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平成19年第6回定例会(第7号 9月26日)

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  1. 扶桑町議会 2007-09-26
    平成19年第6回定例会(第7号 9月26日)


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    平成19年第6回定例会(第7号 9月26日)    平成19年9月26日(水曜日)午前9時30分開議  第1 議案第40号  平成19年度扶桑町一般会計補正予算(第3号)  第2 議案第41号  平成19年度扶桑町国民健康保険特別会計補正予算(第2号)  第3 議案第42号  平成19年度扶桑町公共下水道事業特別会計補正予算(第3号)  第4 議案第43号  平成19年度扶桑町介護保険特別会計補正予算(第2号)  第5 議案第44号  扶桑町個人情報保護条例の一部を改正する条例について  第6 議案第45号  扶桑町行政手続条例の一部を改正する条例について  第7 議案第46号  政治倫理の確立のための扶桑町長等の資産等の公開に関する条例            の一部を改正する条例について  第8 議案第47号  扶桑町入浴サービス事業に関する条例の一部を改正する条例につ            いて  第9 議案第48号  工事請負契約の締結について  第10 認定案第1号 平成18年度扶桑町一般会計歳入歳出決算認定について  第11 認定案第2号 平成18年度扶桑町土地取得特別会計歳入歳出決算認定について  第12 認定案第3号 平成18年度扶桑町国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定につい            て  第13 認定案第4号 平成18年度扶桑町老人保健特別会計歳入歳出決算認定について  第14 認定案第5号 平成18年度扶桑町公共下水道事業特別会計歳入歳出決算認定につ            いて
     第15 認定案第6号 平成18年度扶桑町介護保険特別会計歳入歳出決算認定について  第16 同意案第4号 扶桑町教育委員会委員の任命について  第17 議員提出議案第4号 扶桑町特別職の職員の給与及び旅費に関する条例の特例に               関する条例の制定について  第18 請願第1号  学級規模の縮小と次期定数改善計画の実施を求める請願書  第19 請願第2号  悪質商法を助長するクレジットの被害を防止するため、割賦販売            法の抜本的改正に関する請願書  第20 国の私学助成の拡充に関する意見書の提出を求める陳情書  第21 愛知県の私学助成の拡充に関する意見書の提出を求める陳情書  第22 市町村独自の私学助成の拡充を求める陳情書 追加日程  第23 選挙第6号   扶桑町選挙管理委員会委員及び補充員の選挙について  第24 意見書案第3号 道路整備の促進と道路整備財源確保についての意見書について  第25 意見書案第4号 子どもの医療費無料制度に関する意見書について  第26 意見書案第5号 後期高齢者医療制度に関する意見書について  第27 意見書案第6号 学級規模の縮小と次期定数改善計画の実施を求める意見書につ             いて  第28 意見書案第7号 割賦販売法の抜本的改正に関する意見書について  第29 意見書案第8号 国の私学助成の増額と拡充に関する意見書について  第30 意見書案第9号 愛知県の私学助成の増額と拡充に関する意見書について  第31 議会閉会中調査申出事項            ────────────────── 本日の会議に付した案件  議事日程のとおり            ────────────────── 出席議員(19名)        1  番     千  田  成  年  君        2  番     間  宮  進  示  君        3  番     児  玉  孝  明  君        4  番     高  木  武  義  君        5  番     渡  辺     勝  君        6  番     間  瀬  英  之  君        7  番     新  井  三  郎  君        8  番     片  野  春  男  君        9  番     浅  井  捷  史  君       10  番     千  田  勝  隆  君       11  番     伊  藤  伊 佐 夫  君       12  番     江  口  勝  敏  君       13  番     近  藤  泰  樹  君       14  番     千  田  金  房  君       15  番     澤  木     昭  君       16  番     小  林     明  君       17  番     小  室  美 代 子  君       18  番     高  木  鎬  逸  君       19  番     大  藪  三  郎  君            ────────────────── 欠席議員(なし)            ────────────────── 地方自治法第121条の規定により説明のため会議に出席した者の職氏名      町     長     江  戸     滿  君      副  町  長     関     芳  雄  君      総 務 部 長     沢  田  峰  雄  君      健康福祉部長      江  口  正  利  君      産業建設部長      宮  川  信  夫  君      会計管理者       長 谷 川  眞  一  君      教  育  長     河  村  共  久  君      教育次長兼学校教育課長 天  野  末  光  君      政策調整課長      神  田  龍  三  君      総 務 課 長     伊  藤     猛  君      税 務 課 長     鈴  木  照  実  君      住 民 課 長     鈴  村  能  成  君      介護健康課長      古  池  光  正  君      福祉児童課長      千  田  勝  文  君      産業環境課長      吉  田  晴  宣  君      土 木 課 長     近  藤  泰  治  君      都市整備課長      松  浦  節  雄  君      生涯学習課長      大  竹  幹  雄  君      文化会館長       澤  木  晋  哉  君      監査事務局長      田  内  幸  一  君            ────────────────── 本会議に職務のため出席した者の職氏名      議会事務局長      六  鹿     博  君      議会事務局統括主査   千  田  茂  樹  君            ────────────────── ◎午前10時20分 開議 ○議長(大藪三郎君) おはようございます。  ただいまの出席議員は19人であります。  定足数に達しておりますので、直ちに本日の会議を開きます。  本日の議事日程につきましては、お手元に配付しております議事日程表の順序で進めさせていただきたいと思います。これに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大藪三郎君) 御異議なしと認めます。よって、本日の議事日程につきましては、このように決定をいたしました。  ここで、町長から行政報告について発言の申し出がありますので、許可いたします。  江戸町長。    〔町長 江戸 滿君登壇〕 ○町長(江戸 滿君) おはようございます。  1点御報告を申し上げます。  御報告の件は、ごみの不法投棄が完結した内容でございます。  皆様方には御心配をいただきましたが、高雄東部地区、宮前の不法投棄につきましては、5月から機材の本格的な撤去作業が開始されまして、今般、完了しましたことを確認いたしましたので、御報告をさせていただきます。以上でございます。            ────────────────── ◎程第1 議案第40号 平成19年度扶桑町一般会計補正予算(第3号)から日程第15 認定案第6号 平成18年度扶桑町介護保険特別会計歳入歳出決算認定について及び日程第17 議員提出議案第4号 扶桑町特別職の職員の給与及び旅費に関する条例の特例に関する条例の制定についてから日程第22 市町村独自の私学助成の拡充を求める陳情書まで ○議長(大藪三郎君) これより日程第1、議案第40号 平成19年度扶桑町一般会計補正予算(第3号)から日程第15、認定案第6号 平成18年度扶桑町介護保険特別会計歳入歳出決算認定について及び日程第17、議員提出議案第4号 扶桑町特別職の職員の給与及び旅費に関する条例の特例に関する条例の制定についてから日程第22、市町村独自の私学助成の拡充を求める陳情書までがそれぞれ所管の常任委員会へ付託になっており、その審査が終了しております。この際、これを一括議題とし、各常任委員長からその審査の経過並びに結果について報告を求めることといたします。  報告の順序につきましては、健康福祉常任委員長、次に産業建設常任委員長、それから総務文教常任委員長、この順に報告を求めることにいたします。委員長の報告に対する質疑につきましても、委員長の報告ごとに進めさせていただきます。よろしくお願いいたします。  それでは、これより児玉健康福祉常任委員長の報告を求めます。  児玉健康福祉常任委員長。    〔3番 児玉孝明君登壇〕 ○3番(児玉孝明君) おはようございます。
     議長の指名により、9月13日の本会議において健康福祉常任委員会に付託を受けました議案4件、認定案4件の審査が終了しましたので、その概要と結果を御報告申し上げます。  初めに、議案第40号 平成19年度扶桑町一般会計補正予算(第3号)所管部分を議題とし、その質疑概要は、第3子の保育料無料化についての質疑に対し、県の制度に合わせ、10月1日から実施する。8月10日現在で対象者は21人、減額される保育料は19万5,850円、第3子すべてを対象とすると70人から80人で、保育料は約1,500万との答弁がありました。  次に、障害者の賃金アップの取り組みとたんぽぽクッキー等販売の質疑に、賃金については施設長とも相談しているが、具体的にはない。イオンに置いていただけるようお願いしたいと答弁がありました。  次に、一時保育料の低所得者への減免措置をただされたのに対し、状況、実態を把握すると答弁がありました。  次に、後期高齢者医療制度の中での基本健康診査についてただされたのに対し、今までの基本健康診査は基本項目だけではなく、医師が必要と認める検診項目も含め、すべて実施しているのが現状で、75歳以上については国の方針で選択項目は除外されている。3市2町で調整し、同じ考え方で進めると答弁がありました。  また、特定健診の住民への早期周知と同じ検診項目で現状より悪くならないよう進めていただきたいとの要望がありました。  以上のほか、児童遊園整備の高木選定基準、遊具入れかえ基準、不妊治療などされてただされ、それぞれ答弁がありました。  質疑終了後、討論として、高齢者は重税にあえいでおり、高齢者福祉予算の増額が必要。後期高齢者医療制度は基本的に認められないと反対。命を大切にする心をはぐくむ実践活動の人形劇、拡大読書器、児童デイサービス遊具設置を評価し、賛成討論がありました。  採決の結果、議案第40号 平成19年度扶桑町一般会計補正予算(第3号)所管部分は、賛成多数で可決すべきものと決しました。  次に、議案第41号 平成19年度扶桑町国民健康保険特別会計補正予算(第2号)を議題とし、その質疑概要は、国保加入者の所得状況と基本健康診査の受診状況の問いに、所得なしが1,715人、33万円以下が400人、100万円以下が1,070人、200万円以下が2,001人、300万円以下が1,218人、400万円以下が762人、500万円以下が451人、600万円以下が260人、700万円以下が169人、700万円以上が558人の合計8,604人で、基本健康診査受診別は、一般が1,085人、国保2,080人、老健2,512人、その他52人と答弁がありました。  次に、国保で特定健診を行う場合、無料にすべきとただされたのに対し、特定健診は国・県の補助が3分の1ずつある。特定保健指導部分が明確でなく、今後も国の同行を見て協議していくと答弁がありました。  次に、医療費の伸びについての質疑に対し、例年の伸び率である一般療養給付費で昨年8月に比べ約1,000万円ふえている。健診等で医療費を抑えていきたいと答弁がありました。  次に、収入が極端に減った人、所得の低い人に対する減免をただされたのに対し、本年度は数件で、減免については検討しているとの答弁がありました。  次に、国保会計の安定的運営の監査からの指摘をただされたのに対し、単年度会計であるので、非常時に備え基金の検討をしたいとの答弁がありました。  以上のほか、特定健診等実施計画策定業務委託料などについてただされ、それぞれ答弁がありました。  質疑終了後、討論として、国保税の引き上げ根拠はなくなり、生活実態を反映した予算ではない。19年度の国保税がどうあるべきかを考えていないと反対。国などの精算や入札差金であり、重要であると賛成討論がありました。  採決の結果、議案第41号 平成19年度扶桑町国民健康保健特別会計補正予算(第2号)は、賛成多数で可決すべきものと決しました。  次に、議案第43号 平成19年度扶桑町介護保険特別会計補正予算(第2号)を議題とし、冒頭、本会議での償還金の説明及び基金残高についての資料が提出され、説明後、質疑に入りました。  その質疑概要は、介護給付費準備基金積立金に関する質疑に対し19年度末で9,076万2,000円、保険料は3年間の介護給付費を算定。見込みより減少したため繰越金がふえた。介護給付費は1ヵ月9,300万円ぐらいとの答弁がありました。  次に、不正請求防止をただされたのに対し、一宮市の事例調査で、約2,300万円の投資で276台の訪問介護の端末(カードリーダー)を設置し、効果としては、システム導入に伴い不正請求はなく、設置することで抑止効果があった。システムをすぐに導入はできないが、今後検討していきたいとの答弁がありました。  次に、家庭介護についてただされたのに対し、介護保険認定者は、7月末現在、全体で806人、要介護5が109人、うち居宅サービス利用者は28人との答弁がありました。また、在宅寝たきり老人等介護手当の引き上げを検討していただきたいとの要望がありました。  質疑終了後、討論として、予算の組み方は理解できるが、保険料の値上げ、介護認定の大幅改正によりサービス給付が大幅に減少した。予防支援だけでは生活できないと反対。介護保険制度は3期目となり落ち着いてきている。健康予防の充実を図っており、今後も事業の充実に努められたいと賛成討論がありました。  採決の結果、議案第43号 平成19年度扶桑町介護保険特別会計補正予算(第2号)は、賛成多数をもって可決すべきものと決しました。  次に、議案第47号 扶桑町入浴サービス事業に関する条例の一部を改正する条例についてを議題とし、市町村民税の税額改正による対象者はとの質疑があり、対象者は変わらないとの答弁でした。  質疑終了後、討論はなく、採決の結果、議案第47号 扶桑町入浴サービス事業に関する条例の一部を改正する条例については、賛成全員をもって可決すべきものと決しました。  次に、認定案第1号 平成18年度扶桑町一般会計歳入歳出決算認定についての所管部分を議題とし、補足説明として、福祉児童課長から本会議で質問のあったおもちゃ図書館の張り紙の件について、7ヵ所に張られており、食事、昼食後も娯楽室を使う方がいると苦情があり、3階の職員がつくり事務局に申し出たとの報告がありました。  質疑概要は、高齢者のインフルエンザ予防接種補助拡大をただされたのに対し、受診率は65%で、受診率を上げることに重点を置いているとの答弁がありました。  次に、精神障害者医療をただされたのに対し、平成20年4月から県が見直しを行い、精神保健福祉手帳の1・2級の人に対して精神病についてだけ助成する。入院については検討するとの答弁がありました。  次に、乳幼児医療に関する質疑に対し、小学校卒業まで実施するとなると約3,500万円余分にかかると答弁があり、乳幼児医療比較資料配付後、18年度乳幼児医療費は3歳児までが県補助対象であり、町負担額は4歳から就学前児童までの医療費と県補助分となり7,287万2,778円。また、平成20年度については、入院・通院については就学前、入院については中学校卒業までと県補助対象とされる。就学前までの入院・通院額7,981万3,608円と中学卒業までの入院費1,867万5,412円までとなり、町負担分は4,924万4,510円となる。差額として2,362万8,268円と試算しており、制度変更のより町単部分に補助があり、それらを踏まえ、入・通院のあり方を含め、予算編成に向け検討しているとの答弁がありました。  次に、敬老祝い金についてただされたのに対し、敬老金を88歳と100歳の節目に見直した。その分をどこかに充てるという具体的なことはない。予算の基本は、全体の中でどう位置づけていくか、トータルとして必要な施策を有効に活用していくとの答弁がありました。  次に、指定管理者導入についての質疑に対し、自主的事業はないが、経費の面では制度導入前より減額になった。接客等のサービス向上を目指してほしい旨お願いしていると答弁がありました。  以上のほか、児童遊園、保育園駐車場、遺児手当、交通災害共済、タクシー券助成事業、予算流用などについてただされ、それぞれ答弁がありました。  質疑終了後、討論として、住民の生活は厳しく、高齢者対策、子育て支援、障害者支援などが充実していない。後期高齢者医療広域連合のための予算執行は認められないと反対。不用額が多くあったが、住民に密着した予算執行であったと賛成討論がありました。  採決の結果、認定案第1号 平成18年度扶桑町一般会計歳入歳出決算認定(所管部分)は、賛成多数をもって認定すべきものと決しました。  次に、認定案第3号 平成18年度扶桑町国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定についてを議題とし、その質疑概要は、国保税滞納についての質疑に対し、滞納件数は一般被保険者医療給付費分が596件の5,334万8,446円、一般介護納付金分が309件の597万6,669円、退職医療が38件の278万978円、退職介護が19件の27万2,349円で、過年度分も含み、合計で2億2,043万8,368円になる。所得の多い人での滞納者は、所得額700万円以上の者が4人いる。改正後、黒字になった報告を、国保運営協議会委員宅へ行き報告した。減免については、生活保護基準の何%がよいかなどを検討している。税務課と協力して収納率を上げていきたいとの答弁がありました。  次に、がん検診の受診率をただされたのに対し、がん検診の国保の割合は、胃がんが18年度51%、17年度62%、大腸がんが18年度51%、17年度63%、肺がんが18年度53%、17年度61%であるとの答弁がありました。また、がん検診の受診率が下がっており、助成制度復活の要望がありました。  質疑終了後、討論として、医療費抑制は受診抑制ではない。疾病予防が重要。がん検診助成廃止で受診率が下がった。減免制度を充実すべきと反対。医療制度は重要で、払える人の滞納を許してはならない。医療の施策と減免制度の充実を要望し、賛成討論がありました。  採決の結果、認定案第3号 平成18年度扶桑町国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定については、賛成多数をもって認定すべきものと決しました。  次に、認定案第4号 平成18年度扶桑町老人保健特別会計歳入歳出決算認定についてを議題とし、質疑、討論はなく採決の結果、認定案第4号 平成18年度扶桑町老人保健特別会計歳入歳出決算認定については、賛成全員をもって認定すべきものと決しました。  次に、認定案第6号 平成18年度扶桑町介護保険特別会計歳入歳出決算認定についてを議題とし、その質疑概要は、収入未済額をただされたのに対し、収入未済額は192万2,400円で97人532件、滞納繰越分では86人573件、普通徴収の人は472人。滞納者97人のうち、第2段階24人、第3段階8人、第4段階31人、第5段階24人、第6段階8人、第7段階1人との答弁がありました。  次に、介護予防サービス利用者についてただされたのに対し、訪問介護で17年度35人、18年度21人、訪問看護で17年度2人、18年度1人、訪問リハビリテーションで17年度2人、18年度はなし、通所介護で17年度42人、18年度36人、通所リハビリテーションで17年度8人、18年度9人、福祉用具で17年度38人、18年度16人、居宅療養管理で17年度5人、18年度6人、短期入所で17年度2人、18年度3人、特定施設入所者生活介護で17年度2人、18年度4人との答弁がありました。  次に、地域支援事業についての質疑に対し、任意事業は社会福祉協議会に委託しており、予算は全体の何%と決められており、その枠内で実施しなければならない。予算の枠を考えながら進めたいとの答弁がありました。  次に、特定高齢者に関する質疑に対し、特定高齢者は18年度11名で、転倒予防教室参加者は5名、口腔ケアでは1名、介護予防サービス計画については866件との答弁がありました。  質疑終了後、討論として、保険料の見直しを行い基準額が上がった。それに加え、税制改正により所得が引き上げられた。施設面の不足と法改正によるサービスの制限は容認できないと反対。法律で決まっている。扶助相互の観点から、すばらしい制度であると賛成討論がありました。  採決の結果、認定案第6号 平成18年度扶桑町介護保険特別会計歳入歳出決算認定については、賛成多数をもって認定すべきものと決しました。  以上、御報告申し上げます。 ○議長(大藪三郎君) これより、児玉健康福祉常任委員長の報告に対する質疑を行います。  質疑ありますか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大藪三郎君) 質疑ないようですので、以上で児玉健康福祉常任委員長に対する質疑を終結いたします。  次に、産業建設常任委員長の報告を求めます。  片野産業建設常任委員長。    〔8番 片野春男君登壇〕 ○8番(片野春男君) 議長の指名により、産業建設常任委員会の委員長報告をさせていただきます。  9月定例本会議において産業建設常任委員会に付託されました、議案第40号 平成19年度扶桑町一般会計補正予算(第3号)所管部分のほか議案1件、認定案2件、請願1件について、その審査を終了しましたので、主な質疑の内容と結果について報告いたします。  なお、審査は9月19日午前9時30分から、委員(沢木昭委員は午後から通院のため欠席)全員と町長を初め関係職員の出席のもとに開催しました。  初めに、議案第40号 平成19年度扶桑町一般会計補正予算(第3号)所管部分についてを議題とし、担当課長から補足説明を受けた後、質疑に入りました。  歳入の、農地・水・環境保全向上活動推進交付金は交付金か補助金か。また、今回10万円を農地費に財源として入れているが、一般財源を減額したということか。農地費の財源の説明を土木課長がするのかなどの問いに、活動推進の交付金として交付されたものであり、10万円については財源更正をしている。また、農地費の財源の説明については、農業用水など管理を土木課で担当しているので土木課長が説明をいたしましたと答弁がありました。  高雄東部地域に対する補助はどういった予算科目になるのか。また、どうして直接団体へ交付しないのか。国費、県費、町費で扶桑町はどれだけ負担するのかなどの問いに、款6項1目6農地費、節19負担金にある農地・水・環境保全向上対策負担金71万4,000円を活動組織へ負担する金額で、親団体として一宮地域協議会へ支出し、そこから各地域の活動団体へ交付されるもので、費用の負担区分は、国が2分の1、県が4分の1、町が4分の1で、費用は地域協議会が取りまとめて活動団体へ補助する仕組みとなっていると答弁です。  補助金が123万2,000円減額されて、原因がPCBの処理ができなかったとのことだが、今後の見通しはどうか。また、PCBの保管はとの問いに、処理会社において2月に冷却水の漏水事故があり、従業員の初歩的ミスで、今後は教育の徹底が必要。早くて21年度の見通しとなる。PCBは器具そのものを保管していると答弁。  がんばる商店街推進事業補助金で、補助率5分の1の193万6,000円の補助金がついている。財源は共同施設事業補助金に充てられるとのことだが、資金計画とか事業計画そのものを示してもらえないかとの問いに、柏森発展会の街路灯が老朽化した80基分で、実際は1基当たり16万円から17万円かかると聞いているが、1基当たり12万1,000円、町費40%で4万8,400円、県が20%で2万4,200円、発展会が10万円ほど負担するもので、安全・安心のまちづくりということで、配達区域内の防犯パトロールや啓発の旗、ステッカーの作成などの活動に193万6,000円の補助がつくことになっている。なお、事業計画はなく、発展会の取り組みとしていると答弁。  街路灯の設置事業とか他の事業があるが、町としてどれだけ補助するのか、県補助金は、また事業費はなどの問いに、街路灯設置に対する補助で、商工会を通じて発展会へ交付される。事業費は968万円と答弁。  商工業振興資金融資制度で、今まで信用保証協会が保証していたものを、20%銀行が保証し、80%は信用保証協会が保証するように10月から制度が変わった。今まで申請があった場合、町が調査し、融資決定し、銀行にあっせんする形であったが、町も調査し、銀行も調査するということになるのではとの問いに、銀行が審査したものは町は調査しない。保証料が1,250万円以下の場合で、町の窓口へ持ってこられたものは銀行を通さないで済む。1,250万円を超えるものは銀行が調査を行うと答弁。  1,250万円というと小口融資は従来どおりか、保証は10月からは小口は100%保証協会が持つということかとの問いに、そのとおりで、倒産した場合は銀行が20%責任を持ち、また小口は100%協会が持つと答弁。  1,250万円以上の融資を受けようとすると貸し渋りが起きないか。貸し渋りが起きると中小企業者の経営が成り立たなくなるのではないかとの問いに、何とも言えない。そのような情報があった場合、銀行にはできる限りお願いしていくと答弁。  貸し渋りが起きないようにしなければならない。銀行は10月から20%の保証をすることとなるから、貸し渋りしないように文書で申し入れたらとの問いに、町長から一般的な話として貸し渋りはあると思う。中小零細業者は厳しいところはある。我々も一体となって、貸し渋りが起きないよう努めなければならない。文書で行って効果があるかどうか、個々のケースや銀行の言い分もケースによって違うことから、個々の実態で努力していくのが力強いと思われると答弁。  3ナンバーは保証料がだめか、利子保証の対象とならないかとの問いに、利子保証はできるが、保証料はできない。保証料は事業に対する設備投資と運転資金であることから、事業用に使われているかどうか疑問な車種があることから、3ナンバーは保証料の助成から除くこととしたと答弁。  1,000万円とか1,500万円の車であればどうかと思うが、今まで5ナンバーと同じような車で3ナンバーとなった場合もある。一律に3ナンバーはだめとの対応はよいのか。一般の方でも3ナンバーを使うことがある。高級車ならどうかと思うが、一律3ナンバーは除くことはどうかとの問いに、勤労者生活資金貸し付けで車を購入する場合でも、50万円以内で1,800ccまでと定めていることから、3ナンバーは除外したと答弁。  ここで委員長から町長に見解を求めました。町長から、どこで線を引くかは難しいが、本業の商工業の活動に必要かどうかが基本となると答弁。  このことについて質疑が続きましたが、委員長から担当課において総合的に検討することとし、次の議題に移行しました。  横断歩道設置の基準についてとの問いに、一番の要件は近くに横断歩道がないこと、渡るための歩行者だまりがあること、歩道から横断歩道へ通ることができること、見通しがよいか。町道296号線には歩行者だまりがない。反対側の学習等供用施設敷地内の花壇を撤去し、歩行者だまりを設けることになっているとと答弁。  委員から、東西の近くに横断歩道があるが、100メートル以内に横断歩道がある場合は厳しいが、これからもこういうことが出てくると思うが、ぜひ安全面を考えて対策に重点を置くよう要望がありました。  がんばる商店街関係で、発展会は何店舗か。商店街としての活力が見受けられない。今後の指導をどう考えているかなどについての問いに、発展会は80店舗であるが、詳しくは後で報告したい。また、発展会の活性化を図るため商工会に町職員が派遣されているので、連携を強化し、勉強会、打合会などを行っていきたいと答弁。  高雄調節池がきれいになっているが、だれが行ったか。県か町か、また費用はとの問いに、青木川は県が行い、調節池は県の委託金で町が行った。年間130万円の予算で除草を行ってきたと答弁。  農地・水・環境保全向上推進事業について、農事組合で申請され交付されたが、扶桑町の農事組合数と申請された団体数、交付金総額はとの問いに、農事組合は33組合、農協主体で行われている。高雄東部で水田を持ち、用水の維持管理している農事組合7団体で、費用などは後で報告したいと答弁。  ここで15分間休憩しました。  斎藤学習等供用施設前の横断歩道について、予算は道路新設改良費となっているが、交通安全対策費で組めば学習等管理費で予算を組まなくてもよかったのではないか。また、整備費22万1,000円が組まれており、道路新設改良費とあわせて発注するのか。また、横断歩道設置費が総額で301万円と聞くがとの問いに、道路整備事業費としたのは、隅切り改良で毎年小さな改良があり、予算を計上しているので、これを利用した。また、具体的な発注方法は打ち合わせていないが、町道整備は舗装工事程度である。工事費だけで数十万円と考えていると答弁。  本会議で総額301万円と聞いたが、実際工事費を含めるとどのくらいかとの問いに、おおむね300万円程度で、消耗品1,000円、測量分筆51万8,000円、工事50万円、土地購入費82万円、補償金130万円で予算を使うと答弁。  柏森駅の維持管理費で、当初予算の約3倍の電気料、水道料も倍以上で、水道料金を減らすことは難しいが、電気代は昼の消灯、夜でもすべて点灯する必要はない。節電はどのような形で行っているのかとの問いに、3月までは名鉄で負担していたが、1ヵ月20万円以上であった。4月以降、照明の節電に努めておりますが、夜は24時間の自由通路となり、消すことは難しいが、今後検討すると答弁がありました。  以上で質疑を終結し、反対討論として、総額で3,429万円減額し、80億9,815万6,000円とするものであり、予算が住民の要望に応じているか疑問に思われる。特に商工振興費の中で、10月から信用保証協会が80%、銀行が20%の補償をする制度に変わるが、商工業者が事業を円滑に行うための資金を確保するために大切な制度である。しかし、信用保証協会と銀行との責任共有制というか、結果的に銀行の貸し渋りが生じることが懸念され、銀行の貸し渋りを何としてでも排除し、商工業者に必要な資金を融資できるよう努力すべきである。町長は文書を出さないが、起きたときに対応するとのこと。町としても、貸し渋り対策に本腰を入れていく必要がある。商工業資金融資の保証料が乗用車の3ナンバーは認めず、4月から行われていることをを9月議会で初めて聞いた。商工業者の活動を抑制するような予算は認められない。今までどおり保証料の助成を行うようにされたい。賛成討論として、補正予算の主なものは商工業関係と道路新設改良事業などで、商工業では柏森発展会街路灯の新設及び改修に関するもの、道路新設改良は交通安全面から必要かつ重要な事業である。商工業振興資金に関しては、金融機関で若干の差はあるが、積極的に融資事業に動いており、補正予算に賛成したい。  以上で討論を終結し、採決の結果、議案第40号 平成19年度扶桑町一般会計補正予算(第3号)所管部分について、賛成多数で原案どおり承認可決しました。  次に、議案第42号 平成19年度扶桑町公共下水道事業特別会計補正予算(第3号)を議題とし、担当課長の説明を受けた後、質疑に入りました。  今年度から供用開始し、6月に使用料の補正があったが、当初予定と実績はどうなっているかとの問いに、受益者負担金は当初2億3,050万1,000円、7月補正後は2億8,290万円で、調定額は8月31日現在で2億9,875万3,700円、収入額は2億9,265万4,400円、収入率は97.96%であると答弁。  使用料はとの問いに、下水道使用料は、4月から8月の累計で件数が693件、総使用水量が2万3,578立米、使用料の当初予算は1,103万8,000円、調定額が244万9,995円、22.2%の調定率となっていると答弁。  受益者負担金は予算と比較してどうか、また予算では100%の収納率を見込んでいるのかとの問いに、補正後の予算2億8,290万円で105.6%、1,585万3,700円の増となっている。また、収納率は98%を見込んでいると答弁。  予算と調定に収納率を掛けたものとを比較すると一致するのかとの問いに、8月31日の収入額が2億9,265万4,400円で調定額2億9,875万3,700円、97.96%で、2・3・4期分がまだ入っていないから98%は超えることとなると答弁。  予算より多くなるが、12月に補正が出てくるか、受益者負担金は工事費に充てるのかなどについての問いに、予算より多くなり12月補正も考えられる。負担金は工事費に充てられることになっていると答弁。  工事費に充てるということは、一般会計からの繰り入れを減らすのか、工事費をふやすのか。また、使用料は1,000万円ほどの予算で240万円ほど。1ヵ月の使用料はどれほどかとの問いに、5月・6月分273件、総使用水量7,473立米、使用料は62万3,550円、7月・8月分351件、総使用水量1万6,077立米、使用料177万4,695円、4月分含めて使用料総額244万9,995円と答弁。  使用料の歳入予算は見込みどおりか、予算を超えるのかとの問いに、当初550件の接続を見込んでおり、世帯数の25%で600世帯となり、予算より多くなると答弁。  使用料はどこに使うのかとの問いに、五条川右岸の整備費、負担金に入ると答弁。  一般会計からの繰り入れは今後減ってくるということかとの問いに、平成19年度は受益者負担金があり、かなり減る。20年度は少し供用開始するところがあり、少しは入ってくるが、19年度よりは歳入としては減額になると答弁。  一般会計の繰り入れは20年度はふやさなければならないとなると、財政運営上、一般会計ではことしは下水への1億の繰り出し、その次はなしとなると、安定的な財政運営がやりにくくなるとの問いに、実施計画のヒアリングにより、財政と打ち合わせをしている。20年度は1億5,000万円から2億円、以前は2億5,000万円繰り入れたこともあると答弁。  受益者負担金を積み立て、少しずつ取り崩すことはできないか。入ったものを全部使うことはしないで、基金条例で定めてやっているところはないかとの問いに、今回の供用開始で2億9,000万円ほどあるが、20年度からは3,000万円ほどしかないと答弁。  今年度高木地区3ヵ所、業者が入って工事を予定しているが、工事予定のスケジュール表を出してほしいとの問いに、3業者間で調整し工事を行っているが、図面にてスケジュール表を地区に回覧として提出すると答弁。  測量の進歩状況と試掘調査についてとの問いに、9月10日から現地に入り、実施設計、平板測量、基準点、現況などの調査を行っており、50%ほどが終わっている。また、試掘も予定どおり進んでおり、10月末日には終わる予定と答弁。  下水道工事の幹線工事で今までに聞いたことのない業者が入っているとの問いに、推進工事と思われるが、大手が指名停止1年以上となっている関係で業者が限定されたためであると答弁。  以上で質疑を終結し、討論省略、採決の結果、全員賛成で、議案第42号 平成19年度扶桑町公共下水道事業特別会計予算(第3号)を原案どおり承認可決と決しました。 ○議長(大藪三郎君) 長時間になりますので、ここで休憩をとりたいと思います。  11時30分まで15分間の休憩といたします。               午前11時11分 休憩
                  午前11時30分 再開 ○議長(大藪三郎君) それでは休憩を閉じ、会議を続けます。  休憩前に引き続き、片野委員長の報告をお願いいたします。    〔8番 片野春男君登壇〕 ○8番(片野春男君) ここで昼食休憩とし、午後1時5分から再開しました。  次に、認定案第1号 平成18年度扶桑町一般会計歳入歳出決算認定についてを議題とし、担当課長から補足説明を受けた後、質疑に入りました。  土木課長から、本会議で畑地帯総合土地改良事業の起債について質疑があり、起債の償還は2年据え置きの8年償還で、合計10年償還となっていると答弁がありました。  エコクラブひまわり会の活動状況は、公害苦情発生状況の推移で、その他の中身は、緑地保全事業費で柏森東山の今後どのような保全というか、確保をされていくのか。年々緑地が少なくなり、住宅化されていく、何とか緑地のままとするにはどのような手だてをされるのか。側溝整備状況の円グラフで、17年度までの施行済み48.7%、未整備51.2%となっているが、両側、片側側溝であるかどうなっているかとの問いに、エコクラブは、毎月1回第2月曜、不用品、古着など、新聞紙、段ボールの収集を行っている。女性の方が中心で活動されている。地球環境保護宣言事業として、8月に映画会もエコクラブが町と共催で行っている。公害苦情のその他は、野焼きの苦情が中心となっている。緑地保全については、現在平米当たり240円、年間210万円交付している。地主にも話をし、ぜひとも残していきたい。側溝整備状況は、認定した町道の両サイドに側溝があるというのが本来の形である。それが100%というふうに考えており、48.7%というのはおおむね片側に側溝があるということと答弁がありました。  ひまわりの会事業、経費はどうなっているのか。18年度には、扶桑町住民活動及び協働の推進に関する条例ができたが、これに入れるべき団体ではないかのか。緑地保全、それなりの金は交付されており、宅地開発の話はない。雑種地という話もある。側溝の48.7%は、片側でもついている割合と理解してよいか。未整備51.2%、見た目にはそんなにあると思えないがとの問いに、ひまわりの会の運営は、交流会で販売したもの、資源回収、不用品の寄附を受けたものの販売の収益などで行われており、町からの援助は出ていない。協働の団体には該当すると思われる。緑地の保全は、地球温暖化防止のため必要と思われる。開発をとめることは難しい。地主にも、保全に協力をお願いしていく。側溝については、あくまでも道路の両サイドに側溝があると仮定した場合には、49万6,128メートルの延長が必要となり、今まで整備ができたのが24万1,357平米であり、それをパーセントであらわしたもの、例えば農道等で側溝が要らないものも延長に入っていると答弁。  犬のふんについて、犬山市など条例を設けているが、町では条例の制定は考えていないかとの問いに、条例を設けても罰則規定が有効に活用できない。現在、条例の制定は考えていない。広報無線等でPRしていくと答弁。  死亡犬・猫処理委託72万7,650円の件数は、また転用決裁負担金8万9,479円で、地区は長畑で、青木川の改修、延長の見通しはとの問いに、青木川改修の展望は、カルコスまで、それより上流は白紙の状態。カルコスから江南との境で名鉄横断までは25年までの完成目標で進められる。それにあわせ、中島調節池から下流も整備が行われる。犬・猫の関係で1年間で164頭処理、平日は121頭、1頭当たり3,150円、休日43頭、1頭当たり6,300円、月1回役場から聖苑まで運ぶ場合1回6,300円、合計で72万7,650円、シルバーに委託していると答弁がありました。  畜産経営環境整備、毎年この時期だけ行われているのか、排水の指導は、木津用水は用排水分離し、南郷に浄化槽が設けられている。その下流で放流が行われているがとの問いに、木津用水、用排水分離の浄化槽は安穏寺橋下流に設置されている。この畜産施設は汚水量等が少ないから農業用水として利用はできるという農林水産省の判断、指導していくと答弁。  道路特定財源が幾らで、それを充当できる費用は幾らかとの問いに、道路特定財源、補助金等は3億3,800万円で、道路関係で使った費用は3億6,180万円と答弁。  土木費が総額で15億8,200万円ほどで、特定財源として充てている金額が11億5,426万2,000円、都市計画税は入れていない。残りの人件費等含めると特定財源活用しても住民の要求にこたえていない。道路側溝48%の整備率、片側側溝が多い。側溝のない方向から側溝のある方向へ水は流れる。両側側溝整備を進めることが必要であるとの問いに、両側側溝、下水道整備されれば汚水が道路からなくなることが理想であるが、全体的にはまだ片側側溝が多い。排水機能が向上すると下流ではんらんの原因にもなる。生活の利便性を考え判断していかなくてはならないと答弁。  粗大ごみの関係で、年々老人が多くなり、出すのに大変苦労されている。高齢者に対する支援は整っているのか。多くの自治体では、役場へ連絡すれば職員などが収集・運搬してくれるところがふえてきている。高齢者、障害者等に手伝いする体制をとることはできないかとの問いに、高齢化が進むが、現在は玄関先まで出していただくこととしている。家や家具等に傷をつけた場合等の対応も必要。今後検討すると答弁。  地球環境保護で河川等の調査、大気の測定について単年度で見ていても比較にならない。定期的に測定値を比較すべきで、その結果で対策を講ずる必要がある。一度数値を出していただきたいとの問いに、閉会日までには提出すると答弁。  家庭ごみより事業等ごみがふえたのはイオンなのか。事業負担として町が出すことになる。協定はどうなっているのかとの問いに、事業などの一般廃棄物となっていることから、町負担となるとの答弁がありました。  有害鳥獣駆除委託料で5万円の予算がどうして倍以上も流用したのかとの問いに、ヌートリア、アライグマなど捕獲数を当初10頭を予定していたが、23頭にふえたことによるものと答弁があり、委員から目内の流用であればよいが、目以外の流用、予備費からの充用は委員会で事前に説明されたい。議会の議決は款項となっている。項の予算がふえれば当然委員会へ報告は必要であると要望がありました。  環境保全対策で、公害苦情状況の推移を見ると、昨年の5割増となっている。騒音が約5倍、悪臭が3倍、雑草が5割増、その他が3割増。どうして苦情が多くなったのか。環境保全推進員のところへ多く苦情が寄せられたということかとの問いに、大多数は住民から町への苦情である。環境保全推進員からの分も含まれている。特に騒音、悪臭はふえているが、細かい分析はしていないが、工場の周りに住宅がふえたとか、住宅前の雑草等による苦情が多かったものと考えられると答弁。  農業振興の立場から、農業者が地産地消の立場に立って推進すべきである。特産物の成分分析が行われているが、実際商品化できるものを開発すべき。どういう取り組みをしているかの問いに、成分結果が出てから県の産業技術研究所とも話をしているが、最近、新しい商品開発は難しくなっていると聞いている。具体的には何に使うかということが明確でないと商品化は難しい。今年、守口大根の商品化コンテストを計画していると答弁。  扶桑の特産は守口大根だけでない。ゴボウもある。道の駅に行くと、ごぼうせんべいなどが出ている。扶桑町でなぜできないのか。商品化して売り出すことはとの問いに、ごぼうせんべいは道の駅などで出ているが、生産者の時間的余裕とか意識、農協の姿勢もある。生産者、農協、町との関係、機会あるごとに話をしていきたいと答弁。  生ごみの袋で利益を出さなければならない理由とはとの問いに、ごみ袋は当初スタートしたときの値段が続いている。利益を出すことは考えていないと答弁がありました。  農業関係の地産地消で扶桑町でも米や野菜がつくられている。学校給食や保育園の給食に使われるものはわずかかもしれないが、最近特に問題となっている中国産の食品と地元産との比較はとの問いに、データーは持っていないと答弁。  畑地帯総合土地改良事業の関係の建設事業費負担金7億665万円で、地元1億7,666万2,500円、うち扶桑町が6,398万7,000円となっている。地元負担金を除いた約5億3,000万円は県が幾ら、国が幾ら負担するのかとの問いに、国費が2分の1、県が4分の1、市町が4分の1で、市町の4分の1のうち扶桑町は36.2%と答弁。  起債があるのは、どこの起債か、扶桑町の分かとの問いに、扶桑町の6,000万円分の起債と答弁。  商工業振興資金の融資、あっせんが138件、保証決定が134件、残り4件はとの問いに、4件は融資不決定ということと答弁がありました。  どういう理由か。銀行へ紹介したのが138件で、銀行で断られたのが4件ということかとの問いに、保証協会の方で断られたものと答弁がありました。  発展会に100万円出すのを二、三年続けられたが、大学の教授などを含め研究されたが、その成果はどうかとの問いに、16、17年度に行われた。幸房くわの木のコミュニティ施設ができた。イオン関係の進出に伴う対策については特別要望はなかったと答弁。  パチンコ店は広い駐車場を確保している。柏森商店街も広い駐車場を確保すれば客も集まる。安心して歩ける施策を講じないと人は逃げていく。イベントも長期に行うと他市町から客が来る。発展会と常に打ち合わせできる体制が必要。具体的手だてを打つべきだ。一課だけの問題でなく、安全・安心なまちづくりをするために、商店街の活性化を踏まえて町長の考えはとの問いに、商店街の活性化は非常に時代的に大事な問題であり、扶桑町のみならず、日本全国の問題。活性化策というのは、具体的にアイデア的にはいろいろあるが、端的には、そこに人が多く行き来できる状態をつくること。行政だけが、商工会だけが、発展会だけが頑張ってもだめである。連携が必要である。お互い主体性を持って、真剣に考え取り組みむ必要があると答弁がありました。  道路維持で、町道山那・五郎丸線の工事は砂利採取のための補修ではないのか。何らかの形で負担金とか協力金は取れないか。砂利採取をとめてもらえばよいがとの間いに、原因者が明らかであれば負担させることができるが、一般的にだれでも通れるところは特定できないから補修を強制できないし、協力金の制度はない。税であれば、広く公平に徴収する必要がある。現在、税の徴収は一部の業者をターゲットとすることとなり、困難である。砂利採取も法的に禁止はできないと答弁。  以前は5メートルまであったが、今は15メートルまでよい。扶桑町は5メートルまでという条例はできないかとの問いに、砂利採取法があり、それを上回る規制はできないと答弁。  15メートルまでよいものを20メートルまでよいというのはできないが、15メートルまでのものを5メートルまでという規制はなぜできないか。法の規制を緩和することは法に反するがとの問いに、上乗せできるかできないかということであるが、15メートルまで掘る権利があると業者は理解している。それを5メートルまでにするということは規制を厳しくすることとなり、上乗せになると答弁。  東川の宅地開発で、緑地については垣根をつくるということで認められたが、実際垣根がつくられているかとの問に、現時点では事業の完了が出ていないと答弁。  町の指導に従わないところには権限を生かすべきだ。業者が指導に従わない場合、道路使用などを認めない方法もある。宅地開発の関係で、業者の言いなりのようである。本会議で言ったが、不用額、毎年多く出る科目は毎年出る。全体的にし尿の委託料、農業振興費の負担金補助及び交付金、緑化推進費。傾向として、毎年同じところで多くの不用額が出ている。予算編成の際、十分注意されたい。財産調書で駅周辺整備施設建設基金4億9,492万2,846円と、実際の繰り入れた金額4億9,493万9,658円との違いはとの問いに、信用金庫が2件分あり、利子分1万6,812円がふえていると答弁。  基金条例を廃止したかとの問いに、まだですと答弁。  木津用水駅があるから廃止しないのかとの問いに、今後整理しますと答弁。  以上で質疑を終結し、反対討論として、予算編成のときに言ったと思うが、財政が厳しいということを口実に住民の要求を抑え、サービスを削ってきた。土木費の財源についても一般財源を充てているのはわずかで、住民が望んでいる側溝修繕、新設が十分要望にこたえていない。住民の要求に十分こたえるよう、20年度の予算を組んでいただきたい。18年度において、住民の要求を結果として抑えるような内容になっているので反対する。賛成討論として、18年度は国の三位一体改革により交付税が削減されているが、一方で町税増収という反映の中で予算がスタートした。中身として、懸案事項であった柏森駅の改修工事及び周辺整備が行われた。木津用水駅周辺の整備も行われた。道路整備についても、山那・五郎丸線、高雄・橋爪線等も速やかに行われ、町民の安全・安心の観点からも非常な手だてであることは評価できる。治水対策でも、南山名逆巻地内の貯留槽設置について、住民の安心を図る上で大きな事業である。若干課題はあるが、側溝整備など引き続き課題として取り組んでいただけるものと信じ、18年度決算認定について賛成といたします。  討論を終結し、採決の結果、賛成多数で、認定案第1号 平成18年度一般会計歳入歳出決算認定の所管部分について認定することに決しました。  次に、認定案第5号 平成18年度扶桑町公共下水道事業特別会計歳入歳出決算認定を議題とし、担当課長から補足説明を受けた後、質疑に入りました。  公共下水道実施設計業務委託の発注先はとの問いに、財団法人愛知水と緑の公社と答弁。  供用開始するまではここでなければどうしていけないのかとの問いに、県下でも安く設計できることから公社で行っている。19年度から入札に切りかえると答弁。  何と比較すると安くできるのか、委託料の予定価格は幾らであったかの問いに、町が設計した額から2割ぐらいは安い。推進工事など大きな工事を設計する場合は公社で行っている。設計金額は1,371万3,000円で、落札価格は1,202万8,800円で87.7%、予定価格との比較では96%であると答弁がありました。  財団法人愛知水と緑の公社の理事長はどういう人かとの問いに、理事長はわからないが、県職員のOBが役員となっている。事務は県職員が出向して行っていると答弁。  そこと随意契約を行っていることは問題である。設計積算基準等改定業務負担金とは何かとの問いに、県の単価のプログラムの負担金であると答弁がありました。  県下の市町村すべてが同じか、単価表を買えばよいとの問いに、単価表はすべて同じであると答弁。  大都市でも小さな町でも同じ負担金かとの問いに、今までは本であったが、県下全域でプログラムをつくることとなり、データをいただいてパソコンで設計を行うことになったと答弁。  公債費8,759万3,000円を出しているが、今後ピークになるとどれだけ公債費が必要かとの問いに、データ的には18年7月につくったが、借入額、毎年1億5,000万円、5年据え置き、30年償還、利率2.5%で、平成40年に2億2,997万4,000円がピークとなると答弁がありました。  以上で質疑を終結し、討論省略、採決の結果、全員賛成で、認定案第5号 平成18年度扶桑町公共下水道事業特別会計歳入歳出決算認定について認定することに決しました。  次に、請願第2号 悪徳商法を助長するクレジットの被害を防止するため、割賦販売法の抜本的改正に関する請願書についてを議題とし、提出者の補足説明の後、質疑に入りましたが、特に質疑もなく、採決の結果、全員賛成で本請願を採択することに決しました。  以上で、当委員会に付託されました案件の審査をすべて終了いたしました。どうも長時間ありがとうございました。 ○議長(大藪三郎君) これより、片野産業建設委員長の報告に対する質疑を行います。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大藪三郎君) 質疑もないようですので、以上で片野産業建設常任委員長に対する質疑を終結いたします。  議事の都合上、ここで昼食休憩といたします。  午後は1時ちょうどから再開をいたします。御苦労さんでございました。               午前11時58分 休憩               午後1時00分 再開 ○議長(大藪三郎君) それでは休憩を閉じ、午前に引き続き会議を続けます。  次に、千田総務文教常任委員長の報告を求めます。  千田総務文教常任委員長。    〔14番 千田金房君登壇〕 ○14番(千田金房君) 議長より指名をいただきましたので、総務文教委員会の委員長報告をします。  当委員会に付託されました議案5件、認定案2件、議員提出議案1件、請願1件、陳情書3件の審査を行いました。  委員会は、9月20日9時30分より役場大会議室において、委員7名及び町長初め関係職員の出席を得て開催しました。  議案第40号 平成19年度扶桑町一般会計補正予算(第3号)所管部分を議題とし、審議に入る前、政策調整課長より本会議で質問があった、経常収支比率のうち人件費分は、臨時財政対策債を入れる前では31.8%、臨時財政対策債を入れた後では29.7%である。一般的に40%を超えると財政的に厳しいと考えており、当町でもこの基準で考える。類似団体との比較では、平成18年度がまだ発表されていないので、平成17年度数値では、経常収支比率87%、経常収支に対する人件費率28.2%に対し、扶桑町は87.8%、人件費は29.7%であるとの報告がありました。  愛知県フレンドシップ継承交付金と地域国際化施策支援特別事業助成金が組み替えられているが、県ではどのような変更があり、事業的に何が変わったのかの問いに、事業内容は変わっていない。財源の割り振りが変わった。事業内容は、国際理解の推進事業で小学生での講座を開設、公民館講座の開設、セネガルとの交流で多文化共生事業として3ヵ国語のチラシ、ガイドブックの作成事業などです。  3ヵ国とはの問いに、英語、中国語、ポルトガル語である。  セネガルとの交流はの問いに、今度の町民祭りでセネガルの人に来てもらいます。また、中国の方に刀削めんの実演をやっていただきます。  地域国際化施策支援助成金について、もう少し詳しく説明願いたいとの問いに、当初予算110万円が60万円になったが、その分県費がふえ、両方で269万1,000円の事業費はそのままである。  地方交付税の不交付団体になったが、需要額に大きく影響した要因は、収入増が続く見込みがないと本会で答弁されたがの問いに、地方交付税は本年度から改正があり、経常経費と投資的経費が個別算定経費と包括算定経費になった。個別算定経費は主に経常経費だが、投資的経費も含み比較が難しい。  総務費の企画振興費5億円が包括算定経費へ、土木費の中の下水道費が1億6,000万円程度個別算定経費へ数字が移動している。ことしは固定資産税、特に償却資産が6,000万円多くなっている。この関係で収入が2,400万円超過に逆転した。法人町民税は精算方式で、精算分が7,000万円あるが年々減っていく。来年は交付団体に戻ると推計している。  企業誘致や財政確保が求められている。将来的に財政が厳しいと思うが、町長の将来の構想をお聞きしたいとの問いに、今年度不交付団体となったが、財政力指数1.005でぎりぎりである。構想的には簡単で、歳出を抑制し収入をふやすことである。ニーズの関係はあるが、事業を選択し、行財政改革を進める。多くの関係者があり、こちらですべてできないが、方向性を追求していく状況にある。  駐車場は、ところどころで雨水がたまり、区画線も消えかかっている。駐車場改修工事の内容を知りたいとの問いに、本庁舎表玄関と新庁舎入り口前のスロープの改修、身障者用駐車場及び屋根の整備、本庁舎2階に多目的トイレの設置をします。9月14日から工事にかかっており、20年2月まで行います。駐車場の東側は今後整備していきます。  庁舎営繕費で増額の内容、電源移設工事の金額が少なくなったのはの問いに、庁舎給水管敷設工事179万7,000円は、ことし6月に漏水が発生したため、急遽給水管71メートルの取りかえを行う。屋上防水改修工事580万4,000円は、新庁舎と教育棟の雨漏りを防止するために行います。  ことし4月の機構改革に伴う工事ですが、当初の予定より電源移設が少なかったため少額となりました。  法人町民税の補正要因を詳しく説明をの問いに、当初予算では昨年の11月までの実績と12月から3月は10%増で見込みました。今年度7月までの申告状況、決算で出た金額をもとに今後の予定申告を見込んで算定し、6,226万の増額補正になりました。要因は景気好調が考えられます。  柏森中央学習等供用施設の下水接続工事の契約の進行状況はの問いに、5社で入札を実施しましたが、不調のため、最低価格者と随意契約で契約を締結しました。  図書館のエレベーターの修繕は、昨年体育館の修繕を行っており、それを踏まえて当初予算に上げられなかったかの問いに、エレベーターの法定点検が3ヵ月に1回あり、6月の点検時に経年劣化の部分が見つかり、早目に処理したく、今回補正をお願いしました。  質疑終結、討論なし、採決の結果、賛成全員で、議案第40号 平成19年度扶桑町一般会計補正予算(第3号)所管部分を可決しました。  議案第44号 扶桑町個人情報保護条例の一部を改正する条例についてを議題とし、補足説明もなく、質疑、討論なし、採決の結果、賛成全員で、議案第44号 扶桑町個人情報保護条例の一部を改正する条例については可決されました。  議案第45号 扶桑町行政手続条例の一部を改正する条例についてを議題とし、補足説明なし質疑、討論なし、賛成全員で、議案第45号 扶桑町行政手続条例の一部を改正する条例については可決です。  議案第46号 政治倫理の確立のための扶桑町長等の資産等の公開に関する条例の一部を改正する条例についてを議題とし、補足説明なし。  貯金と預金はどのように違うのか。貯金が預金になることによりどういう影響が出るのかの問いに、銀行法によるものが預金で、それ以外は貯金です。これまでに郵便局に貯金したものは引き続き国が保証します。今まで使っていた通帳やカードは引き続き使用することができます。  1,000万円の保証はどうなるのかの問いに、民営化により、銀行と同様に1,000万円となります。  質疑終結、討論なし、採決の結果、賛成全員で、議案第46号 政倫倫理の確立のための扶桑町長等の資産等の公開に関する条例の一部を改正する条例については可決しました。  議案第48号 工事請負契約の締結についてを議題とし、補足説明なし。  請負者が公共事業を行った実績はあるかの問いに、扶桑町では初めてですが、本社は関市で、犬山市に支店があり、実績があります。なお、制限つき一般競争入札により業者を選定しています。  前金払いの予定はあるのか。また、瑕疵担保はないのかの問いに、請負金額から5,000万円を差し引いた金額の25%相当額に1,500万円を加算した額が前金の額で、2,153万円となります。工事の履行保証として、担保会社より761万2,500円の工事履行保証証券を預かっています。  総合体育館は、今回の工事以外に何か考えているかの問いに、将来的には電気設備とか空調設備関係が残っているが、実施設計を組んで対応していきます。  質疑終結、討論なし、採決の結果、賛成全員で、議案第48号 工事請負契約の締結については可決しました。  認定案第1号 平成18年度扶桑町一般会計歳入歳出決算認定について(所管部分)を議題とし、補足説明を求めます。  税務課長より、本会議で質問がありました株式等譲渡所得割などについて補足説明がありました。株式等譲渡所得については、特定口座の方は源泉徴収され、その税金は、7%分は国へ、3%分は県へ株式等譲渡所得割として納入され、その県へ納付された税金の68%を各市町村が納めた個人の県民税の額で案分して、株式等譲渡所得割交付金をして市町村に交付されます。  なお、交付割合68%は19年度からは5分の3になります。また、一般口座の方、非上場の株式等譲渡所得の方は確定申告をしていただき、町民税分2%、県民税分1%を納めていただくことになります。なお、19年度からは税率が、町民税分1.8%、県民税分1.2%になります。申告による株式等譲渡所得に対する税額は、18年度には327万3,000円、19年度には192万7,000円で、町民税の所得割の中に含まれています。また、上場株式の配当所得については、株式等譲渡所得の取り扱いと同様で、交付割合と税率も同様に19年度から改正されました。配当所得の税額については、総合課税のため把握できませんので御理解ください。  質疑に入り、ふそうエコプランはどのように取り組んでいるのかの問いに、各課、事務所ごとに委員を依頼し、いろいろな部分で目標値を定めて、光熱水費やごみの節減に努めました。委員より、今後も一層推進し、節減をお願いしたいとの要望がありました。  職員の保健指導の実績が知りたい。また、指導により改善しているのかの問いに、保健指導は、医師によるものを年2回、保健師によるものを月1回行っています。月二、三人から相談を受けています。本人から相談を受ける機会は少なく、かわって上司等が助言を受けています。  災害時に利用するルートマップを作成したということだが、都市ガスの分配装置や危険物の貯留場等の危険な場所を調査した上で作成しているのか。また、住民登録せずに町内に居住している人がいるらしいが、そうした人が避難所へ避難した場合にどのように取り扱うのか、トラブルが生じることはないかの問いに、ルートマップは災害時に歩いて自分の家に帰ろうとする人のために国道等の経路を図示したものですから、危険場所のチェックはしていないと思います。また、住民登録については、近所の人でもわからないと思います。避難されれば、皆さん同じように対応させていただきます。
     放置自転車はどれくらいの割合で取りに来ているか。手数料の額は幾らか。取りに来なかった自転車は処分しているとのことだが、再利用する考えはないかの問いに、手数料は総額39万3,000円で、自転車が369台、バイクが12台です。47%が取りに来ています。取りに来なかった自転車は無料で処分しています。使用できないものもあり、再利用は考えていません。  防災資材はどのようなものがあるか。保管場所はどこかの問いに、小学校の防災倉庫に仮設トイレ、乾パン、アルファ米等を保管しています。学供などの避難場所には毛布や乾パンなどが置いてあります。また、地区の自主防災倉庫には、発電機、リヤカー、ヘルメット、スコップ等の資材を保管していただいております。  庁舎の樹木剪定にもう少し力を入れてもらいたい。また、柏森駅の放置自転車だが、土曜・日曜には相当数放置されている。平日同様、指導できないかの問いに、役場の樹木剪定はシルバー人材センターヘお願いしています。先日も職員が除草や剪定をしました。柏森駅の放置自転車対策については御指摘のとおりであり、検討したいと思いますとの答弁がありました。  本会議で、平成17年度まで自然体験活動費補助の支払いをしていましたが、平成18年度にカットになった件で、もし平成18年度も支払いを行っていたら幾らになったかという質問に対してお答えします。小学校は1泊、中学校は2泊で180万円です。  教材備品購入費ですが、月ごとに発注しているのですかの問いに、年度当初に事業計画を立てて発注しています。  画用紙等はまとめて発注したらどうですかの問いに、画用紙は消耗品ですが、学校には事務官がおり、一括発注しています。  図書購入費ですが、国の予算がつくようなことも聞いていますが、図書でなくソフトを購入している学校があると聞いたことがあります。図書が少なければ図書を買うべきではないか。図書の充足率はどうなっていますかの問いに、購入しているのは図書が主です。時にはソフトを買う場合もあります。町の図書館で処分するときに、ローテーションで学校に利用させています。国庫につきましては、交付税算定の制度はありますが、補助はありません。  学校給食費の未納が話題になっていますが、扶桑町の現状はどうなっていますかの問いに、平成18年度は前年より減っております。未納額は未済額として累計されていきます。  教職員の民間企業への派遣研修についての問いに、毎年各校1名ずつ学校長の人選で決定しています。年齢は若い人から年配の方までいます。業種についてはサービス業を選択する先生が多いです。過去には、万博会場の植え込みを扱っている業者に研修に行った先生がいます。ことしは名古屋市にあるホテルで研修を受けた先生がいます。接客態度の大切さの研修を受けました。扶桑町は、一から自分の意思で1週間の研修内容を決め、企業と交渉することにしています。研修先は毎年違います。  外国語講師の身分保障、また授業内容はどうなっていますかの問いに、けがは公務災害ということになります。雇用は単年契約ですが、継続的に同じ先生にお願いしています。授業は英会話です。小学校4校で1名、中学校2校で1名です。講師は、毎日出勤しています。正式な教科ではありませんので、小学校ではゲーム等の英会話主体の活動を、中学校では教員のアシスタントとして入ってもらっています。先生と講師で会話の見本など英会話を主体としています。小学校はインド人のアニタさん、中学校はセネガル人のモクタールさんです。  質疑終結、討論なし、採決の結果、賛成全員で、認定案第1号 平成18年度扶桑町一般会計歳入歳出決算認定について(所管部分)は認定と決しました。  認定案第2号 平成18年度扶桑町土地取得特別会計歳入歳出決算認定についてを議題とし、補足説明を求めます。  補足説明なし、質疑、討論なし、採決の結果、賛成全員で、認定案第2号 平成18年度扶桑町土地取得特別会計歳入歳出決算認定については認定と決しました。  議員提出議案第4号 扶桑町特別職の職員の給与及び旅費に関する条例の特例に関する条例の制定についてを議題とします。  提出者、小林議員に委員会出席を求め、質疑をしました。  本会議での質問で、減額による基準財政需要額への影響と類似団体の給料について答弁を願います。地方交付税における基準財政需要にどういう影響があるかということだが、地方交付税は基準財政需要額を算定する上で、基準単価は特別職という形で64万9,000円となっている。類似団体の給料は、17年度の決算によると75万9,600円となる。  基準財政需要額の算定となる64万9,000円だが、町長の給料は88万円であっても64万9,000円で固定であるかの問いに、政府が決めた基準財政需要額なので、町長の給与に関係なく算定される。  提案理由の減額の必要性の説明をの問いに、行政改革という名のもとに、保育料や国民健康保険税の値上げを強行し、サービスを切り捨てる行政が行われている。住民には痛みを押しつけながら、町長は痛みがない。町長自身の身を削ることも必要であると考えた。余りにも給料を引き下げてもいけないので、60万円が適当だという考え方である。  町長自身も痛みを負わなければならないという理由だが、議員の立場からいうと町長は政策を進めている。それが気に入らないからといって個人的な給与に手をつけるのはいかがなものか。報復ではないかの問いに、個人的に町長が憎いからという考えではない。現実問題として、町長は財政が厳しいといつも言っている。僕は本当に厳しいと思っていない。国民健康保険税においても、住民の暮らしを守る立場であれば、一般会計から繰り入れて国保税の値上げを抑えることも可能であった。そういう政策を実行するのも、みずからが給料を下げることも一つの政策である。  政策として推進する内容が気に入らないからといって、個人の給料を減額することはどうかと思う。政策上の話であるとの問いに、一つは、町長の給料を下げることは町長の職としての給料を下げるということである。地方自治体は、住民の福祉を増進していく役割がある。その政策を実現する財源が必要となる。町長の給料が減額されれば、その財源を福祉に使うことができる。  あくまでも、条例で決められている町長の職務としての給料は88万円である。そういう意味では、議員の方から町長の給料の減額を提案することは筋が違うのではの問いに、僕は一般質問や質疑で繰り返し言ってきた。町長が自主的に判断するということを以前から言っていたのに、結論が出なかった。本来なら、町長みずからが出してくれればよかった。自主的な判断の意味合いについて理解に苦しむ。町長に発言を求めたところ、本会議でも言ったとおり、自主的に判断していく。その中で、一つは判断の点で給料の中心が何であるかということ。いろんな要素があると思う。いろんな要素を総合的に勘案して、どこがいいかということになる。また、そういう判断のもとに現状がある。それがどういう進め方かという点は、組織のルールに従っている。そういう方向に従って、基本的な考え方、あり方について申し上げた。  以上で質疑を終結し、反対討論として、町長の給料の額は、特別報酬等審議会の意見を聞き、妥当な金額を条例に定めるのが正しい方法だと思う。賛成討論として、今の質疑を聞いていて、いつから町長がみずから自主的に判断されるのかを期待して待っていたが、答弁がなかった。私は、もともと町長の給料より退職金の制度を変えたいと思っていた。退職金は、民間であれば40年で2,000万円ぐらいである。そういう意味で言えば庶民とかけ離れている。給料の減額が退職金に影響するので、とりあえず賛成する。  討論終結、採決の結果、賛成少数で、議員提出議案第4号 扶桑町特別職の職員の給与及び旅費に関する条例の特例に関する条例の制定については否決と決しました。  請願第1号 学校規模の縮小と次期定数改善計画の実施を求める請願書を議題とし、質疑、討論なし、採決の結果、賛成全員で、本譜願書は採択と決しました。  国の私学助成の拡充に関する意見書の提出を求める陳情書を議題とし、質疑、討論なし、採決の結果、賛成全員で、本陳情書は採択と決しました。  愛知県の私学助成の拡充に関する意見書の提出を求める陳情書を議題とし、質疑、討論なし、採決の結果、賛成全員で、本陳情書は採択と決しました。  市町村独自の私学助成の拡充を求める陳情書を議題としました。質疑もなく、反対討論として、現在、所得制限もなく1万6,000円の助成をしている。近隣から見ても決して低い額ではない。妥当な額だと思う。  討論終結、採決の結果、賛成なしで、市町村独自の私学助成の拡充を求める陳情書は不採択と決しました。  以上で委員長報告とします。 ○議長(大藪三郎君) これより、千田総務文教常任委員長の報告に対する質疑を行います。    〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大藪三郎君) 高木鎬逸君。 ○18番(高木鎬逸君) 認定案のときに、滞納の方のあれなんか全然委員会としては協議されなんだかということ。  何で私がこういうことを申しますかというと、本会議のときに総務部長に、今どのような方が滞納が多いとか、そういうのを問いただしましたところ、ここにはカードしか持っていないのでわからないと。そういうことはきちっとしたものを持っておらんとわからんということを言われて、私はそのときに、委員会にきちっとしたものを出してちょうだいといって本会議のときは一応引き下がったんですが、そのようなものは委員会に出なんだか、どんなものでしょうかね。 ○議長(大藪三郎君) 千田委員長。 ○14番(千田金房君) 今の御質問でございますけど、委員会ではそのような資料は提出されておりません。    〔挙手する者あり〕 ○議長(大藪三郎君) 高木鎬逸君。 ○18番(高木鎬逸君) どうして、委員会に出していただくことをお願いしておりましたけれども、当局からそういう本会議で持ち合わせがないで、一応よく調べて委員会に出すということが言われておりましたけれども、何か請求していただかないかなんだような気がいたしますけど。 ○議長(大藪三郎君) 千田委員長。 ○14番(千田金房君) 議員申されることはよくわかるんですけど、ちょっと私の不手際というか、そのような記憶がちょっと本会議のときになかったものですから、あとの件に関してはきちっと提出を願ったわけなんですけれども、大変御無礼しました。資料等のことはちょっと気なしでございました。    〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大藪三郎君) 高木鎬逸君。 ○18番(高木鎬逸君) なぜこういうことを申しますかというと、18年度累計しても大体2億近い滞納ということがありますが、私は本当に気の毒の方とかそういう方はいたし方ないとかねがね思っておるんですけれども、所得がたくさんある方なんかが、この行政に不満があるか、それともどうして滞納したかということなんかも、データをある程度きちっと調べていただかないと、今後、この扶桑町の正直者がばかを見るんではないかというようなことが町民なんかにもかなり言われてきておるところでございますので、また今度委員会がありましたら、その辺なんかもきちっと当局にただしていただきたいというふうに、委員長さん、よろしくお願いいたします。 ○議長(大藪三郎君) 千田委員長。 ○14番(千田金房君) 趣旨のことはよく理解できました。出る範囲の資料は次の12月議会でいただいて、また委員長報告の方で発表させていただきたいと思います。 ○議長(大藪三郎君) ほかに質疑はありませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大藪三郎君) 質疑もないようですから、以上で千田総務文教常任委員長に対する質疑を終結いたします。            ────────────────── ◎日程第1 議案第40号 平成19年度扶桑町一般会計補正予算(第3号) ○議長(大藪三郎君) これより日程第1、議案第40号 平成19年度扶桑町一般会計補正予算(第3号)について、討論を行います。    〔挙手する者あり〕 ○議長(大藪三郎君) 小林 明君。    〔16番 小林 明君登壇〕 ○16番(小林 明君) 議案第40号 平成19年度扶桑町一般会計補正予算に反対をいたします。反対の意見を述べさせていただきます。  7月29日に参議院選挙が行われ、その結果、自民党が大敗するという結果になりました。それを受けて、安倍内閣は退陣すべきでありながら退陣もせずに、引き続き構造改革路線を堅持していくという続投の意思を示しましたけれども、今開かれている臨時国会の所信表明演説に対する代表質問のその日に辞職表明をして、無責任にも、続投と言いながら政権を投げ出すということを行いました。  そして、きのうは内閣総理大臣の衆参における指名選挙において、衆議院では福田康夫氏、そして参議院では小沢一郎氏が総理大臣に指名されるという、衆参の議決内容が異なったということで衆参両院の協議会が開かれ、結果として衆議院の議決を優先するということになりました。  そして福田総理が指名されたわけでありますけれども、福田総理も同じように、構造改革路線を堅持するという立場を示しておりますし、この構造改革路線を言い出した小泉首相のもとで内閣官房長官をやっていた方であります。結局、構造改革路線というものが国民を苦しめ、その結果が参議院選挙としてあらわれたと私は思います。  この扶桑町政はどうかといいますと、この構造改革路線に沿って同じように住民を苦しめるような、そういう町政が行われてきておりますし、平成19年度においては所得税と住民税の税源移譲という名のもとに所得税が大増税されるということになりました。  住民が苦しんでいるときに、私は地方自治体、市町村はいかにして住民の皆さんの苦しみを最小限に抑え、暮らしを守るという努力が求められていると思いますけれども、19年度の予算はそれとは逆に、敬老金の廃止だとか、保養助成の廃止だとか、国民健康保険税の値上げだとか、保育料の値上げということで、国の悪政に追い打ちをかけるように住民に冷たい行政が進められてきているわけであります。  今回提案されている補正予算は、こうした住民の暮らしを一層脅かすようなこの路線を継続しているものであります。  町長は、これまでも繰り返し繰り返し財政が厳しい厳しいと、こういうことを言ってまいりました。そして、それを理由にして、今申しましたように住民の皆さんへ苦しみを押しつける町政を行ってまいりました。19年度の当初の財源がないからという理由で、財政調整基金より1,690万8,000円の繰り入れを予定しておりましたけれども、今回提案されている予算は、財源が浮いたということからこの1,690万8,000円の財政調整基金の繰り入れを減額するということを提案されてまいりました。1,690万円あれば、敬老金の廃止をしなくても済んだはずであります。保養助成の廃止をしなくても済んだはずであります。にもかかわらず、敬老金の廃止や保養助成の復活はやらずに引き続き廃止する、そういう姿勢を示している予算であると私は思います。  今回提案されている予算の特徴について意見を述べたいと思いますが、歳出においては、歳入における国・県支出金に伴う予算の補正が一つの特徴だと思います。二つ目には、歳出予算における工事請負費が、今回減額の予算は3,429万円の減額になっておりますけれども、工事請負費における増額補正が行われているというものであります。結局は、住民の暮らしに直接影響しないところに予算が計上されて、住民の皆さんの痛みを和らげる、住民の暮らしを少しでも助けていこうという姿勢が全く見られていないというのが今度の予算の特徴だと私は思います。  さらに、商工振興資金の融資においても、これまで保証料の助成をしていた普通自動車の融資については保証料は助成しないということで排除する。これは、中小業者の皆さんの暮らしを守り、営業をさらに伸ばしていくという上からも、私は町のこれまでやってきたものを排除するというやり方は間違っていると思います。  それにつけ加えて言いますと、10月から商工振興資金の融資について、銀行が20%、保証協会が80%の責任共有制が導入されて、商工振興資金の融資の調査を銀行が行うということになったそうであります。これは、結局は銀行の意に沿わないものに対しては融資しないという貸し渋りをつくる結果になるんではないかというように危惧するものであります。この銀行の貸し渋りによって中小零細業者の営業が脅かされるようなことがないように、町当局として最善の努力が払われることを要望しておきたいと思います。  以上で、一般会計補正予算に対する反対の意見といたします。 ○議長(大藪三郎君) ほかに討論はありませんか。    〔挙手する者あり〕 ○議長(大藪三郎君) 新井三郎君。    〔7番 新井三郎君登壇〕 ○7番(新井三郎君) 議案第40号 平成19年度扶桑町一般会計補正予算(第3号)について、賛成の立場で討論をさせていただきます。  一般会計補正予算は、歳入歳出の総額から歳入歳出それぞれ3,429万円を減額し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ80億9,815万6,000円としたもので、今回の補正予算を見ますと、歳入では町民税個人の所得割は減額ではあるが、法人税割で増額になっている。一方、地方特例交付金で600万円余の地方交付税も、不交付団体による確定に伴う減額である。その他、平成18年度本算定により金額の確定によるものであります。  歳入では、個人町民税の収入未済が不納欠損にならないように、町民に納得していただける事業の遂行、また法人税は数少ない企業の予定納税に振り回されることのない安定した歳入歳出に関する計画をお願いしたいと思います。  歳出の款では、民生費が補正前の額より補正額が増になっているが、社会福祉費に充てています。その他、歳出を見ると、PCB処理には受け入れ側のふぐあいもあるが、保管していることに既に問題があるのではないかと思います。早期の処理解決を望みたいと思います。  また、さまざまなソフトウエアの修正や保守の費用が見受けられますが、費用のかけ過ぎのように思われます。対応を検討していただきたいと思います。もっと簡単に修正できるソフトへの切りかえも必要ではないか。近隣市町とも話し合い、そしてよりよいローコストで運営できるものを検討してもらいたいと思います。  庁舎営繕費、斎藤学習等供用施設横断歩道待機所設置工事等、また利用者の安全・安心の向上を図る上で必要なものは速やかに事業を実施していただきたいと思います。  今回の一般会計補正予算を総合的に判断して、賛成といたします。 ○議長(大藪三郎君) ほかに討論はありませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大藪三郎君) ほかに討論ないようですので、討論を終結いたします。  これより議案第40号の採決を行います。  本案に対する各常任委員長の報告は、可決であります。本案は、各常任委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。    〔賛成者起立〕 ○議長(大藪三郎君) ありがとうございました。  起立多数であります。よって、議案第40号 平成19年度扶桑町一般会計補正予算(第3号)は、各常任委員長の報告のとおり可決されました。            ────────────────── ◎日程第2 議案第41号 平成19年度扶桑町国民健康保険特別会計補正予算(第2号) ○議長(大藪三郎君) 次に日程第2、議案第41号 平成19年度扶桑町国民健康保険特別会計補正予算(第2号)について、討論を行います。    〔挙手する者あり〕 ○議長(大藪三郎君) 小室美代子さん。    〔17番 小室美代子君登壇〕 ○17番(小室美代子君) 議案第41号 平成19年度扶桑町国民健康保険特別会計補正予算(第2号)について、反対の討論を行います。  今回の補正予算では、歳入歳出それぞれ4,304万4,000円を減額し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ33億2,704万6,000円とするということであります。  私は、本来ならこの補正予算というものは、当局が平成19年度に国民健康保険税の値上げを行ったわけでありますけれども、この値上げを見直しして、そして精査した上で補正予算として提案されるべきものであるというふうに考えているわけであります。なぜなら、町長は19年度の国民健康保険税の値上げの最大の理由は、18年度におよそ2,800万円の赤字になるということが理由であったわけです。ところが、実際には平成18年度、赤字どころか2,300万円の黒字という結果になったわけであります。したがって、赤字を理由にした値上げというのであれば、実際に黒字になったわけでありますから、値上げの根拠はなくなったわけであります。したがって、値上げは凍結するというのが筋でありますし、見直しするというのが筋だというふうに思います。しかし、これを結果的に無視し、そして国民健康保険税の値上げを続行してしまったわけであります。  しかも、国民健康保険の運営協議会で本来なら議論をして、赤字になるからということで当局の資料も出して議論をしたわけでありますから、実際には黒字になったということも含めて、もう一度国民健康保険税のあり方というものを議論しなければいけなかった、これが本来のあり方だと思うんです。健康福祉常任委員会の席では、一人一人の委員のところに個別訪問をして説明をしたということでありますけれども、それでは本来の国民健康保険の運営協議会にこれまで諮問してきたことから考えたら、それは理由にならないと思います。
     国民健康保険税の値上げは、一般・退職者合わせますと、医療分で2万2,830円、また介護分で4,660円もの値上げが平均的に行われているわけであります。特に収入の少ない方への影響は非常に大きいものがあります。均等割や平等割が大幅に引き上げられて、収入のふえていない世帯に対する負担だけが増大していく、本当に厳しいものがあるわけです。国民健康保険は零細業者や年金生活の方が多いわけですが、一層の厳しさを押しつけているわけです。したがって、私は当局が19年度に値上げしようとしていたその理由はなくなってきているということからも、改めて申し上げるわけでありますが、今回の補正予算というのは値上げを見直しして、そして補正予算が提出されるべきであったというふうに思います。  今回の補正予算の中には、後期高齢者医療制度の準備のための費用として、これまでは国民健康保険の財源で計上されていたわけでありますが、国庫負担が入るということで歳入で見込まれているわけです。私は、本来ならこの事業というのは国が制度として決めて、その準備というものは本来は国庫負担であるべきものと判断するならば、当初予算で計上すべきものであったというふうに判断をいたしております。  それから、この補正予算の中には、特定健康診断等実施計画書策定のための予算が計上をされております。これは、来年以降、これまでの基本健康診査がそれぞれの保険者によって特定健康診査を行うというところから、保健指導も含めた実施計画書を策定することになっていく、そのための予算でもあるわけです。私は、少なくともこれまでの基本健康診査の内容が維持されるべきだと思いますし、これまで住民として基本健康診査が受けられた、特に社会保険だとか、また共済年金だとか組合保険の家族の方の基本健康診査が非常に心配されるところでありますが、そうした方々も漏れなく健診が受けられるような体制をぜひつくっていただきたいということと、費用についても住民に負担を求めるようなやり方は避けていただきたいということを強く要望しておきたいと思います。  以上で、19年度扶桑町国民健康保険特別会計補正予算に対する反対討論といたします。 ○議長(大藪三郎君) ほかに討論ありますか。    〔挙手する者あり〕 ○議長(大藪三郎君) 児玉孝明君。    〔3番 児玉孝明君登壇〕 ○3番(児玉孝明君) 議案第41号 平成19年度扶桑町国民健康保険特別会計補正予算(第2号)に賛成をいたします。  今回補正の大部分のものが本算定あるいは確定による精査であり、問題なしと認め賛成いたしますが、疾病予防費の特定健診等実施計画策定委託料が予定の3分の1以下という落札結果をしっかりと受けとめていただくということと、国保安定運営のための基金設置を早急に検討していただくことを申し添えまして、この補正予算に賛成をいたします。 ○議長(大藪三郎君) ほかにありませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大藪三郎君) 討論ないようですので、これで討論を終結いたします。  これより議案第41号の採決を行います。  本案に対する委員長の報告は、可決であります。本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。    〔賛成者起立〕 ○議長(大藪三郎君) ありがとうございました。  起立多数であります。よって、議案第41号 平成19年度扶桑町国民健康保険特別会計補正予算(第2号)は、委員長の報告のとおり可決されました。            ────────────────── ◎日程第3 議案第42号 平成19年度扶桑町公共下水道事業特別会計補正予算(第3号) ○議長(大藪三郎君) 次に日程第3、議案第42号 平成19年度扶桑町公共下水道事業特別会計補正予算(第3号)について、討論を行います。    〔「討論省略」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大藪三郎君) ないようですので、討論を省略いたします。  これより議案第42号の採決を行います。  本案に対する委員長の報告は、可決であります。本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。    〔賛成者起立〕 ○議長(大藪三郎君) ありがとうございました。  起立全員であります。よって、議案第42号 平成19年度扶桑町公共下水道事業特別会計補正予算(第3号)は、委員長の報告のとおり可決されました。            ────────────────── ◎日程第4 議案第43号 平成19年度扶桑町介護保険特別会計補正予算(第2号) ○議長(大藪三郎君) 次に日程第4、議案第43号 平成19年度扶桑町介護保険特別会計補正予算(第2号)について、討論を行います。    〔挙手する者あり〕 ○議長(大藪三郎君) 小室美代子さん。    〔17番 小室美代子君登壇〕 ○17番(小室美代子君) 議案第43号 平成19年度扶桑町介護保険特別会計補正予算(第2号)について、反対の討論を行います。  今回、歳入歳出の総額に9,639万6,000円を追加するという内容のものであります。私は、前年度の繰越金や、あるいは18年度の介護給付等の精算によって償還しなければならないというようなことであれば、今回のような補正措置をするということは当然のことというふうに思うわけであります。しかし問題は、私は9,639万6,000円もの多額な前年度の繰越金の内容が、結局は保険料あってサービスなしの結果、生じているということを言わざるを得ないわけであります。  18年度は、第3期の介護保険制度によりまして大幅に見直しが行われたわけであります。本来、見直しとは、高い保険料や基盤整備のおくれを是正して、そしてだれでも安心して介護保険制度が受けられる、そういう制度にしていかなければならなかったわけですが、実際、この第3期介護保険制度の中身は、大幅な保険料の値上げと認定の見直し、サービスの減少、特別養護老人ホームなど入所者への利用料の大幅な値上げが強行されました。その結果として、多額の繰越金が発生したというふうに私は認識をするわけであります。したがって、このようなことを内容とした多額な繰越金を補正するというこのような予算には、到底認めることはできないということで、反対討論といたします。 ○議長(大藪三郎君) ほかにありますか。    〔挙手する者あり〕 ○議長(大藪三郎君) 高木武義君。    〔4番 高木武義君登壇〕 ○4番(高木武義君) 議案第43号 平成19年度扶桑町介護保険特別会計補正予算(第2号)について、今回介護保険特別会計の補正予算は、補正額は9,639万6,000円となっているが、前年度精算のための補正予算と言える。歳出では介護給付費準備基金積立金4,448万1,000円、返還金3,056万4,000円、一般会計繰出金2,135万1,000円となっているが、介護給付費準備金積立金に4,448万1,000円を積み立てているのであるが、3年周期の第4期となる21年度以後の保険料の決定の折には、基金の状況や介護給付費の状況を的確に把握して、適正な保険料を決めていただきたいと考えています。また、介護サービス給付事業の充実を図っていただくことをお願いして、賛成討論とします。 ○議長(大藪三郎君) ほかにありませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大藪三郎君) 討論ないようですので、以上で討論を終結いたします。  これより議案第43号の採決を行います。  本案に対する委員長の報告は、可決であります。本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。    〔賛成者起立〕 ○議長(大藪三郎君) ありがとうございました。  起立多数であります。よって、議案第43号 平成19年度扶桑町介護保険特別会計補正予算(第2号)は、委員長の報告のとおり可決されました。            ────────────────── ◎日程第5 議案第44号 扶桑町個人情報保護条例の一部を改正する条例について ○議長(大藪三郎君) 次に日程第5、議案第44号 扶桑町個人情報保護条例の一部を改正する条例について、討論を省略し、直ちに採決することに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大藪三郎君) 御異議なしと認めます。  これより議案第44号の採決を行います。  本案に対する委員長の報告は、可決であります。本案は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大藪三郎君) 御異議なしと認めます。よって、議案第44号 扶桑町個人情報保護条例の一部を改正する条例については、委員長の報告のとおり可決されました。            ────────────────── ◎日程第6 議案第45号 扶桑町行政手続条例の一部を改正する条例について ○議長(大藪三郎君) 次に日程第6、議案第45号 扶桑町行政手続条例の一部を改正する条例について、討論を省略し、直ちに採決することに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大藪三郎君) 御異議なしと認めます。  これより議案第45号の採決を行います。  本案に対する委員長の報告は、可決であります。本案は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大藪三郎君) 御異議なしと認めます。よって、議案第45号 扶桑町行政手続条例の一部を改正する条例については、委員長の報告のとおり可決されました。            ────────────────── ◎日程第7 議案第46号 政治倫理の確立のための扶桑町長等の資産等の公開に関する条例の一部を改正する条例について ○議長(大藪三郎君) 次に日程第7、議案第46号 政治倫理の確立のための扶桑町長等の資産等の公開に関する条例の一部を改正する条例について、これも討論を省略し、直ちに採決することに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大藪三郎君) 御異議なしと認めます。  これより議案第46号の採決を行います。  本案に対する委員長の報告は、可決であります。本案は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大藪三郎君) 御異議なしと認めます。よって、議案第46号 政治倫理の確立のための扶桑町長等の資産等の公開に関する条例の一部を改正する条例については、委員長の報告のとおり可決されました。            ────────────────── ◎日程第8 議案第47号 扶桑町入浴サービス事業に関する条例の一部を改正する条例について ○議長(大藪三郎君) 次に日程第8、議案第47号 扶桑町入浴サービス事業に関する条例の一部を改正する条例について、討論を省略し、直ちに採決することに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大藪三郎君) 御異議なしと認めます。  これより議案第47号の採決を行います。  本案に対する委員長の報告は、可決であります。本案は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大藪三郎君) 御異議なしと認めます。よって、議案第47号 扶桑町入浴サービス事業に関する条例の一部を改正する条例については、委員長の報告のとおり可決されました。            ──────────────────
    ◎日程第9 議案第48号 工事請負契約の締結について ○議長(大藪三郎君) 次に日程第9、議案第48号 工事請負契約の締結について、これにつきましても討論を省略し、直ちに採決することに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大藪三郎君) 御異議なしと認めます。  これより議案第48号の採決を行います。  本案に対する委員長の報告は、可決であります。本案は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大藪三郎君) 御異議なしと認めます。よって、議案第48号 工事請負契約の締結については、委員長の報告のとおり可決されました。 ○議長(大藪三郎君) ここで議事の都合上、14時25分まで15分間、休憩といたします。               午後2時08分 休憩               午後2時25分 再開 ○議長(大藪三郎君) それでは休憩を閉じ、会議を続けます。            ────────────────── ◎日程第10 認定案第1号 平成18年度扶桑町一般会計歳入歳出決算認定について ○議長(大藪三郎君) 次に日程第10、認定案第1号 平成18年度扶桑町一般会計歳入歳出決算認定について、討論を行います。    〔挙手する者あり〕 ○議長(大藪三郎君) 小林 明君。    〔16番 小林 明君登壇〕 ○16番(小林 明君) 18年度の扶桑町一般会計歳入歳出決算認定に判定をいたします。  反対理由は、あまりまとまっておりませんけれども、意見を述べたいと思います。  先ほどの一般会計補正予算のときにも若干触れさせていただきましたけれども、国の政治、特に小泉内閣が誕生し、その後、安倍首相の1年間の政治というものが国民に貧困と格差の拡大をもたらしたと言われております。この所得税・住民税の配偶者特別控除の廃止だとか、定率減税の廃止だとか、年金課税の強化など、国民に大増税が押しつけられてまいりました。  雇用の問題でも、労働基準法を初め労働者派遣法の改悪などによって非正規雇用がふえるという状況で、雇用の不安定化がもたらされました。  社会保障の関係においても、100年安心年金プランと言いながら、実際には保険料は毎年上げられ、年金の額が毎年減少するという状況や、医療制度が改悪される、生活保護における母子加算の廃止とかいうような形で、国民の生活が破壊されるような政治が続いてまいりました。こうしたときに、住民の暮らしを守る、福祉や教育を充実させていく、これが私は地方自治体である扶桑町の役割だと思いますし、これまでも常々、そのことを述べてまいりました。  そういう立場で18年度一般会計決算書を見ると、本来の地方自治体としての扶桑町の役割はほとんど果たしていないというのが実態ではないかと思います。政府の言うままになって行政改革大綱がつくられ、そして行政改革の新たな指針ということで集中改革プランもつくり、合意をせよということが言われ、これもそのとおりに従って、まさに政府の下請機関というような形で、政府と一緒になって住民の暮らしを脅かすようなことが18年度においても行われたというように思います。  行政改革なる名のもとに、小・中学校の自然体験教室の助成が18年度に廃止されました。国民健康保険加入者のがん検診が、これまで無料でやられていたにもかかわらず有料化されました。若い人たちへの子育て支援を行って少子化対策を強化しなければならないというときに、保育料の値上げが行われました。このようなことを考えると、私は結局扶桑町も国と一緒になって住民の皆さんの暮らしを脅かす、暮らしを破壊する、そういう町政を進めてきたのが18年度の一つの大きな特徴だと思います。  住民には、金がない金がないと言いながら、これまでのサービスを切り捨て、住民の要求を押さえつける、こういうことを行いながら、町長の交際費は、特に各種団体の新年会だとか懇談会に交際費として会費を支出している。ごみの量が増大した最大の原因が、イオンのごみ処理する施設が故障したということで、イオンから出されていたごみが増大の最大の要因になってきた。  このイオンのごみ問題について言うならば、イオンが進出するときに、イオンはごみは出さない、こういう約束で進出してきたわけであります。イオンがごみを出すということは、イオンが責任を持って処理すべきであって、約束を守らせるという立場に立つならば処理費はイオンに出させるのが私は当然だと思いますが、ところが、このイオンはごみを出さないと言いながらごみを出して、それを町の財源で補てんをする、こうしたことが行われてきました。  この山那・五郎丸線の町道の舗装修繕においても、町道の舗装修繕を行わなければならない最大の要因が、砂利採取によるダンプカーの往来が道路を破損するというものになっていることは、常識的に考えればわかることだと思います。私は、砂利採取を規制するためにも、砂利採取における税金を徴収したらどうなのか。あるいは協力金だとかいう形で道路補修の費用を負担させたらどうなのか、こういうことを述べてまいりましたけれども、当局の言い分は、道路は一般的に通行するもので、道路を破損しているものを特定することはできないという言い分で、結局は毎年毎年1,000万近くの町費を繰り出して道路舗装修繕を行わなければならないという状況でありますが、結局金がない、金がないと言いながら、イオンのような大きな企業や、それこそ特定の砂利採取業者に対して何も言えない、住民にはいろいろなことを削りながら、そうしたところには何も言えないというようなことでは、財源がないなどということは言えるはずがないと私は思います。  平成18年度の集中改革プランによる財政中期試算だったか、中期財政試算だったか、どっちが先か知りませんけれども、当初、議員に示された試算によると、平成18年度は2億1,000万円の財源不足になると言っておりました。しかし、提案されてきた予算は1億4,274万5,000円の財源不足ということで、財政調整基金からの繰り入れが行われておりましたけれども、結局、最終的にはこの財政調整基金からの繰り入れは全額減額してゼロにしました。財政が厳しいだとか、財源がないだとか、こういうことはこの決算書を見た限りでは言えないと私は思います。にもかかわらず、住民に痛みを押しつけるということが行われてきたのが18年度の決算であります。  この年に障害者自立支援法が4月から施行され、障害者の皆さんは1割の応益負担が課せられるようになりました。この授産所で働く人などにおいては、わずかな収入しかないにもかかわらず1万円、2万円、バスの送迎を入れれば3万円以上も負担をしなければならないという状況のもとで、扶桑町が障害者の皆さんの立場に立って、いち早く助成制度をつくるべきでありながら、この18年度においては実質的には障害者の自立支援法による利用料の助成制度、あるいは減免制度をつくるということがやられませんでした。障害者の皆さんにとってみたら、それこそ死活問題だったと思います。  乳幼児医療についても、多くの自治体が4月から就学前まで入・通院とも医療費を無料化したにもかかわらず、この扶桑町では10月から実施されるという、本当に子育て支援という観点から見ると、もう扶桑町だけやらんわけにいかんという追い詰められた中でしか実施しなかったというのが実態ではないかと思います。  また、戦争を前提として武力攻撃事態に備えるということで国民保護計画が策定されましたけれども、日本の憲法から言うならば、日本の憲法は戦争を放棄しているわけであって、戦争を前提としたこのような国民保護計画策定については、私は承服しかねるものであります。  最後に、決算認定についての審議の関係でありますが、議会がなぜ決算を審議するかという問題であります。  いつもいつも賛成討論を聞きますと、あれをやった、これをやった、これを評価する、こういうことはすばらしいことだということで賛成討論がなされますけれども、私はあれをやった、これをやった、これは当然地方自治体としてやらなければならないことをやったわけであって、まだやるべきことがあるんじゃないか、こういう点については改善すべきことがあるんじゃないか、こういう立場で私は決算審議に臨むのが本来の議会の役割だというように思います。ですから、あえてやられたことすべて否定するわけではないし、すばらしいこともやっているわけですけれども、議会の役割としては、そのことを評価するだけでその役割を果たしたわけではないわけであって、18年度の予算を執行する上で、また住民の立場に立ったとき、こういう点については不足するんではないか、こういう点についてはもっと改善すべきではないかという立場こそが私は必要だと思いまして、このやられたことすべてを否定するわけではありませんけれども、一つ一つの項目をあえて評価するとかそういうことは討論の中ではしませんけれども、少なくとも議会として問題点は問題点として指摘するというのが本来の姿だというように思います。  そうした意見を述べながら、18年度一般会計決算認定に反対をいたします。 ○議長(大藪三郎君) ほかにありませんか。    〔挙手する者あり〕 ○議長(大藪三郎君) 片野春男君。    〔8番 片野春男君登壇〕 ○8番(片野春男君) 私は、認定案第1号 平成18年度扶桑町一般会計歳入歳出決算認定について、賛成の立場から討論をさせていただきます。  平成18年度と平成17年度の決算額を比較してみますと、歳入合計においては前年度と比較して約3億7,500万円の増額で4.6%の伸び率となりました。主な内訳として、好調な税収に支えられた町税が3億1,700万円余の増額、地方譲与税が1億4,100万円余の増額となったものの、地方交付税は約5億1,000万円という大幅な減額となってしまいました。歳出合計においては、前年度と比較して約4億7,900万円の増額で6.2%増となりましたが、特に土木費については、平成18年度に柏森駅舎の建設事業を実施したことにより6億1,800万円という大幅な増額となっています。好調な町税収入の伸びにより、平成18年度末の財政調整基金は、当初の見込みを上回って、およそ8億3,600万円という過去最高額を計上することになりました。  幸いにして、19年度に入っても本町の税収は好調を持続しており、今年度には自立した自治体としての一つの目安である交付税の不交付団体となりましたが、今議会においての一般質問で明らかになったように、その先についてはあまり楽観することができないという財政状況になっております。  歳出においても、多大な支出を必要とする懸案事業が数多く控えておりますので、8億3,600万円という過去最高の財政調整基金の額だといっても多過ぎるということにはなりません。当局においては、本町の未来を託す子供たちに負担を担わせることがないようにし、今後も持続して本町が発展していくために、平成18年度決算の好調さに惑わされることなく、無駄な経費を削り、より一層の歳入増を目指して研究されるとともに、健全財政を維持していく努力を続けられるということを要望しまして、賛成討論といたします。以上です。 ○議長(大藪三郎君) ほかにありますか。    〔挙手する者あり〕 ○議長(大藪三郎君) 児玉孝明君。    〔3番 児玉孝明君登壇〕 ○3番(児玉孝明君) 認定案第1号 平成18年度扶桑町一般会計歳入歳出決算認定について、賛成をいたします。  議会は、18年度当初予算、補正予算を認めてまいりました。その執行につきましては、監査意見書にもありますように、おおむね適正であると認めておられます。  審査を通じまして、さまざまな角度から問題点が指摘された部分もありましたが、特に重大な問題と言えるものではなく、平成18年度の決算を認定すべきと判断いたします。  審査におきまして指摘のあった点を十分検討・精査され、来年度の予算編成に適切に反映されることを求めますとともに、経常収支比率が95%を超える硬直化した財政状況の中、長期的展望による効率的・効果的な財政運営と財源の安定的確保に積極的に取り組まれたい。また、住民協働で活力あるまちづくりの推進と、歳出削減のみにとらわれるのではなく、住民ニーズや社会情勢を十分把握され、集中改革プランに基づき、具体的成果をもたらす行財政改革を進められることを要望いたしまして、当決算認定に賛成をいたします。 ○議長(大藪三郎君) ほかありませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大藪三郎君) ないようですので、以上で討論を終結いたします。  これより認定案第1号の採決を行います。  本案に対する各常任委員長の報告は、認定であります。本案は、各常任委員長の報告のとおり認定することに賛成の諸君の起立を求めます。    〔賛成者起立〕 ○議長(大藪三郎君) ありがとうございました。  起立多数であります。よって、認定案第1号 平成18年度扶桑町一般会計歳入歳出決算認定については、各常任委員長の報告のとおり認定することに決定しました。            ────────────────── ◎日程第11 認定案第2号 平成18年度扶桑町土地取得特別会計歳入歳出決算認定について ○議長(大藪三郎君) 次に日程第11、認定案第2号 平成18年度扶桑町土地取得特別会計歳入歳出決算認定について、討論を行います。    〔「討論省略」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大藪三郎君) 省略の声がありますので、直ちに認定案第2号の採決を行います。  本案に対する委員長の報告は、認定であります。本案は、委員長の報告のとおり認定することに賛成の諸君の起立を求めます。    〔賛成者起立〕 ○議長(大藪三郎君) ありがとうございました。  起立全員であります。よって、認定案第2号 平成18年度扶桑町土地取得特別会計歳入歳出決算認定については、委員長の報告のとおり認定することに決定しました。            ────────────────── ◎日程第12 認定案第3号 平成18年度扶桑町国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定について ○議長(大藪三郎君) 次に日程第12、認定案第3号 平成18年度扶桑町国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定について、討論を行います。    〔挙手する者あり〕 ○議長(大藪三郎君) 小室美代子さん。    〔17番 小室美代子君登壇〕 ○17番(小室美代子君) 認定案第3号 平成18年度扶桑町国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定について、反対の立場で討論を行います。  18年度の国民健康保険税は、特に条例改正が行われていないわけでありますが、実態としては国民健康保険税が値上げする形になっております。前年度と比べまして、1人当たり前年度が8万5,825円に対しまして8万7,513円、1世帯当たりにいたしますと16万7,400円から16万8,721円へと増税になっているわけであります。  この最大の理由といたしましては、高齢者の年金控除の縮小など課税所得額がふえて、結果的には国民健康保険税が負担増となる結果を招いているわけであります。収入は減っている、年金は減っていくのに一方で負担がふえているという結果を招いているわけであります。  先ほど一般会計歳入歳出決算認定の際に賛成討論としての意見の中で、この町税の増収を評価されていたわけでありますけれども、町税の増収というのは、個人で言うならば、結局、税制改革という名のもとに課税強化がされて、そして高齢者を初めとする住民の方々の増税、あるいは配偶者特別控除などの控除がカットされることによる増税、また法人税などは一部の大手企業の業績拡大による増収であって、大半の中小零細業者というのはいまだ景気回復の現状にはなっていない、非常に苦しい事態に立たされているのが実態だというふうに思います。  そうした方々、高齢者や年金生活者、中小零細業者の方々が加入する国民健康保険、こうした人たちの課税というのは本当に厳しいものがあるわけであります。そのために、滞納繰越金は年々増加しております。結局、本当に一部のごく例外を除いては、保険料を払いたくても払えない、こうした国民健康保険税となっているのが実態だと私は思います。  私どもは、以前から被保険者の生活実態に対する減免制度、税額全体に対する軽減措置を行って、少しでも納税できる制度をつくるべきだと要求をしてまいりました。ところが、残念なことに、検討するとは言いながらも、18年度は実現させることはありませんでした。  国民健康保険の加入者の7割以上が総所得300万円以下の世帯であり、200万円以下に至っては6割というような状況であります。被保険者の生活と健康を守るという立場からも、実のある減免制度を一刻も早く実現することを強く要求するものであります。また、安易に短期保険証の発行は行わない、まして資格証明書の発行は行わないことを強く要求するものです。  18年度から、がん検診等成人病の検診の助成制度を廃止してしまいました。その結果、こうした成人病の検診の受診率は前年度と比較して減少する結果となりました。検診は、病気の早期発見・治療に大きな役割を果たすものであります。保険者、つまり扶桑町は、被保険者の健康保持ということに留意しておれば、受診率を下げるような助成制度の廃止は行うべきではないというふうに私どもは思い、この間も、およそ100万円余りの予算補正を行えば、これまでどおり受診できると修正案も提出してまいりました。残念ながら認められませんでしたが、本当に残念でなりません。来年度以降は、ぜひこの制度を復活することを強く要求し、この認定案に対する反対討論といたします。 ○議長(大藪三郎君) ほかにありますか。    〔挙手する者あり〕 ○議長(大藪三郎君) 高木武義君。    〔4番 高木武義君登壇〕 ○4番(高木武義君) 認定案第3号 平成18年度扶桑町国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定について、賛成します。  歳入については、国民健康保険税の見直しが図られたことにより、調定額の前年度比では103.83%、収入済額では102.48%の伸びとなっている。収入未済額については112.79%となっている。国民健康保険税を納めない方は資格証明書、短期保険者証等により、納付相談の機会をとらえ納付指導を図るとともに、臨戸訪問や国保税徴収員制度等のあり方を考え、徴収率の向上に努めていただきたい。  歳出については、療養費のうち一般と退職の被保険者等の療養給付費及び退職被保険者等の高額医療費については減額となっている。また、反対に増額となっているのは、一般の退職被保険者等の療養費及び一般被保険者等の高額医療費となっている。保健事業では人間ドックを実施し、427名が受診している。今後においては、国民健康保険会計安定運営を図る方策として、基金の設置を視野に入れ進んでいただくことを、また納付率の向上を図っていただくことをお願いして、賛成討論とします。 ○議長(大藪三郎君) ほかありませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(大藪三郎君) ないようですので、以上で討論を終結いたします。  これより認定案第3号の採決を行います。  本案に対する委員長の報告は、認定であります。本案は、委員長の報告のとおり認定することに賛成の諸君の起立を求めます。    〔賛成者起立〕 ○議長(大藪三郎君) ありがとうございました。  起立多数であります。よって、認定案第3号 平成18年度扶桑町国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定については、委員長の報告のとおり認定することに決定しました。            ────────────────── ◎日程第13 認定案第4号 平成18年度扶桑町老人保健特別会計歳入歳出決算認定について ○議長(大藪三郎君) 次に日程第13、認定案第4号 平成18年度扶桑町老人保健特別会計歳入歳出決算認定について、討論を行います。    〔「討論省略」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大藪三郎君) 討論省略の声があります。直ちにこれより認定案第4号の採決を行います。  本案に対する委員長の報告は、認定であります。本案は、委員長の報告のとおり認定することに賛成の諸君の起立を求めます。    〔賛成者起立〕 ○議長(大藪三郎君) ありがとうございました。  起立全員であります。よって、認定案第4号 平成18年度扶桑町老人保健特別会計歳入歳出決算認定については、委員長の報告のとおり認定することに決定しました。            ────────────────── ◎日程第14 認定案第5号 平成18年度扶桑町公共下水道事業特別会計歳入歳出決算認定について ○議長(大藪三郎君) 次に日程第14、認定案第5号 平成18年度扶桑町公共下水道事業特別会計歳入歳出決算認定について、討論を行います。    〔「討論省略」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大藪三郎君) 討論省略の声がありますので、直ちに、これより認定案第5号の採決を行います。  本案に対する委員長の報告は、認定であります。本案は、委員長の報告のとおり認定することに賛成の諸君の起立を求めます。    〔賛成者起立〕 ○議長(大藪三郎君) ありがとうございました。  起立全員であります。よって、認定案第5号 平成18年度扶桑町公共下水道事業特別会計歳入歳出決算認定については、委員長の報告のとおり認定することに決定しました。            ────────────────── ◎日程第15 認定案第6号 平成18年度扶桑町介護保険特別会計歳入歳出決算認定について ○議長(大藪三郎君) 次に日程第15、認定案第6号 平成18年度扶桑町介護保険特別会計歳入歳出決算認定について、討論を行います。    〔挙手する者あり〕 ○議長(大藪三郎君) 小室美代子さん。    〔17番 小室美代子君登壇〕 ○17番(小室美代子君) 平成18年度扶桑町介護保険特別会計歳入歳出決算認定について、反対の立場で討論を行います。  18年度は、第3期の介護保険制度のもとにスタートしたわけであります。先ほどの補正予算のときにも申し上げたわけでありますが、この制度は大幅に、私どもに言わせれば改悪されたものになっております。保険料で言いますと、見直しをされまして、1ヵ月の基準額が2,726円から3,345円に引き上げられたわけであります。しかも、税制改正ということで、収入はふえていないのに所得税がふえ、住民税が増税となった、その結果として、これまでは非課税の者が課税者になって、また本人は非課税であっても家族のだれか一人でも課税されるような状況になると、保険料が2段階がアップしてしまうというような、本当にひどい内容のものを実施したわけであります。激変緩和措置があるといえども、その負担は高齢者、年金生活者にとっては大変な事態をつくってきているわけであります。私には、夫婦で4万9,000円どの負担が9万2,000円になるケースも出てきているわけであります。  介護保険での利用料も増額になりました。17年の10月から特別養護老人ホームなど施設を利用する人たちは、これまで介護保険の中で負担されていた住居費とか、あるいは食費が自己負担になり、18年度は全面的にこれが実施されたわけであります。  介護認定の方法も改正となりました。政府は、予防を重点とした認定作業を行うこととし、これまで介護1、介護2の方の認定の見直しで、要支援の1・2に変わるというような認定を受けた人が多くなったわけであります。そのために、これまでのサービス量も減っている状況になっています。家でほとんどベッドの上で寝た生活をしているのに、判定は介護2か、よくて3。以前なら4か5というような認定であったわけですが、低い認定しか受けられず、その結果、デイサービスやショートステイやホームヘルパー、訪問看護等、必要な支援を求めれば、結局は自己負担も出てくるというような結果になり、家族の世話なしでは寝たきりの高齢者が安心して暮らせない事態をつくり出してきているというふうに思います。  予定していた給付費でいきますと、特に予防サービス給付費というのを重点に置きながら、実態を見てみますと、予算現額に対する決算額というのは、例えば介護予防サービス等給付費に至っては32.7%の執行率、介護予防福祉用具などの執行率は予算現額に対して27.1%、こういうような事態になってきているわけであります。介護1で認められていた車いすや介護用のベッドは利用できなくなってしまったわけであります。一部車いすについては、医師の認定があれば利用できるということもありましたけれども、基本的には取り上げられるという実態になっています。  ホームヘルパーについても、要支援ともなれば、これまで要介護で利用していた時間が大幅に短縮されるような形になってしまいました。  そもそも介護保険制度というのは、家庭での介護が限界に来ていたことから、公的支援を社会全体で行うことということで、家族の負担を軽減するということが目的でスタートしたわけであります。そのために、40歳から保険料も納める制度としました。しかし、実態は高い保険料と不十分なサービスという現状です。このような介護保険制度そのものに問題があり、政府に対し、安心して老後が過ごせる制度の見直しを政府に強く求めていく必要があるというふうに思います。  と同時に、介護保険でもう一つ指摘しなければいけないのは、現場においても大変厳しいものがあるわけです。低い報酬単価により過酷な労働を強いている介護士やヘルパーの実態もあるわけです。私は、このような介護保険制度そのものも見直しをしていく必要があると思います。  私はこれまで、本当に介護が必要になったときに、だれでもが安心して利用ができる町独自の介護保険制度のために、保険料や利用料の軽減制度を実施すべきということを要求してまいりました。しかし、残念ながら、この18年度も有効な手だてが打たれませんでした。保険給付費の大幅増を見込んで、大幅な保険料の値上げを強行した18年度の決算認定は、当然認定することができないわけであります。  以上、反対討論といたします。 ○議長(大藪三郎君) ほかにありますか。    〔挙手する者あり〕 ○議長(大藪三郎君) 伊藤伊佐夫君。    〔11番 伊藤伊佐夫君登壇〕 ○11番(伊藤伊佐夫君) 認定案第6号 平成18年度扶桑町介護保険特別会計歳入歳出決算認定について、賛成の立場で討論させていただきます。  高齢者の増加に伴い介護が必要な方もふえ、年々決算額も伸びてきております。そうした中で、保険者の責務として介護サービスの実態把握に努めるとともに、公正に必要なサービスが提供されているかを見守っていく必要があると考えます。  また、介護予防事業を充実し、介護サービスを必要としない元気なお年寄りになっていただくためにも、介護保険を使われない方に配慮した任意事業の充実を要望し、賛成とさせていただきます。 ○議長(大藪三郎君) ほかにありませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大藪三郎君) ほかにないようですので、以上で討論を終結いたします。  これより認定案第6号の採決を行います。  本案に対する委員長の報告は、認定であります。本案は、委員長の報告のとおり認定することに賛成の諸君の起立を求めます。    〔賛成者起立〕 ○議長(大藪三郎君) ありがとうございました。  起立多数であります。よって、認定案第6号 平成18年度扶桑町介護保険特別会計歳入歳出決算認定については、委員長の報告のとおり認定することに決定しました。            ────────────────── ◎日程第16 同意案第4号 扶桑町教育委員会委員の任命について ○議長(大藪三郎君) 次に日程第16、同意案第4号 扶桑町教育委員会委員の任命についてを議題とします。  これにつきましては、討論を省略し、直ちに採決することに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大藪三郎君) 御異議なしと認めます。  これより、同意案第4号の採決を行います。  本案を同意することに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大藪三郎君) 御異議なしと認めます。  よって、同意案第4号 扶桑町教育委員会委員の任命については、同意することに決定しました。            ────────────────── ◎日程第17 議員提出議案第4号 扶桑町特別職の職員の給与及び旅費に関する条例の特例に関する条例の制定について ○議長(大藪三郎君) 次に日程第17、議員提出議案第4号 扶桑町特別職の職員の給与及び旅費に関する条例の特例に関する条例の制定について、討論を行います。  なお、本討論につきましては、委員長報告が否決でありますので、それに対する反対討論、言いかえれば原案に対する賛成討論から取り上げたいと思います。    〔発言する者あり〕 ○議長(大藪三郎君) 暫時休憩します。               午後3時19分 休憩               午後3時45分 再開 ○議長(大藪三郎君) 休憩を閉じ、会議を続けます。  ただいまの議案に対する討論に入ります。  原案に対する反対討論あります方。    〔挙手する者あり〕 ○議長(大藪三郎君) 千田勝隆君。    〔10番 千田勝隆君登壇〕 ○10番(千田勝隆君) 議員提出議案第4号につきましては、正式な手続を踏まず、給料のあり方をゆがめる提案は認められないとの立場で討論させていただきます。  これまで扶桑町では、町長の給与や議員の報酬は、町長が報酬審議会の意見を聞いて議会に提案し、議会の議決を経て決められてきました。報酬審議会では、経済状況や近隣とのバランスなどを考慮し、いわば職責にふさわしい額が議論されています。これは、公務員給与に対する人事院勧告の制度と同様、その時々の権力者によって給与や報酬の額が左右されることを防ぎ、給与や報酬に客観性を持たせるために必要な手続です。もし今回の条例の提案が逆だったら、皆さんは一体どのように判断されるのでしょうか。町長給与の一部を削減する条例を、町長が報酬審議会の意見を聞くことなく提案し、議会で可決されたら、寄附ではないと言ったところで、町長の給与を町の財源に充てようとする意図と金の流れは明白であります。幾ら合法といえども、正式な手続を踏まず町長の給与を削減することは、町長に給与を返上させたと同じではないでしょうか。このような特例提案を認めるわけにはいきませんので、私は反対いたします。 ○議長(大藪三郎君) 賛成の方、討論。    〔挙手する者あり〕 ○議長(大藪三郎君) 小室美代子さん。    〔17番 小室美代子君登壇〕 ○17番(小室美代子君) 議員提出議案第4号 扶桑町特別職の職員の給与及び旅費に関する条例の特例に関する条例の制定について、賛成者として討論を行います。  先ほどの反対討論の冒頭に、「正式な手続を踏まず出されたこのような議案は認められない」と発言をされましたが、どこに不正な手続で提出をしたんでしょうか。議案提案権という一つの権利のもとにこうした条例を出させ、所定の手続を踏まえてこの議案として提出させていただいておりますので、「正式な手続を踏まず」などというような発言は、まさに議会議員としての発言とは到底思えない、そのことを最初に厳しく指摘しておきたいと思います。
     私がなぜこの議員提出議案、この条例について賛成をするかということに触れたいと思います。  小泉政権のもとで、構造改革という名のもとに税制改革が行われ、本当に住民の皆さんの暮らしが厳しいものになってきております。住民税の大増税、介護保険もそうです。そして、雪だるま式にふえる負担、特に高齢者にとっては本当に大変な状況になっているわけであります。そうしたときに、地方自治体の役割は、住民の福祉充実、暮らしを守るという責務があると私は信じております。ところが、今の扶桑町の実態はどうでしょうか。行政改革の名のもとに、国と同じように改革を進める、国と同じように住民に犠牲を押しつけるというものではないでしょうか。痛みと苦しみを押しつけています。国民健康保険税、保育料の値上げ、敬老祝い金のカット、保養助成費の廃止、子どもの教育費の野外活動助成の廃止などなど、本当にこれまでの扶桑町とはおよそ離れた町政が今どんどんと進められているというのが実態であります。住民の中には、なぜこれほどまでに住民を苦しめるのか、こういうような意見も相次いで出されています。負担ばかりふえて、これまでの町政の中身がどんどん変わっている。いろんな要求をすると、財政が厳しいといってはねつけられてしまう。こんな町政で決していいはずがありません。  これまで、私ども議会の中でもさまざまな住民要求を町政に要求してきましたけれども、結局、財政が厳しいといって、その要求はほとんど押しやられてしまうという事態になっているわけであります。行政改革の名で住民の皆さんに犠牲を押しつけながら、じゃあ扶桑町のトップである町長自身はどうなのか。私は、みずからの身を削って、住民の理解を求めるというのが筋ではないかというふうに思っております。  町長の給料カットなどについて、町長のこれまでの答弁は、自主的に判断すると言いながら、いまだその実態が見えてこないわけであります。そうした意味でも、今回、議員提案によって町長の職にある者の月給額を60万円にするという条例提案がなされているわけでありますけれども、私は当然、こうした給料の減額は、住民感情からいっても当然だというふうに思います。そうした点でも、この条例にぜひ賛成していただきたいという思いであります。  先ほどの反対討論の中に、本来、こうした特別職の報酬とはどうあるべきかということで、さまざまな角度で議論されるということで、報酬審議会での意見を聞いて議会で議決するというようなことが言われました。町長の立場から議会に提案するときは、当然そうした報酬審議会等の意見を聞いて、そして最終的には町長が議会に提案するということになってくるわけでありますが、議員が提出するときには、そうした報酬審議会等諮問するというような立場にはないわけです。ですから、そうした点では、この報酬審議会の審議も経ていないなどというような反対討論者の言い回しというのは、私はこの議案提案権にはなじまない発言であるというふうに思っております。  先ほども申しましたけれども、住民の思いを酌むならば、私は今の時点でこの扶桑町の、いわゆる江戸町長の給与の減額というのは当然だというふうに考え、賛成討論といたします。 ○議長(大藪三郎君) ほかに討論ありますか。    〔挙手する者あり〕 ○議長(大藪三郎君) 片野春男君。    〔8番 片野春男君登壇〕 ○8番(片野春男君) 私は、議員提出議案第4号 扶桑町特別職の職員の給与及び旅費に関する条例の特例に関する条例の制定について、反対の立場で討論を行います。  江戸町長は、町長就任後初めての平成16年9月定例会の冒頭に所信表明に当たり、重点施策として次の三つを掲げております。一つは行財政改革、二つ目に住民力の発揮、三つ目に安全・安心なまちづくりと、この三つを進めることを表明されております。  まず行財政改革においては、行政改革大綱を策定し、諸業務の見直しをするとともに、課の整理統合による組織・機構の改編を実施して、簡素で効率的な職員体制をつくり、窓口時間の延長、住民のプライバシーを保護する相談室の開設など、住民サービスを向上させるため数々の施策を実行されてきました。また、役場が変わる宣言を行い、職場が変わるための戦略を示し、それに沿って着実・真摯に施策を推進されております。  二つ目に、住民力の発揮においては、扶桑町住民活動及び協働の推進に関する条例を制定し、住民団体と協働した町民まつりの開催などを進め、今後の方向性を築くとともに、新扶桑町総合計画の中にもその方向性が生かされております。  三つ目として、安全・安心なまちづくりにおいては、公共施設の耐震改修工事を進め、木造住宅の耐震化の推進や家具の転倒防止、各地区での防犯パトロール隊を立ち上げるなど、多くの施策が着実に実現されております。このほかにも子育て支援する一時保育事業や、町民の生命を守るAEDの設置、健康増進のためのテイクテン事業など、新たに実施するとともに、町民の生活を支える基盤整備事業として、町の長年の懸案事業であった愛岐大橋線の全線開通と柏森駅の改修と周辺整備や水道の供用開始など、重要な施策を円滑に推進されております。  町長は、就任以来、1期目の途中でありますが、強力なリーダーシップを発揮し、公約どおりの数々の施策を着実に実現している町長の業績について、私は高く評価するものであります。  なお、今回いろいろ取りざたされている一つには、小・中学校の屋外自然活動推進事業助成金の廃止、保育所の助成金の廃止、保育料の見直し、敬老金の見直し等々について、私なりに意見を述べさせていただきます。  行政改革の本質は、単に場当たり的なものではなく、扶桑町の行財政についてどうあるべきかなど、将来を長期的に展望し、町民のために町長が決断・実施されるものと思います。そこで、今回の補助金廃止などについては、町長が扶桑町の将来を展望し、総合的に検討の上、健全財政を確保するため苦渋の施策として実施されたものと思います。給与については、町長も議会発言の中で、町長 江戸 滿自身のことであり、自主的に判断したいと答弁されております。  いずれにしましても、町長は立派に町長としての責任を果たしておられ、給与はその対価として適正かつ妥当なものと判断して、本条例には反対します。以上です。 ○議長(大藪三郎君) ほかにありませんか。    〔挙手する者なし〕 ○議長(大藪三郎君) 次に、原案に対する賛成はありませんね。    〔挙手する者あり〕 ○議長(大藪三郎君) じゃあ児玉孝明君。    〔3番 児玉孝明君登壇〕 ○3番(児玉孝明君) 議員提出議案第4号 扶桑町特別職の職員の給与及び旅費に関する条例の特例に関する条例の制定について、反対をいたします。  扶桑町長の給料の額は、特別職報酬等審議会の意見を聞き、議会で認められたものでありまして、住民によって選ばれた方が町長となられ、どのような考え方を持たれた方が町長になられようとも、この給料の額は変わることのないものであります。  今回提案されました議案は、江戸町長の残りの任期中に限って給料の額を引き下げるというもので、特定の個人に限って給料の額を変えるということは、条例の考え方に反するのではないでしょうか。町長から提案された施策、予算を最終決定するのは議会でありますので、その責任を問われるのであれば、町長だけの責任を問うのは不合理で、町長と議会の双方の責任を問うべきであります。  提案されておりますこの議案では、議会を構成する議員の責任を問うてはおりません。町長の提案や議会の判断が住民の意思と全く異なるということであれば、首長や議員は4年ごとに住民の審判を受けますので、そこで住民がはっきりと意思を示されます。どうしてもそこまで待てないということであるならば、直接請求によるべきではないでしょうか。町長の給料の額の変更は、議員提案により求めるべきではないと私は思います。  以上のことから、この議案には賛成できませんので、反対をいたします。以上です。 ○議長(大藪三郎君) ほかにありますか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大藪三郎君) ほかにないようですので、以上で討論を終結いたします。  これより、議員提出議案第4号の採決を行います。  本案に対する委員長の報告は否決であります。よって、原案について採決を行います。  本案は、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。    〔賛成者起立〕 ○議長(大藪三郎君) ありがとうございました。  起立少数であります。よって、議員提出議案第4号 扶桑町特別職の職員の給与及び旅費に関する条例の特例に関する条例の制定については、否決と決しました。            ────────────────── ◎日程第18 請願第1号 学級規模の縮小と次期定数改善計画の実施を求める請願書 ○議長(大藪三郎君) 続いて日程第18、請願第1号 学級規模の縮小と次期定数改善計画の実施を求める請願書について、これにつきましては討論を省略し、直ちに採決することに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大藪三郎君) 御異議なしと認めます。  これより、請願第1号の採決を行います。  本請願に対する委員長の報告は、採択であります。  本請願は、委員長の報告のとおり採択することに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大藪三郎君) 御異議なしと認めます。よって、請願第1号 学級規模の縮小と次期定数改善計画の実施を求める請願書は、委員長の報告のとおり採択と決しました。            ────────────────── ◎日程第19 請願第2号 悪質商法を助長するクレジットの被害を防止するため、割賦販売法の抜本的改正に関する請願書 ○議長(大藪三郎君) 次に日程第19、請願第2号 悪質商法を助長するクレジットの被害を防止するため、割賦販売法の抜本的改正に関する請願書について、これにつきましても討論を省略し、直ちに採決することに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大藪三郎君) 御異議なしと認めます。  これより、請願第2号の採決を行います。  本請願に対する委員長の報告は、採択であります。  本請願は、委員長の報告のとおり採択することに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大藪三郎君) 御異議なしと認めます。よって、請願第2号 悪質商法を助長するクレジットの被害を防止するため、割賦販売法の抜本的改正に関する請願書は、委員長の報告のとおり採択と決しました。            ────────────────── ◎日程第20 国の私学助成の拡充に関する意見書の提出を求める陳情書 ○議長(大藪三郎君) 次に日程第20、国の私学助成の拡充に関する意見書の提出を求める陳情書について、討論を省略し、直ちに採決することに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大藪三郎君) 御異議なしと認めます。  これより、陳情の採決を行います。  本陳情に対する委員長の報告は、採択であります。  本陳情は、委員長の報告のとおり採択することに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大藪三郎君) 御異議なしと認めます。よって、国の私学助成の拡充に関する意見書の提出を求める陳情書は、委員長の報告のとおり採択と決しました。            ────────────────── ◎日程第21 愛知県の私学助成の拡充に関する意見書の提出を求める陳情書 ○議長(大藪三郎君) 次に日程第21、愛知県の私学助成の拡充に関する意見書の提出を求める陳情書について、討論を省略し、直ちに採決することに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大藪三郎君) 御異議なしと認めます。  これより、陳情の採決を行います。  本陳情に対する委員長の報告は、採択であります。  本陳情は、委員長の報告のとおり採択することに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大藪三郎君) 御異議なしと認めます。よって、愛知県の私学助成の拡充に関する意見書の提出を求める陳情書は、委員長の報告のとおり採択と決しました。            ────────────────── ◎日程第22 市町村独自の私学助成の拡充を求める陳情書 ○議長(大藪三郎君) 次に日程第22、市町村独自の私学助成の拡充を求める陳情書について、討論を行います。    〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大藪三郎君) 高木鎬逸君。    〔18番 高木鎬逸君登壇〕 ○18番(高木鎬逸君) 日程第22、市町村独自の私学助成の拡充を求める陳情書につきましては、今回のところは反対とさせていただきます。  この陳情書は、扶桑町独自の私学授業料の助成の拡充を求めるものでありますが、現在、公立・私立の高等学校の授業料は大きな差があるのは認めておるところでありますが、扶桑町におきましても助成制度を設けております。この年額1万6,000円の内容でありますが、これは父兄に対しまして本当にありがたいということも承っておるところであります。  ですが、なぜこれに私は反対するかと申しますと、ひょっとして今の改革プランとかそういうものの財政改革によって、江南市とか犬山市のように減額されるのではないかということを思うのであります。ですから、今までのものを維持していただくために本案に対しては反対ということにさせていただきますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(大藪三郎君) ほかにありますか。    〔挙手する者あり〕
    ○議長(大藪三郎君) 小林 明君。    〔16番 小林 明君登壇〕 ○16番(小林 明君) 市町村独自の私学助成の拡充を求める陳情書について、採択すべきという立場で討論をさせていただきます。  現在、愛知県では高校生の3人に1人、約6万人の生徒が私学に通っているとのことであります。  私学に入学すると、初年度の納付金が公立高校の5.2倍、金額にして50万円以上の差があるなど、その学費負担は父母にとってもはや限界に達しているということで、教育の機会均等が脅かされているということが陳情書の中で述べられております。  また、最近の不況、あるいは増税、社会保障の切り捨てなどによって、父母の生活は深刻な状態に陥っております。そうした経済的な理由で学校を退学したり、学費を滞納している生徒が急増しているということをよく耳にするものであります。  本来、教育は公立・私立を問わず、だれもが教育の中身によって自由に選択することが望ましく、父母負担と教育条件の公私格差を是正することは、教育の機関均等を保障するためにも急務になっているわけであります。  陳情書の最後に、「貴職におかれましても、我が国の高校教育を公私協力して充実させ、地域住民である私立高校生の父母たちが高学費で苦しむことを少しでも緩和するために、私学助成の拡充に御尽力いただければ幸いです」と述べられているように、今すぐ大幅に私学助成を拡充してほしいということを求めているものでは私はないと思います。扶桑町の財政状況から見ても、少しでも父母の苦しみを緩和する、そういう立場で私学助成の拡充に向けて、町当局においては努力されることを望んで、陳情書を採択すべきだと思います。  以上で討論を終わります。 ○議長(大藪三郎君) ほかにありますか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大藪三郎君) ないようですので、以上で討論を終結いたします。  これより、陳情の採決を行います。  本陳情に対する委員長の報告は、不採択であります。よって、原案に対して採決を行います。  本陳情を採択することに賛成の諸君の起立を求めます。    〔賛成者起立〕 ○議長(大藪三郎君) ありがとうございました。  起立少数であります。よって、市町村独自の私学助成の拡充を求める陳情書は、不採択と決しました。  ここで、追加案件がありますので、議事の都合上、16時30分まで15分間の休憩といたします。               午後4時14分 休憩               午後4時29分 再開 ○議長(大藪三郎君) 休憩を閉じ、会議を続けます。  ここでお諮りいたします。  先ほどの休憩中に、選挙第6号   扶桑町選挙管理委員会委員及び補充員の選挙について           意見書案第3号 道路整備の促進と道路整備財源確保についての意見書について           意見書案第4号 子どもの医療費無料制度に関する意見書について           意見書案第5号 後期高齢者医療制度に関する意見書について           意見書案第6号 学級規模の縮小と次期定数改善計画の実施を求める意見書について           意見書案第7号 割賦販売法の抜本的改正に関する意見書について           意見書案第8号 国の私学助成の増額と拡充に関する意見書について           意見書案第9号 愛知県の私学助成の増額と拡充に関する意見書について           議会閉会中調査申出事項 の9案件が提出されました。  この際、これを日程に追加し、議題といたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大藪三郎君) 御異議なしと認めます。よって、選挙第6号、意見書案第3号から意見書案第9号まで及び議会閉会中調査申出事項の9案件を日程に追加し、議題とすることに決定いたしました。            ────────────────── ◎日程第23 選挙第6号 扶桑町選挙管理委員会委員及び補充員の選挙について ○議長(大藪三郎君) これより日程第23、選挙第6号 扶桑町選挙管理委員会委員及び補充員の選挙についてを議題といたします。  お諮りいたします。  選挙の方法につきましては、地方自治法第118条第2項の規定により、指名推選によりたいと思いますが、これに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大藪三郎君) 御異議なしと認めます。よって、選挙の方法は指名推選によることに決定いたしました。  これより、扶桑町選挙管理委員会委員及び補充員の推薦者を議会事務局長より朗読させます。 ○議会事務局長(六鹿 博君) それでは、朗読をいたします。  扶桑町議会選挙第6号 扶桑町選挙管理委員会委員及び補充員の選挙について。  扶桑町選挙管理委員会委員の任期が平成19年10月31日をもって満了となるので、地方自治法第182条第1項及び第2項の規定により選挙する。平成19年9月26日提出、愛知県丹羽郡扶桑町議会。  はねていただきまして、扶桑町選挙管理委員会委員であります。  住所、氏名、生年月日の順に朗読をいたしますので、よろしくお願いいたします。  扶桑町大字高雄字北郷57番地2、安田士朗、昭和20年3月23日。次に、扶桑町大字高雄字薬師堂125番地、千田季秋、昭和8年10月8日。次に、扶桑町大字高木字白山前723番地、浅井幹雄、昭和11年2月21日。次に、扶桑町大字小淵1296番地4、長谷川正好、昭和16年10月23日。以上4名の方であります。  続きまして、扶桑町選挙管理委員会補充員の方であります。  扶桑町大字高雄字北東川139番地3、川野光彦、昭和21年11月20日。次に、扶桑町大字高雄字南屋敷203番地、大貫 晟、昭和19年8月1日。次に、扶桑町大字柏森字中屋敷11番地2、安藤 猛、昭和13年7月12日。次に、扶桑町大字小淵872番地、北折幸弘、昭和18年1月20日。以上であります。 ○議長(大藪三郎君) ただいま指名いたしました方々を、それぞれ扶桑町選挙管理委員会委員及び補充員の当選者と決定いたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大藪三郎君) 御異議なしと認めます。よって、ただいま指名いたしました方々が扶桑町選挙管理委員会委員及び補充員に当選されました。  当選されました方々には、会議規則第32条の規定により、別途当選告知をいたします。  なお、補充員については、あらかじめの順序を定めておく必要がありますが、その順序につきましては、今までの例によりまして、欠員の生じた委員の地区について、その地区の補充員がなることにいたしたいと思います。よろしくお願いをいたします。            ────────────────── ◎日程第24 意見書案第3号 道路整備の促進と道路整備財源確保についての意見書について ○議長(大藪三郎君) 次に日程第24、意見書案第3号 道路整備の促進と道路整備財源確保についての意見書についてを議題とし、提出者 江口勝敏君の説明を求めます。  江口勝敏君。    〔12番 江口勝敏君登壇〕 ○12番(江口勝敏君) 意見書案第3号 道路整備の促進と道路整備財源確保についての意見書について。  上記の議案を別記のとおり会議規則第13条の規定によって提出します。平成19年9月26日提出、扶桑町議会議員、私江口勝敏、小林 明、片野春男、浅井捷史、伊藤伊佐夫、児玉孝明、千田金房、新井三郎。  文を朗読させていただきます。  別記、道路整備の促進と道路整備財源確保についての意見書。  道路は、豊かな生活や経済・社会活動を支える基盤であり、その整備はすべての住民がひとしく熱望するところである。  また、高齢化、少子化が進展している中、社会基盤施設を計画的に充実させることが大切である。さらに、道路は想定される東海地震などの緊急輸送道路・避難経路などとして利用され、安全で安心できる地域づくりを実現するため、より一層重要な施設と位置づけられる。  本町は愛知県の北西部に位置し、名古屋市のベッドタウンとして、また内陸工業地域として発展してきた。しかしながら、本町の重要路線である国道41号線や主要地方道一宮・犬山線は、慢性的な渋滞で日常生活にも支障を及ぼし、その他の一般県道や町道は整備が著しく立ちおくれている。一方、財源不足から道路整備は進まず、危険と隣り合わせの状況であり、各所で渋滞や事故などが発生している。その解消が地域住民の切実な願いである。  道路整備や維持管理には多くの財源が必要であり、大変厳しい財政状況にある本町でも多額の一般財源を投入しなければならないため、住民生活に多大な影響をもたらしている。  よって、国においては、安定的な財源を確保し、着実な道路整備・管理に向けて、地方の道路整備を進めるよう強く要望する。  以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。  平成19年9月26日、衆議院議長 河野洋平殿、参議院議長 江田五月殿、内閣総理大臣 福田康夫殿、総務大臣 増田寛也殿、国土交通大臣 冬柴鉄三殿、財務大臣 額賀福志郎殿、経済産業大臣 甘利 明殿。愛知県丹羽郡扶桑町議会。  以上でございます。よろしくお願いいたします。 ○議長(大藪三郎君) 以上で説明が終わりました。  ここでお諮りいたします。  意見書案第3号については、質疑、討論を省略し、直ちに採決を行いたいと思いますが、これに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大藪三郎君) 異議なしと認めます。  これより意見書案第3号の採決を行います。  本案は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大藪三郎君) 御異議なしと認めます。よって、意見書案第3号 道路整備の促進と道路整備財源確保についての意見書については、原案どおり可決されました。            ────────────────── ◎日程第25 意見書案第4号 子どもの医療費無料制度に関する意見書について ○議長(大藪三郎君) 次に日程第25、意見書案第4号 子どもの医療費無料制度に関する意見書についてを議題とし、提出者 小林 明君の説明を求めます。  小林 明君。    〔16番 小林 明君登壇〕 ○16番(小林 明君) 意見書案第4号 子どもの医療費無料制度に関する意見書について。  上記の議案を別記のとおり会議規則第13条の規定によって提出します。平成19年9月26日提出、扶桑町議会議員、小林 明、江口勝敏、片野春男、浅井捷史、伊藤伊佐夫、児玉孝明、千田金房、新井三郎。  意見書案を朗読して提案説明にかえさせていただきます。  子どもの医療費無料制度に関する意見書。
     少子化が深刻な事態になっています。少子化問題を解決するためには、若い人たちが子育てしやすい環境をつくることが非常に重要です。  特に地方自治体の子育て支援において、子どもの医療費無料制度は一つの柱です。現在全国の市町村で子どもの医療費無料制度を拡充し、子育て支援を行っています。政府は、こうした市町村の努力を支援するのが当然です。しかし、それとは逆に子どもの医療費を医療機関の窓口で無料にしている市町村に対し、国民健康保険財政で補助金を減額する制裁を加えています。  今必要なことは、子どもの医療費無料制度を拡充し、若い父母を支援することであって、国が制裁という形でそれを妨害することではありません。  よって、本町議会は子どもの医療費無料制度の拡充のために、政府に対し、以下の事項を実現されることを強く求めます。  記1.国の制度として、小学校就学前まで医療費無料制度をつくること。  2.福祉医療制度に対する市町村への調整交付金の減額を行わないこと。  以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。  平成19年9月26日、内閣総理大臣 福田康夫殿、厚生労働大臣 舛添要一殿、財務大臣 額賀福志郎殿。愛知県丹羽郡扶桑町議会。以上です。 ○議長(大藪三郎君) 以上で説明が終わりました。  ここでお諮りいたします。  意見書案第4号については、質疑、討論を省略し、直ちに採決を行いたいと思いますが、これに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大藪三郎君) 異議なしと認めます。  これより意見書案第4号の採決を行います。  本案は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大藪三郎君) 御異議なしと認めます。よって、意見書案第4号 子どもの医療費無料制度に関する意見書については、原案のとおり可決されました。            ────────────────── ◎日程第26 意見書案第5号 後期高齢者医療制度に関する意見書について ○議長(大藪三郎君) 次に日程第26、意見書案第5号 後期高齢者医療制度に関する意見書についてを議題とし、提出者 小林 明君の説明を求めます。  小林 明君。    〔16番 小林 明君登壇〕 ○16番(小林 明君) 意見書案第5号 後期高齢者医療制度に関する意見書について。  上記の議案を別記のとおり会議規則第13条の規定によって提出します。平成19年9月26日提出、扶桑町議会議員、小林 明、小室美代子。  案文を朗読して提案説明にかえさせていただきます。  後期高齢者医療制度に関する意見書。  来年4月から75歳以上の高齢者を対象にした「後期高齢者医療制度」が実施されます。  「後期高齢者医療制度」では、今まで扶養家族として保険料は無料だった高齢者も含め、75歳以上の高齢者すべてが月平均6,200円程度(厚生労働省の試算、全国平均)の保険料を支払うことになります。また、保険料が払えない人の保険証を取り上げる「資格証明書」も発行するとしています。  新制度の実施に当たっては、高齢者の声に耳を傾け、生活実態や経済状況を踏まえた制度にされるよう以下の事項の実現を求めます。  記1.高齢者の生活実態に即した保険料にすること。  2.低所得者に配慮し、減免制度を実施すること。  3.保険料を払えない人の「資格証明書」を発行しないこと。  4.国民健康保険制度と同じように「健康診査」を全員受けられるようにすること。  5.県民及び高齢者が参加できる運営協議会を設けること。  以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。  平成19年9月26日、愛知県後期高齢者医療広域連合 広域連合長 松原武久殿。愛知県丹羽郡扶桑町議会。以上です。 ○議長(大藪三郎君) 以上で説明が終わりました。  これより意見書案第5号の質疑を行います。  質疑のある方。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大藪三郎君) 質疑ないようですので、質疑は終結いたします。  これより意見書案第5号の討論を行います。  討論ある方。    〔挙手する者あり〕 ○議長(大藪三郎君) 浅井捷史君。    〔9番 浅井捷史君登壇〕 ○9番(浅井捷史君) 意見書案第5号 後期高齢者医療制度に関する意見書に対しまして、反対の討論をさせていただきます。  反対の討論は、要旨といいますか、趣旨の、今読み上げました中から説明といいますか、反対の討論をしたいと思います。  まず要旨、趣旨の上から4行目、「75歳以上の後期高齢者すべてが月平均6,200円程度(厚生労働省の試算、全国平均)の保険料を支払う」と書いてあるわけでございますが、実際には7割・5割・2割の軽減制度が設けてあり、すべてではありません。  それと、その下の記1に書いてあります、「高齢者の生活実態に即した保険料にすること」とありますが、実態は把握することが大変困難でできないということだと思います。  それから記3につきまして、「保険料を払えない人の「資格証明書」を発行しないこと」と記されている部分に対しましても、単に払えないということではなくて、払えない理由が問題なので、一概には決めつけられないと思います。  続きまして、記4の「国民健康保険制度と同じように「健康診査」を全員受けられるようにすること」と記されておりますが、これは県の医療改正によると、後期高齢者には選択科目があり、心電図、眼底、貧血などの検査は除外されています。高齢者は、それぞれの特性、必要性が問題でありまして、国民健康保険制度とは一緒にはならないと考えます。むしろ扶桑町独自の、ただいま基本健康診査をやっておるわけですけれども、健康診査の制度をつくっていくというのが大事じゃないかと思います。  そのほか、記2と5につきましては問題はなく、賛成できますが、1、3、4のただいま申し上げました項目につきましては少々疑問があり、同調できないので、反対して討論とさせていただきます。 ○議長(大藪三郎君) ほかにありませんか。    〔挙手する者あり〕 ○議長(大藪三郎君) 小室美代子さん。    〔17番 小室美代子君登壇〕 ○17番(小室美代子君) 後期高齢者医療制度に関する意見書に対しまして、賛成の立場で意見を述べさせていただきます。  御承知のように、後期高齢者医療制度は2006年6月に成立した医療制度関連法の中の一つの制度であるわけです。この医療制度につきましては、現在、広域連合でその準備が進められているところでありますが、この制度そのものが保険料が高いという問題など、また受診抑制につながる差別医療の導入など、非常に問題が多いということで、政府もこれを一時凍結するような動きも出てきているわけであります。  今言いましたように、愛知県一つの広域連合組合で保険料を決定することだとか、あるいは健康診査とか、そうしたようなことがこの広域連合で行われるということでありますけれども、この高齢者の生活実態に即した保険料ということで言うならば、これまで社会保険とか組合保険とか、そうしたところに扶養されていた高齢者、そうした人もすべて含めて保険料を徴収すると、新たに負担をしなければならないという問題が発生してくるわけです。  今まで扶養家族になっていたわけですから、家族に扶養されている以上、そうした生活実態というのは非常に多種多様になっているわけです。家族に支えられて生活しているのに、そこに保険料を負担しなければならないというようなことになると、本当に大変なことになってくるわけであります。  法定の減免制度はあるわけですけれども、いわゆる低所得者に配慮するような形での軽減措置というのは、この広域連合の中では現在の段階では検討しないというような方向づけもあるようでありますけれども、今言いましたように、これまでの高齢者の生活実態から考えますと、当然そういうところにも配慮していかなければならないというふうに私は思うわけです。そうしないと、結局は保険料を払えない人も出てきてしまうわけです。資格証明書が発行されると、国民健康保険のように、まさに窓口で100%医療費を負担しなければならないというようなことになってまいります。  保険料は、基本的には年金から天引きということでありますが、1ヵ月1万5,000円以下の方は、いわゆる普通徴収という介護保険と同じような形で徴収が始まるわけですけれども、1ヵ月1万5,000円ぐらいしかない人たちからも保険料を徴収していくということで、介護保険にも見られるように、払えない人は当然出てくるわけです。そんなときに資格証明書が発行されたら、今も言いましたように、結局お金がなければ医療にもかかれないと。高齢になって病気になれば、もう早く死ねと言わんばかりの措置になってくるわけです。そうした意味でも、資格証明書などは絶対に発行しないようなことを私はぜひしていくべきだというふうに思っております。  また、健康診査の問題でありますけれども、国民健康保険制度で来年度から特定健診という形が始まるわけですが、75歳以上については、この広域連合で健康診査を行うシステムになっているわけです。そうなりますと、結局は受診漏れなども含めて、非常に健康診査というものが徹底されないようなことも考えられるわけでありまして、そのようなことがあってはならないと。何らかの形で全員が受けられるような体制にすべきだというふうに思います。  また、県民及び高齢者が参加できる運営協議会を設けるということですが、現在の広域連合の組合議会は、愛知県の各市町村の議会議員の中から選出をされているわけであります。すべての議会ということではなくて、36名ということで、非常にこの地域に限定されたところしか議会議員を送ることができないわけです。そうした意味では、この運営協議会を設置する場合に、県民及び高齢者も参加できる、幅広く県民にとってとても重要な制度でありますので、県民の意見が十分反映できるような運営協議会でなければならないというふうに思います。  そうした点でも、こうした意見を愛知県の後期高齢者医療広域連合に対して申し上げていくべきだと思いまして、この意見書に賛成をしますので、ぜひ皆さんの賛成をよろしくお願いいたします。 ○議長(大藪三郎君) 議事の途中でありますが、ここで会議時間を17時30分まで延長させていただきます。よろしくお願いいたします。  ほかにありませんね。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大藪三郎君) では、以上で討論を終結いたします。  これより意見書案第5号の採決を行います。  本案は、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。    〔賛成者起立〕 ○議長(大藪三郎君) ありがとうございました。  賛成少数であります。よって、意見書案第5号 後期高齢者医療制度に関する意見書については、否決されました。            ────────────────── ◎日程第27 意見書案第6号 学級規模の縮小と次期定数改善計画の実施を求める意見書について ○議長(大藪三郎君) 次に日程第27、意見書案第6号 学級規模の縮小と次期定数改善計画の実施を求める意見書についてを議題とし、提出者 千田金房君の説明を求めます。  千田金房君。    〔14番 千田金房君登壇〕 ○14番(千田金房君) 意見書案第6号 学級規模の縮小と次期定数改善計画の実施を求める意見書について。  上記の議案を別記のとおり会議規則第13条の規定によって提出します。平成19年9月26日提出、扶桑町議会議員、千田金房、近藤泰樹、江口勝敏、大藪三郎、新井三郎、間瀬英之、渡辺 勝。  別記を読み上げまして提案理由とさせていただきます。  学級規模の縮小と次期定数改善計画の実施を求める意見書。  未来を担う子どもたちが健やかに成長していくことは、すべての国民の切なる願いです。しかし、学校現場では依然としていじめや不登校、非行問題行動など、克服すべき課題が山積しています。また、特別支援教育のあり方や日本語教育の必要な子どもの増加など新たな課題に直面しています。このようなさまざまな課題に対応するためには、学校規模の縮小は不可欠です。  また、各地方自治体ごとに学級規模の縮小が行われているものの、その配置教員等の財政負担は本来国が負うべきものです。一方、文部科学省は第8次定数改善計画を策定したものの、その実施については見送られたままになっております。また、「教育課題対応緊急3ヵ年対策」についても、学校現場の要求に十分に応じたものとは言えません。  一人一人に行き届いた教育を実現するためには、子どもたちによりきめ細かな指導が可能となるようにしていかねばなりません。そのためにも、教職員定数増を初めとした教育条件整備が重要であり、次期定数改善計画の早期実施が望まれます。  よって、平成20年度の政府予算編成期に当たり、学級規模の縮小と教職員次期定数改善計画の早期実施に向けて、十分な予算確保をされるよう要望します。  以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。  平成19年9月26日、内閣総理大臣 福田康夫殿、財務大臣 額賀福志郎殿、文部科学大臣 渡海紀三朗殿、総務大臣 増田寛也殿、愛知県丹羽郡扶桑町議会。よろしくお願いいたします。 ○議長(大藪三郎君) 以上で説明が終わりました。  ここでお諮りいたします。  意見書案第6号については、質疑、討論を省略し、直ちに採決を行いたいと思いますが、これに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大藪三郎君) 異議なしと認めます。  これより意見書案第6号の採決を行います。
     本案は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大藪三郎君) 御異議なしと認めます。よって、意見書案第6号 学級規模の縮小と次期定数改善計画の実施を求める意見書については、原案のとおり可決されました。            ────────────────── ◎日程第28 意見書案第7号 割賦販売法の抜本的改正に関する意見書について ○議長(大藪三郎君) 次に日程第28、意見書案第7号 割賦販売法の抜本的改正に関する意見書についてを議題とし、提出者 片野春男君の説明を求めます。  片野春男君。    〔8番 片野春男君登壇〕 ○8番(片野春男君) 意見書案第7号 割賦販売法の抜本的改正に関する意見書について。  上記の議案を別記のとおり会議規則第13条の規定によって提出します。平成19年9月26日提出、扶桑町議会議員、片野春男、間宮進示、小林 明、浅井捷史、澤木 昭、千田成年。  案文を朗読して説明にかえます。  割賦販売法の抜本的改正に関する意見書。  クレジット契約は、代金後払いで商品が購入できる利便性により消費者に広く普及している一方で、強引・悪質な販売方法と結びつくと高額かつ深刻な被害を引き起こす危険な道具にもなるものである。  現在、クレジット会社の与信審査の甘さから、年金暮らしの高齢者に対し、支払い能力を超える大量のリフォーム工事、呉服等の次々販売が繰り返されたり、年齢・性別を問わず、クレジット契約を悪用したマルチ商法、内職商法その他の詐欺的商法の被害が絶えないところである。このようなクレジット被害は、クレジット契約を利用するがゆえに悪質な販売行為を誘発しがちとなるクレジット契約の構造的危険性から生じる病理現象であると言える。  経済産業省の産業構造審議会割賦販売分科会基本問題小委員会は、このような深刻なクレジット被害を防止するため、平成19年2月から、クレジット被害の防止と取引適正化に向けて割賦販売法の改正に関する審議を進めており、本年秋には法改正の方向性が示される見込みにある。今回の改正においては、消費者に対し、安心・安全なクレジット契約が提供されるために、クレジット会社の責任においてクレジット被害の防止と取引適正化を実現する法制度が必要である。  よって、当議会は国会及び政府に対し、割賦販売法改正に当たっては次の事項を実現するよう強く要望する。  記1.(過剰与信規制の具体化)クレジット会社が、顧客の支払い能力を超えるクレジット契約を提供しないように、具体的な与信基準を伴う実効性ある規制を行うこと。  2.(不適正与信防止義務と既払金返還責任)クレジット会社には、悪質販売行為等にクレジット契約を提供しないように、加盟店を調査する義務だけでなく、販売契約が無効・取り消し・解除であるときは、既払金の返還義務を含むクレジット会社の民事共同責任を規定すること。  3.(割賦払い要件と政令指定商品制の廃止)1〜2回払いのクレジット契約を適用対象に含め、政令指定商品制を廃止することにより、原則としてすべてのクレジット契約を適用対象とすること。  4.(登録制の導入)個品方式のクレジット事業者(契約書型クレジット)について、登録制を設け、契約書面交付義務及びクーリング・オフ制度を規定すること。  以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。  平成19年9月26日、衆議院議長 河野洋平殿、参議院議長 江田五月殿、内閣総理大臣 福田康夫殿、経済産業大臣 甘利 明殿。愛知県丹羽郡扶桑町議会。以上ですが、よろしくお願いいたします。 ○議長(大藪三郎君) 以上で説明が終わりました。  ここでお諮りいたします。  意見書案第7号については、質疑、討論を省略し、直ちに採決を行いたいと思いますが、これに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大藪三郎君) 異議なしと認めます。  これより意見書案第7号の採決を行います。  本案は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大藪三郎君) 御異議なしと認めます。よって、意見書案第7号 割賦販売法の抜本的改正に関する意見書については、原案のとおり可決されました。            ────────────────── ◎日程第29 意見書案第8号 国の私学助成の増額と拡充に関する意見書について ○議長(大藪三郎君) 次に日程第29、意見書案第8号 国の私学助成の増額と拡充に関する意見書についてを議題とし、提出者 千田金房君の説明を求めます。  千田金房君。    〔14番 千田金房君登壇〕 ○14番(千田金房君) 意見書案第8号 国の私学助成の増額と拡充に関する意見書について。  上記の議案を別記のとおり会議規則第13条の規定によって提出します。平成19年9月26日提出、扶桑町議会議員、千田金房、近藤泰樹、江口勝敏、大藪三郎、新井三郎、間瀬英之、渡辺 勝。  別記を読み上げて提案説明とさせていただきます。  国の私学助成の増額と拡充に関する意見書。  私立学校は、公立学校とともに国民の教育を受ける権利を保障する上で重要な役割を担っており、国においても、学費の公私間格差是正を目的とした私立学校振興助成法を昭和50年に制定し、文部省(現文部科学省)による国庫助成たる各種助成措置を講じてきたところである。  しかし、地方自治体では、財政難を理由とした私学助成見直しの動きがある中で、愛知県においても、平成11年度に総額15%、生徒1人当たり約5万円に及ぶ経常費助成(一般)の削減がなされた。  その後、県の私学関係予算は、国の私学助成の増額とも相まって、単価では増額に転じつつあるが、総額抑制は続いており、15%カットの影響は大きく、少子化による生徒減とも重なって、多くの学園の経営は深刻な事態となっている。このままでは、学費と教育条件の公私格差が一層拡大し、緒についた教育改革にも重大な影響が出ることは必至である。  さらに、「経済的理由」で退学したり、授業料を滞納する生徒が依然として多い。また、私学を選びたくても選ぶことができない層が広がり、学費の公私格差が学校選択の障害となり、「教育の機会均等」を損なっている。  このような私学を取り巻く状況の中で、都道府県における私学助成制度の土台となっている国の私学助成が果たす役割はますます大きくなっている。  今年度予算では、前年度実績が堅持されたが、しかし、現在もなお、国の「骨太方針」では、「5年間にわたり1%削減」方針が打ち出されている。  貴職におかれては、父母負担の軽減と教育改革を願う広範な父母国民の要求にこたえ、学校と教育を最優先する施策を推進することこそが望まれている。  よって、当議会は政府に対し、国の責務と私学の重要性にかんがみ、私立学校振興助成法に基づく国庫補助制度を堅持するとともに、私立高等学校以下の国庫補助金とそれに伴う地方交付税交付金を充実し、私立高等学校以下の経常費補助の一層の拡充を図られるよう強く要望する。  あわせて、父母負担の公私格差を是正するための授業料助成の充実と、専任教職員増など「教育改革」の促進を目的とした特別助成の実現を強く要望する。  以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。  平成19年9月26日、内閣総理大臣 福田康夫殿、財務大臣 額賀福志郎殿、文部科学大臣 渡海紀三朗殿、総務大臣 増田寛也殿。愛知県丹羽郡扶桑町議会。よろしくお願いいたします。 ○議長(大藪三郎君) 以上で説明が終わりました。  ここでお諮りいたします。  意見書案第8号については、質疑、討論を省略し、直ちに採決を行いたいと思いますが、これに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大藪三郎君) 異議なしと認めます。  これより意見書案第8号の採決を行います。  本案は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大藪三郎君) 御異議なしと認めます。よって、意見書案第8号 国の私学助成の増額と拡充に関する意見書については、原案のとおり可決されました。            ────────────────── ◎日程第30 意見書案第9号 愛知県の私学助成の増額と拡充に関する意見書について ○議長(大藪三郎君) 次に日程第30、意見書案第9号 愛知県の私学助成の増額と拡充に関する意見書についてを議題とし、提出者 近藤泰樹君の説明を求めます。  近藤泰樹君。    〔13番 近藤泰樹君登壇〕 ○13番(近藤泰樹君) 意見書案第9号 愛知県の私学助成の増額と拡充に関する意見書について。  上記の議案を別記のとおり会議規則第13条の規定によって提出します。平成19年9月26日提出、扶桑町議会議員、近藤泰樹、千田金房、江口勝敏、大藪三郎、新井三郎、間瀬英之、渡辺 勝。  別記を読み上げて説明にかえさせていただきます。  愛知県の私学助成の増額と拡充に関する意見書。  私立学校は、公立学校とともに県民の教育を受ける権利を保障する上で重要な役割を担っており、県においては、学費と教育条件の公私間格差是正と父母負担軽減を目的として、「経常費2分の1助成(愛知方式)」「授業料助成」など、各種助成措置を講じてきたところである。  しかし、平成11年度に経常費助成が総額15%カットされ、授業料助成も対象家庭が縮小された。その後、県の私学関係予算は、国の私学助成増額を土台に、単価では増額に転じつつあるが、総額抑制が続いており、平成10年度実績は回復されておらず、少子化による生徒減とも重なって、多くの学園の経営は深刻な事態となっている。その一方で、公立教育費は平成10年度実績を上回るなど充実が図られており、このままでは学費と教育条件の公私格差が一層拡大し、教育改革にも重大な影響が出ることは必至である。  さらに、「経済的理由」で退学したり、授業料を滞納する生徒が依然として多い。また、私学を選びたくても選ぶことのできない層が広がり、学費の公私格差が学校選択の障害となり、「教育の機会均等」を損なっている。  私立高等学校は、生徒急増期においては、生徒収容で多大な役割を担うなど、「公私両輪体制」で県下の「公教育」を支えてきたものであり、それは、長年にわたる県政の最重点施策でもあった。確かに、県の財政難には厳しいものがあるが、そうしたときだからこそ、公私立間で均衡のとれた財政措置をとることが求められている。  貴職におかれては、父母負担の軽減と教育改革を願う広範な県民の要求にこたえ、学校と教育を最優先する施策を推進することこそが望まれている。  したがって、当議会は、私立高等学校等への経常費助成を増額するとともに、父母負担軽減に大きな役割を果たしている授業料助成を拡充し、直ちに平成10年度水準を回復されることを強く要望する。  以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。  平成19年9月26日、愛知県知事 神田真秋殿。愛知県丹羽郡扶桑町議会。  以上です。よろしくお願いいたします。 ○議長(大藪三郎君) 以上で説明が終わりました。  ここでお諮りいたします。  意見書案第9号については、質疑、討論を省略し、直ちに採決を行いたいと思いますが、これに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大藪三郎君) 異議なしと認めます。  これより意見書案第9号の採決を行います。  本案は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大藪三郎君) 御異議なしと認めます。よって、意見書案第9号 愛知県の私学助成の増額と拡充に関する意見書については、原案のとおり可決されました。            ────────────────── ◎日程第31 議会閉会中調査申出事項 ○議長(大藪三郎君) 次に日程第31、議会閉会中調査申出事項についてを議題といたします。  お諮りいたします。  ただいま議題といたしました本件については、お手元に配付しましたとおり、議会閉会中の健康福祉常任委員会及び議会運営委員会の調査申し出事項として、申し出のとおり決することに御異議ありませんか。
       〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大藪三郎君) 御異議なしと認めます。よって、議会閉会中調査申出事項については、健康福祉常任委員会及び議会運営委員会の申し出のとおり議会閉会中において調査することに決定いたしました。  お諮りいたします。  以上で、本議会に付議された案件の審議は全部終了しました。よって、平成19年第6回9月扶桑町議会定例会を閉会いたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大藪三郎君) 御異議なしと認めます。よって、これをもって平成19年第6回9月扶桑町議会定例会を閉会いたします。ありがとうございました。               午後5時23分 閉会  地方自治法第123条の規定によりここに署名する。       扶桑町議会議長       扶桑町議会議員       扶桑町議会議員...