◎農林部長兼
総合産業研究所長(浅利芳宏君) おはようございます。農林部長の浅利芳宏です。よろしくお願いいたします。
◎
観光商工部長(平岡有介君) おはようございます。
観光商工部長の平岡有介です。引き続きよろしくお願いいたします。
◎建設部長(武藤義彦君) おはようございます。建設部長の武藤義彦です。今年度もよろしくお願いいたします。
◎危機管理監(加古信夫君) おはようございます。危機管理監の加古です。どうぞよろしくお願いします。
○議長(
青柳宗五郎君) 自己紹介を終わります。 (午前10時00分)
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△開議の宣告
○議長(
青柳宗五郎君) ただいまの出席議員は19名で会議の定足数に達していますので、これから本日の会議を開きます。 広報及び報道関係者の撮影を許可します。 本日の議事日程は、お手元に配付のとおりです。 (午前10時04分)
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△
会議録署名議員の指名
○議長(
青柳宗五郎君) 日程第1、
会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、会議規則第88条の規定により、5番、平岡裕子さん、6番、田口寿宜君を指名します。
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△会期の決定
○議長(
青柳宗五郎君) 日程第2、会期の決定を議題とします。
議会運営委員長の報告を求めます。2番、高橋豪君。
◆2番(高橋豪君) おはようございます。 平成29年第2回
仙北市議会定例会にあたり、5月26日、
仙北市役所田沢湖庁舎第4・5会議室において
議会運営委員会を開催しましたので、その経過と結果について御報告いたします。 出席委員は、7名全員でありました。 職務出席として青柳議長、委員外議員として荒木田副議長、オブザーバーとして平岡議員、熊谷議員が出席しております。 説明のための参与として、倉橋副市長、
運藤総務部長、
戸澤総務部次長兼総務課長、
大山総務部次長兼
企画政策課長、
草なぎ財政課長が出席しております。 書記には、
議会事務局藤岡補佐を任命し、職務のための出席は
三浦議会事務局長であります。
議会運営委員会では、本定例会の会期日程について協議いたしました。 第2回定例会に当局より提案される案件は、報告関係5件、
専決処分関係5件、条例関係1件、予算関係3件の計14件であります。これらの提出議案について市当局より概要説明を受け、慎重に協議した結果、本定例会の会期を本日から6月23日までの22日間と決定いたしました。 会議の日程については、お手元に配付のとおり、会期1日目となる本日は、初めに諸般の報告を行いますが、議案を上程する前に
全国市議会議長会からの表彰伝達を行います。今年度の被表彰者は、永年勤続として稲田修議員、
高久昭二議員が20年、並びに青柳議長が15年表彰を受けられています。なお、青柳議長は、平成28年度の
全国市議会議長会の評議委員としての感謝状も受けております。 その後、本定例会に提案される議案上程、説明を行います。なお、議案第62号から議案第66号 専決処分の承認5件については、これまでの本市議会の例により、委員会付託を省略し、本日採決までを行うことを確認しております。 会期2日目から10日目までを休会とし、会議11日目の6月12日と会期12日目の6月13日の2日間を一般質問とし、質問者は両日とも4名を予定しております。 会期13日目となる6月14日は、議案に対する質疑及び委員会付託を行い、本会議終了後に
予算常任委員会を開催します。ここでは議案第68号 平成29年度の
一般会計補正予算(第1号)に対する質疑を行い、その後に分科会を設置し、各分科会への分担を行います。 会期14日目から21日目までを休会としますが、休会中の6月15日に総務文教、市民福祉、産業建設の各
常任委員会及び
予算常任委員会の各分科会審査を行います。 会期20日目の6月21日には、
予算常任委員会を再開し、各
分科会審査報告、同報告に対する質疑行い、会期21日目の6月22日に
一般会計補正予算に対する討論・採決を行います。 最終日の6月23日には、各
常任委員会の
委員長報告、
委員長報告に対する質疑を行い、討論・採決を行う日程であります。 なお、陳情等に基づく「意見書提出」に係る
議員提出議案が追加提案された場合、あるいは当局から議案等の追加提案があった場合には、あらかじめ最終日の議事日程に組み入れることを
議会運営委員会で確認しております。 したがいまして、本定例会の会期は22日間で、うち本会議5日、休会17日となり、休会のうち4日間は、各
常任委員会の審査を行うという日程であります。 次に、その他の協議についてであります。 クールビズの対応についてです。毎年のことでありますが、本市議会も
全国市議会議長会の対応に準じ、各種会議においては9月末日まで、
原則クールビズで対応することを確認しております。 また、議長からは、6月19日及び20日に行われる
台湾アジア太平洋温泉協会の方々との交流会について、議員全員の出席のお願いと
歓迎イベントでは、そば打ちともちつき等への協力のお願い、さらには台湾関係者への記念品等含め、これらの経費について協力の依頼がありました。これら
温泉サミットの交流事業の実施にあたりましては、
議会運営委員会では、全会一致で協力することを承認しております。 以上、議事運営につきましては、特段の御協力をお願い申し上げ、
議会運営委員会の報告といたします。
○議長(
青柳宗五郎君) お諮りします。今期の定例会の会期は、ただいま
議会運営委員長報告のとおり本日から6月23日までの22日間としたいと思います。御異議ありませんか。 (「異議なし」と言う人あり)
○議長(
青柳宗五郎君) 御異議なしと認めます。したがって、会期は本日から6月23日までの22日間と決定しました。 お諮りします。会期中の休会は、
議会運営委員長報告のとおりとすることに御異議ございませんか。 (「異議なし」と言う人あり)
○議長(
青柳宗五郎君) 異議なしと認めます。したがって、会期中の休会については、
議会運営委員長報告のとおりとすることに決定いたしました。
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△諸般の報告
○議長(
青柳宗五郎君) 日程第3、諸般の報告を行います。 地方自治法第121条の規定により説明のため出席を求めた者は、門脇市長、倉橋副市長、熊谷教育長、
進藤病院管理者、
戸澤代表監査委員、
運藤総務部長、
小田野地方創生・
総合戦略統括監、
冨岡市民福祉部長、
伊藤会計管理者、
渡辺教育部長、
高橋医療局長、
浅利農林部長、
平岡観光商工部長、
武藤建設部長、
戸澤総務部次長兼総務課長、
加古危機管理監、
大山総務部次長兼
企画政策課長、
中村市民福祉部次長兼
市民生活課長、
吉田建設部次長、
草なぎ財政課長です。 以外につきましては、必要に応じ、出席を求めることにいたします。 会議の書記には、藤岡、堀川の2名を任命します。 職務のための出席は、
三浦議会事務局長です。
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△市政報告
○議長(
青柳宗五郎君) 次に、市政報告を行います。門脇市長。
◎市長(門脇光浩君) おはようございます。 平成29年第2回
仙北市議会定例会の開会にあたり、主要事項について御報告を申し上げます。 初めに、熊による死亡事故についてであります。 5月27日、
玉川地区叫沢付近で
タケノコ採りのため入山していた仙北市の女性、田沢湖卒田、61歳の女性であります、がクマに襲われ死亡する事故が発生をしました。事故発生からこれまでの経緯と当面の対策について御報告を申し上げます。 市では、当日13時07分に事故発生の通報を受け、総合防災課の職員2名を現地に向かわせました。あわせて同日14時30分、「玉川叫沢付近
クマ被害対策室」を立ち上げ、情報収集と今後の対策について関係機関と対応にあたりました。現場の職員、警察等から入る事故現場の状況報告から、周辺に複数のクマが広い範囲にいることが確認され、対策室では近隣の玉川温泉へクマ出没のため注意をするよう連絡をするとともに、現地では警察のヘリコプターから山中にいる
タケノコ採りの人たちに下山を呼びかけております。同日15時過ぎには、仙北警察署が注意喚起の立て看板と国道から入山を規制するためのロープ等を設置し、対策室では
防災行政無線、
安心安全メールなどで入山自粛を呼びかけたほか、注意喚起の看板を設置し、また、6月1日発行の広報せんぼくに綴じ込む方法で、死亡事故が発生したことや入山自粛をお願いするチラシを全戸に配布をいたしました。翌5月28日には、朝4時から国道341号沿いの茶立ての
清水駐車場付近で、クマによる
死亡事故発生を知らせるチラシを配布し、玉川地区への入山を自粛するよう呼びかけを行ったほか、仙北署及び
総合防災課職員が玉川地区内を車で巡回しながら注意喚起を行っております。同日13時からは、秋田県自然保護課の主催で「
ツキノワグマ被害緊急対策会議」が田沢湖庁舎で開催され、関係団体の代表21人が出席をして、看板設置やチラシ配布、現地巡回などで
死亡事故発生をお知らせしながら、入山を自粛するよう注意喚起を継続することなどを決定しております。5月29日には、緊急の仙北市
普通共用林野運営協議会が開催され、これまで実施してきた黒石林道・小和瀬林道への入山許可証の発行と料金徴収を今シーズンは中止することとし、既に徴収済みの入山許可証の料金は返却することを決めました。また、料金徴収を行わないことから、市では6月1日から当分の間、
普通共用林野運営協議会の協力のもとに、料金所2カ所で入山の自粛を呼びかけ、チラシの配布や周辺のパトロールを行うこととしました。 なお、看板設置等、緊急対策に係る所要の経費については、予備費で対応することにしました。どうか御理解をよろしくお願い申し上げます。 また緊急事案だったとはいえ、チラシ配布の初期段階で、商標登録のある画像を確認せずに無断使用したミスがありました。認識が低かったことを悔やんでおります。また、商標権を持つ皆様に心よりおわびを申し上げます。 今後、本格的に
タケノコ採りのシーズンに入りますが、再び痛ましい事故が起こらないよう、入山の自粛やクマ対策等の注意喚起を徹底いたします。 次に、国の成長戦略についてであります。 政府は、ことしの
成長戦略素案をまとめ、これを先月30日開催の
未来投資会議で示しました。
未来投資戦略2017の素案として示された内容は、日本の強みが生きる成長分野に政策資源を集中投下し、健康寿命の延伸や移動革命の実現など5分野を中心に取り組むというものでありました。 主なものは人工知能(AI)や情報技術(IT)、
インターネットと全てのモノを結ぶ技術(IoT)の高度活用、ドローンや自動運転の実証と実運用、さらにこれらの動きを法的に支える「規制の
サンドボックス制度」、これは参加者や機関を限定して現行規制を一時凍結する制度であります、等の創設などであります。これらは全て、現在仙北市が取り組みを進める
地方創生関連事業と同軸上にあります。「規制の
サンドボックス制度」は、2月の
国家戦略特区諮問会議で、仙北市近
未来創造アドバイザーとして出席をした牧浦土雅さんが提唱したものであります。この制度は、今後の地方創生を加速するエンジンになる制度と期待をしております。 また、先月都内で開催された
世界経済フォーラムで、自動走行に関するワークショップで仙北市の取り組みを発表しましたけれども、自動走行は都市部での活用はもちろん、人口減少や高齢社会が進展する過疎地でこそ、積極的に導入すべき技術だと確信できました。今後も国の動きを注視しながら、仙北市民の生活課題の解決に向け、地方創生を加速できればと考えております。 次に、
一般会計補正予算(第1号)についてであります。 補正額は1億6,069万4,000円で、補正後の額は190億1,539万4,000円となります。 主な追加事業は、
庁舎整備事業費、人と事業が集まり育つ
未来創生事業費、
地方創生推進交付金であります。また、温泉と健康による
ヘルスケア推進事業費、これも同様であります。
次世代定住支援事業費補助金、
温泉休養施設管理運営費、
地域密着型サービス施設等整備事業費補助金、
介護施設開設準備経費等支援事業費補助金、
インバウンド横軸連携受入整備事業費、これは
観光復興交付金であります。また、
総合給食センター建設事業費などであります。 なお、平成28年度
一般会計決算見込みと市税関係についてでありますけれども、5月31日の出納閉鎖後の最終確認が必要なことから、現在精査中であります。本定例会の
常任委員会にて報告すべく、作業を続けております。どうか御理解をよろしくお願い申し上げます。 それでは、各部局等の主要事項並びに諸般の状況について御報告を申し上げます。 総務部であります。 平成29年春の叙勲受章者についてであります。 元
角館中学校校長の西宮陽助さんが、教育功労で瑞宝双光章を受章されました。また、元田沢湖町消防団副分団長の大山隆男さん、元西木村
消防団分団長の小林伍市郎さんが、消防功労により瑞宝単光章を受章されました。このたびの受章は、永年にわたる職務の精励や功績、功労が認められたものであります。市民の皆様とともに御労苦に感謝し、心からお祝いを申し上げます。 カラ吹き
源泉事故殉職者慰霊碑の建立についてであります。 カラ吹き源泉事故で殉職された方々の鎮魂と、二度とこのような事故を起こさないことを誓うため、源泉の分湯槽があるアルパこまくさ周辺に慰霊碑の建立を進めております。7月13日には御遺族を初め議員の皆様にも御参列をいただき、市の主催による慰霊碑の除幕式を挙行する予定であります。 改めて、お亡くなりになった3人の方々の御冥福を心からお祈り申し上げます。
後期高齢者医療保険料及び
国民健康保険税の算定誤りについてであります。 全国の
後期高齢者医療広域連合で使用しているシステムで、保険料の
軽減判定部分に誤りがあり、保険料が誤賦課されるケースがあることが判明をしております。これは平成28年12月27日に厚生労働省が公表しております。このため、本市の被保険者について平成20年度分から平成28年度分を確認したところ、誤賦課となっていた方が8人おられたため、おわびした上で訂正をさせていただきました。 また、
後期高齢者医療保険料と似た仕組みで、税の軽減判定を行っている
国民健康保険税のシステムについても同様の誤りがあることが判明したため、本市の被保険者について確認し、誤賦課となっていた28人の方々におわびをした上で訂正をさせていただきました。 これらの事案発生により、被保険者の皆様には、大変な御迷惑と御心配をおかけしました。改めておわびを申し上げます。今後とも再発を防止するため、システムが処理した結果の確認には十分留意をして事務を進めたいと思います。
コンビニ等収納サービスの導入についてであります。 少子高齢化や
生活サイクルの多様化等に伴い、市役所・金融機関の開庁・営業時間外に、さまざまな市の徴収金を納付したいとのニーズが高まっております。また、みずから移動する手段を持たない方々、
交通弱者等の皆様であります、が増えていて、納付できる場所の充実も市として対応すべき課題と考え、これまで検討をしてきました。 このたび、市の徴収金を納付できる場所や時間を拡大できる手法として、皆様から御要望の多かったコンビニエンスストア、また、ゆうちょ銀行、郵便局であります、で納付できる「
コンビニ等収納サービス」の導入を判断しました。平成30年度からの運用を目指し、具体の準備作業に着手をしております。
濱田謹吾銅像建立30周年記念式典についてであります。 4月21日、戊辰戦争で犠牲となった
濱田謹吾銅像建立30周年記念事業が行われ、園田裕史大村市長、村上秀明大村市議会議長、これは来市時であります、ほか、大村市から90人を超えるお客様をお迎えしました。角館町岩瀬天神山広場で実施された記念式典、また、会場を移しての祝賀会で、濱田少年を御縁に両市のさらなる連携と友好発展を確認することができました。主催した角館戊辰会の皆様には、大変御難儀をおかけしました。また、市議会の皆様にも多数の御出席をいただきました。本当にありがとうございました。 また、来年は戊辰戦争後150年となります。大村市と共同した記念事業の実施を検討しております。 田沢湖クニマス未来館の進捗状況についてであります。 クニマス未来館の建立工事は終了し、現在は展示工事と外構工事を実施中で、いずれも完成予定は6月15日となっております。4月17日にクニマスの飼育員を2名採用し、その後に秋田県内水面試験池での研修、5月15日から19日には山梨県西湖の展示館で実際にクニマスの飼育研修を行いました。また、5月29日には、事務を担当する臨時職員の面接試験を行い、6月1日から勤務をしております。クニマスは5月10日、県内水面試験池に10尾が無事に到着し、元気に過ごしています。未来館にはリスク分散の観点から、ひとまず5尾を6月14日をめどに移動する予定であります。内覧会は、招待者及び市民を対象に6月24日土曜日から26日月曜日の間で開催しております。そのほか、5月17日には、館内売店の入札が2社の参加で行われ、株式会社アロマ田沢湖が事業者に決定をしております。案内看板の工事についても発注が終了し6月23日に完成の予定であります。 なお、6月1日付で、クニマス未来館館長に大竹敦田沢湖再生専門官を発令しております。7月1日のオープンに向け、今後もしっかりと準備を進めていきます。 玉川ダム湖総合開発株式会社の解散手続きの進捗についてであります。 昨年度から進めてきた玉川ダム湖総合開発株式会社解散の進捗状況についてを報告いたします。 出資額の返還も昨年度で終了し、今後は解散のための総会を6月8日に開催する運びとなっております。市の返還額については、会社整理に必要な額を差し引いた見込額として1,540万円を予算に計上していますが、現在のところ予定した額を少し上回る見込みであります。なお、これまで玉川ダム湖総合開発株式会社が受注していた玉川ダム周辺施設の維持管理については、先日入札が行われ地元建設業者が事業者に決定しています。今後も利用される方の利便性を損なうことなく、努力、対応したいと思います。 台湾アジア太平洋国際温泉観光協会日本大会についてであります。 6月18日から玉川温泉、田沢湖高原温泉郷にて「2017台湾アジア太平洋国際温泉観光協会・日本秋田県仙北市玉川温泉大会」が開催されます。 台北駐日経済文化代表処の謝長延代表をはじめとする来賓を迎えて会議を開催するほか、仙北市の資源である玉川温泉などの温泉や食、観光資源を満喫いただければと考えております。 また、地方創生関連のヘルスケアツーリズム事業として、台湾大学医院から趙家徳医師をお迎えし、西明寺診療所の市川晋一医師のもと、湯治文化の学習や入浴の仕方、健康相談会などを行う予定であります。健康と温泉の関係を学術的に探め、仙北市が進めるヘルスケア事業のメリットや課題の洗い出し、国際交流の展開手法などについて検証できる絶好の場面と捉えております。 なお、仙北市議会のおもてなし事業として、先ほども御報告をいただきましたけれども、期間中に餅つきや蕎麦打ちなど、趣向を凝らした歓迎催事を実施予定とお聞きをしております。市議会の皆様には、心よりの感謝を申し上げます。ありがとうございます。 「TAZAWAKOベース」についてであります。 4月14日、田沢湖駅前に「Local business base camp TAZAWAO」通称「TAZAWAKOベース」であります、がオープンをしました。この施設は、昨年仙北市が設立をした「近未来技術を活用した新たな産業づくり支援協議会」で策定された事業計画、「SEMBOKU FLIGHT PLAN」であります。これは通称「SFP」と言っております、の各事業の推進を目的に、合同会社ツクル・有限会社コンテンツ計画・創生する未来の民間団体が「SFPパートナーズ」を結成し、事業推進をするために開設されたものであります。 さらに、先月29日、事業の着実な推進を目的に、仙北市とSFPパートナーズの間で連携協定を締結しております。 今後は、TAZAWAKOベースをIoTなどの近未来技術を活用した仙北市の新産業創出支援、また、事業参入を目指す企業同士の交流や研修の場として、協同事務所、シェアオフィスとしての貸し出しや移住、起業を考えている人たちの活動支援を連携して行っていきます。 「ドローンによる体験事業~角館空中さんぽ~」についてであります。 5月1日、角館桜まつり期間中の桧木内川河川敷でドローン映像配信の実証実験を行いました。仙北市と連携協定を結ぶ秋田ドローンコミュニティ、会員約200人であります、で、中心的役割を担っている株式会社くまがい印刷の協力を得て実現しました。映像は桧木内川上空を飛行するドローンのカメラからゴーグル形状のディスプレイに配信されるシステムで、参加した約150人は、あたかも桜を上空から眺めているような疑似体験を楽しむことができております。 移住・定住対策についてであります。 5月14日、数年前に移住されたA&K工房代表の土屋和久さんの主催で、仙北市に移住された方々とサポーター合わせて17人が出席し、2回目の「移住者交流会」が開催されました。新緑の魅力が移住を決めるきっかけとなったという方のお話や、除雪や冬期の乗り越え方など、それぞれが工夫して生活されている様子をお聞きできました。今後は、季節に応じた体験イベントなどを開催し、県内の広域ネットワークを構築したいと考えております。 国家戦略特別区域会議での新提案と現状の事業評価についてであります。 5月16日、第5回仙北市国家戦略特別区域会議が開催され、仙北市が提案した「国家戦略特別区域旅行業務取扱管理者確保事業」が承認されました。また、5月22日には内閣総理大臣主宰による諮問会議で同事業が認定をされております。 この特例は、農家民宿など受け入れ側で意欲ある宿泊事業者等が、地域の固有資源を生かし、企画・提供する「着地型旅行商品」の取り扱いを広げるため、特区内の営業所で旅行業務取扱管理者として選任される予定者が、観光庁が実施する研修を受けることで国内旅行業務取扱管理者試験の試験科目が一部免除される内容であります。 今後は、仙北市農山村体験推進協議会を中心に制度を運用し、仙北市の地域資源を活用した観光事業・教育旅行・体験学習・国際交流などで着地型旅行商品づくりを進めます。経済波及効果や市民の活力と元気づくりに資することを期待しております。 なお、旅行業登録に必要な開設費用等について補正予算に所要額を計上しております。御審議をどうかよろしくお願い申し上げます。 また、区域会議では、山本幸三内閣府特命担当大臣から、全特区の取り組み評価が公表されました。仙北市の評価でありますけれども、未だ着手できていない認定事業はあるものの、特定実験試験局制度の特例を初めて活用した国際ドローン競技会、国有林野の貸付面積の拡大で全国初の活用、農家民宿等による地域限定旅行の企画・提供の解禁、我が国初めての公道無人運転バスの走行実験、さらには全国展開の議論につながる複数の改革提案を積極的に行ったなどの内容で評価をいただいております。
地方創生推進交付金事業についてであります。 4月28日、
地方創生推進交付金事業として2つの事業採択を受けております。1つ目は、近未来技術実証特区事業創造計画に基づき、近未来技術を積極的に活用した事業の確立を目指すもので、ドローン空撮コンテスト等で近未来技術活用人材の増加を目指すとともに、地元企業とのマッチング等による起業・事業化に向けた個別相談会などに取り組む内容となっております。2つ目は、ヘルスケアツーリズム推進に係る基本方針に基づき、地域資源の温泉・文化・自然と健康を組み合わせた事業で、温泉入浴が健康に与える効果を蓄積、分析し、市民にこれを還元して健康寿命の延伸や持続可能なまちづくりを目指す内容であります。いずれも事業費の2分の1を国の交付金とし、補正予算に所要額を計上しております。御審議をどうかよろしくお願い申し上げます。 地域おこし協力隊についてであります。 現在、仙北市で活動されている3人の地域おこし協力隊の現状、今後の計画等について御報告を申し上げます。 グリーンツーリズムやインバウンド対応で活動している袴田誠さんと、ユニバーサルツーリズムに取り組んでいる小林裕高さんは、4月から国際交流推進室を拠点に、国際交流をさらに推進することも視野に入れ、連携をとりながら情報共有と情報発信、各企画と実践に活躍をいただいております。 田沢出張所を拠点として活動している尾崎美由紀さんは、地域おこし活動と並行して今年9月を目途に新たにNPO法人を立ち上げるため、起業に向けた準備をしております。 また、秋田内陸縦貫鉄道活性化に係る地域おこし協力隊が7月1日付で着任することが決まりました。 新規募集では、近未来技術を活用した夢のあるまちづくりをするために、新たに地域おこし協力隊員を募集したいと考えております。隊員の活動内容は、近未来技術を活用した仙北市のPRや企業誘致、起業家の育成、移住を促進するプログラムの考案等を想定しております。 任用形態の変更や募集及び採用に係る所要額を補正予算に計上しておりますので、どうか御審議をよろしくお願い申し上げます。
次世代定住支援事業費補助金についてであります。 移住定住を促進するため、住宅の新築や建売住宅を購入する若い世代の夫婦を対象に、子育て支援事業を昨年度から実施しておりますが、市民の認知度が高まり、また、建築事業者等関係団体の御助力もあって、需要が伸びております。現在の申請数と今後の見込みでありますけれども、市外からの移住を目的とした申請もあり、昨年実績の16件を上回ることが予想されております。これらに対応するため補正予算に所要額を計上しております。御審議をどうかよろしくお願い申し上げます。 定住対策新婚世帯家賃助成事業費補助金についてであります。 仙北市内のアパートに住む新婚世帯を対象に家賃の助成を行い、定住や仙北市への導入を図ることを目的とした本補助金でありますけれども、年々申請件数が増加しております。平成27年度と平成28年度からの継続件数27件のほか、新年度に入り5月末現在で8件の申請があります。今後も増加する利用者に途切れないサポートを行いたいと考えております。補正予算に所要経費等計上しております。御ご審議をどうかよろしくお願い申し上げたいと思います。 落雷による火災の発生についてであります。 4月26日、西木町桧木内字大台野96番地2の畠山喜久雄さん宅で午前0時45分ごろ火災が発生し、木造一部2階建て住宅1棟が全焼しております。火元の住人2人は、落雷後、直ちに避難して無事でありました。出火の原因は落雷によるものと推定されております。 また、同夜は市内各地で雷が発生し、落雷により白岩小学校では火災報知設備受信器1基、加圧給水ポンプユニット1基が破損しております。被害額は207万2,000円でした。そのほか、市内に設置してある街灯施設にも被害があり、白岩地区では花園大橋街灯の引込設備等が損傷、田沢湖地区では田沢湖跨線橋街路灯の安定器が損傷、角館地区では菅沢踏切前の街灯がショート、また、桧木内字大台野の火災のあった現場付近では、火災の延焼により、LED防犯灯2基が損傷しました。街灯施設の被害額は280万3,000円でした。修繕費用について補正予算に所要額を計上しておりますので、どうか御審議よろしくお願い申し上げたいと思います。 火災の発生についてであります。 5月30日午後9時30分、田沢湖卒田字柴倉130番地1、株式会社門脇木材の第2工場から出火をし、鉄骨造一部木造2階建ての工場1,342.8平方メートルが全焼しました。隣接する門脇政孝さんの居宅、木造平屋建162.73平方メートルにも燃え移り、約82平方メートルが類焼しました。出火原因については現在調査中であります。この火災による死傷者はおりません。 山岳遭難についてであります。 5月9日、西木町小山田字八津の男性、78歳であります、が、「シドケを採りに行く」と告げて一人で軽トラックで出掛け、夜になっても帰宅しないと午後7時ごろ、家族から仙北警察署へ通報がありました。地元関係者が捜索したものの車輌の発見に至らず、入山地点を特定できないことから翌日朝7時20分から警察・消防・消防団・市役所・地元関係者による捜索隊を編成し、車輌の捜索をしたところ、桧木内字大台野開地内の菅谷林道終点で本人の物と思われる車輌を発見し、さらに周辺を捜索したところ、車輌から200メートルほど離れた沢沿いで男性を発見、保護することができました。男性は衰弱はしていたものの命に別条はなく大仙市内の病院に搬送されております。 また、平成26年8月に登山で朝日岳で遭難し、捜索により発見できなかった千葉県の男性の物と思われるリュック等が、ことしの5月になって発見されたことから、5月18日に再捜索を行いました。本人の物と思われる遺留品を多数発見したものの、本人発見には至らず、同日捜索を終了しております。 仙北市公共施設等総合管理計画「第1期個別施設計画」の策定についてであります。 昨年度3月に策定をした仙北市公共施設等総合管理計画は、計画期間30年で、施設等の延べ床面積を35%程度縮減するという目標値を定め、10年ごとに財政状況、社会情勢の変化等に対応して見直しを図ることにしております。 当計画に基づき、今年度、「第1期個別施設計画」を策定します。計画期間を平成37年度までとし、総合管理計画の最初の10年間、また、第二次仙北市総合計画の期間にあわせたものであります。計画は、個別の公共施設について第1期個別施設計画期間におけるあり方、具体的には、存続・廃止等を施設所管部署、部長等会議などで検討し、協議及び調整を経て決定するという予定であります。なお、廃止等の方針とする施設については、特に利用者など関係者と十分な協議を行いながら慎重に対応をします。計画は、平成30年度予算編成前までに策定し、関連予算を平成30年度当初予算で計上できるようにしたいと考えております。 市民福祉部であります。 仙北市
消費生活センターについてであります。 これまで、商品やサービスなど、消費生活全般の苦情・問い合わせの受付は、市民生活課内「消費生活相談窓口」を設置し対応をしてきました。公平対処や消費者への問題解決の支援、啓発活動、情報提供を随時行っておりますけれども、一向に減らない特殊詐欺などの悪質商法や問題解決の複雑化などから、消費者安全法に基づいて仙北市
消費生活センターを設置し、市民の消費生活における安心・安全な暮らしを守るなど、消費者行政機能の強化・確立を図りたいと考えております。 仙北市
消費生活センター条例制定について、本定例会に提案をしております。御審議をどうかよろしくお願い申し上げます。 温泉休養施設クリオンの温泉プールについてであります。 4月1日から、市民の心身の保養及び健康増進を目的に温泉休養施設クリオンの温泉プールがリニューアルオープンしております。 プールを活用した健康増進の新しい取り組みとして、働き盛りの年代を対象とした「メタボ予防教室」と「リフレッシュ教室」を開催しております。第1クールの参加者数は、メタボ予防教室に11人、リフレッシュ教室に16人という状況であります。ゲームを取り入れた水中運動とあって参加者から好評をいただいております。 また、高齢者の心身の健康増進及び介護予防を目的に、「浮き浮き教室」と「わくわく教室」を開催し、43人の参加を得ております。今後も周知活動に取り組み、市民の健康増進につなげていきたいと思います。皆様の御参加をお待ちしています。 なお、4月のプール利用実績は516人でありました。今後とも仙北市民の健康増進を推進したいと考えております。 がん患者補正具購入費助成交付金についてであります。 この交付金は、がん患者の経済的負担軽減と社会復帰を促進し、QOL、クオリティィ・オブ・ライフの向上を目的に制定された助成制度で、現在のところ、頭髪補正具2件の申請があります。今後、県でもこの事業が行われる予定であります。6月県議会終了後に実施市町村との間で具体的な打ち合せをすることとお聞きしております。 ねんりんピック秋田2017「ウォークラリー交流大会」についてであります。 4月28日、仙北市実行委員会総会並びに運営委員会を開催しました。9月10日のウォークラリー交流大会開催に向け、関係機関と連携を強化し大会の成功を全力で目指します。 観光商工部であります。 仙北市企業立地促進条例における奨励事業者の指定についてであります。 このたび、田沢湖生保内字下高野の「株式会社 東北芝浦電子 代表取締役社長 能味正志さん」であります、及び角館町川原羽黒堂の「株式会社 角館芝浦電子 代表取締役社長 越水和人さん」であります、から、工場増設に伴う企業立地促進条例に定める奨励事業者の指定申請書の提出があり、5月12日、諮問機関である産業振興推進委員会で指定の御承認をいただき奨励事業者として指定をしました。 東北芝浦電子は昭和44年、角館芝浦電子は平成6年に、ともに温度センサーを主力生産とし、秋田県の誘致企業として進出創業している企業であります。 両企業とも事業計画では今月工事に着手し、完成が11月30日で、12月1日から仮操業、平成30年1月1日から本操業の予定となっております。今回の工場増設に伴い、労務計画による3年後の正規雇用者は、東北芝浦電子では12人増の57人、角館芝浦電子では11人増の60人の計画であります。 仙北市の産業振興や雇用拡大、地域の活性化に寄与するものと、大変期待をしております。 西木工業団地の土地利用についてであります。 西木工業団地は、平成12年度に整備し総面積は2万1,141平方メートルであります。平成24年度からは、その一角3,533平方メートルで株式会社ストロベリーファームが夏イチゴの栽培に取り組んでおります。ストロベリーファームの用地と市道を挟んで、残地が1万7,608平方メートルありますが、ストロベリーファームでは、当該地への施設拡充は今のところ予定がないと伺っております。このため、これからの土地の利活用を検討していましたけれども、市教育委員会で団地南側の4,000平方メートルを総合給食センターの建設用地として計画し、本定例会に用地測量及び基本設計に係る補正予算を計上しております。 また、社会福祉法人「秋田ふくしハートネット」からは、障害者(児)を対象とする「生活介護等複合型施設」の建設用地として、団地北側の用地4,000平方メートルから5,000平方メートルぐらいであります、の利用について要望が出されております。 今後、取り付け道路や排水計画等を精査するとともに、残地の利用計画についても検討を進め、工業団地の位置づけを解除し、予定されている事業の推進に努めたいと考えております。議会の皆様の御理解を、どうかよろしくお願い申し上げたいと思います。 角館の桜まつり・刺巻水ばしょう祭り・かたくり群生の郷行事の人出状況についてであります。 角館の桜まつりは、4月20日から5月5日までの16日間開催され、今年は気温が比較的低めに推移したこともあり、まつり終盤まで桜の花を楽しむことができました。 人出は、昨年と比較すると7,000人増の128万7,000人となっております。ただし、昨年は開花が早かったことから4日間前倒しでの開催でありました。ことしと昨年同期の比較では約5万人の増であります。 刺巻水ばしょう祭りは、4月8日から5月5日までの28日間の開催でした。ことしは天候にも恵まれたこと、またイベント期間中はJR東日本による企画列車の運行や地元による郷土芸能発表が好評で多くの方々にお出でをいただき、昨年と比較すると4万1,000人増の13万8,000人の人出となりました。 八津・鎌足のカタクリは、平年よりカタクリの開花が遅れ、4月20日から5月3日までの14日間の開催となりました。終盤までカタクリの花が見られ、昨年と比較すると3,000人増の1万2,000人の人出となりました。 ことしも仙北市の花紀行へ多くの方々にお出でをいただくことができました。増加要因としては、JR東日本の重点販売促進地域指定や、期間中に大仙市で開催された国際花火シンポジウム、秋田県が行っている大型クルーズ船誘致事業効果によるものと推測をしております。 また、桜まつり期間中の経済波及効果調査を秋田経済研究所に依頼したところ、観光客の消費支出額は73億円、産業別による経済波及効果は118億円との報告を受けております。 クルーズ船寄港についてであります。 今年度秋田県への大型クルーズ船寄港が、過去最多の26回に上る予定であります。官民が連携し、一体となって秋田県に寄港するクルーズ船の誘客や地域振興や経済の活性化のため、県は知事を会長とした「あきたクルーズ振興協議会」を設立し、仙北市も幹事会の一員として活動しております。4月25日秋田に初寄港のダイヤモンド・プリンセス号からは、大型バス18台で約700人の外国人観光客が仙北市へお越しくださいました。 また、5月11日に寄港したコスタ・ビクトリア号は、乗船人員1,928人のうち1,068人が仙北市行きのオプションツアーに参加し、バス28台でお越しをくださいました。この際、訪問時間の幅があって、樺細工伝承館を初め民間の商業施設の方々も営業時間を延長して対応をいただきました。お客様や運行旅行会社から感謝の声が届いております。市民の皆様には、ホスピタリティ溢れる対応をいただき、心から御礼を申し上げます。 クルーズ船のお客様は旅慣れた方が多いというふうに感じております。特にオプションツアーの誘致は、お客様目線でさまざまな提案をし、地元の消費喚起と経済波及効果を享受する仕掛けが必要だと考えております。今後も「あきたクルーズ振興協議会」での活動はもちろん、仙北市がこれまで蓄積した各国民間企業、また、新たな掘り起こしなど独自の誘客対応を継続し、オプションツアーの獲得に結びつけたいと思っています。 ユネスコ無形文化遺産登録による魅力発信についてであります。 5月26日から28日の3日間、秋田市広小路を会場に「これが秋田だ!食と芸能大祭典2017」が開催されました。仙北市からは、昨年ユネスコ無形文化遺産登録となった「角館祭りのやま行事」の魅力発信のため、町内の曳山2台に参加をいただきました。曳山は2日間行い、手踊り・観光用山ぶっつけも御披露いただき、大きな反響を得ております。 また、仙北市を訪れた方々への観光PRとして、ユネスコ登録となった「角館祭りのやま行事」また、「ミシュラン・グリーンガイド」へ掲載となった地域等の紹介を行う立て看板を、田沢湖駅及び角館駅周辺と各地域に、また、ユネスコ登録となった翌年と言うこともあり、外町交流広場へ曳山展示を行う所要額などを補正予算に計上しております。御審議をどうかよろしくお願い申し上げます。 秋田駒ヶ岳山開きについてであります。 昨日、秋田駒ヶ岳の山開き行事が開催されました。登山者の安全等を祈願するもので、仙北市と雫石町が合同で毎年開催をしております。当日は記念登山を行い、山頂で両市のピッケル交換を行う予定でありましたけれども、その前日から天候が急転し、両市町の主催者判断で昨年に引き続き記念登山を中止しております。 秋田駒ヶ岳には、毎年多くの登山客が訪れています。一方で、登山者による事故等も多いことから、安全に登山できるよう滑落事故防止等の危険箇所の案内表示や登山道、雪渓等への道標の設置を行いました。 今年度、県は秋田駒ヶ岳登山道改修の設計に着手すると伺っております。これとあわせ、秋田駒ヶ岳の火山活動に留意しながら安全対策を進めていきたいと思います。 国際交流推進室についてであります。 「小さな国際文化都市」実現に向け、これまでの取り組みを集約し機動力を高めたいこと、また、「角館祭りのやま行事」のユネスコ無形文化遺産登録、ミシュラン・グリーンガイド掲載で、外国人観光客の増加が見込まれることなどから、ことし4月から国内外の皆様の交流・推進のさらなる進展と、観光事業を中核とした地元経済活動の活性化を狙い、国際交流推進室が始動しております。 宿泊旅行統計調査による平成28年1月から12月までの外国人宿泊者数、観光庁の発表であります、では、残念ながら秋田県は約6万人で全国45位、東北でも最下位であります。 仙北市は、韓国人旅行の大幅な減少に対し、これまで誘客施策を展開してきた台湾人旅行者は、実績が着実に伸びてはいるものの2万975人と前年比944%で微減となっております。 国内では、東京都・大阪府・北海道・京都府・沖縄県が上位を占める現状でありますけれども、日本を複数回訪れる外国人は王道の観光地以外に、地方へ足を運ぶ皆様が増加するトレンドとなっております。秋田県は、秋田の魅力を秋田犬で象徴し、そのポスターが話題となっております。今年2月の宿泊人員は1万2,000人と前年同月比約168%増で、伸び率は全国1位となり施策の成果が出始めています。仙北市は、秋田県全体の外国人旅行者誘客の中心的な役割を果たしていることから、県内はもちろんのこと、3D事業など広域連携で「点から面」へ、「陸海空路を活用した立体的観光」での誘客対策を、国際交流推進室が中心になって進めます。 また、観光振興計画の策定にも着手しております。来年2月をめどに完成の予定であります。 インバウンド誘客促進事業についてであります。 国が掲げた2020年訪日外国人客4,000万人に向けた取り組みが加速をしております。さきに述べたとおり、仙北市は訪日外国人客の誘客に全力で当たっております。 この一環で実施した「田沢湖・角館周遊パス」、これは東北復興交付金事業であります、を、3月に引き続き4月15日から5月15日まで31日間運行しました。2次アクセスの確保は秋田県としても共通課題であります。そこで、秋田市・大仙市・男鹿市・仙北市の4市連携で、2次アクセス改善に向けた取り組みを行うため、補正予算に所要額を計上しております。どうか御審議をよろしくお願い申し上げます。 外国人観光客の旅行形態は様変わりをしておりまして、少人数での旅行者が年々増加をしております。これは国内旅行者も同様であります。今回の運行で課題の精査をさらに進めたいと思います。 昔ばなし大学創立25周年記念秋田大会についてであります。 5月27日と28日、昔ばなし大学創立25周年記念秋田大会が仙北市田沢湖地区で開催されました。田沢湖地区での開催は、さきの20周年記念大会に続き2回目の開催で、この際のおもてなしに、主催者の小澤俊夫先生初め参加者の皆様が大きな感銘を受け、今回の開催になったとお聞きをしております。27日には500人余りの方々が、仙北市民会館で行われた小澤先生の基調講演や、思い出の潟分校で行われた交流夕食会を楽しみました。地元の方々や多くのボランティアの皆様に御協力をいただき大成功でありました。心から感謝を申し上げます。 なお、地元言葉を大切にする運動に私も深く共感を覚えております。何らかの形で、仙北地方の言葉を大切にする、子どもたちに受け継ぐ仕掛けが必要だと考えております。議会の皆様からも御議論をいただければと考えております。 市内3観光協会の統合についてであります。 先月19日から30日にかけて、市内3観光協会の通常総会と田沢湖・角館観光連盟の定時総会がそれぞれ開催されました。 各団体の総会では、3観光協会の業務を本年度をもって終了させ、新年度からは田沢湖・角館観光連盟が各観光協会を吸収統合する形で組織を一本化するという方針について協議がなされ、いずれの団体も会員各位から、おおむね理解をいただいたと伺っております。 今後、各団体間において、新観光連盟の中長期のビジョンや主たる事務所の位置、事務局体制などについて具体的な協議検討が進められることになります。仙北市としても、観光事業者と行政が一体となり田沢湖・角館ブランドの価値を高め、観光の振興を図る上で、市内組織の一体化は極めて意義深いものと考え、統合に向けた取り組みに対する支援に力を注ぎたいと思います。 モンベルのフレンドエリア登録についてであります。 昨年12月、アウトドア用品メーカーの株式会社モンベル、本社は大阪市であります、と、「野外活動の推進と防災協力に関する協定」を締結しております。さらに自然豊かな仙北市をフィールドに、多くの方々からアウトドアを気軽に楽しんでいただきたいと考え、モンベルのフレンドエリアに登録をしました。既に同社ホームページで「フレンドタウン仙北市」として紹介がされております。仙北市の豊かな資源をPRする内容であります。これまで以上の誘客効果を期待しております。 また、「フレンドタウン仙北市」をきっかけに、会員限定の割引やプレゼント、サービスを提供する市内の宿泊施設や飲食店・お土産やさんなど27店舗の登録もいただきました。御協力を大変うれしく思っております。 この情報は、全国78カ所のフレンドエリアと1,600カ所以上のサービス提供施設に取りまとめた特典ガイドとして、約76万人の会員に周知をされております。 今後も同社との連携を進め、アクティビティが満喫できる仙北市の魅力をアピールしたいと考えております。 農林部であります。 水稲の春作業の状況についてであります。 水稲の春作業は、春先に不順な天候が続いたことから、耕起作業等におくれが生じ、田植え作業のおくれを心配しておりましたけれども、5月中旬以降、晴天が続いたことから作業が進み、例年より2日ほど早い5月22日に田植えの盛期を迎え、現在は一部を除き、ほぼ終了している状況であります。 国からの生産数量目標の配分は今年度が最後となります。平成29年産米の生産数量目標は、前年比170トン減の1万5,238トンの配分を受け、仙北市地域農業再生協議会及び同協議会の認定方針作成者より、各農業者に生産数量目標を通知しております。このことで、各農家から提出されることとなる営農計画書、水稲共済細目書であります、の受付相談会を4月11日から4月20日まで市内7地区で開催をしました。全体の65%に当たる1,356件から受付相談があり、現在、作物ごとの集計作業を行っております。 経営所得安定対策交付金申請の提出期限が6月30日となっておりまして、近日中には各農家へ米等の作付状況を記載した申請書を配布し、6月中旬には市内の各所で申請手続の説明会を開催します。農家個々の申請漏れや書類の不備等の防止を図り、遅滞なく交付金が交付されるよう注意を払っていきます。 また、平成30年産以降の需要に応じた米生産の取り組みについてでありますけれども、県や各認定方針作成者等と引き続き協議を重ね、8月をめどに生産の目安等の算定・提示方法等の基本方針を固め、年内には仙北市地域農業再生協議会で承認をいただきたいと考えております。 畜産環境総合整備事業についてであります。 西木町高野地区で昨年度から整備を進めている堆肥処理施設は、本年度、処理施設の建築工事と脱臭棟の建築工事、外構工事等を実施して完成となります。 事業主体の秋田県農業公社では5月10日にそれぞれの工事について入札を行った結果、処理施設等の建築工事、外構工事ともに市内の業者が落札し、11月30日までの工期で工事着手しております。 第11回全国和牛能力共進会の出品についてであります。 9月7日から11日にかけて、宮城県、会場は夢メッセみやぎであります。仙台中央食肉市場であります、で全国和牛能力共進会が開催されます。仙北市から種牛の部第7区(繁殖雌牛群区)に角館町の相馬勲さんの「第86うるしばら号」、また、西木町の田口春美さんの「ひまり号」が秋田県代表として出品されるとの内定を秋田県出品対策委員会より受けております。 このほか、肥育牛の部第8区・9区でも、仙北市産の牛が秋田県代表の有力な候補になっていると聞いております。 本大会は、5年に1度開催される「和牛のオリンピック」とも言われる権威のある全国大会で、秋田県最終予選を勝ち残った19頭、種牛の部11頭・肥育牛の部8頭に選ばれ、出品の内定、肥育牛の最終選考は7月22日と伺っております、を受けたものであります。 全国大会出品に係る経費の支援を行うため、補正予算に所要額を計上しております。どうか御審議をよろしくお願い申し上げます。 基盤整備事業についてであります。 県営事業で実施している基盤整備事業は、本年度から田沢湖生保内南地区で工事が始まります。一部を除き既に入札が終了し、市内業者、一般
土木A・B7社が落札し、7工区40.1ヘクタールで面工事を実施します。工期は本年12月となっております。 本年度計画の残工事についても、準備が整い次第速やかに工事発注を行うと県から伺っております。 薬用作物産地拠点化等についてであります。 株式会社ツムラ・薬草生産組合・仙北市の3者が、薬用作物における国内産の普及振興及び仙北市での産地拠点化を図るため、連携を締結し事業を推進しています。ツムラ側の徹底した栽培技術指導で、平成28年度実績からは収量も大幅に増え、産地としての拠点化が図られつつあります。 4月14日には、仙北市薬草生産組合を事業主体に農水省に応募していた「薬用作物等地域特産作物産地確立事業」の実施計画が承認されて、播種管理機及び除草作業機などの導入が決定しました。労働力の軽減や耕作放棄地を活用した薬用作物栽培は、今後もさらに拡大するものと期待をしております。 また、平成24年度から進めてきた園芸作物試験圃場設置事業は、当初ダリアを初めとする6品目で出荷量55トン、出荷額は944万円でありました。5カ年計画の最終年度となる平成28年度は、スナップエンドウ等の追加作物の導入を図り、12品目で出荷量145トン、出荷額が2,367万7,000円となり、農業の所得向上につながってきていることをうれしく思っております。 農業委員並びに農地利用最適化推進委員の募集についてであります。 農業委員会等に関する法律の一部が改正、これは平成28年4月1日施行であります、されておりまして、農業委員の選出方法が、公選制から市長が議会の同意を得て任命する方法に変更されています。これに伴い、農業委員候補者並びに農地利用最適化推進委員候補者の募集を、6月20日から7月19日までの1カ月間で行いたいと思います。市民への周知は、広報せんぼく・農業委員会だより及び市ホームページでお知らせをします。 農業委員候補者は、仙北市農業委員会委員候補者選考委員会により17人を選考する予定であります。その選考委員は、元農業委員経験者の中から田沢湖・角館・西木のそれぞれの地区から1人を選出し、副市長・総務部長・農林部長・農業委員会事務局長の7人で選考委員会を開催する予定となっております。農地利用最適化推進委員は、田沢湖地区9人・角館地区6人・西木地区5人を、地区ごとに候補者の中から現在の農業委員会で選出する予定であります。 建設部であります。 地域高規格道路整備についてであります。 5月26日、国道46号「地域高規格道路」盛岡秋田道路整備促進期成同盟会総会、地域高規格道路大曲・鷹巣道路整備促進期成同盟会総会を、それぞれ開催しております。 国道46号の期成同盟会総会は、盛岡秋田間の関係沿線全市町に全参加をいただきました。今後も沿線市町・沿線住民が一丸となって活動を強化し、高速移動時代に対応できるアクセス道路の整備として、刺巻地区の整備改良、第2仙岩トンネルの整備を含む道路改良について、強力に事業推進をすることを確認しました。 大曲鷹巣道路の期成同盟会総会では、仙北・北秋田両市境の大覚野峠を含む14.3キロメートルの地域高規格道路整備促進、また、狭隘箇所の早期解消を推進事項とする旨、確認をしていただいております。 今後は、両同盟会とも関係する自治体・住民とともに、関係機関への要望活動や市民フォーラムなどを開催し、気運を高めたいと思います。議会の皆様の特段の御協力を、どうかよろしくお願い申し上げます。 「路面性状モニタリング実証実験コンソーシアム」についてであります。 5月30日、「路面性状モニタリング実証実験コンソーシアム」の第5回会議、最終回であります、を開催しました。平成28年7月に立ち上げた本コンソーシアムは、国土
交通省・秋田県・仙北市・リコーICT研究所で構成され、一般車両に搭載した特殊カメラで道路のひび割れなどの性状を調査する実験をしております。従来、専用機材や多くの人手を要する調査をシステム化することで、測定期間の短縮や低コスト化が図られるとともに、道路整備の優先順位が明確化され、計画的な管理が期待できます。 昨年11月の降雪前と、今年4月の雪解け後の2回にわたり、国道46号を初め複数の県道・市道で計測したデータを比較検証し、一定の成果が得られております。今後、報告書の提出をもってコンソーシアムは解散となりますが、リコーICT研究所はコンソーシアム解散後も、技術進捗の確認のため仙北市で実験を継続する方針であります。 水道事業についてであります。 平成29年度水道施設整備費国庫補助事業について、4月1日現在の内示額をお知らせします。雲然田中・八割地区水道未普及地域解消事業費で148.6%。また、西明寺(神代)地区水道未普及地域解消事業で100%となっております。このことにより、西明寺(神代)地区は今年度で完成となり、雲然田中・八割地区も来年度で完成できる見込みであります。 次に、水道メーター交換期限と水道料金についての報告であります。 水道メーターの使用期限は、計量法で8年と定められています。期限を迎える水道メーターは毎年期限前に交換して対応していますが、5月に期限を迎える水道メーター1,047個のうち329個が期限前に交換することができないことが判明しております。現在、仙北市水道事業給水条例に基づき、適切な対応を検討しております。 医療局であります。 市立角館総合病院の開院についてであります。 4月1日、皆様が待望としていた新角館総合病院の開院を迎えることができました。開院までの病院建設に御尽力をいただきました多くの方々に対し、改めて心から御礼を申し上げます。 新病院では、電子カルテを初めとする新たなシステムの導入等でトラブルや不具合等を心配をしておりましたけれども、そのような不具合はなく、順調に稼働しております。しかし、新システム導入に伴う受付や受診時の患者の皆様の戸惑いもあります。職員が案内にあたり患者の皆様の疑問や要望にお答えできるよう、日々懸命に取り組んでいる現状にあります。 また、4月から仙北市日赤奉仕団の方々がボランティアとして、外来フロアで患者の皆様の案内等にあたっていただき、大変好評をいただいております。心から感謝を申し上げます。 引き続き、市民を初め多くの皆様から信頼される病院となれるよう、また、待ち時間の解消や誘導等について、改善作業を継続していきたいと思います。 なお、旧角館総合病院建屋の今後のあり方について、各部署からの意見を求め、今後の方針検討を始めております。少しお時間をいただきたいと思います。 平成28年度決算見込みについてであります。 田沢湖病院の業務量は、入院患者数が1万8,669人で、対前年度比115人の増、外来患者数が3万4,096人で、対前年度比2,753人の増でありました。病床利用率は、看護師が増員されたことなどを要因に、開設以来最高の85.2%となっております。 収支状況では、患者数の増と経営安定化を目的とする一般会計からの基準外繰入1億円により、事業収益が9億3,959万1,000円、事業費用が9億3,057万円となり、事業収支では902万1,000円の黒字決算見込みとなっております。 角館総合病院の業務量は、入院患者数が6万9,557人で、対前年度比5,374人の減、外来患者数が13万1,198人で、対前年度比5,907人の減でありました。病床利用率は、精神病床と合わせ75.3%となっております。 収支の状況でありますけれども、事業収益が40億74万1,000円、事業費用が41億4,294万7,000円となり、事業収支では1億4,220万6,000円の赤字決算見込みとなっております。 この主な要因でありますけれども、6月の総合診療科医師の退職、診療報酬改定に伴う病棟機能の変更及び新病院移転に伴う入院患者の抑制などで患者数が減少となり、収益の大幅な減収になっております。 費用は、患者数の減少に伴い材料費は大幅な減少となりましたけれども、新病院の開院に伴う移転経費や病院建築による新たな長期前払消費税償却や資本的経費による外構工事等、医療機器等購入などの控除対象外消費税を費用化したことなどの増額も要因となっております。 医療局については、一般会計からの繰り入れにより、事業費用と累積欠損金の解消に向け取り組んでいる現状があります。平成28年度決算は純利益896万5,000円の見込みとなっています。 平成29年度の診療体制についてであります。 田沢湖病院の診療体制は、県派遣医師の帰任により1人減の常勤医師3人体制でスタートしております。常勤医師1人の減に対し、角館総合病院を初め市立大森病院、羽後町立羽後病院からの支援をいただいているほか、これまで同様、秋田大学や岩手医科大学、県立脳血管研究センターなどからも支援をいただき、市民が安心できる良質で持続可能な医療の提供に取り組んでいます。 今後も医療局とともに、医師を含む医療スタッフの確保に努め、あわせて職員の意識改革を強力に進め、医療提供サービスの充実と一層の経営改善に努めます。 角館総合病院の診療体制は、今年度も秋田県より3人の医師が派遣となりましたが、産婦人科医師が1人の減、精神科医師も1人の減となり、常勤医師21人の診療体制で、昨年同期より2人減となっています。不足している診療科は、秋田大学や岩手医科大学などから非常勤医師の派遣をいただき、診療体制の維持と充実を図っております。また、病院経営にあたっては、新病院が開院し、さらなる経営改善を図ることとあわせ、一層の接遇向上に努め、市民への充実した医療サービスを提供しながら、安心して治療が受けられるよう一層の努力を継続していきたいと思います。 以上、主要事項並びに諸般の報告を申し上げました。本定例会に提案している案件は、報告関係10件、条例関係1件、予算関係1件であります。 慎重審議の上、全議案について御可決を賜りますようお願い申し上げ、市政報告といたします。
○議長(
青柳宗五郎君) 市政報告を終わります。 11時30分まで暫時休憩します。 (午前11時21分)
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○議長(
青柳宗五郎君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 (午前11時30分)
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△
教育行政報告
○議長(
青柳宗五郎君) 次に、
教育行政報告を行います。熊谷教育長。
◎教育長(熊谷徹君) おはようございます。 平成29年第2回
仙北市議会定例会の開会にあたり、主な事項について御報告させていただきます。 教育総務課であります。 新年度スタートについて。 市内の小・中学校12校は、4月5日に始業し、6日から10日にかけて小・中学校の入学式が予定どおり実施されました。小学校7校の児童数が1,115人、前年度1,170人、前年度比55人減、中学校5校の生徒数が588人、前年度615人、前年度比27人減、計1,703人、前年度1,785人、前年度比82人減で新学期がスタートしております。 全国学力・学習状況調査の実施について。 4月18日に、小学校6年生と中学校3年生を対象に、全国学力・学習状況調査が全国一斉に実施されました。教科については、国語及び算数・数学の知識と活用に関する調査が、また、生活環境や学習環境等については、質問紙による調査が行われました。この調査は全国の国公私立の全小・中学校の児童・生徒が対象で、本市でも小学校7校、中学校5校が参加しております。 仙北市育英奨学資金の貸与者・免除者の決定について。 平成29年度「仙北市育英奨学資金」の募集に対して、高校3人、専門学校9人、短大1人、国公立大学14人、私立大学16人、大学院2人の合計45人、昨年度35人であります、の申請がありました。 4月25日に、仙北市育英奨学資金運営審議会、市内中学校長・高等学校長、学識経験者、地域センター所長等8人を開催し、学校長の推薦内容や学業成績、所得状況を参考に選考した結果、申請された45人全員が平成29年度奨学生として教育委員会に答申され、4月27日の教育委員会定例会において答申どおり決定されました。 また、この審議会においては、平成28年度「仙北市育英奨学資金償還金免除」についても審議され、申請された44人全員が仙北市に住所があり、居住し、就労しているという条件に適合するため、平成28年度分の償還金免除が決定されました。 第23回秋田県ソフト大賞について。 秋田県情報産業協会主催「第23回秋田県ソフト大賞」の結果が3月に発表され、西明寺小学校6年、門脇時男さん、現在、西明寺中学校1年であります、の「蜂の巣駆除ドローン」という作品が優秀賞を受賞しました。この賞は、未来の人材育成を積極的に進め、地域社会を活性化させていくことを目的に、県内小・中学生から未来の生活の中で実現できたらいいなと思う夢のアイデアを募集するものであります。 西明寺小学校では、「ドローンを使って仙北市民の笑顔をふやすにはどうしたらよいだろうか」というテーマで、ドローンを用いたプログラミング学習を行っており、その学習の一環として応募したものであります。西明寺小学校からは、このほかに7人の児童が入賞いたしました。 大曲仙北中学校春季大会の主な結果について。 平成29年度大曲仙北中学校春季大会が開催され、市内中学校の選手は、冬場に鍛えた練習の成果をいかんなく発揮して大活躍いたしました。 4月22日から30日にかけて神岡野球場などで開催された野球大会では、強豪がひしめく中、ベストフォーに仙北市の3中学校、神代、角館、西明寺中が残るという大活躍を見せてくれました。準決勝では、神代中が西明寺中に2対1で勝利し、角館中は大曲中に4対9で惜しくも敗れました。決勝では、神代中学校が大曲中学校に1対4と惜敗し、準優勝となりましたが、見事、全県大会への出場を決めました。 5月3日、角館武道館で開催された柔道大会では、角館中学校柔道部が男子団体戦決勝トーナメントにおいて、仙北中に4対0、大曲中に5対0で勝利し、優勝しました。 神代中学校柔道部も男子団体戦で3位となり、角館中学校とともに全県大会への出場を決めました。 そのほかに、角館中学校女子卓球部が団体3位となり、個人では男子卓球で神代中学校の細川羽琉さん、女子卓球で角館中学校の浅利天夢さん、男子テニスで角館中学校の茂木・村瀬ペアが全県大会出場を決めております。 全県中学校春季大会の主な結果について。 平成29年度全県中学校春季大会が開催され、神代中学校野球部が見事、全県優勝に輝きました。神代中学校は、1回戦は桜中に3対0、準々決勝は象潟中に2対1でサヨナラ勝ち、準決勝は山内中に2対1の逆転サヨナラ勝ちと勢いに乗り、決勝は、初回4点、2回に2点を挙げ、八竜中に6対1で圧勝し、見事、初優勝を飾りました。平成27年度の角館中学校野球部の全県優勝に続いての快挙となりました。 また、柔道男子団体では、角館中学校が大活躍しました。2回戦は飯島中に4対0、準々決勝は五城目一中に3対0で勝利し、準決勝では御野場中に1対3で惜敗しましたが、シード決定戦で羽後中に2対1で勝利し、見事、第3位となりました。 このほかに、個人では、生保内中学校、三浦悠さんがバドミントン男子シングルにおいて第3位の成績を収めております。 生涯学習課であります。 花いっぱい運動推進事業について。 5月28日、西木町地区の国道105号沿い道路花壇において、「にしきのフラワーロード105一斉植栽」が行われました。ことしは、西明寺中学校全校生徒を初めとする地域住民が約300人と、昨年よりも多くの参加者を得て実施することができました。 この一斉植栽は、国道105号沿いおよそ4.6キロメートル間の両側の道路花壇、総延長9.2キロメートルであります、にマリーゴールド約5万9,000本余りを植栽する事業で、仙北市の風物詩として定着しており、ことしも夏から秋にかけてドライバーの目を大いに楽しませてくれることと期待しています。 また同日、西木庁舎駐車場において、市内で花苗の販売をしている業者の出店による「花の市」が開催されました。ことしも会場には、さまざまな花苗や山野草等が並べられ、買い求めるお客様が多く訪れ、大いに賑わいました。また、この事業の一環として、市内保育園や小・中学校、地域等で植栽を希望する集落や団体へのマリーゴールドの配布も行っております。さらに、昨年に引き続き、個人や団体、企業等で花壇など花作りをしている方々から御応募いただき、「花のある街づくりコンクール」を応募期間を2カ月拡大して開催いたします。今後とも市民が花に親しみ、明るく住みよいまちづくりができるよう、さらなる事業の推進を図ってまいります。 学習資料館・イベント交流館であります。 高井有一先生の直筆原稿、蔵書の寄贈について。 3月8日に、新潮社記念文学館名誉館長の故高井有一先生が生前所有されていた直筆原稿や蔵書、書棚などを、夫人の中村輝子様より御寄贈いただきました。155箱にも及ぶ貴重な品々は、現在、学習資料館で保管整理しているところであり、今後「高井有一文庫」としてコーナーを新設して展示し、市内外の多くの皆様にごらんいただく予定であります。 写真展「新潮社写真部のネガ庫からカメラがみた作家の素顔」について。 4月8日から7月17日まで、新潮社記念文学館において、川端康成や三島由紀夫など著名な作家の素顔を捉えた写真展「新潮社写真部のネガ庫からカメラがみた作家の素顔」を開催しています。新潮社写真部が保管してきた15万2,300本のネガの中から厳選された50人49枚の写真には、説明文とともに当館が所有する複製原稿や図書を添え、近代から現代の作家と作品に親しめる展覧会となっております。期間中は、故高井先生の写真も特別に展示しており、市民を初め多くの皆様にごらんいただきたいと思います。 スポーツ振興課であります。 チャレンジデー2017について。 5月31日、「スポーツで明るく元気な仙北市に」をスローガンに、住民総参加型スポーツイベント「チャレンジデー2017」が開催されました。 ことしの対戦相手である大村市とは、大村市市制執行75周年記念として、また、両市の交流事業の一環として、チャレンジデーのカテゴリーを超えた姉妹都市対決となりました。 当日は天候に恵まれ、花葉館グラウンド・ゴルフ場でのオープニングセレモニーを皮切りに、メイン競技のグラウンド・ゴルフのほか、角館町歩こう会、田沢湖歩こう会によるウオーキングや仙北市合同武術太極拳交流会、各地域の総合型スポーツクラブや団体での参加型メニューにより、たくさんの市民の皆様に心地よい汗を流していただきました。今回で7回目の参加となりましたが、より多くの市民の皆様に参加していただくため、各町内会の代表の方々から参加票の回収について御協力をいただき、過去最高の参加率55.7%を記録し、目標としていた金メダルを初めて獲得することができました。 対戦相手の大村市の参加率は64.5%で、残念ながら上回ることはできませんでしたが、大村市とは、姉妹都市としての交流はもとより、チャレンジデーを一つの契機として、さらなる人的・文化的相互交流を図りたいと思います。 チャレンジデーを通じての健康づくりや生涯スポーツのきっかけづくりは、少しずつではありますが浸透してきているものと捉えています。明るく元気なまちづくりのためにもこのイベントを継続し、機運を盛り上げてまいります。 文化財課であります。 桜の状況及び武家屋敷公開事業について。 ことしの桜の開花状況については、4月に入ってからも気温の低い日が続いたことから、昨年より5日ほど遅い4月19日に武家屋敷通りのシダレザクラが開花し、24日に満開、桧木内川堤のソメイヨシノは24日に開花し、28日に満開となりました。開花後も気温の低い日が続いたため、開花期間が例年よりも長く、ソメイヨシノは5月3日まで楽しんでいただくことができました。また、4月8日から重要伝統的建造物群保存地区の「岩橋家」「河原田家」「小田野家」と同地区外の「松本家」の公開を始めております。なお、河原田家については、年次計画で修復工事を行うことになっており、今年度は主に屋根の修理工事を行います。工事期間中は安全対策のため公開を制限いたしますので、御理解いただきますようお願いいたします。 次に、平福記念美術館であります。 小松ひとみ写真展「桜逢瀬」「みちのく色語り」について。 4月18日から5月31日まで、仙北市角館町出身で現在は秋田市に事務所を構えて精力的に制作活動を続けている写真家、小松ひとみさんの写真展「桜逢瀬」「みちのく色語り」が開催されました。 ふるさと秋田を初め日本全国の桜の作品を中心に、「みちのくの色」をテーマに撮影された多数の作品が展示されました。小松さんの地元で初めての開催であり、さくらまつりの開催期間中ということもあって、5,753人の皆様に御来館いただき、盛況を博しました。 「伊藤昇日本画展」について。 6月8日から7月27日まで「伊藤昇日本画展」を開催いたします。1912年、明治45年、仙北市田沢湖田沢に生まれた伊藤昇は、旧制角館中学校の第1期生で、平福百穂の最晩年の弟子としても知られております。1993年、平成5年に、長年暮らした神奈県鎌倉市で81歳の生涯を閉じられましたが、昨年御遺族より当美術館に長年寄託されていた伊藤昇作品に加え、鎌倉で保存されていた作品をまとめて御寄贈いただきました。 日展、日春展等への出品作を初め、暮らしていた鎌倉の風景、身近にある花や生物を描いた作品を大小織り交ぜて、さまざま伊藤昇の日本画の世界を紹介する企画展となっております。 展覧会を通し、市内外の多くの皆様に、伊藤昇という日本画家のすばらしさを知っていただきたいと思います。 以上、教育行政に関する報告を申し上げましたが、本定例会に提案しております教育関係議案につきまして、慎重審議のうえ、御可決賜りますようお願い申し上げ、
教育行政報告とさせていただきます。
○議長(
青柳宗五郎君)
教育行政報告を終わります。
議会動静報告並びに監査報告は、別に配付のとおりです。
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△表彰状の伝達
○議長(
青柳宗五郎君) 議事に先立ち、表彰状の伝達を行います。 去る5月24日開催の
全国市議会議長会定期総会において、本市議会から3名の方が表彰を受けられました。 表彰を受けられた方は、18番、稲田修君、17番、高久昭二君と私の3名であります。稲田議員と高久議員は、演壇に前にお進みください。 (表彰状授与)
○議長(
青柳宗五郎君) 以上で表彰状の伝達を終わります。 13時まで、昼食のため休憩をいたします。 (午前11時49分)
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○議長(
青柳宗五郎君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 (午後0時59分)
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△報告第1~報告第5号の上程、報告
○議長(
青柳宗五郎君) これから日程第4、報告第1号
繰越明許費の報告についてから日程第8、報告第5号 予算繰越の報告についてまでの報告を行います。 報告第1号
繰越明許費の報告について、
運藤総務部長。
◎総務部長(運藤良克君) 議案綴りの3ページをお開きいただきたいと思います。 報告第1号
繰越明許費の報告について。 平成28年度仙北市一般会計において、
繰越明許費に係る歳出予算の経費を別紙
繰越明許費繰越計算書のとおり翌年度に繰り越したので、地方自治法施行令第146条第2項の規定により報告するものでございます。 次のページをお開きください。 今回の一般会計における繰越明許事業は、17事業、翌年度繰越額が9億14万6,000円です。このうち1行目、2款1項のあきた未来づくり協働プログラム事業は、平成28年度仙北市
一般会計補正予算第5号で審議いただいたものでございます。 それ以外の16事業は、同じく
一般会計補正予算第7号で御審議いただいたものでございます。 以上で一般会計に係る
繰越明許費の報告を終わります。よろしくお願いいたします。
○議長(
青柳宗五郎君) 報告第2号
繰越明許費の報告について、
武藤建設部長。
◎建設部長(武藤義彦君) 議案綴りの5ページをお開き願います。 報告第2号
繰越明許費の報告について、御説明申し上げます。 平成28年度仙北市
下水道事業特別会計において、
繰越明許費に係る歳出予算の経費を別紙
繰越明許費繰越計算書のとおり翌年度に繰り越したので、地方自治法施行令第146条第2項の規定により報告するものでございます。 次のページをお開き願います。 2款1項公共下水道事業費433万2,000円を繰り越しするものでございます。これは流域下水道大曲処理区負担金でございますが、大曲処理センターの耐震設計試掘調査で補強箇所が他の場内配管を干渉することから、設計修正に不測の日数を要したため繰り越ししたものでございます。 以上、説明を終わります。よろしくお願い申し上げます。
○議長(
青柳宗五郎君) 報告第3号
繰越明許費の報告について、
運藤総務部長。
◎総務部長(運藤良克君) 議案綴りの7ページをお開きください。 報告第3号
繰越明許費の報告について。 平成28年度仙北市田沢財産区特別会計において、
繰越明許費に係る歳出予算の経費を別紙
繰越明許費繰越計算書のとおり翌年度に繰り越したので、地方自治法施行令第146条第2項の規定により報告するものでございます。 次のページをお開きください。 田沢財産区特別会計の繰越明許は、森林総合研究所造林保育費で、翌年度繰越額は416万5,000円です。 内容は、降雪により間伐事業が年度内に完了できないことにより、本年2月に田沢財産区特別会計補正予算(第2号)で提案したものでございます。 以上で報告を終わります。よろしくお願いいたします。
○議長(
青柳宗五郎君) 報告第4号
繰越明許費の報告について及び報告第5号 予算繰越の報告について、
武藤建設部長。
◎建設部長(武藤義彦君) 議案綴りの9ページをお開き願います。 報告第4号
繰越明許費の報告について、御説明いたします。 平成28年度仙北市
簡易水道事業特別会計において、
繰越明許費に係る歳出予算の経費を別紙
繰越明許費繰越計算書のとおり翌年度に繰り越したので、地方自治法施行令第146条第2項の規定により報告するものでございます。 次のページをお開き願います。 2款1項簡易水道事業費、繰越額1億1,047万6,000円を繰り越すものでございます。これは、西明寺地区簡易水道拡張事業費、神代地区の工事費でございますが、昨年11月に国の追加補正をいただいた事業費で、年度内完了が困難なため繰り越したものでございます。この工事についての工期は、今月いっぱいでございます。 次のページをお開き願います。 報告第5号 予算繰越の報告について、御説明申し上げます。 平成28年度仙北市水道事業会計において、建設改良費に係る予算を別紙予算繰越計算書のとおり翌年度に繰り越したので、地方公営企業法第26条第3項の規定により報告するものでございます。 次のページをお開き願います。 1款1項建設改良費のうち、配水管整備事業3,260万7,000円を繰り越すものでございます。こちらは、下高野地区でございましたけれども、元の給水管が想定外の位置に配管埋設されていたことから、年度内事業の完了が困難であるため繰り越しをしたものでございます。工事については、既に完了してございます。 次に、城廻り地区でございますけれども、こちらは配水管の漏水が発見されましたけれども、積雪のため年度内事業の完了が困難であるため繰り越したものでございます。こちらは6月13日に完成検査を予定してございます。 同じく建設改良費の水道未普及地域解消事業でございます。1億307万9,000円を繰り越すものでございます。こちらは雲然田中・八割、八割配水場建設工事でございますけれども、国の追加補正をいただいた事業でありまして、年度内事業完了が困難であるため繰り越しをしたものでございます。こちらについては、12月までの工期となってございます。 以上、説明を終わります。よろしくお願いいたします。
○議長(
青柳宗五郎君) 以上で、日程第4、報告第1号
繰越明許費の報告についてから日程第8、報告第5号 予算繰越の報告についてまでの報告を終わります。
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△議案第62号~議案第66号の上程、説明、質疑、討論、採決
○議長(
青柳宗五郎君) 日程第9、議案第62号 専決処分の承認について、仙北市市税条例から日程第13、議案第66号 専決処分の承認について、平成29年度仙北市
後期高齢者医療特別会計補正予算第1号までの各案を一括して議題とします。 それぞれの提案理由の説明を求めます。 議案第62号 専決処分の承認について、
運藤総務部長。
◎総務部長(運藤良克君) 議案第62号 専決処分の承認についての提案理由を御説明いたします。 議案綴りの13ページをお開きください。 地方自治法第179条第1項の規定により、仙北市市税条例等の一部を改正する条例を別紙のとおり専決処分したので、同条第3項の規定により、これを報告し承認を求めるものでございます。 次のページをお開きください。 専決処分第1号 専決処分書 仙北市市税条例の一部を改正する条例を別紙のとおり制定することについて、地方自治法第179条第1項の規定に基づき専決処分するものでございます。 平成29年3月31日に専決処分したものでございます。 次の15ページから29ページまで改正条例の条文となっていますが、別に配付しております配付資料、議案第62号説明資料で御説明いたします。 今回の条例改正は、地方税法及び航空機燃料譲与税法の一部を改正する法律が平成29年3月31日交付、4月1日施行されることに伴いまして改正が必要になったものでございます。 条例改正の主な内容を御説明いたします。 市民税関係では、法人市民税について延滞金に係る規定の整備、配偶者特別控除等の見直しに伴う規定の整備が主なものでございます。 次に、固定資産税関係では、被災住宅用地に係る特例措置について、被災・災害地復興支援地域に定められた場合、被災住宅用地を住宅用地とみなす期間を2年分から4年度分に拡充するものでございます。 次に、軽自動車税関係では、環境への負荷の少ない軽自動車の税率の特例について、適用期間を2年間延長するものでございます。平成29年度分までを平成31年度分まで、2年間延長するものでございます。 以上、簡単ですが、説明を終わります。御審議よろしくお願いいたします。
○議長(
青柳宗五郎君) 議案第63号 専決処分の承認について、
冨岡市民福祉部長。
◎
市民福祉部長兼
福祉事務所長(冨岡明君) 議案第63号 専決処分の承認についての提案理由を説明いたします。 議案綴りの30ページをお開きください。 地方自治法第179条第1項の規定により、仙北市
国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定について、別紙のとおり専決処分したので、同条第3項の規定により、報告し承認を求めるものでございます。 次のページをごらんください。 専決処分第2号 専決処分書 仙北市
国民健康保険税条例の一部を改正する条例を別紙のとおり制定することについて、地方自治法第179条第1項の規定に基づき、平成29年3月31日に専決処分したものでございます。 次のページに改正条文が載っております。 今回の条例改正は、
国民健康保険税の軽減判定所得の引き上げでございます。5割軽減、現行「26万5,000円」を平成29年度から5,000円引き上げた「27万円」に、2割軽減を、現行「48万円」を1万円引き上げた「49万円」にするものでございます。 以上、簡単ですが説明を終わります。御審議よろしくお願いいたします。
○議長(
青柳宗五郎君) 議案第64号及び議案第65号の専決処分の承認について、
運藤総務部長。
◎総務部長(運藤良克君) 議案第64号の提案理由を御説明いたします。 議案綴りの33ページをお開きください。 専決処分の承認について 地方自治法第179条第1項の規定により、仙北市過疎地域における固定資産税の課税免除に関する条例の一部を改正する条例の制定について別紙のとおり専決処分したので、同条第3項の規定により、これを報告し承認を求めるものでございます。 次のページをお開きください。 専決処分第3号 仙北市過疎地域における固定資産税の課税免除に関する条例の一部を改正する条例を、平成29年3月31日に専決処分したものでございます。 次のページをお開きください。 過疎地域自立促進特別措置法の一部を改正する法律及び過疎地域自立促進特別措置法第31条の地方税の課税免除、又は不均一課税に伴う措置が適用される場合を求める省令の一部を改正する省令が平成29年3月31日交付され、4月1日に施行されたことに伴いまして、第1条、事業の種類中「情報通信技術利用事業」を「農林水産物等販売事業」に改めるものでございます。 第2条第1項中、課税免除の適用期間を「平成29年3月31日」を2年間延長し「平成31年3月31日」にするものでございます。 以上で提案理由の説明を終わります。御審議よろしくお願いいたします。 続きまして、議案第65号、36ページをお開きください。 議案第65号 専決処分の承認について 地方自治法第179条第1項の規定により、平成28年度仙北市
一般会計補正予算第9号を別紙のとおり専決処分したので、同条第3項の規定により報告し、承認を求めるものでございます。 別冊の平成28年度
一般会計補正予算、平成29年3月31日付の1ページをお開きください。 専決処分第4号 平成28年度仙北市
一般会計補正予算第9号は、次に定めるところによるものです。 専決処分の期日は、平成29年3月31日です。 第1条、歳入歳出予算の補正は、歳入歳出それぞれ7,011万円を減額し、歳入歳出の総額を201億459万9,000円とするものでございます。 第2条、地方債の補正は、5ページの第2表、地方債補正をごらんください。大曲仙北広域市町村圏組合消防費負担金、それから過疎対策事業費は実績見込みによる変更でございます。 次に、事項別明細書で御説明いたします。 予算書の8ページをお開きください。 歳入は、2款1項地方揮発油譲与税から次のページの10款
交通安全対策特別交付金まで、各交付金の額の確定によるものでございます。 16款1項2目の説明欄、ふるさと仙北応援寄附金1,000万円の減額は、ふるさと仙北応援寄附金の額の確定見込みによるものでございます。 17款1項1目の説明欄、財政調整基金繰入金3億3,500万円の減額は、各交付金等が確定したことに伴いまして財政調整基金の取り崩し額を減額したものでございます。 この結果、平成28年度末の財政調整基金の額は、27億873万1,000円となっております。 同じく3目の説明欄、ふるさと仙北応援基金繰入金1,670万円の減額は、充当事業費確定による減額でございます。 同じく5目の説明欄、仙北ふるさと振興基金繰入金70万1,000円の減額は、充当事業費確定に伴うものでございます。 次に、19款5項6目の説明欄、はなさき仙北派遣職員人件費負担金1,080万円は、平成28年度法人決算の譲与見込み分を職員派遣分として返還するものでございます。 次に、20款1項6目及び9目の市債の減額は、事業費の確定による減額でございます。 次に、10ページからの歳出を御説明いたします。 2款1項6目の説明欄、ふるさと仙北応援基金積立金は929万6,000円の減額で、寄附金の確定見込みによる減額でございます。 3款2項3目の説明欄、社会福祉法人はなさき仙北補助金1,375万6,000円の減額は、法人の決算確定見込みによる補助金の減額です。 それから、8款2項3目説明欄、社会資本整備総合交付金事業費2,684万5,000円の減額は、橋りょう点検及び市道栃木六本杉線の事業費確定による減額です。その下、過疎対策事業費391万6,000円の減額は、市道畑中4号線等の事業費確定による減額でございます。 次の11ページ、9款1項1目の説明欄、大曲仙北広域市町村圏組合消防費負担金1,705万5,000円の減額は、消防庁舎建設及び運営費負担額確定によるもので、庁舎分が1,070万3,000円、事務費分が635万2,000円の減額となっております。 それ以外の説明欄に記載のない項目は、歳入の確定等に伴い財出振替を行うものでございます。 12ページの14款予備費は、歳入歳出予算の調整のため補正するものでございます。 以上、簡単ですが、提案理由の説明を終わります。よろしくお願いいたします。
○議長(
青柳宗五郎君) 議案第66号 専決処分の承認について、
冨岡市民福祉部長。
◎
市民福祉部長兼
福祉事務所長(冨岡明君) 議案第66号の提案理由を説明いたします。 議案綴りの37ページをごらんください。 議案第66号 専決処分の承認について。 地方自治法第179条第1項の規定により、平成29年度仙北市
後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)を別紙のとおり専決処分したので、同条第3項の規定により報告し承認を求めるものでございます。 別冊の平成29年度特別会計補正予算書、平成29年4月17日付の1ページをごらんください。 専決処分第5号 平成29年度仙北市
後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)は次に定めるところによるものでございます。 第1条、歳入歳出予算の補正は、歳入歳出それぞれ9万1,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を2億8,859万8,000円とするものでございます。 事項別明細書により詳しく御説明します。 予算書の4ページをお開きください。 歳入は、5款2項償還金及び還付加算金で、保険料の還付金、これは秋田県
後期高齢者医療広域連合からの9万1,000円でございます。 歳出は、3款1項償還金及び還付加算金で、保険料の還付金、歳入と同額の9万1,000円でございます。 この専決につきましては、市政報告の中でもございましたが、全国の
後期高齢者医療広域連合で使用している電算システムの設定に誤りがありまして、保険料の軽減判定が誤って行われておりました。本来納めるべき金額と異なる保険料が賦課されるケースがあることが判明しました。これは平成28年12月27日に厚生労働省が発表しております。これに基づきまして秋田県
後期高齢者医療広域連合とともに本市の被保険者について平成20年度から平成28年度分を確認したところ、誤って賦課されていた方が8名おられたために、平成22年度から平成27年度分、合計23万1,800円でございますが、平成29年度から還付するため、専決で補正したものでございます。 専決の時期につきましては、保険料の修正に係る算定が可能になった日付で、それが4月17日ということで専決で補正したものです。 なお、還付につきましては、全て終了しております。 以上、提案理由の説明を終わります。よろしく御審議お願いいたします。
○議長(
青柳宗五郎君) これから各議案に対する質疑を行います。 議案第62号について、質疑ありませんか。17番。
◆17番(高久昭二君)
消費生活センターの議案第67号ですね。
○議長(
青柳宗五郎君) 議案第62号です。
◆17番(高久昭二君) 失礼しました。議案第62号についてお伺いしたいと思います。 今回の市税条例の一部改正、国のほうの税制改正でございますけれども、その中に軽自動車の関係で、つまり環境にやさしい軽自動車の関係で、さらに軽減を図るというふうな国の方針でございますけれども、仙北市内に所有されている、市でも使用なさっている電気自動車もあるんでしょうけれども、そういうふうな電気、またはほかのエネルギーを使う軽自動車が何台所有になっていて対象になっているのか、ひとつ教えていただきたいと思います。 それから、秋田県全体では、どのくらいの保有になっているのかも、もしわかれば教えていただきたいと思います。よろしくお願いします。
○議長(
青柳宗五郎君) 答弁を求めます。
運藤総務部長。
◎総務部長(運藤良克君) 軽減になっている自動車の数ということでございますけれども、ちょっと手元に資料がございません。ちょっとお待ちいただきたいと思いますが、今回のいわゆるグリーン減税でございますけれども、2年間の延長ということでございます。最大75%から25%までの軽減ということで、3段階ございますので、それごとの減税ということになってございます。ちょっと市全体、あるいは県全体の資料というのがちょっとございませんので、ちょっとお待ちいただきたいと思います。
○議長(
青柳宗五郎君) 17番。
◆17番(高久昭二君) さっき一緒にお聞きすればよかったわけでございますけれども、仙北市内で例えば電気自動車を所有されている方が途中でエンストを起こすようなことは、ほとんどないかとは思うんですけれども、つまり電気を注入できる設備は、恐らく仙北市内では田沢湖、角館、西木の庁舎の前にあるだけなのかなと思うんですが、またはどっかの施設なり民間等でも設置なさっておるもんでしょうか。というのは、関東とか関西では、かなりのところに設置があるようなんですね。民間も含めて。もちろん有料で、電気料は取られるわけですけれども、そういう点はどのようになっておるんでしょうか。その3庁舎とも電気料金を徴収いただいておるもんでしょうか、それをあわせてお伺いしたいと思います。
○議長(
青柳宗五郎君)
運藤総務部長。
◎総務部長(運藤良克君) ただいま御質問いただきました3庁舎の分ですけれども、電気料、使用料はいただいてございません。
○議長(
青柳宗五郎君) 暫時休憩します。 (午後1時30分)
---------------------------------------
○議長(
青柳宗五郎君) 会議を開きます。 (午後1時31分)
---------------------------------------
○議長(
青柳宗五郎君) 答弁、
運藤総務部長。
◎総務部長(運藤良克君) 申しわけございませんでした。 軽自動車税でこの制度に該当する仙北市内では、ございません。ゼロ台ということでございます。 それから、先ほど充電の施設の関係ですけれども、ディーラーとかコンビニとか、ある事業所もございます。市で無料にしているものは、モデル事業として実施しているもので、その関係で料金は徴収していないということでございます。 以上です。
○議長(
青柳宗五郎君) 17番。
◆17番(高久昭二君) 最後の質問でございますけれども、仙北市ではこれに該当する方はおらないということなんですが、自動車メーカーで最近、例えばホンダとかスズキとかトヨタもそうかもしれませんけれども、そういうふうな軽自動車をクリーンのその環境にやさしい軽自動車を私は発売始めているんじゃないかなと思うんですが、そういう情報はお聞きになっておられるんでしょうか。ということは、それが進んでいけば、いずれ時間の問題で、市民の中からもですね今、軽じゃなくて普通車なのかもしれませんけども、電気自動車を所有している方は、恐らくそういう方が出てくるんじゃないかなと思うんですが、その点についてお伺いしたいと思います。
○議長(
青柳宗五郎君) 門脇市長。
◎市長(門脇光浩君) 私のほうから少しお答えさせて、情報提供ということで、お聞きいただければありがたいんですけれども、軽自動車のシャシー、車体の要するにコンパクト化に伴って、それに対応する電気自動車であれば電池が大変重要な部品になるわけですけども、そのコンパクト化がなかなか進まないと軽自動車の電気自動車化というのは、なかなか汎用ならないというようなことが各開発メーカーのほうでは議論になっているという話をお聞きしたことがございます。しかし、これが今、中国とか東南アジアのほうでは、かなり開発が進んでいますので、いずれ軽自動車に対する電気自動車化というのは進まなければいけないというふうに、国のほうでも思っている話をお聞きしたことがあるということで御答弁とさせていただきたいと思います。 以上です。
○議長(
青柳宗五郎君) 17番、高久昭二君の質問を終わります。 他にございませんか。 (「なし」と言う人あり)
○議長(
青柳宗五郎君) これで質疑を終わります。 議案第63号について、質疑ございませんか。 (「なし」と言う人あり)
○議長(
青柳宗五郎君) 質疑なしと認めます。 議案第64号について、質疑ありませんか。 (「なし」と言う人あり)
○議長(
青柳宗五郎君) 質疑なしと認めます。 議案第65号について、質疑ございませんか。17番。
◆17番(高久昭二君) 平成28年度仙北市
一般会計補正予算の専決処分についてでございますけれども、仙北ふるさと応援基金と、それから社会福祉法人のはなさき仙北補助金の関係でございますけれども、具体的にこの応援基金が▲の929万6,000円、そしてはなさき仙北は1,375万6,000円の減額になっていますが、もうちょっと詳しく御説明をお願いしたいと思います。
○議長(
青柳宗五郎君)
運藤総務部長。
◎総務部長(運藤良克君) ふるさと仙北応援基金ですけれども、ふるさと納税が原資になっているわけですけれども、3月31日現在では、まだ額が確定しておりませんでしたけれども、1,000万円見込みで減額させていただいております。実際の額は、今確定しておりまして、平成28年度のふるさと納税の寄附金が6,056万6,800円、3,927人の方から御寄附をいただいております。平成27年度に比較しまして約1,900万円ほどの減というふうになってございます。それらから今回減額になってございます。 それから、はなさき仙北の件ですけれども、法人の決算見込みがこの時点でありまして、剰余金が出るということで、剰余金につきましては、まず法人の性格として出してはいけないというか出すべきでないと言いますか、そういうことで、補助金のほうではなさき仙北への補助金の減額でその剰余金を埋めると。それから、さらに先ほど歳入でも御説明いたしましたけれども、1,000万なにがしの分を派遣職員の人件費分としてこちらに歳入としていただくということで、法人のほうの剰余金を出さないという形で決算の見込みをされていることから、今回の専決処分をさせていただいております。 以上です。
○議長(
青柳宗五郎君) 17番。
◆17番(高久昭二君) 初めに、このふるさと納税の関連でございますが、今、仙北市でどういう品目を、つまり応援していただいておるもんでしょうか。ふるさと納税での返礼品、いろいろ返礼しているわけでございますが、例えばあきたこまちとか、お米とか、いろんなもの、恐らく牛肉まではいってないかなと思うんですが、具体的にはどういうものを、今、品目を応援していただいた仙北市以外の方々にお配り、またはお礼をしておるもんでしょうか、その点第1点。 それから、先ほどの2つ目のはなさき仙北、この社会福祉法人は、剰余金を出してはならないという法律が、国の法律の第何項、何条にあるもんでしょうか、その点をちょっと不勉強なんでお知らせ願いたいと思います。
○議長(
青柳宗五郎君) 2点、大山
企画政策課長。
◎
総務部次長兼
企画政策課長(大山肇浩君) 返礼品の種類ということでございますが、地ビールであるとか樺細工、仙北市内で生産されたものを、蜂蜜とかですね、そういったものを返戻品として出しております。 以上です。
○議長(
青柳宗五郎君) もう一点、
運藤総務部長。
◎総務部長(運藤良克君) 出してはならないということではございませんけれども、剰余金を出した場合、社会福祉事業をしなければならないということの規定があるそうでございまして、そのために剰余金を出さないというふうな決算と言いますか、のために今回の専決処分をさせていただいているところでございます。 以上です。
○議長(
青柳宗五郎君) 17番。
◆17番(高久昭二君) 後のほうからお聞きしますが、剰余金を出してはならないというのは、どこの法律に決められておるんですか、具体的に。または仙北市の条例や規則なんかに今回の認定こども園とか社会福祉法人を立ち上げる際のそういうふうな条項に具体的に載っておるもんでしょうか。何かそのつじつまを合わせるような形で派遣している職員の人件費を返させてもらうというふうなことなようですが、これは他県、他市町村のほうでも同じくなさっておるもんでしょうか、事務処理を。その点を確認なさっておるんでしょうか。県のほうの地方課なりの。 それから、最初のほうの項について、私お聞きしたいのは、具体的に例えば隣の美郷町では、白衣を今回の返礼のお礼の中に入れていると。なぜ白衣を入れるんだというふうに一般市民の方は不思議に思うんでしょうけれども、ナガイ白衣があそこに生産工場がございまして、そういうふうなのをアピールしてみたら非常に好評であったというふうなことで、それはなぜかというと、地元の企業、または民間の事業者等にも還元できるような、間接的にですね、発注して還元できるようなそのことをやはり松田町長はなさっているということで、さすがだなと思うんですが、その点はいかがなもんでしょうか。参考にもし御意見があればお聞きしたいと思います。 以上です。
○議長(
青柳宗五郎君) 大山
企画政策課長。
◎
総務部次長兼
企画政策課長(大山肇浩君) そういった市内で製造しているものであれば、返礼品として生かしていきたいと考えておりますが、今、やはり新しい返礼品をふやすために、そういったことも考えていかなければならないなというふうには考えて、今のところ検討しております。 以上です。
○議長(
青柳宗五郎君) 門脇市長。
◎市長(門脇光浩君) すいません、今の御質問の大変な実は今、全国的に各自治体で議論になっている場面があります。高市総務大臣から先般、このふるさと納税等に関する運用の仕方についての注意点等の通達が入っておりまして、この通達を見ると、過度な返礼に対する警告ともとられるというような内容だったというふうに認識しています。私どもが地元の消費喚起も含めて納税をいただいた方々への御礼ということで、これまでは適切な品々等を提供させていただいているつもりでありますけれども、品ぞろえと、それからそのあり方については、この後検討しなければいけないというふうに思っているという現状があるということを、ぜひ御理解いただきたいと思います。 以上です。
○議長(
青柳宗五郎君)
運藤総務部長。
◎総務部長(運藤良克君) ちょっとその剰余金の根拠法令、ちょっと手元にございませんので、ちょっと調べさせていただきたいと思いますけれども、先ほども申し上げましたとおり、剰余金が出た場合、社会福祉事業を実施しなければならない、あるいはちょっと不確定ですけれども、剰余金が出た場合、当然納税の義務が出てくるかと思います。はなさき仙北の法人につきましては、市から補助をしている団体でございますので、その団体が剰余金を出して税金を納めるというのは当然想定していないわけでございます。ですので、その剰余分は市に返還していただくというような考えで今回の専決をさせていただいたところです。ちょっと根拠法令につきましては、ちょっと手元にございませんので、お願いします。
○議長(
青柳宗五郎君) 14時まで暫時休憩します。 (午後1時43分)
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○議長(
青柳宗五郎君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 (午後1時58分)
---------------------------------------
○議長(
青柳宗五郎君) 答弁を求めます。
運藤総務部長。
◎総務部長(運藤良克君) すいませんでした。 先ほどの御質問にお答えいたします。 剰余金の件につきましては、改正社会福祉法第55条の2にございます。社会福祉法人が剰余金を出した場合には、社会福祉事業充実事業計画を策定して承認を得なければならないということでございます。先ほど私、社会福祉法人、納税の義務についてお話しましたけれども、納税は免除されている法人ですので、先ほどの答弁は訂正させていただきます。 それから、人件費につきまして14人分、市から出ておりますので、その分、剰余金が出た分はその人件費の分として返還していただくということで専決させていただいたところです。 以上です。よろしくお願いいたします。
○議長(
青柳宗五郎君) これで17番、高久昭二君の質疑を終わります。 他にございませんか。 (「なし」と言う人あり)
○議長(
青柳宗五郎君) 質疑なしと認めます。 議案第66号について質疑ありませんか。17番。
◆17番(高久昭二君) それでは議案第66号 専決処分の承認について、今回の仙北市の平成29年度後期高齢者の医療特別会計補正予算(第1号)、これは先ほど御説明ありましたとおり、国の厚労省のほうの担当官のほうで過大に見積った形で電算システムに誤差、算入したために、それが自動的に仙北市にも流れてきて、まず市民の方々に過大徴収してしまったということなんでありますけれども、私も仙北市内のある市民の方々からそれを見せられてですね、そういうふうに過大徴収したので返還すると。金額はいささかでありましたけれども、これどういうことなんだというふうに私聞かれたんだけども、ちょっとよくまだ聞いてないんで、よくわからないというふうにしか答えられなかったんですけれども、ただ、お手紙、文書でそれらの方々にお返しして、それはできるって言えばそれまでですけれども、果たして親切で、市民の立場に立った門脇市政のやり方なのかなと思ったんですが、それはいかがなものでしょうか。
○議長(
青柳宗五郎君)
冨岡市民福祉部長。
◎
市民福祉部長兼
福祉事務所長(冨岡明君) 金額の誤りについては、大変申しわけございませんでした。税の賦課ということで、税務課のほうで個別訪問された方もおりまして、どうしても会えない方については、お手紙を置いてきたというふうに聞いております。
○議長(
青柳宗五郎君) 17番。
◆17番(高久昭二君) 本当はこれは別に仙北市の税務課が悪いというよりも、もともとの大元の国のほうの間違いというか責任でありますので、それに対して仙北市長も、または仙北市も県を通じてなり国に、抗議なり意見を求めると、今後このようなことのないように注意してほしいというふうなことを求めたもんでしょうか、その点について確認しておきます。
○議長(
青柳宗五郎君)
冨岡市民福祉部長。
◎
市民福祉部長兼
福祉事務所長(冨岡明君) 全国的なものでございましたので、個別には行っておりません。
○議長(
青柳宗五郎君) 17番。
◆17番(高久昭二君) 最初お聞きしたとおり、それは会えなかったかもしれませんけれども、その方は夜はほとんどおる方なんで、高齢者なもんですからね、高齢者の男性なんで、やっぱり最悪の場合は電話ででもですね、この前送ったけれどもこういうふうなことなんだよということを、本当は
冨岡市民福祉部長の責任では全くないんですが、大変失礼ですけれども、何かのどなたかの職員が、やっぱり電話なりでやっぱり教えていただければ、ああなるほどなと、市のほうもまずいろいろそういう点では難儀しているんだなということも理解していただけるんじゃないかなと思うんですが、いかがなものでしょうか。
○議長(
青柳宗五郎君)
冨岡市民福祉部長。
◎
市民福祉部長兼
福祉事務所長(冨岡明君) 還付等について5月10日までやらなければいけないという期限が決まっておりまして、それが4月17日に適正な税金が算出されたということで、1カ月ない時期でございましたので、大変申しわけございませんでした。以後はこのようなことがないように、適切に対応していきたいと思います。
○議長(
青柳宗五郎君) 17番、高久昭二君の質疑を終わります。 他にございませんか。 (「なし」と言う人あり)
○議長(
青柳宗五郎君) 質疑なしと認めます。 お諮りします。ただいま議題となっています議案第62号から議案第66号については、会議規則第39条第3項の規定により、委員会への付託を省略したいと思いますが、御異議ありませんか。 (「異議なし」と言う人あり)
○議長(
青柳宗五郎君) 御異議なしと認めます。したがって、議案第62号から議案第66号までの各案は、委員会への付託を省略することに決定をいたしました。 これから各議案に対する討論を行います。 初めに、議案第62号に対する討論はありませんか。 (「なし」と言う人あり)
○議長(
青柳宗五郎君) 討論なしと認めます。 次に、議案第63号に対する討論はありませんか。 (「なし」と言う人あり)
○議長(
青柳宗五郎君) 討論なしと認めます。 次に、議案第64号に対する討論を行います。討論ありませんか。 (「なし」と言う人あり)
○議長(
青柳宗五郎君) 討論なしと認めます。 次に、議案第65号に対する討論ありませんか。高久昭二君。
◆17番(高久昭二君) 本議案については、先ほどの私、質疑で大体よくわかりましたけれども、やはりこういうふうなことが、やっぱり全国的なことでありますので、今後もあり得るのではないかなと思うんでございます。そういう点では、この後期高齢関係は全県でやられていますし、つまり秋田県が中心になって、なおかつ・・・ (「
一般会計補正予算」と言う人あり)
◆17番(高久昭二君) はなさき仙北とですね、ふるさと納税の関係でございますけれども、この件につきまして私は特にはなさき仙北については、やはり剰余金を出すのはだめだというふうなことにもしなるんであればですよ、市からもそういうふうな運営する理事が出ておるわけなんですよね。全く民間だけの方で、名前大体わかりますけれども、やっぱりそういうときに、当然相談を受けられるんでしょうから、そういう点でもうちょっとその相談して、でき得るんであれば、中の保育士をですね少しでも処遇改善して、非常勤の臨時保育士の方もおるでしょうから、もう少し処遇改善を図るほうさ回したらいかがということで、余剰金を生まないようなやり方というのは、やる気であれば私はできると思うんで、余りにも補助金を、人件費の派遣を削減するというのは、こそくなやり方でないかなと思いますので、私はそれについて反対いたします。 以上で反対討論を終わります。
○議長(
青柳宗五郎君) 他にございませんか。 (「なし」と言う人あり)
○議長(
青柳宗五郎君) これで討論を終わります。 次に、議案第66号に対する討論ありませんか。 (「なし」と言う人あり)
○議長(
青柳宗五郎君) 討論なしと認めます。 それでは、これより採決を行います。異議がありますので、それぞれ起立によって採決をします。 日程第9、議案第62号 専決処分の承認について、仙北市市税条例を採決します。この採決は起立によって行います。本案は承認することに賛成の方の起立を求めます。 (賛成者起立)
○議長(
青柳宗五郎君) 起立多数です。したがって、議案第62号 専決処分の承認について、仙北市市税条例は、承認することに決定しました。 日程第10、議案第63号 専決処分の承認について、仙北市
国民健康保険税条例を採決します。この採決は起立によって行います。本案は承認することに賛成の方の起立を願います。 (賛成者起立)
○議長(
青柳宗五郎君) 起立多数です。したがって、議案第63号 専決処分の承認について、仙北市
国民健康保険税条例は、承認することに決定しました。 日程第11、議案第64号 専決処分の承認について、過疎地域における固定資産税の
課税免除条例を採決します。この採決は起立によって行います。本案は承認することに賛成の方の起立を願います。 (賛成者起立)
○議長(
青柳宗五郎君) 起立多数です。したがって、議案第64号 専決処分の承認について、過疎地域における固定資産税の
課税免除条例は、承認することに決定しました。 日程第12、議案第65号 専決処分の承認について、平成28年度仙北市
一般会計補正予算第9号を採決します。この採決は起立によって行います。本案は、承認することに賛成の方の起立を願います。 (賛成者起立)
○議長(
青柳宗五郎君) 起立多数です。したがって、議案第65号 専決処分の承認について、平成28年度仙北市
一般会計補正予算第9号は、承認することに決定しました。 日程第13、議案第66号 専決処分の承認について、平成29年度仙北市
後期高齢者医療特別会計補正予算第1号を採決します。この採決は起立によって行います。本案は、承認することに賛成の方の起立を願います。 (賛成者起立)
○議長(
青柳宗五郎君) 起立多数です。したがって、議案第66号 専決処分の承認について、平成29年度仙北市
後期高齢者医療特別会計補正予算第1号は、承認することに決定しました。
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△議案第67号~議案第70号の上程、説明
○議長(
青柳宗五郎君) 日程第14、議案第67号 仙北市
消費生活センターの組織及び運営等に関する条例制定についてから日程第17、議案第70号 平成29年度仙北市
水道事業会計補正予算第1号までの各案を一括して議題とします。 それぞれ提案理由の説明を求めます。 議案第67号について、
冨岡市民福祉部長。
◎
市民福祉部長兼
福祉事務所長(冨岡明君) それでは、議案第67号の提案理由を説明します。 議案綴りの38ページをごらんいただきたいと思います。 仙北市
消費生活センターの組織及び運営等に関する条例を制定するものでございます。 次のページに条文を載せております。1条から7条までございまして、施行日につきましては、7月1日を予定しております。 現在、市民生活課内の消費生活相談窓口で消費生活全般の苦情や問い合わせを行ってきております。しかしながら、一向に減らない特殊詐欺、悪質商法、また、問題解決の複雑化などから、消費者安全法によりまして仙北市
消費生活センターを設置し、消費者行政機能の強化と確立を図るものでございます。 以上、簡単ですが、提案理由の説明を終わります。御審議よろしくお願いいたします。
○議長(
青柳宗五郎君) 議案第68号について、
運藤総務部長。
◎総務部長(運藤良克君) 議案第68号の提案理由を御説明いたします。 平成29年度一般・特別会計補正予算綴りの1ページをごらんください。 議案第68号 平成29年度仙北市
一般会計補正予算第1号でございます。 平成29年度仙北市
一般会計補正予算第1号は次に定めるところによるものです。 第1条、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ1億6,069万4,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ190億1,539万4,000円とするものでございます。 第2条、債務負担行為の補正でございます。 5ページの第2表をごらんください。 第2表、債務負担行為の補正、追加でございます。5項目を追加するものでございますが、いずれも今年度末で指定管理者制度の協定期間が終了する公の施設でございます。そのため、来年度からは市民バスは3年間、その他が5年間の指定管理料の限度額を設定するものでございます。 次に、7ページをごらんください。 主な補正内容につきまして、事項別明細書により説明させていただきます。 初めに歳入でございます。 13款2項1目の説明欄、
地方創生推進交付金1,388万8,000円の追加は、国に申請しておりました事業が採択され、人と事業が集まり育つ
未来創生事業費分が392万3,000円、温泉と健康による
ヘルスケア推進事業費分が996万5,000円の追加でございます。 同じく4目の説明欄、東北観光復興対策交付金675万6,000円の追加は、
インバウンド横軸連携受入整備事業費に係る交付金です。 14款2項1目の説明欄、地域女性活躍交付金40万6,000円は、交付金確定に伴う追加でございます。 同じく2目の説明欄、
地域密着型サービス施設等整備事業費補助金3,200万円と、その下、
介護施設開設準備経費等支援事業費補助金558万9,000円は、介護施設増設に対する補助金でございます。 同じく4目の説明欄、秋田発・子どもふるさと交流推進事業費補助金は、山梨県の富士河口湖町、宮城県女川町の小学生との交流事業実施に係る補助金でございます。 それから、17款1項5目の説明欄、仙北ふるさと振興基金繰入金1,380万円は、角館庁舎基本設計業務委託の財源として繰り入れるものでございます。 18款1項目の説明欄、前年度繰越金8,739万2,000円は、補正財源として予算化したものでございます。 次に、歳出を御説明いたします。 9ページをごらんいただきたいと思います。 2款1項5目財産管理費の説明欄、
庁舎整備事業費1,387万1,000円の追加は、角館庁舎新築工事の基本設計業務に係る委託料でございます。 6目企画費の説明欄、歳入で御説明した人と事業が集まり育つ
未来創生事業費、地方創生交付金784万7,000円は、近未来技術を活用した新たな産業づくり協議会を運営し、近未来技術の実生活への普及に取り組む企業を積極的に呼び込むとともに地元に根差した企業育成と自立した新たな産業の創出に取り組むための事業でございます。 同じく説明欄、温泉と健康による
ヘルスケア推進事業費、地方創生交付金1,993万円は、次世代ヘルスケア産業協議会の運営、温泉を活用した健康増進を周知するための映像コンテンツの作製、ヘルスケア資源の整理、発掘調査の実施並びにヘルスケア事業創出に向けた情報収集等の実施を目的に実施する事業でございます。 同じく説明欄、次世代定住支援事業費810万円は、市内に住宅を持たない世帯等が新築または建売住宅等を購入する際の補助事業でございます。当初予算で12件800万円の予算措置でございましたが、要望等が26件ございまして、対象世帯増による追加でございます。 次に、10ページ、3款1項1目説明欄、
温泉休養施設管理運営費1,110万3,000円の追加は、クリオンの屋根で3月末に雨漏りが発生し、プール天井に変形やシミが発生し、この修繕料と、それから屋上シート防水改修工事に係る経費の補正でございます。 同じく3目説明欄、地域密着型サービス施設、同整備事業費補助金3,200万円と
介護施設開設準備経費等支援事業費補助金558万9,000円は、認知症高齢者グループホームふれあいのびのび館増設分に対する補助金でございます。 次に、11ページ、7款1項3目説明欄、
インバウンド横軸連携受入整備事業費、
観光復興交付金844万7,000円は、4月に東北
観光復興交付金の内示があり、4市、秋田市、男鹿市、大仙市、仙北市を結ぶ二次
交通網整備の実証実験と4市の観光情報、二次
交通情報を一元化し、英語表記するための委託料等の経費でございます。 次に、12ページ、10款6項2目説明欄、
総合給食センター建設事業費2,160万円は、総合給食センター建設のための基本設計、地質等調査、測量等について委託料を計上したものでございます。 以上、簡単ですが、提案理由の説明を終わります。御審議よろしくお願いいたします。
○議長(
青柳宗五郎君) 議案第69号について、
冨岡市民福祉部長。
◎
市民福祉部長兼
福祉事務所長(冨岡明君) 議案第69号の提案理由を説明いたします。 平成29年度一般・特別会計補正予算綴りの15ページをごらんいただきたいと思います。 議案第69号 平成29年度仙北市
後期高齢者医療特別会計補正予算第2号は、次に定めるところによるものでございます。 第1条、歳入歳出予算の補正は、歳入歳出それぞれ8万8,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を2億8,868万6,000円とするものでございます。 事項別明細書により説明いたします。 予算書の18ページをごらんください。 歳入は5款2項償還金及び還付加算金でございます。保険料の還付、これは秋田県
後期高齢者医療広域連合からの8万8,000円でございます。 歳出は3款1項償還金及び還付加算金でございます。保険料の還付として歳入と同額の8万8,000円を追加するものでございます。 さきに専決で補正しました予算額と既定予定を合わせた額で、間違った計算によった保険料を還付しておりますので、現在の予算額では還付に耐えれるだけの予算がないということで8万8,000円の補正をお願いするところでございます。 以上、提案理由の説明を終わります。よろしくお願いいたします。
○議長(
青柳宗五郎君) 議案第70号について、
武藤建設部長。
◎建設部長(武藤義彦君) 議案第70号について、提案理由を御説明申し上げます。 別冊の
水道事業会計補正予算書をごらんください。 平成29年度仙北市
水道事業会計補正予算第1号は、次に定めるところによるものです。 第2条、資本的収入及び支出でございます。予算第4条、本文括弧書き中、資本的収入額が資本的支出額に対し不足する額「1億96万2,000円」を「1億1,264万5,000円」に、過年度分損益勘定留保資金「8,634万8,000円」を「9,512万9,000円」に、当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額「1,461万4,000円」を「1,751万6,000円」に改め、資本的収入及び支出の予定額を次のとおり補正するものでございます。 初めに、収入です。 1款1項企業債600万円、2項国県補助金2,579万3,000円、3項出資金2,150万円、4項工事負担金600万2,000円、合わせて5,929万5,000円を増額するものでございます。 次に、支出でございます。 1款1項建設改良費7,097万8,000円を増額するものでございます。 第3条、第4条の次に次の1条を加えるものです。第4条の2、特例的収入及び支出、地方公営企業法施行令第4条第4項の規定により、当該事業年度に属する債権及び債務は、それぞれ9,303万2,000円及び1,103万8,000円でございます。これは今年度より水道事業会計となります西木地区簡易水道事業の昨年度末の債権未収金、債務未払金でございます。5月26日現在の債権は8,281万6,000円が入金済みとなっておりまして、残りの未収金1,021万6,000円については、消費税還付金が8月の入金となりますので、実質未収金は水道使用料の未納分183万8,000円でございます。 債務については、全額支払済となっております。 次のページをお開き願います。 第4条、企業債でございます。「1億5,140万円」を「1億5,740万円」とするものでございます。 次のページは補正予算実施計画、4ページからはキャッシュフロー計算書、6ページからは貸借対照表となっております。 今回の補正でございますが、先ほど市長のほうより市政報告でもお話してございますけれども、今年度の水道未普及地域解消事業、雲然田中、八割地区の国への補助要求額が国費ベースで5,300万8,000円でございましたが、これに対しまして内示額7,880万1,000円と148%の国費配分となってございます。このことから、国費増額分の2,579万3,000円に対応するため、今回の補正をお願いするものでございます。 以上で提案理由の説明を終了します。御審議よろしくお願い申し上げます。
○議長(
青柳宗五郎君) これで日程第14、議案第67号 仙北市
消費生活センターの組織及び運営等に関する条例制定についてから日程第17、議案第70号 平成29年度仙北市
水道事業会計補正予算第1号までの各案の提案理由の説明を終わります。
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△散会の宣告
○議長(
青柳宗五郎君) 以上で、本日の日程は全部終了いたしました。 これで本日の会議を閉じ、散会をいたします。 (午後2時25分)...