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2018-09-07 平成30年第5回定例会(第2日)  本文
2018-09-07 平成30年第5回定例会(第2日)  名簿

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  1. 碧南市議会 2018-09-07
    2018-09-07 平成30年第5回定例会(第2日)  本文


    取得元: 碧南市議会公式サイト
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    2018-09-07 : 平成30年第5回定例会(第2日)  本文 ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                            (午前 10時 0分 再開) ◆議長(沓名 宏) ただいまの出席議員は22名であります。  よって、本日の会議は成立いたしましたので、これより平成30年第5回碧南市議会定例会第2日の会議を開きます。  これより会議に入ります。  本日の議事日程は、お手元に配付の議事日程表のとおりであります。 ───────────────────・・─────────────────── 2 ◆議長(沓名 宏) 日程第1「会議録署名議員の指名」を行います。  会議録署名議員は、会議規則第80条の規定により、議長において9番山口春美議員及び14番神谷悟議員を指名いたします。 ───────────────────・・─────────────────── 3 ◆議長(沓名 宏) 日程第2「一般質問」を行います。  質問の許可は、議事日程表記載の順といたします。  加藤厚雄議員の一般質問を許します。 4 ◆4番(加藤厚雄) 議長、4番。 5 ◆議長(沓名 宏) 4番。 6 ◆4番(加藤厚雄) おはようございます。公明党の加藤厚雄でございます。  朝一番から傍聴者が少ないというのは非常に寂しい思いもしますけれども、きょうは自分が議員になってから初めて質問件数が1個という。いいか悪いか別にしまして、時間もたっぷりありますので、件名1しかしませんので、よろしくお願いしたいなというふうに思います。  タイトルは、認知症の本人と家族に優しい地域づくりということで、なるべく優しい質問をしますので、優しい答弁をお願いしたいなというふうに願ってこのタイトルをつけましたので、よろしくお願いいたします。  国のほうからは、平成16年の12月ごろに、国は痴呆から認知症という名称に変更をして約12年ぐらい、実際には11年ぐらいなんですけれども、そういった中で、全国的には認知症の方が400万から、また、将来は全国で700万とも800万とも言われていくと。  減るということが、今の段階で薬がないんだよね、認知症の治る薬が。実際問題、認知症の原因と言われているアルツハイマーが、大体六十数%を占めるというふうに言われていますけれども、まだ新薬は、開発はされているけれども、まだ薬はできていないと。  こういった状況で少子高齢化がどんどん進んでいくと、たとえ人口が減っても認知症の方はふえていくと、こういった状況ですので、まず碧南市の今の高齢者、また、認知症の件について順次確認をしながら、碧南市の状況というのをお聞きしたいと思いますので、(1)今、碧南市の高齢者の人口、若干わかる範囲で推移と一緒にお答えください。
    7 ◆健康推進部長杉浦秀司) 議長、健康推進部長。 8 ◆議長(沓名 宏) 健康推進部長。 9 ◆健康推進部長杉浦秀司) 本市の高齢者人口の推移についてですが、2010年に1万4,477人、2015年には1万6,240人、平成30年の3月末現在で1万6,889人と増加をしているところであります。  厚生労働省の推計では、今後も増加すると見込んでおり、2020年には1万7,491人、2025年には1万7,837人と推計をされているところです。 10 ◆4番(加藤厚雄) 議長、4番。 11 ◆議長(沓名 宏) 4番。 12 ◆4番(加藤厚雄) 碧南市においても、今後も、今現在もそうですし、高齢者は非常に多いと。今後も碧南市の人口が若干ふえようがキープされようが減少しようが、高齢者はふえていくと。こういったような状況の中で、本当にその中でも認知症と言われる方というのは実際問題、碧南市に何人ぐらい今おみえになるのかということで、わかる範囲でお答えください。 13 ◆健康推進部長杉浦秀司) 議長、健康推進部長。 14 ◆議長(沓名 宏) 健康推進部長。 15 ◆健康推進部長杉浦秀司) 本市の65歳以上の認知症有病率については、実は把握ができません、しておりません。  参考までに、平成21年から24年にかけ実施された厚生労働科学研究認知症有病率調査では、65歳以上の高齢者の認知症の全国有病率推定値は15%とされているところです。 16 ◆4番(加藤厚雄) 議長、4番。 17 ◆議長(沓名 宏) 4番。 18 ◆4番(加藤厚雄) 今のところ有病率が15%ということで、それは65歳よりも、例えて言うと、90歳の方のほうが人数が少ない場合、今のピラミッド型で90歳とか100歳を頂点とするこの中で、今、人生80年、90年、100年と言われている中で、だんだんそのうち65歳の人の人口に対する80、90という方の人数もふえてくれば、有病率というのもだんだん上がってくるんじゃなかろうかというふうに思います。  そして、碧南市の高齢者というのが、碧南市の総人口に比べての割合というのも、(3)、教えてください。 19 ◆健康推進部長杉浦秀司) 議長、健康推進部長。 20 ◆議長(沓名 宏) 健康推進部長。 21 ◆健康推進部長杉浦秀司) まず、人口の推移についてですが、2010年に7万2,018人、2015年に7万1,346人、2020年には7万691人、2025年には6万9,567人と減少していくと見込まれております。ただし、近年においては増加傾向に碧南市においてはあります。  高齢者率については、2010年に20.1%、2015年に22.8%、2020年には24.7%、2025年には25.6%と増加していくと見込んでおります。 22 ◆4番(加藤厚雄) 議長、4番。 23 ◆議長(沓名 宏) 4番。 24 ◆4番(加藤厚雄) 私も数字で答弁されますと、要は市長のところも核家族化でしょうけれども、要はおじいちゃん、おばあちゃんたちと一緒に住んでいないと、そんなに碧南市でも、今現在でも約4人に1人は65歳以上という感覚がないんですよね。  2020年が約24.7%だから、4人に1人が65歳以上ということを考えると、実際自分たちが生活していく中で、こういう実感というのは自分も余りなかったんですけれども、非常に大きいと。また、確かに病院等に行くとほとんどが高齢者ですので、高齢者の集まりかなというふうで、逆に病院に来られない人のほうが病気が重いという、こういったこともありますけれども、そういったことを考えると、今後、認知症の方がふえることはあっても、減ることはないと、碧南市の人口が維持されようがふえようが。高齢者率もふえてくるし、また、高齢者率がふえれば、先ほどの有病率というのもふえてくると。  だから、そうやって考えると、高齢者がふえること、イコール、認知症の方が、だんだん20人に1人から15人に1人、最終的には国が出しているような人口が8,000万、7,000万になるころには10分の1の方がもう認知症になっていくと。今ですら大変なのに、今後ふえていくということを考えますと、対策を練らないといけないし、予防もしなければいけないと。  今の碧南市の状況を考えると、そういったことを踏まえて、碧南市の今の認知症の予防の施策、また、今後の現状ということで(4)のア、そういった異常の早期発見とか診断の取り組みからお聞きをいたします。 25 ◆健康推進部長杉浦秀司) 議長、健康推進部長。 26 ◆議長(沓名 宏) 健康推進部長。 27 ◆健康推進部長杉浦秀司) 認知症を早期に発見する方法の1つとして、健康課におきまして、なごやかアンケート調査を行っています。これは75歳以上の方を対象に、介護予防のための生活機能に関する質問票、いわゆる基本チェックリストというものを送付し、回答をお願いしているところです。  基本チェックリスト認知機能の項目にチェックがあり、確認が必要な場合は、電話または家庭訪問を行い、必要に応じて地域包括支援センターが支援をしているところです。基本チェックリストの回答がない方に対しては、健康課の保健師が家庭訪問し、基本チェックリストの回収や健康相談介護予防相談を行い、適切な支援が受けられるように対応もしています。  このほか、遊友の会でも、年1回、基本チェックリストによる確認を行い、認知機能の項目にチェックがある方には、必要な支援をしているところです。  認知症の診断は、医療機関へ受診することが必要であり、まずはこういったアンケート調査などの機会を捉えて、地域包括支援センターや健康課の職員が訪問しながら、医療機関への受診に繋がるように支援をしているところであります。  以上です。 28 ◆4番(加藤厚雄) 議長、4番。 29 ◆議長(沓名 宏) 4番。 30 ◆4番(加藤厚雄) 先ほど冒頭のほうには、アンケートということで75歳、これは75歳から後期高齢者が始まるからそうなんでしょうけれども、今は高齢者というのが65ですけれども、60歳前半の方でも数%は認知症になっていますしということを考えると、75歳のときのアンケートだけでいいのかどうかというのは素朴に感じるんですけれども、ほかにはやっていないということでいいんですか。 31 ◆健康推進部長杉浦秀司) 議長、健康推進部長。 32 ◆議長(沓名 宏) 健康推進部長。 33 ◆健康推進部長杉浦秀司) アンケート調査を75歳でということで、その前後はどうなのかということかと思います。  このなごやかアンケートは、後期高齢者となる75歳の誕生月に行っているものです。認知症リスク者の割合は、75歳未満が1.3%、75歳以上になると20%を超えてくると言われております。効率的なアンケートの実施として、現在75歳でアンケートをするのが最もいい年齢かなというぐあいに考えて、ここで行っているところであります。 34 ◆4番(加藤厚雄) 議長、4番。 35 ◆議長(沓名 宏) 4番。 36 ◆4番(加藤厚雄) それではイ、MCI、若干、軽度の認知障害ということで、こちらの方はある程度の運動とかいろんなことによって正常機能の回復はされると言われておるし、また、認知症になる曲線も衰えるというふうに言われているんですけれども、碧南市においては、認知症と若干、軽度な障害というふうな方はどのように捉えていて、また、どのような対策を講じているかというのをお聞きいたします。 37 ◆健康推進部長杉浦秀司) 議長、健康推進部長。 38 ◆議長(沓名 宏) 健康推進部長。 39 ◆健康推進部長杉浦秀司) 御質問のMCIとは軽度認知症障害のことで、認知機能である記憶、決定、理由づけ、実行などのうち、1つの機能に問題が生じても日常生活には支障がない状態のことを言うと言われています。その段階であれば、食習慣を見直し、定期的な運動習慣で脳の生理状態を良好に保ったり、いろいろな人とコミュニケーションをとり、頭を使って行動したり、認知機能を重点的につかうことで、機能の改善や維持が図られると言われている状態のことです。  市においては、おたっしゃ大学の学生や遊友の会の参加者の中に、このMCIを疑われるような方も実はおみえです。継続的な参加をしていただくことが必要であり、大学や会への参加がスムーズにできるように配慮をしながら、本人の状態が悪くならないように努めているところです。  なお、おたっしゃ大学では、認知症予防として脳の健康教室、回想法を取り入れたおたっしゃサロン、セルフコンディショニング・アンド・コグニサイズ入門の講座を行うなど、認知症予防に努めているところであります。  以上です。 40 ◆4番(加藤厚雄) 議長、4番。 41 ◆議長(沓名 宏) 4番。 42 ◆4番(加藤厚雄) おたっしゃ大学の話も出ましたけれども、碧南市の高齢者の人口からいったら、そのおたっしゃ大学というのは、ほんのわずかだと思うんですよね。そういうことを考えると、これは希望する人しか来られないというやつもあるし、また、おたっしゃ大学に来られる方はまだいいかと思うんですよ。  その人数を急に聞いても、数字が出るかという部分もありましょうけれども、もう1万人を超えている段階で、数百人の方のおたっしゃ大学とか遊友の会とかから考えると本当に1割も行かないというか、1%になるのね、1万4,000、1万5,000という数から言うと。そういうところから考えると、また今後、そういったのをしっかりと進めてほしいという要望だけ出しておきますので。  私は、碧南市の部長の名前の中で、唯一推進とついているのは健康推進部長だけなんだよね。ほかのは余りついていないんだね、総務部長も、若干市民協働はあるけど。これは健康維持部長じゃないもんで、健康推進部長で、それを推進するような答弁が本当は欲しいんじゃないかなということで。教育部長も教育推進部長じゃないもんね。そういうことを考えると、しっかりとこの点は取り組んでほしいなというふうに思います。  あと、ウ、そういったためにも、しっかりとした認知症に対する、先ほど言ったように、国のほうが平成16年の12月に痴呆から認知症に変わって、そういった正しい知識の普及というのが非常に大事になってきています。今、碧南市はそういった普及についてどのように取り組んでいるかをお聞きいたします。 43 ◆健康推進部長杉浦秀司) 議長、健康推進部長。 44 ◆議長(沓名 宏) 健康推進部長。 45 ◆健康推進部長杉浦秀司) 一生懸命推進をしていくように努めているところでありますが、まず、認知症の知識の普及の取り組みについて、例えば老人クラブの会員の方を対象としたすこやか健康教室、先ほども出てきましたが、おたっしゃ大学での講演会、遊友の会の講話において、それぞれの場面、機会を捉えて、認知症の予防についての正しい知識の普及に努めているところであります。  以上です。 46 ◆4番(加藤厚雄) 議長、4番。 47 ◆議長(沓名 宏) 4番。 48 ◆4番(加藤厚雄) だから、しっかりといろんな意味で推進をお願いしたいというふうに思います。  次に進んで、(5)。これ、自分で質問、回答ってどういう質問かというのが、内容がよくわからんですけれども、要は、運動すると認知症の予防に、抑制に非常にいいということなんですね。そういった施策のハードとソフトがあるんですね。運動したくても近くに公園がないとか、きのうも運動施設の話も出ましたけれども、しっかりと公園等とか、また、レールパークもできましたし、そういった環境整備も必要でしょうけれども、そういったことを、運動した方がいいよと、成人病でもそうなんですけれども、そういった運動基盤の指導をするというような体制というのは、いかがお考えですか、答弁を求めます。 49 ◆健康推進部長杉浦秀司) 議長、健康推進部長。 50 ◆議長(沓名 宏) 健康推進部長。 51 ◆健康推進部長杉浦秀司) まず、運動は認知症の予防のために有効であると言われています。運動と認知機能をキーに介護予防の事業として実施をしているところです。  環境整備としては、高齢者の方が自分のペースで運動ができる場所として、現在市内2ヵ所で60歳以上の方を対象とした筋トレルーム60を運営しているところでもあります。  また、おたっしゃ大学では、セルフコンディショニング・アンド・コグニサイズの講座、3回コースを2回実施しています。コグニサイズは認知機能、頭を使った課題と運動課題、これは体を使った課題ですけれども、両方同時に行うことで心身の機能を効率的に上げていく認知症予防運動プログラムであります。こうした事業を行いながら、認知症の抑制に取り組んでいるのが現状であります。  以上です。 52 ◆4番(加藤厚雄) 議長、4番。 53 ◆議長(沓名 宏) 4番。 54 ◆4番(加藤厚雄) もうちょっと長い答弁かなと思ったら短かったもんで、気がつきませんでした。  今、外出を促進するお出かけアプリケーションというのがあるんですけれども、名古屋とか高浜で一部やっているという。市内の観光名所やら散歩コースやら時間やら出るアプリもあると。若干、65歳以上の方が使えるかという部分もありましょうけれども、今後、スマホを使っている年代もいずれは高齢者になりますので、そろそろいろんなお出かけアプリだとか、そういったのがちまたにいっぱい出ていますので、そういった活用というのはいかがお考えですか。 55 ◆健康推進部長杉浦秀司) 議長、健康推進部長。 56 ◆議長(沓名 宏) 健康推進部長。 57 ◆健康推進部長杉浦秀司) 御質問のお出かけアプリケーションは、これは国立長寿医療研究センターにおいて、スマートフォンアプリケーション使用による身体及び認知的活動促進の効果に関する研究のために開発をされたもので、県内では高浜市、名古屋市の緑区でこれから展開をすると聞いております。  今後、外出や介護予防への効果の検証がこれにおいて行われると思いますので、その結果を見ながら導入など、その状況に注意を払ってまいりたいというぐあいに思っています。  以上です。 58 ◆4番(加藤厚雄) 議長、4番。 59 ◆議長(沓名 宏) 4番。 60 ◆4番(加藤厚雄) 碧南市にも歩いて行けるような場所もありますので、若干遠いかなという部分もありますけど、地域によっては。若干考えてもいいんじゃないかなというふうには思いますので、またしっかりと検討してください。  あと今、(7)認知症サポーターの養成、支援活動の現状と推進ということで書かせてもらいましたけれども、認知症サポーターになっても実際活躍している人が、サポーターの分母からいうと非常に少ないのではないかなと。  碧南市のサポーター養成の現状と、今後、なるべく多くの方が活躍できるような体制づくりというものも考えていかないといけないということで、現状と推進と両方一遍に聞きます。 61 ◆健康推進部長杉浦秀司) 議長、健康推進部長。 62 ◆議長(沓名 宏) 健康推進部長。 63 ◆健康推進部長杉浦秀司) 御質問の認知症サポーターにつきましては、その養成講座は、県が開催するキャラバン・メイト養成研修を受講したキャラバン・メイトに講師をお願いしており、主に市内の介護事業所の介護職員が中心となられております。  この養成講座を通して、認知症に対する正しい知識と理解を持ち、地域で認知症の人やその家族に対してできる範囲で手助けをする認知症サポーターを養成し、認知症高齢者等に優しい地域づくりに取り組んでいるところであります。  認知症サポーター養成の現状についてですが、講座を受講した方は、平成30年3月末現在で延べ4,085人になりました。平成29年度の養成講座の実績は26回、受講人数は774人となっています。  また、平成29年度においては、キャラバン・メイト連絡会の働きかけにより、市内3小学校及び1中学校において、認知症キッズサポーター講座を開催し、児童生徒にも認知症の中身を知ってもらうよう啓発を行ったところであります。  以上です。 64 ◆4番(加藤厚雄) 議長、4番。 65 ◆議長(沓名 宏) 4番。 66 ◆4番(加藤厚雄) 今、答弁にもあったように、昨年度で774人が今後もなるべく活躍できるような場というか事業というか、そういったものをまた構築していってほしいかなというふうに要望して。  (8)、そういった、ここに書いてあるように、市民、事業者、企業とか地域組織、またサポートする上での関係機関との協議だとか取り組みも今後重要になってきますので、今現在の碧南の現状と今後の推進についてお聞きいたします。 67 ◆健康推進部長杉浦秀司) 議長、健康推進部長。 68 ◆議長(沓名 宏) 健康推進部長。 69 ◆健康推進部長杉浦秀司) 今後、2025年に向けて高齢者数が増加し、あわせて認知症の方もふえていくことが地域の大きな課題となってまいります。行政だけではとても対応し切れないことが想定される中で、地域における取り組みの1つとして、認知症サポーター養成講座を修了した市民の方が大浜まちかどサロンで認知症カフェ、ケアラーズカフェれんげ草を運営されてみえます。現在、1階でその内容を紹介するパネル展示がされておりますので、また時間があればぜひごらんいただきたいと思います。  地域組織、関係機関との取り組みについてですが、社会福祉協議会が福祉課と高齢介護課と協働をして、年2回、6地区で地域福祉推進会議を開催し、地域の問題とどのようなことができるのか話し合いを進めており、その中で地区とともに認知症施策を展開する動きもあり、この後の動きに期待をしているところでもあります。  また、認知症の方に限ったものではありませんが、市と53の事業所との間で、高齢者等の見守りに関する協定を締結し、日ごろの業務の中で見守りをお願いしているということも現在あります。  以上です。 70 ◆4番(加藤厚雄) 議長、4番。
    71 ◆議長(沓名 宏) 4番。 72 ◆4番(加藤厚雄) じゃ、(9)に行きますので。  これは本人の、若干、相談交流できる環境整備ってことで、今現在もたくさんありますけれども、今後の計画もあわせてお聞きいたします。 73 ◆健康推進部長杉浦秀司) 議長、健康推進部長。 74 ◆議長(沓名 宏) 健康推進部長。 75 ◆健康推進部長杉浦秀司) 認知症となった方が相談、交流できる環境整備として、「認知症ケアパス」というリーフレットを作成し、その方の状況に応じた支援内容をまとめて情報提供しているところです。  相談については、身近な相談場所としては、市内3ヵ所の地域包括支援センターが現在あります。また、交流の場としては、高齢者元気ッス館やまちかどサロン、市内4ヵ所の認知症カフェがあり、大浜まちかどサロンの認知症カフェでは、高齢介護課の職員による認知症に関する相談窓口を開設し、認知症本人、または家族のさまざまな相談に乗っています。  以上です。 76 ◆4番(加藤厚雄) 議長、4番。 77 ◆議長(沓名 宏) 4番。 78 ◆4番(加藤厚雄) ますますの推進をお願いしたいということで、(10)に行きたいというふうに思います。  事故時の対応にかかわる支援ということで、これは、愛知県の大府市で列車の事故があってから、大府市が県内では一番認知症対策が進んでいると言われているんですけれども、そのときもそうでしたのですけれども、認知症の方が事故を起こしたときの損害賠償を家族の方が支払わなくてはいけないと。そういったことに対しての対応策なりなんなりを碧南市としては今後考えていくのかいかないのか。どのように考えているかというのをお聞きいたします。 79 ◆健康推進部長杉浦秀司) 議長、健康推進部長。 80 ◆議長(沓名 宏) 健康推進部長。 81 ◆健康推進部長杉浦秀司) 事故時の対応に係る支援についてでありますが、御質問のとおり、大府市において平成19年12月、認知症の方の鉄道事故が起こり、介護する家族の監督義務の有無をめぐる訴訟が起こされました。  これを契機に、大府市では、平成30年6月からおおぶ・あったか見守りネットワーク、認知症高齢者等個人賠償責任保険事業を実施されております。  この事業は、大府市が契約者となり、個人賠償責任保険に加入することで、日常生活における偶然な事故で御家族等が損害賠償責任を負った場合などに保険金の支払いを受けることができるというものであります。  県内の全ての市町村の状況は把握できておりませんが、西三河では同様な保険に加入している市はありません。こうした状況の中で、今後、各市がどのように対応をしていくのか、あるいは考えていくのか、そうした動きをしっかりと見ていきたいというぐあいに考えております。  以上です。 82 ◆4番(加藤厚雄) 議長、4番。 83 ◆議長(沓名 宏) 4番。 84 ◆4番(加藤厚雄) 見ていきたいというのは、見ていくんだよね。余り優しい答弁じゃないよね。福祉、笑っておる場合じゃないからね。  それで、問題は、認知症の方本人と家族もそうなんですけれども、できるだけ通常どおりの、日常の生活しているままで社会参加ができるというのが一番いいのであって、社会参加するときのいろんな事故等のネックもあるでしょうけれども、そういったのを支援していくというのも今後考えていかなくてはいけないんじゃないかということで、よろしくお願いいたします。  そういった問題に特化して、(11)認知症に対する不安のないまちづくりの推進状況に関して審議する会議体の設置ということで、従来ですと、認知症のみの審議体というのはないですので、いろんな福祉やら高齢者やらそういった中に、一部認知症に対しての推進も協議をしているというのが現状だと思うんですね。  先ほど言いましたように、これからどんどんふえていく。日常参加ができないと、ある意味、民主主義もどんどん崩れていくんじゃないかなと。選挙でも、一番投票に行くのは高齢者と言われて、その高齢者が認知症にはならないし、物忘れもするというね。  私も前、投票の裏の誓約書を、期日前投票のときは前倒しをするように話したんですけれども、そうでなくても忘れるのに、誰の名前かというのを1人でも覚えるのが大変なのに、参議院でも衆議院でも市会も市長選も、2人覚えないかんでしょう、市長と議員と。参議院も比例区と選挙区と。みんな投票場に来て忘れると。そういったことになってくると、本当にしっかりとサポートをしていかないと、社会参加するという大前提も非常に厳しいんじゃないかなと。  市長も、だからしっかりと、高齢者のほうが1万6,000、1万7,000ってことになると、市長が当選する票数に等しいんじゃないかなというのを考えられますので、それは考えると、しっかりと。そうしないと、私もそうですけど、4年前に名前書いてくれた人でも、4年後は忘れていると。市長なんか、名前書いていないものですよね、2回も無投票があって、もう10年ぐらい名前を書いていませんので。半分以上は忘れているというふうな状況ですので、しっかりと対策も練って。これで社会参加という中の1個の選挙ということを考えましたけれども、やはり日常生活に社会参加できるというのが非常に大事ですので、しっかりと協議をしてほしいなというふうで。  (12)認知症地域支援、これ、いろんなので調べると、地域支援推進員だとか認知症の連携嘱託医というのがよく出てくるんですね。碧南市ではどのような状況になっているかというのをお聞きいたします。 85 ◆健康推進部長杉浦秀司) 議長、健康推進部長。 86 ◆議長(沓名 宏) 健康推進部長。 87 ◆健康推進部長杉浦秀司) 認知症地域支援推進員につきましては、3ヵ所の地域包括支援センターに1人ずつ配置をするとともに、高齢介護課地域支援係の3人も推進員として、認知症初期集中支援チームがかかわった対象者の情報を共有し、連携して地域で支援することが主な活動であります。  認知症連携嘱託医については、認知症サポート医として説明をさせていただきます。  認知症サポート医は、市が設置するものではなく、県が認知症サポート医養成研修事業を実施し、その養成に取り組んでみえます。  認知症サポート医とは、高齢者が慢性疾患などの治療のために受診する診療所の主治医、いわゆるかかりつけ医の方で適切な認知症診断の知識、技術、家族からの話や悩みを聞く姿勢を習得するための研修を受けられた方であり、本市では7人の方が登録をされてみえます。  以上です。 88 ◆4番(加藤厚雄) 議長、4番。 89 ◆議長(沓名 宏) 4番。 90 ◆4番(加藤厚雄) じゃ、(13)、(14)も一緒に行きますね、同じような内容ですので。  碧南市において、今、行方不明の高齢者の捜索訓練というのは、やっているのは十分知っています。その辺の現状と今後の検討。  (14)の、今の見守りネットの運用の状況と、人数もついでにお聞きをいたします。 91 ◆健康推進部長杉浦秀司) 議長、健康推進部長。 92 ◆議長(沓名 宏) 健康推進部長。 93 ◆健康推進部長杉浦秀司) まず、行方不明高齢者の捜索訓練ということでありますが、認知症についての理解を深め、地域の連携を確認するためには、御質問の捜索模擬訓練は有効であるというぐあいに言われております。  各地区ごとに、地域包括支援センターを中心にその実施に取り組んでおり、平成29年度は新川地区で実施をいたしました。今年度につきましては、棚尾地区、大浜地区での実施を予定しているところであります。  見守りネットの運用の状況につきましては、安心ッス!!へきなん支え愛ネットにおけるサポーターの登録人数が7月末で689人であり、認知症の方の事前登録者数は52名となっています。  支え愛ネットについては、事前に登録をしていただくか、または行方不明になった場合に警察への捜索願を行うことで配信を行っているところであります。場合によっては市外で発見されることもあることから、家族の要望により、近隣市へも配信の依頼を行っています。市民の方の配信の実績でありますが、平成27年度は3件、28年度は6件、29年度は6件となっています。今年度においては、これまでに3件の配信をしているところであります。  以上です。 94 ◆4番(加藤厚雄) 議長、4番。 95 ◆議長(沓名 宏) 4番。 96 ◆4番(加藤厚雄) 見守りネットから言うと、事前登録している方が52人と。これが多いと見るのか少ないと見るのか、若干そうだけれども登録していないと見るのか。見守りの方が689人と、先ほど認知症サポーターの数から言っても非常に少ないんじゃないかなというのも考えますので、やはり最後に聞きますけれども、本当に推進を今後していくと。  先ほど言いましたように、まず薬は出てこない、人口が減っても高齢者はふえて、認知症はふえるという状況ですので、しっかりと考えてほしいかなというふうに思います。  (15)先ほどは、本人の件を聞きましたけど、認知症の方の家族の交流会の現状と推進という件についてお聞きいたします。 97 ◆健康推進部長杉浦秀司) 議長、健康推進部長。 98 ◆議長(沓名 宏) 健康推進部長。 99 ◆健康推進部長杉浦秀司) 認知症高齢者を抱える家族の交流の場としては、認知症高齢者家族のつどいというものを開催しています。平成29年度は4回開催をし、述べ35人の参加をいただきました。  30年度については5回開催の予定であり、参加者からの要望を受け、負担の少ない介助方法、認知症の症状別対応方法、アンガーマネジメント、このアンガーマネジメントというのは、怒りをみずから上手にコントロールする手法ということでありますが、などのテーマを掲げ、実施を予定しているところであります。  以上です。 100 ◆4番(加藤厚雄) 議長、4番。 101 ◆議長(沓名 宏) 4番。 102 ◆4番(加藤厚雄) じゃ、次に行きます。  きのうも北海道で地震があって、認知症の人ほど、外見でパッと見わからない人ほどいないと。障害と言っても外から見たらわからないし、多少会話をしていけばわかるんでしょうけど、災害時において、認知症を保護するという考え、避難所から知らん間にまたいなくなってしまったみたいな、そういった体制というのはどのように考えているかというのをお聞きいたします。 103 ◆健康推進部長杉浦秀司) 議長、健康推進部長。 104 ◆議長(沓名 宏) 健康推進部長。 105 ◆健康推進部長杉浦秀司) まず、認知症の診断というのは医療機関で行うことになります。介護保険制度を利用している方は、居宅介護支援事業所や地域包括支援センターとの繋がりがありますが、そうでない方の把握は非常に難しいのが現状です。碧南市において全ての認知症、あるいは認知症を疑われる方を把握しているわけではないというのが現状であります。  このため、認知症の方を対象とした災害時に保護する体制は現在ないのが現状であります。認知症サポーター養成講座に職員も受講をしてもらっております。その中で、認知症への知識と意識の向上を図っております。避難所開設時等、こういった講座を受けて、職員がそうした知識を活用してもらえばというぐあいに思っているところであります。  以上です。 106 ◆4番(加藤厚雄) 議長、4番。 107 ◆議長(沓名 宏) 4番。 108 ◆4番(加藤厚雄) これで(16)まで全部聞きましたけれども、個別のことについては強くは要望していません。ただ、推進部長だもんで推進してくれとしか言っていません。だから個別のことに、サポーターにしても予防にしても、こうするべきだ、ああするべきだという個別のやつだけでも質問しようと思えばできたんですけれども、とりあえずは、先ほども言いましたように、人口が減っても認知症の人は逆に今後ふえていくと。  こういうことを考えると、従来の考え方、推進の仕方じゃなくして、もう今後ふえていくというのがわかっているのであれば、もうこのまま放っておいても仕方がないと。何らかの方法できちんと推進していく、方針というか考えというのを、ここに書いてあるように、状況を踏まえて、推進計画という中でしっかりと決めていくべきじゃないかということで、今後しっかりと、そういったきょう聞いた個別のことをどうするのかと、従来どおり他市並みとして右見て左を見るのかという話もあるし、また進めていく部分は進めていかなくちゃいけないんじゃないかと。財源的な問題ありますので、今後のそういった推進計画を策定すべきではないかという答弁を求めます。 109 ◆健康推進部長杉浦秀司) 議長、健康推進部長。 110 ◆議長(沓名 宏) 健康推進部長。 111 ◆健康推進部長杉浦秀司) 認知症施策につきましては、家族介護者への支援や認知症高齢者地域支援体制の構築、また、地域における支援活動の活発化、地域密着サービスや地域支援事業、認知症総合支援事業など、高齢者ほっとプランに記載された事業や碧南健康づくり21プランに記載された認知症予防施策において取り組んでいます。  こうした中で、認知症施策に特化した推進計画をとの御質問でありますが、これらの計画と別に策定するということは、現時点では考えておりません。  ただ、御指摘のとおり、認知症施策の重要性がますます高まることは、当然として予想されてまいりますことから、碧南市高齢者ほっとプランの策定時期などの機会を捉え、介護事業所や介護保険運営協議会などで認知症対策について広く意見を聞き、今後の認知症施策の推進に取り組んでいく考えであります。  以上です。 112 ◆4番(加藤厚雄) 議長、4番。 113 ◆議長(沓名 宏) 4番。 114 ◆4番(加藤厚雄) 推進部長は広く意見を聞いて、認知症施策の推進に取り組むと、こう言っていますけれども、市長もずーっと聞いていたので、市長も推進にしっかり取り組むかという決意だけは聞いておかないと自分の席に帰れませんので、考えをお聞きいたします。 115 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 116 ◆議長(沓名 宏) 市長。 117 ◆市長(禰宜田政信) そういうことで、この件につきましては、碧南市だけの課題ではなくて、全国的な課題ということでございます。そんなこともありまして、今もいろんな計画の中で認知症予防施策等、対策等につきましてやってきておるわけでございます。  今後も、国、県等もいろんな方針を出してくると思いますので、それらにおくれをとらないように、しっかりと対応していきたいというふうに考えております。 118 ◆4番(加藤厚雄) 議長、4番。 119 ◆議長(沓名 宏) 4番。 120 ◆4番(加藤厚雄) これで私の質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 121 ◆議長(沓名 宏) 以上で、加藤厚雄議員の一般質問を終わります。  この際、暫時休憩いたします。                            (午前 10時 47分 休憩) ───────────────────・・───────────────────                            (午前 11時 0分 再開) 122 ◆議長(沓名 宏) 休憩前に引き続き、会議を開きます。  次に、鈴木良和議員の一般質問を許します。 123 ◆10番(鈴木良和) 議長、10番。 124 ◆議長(沓名 宏) 10番。 125 ◆10番(鈴木良和) 皆さん、おはようございます。  本日、キャッチさんが入ってみえるみたいで、いつも以上にちょっと緊張します。ひとつよろしくお願いいたします。  新政会の鈴木良和です。議長より発言の許可をいただきましたので、通告書に基づき、一問一答方式にて質問させていただきます。今回で一般質問10回目の節目ですので、執行部におかれましては、わかりやすい御答弁よろしくお願いします。  北海道で震度7の地震がございました。友好都市の由仁町、私の連れというかお友達、申しわけありません。大浜なものですから、連れということで御勘弁してください。ショートメールしましたけど、大丈夫という返事が返ってきましたが、正直言って、実際、由仁町、結構ひどいんじゃないかなと思います。  市長さんと町長さんで御相談しながら、もし支援するところがあれば、積極的に協力のほうをしていっていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
     各地では、恒例の盆踊りがにぎやかく楽しく終わられたことと思います。学生さんは40日近くの夏休みも終わり、2学期が始まりました。55年前、私が小学校時代の夏休み、日誌の天気・気温を記入する欄には、気温30度と書いた日が二、三日だったと記憶しています。今では30度から35度超えは日常です。今後は、幼稚園、保育園及び小中学校の猛暑対策について考えていかれるようお願いいたします。  件名1、防災・減災対策について。  新政会会派視察で、横浜市民防災センターに伺いました。この施設には災害シアター、地震シミュレーター、減災トレーニングルーム、火災シミュレーターなどがあり、親子を対象にしたものから、今までに防災に興味がなかった方まで楽しみながら学べる市民向け防災センターでした。南海トラフ地震での対応に役立つ施設が必要です。本市消防署にも地震シミュレーターなどがあると思います。  そこで、(1)防災センターの利用について。  ア、本市、市民防災広場の利用状況についてお聞きします。 126 ◆市民協働部長(遠山隆夫) 議長、市民協働部長。 127 ◆議長(沓名 宏) 市民協働部長。 128 ◆市民協働部長(遠山隆夫) 碧南消防署内にあります市民防災広場の利用状況でございますが、平成27年度から29年度までの3年間の利用実績についてお答え申し上げます。  平成27年度は42回の1,868名、平成28年度は56回の1,878名、平成29年度は41回の1,477名の利用がございました。 129 ◆10番(鈴木良和) 議長、10番。 130 ◆議長(沓名 宏) 10番。 131 ◆10番(鈴木良和) 多分、小学校の人たちを含めた数字だと思います。もう少し皆さんに周知してもらうために、使っていただく方向でPRのほうをよろしくお願いいたします。  半世紀前、小学校での防災訓練は、頭巾をかぶり、机の下に隠れ、その後運動場に集まる。このようなスタイルと記憶しています。このような訓練を今後も続けてもらいたい。自分の命を守る自助意識、お互いに助け合う共助の意識の啓発と、その行動を起こすことができる人を育成する場所を提供する自助、共助を促進の施設と思いますので、よろしくお願いします。  続きまして、イ、県内の防災センターについてお聞きします。  名古屋市には、港防災センターを有しています。この施設の内容を教えてください。私は過去にお邪魔したことはあるんですけど、結構立派なところだと思いますので、皆さんに知っていただきたいと思いますので、御説明よろしくお願いします。 132 ◆市民協働部長(遠山隆夫) 議長、市民協働部長。 133 ◆議長(沓名 宏) 市民協働部長。 134 ◆市民協働部長(遠山隆夫) 名古屋市港防災センターにつきましては、昭和57年に名古屋市により設立した防災センターでございまして、過去実際に発生した震度7クラスの地震を体験できる地震体験室や、3D映像や音響等の演出により、伊勢湾台風や津波など自然災害の恐ろしさを学べる3Dシアター、火災発生状況の中で煙の特性を理解し、避難姿勢や避難方法が学べる煙避難体験室などの体験設備がございます。  そのほかに、伊勢湾台風や南海トラフ巨大地震に関する展示、消防ヘリコプターやミニ消防自動車に試乗できるコーナー等が設けられております。 135 ◆10番(鈴木良和) 議長、10番。 136 ◆議長(沓名 宏) 10番。 137 ◆10番(鈴木良和) 御説明ありがとうございました。  この防災センターは家族向けの施設で、ここでの体験で、地震、津波、台風の怖さを感じられます。家族で防災会議を開き、防災に対するイマジネーションをして対策を立てることを学べると思います。本市とこのセンターとの利用法があればお聞きします。 138 ◆市民協働部長(遠山隆夫) 議長、市民協働部長。 139 ◆議長(沓名 宏) 市民協働部長。 140 ◆市民協働部長(遠山隆夫) 県内には同様の防災体験型施設は、今おっしゃられました名古屋市の港防災センターのほかにも、尾張旭市にある愛知県防災教育センター、豊田市防災学習センター、東海市地域防災センターなどがございます。  本市の市民防災広場も含め、出前講座や自主防災組織に対しまして、県内の体験型施設について紹介をしてまいりたいと考えております。 141 ◆10番(鈴木良和) 議長、10番。 142 ◆議長(沓名 宏) 10番。 143 ◆10番(鈴木良和) 市民の方たちも、こちらの防災センターに行かれれば、1日が親子で楽しめるようなセンターだと思いますので、PRのほうをよろしくお願いいたします。  続きまして、(2)災害ゴミ問題について。  昭和34年の伊勢湾台風の被害状況をお聞きします。 144 ◆市民協働部長(遠山隆夫) 議長、市民協働部長。 145 ◆議長(沓名 宏) 市民協働部長。 146 ◆市民協働部長(遠山隆夫) 伊勢湾台風における本市の被害状況を申し上げますと、死者11名、行方不明1名、負傷者548名、全壊戸数473戸、流出56戸、半壊1,065戸、床上浸水が1,213戸、床下浸水が805戸と記録が残っております。 147 ◆10番(鈴木良和) 議長、10番。 148 ◆議長(沓名 宏) 10番。 149 ◆10番(鈴木良和) ありがとうございます。  それでは、南海トラフ地震時の想定被害、建物全半壊棟、建物焼失数が出されていると思いますが、その内容をお聞きします。 150 ◆市民協働部長(遠山隆夫) 議長、市民協働部長。 151 ◆議長(沓名 宏) 市民協働部長。 152 ◆市民協働部長(遠山隆夫) 南海トラフ地震における被害想定は、南海トラフで繰り返し発生する地震、津波から設定した過去地震最大モデルと南海トラフで発生するおそれのある地震、津波のうち、あらゆる可能性を考慮した、理論上最大モデルの2種類で検討をしております。  まず、過去地震最大モデルの被害想定ですが、人的被害については死者282名、負傷者927名、建物被害につきましては、全壊及び焼失家屋が4,599棟、半壊が6,555棟でございます。  理論上最大モデルの被害想定につきましては、死者1,140名、負傷者2,704名、建物の全壊及び焼失家屋が1万4,796棟、半壊が5,952棟と想定しております。 153 ◆10番(鈴木良和) 議長、10番。 154 ◆議長(沓名 宏) 10番。 155 ◆10番(鈴木良和) やはり、ここでこういう数字を見ますと、自助、共助の大切さがわかってくるような気がいたします。  続きまして、災害ごみの想定総重量数をお聞きいたします。 156 ◆経済環境部長(鳥居典光) 議長、経済環境部長。 157 ◆議長(沓名 宏) 経済環境部長。 158 ◆経済環境部長(鳥居典光) 災害廃棄物等の発生量につきましては、平成28年10月に県が策定しました愛知県災害廃棄物処理計画において、碧南市は災害廃棄物が80万8,000トン余、津波堆積物が26万1,000トン余で、合計107万トン余と想定されております。  また、平成29年2月に碧南市が策定しました碧南市地震時応急復旧計画では、災害廃棄物が72万6,000トン、津波堆積物は26万2,000トンで、合計98万8,000トンと想定されております。 159 ◆10番(鈴木良和) 議長、10番。 160 ◆議長(沓名 宏) 10番。 161 ◆10番(鈴木良和) こういう数字を見ますと、どこに置くのというので思っちゃうんですけど。祢宜田議員も、その後の、いろいろ協力し合う都市等の質問をされると思いますので、そこのところできちんとお聞きします。数字から見ると、すごい相当の数字が出てきたなと思います。  市内各地で出た災害ごみの置き場所の確保について。  被災地の災害ごみ集積場所は、広い道路、空地があれば、1人がごみをポンと置いたとしますと、次々に多分置いてしまうと思います。そこが仮のごみ集積場所になってしまうような気がします。このようにならないような対策は、本市はどのようにされていかれるかお聞きします。 162 ◆経済環境部長(鳥居典光) 議長、経済環境部長。 163 ◆議長(沓名 宏) 経済環境部長。 164 ◆経済環境部長(鳥居典光) 災害時には速やかに災害廃棄物を受け入れる体制を整えますが、議員が言われるように、現実的には道路や公園など、少しでも空きスペースがあれば次々とごみが排出されることは避けられない面があると考えられます。  しかし、そのような状況を少しでも回避するため、今年度、碧南市では災害廃棄物処理計画を策定し、適正かつ早期の災害廃棄物処理ができるように図ってまいります。 165 ◆10番(鈴木良和) 議長、10番。 166 ◆議長(沓名 宏) 10番。 167 ◆10番(鈴木良和) 正直言って、私の工場の近くに臨海公園がありまして、そちらのほうを仮に、ああ、あいているというのでごみを捨ててしまって、ごみばっかり。ある人たちは、潰れちゃった家で過ごすことができない、臨海の広いところでテントを張っているというと、ごみと避難者さんもという。そういうきちんとした、ごみのところでやっぱり住みたくないしと言うので、そこのところをきちんとやっていかれるよう、対策のほうをよろしくお願いいたします。  (3)次世代に伝える自助・共助の大切さについて。  去る8月26日に、平成30年度碧南市総合防災訓練が新川地区にて行われ、毎年行われることの必要性を今回も実感し、持続すべき訓練だと思いました。  また、各地区町内会単位、15から20名程度の小さな訓練も必要でないでしょうか。地元消防団員、町内会、親子さんとともに、地震などが起きたときはどのようなルートで避難所へ向かうなど、まちを歩きながら防災を勉強し、地域のことを知り、ここは、昔、池だったんだよとか低いところだったんだよというので歴史も学べますので、歩きながら、また、課題を検討しながらということも必要と思います。本市のお考えをお聞きします。 168 ◆市民協働部長(遠山隆夫) 議長、市民協働部長。 169 ◆議長(沓名 宏) 市民協働部長。 170 ◆市民協働部長(遠山隆夫) 質問者が言われように、地区に住む方々が避難場所への避難ルートを確認することや地域の地形の成り立ちを知ることは、非常に大切なことだと考えております。  現在、自主防災会組織を中心に、地区ごとに防災訓練を実施しておりますが、地区に住む方々を対象に少人数で行う訓練は、地域主体で実施していただきたいと考えております。なお、参考までに、棚尾地区では、昨年度、自主防災を考える会の方々が地域の方々と一緒に地区を歩いて回り、防災マップを作成しております。  またこのような同様な取り組みをほかの地区にも広げていきたいと考えておりますので、地区の方々には積極的に相談に応じていきたいと思っております。 171 ◆10番(鈴木良和) 議長、10番。 172 ◆議長(沓名 宏) 10番。 173 ◆10番(鈴木良和) おいでいただくというよりか、積極的にお邪魔して、やってくださいと言うので、他区地区でも棚尾地区を参考にして、自主防災に力を入れていっていかれるよう、よろしくお願いいたします。  続きまして、(4)空家等対策計画について。  ア、防災面から見た計画の位置づけについて。  この計画は、平成30年度から平成39年度までの10年間とあります。空き家対策はそう簡単にはいかないように思いますが、この計画の概要等を見てみると、本気度が少しうかがえないような気がします。本年度からスタートしましたので、本気度を前面に出していただき、推進していただきたいと思います。本市のお考えをお聞きします。 174 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 175 ◆議長(沓名 宏) 建設部長。 176 ◆建設部長(中村正典) 空家等対策計画は、空き家等に関する基本的な対策について総合的に推進する計画として位置づけておりまして、策定の背景には、既存の住宅建築物の老朽化や適切な管理がされていない空き家の増加により、防災面においても、地域住民の生活環境に深刻な影響を及ぼすということがあります。したがって、総合計画等の上位計画を踏まえた個別計画として、空家等対策計画を策定したものでございます。  防災面から見た空き家対策としましては、倒壊の危険がある空き家への対策ということが必要だということで、空家等対策計画は6月からスタートしたばかりで、現在は関連団体との連携体制を整え、7月から空き家の建てかえや除却等に係る補助制度を始めたところでございます。特に危険の高い空き家に対しては、早期に除却がされるよう、空き家所有者に対して周知を徹底してまいりたいと考えております。 177 ◆10番(鈴木良和) 議長、10番。 178 ◆議長(沓名 宏) 10番。 179 ◆10番(鈴木良和) ありがとうございます。  続きまして、イ、防災面から見た空き家等対策上の課題について。  高齢者世帯の増加により、将来的に空き家が増加することが懸念されます。住宅・土地統計調査によれば、本市の空き家数は増加傾向を示しています。本市の空き家の特徴として、建築時期が古いものが多い、空き家になってからの時期が長いとあります。アンケート調査結果を見ると、空き家の管理に対する問題意識が低いと考えられています。空き家等の課題をどのようにされていかれるか、お聞きします。 180 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 181 ◆議長(沓名 宏) 建設部長。 182 ◆建設部長(中村正典) 空き家の放置につきましては、安全面、環境衛生面、防災・防犯面などさまざまな方向から問題を引き起こすと考えております。  防災面からの課題としましては、特に老朽化した空き家に対する対策が必要であると考えます。老朽化した空き家は、雑草木や屋根、壁などの破損や災害時における倒壊により、周辺への影響が大きいため、管理不全の空き家とならない取り組みが必要であります。  また、当市の空き家は、木造や旧耐震基準の住宅が多く、火災の発生や倒壊の可能性が高いため、早期の除却対策も必要であると考えます。  管理不全の空き家等が周辺へ数々の影響を及ぼしていることなど空き家所有者に周知し、空き家に対する意識の向上を図るとともに、適正管理に努めるよう助言、指導に取り組んでまいります。 183 ◆10番(鈴木良和) 議長、10番。 184 ◆議長(沓名 宏) 10番。 185 ◆10番(鈴木良和) ありがとうございます。  2ヵ月前でしたかね、四国のほうで犯罪者が転々としてだとか、今回、大阪でまだ捕まっていないと思うんですけど、多分転々と。仮に空き家があればそこにいるだとか、そういうものの事件性も出てくると思いますものですから、そこのところ、管理に対する意識を高めていただいて、改めて考えていってほしいと思いますので、部長のほうもぜひ力を入れて取り組んでください。よろしくお願いします。  防災・減災対策においては、市民一人一人の力は小さくても、みんなが集まれば大きな力になる自主防災の活動を中心とする地区の防災コミュニティーがいかに重要かが認識されると思います。  続きまして、件名2、都市計画道路・碧南駅前線の整備について。  これ、何度も質問のほうをさせていただいて、耳が痛いかなというのですけど、お聞きください。よろしくお願いします。
     7月1日に碧南市地区別懇談会、市民ワークショップ大浜地区が多数の市民の皆様より行われました。このワークショップの目的は、碧南市都市計画マスタープランと碧南市緑の基本計画の見直しにおいて、市民ワークショップを通じて地区の現状、課題、ニーズ、地区の特色を把握し、地区住民等の意見を反映した地域別構想を検討するとうたっています。  今回の大浜地区ワークショップでは、人口をふやすこと、大浜小学校の通学路が狭い、空き家がふえた、駅前線の道路整備等が地元住民さんから出てきました。  そこで、(1)大浜地区からの要望について。  ア、要望書の内容についてお聞きしたいと思います。 186 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 187 ◆議長(沓名 宏) 建設部長。 188 ◆建設部長(中村正典) 御質問の要望書につきましては、ことし7月3日に大浜地区の上・中・下区様、それから大浜小学校と南中学校のPTA様、大浜本町と天神会商店街振興会組合様及び碧南駅前通りと碧南駅前通り発展会様、それから大浜にぎわいづくり実行委員会様の多くの地域の方々から御要望いただいたものでございます。  要望書の内容につきましては、地域住民の安心・安全、快適な生活の確保と地域経済の安定、拡大の観点から、3つの点でございます。  1点目としまして、現在事業中の主要地方道岡崎碧南線における碧南駅西交差点周辺の交差点改良及び電線共同溝の早期完了について。  2点目が、主要地方道岡崎碧南線における大浜小学校北交差点から港大橋北交差点までの区間の拡幅の早期事業化について。  3点目が、一般県道碧南停車場線の拡幅の早期事業化について。  以上でございます。 189 ◆10番(鈴木良和) 議長、10番。 190 ◆議長(沓名 宏) 10番。 191 ◆10番(鈴木良和) 私もそのとき同席させていただいて、地区の皆さんの御意見等をお聞きしていたんですけど、やはり地区の皆さん、やっぱり長いこといろいろ要望のほうをずーっとしていますものですから、ぼちぼち方策を考えていくべきかなと思います。  続きまして、イ、碧南駅前線に関する課題について。  碧南駅前線の計画幅員は15メートルとされています。地元の皆さんからの要望は、道路の拡幅・整備は、地域住民に安全・安心、快適な生活をもたらすことだけでなく、子供たちの笑顔と商店街の活気を取り戻す地域活性化の源となり、地域経済の安定、拡大につながるものである。  しかし、この県道拡幅は過去何十年も前からお願いしています。愛知県の回答は、厳しい財政事業の中、新規事業の採択は困難な状況。この状況ですと、駅前線拡幅は実現できません。2026年アジア大会を見据え、県、市が協力して実現していく方向性を決めていく時期と考えます。本市のお考えをお聞きします。 192 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 193 ◆議長(沓名 宏) 建設部長。 194 ◆建設部長(中村正典) 碧南駅前線は、御存じのとおり、愛知県が管理する一般県道碧南停車場線でございますが、議員が言われましたように、県では新規事業の着手は非常に困難な状況と聞いております。  碧南駅周辺では、これまで、平成12年度の歩いて暮らせるまちづくり事業に始まり、これまで大浜地区まちづくり交付金事業や棚尾地区都市再生整備計画事業を進めてまいりました。  今年度完成した碧南緑地ビーチコートは、碧南駅が最寄りの駅となります。この碧南駅は、名鉄による駅舎の建てかえに伴い、来年度から駅前広場の改修を行う予定でございます。現在事業中の主要地方道岡崎碧南線の拡幅事業も用地買収が進み、事業の早期完了が望まれるところではございます。こういった状況下で、大浜、てらまちや美術館などを訪れる市外の方々も年々増加し、さらに、ビーチコートでの全国大会などの開催により、より多くの来訪者が期待されております。  しかし、碧南駅前線は一方通行の道路であり、自動車での逆走もたびたび見受けられるなど、交通安全上好ましい状況ではございません。碧南駅を中心として当地域が安全に来訪者を迎え入れるため、碧南駅前線の整備は必要であるというふうに考えております。  2026年のアジア大会を見据え、碧南市が主体的に整備を進めることも含めて、早期事業化ができる手法を模索してまいりたいと考えております。 195 ◆10番(鈴木良和) 議長、10番。 196 ◆議長(沓名 宏) 10番。 197 ◆10番(鈴木良和) 今の部長の答弁なんですけど、先ほどの答弁ですけど、碧南市が主体的に進めるとのことですが、具体的に事業が進むのでしょうか。県道のままでは事業がなかなか進まないと思います。市道にして、碧南市が整備していかれるのはどうでしょうかと思いますが、本市のお考えをお聞きします。 198 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 199 ◆議長(沓名 宏) 建設部長。 200 ◆建設部長(中村正典) まずは、整備に当たっては、地域の方々のコンセンサスをとることが重要と考えております。そのためには、今年度要望をいただいた地域の皆様を中心に、しっかりと議論をしてまいりたいと考えております。また、沿線の皆様に対しても、拡幅についての理解が得られるよう説明をしてまいりたいというふうに考えます。その上で愛知県と相談をしまして、碧南市が整備すべきかどうか判断をしてまいりたいというふうに考えます。  以上です。 201 ◆10番(鈴木良和) 議長、10番。 202 ◆議長(沓名 宏) 10番。 203 ◆10番(鈴木良和) よろしくお願いいたします。  道路拡幅には、空き家問題、地権者との話し合い等のさまざまな問題が出てくると思います。よろしくお願いします。  続きまして、件名3、スケートボード場設置について。  (1)スケートボード場施設のある公園整備について。  スケートボードは、2020年の東京オリンピック・パラリンピックで正式種目となることが決定しました。競技愛好者も多く、市内ではスケートボードの教室も開かれるなど、若者に大変人気なスポーツとなりつつあります。  しかし、その練習施設は少なく、レールパークの備品を傷つけてまでしています。近隣には半田にありますが、西三河で公共施設としての練習場を有している市はないと思います。地元の愛好者は、市内の公園等でスケートボードを楽しんでいますが、ぜひ碧南市に安心してスケートボードができる施設をつくってほしいとの声を多く聞きます。  前回の私の6月議会において、一般質問で、スケートボード場を碧南緑地旧アーチェリー場跡地にしてはどうかと提案しました。そのときの御答弁は、旧アーチェリー場跡地については、駐車場としての利用を想定していると言われました。  そこで、今後、公園整備において、伊勢町公園等の整備が行われていかれるとお聞きしています。これらの公園にスケートボード場施設の計画ができないかと、本市のお考えをお聞きします。 204 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 205 ◆議長(沓名 宏) 市長。 206 ◆市長(禰宜田政信) 現在整備を予定している公園としては、伊勢町公園、霞浦公園、緑町公園などがございます。  伊勢町公園につきましては、ワークショップも既に終了しておりまして、その中では特にスケートボード施設についての要望もなく、今のところ設置の予定がないと。  その他2ヵ所の公園につきましても、面積的に小規模であり、スケートボード施設の設置は難しいと考えております。基本的に公園は市街地の中につくられるため、スケートボードを走らせるときに発生する音などによりまして、近隣の住民の方々へ御迷惑をおかけすることになるということで、西三河近隣他市の事例ではございますが、愛好者から要望がありましたが、やはり騒音の問題によりこの要望は叶わなかったと聞いております。よって、住宅地に近い公園内でのスケートボード施設の設置は難しいと考えております。 207 ◆10番(鈴木良和) 議長、10番。 208 ◆議長(沓名 宏) 10番。 209 ◆10番(鈴木良和) 市長が答弁、ありがとうございます。  (2)臨海公園グランド南側での整備・検討について。  臨海公園グランド南側の道路沿いに未舗装の空き地があります。私は、施設をつくる以上は多くの方々に利用していただきたいと思っており、この空き地にスケートボード施設をつくることにより、臨海公園利用者の利用も見込め、多くの方々が利用していただける施設になるのではないでしょうか。  しかし、先ほどの市長の答弁で、音がするだとかというので、民家も近くにあるということですので、ある程度私も理解しています。  それでは、本市として、ほかにスケートボード場施設の設置に適した場所の整備検討のお考えをお持ちであるかちょっとお聞きしたいと思います。 210 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 211 ◆議長(沓名 宏) 市長。 212 ◆市長(禰宜田政信) 臨海公園グラウンドの南側の用地につきましては、おっしゃるとおり、東側に民家がたくさんございまして、騒音等の問題が発生するということで、不適地というふうに考えます。  スケートボードにつきましては、2020年の東京オリンピックの正式種目にもなりまして、碧南市でも碧南総合型スポーツクラブが教室を開くなど、今後愛好者もふえ、多くの方に親しまれ広がっていくものと考えています。  しかしながら、碧南市周辺では練習施設が少なく、教室を開催しております碧南総合型スポーツクラブ様よりスケートボード施設の設置を早期にお願いする要望書も出されているところでございます。  また、臨海公園の駐車場でスケートボードをする方もおみえになるなど、危険な状況も見られるため、現在、安全にスケートボードを楽しめる施設の設置を検討しております。場所といたしまして今考えておりますのは、港南緑地リフレッシュ事業で整備しました釣り広場の東にございます人工砂浜の部分を設置場所として考えております。 213 ◆10番(鈴木良和) 議長、10番。 214 ◆議長(沓名 宏) 10番。 215 ◆10番(鈴木良和) わかりました。結構南の、何もないところですよね、釣り広場まであって。  それでは、現在検討されているスケートボード施設の内容を言っていただければ。よろしくお願います。 216 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 217 ◆議長(沓名 宏) 市長。 218 ◆市長(禰宜田政信) 場所は、今申し上げました釣り広場の東側にあります人工砂浜の部分で、この場所を候補としたのは3つの理由があるということで、1点目が、港南緑地が工業専用地域にあり、近くに民家が建たないことから、先ほど申し上げました騒音の問題をクリアできることでございます。加えて、照明を設置することで夜間も利用することができ、仕事帰りの若者が練習できる環境となります。  2点目は、この人工砂浜を含めた親水空間の有効利用ということで、現在、残念ながら余り利用されていない場所となっておりますので、ここの有効利用を図っていくということで、これは以前からの課題になっていたところでございます。  3点目は、スケートボードの利用に最適な落差が、そこにはもう既にあるということです。コンクリートの階段部分も含め、面積が約1,400平方メートルの長方形の形状をしており、この地形を生かしたレイアウトをすることができるということで。  また、整備については、予算や実施計画で御審議をいただきたいと思っておりますが、できれば来年度を予定しておりまして、設計につきましては、スケートボードにかかわっている関係団体の方々の協力を得ながら、利用者の視点に立った設計を所管課で作成をしていきたいと考えております。  現在、近隣での公共のスケートボード施設は半田市のみということで、西三河にはないため、このスケートボード施設が整備されることによりまして、県内の多くの愛好者が碧南市に来られ、利用されるものと考えておりますということで、若者を中心とした活性化にも役に立つというふうに考えております。 219 ◆10番(鈴木良和) 議長、10番。 220 ◆議長(沓名 宏) 10番。 221 ◆10番(鈴木良和) 正直言ってあそこだめ、ここだめという云々で、最終的に人工砂浜ということで、つくるんでしたら中途半端だとまたお客さんがみえないとか、いろいろ負のほうに回っちゃうと困りますものですから、やる限りには一生懸命。  私も、正直言って半田のスケートボード場、田原、いろいろ行っているんですけど、若い子を連れて、専門家がつくっていないみたいで、この半田も。やっぱり飽きちゃうと言っちゃなんですけど、やっぱり専門家は専門家で餅は餅屋で、うまいこと本当につくられると思いますので、そこのところ、市長、渋いところは渋って、出すところはどんと出すという、大浜魂をちょっと出していただきたいと思いますので、ひとつよろしくお願いします。  スケートボード場施設を整備していかれるということにより、市の活性化も図られると思います。ビーチコート場、スケートボード場と県内一、日本一の施設にしていただきたいと思います。  また、隣にあおいパークがございますものですから、そことの連携をしていただいて、食事だとか、終わってからのお風呂だとかございますものですから、そちらのおもてなしも忘れずにPRのほうをよろしくお願いいたします。負の遺産にならないようPRのほうをよろしくお願いいたします。  10月からは、市内各地で私の好きなお祭り、運動会、てらまちウォーキングなど楽しいイベントが行われます。町内ぐるみの交流を続け、コミュニティーを形成するよい機会になると思います。  今回、キャッチさんがみえてびっくりした次第でございまして、緊張もしながら皆さんのいい御答弁を聞かせていただきましたものですから、ありがとうございます。  これをもちまして質問を終わります。執行部におかれましては、前向きな、わかりやすい御答弁ありがとうございました。 222 ◆議長(沓名 宏) 以上で、鈴木良和議員の一般質問を終わります。  この際、昼食のため暫時休憩をいたします。                            (午前 11時 43分 休憩) ───────────────────・・───────────────────                            (午後 1時 0分 再開) 223 ◆議長(沓名 宏) 休憩前に引き続き、会議を開きます。  次に、新美交陽議員の一般質問を許します。 224 ◆16番(新美交陽) 議長、16番。 225 ◆議長(沓名 宏) 16番。 226 ◆16番(新美交陽) 新政会の新美交陽でございます。  きょうの午後一ということで魔の時間に入りつつありますが、ひとつしっかりと御答弁いただきたいと思っております。  件名1の災害時、西端地区の水道、下水道は機能するかということであります。  この問題につきまして質問を考えておったときに、実は7月に西日本の災害があって、大変な死者も出て、それを題材に今回組んでおったんですが、その後、御存じのように、関空で大変な被害があったと。また、暴風雨でも大変な被害。そう思っておりましたら、きのう、北海道の大地震ということで、立て続けに起きておりまして、きょう私が取り上げた問題がどこかへ飛んでいっちゃうような感じがするんですけれども、そういう視点でも、たまたまきのう、私、起きてきてから、朝、テレビを見たときに大変印象に残っておりましたのが、当然、水道もガスも電気も皆とまっておって、インフラが破壊されておって、真っ先に目につきましたのが、飲料水を配っている自衛隊の皆さんの、給水車に持ってきておる。大変、私、感動いたしました。非常に、さすがは自衛隊だなというふうに思って、あそこは議長もよく御存じの旭川駐屯地があるところで、すぐ来てくれたということで、碧南の場合はかなり遠いからどうなのかなと思っておりますが、日ごろ碧南市にも自衛隊さんには大変いろいろつき合いがあると思いますので、当てにしていいかなと思っておりますけれどもね。市長、よろしくお願いします。  そういう意味で、水が大変重要だということで、そういう視点に立ちまして、この質問をさせていただきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。  (1)としまして、西端地域の地理的特性に合った系統になっているかということであります。  この7月の広島県、岡山県、愛媛県を初めとした地域で発生しました西日本豪雨災害は、220名を超える死者を出し、住宅被害が3万8,000棟以上にも及ぶ東日本大震災以来の極めて甚大な大災害が起きております。大量の雨による被害の恐ろしさを改めて認識させるものでありました。今なお被災されました皆様には心からお見舞いを申し上げる次第であります。  大量の雨により、山の崩壊による土石流により、住宅、道路が水没、崩壊、こういうことが、私たちの住む碧南市も低地が多い、また、水に囲まれたまちという地理的状況を考えますと、同じような状況が起きてもおかしくないと言えるわけであります。平穏な日常生活が一瞬で壊れてしまうわけであります。全てのインフラが寸断されます。道路の地下には水道、下水道があります。これも全て機能不全になり、断水が長期間続きます。西日本の災害では大変な復旧が現在も続いております。このような状況は、日本中いつどこでも起きる可能性があるわけであります。碧南は山はありませんので、水害が一番心配なところであると言えます。  一級河川の矢作川を初め、市内には大小多くの川があり、河川の周辺は全て低地であり、そこに住宅が多く建っております。  きょう、私の質問は市内全てを対象にすべきところでありますが、西端地域という油ヶ淵から高浜川により陸続きでない地理的特性を持った土地にあるエリアを考えたとき、果たして、いざ大きな水害等が起きたときに、市民のライフラインである水道、下水道は大丈夫なのかなという点について的を絞って具体的に質問をしていきたいと思っておりますので、丁寧な答弁をお願いいたします。  アとしまして、水道管の給水経路はどうなっているのかということであります。
     画面、1つお願いいたします。  日ごろ、明治橋を通りますと、高浜川の旧明治橋があったところに、青いパイプの水管橋というんですか、これがかかっております。今、画面を見ていただきますと、左手のほうから、給水所から来て右側の西端地域に入るという、下のところがパイプですね。これが水道が通っている水管橋というものであります。ここを通って入っておるということで、これを見ますと、これ1本だけだというふうな感じが見えるわけでありまして、大変心もとない気がするわけであります。  それでは、どこから来て、また、どこにあるのかも、ほかにあるのか、そういうことも含めて具体的にお答えをいただきたいと思います。 227 ◆開発水道部長(黒田敏裕) 議長、開発水道部長。 228 ◆議長(沓名 宏) 開発水道部長。 229 ◆開発水道部長(黒田敏裕) 西端地域への給水経路につきましては、主に二本木町にございます碧南市上水道第2配水場からの市道薮下東山線、県道道場山安城線及び市道碧工線に布設されております幹線配水管を経由しまして、明治橋の上流に位置し、高浜川をまたぐ単独水管橋の口径300ミリメートルの明治橋水管橋と一文字橋に添架されております口径200ミリメートルの一文字橋水管橋の2系統でございます。 230 ◆16番(新美交陽) 議長、16番。 231 ◆議長(沓名 宏) 16番。 232 ◆16番(新美交陽) ちょっと確認をしますが、一文字橋があるということで、現在、その2本、2系統で常時配水をしているということでありますか。 233 ◆開発水道部長(黒田敏裕) 議長、開発水道部長。 234 ◆議長(沓名 宏) 開発水道部長。 235 ◆開発水道部長(黒田敏裕) 西端地域には常時2系統で配水しております。 236 ◆16番(新美交陽) 議長、16番。 237 ◆議長(沓名 宏) 16番。 238 ◆16番(新美交陽) わかりました。2本で常時入っておるということでありますね。  次に、イとしまして、災害時に給水は可能かという点についてであります。  先ほどの答弁で、高浜川をまたぐ形で2系統で西端地域へ水が送られているということであります。一方は単独で配水管が存在し、もう一つは一文字橋に張りつく形であると説明されておりますが、2つとも堤防から対岸へ川をまたいでおります。強度の問題や一方が損傷した場合はどのように対応し、断水が起きないような対策が練られているか、お伺いをいたします。 239 ◆開発水道部長(黒田敏裕) 議長、開発水道部長。 240 ◆議長(沓名 宏) 開発水道部長。 241 ◆開発水道部長(黒田敏裕) 西端地域へ供給する2つの水管橋までは、平成17年度から平成29年度までの13ヵ年で実施いたしました幹線配水管震災対策事業の完了によりまして、全て耐震済みとなっております。明治橋水管橋は、過去に耐震補強工事が施工されておりまして、一文字水管橋は、平成23年度に実施しました簡易耐震診断におきまして、耐震性能は3段階中で中位と示されております。  なお、双方でバックアップ機能の役割を果たすようになっておりまして、仮に一方の水管橋が破損し通水できなくなった場合は、もう片方の水管橋からの通水が可能でございます。 242 ◆16番(新美交陽) 議長、16番。 243 ◆議長(沓名 宏) 16番。 244 ◆16番(新美交陽) 一文字橋にもあるという、添架されておるということでありますが、橋の下、または脇に張りつく形で配管されている状態ということだと思いますが、平成7年の阪神・淡路大震災では、多くの橋が落橋して、あるいは損傷して、橋に添架された水道管も数多く損傷し、通水ができなくなったと発表されております。橋の支承部、根元ですね、こういうところの損傷が大きな原因ということを聞いておりますが、一文字橋水管橋は、耐震性能は中位とのことでありますが、どの程度の強度があるのでしょうか。ちなみに、明治橋のほうについてもお答えください。 245 ◆開発水道部長(黒田敏裕) 議長、開発水道部長。 246 ◆議長(沓名 宏) 開発水道部長。 247 ◆開発水道部長(黒田敏裕) 一文字橋水管橋におきましては、橋の下に添架しておりますが、地震時の橋梁の移動等を考慮し、陸地との接続部におきまして伸縮可とう管が使用されております。変位や偏心を吸収できる構造で安全性を高めております。  簡易耐震診断では、水管橋の構造、各地点での想定震度、地盤種別等を用い評価しまして、明治橋水管橋も、橋長が長く、2径間であることなどから耐震性能は中位とされておりまして、これは、たとえ一部破損しても通水が可能な状態となっております。 248 ◆16番(新美交陽) 議長、16番。 249 ◆議長(沓名 宏) 16番。 250 ◆16番(新美交陽) それでは、ウとしまして、第2配水場がありますね。ここからの給水ができなくなったときはどういうふうに対応するのかということについてであります。  矢作ダムで取水をしまして、豊田浄水場及び幸田浄水場で飲料水にろ過されて、二本木の第2配水場まで管路を通り送られてきているわけでありますが、この第2配水場が2万1,000立米、第1配水場が5,500立米の備蓄であるというふうに聞いておりまして、断水状況にあっても最大17日間は耐えられると碧南市の水道平成28年度版に明記をされておりますが、西端の川をまたぐ特性は考慮されているのか、お伺いをいたします。 251 ◆開発水道部長(黒田敏裕) 議長、開発水道部長。 252 ◆議長(沓名 宏) 開発水道部長。 253 ◆開発水道部長(黒田敏裕) 災害時には、配水場に確保した非常用水源の水を給水車による運搬給水並びに幹線配水管の上に設置いたしました応急給水栓を活用しまして、応急給水を行うものとしております。  なお、西端地域におきましては、長田橋交差点におきまして、県営水道からの支援連絡管を通しまして、市の配水管への直接接続がされており、また、緊急連絡管を通しまして、高浜市と1ヵ所、安城市と2ヵ所接続されており、有事の際は配水場を介さず通水することが可能となっております。 254 ◆16番(新美交陽) 議長、16番。 255 ◆議長(沓名 宏) 16番。 256 ◆16番(新美交陽) わかりました。  給水車を使ってこちらへ持ってくるということでありますけど、先ほどちょっと触れましたけれども、橋が落橋、あるいは損傷したりしたら渡ってこれんわけでありますので、そういう場合には長田橋のほうからの県水を使うということだと思いますが。  それで、長田橋交差点のところで県営水道から直接入れることができる。それから、高浜市と安城市からも入るということであると思いますが、また、緊急時は碧南市が単独で通水できるのか、そういったときのマニュアルなどはあるのかないのか、その辺も含めてお答えください。 257 ◆開発水道部長(黒田敏裕) 議長、開発水道部長。 258 ◆議長(沓名 宏) 開発水道部長。 259 ◆開発水道部長(黒田敏裕) 県営水道と接続している支援連絡管は愛知県の施設でございまして、有事の際に使用する場合は、管理者である西三河水道事務所に連絡し、指示を受けることとなっております。なお、支援連絡管を用いた操作訓練マニュアルが整備されておりまして、年1回、施設の点検を兼ねた操作訓練を愛知県と碧南市上下水道工事店協同組合との合同で実施しております。  また、高浜市と安城市とは緊急連絡管に関する協定書が締結されており、お互いの配水管が緊急連絡管で接続されておりまして、緊急時には水道水の相互供給が可能となっております。 260 ◆16番(新美交陽) 議長、16番。 261 ◆議長(沓名 宏) 16番。 262 ◆16番(新美交陽) 次に、エとしまして、幹線配水管の耐震化は完了したのかについてであります。  平成21年度に碧南市水道ビジョンが策定をされて、将来に向けた水道水の安定供給を目標に掲げております。それと並行して、幹線配水管震災対策事業が平成17年度から平成29年度の13ヵ年で計画されており、平成29年度時点で耐震化率74.3%となっていると発表されております。当初計画からすると未達成と思います。どのエリアが未完成でしょうか。また、市内の現状として、全域がループ化され、ネットが形成されているとしていますが、これはどのような特徴があるのでしょうか。また、将来は全市域を配水ブロック化し、被害の軽減、回復力の強化に努めるとも記されていますが、これについてもどのような効果があるのか、詳しくお答えください。 263 ◆開発水道部長(黒田敏裕) 議長、開発水道部長。 264 ◆議長(沓名 宏) 開発水道部長。 265 ◆開発水道部長(黒田敏裕) 平成29年度末で幹線配水管震災対策事業が完了しておりますが、基幹管路の耐震化率が74.3%であるのは、従来から布設されていた基幹管路が主に鷲塚から棚尾に向かう市街化区域界の道路に延長6キロメートル残っているものでございます。また、現在、当市の配水管は市内全域をループ化した網状を形成しており、これは平常時においては各戸に安定した給水を行うことが可能である構造でございます。  しかしながら、地震時におきましては、広域的に被害が発生した場合には、配水管の破損により漏水水量が多大となり、また、復旧に多くの時間と労力を要することが予想されます。機能回復におくれが出ることが懸念されております。  配水ブロック化は、幹線配水管を軸に市内を7つのブロックに分け、新たに各ブロックに補助幹線を整備することによりまして、地震などの同時多発的に配水管の損傷が生じた場合、配水ブロックごとに制御することが可能でございまして、被害の軽減、断水エリアの減少、復旧作業の軽減が図られるものでございます。 266 ◆16番(新美交陽) 議長、16番。 267 ◆議長(沓名 宏) 16番。 268 ◆16番(新美交陽) 配水のブロック化を行って、各ブロックに補助幹線を整備すると、地震などの同時多発的に配管が破損した場合、各ブロックの制御が可能となるということでありますが、もう少しわかりやすく説明をしてもらえますか。 269 ◆開発水道部長(黒田敏裕) 議長、開発水道部長。 270 ◆議長(沓名 宏) 開発水道部長。 271 ◆開発水道部長(黒田敏裕) 配水のブロック化は、幹線配水管を軸としまして、各ブロックへはそれぞれ2ヵ所の供給点から送水することとなります。供給点には仕切り弁が設置されておりまして、仮に地震などで管が破損し漏水した場合は、そのブロックのみをバルブ操作により制御することができるため、断水区域の縮小が図れるというものでございます。 272 ◆16番(新美交陽) 議長、16番。 273 ◆議長(沓名 宏) 16番。 274 ◆16番(新美交陽) これで水道のほうについては終わりまして、次に、下水のほうに移りたいと思います。  オとしまして、下水道の経路及び高低差がありますので、こういったことはどのようになっているのかについてであります。  衣浦東部流域下水道は、碧南市、高浜市の全域及び安城市の一部の下水を集め、衣浦東部浄化センターで終末処理を行っている広大で長大なインフラであります。西端地域は、衣浦東部第1幹線の市の北端部分から始まります。全長16.5キロメートルで、浄化センターまでの大変長い管渠を通っていくことになります。どのような経路で、また、高浜川を横断といいますか、くぐるんですね。そういう状況もあわせて、高低差、ポンプ場についてもお答えをください。 275 ◆開発水道部長(黒田敏裕) 議長、開発水道部長。 276 ◆議長(沓名 宏) 開発水道部長。 277 ◆開発水道部長(黒田敏裕) 西端地区の汚水は、一文字橋を通る道路とクリーンセンター前面道路が交差する荒居町地区で愛知県管理の衣浦東部第1幹線に流入しております。その後、流域幹線は高浜川の河床下を土かぶり約9.3メートルで横断しておりまして、見合橋西交差点付近にある見合ポンプ場を経由しまして、港南町の浄化センターに流入しております。なお、見合ポンプ場では12メートル程度ポンプでくみ上げて下流に流しております。 278 ◆16番(新美交陽) 議長、16番。 279 ◆議長(沓名 宏) 16番。 280 ◆16番(新美交陽) 一文字橋の下、土かぶり9.3メートルということは、川底から下に9.3メートル下がったところを通っておるということで、見合ポンプ場まで行って、そこで地上から12メートル下のところからまた上へくみ上げて、それから処理場のほうへ流していくということだと思います。川底から9.3メートルも深いところに下水道管が通っているということでありますが、下水道管の点検はどのように行っているのですか。点検内容やその頻度についてもお答えをください。 281 ◆開発水道部長(黒田敏裕) 議長、開発水道部長。 282 ◆議長(沓名 宏) 開発水道部長。 283 ◆開発水道部長(黒田敏裕) 管渠の点検におきましては、目視またはテレビカメラにより行います。点検内容におきましては、汚水の流下状況及び沈殿物の堆積状況、管渠の損傷状況、不明水の浸入状況等を確認しております。  頻度でございますが、通常10年に1回となっております。なお、高浜川横断部におきましては、平成27年度に実施しておりまして、修繕の必要はないというふうに伺っております。 284 ◆16番(新美交陽) 議長、16番。 285 ◆議長(沓名 宏) 16番。 286 ◆16番(新美交陽) 今言われました幹線接続点というのがありまして、1ヵ所で流域につながっておるということでありますが、ここの安全性は確保されているのかであります。  先ほどの答弁で、西端地域は荒居町の南の1ヵ所に集められておりまして、その場所が幹線の接続点であります。この1ヵ所のみで集水をしているわけであります。もちろん、ほかの地域についても各処理分区につき1ヵ所の接続がされているのみでありますが、ここから西端の場合、高浜川をくぐり、山下町に入っていくわけでありますが、接続点の安全性については大丈夫でしょうか。お答えください。 287 ◆開発水道部長(黒田敏裕) 議長、開発水道部長。 288 ◆議長(沓名 宏) 開発水道部長。 289 ◆開発水道部長(黒田敏裕) 幹線接続点の安全性についてですが、管路と一体構造となっておりまして、河川の下越し部分も含めて安全であると伺っております。 290 ◆16番(新美交陽) 議長、16番。 291 ◆議長(沓名 宏) 16番。 292 ◆16番(新美交陽) 市が直接管理をしているということではないものですから、県のほうに聞いて伺っておりますという御返答だと思います。  先ほど管渠の点検についてお答えいただいたわけでありますが、接続点についても、点検内容や頻度についてお答えいただきたいと思います。 293 ◆開発水道部長(黒田敏裕) 議長、開発水道部長。 294 ◆議長(沓名 宏) 開発水道部長。 295 ◆開発水道部長(黒田敏裕) マンホール及び接続点の点検は目視により行います。点検内容は、管渠の点検内容に加えまして、マンホールふたの状況等を確認します。  頻度でございますが、通常5年に1回となっております。また、西端地区の接続点は、先ほどの管渠と同じ、平成27年度に実施いたしまして、修繕の必要はないという形で伺っております。 296 ◆16番(新美交陽) 議長、16番。 297 ◆議長(沓名 宏) 16番。 298 ◆16番(新美交陽) 管渠と接続点というのは一体のものであるというようなことだと思いますが、そういったところで強度は同じぐらいあるというふうに理解をいたします。  キとしまして、流域幹線及び汚水幹線の耐震化はどうなっているのかであります。  下水道は、上流から自然流下により終末処理場へ送られるわけであります。上流の汚水幹線とそれを集める流域幹線を通っていくわけでありますが、高浜川川底はマイナス9.3メートルとのことでありますが、この1本で西端地域からの全量を送るということについて、大震災時のときの強度、あるいは損傷を受け流下ができなくなった場合、短期間での復元は難しいことと思います。幹線の耐震化の進捗も含めてお答えください。 299 ◆開発水道部長(黒田敏裕) 議長、開発水道部長。 300 ◆議長(沓名 宏) 開発水道部長。 301 ◆開発水道部長(黒田敏裕) 県の流域幹線ですが、耐震診断の結果、地震対策の必要はないと伺っております。また、西端地区における碧南市が管理する汚水幹線は平成11年度以前に整備されておりまして、現行の指針に基づく耐震化には対応しておりません。 302 ◆16番(新美交陽) 議長、16番。 303 ◆議長(沓名 宏) 16番。
    304 ◆16番(新美交陽) 今お答えで、西端地区の汚水幹線は耐震化には対応していないということでありますが、今後の計画についてどのように考えておられるのか、お答えください。 305 ◆開発水道部長(黒田敏裕) 議長、開発水道部長。 306 ◆議長(沓名 宏) 開発水道部長。 307 ◆開発水道部長(黒田敏裕) 現在は未整備地域の下水道整備を優先しておりまして、平成37年度までに市街化区域内を完了することを目標にしておりますので、管渠の地震対策につきましては、それ以降になる見込みとなっている状況でございます。 308 ◆16番(新美交陽) 議長、16番。 309 ◆議長(沓名 宏) 16番。 310 ◆16番(新美交陽) 残っておる面整備をやっていない地域がまだあるということで、今から37年度までに早くつくらないかんと。耐震化をやるにしてもその後ということであろうかと思いますが、なかなか、それまで地震が待ってくれればいいんですけれども、そういったこともあるということでありますね。  次に、クとしまして、大災害時に下水道は機能するかということであります。  大災害時に、テレビでは、水害のときに下水のマンホールのふたが水圧で浮き上がったり、そういう機能不全になっている状況をよく目にするわけであります。碧南市の下水道は、雨水と下水を別の系統にした分流式を採用しているわけでありますが、どのような状況になったときに機能不全となるか予測をしていますか。西日本豪雨災害では、下水管が破裂し、汚水が川に流れております。これらを踏まえてお答えください。 311 ◆開発水道部長(黒田敏裕) 議長、開発水道部長。 312 ◆議長(沓名 宏) 開発水道部長。 313 ◆開発水道部長(黒田敏裕) 大水害時の下水道機能ですが、碧南市は分流式を採用しておりますので、大雨による管渠の機能不全はないと考えております。ただし、停電が発生した場合は、市内に12ヵ所あるマンホールポンプは機能不全となります。なお、大浜権現中継ポンプ場につきましては非常電源がございますので、機能する対応となっております。 314 ◆16番(新美交陽) 議長、16番。 315 ◆議長(沓名 宏) 16番。 316 ◆16番(新美交陽) 停電が発生するとマンホールポンプが機能しなくなるということでありますが、市内に12ヵ所あるというマンホールポンプが西端地区には何ヵ所あるのでしょうか。お答えください。 317 ◆開発水道部長(黒田敏裕) 議長、開発水道部長。 318 ◆議長(沓名 宏) 開発水道部長。 319 ◆開発水道部長(黒田敏裕) 西端地区におきましては、マンホールポンプはございません。マンホールポンプは地形に大きく影響されまして、自然流下では処理できないところに設けます。西端地区は、北部を上流としまして、接続点がある南部まで自然に流下できる地形となっております。 320 ◆16番(新美交陽) 議長、16番。 321 ◆議長(沓名 宏) 16番。 322 ◆16番(新美交陽) 次に、各処理分区と流域幹線と1ヵ所の接続だけでは不安ではないかということであります。  これは、西端だけの話ではなくて全市について言えることでありますが、とりわけ西端地域の特性も考慮してあるのか、また、バイパスの確保も必要ではないのでしょうか。お答えください。 323 ◆開発水道部長(黒田敏裕) 議長、開発水道部長。 324 ◆議長(沓名 宏) 開発水道部長。 325 ◆開発水道部長(黒田敏裕) 流域幹線との接続箇所数でございますが、基本的な考えとして、1処理分区1接続点であること、また、流域幹線は現行の耐震基準を満たしていることから、現時点においては接続点の複数化やバイパスの確保は考えていないと伺っております。 326 ◆16番(新美交陽) 議長、16番。 327 ◆議長(沓名 宏) 16番。 328 ◆16番(新美交陽) 流域幹線との接続点は各処理分区1ヵ所ということであります。これは、どう考えても大変不安があることではないかなと思います。県がバイパスを考えていないということでありますが、市としてはその必要性を認識しているのか、お答えください。 329 ◆開発水道部長(黒田敏裕) 議長、開発水道部長。 330 ◆議長(沓名 宏) 開発水道部長。 331 ◆開発水道部長(黒田敏裕) 非常時に備えましてバイパスを確保することが効果的であることは認識しておりますが、愛知県として県内実績がない現状におきましては大変難しいと考えておりますので、御理解のほどよろしくお願いします。 332 ◆16番(新美交陽) 議長、16番。 333 ◆議長(沓名 宏) 16番。 334 ◆16番(新美交陽) 水道と下水について、いろいろ西端の特性を中心に伺ってきましたんですが、やはり西端の場合、こちらの市の中心部といいますか、こちらのほうと、水道については、二本木の給水管から高浜川という大きな川を渡って水が入る。そしてまた、下水については、一文字橋の下マイナス9.3メートルでくぐってくるということで、入りも出も非常に不安定要因を抱えておるという状況がありますので、ぜひともそういった災害時といいますかね、そういったときには特別な視点を持って計画を練っていっていただきたいなと思っております。  次に、件名2としまして、母子家庭への施策は充分かということについてお伺いをしたいと思います。  (1)母子家庭の世帯数とその現状についてということでお伺いをいたします。  平成28年に国が行ったひとり親家庭の現状では、母子家庭は85万世帯から124万世帯であり、1.5倍になったとの報告があります。この数年、母子世帯を取り巻く厳しい環境についての報道等もあり、かなり各自治体でもその対応を以前よりもより踏み込んできているものと考えます。  平成28年に改正された児童扶養手当等の改善事項で、全部支給所得制限限度額を収入ベースで130万円から160万円に引き上げる、これは子供が1人の場合でありますが、これをことしの8月分から実施するとしています。また、その手当ての支給回数の見直しも、現在の年3回から年6回にすることを来年11月支給からとすることも発表されております。  最近では、母子家庭の収入は約200万円ほど、一般家庭では600万円ほどあると、大変な経済的貧困の状況も伝えられております。母子家庭の6割は貧困であるとも言われております。女性が子供を抱えて働くという大変厳しい状況というのは、今も昔も変わらないということが言えると思います。現在も、また、今後も女性の社会進出がますますふえていく状況を考えますと、少しでも楽に働ける環境づくりのための施策がもっと充実するべきではないのかなということを思います。  碧南市では、平成28年、母子家庭は610世帯であります。そのうち、502世帯が離婚が原因とあります。このような現状を前に、市はどのような認識をして、どのように対策をとっていくのかについてお答えをください。 335 ◆福祉こども部長(岡崎康浩) 議長、福祉こども部長。 336 ◆議長(沓名 宏) 福祉こども部長。 337 ◆福祉こども部長(岡崎康浩) それでは、まず、碧南市の母子家庭の世帯数とその現状等につきまして御答弁申し上げます。  平成29年度におきまして、児童扶養手当を初めとした各種手当を受給した世帯は630世帯となっております。母子家庭としましては、ここ数年、600世帯前後で推移しており、急激な増加はないという状況でございます。  また、ひとり親世帯になった理由につきましても、離婚が約8割ということで占めておりまして、ここ数年、大きな変化はないという状況でございます。  議員の御質問にありました、少しでも楽に働ける環境づくりのための施策ということでございますが、ひとり親世帯の場合、保育園の保育料につきましては、市民税所得割が7万7,100円未満であれば、第1子は非課税世帯並み、第2子以降は無料となっております。また、児童クラブや病児保育の利用料の減免などによりまして、ひとり親家庭の保護者がより就労しやすい環境を整備することで引き続き支援してまいりたいと考えております。  以上です。 338 ◆16番(新美交陽) 議長、16番。 339 ◆議長(沓名 宏) 16番。 340 ◆16番(新美交陽) 次に、2番としまして、碧南市母子寡婦福祉会の現状についてということでお伺いをいたします。  碧南市母子寡婦福祉会の集まりに、機会がありまして、先月の末に行ったときにお聞きしたのですが、現在の会員数は、母子が35名、寡婦が42名ほどとのことでした。最近、母子の方がふえたということでありました。全体で77名ほどでありましたが、夜7時からの集会でありましたが、20名ほどの出席者中、寡婦の方が大部分でありまして、母子の方は数名でありました。母子の方は当然若い世代であり、生活に忙しく、なかなか出席できない状況がよくわかりました。そのような忙しい生活状況であるということは以前から少しは聞いておりましたが、この会に入会する人も少ないということも言われていました。  (1)でも触れましたが、ひとり親世帯が610世帯あるということから考えますと、極めて少ない状況であると思います。この会の母子家庭の自立に向けて生活の安定の向上と児童福祉に努めるという目的を考えますと、この入会率の低さは何かもっと大きな要因があるのではないかとも考えられます。  ひとり親家庭の6割が母子家庭と推定される時代です。それだけでも大変な数の母子家庭が碧南市に存在し、その多くが低収入で生活が苦しい状況にあるとも考えられます。この会に入れば何とかなるというわけではありませんが、先ほど触れた会の目的からすると、1人でも多くの方がこの会に入会し、お互い置かれた状況を知り、生活の向上を目指す大きな力を得ることができるとも考えられます。  市もいろいろ施策を打っていると思われますが、もう少し踏み込んだ、手を差し出す必要があるのではないでしょうか。お伺いします。 341 ◆福祉こども部長(岡崎康浩) 議長、福祉こども部長。 342 ◆議長(沓名 宏) 福祉こども部長。 343 ◆福祉こども部長(岡崎康浩) 碧南市母子寡婦福祉会へは、母子福祉推進事業委託料として年間16万2,000円、母子寡婦福祉会運営補助金として年間7万円を補助しているところでございます。また、母子寡婦福祉会事務局の事務や事業実施の補助などによりまして、運営支援も行っているところでございます。年1回の児童扶養手当現況届の提出時にはチラシの配布による周知や勧誘を行っておりまして、よりたくさんの方が入会されるように努めているところでございます。  今後も引き続き母子寡婦福祉会への支援を行ってまいりたいというふうに考えております。よろしくお願いいたします。 344 ◆16番(新美交陽) 議長、16番。 345 ◆議長(沓名 宏) 16番。 346 ◆16番(新美交陽) チラシを配ってあるということでありますけれども、それだけではなかなか皆さんに周知してもらうということは難しいのではないかなというふうに思います。  もちろん、この会に入れば生活が楽になるというわけではありませんが、ややもすると、母子のみで閉じこもりがちになり、相談する人も少ない方もあろうかと思います。そういうときにこの会を利用し、お互いのことを知り合い、話ができる場として利用されたらと考えます。そういう視点から今以上の市の取り組みを願うわけですが、何か考えはありますか。 347 ◆福祉こども部長(岡崎康浩) 議長、福祉こども部長。 348 ◆議長(沓名 宏) 福祉こども部長。 349 ◆福祉こども部長(岡崎康浩) 現在、母子寡婦福祉会があるのは、近隣市では、碧南市、安城市、西尾市となっております。直近では、知立市が平成26年3月に解散されたということを聞いております。  碧南市におきましては、10年ほど前ですと、この母子寡婦福祉会の会員数は40名ほどであったということで、そのほぼ全てが寡婦の方であったというふうに聞いております。平成30年3月31日現在では75名と会員数も増加しておりますし、先ほど質問者がおっしゃられたとおり、そのうちの母子家庭で35名程度が加入されてみえるという状況でございます。今も少しずつではありますが、増加の傾向にあるのではないかなというふうに考えております。  この要因としましては、市とこの福祉会との協働によりまして、パン教室などのイベントを企画するなど、活動を広げてきた結果であるのではないかなというふうに考えております。現在、母子寡婦福祉会は、イベントなどを通じた交流の場としての役割が大きくなってきておりまして、実際に会員の方々もそのような交流の場となることを望んでいるということも聞いております。  今後も母子の会員のニーズを伺いながら、母子寡婦福祉会の活動や運営の支援をしてまいりたいと考えております。よろしくお願いいたします。 350 ◆16番(新美交陽) 議長、16番。 351 ◆議長(沓名 宏) 16番。 352 ◆16番(新美交陽) (3)としまして、母子家庭等自立支援給付金制度は周知されているかということであります。  碧南市の母子福祉事業の1つに母子家庭等自立支援給付金があります。これは、経済的自立のために県指定の職業能力開発のための講座を受講した場合、受講終了後に本人が支払った60%に相当する額、最高20万円の教育訓練給付金を支給するものであります。  次に、高等職業訓練促進費があります。これは、就職に有利な資格取得訓練受講中の生活の安定を図るため、1年以上養成機関で修業し、資格取得が見込まれる場合、3年を上限として月額10万円を支給するものであります。所得条件があり、市民税課税世帯は月額7万5,000円であります。また、高等職業訓練修了支援給付金として5万円、課税世帯は2万5,000円が支給されます。資格は看護師、介護福祉士、保育士、理学療法士、作業療法士と特定されております。  この制度について、母子寡婦福祉会の皆さんに聞いたところ、知らないということでありました。今年度の予算計上された金額からすると、母子家庭等自立支援給付金が20万円、高等職業訓練促進費は360万円となっており、推測すると、それぞれ1人と3人ということになるのではないかというような話にもなりました。これらの給付費を受けている人は福祉会にはいないとのことでした。多分、会に入っていない方が直接申し込みをしているのではないかというような話も出ました。  市のホームページにも出ており、また、広報等を通じて直接知っている方もいると思われますが、これらの状況を見ますと、せっかくの制度が有効に母子の人に伝わっていないのではないかとも思い、この質問をしたわけであります。  限られた職種とはいえ、利用者がちょっと少な過ぎるような気もいたします。毎年の申込者の現状はこれぐらいなのか、あるいは予算枠で人数を制限しているのか。もしそうであれば、もう少し積極的利用の普及を図る必要があるのではないでしょうか。お答えください。 353 ◆福祉こども部長(岡崎康浩) 議長、福祉こども部長。 354 ◆議長(沓名 宏) 福祉こども部長。 355 ◆福祉こども部長(岡崎康浩) 児童扶養手当の申請時や現況届の提出の際に、愛知県が作成しましたひとり親家庭福祉制度のしおりを配布しているところでございます。このしおりには、母子家庭等自立給付金に限らず、ひとり親世帯が受けることのできる制度などについてほぼ全て紹介がされております。  まず、自立支援教育訓練給付金につきましては、平成23年度に1件の利用がございましたが、その後、平成29年度までは利用はありませんでした。しかし、平成29年度に自立支援教育訓練給付金制度が改正され、ハローワークの教育訓練給付金との併給が可能となったため、今年度は既に2件の申請をいただいている状況でございます。  また、ハローワークの教育訓練給付金や社会福祉法人愛知県母子寡婦福祉連合会の愛知母子・父子福祉センターによる無料で受講できる就業支援講習会の利用によりまして、パソコンや医療事務、介護職員の資格を取得されて、就労につなげている実績もございます。  次に、高等職業訓練促進費につきましては、平成26年度から今年度まで5年間で毎年2名から3名、延べで13名の利用者がございました。利用の多かった職種としましては、看護師の資格取得でございました。  なお、これらの制度を受けるに当たっては、前年度から就業相談、事前相談により受給希望を申し出ていただくとともに、高等職業訓練においては養成機関への入学選考に合格するということが必要になってまいります。  例年、その相談状況に応じまして当初予算を組んでおりまして、予算枠で人数制限をすることはございません。また、当初予算に間に合わない場合でも補正予算にて対応をしているところでございます。  今後、これらの制度の周知につきましては、母子寡婦福祉会へも積極的に行ってまいりたいと考えております。  以上です。 356 ◆16番(新美交陽) 議長、16番。 357 ◆議長(沓名 宏) 16番。 358 ◆16番(新美交陽) いろいろ制度も改正されて、だんだんと利用者がふえていくということも推測されるわけでありますが、その中で、答弁の中で、さっきもそうだったんですが、しおりを渡してあるから周知されているというようなことはちょっとどうかなと思います。600人からの母子家庭で毎年二、三人の利用とのことでありますが、まだまだ少な過ぎる気がします。介護士や看護師など人手不足の職種でもありまして、もう少しこちら側から積極的に制度利用を促していく必要があるのではないでしょうか。お答えください。 359 ◆福祉こども部長(岡崎康浩) 議長、福祉こども部長。 360 ◆議長(沓名 宏) 福祉こども部長。 361 ◆福祉こども部長(岡崎康浩) まず、平成29年度におきまして高等職業訓練給付金を受給した方でございますが、近隣市の状況を言いますと、安城市では3名の方、高浜市では1名の方、刈谷市、知立市ではございませんでした。また、看護師の養成学校を持ちます西尾市でも8名となっておりまして、碧南市が少な過ぎるということはないのではないかなというふうに考えております。  また、高等職業訓練給付金につきましては、訓練期間中の生活費の支援を目的とするものでございますけれども、2年ないしは3年の間、仕事をやめていただくか、休職する必要があるということ、また、この養成学校へ入るための試験を受けるということで勉強を行っていただいたり、それから合格する必要がございますので、そのような点から、この高等職業訓練給付金の利用をちゅうちょされる方もみえるのではないかなというふうに考えております。  今後も周知の機会がありましたら、積極的に行ってまいりたいと考えておりますし、また、御相談いただければ積極的に支援もしてまいりたいと考えております。よろしくお願いいたします。 362 ◆16番(新美交陽) 議長、16番。 363 ◆議長(沓名 宏) 16番。 364 ◆16番(新美交陽) (4)県事業の母子父子寡婦福祉資金はなぜ利用者が少ないのかということであります。  経済的な自立や児童の就学などで資金の貸し付けが必要になったときは、母子父子寡婦福祉資金の貸し付けの相談に応じますということで、貸付金の種として13種の貸付資金があります。母子父子寡婦になったときには大変必要な資金であるとも言えるわけであります。  そこで、この資金の貸し付け状況を見ますと、平成24年度から平成28年度までの主な貸付金の一覧表が出ております。事業開始資金、住宅資金、修学資金、それから就学資金と転宅資金の5種類であります。この5年間で実際の貸し付けが発生しているものは、平成25年に修学資金として168万円の1件のみであります。貸付金ですから、当然借金ですから返済しなければならないので、そうおいそれとは借りることには慎重にならざるを得ないということは十分察することはできるんですが、それにしても余りにも少ないのではないでしょうか。  そこで、この件について母子会の人からは、実際に借りようとした人からの話があったんですが、大変審査が厳しく、なかなか借りられないという声がありまして、先ほどの一覧表でも明らかなように、ほとんど実績がないような状況というのは、これは県の制度でありますけれども、制度としては少しどこかに問題があるのではないかと。審査は市でやっていると思いますが、このことについてお答えください。
    365 ◆福祉こども部長(岡崎康浩) 議長、福祉こども部長。 366 ◆議長(沓名 宏) 福祉こども部長。 367 ◆福祉こども部長(岡崎康浩) 質問者御指摘のとおり、貸付実績がほとんどないという状況でございます。年間5件ほどの相談がありますが、そのほとんどが学費に関することということで相談を受けております。母子寡婦福祉資金も、返済はもちろん、違約金も伴う貸し付けでございます。その方の資力、家計調査、返済能力、保証人など、詳細にわたる調査や制限があることに加えまして、支給までに時間がかかったり、現在では、日本学生支援機構などの奨学金のほうが借りやすいといった状況があるためというふうに思われます。  なお、母子寡婦福祉資金の審査は県が行っております。市の窓口では、聞き取りと書類の作成、必要書類の指導と県への送付ということで市のほうは行っております。  以上です。 368 ◆16番(新美交陽) 議長、16番。 369 ◆議長(沓名 宏) 16番。 370 ◆16番(新美交陽) 私、審査が厳しいということをその方々から聞いたわけでありますが、市では窓口で指導して、県に送ったものが通らないということであるんでしょうかね。市と県の基準が一致していないから審査に通らないのか、そのあたりのところはどうなんでしょうか。お答えください。 371 ◆福祉こども部長(岡崎康浩) 議長、福祉こども部長。 372 ◆議長(沓名 宏) 福祉こども部長。 373 ◆福祉こども部長(岡崎康浩) 市は、県の基準を鑑みて、聞き取りや書類作成を支援しておりますので、基本的には県と市と基準はおおむね一致しているというふうに考えておりますけれども、実際は、審査は県ということになりますので、市が貸付可能と判断したから必ず通るというものではないというふうに考えております。  先ほども申しましたとおり、母子寡婦福祉資金は、返済はもちろん、違約金も伴う貸し付けとなっております。碧南市ということではありませんけれども、過去に返済ができなくなったという事例が幾つかあったということも聞いております。母子家庭の母親ができるだけ借金を抱え込まないように審査の基準が厳しいということはどうぞ御理解をいただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 374 ◆16番(新美交陽) 議長、16番。 375 ◆議長(沓名 宏) 16番。 376 ◆16番(新美交陽) 確かに借金ですから、できるだけ控えたほうがいいということの親心といいますか、そういうのがあるのかもしれませんが、実際に母子寡婦を相手にした資金を貸し付けるというんですから、もともと返済能力なんかは余りあるわけがないんですよね。そういう人に貸し付けをやるというのはおかしな制度なんですけれども、県がやっておるんだからしようがないですけれども、市としては何か助けることができればやっていただきたいなと思っております。  次に、(5)としまして、低額の塾、母子シェアハウス、市の家庭相談の休日対応等についてお伺いをいたします。  これも母子会の皆さんから出た意見でありますが、低額で利用できる塾、普通の塾は高いですから、これを少し低い金額で、例えば退職の先生だとか、大学生とかに先生になってもらって実現できないかというのもありました。  それから、母子シェアハウスというのがありまして、最近、東京でのケースが新聞に出ていましたが、母子の人たちがグループホームのような形で1つの家に大家族のような形態で住み、食事もみんなでするというようなものであります。  市の家庭相談に行こうにも、土日は休みで有給をとらなければいけない、何とか担当課は土日に1人でも職員を配置できないかと、こういったことの3点についてお答えをください。 377 ◆福祉こども部長(岡崎康浩) 議長、福祉こども部長。 378 ◆議長(沓名 宏) 福祉こども部長。 379 ◆福祉こども部長(岡崎康浩) それでは、まず、低額の塾ということでお答えさせていただきますが、現在、NPO法人フリースクールへきなんにおきまして、比較的安価に、安い金額で学習支援を行っておりますので、まずはこういったものを御活用いただくということも1つの方法ではないかなというふうに考えております。  母子シェアハウスにつきましては、全国的にも件数が少なく、シェアメイトとの相性が合わないですとか、ルールを守らないなどの問題点もあるということでございます。窓口での相談もないという状況でございますので、こちらにつきましても現時点で市としてやっていくということはちょっと考えておりません。  また、母子・父子自立支援相談員の休日対応ということでございますけれども、現在、メールでの相談も受けつけておりますので、そちらを御利用いただければということも考えております。通常は電話相談ですとか、面接相談は月曜日から金曜日ということで行っております。  また、愛知県女性相談センターで土曜日、日曜日に電話相談も行っておるということでございます。どうしても土日をということで御希望があれば、そちらを御利用いただくのもいいのではないかということで考えておりますので、よろしくお願いいたします。 380 ◆16番(新美交陽) 議長、16番。 381 ◆議長(沓名 宏) 16番。 382 ◆16番(新美交陽) 休日対応については簡単にできないということで、メールで聞いてくれと、それから、県のほうに電話で聞いてくれという話なんですが、平日、市のほうも9時から4時までしかやっていないというふうに聞いておるんですけれども、そういった状況も考えますと、もう少し踏み込んだ温かい対応があってもいいんじゃないかなというふうに思うわけであります。職員の交代等で対応していくという考えはありませんですか。お答えください。 383 ◆福祉こども部長(岡崎康浩) 議長、福祉こども部長。 384 ◆議長(沓名 宏) 福祉こども部長。 385 ◆福祉こども部長(岡崎康浩) 先ほども御答弁申し上げましたが、愛知県女性相談センターの電話相談を御利用いただくというのも1つの手でございますし、市のこども課におきます母子・父子自立支援員によります相談ということで、こちらにつきましては、ホームページにありますEメールでまずメールをいただきまして、その相談内容を確認の上、対応策を母子・父子自立支援員と考えていくという方法でもって対応させていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 386 ◆16番(新美交陽) 議長、16番。 387 ◆議長(沓名 宏) 16番。 388 ◆16番(新美交陽) 母子家庭のことについていろいろお伺いをしました。ややもすると、母子家庭のほうになかなか光が当たらないというようなところで、私としては、ぜひともそういった、なかなかつらい状況に置かれている世帯の人たちに少しでも市として改めて光を当てていただきたい。予算についてもできる限りの、また、対応についてもできる限りのことをしていただきたいという思いをお伝えさせていただきまして、私の質問を終わります。ありがとうございました。 389 ◆議長(沓名 宏) 以上で、新美交陽議員の一般質問を終わります。  次に、祢宜田拓治議員の一般質問を許します。 390 ◆15番(祢宜田拓治) 議長、15番。 391 ◆議長(沓名 宏) 15番。 392 ◆15番(祢宜田拓治) 皆さん、こんにちは。新政会の祢宜田拓治でございます。  議長のお許しがありましたので、通告に基づきまして、一問一答方式で一般質問をさせていただきます。  市民の安心・安全、そして心安らかに、穏やかに暮らせる安寧なまちづくりのために、今回、具体的な例を挙げまして、健康とか命にかかわる3つの質問をさせていただきますので、執行部におかれましては、簡潔で前向きな御答弁をお願いいたします。  件名1、暑さ対策についてを質問させていただきます。  通告でお示ししたとおりでございますが、るる質問させていただきますので、よろしくお願いします。  まず、(1)夏の暑さ対策についてであります。  昨日、いろいろ議員から質問がありましたが、ちょっと違った視点で暑さ対策等をお伺いします。よろしくお願いします。  だんだん夏が以前に比べて暑くなっているという感じは、気象学者が温暖化に警鐘を鳴らすまでもなく、自分の体で実感しているところであります。地球の温暖化防止のため、本市も環境基本計画を策定し、市民の皆様と一緒にリーディングプロジェクトを実施する中で、温暖化防止を図っているところでございます。これは全国的な取り組みではありますが、残念ながら、ことしは特に強烈に暑さを体感する気候となってしまっております。全国的には気温が41度超えのところも散見されました。早目の台風の後は幾分過ごしやすくなりましたが、それでも36度、37度超えの気温がまたあちこちで報告されております。  本市においても、この夏の暑さによる熱中症の発生が多くあったのではと思います。危惧するわけでございますが、そこで、アとしまして、熱中症による救急搬送や市に報告されている患者数についてお尋ねします。 393 ◆病院経営管理部長(永谷洋二) 議長、病院経営管理部長。 394 ◆議長(沓名 宏) 病院経営管理部長。 395 ◆病院経営管理部長(永谷洋二) 市全体の統計はございませんので、碧南市民病院の熱中症、熱射病など、熱中症関連での受診患者数及び救急搬送者数について、過去3年間の5月から9月までの状況についてお答えさせていただきます。  平成28年度は、受診患者数59人、うち救急搬送11人、入院患者は9人で、入院割合は15.3%であります。平成29年度は、受診患者数81人、うち救急搬送35人、入院患者は23人で、入院割合は28.4%であります。平成30年度は5月から8月までの状況でありますが、受診患者数182人、うち救急搬送72人、入院患者は30人で、入院割合は16.5%という状況でございました。  平成29年度は、高齢者の室内での受傷や、屋外での学校の部活や仕事による患者が多く、重症で入院となる割合が高くなりました。平成30年度は猛暑により受診患者数は大幅に増加しましたが、クーラー等の適切な使用の呼びかけなど、危機情報の伝達や対策もあり、入院に至るような重症患者の割合は減少したものと考えられます。  以上でございます。 396 ◆15番(祢宜田拓治) 議長、15番。 397 ◆議長(沓名 宏) 15番。 398 ◆15番(祢宜田拓治) ありがとうございました。  熱中症患者数が大幅に増加しているけれども、重症患者の割合が減少しているとのことであります。不幸中の幸いであります。くれぐれも過信しないで、水分等の小まめな補給をしたいものだと思います。  次に、イとしまして、ことしの夏の高齢者行事、スポーツ施設利用者への影響についてでありますが、猛暑の影響でトラブルとか行事の内容変更とかがありましたら教えてください。 399 ◆健康推進部長杉浦秀司) 議長、健康推進部長。 400 ◆議長(沓名 宏) 健康推進部長。 401 ◆健康推進部長杉浦秀司) 私からは、高齢者を対象とした行事における影響についてということで御答弁をさせていただきます。  まず、老人クラブ連合会では、高齢者の生きがいと健康増進を目的として、市内28の地域クラブが月2回程度、憩いの家でらくらく体操を実施しております。今回、猛暑ということもあり、会員の皆様の体調を考慮し、事業を委託している特定非営利活動法人アイディアC体創協会から、7月24日から8月15日までの間、事業の中止を判断されたと聞いております。  また、9月9日の日曜日に西端中学校体育館で行う予定でありました西端地区の敬老会事業につきまして、高齢者の健康に配慮して中止とし、記念品の配付となりました。敬老会事業と同時開催として実施している青少年育成事業のふれあいコンサートについても、中止することとなったと聞いております。  以上です。 402 ◆教育部長(奥谷直人) 議長、教育部長。 403 ◆議長(沓名 宏) 教育部長。 404 ◆教育部長(奥谷直人) スポーツ施設利用者への影響ということでお答えをいたします。  小学生を対象としたスポーツ大会において、大会主催者の判断により開催中止、日程変更等の対応がされたものがあります。  具体的には、8月13日から予定されていた少年野球大会を中止に、また、8月18、25日に予定されていた少年野球5年生大会は日程の変更を、また、8月18、19日に行われた少年サッカー大会は、暑さを考慮し、試合の実施方法、具体的には、試合時間の短縮、ハーフタイムの延長などですが、を見直し、開催されました。  以上でございます。 405 ◆15番(祢宜田拓治) 議長、15番。 406 ◆議長(沓名 宏) 15番。 407 ◆15番(祢宜田拓治) ありがとうございました。  企画や運営をされる方は大変だと思いますが、無理をされず、臨機応変な適切な暑さの対策をお願いいたします。  次に、暑さ対策が特に必要な高齢者に対しては、いろいろメディア等で注意喚起をされているところでありますし、御本人たちも水分や塩分等の補給に注意されていると思いますが、それでも熱中症になってしまう方が現にいるということから、各地区の老人会や高齢者が多く参加される地区行事、運動サークル等への適切な働きかけをすべきではと思うんです。  そこで、ウの高齢者への熱中症予防の取り組みについてをお伺いします。  わかっているつもりとか、自分だけは大丈夫とあらぬ過信で倒れてしまわないよう、周りでサポートやケアをすべきと思いますが、今の取り組みや新しい取り組み等ありましたら教えてください。 408 ◆健康推進部長杉浦秀司) 議長、健康推進部長。 409 ◆議長(沓名 宏) 健康推進部長。 410 ◆健康推進部長杉浦秀司) ことしは暑い日が続き、熱中症予防のために適切な冷房の使用、小まめな水分、塩分の補給など、議員の御質問のとおり、メディアで多くの報道がなされているところであります。  県からも、熱中症予防の普及啓発、注意喚起についての通知がありましたので、関係機関、また、高齢者ということでは、老人クラブに注意喚起をお願いしたりしているところであります。また、高齢者が参加する教室などでは、保健師による水分補給などの声かけを実施しております。そのほか、健康課のホームページには、熱中症に気をつけましょうということで、環境省の熱中症予防情報サイトにリンクをし、最新情報を提供できるようにしているところであります。  以上です。 411 ◆15番(祢宜田拓治) 議長、15番。 412 ◆議長(沓名 宏) 15番。 413 ◆15番(祢宜田拓治) ありがとうございました。  次に、エ、スポーツ施設での取り組みについてをお伺いします。  国のほうでは、高齢者の定義を75歳以上にしてはと検討されていると聞いております。自分の周りでも、70代、80代の方々がまだまだはつらつと地区行事や神社の奉賛会事業等で活躍をされています。それぐらい元気な高齢者はいろいろな運動をされる方が多く、天候に左右されず、比較的運動量も適度な卓球を体育館や公民館でされる方が周りには多いんです。  そこで、エ、スポーツ施設での取り組みについてということで、体育館や公民館等でスポーツされる方等への熱中症予防対策を現在どのようにされているか、教えてください。 414 ◆教育部長(奥谷直人) 議長、教育部長。 415 ◆議長(沓名 宏) 教育部長。 416 ◆教育部長(奥谷直人) 現在、臨海体育館を初め、南部、東部市民プラザのアリーナや各公民館のホールにおいて、多くの方が盛んに卓球などのスポーツを行い、健康維持に努めてみえます。これらエアコンによる温度調節が可能な施設でのスポーツ実施者のほかにも、屋外スポーツや学校施設開放事業による体育館でのスポーツなど、温度や湿度の調整が困難な環境下でのスポーツ実施者も多く、熱中症が心配されます。  そこで、スポーツ課と公共施設予約案内システムのそれぞれホームページ内に、猛暑における自己の体調管理への注意喚起を行うとともに、日本スポーツ協会の熱中症防止マニュアルのホームページを確認できるようリンクを張って、熱中症に対する啓発を行っているところでございます。また、同時に、市体育協会を通じて各スポーツ団体への注意喚起や、スポーツ少年団本部を通じて加盟する各少年団へ熱中症防止マニュアルを配付するなど、指導者への注意喚起、啓発も行っております。  そのほかといたしまして、碧南市スポーツ少年団においては、熱中症計を臨時購入するとともに、屋外競技の団体に貸与し、練習や大会への配慮を促しております。  以上です。 417 ◆15番(祢宜田拓治) 議長、15番。 418 ◆議長(沓名 宏) 15番。 419 ◆15番(祢宜田拓治) ありがとうございました。  熱中症にならないよう、いろいろな手段で注意喚起を図っていただいているということで、ありがとうございます。  先日、2100年、今から82年後のテレビの天気予報を予測する番組を見ました。皆さんの中にも見られた方があるかもしれません。そのテレビでは、その2100年のきょうの天気ということで、きょうの最高気温は、東京、名古屋で44度と言っておりました。これまでの100年、2005年までの100年で気温は約1度弱、0.8度ぐらいのようですけど、約1度弱上昇したと言われております。  国連の調査報告書によりますと、これからの100年で2度から4度の上昇が見込まれ、最悪のシナリオでは6度の上昇もあり得るとのことでありますので、82年後のきょうの天気、44度は架空の数字と済ませることができない、現実味を帯びた数字だと思われます。
     そこで、(2)より一層の暑さ対策の充実についてをお伺いします。  最近、地区の高齢者の方から、この方は勤労者体育センターで卓球を仲間の皆さんとされる方なんですけど、体育館に冷房設備がないので暑くてかなわんと。何とかエアコンを設置してもらえないだろうかと依頼がありました。  どんどん暑くなる夏に健康を維持するために行っている運動で病気になっては何のこっちゃですので、アとしまして、スポーツ施設へのエアコン設置についてはということで、まず、未設置のスポーツ施設とその施設を利用する方々への暑さ対策をお伺いします。 420 ◆教育部長(奥谷直人) 議長、教育部長。 421 ◆議長(沓名 宏) 教育部長。 422 ◆教育部長(奥谷直人) 現在、エアコンが設置されていない屋内のスポーツ施設は、勤労者体育センターと農業者コミュニティセンター、体育室があります。  これらの施設における暑さ対策ということでございますが、1つ目として、サーキュレーターや大型扇風機の貸し出し、2つ目として、勤労者体育センターでは前室、玄関から入って左手の部屋でございますが、こちらと、農業者コミュニティセンターでは和室など、エアコンが利用できる空き部屋を休憩室として開放することにより、一時的ではありますが、利用者の暑さ対策として実施しておるところであります。  以上です。 423 ◆15番(祢宜田拓治) 議長、15番。 424 ◆議長(沓名 宏) 15番。 425 ◆15番(祢宜田拓治) ありがとうございました。  前室や施設内の和室等を冷房をきかせて、そこで休憩していただくということもいいと思いますが、これは急場をしのぐということだと思います。いろんな種目で若い人からお年寄りまで多くの方々が利用されますので、できればみんなが快適、最適な環境でスポーツを行っていただくということのためにはエアコンの設置が必要だと思うんですが、どうでしょうか。  先日の新聞で発表がありましたし、きのうの答弁にもありましたように、本市も順番に幼稚園、小中学校へエアコン設置がされる予定と伺いました。教育長さんも、強い丈夫な体をつくるためには、余り小さいころから体を甘やかし過ぎないほうがいいと、そういう持論は私も賛同するところでありますが、時節柄、学校等へのエアコン設置は仕方なくすべきときかなと思う次第でございます。  スポーツ施設も同様で、上昇を続ける平均気温に利用者が負けて倒れてしまう前にエアコンを設置していただきたいと思います。ぜひ前向きな御答弁をお願いします。 426 ◆教育部長(奥谷直人) 議長、教育部長。 427 ◆議長(沓名 宏) 教育部長。 428 ◆教育部長(奥谷直人) 勤労者体育センター及び農業者コミュニティセンター、体育室は施設が古く、断熱やエアコン用配管などのスペース等、建物自体が空調設備の仕様となっておりません。このため、エアコンの設置には施設改修も伴い、多額の費用が見込まれるため、現在のところでは考えてはおりません。しかし、施設の効率的利用やスポーツ環境の向上を目的とし、今月からものづくりセンターにも卓球台を設置しております。エアコンのある室内でスポーツを目的として利用していただく環境を整えるなど、引き続き既存の施設を活用しながら、スポーツを楽しむ環境づくりに努めてまいります。  以上です。 429 ◆15番(祢宜田拓治) 議長、15番。 430 ◆議長(沓名 宏) 15番。 431 ◆15番(祢宜田拓治) 建物自体も空調設備の仕様となっていないし、そのため、設置に多額の費用もかかると。エアコンの設置は現在のところ考えていないとの答弁でございました。まことに残念であります。  エアコン設置につきましては要望とさせていただきますが、ものづくりセンターでも卓球ができるようにしていただいたということで、快適なところで卓球ができるようになり、愛好者は大変喜ばれると思います。  ほかには、例えばあいくるが考えられます。あいくるに卓球台を設置して利用できるようにはならないでしょうか。ここもエアコンがきいて、快適に運動ができると思うんですが、どうでしょうか。 432 ◆福祉こども部長(岡崎康浩) 議長、福祉こども部長。 433 ◆議長(沓名 宏) 福祉こども部長。 434 ◆福祉こども部長(岡崎康浩) あいくるに卓球台を設置してという御質問でございますけれども、まず、福祉センターあいくるの2階にございます碧南市心身障害者福祉センターにおきまして、障害者デイサービス事業としまして、水墨画教室、陶芸教室や車椅子ダンスなど、多くの講座を開催しているところでございますが、その講座の中に、デイルームを活用しまして、毎週木曜日には盲人卓球教室を、毎週金曜日には障害者の卓球教室を開催し、障害者の方に御利用いただいているという状況でございます。  このデイルームにつきましては、障害者のための各種事業が開催され、利用されているという状況もございますし、現在、貸し館ではないということでございますので、そちらでは利用ができないということで御理解をいただきたいと思います。  以上です。 435 ◆15番(祢宜田拓治) 議長、15番。 436 ◆議長(沓名 宏) 15番。 437 ◆15番(祢宜田拓治) 了解とさせていただきます。  今後も熱中症にならずに快適に運動ができるようお願いしていきたいと思いますので、よろしくお願いします。  ものづくりセンターでの卓球利用は、利用者に成りかわりお礼申し上げます。  次に、イ、適切な水分補給等の指導の充実についてをお伺いします。  今までも現在も、適切な水分や塩分やミネラル等の補給について、いろんな機会を通じて啓発をされておるわけであります。でも、一日中家にいる方でも熱中症になることがあるようで、身近な方でも家で熱中症になった方もおみえであります。  そんなこんなのこの季節でありまして、高齢者健康対策の一環として、高齢者と接する機会のある皆さん、例えば地区の民生委員さん、区役さん、健康推進員さん、老人会の役員さん、高齢者の方が参加されている運動団体の役員さんなどなどに対する指導や講習会を開催して、熱中症にならないノウハウ等を習得していただく機会を持つのは大変有効だと思うんです。  人によっては塩分の制限や水分の制限、糖分の制限もある中で、適切な熱中症対策は一筋縄ではいかないと思います。だからこそしっかり勉強すべきだと思いますが、どうでしょうか。 438 ◆健康推進部長杉浦秀司) 議長、健康推進部長。 439 ◆議長(沓名 宏) 健康推進部長。 440 ◆健康推進部長杉浦秀司) 熱中症予防のために暑さを避ける工夫、これは行動、あるいは住まい、衣服など、そうした工夫や、水分補給、日ごろの体づくりなどが必要となります。また、乳幼児や高齢者、そして運動時の注意など、年齢や行動内容によっても対応は異なってまいります。それぞれに応じた適切な対応が必要となってきます。  講習会とはいきませんが、健康課が主催するイベントなどで参加者に応じた注意喚起などを考えていきたいと思っています。  また、塩分制限などのある方への指導については難しい部分もありますが、相談に対応してまいりたいと考えております。 441 ◆15番(祢宜田拓治) 議長、15番。 442 ◆議長(沓名 宏) 15番。 443 ◆15番(祢宜田拓治) ありがとうございました。  オレオレ詐欺が全国で大変な被害を出し、毎日のようにひっかからないようにマスコミ等で注意喚起されても、2日前の新聞にも載っておりましたが、いまだに被害記事が新聞に出ます。中身は全く違いますが、熱中症についても、毎日のようにマスコミ等で水分等の補給について注意喚起されていても患者数がふえる状況にありますので、くどくど聞き飽きるくらい予防に気をつけるようPRしていただいて、それでいいころかげんだと思いますので、今後とも引き続き御指導のほどよろしくお願いします。  これで件名1を終わらせていただきまして、次に、件名2、防災・減災・被災処理等についてに移らせていただきます。  先日、市の防災訓練が新川中学校を中心に行われまして、私も中高生ボランティア教室で参加させていただきました。多くの議員も見えておりました。各地区でも、防災訓練、避難訓練、消火訓練等が行われていると思います。  そこで、(1)地区主催の防災訓練について、どのように開催されているか、また、開催される予定があるかを教えてください。 444 ◆市民協働部長(遠山隆夫) 議長、市民協働部長。 445 ◆議長(沓名 宏) 市民協働部長。 446 ◆市民協働部長(遠山隆夫) 地区主催の防災訓練につきましては、町内会を基本とした市内38の自主防災会が主体となり実施されています。実施内容としては、防災講座、可搬ポンプの操作、消火器の取り扱い、資機材取り扱い等の訓練が行われており、防災課の職員、消防予備隊及び防災ボランティアが出向き、支援や指導に当たっております。今年度は、合同で開催されるものを含め、年間延べ153回の訓練が計画されております。 447 ◆15番(祢宜田拓治) 議長、15番。 448 ◆議長(沓名 宏) 15番。 449 ◆15番(祢宜田拓治) ありがとうございました。  地区で防災訓練を開催する場合、それに対する補助金は出るのでしょうか。また、千福区では、地元の消防団がお手伝いや指導をしていただけますが、場合によっては、碧南消防署から救急救命等の指導もそのときに来ていただけるんでしょうか。教えてください。 450 ◆市民協働部長(遠山隆夫) 議長、市民協働部長。 451 ◆議長(沓名 宏) 市民協働部長。 452 ◆市民協働部長(遠山隆夫) 地区の各自主防災会の役割には防災訓練の実施があり、市から自主防災会活動に対し、1防災会当たり年間10万円の委託料を払っており、その委託料を防災訓練に係る費用に充てていただいております。  また、地区の防災訓練に救急救命の指導のため消防職員が出向くことは行っておりませんが、衣浦東部広域連合が開催する普通救命講習を受講していただくか、もしくは10人から20人程度のグループであれば、碧南消防署と日程調整していただき、普通救命講習を開催していただけると伺っております。 453 ◆15番(祢宜田拓治) 議長、15番。 454 ◆議長(沓名 宏) 15番。 455 ◆15番(祢宜田拓治) ありがとうございました。  次に、(2)避難所、一時避難所の耐震についてを伺います。  御案内のとおり、本市の避難所は、きのうも出ておりましたが、34ヵ所指定されております。また、避難所に退避する前の一時的に避難する場所として、一時退避場所が83ヵ所指定されております。  大震災に備え、学校や体育館、公民館等は耐震化がなされていると思いますが、避難所34ヵ所は全て耐震化が完了しているかどうか教えてください。また、民間施設の指定のある一時退避場所の耐震化の状況はどうかもお答えください。 456 ◆市民協働部長(遠山隆夫) 議長、市民協働部長。 457 ◆議長(沓名 宏) 市民協働部長。 458 ◆市民協働部長(遠山隆夫) 学校や体育館等、避難所として指定している公共施設は全て耐震化は完了しております。また、一時退避場所として指定している民間施設においても、全て耐震化されていることを確認しております。 459 ◆15番(祢宜田拓治) 議長、15番。 460 ◆議長(沓名 宏) 15番。 461 ◆15番(祢宜田拓治) ありがとうございました。  全て耐震化されているということで安心しました。  次に、(3)福祉避難所の資機材配置についてを伺います。  碧南市地震対策減災計画には、要配慮者支援の準備事項として、福祉避難所の運営体制の事前準備という大項目の中に、専門的人材の確保、配置を行うとあります。また、避難行動支援者名簿の更新と情報の共有という大項目には、その小項目の中に、市は避難行動要支援者の把握に努め、名簿情報を最新の状態に保つとあります。障害者への配慮という大項目には、障害者に必要な設備を準備するとあります。  要は、大災害が起きたときに、要支援者、これは避難に際して、また、避難したところにおいても手助けが必要な方とありますが、また、重度な障害のある方のために必要な機材を準備します。そして、該当する方を事前に把握しますという内容だと思います。  私がよく行く喫茶店の常連さんでありますが、そのお孫さんが重度の障害を持ってみえて、たんの吸引が欠かせないわけで、一旦避難所に家族と避難し、その後、福祉避難所が開設されたらそこに移りたいと思っているんだけど、ベッドや吸引器が使える発電設備はあるのかね。ないと死んじゃうんだけど。ほかにも呼吸器などで電気が必要な人もいるんじゃないかなと大変心配顔で言われました。お孫さんは気管切開をされていて、長いときは約1時間ごとに、短いときは10分くらいの間隔でたんの吸引が必要であると、そうしないと死んでしまうということのようであります。  28年の3月の総括質問で、福祉避難所に事前準備すべきことに関しての質問をしたときには、今年度には大人用紙おむつ等の消耗品を購入し、平成28年度には簡易ベッドや障害者トイレ等を購入しますとの答弁をいただきました。28年度、29年度と直近の2年度間で市内7ヵ所の福祉避難所にどのような整備をされたかをお答えください。  発電装置の設置には経費がかかります。また、福祉避難所に指定している民間施設での維持管理も面倒だと思いますが、命にかかわることだけに私は早急な設置が必要だと思います。本市での設置についてのお考えをお示しください。また、近隣市の発電設備の設置状況についても教えてください。 462 ◆市民協働部長(遠山隆夫) 議長、市民協働部長。 463 ◆議長(沓名 宏) 市民協働部長。 464 ◆市民協働部長(遠山隆夫) まず、福祉避難所の資機材の関係の答弁をさせていただきます。  平成28年度には、間仕切り、段ボール製のマットやベッド、エアマット、非常用トイレや便袋を購入しております。平成29年度には、エアマット、非常用トイレや便袋のほか、ランタンを購入しており、必要な資機材配置については完了しております。  発電装置の設置につきましては、各施設に発電機を設置はしておりませんが、災害時の7ヵ所の福祉避難所の受け入れ体制の問題もありますので、まず、ライフライン被害のない福祉避難所を最優先に考え、トリアージの結果、医師やスタッフの確保のできている福祉避難所に避難者の様態や人員を勘案し、避難誘導をしてまいりたいと考えております。その際、福祉避難所において発電設備が複数台必要になることも考えられますので、防災倉庫などに保管してある発電機を使用するなど、臨機応変に対応してまいりたいと考えております。  また、近隣市の発電設備の設置状況についてですが、西三河の8市1町の状況で申し上げますと、安城市と豊田市は、福祉避難所を全て公共施設で指定しており、自家発電設備及び発電機を整備しております。そのほかには、刈谷市は、公共施設と民間施設の両方で福祉避難所を指定しておりますが、公共施設を中心に小型発電機を整備しているほか、幸田町が今年度発電機を各施設1基整備予定と伺っております。その他の5市については、発電機の整備はございません。 465 ◆15番(祢宜田拓治) 議長、15番。 466 ◆議長(沓名 宏) 15番。 467 ◆15番(祢宜田拓治) ありがとうございました。  いざとなったら、防災倉庫等から発電機を必要な福祉避難所に運んでいただけるということであります。安心いたしました。がしかし、答弁では、近隣市では徐々に福祉避難所への発電設備の設置がされようとしているとのことです。もし道路等が寸断され、運搬に支障が生じた場合を考えますと、やはり碧南市地震対策減災計画の中に、要配慮支援のために専門的な人材や障害者に必要な設備を配置するとありますので、命にかかわることで、自分の子供や孫がそういう状況だったらと考えていただいて、できるだけ早く福祉避難所に発電設備の設置をすべきではないでしょうか。  インターネットで発電機の価格を調べてみました。これはピンキリであります。5万円ぐらいからありますが、高いのは、大きなやつは何百万円ということですけど、防災訓練で使っていたレベル、あのぐらいの大きさですと大体15万円から20万円、25万円、それぐらいの価格帯で買えるようであります。  きのう発生しました北海道胆振東部地震に伴う停電の深刻な影響として、札幌市の医療機関で酸素吸入器がとまったため、ゼロ歳児、女児、女の子ですが、一時重症となる事態が発生したと新聞に掲載されておりました。また、人工透析の治療にも支障が生じているようであります。  高齢者の方の場合は、それぞれの病院とか老健とかそういうところに入院されている方、そこに多分発電設備が整備されていると思います。碧南市民病院は大きな自家発電があるわけでございますが、大災害の場合、停電が長引くことも想定されますので、発電機の数も多いにこしたことはありませんし、燃料も、新聞によりますと、1回満タンにすると24時間ぐらい、ある病院は2日分ぐらいの燃料しかキープされていないということで、48時間しかもたないというようなことも新聞に書いてありましたが、燃料も必要になると思います。長引けば長引くほど燃料も必要になると思います。  福祉避難所に避難された命を維持するために電源が必須のこれらの方たちのために、市長がいつも枕言葉によく言われます、安心・安全を担保する発電装置をぜひ福祉避難所に設置していただきたいと思いますが、市長、どうでしょうか。 468 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 469 ◆議長(沓名 宏) 市長。 470 ◆市長(禰宜田政信) そういうことで、やはり人命が第一という部分もあります。あとは、福祉避難所側で持っている場合もあるでしょうし、置く場所ですとか、あと、燃料等を持っていると、やはり維持管理その他ございまして、そういう部分について調整が必要だと思いますので、いわゆる全体的に一番いい方法をちょっと探っていきたいというふうに考えますので、すぐ結論は出ませんけど、命をしっかり守るということにつきましては同じ考えでございますので、よろしくお願いします。 471 ◆15番(祢宜田拓治) 議長、15番。 472 ◆議長(沓名 宏) 15番。 473 ◆15番(祢宜田拓治) ありがとうございました。  ぜひ検討していただきまして、前向きな結論が出ますことを心から願っておりますし、多分、こういった障害を持たれた子供さん、お孫さんを持ってみえる方々にとっては、早くやってほしいなと、市長さん、早く頑張ってほしいなと、その一念であると思いますので、よろしくお願い申し上げます。ぜひよろしくお願いします。
     では、次に、(4)被災地への支援状況ということで、本市が被災地に応援職員を派遣している状況等を教えてください。また、ふるさと寄附金に関して支援している状況、実績等も教えてください。 474 ◆総務部長(金沢宏治) 議長、総務部長。 475 ◆議長(沓名 宏) 総務部長。 476 ◆総務部長(金沢宏治) 被災地への職員派遣でございますが、平成23年3月の東日本大震災では、平成23年3月22日から平成30年3月31日までの間に、宮城県塩竈市へ延べ職員32名を2,926日間派遣し、給水支援、罹災証明書の交付、被災家屋の調査、下水道復旧等の事業を支援いたしております。  また、平成30年7月の豪雨では、広島県東広島市へ7月と8月に各5日間、職員各1名を派遣し、罹災証明書の交付に伴う被災家屋の調査を行っております。  次に、ふるさと納税による代理寄附の状況でございますが、広島県東広島市へ職員を派遣した関係から、東広島市に代理寄附の申し出を行い、7月25日より寄附の受け付けを開始しております。本日9月7日の正午までの受け付け状況で申し上げますと、319万6,928円、189件を受け付けております。代理寄附で受領した寄附金につきましては、12月議会におきまして補正予算を御協議いただき、全額を東広島市へお渡ししたいと考えております。  以上です。 477 ◆15番(祢宜田拓治) 議長、15番。 478 ◆議長(沓名 宏) 15番。 479 ◆15番(祢宜田拓治) ありがとうございました。  昨日発生しました北海道胆振東部地震、これは肝を振ると書くんですね、胆振東部地震について、青年友好都市である由仁町の被害状況や代理寄附等を行う予定についてお答えください。 480 ◆総務部長(金沢宏治) 議長、総務部長。 481 ◆議長(沓名 宏) 総務部長。 482 ◆総務部長(金沢宏治) 由仁町につきましては、先日、市長が冒頭の御挨拶でも申し上げましたが、その後の状況といたしましては、道路が50メートルにわたり陥没をしたという情報が入っております。人的被害としては、軽傷の方が数人ということで、余り多くない状況だということはお聞きしております。  代理寄附につきましては、現在、私ども担当課よりその意向を由仁町側に確認をしておる最中でございまして、依頼がございましたら速やかに開始をしていきたいと思っています。  以上です。 483 ◆15番(祢宜田拓治) 議長、15番。 484 ◆議長(沓名 宏) 15番。 485 ◆15番(祢宜田拓治) ありがとうございました。  私たちが住むこのエリアが一番危ないと言われておりましたが、このエリア以外が北から南まで被災する異常な状況となっておりますが、できる限りの支援をすべきだと思います。相互助け合いの精神であります。大変よいことだと思いますので、よろしくお願いします。  では、次に、(5)被災後のごみ処理についてお伺いします。  新聞やテレビで見る被災地の状況、また、排出されるごみの状況、これらは本当に他人事とは思われません。私は、辛うじて伊勢湾台風のときの大浜の浜や堀川、川に打ち上げられた瓦れきや材木や船の記憶があります。大地震に遭遇すれば、その何百倍、何千倍の人的、物理的、資産的な損害をこうむることが想定され、大変恐ろしく感じます。  今、衣浦衛生組合の監査を拝命しておりまして、定期監査のときに、被災した際のごみの処理は、復興の面からも衛生面からも早急な片づけや焼却等が望ましいけど、どこかと支援協定を結んでいるのかなと心配になりました。  今回、良和議員と質問がダブりましたが、私は、このごみ処理の相互協定についてだけは聞かせてほしいということで、協定が結ばれましたので、それを質問させていただきます。  どこが被災するか、また、被災規模もわからないので、本市のごみ処理の支援をどこにどのようにお願いするかさっぱりわかりませんので、お示しください。 486 ◆経済環境部長(鳥居典光) 議長、経済環境部長。 487 ◆議長(沓名 宏) 経済環境部長。 488 ◆経済環境部長(鳥居典光) クリーンセンター衣浦が災害により使用できない場合は、愛知県県下市町村及び一部事務組合、下水道管理者、全部で126団体になりますけれども、平成26年1月1日付で締結しました災害時の一般廃棄物処理及び下水処理に係る相互応援に関する協定書に基づき、所属する団体に応援要請を依頼してまいります。  県内において応援ができない場合は、平成19年7月1日付で9県1市で愛知県が協定を交わしております災害時の応援に関する協定書に基づいて、愛知県を通じて広域応援を要請することとなります。反対に、クリーンセンター衣浦が正常に稼働する場合に、他市や他県から応援要請があった場合は、余力の範囲内で支援するということになります。 489 ◆15番(祢宜田拓治) 議長、15番。 490 ◆議長(沓名 宏) 15番。 491 ◆15番(祢宜田拓治) ありがとうございました。  もちろん、被害が、災害がないことにこしたことはありませんが、広域で相互にごみ処理の支援を行うという協定を結んでおって、助け合うことになっているということでありますので、安心いたしました。ありがとうございました。  では、これで件名2を終わらせていただき、次の件名3、高齢者の見守りについてに移ります。よろしくお願いします。  まず、(1)独居高齢者の見守り体制についてでありますが、つい最近、近所の独居の高齢者の方がお亡くなりになりました。動きはゆっくりでありましたが、自分で何でもやって、地区の催しにも出られるような方でありました。地区の民生委員さんが、ちょっとここのところ動きが悪いので心配になられ、離れて暮らしている息子さんに連絡をとって訪問してもらったところ、お亡くなりになっていたということでありました。この民生委員さんの見守りと機転のおかげの早期発見だったと思います。  これは極端な事例かもしれませんが、何かにつけて独居高齢者の見守りは大切だと思いますが、本市には見守りのシステムがあるのか、教えてください。例えば区役さんとか民生委員さんとか老人会の役員さんとか、いろいろ担当を決めてみえるのかもお答えください。 492 ◆議長(沓名 宏) 質問者に申し上げますけれども、もうあと残りわずかですので、重々承知をくださいね。1分半ですよね。 493 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。 494 ◆議長(沓名 宏) 副市長。 495 ◆副市長(松井高善) 私よりお答えをさせていただきます。  ひとり暮らし高齢者の見守りについてでございますけれども、頻繁な見守りが必要な方には、市の事業といたしまして、栄養改善と安否確認を目的とした配食サービスを実施いたしております。また、社会福祉協議会におきましては、75歳以上のひとり暮らし高齢者の方に対して乳酸菌飲料の宅配サービス、これを実施することで、健康管理と高齢者の見守りを実施している状況でございます。  民生委員の皆様には、担当されている対象者宅への訪問などを行っていただいておりますけれども、頻繁に訪問するというのは大変難しいのではないかと思っております。  見守りにつきまして、高齢者の皆様一人一人が市や老人クラブなどのさまざまな事業に参加をされたり、隣人の方や地域とのつながりを持つということで体制が図られるのではないかと思っております。  以上です。 496 ◆15番(祢宜田拓治) 議長、15番。 497 ◆議長(沓名 宏) 15番。 498 ◆15番(祢宜田拓治) ありがとうございました。  次に、(2)見守りへの支援状況についてをお伺いします。  見守りをしていた方への情報提供はされているか、教えてください。 499 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。 500 ◆議長(沓名 宏) 副市長。 501 ◆副市長(松井高善) 毎年6月に民生委員の皆様に御協力をいただき実施しているシルバーカードにつきまして、ひとり暮らし高齢者の方や高齢者のみの世帯を把握し、今後の民生委員さんの活動や市での状況確認書類として利用させていただいております。  また、平成25年の災害対策基本法の改正によりまして、避難行動要支援者名簿、これを整備することとなっておりまして、この法に基づきまして、警察署、消防署、民生委員、自主防災会、社会福祉協議会、地域包括支援センターに提供しているところでございます。  実際に大規模災害が発生をしたときには、自主防災会や民生委員さんが協力団体として活動していただく、こういうことから、今後、関係機関と協力の内容等につきまして調整をしていくことが必要であると考えております。 502 ◆15番(祢宜田拓治) 議長、15番。 503 ◆議長(沓名 宏) 15番。 504 ◆15番(祢宜田拓治) ありがとうございました。  ちょっと早口になりますけど、今から。  では、次に、(3)地域全体での見守りをということで、高齢者の御本人の気持ちもあるわけですが、先ほど申し上げた民生委員さんとか区役さん等々が毎日独居高齢者のお宅を訪問して、挨拶だけでも結構ですが、体の調子はどうということの声かけをしてはと思いますが、そういう独居高齢者毎日訪問支援システムに関しての創設を提案させていただきたいと思いますが、執行部の御意見はどうでしょうか。 505 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。 506 ◆議長(沓名 宏) 副市長。 507 ◆副市長(松井高善) ひとり暮らしの高齢者の方にとって、御近所や周りの方の日ごろからの声かけや気遣い、これは大変ありがたいことだと思いますし、また、高齢者への毎日訪問システムは、地域で暮らす高齢者の方にとって、安全で安心して生活する上で心強いことだと思います。日ごろから、ひとり暮らし高齢者の見守りの必要性というのは認識をしているところでございますけれども、民生委員さんの皆さんも、担当する対象者の方も大変多くて、毎日訪問できるかというとなかなか難しいのではないかと思っております。  また、老人クラブの皆様も、御自分の健康管理やレクリエーション、奉仕活動などを通じて社会とつながりを持って、生きがいづくりと生活を明るく豊かにするために活動されておると思っております。しかし、会員の皆様が日程を調整して、御指摘の毎日訪問するといったことは大変難しいのではないかと思っております。  市といたしましては、公的な支援といたしまして、先ほど申し上げた、これまでの配食や乳酸菌飲料の宅配サービス、これを実施しながら、何かあればすぐに連絡や情報共有ができるよう、地域包括支援センター、また、民生委員さん、地域住民の方などの関係機関が連携、さらに協力し合って、地域で見守りができるような、こういう体制づくりや、さらにはPR、こういう機運を醸成していくと、こういうことに努めてまいりたいと考えております。  以上です。 508 ◆15番(祢宜田拓治) 議長、15番。 509 ◆議長(沓名 宏) 15番。 510 ◆15番(祢宜田拓治) ありがとうございました。  大変難しいことだなと思います。毎日行くというのは大変なことだと思いますが、隣近所とかボランティアの方とか、民生委員さんだけじゃなくて、いろんな方の協力を得ながらやれば、何とか実施できるんじゃないかなと思います。優しく温かい気持ちでみんなでやってみましょうということで、全国に先駆けて実践していただくことを要望とさせていただきまして、今回の質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 511 ◆議長(沓名 宏) 以上で、祢宜田拓治議員の一般質問を終わります。  この際、暫時休憩いたします。                            (午後 2時 47分 休憩) ───────────────────・・───────────────────                            (午後 3時 0分 再開) 512 ◆議長(沓名 宏) 休憩前に引き続き、会議を開きます。  次に、磯貝明彦議員の一般質問を許します。 513 ◆1番(磯貝明彦) 議長、1番。 514 ◆議長(沓名 宏) 1番。 515 ◆1番(磯貝明彦) 皆さん、こんにちは。昨日発生しました北海道の地震、昨日の朝出かけるときには震度6強ということでしたが、昨日帰ってみれば、震度7というレベルアップして、被害も大きくなっております。被害に遭われた方にはお見舞い申し上げ、そして、亡くなられた方には、その家族にお悔やみを申し上げて、質問に移らせていただきます。  それでは、件名1、国民保険税の減免制度拡充をということでありますが、国民健康保険料は所得割、均等割、平等割で構成されています。碧南市においては、昨年までは、資産割がありましたが、今年度からは廃止になっております。社会保険の場合、収入に応じた保険料を労働者と会社が折半し、扶養家族が何人いても保険料は変わりません。  一方、国民保険料は、均等割があるために、世帯人数が多ければ多いほど、保険料が高くなる仕組みになっております。2016年度の国民健康保険実態調査によれば、国保加入世帯の79.7%、約8割が所得200万円以下となっており、国保は、公的医療保険の中では所得水準が最も低くなり、保険料の負担能力が高くないということであります。このことによって、子供を持つ世帯、これから子供を持とうという子育て世帯にとっては、深刻な問題となっています。  日本共産党碧南市議団は、何年も前からこの子育て支援策として、収入のない子供の均等割の減免で、国保の引き下げを求めてきております。  今回、国保が県単一化になり、保険料も高くなったこの時期、この問題を取り上げ、質問をしていきます。  まず、(1)、18歳未満の被保険者数は碧南では何人いますか。お聞きします。 516 ◆健康推進部長杉浦秀司) 議長、健康推進部長。 517 ◆議長(沓名 宏) 健康推進部長。 518 ◆健康推進部長杉浦秀司) 平成30年8月1日現在でお答えします。高校生までということでカウントいたしますと、1,503人であります。  以上です。 519 ◆1番(磯貝明彦) 議長、1番。 520 ◆議長(沓名 宏) 1番。 521 ◆1番(磯貝明彦) それでは、イの質問に行きますけれども、18歳未満の均等割の保険税は幾らになるのか。医療分、後期高齢者支援分、あわせてお聞きします。 522 ◆健康推進部長杉浦秀司) 議長、健康推進部長。 523 ◆議長(沓名 宏) 健康推進部長。 524 ◆健康推進部長杉浦秀司) 均等割につきましては、被保険者1人当たりの金額で申し上げますと、医療分が年額2万4,400円、後期高齢者支援金分が年額9,300円でありますので、合計3万3,700円であります。先ほど申し上げた人数で保険税を計算いたしますと、医療分の均等割が3,667万円余、後期高齢者支援金分の均等割が1,397万円余、合計いたしますと5,065万円余となります。  以上です。 525 ◆1番(磯貝明彦) 議長、1番。 526 ◆議長(沓名 宏) 1番。 527 ◆1番(磯貝明彦) 18歳未満の均等割の保険税合計は約5,065万円とのことですが、この金額であれば、お金がある碧南市ならば、一般財源からの繰り入れでやっていけるのではないでしょうか。前段で、2016年度国保実態調査、国保加入世帯の約8割が所得200万円以下ということを言いましたが、次の質問として、ちょっと関連して質問していきますが、碧南では18歳未満の子供を持つ世帯数と、そのうち所得が200万円以下の世帯数を、わかれば教えてください。 528 ◆健康推進部長杉浦秀司) 議長、健康推進部長。 529 ◆議長(沓名 宏) 健康推進部長
    530 ◆健康推進部長杉浦秀司) まず、18歳未満、高校生以下の子供がいる世帯数ということでは、平成30年8月1日現在の世帯数8,684世帯のうち868世帯であります。それから、そのうち課税所得金額が200万円未満の世帯数でいいますと、先ほどの868世帯のうち453世帯となります。  以上です。 531 ◆1番(磯貝明彦) 議長、1番。 532 ◆議長(沓名 宏) 1番。 533 ◆1番(磯貝明彦) そうしますと、18歳を持つ世帯のうち、これ、5割を超える世帯が所得200万円以下ということになります。これでは子育て世代の経済負担が多過ぎます。安心して子供を持つことはできません。  前段でも言いましたけれども、社会保険は、扶養家族としての個々の保険料は徴収しておりません。保険者として、碧南市が子育て支援策として、子を持つ、また、これから子供を持とうとする家族の経済負担を軽減するとの政策観点に立つならば、一般会計からの繰り入れを財源にして実施できない金額ではありません。  おぎゃあと生まれたら、答弁でもありましたが、年額3万3,700円の負担ではたまりません。子育て支援策として一般財源からの繰り入れをしていくべきではないか。お考えをお聞かせくさい。 534 ◆健康推進部長杉浦秀司) 議長、健康推進部長。 535 ◆議長(沓名 宏) 健康推進部長。 536 ◆健康推進部長杉浦秀司) 国保につきましては、この県単位化に伴い、計画的に一般会計からの法定外繰り入れを少なくしていくということもございます。国保自体、受益者負担という考えの中で、こうした制度を設けていくという考えは持っておりませんので、御理解をお願いいたします。 537 ◆1番(磯貝明彦) 議長、1番。 538 ◆議長(沓名 宏) 1番。 539 ◆1番(磯貝明彦) 国保の一般財源からの繰り入れは、自治体の裁量でできることです。ぜひお考えくださりますよう、よろしくお願いします。  引き続いて、2番の質問に移りますが、愛知県内を見ますと、一宮市ではもう既に、18歳未満の児童については全均等割、保険料を3割安くする減免制度を申請不要の制度として施行しております。そして、国保の県単一化になった今年度からは、大府市が子育て世帯の経済的な負担緩和のために、18歳以下の子供がいる世帯については、保険税を一部免除する制度を創設するとして、1人目の子供には均等割を2割減額、2人目以降を5割減額にしています。そして、田原市では未就学児について均等割の3割を減免しています。  そこで、アに移りますが、碧南市においても18歳未満の子供の均等割の減免をやっていくべきではないか。お考えをお聞かせください。 540 ◆健康推進部長杉浦秀司) 議長、健康推進部長。 541 ◆議長(沓名 宏) 健康推進部長。 542 ◆健康推進部長杉浦秀司) 御質問のとおり、愛知県内で子供の均等割に係る減免について制度化されている自治体としては、一宮市、大府市、田原市があると承知はしております。  先ほどお答えしたとおり、現在のところ、碧南市で独自に減免制度の創設をするという考えは持っておりませんので、御理解をお願いいたします。 543 ◆1番(磯貝明彦) 議長、1番。 544 ◆議長(沓名 宏) 1番。 545 ◆1番(磯貝明彦) 非常に冷たいお答えですけれども、私、前段でも言いましたけれども、国保加入者の約8割が所得200万円未満です。年々高くなる国保の保険料は加入者の深刻な問題となっております。この実態があり、全国知事会や全国市長会からも、3年連続で子供均等割の軽減を図る予算要望が国に出されており、国でもようやく議論が始まってきているところです。  埼玉県ふじみ野市では、ことし4月から、18歳未満の子供が3人以上いる世帯を対象に、第3子以降の医療分を、後期高齢者支援分の均等割を全額免除としています。ふじみ野市では、第3子以降の均等割を免除する根拠について、標準的な家庭人数を夫婦と2人の子供と見込み、それを超える多子世帯へ財政支援を行うとしております。  このように、子育て支援策として、国保の18歳未満の均等割の減免を訴える動きは全国で広がってきております。近隣市ではまだ18歳未満の均等割の減免をやっている市はありませんが、碧南市が先陣を切ろうではありませんか。  18歳未満を持つ世帯の減免をやっていくべきではないか。再度お答えください。 546 ◆健康推進部長杉浦秀司) 議長、健康推進部長。 547 ◆議長(沓名 宏) 健康推進部長。 548 ◆健康推進部長杉浦秀司) 現在、一部の自治体において、減免の対象とされてみえることは承知をしておりますが、皆様御承知のとおり、国民健康保険制度におきましては、制度上、子供の均等割につきましても、受益に対する負担を考慮する見地や、地域保険として住民相互の連帯意識に支えられて運営、使われていることから、本市としては、こうした減免制度を今つくる考えはない。繰り返しになりますが、ありません。 549 ◆1番(磯貝明彦) 議長、1番。 550 ◆議長(沓名 宏) 1番。 551 ◆1番(磯貝明彦) 今後、ぜひとも考えていただきたいと思いますが、最低でもこの未就学児までの免除はしていただかないと、子を持つ国保加入者にとっては、非常に経済負担になりますので、ぜひとも均等割の減免を強く要望しておきます。  それでは、件名2に移ります。  小中学校普通教室のエアコン設置についてでありますが、昨日も質問で、同じ答弁になるかもしれませんけれども、よろしくお願いします。  (1)、児童生徒の命を守るためにも、来年度中までに全ての小中学校普通教室に設置をしていくべきではないかということでありますが、8月11日、中日新聞報道で、碧南市は年度内に公立の幼稚園、保育園9園、エアコンを設置することを明らかにしたという報道がされております。そして、この9月議会の補正予算の中でも、幼稚園17台、保育園15台、計32台分のエアコン設置費用1,463万円の予算が組み込まれております。  しかし、保育園には、昨日の答弁でもありましたが、既にほぼ全てにエアコンが設置されており、費用対効果の、禰宜田市長が、古くなってきた、ききが悪くなってきた機器の更新をサボってきたものではないでしょうか。  そして、新聞報道では、2019年度中に小学1年から3年の教室から設置を始め、その後、順次拡大するとありました。  日本共産党碧南市議団は、何年も前から全ての小中学校の普通教室にエアコン設置を訴えてきました。そして、ここでようやく実現することになったわけでありますが、しかし、私たち市議団は、来年度、小学1年生から3年生の教室から設置を始め、その後、順次拡大するということに関しては少し考え方が違って、一気に全ての小中学校にやっていくという考えであります。その視点からの質問になりますので、よろしくお願いします。  ア、現在の計画では、全ての小中学校の普通教室にエアコン設置が完了されるのは何年になるのかお聞かせください。 552 ◆教育部長(奥谷直人) 議長、教育部長。 553 ◆議長(沓名 宏) 教育部長。 554 ◆教育部長(奥谷直人) 12月補正予算で、小中学校全ての普通教室にエアコンを導入するための設計委託料を計上する予定であります。この設計をもとに、平成31年度に小学校低学年の普通教室から設置を始め、中学校、小学校高学年へと順次拡大してまいります。  エアコンの設置の考え方といたしましては、小学校低学年の普通教室に導入することに伴い、学校現場における子供の健全育成の面での影響を見きわめる必要性とともに、財源確保を見込んだ計画的な財政運営の必要性があるとも考えております。  よって、現時点では、平成31年度中に抵抗力の弱い小学校低学年の普通教室から設置することまでを考えております。  以上でございます。      (「その何年かかるかというのは。全ての小中学校に」という者あり) 555 ◆議長(沓名 宏) 質問内容は。もう一遍質問してくださいね。 556 ◆1番(磯貝明彦) 議長、1番。 557 ◆議長(沓名 宏) 1番。 558 ◆1番(磯貝明彦) 私の質問は、全ての小中学校普通教室にエアコンが設置されるのには何年かかるかという質問です。いいですか。 559 ◆教育部長(奥谷直人) 議長、教育部長。 560 ◆議長(沓名 宏) 教育部長。 561 ◆教育部長(奥谷直人) 失礼いたしました。  今答弁させていただいたように、子供の健全育成の面での影響、また、財源確保の面での財政運営の必要性を見きわめる中でということでございますので、その後の中学校、小学校高学年への拡大の時期については、それは状況を踏まえて考えてまいりたいというふうに思っております。 562 ◆1番(磯貝明彦) 議長、1番。 563 ◆議長(沓名 宏) 1番。 564 ◆1番(磯貝明彦) それでは、質問しますけれども、全小中学校に、普通教室に設置されるのは未定ということになりますか。 565 ◆教育部長(奥谷直人) 議長、教育部長。 566 ◆議長(沓名 宏) 教育部長。 567 ◆教育部長(奥谷直人) 繰り返しになりますけれども、31年度に小学校低学年に設置を始め、その後については、今申し上げたように、未定ということとはなりますけれども、きのうも御答弁させていただいたように、国の財源等の確保が見込まれることであれば、その設置時期については早めたいというふうに考えております。  以上です。 568 ◆1番(磯貝明彦) 議長、1番。 569 ◆議長(沓名 宏) 1番。 570 ◆1番(磯貝明彦) それで、新聞報道されている、小学校低学年、1、2年から3年まで設置をして、その後順次拡大していくというのの記事の報道、これに対しては、私たちは、引き続きやっていくということで思っておりますけれども、それとは違ったニュアンスということになりますか。お答えください。 571 ◆教育部長(奥谷直人) 議長、教育部長。 572 ◆議長(沓名 宏) 教育部長。 573 ◆教育部長(奥谷直人) 繰り返しになりますけれども、31年度に低学年の順次拡大していくことについては変わりありませんけれども、31年度に小学校低学年に設置を始め、先ほど言いました、状況を踏まえながら進めていくということでございます。 574 ◆1番(磯貝明彦) 議長、1番。 575 ◆議長(沓名 宏) 1番。 576 ◆1番(磯貝明彦) そんなあやふやなことで私たちは理解をできないことなんですけど、児童生徒の命にかかわることをそんなあやふやの形で延ばすことはできないというのは、私たち共産党の意見です。最低で、夏までには普通教室に設置していくべきというふうに考えております。  それでは、イの質問に移っていきますけど、全ての小中学校普通教室にエアコン設置する費用、これ、全ての小中学校にですけれども、お答えください。 577 ◆教育部長(奥谷直人) 議長、教育部長。 578 ◆議長(沓名 宏) 教育部長。 579 ◆教育部長(奥谷直人) 小中学校全ての普通教室にエアコン設置を行った場合の費用につきましては、他市の導入実績を例に試算したものとしては約11億円と見込んでおりますが、今後、詳細な設計をもとに具体的な額を算出していく予定でございます。  以上です。 580 ◆1番(磯貝明彦) 議長、1番。 581 ◆議長(沓名 宏) 1番。 582 ◆1番(磯貝明彦) 全教室を前提として考えておられるというふうに思いますけれども、当然、今回、電力容量の問題、それから室外機というんですか、集合装置というのですか、そういうのも設置場所のスペース、考えていかなければならないというふうに思いますけれども、そこら辺は認識をしておられるんですよね。お答えください。 583 ◆教育部長(奥谷直人) 議長、教育部長。 584 ◆議長(沓名 宏) 教育部長。 585 ◆教育部長(奥谷直人) 当然ながら、設計業務を行っていく中でいろいろな、きのうも答弁させていただきましたが、工法を考えながら、その学校の条件というものがございますので、それを考慮しながら進めていきたいというふうに考えております。 586 ◆1番(磯貝明彦) 議長、1番。 587 ◆議長(沓名 宏) 1番。 588 ◆1番(磯貝明彦) それでは、ちょっと参考までに教えていただきたいんですけれども、碧南市の小中学校全ての普通教室の設置をするということで、部屋の数、教室の数ですね。小学校では何教室、中学校では何教室になるか、ちょっとその数を教えていただけませんか。 589 ◆教育部長(奥谷直人) 議長、教育部長。 590 ◆議長(沓名 宏) 教育部長。 591 ◆教育部長(奥谷直人) 予定する普通教室の数は、まず、小学校が137、中学校は87の224教室と見込んでおります。 592 ◆1番(磯貝明彦) 議長、1番。 593 ◆議長(沓名 宏) 1番。 594 ◆1番(磯貝明彦) 普通教室はそれだけですけど、特別学級の部屋数も教えていただきたいと思いますけれども、わかりますか。 595 ◆教育部長(奥谷直人) 議長、教育部長。 596 ◆議長(沓名 宏) 教育部長。 597 ◆教育部長(奥谷直人) 今お話をさせていただいた普通教室の中に特別支援の教室も含まれております。  以上です。 598 ◆1番(磯貝明彦) 議長、1番。 599 ◆議長(沓名 宏) 1番。 600 ◆1番(磯貝明彦) それでは、ウの質問に移っていきます。  国、県に対して補助金制度の拡充新設を求めるべきではないかということでありますが、9月1日の朝日新聞に、国の各省庁からの2019年度概算要求が報道されておりました。それを見ますと、文科省は、安全・安心分野で公立学校のエアコン設置に500億円を盛り込むとしておりました。確かにこのことは一定の評価をしますけれども、まだまだ拡充は必要ではないでしょうか。  そして、愛知県はエアコン設置のための県独自の補助金制度がありません。  日本共産党愛知県議団と県議候補者が、7月23日、愛知県教育委員会により、財政力が全国2位なのに立ちおくれている、県が財政支援して促進すべきと、県独自の補助金制度を申し入れしております。碧南市も国、県に対してこれを要請していくべきではないでしょうか。お考えをお答えください。 601 ◆教育部長(奥谷直人) 議長、教育部長。
    602 ◆議長(沓名 宏) 教育部長。 603 ◆教育部長(奥谷直人) 補助金制度の拡充、新設につきましては、これまでも全国都市教育長協議会や愛知県市町村教育委員会連合会等教育長や、教育委員を構成とする各種団体が、国や県に対して要望しております。今後も引き続き、要望していくよう、市としても働きかけてまいりたいと思っております。  また、菅官房長官がクーラー設置に係る国庫補助金の検討を示唆されたことと、また、文部科学省のほうの概算要求の内容は期待したいところでございますが、今のところ、市への具体的な情報提供はございませんので、今後とも国の動向を注視しながら、適切な対応を図ってまいりたいというふうに考えております。 604 ◆1番(磯貝明彦) 議長、1番。 605 ◆議長(沓名 宏) 1番。 606 ◆1番(磯貝明彦) それでは、エの質問に移っていきます。  近隣市のように、前倒しで来年度中に設置を完了していくべきではないかということでありますが、8月22日、朝日新聞に、小中のエアコン整備検討の自治体が倍増という見出しで報道されておりました。その内容を見てみますと、愛知県教育委員会の6月の調査で、19市町だったのが、8月には41市町にふえたと。これは、この暑さで急遽整備検討した自治体が多いのではないかとの内容でした。このような動向のもと、次々と多くの自治体がエアコン設置のための前倒し拡充を表明しております。  小学1年の児童が熱中症により死亡した豊田市では、当初計画より2年早めて、2019年度中に設置を終えるとしています。幸田町では2020年から2022年の3年がかりの予定を2019年12月に前倒し、岡崎市は2020年6月から2019年12月に前倒し、稲沢市は2021年の予定を2020年に前倒し、このように動きがあります。  碧南市にはお金がないわけではありません。ぜひ、来年度中、できれば夏までに、小中学校普通教室でエアコンが使えるように前倒しをしていくべきではないでしょうか。お考えをお聞かせください。 607 ◆教育部長(奥谷直人) 議長、教育部長。 608 ◆議長(沓名 宏) 教育部長。 609 ◆教育部長(奥谷直人) まず、エアコンの設置に係る本市の考え方を、再度お話をさせていただきたいと思います。  従前より、エアコンの設置につきましては、高温化の傾向が強まって、子供の体調または健康管理に大きく影響を及ぼすようであれば適切に対応していきたいと考えおりますとお答えをしております。  その中で、ことしの暑さを踏まえ、小中学校、要するにPTA連絡協議会からの要望書、その他多くの皆さんの意見等を踏まえ、まず未設置の幼稚園、保育園を優先することとし、小中学校においては抵抗力の弱い小学校低学年を優先し、学校現場において子供たちの適応能力の減退につながらないような運営を見きわめながら順次拡大すること、これを本市のエアコン設置の基本的な考え方としております。  あわせて、エアコン設置は大規模な事業となりますので、原則、財源確保を見込んだ計画的な財政運営が必要であるとも考えております。  よって、現時点では一気に整備をする考えはありませんが、国の補助金等、財源確保が見込める状況になれば、導入は早めていく考えでございます。 610 ◆1番(磯貝明彦) 議長、1番。 611 ◆議長(沓名 宏) 1番。 612 ◆1番(磯貝明彦) 私も、従前では隣の安城市で水道の現場で立って、こういうような真夏のときでも毎日毎日道路工事です。そのとき、やっぱり暑さは今とは全然違います。一応、最近ちょくちょく前の同僚からも電話があります。いろいろ技術的な問題とか、そういう問題で電話がありますけれども、つい最近電話がありました。この暑さ、大丈夫かと言ったら、もう大変ですと。例年よりも1日の仕事の半分しかできないと、職人さんが全然動けないと。大人でもこういうような状況です。  それで、児童生徒に関して言えば、体力もないということになります。本当にこれ、児童生徒の命にかかわることです。碧南市で児童生徒の死亡事故が起きてからでは遅いと思います。ぜひとも碧南市、小学校1年から3年の設置を、来年度中に設置すると表明しておりますが、それを拡充するべきではないでしょうか。近隣市のように前倒しをすると宣言はできませんか。もう一度聞きます。 613 ◆教育部長(奥谷直人) 議長、教育部長。 614 ◆議長(沓名 宏) 教育部長。 615 ◆教育部長(奥谷直人) 前倒しをということでございますけれども、先ほど質問者がお話をされたように、今まで具体的にエアコンの設置を考えてみえた自治体が、例えば豊田市さん、岡崎市さんなどは、それを具体的に、前倒しの導入の表明をしてみえると思います。そのほかの近隣市さんにおいては、31年度、来年度中に設置完了させるというようなことは、今、承知はしていません。  ただ、先ほどから申していますように、まず、小学校の低学年から進める中で、その状況を見定めながら、国庫補助金等の財源、それも、今ではいろんな制限がございますので、その制限等がどういうふうに変わってくるかも見ながら、それを見ながら進めてまいりたいと思います。  学校現場のほうにおきましては、きのう教育長が答弁させていただいたように、十分配慮しながら、今ある特別教室等のエアコンも活用しながら、児童生徒の熱中症対策については十分な配慮をしておるということでございますので、そういった対応を引き続き進めながら、エアコンの設置については、今の条件が本市にとってそろってこればというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。      (発言する者あり) 616 ◆議長(沓名 宏) 傍聴者に申し上げます。静かにしてください。 617 ◆1番(磯貝明彦) 議長、1番。 618 ◆議長(沓名 宏) 1番。 619 ◆1番(磯貝明彦) ぜひとも前倒しして、来年度中にエアコンが使えるようにしていただきたいことを強く要望しておきます。  続いて、件名3のほうに移ります。  件名3、防災・減災対策のためにも、矢作川の中州整備を早急にという要望をということですが、近年のゲリラ豪雨や台風による異常な雨量によって、全国各地の河川の氾濫が起き、家屋浸水などの被害が生まれています。ことし7月に起きた西日本豪雨では、鳥取市の1級河川の千代川が、中州の木が生い茂り、それが原因で氾濫寸前だったとの報道もありました。  改めて河川整備を注視していかなければならないと実感しております。碧南市に沿って流れる1級河川、矢作川も上塚橋付近には中州が多く、木も生い茂っております。中州整備を早急に要望していただきたいと思いますが、そのお考えをお聞かせください。 620 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 621 ◆議長(沓名 宏) 建設部長。 622 ◆建設部長(中村正典) この件につきましては、さきの6月議会で3番議員から同様の御質問をいただいておりまして、そのときと同様のお答えになるかと思いますが、国としては、河道の巡視や点検を行い、治水機能の低下が確認された場合には、必要に応じて伐採や河道の掘削を行うなど、河道の維持管理を実施していくとお聞きしており、碧南市としましても、状況を注視し、河川管理者へ要望を行ってまいります。  つい先月、8月20日には、河道や樹木の状況を国にお伝えしたところでございます。 623 ◆1番(磯貝明彦) 議長、1番。 624 ◆議長(沓名 宏) 1番。 625 ◆1番(磯貝明彦) 最近河道の樹木の状況を国にお伝えしたと答弁がありましたけれども、そのお伝えした内容と、それに対しての国の対応はどうでしょうか。詳しく教えてください。 626 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 627 ◆議長(沓名 宏) 建設部長。 628 ◆建設部長(中村正典) 国に対しては、西日本で起きた7月豪雨のこともありまして、現在の河川の状況を見ると、市民としても不安を感じているということと、また、碧南市としましても、まずは、調査をしていただきたいということ、それから、伐採や河道の掘削をしていただきたいというふうにお伝えをしております。  また、そのときの回答につきましては、6月議会の答弁と同様でございましたが、河道の巡視や点検を行い、治水機能の低下が確認された場合には、必要に応じて伐採や河道の掘削を行いますというふうな回答を得ております。 629 ◆1番(磯貝明彦) 議長、1番。 630 ◆議長(沓名 宏) 1番。 631 ◆1番(磯貝明彦) それでは、関連づけて、2番の質問に移ります。  碧南市の防災拠点施設の早期完成をということなんですけれども、アの質問、私は6月議会でもこの碧南市防災拠点施設を取り上げて、完成予定はと質問しても、何年になるかわからないという答弁でしたが、今回再度お聞きをしておきます。  アの、国は何年計画で進めるのかお尋ねしたいと思います。 632 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 633 ◆議長(沓名 宏) 建設部長。 634 ◆建設部長(中村正典) この矢作川の河川防災拠点の工事につきましては、盛り土工事が先行していくということでございます。  国からの情報によりますと、今年度から盛り土をする計画ということですが、この盛り土には矢作川の掘削土砂やほかの工事での土砂を予定しているということで、これらの土が盛り土に適しているかどうかを判断する必要があると。今年度搬入できる土量については、現地点においては未定ということでございました。  また、何年計画かという点につきましては、他の工事等の進捗に左右されることでございますので、現時点で何年計画かをお示しすることはできないということでございます。  以上です。 635 ◆1番(磯貝明彦) 議長、1番。 636 ◆議長(沓名 宏) 1番。 637 ◆1番(磯貝明彦) 盛り土に適している土質という基準ですね。この基準をまず教えていただきたいということと、もう一つ、今年度搬入できる土量は未定との答弁でしたけれども、今年度といっても、今回、この防災拠点施設は今年度から盛り土工事に入るという6月議会の答弁でもありました。ですので、今年度にはまだ先がありますけれども、今まで全く予定したものがなかったのか、ゼロであったのか、あったならどういう土が出ていたのか、それを詳しくお聞かせ願いますか。 638 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 639 ◆議長(沓名 宏) 建設部長。 640 ◆建設部長(中村正典) 盛り土に適した土質ということでございますが、一般的な砂質土、れき質土、こういったものであれば問題はないというふうに思っております。  ただ、粘性土ということになりますと、土質改良の必要が生じるということで、この辺につきましては経済性を踏まえ、総合的に判断をすることとなります。  現在、どういうふうな状況かということでございますが、まだ、国のほうからは具体的にどのような土が出てきたかということについてはお聞きしておりません。  以上です。 641 ◆1番(磯貝明彦) 議長、1番。 642 ◆議長(沓名 宏) 1番。 643 ◆1番(磯貝明彦) 今まで粘土質だけれども、一応私も豊橋のほうへ確認をしましたけれども、予定をしておった土が砂質ではなく、粘土質が多く含まれていると。そこで、粘土質ですけれども、改良すればできるかという問題も頭の中には入っていたと。そのやつを一番下敷きにして、少し改良して、時期を、養生期間を置いてということも考えられるということを言っていましたけれども、その結論はお聞きになってはないですか。 644 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 645 ◆議長(沓名 宏) 建設部長。 646 ◆建設部長(中村正典) 先ほど申したとおり、まだ具体的にどういう土が出てきて、どのような状態で持ってこられるかとかということについては聞いておりません。  以上です。 647 ◆1番(磯貝明彦) 議長、1番。 648 ◆議長(沓名 宏) 1番。 649 ◆1番(磯貝明彦) それはですけれども、次のイの質問に入っていきますけれども、イの矢作川中州整備の、砂を盛り土して早期完成の要望をということでありますが、この間の台風21号では、深夜に矢作川の氾濫注意情報、防災メールが何度も入ってきておりました。私、気になって、朝になってから、上塚橋より下流を実際見に行ってきました。あそこら辺付近は中州が多く、そこには樹木が生い茂っており、平時よりかなり水位が高く、水の流れもすごい勢いがありました。水位が高いにもかかわらず、樹木のほうが高いことによって、上流から大木や瓦れきが流れてくれば、中州の樹木にひっかかり、矢作川の水の流れを妨げてしまうのではないかと心配して見ておりました。実際、一部の樹木に上流から流れてきたと思われる木の角材がひっかかっておりました。  6月議会で、この付近の樹木伐開を平成21年度から23年度にかけて実施しているとの答弁がありましたけれども、それからもう10年近くなります。樹木も成長しており、河道も砂が蓄積をされており、新たな中州もできているのではないでしょうか。  防災、減災のためにも矢作川中州の整備をして、その砂を盛り土して、早期完成の要望を国に伝えていただきたいと提案しますが、お考えをお聞かせください。 650 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 651 ◆議長(沓名 宏) 建設部長。 652 ◆建設部長(中村正典) 我々も、翌日、5日のお昼ぐらいまで注意情報だということは承知しておりまして、現場のほうも見させていただいております。確かに水面から樹木が出ているというような状況でございました。  そもそも河川防災拠点の盛り土は、先ほどお答えしたとおり、矢作川の河道の掘削、これは碧南の部分だけではなくて、上流の河道を広げるというところも含めての工事で出てくる土砂ということでございます。  議員提案の、碧南市内の矢作川の土砂を利用するということで、この河川防災拠点事業と河道掘削、樹木伐開、この2つの事業は、効率よく進捗をしていくように我々のほうも要望してまいりたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いします。 653 ◆1番(磯貝明彦) 議長、1番。 654 ◆議長(沓名 宏) 1番。 655 ◆1番(磯貝明彦) 私もちょうどそのとき、豊橋の河川のほうに電話したときに、この提案を言いましたところ、担当のほうも、矢作川の中州の砂であれば問題ないと、使えるなら使っていきたいので、整備のほうも考えていくというふうなお答えでしたので、ぜひとも強く碧南市のほうから、碧南の防災、減災のためにも、あそこら辺、上塚橋付近も整備ももっと強く要望していただきたいということを申し上げて、私からの質問を終わらせていただきます。 656 ◆議長(沓名 宏) 以上で、磯貝明彦議員の一般質問を終わります。  次に、岡本守正議員の一般質問を許します。 657 ◆2番(岡本守正) 議長、2番。 658 ◆議長(沓名 宏) 2番。 659 ◆2番(岡本守正) 日本共産党の岡本守正です。  今回、最後ですけれども、きょうの質問、特に昼からは全て災害の問題がそれぞれ取り上げられておりました。西日本の洪水の問題、そして台風21号と、しかも北海道の大地震と。それに合っちゃったという、そんなような質問になっておるわけですけれども、災害を受けられた方、本当にお気の毒ですね。今後の復興のためにも、また、教訓のためにも頑張って質問をさせていただきます。  件名1、碧南市建築物耐震改修促進計画について質問をいたします。  (1)で、愛知県では平成23年度に、愛知県建築物耐震改修促進計画、あいち建築物減災プラン2020が改訂をされました。住宅の耐震化率を平成32年までに95%とする新たな目標や、災害時の被害を最小化する「減災」の考えが示されました。これはトラフ地震などを想定しながら、しかも、これが30年以内に巨大トラフ地震の割合が上がってきておるということも踏まえてされておるというふうに思います。  愛知県の減災計画、このプランに合わせて、碧南市建築物耐震改修促進計画が平成27年6月に改定されました。この碧南市建築物耐震改修促進計画によりますと、碧南市の住宅戸数は、推定ですけれども、2万3,403戸、これは平成25年度1月の固定資産台帳データからとっております。昭和56年以前の旧耐震基準推定戸数は5,708戸あります。このうち耐震を満たす戸数は、平成29年度までにどれだけの戸数になったかお答えください。 660 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 661 ◆議長(沓名 宏) 建設部長。 662 ◆建設部長(中村正典) 碧南市建築物耐震改修促進計画でございますが、平成19年度に作成をし、その後、法の改正、愛知県の新たな考え方を受けまして、平成27年度に見直しを行っております。  平成29年度での住宅の推計戸数ということでございますと、2万3,609戸ということで、昭和56年以前の旧耐震基準時に建築された推計戸数としては5,060戸となります。このうち、耐震性を満たす推計戸数でございますが、1,770戸と、25年度の調査からいきますと13件の減ということでございます。これにつきましては、4年間で取り壊された建築物件が、耐震化を実施した建築件数、これを上回るということで考えております。  以上です。 663 ◆2番(岡本守正) 議長、2番。 664 ◆議長(沓名 宏) 2番。
    665 ◆2番(岡本守正) 耐震化推進計画を進める中、平成29年度までに実際の耐震診断はどれだけ行われたのか。実際耐震診断を行われた戸数と、その中で耐震化を実施した件数はどれだけかお答えください。 666 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 667 ◆議長(沓名 宏) 建設部長。 668 ◆建設部長(中村正典) 木造無料耐震診断は平成14年度から開始しておりまして、平成29年度末で2,074件、非木造の耐震診断は平成27年度から実施しておりまして、1件。それで、耐震改修事業の補助制度ということで、平成15年度から実施しておりまして、平成29年度までの件数で、改修のほうが99件、建てかえが195件、取り壊しが21件の合計315件になります。  これは耐震改修補助事業として実施した戸数でございますので、補助を受けずに改修、建てかえ、取り壊しなどを実施した方については把握しておりません。耐震化の実施数としてはこれ以上に進んでいるものと推測はしております。 669 ◆2番(岡本守正) 議長、2番。 670 ◆議長(沓名 宏) 2番。 671 ◆2番(岡本守正) 自分で、いわゆる市に言わずにやった人も含めると、全体では300戸以上が行われておるという推測になるかとは思いますけど、その中で、今後耐震化を進めていくという段階で、高齢者世帯だとか単身世帯、こういう人たちは、実際耐震化をする気持ちがやっぱりなえておるのではないかというふうに思います。  こういうことではなかなか進まないわけですけど、まず、人命を守るということが大事ですので、耐震シェルターを推し進める必要があるのではないかというふうに思いますけれども、その辺のお考えを教えてください。 672 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 673 ◆議長(沓名 宏) 建設部長。 674 ◆建設部長(中村正典) 耐震改修事業につきましては、碧南だけでなく、愛知県下でも進んでいないという現状がございます。議員のおっしゃるとおり、単身高齢世帯の増加も1つの要因かと思われます。  耐震シェルターを推進したらどうかということでございますが、減災を目的とした耐震シェルターの設置は、残念ながら耐震化率には反映されませんが、災害時にまずは人命を守るという観点からいいますと、耐震シェルターの設置は大変意味があるものというふうに考えております。 675 ◆2番(岡本守正) 議長、2番。 676 ◆議長(沓名 宏) 2番。 677 ◆2番(岡本守正) そうしますと、実際、耐震シェルターを利用されてみえる方もおられるのではないかというふうに思いますので、もし件数がわかりましたら、教えていただきたいと思います。 678 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 679 ◆議長(沓名 宏) 建設部長。 680 ◆建設部長(中村正典) 耐震シェルターの設置につきましては、平成25年度から65歳以上の方や障害者の方がみえる世帯を対象に補助制度を開始しておりまして、これまでに4件の方が利用されております。  耐震シェルターの補助制度は、まだ市民に浸透していないようでございます。より一層PRを強化してまいりたいというふうに思います。 681 ◆2番(岡本守正) 議長、2番。 682 ◆議長(沓名 宏) 2番。 683 ◆2番(岡本守正) 非常に有効ですので、耐震シェルターの宣伝を大いにしていただきたいというふうに思います。  次に移ります。  (2)、建築物耐震改修促進計画では、現状、平成25年度耐震化率83%から平成32年度耐震化率95%との目標を掲げられておるわけですけれども、その中で木造住宅無料耐震診断ローラー作戦とかという言葉が出てきて、建築課が宣伝をされております。どのようにこれらを実施されてきたのか、また、今後の計画はどのようにされていくのかお答えください。 684 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 685 ◆議長(沓名 宏) 建設部長。 686 ◆建設部長(中村正典) 木造住宅無料耐震診断のこのローラー作戦でございますが、平成26年度に、まず、旭地区の防災活動にあわせて、地区の代表の方々とともにローラー作戦ということで実施をしております。  その他の地区につきましては、実施には至っておりませんが、ダイレクトメールの再送付を行っており、無料耐震診断についてはある程度の成果を上げているというふうに考えております。  以上です。 687 ◆2番(岡本守正) 議長、2番。 688 ◆議長(沓名 宏) 2番。 689 ◆2番(岡本守正) 今、旭地区を行ったけれども、その後進められていないということですけれども、そのダイレクトメールの送付が、今言われたんですけれども、これは、送付の件数と、その中で無料診断を行われた人もあるのではないかというふうに思いますので、その辺、ダイレクトメールの送付は何件で、また、その中で無料診断を何件受けられたかお答えください。 690 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 691 ◆議長(沓名 宏) 建設部長。 692 ◆建設部長(中村正典) 木造無料耐震診断については、事業開始後の平成15年度より、4年から5年に1度のペースで再送付を行っておりまして、平成28年度には2,884通のダイレクトメールを送付しております。前回送付直後は、耐震改修補助事業に110件利用していただいておりまして、4年が経過した平成27年度では46件、その後ダイレクトメールを再送付した平成28年度では127件の実績となっておりまして、ダイレクトメール送付後の改修実績が大きく伸びているということでございます。  今後につきましては、今年度に約2,000通の再送付を予定しておりまして、一層の耐震化の促進に努めてまいりたいと考えております。 693 ◆2番(岡本守正) 議長、2番。 694 ◆議長(沓名 宏) 2番。 695 ◆2番(岡本守正) いわゆる木造住宅無料診断が旭地区だけという形で終わっておるわけですけれども、ダイレクトメール、これにつきましては成果を上げられておるというふうに思います。  今後も、ローラー作戦も、これを行うには大変な労力が必要だというふうに思いますけれども、これも日曜日とか、そういう休みの日じゃないと行えんじゃないかというふうに考えますけど、それもできたら行っていただきたいというのと、ダイレクトメール、これについては非常に効果がありますので、引き続きこれも行っていただきたいというふうに思います。これについてお答えをお願いいたします。 696 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 697 ◆議長(沓名 宏) 建設部長。 698 ◆建設部長(中村正典) まずローラー作戦でございますが、これにつきましては、職員だけではなかなか難しいところもございますので、地区の方と協議をしていきながら、やれるところからやっていくということで、検討してまいりたいというふうに思います。  それから、ダイレクトメールにつきましては、これも定期的にやっていくということで、ローラー作戦の1つになろうかと思いますので、行っていくということで考えております。  以上です。 699 ◆2番(岡本守正) 議長、2番。 700 ◆議長(沓名 宏) 2番。 701 ◆2番(岡本守正) あらゆる形をとりながら、やっぱり目標が、32年までに95%というのが掲げられておりますので、それに向かって行っていただきたいと思います。  四国などは南海トラフとのこともあって、四国のところ、統計の仕方がようわからんですけど、自分たちが持った目標の200%をやっておるというところもございますので、それに負けずに頑張っていただきたいというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。  次に移ります。  件名2の質問です。平成30年の同報無線と防災ラジオについて質問をさせていただきます。  (1)、碧南市は西、南に衣浦湾、東には矢作川、さらには途中で切れちゃうわけですけど、北に油ヶ淵と水に囲まれております。  災害が起きたときはいち早く情報が必要です。それで、同報無線があるわけですけれども、このように同報無線が市内に20個あるわけです。この20個で全部を受け持っておりますけれども、棚尾地区と日進地区、矢作川でありません。これについて、矢作川があるということは、津波と洪水のことを意識しておるというふうに思います。これで、この2地区にどうして同報無線がないのかということと、この地区にそれぞれ同報無線を設置すべきではないかというふうに思います。その辺、お答えください。 702 ◆市民協働部長(遠山隆夫) 議長、市民協働部長。 703 ◆議長(沓名 宏) 市民協働部長。 704 ◆市民協働部長(遠山隆夫) 碧南市の同報無線につきましては、市役所に設置してある本局を除きまして、市内20基、沿岸部を中心に設置されております。  棚尾地区、日進地区につきましては、同報無線は設置されておりませんが、有事の際には各地区の連絡委員、正副幹事への防災無線による伝達、防災メール、民法テレビ、ケーブルテレビ、ピッチFMなど、各メディアでの報道、また、市の広報車による伝達などでカバーできるものと考えており、現状では新たに設置する考えはございません。 705 ◆2番(岡本守正) 議長、2番。 706 ◆議長(沓名 宏) 2番。 707 ◆2番(岡本守正) 先ほど見られたように、矢作川、いわゆる鷲塚地区に2つございました。同報無線ね。これは、矢作川は通常でも、この川を海水が遡上してきます。通常では中畑橋ぐらいまでは海水が遡上します。当然、津波のとき、高潮のときは矢作川をどんどんさかのぼって、鷲塚の上塚橋を越えて、西尾の米津橋に向かいます。それ以上上がっていくと思います。  鷲塚地区には、地区といっても水源公園、ここに1基あって、養護老人ホーム、ここに1基があります。その間、矢作川下流の前浜集落センターまでの長い区間同報無線が設置されておりません。先ほどの冷たい言葉、つけないと言われたんですけど、実際、やっぱり集落センターから鷲塚の養護老人ホームの間、全くないというのはおかしい。この間、日進小学校もあるだろうし、棚尾の毘沙門さんよりもいわゆる東側というのか南側、ずっと田園が続いておるわけですもんで、そこにないというのはやはりおかしいというふうに思いますので、その辺、もう一度お答えください。 708 ◆市民協働部長(遠山隆夫) 議長、市民協働部長。 709 ◆議長(沓名 宏) 市民協働部長。 710 ◆市民協働部長(遠山隆夫) 質問者が言われる、地震の際の津波対策ということだと思いますが、まず、碧南の場合は海溝型の地震か直下型の地震かわかりませんが、地震が起きた際には津波のことを意識していただく必要はあります。地震が起きたら津波が来ることを想定して、まず、垂直避難というか、高いところに逃げていただくということですので、同報無線があるからという形じゃなくて、まず自分の命を守るという行動に移していただきたいと思います。  また、最近では携帯電話の緊急地震速報やエリアメールみたいなものがありますので、同報無線よりも確実にそちらのほうでそういう情報はとれると思っておりますので、よろしくお願いいたします。 711 ◆2番(岡本守正) 議長、2番。 712 ◆議長(沓名 宏) 2番。 713 ◆2番(岡本守正) いわゆる集落センターから養護老人ホームまでの間、長い期間、ここにないというのはやはりどう考えてもおかしいわけでして、あらゆる種類の市民に対して、住民に対しての周知はあらゆる形でやらないと、本当に漏れなくいかない、そういう点では同報無線も1つの大きな手だてだというふうに思います。そのために20基もあるわけですので、そこでないというのはおかしいわけで、前にも一度こういう問題を取り上げてきたわけですけど、そのままになっております。今はしないという、ほかの手段でという話でしたけれども、ほかの手段も含めて、この同報無線、必要だというふうに思いますので、これからも引き続き設置に向けて追求をしてまいります。  (2)のほうに、防災ラジオの補助制度の質問を行ってまいります。  碧南市は、立派な洪水と高潮ハザードマップが出されました。あそこに映っておるように、実物はこれですが、ありました。  まず、こういうすばらしいのを出されたと、これで本当に市民の皆さんが1つの、自分のところのうちがどんな高さにあるのかとか、地震になったらどういうふうになるのかというのを、これを見ながら考えていただきたいというふうに思いますし、これは非常によいというふうに、いいなというふうに思います。  見ると不安になる人もございますけれども、こういうことで知らせていくというのは大変いいことだというふうに思います。  こういう形で、平成29年の3月ですか、配布されました。防災危機が迫ったことをいろんな形で知るわけですけれども、その中で、豊田市なんかは防災ラジオの補助制度を設けて、普及をしてきております。そういう点で、碧南市もこれを図る、普及していくべきだというふうに思いますので、お答えください。 714 ◆市民協働部長(遠山隆夫) 議長、市民協働部長。 715 ◆議長(沓名 宏) 市民協働部長。 716 ◆市民協働部長(遠山隆夫) 防災ラジオにつきましては、電波の受信状況によりまして受信がしづらい地区もあるということで、現段階においては、市としての導入は見合わせている状況でございます。  また、防災ラジオは1台1万円以上と高価なことであることから、できましたら、御家庭にあるラジオや市販のラジオを購入していただきまして、ピッチFMを受信していただきたいと思います。  そのほかにも、個別受信無線機の技術開発が進んでいることもございますので、総合的に判断する中で今後検討してまいりますが、碧南市としては、まず、防災メールの加入の促進をするために、ことしの8月に防災メールの案内を全戸回覧しております。  近隣5市の中では、防災メールの加入率は、3月議会の答弁より2%アップの15.5%と最も高い状況でございますので、今後とも防災メールへの加入促進に努めてまいりたいと思っております。 717 ◆2番(岡本守正) 議長、2番。 718 ◆議長(沓名 宏) 2番。 719 ◆2番(岡本守正) 防災ラジオは、電波の問題も含めて、ちょっと見合わせるというようなお答えですけれども、実際ピッチFMなどは、やはり碧南市の南のほうに行くと聞きづらいということ、まず、このピッチFMがちゃんと聞ける状態をつくり出していかないといけないというふうに思います。こういう点ではこれが聞こえるような状況を設けていくべきだというふうに思います。  そこで、中継点だとか出力を上げるとか、こういうことを行っていくべきだというふうに思いますけれども、ピッチFMの会社に対してちゃんと交渉などは行っておられるのかどうかお答えください。 720 ◆市民協働部長(遠山隆夫) 議長、市民協働部長。 721 ◆議長(沓名 宏) 市民協働部長。 722 ◆市民協働部長(遠山隆夫) 送信アンテナにつきましては、刈谷市野田町の本社社屋に1基のみ設置され、出力もコミュニティ放送局として認められる最大の20ワットであるため、送信アンテナから離れた碧南市では、場所により聞きづらくなる傾向にあり、また、中継局を建てることは法的に許可されないと伺っております。  ラジオが聞きやすくする対策としては、ピッチFMのホームページにも紹介がされておりまして、ラジオを刈谷市の方向の窓際に置く、また、ラジオの電源コードをアンテナに巻く、簡易型のFMアンテナを設置するとか、キャッチの契約をしている場合はキャッチの回線に直接つなげる等の対策が有効であると記載されております。そのほか、電波の届かないエリアの方々に対して、インターネット環境があれば、パソコン、タブレット、スマートフォンの専用アプリで聞く方法もあると紹介されております。  また、大規模災害時には衣浦5市の要望に基づき、緊急的に20ワットの出力を上げることは可能だとお聞きしております。 723 ◆2番(岡本守正) 議長、2番。 724 ◆議長(沓名 宏) 2番。 725 ◆2番(岡本守正) もちろん緊急のときに一番必要なわけですので、実際5市と交渉はされたのか、広い意味で言ったら、刈谷と安城に近いところにアンテナがそこから発信されておると思いますので、碧南市の南のほうでちょっと聞きづらいということは、間違いなく聞きづらいということですので、西尾市やなんかも入ってきておられるものですから、その辺では、実際その5市で何回ぐらい話し合われたのかをお答えください。 726 ◆総務部長(金沢宏治) 議長、総務部長。 727 ◆議長(沓名 宏) 総務部長。 728 ◆総務部長(金沢宏治) キャッチとピッチFMについて、企画担当で年2回、衣浦5市と商工会、商工会議所の方々と地域情報懇談会という会議を設けております。その中で必ずピッチFMについて、碧南市のほうの受信がしやすくなるような要望は毎回しておるところでございますが、お答えとしては、先ほど市民協働部長が申し上げたとおりでございますが、今後もそのような要望は続けていきたいというふうに考えております。  以上です。 729 ◆2番(岡本守正) 議長、2番。 730 ◆議長(沓名 宏) 2番。 731 ◆2番(岡本守正) 要望を強力に進めていただいて、ふだんでもピッチFMのラジオが聞ければ。先ほど言われたように、いろんな形で危機を知るという、そういうことですので、これも大きなひとつではないかというふうに思いますので、引き続きそれをしていただきたいというふうに思います。  これでピッチFMの問題、防災ラジオというのは、やはりちゃんと聞こえなきゃ意味がないものですから、これが解決しなきゃ意味がないなというふうに思いますので、引き続き、ピッチFMのちゃんとした電波が届くような、そういう形にしてから、防災ラジオということにいきますので、今後ともこのことについては行ってまいりますので、よろしくお願いいたします。
     平成30年の6月議会だったかな。ちょっと忘れました。同じような質問をしました。  件名3の住宅リフォーム助成制度について、質問をしていくわけですけれども、リフォーム制度の耐震性を満たしていくということで、まず初めの、昭和の住宅で、57年以降の住宅で20年経過した人の住宅、これらを含めて住宅リフォームを行った人もあるし、また、これに住み続けていく方は大変多いというふうに思います。  住宅リフォーム補助制度は、碧南市もいろいろ制度があると思います。その条件があって、その条件を満たさない人たちもたくさんあるわけですので、まず、住宅のリフォーム補助制度についてお答えください。いろんな補助制度が、リフォームを含めて、いろんな制度があると思いますので、お答えください。 732 ◆経済環境部長(鳥居典光) 議長、経済環境部長。 733 ◆議長(沓名 宏) 経済環境部長。 734 ◆経済環境部長(鳥居典光) 住宅リフォームにつきましては、高齢者や障害者に安心してお住まいいただくために、住宅改善費補助制度、それから住宅の耐震強化のために耐震改修補助制度、建てかえ補助制度などを設けております。  そして、今年度からは、周辺環境を悪化させるおそれのある危険な空き家等の除去と、市外からの定住促進を図るための既存空き家の改修に係る費用を補助する空家等対策補助制度を創設しました。また、市内で新たに事業を始めようとする方への創業チャレンジ補助制度についても、建物の改修費の補助を行っております。 735 ◆2番(岡本守正) 議長、2番。 736 ◆議長(沓名 宏) 2番。 737 ◆2番(岡本守正) 高齢者、障害者という中に、長年住みなれておるうちに住んでみえる方は、高齢者が多いというふうに思いますけれども、その高齢者はやはり、そこには介護の問題が出てきて、介護に入っておらない、関係ない、70代、80代の人もたくさんおると思います。そういう人たちが、実際、扉や窓や、水回りやバリアフリーなどのリフォームをしていきたいという方もたくさんみえると思います。現実に、私の周りにもみえるわけです。  そういうところに、今、先ほど言われたような、そういう人から外れてみえる方々、こういう方々もリフォームができるような、そういう制度をつくっていかなくてはならないんじゃないかというふうに思います。  それは、この周りでも、ただリフォームだけならば、刈谷市とか安城市、岡崎市は条件なしでバリアフリーができる、そういう制度があるわけですので、碧南市も、こういう20年、30年住みなれて、介護とか障害だとか、そういうことではない人たちにも、ちゃんとできるような、そういう制度を設けていく必要があるかというふうに思いますので、お答えください。 738 ◆経済環境部長(鳥居典光) 議長、経済環境部長。 739 ◆議長(沓名 宏) 経済環境部長。 740 ◆経済環境部長(鳥居典光) 刈谷市であるとか安城市であるとか、バリアフリーというような条件のもとにリフォームを行っておるということは承知しております。  碧南市の場合は介護の要件、要支援であるだとか、要介護であるだとか、そういった条件のもとにバリアフリーを行うという補助制度を持っておりますので、先ほど申し上げました、さまざまな碧南市におきましては制度を設けておりますので、議員おっしゃられるように、もう少し拡大してというような考え方は今のところ持っておりませんので、よろしくお願いします。 741 ◆2番(岡本守正) 議長、2番。 742 ◆議長(沓名 宏) 2番。 743 ◆2番(岡本守正) 拡大はしないということですけれども、周りの市が行っていく、しかも、やっぱり20年、30年過ぎると、いろんな形で、特に水周りやなんかは愛知県の中にもあったと思いますけど、大きな金額ではなかったと思いますけど、10万円ぐらいだと思いましたけど、東栄町だったかな、ちょっと忘れちゃいまいしたけど、そういうとこら辺であります。これは住みなれたうちを、やはり上手に使っていこうということです。  それで、こういう人たちは、ずっと長い間、今では税金が、建物そのものは下がっておるわけですけれども、最初から何十年という長い間払ってきたと、そして、ここでもう少しこのうちに住みたいというふうな人たちに、せめてのわずかなお金ということで、助成制度をつくっていくべきだというふうに思います。  もう一度お願いします。 744 ◆経済環境部長(鳥居典光) 議長、経済環境部長。 745 ◆議長(沓名 宏) 経済環境部長。 746 ◆経済環境部長(鳥居典光) 碧南市におきましても、さまざまな住宅のリフォーム制度を設けております。そして、新築住宅ということで、新築住宅の建設等促進補助金制度というものも設けておりますので、一律にどなたでもというような形での住宅をリフォームすることに対する補助制度というものは考えておりませんので、よろしくお願いします。 747 ◆2番(岡本守正) 議長、2番。 748 ◆議長(沓名 宏) 2番。 749 ◆2番(岡本守正) 住宅新築の住宅補助というのは、たしか市長が、これで10年くらいですか、その制度そのものは大変いいというふうに私は思っております。  私が言っておるのは、それに恩恵をこうむらなかった古い住宅のことについて言っておるわけですので、介護にならなあかんとか、介護にならずに90でも95もなれる、そういうような人生を送って、せめて最後にそういうことが行われてよかったなということで、新築も大変いいことですけれども、そういう形で行っていただきたいということで、これは何回言っておってもらちが明きませんので、これは後、また行ってまいりますので、よろしくお願いいたします。  これで終わります。 750 ◆議長(沓名 宏) 以上で、岡本守正議員の一般質問を終わります。  これにて一般質問を終結いたします。 ───────────────────・・─────────────────── 751 ◆議長(沓名 宏) 以上で、本日の付議日程は全て終了いたしました。  この際、お諮りいたします。  議事の都合により、明日から9月10日までの3日間は休会したいと思いますが、これに御異議ございませんか。      (「異議なし」という者あり) 752 ◆議長(沓名 宏) 御異議なしと認めます。  よって、明日から9月10日までの3日間は休会することに決しました。  再開は9月11日午前10時であります。  本日は、これにて散会いたします。                            (午後 4時 28分 散会) ───────────────────○────────────────────  地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。    平成30年9月7日                   碧南市議会                     議 長  沓 名   宏                     議 員  山 口 春 美                     議 員  神 谷   悟 Copyright © Hekinan City Assembly Minutes, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...