次に、(2)
エメラルドホール・シアターサウスの主な
利用状況について御
説明をいたします。
まず、アの
稼働率につきましては、
開館日に対して
利用者があった日数を
稼働日とした割合であります。2
ホール合わせまして、各
年度につきましては、
記載のとおりの
状況でございます。直営時の3年
平均では57.7%になります。
指定管理3年間では、
平均で66.8%ということで、年々上昇しておるという
状況でございます。これにつきましては、26
年度に、
指定管理初年度に
指定管理者から、各
ホールでの
練習料金につきまして、これまでの
本番料金と同額の
料金設定をしていたものを、
リハーサル料金と同額に引き下げたいとの申し出によりまして
料金を変更したことによるものでございます。
次に、イの
有料事業入場者率につきましては、無料のコンサートやレッスンや講座、それから共催、
協賛事業等を除いた各
ホールでの単独の
有料自主事業の定員に対する
入場者の割合で、各
事業の
入場率を
事業数で除した数字でございます。2
ホール合わせまして、各
年度におきましては
記載のとおりで、直営時の3年
平均では59.8%になります。
指定管理3年間では50.6%ということでございます。これにつきましては、まず26
年度につきましては、
エメラルドホールでの
クラシック公演を減らして、
子供向けの
事業をふやしたことによる
入場者の減と、
指定管理初年度であったために、集客できる
公演日等の調整が難しかったことによるものでございます。27
年度につきましては、その反省に立ちまして、
エメラルドホールでの
クラシック公演をふやしたことなどによる
入場者の増、28
年度は
エメラルドホールでの
クラシック公演の
入場者が予定よりよくなかったということでございます。
次の
ページをごらんいただきたいと思います。
(3)の
碧南市
芸術文化ホール指定管理者審査委員会による
点検評価について御
説明をいたします。
点検評価につきましては、8月、11月に
年度途中の
事業について
点検評価をいたし、5月に前
年度の
実績報告書を
もとに、
委員各位の
点数の
平均点により
評価をしているものでございます。
評価区分につきましては、
記載の5つの大
項目に対しまして26の中
項目を設け、さらに、そこから91の小
項目を設けて、
点検評価をしているものであります。全体としまして、
合計欄に
記載のとおり、
初年度の62.4点、それから、3年目には71.3点となり、
点数では8.9点、率にして14.3%の
評価が上がっている
状況でございます。特に、この施設の特徴であり重要なポイントであります、上から2段目の
舞台芸術の振興・普及の
項目につきましては、
初年度の21.0点から27.5点となり、
点数で6.5点、率にして31%ということで
評価が上がっており、順調に
指定管理者の
専門性などの効果が
評価されているというものであります。
次に、3の第2期の
募集の概要につきまして御
説明いたします。
第2期の
指定管理者の
募集要項及び
業務の
基準におきまして、現在定着している
事業、
学校等に根づいている
事業についてはさらなる充実を、また、
自主採算によるほかの
公共施設を利用する
事業等、
創意工夫ある企画及び
提案を求めるもので、
募集要項及び
業務の
基準につきましては、第1期から5年間の間に
追加となった
法定点検等の
追加や、第1期
募集時に質問がありました事項を加筆するなど細かい修正を加えましたが、全体といたしましては、第1期に倣って、独自の
創意工夫ある
提案ができるように作成をしております。
次に、(1)の主な
指定管理業務の範囲につきましては
記載のとおりで、第1期と同様の
項目でございます。
次の(2)の
指定管理期間につきましては、
平成31年4月1日から
平成36年3月31日までの5年間でございます。
次の(3)の主な
募集資格・
条件につきましても、第1期と同様でございます。
次の(4)の
指定管理料につきましては、5年総額で、これ、
消費税8%としての計算でございますが、7億413万5,000円で、年額では1億4,082万7,000円となり、第1期の1年分の1億4,453万7,000円に対しまして371万円余、率にして約2.6%の減というものでございます。これにつきましては、26
年度から28
年度までの
実績ベースを積算したものでございます。
次に、(5)の選定の方法につきましては、
公募型プロポーザル(
提案)方式により、
碧南市
芸術文化ホール指定管理者審査委員会の
審査において決定をしてまいります。
次に、次の
ページでございますが、(6)の
碧南市
芸術文化ホール指定管理者審査委員会につきましては、現在、
記載の7名の
委員の方で構成をしております。任期につきましては3年でございます。なお、アの清水氏につきましては、
芸術文化ホール建設時からの
企画委員を務めていただいた方で、
委員長を務めていただいております。
次の(7)の
周知方法につきましては、5月15日にホーム
ページ、広報のほうで周知をしてまいります。
最後に、4の
選定スケジュールにつきましては、主な内容としましては、応募の締め切りを6月29日、1次
審査を7月7日、2次
審査、プレゼン、
ヒアリングを7月21日、結果通知をその後、7月下旬に予定し、
教育委員会には8月17日の
定例会で
報告し、9月議会で
指定管理者の議決をお願いするというものでございます。
その後につきましては、
協定の締結、引き継ぎを行い、31年4月から第2期
指定管理者が
業務を開始するということになるものでございます。
以上で、
協議事項の御
報告とさせていただきます。よろしくお願いいたします。
6 ◆
部会長(
新美交陽)
説明が終わりました。これより質疑に入ります。
質疑ありませんか。
7 ◆
部会員(
鈴木みのり)
部会長。
8 ◆
部会長(
新美交陽)
鈴木部会員。
9 ◆
部会員(
鈴木みのり) 実質、本当の意味での
指定管理者制度の更新というものになるということなんですけれども、次回、
明石公園のほうが10年で、
最初からかなり長期の
指定管理という
方向性でいる中で、
実績のある、こちら1期やってきた中で、どうしてそういう形で10年にできなかったのか、5年にしなくちゃいけなかったのか、その辺の理由は、今、
実績のこともありますし、1
ページの26
年度が下がった理由を今
説明されました。
初年度だったので、なかなか連絡がうまくつかず、数字が出なかったと。5年にすればそれが2回出るわけですから、ロスが出るわけであって。
そして、もう一つは、2
ページの(4)の
指定管理料のことも、27年、28年の
実績から算出されたということであって、なぜそれでまた同じことを繰り返すような5年という
指定管理にしたのか、こんなの条例で
幾らでも、
あとは
協定でできるわけですから、同じように10年でやったほうが受けられるところも当然、利益を出しやすいと思うし、今まで瑕疵があったわけでもないし、
報告の中で、数字的には
右肩上がりでいいわけなので、この状態でしてほしいんだけど、なぜそれが10年にできなかったかが1つと、
あとは、A社、今お名前を出されたので、
エリアワンと言いますけれども、そちらのほうに何かイニシアチブがとれるような、この
公募型プロポーザルの中に加点されるような何かがあるのか、あるいは優先的に、プライオリティー的に相談をかけて、継続する意思はありますかということをやって話を詰めていくような方法をとれないのか、その2点、ちょっとお聞かせください。
10 ◆
文化創造課長(
鈴木利男)
部会長、
文化創造課長。
11 ◆
部会長(
新美交陽)
文化創造課長。
12 ◆
文化創造課長(
鈴木利男) まず、
指定期間の5年につきましては、決めはありませんので、何年でもなるということでございます。第1期のときに5年ということで、その当時も、いろいろ調べたら、
近隣では5年から7年だったということで5年にしたということを聞いております。
今回につきましても、
近隣を調べました。短いところで3年、長いところで6年、大体5年が一番多いと、2回目の
募集でもそういうところがあったという事実でございます。そういったこともありまして、5年にしようかなというふうには思っております。
先ほど、26
年度のロスの話でございますが、そちらにつきましては、行政上、ちょっとその辺の配慮がなかったのかなとは思っておりますが、今回につきましては、ことしが5年目ということで、今の
指定管理者には、31
年度もやる
方向での調整を当然お願いしておりますし、そちらのほうでやっていただくということの話を、当然、
ヒアリングの中ではしていきたいなとは思っております。そこの中に新しい、例えば
指定管理者が入れば、それをどういうふうに組み込むか、どう考えるかはその新しい
指定管理者の
創意工夫なり、その能力により違ってくるのかなというふうには思っております。そういうことで、とりあえず
うちとしては、今のところ5年間でいきたいというふうに考えております。
それから、次の選定における、今の
継続性の加点の関係でございますが、そちらについては、今のところ
点数については全く考えておりません。
ただ、先ほど来申し上げているとおり、第1期の
指定管理のこの
要項、
基準につきましては、
近隣のものを参考につくったと、それにつきましても、かなりクオリティーの高いものだというふうに判断しておりまして、本当に自由で
創意工夫のある
提案ができるような枠組みをつくってあるようなもので
募集をかけていきますので、今ある、今の
指定管理者が出して、それがいい、全く新しい
募集の方が
提案をして、そちらのほうがよりいいということであれば、当然そちらのほうになるということでありますので、そちらのほうにつきましては、あくまで同じ土俵の上で考えていきたいというふうに思っております。
以上です。
13 ◆
部会員(
鈴木みのり)
部会長。
14 ◆
部会長(
新美交陽)
鈴木部会員。
15 ◆
部会員(
鈴木みのり) まず、さきのほうのお答えに対してなんですけれども、
近隣他市といっても、その
近隣が、
実績が全く
うちと同じような結果ではなかったわけで、当然、問題があったのであれば、そういうふうに短く見ていくのは当たり前であって、
うちは5年間非常にうまくいっていたので、長くしたらどうですかと。じゃ、そういうことを言われちゃうと、何で
明石公園だけ10年にするのという、逆に、5年でいいはずをあえて10年って
最初からするわけなので、その辺で5年でできるんじゃないか。それもこの
審査委員会の方の中から
意見が出なかったのか、そういう長くしたらどうかという
意見。
それと、もう一つの後半のほうなんだけれども、371万円といえば、毎月30万円ですよね、下げたのは。ということは、今の
エリアワンだからできるのであって、
新規のところが同じ
条件にするんだったら、本来だったら上げないと同じ
条件にはならなくて、それは
優位性になるという気がするんだけれども、その辺の
意見も普通だったらわかることなんだけど、
委員から、そういう公平にするべきじゃないかと、
新規のところをもし同じ土俵に上げるなら、私は加味してほしいからこのほうがいいんだけれども、答え的には競争でやるという話だから、勝てないというから、それだったら
金額もちゃんと公平に当初の
金額でやらないと、
新規のところが厳しいわけだから、それだと。そうでしょう。だから、そういう
意見が
委員さんから出なかったのか、その2点、もう一回お答えください。
16 ◆
文化創造課長(
鈴木利男)
部会長、
文化創造課長。
17 ◆
部会長(
新美交陽)
文化創造課長。
18 ◆
文化創造課長(
鈴木利男) まず、基本的にこちらの
要項、
基準につきましては、
委員の方に、年3回の
審査会の中で、いろんな
意見が出た場合はそれを吸い上げてやっていくということでありますが、最終的には市のほうで決めておるということでございます。
今回につきましても、あるたたき台を使いまして、
委員長の
清水先生には直接、実はお話をする中で、おおむねこの
方向でいいだろうと、自由な
提案ができるものだということでありましたので、そちらの
方向で、ほぼ前回の
部分を倣った形でやっておるということでございます。
ただ、今の
指定管理者のほうが、今のところの3年間の
報告の中ではうまくいっておるという形なんですけど、今までの
委員会等々の話の中でも、やっぱりトライ・アンド・エラーのところがあって、なかなか上下する
部分も出てくるということで、やっと
碧南の
状況をつかまえながら、今落ちついてきたというような
報告を受けております。そちらの
部分が当然のこととして、ある程度アドバンテージになってくるということで、その後の質問でございますが、
金額につきましても、特にそういう形の
方向性が出てきておるというところ、先ほど申し上げたとおり、27
年度につきましては、インセンティブがあったということもございますので、
うちのほうの市としては、
事業費のほうもある程度節減をするというのは、これ、
指定管理制度の1つの目標でもありますので、そちらのほうを御提示させていただきながら、
募集する
新規の
事業者の方にもよりよい
提案があれば、そちらのほうを選んでいくという形になりますので、当然、
委員さんの方につきましては、いろんな意味で
指定管理につきましては広い見識をお持ちでございますので、こういった形で進めていくということで話をさせていただいているところでございます。
19 ◆
部会員(
鈴木みのり)
部会長。
20 ◆
部会長(
新美交陽)
鈴木部会員。
21 ◆
部会員(
鈴木みのり)
あと、
協定書を見ていないので、ちょっと記憶もないので確認したいんですけれども、施設の改修、修繕に関する限度、
幾らからが市が負担で、
幾らまでが
指定管理者、ちょっとそこを教えてもらっていいですか。
22 ◆
文化創造課長(
鈴木利男)
部会長、
文化創造課長。
23 ◆
部会長(
新美交陽)
文化創造課長。
24 ◆
文化創造課長(
鈴木利男) 税込みで100万円以上が市のほうでやっていくと、100万円未満につきましては、
指定管理料の中でやっていくということになっております。
25 ◆
部会員(
鈴木みのり)
部会長。
26 ◆
部会長(
新美交陽)
鈴木部会員。
27 ◆
部会員(
鈴木みのり) この5年間でそういった事例って、市が負担するようなケースってここには、今、会計的にはわからないんですけれども、あったんでしょうか、なかったんでしょうか。あった?
28 ◆
文化創造課長(
鈴木利男)
部会長、
文化創造課長。
29 ◆
部会長(
新美交陽)
文化創造課長。
30 ◆
文化創造課長(
鈴木利男) そうですね、すぐにお答えできないですが、一般会計のほうの予算の中で音響だとか、いろんな大きな改修につきましては、修繕料だとか工事費等々で出させていただいておるかと思います。
31 ◆
部会員(岡本守正)
部会長。
32 ◆
部会長(
新美交陽) 岡本
部会員。
33 ◆
部会員(岡本守正)
募集要項の中で、現在定着している
事業、
学校等に根づき始めている
事業というのがあるんですけど、具体的にちょっと教えていただきたいなと思います。
34 ◆
文化創造課長(
鈴木利男)
部会長、
文化創造課長。
35 ◆
部会長(
新美交陽)
文化創造課長。
36 ◆
文化創造課長(
鈴木利男) 今、根づいている
事業という形では、特に大きなものとしてはロックGIGということで、実行
委員会を持ったロックコンサートを夏にやっております。そちらのほうが1つと、それから、従来から水戸の芸術館との連携
事業というものがございますので、そちらのほうをやっております。それと、
あと、学校のほうには、アウトリーチということで、演奏者等々が学校へ出向いて演奏をやったり、それ以外の芸術文化、音楽の普及に関することにつきまして、そちらのほうで活動をするというようなことをやっております。また、商工課のほうでの3大花まつりへの出店や、それから町なかのコンサート、それから、きらきらウォーク等での
事業につきましてもやっておるということでございます。
要項の中では、当然、水戸の芸術館とロックGIGについては、しっかりとうたわせていただいております。それ以外は、私が今申し上げた
事業につきましては、
事業をやっておるということでの資料としての提示だとか、ホーム
ページ等で見てくれという形の
要項基準というふうになっております。
37 ◆
部会長(
新美交陽) ほかに。
38 ◆
部会員(岡本守正)
部会長。
39 ◆
部会長(
新美交陽) 岡本
部会員。
40 ◆
部会員(岡本守正)
指定管理の前に、言い方がちょっと悪いかもしれませんが、支援隊みたいなのがあったと思うんですね。だから、今、図書館の関係では、まだ
指定管理になっていないものですから、そういうのがあるわけですけれども、そういう
部分については全くなくなってしまったのかどうか。
41 ◆
文化創造課長(
鈴木利男)
部会長、
文化創造課長。
42 ◆
部会長(
新美交陽)
文化創造課長。
43 ◆
文化創造課長(
鈴木利男)
指定管理になる前に、サポート会だとか友の会等、以前あったというふうに聞いております。そちらにつきましては、
指定管理になりまして、新たな形のエメラルド会員というふうに移行させてもらって、
指定管理者の考え方に基づいて進めているというものでございます。
44 ◆
部会長(
新美交陽) ほかに。
(「なし」という者あり)
45 ◆
部会長(
新美交陽) ほかに質疑もないようですから、これにて
報告を終わります。
以上で、
協議事項は終了いたしました。
これにて
総務文教部会を閉会いたします。
(午前 11時 11分 閉会)
───────────────────○────────────────────
以上は、
碧南市議会協議会
総務文教部会の記録である。
平成30年5月8日
碧南市議会協議会
総務文教部会
部会長 新 美 交 陽
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