• "川島委員"(/)
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  1. 滋賀県議会 2023-01-24
    令和 5年 1月24日琵琶湖・CO2ネットゼロ対策特別委員会−01月24日-01号


    取得元: 滋賀県議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-15
    令和 5年 1月24日琵琶湖CO2ネットゼロ対策特別委員会−01月24日-01号令和 5年 1月24日琵琶湖CO2ネットゼロ対策特別委員会         琵琶湖CO2ネットゼロ対策特別委員会 会議要録                                開会 13時01分 1 開催日時      令和5年1月24日(火)                                閉会 13時32分 2 開催場所      第一委員会室 3 出席した委員    富田委員長河井委員長             中村委員白井委員桑野委員川島委員、今江委員、             中沢委員節木委員 4 出席した説明員   高木琵琶湖環境部長および関係職員 5 事務局職員     川畑主幹井上主査辻主任主事 6 会議に付した事件  別紙次第書のとおり
    7 配付した参考資料  別紙のとおり 8 議事経過概要   別紙のとおり                  議事経過概要 開会宣告  13時01分 1 滋賀県県産材の利用促進に関する条例案について (1)説明  富田博明委員長 (2)質疑、意見等節木三千代 委員  県産材を活用するのは大事ですが、国産材も含めた木材利用から始めていくことが望ましいのではないかという意見があります。例えば、大きな公共施設を建てる場合に、県内木材で賄えないのではないかということもあり、量というより木材の大きさという点でこういう意見が出たのかなと思います。その点についてどう考えているのでしょうか。 ◎西川 森林政策課県材流通推進室長  大型施設に限らず、住宅の分野についても1棟全てが県産材という家はありません。基本的に縦使いをする柱は、ほとんど県産材に置き換わってきていますが、横使いをしているものについては県産材の利用が少ない状況です。全国的に見ても、横物を使うのは国産材というよりも外国産材が主流です。ウッドショックにより、入ってくる外国産材が少なくなったことから、それを国産材に置き換えていこうという動きがありますので、まずは国産材に置き換えて、その次に県産材を利用できるように進めていきたいと考えています。現状では、県産材は使えない部分の方が多いのですが、今後年数がたって、太くなってくる木もあります。その辺りを見極めて、できるだけ県産材を使い、県産材が使えない部分については大型工場と連携して国産材を使う、それでも使えない部分は、外国産材を使うということになると思います。 ◆節木三千代 委員  公共施設のように大きな建物の柱として木材を使うとなると、例えば5メートル、6メートルの柱が必要になりますが、そういったものが本当に賄えるのかという点についてはどうなのでしょうか。 ◎西川 森林政策課県材流通推進室長  公共施設や非住宅になりますと、横幅も長くなりますので、非常に長い木を使う必要があるのですが、最近は、非住宅設計で工夫がされていまして、一般流通材をトラスという三角形に組み、一般流通材でも長い幅を確保できるようになりました。県や国においても、一般流通材でできる範囲で設計を工夫していこうという流れになっています。 ◆中沢啓子 委員  意見に対する考え方の中で、「実施に当たっては、御意見を踏まえ必要に応じ検討するよう、県の執行機関に対して要請します。」という記載が多々あるのですが、県として、特にこの部分は検討しないといけないと思われるところはありますか。 ◎西川 森林政策課県材流通推進室長  いただいた意見の中に、びわ湖材滋賀県産材の違いについての意見があります。びわ湖材は、森林関係の法令に適合した伐採で、滋賀県内森林から伐採された原木と、その原木滋賀県内県外認定加工事業体で加工した製材品などの木材を言うのですが、その普及に関しては、意見を頂いたとおり、びわ湖材イコール滋賀県産材と混同してしまうという声を建築関係の方から頂いていることから、その普及をしっかりやっていきたいと思っています。  それから、CLTについての意見もあります。滋賀県でもCLT建物が少しずつ出てきていますが、CLTで施工できる業者が限られており、相談を受けたときに十分に対応できない部分もありますので、今後はCLTに対応したアドバイスができるような仕組みづくりも必要であろうと思っています。 ◎廣瀬 琵琶湖環境部技監  2番目の意見で、「5年、10年の計画ではなく、滋賀県として50年、100年先をどうしていくかという長期のビジョンを明確にする必要があるのではないか。」とあります。これにつきましては、琵琶湖森林づくり条例と今回議論いただいている新たな条例を合わせました、琵琶湖森林づくり基本計画見直しの中で、50年、100年先にどういう森林をつくっていくのかということをイメージしながら森林づくりをしていくことが必要だと思います。木材産業部分に関しても、どれぐらいの木材生産が必要で、それに対する需要がどれぐらいという整合を考えながら基本計画見直しを図っていきたいと思っています。 ○富田博明 委員長  詳細については県当局計画の中に盛り込んでくれることになると思います。我々もその辺りを入れてもらえるような状況をつくっていかなくてはいけないと思いますが、今回の条例は、県民の方に意識を高めてもらうものであると思っていただきたいと思います。 ◆節木三千代 委員  最初の質問との関係で、県産材を使って公共施設などを建てるに当たっては、県内木材のことをよく知った上で建物を建てることが大事だと思います。そういう点では、建築士がそのことをよく知っていることが大前提にあると思います。その辺りの育成に取り組んでおられるのは知っているのですが、実際にそういう方はどのくらいおられるのですか。 ◎西川 森林政策課県材流通推進室長  去年からセミナーを始めまして、今年は十七、八人おられます。これまでの合計では36名ぐらいおられまして、その方をホームページで紹介して、木造にたけている設計士であるということを外部に向けて発信するとともに、そこにアドバイスを頂くとか、相談できるような体制を取っているところです。今後はそういう方をキーマンとして、アドバイスに乗ってもらえるような体制を整えたいと思っています。 ○富田博明 委員長  まず、滋賀県県産材の利用促進に関する条例案要綱に対して提出された意見に対する考え方整理させていただきたいと思います。  意見に対する考え方につきましては、資料1−1のとおりとしたいと思いますが、よろしいでしょうか。                  (異議なし) ○富田博明 委員長  次に、体裁については一部必要な変更をさせていただいた上で、議会ホームページにて公表することとしてよろしいでしょうか。                  (異議なし) ○富田博明 委員長  次に、最終的な条例案整理させていただきたいと思います。  滋賀県県産材の利用促進に関する条例の最終的な案は、資料1−3の案のとおりとしてよろしいでしょうか。 ◆節木三千代 委員  これまでも、私が繰り返し言ってきましたのは、前文のところで木材の輸入の点が問題であるということを指摘してほしいということと、第11条と第12条のところに、性能が優れている林業機械の導入の促進集約化ということが入っていることです。第11条に関しては、森林組合関係者とかの話を聞いていますと、先ほどの意見にもあるように、長期スパンで、それぞれの地域で行う様々な取組を大事にするべきではないかと思います。このように書いてしまうと、これが根拠になって、森林施業集約化が進むのではないかと私は非常に懸念していますので、賛成しかねます。  また、第12条の必要な施設の整備ということに関しても、これからどういう施設が必要なのかということを具体化されると思うのですが、その点についてももう少し現場の意見を踏まえるべきではないかなと思っています。 ◆川島隆二 委員  この条例の肝は、第11条と第12条です。今は、若干もうかって、自分たち組合はまだ余力がある、ということでそれでもいいかもしれません。しかし、今も話がありましたように、これからの滋賀県の林業の100年先を見越したら、それでは絶対もちません。周囲を林業に強い府県に囲まれている滋賀県で、小さい組合がそれぞれだけでやっていたら、どんどん衰退してしまいます。今のうちにこういうことをやって、組合の強化を含めて、滋賀県の林業を強化するということが大事なので、この第11条と第12条をやらないことには滋賀県の林業の未来はないというぐらいの思いを持たないといけません。そういう意味で、ここが肝になりますので、節木委員が反対と言われるのなら、それは仕方がありませんが、そこのところをよく理解していただきたいと思います。 ○富田博明 委員長  確かに川島委員が言われたように、一本にしていこうということも一つの狙いでもありますし、小さい組合がばらばらにやっていても将来的にはどうか、という部分もあります。 ◆節木三千代 委員  第11条と第12条が起点になって、具体化されることを私は懸念しています。 ◎廣瀬 琵琶湖環境部技監  森林組合経営改善のためにどういう組織体制がいいのかということを、滋賀森林組合連合会を主体として各組合議論しているところです。  経営改善を進めていく上では、川島委員が言われたように小さな規模ではなかなか立ち行かないということも、この10年で見えてまいりましたので、合併はその一つの選択肢として、県が支援しているところです。  一方で、個別の組合においては、現在の組織の中でやりたいという意思を持っている組合もあるということは承知しておりまして、そのことについてはしっかりと尊重したいと思っています。県としては、まずは経営改善に資する取組をしっかりと後押ししていきたいと思いますし、その後、組織体制をつくる中で、森林組合として、こういう施設が必要だということを議論していただきながら、その必要性に応じた県の支援、あるいは国からの予算の確保に取り組んでいきたいと思っています。 ○富田博明 委員長  必要な施策については、具体的にこの中に入れるのではなく、第11条と第12条で大きく入れておいて、最終的には今、話がありましたように細かく議論するということです。 ◆節木三千代 委員  会派でも議論したのですけれども、やはり第11条と第12条に懸念があります。 ◆川島隆二 委員  それでしたら仕方ありません。 ○富田博明 委員長  例えば第11条と第12条について、こういう表現を変えたらいいということはありますか。 ◆川島隆二 委員  変えてはいけません。 ◆節木三千代 委員  行政の施策として、どこが課題かというところをしっかり踏まえた上で何が必要なのかということだと思います。今は森林組合のいろいろなやり取りがある中で、ここまで踏み込んで書くことはどうかと思います。 ただ使いましょうという理念だけでしたら、それはそれでいいと思います。公共材に使うとか、個人の住宅でも使えるような誘導策をするとか、林業者の所得が上がるようなことは大事だと思います。 ◆川島隆二 委員  それでは今までと変わらないから、意味がありません。 ○河井昭成 副委員長  川島委員も言われていましたが、今までのやり方でこの状況であるということを踏まえたときに、どこに手を伸ばさなければいけないかという問題意識が必要なのであって、そこに対しての気づきや着眼点をここに示したということであります。施策一つの形として施業集約というのは、かねてから言っていますけれども、業として行うときにみんなで力を合わせてやったら効率的であるということを示しているのです。その先は、節木委員懸念されている意味での集約のことも視野に入れているかもしれないのですが、ここに書いてあることは、具体にはそういうことではありません。そういう意味でいくと、第11条と第12条に書いてあることは、県がこういうことを率先して取りまとめをしたりするということをちょっと意識的に書いたものです。第11条、第12条ともに主語は県と書いてあります。県として積極的に取り組みたいという意思をここで示してくださいというのが、私たち意思だという書き方だと思うのですけれども、ここのところの見解相違があるということだと思います。  でも、その見解相違懸念点は大事だと思うので、ここから先の計画や様々な事業を実施するときにどう反映をさせていくのかは、検討がいると思いますけれども、ここまで重ねた議論の成果でもありますし、条例はこの形がいいのではないかと思います。 ○富田博明 委員長  ただいまのいろいろな御意見もありましたけれども、資料1−3のとおりとして進めさせていただいてよろしいでしょうか。 ◆節木三千代 委員  私は賛成できません。 ○富田博明 委員長  駄目でしょうか。 ◆節木三千代 委員  賛成できません。 ○富田博明 委員長  ずっと議論していただいて、皆さん意見が入った、いいものができたと思っていたので、全員一致かなと思っていたのですけれども、残念ながらということです。  それでは、いろいろと御意見ございましたが、資料1−3のとおりで行かせていただきたいと思います。  それでは、本条例案の取扱いについて協議いただきたいと思います。  まず、議案提出者についてですが、本職といたしましては、これまで委員会で検討してまいりましたが、先ほど節木委員から意見がありましたとおり、本条例案を本委員会から提出することは難しいと存じます。つきましては、本条例案につきましては、節木委員を除く本委員会委員賛成者として提出させていただいてよろしいでしょうか。                  (異議なし) ○富田博明 委員長  御異議もないようですので、そのようにさせていただきます。  次に、議案提出日についてですが、本職といたしましては、2月定例会議最終日の3月15日に提出することとしてはどうかと考えておりますが、いかがですか。                  (異議なし) ○富田博明 委員長  御異議もないようですので、そのようにさせていただきます。  なお、万一、字句等について整理を要する場合は、その整理本職に一任されたいと思いますが、これにも御異議ありませんか。
                     (異議なし) ○富田博明 委員長  御異議もないようですので、そのようにさせていただきます。  次に、本会議への上程につきましては、議会運営委員会において決定されることとなっておりますけれども、上程された際には、提出者を代表して本職提案説明をさせていただきますので、御了承願います。  あわせて、本議案につきましては、特別委員会からの提出とならないために、環境農水常任委員会に付託される可能性がありますが、仮に環境農水常任委員会に付託された際には、提案者を代表して本職および河井委員長委員会に出席をして説明をさせていただいてよろしいでしょうか。                  (異議なし) ○富田博明 委員長  それではそのようにさせていただきます。提案説明内容等につきましては、本職に御一任いただきたいと思いますが、これも御異議ございませんか。                  (異議なし) ○富田博明 委員長  ありがとうございます。  最後に、執行部の皆様に一言御挨拶を申し上げます。  この1年間、本当にいろいろとありがとうございました。条例案の作成に当たりまして本当に御支援、御協力をいただきましたこと、厚く御礼申し上げたいと思います。  条例が制定された暁には、その内容を十分に踏まえていただきまして、また、議論の中でいろいろと委員の方々から御意見が出ましたことも十分取り入れていただきまして、今後の施策推進に取り組まれるよう、よろしくお願い申し上げたいと思います。1年間議論してきたこの条例案は、県民の方に分かりやすくするためのものであると思っていますので、皆さんにはそれを具体化していただくことをお願いし申し上げまして、本件につきましては、これで終わりたいと思います。 閉会宣告  13時32分  県政記者傍聴:なし  一般傍聴  :なし...