京都府議会 2013-06-02
平成25年文教常任委員会6月定例会2日目 本文
下記の議案について審査(
討論・
採決)が行われた。
・第1号議案「平成25年度京都府一般会計補正予算(第2号)中、
所管事項」
・第6号議案「京都府立高等学校等設置条例一部改正の件」
・第8号議案「新総合資料館(仮称)新築工事請負契約締結の件」
・第9号議案「財産無償貸付けの件」
4: (1) 討 論
付託議案4件について
討論が行われた。
5:
◯山内委員
第6号議案と第9号議案に賛成をし、第1号議案、第8号議案に反対の立場で
討論をいたします。
まず、第1号議案、京都府一般会計補正予算についてです。売却に向けた元府立図書館施設の解体費などが計上されていますが、本施設については地元から、早急な売却は行わず、図書館や福祉施設など公的施設としての活用を求める要望が毎年出されているものであり、住民の要望を無視して売却することは許されることではありません。
また、専用球技場の整備費も含まれていますが、亀岡の遊水池に整備することを前提としています。しかし、現在、治水対策やアユモドキなどの自然との共生について調査・検討が進められているさなかであり、スタジアムの整備に向けた検討に入るのは時期尚早と考えます。
次に、第8号議案、新総合資料館(仮称)新築工事請負契約締結の件についてです。現在の資料館を北山文化環境ゾーンの整備事業の一環として建てかえるものであり、設計については民間主導のプロポーザル方式を採用し、資材高騰と労務単価のアップ以外にも、複雑な構造で、予定価格内での入札が不調であったという経緯もあります。現場の職員の意見も聞かず、知事のトップダウンで民間手法を導入し設計建築工事を進めることには反対です。
以上で反対
討論を終わります。
6:
◯田中英夫委員
ただいまの反対意見の中で、スタジアムをつくるところは遊水池というお話が出たのですけれども、あそこは遊水池ではありません。営農地でありますけれども、やむなく水がつかるということであって、そんな言い方をしたら、突発的に雨が降って住宅のところがついているようなところもたくさんありますけれども、全てそこらは遊水池かという話になってしまいます。そういう言葉は本会議の中でもありましたけれども、そのときは黙っていましたけれども、今のは訂正していただくか、正確な記録はないから削除はないな。ですから、訂正を山内委員にしていただきたいと強く求めます。謝罪していただきたいと思います。
7:
◯尾形委員長
ただいま田中委員からそのような御意見がございましたが、山内委員のほうから、まあ先ほどの御意見に対しての意見でありましたけれども、もし御意見がございましたら。
8:
◯山内委員
本会議でも遊水池ということで、実質的に遊水機能を有するということは言っておりますので、謝罪も訂正もいたしません。
9:
◯田中英夫委員
本会議で言っているから正しいということではない。本会議でもあったけれども、それは認識として違うのだから、あえて常任委員会の中でそのことを指摘させてもらっておるので、考え方として変えていただきたい。そういう意味では訂正、もしくはそれは何らかの方法でそういう思いを変えたということを表明していただきたいと思います。
10:
◯尾形委員長
ただいま田中英夫委員のほうからございました御指摘につきまして、双方意見が食い違っておりますので、この場でその審議をすぐに諮るということはできませんので、後日、事実関係を精査した後に、正副委員長のほうで善処させていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
11:
◯田中英夫委員
結構です。
12:
◯山内委員
はい。
13:
◯尾形委員長
それでは、そのようにさせていただきます。
14:
◯小巻委員
今も山内委員から話があった図書館の跡地の問題で売却の件なのですけれども、これもあくまでも、私も、もともとはそういうものは売却せずに何か地域で使えるものにという話を前からも何回もしました。でも、地域の人自体が、地域の連合会の会長さんなんかが、そういうものは要らない、そういう施設は要らないということをはっきり言っていますので、できたら、ほかに売却しても、何ができるかわからないですけれども、地域の人も1年に1回ぐらい、そこの人も一緒に輪になって地域の振興のために何かするということであったら賛成ですという話なのです。そやから、これはあくまでも売却することに関して、地域の人自体が何かどうしてもこれが欲しいのだというものがあって、私もその話をしたことは何回もあるのですけれども、結果的には市役所のほうは区長なんかも動いていただいてその話をした結果、それは要らないという結論が出ていますので、その考え方を少しばかり考えていただかないといけないのではないか、このように思います。
以上です。
15:
◯尾形委員長
今のは賛成
討論ということでよろしいですか。
16:
◯小巻委員
そうですね。
17: (2) 採 決
初めに、第1号及び第8号の議案2件について、挙手
採決の結果、挙手多数により、
いずれも原案のとおり可決された。
なお、第1号及び第8号議案について、少数意見が留保された。
(留保者…山内委員、賛成者…浜田委員)
次に、第6号及び第9号の議案2件について、挙手
採決の結果、賛成全員により、
いずれも原案のとおり可決された。
18: (3) 下記の要望に関する
文書表が机上配付された。
・「非核・平和施策に関する要望」
19: 3
所管事項
委員会の
所管事項について質問・答弁が行われた。
20:
◯諸岡委員
所管事項について2点お伺いをさせていただきます。
1点目は、この6月に昨年の大津のいじめの問題に端を発しましたいじめ対策法が成立いたしましたけれども、本府においてこの対策法に関連してこれからなされようとされていること、また、このいじめ対策法案をどのように推進していこうとされているのか、お伺いをさせていただきたいと思います。
21:
◯丸川指導部教育企画監
いじめ防止対策推進法についてでございますが、6月28日金曜日に公布され、三ヶ月を経過した日から施行されることとなっております。
この法案の中には、地方公共団体において定めるよう努めるとかいろいろなことが書かれております。例えば、いじめ防止基本方針については地方公共団体において定めるように努めるということになっております。これについては文部科学省でまずいじめ防止基本方針が定められることとなっておりますので、それを見ながら京都府としてどのようにしていくかというのを考えていきたいと考えております。
その他、いじめ問題対策連絡協議会につきましても設置条例で条例設置できるとかいろいろなことになっておりますので、これについては関係部局とも十分連携を図りながら、今後、京都府としてどのようにしていくか考えていきたい、そのように考えております。
以上でございます。
22:
◯諸岡委員
いろいろな方針がありましたけれども、学校や児童相談所、それからまた警察などの担当者で構成する連絡協議会のことですけれども、ぜひ前向きに連携をとりながら置いていただいて、いじめを何としてもなくすのだといった態度で臨んでいただきたいと思います。そのことを要望して、この件については終わらせていただきます。
もう1点ですけれども、
病気療養児に対する教育の充実についてお伺いをしたいと思います。
昨年、政府の第2期のがん対策推進基本計画の中で、小児がんの拠点病院の設置であるとか、また、この間、さまざまな難病等で病後児・療養児が非常にふえている状況から、この3月にもそういった
病気療養児に対する教育の充実についてという通告も出ているところでありますけれども、1点目は、小児がんの拠点病院の指定に伴って、京都府でどのように対応されているかをお伺いしたいと思います。2点目は、病院を退院された後も、通学が困難な
病気療養児の対応をどのようにやられているのかをお伺いしたいと思います。
23: ◯岩見特別支援教育課長
病弱児に対します訪問教育あるいは院内学級のことについてということだと思うのですが、現在、府立の特別支援学校におきましては、城陽支援学校、それから舞鶴支援学校の行永分校において、病院に併設というか、隣接しているということで、そこに長期間入院しております児童生徒の教育を行っているところでございます。それ以外の学校については、肢体不自由児で自宅にいて通学ができないという者に対して支援学校のほうが教員を派遣して訪問教育を行っているというのが現状でございまして、それ以外の、隣接しております病院以外のところへ入院している児童生徒に対して訪問教育ということは、現在のところは行っていないのが現状であると。といいますのは、難病等で長期間入院するような児童生徒というのはどうしても高度な医療施設の整った病院ということで、京都市内の病院に入院するという例がかなり多くなっておりまして、北部地域等ではなかなかそういった高度な医療施設というものがまだ充実していないということで、実際にそういうニーズがまだ余り出てきていないということで、そういう現状になっているというのが実態でございます。
24:
◯諸岡委員
もちろん病気、特に難病であるとかの病児の方については、まず病気を治すことが先決ではありますけれども、医療関係者の中では、教育を受けている病弱児のほうが治療上の効果がある、また非常に前向きに生きられるというようなこともありまして、この6月にテレビの報道で私も見させていただいたのですけれども、がんにかかられている高校生の男のお子さんだったのですけれども、本当に余命がない中で、何としても自分は大学を受験をしたいと。同じ高校生、同級生たちと一緒に大学受験を目指すために頑張るのだということで頑張っておられたのですけれども、なかなか高校のところにまで病児教育というのがされていない状況がありまして大変困難な状況であったのですけれども、このお子さんは大阪市の方で、たまたま大阪市のほうにお話をされて、すぐに措置がとられ、その子はそのことで非常に希望を持ち、最後は亡くなられたわけなのですけれども、同じ同級生の方たちもその子の生きていこうという力について非常に学ぶことが多かったといった報道を見させていただきまして、病気に打ち勝つために、もちろん治療も大切ではありますけれども、本当に希望を持ってそういうことができるためにもさまざまな教育ということは非常に大きな貢献をすると思いますので、そこら辺のことも考えていただいて、何らかのそういった本当に治療になるような措置をとっていただければと思いますので、要望して、終わらさせていただきます。
25: ◯浜田委員
まず、専用スタジアムについてお聞きします。先日の委員会の質疑でも大分やらせてもらったのですけれども、一般質問の際に、うちの西脇議員の質問に対する答弁の中で山田知事が、「亀岡市と連携し、必要な調査を実施し、桂川の河川整備計画の整合を図りながら治水上の対策を講じることにしている。アユモドキなど自然環境の保全に必要な対策をしっかり行い、自然と共生するスタジアム整備を進めてまいりたい」と述べておられるわけですけれども、このいずれもスタジアムの予定地を決定する前に行うべき調査や整備であったのではないかとどうしても思うのですけれども、その辺の御意見はどうでしょうか。
26: ◯中井文化環境部長
まず、繰り返しになりますが、用地選定に当たりましては球技場用地調査委員会を開催いたしまして、そこでさまざまな議論をしていただきながら、候補地の選定に関する意見をいただきました。その際に、まずアユモドキの共生ゾーンについても市のほうから御提案がありましたので、それについて具体的にどのように保全していくのか、また、地域の環境保護団体の理解、協力が得られているのかとか、あるいは遊水機能の問題についても確認する中で、特に問題ない、市が責任を持ってしっかりやっていくという御回答が得られた結果になっておりますし、事前にというよりも、しっかりと調査委員会を通じて確認をした結果でございます。
以上です。
27: ◯浜田委員
市が責任を持ってそういうことを報告されたと言うのですが、京都府が候補地を決めるわけですから、市の言うことをそのままうのみにするということでなくて、当然京都府がそういうことについて、しっかりと調査・検討した上で決めるということだと思うので、現時点で決めてからそういう調査や整備をやろうとしているということは本末転倒ではないかと思います。
特に共生ゾーンのことを言われましたけれども、先日の委員会で専門家会議の報告がありましたけれども、あの報告を聞いていても、本当に共生できるのかどうか不安になるような報告だったと思います。この共生という問題について言えば、中途半端なことでなくて、本当に共生できるという保障がつくられないといけないと思いますけれども、その辺は姿勢というか、立場は明確でしょうか。
28: ◯中井文化環境部長
亀岡市がしっかりと責任を持って対応するとおっしゃっておりますので、そこはお互い府と市の信頼関係ではないかなと思います。また、京都府が具体的に調査に当たっておりますのは、整備する中でアユモドキに対する環境に影響が出ないようにどのような工法をとるかということを調査をしているということでございます。ただ、アユモドキの保全とかについてばらばらに調査していてもうまくいかないので、お互い府と市が連携をしながら、しっかりと専門家会議も一緒に開催し、また調査についても連携して当たっていくということでございます。
以上でございます。
29: ◯浜田委員
そこまで言われるわけですから、中途半端に終わらせずに、しっかりと調査・検討をしていただきたいと思います。
もう一つだけ、このスタジアム問題にかかわって。実は私も高校時代はサッカーに明け暮れたサッカー少年でして、今も大のサッカーファンなので、ワールドカップを初め国際試合というのはテレビにくぎづけになって見ているほうなのですけれども、そういうサッカーファンの目から見て、今回のスタジアム建設計画に当たってファンの皆さんやサポーターの皆さんの意見だとか要望というのはどのように反映されたのかというのがよく見えないのですけれども、ファンやサポーターの皆さんの意見をどのように反映されたのか、置いてけぼりにされているみたいなことになっていないのか、その辺をお聞きしたいのですけれども。
30: ◯中井文化環境部長
具体的には京都府サッカー協会ですとかラグビー協会、あるいは大学のアメフト連盟、あるいは京都府サッカースタジアムを推進する会等々の意見を聞きながら、あるいは高校生たちの声も聞きながら、こういった基本構想案を作成されたわけでございます。なお、さらにもう少し具体的に進める中で、一旦つくってしまうとなかなか修正もできませんので、使い勝手とかいろいろ、しっかりと関係団体、あるいはファンの方々の意見を聞きながら取りまとめていきたいと考えております。
31: ◯浜田委員
わかりました。
次に、特別支援学級の問題についてお伺いします。これも一般質問でうちの西脇議員が取り上げたのですけれども、実は私も長年支援教育に携わっているベテランの教員の方にお話を伺ったのですが、障害の程度も学年も違う生徒を指導するのに8人というのは大変だと言われていました。一般質問の答弁で教育長は、「編成基準の引き下げはこれまでから国に要望しており、また教職員定数につきましても新たな教育課題に対応するための加配の補充や職種や加配区分の枠を越えて、地方の実情に応じて活用できるよう具体的に提案をしている」と述べられたわけです。国への要望は引き続きお願いしたいと思いますけれども、他府県でもやられているような県独自、府独自として必要なところに加配教員の補充を行うということは必要ではないかと思いますが、その点はどうでしょうか。
32: ◯岩見特別支援教育課長
特別支援学級の件についてでございますけれども、学級編成基準が8人までということになっておる中で、なかなか京都府独自で定数措置をするというのは難しい状況にありますけれども、本会議でも答弁しましたように、交付税措置がされております特別支援教育支援員というものがございますので、そういった制度を活用していただいて、確かに市町村間で数に差はありますけれども、だんだんと支援員の数もこの近年ふえてきておりますので、そういったものを活用して、学校全体で対応していただきたいというところでございます。
以上です。
33: ◯浜田委員
ちょっと具体的な例でお聞きするのですが、一般質問で西脇議員が紹介をされた城陽市内の小学校の話なのですけれども、私も改めて実情をお聞きしたのですけれども、昨年までは自閉・情緒学級の生徒が複数いたのでそのクラスがあったわけですけれども、ことしからその対象の子どもが1人になったために自閉・情緒学級はつくらずに知的学級の子どもたちと一緒にクラスをつくるということになったそうです。しかし、自閉・情緒障害の子どもというのは独自の学習目標を持って指導するということが必要で、なかなか知的学級で一緒にやると学習の保障が難しいというのが現場の先生の意見として出されました。情緒障害の子どもと知的障害の子どもが混在している場合は、1人学級も含めて加配教員を配置してクラスを分けるべきではないかと思うのですが、その点はどうでしょうか。
34: ◯岩見特別支援教育課長
情緒障害の場合、知的の障害もあるという場合が多いという現状がございます。情緒単独での障害でしたら基本は別々の学級ということになるわけですけれども、知的と情緒両方の障害を持っているということになりますと、集団の中でそういう対人関係のスキルを身につけていくということも重要になってきますので、その個別の子どもの障害の状況をよく見て、別々の学級にしたほうがいいのか、あるいは集団の中で学ばせたほうがいいのかということを市町村のほうで総合的に判断をされていると考えております。
以上です。
35: ◯浜田委員
そうすると、別々にしたほうがいいという判断であれば、加配教員を配置してクラスを分けるということは可能だということですか。
36: ◯岩見特別支援教育課長
実際に1人で学級をつくっているという実例ももちろんございますし、生徒としてはそういうことは可能であるけれども、その辺の障害の状況を十分見た上で総合的に判断するということになろうかと思います。
37: ◯浜田委員
わかりました。
もう一つ別の話ですけれども、通常学級の障害を持っている生徒指導を援助する通級指導教室がありますけれども、そこの教員の方からもお話を聞いたのですけれども、例えば城陽市の場合で言うと、中学校5校中2校、小学校10校中3校にしかこの通級指導教室の教員が配置をされていないと。だから、配置校の先生は、配置されていない学校から放課後に生徒を受け入れて指導するということをやられているということだと思います。だから基本的には全ての学校に配置すべきではないかと思うのですが、この資料を見せてもらいましたが、中学校で言うと、南部で言うと京田辺市と八幡市には市全体で1校も、この教室がないのです。小学校では井手町とか宇治田原町には1校もないということですから、少なくとも1つの自治体単位で1つも教室がないというところは改善すべきではないかと思うのですけれども、その点はどうでしょうか。
38: ◯岩見特別支援教育課長
通級指導教室の件でございますけれども、これにつきましても国のほうで加配の定数措置がされておりまして、それを活用して配置をするということになっておりまして、このところ年々、京都府内での通級の教室数もふえてきているところでございます。京都市以外の郡部で言いますと、今年度、全部で小中合わせて107教室を設置しているというところでありまして、今後も国のほうにはこの件についての定数の増を要求もしているところでございますし、国のほうでも今後もこの加配についてはふやしていくような計画も持っておりますので、そのあたり活用して、順次、通級指導教室の児童生徒のニーズに応えられるようにしていきたいと考えております。
以上でございます。
39: ◯浜田委員
わかりましたが、さっき言いましたように、市町で1つも教室がないようなところというのは一刻も早く改善をしていく必要があるのではないかと指摘をしておきます。
次に、先ほどもありましたけれども、いじめ防止法が成立をしたということで、我が党は、この法案については関係者や当事者の意見を聞くことなく1日の議論で済ますということは余りにも拙速だということを批判しまして、法案の内容についても、法律で子どもにいじめの禁止を義務づけ、厳罰で取り締まるとなっていることや、道徳教育を押しつけるということになっていることや、規範意識の指導を保護者の努力義務として、子育て、家庭教育を否定しかねない内容になっていることや、遺族などが真相を知る権利が不明確になっているなど、問題点を指摘をして法案に反対をいたしました。しかし、法律ができた以上、その具体化に当たって教育の現場の対応が求められますので少しお聞きしたいのですが、特に私どもが懸念するのは、この結果、秋以降、全ての学校に専門家も加わる、いじめ対応の組織が置かれるということになるようですが、今現在、教員が書類の作成だとか保護者への対応に追われて、多忙化のもとで子どもたちに向き合う時間が奪われているという現状を改善しなければ、新たな組織をつくるといっても一層多忙化に拍車をかけるだけではないかと思うので、そういう現状の改善ということについて何か検討されているのか、教えていただきたいと思います。
40:
◯丸川指導部教育企画監
いじめの防止対策推進法案の中で、各学校において、いじめの検討会というか、そういう会議の設置が今回法案の中に明記されております。これにつきましては、今、学校現場を見てみますと、例えば中学校でしたら生徒指導部会とか、高校においてもそういう既存の部会もございます。そのようなものがどのように活用できるかということも十分検討しながら、今後、いじめの防止に向けて府として十分考えていきたいと考えております。
以上です。
41: ◯浜田委員
現場でいじめの問題に対応する上で集団的な対応というのは当然必要なわけで、その際に教員の皆さんの今の多忙化という現状のもとでどう具体的にこういう組織をつくっていくのかということについては、慎重によく現場の意見も聞いて進めていただきたいと思います。
もう一つ、今度の法律では、国や自治体のいじめ対策の予算措置の努力ということが定められています。ですから、直ちに来年度予算で例えば保健室の先生の複数の配置だとか関連予算を思い切ってふやす必要があると思うわけですが、国への要望だとか、府独自の予算措置だとか、現時点で検討されていることはありますか。
42:
◯丸川指導部教育企画監
いじめ問題につきましては、今年度新たに、例えばいじめ問題の対応緊急指導教員とか、いじめ対策専門指導員の派遣とか、新規の事業も組んでおります。今後、国において、法案の中で努めなければならないということも書かれておりますので、国の動向も注視しながら、京都府としてどのようなことが必要か検討していきたいと考えております。
以上でございます。
43: ◯浜田委員
最後に、府立の施設におけるバリアフリーのことでお聞きしたいのですが、実は4月11日に府立堂本印象美術館のリニューアルオープンの記念式典がありまして、私はちょっとおくれて参加して、副館長さんに丁寧に案内してもらったのですけれども、翌日から一般開放になりましたね。ところが、その際に車椅子で訪れられた方がフェイスブックで、入り口の敷地と歩道に段差ができていて、車椅子で上がれなかったと。府立の建物でバリアフリーになっていないのはどういうことかというお叱りがフェイスブックでありまして、私は家が近くなものですから、すぐとんで行きまして現場を見ましたら、確かに歩道と敷地のところにちょっと段差ができているのです。私は前日行っていたのに全然気がつかなかったのですが、車椅子だと障害になっているということで、すぐ当館の方に指摘をしたところ副館長さんがすぐに対応されて、1週間余りでしたけれども、簡単なことですけれども、ゴム製のスロープをつけて、これで車椅子も行けるし、車も障害なく入れるということでよかったのですけれども、改めて府の施設のバリアフリーの現状について本当に大丈夫なのか。今後リニューアルする際にそういうミスが起こらないかということが気になったものですから、ぜひそういうことは留意していただきたいと思うのですけれども、何かそういうことで御意見があればおっしゃってください。
44: ◯岩城管理課長
あくまで学校関係になるのですけれども、まず障害のある子どもたちが過ごす特別支援学校については、平屋建ては除きまして基本的にエレベーターが設置されておりますし、段差解消のためのスロープを設けております。それから、高等学校でエレベーターが入っているのは現在8校でございますけれども、近年は階段昇降機を設備として設けたり、そういう対応。これは少し古い年代に建ったものがそうですが、現在、福祉のまちづくりの関係で、3階建て以上の新たな施設については基本的にエレベーターを設けて、バリアフリーというのは基本的な原理でございますので、新しい施設についてはそういう対応をしながら、少し段差の部分については必要な対応をしているというのが全般的な対応ではないかと思います。
以上でございます。
45: ◯浜田委員
この堂本美術館の場合は、リニューアルしてせっかくよくなったのだけれども、たまたまそういうミスがあって、それについて我々健常者は行っていても気がつかなかって、車椅子の方が直接来られたのでわかったということがあるので、この問題というのは、我々健常者の目だけではだめなわけで、障害を持っている方の立場やそういう目から見て、そういうことを絶対に起こさないようにということで、ぜひ今後とも留意してやっていただきたいということで、終わります。
46:
◯小巻委員
京都府、京都市ですね、グラウンドの施設が全国的に見てみてもケツから数えるほうが早いのが現状なんですわな。私は市内の議員であって、京都市にそういうこともやいやい言うてるわけですが、ぜひこれは府市協調で、これは避難場所にも使えるわけなのでね。特定のスポーツやなしに多目的なグラウンドで、何でもできるんやという施設が本当に少ないわけですわ。京都ぐらいスポーツが盛んな割にしたら、その施設がない。これは私は大きな問題だと思うのです。田中健志副委員長なんかでも高校球児で頑張ってやっておられて、そういうことを痛切に感じておられると思うのです。また、この人は京都市の体育の指導員、推進員と言うのですけれども、そういうこともされているわけなのです。そやから、いかに京都はそういう施設が少ないか、これはもっと私は考えていただきたいと思うわけですね。これは京都市にもしょっちゅう言うてるわけですが、なかなか京都市はうんと言いません。河川敷をもっと使えるようにするとかね。
例えば1つの例を挙げたら、少年野球なんかやっていまっしゃろ。セカンドとライトが同じところにおらなあかんのよ。そういうところで練習しているわけ。そやから、大きい広いところへ試合に行ったら子どもがうろうろしよるねん。これは1つの例なのですけどね。そやから、そういう本当に生涯スポーツ、いろいろなことを考えたら、子どもだけやなしに、グラウンドゴルフにしてみてもそうなのです。まともにできるところがないのです。50メートルまともにバッととれるところがないんですもの。そういうことを、それこそ府市協調でぜひお願いしたい。強くこれは要望しておきますわ。できたら何か答えをくださいと言ったってなかなか難しい問題なのですけれども、これは本当に京都市、京都府、全国的に言うてみても45番目かそんなん違いまっか。ぜひ京都市のほうにもそういう働きをかけていただいて、多目的なグラウンド、これは避難場所にも使えますし、ぜひよろしくお願いしたいと思います。何かあったら言うてください。
47: ◯中井文化環境部長
小巻委員のほうから御指摘がございましたけれども、京都府におけるスポーツ施設、陸上競技場とかテニスコート、サッカースタジアム等々、全国で後ろのほうから数えて何番という状態でございます。ただ、整備するときに比較的大きな二種とか三種とか陸上競技場をどうするかという問題と、もう一つは御指摘がございましたように,本当に身近なところで気軽にスポーツができるような施設というか、グラウンドなんかをどのように整備していくかというのは非常に大事な問題でございますので、そのあたりについては京都市を初め府内の市町村とも相談しながら、対応できるようにしてまいりたいと思います。
以上でございます。
48:
◯小巻委員
ぜひ強くグラウンドということに関して、私も体育振興会(体振)の会長なんかしておって、本当にお年寄りも健康的なものをやろうと思ってもするところがない。学校の跡地というたところで本当に、うちの学校なんか跡地があるのですけれども、グラウンドゴルフをして、いっぱいとってしまったら、よそから来ていただいて見学するところがないわけです。それが現状なので、多目的なグラウンドということで、ぜひお願いしたいと思います。
以上です。
49: ◯島内委員
そしたら、1点お聞きさせていただきます。ジオパークのことなのですけれども、以前にも取り上げさせていただいたのですけれども、世界遺産は保護で、ジオパークは保護と活用ということで、これから山陰海岸ジオパーク事業というのを広めていかないといけないということだったのですけれども、この文化環境部と商工労働観光部の役割分担を明確にしていかないといけないということだったのですけれども、この連携、役割分担というものが改善されたところがあれば教えていただきたいと思います。
50: ◯中井文化環境部長
ジオパークにつきましては文化環境部ではあるのですが、一応、自然環境保全課で所管しております。私が立場上、部長として答弁させていただきますと、主にはジオパークの中の自然環境の保全等については文化環境部、それを具体的に観光資源としてどのようにPRしたり、いろいろな催しをするかについては商工労働観光部で所管をするというような役割分担をいたしております。
以上でございます。
51: ◯島内委員
まだ具体的な連携というような形にはなっていないということでしょうか。例えば指標。今まで京丹後市への入込客数が指標だったのですけれども、成果指標とか、そこら辺の改善というものは何かございますでしょうか。
52: ◯中井文化環境部長
指標と申しますか、ジオパークの中のボランティアガイドの養成ですとか、先日も行いましたが、京都駅前でのいろいろな広報事業については文化環境部で所管しておりますけれども、具体的に何人ふえたかについては観光入込客数ということになってくるかと思いますので、それについては商工労働観光部で対応いたしております。
以上でございます。
53: ◯島内委員
もう一度になりますけれども、商工労働観光部との連携をきちっととっていただいて、そして数値的な目標というものも設定していただきたいと思います。また取り上げさせていただきますので、よろしくお願いいたします。
以上です。
54:
◯山内委員
まず最初に、公立大学法人の運営費交付金の削減問題について伺います。
京都府が運営費交付金を削減するということについては、国が地方自治に介入をするのと同様に、それを法人に押しつけるものであり、許されるものではないということをまず申し上げておきたいと思います。
そこで、数点伺います。今回の削減で看護師のお給料、平均ですが、幾ら削減をされるのか教えていただきたいと思います。
55: ◯姫野文化環境部副部長
公立大学法人に関する今回の減額要請ということになろうかと思うのですけれども、これにつきましては、委員御案内のように国からの交付税等の削減の関係で、さまざまな状況の中で府民のほうに負担をということはなかなか難しいという苦渋のことから
選択したということで、それに関連して、今回については公立大学法人に対して減額することの理解をお願いしたということで、要請を行ったという状況でございまして、その要請に基づきまして公立大学法人のほうで対応されていると理解しているところでございます。
以上でございます。
56:
◯山内委員
それで、その試算というので、看護師の給与は平均でどのぐらい減るのかということです。
57: ◯姫野文化環境部副部長
独立行政法人の大学のほうで対応していただいているということで、特に詳細までは、うちのほうではお聞きしておりません。
以上でございます。
58:
◯山内委員
詳細を計算して6億円という数字を出して、それを根拠にして要請を行ったのではないのですか。
59: ◯姫野文化環境部副部長
特に人件費に限定するというよりも、国からの交付税の削減に伴って、京都府の考え方に従って御協力をお願いしたという状況でございます。
以上でございます。
60:
◯山内委員
人件費見合いで6億円ということで削減をするということが要請の趣旨だったと思うのです。とりわけ府立医大の附属病院については、看護師や医師の確保について非常に苦労されていると思うのですね。そういう点では、貴重な人材の流出につながるのではないかという懸念が示されています。看護体制においても7対1の体制がこのまま維持できるのかということも心配をされているのですが、そこら辺はどのようにお考えになっているでしょうか。
61: ◯姫野文化環境部副部長
何回も申し上げることになるのですけれども、今回の交付金の要請に基づきまして、京都府職員に適用される給与に関する規程の例により算定するということで依頼をお願いしたということで、給与等の取り扱いにつきましては大学の適切な運営を維持することを前提に、大学における給与規程等により主体的に判断を願いたいということで依頼をしたものでございます。
以上でございます。
62:
◯山内委員
法人のほうでは6億円マイナスということで、それをほかの部分でカバーできるようなことはないのだ、これは人件費なのだということで削減をされるということなのですが、法人の荒巻理事長からも人材流出の懸念が示されているのではないのですか。そこを確認をとりたいのですが。
63: ◯姫野文化環境部副部長
病院現場におきましては、今、委員御指摘のようなさまざまな御事情があるということは私どもも聞いておりまして、そういうことも含めて、十分に現場実態も踏まえる中で、大学法人で御判断願いたいということでお願いしているところでございます。
以上でございます。
64:
◯山内委員
本来、運営費交付金というのは渡し切りというのが原則で、途中で返還を求めるということは普通はあってはならないことであります。京都市ですけれども、京都市も市立病院は独立行政法人になっておりますけれども、運営費交付金は削減をしないということになっているのですね。ぜひこれは返還を求めるということではなしに、府立の病院でありますから、府立の大学であることに変わりはないと。幾ら法人になっても京都府立であることに変わりはないわけですから、そういう点では京都府がしっかりと責任を果たしていただきたい。このことは強く指摘をしておきたいと思います。
あともう何点か伺います。高校生の修学支援についてですが、この間、経済的な事情で修学旅行に行けない生徒の状況についてですが、ここ数年の状況を教えていただきたいと思います。修学旅行の不参加がどれだけあって、そのうち経済的事情で行けない生徒が何人いるのか、教えていただきたいと思います。
65: ◯斉藤高校教育課長
経済的理由による修学旅行の不参加の生徒の数でございますけれども、ここ数年、全体で50人台で推移をしております。数年前はもう少し多うございましたが、昨年度で申し上げますと53人、うち全日制が21人、定時制課程が32人ということでございますが、おおむね50人程度で推移をしております。ただ、理由のいかんにかかわらず修学旅行そのものの欠席者の人数等につきましては把握をしておりません。
以上でございます。
66:
◯山内委員
若干少なくなったということですけれども、1人でも経済的な事情で修学旅行に行けない生徒がいるというのは非常に残念なことだと思うのですね。高等学校の指導要領にもきちっと修学旅行というのは教育的な位置づけがなされていると思うのです。経済的な事情で参加できない生徒が1人でもいるというのは大変残念なことだと思うのですが、府教委の認識として、そこはいかがですか。
67: ◯斉藤高校教育課長
まず基本的に、各学校はそれぞれの教育目標に照らして、そして生徒の、あるいは家庭の金銭的な負担が余り大きくならないような範囲の中で修学旅行というものを国内、国外問わず企画をしているということを理解をしております。そういう中で、毎月の分割による積立方式の導入ですとか、できる限り各家庭に配慮した形の徴収というものを行っておりますし、またPTA等で経済的に困難な家庭への支援を行っているというような事例もございます。その中で各学校が工夫をしながら対応していると認識をしております。
以上でございます。
68:
◯山内委員
現状の認識ではなくて、こういう状況について残念なことだと思わないかということを伺っているのです。済みません、もう1度、御答弁をお願いします。
69: ◯斉藤高校教育課長
確かに経済的な理由により修学旅行に参加ができない生徒が一定程度いるということにつきましては、何らかの方法でそういう数をできるだけ少なくしたいと考えております。ただ、全体的に修学支援の制度というものについては手厚いものを持っておりますし、さまざまな形で京都府としては生活困難な家庭に対する援助制度というものを設けておりますので、そういう中で対応してまいりたいと考えております。
以上でございます。
70:
◯山内委員
全国的にも高校進学率が97%を超えて、京都ではほぼ99%ということですけれども、経済的な事情で高校進学が断念されないようにということで公立高校の無償化だとか私学への支援金が制度化されて、京都府でもあんしん修学支援制度が制度化されて、学びへの支援というのが随分と進んできていると思うのですね。それは本当に皆さん方が御努力をいただいたことだと思うのです。ただ、経済的な事情で修学旅行に行けない、あるいは通学費が高過ぎて定期券や回数券を買えないとか、そういう貧困と格差が拡大する中で矛盾も拡大をしてきていると思うのです。そういう点では、高等学校における就学援助制度がぜひ必要になってきているのではないかと思います。ぜひこれは国にも要望していただきたいと思います。
今、修学支援に手厚いものがあるということで、確かに教育の支援で見ますと、京都府の給付制奨学金制度というのは、多分教育委員会で所管をするようになったのですかね。これまで健康福祉部で所管をしていたものが教育委員会に移ったのかと思いますけれども。今でも健康福祉ですね。済みません、失礼しました。
その健康福祉部所管の給付制の奨学金については随分と縮小されてきているのですね。母子世帯、それから障害者世帯で非課税の世帯、あるいは生活保護受給世帯の給付制奨学金についてはかなり大幅に削られているのです。生活保護世帯で言うと、これまで本府独自の給付制奨学金が入学支度金で6万3,000円、それから奨学金は年間16万8,000円支給されていたのです。ですから3年間で言いますと入学支度金と奨学金を合わせて56万7,000円が生活保護世帯あるいは非課税世帯に出ていたのですが、これが生活保護で言いますと、高校生の修学のための支援制度が生活保護の中でできましたので、生活保護のところは全部なくなりました。それから住民税非課税世帯で、かつ母子世帯や障害者世帯に出ていた給付制奨学金についても、これも3年間で56万7,000円出ていたのが24万3,000円に減額をされているのです。京都府全体で見るとそういうことがあるわけです。これは教育委員会としてですが、京都府の財政当局としっかり交渉していただいて、これまで以上の修学支援制度の拡充にぜひ御努力をいただきたいと思うのですが、いかがでしょうか。
71:
◯丸川指導部教育企画監
京都府の修学制度でございますが、例えば生徒の通学費補助金というのは他府県にも5つか6つぐらいだけの例で、ほとんどない事業を実施しております。また、定時制のほうでも教科書の無償とかいろいろな支援もさせていただいていますので、総合的に見ますと全国でトップレベルの位置を占めていると考えております。
京都府教育委員会といたしましては、今後とも、就修学に当たりましては援護制度
一覧もつくりながら、保護者がどの援護を受けていただくかを十分全てを把握しながら、学校のほうで適切に指導できるようにしていきたいと考えております。
以上でございます。
72:
◯山内委員
さまざまな支援制度に御努力いただいているということはわかっていますし、通学費補助制度もそんなにどこの県にもあるものではないということもわかっているのですが、それでもなお生徒一人一人の実態を見れば困難な実態があるということは御存じだと思いますけれども、そういう点ではさらなる御努力をぜひお願いをしたいと思います。
最後に1点ですが、南部の特別支援学校についてです。西脇議員が一般質問で取り上げましたけれども、南山城支援学校は昨年度と比べて児童生徒数が15名増加して205名ということですけれども、もともと120名の規模で発足した学校で、その後、高等部棟が建設をされましたが、ハードのキャパとして、もともとの適正規模は何名規模の学校ということで想定されているのか、教えてください。
73: ◯岩見特別支援教育課長
南山城支援学校でございますけれども、昭和56年に開校いたしましたけれども、当初は180名の想定で開校しております。その後、高等部棟を初め、敷地内に新たな鉄骨造りの校舎等も建っておりまして、最終的には一番多いときで246名の児童生徒が在籍していたという状況になっております。
以上でございます。
74:
◯山内委員
適正規模が幾らなのかということをお伺いしているのですが。廊下で体育の授業をしなければならないだとか、本当に手狭な状況があって、宇治支援学校ができて若干過密解消はなされたものの、また子どもの数がふえてきて、今、200名を超える学校になっているという点では本当にいろいろと課題があると思うのです。あわせて宇治支援学校と八幡支援学校では、昨年で言いますと宇治で236名、八幡で118名でしたけれども、ことしの子どもたちの状況はどうなっているか教えていただきたいと思います。
75: ◯岩見特別支援教育課長
児童生徒数のことしの状況でございますけれども、宇治支援学校が233名、八幡支援学校が130名となっております。
以上でございます。
76:
◯山内委員
宇治が若干減りましたけれども、八幡が大幅にふえているという点ではいろいろと問題があるのかなと思います。教育長は中長期的な見通しを持ってということもおっしゃっていましたけれども、この中長期的な見通しで言いますと、南部の生徒数の見込み状況はどのように見通しを持っておられるのか、伺いたいと思います。
77: ◯岩見特別支援教育課長
南部地域につきましては、現在も木津川市の中で宅地開発等もされておりまして、人口がふえていく要素があるという一方で、インクルーシブ教育の進展といったものが今後どうなっていくか、それによって特別支援学校ではなくて地域の小中学校へ進学する子どももふえていくという要素もございますので、そのあたり十分に見きわめながら、適切に対応をしてまいりたいと考えております。
78:
◯山内委員
もともと南部は八幡支援学校、宇治支援学校ということで2校が新設されましたけれども、一方で桃山養護学校が廃校になったので、実質1校ふえたということだと思うのです。そういう点で、南部全体の状況を考えるならば、新たな支援学校が必要だと考えますので、これはぜひ検討をしていただきたいと思います。
時間がないので、要望にかえて終わらせていただきます。
79:
◯田中英夫委員
きのう聞けたらよかったのですけれども、きっちり見られなかったので。
公立大学法人の平成25年度の年度計画ですけれども、例えば24ページに128番で医科大学も府立大学もそうでしょうけれども、知的財産に関する基本方針を明確にして、両大学発の知的財産の創出を促進するとともに、積極活用への道を開くというのが中期計画になっていて、医科大学もありますけれども、府立大学のほうでは植物の有体物等について府立大学ならではの知的財産を積極的に活用、また、その保護を図るために新たに成果有体物の取り扱い規程を設定するとなっているのですが、しかし、これは全く達成とも何とも書いてないわけですね。ということは、まだ研究中ということになるのだろうと思うのですけれども、きのういただいたときには平成25年度の計画ということと、平成26年度からは新たな計画になるというお話だったと思います。今までの経過は僕はわからないのですが、こういう形で出ているのですけれども、この1期目の4年間か3年間かわからないけれども、その間にはこれはどうなっているのですか。
というのは、亀岡市には農林センターがあるのですが、そこで前にお話をしていたのですけれども、いろいろなものをつくり上げていく。僕はどちらかというとそういうものに財産保護という意味で、どこかにどう提出して何らかのあれがされているのかということを聞いていて、言葉は忘れたので正しくないですけれども、向こうの所長が言われた意味合いで言えば、我々はある程度普及をするためにしているのだから、そんなにぎりぎりに営業、商売のようにそれをもって価格に転嫁をするとか、そんな感覚ではないけれども、勝手に出ていって、それが違うものになっていって、まがい物になる。そういう言葉ではなかったかと思いますが、なったら困るので、その辺の保全はしていますという話があったので、ちょっとこれも気になったのでどうかなと思ったのですけれども、そんなことは大学がやっていることだし、わかりませんか。
80: ◯姫野文化環境部副部長
大学の知的財産の関係ですけれども、今、両大学においては当然府立大学ということがございますので、京都府内の企業等への貢献ということを積極的にしていただくということで大学のほうも取り組んでいる状況でございます。
今、委員から御指摘のありました府立大学については、実は精華キャンパスで植物工場の一部、試験研究と申しますか、小さなプラントでございますけれども、これを今研究しているところでございます。そのプラントをもとに、将来的には少し企業なんかも巻き込みながら、少し大きな何か起業といったこともしていくということで、現在でもいろいろな企業と契約しながら研究を進めているというところでございまして、今後は、そういう企業との関係で、1つは地域貢献というのを意識しながら、権利関係をどういう形でしていくか、あるいは、あくまで京都府の府立大学が研究した成果でございますので、できるだけ府内企業含めて貢献していきたいなということから、こういった内容も含めて取り扱い規程等を議論していきたいということで大学のほうで書かれていると認識しているところでございます。
以上でございます。
81:
◯田中英夫委員
ちょっと僕の言い方が悪かったのか、今おっしゃった説明はわかるのです。南部の学研の近辺でやっておられますね。私も見に行きました。ですからそういうことももちろんあるのですが、基本的に今までの成果物をどうやって知的財産として守っていくか、保護していくかということが1つはあると思うのです。それはそれでまた大学でやっていただきたいと思いますけれども、昔はこういう委員会に大学から人が来ていたと思うのやけれども、これは多分変わったから来られていないのだと思うのですけれども、きのうの説明では、この計画というもの自体が、知事として、府立の公立大学だから、それに対してここにある中期計画でもって、こういうことをひとつ考えながらやってくださいよということでこれをつくって渡しているというふうに聞きましたが、そういうことではないのですか。
82: ◯姫野文化環境部副部長
きのう御報告申し上げましたけれども、質的に申しますと、京都府のほうは中期目標ということで6年間でございまして、これが今年度から切れるということで、前回の委員会で御報告申し上げたのが第二期中期目標の策定ということでございまして、京都府は大学法人に対して中期の目標で、こういう目標でこれから取り組んでほしいということでまず示させていただきます。その中期目標に基づきまして、公立大学法人のほうで計画なり、あるいは毎年の年度計画をつくって具体的に事業を進めていただくというシステムになってございます。
以上でございます。
83:
◯田中英夫委員
わかりました。すると、きのうあったペーパーに書いてあったけれども、知事が要は命令ではないけれども、その大学のほうに、知事として、今おっしゃったように、こういうふうにやってくださいよということでこの計画をつくったということですが、この平成25年度の計画という部分は大学のほうが書いたという言い方になるのですか。
その上で、これを見ていて思ったのですが、達成と書いてあるのは達成した。達成もいろいろあって、副学長を置いたというのはこれで問題としては終わり、向こうがやるというのもあれば、一定のこういうことをするように組織を整えたと。今後もそのことをより推進していくというような達成もあればいろいろな中身があるのでしょうけれども、一応達成というのがある。達成していない部分があるわけだけれども、そうすると、どれだけが達成して、どれだけが達成していないというのは、これにまた達成の部分を消して新たなものが上に乗るというのが次からの計画になってくるのか、それはどういうコントロールの仕方ができるのだろうかということもきのう読んでいてちょっと考えたのですけれども、そのあたりは完全な府の組織としての中ではないということになってくると、どういうことになるのでしょう。コントロールはできないけれども、やってくださいよという要請はしていると。やりますと言うて、ものは書いてきたと。これとこれはできましたけれども、これはできましたという報告がないので、また新たな中期計画をつくると。そこにまたそれが入り込んでくると。それはある程度の一定の努力はしているでしょうけれども、努力の達成感がどれだけあったのかというのが何かよくわからないような気がするのですけれども、そういうあたりについてはどういうグリップの仕方になるのですか。
84: ◯姫野文化環境部副部長
実は京都府公立大学の評価委員会という外部の委員会がございまして、ここで当然学識経験者等を含めて評価していただいておりまして、だから毎年のこういった中期目標に対する達成状況と申しますか、これを評価委員会のほうでどれほど達成したかという評価をしていただいて、実は第二期中期目標の策定に当たりましても、評価委員会の御意見も聞きながら次の第二期の中期目標のほうに反映させていくというPDCAサイクルで第二期のほうも取り組んでいっているという状況でございます。もちろん年度計画におきましては、公立大学法人側とうちのほうが密接に意見交換を図りながら、当然連携をとりながら事業を進めていただいているという状況にはございます。
以上でございます。
85:
◯田中英夫委員
もうちょっと勉強します。よくわからないのだけれども、要するに新しいのができてきたら、これと対比したらどうなっているかがわかるのですけれども、またそのときに勉強させてもらいます。要するに、こういうふうにしてつくって、各大学がこういうことをやりますよということで努力目標としてつくって、その中のできた分があるけれども、どれぐらいの率かわからないけれども、少なくとも達成と書いていない部分がかなりあるというのが先へ送られていったら、その部分はずっと達成しないということになるのですよね。手の内にあれば、普通、組織としては、これはこれでこの年度にせなあかんやないかという話になっていくのだろうと思うのやけど、その辺がこれになるとどういうことになるのかなという疑問を思いながら見ていたので個別のやつから質問に入ったのです。その辺を聞きたかったのですが、こういうふうにして、こうするのやというのがあったら教えていただきたいのですが。
86: ◯中井文化環境部長
少し繰り返しになりますが、これまで直接やっていた場合には、大学がそれぞれ毎年毎年の事務をしながら、特にPDCAサイクルでなかったかと思います。それに対しまして公立大学法人になりましたので、京都府知事が大学法人に6年間の中期目標でこうしなさいという指示を出します。これについては先日報告いたしましたように、この委員会で具体的にどのようにしていくかについてはお諮りいたしまして、12月議会で第二期の中期目標について議決案件として提出させていただきます。それに対して大学法人は6年間の中期目標に対して6年間の中期計画をつくります。このようにやっていきますというのをつくります。かつ毎年毎年、年度計画をつくっていきます。そこにお配りしているのがことしの年度計画なのですけれども、それも毎年、先ほど副部長のほうからありましたように評価委員会で具体的にどのようにできているか、A、B、Cとかで、できている、できていないという評価をしていきます。できたものについては一応外していきながら、残っているものについてしっかりやっていけということを評価委員会あるいは京都府のほうが指示をしていきますし、大学自身が改善をされていくということでございます。そういう意味で、これまではどっちかというたらやりっ放しだったのが、しっかり評価が加わったというのが公立大学法人になってからの大きな変化だろうと考えております。また具体的な中身については別途しっかり報告をさせていただければと考えております。
以上でございます。
87:
◯田中英夫委員
結構です。
88: ◯植田委員
何点かお願いしたいと思います。1つは、先日も東京都練馬区の大泉で子どもが下校時に切りつけられるという事件がありましたし、また亀岡市ではああいう事故が起こりました。言葉は悪いですけれども、大きな事件・事故だったのでああいう形で出ていますけれども、では小・中・高で事件・事故というのは年間にどれぐらい起こっているのでしょうか、ないのでしょうか。その辺はいかがでしょうか。
89: ◯川合保健体育課長
平成24年度の事件・事故件数に関しましては現在集約中でございまして、正式な数字は今、持ち合わせておりません。ただ、この間あったような事故に関しましては、各学校に見守り隊がありますので、何とかそれで防いでいくということと、毎年、注意喚起をいたしております。それから、安全講習会、指導者研修会をしておりまして、その中で、こういう事例に対して対応していくということで研修会をいたしております。
以上でございます。
90: ◯植田委員
平成24年度はまだですけれども、その前はどうなのでしょうか。
91: ◯川合保健体育課長
分野ごとになりますので、その順番でよろしいでしょうか。
92: ◯植田委員
はい。
93: ◯川合保健体育課長
まず、交通事故でございますが、平成23年度539件でございます。それから不審者侵入案件などの防犯関係でございますが、今、詳細な資料がこちらのほうにございません。
以上でございます。
94: ◯植田委員
539件の中身はわかりませんけれども、僕は多いのではないかなと思っていますので、これからも学校側、PTA、家庭、あるいは社会を通じてこの辺をきちっと、子どもたちに事件や事故が起こらないような安心・安全対策をとっていただきたいと思っています。特にヘルメットはかぶっていただいておるようですけれども、自転車通学というのはどれぐらいのところが行っているかわかりませんけれども、かなりの数ではないかと思っておりますので、含めてこれも安全のための教育まで行くのかどうかわかりませんけれども、きちっとやっていただきたいと思っていますし、大きな事故が起こってからでは遅いのではないかと思っています。今、歩道等、道路とかいろいろな安全対策が声高に叫ばれているのですけれども、そういうことも必要ではないかと思っておりますので、小・中・高それぞれの学校で安全・安心対策を講じていただきますようにぜひお願いを申し上げたいと思っています。
練馬の大泉学園で、下校時にああいう形で子ども3人が傷つけられるという事故が起こりました。あのときにたまたまいていただいた安心推進委員というのか、ああいう方が撃退したということで、それ以上の犠牲者が出なかったのですけれども、それについてお伺いをさせていただきたいと思っています。
今、京都市内も含めて、登下校時に交差点あるいは主要なところにPTA、あるいは地元の老人クラブ、あるいはこの中にも立っていただいている人がいらっしゃるのですけれども、たくさんの方が子どもたちの見守りをしていただいておるのですけれども、これは私が実際に見た、遭遇したことで質問させていただきたいと思うのですけれども、ある大きな交差点です。そこで東西に子どもが渡るのですけれども、どちらにも1人ずつ立っていただいておったのですけれども、信号が赤に変わる寸前に子どもが走り出したのですね。その見守っていただいている方が必死になってとめたのですけれども、とめ切れなかった。ちょうど真ん中まで進んで、真ん中でキョトンとその子どもが立っておったのですけれども、私が瞬間に思ったのは、事故が起こったときはどういうふうになるのだろうなということで、私はその当該の学校の校長先生に、「こういうことを今見たのですけれども、どういう対応をされているのですか」ということをお聞きしたのですけれども、こういう答えが返ってきました。それは何かというと、「植田さん、心配してもらわなくても、保険にちゃんと入っています」という言い方でした。
私の感じたのはそうではなくて、それも大事かもわかりません。私が思ったのは、子どものことはもちろん事故がなかったということは一安心なのですが、とめ切れなかったその男の人は、例えばその子どもに事故が起こったときに、「なぜ俺がとめられなかった」とずっと心の中の負担に持っていくのではないかと思うのです。まず保険に入っていただいているかどうかというのも大事です。しかし、それ以上に、そういう心のケアというのは僕はそこまで考えておられるのかどうかということもちょっと考えましたのでその学校に尋ねたのですけれども、返ってきた答えがそういうことでございました。十分それは検討しておりますということでございましたけれども、今、府教委ではたくさんの方に立っていただいているのですけれども、その登下校時に立っていただいている皆さん方に対しては、まずは保険に多分入っていただいているのではないかと思っております。私たちは小さな学区なのですけれども、立っていただいている皆さん方にそれぞれ学区として保険に入っていただいているのですけれども、まず保険はきちっと入っていただいているのかどうか。それから、先ほど言いましたように、もし仮に事故事件が起こったときに、子どもたちは気の毒なのですけれども、見守りしていただいている方にどういうふうにケアをされるのかなということも含めまして、府教委としての何か御意見等々がありましたら、お聞かせをいただきたいと思っています。
95: ◯川合保健体育課長
それぞれ見守り隊というのはボランティアでやっていただいておりまして、確認はできませんけれども、恐らく保険は入っていただいていると思います。先ほどお話がありましたように、見守り隊の方がとめても子どもたちが飛び出してしまったということは、逆に言いますと、子どもたちへの指導をしっかりしなければならない。安全教育のほうがもうちょっと徹底できないと、例えば見守り隊の方、あるいは警察の方が、こういう指導があれば子どもたちに守りなさいよ、あるいは安全を守るために皆さんのために立っていただいているのだから、こういうふうに守りなさいよという安全教育がまず第一かなと思います。その安全教育と、かつ見守り隊の方、警察の方等の指導がうまく合わさればうまくいくのかなと考えておりますので、今の話によりますと、子どもたちへの安全教育をさらに進めなければならないと考えております。
以上でございます。
96: ◯植田委員
それと、もしものときのために、僕が言いましたように、見守っていただいてる皆さんに対しても何か考えていただきたいとお願いしておきたいと思っています。
もう1点、山城総合自然運動公園についてお聞かせをいただきたいと思います。何年か前に私も質問させていただいたと思いますけれども、実は上空は非常に気流が悪いところだそうでございます。夏場には雷雨が結構来るところであるということはお聞きしております。なぜそういうことがわかったかといいますと、少年野球で5年を機に上空からヘリコプターがボールを落としてくれるのですけれども、グラウンドの中に落とすのが非常に難しい。それは気流の流れが非常に悪いということなのですけれども。それを聞きましたら、あそこは雷雨が非常に多いということを聞いているのですけれども、何年か前に大山崎だったと思うのですけれども、少年野球の子どもが落雷に遭って亡くなった。これはバックルに落ちたのですけれども。少年野球は山城総合自然運動公園をずっと使わせていただいているのですけれども、待避場所が余りないのです。そういう対策はどういうふうに講じていただいているのか。今、あの運動公園全体を見直していただくということでございますので、そういうこともどういう対策をしていただいているのかということをお聞かせいただきながら、ぜひそういう対策もやっていただきたいと思うのですけれども、いかがでしょうか。
97: ◯坂本スポーツ振興室長
ただいま委員から御指摘いただきました待避場所の関係は、我々も今現在、府立運動公園全体を見渡す中で確かに課題だという認識を持っております。こうしたことから、まず平成24年度の2月補正予算におきまして、陸上競技場スタンドの屋根をまず設置しようということで予算をお願いして、今現在、整備に向けて準備に入っているという状況でございます。それが一つでございまして、さらに今、整備の構想を立てておりますけれども、この中では、例えば総合クラブハウスといいまして、今若干、更衣室等の休憩場所はございますけれども、スペースに課題もございますので、そういう避難場所にもなり得るような総合クラブハウスの整備についても今現在、構想に盛り込んで、今後取り組んでまいりたいと思っております。
以上でございます。
98: ◯植田委員
ぜひよろしくお願い申し上げたいと思います。
それからもう一つは、きのうでしたか、少年野球の開会式があそこであったのですね。二千何人来ています。きのうの温度はちょっとわかりませんけれども、あそこは緑的なものが少ないのですよね。ですから、要は熱中症対策を十分各チーム、それから主催者がやっていただいていると思いますけれども、もう少し緑、木の下で休めるようなところも必要ではないかと思っています。今、課長がおっしゃっていただいたようにスタンドができたりしますので、そこには何人入れるかわかりませんけれども、多くの子どもたちが出てくる。それから2,000人の入場式をやると大体10人ぐらい、いつも何らかの形で気分が悪くなる子どもたちが確かにおりますので、そんなことも含めまして、何らかの熱中症対策。これは各チームがやることだ、主催者がやることだと言ってしまえばそれまでですけれども、そういうこともお考えをいただければありがたいと思っています。
最後に1点、要望だけしておきたいと思います。みどりが丘球場というのか、あそこはかなり高低差が高いのです。今は改良されたかわかりませんけれども、少年野球、あるいはサッカーも含めて、一番上で競技をするときに、駐車場に車をとめて歩いて行きなさいという指導を受けています。何年か前にこれはお願いはしたのですけれども、かなりの急な坂を道具を持ってみんな上がっていくのですけれども、道具を積んだ車ぐらいは一番上の球場まで通していただけるようにとお願いをしました。その後どうなったかわかりませんけれども、もしまだ改良されていなかったら、よろしくお願いを申し上げたいと思います。
それから、午後5時まで借りるということになったら、5時ですぐに帰れと言われているのですけれども、その辺はある程度柔軟にしていただけるとありがたいと、これもお願いしたのですけれども、これもやっていただきたいと思っています。
そして最後は、実は少年野球とか野球が雨の場合は中止になります。中止になったらサッカーが借りるのです。何が起こっているかというと、午後5時までサッカーをやりますので、実は次の日に使うときにはグラウンドがでこぼこなのです。初めにやることはというと、子どもたちが整地を全部やっているのです。僕が言っているのは、これは何とか使った者が責任を持ってきちっとやる、できなかったらそこの管理者がやるというぐらいのことをやっていただきたいと思っています。整地だけで約四、五十分かかるときもあります。そんなことを考えますと、貴重な時間で、その分お金を払っているのですから、その辺をお願いしたいなと思っています。僕がお願いしたときにどういう答えが返ってきたかというと、「なかなかやっていただけません」という話なので、雨の日は無理です。それだったら次の日に来て使った団体が整地をする、それぐらいのことをやっていただいてもいいのではないかということをお願いしておったのですけれども、その後どうなっているかわかりませんけれども、一つは、その後どうなったのか教えていただきたいというのと、まだ進んでいなかったらぜひお願いしたいということの要望をしておきたいと思いますので、よろしくお願いをいたします。
以上です。
99: ◯坂本スポーツ振興室長
みどりが丘の関係でございますけれども、公園自体の所管は都市計画課、建設交通部で所管をしておりますが、先ほど申しました整備についても、当部と建設交通部が連携のもと行っておりますので、今、御指摘いただいたことは私のほうから所管部局に伝えさせていただきたいと思います。
以上でございます。
100: ◯兎本副委員長
ちょっと教えていただきたいのですけれども、先ほど出ました私の地元である山城南支援学校、あそこの土地のところが、木津川市と精華町にちょっと割り込んだところと神社の土地を利用して昭和53年度から買収に入っておられると思いますけれども、建物によって違うのですね。そこを教えていただけますでしょうか。
101: ◯岩城管理課長
南山城支援学校については昭和56年の開校なのですけれども、これは当時の用地買収の経過の中で実はもう少し広く買収したいということも計画しておったのですけれども、最終的に今の用地の部分しか買い取れなかったということで、敷地としては木津川市と精華町、おおむね精華町なのですけれども、一部、木津川市にもまたがっているというような状況でございます。
以上でございます。
102: ◯兎本副委員長
ありがとうございます。教職員の住んでおられるところと、そちらが多分精華町になっておって、グラウンドの真ん中で木津川市と分かれている、ちょっといこつに入っているところだと思うのですけれども、そこで今、本会議でも西脇議員がおっしゃったような形の質問等で、私も地元ということで、そうなってきますと、今、定員が203名ということを聞いておりますし、下水問題とかいろいろ今まで理事者の方が苦労されて、あそこは浄化槽180人槽だと思うのですよ。そうですね。
103: ◯岩城管理課長
浄化槽につきましては、現在の算定基準でいきますと169人槽でございます。ただ、これは居住人員とかはまた別でございますので、小中学部で言いますと0.2、それから高等部については0.25の係数を掛けて、したがいまして居住人数のほうが多い数字になります。現在、浄化槽についてはまだ若干の余裕がございます。それから水質検査については、毎年法定検査でやっておりますけれども、特に問題がないという状況でございます。
以上でございます。
104: ◯兎本副委員長
今度、中井部長にお伺いしたいのですけれども、そういうふうな建て方で増築、増築で理事者の方が苦労されて、あいているところに子どもたちのために増築されたのですけれども、そういう浄化槽を流せないと。精華町と木津川市、下水を引くのに道の関係があるのです。それで京都府がせっかく精華町に下水道の処理場をつくっていただきました。木津川市も下水を皆あそこへ持っていっております。そういう並びで、ちょっとバスの通学路で最大値で240名おられたときと、今おっしゃったように180名で浄化槽の形で0.25とか、学校の児童と学校の先生方の空遊間で、これは建物管理上で机の数も皆決まってきますので、これは学校施設の形だろうと思います。これは建築確認で皆取っておると思います。そういう問題と、今度、道が山の上になっておって、流動計算でいくのですけれども、下に府営水道があるのです。そこまでは下水とか全部通っているのですけれども、それをまた木津川市と精華町の取り合いがありますので、この課が担当だと思いますけれども、下水処理さえやれば、今度その工事をやっていただくならば、今、通学路で9台バスがあるのですけれども、これが朝出るときと帰ってくるのに1時間半から2時間かかるのですよ。また京都府のほうで真ん中に入っていただいて、下水の問題と通学バスの問題がありますので、曲がるところに大型バスが入ってくる問題と、通学者のお母さん、父兄方、保護者の方が連れてこられる車もありますので、そこに先生方に今、立っていただいているのですけれども、それが上に四ツ池幹線の池があります。これが水利組合でつくられる、先ほど言われました昭和53年から造成されるに当たって擁壁とかやっていただいて、また下に府営水道がありますので、そこもブロックで積んでおりますので、何とかまた真ん中に入っていただいて、その通学路の問題、今いろいろ聞いていただいた理由がありますので、これは橋本次長にも立ち会いしていただいたり、この前、自民党でもずっと回らせていただいたりやって、その問題も過去からありましたので、ちょっとまた整理のほうをよろしくお願い申し上げて、質問を終わらせていただきます。
105: 4 閉会中の継続審査及び調査
別紙要求書(案)のとおり議長に申し出ることに決定した。
106: 5 今後の委員会運営
(1) 閉会中の常任委員会
8月21日(水)午後1時30分から開催し、議事内容については、今後、正副委員長
で速やかに調整を行うことが了承された。
また、出席要求理事者については、議事内容に沿って必要最小限の範囲とすること
とし、正副委員長に一任された。
(2) 管内調査
7月25日(木)に日帰りで実施する方向で調整していることが報告された。
なお、調査の詳細について、正副委員長に一任された。
(3) 委員会調査
9月
定例会までの閉会中における、本委員会所管の行催事等については、別添行催
事等に係る委員会調査
一覧表(案)のとおり、委員会調査に位置づけることが決定さ
れた。
また、今後、新たに、京都府が主催、共催または後援する行催事等で、委員会の所
管事項の調査のため、委員が出席することが有意義と認められるものについても、委
員会調査に位置づけることとし、その取扱いについて、正副委員長に一任された。
(4) 今後の委員会運営全般
上記のほか、今後の委員会運営全般について、正副委員長に一任された。
107: 6 その他
発言なし
108: 7 閉 会
尾形委員長から閉会宣告が行われた。
― 以 上 ―
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