24
ページでございます。24
ページは昨年10
月開催の第2回の
特別委員会において各
委員から御指示のあった
資料につきまして、
事務局がお示しした
状況を整理しております。ここに列挙した
資料のうち青字で表記しているものは、既に前回お示ししているものでありまして、赤字で表記しているものは、今回お示ししております。
なお、黒字で表記しているものについては、個々の
選挙区に関する話題でありますことから、まだ
選挙区の
議論に入っていない関係上、お示しできておりません。
最後の25
ページでございます。25
ページは
選挙区ごとの
定数、
人口、
議員1人
当たり人口を記入した
選挙区地図でありまして、前回の
資料にもおつけしたものでございます。
事務局からの
資料説明は以上でございます。
○(
中畑保一
委員長) お疲れさまでした。
それでは、ただいまの説明に対する質疑も含め、総
定数についての
意見交換に入りたいと思っております。
説明にもありましたとおり、今回の
資料では前回の
委員会でのさまざまな御意見をもとに、総
定数の
方向性を検討する上で
ポイントとなる
論点を抽出いたしております。これらの
論点について御意見をいただき、今後の
定数の
あり方を検討していく上で、当
委員会としての一定の
方向性を導き出せたらと考えております。
本日の
委員会では
議論の拡散を回避するため、それぞれの
論点について順番に
意見交換をしたいと考えております。
まず初めに、
論点1の
行財政改革について
定数議論に積極的に取り組むべきか、それとも一定の距離を置くべきか、
資料8
ページから12
ページにお示しをいたしております県の
財政状況なども踏まえ、どなたからでも結構でございますので、御意見を述べていただきたいと存じますがいかがでしょうか。
○(
鈴木俊広委員) 御説明ありがとうございました。
先ほど
委員長の方から
論点1の分ということで、
行財政改革についてということで、私も第3回、前回のときに
行財政改革の分で質問を、意見も言わせていただいて、内容は2
ページ、3
ページに入っていると思いますけれども、単純に
経費削減という発想で考えるべきではなかろうということを言わせていただきました。
ただ、しかしながら、前回の3回目の
資料の中に、17
ページなんですけれども、平成27年
選挙において
定数減とした道府県の主な理由という中に、
県行財政改革という部分が最も多く上げられております。また、市町においても
行財政改革の推進の一翼を担う、議会みずからが模範を示すために削減をするという
議論も聞いております。こういうような
状況の中で、
定数議論の大変多くの
自治体で
行財政改革を広く
検討要素として取り上げられていることに関しては、無視はできんだろうというふうに思っています。
したがって、
行財政改革という全ての
自治体に共通するテーマが、先ほど御説明いただいた6
ページの図の中に赤字で
論点、
行財政改革をどう捉えるかというのをきょう出していただいております。これをしっかりと中核に見据えて議会の機能の低下にならないような
議論をするべきだというふうに私自身はそう感じております。
また、もう一点、
行財政改革と一定の距離を置いて
定数議論をする場合はという部分がありますけれども、やはりこれも
行財政改革以上に優先するべき具体的な事項をしっかりと出して、それを県民の皆様にわかりやすく説明することが必要であるというふうに私自身は考えております。
ですから、この件については、
行財政改革よりかは、その上に立つ分については、私自身が先ほど来、後半、説明ありましたように、
地域の事情や
地域性を重視しなければならないと。
人口が少なくても相当な面積を有する
地区においては一定の
議員が必要だとか、また、日ごろの
議員活動の実施に際してどうしても手が回らない実情があるとか、そのほか
地域の大事な課題としっかりと向きあい、県議が果たすべき役割をやるためにはどうするか、というような
議会制民主主義、
地域から選出された者としての責任をしっかりとやっていく、そういうものを具体的に県民の皆様にお示しする責任があるというふうに私自身は思っていますので、こういうところを踏まえていただきまして、また、
議論をさせていただいたらありがたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いいたします。
○(
中畑保一
委員長) ほかに。
ほかに
論点1について、何か御意見ございませんか。
ないようですので、それでは次の
論点に移りたいと思いますがよろしいですか。
そしたら、次の
論点2の削減か慎重かについて、
定数削減に積極的に取り組むべきか、それとも慎重に取り組むべきか、御意見をいただきたいと思っております。
ページは5
ページを見ながら御意見をいただければと思っています。
7
ページを見ていただいて、
論点2のところに利点とか課題とか、
定数削減に積極的に取り組むこととする場合の利点、課題、
定数削減に慎重に取り組むこととする場合の利点、課題等が明示されておりまして、説明もあったんですけれども、私はこう思うとかいう御意見等がありましたら、おっしゃっていただきたいというふうに思っております。
○(笹岡博之
委員) 多分、風潮としては、
定数削減に積極的に取り組むという方が、県民の受けはいいんだろうというふうに思います。聞けば。だけれども、それは議会の立場として、やはり、私はどっちかというと慎重に取り組む方がいいのではないかというふうに考えております。
理由は、やはりそれぞれ事情が、ここまでの
委員会の中でいろんな意見がございました。その中で特に印象に残っておるのは、やはり住民を代表する
県議会として、市町の議会とも連携をしながらということも当然ありますけれども、やはり住民の意見をしっかりくみ上げて、そして議会で提言をすると。こういうことをしっかりやっていくというのが、まずは
二元代表制の一翼を担う議会の最も大事なところだというふうに思います。ですから、そこの使命が十分に果たせるかどうかということが非常に大事ではないかと思います。
行財政改革の
議論もその手前でありましたけれども、それはあくまで費用対効果の問題だというふうに私は思っております。ですから、
議員が削減されて一定の費用が例えば削られるということがあったとしても、それが本当に県民のためになるのかどうか、そしてそのことが費用対効果としてふさわしいのかどうか、これをやはり慎重に考えるべきではないかというふうに思いますので、この
議論については、私は
定数削減に慎重に取り組むという方がいいのではないかというふうに思っております。
以上でございます。
○(
中畑保一
委員長) ほかに御意見等ございませんか。
私はこう思うという意見がありましたら、
論点2について。まだ時間を置きますので。
論点2についてはありませんか。おのおのの考え方。
ないようでしたら、また、後で気がついたら、思い出したりありましたら、また、途中で言っていただいても結構ですが、それでは
論点3について入ってよろしいでしょうか。
〔「はい」と呼ぶ者あり〕
○(
中畑保一
委員長) それでは、
論点3も7
ページにありますけれども、総
定数論か
地域論かについて、総
定数から
議論すべきか、
地域の
状況を踏まえつつ各
選挙区から
議論すべきか御意見を述べていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
○(福田剛
委員) 私は総
定数からではなく、
地域の
状況を考えて
選挙区から
議論する方がいいと思っております。ちょっと違う話なんですけれども、今、衆議院
議員は小
選挙区制です。そのエリアからたった1人を選ぶ
選挙をやっています。1人選びの
選挙は、実はそのまちの総意であればいいですけれども、やはり死に票も多いとも思っています。無視される。49対51で49人の意見が消えてしまう。
愛媛県が伊予市、
西予市、南宇和郡は
定数が今現状1なので、そのあたりはもしかすると大きな声が小さな意見を無視しちゃっていることもあるのかななんて思っていまして、実は
定数1というのはなるべく複数、最低でも2というふうな方が、僕は個人的にはいいんじゃないかなといつも思っている立場なので、各
地域のところを踏まえて、積み上げ方式の方がいいかと思っています。
以上です。
○(
中畑保一
委員長) ありがとうございました。
ほかに。
○(
鈴木俊広委員) この
委員会は昨年の10月のときに、総
定数からまずやっていこうということで、2回目、3回目、前回もやりました。今もう一遍、個々からやっていく。それはちょっと
委員会のあれとしては、そういうふうになったら、第2回目、第3回目で言っていただかなかったら。これ、今までやった分が相当な無駄になっていくので。
それはそれとして御意見として私聞くんですけれども、やはり我々愛媛、東・中・南、これ先ほど来説明あったように、歴史・文化も違う、風土も違う、考え方も違う、当然のことながら
人口集積も違うという中で、総
定数をやりながらイコール個々に
選挙区、
選挙区ごとじゃなしに、今言うたような形で大きく3つに分かれておるので、私自身は総
定数イコール
地域、東予なら東予、中予なら中予、南予なら南予ぐらいに分けて
議論を深めていって、そこからまた次の段階に入っていくのがベターであるというふうに思っています。
そのときに、当然、削減ありきとか、維持ありきとか、御意見の中で十分に県民に御納得していただけるような具体的なものを出して
議論をせねばならぬということで、私はそういう大きい東・中・南からどういうふうにやっていくかということを御提案させていただきたいなというふうに思っております。
以上です。
○(
中畑保一
委員長) ほかにございませんか。
○(横田弘之
委員) この
資料、私は大変よく考えてよくまとめていただいたものと思って、まず
事務局に敬意を表したいと思います。
論点の捉え方の問題で、1、2、3、4と、これ、なっているんですけれども、基本的な考え方として、どこから持っていくかのいうのはなかなか難しい。今、鈴木
委員が言ったように、大きく東予・中予・南予という形である程度分けて論議するぐらいはいいんじゃないかと。各個別の話をしたら、これは収拾がつかなくなるんじゃないかと思うんです。
ただ問題は、一つは総
定数をどうするかなんていう話でばんといくよりも、基本的には県内20市町が全部
定数を削減しているという事実、その中で私どもの愛媛
県議会がこの
特別委員会を設置して、これをどう論議するか、それに対して県民にどう説明するか、県民はどう考えておるかということをとりあえず念頭に置いて、やはり論議をしなければいかんのじゃないかなと思います。
ただ減らせばいいということを前提に言うわけではありません。というのは、今まとめていただいた
資料のとおり、歴史的な一つの
地域地域の経過がありますね。町村合併、その他含めた。特に東予・中予・南予という、大体3つに
地域性が出てきていますね。その中で、やはりその
地域の置かれた実情、いわゆる過疎であるとか、人口減、そういうものと同時に、いわば松山には
人口が集中して、一極集中的なのが松山にある。
したがって、
人口割をしてしまうと、松山には今16なのが18であってもおかしくないような論議になってくるというようなところもあって、私はこのあたりを踏まえて、やはり東予・中予・南予ぐらいに分けて処理していくのも一つの方法だろうと思いますし、もう一つは、今やはりせっかくつくってもらった過去の歴史的な流れというものも踏まえて、その
地域の実情をしっかり県政に反映するということが県会
議員の役割だとするならば、それをそれぞれこの
委員会でしっかり認識をする必要があるんだろうと思います。
したがって、今の段階で2番、3番という論理からいくと、基本的にはオーソドックスに素直に考えて論議をすればいいわけであって、削減ありきとか、据え置きありきではなくて、今の現状はどうなのかという点をそれぞれのせっかくつくってもらった
資料をもとに、歴史とかの流れの中で、国会と違って
人口だけで割るというものでは必ずしもない。
要は置かれた面積だとか、過去の歴史的な流れであるとか、あるいはまた、今抱えておる問題、例えば南予であれば過疎の問題とか、あるいはまた、その特徴である1次産業に対する従事者のだんだん少なくなっていることに対してどう対応するかというような問題もあるわけですから、その辺を踏まえて論議をしていくというのがいいんじゃないかなと思いますので、よろしくお願いします。
○(
中畑保一
委員長) ほかに御意見ありますか。
○(菊池伸英
委員) 私は、前回のとき意見を述べさせていただきました。
県財政が厳しい中、議会も身を切るべきだというふうな意見を述べております。そういった中で、財源が厳しい中、
議員定数削減をありきではなく、では
議論する中で、
議員定数をそのままで、財源が不足する中で我々ができることというのは、では何かと考えたら、歳費の見直しとか、そういうことになるというふうに思うわけなんです。
でも、それは我々
議員全般で話して、今の歳費は適当であるというふうな形で言っている中で、ただ難しいなと思って。すごい矛盾している中でこれ進めていかなければならないと思うんですけれども、財源が厳しい中、くどいようですけれども身を切るということは、ある程度
議員の
定数は削減しなくちゃいけないんじゃないんですかね。自然にそうなるんじゃないかなというふうに僕は考えています。
そういった中で、今、東・中・南予に分けるということは、東予・中予・南予から削減を1つずつ進めるのか、そうじゃなくて、東・中・南予の中も合わせて削減の方法をどうするかというふうなことを決めなくちゃいけないと僕は思うんですけれども、そのあたりについて皆さんどういうふうなお考えなのかなと、僕ちょっとここに今座っていて考えるんですけれども、意見を聞かせていただければと思います。
○(
中畑保一
委員長) 今、菊池
委員が言われた意見に対して。
○(横田弘之
委員) 大変、菊池
委員が大事な話をされたと思います。ただ、しかし、まず削減して財源を軽くするというようなことでは必ずしもないと思うんです。それよりか、我々の仕事の認識をやはりもっとしっかり踏まえて、我々が県民の皆さんの意見を議会に集約していくんだということを考えたら、削減ということばかりではないと思う。ただ、ほかの
市町村が全部削減しているのに、何で愛媛
県議会だけが削減しないんだという論議が必ず出てきますよ。県民から出てくると思うんです。
それに対して説明がつくかどうかということは必要だし、もう一つ、今、菊池
委員がおっしゃったように、東予・中予・南予を論議するとしても、まず、では1つずつ減らすんだみたいな論議で始まるわけではなくて、それぞれの
地域の置かれた現状と
議員の果たすべき役割をどう考えるかというような発想からいけば、1つ減らすとかいうような前提ではなくて、その
地域には今の
議員が存在することが本当にどうなのか、正しいのか、正しいというのはおかしいけれども、多い方がいいに決まっているけれども、今これは減らしてはいけないんだというふうな論議になるのか、あるいはまた、ここは研究したら、場合によっては削減できるんじゃないかというような論議に、
定数を減らすということを前提としないで論議をするというのが大事じゃないかなと思います。
○(
中畑保一
委員長) ほかに。御意見ございませんか。
なければ、少し意見をまとめる意味からも暫時休憩とりましょうか。
〔「はい」と呼ぶ者あり〕
○(
中畑保一
委員長) そうですか。とりましょうか。
それでは、2時まで休憩をさせていただきます。2時から始めます。
午後1時48分 休憩
――――――――――――――
午後2時 再開
○(
中畑保一
委員長) 再開をいたします。
少しばかり休憩をとりましたけれども、改めて
論点3についてもお聞きをいたしておきますけれども、何かこれを言うておこうかという話はございますか。
それでは、今回の
資料におきましては、13
ページ以下に
論点4や
論点5と関連する
資料として、合区の基準や
中核市の
状況、愛媛県の
地域区分や市町の
地域性の概要など、各
選挙区や各
選挙区
定数の
あり方を検討する際にも参考となり得るような
資料をつけさせていただいております。今後は各
選挙区や
選挙区
定数の
あり方についても、各
地域の
状況等を踏まえつつ
議論を進める必要があると考えておりまして、そういった
議論をするのに必要な
論点についても考えてみたいと思っております。
ちなみに、先週の4月19日に衆議院
選挙区の区割り改定案が安倍首相に勧告をされました。改定案策定に当たっては、地勢や交通、自然的、社会的条件を総合的に考慮するとの方針で臨んだとのことですが、
選挙区が変更となる
地域についてはとまどいの声も上がっているということが報道されておりました。そういった点も踏まえながら、今回お示しをさせていただいております各
地域の
状況に関する
資料を御覧いただき、現時点で各
地域の
状況や、今後、
選挙区に関し検討すべき
論点、そのために必要と考えられる
資料等について御意見を述べていただきたいと存じますがいかがでしょうか。
○(横田弘之
委員) 今、お話の出ました1つのこの間の衆議院の話ですね。これは確かに大変、愛媛県なんかも無理な話が出てきて、とまどいが非常に大きいと思います。
これは、やはり1つは本質的に我々県会
議員と国会
議員の立場は全く違うということを我々もまず認識しておかなくてはいかぬというのは、国会
議員には立法権というのがあって、それはやはり最高裁が示すとおり、憲法に規定された住民の代表としての国会
議員、立法権を持った国会
議員は、やはりある程度2倍以内におさめないと平等性は保てないということが前提としてある。それを最高裁が示しておるわけですから、そのことでやはりかなり無理になっている。例えば愛媛県もこの間は
上浮穴が4区にいって、そのかわりに2区の方に松山市の中の2つの
地区、久谷
地区と浮穴
地区が編入されるという。しかも、それは隣接するところにつながっていなければいけないという理由づけがあって、東温市、その他にくっついたという形になっています。
これは正直言ったら無理な話なんです。といって、そんなことを1人区でやるからそういうことになるので、これ、批判しよったら何ぼでもきりがないから、これは置いておいて、私どもはこれに縛られることなく、県会
議員が果たして県政のために県民を代表して何をするか、そのためには人数割りではないその
地域の特性、例えば広いことだとか、あるいは、また、いろんな、だんだん産業が衰退とは言いませんけれども、なかなか難しくなっていることに対しては、余計、県会
議員の果たすべき役割は大きいというふうな受けとめ方もしなければいかぬのじゃないかなと思います。
そういう意味では、私は今、
委員長がおっしゃった衆議院の問題とは全く違う観点、
論点を我々は認識してから始めたいなと思いますので、その辺をひとつぜひお願いしたいと思います。
○(
中畑保一
委員長) ほかに。
○(菊池伸英
委員) 今、
横田委員が言った関連なんですけれども、例えば、松山
地区だったら松山市の衆議院というのは旧松山市の
選挙区なんです。現在はです。市議会は松山市、旧北条も合併した中島、県会
議員というと久万高原町が入った
選挙区になるわけなんです。
そういった中、国の方が今回見直しをすることによって、また新しい枠組みが出てくる中で、今後、我々は
議員としての立場で
地域の代表だというふうなことを言っていますけれども、住民の人たちからしたら
選挙区をころころ変えられて、そして1票をその
議員さんに負託して投票した。でも、そういうふうな人数割り、そういった形で
地域が割られていっている中で、今回、我々
県議会議員としても今回の区割りの見直しについては、しっかりどういった形でこういった区割りになるかというふうなことを決める中で、やはりしっかり区割りのことは、一番僕は
定数も大事ですけれども、区割りの見直しを慎重に進めていくべきじゃないかなというふうに考えています。
以上です。
○(
中畑保一
委員長) ほかに。
石川
委員、ありませんか。
○(石川稔
委員) 前回も言ったことになってしまうんですけれども、総括めいた意見になってしまうので、僕はそれから余り変わらないから、あえてここではそんなに言うこともないなと思って黙っていたんですけれども、やはり一つは、前回も
中核市の
資料も出させてはきていたんですけれども、
定数を考える場合には、釈迦に説法ですけれども、1人
当たりの
人口だけではいけないし、というのは僕の持論なんです。それは、1人
当たりの
議員がカバーしなければならない面積とか、そういうふうなことも考えた上でやらないといかぬのじゃないかなというふうに思っているんです。
例えば
中核市の数字が17
ページ、18
ページで出ておりますけれども、この中でここで出ている一番1人
当たりの面積が小さいのが尼崎市だったと思うんです。7.2平方キロメートルと。7.2とかいったら、自分ところで言えば、自分ところの部落ですよね。校区よりもまだ小さいぐらいの面積なので、もちろんそれだけここは
人口密度が高いということをあらわしているんだろうというふうに思いますけれども、やはりそういったことも含めて、もし今度、
特別委員会をやるとするならば、17
ページ、18
ページに準じたように、県内の
選挙区の1人
当たりの
人口というのがたしか出ているんですけれども、面積みたいなものも出していただけると、ちょっとまた
議論が深まるんじゃなかろうかなという、そんな思いがいたします。
ここで言うと、松山なんかは17
ページ、18
ページの
資料でいくと、
定数が16で、金沢と鹿児島、高知と和歌山、上位ベストファイブの中に入る
定数ではあるんですけれども、面積からいくと1人
当たりの面積が63平方キロメートルで、少ない方のベストファイブというわけでもないわけなので、そういうことも含めて、繰り返しになって恐縮なんですけれども、1人
当たりの県内の現在の
定数と面積
当たりも出していただけるといいかなと、そんな思いでございます。(「ついているんじゃないの」と呼ぶ者あり)
○(
中畑保一
委員長)
中核市の分についてはついているんだけれども……
○(石川稔
委員)
中核市はついてるけれども、県内の。愛媛県の。
○(
中畑保一
委員長) わかりましたか、
事務局。
○(
政務調査室長) 一応、確認させていただきたいと思いますが、
選挙区ごとの
議員1人
当たり人口と1人
当たり面積ということでよろしゅうございますか。
○(石川稔
委員) はい。
○(
政務調査室長) 承知いたしました。
○(
中畑保一
委員長) ほかに。
○(明比昭治
委員) 先ほど、今回の衆議院の区割りの問題が出されましたけれども、やはり
横田委員がさっきおっしゃったように、国の
選挙区の制度と我々は
地方公共団体ですから、地方の制度とは全く分けて考えるべきだろうというふうに思っております。
したがって、我々は基本的には民意の反映ということを捉えるのが第一前提になってくるんでしょうけれども、その中で、国は国で1票の較差の問題はありますけれども、我々が心配するのは、やはり地方の場合は、1人区が単純にいってくるともう全くなくなってくると。こんなふうな較差で単純に計算になってきますから、そういうことのないように民意を反映させるためにどうあるべきかということを慎重に配慮しなければならないのかなというふうに思っております。
地方公共団体の中で、それぞれ行政区分の中で市町を我々は中心にしながら
選挙区を設定しておりますが、
地方公共団体の中でも行財政の厳しい状態の中で、市町の
議員定数の削減ということもされておるそういう
状況の中で、これは
財政状況が厳しいから削減するということでありますけれども、これは何人か複数の
議員がいらっしゃるから、その中での
定数削減は可能だろうと思いますけれども、我々単純に財政が厳しいから
定数削減するといったら1人区がなくなると、こういうふうなことにつながっていきますから、そのあたりを慎重に配慮しながら我々は検討していく必要があるんだろうなというふうに思っております。
したがって、これからの進め方としては、
財政状況を超えてやはり民意の反映ということを大前提に考えながら、いかに
地域の声を反映できるかという体制、
選挙区の
あり方というものを堅持するということで検討を深めていきたいなと、こういうふうに思っておりますので、よろしくお願いしたいと思います。
○(
中畑保一
委員長) ほかに。
○(菊池伸英
委員) これ、一番最初のときに、僕、
人口の推移を絡めて
議員定数を考えるべきというふうに発言したと思うんですけれども、
議員定数じゃなくて
人口減少の流れなんですけれども、これ、何年ぐらいをめどにとかいう感じで、
人口減少に合わせての
資料というのは今後出てきますか。
○(
政務調査室長) 将来の
人口の予測関係の
資料は、前回の
資料におつけさせていただいておりますが、それと認識しておりました。
○(菊池伸英
委員) もう少し長いスパンで。前回のをちょっと僕、忘れているんですけれども、前回のは何年になっていますか。前回のは、これ、平成27年のでしょう。2040年までですか。わかりました。
○(
中畑保一
委員長) ほかにございませんか。
○(
鈴木俊広委員)
委員長、済みません。意見もなかなか出ぬということは、私自身きょうの
委員会で、
委員の各皆さんはもうある一定の総
定数についての理解、また、把握はもう一定できたから、なかなか意見が出にくいのかなというふうに感じさせていただいております。
できましたら先ほど意見にも言わせていただいたんですけれども、今後、東・中・南、大きくエリアの中で、
選挙区、また、
選挙区
定数の中に入っていったらいいんじゃないかなというふうに、私自身はそう感じさせていただいておるので、できましたら
委員長さん、そのあたりをお含み置きの上に、また
委員会を進めていただけたらというふうに思います。
○(
中畑保一
委員長) ほかに。
○(横田弘之
委員) さっき将来的な
人口の動向をみたいなのを菊池
委員から話がありましたが、これ、大変大事なことですけれども、私は、むしろ今、愛媛県、だんだんかつて152万あったのが130万余りになっていて、減っていっているんですよ。しかも減っている度数が結構多い。
特に
南予地域がもうどんどん減っているということを、統計的にはかなり将来二十何万人になる、大体出ているんだけれども、それをとめるためにこの論議をしよるんだということを、ぜひ我々は認識をしておかないと、将来こうなるだろうからというのは、むしろならないように、この
定数で確保することによって
議員がしっかり頑張って、そして
理事者と一体となって議会側の両輪の一つとして、そういう将来の歯どめをかけていくという使命があるということを我々はしっかり認識した上で、この論議をしなければいかぬなと思います。
ですから、これ、はっきり言ったら、むしろ今、これから
委員長がどういうふうに采配をとられるかわかりませんけれども、もう、やはり今、先ほどちょっと話があったように、南予というのはどんどん減っているんですよ。もうこれ以上数を減らしたら、もっとどんどん減っていくということに拍車をかけるということにもなりますから、この辺は我々もしっかり認識しておかないと、
定数を減らせばいいというわけにもいかないところが出てくることを、これ、県民に説明して、これを理解してもらえるような努力をしなければいかぬという部分もあるんじゃないかと思うんですよ。
ですから、ほかの
市町村が、僕はこの間、まず全部削減しているから、我々も削減しなければいけないと県民は思っているんじゃないかという話をしましたけれども、それはそれで県民の皆さんの思いはあっても、我々はそれをそうじゃないんだと。
やはり我々は大事な役割があって、そして過疎になる部分を阻止するためにそれぞれ我々がしっかりやるんだというような、例えば松山の場合でも
上浮穴というところがあって、今8,000人しか人がいない。けれども、広さはこれ見たらわかるように、松山と同じような広さがあるんですよ。ここはしかも5カ町村が一緒になった中で、それぞれの谷あり山ありの中で、松山の人たちがあそこまで行って地元の面倒を見られるかどうかというと、大変難しいんですよ、これ。
やはりそのあたりが、たまたま前はそこの御出身の河野、今、町長さんがおられたから、そこの代表として1つはしっかりおやりになったと思いますけれども、今度これらをどうするんだという論議もなかったらいかぬ。かといって、強制合区したものに対して特別区をつくるなんてこともできませんからね。
だから、ここら辺は南予と同じように
上浮穴もそう。やはり島なんかもそうでしょうけれども、その
地域が、我々県会
議員が必要とされているということをもうちょっと認識して、論議をしていくということが大事じゃないかなと思います。よろしくお願いします。
○(
中畑保一
委員長) ほかに。
○(徳永繁樹
委員) 私は今回から
議論に参画をさせていただいておりますので、できるだけ発言は控えようかなというふうに思っておったんですけれども、鈴木
委員の方から
議論が終局をというふうなことを示唆されましたので、あえてお話をさせていただきたいんですけれども、きょうの
資料を見させていただいて、本当にすばらしい
資料を提供していただいているなというふうに思っております。
中畑
委員長が示唆をなさったのだろうというふうに思いますけれども、しかし、
資料が出れば出るほど、どこをメルクマールにしたらいいのか、何をベンチマークにしたらいいのかというのが、正直私の中でもわかりにくいなというふうに思うところもございます。でも、これを終焉させていかなければなりません。
トレンドは平成の大合併もございました。私もこの
県議会に身を置かせていただいて15年目になりますけれども、一番大きな出来事は平成の大合併であったというふうに私は思っております。数を随分減らしました。それが当時は
行財政改革に寄与したというふうなことがありますけれども、今、地方の
選挙でも私どもの
選挙もそうですけれども、出てくださる人も一方でいなくなっているというふうなこともフォーカスをしなければならない。ということになりますと、
定数は減らしても、では、しっかりと活動できるほどの身分の担保ができているのかというふうなことも考えていかなければならないことでもないのかなというふうにも思っております。
先ほど
横田委員が
上浮穴のお話をなさいました。私も自分の
選挙区なんですけれども、上島町というところがございます。
人口は7,000から8,000の間というふうなことで、もちろん1を担保することができないんです。私ども6名、今、担保をされておりまして、多くの皆さん方が上島町の声の受け皿たる活動をしておりますけれども、本当にそうなのかというふうに思っているところも、恐らく6名の心の中にはあるのかなというふうに思っておりますので、私もそれぞれの
選挙区の中でどういうふうに仕分けをしていくのかというふうなことは、もうちょっと
議論を深めていただきたいなというふうに思っております。
非常にこれ逡巡をする大切な事項でありますので、きょう幾つかの
論点が示されておりますけれども、全てしっかりと検証しなければならないし、メリットもあればデメリットもある。これ、政策と一緒で光と影もありましょうから、このあたりどっちがどうなのかというふうなことを問われれば、なかなかお答えしにくいというふうなことなんですけれども、それぞれ一つ一つの
選挙区がどうなのかというふうな観点を県民の皆さんの負託に応えるというふうな意味では、大事なのではないのかなというふうに思います。
きょうの私の発言というのは、これ、党の意見でもございませんし、会派としてまとめた意見でもありません。私自身の意見であるというふうなことをあえて最後にお話をさせていただいて、意見陳述とさせていただきたいと思います。
○(
中畑保一
委員長) ほかにございませんか。構いませんか。
いろいろと御意見をいただきました。大変ありがたく思っております。
それで、このあたりで、私の方から今後の進め方について提案をさせていただきたいと思っています。
皆さん方から御指摘をいただいたとおり、
委員長としてそろそろ
選挙区や
選挙区
定数の
あり方についての検討を開始すべきだと思っております。このため、次回の
委員会では、総
定数の見直しの要否に関するそれぞれの意見と根拠について確認をさせていただき、意見の違いについて各
委員の共通認識を図るとともに、東・中・南予の大まかな
地域区分における
地域の実情の検討や配当基数に基づくシミュレーションなどをもとに、
選挙区及び
選挙区
定数についても一定の
議論をした上で、改めて総
定数の
あり方について考えていきたいと思っております。
ついては、本日の
議論の
論点を整理した
資料等を後日各会派に配付させていただきますので、総
定数の
方向性について、再度各会派内で意見集約をしていただき、次回以降の
委員会で各意見の内容について共通認識を図るとともに、東・中・南予
地域ごとの
定数を検討するに当たって、
ポイントとなる
論点について抽出の上、継続して
議論をしたいと思いますけれども、そういうことでよろしいでしょうか。
〔「はい」と呼ぶ者あり〕
○(
中畑保一
委員長) ありがとうございます。御賛同いただいたものと認め、そのとおりに決定をさせていただきます。
それでは、次回の
委員会で必要となります
資料や懸案事項等があれば、5月の末までに
委員長の方まで御連絡を願いたいと思っております。
次に、次回
委員会の
資料については、私に御一任いただくことで御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○(
中畑保一
委員長) ありがとうございます。御異議ないものと認め、そのとおりに決定をいたします。
本日は、これをもちまして閉会といたします。
午後2時26分 閉会...