愛知県議会 2023-02-01 令和5年2月定例会(第6号) 本文
さらに、中京圏における高速道路料金は、もはや携帯電話会社以上に競争原理が働かない公共料金と言っても過言ではない中、当時、料金値上げをする必要性に加え、今や形骸化しているとも言われております、単に数字を膨らませているだけの道路料金の多くを占める償還主義についてであります。 先日の新聞報道でも触れられましたが、政府は、全国の高速道路を最長二一一五年まで有料とする関連法改正案を閣議決定いたしました。
さらに、中京圏における高速道路料金は、もはや携帯電話会社以上に競争原理が働かない公共料金と言っても過言ではない中、当時、料金値上げをする必要性に加え、今や形骸化しているとも言われております、単に数字を膨らませているだけの道路料金の多くを占める償還主義についてであります。 先日の新聞報道でも触れられましたが、政府は、全国の高速道路を最長二一一五年まで有料とする関連法改正案を閣議決定いたしました。
また、ミッシングリンクの解消や維持管理を考えると、償還主義は実現困難です。永久有料化すれば、更に安い料金設定が可能になります。資料をお配りしておりますが、分かりやすくまとめさせていただきました。(パネルを示す)東北や九州の企業が大都市圏と取引しようとすれば、輸送費コストを吸収するのは簡単ではありません。
また、国からの借入金は全体の四分の一であり、言い換えるなら、四分の三は地方からの調達であり、残りの四分の一を返還することを前提に償還主義廃止の議論を進めるべきであります。 例えば、県民の皆さんに、四十年後に名古屋高速道路を無料にするから、明日から料金を値上げして高い料金でもよいのか。
112: ◯土木部長(真田晃宏) 高速道路の料金は、償還主義と公正妥当主義の考え方に基づき決定をされております。まず、償還主義とは、高速道路の建設費用のための借入金や利息、管理費などを、期間内に償還できるよう料金を決定する考え方です。
これは、道路整備特別措置法におきまして償還主義を担保するものとして料金徴収期間満了、済みません。暫時休憩をお願いします。 155 ◯藤崎委員長 暫時休憩いたします。
高速道路の料金は、償還主義と公正妥当主義の考え方に基づき決定されております。償還主義とは、高速道路の建設費用のための借入金や利息、管理費などを期間内に償還できるよう料金を決定する考え方、公正妥当主義とは、他の交通機関の運賃や利用者の負担能力、大型車や小型車といった車種間の比率等を総合的に勘案して、社会的に見て正当で合理的な料金となるよう決定する考え方でございます。
基本的には、料金徴収の設定につきましては、償還主義と便益主義とこの二つの考え方から成り立っているところでございます。償還主義につきましては、建設した費用を償還できるかというような、維持管理費も含めまして償還できる範囲内での料金設定というのが一つあります。
また、最近では、政府の経済財政諮問会議において、有料道路の利用料を将来無料にする償還主義という考えを見直す必要性について議論があったそうであります。有料道路は、利用料を数十年かけて徴収し、建設費用を賄い終えたら無料にする原則、これを償還主義といいますけれども、これでは、その後の道路維持にかかるコストに必要な収入が得られないといった指摘に基づいた議論内容であったようです。
また、通行料金を低減するためには、例えば償還期間の延長や、さらには、いわゆる償還主義自体を改め、料金収入と必要な利払い費や維持管理費等の必要経費とのバランスをとって運営していくなど、地方の追加出資を必要としない方策があるのではないかということも提案いたしました。
37兆円も建設費が要って、その後も維持管理費に2兆円とか2.5兆円と言われておりますが、それを税金で賄うということになったら、必ずほかに影響が出てきますし、高速道路を余り使わない人の立場に立ったら、これは本当もっと公平にやらんかということで、先般、説明がありましたように、例の償還主義の原則ですか、そういったこと、あるいは公共交通機関にも余り影響を与えんような公正妥当性主義の原則といったようなことの料金
さらに、宮川先生は、現在の償還主義、償還後無料開放の原則は、償還期限までの利用者がすべてを負担し、その後の利用者の負担はゼロとしているが、これは明らかに不合理かつ不公平な考え方であると指摘しております。償還主義が、高過ぎる高速料金を生む要因となって、弾力的な料金設定の機会を奪っているのです。
7: ◯答弁(道路企画課長) 高速道路料金につきましては、償還主義ということでございまして、収入で建設費、また借入金、利息でありますとか維持管理費を補うという形をとっておりますので、収入が満たない場合には、やはりできるだけコスト縮減をしまして収支バランスをとっていくようになっております。
まず、料金の決定は、高速道路の建設などに係る費用を料金徴収期間内に償還できるように決定するという償還主義、それから、他の交通機関の運賃との均衡や利用者の負担能力などを勘案して決定するという公正妥当主義、この2つの原則に基づいて決定をされております。
次に、埼玉県道路公社について、「有料道路の料金設定はどのように行っているのか」との質問に対し、「地方道路公社が建設する一般有料道路の料金については、便益主義と償還主義に基づき決定される。新たな有料道路の利用による時間短縮や、燃料費など走行経費の軽減など利用者が受ける便益を換算した額の範囲内で、事業費を償還できる額を通行料金として設定している。
料金制度には、償還主義の原則であるとか、それぞれ設定根拠というのが存在するということはわかりますが、利用者からすれば、これは非常に不公平じゃないかという、そんな話もございます。最近の状況として、全国的に料金を引き下げようという議論が沸き上がっておりますけれども、いかがでしょうか。 そしてまた、利用者にとって公平性と透明性を高めていく説明責任というものがあるように思いますが、いかがでしょうか。
道路公団は、全国料金プール制と償還主義によって四十兆円にも上る債務残高を生じさせ、財務内容の悪化によってその返済が危ぶまれているのであり、民営化委員会では、こうした点を踏まえ金利の上振れリスクなどを考慮すれば長期債務の返済は厳しく、既存路線の通行料金に依存して、すなわち機構への返済原資を一部流用して従来どおり建設を続けようとするのは容認し得ないと厳しく指摘しているのであります。
償還主義とですね。だから、こういったようなその仕組みを変えなければ、それは何かというと、我々は将来国民負担に必ずその及びが来るということがあるから、今それをとめようという議論なんでしょう。ちょっと私、本末転倒の話でしちゃいかんと思うんですが、そこなんですよ。だから、傷口が小さいときにこれをきちっとしといて、新たに、じゃあ高速道路どうしましょうかという議論に今移りつつあると思うんですよ。
具体的にちょっとお聞きしたいのは、全国料金プール制について、これ有効なんだというおっしゃり方があったわけですが、これは私も私なりに勉強させていただきますと、まさにこの全国料金のプール制、償還主義、これが今の道路公団全体をおかしくした元凶だと言われているわけですね。
有料道路の料金は、償還主義の原則と公正妥当主義の原則に基づいて決定されております。この公正妥当主義には、他の交通機関の運賃との均衡、利用者の負担能力、車種間比率、便益等を総合的に勘案して、社会的に見て正当で合理的な料金を決定する考え方があります。この中に「他の交通機関の運賃との均衡を図る」との項がありますが、JRや高速バスは、最近の価格競争で随時料金の見直しがなされ、低価格になっております。
このような観点から考えていくと、償還主義によって本四公団や道路公団が料金を設定すること自体を基本的に改め、我が国の国土のあり方や国民サービス、産業経済などの観点から再検討していく必要があります。 例えば片道通行料を3,000円とし、通行量を現予測以上にすることによって地域の活性化など経済的効果を引き上げ、その結果がまた交通量を押し上げる。