鹿角市議会 > 2021-09-03 >
令和 3年第4回定例会(第1号 9月 3日)

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  1. 鹿角市議会 2021-09-03
    令和 3年第4回定例会(第1号 9月 3日)


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    令和 3年第4回定例会(第1号 9月 3日)     令和3年9月3日(金)午前10時開会   開会   開議   議長報告  第1 議席の一部変更  第2 会議録署名議員の指名  第3 会期の決定  第4 議会運営委員の選任  第5 秋田県後期高齢者医療広域連合議会議員の選挙  第6 市長施政方針及び行政報告  第7 議案の上程      報告第7号       説明、質疑      議案第53号       説明、採決      議案第54号       説明、質疑、討論、採決      議案第55号から議案第66号まで       説明、質疑
         認定第1号及び認定第2号       説明、質疑  第8 議案及び請願・陳情の付託   散会 ───────────────────────────────────────────── 本日の会議に付した事件   1 議席の一部変更   2 会議録署名議員の指名   3 会期の決定   4 議会運営委員の選任   5 秋田県後期高齢者医療広域連合議会議員の選挙   6 市長施政方針及び行政報告   7 議案の上程      報告第 7号 専決処分の報告について(損害賠償の額を定めることについて             )      議案第53号 副市長の選任について      議案第54号 専決処分の承認を求めることについて(令和3年度鹿角市一般             会計補正予算(第5号))      議案第55号 鹿角市過疎地域持続的発展計画の策定について      議案第56号 字の区域の変更について      議案第57号 押印を求める手続の見直しに伴う関係条例の整備等に関する条             例の制定について      議案第58号 鹿角市公共施設解体基金条例の制定について      議案第59号 鹿角市過疎地域の持続的発展の支援に関する特別措置法の適用             に伴う固定資産税の課税免除に関する条例の制定について      議案第60号 鹿角市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める             条例の一部改正について      議案第61号 鹿角市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関             する基準を定める条例の一部改正について      議案第62号 鹿角市景観条例の制定について      議案第63号 令和3年度鹿角市一般会計補正予算(第6号)      議案第64号 令和3年度鹿角市国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号             )      議案第65号 令和3年度鹿角市介護保険事業特別会計補正予算(第1号)      議案第66号 令和3年度鹿角市下水道事業会計補正予算(第1号)      認定第 1号 令和2年度鹿角市上水道事業会計決算認定について      認定第 2号 令和2年度鹿角市下水道事業会計決算認定について   8 議案及び請願・陳情の付託 ───────────────────────────────────────────── 出席議員(18名)        1番  笹 本 真 司 君     2番  湯 瀬 弘 充 君        3番  丸 岡 孝 文 君     4番  湯 瀬 誠 喜 君        5番  戸 田 芳 孝 君     6番  成 田 哲 男 君        7番  金 澤 大 輔 君     8番  舘 花 一 仁 君        9番  栗 山 尚 記 君    10番  児 玉 悦 朗 君       11番  兎 澤 祐 一 君    12番  安 保 誠一郎 君       13番  黒 澤 一 夫 君    14番  浅 石 昌 敏 君       15番  倉 岡   誠 君    16番  宮 野 和 秀 君       17番  田 村 富 男 君    18番  中 山 一 男 君 ───────────────────────────────────────────── 欠席議員(なし) ───────────────────────────────────────────── 説明のため出席した者の職氏名  市長        関     厚 君    教育長       畠 山 義 孝 君  総務部長      佐 藤 康 司 君    総務部付部長待遇  奈 良 巧 一 君  市民部長      黒 澤 香 澄 君    健康福祉部長    金 澤   修 君  健康福祉部保健医療専門官           産業部長      花 海 義 人 君            村 木 真智子 君  建設部長      中 村   修 君    教育部長      加 藤   卓 君  総務部次長     大 里   豊 君    産業部次長     阿 部 正 幸 君  会計管理者     佐 藤 千絵子 君    教育次長      花ノ木 正 彦 君  財政課長      渡 部 裕 之 君    監査委員事務局長  畠 山   修 君  農業委員会事務局長 金田一 延 寿 君    選挙管理委員会事務局長                                   相 馬   天 君 ───────────────────────────────────────────── 事務局出席職員  事務局長      佐羽内 浩 栄 君    主幹        小田嶋 真 人 君  副主幹       海 沼 雄 一 君    主査        青 山 智 晃 君      午前10時00分 開会 ○議長(中山一男君) ただいまから、令和3年第4回鹿角市議会定例会を開会いたします。 ──────────────────────〇 ─────────────────────     開議 ○議長(中山一男君) 直ちに本日の会議を開きます。  本日の会議は、お手元に配付しております議事日程第1号により進めてまいります。 ──────────────────────〇 ─────────────────────     議長報告 ○議長(中山一男君) これより議長報告をいたします。  閉会中の去る6月24日、笹本真司議員より議会運営委員辞任願いが提出され、委員会条例第12条の規定によりまして、同日、本職において議会運営委員辞任の許可をいたしております。  次に、監査委員より地方自治法第235条の2第3項の規定による例月出納検査書、市長より地方自治法第243条の3第2項の規定による法人の経営状況等説明書、教育長より地方教育行政の組織及び運営に関する法律第26条第1項の規定による令和2年度教育委員会事務事業の点検及び評価報告書がそれぞれ提出されております。  次に、9月2日までに受理いたしました請願・陳情については、別紙請願・陳情一覧表のとおりであります。  次に、6月5日から9月2日までの議会閉会中における会議開催状況及び会議出席状況については、別紙報告書のとおりであります。  以上で議長報告を終わります。 ──────────────────────〇 ─────────────────────     日程第1 議席の一部変更 ○議長(中山一男君) 次に、日程第1、議席の一部変更を行います。  新たな会派が結成されたことにより、会議規則第4条第3項の規定によりまして、議席の一部を変更いたします。  変更後の新たな議席は、お手元に配付いたしております議席表のとおりであります。その議席番号及び氏名を事務局長より朗読させます。事務局長。 ○事務局長佐羽内浩栄君) 議席の変更部分を朗読させていただきます。  3番丸岡孝文議員、4番湯瀬誠喜議員、11番兎澤祐一議員、12番安保誠一郎議員、13番黒澤一夫議員、14番浅石昌敏議員、15番倉岡 誠議員、16番宮野和秀議員、18番中山一男議員、以上でございます。 ○議長(中山一男君) ただいまの朗読のとおり、議席を変更いたしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(中山一男君) ご異議ないものと認めます。よって、そのように決定いたしました。  ここで暫時休憩いたします。     午前10時03分 休憩 ──────────────────────〇 ─────────────────────     午前10時05分 再開 ○議長(中山一男君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。 ──────────────────────〇 ─────────────────────     日程第2 会議録署名議員の指名
    ○議長(中山一男君) 次に、日程第2、会議録署名議員の指名を行います。  本定例会の会議録署名議員は、会議規則第81条の規定により5番戸田芳孝議員、6番成田哲男議員を指名いたします。 ──────────────────────〇 ─────────────────────     日程第3 会期の決定 ○議長(中山一男君) 次に、日程第3、会期の決定を議題といたします。  お諮りいたします。本定例会の会期については、お配りしております会期・議事日程表のとおり、本日から9月24日までの22日間と決定したいと思いますが、これにご異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(中山一男君) ご異議ないものと認めます。よって、会期は本日から9月24日までの22日間と決定いたしました。 ──────────────────────〇 ─────────────────────     日程第4 議会運営委員の選任 ○議長(中山一男君) 次に、議事日程第4、議会運営委員の選任を行います。  委員会条例第6条第1項の規定により、議会運営委員湯瀬誠喜議員を指名したいと思いますが、これにご異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(中山一男君) ご異議ないものと認めます。よって、ただいまの指名のとおり選任することに決定いたしました。 ──────────────────────〇 ─────────────────────     日程第5 秋田県後期高齢者医療広域連合議会議員の選挙 ○議長(中山一男君) 次に、日程第5、秋田県後期高齢者医療広域連合議会議員の選挙を行います。  本選挙は、本市選出の議員である児玉前市長の任期が令和3年7月2日をもって満了となり、欠員を生じていることから、新たに議員を選出するものであります。  お諮りいたします。  選挙の方法につきましては、地方自治法第118条第2項の規定により、指名推選により選出したいと思いますが、これにご異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(中山一男君) ご異議ないものと認めます。よって、選挙の方法は指名推選によることに決定いたしました。  お諮りいたします。  指名の方法につきましては、議長において指名することにいたしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(中山一男君) ご異議ないものと認めます。よって、議長において指名することに決定いたしました。  秋田県後期高齢者医療広域連合議会議員に、関 厚市長を指名いたします。  お諮りいたします。  ただいま議長において指名いたしました関 厚市長を秋田県後期高齢者医療広域連合議会議員の当選人と定めることにご異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(中山一男君) ご異議ないものと認めます。よって、ただいま指名いたしました関 厚市長が、秋田県後期高齢者医療広域連合議会議員に当選されました。  当選人が議場におられますので、会議規則第32条第2項の規定による当選の告知をいたします。  当選人におかれましても、ご異議がないようでありますので、承諾したものと認めます。  ──────────────────────〇 ─────────────────────     日程第6 市長施政方針及び行政報告 ○議長(中山一男君) 次に、日程第6、市長の施政方針及び行政報告を受けます。市長。     (市長 関 厚君 登壇) ○市長(関 厚君) 令和3年第4回鹿角市議会定例会の開催に当たり、私が市長に就任して初めての市議会定例会でございますので、予算案及び提出議案の説明に先立ち、私の市政運営につきまして、その所信の一端を申し述べさせていただき、議員各位をはじめ、市民の皆様にご理解とご協力を賜りますことをお願い申し上げます。  まずは、7月に発生しました静岡県熱海市の土砂災害をはじめ、8月の九州北部及び広島県や青森県むつ市など、全国的に多発する大雨被害によりお亡くなりになられた方々に対しまして衷心よりご冥福をお祈り申し上げますとともに、いまだ行方の分からない方々の早期発見、そして被災された皆様のご健康と一日も早い復興を重ねてお祈り申し上げます。  さて、私は6月の市長選挙におきまして、市民の皆様の温かいご支援により、鹿角市政を担わせていただくという栄誉を賜りました。心から御礼を申し上げますとともに、来年4月、市制施行50周年という節目を迎える鹿角市の市長としての重責に身の引き締まる思いをいたしており、市民の皆様の負託に応えられるよう、これからの4年間、市民の福祉の向上と市政発展のために全身全霊を捧げる覚悟であります。  初めに、このたび、大湯環状列石を含む北海道・北東北の縄文遺跡群世界遺産一覧表に登録されましたことを全市民の皆様と共に喜びたいと思います。  この世界遺産登録は、平成18年に青森県が青森県の縄文遺跡群を、本市を含む秋田県がストーンサークルを文化庁に提案するところから始まり、それから16年という年月を費やして、登録までこぎ着けたものであり、改めてこれまでの長きにわたる関係各位のご尽力に深く感謝を申し上げます。  これにより、本市では、大日堂舞楽、花輪祭りの屋台行事「花輪ばやし」のユネスコ無形文化遺産に続き、世界に認められた3つの遺産を持つことになり、今後、国内外から多くの観光客が訪れることが期待されるほか、世界でも類を見ない貴重なまちとして注目されますので、大変喜ばしく、ありがたいことであるとともに、この地に住む者として、かけがえなのない遺産を後世にしっかりと受け継いでいかなければならないことを重く受け止めております。  また、私は、縄文時代とその文化の持つ意義について、より深く掘り下げてみる必要があるのではないかと考えております。縄文時代は、1万年以上にわたって平和で豊かな暮らしが続いた時代であり、輝かしく、世界に誇るべき時代であり、文化でもあると考えられ、今回の北海道・北東北の縄文遺跡群世界遺産登録の本当の意義は、実はここにあるのではないかと私は考えております。  さらに、大湯環状列石JOMON体感促進事業において、委員として参加をいただいております藻谷浩介氏は、ご承知のとおり里山資本主義で知られておりますが、その提唱とされる中心となるのは、考えられる未来にわたって持続可能な森林資源を育てるということにあり、これはある意味、縄文時代の文化、縄文人の暮らし方に通じるものがあると私は考えております。  私はこれまで、山林を主な仕事場としてまいりましたので、森林資源には大きな魅力と可能性を感じておりますが、こうした持続可能な資源を育て、それを生かしたまちづくりを実現していくためには、課題やハードルが多いことも事実であります。しかしながら、本市が単独ではなく、近隣の市町村、あるいは隣接する県との共同プロジェクトとして動き出すことができれば、実現の可能性が見えてくるものと考えております。  私は、市長選挙に臨むに当たり、北東北ゴールド構想を提案いたしました。鹿角は、かつて金・銀・銅を豊かに産出した北方無比の天啓の地であり、北東北の中心であったように、これからも中心であり続けなければならないと考えております。北東北ゴールド構想には、これらの歴史・伝統・文化の背景と未来への展望を込めております。  こうした中心理念と展望を持って、私は公約に5つのビジョンを掲げておりますが、市政の推進に当たっては、その策定の過程で多くの市民の皆様のご意見が反映された第7次鹿角市総合計画との調和を図りながら、公約の実現を目指してまいりますので、以下、その基本方針について、順次申し上げます。  初めに、「市民との対話・交流を盛んにし、透明で活力ある市政を実現」についてでありますが、選挙期間中、市内をくまなく駆け回り、多くの市民からまちづくりに関する様々なご意見を頂戴しております。これまでの市政を評価する声がある一方で、地域経済の低迷に加え、高齢者福祉子育て支援の充実など直面する諸課題に対する不安のほか、「将来を期待できる鹿角市にしてほしい」といった多くの思いを実感してまいりました。  こうした市民の声や思いを市政に反映させるため、私は市民との対話を市政運営における基本姿勢に据え、対話を通じて交流を促進し、鹿角の総力を結集させていくことによって透明で活力あるまちづくりに取り組んでまいります。  次に、「県・隣県・国とのパイプを強化し、北東北経済圏の確立」についてでありますが、地方分散型社会に移行する潮流の中で、新しい人の流れと、人と地域のつながりを確保するとともに、情報通信産業のほか、地熱、水力、風力といった豊富な電力資源を最大限に生かした再生可能エネルギーの活用などによる付加価値の高い新たな産業を創出するため、隣県やほかの市町村、各種団体等と情報共有を図ってまいります。  また、北東北3県の中央に位置する地理的条件を生かし、近隣市町村との連携を強化することにより、地域経済の成長に結びつけてまいります。  農林業については、安定的な経営と後継者の確保のため、複合化や多角化を図るための新たな設備導入やICTの活用を支援するほか、冷涼な気象条件を生かした野菜、花卉、果樹や畜産等を組み合わせた複合経営の推進と、かづの北限の桃、かづの牛、淡雪こまちなどブランド作物の生産拡大を図りながら、所得の向上に資する取組を展開してまいります。  商工業については、新商品の開発、販路拡大、情報発信、にぎわいづくりなどに意欲的に取り組む事業者や組織等を支援するとともに、生産性や付加価値の向上のための先端技術や設備の導入などに対して、ハード・ソフトの両面から支援をしてまいります。  観光については、恵まれた観光資源や歴史文化遺産を生かした滞在型の観光を確立させることにより、交流人口の拡大とにぎわいの創出を図り、外貨獲得を目指してまいります。  次に「医療・福祉を充実させ、誰もが安心して暮らせる鹿角をつくる」についてでありますが、本市では、65歳以上の高齢者人口が、令和3年をピークに減少に転じますが、令和7年にはいわゆる団塊の世代全てが75歳以上になることから、後期高齢者人口が増加し、これまで以上に介護ニーズが高まるものと予想されます。高齢になっても住み慣れた地域で可能な限り自立した日常生活を営むことができるように、介護予防や健康づくりの取組を強化することで健康寿命の延伸を図るとともに、必要な福祉サービスの充実と提供を進めてまいります。  医療については、産婦人科などの医師不足の解消が最優先の課題でありますので、地域に必要な医療の維持・充実のため、医療機関等と連携して医師確保策の取組を強化するとともに、必要なときに適切な医療が受けられるように、地域医療体制の構築に努めてまいります。  また、本市の将来を担う若者が希望を持って暮らすことができるよう、働く場を確保するほか、結婚・出産・子育てができる環境づくりと支援体制のさらなる充実を図ってまいります。  次に、「女性と若者の声を反映させ、共同して未来に輝く鹿角をつくる」についてであります。  本市の人口動向を見ますと、若年層や子育て世代の女性が市外に流出している状況にあり、これから先、将来にわたって本市が持続可能で活力のあるまちであり続けるためには、特に女性と若者に選ばれるまちづくりが重要となります。  そのためには、まず、進学や就職で一旦市外に転出した若い世代に、ふるさとに戻ってきたいと思ってもらえるような、高校卒業までの間に、郷土を愛する心を育むことが重要であると考えており、キャリア教育ふるさと教育を推進しながら、職業観や郷土愛の醸成につなげていくことにより、ふるさとを誇り、地域に貢献しようとする強い意志を育む教育をさらに進めてまいります。  また、鹿角の歴史・産業・伝統・文化等について学ぶ機会を創出するほか、域学連携による大学などの知の活用や学びの実践を通じて、その成果を地域に還元する仕組みづくりにより、若者の人材育成に努めてまいります。  地域を支える人材については、人口減少や少子高齢化の進展に伴い、地域活動の維持が困難になっていくことやコミュニティーが弱体化することが懸念される状況となっております。  このため、コミュニティーの維持に欠かすことができない自治会の基礎的な活動や活動拠点の整備を支援するとともに、集落の再生や地域づくりを担う地域人材等の確保・育成を進めてまいります。  また、地域の貴重な伝統文化の保存継承により、地域文化の向上を図るとともに、芸術・文化に親しむ機会を創出することで、新たな担い手の育成につなげてまいります。  最後に、「豊かな自然と伝統文化を活かし、品格と風格のある街をつくる」についてであります。  十和田八幡平国立公園の豊かで美しい自然と、世界文化遺産などの魅力が調和した、品格と風格のあるまちにしていくために、都市基盤の整備を進めてまいります。  土地利用については、都市計画マスタープランや景観計画を基本に、中心市街地の活性化に取り組みながら、地域経済の維持・増進に寄与するコンパクトなまちづくりを推進します。  道路交通網につきましては、交通量を基に整備の必要性を検討し、幹線道路の整備を進めるとともに、冬期間の安全かつ円滑な除排雪体制を維持し、道路交通の安全を確保してまいります。  また、上下水道施設の計画的な更新と維持管理を進めるほか、消防・救急・防災に関する施設や資機材等を計画的に整備し、市民の安全・安心を確保してまいります。  居住環境については、公営住宅や公園の適正な維持管理を行うとともに、老朽化した公共施設については、存続や廃止の在り方を検討し、将来的な財政負担の軽減を図ってまいります。  加えて、観光・教育文化・スポーツの活動拠点との連携を図りながら、様々な世代や都市との交流を促進し、にぎわいを創出してまいります。  以上、市政運営に臨む所信の一端、並びに市政の基本方針について申し上げましたが、私は、市民との対話を重視し、頂いた市民の声や意見を集約し、地域課題の優先順位を見極め、効果的に施策を推進してまいりたいと考えておりますが、そのためには、国・県とのパイプを強固にすることと、近隣自治体や関係団体との結びつきを強めていくことが重要であり、その考えは市長就任後、一層強くしております。  市長として目指すところは、第7次総合計画に掲げる将来都市像の実現による本市の発展と市民福祉のさらなる向上でありますので、議員各位をはじめ、市民の皆様とともに議論を深め、鹿角の英知を結集し、全力で市政を前進させてまいりますので、ご指導ご鞭撻を心からお願い申し上げます。  次に、諸般の報告について申し上げます。  初めに、総務関係についてでありますが、新型コロナウイルス感染症対策につきましては、全国的にこれまでにない感染拡大が続く中、県内でも8月以降に新規感染者が急増し、感染が急速に拡大している状況にあります。  県では、県外との往来に起因し、家族や職場、学校等に感染が広がる感染例が多いことに加え、複数のクラスターの発生やデルタ株などの変異株による陽性の疑いの急増と病床の使用率を踏まえ、8月11日から県独自の感染警戒レベルをこれまでのレベル3からレベル4に引き上げております。  これを受けて、本市では、市民に対して緊急事態宣言等の発出されている地域との往来自粛はもとより、新たに「県外からの移動や普段一緒にいない人との会食、大人数・長時間にわたる会食は避けていただく」ことなど、感染リスクの回避について、市ホームページやメール配信サービス、コミュニティFMを通じて呼びかけております。  コロナ禍の収束が見通せず、予断を許さない状況が続いておりますので、市といたしましても危機感を一層強く持ち、感染予防対策に取り組んでまいりますので、引き続き市民の皆様のご理解とご協力をお願いいたします。  市民との対話行政につきましては、市民の皆様から市政に対する意見、提言、要望等を積極的に伺い、市民ニーズや地域課題の詳細な把握と、市政への関心を高めてもらうことを目的として、直接市民との対話のキャッチボールを行う「いつでも市長室」をスタートさせました。  まちづくりの原点は、市民一人一人の思いと行動を結集して地域を住みやすくすることでありますので、寄せられたご意見を地域活性化のための施策に反映させながら、市政運営を進めてまいります。  過疎計画につきましては、今年度から令和7年度までを計画期間とする、鹿角市過疎地域持続的発展計画の策定案件を今定例会に提案いたしておりますが、豊かな地域資源や地域の特色を生かした様々な施策を積極的に講じていくとともに、持続可能な地域社会の形成と地域活力のさらなる向上が実現するよう計画的に施策を進めてまいります。  中心市街地の活性化につきましては、第7次総合計画に掲げたコンパクトなまちづくりを具現化するため、現在、中心市街地活性化の目標と具体的な事業を示す中心市街地活性化プランの策定を進めており、去る8月27日に、市民団体や関係団体で組織する中心市街地活性化推進協議会を開催いたしております。中心市街地の活性化に取り組む各主体や多くの市民の方々に関わっていただき、様々な意見を伺いながら、中心市街地活性化に向けた検討を重ねることで実効性のある計画を策定してまいります。  出会い応援につきましては、去る7月18日に開催した出会いイベントには、男性10人、女性8人が参加し、寄せ植え体験やテーブルトークなどで交流を深め、この中から5組のカップルが誕生しております。引き続き、出会いの機会の提供と結婚生活の支援などにより、結婚して子供を育てやすい環境づくりに取り組んでまいりいます。  移住促進につきましては、去る8月1日に、昨年に続いて、子育てママを対象としたオンライン移住相談会を開催し、主に首都圏に在住する子育て中のシングルマザー12人が参加いたしました。移住後の本市での生活を実感していただくため、市内3事業所から協力をいただき、子育てをしながら働くことができる事業所の仕事の内容などを紹介し、参加者からは好評を得ておりますので、引き続き本市の認知度向上とさらなる移住者の呼び込みにつながりますよう、きめ細かな情報発信と移住相談に取り組んでまいります。  関係人口につきましては、取組開始から4年目を迎えた「鹿角家」の会員の中から、本市への初めての移住が実現しましたが、SNSを活用して、旬な情報や地域の話題など、本市の魅力を継続して発信したことにより、本市への愛着が育まれ、移住につながったものと考えております。鹿角家の会員登録者数は、8月31日現在、221人となっておりますが、引き続き情報発信を強化し、関係人口の拡大を図ってまいります。  次に、民生関係についてでありますが、低所得世帯及び子育て世代に対する経済的支援につきましては、新型コロナウイルス対策生活応援事業については、8月31日現在で、対象となる市民税非課税世帯及び公務員支給対象者を除く児童手当受給世帯の3,915世帯、6,065人に対し、1人につき1万円分のプレミアム付き商品券を交付しております。  11月30日が申請期限となっておりますので、申請漏れがないよう、引き続き周知を図ってまいります。  医師確保対策につきましては、市内で新たに小児科と呼吸器内科の診療所の開業を予定している医師2名がいることを受け、市といたしましては、地域医療の充実につながる診療所の開業を支援するため、関連予算を本定例会に提案いたしております。  東京2020パラリンピック鹿角市採火式につきましては、去る8月12日に、大湯ストーンサークル館縄文広場を会場に、年齢、性別、国籍、障害の有無、そして一人一人のあらゆる違いを超え、お互いの価値や輝きを認め合う共生社会の実現を目指して開催いたしました。世界文化遺産に登録された大湯環状列石にちなんで、秋田県立比内支援学校の生徒によって採火された縄文の炎は、現在開催中のパラリンピックの聖火の一部となっております。  放課後児童クラブにつきましては、学校周辺や児童クラブまでの道路周辺で熊の出没や目撃情報が相次いでいることを受け、去る8月25日より、まちなか児童クラブと柴平児童クラブに、学校から児童クラブへ移動する児童に同行する移動支援員を配置し、児童の安全確保に努めております。  新型コロナウイルスワクチン接種につきましては、7月末までに接種対象者の全年代の対象者に接種券を送付し、順次接種を進めているところでありますが、8月31日現在の接種状況は、優先接種を実施した65歳以上の高齢者については、2回目の接種まで終えた方が89.8%となり、全世代の対象者の接種状況については、1回目の接種を終えた方が77.6%、2回目の接種まで終えた方が55.1%となっております。対象者全体の接種率を約8割と想定して接種計画を進めており、現在は集団接種と市内医療機関での個別接種を並行して実施しておりますが、集団接種については9月26日までの予定で、それ以降は個別接種で接種を進めることにより、10月末までの完了を見込んでおります。引き続き、接種希望者が安心してワクチン接種ができるよう、きめ細かな情報提供に努めながら、関係機関と連携して接種を進めてまいります。  次に、農業関係についてでありますが、水稲については、7月に好天と高温が続いたことから、生育が例年より早まり、出穂期も平年より3日から5日ほど早まっております。今後は、収穫期に向け病害虫防除の確実な実施と適期刈取りによる品質確保を周知してまいります。  果樹につきましては、桃については、8月中旬に始まった「あかつき」に続き、主力品種の「川中島白桃」の収穫が始まっておりますが、夏の好天が続いたことで、糖度、大きさともに良好でありますので、本市が誇る「かづの北限の桃」のおいしさを市場関係者や消費者へより強くPRすることでさらなるブランド化を推進してまいります。  リンゴについては、4月中旬の霜による被害が大きかった園地では中心花の8割ほどが凍結したことや、王林や秋田紅あかりなどの品種で変形やさびの障害が例年より多くみられたことにより、秀品率の低下が懸念されておりましたが、凍結被害を免れた中心花以外の花に結実させる技術によって例年以上の着果数を確保できております。今後は、秀品率をできるだけ高められるよう収穫期までの適正な栽培管理について、関係機関と連携して周知してまいります。  キュウリやトマト、エダマメなどの野菜につきましては、8月中旬の曇天の影響により、一時的に出荷量や秀品率がやや減少したものの、おおむね平年並みで推移しております。  また、本市の新たなブランド産品であるシンテッポウユリについては、高温少雨により一部で葉の変色が見られたものの、昨年に比べて良好に生育していることから、今後は秋彼岸需要に向け、安定した品質と収量が確保できるよう関係機関と連携して生産振興を図ってまいります。  「かづの旬食フェスタ」につきましては、これまでの「かづの元気フェスタ」を、今年度からは、鹿角産農畜産物の販売にこだわった「かづの旬食フェスタ」にリニューアルし、9月12日、19日の両日に、市内2つの道の駅で開催する準備を進めておりましたが、県内や隣県における新型コロナウイルス感染拡大の状況を踏まえまして、残念ではありますが、今年度の開催を中止することとしております。  森林経営管理につきましては、森林経営計画管理制度に基づき、令和元年度から順次地区ごとに経営管理意向調査や林地調査などを進めてきておりますが、初年度に意向調査等を実施した玉内、小豆沢地区においては、生産性が見込まれる経済林の集積が整ったことから、意欲と能力のある林業経営者に再委託するため、経営管理実施権の設定を受ける民間事業者の募集を開始しており、引き続き制度の目的に即して森林の適正管理を進めてまいります。  有害鳥獣被害防止につきましては、熊の目撃と食害等の通報件数については、8月31日現在で138件、被害件数は49件と、出没の多かった昨年よりは少ないものの、例年並みの件数となっており、特に7月以降に急激に増加し、花輪市街地や学校周辺で複数回目撃されるなど、人里での出没が多くなっている状況にあります。
     これを受け、市内の全小中学生に対し、消音機能付きの熊除け鈴を貸与することといたしました。  今後、収穫期を迎える果樹を中心に、被害が懸念されることから、引き続きメール配信サービスによる迅速な情報提供のほか、関係機関との連携によるパトロール等を実施し、人身事故や農作物の被害防止に努めてまいります。  次に、観光関係についてでありますが、大湯環状列石JOMON体感促進事業につきましては、文化庁の補助事業の採択を受け、今年度から大湯環状列石の魅力をよりリアルに、より深く伝える体験プログラムを造成していくために、7月13日に専門家からなる検討委員会、7月27日に市内の観光関係者、史跡関係者などで組織する推進協議会を開催し、取組をスタートさせたところであります。  当初は、今年度から3か年の計画としておりましたが、文化庁との協議により、2年目、3年目に予定していた事業を今年度に前倒しして進めることとなりましたので、世界遺産登録を絶好の機会と捉え、取組を加速させてまいります。  また、去る7月10日に世界文化遺産の登録直前企画として、大湯環状列石の魅力を発信するオンラインツアーを開催したほか、今後9月12日に、第2回のオンラインツアーを開催することとしておりますので、コロナ禍にあっても、本市が世界に誇る文化遺産を体験することのできる取組を展開してまいります。  コロナ禍における観光関連事業につきましては、プレミアム観光券事業については、北東北3県の居住者を対象に4,000円分の宿泊券2枚と500円分の観光券4枚をセットにした観光クーポンを1万セット発行し、6月11日から利用を開始しておりますが、7月末までに宿泊券が7,438枚、観光券が1万2,988枚利用され、約4割の利用率となっております。当初は利用期間を9月30日までとしておりましたが、新型コロナウイルス感染症の状況を踏まえ、利用期間を令和4年1月31日まで延長することとしております。  また、誘客拡大と市内周遊を促す取組として、抽せんで毎月総額100万円相当の特産品をプレゼントするスタンプラリーを6月1日から開始しておりますが、6月の応募総数は860人で、当選者数は126人、7月の応募総数は1,468人で、当選者は133人となっております。  緊急事態宣言の発出やまん延防止等重点措置の拡大により、修学旅行や旅行代理店のツアーにキャンセルや延期となるケースが見られておりますので、引き続きコロナ禍の影響を最小限に食い止める取組を効果的に進めてまいります。  次に、商工関係についてでありますが、中心市街地の中核ホテルの再生支援につきましては、「感動!鹿角パークホテル」のオープンから7月末までの状況については、コロナ禍により宴会については当初の計画を下回っておりますが、宿泊やレストランは、計画をやや上回る実績を上げているほか、正社員22人、パート16人が雇用されるなど、ホテルの再開が雇用の確保や地域経済への波及につながっているものと考えております。  地域新電力会社かづのパワーの事業再開に向けた支援につきましては、小売電力事業に関する国などの動向を調査しながら、事業休止の原因となった市場高騰リスクを回避するための事業モデルの検討を進めてまいりましたが、モデル案がまとまりましたので、詳細について今会期中に全員協議会を開催し、ご説明をしたいと考えております。  コロナ禍における経済雇用対策につきましては、国の雇用調整助成金に市が上乗せ助成する雇用維持支援金については、8月末までに6社に対して約200万円の支援を行っており、延べ528人の従業員の雇用維持につなげております。  プレミアム付商品券については、購入申込みが発行予定数を上回ったことから、抽せんにより6月1日から販売を開始しておりましたが、約6億円分が全て完売となり、8月末までに発行額の約65%となる3億9,206万円が換金済みとなっております。  次に、教育関係についてでありますが、小中学校普通教室等空調設備設置事業につきましては、8月までに全ての小中学校への空調設備の設置を完了し、学校生活における児童生徒の健康と、快適な学習環境の確保が図られております。  大湯環状列石を含む北海道・北東北の縄文遺跡群世界文化遺産登録につきましては、去る7月27日に行われましたユネスコ世界遺産委員会の審議において、世界遺産一覧表に記載されることが決定いたしました。  審議当日は、大湯ストーンサークル館でパブリックビューイングを開催し、多くの市民の皆様と登録決定の瞬間を迎えることができ、共に喜びお祝いすることができました。  世界でも無二の存在として縄文時代の精神文化を伝える大湯環状列石を次の世代に確実につなげていくとともに、世界文化遺産登録を契機に、本市のさらなる活性化につなげられますよう取組を積極的に推進してまいります。  次に、本定例会に提案いたします補正予算の概要についてであります。  一般会計では、公共施設解体基金積立金の追加、公共交通維持支援事業費補助金の追加、医療機関開設資金支援事業補助金の追加、大湯環状列石JOMON体感促進事業費の追加などを計上いたしております。  その結果、補正額は2億8,613万8,000円の増額となり、補正後の予算総額は180億5,060万8,000円となりました。  特別会計については、国民健康保険事業特別会計では、庁内ネットワーク整備委託料の追加、保険税還付金の追加、介護保険事業特別会計では、人件費の調整のほか、システム改修委託料の追加等となっており、企業会計については、下水道事業会計では、人件費の調整のほか、ポンプ場設備改修工事費の追加等を行っております。  本定例会には、報告案件1件、人事案件1件、専決処分の承認案件1件、計画の策定案件1件、字区域の変更案件1件、条例案件6件、補正予算案件4件、決算認定案件2件、合わせて17件のご審議をお願いいたしております。  詳細につきましては、それぞれ担当部長からご説明を申し上げますので、よろしくご審議の上、ご可決賜りますようお願い申し上げます。  どうもありがとうございました。     (市長 関 厚君 降壇) ○議長(中山一男君) 市長の施政方針及び行政報告を終わります。 ──────────────────────〇 ─────────────────────     日程第7 議案の上程 ○議長(中山一男君) 次に、日程第7、議案を上程いたします。  初めに、報告第7号専決処分の報告について(損害賠償の額を定めることについて)を議題といたします。  提案理由の説明を求めます。総務部長。 ○総務部長(佐藤康司君) 議案書をご覧いただきたいと思います。  報告第7号専決処分の報告について。  地方自治法第180条第1項の規定により、別紙のとおり専決処分したので、同条第2項の規定によりこれを報告する。  令和3年9月3日提出。鹿角市長。  次のページをお願いします。  専決処分書です。  地方自治法第180条第1項の規定により、議会において指定されている請求金額が50万円以下の法律上市の義務に属する損害賠償の額を定めることについて、別紙のとおり専決処分する。  令和3年7月9日。鹿角市長。  次のページをお願いいたします。  物損事故の損害を下記のとおり賠償するものとする。  相手方は記載のとおり。事故の概要は、令和3年6月29日午後3時30分頃、尾去沢市民センター駐車場内において、発進のため後退した市車両が、後方に駐車していた相手方車両のフロントバンパーに接触し、損傷させたものであります。  損害賠償額は10万9,274円、過失割合は市100%であります。  なお、専決処分日同日に示談が成立しております。  以上で報告第7号の説明を終わります。 ○議長(中山一男君) 提案理由の説明を終わります。  これより質疑を受けます。報告第7号について、質疑ございませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(中山一男君) ないものと認め、質疑を終結いたします。  報告第7号につきましては、地方自治法に定める報告事件でありますので、報告をもって終わります。  ここでお諮りいたします。  本日上程されます議案第53号及び議案第54号の2議案につきましては、会議規則第37条第3項の規定により、委員会付託を省略し、本会議において決したいと思いますが、これにご異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(中山一男君) ご異議ないものと認めます。よって、そのように決定いたします。  初めに、議案第53号副市長の選任についてを議題といたします。  提案者の説明を求めます。市長。 ○市長(関 厚君) 議案第53号副市長の選任について。  下記の者を鹿角市副市長に選任したいので、地方自治法(昭和22年法律第67号)第162条の規定により、議会の同意を求める。  令和3年9月3日提出。鹿角市長。  住所、山本郡三種町。  氏名、岡崎佳治。  生年月日、昭和37年1月29日。  提案理由、鹿角市副市長が欠員中であるため。  これが議案を提出する理由であります。  次に、説明をさせていただきたいと思います。  副市長の選任についてでありますが、欠員中であります鹿角市副市長に、岡崎佳治氏を選任したいと考え、ご提案申し上げる次第であります。  岡崎氏は、資料の履歴書にもございますように、平成3年に秋田県職員として採用され、以後、健康福祉部障害福祉課、北秋田地域振興局建設部用地課、生活環境文化部自然保護課、建設交通部都市計画課などを経て、産業労働部商業貿易課長、山本地域振興局総務企画部長、鹿角地域振興局長を歴任され、現在は県の労働委員会事務局長を務めておられます。地方行政に精通された方でありますし、本市の山積する諸課題を解決していく上で最適任者であると確信いたしておりますので、ご審議の上、ご同意くださいますようお願い申し上げます。  提案の説明といたします。よろしくお願いいたします。 ○議長(中山一男君) 提案理由の説明を終わります。  これより採決いたします。  議案第53号について、原案に同意することにご異議ございませんか。児玉議員。 ○10番(児玉悦朗君) 議案第53号について、反対の立場から発言いたしたいと思います。  このたび、秋田県職員の方を副市長にお迎えするとのことでありますが、なぜ秋田県職員の方なのか理解できないのであります。本市の社会経済、あるいは市政に造詣が深い方、そういう方が適任だと思われますので、本議案につきましては反対であります。  その具体的な理由につきましては、1つには、本市はこれまでに重要な施策を実現するために県の職員を副市長としてお迎えしたことが何度かありました。その際には、重要なプロジェクトを実現するため、あるいは行財政改革などの制度改革を行う場合、そういった具体的な目的がありました。このたびのように、具体的な理由がないのに、県の職員を副市長としてお迎えする理由がないと考えます。  2つ目は、本市にとって優先的な重要課題、これは人口減少問題であります。地方自治体が自らの判断と責任において取り組むべきとして、国では地方創生を打ち出しております。自立的に取り組まなければ存続が危ぶまれる、そういう自治体が相当数あると、危機的な状況にあるとしております。県とのパイプは必要だとは思いますが、施策をスピード感を持って効果的に推進するための事務的な統括責任者が必要なのではないでしょうか。それほど厳しい現状であるということを認識していただきたいと思います。  3つ目は、報道によりますと、市長は副市長や教育長の人事に当たっては、市民から見ても透明で公正な市政運営に取り組むため、慎重に進めたいとお話しされておりますが、このたびの提案はこの言葉とは完全に反するもので、全くの突然の提案でありました。  以上の点から、私はこの議案について反対したいと思います。  以上です。 ○議長(中山一男君) 笹本真司議員。 ○1番(笹本真司君) 私からは、先ほどの反対意見に対する意見を述べさせていただきたいと思います。すなわち議案に対する賛成の発言をさせていただきます。  まず、今回の議会において、多数の市民の方が傍聴に来てくださいました。そして、ウェブ中継においても多数の方が見ていらっしゃると思います。市民に関心を持っていただいていること、これに深くまず感謝させていただきたいと思います。  私は、副市長として、県職員である岡崎氏を提案することについて賛成です。  では、まずこの副市長人事の目的とは何なんでしょうか。それは、私はよりよい鹿角をつくるという目的を達成するためだと考えております。では、よりよい鹿角をつくるとはどういうことか、ここを争ったのが去る6月の市長選挙だと思います。2人の候補者が、そのよりよい鹿角をつくるというビジョンに対して選挙を行い、結果的に圧倒的多数の議員の方々が応援された候補者ではなく、今、ここにいらっしゃる関市長を次の市長として選ばれました。この点において、まず私は、議会と市民の方々の認識に対して大きなずれがあると、この事実に関しては受け入れざるを得ない、そして認識するべきことだと考えております。すなわち、関市長の方向性に対して、まず、市民の方々は同意いただいたと。  さて、今回県職員である岡崎氏を提案された、ここに関しては決して良好であるとは言えない県とのパイプを強化して、そのことによって県との関係を立て直し、鹿角市に利益をもたらす、この大きな決意の表れが反映されていると考えております。これは先ほどの市長の公約にもあったとおりであります。  また、岡崎氏は、鹿角地域振興局長を以前務められております。このことから、岡崎氏はある程度客観的に鹿角市の実情というものを把握されておると思います。その点においても私は岡崎氏の提案は妥当であると考えます。ぜひとも関市長の右腕となって、よりよい鹿角をつくるために貢献していただきたい。私はそう思います。  以上で発言を終わります。 ○議長(中山一男君) 成田議員。 ○6番(成田哲男君) 今、児玉議員そして笹本議員から、反対、賛成の意見が出ましたけれども、私から一言意見を述べさせていただきたいと思います。  まず、今回の案件につきまして、私は関市長が公約にありました北東北の経済圏の確立とか、それから産婦人科、医療体制の充実、こういう大きな問題を公約に訴えておりました。それ自身、やはり国と県とそのパイプは市長自らつくっていただきたい。市長がそういう活動をされている間に、この鹿角の市政を守っていくために、市長を補佐して4年間の任期を一緒にやっていただく方を選んでいただきたい、そう思っております。  それで、鹿角の市政、また鹿角の中のことに詳しい人、そういう方をぜひ次の推薦という形で出していただきたいと思って、今回は反対させていただきます。 ○議長(中山一男君) ただいま議案第53号について異議がありましたので、これより起立により採決いたします。  それでは、議案第53号について原案に同意することに賛成の方の起立を求めます。     (賛成者起立)     (傍聴席で発言する者あり) ○議長(中山一男君) 傍聴人に申し上げます。静粛にお願いします。傍聴人は議事について可否を表明し、または騒ぎ立てることは禁止されておりますので、静粛にお願いします。  なお、議長の命令に従わないときは、地方自治法第130条第1項の規定により退場を命じることがありますので、念のため申し上げておきます。  ご着席願います。  起立少数であります。よって、議案第53号については、原案に不同意とすることに決します。  次に、議案第54号専決処分の承認を求めることについて(令和3年度鹿角市一般会計補正予算(第5号))を議題といたします。  提案理由の説明を求めます。総務部長。 ○総務部長(佐藤康司君) 議案第54号専決処分の承認を求めることについて。
     地方自治法第179条第1項の規定により、別紙のとおり専決処分をしたので、同条第3項の規定によりこれを報告し、承認を求める。  令和3年9月3日提出。鹿角市長。  別冊の専決処分書をご覧ください。  令和3年度鹿角市一般会計補正予算(第5号)について、地方自治法第179条第1項の規定により、別紙のとおり専決処分する。  令和3年6月16日。鹿角市長。  補正予算書の1ページをお願いいたします。  令和3年度鹿角市の一般会計補正予算(第5号)は、次に定めるところによる。  第1条、歳入歳出予算の補正は、歳入歳出それぞれ2,155万5,000円を追加し、総額をそれぞれ177億6,447万円とする。  第2項、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び金額は、第1表歳入歳出予算補正による。  令和3年6月16日。鹿角市長。  本補正予算は、生活困窮世帯に対する支援金を計上するほか、新型コロナウイルスワクチン接種をより加速していくための経費を追加したもので、早急な予算措置が必要であったことから、専決処分したものであります。  7ページ、8ページをお願いいたします。  歳入です。  14款2項2目1節社会福祉費補助金の新型コロナウイルス感染症セーフティネット強化交付金300万円と3目1節保健衛生費補助金の新型コロナウイルスワクチン接種体制確保事業費補助金1,855万5,000円は、歳出に計上した事業費の全額がそれぞれ交付されるものです。  次のページをお願いいたします。  歳出であります。  3款1項1目社会福祉総務費の0275新型コロナウイルス感染症生活困窮者自立支援金支給事業300万円は、新型コロナウイルス感染症の影響の長期化により、生活に困窮し、緊急小口資金などの貸付限度額に達したことで今後特例貸付を利用できないなど、一定の要件を満たす世帯に対し、就労による自立を図る等のため支給するもので、支給額は単身世帯で月額6万円、2人世帯で8万円、3人世帯で10万円、支給期間は申請月から最大3か月間としております。  4款1項5目新型コロナウイルス感染症対策費の0225新型コロナウイルスワクチン接種体制確保事業1,855万5,000円は、国から高齢者のワクチン接種の見通しがついたことから、希望する方にできるだけ早く接種するため、より大きな集団接種会場を確保し、8月と9月で約6,000人の接種を目標に実施することにしたもので、従事する職員の時間外手当、会場借上料、各市民センター発着の送迎バス借上料などを追加しております。  以上で一般会計補正予算(第5号)の説明を終わります。 ○議長(中山一男君) 提案理由の説明を終わります。  これより質疑を受けます。質疑ございませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(中山一男君) ないものと認め、質疑を終結いたします。  次に、討論ございませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(中山一男君) ないものと認め、これより採決いたします。  議案第54号について、原案のとおり承認することにご異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(中山一男君) ご異議ないものと認めます。よって、議案第54号については、原案のとおり承認されました。  次に、議案第55号鹿角市過疎地域持続的発展計画の策定についてを議題といたします。  提案理由の説明を求めます。総務部長。 ○総務部長(佐藤康司君) 議案第55号鹿角市過疎地域持続的発展計画の策定について。  鹿角市過疎地域持続的発展計画(令和3年度から令和7年度)を別紙のとおり策定するため、過疎地域の持続的発展の支援に関する特別措置法第8条第1項の規定に基づき、議会の議決を求める。  令和3年9月3日提出。鹿角市長。  提案理由は、地域の持続的発展のための施策を総合的かつ計画的に実施するため、計画を策定するものであります。  過疎対策につきましては、これまで4回にわたり特別措置法が制定され、都度計画を策定し、推進してまいりましたが、これまでの過疎地域自立促進特別措置法が期限を迎え、新たに過疎地域の持続的発展の支援に関する特別措置法が令和3年4月1日から施行されたことを受け、今回5回目となる計画を策定し、過疎対策を進めようとするものであります。  新たな計画の構成については、国から示された作成例によりますが、過疎対策の目標項目として、人材の確保育成、情報通信技術の活用、再生可能エネルギーの利用推進の3つの項目が追加されております。  それでは、計画の概要についてご説明いたします。  お手元に配付しております計画案の1ページをお開き願います。  初めに、基本的な事項を記載しておりますが、12ページまでは、鹿角市の概況のほか、人口及び産業の推移と動向、行財政の状況、地域の持続的発展のための基本方針や基本目標などを記述しております。  10ページをお願いいたします。  4の地域の持続的発展の基本方針として、本計画の取組に当たっては、持続可能な将来を見据えた第7次鹿角市総合計画を推進することが本市の持続的発展を促すという考えから前期基本計画の内容を新過疎法の趣旨に沿って本計画に位置づけるという形で編成しており、人口構造の若返りを図りながら、次の世代につなぐ持続可能な社会システムの構築を目指していく7次総の方針と整合を図っております。  次に、11ページの5、地域の持続的発展のための基本目標についてでありますが、本計画では人口の社会増減に関する目標が必須であるとの考え方が示されていることから、人口の社会増減の累計について、基準値の1,053人減から1,015人減まで改善させるという目標値を設定するほか、財政力に関する目標として、財政が健全段階にあるとされる実質公債費比率18%未満を堅持することとしております。  12ページをお願いします。  計画の期間は、令和3年4月1日から令和8年3月31日までの5年間であります。  また、公共施設等総合管理計画等との整合につきましては、本計画に記載した全ての公共施設等の設備が公共施設等総合管理計画等に適合する旨記述しております。  次に、13ページ以降67ページまでは、分野別に項目を整理しております。  分野別では、第2の移住・定住・地域間交流の促進、人材育成から第12の再生可能エネルギーの利用の推進までの11項目が本計画に定めるべき事項として規定されており、それぞれ現況と問題点、その対策、事業計画、公共施設等総合管理計画等との整合について記載しております。  また、最後の第13のその他は、必要項目に該当しないその他の事項を整理したものであり、合計12項目としております。  以下、分野別の主な方針についてご説明いたします。  初めに、第2、移住・定住・地域間交流の促進、人材育成でありますが、新しい人の流れと、人と地域のつながりを創出するため、県外在住者の移住や定住、交流の促進に取り組むことで活気あふれるまちづくりを推進します。  16ページをお願いいたします。  第3、産業の振興でありますが、農業については、担い手の確保やICTを活用したスマート農業の取組を推進するほか、生産性の向上と販路の拡大を図ります。  林業については、森林資源の保全と林業分野への就業を促進するための支援を進めます。  商工業については、商品開発や販路拡大等に取り組む事業者への支援のほか、企業立地の促進、産業人材の育成等を進めます。  観光については、滞在型観光の取組を強化し、稼ぐ観光を推進します。  情報通信産業につきましては、Society5.0の到来を見据え、ICT関連産業の振興対策を進めます。  26ページをお願いいたします。  第4、地域における情報化についてでありますが、健康福祉サービスや教育現場での活用のほか、災害や防犯対策、行政手続の簡便化を実現するための情報化を進めます。  また、情報通信技術の活用によって、より便利で安全安心な地域社会の構築を目指すため、それを支える情報通信基盤の整備と人材育成を進めます。  28ページをお願いいたします。  第5、交通施設の整備、交通手段の確保でありますが、市道の整備については、市民生活に密着した道路施設の計画的な維持、整備を進めるとともに、除雪体制の充実により、交通の安全確保を図るほか、橋りょうについても予防保全型の維持管理により長寿命化を図ります。  公共交通については、地域の実情に合った交通手段の維持、確保を進めます。  32ページをお願いいたします。  第6、生活環境の整備でありますが、上水道については、計画的な施設等の更新などにより、安定供給に努めるとともに、下水道では、計画区域内の整備と合併処理浄化槽による処理により、水洗化率の向上を図ります。  廃棄物処理施設の整備については、施設の整備を適切に進め、環境負荷の軽減を図ります。  消防・救急・防災体制の整備については、施設整備等により、消防・救急・防災体制の充実強化を図ります。  快適な生活・居住環境の整備については、計画的な市営住宅の整備、民間住宅のリフォーム支援や空き家対策のほか、老朽化した不用の公共施設の解体を進めます。  40ページをお願いします。  第7、子育て環境の確保、高齢者等の保健及び福祉の向上及び増進でありますが、少子高齢化が進行する中にあって、複雑、多様化する福祉保健ニーズに対応しながら、子育ての環境を確保し、高齢者及び障害者の保健及び福祉の向上を図るとともに、関係機関との連携による相談支援体制やサービス提供体制の充実を図ります。  49ページをお願いします。  第8、医療の確保でありますが、産婦人科をはじめとする医師不足の解消に努めるとともに、市民が安心して暮らすことのできる地域医療体制の構築を進めます。  53ページをお願いいたします。  第9、教育の振興でありますが、地域の将来を担う子供たちに対するキャリア教育ふるさと教育を推進するとともに、質の高い教育環境の整備を推進します。  また、地域人材の育成も視野に入れた生涯学習を推進するほか、大学との域学連携やスポーツを通じた交流拡大により、人材の確保やにぎわい創出を図ります。  57ページをお願いいたします。  第10、集落の整備でありますが、コミュニティー活動の持続的発展に欠かせない自治会の基礎的な活動や活動拠点の整備に対する支援を行うとともに、地域づくりを担う人材の育成や確保を進めます。  60ページをお願いいたします。  第11、地域文化の振興等でありますが、大湯環状列石世界遺産登録を契機として、地域資源の価値を再認識するとともに、この活用によって地域の活性化を図るほか、貴重な文化財等の保存継承を図ります。  63ページをお願いします。  第12、再生可能エネルギーの利用の推進でありますが、新過疎法では、再生可能エネルギーの活用によって、地域内のエネルギーやエネルギーの地産地消の創出を目指す視点が示されており、本市の再生可能エネルギーのポテンシャルを生かした利活用を推進します。  66ページをお願いします。  第13、その他地域の持続的発展に関し必要な事項でありますが、多文化共生社会の推進によって、外国人住民の受入れ体制を整えるとともに、国際交流をさらに深め、地域の活性化と持続可能な地域社会づくりを目指します。  最後に、68ページ以降の事業計画でありますが、第2、移住・定住・地域間交流の促進、人材育成から第12、再生可能エネルギーの利用の推進までの事業計画の中の過疎地域持続的発展特別事業を一覧で掲載しております。  なお、本計画案については、県との正式協議を経て令和3年8月24日付で同意を得ております。  以上で議案第55号の説明を終わります。 ○議長(中山一男君) 提案理由の説明を終わります。  これより質疑を受けます。議案第55号について質疑ございませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(中山一男君) ないものと認め、質疑を終結いたします。  次に、議案第56号字の区域の変更についてから議案第62号鹿角市景観条例の制定についてまでの7議案について、一括して議題といたします。  順次、提案理由の説明を求めます。総務部長。 ○総務部長(佐藤康司君) 議案第56号字の区域の変更について。  地方自治法第260条第1項の規定により、別紙のとおり本市の区域内の字の区域を変更する。  令和3年9月3日提出。鹿角市長。  提案理由は、県が実施する農地集積加速化基盤事業(末広地区)の施行に伴う換地処分のため、字の区域を変更することにつき議決を求めるものです。  この事業は、県が平成27年度から進めてまいりましたが、新たな道路、水路等が設置されたことなどに伴い、従来の字界や字名を整理するものであります。  次のページをお願いいたします。  字界変更調書です。  併せて議案資料の1ページから18ページまでをご覧いただきたいと思います。
     議案資料1ページは、字の区域、変更箇所、位置図、2ページから4ページまでが字界変更の全体図、①番から⑳番までの各番号は、議案の字界変更調書に対応しております。  資料の5ページから18ページは、それぞれの明細図で、旧字界線を赤線で、新字界線を青線で、対象となる区域は黄色の網掛けで示しております。  議案にお戻りいただきまして、字界変更調書で変更前、変更後の区域を説明いたします。  地番は省略し、字名で説明をさせていただきます。  ①は、末広字向川原の一部及びこれらの区域に隣接する道路、水路である公有地の全部を瀬田石字下石野に変更します。資料は5ページです。  ②は、下石野の一部及びこれらの区域に介在する道路、水路である公有地の全部を同字上石野に変更します。資料は6ページです。  ③は、字清水沼の一部を同字上ミ新田に変更します。資料は7ページです。  ④は、字白根方の一部及びこれらの区域に介在する水路である公有地の全部を、⑤は、字村下の一部をそれぞれ同字上田表に変更します。資料は8ページです。  ⑥は、字沖ノ平の一部を同字村下に変更します。資料は9ページです。  ⑦は、字沖ノ平の一部を、⑧は、字長漕の一部を、⑨は、字村下の一部をそれぞれ同字清水沼に変更します。資料は10ページ及び11ページです。  次のページをお願いいたします。  ⑩は、字村下の一部及びこれらの区域に隣接する道路である公有地の全部を、⑪は、字扇袋の一部及びこれらの区域に隣接する道路である公有地の全部をそれぞれ同字砂田に変更します。資料は12ページです。  ⑫は、字向イ平の一部を同字高井沢に変更します。資料は13ページです。  ⑬は、字高井沢の一部及びこれらの区域に隣接する道路、水路である公有地の一部を、⑭は、字中野平の一部及びこれらの区域に隣接、介在する道路、水路である公有地の全部をそれぞれ同字向イ平に変更します。資料は13ページ及び14ページです。  ⑮は、字向イ平の一部を同字中野平に変更します。資料は14ページです。  ⑯は、字坂ノ下の一部を同字中川原に変更します。資料は15ページです。  ⑰は、字中川原の一部を同字下川原に変更します。資料は16ページです。  次のページをお願いいたします。  ⑱は、字中平の一部及びこれらの区域に隣接する水路である公有地の全部を、⑲は、字川原舘の一部をそれぞれ同字下平に変更します。資料は17ページです。  ⑳は、中平の一部を同字川原舘に変更します。資料は18ページです。  議案第56号の説明は以上であります。  次に、議案第57号押印を求める手続の見直しに伴う関係条例の整備等に関する条例の制定について。  押印を求める手続の見直しに伴う関係条例の整備等に関する条例を別紙のとおり制定するものとする。  令和3年9月3日提出。鹿角市長。  提案理由は、押印を求める手続の見直しに伴い、関係条例の整備等を行うため、条例を制定するものであります。  改正内容は、申請手続のオンライン化や、申請受付業務フローのデジタル化の推進、また、新型コロナウイルス感染症への対応策として、書面申請や対面方式によらない行政サービスの土台を築くため、地方公共団体における押印見直しマニュアルを踏まえ、押印廃止を行うための必要な改正を行うものです。  次のページをお願いいたします。  押印を求める手続の見直しに伴う関係条例の整備等に関する条例(案)です。  議案資料で説明をいたしますので、議案資料の19ページをお願いいたします。  第1条、職員の服務の宣誓に関する条例の一部改正については、別記様式中の印を削ります。  次のページをお願いいたします。  第2条、鹿角市固定資産評価審査委員会条例の一部改正については、第4条、審査の申出について、審査申出書への押印を規定する第4項を削り、第5項を第4項に、第6項を第5項にそれぞれ繰り上げます。  また、第8条、口頭審理について、口述書への押印を規定する同条第5項中、「記載し提出者がこれに署名、捺印しなければならない」を「記載しなければならない」に改めます。  21ページをお願いします。  第3条、鹿角市火入れに関する条例の一部改正については、第14条、火入れの中止について、同条中の「異常乾燥注意報」を現行の気象情報に合わせて「乾燥注意報」にこの際改めます。  また、次のページの別記様式第1号、火入れ許可申請書の中の印を削ります。  議案にお戻りいただきまして、附則でありますが、この条例は令和3年10月1日から施行いたします。  なお、その他の押印廃止のために必要な規則等の改正を行い、本条例と同日の令和3年10月1日から施行することとして、一体的な押印を要する手続の見直しを進めることとしております。  議案第57号の説明は以上であります。  次に、議案第58号鹿角市公共施設解体基金条例の制定について。  鹿角市公共施設解体基金条例を別紙のとおり制定するものとする。  令和3年9月3日提出。鹿角市長。  提案理由は、公共施設の解体及び撤去に要する経費の財源に充てるための基金を設置するため、条例を制定するものであります。  次のページをお願いいたします。  鹿角市公共施設解体基金条例(案)であります。  第1条は、基金設置の目的ですが、公共施設の解体及び撤去に要する経費に充てることを目的とする旨定めます。  第2条では、積み立てる額は一般会計歳入歳出予算で定めるものといたします。  第3条では、基金の管理は金融機関への預金、その他最も確実かつ有利な方法により保管しなければならない旨。  第4条では、運用益金の処理方法は、一般会計歳入歳出予算に計上して繰り入れる旨。  第5条では、基金の処分は、公共施設の解体及び撤去に要する経費に充てる場合に限る旨。  第6条では、繰替え運用ができる旨を定めます。  第7条では、その他基金の管理に関し必要な事項は、市長が定める旨規定しております。  附則として、この条例の施行期日は公布の日からと定めます。  以上で説明を終わります。 ○議長(中山一男君) 市民部長。 ○市民部長(黒澤香澄君) 続きまして、議案第59号をお願いいたします。  議案第59号鹿角市過疎地域の持続的発展の支援に関する特別措置法の適用に伴う固定資産税の課税免除に関する条例の制定について。  鹿角市過疎地域の持続的発展の支援に関する特別措置法の適用に伴う固定資産税の課税免除に関する条例を別紙のとおり制定するものとする。  令和3年9月3日提出。鹿角市長。  提案理由ですが、過疎地域の持続的発展の支援に関する特別措置法の施行に伴い、同法に基づく固定資産税の課税免除の措置を講じ、もって市内産業の振興を促進するため、この条例を制定するものです。  次のページをお願いいたします。  条例案であります。  第1条は、制定の趣旨でありますが、令和3年4月1日から施行された過疎地域の持続的発展の支援に関する特別措置法に基づき策定する鹿角市過疎地域持続的発展計画において、振興すべき業種として定めた製造業、情報サービス業等、農林水産物等販売業、または旅館業の用に供する設備の取得等を行った者について、固定資産税の課税免除の措置を講ずるといった趣旨を規定するもので、資本金の額等が5,000万円を超える法人が行うものについては、新設または増設に限ることとしております。  第2条は、課税免除の範囲を規定するもので、第1項では、業種ごとに課税免除の対象となる設備及び取得価額等を規定しており、対象設備である家屋の敷地である土地についてはその取得の翌日から起算して1年以内に当該家屋の建設があった場合に限り、課税免除の対象としております。  第1号では、製造業または旅館業を営む者の場合の対象設備を500万円以上のものとし、資本金が5,000万円を超え1億円以下の法人の場合は対象設備が1,000万円以上のもの、資本金が1億円を超える法人の場合は、対象設備が2,000万円以上のものとしております。  第2号では、情報サービス業等または農林水産物等販売業を営む者の場合の対象設備を500万円以上のものとしております。  第2項では、課税免除の期間を新たに固定資産税が課税されることとなった年度から3か年度としております。  次のページをお願いいたします。  第3条は、申請等の手続について規定するものです。  第4条は、課税免除措置の承継の手続について規定するものです。  第5条は、課税免除の取消しについて規定するもので、課税免除の対象者が事業の廃止、休止または休止状況と認められる場合及び申請に不正行為があった場合に、課税免除を取り消すことができることとしております。  第6条は、必要な事項については、規則への委任を規定するものです。  附則として、施行期日は公布の日から施行し、令和3年4月1日からの適用としております。  以上で説明を終わります。 ○議長(中山一男君) 健康福祉部長。 ○健康福祉部長(金澤 修君) 続きまして、議案第60号をお開き願います。  議案第60号鹿角市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について。  鹿角市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例(平成26年鹿角市条例第22号)の一部を別紙のとおり改正するものとする。  令和3年9月3日提出。鹿角市長。  提案理由ですが、障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律に基づく指定障害福祉サービスの事業等の人員、設備及び運営に関する基準等の一部を改正する省令等の施行に伴い、諸記録の作成、保存等について電磁的方法による対応を可能とする等のため、条例を改正するものです。  次のページをお願いいたします。  改正案ですが、詳細は新旧対照表で説明いたしますので、議案資料の23ページをご覧いただきたいと思います。  初めに、目次に第6章雑則、第49条を新たに加えます。  第6条は、家庭的保育事業等による保育の提供終了後も継続的に保育を提供できるようほかの保育所等との連携施設確保を義務づけているものですが、第1項では、教育及び利用乳幼児の用語について、同条第4項第1号でも用いられていることによる定義範囲を改正するものであります。  次のページをお願いいたします。  第4項は、ほかの保育所等との連携施設の確保義務の適用免除について規定をしておりますが、第1号において、家庭的保育事業者等による保育の提供の終了に際して、市長が法第24条第3項による利用調整に加えて、法附則第73条第1項による利用調整を行う場合も保護者の希望に基づき引き続き必要な教育、保育が提供されるよう必要な措置を講じている場合は適用しない旨規定します。  第5項は、基準省令の改正に伴う字句の改正を行うものです。  次のページになりますが、第49条は、利用者の利便性の向上と家庭的保育事業者等の業務負担軽減を図る観点から諸記録の作成・保存、利用者等への説明・同意などのうち書面で行うものについて、電磁的方法による対応を原則として認める規定を新たに追加するものであります。  議案書に戻っていただき、附則として、この条例は公布の日から施行します。  続きまして、議案第61号をお開き願います。  議案第61号鹿角市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部改正について。  鹿角市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例(平成26年鹿角市条例第23号)の一部を別紙のとおり改正するものとする。  令和3年9月3日提出。鹿角市長。  提案理由ですが、特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業並びに特定子ども・子育て支援施設等の運営に関する基準及び子ども・子育て支援法施行規則の一部を改正する内閣府令等の施行に伴いまして、書面による手続等について、電磁的方法による対応を可能とする等のため条例を改正するものです。  改正案ですが、この条例は、いわゆる認定こども園や認可保育園など、市長が施設型給付の支給対象施設として確認する保育園等の運営に関する基準を規定しているものでありますが、今回内閣府令等が改正されたことに伴い、それに併せて改正するものであります。  改正内容としましては、先ほどの議案第60号と同じく、デジタル化の推進に伴い保育所等の事業者等が作成・保存を行うものや、保育所等と保護者との間の手続などで書面によることが規定または想定されているものについて、電磁的方法による方法も可能である旨、改正を行うものであります。  次のページをお願いいたします。  改正案ですが、詳細は新旧対照表で説明いたしますので、議案資料の26ページをお願いいたします。  初めに、目次に第4章雑則、第53条を新たに加えます。  第1条は、この基準条例を定める際の根拠法令の引用条項にずれが生じていることから改めるものであります。
     第5条は、運営に関する基準のうち、特定教育・保育施設の提供の開始に際して、利用申込みを行った者に対して、運営規定の概要、職員の勤務体制、利用者負担額などを記載した文書を交付してその内容と手続を説明し、利用申込者の同意を得なければならない旨規定しておりますが、同条第2項から次のページの第6項に規定している文書の交付に替えて、電磁的方法で提供できるとする具体的な提供方法を、今回新たに設けます第53条第2項から第5項に整理統合するため、本条から削除するものであります。  28ページをお願いいたします。  第7条第2項は、認定こども園または保育園での子供の施設利用について、市が行うあっせんや要請に対してできる限り協力する義務を規定していますが、第40条第2項に規定する特定地域型保育事業者への市が行う調整及び要請、さらに第42条第1項に規定する特定教育・保育施設等との連携にも適用する旨、各条項における引用条項を整理するものであります。  第38条第2項は、第5条第2項を削除して、第53条に新たに加えることに伴い削除を行うものであります。  29ページをお願いいたします。  第42条第5項は、基準省令の改正に伴う字句を改めるものであります。  第53条は、利用者の利便性の向上と保育所等の業務負担軽減を図る観点から保育所等が行う諸記録の作成、保存を行うものや保育所等と保護者の間の手続での利用者等への説明・同意などのうち、書面で行うことが規定または想定されているものについて、電磁的方法による対応を原則として認める規定を新たに追加し、同条第2項から第6項でその具体的な方法について規定をするものであります。  議案書に戻っていただき、附則として、この条例は公布の日から施行します。  以上です。 ○議長(中山一男君) 建設部長。 ○建設部長(中村 修君) 続きまして、議案第62号をお願いいたします。  鹿角市景観条例の制定について。  鹿角市景観条例を別紙のとおり制定するものとする。  令和3年9月3日提出。鹿角市長。  提案理由ですが、景観法の規定に基づく景観行政事務の処理に関して必要な事項を定め、本市の魅力ある美しい景観の保全及び形成を図るため、条例を制定するものです。  本条例につきましては、大湯環状列石世界遺産登録に向けた取組の一環として、良好な景観の形成に関する計画である鹿角市景観計画の作成を進めておりましたが、秋田県との協議を経て、景観行政団体へと移行した後、6月4日に鹿角市景観計画を策定したところであります。  景観計画が執行される令和4年1月1日から景観法に基づく届出制度が開始されますが、届出等の景観行政事務の施行に際し、必要となる鹿角市景観条例を制定するものです。  次のページをお願いします。  鹿角市景観条例(案)であります。  第1章では、総則について規定しております。  第1条の目的規定ですが、この条例は、景観法の規定に基づく景観行政事務の処理に関して必要な事項を定めることにより、本市の魅力ある美しい景観の保全及び形成を図ることを目的とするものです。  第2条は、用語の定義を定めております。  第3条は、景観まちづくりに向けた市の責務を、第4条では、景観まちづくりに向けた市民及び事業者の責務について定めております。  次のページをお願いします。  第2章では、景観計画と策定等について規定しております。  第5条は、景観計画の策定に係る手続について定めております。  第6条は、景観計画における重点地域の指定についての規定でありますが、世界遺産に登録となった大湯環状列石周辺を重点地域としております。  第7条は、景観法の規定による建築物や工作物などの新築、増築等の届出を行う際の景観計画への適合について定めております。  第3章では、行為の届出等について規定しております。  第8条は、景観法に規定する届出対象となる行為に条例で追加する届出対象となる行為を、第9条は、景観法に規定する届出を要しない行為に条例で追加する届出を要しない行為を定めております。  次のページをお願いします。  第10条は、届出の対象となる行為について事前協議を義務づけることを、第11条は、行為に着手しようとする30日前までに届出を要することを、第12条は、届出の内容が景観計画に適合する場合の通知について、また、通知を受けた者は通知を受けた日から届出に係る行為に着手することができることについて。  第13条は、届出に係る行為を完了または中止したときの報告について。  第14条は、景観法に規定する勧告の手続等について定めております。  次のページをお願いします。  第4章では、景観重要建造物及び景観重要樹木について規定しております。  第15条は、景観法に規定する景観重要建造物及び景観重要樹木の指定の手続について定めております。  第16条は、景観重要建造物の管理の方法の基準について。  第17条は、景観重要樹木の管理の方法の基準について定めています。  次のページをお願いします。  第5章では、鹿角市景観審議会について規定しております。  第18条は、景観審議会の設置目的について。  第19条は、審議会の組織及び委任について。  第20条は、委員の任期について。  第21条は、審議会の会長について。  第22条は、審議会の会議について。  第23条は、審議会の庶務は建設部において行う旨をそれぞれ定めております。  次のページをお願いします。  第6章の雑則では、規則への委任について定めております。  附則でありますが、第1項で、この条例は、景観計画の効力が発生する令和4年1月1日から施行することとし、第2項において事前協議、その他必要な準備行為は、条例施行前において行うことができることとします。  第3項では、本条例により任命する景観審議会の委員は、非常勤の特別職として位置づけられることから、特別職の職員で非常勤の者の報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正を行うこととします。  別表中に、既に規定されている都市計画審議会の真下に、職の区分として景観審議会の委員と報酬の額として日額5,000円を追加します。  以上で議案第62号の説明を終わります。 ○議長(中山一男君) 提案理由の説明を終わります。  これより順次質疑を受けます。  初めに、議案第56号について質疑を受けます。質疑ございませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(中山一男君) ないものと認めます。  次に、議案第57号について質疑を受けます。質疑ございませんか。笹本議員。 ○1番(笹本真司君) 押印廃止の検討の仕方について簡単に教えていただきたいと思うんですね。というのは、基本的に押印の廃止は記名押印の場合と署名捺印の2つがあって、名前と押印があると。署名に関しては、その名前とあとは筆跡からの証拠を残すという2つの側面があると思うんですが、こちらの例で、まず、職務宣誓書に関しては、署名捺印で判子の証拠能力って署名に比べれば少ないというので分かるんですが、次の固定資産に関する新旧対照表を見ると署名捺印自体が全て消えていると。これは例えばですけれども、将来的な電子申請を行う場合には、電子申請をする時点で、提出者のIDが特定できるからとか、もしくは書類じゃなくて事前に提出するときにIDを確認できるという考え方でやっているのか、その辺りをちょっと教えてください。 ○議長(中山一男君) 総務部長。 ○総務部長(佐藤康司君) ただいまの固定資産評価審査委員会条例の署名捺印の件でありますけれども、これは口述書に関する規定であります。文書内容の真正性の担保というところに関して申し上げますと、これは一連の手続の中の一環のものでして、内容の真正性というのは結局署名押印のみではなくて、その手続全体の中で評価されるということで、民事訴訟法などもこのような形で整理されておりますので、これに関してはそのような考え方で署名も含めて削除したということであります。 ○議長(中山一男君) よろしいですか。ほかにございませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(中山一男君) ないものと認めます。  次に、議案第58号について質疑を受けます。質疑ございませんか。戸田議員。 ○5番(戸田芳孝君) 議案第58号の公共施設解体基金条例、これについてお伺いしたいんですが、今なぜ新たにその基金を創設しなければいけないのか、その理由を教えていただきたいです。  それから、その基金、積立ての資金はどこから調達、捻出するのか。この2点をお伺いしたいと思います。 ○議長(中山一男君) 総務部長。 ○総務部長(佐藤康司君) なぜ今基金を創設するのかというところについてまず申し上げますけれども、第7次総合計画、それから公共施設等の総合管理計画を改定しておりまして、その個別施設計画の策定を進める中で、老朽化した利用見込みのない公共施設の解体について、今回提出しております新たな過疎地域持続的発展計画の中に位置づけて、これは2点目の回答にもなりますけれども、過疎対策事業債、いわゆる過疎債のソフト分がありますけれども、これを財源として基金を積み立てることにしたものであります。 ○議長(中山一男君) 戸田議員。 ○5番(戸田芳孝君) 今、過疎対策事業債ですか、地方債、市債を発行するという捉え方でよろしいわけですね。借金になると思うんですけれども、利息もかかると思うんです。今の積立金を崩すとか、もしくはほかの基金を利用して対応できないかということも1つ考えられるんですけれども、その辺はいかがなんですか。 ○議長(中山一男君) 総務部長。 ○総務部長(佐藤康司君) 建物の解体につきましては、別な起債の中で公共施設解体事業債という起債もあるわけですけれども、こちらのほうはいわゆる過疎債と違って100%一般財源の持ち出しになると。過疎債のソフトの場合には、将来的に償還財源、利息も含めまして地方交付税の計算に当たって、基準財政需要額の中に7割分が算入されますので、実質的な借金返済は全体額の3割程度で済むということで、有利でありますのでこれを活用するということになります。(「分かりました」の声あり) ○議長(中山一男君) よろしいですか。ほかにございませんか。笹本議員。 ○1番(笹本真司君) 先ほどの質問にかぶせる形なんですけれども、今後の解体に伴う必要な金額の見通しを大まかに教えていただきたいのと、基金の積立計画の概要だけでも教えてください。 ○議長(中山一男君) 総務部長。 ○総務部長(佐藤康司君) 現在のところ令和7年度までの総合計画前期基本計画の中で予定しているものということに限定させていただきますが、その中では、今ところ3施設の解体を予定しております。概算事業費になりますけれども、これはあくまでも概算です。2億2,110万円ということでありまして、この5年間の中でこれに相当する額を積み立てたいと考えてございます。 ○議長(中山一男君) ほかにございませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(中山一男君) ないようですので、ここで昼食ため午後1時まで休憩いたします。     午後0時01分 休憩 ──────────────────────〇 ─────────────────────     午後1時00分 再開 ○議長(中山一男君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。  次に、議案第59号について質疑を受けます。質疑ございませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(中山一男君) ないものと認めます。  次に、議案第60号について質疑を受けます。質疑ございませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(中山一男君) ないものと認めます。  次に、議案第61号について質疑を受けます。質疑ございませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(中山一男君) ないものと認めます。  次に、議案第62号について質疑を受けます。質疑ございませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(中山一男君) ないものと認め、質疑を終結いたします。  次に、議案第63号令和3年度鹿角市一般会計補正予算(第6号)から議案第66号令和3年度鹿角市下水道事業会計補正予算(第1号)までの4議案について、一括して議題といたします。  順次、提案理由の説明を求めます。総務部長。 ○総務部長(佐藤康司君) それでは、一般会計・特別会計・企業会計補正予算書の1ページをお開き願います。
     議案第63号令和3年度鹿角市一般会計補正予算(第6号)です。  令和3年度の鹿角市の一般会計補正予算(第6号)は、次に定めるところによる。  第1条、歳入歳出予算の総額に、それぞれ2億8,613万8,000円を追加し、総額をそれぞれ180億5,060万8,000円とする。  第2項、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び金額は、第1表歳入歳出予算補正による。  第2条は、繰越明許費の設定、第3条は、債務負担行為の追加、第4条は、地方債の追加です。  令和3年9月3日提出。鹿角市長。  5ページをお願いいたします。  第2表繰越明許費の4款1項医療機関開設資金支援事業は、事業が翌年度にわたる見込みであることから、繰越明許費を設定いたします。  第3表債務負担行為補正は、戸籍システム等使用料及び事務機器等借上料について、更新後の戸籍システムにより令和4年度当初から業務を円滑に行うことができるよう、年度内に事務手続を進め契約等を行う必要があることから、それぞれ818万4,000円、176万3,000円を限度額として追加いたします。  第4表地方債補正は、過疎対策事業債を財源に、公共施設解体基金に積立てを行う公共施設解体事業のほか、医療機関開設資金支援事業及び大湯環状列石JOMON体感促進事業の3事業で、計9,100万円を追加し、今年度の起債額は10億2,110万円となります。  9ページ、10ページをお願いいたします。  歳入です。  14款2項1目1節総務管理費補助金の新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金2,011万円は、今回の歳出予算に計上した行政手続等デジタル化推進事業、地域公共交通維持確保対策事業の2事業に充当するもので、これにより今年度の同交付金充当事業は計10事業となり、充当額は国の内示額と同額の2億7,217万7,000円となります。  5目1節教育総務費補助金の学校保健特別対策事業費補助金24万7,000円と4節社会教育費補助金の文化芸術振興費補助金48万2,000円は、新型コロナウイルス感染症対策として補助率2分の1以内で交付されるもので、それぞれ各小中学校とストーンサークル館、コモッセの消毒液等の購入経費に充当いたします。  6目1節商工費補助金の文化資源活用事業費補助金8,986万1,000円は、大湯環状列石JOMON体感促進事業に対して交付されるもので補助率は65%、5月補正に計上済みの分と合わせて補助金総額は1億503万1,000円となります。  15款2項4目3節農地費補助金の多面的機能支払交付金461万9,000円は、歳出予算に対応して追加いたします。農業水利管理体制強化計画策定支援事業補助金150万円は、農業水利施設の維持管理の脆弱化や災害への対応を強化するための計画の策定事業に対して交付されるもので、補助率は国2分の1、県4分の1です。  16款2項1目1節の土地売払収入504万円は、花輪字小深田地内の市有地売却収入で、売却後は医療機関の開設が予定されております。  18款2項1目1節財政調整基金繰入金は、財源調整により5,339万9,000円を減額いたします。  2目1節まちづくり基金繰入金2,900万円は、大湯環状列石JOMON体感促進事業の財源として、6目1節企業立地促進基金繰入金304万円は、企業立地助成金の財源としてそれぞれ基金から繰り入れます。  20款5項5目1節雑入の福祉プラザ指定管理料精算金108万8,000円と認可保育園指定管理料等精算金8,818万9,000円は、令和2年度指定管理料の精算金です。  次のページをお願いいたします。  21款市債については、地方債補正で説明したとおりであります。  次のページをお願いいたします。  歳出です。  2款1項1目一般管理費の0105総務管理費228万8,000円は、庁内の印刷機を更新するものであります。  6目財産管理費の0120公共施設解体基金積立金2,000万円は、老朽化等により用途を廃止し、今後利用見込みのない公共施設の計画的な解体、撤去に必要な財源を積み立てるものです。  7目企画費の0205まちづくり基金積立金504万円は、歳入の土地売払収入を基金に積み立てます。0550定住促進事業550万円は、ふるさとライフ住宅改修支援補助金とふるさとライフ引越し支援補助金について、移住者が当初の想定を上回り、計上済みの予算が不足する見込みであることから、それぞれ補助金を追加するものです。  8目地域情報化推進対策費600万円は、国道改良や電柱等の老朽化等に対応して、移設が必要になった光ケーブルの移設工事負担金を追加するものです。  9目情報管理費の0205行政手続等デジタル化推進事業157万2,000円は、今年度導入予定のタブレット端末にセキュリティー対策及び端末管理を行うためのシステム導入使用料等を追加します。  2項2目生活安全対策費の0401地域公共交通維持確保対策事業950万円は、コロナ禍で利用者が減少している公共交通機関のバス及びタクシー事業者を支援するため、主に車両維持に必要な経費の3割相当額を補助するもので、路線バス等は1台20万円、タクシーは1台10万円として車両保有台数に応じた額を計上します。  4項1目0101戸籍住民基本台帳費1,364万円は、戸籍システムを更新するに当たり、情報セキュリティー面でより安全性の高いクラウドを活用したシステムとすることとし、システム構築委託料を計上します。  次のページをお願いいたします。  3款2項2目児童措置費の0501認可保育園施設整備事業226万6,000円は、花輪にこにこ保育園の温水ボイラー熱交換器を更新するものです。  4款1項1目保健衛生総務費の0204医療機関開設資金支援事業4,000万円は、市民が安全安心な医療サービスを受けることができる体制の充実を図るため、新規に医療機関を開設するために必要な経費の3分の2を支援するもので、常勤医師2人を予定していることから、上限の4,000万円を計上いたします。  次のページをお願いいたします。  6款1項10目農地費の0203多面的機能支払交付金事業615万8,000円は、活動組織が今年度に取り組む面積の増等に対応して追加するものです。0204遊休農地再生利用事業57万5,000円は、遊休農地を地域で解消し、農地の保全や担い手による活用を促進するため、鹿角地域農業再生協議会が実施する再生利用活動や農地保全活動等に対する補助金を計上いたします。0305農業用施設管理費200万1,000円は、市内の頭首工、ため池などの農業水利施設について、将来にわたって維持管理を図ることができるよう施設ごとに区域や管理団体の状況等をまとめた農業水利管理体制強化計画の策定経費を計上します。  7款1項2目商工振興費の0210企業立地促進事業304万円は、事業の高度化に取り組む事業所に対する助成金を追加するものです。  2項2目観光振興費の0372大湯環状列石JOMON体感促進事業1億5,075万2,000円は、さきの予算補正において3か年の事業のうち今年度分の経費を計上しておりますが、文化庁において令和4年度と5年度で実施予定であった、「縄文時代の祭具や「まつり」の再現」と「大湯環状列石を背景に縄文の暮らしを映像で実現する」を含む3か年分の事業が今年度の事業として採択されたことから、対象事業費を追加するものです。  次のページをお願いいたします。  8款4項1目都市計画総務費の0210景観審議会費3万5,000円は、景観条例の制定に伴い景観審議会を設置することになりますが、その開催に必要な経費を計上いたします。  10款1項5目0210通学対策費77万円は、スクールバス車庫の井戸ポンプの修繕料を追加いたします。  次のページをお願いいたします。  6項4目体育施設費の0505体育施設整備事業256万3,000円は、花輪スキー場第2リフト終点監視所の改修工事費を追加するものであります。  以上で一般会計補正予算(第6号)の説明を終わります。 ○議長(中山一男君) 市民部長。 ○市民部長(黒澤香澄君) 28ページをお願いいたします。  議案第64号です。  令和3年度鹿角市の国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)は、次に定めるところによる。  第1条、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ349万2,000円を追加し、総額を歳入歳出それぞれ32億8,761万2,000円とする。  第2項として、予算補正の款項の区分及び金額は、第1表歳入歳出予算補正による。  第2条、地方自治法第214条の規定により、債務を負担する行為をすることができる事項、期間及び限度額は第2表債務負担行為による。  令和3年9月3日提出。鹿角市長。  31ページをお願いいたします。  第2表債務負担行為でありますが、債務負担行為を設定する事項は、事務機器借上料で、令和4年4月1日から業務を円滑に進めるため、年度内に契約を行う必要があるものです。  35ページ、36ページをお願いいたします。  歳入でありますが、5款1項1目一般会計繰入金79万2,000円の追加は、歳出の一般管理費の増額分として、5款2項1目財政調整基金繰入金270万円の追加は、歳出で増額する被保険者保険税還付金の財源として増額補正するものです。  次のページをお願いいたします。  歳出でありますが、1款1項1目一般管理費の庁内ネットワーク整備委託料79万2,000円の増額は、今年度導入を進めております国保標準システムと庁内ネットワークの接続について、設定を変更する作業が必要となったことによるものです。  8款1項1目一般被保険者保険税還付金270万円の増額は、令和3年10月から始まるマイナンバーカードと保険証の一体化に向け、国民健康保険と社会保険等の資格重複者のチェック機能が強化されたことにより、過去に遡及して国保離脱が必要な方への手続勧奨が進み、当初見込みより還付金が増加したことによるものです。  以上で議案第64号の説明を終わります。 ○議長(中山一男君) 健康福祉部長。 ○健康福祉部長(金澤 修君) 続きまして、41ページ、議案第65号をお開きください。  令和3年度鹿角市の介護保険事業特別会計補正予算(第1号)は、次に定めるところによる。  第1条、歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ160万6,000円を減額し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ48億238万6,000円とする。  第2項、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、第1表歳入歳出予算補正による。  第2条、地方自治法第214条の規定により、債務を負担する行為をすることができる事項、期間及び限度額は、第2表債務負担行為による。  令和3年9月3日提出。鹿角市長。  44ページをお開き願います。  第2表債務負担行為です。  債務負担行為をすることができる事項は、地域包括支援センター運営業務委託料で、期間は令和4年度、限度額は2,867万1,000円です。平成28年度から運営業務を委託している十和田及び八幡平の両地域包括支援センターですが、今年度末をもって事業所、指定期間の6年が満了します。市では、第8期介護保険事業計画に基づき、令和4年度以降も引き続き民間委託する方針としていることから、公募型プロポーザル方式により、年度内に委託業者を決定するため債務負担行為を設定するものです。  続きまして、48ページ、49ページをご覧願います。  2の歳入ですが、3款2項7目介護保険事業費補助金110万円の追加は、歳出にあるシステム改修費用に対して交付されるものです。  7款1項5目その他一般会計繰入金270万6,000円の減額は、定期人事異動に伴う人件費の調整による減額です。  次のページ、50ページ、51ページをお願いいたします。  3の歳出です。  1款1項1目一般管理費ですが、説明欄コード0005人件費の減額は、定期人事異動によるものです。コード0105一般管理事務費の追加は、令和3年度の介護保険制度改正に対応するために、システム改修業務の委託を行う費用であります。  以上で議案第65号の説明を終わります。 ○議長(中山一男君) 建設部長。 ○建設部長(中村 修君) 55ページをお願いいたします。  議案第66号です。  令和3年度鹿角市下水道事業会計補正予算(第1号)です。  第1条、令和3年度鹿角市下水道事業会計の補正予算(第1号)は、次に定めるところによる。  第2条は、収益的収入及び支出の補正で、収入は、第1款下水道事業収益を、支出は、第1款下水道事業費用をそれぞれ46万5,000円減額し、8億8,491万3,000円とするものです。  第3条は、資本的収入及び支出の補正で、収入は、第1款資本的収入に438万8,000円を追加し、4億4,112万3,000円に、支出は第1款資本的支出に438万8,000円を追加し、7億215万円とするものです。  また、予算第3条の括弧書きを記載のとおり改めるものであります。  次のページをお願いします。  第4条は、企業債の補正で、資本費平準化について、限度額を1億7,740万円に改めるものです。  第5条は、議決を要する経費の補正で、職員給与費の248万8,000円を追加し、2,843万2,000円とするものです。  第6条は、他会計からの補助金の補正で、一般会計からの補助金を6億8万7,000円とするものです。  令和3年9月3日提出。鹿角市長。  67ページ、68ページをお願いします。  収益的収入及び支出です。  収入の1款2項2目他会計補助金46万5,000円の減額は、収益的支出の補正に伴うものです。  次に、支出の1款1項2目ポンプ場費の59万円は、光熱水費及び大湯真空ステーションの機器修繕費を追加するものです。  3目処理場費160万円の減額は、湯瀬浄化センターの保守管理委託料の実績見込みによるものです。  6目総係費54万5,000円は、定期人事異動に伴う人件費の調整です。  次のページをお願いします。  資本的収入及び支出です。  収入の1款1項2目他会計補助金993万8,000円は、資本的支出の補正に伴うものです。  2項1目企業債440万円の減額は、下水道事業債の借入額確定によるものです。
     3項1目事業費負担金115万円の減額は、下水道事業受益者負担金について、一括納付者が当初の見込みより少なかったことによるものです。  次に、支出の1款1項4目建設総係費194万3,000円は、定期人事異動に伴う人件費の調整です。  5目ポンプ場建設改良費244万5,000円は、大湯真空ステーションの設備更新工事費を追加するものです。  以上で議案第66号の説明を終わります。 ○議長(中山一男君) 提案理由の説明を終わります。  これより順次、質疑を受けます。  初めに、議案第63号について質疑を受けます。質疑ございませんか。兎澤議員。 ○11番(兎澤祐一君) 歳出の中の公共施設解体基金積立金という項目で2,000万円が計上されていますけれども、基本的には、国で前から進めている公会計の基本では、減価償却の考え方が入ることになっているようなんですが、その辺のところは、この基金の減価償却との兼ね合いはどうなっているか確認したいと思います。 ○議長(中山一男君) 総務部長。 ○総務部長(佐藤康司君) この基金に積み立てる額というものは、既に老朽化して利用目的が全く見込めないという公共施設でありまして、既に耐用年数等を超えているものについてでありますので、今の議員の発言にある減価償却というものはもう終わっているものということです。(「分かりました」の声あり) ○議長(中山一男君) よろしいですか。ほかにございませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(中山一男君) ないものと認めます。  次に、議案第64号について質疑を受けます。質疑ございませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(中山一男君) ないものと認めます。  次に、議案第65号について質疑を受けます。質疑ございませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(中山一男君) ないものと認めます。  次に、議案第66号について質疑を受けます。質疑ございませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(中山一男君) ないものと認め、質疑を終結いたします。  次に、認定第1号令和2年度鹿角市上水道事業会計決算認定について及び認定第2号令和2年度鹿角市下水道事業会計決算認定についての2議案について、一括して議題といたします。  順次、提案理由の説明を求めます。建設部長。 ○建設部長(中村 修君) 議案書の最後から1つ前のページをお願いいたします。  認定第1号です。  令和2年度鹿角市上水道事業会計決算認定について。  地方公営企業法第30条第4項の規定により、令和2年度鹿角市上水道事業会計決算を、別紙監査委員の意見をつけて議会の認定に付する。  令和3年9月3日提出。鹿角市長。  決算の概要につきましては、別冊の鹿角市公営企業会計決算書でご説明いたしますので、決算書の1ページ、2ページをお願いいたします。  令和2年度鹿角市上水道事業決算報告書です。  収益的収入及び支出でありますが、収入の決算額は6億2,463万3,772円、支出の決算額は6億3,853万3,057円で、収支差引きはマイナス1,389万9,285円であります。  3ページ、4ページをお願いします。  資本的収入及び支出でありますが、収入の決算額は1億9,735万4,415円、支出の決算額は4億8,035万9,838円で、収支差引き不足額は2億8,300万5,423円となります。この不足額につきましては、下段枠外に記載のとおり、当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額、過年度分損益勘定留保資金及び当年度分の損益勘定留保資金で補填しております。  5ページ、6ページをお願いします。  令和2年度鹿角市上水道事業損益計算書です。  1の営業収益から2の営業費用を差し引いた営業損失は2,735万4,310円となり、これに3の営業外収益を加え、4の営業外費用を差し引いた経常損失は533万5,541円であります。この経常損失に5の特別利益を加え、6の特別損失を除いた令和2年度純損失は2,887万663円となり、この額がそのまま当年度未処理欠損金となります。  7ページ、8ページをお願いします。  令和2年度鹿角市上水道事業剰余金計算書です。  資本金につきましては、剰余金の利益剰余金から3億2,483万1,000円を組み入れたことから、当年度末残高は13億2,622万4,810円となっております。  資本剰余金は、年度末残高2億6,699万6,517円、利益剰余金につきましては、未処分利益剰余金から1億円を利益積立金へ、1億9,610万136円を建設改良積立金へ、それぞれ積み立てております。  また、先ほどの損益計算書で純損失となった2,887万663円が、未処理欠損金となっております。  次に、下段の令和2年度鹿角市上水道事業欠損金処理計算書ですが、先ほどの未処理欠損金は、利益剰余金の利益積立金を充当し、繰越欠損金はございません。  以下、9ページから貸借対照表ほか決算附属資料でありますが、説明は省略させていただきます。  以上で認定第1号の説明を終わります。  続きまして、議案書の最後のページをお願いいたします。  認定第2号です。  令和2年度鹿角市下水道事業会計決算認定について。  地方公営企業法第30条第4項の規定により、令和2年度鹿角市下水道事業会計決算を、別紙監査委員の意見をつけて議会の認定に付する。  令和3年9月3日提出。鹿角市長。  決算の概要につきましては、別冊の鹿角市公営企業会計決算書でご説明いたしますので、決算書の39ページ、40ページをお願いします。  令和2年度鹿角市下水道事業決算報告書です。  収益的収入及び支出でありますが、収入の決算額は8億8,271万2,599円、支出の決算額は8億7,042万5,806円で、収支差引きは1,228万6,793円であります。  41ページ、42ページをお願いします。  資本的収入及び支出でありますが、収入の決算額は4億3,750万1,100円、支出の決算額は6億9,780万9,989円で、収支差引き不足額は2億6,030万8,889円となります。この不足額につきましては、下段枠外に記載のとおり、当年度分損益勘定留保資金で補填しております。  43ページ、44ページをお願いします。  特例的収入及び支出でありますが、収入の決算額は、3,304万8,397円、支出の決算額は1,549万6,011円で、収支差引きは1,755万2,386円であります。  なお、特例的収入及び支出につきましては、これまでの下水道事業特別会計から、令和2年度に地方公営企業法を適用する下水道事業会計へ移行したことに伴うもので、現年度限りとなります。  45ページ、46ページをお願いします。  令和2年度鹿角市下水道事業損益計算書です。  1の営業収益から2の営業費用を差し引いた営業損失は5億2,768万1,346円となり、これに3の営業外収益を加え、4の営業外費用を差し引いた経常利益は、771万8,602円であります。この経常利益に、5の特別利益を加え、6の特別損失を除いた令和2年度純利益は、859万3,688円となり、これを前年度繰越欠損金に充当した結果、当年度未処理欠損金は1億4,082万2,154円となります。  47ページ、48ページをお願いします。  令和2年度鹿角市下水道事業剰余金計算書です。  資本剰余金は、年度末残高4,125万515円、利益剰余金については、先ほどの損益計算書で純利益となった859万3,688円を繰越欠損金に充当し、当年度未処理欠損金が1億4,082万2,154円となっております。  以下、49ページから貸借対照表ほか、決算附属資料でありますが、説明は省略させていただきます。  よろしくご審議いただきますようお願い申し上げまして、説明を終わります。 ○議長(中山一男君) 提案理由の説明を終わります。  これより順次、質疑を受けます。  初めに、認定第1号について質疑を受けます。質疑ございませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(中山一男君) ないものと認めます。  次に、認定第2号について質疑を受けます。質疑ございませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(中山一男君) ないものと認め、質疑を終結いたします。 ──────────────────────〇 ─────────────────────     日程第8 議案及び請願・陳情の付託 ○議長(中山一男君) 次に、日程第8、議案及び請願・陳情の付託を行います。  議案第55号から議案第66号までの議案12件及び認定2件並びに陳情2件につきましては、お手元に配付しております議案及び請願・陳情付託表のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託いたしますので、審査をお願いいたします。  以上で、本日の議事日程は全て終了いたしました。  明9月4日から9月12日までは議案精査及び休日のため、本会議は休会といたします。  ただいまの時刻をもって散会いたします。     午後1時36分 散会...