江南市議会 > 2020-06-25 >
06月25日-05号

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  1. 江南市議会 2020-06-25
    06月25日-05号


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    令和 2年  6月 定例会令和2年                                第5号          定例江南市議会会議録6月                                 6月25日---------------------------------------               令和2年6月25日(木曜日)議事日程第5号 令和2年6月25日(木曜日) 午前9時開議  第1 会議録署名者の指名  第2 諸般の報告  第3 一般質問  第4 議案第50号 都市構造再編集中支援事業 雨水貯留施設設置工事請負契約の締結について  第5 議案第51号 令和2年度江南市一般会計補正予算(第4号)  第6 常任委員会の閉会中継続調査  第7 愛知県尾張水害予防組合会議員選挙---------------------------------------本日の会議に付した案件  日程第1 会議録署名者の指名  日程第2 諸般の報告       (1)閉会中の継続調査の申出について       (2)追加議案の提出について  日程第3 一般質問       〔掛布まち子君 三輪陽子君 古池勝英君 宮地友治君 堀  元君〕  日程第4 議案第50号 都市構造再編集中支援事業 雨水貯留施設設置工事請負契約の締結について  日程第5 議案第51号 令和2年度江南市一般会計補正予算(第4号)  日程第6 常任委員会の閉会中継続調査  日程第7 愛知県尾張水害予防組合会議員選挙---------------------------------------出席議員(22名)     1番   大薮豊数君         2番   堀  元君     3番   鈴木 貢君         4番   野下達哉君     5番   石原資泰君         6番   三輪陽子君     7番   掛布まち子君        8番   東猴史紘君     9番   尾関 昭君         10番   中野裕二君     11番   田村徳周君         12番   長尾光春君     13番   河合正猛君         14番   伊藤吉弘君     15番   宮田達男君         16番   岡本英明君     17番   稲山明敏君         18番   宮地友治君     19番   古池勝英君         20番   牧野圭佑君     21番   片山裕之君         22番   山 登志浩君---------------------------------------職務のため出席した事務局職員の職、氏名事務局長兼議事課長    松本朋彦君  副主幹          前田昌彦君主任           岩田智史君  主事           山田都香君---------------------------------------説明のため出席した者の職、氏名市長           澤田和延君  教育長          村 良弘君経済環境部長       阿部一郎君  健康福祉部長       栗本浩一君都市整備部長兼危機管理監 野田憲一君  水道部長兼        古田義幸君                    水道事業水道部長兼                    水道事業水道部水道課長企画部長         郷原実智雄君 総務部長         本多弘樹君消防長          高島勝則君  教育部長         菱田幹生君こども未来部長兼     村井 篤君  商工観光課長       山田順一君こども未来部保育課長農政課長         菱川秀之君  環境課長         牛尾和司君高齢者生きがい課長    貝瀬隆志君  健康づくり課長      平野勝庸君                    兼保健センター所長保険年金課長       相京政樹君  都市計画課長       石坂育己君都市整備課長       鵜飼篤市君  土木課長         村瀬猛君水道部下水道課長     伊藤達也君  秘書政策課長       平松幸夫君市民サービス課長兼    向井由美子君 行政経営課長       安達則行君消費生活センター所長税務課長         酒井博久君  収納課長         金川英樹君総務課長         石黒稔通君  教育委員会教育課長    茶原健二君教育委員会学校給食課長兼 仙田隆志君  教育委員会生涯学習課長兼 可児孝之君南部学校給食センター所長        少年センター所長教育委員会        中村雄一君  こども政策課長      稲田 剛君スポーツ推進課長スポーツプラザ所長     午前9時03分 開議 ○議長(野下達哉君) 皆様、おはようございます。 ただいまから本日の会議を開きます。--------------------------------------- △日程第1 会議録署名者の指名 ○議長(野下達哉君) 直ちに、議事日程の順序に従い、会議を進めます。 日程第1、会議録署名者には、会議規則第88条の規定により、議長において  8番 東猴史紘さん  14番 伊藤吉弘さん を指名いたします。--------------------------------------- △日程第2 諸般の報告 ○議長(野下達哉君) 日程第2、この際、諸般の報告をいたします。 各常任委員長から閉会中の継続調査の申出がありましたので、一覧表をタブレット端末の委員会のフォルダーに配信いたしました。 次に、市長から追加議案の提出がありましたので、タブレット端末の議案等のフォルダーに配信いたしました。 以上で報告を終わります。--------------------------------------- △日程第3 一般質問 ○議長(野下達哉君) 日程第3、一般質問を続行いたします。 掛布まち子さん。     〔7番 掛布まち子君 登壇〕 ◆7番(掛布まち子君) それでは、通告順に一般質問を行います。 まず最初に、特別定額給付金について伺います。 1人一律10万円の特別定額給付金の給付業務については、一刻も早く給付が必要で、オンライン申請ができない人のためにダウンロード版の申請書も追加し、5月連休中も市役所で職員が申請書を配付するなど努力していただきまして、これを知ることができた人には大変早い給付が実現し、喜んでいただきました。しかし、郵送の申請書方式では、江南市が株式会社近畿日本ツーリスト中部へ委託したことをめぐり、詐欺ではないかとの疑念や個人情報保護の視点が欠けているのではないか、個人情報が民間企業に利用されるおそれがあるのではないか、給付が遅いなど、市民から様々な声が上がりました。特に給付が他市町村に比べて大幅に遅れてしまったことは、新聞報道もあり、非常に残念で不名誉な結果となりました。 ミスのない確実な給付業務に最後まで全力を挙げていただくとともに、不信感を払拭するための市民への丁寧な説明と、この苦い教訓を今後に生かせるように率直な検証が必要です。 そこで、市民の方々の抱かれている素朴な疑問を解消するために、一つ一つお尋ねしてまいります。 まず、1点目、2点目をまとめてお聞きします。 業務をスタートする時点で民間委託した場合と市が直接業務を行った場合のメリット・デメリットなどの比較検討は行ったのかどうか。近隣の岩倉市、犬山市、扶桑町などのように、市が直接業務を担っていれば、もっと迅速な給付ができ、個人情報の取扱いで市民に不安を与えるというようなことはなかったのではないか。また、なぜ委託先が近畿日本ツーリストだったのか。5月12日の臨時会で予算を可決した翌日、13日に4,523万5,729円で随意契約を締結しております。どのような経緯で近畿日本ツーリストに業務の大半を委託することとなったのか、その経緯についても説明を頂きたいと思います。 ◎企画部長(郷原実智雄君) 特別定額給付金につきましては、新型コロナウイルス感染症緊急経済対策の一環として、感染症拡大防止に留意しつつ、簡素な仕組みで迅速かつ的確に家計への支援を行う必要がございますことから、業務の進め方につきまして担当する秘書政策課内で協議し、一定期間における人員や作業スペースの確保、また従事する職員の感染リスクを防ぐ観点など総合的に判断した結果、全ての業務を内部で行うことは困難であることから、業務の一部を委託することに至ったものでございます。 なお、総務省におきましても、この給付事業に必要な業務を外部の事業者へ委託することは認めており、その経費につきましても事務費補助金の範囲内で認められております。 また、特別定額給付金につきましては、申請書見本や送付用窓開き封筒、返信用封筒の手配や封入・印刷業務、返信された申請書の内容や添付書類の確認業務、電話でのお問合せに対応するコールセンターの設置・運営業務など、人員の手配から執務室の確保まで、総合的に対応することができる業者を選定する必要がございます。今回、業務委託をお願いいたしました株式会社近畿日本ツーリスト中部中部地域交流部は、長尾議員の一般質問の折、答弁させていただきましたが、昨年度本市においてプレミアム付商品券事業換金受付業務を受託していることや、各種コールセンター業務をはじめとした各種申請支援業務、外国語の通訳にも精通しておりますことから、多岐にわたる業務について総合的に判断できる業者としまして選定したものでございます。 ◆7番(掛布まち子君) ありがとうございました。いろいろ選定の理由を説明していただきました。 確かに事務委託経費は、直接市がやった場合でも、民間に全部委託した場合でも、全額国から交付金として出るということで、その範囲内で可能な委託を近畿日本ツーリストに、今述べられたような総合的に対応する必要があったということで委託を決められたわけですけれども、中にはお聞きすると、入札をやって委託業者を決めた自治体もあるということであります。 巨額の随意契約というのは、透明性に欠けるというのは否めないところがあります。契約規則で定めている随意契約の限度額を大幅に超過した額の契約を随意契約にできた根拠というのは何なのか、見積合わせはきちんと2社以上の参加でやられたのかどうか、お尋ねしたいと思います。 ◎企画部長(郷原実智雄君) まず、随意契約理由につきましては、もともとの国からの迅速かつ的確に家計への支援を行う必要があるということで、緊急的でやむを得ないという条項に基づいて随意契約したものでございます。 ◆7番(掛布まち子君) 見積合わせをやられたかどうか。 ◎企画部長(郷原実智雄君) 2つ目の質問にお答えしておりませんでした。大変申し訳ございません。失礼しました。 2点目の見積りにつきましては、全体の業務に関しての私どもが委託を考えておりました見積りに対しては2社から全体の見積りが出まして、残り2社については、その一部の業務しかできないということで、そちらの2社の見積りは部分的なものを頂きました。そちらを総合的に見積りを精査させていただいて、予算額として補正予算に計上させていただいた次第でございます。 ◆7番(掛布まち子君) 随意契約の理由というのは、国のやむを得ない理由から、それでもオーケーだよという指示に従って、見積りも2社取っているということでありますが、直接市が業務を行った場合、民間委託した場合、メリット・デメリットいろいろあったかと思いますが、比較検討してどうだったかということがやはり疑問として残ると思います。 今、結果が出てしまった後の現時点だから言えるということですけれども、6月上旬には9割方給付を終えてしまって、非常にうまくいったと胸を張っておられる近隣の市町など、数自治体に直接担当者からお話をお聞きしました。 市で業務を全部やったということになっているところも、実はお聞きすると、業務の前半部分はとても市では間に合わないので、全て業務委託でしたというところもありました。また、全部委託でやったと思われているところも、聞いてみると、委託は部分的な業務で、市の職員で頑張れる範囲は頑張ってやって、市の職員で手に負えないところを民間業者に委託をした、あるいは市が派遣会社と契約をして、大量に派遣職員を市役所の中に入ってもらって業務を一緒にやったと、そういうところもありました。 そして、江南市と同じように近畿日本ツーリストに委託をした三重県松阪市は、苦情もなく、早い時期に給付のほとんどを終えておりますが、伺ったところ、出足を早くやったということと、委託は部分的なところにとどめて、市の職員で頑張れるところは頑張ってやったということでありました。 これらの既に給付がほとんど終わっている市町に共通して思われたのは、業務の大半を1社にまとめて委託して任せた江南市との違いなのかなあと、その違いを1点思いました。 この出足を早く市役所内で取り組んだということと、もう一点の違いとして痛感しましたのは、これらの市町では、市役所内に各課の職員から選抜をして、特別定額給付金推進室というチームをつくっておられます。この仕事だけを9月まで専属でやる。他の仕事を兼務しながらではない専属の推進チームをつくり、ここが全体の仕様を決め、進捗状況、課題を把握して進めてきた。ここのところも江南市との大きな違いなのかなと感じました。 江南市で専属の推進室をつくられていない、つくらなかったと思いますが、これはどういう訳でしょうか。 ◎企画部長(郷原実智雄君) まずもって、議員のお尋ねの質問に対しまして答弁になるかどうか、はっきりした答えではないと思われるんですが、基本的にいうと、市内の公共施設や民間事業所内で業務を履行できなかったかという形での答弁とさせていただきます。 まずもって、業務場所といたしましては、市内にはある程度の広さを確保できる会議室を併設している公共施設はKTXアリーナ市民文化会館などがございますが、その準備を始める5月当初には、新型コロナウイルス感染症の影響により既に休館となっており、会議室を借りることかできない状況でございました。仮に借りることができたとしても、給付金の申請受付期間は3か月間あり、新型コロナウイルス感染症が終息し、休館が解除になった場合、会議室等の移動を余儀なくされることも予測されました。 また、給付事業を迅速かつ的確に家計への支援を行うことが求められている中、市内の民間事業者では、人員の手配から執務室までの確保まで総合的に対応することができる業者が見当たりませんでした。 いずれにいたしましても、市内の公共施設や市内の民間事業者では業務の遂行が困難であるとともに、市役所の職員も必要な人員を配置しており、実際に現状、新型コロナウイルス感染症の最前線で市民サービスの提供を実施している中、そうしたところで直接的に、他市と状況は少し異なるわけではございますが、私どもの職員は市民サービスの最前線で限られた人間の中で実施しておりますことから、市の職員を特別に別途人事異動して特別推進室をつくって対応することは困難な状況でございましたことから、今回の委託という形に至ったものでございます。 ◆7番(掛布まち子君) よく分かりました。 とにかく江南市では、他市町でつくられている専任の推進室、職員の選抜チームですね、それだけを集中して、それ一筋に頑張るという職員体制がまずもってつくれなかった。その原因としては、今言われましたように、限られたぎりぎりの人員配置でやっているので、特別チームというのを編成するゆとりがなかった、執務室も足らなかった、そんなようなことかと思います。 いろいろ自治体にお電話をして担当の方にお聞きする中で、どこでも言われましたのは、今回の給付金業務というのが手探りの先の見えない業務だった。しかも、極めて短期間で給付をしないといけない、早く早くと急がされて競争させられるのに先が見えない中の経験したことのない業務だったというふうに言われました。 そして、最大の想定外は、これはどこも一致していて、江南市でも全く同じことが起きておりますが、申請書が一挙に集中して返送されてきたことです。これは、市民の皆さんが、どこでもなんですけれども、10万円を一日も早く手にしたい、それだけ切実に暮らしにお困りである、こういう事態がある中で一挙に返送されてきた。これを受けまして、これは大変なことになったと。一刻も早く待ち望んでいる市民の皆さんに届けるために審査をして給付しないといけないということで、ある自治体では、市長の大号令で職員を全庁的にかき集めて、時間外、土・日返上で、夜間も日付が変わるまで頑張ってやったと。これは職員にとっては苛酷でありまして、新型コロナウイルス感染の危険も顧みずやられたということで、本当に正しかったのかということは疑問はあるわけですけれども、その点、江南市は、ほぼ全ての業務を1社に全面的に委託しておりましたので、大変だということが分かった段階でも職員が頑張って打開をするということができなかった、こういう状況に置かれたんだな、ここが大きな江南市と他市町の違いなのかなというふうに私なりに思っているところです。 次に、通告の3、4をまとめてお聞きいたします。 大切な市民の個人情報の取扱いについてどうだったのかを確認させていただきたいと思います。 江南市には個人情報を保護するための個人情報保護条例、あるいは個人情報保護条例施行規則がつくられております。この規則・条例にきちんと基づいて委託業務は行われているのかどうか。また、4点目ですけれども、委託契約の際に交わした約款どおりに、特に個人情報保護の部分で業務は行われているのか、確認したいと思います。 ◎企画部長(郷原実智雄君) 1つ目の御質問でございますが、契約書の仕様書におきまして秘密保持の項目といたしまして、江南市個人情報保護条例及び施行規則の遵守並びに善良な管理者としての注意義務などの規定を設けており、受託者はこれに基づき業務を履行しなければならないこととしております。 また、2点目の業務委託は、契約書に添付してある業務委託契約の約款どおりに行われたかということにつきましては、現在のところ、特に受注者から問題点の報告はなく、粛々と業務は進められているところでございます。 また、受託者は成果物の納品などで定期的に来庁しており、必要に応じ打合せを行っておりますことから、仮に問題点が生じた場合におきましても、迅速な対応ができる体制となっております。 今後につきましても、委託業者と連携し情報共有に努めますとともに、契約書に即し業務を進めてまいりますので、よろしくお願いいたします。 ◆7番(掛布まち子君) 個人情報保護の観点では問題はないと、ちゃんと遵守をしてやられているということですけれども、私がすぐに調べたところでは、この個人情報保護条例第14条第1項が定めております個人情報を取り扱う事務を開始する際には、今回のように住民基本台帳に基づいた情報、あるいは口座番号、これらを収集するということになりますので、重大な個人情報を取り扱う事務を行うということなんですけれども、この取扱事務届というのをあらかじめ提出した上で、この業務を開始しなければならないというふうに定めております。どのような目的で、どのような範囲の事務をどのような形で執り行っているかを誰でも閲覧できるような形で事務届というのが総務課に出されております。 確認しましたところ、打合せの段階ではまだ出していないということを確認しましたし、今朝、総務課に行って確認したところでは、6月4日付で提出を、この取扱事務届が出されておりました。開始時点は5月13日です。この時点で、この取扱事務届が出されていなかったと。これ自体、個人情報の取扱いについての認識が甘かったと言えるのではないかと思います。 もう一点、委託契約の約款の第2条16項では、委託者は、江南市ですね、個人情報の取扱いに関する義務の遵守状況について、受託者に対して必要な報告を求め、随時に立入検査もしくは調査をし、または受託者に対して指示を与えることができる。なお、受託者は委託者から改善を指示された場合には、その指示に従わなければならないということが定められておりまして、普通は市のほうから委託業者のほうに乗り込んでいって、あれこれ点検・指示というのは委託業務ではできないわけですけれども、大事な個人情報を扱う大事な事務ということで、立入検査もできるという約款になっております。 先ほど業者のほうから来庁して何も問題がないというようなことをおっしゃいましたが、江南市のほうから向こうの名古屋市の事務所のほうに乗り込んでいって立入検査、そういったものをされたのかどうか、そして改善指示を出した点というのはなかったのかどうか、確認したいと思います。 ◎企画部長(郷原実智雄君) 今の御質問ですが、実際に立入りにつきましては、1回目は6月5日に担当職員2名で伺って、受託者のほうから情報セキュリティー等についての説明を受け、情報等の保護状況の確認を取らせていただきました。 5月の最終週の1週間で約2万7,000通ほどの申請書が届いたことを受け、実際には新聞報道等で報道されておるとおり、一番最低の22%という結果となっております。こういった状況の中、実際に処理能力が少し遅いということで、私も担当と2人、6月10日に再度、そちらの少し人数を増員して、目標として6月中に、一番最初に議会にお示しさせていただいたときは約85%の給付という目標を持って実施をお願いしたところでございますが、実際にそのとおりに、あくまで人の増員と実際にセキュリティーの確認、再度支店長から確認を取らせていただいて、十分しっかりとできておるといことを確認しておりますので、よろしくお願いします。
    ◆7番(掛布まち子君) 2回出かけられて、情報保護の観点の大丈夫だという確認と、これじゃあ大変だなあということで増員要望を6月10日にやられているということが分かりました。 確かに事務取扱届を出さないで始めてしまったという点は問題ですけれども、それ以外では江南市の個人情報保護条例に従っている業務委託であって、違法な民間委託ではないということは確認できると思います。 ただし、市民感情というのは大分違うものがあります。返送先が名古屋市内の民間の事務所となっておりまして、江南市役所宛ての返送ではなかったわけで、これが大きな不安を巻き起こしました。返送する文書に詰め込まれた個人情報というのは、住民基本台帳の一部であります住所、氏名、年齢、続き柄、そして書き込んだ電話番号と口座番号、これらを一まとめにして民間の委託業者に送る。抵抗感があった市民が大変多かったのではないかと思います。心配なので、書留にして送ったという人もあったというふうにお聞きしています。 市が送付している、今、6月に届きますけれども、納税決定通知書でも、口座引き落としの口座番号は、個人情報の観点から番号の一部が「・・・」になっております。郵便が誤配で間違って違う宛先に届いてしまう危険もあるからだと思います。この個人情報保護の条例上は問題なくても、市民感情を考えると、やはり問題なしというふうには言えない、言い切れない。詐欺、詐欺とこれだけ注意喚起されている中で、もう少し市民感情に配慮した慎重な対応が必要ではなかったかと思いますが、この点はいかがでしょうか。 ◎企画部長(郷原実智雄君) 議員が言われるとおり、5月22日から郵送申請に係る申請書を順次発行させていただきましたところ、議員言われることと同様、市民の方から同様の内容の問合せも頂いております。 市では、5月22日に市のホームページやあんしん・安全ねっとメールにおきまして、業務の一部を委託している旨の御案内をさせていただきました。今後につきましては、広報「こうなん」7月号に未申請の方への御案内とともに、業務委託についてもしっかりと掲載していく予定をしており、様々な方法により詐欺ではないことの周知に努めてまいります。 ◆7番(掛布まち子君) そこで非常にむくむくと湧いてきた疑問は、仕様書、こういう業務をこういうふうにやっていただきたいという契約に当たって交わした仕様書には、申請書を返送する封筒ですね、その封筒の宛先をどこにするのか、江南市役所にしてもらうのか、そうじゃなくて、どこでもいいよとするのか、これについての市からの指示がどこにもないんですね。業者の判断で決めてよいということに仕様書ではなっていた。だから、業者の判断で名古屋市の事務所が返送先になったと、そういうことなんでしょうか。 ◎企画部長(郷原実智雄君) こちらにつきましては、私どものほうで、秘書政策課内で検討させていただいたんですが、この申請書を一度受け取りますと、市での受け取りといたしますと、そこで1日、そこからまとめた形で業者へお渡しすると、またそこで1日という形で、実際事務処理の所要日数に対して1日開きが出てくると。市を宛先ではなく、直接、業務をする受託先に送れば、実質的に1日程度早く事務処理にかかることができると。実際には、処理能力が遅くて市民の皆様に大変御迷惑をかけたことはおわびするところではございますが、そういったところで直接受託者への郵送とさせていただいたものでございます。 ◆7番(掛布まち子君) その決定経過がいまいち分からないわけですけれども、民間に業務委託する場合は、市からあれこれあれこれと一々指図はできない、これが民間委託であります。仕様書に全部書いて、これでやってください、あとは業者の判断、提案、能力に応じて責任を持ってやってくださいというのが民間委託です。その仕様書に返送用の封筒の宛先をどこにするかという指示を市がしていなければ、業者の都合のいいところに返送先の住所というのはなってしまったんじゃないかと私は思います。その点、市の配慮が足らなかったということが言えるのではないかと思います。 そしてもう一点、5番目で、先に答弁を頂きましたが、業者の業務の履行場所です。市内の公共施設、空いている体育館、あるいは文化会館、あるいは市内の空き事務所となっている民間の事業所内で、近畿日本ツーリストに来てもらって、そこを業務履行場所としてもらう、そういった選択肢はなかったのかどうかというのもお聞きしたんですけれども、場所が休館になっていてなかったということなんですけれども、これについても、江南市内の履行場所となっていれば、返送先が名古屋市内になって詐欺じゃないかと大騒ぎになるおそれはなかったわけですが、そして市内でやっていれば、名古屋市に出向くわけではありませんので、毎日のように業務の進行状況を市役所としてしっかり把握できたはずです。 ところが、これも仕様書を見ますと、履行場所について市からの指示は何もない。履行場所の経費負担も含めて、業者の判断で決めてよいという仕様書になっておりました。だから、結果的に業者の判断で決められてしまって、江南市として口出しができなくなり、返送先も名古屋市のビルになってしまったと、こういうことなんではないんでしょうか。 ◎企画部長(郷原実智雄君) 実際には名古屋市の事業所で名古屋市に郵送という形を取っておる形なんですけれども、先ほども少しお話しさせていただいて、言い訳がましい言い方になるわけなんですが、限られた人員で市民サービスの最前線を行っておりまして、そうした中で、市内で例えばやった場合におきましては、当然市内の人間を登用して業務を行うと。例えば事業所だけ、場所が確保された場合、業者が名古屋市であれば、名古屋市から人の手配をした場合、方々から当然江南市に参る形になると。そういった中で、公共交通を利用しての当然作業に従事される形になりますので、言い方は悪いんですけれども、市外からの移動によっての感染リスクと、そういった点が少し考えられましたので、できるだけ市の職員の感染リスク等を軽減できるような形の対応の中で、今回の形となったものでございます。 ◆7番(掛布まち子君) いろいろ言い訳をされておりますが、今回の業務委託書を見て、一筆入っているんですね。普通は、市から業者に対して、あれこれ指図はできないんですけれども、この重大な業務に当たって、業務の質の確保ということで、履行状況については、市において調査及び監査をすることができ、必要な場合は受託者へ訂正の是正の確言もできるものとするという普通では考えられないような一筆が入っております、仕様書に。 ですから、これに基づいてきちんと市が調査、監査できるような場所で業者にやってもらうということを最初から仕様書に入れておく、これが欠けたことが業者の都合のいいように、業者の少しでも採算を取っていくという、それは民間の業者ですから、少しでも民間業者が採算が取れて有利になるように履行場所が自社の事務所になっていったという、こういうことになってしまっという経過があると思います。 6月の広報「こうなん」には、返送先は江南市と書かれておりました。だから、江南市として返送先を江南市役所にしてもらうという腹積もりで進んでいったはずが、なぜか途中から名古屋市のビルになってしまったというのは、この仕様書に履行場所並びに返送先の指示をきちんとしておかなかったという、ここに問題点があったのではないかと思います。 次に、6点目ですが、申請に困難が予想される方々が大変心配されます。高齢者の方、障害者の方、そして外国人の方々です。一人残らずこの10万円が申請でき、給付されるように、手配、配慮をお願いしたいと思いますが、この点はいかがでしょうか。 ◎企画部長(郷原実智雄君) 高齢者や外国人、障害者の方など申請書の書き方が分からない方に対しましては、5月24日の日曜日から5月31日の日曜日まで、市役所1階ロビーや北玄関前におきまして特設会場を設けて、申請書の書き方や必要な添付書類の確認など、対応させていただきました。現在は市役所2階のエレベーター前に会場を設け、引き続き対応をいたしております。 また、外国人の方につきましては、コールセンターにおきまして英語や中国語、ポルトガル語など様々な外国語に対する体制を整えるとともに、市ホームページにおきましても、英語、中国語、ポルトガル語の外国版の申請案内を掲載しております。 なお、まだ申請の手続をされていない方に対しましては、広報「こうなん」をはじめ市ホームページ、あんしん・安全ねっとメールなどでさらなる周知を図るとともに、対象となる世帯主の方へ個別にお知らせ文書を送付するなど、周知徹底に努めてまいります。 ◆7番(掛布まち子君) 一人残らずきちんと給付がしていただける、給付できるように、申請を漏れなくしていただけるように、最後の最後まで努力を頂きたいと思います。これは市のほうで、民間の業者ではなく、市役所のほうで対応していただけると思いますので、頑張っていただきたいと思います。 最後に、給付の遅れの原因について伺います。 大体、今までの答弁で分かってきているわけですけれども、1つ、この受託者であります近畿日本ツーリストさんが、江南市の業務だけではなく、一宮市をはじめほかにも幾つかの自治体の給付金業務を受託していたということであります。これが江南市の遅れの原因になったのではないかと私は思います。 契約書の中にバックアップ体制をちゃんと取ること、急にいろんな情勢が変化した場合は、業務の遅れが生じないように、遅滞を生まないように、きちんと業者のほうでバックアップ体制を取ることとなっていましたが、現実はバックアップ体制が十分に取れずに、市のほうからの監督も足らずに、その指示が遅れたことも重なったと思いますけれども、根本的には、今回の業務委託に際して、他の自治体の業務の受託禁止と、これを契約条件に入れなかったというところが非常なミスというか、抜かっていたところではないかと思うんです。 能力以上に受託者がどんどん、あちらの自治体も、こちらの自治体もということで受ければ、同時に一斉に発生する業務ですので、幾ら人員をかき集めても間に合わないということになってしまいます。当然市が、全部お任せですから、市の職員が手伝いに行くわけにはいかないわけですので、他の自治体業務の受託禁止というのを契約条件になぜ入れなかったのか、このことをお尋ねしたいと思います。 ◎企画部長(郷原実智雄君) 今、議員が言われるとおり、県内では本市を含め4団体から近畿日本ツーリスト中部中部地域交流部は受注しております。見積りを徴収した段階で、実際に業務を遂行可能という判断をいたしたもので、その後、先ほど議員が言われましたとおり、5月の最初の1週間に相手側に約2万7,000通届いたと。その事実に対して、当然、業者は少しでも早くという形で作業を進めたわけなんですが、さきの一般質問の折にも答弁させていただいたんですが、実際に現場と事務方の連携、それだけ多く来たのに何とか自分たちでやろうという業者さんの意識と私どもの状況の把握が遅れて手を打つことが遅れたこと、それが一番の原因で今回の状況となったもので、市民の方々には御迷惑をおかけして大変申し訳ないと思っております。 今後につきましては、こういった掛布議員から御指摘を頂いた点を踏まえまして、今後の給付金事業がありました折には、こういったことのないように少しでも早く給付できるよう努めてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ◆7番(掛布まち子君) ありがとうございます。 苦い経験を生かしてというふうに最初に申し上げましたが、率直に市民の皆様におわびをする、率直に検証して教訓を今後に生かそうという、そういう前向きの姿勢で市民への信頼を取り戻すということが今求められていると思います。 私なりの考えで今後に生かす教訓として3つほどまとめましたので、申し上げて、次に移りたいと思いますが、1つは市民目線で考えて、市民目線で政策を立てる、そういった重要性を改めて認識しました。詐欺ではないかと思ってしまう、コピーができなくてどうしようという、本当に困ってしまう高齢者がたくさんいらっしゃいました。こういったことはとても想定ができなかったですし、10万円の給付の申請書がこんなに一挙に集中して返送されるということはとても考えられなかったことですけれども、市民の目線で市民の暮らしをしっかりとつかんでおれば、想像ができたことだったのかなと思います。 もう一点は、個人情報保護の大切さというのを市民の立場で再確認していくことが必要かと思います。 そして最後に、いざというときに頼れるのは、やはり市民のために粉骨砕身頑張れる市の職員の力です。いざというときに民間委託では、市民のために粉骨砕身頑張っていただけるということにはならないわけで、民間委託に頼り過ぎていきますと、市役所全体の力が落ちてまいります。ですから、これ以上の人の削減は当然やめて、民間委託、民間委託という路線もやめて市の職員の力をつけていく、これに今後邁進をしていただく必要があるかなと。これが私なりの教訓であります。 次に、大きな2点目、公共施設利用者の名簿提出について伺います。 新型コロナウイルス感染症対策として閉館をしていた江南市の公共施設が6月1日から順次開館をされてきましたが、利用再開に当たり感染防止のためとして受付において利用者全員の名簿を提出するように求められるようになりました。施設によっては、住所、氏名、電話番号まで記入を求めるところもあります。 公共施設の利用目的は実に様々でありまして、中には政治団体や宗教団体の集会も開催されます。また、障害者の方や、例えばLGBTに関わる相談会、あるいは断酒会など、参加していることを秘密にしたいという集まりも含まれます。 公共施設の利用者に対し名簿提出を求め、施設管理者がこの個人情報を収集管理することは、江南市個人情報保護条例第7条第3項が定めている思想、信条及び信教に関する個人情報並びに社会的差別の原因となるおそれのある個人情報を収集してはならない、こういうふうに定めておりますが、この禁止されている個人情報の収集に当たるのではありませんか、伺いたいと思います。 ◎教育部長(菱田幹生君) 今、再開に当たりまして、その名簿の提出等を求めているということにつきましては、あくまでも新型コロナウイルス感染症対策の一環というふうに考えておりまして、先ほどの思想、信条ですね、そういったことでの収集には当たらないというふうに解釈しております。 ◆7番(掛布まち子君) 当たらないというふうに勝手に解釈されても、実際に社会的差別の原因のおそれとなる個人情報は収集してはならないと、江南市の総務課の個人情報のところのホームページを見てください、どんと書いてあります。そういう情報の個人情報は、江南市は収集しませんと書いてあります。 だから、こういったのを、個人情報を収集する際には、こういうものをしていいのかという。例外規定がありまして、きちんと個人情報保護の審議会を開いて、十分な理由があって収集もやむを得ないという、こういう場合に初めて個人情報を収集していいということになるわけですので、この段取りを踏んでいないと思うんです。審議会は開かれて意見を聞かれているんでしょうか。 ◎教育部長(菱田幹生君) 審議会のほうは開いておりません。こちらの名簿の提出等につきましては、個人情報保護条例で申し上げますと、収集をできる規定の中で、本人の同意があるとき、あるいは人の生命、身体または財産を保護するため、緊急かつやむを得ないと認められるとき、こちらに基づきまして名簿の提出を求めているということでございます。 ◆7番(掛布まち子君) ちょっとそれは違うと思うんですね。私もよくよく個人情報保護条例を見ましたが、今言われた第7条第2項の生命、身体または財産を保護するため、緊急かつやむを得ないと認められるときは、本人から収集しなくてもよい例外規定としてあるわけで、思想、信条並びに社会的差別のおそれのある個人情報を収集してはならない、収集してもいいというふうにはどこにも読めません。 ですから、審議会の意見も聞いていないわけですので、今やっておられます原則受付で利用者全員の名簿提出ということはぜひやめていただいて、各それぞれの団体が、その部屋を借りて行事を行うという、そういう使い方がほとんだと思いますので、その団体の責任者が何月何日何時からこの部屋を使ったのは誰でしたということを団体の中できちんと管理をしていただく。万が一感染者が出た場合は、その施設から団体責任者に、それこそ身体、生命の保護をするためにやむを得ないということで参加者名簿の提出を求める、これが条例の定めている筋ではないかと思うんですけれども、このように方針を直していただけないでしょうか。 ◎教育部長(菱田幹生君) 繰り返しになりますが、今回の名簿の提出等につきましては、あくまでも本人の同意があり、また人の生命、身体または財産を保護するため、緊急かつやむを得ないと認められるときということで、その名簿のほうの提出を求めているわけで、その記載に当たりましては、新型コロナウイルス感染症対策以外での利用は一切行えないこと、こちらのほうも明記して説明しながら名簿のほうは提出していただいておりますので、その名簿の提出については、思想、信条及び宗教に関する部分、3号には該当しないというふうな解釈でおります。 ただし、こちらの名簿の提出につきましては、何かあったとき、そのときに利用された方に連絡を取るということが目的でございますので、その連絡の方法につきましては、団体の代表者の方が責任を持って連絡を取れるという場合につきましては、その団体の代表の方に連絡が取れるということが確認できた場合には、各団体での名簿作成、管理も可としているということでございます。 ◆7番(掛布まち子君) そのようにしていただきたいと思いますし、指定管理者も含めて、今のお話でしたら個人情報収集ということになってしまいます。確実な保管、確実な廃棄ですね、2週間、あるいは1か月たったら確実に廃棄をしていっていただく、そういうような徹底管理を求めて、とにかく任意にするということでお願いをしたいと思います。 次に、大きな3点目ですが、市民税、国保税などの減額免除をについて伺いたいと思います。 まず1点目、市税条例第49条に基づく市民税の減額制度を積極的に周知徹底していただいて、負担軽減を図っていただきたいという点について質問をいたします。 江南市の市税条例第49条というのは、江南市が独自に持っている大変優れた市民税の減免制度です。先人の努力で、いつの時点からできていたかは分かりませんけれども、改めて非常に関心をして、こんな優れた市税条例があったんだと関心をして見ているところであります。 前年は所得が一定ありましたが、今年になって急にひどく落ち込んだ、苦しい状況下で、前年の所得に応じた市民税を賦課されてもとても払えない、こういった人を救済する制度であります。新たに制度をつくる必要もなく、今ある条例をしっかり周知徹底して活用してもらうだけで多くの市民の負担を軽減することができます。 市税条例第49条第1項第6号、一部分を紹介したいと思います。 前年所得が200万円以下、そもそもの低所得の方ですけれども、その方が当年、今年ですね、所得が2分の1以下に減少する見込みがあるとき、市民税所得割額の全部を減額するとなっております。前年所得が200万円超300万円以下の方が今年になって所得が4分の1以下に減少する見込みのときも、所得割額の全部を減額すると。これは大変なことであります。 例えば、昨年の所得が200万円、控除を引いて課税標準額が140万円という人が今年の所得見込みが100万円以下に減ると。これは今しょっちゅう、そこらじゅうで起きていることが考えられるケースですけれども、その場合は、本来でしたら、今年の住民税は昨年の所得で課税されますから、本来は14万5,500円の今年の市県民税を払わなければなりません。ところが、この減免制度の適用を受ければ、14万円の所得割額全部が免除されますので、14万5,500円の請求のはずが5,500円だけ払えば済むと、14万円も減額される恩恵を受けることになります。 ぜひ具体例も示して周知徹底、しっかり頑張ってやっていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ◎総務部長(本多弘樹君) 市県民税でございますが、今、御紹介のとおり、前年の所得に対してかかるものでございまして、税負担の公平性から納めていただくということがまず大原則としてございます。しかしながら、失業などで急激な所得の減少が見込まれるなど特別な事情があり、生活する上で市民税を納めることが困難な方に対しまして、減免の制度が設けられているところでございます。 新型コロナウイルス感染症による生活への影響が懸念される中、今回の条例改正におきましても、徴収の猶予制度の特例につきまして新たな規定がなされるものでございます。これらの徴収猶予制度の特例ですとか市民税の減免につきまして周知方法でございますが、市のホームページに掲載をさせていただいておるところでございます。 また、減免につきましては、広報「こうなん」や普通徴収の方への納税通知書にも記載のほうをさせていただいておりますので、よろしくお願いをしたいと思います。 ◆7番(掛布まち子君) もう既に6月に納税通知書が送付されて、収入ががーんと減った人に昨年の所得に基づいた高い市県民税がごーんと来て、このまま放っておいたら即滞納になるという方、もちろん猶予という制度はありますけれども、猶予というのはまた1年後に払わなければならないわけですので、今、市県民税が一律10%というふうに、所得税に比べて税率が一律10%ですので、その10%分が場合によっては全部免除されるという、これを知らせずにいたら、本当に残念なことになります。ぜひ、ホームページに掲載ということですけれども、もっともっと頑張って周知徹底をして、収納課、税務課の窓口にも大きく、この減免制度をPRしていただくようなポスターの掲示なり、よろしくお願いしたいと思います。 次に、国民健康保険税の今年度分の減額・免除について伺います。 新型コロナウイルス感染症の影響を受けて、今年の事業所得などが前年よりも3割以上減収となる見込みの世帯に対し、減免額の100%が国から財政補填される国民健康保険税の新たな減額・免除の制度が設けられました。通告したのが9日ですけれども、16日の厚生文教委員協議会でこの制度の説明がありまして、前後して通告した意味がほとんどなくなってしまいました。 現在、江南市が条例で規定している申請減免でも、所得の減収見込みに対し、一定の所得割の減額・減免制度が設けられておりますけれども、国から示された新たなこの制度は、従来の申請減免よりもずっと手厚くて負担軽減額が多くなっています。 江南市は今年度、国民健康保険税を平均9%も値上げする改定を決めてしまっております。ただでさえ重い国民健康保険税負担が、こんなコロナ禍のさなかにさらに9%も値上げして、ずっしりとのしかかってきたら大変なことになります。この重い負担を軽減するために、新たなこの減免制度を一人残らず対象者に周知して、徹底的な活用を頂けるように心から要望するものです。 制度の内容は、なぜか昨日、江南市のホームページにアップされましたが、主な生計維持者が新型コロナウイルス感染症によって死亡または重篤な傷病を負った世帯はもちろん免除、そして主な生計維持者の事業収入等が前年比3割以上の減少が見込まれる世帯では、前年所得が1,000万円以内、事業収入以外の収入が400万円以内という条件はありますけれども、この世帯が対象になって大幅な減額・免除となります。 例えば商売をやっておられる事業所得が昨年250万円という夫婦、子供2人の4人家族の場合、この事業所得250万円が全てというお宅が新型コロナウイルス感染症で3割以上の減収が今年になってから見込まれる場合、国民健康保険税は今年、この世帯では約35万円ぐらい請求されるはずです。それが、この35万円が全額免除になります、申請をしていただければ。それぐらい見事な減免制度で、しかも減収分は江南市の負担、国民健康保険特別会計の負担に一切なりません。全て国から補填をされます。前年の所得が400万円以下の世帯は国民健康保険税額の8割が減免をされます。本当にこの制度を心から徹底活用を求めたいと思います。 8月に今年分の国民健康保険税額が決まり、納税通知書が送付されます。そのときに、この新しい減免制度をしっかりと周知徹底していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ◎健康福祉部長(栗本浩一君) 新型コロナウイルス感染症の影響による国民健康保険税減免制度につきましては、直接的・間接的に新型コロナウイルス感染症の影響が経済・社会全体に大きく生じていることなどを踏まえて措置されたものであるため、国民健康保険の被保険者の皆様に減免制度の内容がしっかり認識されるよう、周知につきましては繰り返し行うことが必要であると考えております。 現在予定している周知方法といたしましては、国民健康保険加入世帯向けに新型コロナウイルス感染症に伴う支援策として実施する国民健康保険税の減免制度、傷病手当金の支給制度、徴収猶予の各種制度をまとめたお知らせ文書を作成し、6月下旬をめどに戸別郵送いたします。 また、広報「こうなん」7月号に減免制度の案内記事を掲載するとともに、8月に送付予定の令和2年度国民健康保険税通知書にも支援策のお知らせ文書を同封して各世帯に重ねて周知を行っていくことといたしておりますので、よろしくお願いをいたします。 ◆7番(掛布まち子君) 周知徹底と同時に、今、制度の説明書を納付書と一緒に送っていただく準備をしていただいているということですけれども、なかなか分かりにくい。説明してもらえば、そんなことかと、うちも対象になるぞという方がそこらじゅうに出てくるわけですので、先ほど私が申し上げました35万円全額免除になりますとか、そういった具体例を挙げて、しかも申請用紙の記入例、申請に必要な書類の説明も同封して丁寧に制度を周知していただきたいと思います。 ちょっと追加で、時間がないんですけれども、今年の減収見込みで申請します。協力金などの給付を受けた結果、結果として3割も減収しなかったという場合が出てくる可能性があります。この場合でも減免の取消しは行わないという国会の答弁がありますが、これで間違いないでしょうか。 ◎健康福祉部長(栗本浩一君) 議員おっしゃるとおりでございます。 ◆7番(掛布まち子君) 分かりました。確認させていただきます。 時間がなくなってしまって申し訳ありません。4番目の積極的な独自支援をということであります。要望だけして終わりたいと思います。 江南市内の業者に対する新型コロナウイルス感染症対策の支援策が極めて貧弱、打ち出しもスピードも遅過ぎます。国の地方創生臨時交付金の増額分が何と7億円も限度額として江南市に見込めるという情報がある筋からございました。この制度を見越して、国の支援制度から外れる中小零細企業への積極的な独自支援、どんと打ち出して直ちに大型補正予算を組んでいただきたい。取りあえずは市の財政調整基金を崩して財源とし、追加の交付金交付後に積み戻すという方法も可能ですので、速やかな対応を求めて一般質問を終わります。     (拍手) ○議長(野下達哉君) 三輪陽子さん。     〔6番 三輪陽子君 登壇〕 ◆6番(三輪陽子君) 皆さん、おはようございます。 一般質問をさせていただくんですが、インターネットなどで御覧の方もいらっしゃると思います。マスクを外して話をさせていただくことについてお話がされていなかったようですので、ちょっと画面では分かりにくいと思うんですが、ここにアクリル板がございます。それでマスクを外し、また表情や口形によって話を聞かれる方も、もしかしたらあるかもしれません。字幕ですとか手話がありませんので、そういうことでマスクを外して質問をさせていただきます。 今日、一般質問も3日目となりまして、新型コロナウイルス感染症についての質問もほぼ出尽くした感というのもありますが、重ならない部分と改めてしっかり確認したいところに絞って質問していきたいと思っております。 まず最初に、新型コロナウイルス感染症の検査と医療体制についてお聞きをいたします。 第1波があった3月末頃、熱が続いて帰国者・接触者外来に電話したけれども、なかなか電話がつながらなかったという話も聞きました。多いとき、この電話相談というのは1日何件ぐらいあったんでしょうか。 ◎健康福祉部長(栗本浩一君) 新型コロナウイルス感染症に関する相談は、江南保健所に設置されている帰国者・接触者相談センターが問合せ先となります。相談件数について江南保健所に問合せをいたしましたところ、自治体別の相談件数は把握しておらず、保健所管内3市2町の合計で3月末には1日約150件の相談があったとのことでございます。 なお、市への相談件数が最も多かった日は、記録は残しておりませんが、1日に10件弱あったと記憶をいたしております。 ◆6番(三輪陽子君) ピーク時には、よその保健所などから2名、江南保健所へも増員があったということをお聞きしましたけれども、今のところ電話が何人体制とかは分かりませんけれど、この秋・冬に向けて大変心配しております。もし自分に熱が出て、熱が二、三日下がらなかったらどうしたらいいんだ。私自身も、そう心配いたしますし、市民の皆さんからもそういうお声をたくさん聞いております。 まずは、電話がつながって相談できるように人員を増やす。保健所がここ数年、保健所そのものも減らされましたし、体制、人数も減らされてまいりました。それがここに至って大変な問題となっているわけであります。第1波のとき、幸い江南市では感染者が少なかったわけでございますけれども、このまま終息するというふうには思えませんし、本当に秋・冬が心配です。ですので、保健所というのは、私も今回初めて知ったんですけど、本当に多様な業務がございます。ふだんのそういう業務を行いながら、今回は電話相談などにも応じたわけでございます。多分、不眠不休というか、かなり大変なお仕事をされていたんではないかと思います。ぜひ人員の増員を今のうちから手配を要望していただきたいと思います。 また、熱が出たときは、普通、かかりつけ医に相談して、発熱外来に行ってくださいと言われることもあるかと思うんですけれども、発熱者と一般患者を分ける、動線を分けて発熱外来というのを設置している病院は市内に幾つあるんでしょうか、お聞きします。 ◎健康福祉部長(栗本浩一君) 発熱外来は、ウイルスによる院内感染を防ぐため、医療機関が発熱などの症状がある患者を一般外来と区別して診察するもので、市内では江南厚生病院が発熱外来を設けていることを把握いたしております。 地域の医療体制の整備は県が主体となって行う部分でありますことから、江南保健所に問合せをいたしましたところ、発熱外来の設置数については届出の必要がないため把握していないとのことでございました。 ◆6番(三輪陽子君) こういう動線を分けて診ていただける病院があまりないのではないかという心配をしております。 先日、尾北医師会の会長さんと懇談をさせていただいたんですけれども、その折に、以前、新型インフルエンザが大流行したときに、江南厚生病院など基幹病院に対して行政からほとんど財政支援がなかったということで、今回は今のうちにぜひ財政支援をしていただいて、第2波、第3波に備える体制を取っていきたいということを尾北医師会長さんのほうからも要望されました。 今度の臨時交付金、かなり大幅なものが出るようでございますので、今、江南市としては厚生病院のほうが発熱外来、その他救急などの医療も担っていただいておりますので、大幅な資金援助、そういうものも考えていただきたいなあと思います。 また、これはちょっと疑問に思ったんですが、防災安全会議というものには、多分、感染症対策だと思うんですけれども、保健所長というものがその対策メンバーに入っているんですけれども、今回の新型コロナウイルス感染症対策本部会議の中には保健所のメンバーが入っていません。これはどうしてなんでしょうか。 ◎健康福祉部長(栗本浩一君) 市対策本部の本部員につきましては、江南市新型インフルエンザ等対策本部条例の規定で位置づけられております。そのメンバーにつきましては、新型インフルエンザ等対策行動計画において定められておりますが、江南保健所の職員は含まれておりません。これまで江南保健所には、新型コロナウイルスの感染者が発生した場合の対応、施設の消毒方法、濃厚接触者の範囲など、様々な助言・指導を頂いております。江南保健所に対しましては、今後も随時、市の状況をお伝えするとともに、必要に応じ相談し、アドバイスを頂きたいと思っておるところでございます。 ◆6番(三輪陽子君) 第1波のときも思ったんですが、感染者の情報を市が何もつかんでいない。こういう状況の中、もし陽性者の方がたくさんクラスターなどで出た場合、本当に市で市民を守る体制が取れるのか、そういうことが大変心配でございます。 もちろん、感染者についての個人情報というのは固く守られる必要があるんですけれども、発表というのは県からでもいいんですが、市長とか担当の職員が何も知らない、県のホームページを見てくださいというだけで、そういうふうにこの人手の少ない保健所だけにこの対策を任せておいて本当に大丈夫なのか、そういうことが心配されております。いざというときには、市の職員も含め、保健所と連携して対応する必要があると思うんですけれども、いかがでしょうか。 ◎健康福祉部長(栗本浩一君) 感染者の発表につきましては、県が行う業務でございます。発表する内容は、感染者等のプライバシー保護の観点から、年代、性別、国籍、居住している市町村、海外渡航歴、発症日、陽性確定日、症状、特記事項、感染者との接触履歴等で、これ以外の情報は非公開とされております。感染者発生時の患者本人への対応や濃厚接触者の調査についても、江南保健所の業務となってまいります。これまで市内の施設からクラスターが発生しておらず、これは江南保健所の方々が迅速に対応をしていただいた結果であると思っておりますので、よろしくお願いをいたします。 ◆6番(三輪陽子君) 第1波ではたまたまそういうふうだったということなんですけれども、保健所の仕事として、例えば万が一、陽性者が出た場合には、その方への聞き取り、それから濃厚接触者全員への聞き取り、1人本当に詳しく1時間ずつとか聞かなければならない。また、検体を採る場所に連れていき、そこの検体をまた検査するところまで運ばなければならない。この新型コロナウイルス感染症に関しての仕事は本当にたくさんあります。江南保健所だけで大丈夫なのかということが本当に心配です。ぜひこれにつきましては、県の仕事ではありますけれども、10万の市民の命を守るということで、増員したり、一緒に連携して仕事をしていくというようなことも考えていただきたいなあと思います。 次に、PCR検査についてお尋ねいたします。 愛知県保健委員会のアンケートによりますと、CTで肺炎を認めてもPCR検査はしてもらえなかったとか、またこれは岐阜県のほうの医師へのアンケートでは、実に7割の医者がPCR検査を断られたと答えております。そういうのが、こういう新聞記事に載っておりました、ちょっと入れられなかったんですが。 今、収まっているこの時期に検査センター、また治療できる病床を確保するということが必要であるということは国も県も言っているところでございます。県では、新たにPCR検査センターを8か所つくるという話がありますけれど、今後に備えて地域内に検査センターを新たにつくる、また検体採取ができる病院を県に要望していく、そういうことはございますでしょうか。 ◎健康福祉部長(栗本浩一君) PCR検査は県が行う業務でありますので、今後の状況について江南保健所に、こちらのほうも問合せを行いました。 その結果、本年6月2日からPCR検査の検体に新たに唾液が追加されたことから、今後、一般の医療機関においても検体の採取が可能となっていくとのことでございます。 本市といたしましては、まずはこの状況を踏まえまして、必要となれば県に対して地域内に検体採取できる体制を要望してまいりたいと考えております。 ◆6番(三輪陽子君) 必要になってからでは遅いので、今のうちに何とか要望してつくる計画を立てていただきたいなあと思っております。 先日、先ほども申しましたが、尾北医師会長さんとお話をいたしました折、市内ですとか、この地域の開業医の方は大体1人のお医者さんで、あとは看護師さんと事務員という感じの病院です。そういうところで発熱外来をつくったり検体を採る。たとえ唾液であっても、陽性者の方が来て、そこで唾液をもし採るとしたら、病院の中で院内感染が起こる可能性がありますし、家族の人が唾液を持ってくればいいという話もありましたが、家族も濃厚接触者ですから、1人のお医者さんの普通の開業医のところで、この検体を採ることは無理ということを言われて、なるほどそういうことだなということを思ったわけであります。 それで、尾北医師会長さんがおっしゃいますには、例えばそういう検査センターというか検体を採る場所をどこかに確保できれば、そこへお医者さんが、きちっと防護服をつけた上、交代で行く、そういうことは可能であるというお話をされていましたので、ぜひそういう体制を取っていただいて、万が一、秋・冬、インフルエンザと新型コロナウイルス感染症がダブルで来るという可能性も言われておりますので、そういう体制を今のうちからつくるということを県と一緒にやっていただけたらなということを思います。 今後、発熱外来、今、江南厚生病院だけしか分かっていないということですが、増えるという可能性はあるんでしょうか。 ◎健康福祉部長(栗本浩一君) こちらも江南保健所のほうに問合せというか伺いましたが、今後の発熱外来の開設につきましては、先ほどの答弁の中でもお話しさせてもらいましたが、届出制ではないというところから、現在のところは把握していないということでございます。 ◆6番(三輪陽子君) これも保健所任せではいけないと思います。市内に、小さい病院も多いんですけれど、ある程度の規模の病院もあると思いますので、これは例えば発熱外来、動線を分けてやるとなると、それに対する費用がありますので、今、本当に減収で困っていらっしゃる病院というのは、なかなかそういうのを新たにつくるというのは難しいんですけれど、これもぜひ大幅に増える見込みの臨時交付金を使って、あとせめて1つ、2つ、市からの財政援助をするから、そういう発熱外来、きちんとしたのをつくってほしいという要望を市で出していただいて、市民が発熱しても大丈夫というような状態をつくっていただきたいなあと思っております。 また、外来患者が減った病院が92%、愛知県ではあるということで、国におきましても新型コロナウイルス感染症に対応した病院については手厚い支援があるんですけれども、そのほかの病院も、私もいつもかかりつけのところに行ってみたんですけど、ほとんど患者さんがいなくて、今日はお休みかなと思ったら、やっていますよという感じだったんですよね。特に高齢の方とか、小さいお子さんをお持ちの方とかは、病院に行くのをまず控えると。病院で感染したら困るということで、病院そのものも減収になります。それで大変経営が苦しいというところが多いというお医者さん方のお話です。 お医者さんというと、何か財政的に豊かかなと思うんですが、今、保険点数というのも下げられてきて、経営的には大変というところがたくさんあるようでございます。 近所のお医者さんがなくなってしまったら、これは一番困るのは、公共交通もないですので、高齢の方が近くの病院に行けなくなるということもありますので、地域の病院、お医者さんを守るというためにも、ここはやっぱり、中小の事業者さんへの補助も大事ですけれども、医療機関への支援、これも今この時期にしていく必要があるのではないかと思いますので。ただ、大きい病院ですと、2億円、5億円とか、市民病院を抱えているところですと、そういう財政負担をしているところもございます。江南市としては、本当にありがたいことに、10万人都市ですが、市民病院ではなく、江南厚生病院にお世話になっているということですので、ぜひここは一般の病院にも、江南厚生病院にも市としてできるだけの支援をして、地域の医療を守っていく、そういうことをお願いしていきたいなあというふうに思います。 ということで、次の質問に移ります。 昨日、宮田議員からの質問で、介護や福祉に関わるお仕事をされている方が、自分の身の危険を感じながらも本当に懸命に働いていらっしゃるということがよく分かり、ここについてもしっかり支援していく必要があるということを改めて感じました。 その質問の中で、廃止や休業に追い込まれた介護福祉の事業所はないということでしたけれども、サービスの利用自粛、これは例えば高齢の方が、ふだんはデイサービスに週2回とか行っているんだけれど、そこのデイサービスで新型コロナウイルス感染症をもらってきたら心配ということで、家族がしばらく行くのをやめましょうということで自粛された、そういうようなこともたくさん聞いております。そういうことによって事業所の収入が減少してしまった、ふだんなら入る収入が入らないということも聞きました。 そういう場合に、実際、通所とか訪問がなくても、リモートの面談とか電話での聞き取りによって介護報酬が支払われる、そんなような制度はあるんでしょうか。 ◎健康福祉部長(栗本浩一君) 緊急事態宣言が発出された中、高齢者、障害者など、特に支援が必要な方々の居住や支援に関する全ての関係者について事業の継続を要請されましたが、事業者へ実施したアンケートにおいても、利用者の減少による減収や消毒液などの衛生用品の購入費の負担増など、厳しい状況であるとの意見は把握いたしております。 国は、新型コロナウイルス感染拡大を受けて、介護サービス事業所の人員基準等の臨時的な取扱いについて示しております。通所介護を例にいたしますと、感染拡大防止の観点から、利用者等の意向を確認した上で行う電話による安否確認について、健康状態、直近の食事の内容や時間、直近の入浴の有無や時間、当日の外出の有無と外出先、希望するサービスの提供内容や頻度等について、電話により確認した場合、あらかじめ利用するサービスの種類や頻度を決めた利用計画書であるケアプランに位置づけた利用日については、1日1回まで相応の介護報酬の算定が可能であるとしております。 また、実際に通所介護のサービス提供を行った場合、感染症拡大防止への対応を適切に評価する観点から、介護支援専門員と連携の上、利用者からの事前の同意が得られていれば、サービス対象回数のうち一部を高い報酬区分で請求できることといたしております。 ◆6番(三輪陽子君) ありがとうございます。 やはりふだんから介護の仕事、本当に大変な仕事なんですけれども、報酬が低いのでなかなか人が集まらない。今回の場合は自分が感染する危険が怖いから仕事を辞めたいという方も出てきたように聞いております。これは何とか事業所の経営を支援していかないと、今後、高齢化に向けて私たち自身も支援してもらえないというような羽目に陥りかねませんので、今、こういう時期だからこそ、こういう事業所への支援が必要であるということで、何とかこういう方法を取って、実際の通所じゃなくても支払われるということ、また根本的には介護に関わるお仕事をされている方の待遇をよくしていく、そういうようなことも必要であるということを思っております。 また、高齢者がこの間外出を控えるということで、認知症が進んだり、足腰が弱ったというようなことをたくさん聞いております。緊急事態宣言は解除となりましたけれども、各地域のサロン、また運動教室など、一部開始されたところもあるというふうに新聞報道もありましたけれども、今後の様子はどうなっているでしょうか。 ◎健康福祉部長(栗本浩一君) 高齢者生きがい課では、今年度も足腰弱らん教室をはじめとした運動教室を予定しており、また江南市社会福祉協議会では、ふれあい・いきいきサロンとして市内の34か所のサロンの支援を行っておりますが、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、5月末日時点では全て開催を見合わせております。 議員が言われるとおり、運動教室やサロンは、仲間同士でお互いのことを気にかけ合うようになる見守りの効果や自宅で過ごすよりも身体活動量が増えることによる介護予防の効果、仲間と会話をして笑い合うことや様々なプログラムで脳を使うことで認知症の予防になるなど、介護予防事業の一つとして重要な役割を果たしております。 一方で、新型コロナウイルス感染症に罹患しますと、高齢者や基礎疾患のある方では重症化するリスクが高いことも報告されていることから、再開に当たっては十分な感染拡大防止対策を行う必要があります。 運動教室につきましては、現在、10月以降の再開を目指して、参加人数や実施方法について調整を行っているところでございます。 また、サロンにつきましては、社会福祉協議会が各サロンの開催団体に対して再開に向けた情報提供を行っており、早いところでは6月中にも再開するサロンもあると聞いておりますので、よろしくお願いをいたします。 ◆6番(三輪陽子君) 高齢の方がおうちに引き籠もるというか、おうちの中で過ごすだけでは足腰が本当に弱ってしまう。毎日動く、運動するということでフレイル予防ができるということは実証されていると思います。感染も心配ですけれども、消毒ですとか距離を保つという、広い場所を取るようなことで何とか早く再開していただいて、そこへ行きたくても行けなくなるというようなことになってからでは遅いですから、なるべく早めに各地域の様子はどうですかということを聞いていただき、市のほうで支援できることがあれば支援をしていただいて、サロンの再開が早くできるようにしていただけたらなということを思っております。よろしくお願いいたします。 次の質問に参ります。 ○議長(野下達哉君) 三輪陽子さんの質問中でございますが、暫時休憩いたします。     午前10時29分 休憩---------------------------------------     午前10時46分 開議 ○副議長(中野裕二君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 一般質問を続行いたします。 三輪陽子さん。     〔6番 三輪陽子君 登壇〕 ◆6番(三輪陽子君) それでは、引き続き一般質問を続けます。 日光川上流の調節池の進捗状況についてお聞きしたいと思います。 梅雨に入りまして、最近また急な大雨などの日もあり、浸水が心配される時期になってまいりました。昨年6月定例会でもお聞きしましたけれども、浸水対策として遊水池の最も効果的な位置を決めるための調査を県でしていただいているということでございました。そして、今年も予算がついたということをお聞きしました。いよいよ用地買収など始まるのではないかと期待もされていますが、今の進捗状況はどうなっていますか、お聞かせください。 ◎水道部長兼水道事業水道部長兼水道事業水道部水道課長(古田義幸君) 現在の状況としましては、県は昨年度の調査に引き続き、最も効果的な位置の選定や整備規模、遊水池整備と関連した対策の検討を含めた調査を今年度実施していくと聞いております。 市としましても、引き続き県の調査に協力し、遊水池整備の早期事業化を県に要望するとともに、お地元の御協力を頂きながら県と連携して事業を進めてまいりますので、よろしくお願いいたします。 ◆6番(三輪陽子君) 何かあまり昨年と変わっていないようで、河川の修復、また池を造るということについては、かなり県のほうも慎重になっているとは思うんですけれども、地元の方からすると何年も待っているという大変期待の高い調節池への取組でございます。県の事業ではありますけれども、市長さんには一宮市の市長さんと共にぜひ強力に県への訴えかけをお願いしたいと思います。よろしくお願いします。 それでは、次の質問に参ります。 次に、学校再開に向けてお聞きをいたします。 昨日、一昨日と何人かからの質問が出ておりましたので確認になるということが多いと思いますけれども、よろしくお願いいたします。 まず、昨日、不登校の児童・生徒の数が昨年より少なくなったという答弁がありましたけれども、これは3か月の休みに退屈して、新しい学級になったということで期待して頑張ってみたということで、今後、新しい学校の生活様式になじめず、体調を壊してまた行けなくなるということもあるのではないか。私の身近なところでも、そういうのを聞いております。本市ではないんですけれども、これからそういう子供たちがたくさん出てくるのではないかという心配をしております。 子供たちにとって1日の学びというのは、大人の1週間の体験以上の値打ちがあるのではないかと考えます。特に新1年生なんかの一日一日というのは、成長も大きいですし、子供たちの変化は本当に大きいものがございます。この3か月、子供たちの学びと成長を奪った責任、これは大人にあるということで、この責任を大人は果たしていかなければならないんではないかなということを考えております。 まず、心と体のケアです。これは昨日、片山議員の答弁で、担任の聞き取りや健康チェック、スクールカウンセラーへの相談体制など多くが出されておりましたが、保護者や教師にとってもかなりいろいろストレスがたまる、メンタル的に問題になるということもあるんですが、そういう方たちも相談できる体制になっているというふうに確認してよろしいでしょうか。 ◎教育長(村良弘君) まず、各学校には心の相談員さんが配置されておりますし、気軽に相談できる体制づくりには日頃から努めているというところでございますし、また県のスクールカウンセラーさんなんかもお見えでございますので、保護者の方も相談できる、そんな体制は整えております。 教職員につきましては、もちろん県のスクールカウンセラーの活用も図られますし、具体的には校長先生と御相談いただくというのが一番まずはできることかなあと思いますので、そういう体制は整っているというふうに確認をしたいと思います。 ◆6番(三輪陽子君) ありがとうございます。 先生方も今までにない状態の中、子供たちと向き合っていらっしゃいます。かなりのストレスがあるのではないかと思いますので、自分で抱え込まずにいろんなところに相談をしたり、学校の中全体で助け合ってやっていける、そういう体制を取っていけるといいのではないかなというふうに思っております。 次に、学習についてです。 本年度の時間数は確保できるとのことでしたけれども、学習の遅れを気にするあまり詰め込みになったり、分からない子を置き去りにしていくんではないか、そういう心配をしているところでございますが、これについても昨日、校長会でそういうことがないようにということを確認できているということでございます。 しかしながら、昨日もありましたけれども、行事を減らす、夏休みを少なくするというようなことで、時間数としては確保されているようですけれども、時間数を何とか確保ということで授業がどんどん進んでいく。ちょっとこれは聞いた話なんですが、あるお子さんが、最近、授業がどんどん先に進んで分からないところがなかなか聞けないということで、本当に勉強が分からなくなってきたというような声もございました。 江南市内ではそういうことはないとは思うんですけれども、そういうことが起こってこないように先生たちには十分子供たちの様子を見ていただきたいと思いますし、全部、今までのこなすということではなくて、内容をしっかり精選してどの子にも分かりやすくするため、教材の工夫というのがすごく必要だと思うんですよね。今までは、子供たちがいろいろ体験したりとか、それから頭を寄せ合って相談したりとか、そういうグループ学習とか、そういうのがたくさんできていたんですけれども、今はどちらかというと先生が講義するというか、先生が前でしゃべって、それを聞くというような、やむを得ない部分もあるんですが、そういうときだからこそ、先生たちにはいろんな教材の工夫をして子供たちに分かりやすい授業をしていただきたいというふうに思います。 そういうためには、先生たちには子供たちの様子をよく見る時間、それから教材をしっかり工夫する、研究をしていく、そういう時間が必要でございます。私、自分自身の体験から言いましても、今までもなかなか忙しくて教材研究する時間がないというようなのが実情でございました。でも、今は本当にそれが今まで以上に大事だと思います。 それで、例えば消毒作業ですとかトイレ掃除、今、先生たちがされている。これは保護者の方も聞かれてびっくりされた方もあるんですけれども、そういうところでも、子供が帰った後、全部机と椅子をざっと消毒したら、それでかなり体力が消耗して、その後の仕事がなかなか進まない、それは実情だと思いますね。神経もすり減っていますよね。手をしっかり洗ったか見ていないといけない。子供たちが近寄ってしゃべったら、ちょっと離れるとか、そういうことになっておりますので、先生たちは神経をすり減らしていらっしゃると思います。 他の自治体では、消毒作業やトイレ掃除などを外部の方に委託して、そういう仕事をやっていただいているというような話も聞いております。今度の臨時交付金の使い道も、そういうことに使うのもありではないかということを思います。 例えば、アルバイトがなくて困っている学生さんも多いわけですから、そういう方を雇うなり、何らかそういう方法を早くしていただいて、先生方の負担を一日も早く減らしていただくことが、子供たちの学習を保障する、そういうことになるのではないかと思います。その点、早急に考えていただきたいんですけれども、いかがでしょうか。 ◎教育長(村良弘君) 今、三輪議員からお話があったように、私も学校の今の体制は非常にいびつな感じがしております。こうしたコロナ対策でなければ、清掃を教職員がやるなんていうことは、指導はしますけれども、消毒までするということは現実的にはなかったわけですが、この緊急対策の中で、そして中野議員のほうからお話がありましたように、布袋北小学校の保護者のほうから、子供にやらせるのはどうなんだというような御要望というか御指摘も頂きました。 そういう中にあって、私も学校のほうに相談をする形で、そういう声が出てきているけれども、何とか対応できないだろうかということで、一つは先生方にちょっと御協力いただけないか、あるいは学校運営協議会や、あるいは地域の方に対してボランティアを募集して少し御協力いただけないだろうかと、そういうような取組を学校で働きかけてもらえないかというようなお願いをしたところ、大半のところ、まずはボランティアを募集するのもなかなかすぐ対応できないということもあって、先生方が今は下校後に消毒をするというような状況があるということは私も十分承知しております。 少しでもそれを改善していくことは必要だと思いますので、まずは今はスクール・サポート・スタッフという制度がございますので、これを県のほうに要望しながら、一人でも学校にそういう方が見えて、先生方の今の業務が改善できるような体制が整えられればなというふうに思っております。その方々については、今お話のあった学生さんなんかも活用できるかなあというふうに思っていますので、そんな形で乗り越えていきたいというふうに思っていますので、よろしくお願いいたします。 ◆6番(三輪陽子君) 地域の方のボランティアということもあるかと思うんですけれども、地域のボランティアの方、高齢の方も多いということで、そういう方にまたお願いするのもどうなのかなあというところもあります。ここはやっぱり予算をつけて、なるべく早くそういう方を入れていただいて、一日も早く先生方の負担を減らしていただきたいなあというふうに思います。 また、感染防止と子供たちの学びの保障のためにも、少人数での授業が必要だと考えております。     〔資料呈示〕 ◆6番(三輪陽子君) (続)政府もソーシャルディスタンスということを言っております。けれども、今、小学校は一番多いところで40人です。三十七、八人から40人のところがありまして、この図でいきますと、もし40人いますと、隣との距離、前後85センチ取っても105センチということで、こういう状態でございます。私も6月1日以後、二、三、学校の子供たちの様子を見せていただいたんですが、高学年で40人近い学級は、くっつきもっつきというか、なかなか離れてと言われてもできないという状況があります。 これも文部科学省の資料なんですけれども、理想としては1メートルから2メートル間を開けると、さっきの40人学級で1つ置きということですね。重ならないように、これが理想的なソーシャルディスタンスを確認した座席ということでございます。 こうするためには、やっぱり半分、ちょうど分散登校のときは半分でしたので、先生方の中にも、いつもこのぐらいの人数だったら子供たち全員に声がかけられるし、よく見られるからいいなと。それで、そう近づくなとかいろいろ言わなくても、心配しなくてもいいので、いいなということをおっしゃっていました。しかしながら、20人学級というのは、かなり今の状況からは難しいところがあります。何とか30人程度の学級にしていくのが、今、いいんではないかなということを思います。 みよし市は、この機会に28人学級に踏み切ったということを聞いております、かなり財政状況は違うと思うんですけれども。江南市でも、この40人近い学級があるところをもうちょっと少人数で授業する、そういう体制は取れないものでしょうか。 ◎教育長(村良弘君) 今、みよし市の御紹介を頂きました。私も、みよし市の教育長さんにもちょっとお聞きをしたところ、28人学級ではなくて、要するに28人程度の少人数指導をすると。学級編制上の28人ではなくて、指導上の28人程度にしていくと。これはコロナ対策として、先ほど三輪議員がおっしゃったようなソーシャルディスタンスですね、少しでも子供たちの感染を防ぐという対応だとお話を聞きました。いい取組だなとは思いましたけど、やっぱりそこには人的配置が当然必要になってまいりますので、現状では江南市も少人数学級指導は行っておりますけれども、そこまでの状況はないと。各教科全てがやれている状況ではございませんので、算数が中心だと思いますけれども、そうした少人数指導を実際に行っております。 1学級を2つに分ける方法が基本ですが、江南市でも、もう既に2学級を3学級に分けて、あるいは3学級を4学級に分けてという取組をされているところもございます。今回のコロナ対策のみならず、こうしたみよし市の取組については参考にさせていただきたいなとは思っております。 今年度については国の補正予算もございますが、非常勤講師の加配措置がございますので、何とかそういう人を任用しながら、少しでもそうした体制が取れないかなというふうには思っておりますので、御理解を頂きたいと思っています。よろしくお願いいたします。 ◆6番(三輪陽子君) これについて、また最後にちょっと触れたいと思いますが、また後でお願いします。 熱中症対策についても、昨日、おとつい、かなり出されました。登下校を含めて熱中症対策、水分補給はできているということなんですけれども、先日、私、スクールガードの方と一緒に下校の見守りで歩いてまいりました。月曜日でしたので29度ぐらいで、やや曇りで、風が幾らかあって、割と歩きやすい状況ではあったんですが、一番遠いところの子で片道20分、1年生の子も一緒で、結構早足でちょっと大変そうでしたけれども20分、途中で一回、お茶を飲んでいいよということで水分補給をして歩いてまいりました。 それで見守りの方は、自分のおうちから学校まで行って、またおうちまで戻ってくるということで、私も結局、45分ぐらい歩いたんですけど、あの29度ぐらいでも、途中で行きも帰りも水分補給したんですけど、帰ったら汗ぐっしょりで、頭ふらふらという感じで、本当に夏休みは大丈夫かなということをすごく心配に思いました。皆さんも一度、校区で歩いていただけるとよく分かるかなと思います。 それで夏休みが心配で、ちょっと見てください。     〔資料呈示〕 ◆6番(三輪陽子君) (続)実は、過去3年、夏休みの間、気温がどうだったかということを調べてみました。特に問題ですのは8月上旬ですね。赤いのは最高気温、去年よりおととしが、豊田市でお一人お子さんが亡くなったような時期だったんですけど、最高気温38度ということで、これは最高ですので、そんなにはないかもしれないですけど、そのときの気温が平均でも31.6度。31.6度がおととしの8月上旬の平均気温ですね。それで、去年も30.5度ですね。ここですが、30.5度ということになっております。 7月下旬が30.4度、上旬31.6度、中旬27.7度、下旬29.6度、ちょっと中旬より下旬が高くなっているということですが、やっぱりどう見ても8月上旬というのは1年の中で一番気温が高いところです。 それで、私は教育長さんに、あまり急に変わると駄目なので、6月上旬に何とか8月の第1週、3時間で給食なしで帰ってくる、この週15時間分は家庭学習にできないかということで直訴してお願いをいたしましたけれども、これでも時間数が足りないから予定どおりやるというお答えでございましたけれど、登下校を含め熱中症が心配でございます。 8月上旬、給食なしで帰ってくることについて、ほかに何かそういう御要望はなかったでしょうか。 ◎教育長(村良弘君) ただいま三輪議員からお話のあったように、お手紙を頂きまして、8月上旬の3時間授業については対応できないかという話がございました。昨日からお話ししておりますように、少しでも授業時数を確保したいという思いの中で、やむを得ずというふうに私は思っておりますけれども、8月の第1週を3時間授業すると。現実、その時間を使って中学校あたりは期末テストを行うとか、そういう取組をするというようなお話も伺っております。 その3時間につきましても、通常の3時間ですと大体11時半ぐらいになってしまうんですが、できるだけ早い時間から授業を始め、できれば、短縮授業と俗に言うんですけれども、45分授業を40分にするかというような形で、11時前には下校できるような体制を取っていこうということで校長会とは確認しているところでございます。 確かに暑いということは私も重々了解しておりますけれども、少しでも熱中症、あるいは体調不良の児童・生徒が発現しない方法を学校としても考えていただいているというふうに思っております。 昨日からお話しさせていただきますように、教育委員会といたしましては、1つは日傘だとか、あるいは冷却タオルだとか、そういうものについての推奨をしていこうということとか、荷物もできるだけ軽い形でいきましょうとか、それから水分補給につきましても、何とか臨時休業で夏休みを短縮する期間の通常日課のところにつきましては、子供たちに水分補給ができないかというようなことも今検討しているところでございますので、そういう方法でできるだけ熱中症等々が発症しないような対策を講じてまいりたいと思いますので、よろしくお願いをいたします。 ◆6番(三輪陽子君) いろいろ熱中症対策については学校を通じて保護者の方にも御連絡していただいて、対策を取っていただいているようでございます。この8月上旬は早く帰るにしても、給食もないので、できたら例えば冷たい牛乳と塩あめぐらい出してもらうとか、そういう粋な計らいができないかなと。ふだん3時に帰るときだけじゃなくて、この日もよく頑張ってきたな。7月終わりまで、学校に行ったら子供たちは疲れ果てます。先生も疲れ果てます。御褒美でそのぐらいは、もし変更できないならしていただけるといいかなということを思いますので、ぜひよろしくお願いいたします。 また、給食センターとか学校配膳室などがちょっと心配で、この間の食中毒ですね。給食を出していただくふだんの7月や9月も心配なんですけれど、特にこの暑い時期の給食について、新型コロナウイルス感染症対策もあるんですが、もっと心配なのは食中毒などということで、これを防ぐ対策というのは取られていますでしょうか。 ◎教育部長(菱田幹生君) 食中毒の対策といたしましては、学校給食衛生管理の基準を遵守しまして、給食センター、学校配膳室の衛生に努めて、調理後は食品の適切な温度管理を行い、調理後2時間以内で食べられるよう、調理過程から配送時間まで管理して学校配膳室での滞在時間を短くするように努めております。 また、夏場の献立につきましては、食中毒発生の危険性が高いあえ物やサラダの提供はなくしまして、1品少ない献立を予定しております。副菜となる汁物などを具だくさんにすることで、栄養バランスのほうに配慮したものと考えております。 ◆6番(三輪陽子君) 頑張って来たのに1品少ないので、ちょっと子供がかわいそうだなと思うんですけれども、その辺は子供たちにもよく分かるように説明していただいて、食中毒が起こったりすると大変だからこういうふうになっていて、でも栄養はちゃんとあるよということを子供たちや保護者にも伝えていただけたらなということを思います。 先ほどの40人学級の件とも重なるんですが、今年、夏休みが短くなって、免許更新の先生が講習を受けるのが難しくなっております。免許更新制度というのは、あまり皆さん御存じないかもしれないんですが、教員免許証は10年に1回、免許更新というものを受けないと失効してしまいます。実は私はそれを免れまして、決まったときに10年もなかったものですから受けなくてよかったので、永久免許があるんですね。お医者さんとかそういうのは永久免許で、別に途中で更新はないはずなんですよね。教員だけ、なぜか途中で、新しい教育機材が導入されるからとかいうことで更新制度を取ったわけなんですけれども、この免許更新というのは、自分のお金で休みのときに講習を受けなければなりません。大体それは夏休みに受けられる方が多くて、10年に1回ですから、学校の中の10分の1の方が毎年更新をしていく。特に講師とかで一旦おうちへ入られた方は、この免許更新が面倒だからやらないということで、教員経験があっても講習を受けないことによって失効してしまった。だから、教員の経験はあるけど、新たに採用というか仕事しようと思ってもできないと、そういう方がたくさんいらっしゃいます。 それで今年、夏休みはすごく短くなってしまったので、先生たちが大変困っていらっしゃるんじゃないかと思っておりますが、それについてはいかがでしょうか。 ◎教育長(村良弘君) 免許更新の延長につきましては、6月17日付で県教育委員会から通知がございました。この通知によりますと、令和3年3月31日に更新期限を迎える者、要するに今年度中に更新をしなければならない者については2年間更新期限が延長されると。それから、来年度末までに受けなければならないという人につきましても1年延長されて、結局、令和5年3月31日までに更新すればいいというような形になりました。 この通知については最近届いたばかりでございますので、県教育委員会の通知を当該教員に不利益が生じないような形で各学校に周知してまいりたいと思います。 延長はされますけれども、延長しなければならないということではございませんので、通常の期間で更新講習を受講して更新手続を行うことも当然可能ということでございますので、御理解ください。よろしくお願いいたします。 ◆6番(三輪陽子君) ありがとうございます。 今年度、来年度については延期もありということですが、3年後に例えば学校の中で3分の1の先生が更新とかいうことになると、またこれも大変ですので、何とかスムーズにいくようにしていただきたいと思っておりますが、日本共産党は日本教育学会の提案に賛成しまして、10万人教師を増やそうではないかということを提案しております。今、この事態も踏まえまして、子供の学力を保障すること、また健康、安全を守るためにも、少人数の学級はどうしても必要であるということです。 ただ、先ほどもありましたけれども、人手がございません。みよし市の場合も、財政はちゃんと用意したんだけど、人がいないということで、なかなか今、少人数学級が進んでいないという状況もございます。 先ほども言いましたように、免許更新をしなくて、経験があるんだけれども、家庭に入っていらっしゃる方もたくさんあると思います。 昨日、山議員の質問の中にありました学習指導員の方は、特別免許を付与するということでありました。今の教員免許じゃなくてもよいということで、例えば今まで経験がある方で、失効したけれどやれそうな方、そういう方も含めて、各校に1名から2名の財政措置はするということを言っておりますので、ぜひこういう方も活用しまして、子供たちの学びを保障していける、そういう学校にしていっていただきたいなということを思っております。 これは、私だけではないかと思うんですけれども、この免許更新制度というものが、教員不足をつくっているかなり大きな部分を占めておると思います。教員が日々新しいことに対して研さんしていくのは当たり前のことなので、特別、大学へ行って研修を受けるということではなく、日々の中での研修を十分できる保障をしていくということで、この免許更新制度を何とか廃止することで教員を大幅に増やせる、そういう見込みがあるのではないかということを思っておりますので、これは今後、大きな運動にしていきたいなというふうには思っております。 それで、10万人教師を増やして、子供たちに少人数学級をプレゼントしようというのが今の共産党の子供たちに対するプレゼントということを言っております。ぜひこういうのをこの機会に実現いたしまして、子供たちが健やかになる、そういう日本にしていきたいなというふうに思っております。 これで質問を終わります。 ○副議長(中野裕二君) 古池勝英さん。     〔19番 古池勝英君 登壇〕     (拍手) ◆19番(古池勝英君) 皆さん、こんにちは。 それでは、議長さんのお許しを頂きましたので、通告に従いまして一般質問をさせていただきます。 1番目の愛知県立古知野高等学校における雨水貯留施設整備事業についてでございます。 今年の東海地方の梅雨入りは、例年よりもやや遅い6月10日に気象庁から発表され、浸水被害のおそれがある地域の市民の方にとっては不安が募る時期となりました。 また、昨年10月の台風19号が及ぼした記録的な大雨と強風による静岡県や関東甲信越、東北地方では、中小河川の氾濫、土砂災害が発生し、1都12県に大雨特別注意報が発令されましたことは記憶に新しいところであります。 そこで、現在、市が浸水被害の軽減のために取り組んでいる愛知県立古知野高等学校における雨水貯留施設整備事業について伺います。 古知野高校における雨水貯留施設整備事業については、以前にも私も一般質問をさせていただいたことがありますが、当初、計画時の貯水量は7,770立方メートルであると記憶しておりましたが、昨年度、古知野高校の雨水貯留施設基本計画を見直し、現在は貯留量が4,000立方メートルと少なくなっているようでございます。 そこで、これまでのその経緯と、この見直しの内容についてお聞かせください。 ◎水道部長兼水道事業水道部長兼水道事業水道部水道課長(古田義幸君) 古知野高校雨水貯留施設基本設計を見直した経緯としましては、第3次江南市総合治水計画において5年に1度発生すると予想される規模の降雨に対し家屋浸水を解消することを目標に掲げ、集水区域55.5ヘクタールを対象として古知野高校のグラウンド内に貯留量7,770立方メートルの雨水貯留施設を設置する計画をしておりました。 高校側と協議を重ねる中、学校運営を最優先に考えると、体育の授業や部活動に支障を来すことを理由に、高校側からグラウンド内での建設計画は困難であると回答をされましたが、グラウンド敷地南側の駐車場と隣接するプール敷地の活用について御提案を頂き、雨水貯留施設設置についての検討ができることとなりました。 そこで昨年度、雨水貯留施設基本設計を見直し、貯留施設の規模を許された敷地内で設置可能な貯留量4,000立方メートルを規模とし、高校の北西部の浸水解消を優先とした集水区域46ヘクタールに変更したものでございます。 ◆19番(古池勝英君) これまでの計画よりも大変減少したわけでございますが、この4,000立方メートルの貯水量は、ほかの施設に比べてもかなり大きいほうであります。 集水区域が46ヘクタールに変更されたとの答弁がありましたが、古知野高校への雨水貯留施設の設置については、般若用排水路下流域の住民にとっても大きく期待されるところであります。 そこでお尋ねしますが、ハザードマップにおける浸水地域のうち、具体的にどの辺りの浸水解消が期待できるのか、お聞かせください。 ◎水道部長兼水道事業水道部長兼水道事業水道部水道課長(古田義幸君) 具体的には、古知野高校の南側に位置する市道松竹東西線、高校西側に位置する県道鹿子島南小渕線、飛高町栄、前飛保町緑ケ丘区域の一部において浸水の解消の効果が期待できるものでございます。 また、これらの地区の雨水流出抑制が図られることで、般若用排水路の負担を緩和できるものと考えるものでございます。 ◆19番(古池勝英君) ありがとうございます。 古知野高校周辺の土地の低いところでありますが、その地域の住民にとりましては、長年の浸水解消に大いに期待ができるものであります。 次に、早期の雨水対策の必要性が高まる中、市はこれまで河川事業として進めてきました雨水対策をより多くの財政的支援を受けられる下水道事業として進めていく方針へ転換されたと聞いておりますが、これはどのような内容で、どんなメリットがあるのか、お聞かせください。 ◎水道部長兼水道事業水道部長兼水道事業水道部水道課長(古田義幸君) これまで雨水対策事業につきましては河川事業として進めてまいりましたが、平成30年度から下水道事業における雨水対策が国庫交付金の重点項目に位置づけられましたことから、昨年度、江南市下水道事業基本計画の雨水対策を見直し、国からより多くの財政的支援を受けられる下水道事業として進めていくものでございます。 ◆19番(古池勝英君) 何にしましても、国からのより多い財政的支援を確保していただくようにお願い申し上げます。 それで、今年度も下水道事業計画--雨水ですね--の改定事業で1,801万8,000円の業務委託料が予算計上されておりますが、どのような内容でありましょうか。 ◎水道部長兼水道事業水道部長兼水道事業水道部水道課長(古田義幸君) 今年度実施します江南市公共下水道事業計画等変更業務委託の内容につきましては、古知野高校雨水貯留施設の整備を下水道事業の国庫交付金事業として進めるに当たり、下水道法による事業計画及び都市計画法による事業認可の変更などを行うものでございます。 ◆19番(古池勝英君) それでは、今後の古知野高等学校雨水貯留施設整備の完成までのスケジュールについて教えていただけますか。 ◎水道部長兼水道事業水道部長兼水道事業水道部水道課長(古田義幸君) 現在、雨水貯留施設の設置に向けて、古知野高校並びに愛知県教育委員会と協議を重ねていますが、現段階での雨水貯留施設整備のスケジュールは、今年度、下水道事業として国庫交付金を受けるための事業認可の取得を行い、来年度は国庫交付金を受けて詳細設計を進め、令和5年度、令和6年度の2か年で雨水貯留施設の本体工事を予定しております。 また、令和7年度以降に雨水貯留施設への流入管を道路に埋設する工事を予定しておりますので、よろしくお願いいたします。 ◆19番(古池勝英君) 令和7年度以降の工事完了という予定でございますが、新型コロナウイルス感染症対策で大変な時期になっております。雨水貯留施設の予定される工事予算と申しますか、その点につきましては質問を差し控えさせていただきたいと思います。 古知野高校の雨水貯留施設整備が全て完成する時期は、まだまだ先のようでございますが、今月12日の環境大臣の発言にもあるように、今や私たちは気候危機、想定外の気候とも言える時代に生きているという警鐘を鳴らしておられることから、いつどこで豪雨が発生してもおかしくない時代となっております。一刻も早く完成できるように要望しておきます。 最後に、古知野高校の整備後の次の雨水貯留施設整備について事業化の見通しが立っている箇所があるのか、お聞かせください。 ◎水道部長兼水道事業水道部長兼水道事業水道部水道課長(古田義幸君) 古知野高校雨水貯留施設整備後の次の施工箇所につきましては、今後、近年の道路冠水や家屋被害の状況、土地利用の変化並びに河川整備状況を十分に調査しまして総合治水計画検討委員会において審議してまいりますので、よろしくお願いいたします。 ◆19番(古池勝英君) それでは、最後に要望としてお願いしますが、この御答弁からは、まだ次の雨水貯留施設設置の選定には至っていないようでありますが、般若用排水路下流地域における浸水被害軽減には、古知野高校と併せて古知野南小学校への整備が有効と考えられます。第3次江南市総合治水計画の中でも、古知野南小学校の雨水貯留施設整備はハードの面での中期計画に位置づけられ、重点地域における対策メニューの一つでもあります。 古知野南小学校に雨水貯留施設を建設することにより般若用排水路の負担を軽減することができれば、般若用排水路下流地域の浸水被害軽減にもつながるものと考えられます。一刻も早く古知野高校の雨水貯留施設整備を進めてもらうとともに、次期整備計画には古知野南小学校への建設を検討してもらい、般若用排水路の下流域の住民の浸水被害軽減に努めていただくことも強く要望して、次の質問に移ります。 次の質問の2の江南駅及び周辺整備については、建設産業委員会と重なりましたので取りやめさせていただきます。 3番の今後想定される新型コロナウイルス対応について質問いたします。 この質問につきましては、たくさんの議員さんが新型コロナウイルス感染症について質問されておみえになります。重なるところが非常に多いかと思いますが、医療関係について淡々とお聞きいたします。 新型コロナウイルス感染症は、現在、小康状態で少し落ち着いているかに見えますが、昨日も東京では55人の感染が発生しております。また、今朝のニュースで、プロテニスプレーヤーのジョコビッチが感染しましたというニュースが流れました。 これまでも医療関係に従事されている方々には、感染対応で大変御苦労をかけておりますことに感謝申し上げる次第でございます。 これから暑い夏を迎え、新型コロナウイルス感染症に加え、熱中症も心配されます。また、緊急事態宣言が解除され、今後、第2波、第3波の到来も危惧されております。このように、大いに想定されるこの感染症の拡大を少しでも予防せねばなりません。そのためには本人の自覚、家族、周囲等の予防の徹底はもちろんのこと、さらなる医療機関の予防、診療体制の充実強化が求められております。 まず質問いたしますが、今、せきが続いたり軽い風邪の症状が出た場合、また新型コロナウイルス感染症が疑われる、そういう症状がある場合はどのような対応をしたらいいのか、教えてください。 ◎健康福祉部長(栗本浩一君) 新型コロナウイルス感染症の流行により、軽い風邪の症状がある場合は、まずかかりつけのクリニックなどに電話で症状を伝え、指示を受けていただくのがよいかと思われます。ただし、息苦しさ(呼吸困難)、強いだるさ(倦怠感)、高熱等の強い症状のいずれかがある場合には、江南保健所にある帰国者・接触者相談センターへ電話にて御相談ください。 なお、高齢者、糖尿病など基礎疾患のある方など重症化しやすい方は、発熱やせきなどの比較的軽い風邪の症状がある場合はすぐに、妊婦の方については早めに、帰国者・接触者相談センターへ御相談くださるようお願いしたいと思います。 それ以外の方で、発熱やせきなど比較的軽い風邪の症状が4日以上続く場合には、必ず帰国者・接触者相談センターに御相談くださるようお願いしたいと思っております。 このような対応をしていただくことが現在の受診の目安となっております。 ◆19番(古池勝英君) 分かりました。 特に、この中で私も含めまして高齢者や基礎疾患のある方は早めに相談して、必要があれば受診という形になるかと思いますが、よろしくお願いいたします。 当初の医療機関を受診する際の目安として、以前は目安の公表があった後、患者が相談を控えたり、医師が検査を求めても保健所が断ったりというケースがあったことが報道されております。現在、ここに至ったところで保健所もやっと落ち着いてきたということは聞いておりますが、このようにまた新たに受診目安が5月に示されたと聞いておりますがどういうことでしょうか、教えてください。 ◎健康福祉部長(栗本浩一君) 新型コロナウイルス感染症を疑う場合の受診の目安でございますが、本年5月7日以前は、風邪の症状や37.5度以上の発熱が4日以上続く方、ただし高齢者や糖尿病、心不全、呼吸器の病気など重症化しやすい方、妊婦の方については2日程度、また強いだるさや息苦しさがある方などが各保健所に設置された帰国者・接触者相談センターへ御相談いただくこととなっておりました。 このことから、議員のおっしゃるとおり、37.5度以上の発熱が4日未満であることを理由にPCR検査の受検を帰国者・接触者相談センターがお断りした事例があったのではないかとの報道がされております。このことにつきましては、東猴議員の一般質問で御答弁させていただいたとおり、江南保健所におきましては4日間ルールのみを理由にお断りしたことはなかったと伺っております。 なお、現在の受診の目安は、先ほど答弁させていただいた内容に変更されているところでございます。 ◆19番(古池勝英君) いろいろ変わってきておるわけでございますが、なかなかセンターに相談するというのもちゅうちょする方があるかと思います。 ここで、新型コロナウイルス感染症が流行する以前であれば、風邪を引いたらまずは近所のクリニック、かかりつけ医を受診していたところですが、最近、市民の皆さんから、新型コロナウイルスに感染しているといけないから、江南厚生病院で診てもらいたいとの話をよくお聞きします。 未知の新型コロナウイルスに対して大きい病院で診てもらいたいという皆さんの気持ちはよく理解できますが、江南厚生病院を紹介状なしで受診すると、診察料に追加して選定療養費の支払いが必要となりますが、取りあえず江南厚生病院を受診するというのはいかがなものでしょうか。 ◎健康福祉部長(栗本浩一君) 江南厚生病院は第3次救急医療施設として、かかりつけのクリニックなどや第2次救急医療施設の後方病院として高度な医療を担う病院であり、議員のおっしゃるとおり選定療養費5,500円もかかってまいります。 新型コロナウイルス感染症の流行下におきましても、まずは江南厚生病院よりも、かかりつけのクリニックなどの受診や帰国者・接触者相談センターへの相談を御検討いただくようお願いいたします。 ◆19番(古池勝英君) 今御答弁いただきましたように、江南厚生病院は高度な医療を担う病院、重篤の患者を主に診療する病院でもあります。 先ほどの三輪議員の一般質問の中でも、発熱外来を設置されているということでございます。この新型コロナウイルス感染症を疑う患者の当病院への来訪により、一般患者や医療従事者等との接触で院内感染することが一番危険で、そうした状態になることが危惧されております。 そこでまずは、せきが続いたり、風邪を引いたような初期症状の場合は、かかりつけ医などや帰国者・接触者相談センターに相談していただくことが第一であるとのことでございます。 それでは、この帰国者・接触者相談センターでの相談の結果を踏まえ、PCR検査を受けるまでの一般的な流れについてお聞かせください。 ◎健康福祉部長(栗本浩一君) 帰国者・接触者相談センターへ相談した際に受診が必要と判断された場合は、相談センターから指定された医療機関である帰国者・接触者外来を受診することとなります。帰国者・接触者外来の医師から、新型コロナウイルス感染症の疑いがあり、診断のために検査が必要と認められた場合にPCR検査を行うこととなります。 ◆19番(古池勝英君) そのPCR検査は、無料で受けられるのでしょうか。 ◎健康福祉部長(栗本浩一君) 帰国者・接触者相談センターの紹介で帰国者・接触者外来である医療機関においてPCR検査を実施した場合には、PCR検査費用自体に自己負担はございませんが、例えば検体採取に合わせて肺のCT検査を行っている場合などは、自己負担が発生することになります。 ◆19番(古池勝英君) CT検査というのは多分、特に肺炎等の症状を診断する場合でございますが、必要になるんではないかというふうに思います。 これまでのこのような検査に加えまして、最近、唾液によるPCR検査ができるようになったとお聞きしますが、このことについて教えてください。 ◎健康福祉部長(栗本浩一君) 唾液を使ったPCR検査が令和2年6月2日から国に認められました。愛知県のホームページによりますと、PCR検査の需要増大に備えるとともに、帰国者・接触者外来の負担軽減を図るため、症状発症から9日目以内の軽症者で、クリニック等の医師が感染を疑った場合は、唾液を使ったPCR検査を可能とするとあります。 また、検査の流れといたしましては、症状がある発症後9日目までの方がクリニック等を受診いたします。診察した医師が新型コロナウイルスの感染を疑い、かつ軽症と判断した場合、所管の保健所に連絡し、患者の概要を伝えます。患者は受診したクリニック等で検体採取容器を受け取り、自宅で唾液を採取します。患者本人またはその家族は保健所の担当者と受取日時を調整し、保健所の駐車場等で検体を渡します。保健所は検体を愛知県衛生研究所に搬送し、PCR検査を実施するとのことでございます。 ◆19番(古池勝英君) 非常に複雑のような気がしますが、医者任せということで進むことだと思います。 このように、いろいろな報道機関で、専門の医師などが新型コロナウイルス感染症の検査についてコメントされておみえになります。PCR検査、抗原検査、抗体検査がいろいろあるようでありますが、その違いと利用方法などについて説明していただけますでしょうか。 ◎健康福祉部長(栗本浩一君) PCR検査は咽頭などの拭い液または唾液により、新型コロナウイルス感染症への罹患を診断するための検査です。長所は精度が高いことで、短所は結果が出るまでに時間がかかることでございます。 抗原検査は、令和2年5月13日から保険適用され、使用できるようになりました。咽頭などの拭い液または唾液で検査できます。長所は、診療現場において30分程度で簡便に判定できることで、短所はPCR検査と比較すると精度が低いことでございます。症状がある方多数に対して速やかに結果を求める救急現場などを中心に使用されております。 抗体検査は、長所は少量の血液で短時間に検査ができることで、短所は偽陽性が起こり得ることでございます。また、検査結果の精度にばらつきがあることが課題とも言われております。検査費用は保険適用外の自由診療で、全額自己負担となります。 ◆19番(古池勝英君) それぞれ長所・短所があるようでございます。 今後は、この新型コロナウイルス感染症に対しましては、ワクチンの開発が急がれておりますが、まだまだ時間がかかっておるようでございます。 次に質問する予定でありましたが、感染症対策と熱中症対策につきましては、前の議員さんもいろいろ質問されましたので取りやめさせていただきまして、最後に第2波へ向けて新たな動きが出てきております。専門会議も、これも今朝のニュースでございましたが、専門会議をやめて分科会を設置していくというように方向性が変わってくるかと思います。 では、6月17日の新聞報道によりますと、厚生労働省が新型コロナウイルスの感染歴を調べる抗体検査を東京都、大阪府、宮城県の3都府県の計8,000人に実施した結果、東京都では0.1%、大阪府では0.17%、宮城県では0.03%の方が陽性と判定されたとのことでございます。思っていたよりも低い数字で、第1波の広がりを抑えることができた反面、多くの方が感染しておらず、そのために第2波に備えて対策を緩めてはいけないということでございます。 秋から年末にかけて、第2波、第3波の新型コロナウイルス感染症対策の想定が必要となってまいります。そのために、まずは市民一人一人の予防が第一と考えられます。連日、新聞報道にも、新型コロナウイルス感染症の相談窓口として県内保健所の電話番号が案内されております。家族や周囲の人への感染拡大をさせないためにも、早めの相談、診療、検査が求められます。 そして、この江南市におきましても、市内で感染者を出さないためにも、市民への情報配信に引き続き努めていただくとともに、江南保健所や医療機関などの関係機関との連携をしっかり取っていただき、市民が相談、診療、検査しやすい環境を構築していただきますよう強く要望いたします。地域みんなで力を合わせてコロナを乗り切りましょう。 次に質問をさせていただきます。 4番目でございますが、副市長人事についてでございます。簡単に申し上げたいと思います。 この4月から副市長が不在となりました。今現在もそうした状況が継続しております。副市長は市長の片腕とも言われ、事務方のトップとして市長を支え、職員をまとめ、行政を推進していく重要な役割があります。 ここから少し独り言を言わせていただきます。 以前より、ある元市長さんは、行政と議会とは車の両輪であるといつも言っておみえになりました。片方の輪が外れてしまえば、車は真っすぐ進めない。進めないどころか、変な方向へ進んでいけば大変なことになります。大事な両輪でなければなりません。真っすぐ前に進まなければなりません。 それからもう一つ、「和をもって貴しとなす」ということわざがあります。市長室に入りますと、江南市の歴代の市長さんの写真がでんと掲げてあります。もちろん、元市長さんの写真もあります。そこで、第3代市長の古池元吉さんは、不肖ながら私の祖父でありますが、大変厳格な方で、子供心にも非常に怖い存在でした。私の祖父、古池元吉は「和をもって貴しとなす」、この言葉が大変好きなようでございました。 ちなみに、このことわざの資料をひもときますと、聖徳太子「十七条憲法」第1条でありますが、1つ、何をするにも仲よく争わないのがよい。何よりも貴いことであります。2つ目、これもしっかりとかみ砕きたいと思いますが、しっかり議論はしなさい。お互い納得いくまで議論して、協調をすることが大切なのですとうたわれております。今、この時期に最もふさわしい言葉ではないでしょうか。 副市長は、市長のスポークスマンであります。また、副市長人事は全会一致の下で行うことが賢明な判断であります。 以上です。答弁は要りません。終わります。     (拍手) ○副議長(中野裕二君) 暫時休憩いたします。     午前11時48分 休憩---------------------------------------     午後1時04分 開議 ○議長(野下達哉君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 一般質問を続行いたします。 宮地友治さん。     〔18番 宮地友治君 登壇〕     (拍手) ◆18番(宮地友治君) 議長のお許しを頂きましたので、早速一般質問へ入らせていただきます。 通告どおりに従い、一般質問をさせていただきます。 一般質問に入る前に、市道江南池之内線のスライドをちょっと見ていただきたいと思います。     〔資料呈示〕 ◆18番(宮地友治君) (続)これから一般質問する道路なんですけれども、これは赤童子西交差点から上奈良町錦に植樹されている木なんですけれども、これは3分の1ほど樹皮がまだ生き残っていて、上のほうはまだ青々しておりますけれども、これは今の、下の部分は拡大して、かなり腐食、またはコケなんかも生えちゃって、かなり危険な状態のところであります。 これなんかは下の部分が、ちょっと見にくいかもしれませんけれども、縦の亀裂じゃなくて横に亀裂が入っていて、私はもうかなりこれは危険な状態だと思っておりますけれども、この判断は、また後でお聞きします。 これはもう完全に枯れてしまって、これは以前、私が思うには、どうしても鳥対策で、鳥のふんの害ですね。それで、やはり枝をかなり厳しく剪定したために枯れたんじゃないかなあと私は判断しておりますけれども、こういった枯れ木が前にもあったんですが、今現在残っているのは2本あります。 これは今の枯れ木の根元のほうなんですけれども、中腹、ちょっとこれは何かペンキではないんですけど、何らかの形で木が腐るのを防ぐために手当てしてある状態で、この上はもう枯れちゃっております。 それから、これもそうですね。かなり剪定が厳しいために、これも枯れてしまったというふうに私は判断しております。病気なのか根腐れなのか、ちょっと私は分かりませんけれども。 これは剪定のときに、何かの印のためにテープを巻き付けて、あと処理がせずに1年間ずうっと放置してあって、ほかのところもこういったテープが巻いたままのところもありますけれども、こういったものをいつまでも置いておくというのはちょっと私も不思議じゃないかなあと思っております。 これは、たまたま街路灯があるところで街路樹がかなり大きくなってきて、歩道の部分がすごく暗いわけなんですけれども、これはまた何かの機会で質問させていただきますけれども、という今の状態を見ていただきまして一般質問に入らせていただきます。 では、市道江南池之内線の樹木の剪定等についてということで質問させていただきます。 市道江南池之内線の赤童子交差点から上奈良町錦の交差点間の高木について、数本枯れていることを確認しております。毎年実施されている剪定の度合いが強いことによるものと思われますが、この樹木が枯れていることについて、剪定業者に責任はないのか、お尋ねいたします。 ◎都市整備部長兼危機管理監(野田憲一君) 街路樹の保全につきましては、車両や歩行者の通行の妨げにならないよう土木課において造園事業者などに委託し樹木を剪定しているもので、市道江南池之内線をはじめ、高さが3メートル以上となるいわゆる高木の街路樹は、年に1回の頻度で剪定をしております。 以前、夏から秋にかけての時期に、当該路線の高木に野鳥が集まり、鳥のふんによる道路の汚れや鳴き声による騒音などが発生し、地域住民及び通行者の生活環境を脅かす事例がありまして、対応に苦慮しておりました。その後、様々な対策の結果、野鳥が枝に止まりづらくなるよう枝を短く切る強めの剪定を行ったことにより、効果が得られた経緯がございます。 市としましては、枝を短く切る強めの剪定につきましては、樹木が枯れるリスクがあることは認識をしておりますが、野鳥による被害を軽減し、安心して通行できる環境を整えるためには、やむを得ない対応と考えておりまして、こうした市の意向に沿った剪定により、樹木が枯れた場合には、委託業者の責任は問えないものと考えておりますのでよろしくお願いいたします。 ◆18番(宮地友治君) 発注する時点で、やはり時期が8月、9月の時期で、7月ですか、ちょっと私もいつ発注か記憶にないんですけれども、やはり発注するほうの責任でもあると思うし、やはり事業者に対して責任をどうのこうのというと、なかなかそこまでは責任は問えないと思っております。今の答弁のとおりだと思っております。 でも、やはり樹木を大切にする以上、やっぱり剪定の時期も考えていただきたいんですけれども、やはり鳥の対策ということもあって、どうしてもこの時期しかやむを得ないという今答弁でしたので、これは致し方ないかなあと思っております。 それでまた現在、市道江南池之内線では樹木が2本枯れているのに、なぜ放置したままなのかお尋ねいたします。 ◎都市整備部長兼危機管理監(野田憲一君) 本年4月に行った道路パトロールにより、衰弱していると思われる2本の樹木を確認しておりますが、造園業者に確認をさせたところ、今すぐ倒れるおそれは低いとのことから、今年度の委託業務の中で樹木の状態を確認した上で適切に対応してまいりたいと考えております。 なお、昨年度につきましても、枯れている樹木1本と衰弱している樹木1本を確認しておりますが、枯れている樹木については植え替えを実施し、衰弱している樹木については造園業者及び樹木医の助言を受けた上で樹勢の回復を促すよう、幹に傷みや乾燥を防止するための薬剤を塗るなどの措置を講じるものでございます。 ◆18番(宮地友治君) 現在、枯れた木なんですけれども、倒木の可能性は低いということですが、景観も悪く、樹皮ですね、木の皮なんですけど、普通の木よりもやはり厚い樹皮なんですけれども、樹皮が剥がれかけており、落下する樹皮が通行者や通行車両に接触し、けがや事故につながるおそれがあると思われるが、どのように考えているのかお尋ねいたします。 ◎都市整備部長兼危機管理監(野田憲一君) 議員から御指摘を頂きました樹皮が剥がれ落ちそうな危険な箇所につきましては、現地を確認し、樹皮を撤去するなどの対応をいたしました。 造園業者や樹木医によりますと、剥がれかけた樹皮を全て剥がすことについては樹木の衰弱につながることもあるということですので、樹木の保全及び安全管理の観点から適切に判断をしてまいります。 街路樹の状態につきましては、月1回パトロールを実施することにより状況把握に努め、倒木のおそれがあるなどの危険性の高いものにつきましては、早急に必要な措置を講じてまいりますのでよろしくお願いいたします。 ◆18番(宮地友治君) 樹皮を無理に剥がすと樹木が弱るということでありますけれども、樹皮が剥がれてくる状態というのは、もう木が枯れかかったら、そこの樹皮のところからは水分が上へ上がらないものですから、それはもうちょっと私、納得いかないですけれども、樹木が弱るということは。やはり樹木が弱っても、生きていく力がないから樹皮が剥がれ落ちてくるものですから、普通の樹皮よりもやはり厚い樹皮の状態なものですから、確かに私が当局にお願いしたときにはもっとあった樹皮が今はきれいに取り去られていますけれども、これがちょっとした強い風で、やはり歩いている人の顔に当たったりすれば必ず、目に当たれば当然失明ということもありますので、絶えずやはりパトロールなりしていただきまして、先ほど月に1回のパトロールということでありますけれども、月1回じゃなく、やはりもう少し小まめに、ここの市道江南池之内線だけじゃなく、ほかの地域もそうだと思いますけれども、やはり大きくなる樹木を植えるということは、それだけいろんな危険性も含まれておりますので、やはりそれを維持していく、市民の安全を確保していくためには、やはり月1回のパトロールは当然でありますけれども、状況把握に努めていただいて、市民が安心して通行できる道路状態を保っていただきたいと思っておりますのでよろしくお願いいたします。 以上で市道江南池之内線に関しては、質問は終わります。 次に、令和2年度の国勢調査員募集の新聞折り込みについてを質問させていただきます。 これは、私もちょっと気になったんですけれども、新聞折り込みに入ったのは、たしか私もあれっと思ったんですけど、ほかの方も、なぜ新聞折り込みというお話もちょっとお聞きしたものですから質問させていただくわけなんですけれども、今年はたまたま5年に1度の実施される国勢調査の年になります。その概要について、確認のため内容について教えてください。 ◎総務部長(本多弘樹君) 国勢調査でございますが、統計法に基づき、日本国内に住んでいる全ての人と世帯を対象とする国の最も重要な統計調査でございます。 令和2年10月1日を基準日といたしまして、調査員が各世帯を訪問し、調査書類を配付した後、インターネット、郵送または調査員への提出により回答を頂くもので、調査内容といたしましては、世帯員の男女の別、出生年月、配偶者の有無、就業状態、従業地または通学地、世帯員の数、世帯の種類、住居の種類、住宅の建て方などでございます。 調査結果につきましては、総務省統計局のホームページのほか、都道府県立の図書館などでどなたでも御覧いただくことができ、国勢調査から得られる様々な統計は、国や地方公共団体の施策などにおいて活用されることはもとより、民間企業や研究機関でも広く利用され、国民生活に役立てられるものでございます。 ◆18番(宮地友治君) 確認の意味で聞かせていただきました。 では、日本国内に住んでいる全ての人と世帯を対象とするということですが、江南市ではどれぐらいの調査員が必要で、その調査員の人数を確保できているのか教えていただきたいと思います。
    ◎総務部長(本多弘樹君) 国勢調査は全ての人、世帯を対象とする全数調査でございますので、江南市で調査を実施するためには約360人程度の調査員が必要となります。現時点で確保できている調査員の人数は220人程度で、140人ほどが不足している状況でございます。 今回の国勢調査の調査員の確保につきましては、新型コロナウイルス感染症の影響で、全国的に調査員の募集活動が停滞、低迷し、その確保が極めて厳しい状況となっておるものでございます。江南市におきましても調査員の確保に大変苦慮しており、現在、様々な方法で調査員の募集を広く呼びかけているところでございます。 ◆18番(宮地友治君) よく分かりました。 360人ほど必要というところに今220人ということで、大変今苦労してみえるということで、360人という調査員が必要だとは、私もこの質問をするまでには分かりませんでした。本当に皆さん、苦労してやってみえるんだなあという実感が湧きます。 江南市では、どのような方法で調査員の募集を呼びかけているのか、具体的に教えていただけたら助かります。 ◎総務部長(本多弘樹君) 調査員の募集の方法でございますが、昨年12月から現在まで広報「こうなん」や市のホームページ、フリーペーパーに記事を掲載しております。 また、区長さんにポスターの掲示やリーフレットの回覧をお願いしたり、イベント情報メールや庁内放送、行政情報モニターを利用したりしております。さらには、市民の方が参加される会議において御案内をさせていただくなど、様々な方法で募集を呼びかけているものでございます。 ◆18番(宮地友治君) でも、なかなか集まらないという状態なのかな。 5月31日と6月12日の新聞に、国勢調査員募集案内のチラシが折り込まれていました。なぜ新聞折り込みなのか、また国勢調査が実施される際は、毎回募集案内のチラシを新聞に折り込んでいるのかお聞きいたします。 ◎総務部長(本多弘樹君) 先ほども御答弁申し上げましたが、繰り返し調査員の募集を呼びかけておるところでございますが、なかなか調査の実施に必要な調査員の人数がそろわない状況がございまして、少しでも多くの方に募集の案内を周知し、調査員に申し込んでいただくために、5月31日と6月12日に募集案内チラシの新聞折り込みをさせていただいたところでございます。 なお、過去の国勢調査におきましては、新型コロナウイルス感染症のような特殊な事情はなく、ある程度の人数の調査員が確保できておりましたので、調査員の募集案内チラシの新聞折り込みにつきましては行っておらず、今回が初めてということでございます。 ◆18番(宮地友治君) やはり初めてということであります、新聞折り込みは。 今年は、新型コロナウイルス感染症の関係もあるかと思いますけれども、広報「こうなん」に折り込めば、少しでも安く上がるんじゃなかったかなあと私は思っておりましたけれども、広報「こうなん」と一緒に各戸になぜ配付できなかったか、ちょっとお聞きいたします。 ◎総務部長(本多弘樹君) 広報「こうなん」におきましては、令和2年の3月号、5月号、6月号に国勢調査員募集に関する記事を掲載するとともに、調査員申込書の様式を裏面に記載した募集案内のチラシを5月号に折り込んで、各世帯に配付をさせていただいたところでございます。 また、広報「こうなん」7月号にも募集案内のチラシを折り込んで各世帯に配付し、周知を図ってまいる、そういった予定でございます。 国勢調査を円滑に実施するため、引き続き必要な調査員の人数の確保に努めていきたいと考えております。 ◆18番(宮地友治君) どこの市町でも、多分広報等に記事として募集をしてみえる市町が多いかと思います。そしてまた、チラシを作って折り込んでみえる市もあると思いますけれども、やはり今年は江南市の場合、新聞折り込みを使って調査員の方の募集をかけたということで、かなりまた効果もあったんじゃないかと思っておりますけれども、では新聞折り込みにかかる費用はどうなっているのかお聞きいたします。 ◎総務部長(本多弘樹君) 5月31日の新聞折り込みにかかる経費でございますが、1部当たり3.19円で2万1,350部を折り込みましたので、おおよそでございますが6万8,000円ほど経費がかかったものでございます。 また、6月12日の新聞折り込みにかかる経費でございますが、1部当たり同じく3.19円で、3万6,200部を折り込みましたので、おおよそ11万5,000円ほどの経費となるものでございます。 なお、国勢調査に係る費用につきましては、国勢調査市町村交付金といたしまして愛知県から全額交付されますのでよろしくお願いをいたします。 ◆18番(宮地友治君) 交付金が交付されるということであっても、やはりこれは私たちの税金だと思いますので、やはりお金というものを大切にして取り扱っていただきたいと思います。 でも、今回の場合は、やはり国勢調査員がなかなか応募が少ないということで、致し方ないかなあと思っております、新聞折り込みを掲げたということは。 では、先ほどの答弁の中で、江南市では約360人程度の調査員が必要となるが、現時点で140人ほど不足しているということでありましたが、もし調査に必要な調査員の人数が確保できなかった場合、どのような対応をされるのかお聞きいたします。 ◎総務部長(本多弘樹君) 広報「こうなん」7月号に募集案内のチラシを折り込むなど、今後も必要な調査員の確保に努めてまいりたいと考えておりますが、それでも不足する場合には、各部から国勢調査の調査員として調査に従事することができる職員を推薦してもらい、必要な人数をそろえて調査を実施する予定でございます。 ◆18番(宮地友治君) 最悪の場合ということでありますけれども、やはり5年前のときもそうだったかもしれませんけど、今回、市の職員が対応していくということで、市の職員が国勢調査の調査員として調査に従事することは法的に問題はないのかお聞きいたします。 ◎総務部長(本多弘樹君) 地方公務員法第35条におきまして職務に専念する義務が規定されており、職員はその勤務時間及び職務上の注意力の全てをその職責遂行のために用い、当該地方公共団体がなすべき責を有する職務にのみ従事しなければならないとされておりますが、調査は勤務時間外に行いますので、本来の職務に支障はございません。 また、地方公務員法第38条第1項、営利企業への従事等の制限では、職員は任命権者の許可を受けなければ、報酬を得ていかなる事業もしくは事務にも従事してならないとされておりますが、職員はあらかじめ任命権者に兼業の許可を申請し、許可を得た上で調査に従事することになりますので、法的な問題はないということでございますのでよろしくお願いをいたします。 ◆18番(宮地友治君) 安心したというか、でも一般的には、我々一般市民が見る目というのは、やはり公務員の方がそういった仕事以外といえども報酬を得て、こういった国勢調査に加わるというのはいかがなものかと思われる市民も多いと思います。 ですから、やはりその点、問題ないといえども慎重に、やはり後々引かないように、これは今回、新型コロナウイルス感染症の影響で調査の実施に必要な調査員がそろわず、大変苦労している状況がよく分かりました。 先ほどの説明によりますと、職員は任命権者の許可を受けなければ、報酬を得ていかなる事業もしくは事務に従事してはならないとされており、職員はあらかじめ任命権者に兼業の許可を申請し、許可を得た上で調査に従事することになり、法的な問題はないということでありますが、募集必要人員の不足になった場合、職員にお願いする場合、後に問題が起きないように書類手続を正確にしていただくことをお願いいたします。 また、国勢調査は国の最も重要な統計調査なので、一般募集で少しでも多くの方が申し込んでいただけるよう頑張っていただきますようお願いして、私の一般質問を終わります。     (拍手) ○議長(野下達哉君) 堀  元さん。     〔2番 堀  元君 登壇〕     (拍手) ◆2番(堀元君) それでは、今議会の最後の一般質問ということで質問をさせていただきます。 その前に4つ通告してあるんですが、1番はそのまま行きます。2番、3番は一緒に質問させていただきます。4番のほうは、今回取りやめさせていただきますのでよろしくお願いをしたいと思います。 それでは、令和2年3月定例会の附帯決議についてということで通告をしてあります。昨日の大薮議員の質問でいろいろお聞きしたい点がこの附帯決議について出てきましたので、それも含めていろいろお聞きしたいというふうに思っております。 すみません、ちょっとお願いします。     〔資料呈示〕 ◆2番(堀元君) (続)昨日の大薮議員の質問の中で、この用地補償交渉報告書というのが出てまいりました。これでちょっと詳しく追加でお聞きしたいんですが、これで企画部長が一般論ということをよく口にしてみえました。一般論ということはどういうことかというようなことでいろいろ調べさせていただきましたし、また辞書等でも引いてどういう意味かということでいろいろ調べました。 それで、一般論とは、一般論の意味ですね、これはぜひ、まず都市整備部長にお聞きしたいと思いますが。 ◎都市整備部長兼危機管理監(野田憲一君) 一般論という言葉を調べますと、ある特定の事柄を対象とするのではなくて、全体に通じるものとしての意見だとか、ある特定のまたは個々の具体的な事柄を考えないで広く全体を論じる議論、また世間に広く認められると考えられる意見という説明がございました。 ◆2番(堀元君) ありがとうございます。 まさに一般論とはそのとおりでございます。 それで、企画部長がいろいろ言ってみえましたね。一般論ということは、ここに今出しましたけれども、こんな黒塗り必要ないんですよ、一般論ならね。全然必要ないですよ。堂々とこれを出していただいて議論していただくというのが、これが一般論であるというふうに私は解釈をいたしました。 したがって、この中で、特にここに決裁の印鑑が押してあります。職員約15名ほどの決裁を押してみえます。ということは、職員にもお聞きしましたところ、この決裁を押すときはこの黒塗りは一切ありませんでしたというお話でございました。まさにそのとおりだと思います。     〔資料呈示〕 ◆2番(堀元君) (続)それで、この中で、昨日の大薮議員の話の中で、なかなか分からないところがあるということで、特にこの部分、これは非常に重要なことなんですね。これは非常に重要なことですので、ぜひ一般論ですから、いわゆる黒塗りの前の状態でのものをぜひ見せていただきたいと思いますが、いかがですか。 企画部長、お願いします。 ◎企画部長(郷原実智雄君) 昨日、私の答弁で一般論という言葉を使いましたが、公共事業用地取得の一般的な手法としましては、公共用地取得の補償基準に準じて原則金銭をもって補償しておりますが、土地所有者が金銭に代えて代替の土地を必要とされた場合には、事業用地の円滑な確保のため代替地を選定し、事業用地の所有者が契約に応じていただけるよう努めておりますことから、先日は一般的な手法として申し上げたものでございます。 ◆2番(堀元君) 今、契約どうのこうのというようなことを言ってみえましたね。今言われましたね。契約を条件というようなことに聞いたんですが、これは間違いありませんか。 ◎企画部長(郷原実智雄君) 今、答弁の中では、事業用地の所有者が契約に応じていただけるよう努めておりますと、そういった形で、一般論ではそういう形になりますということでございます。 ◆2番(堀元君) これは、実は大変なことなんですね。いいですか。     〔資料呈示〕 ◆2番(堀元君) (続)これは、これに関連しての会議のいろいろな日程なんですね。会議の日程なんです。 実はこの5月20日に地権者交渉ということで、江南市長が地権者との土地取得交渉を実施ということで、5月20日ですよ。ところが、4月14日の地権者交渉というような形で今のような話を地権者とされてみえるんですね。市長が交渉に行かれる前にもう話を進めておるんですよ。 実は、地権者の方にもアポを取りまして、このときの会談内容等をお聞きするということで、まだ実は会えておりませんでしたけれども、出向いたんですけど会えませんでした。ですから、今度行って、この話の内容についてお聞きするということでアポは取ってあります。 それを踏まえて、もう一度お聞きします。 この黒塗りの中、これは当然明らかになるんですが、それでも提出はいかんのですか。 ◎企画部長(郷原実智雄君) こちらの件につきましては、私、議員の皆様方に5月29日の全員協議会の折にお話しさせていただきましたが、未取得地の用地取得につきましてはということで、布袋駅前のにぎわい交流の創出及び市民の皆様の利便性の向上の観点から、用地交渉の再開に向け、4月14日に地権者の方に、当然附帯決議を頂いておりますので、どういった状況でそういった経緯になったかの御説明と、再度の今現状でいうと12月に交渉を打ち切った、その段階での意向確認で、そのときですと実際に土地は売らない、貸さない、今、御質問の中にありました土地交換というか、その交換の件についても、実際に、その状況と変わっていないかの意向確認、実際にこれから用地をもし交渉を再開していくに当たっての実際の相手側への意向確認という形で行ったものでございます。 ◆2番(堀元君) 分かりました。 そのようなことであるならば、これは何も隠す必要はないですよ、この場所。これは多分、私の推測では、土地の代替用地の地名があるんではないかなあというふうに、私の推測ですよ。それがあると、いわゆる会談のつじつまが合うんですよ。 ですから、今の答弁ですと、これは何も隠す必要は全然ないですね。出してください。この資料を出してください。待っていますから、休憩して結構ですから出してください。 ○議長(野下達哉君) 暫時休憩をいたします。     午後1時40分 休憩---------------------------------------     午後1時40分 開議 ○議長(野下達哉君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 一般質問を続行します。 当局の答弁を求めます。 ◎都市整備部長兼危機管理監(野田憲一君) この黒塗りにしております箇所については、場所とか個人を特定できる情報に該当する内容が記載されておりますことから非開示としたものでございます。市の情報公開条例における開示の除外部分に当たると判断したため、非開示としたものでございます。 ◆2番(堀元君) 今言われたこと、大変なことを言われましたよ。もう一度言ってください。 ◎都市整備部長兼危機管理監(野田憲一君) 市の情報公開条例における開示の除外部分に当たると判断したため、非開示としたものでございます。 ◆2番(堀元君) この件について、ここに書いてあることが企画部長の答弁及び都市整備部長の答弁の中で、これがあたかも交渉の前提で、これを示して会談をしたということを言ってみえるんですよ。そういう意味に取れますよ。 企画部長、市長が交渉に行かれる前にそういう地名等を出して、交換の地名で土地をいかがですかということで進められたんでしょう。 こんなことだったら、民民のことを、そんなことを言えるわけがない。 民民の対応ですよ、これは。公務員がそんなことをやれるわけがない、そんなことは。ましてや選定委員ですよ。どうされますか。あなたのやってみえることがどういうことか分かってみえますか。しっかり法的にも理解して、一遍検討してみてください。 大変なことを言われたんですよ、今。えらいことですよ。15人の決裁を押してみえるんですよ。 ○議長(野下達哉君) 都市整備部長、答弁できますか。 ◎都市整備部長兼危機管理監(野田憲一君) 一般的に代替地について話し合うときには、いわゆる双方、求められる方と売ってもいいよという方と、もともとどちらが先というのは確かにありますので、これは致し方ないことだと思っております。 ◆2番(堀元君) また言われました。 代替地を出すということはどういうことかということですわ。     〔他に発言する者あり〕 ○議長(野下達哉君) 暫時休憩をいたします。     午後1時45分 休憩---------------------------------------     午後1時54分 開議 ○議長(野下達哉君) それでは、休憩前に引き続き会議を開きます。 先ほどの堀議員の質問に対する当局の答弁を求めます。 ◎都市整備部長兼危機管理監(野田憲一君) 先ほどの答弁の繰り返しになりますが、この黒塗りをしてあります箇所については、場所とか個人を特定できる情報に該当する内容が記載されておりますので非開示をしているものでございます。 市の情報公開条例における開示の除外部分に当たると判断したため非開示としたものでございます。 そういった箇所がありますので、一回調査をしてみます。 ◆2番(堀元君) 今、都市整備部長からの答弁でということで、これはいわゆる公開はできないというようなことですが、実は、こちらの15人の決裁の職員にお聞きいたしました。地名等がしっかり書いてあったということであります。それと同時に、地権者の方にも内容を今夜聞く予定でありますが、これが違っておった場合は、今の答弁と、そして今のこれはささーっというようなことでありますけれども、これは後ほどしっかりと進めさせていただきたいと思いますし、昨日の企画部長の答弁で、ありません、さっきの虚偽の答弁。     〔他に発言する者あり〕 ○議長(野下達哉君) 関係ない方は発言をしないでください。 ◆2番(堀元君) 昨日の企画部長の答弁と今日の都市整備部長の答弁は完全に違っていますよ。この点についていかがですか、企画部長。 ◎企画部長(郷原実智雄君) こちらの相手方の地権者の方に意向確認の段階で例示させていただいたのは、こちらの黒塗りになっている土地でございまして、それ以外に私ども、以前から、こちらの方は、その当時、交換の要望を当時からございましたので、その土地についてのもう一度確認と、こういうような例示の形の土地という形で、土地交換という考え方を今後も意向という形で持ってみえるかどうかの確認をした形でございます。 ◆2番(堀元君) その交換ということについて提案されたのが企画部長じゃないですか。 ◎企画部長(郷原実智雄君) こちらについては、以前に地権者の方からこういった土地であれば交換も考えてもいいという、そういったお話がいっときございましたので、それを含めて確認で、例示した形で意向を確認させていただいたところでございます。 ◆2番(堀元君) その意向を確認したということが民民の取引に疑われるわけですよ、それを出したこと自体が。そういうようなことを違法ではなかったということに多分言われるでしょう。当然ですわ。 だから、そういうようなことを、いかにこれが進まないかということも、これは一つの原因ではないかというふうに私は思うわけです。 市長が30日に出かけられて交渉をする、これが分かっておるのにもかかわらずそのようなことをされたということは、誠に残念ながら、企画部長のそのやり方を不審に思います。いろんな面で業者が借りてくれなんていう話をすれば……。 ○議長(野下達哉君) 堀さん、市長の答弁。 ◆2番(堀元君) 結構です。江南市に売ることまで、貸すこともするわけない。そういう状況だということでありますので……。     〔他に発言する者あり〕 ○議長(野下達哉君) 堀議員の質問中ですが、市長がどうしてもという御意見もありますので。 ◆2番(堀元君) 反問権。 ○議長(野下達哉君) 反問権じゃないです。 ◎市長(澤田和延君) 私の名前が出ているので、ちょっとお答えをさせていただきたいと思いますが。 ◆2番(堀元君) いわゆる質問時間がなくなっちゃうから。 ○議長(野下達哉君) 議長として、大事なことなんで、市長の答弁を許します。 ◎市長(澤田和延君) この件に関しまして、大変専門的なことが入ってきておりますので、なかなか私のほうで正確にお答えすることが非常に難しいことはありましたけれども、おっしゃるとおり、この用地404平方メートルについて何とか買えないかというようなことにつきましては、議会からの御指示を頂く以前から内部でやっておりました。そうした中において、それこそ一般論ではありますけれども、何とか買う方法はないかというようなことで、どこの土地をどうのということではなくて、一般論として、例えば交換であったりだとか、そういったようなことについて話が出てきたわけでありますので、私もこのことについては承知をしておることでありますので、その辺のところを誤解のないように、決して個別の物件と物件を交換するとか、そういったような話には至っていないというふうに思っております。これが商行為に当たるというようなことには当然ないと思いますので、私のほうからお答えをさせていただきます。 ◆2番(堀元君) 市長から特別そういうお話がございましたが、誤解を招くようなことをされないほうが私はいいんじゃないかというふうに思いますし、一般論ということも市長は言われました。一般論なら何も黒塗りにする必要はありませんよ、一般論ならば。なぜ一般論なら黒塗りにするんですか。黒塗りにするということは、それなりに見せたくないということでしょう。企画部長。 ◎企画部長(郷原実智雄君) こちらにつきましては、先ほど都市整備部長が答弁させていただきましたが、この黒塗りの部分につきましては、場所と個人に係る情報に該当する内容が記載されておりますことから非開示としたということでございます。 ◆2番(堀元君) さっき、いわゆるそういうことがなかったという昨日の答弁でしたね。企画部長、大薮議員の答弁で、そういうことがなかったという答弁だったでしょう。違う。 ◎企画部長(郷原実智雄君) こちらにつきましても、先ほど申し上げましたとおり、今回の4月14日に市長がお会いしていただく段階で、その前に私どもが、市長が事業に附帯決議を受けて事業に対する説明と、その後の意向というものを確認させていただく。その前段階で、全員協議会でも御説明申し上げましたとおり、実際に現状の説明と現在の意向、その意向の中で、私どもも都市整備部長から過去の用地交渉の状況を確認しておりまして、そんな中で一時的にその方が土地交換、この土地だったら交換してもいいという、そういったようなお話がございました。再度そういった土地の交換というところで、その1つの土地とは別にこちらに記載のある土地と、そういう意味で、私どもが大薮議員の答弁の折にさせていただいたのは、特定の土地ではなくて、その以前の土地と併せて、今回はそちらの土地については地権者の方がどの土地かということを知ってみえますので、それについて記載はないだけで、この土地については仮のという形で、この土地という形で御説明させていただいたという、そういったところでの土地交換に係るところの意向確認をしたところでございます。 ◆2番(堀元君) いろいろこれは、とても納得のいく答弁ではありませんので、後ほどしっかり全員協議会等、また次の議会もありますので、これは詰めさせていただきますので、その点しっかりやっていただきますようにお願いします。 また、今の虚偽答弁というような声もありますけどね。これは大変なことですよ。もしそうだったならば大変なことになりますよ。 もう時間がちょっとないものですから、少なくなっちゃうものですから、次に移ります。     〔資料呈示〕 ◆2番(堀元君) (続)これですが、ある会派の会長さんが作られたようでありますけれども、ここに現物があります。 この黒い四角の中、ここに書いてあることで、副市長人事について反対討論もせず、地元の議員、宮田、鈴木、東猴さんまで反対したのが驚きましたということを書いてみえます。これは大変ですよ。地元議員だったら、議会の議員の議会制民主主義の根幹を揺るがすような問題ですよ。     〔「事実や事実」と呼ぶ者あり〕 ◆2番(堀元君) (続)市長、それはいかんよ。事実なら事実で結構ですが。反対討論もせず、地元議員まで反対したのは驚きました。こういうことを書いてみえる。これは、私は一般市民の、今日も恐らくインターネットで見てみえる方が非常に多うございますので、ぜひ市民の皆さんにも知っていただきたい。地元議員ならどんなことでも全部賛成せよという意味に取れますよ、これは。誠に残念なことであります。 それから、その下にもう一つあるんですね。 12月に建設予算を承認したにもかかわらず、提案書を検討する前に、この附帯決議を野下、中野、田村、石原、凍結を可決するとは驚きました。これも同じ意味で。同じ意味でしょう。 今、議場から当の本人がそういって当然だということを言ってみえるんですが、これもいかがなものか。議員の動きを制約するようなものですわ。一般市民の方が聞いたらどう思いますか。とんでもない話です。 こういうことに関して、企画部長、大体答弁は分かっていますが聞きます。 ◎企画部長(郷原実智雄君) 会派等の市政報告書、こういった当然、記事等につきましては、おのおのの良識と責任感を持って発行されているものと考えておりますので、その内容についての答弁は差し控えさせていただきます。 ◆2番(堀元君) ありがとうございます。今聞かれたとおりです。よろしいですか。企画部長、さすがですね。やはりそれが本当の話ですよ。良識を持ってですよ。 次の質問に移ります。 江南商工会議所の要望が出ました。稲山議長のときに江南商工会議所から議会に対しての要望がございました。 これがどういうことかということは、非常にこれも残念なことでございますけれども、これがその要望書の中に抜粋したところが実は載せてあります。     〔資料呈示〕 ◆2番(堀元君) (続)ちょっと読ませていただきます。 そもそもどういう理由があるにせよ、市議がこうした人事に介入することは専権事項、これが大事ですね、専権事項を脅かすものである。あってはならないことであるというようなことを書いてあります。 ところが、専権事項とはどういうことかということですね。さすが牧野議員です。これは全然そういうことはありませんというようなことを言ってみえましたね。まさにとおり、私もそれは確認をさせていただきました。 国の法的な関係は総務省です。総務省にも確認をさせていただきました。 それで、この専権事項ということはありません。副市長人事につきましては、提案権はありますけれども、議会の同意事項であります。議会の同意事項ということは、この専権事項というのは完全に間違いなんですね。     〔「間違いとは言えん」と呼ぶ者あり〕 ◆2番(堀元君) (続)いや、総務省の見解は、これは間違いと。     〔「法的に言ってください」と呼ぶ者あり〕 ◆2番(堀元君) (続)ということで、実は問合せをさせていただいたところ、そういうような回答を得ました。 それで、このことに対しまして経済産業省の商工会議所等の監督指導に当たる部署、ここにも実は問い合わせましたところ、同じような意見でありました。 それから、日本商工会議所、これにも問い合わせましたところ、やはりこれは同じようなことでありました。専権事項、これは完全に間違いなんですよ。間違い。法的にも間違い。     〔他に発言する者あり〕 ○議長(野下達哉君) 議場の議員さんは発言を慎んでいただきたい。 ◆2番(堀元君) そういうことだそうです。 地方自治法第162条、これに基づくものであって、これは専権事項ではありません。 ということで、市長が3月定例会でそれを認められて訂正をされました。それが3月18日ですね。ところが、要望が来たのが4月24日ですよ。市長が訂正されたのにもかかわらず、24日にこういう要望書を出してみえました。 その次もあるんですね。その下の段ですけどね。 附帯決議も同じことが言えます。今まで市議会と協議を重ねて進めてきた事業にこうした決議をされることは、当会議所としても非常に残念だということが書いてあります。 議会のルールに完全にのっとって採決をし、この附帯決議というのはやられたんですね。できました。そのことに対して、こういうようなことで要望されるなんていうことはとんでもないですよ。これは、江南商工会議所の政治介入以外何物でもないというふうに私は思います。 プラス、ここに新聞がございます。ここには、江南商工会議所から議長に手渡した写真で載っていますけれども、この中にも、市長の専権事項である副市長人事に市議が介入するのは不適切で要望書を提出したということを言ってみえます。とんでもない話ですよ、これは。政治介入以外何物でもないと何度も私、申し上げます。 それで、この件について、実は日本商工会議所に問合せしたところ、日本商工会議所から江南商工会議所のほうに問合せがあり、この新聞記事について新聞記者が勝手に書いただろうから知らんという返事だったそうです。新聞記者が勝手に書いたから知らん、冗談じゃないよということですわ。 この江南商工会議所の話はおかしいということで、この新聞社にも問合せしました。そうしたら、新聞社のほうは、江南商工会議所から要望があって原稿も出されて、こういうのを載せてくださいという依頼があったから載せました。これが新聞社です。全部裏を取りました。     〔「議長静粛にお願いします」と呼ぶ者あり〕 ◆2番(堀元君) (続)関連して言うんです。 こういうようなことを江南商工会議所がやってみえる。このことに対して、間違いを新聞に載せるようなことをやってみえることに対して企画部長、どう思われますか。 ◎企画部長(郷原実智雄君) 江南商工会議所の要望に関しましては、市議会議長宛てに提出されたものでございますので、私の立場から申し上げることはございません。また、その内容についての答弁も差し控えさせていただきます。     〔他に発言する者あり〕 ◆2番(堀元君) ちょっと待ってください。後で聞きますわ。 市長が訂正されたことですよ。市長が訂正されたこと。     〔「その件で」と呼ぶ者あり〕 ○議長(野下達哉君) 堀さん、ちょっと待ってください。 ◆2番(堀元君) どうぞ。 ◎市長(澤田和延君) すみません。指名いただきましてありがとうございます。 訂正という意味でございますけれども、専権事項というこの言葉につきましては法律の中にきちっとうたわれた文言ではないというようなことを確認をしております。しかし、以前の地方自治法の中で専権事項というようなことがうたわれていたというようなことをちょっと聞き及びました。 そこで、訂正したというのは、より正確に表記をするために、私のこれはフェイスブック上でのお話でございました。その以降の中身については差し控えさせていただきますけれども、より正確に伝えるために訂正をしたということであって、間違いという意味では、私は訂正してはおりません。 インターネットで「専権事項」で調べてみますと、たくさん出てまいります。やはりそういった言葉が以前はあったんですけれども、それがなくなったというようなことでございます。 それは、理由の一つとしては、ある九州のほうの都市で副市長人事を巡って市長が議会の同意を得ずに選任をしたというような件がありました。そうしたようなことで、法の部分について地方自治法の訂正があったというふうに聞いておりますので、そうした意味では、私が選任をして議会の同意を得るというようなことについては、これは議員おっしゃるとおりでございますので、決して独断でもって決めてしまうという、そうした意味で使ったものでもございませんし、この点については議会を尊重しているところでございます。 ◆2番(堀元君) ありがとうございます。 そういう理由は理由にして、しかし、この専権事項というものが独り歩きしちゃっておるんですよ。独り歩きですよ。一般の市民の方はどう印象を受けますか。この文章を読んで、この新聞を読んで、どう受けますか、印象は。まるっきり市議会が、このことに対して間違ったことをやっているというような印象を受けるわけですよ。 マスコミに対してこういうことをやるということ自体、こんなことを新聞に載せること自体、それも江南商工会議所から要望して載せてくださいということ自体おかしいですよ。 こういうことを解決するについては、これも実は全国市議会議長会、ここに問い合わせまして、どうしたらよろしいでしょうかね、3つ回答が来ました。 その中で1つは、このままほかっておくという1つ、それから2つ目は、これは明らかに政治介入の疑いがあるし、議会に対しての誤解もあるし、ですから、正式に議会として江南商工会議所のほうに要望書を提出してください、訂正してくださいということね。それから、この新聞に対しての訂正記事も載せてください、これは議会として要望する、これが2つ目。 あと、それでも事が進まなかったら裁判をしてくださいと、こういう回答でありました。3つ回答がございました。これは全国市議会議長会の回答であります。 そんな最後の裁判をやるなんていうことは最後の手段でありますけれども、前もって、やはりこれは行き過ぎでしたというようなことで謝罪等があれば、謝罪、訂正、そしてこの新聞に対しての訂正等の記事があれば、これはそれで済むかと思うんですが、それでも行かなかったら最後の手段になるかもしれませんね。 前もって、できることなら議会で市長の専権事項という件について、非常に独り歩きをして困ってみえるというようなことも申し添えながら、これは江南商工会議所のほうに一応、要望書等を提出するのが賢明ではないかなあというふうに思います。 こういうような江南商工会議所が政治に介入するような誤解を与えるということは非常に残念なことでありますし、この文章等を書いた方が江南市職員のOBだそうです。この政治、地方自治法等精通してみえる職員のOBがこれを書いたそうです。誠に残念です。 ですから、議員の皆様も、テレビを見てみえる市民の皆様も、こういうことがあったということを知っておっていただければ結構だと思いますので、この件については終わります。 ◎市長(澤田和延君) 少しいいですか。すみません、簡単に終わります。 今、江南商工会議所の件についてコメントは控えさせていただきますけれども、そもそも専権事項という言葉を使ってきたという理由について、大変恐縮ですけれども、議会のほうから副市長人事に対する介入があったというようなことを私は判断をさせていただきましたので、そこの点があってこのことがありますので、今の専権事項と、それから江南商工会議所の要望というようなことは全く別のことでございますので、そういうようなところも御理解を頂いて、これからも進めていただきたいと思います。 ◆2番(堀元君) 今、ちょっと市長、聞き捨てならんことを言われましたね。市議会が副市長人事に介入をしたということを言われましたね。間違いないですか。 ◎市長(澤田和延君) 市長の選任する副市長の選任について、不当介入というようなことを当時は言わせていただきましたけれども、そうしたことに起因をするということを述べさせていただきました。 ◆2番(堀元君) 不当介入をされたということをまた言われました。これはまた問題ですよ。全部記録に残りますからね、これはまた問題です。ちょっとこの件は、この程度にさせていただきます。大問題ですよ、これは。 4番目、通告してあります。     〔資料呈示〕 ◆2番(堀元君) (続)これは、某議員が3月定例会の副市長人事のときの発言であります。 ちょっと読みますね。 経済環境部長でありました武田氏におかれましては、私もいろいろと個人的にお世話になる部分がありました。個人的にお世話になったそうです。例えば、もちろん政治の世界でございます。経済環境部とか云々とかずうっと書いてあるんですが、国のほうに声をかけられる部長はいないと思うんです。一生懸命、この某議員のために働いたというようなことも下にも書いてありますね。 ここでお伺いしたいのは、一部長が一議員の要望に対して骨折って国等に働きかけること、個人的に働きかけることが認められるんですか、企画部長。 ◎企画部長(郷原実智雄君) 公務員は全体の奉仕者であり、公共の利益のために職務を遂行しなければなりません。したがいまして、個人的としてではなく、全体の奉仕者として職務に専念しなければなりません。 また、こちらでいう議員さんが個人的にお世話になったと、個人的にという言葉の真意については、私どものほうには調査権がございませんので、そちらに関する答弁は差し控えさせていただきます。 ◆2番(堀元君) 非常にいい答弁だったと思います。 これはもう、そういう答弁しか来んだろうとは予想はしておったんですけどね、そのとおりですよ。一個人の議員のために部長が骨折っていいんですか。各部長、一遍1人ずつ聞きましょうか。 こんなことを公の場で、ましてや本会議の壇上での発言があっていいんですか。指導される議員さんの質を疑いますわ。     〔他に発言する者あり〕 ○議長(野下達哉君) 議場の皆さんは静粛にお願いします。 ◆2番(堀元君) これは当局が困りますよ、こんなことを言われたら、当局が。 そういうようなこともある中で、やはり職員も議員もですが、非常に物事に対してしっかりと見詰めて、広い視野に立って物事を考えていただかないと。 私は個人的にですよ、広い視野に立って物事を言っていますし、この一般質問もやっております。広い視野に立って、個人的なことで私は一般質問は一切やっておりません。将来的に江南市にどういう形で持っていけばいいのか、今の新型コロナウイルス感染症の対応でも一般市民の方がどう言ってみえますか。10万円ちっとも来うせん、どうなっておるんだ、そんな話ばかりですよ。テレビで流れてくるテロップ、江南市がちっとも載ってこない。残念極まりない。なぜか。他市町は財政調整基金を使って、それに対応してみえる。よその市町は財政調整基金を使って、減らして新型コロナウイルス感染症の対応をしているんです。江南市、財政調整基金が増えておるでしょう。この新型コロナウイルス感染症の時期に財政調整基金が増えておるんですよ。どう思われますか。本当に私は残念に思うわけであります。 この4年間の議会と行政側との対応について、非常に円満にやってきたということもお聞きいたしました。ところが現実はどうか。4年で財政調整基金を22億円も使っちゃうような状況、議会も何をやってみえましたか。それをチェックする議員さんは見えませんでしたか。残念極まりない。半分は議会の責任だと思いますよ。こういうことを言われるということは、また言わざるを得んということは、非常に私も残念に思うわけであります。 今後はやはりコミュニケーション、行政側、市長等の議会とのコミュニケーション、こういうものをしっかり図って、話を聞きながら、意見を聞きながら、それをいいところは取り入れて、また聞いて、参考にして、こうやって行政を進めていくと、非常に車の両輪という古池さんの一般質問がありましたが、これが現実ですよ。布袋東もさることながら、そしてそもそも非常に残念ですね、私らは絶対賛成しておったんですよ。ところが、ちょっと遅れるというような話ですけれども、非常に残念です。 どうぞ、本当に江南市をこれから財政状況が厳しい江南市をよくしていきたい、この思いは全部一緒ですから、そういうことをこれからもしっかりと進めていただければ幸いということで、一般質問はこの辺で終わらせていただきます。 ◎市長(澤田和延君) 最後までいろいろと御提言を頂きましてありがとうございます。財政調整基金につきましては、堀議員が当選されて以来、ずうっとこの議題に話題になっております。 当初は、22億円もあったのが11億円、10億円になってしまったじゃないかということで、えらいお叱りを受けたわけでありますけれども、今の話ですと、どんどん使えというような話もあり、なかなか理解が難しいところであります。 そもそも財政調整基金につきましては、年度間調整という非常に大きな……。     〔他に発言する者あり〕 ◎市長(澤田和延君) (続)何ですか。ちょっと失礼じゃないですか。 ○議長(野下達哉君) 今、市長答弁になっていますので、まずお聞きすると。 ◎市長(澤田和延君) 財政調整基金につきましては、この定期預金というような、そんなようなお話もございましたけれども、私は普通預金というような形で見させていただいております。この間、例えば、昨日も問題になっておりましたけれども、中学校、小学校の夏の対策の問題として、全校に対してエアコンをつけていかなければいけないというようなことが出てきてまいりました。これも議会のほうのお許しを頂きながら、厳しい財政状況の中で3年間にわたって進めていこうというようなことを決めておったわけでありますけれども、国のほうの指導、そうしたこともあり、一度にやっていかなければいけない。じゃあそうなると、原資というものは国のほうで全部賄っていただけるわけではございませんので、そうした中で財政調整基金を使って整備に当たってきたわけでございます。 そして、新型コロナウイルス感染症の話でございますけれども、これにつきましても、たくさんの事業を抱えている中で、将来的に江南市が事業を進めていく上において、必ずや将来的にまた負担が増えてくる、そうしたことがあって、これはもともと前市長さんのときから言われておったことでありますけれども、鉄道高架事業で莫大なお金が要るからためていくんだと、そうしたようなお話も以前あり、私もそれをしっかりと受け止めて議会人として見させていただいておるわけでありますけれども、その時々に応じてやはり財政調整基金を使っていかなければいけない、まさにおっしゃるとおりでございます。 今回の新型コロナウイルス感染症の件につきまして、国のように国債を発行していけばいいという、そういうようなことではないかというふうに思っております。市のほうで財政調整基金を使っていく、または市債として民間から借りていく、そうしたようなことの2つになってくる。いずれは市民の皆さん方に負担をかけるということになってしまわないように、今きちんと対応していっているような、そういった状況であります。 決して目先ということであってはならないこの非常事態ではありますけれども、しっかりと先を見据えて、そして現在の江南市に合った、その財政状況に合ったそうした財政の執行をしていきたい、そんなふうに思っておりますので、議員の皆さん方、私どもなかなか気がつかないところがございますので、どうか御意見を頂き、皆さんと一緒になってすばらしい江南市をつくっていきたいと思っておりますので、どうぞよろしくお願いをしたいと思います。 ○議長(野下達哉君) それでは、これをもちまして今期定例会の一般質問は全部終了いたしました。--------------------------------------- △日程第4 議案第50号及び △日程第5 議案第51号 ○議長(野下達哉君) 続きまして、日程第4、議案第50号 都市構造再編集中支援事業 雨水貯留施設設置工事請負契約の締結について及び日程第5、議案第51号 令和2年度江南市一般会計補正予算(第4号)を一括議題といたします。 本日、追加提出されました議案第50号及び議案第51号について、朗読を省略し、提案理由の説明を求めます。     〔総務部長 本多弘樹君 登壇〕 ◎総務部長(本多弘樹君) 議案第50号につきまして御説明を申し上げますので、追加議案書の2ページをお願いいたします。 令和2年議案第50号 都市構造再編集中支援事業 雨水貯留施設設置工事請負契約の締結についてでございます。 令和2年6月17日、一般競争入札に付しました都市構造再編集中支援事業 雨水貯留施設設置工事につきまして、下記のとおり契約を締結するため、江南市議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第2条の規定に基づきまして、議会の議決をお願いするものでございます。 記といたしまして、契約の目的は、都市構造再編集中支援事業 雨水貯留施設設置工事でございます。契約の方法は、一般競争入札で、13者により実施をいたしました。 その結果、契約金額は2億2,715万円で、契約の相手方は、江南市草井町西7番地、株式会社永井組、代表取締役 永井義康でございます。 提案理由といたしましては、都市構造再編集中支援事業 雨水貯留施設設置工事を施工するため、必要があるからでございます。 3ページをお願いいたします。 参考といたしまして、この契約の仮契約書でございます。 1は工事名、2は工事場所、3は工期で、本契約成立の翌日から令和3年7月30日まで、4は契約金額、5は契約保証金を定めております。なお、この契約書は議会の議決を得た後、効力を生じるものでございます。 参考資料といたしまして、4ページには特約条項を掲げておりますので、後ほど御参照賜りたいと存じます。 以上で議案第50号の説明とさせていただきます。どうぞよろしくお願いを申し上げます。     〔こども未来部長兼こども未来部保育課長 村井 篤君 登壇〕 ◎こども未来部長兼こども未来部保育課長(村井篤君) 議案第51号について御説明申し上げますので、追加議案書の5ページをお願いいたします。 令和2年議案第51号 令和2年度江南市一般会計補正予算(第4号)でございます。 令和2年度江南市の一般会計の補正予算(第4号)は、次に定めるところによるものでございます。 第1条 歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ1億814万4,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ392億1,394万8,000円とするものでございます。 第2項 歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は「第1表 歳入歳出予算補正」によるものでございます。 この第1表につきましては、6ページ、7ページに掲げております。また、8ページ、9ページには歳入歳出補正予算事項別明細書の総括を掲げておりますので、後ほど御参照いただきたいと存じます。 続きまして、補正予算の内容について御説明申し上げますので、12ページ、13ページをお願いいたします。 歳出について御説明させていただきます。 3款2項1目こども政策費、所管課はこども政策課で、補正予算額は1億814万4,000円でございます。 内容につきましては、13ページの説明欄をお願いいたします。 ひとり親世帯臨時特別給付金支給事業は、新型コロナウイルス感染症の影響を受けた独り親世帯などへの生活支援として、児童扶養手当を受給する世帯等の方に対し、臨時特別給付金を1世帯につき5万円、第2子以降、1人につき3万円、また児童扶養手当を受給する方などのうち、新型コロナウイルス感染症の影響を受け家計が急変し、収入が減少している方へ追加給付として5万円を支給するものでございます。 なお、特定財源といたしまして全額国庫補助金を予定しており、歳入予算に計上しております。 参考といたしまして、14ページに事業の概要を掲げておりますので、後ほど御参照いただきたいと存じます。 以上で議案第51号の説明を終わらせていただきます。どうぞよろしくお願いをいたします。 ○議長(野下達哉君) 以上で議案第50号及び議案第51号の提案理由の説明を終わります。 本日追加提出されました議案第50号及び議案第51号について、精読のため暫時休憩いたします。     午後2時40分 休憩---------------------------------------     午後3時11分 開議 ○議長(野下達哉君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 これより議案第50号及び議案第51号についての質疑に入ります。 質疑時間につきましては、議会運営委員会において御協議を頂きました結果、答弁を含め1人15分以内とすることに決した旨の報告を受けております。 質疑、答弁とも簡潔・明瞭にお願いし、議事運営に御協力いただきますようお願いをいたします。 それでは、発言を許します。 質疑はありませんか。     〔挙手する者あり〕 ○議長(野下達哉君) 大薮豊数さん。     〔1番 大薮豊数君 登壇〕 ◆1番(大薮豊数君) それでは、議長さんのお許しを頂きましたので、議案第50号 都市構造再編集中支援事業 雨水貯留施設設置工事請負契約の締結についての質問をさせていただきます。よろしくお願いいたします。 まず第1点目が、地下水及び汚染土に対する対応についてどのようにされているのか、契約上どのようになっているのかお聞きいたします。よろしくお願いします。 ◎都市整備部長兼危機管理監(野田憲一君) 契約の内容ということでお答えをさせていただきますと、地下水の対応としましては、雨水貯留施設の設置に当たりまして、深さ約3.4メートルまで掘削するものでありまして、鉄道高架事業における地下水位の観測等の結果から地下水より下の部分まで掘削することが想定されますので、施工時には地下水対策が必要と考えております。 今回の工事の地下水対策としましては、渇水期で地下水位が下がる時期に排水管を地盤中に一定間隔で打ち込みまして、真空ポンプにより地下水を下げる工法を工事費に盛り込んでおります。 工事で発生する残土処分につきましては、過去に近隣で施工した排水路工事だとか道路改良工事におきまして、掘削土の一部で通常の残土としてちょっと処理できない部分がございましたので、本工事においても、一定量の残土につきましては受入れに係る費用を工事費に盛り込んでおります。
    ◆1番(大薮豊数君) ありがとうございました。 その地下水とか汚染土が想像以上に出てしまった、皆さん記憶に新しいことかもしれませんが、実際に布袋駅の駅の工事でそんなようなことがあったわけですよね。そんな関係で、万が一この地下水、そして汚染土が想像以上に出てしまった場合の対応について教えてください。 ◎都市整備部長兼危機管理監(野田憲一君) 地下の状況につきましては、地下の地下水の水位につきましては、いわゆる年によっても違いますし、もちろん月によっても違います。土におきましても、全部を入れ替えたわけではございませんので、そうした中で、予算内で対応ができない場合については補正予算が必要であると考えております。 ◆1番(大薮豊数君) ありがとうございます。 その汚染土に処分については、これは市の負担になるんでしょうか。それともこちらの契約の内容に盛り込まれているのでしょうか、いかがでしょうか。 ◎都市整備部長兼危機管理監(野田憲一君) 雨水貯留施設の用地につきましては、買収前の元の土地所有者が工場の跡地ということで土壌質の調査だとか浄化作業を実施し、県の環境条例に基づく基準以下であることが確認されまして、県により了承されたことを受けて買収をしております。 現在の該当地は、元の土地所有者から市へ引渡しを受けておりますので、残土処分の費用については市の負担となるものでございます。 ◆1番(大薮豊数君) ありがとうございます。 最後の質問になります。 雨水貯留施設設置工事は都市構造再編集中支援事業ということだが、特定財源としてどの程度内容を見込んでいるのか、お尋ねいたします。 ◎都市整備部長兼危機管理監(野田憲一君) 令和2年度分の雨水貯留施設設置工事に係る特定財源といたしましては、都市構造再編集中支援事業補助金が2,500万円、雨水対策施設整備事業債を2,250万円見込んでおりまして、令和2年度の事業におきましては、国より満額の内示を受けております。次年度におきましても、補助対象事業費の補助率による補助金、起債を予定しております。 ◆1番(大薮豊数君) 以上でございます。ありがとうございました。 ○議長(野下達哉君) ほかに質疑はありませんか。     〔「ありません」と呼ぶ者あり〕 ○議長(野下達哉君) 質疑も尽きたようでありますので、これをもちまして議案質疑を終結いたします。 お諮りいたします。 ただいま議題となっております議案第50号及び議案第51号については、会議規則第37条第3項の規定により委員会の付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(野下達哉君) 御異議なしと認めます。よって、議案第50号及び議案第51号については委員会の付託を省略することに決しました。 これより採決に入ります。 暫時休憩いたします。     午後3時16分 休憩---------------------------------------     午後3時17分 開議 ○議長(野下達哉君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 日程第4、議案第50号 都市構造再編集中支援事業 雨水貯留施設設置工事請負契約の締結についてを採決いたします。 お諮りいたします。 本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(野下達哉君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。 日程第5、議案第51号 令和2年度江南市一般会計補正予算(第4号)を採決いたします。 お諮りいたします。 本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(野下達哉君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。--------------------------------------- △日程第6 常任委員会の閉会中継続調査 ○議長(野下達哉君) 日程第6、常任委員会の閉会中継続調査を議題といたします。 お諮りいたします。 タブレット端末の委員会のフォルダーに配信いたしました常任委員会の閉会中継続調査申出事項一覧表のとおり、閉会中の継続調査とすることに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(野下達哉君) 御異議なしと認めます。よって、各常任委員長からの申し出のとおり、閉会中の継続調査とすることに決定をいたしました。--------------------------------------- △日程第7 愛知県尾張水害予防組合会議員の選挙 ○議長(野下達哉君) 日程第7、愛知県尾張水害予防組合会議員の選挙を行います。 お諮りいたします。 選挙の方法については、地方自治法第118条第2項の規定により、指名推選によりたいと思います。これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(野下達哉君) 御異議なしと認めます。よって、選挙の方法は指名推選にすることに決しました。 お諮りいたします。 指名の方法については、議長において指名することにしたいと思います。これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(野下達哉君) 御異議なしと認めます。よって、議長において指名することに決しました。 愛知県尾張水害予防組合会議員に、      後藤雅臣さん      前田哲郎さん      伊藤吉弘さん      片山裕之さん を指名いたします。 ただいま議長において指名いたしました4人を当選人と定めることに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(野下達哉君) 御異議なしと認めます。よって、ただいま指名いたしました後藤雅臣さん、前田哲郎さん、伊藤吉弘さん、片山裕之さんが愛知県尾張水害予防組合会議員に当選されました。 ただいま当選されました伊藤吉弘さん、片山裕之さんが議場におられますので、本席から、会議規則第32条第2項の規定により告知をいたします。--------------------------------------- ○議長(野下達哉君) 以上をもちまして、本日の日程は全部終了いたしました。 ここに6月定例会に付議されました案件は全部議了いたしました。 閉会に当たり、一言御挨拶を申し上げます。 今期定例会は、6月11日の開会以来、本日までの15日間にわたり、議員の皆様には終始御熱心に御審議を頂き、全ての案件に対し適切な議決をされて、無事閉会できますことを厚く御礼申し上げます。 市当局におかれましては、今期中、議員の皆様から述べられました御意見を十分に尊重されまして、市政の運営に一層の御尽力を頂きますようお願い申し上げまして、簡単ではございますが、閉会の御挨拶といたします。     〔市長 澤田和延君 登壇〕 ◎市長(澤田和延君) 閉会に当たりまして、一言御挨拶を申し上げます。 去る6月11日に開会されました6月定例会におきましては、提案いたしました重要案件につきまして慎重に御審議を賜り、いずれも原案のとおり御議決を頂き、誠にありがとうございました。心から厚く御礼を申し上げます。 また、今定例会の一般質問の質問趣旨の確認に当たりまして、一部で不十分であったことをここにおわびを申し上げます。 さらに、特別定額給付金につきまして、新聞報道にもありました江南市が支払いの率が非常に悪いというようなことの報道がございました。多くの市民の皆さん方に御迷惑をおかけし、御心配をおかけしましたこと、これも改めましておわびを申し上げます。 なお、最新の数字でございますけれども、6月22日までの申請を頂いたうち、今月中に90.8%が支払われるということが分かりました。ここに御報告を申し上げます。 本会議並びに委員会におきまして、委員の皆様方から種々賜りました御意見等に対しまして、十分これを尊重してまいりたいと思います。特に新型コロナウイルス感染症関係につきまして、多くの御意見、御要望を頂きましたこと、これを真摯に受け止めまして参考にしてまいりたいと思います。 議員の皆様方におかれましては、十分御自愛を頂きまして、市民福祉向上と市政進展のため、なお一層の御高配と御協力を賜りますようお願いを申し上げまして御挨拶とさせていただきます。大変ありがとうございました。 ○議長(野下達哉君) これをもちまして令和2年江南市議会6月定例会を閉会いたします。     午後3時23分 閉会   地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。           江南市議会議長    野下達哉           江南市議会副議長   中野裕二           江南市議会議員    東猴史紘           江南市議会議員    伊藤吉弘...