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  1. 碧南市議会 2008-06-12
    2008-06-12 平成20年第3回定例会(第1日)  本文


    取得元: 碧南市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-18
    2008-06-12 : 平成20年第3回定例会(第1日)  本文 ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                            (午前 10時 0分 開会) ◆議長(久田昭一君) ただいまの出席議員は22名であります。  よって、平成20年第3回碧南市議会定例会は成立いたしましたので、開会いたします。 ───────────────────・・─────────────────── 2 ◆議長(久田昭一君) この際、皆さんに御報告いたします。  去る5月28日、東京において、第84回全国市議会議長会定期総会が開催され、その席上、前議員の高松貴代作氏に対して議員在職20年以上の表彰がありましたので、先日、議長において伝達しておきました。  報告事項は以上であります。 ───────────────────・・─────────────────── 3 ◆議長(久田昭一君) これより会議に入ります。  本日の議事日程は、お手元に配付の議事日程表のとおりであります。 ───────────────────・・─────────────────── 4 ◆議長(久田昭一君) これより市長の招集あいさつを行います。 5 ◆市長(禰宜田政信君) 議長、市長。 6 ◆議長(久田昭一君) 市長。 7 ◆市長(禰宜田政信君) 皆さん、おはようございます。  油ヶ渕の花ショウブは、白や薄紫色の美しい花が咲き誇り、見ごろとなりました本日、ここに平成20年第3回碧南市議会定例会を招集いたしましたところ、議員各位の御参会を得て、ただいま議長宣言のとおり、ここに本定例会が成立いたしましたことを厚くお礼申し上げます。提案の諸案件の御審議をいただくに当たり、私の市政運営に関する所信の一端を申し述べ、議員各位の御理解と御協力、御支援を賜りたいと思います。  私は、去る4月20日の市長選挙におきまして多くの市民の皆様の御支援をいただき、碧南市政を担う大役を務めさせていただくことになりました。諸先輩方が培ってこられた市政を引き継ぐことに責任の重さを痛感するとともに、市民の皆様の負託にこたえるために全力を尽くす決意でございます。  さて、私の今後の市政運営の基本的な考え方を述べさせていただきます。これまで本市は恵まれた財政状況を背景に、都市基盤や生活関連基盤の整備を図るとともに、教育や福祉、健康などの住民サービスにも力を注ぎ、これらは一定の水準に達しつつあります。また、衣浦港の整備、発展を軸とする中で、知多、東西三河地区中部国際空港、衣浦三河の両港湾を有機的に結ぶ名浜道路は、平成19年3月に碧南市から幸田町までの区間について計画路線から調査区間に指定され、ポートアイランドの構想とともに本市が発展する可能性もあります。  しかし、臨海部企業における固定資産税の償却資産の課税のピークが経過したことによる減収要因がある中、少子化子育て支援対策、福祉対策、教育対策、安心・安全なまちづくり対策など、早急に対応しなければならないさまざまな課題が山積しております。  こうした状況の中、私は「良識と思いやりのあふれる市政を目指して」を行政の基本姿勢として、市民の皆様が安心して活気に満ちた生活ができるよう市民サービスの向上に努めていくとともに、市民の皆様と協働してすばらしい碧南市をつくり上げたいと考えております。
     市政運営の基本方針といたしましては、市政の主人公は市民の皆様であることを市職員に徹底して浸透させ、わかりやすいオープンな市政を目指します。そのためには市政情報の開示を積極的に行い、十分な説明責任を果たすとともに、各種施策を推進するに当たり、時代やニーズの変化に柔軟に対応し、よりよい結果を追求してまいります。  また、その実現のために5つの基本政策を持って市政の推進を図り、市民の皆様の信託にこたえたいと思います。  初めに、安心・安全に生活できるまちづくりであります。市民の皆様が安心して暮らせるように、地震対策の充実、市民病院と民間病院との医療機能分担、連携強化などによる医療体制の充実と看護師の安定的な確保、道路網の検討、整備、環境対策などを推進してまいります。  次に、笑顔と笑い声にあふれるまちづくりであります。子育て世代の経済的負担を軽減するため、第3子以降の保育料無料化年齢の拡大、心身障害児者の入所施設の設置、保育園の他市との広域化の検討、出産祝い金の支給など、福祉の充実を図ります。また、各種ボランティア団体、NPO、文化・スポーツ団体などの地域力の発掘と市との協働関係を構築してまいります。  次に、まちを支える産業、企業が発展するまちづくりであります。税収の安定的確保に向けて産業基盤を整備します。今後の碧南市が元気でいるために、臨海産業道路の4車線化、衣浦港の活性化、新たな工業用地の確保、新築住宅に対する補助制度の創設などを進めてまいります。  次に、豊かな心をはぐくみ、みんなが楽しめるまちづくりであります。子供からお年寄りまで楽しく心豊かな暮らしができるように、教育、文化、スポーツの充実に取り組み、学校教育では少人数指導の推進、コンピューター、部活動などの外部講師の積極的活用、また、総合運動公園の建設と場所の検討、少年の海外スポーツ交流事業なども実施してまいります。  最後に、市政をオープンにして市民が主役のまちづくりであります。市役所は市民の皆様の負託によって存在していることを念頭に置き、既存施設の有効利用や職員の人材育成など、行政改革に取り組みます。また、市政の宣伝広報活動の強化、産業観光の推進など、情報発信を強化し、市民の皆様と情報を共有し、わかりやすい市政を進めてまいります。  以上、市政運営の基本方針と基本政策について述べさせていただきましたが、議員の皆様におかれましては、私の考えをどうか御賢察いただき、御指導、御提言、御協力をいただきますようお願い申し上げます。  さて、今回の定例会は、同意議案3件、条例議案4件、補正予算2件、その他議案3件、報告5件でございます。同意案件は両副市長と監査委員の選任であり、条例議案では碧南市消防団員等公務災害補償条例の一部を改正する条例の提案などであります。また、一般会計の補正予算では、元気っ子医療費の無料年齢の拡大など、子育て世代の負担軽減や安心・安全なまちづくりのための災害対策、市民への情報発信のためのホームページの充実のための予算など、マニフェストに記載しました公約や政策を推進するために、早急に対応できるものはすぐに着手したいとの思いで今回の市議会定例会の補正予算に盛り込んだものであります。  以上、上程いたしました議案につきまして慎重に御審議の上、速やかに御議決いただきますようお願い申し上げまして、招集のごあいさつとさせていただきます。ありがとうございました。 8 ◆議長(久田昭一君) ただいま招集あいさつが終わりました。 ───────────────────・・─────────────────── 9 ◆議長(久田昭一君) 日程第1「会議録署名議員の指名」を行います。  会議録署名議員は、会議規則第80条の規定により、議長において2番大竹敦子君及び13番生田あきひさ君を指名いたします。 ───────────────────・・─────────────────── 10 ◆議長(久田昭一君) 日程第2「会期の決定」を議題といたします。  今期定例会の会期については、あらかじめ議会運営委員会において審議されておりますので、その結果の報告を求めます。 11 ◆14番(鈴木みのり君) 議長、14番。 12 ◆議長(久田昭一君) 議会運営委員会委員長。 13 ◆議会運営委員会委員長(鈴木みのり君) おはようございます。  今期定例会の会期につきましては、去る6月3日に議会運営委員会を開催し、種々検討いたしました結果、本日から6月27日までの16日間が適当であると決まりました。なお、付議予定案件とその上程、処理方法及び会議日程等につきましては、過日配付されました決定通知書のとおり取り扱うことと決まりました。  以上で、議会運営委員会の報告といたします。 14 ◆議長(久田昭一君) お諮りいたします。  今期定例会の会期は、ただいま議会運営委員会委員長の報告どおり、本日から6月27日までの16日間といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。      (「異議なし」という者あり) 15 ◆議長(久田昭一君) 御異議なしと認めます。  よって、会期は16日間と決定いたしました。 ───────────────────・・─────────────────── 16 ◆議長(久田昭一君) この際、諸般の報告をいたします。  本日までに請願が2件提出され、これを受理しましたので、請願文書表をお手元に配付しました。この請願第6号及び請願第7号については、会議規則第132条第1項の規定により、議長において請願文書表記載のとおり、所管の福祉文教委員会並びに総務委員会に付託いたしました。付託を受けた委員会は、速やかに審査をし、その結果の報告を議長までお願いいたします。  次に、会計事務について御報告いたします。  平成19年度4月分の一般会計、特別会計及び平成20年度4月分の一般会計、特別会計、水道事業会計並びに病院事業会計例月出納検査報告書2件が監査委員から議長あてに提出され、議会図書室にて保管いたしておりますので、随時ごらん願います。 ───────────────────・・─────────────────── 17 ◆議長(久田昭一君) 日程第3「一般質問」を行います。  質問の許可は、議事日程表記載の順といたします。  沓名宏君の一般質問を許します。 18 ◆12番(沓名 宏君) 議長、12番。 19 ◆議長(久田昭一君) 12番。 20 ◆12番(沓名 宏君) 皆さん、おはようございます。新政会の沓名宏でございます。  議長から発言の許可をいただきましたので、通告に基づきまして質問をさせていただきます。碧南市議会第16期の初めに質問ができることに、大変喜びを感じております。その喜びにこたえるべく、答弁をよろしくお願いいたします。また、禰宜田新市長におかれましては、7万3,000余の市民のかじ取りを担うことになられたことに改めて期待いたし、よき碧南市に向かうよう御尽力願うところでございます。  それでは、件名1、行財政改革について質問に入ります。  碧南市においても、国からの指針を受け多くの行財政改革に取り組んでいることは御承知のとおりであります。総務省の調査では、平成7年度、全国の地方公務員の人数は約328万人で、毎年数千人減り、近年の数年は4万人を超える減少で、平成19年では約295万人と、13年間で約33万人、おおよそ10%減少いたしております。そして、現在、都道府県が約157万、市町村では138万人の方が公務につかれてみえます。都道府県では警察、消防、教育、福祉関係で80%強を占めており、市町村では福祉25%、教育14%、消防10%であり、この3つの所管で約50%の構成がなされております。  碧南市では、病院を除いた職員数は平成20年現在512名で、福祉35%、教育19%、消防1%となっており、全国の市町村の平均を上回っております。消防は衣浦東部広域連合に約100名が行かれておりますので、その割合で換算しますと消防が10%で、福祉、教育を合わせた全国平均の50%をはるかに超える割合になり、多大な人員を配置している福祉、教育には碧南市はいかに手厚くしているかがうかがえます。今後の碧南市を背負っていく子供たちや、老後を健康で過ごせるような配置をいたしておると確信いたしております。  しかし、これは正規職員の割合だけではありません。臨時職員、下部組織の職員等の人員は含まれておりません。  そこで、(1)臨時職員の雇用状況についてお尋ねいたします。  現在、市民病院を除いた臨時職員数は359名で、4年前の平成16年は269名で、90名も増員をいたしております。正規職員を削減しても臨時職員の大幅な増員をしていては財政改革にそぐわないのではないでしょうか。お尋ねいたします。  また、元来、臨時職員は産休など一時的に採用するものと認識いたしております。それから、正規職員と違い、配置転換がないわけであり、現在、勤務年数1年未満が約100名、おおむね5年未満で270名ほどですが、最長で25年で、10年以上が40名みえます。間に合う人は長く勤めてもらいたいことはわかりますが、現状をどう思われますか、お聞きいたします。  続きまして、(2)諸施設の使用料、利用料についてお伺いいたします。  碧南市が本年市制60年を華やかに迎えることができることは、先人の職員の御尽力のおかげで、今があることに感謝を申し上げます。市制が施行された昭和23年にはだれもがこんな碧南市になることを予期していなかったと思います。職員に給料を払うこともままならなかった時代もあったとお聞きしております。また、伊勢湾台風時に何日も市役所に寝泊りをし、復興に当たった時代、今では税収に大きく貢献している港湾の整備、臨海部の企業誘致に全国を飛び回って営業活動をされたため、現在、財政力指数はここ数年全国でも5本の指に入るほどの豊かな市になったわけであります。  勇退された永島卓前市長を初めとする諸先輩、職員の方々の努力にあわせて感謝を申し上げます。また、この6月末で辞任される鈴木隆太副市長並びに杉浦昌彦副市長、長い間、碧南市のために御尽力されましたことに感謝申し上げます。まことに御苦労さまでした。  碧南市は多くの先人の御苦労のおかげで、水族館、芸文ホール、無我苑、この4月に開館されました碧南市現代美術館等、人口7万3,000余の当市ではありますが、大変たくさんの施設を有しております。なおかつ、小学校区には公民館、地区にも立派な区民館が全市に満遍なく配置されており、全国を見渡してもすばらしく充実いたしておる数少ない自治体の1つであると思います。  しかし、国の行財政改革にのっとり、補助金の削減により、今後、施設の運営等は厳しくなるものと考えられます。本来、公共施設の使用料、利用料等は租税から来ているものと考えられます。歴史をさかのぼれば、江戸時代に5代徳川綱吉将軍の時代に生類憐れみの令が出され、広い敷地に犬小屋を建て、野良犬を収容しました。その費用を賄うため、江戸の町民などから徴収したのが犬税の始まりであると聞きます。近年、昭和30年には全国2,686の自治体で犬税が課せられていました。この犬税は昭和57年を最後に日本で廃止され、1頭当たり年額300円であり、現在、狂犬病予防法で登録料と年1回の狂犬病予防注射を受けることが義務づけられているので、年約3,000円程度の犬を飼う税として残っていると言えます。このように、受益者負担の原則が引き継がれております。禰宜田市長は使用料、利用料をどのように考えてみえるのか。また、無料の施設もたくさんありますが、見解を伺います。  次に、(3)滞納及び未収金について質問いたします。  行財政改革において、収入面、収支面を改革しても、それが遂行されなければ何もなりません。租税の基本原則では、日本国憲法では、「国民は、法律の定めるところにより、納税の義務を負ふ。」と規定されております。碧南市においても、国、県で決められたいろいろな制度のもとに成り立っていることは当たり前のことであり、それを守ることができない方々がいることは大変残念に思います。  昨年12月、京都市において、滞納していた保険料が時効になった市職員が13世帯あり、現職職員も9世帯いることが発表されました。市職員だからいかんのではなく、人としてまことに情けない限りであります。滞納をすることは仕方のない事情がある方々で、申しわけないという気持ちを持ってみえますので、余分に延滞金を払われ、1つの罰則を受けてみえるわけであります。しかし、時効まで引っ張ることは明らかに払う意思がないことがうかがえ、その行為は言語道断であります。  以前、学校の給食費未納問題を教育長に質問したとき、現実、とんでもないやからがいるんだなとあきれてしまいました。義務教育だから払う必要がないとか、子供をあすから学校に行かせないとか、転校してきて、今までどこにも払っていないから碧南市にも払わない。そんな教育長の答弁を聞いていると、教育長が悪いわけではないですが、答えてみえる教育長に腹が立ちました。学校の先生方に余分な、また、大変な仕事をしていただいていることに頭が下がり、改めて御苦労さまですとねぎらいの言葉を申させていただきます。  近年、おかしな権利だとか、自分勝手な主義を通すやからがふえております。市役所には市役所の、学校には学校の、そして議会には議会の決め事があるはずです。それが人の道ではないでしょうか。碧南市において、どのような滞納、未収金があるのか、また、どのような回収をしていくのか、お聞かせください。  続きまして、件名2、矢作川リフレッシュ事業について質問をいたします。  この質問は、昨年の3月議会でも質問がありましたが、第1期工事が始まりましたので、今後の事業計画の進捗状況をお聞きするものであります。  御承知のとおり、矢作川リフレッシュ工事は平成10年基本計画で、11年実施計画の策定がなされました。しかし、矢作川河口堰建設計画の中止以来、棚上げ状態であった事業でありますが、関係各位の御尽力により、19年度より第1期工事の事業化が始まりました。碧南市は地震だけではなく、水害にも備えていかなければなりません。その強化すべき1つの事業であると考えます。近年、天変地異により、今までに類を見ない自然界の猛威が世界じゅうで起きており、人間でははかり知れない莫大なエネルギーを自然は秘めております。一たび碧南市にそのやいばが向けられたら、そう思うとぞっといたします。矢作川堤防の強化を早急に望むものであります。そこで、事業の進捗状況と今年度の工事場所、来年度以降の計画をお答えください。  次に、(2)河川敷の有効利用について質問いたします。  この6月議会の補正予算で、8款土木費、2項3目矢作川堤防リフレッシュ事業の中に、矢作川河川敷有効利用調査委託で50万の予算がついております。第4次総合計画に、緑地と水辺の主要施策に矢作川河川敷の整備は計画されております。よく市民の皆さんに言われることは、対岸の西尾側の河川敷はグラウンドやサイクリングロードがあるのに、なぜ碧南側はないのか。そんな質問ばかりでした。今までいろんな提案がありましたが、やっと第一段階の調査に入ることになり、矢作川に朝日が上ろうとしております。矢作川堤防から見る御来光は絶景であり、自分も喜んでいる者の1人でございます。  そこで、国土交通省との調整を図らなければならない大変な事業であることは十分承知をいたしておりますが、碧南市として全体計画を定め、基本計画、実施計画に至るまでの問題点、占用条件、期間などを教えてください。また、関連で、昨年度、矢作川整備事業の中で中州の土砂及び樹木の撤去作業が行われましたが、今後の計画も教えてください。  次に、(3)矢作川堤防にある桜づつみの位置づけについて質問をいたします。  矢作川リフレッシュ事業河川敷有効利用の中にこの桜づつみがあるため、総合的に計画していかなければならないと考えます。旧建設省が碧南市の桜づつみを紹介しているパンフレットにはこのように書かれております。母なる川、矢作川の良好な水辺空間の形成を図り、碧南市の桜の名勝として、また、市民の集いの場所として整備を進め、平成9年3月、桜づつみモデル事業が完成いたしましたと紹介されております。  また、平成9年に策定された碧南市緑の基本計画では、にぎわいと交流を創出し、生き物をまちに呼び込むために、市内の点、角を緑と水の回遊路で結び、それを面として展開し、市全体の公園化を実現すると、このように上げております。これは県営油ヶ淵公園、明石公園、臨海公園、水源公園、桜づつみ、港南緑地などを拠点施設として、矢作川は河川敷、前浜の松林、臨海部の遊歩道を利用して拠点施設を結び、生き物と触れ合える水辺の散策路として、パノラマと自然環境を保全しながら堤防や河川敷の緑化を進める計画であります。  このように、桜づつみは多くの計画の中に意識されております。1年、2年と年を重ねるごとに成長をし、10年を経たことしの4月も123本のソメイヨシノは立派な花を咲かせ、多くの人々の目を、また心をいやしてくれるまでに育ちました。鎌倉時代の武将、楠木正成は「花は桜木、人は武士」と、日本人は古くから桜をこよなく愛しており、今も受け継がれております。  そこで、桜づつみを緑の公園から見た場合、どのような位置づけをされているのか。また、リフレッシュ事業から、河川敷有効利用から見た場合、どのように位置づけてみえるのかお聞かせください。  以上で、1回目の質問とさせていただきます。よろしくお願いいたします。ありがとうございました。 21 ◆副市長(鈴木隆太君) 議長、鈴木副市長。 22 ◆議長(久田昭一君) 鈴木副市長。 23 ◆副市長(鈴木隆太君) 私からは、件名1、行財政改革についてお答えいたします。  (1)の臨時職員の雇用状況でございますが、平成20年4月1日現在における臨時職員数は、一般の行政職員で359名、市民病院職員で115名の合計474名であります。行政職員のうち、23名は産休、育休職員の代替であります。勤務年数が一番長い者は保健センターの健診業務に従事する看護師で25年勤務となります。勤務年数の長い職員は主に専門職が多く、10年以上勤務する職員は行政職で39名おります。  また、平成16年と比較いたしますと、新たに小中学校における少人数学級対応の非常勤講師、心の教室相談員、スクールアシスタント、学校図書館司書教諭などで、50人程度の臨時職員を増員いたしております。正規職員については、集中改革プランに基づき、総職員数の削減を実行中であります。  臨時職員といいましても、市役所や施設における受付業務や保育士、交通指導員、看護師などの短時間勤務など、勤務状況はさまざまであります。正規職員では効率的に対応できない勤務形態である職種、職場へ配置することを基本にいたしております。  しかし、安易に臨時職員を配置するのでなく、行政の守備範囲をもう一度見直すことにより外部委託ができる業務は民間へ出すこと、NPOやボランティア団体などの地域力を生かしていくことを積極的に進める中で、臨時職員の適正な配置に心がけてまいります。  また、在職年数の長い職員につきましては、絶えず緊張感を持って職務に取り組めるよう、一定の条件のもとで同じ職種であれば配置転換ができるなどの取り組みも考えてまいりたいと思います。  次に、(2)の諸施設の使用料、利用料についてでありますが、行財政改革の一環として、使用料、手数料につきましては平成12年度に見直しが行われ、その後、5年をめどに見直しを図ることとされております。平成17年度の見直しにおきまして西三河八市の状況を調査する中で、26施設、196の使用料と25の手数料の調査研究を実施したところでありますが、当面、使用料、手数料につきましては現状維持といたしました。  しかし、昨今の社会経済状況の変化や国と地方の行財政改革、いわゆる骨太の方針の影響を受け、国の補助金カットなどによる歳出改革により、碧南市の財政につきましても厳しさを増す中で、行政需要も受益者負担の平等性の確保や適正化等、より一層の透明性が求められていることから、費用対サービス効果、及び市内や近隣市の同施設との比較データを精査する中、金額を初め、有料、無料の見直しを含め、今後も使用料、手数料の検討を続けてまいりたいと考えております。  次に、(3)滞納及び未収金についてであります。主な収入状況について申し上げますと、まず、市税につきましては、市税全体の平成19年度現年課税見込み調定額は224億8,514万円余に対しまして、収入済額は222億7,563万円余で、未納額は2億950万円余で、収納率は99.07%であります。ほかに滞納繰越分の未納額が5億8,025万円余あります。  そのため、現年課税分の未納者につきましては督促状、催告書の送付、電話による催告、4月下旬から5月にかけまして夜間徴収訪問等を実施いたしております。また、長期にわたる滞納者につきましては、年2回、催告書の送付、呼び出し状による納税相談、夜間徴収訪問を実施いたしております。悪質滞納者に対しましては、不動産や給与、預金などの財産調査を行ない、差し押さえも実施しております。市外、県外につきましても滞納整理を実施いたしております。また、本年4月から税務課職員を1人増員し、収納事務に当たり、収納率向上に努めてまいります。  また、新たな取り組みといたしまして、平成19年度に個人住民税の県による直接徴収を実施し、今年度は県市町村税務職員交流制度を利用し、10月からの3ヵ月間、県の税徴収専門職員を市へ派遣をいただきまして、滞納整理、滞納処分の強化を予定いたしております。  次に、国民健康保険税につきましては、平成19年度現年課税見込み調定額が20億9,835万円余に対しまして、収入済額は19億5,343万円余で、未納額は1億4,491万円余で、収納率は93.09%であります。ほかに滞納繰越分の未納額は4億52万円余であります。  国民健康保険税につきましては、5人の国保推進員で訪問による徴収を継続的に行うとともに、一部滞納者に対しましては短期保険証を交付し、半年に1度、納税相談を実施いたしております。  次に、保育園の保育料、利用料につきましては、平成19年度調定額3億4,475万円余に対しまして、収入済額は3億4,289万円余で、未納額は186万円余で、収納率は99.46%であります。このほか、過年度分の未納額は3,023万円余であります。そのため、在園中の方につきましては、保育現場からの声かけが長期の滞納者をつくらない最善策であると考え、毎月、口座振替未設定及び口座振替不能の保護者への納付通知書において、保育園の領収書の提示をお願いいたしております。しばらくしましても保育園に領収書の提示がない保護者につきましては、納税相談を行っております。一方、退園者につきましては、年1回程度、督促状を送付しておりますが、長期間滞納しており、特に金額の大きい保護者は税の滞納もあるケースが多く、徴収に苦慮しているのが現状であります。  次に、学校給食費につきましては、平成19年度調定額3億1,831万円余に対しまして、収入済額は3億1,796万円余で、未納額は14件の35万1,000円余で、収納率は99.89%であります。ほかに過年度分の未納額は334万8,000円余であります。そのため、現年度分につきましてはPTA会費などと一緒に口座振替で対応し、振替不能の保護者につきましては、担任の先生を通じて保護者に現金徴収をしております。家庭の事情で支払いができない場合は二、三ヵ月おくれで学校側で徴収をいたしております。過年度分につきましては、年1回、納付書を保護者に送付し、その後、学校給食センターからの電話連絡で、督促状の届いているかの確認とともに学校給食費の納入についてのお願いをし、分割納入などの支払い等をいただいております。  次に、市民病院の診療費などの未収金につきましては、平成19年度未収金は1,657万円余であります。ほかに過年度分の未収金が3,720万円余あります。現在、未収金の回収は困難な状況となってきておりますので、未収金防止対策を中心に実施しております。未収があった場合は当日中に電話連絡し、納付の約束を取りつけ、連絡がつかない場合は文書により通知を行っております。また、3ヵ月ごとに文書により催告を行っております。受診の際、未収金がある場合は自動支払い機の使用が不可となっており、窓口担当者が対応し、分割納付等の相談を行っております。  以上、主な滞納、未収金について申し上げましたが、今後とも引き続き収納率向上、公平性の確保に努めてまいりますので、よろしくお願いいたします。  以上で、御答弁とします。 24 ◆建設部長(片山初敏君) 議長、建設部長。 25 ◆議長(久田昭一君) 建設部長。 26 ◆建設部長(片山初敏君) 私からは、件名2、矢作川リフレッシュ事業について御答弁をさせていただきます。  (1)事業の進捗状況でございますが、平成19年度は中畑橋上流の現行堤防天端への取りつけ坂路の改良工事を行いました。リフレッシュ事業は堤防の補強も兼ねる事業でありますので、今年度工事をどこにするのかは、現在、国土交通省中部地方整備局の豊橋河川事務所と調整をしておるところでございます。次年度以降の事業でございますが、実施計画では21年度、22年度、それぞれ3,400万円余の工事の事業費を考えております。  次に、(2)河川敷の有効利用でございますが、国土交通省による矢作川河口堰の中止、河川構造令の見直し、河川整備基本計画の策定などの経緯を経て、現在に合った河川有効利用の調査を6月補正でお願いしておるところでございます。これは碧南市域7.8キロの高水敷に対するもので、占用施設は地域住民の福利厚生のために利用する施設で、公園、緑地、広場、運動場等スポーツ施設、キャンプ場、レクレーション施設、及び自転車歩行者専用道路が考えられますが、しかし、碧南市側の利用できる平均幅員は30メーターと狭く、その利用施設が限られてしまう現状にあります。また、河川であるため、出水時、水、土砂等の施設によって急に膨大な費用が要するということも問題だと考えております。  これらを整理し、実施に向けて国土交通省の矢作川河川整備計画と調整を図りながら、どうしたら有効的にできるかを、今年度、調査委託をかけていきたいと考えております。事業の期間はリフレッシュ事業と歩調を合わせる形と考えております。  中州の撤去の問題でございますが、豊橋河川事務所によりますと、矢作川全体に多くの中州があり、河川上最も有効的なところから順次撤去をすると聞いております。今の段階では碧南市に関連する場所での撤去工事はないと聞いております。  (3)桜づつみの位置づけについてでございますが、緑の基本計画では、矢作川、油ヶ淵、臨海の緑地など結ぶ水と緑の回廊として計画がなされております。桜づつみはその拠点として重要な位置づけを担い、リフレッシュ事業、河川敷利用と連携するものだと考えております。また、ソフトの面でいいますと、碧南の桜まつりには中山神社、油ヶ渕遊園、明石公園の3ヵ所で開催しておりますが、平成21年度より桜づつみも碧南の桜の名勝としてPRに努めてまいりたいと思います。  以上で、お答えとさせていただきます。 27 ◆12番(沓名 宏君) 議長、12番。 28 ◆議長(久田昭一君) 12番。
    29 ◆12番(沓名 宏君) それぞれ御答弁ありがとうございました。  それでは、2回目の質問をさせていただきます。  1番の行財政改革についてでございますが、(1)臨時職員の雇用についてでありますが、住民が多種多様の行政サービスを望み、それぞれに対応すれば、どれだけの職員を採用してもおぼつかないでありましょう。答弁の中で、教育関係50名増、福祉では今年度から保育園2園を社会福祉協議会に移行され、若干減りましたが、しかし、早朝7時より夜8時までの長時間保育、ゼロ歳児までの保育の拡大、児童クラブの新設など、すべて親が子供と一緒にいる時間が少なくなったことに関係をいたしております。おのずと職員の数は減ってくることかと思います。この質問は今後、また教育長に質問いたしますが、禰宜田市長におかれましては、せめて3歳までは親御さんないし身内の手元で頑張って育てていただける抜本的な施策を仕立てていただきますことを強く要望いたします。  (2)の使用料、利用料については、受益者負担の原則に沿って今後も精査され、改善に努めていただきたい。  (3)滞納及び未収金については、元来約束を守っていただければ何の不都合もございません。督促も勧告も夜間徴収も、こんなに多くの所管でたくさんの職員の皆さんが徴収業務をしてみえることに、御苦労に感謝申し上げます。1,000円の回収に1万円かけても10万円かけても徴収しなければいけないのが税金でございます。碧南市の秩序が乱れるばかりでありますので、払えるのに払わん、時効を待っている悪いやつらを間違っても許してはなりません。強く立ち向かっていただくことを要望いたしておきます。  また、児童手当や元気っ子医療などの受益をうまく利用したり、業務委託も視野に入れ、未納、未収金をなくしていただくことを強く望み、行財政改革についての要望とさせていただきます。  続きまして、矢作川リフレッシュ事業につきまして。リフレッシュ事業は総延長が7.8キロと長く、そのうち昨年度約1キロの第1期工事が入ったばかりでありますが、堤防の補強も兼ねている事業であるとお聞きしましたので、国交省にねじを巻いていただき、なるべく早く事業の継続を求めたいものでございます。  (2)の河川敷の有効利用につきましては、説明のとおり、幅員が30メートルと狭く、利用施設が限られてしまうということは、逆に言えば絞り込めるような使い方しかできないのではないかと、決まりやすいと思いますので、これも国交省のけつをたたいて早急に事業の実現に向け、御尽力をお願い申し上げます。  (3)の桜づつみにつきましては、リフレッシュ事業と河川敷の利用とあわせて有効に事業を進めていただき、碧南市の桜の名勝として大いにアピールをされ、ハード面においても適切な事業を望み、私の一般質問を終らせていただきます。ありがとうございました。 30 ◆議長(久田昭一君) 以上で、沓名宏君の一般質問を終わります。  次に、宮田裕之君の一般質問を許します。 31 ◆1番(宮田裕之君) 議長、1番。 32 ◆議長(久田昭一君) 1番。 33 ◆1番(宮田裕之君) 議長の発言許可をいただきましたので、通告書に沿って質問してまいります。執行部におかれましては、簡潔明瞭な御答弁をお願いいたします。  件名1、安心・安全と環境対策についてお尋ねいたします。  2007年度の市民アンケートを見てみますと、特に力を入れてほしい施策について、保健医療を挙げた人が78%、福祉58%、道路51%、防災49%となっております。市民が安全で安心して生活できる施策の実現を求めていることが理解できます。禰宜田市長は公開討論会で、医師不足解決のため、民間病院や隣接市と連携していきたいと述べられております。そこでお尋ねいたします。  (1)医師・看護師不足対策につきまして、市長の御所見を賜りたいと存じます。  次に、(2)市民病院玄関の段差改修についてお伺いいたします。  市民病院正面玄関のれんが舗装について、車いすを利用される多くの方々から、れんがとれんがの間に車いすの車輪がはまり、苦労しています。段差解消工事をお願いしたいとの要請を受け、これまでたびたび永島元市長や病院事務部長にお願いし、部分改修をしていただいてまいりましたが、市民が満足できる状況ではありません。コンクリート舗装を施すなど、思い切った段差解消工事をお願いしたいと思います。前向きな御答弁を求めます。  次に、(3)図書館中部分館東側の歩道の拡幅と文化会館駐輪場付近の樹木の剪定、段差解消、滑りどめ防止対策について質問いたします。  図書館の花壇がひし形に歩道に出っ張っているため、交差点付近の歩道が狭くなっておりまして、信号待ちの人と通行する方がぶつかるなど、影響が出ております。早急な対策を求めます。  また、文化会館駐輪場付近は日当たりが悪く、路面にコケが生え、アブラムシの出す液体や落葉で大変滑りやすくなっていますし、樹木が茂り過ぎている事から、街路灯の明かりが樹木に遮られ、通路が暗くなっておりまして、わずかな段差で足を踏み外す人や自転車ごと転ぶ人など、市民から苦情が寄せられております。先月、生涯学習課長を初め、職員がすぐ対応していただき、約10日間もかけてブラシできれいに路面を磨いていただいたことに関しまして、心から感謝申し上げます。今後の対策といたしまして、きちんと予算をつけて整備する必要があると思いますが、いかがでしょうか。御所見を求めます。  次に、(4)平七鷲塚線―矢縄舟江線と玉津浦駅南線―玉津浦駅前線のT字路の安全対策についてお尋ねいたします。  この2ヵ所につきましては、出会い頭の事故防止対策をお願いしたいと市民からの要望がたびたび寄せられております。対応策を求めます。  次に、(5)堀川のヘドロしゅんせつ及び油流入防止対策について質問いたします。  塩とり橋や源氏橋から見るとヘドロの堆積が目につきます。早急にしゅんせつ工事を実施していただきたいと存じます。また、早朝、たびたび油が浮いております。原因究明並びに対策をお願いいたします。  次に、(6)公有水面の清掃及びしゅんせつについてお伺いいたします。  19年6月議会の質問で、私は、明石公園の中央部分にあります公有水面にヨシが生い茂り、ヘドロも堆積している現状を指摘し、早急な対策をお願いいたしました。その時の御答弁は、埋立地と市街地の境界に位置している公有水面について、既存水路を生かした修景緑地的な整備を期待しており、整備を要請していくとの答弁でした。しかし、1年たった現在、先日6月3日に現場を見たところ、手つかずのままで、ヨシが生い茂り、水がよどんでいる状況でございます。早急な対策を求めます。  また、そのほか、臨海体育館からプール跡地にかけての公有水面もヘドロのにおいが強く、市民から対策を求められております。明快な御答弁を求めます。  件名2、福祉行政。  (1)くるくるバス運営事業につきまして質問いたします。  ことしは運行委託業者の契約更新年度であると理解しております。業者の選定方法並びに契約方法についてお伺いいたします。また、利用者から、増車増便、バス停にベンチの設置をとの声が多く聞かれます。これを機会に前向きな改善を求めます。  次に、(2)長寿医療制度に対する碧南市独自の助成制度についてお尋ねいたします。  福祉を充実し、碧南市民が安心して暮らしていけるまちをつくることに対しての情熱は、議員も執行部も同じであると理解しております。禰宜田市長は、就任早々、公明党が長年主張し、予算要望してまいりました子供の医療費無料化の拡大を決めていただき、6月議会に議案上程されたことに関しまして、心から感謝申し上げます。また、4月からの高齢者医療制度の改正に伴い、75歳以上の非課税世帯ひとり暮らしの方の医療費窓口負担無料化の経費を愛知県が中止したことに伴い、愛知県負担分を碧南市が出していただいていることに関しまして、感謝申し上げます。  さて、現在、国において、与党で低所得者に対しての軽減措置などの改正案を検討されており、負担が大幅に軽減されることを期待しております。碧南市はこれまで、前市長の公約として、保険料を上げないと明言し、愛知県下36市中6番目に安い保険料でありました。今回の改正により、一律の保険料になったわけです。禰宜田市長の英断により、碧南市独自の軽減策を求めるものであります。また、75歳以上の方全員を対象に、人間ドックの半額補助と車山みどり山荘の宿泊費補助などにつきまして、市長の御所見を賜りたいと存じます。  次に、(3)放課後児童対策についてお伺いいたします。  昨年、棚尾地区で試行的にスタートいたしました放課後児童対策事業でありますが、2年目に入り、利用者人数もかなりふえてきたと伺っております。市民から、鷲塚小学校区でも実施してほしいとの要望があります。町内会役員も大変前向きなお考えを持っております。早期実施をお願いいたします。  次に、件名3、旧あいち農業協同組合新川支店の施設活用について質問いたします。  (1)改修内容及び備品購入予定につきましてお答えください。  (2)防火防災対策はいかがでしょうか。2階へは外の階段を利用、1階と2階へ通じるドアは閉鎖した状態になると思いますが、安全対策並びに火気取扱責任者についてお示しください。  (3)借地料、光熱水費など年間経費。  (4)ボランティアサポートセンターヘの運営費補助金の内訳につきましてお伺いいたします。  (5)あおみJセンターヘの運営費補助金の増額をについて質問いたします。  現在、県、碧南、高浜市合わせて1,200万円ほどの補助金が出ていますが、今度の施設は2倍ほどの広さになると思います。空調費などの出費がふえることが予想されます。利用者の負担がふえないよう御配慮をお願いいたします。お答えください。  件名4、公園。  (1)明石公園「くじらのクーちゃん」の利用実績とそのほかの大型遊具整備計画についてお尋ねいたします。  近年、各地で遊具による事故が多発しております。明石公園も開園20年を経過、事故を未然に防ぐために、老朽化した遊具の取りかえを訴え続けてまいりました。このたび、やっと新しい遊具が設置されました。関係職員の御努力に感謝申し上げます。そこで、お尋ねいたします。今後の大型遊具整備計画につきまして、執行部の御所見を求めます。  次に、(2)明石公園パターゴルフ場横の園路整備についてお伺いいたします。  19年6月議会の質問の際、園路の整備は、既存の明石公園の景観にマッチするよう配慮して整備するとの答弁でした。先日、現地を見たところ、確かにジェットコースター周辺はきれいになっていますが、その奥はそのままの状態です。園路はでこぼこでコケが生え、滑りやすく危険な状態です。早急な対策をお願いいたします。  次に、(3)臨海公園の維持管理及び監視体制についてお尋ねいたします。  24時間開放型公園を目指していますが、市内の多くの公園で、深夜の騒音被害や器物破損など、たびたび発生しております。万全な対策を求めます。  また、(4)臨海公園での禁止項目はいかがでしょうか。明快にお答えください。  (5)全天候型ドームの利用料金の考え、また申し込み方法についてお答えください。  次に、件名5、公共施設整備。  (1)臨海体育館の雨漏り対策について質問いたします。  依然として、雨漏り防止対策がうまくいかず、アリーナを利用する方々から苦情が寄せられております。今後、大改修整備計画を立てて、整備すべきではないでしょうか。市長の御所見を求めます。  次に、(2)碧南幹線水路跡地の有効活用についてお伺いいたします。  鷲塚町地内の水路がパイプライン化されたことにより、現在その水路跡地をアスファルト舗装しておりますが、せっかくの用地を活用することなく、そのままになっております。矢作川沿岸土地改良区連合に払い下げ申請をして、碧南市で散策路、通学路や道路として有効に活用すべきではないでしょうか。お答えください。  次に、(3)矢作川リフレッシュ道路整備について質問いたします。  矢作川中州の土砂と樹木の撤去工事にあわせ堤防補強工事を実施していただき、上塚橋から南へ桜づつみまで堤防が広くなり、道路には中央線を引かれ、車両がスムーズに通行できるようになりました。関係各位の御尽力に心から感謝申し上げます。しかし、桜づつみを過ぎると、堤防の用地にゆとりがあるにもかかわらずポールが建ち、そこから道路が狭くなっております。市民から道路拡張の要望があります。堤防裏小段におりる位置、並びに今後の整備計画つきまして、わかりやすくお答えください。  次に、件名6、改正道路交通法について質問いたします。  (1)くるくるバスを含む公用車のシートベルト着用状況はいかがでしょうか。お伺いいたします。  (2)交通安全協会でのもみじマークの販売状況についてお尋ねいたします。  現在、安全協会独自の判断で200円を補助して安く販売していますが、現状はいかがでしょうか。また、今後、碧南市で補助していくお考えはないのでしょうか。  次に、(3)自転車通行可の標識設置がされている歩道の状況及び今後の整備計画につきまして質問いたします。  改正道路交通法により、自転車は車道を走ることが義務づけられました。しかし、碧南市では広い道路が少なく、車道を自転車で通行していると大型トラックなどがすぐ近くを走り去るなど身の危険を感じます。そこでお尋ねいたします。通行可能な歩道につきまして、市民にわかりやすく御説明ください。また、現在標識が設置されているところも交差点付近には少なく、数十メートル離れた中間の場所に設置されている状況です。自転車利用者にわかりやすい表示をお願いいたします。あわせて、今後の整備計画場所につきましてお答えください。  以上で、第1回目の質問を終わります。 34 ◆市長(禰宜田政信君) 議長、市長。 35 ◆議長(久田昭一君) 市長。 36 ◆市長(禰宜田政信君) 私からは、件名1の(1)と件名2の(2)につきまして御答弁させていただきます。  まず、件名1の(1)市民病院の医師・看護師不足対策につきましては、市民の皆様の切実な要望であると受けとめております。公開討論の中身といたしまして申し上げましたことは、第1次医療を担っていただく地域の医療機関との役割分担、隣接病院との相互補完等、病診、病病連携をさらに推進して、より根本的な解決策を見出していきたいということでありました。  当面の対策といたしまして、医師の確保といたしましては、医局への派遣依頼を継続するとともに、研修医の確保と育成に努めていきます。現在、研修医は1年目が6名、2年目が3名で合計9名であります。研修修了後には市民病院の医師として確保してまいりたいと考えております。  また、看護師につきましては、近隣の高校訪問、県下の看護学校訪問による修学生の確保、採用試験の複数回実施などにより確保を努めます。それから、また、これはマニフェストにも書いたんですが、西尾看護学校等との連携につきましても積極的に調査研究をいたしまして、看護師の確保につきましてはあらゆる可能性を追求していきたいと考えております。  続きまして、件名2の(2)ということでございます。  これは長寿医療制度に対する碧南市独自の助成制度についてということでありますが、ことし4月から始まりました長寿医療制度につきましては、周知不足のまま制度開始となりまして、また、負担増に対する措置が不十分として、高齢者の方から多くの苦情等が寄せられたことによりまして、現在、与党におきまして問題点が検証され、軽減措置の追加が検討されておるところでございます。国から正式な見直しについての情報が来ておりませんが、現在は国の動向を見ておるところでございます。したがいまして、国の見直しの内容を見きわめた上で、市独自の助成制度については検討をしてみたいと考えております。  また、75歳以上の方への人間ドックの半額補助と車山みどり山荘の宿泊費補助でありますけれども、これは国民健康保険加入者に対しての補助でございまして、ほかの健康保険加入者への補助はありませんでした。  まず、19年度の75歳以上の人間ドックの実績は国保加入者4,716人のうち、肝機能、前立腺がん検診も含んで27件でありました。75歳以上の方の健診につきましては、従前の老人健診にかわる健診を広域連合と市の負担により市内医療機関にて無料で受けられるよう、現在、準備を進めておるところでございます。また、がん検診も市の保健事業として市内医療機関にて無料で受けられる体制をとっておりますので、こちらで対応できるのではないかと考えております。  次に、車山みどり山荘の利用実績につきましては、先ほどありましたけど、国保加入者4,716人のうちの25人で29泊の補助でございました。この実績を見た限りで、全体の利用率は低いということでもあります。それで、新たな制度として長寿医療対象者に適用していくかどうか、いましばらく検討させていただきたいと考えております。  以上でございます。 37 ◆副市長(杉浦昌彦君) 議長、杉浦副市長。 38 ◆議長(久田昭一君) 杉浦副市長。 39 ◆副市長(杉浦昌彦君) 私からは、件名1の(2)から(6)についてお答えをいたします。  (2)の市民病院玄関の段差改修についてでありますが、市民病院に使用してありますれんがにつきましては、開院当初、地場産業の育成の観点からと地盤沈下による陥没や空洞化を防ぐために採用をいたしております。玄関前及びロータリー等を救急車やくるくるバスなど常に利用がされているため、全体での修繕をすることができず、現在まで部分修繕にて対応いたしております。  最近の2年間では、平成18年11月20日、平成19年2月3日、平成19年12月26日と、3回の改修実績があります。れんがをやめ、コンクリート舗装することは大改修となり、日々の動線に支障を来すことや地盤沈下による陥没等の空洞化を防ぐ意味においても、当面は現状の部分改修で進めてまいりたいと思います。今後も段差の状況を注視しまして、早目に修繕してまいりたいと思います。  次に、(3)図書館中部分館東側の歩道の拡幅についてでございますが、交通安全、歩行空間の確保のため、浄化槽の撤去や緑地の土どめ及び街路灯の移設等が必要となりますが、より安全なオープンスペースを確保できるよう関係部局と協議しまして、実施に向けて検討してまいりたいと思います。  続きまして、文化会館駐輪場付近の樹木の剪定、段差解消、滑りどめ防止対策についてでありますが、御指摘のように、文化会館駐輪場付近のブロックが滑りやすくなっているということで、応急処置として、滑る原因となっております害虫のふんを除去するため、駐輪場付近のブロックの清掃を職員で実施いたしております。その後、専門業者に委託をしまして、薬剤散布による害虫駆除を実施するとともに、樹木の剪定につきましても必要最小限の範囲で実施をいたしております。なお、このブロックの段差改修につきましては根本的な改良が必要なため、最も効果的で経済的な手法を協議する中で実施に向けて検討してまいりたいと思います。  次に、(4)平七鷲塚線―矢縄舟江線と玉津浦駅南線―玉津浦駅前線のT字路の安全対策についてでございますが、御質問の平七鷲塚線―矢縄舟江線のT字路は、矢縄舟江線においては昨年度にすりかわりが不可能でありましたが、名鉄の舟江高架橋を撤去いたしまして前後の道路幅員を整備した場所の北側でございますが、今後、交通量、自動車の速度も増加することが予想されますし、出会い頭等の衝突事故が懸念されます。そこで、交通安全対策を愛知県公安委員会と相談しながら、優先道路の車線の明確化のマーク表示と、とまれ側においてはとまれマークの大型カラー表示を施行していく予定でございます。  次に、玉津浦駅南線―玉津浦駅前線のT字路は、昨年度、碧南高浜線の完成にあわせまして、トヨタ自動車寮アリビオ衣浦の北側を2車線で整備をし、碧南高浜線と旧玉津浦駅前を結び、道路のネットワークをして完成させたものであります。そのため、御質問の箇所でT字路の交差点が生じましたが、ここの交差点につきましても愛知県公安委員会と相談しながら進めており、8月を目途に横断歩道と南部プラザから来る玉津浦駅南線においてとまれの規制をかける予定で進めております。  続きまして、(5)でございますが、堀川のヘドロしゅんせつ及び油防止対策についてでありますが、堀川のしゅんせつにつきましては、平成18年度より順次実施し、平成18年度は源氏橋の上下流、延長約235メートル、量にして約600立米のしゅんせつ及び460立米の覆砂を行いました。平成19年度は源氏橋の下流、延長約255メートル、量にしまして約850立米のしゅんせつ及び1,100立米の覆砂を実施いたしております。今年度でありますが、源氏橋の上流から善明橋までの区間、延長にして約346メートル、量にして800立米のしゅんせつ及び600立米の覆砂を行います。これにつきましては既に発注済みであり、6月下旬ぐらいから着手予定であります。なお、しゅんせつに関しましては今年度までの3ヵ年で終了という形になります。  次に、油防止対策でありますが、油の流出が発生しました場合には、速やかに現場確認を行いまして拡散防止などの初期対策を講ずるとともに発生源を追跡調査し、原因者の究明を行います。そこで原因者が特定できれば油の回収などの対策を指示し、今後、このようなことのないよう指導しているのが現状でございます。発生源の追跡調査に当たりましては、浮いている油の痕跡を追っていくしかありませんが、最近では水路等が暗渠になっていることも多く、追跡が難しくなっております。原因者の特定に努め、事故防止に努めてまいりたいと考えております。  次に、(6)公有水面のしゅんせつ及び清掃等についてでありますが、公有水面の管理者は愛知県衣浦港務所でございます。昨今、近隣の市民の方より多くの苦情が寄せられていることは承知いたしております。碧南市としましても、衣浦港務所へ積極的に働きかけ、御指摘の箇所の中部電力碧南アパート付近から下流へ延長215メートル、量にいたしまして600立米程度のしゅんせつを実施していただけると伺っております。これにつきましても既に発注済みであり、6月下旬ぐらいからの着手の予定でございます。また、大浜地区の公有水面のしゅんせつについてでありますが、平成18年、19年度におきまして、プール跡地より南側でしゅんせつを行ってもらいましたが、臨海体育館までは届いておりません。これにつきましては引き続き県へ要望してまいりたいと考えております。  以上で、答弁とさせていただきます。 40 ◆経済環境部長(新美善次郎君) 議長、経済環境部長。 41 ◆議長(久田昭一君) 経済環境部長。 42 ◆経済環境部長(新美善次郎君) 私からは、件名2の(1)のくるくるバス運営事業についてと、それから、件名5の(2)碧南幹線水路跡地の有効利用についてお答えをいたします。  まず、件名2の(1)くるくるバス運営事業についてでございますが、くるくるバスは平成10年から運行を開始しておりまして、ちょうど10年が経過をいたしております。これまで利用者の方などの御要望、それから御意見をいただく中で、バスの増車、バス停の増設、停留所のベンチの設置、バス車両の乗降ステップの改善など、必要に応じて随時対応させていただいております。本年4月からは道路整備による一部の路線変更、それから、バス停の増設、移設、バス停名の変更、全バス停標識の表示変更、時刻表の改正をさせていただいたところでございます。  まず、御質問のバスの増車、増便の件でございますが、利用者アンケート調査結果によりますと、くるくるバスに対する満足度は、満足、まあまあ満足と答えられた方は234人中212人、91%でございました。参考までに述べ添えさせていただきます。現在の運行ダイヤを増便するためには、増車、それから運転手の増員が必要でございまして、多額の経費をかけることになりますので、今の段階では増車、増便は考えてはおりません。  それから、バス停のベンチの設置につきましては、現在まで御寄附をいただいたものなどを含めまして市内23ヵ所に設置いたしております。できる限り、市民の皆様の御要望に対応してまいりたいと考えておりますが、バス停背後の土地状況や歩道のない路線など設置の難しい状況もございますので、御理解をいただきたいと思っております。  次に、運行事業の選定と契約方法についての御質問でございますが、業務委託は5年間ごとに運行事業者を選定し直すこととして、これまで運用してまいっております。平成15年度に入札を行いまして、現在の運行業者となっております。確かにこのバス運行委託についてはそのほとんどが人件費であるということで、入札による選定には種々の問題があるという認識をいたしております。こういった状況の中で、過日、碧南市内に営業所を有するタクシー会社3社から運行業務委託に関する要望書が市長に提出されました。内容は、今後の運行を地元タクシー業者で均等な受託になる方式の確立の要望でございます。これを受けまして、市といたしましては、価格競争のみでなく、利用者の最大限の安全確保と真心こもったサービスの提供が図れるような運行形態の方策を検討してまいりたいと考えております。  次に、件名5の(2)の碧南幹線水路跡地の有効活用についてでございますが、御質問の碧南幹線水路跡地につきましては、平成20年、ことしの3月21日付で農水省と矢作川沿岸土地改良区連合の間で譲与契約が締結され、現在、用地の維持管理については矢作川沿岸土地改良連合が行っているところでございます。また、アスファルト舗装については、新矢作川農業用水事業所が平成19年度に実施したものであります。現在舗装されております跡地区間については、この団体の所有の用地ということで、現在のところ、市として具体的な利用計画は持っておりませんが、今後、皆様方の地元要望を踏まえながら、当箇所の有効利用について庁内の関係部局と調整を図り、必要性があればこの用地の市への無償譲渡について、矢作川沿岸土地改良連合との協議を進めてまいりたいと考えております。
     以上で、お答えとさせていただきます。 43 ◆教育部長(岡田三郎君) 議長、教育部長。 44 ◆議長(久田昭一君) 教育部長。 45 ◆教育部長(岡田三郎君) 私からは、件名2の(3)放課後児童対策と、件名5の(1)臨海体育館の雨漏り対策についてお答えをさせていただきます。  まず、放課後児童対策の関係で、放課後子ども教室を鷲塚地区でも早期に実施してはということでございますが、開設に当たっては地区の御理解、保護者からの要望、優秀な指導員の確保が必要となりますので、これらのことを踏まえ、町内会の役員さんとも御相談する中で実施するのかどうか検討してまいります。  次に、臨海体育館アリーナの雨漏り対策ですが、雨漏りの都度、対策を講じておりますが、漏水箇所の特定が困難な場所もあり、完全にとまっている状況ではありません。臨海体育館は築後25年を経過しており、雨漏りの根本的な解決には屋根部分全体を考慮した大規模な改修が必要と考えており、改修のための事前調査や改修の方法等につきまして検討してまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いをいたします。  以上で、御答弁とさせていただきます。 46 ◆総務部長(都築 明君) 議長、総務部長。 47 ◆議長(久田昭一君) 総務部長。 48 ◆総務部長(都築 明君) 私からは、件名3につきましてお答えいたします。  まず、(1)旧新川支店の施設の改修内容及び備品購入予定についてでありますが、この施設につきましては、平成20年5月1日付で所有者のあいち中央農業協同組合より建物の寄附申し出があり、5月7日付で受理をいたしております。今後、この施設には、あおみJセンター及び碧南市ボランティア活動推進協議会の2団体が、本年10月より入居いただく予定をしております。  施設の改修でございますが、農協の支店のときは、1階が金融業務、2階が研修室や調理加工実習室として利用されておりました関係もございまして、1階は、ATM設置箇所等の壁の修理や給排水設備など、2階につきましては調理加工実習室の床の補修、洗い場の撤去などを改修する予定でございます。入居を予定する2団体からも、施設の改修箇所の要望も聞いておるところでございます。備品につきましては、可動パーテーション、戸棚などの購入を予定しております。  次に、(2)の防火防災対策についてでありますが、2階へは専用の入り口があり、建物内の階段を利用いたします。建物内の施錠、安全対策並びに火気取扱責任者などにつきましては、今後、利用団体と協議してまいりたいと思います。  次に、(3)借地料、光熱水費など年間経費についてでありますが、賃借料につきまして、通常碧南市では、固定資産税の課税標準額の4%としておりまして、これに基づいて算出した額を床占有面積等の割合で案分したものを考えております。光熱水費の負担、あるいは家賃等につきましては、基本的には相応の負担をしていただくこととしておりますが、これまでの光熱水費の負担状況なども参考に、当該団体にとりましては過大な負担にならないよう配慮、検討してまいりたいというふうに考えております。  次に、(4)ボランティアサポートセンターへの運営費補助金についてでございますが、総合的なボランティア活動の支援及び活動の拠点づくりを目的としまして、平成15年にボランティアサポートプラザを設置したところでございます。この施設の運営とボランティア活動支援を、ボランティア活動推進協議会に委託をしているものでございまして、年間110万円の委託料をお支払いしております。  主な事業としましては、ボランティア情報の収集、ボランティア情報誌である「サポプラ通信」の発行、ホームページなどによる情報の発信を行っていただいております。  次に、(5)のあおみJセンターヘの運営費補助金についてでありますが、まだ、あおみJセンターと碧南市及び高浜市との間での細かな打ち合わせはこれからでございますが、打ち合わせを行う際の碧南市のスタンスとしては、現在よりもあおみJセンターの負担がふえることのないようにという方向で考えてまいりたいと思っております。  以上で、答弁とさせていただきます。 49 ◆開発水道部長(片山初敏君) 議長、開発水道部長。 50 ◆議長(久田昭一君) 開発水道部長。 51 ◆開発水道部長(片山初敏君) 私からは、件名4についてお答え申し上げます。  まず、明石公園に関しまして、(1)「くじらのクーちゃん」の利用実績とその他の大型遊具の整備計画でございますが、明石公園「くじらのクーちゃん」は3歳の小さなお子様から乗車できるキッズコースターで、3月29日にオープン式を迎え、土曜、日曜日には1時間待ちという明石公園の人気の大型遊具となっております。その利用実績は、3月の3日間におきまして3,887人回、4月の1ヵ月間におきまして2万3,652人回、5月は1万5,311人回となっております。ちなみに1日の利用者数のピークはゴールデンウイーク中の5月4日の2,205人回が最高となっております。  次に、その他の大型遊具の整備についてでございますが、大型遊具は設置スペースの点から考えますと、新規に増設する計画は持っておりません。しかし、明石公園内の大型遊具は、観覧車を除き、開園当初に設置され、築後20年が経過しております。これまで適切なメンテナンスをしており、現在も稼働している状況でありますが、老朽化を感じていることもあります。今後、順次リニューアルを考えていきたいと思います。  次に、(2)明石公園パターゴルフ場横の園路整備についてでございますが、今年度、明石公園の整備としまして、碧南市公共下水道整備計画にあわせまして、下水道管の敷設工事、「くじらのクーちゃん」の前のトイレの新設工事を予定しております。下水道管はパターゴルフ場横の園路に埋設する計画であり、これにあわせまして園路の改修も同時に実施する予定であります。また、舗装の材料については周辺の景観にマッチするように検討してまいります。  続きまして、臨海公園に関しまして、(3)維持管理及び監視体制についてでございますが、平成21年4月の供用開始を目指して整備しております臨海公園は、御質問にありましたように、24時間開放する施設でございます。  施設の維持管理につきましては、ほかの公園と同様に、剪定等樹木管理、遊具や電気、機械設備の安全点検や保守点検、広場やトイレの清掃など、業者への委託やシルバー人材センターの活用、公園等愛護会などボランティア団体の協力を得ながら良好な管理に努めてまいります。  夜の安全対策につきましては、愛知県安全なまちづくり条例に基づき、道路、公園、自動車駐車場等に関する防犯上の指針により講じてまいります。公園内は照明灯の設置により、夜間、人の行動が視認できるような明るさを確保することで利用者の安全を確保するとともに、人の目が行き届くような環境をつくります。また、休憩場など人が集まりやすい施設は、深夜、消灯するような措置が必要だと考えております。このような対策を講じてまいりますが、利用者のマナーの向上が最も大切であると考えておりますので、広報活動など意識啓発に努めてまいります。深夜の監視員の配備は考えておりませんが、夜間パトロールなど、公安委員会への協力をお願いしてまいります。  次に、(4)臨海公園での禁止事項でございますが、臨海公園を初めとする公園の管理は碧南市都市公園条例により行っているところでございます。この中で行為の禁止について規定しておりますが、行為の多くは都市公園の管理に支障がある行為をすることに当該するかどうかという判断によります。公園管理者としましては、公園施設を損傷または汚損しないこと、ほかの利用者や周辺住民に迷惑をかけないことにより判断してまいります。専用施設を設けていないバーベキュー、キャンプや周辺住民に迷惑となる花火につきましては禁止行為と考えております。ラジカセ、スケートボードなどは利用状況により判断しまして、禁止行為に当たると判断した場合は指導してまいります。また、全天候型ドームにつきましては建築物でありますので、今後、禁止事項について具体的に示してまいります。  次に、(5)全天候型ドームの利用料金の考え方についてでございますが、全天候型ドームは来園者の遊びや休憩、イベント、スポーツなど多目的に利用していただく施設でございます。施設を占用して利用するイベント、スポーツなどは利用時間を制限するような方法で一般の利用者との共存に配慮しなければならないと考えております。夜間は必要最小限の照明灯を点灯しますが、イベント、スポーツなどで利用する場合は専用の照明灯を点灯する必要があります。このようなことから、施設を占用して利用する場合は、施設利用や照明施設の利用に当たり、使用料の徴収が必要ではないかと考えております。具体的な料金につきましては、予約の方法も含めまして、隣接する臨海野球場やテニスコートほかの同様な施設を考慮しながら、現在、検討しているところでございます。  以上、御答弁とさせていただきます。 52 ◆建設部長(片山初敏君) 議長、建設部長。 53 ◆議長(久田昭一君) 建設部長。 54 ◆建設部長(片山初敏君) 続きまして、件名5、公共施設整備について、(3)矢作川リフレッシュ道路について御答弁を申し上げます。  (3)矢作川リフレッシュ道路整備については、先ほど12番議員の答弁で申し上げたとおりでございます。少し補足させていただきますと、上塚橋から桜づつみまでの間は堤防の天端、堤防の上です。天端を走行し、そこからは桜づつみの南でございますけど、南からは堤防裏小段を走行する形であります。堤防裏小段を利用したリフレッシュ道路の幅は桜づつみ前の幅員構成とほぼ同じで、そこの堤防天端は歩行道帯として利用できるというものでございます。今後、事業展開に努めてまいりますのでよろしくお願いします。  以上、答弁とさせていただきます。 55 ◆市民部長(都築 明君) 議長、市民部長。 56 ◆議長(久田昭一君) 市民部長。 57 ◆市民部長(都築 明君) 私からは、件名6につきましてお答えをさせていただきます。  まず、(1)くるくるバスを含む公用車のシートベルト着用状況についてでありますが、6月1日の道路交通法の一部改正によりまして、運転者は助手席以外の座席にもシートベルトの着用が義務づけられておるところでございます。そこで、くるくるバスにつきましては、車内にシートベルト着用の張り紙、運転手が口頭による周知を図っているところでございます。公用車につきましては、職員に対し、シートベルト着用の周知徹底を図るため、各課、各施設に通知をいたしたところでございます。また、市専属バス利用者につきましても同様な取り扱いを行うよう周知をさせていただいております。  次に、(2)交通安全協会でのもみじマーク販売状況でございますが、これも6月1日の道路交通法の一部改正により、75歳以上の運転者は高齢運転者標識、俗に言うもみじマークの表示が義務化されまして、70歳から74歳の運転者はもみじマークの表示が努力義務となりました。もみじマークは市内のカー用品店などで売られているほか、御指摘の愛知県交通安全協会碧南支部で販売されております。同協会では高齢者の交通安全啓発事業の一環としまして、300円という比較的安価な値段で販売しておみえになりますが、最近の販売状況は、4月が40枚程度、5月が150枚程度売り上げがありましたというお話を聞いております。この販売につきましては、同協会の自主事業として実施しておみえになっていることでございますので、市としまして特に補助は考えてございません。  次に、(3)自転車通行可の標識が設置されている歩道の状況及び今後の整備計画についてでありますが、これも6月1日の道路交通法の一部改正により、普通自転車の歩道通行可能要件が明確化されたというものでございます。  その内容でございますが、まず1点目として道路標識等で指定された場合、2点目として運転者が児童・幼児、これは13歳未満の子供と規定されておりますが、の場合、それから、3点目が自転車の運転者が70歳以上の高齢者の場合、4点目としまして、車道または交通の状況から見てやむを得ない場合ということの4条件が対象になっております。  そこで、自転車通行可の標識が設置されている歩道の状況はということでございますが、市内で26路線48区画で設置されておりまして、この部分については歩道上を自転車で走行できるということでございます。また、道路標識の設置につきましては警察署の所管になるものでございますが、御指摘の標識が設置されている場所につきましては交差点から離れた位置に設置されている事例もございます。今後、標識の新設箇所等につきましては、支障がない限り交差点付近のできるだけわかりやすい位置になりますよう、警察署とも要望、協議してまいりたいと思います。  以上で、お答えとさせていただきます。 58 ◆1番(宮田裕之君) 議長、1番。 59 ◆議長(久田昭一君) 1番。 60 ◆1番(宮田裕之君) 大変前向きな御答弁ありがとうございました。  かなりの部分、了解いたしました。幾つかの点につきまして、再度質問させていただきます。  件名1、(1)の医師看護師の不足対策についてお伺いいたします。市民から、もう少しお金を出してもいいから、いい先生を必要な医師数、確保してほしいとの声が多く寄せられております。市民がいつでも安心してお任せできる医療スタッフの充実を切望するものであります。思い切った処遇の改善などにつきまして、市長の御所見をお伺いいたします。  (2)市民病院玄関の段差解消対策でありますが、大きなお金をかけなくても、れんがの上にコンクリートを流し、すき間を埋めることにより、高齢者や身体障害者に優しい施設になるのではないでしょうか。玄関付近のれんがが波打っているところを市長も車いすに乗って体験されていることと思いますが、れんがのすき間に車いすの車輪がはまった場合、1人では動かすことが困難でございます。前向きな御答弁を求めます。  (3)及び(4)につきましては了解いたしました。  (5)堀川の環境対策については、引き続き水質が汚染されないよう監視を強めるとともに、公共下水道に接続していない方々にも速やかに実施していただきますようお願いいたします。  (6)公有水面のしゅんせつ及び清掃につきましては了解いたしました。  件名2、(1)くるくるバス運営事業についてお尋ねいたします。  利用される皆様のほとんどが高齢者です。市民の多くから、もう少し優しい運転をしてほしいとの苦情が寄せられております。また、タクシーのように、この車の運転手は○○です。お気づきの点がございましたら、運行請負業者まで御連絡くださいなどの表示を利用者が見える場所に設置してほしいとの要望があります。御所見を求めます。  増車増便並びにバス停の増設につきましては、今後、前向きに対処していただきますよう要望といたします。  (2)市独自の助成制度につきましては、引き続き御検討されますよう、強くお願いいたしまして、要望といたします。  (3)放課後児童対策について質問いたします。  棚尾区民館での実施状況はいかがでしょうか。スタート当初は利用者も少なかったようでありますが、今年度に入り、随分多くなっているのではないでしょうか。昨年とことしの比較についてお示しください。鷲塚地区での早期実施に向け、再度御所見をお伺いいたします。  件名3、施設活用について、(1)改修並びに備品購入費用の内訳についてお答えください。  (2)防火対策でありますが、建物内部の2階への階段は、平常時は施錠して利用するのではないでしょうか。また、火災報知器、消火器設置場所についてお答えください。  (3)、(5)につきましては、利用者の負担がふえないよう御配慮をお願いいたします。  (4)ボランティアサポートセンター運営費補助金の個別の金額についてお示しください。  最近、商工会議所の補助金の不正受給など発生しております。新しい施設で新たなスタートをするに当たり、お聞きいたします。  件名4、公園について、(1)、(2)の明石公園関係につきましては了解しました。  次に、臨海公園関係の(3)、(4)につきましてもほぼ了解といたします。近隣の住民にも迷惑をかけることなく、多くの方が気持ちよく利用できますよう、万全の対策をお願いいたしまして、要望といたします。  (5)全天候型ドームの利用時間ごとの料金、また予約方法などにつきまして、いつ頃までに御検討され、議会に報告される予定でしょうか。お伺いいたします。  件名5、公共施設整備、(1)臨海体育館アリーナの雨漏り対策につきましては、ぜひとも効果の出る改修工事が施されますよう強くお願いいたしまして、要望といたします。  (2)碧南幹線水路跡地利用計画につきましてお尋ねいたします。  昨年も質問したところでありますが、現在、この地域には水源公園から県道に抜ける広い道がなく、通学路整備も不十分であります。また、県営鷲塚住宅も建てかえ計画が発表されておりまして、この用地は多様な利用価値があると思います。できるだけ早く無償譲渡をお願いしていただきたいと願うものであります。あわせて水路総延長と面積につきましてもお答えください。  (3)は了解しました。  件名6、改正道路交通法、(1)公用車のシートベルト着用状況について、再度質問いたします。  くるくるバスの利用者から、まだ席に着いていない状況で発進するときがあり、大変恐怖を感じましたとの苦情も寄せられております。現在、乗車された方が座席に座り、シートベルトの着用を確認してから発車しているのでしょうか、お伺いいたします。  (2)もみじマークの設置は法改正により義務化されました。高齢社会において、ますます高齢者ドライバーの増加が見込まれます。今後、碧南市独自の施策として、全額補助に対しまして、市長の御所見をお伺いいたします。  (3)自転車通行可の標識設置計画につきまして、御答弁がありませんでした。よろしくお願いいたします。また、主な通行可能歩道の路線名につきまして、お示しください。  以上で、第2回目の質問を終わります。 61 ◆市長(禰宜田政信君) 議長、市長。 62 ◆議長(久田昭一君) 市長。 63 ◆市長(禰宜田政信君) それでは、私から、件名1の(1)につきまして、2回目の質問に答弁をさせていただきます。  医師・看護師不足対策ということで、この処遇改善をもっと積極的にすべきだということでございまして、この件につきましては、平成19年4月1日から特殊勤務手当というものを改正しまして、随分上げております。そして、この特殊勤務手当の中の診療手当という、これは役職によりまして何万円、何十万円というスタイルでついておるものでございますけれども、ここを変えました。また、研修医ですけれども、これにつきましては、これも同時期に見直しまして、今では県内のトップクラスということになっております。このことも幸いしまして、ことし、6名の研修医が確保できた理由の1つではないかと考えております。  また、働きやすい環境整備にも努めておりまして、この4月から開所いたしました院内保育所の設置、これも医師、看護師の確保対策一環でございます。  今後とも処遇の改善と働きやすい環境の整備に努めてまいりますので、御理解と御協力をよろしくお願いいたします。 64 ◆副市長(杉浦昌彦君) 議長、杉浦副市長。 65 ◆議長(久田昭一君) 杉浦副市長。 66 ◆副市長(杉浦昌彦君) 私からは、件名1の(2)につきまして、2回目のお答えをさせていただきます。  御意見のように、コンクリートを流すことによりまして空洞化が解消するかどうかはわかりませんが、最善の方法を考えたいと思っております。  以上で、2回目の答弁とさせていただきます。 67 ◆経済環境部長(新美善次郎君) 議長、経済環境部長。 68 ◆議長(久田昭一君) 経済環境部長。 69 ◆経済環境部長(新美善次郎君) 私からは、件名2と、それから件名6のくるくるバスの関係、それから件名5の碧南幹線水路跡地利用のことについてお答えをいたします。  まず、件名2の関係のくるくるバスの関係でございますが、運転手に対しての苦情につきましては、利用者の方から御意見などをいただいた時点で運行事業者にも連絡をし、指導していただくよう要請をいたしておりますし、市からも直接運転手に対して注意を促しております。また、苦情連絡先の掲示の御要望につきましては、現在は運転手の名札を運転席の後方横に設置いたしておりますが、今後については、御意見等がある場合は碧南市商工課にお知らせくださいというような形で表示をしていきたいと考えております。  次に、件名6のくるくるバスのシートベルトの着用についてでございますが、現在、道路交通法の改正を受け、くるくるバス利用者に対してシートベルト着用についての周知を図っているところでございます。御質問のように利用者からの苦情をいただいたということでございますので、運転手に対しまして再度、安全運転の徹底、シートベルト着用など、さらなる周知徹底を図ってまいたいと思っております。  次に、件名5の碧南幹線水路跡地の関係でございますが、対象となる旧用水路の延長は約200メーター、幅員は6.6メーターから9.7メーターでございます。面積は約1,700平米でございます。また、現在は管理用地の舗装が完成しておりますが、用地管理者がごみと不法投棄対策のため、さくが設置されております。無償譲渡交渉とともに早期の歩行者の通行許可を今後お願いしてまいりたいと思いますので、よろしくお願いをいたします。  以上で、2回目の答弁とさせていただきます。 70 ◆教育部長(岡田三郎君) 議長、教育部長。 71 ◆議長(久田昭一君) 教育部長。 72 ◆教育部長(岡田三郎君) 私からは、件名2の(3)放課後児童対策について、2回目の御質問にお答えをさせていただきます。  棚尾区民館での放課後子ども教室の実施状況でございますが、平成19年度は参加児童5人、コーディネーター1人、指導員2人体制で、11月1日から学校開放日の毎週水、木、金曜日の午後3時30分から午後5時30分の時間帯で実施をいたしております。平成20年度は週3日とも参加できなくてもよいことを伝え、募集した結果、4月9日の開設時では参加児童が22人に増加しましたが、棚尾地区でも指導員の確保が難しく、コーディネーターに指導員も兼ねて対応していただいている状況でございます。  したがいまして、鷲塚地区での開設に当たりましても、特に地区の御理解と優秀な指導員の確保が必要不可欠でありますので、地区の役員さんと御相談する中で進めてまいりたいと考えております。  以上で、御答弁とさせていただきます。
    73 ◆総務部長(都築 明君) 議長、総務部長。 74 ◆議長(久田昭一君) 総務部長。 75 ◆総務部長(都築 明君) 私からは、件名3につきまして、2回目の答弁をさせていただきます。  まず、(1)改修及び備品購入費用の内訳についてでございますが、費用としましては、200万円程度を予定し、現在、改修箇所の経費の積算を行っておるところでございます。また、その範囲内で備品なども購入できればなというふうに考えております。  次に、(2)の防火対策でありますが、2階への専用入り口につきましては、平常時は施錠して利用することになるかと思います。2つの利用団体の施設利用につきましては、施錠管理など、運用方法を協議してまいりたいと思っております。  また、火災報知器につきましては完備をされております。消火器設置場所につきましては、今後場所の選定を行ってまいりたいと思っております。  次に、(4)ボランティアサポートセンターヘの運営費についてでございますが、運営費につきましては、協議会のほうへ委託料として年間110万円余を支出させていただいておるところでございます。その内訳でございますが、運営スタッフ謝礼として50万円、「サポプラ通信」の印刷製本費として40万円、「サポプラ通信」の配送費として10万円、ボランティアの活動として10万円でございまして、いずれも適正に処理されているものでございます。  以上で、2回目の答弁とさせていただきます。 76 ◆開発水道部長(片山初敏君) 議長、開発水道部長。 77 ◆議長(久田昭一君) 開発水道部長。 78 ◆開発水道部長(片山初敏君) 私からは、件名4、(5)の全天候型ドームの利用時間、料金、予約方法などの報告時期でございますが、隣接する臨海野球場やテニスコート、他市の類似施設などを考慮しながら十分検討しまして、12月ごろを考えておりますので、よろしくお願いします。 79 ◆市民部長(都築 明君) 議長、市民部長。 80 ◆議長(久田昭一君) 市民部長。 81 ◆市民部長(都築 明君) 私からは、件名6の(2)、(3)につきまして、2回目のお答えをさせていただきます。  (2)もみじマークの全額補助についてでありますが、高齢の運転者の方につきましては、身体機能の低下が運転に影響を及ぼすおそれがあることなどを自覚していただいた上で、運転を続けるかどうかを判断していただくことになるかと思います。運転すると決められた場合、みずからもみじマークを購入いただくことにより、この道路交通法の改正の趣旨も御理解いただく、よい機会になるものと思っております。もみじマークの全額補助は考えておりませんので、よろしくお願いいたします。  次に、(3)自転車通行可の標識設置計画についてでございますが、先ほど申しましたように、道路標識の設置につきましては警察署の管轄でございます。警察署では自転車通行可の標識設置につきましては、歩道幅員2メートル以上が必要ということでございまして、これにつきましては現地調査を実施する中で、標識が必要と思われる箇所につきましては今後、設置をしていただくよう、警察のほうとも協議及び要望のほうをしてまいりたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。  以上で、2回目の答弁とさせていただきます。 82 ◆1番(宮田裕之君) 議長、1番。 83 ◆議長(久田昭一君) 1番。 84 ◆1番(宮田裕之君) 件名3、(4)ボランティアサポートセンターヘの運営費補助について質問いたします。  あおみJセンターは補助金を家賃、光熱水費、職員の給料などに充て、不足分を利用者で負担しておりますが、サポートセンターは家賃、光熱水費が無料で、印刷機などすべて必要なものはそろっていると思います。また、ボランティア活動は無償で行うものではないでしょうか。以前にも公園や公共施設の管理について取り上げましたが、公園等愛護会へはその団体への補助金と面積当たりの管理費を支給、碧の道里親制度の登録団体は無償ボランティアで行っております。こうしたことを踏まえ、この際、見直すべきところは見直していくべきではないでしょうか、お伺いいたします。  件名6、(3)についてお伺いいたします。  自転車の走行可能な歩道について、主な路線名をお示しくださいとお願いいたしましたが、御答弁がありませんでしたのでお答えください。  以上で、3回目の質問を終わります。 85 ◆市民部長(都築 明君) 議長、市民部長。 86 ◆議長(久田昭一君) 市民部長。 87 ◆市民部長(都築 明君) 市民部長として、関連でございますのでお答えをさせていただきます。  まず、件名3のボランティアセンター絡みの話でございますけれども、私ども、ボランティアセンターにつきましては、市内のボランティア団体の活動拠点としましてその活動環境を整備し、これを確保していくという立場にございまして、ボランティア活動自体の個々の活動につきましては、原則自主的に、さらには無報酬で行われているというふうに認識をさせていただいておりますので、ひとつよろしくお願いいたします。  それから、件名6の(3)自転車通行可の標識の設置されているところということのお話でございますが、先ほども26路線あるということでございますので、すべてを申し上げると時間が長くなりますので、例えばこういうものが一部ありますよということで、その一部を紹介させていただきますと、安城碧南線の末広町交差点あたり、それから岡崎碧南線の棚尾橋上西尾市境、それから平坂福清水線の伊藤人形北だとか、それから247号線の棚尾大橋西詰めあたりというようなことで、これらを全部合わせて26ヵ所あるということで、その一部を紹介させていただきました。  以上で、答弁とさせていただきます。 88 ◆議長(久田昭一君) 以上で、宮田裕之君の一般質問を終わります。  この際、昼食のため暫時休憩いたします。                            (午前 11時 50分 休憩) ───────────────────・・───────────────────                            (午後 1時 0分 再開) 89 ◆議長(久田昭一君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。  次に、杉浦和彦君の一般質問を許します。 90 ◆22番(杉浦和彦君) 議長、22番。 91 ◆議長(久田昭一君) 22番。 92 ◆22番(杉浦和彦君) 清和会の杉浦和彦です。議長から発言のお許しをいただきましたので、通告書の順序に従い、質問をいたします。今議会は第16期最初の定例会であり、私にとりましても10期目の最初の一般質問であります。初心に返って心を新たに、負託を受けた市民と碧南市の将来のために頑張ります。  新しく就任された禰宜田市長、あなたにお尋ねします。市長は3期12年にわたる議員生活で常に市民の目線に立って市政の発展と市民福祉、市民生活の向上のために見識を持って議会活動をしてこられました。そうした経験をもとに、今回、みずからが執行権者として、みずからの政策実現のため、市長選挙に出馬され、7万4,000市民の信頼と期待を一身に受けて、碧南市のかじ取りとして、今、船出しました。選挙戦ではいずれも議員経験を持つ有力新人3人による激戦を、卓越した政策力と支援母体のチームワーク、そして、何よりも多くの市民の熱き声援に支えられ、見事当選されました。心からお祝いを申し上げます。市民の皆様と協働してすばらしい碧南を創造されますよう、私も大きな期待をしている1人であります。  今世紀に入り、世界情勢はもとよりのこと、社会、経済状況も激変しつつあります。政治や地方行政の分野においても、地方の時代を迎え、真の分権社会確立のため、一気に進んできました。当然のこととはいえ、各自治体はみずからの責任において、地域住民の安全と福祉向上に努め、知恵を出し、汗を流して、行政運営、都市経営をしなければなりません。都市間競争、地域間格差も必然的に生まれてきます。市民のニーズは多様化し、その目は鋭く冷静にして、的確な判断を下します。  そこで、今回の質問はただ1件です。新市長の基本姿勢とマニフェストについて、以下6点にわたりお尋ねをいたします。  (1)「良識と思いやりにあふれる市政を目指して」とする市長の基本姿勢についてお伺いします。市長の政治理念と政治哲学を含めて、わかりやすく明確にお考えをお示しください。  地方分権が急速に進む今、地方自治体の進むべき道筋と都市経営は、首長である市長の見識とリーダーシップ、さらに加えて市民本位の政策の推進が強く求められます。市長就任の所信と御決意を格調高く、まず、お答えください。  以下、マニフェスト及び本日の本会議冒頭に発表された市長所信の中から幾つかお尋ねをいたします。  (2)安全・安心に生活できるまちづくりについてお伺いします。  安全なまちづくりは行政の大きな責任であります。地震対策を初めとする自然災害対策と、良好な環境保全の創造をどう考えておられるかお答えください。さらに、市民が安心して暮らし、生活できるために、市民病院を初めとする医療体制の充実強化も緊急課題であります。さらに、防犯や交通安全対策にも言及しておられます。具体的にどのように進められるおつもりかお答えをください。  (3)教育、文化、スポーツの振興についてお尋ねをいたします。  学校教育、生涯学習、文化、スポーツを振興し、明るい未来をはぐくむことは、良好な環境保全とともに、これからの行政を進めるうちで市民ニーズの最も高い行政課題となります。市長は12項目を羅列しておられますが、的確にそれぞれの構想を示しながら、お答えをください。  中でも、今回の市長選挙で争点の1つとなった藤井達吉現代美術館について、基本的なお考えを伺います。美術館設置条例の中で「達吉の業績を顕彰する」と明記されていますが、顕彰の意味を市長はどのように理解されているかもあわせてお答えをください。  (4)少子高齢化時代にふさわしい福祉の充実により、健康で元気な市民づくりは大切です。中学校卒業時までの医療費完全無料化は、市長の公約実現の第一弾として10月から実施の方向と伺っています。マニフェストに示された福祉の充実には、莫大な予算も必要となります。どのように進めようとしているかお答えください。福祉の推進は市民との協働、とりわけボランティア団体との協力は欠かせません。  (5)行財政改革の推進と無駄の排除についてお尋ねをします。  このことは市長も議員時代から最大のテーマとして、常に指摘をし、提言し続けてこられました。また、今回の選挙戦の中でも、「このままでは碧南市も破産する」と衝撃的なキャッチコピーで有権者に訴え続けてこられました。私も同感であります。市の行政経営計画の完全実施は当然のこと、行政組織の見直し、行政の守備範囲の見直し、行政の能率化・合理化を図り、無駄な事業や経費の削減は急務であります。費用対効果も十分考え、人材の育成に努め、最小の経費で最大の行政効果が得られる知恵を出す必要があります。もちろん、すぐに行政効果が出ない教育や文化事業等は先行投資と考えられ、除外しなければなりませんが、市民の目線を十分意識し、納得できる税金の使い方をすべきと考えます。市民の行政不信のかなりの部分は税金の使い方にあることを、肝に銘ずべきであります。  今回は1つだけ具体例を挙げておきます。それは市民保養施設、車山みどり山荘であります。18年度から指定管理者により運営されていますが、市民の利用状況や管理費用の点からも一日も早い撤退が望まれます。市長のお考えをお伺いいたします。  市長は経営コンサルタント歴が30年あると伺っています。都市経営に対する御決意を熱き思いでお示しをいただきたいと思います。  (6)まちの活性化と都市基盤整備について。  元気で明るいまち、住みたくなる楽しいまち、住んでいる人たちが誇りの持てるまちにするために、まちの活性化と都市基盤の整備は欠かせません。市民憲章にうたわれているまちをつくるための市長の政策を、この場を通じて市民に訴えてください。  最後になりましたが、市長の政策実現のためにも、第5次碧南市総合計画の策定と実施計画の策定は急務であります。  今回の市長選挙に当たり、市長、あなたは、政治指針5つのポイントと7つの約束、マニフェストのことです、と50項目余りの公約を市民にされました。選挙公約は市民との契約であり、約束であります。約束は4年間という期限つきで履行、実現しなければなりません。マニフェストは御存じのとおり、目標及び目的を明確にして、いつまでにどれだけの予算で結果を出し、行政効果と評価を受ける必要があります。これから4年間、私は市長のマニフェスト実現を一つ一つチェックして検証していくことを、ここで申し上げておきます。市民の期待にこたえ、すばらしい碧南市をつくり上げてください。  以上で、私の第1回目の質問といたします。ありがとうございました。 93 ◆市長(禰宜田政信君) 議長、市長。 94 ◆議長(久田昭一君) 市長。 95 ◆市長(禰宜田政信君) 温かい気持ちでの御質問をありがとうございました。身の引き締まる思いでございます。  それでは、御質問にお答えをさせていただきます。  まず、(1)「良識と思いやりあふれる市政を目指して」とする基本姿勢についてであります。  これは、市政の主人公が市民の皆様であるということであります。何よりも市は市民の皆様の負託によって存在していることを念頭に置いて、市民の皆様の声に耳を傾け、民意を肌に感じながら市政運営を行うということであります。私の信条としては、良識というものは多くの議論の中から生まれてくるというふうに考えております。できるだけ市民の皆さんの意見を十分に聞きながら、あるいは議員の皆さんの意見を聞きながら、そこで一番いい道が見出せるんじゃないかと、こういうふうに思っております。万機公論に決すべしという言葉がございます。大いに議論をしながら、一番いい道を見出していくということでございます。  また、そういうことをするために、市政に関する情報を広報やホームページ等を通して積極的に提供するとともに、説明責任を果たすことにより、市民の皆様と情報を共有し、協働して、オープンでわかりやすい市政を進めていくということでございます。  それで、思いやりのあふれる市政を目指してという部分でございますけれども、ここにつきましては、私としては行政の1つの大きな責任としては、やはり自分で努力してもどうすることもできない、そういう人たちもいるわけですね。だから、そういう人たちに温かい手を差し伸べると。まず、自助、共助、公助という言葉がございます。自分で一生懸命やってみると。それで十分でなければみんなで助け合うと。そして、それでも不十分な場合は行政が何らかの形で助けると。こういうようなことの中で、本当にみんなが笑顔で思いやれる、そういう思いやりがあふれる市政をつくっていくべきじゃないかと、こういうふうな考え方を持っているわけでございます。  続きまして、安全・安心に生活できるまちづくりについてということでございます。  これは、市民の皆様が安心して暮らせるようにしていくということでありますが、特にこの7月から、今まで防災監という役職がございましたけれども、それを副市長が担うということで、直接、副市長が防災・災害対策を統括する体制を敷くと。そして、地震対策の充実、橋梁や学校施設の耐震化、河川の補修等、市民生活を守るための防災・災害対策を総合的に推進していくと、より強力な体制で臨みたいと。この点につきましては、計画的な部分につきましては前の防災監の時代に相当しっかりやっていただきまして、計画的な部分につきましてはできてはきておるわけでございます。あとはそれをいかに具体的に、いざというときに本当にきちっと動けるような、そういう体制をつくるかということもありますので、これも防災監の職を副市長が行うというふうに考えたわけでございます。  また、まちの安全のために防犯や交通安全体制の機能整備を図るとともに、医療体制の充実を図るということでございまして、この防犯につきましては、やはり、今、各地区で防犯パトロールその他、地域でボランティアとして一生懸命やられております。こういうようなことをきちっと進めていく。あるいは防犯灯等につきましても、本当に安全かどうか、通学路を含めましてきちっと検討いたしまして、不幸なことにならないように、しっかりとした防犯灯を増設、これは私のマニフェストにもあるんですけれども、をしていくというようなこと等を考えております。  また、交通安全につきましては、高齢者の交通事故の割合が非常に多いので、高齢者に対する交通安全講習その他を充実していく必要があるのではないかというふうに考えておるところであります。  また、医療体制につきましても、これは先ほどの議論の中にもございましたけれども、根本的にはやはり広域的な病院との連携をしながら機能分担を図っていかないと、なかなか解決できないと思いますが、すぐできる対策といたしましては、この6月補正でも、病院の看護師確保対策、あるいは医師の確保対策に伴う経費の補正をお願いしているところでございます。  また、生活環境の向上を目指した道路網の検討、整備、油ヶ淵の浄化等環境改善の取り組みを推進していくつもりでございます。  続きまして、(3)の教育、文化、スポーツの振興ということであります。  豊かな心をはぐくみ、みんなが楽しめるまちづくりを目指します。子供からお年寄りまで楽しく余暇活動が過ごせるよう、総合運動公園についての検討を進めるとともに、矢作川河川敷の有効活用や既存施設を含めスポーツ設備を充実し、利用方法についても、より使いやすいものにしていきたいと考えております。  また、美術館のことがございました。  美術館は藤井達吉翁の顕彰とともに、市内にある文化芸術作品の展示、市民ギャラリー的機能も充実させるなどして、経費を極力抑えながらも、市民に親しまれる運営に心がけていきたいと考えております。先ほど、顕彰の意味についてのお尋ねがございました。これはまた、議論の中でどういうことかわかりませんが、いずれにしても私なりの解釈ということで、顕彰というのは、功績や時代における位置づけを明らかにして、その存在価値を広く世間に発信し、褒めたたえるとともに、市民の故郷に対する誇り意識を高揚させるということではないかというふうに考えております。先ほど、これを順番にどうだという話がありましたけど、私が掲げましたマニフェスト、それぞれにつきまして意味を持っておりますので、これはまた、後ほどの議論の中で、順番等につきましてはやっていきたいと思います。  学校教育につきましては、特に先生の、いわゆる本来、教育だとかコミュニケーションをするという部分ですね、子供を育てるというところに本当は時間をきちっとかけなきゃいけないにもかかわらず、結構事務的なことに時間を割くということが多いわけで、あるいは、例えば部活等で自分が不得意なことをやるというようなことですとか、あるいは生徒指導について非常にエネルギーを割くというようなことの中で、やはりトータル的な教育力といいますか、教育に割く時間が少なくなっているという傾向がございまして、このあたりをどういうふうに軽減をするかということの中で、ここでコンピューターや部活動など、外部講師に任せたほうがいい部分もあるし。また、特に生徒指導等につきましては、今、中学校で生徒指導を独立した状態でやっていらっしゃるところが2校ということで、あと3校ないということなものですから、そのあたりはもう少し充実をさせて、要するに一番問題が発生するのは中学校の時代ですので、そこのところをちょっとサポートできないかなというふうに考えております。これにつきましても、実施計画その他、総合計画も含めまして、つくっていく段階の中でそこに盛り込んでいけたらありがたいというふうに考えております。  それから、(4)の少子高齢化時代にふさわしい福社の充実についてということで、これは笑顔と笑い声にあふれるまちにしたいと考えておるわけです。そのため、子育て世代の経済的負担を軽減することを基本に、まず、ことしの10月から中学卒業時までの医療費無料化を実施します。その他、第3子以降の保育料の無料化年齢の拡大、心身障害児者の入所施設の設置、保育園の他市との広域化の検討、出産祝い金の支給など福祉の充実を図っていきたいと考えております。  また、福祉事業の推進に当たっては、地域や各種ボランティア団体などの地域力の発掘と、市との協働関係をつくり上げていく必要性も感じております。  それから、(5)です。行財政改革の推進とムダの排除についてということで、碧南市では今、行政経営計画ということを立てて、総合的に、あるいは着実に進めておる部分もあるわけです。それに加えまして、あらゆる無駄を排除し、既存施設の有効活用や職員の人材育成など行政改革を積極的に推進していくということでございます。御質問にございました市民保養施設、車山みどり山荘につきましては、御指摘のように平成18年度から指定管理者が管理運営をしております。そして、一定の経費削減が図られております。これにつきましては、22年までが指定期間というふうになっております。これは今後、利用状況等を見て、廃止も含めましてあらゆる可能性を検討していきたいと。相手もありますのでどういう形で着手できるかということはありますが、一歩進めた形で、これについては検討を加えていきたいというふうに考えております。  それから、(6)ですね。まちの活性化と都市基盤整備についてということで、まちを支える産業、企業が発展するまちへということで、税収の安定的確保に向けて産業基盤を整備するということで、したいと言ったほうがいいかもしれません。これはやはり県、その他、いろんなクリアをしなきゃいけない部分がたくさんございまして、それをクリアしながら、今後10年、20年先までまちが元気にいるために、産業道路の4車線化ですとか、衣浦港の活性化、これは今、水深が12メートルがマックス状態になっておりまして、これを14メーターぐらいにしますと結構大型の貨物船等が入ってくるということもありまして、物流の仕方が少し変わってくるということもありますので、そういったことも含めまして衣浦港をより活性化できる方法はないかということを考えていくものであります。  また、工業用地を新たに確保したいということで、これは私が議員時代も含めましてよく言っておったことでありまして、第1候補としては西端地区にあるわけでございますけれども、このあたりも含めまして、これも地権者その他ございますので、どういう状態になってくるのかということはありますけれども、やはり、将来に向けてこういった仕掛けもぼつぼつとやっていかないといけないと思います。  また、地場産業の活性化につながるような新築住宅建設に対する補助制度の創設ということで、これはできるだけ早い次期に、かわらその他、いろんな地場産業が活性化できるような。かわらだけじゃなくて、ほかにもいろんなことを入れて、よりすそ野が広い形で活性化できるような方向での補助制度をつくっていきたいと、こういうふうに考えております。  いずれにしても、このマニフェスト、多くの項目がございまして、すぐにできることにつきましては、この6月議会にもう出しておるところでございますけれども、中学卒業時までの医療費の無料化という部分につきましては、補正でお願いをしておるところでございます。  また、それぞれの項目につきましては、実施計画とか、あるいは今年度策定に着手します第5次総合計画の中で、この4年間の中で少なくとも立ち上げるとか、あるいはきちっと検討するとか、そういう状態をやはりつくりながら、市民の皆様にお約束したことにつきましては誠実にやっていきたいと考えております。  いずれにしても、私としては、全体的には今後、財政的に非常に厳しい状態になることが予想され、これはまた後の議論の中で数字的なものも含めてさせていただきたいと思いますけれども、要は、入るを図りて出るを制するという、要するにどれぐらい入ってくるのかと、どれぐらいお金が要るかということを、常に5年先、10年先を見ながら、それで政策の中にこうやってマニフェストの政策をきちっと入れていくというようなやり方をしないと、さっきありましたけど、破産する状態になると困りますので。いずれにしても、きちっとどういうふうにお金が入ってくるか、あるいは無駄をなくして、そのお金をつくると。あるいは新しい産業を起こして、そこから税収を得るとか、そういう入ってくるほうと、それから出るほうもどういう形なのかなということを見ながら、そして、できるだけそこに優先順位をつけて、さっき言った思いやりにあふれるそういう市、みんなが自分の能力とか持てる力を十分に発揮しながら、喜んで夢を持って毎日が楽しく生活できるような、そういう市をつくっていきたいなというふうに思っております。  以上、1回目の回答とさせていただきます。ありがとうございました。 96 ◆22番(杉浦和彦君) 議長、22番。 97 ◆議長(久田昭一君) 22番。 98 ◆22番(杉浦和彦君) それぞれ御答弁をいただきまして、ありがとうございます。  市長もまだ就任をされて1ヵ月余りということで、十分まとまっていない部分もあろうかと思います。しかし、懸命に、お言葉の中に、端々にあなたの人間性が出ていて、私はなかなかいい答弁だったというふうに思っております。もちろん気に入らないところもたくさんありますけれども。  そこで、ちょっと二つ、三つ、もう少し確認をしたいところがあります。  まず、良好な環境保全の創造ということについて、これからの行政課題としてなってくるわけであります。今、地球規模でのCO2の問題だとか、あるいは環境破壊の問題だとかいうことが大きく取りざたをされております。碧南市としても、あるいは碧南の市民としても、これからの環境づくりを真剣に考えなきゃならないだろうと、こんなふうに思っています。21世紀の行政課題の最大のものは、さっきもちょっと私、申し上げましたけれども、環境問題とそれから教育だとか文化というような、いわゆるゆとりだとかいやしだとか、そういう部門が一番大きな行政課題になってくるはずであります。その辺についての市長のお考えを、まずお聞きをしておきたい、こんなふうに思っております。  それから、さらにもう少し続けましょう。教育文化のことについてですけれども、実は今、御答弁の中にはなかったわけですけれども、市長が選挙中に少人数指導授業の推進ということを大きく掲げておられました。この辺の考え方について、ちょっと御意見を聞かせていただきたいなと思っています。  さらに、少年の海外スポーツの交流事業という、全く耳新しい言葉が出てきたわけであります。これはどういうふうに考えておられるのかなということをお尋ねいたしたい、こんなふうに思っています。それが教育文化の問題です。  それから、産業の振興。入るを図り出るを制すですか。なかなかうまいことをおっしゃったですけどが、まさにそのとおりであります。入ってこなけりゃ、出ていく金ばっかりばんばん出しちゃ、どこかの国の財政と同じでパンクをするわけであります。碧南市もまだまだ借金が多い状況にありますし、市長、先ほど御答弁の中でもちょっとおっしゃいましたけれども、これから私もおいおい議論をしていきますけれども、毎年毎年、3億なり4億なりの税収が減っていくことが現状のままでは予想されている状況にあります。行政需要はどんどんふえてまいります。  そこで、ポートアイランドの土地利用の問題、あるいはポートアイランドの第2期工事の問題、これも前から市長は、既に議員時代から声高々におっしゃっていました。この辺の考え方について、現在どんなふうに考えていらっしゃるか、ちょっとお聞かせをいただきたい、こんなふうに思っております。
     それから、行財政改革の推進と無駄の排除のことについてです。  これ、かなり、今までの勢いだと、もっともっと私は言及されるのかなと。いいアイデアを持っていて、ここでばーんと花火でも打ち上げるのかなというふうに実は思っていたわけなんですけれども、何かトーンダウンしちゃって、以前の禰宜田さんとは全然違って、市長になられたら途端にトーンダウンされたんじゃないだろうかなという、そんな感じがしてならないわけですけれども、やっぱり、今さっきの市長のお話の中で、碧南市の行政経営計画を着実に実行していくんだということなんでありますけれども、これは当然なんですよ。さっきも私自身が申し上げましたみたいに当然なんですよ。そのほかに、あなたならではの方法があるはずなんです。また、禰宜田市長がかつて議員時代に、連結決算のことまで行政もそういうものを考えなきゃいかんだとか、あるいは民間でできることは民間に任せようじゃないかとか、いろんな方法を提言されておられたわけであります。私もそのことはずっと拝聴しておりました。かなり実のある話だったと思うんですけれども、その辺についてはまだ詰めていないという、現在の執行部側とは詰めていないということだろうと思いますけれども、いずれにいたしましても、この問題は、実は禰宜田政信さんという人に1票を入れた市民の大部分は、禰宜田さんならできる、あの人ならば行財政改革ができるんだということで、大きな期待をかけて入れられた票なんです。ですから、このことについては力を込めて、情熱を持って。今までのように市長さんは職員上がりじゃないわけです。あなたは民間から出てきた人なんです。だから、民間人の目で見て、そしてまた、経営コンサルタントとしての長い実績を持つ人ですから、その辺のことについてきちんとした答えを、今すぐ出せとは言いませんけれども、ぜひ出していただきたい。それに期待をかけている市民は多いはずであります。私もその1人であります。どうか、その辺のことについて、ぜひお考えいただきたい。  それから、順序がちょっと逆になりましたけれども、文化のことについて、ちょっと今、市長さんの顔を見ながら話していたら、すぐ後ろに見える美術館の館長さんの顔が目に入ってきましたのでちょっと申し上げておきますけれども、美術館のことについても、実は今ここでいきなり、この後、山口議員さんが美術館の問題について本格的にお話をなさるそうでございますので、あんまりとっちゃいかんなと思っていますけれども、美術館のことについても、きちんとした市長としての考え方を示していただきたいなと思っています。さっき、どういう思いで私が顕彰ということを言ったのか、よく理解がしていなかったようでありますが、きょう、そのことを議論し合いますと長くなりそうでありますので、改めてじっくりとその問題についてはいずれかの機会に議論をしたいと思いますけどが、きょうはそのことについて、ちょっと市長さんのお考えだけ伺っておきました。大変いいお答えだったと思ってはおります。  それから、もう一回戻ります。行財政改革の問題の中で、私が1つだけ例として挙げました車山みどり山荘の問題であります。これはできるだけ早い機会に、徹底的に調査研究をしていただく中で、もう最初から、これは20年余りにわたって間違った事業を間違った形でやってきたわけです。ですから、ぜひ方法を考えていただきたい。特に、ここで今わかりましたら教えていただきたいんですけれども、最近5年間の利用状況は少しずつ実は下がっているわけです。実は今、碧南市民が利用している数よりも、市外の人たち、あるいは県外の人たちが利用している数のほうが、はるかに多くなってきているわけであります。それに何千万円という金をかけていくというのはばらまき行政というか、実に無駄の最たるものの1つだと思っておりますので、ぜひお考えをいただきたいと思っています。  とりあえず、きょうのところの議論はこれまでにしておきまして、これからの市長の渾身なる努力を期待いたしまして、私の質問とかえさせていただきます。ありがとうございました。 99 ◆市長(禰宜田政信君) 議長、市長。 100 ◆議長(久田昭一君) 市長。 101 ◆市長(禰宜田政信君) それでは、2回目の質問にお答えいたします。  まず、環境ですね。やはり、いやしということもあります。ですから、今、堀川あるいは公有水面ですね、こういったところを意識的にきれいにして、魚が遡上してくるというようなことも含めまして、また、ここは環境基本計画というものをつくって、今、実施しておるわけです。これにつきましても、最新のものに見直しながら総合的に進めていくということ、あるいは油ヶ淵等もやはりきれいな水を戻しながら、あるいは公園を整備しながら、いやしの場をつくっていくというようなことが必要かというふうに思っています。  それからまた、教育につきまして、少人数指導授業という部分でございます。これにつきましては、私としては、35人だとか、30人だとかいうふうには言いませんで、やはり、算数だとか、ある科目につきましては少人数に分けてきちっと教えていただくというような、今、やっている部分をしっかりやっていただくということが、一番コストがかからないというようなことの中で、なおかつ教職員の方の事務負担をどうやって減らすかということを考えながら、より実のある教育をやっていただくようにしたいなと、こういうふうに考えております。  また、少年の海外スポーツ交流事業というのがございまして、これにつきましてはこの60周年記念の中にも1つございますが、卓球の選手が来られるというようなことがございまして、そういうような部分、少し補助金を出せば、何百万円の単位の中でこういう事業ができるというようなこともございます。1つのスポーツの励みというようなことの中で、今まではそういうことを市の事業として計画したことはありませんが、できれば新たなメニューとして、この60周年でそういうことで交流がございますので、そういうところからひとつ糸口にしながら、余り予算を使わない範囲の中でこういう事業もやっていけれたらいいんじゃないかなと、こういうふうに考えております。  それから、ポートアイランドの土地利用構想ということで、これにつきましては、またあしたですかね、質問がPIにつきましてはございます。そこで詳しく述べたほうが、質問をされる方につきましてはいいんじゃないかと思います。あした、これは詳しく述べさせていただきたいと思います。  第2期工事につきましても、やはり武豊沖で今、新たな廃棄物の最終処分場も含めた島をつくるということで、計画が進んでおります。これが10年、15年という話でございます。その後どうするかということもございますので、このあたりで2期工事をどうやって進めるかということも、すぐにはできませんので、そろそろいろんな仕掛けをしていきながら、2期工事が実現化するようにやっていきたいなと、こういうふうに考えております。  それから、先ほど、行財政改革につきましては、大変御期待を持たれておるということでございます。とりあえず、今のところ、非常に日々忙しい毎日を送っておりまして、十分に、これは当然、今、行政経営計画で着実にはやっておるわけですけど、それだけでは追いつきませんので、いろんな手法も用いまして、しっかりとこれはやっていきたいと。  そういう一環ではありませんけど、このたび、防災監という部長級の役職がございましたけど、これにつきましては、そういう役割はやめにしましてという部分で、さっとできる部分につきましてはすぐ進めていくというような姿勢でおりますので、今後もすぐやれることはやりますが、とりあえず、少し時間がかかるものもありますので、これはまた、お互いに議論しながら、どんどん刺激していただきながら、きちっと進めていきたいと思っております。あんまり急激にやると、いろんな副作用が起こりますので、徐々にやるという部分で皆さんに御不満を与える場合もありますけど、やはり雇用の関係だとかいろいろありますので、そういうのをうまくソフトランディングさせながら、うまくはめていくというスタイルが、やはり、まだ碧南市の場合は少し財政的に余裕がありますので、あんまり急激な外科的なスタイルじゃなくて、もう少し緩やかなところも少しお許しをいただきながら、本来あるべき状態に持っていければというふうな考え方をしております。  それから、あと、車山の件ですが、これは回答が、最近の5ヵ年間の……。これはさっきのニュアンスで回答は別に……。      (「部長が知っているから」という者あり) 102 ◆市長(禰宜田政信君) それじゃ、最近の情況につきまして、部長に少し答えていただきます。それじゃ、その点はちょっと部長でお願いいたします。ちょっと後でそれは答えてください。  それで、あと美術館の件がありましたね。      (「いいよ、私が尋ねるから」という者あり) 103 ◆市長(禰宜田政信君) ああ、そうですか。もうちょっときちっとした美術館に対する考え方ということですね。これは議会の皆さんのいろんな、美術館につきましては、まだほかにも2人も3人も聞かれますよね。  とりあえず、そうですね、私の感覚ですが、この前の選挙をやってみた感覚としてはやはり多くの人はあんまり積極的じゃないというふうに認識をしたわけです。要するに、公開討論会のときでも、なかなかこうやって自分で積極的に美術館に行ってみたいという人が余りいないということもあるわけです。しかし、子供の教育その他もありますので、あっちゃいかんとか、そういうことでもないわけでありまして、ここらあたりは、だから私はできるだけ経費をある一定の枠の中で最大限やっていただくと、そういうことの中で、また新しい展開が出てくる、あるいは本当にまちづくりに非常に有益でプラスになってくるとかいうような側面が出てくれば、皆さんの考え方も変わってくるというふうに今のところ考えております。  とりあえず、ここ一、二年は議会等との約束の中で、約束したようなスタイルで少し進めていかなきゃいかんなと、こういうふうに考えております。これは何人かの議論の中でまた出てきますので、よろしくお願いします。  それじゃ、その車山のほうを。 104 ◆経済環境部長(新美善次郎君) 議長、経済環境部長。 105 ◆議長(久田昭一君) 経済環境部長。 106 ◆経済環境部長(新美善次郎君) 私からは、先ほどの御質問の車山みどり山荘の、とりあえず5年間の利用状況の推移をちょっと御紹介させていただきます。  トータルで申します。平成15年度、トータルで4,638人でございます。翌年の16年度、4,660、17年度、4,678、18年度、4,122名、19年度、4,069ということです。この5年間で570名程度の減少ということでございます。  それから、参考までに19年度の利用者の地域別の御利用という状況を、参考までにパーセンテージで申し述べさせていただきます。19年度では市内の方が50.7%、市外の方が49.3%でございまして、そのうち県外から、これはパーセントで出ておりませんけれども、市外の方の4割ぐらいの方が県外ということでございます。  以上でございます。 107 ◆22番(杉浦和彦君) 議長、22番。 108 ◆議長(久田昭一君) 22番。 109 ◆22番(杉浦和彦君) それぞれ御答弁をいただきまして、ありがとうございました。  冒頭に申し上げましたように、きょうは市長にとっても初議会でありますので、議論はこの程度にしておきます。大きな期待をかけられております。ぜひ積極的に市政の推進をしていただきまして、より住みやすい碧南のまち、そんなまちをつくっていただきたい、こんなふうに期待をしております。ありがとうございました。 110 ◆議長(久田昭一君) 以上で、杉浦和彦君の一般質問を終わります。  次に、石川長海君の一般質問を許します。 111 ◆8番(石川長海君) 議長、8番。 112 ◆議長(久田昭一君) 8番。 113 ◆8番(石川長海君) 皆さん、こんにちは。ただいま議長よりお許しをいただきましたので、通告の2件につきまして一般質問を行います。私は新政会の石川長海でございます。何分新人でございますので、よろしくお願い申し上げます。  私は、4月に実施されました市議会議員の選挙に立候補し、「みんなでつくろう、明るい豊かな活気ある碧南のまちづくり」をスローガンに掲げ、3つの具体的な活動方針を提案してきました。そのうちの1つが子育て支援事業であります。  件名1、碧南市における子育て支援の今後の対応についてお尋ねします。  私は民生委員を7年間務めさせていただきました。そこでの活動で得た知識と経験を生かして、福祉行政に力を入れたいと考えております。私の住んでいるまちは東山です。近隣の浜尾、西山、久沓といった、いわゆる新川北部地域は風光明媚な油ヶ淵に隣接し、近くには市民病院、芸術文化ホール、花しょうぶ園等といった大きな施設もあり、まちの周りは非常に緑も多く、駅に近いといった便利のよさも加わり、近年、人口は増加の一途をたどっております。私たちは、この地域に新しく住まわれる多くの皆様方が一日も早くこの地方の風土あるいは習慣になれ親しんでいただき、毎日の生活が豊かで、そして、楽しく暮らしていただけることを願っております。現在の世帯数を調べてみますと、従来からの人が60%、そして、新しい人が40%ぐらいの比率だと思います。  特に若い世代の夫婦の皆さん方とお話をしますと、転勤で引っ越しをしてみえた方、あるいは親元を離れて会社等に勤めてみえる人、いろんな方々が住んでみえます。特に子供さんの話になりますと、皆さん大変関心がありまして、議論伯仲でございます。現在、1番目の子を育て上げ、2番目、3番目の子供のことを考えると、現況ではなかなか難しい面がたくさんあって積極的になれないと、このような言葉もよく聞きます。行政での子育て支援のサポートが少しでもいただけるようになれば非常にありがたいなと、このような意見が多く出ております。子育て支援事業は時代のニーズに合った事業ではないかと考えております。  私たちの考えている子育て支援センターは、大きな施設をつくるのではなく、空き教室、民間の空き店舗、あるいは事務所等を利用して、スタッフは専門の人、あるいはまた、子育てを終えたまちのおば様で十分対応できるかと思います。このような方法ですと、少ない設備投資で多くの皆様方から喜んでいただける事業ではないかと考えております。  そこで、以下3点について質問させていただきます。  1つ、子育て支援センター事業について。  1つ、児童センター事業について。  2つのそれぞれの今までの利用状況、あるいはまた、今後、このような施設を利用したいなと思っておられる人数、これを教えていただきたいと思います。  また、公立保育園と社会福祉協議会との運営による保育園での子育て支援の体制についてお聞きしたいと思います。また、今後の方向性について、私どもは各小学校区に最低1ヵ所の子育て支援センターを開設していただきたいと、このように考えております。  以上、よろしくお願いします。  続きまして、件名2、リサイクル資材の積極的な活用についてお尋ねします。  禰宜田市長様が市議会議員であられました平成18年9月8日の議会において、当時の永島市長さんに対しまして、私どもかわら業界の取り組みについて質問されました。かわらのリサイクル資材の積極的な活用について、その後、余り進展がないようなので、私から再度、お願い申し上げるところであります。  碧南市も含めた三州がわらの生産量は全国シェア60%を誇っております。かわらは焼き物ですので、収縮率が非常に大きいために規格外品も多く出ます。この規格外品のかわらをどのように再生させるかが、現在、業界における最大のテーマだと言われております。  業界では大型プラントを設置しまして、用途に応じた製品をつくっております。平成18年9月での市の回答は、あいくる材の認定を受けていないので採用を見合わせているとの答弁でしたので、業界では早速プロジェクトチームを組織しまして取得に向かって体制をつくり上げ、平成19年8月に愛知県より認定をいただくことができました。製品の安全性、耐久性、保水性を認めていただき、愛知万博、あるいは中部国際空港にも使っていただけるようになりました。このリサイクル資材は価格も二、三十円程度でありますので、非常に安いのであります。碧南市におかれましても、今後、歩道、公園、あるいは道路等の再生路床材として使用していただけないでしょうか。  そこで、お尋ねします。  1つ、碧南市の地場産業の1つである屋根がわらの愛知県陶器瓦工業組合が、かわらの廃棄物を積極的に利用して、歩道に使えるリサイクル材料を開発、製造、販売しているけれども、碧南市の施工実績、あるいは問題点等について質問させていただきます。  2つ目、あいくる材として認定を取得しました三州セラミック路床材の今後の採用について、お尋ねしたいと思います。  以上、よろしくお願い申し上げます。 114 ◆福祉部長(高橋正実君) 議長、福祉部長。 115 ◆議長(久田昭一君) 福祉部長。 116 ◆福祉部長(高橋正実君) まず、私から、件名1の子育て支援に係る御質問にお答えを申し上げます。  まず、1)の子育て支援センター事業の現況でございます。現在の子育て支援センター事業の実施は、へきなん保育園とかしの木保育園、荒子保育園、西端保育園の4保育園で実施をしております。うち荒子と西端については、本年度から開始をしたものであります。具体的な事業内容としましては、育児相談、保育園の園庭開放や参加者同士で一緒に遊ぶ行事や身体測定、誕生会など、いろいろなイベントを通して親御さんの相談に乗ったり育児支援をしておるというような内容でございます。  利用実績でありますが、昨年度のへきなん保育園とかしの木保育園では、年間参加者が、それぞれにおいて4,000人ほどとなっております。  次に、2)の児童センターでありますが、児童センターは、児童福祉法に基づき設置をした児童厚生施設で、健全な遊びを与えて、子供の健康の増進を図り、情操を豊かにすることを目的とするものでありまして、市内には棚尾児童センターと東部児童センターの2ヵ所がございます。実績としましては、両センターとも年間3万人以上の利用があるという状況でございます。  御質問の利用を希望している方の数字ということでありますが、特に希望して見える方の数字というのは統計がとってございませんので、申しわけありませんがお答えできません。  それから、次に、公立の保育園での子育て支援ということの質問をいただいておりますが、保育園での入所児童の保育以外での取り組みとしましては、公立保育園でも全園で園庭開放事業というものを実施しております。それから、また、新川保育園では子育てネット事業としまして、就園前の育児、保育園に上がる前の子供の育児とその保護者を対象として、親子で触れ合えるような場所も提供をしております。また、育児の悩み等も園長や主任などが相談に乗っておるところであります。  社会福祉協議会の運営する保育園での子育て支援体制ということでありますが、先ほど申しましたように、荒子保育園と西端保育園で今年度から子育て支援センター事業をスタートしておるということでございます。  次に、3)の子育て支援センターの今後の方向性でありますが、御質問にもありますように保育園は入所児童の保育だけではなくて、子育て支援として機能できるということも考えております。本年度、社会福祉協議会が運営する荒子と西端の保育園で子育て支援センターを始めましたので、今後の計画としましては、現行の4保育園での実績を見て検討してまいりたいということを考えております。ただ、具体的に検討する場所としての今の私どもの考えとしましては、これは社会福祉協議会との協議が必要となりますが、社会福祉協議会のほうが、市の保育園に比べて職員配置に柔軟に対応できるということを考えておりまして、今後は社会福祉協議会が運営する保育園での対応を考えてまいりたいということを考えております。具体的には、今後、新たに社会福祉協議会へ移管します大浜、棚尾、新川の保育園での子育て支援センター事業の実施を検討してまいるという状況でございます。  なお、各小学校区でということでございますが、社会福祉協議会に関する保育園は小学校区を配慮した形で移管先を決めておりますので、今後の子育て支援センター事業の実施に当たっては社会福祉協議会での保育園で対応できるというふうに思っております。  それから、空き教室、空き店舗の活用ということでの提案がございましたが、子育て支援センター事業は今、保育園のホール等の既存の施設を有効利用する中で行っておりますので、今後もその方向でよろしいのではないかというふうに思っております。  以上で、件名1の私からの答弁とさせていただきます。 117 ◆建設部長(片山初敏君) 議長、建設部長。 118 ◆議長(久田昭一君) 建設部長。 119 ◆建設部長(片山初敏君) 私からは、件名2、リサイクル材の積極的活用についてお答えします。  リサイクル材のあいくる材は、愛知県リサイクル資材評価制度により、あらかじめ評価基準を公表し、製造者から申請を受けて評価基準に適合するものを認定し、県の公共工事で率先して利用する制度で、平成14年4月から実施しているもので、市の公共工事についても県に準じているところでございます。現在の認定資材は23品目、485件、1,507資材でございます。  碧南市でのかわらリサイクル材の使用実績は平成19年度に港南町の2号地グラウンド整備工事にて再生路床材として使用しております。グラウンド外周の素掘り水路の保護として厚さ40センチ、量としまして2,179立米、また、路床が悪いところへの安定処理剤としてかわらリサイクル材を20%混合したものを厚さ20センチ、量としまして339立米、合わせて2,518立米の使用をしております。  2号地グラウンドでの使用の感想、問題点ですが、一般的な砕石などと違い、かわらくずは透水性はあるものの粘着性がないため、締め固めが余り効かないような状態が見受けられました。また、空気率が大きいため、透水性が求められる箇所や荷重がかからない箇所であれば利用できるが、道路などの荷重がかかるところでは将来的に沈下が懸念され、不安定な要素もあると感じました。しかし、道路の路床として使用するときには陶器瓦組合で研究がなされ、粒度調整がなされていると聞いております。  あいくる材の認定取得した三州セラミック路床材の今後の採用でございますが、現在、公共工事で使用している土砂につきましては、愛知県建設副産物リサイクルガイドライン実施要綱及び愛知建設リサイクル指針に基づいて推進しております。碧南市の道路工事は、路床材としては残土を改良した改良土、路盤材としてはコンクリートを砕いたものを混ぜた再生砕石を使用しております。路床材の入れかえ作業を行う道路工事は交通量が多い幹線道路で、その品質が要求されるところですし、そもそも路床材を使用する道路工事自体が非常に少ない状態ですので、その使用頻度は期待されるものではありませんが、しかし、あいくる材の認定証を取得した三河セラミック路床材は地場産業の副産物でもありますし、今後も公共事業での使用を模索していきたいと考えておりますので、よろしくお願いします。  以上、御答弁とさせていただきます。 120 ◆8番(石川長海君) 議長、8番。 121 ◆議長(久田昭一君) 8番。 122 ◆8番(石川長海君) それぞれ御回答いただきまして、ありがとうございました。今後ともひとつよろしくお願い申し上げます。 123 ◆議長(久田昭一君) 以上で、石川長海君の一般質問を終わります。  この際、暫時休憩いたします。                            (午後 2時 7分 休憩) ───────────────────・・───────────────────                            (午後 2時 20分 再開) 124 ◆議長(久田昭一君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。  次に、岡本守正君の一般質問を許します。 125 ◆3番(岡本守正君) 議長、3番。 126 ◆議長(久田昭一君) 3番。 127 ◆3番(岡本守正君) 日本共産党の岡本守正です。通告に基づきまして質問しますので、よろしくお願いをいたします。  質問の前に文字の訂正をお願いします。「顕名1」の「顕」という字をにんべんに変えていただきたいと思います。  件名1、地球温暖化対策について。  7月に地球温暖化問題、気象変動問題が大きな課題となる洞爺湖サミットが行われます。97年に京都議定書が採択され、第一約束期間2008年から2012年までに、日本の温室効果ガス排出量削減は、90年比6%の削減が義務づけられています。日本の状況は、二酸化炭素のCO2の削減をしなくてはならないのに、逆に6.4%の増になっております。目標達成には12.4%の削減となり、大変なおくれをとっております。イギリスは90年比15.4%削減、ドイツは19.5%削減しております。EUの削減目標は8%ですので、削減目標の2倍近くから、それ以上達成をしておるわけです。2006年のEU15ヵ国は、温室効果ガスを90年比で2.7%削減を既にしております。  NPOの気象ネットワークによりますと、国内で二酸化炭素の最大排出企業は、中部電力碧南石炭火力発電所が1位、次は石炭を多量に使用する製鉄業が続いております。36の大規模排出事業者で日本全国の排出量の12%を占めております。日本のCO2総排出量は13億3,416万トン。このうち大規模火力発電所及び製鉄所などを初めとして180事業所で51%のCO2を排出しております。中部電力碧南火力発電所のCO2排出量は平成18年度2,269万トンで、平成16年愛知県のCO2総排出量8,730万トンですので、実に愛知県の26%を占めております。  日本の温暖化対策が日本経団連の「自主行動計画」、これに頼っております。この取り組みでは既に限界に来ており、日本が削減すべき中間目標を明確にして削減をしていくべきであります。  (1)中部電力碧南火力発電所の地球温暖化対策について、CO2の削減のために、国と中部電力との間でガス排出削減の協定を締結すること、さらに国内排出量取引制度を設けること。この2つのことを、碧南市は国と中部電力に強く働きかけていくべきです。  (2)次期碧南市環境基本計画の見直しについて。  ア、環境基本計画はいつまでに見直しされるのか。
     京都議定書約束はことしを入れて5年間です。これまで日本のCO2はふえ続けております。CO2削減で見直しを早めるべきであります。市地域におけるCO2排出量の把握はいつごろか。  イ、環境基本計画の中で、特に中部電力石炭火力発電所その他の大企業のCO2排出量を記載し、それぞれの削減目標を掲げるべきです。  (3)地球温暖化対策は、化石燃料にかわって自然エネルギー導入がいかに拡大していくかが大きなかぎであります。碧南市には日本一の石炭火力発電所があります。全国一のCO2を排出しています。財政力は全国2位であります。この財政力を使い、全国一の自然エネルギーの導入のまち、碧南市を目指し、自然の恵みである太陽光、太陽熱、風力、これらのエネルギーの活用を広く広げていくことが大切です。現在、碧南市の住宅用太陽光発電設置補助は4キロワットで18万円です。田原市は4キロワットで60万円の補助ですので、実に碧南市の3.3倍の補助をしております。碧南市は自然エネルギー活用で、全国トップクラスの補助制度にしていくべきであります。  (4)自然エネルギー導入の多様性を広げるため、住宅用太陽熱温水器設置、小型風力発電補助制度をふやすべきであります。  (5)1994年から2008年のごみ処理基本計画がことしで終わります。平成19年度と20年度で新たなごみ処理基本計画の策定作業が進められていますが、どこまで進んだか、お答えください。  (6)ごみ処理基本計画の見直しで、廃プラスチック類を容器包装リサイクル法によって再生利用をさらに促進していく必要があります。碧南市では、廃硬化プラスチックはすでにリサイクルをされていますが、廃包装用プラスチックは衣浦衛生組合で焼却されています。高浜市ではことしの4月より廃包装プラスチックを2,111万1,000円の予算で年間350トン、日1万トン弱回収し、富山県にある日本容器包装リサイクル協会の工場でパレットやマット製品に変わっております。碧南市でもごみ処理基本計画の見直しで、包装プラスチックも焼却しないでリサイクルすべきであります。  (7)平成18年の市指定袋収集ごみ1万3,658トン中、生ごみは約5,460トン、これを燃やさずに堆肥化すればCO2削減ができるし、資源としても利用できます。西端の一部で堆肥化が行われておりますが、足踏み状態であります。さらに生ごみ堆肥化を進めていく必要があります。ことしの9月、第2給食センターが稼働し始めます。学校給食センターは、食品リサイクル法から外れておりますが、民間の食品製造業は85%の再生利用が実施目標であります。学校給食センターは生ごみ、残菜を19年度は140トン排出しました。これらの堆肥化、飼料化の計画はどこまで進んでいるのか。また、どれぐらいの量を堆肥化、飼料化するかお考えになっているか、以上、お答えください。  件名2、国民健康保険について質問いたします。  (1)生まれた赤ちゃんから中学生まで被保険者の均等割の減免で国保の引き下げをし、子育て支援の1つとしていくべきであります。若い子育て中の御夫婦は何かとお金がかかることが多く、しかも、収入の少ない家庭も多いと思います。国保には均等割課税があり、1人当たり年間2万6,400円が課税されます。子供が生まれ、家族がふえ、大変うれしいことですが、しかし、子育てするのに年間1人2万6,400円負担がかかることになります。社会保険には均等割がありませんので、この負担がかかりません。碧南市次世代育成支援対策地域行動計画、へきなん次世代ハートプランの基本理念は、子供を産むなら碧南市、子供を育てるなら碧南市であります。子供を安心して生み育てられる子育て支援をしていくということで、6歳から中学卒業までの国保税の均等割2万6,400円をなくして、国保税の引き下げをすることについてお伺いいたします。また、国保加入世帯で小学校前と小学校、中学校それぞれ何人みえますか、お答えください。  (2)今、後期高齢者医療制度の問題で、国政でも地方政治でも大問題になっております。これは75歳以上の高齢者に医療差別を持ち込む、世界に類のないひどい制度です。この制度は廃案しかありませんが、この制度、後期高齢者医療制度は、国保にも大きな影響を与えております。政府は、碧南市の国保税の年間最高額53万円を59万円に引き上げるよう圧力をかけました。今年度、碧南市は国保税の年間最高額53万円を維持しています。来年度以降もこれを維持していくことと、これを維持するのに一般会計からどれだけ繰り出しするのか、お答えください。  以上で、第1回目の質問を終わります。 128 ◆経済環境部長(新美善次郎君) 議長、経済環境部長。 129 ◆議長(久田昭一君) 経済環境部長。 130 ◆経済環境部長(新美善次郎君) 私からは、件名1の地球温暖化対策についてお答えをいたします。  初めに、(1)の中部電力碧南火力発電所の地球温暖化対策についてでございますが、このことにつきましては3月議会でも御質問いただいておりまして、その際の答弁と重複いたしますが、中部電力は総合エネルギーサービス企業としての社会的責任を果たすため、安全を最優先し、エネルギーの安定供給を果たすとともに、地球環境の保全に努め、持続可能な社会の発展に貢献することを企業の社会的責任として宣言がされております。地球温暖化防止対策におきましても、中部電力グループの環境宣言として、みずから律して行動するとともに、地域や世界と連携しながら地球環境の保全に努めることを理念に掲げており、そのもとに、具体的なCO2削減に向けました行動計画プランを持って取り組んでおみえになります。  そこで、市といたしましては、愛知県と連携をして、中部電力の地球温暖化対策に関する計画並びにその実施状況の確認に努め、これらに基づいた指導を行うとともに、CO2削減目標を達成するための企業努力を促すよう働きかけをしてまいりたいと思っております。  続きまして、(2)次期碧南市環境基本計画の見直しについての御質問にお答えをいたします。  まず、アの環境基本計画はいつまでに見直すのかということでございますが、環境基本計画は平成16年3月に策定いたしておりまして、計画期間は平成25年までの10年間と定めております。その途中で社会情勢、環境を取り巻く周辺状況の変化などに対応するために、5年をめどに点検、見直しを加えるということとしております。本年度で策定後、ちょうど5年目を迎えておりますので、今年度はその中間的な見直しということで、これまでの進捗状況の評価、それを踏まえた計画内容の見直しの検討を進めている段階でございます。  次に、イ、基本計画の中で、特に中電石炭火力発電所、大企業などのCO2排出数値を記載し、削減目標も掲げるべきであるとの御質問でございますが、このことについても3月議会でお答えしておりますが、個々の事業所単位ということよりも、一般家庭からの排出分なども含めまして、碧南市全体のCO2排出量とその現状を把握し、総括的な削減計画を策定することを検討してまいりたいというふうに思っております。その内容は環境基本計画にも今後、反映させていく考え方をしておりますが、それには次の改定の次期というのは先のことでございますので、できれば別個の計画として、その間に取り組んでいけたらということで考えております。  次に、(3)石炭火力発電所にかわる自然エネルギーの活用が世界的な課題となっている。市民段階で実施できる住宅用太陽光発電設置に、全国トップレベルの補助制度についてということでございますが、この御質問についても同様に3月議会でお答えしておりまして、答弁内容は余り変わりませんが、当面は現行制度の水準で継続してまいりたいということでお答えとさせていただきます。その上で、引き続き住宅用の太陽光発電設備の普及に向けた推進に取り組んでまいりたいと思いますので、よろしくお願いをいたします。  次に、(4)自然エネルギー導入の多様性を広げるために、住宅用太陽熱温水器、小型風力発電設置など、エコ対策機器の導入に補助対象をということでございますが、市では市民のクリーンエネルギーの利用を積極的に支援するために、御案内のとおり住宅用の太陽光発電設備に対する補助を実施いたしております。  そこで、御質問にもありました小型風力発電につきましても、今後、家庭用のものの普及が進むようであれば、補助の対象として含めることも検討をさせていただければと思っております。なお、太陽熱温水器につきましてはさきの3月議会で答弁いたしました内容と変わりございませんので、よろしくお願いしたいと思います。  次に、(5)のごみ処理基本計画の見直しに関しての御質問でございますが、平成5年に平成20年度を計画目標として策定いたしましたごみ処理基本計画を見直し、新たに平成35年度を目標年度とした一般廃棄物処理基本計画、第2次ということでございますが、これを19年度、20年度の2ヵ年で策定するというものでございます。昨年度におきましては、可燃ごみ、不燃ごみをそれぞれ2地区サンプリングしての再組成調査の実施、計画策定のためのその背景としての情報資料収集及び分析等を実施いたしてきております。20年度においては、広く市民の方々からの御意見を求めるべく、基本計画策定検討協議会を設置いたしまして、生活排水処理基本計画の策定もあわせて業務を進めてまいりたいと思っております。  次に、(6)のごみ処理基本計画の見直しで、容器包装リサイクル法をどう盛り込むのかという御質問でございますが、当市では平成7年からごみの分別を行い、全国にも誇れる分別種類で現在の形態を整えてきております。市民の方々にもこういった形が浸透、定着している現行の方策を、国が示した容器包装リサイクル法に基づき一部変更することについては、資源となるごみ全体の見直しを要することと考えられますので、先ほど、説明させていただきました、現在策定しております一般廃棄物処理基本計画の中で、碧南市としての方向性を検討、協議を進めてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。  次に、(7)の生ごみ堆肥化の関係でございます。  これについても3月議会でもお答えさせていただいておりますが、可燃ごみの約4割が生ごみという実態でございますので、生ごみの堆肥化によるごみ減量化で、焼却される際のCO2の削減に大変有効であるものと認識はいたしております。この点につきましても、今回の処理基本計画の見直しの中で、生ごみの削減を含めた全体的なごみ減量の施策を策定してまいりたいと考えております。  なお、学校給食センターの野菜くず、残飯の堆肥化等の御質問につきましては3月議会で教育部長がお答えしておりますが、その後、再度、飼料化のプラントを計画してみえる事業所に進みぐあいを確認いたしましたところ、建設用地が一たん決まりかけましたが、最終的には合意に至らなかったということで、現在も引き続いて建設用地を探しているという状況であるということでございますので、その動向を見きわめる中で実施方法を検討し、対応してまいりたいと思いますので、よろしくお願いをいたします。  以上で、お答えとさせていただきます。 131 ◆福祉部長(高橋正実君) 議長、福祉部長。 132 ◆議長(久田昭一君) 福祉部長。 133 ◆福祉部長(高橋正実君) 私から、件名2の国民健康保険についてお答えを申し上げます。  まず、(1)の子供の被保険者の均等割の減免についてでありますが、国民健康保険の均等割は収入に応じて賦課するというものではなくて、医療給付の受益の対象となる方に支払っていただくというものであります。中学生以下であってもその医療給付の受益の対象となりますので、相応の負担をしていただくというものでございます。したがいまして、均等割の減免というのは現在のところ考えていないという状況でございます。  なお、被保険者の数でございますが、本年4月1日現在で小学校就学前935人、小中学生合わせて1,241人という状況であります。  次に、(2)の国保税の限度額の53万円の維持ということでありますが、本年4月から政令の改正によりまして、限度額は医療分と後期高齢者支援分を合わせて59万円が限度額となっております。碧南市はこれを53万円としておりますが、これの維持には2,280万円の財源が必要になると計算をしております。  県下の状況としましては、医療分と後期高齢者支援分の合計で法定限度額59万円と既にした市、あるいはこの6月議会でするとしております市が35市中28市であります。西三河では碧南市だけが限度額の改正を行っていないという状況でございます。  今年度は条例改正を専決で行ったことなどによりまして、限度額は据え置きといたしましたが、限度額を低く設定するということは高所得者の負担軽減となって、これがひいては中低所得者層の負担増につながるということとなります。  それから、ちょっと話が変わるんですが、国保税の低所得者層に対しては7割、5割、2割の軽減の制度がありますが、これの維持に当たっては、保険税のうち、所得割と資産割を足した、いわゆる応能割という部分と、被保険者の均等割と世帯平等割を足した応益割、この応能割と応益割の率を一定に保つ必要がございます。具体的には応益割を100分の45以上、100分の55未満に保たなくては、7、5、2割の軽減が法令によって制度上、維持できなくなるということがございます。現在の碧南市の保険税は応益割が100分の45ぎりぎりのところにありまして、多分、本年度課税をすると、この100分の45が下回ってしまうというような状況が推測をされます。そういう中で、本年度中に応能割と応益割の税率の見直しをしなくてなりません。その見直しの中で、この限度額の見直しも視野に入れておるという状況でございます。  以上で、私から、件名2の国保に関する答弁とさせていただきます。 134 ◆3番(岡本守正君) 議長、3番。 135 ◆議長(久田昭一君) 3番。 136 ◆3番(岡本守正君) 2回目の質問を、まず、1の地球温暖化対策というところから始めます。  洞爺湖サミットがあって、今回、気象変動に関する政府間パネル(IPCC)、これが警告しておりますように、次の削減目標、これは2050年までの世界全体のCO2排出量を2000年に比べまして50%から80%削減しなくてはならない。これが強烈に出てくるというふうに思います。そのために碧南市としてどういうふうにしなくてはならないかというのがはっきりしておるわけです。このためにまず、これまで経済連が自主行動計画、これをやっていた。これがもう既にうまく作動していない。このために削減しなくてはならないのに、6.4%もふえておることは事実でございます。  ですから、それぞれがちゃんと位置づけをする中で、先ほど私が述べましたように、碧南の中部電力碧南火力発電所が、国との間でちゃんとCO2削減計画、これを自主的というよりも、もう協定を結んでちゃんと削減させる。それから、さらに国内排出量取引制度、これを設けさせる。このことを碧南市は国と中電に強く働きかけていく。これが1つ、大きな大事なことだと思います。  そして、3月議会と同じように自然エネルギー、これの活用を市民の人がしやすい、こういう環境をつくり出していくということで、同じ足踏み状態の回答しかありませんでした。やっぱり碧南市の全体のCO2削減には、これは碧南市全体じゃなくて日本全体ということになりますけれども、やはり自然エネルギーをどう活用していくか、これが大きなかぎでありますので、今までの自然エネルギーを導入しやすい、そういう環境をつくっていくことを大きく拡大をしていく。これを今までの回答では当然、納得できません。前向きに考えていく必要があると思います。  市長も就任のあいさつ、先ほどの質問も含めて環境問題を挙げられておりました。ここでやはり市長の力が必要になるというふうに思います。その点、市長からお答えをください。  そして、もう一つ、ごみ処理基本計画、これが今、改定を進めていっておると言われておりますけれども、このメンバーといつから実際やられておるか。これをちょっとお聞きしたいです。  それと、学校給食の問題で、今まで画策をされておったようですけれども全部つぶれたということですので、今後、具体化を持たせるために、いつごろまでに実際、自分たちはこうしたいんだということと、どれだけの量を行っていくのか。やっぱりこれがないと、どうしても他人任せで終わってしまいます。民間は85%を目標に進められていくわけですので、公があいまいな態度をとっておるわけにはいかないというふうに思いますので、その辺、はっきりしていただきたい。  国民健康保険についてですけれども、先ほど、1つは国民健康保険の最高額が53万円を、今年度は何とか維持をされて、その辺は評価をしております。一般財源からの導入、これはやっぱり真剣になって考えていく必要があるんじゃないかと思います。  子育て支援の中の大事な部分です。国民健康保険、家族がふえて本当にうれしい。この中で子育て真っ最中のお母さんたちの負担を、1人年間2万6,400円ですかね、これを減らしていく。例えば、先ほどの回答の中で、小学校入学前までこれをやると2,500万円ということですね、935人ということですので。掛けるとざっと2,500万円ということですので、これを何とか工面をしていただいて、突破口をつくっていただきたい。中学卒業までの医療費、何とか秋までには全部やれるということで、大変市民はありがたがっておられます。もう一つ、ここで頑張っていただきたいということでございます。  それと、59万、西三河で碧南市だけになってしまっておるということですけれども、何とか53万で頑張っていただけますように、来年引き続き頑張っていただきたいということでございますので、その辺もお伺いしたいと思います。  以上で、2回目の質問を終わります。 137 ◆経済環境部長(新美善次郎君) 議長、経済環境部長。 138 ◆議長(久田昭一君) 経済環境部長。 139 ◆経済環境部長(新美善次郎君) 私からは、件名1に関しまして、2回目の御質問に対してお答えをさせていただきます。  まず、1点目の関係で、CO2の削減に向けて国と中部電力碧南火力発電所に対して、市として働きかけをするべきということで、具体的に国との温暖化ガス排出削減協定の締結、それから国内排出量取引制度の実施、この2点について働きかけをという御意見でございますけれども、現在、7月の洞爺湖サミットの開催に向けて中央のほうでいろいろと活発に議論が交わされているという状況でございますので、市としてはその動きを見守っていきたいと思っております。その上で市として対応すべきことが出てくれば、それに従って対処してまいりたいというふうに考えております。  それから、(3)、(4)の関係で、自然エネルギーの補助制度の拡充ということについて、かねてから質問者が言われておりますけれども、現段階ではそういったことで、現状の碧南市の補助水準でいきたいと思っております。強い要望をいただいたということで、今後の課題と受けとめさせていただきたいと思います。  それから、(5)の関係で、ごみ処理基本計画の見直しの関係で、どういう形で進めるのかというような御趣旨の質問かと思いますが、まず、7月早々にはこの検討協議会の組織を立ち上げて、準備を今現在進めておるというところでございまして、大体、そこの構成員のメンバーについては、例えば、町内会組織の代表者の方だとか、各種婦人団体の方、商店街連名の代表の方、市民環境会議の代表の方、衛生組合とか学識経験者、それから公募で市民の方も参画していただければという形で、20名程度の委員さんに協議会に参画していただいて進めていきたいというふうに思っております。  私のほうからは以上でございます。 140 ◆教育部長(岡田三郎君) 議長、教育部長。 141 ◆議長(久田昭一君) 教育部長。 142 ◆教育部長(岡田三郎君) 私からは、給食センターの関係で2回目の御質問にお答えをさせていただきます。  実施時期と、実施した場合どの程度の量を予定しておるのかというような御質問であったかと思いますが、まず、実施時期につきましては、これはさきの3月議会でも御説明をさせていただきましたが、改正食品リサイクル法の中で、飼料の原材料として利用できるものは可能な限り飼料化を行うんだということが明記されましたので、今後実施時期につきましては、飼料化するプラントの動向を見きわめる間、いましばらく時間をいただきたいというふうに思っております。したがいまして、9月稼働に合わせて実施することは難しいと考えておりますので、よろしくお願いをいたします。  次に、どの程度の量を実施するのかということでございますが、当初は未調理の野菜くずを対象に実施し、その状況を見る中で、主食の残飯も実施してまいりたいと考えております。量的には、平成19年度の実績で申し上げますと、第1・第2学校給食センターの未調理の野菜くずの合計が5万100キログラム余、主食の残飯は3万9,500キログラム余で、合計8万9,600キログラム余となり、全体の63.9%を予定いたしております。  以上で、お答えとさせていただきます。 143 ◆福祉部長(高橋正実君) 議長、福祉部長。 144 ◆議長(久田昭一君) 福祉部長。 145 ◆福祉部長(高橋正実君) 私から、国保に関する2回目の御質問にお答えいたします。  まず、子供について均等割の減免をし、一般財源から繰り入れたらということでございますが、元気っ子医療費のこともおっしゃったわけでありますが、元気っ子医療費の無料化の拡大については今回の議会で提案をさせていただいておりますが、これは、元気っ子医療というのは子供全体が無料化の対象になるというものであります。ただ、国保の子供は子供全体ではございませんし、それから、国保は国保の会計の中で基本的に賄うというのが原則でありますので、そういう中で均等割の減免は考えていないという状況であります。  それから、53万円の限度額も頑張れというようなお話ですが、まだ条例改正を私のほうは上程しておるわけではありませんので、今は条例改正の中でそういったことも検討をさせてもらうということを言っておる段階であります。ただ、スタンスとしましては、国保の全体の医療費が上がっておるという中で限度額を抑えるということは、先ほども申しましたが、中低所得者層の負担を引き上げるというような形になってしまいますので、私どもは法令の趣旨が限度額を引き上げるというような形でありますので、そういったことも尊重するのかなという状況でございます。  以上でございます。 146 ◆議長(久田昭一君) ありませんね。 147 ◆3番(岡本守正君) 議長、3番。 148 ◆議長(久田昭一君) 3番。 149 ◆3番(岡本守正君) まず、新エネルギーの問題ですけれども、新しく、こういう利用特別処置法というのがございます。これに導入するということで、15年度は1.6%しかこれができていない。それでいきますと、各先進国ではアメリカが全体の15%を義務づける方向、ドイツは20年度までにも27%という目標を掲げております。10分の1以下ということであります。せめて碧南の場合でも、田原の渥美火力を控えておるわけで、その関係で非常に碧南より高い比率、3倍以上の補助金を出しておるわけですけれども、やはり碧南市は日本一ということですので、日本一補助金を出す、そういうところにやはり税金を回す、これは当たり前の話ですので、その辺がはっきりしないと納得はできませんし、しかも温暖化防止、これのかぎはやっぱり自然エネルギー、これをいかに取り入れるか、ここが大きな大事なことです。  それと、先ほどお答えになられたサンプリングの中身をもう少し詳しくお願いをしたいということであります。  それと、学校給食。やっぱり練り直していただいて、碧南市でちゃんとできるようにしないと、他人任せでやっぱりいつまででもできないと思いますので、できるだけ資源の活用を行っていく、これが必要でありますので、その辺、練り直すお考えであると思いますので、もう一つ、熱い気持ちをお答えください。  それと、国保の問題です。言うなれば、均等割というのは人頭税みたいな気がするんですね。本当に子育て支援をして、子供を産むなら碧南市、子供を育てるなら碧南市ということを言うならば、そういうことも1つではないかということであります。  それと、社保はもう均等割はございません。会社でいくならば碧南市が負担をする、これはできるというふうに思います。  それから、もう一つ、地方団体は公営上その他の事由にかかわり、課税を不当とする場合においては課税をしないでいくことができるというふうにあります。社保と比べて、社保でしていないと。それから、国保はしておるというところでありますので、一般財源からちゃんと補てんをすべきだというふうに考えております。  以上で、発言を終わります。 150 ◆経済環境部長(新美善次郎君) 議長、経済環境部長。 151 ◆議長(久田昭一君) 経済環境部長。 152 ◆経済環境部長(新美善次郎君) 私からは、環境問題についての3回目の御質問にお答えをいたします。  まず、1点目のクリーンエネルギーの関係の導入の問題で、補助制度の新設、拡充の問題でございますけれども、これについては再三お答えしたとおりでございますので、よろしくお願いいたします。  それから、環境基本計画で19年度に行いましたサンプリング調査の中身はどうだということだということでございますけれども、場所については2地区ということで、塩浜町とそれから汐田町の2ヵ所をやっておりまして、そこの可燃ごみ、それから不燃ごみについて、組成用の分析をさせていただいております。結果は、今まででも十分言われておりますように、割合としては生ごみが約4割、それから、いわゆる雑紙が2割ということでございます。それから、もう一つ、特徴的なことは、平成5年のときの状況と今回とを比較ということが結果としてちょっと出ておるわけですが、紙類というのが当時よりもかなりふえてきておるという状況が出ております。これは何を言っておるかというと、新聞紙等も入れておられるところもございまして、そういった集団回収の、昔はよくやられておったということですけれども、最近はそれがかなり減っておるというのが碧南市の実態であるということが報告に書いてあります。  とりあえず、私からは以上です。 153 ◆教育部長(岡田三郎君) 議長、教育部長。 154 ◆議長(久田昭一君) 教育部長。 155 ◆教育部長(岡田三郎君) 私からは、給食センターの関係の3回目の御質問にお答えをさせていただきます。  基本的には堆肥化するのか、飼料化するのかということの選択を今、検討しておるということでございまして、これをやらないということで御答弁申し上げておるわけではございませんので、そういう見通しがつくまでの間、時間をいただきたいということで御答弁をさせていただきましたので、御理解をよろしくお願いいたします。 156 ◆福祉部長(高橋正実君) 議長、福祉部長。 157 ◆議長(久田昭一君) 福祉部長。 158 ◆福祉部長(高橋正実君) 国保の均等割の部分についてお答えをいたします。  まず、国保税の賦課については、これは地方税法に基づいて賦課をしておるわけでして、地方税法の中にその賦課方式というものが示されて、均等割というものがうたわれておるわけです。当然、その均等割というのは一律に課すというものでございますので、そういった法律の趣旨に従って、碧南市は均等割も課しておるという状況でございます。  それから、一般会計からの繰り出しということでございますが、一般会計からの繰り出しにつきましては、もう今、現在、既に、人件費とか事務費とか、そういったものは除きましても、合計で2億4,000万円の一般会計からの繰り出しをしております。そういう中で、また均等割の減免だとか、それから限度額の云々というのはちょっとなかなか実現やら維持ができかねる状況にあるのかなという状況でございます。  以上でございます。 159 ◆議長(久田昭一君) 以上で、岡本守正君の一般質問を終わります。  次に、山口春美君の一般質問を許します。 160 ◆4番(山口春美君) 議長、4番。 161 ◆議長(久田昭一君) 4番。
    162 ◆4番(山口春美君) 日本共産党の山口春美です。通告に基づいて、今期初の質問を行います。  4月20日投票の市長、市議会選挙の結果は、後期高齢者医療制度の実施など、国の社会保障制度の後退や、道路特定財源の一般化や暫定税率の廃止を求める国民の声に反して、再課税など住民の負担強化から市民の暮らしをどう守るのか、レクサス、海外視察、市民合意のない美術館強行に対する市民の審判が下されました。日本共産党の3議席では、定数4減の中で4,402票で過去最高の得票をいただくことができました。一方、市長選挙では、永島市政の継承を掲げた候補が落選し、無駄遣いと市民からかけ離れた市政にノーの声が示されました。私は日本共産党に期待された思いをしっかりと受けとめ、みずから掲げた公約実現とともに、禰宜田市政を市民の立場からチェックし、建設的な提案を行う市議会本来の役割を前進させるために奮闘することをこの場から改めて決意表明するものです。  それでは、1件目の質問に入ります。1件目は、禰宜田市長の公約と市政について伺います。  今回から初めて公費負担となったマニフェストのチラシで、禰宜田市長は7つの政治活動基本方針と5つのポイントとして公約を掲げられました。この6月議会では、このうち中学生の通院費の無料化を10月から実施するため、補正予算と条例改正を提案されました。最短距離で実施をされることに敬意を表するものです。  (1)そこで他の公約についての優先順位、この4年間の任期中にすべてを実現するための年次計画や実施年度を、まずお聞きするものです。とりわけ、私ども日本共産党の公約と一致しております3人目の保育料の無料化については、いつ、どのような内容で行うのかお示しください。既に私が3月議会でも指摘したように、県下では西尾市に続き、東海市が保育園も幼稚園も年長まで無料にしています。少なくともこの2市以上の内容で実施されるものと期待しますが、具体的な内容もお示しください。  また、出産祝い金についても、いつから、幾ら、どのような基準で実施されるのか明らかにしてください。  (2)選挙中に法定ビラ1号として、あなたが代表者となっている理想政治研究会なる団体が発行したこのビラには、「このままでは碧南も破綻する」と過激な見出しが書かれています。連絡先の氏名や電話番号も記載されていませんが、一体どんな根拠を持って破綻などと言えるのでしょうか。公費マニフェストにも書かれているこの破綻の冷静な分析を、市長となられた今、責任を持ってこの場で示していただきたいものです。  さらに、この2つのビラには、「使用料、手数料の再検討」との文言も記載されています。一体何をどのように見直しするお考えなのか、市民の暮らしにとって見過ごせないことなので明らかにしてください。さらに、「あらゆる無駄の発見と排除」とも書かれてあります。市民の無駄遣いで大いに共感が得られたのは、合計4台もの黒塗り公用車、うち2台が1台1,000万円もするレクサスということです。また、市民が苦しんでいるのに公金で行う海外視察です。無駄の解消を公約された市長がレクサスに踏ん反り返っていたのではまったく説得力はありません。あなたはレクサス、海外視察について見直し、廃止をされるのですか。明確にお答えください。  さらに、美術館運営に異議ありと掲げた禰宜田市長、経費を最小限に抑えるとのことですが、一体、年間幾らの予算なら許容されるのですか。今年度の美術館予算の増減、来年度以降の予算規模について明確にお示しください。また、美術館長はこの間、資料の収集についても発言されています。禰宜田市長としては、どの程度の規模や財源を許容されるのかもお示しください。  (3)この4月から、西端保育園、荒子保育園が社会福祉協議会に民間委託されました。前永島市長は、今後4年間で5園の公立保育園の民営化を進めるとしてきました。この間、安城市では平成18年12月13日から平成20年1月9日までの2年間、市民公募の方を含む12名の委員で8回の検討会議を開催し、ことし2月1日付で安城市における保育園、幼稚園の運営方法の検討報告書を作成、発行されました。この中で、安城市の公立保育園での特別保育は子育て支援ナンバーワンと指定され、地域の拠点的な役割や子供たちに最善の利益を保証する保育のための人材育成を担っていることなどを掲げ、公立幼稚園ともども民営化にはっきりと行わないと結論を出されました。そして、21年度の保育士新規採用も15名の募集も始めています。  碧南市では、市民参加の論議もせず、市当局の結論先にありきのやり方で、強引な民営化が行われています。市臨時職員を社会福祉協議会に移行し、大切な市の保育士を、園長を含めて大量に出向させ、今後5年間は市の保育士採用はしないというとんでもないやり方です。この間の保育士採用ゼロは、保育の質の伝承、人材育成の空白期間をつくり出し、後世に大きな問題を残すことになります。  禰宜田市長は各種施策について市民各層の意見を聞いた上で判断すると7つの基本方針に掲げています。ならば、民営化計画は一たん中止して、21年度は、改めてその検討を安城方式で行っていくべきではありませんか。市保育士の21年度の新規採用についても待ったなしの状況に来ています。ただちに見直し、採用開始を求めますが、お答えください。  (4)くるくるバスの運行委託は、ことし5月の入札を中止されています。5年ごとの入札による業者選定は、そこで働く人たちの不安定雇用と低賃金を生み出すものと社会的に批判が高まっています。今後、どういう方向に進めるつもりなのかお聞きします。何よりも、バス運行に当たっての経験の蓄積、安定雇用が可能な方向性を示してください。  (5)世界基督教統一神霊協会、通称統一協会と、その下部組織の1つである国際勝共連合について伺います。3月31日付赤旗しんぶん、4月11日付朝日新聞に、全国霊感商法対策弁護士連絡会が、あなたに対して公開質問状を送ったことを報道しています。また、3月26日付で弁護士連絡会から日本共産党碧南市会議員団あてに、このような封筒で公開質問状の内容も送付されてきました。いわゆる統一協会は、ことし4月18日に大阪府吹田市で行われた全国集会での、この弁護士連絡会の報告で、消費者センターや弁護士に寄せられた相談だけでも、昨年1年間で1,252件、被害金額40億7,980万8,820円とされ、印鑑、数珠、多宝塔などや献金、浄財などの国民被害が出ています。泣き寝入りのものや、表面に出ない被害も含めれば、さらにその影響は広がるものです。4月8日付新聞では、千葉県内の女性に2億3,000万円を統一協会が支払う示談が成立したり、昨年7月には東京高裁が2億7,620万円の賠償を確定する判決が確定しています。かつて市内に若い男女が午後9時前後まで花束やハンカチを売りに来ていました。  ア、そこで、市長にまず伺います。法定1号ビラには、ここに書いてありますが、謀略的ビラに対して警察署に告訴状を出し、捜査を依頼していますとわざわざ書き込みがされています。一体何について、どんな内容で、だれを告訴対象者にして捜査を依頼されたのでしょうか。そして、その後の進展はどうなっているのかも明らかにしてください。  イ、あなたは、いわゆる統一協会や勝共連合なる組織について、どの程度認識されているのですか。年間40億円もの被害を与えている団体と知っているのですか。  ウ、報道によれば、あなたは82年10月にソウルで行われた6,000組の集団結婚式に参加されたとされています。一定の功績のあったものが対象になると聞きますが、あなたや家族の方が献金や信者獲得などのどのような貢献をされたのかも明らかにされたいものです。  エ、4月8日に行われた碧南市長選挙公開討論会のコーディネーター、三重大学の児玉克哉教授は、そのブログの中で、4月25日付ですが、「統一協会は社会的にも問題になってきましたから、信教の自由だけでは説明になりません。あなたの答弁です。やはりきちっと市民に説明をすることが必要です。この件に関しては情報が少ないので何とも言えません。市長みずからが市民の中にある不安を払拭するためにも、説明責任を果たすことが必要でしょう」と答えています。私も全く同感です。説明責任はあなたの7つの基本姿勢でもあります。7万市民の命と暮らしを守る市長となられた今、霊感商法の団体との関係を不問にしたままでは済まされません。霊感商法など違法な資金集めや信者獲得活動からどう市民を守っていくのか。その立場を明確にしてください。  2、次に、美術館について伺います。  (1)4月5日の開館から2ヵ月がたち、全館有料対象にした第1回の企画展も6月8日に終わりました。そこで、ここまでの月ごとの有料、無料入場者数、これとは別に小中学生の招待人数、1日当たりの最低有料入場者数をまず明らかにしてください。  また、直前に就任された館長として、今までのところ、問題点と反省点があれば披瀝してください。  (2)今後の展示内容、休館日の日数、市民ギャラリー、常設展の実施予定について伺います。ことし4月オープンした青森県十和田市現代美術館など、多くの美術館では年間展示や休館日などがホームページにも掲載されていて、少なくとも1年先まで見据えた計画がされています。館長はこれまで表にこそあらわれなかったものの、裏舞台では碧南市の美術館建設に何かとかかわってきたと言われています。長年、愛知県美術館で手腕を発揮されてきた美術館運営の専門家として、碧南市の開館までの準備のおくれや不手際について気づいていなかったのでしょうか。ふたを開けてみれば市民ギャラリーも常設展も企画展でつぶしてしまい、この年間利用計画は白紙状態ではありませんか。これでは市民との接点がなく、上から押しつけの美術展となるのは当たり前です。  (3)館長は、美術館は調査、収集がその役割とおっしゃっています。そこで、あなたが想定する美術品収集の年間予算規模と収集の基準をどうお考えなのか披瀝してください。  (4)今回の市長選挙で示されたように、碧南市民は市民合意のない美術館建設の強行に予想以上の拒否反応を示しています。それに油を注いだのが割愛制度というもので、57歳の館長の退職金まで市民の税金で肩がわりするということです。大きな愛知県政から見たらわずか7万人口の地方自治体に負担を強いるごり押しのやり方ではありませんか。市民が合意するとお考えでしたか。私は碧南市の幹部にこんなやり方は館長を泥で汚すものと、撤回を求めてきました。市民や議会で可否が伯仲している美術館に対して、退職金負担がどういう結果をもたらすか。一般市民の感覚なら十分に理解できるのではありませんか。こうした空気を読んで、なぜ県の退職金をもらってこなかったのですか。いろいろ言っても結局、個人の利益を優先したことになってしまうのではないでしょうか。請うて来てもらうから、こう言いわけした鈴木副市長も今月で退任、永島元市長も後継者もいません。市民感覚とのずれを市幹部はもとより、館長自身が再認識すべきではありませんか。お答えください。  (5)開館直前の館長人事の発表など、市民の合意を取りつけずにごり押ししてきたことで、市民との間には深い溝ができてしまいました。さらに火に油を注いだのが館長の部長級の特別扱い、退職金と合わせて3年間で7,000万円もの館長待遇そのものです。愛知県は私立みどり保育園の補助金不正受給問題でも、県の取り分を碧南市に肩がわりさせ、満額取り返しました。今、商工会議所の補助金不正受給も返還を求めています。碧南市も堂々と道理の通らない館長への退職金押しつけは返上すべきではありませんか。明確にお答えください。  (6)毎日新聞4月21日付の記事で、禰宜田市長は藤井達吉美術館への指定管理者などを進めると抱負を語ったとあります。永島元市長は市直営を堅持すると表明していましたが、方向性が変わってきています。私は教育的な施設は営利を目的にせず、市直営にすべきと考えますが、民間にほうり出すことが前提ならば、高価な資料の収集も控えるべきとなります。60歳の定年まで3年間とそれ以降、館長と市長の方向性をどう調整するつもりなのでしょうか。お答えください。  (7)館長は碧南の美術館建設の経緯をいつから御存じなのでしょうか。碧南市は近隣で唯一、郷土資料館のないまちです。また、市民の作品展示の場がないことが課題としてありました。商工会議所の中古の建物は、だからこそ当初、郷土資料館ふるさと館と、市の総合計画に位置づけられたのです。水面下で住民合意もなく、美術館に変更したことに碧南市民は怒っているのです。本当に必要な美術館なら、十分な時間をかけて、場所の検討も含めて市民とともに練り上げるべきものです。こうしたいきさつも理解せず、市民が文化に無理解であるとか、藤井達吉への関心がないとか、子供の情操教育に背を向けているかのような見識でいたとしたら、市民との歩み寄りはできません。館長としてこうしたいきさつを認識されているのかどうか、お聞かせいただきたいものです。そして、緑の樹木1本ない密集地の美術館に、市民の合意をどうとりつけていくのかもお聞かせください。  (8)今までの美術館は、寺町の拠点施設として位置づけられてきたと思います。周辺には九重味淋の博物館、称名寺もあり、各種宝物もあります。こうした碧南市内の価値あるものをどのように生かしていくつもりなのでしょうか。御見解をお示しください。  以上で、1回目の質問といたします。 163 ◆市長(禰宜田政信君) 議長、市長。 164 ◆議長(久田昭一君) 市長。 165 ◆市長(禰宜田政信君) それでは、私から件名1につきまして御答弁申し上げます。  まず、件名1の(1)であります。公約実現の優先順位、4年間の年度ごとの実現内容はということでございます。  私は、マニフェスト等に良識と思いやりのあふれる市政を目指してということで、7つ、1、安心・安全、2、福祉、3、教育、文化、スポーツ、4、産業基盤、5、行財政改革、6、協働社会の構築、7、発信力の強化というふうに掲げております。7つの分野におけるそれぞれの項目について、ただちに具体化できるものにつきましては、中学卒業時前の医療費無料化とか、あるいは矢作川の河川敷の有効活用の調査ですとか、あと病院事業に対しての繰り出しのことですね。それから、防災についての強化についての予算、あと、校舎の耐力度調査を前倒しで実施するというようなことで、すぐできるものにつきましては今議会で予算の補正をお願いしているところであります。さらに、7つの分野のそれぞれの項目について、今年度の実施計画策定の中で整理して、具体化に向けて検討していくということでございます。  また、今年度策定に着手します第5次総合計画ということであります。ある程度、時間がかかるものにつきましては、こちら、第5次総合計画の中で方向性を示すということになってくるかと思います。いずれにいたしましても、公約につきましては4年間の間に何らかの形で着手して市民の皆様と協働してすばらしい碧南をつくり上げたいという思いで、今後、新しいまちづくりを進めてまいりたいと思っております。  具体的な御質問がありました第3子以降の保育料の無料化の年齢拡大と出産祝い金の時期、これにつきましても早い時期に実施する意向でおります。これにつきましては実施計画の中で明らかにしてまいりたいと考えております。  それから、(2)の法定ビラ1号、これは法定ビラ1号だけじゃなくて、こちらのマニフェストにも書いてあるんですね。このままでは碧南市も破産するということで、破綻ということじゃなくて、破産をするということでございます。この根拠を示せということでございます。  これにつきまして、碧南市の財政状況は、御存じのように中部電力の火力発電所4、5号機が稼働いたしまして、平成15年度に市税収入が過去最高を記録いたしまして、財政力指数が1.8を超えておりました。これはその後、幸いにしましてその落ち込みが予想以上に少なかったわけでございます。これは輸送関連企業の業績が想定していた以上のものがここ数年続いておるということでございまして、税収の下げが余りなかったということでございます。  そして、現在におきまして財政力指数は1.6を超えるという状態になっておるわけでございます。しかし、これにつきまして、臨海部の企業を中心として発生しております償却資産に対する固定資産税というものは、これはだんだんと減るというのはわかっておるわけで、これにつきまして、平成18年度の決算ベースでこの部分が約50億円あったわけです。これが平成22年度、あと2年後には25億円程度となるということでございます。そうしますと、約25億円減るということが、今、予想されておるわけです。これは平成20年度より大規模償却資産、これは財政力指数が1.6を超えている状態だと県課税が始まってくるということで、平成22年度には6.7億円が県の税になるというようなことも原因になりまして、22年度には25億ということで、18年度と比べると25億円ぐらい減るというようなことで、今、財政当局のほうで試算をしておるところでございます。  また、最近、テレビ、新聞等で連日報道されておりますけれども、原油価格が非常に高騰していたり、各種素材が大変値上がっておると。あとサブプライムローンということで、非常に大きな損失がアメリカを中心に、また、それが連動して日本や各諸外国に及んでおるということがありまして、この円高になったりとか、そんなことの中で、法人市民税という、先ほど輸送関連企業からの業績がよくて、ここ数年非常に助かったということがございますが、平成20年度予算では確実にマイナスになってくるということが予想をされておるわけでございます。  さらに、財政にとって非常に厳しい状態というのは、高齢化が進みまして、医療、介護、これはやはり高齢者の方がニーズがふえますと、どうしてもお医者さんにかかるだとか、介護が必要になる人がふえてくるということで、これも徐々にふえるという現状があるということも確かでございます。  それから、この碧南市の特徴といたしましては、これは前に私も議員時代に指摘をさせていただいたわけでございますが、財政力指数が高い割には経常収支比率というものが非常に高いという心配な特徴を持っているわけでございます。経常収支比率というものは、税収等に対して固定的、経常的に支出している金額の割合を示す比率でございまして、碧南市は平成18年度決算ベースで77%と。入ってくる税金に対して77%が固定的、経常的に使われちゃっておると。なおかつ、この中には企業会計上の繰り出し金、病院等の繰り出し金についてはこの経常経費の中に入っていないということがありまして、これをプラスしていかなきゃいかんということでございます。  ちなみに碧南市と同等の財政力指数を持っていらっしゃる刈谷市が60%なんですね。豊田市が59%ということで、安城市が66%ということで、碧南市より10%から15%、経常収支比率が低いということで、これはやはり碧南市が新しい投資とか自由に使えるお金というものが少ないということを意味しているということがございまして、税収がある程度以上減ってきますと碧南市も破産をする状態になってくるということがあるよということでございます。  そこで、碧南市におきましても、財政に余裕のあるうちに財政健全化に向けていろいろな手を打って、5年、10年、20年と安定的に市民の皆様が安心して市民生活を送られるようにしていくべきではないかという、そういう意味で、このままでは碧南市も破産するから、しっかりせないかんのじゃないかということでございます。これは先ほど申しましたけど、やはり入るを図って出るを制しなければならないという趣旨でございます。  それから、次に、使用料、手数料の再検討と。この具体的な内容についてということでございます。これはきょう午前中、12番議員の質問で答えたとおりでございます。これも他市その他、いろんなことを比較検討しつつ、やはり先ほどの入ってくる状態、出る状態、いろいろなことを加味しながら、やはり使用料、手数料につきましても見直しをしていかなきゃいけない時期が来るのではないかと、こう考えておるところでございます。  それから、ここに具体的にございますが、レクサス、公用車の廃止並びに海外視察の廃止についてどう考えるのかという御質問がございました。この件につきましてはいろいろな意見がございます。ぜいたくじゃないかとか、無駄じゃないかというようなこともございますが、現在の状況の中では、総合的に判断いたしまして、今のところ必要であると私は考えているわけであります。これもやはり入る状態がなかなか大変な状態になってくれば、それは状況は変わりますので考えなきゃいけませんが、自動車輸送企業との関係とか、市の代表だとか、あるいは事故に遭った場合にけがをしないようにだとか、いろんなこともあるわけでございまして、そういうことを考えた場合に、あるいは海外視察につきましても、やはり広い目で世界を見ながら自分のことをよく知って、そして、より市民のためになることをやっていくということも、当然グローバル化した社会の中では必要であると、今の時点では考えておるわけでございます。  それから、美術館予算につきましては、とりあえずこれは年間運営費1億円ということが、これは議会の多数決の議論の中ではここで落ちついたわけでありますので、私もこの1億円を上限ということの中でしばらく様子を見たいと考えております。今後の状況を見まして、その後の対応を考えるということで、先ほど、指定管理者がどうだという話もありましたですけど、それは状況を見て、別に最初から指定管理者がいいというふうに考えているわけではございませんで、将来的にそういう場合もあるかもしれないと、こういうふうに答えたわけでございます。  それから、美術品の購入とか収集についてのお尋ねでございますけれども、これは特殊なケースで、皆さんがこれは入手したほうがいいというようなコンセンサスが得られる場合があるかもしれませんけど、そういう場合を除きまして美術品の購入は最小限にとどめて、収集については寄贈、借用などによってとりあえず対応していくと考えております。また、美術館につきましては、企画展その他、より発展させるためには、余り市のお金だけということでは間に合わないんじゃないかと。それを支えるような組織を、友の会その他、いろんな組織があると思いますが、そういうものをつくりながら、それを支えるというようなことも必要ではないかというふうに考えておるところでございます。  続きまして、(3)ですね、公立保育園の民営化の中止をということでございます。これにつきましては、なぜこういうふうな社会福祉協議会の移管に至ったかということの中で、職員の定数の問題、そして保育園で働かれている保育士さんのいわゆる労働条件の改善、あるいは補助金がもらえる、もらえないというようなことの中で選択をしてきたわけでございまして、私は基本的にはこの方向はやむを得ないと、こういうふうに考えておるところであります。そして、公立保育園民営化の中止については、荒子保育園、西端保育園が社会福祉協議会の運営に移行して2ヵ月がたちますが、保護者側からも現場からも特に御意見をいただいておりません。順調に御理解をしていただいているものと判断をしております。来年度移管する大浜保育園につきましても、先日、当保育園の父母の会総会の席で、担当課長が保護者に移管について説明を行っております。そこで、特には意見も寄せられず、御了解をいただいたものと感じております。来年度以降も予定に従いまして、社会福祉協議会移管を進めていきたいと考えております。  次に、正規保育士の募集についてでございますけれども、来年度は、本年社会福祉協議会に派遣している保育士の一部の派遣を解くということは、そこから戻ってもらう、市の保育園に配置するということを考えておりますので、当面、新規の保育士、教諭職の採用は見合わせるというふうに考えております。今後につきましては、社会福祉協議会での採用及び市保育士退職者の推移を勘案する中で採用について検討をしていきたいと思っております。  次に、(4)くるくるバスの運行委託につきまして、これは先ほど2番議員の御質問で答えたとおりということに、これは私じゃなくて経済環境部長がお答えをしておりますけれども、要は入札になじまないと、いわゆる人件費だけでたたき合いをしてはいかんのじゃないかと。これは質問者が言われるとおりでございまして、より安全確保、あるいは真心のこもったサービスが提供できるようなやり方があるかどうかということの中で、先日、6月9日に市内のタクシー会社3社の社長さんがお見えになりまして要望を受けましたので、多分、質問者の意向に沿うような形で解決ができるのではないかと、こういうふうに考えておるところでございます。  それでは、次、これは過去につきまして。まず、アの質問につきまして。これは2つ、私、告訴状を提出しておりまして、政治活動期間中に碧南警察署に告訴状を持っていっております。それから、選挙期間中、これは13日から18日でしたか、これは弁護士を通して名古屋地方検察庁の特捜部のほうに告訴状を提出しております。これは事実でございます。内容等につきましては、これは私的なことでありますし、いろんな方面の影響がありますので、この場での答弁は控えさせていただきたいと考えております。  それから、イについて。これは民間の団体なんですね。そういうことについて私のような立場の者がコメントしていいのかどうか、私はコメントすべきじゃないと。いろんな団体があるわけでございまして、そういうことを言い出しますと切りがないわけでありまして、これがいいだ悪いだとかそういうことではありませんので、それぞれが法律の中でちゃんとやっていらっしゃるというわけでありますので、コメントすべきでないと、こういうふうに判断しております。  ウにつきましては、これはまことに私と私の家族についての、これは憲法19条の思想の自由及び良心の自由、憲法20条信教の自由、国の宗教活動の禁止にかかわる質問であると認識をいたします。こういうことにつきましてもコメントすべきじゃないんじゃないかというふうに私は判断をしております。これをここでコメントし始めますと切りがないし、これはとにかく憲法上の自由にかかわる問題でございますので、それぞれが自分の信じることに従って信じていただければいいわけで、別にこれをどうだかんだということではないと私は考えております。  それから、エにつきまして、これも先ほど被害金額がどうだというようなお話がございました。これは被害なのかどうかわかりませんが、とにかくいろんな法律の範囲の中で皆さん、生活や活動を営んでおられるわけです。憲法を初め、各種法律の中でやっているわけでありまして、この活動について私がいいだ悪いだというようなことを言うべきではないと。これは特定の民間団体の活動についてコメントすべきでないというふうに私は判断しております。要は、私自身が議員を今まで12年間やってまいりました。こうした面において皆さんに迷惑をかけたことは一切ないわけですね。何か物を売ったとか、そういうことは一切ありません。良識を欠いた言動もなかったと私は自負をしております。今後も市長として、一層公平公正な立場で職務に邁進していくと、ただそれだけでございます。何かおかしな言動がありましたら、どうぞ遠慮なく私に指摘して御指導いただければ、それでよろしいかと考えております。  以上で、答弁とさせていただきます。ありがとうございました。 166 ◆副市長(鈴木隆太君) 議長、鈴木副市長。 167 ◆議長(久田昭一君) 鈴木副市長。 168 ◆副市長(鈴木隆太君) 私からは、件名2の(4)、(5)につきまして、一括お答えをいたします。  美術館館長の退職金についての御質問でございますが、さきの議会でも御説明させていただいておりますが、これは国及び地方自治体が、人材について相互協力及び有効活用を図るために制度化された手続によるものであります。愛知県及び碧南市の退職手当条例の規定に基づきまして、愛知県職員としての勤続期間はすべて碧南市職員としての在職期間として退職金を支給するものであります。当市としましては、この制度によりまして、館長として一番ふさわしい方を採用することができ、そのことにより、長年、県美術館で築き上げてこられました実績、ノウハウ、さらには人脈までも、当市の美術館にとって最も重要となる時期に発揮していただけるものであります。  開館から約2ヵ月経過しまして、開館記念展「藤井達吉のいた大正」も無事終了しましたが、開催期間中、新聞、テレビ等のメディアにも当市の美術館を取り上げていただきました。これはもちろん館長の人脈によるところが大であるというふうに認識をいたしておるところであります。今後もその実績が美術館運営と、ひいては当市の文化行政に生かされることで、市民の皆様にも御理解をいただけるものと考えております。  以上で、お答えとします。 169 ◆美術振興監(木本文平君) 議長、美術振興監。 170 ◆議長(久田昭一君) 美術振興監。 171 ◆美術振興監(木本文平君) 私のほうからは、件名2の(1)、(2)、(3)、(6)、(7)、(8)について御答弁申し上げます。  まず、(1)の開館状況と月ごとの有料、無料入場者数、小中学生の招待数及び日ごとの最低有料入場者数、そして、今までのところの問題点と反省点について述べさせていただきます。  まず、4月5日から6月8日までの56日間で、入場者総数、これは建物にお入りになった方ですが、これが2万8,872人です。そして、「藤井達吉のいた大正」、この展覧会を観覧、いわゆる展示場にお入りになった方の総数が2万4,171人でした。  4月の有料観覧者数は625人、無料観覧者数は1万2,414人。5月の有料観覧者数は1,638人、無料観覧者数は5,869人。そして6月、有料観覧者数は568人、無料観覧者数は3,057人でした。  小中学生の美術館学習については、5月は3,067人、6月は645人でした。そして、お問い合わせのありました最低有料入館者数につきましては、4月は24日の8人、5月は14日の8人、6月は6日の26人でした。これはいずれも天候不順のときでした。  そして、開館2ヵ月、今までのところの問題点と反省点は、この御質問に対しまして、開館2ヵ月余りの状況から、まず、問題点と認識しているところをお話しいたします。あの建物自体は全国のリニューアルコンテストで入賞し、寺町の状況に合わせた形で非常に評価されたものでありました。ただ、建物自体は、オープンいたしまして使ってみないとわからないところがあります。ハード面で気がついたところは、ある時期になりますと西日が展示室に入り込む。これはちょっと致命的なことがありましたが、そういうのが一部ございました。そして、1階から2階展示室へ上がる階段や喫茶の裏方がちょっと見えてしまう。そういう景観上の問題点もありました。そして、建物ではありませんが、その周辺の、例えば駐車場のことなんですが、どうしてもなれないというか、施設そのものしかなじみがないということもありまして、あの方面の一方通行の認識がちょっとされにくかった。また、展覧会終盤に入りましたら、非常に土日、市内の方もそうですけれども、市外から、名古屋方面から、いろんなとこから、実はお車でお見えになる方が非常に多かったわけです。そのときに臨海公園駐車場へのいわゆる周知不足から、実は周辺の駐車場不足というのが起こっておりました。  次に、ソフト面でございますが、これは明らかに、あれだけの規模の展覧会をやったときに職員の人数が明らかに不足であったということが挙げられます。そして、夜間開館という、なじみの薄いことをやったことはございますが、夜間開館の入場者が極めて少なかった。こういうことが挙げられます。そして、もう一つは、この展覧会自体、その広報自体は市内では非常に徹底されたものがありました。市内この周辺はあったんですが、実は市外においての広報宣伝量が全く不足していた。そういう点では非常に指摘できる、反省できるような点でもございました。この辺のあたりを、問題を解決しようとする予算も実はなかったということが大きな問題になっています。一部努力いたしまして、周辺関係を整備したのもございますが、そういう問題がございました。  そして、反省点でございますが、実はこれは私自身も気がついたことでございますが、鑑賞者、来館者へのサービスがいま一つ十分でなかったということが挙げられます。それは具体的にどんなことかと申しますと、実は展覧会の内容にしてはキャプション、いわゆる画題札とか、文字の級数、ポイントが小さかった。だから非常に見にくかったという、私自身も見にくかったという、そういう反省点がございます。そういう点で、それを大きくしようと思いましても経費がかかりますので、おいそれとできるものではなかった。  それと、もう一つは、監視員の教育、これが徹底されていなく、十分でなかった。いわゆる貴重な作品だからということのイメージが伝播いたしまして、過剰な、いわゆる警備、過剰な防衛本能が働きまして、お見えになった鑑賞者の方に不愉快な思いをさせたということも挙げられました。つまり、ちょっとお気をつけくださいと、にこっとおっしゃればよかったんですけど、気持ちが先行して、だめですよというような感じになってしまって、そういう点ではちょっと教育不足だった、指導不足であったということがあります。  それと、もう一つは、せっかく遠方からお見えになっても、ケアの部分でもう一つ欠ける部分がありました。それはいわゆる今の美術館、どこに行ってもそうなんですが、いわゆるミュージアムグッズ、いわゆる美術館に行った1つの楽しみ、こういうものが実は準備なり、整備されていなかったということがあります。これはあと、先ほど、議員も御指摘ありましたけれども、もう一つ重要なことは、広報サービスと連動するんですけれども、年間のスケジュール表がつくられていなかった。どこの館に行きましても、4月にオープンいたしましたら、その年度のスケジュールというのは的確に決まっていたはずだったんです。事実、そういう計画はなされていたんですが、幸か不幸か、予算が切られたということで、秋の展覧会が全く空白状態であったと。そのために年間スケジュール表がつくれなく、また、広報できなかったということが反省自体として挙げられます。  次に、(2)の今後の展示内容、休館日の日数、市民ギャラリー、常設展の実施予定は、このことについてでございますが、特別展としては7月19日から8月31日まで、歴史系の企画といたしまして「大浜陣屋の世界」を、そして、10月4日から12月7日、実はこれ、私が来たときは全く空白状態であったんですが、予算がないという中で、これは苦慮した結果でございますが、今まである、この碧南市の財産を活用して、ないならないなりに1つの企画をつくろうとして、私がプランニングしてつくらせたものが「碧南の空と大地の間展」という、いわゆるまちじゅうがミュージアムという、そういう発想に基づいて、彫刻のあるまちづくりですか、その実績のプランニングを活用し、ハードがまちの中、そして、その作家をケアするのが美術館と、このハードとソフトを使い分けた形で、苦肉の策ですけれども、秋にこの企画を入れることにいたしました。  そして、予算措置はされておりますが、12月23日から翌年の2月15日まで、東京国立近代美術館所蔵の人形展を開催いたします。これ、非常に珍しいものでして、伝統工芸の作家もおりますが、皆さんのよく知った作家では竹久夢二とか、四谷シモンとか、ジュザブローとか、そういう現代の作家まで含めた、大正11年に工芸部門、帝展の中に初めて人形というのが入選するわけですけれども、そこからスタートして現代まで持ってくるという、これは主に東京国立近代美術館工芸館の所蔵品で構成するものですが、その展覧会の計画をいたしております。これは予算措置がされております。  こうした特別企画展以外には、6月21日から7月11日まで「碧南文協選抜美術展」、そして、9月10日から14日までは「西三文協美術展」、そして、2月27日から3月5日まで「飾り瓦のコンクール展」、そして、具体的なところまではまだ至っておりませんが、3月17日から3月22日まで、市民がだれでも発表、参加できる「市民アンデパンダン展」、これを私の発案で企画させていただいております。これはもう少し具体的になりましたら、広報等、連絡等をとらせていただきたいと思います。  休館日の日数につきましては、他の公共施設同様、平成20年度は6月19日以降は47日間となっております。そして、市民ギャラリーにつきましては、展示室4におきまして、9月30日から利用開始を、そして、募集をかけることにいたします。それは受け付けは8月1日からということになりますが、近々に広報させていただきます。  常設展は、展示室3におきまして、6月19日から8月31日まで、これは中心は藤井達吉。これまで碧南市が寄贈なり等でいただいた藤井達吉の作品を中心に、その人と作品展という形で、1期、2期、3期と分けまして、1期は今、申しました6月19日から8月31日まで、2期が9月4日から12月27日まで、そして、3期が1月8日から3月31日までと、そのように計画いたしております。  20年度の開催日数は、トータルいたしますと、これは御質問にはありませんでしたが、289日間となります。博物館法で定める開館日数というのは最低150日以上で、そして250日を満たすものということになっておりまして、この諸条件は十分満たしているものと思います。  (3)の館長が想定する美術品収集の年間予算規模と収集の基準はと、とてもうれしい御質問をいただきましたが、これは、美術品収集の年間予算規模につきましては、私自身の個人的な希望はございますが、ここで数字を申し上げますとひとり歩きして、それが既成の事実になるというのもちょっと困りますものですから、市民の皆様の御理解が得られ、美術品の収集が可能となった時点で具体的な数字を申し上げたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。  では、その際にどういう形でやるかというと、先ほど市長も回答されましたが、民間の篤志家とか、企業からの寄附などを核とした美術品の取得に関する基金、こういうものが多用できればいいなと、ちょっとこれは希望ではございますが、そのように考えております。なお、その収集の基準につきましては、1に藤井達吉を顕彰するに重要と思われる藤井作品及び関連作家の作品、2に藤井達吉の精神を見出せる現代作家の作品、3に碧南市の文化と美術を語るのに重要と思われる作品などと考えております。  そして、(6)の市長は指定管理者も示唆している、今後の方向性をどう調整するのかという御質問でございますが、美術館における指定管理者制度の導入は、施設の性格とか目的、その導入による効果などを総合的に検討し、ここで一番重要なんですが、公共性という観点も加えた上で結論を出す必要があると考えております。  それと、7番目でございますが、碧南市には、近隣市で唯一、郷土資料館がないこと、市民の作品展示場がないが課題としてある。だからこそ、当初、郷土資料館ふるさと館が市の総合計画の中に位置づけられたので、約束違反の執行部に云々という、碧南市の経過を見詰め直して、市民の合意を今後どう取りつけていくかというような御質問でございますが、私に要請があったのは、藤井達吉を顕彰し、碧南の名を全国に発信するような美術館にしてほしいと。また、碧南の未来を担う子供たちに豊かな感性を養う場となるような美術館にしてほしいということであり、その熱意に非常に意に感じまして、ちょっとリスクは大きいなとは思いましたが、お引き受けした次第です。ただ、現在の心境はと言われますと、50年前の藤井達吉の思いと同じでございます。  さて、御指摘のあった郷土ふるさと館ですが、一言で郷土資料館といっても、博物館的には、実は対象とする間口は広いんです。例えば、歴史資料、民俗資料、古文書、美術、芸術、いろんな広い間口を含みます。とても広い分野を包括するので、いわばミニタイプの人文系の総合博物館と、そんなようなことが言えてしまうと思うんです。これを実は本格的に取り込もうと思いますと、膨大な組織と費用がかかります。私はこういう場合は、間口を広げるよりも、1点に絞って集中して地域に合った特色を発揮したほうが全国にアピールする館になると思いますし、また、碧南にとっても有利なものと考えます。そうしたときに、郷土資料館、郷土資料と御指摘ありましたが、じゃ、この碧南の郷土資料って何だろう。これはいろんなことがあると思います。だけど、全国的に発信できる、今、手近な手段としては、実は藤井達吉ではないか。藤井達吉そのものが全国発信できる郷土資料ではなかろうかと、そのように考えています。ただ、この4月に当地に参りまして、碧南、特に美術館のある大浜周辺、これはまさに生きた文化財のある地区、本当にこれは強く認識しました。そして、認識もしましたし、実は少なからず感動もしました。ああ、今どきこんなところがあるんだと非常に感動いたしました。そうした中、このことも踏まえまして、美術館では、いわゆる郷土資料館的な要素を持つ歴史系の展示も年1回は実施していくつもりでおります。そして、どうアピールしていくかという話なんですけれども、本当に人手の少ない中で、四苦八苦して現在、運営体制をつくっておりますが、美術館の運営体制が整い次第、市民の方々を対象とした講座などを開催いたしまして、美術館活動についての理解を本当にじっくりと深めていきたいと、そのように考えております。  そして、最後に、(8)でございますが、郷土資料館的な位置づけを期待して、九重味淋の博物館、称名寺の寺宝など市内の価値あるものをどう生かしていくか示されよと、この問いでございますが、今既にある九重みりん時代館や清沢満之記念館など、こういう人文系博物館との連携や各寺院等の御意見を、要望をお聞きしつつ、どの形が碧南にとって一番いいのかというのを、望ましいものであるかというのを一度じっくり考えていきたいと思います。これはなぜかといいますと、実は個人情報保護法というのがございまして、個人のものと、いわゆる公的なものの財産が混在する場合は、市の財産というか、そういう私的なものにはございます。ですから、その整理をちゃんとしてからじゃないと、情報公開というのは、これは一歩間違うと大変なことになりますので、この辺のあたりは慎重に進めていきたいと思っております。しかし、私自身として美術館を核としたまちじゅうがミュージアムという、そういうものになればいいなということで、検討していきたいなとは思っております。  以上でございます。 172 ◆議長(久田昭一君) 美術振興監に申し伝えます。本会議での一般質問は執行部並びに質問者等含めておおよそ1時間と定めておりますので、その辺、今後の参考にしてください。 173 ◆4番(山口春美君) 議長、4番。 174 ◆議長(久田昭一君) 4番。 175 ◆4番(山口春美君) まず、市長の公約についてですけれども、第3子以降の保育料の無料年齢制限の拡大というのは、3月議会で明らかにしましたけれども、対象は250人で予算は3,800万と。それから、幼稚園でも3人目は無料にすると74人で820万と。幼稚園での第2子減免をやると58人で250万と。全部合わせても大体5,000万の計画です。実施計画だとか、総合計画だとか、そんな大層にいわなくても、この9月議会で恐らく、辛く見積もってある歳入も、恐らく増額補正が来ると思いますね。だから、中学生の通院費の無料化はもちろん本当にありがたいことですけれども、3人目の子供さんを産まないと、少子化対策は2人では解決できないということは、圧倒的な世間の常識になっているわけです。それでもなかなか今の保育料や生活を考えると二の足を踏んでしまうという方のために、一層、この3人目に挑戦していただくという意味では一刻も早くやっていく。今、まさにチャンスなんですね。だから、そんな実施計画でなくても、今年度予算化する、今年度実施するということも十分可能。少なくとも来年度の予算には盛り込んでいただいて、来年度の4月早々にはやっていると、ここまでは譲歩します。2年、3年後なんて言っていたら、もう全然だめなので、この点についてはお答えいただきたいと思います。そして、中身にもよりけりで、西尾、東海市を少なくとも上回る形でやっていただくと。碧南市は上の子は13になったら対象ではなくなってしまうので、そういう基準も見直していただくかどうか、これもお答えください。  それから、出産祝い金については、具体的にこの公約を掲げた時点ではどういう人たちに、幾らぐらいというふうに想定されていたんですか。市長のお考えを示していただいた上で、これもおおよその予算額というのはどのくらいなのか。それは禰宜田さんが考えたことなので、わかりませんので教えていただきたいと思います。  それから、破産する問題ですけれども、今、本当に交付団体、不交付団体とあって、また、不交付団体の中でもそれ以上の財政力があると大規模償却資産がかかると。御存じのように、先ほど言われたように県に移行されたと。全国のトップクラスの、この碧南市がもし破産するようなことがあれば、日本国じゅう、市町村全部破産しています。だから、こんな言葉で、国もよくそういうことをやるんですが、おどしの道具に使ってはいけません。私たちは何かを有料化する、くるくるバスを有料化する、こういうときに破産するんだと、こういうふうにおどしの道具に使ってはならない。冷静に考えれば、決して破産するようなことは、このまま堅実にやっていくならば、今までも要らない箱物をいっぱいつくってきましたので、こういう負の遺産の処理もありますけれども、やはり、きちっと理性あるやり方をやっていくならば、必ず破綻はしない。ましてや法人市民税を大まけにまけている。これは国の基準どおり14.7%にするなど、いろいろな方法を私たちも示させていただいていますので、それはこの場で指摘をさせていただいておきます。  それから、民営化の問題では、今、現実には公立保育園、幼稚園が保育士の欠乏で大変困っています。パートで募集しても集まらない。あなたは引き続き社会福祉協議会に依存していくと言われましたけれども、私は一度聞きたいですよ、この碧南式の民営化で、予算的には幾らマイナスになったのか。私はコスト削減なんかは全然問題にしていませんが、あなたたちがコスト削減が理由で民営化をするということならば、あえて聞かせていただきたいなというふうに思います。この2ヵ月間でどれだけ予算が削減できたのか。それを踏まえた上で、私は、せっかくきれいな理想を掲げられても、その足元から、この6月議会で市民の合意のもとに、市民は主人公だと言われました。そういう意味からいっても、もう一度、民営化について。意見が出ないから反対はないんでしょうじゃないんですよ。やっぱり2ヵ月たったこの場の検証をきちっと確認していく。一たん白紙にしていくということは、少なくとも必要ではないかと。  今、募集時期ですよ。もう安城は募集が間もなく締め切られます。ここで二の足を踏んでいたら碧南市は2年間、3年間ですね、新卒の貴重な人材を逃がすことになります。みんな、碧南市内の保育士免許を持った方がよその市に就職されていますよ。これで本当に6人の子供を持って、子育ての痛みがわかりますと書いてある市長の立場なんでしょうか。ぜひ確認したいと思います。  それから、要望書が出て、私の希望に沿えるだろうと言われたんですが、全然展望が見えてこないので、どういう要望書で、どういう形で安定雇用が確保されるのか、教えていただきたいと思います。  それから、統一教会、勝共連合については、私、個人的に禰宜田さんに恨みがあったり、館長にしてもそうですけど、個人的に恨みがあるわけじゃないので、本当に聞きにくいことなんですが、でも、現実的には40億円もの被害総額が弁護士のところに出されていて、東京高裁でも判決が出ている。こういう団体ですから、今まで禰宜田市長はこの団体をやめたとは言われていないんですよ。やめていないということになると、こういう団体に対して、いつまでひもがついている段階で、市民に対して霊感商法、今、改めて占いだとか、そういうものが注目されて、この間、NHKでもこういう被害が出ているということが改めて言われていましたけれども、こういったものを本当にただしていく、守っていく立場にやっぱり立てなくなるんですよね。だから、本当にやめたならやめたというふうに断言をしていただきたいですし、それは全く新聞紙上でもお答えになっているように、答弁、ノーコメントでは済まされない。それは候補者の段階ではよかったかもしれませんですけど、碧南市の市長となられた段階ではそれは済まされないです。インターネットを見るとカルト市長と書いてあるんですよ。私も本当に心が痛みましたけれども、こういうことが全国的に周知されている。こんな中で、私はきちっとやっぱり、この間の三重大学の教授じゃないですけれども、説明責任を果たしていくことが必要だというふうに思います。  それから、美術館についてですが、私も少ない材料の中から調べましたけれども、この4月に十和田市の現代美術館がオープンしています。同じように4月からオープンしたんですよ。4万5,000人入ったそうです。それから、有料者が2万5,000人入ったそうです。うちは2,800人ですよね、有料者が。もちろん数だけでは私、決めませんけれども、ここは6万人の自治体ですが、館長は課長級、学芸員がお一人で、全体で4人の人の体制だそうです。大きな愛知県美術館からお見えになったので、人が足らない、予算が足らないというふうに思われるかもしれませんですけど、7万の自治体ですから、あれだけの施設ですから、私はそれなりにやり方があると思うんです。  もう一つ、栃木県の佐野市というところでは、これは人口12万のところですが、平成14年にこの美術館をオープンしています。これは16億円の国宝級のものを企業者の方が寄附されて4億円の建物を土地つきで寄附していただいて、それならやりましょうよね、ぜひ。美術館をやると思うんですよ。私たちは逆に7億円で改修して、豪華な最高級の部長クラスの方を寄せてやっていくということで、本当にここが問題になっているというふうに思うんです。こんな状況を、私は就任以前だから物が言えないということはわかりますけれども、こんなんじゃ、4月5日にあけられないよということを言われたのかどうかと。実際にあけてみたら大騒ぎと。それから、4月1日から市民ギャラリーをオープンする、募集をかけていくと言われたけれども、これ、碧南市民にとっては唯一、身近な人たちがそこに掲げるかもしれない。私が言っているように接点なんです。それにつられて喫茶店に来たりなんかもするんですが、そういったことが全く今、閉ざされているということで、とても残念だなというふうに思います。  今、つらつらと言われたことなんかも、ホームページでは部分的にしかまだ掲載されていませんよね。そういうのをやっぱり、みんなの、市民のものにしていくということが必要だと思うんです。
     それから、私たちは予算のことは一言も言っていませんよ。3,000万削ったからオーケー、1億にしたからオーケーなんてことは一言も言っていません。本当に美術館を死ぬほど市民が渇望するならば、それは必要な経費として出すことも必要だと思うんです。でも、だめなんです。碧南市はだめだと言っているもの。選挙の結果がこうなんですよ。だめなんです。だから、本当に予算の点でも、市長も1億円で大体済ましていくということを言われましたけれども、だから、ことしは増減は全くない、ゼロということで見ていいですね。  それから、基金は1億円ぐらいあったと思うんです。条例を制定するときに館長の意のままに買えるという、こういうすてきな条例にしたんですよ、この間。だから、今、いろいろ確認すると言われたけど、何にも確認せずに買えちゃうんですね、碧南市だと。でも、買ったら最後、指定管理者にはできませんよ。この宝物、どうするんですか。だから、そういうふうに、あっちもこっちも行きどまりなんです。本当に私たち、美術館が市民とともに愛すべきものにしていきたいなと思ったから、もっと緑のあふれるところで。駐車場に困られたというけど、わざわざ駐車場を遠くにつくられたんですよ。そういったことなら、なぜ館長さんが就任前に指摘をしていただかなかったのか。私たち素人とは違って、プロの言うことは多分聞かれると思うので、そういうふうに思いますけれどもね。その辺も、時期の問題も語っていただきたいと思います。  それから、退職金問題も、本当に申しわけないですけど、もし、県の職員を1日でもやめて、改めて市のほうに来ていただいたならば、向こうでもらわれたと。だから、かわいそうだと思ってそういうふうにしていただくのが、本当は空気を読んだ人のあり方だと思うんですよ。残念ながら、これ、私もファクスで一生懸命文書をお届けしましたが、受けとめていただけなかったと。これ、もらってきたらえらいことになるよと、私には容易に想像できましたね。市民の皆さんからとても反感を買うと。こんな時期にですよ、お金がないのに。というふうに思いますので、その辺も指摘しておきたいので、お答えください。 176 ◆市長(禰宜田政信君) 議長、市長。 177 ◆議長(久田昭一君) 市長。 178 ◆市長(禰宜田政信君) それでは、私から2回目の質問にお答えさせていただきます。  まず、第3子以降の保育料の無料化、いつやるかと、早くやれということであります。これにつきましても、いろいろ幼稚園との関係も、保育園だけじゃなくて幼稚園との関係もあります。できるだけ早くやりたいと思いますけど、ちょっと今、きょうここで答えろと言われてもちょっと難しいですね。いろんな調整をいろいろしなきゃいけない。できるだけ早くやりたいということです。来年の4月にできるかもわかりません。その前に、いろいろ段取りがありますので。条例改正その他ですね。  あと、基準をどうするか。これもまだ、一緒に検討をしてみたいと思います。まだ、きょうの時点では明言はできません。  それから、出産祝い金についてということでございます。これは毎年600人から700人お生まれになっていらっしゃると思います。これにつきまして、全員を対象にして、第1子、2子とかそういうことじゃなくて、祝い金という形で出したいなと。これ、他市でいろいろもう実施されている事例もございますので、そこらあたりはよく考えまして、できるだけ早く実施をしていきたいなと、こう考えております。  それから、3番目が破綻がどうだと。私は、先ほど、特に強調したいのは、碧南市の場合は経常収支比率が非常に高いという部分がありまして、この比率の77%というのは、財政力指数が1.1とか1.2ぐらいのところ、西尾市さんが1.2ぐらいなんですけど、同じぐらいの経常収支比率なんですね。だから、そんなことを考えますと、1.6と言っていますけど、結構いろんなことをやっていまして、固定的に出すお金が多い状態になっているなということはあるもので、財政力指数が多いといって、必ずしも使えるお金がたくさんあるということではないので、きちっといろんなことをしながら、できるだけ本当に困った人にお金が回るように、行財政改革を含めまして、みんなで一緒にやっていかなきゃいかんのじゃないかと、こういうことであります。  それで、先に、いわゆる保育園の社会福祉協議会の移管の件でコスト削減がどうだということで、必ずしもコスト削減だけということを考えているわけではありませんで、どちらかというと、やはり保育園の保育士さんの身分といいますか、もう少し、安定してしっかりと子育てをしていただける方法ということが大きいかと思います。今、ちょっとここにありますけど、年間1園、約1,000万円程度負担減になると。これは国補助金と市の持ち出しの減と両方によりまして、そんな、いわゆる副次的効果もありますよということなんです。したがいまして、これにつきましてはできれば進めていきたいなと、こういうふうに考えております。  それから、あとは私がどうだというのがありましたね。      (「バスの要望書」という者あり) 179 ◆市長(禰宜田政信君) ああ、バスの要望書、ありましたね。これがありました。  バスにつきましては、これは今後、3社がお見えになりましたので、それを受けまして、どういう形が一番いいかなということを今からしっかり検討します。そういう意味では、入札ではやりませんよと、単純な入札でお金だけの競争でやるわけではありませんよと。本当にサービスが保証されて、働く人もそれなりに、この給料ならやっていけるというようなことの中で、委託先が決まるような方向で検討していくと、こういうことでありますね。言われていたような中身になってくるんじゃないかと、こう思ってはおるわけです。  それから、要するに、やめたやめないとか、それはどうなっていたと、こういうことですが、こういうものというのは、やめるやめないというのは、なかなか自然にそういう状態になるとかならないとかであるわけでございまして、それをやめたのかやめないのかと、そういうことも含めまして、ちょっとコメントしようがないんですね。だから、普段の生活といいますか、やっていることを見てもらうしかないわけで、じゃ、どの時点がやめたんだと。入っている、やめたとか、そういうことも含めまして、こういうことを言い出すと切りがありませんので、これにつきましてはコメントせずということで今までやってきたわけでございます。 180 ◆議長(久田昭一君) 市長に申し上げます。先ほど、美術振興監に御注意申し上げたとおりの次第でお願いします。 181 ◆市長(禰宜田政信君) 議長、市長。 182 ◆議長(久田昭一君) 市長。 183 ◆市長(禰宜田政信君) はい、わかりました。これでよろしいかと思います。また、何かありましたら、3回目でお願いします。 184 ◆副市長(鈴木隆太君) 議長、鈴木副市長。 185 ◆議長(久田昭一君) 鈴木副市長。 186 ◆副市長(鈴木隆太君) 館長の退職金の件での2度目のお話ですが、これは個人としてのお話でなく、愛知県と碧南市との組織としての人の交流でありますので、そこは御理解をいただきたいと思います。 187 ◆4番(山口春美君) 議長、4番。 188 ◆議長(久田昭一君) 4番。 189 ◆4番(山口春美君) 初めての議会なので、一生懸命さはよくわかりましたので、今後、また公約実現に向けて、ぜひおしりもたたいて、予算要望なんかもしていきたいと思いますけれども、ことは少子化対策については本当に待ったなしでありますので、3人目の保育料の無料化等、ぜひ実現に向けて早期に進めていただきますようにお願いいたします。  それから、くるくるバスの運行、ちまたでは値上げの話も検討がされていくんじゃないかということも懸念されていますので、この場でくるくるバスの有料化については、考えていないなら考えていないということも表明していただきたいと思いますが、実際に今働いてみえるくるくるバスの運転手さんが、その3ヵ所の要望書が出たことによって、入札はしないけれども職を失うようなことはないということで考えていいんですか。私は、今、働いている人たちが職を失うようなことがあってはならないというふうに思うんですが、給料は減らないかもしれませんね、入札じゃないから。だけど、職を失うようなことにはならないかと。そんなのは私の意図するところじゃないですから、その辺も明確にしていただきたいと思います。  統一教会、勝共連合関係は答えにくいことかもしれませんが、もし入ってみえるなら、私は、この在職中、少なくとも籍を抜いていただきたい。それは必要では。私に一々抜いたよと言わなくていいから、抜くべきだと思いますよ、それは本当に。  それから、美術館については、今後、本当に大変苦慮をされると思いますが、もともと部長さんと4人の学芸員、しかも歴史の学芸員はよそにみえるということなので、これ、私たち、お金のことを言ったんじゃないんですよ。でも、ごまかすために歴史の学芸員は美術館に置かないんですよ。そういう小手先をやったの。だけど、陣屋の計画をするために向こうからはるばる来てやっているでしょう。だったらちゃんとデスクを置いて、歴史の学芸員さんもそこでやっていただくと。館長も歴史のことは私の部門外なんて言わないで、まちづくりの中の美術館ということで、拠点として位置づけられたわけですから、地域の人たちが碧南のこと、陣屋のこと、西方寺のことをやっているということで来ていただく。よそから来てもらうために、観光地じゃないですから。私はそう思うんですよ。そんなことじゃなくて、私は子育て日本一、お年寄りに優しい日本一の碧南市で名前を売りたいと思うんです。ね、禰宜田さん。ぜひともに力を合わせてやっていきたいというふうに思いますので、今後の予算審査の、来年の予算編成のためにも頑張りたいと思いますので、お願いいたします。  それで、市民ギャラリーについては、見通しとしてはどうですかね。ずっと切れ目なくやっていくことができるんでしょうか。そのためには3,400円の今の利用料、私たちもうっかりと多分、何とかなるんだろうと思って議案に賛成したんですが、文化会館と比べると3倍高いんですよ。何日かやるとえらいお金になってしまって、気軽にやれないということもあって、周りでは喫茶店で無料で展示されている方もみえるわけですから、こういった料金の設定のあり方も含めて、もっと市民に対しては、じゃ、市内の人たちがやるときは減免するだとか、そういったことも1つはやっていかないと、なかなか文化会館と競合しているわけですから。文化会館をこっちへ引っ張ってもらう。そういったことも含めて、私は美術館を本気でやっていくならば、そういうことも検討しなければいけないかなというふうに思いますので、ぜひ、それについてはどなたかでもお答えください。 190 ◆市長(禰宜田政信君) 議長、市長。 191 ◆議長(久田昭一君) 市長。 192 ◆市長(禰宜田政信君) それでは、まず、くるくるバスの件ですが、これは有料化がどうなんだということでございます。これにつきましては、先ほどのいろんな議員の先生から、この手数料の再検討というようなことも出ておりまして、これはやはり総合的にこれから考えていくわけですが、私の感覚では、これにつきましては交通弱者の部分もありますので、優先順位はちょっと低目かなと。だから、急には、有料化につきましては低目かなという感覚は持っておりますので、すぐ有料化にするというような考え方は、今のところは持っておりません。将来的にどうなるかということはありますけれども、そういうことですね。  それから、運転手が。      (「運転手の処遇が下がらんかということ」という者あり) 193 ◆市長(禰宜田政信君) 下がらんとは思う。いや、やめるかどうかですけど、ちょっとこれにつきましては、私の私見では、これはどうしようもない部分もありまして、要するに、タクシー会社3社がいろんなことを考えて決められる場合もありますので、これにつきましては、ちょっと、よう答えません。できるだけそういう方向で行けばいいなという希望はありますけどね。  以上でございます。 194 ◆教育部長(岡田三郎君) 議長、教育部長。 195 ◆議長(久田昭一君) 教育部長。 196 ◆教育部長(岡田三郎君) 貸し館の使用料の御質問がありましたが、まだ、開館して1ヵ月余の段階でございますので、使用料の件につきましては、御意見として伺っておきたいと思います。 197 ◆議長(久田昭一君) 以上で、山口春美君の一般質問を終わります。  これにて本日の一般質問を終結いたします。御苦労さまでございました。 ───────────────────・・─────────────────── 198 ◆議長(久田昭一君) 以上で、本日の日程は全部終了いたしました。  再開は明13日午前10時であります。  本日は、これにて散会いたします。                            (午後 4時 32分 散会) ───────────────────○────────────────────  地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。   平成20年6月12日                   碧南市議会                     議 長  久 田  昭 一                     議 員  大 竹  敦 子                     議 員  生 田 あきひさ Copyright © Hekinan City Assembly Minutes, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...