員異議なく審査請求について棄却すべきであると答申すべきものと決し、その後、正副委員長のもとで作成した各諮問に対する答申書案について審査いたしましたが、各諮問に対する答申書案については、全員異議なく正副委員長のもとで作成した答申書案のとおり答申することに決しました。  以上が審査経過と結果でありますが、審査過程における主なる質疑応答等及び諮問に対する答申については、配付いたしております委員長報告書及び答申書案のとおりであります。  以上をもって本委員会報告を終わります。
    4 ◯議長里村誠悦君) ただいまの委員長報告に対する質疑に入ります。  御質疑ありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 5 ◯議長里村誠悦君) 質疑ないものと認めます。  討論については通告がありませんでした。  これより採決いたします。  各案件については、委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」「異議あり」と呼ぶ者あり〕 6 ◯議長里村誠悦君) 1番山脇智議員、何号に御異議がございますか。 7 ◯1番(山脇智君) 議案第101号、議案第108号に異議があります。 8 ◯議長里村誠悦君) まず、ただいまの委員長報告中、議案第101号について御異議がありますので、起立により採決いたします。  議案第101号については、委員長報告のとおり可決と決することに賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 9 ◯議長里村誠悦君) 起立多数であります。よって、議案第101号については委員長報告のとおり可決と決しました。  次に、ただいまの委員長報告中、議案第108号についても御異議がありますので、起立により採決いたします。  議案第108号については、委員長報告のとおり可決と決することに賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 10 ◯議長里村誠悦君) 起立多数であります。よって、議案第108号については委員長報告のとおり可決と決しました。  次に、ただいま決定されました案件を除く各案件については、委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 11 ◯議長里村誠悦君) 御異議なしと認めます。よって、各案件については委員長報告のとおり決しました。           ────────────────────────── 日程第13 議案第100号 青森就学指導委員会条例の一部を改正する条例制定について ~ 日程第17 議案第107号 青森幸畑墓苑条例の一部を改正する条例制定について 12 ◯議長里村誠悦君) 日程第13議案第100号「青森就学指導委員会条例の一部を改正する条例制定について」から日程第17議案第107号「青森幸畑墓苑条例の一部を改正する条例制定について」まで、計5件を一括議題といたします。  文教経済常任委員長報告を求めます。6番舘山善也議員。   〔議員舘山善也君登壇〕 13 ◯6番(舘山善也君) ただいまから文教経済常任委員会審査経過と結果について報告いたします。  本委員会は6月19日に開催し、今期定例会において付託されました議案5件について審査いたしました。  議案第100号「青森就学指導委員会条例の一部を改正する条例制定について」、議案第104号「青森承認企業立地計画に従って設置される施設に係る固定資産税免除特別措置に関する条例の一部を改正する条例制定について」、議案第105号「青森地方活力向上地域における固定資産税の不均一課税に関する条例の一部を改正する条例制定について」、議案第106号「青森りんご貯蔵選果施設条例の一部を改正する条例制定について」及び議案第107号「青森幸畑墓苑条例の一部を改正する条例制定について」の計5件でありますが、各案件については、いずれも全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。  以上が審査経過と結果でありますが、審査過程における主なる質疑応答等は、配付しております委員長報告書のとおりであります。  以上をもって本委員会報告を終わります。 14 ◯議長里村誠悦君) ただいまの委員長報告に対する質疑に入ります。  御質疑ありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 15 ◯議長里村誠悦君) 質疑ないものと認めます。  討論については通告がありませんでした。  これより採決いたします。  各案件については、委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 16 ◯議長里村誠悦君) 御異議なしと認めます。よって、各案件については委員長報告のとおり決しました。           ────────────────────────── 日程第18 議案第115号 訴えの提起について ~ 日程第20 議案第117号 新たに生じた土地の字名について 17 ◯議長里村誠悦君) 日程第18議案第115号「訴えの提起について」から日程第20議案第117号「新たに生じた土地の字名について」まで、計3件を一括議題といたします。  都市建設常任委員長報告を求めます。29番秋村光男議員。   〔議員秋村光男君登壇〕 18 ◯29番(秋村光男君) ただいまから都市建設常任委員会審査経過と結果について報告いたします。  本委員会は6月19日に開催し、今期定例会において付託された議案3件について審査いたしました。  初めに、議案第115号「訴えの提起について」でありますが、本案については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第116号「新たに生じた土地の確認について」及び議案第117号「新たに生じた土地の字名について」の計2件についてでありますが、内容に関連があることから一括議題として審査いたしましたが、両案については、いずれも全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。  以上が審査経過と結果でありますが、審査過程における主なる質疑応答等は、配付いたしております委員長報告書のとおりであります。  以上をもって本委員会報告を終わります。 19 ◯議長里村誠悦君) ただいまの委員長報告に対する質疑に入ります。  御質疑ありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 20 ◯議長里村誠悦君) 質疑ないものと認めます。  討論については通告がありませんでした。  これより採決いたします。  各案件については、委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 21 ◯議長里村誠悦君) 御異議なしと認めます。よって、各案件については委員長報告のとおり決しました。           ────────────────────────── 日程第21 議案第102号 青森放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の            一部を改正する条例制定について ~ 日程第25 議案第112号 青森旅館業法施行条例の一部を改正する条例制定について 日程第26 請願第1号 子ども遊び場づくりに関する請願 22 ◯議長里村誠悦君) 日程第21議案第102号「青森放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例制定について」から日程第26請願第1号「子ども遊び場づくりに関する請願」まで、計6件を一括議題といたします。  民生環境常任委員長報告を求めます。18番舘田瑠美子議員。   〔議員舘田瑠美子登壇〕 23 ◯18番(舘田瑠美子君) ただいまから民生環境常任委員会審査経過と結果について報告いたします。  本委員会は6月19日に開催し、今期定例会において付託されました議案5件及び請願1件について審査いたしました。  初めに、議案第102号「青森放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例制定について」でありますが、本案については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第103号「青森デイサービスセンター条例の一部を改正する条例制定について」でありますが、本案については、起立採決の結果、賛成多数をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第110号「青森介護保険条例の一部を改正する条例制定について」、議案第111号「青森指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例制定について」及び議案第112号「青森旅館業法施行条例の一部を改正する条例制定について」の計3件についてでありますが、各案件については、いずれも全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、請願第1号「子ども遊び場づくりに関する請願」についてでありますが、本請願については、全員異議なく採択すべきものと決しました。  以上が審査経過と結果でありますが、審査過程における主なる質疑応答等は、配付いたしております委員長報告書のとおりであります。  以上をもって本委員会報告を終わります。 24 ◯議長里村誠悦君) ただいまの委員長報告に対する質疑に入ります。  御質疑ありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 25 ◯議長里村誠悦君) 質疑ないものと認めます。  討論については通告がありませんでした。  これより採決いたします。  各案件については、委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」「異議あり」と呼ぶ者あり〕 26 ◯議長里村誠悦君) 1番山脇智議員、何号に御異議がありますか。 27 ◯1番(山脇智君) 議案第103号に異議があります。 28 ◯議長里村誠悦君) ただいまの委員長報告中、議案第103号について御異議がありますので、起立により採決いたします。  議案第103号については、委員長報告のとおり可決と決することに賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 29 ◯議長里村誠悦君) 起立多数であります。よって、議案第103号については委員長報告のとおり可決と決しました。  次に、ただいま決定されました案件を除く各案件については、委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 30 ◯議長里村誠悦君) 御異議なしと認めます。よって、各案件については委員長報告のとおり決しました。           ────────────────────────── 日程第27 議案第99号 平成30年度青森一般会計補正予算(第1号) 31 ◯議長里村誠悦君) 日程第27議案第99号「平成30年度青森一般会計補正予算」を議題といたします。  予算特別委員長報告を求めます。11番藤田誠議員。   〔議員藤田誠登壇
    32 ◯11番(藤田誠君) おはようございます。(「おはようございます」と呼ぶ者あり)ただいまから予算特別委員会審査経過と結果について報告いたします。  まず6月19日、本会議終了後に開催されました予算特別委員会組織会において委員長及び副委員長の互選が行われたところ、私が委員長に、副委員長奈良岡隆委員が選ばれましたので、報告いたします。  次に、本委員会は6月21日及び6月22日に開催し、今期定例会において付託されました議案第99号「平成30年度青森一般会計補正予算」について審査いたしました。  また、採決についてでありますが、本案については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。  以上が審査経過と結果でありますが、審査過程における主なる質疑応答等は、配付いたしております委員長報告書のとおりであります。  以上をもって本委員会報告を終わります。 33 ◯議長里村誠悦君) ただいまの委員長報告に対する質疑に入ります。  御質疑ありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 34 ◯議長里村誠悦君) 質疑ないものと認めます。  討論については通告がありませんでした。  これより採決いたします。  本案については、委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 35 ◯議長里村誠悦君) 御異議なしと認めます。よって、本案については委員長報告のとおり決しました。           ────────────────────────── 日程第28 雪対策について ~ 日程第30 議会広報広聴について 36 ◯議長里村誠悦君) 日程第28「雪対策について」から日程第30「議会広報広聴について」まで、計3件を一括議題といたします。  各案件については、各特別委員長から、会議規則第111条の規定により、配付いたしております申出書のとおり、閉会中の継続審査申し出があります。 37 ◯議長里村誠悦君) お諮りいたします。  各特別委員長からの申し出のとおり、閉会中の継続審査に付することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 38 ◯議長里村誠悦君) 御異議なしと認めます。よって、各特別委員長からの申し出のとおり、閉会中の継続審査に付することに決しました。           ────────────────────────── 日程第31 議案第118号 財産区管理委員の選任について 39 ◯議長里村誠悦君) 日程第31議案第118号「財産区管理委員の選任について」を議題といたします。  提案理由の説明を求めます。小野寺市長。   〔市長小野寺晃彦登壇〕 40 ◯市長(小野寺晃彦君) おはようございます。(「おはようございます」と呼ぶ者あり)議案第118号について御説明申し上げます。  平成27年第3回定例会において御同意をいただき選任いたしました八重菊第二(萱の茶屋)財産区管理委員木村俊一氏は、去る平成29年12月16日に辞任されました。そこで、この後任について慎重に検討した結果、木村清明氏が適任と認められますので、選任いたしたいと存じます。  また、平成26年第2回定例会において御同意をいただき選任いたしました清水、深沢第二(川目平)、八重菊第二(萱の茶屋)、新城及び野内の各財産区管理委員9名の方々は、去る6月24日、6月25日もしくは6月26日をもって任期が満了し、または、本日6月29日をもって任期が満了となります。そこで、この後任について慎重に検討した結果、清水財産区管理委員赤田雄樹氏の後任には高森弘幸氏が、深沢第二(川目平)財産区管理委員白鳥冨雄氏の後任には齊藤裕一郎氏が、野内財産区管理委員山谷久三郎氏の後任には白鳥恒典氏が適任と認められますので、それぞれ選任することとし、その他の方々についてはそれぞれ再任いたしたいと存じます。  何とぞ御同意を賜りますようお願い申し上げます。なお、これらの方々の経歴についてはお手元の資料のとおりであります。 41 ◯議長里村誠悦君) これより質疑に入ります。  御質疑ありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 42 ◯議長里村誠悦君) 質疑ないものと認めます。 43 ◯議長里村誠悦君) お諮りいたします。  ただいま議題となっております議案第118号については、委員会の付託を省略したいと思います。  これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 44 ◯議長里村誠悦君) 御異議なしと認めます。よって、委員会の付託を省略することに決しました。  討論については通告がありませんでした。 45 ◯議長里村誠悦君) お諮りいたします。  ただいま議題となっております議案第118号については、これに同意することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 46 ◯議長里村誠悦君) 御異議なしと認めます。よって、本案は同意することに決しました。           ────────────────────────── 日程第32 議員提出議案第11号 青森市議会議員定数条例の一部を改正する条例制定について 47 ◯議長里村誠悦君) 日程第32議員提出議案第11号「青森市議会議員定数条例の一部を改正する条例制定について」を議題といたします。  提案理由の説明を求めます。6番舘山善也議員。   〔議員舘山善也君登壇〕 48 ◯6番(舘山善也君) 自民清風会、舘山善也です。議員提出議案第11号「青森市議会議員定数条例の一部を改正する条例制定について」(青森市議会議員定数35名から32名とする条例の改正の制定について)の提案理由の説明をさせていただきます。  現在の青森市の人口は、平成30年4月1日時点、住民基本台帳では28万5158名となっております。全国的な議員定数の推移といたしましては、全国市議会議長会が公表している市議会議員定数に関する調査結果を見ると、人口規模が20万人以上30万人未満の市において、1市当たりの平均議員数が平成23年末時点では32.6人であったものが、平成28年末時点では31.4人と減少傾向にあります。議員定数の基本的な考え方については、議員の皆さん御承知のとおり、議員定数を決める上では合理的な基準はありません。中核市の平均をとると、議員1人当たりの人口は約1万人となりますが、市の規模は同じでも議会活動の内容は千差万別であり、地方自治体は人口減少が進む一方で市民ニーズは多種多様化しており、逆に議員の活動量はふえているのではないかと思わざるを得ない状態であります。が、そのような中でも、地方自治運営で効率的な議会運営に努めなければならないものと考えております。  今般提案している議員定数32名の考え方でありますが、青森市議会は4つの常任委員会を設置し、行政分野ごとに議員間で討議を尽くしているところから、効率性と多様性の調和がとれる討議に適した人数を考えた場合に、現在の7会派の意向も委員会に反映できる偶数の人数を考えますと、1委員会につき8名が適しているのではないかと考えるところであります。委員数8名の委員会を4つ設置するところから議員定数32名となるものであります。32名という数字は、先ほど紹介した人口規模が20万人以上30万人未満の市における平成28年末時点での1市当たりの平均議員数31.4人と結果的には近い数字となりますが、あくまでも効率的な議会運営を意図とした場合の人数であります。議員定数が32名になると、本会議において議員全員が出席した場合、採決において可否同数がなくなることとなり、また同様に、委員会の採決においても可否同数がなくなるところから、より効率的な議会運営が見込まれるものと考えております。私は、議長並びに委員長は公平かつ中立の立場において、その議事進行に努めるべきと考えております。  以上を踏まえて、このほど議員定数削減案を提案させていただきます。青森市議会議員改選前ではありますが、議会みずからがどうあるべきかを真剣に考えていかなければならないときであり、議員定数の見直しは早急に取り組まなければならない喫緊の課題であるものと考えております。よりよい市政実現のために議員各位の御賛同をお願い申し上げまして、提案理由の説明とさせていただきます。長らくの御清聴ありがとうございました。(「議長、動議」と呼ぶ者あり) 49 ◯議長里村誠悦君) はい、21番木下靖議員。 50 ◯21番(木下靖君) ただいまの提案理由説明を聞きまして、この後の質疑内容を調整するための暫時休憩を求める動議を提出します。(「賛成」と呼ぶ者あり) 51 ◯議長里村誠悦君) ただいま21番木下靖議員から暫時休憩されたいとの動議が提出され、所定の賛成者がありますので、動議は成立いたしました。  よって、本動議を直ちに議題とし、採決いたします。 52 ◯議長里村誠悦君) お諮りいたします。  本動議のとおり決することに御異議ございませんか。   〔「異議なし」「異議あり」と呼ぶ者あり〕 53 ◯議長里村誠悦君) 御異議がありますので、起立により採決いたします。  本動議に賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 54 ◯議長里村誠悦君) 起立多数であります。よって、暫時休憩されたいとの動議は可決されました。  この際、暫時休憩いたします。   午前10時29分休憩           ──────────────────────────   午前10時59分開議 55 ◯議長里村誠悦君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  議事を続行いたします。  これより質疑に入ります。  質疑の通告がありますので、発言を許します。  21番木下靖議員。 56 ◯21番(木下靖君) 21番、市民クラブ、木下靖です。議員提出議案第11号「青森市議会議員定数条例の一部を改正する条例制定について」、質疑を行います。  先ほど、舘山議員から提案理由説明のほうを聞きましたのでそれに関連して、今回の提案、32名という数そのものについても何点かお尋ねします。先ほどの提案理由説明の中で、中核市平均が約1万人だというお話もございました。今回のこの提案については、先月25日に開催されました各派代表者会議で、自民清風会の渋谷勲議員から示されました。その際の理由について渋谷議員は──そのまま読みます。「前々から全国的に言われている言葉をかりるならば、昔から議員定数については、1万人に一人であるということは、皆さんもある程度御存じのとおりだと思う。ましてや、青森市の人口そのものも29万人くらいか。大分減少となっている。そこで我々議員としても襟を正しながら、もちろん市民の声の代弁というものもわかっているけれども、そのことについて、代表者からの意見をお聞きしたい」という説明でした。  そこで、この人口1万人につき議員1人、仮にこれが適正だというのであれば、まずその根拠をお示しいただきたい。例えば、青森県内10市を見ましても、人口3万2000人弱の平川市から28万5000人の本市まで、人口はさまざまです。人口1万人に議員1人が適正だということになれば、平川市の議員数は3人ということになってしまいます。3人の議員で議会が成立しないのはもちろんおわかりだと思います。人口1万人に議員1人などという雑駁な説明ではなくて明確な根拠をお示しください。  次に、議長裁決としないための偶数の定員とする旨の説明がありました。そもそも、地方自治法第116条には「普通地方公共団体の議会の議事は、出席議員の過半数でこれを決し、可否同数のときは、議長の決するところによる」、また、青森市議会委員会条例第17条にも「委員会の議事は、出席委員の過半数で決し、可否同数のときは、委員長の決するところによる」と規定されています。それをあえて、議員定数を偶数にすることによって、議長裁決や委員長裁決を避けるということにどれほどの意味があるのか、お示しください。  さらに、定数を偶数にして、議長裁決または委員長裁決を避けようとしたところで、採決の際に議員が退席してしまえば、あらかじめ定数を偶数にした意味は全くなくなります。この点についてはどのように説明されるのでしょうか、明確にしていただきたい。  そもそも、委員会の数は必要に応じて議会が決めるものです。常任委員会の数を4つと決めつけて、それを前提に四八、三十二という計算式を出してきて、それを根拠とするのはいかがなものかと思います。まず、その点について答弁を求めます。 57 ◯議長里村誠悦君) 答弁を求めます。13番中田靖人議員。 58 ◯13番(中田靖人君) それでは、私のほうから答弁していきたいと思います。  今、木下議員からは3点質問がございました。横断的に回答していきたいと思いますけれども、提案理由の説明のほうでも述べられておりましたけれども、32人の算出根拠というところでは、合理的な本当の算出というのは実はないということがあります。総務省のほうでこれまで上限がありましたけれども、それが撤廃されたということもございますし、ただ、1つあるとすれば、平成24年12月に北海道大学の公共政策大学院、こちらが開催した議員定数と報酬に関するシンポジウム、こちらのほうのレポートがまとめられております。議員定数のあり方について、常任委員会の討議に適した人数を積算根拠としているアプローチであります。これによる合理的な数字を6から7として積み上げている、その仮定計算しておりますけれども、これを青森市議会に当てはめると、4常任委員会ですので、24から28という数字が出てきます。議長を別枠としておりますので、総数では25から29というのが出てきます。  平成27年7月に全国市議会議長会が公表した市議会議員定数に関する調査結果、こちらのほうを見てみますと、その前年の平成26年12月現在の市議会議員定数に関する調査結果、これは人口20万人から30万人というカテゴリーで見ると、平均議員定数が32.5人となっております。また、直近の平成28年末時点では31.4人ということで、だんだん減少してきているというのが実態であります。これらを参考にすれば、今回の32人とする提案はある一定程度の合理性があるものというふうに考えておりますし、今回の提案は決してゴールではないということであります。今後も議会のあり方というのは議会の中で議論されていくことになろうかと思いますし、今回は一つの節目であって、一定の合理性のある算出根拠をもとにした数字である、それを踏まえた上での提案であるということであります。今回の提案を契機として──青森市は平成25年2月に策定した青森市議会基本条例、こちらのほうが制定されておりますけれども、これの精神をしっかりと踏まえていくならば、議会はみずからを律すると。律するというのは、高い規範意識を持って、みずからそれにのっとって進んでいくというのが議会基本条例の根本にある理念であると。それを踏まえた上で、我々、青森市議会は2年間にわたって検討委員会をつくって話し合ってきました。そして、平成25年の2月に策定に至ったという経緯がございます。  今後、この市議会基本条例の理念にのっとりながら、議会の定数のあり方というものは話し合われていこうかと思います。偶数云々、それから退席すれば変わるだろう、こういったものもございましたけれども、ある意味もう1つの見方をすれば、先ほど申し上げたとおり、青森市議会の基本条例制定して以降、議会や議員の責務等がその中において規定されておりますけれども、この条例制定を機に市民の負託に対する議会、そして、議員の役割はより強化されたものであるというふうに私は考えます。つまり、市民視点に立った、みずからを律する姿勢をより明確にするということが、この条例の中でうたわれております。今回の提案は、引き続く本市の人口減少を踏まえた上での提案となっているということでございますので、10月に行われる選挙を前に、しっかりとみずからの決断によって、みずからを律するという青森市議会基本条例の理念にのっとって提案するものであります。  以上です。   〔21番木下靖議員「偶数にした理由を答えてないよ」と呼ぶ〕 59 ◯13番(中田靖人君) 偶数……。議会の──例えば今、35人です。採決に参加できるのは34名。そうすると、可否同数、14対14の場合もあると。約1カ月間、重要案件についてもさまざま議会が話し合ってきても、最終的には議長裁決の場面が出てくると。  それから、各常任委員会、こちらにおいても奇数が3つ、今9人が3つ、それで8人が1つということで、委員長が採決には加わらないとなると、偶数での場面というのは、実はこれまで青森市議会でもたくさんありました。議決の場面で言えば──資料がたくさんありますのでちょっとお待ちください──例えば、平成29年第3回定例会の議員提出議案、「核兵器禁止条約への参加を求める意見書」、これについても可否同数となり議長裁決になったという経緯があります。常任委員会においても、平成27年第1回定例会では2つ、平成28年第4回定例会でも1つ、平成29年、昨年の第4回定例会でも1つございました。これも委員会の中で可否同数となった経緯もございますし、やはり自由闊達な意見を議論した上で──最終的には委員長の裁決もしくは議長の裁決で決まるというのではなくて、議会の中での議論を踏まえた上での議決というものになることが健全な議会運営をしていく上では必要という上での32人という数字ということでよろしいでしょうか。   〔21番木下靖議員「退席者があった場合は」と呼ぶ〕 60 ◯13番(中田靖人君) 済みません、退席者を踏まえた上での数字というのは、それは35人であったとしても同じことになりますし、32人だからというので、それを踏まえた上での提案ということは考えておりません。 61 ◯議長里村誠悦君) 21番木下靖議員。 62 ◯21番(木下靖君) 順不同になりますけれども、今、中田議員は退席者を踏まえた上で考えれば、35人であろうが34人であろうが関係なくなってしまうと。要は、今回の提案理由の説明にあった32人、偶数にすると。議長裁決、委員長裁決をなくするために。そのことの根拠自体をあなたは今否定されたんですよ。提案理由を。  それと先ほど、今の青森市の人口に鑑みて定数32人という提案をされていますけれども、どうしても偶数だということなのであれば、全国の中核市の平均を鑑みれば28人という定数が妥当だと思うのですが、なぜ32人という非常に半端な数字が出てきたのか、これについて説明を求めます。  それと──まだまだありますよ──議長裁決、委員長裁決にどうしてもしなきゃいけないということの意味はなくなったので、今、中田議員自身が否定されたので、その点については根拠なしと。全国の中核市の議員数の平均を出されていました。中核市といっても、現在54都市あって、人口19万人の鳥取市から63万人の船橋市までさまざまあります。当然にして、人口規模が小さければ、議員1人当たりの人口数というのは小さくなります。30万人未満は12都市あります。これは議員1人当たりですけれども、約7800人、30万人以上40万人未満で9400人、40万人以上の都市で1万140人、この程度です。念のために言っておきます。だからといって、青森市議会の定数削減が不要だと言っているわけではありません。これらのことを全て含めて、議会で議論して決めるべきではないですか。少なくとも、前回の定数削減の際は、2010年の改選後、新たになった議員ですぐに検討に入って、2011年3月に定数条例を改正し、2014年の選挙から適用という手続を踏んでいます。今回、そのような手続を一切無視して、選挙4カ月前になって唐突に提案してきた理由は何でしょうか、答弁を求めます。  まだあります。さらに、先ほど中田議員から市民の負託に応えると、青森市議会基本条例のことをとって言われました。市民の負託に応えると。退席を前提に定数なんかやっていたら切りがないということなんですが、議員は市民の多様な意見を市政に反映させるべく、選挙において、それこそ市民の負託を受けて、この議場にいます。もとより、多様な市民の考えを背負っているわけですから、議員の考えもそれぞれ異なります。だからこそ、闊達な議論をして、最終的には採決の場で賛否を明らかにするのが議員としての職責です。すなわち、議員が採決の際に退席するなどということはあり得ないし、やってはいけないことです。  先ほど私、議員定数を変えて偶数にしても、議員が退席してしまったら意味はないということを申し上げました。しかし、残念ながらそれは現実に起きています。例えば、今任期中の平成27年第1回定例会において、子ども医療費助成条例案が提出されたとき、これは本市の財政と市民生活に大変影響の大きい案件で賛否は分かれていました。非常に重要な案件であったんですが、その採決の際、先ほど提案理由の説明をされた舘山善也議員、木戸喜美男議員、花田明仁議員、渋谷勲議員の4名が退席してしまった事例があります。先ほど提案理由の説明をされた舘山議員や、今回の提案者の1人である渋谷議員が退席していることから考えて、今回の提案理由の根拠は極めて薄弱であると考えますが、一体この提案理由にどういう意味があるのかお示しください。 63 ◯議長里村誠悦君) 答弁を求めます。13番中田靖人議員。
    64 ◯13番(中田靖人君) たくさん質問が出ていたので、ちょっと漏れがあったらあれですけれども、まず、採決の場面での偶数にしていく、その論拠というのが薄いんじゃないかというお話でございましたけれども、先ほどもお話ししましたが、私どもが平成25年に策定した青森市議会基本条例、これは、みずからを律していくという強い理念のもとで制定してきたということがございます。退席云々の話もございましたが、それは合理的な論拠はないとはいえ、みずからの議会のことをみずからのことで考えていくという姿勢の中での今回提案でございますので、それはある一定程度の合理的な算出根拠をもとにしての32人でございますので、御理解いただきたいと思います。  それから、議会の中でのいろいろな手順を踏まえていないんじゃないかという御指摘もございました。まず最初に申し上げておきたいと思いますけれども、今回の議員提出議案というのは、議会のルールにのっとって日程が定められたものであります。したがって、議事運営上何ら問題ないものと私は考えます。なお、新聞報道等が1カ月前にございました。各議員が多くの市民から直接、間接、意見を聞いていることと思います。市民の関心が高いこの議案については、今こうやって議会の中で議論をして、その上で採決にいくということでは、適正な手順を踏まえていると思いますし、市民代表である議会がこのルールにのっとって提案し、議論し、最終的に議決に至るというプロセスを経ておりますので、問題ないものと考えます。  それから、市民の負託についての御指摘もございました。これについては青森市議会基本条例の第2条第2項、こちらのほうにも指摘されている部分がございます。多様な意見を的確に反映させるという規定がございます。これはそれぞれの読み方によって捉え方は違うかもしれませんが、私はこう考えます。市政に市民の多様な意見を反映させることは、まず最初に申し上げておきますが、否定するものではございません。むしろ、議会基本条例では、会議の公開、情報公開、賛否の公表、議会報告会開催等を通して議会と市民との意思疎通を図るべき責務を明確にうたっております。仮に、定数削減により厳しい選挙になったとしても、結果として、市民意見の吸い上げが困難になるという、もしそういうふうな御主張なのであれば、それは各議員、各候補者の自己保身につながりかねない、または責任転嫁になりかねない考え方であると考えます。市民意見を吸い上げて、そのことを市政に反映させるために日々、我々議員は活動を行っている、不断の努力をしなくてはならない、高い規範意識のもとで活動しなくてはならない。それも議会基本条例の中ではうたわれておりますけれども、それを踏まえた上での結果というのがいわば民意となろうかと思います。  次に、提案理由説明の理由ということでございましたけれども、これも全てのところというのは、各地方自治体の例を引き合いに木下議員のほうで出されておりましたけれども、先ほど来申し上げている議会基本条例、これにのっとっていけば、青森市民の代表である我々が青森市議会のことを考えていくというのを条例制定しているわけであります。35人がいいのか、それとも人口減少が進む今の社会情勢の中では、32人という数字をある一定程度の合理性をもって提案していくのがいいのか。それは最終的にこの議論が終わった後に採決になるんでしょうから、それは先ほどの提案理由の説明の中でも申し上げられておりましたけれども、その思いの中で提案しておりますので御理解いただきたいと思います。  以上です。 65 ◯議長里村誠悦君) 21番木下靖議員。 66 ◯21番(木下靖君) 今、中田議員のほうからいろいろと説明を受けましたが、なかなか理解できるものが少なくて──少なくとも今回の提案理由、例えば人口1万人に議員1人であるとか、32人という数、これらの根拠を示すことができないということがはっきりしました。となれば、市議選を4カ月後に控えた今、急に提案されたこの議案、本当の提案理由というのは別にあると考えざるを得ないということを指摘して終わります。 67 ◯議長里村誠悦君) これにて質疑を終結いたします。  お諮りいたします。  ただいま議題となっております議員提出議案第11号については、委員会の付託を省略したいと思います。  これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 68 ◯議長里村誠悦君) 御異議なしと認めます。よって、委員会の付託を省略することに決しました。  これより討論に入ります。  討論の通告がありますので順次発言を許します。  27番藤原浩平議員。   〔議員藤原浩平君登壇〕(拍手) 69 ◯27番(藤原浩平君) 日本共産党の藤原浩平です。議員提出議案第11号「青森市議会議員定数条例の一部を改正する条例制定について」、反対の立場から討論を行います。  今から4年前の青森市議選は、定数41から6議席削減が強行され、35議席で戦われました。そして、今回の提案は3議席削減するとしていますので、もしこれが可決されれば、ことし10月の市議選は32議席で争われることになります。4年間で一気に9議席も削減することになり、民意を反映しなければならない議会として自殺行為というべき重大なことになります。なぜ今、3議席削減しなければならないのか。その根拠、理由が極めて曖昧だと言わなければなりません。  提案者の舘山議員は、議員定数に合理的基準はないと言いながら、意図的に1つの基準に合わせようとしています。人口20万人以上30万人未満の市の平均議員数は31.4人だ、常任委員会の人数を1委員会8名が適していると言いますが、なぜ8名が適しているのか合理的な説明がありません。4つの常任委員会があるので8人掛ける4で32人、結果として、20万人以上30万人未満の市の平均議員数と近いものになるとしていますが、逆に32人になるように1委員会を8人としたこじつけの理由でしかありません。32人になれば可否同数にならず、議長は公平な議事運営に努めることができると言いましたが、意図的に可否同数にした場合の議長や委員長の裁決権を否定するのは、地方自治法で定められた議長や委員長の権限を奪うものではないでしょうか。  人口減少が続いて歯どめがかからない自治体がふえています。全国的に人口1万人に1人の議員が平均的だなどと言っていますが、法的な規定があるわけでもなく、根拠となり得ません。まさに、提案者が言うように合理的基準はありません。人口減を議員定数削減に結びつけて考える根拠は極めて弱いと考えます。地方自治法第1条の2は、「地方公共団体は、住民の福祉の増進を図ることを基本として、地域における行政を自主的かつ総合的に実施する役割を広く担うものとする」と定めています。今、国の政治が命と暮らし、平和を脅かす悪政を国民に押しつける攻撃を加えている中で、住民の福祉の増進を図る地方自治体の役割はますます重要になり、国の悪政から住民を守るために議会の果たす役割もまた大きくなっています。加えて、近年の地方分権、議会改革などの仕事もふえ、人口は減少しても、議員、議会の仕事は減りません。むしろ、議会の仕事は増大していると考えます。提案者自身も活動がふえていると言いました。  青森市の人口が減少傾向にあることは否定できませんが、有権者の数はほぼ現状維持で推移しています。平成25年参議院選挙での有権者数は24万9426人、平成28年市長選の有権者数は24万6647人で、この5年間、市議選、参議院選、知事選、県議選がありましたが、24万人台の有権者数でした。有権者数が一定なのに議員定数を削減するというのは、有権者1人当たりの1票の価値が軽くなることになり、市民の民主的権利の侵害につながります。しかも、前回と合わせて9議席削減というのは、余りにも乱暴なやり方と言わなければなりません。市議会は、行政をチェックする機能を遺憾なく発揮し、市民の声や願いを届け、その実現のための提案をしていかなければなりません。合理的な理由がなく、民主的権利を侵害する今回の定数削減の提案に反対するものであります。  以上、反対討論とします。お聞きくださいましてありがとうございました。(拍手) 70 ◯議長里村誠悦君) 次に、30番大矢保議員。   〔議員大矢保君登壇〕 71 ◯30番(大矢保君) 議員提出議案第11号「青森市議会議員定数条例の一部を改正する条例制定について」、賛成の立場で意見を述べさせていただきます。  青森市議会基本条例が平成25年2月22日に公布、施行され、自己決定、自己責任の原則に基づき、最少の経費で最大の効果を上げるべく、行政、議会、市民が一体となり、変革への取り組みを今始めたところであります。これまでも議員定数については十分議論すべきだという意見がありましたが、地方自治法第91条第1項の規定により、「議員の定数は、条例で定める」とされているところであり、議会制度の根幹にかかわる問題で、議員みずからがその責任に基づき、議決機関としての意思を決定すべきものと考えているところであります。地方議員のなり手不足を背景とし、総務省では新しい議会のあり方の検討を始めましたが、全国市議会議長会や全国町村議会議長会などは国主導で進めていると反発しておるところであり、地方における人口減少が待ったなしの状態の中で、それぞれの地方議会がみずからの足元をもう一度早急に見詰め直さなければならないときであると考えております。  ツインシティの函館市は、次の一般選挙から現行30人の議員定数を3人減じて27人とすることを、平成29年第1回定例会で議決しております。人口規模のみを根拠にするのではなく、提案理由中、議員定数が32人となると、本会議や各委員会の採決において可否同数がなくなること、議長並びに委員長は公平中立の立場において、議事進行に努めること等に私は賛同し、賛成討論をした次第であります。  どうか議員の皆様、よろしくお願い申し上げて終わります。ありがとうございました。(拍手) 72 ◯議長里村誠悦君) これにて討論を終結いたします。  これより採決いたします。  議員提出議案第11号については反対討論がありますので、起立により採決いたします。  議員提出議案第11号については、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 73 ◯議長里村誠悦君) 起立者を確認しますので、起立者はそのまましばらくお待ちください。  起立少数であります。よって、本案は否決されました。           ────────────────────────── 日程第33 議員提出議案第12号 森友・加計学園問題の真相究明を求める意見書 74 ◯議長里村誠悦君) 日程第33議員提出議案第12号「森友・加計学園問題の真相究明を求める意見書」を議題といたします。 75 ◯議長里村誠悦君) お諮りいたします。  ただいま議題となっております議員提出議案第12号については、提案理由の説明及び委員会の付託を省略したいと思います。  これに御異議ございませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 76 ◯議長里村誠悦君) 御異議なしと認めます。よって、提案理由の説明及び委員会の付託を省略することに決しました。  これより質疑に入ります。  御質疑ありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 77 ◯議長里村誠悦君) 質疑ないものと認めます。  これより討論に入ります。  討論の通告がありますので、発言を許します。  18番舘田瑠美子議員。   〔議員舘田瑠美子登壇〕(拍手) 78 ◯18番(舘田瑠美子君) 日本共産党の舘田瑠美子です。議員提出議案第12号「森友・加計学園問題の真相究明を求める意見書」に賛成の立場から討論を行います。  朝日新聞社が6月17、18日に行った世論調査で、財務省が公文書改ざんをめぐる報告書を出して職員を処分したことで、森友学園の問題に決着がついたと思うかの設問に、決着がついたは12%で、決着はついていないが79%に上りました。18日付の読売新聞でも、決着がついていないが84%、共同通信は78%と、どの世論調査を見ても国民は安倍政権の姿勢に納得せず、不信と怒りは高まり続けています。財務省が6月4日に発表した決裁文書の改ざんや交渉記録隠蔽の報告書は、改ざんや隠蔽は認めても、誰が何のために行ったのか責任を明らかにせず、もともと異例な国有地の貸し付けや異常な値引きがなぜ行われたのかは調査の対象外にしています。これでは国民の疑念を深めるばかりです。  森友問題の核心は、小学校の名誉校長を務めた安倍首相の妻の昭恵氏が予定地を見て、いい土地ですから前に進めてくださいと発言したことが伝えられて、貸し付けが一気に進んだことや昭恵氏が棟上げ式に来る予定と伝えられた後、大幅な値引きが決まったことなど、昭恵氏のかかわりは明白です。その上、昭恵氏つきの政府職員が2015年11月、一般的な制度の問い合わせにとどまらず、露骨に賃料の優遇を財務省に働きかけ、財務省近畿財務局は、その日のうちに国有地を管理してきた国土交通省大阪航空局にも伝えていた内部文書も明らかになりました。昭恵氏の関与は動かしがたく、政権が解明に背を向け続ける限り、国民の不信は高まる一方です。最近では、財務省が最高裁まで争う覚悟で首相官邸や法務局、検察も巻き込んで隠蔽を続けようとした記録も明らかになりました。  安倍首相が腹心の友と呼んでいる加計孝太郎氏が理事長を務める加計学園獣医学部開設問題は、昨年5月、内閣府が文部科学省に総理の御意向などと伝えていた文書の存在が報道されて発覚し、半世紀にわたって認められなかった学部新設を、時の最高権力者がかかわって行政をゆがめた疑惑として、1年余り国会などで大問題となってきました。愛媛県が先月発表した文書に、2015年3月に県の職員が学園関係者と打ち合わせた際、同年2月25日に理事長が首相と懇談、学園が計画している獣医学部では国際水準の獣医学部を目指すことなどを理事長が説明したのに対し、首相がそういう新しい獣医大学の考えはいいねと答えたことを生々しく記録していました。面談が真実ならば、設置が認可される2017年1月まで学園の計画を知らなかったという安倍首相の説明は崩壊します。  この間、一度も記者会見をしてこなかった理事長の加計孝太郎氏は、大阪北部地震の翌日、多くの記者が参加しにくい状況の中で突然会見し、3年も前のことなので記憶にも記録にもないと言いながら、安倍首相とは会っていないと首相との面談を否定しました。そして、愛媛県への説明は、事を前に進めるための学園職員のつくり話だった、減給処分にしたと説明し、謝罪しましたが、これが本当の話であれば、内閣総理大臣の名前を勝手にかたってありもしない架空の話をでっち上げ、県や市をだまして、合計で約93億円の補助金を手に入れたことになります。事は減給や謝罪で済む問題ではありません。認可取り消しの大問題になるのではないでしょうか。獣医学部の不正な設置や税金の不当な支出とともに、首相の国会答弁にもかかわる重大問題です。  このように疑惑は深まるばかりです。疑惑の徹底解明なくして国民の信頼は得られません。森友・加計学園疑惑について、安倍昭恵氏や加計孝太郎氏らの証人喚問を行い、国会及び政府が真相を国民に明らかにするよう強く求めます。  以上を申し上げて、議員各位の御賛同を心から呼びかけまして、森友・加計学園問題の真相究明を求める意見書に対する賛成討論といたします。御清聴ありがとうございました。(拍手) 79 ◯議長里村誠悦君) これにて討論を終結いたします。  これより採決いたします。  議員提出議案第12号については、原案のとおり決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」「異議あり」と呼ぶ者あり〕 80 ◯議長里村誠悦君) 御異議がありますので、起立により採決いたします。  議員提出議案第12号については、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 81 ◯議長里村誠悦君) 可否同数と認めます。よって、地方自治法第116号第1項の規定により、議長において本案に対する可否を採決いたします。本案については、否決と採決いたします。           ────────────────────────── 日程第34 議員提出議案第13号 旧優生保護法による不妊手術等の被害者救済を求める意見書 82 ◯議長里村誠悦君) 日程第34議員提出議案第13号「旧優生保護法による不妊手術等の被害者救済を求める意見書」を議題といたします。 83 ◯議長里村誠悦君) お諮りいたします。  ただいま議題となっております議員提出議案第13号については、提案理由の説明及び委員会の付託を省略したいと思います。  これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 84 ◯議長里村誠悦君) 御異議なしと認めます。よって、提案理由の説明及び委員会の付託を省略することに決しました。  これより質疑に入ります。  御質疑ありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 85 ◯議長里村誠悦君) 質疑ないものと認めます。  討論については通告がありませんでした。  これより採決いたします。  議員提出議案第13号については、原案のとおり決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 86 ◯議長里村誠悦君) 御異議なしと認めます。よって、本案原案のとおり可決されました。           ────────────────────────── 日程第35 議員提出議案第14号 地域材の利用拡大推進を求める意見書 87 ◯議長里村誠悦君) 日程第35議員提出議案第14号「地域材の利用拡大推進を求める意見書」を議題といたします。 88 ◯議長里村誠悦君) お諮りいたします。  ただいま議題となっております議員提出議案第14号については、提案理由の説明及び委員会の付託を省略したいと思います。  これに御異議ございませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 89 ◯議長里村誠悦君) 御異議なしと認めます。よって、提案理由の説明及び委員会の付託を省略することに決しました。  これより質疑に入ります。  御質疑ありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 90 ◯議長里村誠悦君) 質疑ないものと認めます。  これより討論に入ります。  討論の通告がありますので、発言を許します。  1番山脇智議員。   〔議員山脇智登壇〕(拍手)
    91 ◯1番(山脇智君) 日本共産党の山脇智です。議員提出議案第14号「地域材の利用拡大推進を求める意見書」に反対の立場から討論します。  初めに述べますが、本意見書で求めている地域材の安定供給体制の構築や木材需要の創出、また、木質バイオマスなどのエネルギー利用促進などについては反対するものではありません。しかし、本意見書で述べられている新たな森林管理システムのもとで、これを推進することには賛成できないものです。  この新たな森林管理システムとは、5月25日、与党などの賛成多数で可決した森林経営管理法のもと進められようとしています。しかし、本案は林業事業者からも多くの問題点が指摘されている法案です。さらに、林野庁が法案説明のために作成した資料「林業の現状」では、法案提出の背景として、8割の森林所有者は経営意欲が低いと記載されていましたが、データの引用元となったアンケートでは、経営への意欲を聞いた質問がなかったことが、共産党の田村貴昭衆議院議員の質疑で明らかになりました。質疑の中で、林野庁では、林業経営規模の意向をまとめた結果について、現状を維持したい71.5%、経営規模を縮小したい7.3%を合算し、8割は経営意欲がないとしていたことがわかりました。さらに、意欲の低いとされた森林所有者のうち7割の所有者は、主伐の意向すらないと資料では断じられていましたが、そのうちの多くが主伐を行わず、間伐を繰り返す予定であるためと記載されていたことは意図的に載せられていませんでした。品質のよい木材を育てるためには長い期間が必要であり、主伐を控えるのは当然の経営判断で、主伐の意向すらないと断ずるのは非常に恣意的な解釈と言わざるを得ません。  この問題を取り上げたAERAの特集記事では、自民党議員からも、林野庁は良質な木材を育てようとしている人を意欲がないと決めつけていると不信感を募らせていると掲載されています。このような指摘が相次ぎ、林野庁はデータの引用が不適切であったことを認め、資料を修正しました。  さらに、森林経営管理法の最大の問題点は、森林所有者に伐採、造林などに管理義務を課し、それができなければ、森林所有者の経営権に市町村が介入することができることです。市町村が管理できていないと判断すれば、同意がなくても木を伐採することができる非常に強権的な内容です。日本の林業はこれまでも自由化が推進され、その影響により国内産材は再生産もままならない深刻な事態に陥り、山林の継承者も不明なところも生まれました。新たな経営管理システムは、これまで以上に林業の大規模化、集約化を進めるもので、林業関係者からは日本の林業が抱える問題が、この法案によってさらに悪化するのではないかと懸念の声も寄せられています。  NPO法人自伐型林業推進協会の中嶋健造理事は、「『新たな森林管理システム』の問題点と3つの提言」の文書の中で、「全体的に、思い込みの調査分析と表層のみの調査分析を基にして、解決策を結論付けているため、間違った手法へ誘導しています。まさに対症療法の施策といえる」と述べた上で、「なし崩し的に、これまで失敗し続けてきた手法をまた繰り返そうとしているこの法案を実現させてはいけません」と結論づけています。  林業を営む人たちを意欲がない人たちと決めつけ、多くの問題点について十分な審議もなされないまま定められた法律をもとにして、地域材の利用拡大推進を進めることには賛成できない、反対を表明し、討論とさせていただきます。御清聴ありがとうございました。(拍手) 92 ◯議長里村誠悦君) これにて討論を終結いたします。  これより採決いたします。  議員提出議案第14号については反対討論がありますので、起立により採決いたします。  議員提出議案第14号については、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 93 ◯議長里村誠悦君) 起立多数であります。よって、本案原案のとおり可決されました。           ────────────────────────── 日程第36 議員提出議案第15号 日本年金機構の情報セキュリティー対策の見直しを求める意見書 94 ◯議長里村誠悦君) 日程第36議員提出議案第15号「日本年金機構の情報セキュリティー対策の見直しを求める意見書」を議題といたします。 95 ◯議長里村誠悦君) お諮りいたします。  ただいま議題となっております議員提出議案第15号については、提案理由の説明及び委員会の付託を省略したいと思います。  これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 96 ◯議長里村誠悦君) 御異議なしと認めます。よって、提案理由の説明及び委員会の付託を省略することに決しました。  これより質疑に入ります。  御質疑ありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 97 ◯議長里村誠悦君) 質疑ないものと認めます。  討論については通告がありませんでした。  これより採決いたします。  議員提出議案第15号については、原案のとおり決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 98 ◯議長里村誠悦君) 御異議なしと認めます。よって、本案原案のとおり可決されました。           ────────────────────────── 日程第37 議員提出議案第16号 安倍政権の疑惑・不祥事に対する真相究明及び責任追及を求める意見                書 99 ◯議長里村誠悦君) 日程第37議員提出議案第16号「安倍政権の疑惑・不祥事に対する真相究明及び責任追及を求める意見書」を議題といたします。 100 ◯議長里村誠悦君) お諮りいたします。  ただいま議題となっております議員提出議案第16号については、提案理由の説明及び委員会の付託を省略したいと思います。  これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 101 ◯議長里村誠悦君) 御異議なしと認めます。よって、提案理由の説明及び委員会の付託を省略することに決しました。  これより質疑に入ります。  御質疑ありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 102 ◯議長里村誠悦君) 質疑ないものと認めます。  これより討論に入ります。  討論の通告がありますので、発言を許します。  28番仲谷良子議員。   〔議員仲谷良子君登壇〕(拍手) 103 ◯28番(仲谷良子君) 社民党の仲谷良子でございます。議員提出議案第16号「安倍政権の疑惑・不祥事に対する真相究明及び責任追及を求める意見書」に賛成の立場で討論をいたします。  改ざん、隠蔽、データ捏造、虚偽答弁などなど、安倍政権の不祥事は国民の信頼を著しく損なう行為として次々明らかになった。学校法人森友学園との土地取引問題をめぐり、近畿財務局の職員は交渉の経緯や政治家たちとの面会のやりとりを詳細に記録していた。なぜなら、政治案件だからと対応してしまうと後ろに手が回る、だからしっかり記録を残したと話しているという。しかし、近畿財務局の職員が強く反対する中、佐川前理財局長を中心に改ざんや廃棄に突き進み、ことし3月、改ざんを命じられていた職員がみずから命を絶つ事態にまで至った。改ざんのきっかけは何だったのか、安倍首相夫妻のそんたくはなかったのか、職員が命をかけて抗議したのに何も解明されていない。  加計学園獣医学部新設をめぐって、加計学園ありきで進められていた疑惑がより深くなっている。愛媛県の文書には、加計学園が2015年3月、首相と加計氏との面会を愛媛県や今治市の担当者に報告したとされているにもかかわらず、首相も加計氏も面会を否定している。面会の際に学園側が提供したとされる資料が文部科学省内に残っていることも判明している。1つのうそをつくと20回もうそをつかなければならないと俗に言われており、国民は誰がうそをついているかも大方知っている。自衛隊の日報隠し問題も、昨年調査を指示していても見つからなかったのが、防衛省内に保管されていたことがわかり、隠蔽が発覚した。さらに、福田淳一前財務事務次官のセクハラ問題では、被害女性に名乗り出るように求めるなど、一国の副総理兼財務大臣がセクハラに対して認識のなさを露呈するなど、言語道断の行為を繰り返している。  安倍政権において次々と発覚する疑惑、不祥事は、もはや政権の末期症状であると考えられる。加計学園や森友問題を初めとする一連の安倍政権の疑惑、不祥事に対する真相究明を速やかに行うとともに、安倍総理を初めとする任命権者の責任を厳しく追及するよう求めるものである。  以上を申し述べ、賛成討論といたします。議員の皆様の御賛同を心からお願い申し上げます。(拍手) 104 ◯議長里村誠悦君) これにて討論を終結いたします。  これより採決いたします。  議員提出議案第16号については、原案のとおり決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」「異議あり」と呼ぶ者あり〕 105 ◯議長里村誠悦君) 御異議がありますので、起立により採決いたします。  議員提出議案第16号については、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 106 ◯議長里村誠悦君) 可否同数と認めます。よって、地方自治法第116号第1項の規定により、議長において本案に対する可否を採決いたします。本案については、議長は否決と採決いたします。           ────────────────────────── 日程第38 議員提出議案第17号 地方公務員法及び地方自治法の一部改正における新たな一般職非常勤                職員の処遇改善と雇用安定に関する意見書 107 ◯議長里村誠悦君) 日程第38議員提出議案第17号「地方公務員法及び地方自治法の一部改正における新たな一般職非常勤職員の処遇改善と雇用安定に関する意見書」を議題といたします。 108 ◯議長里村誠悦君) お諮りいたします。  ただいま議題となっております議員提出議案第17号については、提案理由の説明及び委員会の付託を省略したいと思います。  これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 109 ◯議長里村誠悦君) 御異議なしと認めます。よって、提案理由の説明及び委員会の付託を省略することに決しました。  これより質疑に入ります。  御質疑ありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 110 ◯議長里村誠悦君) 質疑ないものと認めます。  これより討論に入ります。  討論の通告がありますので、発言を許します。  11番藤田誠議員。   〔議員藤田誠登壇〕(拍手) 111 ◯11番(藤田誠君) 11番、社民党の藤田誠です。議員提出議案第17号「地方公務員法及び地方自治法の一部改正における新たな一般職非常勤職員の処遇改善と雇用安定に関する意見書」に賛成の立場で意見を述べます。  全国の自治体職員は1984年、昭和59年をピークに定員適正化やアウトソーシングによって23年連続で減り続け、2006年から2016年までに自治体正規職員は約26万人減少する一方、非正規職員は約21万人から約64万人とふえ続けています。今回の地方公務員法及び地方自治法の一部改正は、こうした任期の定めのない常勤職員が中心とする公務運営、正規職員の原則が崩されている現状を追認し、非正規職員に住民の暮らしに密着した業務を担わせようとしている懸念があります。  しかし一方で、曖昧だった臨時・非常勤等職員の任用根拠の整理や期末手当支給など、処遇改善が今回の法改正の柱となっていて、官製ワーキングプアの解消のための第一歩でもあります。平成32年4月の法の施行までに条例制定しなければなりませんが、各自治体が臨時、非常勤の処遇を改善できるよう、意見書は国に次の4点について求めています。1つ、自治体において地方公務員法及び地方自治法の改正趣旨が十分に反映されるよう、必要な財源の確保について特段の配慮を行うこと。1つ、非正規労働者の格差是正を求める同一労働同一賃金の法の改正の動向も踏まえ、パートタイム労働の趣旨を会計年度任用職員に適用させるよう法整備を図ること。1つ、会計年度任用職員に勤勉手当や退職手当の支給を認めていない地方自治法の規定を改正すること。1つ、会計年度任用職員の処遇改善、雇用安定を図るため、任期の定めのない短時間勤務職員制度の導入について検討を行うこと。  以上、地方公務員法及び地方自治法の一部改正における新たな一般職非常勤職員の処遇改善と雇用安定に関する意見書に対し、多くの議員の御賛同をいただき、臨時・非常勤職員の処遇改善の道を開いていただきますよう、心から、心からお願い申し上げ、賛成討論を終わります。御清聴ありがとうございました。(拍手) 112 ◯議長里村誠悦君) これにて討論を終結いたします。  これより採決いたします。  議員提出議案第17号については、原案のとおり決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」「異議あり」と呼ぶ者あり〕 113 ◯議長里村誠悦君) 御異議がありますので、起立により採決いたします。  議員提出議案第17号については、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 114 ◯議長里村誠悦君) 起立多数であります。よって、本案原案のとおり可決されました。           ────────────────────────── 日程第39 議員派遣について 115 ◯議長里村誠悦君) 日程第39「議員派遣について」を議題といたします。 116 ◯議長里村誠悦君) お諮りいたします。  本件については、配付しておりますとおり、議員を派遣することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 117 ◯議長里村誠悦君) 御異議なしと認めます。よって、配付しておりますとおり、議員を派遣することに決しました。           ────────────────────────── 118 ◯議長里村誠悦君) 以上で本日の日程は全部終了いたしました。           ──────────────────────────  閉 会
    119 ◯議長里村誠悦君) これにて平成30年第2回青森市議会定例会を閉会いたします。   午後0時閉会 TOP▲ ©2005Aomori City Assembly. All Rights Reserved. 青森市議会ホームページ │ 青森市ホームページ...