利用日数につきましては、
試行実施であることから、他県の
実施状況等も踏まえまして、24日、
通学は行きと帰りがございますから回数にすれば48回利用できることになります。
試行期間は4月からの
募集期間を経て6~9月の
夏季休業中を除く
期間と考えております。
次に、
予算の
内訳について御
説明します。
先ほど御
説明した
支援に従事するため、
訪問看護ステーション等の
看護師が
事業所を出発し、
業務終了後に
事業所に戻るまでの
人件費及び
移動に要する
費用として4,500万円余を、
令和5
年度当初
予算の
特別支援教育ビジョン推進事業の
医療的ケア実施体制の
整備に含めて計上しております。
なお、
通学用タクシーに必要な
費用は2,000万円余ですが、これは
就学奨励費で別に計上しているところでございます。
3:
◯質疑(
的場委員) 大体
概要が分かりましたので、気になったことを何点か聞かせてもらえればと思いますが、今の
答弁の中で、
特別支援学校に通われている約70名を
対象に
希望があればということでしたけれども、それは県内全体になりますか。
4:
◯答弁(
特別支援教育課長) はい。
5:
◯質疑(
的場委員) 昨年、
健康福祉局が
実態調査や
生活状況の
調査を実施されましたけれども、その回答の中には、
保護者、
介護者が
睡眠不足やら、非常に疲労が蓄積していてということがありまして、その中の負担で一番多いのが
通学支援だとも書かれており、
通学支援をすることによって就労できないこともあると書かれていました。
先ほど約70名と言われましたけれども、それは
特別支援学校に通われている全県の数だと思います。
特別支援学校だけではなくて、これから
小学校に上がっていくところで、通常の
地域の
学校に通いたいからということで
要望が出ているものがありますか。
6:
◯答弁(
特別支援教育課長)
市町の
小学校、
中学校等でございますけれども、そこに通う
医療的ケア児も在籍はしております。
ただ、このたびの
試行実施につきましては、先ほど申し上げたように、
県立特別支援学校に通う
医療的ケア児のうちということでございます。
7:
◯要望・
質疑(
的場委員)
試行実施ということで、多分そういうことになっていると思います。
特別支援学校の場合、もともと
スクールバスもあるということだったので、
地域の
学校へ通いたいという
希望の中で、特に
通学支援ができないかという相談を私は受けましたので、この
委員会で一番
最初にそのことをやり取りしました。今回は、
試行実施ということで、始める段階の話なので、もう深掘りはしませんけれども、ぜひ今後は、
医療的ケアが必要な
児童生徒にはいろいろな
状況の
子供たちがいると思いますし、生活的な背景もあると思いますので、そういったところをしっかり聞いていただいて、先ほどのような
地域の
市町の小中
学校に通うときには、どういう対応ができるのかというのも、今度の
試行実施の中から見えてくるところで整理していただきたいと思います。
既に昨
年度、福山市が少し実施してみて課題も見えてきたと聞いておりますので、そうしたところも聞いていただければと思います。
次に、この前、
就学前の
幼稚園の
関係を少しやりました。
幼稚園で
通学支援を
希望されている方がいらっしゃいますか、
8:
◯答弁(
特別支援教育課長) 今のところ
幼稚園から、
希望されているということは確認しておりません。
9:
◯要望・
質疑(
的場委員) 先ほどの
地域の小中
学校の件と同じで、公立の
幼稚園も同じことだと思いますので、もし、そういう実態があれば、どう対応できるのかという準備に入っていただければと思います。これは
要望にしておきます。
先ほど、
予算を聞いておりますと、
人件費が4,500万円で、
内容については月に24日、48回程度、6~9月までということでございました。私はヒアリングのときにも言わせていただいたのは、新
年度からこうした
通学支援が始まるということで、
保護者も期待されていますし、
児童生徒も助かると思われていると思います。ただ、その
事業が始まるとなると、通常は
年度で考えますから、
試行実施といっても3月末までしてくれないだろうかという
要望になると思うのです。特に
通学支援の問題でいいますと、そういう
医療的ケアが
通学中に必要なところに
看護師に入っていただければ、
保護者は就労することができるようになると思うのです。ですから、教育
委員会では
試行実施と言われますけれども、
保護者、
子供たちからすると、通年にしてくれないかという
希望になると思うのです。
そういったことからすると、私は、
試行実施をして、9月で一旦その
状況がどうだったのかを整理した後に、
希望があれば
年度末までするのが当然だと思うのです。
保護者も仕事に出ようかどうか、でも
試行実施だから今
年度は駄目だよねと中途半端になるので、そうしたことを少しヒアリングでも言わせていただきました。なかなか検討は進んでいないみたいですけれども、もし
保護者や
児童生徒の
希望があれば補正
予算で対応していこうかなど、何か考えていることがあれば、私は補正
予算にすべきだと思いますけれども、それについて
答弁をいただければと思います。
10:
◯答弁(
特別支援教育課長) そのことについて、まずは
試行実施を通じて、例えば登校時のみ利用したい、あるいは特定の曜日で利用したいといった詳細な
保護者ニーズの把握や、
看護師及び車両の確保が円滑に実施できるかなど、実施方法の確実性などについて検証し、実施に係る課題を明確にした上で、
保護者の負担軽減を図るための効果的な方法を検討していくこととしております。
11:
◯要望(
的場委員) もうこれは何回も言っておりますので、最後、
要望に代えます。
行政的に、県教委とすると、試行して、次
年度に向けてよりいいものにしたいということは分かります。ですけれども、
通学支援を受けようとしている
児童生徒、そして
保護者も含めまして、始まるのであれば
年度中途でやめるというのは、なかなか
希望がかなわないものになるのではないかと思います。また、既に法律は一昨年にできておりますので、昨年に
試行実施して、今
年度から本実施するぐらいのことにならないといけなかったのではないかと私は思っています。
先ほど課長が答えられましたけれども、
希望には、いろいろなパターンがあると思います。先ほど出た曜日であるとか、それから子供の負担がどうなのか見てみて考えますという
保護者の方もいらっしゃると思うので、それはそれでいいと思うのです。でも、9月までした後、
年度末までぜひお願いしたいということがあれば、補正でも組んで、きちんとそれを保障すべきだと思いますので、そのことはまた
試行実施をする中で考えていただいて、そうした補正が出てくることが私は必要だと思っておりますので、要請させていただきます。
冒頭言いましたように、この法律は設置者である地方自治体がそうした
支援をすることが必要だという責務を言っている法律でございますので、そういう役割が果たせるようにしていただくことを要請しまして、質問を終わります。
(6) 表決
県第1
号議案外1件(一括採決) … 原案賛成 … 全会一致
(7) 閉会 午前10時50分
発言が指定されていません。
広島県議会 ↑
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