青森市議会 2007-06-22
平成19年第2回定例会(第6号) 本文 2007-06-22
5
◯議会事務局次長(
横内清君) 次に、
全国市議会議長会から、
市議会議員在職10年以上として表彰された議員です。
12番
布施一夫議員、演壇の方へお進み願います。
6
◯議長(
奥谷進君)
表 彰 状
青 森 市
布 施 一 夫 殿
あなたは
市議会議員として10年市政の振興に努められその功績は著しいものがありますので第83回
定期総会にあたり
本会表彰規程により表彰いたします
平成19年6月19日
全国市議会議長会
会 長 藤 田 博 之
(拍手)
7
◯議長(
奥谷進君) 以上をもって
表彰状の伝達を終わります。
──────────────────────────
日程第1 議案第 109号
専決処分の承認について(青森市
市税条例の一部を改正する条例の制定につい
て) ~
日程第9 議案第 131号 青森県
市長会館管理組合規約の変更について
8
◯議長(
奥谷進君) 日程第1議案第109号「
専決処分の承認について」から日程第9議案第131号「青森県
市長会館管理組合規約の変更について」まで、計9件を
一括議題といたします。
総務企画常任委員長の報告を求めます。29番
舘山善一議員。
〔
議員舘山善一君登壇〕
9 ◯29番(
舘山善一君) ただいまから、
総務企画常任委員会の審査の経過と結果について報告いたします。
本
委員会は6月12日に開催し、本会議より付託されました議案9件について審査をいたしました。
初めに、議案第109号「
専決処分の承認について」でありますが、本案については、
起立採決の結果、賛成多数をもって承認すべきものと決しました。
次に、議案第110号「青森市職員の
退職手当に関する条例の一部を改正する条例の制定について」、議案第112号「青森市
行政財産目的外使用料条例の一部を改正する条例の制定について」及び議案第125号「青森市
消防団員等公務災害補償条例の一部を改正する条例の制定について」の計3件についてでありますが、各案件については、いずれも
全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第126号「契約の締結について」から議案第128号「契約の締結について」までの計3件については、内容に関連があることから
一括議題として審査をいたしましたが、議案第126号及び議案第127号については、いずれも
全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決し、議案第128号については、
起立採決の結果、賛成多数をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第129号「契約の締結について」及び議案第131号「青森県
市長会館管理組合規約の変更について」の計2件については、いずれも
全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
以上が審査の経過と結果でありますが、審査の過程における主なる
質疑応答は、お手元に配付いたしております
委員長報告書のとおりであります。
以上をもって本
委員会の報告を終わります。
10
◯議長(
奥谷進君) ただいまの
委員長報告に対する質疑に入ります。
御質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
11
◯議長(
奥谷進君) 質疑ないものと認めます。
討論については通告がありませんでした。
これより採決いたします。
ただいまの各案件については、
委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」「異議あり」と呼ぶ者あり〕
12
◯議長(
奥谷進君) 12番
布施一夫議員、何号に御異議がありますか。
13 ◯12番(
布施一夫君) 議案第109号と議案第128号、2件について異議があります。
14
◯議長(
奥谷進君) まず、ただいまの
委員長報告中、議案第109号について御異議がありますので、起立により採決いたします。
議案第109号については、
委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
15
◯議長(
奥谷進君) 起立多数であります。よって、議案第109号については
委員長報告のとおり決しました。
次に、ただいまの
委員長報告中、議案第128号についても御異議がありますので、起立により採決いたします。
議案第128号については、
委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
16
◯議長(
奥谷進君) 起立多数であります。よって、議案第128号については
委員長報告のとおり決しました。
次に、ただいま決定されました案件を除く各案件については、
委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
17
◯議長(
奥谷進君) 御異議なしと認めます。よって、各案件については
委員長報告のとおり決しました。
──────────────────────────
日程第10 議案第 113号 青森市中世の
館条例の一部を改正する条例の制定について ~
日程第18 議案第 132号 青森県
交通災害共済組合規約の変更について
18
◯議長(
奥谷進君) 日程第10議案第113号「青森市中世の
館条例の一部を改正する条例の制定について」から日程第18議案第132号「青森県
交通災害共済組合規約の変更について」まで、計9件を
一括議題といたします。
文教経済常任委員長の報告を求めます。16番
小倉尚裕議員。
〔
議員小倉尚裕君登壇〕
19 ◯16番(
小倉尚裕君) ただいまから、
文教経済常任委員会の審査の経過と結果について報告いたします。
本
委員会は6月12日に開催し、本会議より付託されました議案9件について審査をいたしました。
初めに、議案第113号「青森市中世の
館条例の一部を改正する条例の制定について」、議案第117号「青森市
市民センター条例の一部を改正する条例の制定について」、議案第118号「青森市
公民館条例の一部を改正する条例の制定について」、議案第119号「青森市
文化交流ホール条例の一部を改正する条例の制定について」、議案第120号「青森市
浪岡体育館条例の一部を改正する条例の制定について」、議案第121号「青森市
農村環境整備共同利用センター条例の一部を改正する条例の制定について」及び議案第122号「青森市
農村公園条例の一部を改正する条例の制定について」の計7件についてでありますが、各案件については、いずれも
全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第130号「財産の取得について」でありますが、本案については、
起立採決の結果、賛成多数をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第132号「青森県
交通災害共済組合規約の変更について」でありますが、本案については、
全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
以上が審査の経過と結果でありますが、審査の過程における主なる
質疑応答は、お手元に配付いたしております
委員長報告書のとおりであります。
以上をもって本
委員会の報告を終わります。
20
◯議長(
奥谷進君) ただいまの
委員長報告に対する質疑に入ります。
御質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
21
◯議長(
奥谷進君) 質疑ないものと認めます。
討論については通告がありませんでした。
これより採決いたします。
ただいまの各案件については、
委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」「議長、異議あり」と呼ぶ者あり〕
22
◯議長(
奥谷進君) 12番
布施一夫議員、何号に御異議がありますか。
23 ◯12番(
布施一夫君) 議案第130号に異議があります。
24
◯議長(
奥谷進君) ただいまの
委員長報告中、議案第130号について御異議がありますので、起立により採決いたします。
議案第130号については、
委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
25
◯議長(
奥谷進君) 起立多数であります。よって、議案第130号については
委員長報告のとおり決しました。
次に、ただいま決定されました案件を除く各案件については、
委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
26
◯議長(
奥谷進君) 御異議なしと認めます。よって、各案件については
委員長報告のとおり決しました。
──────────────────────────
日程第19 議案第 116号
青森市営住宅管理条例及び青森市
特定公共賃貸住宅管理条例の一部を改正す
る条例の制定について ~
日程第21 議案第124号
青森市営一般乗合自動車料金条例の一部を改正する条例の制定について
27
◯議長(
奥谷進君) 日程第19議案第116号「
青森市営住宅管理条例及び青森市
特定公共賃貸住宅管理条例の一部を改正する条例の制定について」から日程第21議案第124号「
青森市営一般乗合自動車料金条例の一部を改正する条例の制定について」まで、計3件を
一括議題といたします。
都市建設常任委員長の報告を求めます。23番
三上武志議員。
〔
議員三上武志君登壇〕
28 ◯23番(
三上武志君) おはようございます。(「おはようございます」と呼ぶ者あり)ただいまから、
都市建設常任委員会の審査の経過と結果について報告をいたします。
本
委員会は6月12日に開催をし、本会議より付託をされました議案3件について審査をいたしました。
初めに、議案第116号「
青森市営住宅管理条例及び青森市
特定公共賃貸住宅管理条例の一部を改正する条例の制定について」でありますが、本案については、
起立採決の結果、賛成多数をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第123号「青森市
都市公園条例の一部を改正する条例の制定について」でありますが、本案については、
全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第124号「
青森市営一般乗合自動車料金条例の一部を改正する条例の制定について」でありますが、本案については、
起立採決の結果、賛成多数をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
以上が審査の経過と結果でありますが、審査の過程における主なる
質疑応答は、お手元に配付いたしております
委員長報告書のとおりであります。
以上をもちまして本
委員会の報告を終わります。
29
◯議長(
奥谷進君) ただいまの
委員長報告に対する質疑に入ります。
御質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
30
◯議長(
奥谷進君) 質疑ないものと認めます。
討論については通告がありませんでした。
これより採決いたします。
ただいまの各案件については、
委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」「議長、異議あり」と呼ぶ者あり〕
31
◯議長(
奥谷進君) 12番
布施一夫議員、何号に御異議がありますか。
32 ◯12番(
布施一夫君) 議案第116号に異議があります。
33
◯議長(
奥谷進君) ただいまの
委員長報告中、議案第116号について御異議がありますので、起立により採決いたします。
議案第116号については、
委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
34
◯議長(
奥谷進君) 起立多数であります。よって、議案第116号については
委員長報告のとおり決しました。
次に、ただいま決定されました案件を除く各案件については、
委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
35
◯議長(
奥谷進君) 御異議なしと認めます。よって、各案件については
委員長報告のとおり決しました。
──────────────────────────
日程第22 議案第 111号 青森市
手数料条例の一部を改正する条例の制定について ~
日程第24 議案第 115号 青森市
放課後児童健全育成事業の実施に関する条例の一部を改正する条例の
制定について
日程第25 請願第5号
国民健康保険税の値上げの撤回を求める請願
日程第26 陳情第4号
生活保護夏季・
冬季給付金等の復活と増額を求める陳情(その1) ~
日程第28 陳情第6号
生活保護夏季・
冬季給付金等の復活と増額を求める陳情(その3)
36
◯議長(
奥谷進君) 日程第22議案第111号「青森市
手数料条例の一部を改正する条例の制定について」から日程第28陳情第6号「
生活保護夏季・
冬季給付金等の復活と増額を求める陳情」まで、計7件を
一括議題といたします。
民生環境常任委員長の報告を求めます。12番
布施一夫議員。
〔
議員布施一夫君登壇〕
37 ◯12番(
布施一夫君) ただいまから、
民生環境常任委員会の審査の経過と結果について報告いたします。
本
委員会は6月12日に開催し、本会議より付託されました議案3件、請願1件及び陳情3件について審査いたしました。
初めに、議案第111号「青森市
手数料条例の一部を改正する条例の制定について」でありますが、本案については、
起立採決の結果、賛成多数をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第114号「青森市
遺児入学祝金等支給条例の一部を改正する条例の制定について」及び議案第115号「青森市
放課後児童健全育成事業の実施に関する条例の一部を改正する条例の制定について」の2件についてでありますが、両案については、いずれも
全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、請願第5号「
国民健康保険税の値上げの撤回を求める請願」でありますが、本請願については、
起立採決の結果、
賛成少数をもって不採択とすべきものと決しました。
次に、陳情第4号「
生活保護夏季・
冬季給付金等の復活と増額を求める陳情(その1)」、陳情第5号「
生活保護夏季・
冬季給付金等の復活と増額を求める陳情(その2)」及び陳情第6号「
生活保護夏季・
冬季給付金等の復活と増額を求める陳情(その3)」の計3件については、内容に関連があることから
一括議題として審査いたしましたが、各案件については、いずれも
起立採決の結果、
賛成少数をもって不採択とすべきものと決しました。
以上が審査の経過と結果でありますが、審査の過程における主なる
質疑応答は、お手元に配付いたしております
委員長報告書のとおりであります。
以上をもって本
委員会の報告を終わります。
38
◯議長(
奥谷進君) ただいまの
委員長報告に対する質疑に入ります。
御質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
39
◯議長(
奥谷進君) 質疑ないものと認めます。
これより討論に入ります。
討論の通告がありましたので、発言を許します。
2番舘田瑠美子議員。
〔議員舘田瑠美子君登壇〕(拍手)
40 ◯2番(舘田瑠美子君) 日本共産党の舘田瑠美子です。
ただいまの
民生環境常任委員長の報告中、議案第111号の原案可決に反対し、請願第5号及び陳情第4号、陳情第5号、陳情第6号の不採択に反対の立場から討論をいたします。
議案第111号は、高齢者のバスの無料制度を廃止し、バスに乗るたびに1回100円、乗り継ぎがあれば往復で400円もかかるのに、低廉な料金にすると提案されているものです。昨年からの老年者控除の廃止と公的年金等控除の見直しで、住民税や国保税、介護保険料の増税が高齢者を襲い、年金だけでは暮らしていけないと悲鳴を上げている高齢者が、病院や買い物に行くのに大変助かると喜んでいたものをばっさりと廃止することは、さらに負担増を押しつけるものであり、認められません。
請願第5号は、国保税の値上げの撤回を求める請願です。国保税が高過ぎる、どこに行っても聞かれる市民の切実な声です。今でも国保税を払えないで困っている市民が1万世帯を超えています。収入がふえないのに、ことしも住民税に連動して、黙っていても国保税が引き上げられるのに、それに拍車をかけて市が独自に20%、1人当たり1万7000円も値上げすることは、国保税を払えない世帯をふやすだけです。特に本市では、国保加入世帯の約33%が所得ゼロ円であり、国保滞納件数の約33%が所得ゼロ円の階層が占めています。
今市民が望んでいることは、国保税を安くしてほしいということです。国保税の引き下げと減免制度の充実で国保滞納者をなくしていくことこそが、今市政に求められているのではないでしょうか。国保税の値上げはやめるべきです。撤回を強く求めます。
陳情第4号は、生活保護の夏季・冬季給付金の復活を求める陳情です。また、陳情第5号は、支給額を増額してほしいというもので、陳情第6号は、中学1年生女子の夏服支給の復活を求める内容です。青森市は、長年にわたって市独自の措置として、生活保護世帯に支給してきた夏季・冬季給付金と中学1年女子の夏服支給を昨年突然廃止しました。39年前、当時の青森市長と青森生活と健康を守る会との合意に基づいて創設されたものだったのに、同会に何の説明もなく、受給対象者や議会に知らせずに、一方的に廃止を強行したことは許せません。毎年それぞれ3000円の給付で、金銭的には決して十分なものとは言えませんが、生活保護受給者には、お盆の線香代、お正月のもち代としてなくてはならないものです。開始当時の給付金は当時の日給額であり、現在の最低賃金時給額から考えると、廃止ではなく増額されるべきものです。
生活苦や貧困、病気は個人の責任ではなく、政府の低賃金政策や貧しい健康、医療、福祉政策や経済政策などの社会的原因によるものです。生活保護法は、こうした社会的原因による生活苦から、国の責任で憲法第25条で定められた最低限度の生活を保障することを目的としてつくられたものです。最低限度の生活とは、子どもは育ち盛り、食べ盛りで、衣服もすぐに着られなくなる。親は1日2食で我慢している。香典料もままならないので、近所づき合い、親戚づき合いもしていないなどのつらい思いをしながら暮らしているのが実態です。
しかし、安倍内閣は、老齢加算の廃止や母子加算の減額で、生活保護基準の大幅な引き下げを続けています。ぎりぎりの生活をしているのに、青森市も一緒になって弱者切り捨てを行うのではなく、創設当時の生活保護世帯の生活の安定と自立の助長に資することを目的とするという初心に返って、夏季・冬季給付金と中学1年生の夏服支給の復活をするよう強く求めます。
以上を申し上げまして、
民生環境常任委員長報告に対する反対討論といたします。御清聴ありがとうございました。(拍手)
41
◯議長(
奥谷進君) これにて討論を終結いたします。
これより採決いたします。
まず、議案第111号について反対討論がありますので、起立により採決いたします。
議案第111号については、
委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
42
◯議長(
奥谷進君) 起立多数であります。よって、議案第111号については
委員長報告のとおり決しました。
次に、請願第5号についても
委員長報告に対する反対討論がありますので、起立により採決いたします。
請願第5号については、
委員長報告のとおり不採択と決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
43
◯議長(
奥谷進君) 起立多数であります。よって、請願第5号については
委員長報告のとおり不採択と決しました。
次に、陳情第4号から陳情第6号まで、計3件についても
委員長報告に対する反対討論がありますので、起立により採決いたします。採決の順序については、陳情第4号が夏季・冬季給付金の復活を求める趣旨であり、陳情第5号が夏季・冬季給付金を復活した上で、さらに増額を求める趣旨であることから、陳情第4号を
委員長報告のとおり不採択とすることに決した場合、陳情第5号の採決は不要となります。そこで、できるだけ採決の機会を確保するため、まず陳情第5号から採決を行い、同陳情を
委員長報告のとおり不採択とすることと決した場合、次に、陳情第4号の採決を行い、最後に、陳情第6号の採決を行いたいと思います。
これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
44
◯議長(
奥谷進君) 御異議なしと認めます。よって、採決は陳情第5号、陳情第4号、陳情第6号の順に行います。なお、採決の結果、陳情第5号が採択することと決したときは、陳情第4号の採決は不要となります。
まず、陳情第5号について反対討論がありますので、起立により採決いたします。
陳情第5号については、
委員長報告のとおり不採択と決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
45
◯議長(
奥谷進君) 起立多数であります。よって、陳情第5号については
委員長報告のとおり不採択と決しました。
次に、陳情第4号についても反対討論がありますので、起立により採決いたします。
陳情第4号については、
委員長報告のとおり不採択と決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
46
◯議長(
奥谷進君) 起立多数であります。よって、陳情第4号については
委員長報告のとおり不採択と決しました。
次に、陳情第6号についても反対討論がありますので、起立により採決いたします。
陳情第6号については、
委員長報告のとおり不採択と決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
47
◯議長(
奥谷進君) 起立多数であります。よって、陳情第6号については
委員長報告のとおり不採択と決しました。
次に、ただいま決定されました案件を除く各案件については、
委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
48
◯議長(
奥谷進君) 御異議なしと認めます。よって、各案件については
委員長報告のとおり決しました。
──────────────────────────
日程第29 議案第98号
専決処分の承認について(平成18年度青森市一般会計補正予算(第4号)) ~
日程第40 議案第133号 平成19年度青森市一般会計補正予算(第1号)
49
◯議長(
奥谷進君) 日程第29議案第98号「
専決処分の承認について」から日程第40議案第133号「平成19年度青森市一般会計補正予算」まで、計12件を
一括議題といたします。
予算特別委員長の報告を求めます。25番花田明仁議員。
〔議員花田明仁君登壇〕
50 ◯25番(花田明仁君) ただいまから、予算特別
委員会の審査の経過と結果について報告いたします。
まず6月12日、本会議終了後に開催された予算特別
委員会の組織会において委員長及び副委員長の互選が行われたところ、私が委員長に、副委員長に木下靖委員が選ばれましたので、報告いたします。
次に、本
委員会は6月14日及び6月15日に開催し、本会議より付託されました議案第98号「
専決処分の承認について」から議案第108号「
専決処分の承認について」まで及び議案第133号「平成19年度青森市一般会計補正予算」の計12件について
一括議題とし、一括審査をいたしました。
また、採決の方法については、
専決処分の承認についてを一括して諮り、次に、平成19年度青森市一般会計補正予算を諮ったところ、まず議案第98号「
専決処分の承認について」から議案第108号「
専決処分の承認について」までの計11件についてでありますが、議案第98号、議案第99号、議案第103号、議案第105号、議案第106号及び議案第108号の計6件については、一括による
起立採決の結果、賛成多数をもって承認すべきものと決し、議案第98号、議案第99号、議案第103号、議案第105号、議案第106号及び議案第108号を除く議案5件については、
全員異議なく承認すべきものと決しました。
次に、議案第133号「平成19年度青森市一般会計補正予算」についてでありますが、
全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
以上が審査の経過と結果でありますが、審査の過程における主なる
質疑応答は、お手元に配付いたしております
委員長報告書のとおりであります。
以上をもって本
委員会の報告を終わります。
51
◯議長(
奥谷進君) ただいまの
委員長報告に対する質疑に入ります。
御質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
52
◯議長(
奥谷進君) 質疑ないものと認めます。
これより討論に入ります。
討論の通告がありますので、順次発言を許します。
11番藤原浩平議員。
〔議員藤原浩平君登壇〕(拍手)
53 ◯11番(藤原浩平君) 日本共産党の藤原浩平です。
ただいまの予算特別
委員長報告中、議案第98号、議案第99号、議案第103号、議案第105号、議案第106号及び議案第108号の計6件に反対の立場から討論を行います。
6月1日に市教委が発表した通学区域再編による教育環境の充実に関する基本計画(案)は、6年間で小学校を現在の53校から29校に、中学校を21校から16校に減らすというものになっています。浅虫小、久栗坂小、野内小、そして建築後わずか4年しかたっていない東陽小学校が原別小学校に統合、浅虫中学校が東中学校に統合、結果として野内川から東の地域に学校がなくなってしまいます。同様に、孫内、鶴ケ坂、戸門各小がなくなり新城中央小に、高田小、野沢小、金浜小がなくなり荒川小に、改築後6年目の荒川中と高田中は横内中に編入され、高田地区も学校がなくなります。改築後7年の奥内小、同じく6年の後潟小、そして西田沢小が廃止され油川小に、北中がなくなり油川中に、油川から北の地域に学校がなくなります。中心部でも、古川小、合浦小、浪打中など新しい学校とともに、莨町小、橋本小が廃校になります。浪岡地区では4つの小学校がなくなり、浪岡南、浪岡北各小に編入されます。大胆不敵というか、乱暴きわまりない計画だと言わなければなりません。
今回廃校対象とされた小・中学校のうち、佐々木市長誕生後に建てられた学校は、旧青森市だけで9校あり、経過年数も14年から4年という新しいものです。浪岡地区でも廃校になる4校のうち3校は、11年、18年、7年、もう1校は22年です。宮田地区のある人は、建ってからまだ4年しかたっていない新しい学校をつぶすのはもったいない。10年も協議して滝沢小学校と統合した経過を考えれば、何と説明するのかと怒りの声を上げています。
建てたばかりの学校を廃校にするというのでは、市民の納得を得られるでしょうか。将来の見通しも持たず、場当たり的に学校を建てたというそしりは免れません。この点で市長の責任は重いということも指摘しておきたいと思います。
子どもの数が減少傾向にあることは以前からわかっていたことであり、これにどう対処するべきか、市教委はしっかりとした方針を示して、市民に時間をかけて納得のいく説明をするべきでした。しかし、学区見直し作業の途中、突如橋本小の廃校を前提にした北国型集合住宅の設計競技を行い、市民の猛反発を食らってしまいました。これでみそをつけて、挽回を図るとして地域住民などとの話し合いを続けてきましたが、話し合いの中身とかけ離れた今回の計画案と言えるのではないでしょうか。
今回の計画案で財政的メリットが強調されていますが、問題なのは、都合のよい数字だけを示し、実際とかけ離れていることです。学校数を少なくすれば、子ども1人当たりの経費が少なくて済むことや学校改築に係る費用が少なくなることを挙げています。昨年の試算では、現在の小・中75校に係る改築費と42校に減らした場合の改築費を比較して約401億円減少するとして、財政的な利点を強調していますが、廃校にする際の補助金の返還や起債の繰り上げ償還に必要な費用が示されていません。また、補助金の返還を免除される施設に用途変更するなどとしていますが、どんな目的で使うのかは全く示されていません。仮に公共施設として市が運営していくとしても、その維持管理費はどうなるのでしょう。これらを考慮しないで財政的な利点があるとするのは、余りにも強引ではないでしょうか。
予算特別
委員会で、返還が必要な補助金や繰り上げ償還額の資料請求をしましたが、時間がかかるとしていまだに提出されていません。計画案としての要件を満たしているとは到底言えるものではありません。その上、さらに計画案発表から実施計画策定まで余りに期間が短過ぎることも重大です。6月15日から7月15日までパブリックコメント、意見公募を行い、並行して12ブロックでの説明会を行い、7月末に計画の策定、9月末に実施計画を策定し、来年から実施としています。学校ごとの説明会を開催するべきなのに、全く計画されていません。示された統廃合計画は、これまで地域ごとに話し合いをしてきた範疇をはるかに超えるもので、これを知った市民はびっくりしています。
「広報あおもり」6月15日号に、よりよい教育環境づくりのために御意見をとして掲載されていますが、一般的な事柄だけで、学区がどう変わるのか、具体的なものが示されていません。多くの市民はその中身を知らないのです。市民の一番知りたいことを知らせないということでは、意見公募も形式的なものにならざるを得ず、市民の声を反映させた計画になるわけがありません。極めて短期間のうちに一方的に押しつけるやり方を認めることはできません。この計画案は撤回するべきだということを強く主張するものであります。
自衛隊がひそかに国民を監視する活動を行っていたことが明らかになりました。我が党の志位和夫委員長が6月6日独自に入手した内部文章をもとに明らかにしたものです。自衛隊の情報保全隊が日常的、系統的に国民運動のあらゆる分野を監視のもとに置いていた事実を示すもので、断じて許されるものではありません。青森市内でも市民の行動が監視されていました。自衛隊のイラク派兵反対の集会のような自衛隊にかかわるものだけではなく、医療費負担増の凍結、見直し、年金改悪反対、
消費税増税反対、国民春闘の運動まで含まれていました。
このような監視活動は、憲法で保障された人権規定を踏みにじるものであり、自衛隊法にも根拠を持たない違法なものです。私は、この問題を予算特別
委員会で取り上げ、市として防衛省や自衛隊に抗議すること、全容解明を求め、監視活動の即時中止を求めよとただしました。これに対して横山総務部長は、各種団体による公の場における活動が記録され、だれもが知り得る情報をまとめたものと推測されることから、その限りにおいては違法な情報収集とは考えがたい。文書を市として確認できないので、コメントする立場にないと答えました。
市民の権利を守ることが市の務めではないでしょうか。コメントする立場にないというのでは無責任というものです。国民保護法に基づいて国民保護条例を策定し、有事の際の安全安心を確保するとしていますが、自衛隊による国民監視活動は、国民を敵視し、危険、不安を増大するものと言わなければなりません。市として、事実確認をし、中止を求めるべきであります。
今年度、定率減税廃止と税源移譲などによって住民税が約74億3900万円の増税になることがわかりました。その内訳は、税源移譲による増税額、個人市民税21億円、個人県民税41億円、定率減税廃止による増税額、個人市民税6億9000万円、個人県民税4億7000万円、65歳以上の個人住民税非課税措置の廃止による増税額、個人市民税4900万円、個人県民税3000万円となっています。年金が年額180万円の70歳以上の単身者のことしの負担は、所得税、住民税、国保税、介護保険料を合わせて18万4000円となり、住民税増税前の2005年の負担6万1800円の3倍、7月からの国保税の値上げ分を加えると3倍を超す負担増になります。昨年に比べ10倍を超える負担増になる場合もざらで、市民の怒りと悲鳴が沸き起こっています。これを反映するように、市の窓口に問い合わせや相談が殺到しています。
6月12日から市県民税の切符が発送されましたが、翌13日から6月19日現在、相談件数は6日間で電話も含めて約2500件に上っています。昨年も増税になり、市民が殺到しましたが、ことしの方がはるかに多いといいます。急激な負担増になる世帯に、市民税の減免制度の創設がどうしても必要です。
自民党は、参院選向け公約で本年度秋以降、消費税増税論議を本格化させ、来年には法案を提出するとしています。これ以上の増税は、市民生活はもとより、地域経済にも重大な影響を与えることになります。市として消費税増税に反対せよとの我が党大沢研議員の質問に、国政の場で議論すべきと答弁しましたが、市民の暮らしを守ろうとする姿勢が欠如しています。
3月末から2カ月の間に、新情報システムで5回ものトラブルが連続して発生しました。県議選投票所入場券の誤発送、分譲マンション、ビルなどの固定資産税納税通知書の誤発送、住民票など自動交付機での印字ミス、過誤納金還付通知書の誤記載であります。トラブルのたびに市とソフトアカデミーあおもり、富士通の3者の連携不足など、単純ミスとの認識を示し、システム自体の問題ではないとしてきましたが、システムそのものが不完全な状態の中で発生したものと言えるのではないでしょうか。5件とも、市やソフトアカデミーあおもり、富士通の3者以外の市民や金融機関からの通報で発見されたということも重大です。実際には、市民に送付されないものでトラブルが発生している可能性があるからです。また、市がトラブル防止のチェック能力がないということも証明しています。元請であるソフトアカデミーあおもりも同様です。市は市の信用を失墜させた元請責任を厳しく追及しなければなりませんし、罰金を請求するのが当然ではないでしょうか。ソフトアカデミーあおもりを介在させる理由がわかりません。同社を元請から外すことを求めます。
この間、報道機関に寄せられた談合情報どおりの業者が落札したと報道されました。新城中学校改築に伴う空調や給排水工事にかかわる疑惑であります。市は入札後、報道機関の指摘を受け、業者に事情聴取しましたが、談合の事実を確認するには至らなかったとして、入札結果どおりに落札業者が決まったというものであります。
入札のあり方や談合情報が寄せられたときのマニュアルの見直しが必要だと考えます。市は、だれが指名業者になったか業者同士わからないようにすることが談合防止に役立つとしていますが、共同企業体結成を義務づけることで、だれと組むのか業者同士の協議が必要になり、この場合は全く役に立ちません。一般質問でも指摘しましたが、共同企業体の結成を発注の条件として義務づけることは、適当ではないという公正取引
委員会の報告があります。このことも含め市が談合に対して厳しく対処するという姿勢を示す上でも、全面的に見直しをすることを改めて求めるものであります。
生活保護申請から決定まで平均で24日、支給まで35日かかっている実態は早急に改めなければなりません。保護申請時に所有が認められる現金や預金は14日分の生活費とされています。保護決定は14日以内にすることが法で定められていることを考えれば、支給まで35日というのは生活費が滞ることを意味します。どうして暮らしていけばいいのでしょうか。金融機関の調査に時間がかかっているとしていますが、金融機関に対して回答を早めてもらうようしっかり要請するべきであります。
村川みどり議員が、手の不自由な人に対して手を使わない仕事を探すように求める就職指導のあり方を問題にしました。無理な指導を受けた本人は、市役所は怖いところだと言っていることについて、市長の見解を求めましたが、市長は答弁に立ちませんでした。余りにも冷たい態度ではありませんか。このような態度はしっかり改めてもらわなければなりません。
以上、予算特別
委員長報告に対しての反対討論といたします。(拍手)
54
◯議長(
奥谷進君) 次に、24番柴田久子議員。
〔議員柴田久子君登壇〕
55 ◯24番(柴田久子君) 公明党の柴田久子でございます。
今議会に提案されております平成18年度及び平成19年度各会計補正予算の
専決処分の承認並びに平成19年度一般会計補正予算案につきまして、賛成の立場からその所見を述べたいと思います。
今回提案されております、それぞれの補正予算の概要につきましては、議会開会冒頭の市長からの提案理由説明、本会議、さらには予算特別
委員会などの場を通じ、市長並びに理事者の方々から詳細に御説明をいただきました。その中で、平成18年度青森市一般会計、特別会計補正予算につきましては、決算見込みに基づく調整となっているものと認識しております。
特に歳出につきましては、これまでと同様に、最少の経費で最大の効果を挙げるという財政運営の基本原則を踏まえ、効率的な予算執行を行ったことによって、多額の節減額が見込まれたとともに、記録的な暖冬少雪の影響により、除排雪経費の抑制が図られたこと、昨年2月に策定されました行財政改革プログラムの着実な取り組みによりまして、非常に厳しい財政環境の中におきましても、将来の公債費負担に備えて約23億3000万円を青森市市債管理基金へ積み立てることとし、これまで景気低迷による税減収や三位一体改革の影響などを補てんするために取り崩してまいりました財政調整積立金、市債管理基金及び公共施設整備基金の合計残高が平成18年度末で51億9132万余円となり、青森市財政プランの初年度であります平成18年度末の3基金合計の計画残高14億6400万円を超えることができたことは、将来の市政の持続可能な行財政基盤を着実に築いているものと考えております。
また、平成19年度補正予算につきましては、老人保健事業特別会計におきましては、国庫負担金等の会計制度上の取り扱いであり、一般会計におきましては、城ヶ倉渓流歩道による落石事故の判決に係る損害賠償金等を措置したものであることから、この措置につきましては、適切なものであると理解しております。
社会経済情勢を見てみますと、東海地方など一部都市で力強い景気回復が見られますが、多くの地方都市におきましては、いまだ本格的な景気回復まで至っていない状況であります。また、地方から中央への人口流出がとまらない状況であることを考えますと、本市におきましても、財政を取り巻く環境はますます厳しさを増しており、加えて扶助費や公債費等の義務的経費が増大するなど、これまで以上に厳しい財政運営が予想される一方で、住民との密接なかかわりを持つ市の役割として、東北新幹線新青森駅開業効果の確実な享受とともに、少子・高齢化や雇用問題、住民ニーズの多様化、高度化への対応がますます重要になるものと認識しております。
今後、青森市総合計画「ネクスト Aomori 推進プラン」に掲げた諸施策を推進するためにも、自治体経営ビジョンに掲げております大きな市民参加による市民主役のまちづくり、便利で小さな市役所づくりの2つの経営方針により、歳出の見直しによる抑制と重点化を進め、将来にわたり安定した行財政基盤の確立を図ることを期待するとともに、一昨年の合併、昨年10月の中核市への移行を経まして、今後とも青森市が「恵み豊かな森と海 男・女が輝く 中核都市」として持続されますよう、微力ではありますが、全力を尽くしてまいります。
以上、今議会に提案されております各会計補正予算につきまして、賛成の立場からその所見を申し述べましたが、議員各位におかれましては、よろしく御賛同を賜りますようお願い申し上げ、私の賛成討論といたします。御清聴まことにありがとうございました。(拍手)
56
◯議長(
奥谷進君) これにて討論を終結いたします。
これより採決いたします。
議案第98号、議案第99号、議案第103号、議案第105号、議案第106号及び議案第108号の計6件については反対討論がありますので、起立により一括採決いたします。
議案第98号、議案第99号、議案第103号、議案第105号、議案第106号及び議案第108号の計6件については、
委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
57
◯議長(
奥谷進君) 起立多数であります。よって、各案件については
委員長報告のとおり決しました。
次に、ただいま決定されました案件を除く各案件については、
委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
58
◯議長(
奥谷進君) 御異議なしと認めます。よって、各案件については
委員長報告のとおり決しました。
──────────────────────────
日程第41 陳情第3号 新幹線新青森駅南口改札口の設置に関する陳情
59
◯議長(
奥谷進君) 日程第41陳情第3号「新幹線新青森駅南口改札口の設置に関する陳情」を議題といたします。
新幹線対策特別委員長の報告を求めます。13番大坂昭議員。
〔議員大坂昭君登壇〕
60 ◯13番(大坂昭君) ただいまから、新幹線対策特別
委員会の審査の経過と結果について報告いたします。
本
委員会は6月12日に開催し、本会議より付託されました陳情1件について審査をいたしました。
陳情第3号「新幹線新青森駅南口改札口の設置に関する陳情」についてでありますが、本陳情については、
全員異議なく採択すべきものと決しました。
以上が審査の経過と結果についてでありますが、審査の過程における主なる
質疑応答は、お手元に配付いたしております
委員長報告書のとおりであります。
以上をもって本
委員会の報告を終わります。
61
◯議長(
奥谷進君) ただいまの
委員長報告に対する質疑に入ります。
御質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
62
◯議長(
奥谷進君) 質疑ないものと認めます。
討論については通告がありませんでした。
これより採決いたします。
本陳情については、
委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
63
◯議長(
奥谷進君) 御異議なしと認めます。よって、本陳情については
委員長報告のとおり決しました。
──────────────────────────
日程第42 新幹線対策について ~
日程第45 議会広報について
64
◯議長(
奥谷進君) 日程第42「新幹線対策について」から日程第45「議会広報について」まで、計4件を
一括議題といたします。
各案件については、各特別委員長から会議規則第104条の規定により、お手元に配付いたしております申出書のとおり、閉会中の継続審査の申し出があります。
65
◯議長(
奥谷進君) お諮りいたします。
各特別委員長からの申し出のとおり、閉会中の継続審査に付することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
66
◯議長(
奥谷進君) 御異議なしと認めます。よって、各特別委員長からの申し出のとおり、閉会中の継続審査に付することに決しました。
──────────────────────────
日程第46 議案第134号 財産区管理委員の選任について
67
◯議長(
奥谷進君) 日程第46議案第134号「財産区管理委員の選任について」を議題といたします。
提案理由の説明を求めます。佐々木市長。
〔市長佐々木誠造君登壇〕
68 ◯市長(佐々木誠造君) 議案第134号について御説明申し上げます。
平成17年第3回定例会において御同意をいただき、選任いたしました八重菊第二(萱の茶屋)財産区管理委員清藤長次郎氏は、平成19年3月14日死去されました。そこで、この後任について慎重に検討した結果、清藤彦次氏が適任と認められますので、選任いたしたいと存じます。
また、平成17年第3回定例会において御同意をいただき、選任いたしました大平財産区管理委員川村彰一氏は、平成19年4月10日死去されました。そこで、この後任について慎重に検討した結果、三上正八氏が適任と認められますので、選任いたしたいと存じます。
以上のほか、平成15年第2回定例会において御同意をいただき、選任いたしました前田、清水、深沢第一、新城、土橋、大平、金浜、大別内、野木、孫内及び野内の各財産区管理委員延べ27名の方々は、本日6月22日、または来る6月30日、もしくは7月17日にそれぞれ任期が満了となります。そこで、この後任について慎重に検討した結果、大平財産区管理委員西田守義氏の後任には西田孝一氏が、大別内財産区管理委員佐藤登氏の後任には神英男氏が、西田宗一氏の後任には神実氏が、孫内財産区管理委員我満新一氏の後任には我満惣市氏が適任と認められますので、それぞれ選任することとし、その他の方々については、再任いたしたいと存じます。
何とぞ御同意を賜りますようお願い申し上げます。
なお、これらの方々の経歴についてはお手元に配付いたしたとおりであります。
69
◯議長(
奥谷進君) これより質疑に入ります。
御質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
70
◯議長(
奥谷進君) 質疑ないものと認めます。
71
◯議長(
奥谷進君) お諮りいたします。
ただいま議題となっております議案第134号については、
委員会の付託を省略いたしたいと思います。
これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
72
◯議長(
奥谷進君) 御異議なしと認めます。よって、
委員会の付託を省略することに決しました。
討論については通告がありませんでした。
73
◯議長(
奥谷進君) お諮りいたします。
ただいま議題となっております議案第134号については、これに同意することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
74
◯議長(
奥谷進君) 御異議なしと認めます。よって、本案は同意することに決しました。
──────────────────────────
日程第47 議員提出議案第5号 後期高齢者医療制度創設に当たっての意見書
75
◯議長(
奥谷進君) 日程第47議員提出議案第5号「後期高齢者医療制度創設に当たっての意見書」を議題といたします。
76
◯議長(
奥谷進君) お諮りいたします。
ただいま議題となっております議員提出議案第5号については、提案理由の説明及び
委員会の付託を省略いたしたいと思います。
これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
77
◯議長(
奥谷進君) 御異議なしと認めます。よって、提案理由の説明及び
委員会の付託を省略することに決しました。
これより質疑に入ります。
御質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
78
◯議長(
奥谷進君) 質疑ないものと認めます。
これより討論に入ります。
討論の通告がありますので、発言を許します。
2番舘田瑠美子議員。
〔議員舘田瑠美子君登壇〕(拍手)
79 ◯2番(舘田瑠美子君) 日本共産党の舘田瑠美子です。
後期高齢者医療制度創設に当たっての意見書に賛成の立場から討論を行います。
保険料は年金から天引きして厳しく取り立てる一方で、公的保険で受けられる医療は高齢者だからと格差をつける、こんな後期高齢者医療制度が来年4月から導入する予定で準備されています。これは、自民、公明の与党が昨年6月強行採決をした医療制度改革関連法の一つです。後期高齢者医療制度は、75歳以上の人が対象となる医療制度です。来年4月からは老人保健制度が廃止になり、75歳以上は、現在加入している国保や健保を脱退させられ、高齢者だけの独立した保険に組み入れられます。現行制度との大きな違いは、サラリーマンの家族に扶養されている人を含めすべての後期高齢者が、保険料の負担を求められ、大多数が年金からの天引きにされることです。
保険料は、今後、都道府県ごとに決められますが、厚生労働省の試算では、平均月6200円になり、介護保険料と合わせると、月1万円を超えることになります。保険料は2年ごとに改定され、後期高齢者がふえるに従ってその割合も引き上げられます。3年ごとに引き上げられている介護保険料の場合は、6年で平均月1000円以上も上がりました。日本共産党の小池晃参院議員の試算では、年金額が月1万5000円の大阪のひとり暮らしの高齢者の場合、介護保険料と国保料の合計は月4413円にもなります。年金額の約30%近くが強制的に奪われる非情な制度ではないでしょうか。また、柳沢厚生労働大臣が天引き額が年金の2分の1を超えないように配慮するという答弁は、配慮どころか2分の1まではむしり取るという冷酷な宣言にほかなりません。
従来75歳以上の高齢者は、障害者や被爆者などと同じく、保険料を滞納しても保険証を取り上げてはならないとされてきました。しかし、後期高齢者医療制度は、高齢者でも容赦なしに保険料を滞納すれば保険証が取り上げられ、短期保険証、資格証明書が発行されます。国保では高過ぎる保険料が払えなかったために、保険証が取り上げられ、病院にもかかれず、死亡するケースが相次いでいます。保険証取り上げを高齢者医療制度にまで広げることは絶対に許せません。
政府は、病院、診療所に支払われる診療報酬を高齢者の心身の特性にふさわしいものにすると言って、診療報酬を74歳以下と別建てにして格差をつけようとしています。いろいろな病気を複合的に持っている高齢者が元気に過ごせるよう、医療に手間もお金もかけることこそ必要なのに、政府は逆に高齢者の検査や治療の報酬を定額にし、手厚い治療をした医療機関ほど減収にしようとしています。これでは必要な検査も治療もできなくなり、高齢者は粗悪医療や病院追い出しを迫られ、医療難民を生み出しかねません。このように問題点が多い後期高齢者医療制度です。
最後に、高齢者の人権を守り、制度の見直しを求める後期高齢者医療制度創設に当たっての意見書に対する議員各位の賛同を心から呼びかけまして、賛成討論といたします。御清聴ありがとうございました。(拍手)
80
◯議長(
奥谷進君) これにて討論を終結いたします。
これより採決いたします。
議員提出議案第5号について、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」「異議あり」と呼ぶ者あり〕
81
◯議長(
奥谷進君) 御異議がありますので、起立により採決いたします。
議員提出議案第5号については、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
82
◯議長(
奥谷進君) 起立少数であります。よって、本案は否決されました。
──────────────────────────
日程第48 議員提出議案第6号 特定健康診査・特定保健指導を国の責任において実施するよう求める
意見書
83
◯議長(
奥谷進君) 日程第48議員提出議案第6号「特定健康診査・特定保健指導を国の責任において実施するよう求める意見書」を議題といたします。
84
◯議長(
奥谷進君) お諮りいたします。
ただいま議題となっております議員提出議案第6号については、提案理由の説明及び
委員会の付託を省略いたしたいと思います。
これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
85
◯議長(
奥谷進君) 御異議なしと認めます。よって、提案理由の説明及び
委員会の付託を省略することに決しました。
これより質疑に入ります。
御質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
86
◯議長(
奥谷進君) 質疑ないものと認めます。
これより討論に入ります。
討論の通告がありますので、発言を許します。
12番
布施一夫議員。
〔
議員布施一夫君登壇〕(拍手)
87 ◯12番(
布施一夫君) 日本共産党の
布施一夫です。
議員提出議案第6号「特定健康診査・特定保健指導を国の責任において実施するよう求める意見書」に賛成の討論を行います。
医療構造改革が国民の健康に大きな影響を与える問題の一つに、健診の見直しがあります。健診の責任を国や自治体から国保や保険組合などの保険者に移し、保険者に被保険者の健診や保健指導を義務づけるというものです。そして、健診をこれまでの国民の健康の増進、すなわち疾病の早期発見、早期治療という位置づけから、健診の目的をメタボリックシンドローム、いわゆる肥満の発見と生活改善指導に限定して、これにより糖尿病などの生活習慣病を減少させようというものです。
2015年までに生活習慣病患者を25%減少させることによって、医療費を約2兆円削減しようというのがそのねらいであり、来年から実施の予定で準備が進められています。特定健診は、生活習慣病の予防という観点から、改善の可能性がある40歳から64歳を中心に取り組むことになり、65歳以上の高齢者の健診やがん検診が大幅に後退する心配があります。地域住民の健康保持と医療費負担軽減を目的に、地域の関係者が連携して積み上げてきた努力と成果を根底から覆しかねない内容の制度であります。
保険者に健診の完全実施が義務化され、達成状況によって保険者が後期高齢者医療保険に拠出する支援金を増額するなどのペナルティーがかけられます。しかし、現状で40から70%程度の受診率を完全実施まで持っていくためには、相応の人手と予算が保障されなければ不可能なことであります。
メタボリックシンドロームの診断基準とされている腹回り、男性85センチ以上、女性90センチ以上については、国内外で疑問視され、医学的評価も分かれています。この新たな診断、保健指導システムの費用は被保険者の保険料に上乗せして捻出することになっていますが、それだけの費用負担をさせ、現行の健診システムを壊してまで実施すべきものでしょうか。
医学的根拠のない拙速な実施を見合わせ、国が責任を果たすように、費用負担のあり方についても再検討が必要です。健診や保健指導の実績が保険者へのペナルティーとなってはね返ってくるような仕組みは改めるべきであります。
議員各位の御賛同をお願い申し上げ、賛成討論を終わります。(拍手)
88
◯議長(
奥谷進君) これにて討論を終結いたします。
これより採決いたします。
議員提出議案第6号については、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」「異議あり」と呼ぶ者あり〕
89
◯議長(
奥谷進君) 御異議がありますので、起立により採決いたします。
議員提出議案第6号については、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
90
◯議長(
奥谷進君) 起立少数であります。よって、本案は否決されました。
──────────────────────────
日程第49 議員提出議案第7号 公共サービスの安易な民間開放に反対し、国民生活の安心、安全の確
立を求める意見書
91
◯議長(
奥谷進君) 日程第49議員提出議案第7号「公共サービスの安易な民間開放に反対し、国民生活の安心、安全の確立を求める意見書」を議題といたします。
92
◯議長(
奥谷進君) お諮りいたします。
ただいま議題となっております議員提出議案第7号については、提案理由の説明及び
委員会の付託を省略いたしたいと思います。
これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
93
◯議長(
奥谷進君) 御異議なしと認めます。よって、提案理由の説明及び
委員会の付託を省略することに決しました。
これより質疑に入ります。
御質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
94
◯議長(
奥谷進君) 質疑ないものと認めます。
これより討論に入ります。
討論の通告がありますので、発言を許します。
1番村川みどり議員。
〔議員村川みどり君登壇〕(拍手)
95 ◯1番(村川みどり君) 日本共産党の村川みどりです。
議員提出議案第7号「公共サービスの安易な民間開放に反対し、国民生活の安心、安全の確立を求める意見書」に賛成の立場から討論を行います。
政府は、人口減少、超高齢化社会の到来やグローバル化の進展など、我が国経済社会が大きな環境変化に直面する中、小さくて効率的な政府を実現することを重点課題とした構造改革路線を推し進めていますが、安心・安全の破壊、格差と貧困の拡大、地方切り捨てを招いて大きな社会問題となっています。
政府は、2006年5月26日、行政改革推進法を成立させ、同日、公共サービスの質の維持向上及び経費の削減を図るという基本理念のもと、公共サービス改革法も成立させました。定員削減のための具体的な手法の一つとして、市場化テストを進めるものです。
市場化テストは、コスト縮減が目的のため、労働者の賃金が抑制されることや業務契約期間が1年から数年となるため、不安定な非正規労働者による業務運営で国や地方自治体の職場に大量の低所得者を生み出し、公共サービスの質は著しく低下することが危惧されます。社会問題となっているワーキングプア、使い捨て雇用の労働者を公務職場から量産しかねません。
このような実態を放置するなら、地域の労働者の賃金水準が低下します。それは住民の購買力を失わせ、地域経済を疲弊させるだけでなく、出生率のさらなる低下や治安の悪化など、さまざまな深刻な問題を生じることにつながります。そのため、賃金抑制競争に歯どめをかけ、労働者に最低でも独立できる賃金を保障することが重要となります。
国の予算決算及び会計令には、低価格での入札があった場合に、業務が履行されないおそれがある場合の基準を各省がつくれる規定が置かれています。この基準に賃金に関する事項を盛り込み、ワーキングプアをつくらない審査をしっかり行うことが必要です。
耐震構造偽装事件や交通機関の相次ぐトラブルなど、いずれも公務員を削減し、民間企業による運営で、営利目的のために安全が軽視され、違法、脱法行為が横行し、大きな問題が発生しています。公平、公正、安定的継続性をもって公共サービスを国民に提供するためには、責任の所在や一定のまともなルールが必要です。
国民の権利保障を後退させる公務、公共サービスの民営化や市場化テストの安易な導入は行わず、国民生活を支える安心・安全な公共サービス確立を目指すため、御理解と御協力をお願い申し上げ、賛成討論といたします。御清聴ありがとうございました。(拍手)
96
◯議長(
奥谷進君) これにて討論を終結いたします。
これより採決いたします。
議員提出議案第7号については、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」「異議あり」と呼ぶ者あり〕
97
◯議長(
奥谷進君) 御異議がありますので、起立により採決いたします。
議員提出議案第7号については、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
98
◯議長(
奥谷進君) 起立少数であります。よって、本案は否決されました。
──────────────────────────
日程第50 議員提出議案第8号 日豪、日米などFTA・EPA促進路線の転換と、自給率向上に向け
た施策の強化を求める意見書
99
◯議長(
奥谷進君) 日程第50議員提出議案第8号「日豪、日米などFTA・EPA促進路線の転換と、自給率向上に向けた施策の強化を求める意見書」を議題といたします。
100
◯議長(
奥谷進君) お諮りいたします。
ただいま議題となっております議員提出議案第8号については、提案理由の説明及び
委員会の付託を省略いたしたいと思います。
これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
101
◯議長(
奥谷進君) 御異議なしと認めます。よって、提案理由の説明及び
委員会の付託を省略することに決しました。
これより質疑に入ります。
御質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
102
◯議長(
奥谷進君) 質疑ないものと認めます。
これより討論に入ります。
討論の通告がありますので、発言を許します。
21番大沢研議員。
〔議員大沢研君登壇〕(拍手)
103 ◯21番(大沢研君) 日本共産党の大沢研です。
議員提出議案第8号「日豪、日米などFTA・EPA促進路線の転換と、自給率向上に向けた施策の強化を求める意見書」に賛成討論を行います。
今、日本の食糧自給率は40%で、6割も外国からの輸入に依存する政策をとり続けています。世界の人口の2%にすぎない日本が、国際市場に流通する食糧の10%も買いあさっているのが現状です。この自給率をさらに15%まで引き下げようとしているのが、EPA、経済連携協定、FTA、自由貿易協定であります。最近、トウモロコシやサトウキビなどを原料にしたバイオ燃料の生産が急速に拡大しています。この影響を受けて、日本人がふだん食べる食べ物の国際価格が高騰しています。
しんぶん赤旗の調査によると、先月大手飲料メーカーが果汁飲料を相次いで値上げしましたが、オレンジ果汁の国際価格の高騰が原因だそうです。日本果汁協会では、生産地のアメリカで病気が発生したり、ブラジルではオレンジ畑がバイオ燃料用のサトウキビの生産に転換されている。消費量に生産が追いつかないと説明しているということであります。
さらに、今月1日、マヨネーズ最大手のキューピーが小売価格を10%値上げ、マーガリン業界も値上げに踏み切りました。ともに原料の食用油、菜種、大豆の高騰が原因です。ヨーロッパでは、菜種や大豆を原料とするバイオ燃料の生産が拡大し、世界の菜種貿易量の4割を輸入してきた日本に影響が出ているということであります。
納豆の原料大豆の7割以上はアメリカ、カナダ産です。全国納豆協同組合連合会は、値も上がっているが、遺伝子組み換え大豆がふえ、アメリカでは作付面積の9割に及ぶ、近い将来よほど高い値をつけないと遺伝子組み換えでない大豆をつくってもらえなくなると言っているそうであります。
業界最大手の日清製粉は、先月、業務用小麦を値上げしました。あるパン屋さんは、パンに必要な小麦、砂糖、油脂のすべてが上がり、全商品を10円から40円値上げせざるを得ないと語っています。畜産、酪農にも深刻な影響が出ています。トウモロコシ価格の高騰でえさ代が昨年10月からトン当たり1万円以上上がったからです。輸出量の7割を生産するアメリカが、バイオ燃料としてトウモロコシを原料にする政策に力を入れているためであります。
このように、輸入に依存している日本の食糧と農業は、危機的な現状にあります。民間のシンクタンク、丸紅経済研究所の柴田明夫所長は、日本はこれまで世界じゅうからエネルギーや鉱物、食糧を輸入してきました。しかし、資源は有限であり、市場から調達することが難しくなる局面も出てくるでしょう。食糧の安定供給のためには、国内生産、輸入、備蓄の組み合わせが重要です。自給率の向上が欠かせませんと語っています。
ところが、政府は、国際競争力を強めるといって全農家を対象にしてきた支援策を、一部の農家だけに限る品目横断的経営安定対策に切りかえました。さらに、メキシコ、フィリピンと経済連携協定、自由貿易協定を結び、オーストラリアとの交渉にも入っています。農産物も含め、関税を原則ゼロにしようとするものです。
日豪経済連携協定が日本農業にどんな影響を与えるのか農水省が試算したところ、小麦、砂糖はほぼ壊滅、米は9割減産、乳製品や牛肉も7割から8割減産など、国内から農業がなくなるに等しいショッキングな結果が出ました。安倍首相が議長を務める経済財政諮問会議は、さらに全面自由化を要求しています。この要求に応じて農水省が試算したところ、完全自由化によって食糧自給率は現在の40%から12%まで急落することがわかりました。
このように、日本農業に壊滅的打撃を与え、食糧自給率の低下は日本人の食まで危うくするものであり、メキシコ、フィリピンとのEPA、FTAの締結はやめ、日豪EPA交渉を中止すべきであります。また、価格保障を農業予算の柱に据え、続けたい人、やりたい人すべてを農業の担い手として応援し、食糧自給率を早急に50%台に回復させ、60%を目指すべきであります。
以上申し上げまして、意見書への賛成討論といたします。御清聴ありがとうございました。(拍手)
104
◯議長(
奥谷進君) これにて討論を終結いたします。
これより採決いたします。
議員提出議案第8号については、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」「異議あり」と呼ぶ者あり〕
105
◯議長(
奥谷進君) 御異議がありますので、起立により採決いたします。
議員提出議案第8号については、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
106
◯議長(
奥谷進君) 起立少数であります。よって、本案は否決されました。
──────────────────────────
日程第51 議員提出議案第9号 アメリカ産牛肉の輸入条件の緩和に反対し、国内での全頭検査を維持
する予算措置の継続を求める意見書
107
◯議長(
奥谷進君) 日程第51議員提出議案第9号「アメリカ産牛肉の輸入条件の緩和に反対し、国内での全頭検査を維持する予算措置の継続を求める意見書」を議題といたします。
108
◯議長(
奥谷進君) お諮りいたします。
ただいま議題となっております議員提出議案第9号については、提案理由の説明及び
委員会の付託を省略いたしたいと思います。
これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
109
◯議長(
奥谷進君) 御異議なしと認めます。よって、提案理由の説明及び
委員会の付託を省略することに決しました。
これより質疑に入ります。
御質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
110
◯議長(
奥谷進君) 質疑ないものと認めます。
これより討論に入ります。
討論の通告がありますので、発言を許します。
12番
布施一夫議員。
〔
議員布施一夫君登壇〕(拍手)
111 ◯12番(
布施一夫君) 日本共産党の
布施一夫です。
議員提出議案第9号「アメリカ産牛肉の輸入条件の緩和に反対し、国内での全頭検査を維持する予算措置の継続を求める意見書」に賛成の討論を行います。
アメリカ政府は、20カ月齢以下に限っている輸入基準を撤廃するよう日本政府に圧力をかけ続けてきました。この圧力に屈し、輸入条件を緩和するようなことがあってはなりません。
そもそも輸入制限の原因はアメリカにあります。2003年12月にBSE感染牛が発見され、アメリカの対策の不十分さが問題になりました。2005年12月の輸入再開に当たり、BSE病原体が蓄積しやすい危険部位の除去とともに、20カ月齢以下の若い牛に限るという条件が日米で合意されました。しかし、輸入再開直後の06年1月、危険部位の混入が再び起こり、輸入は再び停止されました。その半年後の昨年7月に輸入を再開した後も、条件に合致しない牛タンが持ち込まれるなど、計4件もの輸出条件違反が繰り返されています。
これらの輸出条件違反は、いずれも日本が輸入時に実施してきた全箱検査によって明らかになったものです。ところが、日本政府は、つい先日からこの全箱検査を取りやめ、抜き取り検査に変更することにしてしまいました。全箱検査の取りやめによってアメリカ側の輸出条件違反が発覚しにくくなり、危険な牛肉が素通りで輸入される心配が大きくなっています。さらなる輸入条件の緩和に向けて、来週にも日米協議が再開されるとの報道がありますが、全箱検査の取りやめに加え、月齢制限の撤廃となれば、安全な牛肉を安心して食べたいという国民の願いに逆行するものであり、とても許されません。
国内では、食肉処理場でのBSE全頭検査体制を維持するために、すべての都道府県が自主的に20カ月齢以下の牛の検査を行い、それに対し国庫補助をしています。全頭検査は、日本でBSEが初めて発見された直後の2001年10月から国の制度として実施されました。しかし、アメリカ産牛肉の輸入再開に至る経過の中で、日本政府はアメリカ政府の圧力に屈し、20カ月齢以下については検査しないことにしてしまいました。
一方で、消費者と生産者の全頭検査を守れの一致した声に押され、政府は都道府県の自主的検査に国庫補助を出してきました。消費者の不安の払拭と生産、流通現場での混乱を避けるために、事実上、全頭検査を維持せざるを得なかったのであります。アメリカでは、全頭検査が行われておらず、食肉処理する牛の1%未満しかBSE検査をしていません。飼料規制も不十分で、月齢を特定する個体識別の制度もありません。
アメリカ産牛肉の輸入を拡大するために、ずさんなアメリカの基準に合わせ、安全・安心に必要な日本の全頭検査体制を崩すなど、言語道断であります。
以上申し上げ、意見書への賛成討論とします。(拍手)
112
◯議長(
奥谷進君) これにて討論を終結いたします。
これより採決いたします。
議員提出議案第9号については、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」「異議あり」と呼ぶ者あり〕
113
◯議長(
奥谷進君) 御異議がありますので、起立により採決いたします。
議員提出議案第9号については、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
114
◯議長(
奥谷進君) 起立少数であります。よって、本案は否決されました。
──────────────────────────
日程第52 議員提出議案第10号 均等待遇の実効あるパートタイム労働法の制定を求める意見書
115
◯議長(
奥谷進君) 日程第52議員提出議案第10号「均等待遇の実効あるパートタイム労働法の制定を求める意見書」を議題といたします。
116
◯議長(
奥谷進君) お諮りいたします。
ただいま議題となっております議員提出議案第10号については、提案理由の説明及び
委員会の付託を省略いたしたいと思います。
これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
117
◯議長(
奥谷進君) 御異議なしと認めます。よって、提案理由の説明及び
委員会の付託を省略することに決しました。
これより質疑に入ります。
御質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
118
◯議長(
奥谷進君) 質疑ないものと認めます。
これより討論に入ります。
討論の通告がありますので、発言を許します。
1番村川みどり議員。
〔議員村川みどり君登壇〕(拍手)
119 ◯1番(村川みどり君) 日本共産党の村川みどりです。
議員提出議案第10号「均等待遇の実効あるパートタイム労働法の制定を求める意見書」に賛成の立場から討論いたします。
パート労働者は、フルタイム労働者と同じ仕事をしているのに、賃金はその半分、その上休暇もとれず、さらには食堂や休憩室の利用、交通費や慶弔費の支給で差別されるなど、無権利で劣悪な労働条件のもとで非人間的な労働を強いられています。パート労働者に権利を保障し、均等待遇を実現する上で政府の果たす責務は大きいものです。
ところが、日本のパート労働者の権利は一切定めず、事業主に対する行政指導のための法律にとどまっています。パート労働者に関する国際基準や先進国法制度から大きく立ちおくれており、その抜本的改正が強く求められています。
ILOの条約と勧告は、パート労働者を含めすべての労働者を適用対象にしています。年々増大するパート労働者が、労働時間が短いというただそれだけの理由で、低賃金と不安定な雇用、無権利の状態に置かれ、さらには社会保障制度からも排除され、その結果、パート労働者がますます深刻になることを懸念し、採択されたものです。
労働時間が短いことが差別の対象になるという新しい状況が生じていること、またパート労働者の圧倒的多数が女性であり、家族責任を果たすためにパート労働を選択せざるを得ないという現実が生まれていることを直視し、これまでの条約と勧告が不十分と判断したものです。
従来の条約と勧告は、パート労働者を直接の対象としたものではありませんでした。雇用及び職業についての差別待遇に関する条約や、雇用の促進及び失業に対する保護に関する条約という代表的な差別禁止条約には、パート労働者に対する不利な処遇の基礎となっている労働時間が、差別禁止の理由として明記されていません。また、パート労働者に直接言及する家族的責任を有する男女労働者の機会及び待遇の均等に関する条約でも、パート労働者の保護は断片的なものにとどまり、全面的に展開されていません。
このような実態と世界の流れの中で、1994年に採択され、今や国際的には当たり前のことになっています。しかし、日本政府はILOがパート労働条約を制定することに一貫して反対し、採択を棄権し、いまだに同条約を批准しようとしません。それだけでなく、ILOパート労働条約と勧告並びにこれを基礎となった決議のほとんどすべての条項に、国内の法律と慣行に従いなどの文言を挿入する修正案を連発し、条約、勧告を骨抜きにするための先頭に立ってきました。日本政府のこの態度は、労働者側から批判されただけでなく、EU諸国政府からも、時には米国政府からも批判され、日本政府はILOの中で完全に孤立してしまいました。
政府は、ILOパート労働条約を真正面から受けとめながら、パート労働者に均等待遇を保障する取り組みをパート労働法の抜本的改正を含め、なお一層強化しなければいけません。しかも、女性労働者が最も困難な労働実態に置かれていることを直視するとき、パート労働者の権利擁護と均等待遇の実現はますます切実になっています。
議員各位の御賛同を心からお願い申し上げ、賛成討論といたします。御清聴ありがとうございました。(拍手)
120
◯議長(
奥谷進君) これにて討論を終結いたします。
これより採決いたします。
議員提出議案第10号については、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」「異議あり」と呼ぶ者あり〕
121
◯議長(
奥谷進君) 御異議がありますので、起立により採決いたします。
議員提出議案第10号については、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
122
◯議長(
奥谷進君) 起立少数であります。よって、本案は否決されました。
──────────────────────────
日程第53 議員派遣について
123
◯議長(
奥谷進君) 日程第53「議員派遣について」を議題といたします。
124
◯議長(
奥谷進君) お諮りいたします。
本件については、お手元に配付しておりますとおり、議員を派遣することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
125
◯議長(
奥谷進君) 御異議なしと認めます。よって、お手元に配付しておりますとおり、議員を派遣することに決しました。
──────────────────────────
126
◯議長(
奥谷進君) 以上で本日の日程は全部終了いたしました。
──────────────────────────
閉 会
127
◯議長(
奥谷進君) これにて平成19年第2回青森市議会定例会を閉会いたします。
午前11時50分閉会
──────────────────────────
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