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平成29年12月定例会(第5号12月18日)
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  1. 豊田市議会 2017-12-18
    平成29年12月定例会(第5号12月18日)


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    平成29年12月定例会(第5号12月18日) 平成29年12月豊田市議会定例会会議録(第5号)  平成29年12月18日(月) 午前10時開議  日程第1  議案第91号から議案第116号まで及び請願について  日程第2  同意第6号について  出席議員(44名)    1番 宮本 剛志    2番 水野 博史    3番 岩田  淳    4番 原田 隆司    5番 浅井 保孝    6番 杉本 寛文    7番 鈴木 孝英    8番 日當 浩介    9番 吉野 英国   10番 大石 智里   11番 榎屋小百合   12番 田代  研   13番 塩谷 雅樹
      14番 古木 吉昭   15番 中村 孝浩   16番 北川 敏崇   17番 窪谷 文克   18番 木本 文也   19番 板垣 清志   20番 山田 主成   21番 羽根田利明   22番 深津 眞一   23番 山口 光岳   24番 清水 郁夫   25番 加藤 和男   26番 牛田 朝見   27番 太田 博康   28番 鈴木  章   29番 神谷 和利   30番 桜井 秀樹   31番 安藤 康弘   32番 山野辺秋夫   33番 小島 政直   34番 根本 美春   35番 岡田 耕一   36番 大村 義則   37番 作元志津夫   38番 日惠野雅俊   39番 三江 弘海   40番 近藤 光良   41番 都築 繁雄   42番 杉浦 弘髙   43番 梅村 憲夫   44番 松井 正衛  欠席議員(0名)  説明のために出席した者の職・氏名    市     長    太田 稔彦    副  市  長    杉山 基明    副  市  長    礒谷 裕司    経営戦略部長     石川 要一    企画政策部長     安田 明弘    総務部長       大谷 哲也    市民部長       山内 弘一    地域振興部長     中野 正則    生涯活躍部長     塚本  誠    子ども部長      寺澤 好之    環境部長       田口 厚志    福祉部長       伴  幸俊    保健部長       竹内 清美    産業部長       前田 雄治    都市整備部長     岩月 正光    建設部長       山口美智雄    消防長        児玉 増夫    教育長        福嶋 兼光    教育行政部長     太田 庸介    学校教育部長     山本 浩司    上下水道局事業管理者 今井 弘明    上下水道局長     伊藤 裕二  職務のために出席した事務局職員の職・氏名    事 務 局 長    太田 錬治    副  局  長    伊藤 勝介    副  主  幹    上田  研    担  当  長    鈴木 祥宏    主     査    河橋 敦子    主     査    佐嶋  晃    主     査    近藤 乃介     ◎開議宣告 ○議長(三江弘海) ただいまの出席議員は44名です。  前会に引き続き会議を開きます。                      開議 午前10時00分    ◎議事日程決定 ○議長(三江弘海) 本日の議事日程は、お手元に配付しました日程表のとおりですので、ご了承願います。  これより本日の日程に入ります。    ◎議案第91号から議案第116号まで及び請願について ○議長(三江弘海) 日程第1、議案第91号から議案第116号まで及び請願についてを議題とします。  各常任委員長から審査結果の報告を求めます。  木本産業建設委員長。 ○産業建設委員長(木本文也) 産業建設委員会の審査結果の報告を申し上げます。  去る12月6日の本会議において、当委員会に付託となりました案件は、議案第91号始め5議案でした。  12月7日午前10時から南71委員会室において委員会を開催し、慎重審査しました結果、いずれの議案も原案を妥当と認め、承認することに決定しました。  以下、主な審査経過について報告いたします。  始めに、議案第109号工事請負契約の締結(市道豊田市駅東歩行者道2号線ほか1路線橋りょう築造工事)について、「延伸デッキにおける空間デザインの統一化の具体的内容はどのようか」という質疑があり、「空間デザインの統一化の取組については、さきに策定した都心地区空間デザイン基本計画に基づいてデッキのシェルター、歩行空間の舗装等の素材、色目、形状について都心施設全体でデザインの統一化を図っている」と答弁がありました。  次に、議案第110号工事請負契約の変更(都市計画道路高橋細谷線竜宮橋橋りょう整備工事(その1))について、「今回の工法変更で河川環境への影響はあるか」という質疑があり、「盛土に使用する材料は同じ矢作川上流部の砂を用いており、また、作業エリアの外周部には汚濁防止フェンスを設置し、水質汚濁の原因となる土砂の流出防止の対策を行うことにより、河川環境に対して大きな影響はないと考えている」と答弁がありました。  このほかにも審査の過程においてさまざまな質疑・意見がありましたが、慎重審査しました結果、冒頭申し上げましたとおり、いずれの議案も承認することに決定しました。  以上をもちまして、産業建設委員会の審査結果の報告とします。 ○議長(三江弘海) 小島環境福祉委員長。 ○環境福祉委員長(小島政直) 環境福祉委員会の審査結果の報告を申し上げます。  去る12月6日の本会議において、当委員会に付託となりました案件は、議案第97号始め3議案及び請願2件でした。  12月8日午前10時から南71委員会室において委員会を開催し、慎重審査しました結果、いずれの議案も全会一致にて原案を妥当と認め、承認することに決定しました。  また、請願受理番号第1号及び第2号については、いずれも不採択とすることになりました。  以下、主な審査経過について報告いたします。  始めに、議案第112号財産の取得について(豊田市福祉センター駐車場等整備用地(錦町地内))について、「今回整備する駐車場の想定駐車台数とその算定根拠はどのようか」という質疑があり、「新たに130台程度を整備する想定をしており、その根拠は、過去3年間の福祉センター利用者の実績並びに平成28年度に実施した交通手段と乗車人員のアンケート結果から来館台数を推計し、その不足台数を算出した。駐車場確保の目安は、駐車台数追加後にそれを超えると想定される日が月1回程度に抑えられる台数とした」との答弁がありました。  また、議案第116号豊田市環境基本計画の策定について、「自然共生社会の重点施策にある生物多様性保全にかかわる企業の理解・活動の促進について、求められる背景とその活動をどのように促進していくか」という質疑があり、「背景としては、市内の約170の事業所が取得している環境マネジメントシステムISO14001が2015年に改訂され、環境方針を策定する際の項目として新たに生物多様性保全の視点が盛り込まれ、事業者は、事業活動における生物多様性の保全が求められるようになった。市では、事業者に対して相談窓口を設け理解を深めるとともに、市内で環境活動を行う市民団体に関する情報提供や、おいでん・さんそんセンター市民活動センターなどの中間支援組織との橋渡しをすることなどで事業者の生物多様性保全に関する環境活動を促進していく」との答弁がありました。  このほかにも審査の過程においてさまざまな質疑・意見がありましたが、慎重審査しました結果、冒頭申し上げましたとおり、いずれの議案も全会一致にて承認することに決定し、また請願については、いずれも不採択となりました。
     以上をもちまして、環境福祉委員会の審査結果の報告とします。 ○議長(三江弘海) 板垣教育社会委員長。 ○教育社会委員長(板垣清志) 教育社会委員会の審査結果の報告を申し上げます。  去る12月6日の本会議において、当委員会に付託となりました案件は、議案第95号始め4議案及び請願1件でした。  12月11日午前10時から南71委員会室において委員会を開催し、慎重審査しました結果、いずれの議案も全会一致にて原案を妥当と認め、承認することに決定しました。  また、請願受理番号第2号については、不採択とすることになりました。  以下、主な審査経過について報告いたします。  始めに、議案第96号豊田市生涯学習センター条例の一部を改正する条例について、「交流館の利用ルールの規制緩和により、交流館の管理負担増につながらないか」という質疑があり、「今回の見直しにより、交流館職員の役割も講座や事業を企画・実施する側から市民の主体的な活動の支援やコーディネートする役割にシフトしていくこととなる。そのため、単純に負担増につながるものとは考えていない」と答弁がありました。  また、賛成の立場から、「今回の条例改正は、交流館における市民活動の幅を広げ、新たな可能性を秘めたさまざまな取組の展開につながるものである。市民からさらに使いやすい交流館になるという期待の声も多く寄せられている。各交流館における運営に関する議論が、市民の参画と都市内分権を一層推進するものと期待する」と意見がありました。  次に、議案第113号特定事業契約の締結(豊田市北部給食センター整備運営事業)について、「現在の北部給食センター藤岡給食センターの調理員の雇用はどのようになるのか」という質疑があり、「現在の調理員の雇用を検討することを要求水準書において事業者に求めている。事業者からは、既存調理従事者を優先的に雇用していく考えを持ち、事業説明会雇用説明会を実施する提案が出されている」と答弁がありました。  このほかにも審査の過程においてさまざまな質疑・意見がありましたが、慎重審査しました結果、冒頭申し上げましたとおり、いずれの議案も全会一致にて承認することに決定し、また請願については、不採択となりました。  以上をもちまして、教育社会委員会の審査結果の報告とします。 ○議長(三江弘海) 清水地域生活委員長。 ○地域生活委員長(清水郁夫) 地域生活委員会の審査結果の報告を申し上げます。  去る12月6日の本会議において、当委員会に付託となりました案件は、議案第107号及び議案第108号の2議案でした。  12月12日午前10時から南71委員会室において委員会を開催し、慎重審査しました結果、いずれの議案も全会一致にて原案を妥当と認め、承認することに決定しました。  以下、主な審査経過について報告いたします。  議案第107号及び議案第108号の工事請負契約の締結について、「藤岡支所・藤岡交流館の改築工事について、前回の入札が不調となった後、落札業者が決まるまでの経緯と予定価格の見直しはどのようであったか」という質疑があり、「開札結果が出た後、入札に参加した業者の協力のもと、考え方の相違点についてのヒアリングを行うとともに、設計事務所へ確認作業を行い、その結果を設計図書へ反映させることで工事内容の明確化に努めた。また、工期末設定の変更に伴い、別途発注予定であったバスの待合上屋などの附帯工事を今回の工事に含めるなど、再発注に向けて準備を進めた。予定価格の見直しについては、最新単価への入れかえやメーカーへ見積もりの再徴収を実施したことと、あわせて工事期間の変更による経費の見直しなどを行った」と答弁がありました。  また、「現在の交流館から追加される機能や特徴及び改築、合築により期待される効果はどのようか」という質疑があり、「追加した主な機能は、地域との協議を通じ新たに設置した調理室、子育てサロンである。また、施設の特徴として、小規模で多角的な利用が可能なふじおかホールや自主グループ活動で製作した作品の展示を想定したふじおかギャラリーを確保したことである。合築により期待される効果として、支所・交流館のほか、商工会、観光協会等の関係団体の機能集約を通じ、多様な人々の集客の機会を捉え、多くの人に交流館活動を知ってもらえることや地域コミュニティの交流が活発にできるものと期待している」と答弁がありました。  このほかにも審査の過程においてさまざまな質疑がありましたが、慎重審査しました結果、冒頭申し上げましたとおり、いずれの議案も全会一致にて承認することに決定しました。  以上をもちまして、地域生活委員会の審査結果の報告とします。 ○議長(三江弘海) 加藤企画総務委員長。 ○企画総務委員長(加藤和男) 企画総務委員会の審査結果の報告を申し上げます。  去る12月6日の本会議において当委員会に付託となりました案件は、議案第92号始め5議案及び請願1件でした。  12月13日午前10時から南71委員会室において委員会を開催し、慎重審査しました結果、いずれの議案も全会一致にて原案を妥当と認め、承認することに決定しました。  また、請願受理番号第2号については、不採択とすることになりました。  以下、主な審査経過について報告いたします。  始めに、議案第94号豊田市非常勤職員の報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例について、「相談員の育成を担う主任相談員の質を高めていくための取組を今後どのように考えているのか」という質疑があり、「男女共同参画センター内におけるOJTや外部の機関が実施する研修への参加を行うほか、本市が三重県、静岡市、名古屋市とともに4自治体で組織している東海地区男女共同参画を進める相談事業研究会のネットワークを活用し、相談員のスキルの向上、相談システムの構築、支援プログラムの充実等にも取り組んでいく」と答弁がありました。  次に、議案第115号都市計画に関する基本的な方針の策定について、「都市計画マスタープランには、都市施設整備の方針として、公園・緑地整備では中央公園の第2期整備・緑地整備の推進が示されているが、中央公園の第2期整備の進め方とスケジュールはどのようか」という質疑があり、「どのような公園機能が必要で、この機能に必要な区域のあり方について、市民の意見も伺いながら整備計画をまとめていく予定である。事業の実施に当たっては、策定した整備計画に基づき都市計画施設としての計画決定が必要となるため、まずは2019年度末の計画決定を目指していく」と答弁がありました。  このほかにも審査の過程においてさまざまな質疑・意見がありましたが、慎重審査しました結果、冒頭申し上げましたとおり、いずれの議案も全会一致にて承認することに決定し、また、請願については、不採択となりました。  以上をもちまして、企画総務委員会の審査結果の報告とします。 ○議長(三江弘海) 太田予算決算委員長。 ○予算決算委員長(太田博康) 予算決算委員会の審査結果の報告を申し上げます。  去る12月6日の本会議において当委員会に付託となりました案件は、議案第100号始め7議案でした。  委員会を2日間、各分科会を5日間開催し、慎重審査しました結果、いずれの議案も全会一致にて原案を妥当と認め、承認することに決定しました。  以下、主な審査経過について報告します。  議案第100号平成29年度豊田市一般会計補正予算、歳出10款8項6目ラグビーワールドカップ2019開催費について、「市長・議会のトップセールスニュージーランドを訪問する理由及び豊田スタジアムで試合を行うニュージーランド以外の国へはどのような取組を考えているのか」という質疑があり、「ニュージーランド国民は、ラグビー熱が高いこと、時差が少ないため多くの来訪者が期待できることからニュージーランドを選んだ。また、トップセールスについて、ニュージーランド以外の国についても、その効果を見きわめ、平成30年度に実施する予定である。本市で試合を開催する国については、その国の状況に応じてウエブサイト、テレビや新聞、雑誌など各国の媒体を活用した広報、公式旅行代理店を通じた広報などを予定している」と答弁がありました。  次に、歳出10款8項9目美術館費について、今回予定している改修工事の内容と利用者に対しての休館の周知方法はどのようか」という質疑があり、「改修工事の主な内容は、天井の耐震改修、照明のLED改修、防水改修である。休館の周知方法については、広報とよた、ホームページ、各種案内チラシ、看板などで行っていく」と答弁がありました。  また、債務負担行為補正防災ラジオ取得事業について、「どのような段階まで現在の条件で販売を続けるのか」という質疑があり、「現在の条件での販売は、平成30年度から3年間をめどとしており、この間で防災ラジオを必要とされる方に普及できることを見込んでいる。なお、申込状況や販売状況に応じて期間中に改めて条件の見直しを実施する予定である」と答弁がありました。  そのほか委員会及び分科会ともにさまざまな質疑が出され、慎重審査しました結果、冒頭申し上げましたとおり、いずれの案件も全会一致にて承認することに決定しました。  以上をもちまして、予算決算委員会の審査結果の報告とします。 ○議長(三江弘海) 以上で各委員長の報告を終わります。  ただいまの各委員長の報告に対する質疑を許します。  質疑ありませんか。           〔「進行」の声起こる〕 ○議長(三江弘海) ないようですので、以上で質疑を終わります。  これより討論に入ります。  討論の通告がありますので順次発言を許します。  36番、大村義則議員。 ○36番(大村義則) 私は、日本共産党豊田市議団を代表して、上程されました議案のうち、通告しましたように議案第91号を始めとした4議案については反対討論を、議案第99号と請願第1号、第2号については賛成討論を行います。  まず、議案第91号豊田市企業立地奨励条例について、反対討論を行います。  これまで同様の企業立地を趣旨とする条例が二つありました。そのもとでその補助金は大半が大企業に支出されてきました。市内大企業への補助金は、1社だけでもこの間の毎年の決算で確認してきた金額を積算すると50億円を超えていました。  一方で、法人税割の税収は、市当局が認めているように今後大きく減る見込みだとしています。自動車産業を中心とした多国籍大企業の海外生産が一層拡大し、法人税割に占める海外子会社配当益金に係る税金がゼロになった要因が大きいと、これも市当局から確認しているところです。多国籍大企業は、空前の利益を拡大しております。  しかし、税収は減っていく、そういう中で企業立地の補助金の大半が大企業につぎ込まれるのであれば、まるで底の抜けたバケツに水を注ぎ込むようなものではないでしょうか。  大企業は、自治体の援助などなくても十分に利益を上げ、雇用を拡大する力があるのではありませんか。それだけの奨励金を大企業に出すのであれば、その分を中小企業に支援する内容を格段に増やして地域内経済循環を拡大していくように条例措置としても考え直すべきだと思います。  以上の意見をもって反対討論といたします。  議案第92号豊田市個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例の一部を改正する条例について、反対討論を行います。  マイナンバー制度に関する特定個人情報の漏えいは、議案質疑に対する答弁によると、全国で平成28年度165件、平成29年度には4月から9月の上半期で既に273件にのぼり、増加をしていることが確認されました。  ちなみに273件の情報漏えいと報告されていましたが、これは件数でありまして、実はその1件ごとに何人分の特定個人情報が漏れたのかは不明なのです。膨大な個人情報の漏えいが起きているのです。しかも事案の中には地方公共団体によるものが少なくない件数ありました。マイナンバーを伴った名前や住所などの個人情報は、マイナンバーがつくことで個人情報の名寄せが簡単にでき、漏えいした際の危険は格段に高くなります。そのようなマイナンバーを使う事務を拡大することは大変危険である。このことを強く申し上げて反対討論といたします。  議案第99号豊田市営住宅条例の一部を改正する条例には賛成討論を行います。  低所得の若者の居住の自立が極めて困難であり、自立した若者が厳しい住宅事情に置かれている実態があります。そのような中、住宅保証は、若者が自立、家族形成を達成し、次世代を育てるという再生産の役割を果たす上でなくてはならないものであると考えます。市営住宅でその家族形成期を支援するという考えには賛同するものです。  ただし、答弁で明らかになったように、市営住宅の戸数そのものは増やさない方針であることや、家族形成期における支援の最大の要件は、経済的に安価な家賃という要件であることを考えると、さらなる改善が求められることをつけ加え賛成討論といたします。  議案第113号特定事業契約の締結(豊田市北部給食センター整備運営事業)について、反対討論を行います。  この議案は、北部給食センターPFI方式によって建築から管理運営まで民間委託にする計画であります。そもそも福祉部門や教育部門などは採算性や利益を追求すると、その事業自体がゆがんでいく危険性があり、そういう部門への導入は慎重であるべきです。とりわけ業務改善でコスト削減ができるという趣旨ですが、民間委託される事業運営の大部分は職員の人件費であり、同一の仕事であれば民間でも直営でも人件費は同じであるはずです。コスト削減で労働者の賃金水準や労働条件が変わるとすれば、安上がりの労働を前提とするものであり問題であります。  また、経営が破綻した場合には、民間ではリスクを負えず、そのツケを市民が払わされることになるのは、さきのこども園給食の一時中止の事態で明らかではありませんか。  以上の内容をもって反対すべきとする討論といたします。  議案第115号都市計画に関する基本的な方針の策定について、豊田市都市計画マスタープランの策定について、反対討論を行います。  豊田市都市計画マスタープランは、第8次豊田市総合計画の将来都市像の実現に向けた土地利用や都市施設整備、すなわち都市計画の基本を総合計画と整合性を合わせて策定されるものであります。  私は、第8次豊田市総合計画の策定議案に対して次のように反対討論を述べました。都市部、中山間地域にかかわらず、福祉、医療、少子化と高齢化、地域振興と若者の定住、防災・減災など取り組むべき課題が山積みしている本市の状況の中、第8次豊田市総合計画として提案されている中身は、国が提唱する行政の集約化の方針に沿った都心と地域拠点への集中・集約の促進が柱となっているように受けとめられる。この総合計画では、周辺住民の声は中心に届きにくく住民自治の後退も危惧される。  このような懸念は、本議案である豊田市都市計画マスタープランの策定にも同様に指摘せざるを得ないものであります。よって、反対すべきことを申し上げ、討論といたします。  次に、請願第1号障がい児・者の生きる基礎となる「暮らしの場」の早急な整備を求める意見書を国に提出することを求める請願書について、紹介議員として、また請願に賛同する立場から討論を行います。  障がいがあるがゆえに何らかの社会的支援がなければ生きていけない障がい児・者は年々増加しております。現在の障がい福祉施策は、居宅サービスはもちろん、グループホームや入居施設などの社会資源の絶対的不足が慢性化しており、結果として多くの障がい児・者が家族の介護に依存した生活を余儀なくされております。家族に依存した生活の長期化は、精神的にも経済的にも相互依存をより助長し、障がい児・者の自立をますます困難なものにしております。  障がい者の権利保障、人権保障の課題は、国際障害者年国連障害者の十年などの国際的な動きが高まり、2006年、国連において障がい者の権利に関する条約が採択されました。2014年1月、日本もこの条約の締約国に加わりました。しかしながら、暮らしの場はいまだ障がい児・者とその家族が安心して生活できるものになっておりません。  2014年度に障害者の生活と権利を守る全国連絡協議会が行った障がい者の介護者の健康に関する実態調査で障がい児・者と家族が社会からの孤立と家族依存、老障介護等の現実の中での生活が続いている実態が明らかとなり、生きる基盤となる暮らしの場の早急な整備が切実であります。  以上のことから、障がい児・者と家族が地域で安心して暮らすことができるように社会資源の充実を図るため、本請願について議員の皆さんに賛同いただくようお願いし、賛成討論といたします。  最後に、請願第2号介護・福祉・医療など社会保障の施策拡充についての請願書について、紹介議員として請願に賛同し、賛成する討論を行います。  国民健康保険の改善について、都道府県単位化に伴い制度的に保険税の大幅な引き上げになることが危惧されるものであり、請願者が述べているように、市及び国、県に市民負担の軽減に向けての対応を求めることは今最も必要な要望であると訴えるものであります。  また、格差と貧困の広がり、とりわけ子どもの貧困が問題になっている中、子どもの貧困解決に社会全体で取り組んでいくこと。福祉としての保育、権利としての保育を進めることなど、請願者が求めている子育て支援の項目の重要性も強調したいと思います。とりわけ介護保険や医療の負担増に苦しむ高齢者の暮らしの実態から請願項目に上げられている各項目の改善は早急に対応が求められると考えます。  ことし38回目を迎える自治体キャラバン要請行動は、県下全ての市町村を訪問して活動する中で多くの要望が実現されてきました。例えば子どもの医療費助成制度では、中学校卒業までの無料制度の実施自治体は毎年拡大され、2016年度には県内87パーセントまで広がりました。このような運動の中で、本請願が提出されていることを最後に強調し、議員諸氏の賛同を訴えて賛成討論といたします。  以上であります。 ○議長(三江弘海) 22番、深津眞一議員。 ○22番(深津眞一) 私は、自民クラブ議員団を代表して、通告に従い本定例会に上程されております全ての議案については賛成の立場で、請願については不同意の立場で以下主な議案について討論させていただきます。  始めに、議案第91号豊田市企業立地奨励条例についてです。  新条例は、奨励対象業種を拡充し、製造業に加え製造業に関連する業種を支援の対象として追加しており、研究開発機能の集積が見込まれます。また、重点産業分野を拡充し、将来の成長が見込まれる分野を支援することにより産業構造の強化を図っています。ほかにも中小企業への積極的な支援による企業力の強化、従業員の転入に対しての支援等幅広い企業支援内容になっています。  企業の新規立地、事業拡大の促進とともに、市民転入は今後の豊田市の安定した市政運営に効果があるものと評価いたします。  次に、議案第100号平成29年度豊田市一般会計補正予算、債務負担行為、防災ラジオ取得事業についてです。  防災に対して市民から要望の強い防災ラジオ取得に補正予算で取り組んでいただきました。購入価格についても防災ラジオを必要とされている方に広く普及できるように購入していただきやすい低価格設定にされるなど、市民目線の思いやりは大変よいと思います。  発注から納品までに6か月を要する内容から債務負担行為となりますが、梅雨どきや台風シーズンを考慮すると時宜を得ていると思います。  今回は3,000台とされましたが、要望は強いと思われますので、必要とされる方全員に速やかに届けられることを期待し、評価するものであります。  次に、議案第113号特定事業契約の締結について(豊田市北部給食センター整備運営事業)です。  給食の提供により子どもたちの健全な成長を支える豊田市北部給食センターについて、多様な献立に対応することができ、市内企業の参加や市内企業への発注額が多いなど地域経済に貢献する会社との契約締結はよいことです。  結果として東部給食センターと同一業者になりましたので、メリットを最大限生かし、運営されることを期待し、結果を評価するものです。  次に、議案第115号都市計画に関する基本的な方針の策定についてです。  都市計画に関する基本的な方針は、本市の総合的かつ計画的な都市基盤の整備を推進するための重要な方針です。今回策定する新たな方針は、前計画を評価し、新計画での課題を捉えた上で都市づくりの目標を的確に設定しており、豊田市都市計画マスタープラン実現のため適切な運営されることを期待し、評価するものであります。  以上、本定例会に上程されている全議案に対し賛成、請願については不同意とし、議員諸氏の理解と賛同を賜りますようお願い申し上げ、自民クラブ議員団の討論といたします。 ○議長(三江弘海) 31番、安藤康弘議員。 ○31番(安藤康弘) 私は、市民フォーラムを代表し、本定例会に上程されております全ての議案に賛成の立場で、請願には反対の立場で意見を申し上げます。  始めに、議案第91号豊田市企業立地奨励条例についてです。  本条例は、今年度末で失効となる現行条例の検証のもとに、産業振興委員会や企業誘致審査会の意見などを踏まえて策定されたものです。  質疑を通じて条例の特徴をただしたところ、奨励金の対象業種や重点産業分野の拡充に加え、市民雇用奨励金では、転入者への奨励金の追加交付を確認しました。また、中小企業への要件緩和及び書類の簡素化は、本市の産業を支える中小・零細企業に対する積極的な支援であり、企業力の強化に資するものであります。
     こうした本条例の特徴を十分生かす取組は、市内企業の流出防止、市外企業の誘致及び雇用の創出・拡大を推進するものであり、さらなる産業構造の多角化及び高度化の実現を期待いたします。  次に、議案第113号特定事業契約の締結についてです。  本契約は、健全な心身の発達に資する給食を提供するために北部給食センターを整備するものです。質疑を通じて選定事業者は、学校給食の中で最も重要視される衛生管理において、外部の第三者機関を活用した食器などの衛生検査体制に加え、収支計画のチェック体制が整備されており、食の安全と事業運営、双方の担保を確認いたしました。  また、PFIにおける整備運営事業では、民間事業者の経営ノウハウや設計、建設、維持管理などを一体的に行うことにより、直営による事業費の試算と比較して12億7,000万円余の削減効果が認められることを高く評価いたします。  次に、議案第115号都市計画に関する基本的な方針の策定について申し上げます。  本議案は、総合的かつ計画的な本市の都市基盤整備を推進するため、新たな都市計画の基本方針として豊田市都市計画マスタープランを定めるものであります。本計画の新たな取組として、都心を始めとする各周辺への居住及び都市機能などの集積・集約や、幹線道路沿道の都市機能、周辺居住を維持することなどさらなる土地利用の推進を確認いたしました。  また、安全・安心な市民生活を支える視点で、機能保全による事故の未然防止を図ることに加え、ライフサイクルコストの縮減に向け予防保全と自己保全型の管理の適切な組み合わせが盛り込まれたことを評価いたします。  今後は、都市計画マスタープランが立地適正化計画へ確実に反映されることを期待いたします。  次に、議案第116号豊田市環境基本計画の策定についてです。  質疑を通じスマートハウスや次世代自動車の普及、ごみ資源の分別の定着など現行計画における成果を確認いたしました。  一方で、家庭におけるCO2削減やごみ減量、高齢化の進展によるごみ処理方法の問題等の課題を次期計画へ反映させるべく新規で取り組む内容が明確に示されております。  計画の進行管理においては、PDCAサイクルに基づく効果的な事業の推進により、WE LOVE とよたを合い言葉に、豊かな自然の恵みと先進的な技術を生かし、将来にわたって環境にやさしく、多様で豊かなまちの実現を期待いたします。  最後に、請願受理番号1号及び2号には、反対の立場で要約して意見を申し上げます。  まず1号の障がい児・者の生きる基礎となる「暮らしの場」の早急な整備を求める意見書を国に提出することを求める請願書の要旨は、障がい児・者が地域で安心して暮らすために必要な社会資源の拡充などです。現在、本市では、国の方針に基づき、関連する障がい福祉計画等において、地域の実情に即した取組が進められております。  また、2号の介護・福祉・医療など社会保障の施策拡充についての請願書は、地域住民の命と暮らしを守る自治体の役割の発揮などでありますが、本市におきましては、既に健康と福祉の相談窓口など請願事項の多くについて地域の特性を踏まえた事業が進められております。  これらのことから、二つの請願には不同意といたします。  以上、12月市議会定例会に上程されました全ての議案に対して賛成、請願には不同意の意見を申し上げ、討論を終わります。 ○議長(三江弘海) 11番、榎屋小百合議員。 ○11番(榎屋小百合) 私は、公明党豊田市議団を代表して本定例会に上程されました全ての議案に対して賛成の立場で、請願に対して不同意の立場で討論をさせていただきます。  始めに、議案第100号平成29年度豊田市一般会計補正予算、債務負担行為防災ラジオ取得事業についてです。  本事業によって市民が等しく必要な情報を得ることができる体制の構築が進むことが期待できます。防災ラジオは、文字表示型と一般型で定価は異なりますが、障がいの有無にかかわらず等しい価格で購入していただくべきとの考えから同額としたとのこと。また、その販売においては、65歳以上の高齢者、特にひとり暮らしの方や聴覚障がいがある方、また、土砂災害や浸水害のリスクの高い地域にお住まいの方などに優先的に販売していくことが議案質疑を通し確認できました。  災害時により早く情報を必要とする方に配慮されていることを評価し、賛成の討論といたします。  次に、議案第113号特定事業契約の締結について(豊田市北部給食センター整備運営事業)です。  新しく北部給食センターを整備することにより、食物アレルギー対応給食の対象校の割合が現在の31パーセントから53パーセントと大幅に増えることは大いに評価するところです。また、給食センターは、調理従事者の日々の衛生管理が重要で、体調不良者が勤務を外れることを想定して人員を確保する必要がありますが、現在こうした人員確保が困難になりつつあるという課題があります。  北部給食センター藤岡給食センターを統合し、整備する効果として調理従事者の人員確保がしやすくなることが議案質疑を通し確認できました。適切な衛生管理のもとでの給食の提供をお願いして賛成の討論といたします。  次に、議案第116号豊田市環境基本計画の策定についてです。  豊田市環境基本計画条例が目指す持続的な発展が可能な社会の実現においては、市民の環境行動を促すための基本計画の周知は重要です。議案質疑を通し計画書の本編とあわせて市民向けの啓発冊子を作成し、計画の内容を写真や図表を用いてわかりやすく説明を行うことが確認できました。  市民の環境行動につながるきっかけとなることを期待し、賛成の討論といたします。  次に、請願受理番号第2号、介護・福祉・医療などの社会保障の施策拡充についての請願書についてです。  請願事項の国保の改善についての中で、保険税の引下げを行わず、減免制度を拡充し、払える保険税に引き下げてくださいとありますが、本市においては、既に国保税を支払えない特別な事情のある方には、市独自の減免基準をもとにそれぞれの事情において対応がなされております。  また、一般会計からの繰入れを増やしてくださいとありますが、国保保険税の算出に当たって、国のルールに基づかない法定外繰入れについては、国保に入っていない方の税金を国保加入者のために使うのは不公平であり、これ以上の繰入れは理解が得られないと考えられます。  1点抜粋をいたしましたが、その他の請願事項においても既に実施されている項目や検討及び協議が進められている項目、法律や制度上実施が困難な項目があります。よって、本請願については不同意といたします。  以上、本定例会に上程されております全議案に対し賛成、請願に対しては不同意を表明し、議員の皆様の賛同をお願い申し上げ、公明党豊田市議団を代表しての討論とさせていただきます。 ○議長(三江弘海) 35番、岡田耕一議員。 ○35番(岡田耕一) 私は、今12月定例会に上程されている全ての議案及び請願1号については賛成し、請願2号については反対いたします。  そこで、通告に従い議案第91号、議案第94号、議案第95号、議案第100号、議案第113号に賛成の討論を、請願2号に対しましては反対の討論を行います。  まずは議案第91号豊田市企業立地奨励条例について討論いたします。  以下、評価する点について述べてまいります。  1、奨励金の対象業種の拡充として製造業以外の業種も対象としたこと。  2、重点産業分野の拡充として航空宇宙産業、医療関連産業等を含め重点的に支援すること。  3、中小企業への要件緩和及び書類を簡素化されること。  4、市民雇用奨励金に転入者に対する奨励金交付を追加されること。  5、新規立地時の奨励金の交付割合が最大20パーセントで県内では最高であること。  6、新条例により単年度で3,000万円程度の奨励金交付額の歳出増加となるものの、毎年約810万円の固定資産税等の増収が見込まれること。  これらにより産業都市としてのさらなる飛躍が期待でき賛成いたします。ただ、補助金交付された企業が操業停止した場合に、返還限度積算額を現在の豊田市企業誘致推進条例、同規則では、具体的に定めておらず内規に5段階で規定しております。上程議案である豊田市企業立地奨励条例についても同様の方向であることを確認いたしました。  この点については平成24年にも指摘しましたが、訴訟となった後に規則で規定した伊那市のように、今後、内規ではなく、規則もしくは条例で定めるべきと申し添え賛成討論といたします。  次に、議案第94号豊田市非常勤職員の報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例について討論いたします。  女性問題専門相談員について、名古屋市、岡崎市、豊橋市及び西三河各市において主任相談員を設置しているところはない中で、近年のDV被害の多様化や相談の複雑化に対応するため、高い専門知識を有する主任相談員を新たに設置されることを評価いたします。  今後、一般相談員への指導・助言、DV等緊急性の高い案件についての関係機関への連絡調整等の機能を高め、相談体制の強化が図られることを期待します。  また、報酬についても、他市の状況や一般行政職の主査と主任主査との差額を参考に現在の相談員の月額報酬額14万800円に7,000円を加算した額を主任相談員の月額報酬額としたことも妥当と認めます。  今後、主任も含めた女性問題専門相談員が活躍されないような状況が一番いいと思いますが、相談者のセーフティーネットとして適切に対応されることを期待し、賛成の討論いたします。  次に、議案第95号体育施設等の利便性の向上のための関係条例の整備に関する条例について討論いたします。  本議案は、多くの条例に関係いたしますが、利用者の利便性向上を考慮し、また公平性を確保するための改正であり、これらを高く評価いたします。  そこで、特に屋外夜間照明の時間区分見直しについて評価する点を申し上げます。  1、見直しに当たり管理者から、区分の変更は管理上大きな影響はない。利用者からは、季節により日没時間が異なるため30分単位となることはありがたいという声が聞かれたこと。  2、1時間単位による夜間照明を点灯せずに利用することの危険性や施設管理者の対応変更の有無などを総合的に検証し変更を妥当と判断されたこと。  3、対象となる施設数は、学校グラウンドが29、テニスコートが5、学校以外の体育施設のグラウンド及び多目的広場が17、テニスコートが15、野球場やサッカー場などが7と合計73施設で、多くの利用者の利便性向上につながること。  4、具体的な効果としては、利用者のプレー中の安全性向上や費用負担の軽減が図られること。  5、市の歳入面への影響についても、その影響は軽微であること。  これらを高く評価し、賛成の討論といたします。  次に、議案第100号平成29年度豊田市一般会計補正予算について討論いたします。  特に歳出8款5項9目総合交通対策費のうち、ユニバーサルデザインタクシー普及促進費補助金について申し上げます。  本補正予算につきましては、私は以下の点において当初疑問を持っておりました。  1、市内で営業されるタクシーの大部分を占めるクラウンコンフォートは、2017年3月に生産終了、5月に販売終了されている中で、燃費と利便性の高いユニバーサルデザインタクシーは、わざわざ本市が普及促進策を打つことなく普及するのではないか。  2、国・県以上の過剰な補助制度は本市には不要ではないか。  3、実際の対象車種が限定されすぎていないか。  4、本市を営業拠点としない事業者、車両まで対象とならないか。  5、延々と補助制度を継続しないか。  これらについて以下の点が確認できました。  2につきましては、車両価格が120万円以上高価になる中、国の補助が60万円、本市の補助は30万円であり、妥当な額であること。  3については、2メーカー、5車種が対象であり、選択肢があること。  4につきましては、本市に営業拠点があり、豊田ナンバーであること。  5につきましては、期限を2020年度までとし、車両の3分の1程度を見込んでいること。これらがわかりました。  これらにより、1についても事業者の負担軽減を図り、ラグビーワールドカップ2019や2020東京オリンピック・パラリンピックまでに一定数のユニバーサルデザインタクシーを普及させることは、利用者の利便性向上の観点からも有効と認め賛成いたします。  議案最後は113号、特定事業契約の締結(豊田市北部給食センター整備運営事業)についてであります。  本施設は、東部給食センターに引き続き給食センターとしては2例目のPFI事業であり、本会議、委員会での質疑等を通じ以下の点が確認できましたので主な賛成理由を述べてまいります。  1、PFI事業による財政削減効果は12億7,800万円余となること。  2、アレルギーの対象拡大はされなかったものの、東部給食センター同様、卵、乳製品のアレルギー対応食を1日最大100食提供でき、対象校の割合は、現在の31パーセントから53パーセントとなること。  3、落札業者については、入札価格得点は低かったものの、外部の第三者機関を活用して施設と食器の衛生検査を行うとともに収支計画のチェックを行うこと。  4、市内企業の参加数、市内企業への発注額が最も多く、地域経済への貢献が大きいこと。  これらを評価し、賛成いたします。  そして、さきに整備されました東部給食センター同様に、今後、安全でおいしい給食を提供されることはもちろん、地産地食の学びの場としても子どもたちにとってさらに意義ある給食センターとなることを期待し、賛成の討論といたします。  最後に、請願第2号介護・福祉・医療など社会保障の施策拡充についての請願書について、不同意の立場で討論いたします。  まず、冒頭申し上げますと、請願事項には賛同できる部分もありますが、どうしても賛同できない項目もありますので、残念ではありますが、不同意とさせていただきます。  そこで、以下、不同意理由を述べてまいります。  まず、【1】市の福祉施策を充実してくださいのうち、4、生活保護についての①生活保護の相談、申請にあたっては、当然、違法な水際作戦は論外ですが、親族の扶養について問いただすことは、生活保護の原資が税金である以上、納税者に責任を果たす意味でも必要であると考えます。  また、③生活保護利用者の人権を侵害する一律的な資産調査を今後もやめてくださいにつきましては、当然、人権を侵害するようなことはあってはなりません。しかし、年に1回一律的に資産調査をすることは、こちらも原資が税金である以上、納税者に責任を果たす意味でも必要と考えます。よって、賛同できません。  そして、5、福祉医療制度についての②子どもの医療費無料制度を18歳年度末まで現物給付で実施してくださいについてです。  子ども医療費無料化については、弊害を指摘する現場の医療関係者の声も少なくありません。確かに早期診療・早期治療によるメリットが大きいことは私も認めます。と同時に、薬等を無料でもらいたいために診察が必要でないレベルの児童・生徒まで受診し、それにより本当は早く診察すべき患者が後回しになっているという医療現場の指摘にも耳を傾ける必要があります。診療が無料だとしても、薬剤費は一定の負担をするような歯どめをしないと、人的、財政的な医療資源が疲弊してしまう可能性を指摘しておきたいと思います。  次に、6、子育て支援策についての(2)小中学校の学校給食の無償化についてであります。  私は、本市の子ども医療費の無料化拡大の際に、人的、財政的な医療資源を考えたときに、コンビニ受診を危惧し、豊田市議会でただ1人反対いたしました。そのときの対案として、私は、子育て支援策とするならば、子ども医療費無料化より学校給食の無償化をすべきと訴えました。今でもその思いに変わりはありません。ただ、財源を考えれば、本請願のようにあれもこれも実現したいということには賛同できません。  以上のような観点から、私はこれらを含む本請願には賛同できません。  以上るる述べてまいりましたが、以上で議案及び請願に対する全ての討論といたします。議員各位の賛同を期待します。 ○議長(三江弘海) 以上で討論を終わります。  これより採決します。  始めに、議案第91号及び議案第92号について採決します。  議案第91号及び議案第92号については、各委員長報告のとおり原案を可決することに賛成の議員の挙手を求めます。             〔挙手 多数〕 ○議長(三江弘海) 挙手多数です。  よって、議案第91号及び議案第92号については、原案のとおり可決されました。
     続いて、議案第93号から議案第112号までについて採決します。  議案第93号から議案第112号までについては、各委員長報告のとおり原案を可決することに賛成の議員の挙手を求めます。             〔挙手 全員〕 ○議長(三江弘海) 挙手全員です。  よって、議案第93号から議案第112号までについては、原案のとおり可決されました。  続いて、議案第113号について採決します。  議案第113号については、委員長報告のとおり原案を可決することに賛成の議員の挙手を求めます。             〔挙手 多数〕 ○議長(三江弘海) 挙手多数です。  よって、議案第113号については、原案のとおり可決されました。  続いて、議案第114号について採決します。  議案第114号については、委員長報告のとおり原案を可決することに賛成の議員の挙手を求めます。             〔挙手 全員〕 ○議長(三江弘海) 挙手全員です。  よって、議案第114号については、原案のとおり可決されました。  続いて、議案第115号について採決します。  議案第115号については、委員長報告のとおり原案を可決することに賛成の議員の挙手を求めます。             〔挙手 多数〕 ○議長(三江弘海) 挙手多数です。  よって、議案第115号については、原案のとおり可決されました。  続いて、議案第116号について採決します。  議案第116号については、委員長報告のとおり原案を可決することに賛成の議員の挙手を求めます。             〔挙手 全員〕 ○議長(三江弘海) 挙手全員です。  よって、議案第116号については、原案のとおり可決されました。  続いて、平成29年請願受理番号第1号障がい児・者の生きる基礎となる暮らしの場の早急な整備を求める意見書を国に提出することを求める請願書について採決します。  本請願の委員長報告は、不採択でしたが、採択を可とする方を先に採決します。  本請願について、採択とすることに賛成の議員の挙手を求めます。             〔挙手 少数〕 ○議長(三江弘海) 挙手少数です。  続いて、お諮りします。  本請願について不採択とすることに賛成の議員の挙手を求めます。             〔挙手 多数〕 ○議長(三江弘海) 挙手多数です。  よって、平成29年請願受理番号第1号については、不採択とすることに決定しました。  続いて、平成29年請願受理番号第2号介護・福祉・医療など社会保障の施策拡充についての請願書について採決します。  本請願の委員長報告は、不採択でしたが、採択を可とする方法を先に採決します。  本請願について、採択とすることに賛成の議員の挙手を求めます。             〔挙手 少数〕 ○議長(三江弘海) 挙手少数です。  続いて、お諮りします。  本請願について不採択とすることに賛成の議員の挙手を求めます。             〔挙手 多数〕 ○議長(三江弘海) 挙手多数です。  よって、平成29年請願受理番号第2号については、不採択とすることに決定しました。    ◎同意第6号について ○議長(三江弘海) 日程第2、同意第6号人権擁護委員の推薦についてを議題とします。  同意第6号について、説明者、太田市長。 ○市長(太田稔彦) 同意第6号人権擁護委員の推薦についてでございます。  人権擁護委員29名のうち平成29年12月31日をもって3名が、平成30年3月31日をもって2名の委員が任期満了となられます。また、平成30年3月31日をもって1名の委員が退任されます。よって、再度、櫻井 博さん、田澤美枝子さんの2名を、新たに加藤昭孝さん、佐藤裕子さん、都築眞喜子さん、内藤正弘さんの4名を人権擁護委員として推薦したいので提案させていただくものです。よろしくご審議いただきますようお願いいたします。 ○議長(三江弘海) 以上で説明が終わりました。  ただいまの説明に対し、ご意見はありませんか。           〔「進行」の声起こる〕 ○議長(三江弘海) ご意見ないようですので採決します。  お諮りします。  同意第6号については、市長提案のとおり選任同意することにご異議ありませんか。          〔「異議なし」の声起こる〕 ○議長(三江弘海) ご異議なしと認めます。  よって、同意第6号については、櫻井 博さん、田澤美枝子さん、加藤昭孝さん、佐藤裕子さん、都築眞喜子さん、内藤正弘さんを選任同意することに決定しました。    ◎閉会宣告 ○議長(三江弘海) 以上で本日の議事日程は終了し、本会議に付議されました案件全てを議了しました。  よって、会議を閉じ、平成29年12月豊田市議会定例会を閉会とします。                         閉会 午前11時10分 ○議長(三江弘海) 市長、あいさつをお願いします。 ○市長(太田稔彦) 平成29年12月市議会定例会の閉会に当たりごあいさつを申し上げます。  ただいまは、今議会に提案させていただいた案件につきまして、熱心にご審議を賜り、全てのご決定をいただきましたことに感謝申し上げます。  さて、去る12月9日、豊田スタジアムで開催されましたラグビートップリーグの試合に合わせ、豊田市駅前通りにおきまして、愛知・豊田ラグビーファンゾーンを開催いたしました。多くの市民の皆様にお越しいただき感謝申し上げます。  ラグビーワールドカップ2019日本大会に向け、より一層さまざまな取組を加速してまいりますので、引き続き、議員の皆様のお力添えを賜りますようお願い申し上げます。  最後になりますが、議員の皆様方におかれましては、この1年、市政発展のために貴重なご意見・ご提言を賜り、まことにありがとうございました。  皆様、よき年を迎えられますようご祈念申し上げまして、閉会のごあいさつとさせていただきます。ありがとうございました ○議長(三江弘海) 本日、ここに平成29年12月豊田市議会定例会を閉じるに当たり、一言あいさつを申し上げます。  会期中におきます議員各位の活発なご審議によりまして、本定例会に提出されました案件全てを議了し、ここに閉会することができましたことに、心よりお礼申し上げます。  さて、本定例会では、2019年のラグビーワールドカップ開催推進費を含む一般会計補正予算議案が可決されました。11月2日に大会の試合日程及び会場が発表され、今後は国内外へ本市をPRすることで魅力あるまちとして認知されるよう取り組んでいただきたいと思います。  市議会としましても、引き続き、大会の成功及び大会を契機としたまちづくりに向け取り組んでまいります。  また、11月25日には、豊田市駅前の再開発ビルKiTARAがオープンし、新たな交流拠点としてにぎわいを見せています。今後とも豊田市駅を中心とした都心整備を推進し、都心ににぎわいや交流を生み出す快適な回遊空間が形成されることを期待します。  さて、1月13日に市議会と豊田加茂医師会の共催による市民シンポジウムを開催します。今回は、落語家の林家源平さんをお招きし、豊田市でずっと暮らしつづけるためにをテーマとした基調講演と、在宅医療・介護について考えるパネルディスカッションを行います。関係各位のご出席をお願いしたいと思います。  最後になりましたが、年の瀬も迫り、ことしも残すところ10日余りとなりました。議員各位並びに市長始め執行部の皆様が新しい年を健康で迎えられますことを祈念しまして、閉会のあいさつとさせていただきます。  地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。   平成29年12月18日            豊田市議会議長    三 江 弘 海            豊田市議会議員    窪 谷 文 克            豊田市議会議員    作 元 志津夫...