鹿角市議会 > 2021-09-14 >
令和 3年第4回定例会(第3号 9月14日)

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  1. 鹿角市議会 2021-09-14
    令和 3年第4回定例会(第3号 9月14日)


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    令和 3年第4回定例会(第3号 9月14日)     令和3年9月14日(火)午前10時開議   開議  第1 一般質問      質問、答弁   散会 ───────────────────────────────────────────── 本日の会議に付した事件   1 一般質問      湯 瀬 弘 充 君      湯 瀬 誠 喜 君      金 澤 大 輔 君   2 日程追加      議案の訂正   3 日程追加      議案の上程      議案第67号 令和3年度鹿角市一般会計補正予算(第7号)   4 日程追加      議案の追加付託 ─────────────────────────────────────────────
    出席議員(18名)        1番  笹 本 真 司 君     2番  湯 瀬 弘 充 君        3番  丸 岡 孝 文 君     4番  湯 瀬 誠 喜 君        5番  戸 田 芳 孝 君     6番  成 田 哲 男 君        7番  金 澤 大 輔 君     8番  舘 花 一 仁 君        9番  栗 山 尚 記 君    10番  児 玉 悦 朗 君       11番  兎 澤 祐 一 君    12番  安 保 誠一郎 君       13番  黒 澤 一 夫 君    14番  浅 石 昌 敏 君       15番  倉 岡   誠 君    16番  宮 野 和 秀 君       17番  田 村 富 男 君    18番  中 山 一 男 君 ───────────────────────────────────────────── 欠席議員(なし) ───────────────────────────────────────────── 説明のため出席した者の職氏名  市長        関     厚 君    教育長       畠 山 義 孝 君  総務部長      佐 藤 康 司 君    総務部付部長待遇  奈 良 巧 一 君  市民部長      黒 澤 香 澄 君    健康福祉部長    金 澤   修 君  健康福祉部保健医療専門官           産業部長      花 海 義 人 君            村 木 真智子 君  建設部長      中 村   修 君    教育部長      加 藤   卓 君  総務部次長     大 里   豊 君    産業部次長     阿 部 正 幸 君  会計管理者     佐 藤 千絵子 君    教育次長      花ノ木 正 彦 君  財政課長      渡 部 裕 之 君    監査委員事務局長  畠 山   修 君  農業委員事務局長  金田一 延 寿 君    選挙管理委員会事務局長                                   相 馬   天 君 ───────────────────────────────────────────── 事務局出席職員  事務局長      佐羽内 浩 栄 君    主幹        小田嶋 真 人 君  副主幹       海 沼 雄 一 君    主査        青 山 智 晃 君      午前10時00分 開議 ○議長(中山一男君) 直ちに本日の会議を開きます。  本日の会議は、議事日程第3号により進めてまいります。  傍聴人の皆様に申し上げます。傍聴される方は、議事について可否を表明し、または拍手、騒ぎ立てることなどは禁止されておりますので、どうかご理解の上、ご協力くださいますようお願い申し上げます。 ──────────────────────〇 ─────────────────────     日程第1 一般質問 ○議長(中山一男君) 日程第1、昨日に引き続き一般質問を行います。  質問事項は事前に通告を受けておりますので、順次発言を認めます。  順位5番、湯瀬弘充議員の発言を認めます。湯瀬弘充議員。     (2番 湯瀬弘充君 登壇) ○2番(湯瀬弘充君) おはようございます。鹿真会の湯瀬弘充でございます。  私自身、今回が初の一般質問となりますので、どうぞよろしくお願いいたします。  まずもって、市長におかれましては、6月に行われました鹿角市長選挙においてご当選されましたことを心よりお祝い申し上げます。これからのご活躍をご期待しております。市民との対話を一丁目一番地に掲げられておりますが、どうぞ議会との対話も重視してくださいますよう、この場を借りてお願い申し上げます。  それでは、質問に移ります。  まず、新型コロナウイルスワクチン接種についてお聞きいたします。  モデルナ社製ワクチン異物混入に関連する本市の対応についてお聞きいたします。  新型コロナウイルスワクチンの接種が進む中、モデルナ社製ワクチンの中に異物が混入していたことが報道されておりました。注射器に充填する際にゴム片が欠けて混入するコアリングとの見解もありますが、使用していない瓶からも発見されているため、詳細は解明されておりません。  本市では、ファイザー社製を取り扱っておりますが、同様の案件が発生しないとも言い切れません。容器の検査や目視による確認はどのような体制で行い、どのような対応を行っているのか伺います。 ○議長(中山一男君) 市長。 ○市長(関 厚君) 湯瀬弘充議員のご質問にお答え申し上げます。  ワクチンの異物混入に対する本市の対応についてでありますが、今ご指摘されたとおり、本市で行いますワクチン接種につきましては、ファイザー社製ワクチンのみを扱っております。各医療機関の個別接種では、看護師、薬剤師がワクチン取扱いマニュアルを遵守し、ワクチンの準備を行っております。  また、集団接種会場では、各医療機関の看護師や秋田県薬剤師会鹿角支部の薬剤師の協力を得て、ワクチン生理食塩水で希釈する前後の段階で目視を行い、異物や変色がないかを確認しております。さらに、注射器に取り分けた後も、市の保健師がワクチンが適量であることと異物の混入がないことを確認し、接種の直前にも担当看護師が再確認し、複数の目で確認を徹底する体制を取っております。また、ワクチンを充填する際に、注射器の針が垂直に挿入されずに、瓶の蓋のゴム片が欠けて混入するコアリングが起こらないよう、十分に注意しながらワクチンの準備を行っております。  これまで本市におきましては、異物の混入の事例はありませんが、今後につきましても接種事故が起こらないよう、引き続き安全確認を徹底し、市民に安心して接種していただけるよう努めてまいります。 ○議長(中山一男君) 湯瀬弘充議員。 ○2番(湯瀬弘充君) ありがとうございます。命に関わってくる重大なことと思いますので、十分慎重な対応をよろしくお願いいたします。  続きまして、ワクチン接種後の副反応の対応について伺います。  先日の教育民生常任委員会におきまして、本市における健康被害につながる重篤な副反応者はゼロ人と伺いましたが、数日たってから副反応が出る場合もあります。そうした場合、本市で個人の反応を確認するには、市民が電話や相談に来なければ確認ができないと思います。どのような基準でどのような対応をし、副反応者の人数を確認しているのか伺います。 ○議長(中山一男君) 市長。 ○市長(関 厚君) ワクチン接種後は、今お話をいただきました、効果とともに副反応が生じることがありますが、この副反応について、まずご理解をいただくため、接種券と一緒に送付している説明書への記載のほか、集団接種の際にチラシを配付し、どのような反応が出やすいかを周知しております。また、医師の予診の場でも、副反応やその対処方法について説明しております。  副反応の症状が重い場合や長引くような場合は、相談窓口を設けて、接種を受けた医療機関や県のワクチン相談センター、24時間体制で健康相談を受け付けておりますテレフォン病院24などを紹介しております。また、集団接種会場には緊急時に救急対応できる医師を配置し、アナフィラキシーショックなどに備え、エピペンや各種医療機器を準備しているほか、救急車が待機し、迅速に救急搬送を行うことができる体制など、副反応者への対応を講じております。  国への副反応疑いの報告対象につきましては、アナフィラキシーや血栓症、無呼吸、気管支けいれんぜんそく発作など、一定の基準が示されておりますが、診断した医師が報告することになっております。これまで、先ほどご指摘されたとおり、本市においてこれらの報告対象となる症例はありませんが、引き続き安全安心にワクチン接種が受けられるよう、万全の体制を確保してまいります。 ○議長(中山一男君) 湯瀬弘充議員。 ○2番(湯瀬弘充君) ありがとうございます。  国では因果関係は不明としていますが、全国でワクチン接種後の死亡事例が1,000件以上と報告されております。本市においても、私の耳に入ってきている情報だけでも、病気や基礎疾患のない方が接種して数日後に突然亡くなったという事実を3件聞いております。ワクチン接種は今回で終わりではありません。既に3回目、ブースター接種という話も出ております。副反応者を確認することは、これからの対応に十分関わってくると思いますので、全域で市民アンケートなどを行ってみたらどうかと思いますが、その点に関しまして、どのような考えがありますでしょうか。 ○議長(中山一男君) 保健医療専門官。 ○健康福祉部保健医療専門官村木真智子君) 先ほど市長が答弁したように、国への副反応報告の基準がありまして、まず、その基準に基づいて診断した医師が報告することとなっております。そして、国でも全国的にデータを分析して、今後のワクチンの接種の進め方を検討しておりますので、それに準じて行うということで、市として市民にアンケートを取るということは今のところ検討はしない方向でいくつもりであります。 ○議長(中山一男君) 湯瀬弘充議員。 ○2番(湯瀬弘充君) ありがとうございます。分かりました。ぜひとも慎重な対応を進めていただきたいと思っております。  続きまして、ワクチン非接種者への差別的扱いの防止についてお聞きいたします。  現在進められているワクチン接種は、発症を防ぐなどのメリットが副反応などのデメリットよりも大きいとして接種を加速されております。また、安全性について厚生労働省専門家部会は、重大な懸念は認められないとしております。  一方、接種は法律で努力義務と位置づけられ、厚生労働省も接種は強制ではなく、あくまで本人の意思に基づき接種を受けるものと説明しております。しかし、現状を見ると接種するのが当然だという雰囲気が強まり、接種をしたくはないが会社の指示で接種せざるを得ない状況であったり、みんなが打つから仕方なく接種するなど、本人の意思には沿わない状況があります。また、非接種者はウイルスを持ち運んで飛散させているなど、間違った考えを持たれている方もいらっしゃるのが現状でございます。  こうした差別的な扱いは許されない、あってはならないことです。法律の附帯決議には、新型コロナウイルスワクチンを接種していない者に対して、差別、いじめ、職場や学校等における不利益取扱い等は決して許されるものではないと明記されており、このような内容を市民や企業、学校などに周知しなければならないと考えますが、本市はどのような考えがあるのか伺います。 ○議長(中山一男君) 市長。 ○市長(関 厚君) ワクチンの接種につきましては、強制ではなく、あくまで本人の意思に基づき接種を受けていただくものであり、受ける方の同意なしに接種が行われることはありません。  本市では、希望する市民が接種を受けられるよう、関係機関から協力をいただきながら接種を進めておりますが、18歳以下の方への接種の開始に当たりましては、鹿角市鹿角郡医師会と協議し、ワクチン接種の有無による差別やいじめを防止するため、学校における集団接種を実施しないこととしております。  新型コロナウイルスに感染した方や医療従事者に対する誹謗中傷の防止に加え、現在はワクチンを接種できない方や接種をしない方に対する差別的な扱いの防止や相談窓口の周知などについても市のホームページなどで呼びかけております。 ○議長(中山一男君) 湯瀬弘充議員。 ○2番(湯瀬弘充君) ありがとうございます。体質やアレルギー反応などにより、ワクチン接種をどうしても受けられない方もいらっしゃいます。ぜひとも慎重な対応をよろしくお願いいたします。  続きまして、次の質問に移ります。  大湯小学校の通学路における安全対策についてお伺いいたします。  歩道の安全性について。  現在の大湯小学校の通学路について、国道103号から開明橋に向かう道路には整備された歩道はなく、縁石がない白線の外側を児童が歩いている状況にあります。今年度から大湯児童クラブへ放課後に通う経路にもなっている道路で、児童の往来が多い経路であります。  今までも問題なく通っていた道路ですが、道の駅おおゆの建設以降、県外ナンバーの大型車も通り、非常に危ない状況になっております。また、大湯環状列石世界文化遺産登録に伴い、今後さらに交通量が増え、危険度が増すことが懸念されております。  鹿角市の将来を担う子供たちが重大な事故や事件に巻き込まれる前に対策が必要と考えますが、本市はどのような考えか伺います。 ○議長(中山一男君) 教育長。 ○教育長(畠山義孝君) 湯瀬弘充議員のご質問にお答えをいたします。  大湯小学校通学路の安全対策についてでありますが、現在、大湯小学校の児童が学校から大湯児童クラブまでの移動に利用している市道大湯小学校通り1号線には、両側に白線を引いた路側帯が設けられており、開明橋の部分を除き、この路側帯はおおむね1メートル以上の十分な幅が確保されております。  通学路につきましては、警察などによる児童への交通安全の指導をはじめ、毎年実施しております学校やPTA代表者、警察、道路管理者などで現地確認を実施し、施設管理者等への改善要望や危険箇所の安全対策に取り組んでおり、引き続き関係機関と連携をしながら、さらなる通学路の安全確保に努めてまいります。 ○議長(中山一男君) 湯瀬弘充議員。 ○2番(湯瀬弘充君) この道路ですが、雪が降りますと白線も見えない状況でありますし、橋のところに雪がたまって道幅が狭くなり、児童が車道を歩いている状況も見受けられますので、ぜひとも慎重な早期の対応をよろしくお願い申し上げます。  続きまして、SDGsについて質問させていただきます。  SDGsの認識度について。  令和3年度から開始された第7次鹿角市総合計画におきまして、SDGsを組み込んだ政策が取られております。持続可能な開発目標を推進するに当たり、これに対する当局側の認識度、理解度が重要不可欠になると考えられますが、市職員のSDGsに対する認識度、理解度はどの程度あるのか伺います。 ○議長(中山一男君) 市長。 ○市長(関 厚君) SDGsは、ご承知のとおり2015年の国際連合総会において採択されました、持続可能な開発のための2030アジェンダの中心的な考え方であります。また、発展途上国だけでなく、先進国も含め、人類及び地球の持続可能な開発のために達成すべき具体的な目標を示したもので、2030年に向けた17のゴールと169のターゲットから成るものであります。  本市では、ご承知のとおり、第7次鹿角市総合計画の策定段階でSDGsの意義と自治体が果たすべき役割を踏まえ、今申し上げました17のゴールと169のターゲットごとに関連する施策を整理しております。  また、地域レベルの課題解決を図っていくために、第7次総合計画に掲げた成果指標を達成していくことが世界共通の目標達成に符合するものであり、鹿角市職員一人一人がこのことを十分に認識し、計画を推進しております。 ○議長(中山一男君) 湯瀬弘充議員。 ○2番(湯瀬弘充君) 回答ありがとうございます。  このSDGsにつきまして、市の職員の皆様はセミナーなどを受けられたということでしょうか。
    ○議長(中山一男君) 総務部長。 ○総務部長(佐藤康司君) 特に市の職員が研修をしたということはございませんが、先ほど市長がご答弁申し上げましたように、SDGsにつきましてはこれまで6次総でも取り組んできた内容でもそれにつながるものがなかったかといえばそうではなくて、今回17の目標について、7次総の策定に当たりまして、改めて見える化したと言えるかと思います。これによりまして、職員が自ら担当している日常の事業がSDGsの目的にかなっていることを改めて認識できるという構成になっておりますので、事業実施に具体的に取り組むことによって、その目的が果たされていくと考えております。 ○議長(中山一男君) 湯瀬弘充議員。 ○2番(湯瀬弘充君) このSDGsを理解していく上で、今までの事業やその政策であったり、そういったものに組み込まれているというお話でしたが、職員のみならず、議員また市民の皆様も理解していくのが大切だと思っております。そういった方に対してのセミナーや、そういった場を設けるなど、必要と感じますが、どのようなことを考えているのかお伺いいたします。 ○議長(中山一男君) 総務部長。 ○総務部長(佐藤康司君) やはり一つ一つの取組、SDGs全体の大きな考え方につきましては、市のホームページ等々でも紹介しておりますけれども、具体的に全市民などを対象にした講座が必要かどうかということにつきましては、いろいろなところで紹介されていることもありまして、改めて講習を開くというよりは、一つ一つの取組がSDGsにつながるということを意識しながら、あるいは意識していただきながら、市の事業に取り組んでいくことが市民の啓発にもつながっていくものと考えてございます。 ○議長(中山一男君) 湯瀬弘充議員。 ○2番(湯瀬弘充君) ありがとうございます。このSDGsに関しましては、これからもっと市民の皆様と議員、職員の皆様の理解度が本当に重要不可欠になってくると思いますので、ぜひともこれからの対応をよろしくお願いいたします。  続いての質問に移ります。  統廃合により使われなくなった校舎の今後について質問いたします。  空き校舎の利活用について。  この質問については以前からの課題であり、前市長は企業への貸付け、売却、老朽化が進んでいるものに対しては解体という考えでありましたが、関市長においては、空き校舎、また空き校舎になる予定の建物の利活用について、どのような考えがあるのか伺います。 ○議長(中山一男君) 市長。 ○市長(関 厚君) 鹿角市の校舎4施設のうち、旧平元小学校につきましては、今月下旬から柴平児童クラブとして活用する予定としております。そのほかの3施設につきましては、行政目的のない普通財産でありまして、このうち建築年が比較的新しい旧草木小学校、旧末広小学校につきましては、適切に管理しながら、民間企業などへの貸付け、売却などの利活用策を検討してまいります。  旧花輪北小学校につきましては、建築から50年以上が経過し、老朽化が進んでいることに加え、平成25年の豪雨災害で浸水被害が発生したこともあるため、現時点で利活用の予定はなく、今後解体を前提として検討してまいります。  なお、鹿角市学校等再編計画につきましては令和2年度で完了していることから、現時点でさらに空き校舎が増える予定はありません。 ○議長(中山一男君) 湯瀬弘充議員。 ○2番(湯瀬弘充君) ありがとうございます。利活用につきましては、後世にも残る建物と思いますので、市民の方々からの意見なども重視して進めていくことが必要であると思います。ぜひとも慎重によろしくお願い申し上げます。  続いて産婦人科についての質問です。  先日の一般質問においても回答されておりますが、改めてお聞きいたします。  産婦人科の分娩再開は、鹿角地域に住む出産予定がある方、また、これからの若者にとっても最重要課題であります。公約に掲げられていた産婦人科の分娩再開は、ただならぬ尽力と努力が必要と思いますが、現在の動きや進行度を伺います。また、いつ頃を分娩再開の目標にしているのかも併せて伺います。 ○議長(中山一男君) 市長。 ○市長(関 厚君) 産婦人科などの医師の不足の解消は本市の最優先課題でありまして、地域に必要な医療の維持、充実のため、医療機関等と連携し、医師確保策の取組を強化するとともに、必要なときに適切な医療を受けられる地域医療体制の構築に向け、取組を急いでおります。  特に産婦人科の分娩機能再開に向け、市長就任後、直ちにかづの厚生病院をはじめ、秋田県、岩手医科大学、JA秋田厚生連、そして鹿角市鹿角郡医師会などの関係機関を訪問いたしました。その際に、私の公約である産婦人科の分娩機能再開地域医療体制の充実について説明するとともに、それぞれの組織の考え方について伺っております。  現在は、これらの関係機関から伺ったお話を基に、現状分析や課題について整理を行っているところであります。引き続き協議を重ねながら、分娩機能再開を目指して、全力で取り組んでまいります。 ○議長(中山一男君) 湯瀬弘充議員。 ○2番(湯瀬弘充君) ご回答ありがとうございます。  また、分娩再開時期の質問に対しまして、具体的な目標についても少し教えていただければと思います。 ○議長(中山一男君) 市長。 ○市長(関 厚君) 目標ということでありますが、2か月かけていろいろと機関を回りましたが、8月中旬から、ご承知のとおり、コロナウイルス感染警戒レベルが4ということでありまして、県を越えて説明に行けないという状況があります。今、そういうところを踏まえまして、何とか頑張って関係機関のいろんな打合せなどを集中して取り組んでまいりたいと思っております。 ○議長(中山一男君) 湯瀬弘充議員。 ○2番(湯瀬弘充君) 不要不急な県外の往来などを控えるという県の方針でありますが、この件に関しまして、私は不要不急ではなく、早急に進めなければならない課題と思いますが、その点についてはどうお考えでしょうか。 ○議長(中山一男君) 市長。 ○市長(関 厚君) 不要不急な県外への移動ではないということは私も重々承知しておりますが、私自身がコロナ対策で不要不急の県外への移動について自粛するように先頭に立って、またお願いをしているという立場でもあります。コロナ対策は今最優先ということですのでご理解をいただきたいと思います。 ○議長(中山一男君) 湯瀬弘充議員。 ○2番(湯瀬弘充君) ありがとうございます。様々な点からの問題があると思いますが、ぜひとも早急な対応をよろしくお願いいたします。  続きまして、観光・飲食店について質問いたします。  持続的な支援について。  昨年から新型コロナウイルス感染症の拡大により地域経済が落ち込んでおります。ワクチン接種により少しは回復すると思われておりましたが、現状は期待を裏切り、ひどくも感じられます。対策としてプレミアム付商品券などの発行を行っておりますが、一時的な応急処置とも感じ取れます。もっと持続的な対策が必要と感じられますが、どのような考えがあるのか伺います。 ○議長(中山一男君) 市長。 ○市長(関 厚君) 鹿角市における経済対策につきましては、これまで資金繰り支援のための利子補給制度雇用維持支援のための雇用調整助成金への上乗せ助成、宿泊・飲食店等を対象とした事業継続支援金などの直接的支援に加えまして、プレミアム付商品券や観光クーポン券の発行などを実施してきたところであります。  プレミアム付商品券や観光クーポン券などの発行によりまして、市内や近隣の個人単位の利用が人の流れを生んでいるほか、地域内での経済の好循環が生まれているものと捉えております。特に、昨年度のかづのに泊まってエールキャンペーンや現在実施しておりますプレミアム観光券事業によりまして、これまで利用のなかった宿泊施設や店舗でリピーターの獲得といった新たな人の流れにつながっております。  コロナ禍の影響は、今、議員ご指摘のとおり、観光業、飲食店だけでなく、幅広い業種に広がっているものと認識しております。このため、この後、市内の事業者の事業継続を支援する補正予算を追加提案したいと考えております。今後につきましても、市内や近隣からの人の流れを生むことが持続的な経済対策につながるものと考えておりますので、引き続き市内経済の動向を注視しながら、効果的な取組を進めてまいります。 ○議長(中山一男君) 時間となりましたので、以上で湯瀬弘充議員の質問を終わります。     (2番 湯瀬弘充君 降壇) ○議長(中山一男君) 暫時休憩いたします。     午前10時31分 休憩 ──────────────────────〇 ─────────────────────     午前10時32分 再開 ○議長(中山一男君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。  次に、順位6番、湯瀬誠喜議員の発言を認めます。湯瀬誠喜議員。     (4番 湯瀬誠喜君 登壇) ○4番(湯瀬誠喜君) おはようございます。鹿山会、湯瀬誠喜と申します。  私も3月の市議会議員選挙で当選をさせていただきまして、今回初めての一般質問ということになります。どうぞよろしくお願いを申し上げます。  また、関市長におかれましても、まずはご当選、誠におめでとうございます。市長になられてからまだ2か月たったくらいですので、前市長の掲げた政策をこなしている最中かと思います。これから関市長の公約を実現されて、よりよい鹿角市に持っていかれるように、多くの市民の方々が期待されていることだと思いますので、どうぞよろしくお願いを申し上げます。  それでは、順番に質問をさせていただきます。  まず最初なんですが、保育園についての待機児童について伺いたいと思います。  全国的に少子高齢化という問題が大きく取り沙汰されていますが、本市においてもこのような問題は顕著な問題だと思います。また、市長も人口減少問題が本市の一番の課題、重要課題だというお話もされていましたので、すごく大事なことだと思います。  昨年、本市での出生数というのは123人だと思いますが、この123人、例年に比べるとやはり少なくなっているのが現状だと思います。こういう子供方を鹿角市の宝として、鹿角市全体で見守りながら健全に成長されるように手助けしていかなければいけないものと考えます。  そこで、現在の保育園の状況、待機児童について伺います。実際、待機児童というのは何人かいらっしゃるんでしょうか。 ○議長(中山一男君) 市長。 ○市長(関 厚君) 湯瀬議員のご質問にお答え申し上げます。  本市における保育園の待機児童についてでありますが、国の定義によりますと、保育の必要性の認定がなされ、保育所等の利用の申込みがされているが、利用していないものとされておりますが、市内の認可保育所と認定こども園におきまして、この定義に基づく待機児童は現在発生しておりません。  なお、国の定義では、保育所等を現在利用しているが、第1希望の保育所等でないため転園希望が出されている場合や、他に利用可能な保育所等の情報提供を行ったにもかかわらず特定の保育所等を希望し待機している場合などは、待機児童数に含めないこととされております。 ○議長(中山一男君) 湯瀬誠喜議員。 ○4番(湯瀬誠喜君) ありがとうございます。それは国で定められていることですので、十分分かるわけですが、本市においても、特にゼロ歳児に限るのかな、ゼロ歳児の方が多いと思うんですが、子供の誕生日にもよると思うんですが、どうしても年度途中、入所を希望される方が多いと思うんです。しかし、今、市長がおっしゃったように、自分が希望するところに入れないという方がどうしても多く、そういう声が聞こえます。  なぜ希望したところに入れないのかということなんです。今、市長からお話があったとおりになると思うんですが、行政に携わる方というのは、こういうことが分かっていると思うんです。ところが一般の市民の方々というのは、待機児童がゼロということは、お願いしたらいつでもお願いした保育園に入れるんじゃないかと思っている方が多いと思うんです。その辺がちょっと行政と一般市民の感覚のずれを感じます。その辺を解消できるように何とかお願いしたいと思います。  ゼロ歳児の途中入園が厳しいということは、その問題に直面した人でないと分からないと思うんですよ。その直面した方も、何か月か我慢すれば年度初めから希望するところに入れるわけです。ですので、何か月かのところで我慢している方がすごく多いと思うんです。そういうこともあると思いますし、その方が終われば次の方がまた同じ状況に陥るということもあると思います。鹿角市は子育て支援の充実というのがアンケートの中でも上位3番目に入っていることでもありますので、どうかその充実のためにもご検討をいただきたいと思います。  その対応策といいますか、そういう児童もすぐ入れる、いつでも入れるということを考えますと、保育士の数の問題というのが考えられることだと思うんです。保育士の数というのは、児童の数にもよると思います。ゼロ歳児とか1歳児、2歳児、3歳児と、1人の保育士が受け持てる人数というのは違ってくると思うので、一概に児童数がこのぐらいだから保育士がこのぐらいで間に合うということではないと思うんですが、実際市内の保育士の状況といいますか、幾らか余剰的な保育士はいるんでしょうか。 ○議長(中山一男君) 湯瀬議員、②のゼロ歳児の場合の年度途中からの入園希望者が多くなっているが、希望どおりいかない云々という質問の答えはよろしいですか。 ○4番(湯瀬誠喜君) 最初に伺ったのでいいです。 ○議長(中山一男君) そうですか。できるだけ、まず区切って聞いてもらえれば。  そうすれば、今の3番目について、答弁をお願いします。市長。 ○市長(関 厚君) 2番目の質問も簡単に答弁いたします。今、湯瀬議員がお話ししたとおり、ゼロ歳児の対応ということで市民の中からも要望があるということを伺っておりまして、特に今までは、入園の調整については毎年入園申込みを受けて、保護者の希望に沿うよう調整を行ってきましたが、これから年度途中に入園する場合、その時点で入園可能な園のみを案内している状況ですが、今後、新年度の入園申込みの際に、年度途中での入園を希望している方からも仮申込みをいただくということで検討しております。  それから、保育士のほうでございます。保育士の市内における数につきましては、臨時保育士を含め、公立の保育所及び認定こども園に150人、私立の保育所に33人が配置されております。  保育所の待遇につきましては、私立の保育所には、子ども・子育て支援法に基づき、国の基準による基本分の人件費と職員の配置状況や事業の実施体制による加算分の人件費を基に算出した施設型給付費で委託しております。県内の私立の保育所、認定こども園、幼稚園は、共通の基準により算定された施設型給付費によって運営されておりますので、県内の各法人等の給料表に大きな差はないと考えております。  なお、指定管理をしております公立の保育所及び認定こども園の職員の待遇については、市内の私立の保育所と同等となっているところであります。 ○議長(中山一男君) 湯瀬誠喜議員。 ○4番(湯瀬誠喜君) 今、待遇のところまでお話しいただいたわけですが、大体分かるんですね。そういうのは分かるんですが、どうしても保育士が足りない状況というのは出てくるのかなと思います。保育士を増やすことが解決策の一つにはなると思うんですが、保育士を増やすということはできないんでしょうか。 ○議長(中山一男君) 健康福祉部長。 ○健康福祉部長(金澤 修君) お答えいたします。  保育士の確保についてでありますが、国の保育士の配置基準は、4歳児以上が30人に対して1人、3歳児が20人に対して1人、1歳児及び2歳児が6人に対して1人、ゼロ歳児は3人に対して1人と決まっております。市では、ゼロ歳から2歳児の入園希望が増えておりますことから、必要とする保育士の数は増加傾向にあります。また、延長保育や特別な支援が必要な児童への対応など、複雑多様化する保育ニーズに対応するために国の配置基準を上回る職員数が必要となっておりますことから、引き続き県の保育士資格を取得するための修学資金制度の周知、さらには再任用制度の活用により、保育士の確保に努めてまいりたいと考えております。 ○議長(中山一男君) 湯瀬誠喜議員。 ○4番(湯瀬誠喜君) 今、おっしゃられたとおりだと思います。児童の年齢によって保育士の数というのは変わってくるとは思うんですが、単純に考えますと、保育士を増やしたほうがいつでも対応できるのかなと思います。  そしてまた、保育士を増やすことというのは、例えば資格を取るためには県外の学校に行かれるわけですよね。市長もよくおっしゃっていましたが、地元から離れた方にまた帰ってきていただきたいと。そういうことも大事になってくると思います。一旦、そういう学校等に行って卒業されるときに、いろんなところの条件を見ると思うんですよ。それを比べた上で県外にそのまま残られるという声も多く聞かれます。その辺の待遇をちょっと改善していただいて、少しでも帰ってきていただくように、また、帰ってきていただくことというのは、今現在働いていらっしゃる保育士の負担の軽減にもなることだと思いますし、雇用の確保といったものにもつながってくるんじゃないかなと思います。また帰ってきていただいて、その方が地元で暮らして結婚して子供も産んでもらえれば、なお喜ばしいことかと思いますので、どうぞ前向きな検討をよろしくお願い申し上げます。  次に、世界遺産に登録されました大湯環状列石について伺います。  去る7月27日に、大湯環状列石を含む北海道・北東北の縄文遺跡群が世界文化遺産として登録されました。特に大湯環状列石に関しては国の特別史跡にも指定されておりますので、中でも重要な遺跡だと思います。本市にとっても遺跡の魅力の発信はもとより、経済的な大きな起爆剤にもなるものと思いますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。  その中で質問をいたします。これも前から何回も取り沙汰されていることなんですが、ユネスコから不適切な建造物の撤去と、また、影響の軽減を図るようにと求められていると伺っています。県道の移設についてはよく話題にも上がることですので、皆さん知っていることだと思うんですが、県道の脇に送電線とか電柱があるわけですね。そういうものはこの不適切な建造物というものの中に入るんでしょうか。また、それ以外にも不適切な建造物というのはどういうものがあるのか、分かる範囲で結構ですので教えていただければと思います。 ○議長(中山一男君) 教育長。 ○教育長(畠山義孝君) 湯瀬誠喜議員のご質問にお答えをいたします。  不適切な構造物の撤去についてでありますが、大湯環状列石では、万座環状列石と野中堂環状列石を分断している県道十二所花輪大湯線が不適切な構造物に該当いたします。このほかに、県道沿いに設置されている電柱及び送電線についても不適切な構造物に該当いたします。イコモスの勧告では、これらの構造物の撤去もしくは影響を軽減することが指摘をされておりますので、県道移設とともに送電線についても移設を行うこととなります。 ○議長(中山一男君) 湯瀬誠喜議員。 ○4番(湯瀬誠喜君) ありがとうございます。そういったものの不適切な建造物というものは県も関係してくることだと思いますので、本市単独でできることではないと思います。県と協議をしながら、適切に進めていただきたいと思います。  県道の移設についてですが、大湯環状列石そのものが鹿角市のことであるので、県との連携も大事かと思うんですが、本市独自の移設のルート計画といいますか、案といいますか、そういうものはあるのか、また、今までそういう話はあったのか、お知らせいただきたいと思います。 ○議長(中山一男君) 教育長。 ○教育長(畠山義孝君) 事前のご通告では、県道移設のルートの計画ということでございましたので、これに基づいてご答弁申し上げたいと思います。  世界遺産登録における勧告を受けまして、先般、市長が県知事に対し、県道移設に係る円滑な事業推進について要望をいたしたところであります。県からは、今後、県道移設に向けて航空測量や現地調査等を行い、移設ルートの検討を進める予定であることを伺っており、測量等の詳細な調査を経て移設可能なルートが示されてくるものと考えております。  また、ルートの検討に当たっては、地域へのアンケート調査のほか、市や関係機関との協議を行いながら、ユネスコへの定期報告が予定されている6年後をめどに着工を目指していると伺っております。  市独自の案の検討について触れられましたが、ご承知のとおり、県道でありますので、道路管理者である県の責任の下にこういった事業が進んでいくというのがまず第一義であろうかと思っております。したがいまして、市が独断で県に先駆けて案を練るとか、そういったことは控えるべきだと思っておりまして、現段階でもこれからもその姿勢は崩さずに県と十分協議をしながら、また文化庁等のアドバイスをいただきながら進めていくことになろうかと思います。 ○議長(中山一男君) 湯瀬誠喜議員。
    ○4番(湯瀬誠喜君) ありがとうございます。よく分かりました。  それでは、次の送電線、またその他の構造物についても同じようなことでよろしいでしょうか。関係各位とお話合いができているのかということも、それも県の絡みということで、今のご説明のとおりでよろしいでしょうか。 ○議長(中山一男君) 教育次長。 ○教育次長(花ノ木正彦君) その他の関係機関との協議についてですけれども、先ほど答弁申し上げたように、県道移設のルート設定が具体的になった、その進捗と合わせて協議を進めたいと考えております。 ○議長(中山一男君) 湯瀬議員、できるだけ質問要旨に沿って質問をお願いします。湯瀬誠喜議員。 ○4番(湯瀬誠喜君) ありがとうございます。  それでは、次に移ります。  観光客の皆さんとか、地元の皆さんの意見とかを伺いますと、遺跡だけでなく、飲食できる施設ですとかお土産品を扱う施設、そういったものも検討されてはいかがかという声が聞こえるんですが、それについては何かお考えがあるんでしょうか。 ○議長(中山一男君) 教育長。 ○教育長(畠山義孝君) お答えをいたします。  飲食や土産品を取り扱う施設についてでありますが、大湯ストーンサークル館には施設内に飲食店などの機能を設けておらず、これまでは駐車場周辺に市民の方が仮設の店舗を設置するなどしておりましたが、これについては景観保全の関係から本年中に限ることとしております。また、今年度からは、限られたスペースではありますが、館内にお土産品などを扱う売店コーナーを大湯SCの会が設置しております。  世界遺産登録以降、例年を上回る来場者と土産品などを求める声が多く寄せられておりますが、現状で施設内に売店や食堂を設置できる十分なスペースや機能を備えていないため、対応が難しいことから、今後、策定を予定しております世界遺産登録後の遺跡の保存活用を図るための新たな保存活用計画の中で、ガイダンス施設である大湯ストーンサークル館の機能向上についても検討をしてまいります。 ○議長(中山一男君) 湯瀬誠喜議員。 ○4番(湯瀬誠喜君) ありがとうございます。どうぞよろしくご検討をお願いしたいと思います。  今のストーンサークルのエリア内では厳しいところがあると思いますので、この県道移設と併せて、ストーンサークルのエリアに影響しない、そういったエリアに民間から募ってお店をつくられてもいいのかなと思いますので、どうぞご検討をよろしくお願い申し上げます。  それでは、次の質問に移らせていただきます。  市営住宅について伺います。もう時間もないですので、簡単に伺います。  現在、毛馬内住宅に新築中の住宅があるんですが、そこの入居状況について伺います。よろしくお願いします。 ○議長(中山一男君) 市長。 ○市長(関 厚君) 新たな毛馬内住宅の入居状況についてでありますが、毛馬内住宅の建て替え事業につきましては、老朽化した毛馬内住宅、松山住宅、浜田住宅の3つを新たな住宅団地に集約し、50戸を整備するものでありますが、現在は昨年度に完成した全16戸に入居いただいております。現在入居しております住宅は、子育て世帯を想定した広い間取りの住宅が中心であったことから、建て替え対象の3住宅からの移転者のほか、四の岱住宅の入居者で広い間取りへの移転を希望された方にも入居いただき、残りは一般公募により入居者を募ったものであります。 ○議長(中山一男君) 湯瀬誠喜議員。 ○4番(湯瀬誠喜君) 今、市長からあったように、毛馬内住宅、松山住宅、浜田住宅、そういったところの老朽化によって今建てられたということなんですが、最終的に50戸ですか。これは今ある毛馬内住宅、松山住宅、浜田住宅に現在も住まわれている方がいると思うんですが、その方々は、皆さんこの新住宅に入られるということでしょうか。 ○議長(中山一男君) 建設部長。 ○建設部長(中村 修君) 建て替え事業ですけれども、毛馬内住宅、浜田住宅、松山住宅合わせまして59戸となっておりますけれども、住宅を建設するに当たりまして、当時、入居者に対して入居するか、移転するかしないかという調査をしております。それを基にしまして50戸という戸数にしております。 ○議長(中山一男君) 湯瀬誠喜議員。 ○4番(湯瀬誠喜君) じゃあ移られない方もいるということでしょうか。 ○議長(中山一男君) 建設部長。 ○建設部長(中村 修君) 住宅を新しくしますと、家賃の関係もありますので、全戸が移転するという希望ではございません。 ○議長(中山一男君) 湯瀬誠喜議員。 ○4番(湯瀬誠喜君) 分かりました。できるだけ移っていただけるように、経済支援といいますか、そういうのも考えてもいいのではないかなと思いますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。  次の質問に移りますが、現在、錦木と尾去沢地区に旧雇用促進住宅というものがあるんですが、よく市民からはあの住宅は使えないものかというお話も聞くんですが、この旧雇用促進住宅の維持管理というのはどのようになっているんでしょうか。 ○議長(中山一男君) 市長。 ○市長(関 厚君) 今おただしの雇用促進住宅でありますが、この住宅は国の特殊法人である旧雇用促進事業団が勤労者向け住宅として整備したものであります。2017年に、事業団の後身であります独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構が全国の雇用促進住宅を一括して売却しておりまして、現在は民間の不動産会社が所有する物件となっております。 ○議長(中山一男君) 湯瀬誠喜議員。 ○4番(湯瀬誠喜君) 分かりました。民間が所有しているということですので、あまり多くは言われないと思います。  それでは、次の質問ですが、旧毛馬内住宅と同時期に建てられている大湯四の岱住宅があります。先ほど、今、新築中の住宅に空きがあれば四の岱住宅からも入居というお話がありましたけれども、この四の岱住宅に関して、改築ですとか新築、また移転、そういう予定とか計画等があるのかを伺います。 ○議長(中山一男君) 市長。 ○市長(関 厚君) 四の岱住宅の改築などの計画でございますが、四の岱住宅につきましては、新たな入居者の募集は行わず、当面は新たな毛馬内住宅への移転希望者を募るなど、住宅の集約を図っていくこととしておりますことから、今後の改築等の予定はございません。 ○議長(中山一男君) 湯瀬誠喜議員。 ○4番(湯瀬誠喜君) 毛馬内住宅に入られない方、入れない場合は、今の住宅にそのままということなんでしょうか。耐用年数もかなりたっていると思うんですが、これについては検討していただくことはできないんでしょうか。 ○議長(中山一男君) 建設部長。 ○建設部長(中村 修君) 四の岱住宅の改築等の計画についてでありますけれども、市営住宅の整備につきましては、鹿角市公営住宅等長寿命化計画におきまして将来的な方向性を定めております。昨年度、第7次鹿角市総合計画などとの整合を図りまして、5年ごとの見直しを行ったところであります。  長寿命化計画の中で、今後の本市の想定人口と国の標準的試算方法によりまして市営住宅の必要量を推計しておりますが、毛馬内住宅建て替え後の総数465戸に対しまして、10年後の必要戸数は168戸少ない307戸と算定しております。  また、団地ごとの将来的な管理方針を判定するに当たりまして、立地や需要等の社会的特性や躯体の状況等の物理的特性から客観的に勘案し、継続管理する団地として花輪駅西住宅、高井田住宅及び新たな毛馬内住宅の3団地を選定しております。残りの必要戸数につきましては、寺の上、新堀及び四の岱住宅の中からライフサイクルコストや計画期間を考慮して選定した結果、最も古い四の岱住宅を用途廃止対象として方針を定めたところであります。  先ほど市長も申しましたけれども、こうした長寿命化計画の方針に基づきまして、四の岱住宅につきましては新たな入居者募集を行わず、当面は毛馬内住宅への移転希望者を募るなど、住宅の集約化を図っていくこととしておりますので、今後の改築等の予定はないという状況であります。 ○議長(中山一男君) 時間となりましたので、以上で湯瀬誠喜議員の質問を終わります。     (4番 湯瀬誠喜君 降壇) ○議長(中山一男君) ここで、11時12分まで休憩いたします。     午前11時03分 休憩 ──────────────────────〇 ─────────────────────     午前11時12分 再開 ○議長(中山一男君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。  次に、順位7番、金澤大輔議員の発言を認めます。金澤大輔議員。     (7番 金澤大輔君 登壇) ○7番(金澤大輔君) 鹿真会、金澤です。  それでは、早速質問に入らせていただきます。  1、市長の市政ビジョンについて伺います。  若い人が働けるまちづくりをするため、鹿角に多くの仕事や事業を持ってくる、産婦人科をはじめとする病院や介護施設の充実を直近の課題として取り組んでいくというのが選挙時の主張でありましたが、これまでの経歴とパイプを生かすというイメージと、鹿角に多くの仕事や事業を持ってくるという強い決意表明に心を動かされ、期待している市民が数多くいることと思います。  ただ、先日の施政方針では、その辺についてはあまり触れられていなかったように思うのですが、どのような多くの仕事や事業を持ってくるのか。昨日の児玉悦朗議員への答弁からすると、物流とITを結びつけた事業やこれまでのパイプを生かしての工場の誘致などを考えておられるようですが、現時点でのそれぞれの具体的な動きと計画があるのか伺います。 ○議長(中山一男君) 市長。 ○市長(関 厚君) 若い人が働けるまちづくりにつきましては、北東北の中心に位置する特性と私がこれまでのキャリアで培った人脈を生かして、今後の成長が期待される再生可能エネルギー関連事業や情報サービス関連事業など、若者が働きたくなる企業や業種の誘致や集積を進めてまいります。  特に、前日答弁しましたとおり、鹿角市の製造業は高い技術力から地域の経済、雇用を支える屋台骨となっておりますが、企業立地促進事業の高度化支援で設備投資の促進を図るほか、新規取引の開拓や地域内取引の活性化、人材育成、人材確保への支援を強化することで労働生産性や企業価値を高め、若者や女性が働きたくなる職場環境を備えた企業を増やしてまいります。  産婦人科等の医療施設や介護等の充実につきましては、医療施設については、市長就任後、直ちにかづの厚生病院や岩手医科大学、秋田県、秋田県知事などを訪問し、産婦人科をはじめとした地域医療の充実に関しましてご意見をいただいております。今後、それらの意見を整理し、さらなる協議を重ねながら、医師確保策に取り組んでまいります。  今回、補正予算でお願いをしております、小児科及び呼吸器内科の医師2名が来年度、花輪地区に診療所を開設する意向を示しており、市民の身近な存在となるかかりつけの開業医が増えることになり、地域医療体制の充実につながるものと考えておりますので、引き続き必要なときに適切な医療を受けられる地域医療体制の構築に努めてまいります。  介護の充実につきましては、本市の高齢者数は今後5年間で緩やかに減少していくものと推計しておりますが、64歳以下の人口も減少することから、介護を支える人材の不足が顕在化しております。福祉人材の育成や確保が重要な課題の一つとなっております。  こうした状況を踏まえまして、市といたしましては、高齢者が住み慣れた地域で可能な限り自立した日常生活を営むことができるよう、必要な介護サービスの充実と提供を進めるほか、福祉人材の育成や確保に向けた支援策を講じてまいります。 ○議長(中山一男君) 金澤大輔議員。 ○7番(金澤大輔君) 仕事についてですけれども、女性と若者に選ばれるまちづくりが重要であることはこれまでも言われ続けてきたことでありますが、そのためには若い人や女性に選ばれる企業の誘致や市内の企業の働き方改革の導入が必要になってくると思うのですが、その辺は市として市内の企業に働きかける、もしくは協力を要請していくことが必要ではないかと考えるのですが、市長の考えとしてはいかがでしょうか。 ○議長(中山一男君) 産業部長。 ○産業部長(花海義人君) ただいまのご提言の市内企業への働きかけにつきましては、以前から市内企業を訪問しまして、例えば賃金の改善とか女性が働きやすい職場づくりとか、そういったことをいろいろ話し合いながら進めているところであります。 ○議長(中山一男君) 金澤大輔議員。 ○7番(金澤大輔君) 分かりました。  次に移ります。  ②の産婦人科分娩機能の再開についてですが、市長の市政ビジョンでは、これまでのパイプを生かして再開しますと言い切っていますが、当てがあって、めどはついていての話だったのでしょうか。こうするからできるという青写真があるのか、それともただの意気込みなのか、市民が知りたいのはそこだと思うのですが、お考えを伺います。 ○議長(中山一男君) 市長。 ○市長(関 厚君) 産婦人科の分娩機能再開を望む声は、私が市長選挙に臨むに当たって多くの市民からいただいたご意見でもあります。産婦人科を含めた医師確保の問題につきましては、確かに一朝一夕に解決に結びつくものではありませんが、まずは地元の医療機関や秋田県、医師を派遣している大学等の考えを聞いた上で取り組んでいくことが重要であると考えております。そうした関係機関の考えを改めて整理し、現状と課題について確認しながら分娩機能再開を目指して全力で取り組んでまいります。 ○議長(中山一男君) 金澤大輔議員。 ○7番(金澤大輔君) ということは、青写真みたいなものはなかったということでよろしいですか。 ○議長(中山一男君) 市長。 ○市長(関 厚君) 今回の産婦人科をはじめ医療体制全てにつきまして、関係者がおります。そういう形で、今回その方々と直接接触して進めておりますので、そういうフレームワークの中で実現を目指すということであります。 ○議長(中山一男君) 金澤大輔議員。 ○7番(金澤大輔君) 現在、進捗状況みたいなものはありますでしょうか。 ○議長(中山一男君) 市長。 ○市長(関 厚君) 前日も今日もご答弁したとおり、コロナの関係で県を越える移動ができないというようなことで、折衝が今止まっているところがありますが、そういう折衝のところを進めながら、また、特に厚生労働省の友人であった方とも十分に打合せしながら今進めております。 ○議長(中山一男君) 金澤大輔議員。 ○7番(金澤大輔君) では、そのまま進めていただきたいと思います。  次に移ります。  新時代に即した大学、AI学校等の導入により、若くて有能な人材を育成しますとありますが、これは新たに市として大学など教育現場を設立するということなのでしょうか。それとも、単なる域学連携のことなのか、どのような計画を考えているのか伺います。 ○議長(中山一男君) 市長。 ○市長(関 厚君) 新時代に即した大学の導入に関する私のビジョンでありますが、鹿角市は長い歴史の中で国内外に誇る数多くの地域資源を生み出し、その資源を教育や産業に生かすことで地域を発展させてきた高い文化力を持つ地域であると認識しております。このまちのさらなる発展のため、未来に向かってチャレンジし続けられる人材を育成していくことが私の責務だと考えております。  鹿角市にあります先人顕彰館や秋田県果樹センターなどのポテンシャルの高い施設や尾去沢鉱山の発展を支えてきました鉱山技術等のネットワーク化を図りながら、地域の活性化をリードする若い人材の育成と若者が活躍できる魅力ある地域産業の潜在能力を引き出し、産業の付加価値を高めていきたいと考えております。  現在、鹿角市では、包括連携協定を結ぶ武蔵野大学と専門的研究を通じて地域課題の解決を図る域学連携を進めており、学生からの研究成果をまちづくりに生かしております。新たに実施したかづの未来アカデミー創造事業では、本市の中高生が武蔵野大学の学生とともにオンラインによる共同研究を実施するなど、デジタル化が進む中で、キャンパスがなくても大学教育を受けることができる環境の構築の可能性を見いだすことができております。  このようなネットワークをさらに強化し、多くの若者や企業、団体等が大学とともに研究を進め、地域課題を解決していく鹿角市版サテライトキャンパスとして発展させてまいりたいと考えております。 ○議長(中山一男君) 金澤大輔議員。 ○7番(金澤大輔君) 分かりました。  次の第7次鹿角市総合計画については、昨日の児玉議員と戸田議員への答弁がありましたので、同じ内容ですので省略させていただいてもよろしいでしょうか。 ○議長(中山一男君) 質問の要旨が変わらなければ省略して結構です。 ○7番(金澤大輔君) ということで省略させていただきます。  次に移ります。  3、企業誘致について。
     (1)まちなかオフィスへの誘致について。  まちなかオフィスの空き事務所に新しい企業が入居したようですが、まちなかオフィス自体への企業誘致はそれで終わりということになるのでしょうか。入居したレンタルオフィスAは592.3平方メートルと一番大きい部屋ですが、何名の社員が常勤に当たられるのでしょうか。新聞で見たところ、6名ほどと書いてあったように記憶しておりますが、以前入居していた企業は60名ほどの雇用につながっていたようですが、それを大きく下回る人数であれば、ほかの場所を勧め、オフィスAは引き続きスペースに見合った企業の誘致に取り組むべきではないかと思うのですが、あの広いスペースに入居させた理由を伺います。 ○議長(中山一男君) 市長。 ○市長(関 厚君) まちなかオフィスへの企業の入居でありますが、現在、福島県に本社を置き、主に再生可能エネルギー設備の開発や施工、メンテナンス等を行っている企業が本市を拠点に北東北3県で再生可能エネルギー設備の実証試験や導入、コンサルティング等を展開する計画を持ってレンタルオフィスAに入居しております。入居1年目には3人、3年後には6人の社員が常駐する計画で、現在進めておりますバイオマス発電事業が今後拡大した場合には計画以上の雇用も考えていることを伺っております。  入居に関しましては、決定した審査委員会では、委員から社員規模がスペースに見合わないとの意見もありましたが、ほかに入居希望者がないことや、再生可能エネルギー事業の先駆者として市内企業にとっての相談役のような存在になってほしいと期待する声のほか、新たな業態の企業の進出は地元就職の選択肢が増え、若者の地元定着にもつながるのではないかといった意見がありました。また、同企業の確かな技術力が高い評価を受けており、直近決算期の売上高が約130億円という規模であること、脱炭素化が進む中において、本市での事業展開の可能性などが総合的に判断され、決定されたものであります。  現時点では、レンタルオフィスAの入居企業を見直すことは考えておりませんが、今後の企業誘致活動におきまして、まちなかオフィスへの入居に適した企業があった場合は、現在入居しております企業と協議の上、オフィスの区画の変更等を検討してまいります。 ○議長(中山一男君) 金澤大輔議員。 ○7番(金澤大輔君) 分かりました。では、引き続き市長のパイプなどを生かして、企業誘致に取り組んでいただきたいと思います。  次に移ります。  (2)外貨獲得目的の企業誘致について。  前回も提案したのですが、新市長の意見も聞いてみたいと思い、再度提案させていただきました。  最近は雇用目的以外の企業誘致として、外から人を呼び込むための店舗誘致に取り組んでいる例が増えています。美郷町とにかほ市では、アウトドア用品大手のモンベルの誘致に成功し、美郷町では客足、売上げともに想定をはるかに上回る好調ぶりで、にかほ市はモンベルの店舗としては東北最大級の規模で、アウトドアアクティビティー拠点施設とし、集客を図る狙いだそうです。どちらも道の駅に隣接させ、そのエリアを起点にまちなか観光につなげていくという考えであります。  前回の質問では、道の駅おおゆと恋する鹿角カンパニーの関係がそれに当たるという答弁でありましたが、あんとらあについては触れられていなかったと記憶しております。あんとらあは敷地も広く、仕掛け方次第でもっと人を呼び込めると思います。本市でもサービスエリアに松屋が出店したことは、秋田初ということで話題になりました。秋田初や最大級といったワードは、発信力を強めます。そういった点と本市とのマッチング度をリサーチして、道の駅エリアへの店舗誘致に取り組んでみてはいかがかと強く思うのですが考えを伺います。 ○議長(中山一男君) 市長。 ○市長(関 厚君) 金澤議員のフェイスブックに、このモンベルの誘致について記載されておりまして、私も大変興味深く拝見したところであります。  道の駅かづのあんとらあにつきましては、施設の老朽化や近年の旅行ニーズとのミスマッチ、バリアフリー設備が不十分であるということで、収益の向上とにぎわいの創出を図ることをコンセプトとしてリニューアルしたところであります。  現在、コロナ禍における緊急事態宣言の発出等により移動が制限され、修学旅行や旅行代理店によるツアーもキャンセルや延期となる例が見られ、団体食堂の売上げが落ち込んでいる状況にあります。  一方で、個人旅行者向けであるレストランやマルシェ、そば屋のほか、祭り展示館については、月によってはここ数年で最高の売上げになるなど、外貨獲得につながっており、鹿角観光の拠点としての機能を果たしているものと考えております。  先ほどご指摘された松屋についても、私も先般行ってまいりましたが、コロナ禍の対策ということでアクリル板で一つ一つ区分しながら取り組んでいる姿を拝見したところであります。  今後、集客力の高い店舗の誘致につきましては、テナント等を希望する企業があれば、その意向を確認の上、協議に応じたいと考えておりますが、まずは当初のリニューアルコンセプトに基づき、あんとらあを魅力ある道の駅にすることに注力してまいりたいと考えておりますので、市が積極的にテナントを誘致することは現在のところ考えておりません。 ○議長(中山一男君) 金澤大輔議員。 ○7番(金澤大輔君) 今後、そういった方向で店舗誘致にもぜひ取り組んでいただくことを願いまして、次の質問に移ります。  ドローンの活用について。  昨日の成田議員の質問にもありましたが、市内の企業がドローン事業に本格的に参入することになったようですが、これを受けて、市としてこの企業へのバックアップや連携協力などを考えているか、または考えられないか伺います。 ○議長(中山一男君) 市長。 ○市長(関 厚君) 前日お答え申し上げましたとおり、ドローン事業へのバックアップや連携協力でありますが、このほどドローン事業に本格参入する市内企業につきましては、ドローンの代理店として機体の販売やメンテナンスを行うほか、農地への農薬散布、空撮事業、鳥獣被害対策等を想定した事業展開を計画されていると伺っております。  今後、産業政策へのドローンの活用方法については、私も先般参加させていただきましたが、旧花輪北小学校のグラウンドでドローンの飛行練習場としての活用や発表会等が開催されているわけでございますが、今後の市内企業における新たな事業への挑戦は、企業自身の成長や発展のほか、地域経済の活性化に寄与することが期待されることから、市といたしましてもこのような取組については積極的に応援してまいりたいと考えております。 ○議長(中山一男君) 金澤大輔議員。 ○7番(金澤大輔君) ぜひよろしくお願いします。  次に、大館市やにかほ市では、空き校舎を利用してドローンの開発や講習指導をして資格を与えるスクールに活用しております。本市での、旧花輪北小学校や旧平元小学校などの活用については、先ほどの答弁にもありましたので、旧草木小学校や旧末広小学校でも構いませんが、空き校舎をドローン事業に活用できないか考えを伺います。 ○議長(中山一男君) 市長。 ○市長(関 厚君) 通告はございませんでしたので、一般論になりますが、昨日も答弁させていただきましたとおり、ドローン事業につきましては、有人地帯における補助なし目視外飛行の実現に向けた新たな制度が創設されていますが、受入先につきましては、操縦資格取得のためのスクールを開設する場合、立地条件や周辺環境、面積等の基準を満たす飛行場の確保等の要件が必要となります。航空法の改正上、そういう練習場についての規格というのは大変厳しいと聞いております。企業の意向や先進事例などの情報収集を行いながら、活用の可能性を検討してまいりたいと考えております。  なお、先ほどもお話し申し上げました旧花輪北小学校の校舎の活用につきましては、平成25年の豪雨災害において浸水被害が発生したこともありまして、慎重な検討が必要であると考えております。 ○議長(中山一男君) 金澤大輔議員。 ○7番(金澤大輔君) にかほ市や大館市など、既に利活用されているところもありますので、そちらのほうも情報収集して進めていただきたいと思います。  次に移ります。  新型コロナ対策について。  妊娠中の方が感染した場合、重症化リスクが高いとされています。接種を迷っている妊婦さんもいまだいるのではないかと思うのですが、重症化のリスクが高いことを説明して接種を促してはどうかと思うのですが、本市ではどのように対応されているのか考えを伺います。 ○議長(中山一男君) 市長。 ○市長(関 厚君) 妊娠中の方のワクチンの接種でありますが、ワクチンが妊婦の方に悪影響を及ぼすという報告はなく、本市では予防接種法に基づいて接種を推奨しております。  本市の妊婦へのワクチン接種の進め方につきましては、医師会からアドバイスをいただきながら、未接種や予約をしていない妊婦の方及び同居する家族を対象に大規模集団接種の予約枠を拡大して優先的に接種を受け付けることとし、8月末に対象者に通知したところ、5組の方が9月4日に1回目の接種を終えております。  また、母子手帳交付時や妊娠後期の面談の際には、パンフレットを配付しながら、医療機関等での予約受付方法などを説明するとともに、接種を希望する場合にはかかりつけ医にも相談して進めるよう伝えております。  引き続き、面談や電話相談を通じて正しい知識を伝えていくことで、コロナ禍における妊娠中の不安を軽減できるよう支援してまいります。 ○議長(中山一男君) 金澤大輔議員。 ○7番(金澤大輔君) 関連になるんですが、先日、テレビのニュースで、感染してしまった妊婦さんの出産に当たった病院の医療現場の感染症対策と分娩の両立の難しさを伝える報道を見ました。もし市内の妊婦さんが感染もしくは出産間近で濃厚接触者となってしまった場合、搬送先や医療体制など、しっかりと母子ともに安全安心な体制が整えられているのか伺います。 ○議長(中山一男君) 保健医療専門官。 ○健康福祉部保健医療専門官村木真智子君) 県内の現状では、感染が確認された場合は、妊婦さんでも妊婦さん以外の方でも、県の調整本部という組織が医療機関への入院となるのか宿泊療養施設での療養とするのかという受入れの調整を図っております。妊婦さんの場合は、受入れ施設は出産対応の可能な医療機関になると考えております。  分娩のタイミングと感染のタイミングが重なった場合の取扱いですけれども、本市のほとんどの妊婦さんが受診している大館市立総合病院では、産婦人科学会の方針に従って、感染されている方や感染が強く疑われている方については、医療スタッフへの感染を予防する観点から、出産にかかる時間を短縮するため、やむを得ず帝王切開の方法を選択することもありますのでご了承くださいという周知がされております。  先ほど市長の答弁でも申しましたように、妊婦さんへの感染予防対策については、ワクチン接種を含め丁寧に取組を進めてまいりたいと思います。 ○議長(中山一男君) 金澤大輔議員。 ○7番(金澤大輔君) 分かりました。ありがとうございます。  次に移ります。  飲食店の組合など4団体から、新型コロナウイルス感染症の影響による経済活動の縮小を打開するための支援を求める要望書が提出されましたが、どのような支援を検討しているか伺いますけれども、答弁は先ほどの湯瀬弘充議員への答弁と同じになりますか。 ○議長(中山一男君) 市長。 ○市長(関 厚君) 非常に重要なご質問でございますので、もう一度お答えさせていただきたいと思います。  新型コロナウイルス感染症の収束が見えない中、本市では、8月の花輪ばやし、毛馬内盆踊り、大湯大太鼓といった鹿角を代表するイベントが2年連続中止となりました。さらに、帰省シーズンを前に、8月11日から秋田県の警戒レベルが4に引き上げられるなど、稼ぎ時であります8月の人流が制限されたことから、様々な業種におきまして、見込んでおりました売上げが大きく減少している状況にあるものと認識しております。  去る8月26日にかづの飲食店組合連合会など4団体から、先週9月9日には鹿角市議会から、10日にはかづの商工会から、各事業者に対する直接的な支援を求める要望書を頂いております。鹿角市では、かづの商工会及び市内金融機関等の協議や、9月10日に開催されました鹿角地域の経済団体や行政機関等で構成する鹿角地域新型コロナウイルス感染症にかかる経済・雇用対策会議での意見を踏まえ、売上げが減少しております事業者に対しまして、事業継続のための支援金を支給する関連予算について、皆様に追加提案したいと考えております。 ○議長(中山一男君) 金澤大輔議員。 ○7番(金澤大輔君) 分かりました。よろしくお願いします。  次に移ります。  外貨獲得の観光について。  恵まれた観光資源や歴史文化遺産を生かした滞在型観光を確立させ、外貨獲得を目指すということですが、ソフト事業としてそれぞれ具体的にどのようなことを考えているのか、また、文化遺産単体では外貨の稼ぎどころがないように思うのですが、今、観光客が増えてきているストーンサークル館に商業スペースを新たに設ける考えはないか伺います。 ○議長(中山一男君) 市長。 ○市長(関 厚君) 観光資源や歴史文化遺産を活用した外貨獲得に係るソフト事業でありますが、まず、昨年策定いたしました鹿角市観光産業成長戦略では、市内を八幡平、湯瀬、花輪・尾去沢、十和田・大湯・中滝の4つのエリアに分け、国立公園と世界遺産を主軸に、エリアごとの多様なコンテンツを組み合わせた着地型旅行商品の充実により素材の価値を高め、各エリアの上質化を目指していくこととしております。  特に、観光資源の活用につきましては、国立公園十和田湖と八幡平の玄関口として整備した道の駅おおゆ及び道の駅かづのを鹿角観光の拠点として入り込み者の増加につながる観光ルートの造成に取り組みます。  八幡平エリアについては、有数の自然資源を持ちながら、入り込み客数の減少が課題となっておりますことから、昨年度、八幡平温泉リゾート協会が主体となり、国立公園八幡平魅力アップ構想を策定しております。計画実現に向け、今年度は八幡平スキー場エリア内にアドベンチャー施設の設置に向けた調査及び基本設計を行うほか、国の補助金活用や民間事業の参入も視野に入れた取組を支援していくことで、魅力ある八幡平の再生として、稼げる観光を体現する外貨の獲得を目指してまいります。 ○議長(中山一男君) 市長に申し上げます。  答弁の途中でございますが時間となりましたので、答弁漏れとなります事項については、後日文書をもってお知らせ願います。  以上で金澤大輔議員の質問を終わります。     (7番 金澤大輔君 降壇) ○議長(中山一男君) 暫時休憩いたします。     午前11時43分 休憩 ──────────────────────〇 ─────────────────────     午前11時44分 再開 ○議長(中山一男君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。 ──────────────────────〇 ─────────────────────     日程追加 議案の訂正 ○議長(中山一男君) ここで、当局より9月3日に提出されました議案第61号鹿角市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部改正について、訂正したい旨の申出があります。  お諮りいたします。この際、議案の訂正についてを本日の日程に追加し、直ちに議題といたしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(中山一男君) ご異議ないものと認めます。よって、そのように決定いたします。  それでは、議案の訂正についてを議題といたします。  議案訂正の説明を求めます。健康福祉部長。 ○健康福祉部長(金澤 修君) 提出させていただいております議案第61号について、誤りがございましたので訂正させていただきたいと思います。  お配りさせていただきましたのは、これに関する正誤表と訂正により差し替えをお願いしたい条例改正案、それから議案資料の新旧対照表でございますが、この中の議案等正誤表と書かれた見出しのペーパーで説明いたしますのでご覧いただきたいと思います。  議案第61号は、鹿角市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部改正についてですが、改正案の第53条第6項において誤りがございました。第6項は、第2項から第5項までに規定する電磁的方法による書面等の交付または提出の取扱いについて、書面等による同意を取得する際に準用する場合の第2項から第5項までの読替えを規定している項となります。  今回の条例改正に当たりましては、令和3年8月2日付の国の官報告示に基づき改正作業を進め、条例改正案を今定例会に提案しておりましたが、昨日13日の官報に原稿誤りとして正誤表が告示されたことから、議案の訂正をお願い申し上げるものでございます。  第53条第6項の訂正内容を説明いたします。「誤」と書かれた右欄の上から8行目の下線部分の「第4項中」を、「正」と書かれている左欄の下線部分、「「交付する」とあるのは「得る」と、第3項中「前項各号」とあるのは「第6項において準用する前項各号」と、第4項中「第2項」とあるのは「第6項において準用する第2項」と、」に訂正します。さらに、下から4行目の「第5項中」の次に「「前項」とあるのは「第6項において準用する前項」と、」を加えるよう訂正します。  訂正の内容としましては、第3項から第5項までの本来読替えすべき字句全てが改正に反映されておらなかったこと等から、読替えする字句を追加等すべく訂正を行うものであります。  誤りがありましたことをおわび申し上げますとともに、議案の訂正についてよろしくご承認くださいますようお願い申し上げます。  以上で終わります。 ○議長(中山一男君) 説明を終わります。  これより質疑を受けます。質疑ございませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(中山一男君) ないものと認め、質疑を終結いたします。  お諮りいたします。議案の訂正について、これを承認することにご異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(中山一男君) ご異議ないものと認めます。よって、議案第61号の訂正については、承認することに決定いたしました。 ──────────────────────〇 ─────────────────────     日程追加 議案の上程
    ○議長(中山一男君) 次に、ただいま議案1件が提出されました。  お諮りいたします。ただいま提出されました議案1件を本日の日程に追加し、直ちに議題といたしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(中山一男君) ご異議ないものと認めます。よって、そのように決定いたします。  議案第67号令和3年度鹿角市一般会計補正予算(第7号)を議題といたします。  提案理由の説明を求めます。総務部長。 ○総務部長(佐藤康司君) 一般会計補正予算書の1ページをお願いいたします。  議案第67号令和3年度鹿角市一般会計補正予算(第7号)。  令和3年度鹿角市の一般会計補正予算(第7号)は、次に定めるところによる。  第1条、歳入歳出予算の補正は歳入歳出それぞれ1億2,498万5,000円を追加し、総額をそれぞれ181億7,559万3,000円とする。  第2項、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び金額は、第1表歳入歳出予算補正による。  令和3年9月14日提出。鹿角市長。  補正予算(第7号)は、県の補助事業である米生産低コスト技術等導入支援事業のほか、新型コロナウイルス感染症の感染状況の収束が見えず、経済的影響が長期化しており、かづの飲食店組合連合会ほか3団体、鹿角市議会、かづの商工会から、経済対策を講じるよう要望書が提出されておりますが、追加経済対策として実施する事業継続支援事業などを計上いたします。  7ページ、8ページをお願いいたします。  歳入ですが、14款2項1目1節総務管理費補助金の新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金3,513万7,000円は、国の緊急事態宣言等により経済活動への影響が全国的に生じていることを踏まえ、影響を受ける事業者に対してきめ細かく支援の取組を実施するために交付されるもので、歳出の事業継続支援事業に充当いたします。  今回の補正により計11事業に充当、充当額は国の内示額と同額の3億731万4,000円となります。  15款2項4目2節農業費補助金の米生産低コスト技術等導入支援事業費補助金4,203万6,000円は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響による米需要の落ち込みに対し、秋田米の市場競争力の向上を図るため、スマート技術等を活用した機械設備の導入経費の2分の1を県が支援するものです。  18款2項1目1節財政調整基金繰入金4,781万2,000円は、今回の補正財源として繰り入れます。  次のページをお願いいたします。  歳出になりますが、6款1項6目農業経営基盤強化促進対策費の0375米生産低コスト技術等導入支援事業4,203万6,000円は、県の補助事業の要件を満たす10経営体の機械設備の導入経費を支援するものです。  7款1項2目商工振興費の0255事業継続支援事業7,925万3,000円は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大により秋田県の警戒レベルが4に引き上げられたことなどにより、市内経済への影響が深刻化していることから、お祭りや帰省シーズンであり、本来であれば最も売上げが期待できる8月の売上高が前々年または前年と比較して30%以上減少等している飲食、観光関連事業者のほか、関連して影響を受けている衣服、身の回り品や飲食料品、小売業、クリーニング、理美容業等の事業継続を支援するもので、1事業者につき、減少した売上げに応じて30万円を上限に支援いたします。  10款2項1目学校管理費の0305小学校施設管理費369万6,000円は、花輪小学校と十和田小学校の屋根融雪設備の修繕料を追加いたします。  以上で説明を終わります。 ○議長(中山一男君) 提案理由の説明を終わります。  これより質疑を受けます。議案第67号について質疑ございませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(中山一男君) ないものと認め、質疑を終結いたします。 ──────────────────────〇 ─────────────────────     日程追加 議案の追加付託 ○議長(中山一男君) 次に、お諮りいたします。ただいま提出されました議案1件の付託について、これを本日の日程に追加し、直ちに議題といたしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(中山一男君) ご異議ないものと認めます。よって、そのように決定いたします。  これより議案の追加付託を行います。  本日提出されました議案1件につきましては、お手元に配付しております議案及び請願・陳情追加付託表のとおり、それぞれの所管の常任委員会に付託し、審査をお願いいたします。  以上をもちまして、本日の議事日程は全て終了いたしました。  ただいまの時刻をもって散会いたします。     午前11時55分 散会...