仙北市議会 > 2017-12-22 >
12月22日-05号

  • 土木交通(/)
ツイート シェア
  1. 仙北市議会 2017-12-22
    12月22日-05号


    取得元: 仙北市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-08-02
    平成29年 12月 定例会          平成29年第4回仙北市議会定例会会議録議事日程(第5号)                平成29年12月22日(金曜日)午前10時開議第1 議案第132号 仙北市職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例制定について第2 議案第133号 仙北市消防団員の定員、任免、給与、服務等に関する条例の一部を改正する条例制定について第3 議案第134号 平成29年度仙北市下水道事業特別会計への繰入額の変更について第4 議案第135号 平成29年度仙北市一般会計補正予算(第6号)第5 議案第136号 平成29年度仙北市集中管理特別会計補正予算(第1号)第6 議案第137号 平成29年度仙北市下水道事業特別会計補正予算(第3号)第7 議案第138号 平成29年度仙北市集落排水事業特別会計補正予算(第2号)第8 議案第139号 平成29年度仙北市浄化槽事業特別会計補正予算(第2号)第9 議案第140号 平成29年度仙北市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)第10 議案第141号 平成29年度仙北市後期高齢者医療特別会計補正予算(第3号)第11 議案第142号 平成29年度仙北市介護保険特別会計補正予算(第1号)第12 議案第143号 平成29年度仙北市生保内財産特別会計補正予算(第1号)第13 議案第144号 平成29年度仙北市田沢財産区特別会計補正予算(第1号)第14 議案第145号 平成29年度仙北市温泉事業会計補正予算(第1号)第15 議案第146号 平成29年度仙北市水道事業会計補正予算(第3号)第16 議案第147号 公の施設の指定管理者の指定について(市民バス向生保内線)第17 議案第148号 公の施設の指定管理者の指定について(市民バス中川線・下延八割線)第18 議案第149号 公の施設の指定管理者の指定について(市民浴場東風の湯)第19 議案第150号 公の施設の指定管理者の指定について(外町交流広場)第20 議案第151号 公の施設の指定管理者の指定について(かたまえ山森林公園西木山の幸資料館西木森林学習交流館)第21 請願第7号 米の生産費を償う価格下支え制度を求める請願第22 請願第8号 潟前山森林公園指定管理の選任について第23 閉会中の継続調査について第24 閉会中の継続審査について第25 議員提出議案第8号 意見書の提出について(道路整備事業に係る補助率等の嵩上げ措置の継続を求める意見書)第26 議員提出議案第9号 意見書の提出について(米の生産費を償う価格下支え制度を求める意見書)第27 議員提出議案第10号 意見書の提出について(全国森林環境税の創設に関する意見書)第28 議員提出議案第11号 意見書の提出について(核兵器禁止条約に署名・批准を求める意見書)第29 議員提出議案第12号 意見書の提出について(介護保険制度の改善、介護報酬の引き上げ、介護従事者の処遇改善と確保を国に求める意見書)第30 議員提出議案第13号 意見書の提出について(国民健康保険都道府県単位化に係る意見書)第31 議員提出議案第14号 意見書の提出について(種子法廃止に伴う万全の対策を求める意見書)---------------------------------------出席議員(18名)      1番 佐藤大成君       2番 高橋 豪君      3番 熊谷一夫君       4番 門脇民夫君      5番 平岡裕子君       6番 田口寿宜君      7番 大石温基君       8番 阿部則比古君      9番 黒沢龍己君      10番 小田嶋 忠君     11番 荒木田俊一君     12番 安藤 武君     13番 小林幸悦君      14番 伊藤邦彦君     15番 真崎寿浩君      16番 八柳良太郎君     18番 稲田 修君      19番 青柳宗五郎---------------------------------------欠席議員(なし)---------------------------------------地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名  市長        門脇光浩君     副市長      倉橋典夫君  教育長       熊谷 徹君     病院事業管理者  進藤英樹君  代表監査委員    戸澤正隆君     総務部長     運藤良克君  地方創生・               市民福祉部長兼            小田野直光君             冨岡 明君  総合戦略統括監             福祉事務所長                      農林部長兼  観光商工部長    平岡有介君              浅利芳宏君                      総合産業研究所長                      会計管理者兼  建設部長      武藤義彦君              伊藤一彦君                      会計課長                      医療局長兼  教育部長      渡辺久信君              高橋信次君                      医療連携政策監  危機管理監     加古信夫君     建設部次長    吉田 稔君  総務部次長兼              総務部次長兼            戸澤 浩君              大山肇浩君  総務課長                企画政策課長  市民福祉部次長兼            中村和彦君     総務部財政課長  草なぎ郁太郎君  市民生活課長---------------------------------------事務局職員出席者  議会事務局長    三浦清人君     書記       藤岡 純君  書記        堀川貴吉君--------------------------------------- △開議の宣告 ○議長(青柳宗五郎君) ただいま出席議員は18名で会議の定足数に達していますので、これから本日の会議を開きます。 広報及び報道関係者の撮影を許可します。                             (午前10時00分)--------------------------------------- ○議長(青柳宗五郎君) 議会運営委員長の報告を求めます。2番、高橋豪君。 ◆2番(高橋豪君) おはようございます。 議会改革推進協議会より議長に答申があった件につきまして、12月20日、仙北市役所田沢湖庁舎第4・5会議室において議会運営委員会を開催いたしましたので、その経過と結果について御報告を申し上げます。 出席委員は6名で、門脇民夫委員は欠席でありました。 青柳議長には職務出席を、荒木田副議長には委員外議員として出席をお願いし、オブザーバーとして熊谷議員が出席しております。 書記には議会事務局藤岡補佐を任命し、職務のための出席は三浦議会事務局長であります。 議会運営委員会では、次の2点について協議いたしました。 1点目は、市民との意見交換会の開催についてであります。 開催内容は、皆さんのお手元に配付のとおり、日時と場所は、平成30年1月29日・月曜日は田沢湖総合開発センター、1月30日・火曜日は角館樺細工伝承館、1月31日・水曜日は西木総合開発センターで、時間は全て18時30分からとなります。 今回については、班編制をせず、議員全員による意見交換会とします。また、「子育て支援」のテーマを中心に市民の皆様からさまざまなお考えをお聞きし、後半には地域の課題等について意見交換をすることを、議会運営委員会では全会一致で決定しております。 当日の各役割について議員各位に御依頼する場合もありますので、何とぞ御協力のほどよろしくお願い申し上げます。 次に、国道整備に係る要望会についてであります。 政務活動の一環として、県選出の国会議員や関係省庁に議長を団長とし、全議員が出向き要望活動を行うものであります。日程については、議会改革推進協議会の答申のとおり、平成30年1月24日から25日の1泊2日で行うことを全会一致で決定しております。 なお、新幹線の切符については、企画によって値段が違うため、購入方法等について、お手元に配付のとおり本日皆様より回答をいただくこととしてありますので、よろしくお願いいたします。 以上、議事運営につきましては特段の御協力をお願い申し上げ、議会運営委員会の報告といたします。 ○議長(青柳宗五郎君) 本日の議事日程は、お手元に配付のとおりです。--------------------------------------- △議案第132号~請願第8号の委員長報告、質疑、討論、採決 ○議長(青柳宗五郎君) 日程第1、議案第132号 仙北市職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例制定についてから日程第22、請願第8号 潟前山森林公園指定管理の選任についてまでの各案を一括して議題とします。 以上の各案について、各常任委員長の報告を求めます。 初めに、総務文教常任委員長の報告を求めます。3番、熊谷一夫君。 ◆3番(熊谷一夫君) おはようございます。 平成29年12月13日、総務文教常任委員会に付託になりました議案等につきまして、同月14日午前10時から、仙北市役所田沢湖庁舎3階第1会議室において委員会を開催いたしましたので、その審査の経過と結果について御報告をいたします。 出席委員は、6名全員でした。 説明のため参与として出席を求めた者は、戸澤代表監査委員熊谷教育長運藤総務部長小田野地方創生総合戦略統括監伊藤会計管理者会計課長戸澤総務部次長兼総務課長、大山総務部次長企画政策課長芳賀総務部次長総合防災課長加古危機管理監石川総務部次長田沢湖地域センター所長雲雀総務部次長角館地域センター所長佐藤総務部次長西木地域センター所長草なぎ財政課長畠山税務課長渡辺教育部長浦山教育次長茂木教育次長高橋教育次長スポーツ振興課長朝水教育総務課長、浅利生涯学習課長、冨木文化財課長鈴木監査委員事務局長鶴田選挙管理委員会事務局長ほか関係職員であります。 会議の書記には、議会事務局高階参事を任命いたしました。 案件は、本会議において付託されました議案7件と継続となっております請願1件の計8件であります。 それでは、案件ごとに御報告を申し上げます。 議案第132号 仙北市職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例制定について 当局から詳細な説明があり、討論の場面では、条例を制定したからよしとするのではなく、実際の運用において条例を生かせるよう執行していただくことを望むという賛成討論がありました。 議案につきましては、慎重審査の結果、全会一致で可とすべきものと決定をいたしました。 議案第133号 仙北市消防団員の定員、任免、給与、服務等に関する条例の一部を改正する条例制定について 議案につきましては、当局から詳細な説明がありました。 委員からは、主に次の点について質疑がありました。 1点目は、定員は630人に減らしてもまだ足りないと思うが、10分団で割り振りはどうなっているのかとの質疑に対して、当局からは、定員は各分団の実数に合わせ、今後入団が見込まれる数を足した形で積み上げた数になっているとの答弁がありました。 2点目は、最近は火災よりも災害への対応が多くなっているが、団員に不足を生じることはないかとの質疑に対し、有事の際に全員が出動してくるわけではないが、機材を十分に動かせる人数はいる。今年の災害の際も巡回等で人が不足することはあったが、団員が足りないというところはなかった。定年前に退団する方もいるので、サポートして途中退団にならないようにしていきたいとの答弁がありました。 3点目は、定員の見直しで仙北市としての効果は何かとの質疑に対して、当局からは、秋田県市町村総合事務組合への負担金については、前年度の10月1日の定員数を基準として算出されている。定員の見直しにより、平成31年度からは、この負担金が290万円ほど少なくなるとの答弁がありました。 議案につきましては、慎重審査の結果、全会一致で可とすべきものと決定をいたしました。 議案第136号 平成29年度仙北市集中管理特別会計補正予算(第1号)、議案第143号 平成29年度仙北市生保内財産特別会計補正予算(第1号)及び議案第144号 平成29年度仙北市田沢財産区特別会計補正予算(第1号)、以上の特別会計補正予算につきましては、当局から詳細な説明があり、慎重審査の結果、全会一致で可とすべきものと決定をいたしました。 次に、議案第147号 公の施設の指定管理者の指定について(市民バス 向生保内線)及び議案第148号 公の施設の指定管理者の指定について(市民バス 中川線・下延八割線)の各案につきましては、当局から詳細な説明がありました。 委員からは、指定管理者について選定方法と応募者の数について質疑がありました。当局からは、指定管理者については公募しており、応募者はどちらも1者のみで、選定委員会でプレゼンを行い、申請書等を審査して決定しているとの答弁がありました。 また、従業員の教育や要望・問題点はどのようになっているかとの質疑に対し、当局からは、向生保内線のロイヤル交通では、安全研修や多種多様な研修が行われていて、高齢者へは必要に応じ乗降の介助も行っており、高齢者とのコミュニケーションもサービスの一部だと考えているということでございました。課題としては、乗車人数の改善として観光客の利用促進を図りたいと考えているが、今のところまだ実現していないということです。 また、中川、八割下延線の西宮家では、スーパーへの停留所を増設したところ利用者が増えている。また、月に数回、車椅子の高齢者からノンステップバスの要望があり、対応している。路線の要望は、今年に入ってからは今のところない。最大の課題として、大型2種免許を持つ運転手の確保が困難な状況になってきているとのことでした。 この議案につきましては、慎重審査の結果、全会一致で可とすべきものと決定をいたしました。 次に、継続審査となっておりました請願第6号 請願書(国道105号線沿線に「道の駅」を)につきましては、さらに慎重な審査が必要とされ、継続審査とする申し出をしておりますので、よろしくお願いをいたします。 以上をもちまして、総務文教常任委員会の審査の経過と結果の報告を終わります。 ○議長(青柳宗五郎君) 総務文教常任委員長の報告に対する質疑を行います。質疑ありませんか。          (「なし」と言う人あり) ○議長(青柳宗五郎君) 質疑なしと認めます。 これで総務文教常任委員長の報告を終わります。 次に、市民福祉常任委員長の報告を求めます。13番、小林幸悦君。 ◆13番(小林幸悦君) 平成29年12月13日、市民福祉常任委員会に付託になりました議案について、12月14日午前10時より、仙北市田沢湖保健センター2階会議室において委員会を開催いたしましたので、その審査の経過と結果について御報告申し上げます。 出席委員は、田口副委員長、阿部委員、小田嶋委員、私の4名で、門脇委員は欠席でした。 説明のため出席を求めた参与は、冨岡市民福祉部長高橋医療局長中村市民福祉部次長市民生活課長浅利市民福祉部次長社会福祉課長佐藤市民福祉部次長兼保健課長、松谷子育て推進課長草なぎ環境保全センター所長、竹下にしき園事務長ほか関係職員であります。 会議の書記には、議会事務局藤岡補佐を任命いたしました。 案件は、本会議において付託された議案4件であります。 それでは、案件ごとに御報告いたします。 議案第140号 平成29年度仙北市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)から議案第142号 平成29年度仙北市介護保険特別会計補正予算(第1号)です。 各案については、関係当局の詳細な説明がありました。 案件は、慎重審査の結果、全会一致で原案を可とすべきものと決定いたしました。 次に、議案第149号 公の施設の指定管理者の指定について(市民浴場東風の湯)であります。 議案については、関係当局の詳細な説明に続き、委員からは、株式会社アロマ田沢湖を指定し、指定期間は5年としているが、仮に指定した会社の経営状況が悪化した場合、指定管理者がかわることも考えられると思う。契約の中にそういう条文は入るのかとの質問に、当局からは、今回は指定しただけで、契約の締結はこれからとなる。条文を加えるかについては、今後検討したいとの答弁がありました。 本案は、慎重審査の結果、全会一致で原案を可とすべきものと決定いたしました。 以上をもちまして、市民福祉常任委員会の報告を終わります。 ○議長(青柳宗五郎君) 市民福祉常任委員長の報告に対する質疑を行います。質疑ありませんか。          (「なし」と言う人あり) ○議長(青柳宗五郎君) 質疑なしと認めます。 これで市民福祉常任委員長の報告を終わります。 次に、産業建設常任委員長の報告を求めます。9番、黒沢龍己君。 ◆9番(黒沢龍己君) おはようございます。それでは、産業建設常任委員会委員長報告をいたします。 平成29年12月13日、産業建設常任委員会に付託されました議案等につきまして、12月14日午前10時から、翌15日午前11時から、田沢湖総合開発センター大集会室において委員会を開催しましたので、その審査の経過と結果について御報告申し上げます。 出席委員は、1日目の14日は平岡副委員長、高橋委員、伊藤委員、真崎委員、八柳委員と私の6名全員が出席しております。2日目の15日は、伊藤委員が欠席しております。 説明のため参与として出席を求めた者は、倉橋副市長、浅利農林部長八柳農林部次長兼農山村活性課長、三浦総合産業研究所長平岡観光商工部長阿部観光商工部次長兼観光課長、佐藤国際交流推進室長大山商工課長柏谷角館樺細工伝承館長武藤建設部長佐藤建設部次長兼建設課長、吉田建設部次長西宮上下水道課長浅利農業委員会事務局長ほか関係職員であります。 会議の書記には、議会事務局堀川係長を任命しました。 案件は、本会議において付託された議案8件と請願2件であります。 それでは御報告いたします。産業建設常任委員会からの委員会審査報告書をごらんください。 議案第134号 平成29年度仙北市下水道事業特別会計への繰入額の変更についてから議案第150号 公の施設の指定管理者の指定についてまでの7議案について報告します。 以上の7議案については、詳細な説明を受け、慎重審査の結果、各議案とも全会一致で可とすべきものと決定いたしました。 次に、議案第151号 公の施設の指定管理者の指定についてを御報告いたします。 議案については、関係当局より詳細な説明を受けたほか、指定管理者選定委員会の委員長でもある倉橋副市長の参与を求め、選考に至っての経緯などについて確認をしております。 初めに、選考に至った経緯を説明します。 かたまえ山森林公園指定管理者田沢湖自然体験センターと西木町観光協会から申請があり、市の委員3名、学識経験者3名の計6名で選考委員会を構成しています。10月25日には、委員全員で現地調査を実施しています。10月27日には、両者からプレゼンテーションを行っております。その際に委員2名が欠席されており、委員4名の平均点数は、田沢湖自然体験センターが74点、西木町観光協会が66点であったこと、欠席された委員2名については書類審査を実施したところ、田沢湖自然体験センターの点数が上回り、結果として田沢湖自然体験センター指定管理者候補に決定したということです。 次に、両者のプレゼンの内容について簡潔に報告します。 初めに田沢湖自然体験センターです。 現在も指定管理者となっており、同施設の指定管理者となってからは利用者数、売り上げともに増加させた実績がある。インターネットやSNS等を活用した情報発信。また、今年から予約システムを試験的に運用し、来年度から本格稼働。学校の体験も150人平均で3校から4校の受け入れ。パンフレットも作成済みで、今後はインバウンド対応パンフレットを検討。田沢湖キャンプ場も指定管理していることから、独自にいろいろな体験メニューに取り組み、アウトドア関係のイベントやツアー等の連携の中で、この施設を活用していきたい。しかし、山の幸資料館の活用については十分生かせていないことから、市と協議させていただきたいというものです。 一方の西木町観光協会です。 フリーワイファイの設備設置、インターネットによる周知、むらっこ物産館との共催による山菜市等のイベント開催グラウンドゴルフ場の整備・大会の開催、炭火を活用したバーベキュー、クリオン入浴希望者シャトルバス運行、これまで行われた体験については基本的に継続するということを確認した。また、グラウンドゴルフ場の整備について確認したところ、市との協議が前提であることも確認した。また、整備が行き届いていないとするたくさんの指摘が多数あったということです。 次に、選考委員の意見や評価を要約して報告いたします。 田沢湖自然体験センターは実績もあること、さらに田沢湖キャンプ場の管理をしていることもあり、独自の体験にも取り組まれていることなど、管理運営のあり方が明確で、全体的に評価が高かった。 一方、西木町観光協会は管理が行き届いていないとする指摘が多く、具体的に指定管理者としてどのような運営をしていくのかとする面がやや足りないとの意見が出されました。グラウンドゴルフ場ワイファイ環境の設備については、市で当然実施することになり、市の計画とは乖離しているとする選考委員の意見があった。 ここからは産業建設常任委員会の委員から出された質疑になりますが、「老朽化した建物や森林のあり方、維持管理」についての質疑に対し、当局からは、プレゼンのときにも西木町観光協会から整備が行き届いていないとする指摘があり、市としても認識している。老朽化した建物をこのまま残すかも含めて検討しなければならない。管理者が決まってから全体の森林の管理も含め協議し、市としての今後の方向性を検討しなければならないと思っているとの答弁がありました。 討論では、賛成の立場で2名の委員から次のような討論がありました。 地元の方々の歴史文化を継承する山の幸資料館について、当局でも十分検討され、その方々の意向を踏まえて進めていただきたい。 西木町観光協会からは請願として出されている経緯はあるが、質疑において詳細な選定の内容は確認できないが、一方では地元の方々の思いも伺った。市当局並びに指定管理者にあたっては、山の幸資料館の扱い、エリア全体の整備について、西木町観光協会を初め、地元の方々の思いを汲み取った形で維持管理に努めていただきたい。 以上のような賛成討論がありました。 本案につきましては、慎重審査の結果、全会一致で原案を可とすべきものと決定いたしました。 次に、請願第7号 米の生産費を償う価格下支え制度を求める請願。 本委員会では、農業従事者の確保の観点からも必要であるとして、全会一致で採択すべきものと決定いたしました。 次に、請願第8号 潟前山森林公園指定管理の選任について。 本委員会では、紹介議員である阿部議員の出席を求め、思いや考えを確認しております。そこで、プレゼンでは出されなかった紹介議員の思いとして、山の幸資料館をリニューアルし、かやぶき屋根の古民家を移築する構想などを確認しております。 委員からは、指定管理制度そのものの捉え方が違うと受けとめた。あくまでもここにある施設の管理をお願いしていくもので、施設をどのようにしていくのかとする計画については、行政側の計画の中で進めるべきものである。思いは思いとして受けとめるものの、選考委員が公正に審査した結論を尊重すべきであるとの意見が出されております。 以上のようなことから、本委員会では全会一致で不採択とするものと決定いたしました。 最後に、本委員会から、道路整備事業にかかわる補助率の嵩上げ措置の継続を求める意見書の提出議案を提案させていただいております。 この背景には、国道46号線、国道105号線の整備促進があり、引き続き整備促進していただきたいとする思いがあります。この意見書案が可決される際には、県選出の国会議員や関係省庁へ議長を団長として全議員での要望活動も展開したいと考え、議長へお願いしております。このことについては先ほど議会運営委員長の報告にもありましたが、本委員会の所管事項でありますので、委員長である私からも議員各位の御理解と御協力をお願いして、産業建設常任委員会の報告といたします。 ○議長(青柳宗五郎君) 産業建設常任委員長の報告に対する質疑を行います。質疑ありませんか。          (「なし」と言う人あり) ○議長(青柳宗五郎君) 質疑なしと認めます。 これで産業建設常任委員長の報告を終わります。 次に、予算常任委員長の報告を求めます。12番、安藤武君。 ◆12番(安藤武君) おはようございます。予算常任委員会から報告をいたします。 本委員会は、議長を除く議員全員により構成されている委員会です。したがって、審査の経過及び結果については要点のみ報告させていただきます。 初めに、審査の結果を報告いたします。 12月13日の本会議において予算常任委員会に付託された議案第135号 平成29年度仙北市一般会計補正予算(第6号)に対しては、審査の経過において2件の修正案が提出されました。採決の結果は、2件の修正案とも否決され、最終的には、原案である平成29年度仙北市一般会計補正予算(第6号)は、全会一致で可とすべきものと決定いたしました。 委員等の出席状況について報告いたします。 12月13日と同月19日は16名の出席で門脇民夫委員が欠席、同月20日は17名全員の出席です。 青柳議長には3日間とも職務出席をいただきました。 説明のため出席を求めた参与は、門脇市長、倉橋副市長、熊谷教育長、進藤病院事業管理者戸澤代表監査委員運藤総務部長小田野地方創生総合戦略統括監冨岡市民福祉部長平岡観光商工部長浅利農林部長武藤建設部長高橋医療局長渡辺教育部長加古危機管理監戸澤総務部次長兼総務課長、大山総務部次長企画政策課長中村市民福祉部次長市民生活課長吉田建設部次長草なぎ財政課長ほか関係職員です。 会議の書記は、議会事務局の高階参事、藤岡補佐、堀川係長を任命いたしました。 審査の日程等について報告いたします。 12月13日は、議案質疑の後、総務文教、市民福祉、産業建設の各常任委員会を本予算委員会の各分科会として設置し、所管する款項ごとに分担して審査することに決定いたしました。各分科会の審査は同月14日及び15日です。同月19日には各分科会の審査報告、同報告に対する質疑、修正案の質疑を行い、同月20日に、修正案を含め討論・採決を行っています。したがって、分科会審査も含めた審査の期間は5日間であります。 2件の修正案について報告いたします。 まず、12月20日に八柳良太郎委員から提出された修正案は、歳出2款1項総務管理費、株式会社アロマ田沢湖への無利子貸付金3,000万円を予備費に組み替えることによる無利子の貸付金を一時凍結するものであります。この理由は、無利子貸付金によって経営が好転するという確証が得られていないこと。提示された経営改善計画では、これまでの赤字経営から脱却する根本対策となり得るのか疑問であること。今回の3,000万円のほかに、さらにつぎ込まなければならなくなるのではないかという懸念され、貸し付けの判断をするには余りにも検討期間が短すぎることなどが指摘され、一旦撤回して、早急に目標数値を掲げた具体的な経営改善計画を練り直してから再度提案すべきであるという理由からであります。 この修正案に、賛成の立場から次に要約される討論がありました。 株式会社アロマ田沢湖の平成28年度の決算では、当期純利益マイナスの529万円、過去からの累積損失マイナス6,179万円で、約379万円の債務超過の状態である。資料からは慢性的な赤字体質であると言える。収益の落ち込みは、東日本大震災や豪雨災害等に加え、従業員も不足し、慢性的な資金不足などが要因として挙げられている。しかし、今回の貸付金の使途からは、単なる資金不足に対するつなぎ融資的な意味合いが強く、本来求められる抜本的な赤字及び債務超過の解消につながるものとは考えにくい。やはり経営の改善策について、数値を示した上で融資を求めることが本来のあり方と考える。会社の収益低迷の理由として震災や天候が挙げられているが、こうした事象は市内の全ての企業等にも言えることで、民間の企業では、市から特段の優遇措置も受けずに、みずからの創意工夫により利益を出しているところもある。震災や天候を理由とするならば、同業種の全ての市内企業に対して融資などの優遇措置を考えなければ、極めて不公平である。借入れを申し入れる際には具体的な事業計画があってしかるべきだが、どのような根拠に基づいて判断したのか疑問である。平成28年度の決算書は提示されたが、本年の決算見込みや数値を伴う事業計画や詳細な返済計画は示されていない。3年以内に明確な方向性と結果を出すとしているが、税を投下する以上、速やかに方向性を示した上で議会に諮るべきである。この貸付金の原資は皆さんの税金である。最も慎重に判断をしなければならない。したがって、現段階では無利子、無担保での貸付が可能と判断できる要素は見出せない。俯瞰的な視点からは、この問題は、株式会社アロマ田沢湖に限らず、仙北市の第三セクター全体の課題である。赤字の第三セクターの資金不足を補うために税を拠出し続けることは、自治体の財政を圧迫するばかりか、一方では会社としての自立を阻害することにもなりかねず、双方にとって好ましい状況とは言えない。全国的に見ても、第三セクターの倒産により自治体がその負債を被るケースは、何度も耳にする。やはり幾ら公共性を有する第三セクターといえども、第一義的に自治体からの財政支援ありきではなく、自助努力を基本とするべきであり、自立的に資金調達が行われるよう改善する必要がある。こうした観点から、今後の第三セクターのあり方について見直しを求めるものである。本市の場合、第三セクターの社長が市長や副市長であることが財務上の依存体質を生んでいるとも言える。行政の特別職が社長を兼ねても、事実上、社長職に専念することは不可能なわけで、まずはそこから改めるべきである。市として、施設の民間移譲も見据えた第三セクター全体の改革を図り、健全な会社経営と市財政負担の軽減につながるよう、強い決意で臨まれることを提起する。以上の理由から、いま一度、今回の貸付金について精査した上で判断が必要であるということを申し上げ、本修正案に賛成する。 続いて、12月19日に田口寿宜委員ほか2名から提出された修正案は、歳出3款1項社会福祉費、仙北市湯ったり生き活き温泉入浴事業費521万1,000円のうち、人件費等を除く経費478万円を予備費へ組み替えることにより、一時凍結するものであります。 この理由は、1、地方創生交付金のもと、平成29年度から3カ年のヘルスケアツーリズムの事業として行われるが、本年度の実績をつくり、報告をしなければならないということから、国のための事業という感があり、真に市民の健康増進のための事業になるのかという疑義が生じること。2、事業の成果を得るためには準備を怠ってはならない。その準備が整わない段階で、この予算を認めるわけにはいかない。3、対象年齢や足の確保等々、熟慮を重ねるべき点があることなどが指摘され、これらの対応策を精査した上で平成30年度の当初予算に措置すべきという理由からであります。 この修正案に対しては、反対の立場から次に要約される討論がありました。 この事業のスタート地点は、本年6月議会で地方創生交付金を活用した1,933万円の事業から始まったものと認識している。内容については、本年4月28日、5月9日及び同月17日に、3常任委員会の協議会で説明を受けている。全議員にはヘルスケア事業にかかる資料が提出されている。議論の経過としては、6月議会の予算委員会でヘルスケアに関する質疑があり、本会議では、当該事業を執行するための予算が反対1名の起立多数で可決されている。しかし、今回、その延長線上にある事業の一部を凍結する修正案は、議会としての考え方が二通りあることにつながってしまう。仮に、事業の目的が市民のためにならないとして差しとめるのであれば、6月議会において機器の購入予算を凍結すべきではなかったのか。議会としては一度議決した以上、その議決に沿うべきであり、議会の意思が二通りあってはならない。こうした経緯を踏まえたとき、今回の修正案は理解に苦しむものであり、本修正案に対しては反対をする。 次に、原案である平成29年度仙北市一般会計補正予算(第6号)に対して、賛成の立場から以下に要約される討論がありました。 このたびの補正予算において議論の中心となった株式会社アロマ田沢湖への無利子貸付金3,000万円は、平成29年11月1日の経営支援依頼を受けたものであり、提示された資料からは、株式会社アロマ田沢湖が設立されて以来、経営が上向くことはなく、慢性的な資金不足に苦慮している様子が十分伝わる。その中でも、平成19年から黒字決算が3期続いた実績は評価できる。ほとんどの第三セクターは厳しい経営にあると言われ、特に観光・レジャー部門の収益は、天災や天候によって大きく左右される。平成22年3月の東日本大震災、最近のたび重なる豪雨災害も影響していると推察され、こうした影響が回復するまでには相当時間を要することも事実である。観光産業を標榜している本市にとっては、田沢湖畔周辺のにぎわいの創出にあたりハーブ園の存在自体が大きな意義を持ち、株式会社アロマ田沢湖への経営を立て直すための貸し付けは妥当である。提示された経営の改善計画が着実に遂行されることを望む。 仙北市湯ったり生き活き温泉入浴事業521万1,000円については、温泉入浴が健康に与える効果として感覚的に実感はできるが、加えて、その科学的な根拠による裏づけを見出す手段と考える。70歳というとまだまだ現役年齢であるが、ある程度のゆとりを持てる年齢でもある。特に冬場は、仲間を集って温泉に出かける光景を目にする。身近にある温泉が市民の生活に潤いと健康維持をもたらすものと期待され、趣旨をしっかり理解していただく必要がある。データの蓄積には多角的な視点が必要であり、3カ年計画の初年度として実験として行う冬期間の温泉効果のデータ、2年目以降の通年データからは必ずや見えてくるものがあると期待する。以上の2事業について、賛意を表し本案に賛成する。 以上の討論の後、八柳良太郎委員から提出された修正案、歳出2款1項総務管理費、株式会社アロマ田沢湖への無利子貸付金3,000万円の一時凍結案は、起立採決の結果、賛成少数で否決されました。 次に、田口寿宜委員ほか2名から提出された修正案、歳出3款1項社会福祉費、仙北市湯ったり生き活き温泉入浴事業費521万1,000円のうち人件費等を除く経費478万円の一時凍結案も、起立採決の結果、賛成少数で否決されました。 2件の修正案が否決されましたので、原案である議案第135号 平成29年度仙北市一般会計補正予算(第6号)を採決したところ、全会一致で原案のとおり可とすべきものと決定いたしました。 各分科会の審査報告を要約して報告します。 総務文教分科会からは、歳出2款1項総務管理費、株式会社アロマ田沢湖無利子貸付金3,000千万円について報告がありました。 当局からは、株式会社アロマ田沢湖の第22期決算報告書、長期借入金の推移等の資料の提示を受け、質疑応答を要約すると以下の6項目であります。 1点目、具体的な使途について、貸付金の3,000万円のうち275円は、平成21年に借りた残債の繰り上げ償還に充て、社員の確保と従業員の待遇改善に500万円、営業活動及び広報活動に200万円、その他は通年の支払いに充て、資金面の担保をしながら安定的な経営を行っていく。 2点目、税理士からのアドバイスについては、これまで主力銀行である秋田銀行田沢湖支店からは定期的に指導・提言を受けてきたが、今後は担当税理士からも指導を受けていく。 3点目は、冬期間に給与を支払っている職員の人数については、正社員7名に加え、非常勤・臨時職員13名である。 4点目、株式会社アロマ田沢湖で指定管理を受けている7施設が経営を圧迫している理由の一因とも考えられるとの指摘に対しては、指定管理を受けている施設の全体的な業務体制を見直し、来年度精査する。民間の事業者に移譲できるものは移譲し、スリム化を図っていく。 5点目、不採算部門の今後の対応については、特にハーブの温室・ガーデンの新たな利活用について、市と協議し、来年度中に生産性のある活用策を取りまとめ見直しを図っていく。併せて閉鎖中のハーブバスの活用策をも検討する。 6点目、経営改善に向けた明確な戦略が不足しているのではないか。ハートハーブにしかない目玉商品等の創出が必要だ。経営の改善に向けた本気度はという指摘に対しては、経営の改善に向けて、これまでの品ぞろえを抜本的に見直し、地場産品に特化したコーナーを拡充するなど、ここでしか購入できない商品、特産品の開発、仙北市産の農産物の販売、レストランでのメニュー開発を積極的に進める。今回の御指摘を真摯に受けとめ、3年以内には明確な方向性と結果を必ず出すという報告であります。 次に、市民福祉分科会からは、歳出3款1項社会福祉費、仙北市湯ったり生き活き温泉入浴事業費521万1,000円について報告します。 主な質疑応答は以下の5点に要約されます。 1点目、補正対応の理由。実験をするなら、さまざまな準備をして当初予算で行うべきではないかという指摘に対しては、地方創生交付金を活用し、ストレスを測定する機器を購入する準備をしている。その後に、平成29年度事業の実績としてデータを整理し、国へ報告しなければならない。このため、市民の皆様から協力をいただき試験を行うことから、今回の補正予算で対応しなければならなかった。 2点目、70歳以上を対象にした理由。今後の事業を展望したとき、現役世代のデータも必要ではないのかとの指摘に対しては、40ないし60歳代については、現在検討を重ねており、来年度には具体策を示すことになっている。ヘルスケアツーリズム推進の基本方針を策定した際の議論では、介護保険適用や前期・後期の高齢者医療の対応等を考えると70歳が適切ではないかとの意見があった。市民団体からは、240人の署名とともに、市内の第三セクターの温泉施設を利用し、モデル的に70歳以上の温泉の無料化の検討ができないかという要望があった。専門家による医学的な判断と市民の要望とが一致したため、70歳以上の方々に事業に参加していただきたいと考えた。 3点目、産業振興の側面から民間の温泉施設も対象とするべきではなかったのかという指摘に対しては、基本方針を策定した委員会での議論では、市民の方々が行きやすい平地の温泉施設がよいのではないかという意見があった。簡単な測定とはいえ、スタート時点から民間へお願いをすることは難しいのではないかという心配があった。反面、市が出資している第三セクターであれば、本格運用前の実験としての協力をお願いしやすいということもあった。また、データ測定の機器は市販の商品ではないため、金銭的にも市単独事業では購入できないこともあり、財政面から今回の判断となった。 4点目、70歳以上を対象とするならば交通面での支援が必要ではないかという指摘に対しては、日常的に温泉を利用している方が、歩くという運動を加えることによる体質改善の効果を見たいとする専門家の意見もあった。この件については、内部協議でも徒歩の方には割引ができないかという議論もあったが、健康増進という面からドアツードアのシステムが今回の試験において適切なのかという意見もあり、今回は交通面の措置はしなかった。 5点目、取得したデータは一定の疫学的な意味を持つデータまで高められるのかという指摘に対しては、ヘルスケアツーリズム基本方針の策定に御尽力をいただいた委員として、この後も引き続き本市のヘルスケアを推進できるように医学界の先生をお願いしている。こうした専門的な方々からの御支援と市民の方々の御協力により、集積した情報を分析し、ぜひとも実りある医学的な判断をしていただきたいと考えているという報告であります。 次に、産業建設分科会からは以下の5点を要約して報告します。 1点目、歳出6款1項3目農業振興費、条件不利農地を担う経営体支援事業費補助金60万円については、今年度新規に創設された県の補助事業で、農地中間管理機構を経由して新規に中心経営対等へ集積した場合、10アールあたり1万円を補助するものであり、60ヘクタール分を予定している。対象者等については、人・農地プランに掲載されている中心経営体あるいは担い手事業に参加されている方で、対象箇所は中山間地エリアである。3年間の事業であり、1年目は10アールあたり1万円、2年目から半額の5,000円の補助である。 2点目、歳出7款1項3目観光費、駅前広場施設管理運営費382万万7,000円については、来年4月1日から統合となる田沢湖・角館観光協会の事務所として使用する「角館駅前スタシオン改修に伴う経費」で、電気設備工事、下水道接続工事、内部改修、クロス張りかえが主なものである。3観光協会からの要望により検討した結果、スタシオンが事務所になったもので、以前の喫茶店を事務室として改修し、そこに8名の事務員が入る予定である。全体的に明るいイメージのクロスに張りかえ、不具合がある給水設備を修理し、トイレは駅や蔵のトイレを使用することとして、事務所内のトイレは物置として改修する。現在、スタシオンは角館町観光協会の指定管理になっているが、新たな観光協会へ移行することになる予定である。これまでの観光協会は、統合してからも当分支部体制で存続し、これまでに指定管理を受けているカタクリ館は西木、フォレイクは田沢湖、駅前蔵の案内所の業務は角館と、それぞれ継続される。内陸線側からは現在のスタシオンを活用したいという意向はなく、観光協会が事務室として利用するものと理解はいただいているものと認識している。 3点目、自然ふれあい温泉館維持管理費395万1,000円については、「アルパこまくさ」の湯温調節のための蒸気ボイラーが故障し、給湯ボイラーで代用してきたが、改めて蒸気ボイラーを再設置するための予算である。 4点目、歳出8款1項1目土木総務費、急傾斜危険区域工事費負担金1,200万円については、7月に発生した豪雨災害の対策として、桧木内山口地区の急傾斜地危険区域を県単の事業により落石防護、法面対策として行うもので、事業費6,000万円の20%を負担するものである。 5点目、歳出11款1項2目林業施設などの災害復旧事業費合計5,629万7,000円については、実施設計委託料、林道関係の作業に伴う重機等の借り上げ、12路線、13カ所の災害復旧工事費が主なものである。 以上で、予算常任委員会の審査の経過と結果について報告を終わります。 ○議長(青柳宗五郎君) 予算常任委員会は議長を除く議員全員で構成する委員会ですので、質疑は省略をいたします。 これで予算常任委員長の報告を終わります。 これで各常任委員長の報告を終わります。 11時15分まで暫時休憩します。                             (午前11時02分)--------------------------------------- ○議長(青柳宗五郎君) 休憩前に引き続き会議を開きます。                             (午前11時15分)---------------------------------------
    ○議長(青柳宗五郎君) これから討論を行います。 日程第1、議案第132号 仙北市職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例制定についてから日程第22、請願第8号潟前山森林公園指定管理の選任についてまでの各案に対する討論を一括して行いますが、通告がありませんので討論なしと認めます。 これで討論を終わります。 これから採決を行います。 日程第1、議案第132号 仙北市職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例制定についてから日程第20、議案第151号 公の施設の指定管理者の指定について(かたまえ山森林公園西木山の幸資料館西木森林学習交流館)までの各案を一括して採決します。 以上の各案に対する各委員長の報告は原案可決です。 お諮りします。以上の各案は各委員長報告のとおり決定することに御異議ありませんか。          (「異議なし」と言う人あり) ○議長(青柳宗五郎君) 御異議なしと認めます。したがって、以上の各案は、各委員長報告のとおり可決されました。 日程第21、請願第7号 米の生産費を償う価格下支え制度を求める請願を採決します。 本請願に対する委員長の報告は採択です。 お諮りをいたします。本請願は委員長の報告のとおり決定することに御異議ありませんか。          (「異議なし」と言う人あり) ○議長(青柳宗五郎君) 御異議なしと認めます。したがって、本請願は委員長報告のとおり採択することに決定しました。 日程第22、請願第8号 潟前山森林公園指定管理の選任についてを採決します。 この採決は起立によって行います。 本請願に対する委員長の報告は不採択です。したがって、原案について採決します。本請願を採択することに賛成の方の起立を求めます。          (賛成者起立) ○議長(青柳宗五郎君) 起立少数です。したがって、本請願は不採択することに決定しました。--------------------------------------- △閉会中の継続調査について ○議長(青柳宗五郎君) 日程第23、閉会中の継続調査についてを議題とします。 議会運営委員長から、お手元に配付した本会議の会期日程等、議会の運営に関する事項について、閉会中の継続調査の申し出があります。 お諮りします。議会運営委員長から申し出のとおり、閉会中の継続調査とすることに御異議ありませんか。          (「異議なし」と言う人あり) ○議長(青柳宗五郎君) 御異議なしと認めます。したがって、議会運営委員長から申し出のとおり、閉会中の継続調査とすることに決定しました。--------------------------------------- △閉会中の継続審査について ○議長(青柳宗五郎君) 日程第24、閉会中の継続審査についてを議題とします。 総務文教常任委員長から、お手元に配付した請願第6号 請願書(国道105号線に「道の駅」を)について、閉会中の継続審査の申し出があります。 お諮りします。総務文教常任委員長から申し出のとおり、閉会中の継続審査にすることに御異議ありませんか。          (「異議なし」と言う人あり) ○議長(青柳宗五郎君) 御異議なしと認めます。したがって、総務文教常任委員長から申し出のとおり、閉会中の継続審査とすることに決定しました。---------------------------------------議員提出議案第8号~議員提出議案第14号の上程、説明、質疑、討論、採決 ○議長(青柳宗五郎君) 日程第25、議員提出議案第8号 意見書の提出について(道路整備事業に係る補助率等の嵩上げ措置の継続を求める意見書)から日程第31、議員提出議案第14号 意見書の提出について(種子法廃止に伴う万全の対策を求める意見書)までの各案を一括して議題とします。 それぞれの提案理由を求めます。 議員提出議案第8号、議員提出議案第10号までの3議案について、9番、黒沢龍己君。 ◆9番(黒沢龍己君) それでは、提案理由の説明を申し上げます。 議員提出議案第8号、提案理由を申し上げます。 議員提出議案第8号の意見書の提出について。 道路整備事業に係る補助率等の嵩上げ措置の継続を求めることについて、衆議院議長、参議院議長、内閣総理大臣、財務大臣、国土交通大臣に対し、別紙(案)のとおり意見書を提出するものとする。 平成29年12月22日提出 提出者 仙北市議会議員 黒沢龍己 賛成者    〃    平岡裕子        〃    高橋 豪        〃    伊藤邦彦     仙北市議会議員 真崎寿浩        〃    八柳良太郎 皆さん次のページを見てください。 道路整備事業に係る補助率等の嵩上げ措置の継続を求める意見書(案) 要約して説明いたします。 「道路整備事業に係る国の財政上の特別措置に関する法律」の規定による補助率等の嵩上げが平成30年度から低減されることは、地方創生の実現はもとより、地域経済と災害時の対応、ひいては自治体運営にも多大な影響が生じることから、来年度以降も迅速かつ着実な道路整備を促進するため、下記事項を強く要望するものであります。                    記 1.道路整備を計画的かつ着実に推進するため、社会資本整備総合交付金や防災・安全交付金について安定的かつ十分な予算を確保するとともに、財特法の補助率等の嵩上げ措置については、平成30年度以降も継続すること。 以上、地方自治法第99条の規定に基づき、意見書を提出する。 平成29年12月22日 秋田県仙北市議会議長  青柳 宗五郎 次に、議員提出議案第9号の提案理由を申し上げます。 議員提出議案第9号 意見書の提出について 米の生産費を償う価格下支え制度を求めることについて、衆議院議長、参議院議長に対し、別紙(案)のとおり意見書を提出するものとする。 平成29年12月22日提出 提出者 仙北市議会議員 黒沢龍己 賛成者    〃    平岡裕子        〃    高橋 豪        〃    伊藤邦彦        〃    真崎寿浩        〃    八柳良太郎 それでは、次のページを見てください。 米の生産費を償う価格下支え制度を求める意見書(案) 要約して説明します。 平成22年に始まった農業者戸別所得補償制度は、直接支払交付金として、稲作農家の経営を下支えする役割を果たしてきました。それが、平成30年産米から交付金の廃止が打ち出されております。 国民の食糧と地域経済、環境と国土を守るためにも、次の事項を強く要望する。 米の不足払いなどで、生産費を償う米価下支え制度を確立すること。 以上、地方自治法第99条の規定に基づき、意見書を提出する。 平成29年12月22日 秋田県仙北市議会議長  青柳宗五郎 次に、議員提出議案第10号の提案理由を申し上げます。 議員提出議案第10号の意見書の提出について。 全国森林環境税の創設にかかわることについて、内閣総理大臣、財務大臣、総務大臣、農林水産大臣、環境大臣、経済産業大臣、衆議院議長、参議院議長に対し、別紙(案)のとおり意見書を提出するものとする。 平成29年12月22日提出 提出者 仙北市議会議員 黒沢龍己 賛成者    〃    平岡裕子        〃    高橋 豪        〃    伊藤邦彦        〃    真崎寿浩        〃    八柳良太郎 次のページをお開きください。 全国森林環境税の創設に関する意見書(案)を要約して説明します。 森林が多く所在する山村地域の市町村においては、木材価格の低迷や林業従事者の高齢化、後継者不足に加え、急速な人口減少など、厳しい情勢にあります。担い手の育成や山村対策に主体的に取り組むための恒久的、安定的な財源が大幅に不足する現状にあり、市町村の財源の強化は喫緊の課題であることから、下記の制度創設について実現を強く求めるものであります。                    記 平成29年度税制改正大綱において、「市町村が主体となって実施する森林整備等に必要な財源に充てるため、個人住民税均等割の枠組みの活用を含め、都市・地方を通じて国民に等しく負担を求めることを基本とする森林環境税の創設」に関し、「平成30年度税制改正において結論を得る」と明記されていることから、森林・林業・山村対策の抜本的な強化をはかるための「全国森林環境税」の早期導入を強く求める。 以上、地方自治法第99条の規定に基づき、意見書を提出する。 平成29年12月22日 秋田県仙北市議会議長  青柳宗五郎 以上、議員提出議案3件について趣旨に御賛同の上、御可決賜りますよう申し上げまして、提案理由の説明といたします。 ○議長(青柳宗五郎君) 続いて議員提出議案第11号について、3番、熊谷一夫君。 ◆3番(熊谷一夫君) 議員提出議案第11号の提案理由を申し上げます。 議員提出議案第11号 意見書の提出について 核兵器禁止条約に署名・批准を求めることについて、内閣総理大臣に対し、別紙(案)のとおり意見書を提出するものとする。 平成29年12月22日提出 提出者 仙北市議会議員 熊谷一夫 賛成者    〃    大石温基        〃    荒木田俊一        〃    安藤 武 次のページをごらんください。 核兵器禁止条約に署名・批准を求める意見書(案) 「核兵器禁止条約」に署名・批准すること。 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出します。 平成29年12月22日 秋田県仙北市議会議長  青柳宗五郎 提案理由として、本年7月7日、国連で122カ国の賛成多数により歴史的な核兵器禁止条約が採択されました。続いて12月6日に、NGO核兵器廃絶国際キャンペーン、通称「ICAN」のノーベル平和賞受賞が発表され、12月10日にその受賞式が行われました。受賞式でのベアトリス・フィン事務局長のスピーチでは、核兵器の終わりか、それとも私たち自身の終わりかという選択を与えているとして、核兵器の脅威と人類の生存の権利の対立を訴えました。それは、この採択の場に肝心の核保有国の出席が得られなかったからであります。日本は広島・長崎に原爆を使用された、世界で唯一の被爆国であります。しかしながら、残念なことに、日本国政府は日米同盟に基づく米軍の核の傘は欠かせないとの立場から、核兵器禁止条約に署名はしておりません。今や核兵器の禁止は世界の趨勢であり、多くの国の共通認識でもあります。 本市では、平成19年9月19日、非核平和都市宣言に関する決議を可決しております。そこで、政府に対して核兵器禁止条約に署名・批准を求める意見書を本議会から提出することは、大変意義あることと思います。どうか、核兵器は必要悪ではなく絶対悪であるという人道的な観点と、地球上から核兵器をなくすという趣旨に御賛同の上、御可決賜りますようお願い申し上げ、提案理由の説明といたします。 ○議長(青柳宗五郎君) 議員提出議案第12号及び議員提出議案第13号について、13番、小林幸悦君。 ◆13番(小林幸悦君) 議員提出議案第12号及び13号の各案の提案理由を申し上げます。 両案とも市民福祉常任委員会、委員5名全員の発議であります。 初めに、議員提出議案第12号 意見書の提出について。 介護保険制度の改善、介護報酬の引き上げ、介護従事者の処遇改善と確保を国に求める意見書について、別紙(案)のとおり意見書を提出するものとする。 現在、さまざまな介護困難が広がり、家族の介護負担も増え、政府が掲げている「介護離職ゼロ」に反する事態も生じています。介護事業所は、従業員の応募もなく人手不足が常態化し、小規模介護事業所の廃業が後を絶ちません。誇りをもって働き続けられる条件整備を一刻も早く実現するよう、強く要望します。                    記 1.生活援助を初めとする介護サービスの削減や利用者負担の引き上げを実施しないこと。 2.必要なサービスを受けられるよう、制度を抜本的に見直すこと。特養ホームなどの整備を早急に行うこと。 3.介護報酬を大幅に引き上げること。 4.介護従業者の処遇を大幅に改善し、確保対策の強化を急ぐこと。 5.以上を実現するために、政府の責任で必要な財源を確保すること。社会保障費の削減を中止すること。 以上により意見書を提出するものであります。 次に、議員提出議案第13号 意見書の提出について。 国民健康保険都道府県単位化に係る意見書について、別紙(案)のとおり意見書を提出するものとする。 2018年4月から国保都道府県単位化に向け、秋田県でも制度設計の検討が進められています。保険料は被保険者の暮らしを左右する重要な問題ですが、保険料の試算内容はいまだに公表されておりません。何の説明もないまま国民健康保険事業方針だけが決定されようとしていることに対し、意見書を提出するものであります。                    記 1.事業費納付金・標準保険料試算を一刻も早く公表すること。 2.2018年度以降も、現在以上に保険料を上げないこと。払える保険料にすること。 3.一般会計法定外繰入、保険料決定など、市町村における独自の権限を侵害しないこと。 4.準備が整わないままの拙速な実施はせず、延期することも検討すること。 5.国に対し、国民健康保険の安定的な運営のため、十分な財政措置を求めること。 各案は、以上の趣旨から地方自治法第99条の規定により意見書を提出するものであります。 平成29年12月22日 秋田県仙北市議会議長  青柳宗五郎 趣旨に御賛同の上、御可決賜りますようお願い申し上げ、提案理由の説明といたします。 ○議長(青柳宗五郎君) 議員提出議案第14号について、9番 黒沢龍己君。 ◆9番(黒沢龍己君) それでは、議員提出議案第14号の提案理由を申し上げます。 議員提出議案第14号 意見書の提出について 種子法廃止に伴う万全の対策を求めることについて、衆議院議長、参議院議長に対し、別紙(案)のとおり意見書を提出するものとする。 平成29年12月22日提出 提出者 仙北市議会議員 黒沢龍己 賛成者    〃    平岡裕子        〃    高橋 豪        〃    伊藤邦彦        〃    真崎寿浩        〃    八柳良太郎 次のページをごらんください。 種子法廃止に伴う万全の対策を求める意見書(案)を要約して説明いたします。 主要農作物種子法が廃止されることにより、地域の共有財産である「種子」を民間企業に委ねた場合、改良された新品種に特許がかけられ、農家は特許料を払わなければ種子が使えなくなることが強く懸念されています。都道府県の取り組みが後退することのないよう予算措置等の確保を行うこと、及び地域の共有財産である「種子」を民間に委ねることのないよう対策を講じることを求めるものである。 以上、地方自治法第99条の規定に基づき意見書を提出する。 平成29年12月22日 秋田県仙北市議会議長  青柳宗五郎 以上の趣旨に御賛同の上、御可決賜りますよう申し上げて提案理由の説明といたします。 ○議長(青柳宗五郎君) これから質疑を行います。質疑ございませんか。          (「なし」と言う人あり) ○議長(青柳宗五郎君) 質疑なしと認めます。 お諮りします。ただいま議題となっています議員提出議案第8号から議員提出議案第14号については、会議規則第39条第3項の規定により委員会への付託を省略したいと思いますが、御異議ございませんか。          (「異議なし」と言う人あり) ○議長(青柳宗五郎君) 御異議なしと認めます。したがって、議員提出議案第8号から議員提出議案第14号については、委員会への付託を省略することに決定しました。 これから討論を行います。討論ありませんか。          (「なし」と言う人あり) ○議長(青柳宗五郎君) 討論なしと認めます。 これから採決を行います。 日程第25、議員提出議案第8号 意見書の提出について(道路整備事業に係る補助率等の嵩上げ措置の継続を求める意見書)から日程第27、議員提出議案第10号 意見書の提出について(全国森林環境税の創設に関する意見書)までの3議案を一括して採決します。 お諮りします。以上の各案は原案のとおり決定することに御異議ありませんか。          (「異議なし」と言う人あり) ○議長(青柳宗五郎君) 御異議なしと認めます。したがって、議員提出議案第8号 意見書の提出について(道路整備事業に係る補助率等の嵩上げ措置の継続を求める意見書)から議員提出議案第10号 意見書の提出について(全国森林環境税の創設に関する意見書)までの3議案は、原案のとおり可決されました。 ○議長(青柳宗五郎君) 日程第28、議員提出議案第11号 意見書の提出について(核兵器禁止条約に署名・批准を求める意見書)を採決します。 この採決は起立によって行います。本案は原案のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。          (賛成者起立) ○議長(青柳宗五郎君) 起立多数です。したがって、議員提出議案第11号 意見書の提出について(核兵器禁止条約に署名・批准を求める意見書)は、原案のとおり可決されました。 日程第29、議員提出議案第12号 意見書の提出について(介護保険制度の改善、介護報酬の引き上げ、介護従事者の処遇改善と確保を国に求める意見書)から日程第31、議員提出議案第14号 意見書の提出について(種子法廃止に伴う万全の対策を求める意見書)までの3議案を一括して採決します。 お諮りします。以上の各案は原案のとおり決定することに御異議ございませんか。          (「異議なし」と言う人あり) ○議長(青柳宗五郎君) 御異議なしと認めます。したがって、議員提出議案第12号 意見書の提出について(介護保険制度の改善、介護報酬の引き上げ、介護従事者の処遇改善と確保を国に求める意見書)から議員提出議案第14号 意見書の提出について(種子法廃止に伴う万全の対策を求める意見書)までの3議案は、原案のとおり可決されました。--------------------------------------- △市長あいさつ ○議長(青柳宗五郎君) 以上で、本定例会の日程は全て終了をいたしました。 市長から発言の要請がありますので、これを許可します。門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) 11月30日開会の平成29年第4回仙北市議会定例会の閉会にあたり、一言御挨拶を申し上げます。 本定例会に提案をした平成29年度補正予算案、条例案等、提案した案件等多数の議案について、活発かつ慎重な御審議を賜り、全ての議案について御可決、御承認をいただくことができました。まことにありがとうございました。 定例会の議論の中で、市の第三セクターに対する支援のあり方について、議員の皆様から厳しい御指摘や御意見を多数いただきました。今後、議会の議論を重く受けとめ、市としての責務を果たしてまいりたいと思います。また、70歳以上の市民の温泉入浴の無料化について、今年度の実績、効果を十分に精査し、来年度のヘルスケアツーリズム事業ではさらに効果を発現できる取り組みとなるよう、検討を重ねてまいりたいと思います。よろしくお願い申し上げます。 大変お疲れの中で恐縮でありますけれども、数点について議会の皆様に御報告を申し上げます。 国家戦略特区諮問会議についてであります。 安倍総理を議長とする国家戦略特別区域諮問会議が、12月15日、首相官邸で開催され、地方自治体を代表し仙北市が出席をしました。この場面で私から、近未来技術の開発をさらにスピーディーに行う新制度、サンドボックス制度、砂場であります、規制のフリーゾーンの指定という内容であります、を提案しました。これを受け、専門委員の皆様と政府の議論がなされましたが、安倍総理からは、日本を世界に先駆けた最も革新的なビジネスが生まれる場所とするため、仕組みづくりを進めたい旨の発言をいただきました。 次に、地方自治法施行70周年記念総務大臣表彰についてであります。 地方自治法施行70周年記念にあたり、12月19日、田沢湖庁舎で総務大臣表彰の伝達をいただきました。仙北市が最高賞の総務大臣表彰となった理由は、ドローン活用など先進的な規制緩和の取り組みや、地域の資源、特にクニマスというような表記がありました、を生かしたにぎわいの創出の取り組みが評価されたと聞いております。伝達においでをいただいた仙北地域振興局長からも、観光のみならず、地域発展のため先駆的な取り組みに尽力した成果が今回の受賞につながったとのお話をいただきました。議会の皆様、市民の皆様の取り組みが高く評価されたものと喜んでおります。特にクニマス関連事業は、秋田県と二人三脚で進めてきたもので、県の御協力なしに今日はありません。参画をいただいた全ての皆様に深く感謝を申し上げます。 次に、職員採用試験結果についてであります。 今年度は、例年実施している大学卒業程度と高校卒業程度のほか、初めて社会人経験者、学校校務員の職員採用試験を実施しました。来年4月には個々の能力と経験、実績を十分に生かせる部署へそれぞれの新採用者を配置し、一日でも早く仕事を覚え、市民サービスに応えることができるよう徹底した教育・指導を行い、職員を育てていきたいと思います。 次に、玉川ダム湖総合開発株式会社の解散手続完了についてであります。 6月8日の株主総会での解散決議により、7月13日の官報に解散公告が掲載されました。その後、解散に伴う作業を進め、12月1日に清算結了し、会社は解散となりました。市への出資金の返還については、当初予算に1,540万円を歳入に計上しておりましたけれども、清算の結果、85万円の増となって1,625万円が返還されます。 次に、田沢湖クニマス未来館へのクニマスの補充についてであります。 12月14日、北秋田市の秋田県水産振興センター内水面試験池で飼育されていたクニマス4尾のうち、2尾をクニマス未来館に搬入をいただきました。搬入されたクニマスは体長15センチから20センチと、未来館のクニマスより少し小さいわけでありますけれども、水槽の中で仲良く泳いでおります。 次に、田沢湖畔のホテル「グリーンヒルズ田沢湖」についてであります。 グリーンヒルズ田沢湖は、平成26年12月に市内の運営会社マーケットミル株式会社がホテル運営を始めましたけれども、平成29年3月から休業状態となっております。このほど、障害者福祉施設に転用の上、新たな事業に取り組みたいとの申し出を受けました。事業主体は千葉県で同様の福祉施設を運営する法人関係者で、福祉施設設立の手続を関係機関と協議中と伺っております。市では、当該地が市有地であることから、事業内容が妥当なものであるか聞き取りを行い、検討を進めたいと考えております。 仙北市消防団の表彰旗受賞についてであります。 来年実施の第70回日本消防協会定例表彰式において、仙北市消防団の表彰旗受賞が決定したとのうれしい連絡をいただきました。この表彰旗は、厳正な規律を保持し、熟達した技能を有し、かつ平素から消防の使命を達成することに努めており、他の模範となる消防団に贈られるもので、今年度は秋田県内で唯一、仙北市消防団が受賞とのことであります。表彰式には、3月6日火曜日でありますけれども、に東京都の日本消防会館、ニッショーホールで開催されますけれども、荒木田俊一団長などが出席予定と伺っております。また、翌7日水曜日でありますが、には、東京都の国技館において、総務省消防庁主催の自治体消防制度70周年記念式典が開催され、荒木田俊一団長と藤島絹雄副団長の参列が予定されております。改めて表彰旗受賞、心からお祝い申し上げます。 次に、雪おろし作業事故についてであります。 12月14日午前11時頃、田沢湖刺巻地区で87歳の男性が庭木の雪おろし作業中、はしごから転落し、重傷を負う事故が発生しております。これから本格的な冬を迎えます。市民の皆様には、雪おろし等作業事故に十分注意していただくよう呼びかけてまいります。 田沢湖・澄清湖姉妹湖締結30周年記念事業についてであります。 市政報告で、去る10月27日、仙北市で開催の祝賀会について御報告をしておりますけれども、30周年を記念し、平成30年1月17日から21日までの5日間、台湾を訪問いたします。秋田空港からチャーター機を利用し、議長、副議長を初め議会からは5人の議員、67人の市民の方々にも御参加をいただいて、総勢100人を超える皆様の参加をいただける予定となっております。大仙市の老松市長や茂木議長、美郷町の松田町長や渋谷議長にも参加をいただき、記念行事のみならず2市1町が連携した観光プロモーションも実施をいたします。 第7期仙北市高齢者福祉計画の策定についてであります。 12月15日、医療、保健、福祉、介護の分野14人の皆様に委嘱状を交付し、第7期仙北市高齢者福祉計画第1回策定委員会を開催しました。高齢者福祉計画は、高齢者が可能な限り住みなれた地域で自立して生活を営むことができるよう、介護保険事業計画と一体性を持たせ、3年ごとに見直しを行うものであります。また、仙北市総合計画の理念に基づき、仙北市地域福祉計画及び仙北市地域医療計画と整合性を図りながら平成30年度からの3カ年計画とするものであります。 薬用作物の実用栽培の拠点化についてであります。 平成26年度に植えつけをしたシャクヤクの収穫が終了しました。生育も順調であったことから、10アール当たりの出荷収量が平均470キロと、標準値を確保することができました。今後、薬草生産組合では、不作付農地を有効活用し、比較的栽培管理の容易なシャクヤクの栽培を拡大して農業所得の拡大に結びつける方向で進んでおります。今後も三者が連携協力をし、農地活用を進めて薬用作物の実用栽培に取り組み、産地化、拠点化を目指したいと考えております。 次に、横町橋東交差点の信号機設置についてであります。 12月15日、市道岩瀬北野線の横町橋東交差点信号機が運用を開始しました。これまで秋田県警察本部に早期設置の要望を行ってきましたけれども、年内中の実現とすることができました。県警本部の御理解に深く感謝を申し上げます。 サイエンスコンクール児童作品展での受賞についてであります。 第61回全国学芸サイエンスコンクール、主催は旺文社であります。内閣府、文部科学省、環境省が後援をしております、の理科自由研究部門で、西明寺小学校が旺文社赤尾好夫記念賞を受賞したとの連絡をいただきました。同コンクールは、全国の小・中・高校生の研究、アート及び文芸の振興推奨と青少年の個性の育成を目指したものであります。西明寺小学校くりっこサイエンスクラブは、「うずに関する研究~お風呂そうじの時間短縮大作戦~」で見事に最優秀賞に選ばれました。また、同じく西明寺小学校が第29回MOA美術館全国児童作品展において文部科学大臣賞学校奨励賞を受賞したとのうれしい連絡が入っております。 最後に、新角館庁舎についてであります。 12月20日に開催をいただいた全員協議会で御報告をさせていただきましたけれども、新角館庁舎の建設に係る基本設計業務者の選定について、19日に開催をした第3回プロポーザル選定委員会において株式会社佐藤総合計画東北事務所を委託候補者とすることに決定をしました。今後、角館地区にふさわしい、市民の利便性の高い庁舎の建設に努めたいと思います。 長々と発言をさせていただきましたけれども、平成29年も残すところあとわずかであります。議会の皆様、市民の皆様、そして職員には、穏やかな年の瀬、年の初めとなるよう心から御祈念の申し上げ、閉会の御挨拶といたします。 以上であります。--------------------------------------- △閉会の宣告 ○議長(青柳宗五郎君) これで本日の会議を閉じ、平成29年第4回仙北市議会定例会を閉会いたします。御苦労さまです。                             (午前11時56分)  以上会議のてん末を記載し、地方自治法第123条第2項の規定により署名する。    平成  年  月  日           仙北市議会議長           仙北市議会議員           仙北市議会議員...