○議長(黒沢龍己君) 日程第3、諸般の報告を行います。 地方自治法第121条の規定により、説明のため出席を求めた者は、門脇市長、倉橋副市長、熊谷教育長、高橋祐策代表監査委員、大山肇浩総務部長、小田野地方創生・総合戦略統括監、竹下市民福祉部長、草なぎ雅人建設部長、戸澤会計管理者、菅原医療局長、佐藤教育部長、大山隆誠総務部次長兼企画政策課長、高橋宏和危機管理監、
伊藤田沢湖市民センター所長、
茂木角館市民センター所長、
山田西木市民センター所長、藤村総務課長、草なぎ郁太郎財政課長です。
細川観光文化スポーツ部長、八柳農林商工部長です。 なお、出席を求めた者のうち、小田野地方創生・総合戦略統括監、戸澤会計管理者、大山総務部次長兼企画政策課長、高橋危機管理監、
山田西木市民センター所長、藤村総務課長は、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため別室での待機となりますので、御了承願います。 以外につきましては、必要に応じて出席を求めることにします。 会議の書記は、堀川係長、高橋技術員を任命します。 職務のための出席は、三浦事務局長、高階事務局次長です。
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△市政報告、施政方針
○議長(黒沢龍己君) 市政報告及び施政方針を行います。門脇市長。
◎市長(門脇光浩君) おはようございます。 令和3年第2回仙北市議会定例会の開会にあたり、まず市政報告をさせていただきます。その後、施政方針を行います。 初めに、市政報告であります。 一般会計補正予算、第14号及び第15号についてであります。 第14号の補正額は1億4,000万円、補正後の額は273億5,793万4,000円で、追加事業は冬期交通対策費であります。このたびの豪雪で除雪出動費等の不足が見込まれるため、定例会初日の議決をお願いするものであります。 第15号の補正額は13億4,875万6,000円の減額で、補正後の額は260億917万8,000円であります。主な事業は、地籍調査事業費、
指定管理施設支援事業費、障害者自立支援給付費、病院事業会計補助金、
農地集積加速化基盤整備事業費の追加、強い農業・
担い手づくり総合支援事業費補助金、
FISモーグルワールドカップ開催事業費負担金の減額などであります。第2表繰越明許費補正は追加、第3表債務負担行為補正は追加及び変更、第4表地方債補正は追加及び変更であります。 それでは、各部局等の主要事項及び諸般の状況を御報告申し上げます。 総務部であります。
日本生命保険相互会社秋田支社との包括連携協定についてであります。 2月16日に「仙北市と
日本生命保険相互会社秋田支社との包括連携に関する協定」を締結いたしました。この協定締結で、SDGsの理念「誰ひとり取り残さない」を基本に、同社と連携し、市民の健康、地域の暮らしや安全を守る取り組みなどを進めたいと思います。
オリパラ基本方針推進調査、パラリンピックを受け入れるホストタウンの拡充等についての事業であります。 今年度、パラリンピアンとの交流を契機に、共生社会の実現に向けた取り組みを推進するホストタウンとして、角館高校と大曲支援学校せんぼく校の生徒を対象に「モノの見方を柔軟にして、新しい価値を生み出せる人材」を育成するため、全8回の講座を開催しております。 講座では、仙北市内で様々な分野で活躍している方々を生徒自らが取材をし、短編映像とポスター制作に取り組み、1月30日にはその成果発表会を角館交流センターで開催し、市民50人ほどの前で生徒が製作した映像のプレゼンテーションを行いました。コロナ禍のため、ほとんどの講座がリモートで生徒は苦労したと思います。しかし、いずれの作品も完成度は高く、発表も自信にあふれ、講座を通じて生徒の成長を感じることができました。今後の活躍に期待したいと思います。 市税等の収納率についてであります。 1月末現在の市税等の滞納繰越分収納率は、前年同月比で普通税が3.9ポイント増の20.4%、国民健康保険税が2.3ポイント増の31.0%、後期高齢者医療保険料が12.9ポイント増の40.4%であります。 また、現年度課税分は、前年同月比で普通税が2.8ポイント減の89.7%、国民健康保険税が1.2ポイント増の80.6%、
後期高齢者医療保険料普通徴収分が2.5ポイント増の86.0%となっていて、引き続き収納率の向上に全力で取り組みます。 暴風雪による被害についてであります。 2月16日未明から市内で暴風雪が強まり、16日午前4時37分、暴風雪警報が発令されました。朝7時過ぎから被害に関する情報提供や通報があり、現場調査をしながら、市民には安全安心メールなどで注意喚起を行いました。 被害の状況は、2月19日現在、住家の屋根が剥がれるなどの被害が7件、小屋など非住家の屋根が剥がれるなどの被害が10件、市道や県道への倒木で交通規制を行ったものが7件となっております。幸いけがなど人的被害はありませんでした。西木町門屋地区の一部や田沢湖岡崎地区の一部で停電も発生しましたけれども、16日夜までに復旧をしております。 今後も暴風雪や大雪などの気象情報に注意警戒し、市民へ防災無線や安全安心メールなどで情報提供を行い、また被害者支援の手法なども検討を行いながら、引き続き雪害・防風対策を強化したいと思います。 西木庁舎改修工事の進捗状況についてであります。 昨年7月29日から施工している西木庁舎改修工事は、庁舎屋上の防水工事等が降雪前に終了し、現在は、間仕切り、トイレ、床、電気設備等の内部改修工事を行っております。 1月末現在の工事進捗率は、計画の57%に対し、65%と順調に進んでおります。 市民福祉部であります。 保育園等の入園申し込み状況についてであります。 令和3年度保育園等の入園申し込み状況は、2月1日現在、定員738人に対し576人であります。内訳は新規入園児74人、在園児482人のほか、認定こども園の1号認定の園児20人となっております。 保育認定と入園決定の通知は、新規入園児に対しては発送済みであります。在園児に対しては3月上旬に発送を予定しております。 令和4年度角館こども園の法人化についてであります。 角館地区の市立4園の今後の在り方については、検討委員会の提言方針を踏まえ、角館こども園は令和4年度の法人移譲を目指し、白岩小百合保育園・角館西保育園・中川保育園は、地域の実情と出生児童数の動向を見極めながら、もう少し時間をかけて検討することとしました。 各園の方向性が結論づけられたことにより、昨年12月に保育者を対象に、「角館こども園の法人化に関する職員説明会」を開催しました。 年明けには、角館こども園の保護者説明会を開催する予定でありましたけれども、新型コロナの感染拡大に伴う緊急事態宣言が発令されたことなどに鑑み、保護者の皆様には開催の延期についてお知らせをしています。
インフルエンザ予防接種の助成状況についてであります。 1月分までの
季節性インフルエンザ予防接種の助成状況は、仙北市全体で1万3,218人、52.3%の接種率となっております。内訳として、65歳以上の方が6,525人、妊婦さんを含む19歳から64歳までの方々が4,926人、生後6カ月から高校生までの方々が、小学校まで2回接種となっているので1回目までの人数でありますけれども、1,767となっております。 観光文化スポーツ部であります。 仙北市総合美術展についてであります。 2月2日から2月14日までの13日間、「第10回仙北市総合美術展」を開催しました。仙北市民や仙北市内で芸術活動をしている方々146人と2団体から絵画、書、写真、陶芸など162点の作品が出品され、成果発表の場面となりました。会期中は、仙北市内外から722人の皆様に御来館をいただいております。 農林商工部であります。 融資支援対策についてであります。 新型コロナの感染拡大により、資金繰りに支障を来している事業者を支援する融資制度の申請は、2月16日時点で認定件数375件、申請予定額55億7,479万円であります。内訳は、セーフティネット認定件数116件、申請予定額17億8,051万9,000円、危機関連認定件数259件、申請予定額37億9,427万1,000円となっております。 プレミアム商品券についてであります。 新型コロナの影響による地域経済の低迷で、消費喚起や住民生活の支援を目的に発行した仙北市民プレミアム商品券は、令和2年12月31日が使用期限でありました。加盟店からの商品券換金状況は、換金率が99.7%、換金額は3億8,884万円となっております。 チャレンジ支援事業補助金についてであります。 新型コロナの影響を受けた市内事業者に対し、「安心安全の確保」、「売上げ向上や消費喚起」、「事業継続に向けて新たに実施する取り組み」、「密集・密接・密閉状態を回避」に向けた事業に係る経費の一部を応援する仙北市新規事業継続チャレンジ支援事業補助金は、令和3年1月15日まで申請を受け付けていて、申請件数59件、交付決定補助金の額が441万9,000円となっております。 テナント事業者等支援給付金についてであります。 新型コロナの影響を受け、売上げが減少している市内事業者の事業継続を下支えするため、店舗の家賃の負担軽減をする仙北市テナント事業者等支援給付金は、令和3年1月15日まで申請を受け付け、申請件数は52件、交付決定給付金額は663万5,000円となっております。 なお、先週、JR東日本秋田支社を訪ね様々な協議を行った中で、新幹線を活用した市産食材等の物流サービスについては、農林商工部を中心に同社と既に協議を始めております。 加えて、今朝発生した事案でありますが、西木公民館で予定をしていた市・県民税の申告相談会でありますけれども、機械の不具合で中止せざるを得ないという判断となっております。準備をして来場いただいた皆様、来場を予定していた皆様など、本当に御迷惑をおかけしております。誠に申し訳ありません。 現在も復旧作業をしております。明日には再開できるものと考えております。 引き続き、令和3年度の市政運営の基本方針及び主要な施策について所信を申し上げます。 第1章であります。政策の基本方針であります。 昨年1月16日、国内で初めて新型コロナウイルスの感染者が確認されました。その後も世界規模で感染が拡大し、猛威はいまだに終息しておりません。経済面への影響はそのスピードと深さ、広がりの速さで世界恐慌やリーマン・ショックを超えたとの声を聞きます。日々の生活が「新しい生活様式」となり、交流と移動の制限やテレワークなど、働き方や価値感など大きく変質をしております。 令和3年度は、今年度策定となる総合計画基本計画、後期であります、に基づき、コロナ対策の徹底、内需拡大と産業構造の見直し、市民に優しい地域社会の形成、教育環境の充実等々、「市民の健康と生命と生活を守る」基本政策を重点展開します。全ての市民が生涯にわたり地域で安心して過ごせるよう、SDGsの「誰一人取り残さない」基本理念のもと、目標達成に向け全職員が最大努力を傾注します。 国内でも新型コロナのワクチン接種が始まりました。県内でも始まった報道が先週ありました。仙北市ではワクチン接種推進室を立ち上げております。医療関係者や市民と協働し、安心で心豊かに暮らせるふるさとの実現に向け、チーム仙北で取り組みます。 地方創生事業は、近未来技術実証特区として最先端技術を活用した地域課題の解決に努力をし、国のスマートシティモデル事業、SDGs未来都市など既存基盤を活用しながら、スーパーシティ対象区域の指定を目指します。 商工業は、まず地場産業の振興を引き続き推進し、同時にポストコロナ時代の商工業と一次産業の連携を深化させて、新商品の開発や販売拡大、新サービスの提供など産業構造の重層化に取り組みます。 観光振興は、文化・スポーツの各領域との相乗的効果の発現を目指します。今年は東北デスティネーションキャンペーン、東京オリンピック・パラリンピックが開催予定です。市事業と連動する企画も多数あります。河原田家公開事業や角館町割400年記念事業など文化事業も盛りだくさんです。コロナ感染の状況確認を怠らず、局面局面で考え得る最善の対策を講じます。また、さらに着目度が増したグリーンツーリズムや自然を生かしたアクティビティ・新野外活動など、オールシーズンで優位性・地域性を生かせるメニューの造成と事業実施を進めます。 農林業では、新年度複数の新規事業を立ち上げました。農業生産基盤の効果的な整備とともに、需要構造等の変化に対応した生産供給体制ネットワークの強化も併せ、生産・加工・流通・販売でポストコロナ時代の農業・農村振興の姿を追求します。 第2章であります。令和3年度の重点事業と一般会計予算案の概要及び財政見通しであります。 新型コロナの影響で、現状では日常に多くの制限があることから、市税をはじめ自主財源の収入見込みに不透明感が否めません。令和3年度当初予算は、まずコロナ禍から市民を守ることを主眼に、状況の変化やポストコロナ社会への転換にも即応できるよう、予算規模の縮減を図るなど財政の機動力確保に意を配しました。同時に、第2次仙北市総合計画及び仙北市総合戦略の後期計画初年度として、その施策の実施を担える予算となるよう、各種団体にも御協力をいただいた予算案であります。一般会計の総額は204億5,000万円で前年度比10億1,000万円、4.7%の減となっております。特別会計は7会計合わせて80億1,962万9,000円、企業会計は4会計合わせて86億6,390万2,000円で、当初予算の全体額は371億3,353万1,000円、前年度比13億2,712万9,000円、率にして3.5%の減であります。様々な要因はありますけれども、ここ数年続いた予算の拡大傾向から適正規模への転換点となる予算編成だったと振り返っております。 歳入については、市税はコロナ禍での個人市民税の減などで前年度より1億2,483万4,000円減の24億8,181万6,000円を見込みました。地方特例交付金は新型コロナウイルス感染症対策地方税減収補填特別交付金の新設で、7,560万円増の8,860万円を計上いたしました。地方交付税は普通交付税の合併算定替え終了に伴う縮減、特別交付税の実績額などを踏まえ、総額で1億7,000万円の減となる84億6,000万円を見込みました。臨時財政対策債は5億5,000万円を計上し、地方交付税と臨時財政対策債の合計額は、前年度比5,000万円増の90億1,000万円を計上しています。好調なふるさと仙北応援寄附金は、8億円増の12億円を見込んでおります。財政調整基金繰入金は1億4,557万9,000円減の3,300万円にとどめ、ふるさと仙北応援基金繰入金は13億9,859万4,000円、仙北ふるさと振興基金繰入金は1億8,530万円を計上しております。市債は、角館庁舎建設事業が終了したため、昨年度を10億9,850万円下回る17億2,220万円で、令和3年度末の市債残高は、前年度比2億9,892万8,000円減の237億5,049万3,000円となる見込みであります。 歳出については、会計年度任用職員の人件費、病院事業会計補助金、ふるさと納税ふるさと便事業費の補助金、ふるさと仙北応援寄附金に伴う物件費、積立金など増加需要のほか、コロナ禍への対応を厚く事業計上しております。ワクチン接種経費はもちろん、市単独の行政DX、デジタルトランスフォーメーションの推進事業費であります。テレワーク・ワーケーション利用促進、第三セクター経営改革、若者マイホーム取得助成、高齢者の医療と介護をつなげる新たな取り組み、メガ団地等大規模園芸拠点育成、公共牧場整備、農商工連携促進、野外活動のメッカを目指す仙北ニューネイチャーツーリズム、リモート学習環境強化、生保内体育館大規模改修、河原田家公開管理、田沢郷土資料館展示、中央公民館の新設と運営費等々、新たな取り組みが多数であります。 コロナ禍という未曾有の現状でありますけれども、地域の経済力を何とか維持したい、市民の健康と生命と生活を守りたいとの強い思いで、国県補助金、合併特例事業債、辺地対策債、過疎対策債など、国から応援をいただける財源活用を優先し、ふるさと仙北応援基金繰入金など特定目的基金が充当可能な事業も併せ、予算規模の縮減と財政調整基金の残高確保を図りました。また、国の補正予算に対応する関連事業費は令和2年度補正予算として計上し、当初予算と併せて実施したいと考えております。 さらに、当初予算案の編成作業時に間に合わなかった新型コロナ対策・経済対策などについては、今議会最終日まで御議論をいただけるよう、現在、計画の立案と数量や効果推測などを進めております。御理解をよろしくお願い申し上げます。 次に、今後の財政見通しであります。 国の令和3年度予算は、「新経済・財政再生計画」を踏まえ、コロナ禍、ポストコロナ時代における経済戦略など、感染症拡大を踏まえた経済・財政一体改革を推進することとしております。地方財政計画でも、地方一般財源の総額について令和2年度地方財政計画と実質同水準を確保するとあります。コロナ感染の終息が見通せない中、地方交付税の原資となる国税、地方税ともに収入が大幅に減少し、厳しさがさらに増すことが想定されることに加え、普通交付税の合併算定替え終了に伴う影響も大きいと分析をしております。 第3章であります。令和3年度の各事業の概要であります。 行政のデジタル化の推進であります。 政府では「デジタル社会の実現に向けた改革の基本方針」が閣議決定され、目指すべきデジタル社会のビジョンとして、「デジタルの活用により、一人一人のニーズに合ったサービスを選ぶことができて、多様な幸せが実現できる社会」を公表しました。このビジョン実現のためには、住民に身近な行政を担う市町村の役割は極めて重要と考えております。令和3年度から、国が進める自治体システムの統一化や標準化は国が主導的な役割を果たすことになりますけれども、その足並みから遅れないように準備を進めたいと考えております。 また、仙北市独自のデジタル化に向けて新年度から行政デジタル化推進チームを立ち上げるほか、行政DX推進のための事前調査を業務委託して、AI及びRPA導入に向けた業務の洗い出しなど、調査・検討を行います。まずは職員の意識改革が必要であります。当初予算には職員の庶務管理システム費を計上しております。出退勤や時間外勤務をはじめとした労務管理など、デジタル化を進めたいと考えております。 地方創生の実現に向けた取り組みであります。 現在策定中の第2期仙北市総合戦略では、人口減少や少子高齢化などの人口問題を切り口に、SDGs未来都市として、経済・社会・環境の3側面への取り組みで相乗的効果が期待できる施策を展開します。 近未来技術実証特区は、令和3年3月に設置する「仙北市近未来技術実証ワンストップセンター」で、市内で行う最先端技術実証の手続等について一括対応とし、地域産業の活性化と収益の向上につなげたいと思います。また、現状の地域課題に加え、想定よりも早く人口減少・少子高齢化が進んでいることへの対応、コロナ禍における行動の変質で発生する新たな地域課題の解決にも取り組みたいと考えております。 人口減少で最も大きな要因は「社会減」、若者の進学・就職に伴う市外転出であります。これは生産年齢人口の減少や高齢化率の上昇など、人口の「自然減」の進行につながる重要な要因であります。働く場の確保、移住・定住対策等は、コロナ禍の中でさらに大きな課題になっています。空き家情報バンク制度のフル活用、リモートでの情報発信を行いながら、若い世代が仙北市で生活できる選択肢につながる、仕事の場、働きの場、運動の場、買い物の場、学習の場などの充実を急ぐ必要があります。 また、企業の働き方改革も今後さらに加速することが想定されます。仕事と休暇を両立させるテレワークやワーケーションへの取り組みを支援し、交流人口の拡大や移住にも結び付けたいと考えております。 ふるさと納税ふるさと便事業は、ポータルサイトの拡充、新規返礼品の開拓や人気返礼品の出荷体制の強化などで、過去最高だった令和元年度の約8億2,000万円を大きく上回り、現在14億円を超える寄附をいただいております。また、これにより4億円を超える市内産品が返礼品として提供されております。今後とも制度をしっかりと遵守をし、全国寄附者の皆様の期待に応えられるようきめ細やかな対応に努めたいと思います。 男女共同参画社会の形成であります。 これまで男女共同参画社会の形成に向け、男女共同参画推進委員とともにフォーラムや後援会・研修会等を開催し、その受講者に対してイクボス宣言を勧めてきました。 令和3年度も引き続き男女共同参画社会の実現に向けた意識の醸成に努め、平成29年4月に策定をした第3次男女共同参画計画について見直しを行います。 安全・安心のまちづくりであります。 免許を自主的に返納する高齢者の皆様が増加しています。移動する手段がなくなった方々が、病院や買い物等をするための唯一のツールとして、これまで以上に地域公共交通へのニーズが高まっています。 令和3年度は、昨年11月に施行された地域公共交通活性化再生法に基づき、平成28年3月に策定をした仙北市地域公共交通網形成計画を見直しをし、新たに仙北市地域公共交通計画を策定します。そのためアンケート調査などニーズ調査を行い、市民生活を支える足としての役割を確実に果たせるよう、市民バスやデマンドタクシーなどの公共交通ネットワークの構築を図ります。 交通安全対策については、ひと声かけ合う「ひと声運動」を実践し、令和2年5月からの交通死亡事故ゼロがさらに続くように、特に高齢者が事故に遭わないよう交通安全活動を推進します。 防犯対策は、関係機関と連携しながら、子どもの見守り活動やイベント時の街頭活動などの実施・啓発に努めます。 また、近年多発している自然災害に対し、自助・共助による災害対応を充実させる防災意識の普及活動を強化します。現在、未設立の町内会組織等に対し、積極的に自主防災組織の設立を働きかけます。 避難所運営は、コロナ対策を強化しながら間仕切りや消毒剤などの備蓄を進め、避難所での感染症対策を強化します。 令和3年度は、秋田県冬季防災訓練が仙北市を会場に開催されます。関係機関と協議をしながら準備を進めます。 昨年は市内でクマによる人身被害が発生したことから、主要林道入口に注意喚起の看板設置、入山者へのチラシ配布など、被害防止の呼びかけを強化します。 秋田駒ヶ岳は、直近の噴火から50年が経過します。現状では秋田駒ヶ岳と秋田焼山が噴火レベル1「活火山であることに留意する」でありますけれども、登山口に注意喚起の看板を設置し、十分な装備と最新の火山情報収集を呼びかけて注意を促します。 消防団活動では、平成29年度から各分団に配備を進めていた軽積載車、軽トラックの積載車であります、が令和3年度で全分団に配備されます。軽積載車は災害時に土のう運搬などで活用され、全分団への配備でさらに利便性の向上が期待できます。また、消防団員数は慢性的に定員に満たず、減少の傾向にあります。新規団員の確保に努めながら、資機材の計画的な更新を行います。今後も充実した消防団活動を維持し、さらには消防・警察との連携を強固に安全・安心なまちづくりを進めます。 子育て支援、福祉の充実であります。 令和3年度から「仙北市子ども家庭総合支援拠点」を子育て推進課に設置をし、既存の家庭児童相談室の機能を拡充します。子ども家庭支援員などの専門職員を配置し、市内全域の子どもとその家庭、妊産婦などを支援対象に必要な調査及び指導を行い、児童虐待防止の強化に努めます。 また、角館地区保育園等の在り方検討委員会の提言方針を踏まえ、令和4年度から角館こども園の法人化に向けて準備を進めます。保護者説明会を開催し、関係者の皆様から御理解をいただきスムーズに法人移譲できる態勢を整えます。 母子保健では、子育て世代包括支援センター機能をさらに強化させ、相談拠点施設の支援体制を強化して、妊娠から子育てまでをサポートするアプリを導入し情報発信を進めます。 自殺対策では、こころの相談者が増加していることから、継続して相談できる場の提供と各関係機関と連携した対応に努めます。 成人保健では、市民の健康増進と健康寿命延伸に向け、各種健(検)診が安定して受診できる体制のさらなる整備と未受診者対策の強化、受診率向上に努めます。また、健康ポイント手帳事業を強化し、健康づくりに取り組みやすい環境の整備に努めます。 仙北市の高齢化率は、令和3年1月末現在42.6%と増加する一方で、現役世代の人口は今後一層の減少が見込まれるため、高齢者や障がい者、生活困窮者を支える人的基盤の確保が大きな課題となっております。令和3年度から令和5年度にわたる「第8期仙北市高齢者福祉計画」では、高齢者が住み慣れた地域で長く健康で自立した生活を維持できるよう、在宅生活支援や地域の集いの場づくりを実施し、高齢者が地域で活躍できる機会の創出を支援します。 また、令和3年度から新たに疾病予防(医療)と生活機能充実(介護)の要素を組み合わせた支援を提供する「高齢者の保健事業と介護予防の一体的な実施」を開始します。 障がい者福祉では、「第6期障がい者福祉計画・第2期障がい児福祉計画」が令和3年度から令和5年度までの計画期間でスタートします。各種障がい者施策やサービスの情報を提供し、適切なサービスの利用を支援することで、障がいがあっても住み慣れた地域で生きがいのある自立した生活を安心して送ることができるよう支援をさらに強化します。 低所得者福祉では、コロナ禍の影響による生活困窮の諸課題に対応するため、生活困窮者自立支援事業で仙北市社会福祉協議会と連携し相談業務等にあたります。様々な支援制度や生活保護制度との連携を通じて、積極的に対象者を支援していきたいと思います。 健康を守る新型コロナウイルス対策であります。 感染拡大地域での緊急事態宣言、県内医療機関でのクラスター発生等々、新型コロナの収束が見通せない状況ではあります。角館病院・田沢湖病院、両病院は引き続き発熱外来を設置して、新型コロナが疑われる患者の診療・検査対応にあたります。 角館総合病院は、無症状の方の自費診療検査のほか、県から入院要請があった際の対応等、自治体病院としての使命を今後も果たします。また、この春から65歳以上の高齢者から段階的に新型コロナウイルスワクチンの接種が始まります。接種体制と計画の構築に努め、市民の不安が解消できるよう早期かつ円滑に接種を進めたいと思います。 市民が安心できる医療であります。 角館総合病院は、秋田県からの派遣医師で今年度同様の3人が内定をしているほか、国立国際医療研究センターからも4月から3カ月間1人の派遣が内定しております。4人の医師については、総合診療科を担当していただく予定であります。これにより新型コロナに係る診療・検査体制等が大変心強いものになります。 大曲厚生医療センターとの医療機能連携協定は、コロナ禍が影響して一部医療機能で積極的な取り組みを進めることが困難となっておりましたけれども、令和3年度は感染予防を徹底しながら医療機器の共同利用や入院紹介等を推し進め、両病院の連携強化をなお一層進めたいと思います。 田沢湖病院は、秋田県から医師1人の派遣が内定をし、令和3年度も常勤医師4人の診療体制とすることができます。 新型コロナの全国的なまん延に伴い、角館総合病院メンタルヘルス病棟の転用をはじめとした経営改善が遅延をし、医業収益の落ち込みは深刻なものとなっております。こうした中、令和3年度は支出面で元利償還金のピークを迎える非常に厳しい1年になります。しかし、ほかの多くの経営改善は実行され診療単価の増が図られるなど、その成果が徐々にあらわれております。今年度も田沢湖・角館、両病院の課題解決に向けた議論をさらに深め、医療提供が経営の悪化により停滞することがないよう、全力で経営改善に取り組みたいと思います。 観光のまちづくりであります。 令和3年度は東北デスティネーションキャンペーン、東京オリンピック・パラリンピックの開催年であります。この対応に注力をし、また、市独自の年中行事・お祭り・イベント等は安易に中止・延期とせず、どのような安全対策を講じたら実施できるのか、そのフェーズに合わせた方策に知恵を絞ります。 コロナ禍で、あるいはアフターコロナを見据えて、新しい旅の形の模索や実践に引き続き取り組み、オンラインの積極的活用やマーケティング調査、田沢湖畔エリアやスキー場、温泉資源の新たな視点での活用、文化やスポーツを生かした誘客など、努力を怠りません。 東北デスティネーションキャンペーンは、JR東日本秋田支社、一般社団法人田沢湖・角館観光協会との三者連携体制で、DC特別企画の実施や観光型MaaSなど新しい手法も取り入れながら誘客を図ります。 施設整備・維持管理については、夏山シーズン、駒ヶ岳八合目の水不足に対応するため、水源に設置している集水枡の修繕工事を実施するほか、刺巻湿原木道工事の継続、昨年実施した田沢湖畔の旧郷土史料館跡地の緑化維持管理等を行います。 自然公園関係では、県工事として玉川温泉園地の歩道法面、それから階段の改修、靄森自転車道や東北自然歩道の女夫橋の改修工事のほか、駒ヶ岳八合目のトイレや阿弥陀池避難小屋の改修設計が始まる予定であります。 令和3年8月に台湾の北投温泉と玉川温泉は、「北投石が結ぶ友好提携締結」から10周年を迎えることになります。今後は人的交流という従来の形にとどまらず、オンライン交流、人の流れを伴わない展示会・イベント等の開催など様々な形を工夫して取り組みたいと思います。 修学旅行や教育旅行の受け入れは、今年度に一般社団法人仙北市農山村体験推進協議会が取り組んだコロナ対策を今後も継続します。 一般社団法人田沢湖・角館観光協会は、次年度が候補DMOとして最後の3年目、本登録に向けた正念場の年ということができます。現在継続中のアンケート調査のほか、新たに定期的な観光動態聞き取り調査も行い、「観光による地域づくり法人」の体制確立と実現を目指します。 また、コロナ禍のニューノーマルとして、田沢湖畔で電動キックボードや空中テントを活用した「仙北ニューネイチャーツーリズム」の取り組みを継続します。新たに市内野外活動施設のフルシーズン活用も検討します。そのほか、「地域ブランディングによる観光まちづくり事業」の多言語SNSによる情報発信、動画作成、体験コンテンツの販売促進等も継続し、次のインバウンド時代に備えた態勢整備と情報発信に努めます。 文化財保護と町並み保存であります。 文化財保護法の改正に対応し、市内の歴史的建造物をはじめとした文化財の保存と活用の促進に取り組みます。今年度は、角館伝統的建造物群保存地区防災計画に基づき、平成27年度から進めてきた屋外消火栓等の配備が完了しました。今後は地域住民の皆様や関係機関とともに防災訓練を実施をし、地区の安全・安心に努めたいと思います。 武家屋敷河原田家は、今年度で主屋や土蔵等の修理を終え、4月から有料公開となります。歴史や建物の案内なども行い、入館者に武家屋敷への理解を深めていただきたいと考えております。 令和3年度は、伝統的建造物群基盤強化事業で伝統的建造物群保存地区管理事務所の屋根と青柳家柴垣の2件の修景事業、西宮家主屋修理で間接補助を行いたいと思います。重要文化財草なぎ家住宅は、防災設備保守、差し茅修理、雪下ろし等の維持管理費の一部を支援します。大国主神社は、表門の茅葺き屋根修理に要する経費の一部を支援を行います。さらに、8月には角館町割400年記念事業を開催し、記念講演やシンポジウム、パネル展示を通じて角館の町並みの未来を考える機会としたいと思います。 芸術文化の振興であります。 仙北市内で活動している芸術文化団体と連携を深めながら、仙北市民の芸術文化活動に対する支援体制を整えたいと思います。コロナ禍でも市民が芸術文化活動を継続できるよう、アフターコロナに向けた活動等、感染対策や開催方法等のサポートを行います。また、演劇を通じて子どもたちの豊かな表現力、コミュニケーション能力の向上に演劇体験講座を継続開催いたします。また、新たに秋田県の関係人口プロジェクト事業としてタイアップをし、秋田県に教育留学事業で来県する県外参加者にも仙北市の子どもたちと一緒に演劇体験講座に参加をしてもらいます。さらに、これら演劇体験講座にとどまらず、地域内での子どもたちの芸術文化活動を応援する仕組みづくりにも取り組みます。 また、田沢交流センターに保管されていた田沢地区の郷土資料や地元の民具等は、分類・整理作業を行った上で、センター内に市民の郷土文化や歴史が学べる常設展示スペースを整備いたします。 スポーツ振興と体育施設の管理であります。 東京オリンピック・パラリンピック開催の聖火リレーは、3月25日に福島でグランドスタートをし、仙北市内では6月8日の実施で準備を進めています。また、パラリンピックを応援する聖火フェスティバルについても、8月15日に白岩雲巌寺で採火する予定であります。いずれも状況次第で変更が生じる可能性があります。 今年度中止または延期となった市内のスポーツイベントについては、コロナ対策に万全を期し、令和3年度の再開に向けて方策を探ります。 社会体育施設については、改修・整備を計画的に実施し、令和3年度は生保内市民体育館屋根等の大規模改修を行います。また、生保内市民体育館と神代市民体育館の西側窓に遮光カーテンも施工します。 市民の健康づくりを進めるため、スポーツ推進委員の指導やアドバイスを得ながら、他部署との連携も深めて情報発信力の向上を図り、市民が手軽に健康増進に取り組める環境づくりに努めます。 産業振興と雇用対策であります。 本市経済は新型コロナの影響で依然として厳しい状況が続いております。新型コロナが地域経済を下振れさせるリスクに十分注意をし、地場産業の振興を推進したいと思います。 仙北市産業振興基本条例に基づき、仙北市産業振興推進委員会の意見を踏まえ、経済対策を通じて雇用と事業を支え、市内事業所の事業拡大の促進に取り組みます。 仙北市商工会が行う起業・創業を目指す方への創業塾、賑わい創出や空き店舗活用をした起業への支援のほか、一次産業との連携で商品化・販売拡大支援を応援し、地場産業のステップアップを図ります。樺細工は角館工芸協同組合等と連携し、原材料の確保、販路拡大等へ支援を継続し、伝統産業を守りつなげる取り組みを行います。 なお、ハローワーク角館管内の有効求人倍率は、1月末現在で1.29倍となっております。雇用を守るために事業者の資金繰り支援を続けるとともに、新規学卒者を対象とした事業所視察会やリモートによる企業説明会を開催します。また、地元就職の意識づくりでは、修学時代のふるさと学習・キャリア学習がとても重要です。教育委員会と連携し、新たな取り組みを推し進めます。 企業誘致は、早期に田沢湖黒沢工業団地への企業誘致が実現できるよう最大努力を傾注いたします。 将来を見据えた農林業振興であります。 国内で消費される米が年々減少している中で、令和2年産米が需要量よりも多く生産されたため、全国の在庫量が大幅に増加をして米価下落が懸念されております。令和3年産の稲作経営は、様々な状況を分析した上で非主食用米へ適切に振り分けていくことが重要と考えております。 令和3年産米の「生産の目安」は1万4,518トンで、昨年よりも573トン少ない水準であります。このことは昨年11月25日開催の仙北市地域農業再生協議会総会で決定をし、関係者に提示済みであります。農業経営の形態は稲単作経営から複合経営へ、園芸作物など米以外の作物への転換の必要性が増しております。そこで産地交付金等の仕組みを変えながら、仙北市重点品目への取り組みに手厚い支援を引き続き行うこととしました。令和3年度から薬用作物を対象作物に追加するなど、引き続き米依存の現状から脱却を図ります。園芸や畜産といった複合経営を目指す農家へ、農業夢プラン型戦略作目等生産基盤拡大事業、市単独事業の仙北市畑作園芸等振興事業、元気な中山間資源を活かす生産体制整備事業など、施設整備や機械導入等の支援を行います。また、市内の肉用牛の資質向上を図るため、優良雌牛保留対策事業を進め、優良牛の導入等に助成するなど優良子牛生産基盤の確立を目指します。優れた成分で好評の仙北市堆肥センター産の堆肥の利用拡大、また、施設の機能強化にも取り組みます。 県営ほ場整備事業は、神代地区や生保内南地区及び八津鎌足地区で事業を継続するほか、新規で中川地区が全体実施設計に着手をします。神代地区に関連する森間沼と岡本沼のため池等整備事業も引き続き行います。市が独自に支援をする区画拡大の中山間地域区画整理事業も、事業要望が大変多かったことから令和3年度も継続実施をします。 森林環境譲与税を活用した森林整備は3年目を迎えます。初年度の意向調査をもとに同意を得た森林の間伐を初めて実施します。 土砂流出被害対策として行う県営治山事業は、新規で田沢湖の外町田地区を事業申請しているほか、継続では田沢湖の岩井沢地区と町田地区で実施予定であります。 鳥獣被害対策はこれまでクマが主体でしたけれども、昨年からシカやイノシシの頻繁な出没に対応するため、捕獲用のワナ「くくりわな」を整備し、被害の防止に努めます。 持続可能なインフラ整備であります。 令和3年度の補助事業は、社会資本整備総合交付金事業で9路線の道路改良、道路舗装、流雪溝、橋梁補修の工事等を要望しております。単独事業では、過疎対策、辺地対策、臨時地方道整備で11路線の事業を予定しております。 国道46号は、刺巻線形改良の早期完成、地域高規格道路の盛岡秋田道路整備促進に向け要望活動を強化します。国道105号は、大地田地区から桁沢地区の道路改良工事の継続、堀内地区は用地測量・橋梁詳細設計の実施を目指します。また、大覚野峠を含む14.3キロ区間は、令和2年度に国直轄による権限代行実施の検討を行うための調査が進められていて、早期事業化を目指し、秋田県知事や関係自治体とともに一層強い要望活動を行います。 県道は2路線が継続実施であります。県の河川改修事業は5河川6カ所が継続実施であります。八幡平直轄砂防事業は、令和2年度片倉沢第1砂防えん堤が完成をし、赤倉沢第2砂防えん堤など4施設が継続実施であります。 水道事業は、令和2年度に引き続き水道未普及地域解消事業の山谷川崎、卒田両地区の整備を実施し、安全・安心な飲料水の供給を急ぎます。老朽管の更新事業では、最優先地区である西長野古寺地区の配水管更新を実施をし、給水の安定化を目指します。また、持続可能な水道事業とするための適正な料金設定については、令和3年度に策定をする仙北市水道事業ビジョンの中で検討を行います。 下水道事業は、西野川原地区及び小倉前地区の管渠敷設工事、ストックマネジメント事業は、令和2年度から継続費で行う田沢湖浄化センターの受変電設備更新に加え、監視制御設備の更新を行います。 集落排水事業は、機能強化対策事業で令和2年度に実施した前郷地区の処理場改修に引き続き、中継ポンプの更新を行い、その他の地区でも経年劣化に伴う中継ポンプの更新を実施いたします。下水道料金についても適正な料金設定に向けて、令和3年度も下水道料金改定支援業務委託を実施します。 温泉事業は、令和2年度にカラ吹き源泉群への進入防止柵を設置しました。引き続きカラ吹き2号源泉の埋坑に向け、乳頭地区温泉管布設替工事、休暇村分湯槽建屋築造及び附帯工事を進めたいと思います。 第4章、おわりであります。 以上、市政運営の基本方針と主要な施策の概要について御報告、お話を申し上げました。 本定例会に提案している案件は、条例関係9件、予算関係25件、その他1件、指定管理者関係1件、人事関係5件、諮問関係2件の計43件であります。 お諮りした案件について、慎重審議の上、全議案可決を賜りますようにお願いを申し上げます。 以上であります。
○議長(黒沢龍己君) 市政報告及び施政方針を終わります。 11時25分まで暫時休憩します。 (午前11時15分)
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○議長(黒沢龍己君) 休憩前に引き続き会議を再開します。 (午前11時25分)
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△教育行政報告、教育行政方針
○議長(黒沢龍己君) 次に、教育行政報告及び教育行政方針を行います。熊谷教育長。
◎教育長(熊谷徹君) おはようございます。 令和3年第2回仙北市議会定例会の開会にあたり、主な事項について御報告させていただきます。 学校教育課であります。 「オンラインで児童生徒と学校がつながるためのモデル校事業~非常災害時における臨時休業に備えて~」について。 この事業のモデル校である角館小学校の6年生3学級が、12月22日から1月27日にかけて、学級ごとに双方向通信の実証実験を行いました。また、2月6日から8日にかけては5年生が、2月20日から22日にかけては4年生が、「指定された学習動画をYouTubeで見ることができるか」を確認する実証実験を行っております。 これらは、児童全員と学校がオンラインで実際につながることができるのか、できない場合はどんな課題が考えられるのかということについて検証するもので、双方向通信は3学級とも全員とつながることができました。 4・5年生もほとんどの家庭において視聴することができ、できなかった児童の理由は「やり方が分からなかった」というのが主なものでありました。家庭の通信環境を整えるため、Wi-Fiルーターを貸し出したのは全体の15%で、夏の調査時よりも各家庭で通信環境の整備が進んだものと思われます。 今後、新型コロナウイルス感染症の感染拡大や非常災害等により学校が臨時休業となった場合に備えての本実証実験は、新しい学びのスタイルを確立する意味でも重要であるととらえています。 なお、GIGAスクール構想推進事業の進捗につきましては、児童生徒1人1台のタブレット1,591台をはじめ、タブレット保管庫等の設置も終え、新年度からの本稼働に向け順調に進んでおります。 2020あきたキッズプログラミングアワードについて。 12月13日、「2020あきたキッズプログラミングアワード~未来を変えるのは君だ~」の最終審査が行われました。これは秋田魁新報社が主催する、小中学生を対象にしたプログラミングコンテストです。今回のテーマは「もっとすきになるわたしたちのまち」でした。117組、154人の中から、1次書類審査、2次動画プレゼンテーションを経て、アイデアを募るアイデア部門において、神代小学校6年の石川才稀さんが「魁新報社賞」、西明寺小学校5年の福岡舞桜さんが「秋田工業高等専門学校賞」を獲得しました。 今後も、未来を担う子どもたちが地域のことを自分のこととしてとらえ、ふるさとを盛り立てていく気持ちを大切にする心を育んでいきたいと思います。 マーチングバンド全国大会について。 1月23日、第48回マーチングバンド全国大会~e-Marching Special Edition 2020~が行われ、角館小学校金管バンド部ドリームハーモニーが東北代表として出場しました。 今年度は動画での出場となり、事前に録画したものにより審査が行われ、ドリームハーモニーは「グッドビジュアル賞」を受賞しました。 3年生から6年生まで29人が心を合わせて演奏した曲は、「政宗」を題材に7曲を組み合わせ編曲した6分30秒の曲で、甲冑をイメージした赤い衣装をまとい、パフォーマンスを披露しました。子どもたちと指導された先生方、多くの関係の皆様の頑張りに心から拍手を送りたいと思います。 JOCジュニアオリンピックカップ2021出場について。 今年度の各種大会での活躍により秋田県スキー連盟の推薦を受け、神代中学校3年の遠藤卓さん、2年の佐藤駿太さんが、3月12日から15日に北海道名寄市で開催される、JOCジュニアオリンピックカップ2021全日本ジュニアスキー選手権大会クロスカントリー競技に秋田県代表として出場することになりました。活躍を期待したいと思います。 総合給食センターであります。 スペシャル給食について。 毎年卒業生を対象に実施しておりましたバイキング給食は、新型コロナウイルスの感染拡大防止対策の観点から、今年度は実施できない状況にあると判断いたしました。 そこで、実施内容について検討した結果、今年度は献立を豪華にしたスペシャル給食とし、12月10日に角館小学校、14日に神代小学校、15日に神代中学校、16日に生保内中学校、22日に白岩小学校と桧木内小学校、24日に西明寺小学校、2月9日に桧木内中学校で実施しました。例年のバイキング給食と違い、おしゃべりは控えて、静かに食事を楽しんでいました。 今後は、生保内小学校と西明寺中学校が2月25日、角館中学校が26日に実施する予定であります。 学校給食への県産牛利用促進について。 「コロナに負けずがんばろう!学校給食に秋田牛」と題し、秋田牛を使用した給食を提供いたしました。これは、新型コロナウイルスの感染症の拡大に伴う消費拡大に向けた国の緊急対策補助金を活用した事業で、学校給食での活用を促進することにより、児童・生徒に県産牛肉の味を認識してもらうとともに、県内における家庭消費の拡大を促進することを目的としたものであります。 総合給食センターでは、9月16日に秋田牛を使用したハヤシライス、11月18日に仙北市産黒毛和牛を使用した牛丼煮、12月21日に仙北市産黒毛和牛を使用したビーフシチュー、2月10日に仙北市産黒毛和牛を使用したハヤシライスを提供いたしました。 子どもたちは、「肉が溶ける感じがする」、「肉がやわらかくておいしい」と終始笑顔で地元の食材を堪能していました。 学習資料館・イベント交流館であります。 読書感想文コンクールについて。 今年度も恒例の仙北市読書感想文コンクールを開催し、市内各校から選抜された95点の応募作品の中から27人の入賞者が決定いたしました。 最優秀賞の仙北市長賞は、小・中学校の部で、西明寺中学校3年の佐藤優美さん、高校の部で、角館高等学校2年の鈴木愛唯さんが受賞しました。仙北市教育長賞には、西明寺小学校2年の菅原丈路さん、同じく角館小学校6年の村岡すみれさん、角館高等学校3年の富樫綸さんが入賞しました。 また、角館図書館後援会長賞が角館小学校3年の戸澤穂乃さん、角館高等学校1年の三河野々香さん、株式会社新潮社からの新潮文庫賞が、西明寺中学校3年の佐藤優美さん、角館高等学校1年の鈴木未来さんに贈られました。佐藤優美さんは市長賞とのダブル受賞となりました。 今年度は新型コロナウイルス感染症拡大防止対策のため、表彰式は行わず、各学校に伝達をお願いいたしました。 以上、教育行政に関する報告を申し上げ、教育行政報告とさせていただきます。 続きまして、令和3年度の教育行政方針を申し上げます。 初めに、学校教育については、引き続き「ふるさとを愛し、豊かな心・確かな学力・健やかな体をもち、未来の地域や社会を支える意欲と高い志にあふれる仙北の子ども」の育成を小・中学校共通の目標として掲げ、「ふるさと学習の一層の充実」、「思いやりの心と健やかな体を育み、命を大切にする教育の推進」、「確かな学力の向上」に継続して取り組みます。このことが、現在も将来も「仙北市がふるさとで良かった」という思いを子どもたちに実感させ、未来の関係人口創出につながるものと考えます。 そのために、ふるさとの豊かな自然、歴史的な遺産や偉人、文化財や人的資源を生かした学習を、学校教育の場でも積極的に取り入れ、児童生徒が郷土の歴史や伝統、文化を正しく理解し受け継ぐとともに、地域の特色や人材を活用したキャリア教育や体験活動を推進しながら、郷土の発展に尽くそうとする気概や実践力を育んでいきます。 近年、各分野の専門家等からは、社会の変化が加速度を増し、複雑で予測困難となってきていることが指摘されていましたが、新型コロナウイルス感染症の世界的な感染拡大により、その指摘が現実のものとなっております。 このように急激に変化する社会の中で、学校教育には、一人一人の児童生徒が、自分の良さや可能性を認識するとともに他者を尊重し、多様な人々と協働しながら様々な社会的変化を乗り越え、豊かな人生を切り拓き、「持続可能な社会の創り手」となるための資質・能力を育成することが求められております。 この資質・能力を、幼保・小・中学校の円滑な接続と連携により、計画的、系統的、継続的にバランスよく育む教育活動の具体的な姿を、市内小・中学校等と協働で追究していきます。 そのための一つの手立てとして、市内全ての小・中学校が、学年や教科の枠を超えた全教育活動を通してSDGsに取り組むことで、誰一人取り残すことのない、持続可能で多様性と包摂性のある社会の実現に向け、できることから具体的な行動を始めようとする心情、態度や実践力を育みます。 さて、本市においても急速な少子化による学校の小規模化が顕著になってきました。児童生徒が、他者との関わりの中で多様な考えに触れ、認め、協力し、切磋琢磨し合う活動や経験を通して、一人一人の資質や能力を伸ばしていくためには、一定規模の集団の確保が基盤となります。そのために、これまで各地区において学校適正配置に関する住民・保護者意見交換会を重ねるとともに、教育委員会や総合教育会議等で議論を深めてきました。 その結果、中川小学校は、令和2年4月に角館小学校との統合に至りました。令和3年度も中川地区の児童や保護者の負担を可能な限り軽減できるよう、統合角館小学校の営みを日常的に支えていきます。 桧木内中学校につきましては、今後もよりよい教育環境の構築に向けた協議を粘り強く継続するとともに、少人数のデメリットの軽減を図るため、近隣の中学校との学校間交流を継続していきます。 また、令和3年度には、白岩地区の住民・保護者等との学校適正配置に関する意見交換会をスタートさせ、関係者の意向を丁寧に聞き取りながら、白岩地区の子どもたちにとってのよりよい学校の在り方について協議していきます。 教育総務課であります。 組織再編により、教育委員会は、教育総務課、学校教育課、生涯学習課の3課と、所属する各教育機関による学校教育と生涯学習に特化した新体制となりました。各課、機関並びに各学校との連絡調整を図るとともに、より一層の相互連携を強化し、仙北市教育行政のさらなる充実に取り組みます。 学校教育課であります。 学校施設の充実等について。 子どもたちが一日の大半の時間を過ごす学校は、学習機会と学力を保障するという役割のみならず、全人的な発達・成長を保障する役割や、人と安全・安心につながることができる居場所としての福祉的な役割、さらに災害時等には、避難所などとしての役割も担う重要な施設であります。 今年度は、国の「公共施設等総合管理計画」策定の求めに応じて、仙北市学校施設長寿命化計画を設定いたしました。本計画に基づき、災害時の活用にも考慮した各学校施設の諸工事や維持修繕等について、その必要性や緊急性を勘案しながら計画的に進めていきます。なお、老朽化等に伴う学校施設の大規模改修・改築については、児童生徒数のさらなる減少という現状に鑑み、将来的な仙北市の学校の在り方に配慮しながら慎重に進めていきます。 さらに、遠距離通学児童生徒の利便性と、登下校時の安全・安心な通学環境を確保するために、スクールバスの効果的な運行、関係部署との連携による定期的な通学路の安全点検や通学環境の整備に努めます。 学校教育の充実について。 児童生徒の生命・身体の安全と心の健康の確保を最優先事項とし、「自分の命は自分で守ることができる」児童生徒を育成するための防災・安全教育、いじめ・不登校対策、学力向上、体罰及び教職員による不祥事の絶無に重点的に取り組み、学校教育の一層の充実に努めます。 特に、いじめ・不登校問題、ネットトラブル等の情報モラルを含む生徒指導上の諸問題・諸課題については、「仙北市いじめ防止等のための基本方針」のもと、各学校及び関係機関等との連携・協力を一層推進し、引き続きその施策の充実に取り組んでいきます。 学力向上につきましては、5月27日に実施される全国学力・学習状況調査、12月に実施される秋田県学習状況調査を取り組みの検証ツールの一つとして活用し、その結果から本市の児童生徒に求められる基礎・基本的な知識及び思考力・判断力・表現力に係る各小・中学校の課題を明確にしながら、市内小・中学校と協働でPDCAサイクルを確立し、その課題解決に努めていきます。 また、国のGIGAスクール構想の一環として、本市でも令和2年度中に、待望の児童生徒1人1台端末の配備や高速大容量の校内通信ネットワーク環境の整備が実現し、令和3年度には、その本格的な運用が始まります。このICT環境の進化を、児童生徒の「学びの広がり」、「学びの深化」、「学びの転換」に、より有効につなげるための活用の在り方を、GIGAスクールサポーターや各学校教職員と協働で研究していきます。 これらの健康・安全の確保、いじめ・不登校問題の未然防止と適切な対応、学力向上及びICTの活用等については、引き続き、北浦教育文化研究所が中心となり、県教育委員会とも協力しながら、市内小・中学校教員の一層の資質向上に向けた研修を充実させます。 令和3年度の小・中学校の新入学児童生徒は、小学校が138人、前年度比16人増、中学校が189人、前年度比8人増の予定となっております。 複式学級につきましては、白岩小学校と桧木内小学校で編成が予定されております。白岩小学校では、2・3年生の1つの複式学級、桧木内小学校では、2・3年生と5・6年生の2つの複式学級が編成される予定であります。複式学級には、複式学級指導支援員をそれぞれ1人ずつ配置し、複式授業のデメリットの軽減に努めていきます。 北浦教育文化研究所であります。 北浦教育文化研究所では、秋田県教育庁南教育事務所並びに仙北出張所の指導主事と連携・協力しながら、市内小・中学校の児童生徒の学力向上に向けた授業改善と教職員の資質向上に向けた指導・助言を進めていきます。市内の小・中学校を訪問して行う授業研究会における指導・助言のほか、仙北市内の教職員による各種研修会を開催し、市内小・中学校の教育目標の具現化と教育の質の向上に努めていきます。特に導入が加速化したGIGAスクール構想に伴うICTを活用した教育について、教職員の研修を進め、児童生徒一人一人がタブレットPCをもつ強みを授業に生かしていくことによって、新しい時代を生き抜く力を高めていきます。 また、不登校児童生徒への支援を行う適応指導教室「さくら教室」を運営し、2人の指導員を中心に、不登校児童生徒への対応や相談活動の充実、併せて市民や児童生徒、保護者からのいじめ事案等の相談に対しても、個々に寄り添いしっかりと対応します。 さらに、いじめや児童虐待等の悩みを抱えている児童生徒を見逃すことなく、その指導と支援を充実させるため、学校、市民福祉部、児童相談所等の関係機関との連携を密にし、迅速かつ適切に対処します。 令和2年度から全面実施となった小学校3・4年生の外国語活動及び5・6年生の外国語科の授業において、引き続き外国語活動指導助手2人をALT、外国語指導助手とともに各校に派遣し、よりきめ細かな指導がなされるよう支援します。 総合給食センターであります。 学校給食は、学校給食法に基づいた学校教育の一環として位置づけられており、児童生徒の心身の健全な発達を図るとともに、生涯を通じた健全な食生活の実現や食文化の継承のほか、食についての習慣や知識を楽しく身に付けるための学習の場であります。 保護者や学校との連携を密にしながら、児童生徒の偏食の改善や食事マナーの向上、食文化等についての理解の深化等につながるような取り組みを推進し、「家庭とともに歩む学校給食」を目指します。 総合給食センターでは、主食の米飯を全て仙北市産のあきたこまちを使用し、炊きたての御飯を提供します。副食食材は地場産物や郷土料理など取り入れ、郷土の文化を大切にする心を育むよう「地域と結ぶ学校給食」の推進に努めます。 児童生徒が季節行事に関心を持ち、食を通じて四季の変化を感じる情操を育てるため、年間5回の季節行事給食を行います。また、小・中学校の最高学年を対象に、児童生徒がいろいろな体験を通して、豊かな心・好ましい人間関係の育成を図ることができる「思い出に残る学校給食」を提供します。 食物アレルギー対応食については、専用のアレルギー調理室で、症状に合わせ個別に調理し安心して食べられる給食を提供します。 さらに、衛生管理においては、秋田県版HACCP、秋田県食品管理認証制度、認証により管理体制を整え、今まで以上に安全で安心な心のこもったおいしい学校給食の提供に努めます。 また、給食費の滞納防止に向けた取り組みとして、学校給食法では、食材費、給食費は保護者の皆様が負担するものと定められております。給食費の滞納は、保護者負担の公平性を損ない、事業運営にも様々な悪影響を及ぼします。滞納を防止し、滞納発生時には早期・確実な解消を図ることが重要であることから、滞納防止に向けた対策を積極的に行います。 生涯学習課であります。 平成30年度から5カ年を実施期間とする「第3次社会教育中期計画」も後半に入りました。 令和3年度は、仙北市の新たな生涯学習拠点施設としてスタートする中央公民館と連携し、自発的意思に基づいて生涯における様々な学習が行えるよう、市民一人一人の学びを支援し、互いに教え合い学び合う「知の循環型社会」の構築を目指して、さらなる啓発活動に努めます。 地域と学校が連携・協働し、子どもたちの成長を支えながら、地域全体の教育力の向上と活性化を目的として取り組んでいる「地域学校協働活動」では、市内全中学校区への協働本部設置と、全小学校へのコミュニティースクール、学校運営協議会の導入に向けての取り組みを推進します。 西木町西明寺地区の国道105号を縦断する往復約9.2キロメートルに植栽されたマリーゴールドが、仙北市の風物詩として好評をいただいている「にしきのフラワーロード植栽事業」は、新型コロナウイルス感染予防対策を十分に講じた上で、地域市民や関係団体等の協力を得ながら5月下旬に実施いたします。また、花いっぱい運動の一環として例年行っている「マリーゴールドの花苗配布」についても、6月上旬に実施し、花のある住みよいまちづくりを推進します。 公民館であります。 公民館は、多様な学習機会や市民が気軽に集う集会場の提供など、地域における住民の学習ニーズにも総合的に応える社会教育施設であり、これまで住民の日常生活に最も身近な生涯学習施設の役割を担ってきました。 これからは、変化していく社会状況に対応する取り組みや、様々な実践の場としての重要性も増すものと考えられます。また、生涯学習を展開するにあたり、地域の人づくり、まちづくりにも大きな役割を担っていきます。 仙北市では、「仙北市中央公民館」が中心となり、積極的にその役割を担い、活動拠点としての位置づけを確立していきます。各公民館の連携強化と併せて、生涯学習課とも密接に連携し、仙北市内の生涯学習・社会教育の普及向上への取り組みを行っていきます。 令和3年度は、既存事業の充実や新規講座開設について、中央公民館と各公民館が連携し、市民の学習意欲の向上となるよう、事業計画の検討と実施に努めます。併せて、学校・地域・家庭が連携して子どもたちを育てる地域学校協働活動の促進、市内の保育園・認定こども園、小・中学校、高等学校・大曲支援学校せんぼく校との連携強化に取り組みます。 今後も住民が集い・学び・語らうことができる親しみやすい公民館として、地域の生涯学習の普及、社会教育の増進を目指していきます。 市民会館であります。 仙北市の芸術文化向上の一翼を担う施設として、広く市民に親しまれ楽しんでいただくために、積極的に事業を展開し、市の文化活動の拠点を目指します。 令和3年度も引き続き新型コロナウイルスの予防対策を講じて、好評を得ております自衛隊音楽隊コンサートの開催などを通じた良質な音楽の提供を目指し、安全かつ快適に利用していただけるよう努めます。 既存の設備については老朽化が著しいことから、適切な管理と改修を進めるために、令和3年度を検討期間と位置づけ、ポストコロナ時代や少子高齢化社会を見据えた市民会館の今後の在り方について、活性化委員会を軸に協議を重ねていきます。 田沢湖図書館であります。 図書館運営の最も重要な要素である図書の一層の整備拡充を図るとともに、各世代の読書に親しむ環境づくりが重要であることから、第2次仙北市子ども読書活動推進計画に基づき、児童書の蔵書充実とその利用促進に努めます。 また、図書の貸し出しに加えて、多様な講座や朗読コンサートなど図書館に足を運びたくなる事業を、できる限りのコロナ対策を講じて開催し、魅力アップに努めます。 学習資料館・イベント交流館であります。 令和2年度に図書館開設100周年、新潮社記念文学館開館20周年の節目を終え、令和3年度は新しいスタートの年と位置づけられます。 学習資料館では、郷土の歴史や文化の研究や地域のことをもっと知りたいという方々の一助となるよう、さらなる郷土資料の収集に努めます。また、図書の整備拡充を図るとともに、子どもたちの読書に対する意欲向上につながるよう、小・中学校の学校図書館の運営補助を積極的に行います。 イベント交流館では、先人がつないでくださった新潮社との縁を大切にし、郷土出身の文人を紹介するとともに、「文学」をより身近に感じていただけるような企画展示と発信を工夫し、市民の皆様を含めたさらなる集客に努めます。 平福記念美術館であります。 令和2年度は、「角館町割400年」に関わる展示等を行いましたが、令和3年度は、以下の企画展を計画しております。 4月中旬から5月下旬は、令和2年度、新型コロナの影響で中止となった「春のコレクション展」、6月上旬から7月中旬には角館出身で百穂門下の「寺澤孝太郎展(仮題)」、7月下旬から9月下旬は「穂庵と百穂~コレクション作品を中心に~」、10月上旬から11月中旬は「郷土作家が描くいきものたち(仮題)」を開催いたします。また、11月下旬から翌年1月下旬は「第44回児童生徒県南美術展」、2月上旬から4月上旬は「仙北市総合美術展」、「館蔵品・寄託品展」を開催する予定であります。 今後も仙北市にゆかりのある作家、県内出身作家、現役作家などの企画展を開催し、市民の皆様をはじめ、美術館を訪れる多くの方々に楽しんで鑑賞いただける展示を行います。 以上、令和3年度の教育行政の基本方針及び主要な施策の概要について申し上げました。 本定例会に提案しております教育関係議案につきまして、慎重審議の上、御可決賜りますようお願い申し上げます。
○議長(黒沢龍己君) 教育行政報告及び教育行政方針を終わります。 議会動静報告並びに監査報告は、タブレットに掲載のとおりです。 13時まで暫時休憩します。 (午前11時55分)
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○議長(黒沢龍己君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 (午後1時00分)
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○議長(黒沢龍己君) 議会運営委員会から、議員定数について協議するため、全員協議会の開催が要請されていますので、3月3日、本会議一般質問第1日目終了後に、第1会議室において議員全員協議会を開催いたします。また、3月4日、本会議一般質問2日目終了後に、第4・5会議室において、運用令第12の2による人事案件の内示のための会派代表者会議を開催いたします。さらに、会派代表者会議の終了後に、同じく第4・5会議室において、議員定数の条例改正案について協議するため議会運営委員会を開催します。 以上、御承知おき、お願い申し上げます。
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△議案第2号の上程、説明、質疑、討論、採決
○議長(黒沢龍己君) 日程第4、議案第2号 令和2年度仙北市一般会計補正予算(第14号)を議題とします。 説明を求めます。大山総務部長。
◎総務部長(大山肇浩君) 議案第2号を御説明いたします。 令和2年度補正予算一般14号予算ファイル2ページをご覧ください。 議案第2号 令和2年度仙北市一般会計補正予算(第14号)は、次に定めるところによるものです。 歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ1億4,000万円を追加し、補正後の額を273億5,793万4,000円とするものです。 7ページです。 歳入は、18款1項1目、説明欄、財政調整基金繰入金1億4,000万円の追加で、補正財源です。 次のページです。 歳出は、8款2項2目、説明欄、冬期交通対策費1億4,000万円の追加です。除雪出動経費の不足見込みによる増額補正でございます。 以上で議案第2号の説明を終わります。御審議のほど、よろしくお願いいたします。
○議長(黒沢龍己君) これから議案に対する質疑を行います。質疑ありませんか。16番高久昭二君。
◆16番(高久昭二君) 先ほど大山総務部長のほうから壇上で説明いただきましたので、簡単に質問させていただきたいと思います。 昨年は御承知のとおり暖冬で、非常に我々も含めて助かったわけでございますが、昨年はですね、かなり当初予算に比べて、この冬期交通対策費ですね土木費の、かなり少なくて済んだんではないかなと思うんですが、当初の予算が昨年度はどれくらいで、どれくらい支出なさったのか。今回はどれくらい今のところかかる、まあ1億4,000万円がかかり増しになると見込みで予算の補正を出すわけでございますけども、大体これまでの時点で幾らぐらいかかったのか、その点を簡潔で結構ですのでお答え願いたいと思います。
○議長(黒沢龍己君) 暫時休憩します。 (午後1時04分)
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○議長(黒沢龍己君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 (午後1時11分)
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○議長(黒沢龍己君) 答弁、草なぎ財政課長。
◎財政課長(草なぎ郁太郎君) 高久議員の御質問にお答えします。 令和元年度は、冬期交通対策費につきましては、当初2,982万円の予算措置をしまして、補正等を含めまして最終的な予算額は2億8,298万2,000円ほどになっています。そして、実際にかかった経費は2億7,727万2,000円ほどです。それに対しまして、今回、令和2年度につきましては、当初が2,821万4,000円の予算措置をしております。9月補正で追加補正をして4億6,400万円ほどになってますので、今回の1億4,000万円を加えまして6億4,000万円ほどの予算になります。それが実施見込み額ということになります。 以上です。
○議長(黒沢龍己君) 16番。
◆16番(高久昭二君) 最終的に、草なぎ財政課長先ほどお答えしましたとおり6億4,000万円ぐらいになる見込みだということなんですけども、昨年の冬はですね暖冬で非常に助かって、ややその予算よりかかり増しより下がったというふうなことなんですが、やっぱり秋田県、そして仙北市は特に山間部を控えた高冷地でありますので、これから、昨年の冬は例外だというふうな考え方でやっぱり臨んでいかないと、今後の財政のいろいろな政策ですね、振り分けにやっぱり後から大変苦慮されるということにならないように、やっぱり基金なり何らかの形で積み立てておくということは、今、仙北市の置かれてる市の財政が逼迫してる中では、それはちょっと無理だと。それはあくまでも希望的な観測であって無理だというふうにお答えなんでしょうか。 それからもう一つ、草なぎ部長にお尋ねしますけども、内川橋ですね、私、何回もいつもあっこ通ってるんですが、部長もあっこ通って分かってるんでしょうけども、両岸のですね橋のところに段差があって、注意してくださいと通行に、大きな通行の注意看板を掲げてるんですよ。あっこよく見れば分かるとおり、すごい穴が穴だらけになってしまってて、本当に舌をかむような状態なんで、そういうのにも早く補修が必要だなと私も思うんですが、それもこの今回の補正の1億4,000万円から充てる見込みなのか、それと全く関係なく、今後の予算措置している、またはこれから措置するであろう土木費の中の道路補修費等の中であてがうのか。やっぱり早期に、これはどっから出そうともやっぱり解決しなければ、市民の方々や市外の方々の多くの人たちが通る人方が事故でも発生すればやっぱり市の市道を管理している市長の責任も問われかねないと思いますが、その点はどのように判断なさってるんでしょうか。
○議長(黒沢龍己君) 門脇市長。
◎市長(門脇光浩君) 一般会計の補正予算に関する御議論の関連質問ということでお答えをさせていただきたいと思います。 まず1点目の、何らかの形で基金の積み立て等で、例えば令和元年度の非常に雪の量が少なくて済んだということは例外として、通常のベースでやはり必要な金額は必要なのだから、それに対応できるような基金等の積み立てということは考えられないかという案件でありますけども、これはまさに財政調整基金がその任を担う基金だというふうに認識をしております。 それから、内川橋の件でありますけども、これは個々事案ということで少しお答えさせていただきますと、今1億4,000万円を計上させていただいたのは、この後、除雪、排雪等に必要だという試算があっての1億4,000万円であります。内川橋の不具合等については、現状で令和2年度の土木費で計上している維持補修費の中での対応ということになることが適正ではないかというふうな考えであります。 以上です。
○議長(黒沢龍己君) 16番。
◆16番(高久昭二君) 草なぎ建設部長にお尋ねしたいんですけれども、毎年補修やってるわけですよ、内川橋も含めてですね。穴のそれ、やっぱり大型自動車がやっぱりどうしても行き交うわけですから、やっぱり傷むのはそれは当たり前なんです。だけども、あそこにまたアスファルトをやるわけですね。あそこはもともと、橋の場合は横町橋もそうなんですけども、コンクリート製なってるんですよ、底面が。それにアスファルトは合わないんですよね。どうしても早く剥げちゃうと。やはりコンクリートですね、きちんとやっぱり補修し直すと。そうなればコンクリートはすぐ固まらないわけですから、どうしても片側交互通行とかいろんな方法をとらざるを得ないんですが、やっぱりそれこそ長寿命にするために少しでも予算を少なくするために、アスファルトをやるんでなくて、橋についてだけはコンクリートということを検討なさるお考えはないのかどうか、その点を確認したいと思います。
○議長(黒沢龍己君) 草なぎ建設部長。答えられる範囲内で。
◎建設部長(草なぎ雅人君) 高久議員の御質問にお答えします。 確かに、橋の床板はコンクリート製でございます。ただ、その上にアスファルト舗装をかけての仕上がりという形になっております。 コンクリートとアスファルトの密着性ということでございますが、きちっと乳剤をまいて、そういうものをまいて段取りを踏んでやりますと、きちっとできるというふうに考えております。
○議長(黒沢龍己君) 16番高久昭二君の質疑を終わります。 ほかにありませんか。 (「なし」と言う人あり)
○議長(黒沢龍己君) 質疑なしと認めます。これで、質疑を終わります。 お諮りします。ただいま議題となっています議案第2号については、会議規則第39条第3項の規定により委員会への付託を省略したいと思いますが、御異議ございませんか。 (「異議なし」と言う人あり)
○議長(黒沢龍己君) 異議なしと認めます。したがって、議案第2号は、委員会への付託を省略することに決定しました。 これから議案に対する討論を行います。討論ありませんか。16番高久昭二君。
◆16番(高久昭二君) どうも御苦労さまでございます。簡潔に討論させていただきます。 補正予算の今回の議案第2号については、賛成の立場でありますが、一言それに対して、今後、市当局も真剣に対応していただけるようにひとつお願いしたいと思います。 今回の仙北市の除雪作業は、担当部署、係の方々、非常に御難儀しておりました。私も傍目で見て、非常に気の毒なくらいよく分かりますけども、こういうときこそ、大変なときほどですね、建設課だけに頼らず、ほかの部署の方々も、新角館庁舎には多くの職員が今回集結されております。勤務なさっております。そういう方々の部署からも、経験ある人方がいると思うんですよ。人事異動配置でかわるわけですから、当然。そういう人方に御協力願うようなこともしながら、スムーズにできるだけね、市民の要請に応えられるように対応できないものかなということを考えておりますし、また、今後やっぱり市民の安心・安全、交通、生活のために必要な除雪費でございますので、そういう点を私は一言意見を述べさせていただきまして、今回の補正予算に賛成するものであります。 以上をもって賛成討論を終わります。
○議長(黒沢龍己君) ほかにありませんか。 (「なし」と言う人あり)
○議長(黒沢龍己君) これで討論を終わります。 これから採決を行います。 日程第4、議案第2号 令和2年度仙北市一般会計補正予算(第14号)を採決します。本案は、原案のとおり決定することに御異議ございませんか。 (「異議なし」と言う人あり)
○議長(黒沢龍己君) 異議なしと認めます。したがって、本案は、原案のとおり可決されました。
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△議案第3号~議案第37号の上程、説明
○議長(黒沢龍己君) 日程第5、議案第3号 仙北市役所の位置を定める条例の一部を改正する条例制定についてから日程第39、議案第37号 公の施設の指定管理者の指定についてまでの各議案を一括して議題といたします。 それぞれの提案理由の説明を求めます。 議案第3号から議案第5号について、大山総務部長。
◎総務部長(大山肇浩君) 議案第3号の提案理由を御説明いたします。 議案ファイルの5ページをお開きください。 仙北市役所の位置を定める条例の一部を改正する条例を別紙のとおり制定するものです。 次のページをお開きください。 仙北市役所の位置を定める条例の第2条第4号を「東勝楽丁庁舎」削除するものです。 これは、西木庁舎の改修終了に伴い、教育委員会が仙北市役所東勝楽丁庁舎から移動することに伴う変更でございます。 この条例は、令和3年4月1日から施行するものです。 以上で議案第3号の説明を終わります。 続きまして、議案第4号の提案理由を説明いたします。 議案ファイル7ページをお開きください。 仙北市職員の勤務時間、休日、休暇等に関する条例の一部を改正する条例を別紙のとおり制定するものです。 次のページをお開きください。 仙北市職員の勤務時間、休日、休暇等に関する条例の一部を次のように改正するものです。 18条の2の次に、次の1条を加える。 (子育て部分休暇) 第18条の3 子育て部分休暇は、職員が満6歳に達する日以後の最初の4月1日から満9歳に達する日以後の最初の3月31日までの間にある子の養育をするため、1日の勤務時間の一部につき勤務しないことが相当であると認められる場合における休暇とする。 2 子育て部分休暇の時間は、1日につき2時間を超えない範囲で必要と認められる時間とする。 3 第18条第3項の規定は、子育て部分休暇については、介護休暇の規定を準用し、子育て部分休暇で勤務しない時間当たりの給与額を減額するものです。 改正の趣旨は、子育て支援を目的に、小学校入学から3年生まで育児部分休暇が取得できるようにするものです。 この条例は、公布の日から施行します。 次に、議案第5号の提案理由を説明いたします。 議案ファイルの9ページをお開きください。 仙北市特別職の職員の給与及び旅費に関する条例の一部を改正する条例を別紙のとおり制定するものです。 次のページをお開きください。 収束の兆しが見えない新型コロナウイルス感染症の影響で市民生活がますます困難な状況になっていることに鑑み、令和3年4月1日から令和4年3月31日までの間における市長、副市長及び教育長の給料月額から10分の1を減額するものです。 この条例は、令和3年4月1日から施行します。 以上で議案第5号の説明を終わります。御審議のほど、よろしくお願いいたします。
○議長(黒沢龍己君) 議案第6号について、佐藤教育部長。
◎教育部長(佐藤義一君) 議案第6号の提案理由について御説明いたします。 議案ファイルの11ページをお開き願います。 議案第6号 仙北市基金条例の一部を改正する条例制定について。 別紙のとおり制定するものでございます。 改正理由は、一般財団法人角館感恩講理事長加賀谷宏一様より、地域の青少年の健全育成のため、奨学金事業に役立ててほしいとの善意で15万円の寄附をいただきましたので、当該基金の積立額を改めるものでございます。 改正条文は、次の12ページをご覧ください。 第3条第2項の表、仙北市育英奨学基金の項、積立額の欄中「2億9,883万円」を「2億9,898万円」に改めるものでございます。 なお、この条例は、公布の日から施行するものです。 以上、議案第6号の提案理由の説明を終わります。御審議のほど、よろしくお願いいたします。
○議長(黒沢龍己君) 議案第7号及び議案第8号について、大山総務部長。
◎総務部長(大山肇浩君) 議案第7号の提案理由を説明いたします。 議案ファイルの13ページをお開きください。 仙北市市税条例の一部を改正する条例を別紙のとおり制定するものです。 次のページをご覧ください。 仙北市市税条例の一部を次のように改正する。 第137条第3項中「、毎月15日」を「、毎月末日」に改めるものです。 この改正は、入湯税の納入申告書の提出期限を翌月の15日から翌月の末日に改正するもので、近年、旅館・ホテル等の利用はインターネットからの予約が増えるとともに、入湯税を含む宿泊料の支払い方法もクレジットカード払いが主流となっており、旅館・ホテル等に支払われるのは翌月の15日から月末となっております。このような現状を踏まえ、新型コロナウイルス感染症の影響を受けている市内事業者支援の一環として提出期限を変更するものです。 この条例は、令和3年4月1日から施行します。 以上で議案第7号の説明を終わります。 続きまして、議案第8号の提案理由を説明いたします。 議案ファイルの15ページをお開きください。 仙北市固定資産評価員の設置等に関する条例の一部を改正する条例を別紙のとおり制定するものです。 次のページをお開きください。 仙北市固定資産評価員の設置等に関する条例の一部を次のように改正する。 第4条中「地方税法施行規則」を「総務省令」に変更です。また、「2月末日」を「3月31日」に改めるものです。 この改正は、地方税法の規定に即した固定資産税評価調書の様式を定める根拠規則に係る字句の修正及び評価調書作成の作成・報告の期限日を改正するものです。 この条例は、公布の日から施行します。 なお、固定資産評価員の選任につきましては議案第42号で提案いたしますので、よろしくお願いいたします。 以上で議案第8号の説明を終わります。御審議のほど、よろしくお願いいたします。
○議長(黒沢龍己君) 次に、議案第9号について、竹下市民福祉部長。
◎市民福祉部長兼福祉事務所長(竹下義博君) 議案第9号について提案理由を説明いたします。 議案ファイルの17ページをお開きください。 議案第9号 仙北市国民健康保険税条例の一部を改正する条例制定について。 仙北市国民健康保険税条例の一部を改正する条例を別紙のとおり制定するものです。 次のページが改正条文となっておりますが、別に配付しております議案第9号説明資料により説明させていただきます。 初めに、2の改正に至るまでの経緯です。この条例改正案は、昨年12月議会最終日に報告しました仙北市国民健康保険税条例の改正漏れの案件です。平成30年2月13日付、秋田県総務部税務課からの通知による国保税条例の一部改正です。令和2年12月4日に例規集を管理する業者からの指摘で改正漏れが判明しました。平成30年4月1日施行のため、平成30年第1回定例議会に提案すべきでありましたが、改めまして今回提案させていただきます。 次に、改正理由です。地方税法等の一部改正による国民健康保険税条例の一部を改正するものです。平成30年度から国民健康保険に関する財政運営が都道府県に移ることによるものです。 3、改正内容です。第2条関係で、国民健康保険税の課税目的を変更するものです。改正前の内容が「国民健康保険に要する費用等に充てるために課税する。」から、改正後は「県へ納付する国民健康保険事業費納付金の納付に要する費用等に充てるために課税する。」へ改正するものです。 4、施行期日は、公布の日から施行するものです。 5、経過措置。平成30年度以後の年度分について適用し、平成29年度までの年度分については、なお従前の例によるものです。 以上で議案第9号の提案理由の説明を終わります。御迷惑をおかけし、大変申し訳ございませんでした。今後かかることのないように十分留意いたしますので、どうぞ御審議のほど、よろしくお願いします。
○議長(黒沢龍己君) 次に、議案第10号について、八柳農林商工部長。
◎農林商工部長(八柳司君) 議案第10号の提案理由を説明いたします。 議案ファイルの20ページをご覧ください。 議案第10号 仙北市森林総合利用施設条例の一部を改正する条例制定について。 仙北市森林総合利用施設条例(平成18年仙北市条例第9号)の一部を改正する条例を別紙のとおり制定するものです。 改正条文は、21ページから23ページとなります。 本条例は、市民の健康増進と林業定住化促進のため、森林総合利用施設として田沢湖キャンプ場、角館森林総合利用施設、かたまえ山森林公園の3施設が設置されております。今回は、このうち田沢湖キャンプ場とかたまえ山森林公園において一部改正をお願いするものです。 改正内容につきましては、施設条例第4条に明記される利用施設の表記を、田沢湖キャンプ場においては、テントとテントサイトをフリーサイト、オートキャンプサイトにそれぞれ改め、利用客の理解度向上を図ります。また、かたまえ山森林公園においては、傾斜で利用できないテントサイトを削除し、要望の多いオートキャンプサイトを新たに設けることで利用施設の充実を図ります。 次に、仙北市が管理する場合の別表1、第6条関係のうち、レンタル用品として対応可能なキャンプ場のテント、タープ、マット、毛布等は条例から削除し、田沢湖キャンプ場、かたまえ山森林公園、両施設とも施設設備の種類、使用料、適用等を田沢湖畔近隣施設と同調させた形で料金改定を行うものです。 次に、施設の管理を指定管理者に行わせる場合の別表2、第11条関係においても、レンタル用品として対応可能なものは削除し、施設設備の種類、利用料金の上限額、適用等においてもそれぞれ記載のとおり改めるものです。 この条例は、令和3年4月1日から施行するものです。 以上で提案理由の説明を終わります。御審議よろしくお願いいたします。
○議長(黒沢龍己君) 次に、議案第11号について、佐藤教育部長。
◎教育部長(佐藤義一君) 議案第11号の提案理由について御説明いたします。 議案ファイルの24ページをお開き願います。 議案第11号 仙北市
北浦教育文化研究所設置条例の一部を改正する条例制定について。 別紙のとおり制定するものでございます。 改正理由は、新年度より教育委員会が現在の東勝楽丁庁舎から西木庁舎に移転します。これに伴って当該研究所も同時に移転することとなるため、位置を改正するものでございます。 改正条文は、次の25ページをご覧ください。 第2条の表、仙北市北浦教育文化研究所の項、位置の欄中「仙北市角館町東勝楽丁19番地」を「仙北市西木町上荒井字古堀田47番地」に改めるものでございます。 なお、この条例は、令和3年4月1日から施行するものです。 以上、議案第11号の提案理由の説明を終わります。御審議のほど、よろしくお願いいたします。
○議長(黒沢龍己君) 次に、議案第12号及び議案第13号について、大山総務部長。
◎総務部長(大山肇浩君) 議案第12号の提案理由を御説明いたします。 令和3年度仙北市各会計予算ファイル5ページをお開きください。 議案第12号 令和3年度仙北市一般会計予算は、次に定めるところによるものです。 第1条、歳入歳出予算の総額は、歳入歳出それぞれ204億5,000万円と定め、歳入歳出予算の款項の区分及び当該区分ごとの金額は、第1表歳入歳出予算によるものです。 第2条、地方自治法第214条の規定により債務を負担する行為をすることができる事項、期間及び限度額は、第2表債務負担行為によるものです。 第3条、地方自治法第230条第1項の規定により起こすことができる地方債の起債の目的、限度額、起債の方法、利率及び償還の方法は、第3表地方債によるものです。 第4条、地方自治法第235条の3第2項の規定による一時借入金の最高額を50億円と定めるものです。 第5条、地方自治法第220条第2項ただし書の規定により歳出予算の各項の経費の金額を流用することができる場合は、次のとおりと定めるものです。 (1)各項に計上した給料、職員手当及び共済費に係る予算額に過不足を生じた場合における同一款内でのこれらの経費の各項の間の流用。 13ページをお開きください。 第2表債務負担行為は、炭酸ガスレーザー賃借、高圧蒸気滅菌機賃借、田沢・生保内地区農林業振興資金利子補給、中小企業振興資金貸付金利子補給及び秋田県信用保証協会保証料補給について、期間と限度額を定めるものです。 次のページ、第3表地方債は、15件の地方債の発行について、起債の目的、限度額、起債の方法、利率及び償還の方法を定めるものです。 15ページから事項別明細書ですが、概要については令和3年度当初予算案の概要で御説明いたします。 令和3年度当初予算概要のファイル3ページをお開きください。 3ページ中段、令和3年度当初予算の規模、一般会計は204億5,000万円で、前年度当初予算比較で10億1,000万円、4.7%の減となっています。 6ページの令和3年度当初予算の状況、歳入をお開きください。 歳入では、1款市税は24億8,181万6,000円で、前年度比1億2,483万4,000円、4.8%の減、個人所得の低下見込みによる個人市民税の減などによるものです。 10款地方交付税は84億6,000万円で、1億7,000万円、2%の減を見込んでいます。合併算定替え終了に伴う普通交付税の減見込みによるものです。 15款県支出金は13億1,056万4,000円で、8億45万1,000円、37.9%の減、強い農業
担い手づくり総合支援事業費補助金等の減によるものです。 7ページをお開きください。 歳出です。1の人件費は37億6,335万6,000円で、1億8,602万7,000円、5.2%の増、会計年度任用職員制度の平年度化による期末手当、手当支給額の増などによるものです。 2の物件費は24億912万5,000円で、1億5,522万8,000円、6.9%の増、ふるさと納税寄附金収入の増加に伴うふるさと納税ふるさと便事業費の増などによるものです。 5の補助費等は49億8,568万7,000円で、1億4,921万5,000円、3.1%の増で、病院事業会計補助金の増、社会福祉法人はなさき仙北補助金の増、新型コロナウイルスワクチン接種対策に係る医師等への謝礼金などによるものです。 6の普通建設事業費は14億9,594万9,000円で、22億548万4,000円、59.6%の減で、庁舎整備事業費、強い農業
担い手づくり総合支援事業費補助金の減などによるものです。 9の積立金は12億5,021万7,000円で、7億6,708万9,000円、158.8%の増で、ふるさと仙北応援基金積立金の増などによるものです。 10ページから14ページがふるさと仙北応援基金充当事業の一覧でございます。ふるさと納税寄附金の充当先で、1の田沢湖再生クニマス里帰りプロジェクト事業から7のふるさと納税ふるさと便事業費までの139事業へ、合計13億9,859万4,000円の充当を予定しております。 15ページ、ふるさと振興基金充当事業一覧です。市町村合併に伴う特別措置でソフト事業などに充当できる基金で、記載の18事業に1億8,530万円の充当を予定しております。 15ページ下段は、公共施設等総合管理基金充当事業一覧です。公共施設等の更新、統廃合、大規模改修、除却等に充当できる基金で、記載の5事業に2,070万円の充当を予定しております。 16ページには、令和3年度の主な事業一覧を記載。17ページ以降は、款項目順に各事業を記載しております。 次に、議案第13号の提案理由を御説明いたします。 予算書の100ページをお開きください。 議案第13号 令和3年度仙北市集中管理特別会計予算は、次に定めるところによるものです。 第1条、歳入歳出予算の総額をそれぞれ41億9,171万1,000円と定めるものです。前年度比では1億6,018万6,000円、4%の増となっております。 105ページ、歳入、106ページ、歳出となっております。歳入歳出とも同じ内容になっておりますので、106ページ、歳出をお開きください。 1款は物品収入と物品費で、コピー機等の使用に関する経費をそれぞれ1,130万7,000円計上しています。前年度比で約353万円の減となっています。 2款は人件費と物件費の集合支払費でございます。職員給与費、会計年度任用職員給与費の増額などによるもので、約1億6,371万円増の41億8,040万4,000円を計上しております。 108ページをお開きください。 2、一般職の(1)総括の給与は、合計欄38億2,299万5,000円で、前年度比1億8,837万8,000円の増、下の段の職員手当は、総合事務組合負担金の欄5億4,422万8,000円で、前年度比1億8,849万7,000円の増となっています。これは、昨年度からの会計年度任用職員の期末手当が既定額となることによる増、退職者の増加に伴う職員の退職手当に係る総合事務組合負担金が増となったことなどによるものでございます。 以上で議案第12号、13号の提案理由の説明を終わります。御審議のほど、よろしくお願いいたします。
○議長(黒沢龍己君) 議案第14号から議案第16号について、竹下市民福祉部長。
◎市民福祉部長兼福祉事務所長(竹下義博君) 議案第14号について提案理由を説明いたします。 令和3年度予算書ファイルの117ページをお開きください。 令和3年度仙北市
国民健康保険特別会計予算は、次に定めるところによるものです。 第1条、事業勘定の歳入歳出予算の総額は、歳入歳出それぞれ27億7,167万1,000円、神代診療施設勘定の歳入歳出予算の総額は、歳入歳出それぞれ9,519万4,000円と定めるものです。 第2条、地方自治法第235条の3第2項の規定による一時借入金の借入れの最高額は、事業勘定1億3,000万円、神代施設勘定2,000万円と定めるものです。 第3条、地方自治法第220条第2項ただし書の規定により歳出予算の各項の経費の金額を流用することができる場合は、次のとおり定めるものです。(1)保険給付費の各項に計上された予算額に過不足を生じた場合における同一款内でのこれらの経費の各項の間の流用とするものです。 123ページをご覧ください。 歳入の主な事項について説明いたします。 1款1項国民健康保険税は、一般被保険者及び退職被保険者の合計で3億8,559万4,000円で、前年度より3,142万4,000円の減を見込んでおります。これは主に被保険者数の減少と、所得の減少による落ち込みを見込んでおります。 124ページをご覧ください。 4款1項県補助金、保険給付費等交付金等で20億650万8,000円で、昨年度より2,620万4,000円の増となっております。これは医療費等の増加によるもので、県からの交付金となります。 6款1項繰入金は、一般会計繰入金2億2,812万8,000円で、昨年度より3,020万6,000円の減です。これは保険基盤安定繰入金で、法定の繰入金となります。軽減等の減少によるものです。 128ページをご覧ください。 歳出について主な内容について説明いたします。 2款保険給付費につきましては、1項の療養諸費から次のページ、6項の傷病手当金までの合計が20億2,917万1,000円で、前年対比3,002万3,000円の減となっております。主に一般被保険者療養給付費の17億3,468万9,000円で、前年比1,428万9,000円の減となっております。被保険者数は減少しておりますが、高齢化による1人当たりの医療費の増加を見込んでおります。 129ページから130ページにかけまして、3款国民健康保険事業費納付金は6億3,030万3,000円で、前年対比7,479万1,000円の減となっております。 132ページをご覧ください。 9款予備費は4,970万6,000円で、前年度予算に対し3,548万3,000円の増を見込んでおります。 続きまして、神代診療施設勘定について説明いたします。 事項別明細書の140ページの歳入及び141ページの歳出を併せてご覧ください。 歳入歳出それぞれ総額9,519万4,000円で、前年度予算に比べ560万3,000円の増となっています。 歳入では、診療所収入が減少し、一般会計からの繰り入れが主なものとなっております。 歳出については、前年同様、経常的な内容となっております。 以上で議案第14号の提案理由の説明を終わります。 続きまして、議案第15号について提案理由を説明いたします。 ファイルの156ページをお開きください。 令和3年度仙北市
後期高齢者医療特別会計予算は、次に定めるところによるものです。 第1条、歳入歳出予算の総額は、歳入歳出それぞれ3億4,552万4,000円と定めるものです。予算規模は、対前年比1,442万3,000円の増となっております。 歳入、161ページをご覧ください。 1款後期高齢者医療保険料が2億2,952万5,000円で、前年対比4.6%の増です。被保険者数は減少しておりますが、前年度の保険料改定による増額を見込んでおります。 3款繰入金は1億1,543万円で、対前年比3.8%の増となっております。 続きまして歳出です。 163ページをご覧ください。 1款総務費は、1項総務管理費250万4,000円と2項徴収費321万5,000円で、合わせて571万9,000円で、前年より1万7,000円の減となっています。 2款後期高齢者医療広域連合納付金が3億3,928万9,000円で、前年比4.4%の増となっています。 なお、本予算は、後期高齢者広域連合において協議調整された数字をもとに編成された内容となっております。 以上で議案第15号の提案理由の説明を終わります。 続きまして、議案第16号について提案理由を説明いたします。 ファイルの165ページをお開きください。 令和3年度仙北市介護保険特別会計予算は、次に定めるところによるものです。 第1条、歳入歳出予算の総額は、歳入歳出それぞれ4億5,309万4,000円と定めるものです。 事業内容につきましては、事項別明細書により説明いたします。 170ページをご覧ください。 歳入につきましては、1款サービス収入のうち、1目から3目合わました合計で3億1,483万3,000円となっております。前年度より624万7,000円、1.9%の減です。これは施設利用者は前年とほぼ同数で積算しておりますが、処遇改善加算を計上しておりません。 次に、171ページをご覧ください。 5款繰入金は6,810万5,000円で、前年度より665万9,000円の減です。内訳は、外壁工事及び施設の償還に係る一般会計からの繰り入れが主なものとなっております。 次に、歳出です。 173ページをご覧ください。 1款総務費は3億4,991万6,000円で、前年度より1,114万2,000円の減です。内訳は、職員及び会計任用職員の人件費及び施設の外壁の工事請負費が主なものとなっております。 次に、2款のサービス事業です。1項、2項合わせて7,591万9,000円で、前年度より229万6,000円の減となってます。 174ページをご覧ください。 3款公債費です。市債償還として2,675万9,000円です。次に、予備費として前年度同様、50万円を計上しております。 以上で議案第16号の説明を終わります。御審議のほど、よろしくお願いいたします。
○議長(黒沢龍己君) 14時10分まで暫時休憩します。 (午後2時01分)
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○議長(黒沢龍己君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 (午後2時10分)
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○議長(黒沢龍己君) 議案第17号及び議案第18号について、
伊藤田沢湖市民センター所長。
◎
田沢湖市民センター所長(伊藤聡君) それでは、議案第17号の提案理由を説明いたします。 当初予算書ファイルの186ページをご覧ください。 議案第17号 令和3年度仙北市生保内財産区特別会計予算は、次に定めるところによるものです。 第1条、歳入歳出予算の総額は、歳入歳出それぞれ1億600万円と定めるものです。前年度比較では2,188万4,000円、26.0%の増となっております。 内容について事項別明細書で説明いたします。 歳入の主なものを説明します。 191ページをご覧ください。 1款2項3目生産物売払収入1,000万円は、前年度比700万円の増となっております。これは生保内北部分収林組合が令和3年度も収入間伐を実施するとのことから、これまでは補正予算で対応していたものを当初予算で計上しました。 4款1項1目生保内財産区地域振興基金繰入金1,598万1,000円は、生保内体育館改修工事分と生保内地区敬老を祝う会傘寿記念写真撮影業務分として一般会計に繰り出すための財源です。 次に、歳出の主なものを説明します。 3款2項2目、説明欄、森林整備センター造林保育費1,744万9,000円は、前年度比766万5,000円の増となっております。前年度より多くの除伐、保育間伐を実施する予定としております。それに伴い、歳入でも前年度比増となっております。 4款1項1目分収林交付金560万円は、生保内北部分収林組合の収入間伐に伴う収入700万円の8割を分収林交付金として交付するものです。 4款3項1目一般会計繰出金1,703万5,000円は、生保内体育館改修工事分として1,500万円、生保内地区敬老を祝う会傘寿記念写真撮影業務分として98万1,000円、農林業振興資金関係費36万2,000円などとなっております。そのほか、財産の管理、直営造林等に係る経費については、前年度同様に計上しております。 これで議案第17号の説明を終わります。御審議のほど、よろしくお願いいたします。 続きまして、議案第18号の提案理由を説明いたします。 当初予算書ファイルの205ページをご覧ください。 議案第18号 令和3年度仙北市田沢財産区特別会計予算は、次に定めるところによるものです。 第1条、歳入歳出予算の総額は、歳入歳出それぞれ5,000万円と定めるものです。前年度比較では190万円、4.0%の増となっております。 内容について事項明細書で説明いたします。 歳入の主なものを説明します。 210ページをご覧ください。 4款1項1目田沢財産区振興基金繰入金901万円は、田沢交流センター体育館屋根塗装工事分と田沢郷土資料等展示事業費分を一般会計に繰り出すための財源です。 次に、歳出の主なものを説明します。 3款2項2目森林整備センター受託造林費1,723万2,000円は、前年度比252万8,000円の減となっておりますが、令和3年度では新規に杉植栽事業を行う予定がないため比較減となっております。それに伴い、歳入でも同じく前年度比減となっております。 4款3項1目一般会計繰出金914万6,000円は、農林業振興資金関係13万6,000円、田沢交流センター屋根塗装工事分420万円、田沢郷土資料等展示事業費分481万円となっております。そのほか、財産の管理、造林等に係る経費については、前年度同様に計上しております。 これで議案第18号の説明を終わります。御審議のほど、よろしくお願いいたします。
○議長(黒沢龍己君) 議案第19号について、
茂木角館市民センター所長。
◎角館市民センター所長(茂木博巳君) 議案第19号の提案理由を説明いたします。 予算書の216ページをご覧ください。 議案第19号 令和3年度仙北市雲沢財産区特別会計予算は、次に定めるところによるものです。 第1条、歳入歳出予算の総額は、歳入歳出それぞれ643万5,000円と定めるものです。前年度比較では244万5,000円、27.5%の減となっております。これは森林作業道開設事業費の減などによるものです。 内容につきましては、221ページからの事項別明細書で説明いたします。 歳入の主な内容は、1款2項の生産物売払収入256万3,000円、3款1項の森林環境保全整備事業費清算金266万円です。 次のページをご覧ください。 歳出の主な内容は、3款の造林保育事業費492万4,000円で、搬出間伐事業委託などを行うものてす。 以上で説明を終わります。御審議よろしくお願いいたします。
○議長(黒沢龍己君) 議案第20号について、菅原医療局長。
◎医療局長兼医療連携政策監(菅原貞男君) 議案第20号 令和3年度仙北市病院事業会計予算の内容について御説明いたします。 令和3年度仙北市病院事業予算書ファイル3ページをお開きください。 第1条、令和3年度仙北市病院事業会計の予算は、次に定めるところによるものです。 病院事業全体の当初予算規模は56億602万7,000円で、前年度当初予算54億4,634万5,000円との比較で1億5,968万2,000円、2.9%の増額予算となっています。これは新型コロナウイルス感染症の影響による診療材料費の高騰や、角館総合病院建設の本体工事の企業債元金償還開始に伴う費用の増加が大きく影響しております。 医業収益では、田沢湖病院は、ほぼ前年並みの収益の確保を予定しております。角館総合病院では、入院・外来患者について、新型コロナウイルス感染症が大きく影響し、入院・外来収益ともに減収の見込みとなっております。一般会計繰出金は、地方財政計画及び総務省繰り出し基準の見直しなどにより、一般会計補助金が減額、一般会計負担金が増額となっております。角館病院においては、大曲厚生医療センターとの医療機能連携協定による医療機器の共同利用や入院紹介を積極的に実施し、医業収益の確保を図ります。 第2条の業務の予定ですが、(1)の病床数につきましては、両病院とも変更なく、合計で266床になっています。次の(2)年間の患者数、(3)の1日平均患者数についてでありますが、本年度の実績見込み及び新型コロナウイルス感染症の影響を勘案し、年間入院患者数を7万1,905人、前年度比1,460人の減、外来患者数は14万1,570人で、前年度比6,174人減の内容になっています。1日平均患者数では、前年度比で入院患者が4人の減、また、外来患者数で23人の減少を見込んでいます。次の(4)主要な建設事業の有形固定資産購入費は、角館総合病院の医療用機械備品等の購入予定額を計上しております。 3ページから4ページをご覧いただきたいと思います。 第3条、収益的収入及び支出の予定額は、次のとおり定めるものでございます。 収益的収入の合計は48億1,001万8,000円で、前年度比2,532万7,000円の増額としています。内訳といたしましては、田沢湖病院が10億78万4,000円で、一般会計負担金が増額となりますが、一般会計補助金の減額などにより前年度比1,872万8,000円の減額、角館総合病院が38億923万4,000円で、入院・外来収益、一般会計補助金が減額となりますが、国庫補助金及び一般会計負担金の増額などにより前年度比4,405万5,000円の増額となっています。 次に、収益的支出でありますが、合計が49億9,792万5,000円で、前年度比970万3,000円の増額予算を計上しています。内訳は、田沢湖病院は10億9,366万6,000円で、人件費、経費、減価償却費等の減額により1,872万8,000円の減額、角館総合病院は39億9,714万1,000円で、会計年度職員の手当の増加、新型コロナウイルス感染症の影響による材料費の高騰などにより2,843万1,000円の増額となっています。 次に、第4条、資本的収入及び支出になります。 資本的収入及び支出の予定額は次のとおり定めるもので、資本的収入額が資本的支出に対し不足する額2億3,068万9,000円は、当年度損益勘定留保資金2億3,068万9,000円で補填するものでございます。 資本的収入の合計額は3億7,741万3,000円で、前年度比9,408万2,000円の増額になっております。角館総合病院建設本体工事の企業債元金償還開始に伴う一般会計出資金の増額によるものです。 資本的支出の合計額は6億810万2,000円で、こちらも角館総合病院建設本体工事の企業債元金償還開始に伴い、前年度比1億4,997万9,000円の増額となっています。 次に、5ページをお開きください。 第5条、企業債です。角館総合病院の医療機器整備のために限度額を3,000万円とするものでございます。起債の方法等につきましては、表内に示しているとおりとなっております。 第6条、一時借入金の限度額ですが、こちらも表内に示しているとおりとなっております。 第7条、予定支出の各項の経費の金額を流用することができる場合といたしまして、(1)医業費用と定めるものであります。 第8条、議会の議決を経なければ流用することのできない経費として職員給与費と交際費を定めるもので、金額については記載している内容としています。 次に、6ページ、第9条、他会計からの補助金になります。これは収益的支出に充てるため、一般会計補助金の額を1億6,795万7,000円とするもので、前年度比6,616万1,000円の減額となっています。 第10条、たな卸資産の購入限度額につきましては、6億8,023万2,000円とするものです。 7ページ以降につきましては、予算実施計画等、予算に関する説明書となっておりますので御参照願います。 以上、議案第20号の提案理由について説明を終わります。よろしく御審議くださいますよう、よろしくお願いいたします。
○議長(黒沢龍己君) 議案第21号から議案第23号について、草なぎ建設部長。
◎建設部長(草なぎ雅人君) 議案第21号の提案理由について御説明いたします。 令和3年度仙北市温泉事業会計予算ファイルの3ページをお開き願います。 第1条、総則としまして、令和3年度仙北市温泉事業会計予算は、次に定めるものでございます。 第2条、業務の予定量でございます。給湯戸数は46戸で、1日当たりの温泉供給量は1,287キロリットルとなっております。 第3条、収益的収入及び支出でございます。 温泉事業収益の予定額は、5,138万4,000円となっております。 主なものを御説明いたします。 1款1項営業収益3,209万円は、温泉供給料金でございます。同じく2項営業外収益1,929万1,000円は、一般会計補助金などでございます。 次に、温泉事業費用の予定額でございます。 主なものは、1款1項営業費用5,612万2,000円で、施設の維持管理費及び減価償却費などでございます。 第4条、資本的収入及び支出でございます。 資本的収入予定額を6,110万3,000円、資本的支出予定額を6,166万2,000円と定め、資本的収入額が資本的支出額に対し不足する額55万9,000円は、当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額で補填するものとしております。 初めに、資本的収入でございます。 1款1項企業債3,930万円は、建設改良費に係るものでございます。同じく2項出資金2,180万3,000円は、一般会計からの出資金でございます。 次に、資本的支出でございます。 主なものを御説明いたします。 1款1項建設改良費3,935万9,000円は、乳頭地区源泉対策事業費が主なもので、カラ吹き2号源泉埋抗に向けた代替源泉確保のための費用でございます。同じく2項企業債償還金2,180万3,000円は、支払元金でございます。 次のページをご覧願います。 第5条、一時借入金は、限度額を3,000万円と定めております。 第6条、経費の流用につきましては、営業費用と営業外費用の相互間と定めております。 第7条、議会の議決を経なければ流用できない経費につきましては、交際費とし、1万円と定めております。 第8条、他会計からの補助金につきましては、収益的支出の一部に充てるため、一般会計から受ける補助金を1,297万6,000円としております。 第9条、たな卸資産購入限度額につきましては、50万円と定めております。 次のページ以降には、予算実施計画、予定キャッシュ・フロー計算書等財務諸表などを添付しておりますので御参照願います。また、タブレットに当初予算案の概要を掲載しておりますので、併せて御確認願います。 以上で議案第21号の提案理由の説明を終わります。 続きまして、議案第22号の提案理由について御説明いたします。 令和3年度仙北市水道事業会計予算ファイルの3ページをお開き願います。 第1条、総則としまして、令和3年度仙北市水道事業会計予算は、次に定めるものでございます。 第2条、業務の予定量でございます。給水戸数は7,274戸、総給水量は181万3,656立方メートルで、1日当たり平均給水量は4,969立方メートルとなっております。 第3条、収益的収入及び支出でございます。 水道事業収益の予定額は5億2,188万3,000円となっております。 主なものを御説明します。 1款1項営業収益4億383万8,000円は、水道使用料が主なものでございます。同じく2項営業外収益は1億1,804万2,000円で、一般会計補助金及び長期前受金戻入などでございます。 次に、水道事業費用について、予定額は6億2,088万3,000円となっております。主な内訳としまして、1款1項営業費用5億7,281万3,000円は、水道施設の維持管理費や減価償却費などでございます。同じく2項営業外費用4,375万円は、企業債の支払利息が主なものとなっております。 第4条、資本的収入及び支出でございます。 資本的収入予定額を4億3,462万5,000円、資本的支出予定額を6億2,261万5,000円と定め、資本的収入額が資本的支出額に対し不足する額1億8,799万円は、過年度分損益勘定留保資金1億5,761万3,000円、当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額3,037万7,000円で補填するものとしております。 初めに、資本的収入でございます。 主なものを御説明いたします。 1款1項企業債1億9,320万円は、建設改良費に係るものでございます。同じく2項国県補助金6,865万6,000円は、水道未普及地域解消事業に係るものでございます。同じく3項出資金1億3,650万円は、一般会計出資金でございます。同じく4項負担金3,626万8,000円は、工事負担金等でございます。 次のページをご覧願います。 資本的支出でございます。 主なものを御説明いたします。 1款1項建設改良費は、3億9,290万2,000円でございます。主なものは、山谷川崎地区と卒田地区の水道未普及地域解消事業が1億8,968万4,000円、老朽管更新事業としまして、西長野、古寺地区の配水管更新工事が2,103万2,000円、西長野浄水場第3水源建設工事が1億2,108万8,000円となっております。同じく2項企業債償還金2億2,771万3,000円は、支払元金となっております。 第5条、企業債は、水道施設整備事業の目的で限度額を1億9,320万円とし、起債の方法、利率、償還方法は記載のとおりとなっております。 第6条、一時借入金は、限度額を3億円と定めております。 第7条、経費の流用につきましては、営業費用と営業外費用の相互間と定めております。 第8条、議会の議決を経なければ流用できない費用につきましては、職員給与費6,168万円、交際費6万円と定めております。 第9条、他会計からの補助金につきましては、収益的支出の一部に充てるため、一般会計から受ける補助金を1,288万8,000円としております。 第10条、たな卸資産購入限度額につきましては、1,543万4,000円と定めております。 次のページ以降は、予算実施計画、予定キャッシュ・フロー計算書等財務諸表などを添付しておりますので御参照願います。また、タブレットに当初予算案の概要を掲載しておりますので、併せて御確認願います。 以上で議案第22号の提案理由の説明を終わります。 続きまして、議案第23号の提案理由について御説明いたします。 令和3年度
仙北市下水道事業会計予算ファイルの3ページをお開き願います。 第1条、総則としまして、令和3年度
仙北市下水道事業会計予算は、次に定めるものでございます。 第2条、業務の予定量でございます。配水戸数は5,159戸、年間配水量は125万8,985立方メートルで、1日当たり平均配水量は3,449立方メートルとなっております。 第3条、収益的収入及び支出でございます。 初めに、収益的収入の予定額について。 第1款下水道事業収益は5億3,737万円、第2款集落排水事業収益は2億5,324万9,000円、第3款浄化槽事業収益は9,077万3,000円、総額8億8,139万2,000円となっております。内訳としましては、下水道使用料などの営業収益と一般会計負担金補助金及び長期前受金戻入などの営業外収益が主なものとなっております。 次のページをご覧願います。 収益的支出の予定額について。 第1款下水道事業費用は5億3,547万2,000円、第2款集落排水事業費用は3億1,399万3,000円、第3款浄化槽事業費用は8,897万6,000円、総額9億3,844万1,000円となっております。内訳としましては、施設の維持管理費や減価償却費などの営業費用と、企業債の支払利息などの営業外費用が主なものとなっております。 第4条、資本的収入及び支出でございます。 初めに、資本的収入の予定額について。 第1款下水道事業は3億5,421万円、第2款集落排水事業は1億7,115万7,000円、第3款浄化槽事業は971万5,000円、総額5億3,508万2,000円となっております。主なものは、企業債、一般会計出資金、国県補助金となっております。 次のページをご覧願います。 資本的支出の予定額について。 第1款下水道事業は5億927万5,000円、第2款集落排水事業は2億2,043万6,000円、第3款浄化槽事業は2,632万4,000円、総額7億5,603万5,000円となっております。主なものは、建設改良費と企業債償還金となっております。建設改良費につきましては、下水道事業では西野川原地区と小倉前地区の管渠整備と、ストックマネジメント計画に基づき田沢湖浄化センターの受変電設備更新及び監視制御設備更新を予定しております。また、集落排水事業では、機能強化対策事業として前郷地区の中継ポンプの更新等を予定しております。 なお、資本的収入額が資本的支出額に対し不足する額2億2,095万3,000円は、当年度分損益勘定留保資金2億1,491万5,000円、当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額603万8,000円で補填するものとしております。 第5条、債務負担行為は、水洗便所等改造資金利子補給のために設定するもので、期間、限度額は記載のとおりでございます。 第6条、企業債につきましては、起債の目的、限度額、起債の方法、利率及び償還方法は記載のとおりとなっております。 次のページをご覧願います。 第7条、一時借入金は、限度額を5億円と定めております。 第8条、予定支出の各項の経費の流用につきましては、同一款内と定めております。 第9条、議会の議決を経なければ流用できない費用につきましては、職員給与費3,025万5,000円と定めております。 第10条、他会計からの補助金につきましては、事業安定のため一般会計から受ける補助金を1億4,604万4,000円とし、内訳は記載のとおりとなっております。 第11条、たな卸資産購入限度額につきましては、413万7,000円と定めております。 次のページ以降には、予算実施計画、予定キャッシュ・フロー計算書等財務諸表などを添付しておりますので御参照願います。また、タブレットに当初予算案の概要を掲載しておりますので、併せて御確認願います。 以上で議案第23号の提案理由の説明を終わります。よろしく御審議のほど、お願い申し上げます。
○議長(黒沢龍己君) 議案第24号及び議案第25号について、大山総務部長。
◎総務部長(大山肇浩君) 議案第24号の提案理由を御説明いたします。 令和2年度補正予算一般・特別予算ファイル2ページをご覧ください。 議案第24号 令和2年度仙北市一般会計補正予算(第15号)は、次に定めるところによるものです。 第1条の歳入歳出予算の補正は、歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ13億4,875万6,000円を減額し、補正後の額を260億917万8,000円とするものです。 第2条は繰越明許費の補正、追加です。第3条は債務負担行為の補正、追加及び変更です。第4条は地方債の補正、追加及び変更です。 9ページをお開きください。 第2表繰越明許費補正です。国の補正予算の対象となったことなどにより、記載の10事業を追加するものです。 次のページをお願いします。 第3表債務負担行為補正です。今年度中の契約実施実績により、記載の事業を追加、変更するものです。 第4表地方債補正です。対象事業費、地方債配分枠の確定見込みにより、記載の2事業を追加し、13事業の起債額を変更するものです。 15ページをお開きください。 歳入の主なものを御説明します。 1款1項1目、説明欄、個人及び法人市民税1,780万円の追加、同じく2項、説明欄、固定資産税1,900万円の追加は、納付見込みによるものです。 18ページをお開きください。 14款2項1目、説明欄、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金2,593万3,000円の追加は、充当事業の精算見込みによる財源の増減額振替と、国補正3号分の追加配分の一部、
指定管理施設支援事業費へ充当したものです。同じく5目1節、説明欄、社会資本整備総合交付金2,950万円の減額は、交付額確定による減額です。 20ページをお開きください。 15款2項4目、説明欄、強い農業
担い手づくり総合支援事業費補助金10億円の減額は、事業中止によるものです。 21ページをお開きください。 18款1項1目、説明欄、財政調整基金繰入金1億4,338万8,000円の減額は、事業費の精算等に伴う歳入歳出剰余によるものです。 27ページをお願いします。 歳出の主なものを説明します。 2款1項6目
指定管理施設支援事業費2,460万円の追加は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により収入が減少している指定管理施設の基本協定等に基づき支援するものです。 29ページです。 3款1項2目障がい者自立支援給付費1,785万4,000円の追加は、サービス費支給等実績見込み額の増及び国庫負担金確定に伴う返還金です。 33ページです。 4款3項1目病院事業会計補助金1億4,034万円の追加は、病院事業の経営健全化のための増額です。 35ページです。 6款1項3目強い農業
担い手づくり総合支援事業費補助金11億円の減額は、事業中止に伴う減額です。同じく1項5目、説明欄、
農地集積加速化基盤整備事業費7,545万円の追加は、神代地区分が令和2年度国の補正予算対象になったことに伴う事業費負担の追加です。 44ページです。 10款6項1目、説明欄、
FISモーグルワールドカップ開催事業費負担金2,750万円の減額は、開催中止に伴う負担金の減です。 以上で議案第24号の提案理由の説明を終わります。 続きまして、議案第25号の提案理由を説明いたします。 令和2年度補正予算一般・特別予算ファイル57ページをご覧ください。 議案第25号 令和2年度仙北市
集中管理特別会計補正予算(第2号)は、次に定めるところによるものです。 第1条の歳入歳出予算の補正は、歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ9,110万4,000円を減額し、補正後の額を39億7,049万4,000円とするものです。 62ページ、歳入、63ページ、歳出となりますが、歳入歳出とも同じ内容となっていますので、63ページの歳出をご覧ください。 2款1項1目職員給与費1,264万3,000円の減額と、会計年度任用職員給与費539万7,000円の減額で、精算見込みによる減額です。2目は光熱水費6,878万円、下水道等使用料365万4,000円の減額と会計年度任用職員社会保険料等の減額で、精算見込みによるものです。 以上で議案第25号の提案理由の説明を終わります。御審議のほど、よろしくお願いいたします。
○議長(黒沢龍己君) 議案第26号から議案第28号について、竹下市民福祉部長。
◎市民福祉部長兼福祉事務所長(竹下義博君) 議案第26号について提案理由を説明いたします。 令和2年度予算書ファイルの72ページをお開きください。 令和2年度仙北市
国民健康保険特別会計補正予算(第4号)は、次に定めるところによるものです。 第1条、事業勘定の歳入歳出予算の総額にそれぞれ1,227万1,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ30億3,997万8,000円とするものです。 第2項、神代診療施設勘定の歳入歳出予算総額から歳入歳出それぞれ216万2,000円を減額し、歳入歳出の総額を歳入歳出それぞれ8,570万5,000円とするものです。 初めに、国保会計事業勘定補正予算の歳入について説明いたします。 77ページをご覧ください。 歳入は、1款1項国民健康保険税です。1目の一般被保険者、2目退職者被保険者、合わせて3,774万5,000円の追加です。これは決算見込みによる補正となります。 4款1項県補助金は、1目、説明欄、努力者支援分50万6,000円の追加です。同じく県繰入金227万6,000円の減額は、いずれも決算見込みによる補正となります。 78ページをご覧ください。 6款1項一般会計繰入金です。説明欄、保険基盤安定繰入金2,313万3,000円の減額、財政安定化支援事業繰入金702万1,000円の減額、その他一般会計繰入金6万9,000円の減額で、いずれも決算見込み及び額の確定による補正となります。 8款1項延滞金及び過料です。説明欄、一般被保険者延滞金599万9,000円の追加です。こちらも決算見込みによる追加補正となります。 79ページをご覧ください。 歳出です。 1款から3款までは、主に財源の振替によるものです。 9款予備費です。説明欄、予備費1,234万円の追加です。歳入歳出による調整額となります。 次に、神代診療施設勘定に係る補正です。 84ページをご覧ください。 歳入です。1款1項1目から5目の計で341万1,000円の減額です。これは外来診療者数の減少による保険診療報酬及び自己負担金収入の減少によるものです。 3款1項一般会計繰入金です。説明欄、診療所運営費繰入金122万1,000円の追加です。 以上で議案第26号の説明を終わります。 続きまして、議案第27号について提案理由を説明いたします。 予算書ファイルの97ページをお開きください。 令和2年度仙北市
後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)。
後期高齢者医療特別会計補正予算は、次に定めるところによるものです。 第1条、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ929万5,000円を追加し、歳入歳出の総額を歳入歳出それぞれ3億4,341万5,000円とするものです。 99ページをご覧ください。 歳入は、1款1項後期高齢者医療保険料、説明欄、特別徴収保険料447万8,000円、普通徴収保険料現年度分及び滞納繰越分合わせて27万2,000円の追加です。これは実績見込みによる増額補正となります。 次に、3款1項一般会計繰入金、説明欄、事務費繰入金38万2,000円を減額し、保険基盤安定繰入金492万7,000円を追加補正するものです。これは実績見込みによる補正となります。 次に、歳出です。 100ページをご覧ください。 1款1項1目一般管理費、説明欄、一般総務費35万2,000円の減額、1款2項1目徴収費、説明欄、徴収費3万円の減額です。いずれも実績見込みによる減額補正となります。 次に、2款1項1目後期高齢者医療広域連合納付金967万7,000円の追加補正です。後期高齢者医療広域連合へ納付する納付金となります。 以上で議案第27号の説明を終わります。 続きまして、議案第28号について提案理由を説明いたします。 令和2年度仙北市予算書ファイルの101ページをお開きください。 令和2年度仙北市
介護保険特別会計補正予算(第3号)。
介護保険特別会計補正予算は、次に定めるところによるものです。 第1条、歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ508万3,000円を減額し、歳入歳出の総額を歳入歳出それぞれ4億4,960万5,000円とするものです。 106ページをご覧ください。 歳入は、1款1項介護保険給付費収入1目及び2目で、介護保険給付費の短期入所・施設入所について実績見込みにより1,444万7,000円を減額補正するものです。1款3項自己負担金収入、先ほど説明いたしました介護保険収入と同様、利用者数の減少により88万1,000円を減額補正するものです。 5款1項1目一般会計繰入金です。補正額は1,001万8,000円です。これは入所利用者数の減少による介護保険の給付及び自己負担金の減額による財源の補正となっています。 次に、7款1項1目雑入、説明欄、短期入所食費・居住費及び
インフルエンザ予防接種料等の決算見込みによる補正で、22万7,000円の追加となっております。 次に、歳出です。 107ページをご覧ください。 1款1項1目一般管理費、説明欄、職員給与費76万1,000円の減額です。一般管理費162万円の減額、これは職員給与及び会計任用職員の人件費の決算見込みによる補正です。 2款1項居宅サービス事業費は財源の振替です。2項施設サービス事業費は270万2,000円の減額で、利用者数の減少による委託料、給食費、家賃、食料、寝具の減額補正となっております。 以上で議案第28号の説明を終わります。御審議のほど、よろしくお願いします。
○議長(黒沢龍己君) 議案第29号及び議案第30号について、
伊藤田沢湖市民センター所長。
◎
田沢湖市民センター所長(伊藤聡君) それでは、議案第29号の提案理由を説明いたします。 補正予算書ファイルの116ページをご覧ください。 議案第29号 令和2年度仙北市生保内財産区特別会計補正予算(第3号)は、次に定めるところによるものです。 第1条、歳入歳出予算の補正は、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ1,136万円を追加し、歳入歳出の総額を歳入歳出それぞれ1億2,329万9,000円とするものです。 内容については事項別明細書で説明いたしますが、今回の補正は、歳入歳出ともに事業の確定、精算見込みによるものです。 歳入の主なものを説明いたします。 121ページをご覧ください。 1款2項1目、説明欄、土地売払収入868万2,000円の追加は、八幡平直轄砂防事業北桧木内川と水沢の砂防堰堤工事用地の売払い分です。 3款3項2目、説明欄、支障木伐採補償金ですが、453万5,000円の追加です。これも北桧木内川と水沢堰堤工事用地内支障木の補償金となっております。同じく説明欄、分収金50万5,000円の追加は、水沢堰堤工事関係の用地内にあります県行造林の分収金で、分収割合は秋田県が5、財産区が5となっております。 次に、歳出の主なものを説明いたします。 3款財産費の減額については、事業精算によるものです。 4款1項1目分収林交付金については、交付金額確定による減額です。 4款3項1目一般会計繰出金については、繰り出し事業の確定、精算による減額です。 5款予備費に1,960万9,000円を追加しております。 以上で説明を終わります。御審議のほど、よろしくお願いいたします。 続きまして、議案第30号の提案理由を説明いたします。 補正予算書ファイルの124ページをご覧ください。 議案第30号 令和2年度仙北市田沢財産区特別会計補正予算(第3号)は、次に定めるところによるものです。 第1条、歳入歳出予算の補正は、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ90万1,000円を追加し、歳入歳出の総額を歳入歳出それぞれ6,347万円とするものです。 内容については事項別明細書で説明いたしますが、今回の補正は、歳入歳出ともに事業の確定、精算見込みによるものです。 歳入の主なものを説明いたします。 129ページをご覧ください。 3款3項2目雑入、説明欄、森林整備センター分収金722万2,000円の追加は、森林整備センターが大深1造林地、こちらは玉川小和瀬にあります、造林地でございます。その中で売払いした立木、間伐材の分収金収入です。そのほかの減額は、事業の精算見込みによるものでございます。 歳出では、各事業の精算見込みにより減額するものでございますが、5款予備費に1,247万円を追加しております。 これで議案の説明を終わります。御審議のほど、よろしくお願いいたします。
○議長(黒沢龍己君) 議案第31号について、
茂木角館市民センター所長。
◎角館市民センター所長(茂木博巳君) 議案第31号の提案理由を説明いたします。 予算書の132ページをご覧ください。 議案第31号 令和2年度仙北市雲沢財産区特別会計補正予算(第1号)は、次に定めるところによるものです。 第1条、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ321万円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ1,209万円とするものです。 137ページの事項別明細書をご覧ください。 歳入歳出ともに事業の確定、精算見込みによる補正です。 歳入では、1款の説明欄、生産物売払収入130万3,000円、2款の説明欄、前年度繰越金190万7,000円を追加し、次のページになりますけれども、歳出では、4款の説明欄、雲沢財産区造林基金積立金に321万円を追加するものです。 以上で説明を終わります。御審議よろしくお願いいたします。
○議長(黒沢龍己君) 15時20分まで暫時休憩します。 (午後3時09分)
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○議長(黒沢龍己君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 (午後3時20分)
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○議長(黒沢龍己君) 門脇市長。
◎市長(門脇光浩君) 恐縮であります。先ほど総務部長が資料を用いて当初予算の概要を御説明申し上げておりますが、その資料の中で単位の千円の千が漏れてるという状況があります。総務部長から御説明させていただきたいと思います。議長、どうかよろしくお願い申し上げます。
○議長(黒沢龍己君) 訂正、総務部長。
◎総務部長(大山肇浩君) 当初予算の概要の資料でございます。7ページになります。令和3年度当初予算の状況、歳出のところでございまして、上の段じゃなくて下からですね4つ目の普通建設事業費14億9,594万9,000円(前年度対比22億548万4円)ってなっておりますが、ここに千円を、「4,000円」ということが正解でございますので、「4,000」、千を入れていただきたくお願いいたします。 誠に申し訳ありません。訂正をさせていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 (「直せばいいどこだが。新しく入れでけるどこだが。」と言う人あり)
◎総務部長(大山肇浩君) 後で差し替えたファイルを入れ替えますので、後日、これ終わってから修正いたしますので。 (「そうだばいいども。直してくださいって言われでも直せねがらよ。」と言う人あり)
◎総務部長(大山肇浩君) 分かりました。それでは訂正させていただきます。
○議長(黒沢龍己君) それでは、議案第32号について、菅原医療局長。
◎医療局長兼医療連携政策監(菅原貞男君) 議案第32号 令和2年度仙北市
病院事業会計補正予算(第3号)について御説明いたします。 令和2年度仙北市病院事業補正予算書ファイルの3ページをお開きください。 第1条、令和2年度仙北市病院事業会計の補正予算(第3号)は、次に定めるところによるものです。 第2条、業務の予定量です。 既決予定額を補正予定額に改めるもので、田沢湖病院では、(2)の年間患者数を入院患者数1万8,250人、外来患者数を2万9,160人へと、実績見込みを勘案し、それぞれ減少するものです。(3)1日平均患者数では、入院が50人、外来で120人へと減少するものです。 角館総合病院では、(2)の年間患者数を入院患者数4万3,800人、外来患者数10万2,600人へ、実績見込みを勘案し、それぞれ減少するものです。(3)1日平均患者数では、入院が120人、外来で420人へと減少するものです。(4)建設改良事業ですが、角館総合病院の医療機械等購入費の精算見込みによる内容となっています。 次に、4ページをお開きください。 第3条、収益的収入及び支出についてであります。 予算第3条本文中、特別減収対策企業債5億円を3億4,000万円に改め、収益的収入及び支出予定額を次のとおり補正するものです。12月議会において特別減収対策企業債の5億円を御可決いただきましたが、その後、秋田県及び総務省と協議を行い、新型コロナの影響による減収見込み額を3億4,000万円とし、同額に改めるものです。 次に、田沢湖病院ですが、これは先ほど御説明させていただきました業務量の変更に伴うもので、事業収益で4,348万3,000円を、事業費用で4,490万2,000円をそれぞれ減額するものです。 角館総合病院ですが、こちらも同様に業務量の減少に伴うものでありますが、入院患者数で1万585人の減、外来患者数で1万2,789人の減少を見込む状況となっております。この要因といたしましては、新型コロナウイルス感染症により受診控えが大きく影響しているものと分析しております。 補助金の補正につきましては、新型コロナウイルス感染症関係の国庫補助金として、田沢湖病院が発熱外来設置補助金として1,022万3,000円、角館総合病院が発熱外来設置補助金、入院患者病床確保補助金として4,538万4,000円を増額補正するものです。 また、一般会計補助金は、田沢湖病院が2,777万7,000円、角館総合病院が2,690万8,000円を、それぞれ繰り出し基準の精算分として合わせて5,468万5,000円を減額するものです。 また、一般会計負担金は、繰り出し基準の精算分と不採算地区病院100床未満及び不採算地区中核病院の機能維持に対して新たな財政措置が講じられたことにより、田沢湖病院で4,363万円、角館総合病院で1億4,993万1,000円を増額補正するものです。 医業費用につきましては、両病院合わせて職員給与費を9,290万2,000円減額するものです。角館総合病院の材料費は、新型コロナウイルス感染症の影響による材料費の高騰によるもので、診療材料費2,200万円を補正するものです。 次に、第4条、資本的収入及び支出についてであります。 予算第4条本文括弧書中、資本的収入額が資本的支出に対し不足する額「1億8,234万5,000円」を「1億8,192万円」に、当年度分損益勘定留保資金「1億8,234万5,000円」を「1億8,192万円」に改めるもので、内容としましては、角館総合病院の医療機器等の精算見込み及び新型コロナウイルス感染症県補助金の増額補正による内容となっています。 次に、5ページをご覧ください。 第5条、企業債についてであります。角館総合病院の医療機械等の精算見込み及び特別減収対策企業債の減収額精算見込みによる補正予定額に改めるものであります。 第6条、議会の議決を経なければ流用することのできない経費につきましては、職員給与費を記載のとおりそれぞれ減額するものであります。 次に、6ページをご覧ください。 第7条、他会計からの補助金についてでありますが、予算第9条中「2億3,411万8,000円」を「1億7,943万3,000円」に改めるもので、これは先ほど収益的収支の際に触れさせていただいた内容を同条表中の既定予定額にそれぞれ補正予定額を減額した内容とするものであります。 第8条、たな卸資産の購入限度額についてでありますが、予算第10条中「6億7,338万8,000円」を「6億9,538万8,000円」に改めるものであります。 7ページ以降につきましては、補正予算実施計画等、補正予算に関する説明になっております。是非御参照願います。 以上、議案第32号の提案理由についての説明を終わります。よろしく御審議くださいますよう、よろしくお願い申し上げます。
○議長(黒沢龍己君) 議案第33号から議案第35号について、草なぎ建設部長。
◎建設部長(草なぎ雅人君) 議案第33号の提案理由について御説明いたします。 令和2年度仙北市温泉事業会計補正予算書(第3号)ファイルの3ページをお開き願います。 第1条、総則としまして、令和2年度仙北市温泉事業会計補正予算(第3号)は、次に定めるものでございます。 第2条、収益的収入及び支出について。 既決予算から収入支出それぞれ262万7,000円を減額し、総額をそれぞれ6,046万6,000円とするものでございます。 初めに、資本的収入でございます。 1款2項営業外収益262万7,000円の減は、一般会計補助金の減額でございます。 次に、収益的支出でございます。 1款1項営業費用は、施設経営費の精算見込みにより180万4,000円の減額でございます。同じく2項営業外費用108万4,000円の増は、消費税及び地方消費税の精算見込みによるものでございます。同じく4項予備費も精算見込みにより190万7,000円の減でございます。 第3条、資本的収入及び支出について。 予算第4条括弧書中、資本的収入額が資本的支出額に対し不足する額を380万1,000円に、当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額を99万5,000円に、過年度分損益勘定留保資金を280万6,000円に改め、資本的収入については、既決予算額に22万1,000円を増額し、総額を2,942万6,000円に、資本的支出については、既決予算額から95万7,000円を減額し、総額を3,322万7,000円とするものでございます。 初めに、資本的収入でございます。 1款1項一般会計からの出資金は、742万4,000円の減。同じく2項一般会計からの補助金は、764万5,000円の増となっております。これは財源の組み替えによるもので、差し引き22万1,000円の増額となっております。 次に、資本的支出でございます。 1款1項建設改良費95万7,000円の減は、カラ吹き源泉安全対策事業及び乳頭地区源泉対策事業の精算見込みによるものでございます。 次のページをご覧願います。 第4条は条文の追加で、当初予算第4条の次に1条を加えるものとして、債務負担行為をすることができる事項として温泉分湯槽メンテナンス業務委託を設定するもので、期間、限度額は記載のとおりでございます。 第5条、他会計からの補助金につきましては、予算第9条中、収益的支出の次に「及び資本的支出」を加え、「3,007万4,000円」を「3,509万2,000円」に改めるものでございます。 5ページ以降からは、予算実施計画及び予定キャッシュ・フロー計算書、予定貸借対照表等を添付しておりますので御参照願います。 以上で議案第33号の提案理由の説明を終わります。 続きまして、議案第34号の提案理由について御説明いたします。 令和2年度仙北市水道事業会計補正予算(第3号)ファイルの3ページをお開き願います。 第1条、総則としまして、令和2年度仙北市水道事業会計補正予算(第3号)は、次に定めるものでございます。 第2条、収益的収入及び支出について。 収益的収入の既決予算額から13万1,000円を減額し、予算総額を5億5,625万円とするものでございます。 内訳につきましては、1款2項営業外収益におきまして、一般会計補助金が37万3,000円の増額となり、消費税及び地方消費税還付金が精算見込みにより50万4,000円の減額となったことによるものでございます。 第3条、資本的収入及び支出について。 予算第4条括弧書中、資本的収入額が資本的支出額に対し不足する額を2億1,625万1,000円に、過年度分損益勘定留保資金を1億7,231万円に、当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額を4,394万1,000円に改め、資本的収入については、既決予算額から3,673万円を減額し、総額を7億9,477万1,000円に、資本的支出につきましては、既決予算額から4,374万円を減額し、総額を10億1,102万2,000円とするものでございます。 初めに、資本的収入でございます。 1款1項企業債が2,780万円の減額、同じく2項国県補助金が660万円の減額は、建設改良事業の精算見込みによるものでございます。同じく3項一般会計からの出資金4,340万5,000円の減と4項工事負担金4,107万5,000円の増は、財源組み替えが主な要因でございます。 次に、資本的支出でございます。 1款1項建設改良費は、4,374万円の減額でございます。水道未普及地域解消事業等、事業費の精算見込みによる減額でございます。 次のページをご覧願います。 第4条、債務負担行為については、水道施設維持管理業務など5件を追加するもので、事項名、期間、限度額は記載のとおりでございます。 第5条、企業債については、限度額を2億9,700万円に減額するものでございます。 第6条、他会計からの補助金につきましては、予算第10条中、「3,702万2,000円」を「3,739万5,000円」に改めるものでございます。 5ページ以降からは、予算実施計画及び予定キャッシュ・フロー計算書、予定貸借対照表等を添付しておりますので御参照願います。 以上で議案第34号の提案理由の説明を終わります。 続きまして、議案第35号の提案理由について御説明いたします。 令和2年度仙北市
下水道事業会計補正予算(第3号)ファイルの3ページをお開き願います。 第1条、総則としまして、令和2年度仙北市
下水道事業会計補正予算(第3号)は、次に定めるものでございます。 第2条、業務の予定量でございます。配水戸数は57戸増の5,164戸、年間配水量は125万7,456立方メートル、1日当たり平均配水量は3,445立方メートルとなっております。 第3条、収益的収入及び支出について。 収益的収入の既決予算額に、第1款下水道事業収益、第2款集落排水事業収益、第3款浄化槽事業収益、合わせて1,064万2,000円を増額し、収益的収入の予算総額を9億円とするものでございます。 収益的支出につきましては、既決予算額から第1款下水道事業費用で14万円を減額し、収益的支出の予算総額を9億6,842万8,000円とするものでございます。 収益的収入の内訳としましては、下水道使用料収入等の減収により営業収益が718万円の減額、営業外収益は、一般会計負担金及び補助金の精査により1,782万2,000円が増額となったものでございます。 収益的支出の内訳としましては、下水道事業の営業外費用で企業債支払利息が精算見込みにより14万円減額となったものでございます。 次のページをご覧願います。 第4条、資本的収入及び支出について。 予算第4条括弧書中、資本的収入額が資本的支出額に対し不足する額を1億8,786万3,000円に、引継金を1,094万2,000円に、当年度分損益勘定留保資金を1億6,735万5,000円に、当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額を956万6,000円に改め、資本的収入については、既決予算額から第1款下水道事業、第2款集落排水事業、第3款浄化槽事業、合わせて3,0356万4,000円を減額し、資本的収入の予算総額を6億6,634万7,000円とするものでございます。 資本的支出につきましても同様に、既決予算額から下水道事業、集落排水事業、浄化槽事業、合わせて2,342万7,000円を減額し、資本的支出の予算総額を8億5,421万円とするものでございます。 資本的収入の内訳としましては、建設改良事業が精算見込みにより、企業債、国県補助金、合わせて1,883万4,000円の減額、出資金は精査により1,782万2,000円の減額、負担金等は受益者負担金で309万2,000円の増額となったものでございます。 資本的支出の内訳としましては、下水道事業と集落排水事業の建設改良事業の精算見込みによる減額が主なものでございます。 次のページをご覧願います。 第5条、債務負担行為について。 債務負担行為をすることができる事項、期間、限度額を補正後の記載のとおり改めるものでございます。 第6条、企業債については、それぞれの限度額を補正後の記載のとおり改めるものでございます。 第7条、他会計からの補助金について。 予算第11条中「1億4,145万3,000円」を「1億5,356万7,000円」に改めるものでございます。 8ページ以降からは、予算実施計画及び予定キャッシュ・フロー計算書、予定貸借対照表等添付しておりますので御参照願います。 以上で議案第35号の提案理由の説明を終わります。よろしく御審議のほど、お願い申し上げます。
○議長(黒沢龍己君) 議案第36号について、大山総務部長。
◎総務部長(大山肇浩君) 議案第36号の提案理由を御説明いたします。 議案ファイル26ページをお開きください。 議案第36号 新市建設計画の変更についてです。 市町村の合併の特例に関する法律の規定に基づき、議会の議決を求めるものでございます。 次のページをご覧ください。 新旧対照表でございます。左から頁、項目、変更案(新)、現行(旧)となっております。 主な変更点でございます。 ページの3、第1章 序論、第2節 計画の策定の方針では、新市建設計画の期間を「平成17年9月」から「令和8年3月」まで、さらに5年間の延長をしております。 次に、ページの60、第8章 財政計画、第1節 基本的な考え方での変更点は、「地方財政は、コロナ禍による経済の低迷で国税、地方税ともに減少となり大幅な減収となっています。現在、国では、2025年度のプライマリーバランスの黒字化目標達成に向け、これまでの歳出改革の取組みを継続することとしています。」に変更しております。 ページ61、第8章 財政計画、第2節 推計の考え方では、1の人件費について、一般職職員、再任用職員については定員適正化計画及び再任用制度により推計し、常勤特別職・議会議員・各種委員会委員については過去の実績により推計しています。また、令和2年度から導入された会計年度任用職員制度に係る人件費をあわせて推計しています。」と変更しております。 次のページが新たな財政シミュレーションで、令和7年度まで推計されたものでございます。 なお、この新市建設計画の変更要件である知事との協議につきましては、令和3年2月4日付で、この計画変更について依存がない旨の回答を得ているものでございます。 以上で議案第36号の説明を終わります。御審議のほど、よろしくお願いいたします。
○議長(黒沢龍己君) 議案第37号について、
細川観光文化スポーツ部長。
◎観光文化スポーツ部長(細川秀清君) 議案第37号の提案理由を御説明いたします。 議案ファイルの30ページをお開きください。 議案第37号 公の施設の指定管理者の指定についてです。 仙北市公の施設に係る指定管理者の指定の手続等に関する条例第6条の規定により、次の団体を仙北市縄文の森交流広場の指定管理者として指定するため、地方自治法第244条の2第6項の規定に基づき議会の議決を求めるものです。 1 指定管理者となる団体の所在地及び名称 仙北市田沢湖生保内字下高野73番地2 田沢湖高原リフト株式会社 代表取締役 東海林文和 2 指定の期間 令和3年4月1日から令和8年3月31日までです。 以上で議案第37号の提案理由の説明を終わります。御審議のほど、よろしくお願い申し上げます。
○議長(黒沢龍己君) 訂正があるそうです。
◎観光文化スポーツ部長(細川秀清君) すいません。今、指定管理者の団体の所在地及び名称で、住所を「下滝沢」と申し上げましたが、すいません、「下高野」に訂正をお願いします。 以上です。
○議長(黒沢龍己君) これで、日程第5、議案第3号 仙北市役所の位置を定める条例の一部を改正する条例制定についてから日程第39、議案第37号 公の施設の指定管理者の指定についてまでの各議案の提案理由の説明を終わります。
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△議案第38号~議案第41号の上程、説明、質疑、討論、採決
○議長(黒沢龍己君) 日程第40、議案第38号 仙北市田沢財産区管理委員選任につき同意を求めることについてから日程第43、議案第41号 仙北市田沢財産区管理委員選任につき同意を求めることについてまでの各議案を一括して議題とします。 説明を求めます。門脇市長。
◎市長(門脇光浩君) 議案第38号であります。 議案ファイルのほうは31ページであります。 仙北市田沢財産区管理委員選任につき同意を求めることについて。 次の者を選任したいので、仙北市田沢財産区管理会条例第3条の規定により、議会の同意を求めるものであります。 御提案をさせていただく選任案は、千葉栄幸さんであります。住所、生年月日等は、議案ファイルに記載のとおりであります。任期は、令和3年3月25日から令和7年3月24日までの4年間であります。 千葉栄幸さんは、平成5年3月25日から連続7期、田沢財産区管理委員を務めておられ、地域営農活動のリーダーでもあります。また、消防団の分団長としても御尽力をいただいた方であります。多岐にわたり御活躍をいただいている方であります。これまで培われた財産区管理委員としての経験を、この厳しい経済状況下でいま一度発揮していただきたいと考え、お願いするものであります。仙北市田沢財産区管理会条例の規定により、議会の同意を求めるものであります。 何卒御審議の上、御同意を賜りますよう、よろしくお願い申し上げまして提案理由の説明とさせていただきます。 続いて、議案第39号であります。 議案ファイル32ページをご覧いただきたいと思います。 仙北市田沢財産区管理委員選任につき同意を求めることについて。 次の者を選任したいので、仙北市田沢財産区管理会条例第3条の規定により、議会の同意を求めるものであります。 御提案をさせていただきたい選任案は、藤原修さんであります。住所、生年月日等、議案ファイルのほうに記載をしておりますのでご覧いただきたいと思います。任期は、令和3年3月25日から令和7年3月24日までの4年間であります。 藤原修さんは、平成21年3月25日から3期連続、田沢財産区管理委員をお務めいただいておりまして、司法書士事務所に勤務をされております。専門である登記関係に精通しておられるほか、地域のボランティア活動でも永年指導的な役割を果たしておられる方であります。財産区管理委員にふさわしいと考えます。仙北市田沢財産区管理会条例の規定により、議会の同意を求めるものであります。 何卒御審議の上、御同意を賜りますよう、よろしくお願いを申し上げまして提案理由の説明とさせていただきます。 続いて、議案第40号であります。 議案ファイル33ページをご覧いただきたいと思います。 仙北市田沢財産区管理委員選任につき同意を求めることについて。 次の者を選任したいので、仙北市田沢財産区管理会条例第3条の規定により、議会の同意を求めるものであります。 御提案をさせていただいた選任案は、羽根川覺さんであります。住所、生年月日等、議案ファイルの33ページに記載しておりますのでご覧いただきたいと思います。任期は、令和3年3月25日から令和7年3月24日までの4年間であります。 羽根川覺さんは、平成21年3月25日から3期連続、田沢財産区管理委員をお務めいただいた方であります。合併による仙北市誕生の直前まで田沢湖町の職員として御奉職をいただき、議会事務局長、教育次長、田沢出張所長などを御歴任するなど行政経験も豊富で、財産区の管理運営にも精通した方であります。財産区地域住民の生活福祉を向上する目的達成を最もよく理解しておられる方だと考えております。仙北市田沢財産区管理会条例の規定により、議会の同意を求めるものであります。 何卒御審議の上、御同意を賜りますよう、よろしくお願い申し上げまして提案理由の説明とさせていただきます。 続きまして、議案第41号であります。 議案ファイル34ページをご覧いただきたいと思います。 仙北市田沢財産区管理委員選任につき同意を求めることについて。 次の者を選任したいので、仙北市田沢財産区管理会条例第3条の規定により、議会の同意を求めるものであります。 御提案をさせていただいている選任案は、千葉恒昭さんであります。住所、生年月日等、議案ファイル34ページをご覧いただきたいと思います。任期は、令和3年3月25日から令和7年3月24日までの4年間であります。 千葉恒昭さんは、平成5年3月25日から6期連続、田沢財産区管理委員をお務めいただいてる方であります。御自身も会社経営をされておられるほか、地域のボランティア活動にも積極的に参加をいただいてる方であります。昨今の厳しい経済状況下での財産区経営を考えると、千葉恒昭さんのように経営者としての見識が必要で、再度就任をいただくことが適当だと考えております。仙北市田沢財産区管理会条例の規定で、議会の同意を求めるものであります。 何卒御審議の上、御同意を賜りますよう、よろしくお願い申し上げて提案理由の説明とさせていただきます。
○議長(黒沢龍己君) これから各議案に対する質疑を一括して行います。 議案第38号から議案第41号までの仙北市田沢財産区管理委員選任につき同意を求めることについて、質疑ありませんか。 (「なし」と言う人あり)
○議長(黒沢龍己君) 質疑なしと認めます。 お諮りします。ただいま議題となっています議案第38号から議案第41号までの各議案について、会議規則第39条第3項の規定及び運用例第12の1により委員会への付託を省略したいと思いますが、御異議ございませんか。 (「異議なし」と言う人あり)
○議長(黒沢龍己君) 異議なしと認めます。したがって、議案第38号から議案第41号までの各議案については、委員会への付託を省略することに決定しました。 これから各議案に対する討論を一括して行います。 議案第38号から議案第41号に対する討論ありませんか。 (「なし」と言う人あり)
○議長(黒沢龍己君) 討論なしと認めます。 これから採決を行います。採決は、1議案ごとに行います。 日程第40、議案第38号 仙北市田沢財産区管理委員選任につき同意を求めることについて採決します。本案は、原案のとおり同意することに御異議ございませんか。 (「異議なし」と言う人あり)
○議長(黒沢龍己君) 異議なしと認めます。したがって、本案は、原案のとおり同意することに決定しました。 日程第41、議案第39号 仙北市田沢財産区管理委員選任につき同意を求めることについての採決を行います。本案は、原案のとおり同意することに御異議ございませんか。 (「異議なし」と言う人あり)
○議長(黒沢龍己君) 異議なしと認めます。したがって、本案は、原案のとおり同意することに決定しました。 日程第42、議案第40号 仙北市田沢財産区管理委員選任につき同意を求めることについて採決します。本案は、原案のとおり同意することに御異議ございませんか。 (「異議なし」と言う人あり)
○議長(黒沢龍己君) 異議なしと認めます。したがって、本案は、原案のとおり同意することに決定しました。 日程第43、議案第41号 仙北市田沢財産区管理委員選任につき同意を求めることについて採決します。本案は、原案のとおり同意することに御異議ございませんか。 (「異議なし」と言う人あり)