稲沢市議会 > 1994-06-16 >
平成 6年第 3回 6月定例会−06月16日-05号

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  1. 稲沢市議会 1994-06-16
    平成 6年第 3回 6月定例会−06月16日-05号


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    最終取得日: 2022-12-06
    平成 6年第 3回 6月定例会−06月16日-05号平成 6年第 3回 6月定例会     議 事 日 程 (第5号)              6月16日(木曜日)午前9時30分 開議 第1 議案第43号 稲沢市地区市民センター設置条例の一部を改正する条例について 第2 議案第44号 稲沢市立保育園の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例について 第3 議案第45号 稲沢市営住宅の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例について 第4 議案第46号 稲沢市民会館視聴覚機器物品供給契約の締結について 第5 議案第47号 稲沢市民会館舞台大道具備品物品供給契約の締結について 第6 議案第48号 平成6年度稲沢市一般会計補正予算(第1号) 第7 議案第49号 平成6年度稲沢中島都市計画稲沢土地区画整理事業特別会計補正予算(第1号) 第8 議案第50号 平成6年度稲沢市老人保健特別会計補正予算(第1号) 第9 議案第51号 平成6年度稲沢市農業集落排水事業特別会計補正予算(第1号) 第10 一般質問 第11 議案第52号 稲沢市国民健康保険税条例の一部を改正する条例について 第12 議案第53号 公共下水道管渠築造工事(第5工区)請負契約の締結について 第13 請願第9号 日本の農林業と食料・環境を守るための政策確立に関する意見書の提出を求める請願 第14 請願第10号 「やっぱり食べたい日本のお米」「大いに米を作ろう」の国民の声を実現するための請願 第15 請願第11号 消費税率引き上げ反対、消費税反対を求める請願
    第16 請願第12号 被爆50周年にむけて核兵器全面禁止・廃絶国際条約のすみやかな締結を要請するための請願 第17 報告第3号 専決処分の報告について 第18 報告第4号 平成5年度稲沢市一般会計継続費繰越計算書の報告について 第19 報告第5号 平成5年度稲沢市一般会計繰越明許費繰越計算書の報告について 第20 報告第6号 平成5年度稲沢市公共下水道事業特別会計繰越明許費繰越計算書の報告について 第21 報告第7号 平成5年度稲沢市農業集落排水事業特別会計繰越明許費繰越計算書の報告について 第22 報告第8号 平成5年度稲沢市公共下水道事業特別会計事故繰越し繰越計算書の報告について 第23 報告第9号 平成5年度稲沢市土地開発公社事業会計決算の報告について 第24 報告第10号 平成6年度稲沢市土地開発公社事業計画、予算及び資金計画の報告について 出 席 議 員(29名)   議席番号   氏   名     議席番号   氏   名     1番  竹 村 幸 晴      2番  村 上 秀 臣     3番  星 野 茂 子      4番  鈴 森   章     5番  内 藤 和 秀      6番  杉 村 恒 幸     7番  安 井 利 彦      8番  川 村 秀 之     9番  近 藤 春 市      10番  竹 市   慧     11番  柴 山 孝 之      12番  松 田 俊 彦     13番  平 手 久 志      14番  服 部 開 一     15番  奥 田   寛      16番  渡 辺 幸 保     17番  飯 田 瑛 一      18番  加 藤 光 男     19番  河 村 三 朗      20番  本 若 栄 三     21番  鈴 木 幹 雄      22番  吉 田 一 夫     23番  坂 上 国 弘      24番  小 沢 和 敬     26番  山 田   武      27番  加 藤 鐘 一     28番  服 部 繁 雄      29番  飯 田   勇     30番  日 比 静 夫 欠 席 議 員(1名)     25番  高 瀬 義 雄 地方自治法第121条の規定により出席を求めた者  市長      加 藤 勝 見   助役      服 部 幸 道  収入役     吉 田   正   教育長     河 合 三智麿  市長公室長   福 本 雄 治   総務部長    中 村 文 彦  総務部次長   川 村 荘一朗   総務部次長   大 木 和 也  市民福祉部長  佐 藤 公 也   市民福祉部次長 伊 藤 幹 夫  経済環境部長  橋 本 英 明   経済環境部次長 松 本 利 元  建設部長    吉 川   昭   建設部次長   太 田 征 二  都市開発部長  柴 田 昌 生   都市開発部次長 梶 浦   喬  下水道部長   吉 田 日支雄   市民病院事務局長谷     勇  市民病院事務局次長         教育部長    家 田 鐵 彦          原   清 満  秘書課長    渡 辺 義 憲   人事課長    吉 田 哲 夫  企画課長    大 野 紀 明   電子計算課長  村 橋 勝 機  市民センター統括主幹        契約検査課長  海 田 照 夫          木 村 和 儀  課税課長    渡 辺   肇   収納課長    吉 田 愛 孝  会計課長    伴 野 弘 和   監査委員事務局長牛 田   勇  児童課長    田 島 正 敏   市民課長    加 藤   優  保険年金課長  川 口 芳 行   保健センター所長杁 山 茂 雄  商工課長    大 西 善 嗣   環境交通課長  樋江井 文 夫  用地課長    太 田 政 之   土地改良課長  安 藤 兼 光  都市計画課長  宮 崎 弘 已   区画整理課長  服 部   豊  建築課長    羽 根 邦 明   都市拠点開発室統括主幹                            稲 垣 茂 男  下水道課長   吉 田   博   市民病院経理課長山 西 祐 三  市民病院医事課長平 山 隆 義   教育委員会学校教育課長                            塚 本 一 利  教育委員会社会教育課長       教育委員会スポーツ課長          安 田 国 雄           阿 部 秀 機  教育委員会女性青少年課長      市民会館開設準備室統括主幹          奥 村 素 英           斉 場 一 雄  教育委員会図書館長         教育委員会美術館長          山 田 重 男           丹 羽 正 利 事務局職員出席者  事務局長    松 尾   光   議事課長    小 沢 重 男  議事課長補佐  伊 藤   進   庶務係長    栗 本 和 通  議事係長    岡 村 辰次郎   書記      杉 山 順 三                         午前9時32分 開議 ○議長(鈴木幹雄君)  おはようございます。  ただいまから継続議会の会議を開きます。  ただいまの出席議員は28名でありますので、議会の成立を認めます。  これより本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、お手元に配付したとおりでありますので、これをもって報告にかえます。  これより日程に入ります。  日程第1、議案第43号から日程第9、議案第51号までの質疑及び日程第10、一般質問を行います。  順次発言を許します。  質問及び答弁は簡潔に願います。  飯田瑛一君。 ◆17番(飯田瑛一君) (登壇)  おはようございます。  議長のお許しを得まして、順次質問をさせていただきます。  なお、前日までの質問と重複するところは省かせていただきますので、簡単に御答弁をいただきたいと思います。  最初に、財政問題についてシリーズでお尋ねをしておるわけでありますが、その1番で、市長の政治姿勢について3点お尋ねをしておきます。  市長は、個人的なことでありますが、横綱曙の後援会会長になられたと伺っておりますが、これは本当か。  それから2番目に、市長の健康状態についてはるるお尋ねがありましたが、当初3月では委員会質疑に出られるという予定でしたが欠席をされたわけであります。それで、現在はどのように通院加療をしてみえるのか、現状についてお尋ねをしておきます。  それから三つ目には、赤峰市との友好都市5周年の訪問派遣団の予定はあるか。そして、これについては、市長は参加されるのかどうか、お尋ねをしておきます。  2番目に、財政課題の実現についてお尋ねをしておきます。  平成5年度に第3次総合計画が策定をされ、21世紀初頭を展望した市の目指すべき将来象が明らかにされたわけであります。平成6年度から平成17年度の12年間の計画であり、本年度が初年度としてそのスタートを切ったところであります。私は以前から、総合計画の推進にはその裏づけとなる財政計画が必要ではないかと申し上げてまいりました。そこで市長さんは、3年間のローリングで策定している実施計画で明らかにし、事業の発展を図ってまいりたいと答弁をされているのが今日の経緯であります。  現在、下水道事業、区画整理事業駅周辺開発事業幹線道路事業植木流通施設事業、福祉事業等、福祉事業もこれ8ヵ年計画であるわけでありますが、いずれも、このローリングプランを超える長期継続的な事業が進められておるわけであります。ここで、農村都市稲沢がかつてでは考えられないことを、またそういう時代を迎え、まさに稲沢の維新と称される一つの大きな転換期に差しかかっていると思っております。その意味で、第3次総合計画を作成されたわけでありますが、人、物、金は、計画はあるんだけれども今までのままでよいのか。私は発想の転換が必要ではなかろうか。きのうまでのいろんなるるの質問の中にもありましたし、坂上先生の質問の中にも17年というお答えが12年、13年に変えられたという現実もありまして、政策イコール財源ということはいつの時代も変わりはないわけでありますので、この目標年次まで莫大な費用を投資されている現実は、現状においては3年ローリング実施計画で把握することは当然できないのではないかと思っておりますし、社会経済の状況、制度の変更等により計画機関、事業費の変動はあるかもしれませんが、ある程度の裏づけを持つ必要があると考えておりますので、市長の考えについてお尋ねをいたします。  たまさか、ことしの区長さんに総合計画のミニチュア版を稲沢市全戸に配布をされまして、この計画の周知徹底を図られたわけでありますが、私も議会人の一人といたしまして、この計画に全く裏づけがないというような話はできません。その意味では、私は、ぜひとも必要な部分であろうということでずうっと主張を続けてまいりました。きちっとした市長の御答弁をいただきたいと思っております。  それから次に、財政課題の実現についてお尋ねをしておきます。  第3次総合計画の中では、ごみ処理施設の充実について、ごみの量、多様化する質を将来的に予測してごみ処理が的確に実施できる焼却施設の建設を図るとうたわれております。また、その後でこれ述べますが、市民病院の移転新築については、地域の中核的機能を有する総合基幹病院として稲沢市市民病院将来構想に基づく新しい病院づくりを推進するとうたわれております。いずれも事業費に多額な費用を要し、ごみ焼却施設におよそ 151億、市民病院建設には 180億とも言われているところであります。長期継続的な都市計画事業が推進されている現状において、総合計画目標年次、平成17年度までの実現の可能性について、市長の御所見をお尋ねする次第であります。  それから3番目には、平成5年度稲沢市決算見込みについてお尋ねをしておきます。
     私は、ちなみに毎回大体6月には、5月の出納閉鎖に基づいてお尋ねをしておるわけでありますので、あくまでも見込みでありますが、概算についてお尋ねをしておきます。  平成5年度の実質収支は一体どの程度に落ちついたのか。また、前年度繰越金を除いた単年度収支額についてはどうなのか。財政調整基金の積み立て、取り崩しを含めた実質単年度収支額についてはどの程度になっているのか、お尋ねをするわけであります。  ちなみに、一つだけ申し添えておきたいのは、企業もそうでありますが、市長にお願いをしておきたいのでありますが、数字に弱い人はこれからの時代に通用しないだろうし、経営者としても厳しい部分があるだろうという時代を迎えております。その意味では、こうした一つの大事な財政的に厳しい折だからこそ、市長には通達をしていただきたいなというふうに思っておりますし、一貫した御答弁をいただきたいと思います。  次に市民病院の運営についてお尋ねをします。  先ほどちょっと述べましたが、稲沢市市民病院の経営とサービスの効果、福祉の向上についてお尋ねをしておきます。現在、オーダーリングシステムを導入しまして待ち時間の解消等、市民のサービス向上に努められておるわけでありますが、現況はどうなのか、いつ完了するのか、その効果はどうなのか、市民の評価はどうなのか、お尋ねをしておきます。  次に福祉の効果についてお尋ねをしておきたいと思います。  ちなみにの平成4年度調べによりますと、稲沢市市民病院の外来患者数は27万人という決算数値が出ております。おおよそですね。そのうち、患者の年代別があるわけでありますが、おおよそ50歳以上というところでいきますと、50歳から59歳が 16.28%で4万 4,000人、60歳以上、お年寄りと言われる方が外来の中ではおおよそ全体の37%、10万 104人というふうになっております。ちなみに入院の方はトータルで 111万 9,000人ということで、これも60歳以上で見てみますと、入院患者さんの数は6万 2,402人で、全体の 52.42%。つまり入院、外来、合わせますと、これは同じ人もあるわけでありますが、累計の人数でまいりますと、おおよそ40万人の方がこの市民病院にかかっておみえになります。  ちなみに、市内、市域で分けますと、稲沢市内で外来患者の方でかかられた方が27万人総数のうち21万 1,578人で、おおよそ全体の78%、おおよそ80%の方が稲沢市民であるという事実があります。それから入院患者の方については11万 9,000人で、稲沢市民は8万 7,332人で、おおよそ 73.36%。つまり全体10人の中で7.36人の方がかかってみえる。つまりほとんどが稲沢市民の方であるという報告があります。これは平成4年度の決算調べでありますが。  そこで私は市長にお尋ねをしておきたいんですが、私も稲沢で生まれて稲沢で育った一人であります。たまさかゼロ歳からお年寄りになるまでに、必ず最低条件としては一度は市民病院にお世話になっております。その意味では稲沢にはなくてはならない施設であり、稲沢の施設の中で最も数多くの方が利用される施設が市民病院ではなかろうかと。また、その中で弱者と言われますか、体も病んで、心も病んでいる方が入院をされ、また外来にかかられるわけであります。ここは、私は従来から福祉の拠点だと申し上げた理由は、そういった数字の中にもあらわれていると思うわけであります。  そこで、次に再建計画と実施についてでありますが、先ほど申し上げたような中で、加藤市長のとられた施策については、きのうからのるるの質問の中にもありました。私は前の住田市長の折にお尋ねをして、再建については努力をしていただきたいというお話をしました。たまさか平成5年9月の厚生経済委員会の折に、この委員会には、市議会の全会派の方が参加をされておりました。去年の9月の委員会が終了のときに、厚生経済委員さんの全会一致で市長に委員会として要望させていただいて、市民病院は一刻も早く新築移転すべきだという御意見を申し上げました。その意味で、市長はその後とられた12月に出ました総合計画の折には、先ほど申し上げた内容で出てまいりました。私は、具体的にアクションプログラムはどうされるのかについて御提案申し上げておきます。ちなみに今、市民病院がきのう、おととい、市長から御答弁がありましたが、おおよそ抱える、私の簡単な試算でありますが、償還金が18億から19億ぐらいありまして、あれを新築移転をしてゼロにするとそれだけの分が返済をしなくてはならないという部分が出てくるわけであります。それで、現況の借地半分以上という、3分の2ですか、借地で経営されておりまして、変えるでもなく、そして変えないでもなく、現状で運営費補助金を払い、そして3条、4条で負担金を払って運営をされている、これも一つの現状であるわけであります。そして、住田市長の折には、平成10年、稲沢市民病院が創立50周年を迎えるをめどにして、再建、移転新築を考えたいという、住田市長の御回答がありました。  ちなみに、政策を継続してみえるはずの加藤市長が、平成10年は間もなくやってまいるわけでありますが、そのスタンスやいかにということでお尋ねをするわけでありますが、現状は遅々として進まないというのが私の理解するところであります。その意味で、今後どのような方策と手だてをとっていかれるのかについてお尋ねをしているわけでありますが、昨日の御質問にもありましたが、審議会をつくられて答申をとられて、全面移転新築だという御回答を市長就任間際にされて、1年間かけて平成3年から平成4年にかけてされたわけであります。そして、平成5年には委員会からそうした市民の声をいただいたわけでありますが、この後どういうふうにされるのかについては非常に注目をしているところであります。その意味で具体的に私が申し上げたいのは、現状のままでしばらく放置をされておかれるのか、それともこうした内容を理解されて、市民の声を理解を理解されて、優先課題はあるわけでありますが、現状でいくと、面整備が終わった後に市民病院はやりたいというような感触の御答弁を以前に伺っておりました。としますと、面整備が終わるのは一体いつになるのか。これは、気の遠くなる話でありまして、簡単に言いますと永遠にできないというような現状もあるわけでありまして、どういうふうに受けとめたらいいか考えております。悩んでおります。その意味でお尋ねをするわけであります。  私の提案としましては、簡単に言いますと、病院自体にも、そうして院長中心に促進をされていると伺っておるわけでありますが、当然役所の庁内にも、再建して本当に黒字になるのかどうか、それとも今のままいくのか、それともどうするのか。空いた施設は、移転した後は売却するのか、そして資金を生み出すのか、それとも老人福祉施設として現行のまま使用していくのか、つまり、市長の政策判断がなければならない時期に来ていると判断をしているわけであります。その意味で、庁内の中にプロジェクトをつくって、当然再建についてどうすべきなのか考えるべき時に来ていると思うんですが、お考えをお尋ねしておきます。  それから市民病院の役割と機能については一部重複するところがあるわけでありますが、これはお答えをいただきたいわけでありますが、愛知県下でほかに病院で新築移転をされたところはほとんどでありまして、50年間旧施設を改修しながら使っておって、非常に苦労をしていた西尾市民病院も平成2年2月にオープンをしまして、当時のお金で 115億円で新築移転をしております。県下の市民病院は公共は赤字になっておるわけでありますが、しかし、いずれもほとんど新築移転をされまして、現在、私が理解する中では残っているのは尾西市民病院稲沢市民病院の2ヵ所というふうに聞いておりますが、この辺についてもお答えをいただきたいと思います。  なお、病院事業の会計につきましては、もう一つ、私の見解でありますが、起債はおおよそ丸々きくわけでありまして、今の償還の問題、跡地の問題、経営の問題が課題として上がるというふうに理解をしておるわけでありますが、新築移転については丸々ローン地獄でもある意味ではいけるわけでありまして、私はそのことは望ましいとは思っておりません。ですから、この市民病院の危機については、市長は就任後、一銭も積んでおられないので、こっちの意味でも本当にやる気があるのかなというふうに思っておりますので、お尋ねをしておるわけであります。  この役割と機能につきましては重複しますので省かせていただきますが、市民病院が果たす役割については交付税措置、あるいは赤字で全部この運営費補助金をもらい、3条、4条でもらっているというふうに理解をしてみえる方が多いわけでありますが、実はそうではなくって、交付税算定の中で稲沢市が得ている部分もあるわけでありますので、これは後で教えていただきたいと思っております。  次に、まちづくりの方法についてお尋ねをしておきます。  1番は、組織的な対応と人事についてでありますが、これは6月13日付の朝日新聞に掲載をされておりましたが、自治省は6月13日、新たな地方行革の推進目標策定のための中間報告をまとめた。各自治体に行政改革の進行ぐあいをチェックするため、住民参加の監視機構として、行政リストラ推進委員会を創設することなど盛り込んでおると言われております。今年8月には、都道府県市町村に通達するとしております。約10年前に地方自治体がまとめた地方行革大綱にかわる新たな目標づくりと位置づけております。自治体側ではこれ受けて、一般事務職を中心にした職員削減のための計画を立て、外郭団体の統廃合を進める。都道府県は事務量削減のために、独自に規制緩和を行い、許認可事業などを見直す。そして、自治省はこの3年間で1割以上定員がふえている自治体からはヒヤリングを行うなど、強い姿勢で臨む一方、関係省庁に対して補助金申請手続の簡素化や、公的施設の管理の民間委託など、規制緩和を呼びかけていくというふうに言っております。そういう意味で、大規模事業実施に係る職員の増加が稲沢市では考えられるわけでありますが、今後、こうした国の動きと稲沢の事情をお考えになってどのように対応されていこうとするのか、お尋ねをしておきます。  2番目には、先行投資と費用についてであります。  費用と効果を勘案して事業の優先順位を決め、進めるべきであると考えますが、どのようにお考えなのかお尋ねをしておきます。  3番目には、街路整備と面整備について、また排水基盤整備の計画について、長期継続的事業が山積みしておるわけでありますが、私は5ヵ年計画等、一定の計画スタンスを持って計画的に進めることが望ましいと思うわけでありますが、どのようにお考えなのかお尋ねをしておきます。  また、先ほども申し上げましたが、大規模事業実施の財源確保をどのような手法で補おうとされているのか、そのお考えをお尋ねしておきます。  次に、市民会館建設事業についてお尋ねをしておきます。  市民会館建設事業と使用方法、運営についてでありますが、過日の中日新聞の記事で加藤市長は、来年1月15日に成人式を市民会館の仮オープンとしたい旨のコメントが載っておったわけでありますが、この真意はいかに。  3月にも私はお尋ねをしたわけでありますが、たまさか私、文教委員会で予算審議をさせていただいたんでずか、その折には市長不在でお尋ねはできませんでした。それで今回またお尋ねをするわけであります。決定機関は教育委員会ではなかったのか。課題は整理されているのか。継続費の補正を、昨年12月に70%が平成6年度、30%が平成5年度で市民会館の工事は予定をされ、財政措置をされておりました。たまさか12月の議会におきまして継続の補正がありました。4億87万円、平成5年度ではできないので、平成6年度に繰り越しをします。そのパーセンテージはおおよそ7%、つまり77%を平成6年度で行い、平成5年度は 22.数%ということになっておりました。私は、平成6年度もわずか4月から始まって1年間あるわけでありますが、この7%繰り越して継続費の補正しておきながら、意味もなく軽々にこの発言をしてもらっちゃあ困るという意味でお尋ねをしておるわけであります。  2番目には、市民会館準備室の職員についてお尋ねをしておきます。  この市民会館準備室は、昨年のこの6月1日に発足をしたわけでありまして、たまたまちょうど経過として1年たちました。市民会館準備室の職員は、お2人が病気入院中であると伺っておりますが、その容体はいかに。  準備室残りの実質2名だけで、事務上、または健康面は大丈夫なのか。協会職員、これ4月に2名採用されておられるわけでありますが、その後の採用予定はどうなのか。協会職員の研修計画、他会館への派遣予定はあるのか、お尋ねをしておきます。  それから3番目には、市民会館の設置管理条例は3月の市議会で制定をされておるわけであります。それ以外の細目、例えば貸し館使用の受け付け等、今後の事務的な日程を、概略、教えていただきたい。ちなみに、私、この市民会館の使用は平成7年4月1日以降というふうに承っておったわけでありますが、最初に申し上げたように、1月15日に使うということをお考えになる方があっていいのかどうかについてもお尋ねしておきます。  それから開館記念事業とそれに続く7年度事業の予定についてはどうなのか、お尋ねをしておきます。これは以前にもお尋ねをしたわけでありますが、平成7年3月、およそ24日、25日、26日という御答弁だと思ったんですが、予算計上をされておりまして、特別委員会で御審議いただいておるわけでありますが、開館記念事業とそれに続く7年度の事業の予定について、金額、内容、事業についてお尋ねをしておきます。  一つは、前後して申しわけないんですが、市民病院の中で救急室については、簡単に言いますと救急車が着く部屋ですね、緊急治療室ですか、これについては対応されたわけでありますけれども、隣の一宮では高規格救急車、そして救急救命士といいますか、交通事故がありまして、即その場に対応して、そして救急車の中で応急処置をしながら病院へ着くわけでありますが、こうした場合には、一番大事なのは初期の処置と言われております。隣の市でも実施をされておるわけでありますが、この稲沢市は一体いつになるのか、予定について、これは市民の方が非常に期待をしてみえまして、不幸はあってはなりませんけれども、しかしそうした場合に、最も適切な処理を願っているわけでありますので、稲沢市についてはこの救急救命士及び高規格救急車は一体いつごろ入るのかお尋ねをして、1回目の質問を終わります。 ◎市長(加藤勝見君) (登壇)  飯田議員さんの質問にお答えするわけでございますが、まず第1の、曙後援会の会長を市長は受けたんじゃないかということでございますが、曙後援会は私は受けておりませんが、東関部屋の後援会という形ですか、これならば、実は東関部屋後援会と、もう一つ何かできまして、その間での話し合いで、その会長さんの任期が終わったから、一体的な考え方でやっていきたいからということで、お骨折りをかけている皆さん方が私に対してひとつ暫定的に1年間名前だけでいいからこの会長に名前をかしてくれということでございました。私もお断りを申し上げておりました。そうしたら、一宮のある力士の後援会も神田市長が名前を出しているから、この1年間だけはひとつお願いしたいということでありましたので、今日まで流れがずうっとこの東関部屋、すなわち永々この市民に愛される、すばらしい親方の気質等を考えまして、じゃあ1年間だけ暫定的に受けさせていただくということで、この会長という職を受けさせていただいたという経緯経過でございます。  それから、私の入院に対しまして大変御心配をおかけいたしました。きのうも坂上先生、並びに日比先生からもいろいろと経験を交えてお話をいただきました。私もそういう形から、現在も投薬している身でございまして、実際、50歳を過ぎて外科で手術をして、はい治りましたというわけにはならんと、このようなことでございますので、まだ当分このお薬はいただいて治療に専念をさせていただきたいと、このように考えておるところでございます。  続きまして、市長の政治姿勢の中で特に財政問題に限りまして、赤峰市との5周年記念につきまして、オリンピア市との5周年の実施いたしました市民友好訪問団体のときのような形は、私どもは市の財政状況からかんがみまして、非常に大変だということで見送りをさせていただこうという腹を持っておりました。しかしながら、この4月に赤峰市の方からお見えになりまして、何とか5周年の一つの節目に赤峰市へ訪問していただきたいというようなお話がありましたので、その後、市、議会、会議所の代表、並びに5年前の調印のときの皆さん方をメンバーとする友好訪問団の招待状が赤峰市側から届きまして、8月上旬に訪問をしていただきたいと来ておりますので、この点につきまして、メンバーとかそういうものは、まだ私、正式に受けとめておりませんが、総務委員会の方でお話をいたしまして決定をさせていただきたいと思っておりますが、私の個人のことにつきましては、現在、今までは出席をさせていただこうと思っておりますが、まだ先ほど申し上げましたようなそういう事情等も踏まえまして、ひとつ御了承をお願い申し上げたいと思っております。  それから財政課題の実現についてでございますが、こうした財政問題について、いつも先生の方からいろいろと御提言やら御指摘をいただいておる中でございますが、私の施政運営方針については、かねてより申し述べておりますように、市民の広範、多岐にわたる行政ニーズにおこたえしていくことにあわせて、一方では本市の将来都市象を描く中で、本市といたしましては、この時期に進めていかなければならない行政課題の遂行を限られた財源の中でいかに調和させていくか、また常に前進していきたいところでございますが、御承知のとおり総合計画は本市の将来象の指針として策定させていただいたものでございまして、その具体化を図る手段として実施計画を立てて進めさせていただいているところでございますが、現在、御承知のように、下水道事業、稲沢駅周辺開発、土地区画整理事業など、比較的長期にわたり、しかも財源的には、いわゆる末広がり的な大規模な事業に着手をしているところでございまして、3ヵ年のローリングの短期的な計画で果たしていいのかどうか、長期的な計画のもとに進めるべきではないかとの御指摘ではありますが、社会経済情勢が激動する中でありますが、基本的には中・長期的の財政的動向も念頭に置きまして、現行の実施計画のもとに将来構想を実現させていただきたいと考えておるところでございますので、どうか引き続き御理解と御協力をお願い申し上げます。  詳細につきましては、また担当部長の方からお答えをさせていただきますが、特にそこの中で御指摘をいただいております、いわゆるごみ焼却場とか、市民病院にかかわる大規模の事業が山積しているのじゃなかろうかということでございますが、全くそのとおりでございまして、この課題事業、御案内の、いずれも多額な事業費が要するものでございまして、これらの問題は市民生活に直接影響を及ぼすものになってまいっておりますので、いつまでも猶予されるものではないと考えております。  特に衛生組合の焼却炉の改修については、いわゆる構成団体であります祖父江町、平和町、至急に調整するとともに、財源対策について新たな対応をしていかなければならないと考えておるところでございます。  いずれも大規模の課題事業でございますが、当該事業の着手前までにはできる限り財源確保に努めていかなきゃならないと、当該事業の実施による他の事業への影響や後年度負担が大きくならないように十分な事前の対応を図っていかなければならないと考えておるところでございます。  特に、その中での市民病院の運営という御指摘もいただきました。自治体病院は地方公営企業法によりまして、公共性と経済性を相ともに発揮し、地域の住民の医療福祉に寄与するものでなければならないと考えておるのでございまして、病院建設につきましては、現在、病院、いわゆる院長先生を中心に検討をしていただいております将来計画企画委員会というのをつくっていただきまして、何とか本年度じゅうにイメージプランをまとめていただくようにお願いを申し上げているところでございまして、先ほど御指摘いただきました前住田市長さんのときに、平成10年には手をつけようと、50年の一つの節目でかけようというお話があったということでございますが、財政的に、一応この平成3年からの、この日本の経済を支えております財政収入等も大変陥ってまいったことは先生も御承知のとおりでございます。  そういう中で、私ども、いわゆる今日まで継続してまいる事業につきましては、そのように継続をしてまいりました。例えて申し上げますと、一つの柔剣道場にしてみても、1年に2校ずつということが今年におくれてしまった中学校の柔剣道場、稲沢地区の皆さん方には大変申しわけございませんが、そんなようなことによって、いわゆる経済の動向によりまして、私どもも早くしなければならないということに思っているものの、やはりそうしたこの大きな流れの渦の中に多少巻き込まれまして、おくれる可能性が出てきているんじゃなかろうかと思っております。  特に、この将来の総合計画の稲沢市のあるべき姿を示したものでありますが、市民、行政が一体となってまちづくりを進める指針として位置づけていかなければならないと考えております。したがって、総合計画に盛られております計画事業は、社会経済情勢の変化もありますが、将来的にすべてを行わなければならないと認識はいたしておるところでございます。  この総合計画の実現の具体的な実施方向につきましては、社会情勢、緊急性、重要性及び投資効果並びに長期的な財政状況を見通し、財源確保もし、なおかつ最優先順位を決めながら、3年間のローリング実施計画を基本に進めてまいらなければならないと思っております。  大規模事業実施に係る職員の対応につきましては、現在人件費の比率の状況から見ますと、将来の財政運営を勘案した場合、職員増は好ましくないと考えておりますが、特に特殊資格者の職員以外はできる限り現職員数の中でやりくりをしていただけねばならないと考えているところでございます。  また、山積いたします課題事業を実施するには多額の財源を必要といたしておりますので、施政方針等でも述べさせていただきましたように、将来の財源確保のために、いわゆる幹線道路の整備、土地区画整理事業等基盤整備事業を最優先に行い、財政基盤の充実を図って他の事業を推進していかなければならないと考えておるところでございまして、いずれにいたしましても事業を計画的に推進していく上においてはいろいろな方法があると思いますので、またいろいろな形で先生方の御提言も考慮し、研究しがてら進めてまいりたいと考えておるところでございます。  実施計画の策定、事業の最優先順位、方法及び大規模事業の実施、財源確保につきましては、担当部長の方から答弁をしていただきます。  続きまして市民会館の成人式の件についてお尋ねがありましたが、過日、新聞報道におきまして、来年の成人式を市民会館の仮オープンとしたいというような発言をしたのではないかというお話でございますが、私は直接そのような言葉で表現をいたしたものではございません。これは、新聞社の方がどのような形で書かれたかということを私も知っておりますが、3月市議会でも申し上げましたように、私は、成人式は新しい市民会館で祝ってあげたいという願望は今でも持っておるところでございますが、このことにつきましては、担当の教育委員会の方でもそのような方向で、現在いろいろと課題を検討していただいておると聞き及んでおります。これがはっきりした段階で公表することになろうかと思っております。  最後になりましたが、救急救命士の養成計画はどうかというお尋ねでございますが、救急救命士につきましては、救急患者救命率の向上を目的といたしまして、高度な救急活動を行うための新たな資格制度を定めた救急救命士法が平成3年4月23日に公布されました。これによりまして、救急救命士は救急現場や、また搬送途上において心肺機能が停止の状態にある傷病者に対しまして、医師の指示によりまして3項目の救急救命処置が行えるようになったと聞き及んでおります。救急救命士の資格を取得するには国家試験に合格をし、厚生大臣の免許を受けなければなりません。また、国家試験の受験資格につきましては、救急業務に5年以上、または 2,000時間以上の実務経験を有する救急隊員であって、新たに 835時間以上の教育訓練を受けた後に与えられると聞き及んでおります。稲沢市ほか二町消防組合におきましては、救急救命士の養成につきまして、本年度に1人、平成7年度から毎年2人ずつを養成機関に入所させていただくようにお願いをいたしておるところでございます。高規格の救急車につきましては、来年度購入をするというような計画を立てているところでございます。以上でございます。 ◎教育長(河合三智麿君)  成人式についてお答えします。  来年の成人式につきましては、市民会館準備室、女性青少年課を中心にして、庁内の関係課と、1月15日前の開館工事の状況、対応方法等を検討中でございまして、これが総合的にまとまった時点で教育委員会としての方針決定をいたして、市長へも報告させていただく予定になっておりますので、よろしくお願い申し上げます。 ◎市長公室長(福本雄治君)  まちづくりの方法の中で、組織的な人事について等、お答えをさせていただきます。  現在の実施計画につきましては、各課で見積書を作成しているところでございまして、御指摘をいただきましたとおり山積する課題事業は長期的な大事業のものが大変多くございまして、3年間の財政状況だけでは判断することがなかなか困難でございます。したがいまして、それに伴いまして本年度から基本計画のすべてについて、平成17年度までの事業スケジュールを記入する様式を新たに加えておりまして、財政状況を見ながら、事業の重要性、緊急性、投資効果などを勘案して、優先順位を全庁的な合意の中で進めさせていただきたいと考えております。  また、大規模事業につきまして目標年度を決めて進めさせていただいておるところでございますが、諸般の事情によりましてこの事業がおくれた場合、財源は他事業に振りかえられるというような場合が今まで多々ございました。こうした状況も勘案する中で、今後は完成目標がおくれた場合には、その財源をできるだけ基金等に積み立てる措置を考えてまいりたいと考えておりますし、さらに実施計画と決算数値の間で多少の差が出るわけでございますが、これらの差につきましても目標する事業に積み立て措置する等の手法を考えてまいりたいと考えております。  それから、これら大規模事業に伴う職員の増はということでございますが、ただいま市長がお答えさせていただきましたとおり、極力、特殊な資格者を除いては現勢力の中で進めさせていただきたいと考えておりますので、よろしくお願い申し上げます。 ◎総務部長(中村文彦君)  平成5年度の決算見込みについてでございますけれども、それについてお答えを申し上げたいと思います。  歳入歳出の差引額は12億 6,000万円余でありまして、繰越明許費、継続費の逓次繰り越し等の翌年度繰り越し額を控除しました実質収支額、いわゆる繰越金は12億 3,000万円余でございます。このことから、実質収支額を標準財政規模で割りました実質収支比率は 7.7%、実質収支額から前年度実質収支額を差し引いた単年度収支額は2億 4,000万円余の黒字となったものでございます。  また、財政調整基金の積み立て等を勘案した実質単年度収支についても2億 7,000万円余の黒字となったものでございます。この結果、繰越金の使用可能額は当初予算で4億 8,000万円、今回の補正で 7,000万円余の計5億 5,000万円余を既に計上させていただいておりますので、今後使用可能額といたしましては差し引き6億 8,000万円余でございます。以上です。 ◎市民病院事務局長(谷勇君)  まずオーダーリングシステムの導入の状況でございますが、現在、このオーダーリングシステムにつきましては、第1次ステップといたしまして、昨年の1月からまずカルテ自動検索システム、そしてまた自動再来受け付けシステム及び予約システムを稼働させていただいているわけでございまして、このオーダーリングシステムを実施するための環境整備を行ってきたところでございますが、本年度は2次施設といたしまして、外来処方システムを稼働させるべく進めているわけでございます。この外来処方につきましては、診察現場から薬剤の現場の方に連絡するシステムのことでございます。そんなようなことでございますが、今後におきましても、このような、いわゆる病棟におきましても病棟処方システム、そしてまた医事会計システム、検査システムを完成させていきたいと思っているわけでございますが、その完成の時期につきましては、今年度の処方システムの動向を見ながら、まだここ数年はかかると思っているわけでございます。  そしてまた、その効果と市民の反響についてでございますが、現在、おおむね病院における平均滞在時間といたしましては1時間から2時間弱で1時間45分ぐらいとなっているわけでございますが、この効果はまだまだ顕著にはあらわれていないわけでございまして、今後、オーダーリングシステムが有機的に結合し、総合的に稼働することによりまして、患者さんの待ち時間の短縮効果があらわれてくるものと考えておりますし、しかし、自動再来受け付け機を設置いたしましたことによりまして、受け付けが非常に簡単になったということで好評を得ているわけでございます。  そしてまた、次に県下の公立病院の移転改築等の状況でございますが、先ほど御意見をちょうだいいたしましたように、西尾の市民病院が最近では一番早いわけでございますが、平成2年2月に移転改築が進められたわけでございます。その少し前ではございますが、半田市民病院は昭和57年5月でございますし、そしてまた小牧の市民病院におきましても、あのように立派になったわけでございますが、それも平成元年4月に増改築がされたわけでございます。そのほか、現在この増改築を進められている、具体的に既に計画がまとまっている公立病院におきましては、今のところ既に豊橋市民病院が現在工事に着手されているわけでございまして、平成8年4月終了予定と、そのように伺っておりますし、またそのほか、市立岡崎病院は平成10年、そしてまた春日井の市民病院におきましても平成10年、蒲郡市民病院につきましては1年早く平成9年を目安に現在進められております。  そしてまた、御意見をちょうだいいたしました尾西市民病院におきましては、現在建設準備室は設置されていますが、具体的な計画はまだ伺っておりません。そのような状況でございます。  そしてまた、病院に対する交付税の額でございますが、ちなみに平成5年度で申し上げますと、特別交付税におきまして1億 186万 4,000円、普通交付税といたしまして2億 5,510万 5,000円、合計3億 5,696万 9,000円をいただいておるものでございます。以上でございます。 ◎教育部長(家田鐵彦君)  市民会館建設事業につきましてお答えさせていただきます。  初めに、家田室長並びに服部副主幹の療養に対して気を使っていただきまして、まことにありがとうございます。  準備室職員2名が入院中でありますし、またその内容は、準備室の残り室員2名だけで事務上また健康上大丈夫かというお尋ねと、協会職員の採用予定は、あるいは協会職員の研修計画と他会館への派遣予定はという御質問でございますが、お答えさせていただきます。  市民会館開設準備室の家田室長及び服部副主幹の病状につきましては、家田室長が5月25日から、服部副主幹が5月9日から市民病院へ入院中でございます。病気休暇の届け出は、家田室長が当座1ヵ月、服部副主幹は5月から延べ3ヵ月の休みとなっております。このため、準備室といたしましては、現在職員は2名となっている状態でございますが、会館の管理職員2名の応援、また教育委員会、各課長さんにお願いいたしまして、職員の協力を得ながら事務を遂行いたしているところでございます。市を挙げての大きな事業でございますし、事務の支障は許されないところであり、長期間、こうした変則的な状態は好ましいことではございませんので、状況によっては何らかの措置をしていかなければならないと考えているところでございます。  次に協会職員の採用計画でございますが、この4月の文化事業対応の2名に引き続きまして、10月には会館事務職員として2名の採用を予定いたしております。この6月15日の市広報にも募集案内の記事を掲載しております。また、協会職員の研修計画で、他市の市民会館への派遣予定につきましては、この8月と12月に名古屋市民会館へ派遣し、自主文化事業の準備から実施までをみずから体験できるように手配がしてございます。  次に会館利用の細目、貸し館、使用の受け付け等、今後の事務日程はどうかということと、開館記念事業とそれに続く7年度事業の予定はという御質問でございますが、会館利用案内等、今後の事務日程でございますが、現在、会館備品使用料等の規則をつくる作業中でございます。これが明確になった時点で広報等で会館利用案内をさせていただき、会館使用の仮受け付けの開始は今年の10月を予定いたしております。  開館記念事業といたしましては、オープンを記念して、施設のお披露目と会館の今後の可能性、すなわちすぐれた芸術文化の観賞と創造活動を積極的に推進していく意味から、3日間程度の期間で多く市民の方々に足を運んでいただける演目をバランスよく展開していくと同時に、市民みずからも舞台に立っていただけるような機会を予定しております。  具体的には、開館記念セレモニー、名フィルプラス市民合唱団コンサート、石川さゆりショー、市内文化団体等の発表会等を予定しております。この費用は、当初予算でお認めいただいておりますが、 2,000万円でございます。また、7年度自主文化事業につきましては、開館1年目のイメージアップを必要とする大切な年度でございますので、大中ホールとも音楽から演劇まで幅の広いジャンルの中から市民に親しまれるメニューを選択すべき、現在準備室と管理協会職員で事業を企画中でございます。この事業の中には、地元放送局との協催企画、国・県文化事業の移動公演、地元芸術家の発掘・育成事業等も含めて、事務局でただいま検討中でございます。            (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(鈴木幹雄君)  河村三朗君。 ◆19番(河村三朗君)  休憩動議を提出いたします。            (「賛成」と呼ぶ者あり) ○議長(鈴木幹雄君)  ただいま河村三朗君から休憩動議が提出され、賛成者がありますので動議は成立いたしました。  本動議のどおり決することに御異議ございませんか。           (「異議なし」と呼ぶ者あり)  御異議なしと認めます。よって、暫時休憩いたします。                         午前10時29分 休憩                         午前10時46分 再開 ○議長(鈴木幹雄君)  休憩前に引き続き会議を開きます。  答弁漏れはございませんか。  加藤市長。 ◎市長(加藤勝見君)  実は、先ほど私、高規格救急車については来年度手配するという答弁申し上げたんですが、実は、これ今年度もう既に予算を消防署の方へ出しておりますので、まことに申しわけありませんが、来年というのを今年度ということに訂正をいたします。 ○議長(鈴木幹雄君)  飯田瑛一君。 ◆17番(飯田瑛一君)  それでは簡単に2回目お尋ねをしておきます。  最初にこれ市長さんと議論しておきたいと思うんですが、12年間の計画を示して、そして3年のローリングプランでというお話であります。これはどういうことかといいますと、これは議員の一人として、第3次総合計画を認めた一人の責任として申し上げておくんですが、市長は来年改選です。で、3年間は財源手当で保証しますが、それ以降はありませんよということは、一つの議論として出てくるものです。ということは、市長はかわったらその後はどうなるかわからん、3年間だけは保証してあるという内容の計画であってはならないという議論も出てくるわけです。その意味で、これだけの課題事業で長期計画事業を抱えるとするならば、当然、その○△×の出来高は別にしろ、今できる最大の努力をして、その裏づけ作業は、これは案を発表した責任者の当然あるべき姿であり、それを認めた議員の責任でもあると思っております。つまり、市長がかわったらこの計画は白紙になるということはあり得ないわけです。つまり、計画は進むけれども、その裏側の財源がないということは考えられないわけであります。それが 120%なのか、 100%なのかはわかりません。しかし今、変動の激しい経済状況の中でできる最大の努力をして積み上げることがなければ、変動を理由にそのことを怠るわけにはいきません。つまり、評価は別にして、今できる努力を怠るということは、放棄するということは、私は無責任だと思っております。だから、工期として当然計画をつくったならば、それに次ぐ財政計画はつくるべきです。また、なければならないというふうに考えています。ですから、市長がおっしゃったように、これは議会人の責任として、そして市民の全戸配布をした最上位計画に裏づけのないような話は、これは信用されません。  また、もう一つは、これだけ、簡単に言いますと、農村投資から建設投資に変えて、そして市役所の課長、部長が責任を持ってやらないかんわけでしょう、簡単に言えば。だから、公としてこういうふうにさせてくださいという計画をつくったわけだから、お金も安心して、こういうふうにやります、変わった場合は先ほどおっしゃったように基金を積むなりいろんな対応をしながら、その変化に対応しながらやっていかないとできないということでしょう。  だからその意味で、私は後で伺いますが、建設部長、都市開発部長、そして下水道部長、教育部長、あなた方は各部の責任者としてそれぞれ計画を持ちながら、その財政計画は12年間お持ちなのかどうか。そして、それについては大丈夫なのかどうか、私は今まで聞いてきました。たまさか駅開発については、財政変更あったんですね、当初。いみじくも下水道部長は一生懸命苦労して、そのかわりにあまり公表もしたくないけれども、供用開始までについては、何とか格好はつくってみましたというようなトータルなやつをつくられました。私は、そういう作業こそが本当は一番大事なことで、それらが積み重なって役所のその12年の計画になるのであり、またそれがアバウトであったとしても、おおよそのコンセンサスと理解を得ない限りは前へ進まないだろうと。そして、皆さんが責任を持って執行しようという努力がされるのが建設投資なんです。ですから、3年間だけ組んであるんですが、後はどうなるかわからんなんていう話は、これはだれも信用しません。ですから、きのうのような坂上議員が「これ、どうだ」とおっしゃったときに、いやあ、これはできる、できないなんて話は、財源はなきゃできるわけはないじゃないですか。
     ですから、もう皆さんの頭の中には、3年間は責任を持っておりますがそれ以後はありません、そういうことでしょう。それ、現場へ行って、言えますか。ですから私は、私たち議員の責任は、あなた方、何を議論しておったんだと言われるに決まっておるじゃないですか。市長がかわったらその後の財源ないから、どこへ行ったってわかりませんなんて言えませんよ。ですから、このことは可、不可は別にして、責任としては、また責任があるので、私は執拗に申し上げておる。その意味で、きょう、あしたということは申し上げませんが、その努力はしていただきたいし、やるべきだ。その意味で、このことは大いに議論をさせていただきたい、そう願っておりますので、お答えをいただきたいと思います。  逆に言うと、8年の福祉計画には国や県の財源がないから計画だけです、そう言って投げ出してみえるじゃないですか。そういうことでしょう。逆に、自分がつくることを怠っておいて、よそからもらうことについては投げる。国も県も減収だから、予算が来ない、補助金が来ない、大変な時代でやっていかないかん。だからこそ必要なんでしょう。だから、人からもらうときは文句を言って、自分が出さないかんやつを怠っておるということは、議論は逆さまじゃないですか。その意味で、この大事なことは、お金のないときだからこそ、なおさらシビアな計画が要るじゃないですか。それを申し上げたいわけです。その意味で、効率的な使い方をしなくちゃいけないわけですから、市長が市長の時代に計画をつくったんだから、それが可であろうと不可であろうと、市長の政策判断に基づいて優先順位を決め、そして財政計画をつくり、それが総合計画じゃないですかと私は申し上げているということを、ひとついま一度御答弁をいただきたいと思います。  ちなみに先ほど御答弁がありましたが、繰越金の6億 8,000万円余が今後使用可能額と御答弁をされましたが、この余裕財源を何に使う予定をされてみえるのかお尋ねをしておきます。これは9月対応になると思うんですがね。で、財政的課題が山積みをしているわけでありますから、将来を見据えて、事業の目的基金等、積み立てるべきではないかと考えておりますが、これは需要もありますし、ニーズもあることでありましょうから、市長のお考えについてお尋ねをさせていただきたい。ただ一つだけ言えるのは、市長にお願いでありますが、確かに事業は山積みをしているわけでありますが、きょう、あしたのこともありますが、稲沢50年の歴史の上に立って、私は、明解な、さわやかな市長の判断についてお尋ねをしておるわけでありますので、お答えをいただきたいと思います。  それから、まちづくりについてはいろんな議論がありました。そして、いみじくもまちづくりの方法の中で、私どもの安井議員も御提案を申し上げました。そして各委員さんから、本議会においていろんな貴重な提案がありました。いずれにしても、この稲沢市が建設投資を始めて、農村都市を、市街地を形成して、住環境を整備する基盤整備をやっていくということは、政策からいえば歴史的な転換の時期に来ていることは事実だと思うんです。それで、中身も変えずに、方法も変えずに、このまま前と同じ行き方でできるなんて考えはありません。そして、地元議員にすがってやるといういき方も、これも今まで以上に大事なんですが、もっと大事なことは職員の方が意欲を持って、そしてリーダーシップをとって、そして役所の信頼性を高めて、住民の理解を得ていく道筋の中で、行政主導でまちづくりが行われなければできない話だと思うんですね。その意味では、私はスタンスは変えなければならないと。今までと同じことをやっておってはできないだろうと思います。その意味で、私は市長のリーダーシップを期待しております。その意味で、これから新しい稲沢をつくっていくという転換期に差しかかっていることは、財政を見れば明らかです。予算はみんなそっちへ流れるじゃないですか。その意味でひとつ、私は手段も方法も、簡単に言うと、開発公社にしても機能としては今までと同じような内容じゃないでしょうと。駅の跡地にしても、道路にしても、公共施設にしても、これからは、本当に将来を見据えた先行投資が必要でしょう。それについては、効果が必要でしょう。費用が要るんでしょうけれども、しかし、それが果たして効果的なのかどうかの選択肢は今まで以上に問われますよ。機能はこのままでいいんですか、役割はこのままでいいんですかということを、かつての従来のパターンではいけませんよということを、このまちづくりの方法について、各議員さんからの御意見がそうじゃないんですか。その意味で、新たなスタートを切られるに当たって、また市長が改選を1年後に控えて、本当にふんどしを締めてこの1年間乗り切っていただかないと、次の稲沢はない。ただ単にあるのは、1冊の本しかないということでありますので、この辺をひとつ御理解いただいて、いま一度御答弁をいただきたいと思います。  それから、これは継続で伺っておるわけでありますので、駅開発で都市開発部長にお尋ねをしておきますが、駅についても申し上げておきますが、いまだかつて財政計画が出ないような事業はありません。ちなみに私、全国歩きました。で、駅の特定再開発をおやりになっている事情も伺いました。全部とは言いませんよ。しかし、こんな大事な事業、また国の予算をいただいて、そしてまた多くの住民の方にいろんなコンセンサスをとりながらお進めになるわけでありますので、私は、過去は過去だと思います。ただ、これからは聡明に歩いていただきたい。そして、本当に開発は大変なことでありますが、しかし、これも下がるわけにはいかないわけでありますので、ひとつ事業資金計画については大体いつごろだったら可能なのかについて、見通しで結構ですが、お尋ねしておきますので、お答えをいただきたいと思います。  それから次に、市民病院について、ちょっと順序が逆になりましたが、お尋ねをしておきますが、これも助役にお尋ねをしておきます。  平成10年が創立50周年で一つの節目になるというのは、飯田 勇議員の質問に、来年が建って50周年だとおっしゃって、お話がありました。その一つは、建って50年というのは一つの節目だと思います。その意味で、私、今の市長のうちにやっていただいてお願いしたいことは、アクションプログラムとしては、これは運営費補助金3条、4条でこの努力をしてみえることはよく理解をします。しかし、病院に一方的にこれから建てかえたら赤字になるのか黒字になるのか答えを出せとぶつけるだけではなくて、経営者は市長なんだから、市長は、役所自身も、それなりにその答えについては自分で持つべきだと思うんです。それで、両方足して、その上で判断すべきだと思うんです。それを、現在運営していかないかんこと、それから新しくやらないかんこと、つまり、今のまんまがいいのか、それともどうすべきなのかのアクションプログラムは、自分で努力もしなければならないということを言っておきたい。その意味では、この病院のメンバーの方に、これは赤字になるのか、黒字になるのか答えを出しなさいと言って一方通行では、これ以上進まないと思います。なぜなら、一生懸命努力しておる本人がどうなるのかって、一生懸命やっておるのはその範囲を超えないからです。ですから客観的な姿勢で、前に行政改革で 400万かけて、そして委託を出して、役所の診断をしていただいてその評価をされたという手法を用いられたわけですので、当然そういう方法も選択肢の一つにあっていいし、また庁内でプロジェクトをつくって、それなりに検討委員会をつくっておやりになるのも結構ですし、私は申し上げたいのは、今できる最大の方法をすべきであって、あれに任せてあるから答えが出てくるだろうなんていう安易な考え方はよくないということを申し上げておきたい。事態からいけば、ほかがすべて終わっているのに、この稲沢市だけは福祉の拠点をほかっておくということについては、市長は福祉を置いていったのかということにもなりかねない。その意味で、先ほど申し上げたように、稲沢市内で40万人も使用するわけですから、年間。その最大利用施設を何もしないという、現行で保って何年もたつということはあり得ない。その意味では、いま一度具体的なアクションプログラムについて今後のお考えについて、これは検討課題として結構ですが、コメントをいただきたいと思いますし、私は今のまんまではよくない、そう思っております。  それから、先ほど局長から御答弁がありましたが、確かに病院については、経常経費については決算数値で出てくるわけでありますが、特別交付税、一般病床、結核病床、救急病院、それから普通交付税としては、需要額として病院の運営経費等、つまり自治体病院が果たす役割もありまして、だから認知されておるこの課題の中で、一家のうちの中で果たす役割は、それなりに稲沢市の市民病院は、利用率以外、また経常経費以外には、こうした役所が入っておる部分もあって、役割としては果たしているわけでありますけどね。そういう意味で、私は福祉の拠点だというふうに申し上げていることを忘れないでいただきたいと思います。  それから次に市民会館建設事業についてでありますが、どういうことかといいますと、今、教育長は御答弁になったんですが、市民会館でやれるやれないという議論は特別委員会にお任せするとしまして、私が申し上げるのは、仮にあそこで成人式を行った場合、この間、文教委員会では成人式の費用は 105万円という、企画とか運営とか費用があるという内訳をお話しになりました。そのとき市長はお見えになりませんでした。それで、私が申し上げているのは、例えば市民会館をお借りしておやりになるのは結構だ。しかし、電気、ガス、水道、そして照明から当然空調も要るでしょう、後の壊したときの補償も要るでしょう、簡単に言いますとね。つまり、従来使った予算の数十倍の費用をかけてあそこであえてやられるのか。今までどおりのところでおやりになれば、その 105万円の計上で、ただでお使いになって、そしてその予算でおできになる。1年後には黙っておったって市民会館は立派に完成しておるわけですから。条例に基づいて使用ができるわけです。ですから、私はその余分に 500万、 1,000万をかけて、仮オープンとは言えませんけれども、あえて危険を冒して、そして昨年も一昨年もあれだけ暴れて市長は怒られた。そして何が起こるかわからんというところでおやりになるについては、余りにも税金がむだになるので、可能であれば構いませんが、しかし、そうであるならば総体的に判断が必要なので、ただでできるわけじゃない。あそこでおやりになればそれだけのファクターを背負うことになるので、行政判断はそれでよろしいのかという意味でお尋ねをしておるわけでありまして、私は、市長がさっき銭がない、非常に厳しいとおっしゃったので、あえてむだ遣いをされる必要はないので、どうしても可能だと、そして経費的にも本当に少なくて済む、安全だ、みんなが喜んでやれるんだ、すべてのトータル状況が備われば可能でしょう。しかし、そうでないならば、私はあえてそこでおやりになる意味はないんではないかということを申し上げているということをひとつお忘れないでいただきたい。いま一度、教育長から今後の課題だとおっしゃったので、これはそのことも参考に添えていただいて、市長のお気持ちはお気持ち。しかし、市民の声として、また総体的な判断として増加の価値観についてはこれは評価に上がることですので、お尋ねをしておきます。  それから市民会館の使用についてはお答えをいただいたわけでありますが、一つ市長に苦言を呈しておきたいのは、昨年の6月に準備室を、私は、その半年前からつくれ、つくれと申し上げた。そして、私一人じゃない、皆さんがおっしゃったからできたわけでありまして、3人の議員の皆さんの御理解があって、市長が苦笑してつくられたわけであります。ただ言えることは、私は当時、室長になられた方が病床であったと。寝てはお見えになりませんでしたが、患ってみえたことは知っておりました。市長もそのことを御存じだった。私はこのことを確認して、今、職員の方で市民病院へお世話になっている方が、議員も含めてあります。簡単に言うと、精神的に肉体的に病気だというのは本当につらいことです。ですから、経営者は、その責任者としては、その方の病状はどうなのか。突発的にかかったというのはやむを得ない部分があるんですけれども、このことについては、これからはよく見てあげていただきたい。そして、その方が何ともならんようになってからどうしようなんて話は、その方にも家族や身内がお見えになりますし、親族もあるでしょう。この会社へ勤めて本当によかったと思われるのか、この会社へ来たら怒られるだけで、死ぬまでこき使われるのか。本当に心あるってさっき市長はおっしゃったけれども、私はこの会社へ勤めて本当によかったと言っていただけるような体制をつくっていただきたいことをひとつお願いしておきたいと思います。ですから、お互いに人間でありますから、病気にかかることは当然であります。ただ、元気なときはいいんですが、心も病にかかったときには一番つらいので、そのことについては、今まで以上に配慮があってしかるべきだと思います。その意味で病気になったからすぐ次を入れるとか、たまさかちょっと議員総会でおっしゃったけれども、私はそういう意味で申し上げておるんじゃなくて、その方が再起可能なのかどうか、そして補充で間に合うのか、それとも、きちっとつくらなければならないのか。私は、その病気で病んだ人たちの将来もよく考えて配置を行っていただきたいことをひとつお願いをしておきたいと思います。その意味で、この間、終わったらすぐ人事をやるとおっしゃったけれども、しかし、そのことの範囲については市長の執行権の範囲ですから、私たちがとやかく言う問題ではありませんけれども、しかしこの会社に勤めてよかったと思われるような判断を、または政策を打っていただきたいことをお願いして、これは市長に一言御答弁いただきたいと思います。  ちょっと長くなって申しわけないんですが、最後に、開館記念事業についてお答えがありましたが、私は費用と効果の問題でいま一度御答弁をいただきたいと思うんですがね、このことについては、費用は 2,000万使うとおっしゃった。石川さゆりが来るとおっしゃったけれども、3月24日、25日、26日、3月末、その後には、厄介なやつが二つ控えておりますので、ひとつこのことについては、本当に市民の喜ぶような内容で、簡単にオープン記念の内容があったんですが、その辺をもう少し詳しく御報告いただいて、お願いしたいと思いますので、これで2回目を終わります。 ◎市長(加藤勝見君)  長期的な考え方、並びにそれに伴いまして3年間のローリングについての考え方、課題事業の持ち方等につきまして、るる御質問があったわけでございますが、何にいたしましても、御承知のように稲沢市全体といたしましては大規模な事業が控えておりまして、こういうものを財源上いかに整理整とんして進めなければならないかということでございまして、先ほどお話しにありましたように、いわゆる市民生活に直結した影響する事業、すなわちごみの諸問題、そしてまたそれにつきまして、こういうものを先送りして、3年たってその後にというわけにもならん事業でございます。また、これに伴いましては1市2町、祖父江、平和町さんの足並みもありますので、そういうものを踏まえがてら、やはり私どもは進めなければならない。そうした中で、この事業一つ行うにしてみても、今お話しにありましたように 150億という膨大な金額になるわけでありまして、私ども稲沢市の大きさから考えてみますと、一つといえば、半年分の税を使ってしまうというような大きな事業でございます。こういうものを3年間にどうするということじゃなくして、やっぱり的確に受けとめ、継続すべきことは継続していかなきゃならんし、そして、その中で外していくものが途中に出てくるんじゃないかと思うんです。どうしてもこれは遠慮していただかなきゃならないという問題、そういうものを含めて、私は長期・中期的な計画をしっかり立ててまいりたいと、このように考えておるところでございます。  それから今、職員の問題がございましたが、実は、この名前を上げて、家田次長、いわゆる準備室長が病気であったということは実は私、全然わからなかったわけでございまして、病院にかかっているということも知らなかった。そういう中でよく頑張っていただいたと私は思っております。評価しております。御承知のように、稲沢市には 1,000人からの職員の皆さんが見えます。一部の方々は、不満で不満でしようがない方も見えるでしょう。また、一部の方は一生懸命やっておっていただく方もあるでしょう。また、一部の方は、やろうとしてもやれない方もあるでしょう。しかしながら、総トータル的に 1,000人の皆さん方がスクラムを組んで、私は市民のために鋭意努力をしていただいていると思っております。  ただし、今言われますこの準備室の問題につきましては、先ほどおっしゃっていただきましたようにゴールがもう見えておるわけでございますので、そのゴールが見えている間、もし万が一、静養していただいたということになりますと困りますので、何とか次の手を考え、なおかつこの現役復帰をしてみえたら、またその後、ポジションへと、このような配慮を申し上げておるところでございますので、その点につきましても御理解のほどをお願い申し上げたいと思います。 ◎助役(服部幸道君)  市民病院の件についてお尋ねでございますが、50周年に向けてという話がある中でございますけれど、御承知のようにいろいろな課題も持っております。やはりこうした大きな 180億からの事業におきましては、一定枠の基金、自己財源を持った上でないとスタートがしにくい状況にあろうかと思います。そうした中で、やはり時期をとらえて資金を一定枠確保した上でスタートをしないと、この 180億自身でも別地につくるところは予定がされておりますが、あとに残った施設の除去等の費用は見込まれておりません。だから、3分の1の土地を処分するにしましても、それなりに整備をする費用もそれに加えて必要となろうかと思います。これも自己財源で行っていかなければならないと。  当面一番大きな課題事業であります下水が始まってきております。先回からいろいろと御質問いただいておりますように、1平米当たりの単価抑制だとか、料金抑制だとかいう中ではすべて一般財源が必要とする中でございますので、これらも早く詰めまして、それからまたいろいろな課題事業等、大きな事業がございますが、それらも詰めた上でないと新たな資金を積んでいくような余裕は出てこんではなかろうかなあと。  先ほどから御質問をいただいております衛生組合の焼却場の問題でも、当初は半分ずつ壊してやっていこうかということで 1,412億の中では5億ぐらいの計画しかなかったものでございます。それが急に 150億になんなんとする事業が生まれてきたという中でございます。これらも、少なくても稲沢市においては二十五、六億基金を積んでいただかないと、3年間で自己負担をしていただけますものの、やはり後に残る所管財源の問題もございます。それらもすべて稲沢市の負担金として綿々と償還をしていかないかんということになりますので、やはり先ほどからお話がありますように、長期の財政計画等もまとめていただいて、やはりそこの中の何を進行していくかということも御判断いただかないかんというふうに考えております。  市民病院の場合は、不幸にして直し直しでもそれまでの成果を上げていただいております。そうした中で、早く建てかえるのは必要かと思いますが、新たに事業を起こしておりますものの進行も図ってまいらなければならないということも考えおります。  一番、下水の進行が進んでまいります。また、区画整理、新たにかかっておりますし、ヤードの問題も、今御指摘いただいたように、これも早く資金計画等の中身をとらえて調整をさせていただかないかんということを考えております。そうした状況でございますので、病院問題については、助役としてはちょこっと時間がかかるんではなかろうかなあと。少なくとも30億ぐらいの基金を積んでいただかないと、どうだいもという話がしにくいんではなかろうかなあと考えております。どうぞよろしくお願いいたします。 ◎総務部長(中村文彦君)  繰越金の使途の関係だと思いますけれども、その件につきましては、今後9月補正、10月補正、3月補正とそれぞれ3回の6年度の補正の時期がございますので、その時点時点におきまして、ほかの事業との整合性をとりながら考えてまいりたいというふうに考えております。 ◎教育長(河合三智麿君)  飯田先生のお話は、成人式はもとの体育館でやった方がいいだろう。何も費用がかからない、スムーズにいくんじゃないかというお話でございますが、私どもの教育委員会の中で話をしているところは、せっかく3月にできるならば、その前に少しでも使えるならば新しく成人される人が喜ばれるんではなかろうかなあという観点から、いろいろの方面から検討をして、もしできることなれば新しいところでやってあげたらどうかという問題が出まして、いろいろ検討をしているところでございまして、これについてはまだ費用もおっしゃるとおり増加するかもわかりませんが、また工事の面でもいろいろのことが出るかもわかりませんので、それをよく検討しながら、もう少し時間をいただいて決定していきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。 ◎都市開発部長(柴田昌生君)  お答えをさせていただきます。  まず、基盤整備事業を行うには膨大な事業費が必要であり、財政計画を立て、事業を進めるべきと思っております。お尋ねの稲沢駅周辺整備事業の総事業費につきましては、稲沢駅周辺の総合的な事業でございますので、公共が行うべき基盤整備事業だけを取り出しても数多くございます。これらを整理して概略の事業費をまとめてまいりたいと存じますので、概略の総事業費につきましては積算をいたしますので、いましばらく時間をいただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 ◎教育部長(家田鐵彦君)  市民会館の開館記念等についての御質問でございますが、3月24、25、26日を予定いたしておりますが、大ホールにおきましては3月24日に式典セレモニーを、そして25日は名フィルと地元演奏家によります市民合唱団コンサート等を、そして26日には石川さゆりショーを2回公演していきたいというふうに考えております。  また、中ホールにつきましては文化協会の発表会に充て、小ホールにつきましては美術協会等の展示会に充てていきたい。そして、その他、市民茶会等も同時開催をしていきたいというふうに考えております。特に市民参加をメーンにして、心温まるようなイベントにしてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(鈴木幹雄君)  答弁漏れはありませんか。  飯田瑛一君。 ◆17番(飯田瑛一君)  今、教育部長からお答えいただいたから3回目ですので、簡単に市民会館からいきたいと思いますが、今の開館オープン事業については、そのスケジュールで、その予算で、その内容でおやりになるということで御発表があったわけですが、先ほど市長さんがおっしゃったように、途中で病気になったり、いろんなことがあるかとは思うんですけれども、しかし、稲沢市の目玉の事業なんで、ひとつ立派に開館事業がオープンするように頑張っていただきたいなというふうに思います。  それから教育長にお尋ねしておきますが、今、稲沢の財政は非常に厳しい状態であるということは常々市長が言われていることで、私はむだなお金を使う余地はない。その意味で、ひとつこれから決めていかれるというお話ですが、むだのないように、税金は効率的に使っていただきたいなあと、そう思いますので、ひとつ参考にしていただきたいなあと思います。  それから市長に要望しておきますが、最初にお尋ねした赤峰市との友好都市5周年の訪問派遣の予定はあるかとお尋ねをした。当初計画ではないという。4月にお見えになって、この8月の中に行かれるということで、これは相手があることだからやむを得ないと思うんです。ただし、例のお金があろうとなかろうと、交流文化という建前からいきますと、私はやっぱり中国は義理の国ですので、そういう義理を欠くようなことはよくない。たまたま結果的には行かれることになって5周年ということをおやりになるということですから、それはそれでいいと思うんですけれども、お金の使い方にはいろんな議論があると思うんです。いいという人もいれば、いけないという人もいるでしょう。いろんな意見があっていいと思うんです。ただし、私は、信義、信頼は失ってはならないので、やっぱり中国という国は、そうした信義の国ですので、当然こちらの事情は事情でしょうけれども、やっぱりそういうことは大事にしないと思うんです。ヨーロッパよりも特に中国の方が、私は、そのことは厳しいと思いますよ。そういう意味では、当然それでされるわけですから、それはそれで理解をするわけですので構いませんけれども、今後やっぱりそういうことは考えるべきだなあと思います。これ今のやつは要望ですから。  市民病院については、助役は30億とおっしゃったが、永久に多分できないでしょう。だって、これだけ課題事業を抱えてそれだけの余裕なんてありゃあしない。ということはやらんということでしょう。だから、結論は簡単なんです。  私はが申し上げているのは、やる方法についてのシミュレーションはあらゆる選択肢を選択してやるべきであって、今の方法がベターだとは思いませんよと。もっとほかに選択肢があるではありませんかと。だから、努力のしようについてはもっと努力のしようがあるから、それをやってみたらということを申し上げておって、今までのようにやっておっては、これからこんなに山ほど事業があったら、そのうちの外さない一つになっているのに、今までどおりではいけませんよと。だから、できるはずがないんですね。だから、聞いてみえる議員さんもそう思いますよ。市民の方もそうだと思うんですよ。市は、病院は、市長はやると言っておるけど、やれんのだなあという。はっきりはそういうことでしょう。だから、そうじゃないでしょうと。だから、その方法についてはどうしたらできるのか、このことについては一生懸命やったと。しかし、できたのか、できなんだかは結果は別だと思うんです。私、努力が足りないと言っておるんですよ、意味わかるでしょう。だから、ほかっておいたら、一応口はやるって言っておるけど、あの人はやる気ないんだって、そうでしょう、そういう結果ですがね。だけどそうじゃなくて、今の土地を売ったら、あれを使ったらこうなったから、ああなったから、どうするのかということも含めて、もっとプログラムを広げて検討すべきだというふうに申し上げておるのに、なかなか30億できたらやることになるといったら永久にやらんということですかね。だから、その辺は、いま一度、これは市長にお答えいただきたいけど、市長がその総合計画をつくったんだから、あなたの時代にその次にだれがなっても、あなたがなろうとも、だれがやろうとも、この線は変えないよと。これはやらないかんと、こういうものを続けてほしいということをやっていただきたいから申し上げているという意味を御理解いただきたいと思います。  それからちょっと御答弁が少しで物足りないけど、今の市民病院の役割と経営の中で、高規格救急車はことし入るっておっしゃったけど、いつごろ入るのか。それには、救急救命士はちゃんと整っているのか。その育成のプログラムはどうなのか、これは人があることなんで、こういうことだけはいま一度御答弁をいただきたいと思います。  最後は要望にかえておきますが、たびたび僣越なことを申し上げて申しわけないと思っておるんですけれども、私はこの稲沢の転換期は平成6年度予算から始まると思っております。その意味で、面整備や基盤整備や貯水池や土地開発は、これから道路整備も含めて大いに進んでいかなければならないでしょうし、課題の中で中心を占めるわけですが、これが余りにも長期にわたるがゆえに、また稲沢市全域にさわるがゆえに、これから課題は行政能力としては莫大なものがあると思うんです。その意味で、人材が必要だし、人が必要だし、リーダーシップが必要だし、市長にちょっと申し上げたけれども、今までの役割とは違うわけだから、大いにひとつ部課長の皆さんは自信と責任を持ってこれから前へ進んでいただかなきゃならんわけですので、3月に申し上げたけども、私は人間を手段に使うう人は一番ひきょうだと思う。目的とは扱ってもいいけれども、人間を手段にして生きるような人は、私は人間としては一番最低だと思うという話を、3月の一番最後の質問で申し上げました。その意味で、市長、いろんなことがあっても、きのう日比先生がおっしゃったけど、一生懸命やって失敗して、それはあるでしょう。しかし、そのことを責めたり、足を引っ張ったりするのは一番ひきょうないき方だと思います。その意味で、今まで以上に時代は変わってきたので、皆さんが健康に注意をされて、決して人を手段として使ったりしないで、ひとつ目的としてお互いにいいライバルとして努力をしていただけることを要望して、3回目の質問を終わります。 ◎市長(加藤勝見君)  病院の今後のあり方でございますが、今おっしゃっていただきますように、当然これは福祉の拠点という中での事業でございまして、私どもは何としてもまず用地を手に入れなきゃなりません。今言われましたような、現在、7割、3割の借地、この問題等も考えていかなきゃならん、これも議会にお願いして処分しなきゃならないかもしれません。そういうことも含んで取り組んでまいりたいと私は考えておるところでございますが、これが今大変、こういう時期的に非常に厳しい時代でございますので、このタイミング等を見計った中で進めさせていただきたいと思っております。  それから救急救命士の件でございますが、この問題につきましては、高規格の救急車両を購入しないと学校へ入れていただけないということがございまして、今年度手当てをさせていただきまして、1名、とりあえず6年で、7年からは2名ずつが入学し、卒業させていただけるような計画を持っておりますので、この点につきましても、他市に比べて非常にちょっとおくれたわけですが、しかしながら、これもこの1市2町の取り組み方でございますで、ひとつ御理解のほど、お願い申し上げたいと思います。 ◎教育長(河合三智麿君)  市民会館で成人式をやる件については、飯田先生がおっしゃったことを心に置いて、まだまだ検討をしていく余地が相当あると思いますけれども、完成が3月になっておるので、その前にできることならば、新しい成人の方が、たった1ヵ月かそこらのことで、なぜおれたちは新しいところでやれなかったなあということがイメージに残るかもわかりませんので、できることならば喜んでいただいて、これから稲沢市を背負っていく成人でございますので、その新しいところで気持ちよくやってあげれたらどうかなあという考え方を持って、今現在進んでおるところでございますが、おっしゃる費用の問題等については、非常に私も、体育館で費用をとってそれぞれやればそれで済むけれども、私たちがそういう努力することによって、新成人がハッスルしてくれることが私たちは非常に期待を持っておりますので、できることなればそういう方向に進みたいと。しかし、多額のあれがかかれば、私たちも教育委員会に諮りまして、いろいろ検討をさせていただいて今後進めていきたいと思いますので、よろしくお願いを申し上げます。飯田先生の心を心として受けとめて、そして進んでいきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ◎助役(服部幸道君)  今は、私の立場としては資金の問題で申し述べたわけでございます。お互いに、病院、理事側ともどもよく詰め合って、利益が上がるように努力して、積んでもらう部分は積んでいただき、また私どもの方も積めるときには積んで、決してやらんというわけじゃございません。やはり安定経営をひとつお願いしてまいりたいと思います。よろしくお願いいたします。 ○議長(鈴木幹雄君)  答弁漏れはございませんか。  答弁漏れもないようでございますので、これをもって質疑及び一般質問を終結します。  お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第43号から議案第51号に至る各議案は、お手元に配付いたしてあります議案付託表のとおり、それぞれの関係委員会へ付託いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。           (「異議なし」と呼ぶ者あり)  御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。  議事の都合により、暫時休憩いたします。                         午前11時31分 休憩                         午後1時02分 再開 ○議長(鈴木幹雄君)  休憩前に引き続き会議を開きます。  次に日程第11、議案第52号稲沢市国民健康保険税条例の一部を改正する条例について及び日程第12、議案第53号公共下水道管渠築造工事(第5工区)請負契約の締結についてを一括議題といたします。  市長から提案理由の説明を求めます。  加藤市長。 ◎市長(加藤勝見君) (登壇)  本日、御提案申し上げまして御審議賜ります議案は、条例関係議案1件、法定議決案件1件でございまして、その概要について御説明を申し上げます。  議案第52号稲沢市国民健康保険税条例の一部を改正する条例につきましては、本年3月に地方税法が改正され、国民健康保険の低所得世帯に係る、いわゆる4割軽減の判定基準となる基本額が引き上げられたことに伴いまして改正いたすもの及び条例の規定いたしております国民健康保険税の税率、税額並びに賦課限度額について改正いたすものでございます。  平成5年度の国民健康保険事業状況を見てまいりますと、医療費の支払いでは、被保険者1人当たり対前年度比 2.6%の伸びにとどまり、税の調定では 3.4%の伸びでございました。また、支払い総額では、老人保健への拠出金を含めまして約1億円強の増加となり、これに対しまして保険税は 2,900万円の増加となっておるものでございます。景気が思わしくない状態の中ではありますが、引き続き国民健康保険の健全運営を図るべく、今回の改正をお願い申し上げるものでございます。  なお、このたびの改正につきましては、去る6月6日に開催をしていただきました国民健康保険運営協議会の答申に基づき、提案をさせていただくものでございます。  次に議案第53号公共下水道管渠築造工事(第5工区)請負契約の締結につきましては、公共下水道管渠築造工事(第5工区)を施行するに当たり、請負金額1億 9,776万円で請負契約を締結するため、地方自治法第96条第1項第5号及び稲沢市議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第2条の規定により、議会の議決を求めるものでございます。  以上が上程いたします議案の概要でございますが、詳細につきましては関係部長の方から説明させますので、よろしく御審議賜りますようお願いを申し上げます。 ○議長(鈴木幹雄君)  続いて、各部長の説明を求めます。  説明は簡潔にお願いいたします。 ◎市民福祉部長(佐藤公也君) ─────────────────────────────────── 議案第52号  稲沢市国民健康保険税条例の一部を改正する条例について  稲沢市国民健康保険税条例の一部を改正する条例を別紙のとおり定めるものとする。  平成6年6月16日提出                  愛知県稲沢市長 加 藤 勝 見 ───────────────────────────────────  今回の条例の一部を改正する条例につきましては、地方税法の一部改正並びに診療報酬等の改正、また助産費の支給の増額の改正が見込まれておる中で医療費の支払いに不足を生じるため、改正をいたしますものでございます。  第2条でございますが、課税額の限度額を定めるものでございまして、「44万円」を「46万円」に2万円のアップをするものでございます。  第4条につきましては、資産割額でございますが、「 100分の26.0」を「 100分の36.0」に 100分の 110アップするものでございます。  第5条の世帯別平等割額につきましては、「1万2,000円」を「1万4,000円」に 2,000円のアップでございます。  第9条につきましては、国民健康保険の低所得者世帯に係る6割、4割の減額について定めたもので、限度額以上算定された世帯が軽減対象となる場合、減額した後の額が44万円を超える場合は46万円とする規定でございまして、「44万円」を「46万円」に改め、同条第1号イ中につきましては、6割軽減に係る世帯別平等割額「 7,200円」を「 8,400円」に 1,200円の増額に改め、2号中でございますが、「23万円」を「23万 5,000円」に改め、これにつきましては4割軽減の判定基準となる基準加算額でございます。同号イ中につきましては4割軽減の世帯別平等割額でございまして、「 4,800円」を「 5,600円」に 800円の増額に改めるものでございます。  付則といたしまして、この条例は公布の日から施行する。  2につきましては経過措置でございます。  よろしく御審議のほど、お願い申し上げます。 ◎総務部長(中村文彦君) ─────────────────────────────────── 議案第53号  公共下水道管渠築造工事(第5工区)請負契約の締結について  公共下水道管渠築造工事(第5工区)について、下記のとおり請負契約を締結するため、地方自治法第96条第1項第5号及び稲沢市議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第2条の規定により議会の議決を求める。  平成6年6月16日提出                  愛知県稲沢市長 加 藤 勝 見                 記  1.契約の目的  公共下水道管渠築造工事(第5工区)  2.契約の方法  指名競争入札  3.契約の金額  金197,760,000円でございます。
     工事概要といたしましては、ヒューム管の直径 1,200ミリのものを、延長 283メーターと、人工ます3ヵ所設置し、推進工法で施行するものでございます。場所といたしましては、城見ヶ丘のバス停、中京銀行の前から東へ 283メーター行った県道尾西・清洲線の交差点まででございます。  4.契約の相手方 佐藤・山重建設共同企業体           代 表 者           名古屋市中区丸の内三丁目21番25号            佐藤工業株式会社名古屋支店            支店長 吉 田   弘  5.支出科目   平成6年度公共下水道事業            特別会計            第2款 下水道事業費            第1項 下水道建設費でございます。 ───────────────────────────────────  仮契約書を添付してございますので、よろしくお願いをいたします。 ○議長(鈴木幹雄君)  説明が終わりました。  これより質疑に入ります。  質疑はございませんか。            (「議長」と呼ぶ者あり)  飯田 勇君。 ◆29番(飯田勇君)  国保税の値上げについて質問します。  今回のこの税率の変更は大幅値上げだと思います。したがって、1人平均幾ら上がるか、それから1世帯平均で幾ら値上げになるのか、それから3人家族標準世帯で幾ら上がるかということを、まずお尋ねします。  そして、これは市長に特にお聞きしたいんですけれども、政府、財界が不況対策として公共料金を抑えに抑えて、国民の暮らしを守ろうと。しかも、所得減税もやっておると、こういう情勢下にあって、稲沢市だけ大幅値上げするという政治姿勢、その辺について市長のお考えを問いたいのであります。  なおも基金が4億 7,000万円ぐらいあるというお話しなんですが、それだけ蓄えてあって、なおかつ税率を上げて値上げするというのは、私はけしからんと、このように思うんです。その辺の御答弁をお願いします。  それから、特に今回の特徴は資産割が、これは26%から36%、10%値上げですね。愛知県下30市の中で資産割の率が何か27位だという一覧表をいただいたことがありますが、固定資産税が評価替えによりまして、しかも負担調整で年々上がっていくということを見込んで、この10%値上げをしたんじゃないかと。固定資産税そのものに市街化区域と調整区域で大変税額そのものに矛盾がある、そういう中で大幅な値上げというのは、大変市民にとって矛盾が出てくるんじゃないか、このことを懸念するわけでありますが、なぜこのような大幅値上げをなされたのか、その点もお尋ねいたします。  以上です。 ◎市長(加藤勝見君)  どうしてこのような大幅な値上げをしたのか。また、稲沢だけこうしたんじゃないかという御質問でございますが、近隣市町、やっぱり同じような形でお願いを申し上げていると承っておりますし、御承知のようにこれから高齢化社会を迎えるにつきまして、やはりある程度の蓄えというものも必要でございます。今、先生のおっしゃっていただいた4億 7,000万円という金額につきましても、やはり近い将来には少しずつは取り崩していかなきゃならないというような事態になってくるというようなことで、きょう御質問等も飯田瑛一さんからもありましたように、やはり蓄えるべきものは蓄えておかなきゃなりませんし、将来を見きわめた中でこのようにお願いを申し上げたところでございます。 ◎市民福祉部長(佐藤公也君)  今回の値上げで1人当たり、また1世帯当たり、また標準世帯でどれだけ上がるかということでございますけども、1人当たりでは、昨年の決算見込みと比較いたしまして 2,819円でございます。世帯当たりでは 6,462円、標準世帯では1万円と見込んでおります。  それから資産割はということでございますが、大幅に上がったということでございますけれども、私どももいろんな想定をいたしまして運営協議会にお諮りをさせていただきました。私どもとしては、本来ならば基礎額が上がるところを本当は上げて、なるだけ平準化にしていきたいというような思惑もあったわけでございますけども、運営協議会の中で、それでは低所得者数のために大きく響くんではなかろうかというような御意見等も踏まえながら、応能割の方でこのようなふうにアップをさせていただいたことを御理解いただきたいと思います。  以上でございます。 ○議長(鈴木幹雄君)  ほかに質疑ございませんか。            (「議長」と呼ぶ者あり)  飯田 勇君。 ◆29番(飯田勇君)  基金が4億 7,000万円あるんですから、これ全部基金を使えという意味じゃありませんけれども、私は値上げしなくてもいけるんじゃないかと。ほかの市町村もそういうような値上げをしているんだという、今市長御答弁ですが、それじゃあ、一宮、尾西、津島、犬山、どれだけずつ上げてみえるか、お答えいただきたいと思います。 ◎市民福祉部長(佐藤公也君)  まず基金の考え方でございますけれども、基金、確かに今4億 7,000万程度積み立ててございます。この基金は、いわゆる課税の、それから無申告者の洗い出し、そういうような職員のたゆまぬ努力によって交付税で来るわけでございますが、この基金の取り崩しの方法といたしましては、予算を執行中に予期せぬ事態が起きて予算上に不足を生じた場合、こうした場合に取り崩すというような規定もございまして、当初からこれを見込んだ基金を取り崩したような予算を組むということはなかなかしかねるというような状況でございますので、御理解をちょうだいいたしたいと思います。  また、一宮市、その他につきましての値上げの幅はどうかということでございますが、一宮市におかれましては、所得割が 0.5ポイント上がっておりまして 6.3になりました。資産割は据え置かれましたが、均等割におきましては 2,400円アップされまして、また平等割につきましては 5,400円アップされ、限度額については2万円アップをされております。  津島市はまだ10月に改定をされる予定でございますので、現在のところは未定でございます。  それから犬山市におかれましては少しずつ下がっておりますが、所得割については 0.7ポイント下がっておりますが、率にしては 7.5ということで、既に非常に高いところにあるということで、今回下げられておるようでございます。また、資産割につきましても 13.05下げられております。下げられておいて47.0になっております。また、均等割は 400円アップになって1万 4,800円、平等割は据え置かれまして、限度額は2万円上げられまして42万円となっております。  尾西市につきましてはまだ未定でございます。尾西市の場合は9月を予定されているということであります。  以上でございます。 ○議長(鈴木幹雄君)  飯田 勇君。 ◆29番(飯田勇君)  今、市長が各市で上げておるので稲沢市だけではありませんよという御答弁をなさったんですが、各市、犬山市は下げているという話でしょう。じゃあ一宮は1世帯当たり、あるいは1人当たりどれぐらい上げることになるのか。一宮だけ何か明確なみたいで、あとは不明でしょう。下げておるところもあるんだから、だから稲沢だけこう大幅なんだから、今度は。これは、私はこの情勢下で値上げさせるということはけしからんと、このような見解を持つものです。各市の動向について、1人当たり、1世帯当たり幾ら値上げする見込みなんだということがわかりましたら、お答えいただきたいと思いますが。 ◎市長(加藤勝見君)  実は、各市と申し上げておったんですが、犬山の場合は今まで自体が非常に高かったということの中で、なるべくそれを機に市町村に合わせた形でバランスをとられたということでございまして、決して値上げをしたとか、値下げをしたとかということじゃなくして、そういう平準化に持っていきたいということでございまして、まだ津島にしても、尾西にしてみても、次の定例会でお上げになるということを聞き及んでおるところでございます。 ◎市民福祉部長(佐藤公也君)  それでは、現在までわかっている市町村の状況を御説明させていただきますと、豊橋におかれましては、所得割、資産割については若干下げてみえますが、均等割は据え置かれ、平等割も下げて見えますが、限度額を3万円アップされております。              (発言する者あり)  そういう資料はありませんので、所得割とか、そういう資産割の率等しかわかりませんので、御了承いただきたいと思います。            (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(鈴木幹雄君)  坂上国弘君。 ◆23番(坂上国弘君)  まず、今の飯田議員の質問の延長でありますが、国保税というのは、私は相互扶助が原則だと思うんです。ですから、隣の町が上げたから上げなきゃいかんというものではない。稲沢の市民が相互扶助をしていく上で、どれだけの金が必要なのかと、これが国保税を決めていく一つの基本だと思うんですが、まずその基本についてお伺いをしたい。  市長さん、飯田さんや特に共産党の議員団の皆さん、熱心にいつもこういうお話しされるんですが、私は、安ければいいというものじゃない。基本的にやはりお互いに自分たちでお金を出して、お互いにきちんとやっていこうというのが国保税だと思いますから、僕は安ければええというものではないというふうに思うんですが、しかし4億 7,000万もあって、そりゃあ将来の高齢化社会にどうするという問題もあるけれども、1年ぐらい待ってみようかとか、こういう気持ちが、市長のこのめり張りも僕は一般質問で言ったんですが、これはやっぱりめり張りの一つだと思うんですよ。一宮で上げたけど、一宮でもどれだけ上げたかわからんですよ、これ。計算方法がそれぞれ違うんだ、手法が。それはそれぞれの町の伝統があって手法があるんだから、それはいいですよ。だけど、実際にこの1年間を想定して金が足りるか足りないか。で、足りるようなことだったら、ほかを上げても1年ぐらい待ってみようかとか、こういう優しい気持ちが僕はあってもいいんじゃないかと思うんですが、まず国保税の基本的な考え方について、何でもかんでもよそが上げれば上げるという、こんな画一的な行政なんていうのは、しかも、国保税はそれぞれの市町でいろんな手法を決めておるから、上げたの下げたの、わからんですよ、これ。限度額を上げたといっても、限度額なんていうのは確かに形の上では上がったかもしれんけど、そんな対象人員はそう何人もないわけだから、そうでしょう。そうすると、全体に市民にどうなんだということのこの物差しが、私のところの本議会でも議論されておらんので、私は、今回特に問題提起するわけでありますが、この国保税を決めていく基本的な考え方を、市長さんと担当部長さんにまずお伺いしたいというふうに思います。  それから2点目は、契約の、これも一般質問の経緯もあるもんで質問しますが、公共下水道の管渠築造工事第5工区の指名競争入札1億 9,776万円の提示がされたわけですが、まず第1点目は、これ、談合がなかったですかということをまずお伺いをしたいと思います。  それで、これはふざけて言うわけじゃないんですが、世相でよく言われる、大型プロジェクトで一つの工事をずうっとやっていくんですね。鹿島がどれだけ受けて、大成がどれだけ受けて、全部この談合の形跡があるという指摘がマスコミでも報道されたわけです。特にこの公共下水道は、ずうっと長いところをそれぞれ割り振ってやられるわけなんで、私は談合があるんじゃないかと思うんですが、談合はなかったですかというのをまずお伺いしたいと思います。  それからこの契約の相手方、佐藤・山重建設共同企業体というふうになっておりますけれども、これはJVですが、私が一般質問の中でJVはよくないねということで、ああそうですねという答えになっておるわけですが、このJVはどういう形のJVなのか、いけないよといったJVなのか、そうでないJVなのか、お伺いしたい。              (発言する者あり)  これはもともと指名を出すときに組んだJV、これはいいんですよ。この工事をやるためにJVを組んで、そして地元の地の利とそういうものがお互いに談合し合って決めていくというこのJVはいかんよという、どうもそういうことらしいんです。僕もちょっとよくわからん。              (発言する者あり)  いやいや、みんなに聞こえるように……。              (発言する者あり)  いや、質問があったから、そういうことで、いわゆるどういうJVなのか、やってはいけないJVで、これからやめていくJVなのか、これからも続けていくJVなのか、お伺いしたいと思います。 ◎市長(加藤勝見君)  国保の問題でございますが、基金の運用というような問題がありまして、これは実質的に事務局レベルで積算して、A案、B案、C案等、いろいろ協議していただいて、その中でもう既に今4億 7,000万という基金ということを申し上げているんですが、実質的にはもう本年度この状態でいきますと約1億取り崩さなきゃならないという事態が起きておるわけでございまして、その点について御理解をしていただかなければならないんじゃないかと。4億 7,000万あるところへ持ってきて、このままの状態でまた積み残すんじゃないかという御質問等だと思いますが、現実にこの4億 7,000万円からはもう既に、いわゆるきょうの議案をおろしていただいた中で進めていく上においては、来年度は1億、ここから減ってくるんじゃなかろうかと、このように担当部の方は積算をしておるところでございます。 ◎市民福祉部長(佐藤公也君)  税率改正の基本的な考え方でございますけれども、まず最初に今年度必要となろうとする医療費につきましてそれぞれ推計をさせていただきまして、そして当初予算におきましては、昨年10月末の予算要求ということでございますので、実質は8月診療までの医療実績から推定して計上させていただいております。  また、老人保健等に係る拠出金、また高額共同事業などの拠出金につきましても、年度当初にそれぞれ支払基金、または連合会から通知がありますので、それらの拠出金額が確定するわけでございます。そして、歳出を固めたところで、それに伴います国庫負担退職者制度分に係る交付金、それから県補助金、一般会計繰入金、それから前年度等の繰越金等を勘案し、不足する額について税で求めていくというのが基本的な考え方でございます。 ◎総務部長(中村文彦君)  契約議案につきましてでございますが、談合はなかったかという御質問でございますが、談合はなかったというふうに確信をいたしております。  また、このJVにつきましては指名登録をされておりますJVで、この工事のためにつくったJVではございません。以上です。 ○議長(鈴木幹雄君)  坂上国弘君。 ◆23番(坂上国弘君)  まずJVのことでお聞きしますけれども、下水道公共工事、これからもずうっと続いていくわけですけれども、これはもうそれぞれ結婚されておる相手はずうっと全部あるわけですね。ですから、一般質問で質問した、なくしていくJVは一つもないということでいいわけですね。  それから談合がなかったとおっしゃるんですけれども、なかった裏づけがあるんですかということをお伺いしたいんですが、というのは、これは談合がなけりゃあ地元業者は食っていけんよと、こういう議論も、あまり行儀のいい議論じゃないんだけれどもあるわけだな。私は、本当に食っていけないのかどうか、これは自由社会の中で企業がそれぞれ企業努力してやっていくという、一つの企業姿勢もなけりゃいかんと思うんです。これ、やっておるうちは安泰だと。そりゃあもちろん僕は企業も成り立っていかなきゃいけない、そこの従業員も十分生活していかなきゃいけない、こういう基盤はあるわけですけれども、しかし今日本人は、談合なれをしておるんじゃないかと思うんですよ。マスコミでは談合だめだということで言っておるけれども、談合というのはやらなきゃなかなか調節というのはつかんだろう、こんな議論がまことしやかにあることも事実なんですね。ですから、私、やっぱりそれ以上追及して談合があったかどうかというような事件があれば、談合があったということ以外にないわけなんで、今中村総務部長にそれを求めてもきちんとした答えは出んだろうけど、しかし、そういう市民の厳しい目があるよということをどのぐらい自覚しておるのか。これはやっぱり市長や助役やそして担当部長がこのきちんとした厳しい気持ちがないと談合なれしちゃうんですよ、これ。ですから、談合はなかったとおっしゃるけれども、その裏づけはあるんですかという質問がそこにあるわけなんで、言っている意味でひとつ答えをしていただきたいというふうに思います。  それから佐藤部長にお伺いするんですが、これは医療費というのは、流感が一つはやれば大変な支出があるわけです。しかし、流感をだれも予想するわけでもないし、予想して値上げするのもあまり行儀のいい話でもないわけだな。それで、今これだけ値上げしても1億円取り崩さにゃいかんというお話に私は疑念を感じるわけですが、恐らく来年も余るだろうと思うんですが、本当にこれ値上げしても1億円取り崩さないかんですか。そりゃあ見通しの問題だから見通しが外れたといえばそうかもしれんが、やっぱり真摯な議論の中でこの税金というものをやらんと、これ市民が直接この財布とかかわる問題でありますから、やはり議会も執行者も真摯な議論というのが必要だと思うんです。そういう意味で、これだけ上げても1億円取り崩さな本当にいかんのかどうか、これもう一度確認しておきたいと思います。  それから、私も他市といろいろ比較しようと思ってもなかなか難しいんだな、これ。やり方がてんでばらばらだから。だから、稲沢がどのぐらいの位置にあるのかちっともようわからんのだ。それでぜひ、飯田議員もおっしゃっていたけれども、単純に国保対象者と国保税総額で割って1人当たり平均幾らだというのを、愛知県30市の比較表をぜひつくっていただきたい。これは何にも調査せやすぐできることでありますから、ぜひその資料をつくっていただきたい。そうすると、いろんな計算の仕方があるろうけれども、単純に1人平均の支払い額が高いのか安いのかよくわかりますので、ぜひ愛知県30市のその資料をできるだけ早い機会につくっていただきたいというふうに思います。 ◎総務部長(中村文彦君)  談合があったかなかったか、談合がなかった証拠を示せというお話でございますが、先ほど坂上議員さんがおっしゃられましたとおりでございまして、談合があったということの反対が談合がなかったということでございまして、ただ市内業者につきましては、特に建設業協同組合等の研修会等におきまして、常日ごろ談合行為等、その不公正な行為をしたらいけませんよということ、また入札の段階におきましてもそのようなことを申し上げております。  また、市の方の指名取り扱いの内規につきましても、市発注の工事につきまして、そのようなことがありますれば、役員が関係しておりますれば2年、使用人であっても1年間は指名停止というふうに、非常に厳しい措置をとっておりますので、このようなことはないというふうに確信をいたしております。以上です。 ◎市民福祉部長(佐藤公也君)  大変ありがたい御提言をいただきましてありがとうございました。  おっしゃるとおりでございまして、私どもも運営協議会に最初に御提案申し上げた案件といたしましては、例年でございますけれども、過去3年間の平均の医療費のアップ率、さらにことしは医療費の改定分がございましたので、それを加味したもので提案をさせていただきました。しかしながら、先ほど市長も答弁申し上げましたように、本年は公共料金の凍結という政府の方針も打ち出されておりますので、幸いでございますが、昨年度は 2.6%という低い伸びの医療費のアップにとどまったということで、これを基礎に算定をさせていただいてアップ率を縮小させていただいたのが現状でございまして、そういうことによりまして、そうした基金も取り崩しをしていかざるを得ないだろうということを見込んでおることろでございますが、本来であれば、例年のような方針で行くのが私どもとしては妥当なやり方であり、その方が今後における国保税の改定率のアップの抑制にもつながるんではなかろうかというふうには考えております。  それから資料につきましては、でき次第、また議員の皆様方に御配付をさせいただきたいと思いますので、よろしくお願いします。 ○議長(鈴木幹雄君)  坂上国弘君。 ◆23番(坂上国弘君)  3回目の質問ですが、まずこの談合の問題ですけれども、これは交通のスピード違反と一緒で、見つかれば違反で罰金を取られるけれども、それでもなかなかスピード違反がなくならんようなもので、私は談合なれしてはいけないよということなんですよ。これは、見つかれば2年間指名停止でえらいことだと、見つかったときはえらいことだと思うけど、これは見つからんのが当たり前だと、こういう状態で談合が行われれば、それはね、今の交通のスピード違反と一緒なんですよ。まずおれだけは捕まらんだろうと。しかし、ネズミとりをやっておるところは、これは気をつけないかんわなあと。これは人間の心理なんですよ。私は、市内業者の方も一生懸命にこうした公共工事に取り組んでいただいておるというふうに信頼は申し上げておるわけですけれども、特にこの社会の見る目というのが厳しくなってきたという認識が、この囲いの中はなかなかそれが続いてこない。これは国会でもそうなんですよ。それが、ひいてはそういう業者にきちんとした緊張感がなくて談合なれをしてくる。これが一番怖くて、たまさか愛知県の副知事さんが捕まった。あと、まただれか捕まるんじゃないかなあという話もあるわけですね、これ。しかし、捕まらずに終わるかもしれん。あるいは全く奥田さんだけだったかもしれない。よくわからんけれども、しかし世相というのはそういう目で見ておるということを、役所も我々審議をする議員もきちんとしないと、これ、あなた方の言い分を信頼して議決して、後から談合があったというふうになると、この議会のいわゆる監視能力が極めて低下したので、この間も新聞に出ていたわけでありますけれども、こういうあなた方の責任が我々にも及ぶという、ひいては市民や国民の政治不信につながるという極めて重大な問題だということを、いま一度やはり、くどいようですけれども、認識をする必要がある。そんな意味で、いま一度市長さんのお考えをお伺いしておきたいというふうに思うんです。  それから国保税のことでありますが、例えば東京都なんか、僕はあまり感心しておりませんけれども、計算手法として課税額が一つの計算の基礎数になっておるわけです。ですから、今、市・県民税の減税、あるいは所得税の減税が国保税に響いて大変なことだということで、今東京都は騒いでおるわけです。これはクロヨン(九・六・四)とかトーゴーサン(十・五・三)とか言われる、今の税制の不公平が国保税にまともに来ておるから、僕はあまりよくないと思うんです。この手法としては、東京都を非難するわけじゃありませんけれども。しかし、国保税というのは、そのように、それぞれ市町がいろんな独自性を決めておるんだから、市長さんね、僕はやっぱり、事務当局がそう言っておるから1案、2案、3案、その中で選んでもらうという、1案も2案も3案もみんな上げるやつを、少ないか、中かげんか、多いかということで決めるだけの話で、ですから私は市長さんとして特にお願いしたいことは、ことし一年、一度やってみようかと。4億 7,000万、下手すりゃあ使うかもしれんがやってみようかと。そして、政治への信頼をそういう意味でつくるということも、一つのかけみたいな話だけれども、僕はあまりそんなリスクを負ったかけじゃないと思うんですが、ひとつそういう、今回審議会にもかけて提案されたことですから私も賛成をしますけれども、やっぱりこの提案されるまでの間にそういう気持ちを持っていただかないと、提案をされてしまってから、なかなかそりゃあ、せっかく審議会までかけられたのを反対するというのも、これ行儀のいい話やないと私は思んですよ。全然反対するという人が悪いというんじゃない、私はそう思うんですが、ひとつそういうことについての市長さんの考えというか、おれが市長ならこうやってみようという、加藤市長は市長さんなんですから、そういうことで、ひとつその辺の考えもぜひお伺いしたいと思います。以上です。 ◎市長(加藤勝見君)  この審議会に提案した、そして審議していただいた案につきましては、私は自信を持ってこれで最終的にお願い申し上げるんだということで、自信を持ってABC、そして最終的にはこれで行くんだということを決断してお願いを申し上げるところでございます。 ◎助役(服部幸道君)  契約問題でございますが、談合についてどうだということでございます。私どもの方は、入札制度を運用させていただいておる中にそうした談合はないというふうに確信を持っておりますが、やはり指名競争入札という制度の中を運用させていただいております。これも一定のルールの中での指名競争入札でございます。談合を外すには、今の話で、それじゃあすべて随契にすればいいじゃないかという理論もありましょうと思いますけれども、それも人を選ぶについての順番等、いろいろな問題がございます。やはりこうやって制度上にありますものは、なるだけ透明度の高いもので、不公平にならんように、市の有利になるようにということで、こういう指名制度を運用させていただいておりますので、よろしくお願いをいたしたいと思います。当然、私どもの方はそうしたことのないようによく監視をしてまいりますが、よろしく御理解をいただきたいと思います。
    ○議長(鈴木幹雄君)  ほかに質疑はございませんか            (「議長」と呼ぶ者あり)  日比静夫君。 ◆30番(日比静夫君)  坂上議員に言わせると、私は行儀の悪い立場の一人なんですが、要するにこの国保税の大幅値上げに反対するという立場でありますが、私の理由は、高くなるということも一つなんですが、もう一つの本当の理由があるんですね。それは大幅値上げにもつながるわけなんですが、平成5年度県下都市の一般会計繰り入れの状況ですね、これを見せていただきますと、愛知県下30市のうちで稲沢市は23番目ということになっておりますね。これは何というか、住田市長当時から愛知県下の中庸を行くということを議会には約束してこられたんですが、中庸以下になっておるということですね。  それで、ちなみに例えば一宮と比較いたしますと、一宮は1人当たり1万 4,493円、稲沢市は 7,786円と、こうなっておる。お隣の尾西市でありますが、尾西市は、御存じのように、一銭も繰入金を長期にわたってやってこなかったところですけれど、最近はそれではいかんということで入れるようになったんですね。そこを見ましても、この1万 529円、1人当たり入れておるわけですから、稲沢よりもうんとよく力を入れてきたということがわかるわけですね。こうやって努力をしておるところと、努力をせずに下がっていったところと、周りが歴然としておるわけですね。  これ見ますと、特に江南よりも低いとかあるんですが、特にこれは知多の方は結構繰り入れしておるんですね。ほとんど1人当たりでいいますと1万円以上入れておるんですね。新城、東海市、大府、知多、知立、高浜、岩倉はこれ知多の方ではないけど、岩倉でも1人当たり1万 725円、あんな小さな市だと言ったら怒られちゃうですが、財政規模のところでも入れておるわけですから、これはちょっとお考えになっていただく必要があると。この愛知県下の一般会計から国保会計への繰り入れの基金の状況を比較しまして、やはり中庸を行くようにしていただくように努力をしていただきたいというふうに思うんですが、その点努力するのかどうかということをお尋ねをいたします。そのことによって、市民福祉部長の佐藤部長からありがたいと言われたいと思いますから、よろしくお願いします。 ◎市民福祉部長(佐藤公也君)  繰入金の額が県下で非常に低いんではなかろうかということでございますが、本来ならば、私どもが保険税で1人当たりが県下で20番目と、非常にこちらが低いもんですから、こちらがようけ取って、なおかつ足らないという場合でしたら繰入金で出させていただけるだろうというふうに思ってますが、こちらの方でちょっと住民の方々に顔を立てているというんですか、こちらの方が遠慮しているために繰入金の額が少ないというふうに私どもも思っておりますので、この辺は痛しかゆしのところでございますので、御理解をいただきたいと思います。 ○議長(鈴木幹雄君)  日比静夫君。 ◆30番(日比静夫君)  なかなか御理解いただけんから質問しておるわけで、これ市長に御答弁していただかないかんですね、ほんなら。御理解いただくように、ひとつ市長、答弁をお願いしたいと思うんですがね。  稲沢市民が健康だから、これはあまり使ってないというふうに、私は理解をしておるんです、この問題についてはね。  ちょっとついででありますからもう一つ聞いておくわけですが、この国保の職員給与などを見ましても、稲沢市が給与費を占める位置がうんと多くなってきておるんですが、これは何か原因があるのかどうかということなんですが、どうでしょうか。繰入金の中の。 ◎市長(加藤勝見君)  実は、この国保の問題につきましては、いろんな御提言があるわけでございますが、しかしながら、やはり私どもは突発事故とか、いろんな諸問題等もあると思います。これがなければやはり今おっしゃっていただきましたように、稲沢市民健康で皆さんが今日まで努力をしていただいたということで感謝を申し上げておるわけでございますけど、しかしながら、この状態がいつまでも続くということじゃなく、何か起きたときにはということも踏まえまして、現実に基金も目的を持った中での取り崩しというものも今行わなきゃならないという状態でございますので、やはりある程度のそういうものを見きわめつつ進めていかないと、ありゃあるだけ使ってしまったと。次なかったでもう一遍徴収しようというようなことよりも、私はこのような形から、少しずつでも市民の皆さんに御理解を得、健康であってほしいということを願っておるものでございます。 ◎市民福祉部長(佐藤公也君)  職員給与費が他市より多いんじゃなかろうかという御質問でございますが、以前からこの事務費の対処分として、収納課の職員を入れられることになっておりまして、そういう意味で収納課の職員2人分がここの中に入っておりますので、確かなことは十分わかりませんが、そういう関係で高いんではなかろうかというふうに思っております。 ○議長(鈴木幹雄君)  日比静夫君。 ◆30番(日比静夫君)  収納課の職員の給料まで国保の会計で持たないかんというのはちょっと研究していただく必要があるというふうに思います。  今、市長、御答弁の中に、例えば基金をあるだけ使ってしまって後からという話ですけど、私は全部使ってもいいという立場をとっておるものですから、4億 7,000万ばっと使えば、大体1世体当たり5万円値下げができると、こういう考えなんです。きのうも私、質問をするつもりで持っていった市会議員の公約のところで私のところを見ていただきますと、稲沢市の国保税は、1世帯当たり5万円値下げをさせますと言って、私は議会へ出てきた。5万円下げてもらわんと困るんだ。公約を守らんと言われちゃう。だから、これは絶対下げてもらわないかん。それで、予算執行中に取り崩すのは1億だなんて言っておらずに、4億 7,000万ばっと取り崩したら値下げはできるわけですよ。このだーっと風邪が流行するとだーっと赤字になりますね。すると、来年またぱっとこう上げればいいわけですから、必要に応じて。私はそういう考えなんです。だけど、部長はちょっと違うものですから、部長にこれは聞くんですが、国の方の指針は、稲沢市には大体基金の積み立てはどの程度、例えば何ヵ月とかあるでしょうし、どの程度なんかね。これをオーバーしておると思うんだが、私の推測によると。国の指導からどれぐらいオーバーしておるか、お答えをいただきたい。 ◎市民福祉部長(佐藤公也君)  先ほどの給与の関係でございますが、これは保険税で持っておるものじゃございません。これは多くなっても一般会計の方から繰り入れをしていただいておりますので、その辺お間違えのないようにしていただきたいというふうに思います。  それから基金の目標でございますけれども、過去3ヵ月における保険給付費の平均年額の5%に相当する額というふうに定められております。ですから、大体1億 8,000万でございます。              (発言する者あり)  先ほどの5%に相当する額は1億 8,000万でございますが、市の条例では前3年度の平均月額の3ヵ月分の相当する額まで積み立てることができるということになっておりますので、こちらの方は大体6億というふうになっております。 ○議長(鈴木幹雄君)  ほかに質疑はございませんか。            (「なし」と呼ぶ者あり)  質疑もないようでございますので、これをもって質疑を終結いたします。  お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第52号及び議案第53号は、お手元に配付してあります議案付託表のとおり、それぞれの関係委員会へ付託いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。           (「異議なし」と呼ぶ者あり)  御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。  次に日程第13、請願第9号日本の農林業と食料・環境を守るための政策確立に関する意見書の提出を求める請願から日程第16、請願第12号被爆50周年にむけて核兵器全面禁止・廃絶国際条約のすみやかな締結を要請するための請願を一括議題といたします。  各請願はお手元に配付したとおりであります。 ───────────────────────────────────         平成6年第3回稲沢市議会6月定例会             請 願 文 書 表                          平成6年6月16日  ┌──────────┬─────────────────────┐  │ 受理年月日    │平成6年6月14日             │  ├──────────┼─────────────────────┤  │ 受理番号     │平成6年請願第9号            │  ├──────────┼─────────────────────┤  │ 件      名 │日本の農林業と食料・環境を守るための政策確│  │          │立に関する意見書の提出を求める請願    │  ├──────────┼─────────────────────┤  │          │名古屋市昭和区鶴舞3−8−10       │  │ 請願者の住所氏名 │ 食とみどり、水を守る愛知県労農市民会議 │  │          │  代表者 新 川 末 蔵        │  ├──────────┼─────────────────────┤  │          │河村三朗   星野茂子   川村秀之   │  │ 紹介議員     │近藤春市   竹市 慧   松田俊彦   │  │          │飯田瑛一   加藤光男   吉田一夫   │  │          │服部繁雄   飯田 勇          │  ├──────────┼─────────────────────┤  │ 請願文      │裏面のとおり               │  ├──────────┼─────────────────────┤  │ 付託委員会(案) │総務委員会                │  └──────────┴─────────────────────┘        日本の農林業と食料・環境を守るための政策        確立に関する意見書の提出を求める請願 請 願 趣 旨  農林水産業は、国民生活にとって基本的な物資である食料の安定供給をはじめ、地域経済社会の維持・発展、国土と自然環境の保全など多面的な公益的機能を有しています。  つきましては、貴議会におかれて、農林業と食料・環境を守るための政策確立に向け、特に緊急の対策として、下記事項につき、政府機関への意見書を提出されますよう請願します。 請 願 事 項 1.食料の安全・安定供給のための最低 150万トンのコメの備蓄を制度化すること。 2.輸入穀物の安全検査を充実・強化し、安全性を確保すること。 3.日本の食料自給率は46%、国際社会の責任として国内自給を高める政策を確立すること。 4.米の自給体制を高めるための流通対策を確立すること。 5.農山村の活性化、担い手の育成、生産基盤の整備などの政策を充実すること。 6.国土・環境の保全・景観の維持のための政策を導入すること。 7.食糧制度を見直し、主要食料の安全・安定供給を図ること。 ───────────────────────────────────         平成6年第3回稲沢市議会6月定例会             請 願 文 書 表                          平成6年6月16日  ┌──────────┬─────────────────────┐  │ 受理年月日    │平成6年6月15日             │  ├──────────┼─────────────────────┤  │ 受理番号     │平成6年請願第10号            │  ├──────────┼─────────────────────┤  │ 件      名 │「やっぱり食べたい日本のお米」「大いに米を│  │          │作ろう」の国民の声を実現するための請願  │  ├──────────┼─────────────────────┤  │          │稲沢市氷室町 642             │  │ 請願者の住所氏名 │ 西尾張農民組合             │  │          │  代表 櫻 井   泉         │  ├──────────┼─────────────────────┤  │ 紹介議員     │日比静夫   渡辺幸保   飯田 勇   │  ├──────────┼─────────────────────┤  │ 請願文      │裏面のとおり               │  ├──────────┼─────────────────────┤  │ 付託委員会(案) │総務委員会                │  └──────────┴─────────────────────┘        「やっぱり食べたい日本のお米」「大いに米
           を作ろう」の国民の声を実現するための請願 請 願 趣 旨  「やっぱり日本の米が食べたい」「輸入しながら、どうして減反なのか」「米は国内自給で」の声が、いま圧倒的な国民の声です。  ところが政府は、米不足を招いても、ギリギリの生産と備蓄しかしてこなかった政策を改めるのではなく、緊急輸入といっては輸入をどんどん増やしながら、国内ではいまも水田の4分の1にも及ぶ減反を押しつけています。  しかも、前細川政権は、米不足の混乱を利用するかのように、三度の国会決議や政権自らの公約にも反して、米をはじめ、すべての農畜産物の完全自由化につながるガット・ウルグアイ・ラウンド農業合意の受け入れを決定しましたが、政府はこれを受けて、国会にその協定の批准の承認を求めようとしています。  これは、減反の強制で農民には米を作らせず、国民に輸入米を押しつけるものであり、農業をつぶし、安全で安定した主食・米の確保を放棄するものです。  いまでさえ世界一の農産物輸入国である日本が、ガット合意を受け入れなければならないという理由はありません。  また、世界で食糧不足が言われている時、国内で作らずに、米を世界から買いあさることは、国際貢献にも反することです。さらに、輸入米にはポスト・ハーベスト農薬の残留など、安全性に大きな疑問があります。  上記の趣旨から、わたくしたちは、貴議会が政府に対し、下記の点を要望する「意見書」を採択していただくよう請願します。 請 願 事 項 1.米の輸入自由化につながる「ガット・ウルグアイ・ラウンド農業合意」にもとづく協定の批准を承認しないでください。 2.減反政策をやめ、安全な食糧を国内で安定的に確保するための施策を実施してください。 ───────────────────────────────────         平成6年第3回稲沢市議会6月定例会             請 願 文 書 表                          平成6年6月16日  ┌──────────┬─────────────────────┐  │ 受理年月日    │平成6年6月14日             │  ├──────────┼─────────────────────┤  │ 受理番号     │平成6年請願第11号            │  ├──────────┼─────────────────────┤  │ 件      名 │消費税率引き上げ反対、消費税反対を求める請│  │          │願                    │  ├──────────┼─────────────────────┤  │          │稲沢市小沢三丁目10-33           │  │ 請願者の住所氏名 │ 稲沢民主商工会             │  │          │  会長 山 田 栄 一         │  ├──────────┼─────────────────────┤  │ 紹介議員     │渡辺幸保   飯田 勇   日比静夫   │  ├──────────┼─────────────────────┤  │ 請願文      │裏面のとおり               │  ├──────────┼─────────────────────┤  │ 付託委員会(案) │総務委員会                │  └──────────┴─────────────────────┘       消費税率引き上げ反対、消費税反対を求める請願 請 願 趣 旨  連立内閣は、大企業・高額所得者には「減税」を、大部分の国民には消費税率引き上げによる大増税を強行しようとしています。  消費税は、所得の低い人ほど負担が重く、生活費そのものに課税する天下の悪税です。「免税点の引き下げ」「限界控除の廃止」「インボイス(税額表)方式導入」などは、中小業者の営業をいっそう圧迫します。  不況の長期化の下で中小業者・国民の営業と生活の危機打開こそ必要であり、今やるべきことは、消費税率引き上げではなく消費税の廃止、国民への所得税減税です。軍事費や大企業優遇税制を是正すれば財源は十分にあります。  上記の趣旨から、わたくしたちは、貴議会が政府に対し、下記の点を要望する「意見書」を採択していただくよう請願します。 請 願 事 項 1.消費税率引き上げは行わないこと。消費税は廃止すること。 2.課税最低限の引き上げによる所得税の大幅減税を行うこと。 ───────────────────────────────────         平成6年第3回稲沢市議会6月定例会             請 願 文 書 表                          平成6年6月16日  ┌──────────┬─────────────────────┐  │ 受理年月日    │平成6年6月14日             │  ├──────────┼─────────────────────┤  │ 受理番号     │平成6年請願第12号            │  ├──────────┼─────────────────────┤  │ 件      名 │被爆50周年にむけて核兵器全面禁止・廃絶国際│  │          │条約のすみやかな締結を要請するための請願 │  ├──────────┼─────────────────────┤  │          │名古屋市東区葵一丁目22番26号       │  │ 請願者の住所氏名 │ 原水爆禁止愛知県協議会         │  │          │  理事長 毛 受 典 英        │  ├──────────┼─────────────────────┤  │ 紹介議員     │飯田 勇   渡辺幸保   日比静夫   │  ├──────────┼─────────────────────┤  │ 請願文      │裏面のとおり               │  ├──────────┼─────────────────────┤  │ 付託委員会(案) │総務委員会                │  └──────────┴─────────────────────┘       被爆50周年にむけて核兵器全面禁止・廃絶国際       条約のすみやかな締結を要請するための請願 請 願 趣 旨  広島・長崎の原爆被害とその後半世紀にわたる核兵器開発・核実験による被害の実態は、核兵器が人類とは絶対に共存しえない犯罪的で非人道的なものであることを明らかにしています。にもかかわらず、こんにちなお、世界には2万 7,000発もの核兵器が存在し、人類の生存を脅かしつづけています。しかも、核保有国は核兵器に固執し、新たな開発さえすすめています。  核兵器による威嚇とこれにもとづく力の支配は、国際紛争の平和的解決という国連憲章の根本精神にそむくものです。核不拡散条約など核軍備管理のさまざまな試みが、核兵器の廃絶につながらなかったことは、もはや誰の眼にも明らかです。もっとも根本的で建設的な解決は、核兵器全面禁止への政治的合意を達成することであり、それは、不可能なことではありません。核保有国が「核抑止力」への固執をやめ、核兵器廃絶への決断をおこなうことにかかっています。このことは、第1回国連総会の第1号決議でうたわれ、第二次世界大戦後の国際政治の原点のひとつとなった「原子兵器廃絶」の立場に、国連と国際社会がふたたびたちもどり、その実現をはかるということにほかなりません。  核軍備と核兵器開発は、膨大な資源の浪費と巨大な環境破壊をもたらします。  核兵器の廃絶は、地球環境の保全と人類社会の発展にもつながるでしょう。  広島・長崎の被爆50周年を1995年にひかえ、被爆国日本とその国民が核兵器のない世界の実現によって人類の生存を保障するために積極的な役割をにない、人類とその子孫のために未来をきりひらくために核兵器の使用、実験、研究、開発、生産、配備、貯蔵のいっさいを禁止する核兵器全面禁止・廃絶国際条約のすみやかな締結を日本政府が国連をはじめとする国内外のあらゆる場所と機会でもとめることを日本政府への意見書として決議していただくよう請願するものです。 請 願 事 項  日本政府が、核兵器の使用、実験、研究、開発、生産、配備、貯蔵のいっさいを禁止する核兵器全面禁止・廃絶国際条約のすみやかな締結を国連をはじめとする国内外のあらゆる場所と機会を通じてもとめること。 ───────────────────────────────────            (「議長」と呼ぶ者あり)  河村三朗君。 ◆19番(河村三朗君)  暫時休憩することをお諮り願います。            (「賛成」と呼ぶ者あり) ○議長(鈴木幹雄君)  ただいま河村三朗君から休憩動議が提出され、賛成者がありますので、動議は成立いたしました。  本動議のとおり決することに御異議ございませんか。           (「異議なし」と呼ぶ者あり)  異議なしと認めます。よって、暫時休憩いたします。                         午後2時00分 休憩                         午後2時16分 再開 ○議長(鈴木幹雄君)  休憩前に引き続き会議を開きます。  紹介議員の説明を求めます。  請願第9号の説明を河村三朗君。 ◎19番(河村三朗君) (登壇)  日本の農林業と食料・環境を守るための政策確立に関する意見書の提出を求める請願について補足説明をいたします。  昨年は、天保7年以来の冷害による米の不作により、外国産の米の輸入を初め農産物の自由化等、日本の農業にとっては極めて厳しい年でありました。昭和17年度に制定された食糧管理制度は、50年余を経過した今日、社会事情が著しく変化したにもかかわらず、見直しをされておりません。  食糧制度の見直しを図り、主要食糧の安全・安定供給を図り、食糧の自給率を高める必要があります。農山村の活性化、国土の保全と環境を守るために、政策確立に向け、意見書を提出されますよう請願するものであります。  どうかひとつ願意を了とされまして、御審議を賜り、御賛同をいただきますようお願いを申し上げまして、趣旨説明にかえさせていただきます。 ○議長(鈴木幹雄君)  請願第10号について、日比静夫君。 ◎30番(日比静夫君) (登壇)
     請願第10号についてでありますが、今、議運の委員長の河村議員が提案されたのによく似ておるもんで、本当はこれなくてもいいと思うんですが、特に強調をしたいというのは、やっぱり日本の米が食べたいというところなんですね。ですから、そのためには減反政策をやめて、安全な食糧を国内で安定的に確保するようにしてもらいたいというようなわけです。これが一つですね。  もう一つは、米の輸入自由化につながるガット・ウルグアイ・ラウンドの農業合意に基づく協定の批准を承認しないでしてくださいと。これは前にも稲沢市議会で請願が採択されておったわけですが、その後、政府の方が一歩、ガットの農業合意をやったということで、その受け入れが一歩自由化に道を開く方向へ進んだわけです。しかし、この農業合意の批准が幾つかあるわけですが、幾つかのうち特に米につきましては、幾つかも、これ批准もしていないわけです。だから、その批准に当たって、羽田内閣のもとでもまだまだこのガットの農業合意が批准されていないわけでありますから、米の輸入自由化を認めることのないようにしていく上で、これ批准しないようにというところに力点があるわけです。  そういう意味でありますから、ぜひ願意を妥当と認めていただきまして、日本の国土においておいしい米を大いにつくるという市や国の施策に重点を置くような世論をつくっていく意味からも、当議会において御採択をいただきたいと。以上です。 ○議長(鈴木幹雄君)  請願第11号について、渡辺幸保君。 ◎16番(渡辺幸保君) (登壇)  消費税率引き上げ反対、消費税反対を求める請願についての趣旨説明をさせていただきます。  まずこれで一番問題になるのは、私どもの政府の税制会長の加藤氏が、「三田評論」という雑誌があるそうですが、その6月号にこんなことを書いているんですね。加藤会長は、税制の考え方について直接税中心でやっていると所得隠しが起こりやすいと。納税者はもう税金をだますことを考えておるということを頭から決めつけて、非サラリーマンの場合には、所得を一度懐の中に入れてから、そこから税金を出すわけですから、どうしても懐の底にほこりとして残っているわけです。表に出させるためにはどうしたらいいか。それはもう消費税でやるしかない、こういうことを言ったり、以前には、高齢化社会のためと言ったのはそれが国民一番わかりやすいからだということを、のうのうと雑誌で述べているんですね。そして、今も政府が言っているのは、高齢化社会に向けて財源が足らないから引き上げるんだということで、財源にするんだということを言っておるんですが、一昨日の参議院の論議の中で、政府が今言っている7%の税率に引き上げたらどうなるのかというと、25万 8,000円の4人家族で負担になると。8%だと29万 5,000円、10%だと36万 9,000円。政府は10%以上をしなけりゃ今の財源不足はできないんだということを言っておるんですが、そしてこうやって国民に負担を強制しようとしているんですが、私どもさきの一般質問でも述べましたが、この国民に負担を新たな増税を出すだけやなしに、今の税制そのものの中にいろんな矛盾点があるから、それを解消すればいくらでも財源は出てくるということを一貫して言っているんですが、例えばさきの一般質問で言ったように、消費税の輸出戻し税、トヨタ自動車だけで 402億円とか、本田技研が 291億円、松下電器が 294億円、92年度全体で6兆 2,000億円の消費税収のうち、輸出の上位30社で1兆 2,000億円が戻し税として払われていると。  そういった問題と、さらに大企業の優遇税制がもう最たるものがいろいろありまして、ちょっとこれ一部分読んでみますと、日本ほど大企業が優遇されている国はないと。各種準備金が6種類、引当金が21種類あるわけですね。で、アメリカはたった2種類の準備金しかない。イギリスも同じ2種類しかないらしいです。これらがどのように利用されているのか、例えば退職給与引当金で見るならば、以前は従業員が全部やめたときにそれを想定して、全額払うことを想定した退職給与引当金が全部非課税だと。これが余りにも国民の批判が強くなったものだから、全従業員の40%が1年間で退職したときに必要な退職準備金が今積み立てられて、それが非課税になっていると。しかし、実際にはじゃあ何%使っているのかといったら、わずか 7.2%しか全体で使ってないんですね。だから、莫大なこうした準備金や引当金がある。これをまともに税金をかけるならば、主要大企業の11社で6兆 1,910億円が新たに税収がふえるということも明らかにしてます。  それから高齢化社会だからということで、年金のことにまで今ずうっと言って、掛金の引き上げや年金支給率の引き下げなんかも、絶えず高齢化社会ということで言うもんですから、例えば年金のことで一つ言うならば、1975年の時点で、厚生年金と社会保険の積立金が14兆円しかなかったものが、94年度末にはもう既に厚生年金が96兆円、国民年金が14兆円も基金があるわけですね。だから、これを今は日本の場合は、安い利息で運用資金として大企業の公共投資に使っているんですが、こういったものの本来の使い道できちっとやるならばいくらでも財源出てくると。だから、こういったところに何らメスを入れようとしない、ここに一番の今の税制上の問題点があり、多くの国民がこの辺の見直しをして増税は絶対認めないという声が次第に多くなってきます。  ですから、政府に対してこの単純な消費税を増税して国民に求めるのではなく、本来の改革をこういったところにメスを入れる改革をするように国に申し入れするということで、この請願に皆さん賛同していただきますことをお願いして、趣旨説明を終わります。 ○議長(鈴木幹雄君)  請願第12号について、飯田 勇君。 ◎29番(飯田勇君) (登壇)  被爆50周年にむけて核兵器全面禁止・廃絶国際条約のすみやかな締結を要請するための請願であります。  これのキーポイントは、今、非核都市宣言をやった自治体が 1,400以上になりまして、日本の人口の3分の2ぐらいに当たるわけであります。日本国民は、核兵器はもう嫌だ、こういう世論が総論ではあるわけでありますが、この世論を世界のものにしようというのが一番の願いであります。  アメリカが今北朝鮮に対しまして、金日成が公式発言で核兵器なんて持っておらんというものを、調べる、調べる、従わなければ原子爆弾を持っていって落とすぞと、こう言っておどすわけですね。したがって、日本の国にだって、貿易黒字を解消せよと。あれ買え、これ買えといって強要されて、嫌だと言ったら核兵器落とすぞと、こういうようなことが横行したら、世界の平和も秩序もありません。特に6月は、国連の総会で第1次世界大戦後に禁止するということが決められたわけでありますが、残虐兵器の核兵器というもの、今2万 7,000発あるということになっておりますが、これを世界からなしにしていくことが世界平和の一番のキーポイントだと、こういうことがこの請願の中には込められておるわけであります。  核兵器の被害を受けた日本国民が、そうした願いや平和を世界に対して発信すると、こういう運動をやっている一環でありまして、稲沢市からも世界に向けて平和を発信すると、こういうように、ひとつ皆さん方の理解ある御決議をしていただきたいというように思うわけであります。  既に静岡県や焼津市や三島市、こういうところでは請願の採択がされまして、国に意見書が出ております。どうか、非核平和都市宣言をやりました稲沢市でも皆さん方の御理解ある御賛同をいただきたいというように思うわけであります。以上です。 ○議長(鈴木幹雄君)  紹介議員の説明が終わりました。  お諮りいたします。ただいま議題となっております請願第9号から請願第12号について、お手元に配付してあります請願文書表のとおり総務委員会へ付託いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。           (「異議なし」と呼ぶ者あり)  御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。  次に日程第17、報告第3号専決処分の報告についてから日程第24、報告第10号平成6年度稲沢市土地開発公社事業計画、予算及び資金計画の報告についてまでを一括議題といたします。  市長から説明を求めます。  加藤市長。 ◎市長(加藤勝見君) (登壇)  引き続きまして、本日提出申し上げますのは報告8件でございまして、その概要につきまして逐次御説明を申し上げます。 報告第3号専決処分の報告につきましては、市長の専決処分事項の指定について平成3年12月20日議決の第3号の規定によりまして、(仮称)稲沢市民会館建設工事(建築)請負契約の変更を専決処分したので、地方自治法第 180条第2項の規定に基づき議会に報告いたすものでございます。  次に報告第4号平成5年度稲沢市一般会計継続費繰越計算書の報告につきましては、地方自治法施行令第 145条第1項の規定により議会に報告いたすものでございます。  次に報告第5号平成5年度稲沢市一般会計繰越明許費繰越計算書、報告第6号平成5年度稲沢市公共下水道事業特別会計繰越明許費繰越計算書及び報告第7号平成5年度稲沢市農業集落排水事業特別会計繰越明許費繰越計算書の報告につきましては、地方自治法施行令第 146条第2項の規定に基づき議会に報告いたすものでございまして、いずれも国の総合経済対策によります第3次補正予算に伴い、さきの3月定例議会において繰越明許費としてお認めをいただいたものでございます。  続きまして報告第8号平成5年度稲沢市公共下水道事業特別会計事故繰越し繰越計算書の報告につきましては、地方自治法施行令第 150条第3項の規定により議会に報告いたすものでございます。  次に報告第9号平成5年度稲沢市土地開発公社事業会計決算の報告につきましては、地方自治法第 243条の3第2項の規定に基づき報告いたすものでございまして、この事業概要といたしましては、用地取得面積416.16平方メートル、用地処分面積1万1,821.89平方メートルでございます。  次に報告第10号平成6年度稲沢市土地開発公社事業計画、予算及び資金計画の報告につきましては、地方自治法第 243条の3第2項の規定に基づき報告いたすものでございまして、事業計画といたしましては、用地取得面積2万 700平方メートル、用地処分面積は1万 7,451平方メートルでございます。  以上が提出いたします報告の概要でございますが、詳細につきましては関係部長から説明をさせますので、よろしくお願いを申し上げます。 ○議長(鈴木幹雄君)  続いて部長の説明を求めます。  説明は簡潔にお願いいたします。 ◎総務部長(中村文彦君) ─────────────────────────────────── 報告第3号  専決処分の報告について  市長の専決処分事項の指定について(平成3年12月20日議決)第3号の規定により別紙のとおり専決処分したので、地方自治法(昭和22年法律第67号)第 180条第2項の規定に基づき報告する。  平成6年6月16日提出                  愛知県稲沢市長 加 藤 勝 見           工事請負契約の変更について  1.議決年月日     平成5年4月14日  2.工事名       (仮称)稲沢市民会館等建設工事(建築)  3.変更事項      請負契約金額  4.変更前請負契約金額 金 3,645,170,000円       (うち、取引に係る消費税額 106,170,000円)  5.変更後請負契約金額 金 3,646,814,910円       (うち、取引に係る消費税額 106,217,910円)  平成6年4月15日専決                  愛知県稲沢市長 加 藤 勝 見 ───────────────────────────────────  さきの平成6年市議会第2回臨時会において請負契約の変更議決を得ました(仮称)稲沢市民会館等建設工事の機械設備及び電気設備工事の変更と同様、レストラン工事の内装工事分 1,320万 480円を追加変更するとともに、現在施工中の工事内容を一部変更したもの、減額の 1,155万 5,570円でありまして、その主な変更分としましては、市民の方から御寄附をいただきました大・中ホールのどんちょう分の減額とあわせ、建物の使用等の利便性を考慮し、小ホールのブラインドボックス及び電動装置の設置やごみ置き場の設置等によるものであり、レストランの追加工事を含めたすべての増減額といたしましては、 164万 4,910円の増額の変更契約をいたしたものでございます。 ─────────────────────────────────── 報告第4号        平成5年度稲沢市一般会計継続費繰越計算書        の報告について  地方自治法施行令第 145条第1項の規定により、平成5年度稲沢市一般会計継続費繰越計算書を別紙のとおり議会に報告する。  平成6年6月16日提出                  愛知県稲沢市長 加 藤 勝 見 ───────────────────────────────────  一般会計継続費繰越計算書につきましては、10款教育費、4項社会教育費、市民会館建設事業におきまして、全体事業費54億 1,932万 4,000円のうち平成5年度分事業費は12億 2,864万 6,000円でございます。これに対します支出済額は12億 1,657万 2,467円でございまして、この差額 1,207万 3,533円を翌年度へ逓次繰り越しいたすものでございます。その主な理由といたしましては、水道及びガスの工事負担金について支払い額が発生したことから、平成6年度に差額を逓次繰り越しいたすものでございます。 ─────────────────────────────────── 報告第5号        平成5年度稲沢市一般会計繰越明許費繰越計        算書の報告について  地方自治法施行令第 146条第2項の規定により、平成5年度稲沢市一般会計繰越明許費繰越計算書を別紙のとおり議会に報告する。  平成6年6月16日提出                  愛知県稲沢市長 加 藤 勝 見 ───────────────────────────────────  平成5年度稲沢市一般会計繰越明許費繰越計算書の報告につきましては、6款農林業費、1項農業費、土地改良総合整備事業補助金 725万 1,000円は、井堀地区の水路改修事業に伴います補助金でございます。  次いで8款土木費、2項道路橋りょう費、市道3838号線道路改良事業でございまして、繰越明許費設定額 4,025万円のうち 2,874万円を平成6年度繰越額といたすもので、市民会館への進入道路も新設事業に伴う工事請負費等が主でございます。いずれも事業工期の関係から、繰越明許費の設定のもとに予算の繰り越しをいたしたものでございます。以上です。 ◎下水道部長(吉田日支雄君) ─────────────────────────────────── 報告第6号  平成5年度稲沢市公共下水道事業特別会計繰        越明許費繰越計算書の報告について  地方自治法施行令第 146条第2項の規定により、平成5年度稲沢市公共下水道事業特別会計繰越明許費繰越計算書を別紙のとおり議会に報告する。  平成6年6月16日提出                  愛知県稲沢市長 加 藤 勝 見 ───────────────────────────────────  稲沢市公共下水道事業特別会計繰越明許費繰越計算書の報告につきましては、下水道事業特別会計、2款下水道事業費、1項下水道建設費、汚水幹線管渠整備事業でございまして、2億 1,000万円を翌年度繰越額といたすもので、稲沢町前田小沢四丁目及び高御堂一丁目地内の中央第1汚水幹線及び中央第11汚水幹線の工事費でございます。この事業は、事業工期の関係から、繰越明許費の設定のもとに予算の繰り越しをいたすものでございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。 ◎経済環境部長(橋本英明君) ─────────────────────────────────── 報告第7号  平成5年度稲沢市農業集落排水事業特別会計        繰越明許費繰越計算書の報告について  地方自治法施行令第 146条第2項の規定により、平成5年度稲沢市農業集落排水事業特別会計繰越明許費繰越計算書を別紙のとおり議会に報告する。  平成6年6月16日提出                  愛知県稲沢市長 加 藤 勝 見 ───────────────────────────────────  稲沢市農業集落排水事業特別会計繰越明許費繰越計算書の報告につきましては、まず1款総務費、1項総務管理費でございまして、 347万円を翌年度繰越額といたすもので、内訳といたしましては、人件費 270万 9,000円、需用費48万 1,000円などでございます。  次いで2款集落排水事業費、1項集落排水事業費でございまして、2億 571万 3,000円を翌年度繰越額といたすもので、主には管路施設の工事経費1億 8,091万 2,000円、委託料 1,862万 6,000円などでございます。これらの事業は、事業工区の関係から、繰越明許費の設定をもとに予算の繰り越しをいたすものでございます。よろしくお願いいたします。 ◎下水道部長(吉田日支雄君) ───────────────────────────────────
    報告第8号  平成5年度稲沢市公共下水道事業特別会計事        故繰越し繰越計算書の報告について  地方自治法施行令第 150条第3項の規定により、平成5年度稲沢市公共下水道事業特別会計事故繰越し繰越計算書を別紙のとおり議会に報告する。  平成6年6月16日提出                  愛知県稲沢市長 加 藤 勝 見 ───────────────────────────────────  平成5年度稲沢市公共下水道事業特別会計事故繰越し繰越計算書でございますが、下水道特別会計の2款下水道事業費、1項下水道建設費、事業名、中央第1汚水幹線管渠築造工事、これ第2工区でございます。支出負担行為額につきましては1億 2,613万 2,770円。左の内訳でございますが、支出済額が1億 214万 6,262円、支出未済額が 2,398万 6,508円でございます。翌年度繰越額でございますが 2,398万 6,508円でございます。  説明でございますが、稲沢町地内、これは南大通線上の山彦商店の入り口から栄電社の付近まで延長 228メーターでございますが、この間における管渠工事途上において堆積障害物に遭遇し、工期に不足を生じたことにより予算の繰り越しをいたすものでございます。  なお、もう少し申し上げますと、本件工事につきましては、直径 1,200ミリメートルのコンクリートヒューム管を地下約10メートルの位置で、推進工法により管を布設するものでございますが、管の推進過程におきまして予測できなかった玉石、木片の地下堆積物に遭遇し、推進工程に著しく障害が生じたため、工期に不足を生じたものでございます。  なお、本件の工事につきましては、4月30日をもって完了いたしているものでございますので、よろしくお願いをいたします。 ◎建設部長(吉川昭君) ─────────────────────────────────── 報告第9号  平成5年度稲沢市土地開発公社事業会計決算        の報告について  地方自治法第 243条の3第2項の規定により、平成5年度稲沢市土地開発公社事業会計決算を別紙のとおり議会に報告する。  平成6年6月16日提出                  愛知県稲沢市長 加 藤 勝 見 ───────────────────────────────────  2枚ほどはねていただきまして、平成5年度稲沢市土地開発公社事業報告書の事業概要を御説明申し上げます。  1.事業概要。当公社は、社会経済の動向並びに財政環境を踏まえ、稲沢市と緊密な連携のもとに、市の施策に即応し、公有地の取得処分を行い、業務の適正、効果的な執行に努めてまいりました。  市の施策に基づく取得事業といたしましては、市道00− 138号線、これは市民会館の西側でございます、道路改良事業用地を取得いたしました。  処分事業におきましては、北山公共用地、(仮称)稲沢市民会館及び(仮称)稲沢市立図書館用地、(仮称)スポーツレクリエーション施設用地の一部を市へ処分いたしました。引き続き事業の積極的推進を図り、当公社の所期の目的達成のため努力してまいります。  当年度における事業別の執行状況は次のとおりであります。  (1) 取得事業、事業名、1.市道00− 138号線道路改良事業用地、取得年月日、平成5年9月9日、面積416.16平方メートル、取得金額 2,541万 5,760円、先ほど御説明申し上げましたように、小正の市民会館用地の西側でございます。  (2) 処分事業、1.事業名、北山公共用地、処分年月日、平成5年5月20日、処分面積2,919.89平方メートル、処分金額3億 7,160万 3,547円、備考といたしまして、稲葉二丁目地内でございます。  2.(仮称)稲沢市民会館及び(仮称)稲沢市立図書館用地、処分年月日、平成6年3月23日、処分面積 1,081平方メートル、処分金額 8,401万 9,783円、小池正明寺町地内でございます。  3.事業名、(仮称)スポーツレクリエーション施設用地、処分年月日、平成6年3月23日、処分面積 7,821平方メートル、処分金額2億 7,998万 4,104円でございます。  処分面積の合計といたしまして1万1,821.89平方メートル、処分金額7億 3,560万 7,434円でございます。  続いて2の庶務概要につきましては、まとめて申し上げます。  理事会を2回行いました。幹事会1回であります。理事、幹事による先進地視察を1回行っております。それぞれ理事会付議事項につきましては、ここに記載しておりますので、お目通しのほど、よろしくお願い申し上げます。  はねていただきまして、3.平成5年度稲沢市土地開発公社事業会計決算報告書。  (1) 収益的収入及び支出、収入、1款事業収益、1項公有地取得事業収益、予算額、当初予算額5億 4,006万円、補正予算額1億 9,554万 8,000円、合計7億 3,560万 8,000円、決算額7億 3,560万 7,434円、予算額に比べ決算額の増減 566円の減でございます。  2款事業外収益、1項受取利息、当初予算額 146万円、補正予算額1万 9,000円、合計 147万 9,000円、決算額 148万 326円、 1,326円の増でございます。  合計といたしまして、当初予算額5億 4,152万円、補正予算額1億 9,556万 7,000円、合計7億 3,708万 7,000円、決算額7億 3,708万 7,760円の残でございます。  支出、1款事業原価、1項公有地取得事業原価、当初予算額5億 3,952万 1,000円、補正予算額1億 9,535万 3,000円、流用増減額ゼロ、小計7億 3,487万 4,000円、繰越額ゼロ、合計も同額でございます。決算額7億 3,487万 2,563円、繰越額ゼロ、不用額 1,437円。  2款販売費及び一般管理費、1項販売費及び一般管理費、当初予算額 159万 4,000円、補正予算額ゼロ、流用増減額ゼロ、小計 159万 4,000円、繰越額ゼロ、合計も同額でございます。決算額 103万 6,607円、繰越額ゼロ、不用額55万 7,393円。  合計で当初予算額5億 4,111万 5,000円、補正予算額1億 9,535万 3,000円、流用増減額ゼロ、小計7億 3,646万 8,000円、繰越額ゼロ、合計7億 3,646万 8,000円、決算額7億 3,590万 9,170円、繰越額ゼロ、不用額55万 8,830円でございます。  はねていただきまして、(2) 資本的収入及び支出、収入、1款資本的収入、1項借入金、当初予算額11億 7,641万 3,000円、補正予算額10億 7,724万 7,000円の減、小計 9,916万 6,000円、合計も同額でございます。決算額 5,729万 8,649円、予算額に比べ決算額の増減 4,186万 7,351円の減でございます。  合計といたしまして、当初予算額11億 7,641万 3,000円、補正予算額10億 7,724万 7,000円の減、小計 9,916万 6,000円、継続費逓次繰越額に係る財源充当額はゼロでございます。合計 9,916万 6,000円、決算額 5,729万 8,649円、予算額に比べ決算額の増減 4,186万 7,351円の減でございます。  支出、1款資本的支出、1項公有地取得事業費、当初予算額11億 8,935万 1,000円、補正予算額10億 8,611万 3,000円の減、流用増減額ゼロ、小計1億 323万 8,000円、継続費逓次繰越額ゼロ、合計1億 323万 8,000円、決算額 6,136万 9,933円、繰越額ゼロ、不用額 4,186万 8,067円。  2項借入金償還金、当初予算額5億 2,658万 3,000円、補正予算額2億 421万 9,000円、流用増減額ゼロ、小計7億 3,080万 2,000円、継続費逓次繰越額ゼロ、合計7億 3,080万 2,000円、決算額7億 3,080万 1,279円、繰越額ゼロ、不用額 721円。  合計としまして、当初予算額17億1,593万 4,000円、補正予算額8億8,189万 4,000円の減、流用増減額ゼロ、小計8億 3,404万円、継続費逓次繰越額ゼロ、合計8億 3,404万円、決算額7億 9,217万 1,212円、繰越額ゼロ、不用額 4,186万 8,788円。  この後、損益計算書、貸借対照表など財務諸表を添付いたしておりますので御参照くださいますようお願い申し上げます。 ─────────────────────────────────── 報告第10号        平成6年度稲沢市土地開発公社事業計画、予        算及び資金計画の報告について  地方自治法第 243条の3第2項の規定により、平成6年度稲沢市土地開発公社事業計画、予算及び資金計画を別紙のとおり議会に報告する。  平成6年6月16日提出                  愛知県稲沢市長 加 藤 勝 見 ───────────────────────────────────  平成6年度稲沢市土地開発公社事業計画。  区分1.取得、面積2万 700平方メートル、消防庁舎建設用地として1万 2,500平方メートル、一宮蟹江線道路改良事業用地 1,300平方メートル、市道00− 009号線道路改良事業用地 6,900平方メートル。  2.処分、面積1万 7,451平方メートル、南部公共事業代替地 3,978平方メートル、(仮称)スポーツレクリエーション施設用地1万 1,256平方メートル、市道00− 138号線道路改良事業用地 417平方メートル、市道00− 009号線道路改良事業用地 1,800平方メートルでございます。  平成6年度稲沢市土地開発公社資金計画、区分、受入資金計、前年度決算見込額8億 3,971万 4,000円、本年度予算額18億 5,326万円、増減10億 1,354万 6,000円。  (1) 事業収益、前年度決算見込額7億 3,560万 8,000円、本年度予算額6億 3,436万円、1億 124万 8,000円の減でございます。  (2) 事業外収益、前年度決算見込額 147万 9,000円、本年度予算額79万 7,000円、68万 2,000円の減でございます。  (3) 借入金、前年度決算見込額 9,916万6,000円、本年度予算額12億1,388万 5,000円、11億 1,471万 9,000円の増でございます。  (4) 前年度繰越金、前年度決算見込額 346万 1,000円、本年度予算額 421万 8,000円、増減75万 7,000円の増でございます。  支払資金計、前年度決算見込額8億 3,549万 6,000円、本年度予算額18億 4,886万 7,000円、増減といたしまして10億 1,337万 1,000円の増でございます。  (1) 販売費及び一般管理費、前年度決算見込額 145万 6,000円、本年度予算額 125万 5,000円、20万 1,000円の減でございます。  (2) 事業費、前年度決算見込額1億 323万 8,000円、本年度予算額12億 2,815万 5,000円、増減といたしまして11億 2,491万 7,000円でございます。  (3) 償還金、前年度決算見込額7億 3,080万 2,000円、本年度予算額6億 1,945万 7,000円、増減といたしまして1億 1,134万 5,000円の減でございます。  差し引き、前年度決算見込額 421万 8,000円、本年度予算額 439万 3,000円、増減といたしまして17万 5,000円でございます。  平成6年度稲沢市土地開発公社予算。  第1条 総則。平成6年度稲沢市土地開発公社の予算は、次に定めるところによる。  第2条 業務の予定量。業務の予定量は、次のとおりとする。用地取得面積2万 700平方メートル、 (2)用地処分面積1万 7,451平方メートル。  第3条 収益的収入及び支出。収益的収入及び支出の予定額を次のとおり定める。  収入、第1款事業収益6億 3,436万円、第1項公有地取得事業収益6億 3,436万円。  第2款事業外収益79万 7,000円、第1項受取利息79万 7,000円。  収入合計6億 3,515万 7,000円。  支出、第1款事業原価6億 3,372万 7,000円、第1項公有地取得事業原価6億 3,372万 7,000円。  第2款販売費及び一般管理費 139万 3,000円、第1項販売費及び一般管理費、同額でございます。  支出合計6億 3,512万円。  はねていただきまして、第4条 資本的収入及び支出。資本的収入及び支出の予定額を次のとおり定める。資本的収入額が資本的支出額に対して不足する額6億 3,372万 7,000円は、当年度損益勘定留保資金で6億 3,372万 7,000円補てんするものとする。  収入、第1款資本的収入12億 1,388万 5,000円、第1項借入金12億 1,388万 5,000円、収入合計も同額でございます。  支出、第1款資本的支出18億 4,761万 2,000円、第1項公有地取得事業費12億 2,815万 5,000円、第2項借入金償還金6億 1,945万 7,000円。  支出合計18億 4,761万 2,000円。  第5条 借入金。借入金の目的、限度額、方法、利率及び償還の方法は、次のとおり定める。目的、用地取得事業資金、限度額、12億 1,388万 5,000円、借り入れの方法、手形借り入れまたは証書借り入れとする。利率、年 5.3%以内、償還の方法、用地売却代金を収納した都度、償還するものとする。  第6条 流用の制限。支出予定の各款の経費及び各項の経費は、相互に流用することはできない。  第7条 予算の弾力運用。業務量の増加により、業務のため直接必要な経費に不足が生じた場合には、当該事業年度の支出の予定額を超えて、当該業務量の増加により増加する収入に相当する金額を当該経費に使用することができるものとする。以上でございます。  この後、財務諸表を添付いたしておりますので、御参照くださいますようお願い申し上げます。 ○議長(鈴木幹雄君)  説明が終わりました。  これより質疑に入ります。  質疑はございませんか。            (「議長」と呼ぶ者あり)  飯田 勇君。 ◆29番(飯田勇君)  報告第9号、10号ですけども、利率ですが、決算において幾らの利率で借入金を計算なさったのかということと、それから予算においては 5.3%以内ということになっておりますが、大変高いんじゃないかと。絶対お返しするお金ですから、これ特に開発公社の理事長がどのような交渉や御努力をなさったか、お尋ねいたします。 ◎助役(服部幸道君)  理事長の方で金利の交渉はしておりませんが、事務局を中心に行っていただいておりますが、市の方の指定金融機関との協議の中で借り入れをさせていただいておるところでございます。直接、今、見積もり合わせだとか、そういうことでは行っておりません。その都度、銀行と協議をしての利率でございます。 ◎建設部長(吉川昭君)  利率におきましては、報告第10号の前に長期借入金明細表というのが添付してございまして、期首残高で利率 4.3%というのと 3.675、現在は 3.3というようなことでやっておりますので、よろしくお願いいたします。以上でございます。 ○議長(鈴木幹雄君)  坂上国弘君。 ◆23番(坂上国弘君)  1点は、飯田議員と同じ質問なんですけれども、この長期借入金明細表で 4.3%の一番高い方は、今回処分しておやりになったわけでありますけれども、非常に今、低金利時代で、こういう高い金利をいつまでも借りておるということについて、やはり銀行ときちんとこの話をしていくシステムというとおかしいけれども、市の姿勢、これ終わったからあと安いのが残っておるからそれはそれでいいんでしょうけれども、そういうこの金利に対する市の姿勢をお伺いしたいというふうに思います。
     それからその前ページの公有地明細表の中で、私の記憶では、この一番長く開発公社でこの処理をしていたのは、北山公共用地ではなかろうかと思うんですけれども、この開発公社で所有していた年月と平均利率をお伺いしたいと思います。  それから予算の方で、今飯田議員も指摘されておるように、 5.3%以内ということですから、以内はずうっと下の方ですからいいわけですけれども、今年度どのぐらいの利率で借りようとされるのか、それは世間一般並みに見てかなり努力した数字だというふうに見ておられるのか。あるいは東海銀行が中心メインバンクとしておつき合いをされているようでありますけれども、ほかの銀行から借りた場合には安くなるのかどうか、この辺についてお伺いしたいと思います。 ◎建設部長(吉川昭君)  北山の公共用地につきましては、先ほど御説明いたしました報告第10号の借入金明細書の前に……。        (「平均利率が幾らだったと」と呼ぶ者あり)  平均利率はそのときどきでやらさせていただく……。              (発言する者あり)  出ておりません。申しわけございません。              (発言する者あり) ◎助役(服部幸道君)  利率、契約時期の問題でございますが、これは事務局の方で、毎年そのときの状況で、例えば6月なら6月に借りるとしますと、その近辺で行われております金利の状況を探る中で財政当局と協議しながら借りていくということになろうかと思います。だから、稲沢市だけじゃなくして、よその開発公社もありますので、各資産がどのぐらいの金利で短期、長期の部分を借りてみえるかという状況等も調べる中で決めておるところでございます。 ○議長(鈴木幹雄君)  坂上国弘君。 ◆23番(坂上国弘君)  利率も、この金融自由化の時代になったんで、入札制度をされたらどうですか。それで、労働金庫、これは市中銀行よりも安く貸し出すということのようです。どの程度なのかよくわかりませんけれども、そのようにして入札制度で利率を幾らかでも安くお借りをする手法はできないんですか。 ◎助役(服部幸道君)  いろいろな借り入れ条件等もございますが、そうしたものが整えばそういうことも考えさせていただいて、運用させていただかないかんと思っております。金利が少しでも安いものを借り入れして運用するのがベターだと思いますけれども、やはりそうしたことも調査の中でさせていただいて、取り組んでまいりたいと思います。 ○議長(鈴木幹雄君)  坂上国弘君。 ◆23番(坂上国弘君)  努力をされるということで結構なんですけれども、結果的にだめだったということにならんように、これ前からうちの吉田議員も借り入れの手法だとか、いくらかでも安いお金を借りて、そしてこの市民の税金につながる話でありますから、ぜひ金利の入札制度を、他の市町村でやっておるのかどうか私も調査不足ですけれども、その点もよく研究されて、ぜひ試行的にやっていただくように強く要望いたしておきます。 ○議長(鈴木幹雄君)  ほかに質疑はございませんか。            (「なし」と呼ぶ者あり)  質疑もないようでございますので、これをもって報告を終わります。  以上で本日の日程はすべて終了いたしました。  これをもって22日まで委員会審査のため休会いたしまして、23日午前9時30分から継続議会の会議を開き、本日各委員会へ付託いたしました案件などを議題といたしたいと思います。これに御異議ございませんか。           (「異議なし」と呼ぶ者あり)  御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。  本日はこれをもって散会いたします。                         午後3時15分 散会...