滋賀県議会 1996-03-06 平成 8年 2月定例会(第1号〜第12号)−03月06日-04号
やはり先ほど述べさせていただきましたように、古代よりびわ湖に生息するセタシジミやアユ、ホンモロコ、ニゴロブナなどの資源維持増大についても、今後とも強力に推進しなければ、びわ湖の健全な生態系保全は図られないものと考えております。
やはり先ほど述べさせていただきましたように、古代よりびわ湖に生息するセタシジミやアユ、ホンモロコ、ニゴロブナなどの資源維持増大についても、今後とも強力に推進しなければ、びわ湖の健全な生態系保全は図られないものと考えております。
びわ湖では、アユ苗の漁獲を初め、ニゴロブナ、ホンモロコ、イサザ、ビワマス、セタシジミなどの固有の魚介類の漁獲を中心に漁業が営まれております。
次に、ニゴロブナやホンモロコなどの温水性魚類につきましては、産卵繁殖場の造成などの場づくりを中心とする対策を講じてまいっておりますが、なかなか資源が回復するまでには至っていない状況でございます。このため、つくり育てる漁業を最重要の目標とし、ニゴロブナなどの温水性魚類等についての増殖対策に重点を置き、その対策の強化に努めているところでございます。
それが今日問題になっておるニゴロブナ、ゲンゴロウブナ、ホンモロコ、セタシジミなどに影響し、植物では大カナダモなどの異常発生になっているのではないかと思うのであります。生環部長、この点についてはいかがでございましょうか。 こうした観点から見ると、単に水を浄化すればよいというのではなく、生態系を安定させる対策が何としても必要だと思うわけであります。
例えば、びわ湖特産のフナずしが高価になり、手に入りにくいとか、今が旬のホンモロコを初め湖産魚介類を食する機会がだんだん少なくなってきていることなどは、漁獲量に大きな変化があらわれてきているあかしであります。
水産業につきましては、つくり育てる漁業を推進することとし、ホンモロコ、ニゴロブナ等の温水性魚類の資源の維持増大やびわ湖の有用水産資源に多大の影響を与えておりますビワバス等の外来魚対策を幅広く実施することといたしております。
例えば、フナの漁獲が半分になったり、ホンモロコも500トンくらいの漁獲がありましたが、最近は200トン以下に、セタシジミは30年前の100分の1に、また汚水に強いと言われた淡水真珠の母貝となるイケチョウガイの減産、アユの大量死、切れ藻の大量漂流、不快害虫ユスリカの大発生など、びわ湖の環境や生態系に異変というか、大きな変化があったのではないかと思われれますが、さきの代表質問に対し知事は、自然の大きな力
さらに平成3年度にはホンモロコ、ニゴロブナを対象とした栽培漁業センターの稼働も予定をいたしておりまして、本県特産種であります両魚種の目に見えた増殖効果が期待できるところでございます。これらを中心に、より生産性の高い、つくり育てる漁業を目指した対策を進めていることろであります。
ホンモロコやコアユを食い荒らすブラックバスだけが憎まれ役になっておりますが、ブルーギルにも、産んだ卵に近づくほかの魚を追い払うという習性があって、ブラックバスに負けない影響があると言われております。ブルーギルも生後1年以降はエビを大量に捕食し、生後3年で全長15センチになりますので、びわ湖のスジエビが減少したことの一因をなしていると思われます。
さきにも申し上げましたように、本県はびわ湖という日本一の湖を抱え、各県でもまねのできないコアユ、ホンモロコ、ニゴロブナなど特産の魚種を産出する日本に誇れる淡水魚の一大生産地となっているわけでございます。しかしながら、びわ湖漁業も大きな転機に直面している中で、諸課題への適切かつ緊急な対応が求められているところでございます。
また、ホンモロコ、ニゴロブナなどにつきましても、大規模増殖場の造成や栽培漁業センターの建設によりまして、総合的な増殖対策を鋭意進めておるところでございます。また、セタシジミにつきましては、本県の特産種でもありますことから、水産試験場では研究課題の一つとして種苗の大量生産、放流を目指した技術開発に取り組んでおります。
次に、水産の振興については、本県の特産でありますホンモロコ、ニゴロブナを初めセタシジミ等の水産資源を安定的に確保するため、栽培漁業の推進を初め漁場開発などに積極的に取り組んでまいります。特に、種々の問題に直面しております淡水真珠の緊急対策といたしまして、漁場人工造成事業化等の研究を実施いたしますほか、生産者に対する支援措置もあわせて講じることといたしております。