富山県議会 2022-09-01 令和4年9月定例会 一般質問
さらに、本年4月に市町村や林業事業体等の関係者から成る富山県林業イノベーション推進協議会を立ち上げまして、地上レーザーによる効率的かつ精密な森林調査や、携帯電話の不感地帯となっている山間部での通信網の構築、生産する木材の選別や集計作業を効率的に行うことができる高性能林業機械の実証など、スマート林業技術を現場に実装するための取組を進めているところです。
さらに、本年4月に市町村や林業事業体等の関係者から成る富山県林業イノベーション推進協議会を立ち上げまして、地上レーザーによる効率的かつ精密な森林調査や、携帯電話の不感地帯となっている山間部での通信網の構築、生産する木材の選別や集計作業を効率的に行うことができる高性能林業機械の実証など、スマート林業技術を現場に実装するための取組を進めているところです。
森林の伐採や木材の販売の計画を立てるためには、必要な高さ、曲がり具合、材質などの森林情報を正確に把握することが求められますが、地上レーザースキャナーや航空レーザー測量、ドローン測量など、ICT機器を活用することで効率的に正確な森林情報を取得できます。
今後、カーボンニュートラルに向け、森林バイオマスの需要量は特に発電において増加が見込まれることから、作業の効率化につながる地上レーザーやICT対応の林業機械などのスマート林業技術の導入等により、引き続き木材供給力の強化に取り組んでまいります。
こうした中、私は、民間企業や大学等と連携し、ドローンを活用した防除技術や、地上レーザーによる林業の測量技術、ICTを活用した漁場予測など、新技術の開発・導入に取り組んできたところです。
次に、林業事業体の育成については、生産力の強化を図るため、作業の省力化・効率化につながる地上レーザーや運搬用大型ドローンなどのスマート林業技術の現場実装を促進するとともに、就業前研修の実施や専門アドバイザーの活用により、生産活動を支える優れた即戦力人材の育成を進めます。
林業分野では、生産性の向上等を図るため、広範囲の樹木を一度に計測する地上レーザー測量等の実証試験や、ドローンを活用し、森林施業の状況を遠隔で把握するリモートセンシングの導入支援など、ICTの活用に取り組んでおります。 また、今年度から、AI技術を活用した衛星画像により、伐採等の森林変化の情報を効率的に把握することとしております。
効率的で収益力の高い林業経営を実現するためには、スマート技術の活用が重要であることから、県では、地上レーザーによる高精度な測量技術の実証や、ドローン画像を活用した現場管理の省力化等に取り組んでいるところです。 また、今年度からは、各農林水産事務所にスマート林業推進員を配置し、森林組合等林業事業体に対して、これまでの実証成果や新たなスマート技術の普及啓発を行うなど、導入促進に努めています。
まず、先進技術の導入については、地上レーザーによる高精度な測量技術の活用や、木材生産から流通・加工までの情報を関係者が共有する原木流通システムの構築など、デジタル技術の活用を推進していきます。 次に、林業事業体の育成については、経営基盤の強化を図るため、就業前研修により即戦力となる現場技能者を育成するとともに、専門アドバイザーの活用により優れた林業経営者の育成に努めます。
地上レーザー計測器や調査用ドローンなどを十二の事業体が延べ三十四台導入し、これらの機器の操作研修会を開催したところ、十二回で延べ百三十九名の参加がありました。 担い手の確保については、林業事業体と就業希望者とのマッチングを行うため、県内外で就業セミナーや相談会、農林高校生へのインターンシップなどを実施しており、昨年度は新たに七十六名が就業するなど、その成果が現れてきています。
県の森林環境譲与税を活用した取組につきましては、こうした市町村の実行体制の支援に加え、森林情報や施業履歴等の共有を図る森林クラウドの運用や高性能林業機械のトライアル使用の支援等を引き続き実施するとともに、来年度から新たに、立ち木の本数や形状等を正確に把握できる地上レーザー測量機器のレンタル支援を行うなど、市町村への支援と担い手の育成強化等に取り組んでまいります。
このような中、本県におけるAIやICTを森林管理に活用した取り組み事例といたしましては、県の林業技術センターにおきまして、広範囲の樹木を一度に計測できる地上レーザー測量や、中部農林振興局が主催いたします山会議におきまして、ドローンを用いた苗木運搬の実証試験に取り組んでおります。
航空レーザーと地上レーザーの2つで取得しました樹木や地形等の森林データから、木材の搬出経費や生産量の推定を行い、収益を予測するシステムを現在開発中でございまして、続いて平成31年度には、林分境界の判別システムと立木の混み具合や成長具合をデータ化する林分の診断システムを開発することとしております。
このため、本県の森林・林業への愛着を育む歴史や文化の学習や、就業に直接役立ち、全国最多となる16の資格取得、さらには、ドローンや他県の大学校では実施されていない地上レーザー計測器を活用したICT等最新技術による森林調査の講座なども、カリキュラムへ盛り込むこととしております。
また、現在、福井市やあわら市、池田町などの7地区、合計50ヘクタールで、地上レーザー機器を使用して立木の曲がりや規格の調査を行っており、この結果をもとに、製材所や工務店が求める丸太を安定的かつ効率的に供給するといった仕組みづくりを進めている。 なお、福井県木材協同組合連合会では、きのう、ふくい県産材製品ワンストップ相談窓口を開設した。
このため県では、今年度新たに「みやざき林業イノベーション加速化事業」により、ICT等最新技術の機器であるドローンや地上レーザー計測器等を用い、森林内の地形、立木の位置、直径、高さ等の森林資源の計測や、林道や作業道等の適正な路線計画のシミュレーションに活用するなど、森林施業の効率化の実証などに取り組むこととしております。