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奈良県議会
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2023-02-17
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02月17日-01号
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奈良県議会 2023-02-17
02月17日-01号
取得元:
奈良県議会公式サイト
最終取得日: 2023-06-18
令和 5年 2月
定例会
(第353回)令和5年2月 第353回
定例奈良県議会会議録
第1号 令和5年2月17日(金曜日)午後1時
開会 -------------------------------- 出席議員
(40名) 1番
小村尚己
2番
樋口清士
3番
植村佳史
4番
浦西敦史
5番
山中益敏
6番
亀甲義明
7番 小林 誠 8番
階戸幸一
9番
川口延良
10番
疋田進一
11番
池田慎久
12番 乾 浩之 13番
大国正博
14番 太田 敦 15番
佐藤光紀
16番 清水 勉 17番
松本宗弘
18番 西川 均 19番 阪口 保 20番
井岡正徳
21番
田中惟允
22番
中野雅史
23番
山本進章
24番
奥山博康
25番
小林照代
26番
山村幸穂
27番
尾崎充典
28番
藤野良次
29番
和田恵治
30番
荻田義雄
31番 欠員 32番 欠員 33番
米田忠則
34番
出口武男
35番
岩田国夫
36番
小泉米造
37番
今井光子
38番
森山賀文
39番 田尻 匠 40番
粒谷友示
41番
秋本登志嗣
43番
川口正志
欠席議員
(1名) 42番 中村 昭
-------------------------------- 議事日程
一、
知事招集挨拶
一、
開会宣告
一、
会議録署名議員指名
一、
会期決定
(28日間) 一、諸報告 一、
議案一括上程
一、
知事提案理由説明 --------------------------------
△開会式 ◎
議事課長
(
井ノ上雅光
) ただいまから知事のご挨拶があります。 ◎知事(
荒井正吾
) (登壇)
定例県議会
の開会に当たりまして、一言ご挨拶を申し上げます。 2月
定例県議会
を招集いたしましたところ、議員の皆様方にはご参集をいただき、誠にありがとうございます。 今議会でご審議いただく案件は、令和5年度
一般会計
、
特別会計予算案並び
に令和4年度
一般会計
、
特別会計補正予算案
をはじめ、条例の制定及び改正などの諸議案でございます。 どうぞ慎重にご審議の上、ご議決いただきますようお願い申し上げまして、開会のご挨拶とさせていただきます。よろしくお願いいたします。
-------------------------------- (議長岩田国夫
、議長席に着く) ○議長(
岩田国夫
) これより令和5年2月第353回
奈良県議会定例会
を開会します。
--------------------------------
○議長(
岩田国夫
) これより本日の会議を開きます。
--------------------------------
○議長(
岩田国夫
) 初めに、
会議録署名議員
を
会議規則
第93条の規定により指名します。 11番
池田慎久議員
12番 乾
浩之議員
13番
大国正博議員
以上の3人を指名します。 被指名人にご異議がないものと認めます。
--------------------------------
○議長(
岩田国夫
) 次に、会期の決定を議題とします。 お諮りします。
今期定例会
の会期は、本日から3月16日までの28日間としたいと思いますが、ご異議ありませんか。 (「異議なし」の声起こる) ○議長(
岩田国夫
) ご異議がないものと認めます。 よって会期は、28日間と決定しました。
--------------------------------
○議長(
岩田国夫
) 次に、
地方自治法
第121条の規定により、説明のため議場に出席を求めました文書の写しをお手元に配付しておりますので、ご了承願います。
--------------------------------
○議長(
岩田国夫
) 次に、
監査委員
から、監査結果及び
現金出納検査
結果の報告があり、その写しをお手元に配付しておりますので、ご了承願います。
--------------------------------
○議長(
岩田国夫
) 次に、陳情3件が提出されております。お手元に一覧表を配付しておりますので、ご了承願います。
--------------------------------
○議長(
岩田国夫
) 次に、本日、知事から議案53件が提出されました。
議案送付文
の写し並びに議案をお手元に配付しておりますので、ご了承願います。
--------------------------------
○議長(
岩田国夫
) 次に、令和5年度議案、議第1号から議第50号及び令和4年度議案、議第104号から議第106号を
一括議題
とします。 知事に
提案理由
の説明を求めます。 ◎知事(
荒井正吾
) (登壇)本日、令和5
年度予算案
をはじめ、令和4年度
補正予算案
など多数の議案を提出して、
県議会
のご審議をお願いするに当たり、
議員各位
をはじめ、県民の皆様のご理解とご協力を賜りたく、新年度の
重点施策
を中心に所信を申し上げます。 私は
知事就任
以来、16年間にわたり、「地域の自立を図り、くらしやすい奈良を創る」ことを県政の目指す姿とし、奈良県をもっと良くするため、心を込めて愚直に取り組んでまいりました。 この間、例えば、就任直後の
妊婦搬送事案
や、平成23年の
紀伊半島
大水害、3年余にわたる
新型コロナウイルス感染症
の拡大をはじめ、対応が難しい様々な事案に、その都度、全力を傾けて立ち向かってきました。また、本県の最大の課題である「脱
ベッドタウン化
」に向け、特に
工場誘致
や
観光振興
などに力点を置き、知恵と工夫を凝らして懸命に取り組んでまいりました。現在、
工場立地件数
は全国9位、近畿2位に、また、
県外就業率
は
全国ワースト
1位から脱却し、さらに、
有効求人倍率
は
近畿トップクラス
になるなど、これまでの取組が実を結んできたことを実感しています。
京奈和自動車道
や
紀伊半島アンカールート
など、県内の
経済活性化
に大きく寄与する
幹線道路
も、目に見えて整備が進んできました。なら食と農の
魅力創造国際
大学校(
NAFIC
)、
平城宮跡歴史公園
、
奈良公園バスターミナル
、
コンベンションセンター
、なら
歴史芸術文化
村など、これまで本県にはなかった、雇用を産み、地域を
活性化
する特色ある施設も、次々に
オープン
することができました。奈良県総合医療センターの
移転整備
や
南和地域
の公立3病院の
再編整備
、
国民健康保険
の
県単位化等
により、医療の充実も進みました。 さらに、県民の皆様の健康については、
がん死亡率
の減少率が全国1位、男性の
健康寿命
が全国3位になるとともに、福祉の分野では、
障害者雇用率
が全国2位に、女性の活躍においては、
就業率
の
伸び率
が全国1位になり、女性の管理職の割合も全国2位、近畿で1位になりました。また、
子ども
のはぐくみの充実にも力を注ぎ、令和2年から令和3年の
合計特殊出生率
の
伸び率
は全国3位となるなど、様々な分野で本県が躍進するようになってまいりました。 一方、この10年間で、年間1,210億円程度であった
県税収入等
が約460億円増加、
県債残高総額
が約1,440億円減少、
交付税措置
のない
県債残高
も約670億円減少するなど、財政の状況が格段に良くなりました。 これまでご理解、ご協力頂いた
県議会
、県民の皆様に、心からお礼を申し上げます。 現在、奈良県の未来の発展に向けた大きな動きが、目の前に展開されつつあります。2037年に大阪までの全線が開業する予定の
リニア中央新幹線
については、いよいよ、「奈良市附近駅」の設置に向け、
JR東海
による
環境影響評価
が本年より開始されます。この
リニア中央新幹線
の
建設工事
に伴う発生土を活用して整備を行う大
規模広域防災拠点
も、昨年秋に
事業開始式
を行い、本格的に整備に着手いたします。また、
リニア中央新幹線
「奈良市附近駅」と大
規模広域防災拠点
を結ぶ
大和平野中央
の地で「
デジタル田園都市
」を実現する構想も、
具現化
に向けた歩みを力強く進めることとなります。 さらには、
近鉄大和西大寺
駅の
高架化
と
近鉄奈良線
の移設、奈良
県立医科大学
新
キャンパス
や
近鉄橿原線新駅
の整備、
西和医療センター
の移転・再整備、
橿原市域
での
スポーツ
拠点施設
の整備、まほろば
健康パーク
の
機能強化
、
中央卸売市場
の再整備、
県域水道一体化
、
近鉄大和郡山
駅の移設・
駅前広場
の整備など、
本県発展
の礎となる歴史的な
プロジェクト
が、軌道に乗りつつあります。 これらの「良くなる奈良を、もっと良く」する
プロジェクト
の実現に向けた様々なアイデアを盛り込み、「
奈良新
『都』
づくり戦略
2023」を取りまとめました。また、戦略の実現に向けた取組を体系的かつ継続的に推進するため、これからの県政の根幹となる多くの条例の制定を進めており、これらを土台に、
県政各般
の諸施策を、全力で実行してまいります。 このような考え方のもと、編成いたしました新
年度予算案
は、
一般会計総額
では5,329億1,900万円、前年度の当初予算に比べて3.2%の減となりました。 また、先に述べましたように、近年、
県税収入額
が大きく増加するとともに、
交付税措置
のない
県債残高
が減少していることから、これまでから本県の
財政運営
の指標としております、
交付税措置
のない
県債残高
と
県税収入額
との比率は2.8倍と、引き続き財政の健全性を維持しています。 この新
年度予算案
と併せて、
財源措置
が手厚い国の
補正予算
を積極的に活用し、
新型コロナウイルス感染症対策
や、
地域デジタル化
などを確実に進めるため、令和4年度
一般会計補正予算案
第7号、364億8,000万円余を計上いたしました。 以下、
予算案
の主な取組につきまして、「
奈良新
『都』
づくり戦略
2023」の9つの
体系ごと
に、簡潔にご説明申し上げます。 1点目は、「栄える『都』をつくる」です。 奈良
県経済
の好循環を促し、働きやすく、就業しやすい奈良県にします。 このため、地域の経済を担う主体が公益を志向し、地域の経済と社会が将来にわたって発展することを目指し、今議会に「新しい時代の
地域資本主義
に基づき活力ある持続可能な経済と社会の実現を図る条例」を提案いたしました。この条例に基づき、
事業者
、働く人、
地域社会
にとっての「三方良し」の社会の実現に向けた取組を進めてまいります。 また、
企業誘致
を引き続き積極的に展開するため、(仮称)
御所IC工業団地
の整備や、
市町村
との連携・協働による新たな
産業用地
の創出を推進します。 次に、
産業基盤
の強化と
新規産業創出
のため、企業の
研究開発
を支援するほか、
自社ブランド
の構築や
顧客志向
の
商品開発
、デジタル技術を活用した
販路拡大等
への支援にも取り組みます。 また、昨年制定いたしました「地域における多様な人材の育成、就労の促進及び再就職の支援に関する条例」に基づき、地域における望ましい雇用の仕組みを実現する
地域雇用戦略
に取り組むほか、多様な人材が自らの希望に応じた柔軟な働き方ができるよう、働きやすい
職場づくり
を目指した奈良県版働き方改革を推進します。 2点目は、「賑わう『都』をつくる」です。 奈良が有する自然・歴史・
文化資源
を活用し、
観光産業
を振興します。 まず、本県への
観光誘客
を一層推進するため、2025年大阪・
関西万博
においては、「万博には奈良に泊まって行く」を
基本方針
とした
誘客プロモーション
を積極的に展開します。 併せて、
通過型観光
から
滞在型観光
への転換をさらに促進するため、
宿泊施設立地
に対する
補助制度
の活用や
誘致体制
の強化により、
宿泊施設
の質・量の充実に取り組むほか、
コンベンションセンター等
を活用して会議と観光の両方を楽しめる
観光地
への転換を図ってまいります。 次に、奈良をさらに魅力ある
観光地
にするため、自然・歴史・
文化資源
を活用した様々なイベントの展開や賑わいの創出、奈良の「食」の
魅力発信
など、本県の
観光資源
の
磨き上げ
に努めます。また、
コロナ禍
で変容した
地域観光
を立て直すため、その実態を把握するとともに、
来訪者
の
快適性向上
を図るため、
デジタルデータ
やAIの活用を進めてまいります。 また、
観光振興
に資する施設・基盤のため、
奈良公園
の
環境整備
、奈良市の
大宮通り
や
近鉄奈良
駅周辺の景観・
環境整備
、
平城宮跡歴史公園
の
朱雀大路東側地区
・
南側地区
の整備、令和5年度末の
オープン
に向けた中町「道の駅」の整備などをさらに推進いたします。 3点目は、「愉しむ『都』をつくる」です。 県民の皆様が安心して快適に暮らし続けられる奈良をつくります。 まず、
日本一災害
に強い奈良県を目指し、
南海トラフ地震等
の大
規模災害
に備えて、2,000メートル
級滑走路
を有する大
規模広域防災拠点
の
早期設置
に取り組み、Ⅰ期整備は令和5年度に着手し、令和7年度の完成を目指します。併せて、
災害発生
時には直ちに
防災拠点
として活用できるよう、
応援部隊
の
受入環境整備
や
訓練等
を実施します。 また、
県下全域
の
土砂災害対策
、河川の
洪水対策
など、防災・
減災対策
を引き続き推進します。さらに、「奈良県
地域防災計画
」に基づき、県職員の
災害対応力強化
に向けた全庁的な
訓練実施
や、
自主防災組織
による訓練を支援するなど、県民の生命・財産を守るための取組を充実いたします。 次に、「きれいな奈良県」
づくり
では、県内60
エリア
での「なら四季彩の
庭づくり
」や、季節の花が咲き誇る
馬見丘陵公園
の充実を図るほか、道路の無
電柱化
や大和川とその支川の
きれい化
、
プラスチックごみ
を県内の河川から海に流さない取組などを推進します。 また、今議会に提案しております「土地の適正な管理、合理的な利用及びより効果的な利用により
地域経済
の発展及び生活の向上を図る条例」に基づき、本県の実情に即した土地の管理と利用を進めることといたします。老朽化した
県営住宅
の大
規模修繕
や建て替えの
加速化
にも取り組みます。 次に、「奈良っ子はぐくみ条例」に基づき、芸術や
スポーツ
、
自然体験
など多様な機会の提供を通じて、
子ども
の心と体を健やかにはぐくむ取組を進めるとともに、
子育て家庭
に必要な情報を提供するシステムの構築、「なら
子育て応援団
」の拡充、安心・安全な「
こども食堂
」の普及など、地域における
子ども
のはぐくみ支援をさらに充実してまいります。併せて、
児童虐待防止
に関する
相談対応
など、困難な状況に置かれている
子ども
への支援にも注力いたします。 引き続き、
市町村
と連携して
通学通園路
の
安全確保
の取組を進めるほか、
交通安全施設
の整備や
安全教育
の充実に努めます。 また、女性の
キャリアアップ
や
就労促進
、女性への暴力を防止する取組をさらに充実させ、すべての女性が、自分らしく力を発揮し、幸せを感じられる
地域社会づくり
を目指します。 4点目は、「便利な『都』をつくる」です。
県土マネジメント
を推進し、効率的で便利な
交通基盤
をつくります。 「奈良県
道路整備基本計画
」に基づき、
京奈和自動車道
とその
関連道路
、国道168号・169号をはじめとする
骨格幹線道路ネットワーク
の形成と、
県経済
の進展を図る
目的志向
の
道路整備
を推進します。併せて、「選択と集中」の深化により、体系的・効率的な
道路整備
にも取り組んでまいります。 また、
リニア中央新幹線
「奈良市附近駅」の
早期確定
のため、今年からの
JR東海
による
環境影響評価
に向け、
関係者
と連携し、積極的な取組を進めます。併せて、同駅と関西国際空港を直結する
接続線構想
の
具体化
に取り組みます。 次に、近鉄、奈良市及び国とともに、
大和西大寺
駅や
平城宮跡周辺
の
道路渋滞
を抜本的に解消するため、
踏切道改良計画
に基づき、
大和西大寺
駅の
高架化
や
近鉄奈良線
の移設について具体的な検討を進めます。また、「奈良県
公共交通基本計画
」に基づき、地域の住民の方々や
事業所
などがより主体的に参画され、バスなどの
県内公共交通
を維持・充実する取組をさらに推進いたします。 5点目は、「健やかな『都』をつくる」です。
健康寿命日本一
を目標に、
高齢者
、
障害者
を含む、誰もが健やかに暮らせる地域をつくります。 このため、県民の
健康寿命
の延伸に寄与する各般の取組を強力に推進することとし、とりわけ、予防や
早期発見
、高度な医療の提供などの
がん対策
を充実してまいります。 また、今議会に提案しております「
高齢者
が社会参加し、いきいきと活動することを促進して活力ある
長寿社会
の実現を図る条例」に基づき、
高齢者
の
社会参加等
に向けた環境の整備や、活動を支える人材の育成などの取組を進めてまいります。 次に、
地域医療
の
総合マネジメント
と
地域包括ケア
の充実を図るため、「断らない病院」と「面倒見のいい病院」のさらなる
機能強化
、医師の地域間・診療科間の
偏在解消
、医療に従事される方々が働きがいを持ち続けられる
勤務環境
の整備、在宅での医療と介護を一体的に提供する
体制づくり
、実効性の高い
医療費適正化
の取組などを進めてまいります。令和7年度中の移転・開学に向けた
県立医科大学
新
キャンパス
の整備や令和13年頃を目指す
附属病院
新外来棟・
近鉄橿原線新駅
の整備、さらには、令和13年目途の開院に向けた
西和医療センター
の移転・再整備なども着実に進めてまいります。
新型コロナウイルス感染症
については、先般、国において、5月8日から
感染症法
上の位置づけを2類相当から5類へと移行することとされました。県では、今後、国の動向、特に具体的な
措置内容
、
ロードマップ等
を注視しつつ、県民の皆様や
医療従事者等
に混乱が生じないようしっかりと対応してまいります。そのうえで、引き続き、
重症者
、
死亡者
を減らすことを
最大目標
として、「病床・
宿泊療養施設
の確保」、「
福祉施設等
の
クラスター対策
」、「
ワクチン接種
の促進」などを実施してまいります。 また、今議会に「障害のある人及びその家族等に生涯にわたりつながり続ける
障害福祉
の推進に関する条例」を提案いたしました。この条例に基づき、障害のある人が、自らの意思に基づいて自分の生き方を決定し、地域において希望する生活を送ることができるよう、「福祉の
奈良モデル
」の考え方に即した包括的な
支援体制
の構築を図るとともに、障害のある人への
就労支援
、
重症心身障害児
・者の
地域生活支援
の充実に努めてまいります。
出所者
の更生・
就労支援
も、引き続きその充実に努めてまいります。 次に、
スポーツ振興
については、今議会に提案しております「誰もが、いつでも、どこでも
スポーツ
に親しめる
地域づくり
の推進に関する条例」に基づき、誰もが、気軽にかつ身近に
スポーツ
に親しむことにより、人と人、地域と地域がつながる社会の実現に向けて取り組んでまいります。 また、令和13年の本県での「
国民スポーツ大会
及び
全国障害者スポーツ大会
」とその先を見据え、
畝傍山周辺エリア等
における
拠点施設
の整備や、
市町村
の
施設整備
への支援、
大会開催
の諸準備を計画的に進めてまいります。 さらに、令和9年度の開園を目指すまほろば
健康パーク
における「
子ども
が遊びや運動を通して成長する公園」
づくり
や、
総合型地域スポーツクラブ
の
活性化
、
スポーツ人材
の育成などに引き続き取り組んでまいります。 6点目は、「智恵の『都』をつくる」です。 すべての県民が、生涯良く学び続けられ、奈良の
歴史文化
に親しめる地域をつくります。 「第2期奈良県
教育振興大綱
」に掲げる、1人1人の「学ぶ力」と「生きる力」をはぐくむ本人のための教育を行うとの方針のもと、就学前教育や
実学教育
、
キャリア教育
の充実など、本県の実情に即した教育を進めてまいります。 また、令和8年度の大学院の
先行設置
など、(仮称)
奈良県立工科大学
の
設置構想
を推進するほか、ICTを活用した教育の推進や
県立学校施設
の
長寿命化
に取り組むなど、
教育環境
の整備・充実を図ります。さらに、
デジタル化
が進む未来の社会に対応可能な資質や能力を育成するための
高校教育
のあり方について、検討を進めます。 次に、「四季を問わず、まち中が音楽で溢れる奈良県」を目指した「ムジークフェストなら」の開催や、令和8年度中の
オープン
を目指す奈良県
文化会館
のリニューアル、ジャパン・ナショナル・オーケストラとの連携・協力など、「
文化振興条例
」に基づく心を豊かにする
文化活動
の振興に取り組みます。 昨年
オープン
した「なら
歴史芸術文化
村」では、引き続き、
歴史文化資源
との対話の体験や、
子どもたち
の自尊心、利他心を養うことにつながる
創作活動
の場を積極的に提供してまいります。 また、「飛鳥・藤原」の
世界遺産登録
について、
国内推薦
を得られるよう、さらなる工夫を加えながら準備を進めるほか、「天武・
持統天皇
とその時代」をテーマにした
事業展開
など、県内各地域の
歴史文化資源
の活用に取り組みます。 このほか、
東アジア地方政府会合
の充実、ウズベキスタン・サマルカンド州や中国・
清華大学
との交流など、海外の地域との交流にも注力してまいります。 7点目は、「豊かな『都』をつくる」です。 県内の農・畜産・水産業・林業の振興、
農村活性化
、脱
炭素エネルギー
の創出、森林を護る施策を進めます。 担い手への農地の集積や高
収益作物
への転換を推進する
特定農業振興ゾーン
10地区の整備、
中央卸売市場
における
市場エリア
と賑わい
エリア
の一体的な再整備などに取り組んでまいります。併せて、「なら食と農の
魅力創造国際
大学校(
NAFIC
)
附属セミナーハウス
」の活用などにより、本県の「食」と「農」の魅力を発信してまいります。また、
大和畜産ブランド力
の向上に取り組むとともに、
みつえ高原牧場
における
畜産団地
の整備を進めます。県内各地域の
内水産業
の振興を進めてまいります。 次に、2050年までに
温室効果ガス
の排出を実質ゼロにすることを目指し、「
温室効果ガス
の
排出削減
」と「
CO2吸収源
の整備」を両輪として、取組を進めてまいります。
森林環境管理
・
林業振興
については、奈良県フォレスターアカデミーにおいて育成した人材を、令和5年度から奈良県フォレスターとして
市町村
に配置し、
施業放置林
の恒続林化などを推進します。併せて、持続的に
森林資源
を供給できる
森林づくり
により県産材の
安定供給
を図り、「奈良の木」の
販路拡大
や多用途での
利用促進
などにつなげてまいります。 8点目は、「誇らしい『都』をつくる」です。 奈良のポテンシャルを最大限に活かした
まちづくり
を進め、地域の新たな未来を切り開きます。 まず、「南部・東部の
都づくり
」では、昨年制定いたしました「美しい南部・
東部地域
を県と
市町村
が協働して振興を図る条例」の
具体化
に向け、県と
市町村
が共通の目標を定め、連携・協働して、人が集まる拠点の形成と結節、地域を支える人材の育成・確保、
地域資源
の活用による交流の拡大に取り組み、経済の好循環による持続可能な
地域社会
の形成を目指してまいります。 次に、
大和平野中央部
の振興については、引き続き
民間事業者等
が参画する
コンソーシアム形式
により、先般とりまとめました「
大和平野中央田園都市構想
」を、構想から実現へと移行してまいります。具体的には、県と磯城郡3町による協議会を立ち上げ、官民が連携して構想のテーマに基づく先進的な取組を進めます。また、
拠点整備
のための
基本計画
の策定、整備・
運営手法
の検討と併せて、
事業用地
の
文化財発掘調査等
を行います。 9点目は、「爽やかな『都』をつくる」です。 奈良が持つ
行政資源
を総動員し、効率的・効果的な
行財政マネジメント
を行い、行き届いた
行政サービス
を目指します。 令和7年度の
事業統合
に向け、今月、県を含む26の
関係団体
間で
基本協定
を締結しました
県域水道一体化
の取組や、近鉄郡山駅の移設と
駅前広場
の整備などの県と
市町村
が連携した
まちづくり
を推進します。また、県・
市町村
が協働して行政の
効率化
を実現する「
奈良モデル
」をさらに深化させるとともに、財政状況の改善を要する「重症警報」発令団体の財政再建策を当該団体とともに検討し、必要な支援を行います。 次に、今議会に提案しております「地域デジタル社会の構築により県民の幸福な生活の実現と地域の持続的な発展を図る条例」に基づき、地域デジタル社会の構築を進めてまいります。県民一人一人に寄り添った包括的なサービスを提供できる「奈良スーパーアプリ」を整備するほか、デジタルデバイドを解消し、デジタル社会を身近なものにします。 また、同じく今議会に提案しております「地域において良い人材を集め育成することを目指した良い
職場づくり
の推進に関する条例」に基づく行政マネジメントに取り組むとともに、県有資産の維持・管理・活用のファシリティマネジメントや、今後の投資財源確保などの財政マネジメントをしっかりと進めてまいります。 新
年度予算案
等における主な取組の概要は以上ですが、
予算案
提出と併せて、予算外議案として35の議案を提出しました。 これらは主として、ただ今ご説明申し上げました今後の県政の根幹となる条例の制定、当面必要とする条例の改正案等であり、個々の説明は省略させていただきます。 このほか、
予算案
の詳細につきましては、関係部局からの説明と予算概要など別途関係資料によりご承知いただきたいと存じます。 冒頭に申し上げましたとおり、本県には、いま、新たな発展につながる大きな波が到来しています。本県の将来を左右するこの大切な時期に、この波を的確に捉え、しっかりと未来に向かって歩みを進めていくことが何よりも重要だと考えます。これまでの取組の成果を踏まえ、確かなエビデンスに基づいて戦略に練り上げ、全力で実行してまいります。 本日、提出いたしました各議案につきまして、
議員各位
のご賢察とご理解を賜り、慎重にご審議のうえ、ご議決いただきますよう、心からお願い申し上げます。 ご清聴ありがとうございました。
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○議長(
岩田国夫
) 5番
山中益敏
議員。 ◆5番(
山中益敏
) 議案調査のため、明、2月18日から2月23日まで本会議を開かず、2月24日、会議を再開することとして、本日はこれをもって散会されんことの動議を提出します。 ○議長(
岩田国夫
) お諮りします。 5番
山中益敏
議員のただいまの動議のとおり決することに、ご異議ありませんか。 (「異議なし」の声起こる) ○議長(
岩田国夫
) それでは、さように決し、次回、2月24日の日程は、当局に対する代表質問とすることとし、本日はこれをもって散会いたします。 △午後1時35分散会...
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