鹿角市議会 > 2017-05-12 >
平成29年第3回定例会(第1号 5月12日)

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  1. 鹿角市議会 2017-05-12
    平成29年第3回定例会(第1号 5月12日)


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    最終取得日: 2022-12-30
    平成29年第3回定例会(第1号 5月12日)     平成29年5月12日(金)午前10時開会   開会   開議   議長報告  第1 議席の指定  第2 会議録署名議員の指名  第3 会期の決定  第4 常任委員の選任  第5 鹿角広域行政組合議会議員の選挙  第6 市長行政報告  第7 議案の上程      報告第1号から報告第5号まで       説明、質疑      諮問第1号       説明、採決      議案第46号から議案第49号まで       説明、採決      議案第50号から議案第55号まで       説明、質疑
     第8 議案及び請願・陳情の付託   散会 ───────────────────────────────────────────── 本日の会議に付した事件   1 議席の指定   2 会議録署名議員の指名   3 会期の決定   4 常任委員の選任   5 鹿角広域行政組合議会議員の選挙   6 市長行政報告   7 議案の上程      報告第 1号 専決処分の報告について(損害賠償の額を定めることについて             )      報告第 2号 専決処分の報告について(損害賠償の額を定めることについて             )      報告第 3号 繰越明許費繰越計算書について(鹿角市一般会計)      報告第 4号 繰越明許費繰越計算書について(鹿角市下水道事業特別会計)      報告第 5号 予算繰越計算書について(鹿角市上水道事業会計)      諮問第 1号 人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについて      議案第46号 監査委員の選任について      議案第47号 教育委員会委員の任命について      議案第48号 固定資産評価審査委員会委員の選任について      議案第49号 固定資産評価審査委員会委員の選任について      議案第50号 鹿角市個人情報保護条例の一部改正について      議案第51号 鹿角市行政手続における特定の個人を識別するための番号の利             用等に関する法律に基づく個人番号の利用及び特定個人情報の             提供に関する条例の一部改正について      議案第52号 湯の駅おおゆ条例の制定について      議案第53号 平成29年度鹿角市一般会計補正予算(第2号)      議案第54号 平成29年度鹿角市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1             号)      議案第55号 平成29年度鹿角市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号             )   8 議案及び請願・陳情の付託 ───────────────────────────────────────────── 出席議員(18名)        1番  金 澤 大 輔 君     2番  栗 山 尚 記 君        3番  戸 田 芳 孝 君     4番  安 保 誠一郎 君        5番  浅 石 昌 敏 君     6番  舘 花 一 仁 君        7番  児 玉 悦 朗 君     8番  成 田 哲 男 君        9番  児 玉 政 明 君    10番  兎 澤 祐 一 君       11番  田 口   裕 君    12番  吉 村 ア イ 君       13番  倉 岡   誠 君    14番  宮 野 和 秀 君       15番  中 山 一 男 君    16番  田 中 孝 一 君       17番  田 村 富 男 君    18番  黒 澤 一 夫 君 ───────────────────────────────────────────── 欠席議員(なし) ───────────────────────────────────────────── 説明のため出席した者の職氏名  市長        児 玉   一 君    副市長       阿 部 一 弘 君  教育長       畠 山 義 孝 君    理事        安 保 一 雄 君  総務部長      児 玉   晃 君    市民部長      海 沼   均 君  健康福祉部長    豊 田 憲 雄 君    産業部長      田 口 善 浩 君  建設部長      山 口 達 夫 君    教育部長      奈 良 義 博 君  総務部次長     佐 藤 康 司 君    建設部次長     中 村   修 君  総務部付次長待遇  田 中 政 幸 君    会計管理者     黒 澤 香 澄 君  教育次長      加 藤   卓 君    農業委員会事務局長 渡 部   勉 君  財政課長      大 里   豊 君    監査委員事務局長  佐 藤 千絵子 君  選挙管理委員会事務局長            佐羽内 浩 栄 君 ───────────────────────────────────────────── 事務局出席職員  事務局長      阿 部   薫 君    主幹        小田嶋 真 人 君  副主幹       熊 谷 純 明 君    主査        石木田   慎 君      午前10時00分 開会 ○議長(宮野和秀君) 開会に先立ちまして、去る4月27日に開催されました選挙会において、繰り上げ当選されました安保誠一郎君が会議に出席されておりますので、自己紹介をしていただきたいと思います。安保誠一郎君。 ○4番(安保誠一郎君) 4番安保誠一郎でございます。私は3月の市議選で一度は政治生命を失った上でございますけれども、こうして時を経ずして復活できたことに素直に感謝し、また重く受けとめております。今後は今まで4年間の反省と経験を踏まえ、全力で政治活動に取り組んでいきたいと思っておりますので、今後ともよろしくお願い申し上げます。(拍手) ○議長(宮野和秀君) ありがとうございました。  以上で自己紹介を終わります。  これより、平成29年第3回鹿角市議会定例会を開会いたします。 ──────────────────────〇 ─────────────────────     開議 ○議長(宮野和秀君) 直ちに本日の会議を開きます。  本日の会議は、お手元に配付しております議事日程第1号により進めてまいります。 ──────────────────────〇 ─────────────────────     議長報告 ○議長(宮野和秀君) これより議長報告をいたします。  閉会中の去る4月24日、和井内貞光君より議員辞職願が提出され、地方自治法第126条の規定により、同日、本職において議員辞職の許可をいたしております。また、田口 裕君より4月24日、議会運営委員辞任願が提出され、委員会条例第12条の規定により、同日、本職において議会運営委員辞任の許可をいたしております。  次に、監査委員より、地方自治法第235条の2第3項の規定による例月出納検査書及び同法第199条第9項の規定による定期監査及び財政援助団体等監査結果報告書が、また市長より地方自治法第243条の3第2項の規定による法人の経営状況等説明書が提出されております。  次に、5月1日までに受理いたしました陳情・請願につきましては、別紙、請願・陳情等一覧表のとおりであります。  次に、2月24日から5月11日までの議会閉会中における会議開催状況及び会議出席者については、別紙のとおりであります。  以上で議長報告を終わります。 ──────────────────────〇 ─────────────────────     日程第1 議席の指定 ○議長(宮野和秀君) 次に、日程第1、議席の指定を行います。  新たに当選されました安保誠一郎君の議席に関連し、会議規則第4条第3項の規定により、4番田口 裕君を11番に変更し、同条第2項の規定により4番に安保誠一郎君を指定したいと思いますが、これにご異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(宮野和秀君) ご異議ないものと認めます。よって、そのように決定いたしました。 ──────────────────────〇 ─────────────────────     日程第2 会議録署名議員の指名 ○議長(宮野和秀君) 次に、日程第2、会議録署名議員の指名を行います。  本定例会の会議録署名議員は、会議規則第81条の規定により3番戸田芳孝君、4番安保誠一郎君を指名いたします。 ──────────────────────〇 ─────────────────────     日程第3 会期の決定 ○議長(宮野和秀君) 次に、日程第3、会期の決定を議題といたします。  お諮りいたします。本定例会の会期については、お配りしております会期・議事日程表のとおり、本日から6月1日までの21日間と決したいと思いますが、これにご異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(宮野和秀君) ご異議ないものと認めます。よって、会期は本日から6月1日までの21日間と決定いたしました。  ──────────────────────〇 ─────────────────────
        日程第4 常任委員の選任 ○議長(宮野和秀君) 次に、日程第4、常任委員会委員の選任を議題といたします。  お諮りいたします。委員会条例第6条第1項の規定により、総務財政常任委員安保誠一郎君を指名したいと思いますが、これにご異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(宮野和秀君) ご異議ないものと認めます。よって、ただいまの指名のとおり選任することに決定いたしました。 ──────────────────────〇 ─────────────────────     日程第5 鹿角広域行政組合議会議員の選挙 ○議長(宮野和秀君) 次に、日程第5、鹿角広域行政組合議会議員の選挙を行います。  本選挙は、本市議会選任鹿角広域行政組合議会議員に1名の欠員が生じたため行うものであります。  お諮りいたします。選挙の方法につきましては、地方自治法第118条第2項の規定により、指名推選によりたいと思いますが、これにご異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(宮野和秀君) ご異議ないものと認めます。よって、指名推選により行うことに決します。  指名の方法については、議長において指名することにいたしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(宮野和秀君) ご異議ないものと認めます。よって、議長において指名することに決しました。  鹿角広域行政組合議会議員として、宮野和秀君を指名いたします。  お諮りいたします。ただいま指名いたしました宮野和秀君を鹿角広域行政組合議会議員の当選人として定めることにご異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(宮野和秀君) ご異議ないものと認めます。よって、ただいま指名いたしました宮野和秀君が鹿角広域行政組合議会議員に当選しました。  当選人が議場におりますので、会議規則第32条第2項の規定により当選の告知をいたします。当選人においても承諾いたします。 ──────────────────────〇 ─────────────────────     日程第6 市長行政報告 ○議長(宮野和秀君) 次に、日程第6、市長の行政報告を受けます。市長。     (市長 児玉 一君登壇) ○市長(児玉 一君) おはようございます。  平成29年第3回鹿角市議会定例会の開会に当たり、提出議案の説明に先立ち諸般の報告を申し上げます。  初めに、総務関係についてでありますが、山菜とりに伴う遭難事故等の防止対策につきましては、昨年、入山者が熊に襲われ死亡するなど、痛ましい事故が連続して発生したことを受け、関係機関で構成する鹿角市鳥獣被害防止対策協議会を設立しておりますが、熊出没ポイントへの監視カメラ設置など、熊の侵入経路の特定や行動の把握に努めることとしたほか、4月1日から十和田高原地区の市道2カ所の通行を規制しながら、入山自粛を呼びかけております。  また、去る4月27日には、警察、消防、地元猟友会などの関係者が一堂に会して熊との遭遇を意識した遭難捜索訓練を実施するなど、対応には万全を期しており、青森、岩手両県の隣接自治体とも連携しながら、広く注意喚起を行うこととしております。  ふるさと鹿角応援寄附につきましては、返礼品の拡充など大幅な制度の見直しを行った効果により、昨年度は6,725件、約9,215万7,000円の寄附をいただきました。  寄附額に対する返礼品の対応については、このほど国から基準が示され、市でも国の基準に従い、返礼割合が3割以下となるよう対応してまいりますが、引き続き、より多くの方から応援いただけるよう、本市の魅力発信の強化や納付方法の拡充を図ってまいります。  鹿角ブランドの確立につきましては、4月から、かづのシティプロモーション認定事業の募集を開始しておりますが、2年目となる今年度は、鹿角の魅力の掘り起こしと効果的な情報発信をさらに進めてまいります。  また、高校生の自由な発想を生かした「かづの高校生広報室」を発足することとしており、現在、広報室メンバーを募集しておりますが、高校生の目に映るふるさとの魅力をSNSや広報で発信することで、同世代への情報の波及を期待しており、将来も住み続けたいと思うふるさとへの愛着を深められるよう、市職員が活動をサポートしてまいります。  移住の促進につきましては、4月から新たな移住コンシェルジュ1名を迎え、現在5人体制で取り組んでおりますが、7月にはさらに1名を増員して、これまで以上にきめ細かい移住相談移住体験機会を提供してまいります。  また、移住コンシェルジュによる新たな取り組みとして、近年、コミュニケーションツールとして幅広い年齢層に普及しているLINEを活用した情報発信を開始しており、移住フェアへの参加やLINEによる移住相談の回数に応じて「鹿角暮らしの必需品」をプレゼントするなど、移住希望の移住相談等への参加に結びつけ、移住者の増加につなげてまいります。  次に、民生関係についてでありますが、空き家対策につきましては、良好な生活環境の保全と安全で安心なまちづくりを推進するため、公益社団法人かづ地域シルバー人材センターと「空き家等適正管理の推進に関する協定」を去る4月24日に締結いたしました。  さまざまな事情で管理が困難な方に対し、シルバー人材センターによる管理業務を紹介しながら、所有者による空き家等適正管理を促進させ、管理不全な空き家の発生の未然防止に努めてまいります。  地域コミュニティーの維持と活性化につきましては、今年度、新たに集落支援員を配置しながら、集落支援事業に取り組んでおりますが、現在、会員が50世帯未満で集落支援員の支援を希望する4自治会を対象に、課題や地域資源を把握する「状況調査」を進めております。  今後は、調査結果を踏まえ、集落支援員が自治会での話し合いや取り組みをサポートしながら、自治会の主体的な活動を支援することとしております。  子育て支援につきましては、4月1日現在の認可保育園及び認定こども園入所児童数は911人で、定員1,060人に対し85.9%の入所率となっております。  また、放課後児童クラブの登録者数についても、1年生から3年生まで496人となっており、保育園、認定こども園とも待機児童は発生していない状況であります。  今後も家庭の育児を応援するため、随時、申し込みを受け付けるとともに、利用の調整を図りながら待機児童ゼロを継続してまいります。  第1子の出生に対し支給するファーストベビー祝い金については、昨年度は60人に支給いたしましたが、出生数の状況といたしましては、第1子が69人、第2子以降が99人の合計168人で、前年の166人を上回る結果となりました。減少傾向が続く中で5年ぶりの増加となっており、引き続き、子育て支援の充実に努めながら少子化傾向の解消を目指してまいります。  認知症の支援体制につきましては、4月に「認知症初期集中支援チーム」を設置しており、鹿角市地域包括支援センターの保健師や社会福祉士のほか、大湯リハビリ温泉病院の院長をサポート医としたチーム編成で、認知症が疑われる方の病院受診介護サービスの利用、家族への初期訪問などの支援を行ってまいります。  認知症カフェについては、6月1日から市内の3事業所が行う取り組みを支援し、認知症の方やその家族が気軽に集い交流できる場の創出を図ってまいります。  介護予防の推進については、県内初となる住民主体型の介護予防事業として「シルバーリハビリ体操」を実施することとしており、健康寿命の延伸に向けた重点プロジェクトの柱の1つに位置づけております。7月には、体操指導士養成講習会の開催を予定しており、大湯リハビリ温泉病院の協力を仰ぎながら、体操の普及啓発を図ってまいります。  健康づくりの推進につきましては、がんの罹患率が急増する50代について、昨年度から胃がん検診受診料を無料としておりますが、今年度は、さらに大腸がん検診受診料を無料といたしました。今後も、50代を中心に、電話による個別勧奨を行いながら、受診率の向上に努めてまいります。  地域医療体制の充実につきましては、4月1日からかづの厚生病院循環器内科に常勤医2名が派遣されており、同病院の常勤医が昨年度より2名多い18人体制となりました。心筋梗塞などの重症患者は、これまでどおり岩手医科大学病院に搬送することになりますが、循環器内科医の常勤派遣により、これまで以上に迅速な初期対応が可能となりました。  かづの厚生病院産婦人科及び分娩取扱機能の維持については、小坂町及び秋田県厚生連とともに要望活動を行っておりますが、去る3月28日に岩手医科大学、29日に秋田県、秋田県議会及び秋田県医師会、4月18日に弘前大学、19日には秋田大学を訪問してまいりました。岩手医科大学理事長からは「要望を重く受けとめ、産婦人科の教授と協議する」、弘前大学学長は「できる限りしっかり対応する」との言葉をいただきましたが、秋田大学学長は「産婦人科医が減少する中で、大館・鹿角地域産婦人科医療を守るための苦渋の判断であり、理解してほしい」とのことでありました。  本件に関しては、県の堀井副知事も「集約案は時期尚早であり、大学側へは医師派遣を強く求める」姿勢を示しているほか、県議会や県医師会からも力強い言葉をいただいており、「鹿角の産婦人科を守る会」が実施した署名活動でも約9,000人の署名が集まるなど、市民の関心や危機感が高まってきておりますので、多くの市民と思いを一つにして、鹿角の産婦人科医療が維持されるように努めてまいります。  平成29年度の新規事業である「テレフォン病院24事業」につきましては、5月1日から、健康に関する不安、悩みを軽減、解消し、症状等に応じた適切な医療が受けられるように、医師や看護師などの専門スタッフが24時間体制で対応する電話相談サービスを開始しております。  これにより、緊急性の低い症状で休日や夜間の救急外来を受診するいわゆる「コンビニ受診」の抑制や、開業医などの市内の医療資源の活用が図られ、真に医療が必要な方の早期受診や早期治療の環境が改善されることを期待しております。  次に、農業関係についてでありますが、ことしは比較的雪が少なく、4月以降の天候もおおむね良好に推移したことから、耕起、代かき等の作業も進み、全体的に田植え作業は平年並みに進んでおります。  また、枝豆、キュウリなどの野菜や花卉類の播種、定植作業や果樹の開花も順調に推移しており、今期も良好な収穫が得られるよう、適期防除等の情報周知について、関係機関と連携して取り組んでまいります。  米の生産調整につきましては、現時点の集計で、転作目標面積1,613ヘクタールに対し、計画面積が1,666ヘクタールとなっており、目標を達成できる見通しであります。  作付面積につきましては、主食用米は昨年並みの2,013ヘクタール、飼料用米は25ヘクタール増加し360ヘクタールとなっており、交付金制度でも有利な飼料用米への転換が進んでいる状況にあります。  なお、国の生産調整は今年度が最後となりますが、鹿角地域農業再生協議会では、来年度以降も需要に見合った生産調整が必要であるとして、農家に対して「生産の目安」となる生産目標数量を配分することとしておりますので、本市独自の目安であることを説明しながら、協力を呼びかけてまいります。  花輪大堰改修事業につきましては、去る4月3日付で事業採択となり、今年度から5カ年の県営事業として取り組んでまいります。平成29年度は、測量を含む実施設計を予定しており、去る4月15日には住民説明会を開催しておりますが、今後も設計内容等の詳細が示され次第、説明会を開催することとしており、沿線住民の方々の理解を得ながら進めてまいります。  鹿角市植樹祭につきましては、来る5月24日に、大湯ストーンサークル野中堂遺跡南側を会場に開催いたしますが、今年度は、本市の美しい自然環境を次世代に引き継ぐため、「未来へと 植えて育てる 緑の輪」をメーンテーマとしており、一般市民のほか、小中学校の児童・生徒や関係者の参加を得ながら実施いたします。  次に、観光関係についてでありますが、かづの観光産業の確立につきましては、取り組みの核となる株式会社かづ観光物産公社の組織面の改革と強化を市が支援しており、今年度は、大手旅行代理店からの社員出向による人材確保を支援することとしております。  具体的には、この4月から、同公社と「エイチ・アイ・エス」グループ傘下ハウステンボス株式会社との出向契約により、グループ会長の澤田氏が創設した「澤田経営道場」を卒業した清水涼太氏を同公社の営業部長として迎え、人脈とノウハウを生かした観光企画力と営業力の強化などに取り組んでおりますが、市では、同氏を鹿角市観光プロデューサーに委嘱しており、稼げる鹿角観光の牽引役としても多いなる活躍を期待しております。  観光路線バスの運行につきましては、昨年度から、事前予約型で実施しております観光路線バス八郎太郎号」の運行を5月3日から開始しておりますが、連休中は全て予約が入るなど、運航便数の拡充等の効果もあって好評をいただいております。  市では、八郎太郎号の利用拡大に向け、引き続き各観光関係者と連携してPRに努めるとともに、十和田八幡平を核とした各種事業展開について、国が進める国立公園満喫プロジェクトとの相乗を図りながら積極的に情報発信を行い、さらなる誘客拡大につなげてまいります。  大湯温泉地区観光拠点施設整備事業につきましては、いよいよ本体工事に着手しておりますが、同施設の名称を「湯の駅おおゆ」とする条例案を本定例会に提出いたしております。同施設は、指定管理者による管理を予定しており、今後、指定候補者の選定手続を進めてまいりますが、来年度のオープンに向け、遅滞なく進めてまいります。  次に、商工関係についてでありますが、商店街の活性化につきましては、去る5月5日に花輪商店街子供フェアが開催され、天候に恵まれたほか、コモッセと協調した取り組みや各店舗の工夫を凝らした企画などにより、例年以上のにぎわいとなりました。  まちなかオフィスにつきましては、4月から東京都に本社を置く情報関連企業がレンタルオフィスに入居するなど、レンタルスペースは全て使用されており、起業・創業の支援拠点として効果的に活用されております。  また、2階の研修室も各種研修会や会議等で使用されており、利用者の往来で商店街に活気が生まれているほか、イベント等への開催時には駐車場を臨時開放するなど、中心市街地のにぎわいを意識した施設運営に努めております。  地域産業の活性化につきましては、本市の重点プロジェクトとして取り組んでいる地域内連携推進事業において、食品製造関連ネットワークを立ち上げ、4月に1回目の会議を開催しております。今後は、事業者のマーケティングやブランディングに取り組み、商品開発を支援しながら、域内連携と外貨獲得を加速化させてまいります。  雇用状況につきましては、ハローワーク鹿角管内の3月末の有効求人倍率は1.28倍と依然として高い水準で推移しております。これには、企業立地助成金による積極的な支援効果があらわれているものと捉えており、新たな雇用等が期待される動きも見られるなど、堅調に推移しております。  一方で、労働力の確保が課題となっておりますが、Aターン登録者の回帰や、高校生の地元就職定着に向け、市内企業の魅力や特徴を収録したPR動画やパンフレットによる情報発信を行っております。  また、今年度も、新規学卒者の就職内定率100%の早期達成を目指し、ハローワーク鹿角と連携して、管内事業者への求人票の早期提出などを働きかけてまいりますが、平成29年3月卒の就職内定者のうち、県内就職内定者が7割を超えるなど、地元就職が徐々に根づいてきておりますので、引き続き雇用関係団体等との連携を密にしながら、市内企業の人材確保に取り組んでまいります。  次に、教育関係についてでありますが、文化の杜交流館コモッセにつきましては、2年目の利用実績も32万1,000人を超えるなど、1年目の33万5,000人に続き、当初の目標とした20万人を大きく上回る結果となっております。  子供から高齢者まで多くの市民から利用されており、3年目となる今年度も開館2周年記念イベントやまちなか連携事業など、さまざまな取り組みを展開しながら中心市街地のにぎわい創出につなげてまいります。  次に、本定例会に提案する補正予算の概要についてでありますが、今回の一般会計補正予算は、当初予算編成時に確定できなかった国県補助事業や定期人事異動に伴う人件費の調整のほか、大湯温泉保養センターのろ過装置改修に係る工事費、プレミアム商品券発行支援事業費補助金の追加などを計上しております。  その結果、補正額は1億6,396万8,000円の追加となり、補正後の予算総額は177億8,112万2,000円となりました。  特別会計については、国民健康保険事業特別会計及び後期高齢者医療特別会計では、定期人事異動に伴う人件費の調整のほか、保険料還付金等の追加を行っております。  本定例会には、報告案件5件、人権擁護委員の諮問案件1件、人事案件4件、条例案件3件、補正予算案件3件、合わせて16件のご審議をお願いいたしております。  詳細につきましてはそれぞれの担当部長からご説明申し上げますので、よろしくご審議の上、ご可決賜りますようお願いいたします。     (市長 児玉 一君降壇) ○議長(宮野和秀君) 市長の行政報告を終わります。 ──────────────────────〇 ─────────────────────     日程第7 議案の上程 ○議長(宮野和秀君) 次に、日程第7、議案を上程いたします。  初めに、報告第1号専決処分の報告について(損害賠償の額を定めることについて)から報告第5号予算繰越計算書について(鹿角市上水道事業会計)までの5件について、一括して議題といたします。  順次、提案理由の説明を求めます。総務部長。 ○総務部長(児玉 晃君) 議案書の報告第1号をお開き願います。  専決処分の報告について。  地方自治法第180条第1項の規定により、別紙のとおり専決処分したので、同条第2項の規定によりこれを報告する。  平成29年5月12日提出。鹿角市長。  次のページをお開き願います。  専決処分書です。  地方自治法第180条第1項の規定により、議会において指定されている請求金額が50万円以下の法律上市の義務に属する損害賠償の額を定めることについて、別紙のとおり専決処分する。  平成29年4月17日。鹿角市長。  次のページをお願いします。  物損事故の損害を下記のとおり賠償するものです。  損害賠償の内容ですが、相手方は、鹿角市花輪字寺ノ後143番地6、児玉正寿氏です。  事故の概要は、平成29年3月22日午後1時30分ごろ、市道茜町北線において、茜町方面から鹿角市役所方面に走行中の相手方車両が、路面の損傷箇所から生じたアスファルト片を踏んだ衝撃により、左側後ろタイヤを破損したものです。  損害賠償額は6,102円、過失割合は50%であります。  なお、示談は4月17日にしております。  続いて、次のページをお願いします。  報告第2号をお願いします。
     専決処分の報告について。  地方自治法第180条第1項の規定により、別紙のとおり専決処分したので、同条第2項の規定によりこれを報告する。  平成29年5月12日提出。鹿角市長。  次のページをお願いします。  専決処分書です。  地方自治法第180条第1項の規定により、議会において指定されている請求金額が50万円以下の法律上市の義務に属する損害賠償の額を定めることについて、別紙のとおり専決処分する。  平成29年4月28日。鹿角市長。  次のページをお願いします。  物損事故の損害を下記のとおり賠償するものです。  損害賠償の内容ですが、相手方は、鹿角市花輪字妻ノ神69番地3、安保正義氏です。  事故の概要は、平成29年2月10日午後6時ころ、鹿角市花輪字妻ノ神地内において、切り返しのため市車両を後退させたところ、安保氏宅のブロック塀に接触し損傷させたものでございます。  損害賠償の額は6万7,716円、過失割合は100%でございます。  示談は4月28日にしております。  以上で報告第2号の説明を終わります。  続いて、報告第3号をお開き願います。  繰越明許費繰越計算書についてです。  平成28年度鹿角市一般会計予算の繰越明許費について、繰越明許費に係る歳出予算の経費を別紙のとおり翌年度に繰り越したので、地方自治法施行令第146条第2項の規定により報告する。  平成29年5月12日提出。鹿角市長。  次のページをお願いします。  表が記載してございます。一般会計の繰越明許費ですが、合わせて15件で翌年度への繰越額は3億3,560万5,000円でございます。いずれも事業が平成28年度から平成29年度に及ぶことから、あらかじめ繰越明許費を設定したものですが、繰越額が確定しましたので報告するものでございます。  国の補正予算に対応し、平成28年度予算に計上して平成29年度に執行するものは、3款1項の臨時福祉給付金給付事業、同じく地域介護・福祉空間整備等事業、それから次のページの7款2項の観光宣伝推進事業の3件でございます。  また、県が事業を繰り越したことにより市の負担金も翌年度に繰り越すこととなったものが、戻りまして6款1項の県営ほ場整備事業(末広地区)、同じく公害防除特別土地改良事業、それから裏面の8款3項の急傾斜地崩壊対策事業、8款4項の都市計画街路整備事業の4件となっております。  それ以外では、昨年度の豪雨による災害復旧事業にかかわるものが1件、その他の理由によるものが7件です。  以上で報告第3号の説明を終わります。 ○議長(宮野和秀君) 建設部長。 ○建設部長(山口達夫君) 報告第4号をお開き願います。  報告第4号繰越明許費繰越計算書について。  平成28年度鹿角市下水道事業特別会計予算の繰越明許費について、繰越明許費に係る歳出予算の経費を、別紙のとおり翌年度に繰り越したので、地方自治法施行令第146条第2項の規定により報告する。  平成29年5月12日提出。鹿角市長。  次のページをお開き願います。  繰越計算書の内容でありますが、秋田県が事業主体の鹿角処理センター汚泥等耐震補強工事などは、平成29年度に繰り越したため、流域下水道事業費負担金1,302万2,000円を繰り越したものであり、財源は市債が1,300万円、一般財源が2万2,000円であります。  以上で報告第4号の説明を終わります。  次に、報告第5号をお開き願います。  報告第5号予算繰越計算書について。  地方公営企業法第26条第3項の規定に基づき、平成28年度鹿角市上水道事業会計の繰越額の使用に関する計画について、別紙のとおり報告する。  平成29年5月12日提出。鹿角市長。  次のページをお開き願います。  繰越計算書の内容でありますが、資本的支出の建設改良費の花輪送水管布設替工事の入札不調により年度内完成が困難となり、工事費4,466万600円を繰り越ししたもので、財源は企業債が4,400万円、損益勘定留保資金が66万600円であります。  以上で説明を終わります。 ○議長(宮野和秀君) 提案理由の説明を終わります。  これより質疑を受けます。報告第1号から報告第5号までの5件について、質疑ございませんか。吉村アイ君。 ○12番(吉村アイ君) 12番吉村です。  報告第2号についてお尋ねいたします。  この事故の概要ですけれども、見ますと、平成29年2月10日午後6時とありますけれども、この日のこの職員の勤務体系、それから6時ごろということなので、その後、事故の処理とかが済みまして、この日は何時まで勤務ということになったでしょうか。 ○議長(宮野和秀君) 総務部長。 ○総務部長(児玉 晃君) 当日は、まず現場に確認に行って、その帰りになります。ですから、最終的には何時まで時間外を勤務したかというのは、この場でちょっと持ち合わせておりませんが、用を足して帰るときに、市道で切り返ししてバックした際に塀に接触してしまったという案件でございます。 ○議長(宮野和秀君) 吉村アイ君。 ○12番(吉村アイ君) 済みません、もう一度。私の質問の仕方が悪くて。  そうすれば、事故の処理が全部終わるまでは残業ということになるんですか。時間の。そこをお尋ねいたします。 ○議長(宮野和秀君) 総務部長。 ○総務部長(児玉 晃君) 帰りまして、やっぱりその場で上司に報告しまして、そして現場対応しております。その分につきましては、通常であれば終了時間が7時、8時になりますと時間外の対応になりますが、現場の終われた時間というのは、今、この場で確認しておりませんので、いずれ遅くまでかかりますと時間外対応になります。また、7時ぐらいで終わりますと、そういった対応にはならないかと思います。 ○議長(宮野和秀君) ほかにございませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(宮野和秀君) ないものと認め、質疑を終結いたします。  本報告5件につきましては、地方自治法第180条第2項及び同法施行令第146条第2項の規定による報告事件でありますので、報告をもって終わります。  ここでお諮りいたします。  本日上程されます諮問第1号及び議案第46号から議案第49号までの5件につきましては、会議規則第37条第3項の規定により、委員会付託を省略し、本会議において決したいと思いますが、これにご異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(宮野和秀君) ご異議ないものと認めます。よって、そのように決します。  諮問第1号人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについてを議題といたします。  提案理由の説明を求めます。市民部長。 ○市民部長(海沼 均君) 諮問第1号をお開き願います。  諮問第1号人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについて。  人権擁護委員候補者として、下記の者を推薦したいので、人権擁護委員法第6条第3項の規定により、議会の意見を求める。  平成29年5月12日提出。鹿角市長。  氏名でありますが、沢田正氏です。  生年月日は、昭和26年10月20日生まれです。  住所は、鹿角市十和田錦木字冠田67番地であります。  提案理由でありますが、沢田正人権擁護委員が、平成29年9月30日をもって任期満了となるため、その後任者を推薦することについて議会の意見を求めるものでございます。  参考といたしまして、別紙により、推薦者の履歴書を配付してございますのでごらんいただきたいと思います。  職歴につきましては記載のとおりでございます。その他の欄にありますように、沢田氏は、平成26年10月1日から人権擁護委員を務められており適任でありますことから、引き続き人権擁護委員として議会の同意をお願いするものでございます。  以上で説明を終わります。 ○議長(宮野和秀君) 提案理由の説明を終わります。  これより採決を行います。  諮問第1号について、適任と認めることにご異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(宮野和秀君) ご異議ないものと認めます。よって、諮問第1号は、適任と認めることに決しました。  議案第46号監査委員の選任についてを議題といたします。  地方自治法第117条の規定により、黒澤一夫議員の退席を求めます。     (18番 黒澤一夫君退席) ○議長(宮野和秀君) 提案理由の説明を求めます。市長。 ○市長(児玉 一君) 議案第46号について提案理由をご説明申し上げます。  監査委員の選任についてでありますが、黒澤一夫委員が、去る3月31日をもちまして任期満了となり、現在、議員のうちから選任する委員が欠員となっておりますことから、改めて同氏を監査委員に選任いたしたく、地方自治法第196条第1項の規定によりご提案申し上げる次第であります。  お手元に配付しております別紙履歴書をあわせてごらんいただきたいと思います。  黒澤氏は、かづの農業協同組合職員を経て平成9年4月に鹿角市議会議員に当選され、6期目となる今日まで市政の発展にご尽力され、豊富な知識を有している方でございます。監査委員として、同氏が適任であると確信いたしておりますので、ご審議の上、ご同意くださいますようお願い申し上げまして、提案の説明といたします。 ○議長(宮野和秀君) 提案理由の説明を終わります。  これより採決いたします。  議案第46号について、原案に同意することにご異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(宮野和秀君) ご異議ないものと認めます。よって、議案第46号については原案に同意することに決しました。  暫時休憩いたします。     午前10時44分 休憩 ──────────────────────〇 ─────────────────────     午前10時45分 再開 ○議長(宮野和秀君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  次に、議案第47号教育委員会委員の任命についてを議題といたします。  提案理由の説明を求めます。市長。 ○市長(児玉 一君) 議案第47号について提案理由をご説明申し上げます。  教育委員会委員の任命についてでありますが、田中喜昭委員が、来る5月25日をもちまして任期満了となりますが、引き続き同氏を再任いたしたいと考え、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第4条第2項の規定によりご提案申し上げる次第であります。  お手元に配付しております別紙履歴書をあわせてごらんいただきたいと思います。
     田中氏は、昭和60年に合資会社協和ランドリーに入社され、平成17年からは同社代表社員として会社を経営される傍ら、鹿角市公民館運営審議会委員のほか市の各種会議の委員を歴任されるとともに、ボーイスカウトなど市民活動にも幅広く活躍されております。  平成17年から鹿角市教育委員会委員を務められ、教育に関する見識が高く、地域住民の信望も厚い方であり、鹿角市教育委員会委員として適任であると確信いたしておりますので、ご審議の上、ご同意くださいますようお願い申し上げまして提案の説明といたします。 ○議長(宮野和秀君) 提案理由の説明を終わります。  これより採決いたします。  議案第47号について、原案に同意することにご異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(宮野和秀君) ご異議ないものと認めます。よって、議案第47号については原案に同意することに決しました。  次に、議案第48号固定資産評価審査委員会委員の選任についてを議題といたします。  提案理由の説明を求めます。市長。 ○市長(児玉 一君) 議案第48号について提案理由をご説明申し上げます。  固定資産評価審査委員会委員の選任についてでありますが、齊藤策徳委員が、来る5月25日をもちまして任期満了となりますが、引き続き同氏を再任いたしたいと考え、地方税法第423条第3項の規定により、同意を得たくご提案申し上げる次第であります。  お手元に配付しております別紙履歴書をあわせてごらんいただきたいと思います。  齊藤氏は、鹿角市体育指導委員などを歴任され、現在、八幡平地域づくり協議会副会長を務められております。また、これまで9期27年間の長きにわたり、固定資産評価審査委員会委員を務められ、知識、経験の豊かな方でございますので、ご審議の上、ご同意くださいますようお願い申し上げまして、提案の説明といたします。 ○議長(宮野和秀君) 提案理由の説明を終わります。  これより採決いたします。  議案第48号について、原案に同意することにご異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(宮野和秀君) ご異議ないものと認めます。よって、議案第48号については原案に同意することに決しました。  次に、議案第49号固定資産評価審査委員会委員の選任についてを議題といたします。  提案理由の説明を求めます。市長。 ○市長(児玉 一君) 議案第49号について提案理由をご説明申し上げます。  固定資産評価審査委員会委員の選任についてでありますが、土舘和子委員が、来る6月24日をもちまして任期満了となりますが、引き続き同氏を再任いたしたいと考え、地方税法第423条第3項の規定により、同意を得たくご提案申し上げる次第であります。  お手元に配付しております別紙履歴書をあわせてごらんいただきたいと思います。  土舘氏は、平成元年から税理士事務所を開業され税理士としてご活躍されているほか、市の指定候補者選定委員会の委員や鹿角市子ども未来事業団の要職を歴任されるなど、市民の信望も厚く知識豊かな方でございます。また、平成25年5月から固定資産評価審査委員会委員を務められており、知識、経験の豊かな方でございますので、ご審議の上、ご同意くださいますようお願い申し上げまして、提案の説明といたします。 ○議長(宮野和秀君) 提案理由の説明を終わります。  これより採決いたします。  議案第49号について、原案に同意することにご異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(宮野和秀君) ご異議ないものと認めます。よって、議案第49号については原案に同意することに決しました。  次に、議案第50号鹿角市個人情報保護条例の一部改正についてから議案第52号湯の駅おおゆ条例の制定についてまでの3件を一括して議題といたします。  順次、提案理由の説明を求めます。総務部長。 ○総務部長(児玉 晃君) 議案第50号をお開き願います。  鹿角市個人情報保護条例の一部改正についてです。  鹿角市個人情報保護条例の一部を別紙のとおり改正するものとする。  平成29年5月12日提出。鹿角市長。  提案理由でございますが、個人情報の保護に関する法律及び行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律の一部を改正する法律が施行されることに伴い、個人情報の定義を整理する等のため、条例を改正するものです。  次のページをお願いします。  改正条例案ですが、議案資料で説明いたしたいと思いますので、資料の1ページをお開き願います。  第2条は用語の定義に関する規定ですが、第2号では、IT技術の普及などにより従来の個人情報の定義のままでは個人情報に該当するのかどうか判断不能なデータ、例えば、指紋とか声紋とかDNA等のデータ、生体データなどがございますが、これらが存在するようになり、これを解消するため、個人情報の定義を明確化する法改正が行われたことにあわせ、個人識別符号を含む個人に関する情報を個人情報と定義します。  第3号は、個人識別符号の定義ですが、アとしてDNA、顔、虹彩、声紋、手指の静脈、指紋、掌紋を電子計算機の用に供するために変換した符号、イとして旅券番号、基礎年金番号、運転免許証の番号、住民票コード、マイナンバー、各種保険番号等、改正法と同内容の定義を措置します。  第3号の追加により、現行の第3号から第6号までを1号ずつ繰り下げ、番号法の改正を受け、情報提供等記録に番号法第26条等において準用する場合を含むことを第7号に追加し、同号を第8号とします。  続いて、2ページの第22条は、訂正請求に対する決定及び通知に関する規定ですが、番号法の改正により、特定個人情報を提供できる場合として、番号法第19条第8号に「条例事務関係情報照会者」「条例事務関係情報提供者」が追加されたことから、情報提供等記録の訂正を実施した場合に通知しなければならない相手方を定めた第4項にこれらのものを追加します。  3ページの第22条の2第1項第4号は、番号法改正により特定個人情報ファイルの作成の制限に関する規定が「第28条」から「第29条」となったことによるものです。  条例案に戻りまして、附則として条例の施行期日は公布の日といたします。  以上で議案第50号の説明を終わります。  続いて、議案第51号をお開き願います。  鹿角市行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に基づく個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例の一部を別紙のとおり改正するものとする。  平成29年5月12日提出。鹿角市長。  提案理由でございますが、行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律第9条第2項の規定により、個人番号を利用することができる事務を定める等のため、条例を改正するものです。  次のページをお願いします。  改正条例案ですが、説明は議案資料で説明しますので、4ページをお願いします。  第1条及び第5条第1項の改正は、引用元の法律の改正に伴い、「第19条第9号」を「第19条第10号」に改めるものです。  別表第1の改正は、これまで特定個人情報の独自利用事務として4つの事務を規定していましたが、これに「鹿角市営住宅条例による市営住宅、改良住宅及びその他の住宅の管理に関する事務」を追加するものです。  4ページから5ページにかけての別表第2の改正は、生活保護法による保護の実施または就労自立給付金に関する事務を「生活保護実施関係情報」と略称していたものを「生活保護関係情報」とし、別表の第1への事務の追加に伴い、当該事務を処理するために必要な限度で利用できる特定個人情報を地方税法関係情報など4つの規定を追加するものです。  6ページ、別表第3は、別表第2で略称規定を定めたことに伴う改正です。  条例案に戻りまして、附則として条例の施行期日を公布の日といたします。  以上で議案第51号の説明を終わります。 ○議長(宮野和秀君) 産業部長。 ○産業部長(田口善浩君) 議案第52号をお開き願います。  議案第52号湯の駅おおゆ条例の制定について。  湯の駅おおゆ条例を別紙のとおり制定するものとする。  平成29年5月12日提出。鹿角市長。  提案理由でございますが、湯の駅おおゆの設置に伴い、地方自治法第244条の2第1項の規定により、条例を制定するものです。  この条例の対象とする施設は、現在、ホテル鹿角の向かい側に建設中の大湯温泉地区観光交流拠点施設であります。開館は来年の4月を予定しております。  次のページをお願いいたします。  条例案ですが、第1条では、大湯温泉のすぐれた観光資源を活用して観光客と市民の交流を図るとともに、地域のにぎわいを創出し、市の基幹産業である観光業と農商工業の活性化に資するための施設として、湯の駅おおゆを設置することを定めております。  第2条は、施設の名称と位置を定めております。  第3条は、主要施設の内容であります。3つのエリアに区分しております。  (1)として、交流施設はメーンとなる施設でありますが、アからオまでの機能を有しております。  (2)は大湯市場であります。  (3)はイベントゾーンでありますが、野外ステージと野外広場となっております。  第4条は、利用時間を定めております。利用時間は表のとおりでありますが、交流施設については、現在、売店や貸館のある施設を参考に時間設定しております。  第5条は施設の管理運営について指定管理者に行わせることを規定し、第6条では指定管理者の業務を定めております。  第7条は、第6条第3号に定める利用許可に関する業務を具体的に明示したものであります。また、本条第2項により許可する場合において、湯の駅の管理上、必要な条件を付すことができるとし、有料施設としての定義づけを行っております。  第8条は第7条第1項により許可を受けた利用者に関する規定で、第9条は目的外利用等に関する規定でございます。  第10条は、指定管理者による利用許可の規定を具体的に明記したものとなります。  第11条は、利用料金に関する取り扱いを定めております。  同条第3項は、自治法第244条の2第9項の規定に基づくもので、承認申請については規則で別に定めることといたします。  同じく第6項は、地方自治法第244条の2第8項の規定に基づき定めるものであります。  第12条は、減免及び還付に関する規定であります。なお、減免等の範囲につきましては規則で別に定めることといたします。  第13条は損害賠償、第14条は規則への委任に関する規定であります。  最後に、附則としまして、この条例は公布の日から起算して10月を超えない範囲内において規則で定める日から施行するものとし、ただし2項の準備行為については公布の日からできることを規定しております。  次のページをごらん願います。  別表につきましては、第1条にかかわる利用料金であります。各1時間当たりの上限額となっております。  (1)としまして、交流施設の利用料金の上限額は表のとおりでありますが、利用料金の設定に当たりましては、市民センター条例を参考に同額としております。  次に、(2)は大湯市場の利用料金の上限額であります。利用料金は、鹿角市定期市場条例の利用料金及び実際の利用料金並びに現在の大湯定期市場の市日の利用料金を勘案しつつ、最終的には大湯定期市場出店者会と協議の上、設定しております。  次に、(3)はイベントゾーンの利用料金の上限額であります。この利用料金は、市民センター条例の体育場を参考としておりますが、利用料金はあくまで全体を専有して利用する場合に徴収する利用料金として明記したものであるため、それ以外の一部の利用等については無料とし、申請行為は必要ないものといたします。  なお、利用形態による減免規定については、公益性や施設目的との整合性を鑑み対応することとしております。  以上で説明を終わります。 ○議長(宮野和秀君) 提案理由の説明を終わります。  これより順次質疑を受けます。  初めに、議案第50号について質疑を受けます。質疑ございませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(宮野和秀君) ないものと認めます。  次に、議案第51号について質疑を受けます。質疑ございませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(宮野和秀君) ないものと認めます。  次に、議案第52号について質疑を受けます。質疑ございませんか。吉村アイ君。 ○12番(吉村アイ君) 湯の駅おおゆ条例のところの第4条のイベントゾーンについてお尋ねいたします。  道の駅のあんとらあでも、夜に町踊りの発表会とかイベントとか開催しておりますけれども、湯の駅の場合、イベントゾーンの利用時間が午前9時から午後6時までになっていますけれども、午後6時というのはちょっと短いのではないか。イベントというのは大概9時ごろまでやるのが多いと思うんですけれども、この時間の設定の理由をお知らせください。
    ○議長(宮野和秀君) 産業部長。 ○産業部長(田口善浩君) 条例上は6時という基本的な部分を残しておりますが、これから指定管理者の指定の方の考え方も反映させまして、臨機応変な対応を検討してまいりたいなと思っております。 ○議長(宮野和秀君) ほかにございませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(宮野和秀君) ないものと認め、質疑を終結します。  次に、議案第53号平成29年度鹿角市一般会計補正予算(第2号)から議案第55号平成29年度鹿角市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)までの3件を一括して議題といたします。  順次、提案理由の説明を求めます。総務部長。 ○総務部長(児玉 晃君) 補正予算書の1ページをお願いいたします。  議案第53号です。  平成29年度鹿角市の一般会計補正予算(第2号)は、次に定めるところによる。  第1条歳入歳出予算の総額にそれぞれ1億6,396万8,000円を追加し、総額をそれぞれ177億8,112万2,000円とする。  第2項予算の款項の区分及び金額は、第1表歳入歳出予算補正による。  平成29年5月12日提出。鹿角市長。  9ページ、10ページをお開き願います。  2の歳入です。  13款2項2目民生費国庫補助金の子ども・子育て支援交付金200万8,000円は、放課後児童クラブの支援員の増員及び処遇改善に対する補助金で、補助率は基準額の3分の1です。  7目消防費国庫補助金の消防防災施設整備費補助金538万6,000円は、十和田地区及び八幡平地区の防火水槽の整備に対する補助金で、補助率は基準額の3分の1以内です。  14款2項2目民生費県補助金の放課後児童健全育成事業費補助金200万8,000円は、国庫補助金と同様に、放課後児童クラブの支援員の処遇改善等に対する補助金です。  4目農林水産業費県補助金の未来にアタック農業夢プラン応援事業費補助金171万9,000円は、ことし1月の局所的な大雪により被害を受けた八幡平地区3経営体の農業用施設の復旧に対する補助金で、補助率は3分の1です。その下の農業経営体育成支援事業費補助金781万9,000円は、人・農地プランに位置づけられた経営体等が融資を活用した農業用機械等の取得に対する補助金で、補助率は10分の3でございます。  17款2項1目財政調整基金繰入金7,077万4,000円は、今回の補正財源として、また2目まちづくり基金繰入金6,400万円は、大湯温泉保養センター管理費と鹿角市プレミアム商品券発行支援事業及び体育施設整備事業の財源として、それぞれ基金から繰り入れるものです。  続いて、13ページ、14ページをお願いします。  3の歳出です。  今回の補正における人件費については、平成28年度末の定年退職者以外の退職者分の減額と人事異動に伴う調整などを行っております。  次の15、16ページをお願いします。  2款2項1目共動推進費の説明欄一番上の100自治会等コミュニティ活性化支援事業500万円は、財団法人自治総合センターのコミュニティ助成事業助成金を活用して、2自治会の会館備品の整備に対して補助するものです。補助率は10分の10、1団体当たりの交付金額は250万円です。  19ページ、20ページをお願いします。  3款1項4目老人福祉施設費の365大湯温泉保養センター管理費2,287万9,000円は、経年劣化により温泉設備のろ過装置等にふぐあいが生じているため、改修工事費を計上するものです。  同じく2項5目児童福祉施設費の210放課後児童健全育成事業460万8,000円は、放課後児童クラブ加入者の増加に対応するため、支援員を2名増員と研修実績に応じた処遇改善を行うため委託料を追加するものです。  23、24ページをお願いします。  6款1項3目農業振興費の260「そばの里」プロジェクト推進事業173万2,000円は、ソバの品質向上と出荷に係る生産者の負担を軽減するため、ソバの検査協会の設立準備を進めている6団体に対し検査機器の導入を支援するもので、補助率は市2分の1です。  4目園芸振興費の260かづの農業夢プラン応援事業214万7,000円は、ことし1月の局所的な大雪による被害を受けた3経営体の農業用施設の復旧を支援するもので、補助率は県が3分の1、市12分の1になります。  次の25、26ページをお願いします。  6目農業経営基盤強化促進対策費の330農地集積促進事業781万9,000円は、融資を受けた6経営体の農業用機械等の取得を支援するものです。補助率は県10分の3です。  続いて、27、28ページをお願いします。  7款1項2目商工振興費の245鹿角市プレミアム商品券発行支援事業3,148万7,000円は、かづの商工会が実施するかづのプレミアム商品券の発行事業にあわせ、市においても市民の消費意欲を高め地域経済の活性化を図るため、発行額3億円に対する10%のプレミアム分等を助成するものです。  2項2目観光振興費の240十和田八幡平まなび旅創生事業100万円は、本市を訪れる修学旅行の学生が当初予定していた人数を上回る見込みとなったことから、補助金を追加するものです。  2項3目観光施設費の300観光施設管理費1,948万5,000円は、鹿角観光ふるさと館「あんとらあ」の大駐車場内に花輪ばやし屋台の収納と修復作業に使用する格納庫を整備するため、工事費を計上するものです。  次の29、30ページをお願いします。  8款2項5目道路新設改良費の505市単道路整備事業1,020万7,000円は、道路改良に係る用地測量委託料と道路整備工事費等を追加します。同じく530福士川改修関連市道整備事業879万5,000円は、県が行う福士川河川改修事業に伴い、河川堤防沿いの市道の拡幅に必要な工事費や用地費等について、県との基本協定に基づき負担金を計上するものです。  31、32ページをお願いします。  9款1項2目非常備消防費の110消防団活動費198万3,000円は、コミュニティ助成事業を活用しまして、消防団全17分団の分団旗の更新を行うものです。  35、36ページをお願いします。  10款5項3目文化財保護費の215文化財保存事業100万円は、花輪祭の屋台行事を保存伝承していくため、花輪ばやし祭典委員会が実施する組丁町内の屋台修理費用に対して補助するものです。市の補助率は4分の1です。  続いて、37、38ページをお願いします。  10款6項3目体育施設費の505体育施設整備事業1,581万7,000円は、シーズン後の点検においてふぐあいが判明しました圧雪車ウインチの修繕料とアルペン競技用タイム計測機器の更新費用を計上するものです。  以上で一般会計補正予算の説明を終わります。 ○議長(宮野和秀君) 市民部長。 ○市民部長(海沼 均君) 41ページをお願いいたします。  議案第54号であります。  平成29年度鹿角市の国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)は、次に定めるところによる。  第1条歳入歳出予算の総額にそれぞれ716万円を追加し、総額をそれぞれ41億1,858万6,000円とする。  第2項歳入歳出予算の補正の款項の区分及び金額は、第1表歳入歳出予算補正による。  平成29年5月12日提出。鹿角市長。  47、48ページをお願いいたします。  初めに、歳入でありますけれども、9款1項1目一般会計繰入金は、人事異動に伴います人件費の調整によるものであります。  49、50ページをお願いいたします。  歳出です。  1款1項1目一般管理費、同じく2項1目賦課徴収費は、ともに人事異動に伴います人件費の調整でございます。  以上で議案第54号の説明を終わります。  引き続きまして、52ページをお願いいたします。  議案第55号です。  平成29年度鹿角市の後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)は、次に定めるところによる。  第1条歳入歳出予算の総額にそれぞれ90万7,000円を追加し、総額をそれぞれ3億5,449万2,000円とする。  第2項歳入歳出予算の補正の款項の区分及び金額は、第1表歳入歳出予算補正による。  平成29年5月12日提出。鹿角市長。  58、59ページをお願いいたします。  歳入であります。  3款1項1目事務費繰入金は、人事異動に伴います人件費の調整によるものです。  5款2項1目保険料還付金と同じく2目還付加算金は、歳出で説明いたします保険料の還付金と還付加算金について、同額が秋田県後期高齢者医療広域連合から収入となるものです。  60、61ページをお願いいたします。  歳出です。  1款1項1目一般管理費は、人事異動に伴います人件費の調整であります。  3款1項1目保険料還付金は、後期高齢者医療広域連合の保険料軽減判定誤りにより、賦課変更等の決定を受け発生する保険料還付金について追加するものです。  同じく2目還付加算金は、1目の還付金に伴います追加でございます。  以上で議案第55号の説明を終わります。 ○議長(宮野和秀君) 提案理由の説明を終わります。  これより順次質疑を受けます。  初めに、議案第53号について質疑を受けます。質疑ございませんか。吉村アイ君。 ○12番(吉村アイ君) 12番吉村です。  20ページ、3款民生費の中の放課後児童クラブ健全育成事業についてお尋ねいたします。  先ほどの説明で、2名の増、それから処遇改善ということだったんですけれども、大変、今、放課後児童クラブに関しては、時間の延長とか人数がふえているとか、そういうお話を聞きました。時間の延長に関することとか、それから人数がふえているとか、そういうどのような理由で2名を増員するか、詳しいことをお知らせください。 ○議長(宮野和秀君) 健康福祉部長。 ○健康福祉部長(豊田憲雄君) お答えいたします。  放課後児童クラブの支援員2人増というのは、主に十和田の児童クラブなんですけれども、希望者が多いということで今まで1階だけで児童クラブを運営してあったんですけれども、場所がちょっと狭くて2階にも部屋を借りて運営しております。そのため、どうしても1階と2階が分かれるために見届きするために支援員をふやさなければならないということで、2人増員となっております。  以上です。 ○議長(宮野和秀君) ほかにございませんか。吉村アイ君。 ○12番(吉村アイ君) 53号は全部ですよね、全体に。款で区切るとかではないですよね。 ○議長(宮野和秀君) 53号です。 ○12番(吉村アイ君) 次に、プレミアム商品券についてお尋ねいたします。  28ページ、7款ですけれども、商品券に関しては今まででも、例えば、どうしてもお金に余裕のある方がまとめて買っている、例えば、家族みんなで行って買うとか、そういう例が多々あったと思います。それから、前にも私が提案させていただいたんですけれども、広く市民に利用していただくためには、1,000円券でなくて500円券もという要望もあると思います。  今回のことに関して、どのような広く市民に使っていただくための方策はどうか。それから、前回の商品券のときに、使用されなかった、例えば、忘れて使っていなかったということはどのくらいあったか。この2点をお尋ねいたします。 ○議長(宮野和秀君) 産業部長。 ○産業部長(田口善浩君) まず、市民への公平性という部分で申し上げさせていただきますと、今回の販売に関しましては、まず新聞のチラシ、折り込み、それからホームページ、それからそういったもので周知いたしますけれども、それと市の広報に商品券の購入の申込書を印刷したチラシを折り込みまして郵送等で受け付け、そして抽選を行って当選者に引換券を発送する仕組みといたします。このことで、広く市民に公平に行き渡るようにしたいと考えております。  それから、金額のことなんですが、これは1枚1,000円ということで前回と同じような形となります。  それから、前回の使用率につきましては、前回の商品券の換金率でございますが、99.85%ということになっております。  以上でございます。 ○議長(宮野和秀君) ほかにございませんか。田口 裕君。 ○11番(田口 裕君) 同じく28ページの観光施設費について伺います。  花輪ばやしの格納庫の建設というのは、先般、ニュースで知りました。ここ二、三日もいろいろな花輪ばやしの報道がありまして、いよいよユネスコの登録になった報告もありました。そして、花輪ばやしの修復作業がことしの谷地田町の修復から、既に修復場所に搬送して入ったというニュースがけさありました。いよいよ、まず花輪ばやしが少しずつ動きながら、認定を生かす道筋に動き始めたなと思って喜んでおります。  ただ、今回の格納庫ができるということで、今まで、昨年の12月に花輪ばやしのこの件についてはいろいろな議論されていましたけれども、格納庫の話は一切ありませんでした。予算にもなかった中で、今回、予算議会が終了して間もなく、この時期に格納庫をつくるという状況です。
     谷地田町の修理は、既に今業者さんが搬送してやっているわけで、1年に1回ぐらいの、1年に1台を目安の補修のようですが、これを、かなり今のペースでいくと10年以上かかって各屋台の補修になるようですが、格納庫の後でここに展示もするという話もあるようですが、今回のこの事業、急に出てきた感があるんですが、今回、格納庫を急いでこの議会にかけてつくるということに至った経緯と、その事業の内容、考え方について伺います。 ○議長(宮野和秀君) 産業部長。 ○産業部長(田口善浩君) お答えいたします。  当初、この修復につきましては、あんとらあの一角を使用しまして修復したいということで進めておりましたが、漆等々の薬剤等も使用するということもございまして、修学旅行者、それから観光客といった方々が入りますので、それはちょっと無理ということがわかりまして、結果的に、あんとらあの下の大駐車場の線路面の右側に修復のための格納庫を設けまして、修理をすることになりました。  これは格納庫としてだけではなくて、現在、あんとらあの中に旭町と、それから市の屋台が2台ございます。そのために、展示といたしましては横一列だけの展示、正面だけの展示という形になっております。これも、あんとらあの改修とともに見せ方を魅力的にしようということも考えております。  この格納庫につきましては、先ほど申し上げましたように、10年間の修理を終わりました後には、この組み立て式の2台の格納庫としても使う予定ですが、今回、めったにない修理の機会ということもございまして、この修理の機会を観光客の方からも見ていただくといったことも検討しておりまして、花輪ばやしのさらなる魅力を深めていただくきっかけにしていただきたいと思っております。そういう理由でございます。(「もう1件、今の時期にやる理由、今回急いでいる理由をまだ答えていません」の声あり) ○議長(宮野和秀君) 産業部長。 ○産業部長(田口善浩君) 今回、最初の谷地田町さんの屋台については、田中建設さんが最初に修理するということでありましたけれども、それもお祭り前に完成するということですが、その次の屋台からは格納庫で修理をしたい、修復したいということですので、それに間に合わせるためには、今から格納庫について議決をいただいて先に取り組みたいということでございます。 ○議長(宮野和秀君) 田口 裕君。 ○11番(田口 裕君) 考え方はわかりました。  そこで、9日の日にユネスコの認定証をいただいた委員会から市長に報告があって、その場のニュースの報道がきのうありました。その中で、市長の、これは花輪ばやしの関係者ないしは商工会の皆さんも屋台を町なかに移して、周遊人口といいますか、花輪ばやしをまちの中で見て散策なりできないかという要望がかねてからあって、それに基づいて要請して、ことしの2月の先般の議会でも議員からも一般質問がありました。その中で当局の答弁は、いろいろな管理体制の問題なり費用の問題を含めて無理だという答弁があったばかりです。それが、今回の9日の報道では、市長も町なかに考えたいという答弁がありました。  じゃあ、先ほどの格納庫もこの後、あそこも修復しながら、いろいろな活用をしながら、あそこでも展示はするということで考えているようですが、むしろ、今、そういう考えがあるのであれば、市長の9日の答弁を含めて、町なかに既にそういう場所を求めるなり、それからそういう町なかに何カ所やるのか、報道では駅前も考慮したいということでしたが、何カ所の展示場所をどこにやるのかというなり詰めて、ないしは商工会ないし花輪ばやしの組織委員会の方々とさらにもう少し詰めた中で、この作業を含めた選定、この先を協議してやるべきと考えていますが、その辺ちょっと市長の考えをお伺いいたします。 ○議長(宮野和秀君) 市長。 ○市長(児玉 一君) 実は、4月19日ですか、私は、県に挨拶回りで知事ともいろいろお話ししたわけですけれども、その際に、知事から祭典委員会の会長がこういう考え方を持っているよと、2月の一般質問には答弁、私は課題も大変あるということでは答えていますが、そのとき、そういう話がありまして、帰ってきてから担当に祭典委員会と協議するようにと、戸澤会長のどこへ行っても会合でそういう考え方が出ていましたので、これはやっぱりその熱い思いを酌み取るべきであるという考え方のもとに、19日に事務方に指示したという経緯がございます。  ただ、そのときにもあんとらあの催事場で2台目から修理すると、そうなると担当が祭典委員会と話した段階では、あそこを閉館しなきゃならないようになるという話もあったようです。それだと困るよということで、倉庫の話が出てきたということです。まちなか観光の一環としてやるというのを、いろいろな協議の段階で、場所はどこだかわかりません、まだこれから協議になりますけれども、そういう形で市が取り扱いをやると。  田口議員、今、いろいろ聞くのは、恐らく公約の話といろいろあっての質問だと思いますが、私は、そういう形でやってきています。記者発表するのはその後なんですから、その辺はいろいろな協議の段階での祭典委員会の会長の熱い思いに応えるべきだという思いで担当に指示したということです。とってつけたような形ではございませんので。ただ、具体的にはこれからいろいろ協議が始まると。  ただ、今の予算に上げたのは、あそこの催事場を閉館するのではなくて、そっちはそっちで、新しく建てたほうで修理も観光客から見てもらうべきだということで、今回の急遽予算計上をしたということです。 ○議長(宮野和秀君) 田口 裕君。 ○11番(田口 裕君) 考え方はわかりました。  私は、いろいろな祭典委員会の関連する方々からも話を聞きました。やはり、少し協議が少ないのかなという感じがします。両方の話を受けながらです。先ほど話しましたが、むしろ今、ここで格納庫を今の駐車場に置いて、あそこに将来的に展示をして、見に来る人もと考えた場合に、あの場所が果たして効果が十分出せるのかということの疑問もありました。  むしろ、町なかないしは今の駅前の再計画があるわけですので、その辺を含めて何台ぐらいをどの町なかに持ってくるというなり構想を詰めながら、商工会なり祭典委員会の方々と話を詰めながら、この場所をやってもいいんじゃないかと。むしろ、既にことしの修繕は場所を移してやっているわけですので、こんなにこの格納庫を焦ってやらなくても、その辺、将来の非常に鹿角の大事なユネスコの祭り、花輪ばやしの場所の確保ですので、この辺は時間をかけてやってもいいんじゃないかと感じますが、その点についてはいかがでしょうか。 ○議長(宮野和秀君) 市長。 ○市長(児玉 一君) もともと各町内に屋台があったわけですけれども、その維持管理、保管が大変金もかかるし自治会ではもう無理だという話から、あんとらあになった経緯がございます。道の駅になる前です。  ただ、今回の場合は、駅前広場の整備もございますが、1台の屋台を置くというところは結構な面積があるようです。奥行き6メートルとか、幅がまた何メートルとかいうので、かなりの場所をとるようです。ですから、場所についてはこれからいろいろ花輪ばやし祭典委員会でも協議は進めていかなきゃならないなと思っていますけれども、倉庫というのがやっぱりかなり大きい建物になると思いますので、場所は必然的に決まってくると思っているんです。町なかにあれの修理をやるという場所はそう、今のところでは見当たらないのかなという感じはしています。  いずれ、倉庫以外のそういう展示場所については、祭典実行委員会といろいろ協議しながら進めていくということです。 ○議長(宮野和秀君) ほかにございませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(宮野和秀君) ないものと認めます。  次に、議案第54号について質疑を受けます。質疑ございませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(宮野和秀君) ないものと認めます。  次に、議案第55号について質疑を受けます。質疑ございませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(宮野和秀君) ないものと認め、質疑を終結いたします。 ──────────────────────〇 ─────────────────────     日程第8 議案及び請願・陳情の付託 ○議長(宮野和秀君) 次に、日程第8、議案及び請願・陳情の付託を行います。  議案第50号鹿角市個人情報保護条例の一部改正についてから議案第55号平成29年度鹿角市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)までの議案6件及び請願1件につきましては、お手元に配付しております議案及び請願・陳情付託表のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託いたします。  以上で、本日の議事日程は全て終了いたしました。  なお、明13日から21日まで議案精査及び休日のため、本会議は休会といたします。  ただいまの時刻をもって散会いたします。     午前11時35分 散会             平成29年 第3回鹿角市議会定例会               議案及び請願・陳情付託表                             (平成29年5月12日提出) 1.常任委員会  ┌──────┬──────────────────────────────────────┐  │委員会名  │付       託       内       容             │  ├──────┼──────────────────────────────────────┤  │総務財政  │議案第50号 鹿角市個人情報保護条例の一部改正について           │  │常任委員会 │議案第51号 鹿角市行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に│  │      │       関する法律に基づく個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する│  │      │       条例の一部改正について                    │  │      │議案第53号 平成29年度鹿角市一般会計補正予算(第2号)中        │  │      │       条文                             │  │      │       歳入全款                           │  │      │       歳出 1款議会費 2款1項総務管理費 5項選挙費       │  │      │          6項統計調査費 7項監査委員費 9款消防費       │  ├──────┼──────────────────────────────────────┤  │教育民生  │議案第53号 平成29年度鹿角市一般会計補正予算(第2号)中        │  │常任委員会 │       歳出 2款2項市民共動費 3項徴税費 4項戸籍住民基本台帳費 │  │      │          3款民生費 4款衛生費 10款教育費          │  │      │議案第54号 平成29年度鹿角市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号) │  │      │議案第55号 平成29年度鹿角市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)  │  │      │29請願第1号 鹿角の産婦人科医療の存続対策を求める請願           │  ├──────┼──────────────────────────────────────┤  │産業建設  │議案第52号 湯の駅おおゆ条例の制定について                │  │常任委員会 │議案第53号 平成29年度鹿角市一般会計補正予算(第2号)中        │  │      │       歳出 5款労働費 6款農林水産業費 7款商工費        │  │      │          8款土木費                       │  └──────┴──────────────────────────────────────┘ 2.委員会の開催日時及び場所  ┌────────────┬──────────────────┬──────────────┐  │委 員 会 名     │開  催  日  時        │場     所       │  ├────────────┼──────────────────┼──────────────┤  │総務財政常任委員会   │5月23日(火) 午前10時    │第2委員会室        │  │            │5月26日(金) 午前10時    │              │  │            │5月29日(月) 午前10時    │              │  ├────────────┼──────────────────┼──────────────┤  │教育民生常任委員会   │5月23日(火) 午前10時    │全員協議会室        │  │            │5月26日(金) 午前10時    │              │  │            │5月29日(月) 午前10時    │              │  ├────────────┼──────────────────┼──────────────┤  │産業建設常任委員会   │5月23日(火) 午前10時    │第3委員会室        │  │            │5月26日(金) 午前10時    │              │  │            │5月29日(月) 午前10時    │              │  └────────────┴──────────────────┴──────────────┘...